劇場版 魔法少女まどかマギカ [新編] 叛逆の物語
2013/日本 上映時間116分
総監督:新房昭之
監督:宮本幸裕
企画:夏目公一朗、孝壽尚志、村田嘉邦、でじたろう、太布尚弘、西村克巳
プロデューサー:岩上敦宏、久保田光俊
共同プロデューサー:淀明子、小林宏之、細川修、土居由直、金庭こず恵、丸山博雄
アソシエイトプロデューサー:黒崎静佳、石川達也、久保田尋木、小岐須泰世、大嶋実句、前田俊博
アシスタントプロデューサー:上治知世
アニメーションプロデューサー:岡田康弘
原作:Magica Quartet
脚本:虚淵玄
キャラクター原案:蒼樹うめ
キャラクターデザイン:岸田隆宏、谷口淳一郎
総作画監督:谷口淳一郎、山村洋貴
エフェクト作画監督:橋本敬史
メインアニメーター:下司祐也、菊田幸一
異空間設計:劇団イヌカレー
異空間美術:南郷洋一
副監督:寺尾洋之
コンセプチュアルアートデザイン:泥犬
絵コンテ:笹木信作
演出:宮本幸裕、川畑喬
色彩設計:日比野仁、滝沢いづみ
美術設定:大原盛仁、寺尾洋之
美術監督:内藤健
ビジュアルエフェクト:酒井基、倉原昌宏、丸尾健士、高野慎也
撮影監督:江藤慎一郎
編集:松原理恵
音響監督:鶴岡陽太
音響効果:田中秀実
録音:矢野さとし
音楽:梶浦由記
音楽プロデューサー:森康哲、外村敬一
オープニングテーマ:ClariS
エンディングテーマ・挿入歌:Kalafina
アニメーション制作:シャフト
声の出演:悠木碧、斎藤千和、水橋かおり、喜多村英梨、野中藍、加藤英美里、阿澄佳奈、後藤邑子、岩永哲哉、吉田聖子、新谷良子、岩男潤子、松岡禎丞、赤崎千夏、五十嵐裕美、上田麗奈、木島隆一、河西健吾、阿座上洋平、前田邦宏
パンフレット:★★★★(1000円/少し高いけど、カバーがカッコ良いし、内容も良いので、オススメ)
(あらすじ)
鹿目まどかによって魔法少女たちが残酷な運命の連鎖から解き放たれた新たな世界で、まどかへの思いを果たせぬままに取り残された暁美ほむらは、ただひとり、再びまどかにめぐり合えることを信じて戦い続けていた。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※今回の記事は、「劇場版 魔法少女まどかマギカ [新編] 叛逆の物語」が好きな人は不快になる怖れがあるので気をつけて!
※今回の記事は、「リベリオン-反逆者-」と「バイオソルジャー」
のネタバレ動画が貼ってあったりするので、気をつけて!
※今回の記事は、微妙に面倒くさい文章が書かれているというか、途中で書いている僕自身も着地を見失った感があるので、そういうのが苦手な人は気をつけて!
※正直、僕なんぞのブログよりくららがたったさんの感想とかがアッサリしててわかりやすいので、チェックしてみて!
今週のムービーウォッチメンの監視対象に選ばれたということで、「魔法少女まどかマギカ」のテレビシリーズと劇場版の前後編を観てから、シネ・リーブル池袋に足を運んできました。非常に良く出来てたんじゃないかな 人◕ ω ◕人 エラソウ
シネ・リーブル池袋はアニメに力を入れる映画館のイメージ。ポスターは「まどマギ」が占領だッ!
ロビーではクリアファイルとかいろいろ販売中。
その他諸々のグッズは売り切れ続出なのです。
「魔法少女まどか☆マギカ fone」も大々的にアピール。少し惹かれる僕がいます。
コンボセットは1200円…。お金がないのでガマンの子。
入場者特典のポストカードは、まどかをゲット! か、かわいい… (´Д`;) ハァハァ
「昨年の劇場版のラストから続く、魅力的な物語を作れ!m9`Δ´) ビシッ」というミッションには見事に応えているというか(新房昭之総監督のインタビューを読んだところ、テレビシリーズ
の続きではないそうな)、基本的には好ましく観られましたね。前作でマミが死んだ時、「頼れる仲間がいたのなら… (ノω・、)」と思っていただけに、序盤の“魔女戦隊”「ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット」が微笑ましくて微笑ましくて…。散々酷い目に遭った魔法少女たちがキャッキャと活躍する姿を観られるだけでもうれしくて仕方がなかったです。“ナイトメア”を退治する際、彼女たちが卓を囲んでマジカルバナナ風に「ケーキ、ケーキ!ヘ(゚∀゚*し」なんて言い出した時は、若干居心地が悪くなりましたけれども、「そういえば諸星大二郎先生の『妖怪ハンター』
では『かごめかごめ』の童歌が呪術的な力を持っていた→魔法の儀式的にはアリだな!(`・ω・´) キリッ」と思い直して、それとなく楽しみました。
マジカルバナナ、懐かしいですな…。
ほむらが疑問を持ってからの不穏な世界描写も良かったし、ほむらvsマミの“ガン=カタ風バトル”も興奮しましたね~。JOJOの能力で例えるなら、スタープラチナ・ザ・ワールドvsストーン・フリーって感じなのに、まさかマミがあそこまで強いとは!Σ(゚д゚;) 時間を止められる人間が勝てないってのは、なかなか新しくて、スゲー面白かったです。
僕的にはこの2人の戦闘描写が今回の映画で一番グッときたかも。
って、ここで唐突に面倒くさいことを書いておきますね。これは僕が勝手に提唱したいことなんですが、“ガン=カタアクション”と“ガン=カタ風アクション”は区別すべきではないでしょうか。例えば、下記の動画を観てください↓
「リベリオン-反逆者-」のラストバトルになります↓
こちらは「バイオソルジャー」のバトルになります↓
上が“ガン=カタアクション”で、下の動画が“ガン=カタ風アクション”ということになるのですが、その違いは“設定”にあります。「リベリオン」の最後のタイマンは“ガン=カタという武術の訓練を受けている達人同士”という設定のため、ところどころに“型”的な攻防が入っていますよね。ところが、「バイオソルジャー」
の場合は、あくまで強化された反射神経で戦っているだけなので、“型”らしき動きはないのです。となると、今回のほむらvsマミの戦いは…? そう、“ガン=カタ風”になるワケです。「リベリオン」
以降、私たちは銃を使った近接バトルを即“ガン=カタ”認定してしまいがちですが、やはり適切な訓練過程を経て提供されたものだけを“ガン=カタ”と呼びたいーー。って、恐ろしいほどどうでも良い文章を書いちゃったりして、あたしって、ほんとバカ (ノω・、) ゴメンナサイ
こういう訓練シーンがあってこその“ガン=カタ”クオリティ。大切にしたいものですね。
閑話休DiE!ヽ(`Д´)ノナンダコレ フタを開けてみれば、「“円環の理”を調べるために魔女化しつつあったほむらをキュゥべえが隔離→偽りの見滝原市はほむら自身が作り出した異空間だった!」ってことが、凄まじいほど長い台詞で説明されまして(テレビシリーズからのお約束だとしても、さすがに長すぎるのでは…)。でも、そんな陰謀をちゃんと把握していたさやか&なぎさの魔女タッグが音頭を取って、魔法少女たちと大暴れ。ここら辺の巨大魔女同士の決戦描写はかなり好きだったし、展開的にも盛り上がって、これまた楽しく観られましたよ。
で、彼女たちの活躍によって、ほむらを遮断してたフィールドなどは破壊されて、キュゥべえも「人間に関わるのは、もう懲り懲りだね 人◕ ω ◕人」的なムードになって、あとはほむらが成仏してめでたしめでたし…かと思いきや! なんとほむらがその“深き愛=エゴ”ゆえに悪魔化しまして、まどかを人間に戻すわ、世界を再構築するわとやりたい放題。今後はまどかと「秩序vs混沌」って感じで対立するムードを漂わせつつ、最後は圧倒的な力を持ったほむらに怯える(?)キュゥべえが映って、映画は終了してました。
ほむらが成仏して終わると思って、この場面ではすでに泣いていただけに、その直後の悪魔化展開には超驚きましたよ。
なんて言うんですかね、お話的に「このキャラクターならこうするだろう」というポイントは外してなくて、思ってたよりもしっかりしてた…って、今週初めて「まどマギ」に触れたニワカ野郎のくせに偉そうな口を叩いてすみませんね… (´∀`;) エヘヘ あと、褒めておきたいのは、劇団イヌカレーによる異空間描写がこれまた圧倒的で、特に終盤は何が何やらというか、画面を静止してチェックしたいほどでしたよ。
新キャラのなぎさも可愛かったですな~。
ただ、ごめんなさい、やっぱり作品としての蛇足感も否めないかなぁと。特に「うーん」と思ったのが“ほむらの悪魔化”で、悪魔になること自体は別に良いとしても、あそこまでの強力な力を溜めることができた理屈がイマイチわからなくて、なんか乗り切れないんですよね。いきなりキュゥべえを蹂躙できるほど強くなってましたけど、“想いの強さ”だけで神に等しい力を手に入れられてもさぁ… (´・ω・`) まどかの女神化の時は、まだ理屈をいろいろとくっつけていただけに(そして、そこが良かった!)、今回はかなり無理矢理に感じちゃって…。少しだけ「あんなに感動的だったテレビシリーズのラストの“先”を続ける必要があったのかな?」と思ったりもした次第。
なんとなく「コネクト」のファンコットバージョンを貼っておきますね↓ ビックリ!
とは言え、あの世界観で魔法少女たちの活躍がまた観られたのは超楽しかったし、あのラストから続編を作ると考えたらかなりベストな出来だと思うので、点数は80点。文句をつけつつも、もう一度劇場で観たい程度には好きなのです (^ε^) ウッフン パンフレットを読む限り、製作者サイドはさらなる続編を作る気マンマンなムードだったので、今後に期待したいところですな~。
ちなみにパンフにカード会社の広告が載ってたんですが、キュゥべえの起用はブラックジョークがすぎるような…。
おしまい 人◕ ω ◕人 キュー
テレビシリーズのBlu-rayBOX。ああん、ほしい!
昨年の劇場版前後編をまとめたBlu-ray。一応、ほしいカナー。
サントラです。ううむ、これもほしい…。
公式ガイドブックがありました。
タメになりそうな本ですけど…印刷部数は誤魔化してないよね?(意地悪な文章)
劇場版のコミカライズも貼っておきますよ。
劇団イヌカレーが描き下ろした公式グッズが詰まった特製ボックス。少しほしい。
新房昭之監督の著書もありましたぞ。
奧さんと初めてのデートで2回観た映画なのです (〃∇〃) ウフフ
ミハイル・フレバロードフ監督作。それなりに愉快なアクション映画だった記憶。
すみません、娘に着せてみたいと思っちゃいました… (´Д`;) ハァハァ
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劇場版 魔法少女まどかマギカ [新編] 叛逆の物語(ネタバレ)
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