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日々ロック(ネタバレ)

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日々ロック

日々ロック

2014/日本 上映時間110分
監督・脚本:入江悠
原作:榎屋克優
脚本:吹原幸太
音楽プロデューサー:いしわたり淳治
プロデューサー:塚慶生、古川一博
アソシエイトプロデューサー:吉田直子、藤村裕紀、稲垣竜一郎
撮影:谷川創平
照明:李家俊理
美術:仲前智治
録音:古谷正志
装飾:布部雅人
編集:西潟弘記
音楽コーディネーター:高石真美
劇中曲提供:黒猫チェルシー、The SALOVERS、滝善充、DECO*27、爆弾ジョニー、細身のシャイボーイ、ミサルカ、忘れらんねえよ
制作担当:天野恵子
アシスタントプロデューサー:永江智大
ラインプロデューサー:半田健
出演:野村周平、二階堂ふみ、前野朋哉、岡本啓佑、落合モトキ、古舘佑太郎、喜多陽子、蛭子能収、毬谷友子、竹中直人、古舘佑太郎、藤井清也、小林亮平、藤川雄太
パンフレット:★★★★(850円/LPレコードを模したパンフ。歌詞も載ってます)
(あらすじ)
勉強もスポーツも苦手ないじめられっ子の高校生・日々沼拓郎は、友人に誘われてバンドを結成することに。卒業後、上京した彼らは伝説のライブハウス「モンスターGOGO」に住み込みで働きながら、ライブ活動を続けていく。そんなある日、拓郎たちのライブに突然1人の女性が乱入してくる。その正体は、斬新なスタイルで世界的に知られるトップアイドル・宇田川咲だった。咲は拓郎のマイクを奪い、「RCサクセション」の「雨あがりの夜空に」を熱唱。アイドルとは思えない、凄味にあふれたギター演奏とボーカルに拓郎たちは圧倒される。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




50点


※今回の感想は、この映画が好きな人は間違いなく不快になるので、読まない方が良いです。

入江悠監督と言えば、「SRサイタマノラッパー」シリーズが最高だし、「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」も大好きな映画だし、オリジナルDVD「タマフル THE MOVIE ~暗黒街の黒い霧~」も非常に愛していましてね。メルマガも愛読しているし、メジャー初挑戦となるこの映画も前売り券を購入済み&封切り当日に観て応援するつもりだったんですが、しかし。右足が肉離れになってしまって、観るタイミングを逸してしまって…。先日、やっと新宿ピカデリーで観てきました。僕とは相性が良くなかったカナー (´∀`;) スミマセン ちなみに原作漫画は未読だったりします。


劇場の外にはサイン入りのポスターがありましたよ。
サイン入りポスター

ちなみに公開前にはこんな立て看板も。
立て看板


とにかく僕的にまったく合わなかったところが2つありまして。1点目が、主人公のキャラ設定。コミュ障にしても酷いというか、さすがに挙動不審すぎというか。ごめんなさい、ずーっとイライライライライライライライライライライライライライライライラしてました。監督的には野村周平さんがカッコ良すぎるから、あえてそういう演技を指導したみたいですけど…。

なんて言うんですかね、例えば「主人公が魚を握りしめたまま、走って東京まで行ってしまう展開」とか、友情描写も入ってましたが、アホらしすぎて1ミリもグッとこなかったりして(魚が干物になっていたのは笑ったけど)。逆に「ヒロインが重病なのに、コイツはなにふざけてんの?」とムカついたんですよね…。「ロックバカ」というよりは「日常生活を送ることすらままならないバカ」に見えちゃって、彼を観ているのが本当にツラくて、何度も帰りたくなりました。

2点目が、「雨上がりの夜空に」をヒロインの宇田川咲が歌う場面。すみません、とにかく苦痛というか、ちょっと頭に来ました。演じた二階堂ふみさんに限らず、あの歌をカッコ良く歌うのって、結構ハードルが高いと思うんですよ(ある意味、宇田川咲本人の音楽的能力の低さを表したのかもしれませんが)。漫画的展開にしてもあまりにも恥ずかしくて…。思いっきり引きずっちゃって、その後の乱闘シーンにもまったく乗れなかったです。


一応、本人の動画を貼っておきますね↓




いや、ロックンロールブラザースのステージはどれも最高だったんですよ。主人公がすぐ全裸になる姿勢は大好物だし…。「雨の病院の屋上で、ガンで瀕死の宇田川咲に向かって歌うクライマックス」だって迫力があって素晴らしかったし、歌詞の「いっぱい、おっぱい」もふざけているんじゃなくて、ちゃんと劇中での思い出とリンクしていたから、「良い脚本ダナー (ノω・、)」と泣けてきたほど。「ロックは世界を変えられるのか?→自分の世界は変わった」的な台詞(ウロ覚え)もスゲー良かったです。


主人公が全裸になるのを観て、「ピューと吹く!ジャガー」に出てきたhide郎を思い出しましたよ。
三角絞めでつかまえて-hide郎


ラストは3人で地方のライブハウスを四苦八苦しながら目指して終わるんですけど(4人で映った写真を見る限り、生死不明ではあるものの、宇田川咲は少し回復した様子)、その爽やかな余韻も良かったなぁと。その他、キャストも全員ハマッてたし(特に落合モトキさんが演じたビジュアル系バンドのリーダーは笑った)、血やゲロの噴出振りとか、劇中に散りばめられた小ネタの数々とかも決して嫌いじゃなかったのです。


この場面とか、スゲー良かったです。




ただ、前述の2点が心底受け入れられなかったので、50点という着地。まぁ、所詮は“僕の好みの話”であり、こちらのポッドキャストとか聴くとストライクな人も多いみたいだし、ライブシーンは超良かったので、興味がある人は劇場に足を運んでくださいな。




榎屋克優先生による原作漫画。



映画のサントラ。ちょっとほしい。



入江悠監督が書き下ろしたノベライズです。



入江悠監督作。終盤のライブシーンがスゲー好き。この映画の森下くるみさんも大好き。








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