あなたを抱きしめる日まで
原題:Philomena
2013/イギリス、アメリカ、フランス 上映時間98分
監督:スティーブン・フリアーズ
製作:ガブリエル・ターナ、スティーブ・クーガン、トレイシー・シーウォード
製作総指揮:ヘンリー・ノーマル、クリスティーン・ランガン、フランソワ・イベルネル、キャメロン・マクラッケン、キャロリン・マークス・ブラックウッド
原作:マーティン・シックススミス
脚本:スティーブ・クーガン、ジェフ・ポープ
撮影:ロビー・ライアン
美術:アラン・マクドナルド
衣装:コンソラータ・ボイル
編集:バレリオ・ボネッリ
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:ジュディ・デンチ、スティーブ・クーガン、ソフィ・ケネディ・クラーク、アンナ・マックスウェル・マーティン、ミシェル・フェアリー、バーバラ・ジェフォード、ルース・マッケイブ、ケイト・フリートウッド、ピーター・ハーマン、メア・ウィニンガム
(あらすじ)
イギリス。善良で信仰心が篤い田舎の主婦フィロミナ(ジュディ・デンチ)は、娘のジェーン(アンナ・マックスウェル・マーティン)とともに穏やかな生活を送っていたが、ある日、50年間隠し続けてきた秘密をジェーンに打ち明ける……。1952年、アイルランド。10代で未婚のまま妊娠したフィロミナは家を追い出され、強制的に修道院に入れられる。そこでは同じ境遇の少女たちが、奉公人のように働かされていた。フィロミナは男の子を出産、アンソニーと名付けるが、面会は1日1時間しか許されず、やがて修道院は、3歳になったアンソニーを金銭と引き換えにアメリカに養子に出し、フィロミナは「息子の行方を捜さない。誰にも息子のことを話さない」という誓約書に署名させられた……。それから50年。フィロミナは、アンソニーのことをいつも気がかりに思い、密かに彼の行方を捜していた。そしてアンソニーの50歳の誕生日に、初めてジェーンに父親違いの兄の存在を明かしたのだった。事実を知ったジェーンは、母のために、あるパーティで知り合ったなんとも頼りなさそうな元ジャーナリストのマーティン(スティーヴ・クーガン)に話を持ちかける。愛する息子にひと目会いたいと願うフィロミナと、ジャーナリストとしての再起をかけたマーティンは、アンソニーがいるアメリカへと向かった。一歩一歩、少しずつではあるがアンソニーに近づいていく二人。だがそこで二人は思いもよらぬ事実を知ることになる……。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
85点
※この映画は、ネタバレを知ってしまうと興が削がれるタイプの作品なので、未見の人は読んじゃダメ絶対!
※今回の記事は、残酷な文章が書かれていたりするので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。
先ほどアップしたお知らせの通り、どうしても短く書けなかったので、単独で感想を更新しておきますね。昨年、尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」での紹介を聞いて興味は持っていたものの、タイミングが合わずに見逃してしまって。「そういえば観たかったんだよなぁ」と思って借りて来ました。「なぎ払え!m9`Д´) Burn!」と激怒しましたよ。
修道女たちがムカつきすぎて、「風の谷のナウシカ」のクシャナ気分になったのです。
まず、町山さんが話した内容自体はすっかり忘れていたので(苦笑)、「未婚の母が修道院で奴隷働きさせられた上に、子どもが強制的に売り飛ばされる」という展開に超ビックリ。現在、娘LOVEな自分に置きかえるとあまりに破壊力が凄まじくて、序盤から中盤にかけては涙が止まらない状態に陥りましたよ。人間、若い時に“未婚の母”になることぐらいあるだろうに…。「カトリックに限らず、ああいう“行きすぎた道徳観念”って本当にクソだな!(`Δ´) シネ!」と怒りで脳をコトコトと煮込みながら観ていたというね。
若いときのフィロミナを演じたソフィ・ケネディ・クラークの母親振りがまた涙を誘うのです…(ノДT) イイハハダナー
もうね、とにかく修道院のババァどもにムカムカムカムカしてしまって…。雑に話を書いておくと、「主婦フィロミナとマーティンが調査を開始したら、修道院はノー協力→いろいろ調べてみたら、息子はアメリカで政府の高官になってた→でも、エイズで8年前に亡くなっていた→息子の知人や恋人(男性)に聞き込んでみたら、息子もフィロミナを探してアイルランドに来ていた→しかも死後、息子は修道院の墓地に埋葬されていた!→なんと修道女たちはフィロミナ&息子にウソをついて会わせないようにしていた」って、なにこのイヤな「青い鳥」オチというか、鬼畜すぎじゃないかYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!
「実は息子も母を探してアイルランドに来ていた」という事実自体は良かったんですが…。
ラスト、フィロミナったら善良なお祖母ちゃんだからさ、「赦すわ 川´・ω・`)」なんて言ったりしてさ…。そんな彼女の“気高い信仰心”こそがこの映画の肝なんでしょうけれども! だがしかし! 僕の感想はマーティンと同じく「許すか、バカ!( ゚д゚) シネヨ」のひと言。国家として謝罪&“フィロミナ・プロジェクト”なんてのが設立されたりしたみたいですけど、「そんな時代もあったね~ 川`∀´) ワラッテハナセルワ!」なんて全然思えないというか、「時代のせい」にして流すのは超ズルい。ハッキリ言って、関わった奴らは全員、両手両脚の指を1日1本切断→毎日、ナマのままポリポリと食わされるぐらいの拷問に掛けるべきだと思った次第。
このババァ、超偉そうに「もう過ぎたこと」「我々に何を望むのです?」なんて言い放つんですよ! 言い放つんですよ!
まずは「水をかける拷問」から始めて…なんて展開にならないのが超悔しい!(「ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション」より)
僕の気持ちを代弁する加藤清澄の画像を貼っておきますね。奴らの目を抉れ!ヽ(`Д´)ノ キィィィィ!
とは言え、決して陰惨な映画ではなく、全体にユーモアが散りばめられているのが、ちょっとした救い。フィロミナを演じたジュディ・デンチと相棒のジャーナリスト・マーティン役のスティーヴ・クーガンの掛け合いは非常に微笑ましく観られました。特に僕は頑張る健気なおばちゃん描写に弱いというのもあって、今作のジュディ・デンチはまさにストライク。「ハーレクインロマンス的な小説が好きで、ちょっと俗っぽくて、学もないけど、心は真っ直ぐ」という設定は自分の母親を観ているようでしたよ…(しみじみ)。
スティーヴ・クーガンが“観客の怒り”を代弁してくれるのは良かったですな。
そんなワケで、楽しいところもあったものの、凄まじく頭に来た作品でした… ('A`) なんとなく「トガニ 幼き瞳の告発」を思い出したというか(あっちもまた最悪な実話ですが)、素晴らしい映画なのは確かですけど、激怒しすぎて脳がダメになる怖れがあるので、あまりオススメはできないかなぁ。
原作本。興味がある人はこちらのブログを読むと良いザンス (o^-')b タメニナルヨ
サントラを貼っておきますね。
マグダレン洗濯所を告発したノンフィクションがベースになっている映画。重そうですな…。
スティーヴン・フリアーズ監督の前作。「グリフターズ/詐欺師たち」とか昔の作品しか観てなかったり。
この映画も激怒しまくりというか、別角度でハードなので気を付けて! 僕の感想はこんな感じ。
あなたを抱きしめる日まで(ネタバレ)
ビッグ・アイズ(ネタバレ)
※今回の記事は、映画とはまったく関係のない駄文が多く書かれているので、カゲヒナタさんとかくららがたったさん、ナイトウミノワさんのブログを読むと良いですよ。
※今回の記事は、大人げなかったり、下ネタが書かれていたりするので、そういう文章が苦手な人は読まない方が良いです。
※いつも「いいね!」ボタンを押してくれる方には非常に感謝しているのですが、今回はムダに長いので無理しないで!
<心底どうでも良い前書き>
(  ̄ー ̄) ふん、我が名はビッグ・アイズ! 貴様を剛力で潰してくれるわ!!
( ▽∀▽) おっと、ドラゴン・アイズ様を忘れてもらっちゃ困るぜ?
川 ̄∀ ̄) あらあら、このロスト・アイズの魔眼に勝てるのかしら?
( ▼∀▼) 私はミスティック・アイズ…。敵になるか、味方になるかはキミ次第だ
もちろんこんな映画ではない…ということは、賢明な方ならお分かりだと思います(不要な前振り)。基本的に「思いついたことはどんなにくだらなくても書く」という主義なんですが、今回ばかりは大火傷をしたような…。でもね、良いんです。アタシ、全然後悔してないの。
というか、ティム・バートンは好きな映画監督ではあるものの(「バットマン リターンズ」が大好き!)、最近の監督作とは微妙に相性が悪い印象。しかも今回の「ビッグ・アイズ」ったら、なんかアートっぽい内容なんでしょ? 尊敬する映画評論家・町山智浩さんの「たまむすび」での紹介は面白かったんですが、どうにも観に行く気がしなくて。「1月の観たい映画」でも△マークを付ける程度だったというね。
先日、スタ・エレさんと飲んだ時にこの映画の話になって、「脚本家が『エド・ウッド』とか『ラリー・フリント』とか『マン・オン・ザ・ムーン』を書いた人たち」ということを聞いた時は、どれも好きな作品だっただけに興味が湧いたものの、「『激戦 ハート・オブ・ファイト』もまだ観てないし、やっぱりスルーするかな (´・ω・`)」と思っていたんですが…。今週のムービーウォッチメンの課題映画になったということでね、急遽、ユナイテッド・シネマとしまえんに足を運んだのでした。
UC系列の映画館の罠がこのプレミアムポップコーン。ちくしょう、ホワイトチョコが旨そうなので…。
つい買っちゃった。しかも、店員さん(好みのタイプ)の薦めるままにポテトも付けちゃったYO!ヽ(`Д´)ノ
劇場は5番スクリーンでした。
ビッグ・アイズ
原題:Big Eyes
2014/アメリカ 上映時間106分
監督・製作:ティム・バートン
脚本・製作:スコット・アレクサンダー、ラリー・カラゼウスキー
製作:リネット・ハウエル
製作総指揮:ボブ・ワインスタイン、ハーベイ・ワインスタイン、ジェイミー・パトリコフ、カッテルリ・フラウエンフェルダー、デレク・フライ
撮影:ブリュノ・デルボネル
美術:リック・ハインリクス
衣装:コリーン・アトウッド
編集:JC・ボンド
音楽:ダニー・エルフマン
主題歌:ラナ・デル・レイ
出演:エイミー・アダムス、クリストフ・ワルツ、ダニー・ヒューストン、ジョン・ポリト、クリステン・リッター、ジェイソン・シュワルツマン、テレンス・スタンプ、ジェームズ・サイトウ、デラニー・レイ
パンフレット:★★★(720円/コラムが2本入ってて、デザインも良い感じ)
(あらすじ)
悲しげで大きな目をした子どもを描いたウォルター・キーン(クリストフ・ワルツ)の「ビッグ・アイズ」シリーズは、ハリウッド女優たちにも愛され、世界中で大ブームになる。作者のウォルターも美術界の寵児として脚光を浴びるが、実はその絵はウォルターの妻マーガレット(エイミー・アダムス)が描いていたものだった。絵は飛ぶように売れていくが、内気な性格のマーガレットは、自分の感情を表すことができる唯一の手段である「ビッグ・アイズ」を守るため、真実を公表することを決意する。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
91点
「ヨカッタネ… (ノ∀T) ヨカッタネ...ヨカッタネ...」とスゲー泣きましたよ。
ということで、「ヨカッタネ宇宙」を貼っておきますね↓
この映画、ケンシロウライクに僕のハートの経絡秘孔をピンポイントで突いてきたので、危うく爆死しそうになったというか。ティム・バートン監督作の中でも上位クラスに入るくらい大好きになりましたよ。その主な理由は3つなんですが、個条書きにしてみますね↓
<① シングルマザー描写が最高!ヘ(゚∀゚*)ノ>
エイミー・アダムス、素晴らしかったです。

僕はフィクション作品に出てくるシングルマザーが大好きでしてね…。もちろん誰でも良いというほどの尻軽男ではありませんが(苦笑)、もともとエイミー・アダムスが好きなのもあって、今作のマーガレットは超ストライク。予告編をチェックしてなかった→まさかシングルマザー役だとは思っていなかっただけに、オープニング、娘と逃げ出す場面ですでにギンギンであり、「やべぇ、これ大好物なやつじゃん!(*゚∀゚)=3」と超興奮したのです。
この車内で娘の手を握る場面で、すでに涙腺が緩んでました。

その後の口が上手いウォルターに丸め込まれる感じといい、夫に強く言えない感じといい、エホバの商人にハマるくだりといい、非常にパーソナルな話ですけど、モロに己の母親が重なってしまったというか(宗教ではなく占いに傾倒した)。さらに僕にも娘がいるということでね、「娘にウソをつかされる」ことで悩むくだりが本当に可哀相で…。そのマーガレットの気持ち、誰が知る!!!ヽ(TДT)ノウワァァン もうね、あらゆる展開が他人事とは思えなかった次第(他人事ですが)。
そして、エイミー・アダムスのションボリ顔も100点のクオリティ。ただでさえ健気なシングルマザー描写に弱いのに、あんなチャーミングかつ不幸そうな顔をされたら、泣きながら応援せざるを得ないじゃないですか。しかも、マーガレットと娘の描き方も素晴らしくて、クライマックス、法廷で娘の手を握る場面は最高のひと言。今まで「頑張ろうね 川´・ω・)(・ω・`し ネー」と娘を励ましつつも己を鼓舞してきた母親が、今度こそ幸せを掴めると親子で確信したあの場面は思い出すだけで涙が止まらないのです… (ノω・、) グスン 何はともあれ、現在、僕の中でエイミー・アダムス株が「ガンガンズンズングイグイ上昇!ヘ(゚∀゚*)ノ」中であり、「ザ・マスター」
ウォルターから逃げる時にも手を握り合う2人。そして、次に握る時はやっと幸せになるのでした。

<② 悪役描写が最高!ヘ(゚∀゚*)ノ>
クリストフ・ヴァルツ、ちょっと吉田豪さんに似てると思ったり。

良いプロレスの試合とは、しっかりしたヒール(悪役)がいてこそ成り立つもの。そういう点で、クリストフ・ヴァルツ演じるウォルターは素晴らしかったですな。いや、演じる人によっては、もっとムカついて仕方ないというか、一歩間違ったら暗い話にしかならなかったと思うんですが、クリストフ・ヴァルツが絶妙にコミカルな雰囲気を漂わせているので、クズ野郎ながらどこか笑ってしまうんですよ。ラスト、裁判で絵を描かされる時のグダグダ具合とか、爆笑しました。この映画、彼がキャスティングされたから魅力的になったと思うほどでしたよ。
自分で自分を弁護する裁判シーン、面白かったですね~。

その見せ方も良かったですね。“完全な悪”にはしていないというか、口が達者な人が調子に乗りすぎて堕落していった感じ(なんとなく岡田斗司夫さんを思い出した)。まぁ、実際には絵を描いていなかったどころか、パリに行ったことすら疑わしかったワケですが、それでも最初は妻と真面目に生きていこうとしたんじゃないかと。胡散臭いながらも“売り出す能力に長けていた部分”をしっかり描いているところも、結構フェアだなぁと思いました(マーガレットが口ベタなところも見せているし)。ただ、映画後半、「シャイニング」
出会いの場面、振り返ると新しい獲物を物色してたと思えるのが怖かったり。

マーガレットの口ベタ振りを描くのも良かったですよ。

<③ 最後のテロップが最高!ヘ(゚∀゚*)ノ>
終盤の展開を書くと、結局、ウォルターとマーガレットは「どっちが『ビッグ・アイズ』を描いたのか」を裁判で争うこととなり、実際に絵を描いて勝負→ウォルターは何もできずに決着がつくワケですが…。僕的にかなりテンションが上がったのがエンドクレジット直前に流れるテロップ。エイミー・アダムスと本物のマーガレットが一緒の写真が出るのも微笑ましかったのは置いといて、本物のウォルターの写真とともに「2000年に無一文で他界した」という一文が出るんですね(原文は英語ですが)。
本物のマーガレットとウォルター。マーガレットはご存命でございます。

意地の悪い文章を書きますと、これは本当に「ざまぁ!(`∀´)」というか、流れる脳内BGMは森高千里さんの「気分爽快」or RHYMESTERの「付和 Ride On」。なんかね、下がりきってなかった留飲が一気にダウンした気持ち良さがあったのです。僕は当初、「ティム・バートンはウォルターのこと、ダメ人間とは思いながらも嫌いじゃないのかもな」と勝手に思ってたんですけど、このわざわざ「無一文」を加える冷たいテロップを目の当たりにして、「クリエイターを食い物にするような奴はやっぱり好きじゃないんだな」と考えをあらためた…って、解釈が間違ってたらゴメンネ (ノ∀`) テヘ まぁ、とにかくシングルマザーは幸せになるわ、クズ野郎は無一文で他界するわと、超スッキりすなのでした。
あのテロップを見た瞬間の僕の気持ちを代弁する寂海王を貼っておきますね(「バキ」第25巻

僕が好きになった理由はこんな感じです。冒頭の50年代の郊外住宅シーンとか、テレンス・スタンプのフォークを止める場面あたりにはそれっぽさを感じたものの、ティム・バートン監督作と聞いて連想する幻想的なビジュアルやケレン味要素はあまりないんですよね。でも、逆にこういう風に地味な良作を手堅く撮れるところに好感を持ったというか、もっとこういう映画を作れば良いのにと思ったりしましたよ。ちなみにパンフレットを読んだら、劇中の「ビッグ・アイズ」の絵はすべて新しく描いたものなんだそうで(他のアーティストが作風を似せて描いた)。「実際のモデルになった娘と子役が似ていない→絵も違ってくる」という理屈で、これはスゴイと感心しながらも「だったら似てる子を起用すれば良かったのでは…」と思ったり思わなかったり!ヘ(゚∀゚*)ノ タリ!
テレンス・スタンプ、超カッコ良かったです。

共依存問題とか、クリエイターの夫婦問題とか、女性の社会的地位問題とか、さまざまな視点から語れるのも良いですよね。僕的に一番考えさせられたのは、この映画って「昔は女性の地位が低かったから、男性に頼らないと生きるのは大変だったんだよ (。・ω・)(・ω・。) フーン」という話じゃないですか。でも、こういう「シングルマザーの貧困」についての記事を読むと、今の日本も大差ないんじゃないかと思いつきで社会派な文章を書いてみましたが…どうかなぁ…頑張ったんだけどなぁ… (ノω・、) スミマセン
あと、なんとなくPAMELAHの「BLIND LOVE」も思い出しました。まぁ、マーガレットはそこまで夢中ではなかったんですが。
そんなワケで、長々と駄文を書いてきましたが、非常に大好きな作品でしたヨ (´∀`) ウフフ 僕自身の琴線に触れる要素が非常に多かったので、普通の人が見たら「まぁ、悪くはないけど…」的な感想に着地するかもしれませんけど、基本的に良く出来ている映画だと思うので、興味がある方はぜひ劇場へ行ってみてくださいな。ちなみに、再度、町山智浩さんの映画紹介を聴いてみたんですが、「マーガレットさんが『あの旦那は自分が悪役でも映画になったことで喜ぶような男よ』と言ってた」というくだりに、あらためて笑いました。
ティム・バートン監督が撮ったエド・ウッドの伝記映画。良い映画でしたな…(しみじみ)。
スコット・アレクサンダー&ラリー・カラゼウスキーの脚本で一番好きなのは、これですかね。
※あまりにもどうでも良い備考
いや、本当にどうでも良い話なんですけど、ちょっと検索したら「○○アイズ」という映像作品が結構引っ掛かったので、なんとなく貼っておきますね(ちなみに「アイズ ワイド シャット」
まずは「ミスティック・アイズ」。今をときめくベネディクト・カンバーバッチ主演なのです。
「スネーク・アイズ」はブライアン・デ・パルマ監督&ニコラス・ケイジ主演作なんですよ。
カン・リー主演の「ドラゴン・アイズ」。ジャン=クロード・ヴァン・ダムも出てます。僕の感想はこんな感じ。
ジェシカ・アルバ主演の「アイズ」。「the EYE」
ギレルモ・デル・トロ製作のスパニッシュホラー「ロスト・アイズ」。なかなか怖そうです。
アレクサンドル・アジャ監督のハリウッド・デビュー作「ヒルズ・ハブ・アイズ」。ゴア注意!
「オープン・ユア・アイズ」なんて映画、ありましたね~。トム主演でリメイク
ジェニファー・ロペス主演の大人のラブストーリー…。それが「エンジェル・アイズ」なのです。
邦題が「スネーク・アイズ」なんですが、実はマドンナ主演作「ボディ」
吸血鬼モノっぽい「ハングリーアイズ」。飢えてそうです(バカのコメント)。
「シークレットアイズ」はエロティック・サスペンスなんだって。
「ベッドタイムアイズ」って、山田 詠美さんの小説
「機密戦隊ブラックアイズ」なんてのもありましたよ。
ううむ、ここまで貼っといてなんですが、ごめんなさい、面倒くさくなっちゃいました… ('A`) その他、「TOKYO EYES トーキョー・アイズ」
烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE(ネタバレ)
烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE
2015/日本 上映時間64分
監督:渡辺勝也
原作:八手三郎
脚本:小林靖子
音楽:佐橋俊彦、羽岡佳
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田洋
出演:志尊淳、平牧仁、梨里杏、横浜流星、森高愛、長濱慎、竜星涼、斉藤秀翼、金城大和、塩野瑛久、今野鮎莉、丸山敦史、大口兼悟、福原遥、関根勤
声の出演:山口勝平、堀江由衣、鳥海浩輔、福山潤、久川綾、鈴木れい子、てらそままさき、小野坂昌也、森川智之、戸松遥、折笠愛、木下あゆ美、出合正幸、飯豊まりえ、山下真司、天野ひろゆき
パンフレット:★★★(620円/いつものクオリティ)
(あらすじ)
宇宙ステーションが謎のエネルギー体に飲み込まれ、地球に落下。そこから謎の怪人が出現する。怪人に対してトッキュウジャーの攻撃もきかず、ピンチに陥るが、そこに現れたキョウリュウジャーたちが怪人を退治することに成功する。敵の正体が悪の創造主デビウスであることを教えられたトッキュウジャーは、キョウリュウジャーとともに戦うことを決意するが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※今回の映画に関しては、小覇王さんの記事がわかりやすいので、ぜひ読んで!
「冬の戦隊VS映画」は観に行く主義なんですが、なかなか時間が作れなくて…。先週やっとユナイテッド・シネマとしまえんで観てきました。僕は好きでしたヨ (´∀`) ウフフ それにしても特別料金1200円というのはありがたいですな~。
鑑賞したのはUCとしまえんの2番スクリーン。結構混んでましたよ。
入場者プレゼントはキラキラノート。娘にあげました。
まず、最近は「トッキュウジャー」に対してすっかり思い入れが強くなっちゃって。特に彼らの正体が「10歳の子ども」ということがわかってからは、「子どもたちが戦ってるなんて… (ノω・、) グスン」とどんな場面でも涙が流れる確変状態に突入。もうね、いくら背に腹は代えられなかったといっても、子どもたちをそんな状況に追い込んだウサギ頭が憎くて仕方ないし、早く子どもに戻ってご両親のもとに帰ってほしいと思いながらも、やっぱり番組も終わってほしくないというアンビバレンツな気持ちだったりするのです。
自分の娘と置きかえると、子どもに戦わせるなんて、可哀相で可哀相で…。
そんなワケで、普段から心配でハラハラしているのに、この映画ではとうとう子どもの姿のまま変身して戦うから、「危ないからやめてー!ヽ(´Д`;)ノ アァン」と止めたい気マンマン…とは裏腹に! 「そういえばガンバロンとかカミタマンとか、子どもが変身する実写ヒーローが好きだった!Σ(゚д゚ )」なんて昔を思い出して興奮したりと、またもやアンビバレンツな気持ちですよ。というか、唐突に告白すると、漫画やアニメで小さい子どもが大人と戦って勝つ作品って乗れない時が多いんですけど、実写だとなぜか愛せちゃうんですよね (^ε^) フシギ
子どものまま、変身して戦うなんて…って、実際は背の低いスーツアクターさんが演じたみたいですな。
なんとなく「勝手に!カミタマン」の動画を貼っておきますね↓
シカモ! 今回は劇場に行く前に未見だった「キョウリュウジャー」のVシネマ「帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100YEARS AFTER」をレンタルして予習してみたら、鮮やかに甦る一年前の闘いの記憶(僕は何もしてませんが)。そういえば大好きだったハズなのに、彼らのことをすっかりないがしろにしてた自分に気付いたというか、「アタシったらトッキュウジャーにうつつを抜かしてた!ヽ(TДT)ノ ゴメンナサイ!」と尻軽な自分を猛省する有り様ですよ(なにこの文章)。だから、もう思い入れがダブルで加速してたのでね、基本的にはほぼずっと泣きながら鑑賞してしまい、通路を挟んで反対の席に座っていた4歳くらいの男の子に何度も怪訝な顔で見られた次第。
このVシネマ、舐めてました。ファンは絶対観た方がいいよ…って、すでに観てますよね (´∀`;) スミマセン
まぁ、とりあえず気に入ったところをザッと残しておくと、「夏の映画に出て来たレディの再登場」とか「キョウリュウジャーの名乗り時の爆発で吹っ飛ぶトッキュウジャー」とか「ウッチーの『電車が来ないでござる… (´・ω・`し』発言」とか「ライトと戦う時の関根勤さんの素早い動き」とか「赤子化したウッチーの面倒をみる虹野明」とか「獣電池と列車を交換して戦う展開(あれ、オモチャで再現できるの?)」とかとか。ラッキューロとキャンデリラ、唐突な感が強かったけどマイッキーの再登場もうれしかったですね~。
この場面は思わず笑っちゃいました。
マイッキーのgifを貼っておきますね。フィギュア出ないかなぁ。
トッキュウジャーたちのドラマも良かった! 10歳の子どもが今までと違う敵に怯えながらも戦いを決意するくだりは「立派になって… (ノДT)」とすっかり親目線だったのです。クライマックスで、キョウリュウジャーの追加戦士たちが出てきたのもうれしかったけど、シャドーラインとの共闘にもグッときました。巨大な敵を前にして敵味方が協力する展開って燃えるなぁと。あと、今回のラスボスである創造主デビウスのデザインがツボに入ったというか。マッシブでちょっと正義の味方っぽく見えるところとか好きでしたね。雑にオチを書いておくと、デビウスは巨大化しつつもみんなに一斉に撃たれて死亡。地球に平和が戻ってましたよ(雑な文章)。
横並びの名乗り→爆発があると、普通にテンションが上がりますな。
「飛んだ!∑(゚Д゚)」→「羽根を撃て!m9`Д´) ビシッ」→「墜落 ('A`)」の流れは笑っちゃいました。
一応、不満もあって、もう少しキョウリュウジャー側のドラマも観たかったし、変身前の状態でのトッキュウジャーとの絡みを増やしてほしかったです(役者さんたちのスケジュール調整が大変なんだとは思いますが)。それとせっかくレディが出てるならサファリガオーも戦闘に絡めればいいのに…ってのは素人考えなんでしょうか。
途中の電車ごっこみたいな敵もイラッとしたというか。デザインが好きじゃない上に何で強いのかよくわからなくて、少しだけストレスが溜まりましたよ。それと、大人げない指摘かもしれませんが、「VS」ってタイトルに付いているんだから、せめてレッド同士の対決だけでも見せてほしいなぁ。音楽面では、「VAMOLA!キョウリュウジャー」や「ビュンビュン!トッキュウジャー」がインストだったのはスゲー残念でした。
許せる人も多いみたいですけど、僕は全然乗れなかったです…。
って、子ども向けの映画に些末なことをグチグチ書き連ねるなんて、社会人としてどうなんですかね?(マッチポンプ的な文章) 何はともあれ、「子どもが戦ってんねんで!ヾ(。`Д´。)ノ」と超感情移入しながら観たのもあって、僕は実に満足いたしました。テレビシリーズを未見の方には1ミリも薦められませんが、スーパー戦隊のファンなら足を運んでもいいんじゃないでしょうか。ちなみに、今月から始まる「手裏剣戦隊ニンニンジャー」が映画の途中で出て来たんですけど…。今はトッキュウジャーにとって大事な時期。「まだ認めるワケにはいかんな!(`・ω・´) キリッ」って心境でしたよ(面倒くさい文章)。
予告動画を貼っておきますね↓ ふん、僕はすぐなびくような安い男じゃないのです。
おしまい (´・ω・`) オワッチャウ...
トッキュウジャーの夏の映画。僕の感想はこんな感じ。
キョウリュウジャーのVシネマ。全編素晴らしかったです… (ノД`)
昨年のVS映画。僕の感想はこんな感じというか、アタシ、ゴーバスのこともないがしろにしてた!ヽ(TДT)ノ ゴメンナサイ!
新旧レッドの対談が載っております。
3月20日にはもう発売されるというね。
先週の備忘録(2015/1/27~2/2)
さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓
刃牙検定を受けるぜッ!ヽ(`Д´)ノ
奥さんがションボリしたので早めに帰宅した1週間
土曜は仕事、日曜はマナ子の世話をして過ごしました
月曜日、結婚11周年を迎えました
今回の備忘録はNOROKE要素が強いので、そういう文章が苦手な人は読まない方が良いです。プライベートを雑に垂れ流している当ブログですが、ちょっと濁して書くと、奥さんが非常に落ち込むシリアスな出来事がありまして。先週半ばから「18時には会社から帰宅→家族と一緒に過ごして、22時すぎから夜中まで自宅で残った仕事をする」という変則的なタイムスケジュールで活動いたしました。土日には何とか元気が出たんで良かったけど、彼女が悲しむと娘のマナ子(仮名/3歳)も影響を受けてしまうので、なかなか大変でしたよ。
まぁ、このブログではやたらと「号泣した!ヽ(TДT)ノ」だの「子どもが戦ってんねんで!ヾ(。`Д´。)ノ」なんて人情味溢れるキャラを演じている僕ですが(苦笑)、実際のところはかなりドライな人間でしてね。自分の祖父母や父などが死んだ時は一滴も涙を流さないほどであり、友人関係もなんだかんだとシビアな方だと思う。なんて言うんだろ、男同士だと「僕は僕でやるからお前はお前で頑張れよ」的になっちゃうというか…って、伝わりますかね。
ただ、奥さんだけは特別というか。やっぱり楽しそうにしているとスゲー楽しいし、悲しそうにしているとスゲー悲しくて、何でもしてあげたくなっちゃう感じ。奥さんが落ち込んでいるのに悪いけど、彼女のことで自然に心が動くと、「あ、やっぱり大切な人なんだな」と妙にうれしくなったりもする。たぶん「恋」ということでは、このブログによく登場する元婚約者の佐藤さん(仮名)の時が人生で一番心を燃やしたんですが、昨日、結婚11周年を迎えて、人生で一番愛しているのは彼女なんだなと、あらまめて思った…というNOROKE! m9・∀・) ビシッ ちなみに結婚記念日は今週末に祝う予定でございます。
あと、書いておきたいのは日曜のこと。奥さんが出掛けるので、マナ子と2人で過ごすことになって。まだ早いかと思いつつも、「ジャイアント・ピーチ」を見せたら、非常に気に入ってくれて良かったですよ。さすがはヘンリー・セリック、ですな(知った風な口調で)。2回観た後、体を動かす遊びをしたり、シルバニアファミリーでおままごとをしたりと、非常に有意義に過ごしたんですが…。心のどこかでブログが気になったりもして。今年に入って更新を減らした分、家族との時間を作れているものの、書けないストレスが溜まっていたりもするのです。
例えば、「いつか『いつかティファニーで朝食を』の朝食を!ヽ(`Д´)ノ」関連の記事は3本分溜まってるし…。
超オススメのアルバムについてもいろいろ書きたい。
Kindleの素晴らしさを訴える記事も書きたいけど、ずっと保留のままだったりして。
「アナと雪の女王」を観て影響されて書いた二次創作「レオと獅子の王子(2D・字幕版)」もアップできないままだし…。
「真夜中、自慰行為をしようかと思った瞬間、殺気を感じて振り返ったら奥さんがいた」という記事も…って、どうでもいいな!∑(゚Д゚)
いや、本当にね、書きたいことはあるのに、アップできないし、そもそも書く時間が作れない。でも、これこそが大人になるってことなんだろうなと今さらながら思ったりもして。以前、NEWSが「大人になるってどういうこと? (・ε・)」なんて歌ってましたけど、まぁ、「いろいろと諦めるってこと」なんですよね。「40歳の童貞男」もそんな話だった気がします…って、42歳の中年男が書く文章じゃないな、こりゃ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!
ここまで読んだ方の気持ちを代弁する曲を貼っておきますね↓
何はともあれ、そんなワケで、適当に折り合いを付けながら生きていきますよ(雑な着地)。今週は月曜日にいろいろと仕事のケリがついた→忙しくないので、火曜日は映画三昧デーにするつもり。木曜日はアシパンで開催される「タマフル・トップ5オフ会」に行く予定なので、もしこのブログを読んでいる方で初めて来られる方は、声をかけていただけたら一杯奢りますよ、たぶん、きっと。あと、金曜日は“新文芸座の担当者を抱きしめてキスしたいほど素敵な二本立て”「イコライザー」&「エクスペンダブルズ3」
を観に行きたいんだけど…って、最後に全然何も諦めてない感が強い文章を書いて終わりたいと思います。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。
「ねぇ、山猫は? 山猫は眠らないの?(´Д`;) ネェネェ」特集
※今回の記事は、「山猫は眠らない」シリーズのネタバレに触れているので、気を付けて!
※今回の記事のタイトルに深い意味はまったくないので、気にしないで!
先日、近所のGEOに行った時の話。鼻をほじりながらボンヤリとアクション映画の棚を眺めていたら、「新作」のところに「山猫は眠らない5 反逆の銃痕」が置いてありまして。「このシリーズ、『5』まで続いてたんだ!Σ(゚д゚;)」と驚いたのです。
なんとペンタロジーDVDセットが出ておりました。
「山猫は眠らない」を観たのは、93年、確か警察学校に入っていたころ。通常の劇場公開が終わって、いわゆる二番館である横浜日劇で流れてたんですよ。で、同時上映のスティーブン・セガール主演作「沈黙の戦艦」
目当てで中学時代の友人と観に行ったら、これが予想以上に面白くて!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ! リアル寄りのスナイパー描写が斬新だし、狙撃シーンもカッコイイし、「山猫は眠らない」という邦題も意味はよくわからないものの(原題は「SNIPER」とストレート)、映画の雰囲気にピッタリの名タイトルだし…。セガール映画の方もなかなか楽しかったので、超ホクホク顔で帰宅したのを覚えております。そして、その日以来、僕の座右の銘が「One Shot One kill」になったのは知る人ぞ知るエピソード、ですな(今、思いついたウソ)。
「沈黙の戦艦」の予告編↓ 僕的には続編の「暴走特急」
の方が好きなんですけどね。
で、00年代に入って、続編が公開されたのは知っていたんですけど、当時は今ほど映画を観ていなかったし、何よりも1作目が良かっただけに「アレの続編を作るなんて、どうかしてますな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」と全然観る気が起きなくて。すっかりスルーしていたら、いつの間にか「5」まで作られていたとはなぁ…。しかも、帰宅してみればamazonからオススメメールまで到着していたので、「運命なのね (´∀`)」と思いましてね。どうせなら全部観てみようと思いつき、2日かけて「1」から「5」まで鑑賞いたしました。これから雑な感想を垂れ流しますので、暇な方は読んでみてくださいな~。
amazonからこんなメールが…。「観ろ」ってことなんでしょうね(考えすぎな文章)。
<1本目>
山猫は眠らない
(あらすじ)
南米パナマ、コロンビア国境近くのジャングルで、ワシントンからの指令を受け、極秘のうちに任務を遂行する狙撃手のトーマス・ベケット上級曹長(トム・ベレンジャー)。彼のもとへ、パナマの麻薬組織のボスであるオチョアの援助を得て政権を狙うアルバレス将軍を暗殺する指令を受けた若きエリート軍人のリチャード・ミラー(ビリー・ゼイン)がやって来た。ベケットはミラーに標的がオチョアと将軍のふたりになったことを伝える。翌朝装備に身を固めたベケットとミラーは、ヘリではなく列車と徒歩で目的地のアルバレス将軍の農園を目指すことになった。農園に侵入した2人はそれぞれ将軍とオチョアを同時に狙撃することになり、ヘリコプターから降りて来たオチョアをミラーは仕留めるが、敵と乱闘になっていたベケットは狙撃のチャンスを逃してしまう。銃弾の雨の中を脱出した2人だったが、暗くなったらもう一度農園へ向かうというベケットの言葉に、恐怖のあまり錯乱したミラーは、銃を乱射して弾丸を使い果たして放心状態になってしまう。そこへ武装ゲリラが現れ、ベケットが捕らえられてしまう。ベケットは最後にひとつ残った弾丸を砂の中に落としていった。恐怖に打ち勝ったミラーは砂の中から弾丸を拾いあげ、闇にまぎれて再び農園に潜入した。アルバレス将軍と、拷問を受けるベケットの姿を見つけたミラーは、自分の方向からは2人の体が重なり合うため、アルバレスを撃つことができない。しかし彼は慎重かつ大胆な判断で2人の体が離れた瞬間アルバレスを射殺した。そしてミラーは、無事ベケットを助け出し、農園から脱出するのだった。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
80点
劇場で観た後、テレビで1回観たくらいなんですけど、スゲー懐かしかったです (´∀`) ホッコリ 僕はミリオタじゃないので、設定や描写がどれだけ本物に近いのかは不明ですが、今、観てもそんなには悪くない印象。銃弾がアップになって飛んでいく演出や、地味で大変そうなスナイパー描写って、当時は結構斬新だったんじゃないかしらん。「One Shot One kill」の台詞にはやっぱり痺れちゃうし、川の中で寝るシーンは「僕には絶対無理だな… (・ω・;)」と再確認。あと、冒頭に出てくるハンドサインを友人と真似して盛り上がったことを思い出して、シンミリいたしましたよ。
これ、かなり真似しました。
話はありがちな「ベテランと若僧」モノというか。最後、捕まったベケットがミラーに伝える「One Shot Two kill」は「オレごと刈れ」的な感じ…ではなく(不要なボケ)、「オレも殺してくれ」的な意味だったんでしょうか。オチを書いておくと、ミラーを守って敵に捕らえられたベケットは拷問により引き金を引く右手の人差し指を失ってしまうんですが、ミラーに助けられて、めでたしめでたし。まぁ、僕がそこそこ思い入れがあるからなのかもしれませんが、撮影とかも悪くないし、「良い映画じゃん! (o^-')b イイネ!」と思ったり。ちなみに監督はルイス・ロッサで、「アナコンダ」が好きです。
<2本目>
山猫は眠らない2 狙撃手の掟
(あらすじ)
かつて伝説の狙撃手といわれたトーマス・ベケット(トム・ベレンジャー)は既に海兵隊を疾病除隊となり、今ではハンターツアーのガイド役に成り下がり、森の外れの小さなトレーラーハウスにひっそりと暮らしていた。そんなベケットを、軍情報部のマッケナ大佐(リンデン・アシュビー)とCIAのエクレス(ダン・バトラー)が訪れた。彼らの情報によるとバルカン半島で民族浄化の大義名分のもと、イスラム教徒の抹殺作戦が展開され始め、極めて危機的な状況が切迫しているという。マッケナたちはこの非道な作戦を阻止すべく、その首謀者で自称第23国防義勇軍の司令官として君臨するヴァルストリア将軍の狙撃指令を、ベケットに依頼する。現役を退いてはいるが今でもベケットの腕前がどんな現役のスナイパーよりも優秀であることを、軍もCIAも十分に承知していた。それにこの指令は非正規任務として扱われており、極秘の内に展開しなければならない密令だった。かねてから「死ぬなら海兵隊員で死にたい」と思っているベケットがこの任務に対して出した要求は、除隊前の上級曹長としての階級の復活だった。任務遂行にあたり腕のいい観測員が必要だったが、そのパートナーとして死刑囚のジェイク・コール(ボキーム・ウッドバイン)が選ばれる。コールは腕のいい元陸軍のエリートスナイパーだったが、ある事件で連邦捜査官を殺害した男だった。もしヴァルストリア将軍の暗殺に成功すれば、コールは晴れて自由の身となることができるのだが、任務に失敗したり逃亡を企てれば、敵陣で処刑されるか死刑房へ逆戻り。どちらにしてもコールにとっては選択肢のない究極のミッションだ。コールは現地語も話せ、スナイパーとしての知識や資質も十分に備わっていた。ベケットはコールに「万が一捕まったときは?」と尋ねるとコールは即座に「何もしゃべらず、兵らしく死ぬまでだ」とベケットに言った。その答えこそが、まさに狙撃手の「掟」だった。ベケットとコールは、緊迫のバルカン半島へ向かう。彼らは早速現地の連絡員とコンタクトを取るために、指定された教会へ向かった。そこに現れたのは、美しい女性連絡員ソフィア。ソフィアからの貴重な将軍に関する情報を基に、狙撃する場所や陽動装置の配置など、着々と綿密な狙撃計画は進んでゆく……。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
67点
ドルフ・ラングレン主演作「ダーク・エンジェル」の監督であるクレイグ・R・バクスリーによる11年振りの続編。ここから初見なワケですが、そこそこ面白かったです (・∀・) 新しい相棒の”殺人犯”ジェイクを演じたボキーム・ウッドバインが存在感ある人で、彼とベケットのやり取りを観ているだけでも楽しい感じ。アクションは結構派手めで、狙撃シーンだけでなく、爆破なども結構あったりしたんですが、その分、普通のB級アクション映画になった感じも拭えないかなぁ。
前作と比べると脚本が雑ではあって。逃走ルートの確保がなってないわ、作家の救出作戦がリスキー&行き当たりばったりだわ、クライマックスでジェイクが「なぜ殺人犯になったか?」を説明感バリバリで話すわと、微妙だなぁと感じるところ多数なんですよ。序盤に出てきたベケットの“かすみ目”の症状とか描かれなくなるし…。とは言え、期待値を低めにしていたので、レンタル代(100円)の元は十分取れました(o^-')b ヤッタネ! オチを書いておくと、ベケットと作家先生は無事助かるんですが、ジェイクは死んでしまって、ションボリムードで終了してました。
この説明シーン、ちょっとわざとらしく感じちゃった。
<3本目>
山猫は眠らない3 決別の照準
(あらすじ)
かつて海兵隊きっての敏腕スナイパーとして名を馳せたトーマス・ベケット(トム・ベレンジャー)。傷病除隊から数年、衰えない腕と経験を買われて、与えられた任務の成功と引き換えに念願の復職を果たした彼だったが、様変わりした海兵隊の水になじめずに、酒びたりの日々を送っていた。そんなある日、ベケットは若手政治家ニール・フィネガンの結婚式に出席する。今は亡きニールの父親ポールは、ベケットにとってはベトナム時代の戦友であり、命の恩人でもあった。生前にポールから預かっていた息子宛の手紙を代読したベケットは、実の父親のようにニールを祝福し、ポールの未亡人である女医シドニー(ジーネッタ・アーネット)と喜びを分かち合う。30年来の付き合いになるベケットとシドニーだったが、心に秘めた友情以上の想いを口にすることを、ベケットは恐れているかのようだった…。NSA(国家安全保障局)のエイブリー副局長(デニス・アーント)から新たな暗殺任務を打診されたベケットは、ターゲットの写真に目を疑う。それはなんと、死んだはずのポール(ジョン・ドーマン)だったのだ。ポールはかつての愛国心を失った危険人物に変貌し、ベトナム国境でイスラム過激派と取引をし、テロを組織しようとしているという。ベトナム警察がポールを逮捕して身元が割れれば、米国政府や、未来の大統領候補と目されているニールへの悪影響は計り知れない。ベケットは躊躇するも、その任務を引き受けることにする。一路ベトナムへ飛んだベケットは、ホーチミン警察のクアン刑事(バイロン・マン)と合流する。警察には内密でNSAの連絡員として活動しているクアンは、ポールを取引現場で逮捕するという警察の計画をベケットに明かす。逮捕の直前にターゲットを消すこと。それがベケットの役目だ。午後10時、ベケットの照準が大勢の客でごったがえすクラブの片隅に、ポールの姿をとらえる。古傷の指が震える。引き金を引くベケット。しかし弾丸は目標をわずかに逸れる!(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
60点
前作から2年後に作られた3作目で、今度の監督はP・J・ピース。フィルモグラフィを見ると、「フロム・ダスク・ティル・ドーン3」とか「ロストボーイ:ニューブラッド」
とか「スモーキン・エース2」
とか、続編率が高くてちょっと愉快ですな。何はともあれ、映画の感想を書くと、嫌いではないです ( ̄∀ ̄) 狙撃描写は相変わらず楽しいけど、今回のバディとなる現地刑事&NSA局員クアン(バイロン・マン)の捕物帖模様やタイマンバトルが入ったりと、2作目よりもさらに“普通のB級アクション映画”臭が強まってました。
バイロン・マンは「ストリートファイター」でリュウを演じたり、「アイアン・フィスト」
でこんな役をしていた人です。
今作の白眉はラストシーン。「地獄の黙示録」のカーツ大佐っぽくなってしまった旧友フィネガン(ジョン・ドーマン)を射殺する際、「クアンを盾にしていて撃てない→クアンの隣で銃を突き付けている兵士の“指の腱”を撃つ→兵士の銃が発射されて、フィネガンに当たる」という神業ショットを見せるんですね。これは「ゴルゴ13」っぽくて笑っちゃいました(今作で追加された「ベケットの指が痺れる」という設定も似てるし)。ただ、そのことで「周囲の兵士たちがベケットを神のように崇める→窮地を脱する」というオチは卑怯というか、さすがにあり得なく感じて、1ミリも乗れなかったですね…。
<4本目>
山猫は眠らない4 復活の銃弾
(あらすじ)
アフリカ、コンゴ民主共和国の国境。伝説の狙撃手トーマス・ベケットの息子で、父親譲りの狙撃の腕前を持つ国連軍三等軍曹のブランドン(チャド・コリンズ)。彼はある日、部下を率いて反体制派領土で拘束された欧州農民の救出任務へ向かう。だがそこへ謎のスナイパーが急襲、ブランドンの部下たちは全滅し、彼自身も負傷してしまう。仲間の敵討ちに燃えるブランドンは、父の元相棒リチャード・ミラー(ビリー・ゼイン)の協力を得ながら、怒濤の逆襲に転じるが…。(以上、allcinemaより)
予告編はこんな感じ↓
65点
DVDのジャケットをよく見てなかったので、主役が息子に交代しててビックリしましたよ。まぁ、そういうのも「ナシ」ではありませんが、ベケットは今までひと言も「子どもがいる」なんて言ってないだけに(「いない」とも言ってないけどさぁ…)、後載せサクサク感が強いのは否めないというか。ちょっとJOJOのツェペリ一族にまつわる荒木飛呂彦先生の間違いを連想いたしました。
とは言え、基本的には楽しめましたヨ (^ε^) 「前作から7年経って技術が進歩している&若い俳優に主役を交代した」ということで、一部の“CGの血”がショボかったのは残念だったものの、アクションがスピーディになったのは良かったです。「主人公のブランドンは狙撃手ではない」ということで、最後、敵にダッシュで近づいて射殺するくだりも嫌いじゃない感じ。あと、1作目のもう1人の主人公であるミラーがブランドンとバディを組むのは素直にうれしかったですね~。オチを書いておくと、黒幕はイェーガー大佐で、「悪事をベラベラ喋る→録音されてました ('A`)」という非常にありがちなパターンだったり。ちなみにクラウディオ・ファエ監督は「インビジブル2」を撮った人なんだって (ノ∀`) ミテマセン
ミラーの登場はグッときましたが、ワシントンで出世してお偉いさんになってくれた方が良かった気も…。
<5本目>
山猫は眠らない5 反逆の銃痕
(あらすじ)
南フロリダ、ロンドン、ベルリン、ローマ――世界各地で米軍士官が暗殺される事件が勃発。現場の状況から、犯人は相当腕の立つ狙撃手であると判明した。被害者の共通点は過去に“とある作戦"に参加していたことで、その中には伝説的狙撃手トーマス・ベケット(トム・ベレンジャー)の名前も…。父の死を知らされたブランドン・ベケット一等軍曹(チャド・コリンズ)は事件の真相を突き止めるべく、犯人の次なる標的であるショープ少佐が任務に就いているシリア北西部へ向かう。そこでブランドンを待ち受けていたものは、想像を絶する過酷な戦いと、予期せぬ人物との再会だった。(以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
70点
4作目の3年後にリリースされた5作目。ドン・マイケル・ポール監督といえば、僕が大嫌いな「俺たちヒップホップ・ゴルファー」を撮った男ですけれども、今作はまぁまぁ楽しめましたヨ (・∀・) お話は「センチネル作戦関係者が次々と暗殺されたのは、政府の陰謀かと思いきや、狙撃兵のシンプソン(ダグ・アレン)がイカれてただけだったぜ ┐(´ー`)┌ マイッタネ」「父親が殺されて仇を討とうと思ったら実は死んでなくて、親父と協力してシンプソンを射殺したぜ (o^-')b ヤッタネ」って内容で、オチを書いておくと、大佐(デニス・ヘイスバート)から父親がブランドンの上官になるかもしれないことを伝えられて、映画は終わってました。そういえば前作のラストで意味ありげに登場した特殊作戦軍のエド・グール少佐、まったく出てきませんでしたな。
今作ではベケット親子が対面するんですが、後付け感が強いせいか、感慨はゼロ。
ベケット親子以外にも”弾丸顔”と呼ばれるベテランスナイパーのビッドウェル少佐(ドミニク・マフハム)や、ブランドンに好意を寄せる女スナイパー(メルセデス・マソーン)が協力したりと、チーム感があるのは悪くないものの、今まで続いてた“バディ路線”がなくなったのは寂しいですかね。褒めるところを書くと、戦闘描写は結構激しいし、スナイパーたちによる狙撃合戦は愉快だったし、クライマックス、父親の狙撃でシンプソンの腕→頭が吹き飛ぶ描写は最高だったけど…。正直なところ、今さら父親が美味しいところを持ってっちゃう展開はズルいような気がしないでもない (・ε・) ウーン
てな調子で、ダラダラと5本分の感想を書いてみましたよ。好きな順番に並べると、1>>>>>>>>>>>>>>>>>>5>2>4>>>>3って感じでしょうか。作品を重ねるごとに、素晴らしい邦題だった「山猫は眠らない」から内容がかけ離れていくのは少し切なかったですね…。まぁ、原題は「SNIPER」だから仕方ないんですが。興味がある人は、とりあえず1作目がオススメでございます。
何はともあれ、ベケットの“かすみ目”や“指のシビレ”が「なかったこと」になっている風だったりとか、ブランドンの存在が後付けっぽいとか、いろいろと思うところはありつつも、B級アクション映画シリーズとしてはなかなかの出来じゃないでしょうか。なんか5作目の終わり方が驚くほどに「これから続編を作る気マンマン!ヘ(゚∀゚*)ノ マンマン!」だったので、もしリリースされたら、この記事に感想を付け足していこうと思っております。以上、「ねぇ、山猫は? 山猫は眠らないの?(´Д`;) ネェネェ」特集でした。おしまい。
ルール 無法都市(ネタバレ)
ルール 無法都市
原題:SINNERS AND SAINTS
2010/アメリカ 上映時間103分
監督・脚本:ウィリアム・カウフマン
製作:マーク・クラーク、ロン・バリッキー、コルビー・ミッチェル
脚本:ジェイ・モーゼス
撮影:マーク・ラトリッジ
編集:ラッセル・ホワイト
音楽:ジョニー・ストロング
出演:ジョニー・ストロング、トム・ベレンジャー、コスタス・マンディロア、ショーン・パトリック・フラナリー、クリフォード・“メソッド・マン”・シムズ、ルイス・マンディロア、キム・コーツ、バス・ルッテン、ユルゲン・プロフノウ、ジョリーン・ブラロック、ケヴィン・フィリップス
(あらすじ)
ニューオーリンズ警察の刑事ショーン・ライリー(ジョニー・ストロング)は、犯罪者への容赦ない暴力が署内で問題視され、危険を伴う捜査に生と死が紙一重の毎日を送っていた。ある日、ガサ入れの最中に相棒のデイブ(キム・コーツ)が襲撃を受け殺されてしまう。同僚たちと揺るぎない絆で結ばれていたショーンにとって、この一件は彼自身を追い詰めていく。そんな中、犯行手口の残虐さでニューオーリンズの裏社会を震撼させる殺人事件が発生、ショーンは新任刑事ウィル(ケヴィン・フィリップス)とコンビを組み捜査に当たる。凶悪なギャングたちを拷問の末に焼き殺す犯行の大胆さと残虐さ、殺人の連鎖は裏社会をパニックに陥れていく。犯人の次の動きに神経を尖らせる中、ショーンは旧友のコリン(ショーン・パトリック・フラナリー)が事件の真相を握る重要人物であることを突き止めるのだが…。(以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
88点
先日アップしたお知らせの通り、どうしても短く書けなかったので、単独で感想を更新しておきますね。ジャケットが好みのタイプ&「そういえば何かで高評価だったような…」と思って、レンタルしてみました。「ナイス、無法!(o^-')b イイネ!」と留飲が下がったり。ちなみに原題は「SINNERS AND SAINTS」で、「罪人と聖者」って意味なんだって。
ザックリ書くと、「リーサル・ウェポン」の“現在”版といった印象。「息子が白血病で死亡&妻とも別れた元兵士の腕利きデカが、新人黒人刑事(家庭持ち)と組んで殺人事件を捜査するうちに、凶悪な傭兵集団と戦うことになる」という雑なあらすじを目にして、「あ、それ大好物じゃん!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と思った方はプチャヘンザ!ヽ(`Д´)ノ ナニコレ もうね、主人公の“アメリカ版ドーベルマン刑事
”ショーン・ライリーを演じたジョニー・ストロングが超カッコ良い上に、銃撃戦描写がハードで素敵なのです… (´Д`;) ハァハァ 僕はそれほど詳しいワケじゃないけど、戦闘時の移動っぷりとかかなりリアルじゃないかしらん。
ショーン・ライリーは、クズなら無抵抗でも射殺する素敵な刑事というね(もちろん後で問題になる)。
監督&脚本はウィリアム・カウフマンで、キューバ・グッディング・Jrとドルフ・ラングレンが共演した「ASSASIN アサシン」の時もモッサリ気味のラングレンのアクションを良い具合に見せていたので好感を持ちましたが、この映画はさらに良かったですな~(今作の方が製作年は古いけど)。敵が「人間に火を点ける→消火する→火を点ける」なんて拷問をしたりと、実に残酷な手口が描かれるあたりは、なんとなく昨年観た「ケープタウン」を連想しました。ラスト、「主人公が息子の墓参りに行って終わる」という展開&余韻も似てるような気がするし…。ちなみに、ちょうど「山猫は眠らない」を連続で観たばかりだっただけに、トム・ベレンジャーが上司役で出てたのもうれしかったです(アッサリ死ぬけど)。
小ボス役でバス・ルッテンが出てたのもテンションが上がりました。もっと活躍してほしいなぁ。
で、何が素晴らしいって、オチ。実写版「北斗の拳」のシン役でお馴染みのコスタス・マンディロアが最後の敵なんですが、主人公と撃ち合って瀕死になりまして。そのまま主人公が射殺するかと思いきや、なんと恨みを持つギャングに身柄を引き渡しちゃうのです。この「ざまぁ!ヘ(゚∀゚*)ノ」感はマジ最高というか。刑事が法を無視→無法都市なムードもムンムン漂っているし、スゲー良い終わり方だなぁと感心いたしました。
このオチには超スッキりす。連れられて行く男の「待て やめろ」の台詞が愉快。
贅沢をいうと、格闘シーンが少しショボかったような気がしないでもないけれども、ぜひシリーズ化してほしいと思うほど好きな映画でしたよ。まぁ、製作から5年も経ってるし、そもそもこういうシリアスな世界観のバディモノで続編を作るのは無理だと思いますが ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ ハードな雰囲気の刑事映画が好きな人は要チェックですぞ。
ウィリアム・カウフマン監督作。僕の感想はこんな感じ。
連想した映画、その1。やっぱり「1」が一番面白いですよね。
連想した映画、その2。僕の感想はこんな感じ。
2015年1月に観たDVDの覚え書き
今年から「先月観たDVDの感想」は第一水曜日にアップするつもりだったんですけれども! もう少しブログが書きたくて昨日は他の記事をあげてしまったので、今回は第一木曜日に更新してみますね↓
<1本目>
ザ・スピリット
(あらすじ)
刑事デニー・コルト(ガブリエル・マクト)は殺されたあと謎の復活を遂げ、マスクで顔を隠した“スピリット”としてセントラル・シティを守っていた。ある夜、古い沈没船を巡って凶悪犯罪者オクトパス(サミュエル・L・ジャクソン)が何か企んでいると聞き、スピリットは現場であるウォーターフロントの河口へ向かう。スピリットとオクトパスが戦っている間に、オクトパスの腹心シルケン・フロス(スカーレット・ヨハンソン)は水底からあさった謎の品を持ってアジトへ向かう。スピリットは死んでもおかしくないほど傷つくが、外科医の恋人エレン・ドーラン(サラ・ポールソン)の手当てを受けると、元通りの体になる。スピリットは、現場にサンド・サレフ(エヴァ・メンデス)がいたことを思い出す。彼女は、今は殺人も厭わず世界で暗躍する宝石泥棒となっているが、かつてはスピリットの幼なじみの無邪気な少女だった。しかしある悲劇によって2人は別の道を歩き出し、サンドは2度とセントラル・シティに戻らないと誓った。スピリットは、なぜ彼女が戻ってきたのか思案を巡らせる。そんなとき、また別の殺人が起こる。スピリットはサンドを探すが、オクトパスとシルケン、そして手下のクローン集団(ルイス・ロンバルディ)も彼女を探していた。オクトパスはお互いがウォーターフロントで手に入れたものを交換し、セントラル・シティのすべてを支配しようとしていた。それを阻止できるのはスピリットだけだったが、オクトパスはスピリットが不死身である理由も、それを治す方法も知っていた。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
55点
確か「映画秘宝」で微妙な評価だったので、劇場公開時はスルーしちゃったんですが…。フランク・ミラー監督作ということで、「シン・シティ 復讐の女神」を観る前に予習しておこうと、レンタルしてみました。それなりには楽しめましたよ (・∀・) 「シン・シティ」
ヒロインの女医役が誰かと思いきや、「それでも夜は明ける」のサディスティック奥様を演じたサラ・ポールソンだったりして。「留飲ダウンシステム」の記事で貼った「目を潰すGIF」を思い出した…ってのはどうでも良いですな(リンク先、グロ注意)。ラスト、爆散したオクトパスが指だけで生きている→続編が作れるオチだったりとか、エンドクレジットでフランク・ミラーのイラストが流れたりしたのも嫌いじゃないです。あと、「死ぬ間際、走馬燈のように過去の出来事が流れるかと思ったら、今まで出会った美女たちが次々と浮かぶ」くだりにも爆笑しましたね。
この場面はバカバカしくて大好きでした。

ただ、同じようなビジュアルの「シン・シティ」
<2本目>
帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100YEARS AFTER
(あらすじ)
西暦2114年、100年前に獣電戦隊キョウリュウジャーにより倒されたデーボス軍が復活を遂げた。かつて、デーボス軍の一員であったキャンデリラとその部下のラッキューロはデーボス軍の復活を察知し、新たな獣電戦隊の結成を画策するが、キャンデリラの適当な性格が裏目に出てしまい、100年前のキョウリュウジャーの子孫らしき人物6名による史上最弱のブレイブチームが誕生してしまったのであった。(以上、wikipediaより)
予告編はこんな感じ↓
90点
近所のGEOには戦隊系Vシネマがあまり置かれていないので、このシリーズは「帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕」
ただ、基本的にはギャグ満載で面白かったです。冒頭、「あまり変わってない」という未来描写が良かったし(結構ありそうな感じ)、「誰と誰が結婚していて~」とか「あのキャラクターだけ100年後も生きていて~」とか、ファン心をくすぐる要素もキッチリ押さえてある印象。「1年間、頑張ってたよなぁ (´・ω・`)」なんて、いろいろと思い出しながら観てました。僕的にストライクだったのはラッキューロとキャンデリラで、可愛くて仕方ないというか、あの2人のスピンオフを作ってほしいと思うほどでしたよ。一応、オチを書くと、「自分たちの色」がわかった100年後のキョウリュウジャーたちが“後悔の戦騎”アースレバンたちを倒して、めでたしめでたし。2014年の世界では、弥生がダイゴの結婚相手を割り出そうとしたりして、終わってました。
最後、このシリーズの恒例として、メインキャストたちが全員集合して挨拶をするんですけど、凄まじくセンチメンタルな気持ちになったというか。「アタシ、トッキュウジャーにうつつを抜かして、大事なキョウリュウジャーをないがしろにしてた!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!」と猛省ですよ。本来ならBlu-rayを全巻揃えることでお詫びとしたいところですが、そんな金はなく…。「100年後にまた会おうね~ (・∀・)」というダイくんの無茶振りを耳にして、「長生きせねばならぬ… (`Δ´;) ヌゥ」と心から思ったのでした(なんだそれ)。
現在42歳の僕が今から100年生きたら、この郭海皇みたいなビジュアルになるんでしょうか。

<3本目>
帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ
(あらすじ)
大晦日の町に突如、謎の敵・大魔王アザゼルが出現。アザゼルに立ち向かうゴーバスターズだったが、アザゼルの余りの強さの前にバスターマシンは大破し、ヒロムたちも敗北して全員戦死。ゴーバスターズは全滅してしまう。だが、「新西暦2012年100万人目の死者」となったチダ・ニックは、神様からどんな願いも叶えてもらえる権利を手に入れる。ニックはその権利を行使して「13年前のメサイア暴走事件が起きていない世界」を願い、神様の手によってその世界は現実のものとなった。ニックは元の世界とのギャップに戸惑いながらも、ヒロムたちが平和に暮らす世界に喜びを抱いていた。しかしそんなとき、現れたのはヴァグラスとは異なる悪の組織「キカイ帝国メカリアス」と、メカリアスと戦う「もう1つのゴーバスターズ」、その名も動物戦隊ゴーバスターズであった。(以上、wikipediaより)
予告編はこんな感じ↓
90点
「帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー」
こういうパロディ、なんとなく非公認戦隊アキバレンジャーを連想いたしました。

というかね、笑いながらも泣けた。だってメサイア暴走事件が起きてないってことで、ヒロムのご両親が生きていたのだもの…。ただ、そこにグッと来ていたからこそ、最後の展開が超納得行かないというか。「動物戦隊の世界にも大魔王アゼザルが来てしまう→全滅→ニックの願いによって特命戦隊の世界に動物戦隊が合流→協力して倒す!」というのは予想通りだとしても、「動物戦隊側が『なかったこと』になる」って、さすがにあんまりすぎというか、そりゃなくない? そりゃなくなくなくなくなくない?(唐突な「今夜はブギーバック」オマージュ) もう動物戦隊側があまりにも可哀相すぎて、早速、手元にあったスマホで脚本家を検索し、下山健人を拷問にかけようかと思うほどでしたよ(アウトな文章)。
でも、やっぱりみんな大好きなので90点。最後のダンスは涙と鼻水を垂れ流しながら観たというか、「アタシ、トッキュウジャーにうつつを抜かして、大事なゴーバスターズをないがしろにしてた!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!」と猛省ですよ(2回目)。僕が金持ちだったら、お詫びとしてBlu-ray全巻とオモチャを全部揃えるのに…。ヨーコちゃんが「私たちゴーバスターズのこと、忘れないでね 川o^-')b ダイテ!」って言ってたけどさ、一生忘れないYO!ヽ(TДT)ノウワァァァァァァァァン!!
<4本目>
帰ってきた天装戦隊ゴセイジャー last epic
(あらすじ)
最後の敵ブラジラを倒した後、ゴセイジャーのメンバー5人は地球で平和な日々を過ごしていた。しかし、人々の記憶を消す天装術が謎の電磁波によって発動しなくなってしまった。混乱を避けようと記者会見を開き、マスコミを通じて自分達の正体を明かすゴセイジャー達は、これがきっかけで芸能事務所「芸能のサカイ」所属のアイドルとして芸能活動をすることに。一躍人気アイドルとなったゴセイジャーだが、なぜか人類の敵と非難されてしまう。(以上、wikipediaより)
予告編はこんな感じ↓
90点
「帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ」
テレビシリーズを観ているような気分になったからこそ、これはこれでまた微笑ましいという不思議。「そうか、今から5年前は、天使たちが地球を守ってくれてたんだっけ… (´∀`)」とか「オープニングテーマ、好きだったなぁ… (´∀`)」とか、昔を思い出してホッコリですよ。白眉なのがラストで、キングビービを倒す→騒動の原因となった星野ユメコが反省して謝罪するとね、ゴセイジャーのみんなったら蒸着並みの速度で「気にしないでください ( ´_ゝ`)」「アタシたち、実は結構楽しんでたしねー (゚∀゚*し」とスゲー優しく赦すのです…。
驚くほどの優しさを見せる護星天使たち。僕なら「体で払ってもらおうか」と言うところですよ(ゲスな文章)。

もちろん「ふざけんな!ヽ(`Д´)ノ ビッチ!」なんて罵り出す展開になるとは1ミリも思ってませんでしたけど、ゴセイジャーは全員が天使という設定だけに、みんなどこか抜けていて呑気なところがあって、でも、優しかったなぁと思い出してね…(しみじみ)。「アタシ、トッキュウジャーにうつつを抜かして、大事なゴセイジャーをないがしろにしてた!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!」と猛省ですよ(3回目)。しかも、こういうまとめを見ると本当に切ない気分になるというか。前の戦隊や後の戦隊に対する愛情と比べると、ちょっとテンションが低めだった自分が許せない。お詫びとしてBlu-ray全巻…は買えないけれども、当時は「話に関係ねーじゃんよ ( ゚д゚)、 ペッ」と毛嫌いしていたゴセイマイク
<5本目>
REC/レック3 ジェネシス
(あらすじ)
コルド(ディエゴ・マルティン)とクララ(レティシア・ドレラ)の結婚式当日。皆に祝福されて和やかに進行していた披露宴は、コルドの叔父が突如、醜悪な姿に変貌し、参列者を襲撃し始めたことで一変する。さらに襲われた人間も、何故かおぞましい“感染者”に変貌し、会場は阿鼻叫喚の地獄絵図と化してゆく。この混乱のなかで離れ離れになったコルドとクララは、互いの生存を信じて必死に探し出そうとする。しかし、迫り来るのは、変わり果てた姿とはいえ、2人のために集まってくれた家族や親族、友人たち。そんな相手に、どうやって立ち向かうのか……。だが、襲いくる“感染者”の群れに、もう一刻の猶予もない。果たして、コルドとクララは“感染者”の猛威をかいくぐって、無事に再会出来るのか?そして脱出方法は?2人が必死にたぐり寄せる運命の赤い糸。夢みた結婚式が悪夢に変わってなお、その先に待ち受ける苦難とは……?(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
50点
「遂に完結」というフレーズが気になって、「REC4/レック4 ワールドエンド」の前売り券を購入しちゃいまして。ただ、「3」は未見だったので、借りて来ました。まぁ、「面白かったけど… (・ε・) ウーン」って感想ですかね。雑に話を書いておくと、結婚式の出席者がゾンビ化して、式場は一気に地獄となり、花嫁(妊婦)と花婿は何とかサバイブしようとしまして。噛まれた片腕を切断するなど努力をしたものの、最終的にはゾンビ化して射殺されて、終わってましたよ。
これ、1作目と2作目の売りだったPOV方式を途中で止めちゃうんですね。そこで乗れるかどうかが分かれると思うんですけど、僕はイラッとしちゃいました。いや、「POVじゃなくなる」というのは知ってたんですが、もっとそこに必然性があるのかと期待してたんですよ…。とは言え、普通のゾンビモノとして観ればそこそこ楽しいし、ゴア描写もちゃんとあるので50点…って感じでしょうか。
そんなワケで、先月観たDVD作品は、単独で感想をアップした「あなたを抱きしめる日まで」と「ルール 無法都市」の2本、「ねぇ、山猫は? 山猫は眠らないの?(´Д`;) ネェネェ」特集で観た初見の作品4本を合わせると、計11本。オススメは「ルール 無法都市」ですが、「あなたを抱きしめる日まで」も良い映画なので気になる人は観てくださいな。戦隊Vシネマの3本は、スーパー戦隊を定期的に観ている人なら要チェックでございます。以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。
③ お粥と肉まんが食べたい…(「薄氷の殺人」の感想の続き)
※今回の記事は「薄氷の殺人」の感想の続きなので、未読の方はこちらから読んで!
ごめんなさい、今回の感想文は映画がノワールテイストなので大人っぽい記事にしようと、顔文字やら「ですます」調やらを封印してみたんですけど、恐ろしく時間が掛かる&スゲー面倒くさかったので、ここから通常運行に戻しますね(勝手な文章)。
さて、映画を見終わって考えてしまうのは、「お粥と肉まんが食べたい…」ということ。映画終盤、性行為明けの2人が朝食としてお粥と肉まんのセットを食べるシーンがありまして。モリモリと食らうジャンと違って、ウーは「少しすすっただけで、口紅を塗って去って行く」ことから、「『フード理論』的には心を開いてないな!? ( ̄ー ̄) ニヤッ」と多くの方が思った場面なワケですが、それはそれとして。「一口サイズの肉まんとお粥を朝食として食べる」というのが実に新鮮でね…(しみじみ)。とにかく食べたくて仕方がなかったのです。
だがしかし! ミニ肉まんというのがクセモノですよ。小籠包だったらいろいろな中華料理屋さんにあるものの、あのサイズの肉まんはなかなかないのでは…と検索してみたら、「謝朋殿 粥餐庁 京王モール店」にミニサイズがあるのを発見。お粥と一緒に食べられるということで、先日、池袋の新文芸座で「イコライザー」と「エクスペンダブルズ3」の二本立てを見た帰り、立ち寄ってみました。
このお店、新宿駅の京王モール内にあるのです。
注文したのは、クリーミーチーズとたらこのおかゆ(593円/190kcal)とジューシー肉まん(176円/115kcal)を6個(劇中でいくつ食べていたのか、記憶がおぼろげだったんですけど、確か6個くらいじゃなかったかと)。なんかそういう頼み方をする人はあまりいなさそうなだけに、ちょっと恥ずかしかったものの、目的達成のためなので仕方なし。注文したら、結構早く来ましたよ。
5分も掛からないくらいで到着したのでビックリ。
「おかゆにチーズとたらこなんて合うのかしら… (´Д`;) ハラハラ」とドキドキしてたんですが…。
これが合う…合うのだ! まろやかな味わいでしたよ。
ただ、僕的に最高だったのがジューシー肉まん。スゲー美味い! やだ、どんどん入っちゃう…。
ということで完食いたしました~。
「日々ダイエットを心掛けていてあまり食べないようにしている→久しぶりだった」のも影響したのかもしれませんが、もう肉まんが美味しくて美味しくて…。なんか「肉まん」という食べ物を舐めていたというか、「YOU、主食にしちゃいなよ (・∀・)」と僕の中のジャニー喜多川さんが提案してきたほどハマッてしまったのです。この後、新宿ピカデリーで「ジョーカー・ゲーム」を観たんですけど、その帰り道、ファミマで思わずお粥と中華まん6個を買ってしまったりして…。翌日、腹回りが残念なことになったのは言うまでもないでしょう(偉そうに)。
帰宅後、つい中華まん6個とお粥を食べちゃって…って、もう「ミニサイズ」とか関係ないじゃん。
翌日の腹回りはこのエシディシみたいになってましたよ(JOJO第二部より)。
まぁ、「だからなんだ ( ゚д゚)、ペッ」って話なんですが(苦笑)、映画自体が非常に面白かった上に(何よりも突発的に発生した銃撃戦が最高だった!)、肉まんを見直すキッカケを与えてくれたのでね、スゲー好きな映画になりましたよ。気になる人は、観てみて! そして肉まんを食べてみて!ヘ(゚∀゚*)ノ ナニコノオチ
有名な肉まん映画を貼っておきますね。ゴア注意!
福田里香先生による「フード理論」の本。読みやすくて面白いよ!
② 最後にウーが笑みを浮かべたのはなぜだろう…(「薄氷の殺人」の感想の続き)
※今回の記事は「薄氷の殺人」の感想の続きなので、未読の方はこちらから読んで!
映画を見終わって考えてしまうのは、「最後にウーが笑みを浮かべたのはなぜだろう…」ということ…って、ごめんなさい、今回の感想文は映画がノワールテイストなので大人っぽい記事にしようと、顔文字やら「ですます」調やらを封印してみたんですけど、恐ろしく時間が掛かる&スゲー面倒くさかったので、通常運行に戻しますね(勝手な文章)。
この映画の原題である「白日焰火」は「白昼の花火」という意味なんですが、ウーは「白日焰火」という店のオーナーである成金クソ野郎に強請られて犯されそうになったので、殺害してまして。クライマックスを雑に書くと、「真相を知ったジャンに呼び出されて、観覧車の中から『何が見える?』とその店を指差される→自分の犯行がバレバレだと知ったウーが無理矢理ジャンにキスをする→その流れでセクース!(`∀´)人(゚∀゚*し ヤッチャオーゼ!」という展開になるんですね。
「白日焰火」というナイトクラブなのです。
で、翌朝、一緒に朝食を摂るものの、ウーったらせっかくのお粥を二口ほど食べるだけ。夜に会う約束はするものの、非常にビジネスライクなムードが漂っていて。たぶんその冷たい雰囲気にジャンは傷ついて、彼女を警察に売ることを決めたんじゃないかと。ただ、結局、ジャンも己の行為を心底後悔。彼女が現場検証している場所に花火を打ち込みまくると、搬送される車の中で彼女は微笑むんですが…。ウーが笑った理由として、僕なりに考えられるのは次の3つ↓
① 現場検証時のアパートの住人が愉快だったので、思い出し笑い
② 近い場所で炸裂する花火に大慌てな刑事たちを見て、少しウケた
③ ジャンの仕業だと気付いて、微笑んだ
①は、“自分たちの住む部屋が殺人現場だったことを知った夫婦”のリアクションが愉快だったのは確かですが、映画的には違うだろうと。②も、同じ理由でパス。というか、基本的にジャンの仕業だと気付いた前提の描写っぽいので③が該当するワケですが…(不要だった三択)。では、なぜ彼女は花火がウーの仕業だと知って笑みを浮かべたのか? 僕なりに考えられるのは次の3つ↓
① おばかさん 川´∀`) ウフフ
② ざまぁ!ヘ(゚∀゚*し
③ なぁんだ 川 ´_ゝ`) ククク
①は、彼女を売ったことをジャンが後悔していることを知り、「んもう、おばかさん川´∀`) ウフフ」と憎めないムードで思った感じなんですが、よくよく考えると、あまりにもジャンに都合が良いので却下(マッチポンプな文章)。いや、基本的にウーはジャンをまったく愛していないというか、彼女が好きになる要素はゼロじゃないですか。“宇多丸師匠が「紙の月」評の中で出した脚本の早船歌江子さんの表現”で言えば、ウーはモロに「美しいことが得になっていないタイプ」であり、その美貌のせいで「体で払え!」なんて脅されて殺人をするハメになり、クリーニング屋のクソ店主からはセクハラエブリデイと、男には散々な目に遭わされているワケで。そんな彼女が自己中クズ刑事のジャンごときに好意を寄せるワケがない。観覧車での情事は、生きるために利用しようとしただけのことなんですよね。
この場面のクリーニング店店主、死ねばいいと思ったり。
だから、「トチ狂って、ざまぁ!ヘ(゚∀゚*し ウケルー」ということで、答えは②。「ざまぁ」とまで行かなくても、「ウケルー」くらいの笑いじゃないでしょうか。まぁ、ちょっと角度を変えると、細身で巨乳というナイスバディのファム・ファタールな彼女ですよ。多少は朝食時につれない態度をとったとしても、自分にメロメロだと思っていただけに、ジャンに売られた時、「アタシ、魅力ないのカナ… (´・ω・`し」と悲しい気持ちになっていたかもしれません。だがしかし、最後にジャンがトチ狂ったことで、「あ、やっぱりアタシってイケるんだ」と自信を取り戻した可能性も否定できないので、③も決して「ナシ」ではない…って、みなさん、ついてきてますかね (´∀`;) スミマセン
ごめんなさい、ここまで読んでくれた方の気持ちを代弁する曲を貼っておきますね↓
他にも「彼女は新しく庇護してくれる存在として、ジャンを愛そうとしたのでは?」とか「彼女自身、犯行を悔いていて、最後の“笑み”はそんな自分に想いを寄せてくれるジャンがうれしくて…」とか思えなくもない気がしないでもなかったりしてね。何はともあれ、そういう風にいろいろと想像の余地があるところが面白いし、とにかく突発的に発生した銃撃戦が最高だったのでね、スゲー好きな映画になりましたよ。気になる人は、観てみて!
なんとなく連想したニコラス・ウィンディング・レフン監督作。僕の感想はこんな感じ。
なんとなく連想した北野武監督作。
なんとなく連想したポン・ジュノ監督作。
① ジャンは何を考えて行動していたのだろう…(「薄氷の殺人」の感想の続き)
※今回の記事は「薄氷の殺人」の感想の続きなので、未読の方はこちらから読んで!
※今回の記事は「母なる証明」のネタバレに触れているので、気を付けて!
映画を見終わって考えてしまうのは、「ジャンは何を考えて行動していたのだろう…」ということ。ラスト、1人で踊り狂った挙げ句、酔っぱらってビルの上から花火を上げまくるに至ったのはなぜなのか? とにかく台詞が少ないため勝手に想像するしかないのだが…。ジャンは“女の愛し方がわからなかった男”だったのではないだろうか。
奇妙な踊りを披露するジャン。
ジャンは刑事としての職務を愛しており、1999年の“それなりの優秀さ”を観れば、警察を辞めた途端、生き甲斐を失って酒浸りになるのもわからないでもない。ウーに付きまとったのも、「助けたい」だなんだと言ったのも、基本的には捜査のためであって、彼女に関しては全編を通して「あわよくば関係を持ちたい」程度の思い入れだったと思えなくもない。
ただ、やはり最後のシーンを見ると、激しく後悔しているのは間違いない。映画の冒頭、別れた妻に駅で襲いかかる自己中振りを踏まえると、女性に喜ばれる愛し方がわからなかっただけで、彼なりにウーを愛していたのではないか。ただ、観覧車で“自分の女”になったと思ったのに、翌朝、朝食の時に彼女の心が自分にないことを見抜いてプライドが傷つき、腹いせとして社会正義を優先した…というのは考えすぎだろうか。
ジャンは失って初めて彼女を愛していたことに気付いたのかもしれない。また生き甲斐も愛する人もいない状況になったことを後悔したのかもしれない。だから、その想いを伝えたくて、白昼に花火を上げた。昼間の花火なんてムダなものでしかないが、あれは“彼女への手向け”であり“彼自身の慟哭”なのだ。
もう一度、貼っておきますね。
な~んて、知った風なことを書いちゃいましたが(苦笑)、どうなんですかねー (´∀`;) エヘヘ 今回の感想文は映画がノワールテイストなので大人っぽい記事にしようと、顔文字やら「ですます」調やらを封印してみたんですけど、恐ろしく時間が掛かっちゃったので、もうどうでも良いザンス(投げやりな文章)。まぁ、こういうバカな男が後悔するって話は嫌いじゃないし、最後のダンスは「母なる証明」の踊りのような「もうどうにでもなーれ ヘ(゚∀゚*)ノ」感が漂ってて良かったし、あの白昼に花火がバンバン上がるシーンは心に沁みたし、何よりも突発的に発生した銃撃戦が最高だったのでね、スゲー好きな映画になりましたよ。気になる人は、観てみて!
ディアオ・イーナン監督が参考にした映画、1本目。僕の感想はこんな感じ。
監督が参考にした映画、2本目。僕の感想はこんな感じ。
監督が参考にした映画、3本目。恥ずかしながら未見なのです…。
薄氷の殺人(ネタバレ)
薄氷の殺人
原題:白日焰火/Black Coal, Thin Ice
2014/中国、香港 上映時間106分
監督・脚本:ディアオ・イーナン
製作:ヴィヴィアン・チュイ、ワン・チュアン
共同製作:シェン・ヤン
出演:リャオ・ファン、グイ・ルンメイ、ワン・シュエピン、ワン・ジンチュン、ユー・アイレイ
パンフレット:★★★(700円/監督インタビューが良かったです)
(あらすじ)
1999年、中国の華北地方。ひとりの男の切断された死体が、6つの都市にまたがる15カ所の石炭工場で次々と発見されるという事件が発生。刑事のジャンが捜査を担当するが、容疑者の兄弟が逮捕時に抵抗して射殺されてしまい、真相は闇の中に葬られてしまう。それから5年、警察を辞め、しがない警備員として暮らしていたジャン(リャオ・ファン)は、警察が5年前と似た手口の事件を追っていると知り、独自に調査を開始。被害者はいずれも若く美しいウー(グイ・ルンメイ)という未亡人と親密な関係にあり、ジャンもまたウーにひかれていくが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
82点
※この映画は、ネタバレを知らない方が絶対面白いと思うんですが、独特な雰囲気の作品でもあるので、「ニコラス・ウィンディング・レフン監督&北野武監督作風味で、説明台詞とかは一切ないけど、それなりにはわかりやすいサスペンス」と聞いて興味が湧いた方は、こんな駄文を読まないで劇場に行って!
※今回の記事は、「第三の男」のネタバレに触れているので、知りたくない人は読まないで! というか、未見の人は観て!
※今回の記事は、ウソを書いても投げっぱなしなので、気を付けて読んで!
※というか、今回の記事は、非常に読みにくくてくだらないので、読まなくて良いと思いますよ…。
晴れた冬の午後、新宿武蔵野館にいた。この日の昼に大きな仕事がひと段落し、午後が空く予定だったので、前から一気に映画を観ようと予定していたのだ。手元には同劇場で公開中の映画の前売り券が三枚。受付で入場券と引き換えると、どの作品も2番劇場だったのは偶然だが、なんとなくおかしかった。
昨年、購入した前売り券3枚。
入場券と引き換えると、どれも2番劇場。3作品とも同じ席で観た。
「激戦 ハート・オブ・ファイト」で約110分間も延々と泣かされ、「REC/レック4 ワールドエンド」に軽く失望した後、迎えた「薄氷の殺人」。愛聴しているラジオ番組で取り上げるから観に来た、というわけではなく。“いくつかの賞を受賞した香港ノワール”というから、興味があったのだ。ウワサによると、ニコラス・ウィンディング・レフン監督や北野武監督の作品を思わせる映画だという。どうせ気取った映画なのだろう、と高を括っていたのだが……。これが非常に味わい深い作品であった。
劇場に入ると、記事の切り抜きがあって…。
こんなポスター展示も。公開から少し経ったせいなのかもしれないが、寂しい規模ではある。
最初に、簡単なあらすじを書いておく。1999年、バラバラ殺人事件が発生し、身分証明書から被害者はリアン・ジージュンと判明。遺体の各部分はなぜか何十キロも離れたさまざまな場所で見つかっており、複数犯の仕業と思われていた。妻と離婚したばかりのジャン刑事が捜査するが、重要参考人の事情聴取中に激しい抵抗に遭い、仲間は殉職し、ジャン自身も負傷。事件の真相はわからなくなってしまう。
1999年のジャン。2004年になると太っていて、ちゃんと時の流れを感じさせるのは偉い。
演じたリャオ・ファンは豊川悦司とラム・シューのミッシングリンクなのだろうか…。
時は過ぎて、2004年。警察を退職して生き甲斐を失ったジャンは、警備員として働くも酒浸りの日々を送っていたが、偶然、昔の刑事仲間ワンと再会。バラバラ殺人が再度発生し、1999年の事件の被害者の妻であるウーが関係者だということを知ると、独自の捜査に乗り出すのだが、ジャンは次第にウーに惹かれていく。
今作のファム・ファタールであるウーはスタイルの良い巨乳未亡人。ピッタリしたセーターを着るのは犯罪だ。
ワン刑事が殉職するも、ジャンは手掛かりを元に死んだはずのリアンが生きていることを突き止める。ウーから事情を聞くと、「1999年のバラバラ死体はリアンが強盗をする際に殺害した相手であり、犯行を隠すために自分が死んだことにした」という。それ以来、リアンは陰ながら妻につきまとい、彼女に言い寄る男たちを殺害していたのだった。ウーの助力を得て警察が包囲すると、リアンは逃走を図るも射殺されてしまった。
1999年のウーが泣く場面。ウソ泣きにも見えるように演出していたのは、そういうことだったのか。
「何十キロも離れた場所に肉片が運ばれていたのは、遠方に行くトラックや列車の荷台に落としていた」という手口。
生きていた夫リアンだったが、最終的には妻に売られてしまい、射殺されるのだった。
これで事件は解決したかと思われたが、何か釈然としないジャンが独自の捜査を続けると、「本当はクリーニング店でのトラブルで強請られたウーが発作的に相手を刺殺し、彼女の罪を隠すためにリアンが自分の死を偽装した」ことが発覚。事件は無事解決して、警察の現場検証に立ち会うウーだったが、その時、何者かによって大量の花火が延々と上がり続けて、ウーはなぜか笑みを浮かべたのだったーー。
最後に上がる“白昼の花火”。
さて、映画の感想だが、監督がパンフレットのインタビューで「参考にした」と語っていたように、最も想起させられたのは「第三の男」。ヒロインの夫が逃げる場面や、観覧車など“それとわかるシーン”があるし、「死んだはずの男が生きていた」という展開もそのままだ。未見なのでわからないが、同じく引き合いに出していた「マルタの鷹」
のオマージュもあるのかもしれない。「1999年の夏」から「2004年の冬」に移る「トンネルを抜けると雪国」の場面は川端康成の「雪国」
にヒントを得て撮影したそうだが、非常にユニークなシーンだった。
「第三の男」と言えば、水前寺清子の名前の由来となった楽器チターを使ったテーマソングが有名(「甘えんじゃねえよ!」
より)。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」の場面。
その他、凝った構図に極彩色の色彩設計、登場人物たちの台詞の少なさ、突発的に暴力が始まるくだりなど、確かにレフン監督作や北野監督作も思い出したが…。この映画が素晴らしいのは、しっかりとオリジナリティが加わっている点だ。寒々しい雪景色と漆黒の闇のコントラスト、黄色い照明に閑散とした街並み、派手だがどことなく寂しいネオンサインなどが織りなす風景が幻想的であり、中国の単なる地方都市を異世界のように見せたのは見事。
「貧富の格差」といった現代中国の社会事情が盛り込まれている……というのは、うっすらと気付いた程度なのだが(苦笑)、白眉だったのが序盤の銃撃戦。独特な色合いの空間の中で、突発的に始まる暴力の恐怖、簡単に人が死ぬ無常感、「主人公が拳銃を取り出す際にカバーをなかなか外せない」というリアルさなどを、ワンカットで撮った最高の名場面なのだが、そのキッカケとなる「容疑者の上着を調べていなかった」という杜撰さもまた「中国警察ならありそう」で面白い。警察絡みでは、「1999年の時点でDNA捜査が実施されていなかった」というのも興味深かった。
この映画は、謎解き要素よりもこの雑な事情聴取から始まる銃撃戦のネタバレを知らないで観てほしい。
「ミステリー」として考えると疑問は多い。例えば、いくらDNA捜査がなかったにせよ、他の手段で身元を調べるのでは? 各地にバラバラ死体を運ぶ手口も難しくはない。現場に出入りするトラックの共通点を探していけば、自然と辿り着いたのではないだろうか。重要参考人が死んだことで捜査中止となったのかもしれないが…。あんな田舎の地方都市で“実は生きている夫”が5年も目撃されないのも無理があるし、謎解き部分に関しては“よく出来た作品”とは言い難いだろう。その他、「クリーニング店店主が売春婦にコスプレをさせる」くだりも意味不明だったが、あれも“格差”ということなのだろうか。
クリーニング店店主を演じたのはワン・ジンチェン。良い演技だった。
ただ、門外漢ながらも“ノワール映画”として捉えるなら、中国の地方都市を幻想的に描いた今作は素晴らしいのひと言。好き嫌いが分かれる作風だが、筆者に関して言えば、見終わった後の余韻が今も心を占めているほどであり、いろいろなことを考えさせられる…ということで! ここから当ブログ初のマルチ感想システム(MKS)を実施しようと思います。この映画を観た僕がつい考えてしまうことは、下記の3つ↓
① ジャンは何を考えて行動していたのだろう…
② 最後にウーが笑みを浮かべたのはなぜだろう…
③ お粥と肉まんが食べたい…
お手数をかけて申し訳ありませんが、この中で「自分に一番合う」と思った選択肢を1つだけクリックして、該当記事に飛んでいただければ幸いです。もし「いいね!」を押してくれる方は「最初に飛んだ記事だけ」押してくれると助かります…。以上!ヽ(`Д´)ノ
シン・シティ 復讐の女神(2D・字幕版)(ネタバレ)
シン・シティ 復讐の女神(2D・字幕版)
原題:Sin City: A Dame to Kill For
2014/アメリカ 上映時間103分
監督・製作・撮影・編集・音楽:ロバート・ロドリゲス
監督・製作総指揮・原作・脚本:フランク・ミラー
製作:アーロン・カウフマン、サルゲイ・ベスパロフ、マーク・マニュエル
製作総指揮:ハーベイ・ワインスタイン、ボブ・ワインスタイン、ザンヌ・ディバイン、アダム・フィールズ、エリザベス・アベラン、マーシ・マディソン、オレグ・ボイコ、ジョン・ポール・デジョリア、キア・ジャム、テッド・オニール、ティム・スミス、アラステア・バーリンガム、キップ・ネルソン、アリン・スチュワート、マリナ・ベスパロフ、ボリス・ベスパロフ、ジェリー・ハウスファター
美術:スティーブ・ジョイナー、ケイラ・エドルブラット
衣装;ニナ・プロクター
音楽:カール・シール
出演:ミッキー・ローク、ジェシカ・アルバ、ジョシュ・ブローリン、ジョセフ・ゴードン=レビット、ロザリオ・ドーソン、ブルース・ウィリス、エバ・グリーン、パワーズ・ブース、デニス・ヘイスバート、レイ・リオッタ、ジェイミー・キング、クリストファー・ロイド、ジェイミー・チャン、ジェレミー・ピベン、クリストファー・メローニ、ジュノー・テンプル、ステイシー・キーチ、ジュリア・ガーナー、ニック・スタール、レディー・ガガ
パンフレット:★★★★(720円/コラムや解説記事、インタビューが充実!)
(あらすじ)
太陽も朽ち果て、闇に抱かれた街シン・シティ。場末のストリップバー“ケイディ”のダンサー、ナンシー(ジェシカ・アルバ)は、男たちの荒んだ心を照らす女神のような存在だが、彼女自身もまた闇を抱えた女であった。愛するハーティガン刑事(ブルース・ウィリス)を死に追いやった街の支配者ロアーク上院議員(パワーズ・ブース)への復讐を誓い、その機を狙っていたのである。心優しき野獣マーヴ(ミッキー・ローク)は、そんなナンシーを見守り続けていた。ロアークは非道な手で果てしない欲望を叶え、街は加速度的に腐敗。さらに、全ての男を翻弄する稀代の悪女エヴァ(エヴァ・グリーン)の台頭によって、虫ケラのようにアウトサイダーたちは踏みつぶされていった。そんなある日、隆盛を誇るロアークの前に、若く傲慢なギャンブラー、ジョニー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が現れる。彼はポーカーで大勝ちするが、仕返しに黄金の指を叩き潰される。一方、エヴァは、かつて恋人だった私立探偵のドワイト(ジョシュ・ブローリン)を大富豪の夫殺しに利用しようとしていた。だがやがて遂にならず者たちの怒りが頂点に達する。一匹狼として生き抜いてきた彼らが、燃えたぎる憎しみで共鳴した時、激烈な復讐劇が始まるのだった……。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の記事は「シックス・センス」のネタバレに触れているので、未見の人は観てから読んで!
※今回の記事は、映画とは関係のない駄文が垂れ流されているので、そういうのが苦手な人は読まないで!
「シン・シティ」にはいろいろと思い入れがありまして。もうね、1994年に出たコミックが大好きだったので(“古参のファン”気取り)、映画化された
時はスゲーうれしくてね…(しみじみ)。劇場に観に行ったのはもちろんのこと、マーヴのフィギュアを買い、新しく出た単行本
も買い直して、さらにコンプリートBOX
も購入したほどだったのです。
我が家のマーヴ。僕にしては珍しく箱から出さずに飾っている…って、どうでもいいですな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ
コンプリートBOXもゲット済み。オリジナル特典が満載なのさ。
だから、今回の続編も当然ながら観る予定。前作を見直すだけでなく、フランク・ミラーが単独で監督した「ザ・スピリット」も予習としてチェックしたりして。バタバタしてしまって、公開直後は行けなかったんですけど、1月下旬、やっと時間に余裕が出来たので、新宿ピカデリーで観てきました。嫌いではないです (・∀・) マァマァカナー
3D版を観ても良かったんですが、上映時間が合わなかったので、2D版を鑑賞いたしました。
この映画、前作と同じく全編モノクロ(一部カラー)の画面に、コミックっぽい演出が入る感じ。「Just Another Saturday Night」「A Dame to Kill For」「The Long Bad Night」「Nancy's Last Dance」という4つのエピソードで構成されたオムニバス形式で、各登場人物が他のエピソードに絡んだりするのも同じでございます。時間軸がバラバラなので、前作で死んだ登場人物たちも普通に活躍するんですが…。とりあえず僕が好きだったエピソード順に紹介しますね↓
<1位:A Dame to Kill For>
エヴァ・グリーンがエヴァという名の悪女を演じて、ジョシュ・ブローリンをブンブン振り回すのです。
「元カノから連絡があって、未練タラタラだったので会いに行ってみたら、まんまとハメられちゃって大騒ぎ!ヽ(´Д`;)ノ タイヘーン!」というお話。前作の2番目のエピソード「The Big Fat Kill」の前日譚でもあって、「なぜドワイトが殺人の罪を着ることになったのか?」が描かれてましたよ。まぁ、要は「元カノに騙されて、勢い余ってその旦那を撲殺しちゃった」ってことなんですがー。
このエピソードの何が素晴らしいって、エヴァ・グリーンの悪女っぷり! 中島みゆきライクに「月夜はおよしよ… 川ノД`) イカナイデ」なんて健気なところは微塵もなくて、「男が考えるイヤな女性(でも魅力的)」を具現化したような存在なのです。で、ジョシュ・ブローリン演じるドワイトったら、「絶対許さないからな!(`Δ´;) クソガ!」なんて散々吠えてた割には、ちょっとキスされたぐらいでメロメロ状態。自分の部屋で全裸で待たれていた日には、ビンタしてみたものの、即セックスしちゃって、すっかりエヴァにベッタリですよ。
お歯黒ベッタリ並みのベッタリ振りを見せるドワイトなのでした。
とは言え、エヴァはドワイトを利用しただけであり、殺す気マンマンだったから超哀れですがな…。エヴァが高笑いしながら、「キスしたぐらいで愛されてると思った? 川`∀´) ウケルー」みたいなことを言うんですけど、これは本当にあんまりな話じゃないですか。昨年リリースされた高野政所さんのアルバム「Enak Dealer」は全人類必聴の1枚なんですが、その中でも特に胸を打たれたのが「何もしないから feat. CHOP STICK」
。ウブな男心を見事に歌い上げていて、「電話番号聞けたら付き合えると思ってた」のリリックには涙を流さずにいられないのです… (ノω・、) グスン
本来、男女関係とは“ウブなもの”だったのではないだろうか? つい粋がって、悪ぶって、「SEXしても友達。それが二人のハッピールール?」なんて“性に対してライト感覚”風の発言をしてたけれども! アタシったら、すっかり都会の絵の具に染まってたし、人混みに流されて変わってた。「電話番号聞けたら~」ってのは百歩譲るとしてもさ、もしキスをされたら「愛されている」と思うどころか、結婚まで視野に入れるのが正しい男心なんじゃないの?(極端な文章)
ハッキリ言って、ドワイトは全然悪くないというか、もうこのエヴァがムカついてムカついて仕方なかった…ってのは、演じたエヴァ・グリーンが最悪で最高ってことなんですよね。というか、今作の彼女はほとんどの登場シーンで全裸であり、非常に頭が下がる思いでした m(_ _ )m アリガトウゴザイマシタ 一応、オチを書いておくと、瀕死状態になったドワイトは整形→顔がクライヴ・オーウェンっぽくなって、エヴァの屋敷に仲間と一緒に乗り込んで、あーだこーだあって、エヴァを射殺して終わってましたよ。
正直、1作目のクライヴ・オーウェンのドワイトの方が好きではあります。
あと、ちょっと考えさせられたのが、「元カノからこういう連絡があったらどうしよう… (´Д`;)」ということ。別れた恋人には等しく未練がある僕ですよ、ハッキリ言って、2秒で浮気する自信があります(キッパリ)。だから、例えば「もし奥さんと娘がいない時、自宅に帰ったら元カノが全裸で待っていたら…?」って、侵入した手段とかいろいろ考えると、それはさすがに恐ろしいので即座に通報するでしょうな(なにこのオチ)。
いくら魅力的でも全裸で登場したらドン引きですよね。多くの人が「帰れ!( ゚д゚)」って言いそうな予感。
<2位:The Long Bad Night>
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが傲慢なギャンブラーのジョニーを演じます。
話をネタバレ全開で雑に書くと、「ロアーク上院議員の妾の子が父親に認められるためにポーカーで勝負を挑んで勝つも、生意気な態度が災いになって、ボコボコにされて右手の指は折られるわ、ツレのラッキーガールは殺害されるわと散々な目に遭ったので、奮起して再挑戦→もう一度勝利して、『お前は二度負けた!m9・∀・) ザマァ!』と笑いながら殺されました」って感じ。
映画オリジナルのストーリーなんだそうですが、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットがふてぶてしくて良かったですな。クリストファー・ロイド演じる闇医者がジョニーを治療するシーンも楽しかったです(アイスの棒を添え木にするくだりが好き)。あと、ジョニーに幸運の1ドルをあげたウェイトレスがレディー・ガガだったのはパンフを読むまで気付かなかったです (ノ∀`) テヘ
このウェイトレス、どこかで見た顔だな~とは思ったんですが。
<3位:Just Another Saturday Night>
ミッキー・ロークのマーヴを見ると、なんとなく満腹ふとるを思い出す…というどうでも良い文章。
調子に乗ってホームレス風の男性を狩る“金持ちのクソガキども(僕が一番嫌いな人種)”をマーヴが皆殺しにする話。手垢にまみれた、超ありがちなエピソードではありますけど、ガキどもがミジメに命乞いをするのは愉快でした。ただ、短い上に何のヒネリもないのは不満だったカナー (・ε・) ウーン
<4位:Nancy's Last Dance>
復讐しようとするナンシーを前作で死んだハーティガンが見守ります。
前作のラストエピソード「That Yellow Bastard」の続きでして。「ロアーク上院議員に復讐しようとするナンシーを自殺して霊になったハーティガンが見守りながらションボリする」という内容。ハーティガンをブルース・ウィリスが演じているということで、「シックス・センス」を連想する方も多いんじゃないかしらん。
グダグダと悩んだ挙げ句、一念発起したナンシーはマーヴの助力を得て敵地に殴り込み。最後は窮地に陥りつつも、ハーティガンが鏡に一瞬映ることでロアークの気を逸らし、ナンシーが射殺して映画は終わってましたが…。正直、この話はあまり好きじゃなかったです。オリジナルとして付け加えたせいか、ちょっと無理があるなぁと。
ロアーク上院議員役のパワーズ・ブースは憎らしくて良かったんですけど…。
とにかくマーヴを出しすぎ&使いすぎ。先ほどは書きませんでしたが、実は「A Dame to Kill For」でもドワイトと一緒に敵地に乗り込む展開があるだけに、ナンシーがマーヴを利用するくだりがしつこく感じちゃったんですよね。僕自身、マーヴというキャラは大好きだけどさ、ここまで登場して無双されると、さすがに萎えちゃうというか。しかも、2人で超大物ロアークの屋敷で大暴れしといて丸く収まるとは思えないだけに、時系列的に前作の最初のエピソード「The Hard Goodbye」にどう繋がるのか不明すぎるし…。
だいたい、この程度の殴り込みで勝てるなら、ハーティガンの自殺もバカバカしく感じちゃうじゃないですか(「自殺、ダメ絶対!(・A・) イクナイ!」ってメッセージなのかもしれませんが)。まぁ、原作者のフランク・ミラーが脚本を書いているので、こんな文句を垂れ流しても仕方ない気がしますけど、ごめんなさい、ちょっと台無しなエピソードだと思ったり。
各エピソードの感想はこんな感じです。僕的には前作の方が面白かったというか。ゴア描写をふんだんに盛り込んだ“コミック的なアクション”はスゲー良かったんですが、お話としてのまとまりが微妙な印象。前作の「オープニングとエンディングが殺し屋の話」という構成に感心していただけに(原作を上手に改変してる)、何のヒネリもなくアッサリ終了した今作はちょっと残念でしたね。もう少し文句を書くなら、“殺人マシーン”ミホ役はデヴォン青木で観たかったし(妊娠したから仕方ないんですけど)、殺人鬼ケビンみたいな強烈なキャラも登場させてほしかった…ってのは贅沢な注文でしょうか。
ジェイミー・チャンも頑張ってはいましたが…。
僕はやっぱりデヴォン青木のミホが観たかったです (´・ω・`) ザンネン
エヴァも良かったけど、イライジャ・ウッドが演じた殺人鬼ケビンみたいな敵もほしかったなぁ。
な~んて、不満をダラっと書きましたが(苦笑)、基本的には好きな作品であって。「シン・シティ」の世界が堪能できただけでも良かったザンス (・∀・) ユルス! 他の人にはまったくオススメしませんけど、僕はBlu-rayが出たら買うし、また続編が作られることになったら観に行きますよ。
記念すべき1作目。大好きな映画です。
国内版のサントラを貼っておきますね。
新しく小学館集英社プロダクションから出た単行本。もちろん全4巻揃える予定。
先週の備忘録(2015/2/3~2/9)
さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓
火曜日は、午後からずっと新宿武蔵野館にいました
木曜日は、「タマフル・トップ5オフ会」が超楽しかった!ヽ(`Д´)ノ
金曜日は、「イコライザー」&「エクスペ3」の二本立て→「ジョーカー・ゲーム」を鑑賞
「薄氷の殺人」の感想を書くのに3日もかかったんだから!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン
土曜日は、仕事→スタ・エレさん&はちごろうさんと飲み
日曜日、結婚記念日の食事をしました
失敗した!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン もうね、土曜日に更新した「薄氷の殺人」の感想は、自分的にも納得がいかないところが多々あって、アップするかどうか非常に迷ったのですよ…(「へぇ、他の感想は良い出来だと思ってるんだ? (`∀´) ヘー」なんて言わないで!)。実は以前から「読者が選択肢を選んでいくゲームブック風の感想を書けないか」と思っていて、今回、いろいろな解釈が可能な「薄氷の殺人」で試してみたんですが、しかし! そもそも感想文の中で選択肢を選ぶこと自体がおかしいワケで(身も蓋もない文章)、非常に苦戦した挙げ句、なんとなくあんな形に落ち着いてしまった次第 (´・ω・`) ザンネン
なんとなくRHYMESTERの「The Choice Is Yours」を貼っておきますね↓
気を取り直して先週のことを書いとくと、仕事がひと段落したのもあって、火曜日は新宿武蔵野館で勝手に三本立て鑑賞。とにかく「激戦 ハート・オブ・ファイト」が僕好みの映画であり、木曜日はアシパンの「タマフル・トップ5オフ会」に行ったんですけど、こちさんとダンテ・ラム話で盛り上がったりしましたよ。で、金曜日は新文芸座の「イコライザー」&「エクスペンダブルズ3」
を観に行ったんですが、この組み合わせはパンと牛乳、トリプルHとスレッジハンマー、スコット・スタイナーとチェインメイル・ヘッドギア並みの相性の良さであり、もう最高のひと言。僕が入った時は場内が8割以上埋まっていたので、あえて立ち見をチョイスしたんですけど、その混雑振りもうれしかったですねぇ…(しみじみ)。その後、「ジョーカー・ゲーム」に足を運んだので、先週は合計6本とかなり映画を観ちゃいましたな (´∀`) ウフフ
新宿武蔵野館にはドニー・イェン兄貴の姿も! 「スペシャルID 特殊身分」、超楽しみですな!(*゚∀゚)=3 ムッハー
木曜日はアシパンへ。オフ会、行って良かったです~。
金曜日は新文芸座。この二本立て、他でもやらないかしらん。
ついチャーハン(400円/600kcal)を食べちゃったんだけど、ほのかなカレー風味がグーでした (o^-')b グー
土曜日は仕事→帰宅→夜はスタ・エレさん&はちごろうさんたちとゴールデン街で飲みまして。「ジョーカー・ゲーム」や「激戦」の話で盛り上がりましたよ。日曜日は、遅ればせながら結婚11周年記念の食事ということで、家族3人で六歌仙に。毎年、ミュージカルなどを観に行ってたんですけど、今年は台湾旅行があったので自粛。食べ放題コースということで、肉とタラバガニをたらふくいただきました。
豪勢なビジュアルですな~。
タラバガニをスティック感覚でモリモリ食べる喜び… (ノД`) イキテテヨカッタ
最近、しまおまほさんのお芝居とか、刃牙検定とか、人間交差点とか、ゴセイマイクとか、何かとお金を使いすぎなので、いろいろと自粛したいところなんですが、今週もそれほど忙しくないので、3本ぐらいは映画を観に行っちゃいそうな予感… (・ω・;) ウーム その他、週末は予定があるんですけど、それはまた来週書きますよ。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。
ジャッジ 裁かれる判事(ネタバレ)
ジャッジ 裁かれる判事
原題:The Judge
2014/アメリカ 上映時間142分
監督・製作・原案:デビッド・ドブキン
製作:スーザン・ダウニー、デビッド・ガンビーノ
製作総指揮:ハーバート・W・ゲインズ、ロバート・ダウニー・Jr.、ジェフ・クリーマン、ブルース・バーマン
原案・脚本:ニック・シェンク
脚本:ビル・ドゥビューク
撮影:ヤヌス・カミンスキー
美術:マーク・リッカー
編集:マーク・リボルシー
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、ロバート・デュバル、ベラ・ファーミガ、ビンセント・ドノフリオ、ジェレミー・ストロング、ダックス・シェパード、ビリー・ボブ・ソーントン、レイトン・ミースター、ケン・ハワード、エマ・トレンブレイ、バルサザール・ゲティ、デビッド・クラムホルツ、グレイス・ザブリスキー、デニス・オヘア、サラ・ランカスター、マーク・キーリー
パンフレット:★★★★(720円/コラムや対談、インタビューが充実。映画の補完にぴったり)
(あらすじ)
有能な弁護士だが真偽よりも勝利にこだわり、金持ちを強引に無罪することで知られるハンク・パルマー(ロバート・ダウニー・Jr.)。父のジョセフ・パルマー(ロバート・デュバル)は世間から信頼を集める判事だったが、そんな父が苦手なハンクは、長らく父と絶縁状態にあった。しかし、ある時、ジョセフが殺人事件の容疑者として逮捕されるという事件が起こり、ハンクが弁護人を務めることに。正義の人である父が殺人を犯すはずがないと信じるハンクだったが、調査が進むにつれて疑わしき証拠が次々と浮上する。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※この映画に関しては、たぶんネタバレを知らない方が面白いので、未見の人は観てから読んで!
この映画、「1月公開で観たい映画の覚え書き」で△マークを付けていたように、一応、興味はありつつも、「たぶん観ないだろうぁ (・ε・)」と思ってて。いや、ロバート・ダウニー・Jr.が「弁が立つクズ(後に改心して頑張る)」という得意な役柄を演じるだけで十分面白いんでしょうけれども! 今年から新作映画は年間120本しか観ない(特撮&ノンフィクションは除く)という掟を自らに課しているだけに、基本的に足を運ぶのはアクション映画だけに絞りたいワケで。そんな良さげなヒューマンドラマなんぞにうつつを抜かしているヒマはないのです!ヽ(`Д´)ノ ガッデム!
だがしかし、ツイッターで相互フォローさせていただいている方から「カミヤマさんにピッタリの感動作だと思うのです」なんて薦められましてね。このブログを読んでくれている→僕と趣味が合う確率は高いし、映画自体の評判も悪くないし…。昨年のワーストである「沈黙のSHINGEKI」も人から薦められた作品であり、それ単体では恐ろしく腹が立ったものの、その後に観たアクション映画の良さが引き立つという、バニラソルト的な効果があったように。合うにせよ合わないにせよ、何らかのプラスにはなる気がしたので、新宿ピカデリーに足を運んできました。シンミリしましたよ… (´・ω・`) シンミリ ハッキリ言って、この映画の感想に関しては今作を薦めてくれた方のブログを読めばいいです、おしまい。…って、感じで終わらせて全然OKなんですが、まぁ、一応は雑に感想を残しておきますかね。
スクリーン4で観たんですけど、場内は結構混んでました。
一番驚いたのは、ストーリー。今作のキャッチコピー「父は犯人なのか。」に対して身も蓋もなく回答してしまうと、「犯人でしたね (´∀`;) アラアラ」という着地なのです(あくまで裁判上のことで「本当に殺意があったのか?」は謎のままですが)。「弁護士の息子が判事の父親を弁護するドラマ」なんていかにも無罪で終わりそうなのに、ちょっとビックリというか。第一級殺人は逃れるものの、懲役10年の刑を食らって、刑務所に入ってしまうというね。
父親に対して不満まみれの次男ハンク。とは言え、情は強いので弁護をすることに。
そもそも法廷ミステリー的な要素は少なめ。「判事が偶然出会った『昔、自分が判断を誤ったせいで殺人を犯したクズ野郎のマーク・ブラックウェル』を車でひき逃げした」という事実自体は確定していて、あとは「そこに故意があったかどうか」を争うだけなので、要はこの判事がウソをつくか黙れば「無罪!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッター」になるのは間違いないんですが、しかし。「裁判は勝てば良かろうなのだー!(`∀´) フハハハハ」という息子ハンクの弁護方針に対して、判事は「判事、ウソつかない (・д・) ダメゼッタイ」という主義な上に「晩節を汚したくない」という強い想いがあるから、あーだこーだと揉める…という話なんですよ。
実は末期ガンで放射能治療を受けているため、記憶障害が発生している判事。曲がったことが大嫌いな面倒くさい人。
だから、「真犯人はアイツだ!m9`Д´) ビシッ」的な内容を期待すると肩透かしを食らうかもしれませんけど、その代わりに“凄まじく不仲な親子関係の謎”が解き明かされていく面白さがあって。終盤に伏線を回収しまくる脚本は実に見事で、クライマックス、「なぜクズ野郎に“30日の拘留”なんて軽い処分を下したのか→反抗的な自分の息子と重なったから… (ノД`)」ということが明らかになるくだりでは、かなり泣いちゃいました。要は、裁判を通じて親子が絆を取り戻し、捨てた過去と向き合うことであらためて“自分”を知る物語なんですよね。
役者さんたちの演技は本当に素晴らしくて、わざわざ書く必要がないと思うくらい2人のロバートはダブルで100点。もし物語に乗れなくても、両者の演技合戦を観ているだけで十分楽しいというか。「判事がバスルームで脱糞→最終的には笑顔 ( ´∀`)(´∀`) ンモウ!」の場面とか、グッときましたよ。長男グレン役のビンセント・ドノフリオも最高だったし、“元カノ”サマンサを演じたベラ・ファーミガはなんか…エロくて良かったです… (〃∇〃) エヘヘ あと、検事役のビリー・ボブ・ソーントンもカッコ良くて、あの折りたたみ式カップがスゲーほしくなりました。
敵だけど真っ当な攻め方をしてくる検事。
一応、オチを書いておくと、判事は刑務所に収監されるものの、ハンクが手を回して恩赦をゲットして釈放。一緒に釣りをしている時、ハンクは「最高の弁護士はお前だよ」と褒められるも、判事はそのまま死亡。葬式では半旗が掲げられていて(街の人たちの中では尊敬されたまま逝ったということですよね?)、ハンクはサマンサとよりを戻すムードになったり、グレンと和解したりして、「ここはオレの街だ!ヘ(゚∀゚*)ノ」なんて叫ぶありさまですよ。最後は、裁判所の判事の椅子を見つめて、終わってました(ちなみに「最高の弁護士云々」「半旗」「グレンとの和解」に関しては丁寧な伏線アリ)。
その他、「マーク・ブラックウェルを演じた役者さんのクソ野郎振りがスゴイ」とか「マーク・ブラックウェルの母親を演じた女優さんのクソババァ振りがスゴイ」とか「8ミリ映像の幸せそうな家族の姿に涙…」とか「ラストのエピローグはもっと短い方が好み(裁判所に行かなくても良かったと思う)」とか、書きたいことはあるけど長くなるので割愛!ヽ(`Д´)ノ スゲー良い映画でしたねぇ…(しみじみ)。僕自身、父親との関係は最悪だったので、この手の話ってあまり好きじゃないんですが、「父親とこういう風になれたら良かったんだけどなぁ…」なんて、センチな気分になったりもして。まぁ、何はともあれ、教えてくれた方、ありがとうございました m(_ _ )m
デヴィッド・ドプキン監督作で観てるのはこれだけみたい。ジャッキー・チェンvsドニー・イェンが観られます。
脚本担当のニック・シェンク、この名作の脚本を書いた人だったのね。
昨年はこんな邦画も公開されてましたね。現時点で未見ですが、一生観ない気がします。
一番好きな“ジャッジモノ”はこれかしらん。僕の感想はこんな感じ。
ぼくら(刃牙読者)が検定を受ける理由
検定を受ける理由があり、
誰もみな金払っては、
その日に備えるーー
唐突に「ぼくらが旅に出る理由」の出来が悪い替え歌を書いたことで、この記事をそっ閉じする人が多そうな事実からは積極的に目を背けるとして。先日、グラップラー刃牙検定を申し込みました。
2級と3級の併願なので、9500円ほど支払いましたよ。

まぁ、正直なところ、最初は受ける気ゼロだったんです。板垣恵介先生の描く漫画は大好きであり、特に「グラップラー刃牙」
刃牙検定の告知があったんですけど…。

なんと板垣先生からのメッセージが!

「俺は生産続ける。君は記憶してくれ」。そうか、先生はそう思っているのか。自分なりに漫画を買って読んで記憶してきましたが、先生がこの検定を受けることを願うのなら、ファンとして応えねばならないのではなかろうか。そもそも僕はずっと板垣先生と「刃牙」という作品には“恩義”を感じていたワケで。この手のイベントがあるなら積極的に参加するのが“筋”なのではないだろうか。
いや、本音を書くと、「ブログでやたらと刃牙の画像を貼ってファンをアピッてた割には、3級すら受かりませんでした… ('A`)」なんて状況になることにも怯えてた。42年の人生において、今までゲットした資格は剣道初段と逮捕術中級程度。中学高校の偏差値は限りなく低く、筆記試験で結果を出したのは運転免許取得時だけの男ですよ。記憶力が悪いだけでなく、試験会場でのプレッシャーにも超弱いため、大枚をはたきながら結果を出せず、さらに「ファンを気取る割には大したことねーな (`∀´) シネヨ」「3級も受からないなんて、大男総身に知恵が回り兼ねとはこのことだわ! 川`∀´) オホホホホ」なんて罵られることになったらーー? アタシ、そうなるのが怖かった…怖かったんですYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン!
でも、もうね、「勝てそうだからヤル」とか「敗けそうだから止す」というものではないのです。恥をかいたっていいじゃない。1991年に連載が始まってから20年以上も楽しませてもらって、ことあるごとに勇気や生きる気力をもらってきた御礼として、今回の検定に参加することで、板垣先生に感謝の気持ちを示すことが一番大事なんですよ、たぶん、きっと。
僕の気持ちを代弁する刃牙の画像を貼っておきますね。

とは言いつつも、僕も9500円をむざむざとドブに捨てるような真似をするつもりは毛頭ありません。「勝算なくしてケンカを売る武道家はおるまいよ」と本部以蔵が語っていたように、勝算がないのに検定を受ける刃牙読者はいませんよね(苦笑)。この24年間、何度も何度も何度も読み返してきただけに、こちらのサイトや週刊少年チャンピオンに載っていた練習問題にはすべて正解済み。今の僕には死角ナシということで、「バキ」23巻
偉そうな本部以蔵の画像を貼っておきますね。そういえばこの後はどうなったんだっけ…?

ダラダラと駄文を書いてきましたが、検定の申し込み期限は2015年2月15日(日)ということで、刃牙読者はぜひチャレンジしてみてくださいな。以上、なんとなく宣伝をしてみました (・∀・) オシマイ
ANNIE/アニー(字幕版)(ネタバレ)
※今回の記事は、1982年版「アニー」
<どうでも良い前置き>
今から20年近く前のこと。当時付き合っていた佐藤さん(仮名)とレンタル屋に行ったら、「アニー」(1982年版)
1982版のオープニングを貼っておきますね↓
だから、昨年の秋ぐらいから流れ出した予告編を観た時は、「きたか ( ̄ー ̄) ニヤリ」と。名作「ハッシュパピー バスタブ島の少女」
「ハッシュパピー バスタブ島の少女」

で、今年1月の話。最近は娘のマナ子(仮名/3歳)がそこそこ映画を観るようになりまして。もちろん「ファニーゲーム」
いや、主演のアイリーン・クインは可愛いし、主題歌の「Tomorrow」はスゲー良い曲だと思うものの、全体的に冗長だし、いくらアニーが良い子で機転が利くからって「金持ちに救われるだけ」ってのは乗れないし、大富豪ウォーバックスがアニーを好きになるくだりも性急だし、ニューディール政策がアニーの影響ってのも…。あと、ハニガンが最後にベビー・ターンするけどさ、それまでがゲスすぎるから、「お前、ちょっと改心したくらいで今までの悪行を“なかったこと”にすんなよ!(`Δ´) クソガ!」と思ったりもして。つーか、ウォーバックスは世界一の金持ちなんだからさ、アニーだけじゃなく他の子たちも救ってやれよ…な~んて、人間、年齢や状況によって映画の感想って変わるものなんですね… (´∀`;) エヘヘ
ちなみに、ついでに未見だった(というか、存在すら知らなかった)「アニー2」
スクリーン6はそれなりに混んでましたよ。

ANNIE/アニー

原題:Annie
2014/アメリカ 上映時間118分
監督・製作・脚本:ウィル・グラック
製作:ジェームズ・ラシター、ジェイダ・ピンケット・スミス、ウィル・スミス、ケイレブ・ピンケット、ショーン・“ジェイ・Z”・カーター、ローレンス・“ジェイ”・ブラウン、タイラン・“ティティ”・スミス
製作総指揮:セリア・コスタス、アリシア・エムリッヒ
原作:トーマス・ミーハン
脚本:アライン・ブロッシュ・マッケンナ
撮影:マイケル・グレイディ
美術:マーシャ・ハインズ
衣装:レネー・アーリック・カルファス
編集:ティア・ノーラン
音楽:チャールズ・ストラウス
作詞:マーティン・チャーニン
音楽監修:マット・サリバン
出演:ジェイミー・フォックス、クワベンジャネ・ウォレス、ローズ・バーン、キャメロン・ディアス、ボビー・カナベイル、アドウェール・アキノエ=アグバエ、デビッド・ザヤス
パンフレット:★★★☆(720円/コラム&インタビューが充実してるし、簡単なロケ地マップがあるのも好き)
(あらすじ)
ニューヨーク、マンハッタン。1歳になる前に両親に捨てられ、横暴なハニガン(キャメロン・ディアス)が営む施設に引き取られた少女アニー(クワベンジャネ・ウォレス)。10歳になった現在も両親が迎えに来てくれると信じている彼女は、かつて自分が置き去りにされたレストランに通い続けていた。そんなある日、アニーは事故にあいそうになったところを市長候補の男スタックス(ジェイミー・フォックス)に助けられる。アニーの存在が選挙戦に有利になると考えたスタックスは、彼女を引き取って一緒に暮らしはじめるが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
映画:60点
日本版主題歌:ー50,000,000,000点
ちょっと変則的な点数になっちゃってすみません。映画自体は嫌いじゃないんですけど、エンドクレジットで流れた日本版主題歌はクソだと思いました。ちなみに歌った平井堅さん自体は、いつか奥さんとコンサートに行きたいと思うぐらい好きだったりするんですけどね。
いや、歌は良いと思いますよ、歌は。
不満は結構ありますよ。例えば、ミュージカルシーンはあまり合わなかったです。「it's the hard knock life」の場面はカットを割りまくるからごまかしているように見えて萎えたし、キャメロン・ディアス演じるハニガンが自宅で歌う場面もワンカット長回し風の割には雑な処理をするからガッカリしたし、ヘリコプターの場面も歌は超上手いんだけど登場人物たちに動きがないから飽きちゃったし…(街のカットを入れて頑張ってたけど)。
スタックス邸でアニーと秘書のグレースが歌い踊るシーンは結構アクロバティックなことをやらせてましたが、その見せ方もそれほど…って、文句を書きながら思い出したのは昨年観た「舞妓はレディ」。結局、善し悪しというよりは、単に僕が“昔のミュージカル映画”や“実際の舞台”にあった「歌の場面になると非現実的な空間になる」とか「引きの画面が多い」といったビジュアルに慣れ親しんでいるから、今作の“リアルの延長”的な演出は苦手なのかもしれません。
ただ、この「Who am I」の場面とかは良かったんじゃないかしらん。
それと、アニーのキャラが改変されていたのも寂しかったですね…。それは「黒人になった」とか「年齢が高くなった」とか「文盲だった」といったことではなく。「素手喧嘩(ステゴロ)が強い」という設定がなくなっていたんですよ。1982年版
1982年版アニーは、相手が大人数だろうと犬をいじめるようなクズには一歩も引かない。

年上であろうガキも一撃でKO! 「Who's next?」とゴールドバーグのような決め台詞を吐くというね。

屋敷で空手を習えば、早速、ウォーバックスにローキック。保護してくれる相手でも容赦しないぜ!

その破壊力には、神心会の加藤清澄も感心(「グラップラー刃牙完全版」第18巻

クライマックス、ハニガンの足を踏みつけて逃走する思い切りの良さも“高い戦闘力の裏付け”があってこそなのです。

ちなみにこの連打、どこかで観たことがあると思ったら…。

なんと詠春拳に酷似!(「イップ・マン 序章」

とは言え、好きなところの方が多かったのも確かでして。舞台を現代にして、市長選を絡めつつ、ギャグや小ネタをマメに入れてくる脚本は結構良かったです。特にアニーとスタックスの距離が縮まっていく流れは実に丁寧に描かれていて、非常に好みでした。ハニガンが改心する展開も良かったですね。細かいネタは本当に多くて、僕的には「アニーの助言から、グレースがスタックスを殴るのかと思わせて、結局、ガイを殴る→その元ネタの少女がガイに『勘違いしないでね 川 ゚д゚)』」というくだりがツボに入りましたよ。まぁ、「こんなの『アニー』じゃないわ!ヾ川。`Д´。)ノ プンプン」って怒るファンがいるかもしれませんけど、僕は「アリ」だと思ったり。
ミス・ハニガンの設定がC+Cミュージック・ ファクトリーの元メンバーって設定も面白かったです。
クワベンジャネ・ウォレスは素晴らしかったですね~。演技だけでなく歌も上手なんですよ。「Tomorrow」を歌いながら家族の幻を見る場面はいじらしすぎて超泣けたし、パーティで「Opportunity」を歌う場面にもお父さんは感動でした(なにこの文章)。そんな彼女のおかげで愛を知る大富豪スタックスを演じたジェイミー・フォックスも最高で、ラスト、「市長選挙よりもアニーを選ぶ→和解して抱き合う」シーンは涙で画面が見えない状態だったのです… (ノДT) ヨカッタネー あと、グレース役のローズ・バーン、ガイを演じたボビー・カナベイル、「エクスペンダブルズ」
最後に大人と子どもが抱き合えば大体良い映画なんじゃないかな(暴論)。

「あのエレクトロがやっと幸せを掴んだ… (ノω・、) ヨカッタネー」と考えてもグッときますな(「アメイジング・スパイダーマン2」

アニーの文盲設定に関しては、「実は彼女が心の支えにしていた“両親の手紙”の内容は違っていて、クライマックスのカギになるのでは?(´Д`;) ドキドキ」なんて深読みしたらまったくそんなことはなかったワケですけど、「スタックスが識字センターを開く→社会に貢献する」というオチはなかなか良いじゃないですか。大団円を迎えるとまた「Tomorrow」が流れてね…。おどけるキャメロン・ディアスにイラッとしながらも、ハッキリ言って、「結構良かったじゃん」と思ってたんですよ、平井堅さんの歌声が聞こえるまでは。
エンドクレジット直前はこんな表情だったんですが…。

平井堅さんの「Tomorrow」が流れた瞬間、僕の顔はこんな感じになりました。

余韻、台無し。100歩譲って「吹替版」ならまだしも(本当はそれでもイヤだけど)、なんでこういうことするのかなぁ…。「ストリートファイター」のエンドクレジットで流れたCHAGE&ASKAのように、平井堅さんの歌がもともと入っているなら良いですよ。でも、日本の配給会社が商売上の理由があって後付けで加えたものを聞かされたら、「実際はどんな曲が流れたのかなぁ… (´・ω・`)」って気になるじゃないですか。まぁ、わざわざ調べる気はしないというか、僕のオリジナル信仰なんて他愛のないものですけど、それでもこういう作為を感じると「余計なことすんなよ」とマジで腹が立つ。それとも「やったー、日本版主題歌を付けてくれた!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」って喜ぶ層がいるんですかね。どうなんですかね。
「ストリートファイター」
そんなワケで、最初は激怒しすぎて10点ぐらいにしようかと思ったんですが…。エンドクレジット後に流れた「映画を観たアニーやスタックスたちの愉快なやりとり」にホッコリさせられたので、今回は別で考えることにして、上記のような変則的な点数になった次第。基本的には嫌いじゃない作品でしたよ。元のミュージカルが好きな人はイラッとするのかなぁ。何はともあれ、スタックスのような大富豪は「光の子どもの家」みたいな児童養護施設を助けてあげてほしい…なんてことを唐突に書いて、駄文を終えたいと思います。
ということで、唐突に僕の2012年のベスト1である「隣る人」の予告編を貼っておきますね↓
おしまい (´・ω・`) トゥモロー
ボーナストラックが収録されている日本盤サントラ。輸入盤
今作のノベライズ…ではなく、ミュージカルの小説版だそうです。
ウィル・グラック監督作で一番好きなのはこれですかね。僕の感想はこんな感じ。
クワベンジャネ・ウォレスを世に知らしめたファンタジー映画。僕の感想はこんな感じ。
1982年製作のジョン・ヒューストン監督作。広い心で観れば良い映画。
キャストを一新して、1995年に作られた続編。1ミリもオススメしません (o^-')b ミナクテイイヨ!
激戦 ハート・オブ・ファイト(ネタバレ)

原題:激戰 Unbeatable
2013/香港 上映時間116分
監督・原案・脚本:ダンテ・ラム
製作:キャンディ・リョン
製作総指揮:ユー・ドン、ジェフリー・チャン
原案:キャンディ・リョン
脚本:ジャック・ン、フォン・チーフォン
撮影:ケニー・ツェー
美術:チョン・シウホン
衣装:ステファニー・ウォン
編集:アズラエル・チュン
音楽:ヘンリー・ライアクション
監督:リン・チーワー
出演:ニック・チョン、エディ・ポン、メイ・ティン、ワン・バオチャン、クリスタル・リー、アンディ・オン、ジャック・カオ、フィリップ・キョン、ウィル・リュー
パンフレット:★★(600円/辛酸なめ子先生のイラスト付きコラムは愉快だったけど、香港映画に詳しい人の文章が読みたかった…)
(あらすじ)
借金を抱える元ボクシング王者ファイと、父親の会社が倒産して一文無しになった青年チー。格闘技で賞金を稼ごうとジムを訪れたチーは、そこで雑用係をしていたファイが元王者だと知り、弟子入りを志願する。タッグを組んだファイとチーは、プライドと賞金を賭けて過酷な闘いに挑む。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
97点
※今回の記事に関しては、板垣恵介先生版「餓狼伝」や「ANNIE/アニー」、「ライオンハート」
ダンテ・ラム監督の総合格闘技映画「激戦 ハート・オブ・ファイト」については、確か2013年から情報が「映画秘宝」で流れていて、超期待してましてね。激めん
劇場には記事の切り抜きが飾られていたんですけど…。

なんと奥には「等身大パネル」と「特設リング」があるというからビックリ! 「リング」ってスゴいな。

と思いきや、この程度…。まぁ、仕方ないよね。宣伝会社、頑張った!

ちなみに2回目を観に行った時は「マッハ!無限大」の立て看板がありましたよ。

僕的には褒めるところまみれで何から書けば良いのかわからないんですが…。一番ハートをワシ掴みにされたのは、登場人物たちのキャラクター設定。ダンテ・ラム監督は「過剰に不幸を盛る」ことで知られていて、例えば「ブラッド・ウェポン」
で、今作の話。主要登場人物は3人なんですが、どのキャラの“事情”も非常に“コク”がありましてね…(しみじみ)。もうね、一歩間違えたら吐くレベルというか、彼らのハードな生き様を見ているだけで涙が止まらないのです… (ノω・、) グスン 乱暴に紹介するとこんな感じ↓
<1人目:“金持ちのボンボン”スーチー>
エディ・ポン、「TAICHI/太極 ゼロ」

「親が金持ち」なんだけど、その金には頼らず、中国の地方都市を旅するバックパッカーだったスーチーですが(「SEX&禅」
<2人目:“元ボクシング王者”チン・ファイ>
演じたニック・チョンはダンテ・ラム作品によく出ている印象(これで3作目)。

って、スーチーなんて、2人目のチン・ファイに比べたら3.5牛乳ですよ(変な例え)。若いころ、ボクシング王者として一世を風靡したものの、八百長試合に手を出してしまい、黒社会との繋がりもできてドロップアウト→逮捕→前科者にフォームチェンジ。ギャンブル好きが祟って多額の借金を抱えてしまい、香港からマカオに逃げてきたというね。そして、現在は昔のボクシング仲間のツテでMMAのジムで働くも、昔の八百長行為&クズとして生きてきたその後の20年間を激しく悔やんでいるのでしたーー (ノД`)
<3人目:“息子を亡くしたシングルマザー”クワン>
演じたメイ・ティンは全然知らなかったです。

な~んて、チン・ファイごとき、所詮は4.5牛乳(しつこい例え)。一番ヘビーなのがこのクワンであり、特濃ミルクにバターと生クリームをふんだんに加えたような不幸振りなんですね。夫に愛人ができて捨てられたことで、2人の子どもを抱えていたクワンはストレスからキッチンドリンカーになっていたんですけれども。ふと眠った隙に、1歳程度の息子が風呂に転落→水死するというね… ('A`) ゲンナリ クワンは心に異常をきたしてしまい、精神病院に直行。残った長女シウタンは施設に入れられてしまうのです。数年後、何とか退院したクワンはシウタンを引き取り、母子2人で慎ましく暮らしていたのでしたーー (ノДT)
どうです、この容赦ない負け犬感。で、ここから「チン・ファイがクワン&シウタン親子の家に居候する」「スーチーがチン・ファイからボクシングの技術を習い始める」「チン・ファイと母子の距離が縮まっていく」「スーチーとのMMAトレーニングを経て、チン・ファイも生き甲斐を取り戻していく」「スーチーがMMA大会に出場→勝利!」という、観客の心が「ヨカッタネー (ノ∀T) ウェーン」とアガる展開が次々と繰り広げられていくんだからたまらない。もう、僕の中の“何か”は痛いくらいに固くなってギンギン状態だったのです(アウトな文章)。
劇中で印象的に使われる「Sound of Silence」を貼っておきますね↓
特に泣かせるのが、クワンの娘シウタンですよ。演じたクリスタル・リーは「ブラッド・ウェポン」
母を守ろうとする健気な少女。シウタンかわいいよシウタン… (´Д`;) ハァハァ

だがしかし! 幸福はそう続かないのが映画の常。「スーチーの勝利を喜ぶチン・ファイの姿をテレビで見た借金取りがマカオにやってきて大乱闘→シウタンが階段から転落して負傷」したことをキッカケに、「クワンの精神状態が悪化→病院に入院する羽目に→シウタンが別れた夫に引き取られることに」とか「スーチーが試合中にバックドロップで首から落下→体を動かせないほどの重症に」とか、またもや不幸イベントが連打されるワケです… (ノω・、) ヒドイ
階段から転落したシウタン。この瞬間、「ダンテ・ラム、殺す!ヽ(TДT)ノ」と激怒しました(迷惑な観客)。

ただ、当たり前ですけど、このままでは終わらない。弟子の敵討ちというワケではなく、自分がもう一度栄光を掴むために、チン・ファイはMMAの大会にエントリー&ハードなトレーニングを開始。見事対戦相手に選ばれると、苦戦の末、勝利するのです。しかもその後は「試合後、シウタンと抱擁」「チン・ファイはそこから2試合に勝利→自分に賭けていたため、借金を返すことに成功」「娘がケガしてから精神的に不安定だったクワンと仲直り」「スーチーは無事回復(父親も立ち直り済み)→仲良く練習」なんて、今までの不幸を引っ繰り返すような展開がつるべ打ちされた上に、エンドクレジットでは「スーチーがMMA大会で優勝して父親と仲良しな様子」や「チン・ファイとクワン母子が3人で仲良くお出掛けしている様子」などが流れるから、「なにこの幸せカーニバル!Σ(゚д゚;)」と大泣きしつつも驚かされた次第。
なんと工藤夕貴さん本人が歌う動画があったので、貼っておきますね↓
そんなワケで、ストーリーとキャラクター描写が最高だったんですが、それをさらに盛り上げるのが試合描写&特訓シーンの数々。総合格闘技を舞台にした映画と言えば、「ネバー・バックダウン」
いや、もちろん派手に見せるための跳び蹴りなどの要素も入ってましたけど、基本的にはリアル寄りで許せるバランスというか。MMAを知らない人でも「どうなったら痛い」とか、わかりやすかったような気がします。特訓シーンも役者たちがちゃんと鍛えた肉体を駆使しているのがビンビン伝わってきて、超良い感じ。最近気になっていたバトルロープ(ロープトレーニング)の場面があったのはうれしかったなぁ。
これ、一度やってみたいんですよね~。かなり高強度のトレーニングだそうな。

ラスト、強敵との対決で“ひと工夫”あったのもグッときました。僕的に「チン・ファイの右肩が脱臼しやすい」という設定は「ベスト・オズ・ザ・ベスト」のエリック・ロバーツのような「有利に攻めていたら古傷のせいで不利になったけど、オレはまだ頑張るぜ!ヽ(`Д´)ノ」的な使い方をするのかと思っていたら! なんと「あえて肩を外すことで敵の技を脱出する!」と攻撃的に機能させたから結構驚きまして。ちょっと違うんですが、「餓狼伝」のグレート巽vsクライベイビー・サクラの極め技を思い出して、顔がほころんだのでした (´∀`) ヤルジャン
わざと右肩を外して脱出し、パンチ連打からのアッパーで見事勝利するチン・ファイ。

なんとなくこのフィニッシュシーンを連想いたしました(「餓狼伝」第8巻

まぁ、文句がないワケではないんです。最初観た時は「100点!m9`Д´) ビシッ」と思ったものの、よくよく考えれば気になるところも多くて。「あんなMMA大会ないだろ」とか「『挑戦者は引き分けでOK』って有利すぎじゃね?」とか「スーチーとチン・ファイのクジ運の強さ」とか「寝技のトレーニングでキスしようとする展開はやめてほしい」とか「スーチーとチン・ファイの寝技の上達の早さ」(「とりあえず防御を覚えさせる」という方針は良かったのに)とかとかとか…。
で、最もどうかと思ったのがエピローグ。正直、あまりに幸せカーニバルすぎるというか。僕だって「ヨカッタネー (ノДT)」と泣きながらハートを揺さぶられまくったんですけど、かなりしつこく感じたのも確かでして…。大体、「チン・ファイが2試合勝った」って明らかにやりすぎだし、スーチーも元気になりすぎじゃないですか(首のケガなんだから、せめてリハビリ段階にしといてほしかった)。そういう部分でもダンテ・ラム監督のサービス精神が過剰というか、みんなが幸せになってうれしかった反面、「クライング・フィスト 泣拳」
見終わった瞬間、ちょっと「ハウルの動く城」

とは言え、ラストに大人と子どもが抱き合えば大抵は良い映画(暴論)。特に今作では「足を踏む」という要素が活かされていて、人類ならばチン・ファイとシウタンの触れ合いには感動せざるを得ない!m9`Д´) ビシッ だから、本当に惜しいというか、エピローグをもっと上手く整理してくれれば、あと2回は劇場に足を運んだのになぁと思ったり。
この場面は大泣きいたしました… ( iДi) ウェェェェ

近作では「ANNIE/アニー」でもハッシュパピーとエレクトロが抱き合って、観客の涙を強奪してましたな。

ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作でも「ライオンハート」

「ボディ・ターゲット」

ただ、「ローン・サバイバー」だけは取って付けた感があって、乗れなかったカナー (・ε・) ナンダコレ

その他、「北京語と広東語をカタカナを使って書き分けていた字幕が素晴らしい!ヘ(゚∀゚*)ノ ナイス!」とか「男性が座って小便をするのは、便器周辺が汚れなくて良いだけでなく、なんとなく…女子気分が味わえるから… (´Д`;) ハァハァ」とか、書きたいことはあるんですけど、もう眠いので割愛! つまらない文句も書きましたが(苦笑)、僕は大好きな映画であり、Blu-rayが出たらきっと買うことでしょう。ごめんなさい、残念なことに都内での上映はすっかり終わってしまったみたいなんですけど(汗)、僕と映画の趣味が合うような方はぜひ観て!
ダンテ・ラム監督作。ニック・チョンが超不幸な悪役を演じております。僕の感想はこんな感じ。
これもダンテ・ラム監督作。クリスタル・リーが出ております。僕の感想はこんな感じ。
なんとなく思い出した韓国映画。僕の感想はこんな感じ。
先週の備忘録(2015/2/10~2/16)
さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓
10日、朝までビデオボックスで過ごしました… ('A`)
11日は2回目の「激戦」と「エクソダス」を観ました
13日から16日まで青森へ
僕は残念なことに抜けている時がありまして、実は11日が祝日だということを前日まで気付かなかったんですね(苦笑)。すっかり仕事をする気マンマンだった僕的には、まさに晴天の霹靂というか。11日から奥さん&娘のマナ子(仮名/3歳)が青森に帰省するということで、「映画が観に行けるじゃん!(*゚∀゚)=3 ムッハー」とテンション急上昇であり、10日は仕事がはかどりまくり。で、21時ごろからムービーウォッチメンの課題映画となった「ANNIE/アニー」を観て帰路に着いたんですが、しかし。自宅のカギを会社に忘れてしまったのです… ('A`)
これは参った。奥さん&マナ子ともに爆睡中なのか、チャイムを何度押しても応答はないし、携帯もダメ。オートロックのマンション住まいなので、侵入しようもないし…。会社にはもう人がいなくて入れなかったので(24時すぎてたし)、帰宅は諦めて繁華街へUターン。迷った結果、久しぶりにビデオボックスに泊まることにしたのです。11日は朝7時には奥さんとマナ子を羽田まで送らなければならないということで携帯のアラームを朝6時にセット。深夜2時ごろ、余計な出費に悔し涙を流しながら、「明日は幸せ… (ノω・、) トゥモロー」と眠りについたのでしたーー。
ビデオボックスに泊まるなんて何年ぶりか。
11日は、しっかり朝6時に起きて、自宅に直行。すぐ風呂に入って、奥さん&マナ子を羽田まで送りましてね。その後は、床屋に行ったり、喫茶店でブログを書いたり、新宿武蔵野館で2回目の「激戦」を観たりして。タマフル・トップ5オフ会でよく話すこちさんとお会いできたのはうれしかったですな。で、ユナイテッド・シネマとしまえんに移動→「エクソダス」を観て、帰宅。睡眠不足もあって、即爆睡いたしました。
IMAXで観たんですが、まぁまぁ面白かったヨ (・∀・)
12日は普通に仕事をして、夜は家の自分のスペースを掃除しまして。13日は僕も青森に飛行機で行くことになっていたので、会社を夕方に早退して羽田空港へ。昼食が軽めだったせいか、お腹が空きまくりであり、つい空弁を6つほど購入して、飛行機に乗る前に5つ食べてしまったというね…(遠い目)。最初は「青森が吹雪で欠航するかもしれない」なんて話もあって、ドキドキしたものの、20時すぎに無事出発。機内ではゲゲゲの鬼太郎丼(1200円)を食べてから、「ジョーカー・ゲーム」を読んだりして過ごしました。
空弁の中で最も美味かったのは「東京肉むす」(980円)。旅のお供にどうぞ~。
空弁のGIFを貼っておきますね。おこわや鯖寿司は小さいので、実はそんなに食べてないのです ( ̄ー ̄) ニヤッ
で、青森空港からバス&タクシーを駆使して奥さんの実家へ。すぐ風呂に入って寝て、翌日&翌々日は入院中のお義父さんのお見舞いに行きました。非常に残念なことに余命3ヵ月と診断されているんですが、まだ結構元気でホッとしたりして。僕は基本的にみんなの写真を撮ったり、ビデオを回すのに徹して、お義父さんと直接話したりはしなかったものの、別れ際、かなり力のこもった握手をされたのです。
ちなみに14日の夕飯はかっぱ寿司。寿司やらタコ焼きやらを28皿ほど食べました。
会うのはこれが最後になる可能性が高い中、お義父さんなりに想いを伝えたかったんだろうなと。彼からすれば、僕は“彼の愛娘”を託した人間なんですよね。お義父さんは寡黙な人で、2人でいる時もそんなに話したことはなかったけど、いつも奥さんに「良い旦那さんを見つけたね」と言っていたことは聞いていて。僕ごときにそんな価値があるのかと卑屈に受け止めながらも、その評価はやっぱりうれしかった。まぁ、僕にできることなんて限られているんですが、奥さんと娘だけは大事にしようとあらためて思いましたよ。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。
REC/レック4 ワールドエンド(ネタバレ)

原題:[REC] 4: Apocalipsis
2014/スペイン 上映時間95分
監督・脚本:ジャウマ・バラゲロ
製作:カルロス・フェルナンデス
製作総指揮:フリオ・フェルナンデス
脚本:マヌ・ディエス
撮影:パブロ・ロッソ
出演:マヌエラ・ベラスコ、パコ・マンサネド、エクトル・コロメ
パンフレット:★★★(600円/花くまゆうさく先生のイラストが愉快。コラムは2本)
(あらすじ)
謎のウィルスによって多数の犠牲者が出たバルセロナのアパートから、唯一の生存者であるテレビレポーターの女性アンヘラが救出され、貨物船を改造した臨時検疫施設に隔離される。船内はリカルテ医師による指揮のもと厳重なセキュリティ体制が敷かれており、多くの兵士たちが監視の目を光らせていた。アンヘラはリカルテに不信感を抱く兵士グスマンと共に船の秘密を暴こうとするが、突如として船内にウィルスが拡がり、感染者たちが周囲の人々を襲い始める。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
50点
※今回の記事は、「REC」シリーズが好きな人は不快になると思うので、読まない方が良いです。
前売り券を買っていたので新宿武蔵野館で観てきたんですが、「それなりには…面白かったけど… (´Д`;)」って感想だったり。
壁にはこんな展示があって…。

記事の切り抜きもありましたよ。

そしてコアチョコとのコラボTシャツ

まず、物語を雑に書いておくと、レポーターのアンヘラが目覚めると、「ワクチンを作る研究施設」として改造された大型貨物船に隔離されていまして。そこで兵士たちに監視されながら同じような人たちと適当にコミュニケーションをとっていたら、ウィルスに感染した猿が逃げ出してしまって、船に“感染者”が溢れてしまう…という「ゾンビ映画あるある」な展開に突入ですよ。
まったく関係ありませんが、唐突に「ニャンコあるある」を貼っておきますね。可愛い… (´Д`;) ハァハァ
で、アンヘラが持っていたビデオカメラの映像を調べると、アンヘラの体内に“寄生生物”がいることがわかったので(2作目
正直、“今年ベスト級の映画「激戦」を観た直後の鑑賞”という状況も影響したと思うんですけど、ちょっと乗れなかったんですよ…。というか、よくよく考えると、僕は1作目
いや、「ワールドエンド」という邦題に「Apocalipsis(黙示録)」という原題、「世界感染」とか「遂に完結」といったフレーズに惹かれてしまったというか…。なんて言うんですかね、僕的には「28週後…」
「28週後…」
ただ、実際は世界規模のことは起きなくて、貨物船の中だけで話は終了。悪魔憑きに関するくだりもボンヤリした感じだったし、ごめんなさい、スゲー肩透かしを食った気分になったのです。あと、ジャンル映画にこういうツッコミをしてしまうのは身も蓋もないのかもしれませんが、「噛まれたら感染」という状況で薄着でいる人ってちょっと萎えちゃうなぁと。呆けた老婆がゾンビ化する展開もさすがにミエミエすぎて乗れなかったりして(というか、あの老婆、3作目に出てましたっけ?)。
まぁ、僕が勝手に期待しちゃっただけで、“従来のダッシュ系ゾンビモノ”としては面白かった気がします。3作目に続いてPOV方式じゃなくても、物語が1作目&2作目と関連している分、続編感はあったしね。監視カメラを多用する展開にしたのも、「REC」というタイトルを意識したと考えると、好感が持てなくもない気がしなくもない。ゴア描写もちゃんとあるし、普通に観れば普通に楽しめるんじゃないかしらん (・ε・) オシマイ
記念すべき1作目。POVゾンビ映画というアイディアは買える。
劇場で観た2作目。視点が複数になったのは面白かったです。
POV方式をやめた3作目。「REC」シリーズとして考えると、外伝ですよね。
1作目のハリウッドリメイク。評判が良くないので観る気はゼロ。
ハリウッドリメイク版の続編。舞台は空港で、POVじゃないそうです。
いつか「いつかティファニーで朝食を」の朝食を!ヽ(`Д´)ノ<金峰魯肉飯>
※一応、このシリーズは、「いつかティファニーで朝食を」で紹介されたお店に行って、「① 朝食として食べに行く」「② 作品内&お店ガイドに出て来たメニューだけをすべて注文する」という自分ルールに従って行動しております。
※今回の本文中に出てくる()内のカロリー数値は、ブログ主が勝手かつ多めに算出したものです。
※今回の本文中に出てくる()内の値段は、1台湾ドル=3.7円で算出したものです。
詳細はこちらの備忘録に書いたんですけど、「僕が『行きたい』と言った」ので、先月の14日~17日、奥さん&娘のマナ子(仮名/3歳)&お義姉さんと三泊四日で台湾に行ったということで! 非常に遅くなりましたが、前回に引き続き、<台湾編>をお送りいたします。
なんとなく「台北の朝、僕は恋をする」のテーマ曲を貼っておきますね↓ ファック!
「阜杭豆漿(フーハントウジャン )」で素敵な朝食を摂った後は、そのまま地下鉄&バスに乗りまして。向かったのは台湾北部にある山間の町・九份。「劇中で麻里子たちが訪れていたから」というだけでなく、まぁ、有名な観光地ということでチェックしておきたかったんですよ。つーか、恥ずかしながら、あの「悲情城市」の舞台というのは知らなかったです (ノ∀`) エヘヘ かなり混む&娘マナ子(仮名/3歳)の昼寝タイムなどを考慮した結果、早めに行って、適当に食べ歩いて、昼にはササッと台北市内に戻りました。バスで片道1時間ということで、乗り物に弱い奥さんがかなり心配でしたが、無事に乗り切ってホッとしましたよ。
バスの電光掲示板には「乗車愉快」の文字。結構ワイルドな運転でした。
1時間ほどで基山街の入口に到着。ちょっと早かったので、お店はどこもまだ開いてない感じ。
食用ゴールド専門店なんてあったんですけど、どうなんですかね (・ω・;) ウーム
階段を上って海方向に視線を向ければ良い眺め!
猫も大量にいました。
漫画にも登場した阿妹茶酒館。「『千と千尋の神隠し』のモデル」というのはデマらしいんですが…。
お店では堂々と「湯婆婆の屋敷」と宣伝! …よし、許す!(勝手な許可)
お土産屋でバッタモンのウルトラファミリーを発見! 超ほしかったのに奥さんがダメだって… (ノω・、) グスン
食べ物屋もいろいろあって、金枝紅糟肉圓では、麻里子が食べていた紅糟肉圓(ホンツァオバーワン)(45元=167円/150kcal)が販売中。
求肥っぽいモチモチした皮に包まれた肉に酸味のあるタレがかかっててパクチーと一緒にいただく。うん、嫌いじゃないです。
山猪肉香腸(サンツゥーロウシャンツァン)(40元=148円/250kcal)は猪の肉が入った台湾ソーセージ。ストレートに美味!(o^-')b イイネ
阿珠雪在焼(アーツーシュエツァイシアオ)(40元=148円/200kcal)はアイスをクレープで包んだもの。
作る前はこんな感じ。ピーナッツの粉やらパクチーやらが入って、面白い味でしたよ。
台北市内に戻ってからは、昼食を食べるために大吉林涼麺へ。ここ、たぶん作中に出てきたお店っぽいので、連れてきてくれたお義姉さんに超感謝!ヘ(゚∀゚*)ノ スキヨ! ここでは炸醤油涼麺(小)(50元=185円/500kcal)に貢丸湯(25元=93円/200kcal)、醡菜肉絲涼麺(小)(50元=185円/460kcal)、綜合湯麵(75元=278円/430kcal)と、計4杯ほど食べたんですが、どれも非常に美味でしてね…(しみじみ)。奥さんはボソッとした麺が気に食わなかったみたいですけど(日本と違ってコシがない)、僕はそういうところも好みというか、あらためて台湾の食べ物が自分に合うことを実感いたしました。
大吉林涼麺は、そこそこ有名なお店っぽい。
ゴロッと肉が載った炸醤油涼麺。いわゆるジャージャー麺っぽくて、なかなかボリューミー。
お義姉さんのオススメで頼んだ貢丸湯は肉団子スープ。肉団子のプリッとした食感がいいね。
この2品で足らなかったので、追加。醡菜肉絲涼麺はコリコリしたザーサイが良いんだけど、炸醤油涼麺の方が好みかな。
綜合湯麵は肉団子&玉子スープに麺が入ったもの。素朴な味わいで、それなりに好きでした。
って、本題に入る前から長くなっちゃいましたな、すみません。この記事は、不定期連載「いつか『いつかティファニーで朝食を』の朝食を!ヽ(`Д´)ノ」ということでね、これから単行本5巻の第27話「美味しい台湾旅行(後編)」に出てきた「金峰魯肉飯(ヂンフォンルーロウファン)」に行った様子を書き残しておこうと思うのですが…。最初にお伝えしておきましょう、「約束は破られた」と。
なんとなく偉そうな範馬勇次郎の画像を貼っておきますね(「バキ」第26巻より)。
毎回、この連載のトップには「一応、このシリーズは、「いつかティファニーで朝食を」で紹介されたお店に行って、「① 朝食として食べに行く」「② 作品内&お店ガイドに出て来たメニューだけをすべて注文する」という自分ルールに従って行動しております」なんて文章を書いてましてね。昼近くに食べたこともあるし、決して毎回守れているワケではないんですけれども! さすがに夜に食べるのは初めてというか…。我ながら「朝食じゃないってどうなんだよ!( ゚д゚)、 ペッ」と思うところもあるのです。
いや、本当はね、もちろん朝に行きたかった。奥さん&お義姉さんに「朝食として食べるのが肝要なのだ!m9`Д´) ビシッ」と伝えたかった。でも、家庭でのパワーバランス的に“下”な上に、普段から何か言うと「キモイ」とか「面倒くさい」とかあしらわれがちな僕的には、奥さんから「別に夕食でもいいよね!川`∀´)」なんて強く言われたら、「そ、そうだね… (´∀`;) エヘヘ」と答えざるを得なかったのです…。
まぁね、ポリアンナ級に「良かった」を探すのが得意な僕ですよ(苦笑)、台湾に来て、劇中に出てきたお店に行けるだけでも十分ありがたいじゃありませんか。涼麺を食べた後はホテルに戻って、マナ子の面倒をみながらノートPCで仕事をして(奥さん&お義姉さんはマッサージへ)、気がつけば午後6時。奥さんたちが帰って来た&お腹も空いたということで、いそいそとお店に向かったのでした。
中正紀念堂駅の2番出口を出まして。
ちょっと歩けば、すぐにお店が見えるという近さ。
店内はこんな感じ。香港映画とかでよく観たビジュアルですな。
行ってみたら、結構行列が出来てたんですが、日本で例えるならラーメン屋や牛丼屋のように「食べたらすぐに店を出る」という雰囲気なので、回転は結構早め。10分ほどで席に通されると、香菇魯肉飯(シャングールーローファン)(大)(50元=185円/750kcal)と焢肉飯(コンロウファン)(65元=241円/600kcal)、肉羹米粉(ロウゲンビーフン)(45元=167円/320kcal)、燙青菜(タンチンツァイ)(中)(30元=111円/160kcal)を注文いたしました。ちなみに焢肉飯は作品内&お店ガイドにも出て来ていないメニューなんですけど、典子の気持ちを勝手に解釈した次第(文脈からすると肉羹米粉を頼んだ可能性も否めませんが…)。
最初に来たのは燙青菜。普通に美味しい青菜炒めで、これは奥さんたちとシェアしましたよ。
そして、お目当ての香菇魯肉飯。そのビジュアル&匂いで、口内にヨダレが噴出する!
豚バラの脂たっぷりの汁がご飯に染みこんで、超旨い…旨いよぅ… (´Д`;) ハァハァ
作品内では取り上げられてなかった焢肉飯。これは決して“ルール違反”ではなくて。
「ガッツリした食事を好む典子は追加注文でこれを頼んだのでは?」と推察してのオーダーなのです ( ̄ー ̄) ニヤッ
角煮は結構しっかりした固さのあるタイプで、これはこれで好き~。
驚いたのが、この肉羹米粉。スゲー舐めてたらヤバいほど美味!
好みが分かれるところですけど、パクチーとビーフンが恐ろしいほど合うというね。
肉団子は意外とサッパリめ。お父さん、これならいくらでも食べられるヨ!(*゚∀゚)=3 ムッハー
当然ながら完食。もう少し食べたかった…。
簡単に順位を付けると、① 香菇魯肉飯 ② 肉羹米粉 ③ 焢肉飯 ④ 燙青菜ってな感じなんですけど、とにかく魯肉飯がストライク。いや、もともと魯肉飯は大好物であり、昔、歌舞伎町に「髭鬚張魯肉飯」があったころはよく食べたんですよ…(遠い目)。ただ、豚バラを使う→脂が凄まじく多いため、非常にハイカロリーであり、「美味しいけど、ガマンしよう… (ノω・、)」と食べないようにしていたんですね。
ところが、今回の旅で久しぶりに味わったら、その旨いこと! 奥さんが許してくれるのならオカワリしたかったほどで(他の3人は口に合わなくて、帰りたがってた)、翌日のホテルの朝食バイキングに魯肉飯があった→つい2杯食べてしまったし、今も食べたくて仕方なくて。麻薬のように僕の心を捕らえて離さないのです…。その他、肉羹米粉も予想外に良かったというか、パクチーとビーフンの組み合わせが最高で、これも奥さんが許してくれるのならオカワリしたかったなぁ…(しつこい文章)。何はともあれ、夕食になっちゃったものの(苦笑)、店の雰囲気も合わせて「金峰魯肉飯」は素晴らしかったです。
朝食バイキング、右下にあるのが魯肉飯でございます。
ホテルで朝食を食べたあと、免税店に行ってお土産を買い、空港へ。帰りは結構早くて、2時間半ぐらいで成田に着きましたよ。結局、劇中の“すべて”は体感できなかったというか、例えば豆花の優しい味に抱きしめられなかったし、阿妹茶酒館で中国茶を飲まなかったし、iPhoneもなくさなかったし、胡椒餅やかき氷も食べなかったし(スイカジュースは飲んだ)、青木由香さんのススメる店にも行けなかったんですが…(1つ無駄な文章)。まぁ、それは次に行く時の楽しみにするとして。正直なところを書くと、確かに食事は最高だったけど、何よりも家族で長い時間を一緒に過ごせたのが楽しかったのでね、なんだかんだ言って、旅行に行く機会を与えてくれた「いつかティファニーで朝食を」には超感謝、ですな(トータル20万円も掛かったけど…という男らしくない文章)。
お土産のパイナップルケーキは南青山のお店のじゃありませんが、ここのも甘さ控えめでグーでしたぞ。
帰りに空港でお土産をもらえてビックリ。台湾、人も親切だったし、好感しかないな… (`Δ´;) ヌゥ
帰りの機内ではトム・ハーディ主演の「ザ・ドロップ」を観たんですけど、それはまた別のお話。
さて、第27話「美味しい台湾旅行(後編)」についても触れておくと、初対面の女性がスッピンだと知った瞬間(すでに廃刊した中高生の水着グラビアが中心の月刊誌のことじゃないヨ (o^-')b ネンノタメ!)、「それでスッピン? めっちゃかわいいじゃん」なんて言う男は大嫌い。高浪の野郎は第26話の時点で“敵”だと認識していましたが、後編は「麻里子、騙されちゃダメ!ヽ(´Д`;)ノ アァン」とハラハラしながら読んだのでしたーー。
初対面の女性に「“意識外”と見せかけた誉め言葉」を投げつける岡田斗司夫のような男、高浪。
こういう不埒な輩は、ぜひ丹波文七あたりにぶっ飛ばされてほしいんですが、無理かなぁ…(無理)。
おしまい♪ ヘ(゚∀゚*)ノ タイワンサイコー!