ザ・ゲスト
![ザ・ゲスト]()
原題:The Guest
2014/アメリカ 上映時間100分
監督:アダム・ウィンガード
製作:キース・コルダー、ジェシカ・ウー
脚本:サイモン・バレット
撮影:ロビー・バウムガルトナー
美術:トーマス・S・ハモック
衣装:キャスリーン・ディトロ
音楽:スティーブ・ムーア
音楽監修:ジョナサン・マクヒュー
出演:ダン・スティーブンス、マイカ・モンロー、ブレンダン・マイヤー、シーラ・ケリー、リーランド・オーサー、チェイス・ウィリアムソン、ランス・レディック、タバサ・ショーン、ジョエル・デヴィッド・ムーア、スティーヴン・ブラウン
パンフレット:★★★★(720円/町山智浩さんと小林真里さんのコラムが素敵)
(あらすじ)
ハロウィン間近のある日、イラク戦争で長男ケイレブを亡くしたピーターソン家のチャイムが鳴り、デイヴィッド(ダン・スティーヴンス)と名乗る男が現れる。彼はケイレブの戦友で最後の言葉を伝えにきたという。思わぬ訪問者だったがピーターソン一家はデイヴィッドを息子のように快く家に招き入れる。彼は失意の母親をなぐさめ、父親の仕事を手助けし、同級生からのいじめを受けている弟ルーク(ブレンダン・マイヤー)には身を守る術を教えるのだった。謙虚で律儀、礼儀正しく容姿端麗なデイヴィッドは瞬く間に大切な“ゲスト”として一家に溶け込んでいくが、時に過激なデイヴィッドの解決方法に娘のアナ(マイカ・モンロー)が疑問を持ち始める。さらにデイヴィッドが現れてから、周囲で不可解な事件が多発、彼の過去を調べたアナはとある“組織”にたどりつく。だが、時すでに遅く、謎の特殊部隊が出動、激しい銃撃戦が繰り広げられ、閑静な街は一気に戦場と化していた……。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
83点
※今回の映画に関しては、カゲヒナタさんの感想が実に詳しいので、ぜひ読んで!
※この映画はネタバレを知らない方が面白いと思うので、僕と趣味が合うような方は、観る前に読んじゃダメ絶対!ヽ(`Д´)ノ
最近、上映がすっかり終わってしまった映画の感想ばかりアップしてましてね… (´・ω・`) ションボリ しかも、そういうのに限って結構面白かったりするから、本当に申し訳ない限りなんですが、とりあえず更新しておきますよ。アダム・ウィンガード監督の「サプライズ」
がかなりツボだったので、観ようとは思っていたんですけれども、なかなかタイミングが合わなくて…。先週やっとシネマサンシャイン池袋で観てきました。「超ストライク!m9`Д´) ビシッ」と思ったり。
この映画館に来るのは、昨年の「クロニクル」以来か。
![シネマサンシャイン池袋]()
こんなところにも! 結構力を入れてたみたい。
![こんなところにも!]()
なんて言うんですかね、80年代感溢れるB級アクション・スリラーというか。実際、監督と脚本家の2人は“その年代のその手の映画”を意識して作ったそうな。結構大味なんだけど、「昔、こういう感じの映画を観たなぁ (´∀`)」という懐かしさを感じて楽しかったですよ。最後に思い出したのは、余韻も含めて「ハロウィン」
なんですが(モロにハロウィンの準備が出てくるし)、あの「見知らぬ訪問者が家族の中に溶け込んでいくんだけど、1人だけソイツの異常に気付いてハラハラする」的な話って、昔、スゲー観た記憶があるのにタイトルが全然思い出せないというね… (・ω・;) ウーン
で、所詮は凡庸な思考回路の僕ですよ(苦笑)、観る前は「どうせこんな話なのだろう」と舐めていたのです↓
① 家族がデイヴィッドに夢中になっていく
② 家族の状況も好転していく
③ ところが、デイヴィッドにそそのかされた弟ルークがイジメっ子にやりすぎな報復
④ 姉のアナが『コイツはおかしいわ!Σ(゚д゚;し』と気付く
⑤ アナが正体を暴こうとするも、家族はデイヴィッドの味方をする
⑥ アナは窮地に陥るも“罠”を発動させて(録音とか)、デイヴィッドの本性が暴かれる
⑦ デイヴィッドは長男ケイレブから家族の話を聴いて、ずっと羨ましく思っていて、
自分がケイレブに成り代わろうとして殺したことが判明!
⑧ デイヴィッドvs家族のバトルがスタート!
⑨ 2度ほど盛り上げた挙げ句、尖った門扉等に刺さってデイヴィッドは死亡
⑩ 担架で運ばれる父親に寄り添う母親、毛布にくるまれた姉弟、遠ざかるカメラにハードロックが流れてーーfin.
どうです、スゲーありがちじゃないですか? てっきりこんな手垢にまみれた展開になるんだろうと思っていたら! 少しだけ似ているところはあったものの(④や⑤あたり)、予想外の方向に転がるからビックリしたのです (゚д゚;) チガウ!
ああん、この男の《裏》、読めなかったよぅ… (ノД`) ワタシマケマシタワ
![この男の裏は読めない]()
映画を観終わってから若干のウソを交えつつ物語を振り返ってみると、デイヴィッドは超人兵士計画の被験者でして。友人の兵士ケイレブも一緒に実験体にされるも、死亡。デイヴィッドは自分の死を偽装して研究所を脱出すると、ケイレブに言われていた「家族を頼む… (´Д`;)」という約束を守るために、ピーターソン一家のところへ来たのです。
イケメンが家にやって来た! すぐに追い返したら、惨劇は起きなかったんだろうなぁ…。
![死んだ息子の友人がやってきた!]()
息子を亡くした母の心を真摯なトーク&家事手伝いで癒し、父親には「ケイレブの代わりに一緒に飲んでやる→愚痴を聞いてやる→イケ好かない上司を殺してやる」という三段構えの孝行振りを発揮。弟ルークをイジめる野郎は鉄拳制裁&ルーク自身にも立ち向かわせる術(ナイフを使え&家に火をつけろ)をレクチャーして、姉のアナにはシックスパック無料サービスですよ。銃を手に入れるついでに、売人どもを殺すことで、地域社会の平和も確立。このまま去って行くハズだったのに…。
バーの乱闘シーン、目潰し用に“男の酒”ファイアボールを頼むなど、なかなか良い感じ♪ (o^-')b イイネ!
![ファイアボールはタバスコ入りだ!]()
思春期の乙女に見せつけろ、シックスパック! アナったらドキドキしてましたよ。
![シックスパックタイム!]()
ただ、僕的にはライアン・ゴズリング並みにエスカレートした方が良かった気がします(「ラブ・アゲイン」
より)。
![三角絞めでつかまえて-フルチン・ゴズリング]()
デイヴィッドの素姓を疑ったアナが陸軍基地に電話したことにより、カーヴァー少佐(ランス・レディック)がデイヴィッドの身柄を拘束(もしくは射殺)するために出動! 危険を察知したデイヴィッドは、自動的に「一切の証拠を残さないモード」が発動してしまって、今度は家族&関わった人を抹殺する方向にやる気を出しちゃうんだから、人間兵器って超困りものですよネ (ノ∀`) ンモウ! 母親を包丁でアッサリ殺した時はスゲー驚きましたよ。
カーヴァー少佐と160キロ圏内の傭兵たちが到着。デイヴィッドも戦闘モードで応戦だッ!
![カーヴァー少佐と160キロ圏内の傭兵たち]()
お母さんったら、こんな台詞を言った直後にハードな銃撃戦に巻き込まれて、最終的には刺殺されます。
![このあとすぐしにます]()
父親は車の正面衝突からの射殺。デイヴィッド、容赦せん!m9`Д´) ビシッ
![激突&射殺で親父死亡]()
クライマックスは、ハロウィンの準備真っ只中の学校。軍人たちが一切役に立たない中、あーだこーだあって、なんとか姉弟が倒すものの(ルークがもらったナイフで刺す→何か認めたような顔をするデイヴィッドが素敵)、ラストはアナが消防士に紛れて脱出しようとするデイヴィッドを目撃して終わってましたよ。デイヴィッドったら、撃たれたり刺されたりしつつも、何気に不死身だったりするのは、やはり超人兵士ということなんでしょうな…(途中で「改造手術を施した最強の兵士」みたいな話が出てくる)。
アナがルークを隠して単身立ち向かう場面は、涙が出ましたよ… (ノω・、) ネーチャン...
![逃げまどう姉弟]()
ダイナーの爆破シーンで流れるStevie Bの「Because I Love You」を貼っておきますね↓
まぁ、僕はあまり「ロッテントマトで満足度94パーセント!(`∀´) ケケッ!」みたいな触れ込みは好きじゃないんですが、鑑賞後に残ったのは、ナッツギッシリのスニッカーズを食べたかのような確かな満足感。正直なところ、デイヴィッドがキレ者の割には電話が迂闊すぎだし、カーヴァー少佐たちが無策すぎなんだけど、不思議な80年代感に溢れていて、スゲー好きでした (^ε^) チュッ 主演のダン・スティーブンスを始め、役者さんたちもみんなしっかりしてるんだよなぁ。なんか友だちと飲みながら観たくなるような、そんな作品でしたよ。興味がある人はぜひ観てみてくださいな。
サントラを貼っておきますよ。ちょっとゴブリンっぽいと思ったり。
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アダム・ウィンガード監督作。僕の感想はこんな感じ。
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こちらもアダム・ウィンガード監督作。レンタルしてこなきゃ!Σ(゚д゚;) ワスレテタ!
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ちょっと連想したニコラス・ウィンディング・レフン監督作。僕の感想はこんな感じ。
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一応、貼っておきたいジョン・カーペンター監督作。でも、今はロブ・ゾンビ版
の方が好き (〃∇〃) ウフフ
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原題:The Guest
2014/アメリカ 上映時間100分
監督:アダム・ウィンガード
製作:キース・コルダー、ジェシカ・ウー
脚本:サイモン・バレット
撮影:ロビー・バウムガルトナー
美術:トーマス・S・ハモック
衣装:キャスリーン・ディトロ
音楽:スティーブ・ムーア
音楽監修:ジョナサン・マクヒュー
出演:ダン・スティーブンス、マイカ・モンロー、ブレンダン・マイヤー、シーラ・ケリー、リーランド・オーサー、チェイス・ウィリアムソン、ランス・レディック、タバサ・ショーン、ジョエル・デヴィッド・ムーア、スティーヴン・ブラウン
パンフレット:★★★★(720円/町山智浩さんと小林真里さんのコラムが素敵)
(あらすじ)
ハロウィン間近のある日、イラク戦争で長男ケイレブを亡くしたピーターソン家のチャイムが鳴り、デイヴィッド(ダン・スティーヴンス)と名乗る男が現れる。彼はケイレブの戦友で最後の言葉を伝えにきたという。思わぬ訪問者だったがピーターソン一家はデイヴィッドを息子のように快く家に招き入れる。彼は失意の母親をなぐさめ、父親の仕事を手助けし、同級生からのいじめを受けている弟ルーク(ブレンダン・マイヤー)には身を守る術を教えるのだった。謙虚で律儀、礼儀正しく容姿端麗なデイヴィッドは瞬く間に大切な“ゲスト”として一家に溶け込んでいくが、時に過激なデイヴィッドの解決方法に娘のアナ(マイカ・モンロー)が疑問を持ち始める。さらにデイヴィッドが現れてから、周囲で不可解な事件が多発、彼の過去を調べたアナはとある“組織”にたどりつく。だが、時すでに遅く、謎の特殊部隊が出動、激しい銃撃戦が繰り広げられ、閑静な街は一気に戦場と化していた……。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
83点
※今回の映画に関しては、カゲヒナタさんの感想が実に詳しいので、ぜひ読んで!
※この映画はネタバレを知らない方が面白いと思うので、僕と趣味が合うような方は、観る前に読んじゃダメ絶対!ヽ(`Д´)ノ
最近、上映がすっかり終わってしまった映画の感想ばかりアップしてましてね… (´・ω・`) ションボリ しかも、そういうのに限って結構面白かったりするから、本当に申し訳ない限りなんですが、とりあえず更新しておきますよ。アダム・ウィンガード監督の「サプライズ」
この映画館に来るのは、昨年の「クロニクル」以来か。

こんなところにも! 結構力を入れてたみたい。

なんて言うんですかね、80年代感溢れるB級アクション・スリラーというか。実際、監督と脚本家の2人は“その年代のその手の映画”を意識して作ったそうな。結構大味なんだけど、「昔、こういう感じの映画を観たなぁ (´∀`)」という懐かしさを感じて楽しかったですよ。最後に思い出したのは、余韻も含めて「ハロウィン」
で、所詮は凡庸な思考回路の僕ですよ(苦笑)、観る前は「どうせこんな話なのだろう」と舐めていたのです↓
① 家族がデイヴィッドに夢中になっていく
② 家族の状況も好転していく
③ ところが、デイヴィッドにそそのかされた弟ルークがイジメっ子にやりすぎな報復
④ 姉のアナが『コイツはおかしいわ!Σ(゚д゚;し』と気付く
⑤ アナが正体を暴こうとするも、家族はデイヴィッドの味方をする
⑥ アナは窮地に陥るも“罠”を発動させて(録音とか)、デイヴィッドの本性が暴かれる
⑦ デイヴィッドは長男ケイレブから家族の話を聴いて、ずっと羨ましく思っていて、
自分がケイレブに成り代わろうとして殺したことが判明!
⑧ デイヴィッドvs家族のバトルがスタート!
⑨ 2度ほど盛り上げた挙げ句、尖った門扉等に刺さってデイヴィッドは死亡
⑩ 担架で運ばれる父親に寄り添う母親、毛布にくるまれた姉弟、遠ざかるカメラにハードロックが流れてーーfin.
どうです、スゲーありがちじゃないですか? てっきりこんな手垢にまみれた展開になるんだろうと思っていたら! 少しだけ似ているところはあったものの(④や⑤あたり)、予想外の方向に転がるからビックリしたのです (゚д゚;) チガウ!
ああん、この男の《裏》、読めなかったよぅ… (ノД`) ワタシマケマシタワ

映画を観終わってから若干のウソを交えつつ物語を振り返ってみると、デイヴィッドは超人兵士計画の被験者でして。友人の兵士ケイレブも一緒に実験体にされるも、死亡。デイヴィッドは自分の死を偽装して研究所を脱出すると、ケイレブに言われていた「家族を頼む… (´Д`;)」という約束を守るために、ピーターソン一家のところへ来たのです。
イケメンが家にやって来た! すぐに追い返したら、惨劇は起きなかったんだろうなぁ…。

息子を亡くした母の心を真摯なトーク&家事手伝いで癒し、父親には「ケイレブの代わりに一緒に飲んでやる→愚痴を聞いてやる→イケ好かない上司を殺してやる」という三段構えの孝行振りを発揮。弟ルークをイジめる野郎は鉄拳制裁&ルーク自身にも立ち向かわせる術(ナイフを使え&家に火をつけろ)をレクチャーして、姉のアナにはシックスパック無料サービスですよ。銃を手に入れるついでに、売人どもを殺すことで、地域社会の平和も確立。このまま去って行くハズだったのに…。
バーの乱闘シーン、目潰し用に“男の酒”ファイアボールを頼むなど、なかなか良い感じ♪ (o^-')b イイネ!

思春期の乙女に見せつけろ、シックスパック! アナったらドキドキしてましたよ。

ただ、僕的にはライアン・ゴズリング並みにエスカレートした方が良かった気がします(「ラブ・アゲイン」

デイヴィッドの素姓を疑ったアナが陸軍基地に電話したことにより、カーヴァー少佐(ランス・レディック)がデイヴィッドの身柄を拘束(もしくは射殺)するために出動! 危険を察知したデイヴィッドは、自動的に「一切の証拠を残さないモード」が発動してしまって、今度は家族&関わった人を抹殺する方向にやる気を出しちゃうんだから、人間兵器って超困りものですよネ (ノ∀`) ンモウ! 母親を包丁でアッサリ殺した時はスゲー驚きましたよ。
カーヴァー少佐と160キロ圏内の傭兵たちが到着。デイヴィッドも戦闘モードで応戦だッ!

お母さんったら、こんな台詞を言った直後にハードな銃撃戦に巻き込まれて、最終的には刺殺されます。

父親は車の正面衝突からの射殺。デイヴィッド、容赦せん!m9`Д´) ビシッ

クライマックスは、ハロウィンの準備真っ只中の学校。軍人たちが一切役に立たない中、あーだこーだあって、なんとか姉弟が倒すものの(ルークがもらったナイフで刺す→何か認めたような顔をするデイヴィッドが素敵)、ラストはアナが消防士に紛れて脱出しようとするデイヴィッドを目撃して終わってましたよ。デイヴィッドったら、撃たれたり刺されたりしつつも、何気に不死身だったりするのは、やはり超人兵士ということなんでしょうな…(途中で「改造手術を施した最強の兵士」みたいな話が出てくる)。
アナがルークを隠して単身立ち向かう場面は、涙が出ましたよ… (ノω・、) ネーチャン...

ダイナーの爆破シーンで流れるStevie Bの「Because I Love You」を貼っておきますね↓
まぁ、僕はあまり「ロッテントマトで満足度94パーセント!(`∀´) ケケッ!」みたいな触れ込みは好きじゃないんですが、鑑賞後に残ったのは、ナッツギッシリのスニッカーズを食べたかのような確かな満足感。正直なところ、デイヴィッドがキレ者の割には電話が迂闊すぎだし、カーヴァー少佐たちが無策すぎなんだけど、不思議な80年代感に溢れていて、スゲー好きでした (^ε^) チュッ 主演のダン・スティーブンスを始め、役者さんたちもみんなしっかりしてるんだよなぁ。なんか友だちと飲みながら観たくなるような、そんな作品でしたよ。興味がある人はぜひ観てみてくださいな。
サントラを貼っておきますよ。ちょっとゴブリンっぽいと思ったり。
アダム・ウィンガード監督作。僕の感想はこんな感じ。
こちらもアダム・ウィンガード監督作。レンタルしてこなきゃ!Σ(゚д゚;) ワスレテタ!
ちょっと連想したニコラス・ウィンディング・レフン監督作。僕の感想はこんな感じ。
一応、貼っておきたいジョン・カーペンター監督作。でも、今はロブ・ゾンビ版