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ソング・トゥ・ソング(ネタバレ)

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ソング・トゥ・ソング

 

原題:Song to Song
2017/アメリカ 上映時間128分

監督・脚本:テレンス・マリック

製作:サラ・グリーン、ニコラス・ゴンダ、ケン・カオ

製作総指揮:グレン・バスナー、クリストス・V・コンスタンタコプーロス、タナー・ビアード

撮影:エマニュエル・ルベツキ

美術:ジャック・フィスク

衣装:ジャクリーン・ウェスト

編集:レーマン・アリ、ハンク・コーウィン、キース・フラース

音楽:ローレン・マリー・ミクス

出演:マイケル・ファスベンダー、ライアン・ゴズリング、ルーニー・マーラ、ナタリー・ポートマン、ケイト・ブランシェット、ホリー・ハンター、ベレニス・マーロウ、バル・キルマー、リッキー・リー、イギー・ポップ、パティ・スミス、ジョン・ライドン、フローレンス・ウェルチ

パンフレット:★★★(800円/村尾泰郎さんと山崎まどかさんのコラム、オースティンの紹介記事が良かったです)

(あらすじ)
音楽の街、オースティン。フリーターのフェイは大物プロデューサーのクックと密かに付き合い、売れないソングライターのBVは、そんなフェイに思いを寄せていた。その一方で、恋愛をゲームのように楽しむクックは夢を諦めたウェイトレスのロンダを誘惑する。さまざまな思いが交錯する中、4人に思いもよらない運命が待ち受けていた。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 


50点

 

最近はすっかりブログの感想が滞り気味なんですが(汗)、「思い入れの薄い作品ならすぐに書けるのでは!Σ(°д° ) クワッ!」と気付いたので、なんとなく本作の記事をササッと更新しておきますよ…という失礼な書き出し。本作のポスターをたまたま見た時、「このキャストたちが出る音楽映画は普通に面白そうだな」と思って、前売り券を購入しまして。とはいえ、なかなか劇場まで足を運べなかったんですけど、公開から約1カ月半経過した2月6日(土)、新宿ピカデリー「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族」を観てから、新宿シネマカリテにて鑑賞いたしました(その後、「さんかく窓の外側は夜」をハシゴ)。「どうだっていいんだ… ( ´_ゝ`)と思ったり。

 

 

前売り特典は「オリジナル限定ステッカー」でした。

 

2番スクリーン、観客は17人ぐらいだったと思います。

 

記事の切り抜きはかなり貼ってあったんですけど…。

 

小明ちゃんのコラムが超面白かった! つーか、なぜこの映画を「月刊アームズマガジン」で紹介するのか… (`Δ´;)

 

 

まず、すでに本作を観た人が「おいおい、内容が全然違うだろ ( ´∀`)σ)Д`) コイツゥ」とツッコミを入れそうなレベルで雑にあらすじを書いておきますと。“音楽の街”オースティンを舞台に、「なんとなく歌手になりたくてこの街に来て、クックと付き合いつつもBVの方が好きになっちゃったけど、アタシを愛してくれる人っているのカナー (´・ω・`し」と自分探し感満載なフリーター・フェイ(ルーニー・マーラ)、「セックスとドラッグが大好きな俺はメフィストなのさ ( ̄ー ̄) フフフ」的な悪魔風音楽プロデューサー・クック(マイケル・ファスベンダー)、「音楽とフェイが純粋に好きだよ ( ´_ゝ`) スキスキ」って調子の善人系ソングライター・BV(ライアン・ゴズリング)、「母と苦労して生きてきたけど、クックと会って人生が変わったわ 川o^-')b ヤッタネ!」という幸薄げな元教師のウェイトレス・ロンダ(ナタリー・ポートマン)の4人が織りなす群像劇でしてね。あーだこーだと揉めた挙げ句、クックとの退廃的な生活に疲れたロンダは自殺して、クックは海より深くションボリ。クックとの関係がバレて一度は別れたフェイとBVは、再会すると焼けぼっくいに火が点いて、BVの故郷で一緒に暮らし始める…ってな調子で終わってましたよ、たぶん。

 

 

エンドクレジットで流れるウェイリング・ウェイラーズ「It Hurts To Be Alone」を貼っておきますね↓

 

 

 

最初に褒めておくと、もうね、エマニュエル・ルベツキによる撮影は素晴らしいのひと言であり(通常のシーンは美しいし、ライブシーンは臨場感がある)、メインの役者さんたちは美男美女かつ芸達者ということで、映画全体のビジュアルは良かったですよ。さらに本作は「登場人物の会話は続いているのにシチュエーションだけコロコロと切り替わっていく」シーンが多々あるんですが(キャラクターたちの人生の時間経過を表現してたっぽい)、要は同じようなシーンのためにいろんな場所で撮影しているワケだから、「贅沢だなぁ… (`Δ´;) スゲェ」と感心しました。それと、海辺のシーンでウミネコの鳴き声に合わせてマイケル・ファスベンダーがサル化するシーンは笑ったし、ケイト・ブランシェットとかホリー・ハンターといった大物俳優がサラリと端役で登場したり、音楽に疎い僕ですら知っているイギー・ポップやパティ・スミスといった一流ミュージシャンが出てきたりしたのはオトク感がありましたね〜(ただ、音楽映画というよりは「音楽が出てくる恋愛映画」という印象)。特にライブシーンでヴァル・キルマーが登場してチェーン・ソーを振り回した時はスゲーうれしかったです (´∀`) ヒサシブリ

 

 

なんかいろいろなミュージシャンが登場してましたよ。

 

 

 

でも、もしテレンス・マリック監督に「面白かった?( ・∀・) ドウヨ?」と訊かれたら、「そうでもなかったです… (´Д`;) スミマセン」と答えざるを得ない心境。僕が初めて&唯一観ている監督作は「シン・レッド・ライン」なんですけど、勝手に「プラトーン」とか「ハンバーガー・ヒル」とか「フルメタル・ジャケット」みたいな戦争映画を期待してただけに「※イメージです」みたいな映像と「生命とはなにかーー」的なモノローグをつるべ打ちされてゲッソリしたという思い出がありまして。正直、出演キャストに気を取られていて監督をチェックしていなかったので、テレンス・マリック監督作だと知っていたら観なかったかなぁ…なんてね。で、本作もイメージ的な映像と内省的なモノローグが連発されるから、僕には全然合わなくて、結構退屈だったというか。まぁ、役者さんの魅力でそれなりに楽しく観られる部分も少なくはなかったんですけど(そういえば「鳥占い」のシーンは好き)、自分たちの色恋沙汰をウダウダと内省的に語る4人にはあまり感情移入もできなくて。鑑賞後は「どうだっていいんだ… ( ´_ゝ`)なんて気持ちになった次第。

 

 

鑑賞後の僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「範馬刃牙」第30巻り)。

 

 

ちなみに「4人の群像劇」って書きましたけど、実際はルーニー・マーラとライアン・ゴズリングの話が中心で、ナタリー・ポートマンの出番は少なめだったりします。あと、超便利なwikipediaによると、ベニチオ・デル・トロやクリスチャン・ベール、ヘイリー・ベネットなどの出演が全カットされたそうで、テレンス・マリック監督、そういうところは凄まじいなぁと。まぁ、何はともあれ、ライターの大倉眞一郎さんが紹介記事で「この作品は映像詩。だから解釈は自由」なんて書かれていたのは面白いと思って。僕はあまり乗れませんでしたが、波長が合う人には刺さる映画な気がするのでね、予告編とか観て興味が湧いた方は観ると良いんじゃないかしらん。

 

 

 

 

いろいろな映画の元ネタになったというテレンス・マリック監督のデビュー作。これは観ておきたい。

 

 

唯一観ていたテレンス・マリック監督作。でもサッパリ覚えてない… (´Д`;) スミマセン

 

 

ヴァル・キルマーがジム・モリソンを演じた音楽映画。これも観たけどうろ覚えでございます。

 

 

 

 

 


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