アラジン(字幕版)
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原題:Aladdin
2019/アメリカ 上映時間128分
監督・脚本:ガイ・リッチー
製作:ダン・リン、ジョナサン・アイリヒ
製作総指揮:ケビン・デラノイ、マーク・プラット
脚本:ジョン・オーガスト
撮影:アラン・スチュワート
美術:ジェマ・ジャクソン
衣装:マイケル・ウィルキンソン
編集:ジェームズ・ハーバート
新曲作詞:ベンジ・パセック、ジャスティン・ポール
作詞:ハワード・アシュマン、ティム・ライス
作曲・音楽:アラン・メンケン
音楽製作:マット・サリバン
エンドソング:ZAYN、ジャバイア・ワード
出演:ウィル・スミス、メナ・マスード、ナオミ・スコット、マーワン・ケンザリ、ナビド・ネガーバン、ナシム・ペドラド、ビリー・マグヌッセン、ヌーマン・アチャル
声の出演:アラン・テュディック、フランク・ウェルカー
声の出演(吹替版):森川智之、沢城みゆき、山寺宏一
パンフレット:★★★(800円/ネタバレ全開のストーリー紹介は好感が持てる)
(あらすじ)
生きるために盗みを働きながらも真っ直ぐな心を持ち、人生を変えるチャンスをつかもうとしている青年アラジンと、自立した心と強い好奇心を抱き、自由に憧れる王女ジャスミン。2人の運命的な出会いをきっかけに、それぞれの願いは動き始める。そしてアラジンは、邪悪な大臣ジャファーの甘い誘いに乗り、魔法の洞窟からランプを引き受けるが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※本作の感想については、カゲヒナタさんのレビューを読むと良いザマス。
「アラジン」は「ハクション大魔王」を盗作した疑惑云々については、そんなこと誰も言ってないのでどうでも良いとして(不要な書き出し)。一応、アニメ版は劇場で観ているし、カプコンのアクションゲームは持っていたし、昨年は妻子とミュージカルに足を運んだりしたものの、どれもそれほど強い思い入れがあったワケではないし、何よりもメインビジュアルの青いウィル・スミスがスゲー微妙に見えたので、まったく観る気はなかったんですけれども。「ライオン・キング」が愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になりましてね。上映スケジュールを調べてみれば、同じ「ディズニーアニメの実写リメイク」繋がりの本作が同じ映画館で連続鑑賞できる感じだったので、「毒皿で行くか… (`Δ´;)」と、8月19日(月)、auマンデイを利用してTOHOシネマズ新宿で「ライオン・キング」とハシゴしてきました。「意外と面白い!Σ(゚д゚ ) マジカ!」と驚きましたよ。
本作を観ることに決めた時の気持ちを代弁する伊藤開司を貼っておきますね(「賭博黙示録カイジ」より)。
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12番スクリーン、半分ぐらいは埋まってましたよ。結構、人気ありますな〜。
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直前に観た「ライオン・キング」が今年ワースト級に合わなかったのもあって、まったく期待してなかったんですけど、まさかこれほど面白いとは! 本作は「千夜一夜物語」の一編である(実際は関係なかったそうですが)「アラジンと魔法のランプ」をベースに作って大ヒットした1992年のアニメ「アラジン」のリメイクであり、話のスジはほとんど一緒であるものの、冒頭に登場する語り部が実はアラジンに解放されたジーニーだったり、ヒロインである王女ジャスミンを“人生を自分で切り開こうとする女性”にしたり、最終的には彼女を国王にしたりと、ところどころを現代の感覚でアップデートしていた印象(細かい違いについては「Takmoの映画三昧」さんや「体感エンタ!」さんのブログをチェックしてみて!)。僕的にグッときた追加要素が、映画終盤に幽閉されそうになるジャスミンが歌う「スピーチレス 心の声」で、ジャスミン役のナオミ・スコットの歌唱とその歌詞の内容(「#MeToo」も連想させる)が素晴らしいだけでなく、それを聞いた警備隊長ハキームが味方になる展開も含めて熱かったですね〜 (°∀°)b ヨカッタ!
「スピーチレス 心の声」の公式動画↓ 良い歌でしたな〜。
あと、予想外に“青いウィル・スミス”が良かった! 昨年、ミュージカル版を観た時に思ったんですが、例え人間が演じようとも、その俳優さん自身が魅力的ならしっかり面白いんですよね。で、よくよく考えればウィル・スミスは、歌も踊りもコメディ演技も何でもござれなスターなだけに、ちくしょう、青さなんか全然気にならなくて、その華麗かつ愉快なパフォーマンスにすっかり見とれてしまって、鑑賞後に思わず鏡を殴りつけたほど(なんだそれ)。パンフのインタビューで本人が「僕にとってはすべてがジーニーを演じるための長い道のりだった ( ´_ゝ`)」と語っていたのも頷ける見事さでしたよ。ただ、「“青いジーニー”が100パーセントCG」だと知ってしまうと、その技術力のスゴさに感嘆するとともに、現在がすでに「コングレス未来学会議」の世界になっているような怖さも感じたのでした… (`Δ´;) ゴゴゴゴゴゴ
ウィル・スミスが繰り広げる見事なパフォーマンス!(「Will Smith sings Prince Ali Scene - ALADDIN (2019) Movie Clip」より)
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僕は持っていたヌンチャクを落としちゃうほど見とれてしまいまして。
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鑑賞後、そんな自分に腹を立てて鏡を殴りつけたのでした…って、なにこの「北斗の拳」。
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その他、背景はすべてCGなんだろうけど、しっかりと“引き”で全体を見せるから、ミュージカルシーンはどれもゴージャス感があって感心いたしました。それと、アラジン役のメナ・マスードとジャスミン役のナオミ・スコットはバッチリの配役だったし(特にメナ・マスードは“冴えないオーラ”が出せるのがスゴい!)、ナシム・ペドラドが演じた侍女ダリアのキャラ設定&ジャスミンとの掛け合いも良かったし、「元泥棒で成り上がってきた」というジャファーのバックボーン(アラジンの影的存在っぽい)や「早川健に2番目と言われるとキレる性格」も好きだったし…。もう褒めるところだらけというか、観ていて本当に楽しかったです。
一応、オチを書いておくと、アラジンは「3つ目の願い」でジーニーを自由にしてあげて、ジャスミンは国王になってアラジンと結婚して、めでたしめでたし。アニメ版と違って、解放されたジーニーが魔法を失って普通の人間になるという改変も好みでしたね。まぁ、ちょっとだけ文句を書いておくと、序盤のパルクールっぽいアラジンのアクションはもっとワンカット長回しで観たかったし(大変なのはわかりますがー)、「アラジンが街に出る→ジャファーにランプをすられる」という展開は唐突に感じたし、「ジャファーが『宇宙最強の存在にしろ!』→ランプの精にされる」というオチは拡大解釈がすぎる気がしましたよ(いくら「願いにはグレーゾーンが〜」みたいな説明が事前にあったとしても。アニメ版の「ジーニーにしろ!」の方がバカっぽくて好き)。
なんとなく「ホール・ニュー・ワールド」を貼っておきますね↓ 吹替版は羽賀研二さんなのかな…(いやらしい文章)。
何はともあれ、まったく観るつもりはなかったのに、「毒皿で行くか…」なんてアホな理由で劇場に足を運んでみれば、予想外に面白くて超オトクな気分になりましたヨ (´∀`=) ウフフ 見事なファンタジーミュージカルムービーだったと思います。まだ上映中なので、気になる方はぜひ観てみてくださいな。おしまい。
デジタル盤のサントラ。CD盤や日本語版もあります。
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1992年に公開されたアニメ作品。まぁ、好きでしたよ。
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ガイ・リッチー監督の前作。僕の感想はこんな感じ。
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原題:Aladdin
2019/アメリカ 上映時間128分
監督・脚本:ガイ・リッチー
製作:ダン・リン、ジョナサン・アイリヒ
製作総指揮:ケビン・デラノイ、マーク・プラット
脚本:ジョン・オーガスト
撮影:アラン・スチュワート
美術:ジェマ・ジャクソン
衣装:マイケル・ウィルキンソン
編集:ジェームズ・ハーバート
新曲作詞:ベンジ・パセック、ジャスティン・ポール
作詞:ハワード・アシュマン、ティム・ライス
作曲・音楽:アラン・メンケン
音楽製作:マット・サリバン
エンドソング:ZAYN、ジャバイア・ワード
出演:ウィル・スミス、メナ・マスード、ナオミ・スコット、マーワン・ケンザリ、ナビド・ネガーバン、ナシム・ペドラド、ビリー・マグヌッセン、ヌーマン・アチャル
声の出演:アラン・テュディック、フランク・ウェルカー
声の出演(吹替版):森川智之、沢城みゆき、山寺宏一
パンフレット:★★★(800円/ネタバレ全開のストーリー紹介は好感が持てる)
(あらすじ)
生きるために盗みを働きながらも真っ直ぐな心を持ち、人生を変えるチャンスをつかもうとしている青年アラジンと、自立した心と強い好奇心を抱き、自由に憧れる王女ジャスミン。2人の運命的な出会いをきっかけに、それぞれの願いは動き始める。そしてアラジンは、邪悪な大臣ジャファーの甘い誘いに乗り、魔法の洞窟からランプを引き受けるが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※本作の感想については、カゲヒナタさんのレビューを読むと良いザマス。
「アラジン」は「ハクション大魔王」を盗作した疑惑云々については、そんなこと誰も言ってないのでどうでも良いとして(不要な書き出し)。一応、アニメ版は劇場で観ているし、カプコンのアクションゲームは持っていたし、昨年は妻子とミュージカルに足を運んだりしたものの、どれもそれほど強い思い入れがあったワケではないし、何よりもメインビジュアルの青いウィル・スミスがスゲー微妙に見えたので、まったく観る気はなかったんですけれども。「ライオン・キング」が愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になりましてね。上映スケジュールを調べてみれば、同じ「ディズニーアニメの実写リメイク」繋がりの本作が同じ映画館で連続鑑賞できる感じだったので、「毒皿で行くか… (`Δ´;)」と、8月19日(月)、auマンデイを利用してTOHOシネマズ新宿で「ライオン・キング」とハシゴしてきました。「意外と面白い!Σ(゚д゚ ) マジカ!」と驚きましたよ。
本作を観ることに決めた時の気持ちを代弁する伊藤開司を貼っておきますね(「賭博黙示録カイジ」より)。

12番スクリーン、半分ぐらいは埋まってましたよ。結構、人気ありますな〜。

直前に観た「ライオン・キング」が今年ワースト級に合わなかったのもあって、まったく期待してなかったんですけど、まさかこれほど面白いとは! 本作は「千夜一夜物語」の一編である(実際は関係なかったそうですが)「アラジンと魔法のランプ」をベースに作って大ヒットした1992年のアニメ「アラジン」のリメイクであり、話のスジはほとんど一緒であるものの、冒頭に登場する語り部が実はアラジンに解放されたジーニーだったり、ヒロインである王女ジャスミンを“人生を自分で切り開こうとする女性”にしたり、最終的には彼女を国王にしたりと、ところどころを現代の感覚でアップデートしていた印象(細かい違いについては「Takmoの映画三昧」さんや「体感エンタ!」さんのブログをチェックしてみて!)。僕的にグッときた追加要素が、映画終盤に幽閉されそうになるジャスミンが歌う「スピーチレス 心の声」で、ジャスミン役のナオミ・スコットの歌唱とその歌詞の内容(「#MeToo」も連想させる)が素晴らしいだけでなく、それを聞いた警備隊長ハキームが味方になる展開も含めて熱かったですね〜 (°∀°)b ヨカッタ!
「スピーチレス 心の声」の公式動画↓ 良い歌でしたな〜。
あと、予想外に“青いウィル・スミス”が良かった! 昨年、ミュージカル版を観た時に思ったんですが、例え人間が演じようとも、その俳優さん自身が魅力的ならしっかり面白いんですよね。で、よくよく考えればウィル・スミスは、歌も踊りもコメディ演技も何でもござれなスターなだけに、ちくしょう、青さなんか全然気にならなくて、その華麗かつ愉快なパフォーマンスにすっかり見とれてしまって、鑑賞後に思わず鏡を殴りつけたほど(なんだそれ)。パンフのインタビューで本人が「僕にとってはすべてがジーニーを演じるための長い道のりだった ( ´_ゝ`)」と語っていたのも頷ける見事さでしたよ。ただ、「“青いジーニー”が100パーセントCG」だと知ってしまうと、その技術力のスゴさに感嘆するとともに、現在がすでに「コングレス未来学会議」の世界になっているような怖さも感じたのでした… (`Δ´;) ゴゴゴゴゴゴ
ウィル・スミスが繰り広げる見事なパフォーマンス!(「Will Smith sings Prince Ali Scene - ALADDIN (2019) Movie Clip」より)

僕は持っていたヌンチャクを落としちゃうほど見とれてしまいまして。

鑑賞後、そんな自分に腹を立てて鏡を殴りつけたのでした…って、なにこの「北斗の拳」。

その他、背景はすべてCGなんだろうけど、しっかりと“引き”で全体を見せるから、ミュージカルシーンはどれもゴージャス感があって感心いたしました。それと、アラジン役のメナ・マスードとジャスミン役のナオミ・スコットはバッチリの配役だったし(特にメナ・マスードは“冴えないオーラ”が出せるのがスゴい!)、ナシム・ペドラドが演じた侍女ダリアのキャラ設定&ジャスミンとの掛け合いも良かったし、「元泥棒で成り上がってきた」というジャファーのバックボーン(アラジンの影的存在っぽい)や「
一応、オチを書いておくと、アラジンは「3つ目の願い」でジーニーを自由にしてあげて、ジャスミンは国王になってアラジンと結婚して、めでたしめでたし。アニメ版と違って、解放されたジーニーが魔法を失って普通の人間になるという改変も好みでしたね。まぁ、ちょっとだけ文句を書いておくと、序盤のパルクールっぽいアラジンのアクションはもっとワンカット長回しで観たかったし(大変なのはわかりますがー)、「アラジンが街に出る→ジャファーにランプをすられる」という展開は唐突に感じたし、「ジャファーが『宇宙最強の存在にしろ!』→ランプの精にされる」というオチは拡大解釈がすぎる気がしましたよ(いくら「願いにはグレーゾーンが〜」みたいな説明が事前にあったとしても。アニメ版の「ジーニーにしろ!」の方がバカっぽくて好き)。
なんとなく「ホール・ニュー・ワールド」を貼っておきますね↓ 吹替版は羽賀研二さんなのかな…(いやらしい文章)。
何はともあれ、まったく観るつもりはなかったのに、「毒皿で行くか…」なんてアホな理由で劇場に足を運んでみれば、予想外に面白くて超オトクな気分になりましたヨ (´∀`=) ウフフ 見事なファンタジーミュージカルムービーだったと思います。まだ上映中なので、気になる方はぜひ観てみてくださいな。おしまい。
デジタル盤のサントラ。CD盤や日本語版もあります。
1992年に公開されたアニメ作品。まぁ、好きでしたよ。
ガイ・リッチー監督の前作。僕の感想はこんな感じ。