暴動/バトル・プリズン
原題:Riot
2015/アメリカ 上映時間87分
監督・製作:ジョン・ライド
製作総指揮:マシュー・リーズ
脚本:スパンキー・ダスティン・ウォード
撮影:エアーク・ソウベア
美術:ローレン・スパルディング
衣装:ラリッサ・ベック
編集:カテリーナ・バレンティ
音楽:ジェームズ・シェーファー
出演:マシュー・リーズ、ドルフ・ラングレン、チャック・リデル、ダニエル・チャクラン、マイケル・フリン、レニー・グレイムス、イブ・マウロ、メラニー・ストーン
(あらすじ)
ロシアの極悪犯罪人バラム(チャック・リデル)に家族を殺された刑事ジャック(マシュー・リーズ)は、復讐を遂げるため、意図的に銀行強盗を仕掛けて捕まり、バラムと同じ刑務所に入獄する。獄中からも犯罪組織を動かす闇社会の大物バラムは、ジャックの入所を知り、次々と暗殺者を仕向ける。絶体絶命のジャックだったが、そこにFBIの潜入捜査官ウィリアム(ドルフ・ラングレン)が密かに近づいていた。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
ここ数年、DVDの感想はまとめて書いているんですが、ドルフ・ラングレン出演作ということで、単独の記事を残しておきますね。ラングレン関連作は基本的に劇場で観る主義ということで、シネマート新宿で1週間限定レイトショー公開していた時に観たかったんですけど、どうしても仕事が忙しい&スケジュールが合わなくて、泣く泣く断念。で、気付いたらレンタルが始まっていたので、1月某日、借りてみました。かなり惜しかったです (´・ω・`) ウーン ちなみに、ラングレンはあくまで“重要な脇役”であり、主役はマシュー・リーズという人でしたよ。
劇場公開時のポスターはこんな感じだったんですが…。
主役はこの人! まぁ、この手の映画にはよくある話ですな。
とりあえず話を雑に書いておくと、刑務所で暮らしている犯罪王バラム(チャック・リデル)に奥さんを殺された刑事ジャック(マシュー・リーズ)は、復讐するためにわざと銀行強盗を実行&汚職刑事を殺害して、刑務所に収監されまして。バラムに刺客を差し向けられたりするものの、“少し頭の足りない清掃担当の囚人”ウィリアム(ドルフ・ラングレン)と“ケンカっ早い金髪の女囚”チャイルズ(ダニエル・チャクラン)が実はFBIの潜入捜査官だったということで、味方になってくれまして。ラストは、刑務所で暴動を起こしつつ、ジャックはタイマンでバラムを撲殺! そのことをウィリアムたちに感謝されつつも、「それはそれ」として逮捕→連行されて、エンドクレジットに突入してました。
バラムを倒すために犯罪者となって刑務所にやってきた元刑事ジャック。
実は潜入捜査官の囚人ウィリアムがバラム打倒に協力をしてくれることになりまして。
最後は刑務所が暴動でパニックになっている中、タイマンでバラムを殺害するのでした~ (´∀`) メデタシメデタシ
最初、主役のマシュー・リーズをジョルジョ・セラフィーニ監督作でよく観たジャンニ・カッパルディかとカン違いした…ってのはどうでも良いとして。いや、正直なところ、普通に楽しいB級アクションって感じではあるんですよ。むしろ良いところが多かっただけに、粗が気になったというか。例えば、ジャックvs警棒を持った看守軍団とか、チャイルズvs刃物を持った女囚たちとか、場面設定は100点であり、ほぼ本人がアクションをこなしている(たぶん)のも好印象なのに、肝心の格闘が段取り臭い上に、「この流れでこういう対応はしないだろ」という不自然な動きが多いんですよね…。
厨房での刃物バトル、スゲー頑張っていたんですけどねー (・ε・) ウーン
最後のタイマンも迫力はあって、「奥さんの死を思い出して反撃する」という展開自体はグッとくるんですが、もう少し勝つためのロジックがほしかったなぁと。脚本に関しても、刑務所のリアリティ云々はどうでも良いんですけど、女記者が検事と絡むパートは中途半端すぎるし(ルームメイトの安易な裏切りには失笑)、バラムの娘の話とか面倒くさかったし、わずか87分にエピソードを盛り込みすぎて散漫になっちゃったというか。役者さんたちはかなりアクションを頑張っていたし、ラスボスであるチャック・リデルも存在感が素晴らしかっただけに、かなり残念に感じた次第。
チャック・リデル、悪そう&強そうで、悪役がピッタリでしたよ。
って、文句が多めに見えますが、これは基本的には好みのタイプだったからであり、深夜、家の洗濯物を干す&畳みながら観たんですけど、作業する手が止まるほど面白い映画だった…って、本当に褒めてるんだってば!ヽ(´Д`;)ノ ホントダヨ たぶん午後ローで放送されたのを観る分には、損した気分にはならないんじゃないかしらん。その他、ごめんなさい、ハッキリ言って、マシュー・リーズに将来性は感じませんでしたが、チャック・リデルは良かったので、もっとアクション映画に起用されてほしいと思いました。おしまい。
ジョン・ライド監督×マシュー・リーズ主演作。この2人、結構タッグを組んでるみたい。
ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の刑務所映画。僕が初めて劇場で観た主演作なのです。
ただ、ヴァン・ダムの刑務所モノなら、このリンゴ・ラム監督作の方がオススメ。優しい気持ちで観て!
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暴動/バトル・プリズン(ネタバレ)
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