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先週の備忘録(2013/4/16~4/22)

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さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


火曜日は、大事な打ち合わせがあって、まぁまぁ良い感じ (・∀・) イイ!
水曜日は、高校の親友と超高い寿司を食べたッス! (o^-')b ウマイ!
木曜日は、久しぶりの「ザ・ブルード」鑑賞でホッコリ (´∀`) スキヨ
金曜日は、偉い人の面倒くさい集まりでゲンナリ ('A`) シニタイ
土曜日は、家族3人でコストコへ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!
日曜日は、「タマフル&トップ5 オフ会スペシャル」に行って来ました~ (`∀´) フハハハハハ
月曜日は、普通に仕事でお金の勘定&請求書三昧 (・ε・) ツマンネー
そして明日は… ( ̄ー ̄) ニヤッ



先週も書きましたが、娘のマナ子が「パパ! (゚Д゚し」と呼んでくれるようになりまして (´∀`) ウフフ もうね、彼女に名前を呼ばれることで、急に知恵のレベルが進む感じであり、なんとなくご飯もモリモリ進んじゃう気分(なんだこれ)。ハッキリ言って、現在、第2回目の“親心ビッグバン”( (C)古川耕)を迎えていて、例えば木曜日! 久しぶりに「ザ・ブルード/怒りのメタファー」を観た時もマナ子が重なってしまい、「あんな風にポカポカと殴られてみたい… (´Д`;) シヌケド」と凄惨なシーンも微笑ましく見える有り様ですよ…って、これを日曜日の「タマフル&トップ5 オフ会スペシャル」you伊東くんとryosuke_uさんに伝えたら、2人とも「えっ?(゚Д゚) ナニ?」って感じだったというね… (ノω・、) ツタワリニクイ


新宿武蔵野館では、現在、クローネンバーグの過去作品をレイトショー上映しているのです。
三角絞めでつかまえて-新宿武蔵野館!


僕が萌えた「ザ・ブルード/怒りのメタファー」の1シーンを貼っておきますね↓




土曜日は家族3人でコストコに行きまして。「わざわざレンタカーを借りて買い物に行く」なんて無駄以外の何物でもないワケですが、奧さん的にはかなりテンションが上がるイベントらしいので仕方なし。そこでもマナ子ったら、大ハシャギで超可愛くてね…(しみじみ)。「子ども、最高だな!∑(゚Д゚)」とあらためて実感した次第。


カートに乗って超テンション高めのマナ子の写真を貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-マナ子!

ちなみに夕飯用にチキンを1羽買ってもらって…。
三角絞めでつかまえて-チキンを1羽!

お昼はフードコートでホットドッグやらプルコギベイクやらを食べさせてもらいました。満足!
三角絞めでつかまえて-ホットドッグ!


で、日曜日の「タマフル&トップ5 オフ会スペシャル」の備忘録。本当は15時よりも前に渋谷のアシパンに着くハズだったのに、便意に襲われたりしていたら、結局、20分くらい遅れて到着しまして。例によって、愉快な方たちと映画の話が出来て、非常に楽しかったです (^ε^) ウッフン 僕的にはできるだけツイッターの名前と顔を一致させたいので、お話をさせていただいた“港南台から来た方”と“真田広之LOVEの方”、“パラエストラに通っている方”は、もしこのブログを読まれていたら、ぜひツイッターの方に連絡をいただけるとうれしいです。


渋谷の雑居ビルの地下を下りると、こんな入口がありまして…。
三角絞めでつかまえて-アシパンの入口!

よく見ると、ドアには連作「とっぱい待機ラクガキ」でお馴染みのウシロダさんによる素敵すぎるフライヤーが!
三角絞めでつかまえて-素敵なフライヤー!

コメカミさんが用意してくれた名札に、デビスコさんがシールを貼ってくれたりしましてね。
三角絞めでつかまえて-名札とシール!

シールが可愛かったので、持ち帰って、現在、我が家の冷蔵庫に貼ってあるというね。
三角絞めでつかまえて-シールは自宅に!


その後はアシッドたんぱ大放送の公開収録があったんですが、ゲストの弾丸ジャッキーさんのトークがスゲー愉快!ヽ(`Д´)ノ トップ5リターンズの時よりも好きになったというか、単独ライブにも絶対行こうと思うほど面白かったです。高野政所さん&浮き輪さんのトーク力も相変わらずハンパではなくて、特に浮き輪さんは「絶対素人じゃない!(;`Δ´) ヌゥ!」とあらためて疑惑の目を向けましたよ。あと、地獄風景さんの“DJ(弾丸ジャッキーの略)コール”には爆笑したので、定着すると良いなぁと密かに思ったり。


なんとなく昨年の単独ライブの宣伝動画を貼っておきますね↓ 




公開収録が終わると、高野政所さんによるファンコットDJが始まりまして。これがまた何とも言えない多幸感的空間というか。もちろんテンションは上がるんだけど、意外とマッタリもできる不思議。僕はあまり前で踊ったりするタイプではないんですけど、後ろの方で体を揺らしながら楽しませていただきました。どうしても空腹に負けてしまって、途中で離脱しちゃったんですが、非常に幸せな1日を過ごせましたよ~ (´∀`) ホッコリ


ということで、hy4_4yhさんによる「ティッケー大作戦!~YAVAY」のMVを貼っておきますね↓ 「最強神速J-MIX~FUNKOT EDITION~」も要チェックですぞ!




ちなみに明日24日(水)なんですが、同じくアシパンで行われる「たわわちゃんのYOSOUアカデミー(仮)」に参戦予定でしてね。僕の出番なんて5~10分程度なんですけれども、現時点ですでに緊張して死にそうだったりするのです… ('A`) まぁ、基本的にたわわちゃんのトークが面白いし、放送作家の古川耕さんも出演される素敵なイベントなので、興味がある人はぜひ来てみてくださいな m(_ _ )m オネガイシマス


ウシロダさんによるフライヤー。スタートが19時30分になったので気をつけて!
三角絞めでつかまえて-yosouアカデミー(仮)

僕的には“範馬勇次郎戦を控える愚地独歩”のような心境だったりします…。
三角絞めでつかまえて-明日...


以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。




「本日19時30分から始まるイベントに出ますYO!ヽ(`Д´)ノ」という必死な告知

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なんとなく純・ゲバルの画像を貼っておきますね(「範馬刃牙」第7巻より)。
$三角絞めでつかまえて-今日は死ぬにはいい日だ


ただいマンモス!ヾ(´∀`○)ノ …などと、ただでさえ40歳のオヤジなのにブログで顔文字を使いまくってキモがられている上に、やたらと「イベントに出るんですよぉ~ (;`∀´)」なんて書きまくっているので、いいかげん辟易している読者の方もいるとは思うんですが…。ごめんなさい、最後の告知をさせていただければと思います。午前零時、日付が変わった本日4/24(水)の夜、僕はこのイベントに出るのです↓


「たわわちゃんのYOSOUアカデミー(仮)」ですな。フライヤーを描いたのはウシロダさんでございます。
三角絞めでつかまえて-yosouアカデミー(仮)


場所は渋谷の道玄坂にある“日本の平均的かつ最先端のクラブ”「ACID PANDA CAFE(通称アシパン)」。時間は19時30分スタートで、イベントの内容はたわわちゃんがさまざまなゲストを前にして、さまざまなYOSOUをカマす!m9`Д´) ビシッ」というモノ。YOSOUを知らない方は、こちらの記事を読んでいただければと思うんですが、簡単に書くと「物事を予想して、そのロジックを楽しむゲーム」のことだったりします。


たわわちゃんによる“昨年の紅白YOSOU”の一部がアップされていたので、貼っておきますね↓




僕が“ラジオネーム・三角絞め”として出演するのは、第二部の「シネマハスラー賽の目映画YOSOU」時間的には、20時30分ごろから始まるのかな? 残念ながらシネマハスラーはもうなくなっちゃいましたけど、代わりにムービー・ウォッチメンの“ガチャの目”をYOSOUする感じでございます。他にはスターリング・エレファントさんが出る予定で、you伊東くんは残念ながらメールだけで参戦するそうな。


このパニッシャーのマスクを被った不審者が僕です。
三角絞めでつかまえて-このパニッシャーマスクは!?


人前で映画の話をするーー。ハッキリ言って、まったく得意ではないです。昨年12/10(月)に開催された「タマフル・TOP5リターンズリスナーオフ会」でも挑戦したワケですが、そんなに良い話ができた気はしないし…。ただ、たわわちゃんにオファーされた→人から必要とされるのは超うれしいし、僕ごときでも何らかの貢献が出来るならと、二つ返事でお手伝いすることを決めた次第。まぁ、時間は5分程度(長くても10分くらい)だし、たわわちゃんも付いてくれてるし、そんなに大ヤケドをすることはないと思うのですが、「最悪、これが最後かもしれぬ… (・ω・;)」という必死の心構えで臨むつもりなので、興味がある方はぜひ来場していただけるとうれしいです (´Д`;) スミマセン


一応、前回の音声を貼っておきますね…。




つーか、その他、「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」「ザ・トップ5」などでお馴染みの放送作家・古川耕さんとの「次期トップ5パーソナリティーYOSOU」は100パーセント面白いだろうし、地獄風景さん&もさんの「金になるYOSOU」も何やらサッパリで楽しそうだし、最後の「hy4_4yhの今後YOSOU」も興味深いし…。これで「1000円/1ドリンク」は凄まじく安いので、お願いだから来て!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!


なんとなくビスケット・オリバに挑む純・ゲバルの画像を貼っておきますね(「範馬刃牙」第7巻より)。
三角絞めでつかまえて-いつだって今日を生きるしかない


以上、せっかくイベントに出るので必死に宣伝してみました~ (・∀・) オシマイ



ザ・マスター(ネタバレ)

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ザ・マスター

三角絞めでつかまえて-ザ・マスター

原題:The Master
2012/アメリカ 上映時間138分
監督・製作・脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
製作:ジョアン・セラー、ダニエル・ルピ、ミーガン・エリソン
製作総指揮:アダム・ソムナー、テッド・シッパー
撮影:ミハイ・マライメア・Jr.
美術:ジャック・フィスク、デビッド・クランク
衣装:マーク・ブリッジス
編集:レスリー・ジョーンズ、ピーター・マクナルティ
音楽:ジョニー・グリーンウッド
出演:ホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、ローラ・ダーン、アンビル・チルダース、ラミ・マレック、ジェシー・プレモンス、ケビン・J・オコナー、クリストファー・エバン・ウェルチ、オリヴィア・ローズマリー・バーラム
パンフレット:★★★★(700円/コラムは多いし、インタビューはあるし、好きな感じ)
(あらすじ)
第2次世界大戦が終結し、赴任先からアメリカへ戻ってきた帰還兵のフレディ・クエル(ホアキン・フェニックス)は、戦地ではまったアルコール依存症から抜け出せず、社会生活に適応できずにいた。そんなある日、フレディは「ザ・コーズ」という宗教団体の指導者で、信者から「マスター」と呼ばれているランカスター・ドッド(フィリップ・シーモア・ホフマン)に出会う。ドッドは独自のメソッドで人々を悩みから解放し、フレディもドッドのカウンセリングで次第に心の平静を取り戻していく。ドッドは行き場のないフレディをかたわらに置き、2人の絆は深まっていくが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※ごめんなさい、今回の映画は本当によくわかってないので、ちゃんとした感想を読みたい人は別のブログに行った方が良いです。
※今回の記事は、女性が不快に思うような“性的でゲスな文章”が書かれているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。


実は、公開された週には新宿バルト9で観てたんですけど、いろいろと他の映画の感想をアップしているうちに、更新するのがすっかり遅くなっちゃって…。今さらながら感想を書くと、ごめんなさい、サッパリでした (ノ∀`) テヘ すっかり“サイエントロジーを題材にした映画”だと思って観に行ったので、“2人の男の話”だったのはビックリしましたよ。

いや、面白かったし、スゴいとは思ったんです。僕なりにストーリーを簡単に書くと、戦争か何かのせいで性的にムラムラするようになった&アル中になった主人公フレディが、宗教団体の指導者ドッドと出会いまして。フレディは最初のセッションでラクになったのでドッドを好きになり、ドッドはフレディの純粋で直情的な部分に惹かれることで、お互いにちょっと救われたりしたものの、結局、2人とも“自分がマスター”だから、あーだこーだあって決別。ただ、良い影響は残ってて、フレディは「おかげ様でポッチャリ美女をゲットしました (o^-')b ヤッタネ!」って感じの話…ですよね、たぶん(上目遣いで)。

上記の様子を無駄を省きながら全力疾走で見せるから、正直、説明不足に感じるところは多いんだけど、主要キャストたちの名演やら考えられた演出やら見事な編集やらが束になって“剛腕”と化して無理矢理ねじ伏せられたという印象でした。映画体験としては非常に素晴らしかったです。

とは言いつつも、何だか意味深なシーンやショットがありすぎて、胸の中に上手く説明できないモヤモヤが残ったのも確か。で、ポール・トーマス・アンダーソン監督的には「説明してないところは自分で考えなさいな (´∀`) ガンバッテ」って姿勢みたいですけど、だからと言って、何か濃厚すぎて疲れちゃったから、別にいろいろと考える気分にはなれないというか。そりゃあ美味い博多とんこつラーメンだったけど替え玉をする味ではなかったというか…って、この気持ちわかっていただけますカネー (・ε・)

その他、結構くだらないと思われるだろうけど、僕的には超重要なことを書き残しておくと、ラストシーンでフレディとセックスをしているのはオリヴィア・ローズマリー・バーラムという女優さんなんだそうですが、「僕のポッチャリの臨界点はアレだ!m9`Д´) ビシッ」と思いました。僕にとって“あのボディ”がギリギリラインであり、今まで探していた問題の答えをやっと見つけたような気分になったんですが…。アナタの“ポッチャリ”は誰が基準ですか?(なんとなく木村奈保子さん風に)


別に上手くないですけど、一応、木村奈保子さんの動画を貼っておきますね↓




ということで、面白かったけどよくわからない映画でした ┐(´ー`)┌ マイッタネ たまたま見つけたんですけど、古泉智浩先生の「意味がさっぱり分からないけどやたらと印象に残る映画」という感想がドンピシャすぎて、親近感が湧きまくりましたよ。1つだけ言えるのは、人と話す時に僕のポッチャリの基準を明確に示せるようになったのはスゲー良かったです。最後に「ウチの奥さんもエイミー・アダムスのように手で処理してくれないかしら… ('A`)」というゲスな文章を書いて、この映画の感想を終えたいと思います m(_ _ )m スミマセンデシタ




ポール・トーマス・アンダーソン監督作で一番好きなのはこれですな。この場面が死ぬほど好き。
三角絞めでつかまえて-ブギーナイツ
ブギーナイツ [DVD]


なんとなく気になっているホアキン・フェニックスの主演映画も貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-容疑者、ホアキン・フェニックス
容疑者、ホアキン・フェニックス [DVD]


サイエントロジーの映画と言えばこれですな。全然面白くなかったような記憶。
三角絞めでつかまえて-バトルフィールドアース
バトルフィールド・アース [DVD]


“ダメな方”と言われがちなポール・アンダーソン監督ですが、この映画を撮ってくれただけでも信用できます。
三角絞めでつかまえて-ソルジャー
ソルジャー [Blu-ray]



カレ・ブラン(ネタバレ)

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カレ・ブラン

三角絞めでつかまえて-カレ・ブラン

原題:CARRE BLANC
2011/フランス、ルクセンブルグ、スイス、ベルギー、ロシア 上映時間80分
監督・脚本・製作:ジャン=バティスト・レオネッティ
製作:ベンジャマン・マムー
製作総指揮:カミーユ・アヴァール・ブルドン
撮影:デヴィッド・ニッセン
美術:ノエル・ヴァン・パリクス
衣装デザイン:ニコル・フェラーリ
編集:エリック・ジャクマン、アレックス・ロドリゲス
音響:エドガー・ヴィダル
音楽:エヴゲニ・ガルペリン
出演:サミ・ブアジラ、ジュリー・ガイエ、ジャン=ピエール・アンドレアーニ、フェイリア・ドゥリパ、ヴァレリー・ボドソン、カルロス・レアル、ドミニク・パチュレル、マジッド・イヴ、アデル・エグザルチョプロス
パンフレット:★★★(600円/費用対効果的に良し。真魚八重子さんのコラムがわかりやすい)
(あらすじ)
近未来、フィリップ(マジッド・イヴ)は高層ビルが建ち並ぶ都市で母(フェイリア・ドゥリパ)と一匹の犬と一緒に暮らしていた。人肉加工工場で働く母親は心身共に疲れ切っており、ある晩、息子と話をした後で高層住宅のベランダから投身自殺を図る。一人残されたフィリップは、彼と同じような孤児たちの集まる施設に送られる。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




65点


※今回の記事は、「ソイレント・グリーン」「生きてこそ」「カンビュセスの籤」のネタバレに触れているので、気をつけて!

ううむ、アップするのがすっかり遅くなっちゃって、気が付けば今日(4/26)で都内の公開は終了なんですね…。何はともあれ、なんとなく気になって予告編を見たら、非常にイヤ~なディストピアSFっぽかったので興味を持ちまして。渋谷のシアター・イメージフォーラムに行って来ました。「ユニークな映画ですな (・∀・) ホホゥ」って感じでしたよ。ハッキリ言って、パンフレットの真魚八重子さんのコラムを読めば十分なんですが、一応、感想を残しておきますね。


劇場には記事の切り抜きが貼られてました。
三角絞めでつかまえて-記事の切り抜き


「ブラン」と聞いて連想するのは、デンキブランだったり、ブランフレークだったり、クリーム玄米ブランだったりして、特にクリーム玄米ブランに関しては、「なんかヘルシーっぽいから調子に乗ってモリモリ食べたら、結局、太っちゃった… (ノω・、) ダマサレタ」という勝手な印象がある…なんて話はどうでも良いでガース!(゚∀゚し ナンダコレ 「BLANC」はフランス語で「白い」という意味であり、カレ・ブランというのは、「白い四角形」とか「正方形で表現される数字のゼロ」といった意味だそうで (´∀`) ヨクワカンナイヤ


こういう食品って、食べても太らなそうなイメージがあるから、逆にタチが悪いですヨネ! (;`Δ´) イイガカリ




まぁ、実際に観てみたら、なかなか変わったタイプのディストピアSFでした。この映画の世界には、被支配層に非人道的な実験ゲームを仕掛ける人たち=社畜と、何かに失敗すると即殺されて食料にされてしまう人たち=家畜という、2タイプの人間がいまして(劇中でそう呼ばれたりはしないんですが、説明上、そう書いておきますね)。パッと見た感じは「THX-1138」っぽいんですが、ガチガチに管理されているワケでもなく、社畜たちは漫然と家畜たちを虐げながら生きていて、家畜たちもそれを仕方なく受け入れて生きている…といった世界観。とにかく非人道的な行為が当たり前のようにおこなわれているのに、ほとんどの人が疑問を持たずに暮らしてるんですよ。


“白い四角形”で構成されたシンボルマークが死体袋に貼られていたりして…。
三角絞めでつかまえて-死体袋に貼られてたり

それがそのまま食肉パックにも貼られているというね。お…美味しいのかしら… (゚д゚;) ゴクリ
三角絞めでつかまえて-人肉パックにも貼られてたり


そんな過酷な社会状況の中、主人公のフィリップは、“人肉パック製造工場で働くことに厭気が差した母親”が飛び降り自殺しちゃったこともあって、世界に絶望して首吊り自殺を図るんですけど、同じ施設にいた少女マリー(アデル・エグザルチョプロス)に往復ビンタをされて救われまして。その後、「袋に入った少年を撲殺する」という過酷なゲームを経て、厳しい現実を知り、生前の母の助言通り、「心を隠して生きるッス! (`・ω・´)キリッ」と決意するんです。


まず、一番右にいる女教師が優しい声で「男は度胸! 何でもためしてみるのさ」と薦めるので…。
三角絞めでつかまえて-入ってみたい人は?

中央にいる黒人の少年が「じゃあ、僕、入ってみます」と袋にイン。
三角絞めでつかまえて-入ってみました。

すると先生はチャックを閉め、別の男を呼んで、フィリップに「自分で袋に入ったバカを棒で叩き殺せ!」と命令してきた!
三角絞めでつかまえて-殴れという指示

フィリップが躊躇すると、代わりに彼が容赦なく殴られるという、非常にダウナーな展開に。
三角絞めでつかまえて-やらなきゃ殴られる!

先生をキッと睨んだフィリップは、「わかったよ、やってやるよ!」と出川哲朗さん風にブチ切れて…(少しウソ)。
三角絞めでつかまえて-やってやるよ!

袋をハードに乱打! まぁ、仕方ないですわな。
$三角絞めでつかまえて-乱打!

それをうれしそうに見つめる先生が超ムカつく! この女を殴れば良かったのにぃ~。
三角絞めでつかまえて-うれしそうな先生


ところが! 大人になったフィリップ(サミ・ブアジラ)は「心を隠す」どころか、すっかり人混みに流されて変わってしまって“立派な社畜”に染まっちゃったという残念な展開(人肉を口にしない良心は残ってますが)。で、成長したマリー(ジュリー・ガイエ)=奧さんの方は、彼女自身の“性格の真っ直ぐさ”は変わってないため、現在の非人道的な社会&そこで何の疑問も持たずに働くフィリップには超ウンザリしてまして。子作りもしてくれないし、「いい加減にしてYO!ヽ川`Д´)ノ」と、ある日突然、人肉を偉そうに食ってたクズ野郎を車で跳ねて殺害&あえて身分証明書を現場に放置! 翌朝、警察っぽい奴らが自宅マンションに押しかけてきた→フィリップに「何をしたんだ!」と問いつめられると、彼女は彼に熱いキスをした後、マンションからダイブ!ヽ川`Д´)ノ そして、思わず後を追ってフィリップもダイブ!ヽ(`Д´)ノ


で、2人とも自殺防止のネットに助けられるという展開。
三角絞めでつかまえて-実はネットがありました


自殺防止用ネットのおかげで2人とも助かったものの、マリーは気を失ってたので、フィリップはハードな往復ビンタを開始!(←ここ、泣ける場面) マリーにビンタをかますことで、自殺しようとした過去=初心を思い出した彼は、クロッケーのマレットで警察っぽい奴らを迎撃! やっとマリーやスマイルおじさん(ジャン=ピエール・アンドレアーニ)には見えていた“怪物=非人道的な行為を見て見ぬフリをする自分”を認識したフィリップは、マリーと2人で「オレたちの戦いはこれからだ!ヽ川`Д´)人(`Д´)ノ」って感じになって終わってました(以上、全体的に誇張アリ)。


初心を取り戻して、奧さんと和解し、なんとなく世界に立ち向かうムードのフィリップなのでした~(「きょうのわんこ」風に)。
三角絞めでつかまえて-オレたちの戦いはこれからだ!


なんて言うんですかね、無慈悲で残酷なディストピアモノの割には、“夫婦の愛情話”に着地したので思わずグッときちゃった感じ。冒頭でカウントダウン表示されてた数字が結構謎だったんですけど(「食肉加工された人数」かとも考えましたが、違うっぽい)、単純に“あの世界の人口”って考えると、「最後は1つカウントアップされた→トラウマを乗り越えて子どもを作りました 川´∀`)(´∀`) ウフフ」という美しいハッピーエンドだと受け取ったんですが…。この解釈はどうなんですカネー ('A`) ジシンナシ


まったく関係ありませんが、「ウインダリア」のED曲を貼っておきますね↓ ブルーレイ出せ!ヽ(`Д´)ノ




作品を振り返ってみると、モロに現代の寓話というか、僕らの社会状況に当てはまるように作られてまして。自分が正しいと思うこととは違っても、生きる為に「心を隠す」なんて学生時代から日常茶飯事であって。つい昨日も仕事中、息を吸うように心を隠してきたばかりですよ。むしろ、もう「心を隠す」必要なんてなくて、いつからか流されてやってしまってるという残念なサイクル。いや、突き詰めると「先進国で生きるということ自体が、途上国を犠牲にして~」という話になって、知恵熱が出すぎて頭が「スキャナーズ」風に爆裂するので、その問題には立ち入りませんけど、あの社畜&家畜たちは“今の僕らの姿”をわかりやすく置きかえただけなんですよね。

特に身につまされたのが“実験ゲーム”描写。「耐えるしかない&運任せ」なゲームと、「実はトンチでクリアできる」ゲームがあるんですが(この「2種類ある」のがまた意地悪)、その時のフィリップの口調が、あの“口の上手さで人の行動を縛る奴ら”っぽいんですよ。僕的には、下請けが逆らえないということをキッチリ自覚しつつ、「業界の仁義が~」とか「倫理として~」とか言って、金額以上のことを要求してきて、それをやらないとこっちが悪いみたいなムードを作る取引先の人を思い出したりしました(私怨まみれの文章)。それと、“ボトルを飲み干すゲーム”のオチが、友人が自己啓発セミナーにハマッた時にやらされたゲームと一緒だったのも笑っちゃいましたね(「実は協力すれば全員が勝てる」内容になってて、その後に「君たちはそうやって人を蹴落として~」なんて説教が始まったりするパターン)。


例えば、この“鳴った電話に出るゲーム(20秒以内)”は、自分の能力&運次第って感じですが…。
三角絞めでつかまえて-電話取りゲーム

この“竹刀で頭をバシバシされるけど円から出ちゃダメよゲーム”は、円を動かして逃げれば良かったりして。
三角絞めでつかまえて-竹刀で頭をバシバシゲーム

そして、この“お尻を出した子ボトルを飲み干した人が一等賞ゲーム”は、「近くにストローがあって全員で飲み干せた」というオチだったり。
$三角絞めでつかまえて-ボトル飲み干しゲーム


“人肉”の扱いも斬新というか。「ソイレント・グリーン」のように「食糧不足を解消するため、民衆の死体を食料にしてた!ヾ(。`Д´。)ノ ヒドイ!」という“騙しやがったな感”があるワケではなく、「生きてこそ」のように「食べる物もないし、死体を食べて生き延びよう… (´・ω・`) シカタナシ」という“切羽詰まった感”があるワケでもなく、「カンビュセスの籤」のように「アタシが食料になるから、人類のために食べて生き延びてね!川o^-')b タベテ!」的な“使命感”があるワケでもなく、なんと「食品の1つとして食べてます (`∀´) ヘラヘラ」と“堂々と普通の食料として扱ってた”ので、結構ビックリいたしました。「吸血鬼が人間を支配して~」という「デイブレイカー」みたいな世界観ならともかく、“人間同士の共食い”において、このグルメ感覚の設定は新しいと思ったり。


パーティでは、どれが人肉料理かわかるように旗が立ってました(イヤな人は避けられる仕様ではある)。
三角絞めでつかまえて-人肉を使ってます


って、褒めまくりなムードですが、映画自体はかなり説明を省いた作りなので、よくわからなくてツラいところも多かったです。例えば「駐車場で常に笑顔で対応しなくちゃいけない仕事」をしているスマイルおじさん(僕が勝手に命名)の家には子どもがいるんですけど、それが誰の子なのか、おじさんはなんで隠しているのか、そもそも実在してるのか、まったくの謎まみれで全然スッキリしないの (´・ω・`) その他にもボンヤリした心象風景描写に結構眠くなったりもして…。僕も説明台詞とかはそんなに好きな方じゃないですけど、もう少しわかりやすい方が好きカナー (・ε・) ザンネン


いつも素敵な作り笑いを見せるスマイルおじさんだけど…。
三角絞めでつかまえて-スマイルおじさん

泣きたい時だってあるんです…って、この人絡みの描写はよくわからなかったなぁ。
三角絞めでつかまえて-泣いちゃうスマイルおじさん


そんなワケで、わからないところがありつつも、なかなかユニークな映画でしたよ。ところどころ、スタンリー・キューブリック監督作っぽいところがあって、特に暴力描写とかは「時計じかけのオレンジ」を連想しましたね~。直接的に見せない割にちゃんとバイオレントな雰囲気が伝わってくるイヤな演出&編集をしてて、ジャン=バティスト・レオネッティ監督はこれが長編デビュー作とのことですが、なかなか才能があるんじゃないでしょうか(偉そうな口調で)。気になる人はチェックしても良いとは思うけど、ワケわからなくて退屈に感じる可能性も高いので気をつけて!ヽ(`Д´)ノ チュウイ!




スタンリー・キューブリック監督の傑作。暴力的な映画ですけど、未見の方には超オススメでございます。
三角絞めでつかまえて-時計仕掛けのオレンジ
時計じかけのオレンジ [Blu-ray]


リチャード・フライシャー監督作。オチを知っちゃうとあまり面白くないかも…。
三角絞めでつかまえて-ソイレント・グリーン
ソイレント・グリーン 特別版 [DVD]


ウルグアイ空軍機571便遭難事故が元になった映画。
三角絞めでつかまえて-生きてこそ
生きてこそ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]


名作短編「カンビュセスの籤」が収録されております。っていうか、載ってるのは全部名作。
三角絞めでつかまえて-SF異色短編集4
藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 4 (藤子・F・不二雄大全集 第3期)



HK 変態仮面(ネタバレ)

ホーリー・モーターズ(ネタバレ)

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ホーリー・モーターズ

三角絞めでつかまえて-ホーリー・モーターズ

原題:HOLY MOTORS
2012/フランス、ドイツ 上映時間115分
監督:レオス・カラックス
撮影:カロリーヌ・シャンプティエ
編集:ネリー・ケティエ
音響:エルヴァン・ケルザネット、カティア・ブタン、ジョセフィーナ・ロドリゲス、エマニュエル・クロゼ
メイク・ヘアデザイン:ベルナール・フロック
SFXメイク:ジャン=クリストフ・スパダッチーニ、ドニ・ガストー
美術:フロリアン・サンソン
衣装:アナイス・ロマン
監督補:ジュリー・グエ
制作担当:ディディエ・アボ
スクリプト:マチルド・プロフィ
ポスト・プロダクションマネージャー:ウジェニー・ドプリュ
サイバーモンスター・デザイン:ディアン・ソラン
視覚効果ディレクター:ティエリー・ドロベル
VFX監修:アレクサンドル・ボン
VFXプロデューサー:ベレンジェール・ドミンゲス
3D監修:オリヴィエ・マルシ
プロデューサー:マルティーヌ・マリニャック、モーリス・タンシャン、アルベール・プレヴォスト
出演:ドニ・ラヴァン、エディット・スコブ、エヴァ・メンデス、カイリー・ミノーグ、ミシェル・ピッコリ、ジャンヌ・ディソン、レオス・カラックス、ナースチャ・ゴベルワ・カラックス、レダ・ウムズンヌ、ジェフリー・キャリー、アナベル・デクスター・ジョーンズ
パンフレット:★★★★(700円/情報が多めで映画を理解する助けになるし、デザインも良し。)
(あらすじ)
夜もふけた頃に、ホテルの部屋で目を覚ました男レオス・カラックス(レオス・カラックス)が、隠し扉を発見し下りていくと顔のない観客たちであふれた映画館へと続いていた。一方、オスカー(ドニ・ラヴァン)は豪邸から子どもたちに見送られて真っ白なストレッチリムジンに揺られて出勤。美しい女性ドライバーのセリーヌ(エディット・スコブ)が車のそばで彼を待っており……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




70点


僕も最近はすっかり“映画通"を気取ってますけどね(苦笑)、実はレオス・カラックス監督の映画って全然観てなかったりします。せいぜい「『ポンヌフの恋人』はテレビで途中から観たんだっけ?」程度というか。「ポーラX」はそのタイトルが「ウエポンX」みたいでカッコ良いので、ちょっと興味がありつつも、「どうせシネフィルの方々が観るような難しい映画なのでしょうよ (`Δ´) フン!」とスルーしてた感じだったのです…。


僕的に「ポーラX」はこんなイメージの映画です↓(画像は「Marvel Super Heroes」
三角絞めでつかまえて-ウェポンX


だがしかし! 先月、新宿シネマカリテ「キャビン」を観た時に流れたこの映画の予告編が、よくわからないけど面白そうだったので、前売り券を購入。仕事で渋谷に行った際、チョロッとユーロスペースに立ち寄って観てきました。よくわからなかったけど面白かったです (´∀`)


劇場ではポスターが販売されてましたが…。
三角絞めでつかまえて-ポスター販売中

僕的には海外版の方が超カッコ良いと思うんですよ。
三角絞めでつかまえて-カッコイイポスター

記事の切り抜きもありました。
三角絞めでつかまえて-記事の切り抜き


まず、話を簡単に書いておきますね。映画冒頭、レオス・カラックス監督本人が謎の扉を開くと、そこには観客がいて、何かの映画を観ていまして。その主人公は超金持ちっぽいオスカーという男で、豪邸から出て来てリムジンに乗り込むと、運転手のセリーヌと「最初のアポは~」なんて話をするから、てっきり仕事の打ち合わせに行くのかと思いきや! 老けメイクを始めて“老婆”に早変わり→橋のたもとで物乞いを始めるからビックリですよ。


レオス・カラックス監督が登場して、指に付いた鍵で扉を開けると…。
三角絞めでつかまえて-扉を開ける監督

そこには顔の見えない観客が勢揃い。
三角絞めでつかまえて-そこには観客が!

彼らが観ている映画の主人公がオスカー。観客は彼のさまざまな演技を見せられることになるのです。
三角絞めでつかまえて-主役はこの人


どうやらオスカーは、“演じる仕事をしている人”っぽくて。最初の銀行家から始まって、老婆→モーションキャプチャーの達人→怪人メルド→娘の父親→アコーディオン奏者→殺し屋→死ぬ直前の老人などを演じつつ、ボスっぽい人に忠告されたり、いきなり覆面を被って銀行家を襲撃して撃たれたり、元カノとバッタリ出会ったりして、最終的には、チンパンジーの妻と娘がいる家に帰宅(そういう役柄)。セリーヌが車庫にリムジンを駐めて出て行くと、リムジン同士が「人間はもう見える機械を欲しがらない」「アーメン」なんて語り合って終了ーー。って、ワケがわからないかもしれませんが、本当にこういう映画だったんですよ… (・ω・;) ウーム


モーションキャプチャーの装置を着けて、アクションやラブシーンを繰り広げたかと思えば…。
三角絞めでつかまえて-モーションキャプチャー

怪人メルド(「TOKYO!」に出て来たキャラみたい)になって、ゴジラのテーマをバックに、人の指を食いちぎったり、モデルをさらったりして。
三角絞めでつかまえて-怪人メルド

別の場面ではアコーディオン奏者になって、教会を演奏しながら行進
三角絞めでつかまえて-アコーディオン奏者

その次のシーンになると、人を殺しに行って、共倒れになったりもして(ケガはいつの間にか回復する仕様)。
三角絞めでつかまえて-共倒れ

姪に死を看取られたりもしてましたが、その姪も「実は役者」という何が何やらな展開。
三角絞めでつかまえて-死を看取られたり

で、その合間に、突然キレて覆面を被り、銀行家を襲撃したり…。
三角絞めでつかまえて-覆面を被って襲撃!

昔の恋人ジーン(カイリー・ミノーグ)と再会したりもするというね…。
三角絞めでつかまえて-昔の恋人ジーンと再会

最後、オスカーをチンパンジーの家に下ろすと、リムジンは車庫に戻り、リムジン同士でくっちゃべって、終わってました。
三角絞めでつかまえて-リムジンは車庫へ


なんて言うんだろう、印象的には「コズモポリス」「みんな~やってるか!」「脳内ニューヨーク」って感じ。特に「コズモポリス」に関しては、「1日中、白いリムジンに乗って移動する」という似たようなビジュアルの映画がたまたま同時期に日本公開されたということで、観た時に軽く「シンクロニシティ… (゚д゚;) ゴクリ」と思ったり(描かれていることは正反対だと思いますが)。ちなみに「芸術新潮 2013年 04月号」中原昌也さんのコラムによると、「コズモポリス」の方にカラックス映画の常連だったジュリエット・ピノシュが出てるというねじれ現象が起こっているそうな ┐(´ー`)┌ ナニガナニヤラ


デヴィッド・クローネンバーグ監督の「コズモポリス」はこんな映画でございます↓




「人は誰もが自分自身を演じている」とか「人は神に“人生という名の映画”を見せている」とか、いろいろと深いメッセージがありそうで。さらに、冒頭で“劇場と観客”が出てくるように、映画自体に対する“何か”も込められているみたいなんですけど…。ごめんなさい、よくわかんないや (ノ∀`) エヘヘ ただ、オスカーが演じていくエピソードはどれもなんとなく楽しめたので、意味不明ながらも最後までついていけましたよ。まぁ、気になる人は、パンフレットのコラムとか読んで補完すると良いんじゃないかしらん。


パンフレットの西嶋憲生さんのコラムで知ったんですが、ラスト、セリーヌが仮面を付けて帰宅するシーンは…。
三角絞めでつかまえて-仮面を付けて帰宅

セリーヌ役のエディット・スコブが50年前に「顔のない眼」で演じた役のオマージュっぽい。勉強になりますな。
三角絞めでつかまえて-元ネタはこれ


感慨深かったのが、元恋人のジーン役で登場したカイリー・ミノーグ。80年代はよく「ラッキー・ラヴ」とか耳にしたものですけれども、僕的に印象に残っているのは、何と言ってもジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作「ストリートファイター」でのキャミィ役。公開初日に観に行って、「ロクなアクションも出来ない歌手が出しゃばるんじゃねぇYO!ヽ(`Д´)ノ キィィィ!」と超激怒し、それ以降、大嫌いだったんですが…。昨年、「エクスペンダブルズ2」のプロモーションで、調子に乗ったヴァン・ダムが「彼女とタイで寝ました (o^-')b」なんて告白しちゃったのは、さすがに可哀相だと思って。そして今回、劇中で哀愁漂う素敵な歌声を披露してるのを観て、結構グッときたのでね、「キャミィ役のことを許すつもりはないけど、これからも頑張って!(´∀`)」と思った次第(結局、心が狭い文章)。


この実写版キャミィには腹が立ったものです…(遠い目)。
三角絞めでつかまえて-戦う実写版キャミィ


若かりしころのカイリー・ミノーグ。この曲はWINKのカヴァーでも有名ですな。




劇中でカイリー・ミノーグが「Who Were We?」を歌うシーンを貼っておきますね↓




正直、不満点すらもよくわかってないんですけど、1点だけ。怪人メルドになったオスカーは、拉致してきたモデル(エヴァ・メンデス)の前で全裸になったりと好き勝手に行動するんですが、チンコはずっと勃起しっぱなしだったそうなんです(一応、画像検索して確認した)。でも、日本では無闇にボカシを入れたりするので、全然確認できないというね…。まぁ、そそり立つチンコが観たいかと言われれば、そんなことはないんですけど、その勃起がレオス・カラックス監督の意図したものならば、やっぱり完全な状態で映画を観たいので、ボカシなんて掛けてほしくないワケですよ。わいせつ云々の論議もあるでしょうけど、もうちょっと何とかならないかなぁと思ったり…。


自主規制で隠しましたが、この時のオスカーのチンコは確かにビンビンでしたよ (o^-')b ビンビン!
三角絞めでつかまえて-ティンコはビンビン


ということで、ダラダラと書いて来ましたが、完成度の高い“変な映画”でしたよ。僕的には「人間は“人生という仕事”に対して、真摯に取り組むことが大事」って作品だと勝手に思いました。印象に残っているのは怪人メルドのパートで、タバコの“フィルターじゃない方”をくわえた時、くわえ直すのではなく、「無造作にフィルターを折って火を点けた」のは、なかなかカッコ良かったなぁと。何はともあれ、変わった映画が好きな人なら、観に行っても損はしないんじゃないカナー (・ε・) オシマイ




初めてレオス・カラックス監督の名前を意識した作品。“アレックス三部作”としてDVDボックスも出てる模様。
三角絞めでつかまえて-ポンヌフの恋人
ポンヌフの恋人 <HDリマスター版> [DVD]


一応、これも貼っておきますね。どんな映画なのか、まったく知りません。
三角絞めでつかまえて-ポーラX
ポーラX [DVD]


レオス・カラックス、ミシェル・ゴンドリー、ポン・ジュノの3人が、東京を舞台に撮ったオムニバス。面白そうですな。
三角絞めでつかまえて-TOKYO!
TOKYO! [DVD]


実人生と舞台がクロスする感じが似てると思ったチャーリー・カウフマン監督作。そんなに好きではないです。
三角絞めでつかまえて-脳内ニューヨーク
脳内ニューヨーク [DVD]


なんとなく貼っておきますね。DVD持ってるけど、買い直した方が良いのかなぁ (・ε・) ツマラナイノニ
三角絞めでつかまえて-ストリートファイターのブルーレイ
ストリートファイター [Blu-ray]



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先週の備忘録(2013/4/23~4/29)

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さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


「たわわちゃんのYOSOUアカデミー(仮)」、無事終わって良かった… (;`∀´) フゥ
仕事で“ちょっと報われた感のある出来事”があったり
2丁目の飲み屋には当分行かないことに
よく行くコンビニで店員さんから「いつもありがとうございます」発言!Σ(゚д゚;) ナンデスト!
奧さん&娘マナ子が青森に帰省
「スキャナーズ」ってスゲー面白いね!ヘ(゚∀゚*)ノ サイコー
先週のタマフル、宇多丸師匠が絡まれる展開は大好物です (´∀`) ウフフ
接待ゴルフの後、友人宅に泊まりに行きました



まず、このブログでも告知していた「たわわちゃんのYOSOUアカデミー(仮)」が無事に終わって本当に良かったです… (;`∀´) フゥ まぁ、僕の出番なんてわずかだったんですけど、人前で話すのは超緊張するというか。いや、終わってホッとしましたよ~。読者の方も来てくれたりしてね、非常に非常にうれしかったです。本当にありがとうございました m(_ _ )m カンシャ!


hy4_4yh 紅白歌合戦への道YOSOU」が上がってたので、貼っておきますね↓(僕は出てない部分です)




4/27(土)は、奧さんと娘のマナ子が青森の実家に帰りまして。朝、少しケンカしちゃったりしつつも羽田空港まで送った後は、新宿に戻って会社でお仕事。で、夜にどうしてもガマン出来なくて、タワレコで買い物(ちなみに「星影JUKEBOX」が始まってからは、CDやDVDはなるべくタワレコで買うようにしております)&新宿武蔵野館「スキャナーズ」を観ちゃったんですが、スゲー面白かったです。冒頭の「頭ボーン!ヽ(`Д´)ノ」と、最後の超能力合戦しか覚えてなかったので、「あら、こんな話だっけ!? Σ(゚д゚;)」って感じで楽しめましたよ。


タワレコ「惨劇の世界映画事件史」トマパイのDVDを買っちゃった♪
三角絞めでつかまえて-GW中に買った物

新宿武蔵野館では、現在、クローネンバーグの過去作品をレイトショー上映中
三角絞めでつかまえて-スキャナーズ!


「スキャナーズ」の予告編はこんな感じ↓




で、日曜日は接待ゴルフだったんですけど、前日にあまり寝てなかったので、渋滞が本当にキツくて…。特に帰り道は眠くて眠くて死にそうだったんですが、「ティッケー大作戦!~YAVAY」のハイパー・デラックス・エディションを聴いてたら、眠気が恐ろしいほど吹き飛んだので、非常に助かりました (´∀`) ウフフ ファンコット、ドライバーの人に結構オススメかもしれませんな~。新宿のタワレコでは品切れで買えなかったんですが、「最強神速J-MIX~FUNKOT EDITION~」も早く入手したいものです。


ということで、hy4_4yhさんによる「ティッケー大作戦!~YAVAY」のMVを貼っておきますね↓ 




接待ゴルフから帰宅したら、すぐに横浜の親友夫婦の家に向かいまして。食事をした後、一緒に「クラッシュ」「アダム・チャップリン」を観てから就寝(2本とも好評で良かった!)。翌月曜日は109シネマズ川崎「アイアンマン3」を堪能して、散会いたしました。他にも映画を観ようかと思ったんですけど、なんか具合が悪くなったので断念して帰宅し、洗濯&掃除などに精を出した次第。


友だちの奧さんが作ってくれた朝食が可愛かったので撮ってみました。しかもスゲー美味い!
三角絞めでつかまえて-友人宅でご馳走になりました

劇場ロビーに等身大のアイアンマンが! 日本に3体しかないそうです。
三角絞めでつかまえて-等身大アイアンマン


今週は、本当ならアシパン「超人オリンピック2013」に行きたかったんですが、5/3は接待ゴルフだし、5/4は奧さんを迎えに行かなくちゃいけないし、5/5は家族サービスデーというね… (´・ω・`) シカタナシ 体力&時間的に余裕があったら、5/3の夜だけでも行きたいんだけど、どうかなぁ、無理かなぁ。まぁ、どの日も非常に楽しそうなので、気になる人はぜひ足を運んでみてくださいな。以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。




2013年5月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

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毎月最後の火曜日は、来月公開の「観たい映画」を書いておくということで、とりあえず僕が2013年5月公開で観たいと思っている映画はこんな感じだったりします↓


※◎は「絶対観る」、○は「たぶん観る」、△は「興味ある~」って感じです。

5/4
死霊のはらわた ◎
ビトレイヤー ○
L.A. ギャング ストーリー ○
ヒプノティスト-催眠- △


5/11
フッテージ ○
シー・トレマーズ ○
ハートレス △
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 △
ザ・ディープ △
ザ・チャイルド △
私は王である! △


5/18
クロユリ団地 ◎
きっと、うまくいく ○
モネ・ゲーム △
燃える仏像人間 △
建築学概論 △
エージェント・ハミルトン ベイルート救出作戦 △
オース!バタヤン △


5/25
スマイリー ◎
ポゼッション ◎
三姉妹~雲南の子 ◎
6月6日 JUNE 6TH ○
プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 ○
ドリフト △
アンチヴァイラル △




今月は勝手にホラー強化月間だと思ってまして。まず、絶対に見逃せないのがリメイク版「死霊のはらわた」ですよ。サム・ライミ監督のオリジナル版は超好きですけど、初めて観た時は怖くて泣いたほどなので、正直、かなり評判が良いリメイク版「観たいんだけど、観たくない… (´Д`;) イヤーン」という複雑な心境だったり…。それ以外にも、ブライアン・ユズナ監督の「シー・トレマーズ」、中田秀夫監督の「クロユリ団地」、殺人鬼のビジュアルが素晴らしすぎる「スマイリー」ポスターのビジュアル&公式サイトの楳図かずお先生の描き下ろしイラストが超怖い「ポゼッション」などは、間違いなく足を運ぶつもり。


「ポゼッション」のポスター&楳図かずお先生のイラスト画像はこんな感じ (゚д゚;) ヒィィ
三角絞めでつかまえて-ポゼッション


とりあえず予告編は「スマイリー」だけ貼っておきますね…↓




あと、気になっているのが、ワン・ビン監督の「三姉妹~雲南の子」大好きな映画評論家の柳下毅一郎さんが「王兵(ワン・ビン)を見ないというのは人生損してるようなもの」とおっしゃっていたので、つい「無言歌」を観に行ってゲンナリした…なんてこともありましたが(苦笑)、今回の「三姉妹~雲南の子」は、すでに予告編を観て、「可哀相!ヽ(TДT)ノ」とグッときてまして。頑張って観ようと思っているのです。ちなみにシアター・イメージフォーラムでは、5/11から合計9時間の「鉄西区」なども特別公開されるようですが、そっちは積極的にスルーする予定です (´∀`) ナガスギ


「三姉妹~雲南の子」の予告編を貼っておきますね↓




その他、邦画では、「6月6日 JUNE 6TH」とか「燃える仏像人間」とか「オース!バタヤン」とかが気になってるかなぁ。新作じゃないけど、5/3(金)からオーディトリウム渋谷で上映される、スタンリー・キューブリック監督が封印していた“幻のデビュー作“「恐怖と欲望」も観に行きたかったり。名画座系では、キネカ大森で、5/4(土)~5/10(金)が「ロンドンゾンビ紀行」「燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘」“戦うジジイ二本立て”、5/11(土)~5/17(金)は「合衆国最後の日」&「カリフォルニア・ドールズ」“ロバート・アルドリッチ監督二本立て”がやるので、スケジュールに余裕ができたら観に行きたいけど…。やっぱり無理かしらん (´・ω・`) ウーン


「燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘」はこんな感じの映画です↓




「合衆国最後の日」&「カリフォルニア・ドールズ」の予告編も貼っておきますね↓ シアターN渋谷が懐かしい… (ノω・、)




以上、2013年5月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。



ライジング・ドラゴン(字幕版・日本語吹替版)(ネタバレ)

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ライジング・ドラゴン(字幕版・日本語吹替版)

三角絞めでつかまえて-ライジング・ドラゴン

原題:Chinese Zodiac 十二生肖
2012/香港、中国 上映時間124分
監督・製作・脚本:ジャッキー・チェン
製作:バービー・タン
脚本:スタンリー・トン、エドワード・タン
撮影:ン・チンマイ
編集:ヤウ・チーワイ
美術:オリバー・ウォン、トーマス・チョン・チーリョン
出演:ジャッキー・チェン、クォン・サンウ、ジャン・ランシン、ヤオ・シントン、リアオ・ファン、ローラ・ワイスベッカー、アラー・サフィ、オリバー・プラット、ケネス・ロー
声の出演:石丸博也、真殿光昭、本多真梨子、園崎未恵、高橋広樹、魏涼子、家中宏
パンフレット:★(700円/コラムと「34年の歩み」は良いけど、カレンダーが不要すぎ)
(あらすじ)
諸外国の度重なる侵攻により国外に散ってしまった中国・清王朝時代の秘宝を集めるため、アンティークディーラーのマックスプロフィット社は、「アジアの鷹」と呼ばれる世界を股にかけたトレジャーハンターのJCを雇う。JCは特殊チームを結成し、十二支の動物にまつわるそれらの秘宝を集めるため世界を駆けめぐるが、行く先々で強敵が立ちはだかる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




90点


※今回の記事は、文句も多めに書いており、ジャッキー・チェンのファンの方は頭に来る可能性が高い気がするので、読まない方が良いかもしれません。
※というか、今回の記事は、憎悪で心が狭い文章が書かれていたりするので、読まない方が良いかもしれません。


「ジャッキー・チェン、最後のアクション超大作!」となったら、男子は観に行くのが義務ということで、シネマスクエアとうきゅうで字幕版を、TOHOシネマズ錦糸町で日本語吹替版を観てきました。「ジャッキー、ありがとう… (ノω・、)」と感動しましたよ。


1回目は新宿で観ました。劇場はほぼ満員だった印象。
三角絞めでつかまえて-シネマスクエアとうきゅう

「大ケガの歴史」なんてのが展示されてましたよ。
三角絞めでつかまえて-大ケガの歴史

日本語吹替版を観た時は、ついポップコーンとチキンピタを食べてしまったというね…。
三角絞めでつかまえて-ポップコーンMセットとチキンピタ


最初は「まぁ、普通ダナー (`∀´)」って、ナメた心境だったんですよ。全身ローラーで爆走する冒頭とか、屋敷に潜入するくだりとか、確かに愉快ではあったけれども、僕はジャッキー映画においても格闘シーンが多めの方が好物なので、結構物足りなくて。“アジアの鷹”シリーズの最新作ということだそうですが、「サンダーアーム/龍兄虎弟」はまだ良かったけど、「プロジェクト・イーグル」とか、“足手まといの女キャラ”たちに超イライラしまくったというか、大きい声では言えませんけど、あまり好きな映画ではなくて…。


全身ローラーで爆走するシーンを貼っておきますね↓




だから正直、無人島でのコミカルな展開はスゲー苦手でした。ただでさえ“足手まといの女キャラ”が苦手なのに、それが2人もいるからムカつきも2倍だし、追っ手が拳銃に弾を入れてないってヌルさもマジどうかと思うし、あの海賊たちの愉快なビジュアルで笑えるほど寛大ではないし…(つーか、ケネス・ローの使い方がもったいない…)。特に僕は「戦闘力の低い女性が扱い慣れてない武器をキャーキャーと乱射して戦闘が収まる描写」が大嫌いなので(好みの女性が演じた場合を除く)、もちろんジャッキー映画を観られる喜びは噛み締めつつも、「でも、今回の作品は、そんな好きじゃないカモ (・ε・)」と思いながら観てたんですよ、中盤までは。


この女性たちが物語に必要なのはわかるんですけど、ずっと「死なないかな」って思いながら観てました。
三角絞めでつかまえて-ムカつく2人


物語終盤、散々偉そうな口を叩いてた女が「弟が拉致されたの… (ノω・、し」なんてジャッキーを頼ってきた時は、本当に腹が立って。「ジャッキー、こんな女の言うこと、聞かなくていいよ!(`Δ´) ホットケ!」って画面に向かって連呼したんですけどね、ジャッキーは僕と違って心が広いから、ちゃんと助けに行くワケですよ(映画にならないしね)。で、何が素晴らしいって、そこで始まるハゲタカ(アラー・サフィ)との「ソファから離れた方が負け」という限定バトル! もうね、ジャッキーのタイマンにハズレなしというか、気が利きまくってて凄まじく面白くて…。「ジャッキー、天才だな! Σ(゚д゚;)」と目が覚めましたね。


このソファ限定バトル、最高でした!
三角絞めでつかまえて-ソファ限定バトル

なんとなくゲバルvsオリバの「ハンカチが手から離れたら負け」バトルを思い出したり(「範馬刃牙」第7巻より)。
三角絞めでつかまえて-ルーザールーズ ジルベルトスタイル


アラー・サフィの素敵な動画を貼っておきますね↓ 「アルティメット」「パリより愛をこめて」にも出てたみたい。




この動画とか観ると、スゲー信用できる男だと思ったり。




そこからは、文句の付けようがないジャッキータイム(なにその造語)。工場内の立体的な戦闘描写も相変わらず素晴らしいんですが(ジャッキーの股間を打つ演技は常に愛してる)、何気なく始まった女性同士の足技バトルも予想以上にハイクオリティでビックリなんです。ポニー役のジャン・ランシン、映画冒頭の「ジャッキーを脱出させるために鍵を隠す」という場面をわざわざ足でやらされたりと、「足技が得意です 川o^-')b」アピールがおこなわれていたワケですが、テコンドーのチャンピオンだったのがうなずけるほどのキレの良さ! 相手役のケイトリン・ デシェルも格闘家だそうですけど、単調になりそうな足技メインのタイマンが超面白くて驚きました。


女同士の華麗かつハードな戦い! 「ちょうどサンドバッグを探してたところよ」はナイスな台詞。
三角絞めでつかまえて-女性同士の足技バトル!


クライマックス、敵は「“龍の首”の像を火口に落とす」という、有り得ないにも程がある暴挙に出るワケですが、それを阻止しようとするジャッキーは、チーム・ハゲタカとスカイダイビングバトルを開始! エンドクレジットで、いろいろと工夫して撮っていることがわかるんですけど、本当にド迫力というか、「とうとう空で生身バトルするのか!Σ(゚д゚;)」と口がアングリ状態ですよ。昔、劇場で「イレイザー」を観た時、スカイダイビングシーンの合成っぽさに激怒したのを思い出しつつ、「やっぱりジャッキーはスゴいや… (ノ∀T)」と泣きながらリスペクトする状態に。


とうとう戦いの場を空に移したジャッキーの画像を貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-スカイダイブバトル!


で、何がスゴいってラスト。ハゲタカの手から逃れるためにパラシュートを外して“龍の首”の像をゲットしたジャッキーは、ボディスーツのあちらこちらに空気を入れて膨らまして、山の斜面に着地を試みるんです。もうね、スカイダイビングしてきたワケですから、超高速で転がり落ちて行くというか、ジャッキーったらボロボロになって転がっていくの… (ノω・、) 本当にアホみたいなデスウィッシュスタントで、ここは涙が止まらなかったし、その姿を見たハゲタカが改心するに至っては号泣ですよ。

その後は、「悪党→逮捕」「不仲な夫婦→関係修復」「対立してた中国人女性とフランス人女性→和解」「ハゲタカ→イイ奴にトランスフォーム」「奧さんに怒られてたジャッキー→仲直り」と次々と問題が解決して、スー・チーやらダニエル・ウー、そしてジャッキーの本物の奧さんまで出てくるという絵に描いたような大団円。エンドクレジットは、お馴染みのNGシーンが流れつつ、ジャッキー本人の「これが最後のアクション映画です ( ´_ゝ`)」といったメッセージが流れましてね…。「ジャッキー、今まで本当にありがとう!ヽ(TДT)ノ」と超感謝いたしました。


というワケで、主題歌を貼っておきますね↓




だがしかし! やっぱりこれが最後じゃ困る…困るんですYO!ヽ(`Д´)ノ いや、確かに面白い映画だったし、感動して5リットルの涙を流したけれども(大げさな表現)、僕が観たいのは、ジャッキーのもっとゴリゴリしたタイマン絵巻。最後も、ダニエル・ウーとかスー・チーなんかじゃなく、ユン・ピョウやサモ・ハン、マース、ベニー・ユキーデとかの集合が観たかった! 物語だって中途半端に説教臭い&生臭いというかさ、本当にごめんなさい、どうにもウンザリするところがなくもないというか…。もっとシンプルに「海賊が暴れてる→みんなで力を合わせて退治!ヽ(`Д´)人(`Д´)ノ」という話で十分…って、「だったら『プロジェクトA』を観ろよ ( ゚д゚)、 ペッ」って話なんですがー。


まぁ、「プロジェクトA」の予告編を貼っておきますよ↓




別に僕はデスウィッシュスタント的なアクションはまったく求めてないというか、「ヤング・マスター」「スパルタンX」「酔拳2」のような、エバーグリーンな徒手バトルが観たいだけなんです… (´Д`;) ハァハァ 今回、アラー・サフィとのタイマンを観てグッときたのでね、もう山の斜面を転がるとかは全然やらなくて良いから、あと1回、胸を打つタイマンを見せてほしいなぁと思っております。


「スパルタンX」の予告編があったので、貼っておきますね↓ ユン・ピョウが舞い、サモ・ハンが蹴り、ジャッキーが唸る!




ということで、よくよく考えると「贋作を作るような奴らと手を組んでたJCって、相当タチが悪くね?」とか「フランス人女性と中国人女性の言語描写関連が適当過ぎ」とか「ハゲタカのせいで東南アジアで戦争が起きて何千人も死んでるんだから、あのくらいの改心で良い奴扱いされるのは変じゃね?」とか「ジャッキーが現実にある微妙な問題を題材にするのは、ちょっと止めてほしいなぁ」とか「パンフレット、カレンダーなんて不要だし、作りもやっつけっぽくてショック…」とか、思うところはいろいろあるんですけど、トータルすれば素敵なジャッキー映画でした (´∀`) ウフフ ちなみに日本語吹替版は石丸博也さんなので何の問題もなかったというか、アクションに集中できるので、それはそれで非常に良い感じ。何はともあれ、「昔、ジャッキーにはお世話になりました… (´・ω・`)」と思う人は絶対観た方が良いですぞ!




アジアの鷹シリーズ第1弾。死にかけたニュースを聞いた時は本当にショックでしたよ…。
三角絞めでつかまえて-サンダーアーム
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アジアの鷹シリーズ第2弾。どうにも好きになれないんだよなぁ。
三角絞めでつかまえて-プロジェクト・イーグル
プロジェクト・イーグル [Blu-ray]


“信用できる男”谷垣健治さんによる解説が素晴らしいので、映画を観た人は必読!
三角絞めでつかまえて-映画秘宝 2013年 05月号
映画秘宝 2013年 05月号 [雑誌]



2013年4月に観たDVDの覚え書き

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※今回の記事は、「それでも恋するバルセロナ」「スリー・キングス」「シャドー・チェイサー」「おわらない物語~アビバの場合~」「チレラマ CHILLERAMA」「CLASH クラッシュ」の“ネタバレ全開の感想”を書いているので、気をつけて!

今月は「サイコ」関連の感想はまとめてアップしちゃいましたけど、とりあえずその他の“観たDVD”の感想をアッサリめに残しておきますね↓


<1本目>
それでも恋するバルセロナ


三角絞めでつかまえて-それでも恋するバルセロナ
それでも恋するバルセロナ [Blu-ray]

(あらすじ)
アメリカからバルセロナへバカンスにやって来たヴィッキー(レベッカ・ホール)とクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)は学生時代からの親友同士。だが、恋愛に関しては正反対で、ヴィッキーは男性に誠意と安定を求め、真面目な好青年ダグ(クリス・メッシーナ)と婚約中、一方のクリスティーナは情熱的な恋を求める自由人だ。二人は毎日のように街を観光して過ごしていたが、ある晩、画廊のパーティでフアン・アントニオ(ハビエル・バルデム)という画家と出会う。ドロ沼離婚したばかりという彼の噂にクリスティーナは興味津々。深夜のレストランで偶然、フアン・アントニオと再会した二人は、週末旅行に招待したいと誘われる。ヴィッキーは憤慨するが、クリスティーナは喜んで話に乗り、結局、親友を放っておけないヴィッキーも同行、飛行機でオビエドへと向かった。三人はオビエドの街を観光し、芸術や恋を語りあう。夕食後、酔っ払ったクリスティーナは、一人で彼の部屋を訪れるが、これからという時に気分が悪くなってしまう。翌日、クリスティーナを残して出かけたヴィッキーとフアン・アントニオ。やがてヴィッキーも彼に魅了され、一夜の関係を持ってしまう。その後、クリスティーナはフアン・アントニオの家で同棲を始めるが、ヴィッキーは彼への思いを募らせていた。しかし、フアン・アントニオの気持ちが今はクリスティーナにあると知り、ヴィッキーはダグとの結婚を決意する。そんな中、フアン・アントニオの元妻マリア・エレーナ(ペネロペ・クルス)が自殺未遂を起こし、彼を訪ねてくる。そして、三人の不思議な共同生活が始まった。天才的な芸術家のマリア・エレーナは、クリスティーナに写真を教える。最初は距離を置いていたクリスティーナも、彼女の才能と美しさに魅了され、遂にはフアン・アントニオと寝ることも許してしまう。同じ男性を愛してしまった女性たちのひと夏の恋の行方は……?(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




70点


なんとなく毎月1本はウディ・アレン監督作を観ることになってまして。監督別コーナーから適当にチョイスしてみました。予想外に凹みましたね… (´・ω・`) 一応、オチを書いておくと、イマイチ結婚に乗り切れてなかったヴィッキーは、そのまま夫婦生活を続けることになり、クリスティーナは“自分探し”を続ける…って感じで終わってましたよ。

なんて言うんですかね、リベラルな男女の色恋沙汰を“神の視点”から軽妙に描いてまして。男女関係のままならなさを扱ってて、ところどころ「テイク・ディス・ワルツ」を思い出したりしてね。そんなにグッとくるところはないんだけど、例によって登場人物たちを身も蓋もなく見せるのが面白いというか、ウディ・アレン監督に「アナタの考える“面白い人生”って何?」って聞いてみたいと思ったり。

で、ちょっと自分の夫婦生活と照らし合わせちゃったりもして。というか、ウチの奥さん的には、たぶん僕を“安心”から選んでいるワケで。「ちゃんと働くし、家事も手伝うし、子どもの面倒も看てくれるんだけど、男としては超つまらないのよね~ 川 ゚д゚) アキアキ」とか思われてるんだろうなぁとか、そんな風に考えながら観ちゃって、予想外に凹んでしまった次第。まぁ、だからこそ、彼女に飽きられないように工夫してるつもりなんですが…って、なにこの話。



<2本目>
スリー・キングス


三角絞めでつかまえて-スリー・キングス
スリー・キングス [Blu-ray]

(あらすじ)
1991年3月、湾岸戦争が終結し、停戦が発表された直後のイラク砂漠地帯の米軍ベースキャンプ。補充兵のトロイ上級曹長(マーク・ウォールバーグ)とコンラッド上等兵(スパイク・ジョーンズ)は、降伏したイラク軍兵士が肛門に隠し持っていた地図を発見。特殊部隊のゲイツ少佐(ジョージ・クルーニー)はこれがイラクがクウェートから奪った金塊の隠し場所を示した地図と知って、発見者のふたりと生真面目な二等軍曹チーフ(アイス・キューブ)を仲間に引き入れ、一獲千金とばかり金塊探しに乗り出す。ところが金塊の隠し場所の村で、フセイン体制打倒を図る反乱派の村民がイラク軍に迫害されている陰惨な現実を目の当たりにして事態は暗転。金塊と共に捕虜だった村民のリーダー、アミール(クリフ・カーティス)を救い出したが、トロイは捕らえられ拷問を受ける。ゲイツは村民を国境まで送り届けることを条件にアミールの協力を取り付け、トロイ救出作戦を決行。死闘のなかコンラッドは死に、彼らはたどりついた先の国境で、追ってきた上官のホーン大佐(ミケルティ・ウィリアムソン)らに逮捕され、アミールたちはイラク兵に捕らわれの身に。だが、ゲイツは金塊の存在を利用して一計を案じ、アミールらを逃がし、自分たちも晴れて帰国の身となるのだった。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




80点


確か2月のタマフル・トップ5オフ会はちごろうさん&ryosuke_uさんと「世界にひとつのプレイブック」の感想を話してまして。その時、「スリー・キングス」の話題になって、僕もすっかり観てた気分で会話してたんですが、会話が進めば進むほど2人のトークについて行けなくなったので、「アレ?」と思って調べたところ、結局、観てなかったというね (ノ∀`) シッタカブリ で、いそいそと借りて観たんですけど、スゲー面白かったです!ヘ(゚∀゚*)ノ イイヨー

「最初は単なる泥棒目的だった軍人たちが、イラク人たちと接することで、『自分たちが何に加担していたか』を自覚し、最後は目的の金を諦めてイラク人たちを救う」というお話でして。「前半はコメディタッチ→次第にハードになって、最終的には感動的なヒューマンドラマに落ち着く」って構成が面白いなぁと。湾岸戦争についてあまり知らなかったので、いろいろと勉強になったのも良かったです。コメディとシリアスの案配が気に入らない人もいるかもしれませんが、僕は結構グッときましたよ。元ネタと言われる「戦略大作戦」も観たくなりましたね~。



<3本目>
シャドー・チェイサー


三角絞めでつかまえて-シャドーチェイサー
シャドー・チェイサー(Blu-ray)

(あらすじ)
休暇を過ごす家族に会うためにスペインの空港に降り立ったアメリカ人青年ウィル・ショー(ヘンリー・カヴィル)。トラブル続きの仕事を放り出してきた彼の顔には、疲れの色が色濃く滲んでいた。迎えに来たのは、大使館関係の仕事をしている厳格な父マーティン(ブルース・ウィリス)。だが、2人の関係は長年うまく行っていなかった。母ローリー(キャロライン・グッドオール)、弟ジョシュ(ラフィ・ガヴロン)、その恋人ダラ(エマ・ハミルトン)と合流したウィルだったが、一家揃ってのディナー中、自分の会社が破産したという電話を受け、ショックからその場の雰囲気を台無しにしてしまう。翌日、気まずくなって外出したウィルが戻ると、家族のクルーザーは何者かによって荒らされ、全員が失踪。警察に捜索を依頼したウィルは、なぜか警官たちの襲撃を受けてしまう。その窮地を救ったのはマーティンだった。家族全員が武装集団に連れ去られたと語るマーティンは、自分がCIAの工作員であることを告白。驚くウィルをよそに、CIAの同僚ジーン・キャラック(シガーニー・ウィーヴァー)とマドリードで合流して協力を要請する。犯人に関して、“ブリーフケースを奪われた連中だ。24時間以内に返さないと家族が殺される”という2人の会話をウィルが耳にした次の瞬間、マーティンが何者かに狙撃されて死亡。ウィルは、父の拳銃と携帯電話を手に無我夢中で走り出す。必死の逃避行の末、アメリカ大使館に駆け込むが、家族が拉致されたという彼の訴えを職員は取り合わず、反対に警官殺しの容疑を掛けられてしまう。その場から逃走したウィルに、やがて犯人から電話が。“ブリーフケースか、家族の命のどちらかだ。午後6時に太陽の門に来い”。だが、ウィルにはまったく事情が理解できない。マーティンが巻き込まれた陰謀とは一体何なのか?正体不明の犯人が要求するブリーフケースとは何なのか……?(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




35点


昨年、確か新宿ミラノあたりで上映されてて、「そんなに面白くなさそうだけど、わざわざ劇場公開するってことは良い映画なのかな… (・ω・;) ゴクリ」と少しだけ気になってたので、レンタルしたんですが、まったくそんなことはなかったです (´∀`) ガッカリ

いわゆる“巻き込まれ系サスペンスアクション”で、先日観た「ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い」を思い出しました(ブルース・ウィリスも出てるし)。シガニー・ウィーバーの悪役っぷりはそこそこ愉快だったけど(この人も最近よく観る気がする)、物語やアクションが凡庸すぎて、かなり退屈でしたね…。ラスト、シガニー・ウィーバーを倒して大団円を迎えるワケですが、父親が愛人との間に作った子どもを家族として迎えるオチは、全然良い話じゃないというか、いろいろと問題があるような気がしました。



<4本目>
おわらない物語~アビバの場合~


三角絞めでつかまえて-おわらない物語
おわらない物語~アビバの場合~ [DVD]


(あらすじ)
ニュージャージー郊外。12歳の少女アビバ(エマニ・スレッジ、ヴァレリー・シュステロヴ、ハンナ・フリーマン、レイチェル・コア、ウィル・デントン、シャロン・ウィルキンズ、シャイナ・レヴァイン、ジェニファー・ジェイソン・リー)は、早く母親になって、子供との絶対的な愛を結びたいと熱望していた。そこでアビバは、両親の友人の息子と肉体関係を持つ。娘の妊娠にショックを受けた父(リチャード・メイサー)と母(エレン・バーキン)は、彼女にむりやり中絶手術を受けさせた。それでも母親になる夢を諦められないアビバは家を出る。行きずりでジョー(スティーヴン・アドリー・ギアギス)と名乗るトラック運転手の男と一夜を共にするが、ほどなく捨てられてしまう。やがて力尽きたアビバを拾ってくれたのは、女主人のママ・サンシャイン(デブラ・モンク)が、何人もの障害児たちを養子にしている”サンシャイン・ホーム“だった。そこで楽しく暮らすある日、ホーム近くのトレーラーに住む男アールがやってくる。彼はあのジョーであり、アビバは彼に初恋の感情を抱いていたことに気づく。しかしアールは中絶手術を施す医師の撲滅を企てるグループの一員であり、アビバの手術をした医師を殺害。彼は自分の本当の名前がボブであることをアビバに告白したあと、警察に撃たれて死んでしまう。こうして冒険を経たアビバは、実家に帰ってくるのだった。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




70点


先月観た「ダークホース ~リア獣エイブの恋~」が非常に良かったので、他のトッド・ソロンズ監督作も観ようと借りてきたんですが、「容赦しないよなぁ… ('A`)」と。冒頭、「ウェルカム・ドールハウス」の主人公ドーンの葬式から始まる時点で(妊娠したのを絶望して自殺)、スゲー意地悪だと思いましたよ。

内容は、トッド・ソロンズ版「不思議の国のアリス」なんですけど、わかりやすい救いや希望はなくて。主人公の少女アビバを8人の役者が演じてるって試みは面白いんですが、彼女の扱いがあんまりすぎて(無理矢理中絶させられて、子どもが産めない体になって旅立つ)、観ている間、非常に胸が痛かったです…。例によって、人間たちをクールなんだか温かいんだか的な目線で描いてて、「この監督の作風は徹底してるなぁ」と感心。「アビバとアナルセックスをしたロリコンおじさんが実はキリスト教徒だった」って展開とか、いろいろと酷いと思ったり。

原題の「palindromes」は「回文」という意味なんだそうで(ちなみに僕が最も好きなのは「わたしまけましたわ (´∀`し」)、「初体験の相手ともう一度セックスをする→妊娠したかも?」というラストは、もしかしたら「旅を経てアビバの体が本当に元に戻った」ってことなのかもしれませんが…。嫌いじゃないけど2回は観たくない映画でしたね…。



<5本目>
チレラマ CHILLERAMA


三角絞めでつかまえて-チレラマ
『チレラマ CHILLERAMA』 [DVD]

(あらすじ)
アメリカにただひとつ残っていたドライブイン・シアターに、いよいよ閉館の日がやってきた。老支配人のセシル・B・カウフマンは、これまで劇場を支えてくれた忠実なるシネフィルたちのために、とっておきのプログラムを考える。それは、あまりのくだらなさから国内で公開されることのなかった“失われたホラー映画"の特集上映―殺人と暴力に彩られた悪夢の夜―『チレラマ』だ。開演の時間が迫るなか、今は亡き妻の写真とオーソン・ウェルズのポスターに語りかけ、感傷に浸るセシル。そんな彼は知る由もなかった。遅刻してきた従業員・フロイドが、まさか甦った屍体に“アソコ"を噛み千切られていたなんて…。(以上、amazonより)

予告編はこんな感じ↓




70点


何かの紹介を読んで気になってたので、レンタルしてきました。感想は「やりたい放題でしたね! (o^-')b」って感じ。内容は“トロマ風味の「マチネー/土曜の午後はキッスで始まる」”…ってのは乱暴ですかね。超適当にオチだけ書いておくと、「ドライブ・イン・シアターにゾンビが大量発生した!」ってのは映画の中の話でして。4人のボンクラ野郎たち(監督たちっぽい)が劇場を出ると、場面が変わって車の中の赤子が青い液体を口から吐いて、終わってました。

とにかく心底くだらないです。「精子怪獣ワジラ」「ヤング クマ男の絶叫」「アンネ・フランケンシュタインの日記」「ZOM-B-MOVIE」の4本で構成されたオムニバスなんですけど、どれも脳がグラグラしてくるクオリティ。終盤、超リアルな大便が出まくる劇中映画「大便がいっぱい」が流れた時は(数分ですが)、あまりの破壊力にDVDを止めようかと思いましたよ…(「ピンクフラミンゴ」オマージュの食糞描写があった…ってのはどうでも良いですかね)。

ただ、「くだらない映画をちゃんと作る!ヽ(`Д´)ノ」という作り手たちの目的意識がハッキリしているし、エロ&ゴア描写もしっかりしているので、トロマ映画っぽいノリがOKな人なら普通に楽しめるんじゃないかしらん。ちなみに僕が一番好きだったのは「アンネ・フランケンシュタインの日記」ですかねー。



<6本目>
CLASH クラッシュ


三角絞めでつかまえて-CLASH
CLASH [DVD]

(あらすじ)
14歳の時に誘拐され海外へ売り飛ばされる直前、裏組織のボス・ブラックドラゴンに救われたフェニックス(ベロニカ・グゥ)。その後彼女は殺し屋としての訓練を受け成長、組織のために働いていた。彼女の娘を拉致したブラックドラゴンの交わした「7つのミッションを成功させれば、母娘ともに解放する」との約束を信じて罪を重ねていくフェニックス。彼女に最後のミッションが与えられる。それは、4人の暗殺者たちとチームを組み、あるPCを見つけ出すこと。そのPCには国家防衛のために打ち上げられた情報衛星をコントロールするコードが仕込まれているという。フランス犯罪の巨大闇グループもそのPCを追っていた。寡黙なタイガー(ジョニー・グエン)、暴力的なスネイク、妖しげなオックスとドライバーのホーク。互いの素性も知らぬままに5人は手を組み、激しい争奪戦を繰り広げていく。(以上、amazonより)

予告編はこんな感じ↓




80点


確か結構前から映画秘宝に「ベトナム産のスゴいアクション映画がある!ヽ(`Д´)ノ」なんて情報が書かれてて、気になってまして。で、「映画秘宝 2013年 06月号」で“信用できるライター”のギンティ小林さんがテンション高めで紹介されてたので、すぐレンタル屋に直行したんですが…。格闘アクションは面白かったです!(*゚∀゚)=3ムッハー オチだけ適当に書いておくと、戦闘の末に悪党ブラックドラゴンを射殺して、主人公2人が良さげなムードになって終了してました。

いや、開始早々、「人間はチェスのコマで~」とかスゲー面倒くさい“イメージ問答”が繰り広げられたりと、ドラマ部分は信じられないほどつまらなくて。序盤は「プロの犯罪者たちが集まって、ミッションをこなす」的な内容なんですけど、その描写もまったく練られてなくて超イライラするし、さらに銃撃戦の演出も全然カッコ良くなかったりして、途中までは「なんでこんな映画を借りちゃったんだろう… (´・ω・`)」と後悔しまくってたんですが…。格闘アクション描写だけはズバ抜けて良く出来てるという奇跡。

この作品の格闘描写の何が面白いって、登場人物たちは全体的に攻撃を受けても怯まずに即殴り返したりするので、独特な早いテンポの攻防が繰り広げられてるんですよ。多人数バトルの描き方も、突然、画面外から飛び蹴りをしてくる奴がいたりして、結構斬新というか。そこに、ベトナムの武道ボビナムの派手な飛び技が盛り込まれているわ(参考動画)、ブラジリアン柔術の技術も随所に散りばめられているわ(フットチョークまで出てくる!)と、格闘アクション映画としては見どころまみれでした。

主演は「トム・ヤム・クン!」でトニー・ジャーを苦しめたり、サム・ライミ版「スパイダーマン」の“中の人”をこなしてたという肉体派俳優ジョニー・グエン。ベトナムでは自分の総合格闘技のジムをオープンしているほどの猛者であり、空中三段蹴りや、飛びつき系の技など、身体能力の高さをうかがえる攻撃を連発してくれるので、気が付けば“ほのかな恋心”が芽生えてました(確実にアウトな文章)。スローで見せるドロップキックもマジ最高でしたな~。共演のベロニカ・グゥは、本格的なアクションは初めてだったみたいですけど、全然そんな風に見えなくて。彼女も“ベトナムの女ドラゴン”として今後の活躍に期待したい逸材でした。ドラマ部分が酷いのが本当に残念でしたが、DVDの購入を検討するくらい好きな作品であり、格闘アクション映画が好きな人は絶対チェックすべきですぞ!(o^-')b オススメ!



ということで、先月観たのは計10本ですが、イチオシはやっぱり「CLASH クラッシュ」ですな (´∀`) ウフフ 「スリー・キングス」も良かったんですけど、格闘アクションが好きなので…。ただ、ドラマ部分には超イライラするので、お酒などを飲みながらの鑑賞が良いかもしれません。あと、トッド・ソロンズ監督作が肌に合う人なら「おわらない物語~アビバの場合~」はチェックした方が良いと思うし、トロマっぽい映画を好む人は「チレラマ CHILLERAMA」がオススメじゃないですかね。以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。



ラストスタンド(ネタバレ)

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※今回の記事は、映画の内容とはあまり関係のない画像が貼られていたり、ワケのわからない面倒くさい文章が書かれていたりするので、読まない方が良いかもしれません…。
※今回の記事は、「がんばれ元気」「エクスペンダブルズ2」のネタバレにも触れているので、気をつけて!



床についている老夫婦ですが…。
三角絞めでつかまえて-床についている老夫婦

なんとおばあちゃんは“あの男”の帰還を楽しみにしていた!
三角絞めでつかまえて-おばあちゃん

おじいちゃんもうれしそうですな。
三角絞めでつかまえて-おじいちゃん

そして、向こうから走ってくるのは、もしかしてーー?
三角絞めでつかまえて-帰ってくる!

帰ってくる! “オーストリアの樫の木”が帰ってくる!!
三角絞めでつかまえて-帰ってくる!!


三角絞めでつかまえて-シュワルツェネッガーが帰ってくる!!!


以上、唐突な「がんばれ元気」オマージュでした。ちなみにこの程度のコラを作るのに2時間も掛かったというね… ('A`)








ラストスタンド

三角絞めでつかまえて-ラストスタンド

原題:The Last Stand
2013/アメリカ 上映時間107分
監督:キム・ジウン
製作:ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ
製作総指揮:ガイ・リーデル、エドワード・フィー、マイケル・パセオネック、ジョン・サッキ
脚本:アンドリュー・クノアー
撮影:キム・ジヨン
美術:フランコ・カルボーネ
衣装:ミシェル・ミッチェル
編集:スティーブン・ケンパー
音楽:モグ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、フォレスト・ウィテカー、ジョニー・ノックスビル、ロドリゴ・サントロ、ジェイミー・アレクサンダー、ルイス・ガスマン、エドゥアルド・ノリエガ、ピーター・ストーメア、ザック・ギルフォード、ジェネシス・ロドリゲス、クリスティアナ・ルーカス、ハリー・ディーン・スタントン
パンフレット:★★★★★(800円/イラスト入り解説記事が秀逸。こういうパンフレットが大好き!)
(あらすじ)
ロサンゼルス市警の敏腕刑事として活躍していたオーウェンズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、今では第一線を退き、メキシコとの国境に近い田舎町で保安官を務めていた。そんなある日、逃走した警官殺しの凶悪犯が町に向かっているとの知らせが入り、警察やFBIの応援も間に合わないと知ったオーウェンズは、戦闘経験のない部下や町の仲間、銃器オタクらでチームを組んで凶悪犯を迎え撃つ。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




97点


今週の火曜→水曜→木曜と、新宿ピカデリーで3日連続観てきました。特に木曜は「セデック・バレ」の第一部の後、断腸の思いで第二部を諦めて渋谷のユーロスペースから新宿に向かったほどであり、当然ながら感想は→最高でしたYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン!


ロビーではこんなに大きく宣伝されてましたが…。
三角絞めでつかまえて-大きく宣伝

4月上旬には車も展示されてたというね。
三角絞めでつかまえて-4/6撮影

解説もあったけど、車にはあまり興味がないので、どうでも良いザンス。
三角絞めでつかまえて-名車解説

なんと「クルマがもらえるキャンペーン」が実施中。応募しちゃおうかな~ (・∀・) ワクワク
三角絞めでつかまえて-車が当たるキャンペーン


まさかこれほどの傑作だとは思わなかったです。もちろん僕は僕なりにアーノルド・シュワルツェネッガーへの思い入れがあるので、万人にウケるかどうかはわかりませんが、あらゆる角度から感動したというか。1回目に観た時は、自宅まで泣きながら歩いて帰ったほどでしたよ…。もうね、どこが素晴らしかったか、適当に書いてみますね↓



<物語が素晴らしかった!ヽ(`Д´)ノ>

お話は昔ながらの“悪党迎撃系アクション”(パンフレットでは「リオ・ブラボー」「要塞警察」とかが引き合いに出されてましたな)。メキシコ国境沿いの町が舞台ということで、西部劇風味もプラスされてる感じでしてね。「最高時速400キロのスーパーカーでメキシコまでぶっ飛ばす!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」という景気の良い脱獄プランで麻薬王コルテス(エドゥアルド・ノリエガ)が逃走しようとするのを、保安官のシュワルツェネッガー&愉快な仲間たちが食い止めるという、分かりやすいにも程があるストーリーではあるんですが、しかし!

語り口は丁寧だし、細かい部分にも気を遣ってるので、グイグイ惹きつけられちゃうんです。一応、オチを超簡単に書いておくと、シュワルツェネッガーがタイマンでコルテスをぶちのめしてFBIに引き渡して、ニセの人質だった女捜査官リチャーズ(ジェネシス・ロドリゲス)もキッチリ逮捕。「車を壊された!ヾ(。`Д´。)ノ プンプン」と怒る町長にシュワルツェネッガーが「次はレッカー移動だからな、このマヌケ野郎 ( ̄ー ̄) ニヤッ」と言い放って終わってました。



<キャラの演出が素晴らしかった!ヽ(`Д´)ノ>

この映画のキャラクターはどの人も超魅力的なんですけど、それはキム・ジウン監督がちゃんと気を配っているから。例えば、中盤で死んでしまう副保安官ジェリー(ザック・ギルフォード)ですよ。序盤、大型リボルバーを撃って鼻を折ったかと思えば、留置場に入った親友フランク(ロドリゴ・サントロ)を気遣ったりして(その様子がボンクラっぽくて良し!)、さらにシュワルツェネッガーに“大都会への憧れ”を吐露したりしてね(死亡フラグ)。農夫パーソンズ(ハリー・ディーン・スタントン)の家で、手に持っていた置物を慌てて元に戻す様子まで描いた上に、重傷を負っているのに「気をつけて、血の染みは残るから」なんて言っちゃったりするからさ、観てるこっちは思い入れが10倍界王拳であり、「超イイやつ!ヽ(TДT)ノ」と涙が止まらない状態に。死んじゃった時の哀しみは「エクスペンダブルズ2」のビリー以上だったというね…(しみじみ)。

ジェリーが死んだ時は、かなり泣いちゃいました… (ノω・、) カワイソウ
三角絞めでつかまえて-副保安官ジェリー(ザック・ギルフォード)

その後、フランクはジェリーの仇を討つべく、副保安官に立候補するんですが、そこでわざわざシュワルツェネッガーに「お前は何でも中途半端に投げ出してきた」とか言わせるのもスゲー良かった(“昔からの知り合い”感が増幅)。町にコルテスの部下ブレル(ピーター・ストーメア)たちが襲来してきた時、ウェイトレスのクリスティ(クリスティアナ・ルーカス)を守るために戦闘の口火を切るのが、まったく乗り気じゃなかった副保安官フィギー(ルイス・ガスマン)だったのもグッと来るし…。

乗り気じゃなかったフィギーですが、正義の心はちゃんと持ってるのです。
三角絞めでつかまえて-副保安官フィギー(ルイス・ガスマン)

序盤の「コルテスの部下ブレルが農夫パーソンズを殺害する→ダイナーにミルクが届かないので不審に思ったウェイトレスのクリスティが通報→犯行が発覚!」というくだりも好きでした。この手の映画だったら、農夫ごときアッサリ殺しても良さそうなものですが、ブレルはなるべく金で済ませようと交渉する→無駄に殺さないのが逆にプロっぽくて良かったというか(そして、殺したことで計画がバレてしまう因果)。もちろん役者さんたちの力もありますけど、キム・ジウン監督が各キャラにひと手間掛けてる感がして、非常に好感が持てましたね~。

ブレル役のピーター・ストーメアは、いつも悪役を演じてる印象。
三角絞めでつかまえて-ブレル(ピーター・ストーメア)



<ラスボスが素晴らしかった!ヽ(`Д´)ノ>

麻薬王コルテスは実に素敵な悪役でしたよ。「三代目→生まれた時から金持ち」ということで、レーシング&ブラジリアン柔術スキルを装備した上で世間をナメてるワケですが、エドゥアルド・ノリエガの演技力のおかげで、なかなかカッコ良いのです。序盤、護送車内で警官を素手で殺すシーンを見せていたのも、クライマックスのvsシュワルツェネッガーの盛り上げに一役買ってて良かったですね。タイマンで敗北した後、どうしようもなくジタバタする場面は超キュートでした (´∀`) ウフフ

エドゥアルド・ノリエガ、カッコ良かったですな~。
三角絞めでつかまえて-麻薬王コルテス(エドゥアルド・ノリエガ)



<フォレスト・ウィテカーが素晴らしかった!ヽ(`Д´)ノ>

フォレスト・ウィテカーはFBIのエリート捜査官バニスターを演じてたんですが、“怒りのあまり、唇をワナワナさせる演技”が超可愛いんです (´Д`;) ハァハァ シュワルツェネッガーが活躍する映画なので、その分、彼は劇中でとにかく苦汁をジョッキでゴクゴク飲まされる→出てくる場面はいつも怒りでワナワナワナワナしてまして…。観てると何だか可哀相になってきて、「負けないで!ヽ(´Д`;)ノ」って応援しまくりだっただけに、最後、麻薬王とグルだった女捜査官リチャーズを逮捕した時の“ドヤ顔”は非常に溜飲が下がったというか。なんか、他の出演作が観たくなるほど、フォレスト・ウィテカーが好きになっちゃいましたね。

FBIは後手後手の対応になっちゃうんですが、ウィテカーの魅力で、そんなに無能には見えなかった気がします。
三角絞めでつかまえて-フォレスト・ウィテカー



<シュワルツェネッガーが素晴らしかった!ヽ(`Д´)ノ>

そして…シュワルツェネッガーが最高でした。これほどとはまったく予想してなかったので、度肝を抜かれたし、胸を打たれました。なんて言うんですかね、歳を重ねて円熟味が増していたんですよ。今までは“筋密度の高いチーム”などを率いることはあっても、「若い部下を大人として導く」なんてことはなかったワケですが…。さすがは州知事を経験しただけあって、老保安官の演技に説得力が溢れてました。それでいて、ショットガンを撃ちまくったり、タイマンを張ったりする時は、ちゃんと昔のシュワルツェネッガーの迫力を兼ね備えているんだから、非の打ちどころがなかったです。

特にテンションが上がったのが、ラストのタイマン。今どきのブラジリアン柔術で挑んでくるコルテスに対して、シュワルツェネッガーったらタックル&バックドロップ&殴る&目つぶしアイアンクロー&スラムと、凄まじくパワー頼りなファイトスタイルなんですけど、それがいい。キム・ジウン監督、スゲーわかってる。でね、コルテスの片足を持った時、つい「おっ、最後は『コマンドー』のあのシーンを再現して、谷底に落とすのですね (´∀`) ステキ」と先走ってしまったんですが(武器庫でフィギーが剣を構える「コナン・ザ・グレート」オマージュがあっただけに!)、ああやって殺さないのは「そうか、もう『コマンドー』の君じゃないんだね」と。なんかね、シンミリしたのです… (´・ω・`)

バックドロップといったクラシックな戦闘スタイルは大好物。
三角絞めでつかまえて-バックドロップ!

「コマンドー」の片手で人を持つシーンは大好きでございます。
三角絞めでつかまえて-コマンドー

というか、ここ10年の僕は、シュワルツェネッガーに対して厳しかったように思う。その発端は「ターミネーター3」。ここ数年の主演作に満足してなかった当時の僕は、「今度こそは!ヽ(`Д´)ノ」と思ってて。特に「マッスル&フィットネス 2003年8月号」の記事では「220ポンドのハードな体を見せるアーノルド」なんて書いてあったから、大画面でシュワルツェネッガーの裸体を拝むのを楽しみにしていたワケですよ(いろいろとアウトな文章)。

このインタビュー記事を読んで、胸をときめかせていたのですが…。
三角絞めでつかまえて-M&F2003年8月号

ところが、いざ観てみると、腹筋周辺を全然映さなかったの (´・ω・`) 「ターミネーター」「ターミネーター2」では、腹回りのシェイプを確認できるカットがあったのに、「ターミネーター3」では登場時に後ろから少し映しているだけであり、ごめんなさい、もしかしたらキッチリと仕上げてきたのかもしれませんけど、僕は「本当にハードな体を作ったのか?」と不信感を抱いてしまって…。

「ターミネーター」や…。
三角絞めでつかまえて-T1

「ターミネーター2」のころは、どこから撮っても絞られている雰囲気だったのに…。
三角絞めでつかまえて-T2

「ターミネーター3」で腹回りが確認できるのはこの場面のみ…って、どうでも良いですかね。
三角絞めでつかまえて-T3

それ以来、なんか反感が積もってしまい、「どうせ映画は政治家へのステップアップだったんでしょ?」的な目で見るようにもなっちゃって。「エクスペンダブルズ」シリーズへの参戦はうれしかったけどさ、シルベスター・スタローンよりも1つ下のくせに、体が絞れてない…というよりもブクブクと太ったムードがプンプンであり(というか、画像検索すると近年の水着姿が見られます…)、上腕をムキ出しにしない姿勢もイライラするし…。「さっさとステロイドを打って鍛え直せ!(`Δ´)」とか思ってたんです。

でもね、この映画を観て気付いたんです。人間は誰でも歳を取るし、年相応の状態で表現することが大事だったりもするんだなって。パンフレットによると、もともとはアクション映画に復帰するのを数年先にしようとしていたシュワルツェネッガーが(たぶん肉体を作るため)、この映画の脚本を読んで即出演を決めたというのは、今の等身大の“老いた自分”を見せたかったからなんじゃないかと。

冒頭に出て来た「亡き英雄たちに捧げる」という石碑は、これまでの主演作の主人公たちのことを指していると思ってて。それは「ここから新しいスタートを切る!」というシュワルツェネッガーの決意表明なんですよね、たぶん。「都会から田舎に逃げてきて、現在独り暮らし」というキャラ設定は、スキャンダルで離婚&失墜した彼自身で、ジョニー・ノックスビルに「スゲェ筋肉」と言われた後、不機嫌にマグナムを撃つのは、「本人は今の肉体をスゴいなんて思ってない」ということだと思うんですよ。そして、ラストのタイマンで「もうジイさんだろ?」なんて言われながらも鬼神のような強さで叩きのめすのは「この肉体でもオレはやれる!」というアピールなんじゃないかと…。

なんかね、この数年を振り返ってみると、僕は若かったころの“幻の彼”を求めていただけで(なんとなくアウトな文章)、それは結局、すべて幻でしかなくて。で、シュワルツェネッガー本人は、今でも常に新しい自分を見せようとしているんだなぁと。そんな等身大の自分でぶつかってきたシュワルツェネッガーを観ていると、やたらと「その長袖はなんだ!(`∀´) ケケッ」なんて小さいことを揶揄してた自分が恥ずかしくなったというか。最後、フォレスト・ウィテカーが「あんたを見くびってた」って言った時はシンクロ率200パーセントであり、大スターを偉そうに見くびっていた自分の愚かさがつくづくイヤになったというか、「あのフォレスト・ウィテカーはオレだぁぁっ!ヽ(TДT)ノ」と泣きながらナランチャ・クロールで泳ぎたい気分になったというか…(なにこの文章)。だから、映画を見終わった後は、作品が面白かったことの興奮と、シュワルツェネッガーという男を過小評価していたことへの申し訳なさがぶつかって、変な涙を流しながら帰宅した次第。

というワケで、一応、ナランチャの感動的なクロールシーンを貼っておきますね(「ジョジョの奇妙な冒険」第35巻より)。
三角絞めでつかまえて-ナランチャ・クロール

なんとなく「オリビアを聴きながら」を貼っておきますね↓





<キム・ジウン監督が素晴らしかった!ヽ(`Д´)ノ>

パンフレットで“信用できる映画ライター”のギンティ小林さんが「監督をチョイスするセンスがイイ」と書かれていたのは、その通りだと感心して。今回、シュワルツェネッガーがキム・ジウン監督と組んだのは、両者ともに大正解だったのではないでしょうか。キム・ジウン監督作は、「反則王」「グッド・バッド・ウィアード」「悪魔を見た」を観てますが、僕的には今回の「ラストスタンド」が一番出来が良いと思いました。

とにかく全編気が利いてるというか。細かいところを挙げると、「護送車のドアを爆破する際、ノックして内部に知らせる→中のコルテスはちゃんと警官を盾にしてる」とか、ダイナーの老人たちのとぼけたシーンとか、いきなり登場して悪党を射殺してくれた老婆サラザーさんの正当防衛を訴える必死な様子とか、自分が作った作品の世界を愛してる感じがするんですよね。その他、アクションは全般的に良かったし、リアル志向のゴア描写も素敵だったし、カーアクションも工夫があって面白かったし…。キム・ジウン、今回でかなり好きな映画監督になりましたよ。

キャッチーなアクションシーンは多くて、特に敵を射殺してからの暗黒流れ星は好きでした。
三角絞めでつかまえて-射殺してからの暗黒流れ星!

とうもろこし畑のカーアクションもなかなか愉快だったり。
三角絞めでつかまえて-カーアクションも良かった



ということで、ベタ褒めしてますけど、大きな不満点が2つあって。1つめは、もう少し敵が多い方が良かったなぁと。特にクライマックス、ヴィッカース重機関銃で敵を一掃するシーン、あんな撃って2人しか死なないのは寂しかったです…。2つめは、コルテスが脱獄する時、囮となって捕まった“オレンジ色の服を着たロンゲ男”が死ななかったこと。「つかまれた腕が痛い! 川`∀´) ケケッ」とか「ここはベガスだぜ! 川`∀´) バーカ」とか、観るたびにムカついてムカついて仕方ないんですけど、何度観ても、あの野郎は何もされないまま映画からフェードアウトしてしまうというね… (ノДT) クヤシイ 映画として恐ろしく蛇足ではあるんですが、エンドクレジット後のサービスとして、あのロンゲ野郎がハードな拷問を受けるシーンを入れてほしかった…というのは無理なお願いなんでしょうか(間違いなく無理なお願い)。


この重機関銃を撃つ姿は最高なだけに、もっと死者がほしかったカナー。
三角絞めでつかまえて-ヴィッカース重機関銃!


ううむ、ダラダラとワケのわからぬ駄文を書いちゃいましたけど、僕的にシュワルツェネッガーの復帰第一作は傑作でしたヨ (´∀`) アリガトウ よく考えると、「スワットが『あと45分で到着』と言ってたのをコルテスが追い越してたけど…?」とか「メキシコ側にも援軍を用意しておけば良かったのに…」とか微妙なところはあるんですが、全然気にならないでガース!(゚∀゚し 劇中でシュワルツェネッガーが最後に「ここが我が家だ」という台詞を言ったのは、「アクション映画への本格的な復帰をあらためて宣言した」ということだと思うのでね、これからも主演作が公開された時は積極的に応援していくつもりです (・∀・) オシマイ




シュワルツェネッガーの主演作で一番好きなのはこれです。
三角絞めでつかまえて-プレデター
プレデター(特別編) [Blu-ray]


キム・ジウン監督作。まぁまぁ面白かった記憶。
三角絞めでつかまえて-グッド・バッド・ウィアード
グッド・バッド・ウィアード コレクターズ・ボックス(2枚組)【初回限定生産】 [Blu-ray]



フリア よみがえり少女(ネタバレ)

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フリア よみがえり少女

三角絞めでつかまえて-フリア よみがえり少女

原題:DICTADO
2012/スペイン 上映時間96分
監督・製作・脚本:アントニオ・チャバリアス
原作:セルジ・ベルベル
共同製作:パンチョ・カサール
出演:ファン・ディエゴ・ボト、バルバラ・レニー、マヒカ・ペレス、マーク・ロドリゲス、アガタ・ロカ、ノラ・ナバス
パンフレット:★★★(600円/普通の出来)
(あらすじ)
ある日、教師のダニエル(ファン・ディエゴ・ボト)のもとに幼い頃の親友マリオ(マーク・ロドリゲス)がやって来る。その後、マリオは自殺。ダニエルと妻のラウラ(バルバラ・レニー)は、マリオの娘フリア(マヒカ・ペレス)を預かることに。しかし、フリアの言動がダニエルの封印していた過去をこじ開け、ダニエルは次第に狂気にさいなまれていく。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




55点


映画のチラシを観て、「『エスター』っぽいなぁ」と思って興味が湧いたので、いそいそとヒューマントラストシネマ渋谷に行って来ました。嫌いではなかったです (・ω・)


アントニオ・チャバリアス監督のサイン入りポスターが飾られてたり。
三角絞めでつかまえて-サイン入りポスター


身も蓋もなく話を書いてしまうと、主人公のダニエルは、小さい頃、“意地悪からの事故”で友人マリオの妹クララを殺してしまってて。で、大人になってから、そのマリオが自殺してしまったので遺児フリアを引き取ることになるんですが、フリアがクララのような言動をしたり、同じ“書き取り歌(童謡みたいなもので、「DICTADO」という原題はここから)”を歌ったり、同じリボンをしたりと、超クララっぽくなる一方なので、「クララがフリアとして甦ったのカモ!?Σ(゚д゚;)カモ!?」と、ダニエルは罪悪感から狂気に陥ってくんですね。


少しずつ狂っていく旦那ダニエル。ファン・ディエゴ・ボトの演技はなかなか良かったです。
三角絞めでつかまえて-狂っていく旦那


で、やっぱり観客としては「フリアは実際にクララなのか?」ということが気になるじゃないですか。僕的には「ダニエルの妄想オチと見た!m9・∀・) ビシッ!」なんて適当に思ってたんですが…。なんとフリアは定期的に会っていた祖母ルイサ(アガタ・ロカ)から「アンタはアタシの娘のクララなのよ!(`∀´;しウフフ」という積極的な“クララ教育”を受けてたので、クララっぽくなってたというオチ。最後、暴走したダニエルはフリアを生き埋めにしようとしたところをラウラに止められた挙句、崖から転落して死亡。死んだ瞳に流れ星が映って終わってました(一応、序盤と対になる演出で好き。ダニエルはたぶん「母親」を願ったんでしょうな…)。


なんと普通の良い子だったフリア。演じたマヒカ・ペレスは実にキュートでしたぞ。
三角絞めでつかまえて-マヒカ・ペレス


「魔少女と見せかけて、実は…」という展開自体は悪くなかったです。オチを知ってから作品を振り返っても、劇中でのフリアの言動や行動におかしなところはなかったと思うし、“娘を殺された母親の執念が実った復讐譚”と考えても面白いし。フラッシュバックで過去の描写を挟んできたりとか、オカルトっぽい演出をしたりとか、見せ方も非常に良かったと思います。


こういうホラー風味の演出が結構あるんですけど、すべてイメージでした ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ
三角絞めでつかまえて-※イメージです


で、何よりも「子どもが出来て“母親”となった妻と夫のディスコミュニケーション映画」として怖かったなぁと。この映画のラウラは、子どもをゲットした途端、ダニエルにまったく親身にならないんですよ。いや、僕は娘のマナ子を超愛してるし、ウチの奥さんもそんなに母親化してるワケではないけど、若干の“身につまされる感”はあったりして。

例えば、かなりゲンナリした場面があって。映画後半、ダニエルがラウラに心情を吐露すると、彼女は「私も悪かったから、じゃあ、気晴らしに別荘に行きましょ♪ 川o^-')b」なんて提案するんですけど、そこには問題のフリアも一緒に行くことになってて。2人の時間が必要だってことが何にも通じてないのが、スゲー絶望的なんですよね…。


フリアに夢中になってしまう妻ラウラ(画像右)。仕方ないことなんですがー。
三角絞めでつかまえて-フリアにLOVE!


僕が一番思ったのは、「アンタら、夫婦だったら、お互いに親身になって話し合いなよ…(´Д`;)」ということ(これを言い出すと、ほとんどの映画の問題は即解決しちゃいますがー)。最後、ダニエルは怪物になっちゃったけどさ、根っからの悪ではなかったワケで。妻への愛はあったからこそ、フリアの引き取りに同意したんだろうし、小学校で働いてたのだって贖罪の意味合いがあったのかもしれないし…。クララが死んだのだって、一応は“不運な事故”ですからね。「もう少し奧さんが支えてあげても良かったんじゃないの?」と。ある意味、「ぐるりのこと。」の逆っぽい映画だと思ったり。


なんとなく「ぐるりのこと。」の予告編を貼っておきますね↓




な~んて思いつつ、パンフレットを読んだら、映画ライターの落合有紀さんが「信頼する妻にも何食わぬ顔で嘘をつく男」「ホントは悲しいよね、ダニエルの本性を見抜けずに結婚しちゃったんだもの」「この映画の最恐ポイントは、こんな男が小学校の教師だということ」なんて、夫側を超断罪しまくっててビックリ。この映画、人によって捉え方がかなり違ってくるのかもしれませんな… (・ω・;) ウーム

あと、どうしても乗れなかったのが、「マリオは自殺する前にテメェの母親がフリアに変なこと吹き込んでるって気付けバカ ( ゚д゚)、ペッ」ってこと。よく出来てる作品なんですけど、ここを考えるとやっぱり不自然というか、一気に萎えてきちゃうというか(つーか、一番疑うところだと思う)。とは言いつつも、夫婦関係について結構考えさせられたので、嫌いじゃない映画ではあるというね。まぁ、気になる人は観ても良いんじゃないカナー (・ε・) オシマイ




ジャウム・コレット=セラ監督作。子役の素晴らしさもあって、魔少女モノとしてはピカイチ!
三角絞めでつかまえて-エスター ブルーレイ
エスター [Blu-ray]


橋口亮輔監督作。結婚する前に観ておくと良いかもしれませぬ。
三角絞めでつかまえて-ぐるりのこと。
ぐるりのこと。 [DVD]



先週の備忘録(2013/4/30~5/6)

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※今回の備忘録は「ウォーリー」のネタバレに触れているので、知りたくない人は気をつけて!


さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


取引先からの入金問題が面倒くさい!ヽ(`Д´)ノ キィィ!
寝ないで行った接待ゴルフは地獄でした… ('A`) ゲンナリ
「ラストスタンド」、結局、4回観ちゃった♪ (´∀`) ウフフ
娘・マナ子の僕への認識が初期化!Σ(゚д゚;) ナンデスト!
you伊東くんのブログが良すぎて、「アイアンマン3」の感想を書く気が起きない… (・ω・;) ウーム



先週の4/27(土)から奧さんとマナ子が青森に帰省していたので、「行きずりの女を抱いたぜ! (`∀´)」といった自堕落な性生活に突入したかったのですが、そういうことができる能力は皆無なため、相変わらずな日々を送るだけでして (・ω・) ナンダコレ しかも、久しぶりのアーノルド・シュワルツェネッガー主演作「ラストスタンド」が予想以上に素晴らしくて、結局、4回も観に行ってしまったので、スケジュールが狂ってしまい、他の映画が全然観られない事態に陥ったというね…。まぁ、「ラストスタンド」が最高だったから、どうでも良いんですけどねー (・∀・) サイコー!


一応、予告編を貼っておきますね↓ 期待値は“低め”にネ!(o^-')b ヤクソクダヨ!




現在、新宿の紀伊國屋書店の2階では「タマフル推薦図書フェア」が開催中ということで、そそくさと行って来たんですけど、これまた豊富な品揃えでして。その中で一冊、覚悟を決めて買ったのが「定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー」ですよ。先月、「ヒッチコック」の感想を書いた時、「とりあえず今月から、『定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー』を読みながら、ヒッチコックの作品を月1本くらいは観る予定ですぅ~ ヘ(゚∀゚*)ノ」なんて文章を偉そうに垂れ流してましたが、実はまだ購入してなかったんですよね (ノ∀`) テヘ だって、ちょっとしたDVDソフトよりも高いし、読むの大変そうだし…。でもね、清水の舞台から飛び降りるつもりでやっと手に入れたのでね(おおげさな文章)、今月からこの本を読みながらヒッチコックの映画を観て、素敵なシネフィルを目指す予定でございます (`∀´) フハハハハハ


一見、普通のハードカバー書籍ですが…。
三角絞めでつかまえて-定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー

ライダーマンと比べると、デカさは一目瞭然! 重さは鈍器として十分に人を殺せるレベル。
三角絞めでつかまえて-ライダーマンとの比較

中を開けると、字が超細かい! この山、登れるのだろうか… (`Δ´;) ヌゥ...
三角絞めでつかまえて-字も細かい!

何はともあれ、「タマフル推薦図書フェア」はこんな感じ。気になる人は行ってみて!
三角絞めでつかまえて-タマフル推薦図書フェア


あと、5/3(金)から5/5(日)にかけてアシパンで開催された「超人オリンピック2013」にはスゲー行きたかったんですが、5/3は接待ゴルフであり、案の定、帰宅した途端ダウンしましてね(まぁ、後から行っても満員で入れなかったみたいですけど)。5/4には奧さん&娘が帰宅→5/6までの3日間は家族サービスに徹した次第。で、何が驚いたって、マナ子の僕への認識が初期化されていたこと。1歳8ヵ月くらいの幼児だと、わずか1週間会わなかっただけでも結構忘れちゃうみたいでして。「再起動された後、無機質な視線をEVEに投げかけるWALL・E」のようなムードになってた…といえばわかっていただけるでしょうか。せっかく羽田まで迎えに行ったのに、手をつなぐことすら拒否られる状態で、軽くショックを受けましたよ… (´・ω・`) ションボリ

でも、そんなことでめげていたら父親は務まらないのでね(苦笑)、マナ子の遊びにエンドレスで付き合うことで少しずつ信頼を取り戻し、5/6には、奧さんが出掛ける中、2人で仲良く過ごせるほどに回復 ( ´∀`)(´∀`し ナカヨシ つーか、ずっとマナ子と過ごした3日間が穏やかで楽しくて…。僕は、基本的には「飽きられたくないので奧さんとあまり一緒にいないようにしている」ワケですが、今後はもっと家族との時間を作った方が良いのかなぁと思ったり。


ちなみに5/5は家族3人で芸術体験ひろばなんてイベントに行きまして。
三角絞めでつかまえて-芸術体験ひろば

お昼は缶ビール&北京ダックロール&焼きそば&たまねぎカレー&フランクフルトをいただきました~ ヘ(゚∀゚*)ノ ウマイ!
三角絞めでつかまえて-昼食


以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。



「そういえば子どもたちに救われてた!Σ(゚д゚;)」という思い出話

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※今回の記事は、「奧さん&娘がいる」という自慢要素が強いので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。


最近、吉田豪さんが選曲した「Our Shining Idol 今君に会いたい」をかなり聴いてまして。アルバムの後に録音してたタマフルの特集を聴くとまた味わい深くて、交互に流したりしてるんですよ。一番好きなのは「プチョヘンザップ~子ども相談室~」で、非常に心地良く聴いてたんですが…。聴いてるうちに「そういえば以前、子どもの歌声にグッときたなぁ」と思い出したことがあって。今回、適当に文章を残しておこうと思った次第。


SpringBell feat.MIKAによる「プチョヘンザップ~子ども相談室~」でございます↓




今から15年以上前、警察を退職したばかりの僕は、1ヵ月ほどの短い引きこもり期間を経て、あるイベント会社に入りまして(月給は手取りで8万程度)。そこでは、ウルトラマンやスーパー戦隊のショーイベントの仕事を手伝ったりするだけのはずが、なぜか借金の取り立てまでやらされていたという不思議。今思うと、ちょっとジャン=クロード・ヴァン・ダムが宣伝するガムの名前のような企業だったんですな~。

この状況を前向きに捉えようと思いつつも、アクションを頑張ってみても飲み込みは悪いし、ショーの脚本を書いてみれば才能はないし…。学歴もなければ、何の技術もなく、考えれば考えるほど、“体がデカいだけの無能な大食らい”でしかなくて。当時の僕は、「やっぱり公務員を辞めるなんてバカだったのかな…」「でも、もう耐えられなかったし…」と、警察を辞めたことも非常に愚かな選択だった気がして、結構絶望的な気持ちになってたんですよ。

そんなダウナー気味の僕を救ってくれたのが、子どもたち。入社して半年が過ぎたころ、某デパートでやった握手会イベントで、初めてヒーローのウルトラマンゼアス(タイツ生地なので190センチの僕でも着られた)を被った時、子どもたちと握手してスゲー癒されたんです。彼らは僕をウルトラマンだと思ってるから、信じられないくらいキラキラとした視線をぶつけてきてね。そのピュアにも程がある瞳で見つめられていると、何かね、「あ、僕のようなダメ人間でも、生きてて良いのかも!? ∑(゚Д゚) イイノ?」って思えたんです。


ウルトラマンゼアスはこんな感じのウルトラマンです↓




子どもたちは「ありがとう!」って言ってたけど、僕の方こそ感謝しかなくて。仮面の下で密かに流した大量の涙は、ゼアスの口からヨダレとなって噴出して、MCのお姉さんがハンカチで拭きまくりでしたよ。帰り道、イベントで使った「ウルトラマンゼアス2」のサントラを聴いてると、同時上映だった「ウルトラニャン」のEDテーマ「MY SWEET LOVE SONG」が流れてきて、その“子どもの歌声”がまたスゲー心に染みて… (ノω・、) その後、会社自体がゴタゴタしたり、離婚した父親が倒れたりといろいろあって、1年間ほど肉体労働に従事するワケですが、事あるごとにこの「MY SWEET LOVE SONG」を聴いて、「頑張るッス!ヽ(`Д´)ノ」と己を奮い立たせてたんですよね…(遠い目)。


歌ってるのはナディアちゃんで、今も頑張ってる様子 (´∀`) スキヨ




そんな自分にとって大事な曲だったのに、今まですっかり忘れちゃってたってのは、僕もつくづく残念な人間ですわな ┐(´ー`)┌ ガッカリ で、思い出した今は、またよく聴いてるんですけど、あのころとはずいぶん変わったなぁと。仕事面が不安なのは当時と大差ない気もするんですが(苦笑)、奧さん&娘がいるなんてありがたくて仕方がないというか。よくよく考えれば、奧さんが感謝してくる時の表情や、遊んでいる時のマナ子の期待に満ちた眼差しとか、日々、僕は“あの時の癒やし”を受け取っているワケで。当たり前のことですけど、もっと家族を大事にしようと、あらためて思いました。以上、オチのない話で、正直、スマンかった!m(_ _ )m フルイ!




コズモポリス(ネタバレ)

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コズモポリス

三角絞めでつかまえて-コズモポリス

原題:Cosmopolis
2012/フランス、カナダ 上映時間110分
監督・脚本:デビッド・クローネンバーグ
製作:パウロ・ブランコ マーティン・カッツ
原作:ドン・デリーロ
撮影:ピーター・サシツキー
美術:アーブ・グレイウォル
編集:ロナルド・サンダース
衣装:デニース・クローネンバーグ
音楽:ハワード・ショア
出演:ロバート・パティンソン、ジュリエット・ビノシュ、サラ・ガドン、マチュー・アマルリック、ジェイ・バルチェル、ケビン・デュランド、ケイナーン、サマンサ・モートン、エミリー・ハンプシャー、ポール・ジアマッティ、パトリシア・マッケンジー
パンフレット:★★★(700円/悪くはないけど、著名人のコメントはあまり好きじゃないかなぁ)
(あらすじ)
ニューヨークの青年投資家エリック・パッカー(ロバート・パティンソン)は、28歳にして巨万の富を築きあげ、金の動きに一喜一憂しながら、愛人たちとの快楽にふける毎日を送っていた。しかし、そんなエリックの背後に暗殺者の影がちらつきはじめ……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




50点


「デヴィッド・クローネンバーグ監督の作品は絶対観る!ヽ(`Д´)ノ」という程のファンではないんですけど、それなりに好きな監督だし、「『コズモポリス』の半券を持っていると過去作のレイトショー上映が1000円で観られるぅ!ヘ(゚∀゚*)ノ」というのが超オトクに感じられたので(特に「スキャナーズ」をスクリーンで観たかった)、公開してすぐにレイトショー割引を利用して新宿武蔵野館へ行って来ました。難しかったです ┐(´ー`)┌ ムリデシタ


ロビーの壁を利用して長~いリムジンが! こういうアイディアは好き。
三角絞めでつかまえて-ロビーの壁には長いリムジンが

記事の切り抜きもありましたよ。
三角絞めでつかまえて-記事の切り抜き


投げやり気味に話を書いておくと、大金持ちの投資家エリックが、中国の人民元の暴落で一夜にして巨万の富を失う間、いろいろな人がリムジンに乗って来て、会話をしたり、セックスをしたり、前立腺を検査されたりして。最終的には、自分の命を狙っている元従業員ベノ(ポール・ジアマッティ)の部屋に乗り込んで、自分の手を撃ち抜いたりした挙げ句、ベノに射殺されそうになるところで、映画は終わってました。

映画のムードがとにかく合わなくて。主人公がずっと乗ってるリムジンのガジェット感とか、通貨の代わりにネズミを持って楽しそうな人たちとかは好きでしたけど、登場人物たちの達観したムードや観念的な台詞の数々が作り出すボヤ~っとした世界観が苦手というか。「リムジン=子宮」とか、いろいろと意味が込められているんでしょうけど、それを積極的に読み解こうと思うほど作品に入り込めなくて…。ごめんなさい、観てて結構苦痛でした。

ただ、主演のロバート・パティンソンに関しては、今までは“「トワイライト・サーガ」に出てる血色の悪い人”という印象しかなかったんですが、この映画では爬虫類っぽい雰囲気がスゲー良かったと思ったり。それと、セックスする場面では、女優さんがちゃんと乳首を出していたのも好感が持てましたよ。

ということで、クローネンバーグ監督のグチョグチョ&バイオレンス描写は大好物なんですけど、こういう映画は得意じゃないなぁと実感いたしました。まぁ、結局は「僕の理解度が低いだけ」であって、「わかる人にはグッとくる」っぽいというか、この世界観がハマる人も多いみたいなので、気になる人は観ても損はしないんじゃないかしらん。ちなみに僕的には、3週間後に観た「スキャナーズ」がマジ最高だったので、「また超能力バトルっぽい映画を撮ってほしいなぁ」と心底思っております (・ε・) オシマイ




現代アメリカを代表する小説家ドン・デリーロによる原作小説。難しそうなので、まったく読む気がしないです…。
三角絞めでつかまえて-コズモポリス原作
コズモポリス (新潮文庫)


デビッド・クローネンバーグ監督作。久しぶりに観たら、スゲー面白かったです。
三角絞めでつかまえて-スキャナーズ
スキャナーズ リストア版 [Blu-ray]


このシリーズ、1本も観たことないんですが、アメリカ版「ときめきトゥナイト」って印象。
三角絞めでつかまえて-トワイライトサーガ
トワイライト・サーガ COMPLETE Blu-ray BOX



NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ(ネタバレ)

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今回の映画は、現在、ヒューマントラストシネマ渋谷にて、「渋谷ミッドナイト・マッドネス2013」の1本として、5/10(金)までレイトショー限定で公開中でして(要するに上映は明日まで)。正直、僕的にはそんなにオススメしたいワケじゃないんですけど、「北村龍平監督がハリウッドで撮ったR18のバイオレンスホラー」という文章を読んで心惹かれる人は、入場料金も1200円と安めだし、予告編などをチェックしない状態で観に行くと良いんじゃないかしらん (・ω・)






NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ

三角絞めでつかまえて-ノー・ワン・リヴズ

原題:No One Lives
2012/アメリカ 上映時間86分
監督:北村龍平
製作:ハリー・ナップ、カミ・ナグディ
製作総指揮:フランソワ・イベルネル、キャメロン・マクラッケン、マイケル・ルイジ、エルトン・ブランド、デビッド・コーエン
脚本:デビッド・コーエン
撮影:ダニエル・C・パール
美術:ジョナサン・カールソン
衣装:クレア・ブリュー
編集:トビー・イェーツ
音楽:ジェローム・ディロン
特殊メイク:ロブ・ホール
出演:ルーク・エバンス、アデレイド・クレメンス、リー・ターゲセン、ローラ・ラムジー、デレク・マジャール、ボー・ナップ、アメリカ・オリボ、ブローダス・クレイ、リンゼイ・ショウ 
パンフレット:★★★(500円/値段の割には頑張ってる)
(あらすじ)
ギャングのグループによってハイウェイを通過していたカップルがさらわれる。その後、女性は殺害されてしまう。すると、男(ルーク・エヴァンス)は隠していた本性をあらわにし、頭の切れる冷酷無比な殺人鬼へと変ぼうを遂げる。彼の手にかかり、ギャングたちは次々と命を落としていき……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




60点


木曜日は“更新しない日”ではあるんですが、明日(5/10)で都内の公開が終わってしまうので、急遽、適当な感想をアップしておきますね。北村龍平監督のハリウッド・デビュー作となった「ミッドナイト・ミート・トレイン」は乗り切れなかったんですけど、基本的に大好きな映画監督なので、今回の“ハリウッド製作第2弾”の「NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ」は結構楽しみにしてまして。公開してすぐにヒューマントラストシネマ渋谷で観てきました。「凄まじく惜しい!ヽ(`Д´)ノ」と思いましたよ…。


劇場入口にあったポスターを貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-入口にあったポスター

この映画館に来ると、つい17アイスを食べてしまうというね… (ノω・、) オイシイ
三角絞めでつかまえて-カスタードプリン


僕と映画の好みが似てる人なら、予告編を見てもらえばわかってくれると思うんですが、「『ヒャッハー!ヽ(`∀´)ノ』な強盗団が拉致したのは、なんとハイパー殺人鬼だった!Σ(゚д゚;) ナンデスト!」という基本設定だけでご飯がモリモリ進むじゃないですか。正直、映画鑑賞前に予告編を見てしまった自分が残念でもあったんですけど(予備知識がないまま観た方が、よりビックリできたと思うので)、まぁ、済んだことを嘆いても仕方ないザンス(偉そうな口調で)。「あとは良心のない犯罪者同士が血で血を洗うゴリゴリの殺し合いを展開してくれるだけで満足!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」と、期待に胸を膨らませまくっていたんですよ、観る前は。


殺人鬼役は、「タイタンの戦い」「インモータルズ -神々の戦い-」で神様を演じてたルーク・エヴァンズ。ちくしょう、男前!
三角絞めでつかまえて-ドライバー(ルーク・エバンス)


で、観た後は…。もうね、本当に惜しいとしか言いようがない。設定は面白いし、謎の殺人鬼“ドライバー”を演じたルーク・エヴァンズはカッコイイし、血の量も多めだし、要所要所のゴア描写も愉快だし。あのWWE製作のホラーということで、スゲー応援したかったんですけど…。全体的に「悪くはないんだけどツメが甘い」というか。例えば、序盤、恋人ベティ(ローラ・ラムジー)の自殺を経て、殺人鬼の本性を剥き出しにしたドライバーが、強盗団の中で“ステゴロでは最強”っぽいイーサン(ブローダス・クレイ)をタイマンで殺すシーンが、それなりに良いアクション演出ではあるんだけど、ちょっと観づらい&編集が微妙でわかりにくかったんですよね…。


2メートル170キロの巨漢を難なく殺害する展開自体は好みだったんですがー。
三角絞めでつかまえて-ブローダス・クレイも簡単に倒す!


ちなみにブローダス・クレイはプロレスラー。本作が映画デビューだったそうな。




ドライバーがイーサンの死体の中に潜り込んで敵地に侵入する様子はグッときたんですが、そこからの殺人鬼vs強盗団が意外と面白くなくて…(強盗団の戦闘力&戦闘意欲が低すぎる)。その他、強盗団のボス・ホーグ(リー・ターゲセン)を捕らえて拷問する展開は大好物でしたけど、その描き方は結構雑だったりと(これは僕の勘違いかもしれませんが、突然、顔の血糊がなくなったりしてたような?)、期待で膨らんだ心がイチイチ寸止めされて萎んでいくのです (´・ω・`) ザンネン


ドライバーがイーサンの死体から出てくるシーンは、なんとなく刃牙の幼年編で兵士がクマに擬態してた場面を思い出したり。
三角絞めでつかまえて-熊の中から人が!


ラストのタイマンも、粗暴な強盗のフリン(デレク・マジャール)ごときに普通に苦戦しちゃうのは残念すぎであり、ひと工夫ほしかったというか。一応、オチを書いておくと、ドライバーが強盗団を皆殺し&誘拐していた出版王の娘エマ(アデレイド・クレメンス)を“歪んだ愛情”から解放。1人立ち去って、終わってました。

いや、殺人鬼のキャラクター設定とかストーリー自体は大好きなんですけどねー。主演のルーク・エヴァンズもカッコ良かったし。つーか、ルーク・エヴァンズは、「ホビット スマウグの荒らし場」で重要な役を担ってたり、「ワイルド・スピード EURO MISSION」ではラスボスを演じたりと、今後要チェックな男なので、そういう意味では観といて良かったと思っております。


「ワイルド・スピード EURO MISSION」の予告編では、バットモービルみたいな車をブイブイ乗り回してました。超観てぇ!ヘ(゚∀゚*)ノ
三角絞めでつかまえて-バットモービルでドッカンドッカン


パンフレットを読むと、撮影期間がバカみたいに短いのに主演女優がケガをして撮影が中断したりとか、薬物に溺れる俳優がいたりとか、いろいろと苦労が絶えなかったみたいなので(ちなみに撮影のダニエル・パールとの友情話がスゲー良かった!)、思い通りに作れなかったのかもしれませんが、ところどころ物足りなくて。ごめんなさい、僕的には消化不良気味な作品でしたよ (・ε・) チェッ とは言え、僕の期待値が高めだったせいでもあって、普通に観たら結構楽しめるアクションホラーって感じがしなくもないので、興味がある人は観ても良いと思います。入場料金は1200円だしね (o^-')b ヤスイ!




北村龍平監督のハリウッド・デビュー作で、今をときめくブラッドリー・クーパーが主演。僕の感想はこんな感じ
三角絞めでつかまえて-ミッドナイトミートトレイン
ミッドナイト・ミート・トレイン [DVD]


劇中で主人公の名前が明かされなくて、役名が“ドライバー”なのは、この映画が元ネタなんでしょうな。
三角絞めでつかまえて-ザ・ドライバー
ザ・ドライバー <HDリマスター版> [Blu-ray]


WWE製作のホラー繋がりで貼っておきますね。ケインがそこそこ頑張ってたような記憶。
三角絞めでつかまえて-シーノーイーブル
シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ デラックス版 [DVD]



セデック・バレ 第一部 太陽旗(ネタバレ)

セデック・バレ 第二部 虹の橋(ネタバレ)

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セデック・バレ 第二部 虹の橋

三角絞めでつかまえて-セデック・バレ 彩虹橋

原題:賽克・巴 彩虹橋/Warriors of the Rainbow II: Rainbow Bridge
2011/台湾 上映時間144分
監督・脚本・編集:ウェイ・ダーション
製作:ジョン・ウー、テレンス・チャン、ホァン・ジーミン
撮影:チン・ディンチャン
プロダクションデザイン:種田陽平
美術プロデューサー:赤塚佳仁
音楽:リッキー・ホー
アクション監督:ヤン・ギルヨン、シム・ジェウォン
出演:リン・チンタイ、ダーチン、安藤政信、マー・ジーシアン、ビビアン・スー、木村祐一、ルオ・メイリン、ランディ・ウェン、河原さぶ、シュー・イーファン、スー・ダー、春田純一、ティエン・ジュン、リン・ユアンジエ、松本実、田中千絵
パンフレット:★★★(800円/第一部&第二部をまとめた内容。なかなか読み応えアリ)
(あらすじ)
台湾の山岳地帯。セデック族の襲撃により、日本人は女子どもの区別なく命を落とした。この事件に対し日本軍が報復を始めるも、険しい山中での戦いに悪戦苦闘する。一方、セデック族の女性たちは食料が不足することを案じ、集団自決するという結論に達する。やがて、武力に勝る日本軍を前にセデック族の戦士たちは後退。それでも、民族の誇りのために戦いに身を投じていく。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




90点


※今回の記事は、「ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~」のネタバレも書かれているので、知りたくない人は気をつけて!

先週、「第一部 太陽旗」を観たワケですが、「日本人が虐殺されまくる(女性や子どもまで!)」という、超ダウナーな終わり方でして。一応、劇中でモーナが父親の幻影と話したり歌ったりして、誇り高きセデック族の葛藤を強調してたけどさ、あのラストの展開が凄惨すぎて彼らに全然乗れないし、だからといって、日本側だってイヤな感じだし…。なんとなく面倒くさくなって、第二部を観るのが億劫になってたんですよ。

というか、最近は「ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~」「ラストスタンド」で心が満たされてまして (´∀`) ウフフ もうね、「ハッシュパピー」はまったく他人事と思えない作品で、最後、お父さんが死んじゃうシーンでは、まるで「がんばれ元気」を読んだかのように号泣。後から思い出すだけで涙が滲んでくるほどであり、いくらフィクションと言えど、主人公の少女にはマジで幸せになってほしいというか。「いっそ孤児となった彼女をシュワルツェネッガーが引き取る→後の『コマンドー』である」的な展開にならないかーー? そんなことばかり妄想してると、2回目の「ハッシュパピー」or5回目の「ラストスタンド」を観に行きたい気分なのに、なぜわざわざ日本軍と台湾原住民の辛気くさい殺し合い映画を観なければならないのかと思ったりもするというね…。


ハッシュパピーと「コマンドー」の娘を比べてみると髪形が似てなくもないが、だからどうしたと言わざるを得ない(なにこの文章)。
三角絞めでつかまえて-ハッシュパピーとコマンドーの娘


とは言いつつも、前売り券はもったいないし、ムービーウォッチメンの監視対象にもなったので、いそいそと吉祥寺バウスシアターに足を運んで来たんですが…。戦闘描写が超素晴らしかったですYO!ヽ(`Д´)ノ


この残った前売り券を使うため…。
三角絞めでつかまえて-チケットはあと1回

やってきたのは吉祥寺バウスシアター! サービスデーが充実してる素敵な映画館なのデス。
三角絞めでつかまえて-吉祥寺バウスシアター

記事の切り抜きとサイン入りポスターが展示されてました。
三角絞めでつかまえて-記事の切り抜きとサイン入りポスター


映画は“前回のダイジェスト”から始まって、これはこれで非常に話がわかりやすいというか、「第二部から観るのも意外とアリなのでは?」な~んて思ったりしたのはどうでも良いでガース!(゚∀゚し 話は霧社事件の史実通りに進行するので、セデック族の人たちが自殺したり、毒ガス攻撃で追い詰められたりと(ここはモロにベトナム戦争っぽい)、悲惨な方向にライク・ア・ローリングストーンなワケですけど…。それにも増して、セデック族を中心とした“反旗を翻した原住民300人”の戦闘振りが最高なんです!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!


戦場を走るモーナ&セデック族のみなさん。超カッコ良かったです。
三角絞めでつかまえて-モーナ、突撃!


「風になれ!ヽ(`Д´)ノ」と、山の中からのゲリラ戦で日本人をことごとく退けていく様は、まさに「アポカリプト」風味で「300〈スリーハンドレッド〉」「アバター」であり、「第一部」では乗れなかったハートが一気にバーニング。アクション監督のヤン・ギルヨン&シム・ジェウォンによる山中の戦場描写はド迫力で、「こんな絶壁で戦闘して大丈夫なの!? (゚д゚;)」と観客が気遣ってしまうほどリスキーな場面もあったりするし、役者&スタッフはスゲー頑張ったんだなぁと感心いたしました。


関係ありませんが、鈴木みのる選手の入場曲を貼っておきますね↓ 二番のサビは「駆けてゆけ!」なので、会場で歌う時は注意!




その“燃え”が頂点に達するのが、日本軍の迫撃砲攻撃を受けて、森が燃えてしまう場面。もう日本軍との火力の差はいかんともしがたいムードがプンプン漂っており、観客的には「これでセデック族も終わりですな… (´・ω・`) シカタナシ」な~んて思っていたら! なんとモーナを先頭に炎を乗り越えてハードな特攻を開始! 当然ながら味方もバタバタと死にながらも、後退のネジを外して前のめりに日本軍を蹴散らしていく姿は感動的ですらあって。特に、ボアルン社の頭目による“死に際の砲弾スローイン”や、少年戦士バワン(リン・ユアンジェ)の“敵を道連れにした谷底へのネックブリーカードロップ”には胸を掴まれましたね…(しみじみ)。


右にいるのがバワン。少年ながら大活躍してました。
三角絞めでつかまえて-戦場を駆け抜けろ!


さらに唖然としたのが吊り橋でのやりとり。ハードな戦闘の果て、モーナは吊り橋に辿り着き、向こう岸にいる日本軍のボス・鎌田弥彦(河原さぶ)と相対するんですけど、迫撃砲などに狙われてて、セデック族は絶体絶命になるんです。ところが、モーナったら冷静に息子のタダオ(ティエン・ジュン)に「砲弾を避けるには?」なんて聞いちゃって、タダオもまた「オレが盾になる!」と無茶にも程がある台詞を吐いて先頭に立ち、全員で突撃開始しちゃうから超ビックリ! 結局、砲弾で橋ごと吹き飛ばされつつも、その直後、なぜかモーナたちが無事だったりと、よくわからない展開になってましたが、「セデック族、どんだけ勇ましいんだ!Σ(゚д゚;)」と度肝を抜かれましたよ。


タダオに松田さん並みのパワーがあれば、砲弾に吹き飛ばされずに済んだのかもしれませんな…(「ブラックエンジェルズ」第7巻より)。
三角絞めでつかまえて-バズーカの砲弾をキャッチする松田さん


その後の展開を適当に書くと、日本人に捕まることを恐れたモーナが姿を消したり(後に死体で発見)、タダオたちが自殺したり、鎌田弥彦がセデック族の死に様に日本の武士道を重ね合わせてしみじみしたり、モーナ&死んだセデック族のみなさんで虹の橋を渡る映像が流れたりしまして。「プスクニから男と女が生まれて~」なんてセデック族のルーツの民話が流れて、終わってました。

いや、この第二部も最初はとにかくイヤ~なムード。日本人とセデック族の狭間で苦悩しまくった花岡一郎(ダッキス・ノービン)が妻&我が子を手に掛けるところとか超キツくてゲンナリしてたんですよ。ところが、ハードな戦闘描写がゴリゴリ繰り広げられることにより、無理矢理テンションを上げられちゃって、どう考えても無惨な話なのに、見終わった後は「セデックの奴ら、頑張ってたなぁ (´∀`) ヤルジャネーカ」と、結構爽やかな印象だったりするという奇跡。第一部が終わった後、すぐに第二部を観れば良かったと、少し反省いたしました(3回目の「ラストスタンド」も楽しかったんですけどね)。

結局、第一部と合わせた感想になっちゃうんですけど、非常に興味深かったのが、セデック族と日本人は“死後の魂が行く(と思ってる)場所”が違うということ。モーナが花岡一郎に対して「死んだら日本の神社に入るのか?」と問うシーンは象徴的で、信仰まで無理矢理押し付けちゃったら、そりゃあ相容れませんわな…。「野蛮」ってのは、決して文明の発達レベルの話ではなく、他者を踏みにじる行為なんだなぁと、あらためて思ったり。


どっちつかずの花岡一郎に、モーナのキツ~イ質問。こういうのって、スゲー面倒くさいですよね…。
三角絞めでつかまえて-死後はどっち?


不満だったのは、ラストの戦闘後の展開がダラダラと長く感じたのと、セデック族が虹を渡る描写があったこと。彼らは「死後、勇者は虹を渡る」という信仰の下、少人数で日本軍に立ち向かったワケですけど、それは決して100パーセントの美談ではないじゃないですか。それまでは、部族の女性が出草(首狩り)を非難したりとか、ある程度のバランスをとっていただけに、なんか満足げな顔で虹を渡る姿を見せられちゃうと、「モーナたちの行動はまったく間違ってなかった」ってことになるというか。僕はせめて“匂わす程度”で止めてほしかったので、正直、スゲー蛇足に見えて腹が立ったんですが…って、どうでも良いですカネー (・ε・)

ってことで、実際にあった凄惨な事件を扱ってて、イヤ~な日本軍描写もありましたけど、最終的には非常に面白い映画でしたヨ (・∀・) なんか映画も観てないくせに危険だとか語るバカな人がいて驚きましたけど、この程度は全然反日じゃないというか、むしろ“本当にあったアバター話”というか、日本人的には「こういうことはもうしないようにしようね (*・ω・)(・ω・*) ネー」って程度に受け止めれば良いんじゃないかしらん。トータルすると4時間半を越える長さだけど、いろいろ考えさせられる上に素敵なアクションが観られる良い作品なので、ぜひ劇場に行ってみてくださいな~。




ジェームズ・キャメロン監督作。“霧社事件が起きなかった「セデック・バレ」”と言える…かな。
三角絞めでつかまえて-アバター
アバター エクステンデッド・エディション [Blu-ray]


メル・ギブソン監督作。文明側の野蛮さが際立っております。
三角絞めでつかまえて-アポカリプト
アポカリプト [DVD]


大好きな映画ですが、フルチンで戦う原作コミックの方がもっと好きだったり。
三角絞めでつかまえて-300
300〈スリーハンドレッド〉 コンプリート・エクスペリエンス [Blu-ray]


「セデック・バレ」と霧社事件についての記事は読み応えアリ。ただ、好みじゃない記事&文章も多かったです…。
三角絞めでつかまえて-世界映画事件史
別冊映画秘宝惨劇の世界映画事件史 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)


タメになりそうなので、貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-抗日・霧社事件の歴史
抗日霧社事件の歴史―日本人の大量殺害はなぜ、おこったか (史実シリーズ)


ウェイ・ダーション監督が読んで映画製作を決心したという漫画。amazonでは取り扱ってないそうです…(5/10現在)。
三角絞めでつかまえて-霧社事件
霧社事件―台湾先住民(タイヤル族)、日本軍への魂の闘い



ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~(ネタバレ)

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ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~

三角絞めでつかまえて-ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~

原題:BEASTS OF THE SOUTHERN WILD
2012/アメリカ 上映時間93分
監督・共同脚本・作曲:ベン・ザイトリン
共同脚本:ルーシー・アリバー
出演:クワベンジャネ・ウォレス、ドワイト・ヘンリー
パンフレット:★★★(700円/ちゃんとコラムとインタビューがあって、好き)
(あらすじ)
6歳の少女ハッシュパピー(クヮヴェンジャネ・ウォレス)は、“バスタブ”と呼ばれるコミュニティーで、父親のウィンク(ドワイト・ヘンリー)と暮らしている。彼らは、閉鎖的な場所であったものの穏やかな日々を送っていたが、ある晩、嵐が全てを奪い去る。突然大好きな場所や仲間を失ったハッシュパピー。途方に暮れる状況の中、ウィンクが重病であることを彼女は察知し……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




95点


※今回の記事は、自分でも何を書いているのかよくわからなくなってきたので、しっかりした感想が読みたい人は別のブログに行った方が良いと思います。
※今回の記事は、「マイ・ライフ」「がんばれ元気」のネタバレに触れているので、気をつけて!


尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」で紹介されていたのを聴いて、かなり面白そうだったので、前売り券を購入して、楽しみにしてたんですが…。なんか機会を逸してしまって、なかなか観に行けなかったんですよ。ただ、“映画関連の展示は上映前の作品が中心”の新宿ピカデリーとしては、珍しく記事の展示が公開後もずっと飾られていたので、さらに気になりまして。先日、やっと観て来たんですが、非常に勉強になりました… (ノДT) アリガトウ


公開前の新宿ピカデリーの展示はこんな感じでしたが…。
三角絞めでつかまえて-公開前の展示

公開して数週間後(5/6)もあるとは、非常に珍しいような。
三角絞めでつかまえて-公開後も!?


この映画は、「6歳の少女が父親の死をどうやって受け入れるか」、そして、「父親は何を伝えるべきか」ということを描いてまして。もうね、現在、約1歳10ヵ月の娘マナ子がいる僕的には超ストライクでした。映画は「冒頭、ハッシュパピーが父親の胸を叩く→父親が昏倒→その瞬間からオーロックスが復活して、彼らの住むバスタブを目指してくる→最後、彼女がオーロックスと対峙する」って展開になるワケですけど、結局、オーロックスは“父親の死”という絶望の象徴なんですよね。そして、ハッシュパピーは「その絶望を受け入れることで成長して、6歳ながらも父の死を看取る」というね… ( ;∀;) イイハナシダナー ラストは「未来の人はアタシとダディが仲良しだったことを知る!ヽ川`Д´)ノ ウォォォッ!」といったハッシュパピーのナレーションが流れて終わるワケですが(誇張アリ)、マジで座席で泣き死ぬかと思ったし、今も“思い出し泣き”をするほどの破壊力でしたよ。


僕なりにあらすじを書いておくと、ハッシュパピーは自宅をガスバーナーで燃やすほど型破りな少女。
三角絞めでつかまえて-自宅を燃やす!

父親とケンカになると、その胸を強打! 病気の父親は昏倒し、世界の崩壊がスタートするのです。
三角絞めでつかまえて-父親の心臓を強打!

その象徴がオーロックスという魔物。氷河から復活し、ハッシュパピーの住む集落バスタブを目指します。
三角絞めでつかまえて-オーロックス

その直後、巨大な嵐がやってきて、バスタブは水没…。父娘ともども、政府機関に拉致られたりしてました。
三角絞めでつかまえて-水没したバスタブ

政府機関から逃げ出したものの、父親は瀕死状態。ハッシュパピーは仲間たちと“母親”を探しに海へ。
三角絞めでつかまえて-叫んでから海に!

母親っぽい人に会って、“二度目の抱っこ”を味わうも、父親の最期を看取ることを決意しまして。
三角絞めでつかまえて-母親っぽい人との邂逅

そして、とうとう自宅まで押しかけてきたオーロックスと対面すると、優しく受け入れるというね…。
$三角絞めでつかまえて-オーロックスvsハッシュパピー

最後は、母親っぽい人に作ってもらったワニのからあげを食べさせて、父を見送るハッシュパピー。6歳なのに健気すぎ!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!
三角絞めでつかまえて-父親との別れ


マジック・リアリズムな世界をドキュメンタリー風に撮ることで、現実と空想が入り混じった“子ども目線の世界”を見事に映像化している!∑(゚Д゚)」とか「“オーロックス=乙事主様”とか“水没した世界”とか、宮崎駿監督の影響が顕著でガース!(゚∀゚し」といった町山さんの指摘は本当にその通りでして(尻馬に乗る文章)。舞台がルイジアナっぽい=ハリケーン・カトリーナを連想するのはもちろんで、日本人としてはやっぱり東日本大震災が脳裏に浮かんだりするワケですが、そんな逆境に追い込まれた人々への生命賛歌としても素晴らしいと思ったり。


冒頭の公式動画があったので、なんとなく貼っておきますね↓




で、僕が最もグッと来たのが父親描写。今までも「がんばれ元気」「マイ・ライフ」などの「父親、死にます! (`∀´)ノサラバ!」系フィクションで号泣したことはありましたけど、娘が生まれてからの僕は、彼女への思い入れが日々強くなる一方なだけに、まったく他人事とは思えなくて。「もし奧さんが死んじゃったら、僕1人でマナ子を育てられるのか?」「さらに自分まで死んじゃったら、マナ子はどうすれば…?」なんて考えるだけで、クラシックなブルーになって涙が溢れちゃう(なにこのリンク)。なんて言うんでしょうか、「夜、母親の死を想像して泣いた小学生のころ」レベルに、脳が退行してしまった気分というか… (・ω・;) ウーム


あまり関係ないんですが、マイレージでもプルーフでもない「マイ・ライフ」の予告編を貼っておきますね↓




つーか、この父親は粗野&乱暴で、僕がかなり苦手なタイプの人間なんですけど、彼なりに娘に生きる力を与えようと、必死のパワー教育を施すんです。人間、ハードな逆境に耐えるには、“何をしてでも生き抜くと強く想う心=意志の力”が大事であり、その強靱な精神力を培うために必要なのが、原始的な肉体の力! 例えば、劇中でやたらと父親が見せるダブルバイセップスは、腕という“筋肉を意識しやすい部位”を使った、「最も力を実感できる=勢いがつくポーズ!┗(`Д´)┛」でして。昔、杉作J太郎先生が男の墓場プロコブラさんに元気を出させようとする際、よくやらせていた記憶があります。


パワー教育とは、例えば、蟹は素手で割り、貪るように食べ…。
$三角絞めでつかまえて-蟹の食べ方

魚は、左手で捕まえて、右手で撲殺するという、原始的なライフスタイルを教えること。
三角絞めでつかまえて-魚の捕り方

そして、最も重要なのが、父親が見せるこのポーズなのです。
三角絞めでつかまえて-父親!


劇中で、父親がやたらとハッシュパピーの前で上腕二頭筋を収縮させるのは、彼女に力強く生きてほしいという願いが込められており、彼女がその意志を受けてダブルバイセップスを見せながら叫ぶシーンの美しさと言ったら!┗(TДT)┛ 人間、確かに教育はいろいろと必要ではありますけど、まずは“1匹の動物”として、己の筋肉=野生を自覚させるのが大事なんじゃないかと、大切なことに気付かされました。映画を観た翌日、早速、マナ子の前でやってみたら、恐ろしいほどの無反応でしたが、今後、娘には積極的なパワー教育を施していこうと誓った次第。


ダブルバイセップスといえば、やはりアーノルド・シュワルツェネッガー。
三角絞めでつかまえて-シュワルツェネッガー

シルヴェスター・スタローンもキリッとした表情で披露。
三角絞めでつかまえて-スタローン

ジャン=クロード・ヴァン・ダムも「ブルージーン・コップ」で見せてたけど、映画は残念な出来なので注意!
三角絞めでつかまえて-ヴァン・ダム

ちなみに、「ジョンQ 最後の決断」では、主人公の息子がフレックス・ウィラーを称えながらポージング。
三角絞めでつかまえて-ジョンQの子ども

そして…ハッシュパピー! 恋しさと切なさと心強さが同居する奇跡的なショットなのです (ノω・、) マケナイデ!
三角絞めでつかまえて-ハッシュパピー!


ということで、ワケのわからぬ文章を書いちゃいましたが(苦笑)、ハッシュパピー役のクワベンジャネ・ウォレスも、父親役のドワイト・ヘンリーも、演技経験がないとは思えないほど良かったし、世界観は大好きだし、何よりも本当にパワー教育が勉強になりました m(_ _ )m ベン・ザイトリン監督、2億円弱の制作費でよくぞここまでスゴい映画を作ったと感心しましたね~(偉そうに)。冷静に考えると、僕は自然や虫が大の苦手なので、「ああいう土地では暮らせないカナー (・ε・)」と、つい5点引いちゃいましたが、とても大事な1本になりました。劇中の雰囲気が合わない人もいるかもしれませんけど、気になってる人は観てみて!(o^-')b オススメ!




サントラ。結構良さげです。
三角絞めでつかまえて-ハッシュパピーサントラ
Beasts of the Southern Wild - O.S.T.


“少女が主役のファンタジー作品”繋がりで、100点のギレルモ・デル・トロ監督作を貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-パンズ・ラビリンス
パンズ・ラビリンス [Blu-ray]


よくわからないけど、劇場内が明るくなっても涙が止まらなかったマイケル・キートン主演作。
三角絞めでつかまえて-マイ・ライフ
マイ・ライフ [DVD]


小山ゆう先生の名作。何度読んでも泣いてしまいます…。
三角絞めでつかまえて-がんばれ元気
がんばれ元気 (1) (小学館文庫)


ニック・カサヴェテス監督×デンゼル・ワシントン主演作。息子がボディビルファンという異例の設定。
三角絞めでつかまえて-ジョンQ
ジョンQ 最後の決断 デラックス版 (初回限定パッケージ) [DVD]




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