※今回の記事は、「泥棒野郎」、「リトル・レッド2 ~ヘンゼルとグレーテル誘拐事件!?~」、「アルティメット・ファイター」
、「ブルース・リー チェンジ・ザ・ワールド」
、「スティーヴ・オースティン ノックアウト」
、「恐喝(ゆすり)」
、「パーフェクト・トラップ」
、「永遠の人」
の“ネタバレ全開の感想”を書いているので、気をつけて!
本当なら木曜日は更新しない予定なんですが、毎月第1木曜日は「先月に観たDVDの覚え書き」をアップすることになっているので、とりあえず感想をアッサリめに残しておきますね↓
<1本目>
泥棒野郎
泥棒野郎 [DVD]
(あらすじ)
バルティモアのスラム育ちのバージル(ウディ・アレン)は、外見は貧弱で内気のうえに滅法ケンカに弱い男だが、ただ今5つの変名を使いわけ、53の犯罪を重ねてFBIから手配を受けているちょっとしたシタタカ者。ガキのときから手癖が悪く、といえば聞こえはいいが、物心ついたときには近所の悪童連の手足となって働いていた。それだけ弱かったワケで、肝心なときのシリぬぐいは彼の役目。両親もすっかり気の毒がって、マトモな道をとチェロを与えるが、生来の音痴でどーにもならない。それ以来、バージルは一大決心をしたのだ。チェロよりもはるかに年期の入った悪の道。未来の“カポネ”を夢みて悪知恵と手先の器用さに磨きをかけよう。そしてしばし往復するシャバと刑務所暮らし。運と不運は紙一重。そうは思っているが、不思議にも思っていることとやることは全部裏目となって出てくるのだ。身についたドジな性格はぬぐうべくもないらしい。さて、久しぶりにシャバに出たバージルは、運命の女と出会った。“かっぱらい”でもやろうかと公園をウロウロしていて会ったのだ。「あんた何してんの?」「うむむ、チェロの奏者」。悲しいかなバージル、嘘をついてしまう。ルイーズ(ジャネット・マーゴリン)はすてきな美人だった。彼女もバージルを気に入ったようだ。しかし、甘く楽しい逢う瀬に必要なのは金である。一念発起の銀行強盗をやったつもりだったが、武運つたなく刑務所へ--。ルイーズが面会にきた。彼女はすべて知っていた。「待ってるわ」にバージルは励まされ、模範囚を志すが、悪い奴はいるもので、脱獄計画に乗せられる。その計画は取り止めとなったのだが、連絡を受けなかったバージルは孤軍大奮闘、成功してルイーズのところへ逃げる帰る。他州へ逃げた2人は結婚してしばし幸福な生活を楽しむ。バージルもセールスマンとしてカタギの生活にとけ込んでいる。だが、その会社秘書の大年増ブレヤー(ジャクリーン・ハイド)がバージルの過去を知り、強請ったり、ベットの相手をしろとかいい始める。バージルもダイナマイトや車で轢き殺そうとしたりして抵抗はするが、ドジゆえにいずれも失敗。妻ルイーズと子供を連れて他州へ逃避行とあいなった。金銭難から昔の仲間を集めて綿密な銀行強盗を計画するが、大ドジで再び刑務所へ。バージルはその名も高きアリゾン刑務所へ送られるのだが、再び脱走。一家をかかえてバージルの逃避行は重ねられる。小さな犯罪が積もっていく。ある時、昔の楽団の仲間を恐喝したら、今や彼は刑事になっていたというのが、とどのつまりで53犯。800 年の刑を受けた男は逮捕された。ところが現在、彼は大学や講演会の人気が高く、刑務所と外での犯罪学の講演を繰り返すといった優雅な生活を送っているということである。(以上、Movie Walkerより)
予告編がなかったので、適当な動画を貼っておきますね↓
70点
ウディ・アレン監督作を毎月1本観るということで、なんとなく観たんですけど、バカバカしくて良かったです (o^-')b イイネ! 今まで観た作品では、男と女が浮気したり離れたりって感じでしたが、今作はアホな泥棒の半生をドキュメンタリータッチでテンポ良く描いたコメディで、全編クスクス笑いながら観られました。
僕的には、銀行強盗の際にメモ書きを渡すくだりが一番好きでしたよ。ラスト、「懲役800年を食らった主人公は刑期を半分にするように頑張っている」みたいなナレーションが流れてましたけど、「あっ、『最終判決懲役200年』のデビルリバースより上の男がいた!Σ(゚д゚;)」と驚いた…ってのはどうでも良いですかね。何はともあれ、あらためて1人の監督を追いかける時は昔の作品から順に観た方が良いような気がしました。
<2本目>
リトル・レッド2 ~ヘンゼルとグレーテル誘拐事件!?~
リトル・レッド2 ~ヘンゼルとグレーテル誘拐事件!?~
(あらすじ)
レシピ泥棒を捕まえたその後、カエルのニッキーが代表となり、“HEA=Happily Ever After”という組織が結成された。そこでは、あらゆる童話が、絶対にハッピーエンドを迎えるため活動していた。一方レッドは、故郷を離れ、いつかくる危機に対処するために、カンフー道場で日々鍛錬し武術の修行を行っていた。そんなある日、おとぎの国から、2人の無垢な子供達、ヘンゼルとグレーテルが誘拐されてしまう。事態を受けて動き出した“HEA”指揮官ニッキーは、レッドに協力を要請、そしておばあちゃん、きこり、オオカミという力強い仲間たちが加わり、「ヘンゼルとグレーテル」誘拐事件の謎に迫っていくことになった。果たして、犯人は一体誰なのか?このお話もハッピーエンドを迎えることができるのか?(以上、メーカー公式サイトより)
予告編はこんな感じ↓
50点
有名な「赤ずきん」の童話をベースに、「藪の中」的なミステリー要素を加えた前作「リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?」がそこそこ好きだったので、レンタルしてきたんですが、「まぁ、普通 (・ε・)」って印象。なんて言うんですかね、前作が面白かったのは、誰もが知ってる「赤ずきん」の物語を違う切り口で見せたところだと思っていたので、今回の敵役がヘンゼルとグレーテルだったりとか、いろいろな童話や映画のパロディが入るのは良いんですけど、「だったら『シュレック』シリーズ
を観ればいいや (・∀・)」的な気持ちになっちゃうというか…。
一応、ウロ覚えながら、最後の展開を書いておくと、「レッドが挑発にキレたフリをして兄妹にスーパートリュフを渡す(「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティのように“キレる問題”を抱えてた)→兄妹が食べ過ぎて動けなくなって事件解決→オレたちの戦いはこれからだ!ヽ(`Д´)ノ」って感じで終わってました。そんなに嫌いじゃないんですけどねー。
<3本目>
アルティメット・ファイター
アルティメット・ファイター [DVD]
(あらすじ)
逃げるように田舎を出て大都会ニューヨークへたどり着いたショーン(チャニング・テイタム)は、模造品を路上販売して日銭を稼ぎながら過ごしていた。ある日、街のチンピラと乱闘騒ぎを起こしてしまうが、その様子を見ていたハーヴェイ(テレンス・ハワード)という男にスカウトされる。彼は、賭博のストリート・ファイターを探していたのだ。こうして、裏の世界へ足を踏み入れたショーンは、その格闘センスで一躍有名になる。が、因縁の相手エヴァンと出会ったことで、ショーンの運命は次第に狂わされてゆく…。(以上、allcinemaより)
予告編はこんな感じ↓
59点
この手のストリートファイトモノは観ることにしているし、主演が「G.I.ジョー バック2リベンジ」での活躍振りが気になるチャニング・テイタムということで、レンタル。「悪くはないけど… (・ε・) ウーン」って感想かなぁ。アッサリ気味に書くと、地下バトル系としては設定がいろいろと中途半端だし(今の時代、この手の映画を説得力があるように作るのは大変ですな…)、青春ドラマとしても微妙なんですよね…。リアルめの格闘シーンはまぁまぁ良いんだけど(特にカン・リー戦が良かった!)、長めのバトルが2回しかないのは物足りなかったです。
ただ、ラストの「八百長で負ける…と見せかけて、勝利!→お金も自分の勝ちに賭けてましたら~ん♪ ヘ(゚∀゚*)ノ オドロイタ?」ってオチは結構好きでした。「ラスト・スタンド」で保安官フィギーを演じてたルイス・ガスマンが出てたのもうれしかったですね。まぁ、チャニング・テイタムやテレンス・ハワードが好きな人は観ても良いんじゃないかしらん。ちなみに、邦題が似てる「拳 -アルティメット・ファイター-」はもっと微妙なので気をつけて!(嫌いじゃないけど)
<4本目>
ブルース・リー チェンジ・ザ・ワールド
ブルース・リー チェンジ・ザ・ワールド [DVD]
(あらすじ)
「ドラゴン怒りの鉄拳」('71)、「ドラゴンへの道」('72)、「燃えよドラゴン」('73)と、大ヒット作を連発、圧倒的な身体能力と迫真のアクション・シーン、またその哲学と生き様から、高いカリスマ性を誇り、アジア系俳優のハリウッドでの礎を築き、32歳の若さで急逝したブルース・リー。本作はそうした彼の生涯、フィルモグラフィーを辿るのはもちろんのこと、彼が後世に残した影響、映画やカンフーに限らず、全世界に遍く広がり、息づいている彼の精神を描き出す。それは、ヒップホップなどの音楽であったり、アメコミなどの漫画、あるいはテレビCMなど。いかにこの世界を変えたか―豪華出演陣らによる証言、貴重な記録映像を織り交ぜながら、ブルース・リーの偉大さを解明する。(以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
60点
このDVDはずいぶん前に友人にもらってたんですけど、つい見そびれちゃってて… (;`∀´) エヘヘ 6月から「アイ・アム・ブルース・リー」の上映が始まったということで、やっと観ました。タメになりましたよ (´∀`) ジャッキー・チェンやドニー・イェン兄貴、ジョン・ウー監督とか好きな人が結構出てて、来月、「アイアン・フィスト」の公開が控えてるRZAが出てるのもうれしかったです。シャノン・リーがすっかりオバサンになってたのはショックでしたが…。
あと、本人は嫌いじゃないけど、ブレット・ラトナー監督が“ブルース・リーに影響を受けた監督代表”みたいなムードにはイラッとしたし、何でもかんでも「ブルース・リーのおかげ」にしがちにも見えて、ごめんなさい、少し辟易しちゃいました。いや、僕だって偉人だと思ってますが…。
<5本目>
スティーヴ・オースティン ノックアウト
スティーヴ・オースティン ノックアウト [DVD]
(あらすじ)
気弱な性格の高校生・マシューは、転校した学校でもいじめられてしまう。そんな彼はある日、元ボクサーの用務員・ダンと出会い…。(以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
60点
ストーン・コールド・スティーブ・オースチン(略称ストンコ)が大好きなので、レンタル屋でジャケを観た瞬間、手に取ってた次第。モロにボクシング版「ベスト・キッド」なんですが…(確かジャケットにも書いてあった)。空手はまだ神秘要素で誤魔化せる気がするけど、ボクシングってオタク青年が数週間トレーニングしても強くなれる気がしないし、トレーナー役のストンコも特別な訓練をしたりするワケではないし、終盤に突入しても主人公のガキがそんなに強く見えないので、微妙にストレスが溜まりました。
最後、主人公はイジメッ子とボクシングの試合をして、「勝負に勝って試合に負ける」的な感じになって。イジメッ子とも和解したりするんですけど、その後にマイクパフォーマンスをするのは今どきというか、乗れないなぁと。でも、口ヒゲのないストンコのビジュアルは新鮮だったし、彼のトレーナー振りもなかなか素敵で、「僕もストンコに教わりたいよぅ… (´Д`;) ハァハァ」と妄想したりしたので、意外と好きな作品です (o^-')b ナンダコレ
<6本目>
恐喝(ゆすり)
恐喝「ゆすり」 [DVD]
(あらすじ)
雑貸商の娘アリスは恋仲の刑事フランクと街へ遊びに行ったが、いさかいを起こし、男に誘われてついていった。男は画家で、自室に行くと、アリスは襲われそうになり、逆に男を殺してしまう。事件を担当したフランクは遺留品から犯人がアリスと知った。同じ頃、事件の真相を知った浮浪者がアリスたちをゆすりに来るが、この男は警察の要注意人物で、フランクはこの男に犯罪をなすりつけようとする。駆けつけた警官たちを見て、男は逃走し、最後に大英博物館に逃げ込むが、ドームの上に追い詰められて墜落死した。(以上、@ぴあ映画生活より)
予告編が見当たらなかったので、劇中の動画を貼っておきますね↓
60点
4月に観た「ヒッチコック」の影響で、「毎月、ヒッチコック監督作を観ては『定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー』を読む」ということをやってまして。今月は「やっぱり初期作から観よう!」と思って、イギリス映画界初のトーキー映画となる本作を借りたんですが、そこそこ愉快でしたよ (・∀・)
正直、登場人物たちの行動や思考が“昔の人”なだけに、タイムトラベラー気分の僕的には、どうしても“その迂闊さ”にイラッとしたりして。「恐喝してた奴に殺人の疑いがかけられる→そいつが転落死→真犯人のアリスは疑われないことに→でも、良心の呵責を抱えて生きることに…」というオチにも意外性はなかったりするしね。
ただ、会話の中で「ナイフ!」という単語が強調されるシーンとか、サイレントからトーキーに変わったばかりってことを考えると、「せっかく音が使えるんだから、こうしようぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ」的なヒッチコック監督のやる気が感じられてグッときたりして、それなりには楽しかった次第。で、鑑賞後、「定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー」を読んだら、「本来はアリスが逮捕されて終わる予定だった!」とか「当時、『男が娘を自分の部屋に誘い込んで犯そうとするけれども逆に殺されるはめになる』というシチュエーションは珍しかった」とか、いろいろと勉強になって良かったです~。
<7本目>
パーフェクト・トラップ
パーフェクト・トラップ [DVD]
(あらすじ)
友人に誘われ、少し怪しげな地下倉庫のダンスパーティに行ったエレナ。しかしそこは、殺人のための罠が仕掛けられた恐怖の館だった! 切り刻まれ圧縮され、一気に虐殺される人々。逃げ惑い箱の中に閉じ込められたエレナだったが、箱の中から恐ろしい光景を目にしてしまう。一方 父親は娘を救出するために捜査チームを組織、そこに“ザ・コレクター"のワナから生き延びたアーキンを招集する。“罠館"に向かうアーキンと捜査チーム。果たして彼らは“罠男"のコレクションの一部になる前に、エレナを救出することができるのか…。(以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
75点
ツイッターで相互フォローさせていただいている方から、あの「ワナオトコ」の続編がリリースされていることを教えてもらったので、いそいそとレンタルしてきました。前作よりも好みのタイプでしたヨ (´∀`) ウフフ
クラブで踊っている若者たちが皆殺しにされる冒頭から、心を掴まれまくりで、「昆虫のようにつぎはぎにされた人体のホルマリン漬け」とか、ナイスなビジュアルも多くて、最高としか言いようがなかったです。少し残念なのが、ゴア描写を直接見せない場面が意外と多かったことと、クラブシーン以外のトラップにもう少し工夫がほしかったなぁと。
一応、オチだけ書いておくと、ワナオトコが焼き殺された…と見せかけて、また逃げていた…と思いきや、前作から引き続き主人公になっているアーキンがワナオトコの住居に押しかけて、「拷問しまくってやる!ヽ(`Д´)ノ」と箱に押し込めて終わってました。スプラッターホラーが好きな人は、冒頭だけでもチェックすると良いんじゃないかしらん。何はともあれ、教えてくれた方、本当にありがとうございました m(_ _ )m
<8本目>
永遠の人
木下惠介生誕100年「永遠の人」 [DVD]
(あらすじ)
◇第一章 昭和七年、上海事変たけなわのころ。阿蘇谷の大地主小清水平左衛門の小作人草二郎の娘さだ子には川南隆という親兄弟も許した恋人がいた。隆と、平左衛門の息子平兵衛は共に戦争に行っていたが、平兵衛は足に負傷、除隊となって帰ってきた。平兵衛の歓迎会の旬日後、平兵衛はさだ子を犯した。さだ子は川に身を投げたが、隆の兄力造に助けられた。やがて隆が凱旋してきた。事情を知った彼は、さだ子と村を出奔しようと決心したが、その当日、幸せになってくれと置手紙を残し行方をくらしました。
◇第二章 昭和十九年。さだ子は平兵衛と結婚、栄一、守人、直子の三人の子をもうけていた。太平洋戦争も末期、隆も力造も応召していた。隆はすでに結婚、妻の友子は幼い息子豊と力造の家にいたが、平兵衛の申し出で小清水家に手伝いにいくことになった。隆を忘れないさだ子に苦しめられる平兵衛と、さだ子の面影を追う隆に傷つけられた友子。ある日、平兵衛は友子に挑んだ。さだ子は“ケダモノ”と面罵した。騒ぎの中で長いあいだ病床にふしていた平左衛門が死んだ。翌日、友子は暇をとり郷里へ帰った。
◇第三章 昭和二十四年。隆は胸を冒されて帰ってきた。一方、さだ子が平兵衛に犯された時に姙った栄一は高校生になっていたが、ある日、自分の出生の秘密を知り、阿蘇の火口に投身自殺した。さだ子と平兵衛は、一そう憎み合うようになった。
◇第四章 昭和三十五年。二十歳になる直子と二十五歳になる隆の息子豊は愛し合っていたが家の事情で結婚できない。さだ子は二人を大阪へ逃がしてやった。これを知って怒る平兵衛。そこへ巡査がきて、東京の大学に入っている次男の守人が安保反対デモに参加、逮捕状が出ていると報せにきた。その後へ守人から電話。さだ子は草千里まできた守人に会い金を渡して彼の逃走を助けた。草千里へ行く途中、さだ子はまた友子と会い、息子と会いたいという友子に大阪の居場所を教えた。
◇第五章 昭和三十六年。隆は死の床についていた。直子と豊も生れたばかりの子を連れて駆けつけた。さだ子も来た。隆は死の間際に、平兵衛を苦しめていたのは逆に私だ、謝ってくれと、さだ子に告げた。さだ子は隆を安らかに送るため平兵衛を呼んでこようとした。平兵衛はさだ子の頼みをきかない。が、彼の心もやがて砕けた。三十年間、憎み、苦しんできた二人にようやく平和がおとずれた。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
95点
先日、原恵一監督の「はじまりのみち」を観て超感動しまして。「これは木下恵介監督作を観なければ!(;`Δ´) ヌゥ」と思って、早速、原監督がオススメしていた「永遠の人」を観たんですが…。また超感動しましたYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン 本来なら1本の記事で感想を書きたかったんですが、ちくしょう、時間がないので、ここに書いておきます。
最初は少し舐めてたんですけどね(苦笑)、1961年の時点でこれほどの作品を作っている人がいたとは!Σ(゚д゚;) なんて言うんでしょうか、「グラップラー刃牙」で例えると、烈海王に「君らのいる場所は我々はすでに三千年以上前に通過している」と言われたような心境というか。話はあらすじの通りなんですが、もう「“赦し”についての映画はこれを観ればいいんじゃないかな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」と思ってしまうほどのクオリティなんです。フラメンコ風ギターのメロディに載せた熊本弁の歌がとにかく印象的で、見終わったら「それがですな!それがですな!ヘ(゚∀゚*)ノ」と1人で連呼してしまったり。
映像のセンスだって見事としか言いようがないし、役者さんの演技も素晴らしいし、褒めるところだらけすぎて、どうしようもないザンス。いや、本当にスゲェというか、天才なんだなぁと。まさかここまでグッと来るとは予想もしてなかったです。今後、木下監督作は定期的に観ようと心に誓いましたよ…(しみじみ)。
ということで、先月観たのは計8本なんですが、イチオシは何と言っても「永遠の人」ですな~ (´∀`) オススメ 合う合わないは置いといても、映画が好きな人ならチェックして損はないと思います。その他、スプラッターホラーアクションに抵抗がないなら「パーフェクト・トラップ」
はなかなか良いし、コメディを好む人は「泥棒野郎」
とか良いですぞ(ちなみにこの2作品は“物体を格子に押し付けて通過させる描写”という共通点アリ)。以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。
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2013年6月に観たDVDの覚え書き
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