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ステーキ・レボリューション(ネタバレ)

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ステーキ・レボリューション

ステーキ・レボリューション

原題:Steak (R)evolution
2014/アメリカ 上映時間114分
監督・プロデューサー:フランク・リビエール
編集・プロデューサー:ベラーヌ・フレディアニ
出演:イブ=マリ・ル=ブルドネック
パンフレット:★★(600円/作ってくれただけありがたいけど、薄い)
(あらすじ)
世界一おいしいステーキを探すために、20カ国、200軒以上のステーキハウスをめぐる旅を追ったドキュメンタリー作品。監督のフランク・リビエールは、「パリで最高の精肉店」に選ばれた店のオーナーとともに、おいしい牛肉はどのようにして作られるのかを解明する旅に出る。2年の歳月をかけ、世界中の食肉業界のキーパーソンたちに会った2人は、世界中のさまざまなステーキを食べ歩き、世界一おいしいステーキを見つけ出す。同時に、食肉の新たな市場を開拓しようとする者たちの前に、想定外の壁が立ちはだかる現実も明らかになっていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




65点


※今回の記事は、空腹時に読むとなかなかキツいと思うので、気をつけて!
※今回の記事は、映画とはあまり関係のない文章がダラダラと垂れ流されているので、しっかりと面白い感想を読みたい方は映画にわかさんのブログに行くと良いザンス。


予告編は観ていなかったんですけど、確か「さよなら、人類」を観に行った時にチラシを見て興味を持ちまして。「どうしようかな~」と迷っていたところ、相互フォローさせていただいている鉄馬の鮎さんから「観てほしい」なんてリプされることで決意が固まりましてね。11月半ば、仕事が忙しくて食事が出来なかった→腹を空かせた状態で恵比寿ガーデンシネマに行ってきました。美味かったぜ!(`∀´) フハハハハハハハ 


恵比寿ガーデンシネマには記事の切り抜きがありまして。
記事の切り抜き

ステーキ関連書籍も充実してました。
ステーキ関連書籍

さらに「恵比寿ステーキマップ」なんて小冊子も配布されていたのです。やだ、気になるー (・∀・)
恵比寿ステーキマップ

映画とのコラボで牛肉のラグーと蓮根パルミジャーノのタルティーヌ(600円)が売られていたので、つい購入。味はまぁまぁ(偉そうに)。
牛肉のラグーと蓮根パルミジャーノのタルティーヌ


後日、映画を観た鉄馬の鮎さんから「薦めてすみません… ('A`し」的なリプが来まして。僕的にはまったくのノー問題というか、むしろ背中を押していただいて感謝してたのですけれども、この方がそう思う気持ちもわかるんですよ。正直、タイトルとポスターなどのビジュアルから、僕も鑑賞前は“料理としてのステーキ”の進化&革命を追求した映画かと思ってた。「オレのステーキはあえて焼かないぜ!( ̄ー ̄) ニヤッ」とか「ウェルダンをさらに焦がして炭化させた先にステーキの未来がある!m9`Д´) ビシッ」とか「むしろ脂身だけにしてみたヨ!ヘ(゚∀゚*)ノ タベテ!」とか「えっ!! 同じ値段でステーキを!? ∑(゚Д゚)」とか、そういうことかと思いきや、「牛は自然のままに育てて食べるのが一番だよね (o^-')b」といった環境保護要素が強かったから少しビックリしたのです。


まぁ、この手の“スムースにヨダレが噴出する映像”もバンバン流れまくるんですけどね。
美味そうな肉!


世界各国を巡ったステーキベスト10がほぼ順不同で発表されていく中(結構まどろっこしい)、なんと3位に我が国・日本が出て来ましてね。「肉の達人」として世界に知られる精肉店オーナーのイブ=マリ・ル=ブルドネックが築地さとうの和牛ステーキを食べて大喜びするものの! 飼育方法を見に行ったら、「狭い囲いに押し込めて、穀物飼料を与えるのはダメ!(・A・) イクナイ!」なんて話になって。で、じゃあ1位に選ばれたスペインのステーキはどうなのかというと、“性格で選んだ牛”(この時点で少しおかしい)を15年放牧して育ててから屠殺して(2トンぐらいのデカさになる!)、肉を熟成させてから食べる…といった感じ。なんか放牧させた牛は木の実を食べたりするから、季節ごとに風味が変わったりして、環境&牛に良い上に味も美味しくなるんだって。最後は、「この映画を編集したのは僕の奥さんで、もうすぐ子どもが生まれます」なんて監督ファミリーのなかなかどうでも良い情報が流れて、映画は終わってましたよ、確か(ウロ覚え)。


劇中に出てきた美味そうな肉画像を貼っておきますね。
焼いた肉!


いや、予想とは違ったものの、知らない話がいろいろと聞けたのは面白かったです。15年放牧するという育て方もそうだし、「ハイランド牛」とか「フランスの牛肉はあまり美味しくない」とか「アルゼンチンの人は肉を年間60キロ食べる」とか「和牛のDNAが盗まれて海外に流出した」とかとか。恥ずかしながら「松阪牛は処女」だというのも初耳だったので、とにかくタメになりましたね~(なんとなく藤子・F・不二雄先生の短編「ミノタウロスの皿」を連想しました…)。


しつこいようですが、映画に出て来た肉画像を貼っておきますね。
たくさんの焼いた肉!


ただ、ごめんなさい。僕は非常に猜疑心が強い最低な人間なので、「本当カナー? (・∀・) ニヤニヤ」なんて思う部分もあって。「どのみち食べちゃうんだから“牛のため”なんて人間の自己満足なんじゃないの?」とか「そんな育て方をしたら貧乏人は肉を口にする機会が一気に減りそうですな」とか言うのは大人げないとしても、「あの1位のステーキは本当に一番美味しかったの?」って思っちゃったんですよね…。15年生きた牛の肉が美味しいのかという疑問は拭えないし、いくら熟成させて柔らかくしたといっても提供する時にかなりカットしていたように、実際に食べられる部分は少なそうだしさぁ。それに、食べた人が違うからそうなったのかもしれませんが、肉を食べた後のリアクションが薄かったから、なんか「自然のままに育てた牛がベスト」という結論に着地するためのランキングって感じがしちゃった…ってのは意地悪な見方でしょうか。


築地さとうの和牛ステーキを食べて大喜びするイブ=マリ・ル=ブルドネックと比べて…。
喜ぶイブ=マリ・ル=ブルドネック

1位を食べたフランク・リビエール監督は少し頭を振る程度。せめて味皇クラスのリアクションをしてくれれば納得できたのに…(無茶振り)。
1位を食べたフランク・リビエール


まぁ、僕の雑な感想はこんな程度でございます。でね、コラボフードは食べたものの、上映中に旨そうなステーキの数々を観たせいで、お腹は恥ずかしいぐらいグーグー鳴りまくりということで! 僕は劇中に出てきた世界第3位のステーキを出すお店「築地さとう」に向かったのだッ!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォッ!


映画の上映終了が19時30分→ダッシュで日比谷線恵比寿駅19時41分発の地下鉄に乗りこみまして。
19時41分発に乗りこめ!

とある女性と20時に東銀座駅出口で待ち合わせて、「築地さとう」に行ったのでした。
築地さとう


こんな映画を鑑賞したら、その後にステーキを食べたくなるのは、コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実な話。そこで、いろいろと検索してみたら、なんと「築地さとう」では「映画に出てきたメニューを食べられる」というレボリューションコースが実施されていたのです。値段は21,600円(税込・サービス料別)と高額だし、(2名様~承ります)ということで、なかなか行くハードルは高いワケですが、しかし。僕には「取引先の人を会社の金で接待する」という最終奥義がありましてね ( ̄ー ̄) ニヤッ ある方(女性)を誘ったら、快諾していただきまして。「えっ、こんなお店なんですか!? Σ(゚д゚;し ダイジョウブ?」と軽く驚く彼女と一緒にコース料理を堪能したのでした。


撮影しなかったので、ホームページの画像を使ってレボリューションコースを紹介するッス。
レボリューションコース(21600円)

前菜三点盛りはどれも一口二口で消えてしまう量なんですが、ううむ、贅沢な味わいでしたよ。
前菜三点盛り

牛ミスジ肉の冷製ポトフとゆとり米まいのサラダ仕立て、牛骨のジュレが何とも言えない感じ。
牛ミスジ肉の冷製ポトフとゆとり米のサラダ仕立て

そして世界3位のロースステーキ! スッスッと口の中で溶けていくのです… (ノДT) オイシイ... ワサビで食べるのが最高!
雌優秀ロースステーキ(1209)

サッパリしつつもコクがある牛茶漬け。こういうのなかなか食べられないよなぁ。
牛茶漬

最後は牛もも肉のキャラメリゼ・カルダモンのアイスクリーム添え。牛肉のデザートってスゴい発想ですな。
牛もも肉のキャラメリゼ


夢のようでしたーー。率直なところを書くと、こういう口の中で溶けるタイプは僕の好みではないんですが、たまには高級な肉を食べるのも良いものですよ。取引先の方とワインを飲んだりして、楽しく談笑しながら食べて、好みのタイプじゃないのが残念なくらい良い雰囲気になりましてね(最低な文章)。そして、お会計をすると料金は53130円カードで支払って、翌日、さりげなく領収書を経理担当に渡してみれば、「ファッキンテンポ!川`Д´)シ☆パーン!」と即ビンタされて、結局、自腹で払うことになった次第。んもう、悪巧みって上手く行かないモンですな(苦笑)。つーか、自分で5万円も払うことになるのだったら、そのお金を使って家族でどこかに出掛ければ良かったーーという後のMA-TSU-RI!ヘ(゚∀゚*)ノ ワッショイ!


1500円のレトルトカレーがお土産で付いてきたんですが、罪悪感が凄まじいことになったので、奥さんにあげました。
1500円のレトルトカレー

カードで1回払いにしちゃったけど、クレジットで借りて払って、それを5回に分割して返せば大丈夫かなぁ…何とかなるかなぁ…。
53130円!


この数日後、家族で僕の誕生日記念のステーキを食べに行ったんですが、それはまた別のお話 (ノω・、) アタシッテホントバカ




実はもうインスタントビデオで観られるのです。



映画館に置いてあった本。読んでみようかしらん。



肉を食べる大人は一応観ておいた方が良い…という少し真面目な文章。







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