さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓
「スキャナーズ2」は微妙だったカモ
営業って面倒くさいネー
風邪を引きました (ノ∀`) テヘ
母の日は横浜の実家へ行き、日曜日は寝込むという有り様
タマフルの「映画のエンディング特集」、面白かったですな!ヘ(゚∀゚*)ノ ワッショイ!
まず、先週のタマフルの「映画のエンディング特集」は最高でしたな~。映画が好きな人なら、誰しもが「こういうエンディングが好き!ヽ(`Д´)ノ」「こういうのは嫌い!ヽ(`Д´)ノ」ってのがあるんじゃないでしょうか。僕的には、香港映画は乱暴なエンディングが多い印象というか(特に80~90年代あたり)。例えば、「チャンピオン鷹」の“思いつきで決めたような賭けでもキッチリ実行するエンディング”はちょっとトラウマになったし、有名な「群狼大戦」
とかは今でも「非道いよなぁ」と思っております。
ユン・ピョウが歌う日本版主題歌を貼っておきますね↓ ああん、カッコイイよぅ… (´Д`;) ハァハァ
さて、火曜日の話。新宿武蔵野館でやっているデヴィッド・クローネンバーグ監督の過去作品のレイトショー上映で、「ザ・ブルード/怒りのメタファー」と「スキャナーズ」
が面白かったから、「スキャナーズ2」
にもつい期待しちゃったんですけど、ちょっと微妙というか… (´・ω・`) ううむ、そもそもクローネンバーグ監督、関係ないしなぁ(今さらな指摘)。悪役のイヤ~な感じと、爆裂描写自体は嫌いじゃないんですけどね。とりあえず「3」
は観に行こうか迷っております。
「スキャナーズ2」の予告編を貼っておきますね↓
で、先週は日曜日が“母の日”ということで、前倒しで土曜日に横浜の実家に帰ることになってたんですが…。木曜日辺りから「風邪っぽいな~」と思ってたんですけど、よりによって休みになった途端に体調が悪化しまして。さらに娘のマナ子も少し熱っぽかったので、行くのを止めようかと迷いつつも、「少しだけなら大丈夫だろう (´∀`;)」と“だろう帰省”をしてみたら、見事に父娘ともに具合が悪くなり、ほぼ実家で寝てるだけだったというね… ('A`) プレゼント(カーネーション&「おとなのけんか」&「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~」
&「犯罪」
&「コリーニ事件」
)と多少のお小遣いを母に渡せたのは良かったけど、孫と遊ばせてあげられなかったのは至極残念。
しかも、這々の体で家に帰ったら、マナ子が2回も嘔吐しちゃって…。奧さんが看病する中、ゲロまみれの服やシーツを交換&洗濯したり、食べ物を買いに行ったりしたワケですけど、なんかマナ子に無理させちゃったかなぁと反省することしきり。当たり前のことですけど、少しでも体温が上がってる時は、やっぱり外出は控えた方が良いみたい。今後は「体調が悪くなるかもしれない! Σ(゚д゚;)」という“かもしれない帰省”を心掛けることにしました(なにこの文章)。
その後、マナ子は翌日に全快したものの、僕の方は一日中寝ることで何とか体調を回復したかと思いきや、月曜日にぶり返してしまった感じ…。今週は接待が多いので、さっさと病院に行って治したいところです。以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。
先週の備忘録(2013/5/7~5/13)
「いまが『高橋芳朗 星影JUKEBOX』にメールを送る時期!ヽ(`Д´)ノ」という駄話
病院で昏倒してしまった鬼形礼。「どうしたのっ」と看護士さんもビックリ。

背中にかかっていたのは恐怖新聞。そこには何が書いてあったのかというと…。

なんと「いまが除霊の時期」だった!Σ(゚д゚;) ナンデスト!

その記事を読めなかった鬼形礼は、すっかり「除霊なんかしないぞ!」と頑なに… (ノД`) バカバカ

これは悔しかった!ヽ(TДT)ノ ポルターガイストに取り憑かれて苦しむ鬼形礼に「いまが除霊の時期だYO!ヽ(´Д`;)ノ」と教えてあげたかった! でも、僕は3次元にいる読者であり、彼は2次元のフィクションの住人(なにこの文章)。当然ながらコミュニケーションがとれるワケでもなく、彼は悲劇的な運命を迎えてしまうというね…。
なんとなく「恐怖新聞」
閑話休題(頭が良さそうに見えると思ってるフレーズ)。「高橋芳朗 星影JUKEBOX」の話ですよ。毎週日曜の21時30分から22時までTBSラジオで放送されていて、音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんがパーソナリティを務めているんですけど、これが本当に素晴らしいラジオ番組なんです。先週の日曜日の放送では、今週の使える新譜を紹介した後、“母の日”をテーマに3曲ほど流したワケですが、選曲のセンスが良いだけでなく、高橋さんの解説もまたグッとくる感じ。特に1曲目、「いつも優しくてニコニコしていたお母さんへ贈る曲」としてテイラー・スウィフトの「The Best Day」の歌詞を抜粋して紹介した時がハンパじゃなくて↓
川´∀`)人(´∀` し
子どものころはわからないことばっかりだったけど、
お母さんと過ごした日々が最高だってことはわかってた
どうして秋になると木の葉の色が変わってしまうのかはわからなかった
でも、あなたとカボチャ畑を一緒に歩いたあの日が、
最高の1日だってことはわかってた
どうして友だちが私をイジメるのかはわからなかった
でも、あなたが私を元気づけようとして、
ドライブに連れて行ってくれたあの日が、
最高の1日だってことはわかってた
今はどうして秋になると木の葉の色が変わるのかはわかるようになった
でも、あなたがこのことを知ってるかどうかわからなかったから、
この機会に伝えておきたい
あなたと過ごした今日は、最高の1日だったーー
一応、「The Best Day」のPVを貼っておきますが、んもう、破壊力高すぎ!
おかあさーん! ヽ(TДT)ノ(ハナマルキのCMの少女風に) これは、泣いた。ちくしょう、せっかく母の日に実家に帰ったのに、体調が悪くて寝てばかりで、お母さんが「あなた、好きだったでしょ? 川o^-')b」と作ってくれたグリーンピースご飯にもまったく手が付けられなかった自分が恥ずかしくて仕方がない…(でも、僕がグリーンピースご飯を好きだったことは一度もないんですがー)。基本的には、番組を録音して、翌日にMP3プレイヤーなどで聴いてるんですけど、仕事の打ち合わせに行く途中の路上で涙が溢れてしまって、そそくさと建物の影に隠れたほどでしたよ。その後に紹介した2曲もつくづく素敵であり、「高橋芳朗、恐ろしい男よ… (;`∀´) フッ」と肝が冷えた次第(急に呼び捨て)。
そして、さらにありがたいのが、放送終了後にトークを収録したポッドキャストが配信中なんですが、なんと高橋さんとアシスタントのバニラビーンズのリサさんが、リスナーのリクエストに応えて選曲してくれるんです! 第6回のポッドキャストでは、ラジオネーム「とととむ」さんと「ギミック」さんがチョイスしてもらってましたが(詳細は放送後記を参照!)、音楽ジャーナリスト&アイドルが選曲してくれるなんて、まさに夢のようであり、正直、妬ましくて仕方ないのでね(とは言いつつも、前の番組の時に選んでもらったことはあるんですがー (´∀`) タカラモノ)。僕も早速、「夏までに防弾腹筋を作れる曲」を選んでもらうべく、メールを送ろうと思っております。
タイトルは最高ですけど、トレーニングの中身的には、そんなに目新しくなかったような。

鋼鉄板の腹筋を作る 防弾腹筋 (アイアンマン2005年3月号増刊)
というか、スゲー前置きが長くなっちゃいましたが、実は今回、一番伝えたかったのはココ! 番組が今年4月に始まったばかりということで、まだメールはそんなに来てない→競争率は高くないんじゃないかと思うのですよ ( ̄ー ̄) ニヤッ もう一度書いておきますが、音楽ジャーナリストやアイドルが自分のために粋な洋楽をチョイスしてくれるなんて、長い人生の中でも滅多にないじゃないですか。僕は、鬼形礼が除霊の機会を逃したように、このブログの洋楽好きな読者にこの好機を逃してほしくないのでね、しつこいようですけど、ここに書いておきます。いまが「高橋芳朗 星影JUKEBOX」にメールを送る時期!ヽ(`Д´)ノ 以上、なんとなく大好きなラジオ番組を宣伝してみました~ (・∀・) オシマイ
ヒステリア(ネタバレ)
アイアンマン3(IMAX 3D・字幕版、3D・吹替版)(ネタバレ)
アイアンマン3(IMAX 3D・字幕版、3D・吹替版)
原題:IRON MAN 3
2013/アメリカ 上映時間131分
監督・脚本:シェーン・ブラック
製作:ケビン・フェイグ
製作総指揮:スタン・リー、ダン・ミンツ、アラン・ファイン、チャールズ・ニューワース、ビクトリア・アロンソ、スティーブン・ブルサール、ルイス・デスポジート、ジョン・ファブロー
脚本:ドリュー・ピアース
撮影:ジョン・トール
美術:ビル・ブルゼスキー
衣装:ルイーズ・フログリー
編集:ジェフリー・フォード、ピーター・S・エリオット
音楽:ブライアン・タイラー
視覚効果監修:クリストファー・タウンゼント
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、グウィネス・パルトロウ、ドン・チードル、ガイ・ピアース、レベッカ・ホール、ステファニー・ショスタク、ジェームズ・バッジ・デール、ジョン・ファブロー、ベン・キングズレー、ウィリアム・サドラー、ミゲル・ファーラー、タイ・シンプキンス、デイル・ディッキー、ワン・シュエチー、ポール・ベタニー、マーク・ラファロ
声の出演:藤原啓治、岡寛恵、目黒光祐、小原雅人、東條加那子、山崎美貴、桐本琢也、加瀬康之、大西健晴、麦人、関根航、をはり万造、長克巳、井上倫宏、宮内敦士
パンフレット:★★★★(700円/良いパンフレットだけど、無理を書くと、42体分の図鑑がほしかったです…)
(あらすじ)
スーパーヒーローで編成された部隊アベンジャーズの一員として戦い、地球と人類を滅亡の危機から救ったアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。だが、アメリカ政府はスーパーヒーローが国の防衛を担うことを危険視するようになり、それを契機に彼はアイアンマンの新型スーツを開発することに没頭していく。そんな中、正体不明の敵によってスターク邸が破壊され、これまでのアイアンマンが全て爆破されてしまう。何もかも失ったスタークだが、人並み外れた頭脳を武器に孤独な戦いに挑む。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
95点
109シネマズ川崎でIMAX 3D・字幕版を、シネマサンシャイン池袋で3D・吹替版を観てきました。スゲー面白かったです!ヘ(゚∀゚*)ノ サイコー!
109シネマズ川崎には等身大のアイアンマン マーク42が飾られてました。カッコ良すぎ!
新宿バルト9にもあったので、貼っておきますね。
シネマサンシャイン池袋に行ったのは「サバイバル・オブ・ザ・デッド」以来でしたよ。
僕的に「アベンジャーズ」関連作…特に「アイアンマン」
シリーズは何があっても観るということで、最初にこの特報を観てから、あえて予告編を一切観ない→その他の情報もなるべく入れないで楽しみにしてまして(「キャビン」の時と同じ)。だから、僕的には「『アベンジャーズ』
の事件を受けて、ヒーローたちの力を危惧したアメリカ合衆国がトニー・スタークに牙を剥く!→アイアンマンvsアメリカが描かれる!? Σ(゚д゚;)」って感じのストーリーを想像しちゃったりして。さらに、ハズブロのアイアンマンフィギュア
だけはチェックしてたので、「このウルトロン
という奴がラスボスなのだろうよ… (;`∀´) フフフ」なんて勝手に思いこんでたら、まったく違う話でビックリしました ┐(´ー`)┌ バカネ
国からの勧告により、トニーは仕方なく自らスーツを破棄するものの…。
なんとアメリカ軍が自宅を急襲! 卑怯だぞ!
トニーの技術を盗んだ軍は、アイアン・パトリオットを作り上げて…って、全然こんな話じゃなかったです (ノ∀`) エヘヘ
実際のストーリーを乱暴に書くと、「友人のホーガン(ジョン・ファブロー)がテロに巻き込まれた怒りで、迂闊にもテレビ放送で自宅の住所を喋ってしまう→マンダリン(ベン・キングズレー)率いるテロリスト組織テン・リングスに襲撃される→設備&アーマーが破壊されてしまい、手作り感覚で敵に立ち向かうハメに→実はマンダリンは悪の科学者キリアン(ガイ・ピアース)の傀儡だったことが判明→あーだこーだあって、敵を退治→手術によって胸の破片が取れて、生命維持装置だったアーク・リアクターとお別れ→アイアンマンスーツからも卒業→つーか、オレ自身がアイアンマンなのだッ!ヽ(`Д´)ノウォォォォ!」って感じでして(誇張あり)。驚くほど想像とは違ったものの、僕ごときの脳内妄想よりも全然面白くて、超ゴキゲンでしたよ~ (`∀´) フハハハハ とりあえず<大好きだったところ>と<微妙だったところ>を書いておきますね↓
<大好きだったところ>
もうね、新スーツのアイアンマン マーク42があらゆる面で素晴らしかった!ヽ(`Д´)ノ 「トニーの体に埋め込まれたセンサーによって、細かく分解されたパーツが飛んできて装着する」上に「1000キロ以上離れた場所からも遠隔操作できる」っていうんだから、どんだけの超技術なんだって話なんですが、たぶん「アベンジャーズ」
絡みで“宇宙の新技術”などを取り入れた成果だから無問題(勝手なフォロー)。この装着シーンがなんか鋼鉄ジーグっぽくて(古い!)、実に良いんです。「作り立てなので不安定」という設定も、物語のスパイスになってて良かったと思いましたね~。
ゴールドの部分が多くて派手なマーク42。股間部分を装着する際、トニーの腰が引き気味になるのが愉快。
こんな感じで装着されるのです。
なんとなく鋼鉄ジーグのOPも貼っておきますね↓ 腕がとび出す!ヽ(`Д´)ノ ババンバン!
で、マーク42のギミックを生かした場面がまた素敵。序盤、自分のことを省みず、爆風で吹き飛ばされたポッツにアーマーを装着させる場面は、「ああん、トニーったら、最愛の人を守るためにそういう仕様にしたのね!ヽ(´Д`;)ノ ハァハァ」と観客を感動させるだけでなく、キリアンに無理矢理装着させてスーツごと爆破するというクライマックスへの伏線にもなってて、スゲー良かった!ヽ(`Д´)ノ 終盤、右手と左足の部分だけ装着して繰り広げられるバトルも、香港映画によくある“限定された状態でのバトル”のお金がかかったバージョンって感じで楽しかったなぁ。つーか、アクションに関しては、「冒険野郎マクガイバー」っぽい戦闘描写も面白かったし、シリーズで一番良かったです。あと、うなされたトニーが無意識で遠隔操作して、ベッドにマーク42を呼んでしまうシーンは不気味で好きでしたね。
吹き飛んだポッツですが、この直後、スーツが装着されていくのです。
今作はトニーの生身アクションが多いんですが、僕は好印象だったり。
この場面、なんとなく「WATCHMEN ウォッチメン」のDr.マンハッタンの3Pシーンを連想しちゃいました。
父親がいない少年ハーレイ(タイ・シンプキンス)との触れ合い&バディ描写も、ごめんなさい、無条件で大好物。トニーも子どもっぽい性格なだけに、対等に接するムードがまた微笑ましくてねぇ…(しみじみ)。パンフレットを読んで、演じた少年にはガチで父親がいないことを知ったのもあって、2回目に観た時はさらに胸を掴まれましたよ。その他、大統領専用機が爆破されて放り出された人たちとマーク42がサルの手をつなぐオモチャのように協力し合って助かるシーンとかも、ヒーロー映画っぽくて良かったです(アシパンのカウントダウンイベントで「イベント参加者全員が手をつないで低周波治療器で痺れながら年を越した」という逸話を思い出したり)。
ハーレイ役のタイ・シンプキンスの出演作をチェックしたら、結構観ててビックリ。
飛行機から放り出された人たち。この後、マーク42に協力して救助されてました。
な~んて適当に書いて来ましたが、最もテンションが上がったのは、当然ながら35体のスーツ集合シーン!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! いや、僕も途中で「そういえばマーク42ってことは、マーク7との間に作られたハズの35体分のスーツはどうなってるのかしら…? (・ω・;) モシヤ...?」と思ってはいたので、度肝を抜かれるほどではなかったものの、35体が勢揃いするクライマックスは最高としか言いようがなくて… (ノω・、) ナイチャウ しかもわんこそばライクに次々とスーツを装着しまくって戦う場面がまたスゲー良く考えられてて、興奮しまくりでした。「35体分のスーツを舐めるようにジックリと見せてほしかった…」とか「“ドリル付き”とか、もっと冒険したデザインを見たかった…」などの不満点もなくはないんですけど、あの場面はぜひブルーレイを購入→コマ送りで堪能したいほど見事であり、ハッキリ言って、僕はここだけで大満足でしたヨ (´∀`) ウフフ
スーツ、35体集合! 夢のようなシーンですな。
ハルクバスター・アイアンマンのような奴とか、カッコイイとしか言いようがないのです。
スーツを次々と装着するのも素敵でした。
<微妙だったところ>
正直、ツッコミたい箇所もいろいろあって。「マンダリンが単なる役者だった」ってオチは、僕は熱心な原作ファンじゃないし、ストーリー的には悪くないと思うけど…。キャラクター自体は知ってただけに、やっぱり残念ではありましたよ。で、別にエクストリミスで超人化したキリアンがラスボスなのも良いんですが、僕は勝手にウルトロンみたいな敵が出てくると期待してただけに、もう少し見た目の変化がほしかったです。
マンダリンのオチは少しガッカリしました。
キリアンもカッコ良いんですけど、もっとロボっぽかったりしてほしかったかも…。
あと、トニー版「トイ・ストーリー3」といったムードの成長譚になってるところは好きなんですよ。you伊東くんもブログで書いてましたけど、「作ればいいじゃん」的な言葉で初心に返って救われるシーンは、スゲー良かったです。ただ、全体的に話が雑というか。例えば、序盤に中国人のドクター・ウー(ワン・シュエチー)が出て来てはいたけど、「映画の終わり際にいきなり再登場→手術して破片が取っちゃう」って、「なにそれ!? Σ(゚д゚;)」って思うじゃないですか(映画評論家の町山智浩さんの話によると、いろいろ事情はあるみたいですがー)。例えば、1999年のトニーは、キリアンを屋上に待ちぼうけさせることで悪魔を作ってしまったものの、ドクター・ウーには善行を施してたから心臓手術してもらえたとかさ。もうちょっと上手く調整できなかったものかと思うのです。
胸の破片を取るのはスゲー大変だったハズなのに、唐突に手術が始まった時は目を丸くしましたよ。
当時のトニーはイヤな奴だから仕方ないにせよ、1999年の仕打ちに対しての謝罪なり反省がなかったのもなぁ…。
それと、ラスト。ポッツが炎の中に落ちていくシーンは、もう少し情緒があって良かったと思うし、トニーがキリアンを退けた後は彼女を想ってションボリしてほしかったけど、それは置いておきますよ(偉そうに)。で、ポッツがエクストリミスによって助かってたのは全然良いし、トニーを助けるのもアリだとは思うんですが…。彼女がアイアンマンを破壊した上にその武器を使ってキリアンを爆殺するのは盛りすぎじゃないかと。勢いがあって思わず笑っちゃったけど、あのマーク42の自爆攻撃がカッコ良かっただけに切なさも感じたというか…。その他、途中でフォン・ブラウン博士の「ロケットは完璧に動作したが、間違った惑星に着地した」なんて言葉をわざわざ引用したのも、そんなに効果的じゃなかった気がしました。
別にこの人が強くても良いんですけど、せっかくマーク42が自爆したのになぁ…。
まぁ、こんな感じですかねー。ダラッと文句も書きましたが、「アイアンマン宣言」という1作目と呼応する終わり方は超カッコイイし、シリーズの名場面を使ったエンドクレジットも良かったし、クレジット後にブルース・バナー博士(マーク・ラファロ)が出てくるのもうれしかったし…(この映画の物語をトニーが彼に語っていたというオチ)。マイナスな部分もあるけど、プラス面が凄まじく大きかったので大好きな映画でした (´∀`) ホクホク ちなみに3D効果に関しては、それほどでもなかったような印象で、吹替についてはあまり違和感を感じませんでしたね~。最後の最後に「トニー・スタークは帰ってくる!」なんて文章が出てて、それが「アベンジャーズ2」のことなのか、「アイアンマン4」(?)のことなのかはわかりませんが、ロバート・ダウニー・Jr.が演じるトニーは心底カッコ良いと思うので、ぜひまた続編を作ってほしいところでございます。
すみません、なんとなく「がんばれ元気」オマージュの出来の悪いコラを貼っておきますね。
IMAXの時は流れなかった「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」の予告編を貼っておきますね↓ 楽しみすぎる!
何はともあれ、そんなワケで、興味がある人はさっさと観に行くと良いんじゃないかしらん (o^-')b オススメ!
ロバート・ダウニー・Jr.復活のキッカケとなったシェーン・ブラック監督作。本編よりオーディオコメンタリーの方が面白いという奇跡。
キスキス バンバン -L.A.的殺人事件 [DVD]
ジョン・ファブロー監督による1作目。ロバート・ダウニー・Jr.の魅力が存分に発揮されて名作に。
アイアンマン (2枚組) [Blu-ray]
ジョン・ファブロー監督による2作目。評判は悪いけど、僕は大好きなのです。
アイアンマン2 ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]
理想的なヒーロー大集合映画。僕の感想はこんな感じ。
アベンジャーズ 3Dスーパー・セット(4枚組/デジタルコピー & e-move付き) [Blu-ray]
サントラも貼っておきますね。
Iron Man 3
こちらはインスパイアアルバムだそうな。
アイアンマン3: ヒーローズ・フォール
ウォーマシーンが「アベンジャーズ」に出てこなかった理由などが描かれてるとか。「アイアンマン3」の公開前に出せれば良かったのにね。
アイアンマン3:プレリュード
映画に出てくる“エクストリミス”が出て来ます。話は結構違う感じ。
アイアンマン:エクストリミス (MARVEL)
マンダリンの初登場やら、アイアンマンとの初対決エピソードやらが収録されてる様子。映画の公開前に(ry
アイアンマン:エンター・ザ・マンダリン
マーク42が早速のフィギュア化! 可動箇所も多そうだし、買いたいのは山々なんですが…。
『アイアンマン3』 【ハズブロ アクションフィギュア】 6インチ 「レジェンド」 #04 アイアンマン (マーク42映画版)
実はこっちの方がほしかったりするのです (´∀`) ウフフ
特撮リボルテック SERIES No.045 アイアンマン マーク1
※どうでも良い備考
「アイアンマン3」のパンフレットは、なかなか良い出来なんですけど、やっぱり全42体のスーツ図鑑がないのが残念で仕方ない。というか、ハルクバスター・アイアンマンっぽい奴とか、数体分のスーツ画像はあっても、ほとんどが不明のままだから、「他のスーツはどんな感じだったのだろう… (´・ω・`)」と気になってしまって…。で、いろいろ検索してたら、ゲフンゲフンな画像を見つけたので、適当に貼っておきますね↓
マーク8はマーク7とあまり変わらなさそう。
マーク9から12も機能がどう違うのか、掴みづらいですな~。
マーク15と16で、ハーレイ少年が提案したステルスアイアンマンをすでに作ってたのね。
ここら辺からスーツに愛称が付くのが普通な感じ。マーク17は胸からのビームが強力なんだって。
前の画像と2体分被ってます。マーク22はウォーマシン2.0の試作品みたい。
なんかマーク23と24は顔のデザインが敵キャラみたいで可愛い。マーク25&26は建設現場用…なのかな?
マーク27から急に派手に! こんなスーツ、飛んでたっけ… (・ω・;) ウーム
マーク33は初心に戻った印象。マーク34は災害救助用っぽいね。
マーク37は潜水型アーマー。なんか水の中から攻撃するシーンとか、あったら良かったのに。
マーク39から未来感溢れるデザインに。マーク41があのバラバラになって攻撃してた奴かしら?
ううむ、ブルーレイが出たら、どれがどう活躍してたのか、スローにして確認したいですな… (・ε・) オシマイ
リンカーン(ネタバレ)
リンカーン
原題:LINCOLN
2012/アメリカ 上映時間150分
監督・製作:スティーヴン・スピルバーグ
製作:キャスリーン・ケネディ
製作総指揮:ダニエル・ルピ、ジェフ・スコール、ジョナサン・キング
脚本:トニー・クシュナー
原作本:ドリス・カーンズ・グッドウィン
出演:ダニエル・デイ=ルイス、サリー・フィールド、デヴィッド・ストラザーン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ジェームズ・スペイダー、ハル・ホルブルック、トミー・リー・ジョーンズ
パンフレット:★★★★(700円/コラムは多いし、インタビューはあるし、相関図もあるし、好きな感じ)
(あらすじ)
エイブラハム・リンカーン(ダニエル・デイ=ルイス)が、大統領に再選された1865年。アメリカを内戦状態に追い込んだ南北戦争は4年目に突入したが、彼は奴隷制度を永遠に葬り去る合衆国憲法修正第13条を下院議会で批准させるまでは戦いを終わらせないという強い決意があった。そのためにも、国務長官ウィリアム・スワード(デヴィッド・ストラザーン)らと共に憲法修正に必要な票を獲得するための議会工作に乗り出す。そんな中、学生だった長男ロバート(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が北軍へと入隊し……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
70点
スティーヴン・スピルバーグ監督作だし、予告編の「ナウ、ナウ、ナウ!ヘ(`Д´)」のシーンが気になってたので、仕事帰りに品川プリンスシネマで観て来ました。タメになりましたよ (・∀・)
品川プリンスシネマはレイトショーなら1200円で観られるのです (^ε^) ウッフン
ついついポップコーンを買うようになってしまったのは、「愛、アムール」の呪い。軽い食感で美味い!∑(゚Д゚)
お話を超簡単に書くと、時は1865年1月で南北戦争は4年目に突入。大統領に再選されたリンカーンが、「奴隷制を廃止したい!→アメリカ合衆国憲法修正第13条を可決せねば!ヽ(`Д´)ノ ナウ!」と、味方陣営&ロビイストと協力し合って、ちょっと主義が合わない共和党議員&こっちになびきそうな民主党議員を懐柔したりしましてね。奥さんや息子と衝突しながらも、最終的には「ナウ、ナウ、ナウ!ヘ(`Д´)」と説得完了。憲法修正第13条が無事可決されてホッとしていたら、暗殺されちゃうものの、感動的なムードで第二期目の就任演説が流れて、映画は終わってました。
このシーン、予告編よりもカッコ良かったです! ただ…。
なんとなく江頭2:50さんを思い出してしまったのは、僕だけじゃないハズ。
って、読んでいただいてわかると思うんですが、この作品は、リンカーン大統領の伝記というよりも、奴隷を解放するために憲法修正第13条を成立させる攻防が中心の映画でして。有名な演説や暗殺事件などは、作中で触れられるものの、直接的には描かれないんですよ。僕は、尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」で紹介されていたのを事前に聴いていたし、小さい頃に伝記漫画を読んで(たぶんこれ)大体の人生も知ってたので、戸惑いはなかったですけど…。リンカーンのことをまったく知らない人が観るのはキツイような気がしました。このブログではやたらと「映画は事前情報がない方が楽しめるぅ~ (`∀´) ケケッ」とか「頭、空っぽの方が夢詰め込めるぅ~ (`∀´) ヘッチャラ」なんて書いてますが(1つウソ)、この作品に関しては、公式サイトとかwikipediaなどに目を通してから観た方が良いんじゃないかしらん。
ちなみに南北戦争の戦場描写もあるんですが、そんなに派手ではないというか、抑え気味でしたね~。
で、その“憲法修正第13条を成立させる攻防”が、非常にスリリングで面白い。歴史的に可決されているのは知っているのに、脚本が良く出来ているせいなのか、俳優さんたちの熱演が素晴らしいのか、とにかくハラハラするんです。リンカーンや味方陣営の人たちが、奴隷制廃止という1つの目標のために信念を曲げながらも突き進む様子はカッコ良くて、ずっと手に汗握りながら応援してました。
特にグッときたのが、トミー・リー・ジョーンズ演じるスティーブンス議員のエピソード。彼は奴隷解放の急進派で、簡単に書くと「白人と黒人は完全に平等であり、選挙権も与えて当然だ!ヽ(`Д´)ノ サベツスンナ!」という今では当たり前になっている考えの持ち主なんですけど…。当時の黒人差別はあまりに酷すぎるので、そんなことを言うと誰の賛同も得られないワケですよ。だから、リンカーンは「まずは奴隷を解放するのが先!ヘ(`Д´) ナウ!」と熱く説得。するとスティーブンスは、悩みながらも大義のために信念を曲げるんです!ヽ(TДT)ノ エライ! 僕的には「逆境ナイン」の“曲がる男球”を思い出しました。
魂を込める必殺の魔球・男球をシュートの握りで投げる不屈闘志(「逆境ナイン」第5巻より)。
その球を受けた高田二流に「男が曲がってもいいのか?」と聞かれると…。
不屈は「曲げなければならない時もある」とクールな受け答え。
だがしかし! 球は曲がった時もしっかりと最後まで目標を見据えていたのだった!
人間、生きていると、大きな目的のために自分を曲げることなんて腐るほどあって。例え理不尽な目に遭おうとも、会社や家庭のため、グッとこらえてニヤッと笑う。そうやって社会という荒波の中を泳いでいるワケじゃないですか。スティーブンスが信念を曲げたのは確かで、味方からも罵られたりするんですが、大義さえ見据えていれば、時にはそういうことだって“アリ”なんですよね。終盤、憲法修正第13条への賛成を決意した彼が、卑劣な民主党議員に議会で詰問された時、「お前が爬虫類以下のクズ野郎なのは間違いないが、そんな残念な生物のお前でも法の下では平等!m9`Д´) ビシッ」と言い放つシーンは実に清々しくてね…(誇張アリ)。自分の仕事の状況と重なるところとかもあって、スティーブンスには胸を掴まれまくりでした。
映画終盤、実は黒人女性と愛し合っていることが判明するスティーブンス。人を強くするのは、愛なんでしょうな…(知った風な口調で)。
その他、役者さんたちは本当に良くて。特にダニエル・デイ=ルイス演じるリンカーンの存在感はスゴくて、「実際にああいう人だったのだろうよ (´ω`) フムフム」と思ってしまうほど。何かと小話を披露して周囲の心を掴むシーンは、「これをビジネスに応用できないものか…(;`Δ´) ウウム」といやらしい目で観たりしましたよ(特にワシントンの肖像画の小話が好き)。あと、ロビイストの1人を演じたのがジェームズ・スペイダーだったのを後から知ってビックリ。最近、全然見かけなかったけど、「あんなハンサムだった人がすっかりオッサンになって…(´・ω・`)」とシンミリした次第。
ダニエル・デイ=ルイスは、アカデミー賞主演男優賞を受賞したのも納得の名演でした。
悪妻で知られるメアリー役のサリー・フィールドも良かったです。
長男ロバートをジョゼフ・ゴードン=レヴィットが演じてましたが、「『G.I.ジョー』の時よりはマシ」程度の出番でしたな。
ロビイストのW.N.ビルボを演じたのはジェームズ・スペイダー。こんなにむさくなっているとは…。
まぁ、「リンカーンはネイティブアメリカンを大量虐殺しているのに、美化されすぎなんじゃないですかねぇ~ (`∀´) ケケッ」とか思うところもあるんですが、なかなかタメになって面白い映画でした (・∀・) 役者さんの演技は本当に良いし、人間の手足が大量に投棄されているショックシーンとか、愉快な場面もあったりするので、気になる人は事前情報を入れてから観ると良いですぞ!ヘ(`Д´) ナウ!
スティーヴン・スピルバーグ監督作。アミスタッド号事件を扱っております。
アミスタッド [DVD]
この本を元に映画が作られたっぽい。中巻と下巻
を合わせて全3巻だけど、絶対読まないだろうなぁ。
リンカーン(上) - 大統領選 (中公文庫)
ジョン・ウィリアムズによる重厚なサントラ。輸入盤もあります。
リンカーン オリジナル・サウンドトラック
リンカーンがヴァンパイアと戦う映画。僕の感想はこんな感じ。
リンカーン/秘密の書 3枚組3D・2Dブルーレイ&DVD&デジタルコピー (初回生産限定) [Blu-ray]
なんとなく面白そうなので、こういう本も貼っておきますね。
変見自在 偉人リンカーンは奴隷好き
舟を編む(ネタバレ)
舟を編む
2013/日本 上映時間134分
監督:石井裕也
原作:三浦しをん
脚本:渡辺謙作
プロデューサー:土井智生、五箇公貴、池田史嗣、岩浪泰幸
撮影:藤澤順一
照明:長田達也
美術:原田満生
録音:加藤大和
編集:普嶋信一
音楽:渡邊崇
衣装:宮本まさ江
ヘアメイク:豊川京子
装飾:緒梅愛
スクリプター:西岡容子
辞書関連デザイン:井上嗣也
助監督:野尻克己
製作担当:有賀高俊、岩下真司
メイキング: 横浜聡子
出演:松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華、渡辺美佐子、池脇千鶴、鶴見辰吾、伊佐山ひろ子、八千草薫、小林薫、加藤剛、宇野祥平、森岡龍、又吉直樹、斎藤嘉樹、波岡一喜、麻生久美子
パンフレット:★★★★★(900円/値段は高いけど、「しっかりした作り&シナリオも収録されてる&さらに“ぬめり感”まで味わえる」ので、五つ星!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!)
(あらすじ)
玄武書房に勤務する馬締光也(松田龍平)は職場の営業部では変人扱いされていたが、言葉に対する並外れた感性を見込まれ辞書編集部に配属される。新しい辞書「大渡海」の編さんに従事するのは、現代語に強いチャラ男・西岡正志(オダギリジョー)など個性の強いメンツばかり。仲間と共に20数万語に及ぶ言葉の海と格闘するある日、馬締は下宿の大家の孫娘・林香具矢(宮崎あおい)に一目ぼれし……。(以上、公式サイトより)
予告編はこんな感じ↓
85点
※ごめんなさい、今回の記事は映画の感想とあまり関係のない文章がダラダラ書かれているので、そういうのが苦手な人は気をつけて!
「4月公開の観たい映画」にリストアップしていないように、まったく興味がなかったんです。タイミングが合わなかったのか、予告編も目にしなくて、内容もよく知らなかったので、「どうせボンヤリした邦画なのだろうよ (`∀´) ヨクシラナイケド」と思ってて…。だから、スルーする予定だったんですけど、先日、この映画のチラシをスキャンしようとした時、遅まきながら“石井裕也監督作”だということを知りまして。前作の「ハラがコレなんで」はどうかと思うところもあって乗れなかったんですが、基本的には好きな映画監督なんですよ。
この映画、仲里依紗さんは魅力的なんですけどねー。
しかも、思い出してみれば、ベストセラーになった原作小説には前から興味があって。僕は毎年、母の日と母親の誕生日、自分の母にDVDや本をプレゼントしているんですが(良い子アピール)、昨年、「本屋大賞を獲るくらいなのだから、さぞ愉快な本なのだろうよ (`∀´) ヨクシラナイケド」と「舟を編む」
をあげたところ、スゲー喜んでくれたんですよ。普段はあまり感想とか言ってこないんですけど、初めて「感動した! ありがとう!ヽ川`Д´)ノ」なんて熱烈に伝えてきたので超ビックリしたというか。なんとなく「そんなに良いなら、いつか読もうかな~ (・∀・)」程度には思ってたんですね。
そんなワケで、急遽、「これは観なくては!Σ(゚д゚;)」という気分になってしまったので、昨日、新宿ピカデリーに足を運んできました。オーソドックスで良い映画じゃないですかね (´∀`) ホクホク ちなみに場内は満員御礼状態だったり。
別バージョンの予告編を貼っておきますね↓
基本的に良いところまみれの映画なんですが、まず、役者さんたちが本当に素晴らしかったです。主人公を演じた松田龍平さんの“真面目演技”はとにかく愉快&好感が持てて、正直、「ここまで極端に真面目な奴がいるかよ ( ゚д゚)、ペッ」って思わなくもないんだけど、まぁ、良いじゃないですかぁ~(唐突に馴れ馴れしく)。松田龍平さんは元々カッコ良い男なワケですけど、姿勢を悪くしたりして“若干のダメっぷり”を漂わせてるところとか、さすがだなぁと。今回の役を通じて、さらに好きな役者さんになりました。
主人公・馬締光也。彼を見てると、つい「真面目か!∑(゚Д゚)」と心の中でツッコんでしまうのです。
この古風すぎるラブレターのシーンとか、ヤリすぎだと思いつつも、ちくしょう、やっぱり愉快でしたよ (^ε^) ウッフン
辞書を作る編集部の人たちも全員100点!ヽ(`Д´)ノ 特にチャラチャラした先輩社員のオダギリジョーさんがやる気を出していくあたりとか超グッときてボロボロ泣いたし、加藤剛さん演じる監修の先生も渋かったし、黒木華さん演じる元ファッション誌編集者が次第に仕事に情熱を持ち始める描写もスゲー良くて… (ノД`) ヨカッタヨゥ 彼らの仕事振りを「僕もこういう職場で働きたい!ヽ(TДT)ノ」と憧れを抱きながら観てましたね。
オダギリジョーさんが演じた“チャラいけど情の厚い先輩・西岡”は最高でした。
馬締を見出す編集者・荒木役の小林薫さんも実在感がありましたよ。
加藤剛さんが演じた松本先生は渋くて素敵! 辞書の完成直前に死んでしまうのが残念… (ノω・、) カワイソウ
伊佐山ひろ子さん演じる契約社員の佐々木は、良いアクセントになってましたな。
今どきの編集者・みどり役の黒木華さんも大好き! 最初は面倒くさそうなのに、いつの間にか辞書編集部に染まってるのが良いんだよなぁ。
その他、下宿所のおばさん役の渡辺美佐子さんも良かったし、オダギリジョーさんと結婚することになる同じ会社のOL役の池脇千鶴さんも愛らしかったですね~。鶴見辰吾さんや宮崎あおいさん、八千草薫さんあたりは、“いつもの感じ”の役でしたけど、でも、まぁ、素敵でしたよ。一番驚いたのは宇野祥平さん。印刷会社の営業社員みたいな役でサラッと出てくるんですが、「この人はいつも別人に見えるよなぁ」と感心いたしました(「超・悪人」と同じ人だなんて信じられない!)。
奧さんになる香具矢役の宮崎あおいさんは、なんかいつもの感じ。まぁ、可愛いから許す!ヽ(`Д´)ノ ナンダコレ
宇野祥平さん、普通に“営業の人”に見えて良かったです。ちなみにこの“ぬめり感”、パンフレットで堪能できマス。
で、題材もスゲー良かった。辞書って「当たり前にあるモノ」だと思いがちですけど、ちゃんと作っている人たちがいて、その労力の結晶なんですよね。以前、タマフルでサンキュータツオさんがやった「"萌える国語辞書"特集」を思い出しました(スゲー面白いので必聴!)。「オナニー→自慰→手淫」など、ゲームブック感覚でエロ単語を引いては次のエロ単語に飛んでいた中学生のころが浮かんだりもして…(男子なら高確率で経験するプレイ)。振り返ってみれば、あの当時から精神性がまったく変わってない気がするんですが、そこら辺を深く掘り下げると残念な気持ちになりそうなので止めておきますよ(なにこの文章)。
「辞書が出来るまで」の特別映像を貼っておきますね↓
あと、“仕事”について考えさせられました。僕は1つの企画を15年もかけてやったことがないので新鮮だったけど、そういう仕事も世の中には結構あるんですよね(建設とか)。「言葉の海を渡る舟を編む」というフレーズが、僕が大好きな電子戦隊デンジマンのOPの「戦いの海は牙で漕げ!ヽ(`Д´)ノ」という歌詞に似ていてグッときたのはどうでも良いとして(不要な文章)、「この社会自体、いろいろな人間が編んで成り立っている」と思うと、見慣れた街の風景も新鮮に感じられたりもしてーー(上手いことを言った風なドヤ顔で)。
まったく関係ありませんが、電子戦隊デンジマンのOPを貼っておきますね↓
Denshi Sentai Denjiman Opening 投稿者 X-Verine
特に身につまされたのが、後半の「『血潮』が辞書から抜けてることが発覚!Σ(゚д゚;) ナンデスト!→他にも抜け落ちてるかもしれないけど、チェックするには時間が足りない… (・ω・;) ウーン→でも、完成度を高めるためにはマストな作業なので、泊まり込みで頑張るッス!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォ!」という展開。もうね、「その通りでございます… (ノω・、)」と凄まじく身につまされたんです。
このシーン、他人事とは思えませんでした…。
ここから私事をダラダラと書きますが、今年の3月から4月頭まで、恐ろしく忙しくて。そんな中、娘まで入院しちゃったりと、本当に死にそうだったんですけどね…。最後の最後に、ちょっとした“間違い”を発見しちゃったんですよ。正直、納品を延ばしまくってて取引先も限界状態だったし、下請けさんも限界がきてたし、何よりも僕の精神状態&体力が限界でして。冷静に分析すると、そんなに重要な部分ではないし、「たぶん誰も気付かないから、これは見なかったことにしよう… (;`∀´) シカタナイヨ」と思ったりしたんですけれども! なんとなく部下に「あくまで『もしも』の話なんだけど、君が何日もロクに寝てない状態で、取引先や下請けの忍耐力も限界な時に“間違い”を見つけちゃったら、どうする?」って恐る恐る聞いてみたら、なんと「もちろん直します!(`・ω・´) キリッ」と即答してきたんですよ!
僕が「で、でもさ、もう今日、今すぐにでも納品しなくちゃいけないんだよ? (;´Д`) ネェネェ」「本当に些末な“間違い”というか、直ってなくてもバレないレベルなんだよ? (;´Д`) ネェネェ」「ってゆーか、もう本当に眠くて限界なので、見なかったことにして今日は帰りたいのです… (;´Д`) ネェネェ」と食い下がると、部下は「いや、それでも気付いたんだから、関係者に頭を下げて、直してから納品べきです!(`・ω・´) キリッ」と威勢の良い正論を返してきやがって… (;`Δ´) ヌゥ
そんな上司失格な問答を経て、ちくしょう、「ああん、間違ってた!ヽ(TДT)ノ」と反省した僕は、関係者に連絡をして何とか1日の猶予をもぎ取って、修正。翌日、仕事がやっと終わって、「パラノーマン ブライス・ホローの謎」を観て帰宅したというね…(「まだ映画を観る体力があったんじゃねーか ( ゚д゚) アホウガ」ってツッコミはしないで! (o^-')b ヤクソクダヨ!)
ということで、僕は非常に良い部下に恵まれてたワケですけれども(苦笑)、人間って“妥協したくなる生き物”じゃないですか。やっと映画の話に戻りますが、あの「『血潮』が抜けてた→再チェックしなければならない」って展開は、規模は全然違いつつも、最近の自分の経験とスゲー重なりましてね…。僕なんてラクな方に逃げがちなクソ野郎なんですけれども、あらためて「逃げちゃダメでした!ヽ(`Д´)ノ」と“仕事に対する姿勢”がどうあるべきかを再確認した次第。
ううむ、何が何やらな感想文になってきましたが、最後に石井裕也監督の演出も褒めておきたいところ。今までは、良くも悪くも“爆発力のある作風”でしたが、そういう要素は極力抑えられていたから、非常に驚きました。ただ、元々のコメディセンスは上手に生かされていて、オーソドックスに良い映画になってたというか。撮影も良かったし、「あ、やっぱり才能がある人なんだ!∑(゚Д゚)」と。今までの石井作品が苦手な人も、これならスムースに楽しめるんじゃないでしょうか。一応、簡単に物語を書き残しておくと、「真面目な主人公の馬締が辞書を作る15年の間に、成長したり、恋愛したりして、監修の松本先生が死んだりと切ないこともあったけど、奧さんの香具矢とラブラブで終了」って感じでした。
最後は海を見ながら、「コンゴトモヨロシク… m(_ _ )m」「みっちゃんって面白い (´∀`し ウフフ」なんてやりとりをしてました(少しウソ)。
まぁ、音楽のエモさが気になったりとか、全体的に地味なので134分という上映時間はさすがに長く感じちゃったりとか、「馬締が仕事に没頭してる時の香具矢の表情が不穏だったので、『テイク・ ディス・ワルツ』みたいなことになるかとドキドキしてたら、全然そんなことなかったぜ!(;`∀´) ヒヤヒヤ」と思ったりとかしたものの、僕的にはかなり好きな作品でしたよ。邦画をよく観る人ならチェックしても良いんじゃないですかね。ちなみにパンフレットは900円と高めですが、これがまた非常に良くできていて! シナリオが収録されていたりとボリュームがあるだけでなく、なんと劇中で作る辞書「大渡海」のと同種の紙を使っていて、あの“ぬめり感”が味わえるページまであるので、超オススメですぞ (・∀・) オシマイ
ベストセラーになった三浦しをん先生による原作小説。いつか読もうとは思ってるのですが…。
舟を編む
石井裕也監督の前作。僕のこんな感じ。
ハラがコレなんで [DVD]
サンキュータツオさんの著作。面白そうですな。
学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方
※どうでも良い覚え書き
ちなみに、この感想文を機に昨年の母の日の備忘録を読み返したら、今年プレゼントした「犯罪」をすでにあげてたことがわかって超ゲンナリしました… ('A`) シニタイ
先週の備忘録(2013/5/14~5/20)
さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓
先週は打ち合わせ&接待三昧
「クリミナル・マインド」を借りるつもりが、「24 -TWENTY FOUR-」
を観ていたという不思議
業界団体の会合は本当に面倒くさい
娘・マナ子のイヤイヤ期に苦戦…(´・ω・`)
土曜日は新宿御苑へ遊びに行きました
「高橋芳朗 星影JUKEBOX」と微妙にシンクロニシティ
会社が危なくなってきたような… ('A`)
今週はいろいろとイベントに行きたいんだけどナー (・ε・)
先週は火曜日に某業界団体の会合があって。本当はその後、お偉いさんたちと飲みに行くべきだったんですが、他の曜日も飲む予定が詰まってたので、なんかスゲー面倒くさくなりまして。「すみません、仕事が残っているので… (;`∀´) エヘヘ」とウソをついて離脱し、新宿武蔵野館で「スキャナーズ3」を鑑賞(ダメな社会人)。観る前はウロ覚えだったんですけど、やっぱりテレビか何かで観たことはあったみたいで、なかなか懐かしかったです。ちゃんとゴア&オッパイ描写もあったし、スキャナーvsムエタイのシーンなどもあったりしてね。あまり期待してなかったのもあるとは思いますが、それなりには愉快でしたよ。
一応、「スキャナーズ3」の予告編を貼っておきますね↓ 積極的にオススメはしません。
つーか、最近は仕事も家庭もモチベーションが下がってまして。特に家庭に関しては、先月下旬に青森に行って以来、娘のマナ子があまり懐いてこないというか。せっかく関係性を作っても、1日でリセットされちゃう感じ。どうやらイヤイヤ期に突入しているらしく、毎朝、保育園に連れて行かなくちゃいけないんだけど、ギャン泣きしちゃって、本当に大変なんですよね…。こういう時、1人で子育てしている人とか考えると、その苦労はハンパないだろうなぁと思ったり。
なんとなくRHYMESTERの「Hands」を貼っておきますね↓ 名盤「POP LIFE」収録ダヨ! (o^-')b オススメ!
で、そんな状況を打破しようと思ったのか、土曜日、奧さんが急に「新宿御苑にお弁当を持って遊びに行こう!ヽ川`Д´)ノ」と言い出しまして。午前中からお昼までいたんですが、我が家では初めての試みだったので、なかなか新鮮で楽しかったです。僕は自然と触れ合うのは大嫌いなんですけど(手の爪に土が入るのとかスゲー不快)、「娘のためだ… (´・ω・`)」と、一緒に葉っぱを集めたりしてね。その甲斐があったのか、月曜日に保育園に連れて行く時は、まだ「イヤイヤ」はするものの、ギャン泣きとかはしなかったので、ちょっとホッといたしました。
実は新宿御苑に入るのは初めて。結構広かったです。
上機嫌なマナ子の画像を貼っておきますね…って、これじゃわかりませんな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ
急に思いついて作ったので、お弁当は微妙な感じ…。妻よ、次こそは頼むぞ!(偉そうに)
あと、書いておこうと思ったのが、「高橋芳朗 星影JUKEBOX」のこと。先週、「防弾腹筋を作れる選曲をお願いするんだぁ!ヘ(゚∀゚*)ノ アヒャヒャ」なんて愚かな記事をアップした後にスポーツがテーマの放送が行われるなんて、微妙にシンクロニシティしてるなぁと… (゚д゚;) ゴクリ もうね、何を褒めてあげたいって、「“夏のための体作り”を始めるのは今!m9`Д´) ビシッ」ってのがスゲーわかってるところ。「ランニングのBGMにオススメの1曲」「筋トレ中のBGMにオススメの1曲」「エクササイズ後のバスタイムにオススメの1曲」など、非常に役立つ選曲だったので、今週中に渋谷のタワーレコードへ買いに行こうと思っております(買うのは1枚の予定)。
僕が一番気に入ったのは、Vampire Weekendの「Walcott」でした↓
その他、先週のタマフルの「ぼんやり相談室」で出た結婚相談について、「テイク・ディス・ワルツ」を引き合いに出して、いろいろと書きたかったんですが、説教臭くなりそうなので、割愛!ヽ(`Д´)ノ 以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。
今週行きたいイベントの覚え書き
基本的に僕のプライベートの時間のほとんどは映画鑑賞&ブログを書く予定でギッシリなんですが、たまにはクラブイベントとか、ライブとかにも足を運びたかったりしましてね。とりあえず弾丸ジャッキーの7月の単独ライブのチケットは買ってあるし、RHYMESTERの対バンイベントの抽選にも申し込んでいたりするのです。
弾丸ジャッキーのライブのチケット画像を貼っておきますね。楽しみ!ヘ(゚∀゚*)ノ
で、今週の話なんですが、仕事が早めに終わったら行こうと思っているイベントがいくつかあったりするので、適当に書き残しておきますね↓
<5/22(水)>
一番気になっているイベントは、「(有)申し訳ないとThe FINAL@西麻布eleven」ですわな。第一部のトークショーからスゲー面白そうだし、hy4_4yh feat. 高野政所さんのスペシャルライブまであって3000円は安いでしょ。…とは言いつつも、僕的に足を運ぶ予定なのは、「たわわちゃんのYOSOUアカデミー(仮)」。タマフルディレクターのコアライさん&ミノワダさんも参戦するし、コメカミさんも出るみたいだし、サンスケさんも泣く泣く(?)進行を手伝うみたいだし…。「申し訳ないと」も超行きたいんですけど、たわわちゃんを応援しに行こうと思っております。
ウシロダ画伯による素敵なフライヤー。ううむ、どうなることやら…。
<5/23(木)>
この日は、なんとシネマート新宿で「きっと、うまくいく」の18時15分の回の上映前に町山智浩さんのトークショーがあるんですよ! これは…行きたい! 映画も評判が良いみたいだし、入場料金だけで町山さんの愉快なトークまで堪能できるんだから、こんなにオトクかつ贅沢なイベントはないワケでさ。スゲー行きたいんですけど…。僕が行く予定なのは、福田里香先生&古川耕さん&金田淳子さんによる「進撃のフード理論」。なんでこちらに行きたいかというと、ううむ、上手く文章にできないんですが、かなりおかしな内容になりそうというか、魔界を目撃できる気がして (´∀`;) ナンダソレ 仕事の都合上、確実に行けるワケではないので、チケットは購入してないんですが、福田里香先生と金田淳子さんという強力な2人に挟まれた古川耕さんがどうなってしまうのかも含めて、非常に楽しみなトークショーだったりします。
なんとなく「北斗の拳」の1シーンを貼っておきますね。
<5/27(月)>
月に一度の「タマフル・トップ5オフ会」がアシパンで開催されるということで。僕が現実世界で映画の話をできるのは、ほぼこの機会しかなかったりするので、ストレス解消のためにも、なるべく参加する予定でございます。
クオリティの高いフライヤーですな~。
ちなみに、僕はオフ会ではパニッシャーのマスクを被っているので、もしこのブログの読者の方がいましたら、ぜひ気楽に話しかけてくださいな(トークスキルは低めですがー)。あと、その他の現場で会った場合でも、話しかけてもらえること自体は非常にうれしいのですが、マスクを被っていないので、思わず“修羅のような顔”を見せてしまうかもしれません…。その際は、寛大な心で許していただけると幸いです。
つい、こんなジュウケイのような顔で応対しちゃうかもしれないので、気をつけて!
以上、「今週行きたいイベントの覚え書き」でした (・ε・) オシマイ
ハナ 奇跡の46日間(ネタバレ)
ハナ 奇跡の46日間
原題:KOREA
2012/韓国 上映時間127分
監督:ムン・ヒョンソン
脚本:ユ・ヨンア、コン・ソンフィ
撮影:イ・ドゥマン
音楽:キム・テソン
企画・製作:イ・スナム
製作:キム・ジフン、イ・ハンスン、ヒョン・ジョンウン
プロデューサー:キム・ジヘ
出演:ハ・ジウォン、ペ・ドゥナ、ハン・イェリ、チェ・ユニョン、イ・ジョンソク、パク・チョルミン、キム・ウンス、オ・ジョンセ、イ・ジョンソク、チョン・ウヒ
パンフレット:★(400円/広げるとポスターになるパンフって、あまり好きじゃないです…)
(あらすじ)
韓国に卓球ブームを巻き起こしたスター選手ヒョン・ジョンファ(ハ・ジウォン)は、強豪・中国を倒すことができずにいた。そんな折、日本で開催される世界卓球選手権大会で南北統一チームが結成されることが決定する。彼女は周囲の反対を押し切ってチーム参加を決意するが、南北の選手たちは練習方法や価値観の違いから衝突を繰り返し……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
86点
※今回の記事に関しては、柳下毅一郎さんのレビューを読めば十分だと思いますよ。
※今回の記事は、映画とは関係のない文章がダラダラと書かれているので、読まなくても良いかもしれません。
先月、「ホーリー・モーターズ」を観るために渋谷のユーロスペースに行った時、この映画のポスターを見てまして。ペ・ドゥナが出演してるということで、若干の興味は湧いたんですけれども、「① 同じビルのオーディトリウム渋谷での上映→地味な作品っぽい」「② ポスターのデザインが好きじゃない&写真も泣き顔がブスっぽい&ペ・ドゥナの顔色が悪すぎ→興味半減」「③ そんなに話題になってないし、前売り券を買うのは面倒くさい→オーディトリウム渋谷には入場料金の割引サービスがない→1800円も払う気はしない」などの理由により、スルーするつもりだったんですよ。
ところが! まず、「① 尊敬する映画評論家の柳下毅一郎さんが映画レビューで高評価してた Σ(゚д゚) アラアラ」ので興味が湧き、「② 先週のムービーウォッチメンのガチャの目を紹介する際に宇多丸師匠も褒めてた Σ(゚д゚;) アンタモカ!」のを聞いてさらに観たくなり、調べてみたら、「③ 現在はGarden Theater in 虎ノ門4丁目で公開されており、会員登録すれば1000円で観られるぅ!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッター!」ことがわかったので、観に行くことに決定。いろいろと予定を変更して、昨日、Garden Theater in 虎ノ門4丁目で観て来ました。超感動的なスポ根映画でしたYO!ヽ(TДT)ノ オネーサン!
これがGarden Theater in 虎ノ門4丁目だッ! こういう映画館は初めてでしたが、意外と観やすかったです。
海外版ポスターもありました。英題は「AS ONE(1つとして)」なのね。
現在のラインナップはこんな感じ。「ハナ 奇跡の46日間」は上映は5/31(金)までの様子。
会員登録(無料)すれば、1000円で観られちゃうのさ!(`∀´) フハハハハハ
もうね、ハッキリ言って、柳下毅一郎さんのレビューを読めば十分というか。たかが月額315円で信頼できる映画評が読めるんだから、「YOU、登録しちゃいなよ!」って感じ。あらためて書きますが、僕が思ったことは、すべて毅一郎くんが書いてくれました(突然、偉そうに)。そんなワケで、超感動できるので、興味がある人は劇場へどうぞ~ (・ε・) オシマイ
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な~んてのは、さすがに手抜きがすぎるのでね(苦笑)、僕なりの感想を適当に残しておきますよ。素敵なテーマ曲でも聴きながら、話半分で読んでいただければ幸いです。
テーマ曲を貼っておきますね↓
まず、ストーリーを簡単に書くと、「1991年、卓球の世界大会に南北統一チームとして出場することに→文化の違いもあって韓国代表と北朝鮮代表が対立→時が経つにつれて、いつの間にか仲良しに→大会が始まると、若干苦戦しつつも勝ち進んでいく→ただ、あまりに調子に乗りすぎたので、“監視してる人”が激怒し、北朝鮮の選手たちは準決勝に出ないで帰国することに→準決勝は韓国メンバーだけで乗り切ったものの、決勝は統一チームとして出たいので、主人公ジョンファが雨の中、正座して抗議→その他の韓国の選手たちも正座に参加→それを見た北朝鮮側の監督(キム・ウンス)のハートが燃え上がり、命を賭けて“監視してる人”を説得→統一チームとして決勝に出場→中国に勝った!ヽ(`Д´)ノ→涙まみれの別れ!ヽ(TДT)ノ」って感じ。最後は「あの時、“小さな統一”が実現したね 川・ω・)(・ω・し ネー 」的なテロップが出て、実際の映像が流れて終わってました。
主人公は2人。韓国代表のジョンファは、熱血な体育会系(でも人には優しい)。
それに対して、ペ・ドゥナが演じる北朝鮮のリ・プニはクールな性格という、わかりやすいキャラ配置なのデス。
当時の様子を扱ったニュース動画↓ 映画ではダブルスの試合が最後でしたが、実際はシングルスだったのね。
元々が感動的な実話なんですけど、とにかく脚本が素晴らしい。北と南のカルチャーギャップコメディ要素を適度にトッピングしながらも、「友情・努力・勝利」という週刊少年ジャンプの三大原則は決して外さない感じ。柳下毅一郎さんが「これぞ王道のスポ根映画!」と評価するのも頷けますわな。
どっちが北でどっちが南か、一目瞭然すぎな集合シーン。こういうギャップ描写、楽しかったです。
凄まじくグッと来たのが、「決勝直前、ジョンファが北朝鮮選手たちの出場を嘆願して、雨の中で正座をする場面」。こんなのベタにも程があるじゃないですか。他の選手たちが次々と正座していくのも予想通りすぎるし、いつもの僕だったら「こんな茶番、見てられるか!(`Δ´)」と激怒して退場し、劇場係員を5時間説教するほどですよ(いろいろとウソ)。
確かに「雨の中で訴えかける場面」自体は“ありがち”ですが、しかし!
だがしかし! そこに至るまでの流れがしっかりしているので、ジョンファからビンビン伝わってくる“想い”に泣かされてしまうという見事な構造。主人公である韓国代表のジョンファと北朝鮮代表のリ・プニの“お互いを認めながらの友情模様”が素晴らしかったのはもちろんのこと、「韓国の選手ドゥマン(オ・ジョンセ)が金日成と同名の選手にやたらと『イルソン、水取って! (`∀´) ヘラヘラ』なんて言って挑発→ギョンソプ(イ・ジョンソク)がブチ切れて乱闘に!→そんな対立を経て、仲良く宴会する仲に」とか「韓国の女子選手ヨンジョン(チェ・ヨニョン)が北朝鮮のイケメン選手ギョンソプに一目惚れして猛アタック!」とか、「本番になるとアガッてしまって実力を発揮できない北朝鮮の女子選手スンボク(ハン・イェリ)が、泣く泣くダブルスを辞退して、ジョンファに譲る」とか「準決勝の試合を自分たちのことのように応援する北朝鮮選手たち」とか、良い感じの描写が積み重ねられていたからこそ! そしてその直前、北朝鮮の“監視してる人”の有無を言わせない恐ろしさもキッチリ見せつけていたからこそ! ジョンファの正座は、危うく観客の僕まで正座に参加したくなるほどの破壊力になっていたというね… ( ;∀;) イイセイザダナー
怒ったギョンソプが飛び蹴り気味にドゥマンをナイスキック! 韓国選手と北朝鮮選手は対立してたんですが…。
いつの間にやら、みんなで仲良く宴会! 若さっていいね。
ギョンソプに迫るヨンジョン。2人の恋は、最初は楽しいムードだったものの…。
「大会が終わったら、別れなくてはならない」ことに気付くと、一気に悲恋モード突入してました (ノω・、) カワイソウ
この北朝鮮の“監視してる人”は逆らえないムードが漂ってて、かなり怖かったです。
で、それらの要素があったからこそ、この場面が胸に迫るワケです。
クライマックスの決勝も感動的でした。団体戦で敗れる主人公側のキャラにはちゃんと“理由”が与えられてたりとか(リ・プニは肝炎が悪化&敵が最強だし、ヨンジョンは準決勝で足を痛めてた)、ダブルスで挫折を味わったスンボクがやっと本来の実力を発揮して勝利を掴む展開が用意されてたりとか、とにかく上手い。中国側が審判を買収したりとか、中国選手との和解シーンがなかったりしたのは、敵として容赦なく描写しすぎなきらいがありますけど、まぁ、仕方ないですかね。
このスンボクが開花するくだりは、「頑張ったね… (ノДT)」と号泣必至。
中国の最強選手のキャラは、ちょっと憎らしすぎた気がしないでもなかったです。
あと、実況&解説がWWEの実況席並みに盛り上がってたのは笑いましたね。
そして、僕はこの感想文の最初の方に「② ポスターのデザインが好きじゃない&写真も泣き顔がブスっぽい&ペ・ドゥナの顔色が悪すぎ→興味半減! (`∀´) ヘラヘラ」なんて書いてましたけど、実はリ・プニは肝炎を患っている設定でして。そのために顔色が悪かったんです…。体調が悪化する中、雌雄を決するダブルスで必死に戦う彼女の姿は超健気であり、浅薄に嘲笑していた自分を恥じ入りながら&泣きながら応援した次第。
彼女の白い顔は病気のせい。ああん、アタシ、ペドゥナの気持ち、全然わかってなかったんだ!ヽ川TДT)ノ
この大団円、目がもげるほど泣けました…。でも、ポスター&チラシのデザインはやっぱり良くないと思う (´・ω・`)
その後はウェットな別れの場面になり、韓国のコーチ(パク・チョルミン)が北朝鮮の監督を「兄貴!ヽ(TДT)ノ」と呼び、ジョンファがリ・プニを「お姉さん!ヽ川TДT)ノ」と呼んだりしてね。何よりも悲しすぎて死にそうだったのが、ごめんなさい、ウロ覚えではありますけど、ジョンファの「『また会おうね』とか『電話するね』とか『手紙書くね』とか、どれも無理なのに何を言えばいいの?」という台詞。書いているだけで涙が溢れてくるというか、リ・プニは「バカね、『お元気で』で良いじゃない 川 ´∀`)σ)дT) ウェーン」と優しく言うんですが、あんまりな状況だと思って… (ノДT) 一応、その2年後、2人は大会で再会するものの、それ以降は会うこともなかったそうで。最後の「“小さな統一”が実現した」ってテロップは素晴らしいし、素敵なスポ根映画で楽しかったけれども、何とも言えない切なさも残りましたね…。
その他、「卓球シーン、迫力があって超良かった!」とか「『サニー 永遠の仲間たち』で不良少女サンミを演じたチョン・ウヒが、ジョンファの“小遣いをせびる妹”の役で出演してたけど、そのお金でシンナー買っちゃダメだぞ!」とか「日本人選手がちょっと茶髪だったけど、当時は違うのでは?」とか「日本と当たった時、実況が『強豪じゃないのに』って言い過ぎ」とか「統一チーム実現に尽力した日本人にも少し触れてほしかった」とか「リ・プニがジョンファの手をそっと握るシーン、なんかドキドキしました… (´Д`;) ハァハァ」とか「この記事によると、邦題の『ハナ』は韓国語で“ひとつ”という意味で、それを知れば感動的ではあるんだけど、やっぱりわかりにくいタイトルだと思う…」とか、いろいろと書きたいことはあるんですが、割愛!ヽ(`Д´)ノ 笑いがあって、“燃え”があって、感動もある上に、キャラクターたちもちゃんと立ってるし、さらに社会的なメッセージまで込められているという、非常に良く出来たスポ根映画じゃないでしょうか。勝手な僕の想像では、花くまゆうさく先生あたりは間違いなくストライクなので、先生と趣味が似てる人は絶対観た方が良いですぞ!(o^-')b オススメ!
「北の人と南の人の交流を描いた」繋がりで、パク・チャヌク監督作を貼っておきます。嫌な話ですよね…。
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卓球映画といえば連想してしまう曽利文彦監督作。嫌いではないです。
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一応、貼っておきますね。僕の感想はこんな感じ。
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※どうでも良い備考
今回行ったGarden Theater in 虎ノ門4丁目は、森トラストガーデン・トラヨンという期間限定のアウトドアパーク内にありましてね。フットサルコートがあったり、農園があったりと、ごめんなさい、無闇に敵意が湧いてくるムードの場所というか…(心の狭い文章)。適当に写真を撮ったので、貼っておきますね。
看板はこんな感じで…。
入口を入ると、こんな感じ。右手に見えるのが映画館。
中央の広場には、人型にハーブが植えてあるのです。
案内板は透明。ちくしょう、オサレデザインめ!
「Peninsula Cafe」(ペニンシュラ・カフェ)でキーマカレーを食べたんですが…。ああ、美味しかったさ!ヽ(TДT)ノ キィィィ!
もうね、あちらこちらから漂うオサレなビジネスの香りに居たたまれなくて死にそうだったんですよ。で、ダラダラとカフェの前を歩いてたら、女性店員さんに「こんにちは~ 川´∀`) ウフフ」なんて優しく挨拶されたんですけど…その人が超可愛くて! (*゚∀゚)=3 ムッハー! なんとなく「また来ても良いかな?」と思ったりしました。おしまい (・∀・) ナニコノオチ
シー・トレマーズ(ネタバレ)
シー・トレマーズ
原題:Amphibious 3D
2010/オランダ、インドネシア、ベルギー、フィンランド 上映時間82分
監督・製作・脚本:ブライアン・ユズナ
出演:マイケル・パレ、ファナ・ファサート、フランシス・マギー、モニカ・サヤンバティ
パンフレット:なし
(あらすじ)
海洋生物学者のスカイラー・ジェーン(ファナ・ファサート)は、水上輸送のプロ、ジャック・ボウエン(マイケル・パレ)の小型ボートをチャーターし、北スマトラ海沖へ調査に向かう。その途中、沖合に建設された水上漁場で、密漁者たちによって幼い少年が強制的に働かされている姿を目撃し、地元警察に通報するがとりあってもらえない。すると、海中から謎の巨大生物が出現し、漁場を襲撃。密漁者たちを次々と串刺しにし、食い殺していく。ジェーンはジャックとともに少年の救出に向かうが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の記事は、少しだけ「ネクロノミカン」のネタバレに触れているので、気をつけて!
※今回の記事は、「('A`)」の顔文字が多めに使われていますが、気にしないで!
木曜日は基本的に更新をしない日なんですが、上映が明日で終わりそうなので、急遽更新しておきますね。ブログをやっていると、シンクロニシティというか、変な偶然が重なることがよくあって。例えば、「ラストスタンド」の感想の時に「がんばれ元気」を連想したら、「ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~」とか「アイアンマン3」の時も不思議とリンクしてしまったりして…。って、「テメェの案配じゃねーか ( ゚д゚)、ペッ」と言われると、グウの音も出ないんですがー (・ε・) グゥ
一応、徳川光成氏の画像を貼っておきますね。
で、今回の「シー・トレマーズ」ですよ。「『トレマーズ』がそれとなく好き」「あのブライアン・ユズナ監督作」「最近注目のインドネシア・ホラー」「『映画秘宝 2013年 06月号』
で杉作J太郎先生が取り上げていた」「しかもシネマサンシャイン池袋のレイトショーは1200円で観られる!」などの理由により、観ようと思っていたんですが…。先日、約3年振りに足を運んだばかりのシネマサンシャイン池袋に連続で行くことが珍しいし、何よりも主演があのマイケル・パレ! 「セデック・バレ」の感想の時、どうしても「ドルフ・ラングレン ガーディアン」で派手に爆殺されるGIFを貼りたくなってブログに載せたら、Amebaのフィルタリング機能に引っ掛かったりしてしまったワケですが、この時代、同じ月にマイケル・パレについて触れることが二度もあるなんて、何とも奇妙な偶然ではないでしょうか? まぁ、だからなんだと言われると、これ以上、この話を広げるつもりはまったくないので困るんですが、そんな不思議な気持ちを抱きながら、観て来ました。ちゃんと気持ち悪かったです… ('A`) ゲンナリ
「アイアンマン3」の吹替版に続いて、シネマサンシャイン池袋に。
レイトショー上映だと1200円で観られるのが素晴らしいですよね。
公開記念トークショー関連のサイン入りポスターが飾られてました。
話を残念なくらい雑に書くと、インドネシアの水上の漁場ジャマールで、密漁団に強制的に働かされている兄妹がいまして(妹は性別を隠している設定)。ひょんなことから兄が殺されてしまい、復讐に囚われた妹タマール(モニカ・サヤンバティ)は、巨大なサソリ型モンスター=アンカラ・ムルカを呪術で手懐けて、密漁団を襲撃させるんです。そこに、過去に娘を亡くした海洋学者スカイラーと、彼女に雇われた海の男ジャックが絡んで、あーだこーだあった挙げ句、スカイラーとタマール以外は全員死亡。ラストは、スカイラーがタマールを引き取ろうとするものの、彼女がアンカラ・ムルカの子どもを出産するシーンを目撃してしまい、超ゲンナリなムードで帰って、映画は終わってました… ('A`) ゲンナリ
頼れるような頼れないような海の男を演じたマイケル・パレ。「ストリート・オブ・ファイヤー」は永遠の代表作。
海洋学者スカイラー。彼女の想いがまったく報われないオチにはビックリ。
呪術少女タマール。可愛かっただけに、最後のシーンはドン引きでしたね… ('A`) ゲンナリ
「シー・トレマーズ」という邦題は、たぶんアンカラ・ムルカが漁場の下から襲撃してくる様子が似てるから付けたんでしょうけど、「トレマーズ」のような明るさは全然なくて。「地震をキッカケに太古の生物が蘇って…」って設定は、ちょっと「ピラニア 3D」を思い出したりしましたよ(原題の「Amphibious 3D」とか、ポスターも似てるし)。ストーリーは結構適当で、「結局、アンカラ・ムルカと呪術の関係は何なの?」とか疑問は尽きないし、キャラクターたちの行動もツッコミどころは多かったですな。
ただ、ゴア描写に関しては、序盤の“カップルが海でヒドい目に遭うシーン”からなかなか容赦なくて好感が持てました(ちゃんとオッパイも出るヨ (o^-')b ヤッタネ!)。特に密漁団の奴らは鮮やかにクズ揃いだったので、大便中に下から刺されたり、胴体をチョン切られたりと無惨に死んでいくのは実に気分爽快でしたね~。マイケル・パレがアンカラ・ムルカとヤリで戦うシーンの“合成丸出し感”は何とも言えませんでしたが、優しい目で見れば微笑ましいというか、なんとなく許せちゃいましたよ (´∀`) ガンバッタネ-
「引き上げたら、下半身が… (゚д゚;) ヒィィ」という愉快な展開。こういうベタなゴア描写、大事ですよね。
怪物とヤリで戦うマイケル・パレ。頑張ってましたぞ。
そして、何よりもゲンナリしたのがラストシーン。少女のお腹から小さいアンカラ・ムルカが這い出てくるところは、人によっては安っぽくて乗れないかもしれませんが、僕にはスゲーおぞましくて、マジで生理的に無理でした ('A`) ゲンナリ 結局、「最初に会った時に兄妹を救わなかったのがダメだった」ってことなんでしょうけど、海洋学者を“娘を亡くした母親”の設定にして、死に際のマイケル・パレに「君はあの子とやり直せ… (;´Д`)」なんて言わせた上でのバッドエンドもイヤ~な感じだし…。ブライアン・ユズナ監督の作品がグロ&無惨すぎて苦手だったことをあらためて思い出したりした次第(「ネクロノミカン」の一篇「ウィスパーズ」の“ダルマ発狂エンディング”はトラウマになっております… ('A`) ゲンナリ)。
なんとなく「ネクロノミカン」の予告編を貼っておきますね↓
そんなワケで、「『ジョーズ』を超えた恐怖! 『遊星からの物体X』
を超えた戦慄! そして、『ミスト』
を超えた衝撃!」という惹句は間違いなく言い過ぎだし、いろいろと安っぽくはあるんですけど、僕的にはちゃんと気持ち悪くて怖かったです… ('A`) ゲンナリ モンスター映画&ゴア描写が好きな人なら、チェックしても良いんじゃないかしらん。
ブライアン・ユズナ監督作。濁して書きますけど、「女性の下半身に自分の首を…」シーンが超有名ですな。
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ラヴクラフトの原作を映画化したオムニバスホラー。「ウィスパーズ」の後味の悪さはピカイチ!
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ウォルター・ヒル監督によるマイケル・パレの出世作。日本に公認のファンクラブがあるのがスゴいよね。
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日曜洋画劇場でよく観た印象の映画。「4」まであるとは知らなんだ。
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クロユリ団地(ネタバレ)

2013/日本 上映時間106分
監督:中田秀夫
企画:秋元康
製作:佐藤直樹、榎本善紀
製作総指揮:鳥羽乾二郎、井坂正行、寺田篤、秋元一孝、藤岡修
エグゼクティブプロデューサー:由里敬三
シニアプロデューサー:石田雄治
プロデューサー:田中正、秋枝正幸、末松崇洋、野地千秋
アソシエイトプロデューサー:山本章、鈴木恒夫
脚本:加藤淳也、三宅隆太
撮影:林淳一郎
美術:矢内京子
録音:矢野正人
音響効果:柴崎憲治
編集:青野直子
衣装:宮本まさ江
音楽:川井憲次
キャスティング:杉野剛
スクリプター:川野恵美
VFXスーパーバイザー:立石勝
助監督:佐伯竜一
製作担当:星野友紀
出演:前田敦子、成宮寛貴、勝村政信、西田尚美、田中奏生、並樹史朗、筒井真理子、諏訪太朗、柳憂怜、青山草太、佐藤めぐみ、岩松了、朝加真由美、高橋昌也、手塚理美
パンフレット:★★★★(700円/キャラクター紹介、関係者インタビュー、コラムと、充実の出来)
(あらすじ)
13年前から謎の死が続いているクロユリ団地に、そうとは知らずに引っ越してきた若い女性・明日香(前田敦子)は、隣の部屋から響く不気味な音に悩まされる。そして、隣室で孤独死した老人を発見してしまい、その日を境に周囲でおぞましい出来事が続発。老人の遺品整理にやってきた青年・笹塚(成宮寛貴)の助けを借りながら、老人が伝えようとしていた事実を探るが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
75点
※この映画に関しては、間違いなくネタバレを知らないで観た方が面白いので、未見の人は読まない方が良いです。で、もし観る時は、いわゆるJホラーではなく「可哀相な女性の話でも観るかな ( ´_ゝ`)」程度の気持ちで劇場に行ってくださいな。
※今回の記事は、「スペル」
※今回の記事は、残念な感じの文章が書かれていたりするので、ちゃんとした映画の感想が読みたい人は、別のブログに行った方が良いと思われます。
最初にタイトルを目にした時は、「クロユリ」という単語に「あら、女性ばかりが住むアレな感じの団地の話なのかしら… (´Д`;) ハァハァ」なんて妄想を膨らませたものですが、チラシなどを見てみれば、「リング」
新宿ピカデリーの1階にはこんな展示がありまして。

ミノル少年のプロフィールなどが発表されてました。

とりあえず最初に話の展開を書いておこうと思うのですが…。今回は、「2012年版、女子高生が使ってる“ギャル語”まとめ」やwikipediaなどを参照しながら、それとなく“今どきのギャルの言葉”を使ってみたので(該当部分は青字にしてみました)、超適当に読んでいただけるとありがたいです↓
① ミノルとの出会い
家族と一緒に団地に引っ越してきたアタシったら、砂場で1人で遊んでたミノルってガキがきゃわたんで、つい優しくしちゃったパティーン。で、隣の部屋の住人の様子が変だったので、心配になって覗いてみたら、ジジイが孤独死してた 川`∀´) ウケピー
② 実は1人でした
死んだジジイが逆恨みで呪ってきたので、専門学校の授業もままならなくて、マジバット入っちゃう。しかも、よくよく考えたら、家族はとっくに事故で死んでたってゆーか、アタシったら独り暮らししてたみたいで、寂しかったからミノルと「ズッ友だょ…」って約束しちゃった 川ノ∀`) テヘペロ
③ 霊能者登場
清掃員の笹塚さんが霊能者のババアを紹介してくれて、あとーんす。なんかマジだるいと思ったら、実はかなり前に事故死して霊になったミノルが取り憑いてるせいだって、ウケルー。すっかり悪霊だと思ってたジジイはそれを警告してくれてたみたいだけど、もっとわかりやすく言えってハナシ ┐川´ー`)┌ ツカエネー
④ 「ドアを開けろ」「開けない」バトル勃発
霊能者に「除霊するから、その間は絶対ドアを開けるな!川`Δ´) コロスゾ」とか言われても、ミノルったら激おこプンプン丸で、アタシの死んだ家族のモノマネがマジカミッテルから、ついドアを開けたくなるんですけど-? でも、笹塚さんが止めてくれて…って思ってたら、今度は笹塚さんの意識不明の婚約者のマネを始めちゃって、笹塚さんがドアを開けちゃうパティーンで、ムカ着火ファイヤーなミノルが部屋に入ってきちゃった… (゚д゚;し ヤヴァイ!
⑤ 笹塚vsミノル
ミノルったら、アタシに「一緒に遊んで」とか超カマチョだから、とりま指切りしようとしたら、かばってくれた笹塚さんが「スペル」
⑥ 静かな発狂
アタシったら、結局、またオジサンとオバサンの家に引き取られるみたいだけど(苦笑)、いいの。アタシの側にはみんながいるから… 川 ゚∀゚) ウフフフフフ
って、なんでこんな面倒くさい感じで書いたかというと、2013年5月11日のタマフルの放送後記で初めて「ズッ友だょ…」というフレーズを読んで衝撃を受けまして(それまで全然知らなかった)。それ以来、ずっとずっと使ってみたくて、今回、思い切ってみた次第。もし現役のギャルの人が読んで「バカにしてる!ヽ川`Д´)ノ キィィィ!」と不快に思われたら非常に申し訳ないんですが、僕的にはあくまでアコガレからの使用なので、目をつむっていただけると幸いです m(_ _ )m スミマセン
さて、映画の話に戻りますが(何食わぬ顔で)、いわゆるJホラー的な「振り向いたらギャー!(°Д°;) ヒィィィ!」といった心臓に悪い攻撃が予想以上になかったのは驚きましたね。僕の印象的には、「怪談新耳袋 怪奇 ツキモノ」
この2人の関係、「ぼくのエリ」

まず、素晴らしかったのが、前田敦子さん(a.k.a.あっちゃん)ですな。この映画、彼女が演じる主人公・明日香の“心の描写”がメインになるので、ずーっと映りまくりなんですけど、笑ったり、泣いたり、叫んだり、憔悴しきったり、床をベタベタ叩いたり、狂ったりと、見事な熱演で全然飽きさせないんです。ハッキリ言って、今作で一番恐ろしいのは彼女が追い詰められていく姿であり、彼女を観てるだけで十分というか、もう文句の付けようがなくて。次の出演作が超楽しみになりましたよ。
今回、さまざまな表情を見せるあっちゃん。最高でした。

序盤から中盤にかけての演出も好きでした。「明日香は家族と一緒に画面に入らない」とか「家族が同じ会話をリピートする」とか「弟の『僕と大して年齢が変わらないのに…』という台詞」とか“少し違和感を感じる演出”を散りばめてからの「実は明日香の妄想だった!Σ(゚д゚;)」というオチが超イヤな感じだったし(褒め言葉)、しかもそのネタ晴らしの時の「家族の団欒を脇で見ながら、『やめてぇ~!川TДT)ノ』と泣くあっちゃん」の場面も凶悪だったし…(褒め言葉)。そんな絶望的な孤独を見せられていたからこそ、明日香とミノルの交流がスゲー泣けたワケです (ノω・、) カワイソウ ちなみに「明日香はいつから家族の妄想をしていたのか?」に関しては、僕は引越しの際、彼女があの“思い出が詰まった段ボール”を持った瞬間からスイッチが入ってしまったと思っております(たぶんあの団地に1人で引っ越したのは「家賃が安い→育ててくれたオジサン&オバサンに負担をかけないため」では)。
この家族描写、微妙に違和感を作るところが良かった!

後半でいうと、霊能者(手塚理美)が遠隔除霊しながらの「ドアを開けろ!ヽ(`Д´)ノ」「開けない!ヽ(`Д´しノ」バトルが最高! なんて言うんですかね、イザナミのころから「こうすれば助かるけど、アレをしたらダメになっちゃうんだからね!ヾ川。`Д´。)ノ キヲツケテ!→ごめんなさい、アレをしちゃいました (ノ∀`) テヘ→せっかく苦労したのに大失敗~♪ 川°∀°)人ヘ(゚∀゚*)ノ ドウニデモナーレ」って話は腐るほどあるワケですが、まさか笹塚の婚約者まで利用するなんて!(生き霊ではなくて、ミノルが幻覚を見せてたんだと思う) アレは、開けちゃう。自分自身と奧さんを当てはめてリアルにシミュレートしてみれば、あのドアをノックされた瞬間、僕の心の扉も叩かれて、「君とどっか出掛けたい~♪ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」って感じですがな(なんだこれ)。直後の「除霊失敗→霊能者吐血! 川 ゚д゚)・:∴ゲハッ」のお約束も大好物ということでね、しっかり堪能させていただきました。
僕が初めて見た「開けろ」「開けない」バトルは「恐怖新聞」第6巻

鬼形礼ったら「絶対に出ません!」とキッパリ断言。

でも、やっぱり騙されて出ちゃうのでした (´∀`) バカネ こういう展開、大好き!

そんなワケで、この遠隔除霊が失敗する展開も美味しくいただきました~。

な~んて褒めつつも、実は不満なところもありまして。ってのは、序盤から中盤にかけての明日香とミノルの交流描写には結構グッときてて、僕的には「ミノル自身には悪意はないんだけど、幽霊だから一緒にいるだけで明日香の生命力を減らしてしまう→それでも求め合う2人」といった切ない話だと思って。「最後、ミノルは除霊されそうになるも、思わず明日香が守ってしまって、悲しい最期を迎えるのだろうよ… (ノДT) アンマリダー」とフライング涙を流していたんですが…。いきなり悪魔のような能力をバシバシ発動するのは萎えるというか。
「開けろ!ヽ(`Д´)ノ」「開けない!ヽ(`Д´しノ」の攻防はかなり好きな展開なのでスルーしましたけど、室内に入った後のミノルによる笹塚への攻撃の数々はやりすぎじゃないかなぁと。それまではタマフルの特集で三宅隆太監督がおっしゃってた心霊映画的なムードだったのが、一気に普通のJホラーっぽくなっちゃったというか。百歩譲って、「スペル」
笹塚が殺される場面の“無惨な情けなさ”は好きなんですけど、映画全体としては不要な気が…。

ううむ、無駄にダラダラと長くなっちゃったので、「僕が小学生のころに団地で飛び降り自殺を目撃した話」や「警官時代に死んだ独居老人を扱った話」などは割愛!ヽ(`Д´)ノ 何はともあれ、「ドキドキ… (´Д`;) →ビックリ!Σ(゚д゚;)」的な要素はあまりないですけど、人の心の弱さや脆さをイヤ~な感じで描いてるイヤ~な映画でしたよ。ツッコミどころもなくはないんですが、あっちゃんの演技は一見の価値アリなので、興味がある人はぜひ!ヘ(゚∀゚*)ノ ゼヒ! あと、恥ずかしながらノーチェックだったんですが、現在、テレビドラマも放送されているみたいなので、来週から録画しようと思っております。
検索したら、「炎のニンジャマン」

おしまい (・ω・)
中田秀夫監督作といえば、これですな。あの貞子のシーン、本当に怖かったなぁ…。

リング (Blu-ray)
未見の中田秀夫監督作。スターリング・エレファントさんが推してたので観たいけど、キツそうなんだよなぁ…。

仄暗い水の底から [DVD]
三宅隆太監督作。娘を持つ父親的には最悪な映画だったのに、劇場で3回も観たというね。

七つまでは神のうち [DVD]
原田眞人監督作。AKB48が出演しまくっているそうな。未見なんですけど、あまり観る気はしないかなー。

伝染歌 プレミアム・エディション [DVD]
映画を元にしたノベライズを貼っておきますよ。

クロユリ団地 (角川ホラー文庫)
コミカライズも貼っておきますね。

クロユリ団地 ‐Comic‐ (怪COMIC)
サム・ライミ監督による実に良くできたホラー映画。コミカルなところもあって、オススメの1本でございます。

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ジャッキー・コーガン(ネタバレ)
ジャッキー・コーガン
原題:Killing Them Softly
2012/アメリカ 上映時間97分
監督・脚本:アンドリュー・ドミニク
製作:ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、スティーブ・シュワルツ、ポーラ・メイ・シュワルツ、アンソニー・カタガス
製作総指揮:ミーガン・エリソン、マーク・バタン、ビル・ジョンソン、ジム・セイベル、ボブ・ワインスタイン、ハーベイ・ワインスタイン、アディ・シャンカール、スペンサー・シルナ
原作:ジョージ・V・ヒギンズ
撮影:グレッグ・フレイザー
美術・衣裳:パトリシア・ノリス
編集:ブライアン・A・ケイツ
出演:ブラッド・ピット、リチャード・ジェンキンス、ジェームズ・ガンドルフィーニ、レイ・リオッタ、サム・シェパード、スクート・マクネイリー、ベン・メンデルソーン、ビンセント・カラトーラ
パンフレット:★★★(700円/コラムは読み応えあるけど、もう少し金融危機云々との関連に踏み込んだ解説もほしい感じ)
(あらすじ)
「優しく、殺す」をモットーにする殺し屋ジャッキー(ブラッド・ピット)は、「ドライバー」と呼ばれるエージェント(リチャード・ジェンキンス)から、賭博場強盗の黒幕を捜索する依頼を受ける。ジャッキーは前科のあるマーキー(レイ・リオッタ)を探し出すが、実際に強盗を仕組んだのは別の悪党3人組であることが発覚。さまざまな思惑が交錯するなか、ジャッキーは事件にかかわった人間を皆殺しにすることを決める。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※今回の記事は、映画とは関係のない文章が多く書かれているので、読まない方が良いかもしれません。
※今回の記事は、実にくだらない下ネタが書かれているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いかもしれません。
今年の1月下旬、ユナイテッド・シネマとしまえんにて2回目の「96時間 リベンジ」を観た時、「そういえば、前売り券でも買っておこうかな~」と思って、ロビーにあった一覧表をチェックしたんですが…。「ジャッキー・コーガン」の前売り特典を見て、ビックリしたんです。
劇場で販売されている前売り券と特典の一覧があったんですが…。
「ジャッキー・コーガン」は、なんと「セクシー」!?
「セクシー」って何よ? 色気があることを表す形容詞なのに、それをくれるってどういうことなの? ううむ、何かフェロモンスプレー的な特典なのかしら。「ジャッキー・コーガン」という、「ココシリ」や「シリアナ」
などと同じく、“性”を連想させるタイトルの映画でもあるし(原題は違いますがー)、もしかすると何らかの性的魅力が身に付くハイパーな特典なのかもしれぬ… (・ω・;) ヌゥ ということで、ドキドキしながら速攻で売店に行ってムビチケを買ったら、ちくしょう、ただのクシでした (・∀・) ダジャレカヨ
映画のロゴが入ったクシでしたよ。僕の髪形、坊主なんだけどな…。
裏面には説明書きが。「クシ」の部分を強調したりしてね。
って、そんな話はどうでも良いでガース!(゚∀゚し ナンダコレ なんだかんだとやることがあったりしたのと、ムビチケを使える劇場の近所に行く機会がなくて(なんか使い勝手悪い…)、なかなか観られなかったんですけど、先日、やっとユナイテッド・シネマとしまえんで観て来ました。「面白いところはあったけど… (´・ω・`)」って感じですかね。
夜のユナイテッド・シネマとしまえんに行って来ました。
ついバナナキャラメルポップコーンを食べてしまったのは、「愛、アムール」の後遺症なのです… (ノω・、)
少し前に映画秘宝か何かで映画評論家の町山智浩さんの文章を読んで、「派手な殺し屋映画じゃない」というのはわかってたつもりだったんですけど、いつの間にかすっかり忘れちゃってて。予告編を観て、最近観たトム・クルーズ主演の「アウトロー」っぽい感じかと思い込んでたので、実際に観たら良い意味でも悪い意味でも驚きました。
予告編はかなり違う感じ。この爆破シーンとか、“チンピラの単なる失敗笑い話”でビックリ。
お話を簡単に書いておくと、賭場荒らしが発生して(←ここの描写、20分くらいある)、“ドライバー”から依頼を受けたジャッキー・コーガンが犯人を探すことに。まずはスケープゴートとして、過去に強盗の自作自演をしたことがある賭場の支配人マイキー(レイ・リオッタ)を殺害。その後、賭場を荒らした奴もアッサリ判明したので、信頼できる殺し屋のミッキー(ジェームズ・ギャンドルフィーニ)に頼もうとしたら、まったく使い物にならなくなってて、結局、自分で賭場を襲撃した一味を始末しましてね(1人は投獄されて命拾い)。最後は支払いを値切ろうとする“ドライバー”に「金払え!(`Δ´)」とコーガンが怒って、終わってました。
予告編のこの場面で終わるとは思わなかったです。
何が予想外だったかって、会話シーンがスゲー長い。クエンティン・タランティーノの映画を連想したんですけど、パンフレットの滝本誠さんのコラムによると、原作を書いたジョージ・V・ヒギンズの小説はいつもそんな感じらしくて、むしろタランティーノの先達的存在なんだとか。まぁ、「呼んでみたらアル中の役立たずになってて、エロ話ばかりする殺し屋ミッキー」は面白かったけど、チンピラのラッセル(ベン・メンデルソーン)が大麻でラリッてるシーンや、酒場でのコーガンとフランキー(スクート・マクネイリー)の煮え切らない会話シーンは凄まじくイライラしたので、トータルで考えると結構ウザかったです。
左がラッセルで、右がフランキー。ちなみにラッセルが強盗を他人に自慢したことで犯行がバレるというね… ('A`) バカスギ
あと、2008年の金融危機のニュースやら大統領選の演説やらが絡んでくるのも面倒くさかったです。パンフレットでも少し触れていましたが、町山さんによると「サブプライムローンをギャングの賭場荒らしに象徴させたアメリカ経済の話」だからなんだそうで。「レイ・リオッタ処刑は、ブッシュの公的資金注入に対するアンチテーゼ」とか「ギャング映画の形で08年の金融危機に対する批評をしている映画」とか「役に立たないガンドルフィーニは金融崩壊に何もできなかった財務長官の揶揄」とか、「なるほどなぁ」と感心はするし、思った以上に深い作品なんでしょうけど、ごめんなさい、「その要素、僕はいらないや (・∀・)」って心境だったり。
左がミッキーで右が財務長官のヘンリー・ポールソン。ルックスが似てますな。
ただ、ズバ抜けてグッとくるところもあったりして。それは…レイ・リオッタ演じるマイキー! 自業自得なキャラではあるんですが、リンチシーンが凄惨で可哀相すぎだし、コーガンに射殺されるシーンはスローでカッコイイしと、この映画の見どころを担当してましたよ。それと、スゲー好きだったのが、コーガンによる“フランキーの殺し方”。「命だけは助けると信じ込ませた上で、不意を突いて射殺する」というのは、「Killing Them Softly(そっと彼らを殺す)」という原題の通りというか。「最も優しい処刑方法は『釈放する』と伝えて、喜んでいるうちに背後から射殺することだ」(ウロ覚え)みたいなことを何かのアメドラで言ってたのを思い出しましたね~。
この映画、酷い目に遭うレイ・リオッタが一番の見どころじゃないカナー。
ということで、変な映画でした (・∀・) 僕は好きなところもあったので、観て良かったとは思ってるけど、気軽にオススメはできないかなぁ。予告編のような映画だと期待値を高めて観たら高確率で激怒する気がするので、興味がある人は“ダラダラしたギャングの会話劇”を観に行くつもりで足を運ぶと良いんじゃないかしらん。
アンドリュー・ドミニク監督×ブラッド・ピット主演作第一弾。僕はこっちの方が好きです。
ジェシー・ジェームズの暗殺 特別版(2枚組) [DVD]
ジョージ・V・ヒギンズによる原作小説。こっちに「08年のアメリカの金融危機」などの要素は入ってないそうです。
ジャッキー・コーガン (ハヤカワ文庫NV)
アレなタイトル繋がりで。「ココ、尻」って書くとドキドキが増すけど、内容は地味でハードな映画だったり。
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より大胆に、ダイレクトなタイトル。内容は「石油利権ってイヤね (´・ω・`)」って感じでしたよ(やる気のない文章)。
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最終的にはこの一字だけでも、ときめいてしまう心。以前、宇多丸師匠がライブでオススメしてました。
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これも下ネタと言えますな。映画の内容は「アメリカの健康保険事情って大変だね (´・∀・)(・∀・`) ネー」って感じ。
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このタイトルで「ロボによる自慰行為」を連想してしまった僕は、少し休んだ方が良いのかもしれません…。
ロボジー<Blu-ray>スペシャル・エディション(特典Blu-ray付2枚組)
最後は、ロジャー・コーマンの半生を描いたドキュメンタリーを貼っておきますね。僕の感想はこんな感じ。
コーマン帝国(Blu-ray Disc)
先週の備忘録(2013/5/21~5/27)
さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓
火曜日は、「ハナ 奇跡の46日間」を観に行って感動!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン
水曜日は、「たわわちゃんのYOSOUアカデミー(仮)」でおめでとうエンディング (´∀`) オメデトウ
木曜日は、「進撃のフード理論」で“腐った巨人の進撃”を目撃!Σ(゚д゚;) ヒィィ!
金曜日は、娘マナ子の予防接種に行って来ました (o^-')b ダイジ!
土曜日&日曜日は、奧さんサービスでマナ子とお留守番 ( ´∀`)(´∀`し ウフフ
月曜日は、タマフル・トップ5オフ会でいろいろとグッときた!ヽ(`Д´)ノウォォォ!
ちなみに仕事はスゲー無理難題を吹っかけられてて、大変な状況だったり (o^-')b ナゲダシタイ!
なんか先週については、書きたいことが多すぎて、ダラダラと長くなりそうな予感…。まぁ、火曜日についてはこんな感じ。で、水曜日の「たわわちゃんのYOSOUアカデミー(仮)」に関しては、仕事で1時間ほど遅刻してしまったので、タマフルディレクターのコアライさん&ミノワダさんの話は聴けなかったんですが、サンスケさんのフォローもあったり、コメカミさんの持ち込み企画もあったりして、前回よりもイベントとしてまとまってた印象。タマフル出演時のゲフンゲフンな話も面白かったしね ( ̄ー ̄) ニヤッ 3回目は7月に開催されるみたいですけど、頑張ってほしいなぁと思っております。
ウシロダ画伯による素敵なフライヤー。3回目はどうなるのか…。
木曜日は、「進撃のフード理論」のために下北沢に行きまして。“アシパン超人”のデビスコさんを始め、アシパン常連率が高い中、福田里香先生×古川耕さん×金田淳子さんによるトークイベントを観たワケですが、これが本当にスゴかった。福田里香先生と古川耕さんによる前半も面白かったんですけど、金田さんが登場してからの“場のスパーク振り”は、凄まじいとしか言いようがなかったです。
トークイベントが行われたのは下北沢のオサレ本屋B&B。「バーニング&ブラッド」の略だとか(勝手なウソ)。
看板も小憎らしいほど良い感じでした。
後半は、金田さんによる「スーパー鎖骨タイム」といった“思わず二度見する名言”が連発状態であり、福田先生も水を得た魚のようにどんどん腐っていって…。そこに古川さんも飛影などの燃料を小気味良く投下していくので、会場はすっかり腐海と化してました。「『進撃の巨人』と『トーマの心臓』
は学食漫画」など、なるほどと思わせる話も多かったし、本当に最高だったので、ぜひ2回目を開催してほしいところです。
金田さんと福田先生の共鳴振りを見て、「逆境ナイン」の“やる気パルス”のシーンを思い出したり。
金曜日は、午後から会社を休みまして。予防接種をさせるため、マナ子と病院に行ってきました。3種類のワクチンを打たねばならない→3回注射されるということで、非常に泣きわめいて抵抗してきたものの、彼女のためなので、しっかりと体を押さえて注射を受けさせたんですが… (ノω・、) ゴメンネ 終わった後は、平松伸二先生の漫画に出てくる“レイプされた女性”のような放心状態になっちゃって。抱っこしようとすると、「ケダモノー!ヽ川TДT)ノ アウアー」って感じで暴れまくって、結構大変でした ('A`) ゲンナリ
マナ子ったら、こんな感じで放心状態になって…って、縁起でもないですな(「BLACK ANGELS」第1巻より)。
でも、帰宅して、オヤツを食べさせたら即ゴキゲンに回復。イヤイヤ期がもう終わってしまったかのように、奧さんが帰宅するまで、超仲良く遊びまして。土日も、奧さんの用事があったため、ずっと2人で過ごしたんですが、洗濯物を干し終わった後、洗濯物を入れていたカゴに入れて運んだら、スゲー喜んでくれて、さらに懐いてきたりしてね (´∀`) ウフフ 抱えて振り回すだけで筋トレにもなるし、我ながら良い発明をしたと、自分で自分を褒めたりした次第。
カゴに入ってゴキゲンなマナ子がエアギターを開始!(少しウソ) カゴの強度は、15キロくらいまでは耐えられそう。
そして、月曜日。早めに仕事を切り上げて、タマフル・トップ5オフ会に参加すべく、渋谷に向かったんですけど、まず立ち寄ったのがタワーレコード渋谷店。お給料が出たので、「高橋芳朗 星影JUKEBOX」でオススメしてた曲でも買おうかと思いまして。5階に行ったら特設コーナーがあって、番組で紹介した曲のアルバムがズラリ。悩んだ結果、「ランニングのBGMにオススメの1曲」としてチョイスされた「Walcott」を収録した「Vampire Weekend」を購入いたしました。今後は応援の意味を込めて、毎月1枚、このコーナーから買うことにしようかしらん。ちなみに6/9の放送ではリスナー・リクエスト大会をやるそうなので、ぜひメールを送りたいところであり、僕は「娘の乙女心がスクスク育つ曲」をリクエストする予定でございます(コンバットRECさんのパクリ)。
このコーナーは渋谷のタワレコの5階のエスカレータ付近にあります。
番組で取り上げたアルバムが紹介されているのはもちろんのこと…。
TSUTAYA店員がテーマに合わせてチョイスした曲も置いてあるのです。
ということで、「Vampire Weekend」の他、町山智浩さんの単行本と「ベスト・オヴ・ボウイ」
を買っちゃいました。
で、いんでいら 道玄坂店でカレーを食べてから、アシッドパンダカフェへ。早めに行って準備を手伝おうと思ってたんですが、すでに気の利いた女性リスナー2人がテーブル等のセッティングを完璧に終えており、僕はあまり意味ない感じだったりしてね (ノ∀`) テヘ まぁ、早く行ったことでK.U.M.A.さんと「クロユリ団地」と「死霊のはらわた(リメイク版)」の話が出来たのは良かったです。
お馴染みですが、ウシロダ画伯のフライヤーを貼っておきますね。
オフ会自体は、今までで一番馴染んだ気がします。特筆するなら、初めてお会いしたリビドー山さんとの筋肉話が新鮮でしたね~。あと、showtaxiさんの襲撃には驚いたし、「あれから大丈夫だったのかなぁ…」と少し心配だったり。高野政所さんによる中締めトークも相変わらずスゲー面白かったし、心底「行って良かったなぁ」と思いました。来月は6/27(木)に開催予定なので、興味がある方はぜひ!ヘ(゚∀゚*)ノ 一見さんでもスムースに楽しめると思いますよ~。
ちなみにオフ会の地獄風景さんによる「C!」コールは、ハッスルのオマージュ…というのは深読みでしょうか…。
以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。
2013年6月公開で観たいと思っている映画の覚え書き
毎月最後の火曜日は、来月公開の「観たい映画」を書いておくということで、とりあえず僕が2013年6月公開で観たいと思っている映画はこんな感じだったりします↓
※◎は「絶対観る」、○は「たぶん観る」、△は「興味ある~」って感じです。
6/1
バレット ◎
オブリビオン ◎
グランド・マスター ◎
マニアック ◎
イノセント・ガーデン ○
リアル~完全なる首長竜の日~ ○
ある会社員 △
殺人の告白 △
共謀者 △
ロマン・ポランスキー 初めての告白 △
はじまりのみち △
MMA ドキュメンタリー HYBRID △
6/8
G.I.ジョー バック2リベンジ ◎
エンド・オブ・ホワイトハウス ◎
クソすばらしいこの世界 ○
ローマでアモーレ △
蒼白者 A Pale Woman △
世界が食べられなくなる日 △
コレクター △
ラーメンより大切なもの~東池袋 大勝軒 50年の秘密~ △
6/15
嘆きのピエタ ◎
華麗なるギャツビー ◎
スプリング・ブレイカーズ △
折れた矢 △
インポッシブル △
ギャングバスターズ △
6/22
アフター・アース ◎
アイ・アム・ブルース・リー ◎
しわ ○
殺しのナンバー △
さよなら渓谷 △
かしこい狗は、吠えずに笑う △
10人の泥棒たち △
21オーバー 最初の二日酔い △
6/29
ハングオーバー!!! 最後の反省会 ◎
スタンリーのお弁当箱 ◎
欲望のバージニア ○
ポドリ君の家族残酷史X-韓国の夜と霧- △
真夏の方程式 △
コンプライアンス-服従の心理- △
立候補 △
コン・ティキ △
もうね、今月も見逃せない映画が多すぎ!ヽ(`Д´)ノ 特に6/1(土)公開作の豊作振りがハンパじゃなくて(5/31公開の作品も含めております)。シルベスター・スタローン主演×ウォルター・ヒル監督作の「バレット」は義務だとして、その他にも観たい大作が目白押しだし、何気に韓国映画も面白そうなのが多いし…。さすがに全部観るのは無理なので、どれかは諦めなくてはならないワケですが、迷いますな~。
「バレット」の予告編を貼っておきますね↓
6/8(土)以降でマストなのは、何と言っても「G.I.ジョー バック2リベンジ」! 「ロボットの代わりに忍者が出てくる『トランスフォーマー』」って印象の前作に、存在感が濃厚すぎなロック様&ブルース・ウィリスが参戦してきたせいで、“ジャンルは同じだけどまったく違う映画になってしまった感”のある続編ですが、ハッキリ言って、今年のベスト候補の1本なのは間違いなくて。忍者vsマッチョのバトル模様だけでなく、「予告編にチラリとしか映らない“前作
の主人公”チャニング・テイタムはどうやって意地を見せるのか?」なども気になるということで、これはぜひIMAXで堪能したいところです (´∀`) ウフフ
「G.I.ジョー バック2リベンジ」の予告編↓ なんか、焼きそばに牛丼を載せちゃったような映画ですよね。
それと「アフター・アース」も絶対に観るつもりです。それは「何気にM・ナイト・シャマラン監督作だから」ではなく、主演がウィル・スミス親子だから。以前、リメイク版「ベスト・キッド」を観た時、どうしても「金持ちダディが名作のリメイクに自分の息子を起用して、師匠にはジャッキー・チェンを配置」(しかも、ちくしょう、作品自体はなかなか高いクオリティ)というのが鼻に付いて許せなかった!ヽ(TДT)ノ 許せなかったんです…がしかし! 最も許せなかったのは、中年になってもそんな風に憎悪をボーボー燃やしてしまう、猫の額並みに狭い己の心 (´・ω・`) そんなこと程度でムキになるなんて大人げないにも程があるというか。このブログは中学生も読んでいるということでね、しっかりした大人の姿を見せなくてはならないと思って、あえて前売り券を購入。この映画を観ることで、彼ら親子への憎悪を乗り越えるつもりでございます(大げさな文章)。
「アフター・アース」の予告編です↓ 静まれ、僕の憎悪…。
最後に、「絶対観たい!ヽ(`Д´)ノ」ってほどじゃないけど、なんとなく頭の隅から離れないのが、「コレクター」と「殺しのナンバー」。この2本、どちらも「ジョン・キューザック スペシャル」として公開されるジョン・キューザックの主演作なんですけど、彼ってそんなに人気ありましたっけ? 僕的にはどこに需要があるのかサッパリなんですが、そう考えれば考えるほど「実は2本とも名作なのでは? (・ω・;) モシヤ?」と深読みしてしまって…。基本的には観ないと思いますけど、なんか気になっちゃうんだよなぁ。
「コレクター」の予告編↓ 「父親がそんなに強くない『96時間』」って感じかしらん。
「殺しのナンバー」の予告編↓ なんかニコラス・ケイジ主演作っぽい。
その他、名画座系では早稲田松竹で6/8(土)から6/14(金)まで上映される「かぞくのくに」と「希望の国」
の二本立てが観たかったりします。以上、2013年6月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。
藁の楯 わらのたて(ネタバレ)
藁の楯 わらのたて
2013/日本 上映時間124分
監督:三池崇史
製作指揮:城朋子、ウィリアム・アイアトン
エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治、小岩井宏悦
プロデューサー:北島直明、坂美佐子、前田茂司
原作:木内一裕
脚本:林民夫
撮影:北信康
照明:渡部嘉
美術:林田裕至
録音:中村淳
装飾:坂本朗
編集:山下健治
音楽:遠藤浩二
主題歌:氷室京介
助監督:渡邉武
音響効果:柴崎憲治
CGIディレクター:太田垣香織
キャスティングプロデューサー:伊東雅子
ラインプロデューサー:今井朝幸、善田真也
制作担当:堀岡健太、中島正志
警察監修:古谷謙一
出演:大沢たかお、松嶋菜々子、岸谷五朗、伊武雅刀、永山絢斗、余貴美子、藤原竜也、小沢和義、山口祥行、本宮泰風、新妻聡、山崎努、本田博太郎
パンフレット:★★★(700円/福岡ー東京間の地図が好きです)
(あらすじ)
孫娘を殺害された政財界の大物・蜷川(山崎努)が、新聞に「この男を殺してください。清丸国秀。御礼として10億円お支払いします」と行方不明の犯人殺害を依頼する全面広告を掲載。日本中がにわかに殺気立ち、身の危険を感じた犯人の清丸国秀(藤原竜也)は福岡県警に自首する。警察は警視庁警備部SPの銘苅一基(大沢たかお)、白岩篤子(松嶋菜々子)ら精鋭5人を派遣し、清丸を福岡から警視庁まで移送させる。しかし、清丸への憎悪と賞金への欲望にかられ、一般市民や警護に当たる警察官までもが5人の行く手を阻む。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
65点
※今回の記事は、原作小説や「セブン」
のネタバレにも触れているので、知りたくない人は気をつけて!
※ごめんなさい、今回の記事はダラダラと読みにくいので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです…。
この映画、かなり観たかったんですよ。「三池崇史監督のアクション映画はチェックする主義」というのもありますが、何よりもストーリーが面白そう。「逆境の中、悪党を移送していくうちに友情が芽生える」的な映画は「3時10分、決断のとき」とか「16ブロック」
とかあったし、「子どもを誘拐された金持ち父さん
が、貧乏父さんに上から目線のアドバイスをかましながら、犯人に懸賞金をかける」という「身代金」
なんてのもあったし(一部、不要なウソ)、「『逃がしたら1億ドル』という賞金目当てのクズどもと戦いながら、麻薬王を護送する」という「S.W.A.T.」
もあったワケですけど、「10億円の賞金が掛けられたクズの命を守らなくちゃならない!(;`Δ´) ヌゥ」というのは、なかなかフレッシュな設定だと思って。ユナイテッド・シネマとしまえんのレイトショーで観て来たんですが、「もう少し頑張ってほしかった!ヽ(´Д`;)ノオシイ!」と思いました。
ユナイテッド・シネマとしまえんのレイトショー割引、実に重宝しております。
男の子と違う40歳中年男性って、「好き」と「嫌い」だけで「普通」がないワケですが(別に上手くない「デリケートに好きして」オマージュ)、どちらかといえば好きな映画ではあるというか。いや、よくよく振り返ると、ちくしょう、大好きではあるんですけど、スゲー微妙に感じるところもあって、引き裂かれる僕の心…(なんだこれ)。とりあえず、雑な個条書きでお話を書いておきますね↓(良かったところは赤字、微妙だったところは青字にしております)
① ロリコンクズ野郎・清丸が政財界の大物・蜷川の孫娘を殺害し、10億円の賞金が掛けられる!Σ(゚д゚) ナンデスト!
② 匿ってくれてた人に襲われて身の危険を感じた清丸は福岡県警に自首 ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ
③ 警視庁のSPの銘苅や白岩他、計5人のチームで清丸を東京(警視庁)まで移送することに ( ゚д゚) メンドクセー
④ 飛行機が無理になったので、高速道路を使って、大型輸送車で移送することに (`∀´) アンシンデスナ
⑤ ニトログリセリンを積んだタンクローリーが襲撃して「ダークナイト」っぽい場面に (・∀・) オマージュデス
⑥ 機動隊員の襲撃により、新幹線での移送にプラン変更 (´・ω・`) シカタナシ
⑦ なぜか新幹線に乗ってることがバレて、ヤクザが襲撃!→神箸刑事(永山絢斗)が死亡… ('A`) マモルカチ、アルノカヨ...
⑧ 子どもを人質に取って清丸を殺そうとする中年も登場!→射殺した関谷刑事(伊武雅刀)が離脱… ('A`) ウンザリ
⑨ 新幹線の線路上に障害物が!→静岡から徒歩で向かうことに (; ゚д゚) マジカヨ!
⑩ ヒッチハイクできた…と思いきや、運転手は清丸に娘を殺された被害者遺族→襲撃してきた!∑(゚Д゚;) タイヘーン!
⑪ 位置がバレてたのは、奥村刑事(岸谷五朗)のせいだったことが発覚→移送チームから排除 (`Δ´) ウラギリモノ!
⑫ 奥村のせいで清丸が刑事2人を人質に取っていることに→清丸への射殺命令が発動!(ノω・、) モウダメポ...
⑬ ところが、気の良いタクシー運転手のおかげで検問突破! そのまま警視庁へGO!(o^-')b ヤッタネ!
⑭ と思いきや、清丸が不意を突いて白岩を殺害! 銘苅が激怒して「セブン」のラストっぽいムードに! (・∀・) オマージュデス
⑮ 結局、銘苅は清丸を殺さず、警視庁まで移送完了 (´д`;) ツカレター
⑯ すると、そこに蜷川が登場! 仕込み杖で清丸を殺そうとするので、銘苅が説得開始 ( ゚д゚) ウゼー
⑰ 清丸が仕込み杖をゲットし、蜷川を殺害しようとする→銘苅が盾に!Σ(゚д゚;) スッゲ...
⑱ 清丸の判決は死刑。どうせ死刑になるならもっと殺せば良かった (・ε・) チェッ
⑲ 銘苅が白岩の息子を引き取ったムードでエンドクレジットに… (´∀`) オツカレサマデシタ
まず、野暮なことから書いていくと、「物語にリアリティを感じない」という雑音はあって。「殺人教唆で賞金はもらえないんじゃないの?」という疑問が湧くし、そもそも蜷川が関連する人や企業の社会的信用に大ダメージを与える行為だから、さすがに誰も蜷川に従わないような。つーか、裁判員制度が導入されている昨今、一度、強姦殺人で捕まった奴がまた同じような手口で少女を殺してたら確実に死刑だろうし、別に「情報提供者に1億円!ヘ(゚∀゚*)ノ」とかで十分だったんじゃないかしらん。
移動手段に関しては「飛行機に細工されたからって、次の便で行けよ(航空会社の威信にも関わるんじゃないの?)」とか「お偉いさんが乗って来たヘリで行けよ」とか思っちゃう。警察関連の描写では、「シングルマザーのSPって…」とか「警視庁の捜査一課の刑事にしては、永山絢斗さんは若すぎ」とか「なぜか防弾チョッキを着用せずに殺される神箸と白岩」とか。うるさいことを書くと、「序盤ですでに警官が留置場で清丸を襲撃している→単独行動をさせないよう、小隊長&分隊長&横の繋がりが監視してる」だろうから、機動隊員がああいう感じで襲う確率ってスゲー低いと思う(「ギャンブルで借金があって~」という動機はリアルだけど)。というか、警察上層部を操れるくらいなら、清丸殺害を依頼済みの警官で移送チームを組めば良かったのにねー。
な~んて言いつつも、こういう些末な部分は、アクションが良かったり、映画に勢いがあったりすれば、気にならないものでもありまして。実際、序盤の清丸vs匿ってた男・田中(新妻聡)のバトルから始まって、留置所の警官や病院の看護婦や機動隊員やタンクローリーなどが襲撃してくるあたりまでは、設定的に変だとは思いつつも、「なかなか面白いじゃん!(*゚∀゚)=3ムッハー」と普通に楽しめてたんです。
序盤、清丸がいろいろな人に襲われまくるのは良かったですな。
ところが、物語が進行するにつれて、いくら良い感じのところがあっても、それを上回る“変な部分”があるから、スムースに乗り切れなくなってくるんですよね…。例えば、映画後半。「逃走した清丸が寝ている少女を襲おうとする場面の不穏なムード」はスゲー良かったりするのに、その直前に優秀なSPであるハズの白岩が「あれ、なんですかね? (・ω・)ノ」「えっ、何もないじゃない…って、逃げられた!Σ(゚д゚;し イヤーン」というコントのような手口で騙されてたりするから、相殺されて素直に楽しめないというか。
この場面自体は、娘を持つ父親的には「早く逃げてぇー!ヽ(´Д`;)ノ」と凄まじくハラハラしたんですがー。
例えば、クライマックス。白岩を殺されて激怒した銘苅が、「“妻が『人を守るのがアナタの仕事 川o^-')b』と言った”なんて話をしたけど、死人がそんなこと言うワケねーだろ!ヽ(`Д´)ノ」「お前を誰よりも一番殺したかったのはオレだぁぁぁっ!ヽ(`Д´)ノ」「このあらいを作ったのは誰だぁぁぁっ!ヽ(`Д´)ノ」と己の心の闇をぶちまける場面ですよ(1つウソ)。モロな「セブン」感に溢れつつも、迫力があってカッコ良かったんです、僕的には。
この銘苅が激怒してぶちまけるシーンはグッときた! 大沢たかおさん、見直しましたよ~。
そして高笑いする清丸=藤原竜也さんも心底ムカついて良かったんですけど、その直前の展開がなぁ…。
でも、その白岩が殺されたのが、「優秀なSPのくせに、また清丸から目を離したせい」だから、何か呑み込みづらい心境。百歩譲って「母親の自殺を知って慟哭する清丸に“母として”同情した→隙が生まれた」と思ったりしてもさ、「そもそも防弾チョッキをなんで着てないの?( ゚д゚) バカナノ?」って、誰もが思うじゃないですか…。
スキがありすぎなSP・白岩。このキャラはちょっとダメだったと思います。
最も酷いのがラスト。銘苅が蜷川の盾になった場面自体は嫌いじゃないのだけれども、「清丸を放っておいて、蜷川とダラダラ会話する」のは茶番すぎ。周囲の警官たちが清丸を襲わないのはまだスルーするとしても、せめて身柄を確保しておくべきだし、「清丸が仕込み杖を奪って襲ってくる」なんて、バカバカしすぎてクラクラしてきちゃう。もうね、バキで言うところの消力が使えそうになるほど脱力しちゃいましたよ(わかりにくい例え)。その後の清丸の「どうせ死刑になるなら、もっと殺せば良かったナー (・ε・) チェッ」的な発言は好みだったし、白岩の子どもを銘苅が引き取って終わるムードは「良かったね… (ノω・、)」と思ったけどさ、マジで最後の銘苅×蜷川×清丸の展開は興醒めでした。
蜷川を説得する銘苅。左下には清丸もいるんですが、周囲の人たちは傍観しすぎだよなぁ…。
って感じで、ダラダラと文句を書きましたけれども、そうは言いつつも、序盤の展開が良かったように、それ以外にもグッとくる場面はそれなりにあって。もうね、僕がこの映画で最も愛しているのが、小沢和義さん&山口祥行さん&本宮泰風さんの3人で編成されたチーム893による新幹線での襲撃シーン!ヽ(`Д´)ノ 僕が勝手に映画史に残ると思い込んでいる“「ハンテッド」の新幹線バトル”には及ばなかったものの、三池作品でお馴染みのコクのある顔の3人組が登場した時は「キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!」とテンションがガン上がりで、脳の血管が切れて死ぬかと思うほどでした(大げさな文章)。あの3人組は100点としか言いようがなく、「ああいう場面がもっとあれば良かったのに…」とつくづく思ったり。
白黒画像を貼っておきますね。素敵だけど、プライベートでは絶対近寄りたくない人たちですな。
一応、貼っておきます。忍者軍団が新幹線の乗客を虐殺していくシーンが観られるのは「ハンテッド」だけ!
それと、余貴美子さん演じるタクシー運転手のキャラクターが出てくるあたりは好きでしたね。なんて言うんですか、「大金で叩いたからって、言うことを聞くと思うなよ ( ゚д゚) 、 ペッ」という精神性って素敵だなぁと。清丸を襲撃した人たちの事情も明らかになったりしてさ(機動隊員以外は、同情できなくもない感じ)、「怪物と戦う者は、自らも怪物になってしまう」的な言葉のように、「憎悪するあまり、世間からすれば蜷川もクズになってしまった」というのが伝わる良い展開だと思いましたよ。まぁ、彼女がいつの間にかいなくなってたのはビックリしましたがー(「別に彼女がタクシーを降りる必要はなくね?」って、あとで白岩を死なせる展開のためなんでしょうけど)。
現実に「殺せば10億円」とか言われたとしても、この運転手さんみたいな人がほとんどな気がします。
最初の方で「警視庁の捜査一課の刑事にしては若すぎ」なんて書きましたけど、永山絢斗さん演じる神箸刑事の“熱さ”にも胸を掴まれました。彼が銘苅に「被害者の死体」について話す場面は本当にその通りというかさ。警察学校時代、授業でいろいろな事件の死体の写真を見させられたし、現実でも見ましたけど、「変わり果てた姿」ってのは本当に凄惨なものじゃないですか。特に子どもの死体なんて悪夢そのものなワケですけど、彼の演技からは「その悪夢を見た」感がしっかり伝わってきて、非常に良かったですね。
熱い男・神箸ですが、ヤクザに撃たれて死んじゃうのでした。なぜ防弾チョッキを着てなかったのか…(しつこい)。
ちなみに昨日、急に思い立って原作小説を読んでみたら、これがスゲー面白い!ヘ(゚∀゚*)ノ この偏差値の低い感想文で「ここがおかしいんじゃないですかねぇ (`∀´) ケケッ」なんて偉そうに指摘していたところは、すべてそれなりに説得力があるムードで説明されてまして。さらに、おかしな要素はほとんど映画オリジナルなのがわかるというね(例えば、移送チームはみんな防弾チョッキを着てるし、白岩があんなスキを見せることはないし、そもそも白岩は独身男だし、神箸もオッサンだし、みんなが見守る中での三者面談シーンもない)。「藁の楯」の意味もやっと理解できましたよ(「戦場で藁の楯を持つ→意味がない=清丸を守る銘苅の行動に意味はあるのか?」ってこと…ですよね?)。
映像化するために工夫したところもあるんですが(「未遂でも1億円もらえる設定」とか、小説が書かれた2004年と現在のギャップをいろいろ埋めたりしてる)、正直、「移送完了直前に銘苅の説得を受けた蜷川が10億円の賞金制度を止める→安心してたら、それでも襲ってくる奴がいて、清丸が重傷を負う→『もう殺しても金はもらえないんだぞ!』と思いきや、被害者の父親だった!→銘苅は『でも、やるんだよ!』と瀕死の清丸を抱えて警視庁に乗り込む!ヽ(`Д´)ノ クソクラエ!」という原作のラストの方が全然良くて。「なんであんな改変をしちゃったのかなぁ」と思ったりした次第(ただ、小説に出てくる“サライヤ”という悪魔のようなキャラについては、そんなに好きじゃありませんが)。
ううむ、無駄に長々と書いて、読みにくくなっちゃいましたな…。この手のアクション映画が日本で作られること自体がありがたいと思っちゃうし、僕的に好きな場面は多いし、役者さんたちも頑張ってたのでね、「いろいろと惜しいなぁ… (´・ω・`)」と。確かに変なところが多いから、人によってはストレスが溜まるかもしれませんけど、期待値を下げて観る分には楽しめる…んじゃないでしょうか。時間と財布に余裕がある人は原作を読んでから観に行くと、劇中の“説明が足りなくて説得力が薄い部分”が補完できて、良い気がいたします (・ε・) オシマイ
木内一裕先生の処女作。予想外に面白くて、他の小説も読みたくなりました。
藁の楯 (講談社文庫)
今回とは真逆の設定になる三池崇史監督作。僕の感想はこんな感じ。
十三人の刺客<Blu-ray>豪華版(特典DVD付2枚組)
サントラも貼っておきますね。
藁の楯 わらのたて Original Soundtrack
リチャード・ドナー監督×ブルース・ウィリス主演作。それなりに好きです。
16ブロック [Blu-ray]
ジェームズ・マンゴールド監督による「決断の3時10分」のリメイク。クライマックス、2人で走り出すシーンが死ぬほど好き。
3時10分、決断のとき [Blu-ray]
今、振り返ると、なかなかスゴい面子が出演しているクラーク・ジョンソン監督作。そんなに期待しない方が良いカモ。
S.W.A.T. [Blu-ray]
ロン・ハワード監督×メル・ギブソン主演作。劇場で観たのに、内容を全然覚えてないんですよね…。
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「重要な人をチームで守る映画」では、これがスゲー好き。僕の感想はこんな感じ。
孫文の義士団 -ボディガード&アサシンズ- スペシャル・エディション [Blu-ray]
一応、貼っておきますね。原田芳雄さんと夏木マリさんが素敵すぎる映画。フリードキン監督作と間違えないで!
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ビトレイヤー(ネタバレ)
ビトレイヤー
原題:Welcome to the Punch
2013/イギリス、アメリカ 上映時間99分
監督・脚本:エラン・クリービー
製作:ロリー・エイトキン、ベン・ピュー
製作総指揮:リドリー・スコット
撮影:エド・ワイルド
編集:クリス・ギル
音楽:ハリー・エスコット
出演:ジェームズ・マカボイ、マーク・ストロング、アンドレア・ライズボロー、ピーター・ミュラン、ジョニー・ハリス、デビッド・モリッシー、ダニエル・メイズ
パンフレット:★★★(500円/値段の割には良く出来てる)
(あらすじ)
警察官マックス・ルインスキー(ジェームズ・マカボイ)と大物犯罪者ジェイコブ・スターンウッド(マーク・ストロング)は、かつて激しい攻防を繰り広げ、互いに心身に深い傷を負った因縁の間柄だった。しかしある時、事件に巻き込まれたという息子からの連絡を受けたジェイコブが、潜伏先からロンドンに戻ってくる。マックスにとってはジェイコブを捕まえるまたとないチャンスだったが、いつしか政府がらみの巨大な陰謀に巻き込まれたことに気づいた2人は、互いが生き延びるため協力しあうことになる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
本当なら木曜日は更新しない予定なんですが、明日で都内での公開が終わってしまうので、急遽アップしておきますね。確か「メッセンジャー」を観た時に予告編が流れて、「あら、面白そうじゃん (・∀・)」と思いまして。先日、新宿シネマカリテのレイトショーで観て来ました。まぁ、悪くはなかったですよ(偉そうな口調で)。
新宿シネマカリテの階段にパネルが貼ってありまして。
エレベータの扉にもドーン!
記事の切り抜きもありました。
水槽の展示は「私のオオカミ少年」に占領されてましたよ。これは観ないだろうなー。
基本的に嫌いな映画ではないのですよ(含みのある書き方)。まず、主演の2人が良かったです。ジェームズ・マカヴォイは、僕的には“アグレッシブなイライジャ・ウッド”って感じで好きな俳優さん。今回の役は“熱血刑事”と珍しい感じではあるんですが、意外と似合ってましたよ。
熱血刑事マックスは「スターンウッドにヒザを撃たれて、逃げられたことがトラウマになっている」という設定。
で、大物犯罪者スターンウッドを演じたマーク・ストロングがまたスゲー渋い。「裏切りのサーカス」の諜報員役ほどの素晴らしさはないのだけれども、ちゃんと“出来る男”のムードが漂ってて、非常に好みのタイプでした(誤解を招く文章)。
スターンウッドは、「悪党」って感じはしませんでしたが、プロフェッショナル感が素敵でした。
お話も、スターンウッドの息子が“何らかの犯罪”に巻き込まれたのを機に、“刑事”と“犯罪者”という対立する立場の2人が共闘して陰謀を暴くという、実に好物な展開でして。オチを書いちゃうと、黒幕は警察の上司ガイガー(デビッド・モリッシー)で、真相は「イギリスの警官に拳銃を携帯させるために、あえて銃犯罪を作るのだ!(`∀´) フハハハハ!」って感じ(邦題の「ビトレイヤー/betrayer=裏切り者」は、この人を差してたんでしょうな)。クライマックスは、密売用の銃が隠されていたコンテナ倉庫を舞台に銃撃戦が繰り広げられた挙げ句、スターンウッドがガイガーを射殺。マックスはスターンウッドを逮捕しようと思いつつも、なんとなく心が通じ合っちゃったので、結局、見逃して終わってました。
黒幕はマックスが信頼していた上司。一応、根っからの悪人ではない感じでしたよ。
ちなみに原題の「Welcome to the Punch」の「パンチ」とは、最後の舞台となるコンテナの区画のことだったりします。
結構驚いたのが、ロンドンの街並み描写。新しく出来た高層ビル街を中心に映していて、夜のシーンとか近未来都市っぽくてカッコイイんです。撮影は全体的に良かったんじゃないでしょうか。その他、エラン・クリービー監督はマイケル・マン監督が大好きなんだそうですが、「引退していた仲間ロイ(ピーター・ミュラン)が『放っておけるかよ』とスターンウッドに手を貸す」など、ところどころ男気溢れる描写があったりするのも好みでしたね。真相を突き止めた同僚の女刑事サラ(アンドレア・ライズボロー)が元軍人の武器密売屋ウォーンズ(ジョニー・ハリス)にアッサリ殺されてしまう無常な展開にもグッときましたよ。
この風景、ロンドンとは思えなかったです。
女刑事サラは絞め殺されちゃうんですが、ちょっと可哀相でした… (ノω・、)
ただ、なんて言うんですかね、全体的になんとなく物足りないの (´・ω・`) ウーン 普段はペヤングの超大盛を愛してやまない僕が、普通サイズのペヤング
を“ふりかけ&スパイスがかかっていない状態”のまま食べたような? 例えば、ガンアクション。“そつ”がないムードではあるんだけど、特筆するところもないというかさ。ウォーンズの家での“祖母を人質に取っての銃撃戦”とか、スローにして面白く見せてくれているんですけど、なんかパンチが足りないんです。
このシーン、カッコイイけど、あとひと工夫ほしいと思うのですよ。
上手く書けないんですけど、要は「ここがスゲェ!ヘ(゚∀゚*)ノ」ってテンションがガン上がりするところがなかったんですよね…。とはいえ、僕が要求しすぎな気もするというか、普通に面白いサスペンスアクションではあるので、役者さんのファンはチェックしても損はしないと思いますよ。
ティムール・ベクマンベトフ監督×ジェームズ・マカヴォイ主演作。「弾丸を曲げる」という発想が大好き。
ウォンテッド [Blu-ray]
トーマス・アルフレッドソン監督作。マーク・ストロングが鳥を叩き落とすシーンが好き。僕の感想はこんな感じ。
裏切りのサーカス コレクターズ・エディション [Blu-ray]
同じ「“刑事”と“犯罪者”という対立する立場の2人が共闘して陰謀を暴く話」なのに、全然毛色が違う映画を貼っておきますね。
ワイルド・スピード MEGA MAX [Blu-ray]
仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z(ネタバレ)
仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z
2013/日本 上映時間84分
監督:金田治
原作:石ノ森章太郎、八手三郎
脚本:米村正二
アクション監督:おぐらとしひろ
特撮監督:佛田洋
出演:石垣佑磨、池田純矢、小宮有紗、白石隼也、奥仲麻琴、永瀬匡、戸塚純貴、高山侑子、小倉久寛、竜星涼、斉藤秀翼、金城大和、塩野瑛久、今野鮎莉、鈴木勝大、馬場良馬、西平風香、高橋直人、榊英雄、三浦力、森田涼花、本田博太郎、大葉健二
声の出演:鈴木達央、中村悠一、丸山敦史、福士蒼汰、小澤亮太、岩永洋昭、須賀健太、岡田浩暉、木下あゆ美、稲田徹、関智一、てらそままさき、水樹奈々、飯塚昭三
パンフレット:★★★(700円/いつものように良い出来)
(あらすじ)
かつての秘密結社ショッカーが、魔法の力でスペースショッカーとして新生。宇宙全域で魔法の暴走現象が発生し、操真晴人=仮面ライダーウィザードは、その現象を引き起こした張本人として、銀河連邦警察から派遣された十文字撃=宇宙刑事ギャバンの攻撃を受ける。また、スペースショッカーを追跡していた撃は、宇宙刑事シャリバンが倒したはずの犯罪組織マドーと遭遇。銀河連邦警察は、超次元砲を使い地球ごとマドーとスペースショッカーを消滅させようとするが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
50点
公開した翌週、友人と一緒に新宿バルト9で観て来ました。「前よりは好きですヨ (・ε・)」って感じだったり。
いつも用意される記念スタンプ台。一度押してみたいものです。
入場者特典はカード2枚に特製ペンスタンド「お助けショッカー」とかなり豪華でした。
乱暴に話を書くと、主人公は、宇宙刑事ギャバンtype-G=十文字撃(石垣佑磨)と、イエローバスターの宇佐美ヨーコ(小宮有紗)と、ゴーカイシルバーの伊狩鎧(池田純矢)。「お前の魔法が暴走して宇宙が大変なことになってる!ヽ(`Д´)ノ キィィ!」とギャバンが襲ってきたので、「そんなの知らんがな!Σ(゚д゚;)」と仮面ライダーウィザードも迎撃しましてね。で、銀河連邦警察と地球の間に立って撃が悩んだり、ヨーコが記憶喪失のロボット・サイコロン(水樹奈々)と「のび太と鉄人兵団」ライクな交流をしたりする中、いろいろ調べてたら、全部スペースショッカー&宇宙犯罪組織マドーの仕業なのが発覚して、全宇宙が大変なことになったので、スーパーヒーローたちが結集するワケです。
鎧と撃のやりとり、結構好きでした。鎧って、使い勝手が良いキャラですよね。
ヨーコはサイコロン(左下)と仲良くなるんですが、実は魔王サイコのパーツの1つだったのです…。
敵のボス格はシャドームーンと軍師レイダー。人気があるのはわかるけど、シャドームーンは少し出すぎだと思う。
クライマックスは、銀河連邦警察が超次元砲で地球を消滅させようとするのを宇宙刑事ギャバン&シャリバン&シャイダーが力を合わせたビッググランドファイヤーで防ぎつつ、獣電戦隊キョウリュウジャーとウィザードが協力→巨大化したウィザードラゴンとキョウリュウジン
の合体攻撃・獣電ブレイブストライクエンドで、復活した魔王サイコを倒して終了。エンドクレジット後には人造人間キカイダーが出て来てましたよ。
魔王サイコがラスボスってのは、懐かしくて良かった!
一応、「人造人間キカイダー」の動画を貼っておきますね↓
人造人間キカイダー OP・ED 投稿者 nankaiikamo
前作は昨年のワースト2だったワケですが、今回はヒーロー同士の意味のわからない殺し合いとかがなくて、ストーリーがずっと良くなってました。「銀河連邦警察の地球を破壊する決断の早さ」とかは置いといて、命令に苦悩する撃と鎧の対立→和解とか、ヨーコとサイコロンの触れ合いとか、お話としてそれなりに面白かったです。
大好きだった特命戦隊ゴーバスターズの面々に久しぶりに会えたのも素直にうれしかったなぁ…(しみじみ)。ビート・J・スタッグが“森の管理人”になってたのも微笑ましかったです。現在、放送中のウィザード&キョウリュウジャーメンバーの扱いもなかなか悪くなかったと思いますよ。
キョウリュウゴールドのお披露目もありましたな(ビーストとは金色繋がり)。
僕的に一番笑ったのは、蒸着のロックをシンケンイエローの花織ことは(森田涼花 a.k.a.すうちゃん)がモヂカラで解除するシーン。ギャバンのパートナー・シェリーとの一人二役共演もうれしいワケですけど、「モヂカラ、そこまで万能なんだ!Σ(゚д゚;)」とスゲー驚いたというか。もうね、この時のすうちゃんはとても可愛らしくて、思わずお小遣いをあげたくなるほどでした (´∀`) ナンダコレ
野郎のナレーションが凄まじく邪魔だけど、超可愛いすうちゃんの動画↓ ああ、好きで悪かったな!(キレやすい中年)
その他、今回はすべてのライダー&スーパー戦隊が出たワケじゃなかったけど、それで良いと思うの (・ω・) 「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX」が優れていたのは、ゲストを“栄光の七人ライダー”に絞ったところもあったワケで。いくら人数が多くても、ヒーローが“やる気のないモブ”みたいに映ったりするくらいなら、今回みたいに“宇宙繋がり”や“獣繋がり”とかで厳選して活躍させた方が(無理は感じなくもないけど)、魅力的に見えるんじゃないかしらん。
メテオとスーパー1のWキックとか、素敵すぎ!
昨年の冬のライダー映画に出て来たイナズマンもフォーゼと共闘したりしてね。
メタルヒーローたちは、ゴーカイガレオンバスターで出番をアッサリ気味に消化されてました。
昨年の夏のライダー映画に出て来たキョーダインの扱いは中途半端。もっと時間を割いて改心させても良かったのでは。
些末な不満を挙げると、魔法戦隊マジレンジャーが出てこなかったのは微妙というか。正直、魔法が絡む話だから、ウィザードとの共闘はもちろんのこと、マジイエロー・小津翼(松本寛也)とゴーバスター勢のちょっとした触れ合いにも期待してただけに、少し残念でしたよ…(まぁ、安っぽくなる危険性もあるんですがー)。
マジレンジャーのキュートなED曲を貼っておきますね↓
ということで、僕的に本来なら80点くらい付けても良かったんです…がしかし! どうしても許せなかったのが、「銀河連邦警察の隊長である初代ギャバン=一条寺烈(大葉健二)が“母なる星”地球を超次元砲で破壊する命令を出す展開」ですよ。最初は敵が烈に化けているんだと思ってたんですけど、まさか本人設定だったとは…。あんなのオリジナルへの愛がまったく感じられなくてマイナス80点じゃないですか。せめてもう少し葛藤させるとかさぁ…。あそこだけはマジで許せなかったです。
なんとなく「星空のメッセージ」を貼っておきますね↓ ギャバンはあんな命令出さないもん… (ノω・、) グスン
な~んて文句を垂れ流しつつも、すうちゃんの可愛らしさに免じて50点(なにこのオチ)。さっきも書きましたが、ゴーバスターズのみんなに会えたのもうれしかったしね。まぁ、オリジナルのギャバンに思い入れがない人なら、もっとスムースに楽しめるんじゃないでしょうか。何はともあれ、エンドクレジット後に出て来た「人造人間キカイダー」
がどういう形で展開されるのか、今後に期待したいところですな~ ヘ(゚∀゚*)ノ オシマイ!
昨年のスーパーヒーロー大戦。僕の感想はこんな感じ。
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦 コレクターズパック【Blu-ray】
グランドプリンスホテル新高輪で行われたスペシャルイベントの模様を収録したDVDだそうです。
仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z 公開記念 仮面ライダーウィザード スペシャルイベントZ [DVD]
東映のヒーロー大集合映画では、これが一番良かったです。僕の感想はこんな感じ。
ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦 コレクターズパック【blu-ray】
ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮(ネタバレ)

原題:En kongelig affare
2012/デンマーク 上映時間132分
監督・脚本:ニコライ・アーセル
製作:ルイーズ・ベス、シセ・グラム・ヨルゲンセン、ミタ・ルイーズ・フォルデイガー
製作総指揮:ラース・フォン・トリアー、ペーター・オールベック・イェンセン、ピーター・ガード
脚本:ラスムス・ハイスタバーグ
撮影:ラスムス・ビデベック
美術:ニールス・セイエ
衣装:マノン・ラスムッセン
編集:ミケル・E・G・ニールセン、カスパー・レイク
音楽:ガブリエル・ヤレド、シリル・オフォール
出演:マッツ・ミケルセン、アリシア・ビカンダー、ミケル・ポー・フォルスガード、トリーネ・ディアホルム、デビッド・デンシック、サイロン・メルヴィル、トマス・ガブリエルソン
パンフレット:★★★★(700円/Bunkamura ル・シネマのパンフはいつもコラムがしっかりしてますな)
(あらすじ)
精神を病んだデンマーク国王クリスチャン7世(ミケル・ポー・フォルスガード)の侍医となったストルーエンセ(マッツ・ミケルセン)は、王の唯一の理解者となり、友人として親交を深めていく。一方、孤独な王妃カロリーネ(アリシア・ビカンダー)もストルーエンセに心ひかれ、2人は恋仲になる。ストルーエンセはやがて王の言動を操り、事実上の摂政として政治改革を進めていくが、それを快く思わない貴族たちが密かに政変を起こそうと画策していた。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
65点
尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」で紹介されていたし、今をときめくマッツ・ミケルセンが主演だし、前売り特典の「デンマークの幸せを呼ぶコイン」がなんとなく気になってしまったので、「偽りなき者」を観た時に前売り券を購入。先日、渋谷のBunkamura ル・シネマに行って来ました。重かったです… (´Д`;) イヤーン
ロビーには記事の切り抜きが飾られてましたよ。

正直、つい前売り券を買ってたものの、「よくよく考えると、絶対ハッピーエンドじゃないよなぁ (´・ω・`)」と思って。観る前から少し気が重かったりしたんですよね…。何はともあれ、予告編の画像を使ってダラダラダラダラとあらすじを書いておきますが(マジで長いので注意!)、時代がほぼ一緒ということで、「ベルサイユのバラ」の主題歌を聴きながら読むと、なんとなく雰囲気が出るかもネ (o^-')b オススメ!
時は1766年のデンマーク。英王室からカロリーネが「素敵な王様だったらいいのにな、そうだったらいいのにな 川´∀`) ウフフ」と夢見て嫁いで来たんですが…。

クリスチャン7世ったら、「一番の趣味は自慰」で、王宮に娼婦を連れ込む型破りなキングだったからブレイブだぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ バモラ!

案の定、初夜は“強制手コキ”から始まる斬新なプレイ。カロリーナは拒否するもキングは“王の力”でブレイブインしてくるのでした (´・ω・`) カワイソウ

そして王妃が長男フレデリクを生んだ1968年、キングの侍医として、ストルーエンセが登場だッ!

お互いシェイクスピア好きということで台詞を言い合って意気投合し、王と侍医はすっかり仲良しに。

さらにルソーの「社会契約論」を通じて、王妃との仲も急接近。友人ブラント(サイロン・メルヴィル)にランスロットを例に出されて止められるも…。

燃える2人は誰にも止められない! 「ヤッチャオーゼー!( `Д´)ノ」「ガブリンチョ!ヽ(`Д´し」と情事を重ねてしまうのでした。

で、王妃のアイディアで、ストルーエンセがキングをそそのかすようになりまして。

キングは民衆に優しい法案を提案しまくった挙げ句、枢密院を解散! ストルーエンセが実権を握るように。

これで怖い物ナシかと思いきや、この時代は避妊という概念がないので、王妃が身ごもってしまいまして。

行動もスキがあったりするため、こうやって触れ合っているところを目撃されたりすると…。

キングの継母、王太后ユリアーネ(トリーネ・ディアホルム)&政治家グルベア(デビッド・デンシック)が暗躍開始!

グルベアの策略で、世間にスキャンダラスな記事が出回るようになり、侍医&王妃&キングの生活は荒れ模様に。

さらなる策が発動して、憎悪に燃えた暴徒が宮殿に押し寄せる! 怯えて疑心暗鬼になったキングは逮捕状にサインしてしまい、ストルーエンセは逮捕。

刑務所では毎日が拷問デー。ストルーエンセは罪を認めて、処刑されることが決定してね。

民衆の憎悪を浴びながら、斧で処刑されちゃってました ('A`) ゲンナリ 処刑を止められなかったキングもションボリ。

当然ながら王妃も捕まって、子どもたちと引き離されて、クロンボー城に幽閉→ドイツで生涯を終えてましたよ。

どうです、なかなかヘビーな話じゃないですか。少しでも“重さ”が和らぐようにと、途中まで「VAMOLA! キョウリュウジャー」の歌詞を引用してみたりしたんですが、全然上手くなかったですな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ まぁ、実はまだ続きがあって。この映画はカロリーネが自分の2人の子どもフレデリク&ルイーセ・アウグスタに宛てた手紙を読む形でスタート→最後は子どもたちがその手紙を読むんですね。で、「大きくなったフレデリクは、王太后&グルベアを追い出して、ストルーエンセが行った改革を実行した」的なテロップが出て終わるので、多少の溜飲は下がる感じではありましたよ。
まぁ、このクソ政治家グルベアが拷問の末に死ねば、もっと溜飲が下がったとは思いますがー。

132分もあるこの映画が飽きずに観られたのは、役者さんたちが実に魅力的だったからでしょうな。“北欧の至宝”マッツ・ミケルセンはもちろんですが、キングを演じたミケル・ポー・フォルスガードも映画初出演とは思えない素晴らしさなのです。でも、一番褒めてあげたいのは王妃役のアリシア・ビカンダー。実に愛らしく、可哀相だったんですが、湯船に浸かるシーンでチラリと乳首が見えた時は、非常に感心いたしました(この「見えても見えなくても、お風呂のシーンだから脱ぐのが当たり前でしょ? 川o^-')b」的な姿勢が素敵!)。
演出も良かったです。パンフレットで触れられていましたが、序盤から王妃が知性が高く慈悲深い女性なのがわかるような場面をちゃんと入れてたりするし、ストルーエンセが次第に“嫌っていた貴族たち”と同じようにキングを雑に扱っていく流れも面白かったし(結局、誰もキングを1人の人間として見てくれてなかったというね…)、「昔、ストルーエンセと仲が良かったランツァウ伯爵(トマス・ガブリエルソン)」や「キングと揉めたブラントが指を噛んだ事件」などが何気に伏線になってたりしたし。映像もちゃんと格調高いムードで、素敵でしたね~。
あと、とにかくいろいろ考えさせられました。まず、2人を破滅させる“不倫”ですが、ダメだと思いつつ仕方なくも見えて、「どうすれば良かったのか? (・ω・;) ウーム」と。特にカロリーナに関しては、キングが恐ろしいほど残念な人だし(精神疾患を抱えていたそうな)、本人もまだ十代の娘ということで、そりゃあ恋愛の1つでもしたくなるし、「恋をとめないで!ヽ(´Д`;し」って思っちゃいますわな。最後、子どもと引き離されちゃってさ、確かに本人のせいなんだけどさ、とても「自業自得」と切り捨てられないというか、スゲー可哀相でした… (ノω・、) グスン
なんとなくCOMPLEXの名曲を貼っておきますね↓
次に、物事を進める時の心構えというか、「無闇に敵を作っちゃダメだな! (`・ω・´) キリッ」と。ストルーエンセ的に“農民を拷問して殺すような貴族ども”が大嫌いなのはわかりますけど、本当に大きな目的を遂行したいのなら、最近観た「リンカーン」のように、気にくわない相手でも“ある程度の言い分”は聞いてあげて、なるべく味方にすべきじゃないですか。実は先日、某業界団体の集まりでいろいろと変更することがあって、それを僕が説明したんですが…。特に親しくもないジジイが「①すでに解決していることを」「②偉そうに蒸し返してきた」ので、僕はすっかりMK5であり(唐突な死語)、敵意を剥き出しにしそうになったんです、がしかし! にこやかに向こうの立場を立てながら対応したら、スムースに問題が解決しまして。こっちから譲れば相手もわかってくれたりするモノなんですよね。もちろんストルーエンセほど極端な人はそうそういないでしょうけど、例えば「正論を唱えている時」とか、自分が正しいからって、ついつい一方的に攻撃しがちなので、気をつけたいところですな。
まったく関係なくて申し訳ありませんが、広末涼子さんの歌で一番好きなのはこれかもしれませぬ↓
最後は、「民衆って怖いな!Σ(゚д゚;) ヒィ!」と(自分も含めて)。劇中では「王妃と侍医の不倫」という“わかりやすい下半身スキャンダル”で怒りがボーボー燃えて暴徒化してましたけど、ストルーエンセが“彼ら民衆のための法案”を通してきたことなんて、まったく考慮してなくて。結局、腐った貴族どもの体制に逆戻りするのを助けちゃうんですよね…。最後、“処刑されるストルーエンセが「僕も同じ一般市民なんだYO!ヽ(TДT)ノ」と必死に訴えてるのに誰の心にも届かないシーン”は、観ててかなりキツかったです。
初めてマリー・アントワネットの「パンがなければケーキを食べればいいじゃない ┐川´ー`)┌ バカネ」という発言を知った時、僕的には「これが逆転の発想か!∑(゚Д゚) ナルホド!」「よーし、お父さん、ホールでモリモリ食べちゃうぞ!ヘ(゚∀゚*)ノ 5ゴウ!」なんて間違った受け取り方をしましたけど(不要な文章)、アレだって「実は政敵が作ったデマ」という説が有力じゃないですか。ああいう「わかりやすく叩けるニュースで憎悪を燃やされて、重要事項から目を逸らされること」って、昔からあったんだなぁと(まぁ、この映画の場合は事実でしたが)。情報操作ってのはつくづく恐ろしいというか、「踊らされないようにしなくては… (;`Δ´) ヌゥ」とあらためて思ったり。
関係なさすぎてマジ申し訳ないんですが、炎上繋がりで「炎の転校生」を貼っておきますね↓
で、観終わった後、パンフレットやwikipediaのストルーエンセの項目を読んだりすると、映画ほどの善人じゃなかったみたい (ノ∀`) ナァンダ ただ、キングに関しては「2人とも助命できればよかったのに」なんて文章を実際に書き遺してたので、ガチでイイ奴だったのかもしれないけど、そんなことはどうでも良いでガース!(゚∀゚し 主人公たちの運命があんまりすぎるので、良い映画だとは思いつつも、ごめんなさい、そんなに好きじゃなかったです。まぁ、この時代を描いた作品が好みの人ならグッとくるんじゃないですかね。
ニコライ・アーセル監督が脚本で参加した作品。初監督作はDVDになってないみたいですな…。

ドラゴン・タトゥーの女 ミレニアム<完全版> [DVD]
未読ですが、ストルーエンセとカロリーナのことも載っている様子。

女王たちのセックス
なんとなく貼っておきますね。「世界一幸せな国」って本当なの?

消費税25%で世界一幸せな国デンマークの暮らし 角川SSC新書 (角川SSC新書)
一応、池田理代子先生の名作も貼っておきますね。今の人が読んだら、どう思うのかしらん。

ベルサイユのばら 全5巻セット (集英社文庫(コミック版))
L.A. ギャング ストーリー(ネタバレ)
L.A. ギャング ストーリー
原題:Gangster Squad
2013/アメリカ 上映時間113分
監督・製作総指揮:ルーベン・フライシャー
製作:ダン・リン、ケビン・マコーミック、マイケル・タドロス
製作総指揮:ポール・リーバーマン、ブルース・バーマン
原作:ポール・リーバーマン
脚本:ウィル・ビール
撮影:ディオン・ビーブ
美術:メイハー・アーマッド
衣装:メアリー・ゾフレス
編集:アラン・ボームガーテン、ジェームズ・ハーバート
音楽:スティーブ・ジャブロンスキー
出演:ジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング、ショーン・ペン、ニック・ノルティ、エマ・ストーン、アンソニー・マッキー、ジョバンニ・リビシ、マイケル・ペーニャ、ロバート・パトリック、ミレイユ・イーノス、サリバン・ステイプルトン、ホルト・マッキャラニー
パンフレット:★★★★(700円/読み物が充実してて良い出来。音楽コラムがあるのがイイネ)
(あらすじ)
ドラッグや銃器取引、売春で得た金を使い、警察や政治家をも意のままに操る大物ギャングのミッキー・コーエン(ショーン・ペン)は、自らを「神」と豪語し、ロサンゼルスを支配する。しかし、そんなコーエンを打ち破るべく、6人の警察官が立ち上がる。警察当局は一切の責任を負わないという命がけの任務に就いた6人は、警察官という素性も名前も隠し、コーエン率いるギャング組織へ戦いを挑む。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の記事は、残念な下ネタが書かれていたり、残酷な画像へのリンクなどが貼られているので、そういうのが苦手な人は読んじゃダメ!
※今回の記事の「刑事」の表記に関しては、すべて「デカ」と読んでいただけると幸いです。
あまり評判が良くなかったものの、予告編に勢いが感じられたので、そんなに期待を抱かずに新宿バルト9に行って来ました。好みのタイプでしたヨ (^ε^) ウッフン
一応、ジャック・ハンマーがアレクサンダー・ガーレンを観た時の画像を貼っておきますね。
オープニング、ショーン・ペン演じるミッキー・コーエンが、「鍛えられたボディでサンドバッグを叩いている」ところで、(心が)半勃ち状態になりまして。で、その直後の「敵対するギャングの体を自動車で両側から引っ張って胴体真っ二つ」のシーンでフル勃起(心が)。さらにそこから、ジョシュ・ブローリン演じるバイオレンス刑事ジョン・オマラ巡査部長(a.k.a.サージ)がコーエンの娼館に単身で殴り込みをかけて、「敵の手をエレベータの外に出して切断させる」に至っては、「こんな映画を待ってましたぁ!ヘ(゚∀゚*)ノ」と痛いほど怒張してしまった感じ(心が)。
サンドバッグを叩くショーン・ペンの姿に、萌えさせられたすぐ後に…。
“車裂き刑”を容赦なく見せてくれるというサービス感満点のオープニング。ちくしょう、景気がイイぜ!
エレベータ内でのバトル中に、敵の手を躊躇なく切断するのも素晴らしい! 今作のジョシュ・ブローリンは最高すぎ!
そこからはずっと(心の)ズボンを下ろしながら画面に釘付け。サージの活躍を知ったパーカー市警本部長(ニック・ノルティ)が出て来て、「やっと息子を見つけた (´_ゝ`)」と特殊チームのリーダーに任命し、サージの奧さんコニー(ミレイユ・イーノス)がヒトクセもフタクセもあるメンバーを選んで行くくだりなんて、もう「(心を)シュッ!シュッ!シュッ!ヘ(゚∀゚*)ノ」というかね…(よくわからないけど、多くの読者をなくした気がする文章)。観る前は油断してただけに、そのベタな燃え展開にメロメロというか。すっかり体をリラックスさせていたら、背後からいきなり「アダム・チャップリン」ライクに肛門を棒で串刺しにされた程の衝撃…といえばわかりやすいでしょうか(かえって、わかりにくい例え)。
ロスでやりたい放題の犯罪王ミッキー・コーエン。誰かがこのクソ野郎を止めなければ!
そこでパーカー市警本部長は、娼館を1人で潰した行動力を買い、サージを特殊チームのリーダーに任命だッ!
とは言え、サージは無骨者なので、メンバーを決めるのは聡明な奧さんコニー。選ばれた人たちを貼っていきますね。
暴力の街で育ったハリス(アンソニー・マッキー)は投げナイフ刑事。ヤクの売買を見つけると即スローイングし、その手を串刺しにする妥協なき男。
ケナード(ロバート・パトリック)は、昔ながらのガンスリンガー刑事。二丁拳銃を自在に使い、最も高い戦闘力を誇る。
ナビダ(マイケル・ペーニャ)はケナードの相棒で、自らアピールしてメンバーに加わったメキシカン刑事。尾行が上手。
技術系も必要ということで、キーラーは盗聴などに優れたハカセ刑事。ううむ、ネーミングの安直さを指摘されたら、グウの音も出ません。
準主役のジェリー(ライアン・ゴズリング)は、ゴレンジャーでいうところの宮内洋担当=クール刑事。最初は乗り気じゃなかったものの…。
「靴磨きの少年の死」をキッカケに参加するのでした。なにこのベタな神展開!ヘ(゚∀゚*)ノ ダイスキ!
ちなみにボスの情婦グレイス(エマ・ストーン)と良い仲になってましたけど、そこはどうでも良かったザンス。
お話は「敵をミッキー・コーエンにして、取り締まる側を暴力的にした『アンタッチャブル』」という印象。相手の逆襲でキーラー(文官っぽい人)が殺されちゃう流れとか、誰もが「やっぱり… (ノω・、) カワイソウ」と思ったのではないでしょうか。サージの家が銃撃を受けて奧さんが床を這うシーンも意識してますよね、たぶん(そして「床の血の跡は実は出産したからでした (ノ∀`) ナァンダ」と、あえてスカすオチ)。
一応、「アンタッチャブル」の予告編を貼っておきますね↓
「ジェリーを慕う靴磨きの少年→死亡→復讐を決意!」とか「ケナードとナビダの師弟関係→『今ある地点ではなく、一瞬先を狙え』というアドバイスが活きた後、ケナードが死ぬ→ナビダが2代目ガンスリンガー刑事襲名」とか、わかりやすいフラグを立てて、程よく燃えるように回収してくれるのは非常にありがたかったです。そういえば、ジェリーが幼なじみのギャング・ジャック(サリバン・ステイプルトン)と食事をしてる時、一切口を付けなかったので、「おっ、正体不明者ですな!( ̄ー ̄) ニヤッ」とフード理論を思い出したりもして。
映画の雰囲気は、全編、どこかしら劇画っぽくて、「リアルな『ディック・トレイシー』」…ってのは乱暴ですかね。見終わってから、監督があの「ゾンビランド」
のルーベン・フライシャーって知った時はスゲー納得したというか。上手く書けないんですけど、確かになんとなく作風が似てたなぁと。何はともあれ、結構好き嫌いが分かれる作品だと思ったり。
一応、「ディック・トレイシー」の予告編を貼っておきますね↓
つーか、基本的には好きなタイプの映画であり、最初の方はテンションが上がりまくったんですけど、話が進むにつれて微妙に物足りなくなっていったんですよね…。まず、最初の「チーム結成→襲撃!→失敗→逮捕」の流れで「この人たち、そんなにバカだったの!? Σ(゚д゚;)」と、若干、気持ちが引いてしまって(逆にアレで萌える人もいそうですがー)。その他、カッコ良い展開やカットはあるんですが、特筆したいアクション演出がなかったのも、なんか乗り切れないところだったりします。
クールな男は爆発を振り返らないのが主流の現在、この「あえて振り返る」ところとかは好きでしたけどね。
最後の「素手で決着」もグッときたけど、アクション描写的には普通なのが少し残念。
それと、僕的にはギャング側の追い込みが足らないというか、もう少し悲劇がほしかったというか。キーラー、ケナード、ジャックだけでなく、さらに“善人側の誰か”が死んでたら、確実にかなり凹む→怒りが燃え上がって、クライマックスがより盛り上がったと思うのです。タイマンの末、ミッキー・コーエンを逮捕して、登場人物たちの幸せそうな姿が映って終わるのも別に良いんだけどさ、「まぁ、良かったですな… (´・ω・`) フーン」と、なんとなく素直に喜べなかった次第。
ジェリーとグレイスは幸せそうだし…。
サージ夫婦もハッピーエンド。いや、良かったんですけどねー。
って、思わず文句も書いちゃいましたが(苦笑)、基本的には勢いがあって好みのタイプでした (・∀・) イイ! 実話を元にしつつもかなりフィクション要素が強いし(例えば、映画のコーエンはジャック殺害の罪で逮捕される→実際は脱税で逮捕されているそうな)、漫画っぽい雰囲気の作品なので、合わない人もいるとは思いますけど、アクション映画が好きな人ならそれなりに楽しめる気がします。特にジョシュ・ブローリンの“迷わないタフガイ”振りは一見の価値アリなので、気になる人は劇場へどうぞ~。
このナイスパンチ、大画面で観てはいかがですかな? (`∀´) フフフ
おしまい (・ε・) ウーン
原作本だそうです。
L.A.ギャング ストーリー〔上〕 (ハヤカワ文庫NF) (ハヤカワノンフィクション文庫)
サントラも貼っておきますね↓
L. A. ギャングストーリー《オリジナル・サウンドトラック・スコア》(帯付き直輸入盤)
ルーベン・フライシャー監督作。僕は大好きですよ~。
ゾンビランド [Blu-ray]
ミッキー・コーエンの逮捕後のロスの街&ロス市警を描いたカーティス・ハンソン監督作。スゲー面白いです。
L.A.CONFIDENTIAL-ブルーレイ・エディション- [Blu-ray]
1947年のロスを舞台にした刑事ゲーム。ミッキー・コーエンも登場してましたな。
L.A.ノワール 【CEROレーティング「Z」】
1930年代のアメリカで活躍する刑事ディック・トレイシーのコミックをウォーレン・ベイティが監督&主演で映像化した作品。
ディック・トレイシー ブルーレイ [Blu-ray]
ブライアン・デ・パルマ監督の名作。アンディ・ガルシアが超素敵… (´Д`;) ハァハァ
アンタッチャブル スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
便乗した邦題を付けられたエドワード・ファーロング主演作も貼っておきますよ。
ギャング・イン・L.A. [DVD]
先週の備忘録(2013/5/28~6/3)
さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓
健康診断が延期
某業界団体の集まりとか、スゲー面倒くさい
仕事、辞めたくなってきた… ('A`)
奧さんと些細なケンカ
日曜日はトマパイのトークイベント&「バレット」で、どちらも最高すぎ!
「きっと、うまくいく」は素晴らしかった!ヽ(TДT)ノ ゴウキュウメーン!
なんか先週については、書きたいことが多すぎて、何だかあまり書きたくない感じ。日曜日のトマパイのトークイベントに関してはこちらのブログが超わかりやすくて素敵なので、ぜひ読んでいただくとして(手抜き)。奧さん&娘のマナ子が別件で出掛けてくれたので観に行けたワケですが、とにかくジェーン・スーさんはスゲェというか。彼女が本を書いたら素晴らしい一冊になるのは間違いないので、出版社の人とかは声掛けた方が良いと思うけど、まぁ、知ったこっちゃないザンス(なんだそれ)。
トマパイ、素敵なグループでしたよね…(遠い目)。
つーか、最近、いろいろと面倒くさい。例えば、土曜日の朝。少し奧さんとケンカになりまして。いきなり「こんなに怖い物、飾らないで!ヽ川`Д´)ノ」と激怒してきたんですよ。まず、1年くらい前から飾っているのに今さら気付いたことに結構ガッカリしたし、そもそも「こんなのが怖いのかよw」と。ちょっと見てみてくださいな↓
パニッシャーのフィギュアでございます。
ウチの奥さんが怖がりなのは知ってますけど、これはどう見たって「怖い」じゃなくて「カッコイイ」じゃないですか。まぁ、相手がイヤという物を無理矢理飾るのはどうかと思うから、言う通りに片付けましたけど…。僕だって、例えば「爆裂! ジード団」とかはさすがに飾らないワケでさ。このパニッシャーのフィギュア
、かなり気に入ってただけに、なんか釈然としなかったです (・ε・) チェッ
奥さん的に怖いのは、この人だそうです。「なんでこんなの飾るの!?」だって。この良さがわからんとはなぁ… ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ
「手榴弾のピンが胸に置いてある」という、細部まで気が利いた作り。この製作者の心遣いにグッとくるワケですよ。
そして、フランク・キャッスルの顔も男前すぎ!(´Д`;) ハァハァ 「ウォー・ゾーン」の続編、作られないかなぁ…。
ちなみに「爆裂! ジード団」はこんなフィギュアです。グロい!ヘ(゚∀゚*)ノ
ってのも、どうでも良くて(じゃあ書くなよ)。いや、娘のマナ子が「パパー!ヘ(゚∀゚*し」と慕って来るようになったりして日々が楽しいし、趣味の部分でも最近は本当に良い映画が多くて幸せなんですけれども…。ふとブルーになる感じ? まぁ、原因はわかってて、それはこのブログのせいで慢性的な睡眠不足に陥ってるから。疲労とストレスが溜まってる中、痩せたいので夜中に走っちゃったりして、寝る時間が少ないから疲れが取れなくて、体に湿疹とか出ちゃって、さらにブルーになるという悪循環。でも、5/30は初めてデイリーランキングで100位以内に入ったりして、スゲーうれしかったりしたのもあって、むしろ更新頻度をあげたくなっている心境というね… (´・ω・`) ウーム
まぁ、うれしいですよ、やっぱり。
「アクセス数=みんなの愛です!ヽ(TДT)ノ」とまでは思わないけど(苦笑)、いろいろな人が適当に目を通してくれて、何らかの参考してくれているってのは、僕のような人間には、心底ありがたい。特にこういう「数字で良い結果が出る」なんてこと、人生になかったからね。まぁ、なんだかんだ言っても「たかがブログ」ですし、内容だってゲフンゲフンなクオリティ&倫理観ですけど、やっぱり評価されることはうれしいのですよ。
なんとなく藤井隆さんの「ナンダカンダ」を貼っておきますね↓ 良い歌!
ただ、このままではマジで仕事も滞って、家庭もダメになるというか。大体、この数カ月の映画の感想とか、自分自身、ワケがわからぬまま勢いでアップする事態に陥ってて(「あれ? でも前からあの程度の内容ですヨ? (・ε・) オヨヨ?」とか言わないで!)、それも良くないと思うし…。ということで、今後、当ブログは月・火・水・金以外は更新しません!ヽ(`Д´)ノ キッパリ! な~んて、非常にどうでも良いことを書いて、この適当な備忘録を終えたいと思います。ではでは~。