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アンカット・ダイヤモンド(ネタバレ)

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※今回の記事は、ちょっとダウナー気味な文章が垂れ流されているので、本作が好きな人は読まない方が良いです。




アンカット・ダイヤモンド



原題:Uncut Gems
2019/アメリカ 上映時間135分
監督・脚本:ジョシュ・サフディ、ベニー・サフディ
製作:スコット・ルーディン、イーライ・ブッシュ、セバスチャン・ベア=マクラード
製作総指揮:マーティン・スコセッシ、エマ・ティリンジャー・コスコフ、オスカー・ボイソン、アンソニー・カタガス、デビッド・コプラン
脚本:ロナルド・ブロンスタイン
撮影:ダリウス・コンジ
美術:サム・リセンコ
衣装:ミヤコ・ベリッツィ
編集:ロナルド・ブロンスタイン、ベニー・サフディ
音楽:ダニエル・ロパティン
出演:アダム・サンドラー、ラキース・スタンフィールド、ジュリア・フォックス、ケビン・ガーネット、イディナ・メンゼル、エリック・ボゴシアン、ジャド・ハーシュ、キース・ウィリアム・リチャーズ、マイク・フランセサ、ジョナサン・アランベイエフ、ノア・フィッシャー、エイベル・テスファイ
(あらすじ)
ギャンブル中毒の宝石商ハワードは、借金まみれで常に取り立て屋から監視されていた。そんなある日、ハワードはエチオピアで採掘されたブラックオパールの原石を手に入れる。ハワードはその石をオークションに出品して大儲けしようと考えていたが、店を訪れたNBA選手ケビン・ガーネットが異常なほどに興味を示し、仕方なく彼と取引することに。しかし事態はさらにハワードの望まぬ方向へと転がっていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




50点


※本作については、映画ライターの村山章さんの批評とかシネマンドレイクさんのレビューがタメになるので、そちらを読んで!

愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション(略称:アトロク)」4月1日の放送で映画ライターの村山章さんがオススメしていて、ちょっと興味を持ちましてね。さらに、今週の「ムービーウォッチメン」の課題映画になったということで、一昨日、Netflixにて鑑賞いたしました。スゲー合わなかったです… ('A`) ゲッソリ

とてもタメになるwikipediaによれば、本作は批評家たちから絶賛されてまして。例えば、冒頭と終わりが「宝石と人体を宇宙に見立てた円環構造」になっていたりとか、たぶん本作にはいろいろな意味が込められていて、非常にクオリティの高い映画なんでしょうな。ただ、「アトロク」の出演時に村山章さんが「振り落とされる人もいると思うんですよ」「もう何だか分からないし、この主人公、嫌いだという人もいると思うんですけど」語っていましたが、ごめんなさい、僕はモロに「この主人公嫌いだ」というタイプ。

一応、ジャンル的には「クライム・コメディ」になると思うんですが、僕的には「この映画、どうなるんだろ!? (*゚∀゚)=3」と興味が湧くというよりも「なんでこんなクソ野郎の自業自得ストーリーをガマンして見てるのかな… (`Δ´;)」と苛立ちが募るばかりだったというね。この「なんとなくコメディっぽいけどストレスが溜まる」という雰囲気、コーエン兄弟の「シリアスマン」を観た時のことを思い出しました(宗教的な要素が絡むあたりも)。一応、雑にオチを書いておくと、借金まみれのハワード(アダム・サンドラー)はブラックオパールが思った高値で売れなくてションボリするも売り払った金をバスケの試合に賭けて一攫千金をゲット…と思いきや、高利貸しの手下に射殺されてたんじゃないかしらん。


鑑賞中の僕の気持ちを代弁する貝沼文也を貼っておきますね(「バキ道」)。



とはいえ、本作がここまで僕に合わなかったのって、現在の状況による影響が大きいんですよ、たぶん。正直なところ、新型コロナウイルス関連の事象のせいで日々イライラしていて、かなり心に余裕がなくて。ハッキリ言って、現実の世界がこれほどまでに上手く回ってない危機的状況下で、こんなクソ野郎が主人公の映画を観るのはマジで精神的にキツい。それに、映画館だったら強制的に流れていくけど(そこが好き)、自宅だと辛いシーンはつい途中で止めちゃったりもするから、観終わるまで余計に時間がかかってイラッとしちゃった…って、伝わりますかね。本作を監督したサフディ兄弟は「グッド・タイム」という作品も撮っていて、そちらも評判が良いし、観れば点と点が繋がって線になって評価が上がったりするのかもしれませんが、しかし。それ以前の話として、今の精神状態でこういう作品を観るんじゃなかったと心から思った次第。


マジで辛かったので、鑑賞後はこの姫川勉のようでしたよ(「餓狼伝」より)。



って、文句ばかりですけど、愛人役のジュリア・フォックスが美人だったし、クライマックスの畳み掛けは面白かった(ハワードが射殺されたのはビックリした)ので50点という適当な評価。まぁ、僕はスゲー合わなかったものの、何にせよ世間の評判が良いのでね、この手の映画を好む人なら観て損はないと思います。おしまい。




デジタル盤のサントラ。国内CD盤輸入CD盤アナログ盤もあります。



サフディ監督作。今はまったく観る気ないです。



なんとなく連想したコーエン兄弟監督作。いや、内容は全然違うんですけどね。



「ダイヤモンド」繋がりで、なんとなくジェット・リー主演作を貼っておきますね。









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