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2021年9月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

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毎月の恒例として、僕が2021年9月公開で観たいと勝手に思っている映画を貼っておきますね↓


※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

9/3〜4

シャン・チー テン・リングスの伝説 ①

モンタナの目撃者 ②

アナザーラウンド ③

テーラー 人生の仕立て屋 ○

ミス・マルクス △

その日、カレーライスができるまで △

いまはむかし 父・ジャワ・幻のフィルム △

くじらびと △

 


9/10〜11

スーパー戦闘 純烈ジャー ④

スパイラル:ソウ オールリセット ⑤

ミッドナイト・トラベラー ⑥

浜の朝日の嘘つきどもと ○

ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません! △

達人 THE MASTER △

先生、私の隣に座っていただけませんか? △

 

 

9/17〜18

レミニセンス ⑦

偽りの隣人 ある諜報員の告白 ⑧

スイング・ステート ⑨

マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ” ⑩

シー・イズ・オーシャン ⑪

食人雪男 ○

アイダよ、何処へ? ○

スクールガールズ △

由宇子の天秤 △

トムボーイ △

君は永遠にそいつらより若い △

 

 

9/23〜25

CALAMITY カラミティ ⑫

クーリエ:最高機密の運び屋 ⑬

空白 ⑭

黄龍の村 ⑮

殺人鬼から逃げる夜 ⑯

素晴らしき、きのこの世界 ⑰

整形水 ⑱

MINAMATAーミナマター ⑲

ディナー・イン・アメリカ ⑳

 

 

ああん、もう1週目の新作映画の公開がすっかり始まっているんですけど(汗)、とりあえず今月もまた「観たい映画」について書いておきますと。そりゃあ、MCUの最新作である「シャン・チー テン・リングスの伝説」はなるべく早く観たいですな〜。正直、シャン・チーといえばブルース・リー的なイメージが強かったので、ごめんなさい、主役の“ドラゴン感”のなさには少しガッカリしているものの(ストレートに失礼な文章)、今月はアクションがあまり封切られないっぽいのもあって、とても楽しみにしております。週明け月曜日の朝イチの回、すでにIMAXのチケットを押さえているのですッ!ヽ(`Д´)ノ ミルゼッ!
 
 
「シャン・チー テン・リングスの伝説」の予告編↓ フロリアン・ムンテアヌが出るのが何気にうれしい。

 

 

 
ヒュー・ジャックマン主演のSFスリラー「レミニセンス」は、「インセプション」を連想させる予告編が良い感じなので(クリストファー・ノーラン監督の弟、ジョナサン・ノーランが製作に携わっているそうな)、それなりには満足できるんじゃないかと。「ソウ」シリーズの仕切り直しという「スパイラル:ソウ オールリセット」については、正直なところ、そんなには期待してないんですけど…。一応、シリーズ全作に付き合っている身としては「4」以外は全部劇場で観た)、やはり映画館に足を運ばざるを得ないよなぁと。まぁ、このシリーズは「奇抜な人間の殺し方」が観られればそれで十分なんですけどねー。あと、スティーヴ・カレル主演の選挙コメディ「スイング・ステート」はスゲー面白そうなので、絶対観るつもりでございます (´∀`) タノシミー
 

 

「スイング・ステート」の予告編↓ この手のアメリカ産政治コメディを観るのは久しぶりな印象。

 

 

 

それと、海外アニメで気になる作品が2本ありまして。実在の女性ガンマンを描いた「CALAMITY カラミティ」は、普通に良作ムードがムンムン漂っているので観たいなぁと「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」のスタッフが携わっているというのも高ポイント)。韓国産のサイコホラー「整形水」は、どことなく今敏監督作っぽい雰囲気があって、ちょっと期待値が高めというか。すでに前売り券は購入済みなのです ( ̄ー ̄) ニヤッ その他、邦画では「ある用務員」「ベイビーわるきゅーれ」などで評判がすこぶる高い阪元裕吾監督のハードボイルドアクション「黄龍の村」が気になっていて。早めに劇場に行くつもりですよ。

 

 

今月は9作品分の前売り券を買っております。
 
 

「整形水」の予告編↓ たぶん、最近お気に入りのあつぎのえいがかんkikiで観ると思います。

 

 

 
さて、最後に「観に行きたい名画座上映作品」を挙げると、飯田橋ギンレイホールで9/04(土)~9/17(金)の「この世界に残されて」「アンモナイトの目覚め」早稲田松竹で9/04(土)~9/10(金)の「ノマドランド」「ミナリ」、9/11(土)~9/17(金)の「クワイエット・プレイス」「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」、9/18(土)~10/1(金)の「花束みたいな恋をした」「あのこは貴族」CINEMA Chupki TABATAで9/13(月)~9/21(火)の「寝ても覚めても」、9/18(土)の「ハッピーアワー」新文芸坐で9/26(日)~9/28(火)の「コンティニュー」「モータルコンバット」といったところでしょうか。以上、2021年9月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。

 

 

 

 


7月の4週間分の備忘録(2021/7/6~8/2)

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毎週火曜日に備忘録を更新する予定だったにも関わらず、2カ月近く放置してしまいましてね…(遠い目)。本日は、そんな状況を改善すべく、とりあえず「7月の4週間分の備忘録」をアップしておきますね↓

 

7月6日(火)、家で仕事

7月7日(水)、通院→職場で仕事→映画を1本鑑賞

7月8日(木)、職場で仕事→映画を3本鑑賞→徹夜!

7月9日(金)、職場で仕事→映画を1本鑑賞

7月10日(土)、通院→家で仕事

7月11日(日)、家で仕事→徹夜!

7月12日(月)、職場で仕事→映画を1本鑑賞→家で仕事

※この週は新作映画を6本鑑賞しました。

※この週「アトロク」「クラシックの酷評史」「サンリオ沼」が面白かった!

 

7月13日(火)、本厚木で仕事をしつつ映画を3本鑑賞

7月14日(水)、映画を1本鑑賞職場で仕事→映画を1本鑑賞

7月15日(木)、家で仕事

7月16日(金)、職場で仕事→みなさまのおかげでアボガドバジルモッツァレラサンドを食べながら映画を1本鑑賞

7月17日(土)、家族でお出掛け朝食→家で仕事

7月18日(日)、家で仕事(ダイエットを開始!

7月19日(月)、職場で仕事→映画を1本鑑賞

※この週は新作映画を6本、旧作を1本鑑賞しました。

※この週「アトロク」「斉木久美子先生」「村山章さんのオススメ映画」「パブリックアート」が良かったです。

 

7月20日(火)、家で仕事

7月21日(水)、職場で仕事→映画を1本鑑賞

7月22日(木)、家で仕事→娘の誕生日の準備

7月23日(金)、娘が10歳にッ!ヽ(TДT)ノ

7月24日(土)、家で仕事

7月25日(日)、家で仕事→娘の習い事の発表会ッ!

7月26日(月)、職場で仕事→映画を1本鑑賞→家で仕事

※この週は新作映画を2本鑑賞しました。

※この週「アトロク」「『花束みたいな恋をした』特集」「女性ゲーマー座談会」が好みでした。

 

7月27日(火)、本厚木で仕事をしつつ映画を3本鑑賞

7月28日(水)、映画を1本鑑賞職場で仕事→映画を1本鑑賞映画をもう1本鑑賞

7月29日(木)、家で仕事→映画を1本鑑賞→職場で仕事

7月30日(金)、家で仕事→ジャン=クロード・ヴァン・ダム最新主演作「ザ・ラスト・マーセナリー」配信開始ッ!

7月31日(土)、家で仕事

8月1日(日)、家で仕事&アトロク」の出演準備

8月2日(月)、職場で仕事→「アトロク」に出演!ヽ(`Д´)ノホテルに宿泊

※この週は新作映画を7本鑑賞しました。

※この週「アトロク」は、「『学習マンガ』のひみつ」「月刊しまおアワー」「蚊・カルチャー」が楽しかったですよ。

 

 

7月はとても忙しかった!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! それは、元部下のMくんから大きめの案件をいただいて(スーパーありがたいッ!ヽ(`Д´)ノ スーパー!、他の仕事を抱えながらやらなくてはならなかった…というだけでなく。ジャン=クロード・ヴァン・ダム最新主演作「ザ・ラスト・マーセナリー」の配信が7月30日(金)から始まるということで、「この映画を宣伝するために、愛聴しているラジオ番組『アフター6ジャンクション(略称:アトロク)』に出ねば!Σ(°д° ) クワッ!」と、番組に企画を提出→いろいろあって蓑和田Dから「出演できそうです」的な返事をいただいたため、その準備もしなくてはならなかったから。そして“その準備”とは、ヴァン・ダム作品及び関連作「アンタッチャブルズ」とか)を鑑賞してレジュメをまとめるだけでなく、筋トレ&脱毛&日サロもマストであり本当は半裸で出演するつもりだった、さらについムシャクシャして映画を何本も観たりしたので(なんだこれ)、せっかく昨年から睡眠を5〜8時間はとるようにしていたのに、またもや睡眠不足の日々が続くようになってしまったというね。そして、ブログがなかなか更新できなくなっちゃったのも非常に残念でしたよ… (´・ω・`) ウーン
 

 

1週間目のgif。一番良かった映画は「トゥルーノース」でございます。

 

2週間目のgif。週末は、家族で「シズラー」のモーニングビュッフェに行きました (〃∇〃) オイシカッター

 

 

超忙しかったのが17日(土)以降で、23日(金)に娘のマナ子(仮名/10歳)の誕生日を控えてまして。最初は特にリクエストがなかったので、彼女が大好きな「太鼓の達人」をプレゼントしようと思っていたら、7月中旬に突然「タブレットがほしい!川`Д´)」と言いだしたので、急きょアンドロイドのタブレットを購入→そのための設定やらアプリのインストールやらでなかなか手間が掛かった…というだけでなく。22日の深夜に買い忘れていたバースデーカードを何とか「ドン・キホーテ」でゲットしたものの、それが「QRコード付きで動画を見せるタイプ」だったため、朝までに4時間以上かけて動画を作る羽目に陥ったのです… (´Д`;) イヤーン とはいえ、大好きな「Two Perfect Moments」をBGMに「娘の10年を振り返る」動画を作ってみたら、我ながらジーンとするクオリティになりまして(微笑)。「これは喜んでくれるかなー (´∀`=) ウフフ」と思っていたら、いやん、肝心の娘ったらQRコード自体に興味を示さなかったのでした(でも妻は褒めてくれたので問題ナシ!)。

 

 

3週目のgif。誕生日は娘のリクエストで「スシロー」に行きましたよ。

 

 

その後は、「習い事の発表会」での娘が素敵すぎて萌え死にそうになったりしたんですけど、それはそれとして。オーバーワーク気味に仕事をこなしつつも、とはいえ「前売り券を買った新作映画」を観るために本厚木まで行ったりもしたので、とにかく睡眠を削りましたねぇ…(しみじみ)。そんな感じで迎えた8月2日(月)、何とか「アトロク」に出演したものの、その内容がどんなものだったかというのは、こちらを聴いていただければ幸いです。いや〜、恐ろしいことに仕事の納期が過ぎちゃったりもして(汗)、この4週間は本当に大変だったけど、これはこれで貴重な体験ができた気がします (ノω・、) ガンバッタ

 

 

4週目のgif。7月は2回も本厚木まで映画を観に行ってしまったというね…。

 

 

<2021年7月に観た新作映画:26本>

明日の食卓 良い映画だと思うけど“あのミスリード”はズルいと思います (゚⊿゚) ズルイ!

ビーチ・バム まじめに不真面目 面白かったものの「僕は仲間に入れないんだろうな…」感の強い映画

LORDS OF CHAOS ロード・オブ・カオス 男のイキリ合戦が地獄のようでしたが、良い映画ッ!

ゴジラvsコング 面白かった!もう1回、大きいスクリーンで観たかった…

RUN ラン 非常に良くできてて超感心したスリラー

5月の花嫁学校 途中までは面白かったのに、最後の展開が唐突すぎて… (`Δ´;) ウーン

ブラック・ウィドウ それなりに楽しかったけど、不満も結構ありました

Arc アーク 日本発のSFとして、ビジュアルが良かったです

シドニアの騎士 あいつむぐほし テレビシリーズを観てから劇場に足を運んだ甲斐がありました。結構好き

クルエラ 美化されたクルエラに乗れなかったです

トゥルーノース 超ハードながら素晴らしいアニメ。私は犬でございますッ!∪・ω・∪ ワン!

グリーンランド 地球最後の2日間 隕石による破壊描写が愉快

アフリカン・カンフー・ナチス 頑張ってて面白いけど…ダメなような…でも面白い… (´Д`;) アァン

クローブヒッチ・キラー ジュブナイルスリラーって感じで良かった!

100日間生きたワニ 良い作品でしたけど、劇場で1900円の料金をとるのは「ナシ」だと思う

青葉家のテーブル 「北欧かぶれの奇妙な共同生活を描くんでしょ?」と舐めてたら、意外と良かった!アタシ、間違ってた!

14歳の栞 素晴らしいドキュメンタリーですが、いろいろと考えさせられる部分もあったり

るろうに剣心 最終章 The Beginning シリーズで一番好き!やっぱり「人斬り抜刀斎」は最高ですな!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァッ!

竜とそばかすの姫 途中までは感動してたんだけどなぁ… (´・ω・`) ザンネン

はるヲうるひと 役者さんたちの演技がスゴかったです。でも、話はいまひとつ

やすらぎの森 ああいう生活は無理だなー (´∀`) アハハ

映画大好きポンポさん 「映画作り」がよくわかる良作

ピーターラビット2 バーナバスの誘惑 男社会の不良化問題を描いていて、前作より好き

いとみち 予想外に素晴らしかった!主演の駒井蓮さんが素敵!ジャムも美味!

とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー 3Dで観るモルカーは可愛かったですな (´∀`=) ウフフ

ダルバール 復讐人 普通に愉快なインドアクション。ラジニカーント、スゴいね!

※旧作

戦場のメリークリスマス 若い頃はサッパリだったものの、オッサンになって観たら、非常にしみじみいたしました…

 

 

最後に、7月の推薦曲、lovely²「夢みたい伝えたい」を貼っておきますね

 

 

 

以上、「7月の4週間分の備忘録」でした。ではでは〜。

 

 

 

 

アナザーラウンド(ネタバレ)

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アナザーラウンド

 

原題:Druk
2020/デンマーク 上映時間115分

監督・脚本:トマス・ビンターベア

製作:シーセ・グラウム・ヨルゲンセン、キャスパー・ディシン

脚本:トビアス・リンホルム

撮影:シュトゥルラ・ブラント・グロブレン

美術:サビーネ・ビズ

衣装:エレン・レンス、マノン・ラスムッセン

編集:アンネ・オーステルード、ヤヌス・ビレスコフ・ヤンセン

出演:マッツ・ミケルセン、トマス・ボー・ラーセン、マグナス・ミラン、ラース・ランゼ、マリア・ボネビー、ヘリーヌ・ラインゴー・ノイマン、スーセ・ウォルド

パンフレット:★★★★☆(1000円/少し高めながら、読み物多めでデザインや作りもしっかりした素敵パンフ)

(あらすじ)
冴えない高校教師のマーティン(マッツ・ミケルセン)と3人の同僚は、ノルウェー人の哲学者が提唱した「血中アルコール濃度を一定に保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を証明するため、実験をすることに。朝から酒を飲み続け、常に酔った状態を保つと授業も楽しくなり、生き生きとするマーティンたち。生徒たちとの関係も良好になり、人生は良い方向に向かっていくと思われた。しかし、実験が進むにつれて次第に制御がきかなくなり……。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 

 

70点
 

 

※本作に使われている音楽について知りたい方はこちらのリストをチェックしてみてくださいな。

 

“北欧の至宝”と呼ばれるドルフ・ラングレンマッツ・ミケルセン主演であり、アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞したということで、一応、気にはなってましてね。ちょうど愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になったということで! 9月8日(水)、渋谷のシネクイントにて、「プロミシング・ヤング・ウーマン」鑑賞時の上映トラブルでいただいた無料チケットを使って、朝イチの回を観てきましたよ(その後、「遊星王子2021」をハシゴ)。「酒は飲んでも飲まれるなッ!Σ(°д° ) クワッ!」と思ったり。

 

 

スクリーン1の観客は25人ぐらい。コーヒーを飲みながら観たのです。

 

 

まず、「ウソ・大げさ・まぎらわしさ」などを適度に交えながら、あらすじをザッと書いておきますと(JAROに通報されそうな書き出し)。映画は「湖の周囲をリレー形式で走りながら飲む」という、高校生たちのハードな飲酒シーンから始まりまして。で、場面が変わると、高校の歴史教師マーティン(マッツ・ミケルセン)の冴えない日常がスタート。かつては大学教授を目指していたものの、生活のために夢を諦めたっぽい彼は、一緒に暮らしている妻&子どもたちとは疎遠気味であり、授業がイマイチすぎるせいで保護者から吊し上げを食らったりして、ションボリ気味のエブリデイなのです (´・ω・`) ションボリ

 

 

なんとなくデンマークの飲酒事情がわかるサイトを貼っておきますね。

 

 

そんなある日のこと。心理学の教師ニコライ(マグナス・ミラン)の40歳の誕生日を他の同僚2人と祝った時、彼から「人間は血中アルコール濃度を常に0.05%に保つことによってリラックスした状態になり、人生が豊かになる」(by 哲学者フィン・スコルドゥール)といったことを聞いていたので、酒を一杯あおってから授業に臨んだところ、大好評!Σ(゚д゚) マジカ! それを聞いた音楽教師ピーター(ラース・ランゼ)や体育教師トミー(トマス・ボー・ラーセン)も真似してみれば、彼らも授業の雰囲気が良い感じになったから不思議なものですよ。さらに妻との会話も増えて順風満帆になったので、マーティンったら調子に乗って濃度制限を撤廃→飲みまくって血中アルコール濃度を0.12%まで引き上げてみたら、足元はおぼつかなくなるも、またもや授業は大成功!ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー! ピーターやトミーも酒量を増やしていったというね。

 

 

なんとなく厚生労働省のサイトを貼っておきますね。

 

 

だがしかし。調子に乗って、4人で「行こうぜ、飲酒の向こう側!ヽ(`Д´)(`Д´)(`Д´)(`Д´)ノ ウォォォォッ!」と、アルコール度数の高い酒を限界を超えてガンガン飲んでみれば、マーティンは家族との約束をすっぽかした挙げ句に妻の浮気を指摘して大ゲンカに発展→別居するわ、ピーターはベッドでおねしょするわ、トミーは完全にアルコール依存症になるわと、散々な状況に陥りましてね… ('A`) ゲンナリ あーだこーだあって卒業式を迎えると、トミーは酔った状態で海に落ちて死んでしまうものの、マーティンは妻と復縁できるムードになった…ということで。卒業生たちに勧められて飲みまくるマーティンは、みんなの前で悲しみと喜びを抱えながら踊り、海へダイブするのでしたーー。

 

 

最後に流れるスカーレット・プレジャー「What A Life」を貼っておきますね↓

 

 

 

ハッキリ言って、全体的には乗れなかったです。英題の「ANOTHER ROUND」は「もう一杯!(°∀°)b」という意味だそうで。ただ、本作はお酒の話…というよりは、いわゆる「ミドルエイジクライシス」に直面した男たちを描いていて、彼らの気持ち自体はわかるんですよ。あと、僕だって何かある時は栄養ドリンク(微量のアルコールが含まれている)を飲んだりするし、「何かの時にお酒を飲んで挑みたい」的な気持ちも共感します。しかし、国民のほとんどがガンガン飲める体質な上に、アルコール度数が低い酒なら16歳から買える&家で飲む分には年齢制限ナシというデンマークとは飲酒感覚が違いすぎるというか。「ロシアではウォッカを何杯もイッキ飲みする」「ロシアではメチルアルコールも薄めて飲めば大丈夫」というのは前田日明さんのリングス話の定番ですが(絶対盛ってると思う…そこが大好きなんですがー)、そういうことが問題なくできる体質のヨーロッパ系と、僕のような「日本酒を三合飲んだらほろ酔いです (´∀`=) ウフフ」的なモンゴロイド系とは、潰れるまでの時間が比較にならないほど長くて。アルコールとの接し方が全然違う感じがしましたよ。

 

 

なお、僕が「メチルアルコール」を知ったのは「北斗の拳」第2巻のおかげ。飲んじゃダメ、絶対!m9`Д´) ビシッ

 

 

日本人の約40%はアルコールに弱い体質ということで(モンゴロイド系特有だそうな)、血中アルコール濃度0.05%の時点ですぐバレる人がほとんどだろうし、そもそもの実験自体がバカバカしく見えたという身もフタもない感想。特に、調子に乗って濃度を上げていく展開とか「バカなの?(゚д゚;)」としか思えなくないですかね(まぁ、そういう映画なんですがー)。アルコールなんて政府公認のハードドラッグみたいなものなのだから、トミーがアルコール依存症になって死ぬくだりとか、「そりゃ依存症になるだろ (´Д`;) ウーン」というか。ごめんなさい、あまりに予想通りの結果すぎて、全然同情できなかったです(彼を慕っていた“メガネ坊”は超健気だったけれども。そっと手をつなぐシーンが好き)。たまたま飲み過ぎてそういう状態に陥っちゃったのならまだしも、ああいう「泥酔して乱痴気騒ぎする」的な経験ってのはせめて若いうちに済ませておくものではないでしょうか。その他、主人公たちが繰り広げる“斬新な”授業、お酒のおかげというよりは「これまでちゃんと自分の仕事に向き合ってなかっただけじゃないの?」と思ったり。

 

 

本作の飲酒実験を観た僕の気持ちを代弁する門田憲次を貼っておきますね(「餓狼伝」第17巻より)。

 

 

な〜んて知った風な文章を書いちゃいましたが(苦笑)、正直なところ、恥ずかしながら僕も、48歳の今でも泥酔して記憶を喪失することがある(ここ最近、実家で甥っ子たちに会うと「おじちゃん!( ・∀・)」「おじちゃん!(´∀`)」と慕われるのがうれしくて、ついつい飲み過ぎちゃう…)あまり偉そうなことは言えないカナー (´∀`;) エヘヘ まぁ、文句が多めながらも、マッツ・ミケルセンをはじめとする役者さんたちの泥酔演技は見事だったし(飲んで演じてるのかと思った!)、ラストに見せるマッツ・ミケルセンのダンス&ダイブのフォームが素敵だったので、70点という着地。何はともあれ、世間では「酒の勢いを借りて何かする」ことはドーピングだと断罪されることも少なくなく、確かに「酒の力を借りないと本音を言えない」なんてのはダメだと思いますけど(本作でも、主人公は泥酔したことで「妻の浮気を知っていたこと」を言えた…って感じでしたよね、確か)、とはいえ、ある程度は仕方ないのではないか、にんげんだもの (・ε・) ミツヲ 飲酒という行為をそれなりに好む僕的には、「酒は飲んでも飲まれるな」という言葉を胸に、これからも適度にお酒と付き合おうと思います。おしまい。

 

 

 

 

マッツ・ミケルセン×トマス・ビンターベア監督作。僕の感想はこんな感じ。

 

 

少し思いだしたドラッグムービー。僕の感想はこんな感じ。

 

 

少し連想した飲酒ムービー。僕の感想はこちらにアップ予定なんですが、まだ書けてない… (`Δ´;) ウーム

 

 

観る前に僕が酔っ払ってしまった映画…。僕の感想はこんな感じ。

 

 

有名な痛飲映画。未見なんですよねー。

 

 

 

 

 

モンタナの目撃者(ネタバレ)

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 ※今回の記事は、映画とはまったく関係のない非常にどうでも良い文章が書かれているので、その手の駄文を読みたくない人は気をつけて!

 

 

 

 

モンタナの目撃者

 

原題:Those Who Wish Me Dead
2021/アメリカ 上映時間100分

監督・製作・脚本:テイラー・シェリダン

製作:スティーブン・ザイリアン、ギャレット・バッシュ、アーロン・L・ギルバート、ケビン・チューレン

製作総指揮:スティーブン・ティボー、アシュリー・レビンソン、アンドリア・スプリング、ジェイソン・クロス、リチャード・マコーネル、キャスリン・ディーン、マイケル・フリードマン、セリア・コン

原作:マイケル・コリータ 

脚本:マイケル・コリータ、チャールズ・リービット

撮影:ベン・リチャードソン

美術:ニール・スピサック

衣装:カリ・パーキンス

編集:チャド・ガルスター

音楽:ブライアン・タイラー

出演:アンジェリーナ・ジョリー、ニコラス・ホルト、フィン・リトル、エイダン・ギレン、メディナ・センゴア、タイラー・ペリー、ジェイク・ウェバー、イーサン ジョン・バーンサル

パンフレット:★★★★(880円/企画記事「テイラー・シェリダンの世界」がとても良かったです)

(あらすじ)
過去に悲惨な事件を目撃したことで心に大きなトラウマを抱える森林消防隊員ハンナは、ある日の勤務中、目の前で父親を暗殺者に殺された少年コナーと出会う。コナーは父親が命懸けで守り抜いた秘密を握る唯一の生存者であるため、暗殺者に追われる身となっていた。コナーを守り抜くことを決意するハンナだったが、2人の行く手に大規模な山林火災が立ちはだかる。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 

 

70点

 

※本作については、間違いなくネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、アクション映画が好きな人は「午後ローを大画面で観るか (´∀`) ウフフ」ぐらいの優しい気持ちで映画館に足を運んでッ! 

 

他国の単語を揶揄するような文章を書くのってどうかと思いますけど(汗)、とは言え、勝手に強く思ったことを書いておきますと。僕はアメリカの「モンタナ」という地名にカッコ良さを感じられなくて。まず「モンタ」部分で「モンキー+太」的な活発男子キャライメージを浮かべてしまうし(検索してないけどスゲーいそう)、「タナ」には「やったなー (´∀`=) ンモウ!」的なおかしみを覚えてしまうというか。だから「モンタナの風に抱かれて」には1ミリも興味が湧かなくて観なかったし、本作のようにサスペンスアクションで「モンタナの目撃者」なんて邦題を付けられても「モン太の奴、揉んだなー!川`Д´) マッタク!」ぐらいの話しか想像できなくてあまり食指が動かない…って、すみません、まったく誰の共感も呼ばない文章を書いた気がします…。

 

 

唐突に思い出した範馬勇次郎を貼っておきますね「範馬刃牙」第37巻

 

 

でも、よくよく考えれば原題は「Those Who Wish Me Dead(私の死を願う人たち)」だし、僕が大好きな「ボーダーライン」シリーズの脚本を担当し、さらに監督作「ウインド・リバー」でも“斬新かつ今どきな戦闘描写”を見せてくれたテイラー・シェリダンの作品となれば、やはり観るのは義務レベルということで! 9月10日(金)、ユナイテッド・シネマ新座にて、1本1100円で観られる会員デーを活用して、「鳩の撃退法」「孤狼の血 LEVEL2」と続けて鑑賞いたしました(で、ちょうど愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になった)「2班でやる仕事だったのに… (ノω・、) グスン」と思ったり。

 

 

この日のgif。美酢(ミチョ)ソーダ「桃」を飲みながら鑑賞。スクリーン4、観客は5人でしたよ。

 

 

物語は「グロリア」でして。アッサリめに書くと、「『少年たちを山火事から救えなかった』というトラウマを抱える森林消防隊員ハンナが、悪党に父親(a.k.a.不正を告発しようとする会計士)を殺された少年コナーと偶然出会い、彼を追っ手&山火事から守ってみれば、最終的に2人の暗殺者は死亡して、ハンナとコナーは山火事から生き残ってめでたしめでたし」ってな調子。要は、ストーリーの大筋的な部分で新鮮な部分はゼロなんですけれども。本作の白眉はキャラクター描写なのです ( ̄ー ̄) ニヤッ 例えば、この手の「女性×子ども」モノだと女性サイドに母性が芽生えて…的な展開になりがちですけど、そんなことはなく。主人公ハンナは、森林消防隊のマッチョな精神性(電子タバコを吸っているだけで「おいおいコイツ、電子タバコなんて吸ってやがるぜ!(`∀´)」とバカにしてくるレベル)に染まりきっているタイプであり、「職業人、もしくは大人としての使命感で子どもの命を守る」から、どことなくサバサバしていてスッキリしているんですよね(母性が…的な展開も嫌いではありませんが)。「痛みを抱えている同士として、同情はするけどベタベタはしない」というか。たき火をする際の「キャンプファイヤーは10代女子のマタタビ」の台詞にも笑ったし、アンジェリーナ・ジョリー演じる主人公、非常に魅力的でした (´∀`) ヨカッタワー

 

 

アンジェリーナ・ジョリー、やっぱりアクション映画に映える人だと思ったり。

 

コナー役のフィン・リトルも名演でしたな。

 

 

だがしかし。とにかく最高だったのが、メディナ・センゴア演じるサバイバリスト妊婦”アリソンでございます (〃∇〃) ウフフ 本作序盤、お偉いさんの不正を告発したことで命を狙われることになったコナー親子は「モンタナの保安官が主催するサバイバル教室に行ってました」的な理由で、すっかり仲良しの保安官イーサンの家に向かうんですよ(その途中で暗殺者たちの銃撃を受けて父親が死ぬ)。で、その妻がアリソンなんですけど、夫が不在の時に暗殺者2人組の襲撃を受けてしまうのです。アリソンはもうすぐ娘が生まれそうな状態の妊婦であり、劇中ではそれまでに暗殺者たちがまったく容赦ない人たちということが散々描写されていただけに、僕的にはハードな拷問&無惨な死を予感してフライング涙を流していたら! なんと彼女もサバイバリストであり、スプレーを使った火炎放射などで暗殺者たちを出し抜いただけでなく(アリソンと殺し屋たちの駆け引きが面白い)決闘の末に1人射殺しちゃうから「マジか!Σ(゚д゚)」と。もうね、さすがはアメリカというか、見事な「舐めてた妊婦、実は殺人マシン」だと感心することしきり(強そうなジョン・バーンサルが夫という配役も、監督によるミスディレクションな気がする)。僕的には、彼女の活躍を観られただけで鑑賞料金の元がとれた気分になったというね…(しみじみ)。

 

 

仕事は保安官だし、演じるのがジョン・バーンサルだから、夫だけがサバイバルに長けているのかと思いきや…。

 

なんと妻もサバイバリストであり、馬を駆りつつ、暗殺者たちも舌を巻く戦闘力を発揮するのです。妊婦が強い時代、到来!

 

僕の気持ちを代弁する丹波文七を貼っておきますね(「餓狼伝」第25巻より)。

 

 

そして、エイダン・ギレンとニコラス・ホストが演じる暗殺者2人組にも萌えまくりでしたねぇ…(遠い目)。もちろん非道かつ酷い職業なんですけど(汗)、しっかりとプロフェッショナルな姿勢で仕事をこなしていく上に、2人の会話が「普通の社会人が同僚と交わすような内容」だったりもするので、妙に好感が持てるんですよね。彼らが検事宅を爆破するシーンから映画は始まるんですが、「シャツに血が付いた」云々のやり取りだけでも良い相棒同士なのが伝わってくるし(相手がちゃんと謝ると「仕方ない」と引きずらないのがイイ!)「2班でやる仕事だった」「肝心なところで金をケチる」といった雇用主への愚痴に関しては、僕も最近は個人事業主としてすっかり人件費を削られがちなのでね、「わかる… (´・ω・`)」と強く共感しちゃったりもして。タイラー・ペリー演じるけんもほろろな上司アーサーにはね、強く言ってやりたかった。ハッキリ言って、素人の僕だってあれは2班でやる仕事だったと思いますYO!(映画が開始30分ぐらいで終わってしまう提案)

 

 

この2人のバディ感が超良い感じ。エイダン・ギレン、最初は「ゲーム・オブ・スローンズ」のリトルフィンガーだと気付かなかったり (´∀`;) エヘヘ

 

上司にも「2班でやるべきだった」と伝えてましたな…。テメェ、肝心なところでケチんじゃねぇよ!(唐突な憎悪)

 

 

ただ、「写真の情報だけでよく親子の逃亡先をモンタナ1本に絞れたな」とか「目を逸らすために山火事ってバカなの?」とか「もっとハンナが“山火事の知識”を活かして敵を倒すのかと思ったらそうでもなかったぜ」とか「草原で雷を走りながら避ける展開、なんであんなリスキーなチャレンジをするのか、よく分からなかった(そしてFF10の雷平原の雷避けゲームを思い出した)」とか「クライマックス、ハンナ with コナー vs 暗殺者がマジでグダグダ(ニコラス・ホルト、さっさと殺せよと思った)とか「コナーのお父さん、不正についての手紙を自分の息子に託すのではなく、最初からマスコミやネットで暴露すれば良かったのでは」とかとかとか、なかなか気になった部分も多かったので、トータル的には70点という評価。まぁ、「実際に森を作って火を放って撮影した」という山火事映像は迫力があったし(ちなみにパンフ情報では、森に住んでしまったリスなどを避難させるために5日間かかったという)、登場人物たちは魅力的だったし、おかしなところはありますが、普通に楽しめるアクション映画だと思いますよ。おしまい。

 

 

 

 

本作のサントラでございます。パンフによると、チェロを燃やしながら弾いたりしたそうな (`Δ´;) ナンダソレ

 

 

テイラー・シェリダン監督作。僕の感想はこんな感じ。

 

 

今年観た、テイラー・シェリダンが脚本を担当したアクション映画。僕の感想はこんな感じ。

 

 

テイラー・シェリダン脚本作品で一番好きなのはこれです。僕の感想はこんな感じ。

 

 

2018年に観た山火事映画。僕の感想はこんな感じ。

 

 

後から知ったことですが、この映画のヒュー・ジャックマンの役もサバイバリストだそうな。僕の感想はこんな感じ。

 

 

 

 

 

先生、私の隣に座っていただけませんか?(ネタバレ)

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先生、私の隣に座っていただけませんか?

 

2021/日本 上映時間119分

監督・脚本:堀江貴大

製作:中西一雄、小西啓介、鳥羽乾二郎、久保田修

プロデューサー:小室直子、村山えりか

スーパーバイジングプロデューサー:久保田修

ラインプロデューサー:原田文宏

撮影:平野礼

照明:川邉隆之

録音:加藤大和

美術:布部雅人、春日日向子

装飾:加々本麻未

衣装:宮本茉莉

ヘアメイク:外丸愛

編集:佐藤崇

音楽:渡邊琢磨

主題歌:eill

劇中漫画:アラタアキ、鳥飼茜

助監督:成瀬朋一

制作担当:仙田麻子

出演:黒木華、柄本佑、金子大地、奈緒、風吹ジュン

パンフレット:★★★☆(880円/妻側と夫側、どちらからも読める仕様で、お互いの視点のあらすじを載せているのが良いですな)

(あらすじ)
漫画家・佐和子の新作漫画「先生、私の隣に座っていただけませんか?」。そこには、自分たちとよく似た夫婦の姿が描かれ、さらに佐和子の夫・俊夫と編集者・千佳の不倫現場がリアルに描かれていた。やがて物語は、佐和子と自動車教習所の先生との淡い恋へと急展開する。この漫画は完全な創作なのか、ただの妄想なのか、それとも夫に対する佐和子からの復讐なのか。現実そっくりの不倫漫画を読み進めていく中で、恐怖と嫉妬に震える俊夫は、現実と漫画の境界が曖昧になっていく。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 


70点

 

※本作は、絶対ネタバレを知らないで観た方が面白いので、未見の人は観てから読んでくださいな。

※今回の記事は、唐突に下ネタが書かれているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。

 

何かの時に劇場で予告編は観たものの、ごめんなさい、「不倫が絡んだ夫婦モノ」ってあまり興味が持てなくて。まぁ、黒木華さんを「先生」とするならば、映画評論家の町山智浩さんによる名言「顔面騎乗でもうダメロン」ライクに「先生、私の顔に座っていただけませんか? (´Д`;) ハァハァ」なんて下ネタを思い浮かべたりもしたけれど、それも詮無きこと。愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」で選ばれない限りは観ないだろうよ…と思っていたら、ちょうど今週の課題映画になったということで! 9月21日(火)、TOHOシネマズ新宿「岬のマヨイガ」「白頭山大噴火」を観てから、新宿ピカデリーに移動して、「Summer of 85」と連続鑑賞してきました(その後、「スペース・プレイヤーズ」をハシゴ)。普通に楽しめました (・∀・) ヨカッタ!


当日のgif。10番スクリーン、観客は11人程度でした。


 

まず、適当かつ雑にあらすじを書いておきますと。昔は売れっ子だった風のマンガ家・俊夫(柄本佑)はスランプ中で、現役バリバリのマンガ家である妻の佐和子(黒木華)のアシスタントをやってまして。編集者の千佳に連載最後の原稿を渡すと、佐和子は「あなた、送ってあげたら?川´_ゝ`)」と俊夫に千佳を送らせるんですが、ちょうど「佐和子の母親が事故に遭った」という電話が掛かってきましてね。母(風吹ジュン)の具合が良くなるまで、夫婦は佐和子の実家で暮らすことになり、さらにそのタイミングで佐和子は普通自動車免許を取得すべく、教習所に通い始めるんですが、しかし。妻が留守の間、彼女が描いた新連載用のネームを俊夫が読んでみたところ、そこにはモロに自分たち夫婦が登場しており、さらには千佳との不倫現場がリアルに描かれていたから、マジかよ…!!! (`Δ´;) ヌゥゥ

 

 

なんとなく「都市伝説を読んでビックリする人」を貼っておきますね(「範馬刃牙」第32巻より)。

 

 

その新作漫画「先生、私の隣に座っていただけませんか?」は、次第に「佐和子と教習所の教官の恋模様」が描かれるようになりまして。嫉妬に駆られた俊夫は我を失って路上教習を尾行したりした挙げ句、とうとう佐和子にマンガのことを問いつめるんですが、彼女から逆に「マンガを現実だと思うということは、あなたは不倫してるの?川´_ゝ`)」と痛いところを突かれてしまって。俊夫ったら「オレは不倫なんてしてないヨ (´∀`;) ンモウ!」ウソを重ねてしまうのでした。しかしその後、佐和子は「あのマンガはやめることにした 川´_ゝ`)」と言ってきたので、俊夫はホッとしたムードとなり、夫婦生活は平穏に戻った…と思いきや。運転免許取得後、佐和子は車で失踪すると、「教習所の先生と不倫している内容のマンガ原稿を実家にファックスする」という攻撃をスタート。さらに「この続きは現実で 川´_ゝ`)」と、教官を実家に連れて来ることを臭わせて終了→本当に男と一緒に来ちゃうから、マジかァーーッッ!Σ(°д°;) ヒィィッ

 

 

なんとなく「ビックリする深町元一」を貼っておきますね(「範馬刃牙」第29巻より)。

 

 

ところが、フタを開けてみれば、教官は「僕は食事に誘われただけで、浮気なんてしてませんヨ (▽∀▽)」といった感じだったから、「なぁんだ (´∀`;) フゥ」と俊夫もひと安心。佐和子の部屋に行くと、彼女は「現在の自分と俊夫の状況」のネームを書いていて、“マンガの俊夫”はまだ不倫についてシラを切っていたんですけれども。“現実の俊夫”はそのネームのセリフを書き換えることで不倫を認めつつ、「好きだー!ヽ(`Д´)ノ」と関係の修復を図るも、佐和子は「もう遅い 川´_ゝ`)」と即ビンタですよ(微笑)。でも、マンガ家としての俊夫は尊敬していたようで、「先生、私の隣に座っていただけませんか? 川´_ゝ`)」とうながすと、彼に数年振りにマンガを描かせて、2人は復縁する…と見せかけて! 目覚めると実家に佐和子の姿はなく、代わりに「実は教官とグルだった!」という内容の新たなネームが置いてある&雑誌での新連載が決定しており、これからずっと同漫画の作画を担当することになった俊夫が「うそ〜ん (´Д`;)」とつぶやく中、佐和子は“誰か”を助手席に乗せて、車を走らせるのでしたーー。

 

 

エンディングで流れるeillさんの「プラスティック・ラブ」を貼っておきますね↓

 

 

 

不倫話にケレン味を加えてコメディ風にふっくら炊きあげた本作には、好きなところはいくつかあるんですが、1つ目は「ストーリーの発想」。さすがはTSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2018 準グランプリ受賞作品なだけはあるというか。「不倫夫をマンガで追い詰める」なんて話、よく思いついたなぁと。「自分で運転できるようになること」が「夫から旅立つこと」の象徴になっているのもちゃんと考えられているなぁと感心しましたよ。で、「マンガ内と現実パートが混然となる演出」も良かった! 確か佐和子が「復讐のためのネーム」を描き始めるのが映画開始から30分ぐらい過ぎたあたりだと思うんですけど、そこからマンガだけでなく「マンガを実写化したシーン」もバンバン挿入されるんですよ。僕的には「あれ? こっちは確かフィクションの方だよな…?(・ε・) アレレ?」と翻弄される部分が少なくなくて、とても楽しかったです(最初は、マンガ1話目のキスシーンは実際に佐和子が目撃した出来事かと思ったけど、あれは実際に玄関のドアノブを握って開けようとしていた佐和子の「想像していたこと→フィクション」であり、よくよく考えると彼女が浮気を確信したのは「電話」ですよねー。俊夫は決定的な現場は見られていないこと確信していたからこそ「不倫してない」とウソをついたワケだし)

 

3つ目は「役者さんたちの演技」。黒木華さんが「おっとりしているように見えて何を考えているのか分からない女性」を見事に演じていただけでなく、柄本佑さんの良い意味でアホっぽい感じが素晴らしかったです。パンフによると、ラストの「うそ〜ん」の台詞は現場で柄本佑さんがアドリブで変更したそうですが、僕的にはあのひと言で本作が軽やかになったと思うので、ある意味、本作のMVPだと思わなくもないような気がしないでもないです、たぶん。あと、編集者役の奈緒さんのクセ者演技は愉快だったし、教官役の金子大地さんは「猿楽町で会いましょう」「サマーフィルムにのって」でも良かったけど、あまりの「眼鏡イケメン」振りに、なんか…僕も…ドキドキしちゃいました… (´Д`;) ナンダソリャ そして最後は「どんでん返し的なオチ」が好きでしたよ。俊夫がマンガ描いたぐらいで許されてハッピーエンドを迎えるのは若干居心地が悪かったし、本作のような「もう夫としては好きではないけど、仕事仲間としてはまだ付き合える」的な着地は今どきな感じがして(「好き」の反対は「無関心」というか、俊夫に対する復讐という以上に愛情を感じる)、なかなか好感が持てた次第。その他、自分が通ってた頃の「高圧的な教官しかいなかった教習所」を思い出したりもしましたねぇ…(しみじみ)。

 

 

昔の教習所の教官は本当に嫌な奴ばかりだった印象。僕的には警察学校よりキツかったです。

 

 

まぁ、ちょっと乗れなかったところを書くと、「リアリティはゼロ」ですよね… (´・ω・`) ウーン マンガ内描写を実写化した演出やら役者さんの演技やらが楽しいから誤魔化されるけど、とは言え、どうしても「こんなことあるかよ」的にテンションが下がっちゃう部分もあって。いくら佐和子が「洞察力が優れていて、夫の行動がすべて読める妻」であり「魅力的で人心掌握に長けた女性」だったとしても、さすがに俊夫や教官が彼女の思惑通りに動きすぎじゃないですか。千佳のキャラクターだって、「担当するマンガ家の旦那と不倫した挙げ句に相手の実家に連泊もしつつ『面白〜い♪ヘ(゚∀゚*し ホエホエ』と楽しめる胆力を持つ編集者」ってのはメチャクチャすぎる…というよりは単に「都合の良い面白キャラ」に見えちゃって萎えたというか。最後、あの女が何のしっぺ返しも食らわなかったのも結構ガッカリいたしました。それと、僕的にはあくまで「夫に読ませるためのネーム」だと思っていたから劇中マンガも楽しめてたんですけど、あのぐらいの内容で雑誌連載が決まっちゃうと、「あのマンガ、事情を知らない人が読んでもあまり面白くないのでは?(゚⊿゚)」冷めちゃう自分もいた…って、伝わりますかね(いや、ラスト自体は好きなんですがー)

 

 

佐和子は俊夫を愛していたからこそ、天内悠のようにすべての行動が読めた…ってことなんですかね(「グラップラー刃牙」第25巻より)。
天内悠の主張

 


ただ、なんて言うんでしょうか、週刊文春やらワイドショーやらで取り上げられるとあーでもないこーでもないと騒ぐように、下世話な僕ら人類は基本的に「不倫話」が大好きではあるじゃないですか(勝手に人類全体を巻き込んだ文章)。現在、48歳の僕には結婚16年目の「愛する妻」がいますけど、ハッキリ言って、不倫についてはいつだって興味津々丸ですよ(妻に読まれたら確実にアウトな文章)。単に相手がいない&時間がない&お金がない&家庭を壊したくない(不倫したら2秒でバレる自信があるし、妻は絶対許さない派なので…)からやらない(or やれない)だけであって。だから、最初は興味がなかったものの、実際に観てみれば、主人公たちに自分と妻を当てはめたりもして、「普通に楽しめた (・∀・) ヨカッタ!」という着地。何はともあれ、大切なパートナーがいる方は、相手が真剣に何かを問い掛けてきた時は誠実に対応しましょうねー。おしまい。

 

 

 

 

デジタル盤のサントラがありました。正直、このジャケは「ナシ」じゃないかな…。

 

 

堀江貴大監督が脚本を担当した作品。観てたんですけど、まだ感想はアップしてないのです (´Д`;) スミマセン

 

 

堀江貴大監督が参考にしたというアルフレッド・ヒッチコック監督作。

 

 

予告編のコメントで引き合いに出されていた映画。僕の感想はこんな感じ。

 

 

 

 

2021年10月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

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もう10月第1週は過ぎてしまいましたが(汗)、それでも毎月の恒例として! 僕が2021年10月公開で観たいと勝手に思っている映画を貼っておきますね↓


※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

10/1〜2

007 ノー・タイム・トゥ・ダイ ①

クリスマス・ウォーズ ②

コレクティブ 国家の嘘 ③

サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ ④

DIVOC-12 ⑤

TOVE トーベ ⑥

死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 △

終わりの見えない闘い 新型コロナウイルス感染症と保健所 △

護られなかった者たちへ △

カナルタ―螺旋状の夢 △

屋根の上に吹く風は △

僕と彼女とラリーと △

RAMEN FEVER △

人生の運転手(ドライバー)明るい未来に進む路 △

浮気なアステリズム △

赤い原罪 △

あそびのレンズ △

リッちゃん、健ちゃんの夏。 △

光を追いかけて △

 


10/8〜9

キャッシュトラック ⑦

プリズナーズ・オブ・ゴーストランド ⑧

ONODA 一万夜を越えて ⑨

最強殺し屋伝説国岡[完全版] ⑩

Cosmetic DNA ⑪

スターダスト ⑫

メインストリーム ○

PITY ある不幸な男 △

夢のアンデス △

草の響き △

神在月のこども △

人と仕事 △

 

 

10/15〜16

燃えよ剣 ⑬

DUNE デューン 砂の惑星 ⑭

最後の決闘裁判 ⑮

キャンディマン ⑯

かそけきサンカヨウ ⑰

ビースト ⑱

クライモリ ⑲

THE MOLE ⑳

アミューズメント・パーク〈4Kレストア版〉 ○

〈主婦〉の学校 ○

歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3・11をたずねて △

Our Friend アワー・フレンド △

 

 

10/22〜23

G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ ㉑

ビルド・ア・ガール ㉒

ロン 僕のポンコツ・ボット △

降霊会 血塗られた女子寮 △

CUBE 一度入ったら、最後 △

グレタ ひとりぼっちの挑戦 △

 

 

10/29〜30

ハロウィン KILLS ㉓

モーリタニアン 黒塗りの記録 ㉔

MONOS 猿と呼ばれし者たち ㉕

スウィート・シング △

カウンセラー △

アレックス STRAIGHT CUT △

アイの歌声を聴かせて △

そして、バトンは渡された △

ジョゼと虎と魚たち △

 

 

ううむ、最近の当ブログはかなり放置状態になっていて、なんとかしたいと思っているんですけど、それはそれとして。すっかり第1週の新作映画の公開が始まっている現在、とりあえず今月もまた「観たい映画」を挙げますと、そりゃあ、「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」は見逃せませんよね〜。「ダニエル・クレイグの最後のジェームズ・ボンド」という触れ込みの本作、前売り券はずいぶん前に購入済みだし(2年前ぐらい?)、記念として配信された47分のドキュメンタリー「ジェームズ・ボンドとして」もチェック済みということで(日本語字幕に誤字がいくつかあるけど、ダニエル・クレイグの好感度がガン上がりするので必見!)、とても楽しみ…って、実は今週月曜日に観ちゃったんですけどね (ノ∀`) エヘヘ
 
 
10月公開作で購入した前売り券はこんな感じ。

 

 
「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」の予告編↓ まぁ、面白かったです (・∀・) メデタシメデタシ

 

 

 
そして、久しぶりのジェイソン・ステイサム主演作「キャッシュトラック」の鑑賞は、僕的に義務レベル。ガイ・リッチー監督作は基本的に嫌いじゃないので、確実に70点以上の満足度は約束されていると思います、なんとなく。メル・ギブソン演じるサンタが殺し屋と戦うアクション映画「クリスマス・ウォーズ」もなかなか乱暴な内容っぽくて、普通に面白そうですな。ニコラス・ケイジを主演に迎えた園子温監督のハリウッドデビュー作「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」も勢いがあって楽しそうということで、前売り券はすでに買ってあるのです ( ̄ー ̄) ニヤッ 「G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ」については、スネークアイズ役がレイ・パークじゃないのが少し切ないものの、とはいえ、大好きなイコ・ウワイスが出演するし、アクション担当があの谷垣健治監督ということでね、当然ながら観る予定でございます。
 
 
「クリスマス・ウォーズ」の予告編↓ すでに公開中なのです (`Δ´;) ミナクテハ...

 

 

 

絶対観たい「邦画」を挙げておくと、幕末の人斬り集団「新撰組」が大好きなのはもちろんのこと、ああん、司馬遼太郎先生による原作小説も大好物なので、岡田准一さん主演×原田眞人監督作「燃えよ剣」は本当に楽しみですねぇ…(しみじみ)。それと「最後の日本兵」といわれた小野田寛郎さんを描いた「ONODA 一万夜を越えて」は、「小野田少尉との三ヵ月『幻想の英雄』」の内容がどこまで反映されているのかが気になっているので、前売り券を購入済み。「ベイビーわるきゅーれ」が素晴らしかった阪元裕吾監督の最新作「最強殺し屋伝説国岡[完全版]」も早く観たいけど、本厚木で公開されるまで待とうかなぁ…どうしようかなぁ… (・ε・) ウーム なお、オンライン試写で鑑賞した12人の監督によるオムニバス映画「DIVOC-12」もあらためて劇場で観る予定だし、大久保健也監督による自主映画「Cosmetic DNA」については、なんと10月21日(木)に新宿のケイズシネマで上映後のトークショーに出演することになっているのでね、まだまだコロナ禍で大変な昨今ではございますが(汗)、お金と時間に余裕がある方はぜひ観に来ていただけるとうれしいです (´∀`;) オネガイシマス

 

 

「Cosmetic DNA」の予告編↓ なかなか「観る人を選ぶタイプ」の作品ですけど、興味がある方はぜひ!

 

 

 

さて、最後に「なるべく観に行きたい名画座上映作品」を挙げておくと、川越スカラ座で10/02(土)~10/15(金)の「東京自転車節」、10/16(土)~10/22(金)の「不思議惑星キン・ザ・ザ」、10/23(土)~10/29(金)の「クー!キン・ザ・ザ」、10/30(土)~11/05(金)の「へんしんっ!」「サンマデモクラシー」新文芸坐で10/07(木)、10/09(土)、10/11(月)の「アオラレ」「Mr.ノーバディ」、10/20(水)〜10/30(土)の《六つの黒帯を持つ男 世界のアクションスター 追悼・千葉真一》キネカ大森で10/08(金)~10/14(木)の「バーフバリ 伝説誕生 完全版」&「バーフバリ 王の凱旋 完全版」、10/22(金)~10/28(木)の「キング・オブ・シーヴズ」「ジェントルメン」、10/29(金)~11/04(木)の「不思議惑星キン・ザ・ザ」「クー!キン・ザ・ザ」目黒シネマで10/09(土)~10/15(金)の「騙し絵の牙」「BLUE ブルー」下高井戸シネマで10/09(土)~10/15(金)の「JUNK HEAD」深谷シネマで10/17(日)~10/30(土)の「東京クルド」といったところですかね〜。以上、2021年10月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。

 

 

 

 

007 ノー・タイム・トゥ・ダイ(ネタバレ)

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007 ノー・タイム・トゥ・ダイ

 

原題:No Time to Die
2021/アメリカ 上映時間164分

監督・原案・脚本:キャリー・ジョージ・フクナガ

製作:マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ

製作総指揮:クリス・ブリガム

原案:ニール・パービス、ロバート・ウェイド

脚本:ニール・パービス、ロバート・ウェイド、フィービー・ウォーラー=ブリッジ

撮影:リヌス・サンドグレン

美術:マーク・ティルデスリー

衣装:スティラット・アン・ラーラーブ

編集:エリオット・グレアム、トム・クロス

音楽:ハンス・ジマー

主題歌:ビリー・アイリッシュ

出演:ダニエル・クレイグ、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ロリー・キニア、レア・セドゥー、ベン・ウィショー、ジェフリー・ライト、アナ・デ・アルマス、ダリ・ベンサーラ、デビッド・デンシック、ラシャーナ・リンチ、ビリー・マグヌッセン、ラミ・マレック、クリストフ・ワルツ

パンフレット:★★★☆(880円/ビジュアル多め。過去作を取り上げた記事が良かった!)

(あらすじ)
現役を退きジャマイカで穏やかな生活を送っていたボンドのもとに、CIA出身の旧友フェリックス・ライターが助けを求めにやってきたことから、平穏な日常は終わりを告げる。誘拐された科学者を救出するという任務に就いたボンドは、その過酷なミッションの中で、世界に脅威をもたらす最新技術を有した黒幕を追うことになるが……。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 

 

70点

 

別に「『007』シリーズは全部観てる!ヽ(`Д´)ノ」と言うほどのファンではないものの、ピアース・ブロスナンから劇場に足を運ぶようになったし、ダニエル・クレイグの「007」は基本的に好きだったので、本作も2020年1月に前売り券を買って楽しみにしていたものの、コロナ禍による延期が重なって、ようやく2021年10月に公開されたというね…(遠い目)。まぁ、ちょうど愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画にもなったということで、公開週の月曜日、仕事帰りにTOHOシネマズ渋谷「レミニセンス」とハシゴ鑑賞いたしました。「お疲れ様でした ( ´_ゝ`) シミジミ」と思ったり。

 

 

前売特典は場面写真のポストカード5枚セットでした。

 

3番スクリーン、6割ぐらいの入りだったような(座席は全解放)。

 

遅めの夕食として、タンドリーチキンとキャベツのトルティーヤサンドを食べながら観たのです。

 

 

「ええっ、そんな雑に!? Σ(゚д゚;)」と驚かれるほどに、適当なあらすじを垂れ流しますと。映画は“ミスター・ホワイトの娘”であるマドレーヌが幼い頃、悪の組織「スペクター」に家族を殺されたテロリスト・サフィンに復讐として襲撃されつつも、なんとなく命を助けられるシーンから始まりまして。で、場面が変わって、前作「スペクター」の少し後。ボンドとマドレーヌったら、イタリアのマテーラにて、うふふあははとイチャつく生活を送っていましてね(苦笑)。そんなボンドが元カノのヴェスパーの墓参りをしてみたら、墓が爆発ッ!Σ(°д°;) ヒィッ! スペクターの手下どもの襲撃を退けて逃走するも、マドレーヌが実はブロフェルドの娘だと判明したので、「裏切りやがったな!(`Δ´)」とキレたボンドがションボリ顔のマドレーヌと別れると、オープニングが始まるのでしたーー。

 

 

ビリー・アイリッシュによる主題歌「No Time To Die」を貼っておきますね↓

 

 

 

さて、また場面が変わって5年後。ボンドは、今度はジャマイカで悠々自適ライフを送っていたら、CIAのフェリックスがやってきてロシアの細菌学者オブルチェフを捕まえる任務を依頼されまして。で、「新たな007」のノーミが登場したり、新人エージェントのパロマと任務をこなしたり、ボンドがスペクターの罠にハマッたと思ったら逆にサフィンの罠によってスペクターが全滅したり、実はサフィンの手先だった国務省のアッシュのせいでフェリックスが死んだり、収監されているブロフェルドに会いに行ったら生物兵器(DNAが登録されている以外の人は無害)が感染してブロフェルドが死んだり、マドレーヌがボンドとの間にできた娘マチルドを育てていたことが分かったりと、すったもんだがありました (´∀`) アラアラ いろいろあって、マドレーヌ&マチルドがサフィンにさらわれたので、生物兵器の破壊も兼ねて、ノーミとともに千島列島っぽい秘密基地に潜入すると、マドレーヌたちは救い出したものの、サフィンの邪魔のせいで生物兵器に感染&脱出も間に合わないということで、「僕と同じ青い目だ… ( ´_ゝ`)」と自分の娘の存在にシンミリするボンドにミサイルが直撃! MやらQやらが「惜しい人を亡くしました (´・ω・`) ザンネン」ムードの中、マドレーヌが車を走らせながらボンドの物語を娘に聞かせる感じで映画は終わってた気がします、たぶん。

 

 

エンドクレジットで流れる「愛はすべてを越えて」を貼っておきますね↓ 「女王陛下の007」のオマージュなんだって (゚⊿゚) ヘー

 

 

 

まず、好きだった部分を書きますと、いわゆる「映画のルック」は全体的に超カッコ良かったし、アクション的にも面白いシーンが多かったし(特に序盤のマテーラでのアクションが好き)、「マドレーヌがボンドとの別れ際にお腹に手を当ててた→妊娠を示唆していた」などの演出も良かったし(って、さえぼう先生のツイートのおかげで気付いたんですがー)、途中にしか出てこないお助けエージェントのパロマ(アナ・デ・アルマス)は魅力的だったし、ベン・ウィショー演じるQも相変わらず素敵だった&ボンドたちに自宅に押しかけられたシーンは微笑ましかったし(猫を飼ってて男性の恋人がいる!)、マチルドが噛みつきでサフィンから逃れるシーンでは「噛道」を連想してホッコリしたし、死を覚悟したボンドがラストに「僕と同じ青い目だ… ( ´_ゝ`)」と自分の子どもに想いを馳せる姿にはセンチな気分になったりもしたし…(かつてあった「金髪碧眼のボンド」としての批判への意趣返し的な意味合いも若干あったのかしらん)「劇場で観るアクション映画」としては普通に満足しております。

 

 

噛みつきは子どもでも大人に有効な攻撃…というどうでも良い文章(「週刊少年チャンピオン2021年44号」「バキ道」第107話より)。

 

 

でも、正直なところ、クレイグ版ボンドの中では一番微妙だったかなぁ (・ε・) ウーム 特にガッカリしたのがラシャーナ・リンチ演じるノーミですよ。別に「黒人で女性の007」を出すのはノー問題というか、むしろ「そう来たか!Σ(゚д゚)」とグッと来たんですけど、劇中でたいして活躍もしなければあまりカッコ良くも描かれないし(「戦闘現場に遅れてきて『乗ってく?』じゃねぇよ、バカ」と思った)、さらには彼女に「007はあなた」みたいなことを言わせるとか、僕は「なんで出したの?(゚д゚;)」としか思えなかったです。中盤に出てくるパロマが最高すぎただけに、あんな風にもっとしっかり見せ場を作ってあげてほしかったですよ。設定は良かっただけに、これは本当に大きな不満でした。あと、僕的に「007」シリーズはワンマンアーミー的な部分に魅力を感じているので、前回に続いてチーム感が漂っていたのはちょっとノイズというか(もちろん現代的ではないので難しいとは思いますがー)。そりゃあQとか他のキャラの活躍も観たいけど、それはスピンオフとかでやってほしいなぁと。その他、終盤のワンカット風アクション、スゲー頑張ってましたが、ごめんなさい、残念ながら新しさは感じられなくて。僕的には既視感の強さの方が気になっちゃった次第。

 

それと、裏切り者アッシュの死に方がつまらないとか、中ボス要員のサイクロップス(ダリ・ベンサラ)がオプティックブラストを出さないそれほど強そうに描かれていないのは仕方ないとしても。ハッキリ言って、クライマックスの展開にはあまり乗れなかったのです。もうね、「スペクターのボンド暗殺計画が軒並みアホっぽい」とか「ブロフェルドの義眼の万能性」とか「サフィンのブロフェルド暗殺計画の杜撰さ(直接触れない状況だったらどうしたの?)」とか「手入れが大変そうな秘密基地」といったあたりはアクション映画の雑味であり萌え要素としてスムースに消化できるけれど、そんなバカバカしい状況の中で「主人公の死」を深刻かつ感動的に描かれてもさぁ。いや、しみじみして少し涙も出ましたが、とはいえ、「ずいぶんご都合的な生物兵器だよな」とか「サフィン、何がしたかったんだろうな「ラパチーニの娘」を読めばわかるのかな…)」と乗り切れない自分もいたというか。ううむ、度重なる監督交代やら脚本家投入やらの事情を考えるといろいろ大変だったんでしょうけど、「ボンド、こんな話で死んじゃうの?(゚Д゚)」と思っちゃう僕もいた…って、伝わるでしょうか。

 

 

鑑賞後、僕の気持ちを代弁する加藤清澄を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」第5巻より)。

 

 

ただ、エンドクレジットの最後に「ジェームズ・ボンドは帰ってくる!」といったテロップがMCU映画ライクに出てきたワケで。そりゃあ十中八九、次のボンドのことを指すとは思いますが、だがしかし。本作が本当にクレイグ版ボンドの最終作とも言えないのではないか。例えば「No Time To Die」というタイトル、恥ずかしながら僕はとても英語力が低いので(汗)、「時間がないから死ね」ぐらいの意味かと思っていたら、Google翻訳によると「死ぬ時間はない」って意味だそうで。とはいえ、ミサイルがモロに直撃してたように見えたし、あそこから助かる可能性はさすがにゼロではないか? フクナガ監督的には「もう生還の確率はないです」ぐらいの気持ちでああいう演出にしたんだろうし…。いや、でも、もしかするとあの瞬間、ミサイルの着弾点に足を向けた姿勢でジャンプすることで、当たる面積を最少にしてダメージを抑えつつ爆風の勢いを利用して海まで飛ばされていたなんてこともあるのではないか? すみません、自分でも書いてて無理だな」と思いました (´∀`;) エヘヘ

 

 

イメージ的にはこんな感じ(「ジョジョの奇妙な冒険 第1部 カラー版」第4巻り)。


 

まぁ、何はともあれ、「ビジュアルがカッコいいアクション映画」として普通に楽しかったし、鑑賞前にドキュメンタリー「ジェームズ・ボンドとして」を観ていたのもあって、非常に感慨深い作品だったというか。「ダニエル・クレイグ、お疲れ様でした ( ´_ゝ`) シミジミ」という心境になりましたよ。非常にアホなことに「仕事帰りに『レミニセンス』と2本立てで観る」という状況に興奮してしまって、せっかく買った前売り券を使うのを忘れてしまったのでね、今度は吹替版でしみじみしようと思っております。おしまい。

 

 

 

 

CD版のサントラがありましたよ。

 

 

映画の公開記念で配信されたドキュメンタリー。これを観ると、クレイグ版ボンドの好感度がガン上がりしますぞ。

 

 

クレイグ版ボンド1作目。チンコの拷問シーンが白眉! マーティン・キャンベル監督の映画って結構好き。

 

 

前作の直後から始まるという斬新な2作目。そういえばマーク・フォースター監督だったのね。爆破シーンが好き。

 

 

サム・メンデス監督による3作目。結局、クレイグ版ボンドでは一番面白かった印象。僕の感想はこんな感じ。

 

 

サム・メンデス監督が続投した4作目。足が折れたまま撮影していたとは…。僕の感想はこんな感じ。

 

 

キャリー・ジョージ・フクナガ監督の長編デビュー作。これ、劇場で予告編を観ました(映画は観てない)。

 

 

キャリー・ジョージ・フクナガ監督が注目された刑事ドラマ。これは確かに面白かった!

 

 

 

 

最後の決闘裁判(ネタバレ)

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最後の決闘裁判

 

原題:The Last Duel
2021/アメリカ 上映時間153分

監督・製作:リドリー・スコット

製作:ケビン・J・ウォルシュ、ジェニファー・フォックス、ニコール・ホロフセナー、マット・デイモン、ベン・アフレック

製作総指揮:ケビン・ハローラン、ドリュー・ビントン、マディソン・エインリー

原作:エリック・ジェイガー

脚本:ニコール・ホロフセナー、ベン・アフレック、マット・デイモン

撮影:ダリウス・ウォルスキー

美術:アーサー・マックス

衣装:ジャンティ・イェーツ

編集:クレア・シンプソン

音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

出演:マット・デイモン、アダム・ドライバー、ジョディ・カマー、ベン・アフレック、ハリエット・ウォルター、アレックス・ロウザー、マートン・ソーカス、ナサニエル・パーカー

パンフレット:なし…って、どうして? なぜこの作品のパンフがないの!? (´Д`;) ナゼ?

(あらすじ)
騎士カルージュの妻マルグリットが、夫の旧友ル・グリに乱暴されたと訴えるが、目撃者もおらず、ル・グリは無実を主張。真実の行方は、カルージュとル・グリによる生死を懸けた「決闘裁判」に委ねられる。勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者は罪人として死罪になる。そして、もし夫が負ければ、マルグリットも偽証の罪で火あぶりの刑を受けることになる。人々はカルージュとル・グリ、どちらが裁かれるべきかをめぐり真っ二つに分かれる。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 

 

90点

 

※本作は、オチを知らないで観た方が超ハラハラするので、未見の方はここから先を読まない方が良いです。

 

あのリドリー・スコット御大の最新作であり、「マット・デイモンとアダム・ドライバーが決闘する!」となれば、僕的に「観るのは義務レベルの作品」ではあるんですけど…。好みとしては「事実を基にした、中世を舞台にした重めの映画」ってのは、なんとなく食指が動かない感じもあって。「まぁ、他の作品を観た後でいいかな〜 (´∀`;) アトマワシ」なんて思っていたところ、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題映画になったということで。10月19日(火)、仕事帰りにTOHOシネマズ新宿「クーリエ 最高機密の運び屋」を観てから、新宿ピカデリーに移動してハシゴ鑑賞いたしました。「パンフを作れッ!ヽ(`Д´)ノ キィィィッ!」と思ったり。

 

 

売店が改装中だったのでポップコーンとクーを購入。スクリーン9、観客は12人ぐらいだった記憶。

 

 

映画は「これから決闘が始まりますよ」的なシーンから始まりまして。その後、三部構成で「第1章 ジャン・ド・カルージュによる真実」「ジャック・ル・グリによる真実」「マルグリット・ド・カルージュによる真実」が描かれていくのです。リドリー・スコット自身が「インスパイアされた」と語っているように、いわば「羅生門」っぽくはあるものの、とはいえ「羅生門」とは違って、「マルグリットのパートこそが真実」となっていた印象(彼女の時だけ、テロップの「真実」が最後まで残ってましたよね、たぶん)。そんなワケで、あらすじを各章に分けて適当かつ乱暴に書きますね↓

 

 

まず、公式の「冒頭5分間の映像」を貼っておきますね↓

 

 

 

<ジャン・ド・カルージュの場合>

(`・ω・´)

誇り高き名家カルージュの跡取りであるオレは、民を守るためなら命令違反も辞さない熱き従騎士であり、戦場では勇猛果敢に戦って、親友ジャックを助けたりもしたぜ。そのおかげで、ジャックが非情なピーター卿の依頼で仕方なく地代を徴収しに来た時も「みんな厳しい状況だから…」と待ってもらえたのは本当に良かった。ただ、ティボヴィル家のマルグリットと結婚したのに、ピーター卿のせいで“持参金になるはずだった土地”オヌー・ル・フォコンをジャックに取られたのはムカついたので2人を訴えたし、父親の跡を継いでベレム長官になれるはずだったのにジャックがその座に就いたのは超ムカついたので宴席で抗議したこともあったかな(苦笑)。ただ、盟友の披露宴でジャックと再会した時は和解したし、スコットランド遠征後は騎士になれて良かった…と思っていたら! ジャックの野郎、オレの留守中に妻をレイプしたから決闘裁判だッ!

 

 

<ジャック・ル・グリの場合>

川´_ゝ`)

ジャンは親友だ。戦場で彼が敵の挑発に乗って暴走した時、死なせないために他の兵士たちと敵陣に突撃したし、川に落ちて敵に攻撃されそうになったところを助けたりしたものの、当たり前のことだから恩に着せたりはしないし、ジャンの命令違反を怒るピーター卿をなだめたりもしたのさ。ピーター卿は身分が低いながらもラテン語にも精通するオレをすっかり気に入ってくれたようで(苦笑)、一緒に乱交するほど仲良しということで、「みんな厳しい状況だから…」と地代の徴収に悩むピーター卿を助けるために、容赦なく取立を実行。ティボヴィル家からは地代の代わりにオヌー・ル・フォコンを取り上げたら、オレの仕事振りに感謝したピーター卿から褒美としてもらえたからラッキーだった。ただ、ジャンから訴えられたことで怒ったピーター卿がオレをベレム長官に任命してしまい、彼が余計に激怒して、宴席で罵られた時は参ったよ…。その後、盟友の披露宴でジャンと再会して和解した時、彼の妻マルグリットは「女性にしては珍しい“本を読む才女”」であり、オレに微笑みかけるなど超気が合っていて運命を感じたけど、やはりジャンは親友。彼女には手を出すまい…と思っていたのだがしかし! 騎士にはなれたもののスコットランド遠征で敗北した彼を擁護したにもかかわらず、「オレの名を呼ぶ時は『サー』をつけろ!」と衆人環視の中でネチネチ罵られたのはさすがに腹が立ったから、ジャンの留守中に訪問してマルグリットに愛を告白してみた。彼女ったら、やはり夫に遠慮して自分に正直になれない様子だけど、「嫌よ嫌よも好きのうち」だから、強引にセックスですよ(微笑)。まぁ、なんとなく良心が咎めなくもないものの(汗)、オレからすると「あれは和姦」なので審問では潔白を主張したし、オレの罪って重くないし、決闘裁判にも堂々と臨んだし、死の間際でもジャンに無実を訴えてみたものの、最終的には決闘に負けて、死体を全裸で吊されて見世物にされました。

 

 

<マルグリット・ド・カルージュの場合>

川´・ω・`)

いろいろあって父親が「裏切り者」と責められる中、名家の男と結婚するのが宿命の私。宴席で出会ったジャンの妻になったけど、オヌー・ル・フォコンが自分の物にならないことで激怒して面倒くさいし、自分勝手なセックスは全然気持ち良くないし、やたらと「子どもを産め(というか男を産め)」なんて言ってくるのも厳しいなぁ。一緒に暮らすことになった義母も子どもマウントがウザい厭なババアだし、領地は僻地だしと、なかなかウンザリなエブリデイ。ただ、私の勧めもあって、披露宴でジャックと和解してくれたのは本当に良かった。少ししてジャンがスコットランド遠征に出た時、彼の代わりに領地を切り盛りするのは結構楽しかったけど、疲れた彼を新調したドレスで出迎えてみたら、「売女みたいな格好をするな!」と怒られたのは結構ショックだった(義母のシメシメ顔も不快)。しかも、彼の留守中にジャックが訪ねてきて「愛してます」とか言いだしたから、「はぁ?」と。確かにハンサムではあるけど、プレイボーイの噂が流れていて、むしろ好きじゃないタイプだっただけに「寝耳に水」というか、さすがに迷惑でしかない。とはいえ、力で勝てなくてレイプされました…。私はとても傷ついて、セックスする気になんて1ミリもなれないので、ヤリたいモードの夫に仕方なく伝えてみたら、「てめぇ、ふざけたこと言ってたら殺すぞ」的に首が折れそうなほど締め上げられた挙げ句、「アイツを最後の男にはしない」とセックスを強要されたから絶望感がさらに倍。義母からは「黙ってればいいのに」、友人からは「あなた、ジャックをハンサムだって言ってたじゃない。本当にレイプされたの?」と無神経な言葉を投げられる中、夫が「オレに策がある」と周囲を巻き込んで、決闘裁判に持ち込んでみたら。ジャンやジャックの時と比較すると、「本当にレイプされたんですか?」「友人の証言によると『ハンサムだった』と褒めていたようですが、同意のセックスだったのでは?」「ジャンとのセックスは感じてましたか?」「今、妊娠してるけど、結婚して5年間も子どもができなかったのに、突然妊娠するのは不思議ですな」などと、9割増しで詰問された上に、もし決闘でジャンが敗北したら「全裸でさらされて火あぶりにされる」ことが発覚するから、口がアングリでしたよ(涙)。結局、ジャンは「自分の面子を保つのが大事」だったワケで、もしそんな目に遭う可能性があることを知っていたら、レイプされたのも黙ってたのにさぁ…。でも、最終的には決闘に勝ったので、本当に良かった! その後、ジャンは遠征で死んだけど、私は女主人として30年間統治しました。

 

 

いや〜、面白かったです! ミステリーというよりは歴史映画の皮を被った社会派ドラマというか(まぁ、もともと「“ポスト#MeToo”映画」なんて言われていたみたいですけど、全然知らなかった…)。フィクションで「決闘」なんて題材を扱う場合、ほぼ「戦う男同士の視点」しかなく、女性が出てきても添え物的な扱いになる印象が強いんですが、本作は最後の章を担当するマルグリットこそが主人公でして。第3章は、前2章で繰り広げられた「男同士のロマンチシズム」に冷や水をぶっかける内容であり、本作の主題は彼女が体験する「女性ならではの苦難」の数々なんですよね。ハッキリ言って、「まったく中世は野蛮だぜ ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」なんて他人事に思えるムードはゼロであり、劇中の厭な出来事のほとんどがビシバシと「現代の女性の境遇」にも当てはまっていくから、本当に恐ろしかったです…(まぁ、さすがに「セックスで感じないと子どもができない」と考えているバカはいないと思いますがー)。あと、終盤に彼女が産んだのが金髪の男の子だった時は「これで少しは彼女も生きやすそうだな…」とホッとしたりもしましたよ(そういう考え方はよくないんですけどねー)

 

 

マルグリットを演じたジョディ・カマー、「フリー・ガイ」でも良かったです。

 

 

そして、いわゆる「男社会」の醜さも見事に浮き彫りにしていて。第1章の主人公であるジャンは、マチズモに染まっている「粗暴系クソ男」なんですが、よく言えば「ストレートで分かりやすい性格」、悪く書くと「直情的で思考停止するタイプ」でして。僕が書いた勝手なあらすじで、彼のパートの文章量が一番少なくなったのは、物事を単純化する彼の性格(=視点)とも共通していた印象。もうね、何が酷いって、 第3章で明らかになる「レイプされた後の妻と無理矢理セックスする」という展開はもちろんのこと(第1章では自分を都合良く美化しているのがまた酷い)「面子のためなら妻の命も賭ける」ってのは、妻の気持ちを全然考えていないどころか、むしろ自分の所有物扱いなのが超最悪ですよね…。ただ、例えば「自分の大切なパートナーが酷い目に遭った時、その原因に対して怒ったりする以前に、傷ついたパートナーの気持ちを第一に考えられるか?」ということだとすれば、現代でもできない人が多い気がするというか、僕は…できているのかしら…? (´Д`;) アァン

 

 

マット・デイモンが演じるジャンは「妻に抗議されたら考える」程度の誠実さは持っているようでしたが…。

 

 

第2章のジャックは「知的プレイボーイ系クソ男」なんですけど、人当たりや仲間受けは良いものの(実際、ジャンに対してはそれなりの思いやりがあった)「女性をモノとして見ている」のは一緒というか、勝手に「頭が良くて優しい人間」と自覚している分、余計にタチが悪いキャラクターでしたな…(しみじみ)。ちょっと面白かったのは、さすがに今の時代、「嫌よ嫌よも好きのうち!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ」「184(いやよ)を6回足すと1104(いいわよ)になる!m9`Д´) ビシッ」なんてことを信じているバカは現存していないと信じていますけど(汗)、実は本作のジャック自身も「マルグリットは一貫して拒否していた」という認識だったこと。他のシーンでは証言者によって細部が違っていて、マルグリットのレイプシーンでも少しの違いはありましたが、とはいえ、「ジャックによる真実=彼の視点」でも彼女が誘ったり、応じたりする場面は一切なかったワケで。要は「本当はレイプしたと分かっているものの、“欲情に駆られて卑劣な行為をした自分”を認めたくないんだな」ということが伝わって、非常に良い演出だと思いました。当然ながらジャックみたいなことはしないとしても、ああいう「後ろめたいがゆえに逆ギレする」みたいなことって僕だって「なくはない」から、なんか…胸が痛かったです… (´Д`;) イヤン

 

 

アダム・ドライバー、魅力的にクソ男ジャックを演じてました。

 

 

そして、本作の「突き放したような目線」がとても良かったです。クライマックスの決闘は、本来なら男同士が「オッス!(`Δ´)ノ」「オッス!ヽ(`Д´ )」と戦って盛り上がる「最高の見せ場」になるハズなんですけど…。アクション的には面白かったものの(馬上の槍対決を映画館で観るのって「ロック・ユー!」以来かも)、どちらの男も最悪な上に、見守る観衆もゲスに見えるから、どこかしら「身勝手で虚しい戦いだな… (´・ω・`)」と冷めてしまう自分もいたというね。ラスト、殺されて全裸で吊されるジャックは自業自得ではあるものの、封建社会の犠牲者にも思えて(ピーター卿役のベン・アフレックの悲しそうな目が良かった! つーか、本作のベン・アフレックは最高!)、なんかね、非常にシンミリした次第。少し「シグルイ」を連想したりしましたよ。その他、3人の主人公たちの主観の違いを観るのは間違い探し的な面白さがあったし(「『王の臣下に敵意なし』みたいな台詞を言う人が各章とも違う」とか)「中世アクション映画」としてもなかなか見どころがあったなぁと(「相手の頭をつかんで剣に串刺し」とか「鎖帷子を手に巻いてマウントパンチ」とかフレッシュだったし、もっと観たかった。もっと観たかった)。率直な不満を書くと、エンドクレジットでジョディ・カマーの名前が最初に大きく出てたら、もっとグッときたと思うけど、「章の順番」とするなら仕方ないですかね。

 

 

いろいろあったベン・アフレックが本作の脚本をマット・デイモンと共同執筆したというのも考えさせられますな。

 

 

なお、村山章さんによるとマーティン・スコセッシ監督による映画化が進んでいたこともあったようで(村山さんはTwitterで「最後の決闘裁判」関連のツイートを連投しているので、そちらもチェック! というか、村山さんは要フォロー!)、そっちも観たいなぁ…なんて思ったのは、それはそれとして。僕的には近年のリドリー・スコット監督作の中でも白眉の作品だと思いました。83歳でこんな映画を撮るなんて本当にスゴい人だなぁとあらためて感心しましたよ。ただ、パンフレットが作られていないのが超残念というか、中世で実際に起きた事件を扱いつつも現代的な解釈を重ねられる本作のような作品にこそ必要だと思うんですが…(とりあえず原作本は購入)。オリジナル映画パンフ制作で知られる集団「映画パンフは宇宙だ!」あたりが作ってくれることを勝手に祈って、今回の雑な感想を終えたいと思います (・∀・) ツクッテ!

 

 

 

 

エリック・ジェイガーによる原作本。kindle版を買っちゃいました。

 

 

サントラを貼っておきますね。

 

 

ちょっと気になっている本。とはいえ、amazonでは高騰しているのでした…。

 

 

リドリー・スコット監督の前作。僕の感想はこんな感じ。

 

 

リドリー・スコット監督のデビュー作が「決闘」なのも因果的ですな。内容はうろ覚え (´∀`;) エヘヘ

 

 

なんとなく思いだしたヒース・レジャー主演作。結構好きだった記憶。

 

 

リドリー・スコットが製作総指揮に携わっているジャン=クロード・ヴァン・ダム主演ドラマを貼っておきますね。

 

 

 

 

 


DUNE デューン 砂の惑星(ネタバレ)

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DUNE デューン 砂の惑星

 

原題:Dune
2021/アメリカ 上映時間155分

監督・製作・脚本:ドゥニ・ビルヌーブ

製作:メアリー・ペアレント、ケイル・ボイター、ジョセフ・M・カラッシオロ・Jr.

製作総指揮:タニヤ・ラポワンテ、ジョシュア・グローデ、ハーバート・W・ゲインズ、ジョン・スパイツ、トーマス・タル、ブライアン・ハーバート、バイロン・メリット、キム・ハーバート

原作:フランク・ハーバート

脚本:ジョン・スパイツ、エリック・ロス

撮影:グレイグ・フレイザー

美術:パトリス・バーメット

衣装:ジャクリーン・ウェスト、ロバート・モーガン

編集:ジョー・ウォーカー

音楽:ハンス・ジマー

視覚効果監修:ポール・ランバート

出演:ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ステラン・スカルスガルド、デイブ・バウティスタ、ゼンデイヤ、デビッド・ダストマルチャン、スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン、シャーロット・ランプリング、ジェイソン・モモア、ハビエル・バルデム、チャン・チェン、シャロン・ダンカン=ブルースター

パンフレット:★★★★☆(900円/コラム5本に相関図、用語解説などボリュームがあり、デザインもイイ!)

(あらすじ)
人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦1万190年、1つの惑星を1つの大領家が治める厳格な身分制度が敷かれる中、レト・アトレイデス公爵は通称デューンと呼ばれる砂漠の惑星アラキスを治めることになった。アラキスは抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の生産地であるため、アトレイデス家に莫大な利益をもたらすはずだった。しかし、デューンに乗り込んだレト公爵を待っていたのはメランジの採掘権を持つハルコンネン家と皇帝が結託した陰謀だった。やがてレト公爵は殺され、妻のジェシカと息子のポールも命を狙われることなる。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 

 

70点


ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品は基本的に好きだし、デイブ・バウティスタやジェイソン・モモア、ジョシュ・ブローリンといった僕好みの俳優さんも出演する「SFアクション大作」となれば、観るのは義務レベルということで。公開週の10月18日(月)ジャン=クロード・ヴァン・ダムの誕生日!)、仕事帰りにTOHOシネマズ新宿にて、IMAX版を鑑賞いたしました。「まぁ、いいんじゃないかな (´∀`) シカタナシ」と思ったり。愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション(略称:アトロク)」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の「今週の課題映画」になったので、アッサリめの感想をアップしておきますね。

 

 

10番スクリーン、6割ぐらいの入りでしたよ。

 

いちごタピオカミルクティーを飲みながら観ました。甘いッ!(ストレートな感想)


 

足早かつ雑にあらすじを書いておきますと。レト公爵の息子ポールはリアルな予知夢を観たりと、救世主っぽい運命を背負ってまして。皇帝から砂漠の惑星「アラキス(通称:DUNE=砂丘)」に国替されたので、いそいそと移住してみれば、敵対するハルコンネン家 with 皇帝直属の戦闘部隊「サーダカー」に襲撃されて、父も部下たちもほぼ全滅。とはいえ、魔女っぽくて戦闘力の高い母ジェシカと脱出に成功すると、仲良しな剣士ダンカンによる「ここはオレに任せて先に行け!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ!」やら砂嵐やらサンドワームの襲撃やらを経て、砂漠の民フレメンと合流しまして。イキッた部族の男に決闘を申し込まれたポールは初めて人を殺したものの、なんとなく部族に受けいられたムードになって、「僕たちの戦いはこれから、ですな 川´_ゝ`) デューン」と、したり顔で終わってましたよ、たぶん。

 

 

決闘後のポールに対して、僕はこんな気持ちになった…という、どうでも良いオリバ(新装版「バキ」第7巻より)。

 

 

実はあまり期待してなかったんですよ。ハッキリ言って「あのSF小説『デューン』の映画化!m9`Д´) ビシッ」といわれても、特に食指は動かなくて。原作小説は長そうで避けてたし、デヴィッド・リンチ監督版もそれほど面白くはなかった記憶だし(でもスティングは好き)、そもそも「『デューン』から派生したいろいろな作品」を通過しまくっている現在(「スターウォーズ」とか「風邪の谷のナウシカ」とか)「今さら楽しめるの?(゚Д゚)」的な気持ちが強かったんですが、しかし。IMAXの大スクリーンで堪能する壮大なビジュアルと斬新な映像表現は圧巻のひと言でしてね…(しみじみ)。これまでドゥニ・ビルヌーブ監督による「メッセージ」「ブレードランナー 2049」といったSF作品を観てきましたけど、本作はその集大成を観ている気分になったのです。特にラスト、砂漠の民がサンドワームを駆って、砂漠を海のように進むシーンはド迫力かつ神秘的で、それだけでも「良いものを観た… ( ´_ゝ`) シミジミ」とオトクな気分になった次第。

 

 

僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「範馬刃牙」第12巻より)。

 

 

ただ、ハッキリ言って、ナイフを主武器とした格闘アクションは超凡庸だと思いました。最初、シールドを張って残像みたいなのが出た時は「おおっ!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と興奮したし、別につまらないワケではないんですけど(汗)、虫のように翼が羽ばたいて飛ぶ飛行機「オーニソプター」とか巨大なサンドワームとか「裾が長い服を着て宙に浮かぶ、肥えたステラン・スカルスガルド」などのインパクトと比べちゃうとフレッシュさがゼロというか、すみません、「なんか普通 (・ε・) プー」と見劣りしてしまった印象。特にクライマックスの決闘がガッカリで、主人公の方が強いことがすぐ判明して「相手を殺すかどうか?」が主眼になる→バトルとしては「燃え要素」が希薄な上に、その後すぐに映画は終わっちゃうので、いまひとつ物足りない後味が口の中いっぱいに広がったんですよね…(砂漠の民がサンドワームを駆って、砂漠を海のように進むシーンはド迫力かつ神秘的だったけれども!)。メカ絡みのシーンとかはとにかくカッコイイあたりも含めて、どことなくクリストファー・ノーラン監督を思い出しちゃったりもした次第。

 

 

ハルコンネン男爵役のステラン・スカルスガルド、「ザ・悪役」って感じが最高でした。

 

全裸で走り回るシーンも良かったなぁ…って、やだ、「マイティ・ソー ダーク・ワールド」が混ざっちゃった!(*ノ▽ノ) キャッ!

 

 

その他、思ったことを描いておくと「ティモシー・シャラメが…ちくしょう…文武両道系正当派王子様って感じで素敵… (´Д`;) チクショウ」とか「キャスティングのオールスター感がうれしい」とか「『D&D』のリバイアサンもサンドワームが元ネタなんだろうな」とか「さっき『ザ・悪役』と書いちゃったけど、本当は『ジ・悪役』?」とかとかとか。正直、続編があることを知らせない宣伝はどうかと思ったし「レッドクリフ Part I」を思い出しました。配給会社的には難しいと思うし、僕は覚悟して観に行ったから全然良いけど、このことを知らないで観て怒る人がいても責められないと思う)、クライマックスの「ここで終わっちゃうの?」感は半端ないんですが、トータル的には「まぁ、いいんじゃないかな (´∀`) シカタナシ」ぐらいの着地。何はともあれ、続編製作も決まったみたいだし、続きを楽しみにしてますよ。なお、映画評論家の添野知生さんが本作の魅力を伝えるべく、パンフ、「映画秘宝 2021年11月号」の特集記事、「アトロク」「『DUNE』一夜漬け特集!」などなど活躍しまくっていて、どれも超タメになるのでね、興味がある方はチェックすると良いですぞ。おしまい。

 

 

 

 

超有名な原作小説。チャレンジしようかなぁ… (`Δ´;) ウーン

 

 

本作のアートブック。世界観が好きな方はどうぞ。

 

 

デビッド・リンチ監督による映像化作品。スティングは好き。

 

 

現時点で一番好きな「DUNE」。僕の感想はこんな感じ。


 

テレビドラマシリーズのBlu-rayボックス。観たい気持ちはありますが…。

 

 

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作で一番好きなのはこれです。僕の感想はこんな感じ。

 

 

 

 

 

8月から9月にかけて5週間分の備忘録(2021/8/3~9/6)

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昔は毎週火曜日に備忘録を更新予定だったのに、ここ最近はいろいろと忙しくて、すっかりアップされなくなったワケですが、しかし。本日、超今さらながら「8月から9月にかけて5週間分の備忘録」を適当に書いておきますね↓

 

8月3日(火)、ホテルから職場へ→通院→ご褒美ステーキを食う!

8月4日(水)、職場で仕事

8月5日(木)、家で仕事

8月6日(金)、家で仕事

8月7日(土)、映画を1本鑑賞→家で仕事

8月8日(日)、娘と本を買いに行く娘と映画を1本鑑賞

8月9日(月)、映画を1本鑑賞職場で仕事

※この週は新作映画を3本鑑賞しました。

※この週「アトロク」は、「アニメ先生」「映画先生」「SF先生」がタメになりました。

 

8月10日(火)、娘の誕生日の飾り付けを撤収職場で仕事→映画を1本鑑賞別の場所でもう1本鑑賞

8月11日(水)、娘と多摩六都科学館へ!

8月12日(木)、娘と国立科学博物館へ!

8月13日(金)、オンライン試写で映画を1本鑑賞→職場で仕事

8月14日(土)、家で仕事

8月15日(日)、家族と映画を1本鑑賞

8月16日(月)、映画を1本鑑賞職場で仕事→映画を1本鑑賞

※この週は新作映画を5本鑑賞しました。

※この週「アトロク」「イケず!バンド天国」 と「第6次声優ブーム」「耳で視た戦争」が良かったです。

 

8月17日(火)、本厚木にて仕事をしながら映画を3本鑑賞

8月18日(水)、娘の夏休みの宿題を手伝う(1日掛かり)

8月19日(木)、職場で仕事→取引先と打ち合わせ→映画を2本鑑賞

8月20日(金)、家で仕事→映画を1本鑑賞→横浜の実家へ

8月21日(土)、横浜で映画を3本鑑賞→帰宅妻子と念願の「山田うどん」へ!

8月22日(日)、娘の自由研究を手伝う(1日掛かり)→餃子作り→花火

8月23日(月)、通院→職場で仕事→映画を1本鑑賞

※この週は新作映画を9本と旧作を1本鑑賞しました。

※この週「アトロク」は、「現代アート集団“目”」「松井優征先生インタビュー」「アメコミ先生」が好きでした。

 

8月24日(火)、本厚木にて仕事をしながら映画を4本鑑賞

8月25日(水)、家族でお出掛け!

8月26日(木)、家族でお出掛け!!

8月27日(金)、家族でお出掛け!!!

8月28日(土)、家で仕事をしつつ、娘の自由研究を手伝う

8月29日(日)、娘の自由研究を手伝う(1日掛かり)

8月30日(月)、映画を2本鑑賞職場で仕事→映画を1本鑑賞

※この週は新作映画を5本鑑賞しました。

※この週「アトロク」「五輪実況」「しまおアワー」「千葉真一さん追悼」勉強になりました

 

8月31日(火)、本厚木にて仕事をしながら映画を4本鑑賞

9月1日(水)、映画を1本鑑賞→職場で仕事→「まっする5」を観戦ッ!

9月2日(木)、映画を3本鑑賞→職場で仕事

9月3日(金)、映画を1本鑑賞ワクチン接種(1回目)→職場で仕事→飲んだッ!

9月4日(土)、家で仕事

9月5日(日)、娘と映画鑑賞

9月6日(月)、映画を1本鑑賞→職場で仕事→映画を2本鑑賞

※この週は新作映画を12本鑑賞しました。

※この週の「アトロク」は、「宝塚特集」「少女小説」「低み」が面白かったです。

 

 

8月は超忙しかったッ!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! な〜んてことは毎月書いているワケですが、8月の上旬に関しては、「アトロク」への出演を果たして、「大きめの仕事」もやっと終わりを迎えたものの、今度は娘のマナ子(仮名/10歳)のお出掛けに付き添う&夏休みの宿題を手伝って忙しくなった感じ。まぁ、いわゆる「うれしい悲鳴」ってやつですかな(苦笑)。今振り返ってみれば、それなりの利益を期待していた「大きめの仕事」が、金銭面ではそれほど報われなかった感があるのは残念だったけれど、とはいえ、自分なりには頑張ったし、良い経験をしたなぁ…と思ったり(しみじみ)。それと「#365日カレーチャレンジ」について取材されて黒沢薫さんに感激されたのもうれしかったです (´∀`=) ウフフ

 

 

1週目のgif。吉祥寺の「高めのステーキ」は、ここぞという時に自分へのご褒美として食べております。

 

2週目のgif。娘の自由研究のためにいろいろと出掛けましたよ。

 

 

8月下旬は、仕事が落ち着いたのと反比例して、観に行く新作映画の本数が増加してしまって。さらに娘の自由研究がなかなか面倒くさくて、大変だった記憶。それと、コロナ禍のためあまり大きな声では言えませんでしたが(汗)、最終週の家族旅行は最高でした。我が家に軽自動車を導入してから、リスク低めであちこちに行けるようになったということで(今まで「電車+徒歩」では行くのが大変だった映画館にも足を運べるようになったし!)、昨年の妻の英断には感心することしきりでございます。旅行の2日目は、軽井沢のおもちゃ王国に行ったんですが、巨大迷路に挑戦したら出られなくなったマナ子とお義母さんを助けるべく、急いで入場して攻略した…なんてこともありましたよ ( ´_ゝ`) ヤレヤレ 3日目には果物狩りをしたりと、まぁ、娘にはそれなりに良い思い出が作れたんじゃないかしらん。

 

 

3週目のgif。実家で食べたすき焼きは美味しゅうございました。

 

4週目のgif。家族で軽井沢に行ったのです。

 

 

この夏は「8月中に映画の感想を1本もアップできなかった」という、ブログを開始してからの12年間で初めての異常事態に陥ったりもして。正直、いろいろと思うところはあるのです… (´・ω・`) ウーン ただ、宿題を手伝ったり、お人形で遊んだり、一緒に映画を観たり、旅行に出掛けたりと、今年の夏はいつも以上に家族と過ごせた印象。この点においては、来年もそんな感じだったらいいなぁと思っております。

 

 

5週目のgif。3週連続で本厚木まで映画を観に行ってしまった…。

 

 

<2021年8月に観た新作映画:26本>

プロミシング・ヤング・ウーマン 非常に胸が痛いものの、とても面白くて素晴らしい作品でしたよ… ('A`)

セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記 ストーリーは好きなんですが、終盤のアクションが食傷気味

太陽と踊らせて いろいろな人がいるものですな

戦火のランナー 鑑賞後、グオル・マリアル選手をすぐ検索しました

少年の君 泣きながら観ましたが、最後の映像にはまったく乗れなかったです (´・ω・`) ウーン

映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園 僕が観た「クレしん」映画の中ではトップクラスで好き!

ライトハウス 良い意味で最悪でした。脂多めというか

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 最高ッ!ヽ(`Д´)ノ

1秒先の彼女 それなりに愉快ながらも「なにこの設定」感も強め

アジアの天使 結構好きでした
シャイニー・シュリンプス! 良い映画だと思いつつ、全面的には乗れない後味

わたしはダフネ ダフネが超可愛いッ!

ザ・ファブル 殺さない殺し屋 前作より良かったし嫌いじゃありませんが、やっぱり「殺さないアクション」は難しいと思う

夕霧花園 意外と楽しかったです。阿部寛さんはいつも素敵

全員切腹 僕的には、あまり価値が見出せない感じ。窪塚洋介さんは相変わらずカッコイイ

シュシュシュの娘 面白かったけど、気になる部分も多め

ハイゼ家 百年 ごめんなさい、なかなか退屈でした…

ベル・エポックでもう一度 初心、忘れるべからず!m9`Д´) ビシッ

猿楽町で会いましょう “激痛”の青春映画。超キツかったです…

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 好きな作品でしたが、終盤の戦闘が暗くて観づらかったのが残念

イン・ザ・ハイツ ストレートに楽しい! 実際の舞台が観たくなりました

ドント・ブリーズ2 「あ、そういう話なんだ!Σ(゚д゚;)」と。前作より好み

唐人街探偵 東京MISSION 終盤、予想外に重い話&重い演技にビックリ!

サイコ・ゴアマン 普通に楽しめました

83歳のやさしいスパイ 面白いドキュメンタリーだけど、若干モヤモヤ

ジャッリカットゥ 牛の怒り 悪夢のようで凄まじかったです… (`Δ´;)

※旧作

東京裁判 前売り券を購入して鑑賞。観て良かった&超勉強になった!

 

 

最後に8月の推薦曲、マカロニえんぴつ「はしりがき」を貼っておきますね↓ カトウシンスケさん、超走ってる!

 

 

 

以上、「8月から9月にかけて5週間分の備忘録」でした。ではでは〜。

 

 

 

 

「それとなくブログが12周年を迎えました」という駄話

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僕の気持ちを代弁する烈海王を貼っておきますね(「範馬刃牙」第13巻より)。

 

 

本日で当ブログは12周年を迎えました。ただ、正直なところ、昨年から全然更新できてなくて、素直に喜べない自分がいまして。数年前まではそれなりの本数を定期的にアップできてたのに、僕自身を救ってくれた「とても大切な場所」なのに、すっかりないがしろになってしまってて、我ながら歯痒い限りでございます…。それなのに、それなのに、こんなブログでも未だに読んでくれる方々がいるというのは、感謝しかありません。本当にありがとうございます!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!

 

だがしかし。まぁ、僕も48歳の社会人かつ家庭人であり、それほどバカではないのでね(苦笑)、現状を打破する策はすでに考えていて。早ければ明日、遅くとも金曜日には“その試み”を披露できるような気がしないでもないと思うような思わないような…(バカっぽい文章)。何はともあれ、これからもそれなりには時間を作って更新しますので、読者のみなさまも適当にチェックしていただけるとうれしいです。今後ともよろしくお願いいたします!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!

 

 

 

 

 

 

エターナルズ(IMAX2D・字幕版、吹替版)(ネタバレ)

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エターナルズ(IMAX2D・字幕版、吹替版)

 

原題:Eternals
2021/アメリカ 上映時間156分

監督・脚本:クロエ・ジャオ

製作:ケビン・ファイギ、ネイト・ムーア

製作総指揮:ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、ケビン・デラノイ

共同製作:ミッチ・ベル

原案:ライアン・フィルポ、カズ・フィルポ

脚本:パトリック・バーリー、ライアン・フィルポ、カズ・フィルポ

撮影:ベン・デイビス

美術:イブ・スチュワート

衣装:サミー・シェルドン・ディファー

編集:クレイグ・ウッド、ディラン・ティチェナー

音楽:ラミン・ジャワディ

音楽監修:デイブ・ジョーダン

視覚効果監修:ステファン・セレッティ

ビジュアル開発主任:ライアン・メイナーディング

出演:ジェンマ・チャン、リチャード・マッデン、アンジェリーナ・ジョリー、サルマ・ハエック、クメイル・ナンジアニ、リア・マクヒュー、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ローレン・リドロフ、バリー・コーガン、マ・ドンソク、キット・ハリントン、ハーリッシュ・パテル、ビル・スカルスガルド、ハーズ・スレイマン、ゼイン・アル=ラフィーア

声の出演(吹替版):恒松あゆみ、川田紳司、深見梨加、戸田恵子、杉田智和、金子睦、内山昂輝、稲田徹、花輪英司

パンフレット:★★★★☆(990円/特別版を購入。コラムが4本収録されていて、写真やイラストもいっぱい。映画が好きな人は買うべし)

(あらすじ)
遙かな昔から地球に存在し、7000年もの間、陰から人類を見守ってきたエターナルズ。最凶最悪の敵サノスによって半分が消滅させられた全宇宙の生命は、アベンジャーズの戦いによって復活したが、その時の強大なエネルギーによって新たな脅威が誕生し、地球に迫っていた。その脅威に立ち向かうべく、これまで身を潜めていたエターナルズが再び集結する。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 

 

90点

 

私の感想はこんな感じ↓

 

 

 

<備考>

・ちゃんとしたネタバレストーリーを知りたい方はこちらのサイトの記事を読むと良いざんす。

・11月6日(土)、池袋の新文芸座「共謀家族」を観てから、カレーを食べてグランドシネマサンシャイン池袋でIMAX版を鑑賞。

・11月15日(月)に新宿ピカデリーで吹替版を鑑賞(その後、「メインストリーム」をハシゴ)。

・エターナルズの宇宙船ドーモがモノリスっぽかった。

・冒頭のメソポタミア文明の少年が「存在のない子供たち」ゼイン・アル=ラフィーアでビックリ! 良いキャスティング。

・セルシがダーウィンの像に「チャーリー」って話しかけるあたり、実際に友だちだった可能性も?

・アクション演出、「X-MEN」的な超能バトル感が強かった印象。イカリスvsマッカリ、vsファストス、セナvsディヴィアンツが好み。

・のちに映画スターになるキンゴが、スプライトが作る幻影を感心して観ているシーンが良かった。

・キンゴの付き人、良い味を出してましたな〜。カメラを何台も持っているギャグは嫌いじゃない。

・アンジェリーナ・ジョリー、演技が超上手い上に、トップスターなのに一歩引いて参加してるムードが素敵。白目も良し。

・マ・ドンソク演じるギルガメッシュがフライパンでパイを焼いてたくだり、フライパンを曲げる前提のチョイスって感じでいいね。

・バリー・コーガン、「聖なる鹿殺し」「驚くほど感じ悪くパスタを食べる人」ってイメージが強いから、「コイツは裏切るのでは?」とずっと疑いながら観てたけど、普通にイイ奴でホッとした (´∀`) ナァンダ

・MCUの世界には「スーパーマン」というフィクションが存在するのね。ちょっと好き。

・ディヴィアンツ、知性を得て事情を把握してからはエターナルズと共闘するかと思ったら、普通に殺し合ってましたな。仕方ないか…。

・みんなの力を1つにする超能力「ユニマインド」、ちょっと劇場用アニメ版「幻魔大戦」のラストを思い出しました。

・ラスト、イカリスが太陽に向かっていくのは、スプライトがその神話を作ったと考えると余計に切ない…。

・エンドクレジット、エターナルズがモチーフになったっぽい神様の像とか壁画とかが出てきて超カッコイイ!

・今週の「ムービーウォッチメン」の課題映画なので、みんなチェックして!m9`Д´) ビシッ

 

 

 

 

デジタル盤のサントラでございます。

 

 

原作コミック。まぁ、映画とはかなり違いますが、スプライトが悩むあたりは近い感じ。

 

 

クロエ・ジャオ監督作。僕の感想はこんな感じ。

 

 

マ・ドンソク(ドン・リー)の主演作でオススメなのはこれ。僕の感想はこんな感じ。

 

 

まさか主演の子がハリウッドの大作に出演するとはなぁ…。僕の感想はこんな感じ。

 

 

 

 

アイダよ、何処へ?(ネタバレ)

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アイダよ、何処へ?

 

原題:Quo vadis, Aida?
2020/ボスニア、ヘルツェゴビナ、オーストリア、ルーマニア、オランダ、ドイツ、ポーランド、フランス、ノルウェー 上映時間101分

監督・製作・脚本:ヤスミラ・ジュバニッチ

製作:ダミル・イブラヒモビッチ

製作総指揮:マイク・グッドリッジ

撮影:クリスティーン・A・メイヤー

美術:ハンネス・ザラート

衣装:マウゴザータ・カルピウク、エレン・レンス

編集:ヤロスワフ・カミンスキ

音楽:アントニー・コマサ=ラザルキービッツ

出演:ヤスナ・ジュリチッチ、イズディン・バイロビッチ、ボリス・レール、ディノ・ブライロビッチ、ヨハン・ヘルデンベルグ、レイモント・ティリ、ボリス・イサコビッチ、エミール・ハジハフィズベゴビッチ、エディタ・マロブチッチ

パンフレット:★★★★(800円/4本のコラムと年表がマジでタメになる!作品の理解を助ける良いパンフ)

(あらすじ)
1995年、夏。ボスニア・ヘルツェゴビナの町、スレブレニツァがセルビア人勢力によって占拠され、2万5000人に及ぶ町の住人たちが保護を求めて国連基地に集まってくる。一方、国連平和維持軍で通訳として働くアイダは、交渉の中である重要な情報を得る。セルビア人勢力の動きがエスカレートし、基地までも占拠しようとする中、アイダは逃げてきた人々や、その中にいる夫や息子たちを守ろうとするが……。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 

 

75点

 

私の感想はこんな感じ↓

 

 

 

<備考>

・11月16日(火)、本厚木にあるあつぎのえいがかんkikiにて鑑賞。その後、カレーを挟みながら「スターダスト」「黄龍の村」「華のスミカ」「最強殺し屋伝説国岡 完全版」をハシゴしました。

・本作については、映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」での紹介がオススメ。タイトルの意味もわかります。

「池上彰と増田ユリヤのYouTube学園」の解説も超タメになりましたよ。動画内の監督インタビューがまた良くて、市民を基地に入れて守ったカナダ人指揮官の話はスゴいなと思ったり。

・アイダ役のヤスナ・ジュリチッチと、ムラディチ将軍役のボリス・イサコビッチは夫婦で、どちらもセルビア人ということで、本作に出演したことでバッシングされてるとか (´・ω・`) カワイソウ

・アイダの元教え子がセルビア人側にいたりと、「近所に住んでたような人たち」に殺される状況だったのが恐ろしい。回想のパーティーシーンでは、2つの民族が普通に仲良くしているだけにキツイ…。

・パンフを読んだら、セルビア人勢力のムラディチ将軍は、今年6月にジェノサイドの罪で終身刑が確定したそうです。

 

 

 

 

ヤスミラ・ジュバニッチ監督のデビュー作。非常に評判が良いけど、重そう…。

 

 

非常に連想したホロコースト映画。僕の感想はこんな感じ。

 

 

アイダの息子の部屋に貼ってあったジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作。そこそこの面白さです。

 

 

 

 

スターダスト(ネタバレ)

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スターダスト

 

原題:Stardust
2020/イギリス、カナダ 上映時間109分

監督・脚本:ガブリエル・レンジ

製作:ポール・バン・カーター、ニック・タウシグ、マット・コード

製作総指揮:ファビアン・ウェスターホフ、クリストファー・フィッグ、ロバート・ホワイトハウス、サスキア・トーマス

脚本:クリストファー・ベル

撮影:ニック・ノウランド

美術:エイダン・ルルー

衣装:パトコーシュ・ユーリア

編集:クリス・ギル

音楽:アン・ニキティン

出演:ジョニー・フリン、ジェナ・マローン、デレク・モラン、アンソニー・フラナガン、ジュリアン・リッチングス、アーロン・プール、モニカ・パーカー、マーク・マロン

パンフレット:★★★★(880円/コンパクトながら情報量多め。コラムは3本収録で、企画記事も多し)

(あらすじ)
1971年、3作目のアルバム「世界を売った男」をリリースした24歳のボウイはイギリスからアメリカへ渡り、マーキュリー・レコードのパブリシストであるロン・オバーマンとともに、初の全米プロモーションツアーを開始。しかし彼は自分が世間に全く知られていないこと、そして時代がまだ自分に追いついていないことを知る。ベルベット・アンダーグラウンドやアンディ・ウォーホルとの出会いなど、アメリカで多くの刺激を受けるボウイ。一方、兄の病気も彼を悩ませていた。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 

 

60点


私の感想はこんな感じ↓

 


 

<備考>

石津文子さんの評北村紗衣先生のレビュー吉村栄一さんの記事がタメになりました。

・ガブリエル・リンチ監督によるモキュメンタリー「大統領暗殺」は、映画評論家の町山智浩さんがラジオで紹介していたのを覚えております。

・パンフは、デヴィッド・ボウイについての著作も出されている田中純先生の文章が、映画と実情の違いが分かって面白かったです。

・あと、親交の深い写真家の鋤田正義さんのインタビューも良い仕事でした。

・ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演のコメディ映画「その男 ヴァン・ダム」には、デヴィッド・ボウイの名曲「Modern Love」カバーが使われてます…という、どうでも良い情報。

 

 

 

 

本作に出てくるアルバム。ベストアルバム以外も聴いてみようかしらん。

 

 

非常に連想した映画。僕の感想はこんな感じ。

 

 

デヴィッド・ボウイといえばこの主演作。昔はつまらなかったけど、今なら…。

 

 

デヴィッド・ボウイが好きになった映画。Blu-ray、買うかどうか、ずっと迷ってます。

 

 

大島渚監督作。若い頃は何が何やらだったけど、この前観たら超面白かったです。

 

 

デヴィッド・ボウイがモデルのミュージシャンが登場する映画。公開当時、彼女と観たという淡い思い出。

 

 

ニール・ゲイマンのファンタジー小説を映画化した作品。評判が良いので観たいッ!

 

 

 

 

2021年11月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

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すみません…。もう11月の第3週になってしまいましたが(汗)、それでも毎月の恒例として! 僕が2021年11月公開で観たいと勝手に思っている映画を貼っておきますね↓


※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

11/5〜6

アンテベラム ①

映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ ②

エターナルズ ③

ほんとうのピノッキオ ④

花椒の味 △

記憶の戦争 △

これは君の闘争だ △

12番目の容疑者 △

告白 △

DANCING MARY ダンシング・マリー △

我が心の香港~映画監督アン・ホイ △

リスペクト △

メイド・イン・ヘヴン △

ボクたちはみんな大人になれなかった △

絶滅動物(VACATION) △

 


11/12〜13

半狂乱 ⑤

カオス・ウォーキング ⑥

テン・ゴーカイジャー ⑦

ファイター、北からの挑戦者 ⑧

アイス・ロード ⑨

唐人街探偵 NEW YORK MISSION ⑩

ドーナツキング ⑪

ボストン市庁舎 ⑫

マリグナント 狂暴な悪夢 ⑬

皮膚を売った男 ○

ドーン・オブ・ザ・ビースト/魔獣の森 ○

信虎 ○

フォーリング 50年間の想い出 △

tick, tick... BOOM!: チック、チック...ブーン! △

SAYONARA AMERICA △

サマーゴースト △

僕の世界の中心は △

恋する寄生虫 △

梅切らぬバカ △

 

 

11/19〜20

囚人ディリ ⑭

聖地X ⑮

モスル~あるSWAT部隊の戦い~ ⑯

ミュジコフィリア ⑰

ずっと独身でいるつもり? ⑱

リトル・ガール ⑲

ユダヤ人の私 ⑳

COME & GO カム・アンド・ゴー ㉑

土竜の唄 FINAL ○

1941 モスクワ攻防戦80年目の真実 ○

12人のイカれたワークショップ ○

JOINT ○

宮田バスターズ(株) 大長編 △

パワー・オブ・ザ・ドッグ △

茲山魚譜 チャサンオボ △

自宅警備員と家事妖精 △

無慈悲な光 △

 

 

11/26〜27

ザ・レッド・チャペル ㉒

ダ・ヴィンチは誰に微笑む ㉓

CHAIN/チェイン ㉔

水俣曼荼羅 ㉕

幕が下りたら会いましょう ㉖

ダーク・アンド・ウィケッド ○

ミラベルと魔法だらけの家 △

ベロゴリア戦記 第1章:異世界の王国と魔法の剣 △

私は白鳥 △

ディア・エヴァン・ハンセン △

 

 

本当なら10月末にアップする予定が、すっかり11月下旬… ('A`) 上のリストを作ったのは10月末なので、「映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」「エターナルズ」はすでに観てしまっているワケですけど(汗)、それはそれとして(「エターナルズ」の感想はこちらにアップしております)。とりあえず今さらながら観たい映画を書いておきますと、今月は気になるドキュメンタリーが超多くて、まずは「ゲッベルスと私」に続く「ホロコースト証言シリーズ」の第2弾「ユダヤ人の私」は観ておきたいなぁと。さらに、”ドーナツ王”の人生に迫った「ドーナツキング」巨匠フレデリック・ワイズマンの最新作「ボストン市庁舎」、アート界の闇を暴いたという「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」、トランスジェンダーの少女についてのドキュメンタリー「リトル・ガール」、北朝鮮の実態を暴いた「ザ・レッド・チャペル」、原一男監督が15年撮影した力作「水俣曼荼羅」も観る予定でございます。

 

 

11月公開作で購入した前売り券は11作品分でございます。
 
 
「ユダヤ人の私」の予告編↓ ヘビーなムードがムンムンですな…。
 

 

 
その他、せっかくオンライン試写に誘っていただいたのに、結局、観ないまま公開日を迎えてしまって非常に申し訳ないことこの上ない「半狂乱」とか、「ゲット・アウト」「アス」のプロデューサーによるパラドックス・スリラー「アンテベラム」とか、ジェームズ・ワン監督による「マリグナント 狂暴な悪夢」といった「怖い映画」もいろいろとので、押さえておきたいところ。「リスペクト」「ボクたちはみんな大人になれなかった」に関しては、あまり観るつもりはなかったものの、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題候補になったので、足を運ぼうと思っております (´∀`) ツキアイ
 
 
「半狂乱」の予告編↓ 広報担当の方、ごめんなさい…。

 

 

 

さて、恒例の「なるべく観に行きたい名画座上映作品」ですけど、もう11月下旬だし、さすがに挙げても意味ないかな… (´・ω・`) ウーン ただ、下高井戸シネマで11/20(土)~11/26(金)の「復讐者たち」「沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家」「ストップ・メイキング・センス」川越スカラ座で11/27(土)~12/3(金)の「ファンタスティック・プラネット」「ザ・クレイジーズ」「犬部!」関しては、なるべく足を運びたいなぁと。以上、2021年11月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。本当にすみませんでした…。

 

 

 

 


黄龍の村(ネタバレ)

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黄龍の村

 

2021/日本 上映時間66分

監督・脚本・編集:阪元裕吾

製作:與田尚志、折上英作、スージュン

エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫、小林一彦

企画・プロデュース:中野剛、近藤良英

プロデューサー:妙円園洋輝

共同プロデューサー:柳坂明彦、和田隆

協力プロデューサー:宇田川寧、田口雄介

撮影:伴徹

照明:宮永アグル

録音:村原孝麿

美術小道具・装飾・小道具:岩崎未来

スタイリスト:入山浩章

ヘアメイク:ほんだなお

音楽:遠藤浩二

主題歌:Helsinki Lambda Club

音響効果:岡部泰輝

音楽コーディネート:杉田寿宏

助監督:島田伊智郎

スタントコーディネーター:谷本峰

配給統括:増田英明

出演:水石亜飛夢、松本卓也、鈴木まゆ、秋乃ゆに、ウメモトジンギ、石塚汐花、大坂健太、美上のしおり、藤井愛稀、中村龍介、小玉百夏、安田ユウ、陸野銀次郎、海道力也、一ノ瀬ワタル、伊能昌幸

パンフレット:なし

(あらすじ)
レンタカーでキャンプ場へ向かう優希ら8人の若者たち。その途中、山の中で車がパンクしてしまい、携帯電話の電波も繋がらず、助けを求めて歩き始める。トンネルを抜けてたどり着いたのは、包丁が頭に刺さった案山子がある奇妙な村・龍切村だった。馬に乗って現れた老人は車を直してくれると話し、優希たちを自宅へ招く。老人の家では3人の女性が律儀に出迎えてくれ、夕食や布団まで用意されていた。老人の半ば強引な誘いでその夜は泊まることになるが、翌朝、外の音で目を覚ました優希は、不思議なお面を被った村人たちが外を練り歩く姿を目撃する。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 


70点
 

 

私の感想はこんな感じ↓

 

 

 

<備考>

・11月16日(火)、本厚木にあるあつぎのえいがかんkikiにて、カレーを挟みつつ「アイダよ、何処へ」「スターダスト」を観てから、鑑賞。その後、「華のスミカ」「最強殺し屋伝説国岡 完全版」をハシゴしました。

・熱くても鍋つかみを使うのが禁止されているっぽかったりとか、村の酷さが細かく描写されてたのが好き。

・「ヴィーガンだけにピーマンは食べられるけどな」「何の罪もない村人を殺しやがって」の台詞に笑った。

・人肉食由来のクールー病なのか、一部の登場人物の手が震えてたような(うろ覚え)。

首が折れても自力で直す一ノ瀬ワタルさんが素敵。ちょっと烈海王を連想したけど、よくある描写でもある。

・梶原と「おびんたわらさま」のスピンオフ希望。

 

 

 

 

今年5月に観た阪元裕吾監督作。アクション、かなり頑張ってました。感想、書けてない…。

 

 

なんとなく思いだした「ヤバい村」映画。感想、まだアップできてない…。

 

 

なんとなく貼っておきたい大好きな映画。僕の感想はこんな感じ。

 

 

ふと思い出した倉田保昭さん主演×鹿島勤監督作。銀座シネパトスで観た記憶。

 

 

 

 

リスペクト(ネタバレ)

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リスペクト

 

原題:Respect
2021/アメリカ 上映時間146分

監督・製作総指揮:リーズル・トミー

製作:ハービー・メイソン・Jr.、スコット・バーンスタイン、ジョナサン・グリックマン、ステイシー・シェア

製作総指揮:ジェニファー・ハドソン、スー・ベイドン=パウエル、アーロン・L・ギルバート、ジェイソン・クロス

原案:カーリー・クーリ、トレイシー・スコット・ウィルソン

脚本:トレイシー・スコット・ウィルソン

出演:ジェニファー・ハドソン、フォレスト・ウィテカー、マーロン・ウェイアンズ、オードラ・マクドナルド、マーク・マロン、タイタス・バージェス、セイコン・セングロー、ヘイリー・キルゴア、ヘザー・ヘッドリー、スカイ・ダコタ・ターナー、テイト・ドノバン、メアリー・J・ブライジ

パンフレット:★★★(800円/大黒摩季さんのインタビューが面白かったし、林剛さんの解説ページ、使用曲リストもうれしい。ただ、もう1本コラムがほしかったし、6p分のプロダクションノートの余白部分が気になりました…)

(あらすじ)
少女の頃から、その抜群の歌唱力で天才と称されたアレサは、ショービズ界でスターとしての成功を収めた。しかし、彼女の成功の裏には、尊敬する父、愛する夫からの束縛や裏切りがあった。すべてを捨て、彼女自身の力で生きていく覚悟を決めたアレサの魂の叫びを込めた圧倒的な歌声が、世界中を歓喜と興奮で包み込んでいく。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 

 

70点

 

※本作について「どこまでが本当なのか?」を知りたい方は、こちらの記事を読むと良いザンス。

 

本作は“ソウルの女王”と呼ばれたアレサ・フランクリンの伝記映画だそうで。正直なところ、彼女にあまり興味がないので、たぶん観ないと思っていたんですが、しかし。愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になったので、12月1日(水)=映画の日、ヒューマントラストシネマ渋谷で観て来ました(その後、横浜に移動して、「ファンタスティック・プラネット」「THE MOLE(ザ・モール)」をハシゴ鑑賞)。普通に楽しかったです (・∀・) ヨカッタ!

 

 

スクリーン1、確か観客は20人ぐらいでした。

 

ほっこりポテトのプレーンといろはすを摂取しながら観たのです。

 

 

映画は、幼い頃のアレサが牧師の父クラレンスにうながされて自宅のパーティで歌うくだりから始まりまして。身近な人からの性暴力(のちに妊娠したっぽい)、愛する母バーバラの死などを経験しつつ、成長してジェニファー・ハドソン化すると、父親の束縛から逃れたり、苦労の末にヒット曲を生み出したり、暴力的な夫と別れたり、酒浸りになったりした挙げ句、「私にはゴスペルが必要!Σ(°д°し クワッ!」と開眼教会でライブアルバムを収録すると同時にドキュメンタリーも撮影したところでエンドクレジットに突入しまして。最後は、アレサ・フランクリン本人の歌唱映像が流れてましたよ。

 

 

最後に流れた本人の歌唱シーンを貼っておきますね↓

 

 

 

本作を観て一番思ったのは「歌、上手ぇ!Σ(゚д゚;)」ということ。これから無限列車で大量の弁当を食らう煉獄杏寿郎さんライクに「うまいうまい」を連発しますけど(汗)、まず、アレサ・フランクリンから直々に指名されたというジェニファー・ハドソン、確かに歌が超上手くて感心いたしました。もちろん演技も素晴らしくて、結局、本作はこの人の説得力があったからこそ成り立っているんだろうなと。それと、アレサの幼い頃を演じた子役のスカイ・ダコタ・ターナーがまた歌が非常に上手くて、「天才ダナ、アノ子ハ ( ゚д゚)」と思わずカタカナでつぶやいたほど。さらにラスト、実話&伝記映画にありがちな本人映像が流れ始めた時は「おやおや、またこのパターンですか ( ´_ゝ`) ププッ」と若干のヤレヤレ顔になったものの、アレサ本人の歌がまたスーパー上手くて(本作で一番感動した)、「これが“ソウルの女王”ってやつの実力か… (`Δ´;) ヌゥ」とバトル漫画の解説者っぽい冷や汗が流れたというね。あと、お母さん役のオードラ・マクドナルドとか、アレサの姉妹役の人たちとか、みんなみんな上手かったですよ(バカっぽい文章)

 

 

スカイ・ダコタ・ターナーを観た時の心境を代弁するキャプテン・ストライダムを貼っておきますね(「範馬刃牙」第3巻より)。

 

 

まぁ、音楽映画として本当に良くできてて。この手の音楽映画って「名曲が生まれる瞬間」をどう素敵に描くかが問われると思うんですけど、本作はその条件をしっかり満たしていた印象。特に名曲「リスペクト」が生まれるシーンのグルーヴ感は最高のひと言でしたよ(恥ずかしながらオーティス・レディングのカバーだったのは初めて知りました…って、聴いてみたら全然違っててビックリ)。あと、この時代の女性を描いたら必然的にそうなる確率が高いと思うんですけど、父親やら夫やらによる“父権主義や男性性の害悪”について描かれていたのも僕好みでした。だからといって、単に彼らを糾弾するのではなく、例えばマーロン・ウェイアンズ演じるテッドは他者を殴るようなクズでしたけど、スタジオに向かう車内で彼が綿花畑を見る場面があったりと、その暴力性には社会的抑圧が影響していることを示唆するあたりも良かったんじゃないでしょうか。ちなみに今年、「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」というドキュメンタリーが公開されていたのは知っていたので(未見)、終盤の展開は「あ、あの映画に繋がるのか!Σ(゚д゚ )」と気付いて、なんとなくうれしくなったりもした次第。

 

 

ふとジャン=クロード・ヴァン・ダムの画像を貼っておきますね(「エクスペンダブルズ2」の予告編より)。

 

 

素晴らしいシーン↓ 今さらですが、ライムスターの「リスペクト (feat. ラッパ我リヤ)」の冒頭もこの曲からきてるのかしらん。

 

 

 

つーか、なんか「ホイットニー オールウェイズ・ラヴ・ユー」で観た“晩年の歌えなくなったホイットニー・ヒューストン”を思い出したりもして。「歌姫」の明暗にしんみりしたりもしましたねぇ… (´・ω・`) シンミリ そんなワケで、とても良かったんですけど、なんて言うんですかね、音楽映画って、劇中の音楽が自分の趣味と合わないと乗れなかったりもするじゃないですかぁ〜(突然、馴れ馴れしく)。直近の作品を挙げると「アメリカン・ユートピア」がそうだったんですが、本作も若干そんな感じがあって。ごめんなさい、率直な話をすると、個人的にアレサ・フランクリンみたいな「ハァァァァ〜ッ♪ (`Д´し」的なソウルフルな外国人歌手って得意じゃないので70点という身もフタもない着地でございます。ただ、アレサ・フランクリンという稀代のシンガーを知る入門編として最適だと思うし、普通に良くできている音楽映画なので、気になる人はぜひ観てみてくださいな。おしまい。

 

 

 

 

本作のサントラでございます。

 

 

クライマックスで録音されたのはこのアルバムだそうです (゚⊿゚) ヘー

 

 

今年5月に公開されたドキュメンタリー。すでに配信されております。

 

 

非常に連想したホイットニー・ヒューストンのドキュメンタリー。僕の感想はこんな感じ。

 

 

リスペクトしてほしいヴァン・ダムが悪役として活躍するアクションムービー。僕の感想はこんな感じ。

 

 

父親役のフォレスト・ウィテカーが出演しているヴァン・ダム主演作。僕の感想はこんな感じ。

 

 

 

 

 

2021年12月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

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毎月の恒例として、12月公開で観たいと勝手に思っている映画を貼っておきますね↓


※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

12/3〜4

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ ①

パーフェクト・ケア ②

悪なき殺人 ③

吾輩は猫である! ④

ナチス・バスターズ ⑤

彼女が好きなものは ⑥

ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド ⑦

フラ・フラダンス ⑧

クナシリ △

ベロゴリア戦記 第2章:劣等勇者と暗黒の魔術師 △

天才ヴァイオリニストと消えた旋律 △

スティール・レイン △

降霊会 血塗られた女子寮 △

成れの果て △

The Hand of God △

グロリア 永遠の青春 △

189 △

アリスの住人 △

 


12/10〜11

ラストナイト・イン・ソーホー ⑨

GUNDA/グンダ ⑩

軍艦少年 ⑪

東洋の魔女 ⑫

ドント・ルック・アップ ⑬

ローラとふたりの兄 ⑭

ニューイヤー・ブルース △

ジャネット △

ジャンヌ △

衝動 △

街は誰のもの? △

 

 

12/18〜19

マトリックス レザレクションズ ⑮

仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ ⑯

偶然と想像 ⑰

ボス・ベイビー ファミリー・ミッション ⑱

世界で一番美しい少年 ⑲

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 ⑳

なれのはて ㉑

雨とあなたの物語 ㉒

BELUSHI ベルーシ ㉓

POP! ㉔

私はいったい、何と闘っているのか ㉕

逆光 △

偽りのないhappy end △

 

 

12/24〜25

レイジング・ファイア ㉖

キングスマン:ファースト・エージェント ㉗

ただ悪より救いたまえ ㉘

パーフェクト・ノーマル・ファミリー ㉙

香川1区 ○

エッシャー通りの赤いポスト △

 

 

12/31〜1/1

明け方の若者たち ㉚

コレクターズ ソウルに眠る宝刀を盗み出せ △

君といた108日 △

ヴォイス・オブ・ラブ △

 

 

一応、毎月アップしている「観たい映画の覚え書き」は、実際に自分で「観たい映画」をメモ代わりに列挙しているワケですけど、ここ最近はすっかり遅れ気味。今回もすでに第一週を過ぎてしまったということで、すでに「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は観ちゃったりしているのです… (´∀`;) エヘヘ ただ、僕的に12月公開作の中で「一番観たい1本」を挙げるとするなら、それはやっぱり「マトリックス レザレクションズ」でございます。十何年ぶりの続編製作についてはいろいろと思うところはあるものの、とはいえ、かつて「黒いコートを着てウロウロする」程度の影響は受けたのでね(苦笑)、すでに前売り券は購入済みであり、たぶん公開日に観ると思います。

 

 

12月公開作の前売り券。つい買いすぎちゃった…。

 

 
「マトリックス レザレクションズ」の予告編↓ どんな話になるんでしょうな〜。

 

 

 

あと、ドニー・イェン&ニコラス・ツェー主演×ベニー・チャン監督作の「レイジング・ファイア」は当然ながら鑑賞が義務レベル。アクション監督が敬愛する谷垣健治さんということで、間違いなく面白いハズなのです。そして、韓国産バイオレンス映画の名作「新しき世界」で共演していたファン・ジョンミンとイ・ジョンジェが殺し合う「ただ悪より救いたまえ」も期待大というか。予告編を観たら「やりすぎ感」が全開だったので、これもまた上映されたらすぐに観ておきたいなぁと。それと、公開延期を経てようやく上映される「キングスマン:ファースト・エージェント」も楽しみな1本。前日譚って、それほどテンションは上がらないんですが、このシリーズはアクションが良い出来なので、それなりには期待しております (・∀・) ソレナリ
 

 

「ただ悪より救いたまえ」の予告編↓ 間違いなく面白いと思います、たぶん、きっと。

 

 

 

最後に「なるべく観に行きたい名画座上映作品」を挙げておきますと。飯田橋ギンレイホールで12/04(土)~12/10(金)の「イン・ザ・ハイツ」「アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン」シネマネコで12/03(金)~12/17(木)の「サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」川越スカラ座12/11(土)~12/17(金)の「ミッドナイト・トラベラー」「ドーナツキング」「ベイビーわるきゅーれ」新文芸坐で12/22(水)~12/23(木)の「PITY ある不幸な男」「ライトハウス」、12/26(日)~12/27(月)の「SNS 少女たちの10日間」「プロミシング・ヤング・ウーマン」って感じですかね。以上、2021年12月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは〜。

 

 

 

 

ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ(ネタバレ)

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ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ

 


原題:Venom: Let There Be Carnage
2021/アメリカ 上映時間98分

監督:アンディ・サーキス

製作:アビ・アラド、マット・トルマック、エイミー・パスカル、ケリー・マーセル、トム・ハーディ、ハッチ・パーカー

製作総指揮:バリー・ウォルドマン、ジョナサン・カベンディッシュ、ルーベン・フライシャー

原案:トム・ハーディ、ケリー・マーセル

脚本:ケリー・マーセル

撮影:ロバート・リチャードソン

美術:オリバー・スコール

衣装:ジョアンナ・イートウェル

編集:メリアン・ブランドン、スタン・サルファス

音楽:マルコ・ベルトラミ

視覚効果監修:シーナ・ダガル

出演:トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、ウッディ・ハレルソン、ナオミ・ハリス、リード・スコット、スティーブン・グレアム、ペギー・ルー

パンフレット:★★★★(880円/ネタバレ全開で、コラムが4本入っております。観音開きページが好き)

(あらすじ)
「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生した地球外生命体シンビオートのヴェノムは、食欲制限を強いられ不満を抱えながらも、エディとの共同生活をそれなりに楽しんでいた。そんな中、ジャーナリストとして未解決事件の真相を追うエディは、刑務所で死刑囚クレタス・キャサディと再会する。クレタスは猟奇殺人を繰り返したシリアルキラーで、死刑執行が迫っていた。エディに対し異様な興味を示すクレタスは突如として彼の腕に噛み付き、その血液が人間とは異なることに気づく。そして死刑執行の時、クレタスはついにカーネイジへと覚醒する。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 

 

70点
 

 
私の感想はこんな感じ↓
 

 

 

<備考>

・12月4日(土)、新幹線で新潟に行って、カレーなどを食べてからT・ジョイ新潟万代で鑑賞。その後、シネ・ウインド「リオの男」を観てから、ユナイテッド・シネマ新潟にてチェ・ジバラのイベント「マリグナント 狂暴な悪夢」をハシゴしました。

・ペギー・ルー演じるコンビニ店長のチェンが可愛い!(*゚∀゚)=3 ムッハー! つーか、「街の人たちからはエディとヴェノムの関係が認知されてる」設定にして、もっと地域社会に溶け込むヴェノムが観たかったです。

・ヴェノム×エディ×アンと、カーネイジ×クレタス×シュリークの2つの三角関係は対比的な扱いだったんですかね? そんなに上手くないような…。

「ナチュラル・ボーン・キラーズ」っぽいだけに、シュリーク役はジュリエット・ルイスが良かった…って、モロすぎますかね (・ε・) ウーン

・ポストクレジットシーンでエディ&ヴェノムが「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」のラストのテレビ放送を観るくだり、エディたちがMCUの世界に本格的に合流したということなのか? それとも「ちょっと顔出しました」程度なのか? とても気になります… (´Д`;) キニナルー

 

 

 

 

サントラがありましたよ。

 

 

ルーベン・フライシャー監督による前作。僕の感想はこんな感じ。

 

 

ラスト、この映画の世界につながってましたな。僕の感想はこんな感じ。

 

 

 

 

モスル あるSWAT部隊の戦い(ネタバレ)

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モスル あるSWAT部隊の戦い


 
原題:Mosul
2019/アメリカ 上映時間102分

監督・脚本:マシュー・マイケル・カーナハン

製作:ジョー・ルッソ、アンソニー・ルッソ、マイク・ラロッカ、ドーン・オストロフ、ジェレミー・ステックラー

製作総指揮:ワン・チョンジュン、ワン・チョンレイ、フー・ジュンイー、パトリック・ニュウォール、トッド・マクラス、クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー、モハメド・アルダラジー

撮影:マウロ・フィオーレ

美術:フィリップ・アイビー

衣装:メアリー・E・マクロード

編集:アレクサンドロ・ロドリゲス

音楽:ヘンリー・ジャックマ

出演:ヘール・ダッバーシ、アダム・ベッサ、イスハーク・エリヤス、クタイバ・アブデル=ハック、アフマド・ガーネム、ムハイメン・マハブーバ、ワリード・エル=ガーシィ

パンフレット:★★★★(880円/ネタバレ前提のパンフ。イラク情勢やら武器演出やらがわかるコラムが4本収録。本作の背景がよくわかります)

(あらすじ)
長引く紛争により、荒廃したイラク第二の都市モスル。21歳の新米警察官カーワは重武装したISに襲われたところを、ジャーセム少佐率いるSWAT部隊に救われる。カーワが身内をISに殺されたと聞いたジャーセムは、その場で彼をSWATの一員に招き入れる。少佐を頂点に統制が取られ、十数名の元警察官から構成されるその部隊は、本部からの命令を無視して独自の戦闘をおこない、カーワには明かされないある使命でつながっていた。激しい戦闘で仲間を失い、絶望的な状況に直面しつつも、部隊はISの要塞に向かう決断をする。その決断の裏には、彼らの隠されたある任務があった。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 

 

80点

 

私の感想はこんな感じ↓

 

 

 

<備考>

・12月7日(火)、TOHOシネマズシャンテにて、「ほんとうのピノッキオ」「アンテベラム」と続けて鑑賞。その後、ヒューマントラストシネマ有楽町「皮膚を売った男」観ました。

・動画収録時に触れ忘れたので、後から画像を無理矢理入れましたが(汗)、ちょびっとチキンとコカコーラゼロを摂取しながら観たのです。

・本作の銃器関連については、大久保義信さんの記事を読むと良いです。

・本作は、雑誌「ザ・ニューヨーカー」に掲載され全米で話題となった記事がベースとなっているそうですが、その記事の邦訳を読んでみたいものです。

・こういう「部隊モノ」を観ると、機動隊にいた頃を思い出して、何ともいえない気持ちになります ('A`)

・カーワが他の隊員と1つのイヤホンで音楽を聴くシーン、「お前ら、今日初めて会ったよな?(゚д゚;)」とビックリ。イラクではさほど親しくない人でもそうするのが普通なの?

・カーワが瀕死の敵にとどめを刺そうとした時、隊長から「苦しませとけ」と言われて、即座にその冷徹さをしっかり取り入れてたのが好き。

・敵のドローン攻撃、ビックリした。あんな戦場にいたら、僕なんぞ2秒で死にそう。

・迷いながらもISISの基地の襲撃を決断するシーン、任務の内容が判明してみると「なぜ隊長はワリードに決断をさせたのか?」がわかったし、ISISへの攻撃を決めたワリードにあらためてグッときた。

・不発だったロケット弾、パンフの白石光さんのコラムによると、人体や自動車のボディといった柔らかい目標に命中すると爆発しないことが少なくないとか (゚⊿゚) ヘー

・隊長のブービートラップ、エロ本置き場に仕掛けられてたのがまた…。そりゃ油断するよ。

・アダム・ベッサ、話が進むにつれて顔つきがどんどん変わっていくのが見事でしたな。
・本日、TBSラジオ「アフター6ジャンクション」で宇多丸師匠が批評するので、ぜひ聴いてみて!ヘ(゚∀゚*)ノ

 

 

 

 

サントラがありましたよ。

 

 

カーナハン監督が脚本を書いたルッソ兄弟プロデュース作品。僕の感想はこんな感じ。

 

 

モスルでの戦いを扱った2017年のドキュメンタリー。短めだし、観てみようかな。

 

 

ちょっと連想したジョゼ・パジーリャ監督作。僕の感想はこんな感じ。

 

 

 

 

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