原題:Last Night in Soho
2021/イギリス 上映時間115分
監督・製作・脚本:エドガー・ライト
製作:ティム・ビーバン、ナイラ・パーク、エリック・フェルナー
脚本:クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
撮影:チョン・ジョンフン
美術:マーカス・ローランド
衣装:オディール・ディックス=ミロー
編集:ポール・マクリス
音楽:スティーブン・プライス
出演:アニヤ・テイラー=ジョイ、トーマシン・マッケンジー、マット・スミス、ダイアナ・リグ、シノーブ・カールセン、マイケル・アジャオ、テレンス・スタンプ、リタ・トゥシンハム、ジェシー・メイ・リー、カシウス・ネルソン
パンフレット:★★★★(880円/長谷川町蔵さん、宇野維正さん、町山智浩さん、村山章さんによるコラム4本はタメになります)
(あらすじ)
ファッションデザイナーを夢見て、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学したエロイーズは、寮生活になじめずアパートで一人暮らしを始める。ある時、夢の中できらびやかな1960年代のソーホーで歌手を目指す美しい女性サンディに出会い、その姿に魅了されたエロイーズは、夜ごと夢の中でサンディを追いかけるようになる。次第に身体も感覚もサンディとシンクロし、夢の中での体験が現実世界にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズ。夢の中で何度も60年代ソーホーに繰り出すようになった彼女だったが、ある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。さらに現実では謎の亡霊が出現し、エロイーズは徐々に精神をむしばまれていく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
私の感想はこんな感じ↓
<備考>
・本作は、かなりキツい性暴力シーンが多々あるので、そういう描写が苦手な人はマジで気をつけた方が良いです。
・12月15日(水)、TOHOシネマズ浜松にて鑑賞。その後、カレーを経て、シネマイーラで「かそけきサンカヨウ」を観てから、横浜シネマリンで「彼女はひとり」を観ました。
・そういえば11月25日の時点ではホワイトシネクイントの前に衣裳が展示されていたので貼っておきますね↓
・「ベイビー・ドライバー」のアンセル・エルゴートやケヴィン・スペイシーに性的暴行疑惑が持ち上がった後の監督作が「エンターテインメント業界の女性差別と搾取」を扱っているというのは不思議な因縁(パンフによると2015年頃から温めていたそうな)。
・パンフの村山章さんのコラムによると、エドガー・ライト監督は「Hammer Glamour: Classic Images From the Archive of Hammer Films」に載っていた“往年のホラークイーンたち”のプロフィールを読んで、多くの女性たちが破滅的で悲劇的な末路を辿っていることに気付いて、こういった作品が「当時の若い女性たちをいかに食い物にしてきたか」についてリサーチをして、本作を完成させたそうな。
・ジャッロ映画オマージュのナイフ演出、最近よく観る印象ですが、懐かしい怖さがあって大好き (〃∇〃) ウフフ
・往年のイギリス俳優がたくさん出演してたみたいですが、テレンス・スタンプぐらいしかわからなかったです (ノ∀`) テヘ
・最後はハッピーエンドっぽいけど、「2021年の現在だってそういう状況はあるんじゃないの?」的に思うところがなくはない。
・本作に対する「女性の性的搾取を批判しながら、結局、エンタメ的に消費している」といった指摘を何かで見たんですが、言われてみれば確かに…。難しい話ですな…。
・監督がロケ地巡りをしている動画がアップされたので、本作が好きな人はチェックすると良いです。
・本日、宇多丸師匠が「ムービーウォッチメン」で本作を批評するので、聴いてみて!ヘ(゚∀゚*)ノ
観ると高確率でほしくなるサントラ。12インチアナログ盤もあります。
エドガー・ライト監督の前作。僕の感想はこんな感じ。
大好きなエドガー・ライト監督作。僕の感想はこんな感じ。