Quantcast
Channel: 三角絞めでつかまえて2
Viewing all 2543 articles
Browse latest View live

ロボコップ(2014年版)(ネタバレ)

$
0
0
ロボコップ(2014年版)

ロボコップ

原題:RoboCop
2014/アメリカ 上映時間117分
監督:ジョゼ・パジーリャ
製作:マーク・エイブラハム、エリック・ニューマン
製作総指揮:ビル・カラーロ、ロジャー・バーンバウム
脚本:ジョッシュ・ゼッツマー、ニック・シェンク
オリジナル脚本:エドワード・ニューマイヤー、マイケル・マイナー
撮影:ルラ・カルバーリョ
美術:マーティン・ホイスト
衣装:エイプリル・フェリー
編集:ダニエル・レゼンデ、ピーター・マクナルティ
音楽:ペドロ・ブロンフマン
出演:ジョエル・キナマン、ゲイリー・オールドマン、マイケル・キートン、アビー・コーニッシュ、ジャッキー・アール・ヘイリー、マイケル・K・ウィリアムズ、ジェニファー・イーリー、ジェイ・バルチェル、マリアンヌ・ジャン=バプティスト、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・ポール・ラッタン
パンフレット:★★★★★(800円/オムニコープ社のカタログを模したページもある、充実した理想的なパンフレット。中居雄太さんの仕事)
(あらすじ)
2028年、巨大企業オムニコープ社がロボット技術を一手ににぎる世界。米デトロイトで愛する家族と暮らす勤勉な警察官アレックス・マーフィー(ジョエル・キナマン)は、勤務中に重傷を負い、オムニコープ社の技術によりロボコップとして新たな命を得る。驚異的な力を身に付けたアレックスだったが、そのことから思わぬ事態に直面することとなる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




76点


※今回の記事は、ダラダラと長いし、画像を貼りまくっていて読みにくいので、気をつけて!
※今回の記事は、オリジナル版のネタバレにも触れているので、知りたくない人は気をつけて!


暴論かもしれませんが、僕と同世代の人間で、ポール・ヴァーホーベン監督の「ロボコップ」を観て衝撃を受けなかった人はいないんじゃないでしょうか。最初にタイトルを聞いた時、「おやおや、『シートン動物記』に出て来た狼王が刑事にでもなったんですかね ( ´,_ゝ`) プッ」とは思わなかったものの(不要な文章)、「どうせ適当なヒーロー映画なんだろうよ ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」な~んて舐めた態度で観に行ったら、ゴリゴリのバイオレンス映画で度肝を抜かれたというか。クズどもは徹底してクズなので、とにかくストレスは溜まるものの、その分、ロボコップと化した主人公マーフィーの活躍振りが爽快すぎて、留飲が下がりまくり。しかも、“底意地の悪いブラックな演出”の数々は愉快だし、アイデンティティを取り戻すというストーリーも素晴らしくてね…(しみじみ)。


このシーンとか、無惨だけど「超ざまぁ!ヘ(゚∀゚*)ノ スッキリ」なのです。
超ざまぁ!


あの遅くてカクカクしたロボっぽい動きで戦うのも妙に新鮮だったりして。「宇宙刑事ギャバン」をデザインの参考にした話がありましたけど(デザイナーの村上克司さんが許可した)、東映が即座に「仮面ライダーBLACK RX」に“悲しみの王子”ロボライダーを導入した時は「東映、貪欲だな!Σ(゚д゚;)」と感銘を受けたものですよ(その後、モロな「機動刑事ジバン」も登場)。恥ずかしながら、ドラマ版はチェックしていませんが、オリジナル版に関しては好感しか抱いていないのです。


唐突ですが、当時、一世を風靡した吹越満さんのロボコップ演芸を貼っておきますね↓ 




で、今回のリブート版ですよ。こんな勝ち目のない戦いがあるかと。ハッキリ言って、最初からオリジナル版を越えるのは100パーセント無理だと確信してたんですが、しかし。監督があの傑作「エリート・スクワッド」を撮ったジョゼ・パジーリャなら話は別。「周囲の評判もそんなに悪くはないし、意外とイケるのでは?」「舞台はブラジルで、BOPEの隊員が殉職してロボコップになって… (´Д`;) ハァハァ」と、それなりの期待と妄想を抱きながら、TOHOシネマズ 六本木ヒルズに行ってきました。結構好きでしたヨ (・∀・) ヨカッタ!


仕事の打ち合わせが終わった後、夜のTOHOシネマズ 六本木ヒルズに直行しまして。
六本木ヒルズ

何も食べてなかったので、つい大量購入…。でも、飲み物はコカコーラゼロだから大丈夫(バカの文章)。
散財しました


まぁ、物足りないところはあって。「映画秘宝 2014年 04月号」の特集記事の中で月村了衛先生が同じようなことを指摘されてましたが、ケレン味が足りないとは思いました。アクション描写は緊迫感が溢れててリアル寄りで、そこそこカッコ良いんですけど、「ここで“決め”!m9・∀・) ドーン!」という場面がなくて。「あえて」なのかもしれませんが、基本的にヒーロー然とした見せ方をあまりやらないんですよね。オリジナル版のニードルような武器ギミックもないし、微妙に盛り上がりに欠けるというか。


右手から極太のニードルがシャキーン! こういうギミックがほしかったです。
ニードル!


特に「どうかな~」と思ったのが、終盤の展開。「相棒のルイス(マイケル・K・ウィリアムズ)が2連続でマーフィーを救う流れが微妙…」というのは置いとくとして、オムニ社の屋上で、CEOのレイ(マイケル・キートン)とマーフィーが撃ち合う場面ですよ。今作は「人の心はプログラムを凌駕する!」ということを描いているだけに、最後の最後、赤マーカーの呪縛を乗り越えてマーフィーはレイを射殺するわけですが…。オリジナル版「クビだ!ヽ(`Д´)ノ」→「どうも!(o^-')b」とクソ野郎を射殺する爽快なオチと比べると、ヒネリがないのは仕方ないとしても、見せ方が地味すぎてなんか物足りない。その直後、“奧さん&息子を「人間の右手」で抱く=自分の人生を取り戻したシーン”だって、本当ならもっとエモく描いて良いのに、サラッと流すから、ちょっと感動が目減り気味。

サミュエル・L・ジャクソン演じるキャスター・ノヴァックのアジテーション振りは、FOXニュースなどを皮肉っているんでしょうし(同じポール・ヴァーホーベン監督作である「スターシップ・トゥルーパーズ」のオマージュでもあるっぽい)、最後に「彼が暴言を吐いてエンドクレジットに突入→『I Fought The Law』が流れる」というのは、その歌詞の意味を考えれば皮肉で良いオチなのかもしれませんが…。僕的にはマーフィー一家に思い入れが特盛り状態だったため、やっぱり家族との再会をメインにしてほしかったというか。なんか上手いことやって(素人にありがちな無茶振り)、オリジナル版っぽく自分の名前を答えてエンドクレジット→メインテーマが流れてたら、それだけで20点プラスだった…って、僕の勝手な願望ですけどね (ノ∀`) スミマセン


この人から始まり、この人で終わる映画なのです。「マザ、ファッカ!」発言は笑いましたよ。
サミュエル・L・ジャクソン


一応、ザ・クラッシュ「I Fought The Law」を貼っておきますね↓




あとね、これは「映画秘宝 2014年 04月号」の特集記事の中で監督自身はバイオレンス要素を入れる気マンマンだったことが書かれていただけに責められないんですが(パンフレットのインタビューで「自分が続編を撮る可能性は薄い」的な発言→いろいろあったのでは…という勘ぐりも)、やっぱりハードな残虐描写がほしかった。“マーフィーが顔と肺と右手首だけになっている無惨な姿”は超素晴らしいんですけど、それ以外は皆無なんですもの。悪役もオリジナル版と比べるとそんなに凶悪じゃなかったのもガッカリでしたな。


ここら辺はしっかりと無惨で大好きでしたが…。
無惨な姿に


な~んて不満を書きつつも75点なのは、好きなところも多いから。まず、僕は今回の“黒いロボコップ”のビジュアルがスゲー好きでして。普段は人間の顔が出ていて、戦闘時にバイザーが自動的に装着される仕様なのは、ちょっと違うけど「新造人間キャシャーン」っぽくて超カッコイイ。バイクに乗っている姿も好みでしたよ。ロボコップの製造工場が中国にあるという設定も今どきのリアルって感じで良かったです。


このフェイスバイザーが降りる→赤い目が光るのが最高!ヘ(゚∀゚*)ノ ワッショイ!
フェイスバイザー


役者さんたちも実に良くて。マーフィーを演じたジョエル・キナマン、「ダーケストアワー 消滅」の時はクズ男を演じてましたが、今回の刑事役は“二代目ルーク・ゴス”っぽいというか、今後は僕好みのアクション映画に駆り出されそうなオーラが漂っていて、非常に親近感が湧きました(なんだこれ)。奧さん役のアビー・コーニッシュもエロくて良かったです。重くてあまり好きじゃないですけど、「エンジェル ウォーズ」を見返したくなりました。


この人、2年後ぐらいにはB級アクション映画シーンを賑わせてそうな臭いがします。
ジョエル・キナマン


それと、オムニ社のCEO・レイを演じたマイケル・キートン、決して高圧的な態度は見せないものの、サラリと鬼畜な提案するのが非常にハマッてて。今作は、オリジナル版では素知らぬ顔で通過していた“人間と機械を融合させるという非人道的な計画”をどうリアルに進めるのかがキモだったワケですが、そこをスムースに乗り越えられたのは、彼の存在感のおかげじゃないでしょうか。


マイケル・キートン、相変わらず素敵でした。
マンとマシンが1つになって


「人(マン)と機械(マシン)が1つになる」ということで、このヒーローの動画を貼っておきますね↓


星雲仮面マシンマン OP ED 投稿者 DameningenTV


で、一番グッときたのは、ゲイリー・オールドマンが演じたノートン博士! レイに無茶振りをされると困りながらもマーフィーに非人道的な処置を施していくくだりには、中間管理職の悲哀が滲んでいて、なんかね、その境遇にスゲー共感したというか…。「この人、上司に『オレのケツの中でションベンしろ』とか言われても渋々従いそうだな~ (・ω・;)」なんてどうでも良いことを思っていたら、最後、「マーフィーを処分しろ」というクソすぎる命令にはちゃんと背くんだから、「アンタは偉い!ヽ(`Д´)ノ」とスタンディングオベーション。ダメなことには上司にでもしっかり「NO!」と言う勇気、学ばせていただきました(知った風な口調で)。


よくよく考えれば、「NO!」と言ったワケじゃなくて、単にレイを騙したんですけどね。
無茶振りされる博士


その他、オリジナル版にはなかった“家族に焦点を当てたストーリー展開”は良い着眼点だと思ったし、戦闘シーンもケレン味はないけど頑張っていたし(ED209の足下に隠れて戦う場面とか好き)、結構面白かったです。ちなみに、“お披露目の時にロボコップが指名手配犯を逮捕→気付かなかった警官がノヴァックに叩かれる場面”、「そういえば警察にいたころ、指名手配犯のポスターを眺めては『この人たちが目の前を通り過ぎても気付かないだろうな~ (´∀`)』なんて思ったっけ…」と超どうでも良いことを思い出したり。


この主観戦闘映像は良かったけど、ギャングたちがわざわざ暗視ゴーグルを付けて戦ったのは浅はかだったような。
戦闘シーン

「ロボコップ、指名手配犯を発見してお手柄」の巻。ただ、普通の警官もデータベースと連動した監視カメラを駆使すれば良いような…。
指名手配犯を発見


ううむ、なんだかダラダラと書いちゃって申し訳ないんですが、僕的には、オリジナル版には敵わないものの、「2」「3」よりは楽しかった…という感想。鑑賞後、思わずバスタオルを衝動買いしてしまう程度には気に入ってしまったのです。オリジナル版が大好きな人には積極的にオススメしませんけど、どうしても気になる人はそれなりの期待値で足を運んだら良いんじゃないかしら。ちなみにパンフレットは800円なんですが、オムニ社のカタログっぽいページはあるわ、キャスト&監督のインタビューは充実しているわ、その他の記事も読み応えあるわ(なんと上原正三さんのインタビューも!)と至れり尽くせりなので、映画を観た人は買うと良いですぞ。


ついバスタオルを買っちゃったのです。2100円もしたのに…。
タオルを買っちゃった


おしまい!ヽ(`Д´)ノ




ジョゼ・パジーリャ監督による超バイオレントな警察映画。僕の感想はこんな感じ続編も最高だよ!



サントラです。輸入盤もあります。



ポール・ヴァーホーベン監督によるオリジナル。100点の映画ですな。



アーヴィン・カーシュナー監督による2作目。そんなに嫌いじゃないというか、ケインは好き。



フレッド・デッカー監督による3作目。オートモは好き。



オリジナルから10年後という世界観のドラマ。



アンドロイド用のゲームがありました。タダなのがうれしいね。



この号のロボコップ特集はなかなか良かったです。



月村了衛先生による人型兵器を導入した警察小説。気になるので、kindle版を読もうかしらん。



「角界のロボコップ」として親しまれた元小結・高見盛関、初の著書。…って、そのあだ名、全然知らなかった!









キック・アス ジャスティス・フォーエバー(ネタバレ)

$
0
0

キック・アス ジャスティス・フォーエバー

キック・アス ジャスティス・フォーエバー

原題:Kick-Ass 2
2013/アメリカ、イギリス 上映時間103分
監督・脚本:ジェフ・ワドロウ
製作:マシュー・ボーン、ブラッド・ピット、アダム・ボーリング、タルキン・パック、デビッド・リード
製作総指揮:マーク・ミラー、ジョン・S・ロミタ・Jr.、スティーブン・マークス、クラウディア・ボーン、ピエール・ラグランジェ、トレバー・デューク=モレッツ
原作:マーク・ミラー、ジョン・S・ロミタ・Jr.
撮影:ティム・モーリス=ジョーンズ
美術:ラッセル・デ・ロザリオ
衣装:サミー・シェルドン・ディファー
編集:エディ・ハミルトン
音楽:ヘンリー・ジャックマン、マット・マージェソン
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン、クリストファー・ミンツ=プラッセ、クロエ・グレース・モレッツ、ジム・キャリー、モリス・チェスナット、ドナルド・フェイソン、ジョン・レグイザモ、クラーク・デューク、オーガスタス・プリュー、リンジー・フォンセカ、リンディ・ブース、ロバート・エムズ、モニカ・ドラン、スティーブン・マッキントッシュ、オルガ・クールクリナ、ダニエル・カルーヤ、トム・ウー、アンディ・ナイマン
パンフレット:★★★★(700円/情報量が多くて良い感じ)
(あらすじ)
キック・アス、ヒット・ガールというヒーローの姿を捨て、普通の学園生活を送っていたデイブ(アーロン・テイラー=ジョンソン)とミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)。しかし、卒業がせまり将来について考えたデイブは、スーパーヒーロー軍団を作り、世界の平和を守ることを決意する。キック・アスの活躍に触発された元ギャングの活動家スターズ・アンド・ストライク大佐(ジム・キャリー)とともに「ジャスティス・フォーエヴァー」を結成したデイブだったが、そんな彼の前に、打倒キック・アスを誓うレッド・ミスト(クリストファー・ミンツ=プラッセ)がマザー・ファッカーと名を改め、悪の軍団を率いて姿を現す。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




97点


※今回の記事は、かなり気持ち悪い上にダラダラと読みにくく、この映画が好きな人も嫌いな人も不快になる怖れがあるので、読まない方が良いかもしれません。
※今回の記事は、「麦子さんと」のネタバレに触れているので、気を付けて!


2回、観てきました。文句は多いけど大好きでしたヨ (´∀`) ウフフ ちくしょう、気が付けば公開1ヵ月にして都内での上映館がゼロになっているみたいですが、今さらながら感想をアップしておきますね。


1回目は公開初日。深夜のUCとしまえんに走って行って、走って帰宅しました。
UCとしまえん

劇場にはキャラクターの立て看板が飾られてましたよ。
ヒットガールの立て看板

2回目はTOHOシネマズ有楽座。来るのはたぶん初めて…だと思う。
2回目はTOHOシネマズ有楽座


本当は100点を付けたかったーー (ノД`) ハッキリ言って、クロエ・グレース・モレッツちゃん演じるミンディ=ヒット・ガールに関しては文句なしどころか、実際に会ったらお小遣いをあげたいほどの素晴らしさ(なんとなくアウトな文章)。前作と比べると、若干、アクション面&ゴア描写で劣る感のある本作ですが、いろいろなミンディの姿を見られるだけでもグッとくるじゃありませんか。ヒット・ガールとしての活躍振りはもちろんのこと、ユニオンJにキュンキュンしたり、クソ女どもにイジメられてションボリしたり、ゲロゲリ棒で仕返ししたりと(このシーンの留飲の下がりっぷりは近年稀に見る素晴らしさ!)、萌え死にそうになる場面が目白押しなのです (〃∇〃) ウフフ 前作でハートをギュッと掴まれて以来、彼女の出演作をいろいろと観てきましたが、やっぱりミンディ役が一番魅力的でしたなぁ…(しみじみ)。


映画は前作を思い出す銃撃トレーニングからスタート。イタズラっ子のような表情が最高でしてね。
銃撃トレーニングからスタート

保護者の目を盗んで、ヒットガールとしても活動中なんですが…。
ヒットガールとして活動中

バレてしまって学生生活と向き合うハメになって。いろいろあって、こんな服も着たりするのです。
ドレスアップして対抗!

憎まれ役として見事すぎたビッチ軍団。このシーン、今年のベスト留飲ダウン賞受賞は間違いないと見た(なにこの賞)。
ビッチ軍団


ユニオンJの公式動画っぽい↓ てっきり映画オリジナルのキャラかと思ったら、実在しててビックリ。




そして、何よりも自分に娘が出来たこともあって、すっかり保護者目線→前よりも思い入れがハンパじゃなくて。まるで「隣る人2」(勝手な続編)でむっちゃんが成長した姿を見せられているような気分でもあり、正直、僕的にはもうヒット・ガールなんて危ないことは全然してほしくない心境。このまま“普通の女子高生”としてダンスチームに所属して、危険な目に遭わずに終わってくれればと強く願っていただけに、気安く危ない道に誘うデイブの野郎をブチのめしたくて仕方がなくて。アクションシーンの数々も、素直に燃える気持ちと、「ああん、そんなことしたら危ないYO!ヽ(´Д`;)ノ ハラハラ」という気持ちが入り混じって、脳がグラグラしまくってました。


この妄想ダンスシーンは少し恥ずかしくて身悶えしましたが、このままダンスチームで頑張ってほしい親心(親じゃないけど)。
ダンスシーンは少し恥ずかしい

高速道路を走る車の上での銃撃アクション、超燃えつつも、心配で心配で仕方なくて… (´Д`;) ハラハラ
反撃開始!


というか、あえて現実と混同した文章を書きますが、いくら凄まじく強かろうと、少女が単身で自警活動をするなんてダメ絶対!ヽ(`Д´)ノ そこら辺の倫理観&リアリティのバランスが前作より良くないと思うのですよ。僕はミンディの自警行為には反対だし、「マーカス(モリス・チェスナット)がちゃんと彼女の『隣る人』であればあんなことには…」と思うし、そもそも普通の高校生活をバカにすんなというか、あんな嫌な奴らだけ描くなんて全然フェアじゃない。大体、狂った親父のせいで友だちはデイブしかいなくて、そのまま初恋の相手もアイツって、あんまりな青春じゃないですか… (ノω・、)


まぁ、彼女が幸せなら良いのですが…。
初恋はデイブ


でも、例えば「一流ピアニストは小さいころから強制的に何時間もハードな訓練をさせられている→それを虐待と呼ぶのか?」という問題もあったりして。「過酷でもそれが本人の道なのかもしれない」と。だから、本当にね、保護者(気分)としては何とかしたいのに何もできないイライラ感がつのったんですけれども! ラスト、ヒット・ガールという茨の道を自分で選んだミンディの清々しい顔には何も言えなくて…。デイブにファーストキスを捧げて、バイクで颯爽と旅立つ姿を観た僕は、なんとなく今年見た「麦子さんと」の最後、“自分でしっかりと進み始めた麦子の姿”も重なったりもして。「娘が独り立ちする時って、こんな気持ちなのかしら… (ノω・、)」と嗚咽を漏らして泣きながら、彼女の選択をしみじみと受け入れた次第。


ミンディがバイクで走る去るシーンでこの歌が流れてたら、映画的には超台無しですけど、座席で泣き死んだと思います。




あとね、何が素晴らしいって、オルガ・カーカリナが演じたマザー・ロシア!ヽ(`Д´)ノ 「ターミネーター2」のサラ・コナーなど“懸垂で登場する女性キャラは信用できる”という法則があるワケですが(眉唾な文章)、その“ドルフ・ラングレンと神取忍選手がフュージョンしたようなビジュアル”には胸が高まりまくって、「心にアナタいっぱい!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」「ドッキドキ!LOVEメール」状態に突入(なんだこれ)。中盤、彼女が繰り広げる“警官10人殺し”はこの映画の白眉であって、もう褒めるところしかないキャラクターなのです。


発達した広背筋を見せつけながらの登場なんて、ワンダフルだわ、素敵だわ!ヘ(゚∀゚*)ノ ダワ!
懸垂スタート!

駆けつけた警官10人を単身で皆殺し! 度肝を抜かれましたよ。
警官10人殺し


だから、クライマックスのヒット・ガールvsマザー・ロシアは、もちろんミンディに勝ってほしかったものの、複雑な心境でしたよ… (´・ω・`) アクション的には、ヒット・ガールの頑張りに胸を打たれたというか、あらゆる攻撃を無効化されつつも、飛びつき腕十字を仕掛けたりとか、なかなか良かったなぁと。とは言え、「てっきり“自殺する手段”だと思い込んでいた薬物が強力なアドレナリンで、超スピードで逆転する」というオチ自体は悪くないんですけど、“決め台詞”の前にキック・アス側のシーンを挟む編集に興を削がれたというか、非常にダメだと思ったり。まぁ、何はともあれ、マザー・ロシア役のオルガ・カーカリナはボディビルダーだそうですが、今後もぜひアクション映画でその存在感を発揮しまくってほしいですな~ (´∀`) ウフフ


このバトル、ヒット・ガールとしては通過儀礼的な意味もあるんですよね。
ヒット・ガールvsマザー・ロシア

アドレナリンの場面は「アドレナリンを操作するガイア」を思い出したけど、どうでもいいね (ノ∀`) スミマセン
ガイアのアドレナリン操作


ということで、上記の要素だけなら100点だったんですが、ごめんなさい、「いろいろと失敗してるなぁ… (・ε・;) ウーン」とは思ってて。正直、座席で激怒したり、失望したりする場面も多かったりはしたのです。とりあえずそれはほとんど男キャラのせいなんですが、個条書きで適当に残しておきますね↓



<① まったく乗れないキック・アス>

演じたアーロン・テイラー=ジョンソンの“普通のイケメン感”も気にくわない…というやっかみな文章。
アーロン・テイラー=ジョンソン

僕的に前作が100点の映画になった理由の1つが「一般人がスーパーヒーローを目指すという物語がそこそこリアルに描かれていたから」でしてね。特に「デイブに恋人が出来た途端、自警活動がどうでも良くなる」という展開がスゲー面白かったんです。世の中、リア充、ケンカせず」が真理なだけに、そりゃそうだよなぁと。乗りかかった船ということもあって、最終決戦には臨むものの、最後にキック・アスとしての活動を辞めて終わるのは、非常に納得が行くオチだったワケですよ。

だから、この2作目に関しては、新キャラのスターズ・アンド・ストライク大佐の自警活動とか父親を殺されたレッド・ミストの復讐などにイヤイヤ巻き込まれる形で復活するのかと思いきや! 「普段の生活に飽きた (`∀´) ヘラヘラ」だけって…。そもそも前作でビッグ・ダディが拷問の末に殺されたのはテメェのせいなんだし、ビッグ・ダディの無残な死に様も目撃しているんだし、自分も人も殺しちゃったんだし、現実がハードということを散々思い知ったんだから、もう少し考えろよと。

父親(ギャレット・M・ブラウン)が殺されちゃうのも自業自得に見えましたよ。
殺されちゃう父親

しかも、コイツ、ミンディのヒット・ガール活動を止めるならまだしも、テメェの活動再開時に頼るわ、彼女が辞めようとしたら必死に引き留めるわ…。すっかりミンディを親目線で観るようになっていた僕的には「テメェは死ね!(`Δ´;) クズガ!」と激怒しまくり。恋人ケイティ(リンジー・フォンセカ)の雑な扱いも気にくわないし(彼女がナニの大きさの台詞を言ったのは、ちょっと原作っぽいと思った)、ナイト・ビッチ(リンディ・ブース)とヤリまくるのもさぁ…。コイツに関しては1ミリも乗れなかったです。

ミンディにトレーニングを頼む姿勢も許せない。本気で強くなりたいなら、少女に頼らず木口道場とか通え!
ミンディとトレーニング



<② 拍子抜けだったスターズ・アンド・ストライク大佐>

中の人が「宣伝しない」とか言い出したのは、凄まじく株を下げましたな。
ジム・キャリー

今回、ポスターでは4人のキャラクターが散りばめられていて、そのうちの1人が新キャラのスターズ・アンド・ストライク大佐。あのジム・キャリーが演じるということで、「単なる正義キャラじゃないんだろうな~」というか、ありがちではありますけれども、ゴリゴリの右翼ネームが表すように「暴走する正義」担当だとドキドキしてたのは僕だけじゃないハズ。独善的な彼の姿を目の当たりにして、「正義ってなんジャロ (´・ω・`)」とキックアスが悩んだりするのだろう…と思ったんですが、しかし! 普通に良い人だったというね…。

そりゃあ、逆にビックリはしましたよ。確かにジム・キャリーのタフガイ役が観られたのは楽しかったし、ビール瓶を投げてバットで攻撃するくだりとかはカッコ良かったです。でも、結局、途中退場しちゃうし、そのビッグネームの割には扱いが悪いし、「別にジム・キャリーじゃなくて良くね?」と。登場の仕方も唐突だし、それこそ「キックアスがテレビで観て影響を受ける→復活のキッカケに」とか、いろいろとやりようはあったんじゃないでしょうか。ジム・キャリーの演技やタフなムードは良かっただけに、超勿体なく感じました。

ビール瓶×バット攻撃は、ちょっと「加藤清澄のビール瓶×飛び蹴り」を連想したり(「バキ」第7巻より)。
ビール瓶攻撃!



<③ 保護者失格のマーカス>

一見、頼れる風ではあるものの、ミンディのアジトすら突き止められないダメ刑事。
マーカス(モリス・チェスナット)

すっかり保護者気分の僕的には、モリス・チェスナット演じるマーカスのダメっぷりにはイライライライライライライライラいたしました。あえて書きますけれども、“狂人のような親に虐待に近い育てられ方をした少女”に対して、全然ちゃんと向き合ってない。コイツ自身は独身=子育て経験がないんだろうし、ミンディが上っ面を取り繕うのが上手いというのもありますが、お前は刑事なんだから、もう少ししっかりしろよと。なぜ彼女がゲロゲリ棒を同級生たちに使ったのか、そこを考えてやれよと。マジでコイツは「光の子どもの家」の保育士さんたちのツメの垢を煎じたフリカケを毎日ホカホカのご飯にかけて食べるべきであり、現在、ポレポレ東中野でリバイバル上映中のドキュメンタリー「隣る人」ルドヴィコ療法で強制的に見せるべきと強く思いました。

なんとなく2012年のベストである「隣る人」の予告編を貼っておきますね↓ 良い映画!





というかさ、結局、監督・脚本のジェフ・ワドロウがダメなんですよね。前作フィクション・ラインが違っちゃってるし、テーマも何を描きたいのかよくわからない。例えば、クライマックスのヒーロー軍団vsヴィラン軍団は、燃えなくはないんだけれども、現実世界で善人が不良にケンカで勝てないのは、そもそもの攻撃性や暴力への慣れの違いがあるワケで。ミンディと特訓済み&場慣れしている&ダメージに強い特性を持つキック・アスが戦えるのは良いとしても、他の人たちが悪党どもと互角に戦えるのは唐突に見えましたよ。せめて「こういう戦術があったから~」といった理由付けがあったら、スゲー乗れたのになぁ… (´・ω・`) ザンネン


格闘技の専門家ですら素人のケンカ自慢に不覚を取ることがあるワケですから、普通の人が強いってのは…(「バキ」第8巻より)。
格闘家がケンカ自慢に不覚を取る


最後だって「他の人たちがマスクを捨てて日常に戻る→日々の暮らしの中で世界を良くしていく道を選ぶ」のかと思ったら、キック・アスが片手懸垂して「真剣にビッグ・ダディを目指します♪ (o^-')b」的なムードで終わるのは、なんか飲み込みづらい。今後は軍隊に入ったりとか、さまざまな経験を積むのかもしれませんが、「それで良いのかなぁ… (・ω・;) ウーン」って思っちゃいました。エンドクレジット後、サメに足と股間を食いちぎられたマザー・ファッカーが登場してましたけど、3作目は作らなくて良いような気がします…。


この人、両脚失ってましたが、どうするんですかね。
マザー・ファッカー


その他、「部下のハビエル(ジョン・レグイザモ)を殺された時のマザー・ファッカーはカッコ良いのに、その後、あまり成長が見られないのはどうよ」とか「マザー・ロシア以外の悪人たちのキャラが弱い」とか「アス・キッカー(オーガスタス・プリュー)は死ぬべき」とか「マザー・ロシアが“片目を奪った相手”と対決するスピンオフを作れ!」とか、思うところはいろいろあるんですけど、長くなったので割愛!ヽ(`Д´)ノ ダラダラと不満を書き連ねましたが(苦笑)、以前、「96時間 リベンジ」を観た時の心境と非常に似ているというか、とどのつまりはミンディとマザー・ロシアが最高だったのでね、今回は97点という着地。僕の中で「ボンクラがヒーローになる映画」としては「スーパー!」が一番なんですけど、「キック・アス」「ジャスティス・フォーエバー」も、“ヒット・ガールの成長譚”と考えれば、なかなか良く出来ているんじゃないでしょうか。とりあえず僕はBlu-rayが出たら即買うつもりだし、新橋文化劇場あたりで2作品の同時上映が組まれたりしたら、絶対足を運びますYO!ヘ(゚∀゚*)ノ フォーエバー!




マシュー・ボーン監督による一作目。100点の映画でしたな…(しみじみ)。



サントラです。前作の方が好みだったカナー。



ジェフ・ワドロウ監督作。それなりには楽しい総合格闘技映画でございます。



マーク・ミラーによる原作本。映画より救いがないので気を付けて!



マーク・ミラーによる原作本の続編。映画とは内容が違う様子。早く発売されないかしらん。



マーク・ミラーによるヒット・ガールのスピンオフ。当然、予約済みなのです。



“ボンクラがヒーローになる映画”としてはこれが一番だと思っております。僕の感想はこんな感じ








先週の備忘録(2014/3/18~3/24)

$
0
0

さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


ホワイトデーにはイチゴとBlu-ray&DVDをあげました (´∀`)
中年になると風邪が治りにくいですな… (´・ω・`)
土曜日は娘と横浜の実家に行きました (o^-')b
先週のタマフルの特集「ブラスト公論」っぽくて好きでしたヨ (・∀・)
結局、今週からまた忙しくなるという残念な展開… ('A`)



先々週、3/14のホワイトデーは、土曜日に娘と奧さんが実家に帰るということで、いろいろあってプレゼントを渡せなくて。で、2人が青森から帰って来た翌日の18日(火)の朝、奧さんには「マンマ・ミーア!」と値段が高めのイチゴを、娘のマナ子には「マダガスカル」と値段が高めのイチゴをあげたんですが、しかし。奧さんは喜んでくれたものの、マナ子は最近「トイ・ストーリー」に夢中→「トイ・ストーリー2」がほしかったようで、包装紙を開けた途端、「チガウ!川 ゚д゚)」と抗議してきたというね…。ううむ、動物モノだから喜んでくれると思ってたんだけどなぁ。


しかも「マダガスカル」を再生したら、なぜか「コワイ!(゚д゚;し」と怯えてしまったのでした… (´・ω・`) ナンデ?




土曜日は、奧さんにいろいろと予定があったので、マナ子と2人で過ごすことになりましてね。そうなると、今年1月、「麦子さんと」を観て、すっかり「母さーんッ!ヽ(TДT)ノ」という気分になっていた僕ですよ。「孫娘に会わせて親孝行だぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ」と、娘を連れていそいそと横浜の実家に帰ったんですけど…。母親と直接会うと、つい憎まれ口ばかり叩いてしまうのはなぜなのか。まぁ、母親もマナ子と会えて楽しそうでしたが、実家での自分の態度を振り返ると、もう少し優しくしてあげれば良かったなぁと。いや、本当になんでこうなっちゃうんですかね… (・ω・;) ウーン


「麦子さんと」は非常に良い映画なので、機会があったらぜひ観てほしいですな。




仕事の方も、やっと一段落したと思いきや、部下の作業を手伝わなくちゃならなくて、またハードな日々が待っているという残念な話。僕はストレスが溜まるとすぐ過食気味になるので、最近は安くてカロリーがあるもの→菓子パンばかり食べちゃって、かなり太ってきちゃって… ('A`) 結果、2枚目の“白いフレンチボウル”をゲットしてしまう有り様であり、今度はローソンを主戦場にして、リラックマどんぶりを狙っていく予定…って、どうでも良いでガース!(゚∀゚し ナンダコレ


ククク、“白いフレンチボウル”を2枚も手に入れたし、もうこのMATURIを荒らすのは止めるとするか…。
シールが揃った!

次の狙いはリラックマどんぶりだッ! まぁ、だからどうしたって話なんですがー。
次はリラックマどんぶりだ!


以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。







いつか「いつかティファニーで朝食を」の朝食を!ヽ(`Д´)ノ<名代きしめん 住よし>

$
0
0

※一応、このシリーズは、「いつかティファニーで朝食を」で紹介されたお店に行って、「① 朝食として食べに行く」「② 作品内&お店ガイドに出て来たメニューだけをすべて注文する」という自分ルールに従って行動しております。
※今回の本文中に出てくる()内のカロリー数値は、ブログ主が勝手かつ多めに算出したものです。


非常に古い話で恐縮なんですが、昨年12月、急遽、名古屋に出張することになりまして。となると、「いつか『いつかティファニーで朝食を』の朝食を!ヽ(`Д´)ノ」なんて企画を不定期連載している身としては、この機会に作中で紹介された名古屋のお店に行っておきたい…ということで! 11軒目になるのは、第3巻の第16話に登場した「名代きしめん 住よし JR名古屋駅1・2番ホーム店」でございます。


安易で申し訳ありませんが、きしめんの動画を貼っておきますね↓




東京から新幹線に乗って、名古屋に着いたのは午前10時ごろ。「① 朝食として食べに行く」というルールのため、何も食べていなかったんですが、普段の僕は新幹線に乗ったら即駅弁を食らう習性があるだけに、己の中の獣を抑えるのが本当に辛くて…。でも、まずは仕事に行って、それが片付くと同時にお店を目指してダッシュ! 結局、着いたのは12時近くでした (´∀`) オヒルジャン


こんな感じで“餓えた獣”が出そうだったのを必死に堪えていたのです(「餓狼伝」第11巻より)。
三角絞めでつかまえて-こいつが出ちまう!

名古屋駅に到着ゥ、到着ゥ! よ~し、お父さん、頑張って仕事を片付けちゃうゾ!ヘ(゚∀゚*)ノ
名古屋駅

で、店に着いたのはもうお昼というね… (ノω・、) オナカスイタヨウ
JR名古屋駅1・2番ホーム店


このきしめんチェーン、実は新幹線のホームにもあったのに、なぜ僕が“違う場所の同じ店”を目指したのかというと、なんと他店舗と比べると1・2番ホーム店は圧倒的な人気を誇っているそうなんですね(第3巻のお店ガイドの情報)。で、劇中に出て来たのも1・2番ホーム店だったので、わざわざやってきたワケですが…。同じ駅構内にあるチェーン店で味が違ったりするものなのかしらん (´・ω・`) ドウナノヨ


別角度の画像も貼っておきますよ。
別角度から

麻里子が30歳になって初めて食べたのがこのメニューなのです。
買うぜ、このメニュー

店内を見渡すと「天ぷらは揚げたて」だそうで。最近、立ち食いでもこういう店が増えましたな~。
天ぷらは揚げたてだ!


店内には僕の他にお客さんが4人ぐらい。食券をオジサンに渡して、水を飲みながら餓えた獣をなだめすかして、待つこと約5分。待望のかき揚げ天 玉子入りきしめん(550円/722kcal)が目の前に到着しましてね…(しみじみ)。空腹のあまり、きしめんが“スッ裸のボニータ”に見えてくるほどであり、この記事のためにチマチマと撮影しながらも、一気に平らげたのでした。


これが、かき揚げ天 玉子入りきしめんだッ! めんつゆの香りが今、食欲をハードに刺激する!
かき揚げ天 玉子入りきしめん

一応、強くなった途端、対戦相手が美女に見えるようになったディクソンの画像を貼っておきますね。
対戦相手がボニータに見える

モチモチなんだけど、形状が平たいせいなのか、麺がスルスルと胃袋にINしまくり。
もちもちのきしめん!

かき揚げはサクサクで鮮やかに美味! さすがは揚げたて、ですな(知った風な口調で)。
サクサクのかき揚げ

かき揚げの中のエビがまた意外とデカいのも好感が持てます。
かき揚げの中のエビも大きめ

ちくしょう、体感時間2秒で完食! ああん、お腹空いた!ヽ(´Д`;)ノ
あっという間に完食!


ハッキリ言って、驚くほど美味しかったです (´∀`) サイコー そりゃあ、「空腹は最高のスパイス」なんて言葉があるように、正直、お腹が空きすぎて「ある程度の料理なら何でも超美味しく食べられる状況だった」ことは否めませんが、まぁ、良いじゃないですかぁ~(突然、馴れ馴れしく)。

というか、食べ終わった後、よくよく考えたら、僕はこの1・2番ホーム店できしめんを食べたことがあったんですよ。それは、2007年7月29日のこと。名古屋には取引先があるだけでなく、そのころは友人が住んでいて。その友人の奧さんが手術をするというので励ますために名古屋に行こうとしたものの、新幹線代が捻出できなかったので、青春18きっぷを使って東海道線で往復したんですが、確かその時の帰りに食べて、「駅の立ち食いの割にやるじゃん! (・∀・) イイ!」と感心したんですよね~。帰宅した後、画像を探したら、ちゃんと撮影してたりして…って、どうでも良いですかね、この話 (ノ∀`) スミマセン


これが2007年のかき揚げ天 きしめん。このころから食べ物を撮ってたんだなぁ。
2007年に食べていた!

カロリーを気にして、若干、汁を残していたというね。その割に…。
あえてめんつゆを残す!

東京までの間に駅弁を4つ食べていてビックリ! 我ながらバカみたい (`∀´) シネヨ
駅弁を4つ食べてた


食べ終わっても、まだ空腹だったので、すき焼き風きしめんを試したかったんですけど、この後、鶴舞の「ラディッシュ」で朝食をハシゴする予定ということでね。必死にガマンした自分を自分で褒めてあげたい強い気持ち、強い愛(不要なリンク)。一応、最後に第3巻の第16話「思いがけない誕生日」の感想も書いておくと、“女性の同僚に「出張先で観るAVってたまんないっすよね~」なんて台詞を何のてらいもなく言えるような男”は僕の敵だと思いました。おしまい!ヽ(`Д´)ノ キィィィ






マチェーテ・キルズ(ネタバレ)

$
0
0

マチェーテ・キルズ

マチェーテ・キルズ

原題:Machete Kills
2013/アメリカ 上映時間108分
監督・製作・原案・撮影・編集・音楽:ロバート・ロドリゲス
製作:リック・シュワルツ、セルゲイ・ベスパロフ、アレクサンター・ロンダヤスキー、アーロン・カウフマン、イリアナ・ニコリック
原案:マルセル・ロドリゲス
脚本:カイル・ウォード
衣装:ニナ・プロクター
編集:レベッカ・ロドリゲス
音楽:カール・シール
出演:ダニー・トレホ、ミシェル・ロドリゲス、ソフィア・ベルガラ、アンバー・ハード、カルロス・エステベス、レディー・ガガ、アントニオ・バンデラス、ジェシカ・アルバ、デミアン・ビチル、アレクサ・ベガ、バネッサ・ハジェンズ、キューバ・グッディング・Jr.、ウィリアム・サドラー、マルコ・サロール、ウォルト・ゴギンズ、ビリー・ブレア、メル・ギブソン
パンフレット:★★★★(500円/値段の割に情報量が多くて素敵すぎ。高橋ヨシキさんのコラムは要チェック)
(あらすじ)
麻薬捜査官のマチェーテ(ダニー・トレホ)は、アメリカ大統領(カルロス・エステベス)から、マッドマンと呼ばれるメキシコの麻薬王を倒してほしいとの依頼を受ける。しかし、マッドマン(デミアン・ビチル)は自分の心臓が止まると同時にワシントンD.C.へミサイルが飛ぶように仕組んでいた。その仕掛けを解除できるのは、世界一の武器商人ヴォズ(メル・ギブソン)だけだったが、ヴォズもまた、世界を混乱に陥れようと企んでいた。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この映画のネタバレや細かいところを知りたい人はカゲヒナタさんのブログを読めばいいんじゃないかな。

「グラインド・ハウス」フェイク予告編が非常に愉快でして。それを元に映画化された前作もそこそこ面白かったので、今回の続編も前売り券を買って楽しみにしてましてね。なかなか時間が作れなかったんですが、先日、やっと新宿バルト9で観てきました。まぁ、好きにすればいいんじゃないかな (´∀`) モウイイヤ


ちなみにヒューマントラストシネマ渋谷が展示に力を入れてたので、貼っておきますね。
力を入れた展示


最近、500円台のパンフレットに良いモノが多い気がするんですが、この「マチェーテ・キルズ」のパンフも素晴らしくて。てらさわホークさんによる「『マチェーテ・キルズ』ミニ辞典」も最高なんですけど、何よりも高橋ヨシキさんのレビュー「幼稚なことは楽しい!『マチェーテ・キルズ』とロドリゲス映画」がスゲー良い感じ。特に「<幼児性>の快感が詰まったロドリゲスの映画を楽しむには、こちらも幼児になるのが一番」という文章には凄まじく頷かされたというか、気分がラクになったのです。まぁ、このパンフを読む前に、僕自身、「マチェーテ・キルズ」を観て悟ったことでもあるんですがー。


映画を観た人はぜひ読んでくださいな。
パンフレットのコラム


なんて言うんですかね、ロバート・ロドリゲス監督が作り出す瞬間的な快楽に特化したアクションシーンは大好きなんですよ、やっぱり。例えば、ヘリコプターを使った3つの気が利いた殺し方(① 敵の腸ををローターに引っ掛ける→人体バラバラ、② 敵にロープを引っ掛けてからローターに引っ掛ける→人体バラバラ、③ マチェーテ自身がローターに引っ掛かる→グルグル回って、敵の集団の首を刎ねまくる)とか最高だったし、とにかく人が死ぬ時は派手に無惨なのがスゲー良い。クローン用心棒のサロールを演じた“チリのアクション番長”マルコ・サロールが頑張ってたのもうれしかったですね~。


マルコ・ザロール、これを機に大作映画に抜擢されると良いですな (´∀`) ガンバッテ!
マルコ・ザロール


それ以外にも、3作目となる「マチェーテ・キルズ・アゲイン・イン・スペース」のフェイク予告編から始まるくだらなさ、マダム・デズデモーナ(ソフィア・ベルガラ)の“ガトリングガンを仕込んだブラジャー”に“股間のチンコ銃”という愉快なギミック、殺し屋カメレオンのキューバ・グッディング・Jr.→レディー・ガガ→アントニオ・バンデラスというデタラメな変化振り、エミリオ・エステベスの弟カルロス(a.k.a.チャーリー・シーン)がアメリカの大統領という配役のバカバカしさなどなど…。メル・ギブソンの悪役振りも良かったし、細かいところではカメレオンを撃ち殺したのが「ラストスタンド」の超ムカつくロンゲ野郎(ビリー・ブレア)だったのも妙に親近感が湧いたりして。基本的にはスゲー楽しかったのです。


振り返ってみれば、このマダム、ギミックは愉快だけど重用なキャラじゃなかったね。
ソフィア・ベルガラ


映画冒頭、この予告編が流れた時はビックリしましたよ↓ 「仮面の男」役がディカプリオって…。




唯一残念だったのは、話があまりにメチャクチャすぎて、“燃え”がまったくないこと。前作はまだ“メキシコの不法移民たちの怒り要素”などがあったものの、今回は単に「007/ムーンレイカー」とか「スター・ウォーズ」とか「マッドマックス」とか、いろいろな映画のパロディをやりたいだけであって。カッコ良かったり、愉快だったりする場面を即物的に消化しながら、とにかくやりたい放題に展開していくから、“人の死”の重さはゼロだし、登場人物がピンチに陥っても全然ハラハラしないんですよね。例えば、ルース(ミシェル・ロドリゲス)の片目が潰されて全盲となろうとも、「どうやって勝つんでしょうな~ ( ゚д゚)」と鼻をほじりながら観ちゃう感じ。


ミシェル・ロドリゲス、両目を失っていましたが、3作目が作られたら「座頭市」チックに戦うんでしょうか。
ミシェル・ロドリゲス


とは言え、ロバート・ロドリゲス映画とはそういうモノなのだろうと。彼にはずっと“キッチリと燃えるドラマチックなアクション映画”を撮ってほしいと思ってましたけど、今はそういうのが無理…というより、そういうのが作りたいワケじゃないんでしょうな。御年70歳にもなるダニー・トレホにハードなアクションを見せろと言っても大変だしね。要は、やっと諦めがついた感じだったのです(というか、僕が間違ってた)。なんとなく今年観た「ファーザーズ・デイ 野獣のはらわた」を思い出したりしましたよ(あっちはグロすぎるけど、作り手の精神性は近いような)。


ダニー・トレホ、70歳でこんなアクション映画に主演してること自体が偉業な気もします。
ダニー・トレホ


だからね、最後、メル・ギブソンとの決着が宇宙に持ち越されて終わっても、「まぁ、いいや (´∀`) スキニシテ」と微笑ましい気持ちで受け入れられたというか、ハッピーな気分で劇場を後にした次第。もし、3作目となる「マチェーテ・キルズ・アゲイン・イン・スペース」が公開されることになったら、たぶんまた前売り券を買って楽しみにすると思います。おしまい。




同監督による1作目。スティーブン・セガールをラスボスに引っ張り出したのは大したモンだと思う。



サントラを貼っておきますが、音楽がどうだったか、サッパリ覚えてないです…。



「両目を潰される」繋がりで思い出したロバート・ロドリゲス監督作。嫌いじゃないけど… (・ε・) ウーン



マルコ・ザロール主演のボンクラ系ヒーロー映画。僕の感想はこんな感じ



ある意味、“金と品がないロバート・ロドリゲス映画”と言えるような。僕の感想はこんな感じ




2014年4月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

$
0
0
本日は思わず「マチェーテ・キルズ」の感想をアップしちゃいましたが、毎月最後の水曜日は、来月公開の「観たい映画」を書いておくということで、例によって、僕が2014年4月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓


※◎は「絶対観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

4/5
リベンジ・マッチ ◎
おとなの恋には嘘がある ○
サイレント・ウォー ○
THE NEXT GENERATION パトレイバー 第1章 △
サンブンノイチ △
アデル、ブルーは熱い色 △


4/12
アクト・オブ・キリング ◎
ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! ◎
クローズEXPLODE(エクスプロ―ド) △


4/19
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー ◎
ファイ 悪魔に育てられた少年 ○
パンドラの約束 △
ある過去の行方 △
神聖ローマ、運命の日 オスマン帝国の進撃 △
チョコレートドーナツ △
8月の家族たち △
シャドウハンター △
レイルウェイ 運命の旅路 △


4/26
アメイジング・スパイダーマン2 ◎
ザ・スパイ シークレット・ライズ △
南営洞1985~国家暴力、22日間の記録~ △
ナンバーテンブルース さらばサイゴン △
南部軍~愛と幻想のパルチザン~ △




「今年からは年間120本に絞る!ヽ(`Д´)ノ」なんて宣言をして、とりあえず新作映画は月10本のペースで観る予定だったものの、なんだかんだとオーバー気味だったんですが、しかし! 来月は現時点で「絶対観る」予定の映画が5本ということで、なんとなく帳尻が合いそうな気がしております (・∀・;) アブナイアブナイ

で、今月、一番観たいのは「アクト・オブ・キリング」ですな。尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」での紹介を聴いたというのもありますが、新宿シネマカリテで観た予告編に何とも言えないおぞましさや禍々しさを感じてしまって…。上手く書けないんですけど、観ちゃいけないものを観てしまったような感じ? まだ前売り券は買ってませんが、絶対に足を運ぶ予定でございます。


「アクト・オブ・キリング」の予告編を貼っておきますね↓




あと、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」も外せませんな。そんなに期待してなかったものの、「マイティ・ソー/ダークワールド」を観た時に流れた予告編が超カッコ良くて… (´Д`;) ハァハァ 前売り券は購入済みということでね、“正義の童貞”の活躍振り、非常に楽しみにしているのです。アメコミ繋がりで、「アメイジング・スパイダーマン2」もスゲー楽しみ。前作については若干ネガティブな感想を書いてしまいましたが(苦笑)、アクション的にはサム・ライミ監督の三部作より上だと思っているし、“日本版主題歌”とか余計な要素さえ付けなければ、それなりには楽しめるんじゃないかしらん。


「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」の予告編でございます↓




一応、「アメイジング・スパイダーマン2」の予告編も貼っておきますね↓




その他、映画秘宝が激プッシュしている「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」は当然ながら観るというか(苦笑)、前夜祭的なイベント「映画『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』公開記念 酔っぱらいナイト」にも行く予定。ロッキー・バルボアvsジェイク・ラモッタが観られるぅ! (*゚∀゚)=3 ムッハー!」と、「2014年に絶対観たい新作映画10本」の1本に選ぶほど期待していた「リベンジ・マッチ」は、微妙に前評判が悪い気がしてドキドキしているんですけど、ちくしょう、絶対観ますYO!ヽ(`Д´)ノ


「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」の予告編はこんな感じ↓




名画座系では、僕は“友人の出産祝い飲み会”があって行けないんですが、4/5(土)22時30分から新文芸坐で開催される「トラック野郎約40周年 トラック野郎&鈴木則文大会」にはスゲー行きたかったなぁと。松江哲明監督とコンバットRECさん、杉作J太郎先生、伴ジャクソンさんのトークショー、マジで観たかったです… (ノω・、) クヤシイ 他には、飯田橋ギンレイホールで3/29(土)~4/11(金)の「もうひとりの息子」「少女は自転車にのって」目黒シネマで4/12(土)~4/25(金)の「ゼロ・グラビティ」「パシフィック・リム」早稲田松竹で4/26(土)~5/02(金)の「麦子さんと」「ペコロスの母に会いに行く」あたりが気になる感じ。

キネカ大森で4/12(土)~4/18(金)の「アヴァロン」「紅い眼鏡」という、“実写版「パトレイバー」の公開に合わせた押井守監督の実写映画二本立て”も愉快だったりしたんですけど(オススメは…しません (´∀`;) エヘヘ)、注目したいのが同劇場で4/19(土)~4/25(金)の《「未体験ゾーンの映画たち2014」より特選》というプログラム。「母なる復讐」「ザ・ドア 交差する世界」「MUD-マッド-」だけでなく、すっかり見逃してた「ポール・ヴァンホーヴェン/トリック」も上映されるということでね、絶対行こうと思っております ( ̄ー ̄) ニヤッ 以上、2014年4月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。



アナと雪の女王(2D・字幕版)(ネタバレ)

$
0
0

アナと雪の女王(2D・字幕版)

アナと雪の女王

原題:Frozen
2013/アメリカ 上映時間102分
監督:クリス・バック、ジェニファー・リー
製作:ピーター・デル・ベッチョ
製作総指揮:ジョン・ラセター
原案:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
ストーリー:クリス・バック、シェーン・モリス
脚本:ジェニファー・リー
音楽:クリストフ・ベック
歌曲:ロバート・ロペス、クリステン・アンダーソン=ロペス
声の出演:クリステン・ベル、イディナ・メンゼル、ジョナサン・グロフ、サンティノ・フォンタナ、ジョシュ・ギャッド、アラン・テュディック、クリス・ウィリアムズ
声の出演(吹替):神田沙也加、松たか子、ピエール瀧
パンフレット:★★★(700円/大人向けでなかなか良い出来!)
(あらすじ)
触れたものを凍らせる秘密の力を持ったエルサは、その力を制御しきれず、真夏の王国を冬の世界に変えてしまう。エルサの妹アナは、逃亡した姉と王国を救うため、山男のクリストフとその相棒のトナカイのスヴェン、夏にあこがれる雪だるまのオラフとともに、雪山の奥へと旅に出る。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




73点


ディズニーのクオリティの高いアニメは嫌いじゃありませんけど、今年から新作映画の鑑賞を年間120本に絞っているし、同じ原題の映画は観ているし、そもそも雪があまり好きじゃないので、「こんな甘っちょろいアニメを観るくらいなら、ウェズリー・スナイプスの主演作を優先するぜ!(`∀´) アホウガ!」とマッチョ気取りで観ないつもりだったんですが…。ムービーウォッチメンの監視対象に選ばれたので、これも何かの縁かもしれぬと、ユナイテッド・シネマとしまえんで2D・字幕版を観てきました。良いミュージカル映画でしたな… (ノ∀T) レリゴー


最近、非常に利用率が高まっているUCとしまえん
UCとしまえん

新作ポップコーンに超惹かれつつも、買わなかった自分を褒めてあげたい気分だったり。
いちごチョコ+だと!?

ちなみに新宿バルト9ではこんな素敵な展示がありましたぞ。
バルト9では素敵な展示が


唐突ですけど、「正直なトレイラー」がアップされてたので、貼っておきますね↓ なかなか意地悪で愉快。




非常に素晴らしかったのが、登場人物たちが歌うシーンの数々。最初の「氷切り出しソング」から「レ・ミゼラブル」のOPを思い出して良い感じだったんですけど、あの「Do You Want To Build A Snowman」の曲と絵のクオリティにはマジで感動させられて。「正直なトレイラー」で少し皮肉ってましたが、ミュージカルってのは歌で心情やら設定やらを説明してくれるのが面白いんですよね~。このシーンで一気に胸を掴まれて、その後はスムースに作品世界へ入り込めたのです。


つーか、この歌が一番好きかも。




ううむ、上手く言語化できているか、自信がサッパリなんですけど(汗)、僕的に今までのアニメのミュージカル映画って、あくまで「アニメのミュージカルを観ている」って感覚だったんです。ところが、今回は実際のミュージカルを観ているような気分になったので、結構驚きました。CGアニメのキャラたちの“人間感”が増したせいなのか、単に先月、劇団四季の「マンア・ミーア!」を観た影響が残っているせいなのかはわかりませんが、「ここをこうすれば実際に舞台でも出来そうだな~ (・∀・) レリゴー」なんて思ったりして。基本的にはずっと楽しみながら観られましたよ。


なんとなく映画版「マンマ・ミーア!」の“ムンムンと迫ってくる熟女軍団”を貼っておきますね。
熟女の群れ


ただ、アカデミー主題歌賞も受賞した「Let It Go」ですが…。僕的には「『魔女め!(`Δ´)』『化け物よ!Σ(゚д゚;し』『出てけ!ヽ(`Д´)ノ』と民衆からハードに罵倒&モノを投げられる→海より深くションボリ… 川'A`) シノウ→ふとしたキッカケで吹っ切る!ヽ川´∀`)ノ レリゴー!」というドン底からのガン上がり展開が繰り広げられると女のように股まで濡らして待っていただけに(不穏な文章)、正直、「みんなに能力がバレた→もうどうにでもな~れ♪川 ゚∀゚) レリゴー」程度だったのは残念だったなぁと。歌い出すのも少し唐突に感じたし…。期待しすぎたのかもしれませんが、むしろエンドクレジットで流れたバージョンの方がグッときた次第。


もちろんスゴい歌&シーンだとは思うんですがー。カバーもいろいろある様子。




「25言語バージョン」も! いやはや、大したモンですな… (゚д゚;) レリゴ...




若干、「ウィキッド」「自由を求めて」を思い出しました↓ 話もちょっと似てるしね。




あと、実際の「雪の女王」とは違う感じになってますけど、物語もスゲー好き。いや、最初に文句を書くと、「凍らせる能力を得たキッカケとかないの?」とか「お前ら姉妹、ちゃんと話し合えよ」とか「何年も結果が出てないのに教育方針を変えなかった両親が悪い」とか「トロール、ちゃんと助言しろ」とか思いましたよ。何よりも納得がいかないのがハンス王子のキャラ設定で、終盤、「実は王座目当てで、アナなんて愛していないでガース!(`∀´) レリゴー!」と本性を顕わにしてましたが、だったらエルサを狙うボウガンを外させたり、「モンスターになっちゃダメだ!」と必死に彼女の殺人を止めたりしなくても良かったのでは?

いくら“魔法の冬”を解除させたかったとしても、この映画のエルサったら「X-メン ファイナル・デシジョン」のジーン・グレイ並みに“暴走すると超危険な能力者”なワケですから、後に発覚するハンスの性格なら絶対「殺せる時に殺しといた方が良い」って判断しそうじゃないですか…。冒頭、海に落ちそうなアナを助ける場面だって善人そうだったし(馬も慕ってた!)、いくら“13番目の王子”という伏線があったとしても、「ハンスの豹変」についてはミスリードがすぎる気がしないでもなかったのです (´・ω・`) レリゴー つーか、僕的にはてっきりハンスがアナとくっついて、クリストフは氷好き→エルサと付き合うことになると思ってたんだけどなぁ。


「ファイナル・デシジョン」の“削除されたジーン・グレイの暴走シーン”を貼っておきますね↓ 人が塵に!




とは言いつつも! 今までのディズニーといえば「王女とイケメン王子が互いに一目惚れ→即結婚!川`∀´)人(゚∀゚*)ノ ヤッチャオーゼ!」なんて話を扱ったりしてたのに(それはそれで“子ども向けファンタジー”として良いと思うけど)、それが今作では「やっぱり初めて会った人とすぐそういう関係になるのって良くないと思うの 川*・ω・)(・ω・*) ヨクシッテカラ」と否定する展開になっていたのがスゲー面白かったので全然OK!(o^-')b レリゴ-! 

そして、“体を張って肉親を守ったり助けたりするシーン”にはすこぶる弱い僕ですよ。ラスト、自分の命も省みずにエルサを救うアナの姿には号泣させられましてね… (ノДT) レリゴー パンフレットで萩尾瞳さんが同じようなことを書かれていましたが、男女間の恋愛話じゃなく、より大きな愛情の物語に着地したのが素晴らしいなぁと感動して、ここからエンドクレジットまで涙が止まらなかったです。エンドクレジット後、エルサが作ったモンスター・マシュマロウがティアラを拾い上げて被る場面で終わるのも、製作者のクリーチャーに対する愛が感じられて好感を持ちました。


僕的にはウルトラマンレオの第38話で弟のアストラ(ニセモノ)を庇うレオを思い出したり。盾にされてる気もしますが…。
アストラを庇うレオ


1ミリも関係ありませんが、「シラを切るアストラ」の動画も貼っておきますね↓ ULTRA-ACT、オススメだよ!




その他、「エルサがオラフを無意識に作ったのは、アナと遊んでいたころの思い出が本当に大事だったからなんだろうな…」とか「オラフが童話『雪だるま』を思わせる願望を語るから、『プリンセスと魔法のキス』レイのように、ストーブの場面は自己犠牲で死ぬのかとフライング涙を流していたら、結局、そんなことなかったぜ」とか「大団円になってたけど、よくよく考えれば、国民からすればハンス=善、エルサ=悪って認識じゃないの?」とか「いくら愛の力で“魔法の冬”が溶けようとも、エルサが生み出した大寒波で亡くなった被害者の遺族の恨みは決して溶けることはなく…」とか思うところはあるものの(勝手な妄想含む)、面倒くさいので割愛!ヽ(`Д´)ノ レリゴー! 


オラフが夏を想って歌うシーンを貼っておきますね↓ 




何はともあれ、非常に素敵なミュージカル映画でしたよ (^ε^) レリゴー いろいろと小ネタもあるみたいだし、吹き替え版も素敵みたいなので(そういえば「塔の上のラプンツェル」の吹き替えはスゲー良かったもんなぁ)、もう一度、足を運びたいのは山々なんですが、しかし! 僕にはウェズリー・スナイプスの主演作ジェット・リーの主演作を観る義務がある→時間がないのでね(苦笑)、いつかBlu-rayが出たら奧さん&娘と一緒に観る予定でございます。


こういう動画を観ると、吹き替え版も良さげですな~。




さて、最後になりますが、同時上映の短編「ミッキーのミニー救出大作戦」について。間違いなく3Dで観た方が良い作品であり(若干、2Dで観たのを後悔した)、2Dと3Dの世界を行き来する描写が楽しいのは確かなんですけど…。それよりも悪に対するミッキーの“容赦ない暴力性”を目の当たりにして、「さすがは猛者揃いのディズニー帝国の頂点に君臨する男よ… (`Δ´;) レリゴゴゴゴゴゴ...」と冷や汗を流したことを書き残して、感想を終わりたいと思います(なにこの文章)。




サントラを貼っておきますね。日本語吹き替え版はダウンロード専用みたい。



ビジュアルガイドだそうです。



子ども向けのアニメ絵本。



ノベライズもあります。



クリス・バック監督作。評価は高いみたいですな。



4月にDVDがリリースされるロシア産アニメ。実際の「雪の女王」に忠実…なのかな。



宮崎駿監督が大好きなソ連製アニメ。たぶん小さいころに観たことあると思うんだけど…。



出崎統監督によるテレビアニメ版。これ、存在すら知らなかったです。



韓流ドラマ。「雪の女王」をモチーフとした新感覚の恋愛ストーリーなんだって!



デヴィッド・ウー監督によるテレビ映画。実写版の“雪の女王”はブリジット・フォンダなのです。



ハローキティ版。雪の女王にヒゲが生えてやがる… (;`Δ´) ヌゥ
















*雑な備考

なんとなく検索してみたら、「『アナと雪の女王』は『聖闘士星矢』のアスガルド編の盗作じゃないか?」なんて話があってビックリしまして。思うところがあったので、ちょっと意見を書いておきますね。一応、僕も「聖闘士聖矢」のアニメは観ていたんですけど、かなりウロ覚えというか。あの“アニメオリジナルのストーリー”に関しては、すみません、微妙な印象しかなかったりして… (´∀`;) エヘヘ 「別にアーマーを装着した戦士が殴り合ったりしなかったけどなぁ」と思いながらまとめやらYahoo!知恵袋やらを読んでみたのです。

これ、どっちも観た人間としては、別物でしたよ。確かに似てる部分がなくはないし、こうやって要素を並べられると「もしかしたら影響を受けたのかも」と思わなくはないけどさ…。1つ1つを見ればそれほど独創的な設定が並んでいるワケじゃないし、書いた人がわざと誤解を招くようにしているところも多いし、やっぱり『雪の女王』にいろいろと足してみたら少し似てた」レベルじゃないでしょうか。1+1=2さんのレビューが参考になるんですけど、この程度の“似てる要素”をパクリとか盗作って言い出したらキリがないんじゃないかと。

例えば、「マイティ・ソー/ダークワールド」「ドラゴンランス伝説」を比較すれば、「マッチョな兄と線が細くて狡賢い弟」「弟は魔法とナイフを使うのが得意」「兄は鎧っぽい衣裳で、弟はローブっぽい衣裳」「昔、兄は弟を信頼していたが、裏切られて憎むようになる」「対立していたものの、同じ目的のために共闘する」「異世界に旅立つ」とか、いろいろと共通点を挙げられるけど、両作品に触れればすぐに別物だってわかるワケで…。う~ん、みなさんはどう思われますかね? (・ε・) レリゴー?







リディック:ギャラクシー・バトル(ネタバレ)

$
0
0

リディック:ギャラクシー・バトル

リディック:ギャラクシー・バトル

原題:Riddick
2013/アメリカ 上映時間119分
監督・脚本:デビッド・トゥーヒー
製作:ビン・ディーゼル、テッド・フィールド
製作総指揮:サマンサ・ビンセント、マイク・ドレイク、ジョージ・ザック
キャラクター創造:ジム・ウィート、ケン・ウィート
撮影:デビッド・エグビー
美術:ジョゼフ・ネメック3世
衣装:シモネッテ・マリアーノ
編集:トレイシー・アダムズ
音楽:グレーム・レベル
出演:ビン・ディーゼル、ジョルディ・モリャ、マット・ネーブル、ケイティー・サッコフ、デイブ・バウティスタ、ボキーム・ウッドバイン、ラオール・トゥルヒロ、ノーラン・ジェラード・ファンク、カール・アーバン
パンフレット:★★★★(700円/ちゃんと相関図や用語辞典が載ってて、良い作り)
(あらすじ)
全宇宙の支配をもくろむ戦闘軍団の王となったリディック(ヴィン・ディーゼル)だったが、重臣たちの反乱にあい、銀河の彼方に置き去りにされてしまう。そんなリディックの首を目当てに、2組の賞金稼ぎが灼熱の惑星にやってくる。決戦が始まろうとした時、嵐とともに未知の生命体の大群が出現。リディックは脱出までのタイムリミットが24時間と限られた中で、生き残りをかけて戦う。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




77点


*今回の記事は「ピッチブラック」「リディック」のネタバレに触れているので、知りたくない人は読まないでほしいというか、むしろ「ピッチブラック」を未見の人はすぐにでも観て!ヘ(゚∀゚*)ノ オススメ!
※今回の記事は、残酷でグロい画像が貼ってあるので、そういうのが苦手な人は読んじゃダメ!
※今回の記事は、画像が多くて、文章もダラダラしていて読みにくいので、他のブログに行った方が良いと思います…。


ポカポカと暖かい春の昼下がり、突然、「ヴィン・ディーゼル主演作で何が一番好き?」なんて聞かれたらーー? 「ワイルド・スピード EURO MISSION」は“みんなが主演”なので省くとすると(面倒くさい文章)、僕が蒸着並みの速度で挙げるのは間違いなく「ピッチブラック」だったりします。内容的には別物ではありますけど、「エイリアン」(1作目)を思わせるSFサバイバルサスペンスの良作というか。低予算感はあるものの、本当に頑張っていて、スゲー良かったなぁと。僕はDVDで観たんですが、劇場で観れば良かったと心底後悔したものです。


海外版の予告編を貼っておきますね↓ 未見の人はぜひ!ヘ(゚∀゚*)ノ オススメ!




その続編の「リディック」に関しては、ごめんなさい、驚くほど乗れなかったというか。なんかスペースオペラ感が漂う「コナン・ザ・グレート」的な話になっちゃってて。「ピッチブラック」のラストの“己の無力さを噛み締めて「オレのために!ヽ(TДT)ノ」と叫ぶリディック”に超グッときてた僕は、結構ガッカリしちゃったんですよね…。敵の名前がネクロモンガーというのも「21エモン」のモンガーを思い出して、つい微笑ましい気持ちになったし…って、これはどうでも良いですな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ


「リディック」の予告編でございます↓ ちなみに「monger=商人」という意味なんだって。




アニソンの中でもトップクラスに大好きな「ベートーベンだねRock'n'Roll」を貼っておきますね↓




で、今回はまさかの3作目。正直、「ギャラクシー・バトル」なんて邦題を付ける時点でどうかなぁと思ったんですが、「COBRA」とのコラボは「おっ、良い着眼点じゃん!」と感心したりして。ヴィン・ディーゼルはなるべく応援したいという気持ちもあって、前売り券を購入。気が付けば公開3週目にしてあちらこちらで上映が終わりかけていたので、急いでユナイテッド・シネマとしまえんで観てきました。結構好きな作品でしたヨ (〃∇〃) ウフフ


最近、通いすぎな感のあるUCとしまえん。だってポイントが溜まるのだもの。
UCとしまえん

前売り券が無駄にならなかったのは良いけど、レイトショー料金(1200円)の方が安かったというオチ。
無駄にならなかった前売り券

ちなみに夕食はツイッターで偉そうにさえずった通り、回転寿司。22皿ほどいただきました(7087円/3600kcal)。
回転寿司を22皿

なぜ回転寿司を食べたのかというと、実はめざまし占いの影響…。いい歳して、あたしって、ほんとバカ (ノω・、) シニタイ
さそり座の運勢

夕食に金を使いすぎたので、新作ポップコーンは断念…。食べたかったなぁ。
いちごチョコプラス

記録として、「COBRA」とコラボしたチラシを貼っておきますね。
コブラとコラボ


序盤は「リディックが見知らぬ星でネクロモンガーに裏切られて重症を負うものの、サバイバルしながら己の中の野生を取り戻す」って内容でして。片足が開放骨折していたにも関わらず、アッサリと回復すると、異星の魚を釣って食べてみたり、骨でいろいろと作ってみたり、エイリアン・ジャッカル(ジャッカルっぽい生物)の子どもを飼ってみたり、マッド・デーモン(サソリっぽい尻尾を持つ獰猛な生物)の毒を体に打って抗体を作ってみたりして。リディックが繰り広げる無人星0円生活描写の数々は実に面白かったです(上手いこと書いたつもりの文章)。パンフによると、ヴィン・ディーゼルは役作りのために数カ月森の中で暮らしたんだとか (・ω・;) ヘー


映画はこんな状況からスタート。手をついばまれたりしてたんですが…。
埋まってます

あっという間に回復! 相棒のエイリアン・ジャッカルも可愛かったですな。
エイリアン・ジャッカルのこどもと旅立つ

マッド・デーモンはこんな感じの生物。「ボーン」シリーズの主演俳優と間違えないで!
マッド・デーモンはこんな感じ

ちなみにリディックが釣りをする場面があるので、釣具専門店ともコラボしてるというね。スゴイな!
釣りが好き

序盤の回想シーンには、前作にも出演してた“2代目ジャッジ・ドレッド”カール・アーバンも出てましたぞ。
カール・アーバンも登場


中盤、星から脱出するためにリディックがあえて賞金稼ぎたちを呼んでからは、結構「ピッチブラック」っぽい感じになって、さらに僕好みに。リディックのステルス能力があまりにスゴすぎたりとか、賞金稼ぎ&傭兵たちがバカすぎたりとか(ロッカーを開けっ放しにして、船の動力源“ノード”を盗まれるくだりにはガッカリ)、せっかくの「ヴィン・ディーゼルvsバティスタ」が短かったりとか、若干の不満はあったものの、基本的には最後まで楽しく観られました。


バティスタ、もう少しリディックを苦しめてほしかったナー (・ε・) チェッ
バティスタ


『ピッチブラック』で死んだ賞金稼ぎジョンズ(コール・ハウザー)の親父(マット・ネーブル)が、息子の死因を知りたくてリディックを捕まえようとする」ということで、お話自体が前々作とリンクしたのは驚きましたね。それ以外でも、リディックが女性キャラに音もなく忍び寄ったりとか、捕まっている時の座っている姿勢とか、わざと似せてる場面が多い気がしたんですけど…。どうなんでしょうか。


親父ジョンズを演じたマット・ネーブル、チャールズ・ブロンソンに似てて渋いのです。
親父ジョンズ(マット・ネーブル)

ちなみに「ピッチブラック」に出て来た息子ジョンズは、土壇場で他の人間たちを犠牲にしようとするクズ男。
ジョンズ(コール・ハウザー)

最後はこんな風に死んでました (`∀´) ザマァ!
こんな風に死んでました


僕が一番グッときたのが、賞金稼ぎのボス・サンタナ(ジョルディ・モリャ)を「5秒で殺す」場面。先日、スターリング・エレファントさんから勧められてテッド・デミ監督の「ブロウ」を借りたんですが、ジョルディ・モリャが演じるディエゴというキャラが主人公を裏切る割には何の制裁も受けないから、ムカついてムカついて仕方がなかったんですよ…。そんな矢先、たまたまこの映画を観たら、リディックが鮮やかに殺害してくれたので、驚くほど留飲が下がった…って、作品を混同しちゃってすみませんネー (ノ∀`) エヘヘ


悪役を演じることが多いジョルディ・モリャですが…。
賞金稼ぎサンタナ(ジョルディ・モリャ)

ここまで無惨かつ爽快に殺されたことはないのでは。いや~、ナイスな死にっぷりですな!
5秒で殺す


あと、実は最近、取引先の人に勧められて、今さらながら「GALACTICA/ギャラクティカ」を観てまして。これがかなり面白くて、寝不足に拍車をかけているんですが、あのスターバック役のケイティー・サッコフが出ていたのが超うれしい!ヽ(`Д´)ノ 「GALACTICA/ギャラクティカ」の時よりも“女戦士感”が増しているわ、実際にアクションのキレも良くなっているわ、さらにさりげなくオッパイまで出しているわと、彼女に関しては100点でした。


女傭兵ダールを演じたケイティー・サッコフ、今後の“女戦士役”に期待大!
ダール(ケイティー・サッコフ)


その他、探査装置サイクロップスとか、死体用真空パックとか、ガジェット描写も好きだったり。一応、終盤の展開を書いておくと、大量のマッド・デーモンで溢れかえった星を脱出すべく、ジョンズとリディックは共闘。最後、リディックが負傷してしまい、ジョンズに見捨てられたかと思いきや、ちゃ~んと助けに来てくれまして。リディックとジョンズとダールと信心深い少年が生き残って(信心深い人が生き残るのも「ピッチブラック」っぽい)、「アンタ、息子と違って勇敢ですな!(▼∀▼) エライ!」とリディックがジョンズを褒めて、映画は終わってましたよ(雑な文章)。


リディックとジョンズが背中合わせで共闘する場面は好きですが、マッド・デーモンの弱体感は否めなかった印象。
マッド・デーモンの群れ

死体を真空パックとか、良い発想じゃないかしらん。
真空パックは良かった!


そんなワケで、決して「ギャラクシー・バトル」といった壮大な内容ではないし(映画を観た後、心底ダメな邦題だと思った)、微妙だと思ったところもあるんですけど、僕は結構好きでした (^ε^) ウッフン 好みの順に並べると、「ピッチブラック」>>>>>「リディック:ギャラクシー・バトル」>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>「リディック」って感じかな。デビッド・トゥーヒー監督、広瀬香美さんが考案したTwitterの呼び方みたいな名前だと侮っていましたが(失礼な文章)、頑張れば出来る子じゃないでしょうか。また続編を作るのかは知りませんけど、僕的にこのリディックというキャラは、映画で壮大なストーリーを展開するよりも、1時間のテレビドラマとかでサクサクと話を転がした方が面白くなるような気がするんですが…どうですかね (・ε・) オシマイ




デビッド・トゥーヒー監督によるシリーズ1作目。大好きです。



壮大な話になっちゃったシリーズ2作目。もう一度観たら、面白く感じるかなぁ。



アニメ版。未見ですけど、観たい気持ちはあるのです。










先週の備忘録(2014/3/25~3/31)

$
0
0

さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


取引先からこれ以上ないほど褒められてビックリ!
Blu-rayソフト、3枚も買っちゃった♪
忙しいのに今さら「GALACTICA/ギャラクティカ」にドップリ
久しぶりに奧さんと添い寝 (〃∇〃) ウフフ
土日は出勤だったけど、夕飯だけ家族と食べました
ブログを書くヒマがないの… ('A`)



先週、何がうれしいって、注文したBlu-rayソフトが届いたこと。まず、島本和彦先生のファンとして買ったのが「炎の転校生 BLU-RAY SPECIAL」。先々週くらいまで発売されるのを全然知らなくて、急いで注文いたしました。LDで出た時の悔しさとか、いろいろ書きたいことはあるんですけど、省きますよ。次に、RHYMESTERのツアーの様子を収録した「KING OF STAGE VOL.10 ~ダーティーサイエンス RELEASE TOUR 2013~」。僕みたいなクソ野郎が何を書いたってアレですけど、まぁ、ファンとしては必携の1枚なのです。そして最後が「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」「『マッスル・アンド・フィットネス日本版』2013年6月号」でのマーク・ウォールバーグのインタビューを呼んで以来、ずっと公開を期待していたにも関わらず、DVDスルーになってしまったのは残念ですが、あのロック様がボディビルダーを演じるというだけで購入がマストな1枚。ハッキリ言って、どれもキッチリとした記事を書き残しておきたいくらい、愛しているのです… (´Д`;) ハァハァ


スゲー良い買い物をしました。
Blu-ray3枚


なんとなく「ダーティーサイエンス RELEASE TOUR 2013~」の動画を貼っておきますね↓ カッコイイ!ヘ(゚∀゚*)ノ イカス!




ただ、全然ブログを書く時間がないのです。先週、「アナと雪の女王」を観たことで、僕の中のレオ兄弟愛が盛り上がって、つい「レオと獅子の王子(2D・字幕版)」なんて無駄な二次創作を書いてしまったり、取引先の担当者と話を合わせるために観た「GALACTICA/ギャラクティカ」にハマッてしまった…というだけでなく。もうね、せっかく自分の仕事が一段落ついたと思いきや、部下の仕事を手伝わなくちゃならなくて、これが本当に大変なのです…。ちょっと愚痴を書くと、なんでフォローするこっちが土日出て働いているのに、キミはキッチリ休んでいるのかと思ったりするんですが、まぁ、僕の方が給料高いから、仕方ないのカナー (・ε・) ウーン


なんとなく島本和彦先生が歌う「炎の転校生」を貼っておきますね↓ 燃える!ヽ(`Д´)ノ ファイヤー!




まぁ、でも良いのです(偉そうな口調で)。今週も仕事頑張りますよ。ちゃんと予定通りに片付けば、4/5(土)は14痔からMEGA DUGEMに行って、夕方は川崎で友人の出産祝い飲み会に出席。19痔からは、友人たちに隠れてRADIKOでTBSラジオの新番組「 ジェーン・スー 相談は踊る」をこそこそと聴いて、「タマフル」を聴きながら帰宅するつもり。で、翌4/6(日)は奧さんの誕生日のお出掛けをするーーというパーフェクトプランなのです。それもこれも仕事が片付けばこそなのでね、汽車犬馬車馬にトランスフォームして、働きまくりますYO!ヽ(`Д´)ノ


なんとなく汽車犬の画像を貼っておきますね(「伝染(うつ)るんです。」第2巻より)。
汽車犬


最後に「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」の予告編を貼っておきますね↓ 良い映画!(o^-')b ナイス!




以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。






ギャロウ・ウォーカー 煉獄の処刑人(ネタバレ)

$
0
0
ギャロウ・ウォーカー 煉獄の処刑人

ギャロウ・ウォーカー 煉獄の処刑人

原題:Gallowwalkers
2013/アメリカ 上映時間90分
監督・脚本:アンドリュー・ゴス
製作:ジャック・ボウヤー、コートニー・ローレン・ペン、ブランドン・バローズ
製作総指揮:アレックス・アバント、ロジャー・アラン・グラッド、デビッド・シフ、ケン・ロス
脚本:ジョアン・リエイ
撮影:ヘナー・ホフマン
美術:ローレンス・ボーマン
衣装:ピエール・ビエンニングス
編集:ルドルフ・ブテンダッハ
音楽:スティーブン・ウォーベック、アンディ・グレン
出演:ウェズリー・スナイプス、ケビン・ハワース、ライリー・スミス、タニット・フェニックス、シモーナ・ベールコワ、スティーブン・エルダー、パトリック・バーギン、ジェイ・グラント、ヘクター・ハンク、デビッド・デ・ビール、アリッサ・プライダム、ダラス・ペイジ、デリック・グリフィス、アレックス・アバント、ジェニー・ガゴ、トミー・ファン・デア・ネスト
パンフレット:なし
(あらすじ)
アメリカ西部開拓時代。恋人を死に追いやった悪党と手下たちに復讐を果たし、自らも命を絶ったアマン(ウェズリー・スナイプス)。しかし、アマンの母親がわが子を生き返らせるため神と恐ろしい契約を結ぶ。アマンは息を吹き返すが、同時に彼が殺した悪党たちも「ギャロウ・ウォーカー」と呼ばれるゾンビとなってよみがえり、アマンへの復讐を企てる。復活したアマンは、ゾンビたちとの果てない戦いに身を投じる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




50点


※今回の記事は、無駄な文章や下ネタが書かれているので、そういうのが苦手な人は気を付けて!
※今年から、1年に観る新作映画は120本と決めているのですが、ウェズリー・スナイプスの出所祝いということで、本作はカウントしないことをあらかじめ断っておきます。


まだ2月公開の映画で感想をアップしていないのがあったりするんですが、今週の金曜日で公開が終わってしまうということで、更新しておきますよ。ウェズリー・スナイプスの主演作を劇場で観るのは「ブレイド3」以来(出演作は「クロッシング」以来)ですけれども、「映画秘宝 2014年 05月号」ギンティ小林さんの紹介記事のテンションがダウナー気味だったので、そんなに期待はしてなくて。ただ、出所祝いとして観てあげようと思って(撮影したのは投獄される前みたいですがー)、先日、シネマート六本木に行ってきました。予告編の方が超良かった!ヽ(`Д´)ノ


パンフレットは作られていないのでした…。
パンフレットはなし


つい先ほど、「そんなに期待はしてなくてぇ~ (`∀´) ヘラヘラ」なんて文章を書きましたが、あれはウソだ(突然、偉そうに)。ハッキリ言って、結構期待してた。だってさ、この予告編がスゲー僕好みなんだもの…。いや、ちょっとね、さすがに狙いすぎなところはあると思いますよ。例えば、僕も「首ぱっちん」の平仮名の使い方にはイラッとするんですが、しかし! 「いま、『ブレイド』を超える“伝説”が降臨する!」なんて煽り文句とか、クセのある敵キャラの数々とか、もうこの手の予告編を観てDNAレベルで燃えてしまうのは仕方のないことなのです… (´Д`;) ハァハァ


「銀幕」と書いて「シャバ」と読ませるセンス、嫌いじゃないぜ?
銀幕へ完全復活!

こういうクセのある敵キャラが続々出てくるのも超好き! コイツはどんな攻撃を仕掛けてくるのやら (´∀`) キニナルー
煉獄の看守!

そして雌雄を決する悪と正義! やだ、体が火照って来ちゃった…(なにこの文章)。
地獄の亡者vs煉獄の処刑人


つーか、もうアクション映画の予告編のナレーションに立木文彦さんは禁止!ヽ(`Д´)ノ そりゃあ、燃えるよ、燃えるって、燃えるんだけどさ、まんまとしてやられた感もするというか。作り手の「ホラ、お前、こういうのが好きなんだろ?(`∀´) オラオラ」って顔が透けて見えるのに、「ああん、悔しいけど感じちゃう… (´Д`;) ダメェ」的な? って、なんとなく下ネタを書いてしまうのは、僕自身、欲求不満を抱えているからかもしれませんな… (´・ω・`) ナンダソリャ


なんとなく失笑するステイサムを貼っておきますね(「ブリッツ」より)。
三角絞めでつかまえて-なんだそりゃ


閑話休DiE!m9`Д´) ビシッ で、実際に観てみたら、ウェズリー・スナイプス、ウェスタン、ゾンビ、ゴア描写と、僕がそこそこ好きなモノが揃っていたハズなのに、「ブレイド」を超えるどころか、足下にも及ばないレベルでビックリですよ。いや、ビジュアル的にカッコ良い場面は結構あるし、敵の首をもぐところは素敵だし、ウェズリー・スナイプスの早撃ち描写とかはそんなに悪くないんですけど、その他のところがスゲー適当なんですね。


ちなみに「ブレイド」はこんな感じの映画です↓ やべぇ、スゲー観たくなった!ヘ(゚∀゚*)ノ




例えば、ウェズリー・スナイプス演じるアマンの戦闘力が高い理由を描かないんです。いや、別にそういう作品も普通にありますけど、この映画の場合は、アマンがどうやって育ってきたかを長々と説明するシーンがあるワケで。そうやって過去を見せられると、「じゃあ、アマンはどのタイミングで戦闘訓練をしたんだろ?(・∀・)」って興味が湧くのが普通じゃないですか。ところが、そこはスルーして、大人になったら、すでに凄まじい射撃能力を習得済みだから、なんか腑に落ちないんです。

全編そんな感じで説明不足…というか、もともとちゃんと考えてないんでしょうな、たぶん。アマンが保安官に捕まっていた若僧ファビュラス(ライリー・スミス)を助けた理由とか、悪のゾンビ軍団は変な顔になってたりするのに同じ原理で蘇ったファビュラスがそうならない理由とか、アマンがファビュラスを撃って蘇らせた理由とか、本当にサッパリで。それとなくスナイプスに“したり顔”をさせてれば、こっちが勝手に脳内補完して納得するとでも思ってるんですかね? 回想シーンの挟み方も下手だしさぁ(いきなりベラベラかつ長々としゃべり出す)。


誰か、アマンがわざわざコイツを救った理由を教えてほしいです。何かのシーンを見落としたのかなぁ…。
ファビュラス(ライリー・スミス)


肝心のアクションも全然ダメ。序盤の早撃ちバトルあたりは、それっぽく見えて悪くないんですが、終盤、アマンが実家に敵をおびき寄せて戦うシーンが最低。ああいう“敵を迎え撃つシチュエーション”なんて、誰が撮っても面白くなりそうなのに、作戦はないわ、襲ってくる敵の位置関係はよくわからないわと、本当に残念なクオリティ。即物的に個々のアクションを楽しもうかと思ってみても、そんなにセンスが良いワケでもなく。襲撃されるシーンで、アマンがわざわざムチを取り出したから、「おっ、見せ場ですな!ヘ(゚∀゚*)ノ」って期待したら、あまりにも凡庸でガッカリしました。「それでも夜は明ける」のムチシーンの方がよっぽど斬新でしたよ(背中の皮を肉ごと剥ぎ取っていく描写とか)。

まぁ、「自分が殺した相手がゾンビ化する」って基本設定は嫌いじゃないんですけどね。あと、敵の親玉カンサ(ケビン・ハワース)の息子が蘇らない理由は「彼だけ独房ですでに自殺していた→アマンが殺してない」って展開も悪くないとは思いました。一応、オチを書いておくと、アマンはカンサとの早撃ちバトルを制して、首をもいで勝利。ゾンビ化したファビュラスに「死に方がわからないんだけど?」って聞かれたアマンが「まずは正直に生きろ!」なんて上手いことを言った風なムードで終わってました。ちなみにエンドクレジットに出てくる絵はなかなかカッコ良かったです。


予告で流れたこのシーン、ラスボスでした。首を手でもぐ描写はどれも良かったです。
首をもげ!


ということで、心から失望いたしました。つーか、予告編が一番面白かったというか。「クセのある敵キャラが続々出てくるぅ!(*゚∀゚)=3 ムッハー」なんて期待してましたが、実際に観てみれば、全然大したことなくて…('A`) 超忙しい合間を縫って観たから超イライラしたし、超忙しい合間を縫ってこの駄文を書いてて超イライラしているということで、本来なら20点ぐらいにしたかったんですけど、ウェズリー・スナイプスの出所祝いとして50点。あんた、次はちゃんと面白い映画に出てくれよな!(o^-')b ヤクソクダヨ!




ウェズリー・スナイプスの代表作。嫌いじゃないけど、シリーズで一番好きなのはこのシーンだったりします (〃∇〃) ウフフ



アンドリュー・ゴス監督作。なんとルーク・ゴス主演なので、ちょっと興味があったり…。



なんとなく思い出したジョシュ・ブローリン主演作。まだこっちの方が面白かったなぁ。









LEGO® ムービー(3D・字幕版)(ネタバレ)

$
0
0

LEGO® ムービー(3D・字幕版)

レゴ(R)ムービー

原題:The LEGO Movie
2014/アメリカ 上映時間100分
監督・原案・脚本:フィル・ロード、クリストファー・ミラー
製作:ダン・リン、ロイ・リー
製作総指揮:ジル・ビルフェルト、マシュー・アシュトン、キャスリーン・フレミング、アリソン・アベイト、ベンジャミン・メルニカー、マイケル・E・ウスラン、ブルース・バーマン
原案:ダン・ハーゲマン、ケビン・ハーゲマン
撮影:バリー・ピーターソン
美術:グラント・フレックルトン
編集:デビッド・バロウズ、クリス・マッケイ
音楽:マーク・マザースボウ
声の出演:クリス・プラット、ウィル・フェレル、エリザベス・バンクス、ウィル・アーネット、ニック・オファーマン、アリソン・ブリー、チャーリー・デイ、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン
声の出演(吹き替え版):森川智之、山寺宏一、羽佐間道夫、玄田哲章、岩崎ひろし、間宮康弘、沢城みゆき、矢島晶子
パンフレット:★★★(720円/プロビルダーのインタビューがあったりして、良かった!)
(あらすじ)
特徴もなく、ただマニュアル通りの日常を繰り返すことになんの疑問も抱いていない平凡なLEGOフィギュアの作業員エメットは、ひょんなことから世界を救う「選ばれし者」と間違われてしまい、LEGOワールドを思うがままに支配しようと企むおしごと大王の野望を阻止する冒険に出るはめに。ヒーローになる覚悟も自覚もないエメットだったが、世界を救うため個性的な仲間や人気ヒーローたちと悪に立ち向かっていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この映画は「衝撃の展開が!Σ(゚д゚;)」って感じではないものの、ネタバレを知らない方が楽しめるとは思うので、観てない人は読んじゃダメ絶対!
※今回の記事は、「トイ・ストーリー3」のネタバレに触れているので気を付けて!
※今回の記事は、この映画が好きな人は不快になる怖れがあるので、読まない方が良いというか、カゲヒナタさんや小覇王さんナイトウミノワさんはちごろうさん堀越ヨッシーさんなどの感想の方がかなりタメになるので、ぜひ読んで!
※今回の記事は、ところどころイラッとする文章がドヤ顔で挟み込まれていて、かなり不快になる怖れがあるので、気を付けて!


あの名作「くもりときどきミートボール」「21ジャンプストリート」のフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督の新作であり、レゴブロック自体も大好きということで、今年頭にアップした「2014年に絶対観たい新作映画10本」の1本に選ぶほど期待してまして。新宿ピカデリーで3D・字幕版を観てきました。もうね、日々の生活が忙しくてブログを更新するヒマがないんですけれども、「今週のムービーウォッチメンの監視対象になった→いつやるか?→今でしょ!(`∀´ )」ってことで、僕なりの感想を書くと、スゲー良く出来てましたな。


徹夜明けで観に行きました。ワイルドだろぉ?(`∀´ )
新宿ピカデリー

劇場から少しのところにあるビックロでは、「LEGO® ムービー」のコーナーが展開中。
レゴムービーフェア!

主人公たちの巨大な展示があったりするのでした。
巨大な展示が!


何に感動したって、レゴの世界の表現ですよ。全部CGなのにあえてリアルに、しかもストップモーション風に見せていて、さらにシャワーやら爆発やら煙やらすべてをブロックで作ったように表すって、素晴らしいとしか言いようがないクオリティなのです。もうね、リアルな質感でちょこまかと動き回るミニフィグたちを観てるだけで、思わず「かわうぃーねー (`∀´ )」って頬が緩む感じ。

ブロックでいろいろな物を作りながら逃げたりするアクション描写も、僕的には“目まぐるしいけどギリギリついていける速度”で楽しかったし(ちょっと「トランスフォーマー」っぽい)、とにかく細部まで非常にこだわって作られていてね…(しみじみ)。これらの“レゴ世界描写”を観るだけでも映画代分の価値はあるんじゃないかしらん。もうね、Blu-rayが発売される時は前日に渋谷のタワレコあたりに行って、「フライングゲット! (`∀´ )」しようかと思うほどでしたよ。


爆発もブロックなんだからスゴい! 画面を止めて細部を確認したい場面が目白押しなのです。
爆発シーン


さすがフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督作なだけあって、いちいち挟み込まれてくるギャグの数々もスゲー笑った! 人気テレビ番組「僕ズボ」の悪意のある雰囲気からグッときたんですけど(「26世紀青年」のキンタマを蹴るだけの番組を思い出した)、何よりも良かったのがバットマン。端役だと思ってたら、ガッツリ活躍するワケですが、あの自分のことを歌った曲とか(「ノーペアレンツ!」に爆笑)、太陽を突き破った跡がバットマークになるとか、ブルース・ウェインの話題を出されて素知らぬフリをするとか、とにかくツボに入りまくりでした。その他、宇宙船LOVEのベニーは可愛かったし、長老役がモーガン・フリーマンってベタな起用にも笑っちゃったし、ガンダルフとダンブルドアのギャグも楽しかったし…。後から気付いたんですけど、スーパーマンがチャニング・テイタム&しつこくつきまとうグリーン・ランタンがジョナ・ヒルってのも「21ジャンプストリート」からの流れって考えると気が利いてて、本当にね、製作者サイドのサービス精神には感心するというか、「お・も・て・な・し♪ (`∀´ )」の心、見習いたいものです。


とにかく愉快だったバットマン。最後、身を引くのもカッコ良かったなぁ。
バットマン、最高!

この2連続爆破シーンも笑いました。爆破されたのはワンダーウーマンの透明飛行機でございます。
なにが爆発したでしょう?

長老ウィトルウィウスを演じたのはモーガン・フリーマン。目が見えないのを生かしたギャグが愉快だったり。
長老ウィトルウィウス


そして、ストーリーも良く出来てた。最初は「平凡なハッピーじゃ物足りない!ヘ(゚∀゚*し」と“市井に暮らす普通の人々をバカにする話”かと鼻白むところもあったのですが、「マニュアルだって大事」「みんな大事」的な着地でビックリ。そりゃあ、「みんなのアイディアだって大切なんだ!」なんて理想論であってさ。例えば、僕みたいな素人クソ野郎が「じゃあ、この映画に獅子座の兄弟を登場させて、実際にウルトラシリーズが連動したレゴを販売して~ (*゚∀゚)=3ムッハー!」的な提案をしたら、「お前はそれでいいや (´∀`)(´∀`)」って感じでフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督がサッと距離を置くのは間違いないのですけれども(苦笑)、ああいう展開は決して嫌いじゃないのです。

さらに、終盤、「実はレゴマニアの父親とその息子の話だった!」というメタ的な展開になるのは「じぇじぇ!(`∀´ )」っと驚いて。作中でいろいろと現実世界のアイテムを散りばめていたり(コインで長老の首をはねる描写がスゲー良かった)、そもそも“わざわざストップモーションアニメ風に作っている”こと自体でそれを匂わせていたりと、伏線の張り方が理想的だと思ったり。


「おしごと大王(Lord Business)」という名前も、父親は仕事ばかりで構ってくれない…ってことなんでしょうな…。
おしごと大王


ネットにあったストップモーションアニメを貼っておきますね↓ 超良く出来てる!Σ(゚д゚;)




で、何よりも僕は「オモチャは子どもだけの物なんだから、大きなお友だちはサッサと卒業しな!(`∀´) チンカスヤロウ!」的な話はあまり好きじゃないというか、あの名作「トイ・ストーリー3」ですら、“「別にウッディだけでも手元に置いとけばいいじゃん (・ε・) チェッ」派”であり、この映画がどうするのかと思いきや! 「これからは家族みんなで一緒に遊ぼうか ( ´∀`)(´∀`)(´∀`しウフフ」と、妹までデュプロで参戦するという素敵すぎるハッピーエンド。エンドクレジット、映画序盤では気味悪く聞こえた「Everything Is AWESOME!!!」が再度流れると、これがまた意味が違って聞こえて、非常に感動的だったりしてね…(ちょっと「アナと雪の女王」のラストに流れた曲を連想しました)。恥ずかしながら、涙が止まらなかったです… ( ;∀;) イイエイガダナー 


「Everything Is AWESOME!!!」のPVがあったので、貼っておきますね↓ 




な~んて、ベタ褒め状態の割に70点なのは、期待しすぎちゃったから… (´・ω・`) 僕がツイッターでチェックしている方々が「レリゴーよりレゴだぜ!」(上手いこと書いたつもりの文章)って感じで凄まじく高評価だったため、本当にね、期待を高め過ぎてしまったのです。いや、確かに予想以上にスゴいところが多くて、「激おこぷんぷん丸!(`∀´ )」なんて頭に来た場面はなかったけど、よくよく考えれば、“エメットたちの行動のすべて”は息子(Jadon Sand)の脳内妄想ってことだから、あのキャラや世界観に愛着が湧けば湧くほど、「でも、この世界って存在しないんだよな…」って寂しくなる。エメットが現実世界でも単身で動いた場面を考慮すると、「妄想が具現化→彼らにも意志がある」ってことかもしれませんが、そうなると逆に「自分たちの意志があるのに“上にいるお方”によって人生を好き勝手にされてる」って思っちゃうし…って、面倒くさくてスミマセンネー (´∀`;) エヘヘ まぁ、確かにメタ要素を入れることで、“想像の世界”と“現実の周辺事情”の両方の意味を含めた“真の「LEGO®」の映画”になったんだから、大正解なんだと思いつつも、ごめんなさい、ちょっと好みじゃなかったです。

あと、これはまったく映画のせいではないんですけど、ツイッターをチラッと眺めた時、たまたま“メタ展開に触れたネタバレツイート”を目にしてしまって…。さっき「メタ的な展開に驚いた」的な文章を書きましたが、あれはウソだ(突然、偉そうに)。もしかすると勘の悪い僕でもラクラク気付いたかもしれませんけど、やっぱり自分なりに新鮮な驚きを体感したかったなぁと。ちょっと「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」の時と同じような心境に陥ってしまった次第。ネタバレを目にせず、そこそこの期待値で観ていればなぁ… (ノω・、) クヤシイ


この映画をいきなり「バキ」の登場人物に例えるなら龍書文。通常の状態で腹部に貫手攻撃をされると…。
龍書文の抜き手攻撃

腹部が抉られて、出血! スゲー痛い!
腹部から出血!

“ミスター・アンチェイン”ビスケット・オリバもビックリ仰天のダメージを食らうわけです。
オリバもビックリ!

ところが! 僕は“心の筋肉”を十分固めていたので、龍がいくらコロ助みたいな口調で貫手を仕掛けても…。
コロ助っぽい発言をしながら攻撃!

無惨にも指がポッキリ! 思ってたよりハートには刺さらなかったのです…って、わかりにくい例えでしたな (´∀`) シノウカナ
指が折れちゃった


ううむ、何が何やらな文章を書いてしまいましたが、そんなワケで、間違いなく“高いクオリティの素晴らしい作品”だとは思うし、Blu-rayが出たらほしい程度には好きでしたよ。誰が観てもある程度は楽しめるんじゃないかしら。ちなみに今回の感想文には、あえて流行語をいろいろと使ってみたんですけど、それはこの流行語を無理に散りばめた予告編の影響。唯一わからなかったのが、「姉さんのためなら (`∀´ )」という台詞だったんですが、堀越ヨッシーさんのブログによると、「予告編では主人公の声を富永み~なさんが演じてる→カツオオマージュ」みたい…って、なんだそりゃ ( ゚д゚)、ペッ


なんとなく失笑するステイサムを貼っておきますよ(「ブリッツ」より)。
三角絞めでつかまえて-なんだそりゃ


ハッキリ言って、この記事をここまで読んだ人ならわかるように、流行語を無理に詰め込んでも痛々しいだけじゃないですか。それをわかってもらいたくて(誰に?)、最悪、アクセス数が減るのを覚悟でやってみたんですが、僕を含めて誰も得をしていないような気がした、41歳の春なのでしたーー。




サントラ。ちょっとほしいな~。ダウンロード版もあります。



フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督作。スゲー面白いです。



フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督による実写作品。実に愉快なのです。



こういうアニメもあったんですね~。ちょっと気になります。



こんな本があるとは! これさえあれば、僕もマスタービルダーに… (`Δ´;) ヌゥ



最後に映画のレゴブロックを貼っておきますね。実は、憧れているだけで、買ったことはないのです… ('A`)









先週の備忘録(2014/4/1~4/7)

$
0
0

さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


働きすぎて、疲れました… ('A`)
MEGA DUGEMは楽しかったけど、その後が… ('A`)



ちょっとダウナーで意味不明な記述の多い備忘録になってしまったので、僕以外の人は読まない方が良いです。まぁ、こういうことを書くのもなんですけど、僕は自分がつまらない人間だと自覚はしていて。映画としては微妙でしたが、例えば「BECK」の予告編冒頭の「オレはつまんない奴」って台詞は非常に共感できるというか。だから、ラジオ番組に投稿したり、ブログを始めたりしたことで、いろいろな人に僕が書いたものを面白いと思ってもらえたりするようになったのは、素直にスゲーうれしくて(もちろん、つまらないと思う人も多いでしょうけど)。精神的にかなり助かったし、今も非常に助けられております。

だがしかし、それでも、世の中が“痛い人間”と“痛くない人間”に分けられるのなら、僕は確実に“痛い方”。昔から、何か発言した時、周囲の人間が目配せするのを見て、「ああ、よくわからないけど、間違った言葉を選んだんだな…」と反省することは多かった。大人になって、ある程度、上っ面は繕えるようになって、仕事で営業に行ったりするようになったけど、親しい人の前では今でもそういう発言をしてしまうことがあり、変な空気になることもあって。後から振り返って、死にたくなるワケですよ。

例えば、ウチの奥さんは「そういうのキモイから!川 ゚д゚) シネヨ」とか、ズバッと言ってくれるから、陰で思われるよりは全然うれしいし助かるんですが、手厳しく言われると、それはそれで凹むという面倒臭さ。正直、奥さんと一緒にいたいけど、あまり一緒にいたくないのは、そういうところなんですよ。好きな人にバカを見るような目で見られるのって、いくらバカだろうと、やっぱりイヤだもの。

でも、そういうのって、努力で直せるハズじゃないですか。人間、性格や生き方を変えるのは難しいって言うけどさ、何歳だって変えられると思ってるし、いつだって成長できると信じてる。つーか、そうじゃなかったら人生なんてやっていられない。だから、カウボーイ気取りのクズ野郎が善人に変わっていく「ダラス・バイヤーズクラブ」みたいな映画には胸を打たれるし、大好きだったりするのです。

で、何が書きたいのかというと、土曜日の話。仕事を終わらせて、ファンコットの祭典「MEGA DUGEM」に行ったのは15時半前。フロアでVJの素敵な仕事振りを眺めがらファンコットを浴びるのがスゲー気持ち良くてね…。なんかね、もう41歳のオッサンですから、体力ゲージは即赤になりがちですけど、「考えずに感じる」だけの時間ってのは、非常に心地良かったなぁと。


ファンコットはこんな音楽でございます↓




そんな素敵な現場を1時間半で飛び出さなくてはならなかったのは、夕方から“友人の出産祝い飲み会”があったから。その友人は「年齢=彼女いない歴」みたいな人だっただけに、感慨もひとしおでね。お祝いのお金も包んで、いそいそと川崎に行ったんですが、そこでいろいろともめごとが起きたというね…。

僕の中学の友人たちはTRPGでつながった仲なんですけど、基本的にオタク揃いでしてね。もちろん「ぼく、オタリーマン。」のような「お前、その程度でオタクって名乗るなよ」という感じではなく、ゴリゴリなレベル(でも、「それを活かして商売を~」的な方向は無理なタイプ)。正直、僕以上に空気が読めない人が多かったりするんです。

で、飲みに集まった40歳オーバーの男性8人中、無職が2人、フリーターが1人、派遣社員1人という状況で、友人の子どもが誕生したことを祝っていたら、酒が入ったこともあって、化学反応が起きてスパーク…。リアルに「ヤング≒アダルト」「苦役列車」の修羅場を目の当たりにしたというか、最終的には地獄のような飲み会になったのでした… ('A`)

僕も含めてだけど、「40歳を超えて、これか」と。いろいろと死にたくなりましたよ。思いっきり軽蔑したし、そんな目で彼らを見ちゃった自分にも失望しました。彼らを“映画の主人公”として考えるなら、ここから発奮して“やる気”を出してほしいと思いつつも、もう嫌悪感が先立ってしまって、ハッキリ言って大嫌い。二度と一緒に飲みたくないんですけど、そんな器の小さい自分にもイライラしちゃうという無限地獄。

というかさ、みんな、本当は「友だち」って呼ぶような間柄じゃないんじゃないの? 今までは出席率の高さをポジティブにとらえてたけどさ、僕も含めて、単に友だちがいないから、仕方なく集まっているような気がしてきた。もうね、こんなイヤな思いをしたのは、このブログを始めるちょっと前、「高校のバレーボール部の部長から披露宴に呼ばれて、しかも受付を頼まれたから、相当信頼されてるのかと思って浮かれてたら、相手はパシリとしか思ってなかったことがわかった時」以来。精神状態がマジ最悪だったので、帰りながら聴いたタマフルにはスゲー助けられましたよ。つーか、ずっと「MEGA DUGEM」にいれば良かった…。

とは言え、僕がブログを書いてて良かったと思うのは、自分で文章化していると、少しストレスが軽減できること。溜飲が下がる…とまではいかないものの、冷静になれるし、自分が何に腹立ったのかがよくわかってくるというか。たぶん、あの“痛さ”に自分を見たからなんだろうなぁと。ずっと成長できていない彼を見て、やっぱり自分を重ねてイラッとしたんだろうなぁ…。本当にね、もう少し人に優しくなれればと思う。憎悪を受けたら倍にして返すのではなく、憎悪を丸めてこねて延ばして包丁で適度な太さに切って茹でて汁とともに丼に盛って、「おひとつ、いかが? (o^-')b」と相手に勧められるぐらいの人間に、私はなりたい。


自分で書いていて、なんとなく思い出したシーンを貼っておきますね↓ 怖い!Σ(゚д゚;) ヒィィ




僕も彼らも人生折り返し地点を越えてしまって、もういつ死んでもおかしくないオッサンですけれども、人間は何歳になっても変われるということを信じてる…信じてる! どうか信じさせてぇ!ヽ(´Д`;)ノ アアン な~んて、アホみたいな駄文をダラダラと書いちゃいましたが(苦笑)、やっと明日あたりから仕事がラクになるのでね、ちょっと体を休ませながら、これからも頑張って行くし、頑張るしかないのです。


拙い出来ですが、貼っておきますね↓




以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。







ダラス・バイヤーズクラブ(ネタバレ)

$
0
0

ダラス・バイヤーズクラブ

ダラスバイヤーズクラブ

原題:Dallas Buyers Club
2013/アメリカ 上映時間117分
監督:ジャン=マルク・バレ
製作:ロビー・ブレナー、レイチェル・ウィンター
脚本:クレイグ・ボーテン、メリッサ・ウォーラック
撮影:イブ・ベランジェ
編集:ジョン・マック・マクマーフィ、マーティン・ペンサ
音楽:カート&バート
出演:マシュー・マコノヒー、ジャレッド・レト、ジェニファー・ガーナー、ダラス・ロバーツ、グリフィン・ダン
パンフレット:★★★★(500円/この値段にしては頑張った内容だと思う)
(あらすじ)
1985年、テキサス生まれの電気技師ロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)はHIV陽性と診断され、余命30日と宣告される。米国には認可された治療薬が少ないことを知り、納得のできないロンは代替薬を求めてメキシコへ渡る。そこで米国への薬の密輸を思いついたロンは、無認可の薬やサプリメントを売る「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立。会員たちは安い月額料金で新しい薬を手にすることができ、クラブはアングラ組織として勢いづく。しかし、そんなロンに司法の手が迫り……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




85点


今年から新作映画を観る本数を年間120本に絞る予定ということで、いくら尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」で紹介しようとも、スルーするつもりだったんですが、しかし! なんかスゲー評判が良かったのでね、3月上旬、新宿シネマカリテでレイトショー割引を利用して観てきました。同じ男として憧れちゃいましたね… (ノω・、) イイオトコダナー


やってきたのは新宿シネマカリテ。アカデミー賞の後だったせいか、スゲー混んでましたよ。
シネマカリテ

記事の切り抜きがあるのはもちろんのこと…。
記事の切り抜き

こんな大きい立て看板もあったりしてね。
こんな展示

エレベーターも「ダラス・バイヤーズクラブ」一色だったり。
エレベータも!


まず、書いておきたいのが、役者さんのこと。アカデミー主演男優賞、僕的には「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のレオナルド・ディカプリオにあげたい気持ちでいっぱいだったんですけど、この映画のマシュー・マコノヒーを観たら、「あ、ディカプリオは今回も無理だ!Σ(゚д゚;)」って即座に思うほどスゴかった! つーか、演技が素晴らしいのは当然としても、単純にあそこまで痩せただけでもマジで偉いと思うのです。


この痩せっぷり、ハンパじゃないぜ!
ここまで痩せた!


いや、例えば「体脂肪率30パーセントが14パーセントに!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤセマシタワ!」的に痩せても「それはスゴいですなー (・∀・) ガンバッタネ」程度の評価ですけれども、マコノヒーの場合は筋肉まで落としたのが超偉い。筋トレをやっている人ならわかってもらえると思うのですが、人間、鍛えた筋肉を捨て去るほど苦痛なことはないじゃないですか…。歯を食いしばりながら重いバーベルを必死に持ち上げて、腕が悲鳴を上げているのを我慢しながらダンベルをカールして、やっと肥大した筋肉を手に入れたのに、それをあえて自ら捨てるだなんて、マジでMOTTAINAI(突然のアルファベット表記)。今まで役者を目指したことはありませんが、僕には絶対無理だなとあらためて思ったり。


もし自ら筋肉を捨てなくてはならなくなったら、僕は“若き日の郭海皇”のように涙を流すと思います…。
筋肉を捨て去る若き日の郭海皇


なんとなく「もったいないとらんど」を貼っておきますね↓ 明日には消える筋肉なんて…(勝手な替え歌)。




他の役者さんも素晴らしくて、(ごめんなさいすでに何百人の人が通過したネタだとわかっていながらもどうしてもどうしても書いておきたいので多くの読者を失うことになろうともわざとらしく記しておきますよREADY?3,2,1,GO!ヽ(`Д´)ノ)ジャッジド・レド…じゃなかった(苦笑)、ジャレッド・レトも見事でしたね! 「レクイエム・フォー・ドリーム」でヤク中になって片腕切断された時は「自業自得!m9・∀・) ビシッ」としか思えませんでしたけど、今回のドラッグクイーンのレイヨン役はスゲー可哀想でね… (ノω・、) グスン あの痩せっぷりもスゴいし、かなり見直しました。取って付けたような文章で恐縮ですが、ジェニファー・ガーナーも良い感じでしたよ。


ガチでドラッグクイーンっぽく見えたジャレッド・レト。マーク・ボランの切り抜きを貼りまくるのが可愛い。
ジャッジド・レト

ジェニファー・ガーナーもサイを両手にカッコ良かった…って、「エレクトラ」が混ざっちゃった!∑(゚Д゚) ワザトラシイ
エレクトラ!


で、何よりも物語にグッときました。アル中&ヤク中で、ゲイや女性を差別するようなクズだったロンが、精神的に成長していく姿には、素直に胸を打たれましたよ。彼が生き延びるための薬を求めたのは、“死への恐怖”だけでなく、“余命を言い放つだけで親身にならない医者”や、“エイズだと発覚した途端、手のひらを返した仲間たち”への“怒り”が原動力だったと思うんです(車の中で一人で泣くシーンはこっちも超泣いた!)。


余命30日と診断され、荒れるロン。だがしかし、なんとここから7年も生きるからビックリ。
余命30日のカウボーイ


ただ、そうやって自分のために薬を買うようになり、自分のために薬を売りさばいていった結果、周囲の人たちも救われて。怒りの対象が”癒着する政府と製薬会社と医学界”に変わったりと、自分自身の社会を見る目や価値観も変化して、最終的には赤字だろうとも他の人のためにダラス・バイヤーズ・クラブを続けるほど、人間的に大きくなるというね…。僕的に超良かったのが、スーパーでレイヨンをかばうシーンで、彼はあそこで元友人の醜さを見ることで昔の自分がクソだったことに気づいたんですよね、たぶん。彼を見るレイヨンの表情も含めて、非常に感動的で、何よりも溜飲が下がってうれしかったです (・∀・) イイネ!


非常に溜飲が下がる名シーンなのです。
スーパーのシーン


要は、死に直面したことで生き甲斐を見つけた男の話であって。ラスト、製薬会社との裁判には負けたものの、ロンはみんなに祝福されて、その後、ロデオに挑むシーンで映画は終わるワケですが…。最初は「あら、最後にチャレンジしたのね!ヘ(゚∀゚*)ノ ガンバッテ!」と思ったんですけど、そういうことではなく。映画冒頭ではロデオを眺めるしかできなかった彼が、自分なりに強く生きたことで、精神的に「カウボーイ=自分が憧れていた“強い男”」になれたことのイメージ的な場面というかさ。「強さは決して“力”じゃなくて、“男らしさと正しさ”なんだな…」と、今から30年以上前、串田アキラさんから熱く教えられたこと、あらためて思い出しましたよ。


ということで、聴いてください、串田アキラさんで「1たす2たすサンバルカン」↓(ラジオパーソナリティ口調で)




つーか、一番僕が思ったのは、「人間ってのは変われるんだな」ってこと。実際のロンは36歳の時にエイズと診断されて、38歳の時に「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立したので、行動した時は現在41歳の僕よりも年下だったワケですが、この話を知って心から尊敬いたしました。なんか「ミルク」を観た時の気分に近いというか、同じ男として憧れてしまった次第。


本物のロンはこんな人だったのね。髙田延彦さんがいたら、確実に「男認定」する逸材。
本物のロン

なんかね、花山薫に憧れる片平巡査のような気分になりましたよ…。
男として憧れちゃいますね...


その他、「変にドラマチックな演出を入れないで、淡々と描いていたのも、非常に功を奏してた」とか「エイズ患者の女性を見つけてセックスをするシーン、馳星周先生の『マンゴー・レイン』を思い出した」とか「70年代の設定なのに今の日本を映したのはスゲーどうかと思った…」とか「なんとなく『フィラデルフィア』『蜘蛛女のキス』を連想したけど、正直、どっちの話もうろ覚え」とか「ジェニファー・ガーナーの演技は良いけど、ボブ・サップの扱いが雑では…って、『エレクトラ』が混ざっちゃった!∑(゚Д゚) ワザトラシイ」とか、書きたいことはいろいろとあるんですが、面倒くさいので割愛!ヽ(`Д´)ノ 変にエモいところはないんですけど、でも、スゲー感動的で良い映画でしたヨ ( ;∀;) イイエイガダナー 「人間、何かを始めるのに遅いってことはないんだな!」と無闇なやる気が湧きつつも、具体的に何をすれば良いのかサッパリなのでね、とりあえずマコノヒー繋がりで“1日2回の自慰行為”にチャレンジしようと思います(にも書いたオチ)。





ジャン=マルク・バレ監督作。まぁ、これは観ることはなさそうかな… (・∀・;) エヘヘ



サントラ。結構良い感じだと思う。



ガス・ヴァン・サント監督×ショーン・ペン主演作。結構影響を受けた映画だったりします。







ローン・サバイバー(ネタバレ)

$
0
0

ローン・サバイバー

ローン・サバイバー

原題:Lone Survivor
2013/アメリカ 上映時間121分
監督・製作・脚本:ピーター・バーグ
製作:マーク・ウォールバーグ、サラ・オーブリー、ランドール・エメット、ノートン・ヘリック、バリー・スパイキングス、アキバ・ゴールズマン、スティーブン・レビンソン、ビタリー・グレゴリアンツ
製作総指揮:ジョージ・ファーラ
原作:マーカス・ラトレル、パトリック・ロビンソン
撮影:トビアス・シュリッスラー
美術:トム・ダフィールド
衣装:エイミー・ストフスキー
編集:コルビー・パーカー・Jr.
音楽:エクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイ、スティーブ・ジャブロンスキー
出演:マーク・ウォールバーグ、テイラー・キッチュ、エミール・ハーシュ、ベン・フォスター、アリ・スリマン、アレクサンダー・ルドウィグ、エリック・バナ、 ジェリー・フェレーラ、ユセフ・アザミ 、サミー・シーク、ローハン・チャンド
パンフレット:★★★(720円/コラムが充実してたけど、ネットに同じ記事があると少し萎えますな)
(あらすじ)
2005年6月、アフガニスタンの山岳地帯で偵察活動中の4人のシールズ隊員は、あるひとつの決断によって、200人を超すタリバン兵の攻撃にさらされることになる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※今回の記事は、映画とはまったく関係のない妄想やくだらない文章がダラダラと書かれているので、間違いなく読まない方が良いというか、しっかりした感想が読みたい方は別のブログに行った方が良いです。
※今回の記事は、「ライオンハート」「ボディ・ターゲット」「ライジング・ドラゴン」「バックドラフト」のネタバレに触れているので、気を付けて!


尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」で紹介されていて面白そうだったし、さらに僕はピーター・バーグ監督の前作「バトルシップ」が大好きということで、前売り券を購入。ムービーウォッチメンの監視対象になったのもあって、急いでTOHOシネマズ 日本橋で観てきました。程良く燃えましたYO!ヘ(゚∀゚*)ノ


仕事の合間を縫って、そそくさと向かったのは、日本橋のコレド室町2
コレド室町2

先月オープンしたばかりのTOHOシネマズ 日本橋に来たのです。
TOHOシネマズ日本橋

お昼を食べてなかったので、散財…。1500円もしたけど、美味しかったから後悔してないぜ! 本当だよ!ヽ(;´Д`)ノ アアン
全部で1500円


この「ローン・サバイバー」が、「思い切って都内にマンションを買ってみたものの、ローンがあと23年も残っているのに収入が減ってしまって、これからどうやってサバイブすれば… (´・ω・`)」なんて物語じゃないなんてことは町山さんもちゃんと話していたワケですが(不要な文章)、実は日本でも「これからの『正義』の話をしよう」第一章で扱われた<アフガニスタンのヤギ飼い>というエピソードで結構有名だったりしましてね。それがどんな内容かをこちらのリンクから引用してみると、こんな感じ↓


<アフガニスタンのヤギ飼い>

2005年6月、アフガニスタンでのこと。マーカス・ラトレル二等兵曹は、米海軍特殊部隊のほかのメンバー3人とともに、パキスタン国境の近くから秘密の偵察に出発した。任務はオサマ・ビン・ラディンと親交の深いあるタリバン指導者の捜索だった。情報によれば、目標とする人物は140ないし150人の重武装した兵士を率いており、近寄ることの困難な山岳地帯の村にいるとのことだった。
特殊部隊が村を見降ろす山の尾根に陣取ってまもなく、2頭のヤギを連れた2人のアフガニスタン人農夫と14歳くらいの少年に出くわした。武器は持っていないようだった。

やれやれ、まったく面倒くさいことになった。そう思ったマーカスが、他の3人に「どうする?」と聞くと、全員が「殺っちまえ」と即答。マーカスはカトリックだったため、一瞬、迷ったものの、「こいつらとは信仰が違うしな」と賛同した。
飼い主たちの運命を知ってか、2頭のヤギがメーメーと悲しげに泣く中、3人のヤギ飼いを一列に並べて、マーカスが「あばよ、ターバン野郎」と引き金を引こうとしたその瞬間! 何やら奥の茂みから、ガサガサガサガサと大きな動物が近づいてくるような音がしてきた。
なっ…なんだ? 焦りの色が隠せないマーカスたちが「誰だ!?」と銃を構えると、巨大な影が茂みから跳躍し、兵士たちの前に立ちはだかった!

「オレだーッ! 大きいヤギのがらがらどんだーッ!」

それはヤギというにはあまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。それはまさに怪物だった
こ、この化け物、しゃべりやがった! そう、マーカスが驚いている間に、同じく呆然としていたマイケル大尉とダニー二等兵曹の腹部を巨大なヤギの2本の角が貫通した。ゴボゴボと口から血の泡を吹く2人の兵士。彼らは我が身に起こっていることを信じられないようで、池の鯉のように口をパクパクと開閉させていた。
助けを求めてマーカスがアックス二等兵曹の方を向くと、なんと、中ぐらいの大きさのヤギに後頭部から角で貫かれ、両目から目玉が飛び出て、すでに絶命状態だった。そばにいた小さいヤギがニヤリと笑ったように見えたのは気のせいだろうか?
仲間が全員無惨に殺された怒りから“戦士の心”を取り戻したマーカスは、「おおおおおおッ!」と咆吼しながら、怪物に向かってライフルを乱射した。だが、巨大な“それ”は無慈悲にも2人の死体で巧みに銃弾を受け止める。そしてマーカスの瞳が最期にとらえたのは、あまりにも大きい蹄だった…。

ヤギ飼いたちが米兵の死体を埋めると、それからヤギたちは山へと登っていきました。
ヤギたちは山の草場でとても太ってしまって、うちへ歩いて帰るのもやっとのこと。もしも脂が抜けていなければ、まだ太っているはずですよ。そこでーー。
チョキン、パチン、ストン。
話はおしまい
(´∀`)



って、途中から不謹慎なウソを書いて本当にすみません…。共通している要素はヤギだけなのに、無理矢理ノルウェーの昔話を引っ張り出して、クソの役にも立たない二次創作を書いてしまったのは、「もしあのヤギたちが、メーメーと鳴くだけでなく、戦闘力が高くて飼い主たちを守れたのなら…」と恐ろしいほどどうでも良い妄想をしてしまったからなのです (ノω・、) スミマセン


「三びきのやぎのがらがらどん」は、僕が一番好きな絵本なのでしたー(なんだこれ)。



実際のところは、4人のシールズ隊員は「縛って放置したら凍死するし、殺したら国際法違反になっちゃうけど、解放したら超危険だよぅ… (;´Д`)(;´Д`)(´Д`;)(´Д`;) ドウシヨウ」とスゲー迷った挙げ句、ヤギ飼いたちを解放してみたら、案の定、200人のタリバン勢が襲来してきちゃって…。ハードな戦闘を繰り広げるうちに、3人&ヘリで救出に来た16人が死亡。這う這うの体で逃げ出したマーカスは、偶然出会ったバシュトゥーン族のグラーブ(アリ・スリマン)に助けられるんですね。


「逃がしたら200人に囲まれる!」なんて言ってたら…。
逃したら200人に囲まれる!

案の定、囲まれちゃうのでした (`∀´) ザンネーン! 東映ヒーロー映画のいつもの採石場シーンを思い出したりもして。
案の定、囲まれた!

助けに来たヘリが爆破される場面は、あまりにコントチックなので、少し笑っちゃいましたよ、すみません。
ヘリがボーン!

そして唯一生き残ったマーカスは、バシュトゥーン族に救われるのです。
助けてもらいました


マーカス的には「なんでお前が助けるんだよ? (・ε・) ブー」と不信感丸出しなものの、死にかけているので仕方なく厚意に甘えてみたりして。で、グラーブったら、タリバンどもがマーカスを殺害しようとしても、「私の客人に手は出させない!ヽ(`Д´)ノ」と超強気で刃向かったため、バシュトゥーン族vsタリバンの戦闘が勃発! 米軍の助けが来たおかげで、マーカスは一時心肺停止に陥りつつも、無事助かって映画は終了しまして。ラストはテロップで「グラーブたちがマーカスを助けてくれたのは『助けを求めてきた客人は、どんな犠牲を払っても守り抜く』という“パシュトゥーンワーリ(パシュトゥーンの掟)”を守ったため」という説明が流れて、実際の人たちの映像が流れてましたよ。


最後は、実話系映画にありがちな本人映像が出まくってました。
本人たち


正直なところ、驚くほど乗れなかったところがありまして。「ヤギ飼いたちが鐘をカランコロン鳴らしてるんだから、気付けよ」とか「手を拘束できて、そのまま歩かせられるなら、安全なところまで一緒に行けば良くね?」とか、そこはスルーしますよ。ただ、後半がちょっとなぁ…。まず、スゲー萎えたのが、突然、アフガン人同士の会話に字幕が出たこと。それまで何を話しているのかわからないようにしていたくせに、ああいう時にだけ説明的に字幕を入れるのって、映画としてちょっとカッコ悪いなぁと。些末なところですけど、結構萎えちゃったり。

それと、後半のアクションの“取って付けた感”にはガッカリしました。中盤の4人vs200人のバトルがあらゆる面で素晴らしかっただけに、後半のマーカスとタリバンの戦闘とか、米軍がやってきて助かる展開とか、あまりに“安易な劇映画のクライマックス”っぽいというか。やられそうなマーカスに“仲良くなった子ども”がナイフを渡したりとか、ギャグかと思いましたよ(いくらナイフにまつわる交流描写があったにせよ)。なんて言うんですかね、コース料理を頼んだら、真ん中ぐらいに超ボリューミー&ジューシーなステーキが出て来て、メインディッシュに“シェフの気まぐれサラダ”が出て来た感じ?(乱暴な例え)

つーかさ、あのバシュトゥーン族の子どもは盛りすぎじゃないでしょうか。原作を読んだスターリング・エレファントさんのツイートによると、「マーカスが子どもたちに好かれていたのは事実」みたいですけど、別れ際に抱き合ったりしちゃってさぁ。基本的にああいうシーンが嫌いじゃない僕ですら、非常に居心地が悪かったです… ('A`)


ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作で例えると、「ライオンハート」のラストとか。
ライオンハートのラスト

「ボディ・ターゲット」のラストとかはスゲー泣いちゃう僕ですけれども!
ボディターゲットのラスト

このシーンだけは、ごめんなさい、安っぽく見えちゃいました… (´・ω・`) ウーン
子どもとの触れ合いはどうよ


ということで、最初に文句を書きましたけれども、それを補って余りあるほど非常に良かったところもあって。まず、褒めたいのが戦闘描写! マーカスの「タイムカードを押すぜ」からスタートする4人vs200人の山岳バトルは100点の素晴らしさ。タリバン側の“単調だけど止むことのない攻撃”は地獄のようで、“相手がよくわからない恐怖”が非常に上手く描かれていたのではないでしょうか。ロケットランチャーをバンバン撃ってくるのとか、最高でした。


唯一生き残る男マーカス。傷口には泥を、レンコンの穴には辛子を詰めるのが得意(どうでも良い文章)。
マーカス(マーク・ウォルバーグ)


で、その中でも特に感動したのが「落下」! 文字通りの崖っぷちに追い詰められた4人の隊員たちが「『落下』だな ( ̄ー ̄) フフッ」「『落下』するか ┐(´ー`)┌ マイッタネ」みたいな感じで言うので(若干の誇張アリ)、崖から飛び降りるにしても「五点着地」のような“何らかの技術”が介在するのかと思いきや! なんと普通に転がり落ちるだけなので、「漂流教室」のミネヴァ先生ライクに口がアングリ。「相手と一緒に飛び降りるだけ」という雑な荒技「暗黒流れ星」を思い出したりしましたよ。


飛び出せ、青春! 勢いよく絶壁を転がり落ちる描写は必見のクオリティ。スタントマンも頑張ったんだろうな~。
落下!


この「落下」シーン、「ランボー」のような“崖飛び降り”ではなく、むしろ「ライジング・ドラゴン」の“火山の急斜面転がり”の岩場バージョンって感じで、観ているだけで激痛が走る凄惨さなのです (´∀`) イヤーン しかも何がスゴいって、これでも敵から逃げられなくて、もう1回やって、それでも逃げられなくて、ボロボロの体のままタリバンとの戦闘を続行するから、あまりに酷い状況すぎて笑っちゃったりもするというね。今まで「崖から飛び降りる→その場は逃げ切れるか、第三者に助けられて、場面が変わる」という映画が多かった中、「飛び降りても(しかも2回)戦闘続行」というのは斬新であり、ここだけなら映画史に残るんじゃないでしょうか。あと、傷口に泥を詰める応急処置もフレッシュでしたね~。


なんとなくこのシーンを思い出したり(「グラップラー刃牙完全版」第4巻より)。実際はこんなこと無理だよね(身も蓋もない文章)。
崖を転がり落ちる範馬勇次郎


そして、もう1つ、僕の胸をワシ掴みにして離さなかったのは、仲間描写。ハッキリ言って、「バックドラフト」「You go,we go」の台詞を聞くだけで白飯二杯は食える人なら、確実にあなたのハートにテレポート(なんだこれ)。序盤は「死ね」とか軽口を叩き合う感じですけれども、「ピンチになったら何を置いても仲間想い」なのがとにかくハートと涙腺を強打しまくりなのです。例えば、2回目の「落下」の後、ダニー(エミール・ハーシュ)を上に置いてきたことに気付いたら、あんな絶望的な状況なのに、即座に「上に戻らなきゃ」って発想をしたりする姿勢が非常にグッとくるんですよ。


上に置いてかれて死ぬダニー。演じたエミール・ハーシュ、「キラー・スナイパー」でのトラッシュ振りがウソのようでしたな。
ダニー(エミール・ハーシュ)

狙撃名人のアックスを演じたのはベン・フォスター。片目が潰れても戦い続けるのです。
アックス(ベン・フォスター)


もうね、テイラー・キッチュ演じるマイケル大尉がスゲー良い男でして…(しみじみ)。タリバンたちに包囲されて、絶望的な状況になった時、ヤギ飼いたちを解放することを主張したマーカスが、マイケルに「オレが悪かった… (ノω・、) アタシッテホントバカ」って謝るんですよ。マジで、これはマーカスのせいなので、心の狭い僕だったら「あのさ、もう話しかけないでくれる? (`Δ´) シネヨ!」なんてイヤミな態度をとりそうなんですが、しかし! マイケルったら、「標的を殺すチャンスが出来て、むしろ全然OK!(o^-')b」的な台詞を言うんです…。要は「でもね、そう、逆だ! 敵襲って、反撃の予告編だ。ダ・ダ・ダ・ダッて撃っていたら、すぐに殺れちゃうもの♪( ´∀`)人(´∀`)」 という発想の転換に見せかけた励ましであり、あんな窮地で吐く、あんな男らしいひと言があるかと。もうね、これこそがまさに「キャプテン(大尉)は君だ!ヽ(TДT)ノ」ってことだと思って、号泣した次第。


マイケル役のテイラー・キッチュ、超カッコ良かったです…。
マイケル・マーフィ大尉(テイラー・キッチュ)


ということで、なんとなくTomato n'Pine「キャプテンは君だ!」を貼っておきますね↓




なんて言うんですかね、“物事をいろいろな角度で考えた時の面倒臭さ”ってあるじゃないですか。「ヤギ飼いたちの命を助けたのにぃ~ヽ(´Д`;)ノ」ってのはコッチの都合であって、アッチからしてみれば、米兵に酷い目に遭わされた人たちかもしれないし、そもそもアフガニスタンがこんなことになっているのはアメリカのせいでもあるし。スタさんがツイートしてましたが、確かによくよく考えれば「シールズ自体がバカ」ってことではあるし…。パンフにも載っていた池上彰先生のコラムを読むと、最後にマーカスを救った“パシュトゥーンの掟”自体も問題になってたんだってさ。

まぁ、だからこそ「命を掛けて一緒に戦ってくれた仲間がいて、不利益になるにも関わらず守ってくれた人がいた」ってことにポイントを絞った映画にしたんだろうなぁと思うんですが、どうなんですかねー (´∀`;) エヘヘ パンフとかこのインタビューとかこういう特別映像を観ると、遺族とガッチリ組んで作っているだけに、「ネイビーシールズ」寄りの美談になるのは仕方ないのかなぁとも思うし…。ただ、美談によって誤魔化されてしまうこともあったりするだけに、この手の戦争映画ってのは難しいんでしょうな (・ε・) ウーン


遺族の気持ちを考えると、こういう映画があっても良い気はしますが…。
遺族の方々


何はともあれ、後半の展開は結構イラッとしましたけど、エンドクレジットで助けた理由が明らかになったり、本物のグラーブと一緒に撮った写真が出て来たり、マーカス本人が自分の息子に「アックス」と名付けたことを知った時は、やっぱりグッときて。「『ローン・サバイバー』ってタイトルは“仲間たちが死んだのに1人だけ生き残ってしまった者”って意味でもあったんだ!Σ(゚д゚;)」と、感動しちゃったんですよね…。山岳バトル描写もスゲー良かったし、仲間描写では警官だったころを思い出したりもしたし、トータルすると程良く燃えて良かったです (o^-')b 僕的にピーター・バーグ監督の戦闘描写は相性が良いみたいなので、また異星人を相手に戦争するような作品を撮ってくれないかしらん (・∀・) オシマイ




最も好きなピーター・バーグ監督作。大コケした理由がサッパリわからない…。僕の感想はこんな感じ



映画の原作になったマーカス・ラトレル本人による著作。読みたいけど、分厚そうなんだよなぁ。



サントラを貼っておきますよ。



一応、貼っておきますね。僕はKindle版で読んで、なんとなく頭が良くなった気がしました。



連想した映画その1。僕の感想はこんな感じ



連想した映画その2。結構好きです。







ホームレス理事長 退学球児再生計画(ネタバレ)

$
0
0

ホームレス理事長 退学球児再生計画

ホームレス理事長

2013/日本 上映時間110分
監督:圡方宏史
プロデューサー:阿武野勝彦
音楽:村井秀清
音楽プロデューサー:岡田こずえ
撮影:中根芳樹
音声:栗栖睦巳
効果:久保田吉根
TK:河合舞
編集:高見順
出演:山田豪、池村英樹、下川潤樹、大久保貴章
パンフレット:★★★(600円/読む記事が多くて好きだけど、公式サイトに同じコラムがあると萎える)
(あらすじ)
2010年2月、山田理事長は愛知県常滑市で、ドロップアウトした元球児たちのためのNPO法人ルーキーズを設立する。だが、2年後も生徒は思うように集まらず、常に赤字状態の中、理事長自ら金策に走り回っていた。自宅の電気やガスを止められ、家賃滞納でアパートを追い出されても彼は決してあきらめず、必死に資金を調達しようとするが……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




88点


※今年から、1年に観る新作映画は120本と決めているのですが、よくよく考えれば、今の生活においてまったく“勉強”という行為をしない僕にとって、ドキュメンタリー映画は“大切な学びの場”ということで、今後、ドキュメンタリー映画はカウントしないことをあらかじめ断っておきます(偉そうな口調で)。

暦はすっかり4月なのに、すみません、今さら2月に公開された作品の感想を書きますよ。「2月公開で観たいと思っている映画の覚え書き」では触れていなかったように、一応、「東海テレビ制作のドキュメンタリーがまたやるんだ」とは思いつつも、そんなに興味がなかったりして。というのは、タイトルに“あざとさ”を感じるというかさ(苦笑)。「おやおや、今さら映画化もした芸人さんの本に便乗ですか? (´,_ゝ`) プッ」と意地悪く思うところもあり、基本的には観ない予定だったんです。

だがしかし、アシパン「タマフル・トップ5オフ会」で知り合ってから、いろいろとやり取りをさせていただいているkimtakeさんから強くプッシュされまして。「まぁ、そこまで言うなら… (・ε・)」と観るつもりにはなったものの、なかなか時間が作れなくて、先週、やっとポレポレ東中野に行って来ました。非常に考えさせられるドキュメンタリーでしたね… (`Δ´;) ヌゥ ネタバレを知ってつまらなくなるような作品ではないと思うんですが、「平成ジレンマ」に衝撃を受けた人とかだったら、予備知識ナシで劇場に足を運んだ方が良いんじゃないかしらん。映画の内容から、将来、ソフト化されるか不明だし、パンフレットを読む限りは、たぶんテレビでは放送されない確率が高いので。


ポレポレ東中野で観る時は、なるべく大盛軒ビッグ鉄板麺(1380円/1700kcal)を食べる主義なのです。激旨!ヽ(`Д´)ノ ウマー
ビッグ鉄板麺


この映画、基本的には「NPO法人『ルーキーズ』を維持するための金策に走り回る山田豪理事長(当時44歳)」と、「高校を中退してルーキーズに入団したものの馴染めない小山雄嗣少年(当時17歳)」の2人を中心に撮っていて、最後は「雇っていた監督をリストラする」という、なかなか追い込まれた状況のまま終わっちゃうんですが…。出演者といい、劇中で起こってしまうことといい、扱っている題材といい、なんかすべてが上手く絡み合ってスパークしたような作品なんですよ、マジで。とにかく僕がグッときた要素を個条書きで書いておきますね↓



<理事長にグッときた!ヽ(`Д´)ノ>

何に驚いたって、山田豪理事長の愚直さ。非常に愚かなブログを書いている僕ですけれども(苦笑)、一応は社会人としての顔も持ち合わせているワケで。ハッキリ言って、こんなバカな理事長がいるのかと驚愕しましたよ。映画では、金策に走り回る彼を延々と映すんですが、その微妙な会話スキル&ノープランな飛び込み営業振りは、誰が観ても「もう少し考えて行動しなよ… ('A`)」と思うんじゃないでしょうか。しかも、タイトルで予想はしてましたけど、すべての金をNPO法人『ルーキーズ』に注ぎ込んでいるため、ガス代&水道代&電気代を払えなくなった挙げ句、本当に家を追い出されるからビックリというか。

山田豪理事長。元高校球児であり、高校で野球部の監督をしていた経験もあるんですが…。
この人が理事長だッ!

無策すぎてNPOは破綻寸前で生活レベルも低め。40代の大人の夕食がバナナとポテトチップスってさぁ(夕食がほぼ「ペヤング 超大盛やきそば」な男の文章)。
夕食はバナナとポテトチップス

だから、途中まではイラッとしつつも、あまりにもバカすぎて笑っちゃうところが多くて。とうとうドキュメンタリーを撮影するスタッフたちにまで「金を貸してくれ」とか言い出して土下座する辺りは、地獄のような喜劇だなと爆笑したんですが…。その直後、「どうすれば良いんですかね?」と理事長が号泣する場面にはスゲー胸を打たれてしまって。よくよく考えれば、人間、“住む場所を失っても構わないほどの情熱”って、あり得ないじゃないですか。

最初は思わず笑っちゃったんですが…。
ザ・土下座

僕の夕飯が“ほぼペヤ「ほぼ日」っぽく省略)なのは、あくまで映画を観たりとか“自らの快楽のため”であって。この人は、自分の収入のほとんどをNPOに注ぎ込んで、さらには闇金にまで手を出しちゃうワケですよ。正直なところ、プロレスファンとしてはFMWの荒井昌一社長の顛末を連想して、その選択はアウトとしか思えない。凄まじいバカだとは思ったけど、でも、バカなりにも目的のためにすべてを投げ打つというその狂気のような熱意に感動してしまったのです。

闇金での借金シーン、ドン引きしました。
闇金で借金



<“映ってしまったシーン”にグッときた!ヽ(`Д´)ノ>

「優れたドキュメンタリーには(映す予定はなかったのに)奇跡的に“映ってしまったシーン”がある」と言われていますが、この映画にはそんな印象的な場面が結構あって。特に映画序盤、池村英樹監督(当時42歳)が小山少年を連続でビンタするシーンは凄まじい。彼が自殺しようとしたことに怒って手を出したんですけど、この監督、実は過去に体罰で逮捕歴があったりして。

池村英樹監督。ビジュアルだけでも怖い人ですが、この人も再チャレンジだったというね。
池村英樹監督(当時42歳)

だから、ずっと手を挙げたりはしてなかったそうなんですが、この時は思わずカメラの前でビンタしてしまったというね…。逮捕された過去があるのに、「やっぱり僕は間違っていない」と、映像を流す許可を出した池村監督の覚悟もスゴければ、その場面を作品に残しちゃう制作サイドもスゴいなぁと。案の定、このドキュメンタリーを東海テレビで放送した際はビンタシーンに抗議が殺到したため、もう地上波では流せないそうな。

なんとなく水木しげる先生が描くビンタを貼っておきますね(「総員玉砕せよ!」より)。
水木しげる先生が描くビンタ

前述した「理事長が撮影スタッフに借金をお願いしてくる場面」の何とも言えないムードもスゴかったですな。あれこそ予想外というか、「いろいろな人に借金を頼んでいた男が、とうとうカメラ(=観客)にも迫ってきた!Σ(゚д゚;)」ってインパクトがあって。圡方宏史監督は超同情しつつも「ドキュメンタリーのルールとして、自分が金を貸すことで状況を変えられない」と拒むんですが、しつこくすがる理事長がコントのようで。スゲー笑いつつも胃が痛いという不思議な名場面だと思ったり。

この借金申し込みシーンの微妙な空気、面白いけど結構キツいのです。
借金の申し込み

まぁ、パンフで阿武野勝彦プロデューサーも同じことを書いていましたけど、「お金を貸すシーン」を作品に入れるのなら、それもそれでアリなんじゃないかと思いましたがー(撮っている時点で影響を与えているんだし)。その後の闇金申し込みシーンの撮影も「こんな危険な行為を止めないで撮影しちゃって、もし大変なことになったらどうすんのよ!?」とハラハラしたし…。本当に刺激的なシーンが多い作品でしたね。



<“少年たち”にグッときた!ヽ(`Д´)ノ>

で、何よりも感動したのは、「ルーキーズ」に入団した少年たちの成長譚としても素晴らしかったということ。メインの小山少年のダメっぷりや、荒れたムードのチームメイトとか、これこそが“リアルな「ROOKIES」”だなと。あの序盤の雰囲気、荒れた学校にいた僕的には「桐島、部活やめるってよ」以上に自分の学生時代を思い出してビンビン来たというか(被害者側だけどネ (ノ∀`) テヘ)。映画開始早々、「撮るなYO!ヽ(`Д´)ノ」とカメラをイヤがる少年の“やさぐれたオーラ”はとにかく最高であり、「こりゃ、問題児だらけですなぁ ┐(´ー`)┌ マイッタネ」なんて、やる気のない教師目線で観てしまいがちなんですが、しかし!

カメラに文句をつける少年! “ドロップアウトした若者モノ”に、こういうシーンは付きものですよね。
この少年が、良い子に...

映画のラスト、その1年後になると、すっかりみんな良い子なの (ノω・、) グスン グダグダしてた小山少年はそれなりに前向きになり、あのカメラをイヤがっていた少年も微笑みながら「ルーキーズ」への感謝の言葉を述べたりしてね…(しみじみ)。この場面を観る限りは「ドロップアウトした子どもたちに再チャレンジの場所を与えたい」という理事長の試み自体は成功していて。「なにこの見事な更生振り!Σ(゚д゚;)」と素直に驚くほかないというか、「いろいろと問題はあったものの、結果、少年たちが救われたのなら、これは正しいことではないのか」と思えて、恐ろしく泣けたんですよね…。

カメラをイヤがっていた少年は、1年後、“険がとれたサウザー”みたいになってましたよ。
険がとれたサウザー



そんなワケで、僕がグッときたポイントは以上でございます。正直、今は知らないけど(サイトブログを読む限りはうまく行ってるっぽい)、たぶん関係者とのミーティングや保護者たちへの説明振りを見る限りは、間違いなく問題が多い理事長だとは思う。例えば、あの給料が出なくなって、コーチの青年が退職する時の話し合いで、喫茶店のお茶代を払わせるくだりとか、「そこまで金がないんだ」というよりは、ごめんなさい、なんかタダ働きをさせた従業員に対して労いの気持ちすらないクズ野郎とも見えちゃったりもして。今も賃金未払い問題とか抱えているようだし、意地悪い文章を書くと、“「子どもたちのため」というオナニーを楽しむ怪物”って思えなくもないというかさ。


この場面とか、親御さんたちが悪く見えるかもしれないけど、言い分は至極真っ当だと思う。
家族から責められる理事長


ただ、それでも、ドロップアウトした子どもたちに、野球を通じてやりがいを見出させてあげて、高卒資格も取得させて、将来に希望が持てるようにしたのはやっぱりスゲー偉いし、感動してしまう。小山少年への体罰だって、僕は「別に口で厳しく言えばいいだけだろうが」って思うけど、あの現場で戦っている人間じゃないから何も言えないし、最終的に「ルーキーズ」のおかげで彼は変われたワケだし…(「平成ジレンマ」を観た時のことを強烈に思い出しました)。非常に複雑な気分に陥りつつも、絶望していた子どもたちにチャンスを与えたことは掛け値なしに素晴らしいのでね、なんとなく帰りは募金をしてみた次第。


1000円程度ですがー。
募金しました


ってことで、「笑って、泣いて、感動して、考えさせられた」という理想的な映画体験をしましたよ。こういう作品が地上派で流せないなんて、本当にバカバカしいというか、面倒くさい世の中ですな…。ポレポレ東中野での上映は今週金曜日(4/18)までですけど、興味がある人はぜひぜひ。そして最後に、この映画を薦めてくれたkimtakeさんと、唐突ですが鉄板麺の美味しさを教えてくれた古川耕さんへの感謝の言葉を残して、グダグダな感想文を終えたいと思います。ありがとうございました!ヽ(TДT)ノ ナニコノオチ




森田まさのり先生の原作コミックは大好きだったり。Kindle版で買い揃える予定。



非常に連想したドラマ。大好きです。



「平成ジレンマ」がソフト化されていないので、代わりに…って、これを貼るのも違う気がしますな。



ドキュメンタリーを観るガイドとして、なかなか良い本。宇多丸師匠も寄稿してますぞ。



一応、貼っておきますね。たぶん読むことはないし、映画版を観る可能性も低そう。








PR: 【三井の賃貸】最新値下げ物件が集結!賃料改定物件特集

$
0
0
<平日毎日更新>直近2週間以内に賃料が下がった物件情報をおすすめ順にご紹介!!

先週の備忘録(2014/4/8~4/14)

$
0
0

さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


火曜日は、遅くまで仕事をしました…
水曜日は、取引先の人(女性)との打ち上げが素晴らしかった!
木曜日は、「酔っぱらいナイト」→新宿二丁目で朝まで独り飲み
金曜日は、「アシッドたんぱ深夜便」が最高すぎた!ヽ(`Д´)ノ
土曜日は、へべれけになって大失敗…('A`)
日曜日は、娘のマナ子とお留守番してました
月曜日は、取引先の人(オッサン)との飲み会がそれなりに愉快でした



先週は、水曜日以降にやっと時間が空くようになりまして。木曜日は、映画秘宝系のイベント「酔っぱらいナイト」に行ったんですが、スゲー楽しかった!ヽ(`Д´)ノ 結局、高橋ヨシキさんや、てらさわホークさん、高橋ターヤンさん、多田遠志さんたちが駄話しているのを聞くだけで愉快というか。応援の気持ちを込めて、生ビールからお茶漬けまで、大量に飲食いたしました。あと、同じタマフルリスナーのそーす太郎さんと会えたのも良かったし、このブログを読んでいる方から声を掛けていただいたのも非常にうれしかったです。かなり上機嫌になってしまって、その後は独りで新宿二丁目に行って、調子に乗って朝の4時まで飲んじゃったというね… (ノ∀`) エヘヘ


新宿ロフトプラスワンに着いたのは、18時40分ぐらいだったかしらん。
ワールドエンドナイト

合計9400円も使っちゃったけど、後悔してないぜ! マジだぜ!
飲食


金曜日と土曜日の話は飛ばすとして、日曜日の話。すっかり二日酔いだったんですが、昼ぐらいには何とか回復して、奧さんがエステやら何やらに行っている間、娘のマナ子と2人でお留守番いたしました。あげた時は不満顔だった「マダガスカル」を楽しく観たり、子ども向けのパズルをやったり、マナ子のオリジナルの遊びに付き合ったりと、なかなか愉快に過ごしましたよ。つーか、丸一日遊ぶと本当に娘の懐き具合が違ってきて超可愛いのでね、あらためて土日のどちらかは家族と過ごさなきゃダメだなぁと思ったり… (´・ω・`) ウーン


「マダガスカル」は…悪くはないアニメでしたな(奥歯に物が挟まっているような文章)。




あと、先週のタマフルのオープニングトークは良かったですな~。詳細はこちらの超タメになるブログを読んでいただければと思うんですけど、非常に胸を打たれました ( ;∀;)イイハナシダナ- 宇多丸師匠って「ロバート・デ・ニーロになれなかったよ」の時もそうでしたが、アイドルの曲名とかキーワードをラップに組み込むのが本当に上手いと思う。ぜひいつか音源を出してほしいものです。


Perfume「ナチュラルに恋して」を貼っておきますね↓




その他、「宇多丸師匠の『アカデミーナイト』参戦が楽しみですな!」とか「『トッキュウジャー』に出演中の関根勤さんが、『新幹線大爆破』の千葉真一さんのモノマネを披露するのが予想以上に早かったなぁ」とか「カチドキアームズだけは納得がいかない」とか、書きたいことはあるんですけど、長くなるので割愛!ヽ(`Д´)ノ 以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。





「『アシッドたんぱ深夜便』はハズレがないですな!Σ(゚д゚;)」という駄話

$
0
0

この2~3ヵ月、仕事が非常に忙しくて。ただ、それでも観たい映画は多いし、ブログも書きたいし、奧さんと幼い娘とも一緒に過ごしたいとなると、人間、使える時間は限られているだけに、その他のイベントなんて全然足を運べないワケですよ。ロフト関連のイベントのチケットを何枚か無駄にして、そのことを思い知った僕は、すっかり諦めていたんです… (ノω・、) グスン

ところが! そんな僕にピッタリだったのが、“渋谷の最先端クラブ”「アシッドパンダカフェ(通称:アシパン)」の深夜イベント「アシッドたんぱ深夜便」(恐縮ながら僕も出演させていただいた)「アシッドたんぱ大放送」自体は日曜日開催→家族サービスが重なってしまうため、行くのが難しかったりするワケですけれども、このスピンオフ企画が開催されるのは金曜の深夜。始発で帰って少し寝れば土曜も有意義に使えるワケですよ ( ̄ー ̄) ニヤッ

初めて行ったのは1/24(金)。2回目の開催で、ゲストがGUNHEADさんの回でして(1回目はドゥーン平気さんがゲスト)。この時はトークがあまりにヤバすぎたというか、なぜかいろいろと忘れなくちゃいけないことが多すぎてよく覚えてないんですが、非常に楽しかった印象だけは強烈に残っていたのです(こちらから一部聴けます)。


ちなみにGUNHEADさんはこんな方でございます↓




で、その次に足を運んだのが、2/28(金)。やっと仕事が終わったかと時計を見れば、午前0時半を回って、すっかり土曜日になってた有り様でして。会社を出るころには終電も間に合わないだろうし、諦めようと思っていたんですが…。何気なくツイッターをチェックしたら、アシパンK.U.M.A.ちゃん「お待ちしてます(=゚ω゚)ノ」なんてリプをくれましてね…(しみじみ)。同じ元公務員繋がりでシンパシーを抱いているだけにスゲーうれしくて、「よし、行くか!ヘ(゚∀゚*)ノ」とタクシーに乗り込んで、一路目指すは渋谷・道玄坂。アシパンに着いたのは午前1時20分ぐらいでした。


アシパンの入口はこんな感じなのです。
深夜のアシパン


この日のゲストは「夏の魔物 - AOMORI ROCK FESTIVAL」で知られる成田大致さんでして。このインタビューを読む限り、どうかしている人なのは間違いないワケで、さぞ愉快なトークが繰り広げられているのだろうとドアを開けてみたら、アシパン店主&ホスト役の高野政所さん、聞き手の浮き輪さん、そしてゲストの成田大致さん以外に、コスプレをした若い女性たちがたくさんいたからビックリ。本当に無知で申し訳ないんですけど、DPGブラックDPGというアイドルユニット(?)の人たちも出演されてたんですね(って、HPで告知済みでしたがー)。


DPGはこんな人たちなのです… (・ω・;) ウーン




正直、入った直後は“場の空気”が微妙だったというか、なんとなく不穏なムードが漂っていて、「やっぱり帰ろうかな… (;`∀´)」と思わなくもなかったんですが、しかし! 進行スキルに定評がある浮き輪さんの提案により、裁判形式になってから面白さが大爆発でダダッダッ!ヽ(`Д´)ノ バクハツゥ! 最後はちょっと感動してもらい泣きしちゃったというか、ちくしょう、思わずその場で2ndシングル「恋シチャイナRPG」を買ってしまうほどハートを掴まれてしまったのでした(こちらこちらで聴けます)。そして、「踊ってはいけない国、日本」でこんなことを書いて良いのか微妙ですけれども、その後は高野政所さんによるファンコットの素敵なDJプレイがあったというね…。


ひとしきり揉めた後の大団円。なかなか感動的でしたな~。
大団円

どんな人たちなのか把握してなかったので、CDのジャケットにレスラーみたいな人たちが混ざってて驚きましたよ。
CDを買いました

裏には投票券が付いてたので、タイガーノノコさんに投票いたしました、確か。
裏には投票券が

CDの盤面は新日のライオンマークっぽい仕様。こういうところが凝ってるのは偉い!
CDはこんな感じ


「恋シチャイナRPG」はこんな曲でございます↓ 編曲が高野政所さんだったり。




ということで、2回ともスゲー良かったので、4回目となる先週の4/11(金)も行こうと思うのが人情じゃないですか。とは言え、前日は独りで朝まで飲んでしまった→凄まじく眠かったし、翌土曜日は休日出勤の予定だったので、「ビッグ鉄板麺を食べて眠くなったら、大人しく帰宅しよう」なんてさえずったりしていたんですが…。何気なくツイッターをチェックしたら、浮き輪さんが「お待ちしておりますー♪」なんてリプをくれましてね…(しみじみ)。あのトーク&進行スキルは僕の方がはるかに年上なのにどうもへりくだってしまうほど尊敬しているだけにスゲーうれしくて、ポレポレ東中野で21時からの「ホームレス理事長 退学球児再生計画」を見終わってから、一路目指すは渋谷・道玄坂。アシパンに着いたのは午後11時30分ぐらいでした…って、なんか似たような文章を書いちゃってスミマセンネー (´∀`) ウフフ


なんとなく「ついマウント斗羽にヘリくだってしまう徳川光成」を貼っておきますね(「グラップラー刃牙完全版」第13巻より)。
どうもヘリくだってしまう徳川翁


この日のゲストは2組と超豪華であり、最初にトークをされたのがDJニッチさん。音楽業界にはまったく疎いため、全然存じ上げなかったんですが、これまた非常に面白かったです。なんて言うんですかね、「プロレススーパースター列伝」のDJバージョンを聴いているような印象というか。しかも、「踊ってはいけない国、日本」でこんなことを書いて良いのか微妙ですけれども(2回目)その後のDJプレイが超最高すぎて… (ノД`) 詳細は書けませんが、僕の特撮魂をハードに炎上させられた結果、童話「赤い靴」の少女のような状況になってしまい、危うく足を切断するハメになるところでしたよ… (´Д`;) アブナイアブナイ


最初の「ジャッカー電撃隊」から、すっかりヤラれちゃって、後でこんなさえずりを残すほどでした。


ジャッカー電撃隊 OP 投稿者 9038BH6


その後の弾丸ジャッキーさんたちのトークも、さすがは地上波に出られている方々ですよ、スゲー楽しかったです。今週末におこなわれる第5回の単独ライブの告知を兼ねていたということでね、「昨年に引き続き、また行こうかな~」と思っているような、なんとなく今週末は忙しくて無理な気もするような、でも、やっぱり足を運ぼうかと考え直しちゃうような、そんなアンニュイな気分なのでしたーー (・ε・) ナンダソリャ


「月面大戦争5」のフライヤーを貼っておきますね。行くなら金曜の夜かしらん。
月面大戦争5


ううむ、取り留めもなくダラダラと読みにくい駄文を書き連ねてきましたが、「アシッドたんぱ深夜便」の魅力が少しでも伝わったでしょうか? 文中で省きましたけど、“アシパン超人”であるドゥーン平気さんのコーナーも安定した面白さがあるし(下ネタまみれ)、本当にオススメのイベントなのです。もし「なんかクラブって怖いイメージがあるから~ (´Д`;) オドオド」なんて二の足を踏んでいる方がいましたら、このイベントじゃなくても、アシパンの“トーク系のイベント”から入ると良いかもしれませんなー。というか、ちょうど来月の5/10(土)に「アシパン9周年記念 超人オリンピック@渋谷AMATE-RAXI」が開催されるということで! この日だけは僕も絶対観に行く予定なので、興味がある方はぜひ!ヘ(゚∀゚*)ノ オシマイ!


ホビット 竜に奪われた王国(IMAX3D・字幕版)(ネタバレ)

$
0
0

ホビット 竜に奪われた王国(IMAX3D・字幕版)

ホビット 竜に奪われし王国

原題:The Hobbit: The Desolation of Smaug
2013/アメリカ 上映時間161分
監督・製作・脚本:ピーター・ジャクソン
製作:キャロリン・カニンガム、ゼイン・ワイナー、フラン・ウォルシュ
共同製作:フィリッパ・ボウエン、アイリーン・モラン
製作総指揮:アラン・ホーン、トビー・エメリッヒ、ケン・カミンズ、キャロリン・ブラックウッド
原作:J・R・R・トールキン
脚本:フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン、ギレルモ・デル・トロ
撮影:アンドリュー・レスニー
美術:ダン・ヘナ
衣装:ボブ・バック、アン・マスクレイ、リチャード・テイラー
編集:ジャベツ・オルセン
音楽:ハワード・ショア
主題歌:エド・シーラン
コンセプチュアルデザイン:アラン・リー、ジョン・ハウ
特殊メイク:リチャード・テイラー
出演:イアン・マッケラン、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミテージ、ベネディクト・カンバーバッチ、エバンジェリン・リリー、リー・ペイス、ルーク・エバンス、スティーブン・フライ、ケン・ストット、ジェームズ・ネスビット、オーランド・ブルーム、ミカエル・パーシュブラント、シルベスター・マッコイ、エイダン・ターナー、ディーン・オゴーマン、グレアム・マクタビッシュ、アダム・ブラウン、ピーター・ハンブルトン、ジョン・カレン、マーク・ハドロウ、ジェド・ブローフィー、ウィリアム・キルシャー、スティーブン・ハンター、ジョン・ベル、マヌー・ベネット、ローレンス・マコール、ケイト・ブランシェット
パンフレット:★★★(800円/安定の作りで読み応え十分。ただ、キャストプロフィールは別に長くなくても…)
(あらすじ)
魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)やトーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミテージ)率いる13人のドワーフとともに、かつてのドワーフの王国エレボールを取り戻すため冒険を続けるホビット族の青年ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、姿を変えることができる獣人ビヨルン(ミカエル・パーシュブラント)や、巨大な蜘蛛の群れにも遭遇しながらも、やがて目指す「はぐれ山」へとたどり着くが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




95点


※今回の記事は、まったく関係のない、心の狭い文章がダラダラと書かれているので、「映画秘宝 2014年 04月号」の特集とか小覇王さんのブログとか読むと良いですよ。
※今回の記事は、エルフが好きな方(特にテーブルトークRPGでプレイヤーだった方)は確実に不快になると思われるので、読まない方が良いです。
※今回の記事は、原作に基づく先の展開のネタバレにも触れているので、知りたくない人は読んじゃダメ!


夢のようでした… (´Д`;) ハァハァ もうね、「映画秘宝 2014年 04月号」の特集とか小覇王さんのブログを読めば十分なんですけれども、一応、僕なりに凄まじく適当な感想を書き残しておきますね。


ユナイテッド・シネマとしまえんIMAX3D(HFR上映)で観てきました。
UCとしまえん


まず、超雑に話を書いておくと、あーだこーだあって、ビルボと愉快なドワーフ軍団は、傷ついたキーリ他数名を湖の町・エスガロスに残しつつも、「はなれ山」のエレボールに何とか到着。そのころ、別行動をとったガンダルフは、ネクロマンサー=サウロンの囚われ人になってたりしてね。最後は、精錬所を駆使して巨竜スマウグを倒した…と思いきや! ハードに怒らせただけであり、激怒したスマウグが「復讐してやるんだから!ヽ(`Д´)ノ キィィィ!」とエスガロスを攻撃するために飛び立ってしまい、ビルボが「僕たちのせいだ!Σ(゚д゚;) ドウシヨウ?」って焦ったところで終わってました。


ネクロマンサーというと、このゲームを思い出す…って、どうでも良いですな。




ピーター・ジャクソン監督(略称:ピージャク)の「ホビット三部作」は観るのが義務レベルというか、ある種の「パシフィック・リム」みたいなものなんですが…(乱暴な例え)。本音を書くと、実は今回、観る前から不満を抱いていたんです。というのは、このドワーフ色を排除したポスターはどうかと。「ホビットの冒険」を映画化するってのは、「ドワーフ祭りでワッショイする覚悟があるからこそ」だと思ってたのに、1人しか映ってなくて、原作に出てこないレゴラスとオリジナルキャラのエルフ女がビルボの脇を固めるという好待遇。ハッキリ言って、「おいおい、エルフ頼みかよ ( ゚д゚) フヌケガ!」と非常に不愉快だったのです。


ピージャクは、この男たちだけで物語を進める覚悟があると思ってたのにぃ…。
ザ・ドワーフ軍団


唐突ですが、僕は中学から高校を卒業するまで、テーブルトークRPGにドップリ浸かっていた男であり、特にD&Dを中心にやっていたんですが、エルフというキャラのズルさは問題だと思ってて。D&Dの設定では、美形で頭も良くて寿命も長くて魔法も使えて剣も使えるって、なにこのフェアじゃない感。一応、レベルアップが遅いってマイナス要素はあるけどさ、なんだかねー (・ε・) プー これこそ「中学2年生が考えたようなキャラ」というか、同じデミヒューマンのドワーフやハーフリングの潔さを見習えと言いたい。

非常に偏見まみれの文章を書くと、僕はずっとGMをやってたんですが、基本的にエルフを選ぶ人って、いわゆる中二病気質が強い印象があって。しかもエルフ程度じゃ飽き足らず、ダークエルフとかダンピールとか“闇の要素を加えたオリジナルの種族”を提案してくることがあったりしてさ。“その手の種族”って、往々にして「攻撃力がハンパないけど致命的な弱点もある」ってタイプなので、プレイの中でちょっとその弱点を突いてみたら、すぐにフテ腐れるという面倒臭さ! つーか、そういう人って本当にプレイが自己中心的なんだよなぁ…って、すみません、映画とは全然関係ない愚痴を書いてますな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ

閑話休DiE!m9`Д´) ビシッ 大体、よくよく思い出せば、トーリンやキーリがドワーフのくせにイケメンなこともイラッとする(今さらな怒り)。「ピージャクの野郎、そんなに一般観客にウケたいか!(`Δ´) アノヤロウ」と頭に来るのが人情じゃないですか。「すばしこくて強いイケメンがカッコ良い」なんて、“イチゴに練乳をかけて食べたら美味しい”程度の話であり(苦笑)、オレたちは「ヒゲヅラでチビデブのゴツゴツしたオッサンたち」が織りなすアクション絵巻=ニンニク&脂マシマシのラーメン二郎が食べたかったんじゃないの? 蘇民祭の問題となったポスターを思わせるドワーフたちのコッテリした活躍振りに興奮したかったんじゃないの?(なんとなくアウトな文章) だから、観る前は、もちろん楽しみではありながらも、どこか苦々しい気持ちも抱いていたんですが、しかし! ちくしょう、レゴラスったら、超カッコ良いのです… (ノω・、) クヤシイ


この野郎、指輪三部作の時より強くなっているというね(前日譚なのに!)。
レゴラス(オーランド・ブルーム)


正直、カッコ良すぎて溜め息が漏れました(マジで)。あまりこういうことは書きたくないんですが、「素早い×強い×しかもカッコ良い=最高」なんだよなぁと。ああ、そういえば指輪三部作の時も素敵だったっけ…(遠い目)。しかも、完全にオリジナルなキャラであるタウリエル(エヴァンジェリン・リリー)が、美人な上に動きも非常に素晴らしくて、つい目を奪われてしまって…(しみじみ)。ドワーフたちのことを思うと悔しくて血涙が流れるのだけれども、ちくしょう、ピージャクの思惑通り、まんまとハートがときめいてしまったのでした (ノДT) ワタシマケマシタワ


闇の森の守備隊長なだけあって、タウリエルも非常に高い戦闘力を有する女でしたよ。
タウリエル(エヴァンジェリン・リリー)

あのエルフたちのアクションを観た瞬間、僕は“レイの南斗水鳥拳を目撃したユダ”のように見とれてしまって…(「北斗の拳」より)。
レイを見て口アングリなユダ

帰宅すると、悔しくて鏡を殴りつけたのでした(どうでも良いウソ)。
口惜しがるユダ


というか、この映画のアクション描写は、ちくしょう、エルフが入ったことで格段にレベルアップしたのではないでしょうか。特にあの“樽に乗って川下りしながらの乱戦”はスゴいとしか言いようがなくて(原作では「樽に乗って川を下るのって大変ですな」程度の話だったのに!)。激流描写やドワーフの軽快な武器パス描写、適度なゴア描写など、さまざまな要素が加わりつつも非常に高い完成度になっていて、ボロボロと涙がこぼれるほど感動。今年観た数々のアクションシーンの中でもズバ抜けた出来だと思ったり。


この川下りシーン、スローにして細部を確かめたいほど素晴らしかった!ヽ(`Д´)ノ
樽に乗って川下り


あとね、とにかくスマウグが100点だった。「ネバーエンディング・ストーリー」とか「ドラゴン・ハート」とか「ダンジョン&ドラゴン」とか「サラマンダー」とか、さまざまな龍を観てきましたけれども、とうとう「きたか」と(偉そうな口調で)。ビルボとの問答描写とか、マジでファンタジー小説のドラゴンっぽくてスゲー良かったし、もうね、あのブレスの迫力たるや!ヽ(TДT)ノ サイコー! 溶けた金を浴びせられてキングギドラっぽくなるサービスも気が利いていて、もう褒めるところまみれ。ピージャクがどうしてもと頼むなら体を許しても良いと思うほどでしたね…(なんだこれ)。


ドラゴン史上、最も素晴らしい巨竜・スマウグ(ブルース・リーなどの“尊称としての「ドラゴン」”たちは除く)。
スマウグ最高!

それは、モーションキャプチャーまでやって演じたベネディクト・カンバーバッチのおかげなのです!
モーションキャプチャー中

見て、このなりきった表情! なんとなく電気ショック療法を受けてる人に見えなくもない。
顔芸!

ちょっとgifを作ってみたりしました (´∀`) エライネー
ありがとうベネディクトさん!


ノリノリで演じるベネディクト・カンバーバッチの動画を貼っておきますね↓




ちょっと文句を書くと、「巨大蜘蛛が気持ち悪すぎて悲鳴をあげちゃった…(マジで)」とか「ドワーフたちが迂闊すぎ&ビルボに手柄をあげすぎ」とか「ビヨルン(ミカエル・パーシュブラント)の出番少なすぎ」とか「謎が解けないからって、ドワーフたちが諦めるの早すぎ」とか「精錬所で巨大な金の像が出て来た時はイエーガーに乗って戦うのかと思った」とか、いろいろあるんですが…(1つだけ単なる妄想)。一番不満だったのは、ビルボとトーリンの友情描写が少なかったこと。結構サッパリ気味というか、第三部の展開を考えたら、絶対もっとウェットに盛っておくべきだと思いましたよ。


この人とトーリンの友情描写はもっとあって良かったと思うのですがー。
ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)


ただ、それ以外は全然OK!(o^-')b 最初は「どうかなー」と感じてたオリジナル要素の数々は、どれも良い感じに仕上がってまして。“キーリとタウリエルの恋”に関しても、最初は「ドワーフとエルフって美的センスが違うんだから、ああいう恋愛って成り立たないんじゃないの?ヾ(。`Д´。)ノ プンプン」って怒ったりしてたものの、見ているうちにすっかり感情移入して、「タウリエルがキーリを守って死ぬ→レゴラスがドワーフ嫌いに!? Σ(゚д゚;)」な~んて妄想からフライング涙を流すほど。ルーク・エバンス演じるバルドのキャラを原作よりも膨らませてるのも超良くて、第三部でスマウグを射貫いて名誉を回復する場面を想像して、勝手にグッときたりしてね (〃∇〃) ウフフ ピージャク、相変わらず信用できる男、ですな(知った風な口調で)。


今をときめくルーク・エバンス! 良き父親振りも好感が持てました。
バルド(ルーク・エバンス)

今回はそんなに活躍しなかったガンダルフですが、次回は大暴れでしょうな~。
ガンダルフ(イアン・マッケラン)


そんなワケで、カッコ良いアクションは見られるわ、丸の内OL100人が選んだ理想のドラゴンが出てくるわで(一部ウソ)、最高でした (´∀`) サイコー 絶対にIMAX3Dで観ようと誓っていたが故に、劇場に足を運ぶのがスゲー遅くなっちゃいましたけど、ちくしょう、もっと早く観れば良かったなぁ。一応、書いておくと、IMAX3DのHFR上映は非常に没入感があって超満足。前売り券+1000円と値段は高めでしたが、もう一度観たいくらいだったり。ハッキリ言って、この作品がファンタジー映画の最高峰の1本であることは間違いないのでね、1ミリでも気になるなら、絶対に今、リアルタイムで観といた方が良いですぞ!ヽ(`Д´)ノ オススメ!




前作。もちろんソフトはいつか買うけど、やはり3部作揃ってからが良いかなぁ… (´・ω・`) ウーン



原作本。まぁ、読んでおきなさいよ。



輸入盤のサントラ。国内盤もあるザンス…なんて書くと「魔法の国ザンス」シリーズを連想したり(不要な文章)。



一応、これも貼っておきますよ。DVDを全部買ってたからスルーしたんですが…。



というかね、実はこの小説が大好き…。エルフっぽいのも好きなのです (*ノ▽ノ) キャッ








ドラゴン・コップス 微笑捜査線(ネタバレ)

$
0
0

ドラゴン・コップス 微笑捜査線

ドラゴン・コップス 微笑捜査線

原題:不二神探/BADGES OF FURY
2013/中国 上映時間98分
監督:ワン・ジーミン
製作:チョイ・ポーチュー
脚本:チャコール・タン
武術指導:コリー・ユン
撮影:ケニー・ツェー
衣装デザイン:シャーリー・チャン
編集:アンジー・ラム
音楽作曲:レイモンド・ウォンー
出演:ジェット・リー、ウェン・ジャン、ミシェル・チェン、リウ・シーシー、リュー・ヤン、スティーヴン・フォン、ブルース・リャン、ケビン・チェン、マイケル・ツェー、ティエン・リャン、マー・イーリー、コリン・チョウ、トン・ダーウェイ、ホァン・シャオミン、レイモンド・ラム、ウー・ジン、アレックス・フォン、ジョシー・ホー、ジャン・ズーリン、ステフィー・タン、レオン・カーヤン、ラム・シュー
パンフレット:★★★(500円/100円安くても良い気がするけど、作ってくれただけありがたいのかな…)
(あらすじ)
人口700万人を超えアジアを代表する世界都市 香港。今巷で一番の話題は、香港セレブたちの連続死亡事件だ。人気TVスター(ケビン・チェン)がスカイダイビングの撮影中に墜落し、ビル壁面に激突死。ラテン・ダンサー(マイケル・ツェー)は公演中、女性パートナーの巨体に押し潰されて圧死。そして水泳選手(ティエン・リャン)は、プールに飛び込んだ瞬間に絶命。奇怪なことにそれぞれの死体の顔面には、つねに〈微笑(ほほえみ)〉が浮かんでいたのである―。
香港警察のホアン・フェイホン(ジェット・リー)は、経験豊富でクンフーの腕も立つベテラン刑事だが、今やPC上での株取引に夢中。面倒な事件に当たらないよう平穏な定年退職の日を待っている。彼の相棒ワン・プーアル(ウェン・ジャン)は、そそっかしくて女好きな新米刑事。彼ら“ドラゴン・コップス”は幾度も難事件を解決してきたが、必ず不必要なドタバタを引き起こすので、若き上司のアンジェラ(ミシェル・チェン)はアタマが痛い。しかしどうやらアンジェラは、プーアルにちょっと気があるらしい―。
“微笑死亡事件”の担当に任命された「コップス」とアンジェラは、四人目の死者、不動産ブローカー(トン・ダーウェイ)のコンクリート詰め現場に急行、そこに殺人事件の匂いを嗅ぎつける。フェイホンとプーアルは、犠牲者たちの葬儀写真のいずれにも、売れない映画女優のリウ・チンシュイ(リウ・シーシー)が写り込んでいることに気づく。しかも彼女は、死んだ4人の男たち全員と付き合っていたのだ。容疑濃厚なチンシュイは、撮影現場から署へ連行されプーアルらに尋問を受けるが、証拠不十分で釈放される。その身柄を引き取りに現れたのは、胸の谷間からセクシーなフェロモンをまき散らすチンシュイの異父姉、タイ・イーイー(リウ・イエン)だった。いかにも怪しげな彼女の正体とは―。
捜査を進めるうちに、犠牲者全員がイーイーに勧められて生命保険に加入し、受取人も彼女になっていたことが判明する。さらにチンシュイの恋人たちをイーイーがことごとく奪っていたことも明らかになった。チンシュイの前の恋人、カオ・ミン(レイモンド・ラム)もまた、今はイーイーの恋人になっていたのだった―。
チンシュイが、全身麻痺で病床についている叔父のリウ・シン(ブルース・リャン)と、その介護をしている息子のリウ・チュン(スティーヴン・フォン)を見舞った帰り、心変わりしたミンが彼女の前に現れた。指輪を手にチンシュイにプロポーズをした瞬間、ミンは昏倒して小川に転落。その死体の顔にはまたしても〈微笑(ほほえみ)〉が浮かんでいた。検死に立ち会ったコップスたちは、遺体の腋の下、笑穴に刺さった毒針を発見する―。
署内取調室。イーイーを重要参考人として連行したプーアルとアンジェラは、彼女を保険金目当ての連続殺人犯と踏んで、ダーツ選手権優勝経験者でもある彼女の家から押収した縫い針を証拠品として問い詰める。しかし弁護士の主張するアリバイを盾に彼女は釈放。捜査はまたもや振り出しに―。
ミンの遺品を受け取ったチンシュイは、しばらくこの地を離れようと決意する。しかしプーアルは彼女が逃亡を図ろうとしていると誤解し、タクシーで空港に向かう彼女を自転車で追跡するが大失敗。プーアルから足止め工作を依頼されたアンジェラが、空港控室で一芝居打った『ポリス・ストーリー トランスフォーマー』ヒロイン発表記者会見も空しく無視され、チンシュイは海南島へと旅立った―。
香港に戻ったチンシュイは、事件解決のための協力を決意。プーアルがチンシュイのフィアンセになりすまし、犯人をおびき寄せる作戦だ。二人はウェディング・ドレス撮影のためにスタジオを訪れるが、プーアルはチンシュイが身につけている美しいネックレスを見逃さなかった。そのネックレス、“孤独の涙”は、怪盗「ダウンタウン・シャドー」の手によって、2002年にNYの博物館から奪われた盗品だったのである。新たに浮かび上がった犯罪の謎。チンシュイはどこからこのネックレスを手に入れたのか? そしてプーアルの前に、遂に真犯人がその正体を現した―。
(以上、公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




60点


チョロッと検索してみたら、都内での上映が4/20(日)までだったので、急遽アップしておきますよ。ジェット・リーの出演作は積極的に映画館で観ておきたい主義ということで、シネマート六本木にて「ギャロウ・ウォーカー 煉獄の処刑人」と連続で観てきました。そこそこ愉快でしたヨ (´∀`) マァマァ


ロビーにはパネルが飾ってありまして。
シネマート六本木

飲食店とコラボしたキャンペーンが実施中でした (・∀・) キョウミアルー
このキャンペーンは!?


映画の公式サイトには、超信用できる“アクション映画バカ一代”谷垣健治さんの「ワイヤー感バリバリのアクションにCG感たっぷりの特撮に脱力ギャグの波状攻撃! 洗練された映画はだれでも作れるが、ここまでくだらない映画はなかなか作れない!(誉め言葉) これぞ21世紀の『悪漢探偵』!」なんてコメントがありましたが、なるほどなぁと。まぁ、確かに驚くほどくだらなかったです。

80~90年代ぐらいの香港コメディ映画テイストというか、例を挙げると、ギャグのオチに「ホワワワ~ン」とか「バキューン」といった擬音が入るタイプ。豪華スターのカメオ出演があったり、有名な作品や香港映画のパロディが入ってたりするんですけど(「MIB」とか「ワンチャイ」とか)、とにかく「2秒で思いつきました」レベルのギャグが多くて、この手の香港映画に耐性がない人にとっては拷問になる可能性すら秘めている作品だと思いましたね… (`Δ´;) ヌゥ


チラシの裏には「5分に一度の大爆笑」なんて書かれていましたが、むしろ失笑した場面が多かった記憶。JAROに訴えるか…(大人げない対応)。
5分に一度の大爆笑


あと、これは予想してましたけど、主役はジェット・リーではなくウェン・ジャンでしてね。僕的には今年2月、同じシネマート六本木で公開された「サバイバル・ソルジャー」のジャン=クロード・ヴァン・ダムとアダム・ブロディの関係を連想したワケですが、アッチとは違って、ウェン・ジャンが演じたのが「うぬぼれたバカだけど運が良くて美女にはモテる」というキャラなので、そんなに好感は持てなくて(狭い心)。「もっとジェット・リーを見せろ!ヽ(`Д´)ノ」とかなり思っちゃいました。「海洋天堂」でジェット・リーの“自閉症の息子”を演じた時は大好きだったんだけどなぁ。


主役はこの人。体を張って頑張っていましたが、“次のチャウ・ シンチー”という評価はどうなのか。
主役はウェン・ジャン

もっこり白ブリーフ姿は笑いました。エンドクレジットのNGシーンで「こんな役だったとは… (・∀・;) ハハハ」と語ってましたな。
もっこり白ブリーフ


とは言いつつも! ジェット・リーの出番もそこそこ多かったので、なんとなく許せたりもした次第。特に、vsコリン・チョウ、vsウー・ジン、vsブルース・リャンという3大バトルはどれもそれなりに見応えがあって。ブルース・リャンとのバトル以外は決着がつかずに終わるのは残念でしたが(というか、コリン・チョウは逃げっぱなしで終わってますよね?)、基本的にはスゲー楽しかったなぁ…(しみじみ)。今、甲状腺の病気でいろいろと大変みたいですけど、これからもアクション映画に出まくってほしいところです。


コリン・チョウ戦は、吹き抜けの階段を利用しまくった、ワイヤー多めのアクロバティックな内容。
vsコリン・チョウ

ウー・ジン戦は、マンションの一室でコミカルに繰り広げられまして。
vsウー・ジン

そして最後は、ブルース・リャンとのワイヤー&CGを駆使した肉弾戦! 何の脈絡もなく分身して倒してましたが、結構好き。
vsブルース・リャン


それ以外でスゲー良かったのが、出て来た女性たちが可愛かったこと (〃∇〃) ウフフ 特に警部アンジェラ役のミシェル・チェンの“普通の女の子の延長”的なキュートさには胸がキュンキュンしてしまって… (´Д`;) キュンキュン ちょっとね、近々、彼女の出世作である「あの頃、君を追いかけた」を借りようと思っております。その他、いくら「身内だから」と、リウ・シーシーを殺さなかったからといって、彼女の遺産目当てで何人も殺害してきたブルース・リャンを善人ムードで終わらせるのはどうかと思いましたが、しかし。姉役のリウ・イエンが「妹の恋人をことごとく奪ってきた」という設定を生かして、「ウェン・ジャンがリウ・イエンとくっつく→怒ったミシェル・チェンとリウ・シーシーがウェン・ジャンをブッ飛ばして終わる」というオチは、それまでのストーリー展開が恐ろしくグダグダだった反動もあって、ちくしょう、なかなか気が利いていると感心しちゃいました。


リウ・シーシーは、“付き合う彼氏をすべて姉に奪われてきた妹”役なんですが、彼氏たちがあまりにバカすぎますわな。
リウ・シーシー

妹の恋人をことごとく奪う姉を演じたリウ・イエン。みんなが彼女にムラムラするというね。
リウ・イエン

でも、僕が一番グッときたのは、ミシェル・チェン! こんな上司がいたらなぁ… (´Д`;) キュンキュン
ミシェル・チェン


そんなワケで、それなりには楽しかったです (・∀・) ただ、無闇にはオススメできないというか。都内での上映は4/20(日)までだけど、ジェット・リーのファンか、香港の脱力ギャグを好む人以外は、別に観なくて良いんじゃないカナー (・ε・) オシマイ




ウェン・ジャンがジェット・リーの息子を演じて名を挙げた作品。僕の感想はこんな感じ



ミシェル・チェンがヒロインを演じて大ヒットした映画。近々、観ようと思っております… (´Д`;) キュンキュン



一応、貼っておきますね。香港の脱力ギャグを好む人にはマジでオススメ。



なんとなく思い出したヴァン・ダム出演作。僕の感想はこんな感じであり、すでに予約注文済みなのです (`∀´) フハハハハハ

















※どうでも良い備忘録

シネマート六本木のロビーの看板に書かれていた飲食店とのコラボキャンペーン。僕はこの手の企画が大好きであり、スゲー気になっちゃいまして。「映画が終わったら食べに行こうっと♪ ヘ(゚∀゚*)ノ」と上映前に手元の便利な機械で検索したところ、映画館から一番近かったのは蒼龍唐玉堂上映が終了した21時過ぎ、いそいそとお店に向かったのでした。


場所は、六本木の交差点から徒歩3分くらい。
蒼龍唐玉堂


一応、キャンペーンは「担々麺を食べよう!(o^-')b」的な内容だったので、メニューを眺めたところ、担々麺だけでもいろいろな種類がありまして。どれにしようかと迷ったんですが…。やはりこの手のお店に来たら、一番辛いのを頼むのが“男”なんじゃないかと。あの「蒙古タンメン中本」では最も辛いとされる冷やし味噌北極ラーメンを“涙と鼻水にまみれながら完食する程度”には辛い食べ物への耐性を持っているし、J9シリーズでは「銀河旋風ブライガー」派ということでね、無頼漢担々麺(880円/900kcal)を注文いたしました。


どれも美味しそうですが…。
メニュー一覧

僕が頼んだのは、これだッ! 広がるプラズマ!ヽ(`Д´)ノ ナンダソリャ
無頼漢担々麺(880円)

サイドメニューとして肉めし・中(380円/500kcal)と…。
肉めし・中(380円)

大餃子(360円/360kcal)も頼んじゃったりして。やだ、食べすぎぃ~(不自然なギャル口調で)。
大餃子(360円)


でね、実際に食べてみたんですが…。そのまま麺とスープを味わうだけなら、無頼漢担々麺は“なかなかの辛さ”ぐらいであり、さほど強敵ではなかったものの、大量にトッピングされている唐辛子を一緒に食べると凄まじく辛いのです。その破壊力は舌が即バカになるほど。「辛いモノを食べる時に水を飲むのはアウト」という鉄則は知ってるだけに、肉めしと大餃子で中和しようとするものの、唐辛子1つ1つがハンパなく辛いため、焼け石に水状態でして。麺はすべて食べたものの、この唐辛子を全部食べるのは絶対無理と悟った僕は、「唐辛子は食べなくて良いですよ ( ´_ゝ`)」という店員さんの声に甘えて、残してしまったというね…。


無頼漢担々麺、唐辛子は食べきれなかったのです (ノω・、) クヤシイ
食べきれなかった...


これは反省した。身の程を知らずに背伸びをしたことで、食事を残すという大失態ですよ。大体、「辛すぎてこの店の担々麺の味自体がよくわからない」なんてオチ、このコラボキャンペーンを考えた人は望んでいなかったハズ。「今夜、このままじゃ帰れない…」と思った僕は、舌の回復を見計らって、黒胡麻担々麺(880円/1000kcal)を注文したのでした。


これが黒胡麻担々麺だッ! 広がるクロゴマ!ヽ(`Д´)ノ ナンダソリャ
黒胡麻担々麺(880円)

ああん、さっきは辛くてよくわからなかったけど、麺にスープが絡んで美味しい…美味しいよう (ノДT) ウェーン
麺が美味い!

実は大餃子が最高だったので、今度は水餃子・小(360円/180kcal)をチョイス。かなりイケる!
水餃子・小(360円)

はしたないことに、スープまで飲んじゃったのです… (〃∇〃) ウフフ
スープまで飲みました


ということで、唐突ですが、好みの順に並べると、① 大餃子 ② 水餃子 ③ 肉めし ④ 黒胡麻担々麺 ⑤ 無頼漢担々麺って感じでしょうか。いや、担々麺も十分美味しかったんですけど、とにかく餃子が素晴らしかった印象。これは、知らない人にも「おはよう」って言えた自信を持ってオススメできるほどだったのです。


大餃子、店の入口にデカデカと書かれた看板があったり…。
看板に大餃子

立て看板のメニューでも筆頭に書かれていただけのことはありましたよ、マジで。
メニューでも大プッシュ


その後、店頭でゲットしたチラシから、特製ドラゴン・チョップスティック(箸)を応募したものの、結局、当たらなかったみたいですが(苦笑)、「また六本木で映画を観ることがあったら、蒼龍唐玉堂で大餃子を食べよう」という、ささやかな楽しみを与えてくれたキャンペーンには感謝しかありません。本当にありがとうございました!ヽ(`Д´)ノ オシマイ





Viewing all 2543 articles
Browse latest View live




Latest Images