仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル
2014/日本 上映時間93分
監督:柴崎貴行
原作:石ノ森章太郎
脚本:三条陸、鋼屋ジン
音楽:鳴瀬シュウヘイ、中川幸太郎、山下康介
アクション監督:石垣広文
特撮監督:佛田洋
出演:竹内涼、内田理央、クリス・ペプラー、吉井怜、浜野謙太、井俣太良、片岡鶴太郎、上遠野太洸、松島庄汰、蕨野友也、綾部祐二、稲葉友、佐野岳、志田友美、高杉真宙、久保田悠来、小林豊、松田岳、松田凌、吉田メタル、弓削智久、青木玄徳、三木眞一郎
パンフレット:★★★(720円/いつもの仕様。悪くはないです)
(あらすじ)
星と融合する謎の機械生命体メガヘクスが地球に迫り、その危機に対してドライブや鎧武ら仮面ライダーたちが集結するが、完全体となったメガヘクスは彼らの前に意外な存在を出現させる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
75点
一応、冬のライダー映画は観る主義なので、公開された週に新宿バルト9で観てきました。良いMOVIE大戦でしたな~ (´∀`) スキヨ
入場者プレゼントをもらって、気分はフルスロットルだぜ!(安易な文章)
冬の恒例となったMOVIE大戦シリーズ、基本的には<前年度のライダー>と<本年度のライダー>の世界を無理矢理1つにする構成になっているので、どうしても変なところは出てくるんですよね。ただ、それはそれとして“優しい目線”で観てみれば、十分及第点はあげられる出来というか(偉そうに)。今までのMOVIE大戦の中でも結構好感が持てる作品ではありました。本作は3部構成になっているんですが、各パートごとに簡単な感想を残しておきますよ↓
<仮面ライダー鎧武 進撃のラストステージ>
宇宙の果ての惑星で平和に暮らしていた葛葉紘汰と高司舞のところに機械生命体・メガヘクスが襲来。舞を捕らえて、紘汰を撃破し、その記憶から地球を次の標的に定めて侵攻するものの、なんと呉島兄弟が立ち向かいましてね ( ̄ー ̄) ニヤッ 適当にあーだこーだとレジスタンスしていたら、葛葉紘汰も復活→協力してメガへクスを倒すんですが、「私は端末にすぎない」みたいな感じで、次々と人型が襲来して、ドライブのパートに繋がってました。
正直、神化した紘汰がメガへクスにやられるあたりは考えれば考えるほど納得いかなかったし(「植物を出せて、多少飛べます」程度の人に見えた)、メガへクスも最初の「地表をメカ化します」攻撃をずっとやっていれば勝てた気がするんですが、そんな些末なことはどうでも良いザンス ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ
メガへクス、恐ろしく強かったというか、最初の侵攻作戦をずっと続けていれば勝てたのでは。
僕的には何と言っても呉島兄弟の贖罪的な話になっていたのが良かったですねぇ…(しみじみ)。テレビでは微妙に可哀相な兄弟だっただけに、「今度こそお前らの力で世界を守るのだ!m9`Д´) ビシッ」と燃えながら鑑賞。貴虎とメカ戦極凌馬の対決も両者の関係が良い感じに閉じた感があって、シンミリしましたよ。あと、大規模な被害に遭う沢芽市民が不憫すぎて、ちょっと笑っちゃいました(データ化された人って死んじゃったんですかね?)。
スゲー頑張った呉島兄弟。クライマックスの3人同時変身シーン、超カッコ良かったです。
<仮面ライダードライブ ルパンからの挑戦状>
怪盗アルティメット・ルパンが特状課に挑戦状を叩きつけてきたので、泊進ノ介が捜査を開始すると、なんとベルトさんが前に作った強化ロイミュード・サイバロイドZZZ(この名前、「ずっと寝てた」ってことでしょうか)のボディを手に入れて悪用していたことが判明。ベルトさんが機能停止に陥るなど、すったもんだの挙げ句、何とかルパンを倒したら、そこに現れたメガヘクスがサイバロイドZZZと融合してしまい、次のパートに続いてました。
基本的にはこのパートも好き。ベルトさんの過去話、そして進ノ介との友情が描かれるあたりはなかなか良い感じだったし、「霧子はオレに笑いながら励ましたりしない」的な謎解き要素も勢いがあって嫌いじゃなかったです(ラストにも繋がるし)。ただ、僕的には仮面ライダールパンがピンとこなかったというか。なんて言うんですかね、夏のウィザード映画に出て来たソーサラーとちょっと被る印象で、その中身がピース綾部さんというのが、キャスティング的に物足りなかったんですよ…。
下がソーサラーですが、なんか似てませんか? そんなことないですか?
そもそも怪盗と言うよりは詐欺師役の方が似合いそう…ってのは酷い文章ですかね (´∀`;) スミマセン それと、魔進チェイサーが噛ませ犬化していたのは切なかったなぁ。仮面ライダーマッハ
が従来の「2号ライダーお披露目」よりもドラマに絡む感じで登場したのは良かったけどさ、その分、「お前の姉が危険なんだから見てないで手伝えよ ( ゚д゚)、 ペッ」と思ったりもした次第。
<MOVIE大戦フルスロットル>
メガヘクスがサイバロイドZZZと融合→ZZZメガヘクスになって沢芽市に再度戻って来まして。それを追いかけて、進ノ介も到着。大規模な戦闘が始まって、仮面ライダー鎧武 ドライブアームズになったり、仮面ライダードライブ タイプフルーツ
になったりしながら、車輪がオレンジ化したトライドロンに乗って、デス・スターっぽい惑星メガへクスを破壊しましてね。お互いを認め合うと、紘汰と舞は仲間たちと再会し、進ノ介もドライブピットに戻って霧子とドタバタして、映画は終了。エンドロール後には「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」の予告編が流れてました。
まぁ、こんな感じで終わってましたよ。
鎧武の方だけでなく、ドライブのパートも結構シリアスだったにも関わらず、両者が交わると掛け合いが多くて一気にコミカルなムードになってたのが楽しかったですね~(お祭りっぽい)。それと、メガヘクスに復活させられたメカ駆紋戒斗が即反逆していたのはスゲー笑ったし、メガへクスが倒されて機能停止したシーンは、スゲー寂しかったです… (ノω・、) グスン ロイミュードたちと共闘するくだりも程良く燃えて好きでした。唯一の不満は、紘汰のお姉さんにも登場してほしかったことぐらいかしらん (・ε・) ザンネン
ううむ、ダラッと駄文を垂れ流しましたが、そんなワケでなかなか楽しかったです (´∀`) ウフフ 「鎧武」のテレビシリーズの最終回で紘汰が神化→「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」的な状況だったワケですけど、頑張って話を転がしたなぁと感心しましたよ。柴崎貴行監督、春の東映ヒーロー映画も担当しているそうですが、今作のように上手く行ってほしいと心から思っております。
柴崎貴行監督作で一番好きなのはこれかなぁ。僕の感想はこんな感じ。
昨年のMOVIE大戦。僕の感想はこんな感じ。
来年4月に発売される鎧武のスピンオフ。これは期待大ですな!(*゚∀゚)=3 ムッハー
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仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル(ネタバレ)
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