グランド・イリュージョン
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原題:Now You See Me
2013/アメリカ 上映時間116分
監督:ルイ・レテリエ
製作:アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、ボビー・コーエン
製作総指揮:ボアズ・イェーキン、マイケル・シェイファー、スタン・ブロドコウスキー
原案:ボアズ・イェーキン、エドワード・リコート
脚本:エド・ソロモン、ボアズ・イェーキン、エドワード・リコート
撮影:ラリー・フォン、ミッチェル・アムンドセン
美術:ピーター・ウェンハム
衣装:ジェニー・イーガン
編集:ロバート・レイトン、バンサン・タベロン、トム・ノーブル
音楽:ブライアン・タイラー
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、ウッディ・ハレルソン、メラニー・ロラン、アイラ・フィッシャー、デイブ・フランコ、コモン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、マイケル・ケリー、デビッド・ウォーショフスキー、ジョゼ・ガルシア、ジェシカ・リンジー、カイトリオーナ・バルフェ、ステファニー・オノレ
パンフレット:★★★(700円/デザインがカッコイイ)
(あらすじ)
カリスママジシャンのアトラスをリーダーとする4人組スーパーイリュージョニストグループ「フォー・ホースメン」が、ラスベガスでショーをしながら遠く離れたパリの銀行から金を奪うというマジックを披露し、観客を驚かせる。FBI捜査官のディランとインターポールのアルマは、彼らがさらなる強盗を働く前に阻止しようとするが、フォー・ホースメンのイリュージョンを見抜くことができない。捜査陣はマジックの種を暴くことで有名なサディウスという人物に協力を依頼するが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
55点
※今回の映画に関しては、僕はそんなにオススメするつもりはありませんけど、ネタバレを知って観ると超台無しな気はするので、観ようと思っている方は読んじゃダメ絶対!
映画には“ケイパー・ムービー(caper movie)”というジャンルがあって、要は「プロフェッショナルな犯罪者たちがチームを組んで強奪計画を立てて実行する」って感じの映画のことなんだそうです。例えば「オーシャンズ」シリーズImage may be NSFW.
Clik here to view.が有名で、昨年公開された井筒和幸監督の「黄金を抱いて翔べ」Image may be NSFW.
Clik here to view.もそうだし、今年観た「10人の泥棒たち」Image may be NSFW.
Clik here to view.も当てはまりますな。変わった映画でしたけど、「サウンド・オブ・ノイズ」もケイパー・ムービーの一種ですよね。
「サウンド・オブ・ノイズ」はこんな映画です↓
その一方で、「マジシャンが人を見事に騙す映画」ってのもあって。好き嫌いは別として、「プレステージ」Image may be NSFW.
Clik here to view.とか「幻影師 アイゼンハイム」Image may be NSFW.
Clik here to view.とか、今年観た中では「大魔術師“X”のダブル・トリック」Image may be NSFW.
Clik here to view.って感じでしょうか(「イリュージョニスト」Image may be NSFW.
Clik here to view.も手品師の映画だけど、超ションボリするので気をつけて!)。で、今回の「グランド・イリュージョン」は、“ケイパー・ムービー+魔術師要素”ということでね、「ほほう、それなりに面白いのでは!? ヘ(゚∀゚*)ノ」と思い、新宿ピカデリーに足を運んで来ました。「それなりには面白いけど… (・ω・;) ウーン」って思いましたよ。短めに感想を残しておきますね。
新宿ピカデリー、かなり力が入っております。外のポスターには…。
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ジェシー・アイゼンバーグのサインが入ってたりしたし。
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ロビーやエスカレータでも大々的に宣伝してたし。
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看板みたいなのもありましたよ。
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さらには豪華キャンペーンも。応募しようかと思ったら、とっくに終わってました ヽ(´∀`)ノ ザンネーン
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面倒くさい文章になりますが、面白いといえば面白かったんです。ジェシー・アイゼンバーグが「ソーシャル・ネットワーク」Image may be NSFW.
Clik here to view.の時っぽく喋りまくって、ウディ・ハレルソンがいつものように胡散臭くて、相変わらずモーガン・フリーマンがよくわからないけどニヤニヤしてるのが観られれば、まぁ、楽しいじゃないですか。「フォー・ホースメン」に振り回される銭形警部役のマーク・ラファロがヤキモキする姿は愉快だったし、その相棒となるメラニー・ロランもスゲー可愛かったしね。ド派手なマジック描写も、ルイ・レテリエ監督の資質がハマッてて嫌いじゃなかったし、さらには格闘シーンやカーアクションまで入ってて、「勢いがあって良し!」程度には乗れるというか。そんなに悪い映画じゃないとは思うのですよ。
ただ、「このトリックが見破られるか?」的に煽られちゃうと、「いや、全部ありえないじゃん (゚Д゚) ナニイッテンノ?」って気分になっちゃう感じ。そもそも警察が無能すぎてお話にならない上に(冒頭の「銀行強盗マジック」で、ショーの会場を捜査しなかった時点で超ゲッソリ)、正義の魔術師集団「ジ・アイ」が味方してくれてるんだかなんだか知らないけどさ、あまりにも「フォー・ホースメン」の能力が万能すぎるんですよ。そんな「フェアじゃない」状況で「実はこうでしたら~ん♪ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」とか得意満面に種明かしされても、「あら、それはスゴいイリュージョンですねー (・ε・)」と棒読みで返答するしかないじゃないですか。
なんとなくムカつく顔の刃牙を貼っておきますね。
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オチを書いておくと、結局、「フォー・ホースメン」の黒幕はマーク・ラファロでして。その理由は「マジックの仕掛けをモーガン・フリーマンに暴かれて死んだ父親の敵討ち」だったんですけど、ごめんなさい、それだって「もっと別の手段はあったんじゃないの?」って。大体、「モーガンおじさんの車に盗まれたお金が→犯人はコイツだ!」って逮捕されるオチも乱暴だしさぁ…。いや、僕だってね、“雑なトリック”を愛することだって全然多いんですが、こうもドヤ顔で連発されちゃうと、さすがにイラッとする…って、伝わりますかねー。
例えば、「魔少年ビーティー」Image may be NSFW.
Clik here to view.のこの場面。消えたかと思いきや…。
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こんなトリックでした~。小学生の時に何度も試して無理だったけど、この強引さは大好きだったのです。
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というワケでね、一応は面白かったですよ。「お金&時間を損した!ヽ(`Д´)ノ」とまでは思わないし、テレビで放送されたのを観る分には楽しい作品な気はするけど、積極的にオススメはしないかなぁ。
ルイ・レテリエ監督作で一番面白いのは、意外とコレな気がします。
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「フォー・ホースメン」繋がりで。なかなかつまらなかった印象。
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同じく「フォー・ホースメン」繋がりで。このDVD、結構ほしいな…。
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一応、貼っておきますね。僕も最初は「ビューティー」だとカン違いしてました。
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グランド・イリュージョン(ネタバレ)
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