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原題：ENEMIES CLOSER
2013／アメリカ、カナダ 上映時間85分
監督・撮影：ピーター・ハイアムズ
製作：モシュ・ディアマント、コートニー・ソロモン、オーランド・ジョーンズ
製作総指揮：ボビー・ランゲロフ、ステファニー・ケイレブ
脚本：エリック・ブロムバーグ、ジェームズ・ブロムバーグ
プロダクションデザイン：フィリップ・ハリソン
衣装デザイン：イリーナ・コチェヴァ
編集：ジョン・ハイアムズ
音楽：トニー・モラレス
出演：ジャン＝クロード・ヴァン・ダム、トム・エヴェレット・スコット、オーランド・ジョーンズ、リンジー・クッカー、ザハリー・バハロフ、クリストファー・ロビー、クリス・ヴァン・ダム（クリストファー・ヴァン・ヴァレンバーグ）
（あらすじ）
アメリカ・カナダの国境近くの島で森林保護官として暮らす元海兵隊員ヘンリー（トム・エヴェレット・スコット）。戦場では心に傷を負ってしまった彼だが、島で穏やかな日々を取り戻しつつあった。しかしある日、麻薬を載せた飛行機が湖に墜落。麻薬組織は冷酷無比な兵士ザンダー（ジャン＝クロード・ヴァン・ダム）率いる凶悪な傭兵部隊を麻薬回収のため島へと送り込む。島の平穏を守るためヘンリーの壮絶な戦いがいま始まる! ! （以上、amazonImage may be NSFW.
Clik here to view.より）
予告編はこんな感じ↓
75点
※今回の記事は、「ダイ・ハード２」Image may be NSFW.
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のネタバレに触れているので、気を付けて！
11/5に発売されたこのDVDImage may be NSFW.
Clik here to view.、実は10月の時点ではちごろうさんがWOWOWで放送されたのを録画してくれた（ありがたい！）→すでに視聴済みだったんですが、しかし。僕はジャン＝クロード・ヴァン・ダムのファンなので当然ながら購入。さらに字幕と吹替で２回観たので、感想を残しておきますよ。ヴァン・ダムが素敵でした… (ノД｀) ｱｧﾝ ちなみにこの映画のヴァン・ダムはあくまで敵役→主演じゃないので気を付けて！
主役はトム・エヴェレット・スコット演じる森林保護管（レンジャー）のヘンリーなのです。
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物語を超雑に書くと、特殊部隊に所属していた元軍人のヘンリーは、今はアメリカとカナダの国境にある島キングズ・アイランドの森林保護管として働いていまして。そんな彼の元に「オマエが弟のデッカーを戦場で見殺しにした！ヽ(`Д´)ノ ｷｨｨｨ!」と、刑務所帰りのクレイ（オーランド・ジョーンズ）がやって来て、逆恨みで殺されそうになったところ！ 墜落＆水没した飛行機の中に積まれていた20キロのヘロインを回収するためにやってきた悪党ザンダー一味と鉢合わせ。ドンパチした結果、連れてきた潜水夫が致命傷を受けてしまったため、ザンダーはヘンリーにドラッグの引き上げを手伝わせようとするのです。
逆恨みで燃える男クレイ。「復讐じゃ気は晴れない (´Д｀;)」「晴れるさ ┐(´ｰ｀)┌」のやり取りが結構好き。
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偶然と不運が重なって、ヘンリーが狙われてしまうのでした。
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一応、オチを書いておくと、クレイと和解したヘンリーは、元特殊部隊＆レンジャーのスキルを活かしてトラップを作ったり、クレイの力を借りたりして、敵を1人ずつ消すことに成功。ところが、映画序盤に良いムードになった女性ケイラ（リンジー・クッカー）が人質にされたので、ドラッグを引き上げた挙げ句、すったもんだがありまして。ラストは「ザンダーのボートから漏れるガソリンに火をつける→爆破！」という「ダイ・ハード２」っぽい感じで終わってましたよ。
なにこの素敵な笑顔！ この直後、爆死してました。
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基本的には生粋のＢ級アクション映画という印象。まずはオープニング、飛行機が水没する→タイトルが出るあたりの静かなムードは「さすがピーター・ハイアムズ！Σ(ﾟдﾟ;)」と感心ですよ。話自体はかなり強引だったけど、独り暮らしのジイサンを見捨てるくだりがクレイの弟と重なったりとか、単なる“足手まといの人質”としての機能しかないと侮っていたケイラが敵のくノ一だったりとか、ちゃんと伏線を張って回収する姿勢には好感が持てました。
ジイサンが１人で特攻する展開自体は変だと思うけど、この台詞を言わせたかったんだろうなぁ。
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ケイラがグルだったのはビックリ。だからザンダーにヘンリーの個人情報が筒抜けだったのね。
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格闘アクションは総合格闘技の要素を積極的に取り入れていて、「さすがジョン・ハイアムズ！Σ(ﾟдﾟ;)」と感心ですよ。ヴァン・ダムと何度も組んでいるだけに、スタントダブルを使った時の見せ方も工夫していた印象。樹上のタイマンシーンはかなり見えづらかったけど、「新しいものを見せよう」とする意気込みは感じられた…というのは贔屓が過ぎますかね (´∀｀;) ｴﾍﾍ 息子のクリストファー・ヴァン・ヴァレンバーグや「ユニバーサル・ソルジャー リジェネレーション」Image may be NSFW.
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二世タレントってあまり好きじゃないけど、クリスは別さ！
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ザハリー・バハロフはザンダーの副官的な役を演じてました。
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ただ、何と言ってもこの映画の見どころは、ヴァン・ダムが演じたザンダー！ヽ(`Д´)ノ 「小さいころ、可愛がっていたガチョウを意地悪な祖母に食べさせられたことで完全菜食主義者になった」というこの男（祖母は殺害済み）、人の命は粗末にするくせに自然環境には優しい…というのは、エコテロリストの暗喩なのか（考えすぎ）。革製品は身に付けなかったり、馬での移動を提案したり、空き缶を投げ捨てる奴を許さなかったり、野いちごを食べたり、フェアトレードのコロンビア産コーヒー豆を評価したりする姿はなかなか楽しかったですよ（まぁ、カヌーやボートを沈める指示を出したりと、徹底はされていないんですが）。ファイトスタイルが自分の周囲の物を利用する「環境利用闘法」っぽかったのも良かったです。
有機栽培に感心するザンダー。この後、自分語りがスタートしてました。
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「空き缶を捨てるクズ野郎」がベタな感じで登場。コイツの死体と一緒にちゃんと空き缶が拾われていたのは愉快。
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環境を大事にするのは、子どもたちの未来のため。ううむ、考えさせられます。
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邪魔な奴は枝で刺殺したりしてね。こういうシーンがもっとあれば良かったんだけどなぁ。
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って、褒めまくっていますけれども、かなり微妙なところはあって。話の展開が雑というか、ザンダーたちの行動がやりすぎとか、頑固ジイサンの乱暴な自己犠牲とか、ヘンリーがちょっと弱いとか、トラップの見せ方がアッサリしすぎとか、そういう部分には目をつむるとしても、「敵をちゃんと拘束していなかったために反撃を許す」って展開が後半に連続するんです。これは結構イラッとしましたね…。それと、日本語の吹替のヴァン・ダムの声が少し老け気味で“おどける演技”と合っていないと思いました。観る時は字幕版をオススメいたします。
つーか、この場面とか「すぐ撃っちゃえば良かったのに」としか思えなかったです。
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そんなワケで、まぁ、楽しかったです (・∀・) ﾖｶｯﾀ! ピーター＆ジョンのハイアムズ親子が絡むと、大体は“そこそこ良いヴァン・ダム”が観られる気がします。正直、劇場公開されなかったのも仕方ないと思うし、「観たら得するぜ！(o^-')b」なんてことは１ミリも言いませんが（苦笑）、なんとなく気楽なＢ級アクション映画を観たい人は借りても良いんじゃないかしらん。
ピーター・ハイアムズ監督×ヴァン・ダム主演作で一番評判が良いのがこの映画ですな。
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ハイアムズ親子が久しぶりにヴァン・ダムと組んだ映画。僕の感想はこんな感じ。
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なんとなく貼りたいレニー・ハーリン監督作。この映画のラスト、スゲー好き。
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マキシマム・ソルジャー（ネタバレ）
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