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白鯨との闘い(2D版)(ネタバレ)

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白鯨との闘い(2D版)

白鯨との闘い

原題:In the Heart of the Sea
2015/アメリカ 上映時間122分
監督・製作:ロン・ハワード
製作:ジョー・ロス、ポーラ・ワインスタイン、ウィル・ワード、ブライアン・グレイザー
製作総指揮:ブルース・バーマン、サラ・ブラッドショー、パラク・パテル、エリカ・ハギンズ、デビッド・バーグスタイン
原作:ナサニエル・フィルブリック
原案:チャールズ・リービット、リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー
脚本:チャールズ・リービット
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
美術:マーク・ティルデスリー
編集:マイク・ヒル、ダン・ハンリー
音楽:ロケ・バニョス
出演:クリス・ヘムズワース、ベンジャミン・ウォーカー、キリアン・マーフィ、ベン・ウィショー、トム・ホランド、ブレンダン・グリーソン、ミシェル・フェアリー、ポール・アンダーソン、フランク・ディレイン、ジョゼフ・マウル、エドワード・アシュレイ、サム・キーリー、オシ・イカイル、ゲイリー・ビードル、シャーロット・ライリー、ドナルド・サムター、リチャード・ブレマー、ジョルディ・モリャ
パンフレット:★★★★(720円/映画の補完にピッタリ。コラムもタメになりました)
(あらすじ)
1819年、一等航海士オーウェン(クリス・ヘムズワース)と21人の仲間たちは、捕鯨船エセックス号で太平洋を目指す。やがて彼らは驚くほど巨大な白いマッコウクジラと遭遇し、激闘の末に船を沈められてしまう。3艘のボートで広大な海に脱出した彼らは、わずかな食料と飲料水だけを頼りに漂流生活を余儀なくされる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事は、「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」のネタバレに触れているんですが、未見の人は絶対に観てから読んで!
※今回は本当にくだらないことしか書いていないので、カゲヒナタさんのブログとか読むと良いんじゃないかな。


「深酒をしてしまった男が、満員電車の中で必死に嘔吐をこらえる→『吐く…('A`) ゲェェェェェ』との闘い」なんて小学生レベルの駄文をどうしても書きたかったことについては、あとで自分自身と話し合うとして。「銛1本で白鯨に立ち向かうぜ!」といった景気の良い話ではないみたいだったので、いろいろと忙しいしスルーしようかと思っていたら! いつかのタマフル宇多丸師匠が「今、リドリー・スコット(78歳)やスティーヴン・スピルバーグ(69歳)、ロバート・ゼメキス(63歳)、ロン・ハワード(61歳)の新作が観られるだけでもありがたい」なんてことをおっしゃっていたので(ウロ覚え)、「前作の『ラッシュ/プライドと友情』も面白かったし、やっぱり観ておくか」と思い直して。新宿ピカデリーの公開最終週に滑り込んできました。いろいろな意味で観て良かったです。


4番スクリーン、5分の1ぐらいは埋まってましたよ、確か。
4番スクリーン


話はあらすじの通りでして。雑に書いておくと、映画中盤に捕鯨船エセックス号が白鯨に破壊されてしまい、後半は白鯨にストーキングされながらの漂流生活が描かれましてね。「食料がない→人肉をモリモリ食べる」という悲惨な状況に陥りながらも、最後は一等航海士のオーウェンと、船長(ベンジャミン・ウォーカー)他数名が生き残ることに成功。その生き残りから話を聞いたハーマン・メルヴィル(ベン・ウィショー)が「白鯨」を執筆して終わってました(というか、映画はメルビルが話を聞くパートから始まる)。「観て良かった」と思った理由は3つあって。1つ目は、白鯨描写がド迫力だったこと。大画面で観て大正解であり、特にエセックス号が破壊される場面は凄まじかったですね~。アレは銛1本程度では太刀打ちできなさそうですわ ┐(´ー`)┌ ムリデシタ 2つ目は、ストーリーが普通に面白かったこと。結局は「白鯨の怒りは大海の怒り、誰も止められんのじゃ…」「ばばさまー」的な話なんですけど、オーウェンと船長の対立からサバイブを経て仲間になる流れとか好きだったし、メルヴィル役のベン・ウィショーが素敵だったし、何よりも人肉食が絡んでくるとは思わなかったので、122分間、飽きずに観られましたよ。


こういう感じの映画ではないんですが、それはそれで良かったというね(「侍ジャイアンツ」より)。
番場蛮の父


3つ目は、自分の記憶違いに気付けたこと。本作を観て僕自身に起こったことをポルナレフ風にありのまま話すと、「オレは『白鯨』を読んだことがあると思っていたら、それは『老人と海』だった」。な…何を言っているのかわからねーと思うが、オレも自分が何が何やらというか、ああん、超恥ずかしい!ヽ(´Д`;)ノ イヤーン いや、ホラ、『白鯨』って多くのフィクションでパロディにされていたりするし、すっかり読んだつもりだったんですけど、今回、あらためてkindle版を買ってみたら、こんなに長い話を読んだことはないことに気付いたのです(岩波文庫版は全3巻)。いつの間にか知った風な気になってしまうなんて、人間とは愚かな生き物ですな…(多くの人を勝手に巻き込んだ文章)。その他、鯨の解体描写があったのも「グリーン・インフェルノ」っぽくて良かったし(あのスキルで人体を解体したのかと思うと…)、同じような漂流サバイブ&人肉食トラウマ話では、僕は「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」よりこっちの方が好きかも。興味がある方はぜひぜひ~。


「魁!!男塾」のキャプテン鱏破布(エイハブ)のエピソードを読んだだけでは「白鯨」を読んだことにはならぬのか。
キャプテン鱏破布


おしまい ('A`) ゲェェェェェ




原作のノンフィクション。この本を改題したものみたい。kindle版が出たら読もうかな。



サントラです。デジタル版もあります。








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