Quantcast
Channel: 三角絞めでつかまえて2
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2570

「アルバトロスフィルムの『新作映画案内』の作品9本を全部観てみた」という記録(後編)

$
0
0

※今回の記事は、<「アルバトロスフィルムの『新作映画案内』の作品9本を全部観てみた」という記録(前編)>の続きでございます。

※今回の記事は、「KILLERS/キラーズ 10人の殺し屋たち」「ゴーストホーム・アローン」「爆裂魔神少女バーストマシンガール」「ウォーズ・オブ・ギャラクシー」のネタバレに触れているので、気をつけて!

 

先日更新した「前編」では5本分の感想を垂れ流したワケですが、本日は残り4本分の駄文をサクッと書いておきますね↓

 

 

<6本目>

KILLERS/キラーズ 10人の殺し屋たち

 

KILLERS/キラーズ 10人の殺し屋たち(字幕版)

 

(あらすじ)

ホテル“デル・フランコ”の一室で、殺し屋のマーカスが狙撃される。撃ったのは、同じく殺し屋のサンチェス。報酬のダイヤを手にしたサンチェスを、今度は2人組の汚職警官が殺害。さらに警官たちは仲間割れで殺し合い……。ダイヤはレナータという女の手に渡り、彼女が向かったのは“デル・フランコ”だった。ホテルのオーナー兼フロント係は、ジョンという謎めいた男。さらに、レナータを追って現れる、新手の殺し屋たち。果てしなく続く、殺しの連鎖。その裏側には、正体を見せない何者かが仕掛けた、恐るべき罠が隠されていた……。(以上、メーカー公式サイトより)

 

予告編はこんな感じ↓

 

 

 

60点

 

今回観た映画では、唯一「有名な役者の主演作」になりますが、そこそこ面白かったカナー (・∀・) ソコソコ お話を実にわかりにくく書いておくと「殺し屋のマーカスを狙撃したサンチェスを殺した2人組の汚職警官が仲間割れして生き残った方の恋人の女性レナータを狙う女ボス with 殺し屋集団が襲撃してきたのでレナータが逃げ込んだホテルを経営するニコラス・ケイジが別の殺し屋2人組に狙われるも全部ニコラス・ケイジが仕組んでたーッ!(°д°;) ゲェーッ」ってな調子。まぁ、「殺し屋数珠つなぎ」って感じのストーリーテリングはユニークだったものの、全体的にアクションが普通&観づらいシーン多めだし、結局、ドラマ的にも何が何やら感が強いので(特にニコラス・ケイジが仕組んだ“計画”とやらはあまりに不確定要素がありすぎて「もっと別の手段があるんじゃないの?」と思った)、ニコラス・ケイジが好きな人以外にはオススメできないと思ったり。ちなみにちょっと検索してみたら、監督のはなんと「リプレイスメント・キラー」の脚本を書いた人だそうで、懐かしくなってホッコリいたしました (´∀`=) ホッコリ

 

楽しみながら観たけど、最終的には貝沼文也気分でしたよ(「バキ道」より)。

 

 

<7本目>

ゴーストホーム・アローン

 

ゴーストホーム・アローン(字幕版)

 

(あらすじ)

9歳の小学生イーライは、授業で恐ろしい悪霊が描かれた絵を発表する。その悪霊は“バーグリーの怪物”。子供の魂を集め、イーライ自身も狙われているという。先生には怒られ、友達にはバカにされるが、イーライ自身はその悪霊が自宅の地下室にいると信じ切っていた。そんな中、同級生のヒラリーがかつてこの町で起きた児童連続殺人事件の新聞記事を見つけてくる。その犯人の名前は、バーグリーだった―。その日の夜、両親は外出し、イーライの世話をするはずだった姉もデートで出掛けてしまう。そして、イーライは家でひとりぼっちになってしまうが―。(以上、メーカー公式サイトより)

 

予告編はこんな感じ↓

 

 

 

50点

 

“強盗の代わりに幽霊が襲ってくる「ホーム・アローン」”…という宣伝は、あながち間違っていないものの(原題は「My Soul to Keep」)、「実は主人公は途中で死んでたー!(°д°;) ゲェーッ!(棚から落ちて意識を失った時ですよね)という救いのないオチにはビックリしました。少年たちの友情描写は微笑ましいし、少年の死とともにホットロッドマトリクスを奪われていたのは面白かったものの、劇中で少年がやることは「闇を光で追い払う」程度なので、「ホーム・アローン」のタイトルから連想する「ブービートラップ」感がなかったのはスゲー残念でしたね…。ただ、アイデア&作品の雰囲気は悪くないと思うし、それなりに嫌いじゃない映画でしたよ ( ´_ゝ`) ソレナリ

 

レンタル版はジャケット詐欺感が強いのです。

 

 

<8本目>

爆裂魔神少女バーストマシンガール

 

爆裂魔神少女バーストマシンガール

 

(あらすじ)

無法地帯のスラム街『イシナリ地区』。正義も秩序もないその街は、臓器売買の元締め『ダルマ屋』が支配し、貧乏人は肉体を切り売りしながら、何とか食い扶ちを稼いでいる。幼い頃、親に身体を売られた姉妹のアミ(搗宮姫奈)とヨシエ(花影香音)は、ゴダイ一座の見世物小屋でアイドルとして舞台に立ちながら、助け合って生きていた。しかし、ヨシエはアミには内緒で、失った片腕にマシンガン義手を装着し、ダルマ屋の女ボス青山ダルマ(根岸 季衣)に復讐を果たそうとしていた―。(以上、メーカー公式サイトより)

 

予告編はこんな感じ↓

 

 

 

60点

 

これもまたレンタル視聴。井口昇監督の名作ゴアバトルムービー「片腕マシンガール」小林勇貴監督がリブートしたということで、もともと超観る気マンマンでしてね(微笑)。本当なら、シン・ファンタ映画祭で上映されていた時とか、劇場公開されていた時に観たかったものの、チケットがとれなかったり、タイミングが合わなかったりして観られなくて。まぁ、公開前に小林勇貴監督が“胸が痛くなるツイート”を投下していたり(これとかこれとか)、西村喜廣監督の不謹慎なギャグで炎上した時の観客の評判が最悪だったりもしたワケですけど(汗)、僕も…微妙だったかな… (´∀`;) エヘヘ いや、「レッド・ブレイド」で小倉優香さんの脇を固めていた搗宮姫奈さんと花影香音さんが主演で頑張ってたりとか、大好きな坂口拓さんが出てたりとか、根岸季衣さんとか北原里英さんといった有名俳優さんたちがかなりアレな役を演じてたりとか、佐々木心音さんと中条さちさんが体を張りまくってたりとか、キャスティング面は文句ナシだし、いかにも「西村映造が手掛けました!(°∀°)b」という感じのマッドな世界観&ゴア描写も嫌いではなかったんですけれども(スラム街の美術はチープながらも頑張ってたと思う!)。

 

 正直、あまりに勢い重視すぎて、ついていけなかったというか。改造人間たちとの対決や殺し屋との死闘、5分超のワンカット長回しアクションといった各場面は面白かったものの、脚本があまりに乱暴かつ雑すぎるし(「片腕マシンガール」の要素は「女の子の片腕がマシンガンになりました」程度)、最後に敵を倒すくだりも精神論だけでヒネリがないから、本来は「燃えるはずのストーリー」なのに1ミリもグッとこなかったんですよね… (´・ω・`) ウーン 低予算だから仕方ない部分もあるんでしょうけど(撮影スケジュールはかなり厳しそう)、露悪的なだけの作品という印象で、もう少し何とかならなかったものかと。シン・ファンタ映画祭「ミッドサマー」「悪人伝」目当ての観客がこの“モロなジャンル映画”を観たら、そりゃあ評価低めだよなぁ…なんて思ったり(女性蔑視的な内容と受け取る人も少なくないのでは)。って、文句を書いちゃいましたが、DVDに収録されていたメイキングが微笑ましかったので、なんとなく60点という着地でございます。

 

 

<9本目>

ウォーズ・オブ・ギャラクシー

 

ウォーズ・オブ・ギャラクシー(字幕版)

 

(あらすじ)

宇宙のどこかにあるその銀河系は、邪悪な『惑星連合軍』が支配していた。独裁者マラストー卿に抵抗する反乱軍リーダーのコーブリンは、惑星ヘイヴンを目指す。そこには戦いの鍵を握る、未知の資源“マナ・コア”が隠されていた。その頃、マラストー卿の娘であるアステラは父に反逆。戦いに身を投じ、コーブリンと行動を共にする。執拗に後を追ってくる、連合軍のスパイたち。マラストー卿の狙いは、惑星ヘイヴンを破壊し反乱軍を全滅させること。連合軍宇宙艦隊vs反乱軍、最後の戦いがはじまる!!(以上、メーカー公式サイトより)

 

予告編はこんな感じ↓

 

 

 

15点

 

ううむ、本作はあのアサイラム作品ということで。宇宙を舞台に反乱軍っぽい主人公たちが帝国っぽい敵と戦うお話であり、「パラディン」というジェダイっぽいキャラが出てきたり、敵がフォース・チョークを使ったり、レイア姫のホログラムっぽいシーンがあったりと、いかにも「スター・ウォーズ」っぽい映画なんですけど(原題は「Battle Star Wars」)、恐ろしいほど低予算感全開でして (`Δ´;) ウーン パラディンの戦闘シーンだけはそれほど嫌いではありませんでしたが(ただ、パラディンのコスチュームが半端なくダサイ)、全体的に「キャストたちがセット内を右往左往しているだけ」のシーンが多めで、登場人物も少ないので、とにかくショボいとしか言いようがないのです…(遠い目)。

 

ハッキリ言って、僕はアサイラム作品を愛でる習性がないのでね、結構キツい鑑賞体験というか。ごめんなさい、しみじみつまらなかったですよ。ただ、ここまで酷い映画を観ると「借りた僕が悪いのかな… (ノω・、) オカアサン」と、なんとなく自分を責める気分になってきたから、人間とは不思議な生き物ですな。まぁ、友だちと一緒に飲みながら鑑賞していたら、笑いながら観られたかもしれません。一応、最後の展開を書いておくと、無事に帝国っぽい奴らを倒して「オレたちの戦いはこれからだ!」ってムードが流れるも、宇宙に放逐された敵が実は生きてて…という、心底どうでも良い感じで終わってましたよ、たぶん。

 

鑑賞中の僕はこの範馬勇次郎みたいな顔をしてたと思います(「刃牙道」より)。

 

 

 

そんなワケで、アルバトロスフィルム関連作を3日間で9本鑑賞したワケですが…。一応、順位を付けてみると、下記の通りでございます↓

 

 

マシンガン・ファーザー 悪党に裁きの銃弾を

金の亡者たち

ザ・コンクエスト シベリア大戦記

KILLERS/キラーズ 10人の殺し屋たち

爆裂魔神少女バーストマシンガール

ゴーストホーム・アローン

コードレッド ロシア軍秘密兵器破壊指令

ウォーズ・オブ・ギャラクシー

ザ・インフェルノ LAST NIGHT

 

 

率直なところ、スゲー舐めてました。最近はあまりレンタルしてなかったからすっかり忘れてたけど(汗)、アルバトロス絡みの作品はジャケット詐欺上等であり、借りて後悔したことが多かったんですよね、そう言えば。普通に劇場で新作映画を9本観たとしても、まず平均が「51.6点」にはならないと考えると、未公開映画には未公開なりの理由がある…という当たり前のことを痛感いたしました(※一応、何本か劇場公開しているけど、非常に限定的なので、当ブログでは未公開扱いにしております)

 

ただ、アルバトロスは素晴らしい作品もちゃんと配給しているし(最近では「フリーソロ」とか)、今回も6位から上は「観て良かった」とは思うので、まぁ、許す ( ´_ゝ`) エラソウ つーか、よくよく考えると「アフター6ジャンクション」著作などで劇場未公開映画を紹介している三宅隆太監督とか、いつも取り上げている「面白そうな作品」以上に、相当数の「キツい映画」も観ているんだな…なんて、あらためて尊敬したりしましたよ。何はともあれ、文句はつけながらもそれなりには楽しかったのでね、みなさんも暇な時、ちょっとしたイベント感覚で、レンタルDVDの冒頭に入っている「新作映画紹介」の作品を全部観てみるとよござんす。新たな発見があるかもしれないし、ないかもしれませんぞ (・ε・) ドッチダヨ おしまい。

 

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2570

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>