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ミュータント・タートルズ(機内上映・吹替版&4DX・字幕版)(ネタバレ)

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※今回の記事は、映画の内容とは関係のない文章が多く書かれているので、ちゃんとした感想が読みたい方は小覇王さんのブログがオススメですぞ!

<無駄に長い前置き>

最初に書いておきたいのは、僕は「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」(TMNT)には思い入れがゼロでして。テレ東でアニメが放送されて人気を博した1993年ごろはジャン=クロード・ヴァン・ダムを初めとするアクション俳優に夢中な時期であり、子ども向けの“ポップな亀”に興味を抱く余裕はナッシング。実写映画が3本ほど作られてたみたいですが、それもまったく観る気が起きなかったというか。いわゆる直撃世代の人には申し訳ないんですけど、かなりどうでも良い存在だったんですが、しかし。今回の映画化に関しては、亀たちが僕好みの無骨でマッチョなビジュアルになっていたので、「これは期待できるかもしれんな ( ̄ー ̄) ニヤッ」と偉そうに思いつつ、劇場で観る気マンマンだったというね。

テレ東で放送されてたのを貼っておきますね↓ 



これが1990年に作られた実写版…。あれ? これはこれで結構面白そうな予感。



さて、1月の話。詳細はこちらの備忘録に書いたんですけど、「僕が『行きたい』と言った」ので、先月の14日~17日、奥さん&娘のマナ子(仮名/3歳)&お義姉さんと三泊四日で台湾へ行くことになったんですよ。で、14日、意気揚々と飛行機に乗り込みまして。僕もボランティア&仕事で二度の国際線搭乗経験を持つ男(偉そうに)。機内にある個人用テレビモニターで映画を観られることは承知していたので、「何を観ようかなぁ」と調べてみたら、なんとそのラインナップの中に「ミュータント・タートルズ」を発見したのです。

画面自体は小さいけど、いろいろなコンテンツが楽しめるテレビモニター。
個人用のテレビモニター

かなり選べるだけに、どれを観ようかスゲー迷ったり… (・ω・;) ウーン
新作映画が観られる!

ちなみに、洋画の場合は基本的に日本語字幕ナシ。日本人向けのいくつかの映画に吹替版が用意されている程度であり、最初はその中から、吹替がどうなってるのかスゲー気になってた「エクスペンダブルズ3」を観たんですが、これが酷い出来でね…。航空会社が独自にやっているせいで、スタローンの声がささきいさおさんじゃなかったりして、その時点で萎えてストップ。クロエ・モレッツちゃん主演の「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」にするか、吹替はないけど「イコライザー」にするか、非常に迷ったものの、最終的には「ミュータント・タートルズ」に決定。そそくさと視聴いたしました。

機内で観たのですが…。
ミュータント・タートルズ

感想は「まぁ、普通 (・∀・)」という感じでしょうか(苦笑)。話や設定がズサンなのは目をつむるとして。アクションはなかなか楽しかったし、吹替も「エクスペ3」よりは全然マシだったし、作品として決して悪くはないものの、そんなに特筆する点もない印象。2月5日のタマフル・トップ5オフ会に行った時は「普通に面白いんじゃないですかぁ~ (`∀´) ヘラヘラ」なんて心なく話していたりしてね。本当なら1月公開の映画の感想文をアップしたいんですけど、今週のムービーウォッチメンの課題映画になったことだし、とりあえず熱のない感想文を残しておくかと思ってたところ…。突然、僕の中の大黒摩季さんが「チョット待ってよ!川`Δ´)」なんて歌い出したからビックリですよ(電波な文章)。

一応、貼っておきますね↓



あんな小さい画面で「映画を観た」と言えるのか? いや、作品によるところもあるけどさ、ド派手なアクションが売りの映画を小型モニターで観て、魅力を十分堪能したと言えるのか? 特にクライマックス直前の雪山のトレーラーチェイスは絶対大画面で味わうべきな気がするし…。それなのに、「普通に面白いんじゃないですかぁ~ (`∀´) ヘラヘラ」なんて知った風な口を叩いてた自分がなんだか急に恥ずかしくなってきたというか、この作品に対して失礼だったんじゃないかと心底反省。「お詫びとして一番面白くなりそうな環境で観よう!」と思い立ち、昨日、ユナイテッド・シネマ豊洲4DX・字幕版を観てきたんですが…。

会員サービスデーながら2400円も払ったのでした。
UC豊洲














ミュータント・タートルズ

ミュータント・タートルズのポスター

原題:Teenage Mutant Ninja Turtles
2014/アメリカ 上映時間101分
監督:ジョナサン・リーベスマン
製作:マイケル・ベイ、アンドリュー・フォーム、ブラッド・フラー、ゲイレン・ウォーカー、スコット・メドニック、イアン・ブライス
製作総指揮:デニス・L・スチュワート、エリック・クラウン、ナポレオン・スミス3世、ジェイソン・T・リード
キャラクター創造:ケビン・イーストマン、ピーター・レアード
脚本:ジョシュ・アッペルバウム、アンドレ・ネメック、エバン・ドハーティ
撮影:ルラ・カルバーリョ
美術:ニール・スピサック
衣装:サラ・エドワーズ
編集:ジョエル・ネグロン、グレン・スキャントルベリー
音楽ブライアン・タイラー
視覚効果監修:パブロ・ヘルマン
出演:ミーガン・フォックス、ウィル・アーネット、ウィリアム・フィクトナー、アラン・リッチソン、ノエル・フィッシャー、ピート・プロゼック、ジョニー・ノックスビル、ジェレミー・ハワード、ダニー・ウッドバーン、トオル・マサムネ、ウーピー・ゴールドバーグ、ミナエ・ノジ、アビー・エリオット
パンフレット:★★★(720円/情報が充実してて良い感じ。贅沢を書くと“愛のある人のコラム”が読みたかったなぁ)
(あらすじ)
悪の組織フット軍団による犯罪と暴力が日増しに激しくなるニューヨーク。フット軍団を追いかけていたテレビリポーターのエイプリルは、ある夜、闇夜に紛れてフット軍団を倒す謎のヒーローを目撃する。その姿を映像に収めることができず、誰にも信じてもらえなかったエイプリルだが、今度は地下鉄の駅でフット軍団が人々を襲撃。そこで再び謎のヒーローを目撃したエイプリルは、後を追いかけ、カメの姿をした4人組の忍者タートルズと出会う。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


大きいスクリーンってイイネ! (・∀・) サイコー 


2月6日の新宿ピカデリーのロビーにはこんな展示がありまして。
新宿ピカデリーの1Fロビー

イラストコンテストの作品が飾られてたりしましたよ。
イラストコンテスト

RIP SLYMEによる日本語版テーマソングがあったりしてね…。まぁ、劇中で流れなければ無問題。
日本版テーマソング


4DXは座席が動きまくったり、風が吹いたり、雨が降ったりと、いろいろなことが起こって実に愉快なワケですけど、それ以前の話で、画面がデカいだけで迫力が全然違う。小さいモニターの時は「チャカチャカしてて、よくわかんねーな… (゚⊿゚) ツマンネ」と思った場面も、大きいスクリーンで観れば「あら、迫力がある上にちゃんと整理されてるじゃん!∑(゚Д゚)」と高評価に早変わり。それに、亀たちの見分けも付くようになった…ってのは、単に2回目だからですかね (´∀`;) エヘヘ

それにしてもこの映画のアクションは良く出来てると思いました。基本的には製作に携わっているマイケル・ベイ風味なんですけど、より見やすい印象。特に雪山でのトレーラーチェイスは、状況のおかしさについてはスルーするとして、ダイナミックな場面が連発される割にはスゲー整理されていて、かなり感心いたしました。僕が過去に観たジョナサン・リーベスマン監督作では「何が起きているのかサッパリ」なシーンが多めだったので、成長したんだなぁと。しかも、4DXだとライド感が最高で、このシーンを体感できただけでも2400円払った甲斐がありましたな…(しみじみ)。


この雪山の場面、4DXとの相性バッチリでした。
雪山のチェイス


格闘アクションもなかなか良かった! 各キャラクターごとに「コイツはこういうファイトスタイル」というのがしっかり決まっていて、僕的にはネズミのミュータント師匠スプリンターの“四足歩行動物による達人戦闘描写”がグッときましたよ。クライマックスのシュレッダーvs4人でも、シュレッダーが各亀の得意武器を使って圧倒するのが良かったし、最後に幼いころに遊びでやっていた“バケツ落とし”でシュレッダーを倒すのも素晴らしかったですね。


スプリンター、僕的にはカッコ良かったけど、モロにネズミなビジュアルが苦手な人もいそう。
スプリンター


その他、好きなところを書いておくと、ジャーナリストのエイプリルを演じたミーガン・フォックスは意外と可愛らしくて良かったし、相棒カメラマンのヴァーン役のウィル・アーネットも面白かった。ヴァーンは酷い目に遭ってばかりで報われないのに全然腐らないところが好きだったり。「ハシ」とか「ホゴシャ」とか「家門」とか、ところどころに日本語が怪しく出てくるのもうれしかったです。


ミーガン・フォックス繋がり&作風で、ところどころ「トランスフォーマー」を連想しましたよ。
人間2人


一応、雑にオチを書いておくと、タートルズとエイプリルとヴァーンは協力して、フット軍団のボス・シュレッダーと大企業のCEOエリック・サックスによる「ニューヨークに毒を撒いた後、解毒剤を使って人々を救って、ヒーローになって大儲け!(`∀´)(´∀`) ウフフ」というわかりやすいマッチポンプ作戦を見事防ぎまして(シュレッダーはまだ生きてるっぽい描写あり)。エイプリルが「家族だから (´∀`し」とタートルズの存在を報道しないことで彼らとの絆が深まったり、誤作動でヴァーンの新車が爆破されたりした後、「オレたちの戦いはこれからだ!ヽ(`Д´)人(`Д´)人(`Д´)人(`Д´)ノカワバンガ!」ってムードで終わってました。


エンディングで流れてた曲を貼っておきますね↓




とは言え、脚本はかなり適当でして。「フット軍団が好き勝手に暴れている」なんて世界観の時点で、あの下水道のアジトの運営&維持とか「エイプリルが亀たちを逃がすくだりのうやむや感」とか「スプリンターとシュレッダーはいつ知り合ったんだよ」とか「スプリンターが拾ったのが忍術の本ではなく『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!! マサルさん』だったら…?」といった部分を気にしても仕方ないのはわかりますよ(1つ雑なボケ)。ただ、それにしても敵がバカすぎるというか。サックスの屋敷に突入した際のザル警備とか、ミュータンジェンをゲットした途端に毒を撒こうとするノープラン振りとか、誰もエレベータで追ってこない不思議とかとか…。

一番どうかと思ったのが最後の展開で、毒の容器を壊さないために4人で必死に鉄塔を支えていたハズなのに、いつの間にかなし崩しにどうでも良くなってたのは驚きましたね。ラスト、「富士急の高飛車ライクにみんなで落下→ラファエルが本音を吐露しているうちに着地した」展開も面白かったけどさ、あの高さからどうやって助かったのかよくわからなかったのは僕だけでしょうか。


なんとなくミケランジェロが興奮していたネコ映像の元ネタっぽい動画を貼っておきますね↓




まぁ、他にも「ボイスパーカッションをやるシーンとか、もっとあるのかと思ってた…」とか「オフビートなギャグもマイケル・ベイっぽい」など、書きたいことはあるんですが、長くなるので割愛! ラジー賞にノミネートされまくってますけど、僕は結構好きでしたヨ (´∀`) 今回のことで、あらためてアクション映画は大画面で観るべきだと痛感いたしました。雪山のシーンが最高なので、4DXはマジでオススメなんですけど、雨のシーンでは頭に水がかかって少し不快だし、安くても2400円はかかるので気を付けて!(しつこい文章)




TMNTの30年の歴史が詰まったビジュアルブック。少し興味あるけど、高い… (`Δ´;) ヌゥ



ジョナサン・リーベスマン監督作では、これが一番好きかな。僕の感想はこんな感じ



2007に公開されたフルCGアニメ。



レゴもあるのね。







シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(ネタバレ)

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予告編の「でも観客賞、総なめ~(パフパフ)」というナレーションが心底好きではないものの、設定自体はなかなか面白いと思ったので、前売り券を購入。新宿ピカデリーでやっと観たんですが、しかし! ごめんなさい、内容を全然思い出せないんですよね…。いや、観たこと自体もすっかり忘れていたというか、たまたまはちごろうさんの感想を読んで、「あれ? この映画、僕も観たような…? (゚д゚;)」と記憶が甦ってきた感じ。だから、非常にボンヤリとした内容になっちゃうんですけど、当ブログは僕の備忘録ということで、一応、感想を残しておきますよ。あと、最初に書いておくと、未見の人はネタバレを知らないで観た方が楽しめると思うので、こんな駄文は読まない方が良いんじゃないかしらん ヘ(゚∀゚*)ノ アディオス!












シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア

What We Do in the Shadows

原題:What We Do in the Shadows
2014/ニュージーランド 上映時間85分
監督・脚本:タイカ・ワイティティ、ジェマイン・クレメント
製作:タイカ・ワイティティ、チェルシー・ウィンスタンリー、エマニュエル・マイケル
撮影:リチャード・ブラック、D・J・スティップセン
美術:ラ・ビンセント
衣装:アマンダ・ニール
編集:ジョナサン・ウッドフォード=ロビンソン、ヤナ・ゴルスカヤ、トム・イーグルス
音楽:プラン9
出演:タイカ・ワイティティ、ジェマイン・クレメント、ジョナサン・ブロー、コリ・ゴンザレス=マクエル、スチュー・ラザフォード、ジャッキー・バン・ビーク
パンフレット:★★★★★(720円/小さいけど情報&ユニークな企画記事が多くて大好き! 映画が好きな人はマストバイ!)
(あらすじ)
ニュージーランドの首都ウェリントンで一緒に暮らすバンパイアのビアゴ、ディーコン、ブラド、ピーターは、毎晩のように歌い踊ったり行きつけのパブで遊んだりと楽しい毎日を過ごしていた。ある日、ピーターが人間の大学生ニックにうっかり噛みついてバンパイアに変えてしまう。しかもニックが人間の親友スチューをシェアハウスに連れてきたことから、大騒動が巻き起こる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


素敵な映画体験でしたね… (〃∇〃) ウフフ


スクリーン9で観ました。
スクリーン9


映画を観た方ならわかると思いますが、冒頭の「忘れた」云々は、エンドクレジット後に登場人物が「この映画を観たことを忘れる~」なんて観客に催眠術をかけてきたことへの“ボケ”でしてね(苦笑)。相当数いるであろう、“この時点で「つまんねーんだよ!( ゚д゚) クソガ!」と不快な気持ちになった方”は、この先も本当にどうでも良い文章しか書かれていないのでね、そっ閉じしていただけると幸いです… (ノω・、) スミマセン

さて、映画の感想を書くと、かなり面白かったですよ。「もしヴァンパイアたちがシェアハウスで共同生活をしたら…?」というアイディアに、古今東西の吸血鬼ネタを盛り込んで(「鏡に映らない」とか「招かれないと家に入れない」とか「狼男たちと不仲」とか)、カルチャーギャップコメディ・モキュメンタリーとして上手くまとめた印象。ヴラド3世「吸血鬼ノスフェラトゥ」がモデルになった登場人物がいたりするだけでなく、ところどころで「ブレイド」「ロストボーイ」などの映画ネタが入ってたのは、ちょっとうれしかったですね。


ちなみに僕が一番好きだったキャラはピーター。ヴァンパイアハンターに襲われて死んでました… (´・ω・`)
ピーター

狼男たちとの小競り合いシーンも大好き。枝を追いかけるくだりで爆笑しましたよ。
狼男たちとの小競り合い


あと、途中から吸血鬼になってしまった若者ニックがとにかく迂闊で、ヴァンパイアであることをバラしまくる展開は予想外で面白かったなぁ(そのせいでバンパイアハンターに狙われる)。その親友の童貞スチューもスゲー良くて、IT関連の技術者ということで、吸血鬼たちが初めてスマホやPCに触れる描写も愉快なんですけど、何よりも「ほとんどの男キャラが彼に甘い」という設定がツボに入りまくり。赤いホッペのビジュアルといい、非常に良いキャラだと思ったり。


中央にいるのがスチュー。人間だけど、すっかり人気者になってましたよ。
人間スチュー


お話自体は、基本的にはブロマンスモノでして。オチを書いておくと、「スチューが狼男に襲われて死亡→と思いきや、狼男になって復活→吸血鬼たちと狼男たちが仲良くなる」って感じなんですけど、その中でヴィアゴが片想いだった女性と一緒に暮らすことになるという展開もまた実にブロマンスっぽい終わり方だなぁと思ったり(若干は成長するところが)。


この年の差カップル、男の方が年上というのがなかなか愉快。
年の差カップル


その他、褒めたいのは松竹。批判されることも多いシネコンですが、こういう優れた小品を見つけて公開するなんて超偉い!m9`Д´) ビシッ 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」をもじった邦題も上手いしさぁ。パンフレットはあの“信用できる編集者”中居雄太さんの仕事で、判型は小さいけれどもデザインが凝ってる&ネタも詰まってるし、町山智浩さんや相馬学さんといったお馴染みの方々だけでなく、ニュージーランド在住のライター・クローディアー真理さんの原稿まで入っているんだからスゴいのひと言。今作が好きな方は絶対買った方が良いですぞ。


こういう「入居者募集!!」なんて無駄だけど愉快なページを入れる姿勢が好きなのです。
入居者募集中!!


まぁ、正直なところ、気に入らないところもあって。「ニュージーランドにヴァンパイアって… (・ω・;) ウーム」というイメージの問題は置いとくとして。人間の命が驚くほど軽く描かれていた…のも全然OKなんですけど(不要な文章)、全体的にあざとさを感じたというかさ。上手く書けないんですが、例えばディーコンがダンスしたりとか、スチューに空手を習ったりとか、そんなに必然性のない「吸血鬼と関係ない面白げな描写」を入れてくるあたりには、微妙にイラッとしたんですよ。ううむ、この気持ち、わかっていただけるでしょうか…。


このシーン、なんとなく好きになれなかったのです。
ダンスシーン


な~んて書きつつも、観た環境が素晴らしかったおかげで、そのマイナス要素も帳消しになったという奇跡。鑑賞したのは水曜日=新宿ピカデリーのレディースデーだったせいか、劇場は満席&ほぼ女性! その“圧”は凄まじくて、スクリーン9に足を踏み入れた途端、姉たちの部屋に入ってしまったような錯覚を覚えたほどですよ。で、いつも通路側に座るんですけど、僕の隣には女子大生ぐらいのメガネをかけた女性が座っていて…フフ…なかなか…僕好みでしてね…(微笑)。しかも、みなさん、「キャッキャ」と非常によく笑うから、なんか楽しい気分になってきて。「劇場版テレクラキャノンボール」級ではないにせよ、鑑賞中に結構一体感があって、なんとなく女子気分まで味わえたというか。映画が終わって劇場から出たら、なんとお肌がツヤツヤになっていた…というのは、当たり前ですけどニセ文章です。初笑い、できたかな?(周回遅れの時事ネタ


「伝染るんです。」に出てきた老人のように、周囲の女性たちの精気をチャージした気分…って、読者が一気に減ったような気がします…('A`)
生気を吸い取る老人


なんだかどうでも良い文章を垂れ流してしまって、すみません…。何はともあれ、思ったより面白い映画体験が出来て楽しかったです (´∀`) ウフフ ニュージーランドなんて、ピーター・ジャクソン関連とか映画のロケ地とかマーク・ハントとかオールブラックスとかぐらいの印象しかなかったので、結構舐めてたというか。監督&脚本&主演を務めたタイカ・ワイティティジェマイン・クレメントは今後も注目かもしれませんな。おしまい。




連想したモキュメンタリー、その1。こっちはかなりイヤな気分になる映画ですが。



連想したモキュメンタリー、その2。未見なので、今度レンタルしようかなぁ。



邦題の元ネタ。クリスチャン・スレーターが出てるんですけど、なんで日本では評価されないんだろう…(いやらしい文章)。







先週の備忘録(2015/2/17~2/23)

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さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


平日は接待が多かったです… ('A`)
土日は映画を4本鑑賞したけど、一番愛してるのは「スペシャルID」でございます (〃∇〃)
日曜日、娘と2人でファミレスへ
月曜日、姉と一緒に「ソロモンの偽証 前篇・事件」を観ました



昨日、「トッキュウジャー」の最終回「ニンニンジャー」の初回を連続で観ることで、重度の「トッキュウジャーロス症候群」に陥るのを防いだのですが、ちょっと後悔しました。確かにダメージは軽減できたものの、こんな誤魔化すような視聴方法は良くなかったのではと。大人として、別れの悲しみを1週間受け止めた上で、ニンニンジャーを迎えるべきだったと反省したのです…。本当にね、トッキュウジャーのみなさん、1年間、お疲れ様でした m(_ _ )m ニンニンジャーに関しては、巨大ロボ戦が斬新でしたが…。これから1年、ケガに気を付けて頑張ってほしいところです。


アカニンジャー、滑舌が気になりましたが、成長に期待!




先週は接待がいろいろあって、大きめの仕事が決まったりもして忙しいハズだったんですけれども、どうにもやる気が起きなくて、ちょっと仕事をサボり気味。このツケはあとでタップリ払うことになるんだろうなぁ… ('A`) 土曜日は奥さんに1日もらって、「スペシャルID」を2回と「アメリカン・スナイパー」を観て、夕方は家族でファミレスで食事。日曜日はずっと一緒に過ごそう…と思いきや、奥さんがママ友と出掛けることになったため、急遽、1人で「チャーリー・モルデカイ」「フォックスキャッチャー」を鑑賞いたしました。


土日で観た映画の中で、一番好きなのはこれです↓ ただ、変な映画なので注意!




その日曜の夕方。帰宅をしたら、奥さんが車に酔ってダウンしてまして。「何も食べたくないし作る気力もないから、2人で外食してきて… ('A`し オェェェ」と言うので、仕方なく、娘・マナ子(仮名/3歳)と昨日に引き続いてファミレスへ。奥さんから「パパと外出するのが好きになるように、甘い物とか食べさせて良いから… ('A`し オェェェ」という許可をいただいていたので、「よーし、お父さん、甘やかしちゃうぞ!ヘ(゚∀゚*)ノ」と、マナ子がメニューで選んだパスタ2種類にお子様プレート、デザートと合計4品注文。

基本的には「マナ子が好きなモノを次々と食べて行く→僕はその残りを処理する」という流れですよ。で、最後にマナ子が大好きなチョコレートフォンデュが来たんですが、お腹が結構膨れていたのか、半分くらい譲ってくれまして。しかも、マナ子が「パパ、アーンして!川 ´∀`)ノ」とチョコをつけてはイチゴやらデニッシュやらを食べさせてくれましてね…(しみじみ)。これこそ至福のひとときというか、「生きてて良かった… (ノω・、)」と幸せを噛み締めた次第。


これをマナ子に食べさせてもらったのです。
チョコレートフォンデュ


月曜日は、試写会が当たったので、次姉を誘って「ソロモンの偽証 前篇・事件」を鑑賞したんですけど、これが結構面白くて!(*゚∀゚)=3 ムッハー 姉はイマイチだったみたいですが、僕はかなり感情移入して泣けたし、後篇も早く観たくて仕方ないのです。公開が始まったら、もう一度観に行こうかしらん。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。







2015年3月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

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毎月の恒例として、僕が2015年3月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓


※①などの番号付きは「絶対に観る」、◎も「絶対に観る(本数計算の対象外作品)」○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

2/7
アイスマン ①
ソロモンの偽証 前篇・事件 ○
ゴッド・ギャンブラー -レジェンド- △
ドラゴン・フォー3 秘密の特殊捜査官/最後の戦い △
 △
妻への家路 △
パリよ、永遠に △


2/14
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 ②
イントゥ・ザ・ウッズ ③
唐山大地震 ④
劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!! ○
博士と彼女のセオリー ○
ジェサベル △
ディオールと私 △


2/21
スーパーヒーロー大戦 GP 仮面ライダー3号 ◎
インド・オブ・ザ・デッド ○
大津波3.11未来への記憶 ○
神々のたそがれ ○
クラウン △


2/28
ジュピター ⑤
ニンジャ・アベンジャーズ ⑥
ブライド・ウエポン ⑦
劇場版 牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔 ○
RED COW ○
がむしゃら △
ぼくたちは上手にゆっくりできない。 △
死神ターニャ △



今年から「特撮関連とドキュメンタリー作品を除いて120本しか観ない」という誓いを立てているにも関わらず、2月は10本以上鑑賞してしまったので、3月は本数を絞りたいところ。仕事も忙しくなるし、そうそう映画ばかり観てもいられない…と言いつつも! 先日、試写会で観た「ソロモンの偽証 前篇・事件」はもう一度観ておきたい気がするし、やっぱり10本は観ちゃうかなぁ。


こちらに簡単な感想をアップしましたが、僕はストライクでしたよ。松子が大好き!ヽ(`Д´)ノ




僕好みのアクション映画もいくつか公開される予定であり、ドニー・イェン兄貴主演の「アイスマン」は絶対観るものの、実は前編らしいというのは念頭に置いておきたい情報(「タイム・ソルジャーズ 愛は時空を越えて」のリメイクなんだとか)。同じ日に公開される他の香港映画に関しては、劇場で観たい気持ちはあるけど微妙かなぁ。「2015年に絶対観たい新作映画10本」でも取り上げた「ニンジャ・アベンジャーズ」「NINJA」の続編)と「ブライド・ウエポン」に関しては、“勝手な二本立て”として連続で観ようと思っております (´∀`) ウフフ


「ブライド・ウエポン」、セクシーなシーンもあるのがたまらないのです… (´Д`;) ハァハァ




3月は日本の特撮系も多く公開されるということで、「スーパーヒーロー大戦 GP 仮面ライダー3号」は期待値低めながらも足を運ぶつもりですが…。迷っているのが「劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!」「劇場版 牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔」。応援したいのは山々なんですけど、そんなにそそられなくて、スゲー迷っているんですよね (´・ω・`) ドウシヨウ


観に行こうかなぁ…どうしようかなぁ…。




その他、「さよならジュピター」世代としては「ジュピター」は見逃せないし(あまり関係のない文章)、なんとなく前売り券を買ってしまった「イントゥ・ザ・ウッズ」も観に行きますよ。スゲー気になっているのが「唐山大地震」で、払い戻しが行われていたことを知らずに、4年前の前売り券をずっと持っていたんですけど、これ、使えるんですかね? 窓口で見せたら「使えるワケねーだろ!( ゚д゚) カエレ」って罵られるかもしれない…。そんなドキドキ感を抱えながら、劇場に行く予定なのでした (・∀・) ナンダソリャ


つーか、払い戻しすれば良かったのかなぁ…。
唐山大地震


名画座系は恐らく観に行けないと思いながらも、飯田橋ギンレイホールで3/14(土)~3/27(金)の「ショート・ターム」「悪童日記」キネカ大森で3/03(火)の「ブルース・ブラザース」「未来世紀ブラジル」新文芸坐で3/06(金)~3/07(土)の「郊遊 ピクニック」「罪の手ざわり」あたりが気になる感じかしらん。以上、2015年3月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。







味園ユニバース(ネタバレ)

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※今回の記事は、この映画が好きな人は不快になる怖れがあるので、読まない方が良いです。




味園ユニバース

味園ユニバース

英題:La La La at Rock Bottom
2015/日本 上映時間103分
監督:山下敦弘
製作:藤島ジュリーK.
共同製作:依田巽
エグゼクティブプロデューサー:中村浩子、小竹里美、定井勇二
プロデューサー:原藤一輝、松下剛、小川真司、根岸洋之
脚本:菅野友恵
共同プロデューサー:長松谷太郎
撮影:高木風太
美術:岩本浩典、安宅紀史
照明:小西章永
録音:竹内久史
編集:佐藤崇
助監督:窪田祐介
スタイリスト:伊賀大介
音楽:池永正二
音楽プロデューサー:北原京子
ラインプロデューサー:原田耕治
主題歌:渋谷すばる
出演:渋谷すばる、二階堂ふみ、鈴木紗理奈、川原克己、松岡依都美、宇野祥平、松澤匠、野口貴史、康すおん、赤犬
パンフレット:★★★☆(720円/ポチ男ノートなど、作品を補完する記事が充実してて良いですな)
(あらすじ)
大阪のある広場で行われていたバンド「赤犬」のライブに、ひとりの男が乱入し、マイクを奪って歌い始める。その歌声に観客は圧倒され、「赤犬」マネージャーのカスミも興味を抱く。しかし、男は記憶喪失で歌うこと以外、何も覚えていなかった。カスミは男を「ポチ男」と名付け、赤犬のボーカルに迎えようとするが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




40点


僕的に山下敦弘監督って、作品を面白いとは思いつつも、積極的に次作を観に行く気にはならないタイプだったりしまして… (ノ∀`) スミマセン 最近は特に「観る本数を絞っている→アクション映画を優先したい」という気持ちが強いため、一昨年の「もらとりあむタマ子」年末最後に鑑賞した「超能力研究部の3人」はスゲー良かったものの、今回の「味園ユニバース」スルーするつもりだったんですよ。

ところが、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になったので、「じゃあ、観に行くか」と。なんだかんだ言っても山下監督作だから、それなりに面白いのだろうと思いながら、ユナイテッド・シネマ豊洲に行って来たんですが、なんか残念でした (・ε・) ウーン これから実に面倒くさい文章を垂れ流しちゃうので、今作が好きな方はこんな駄文を読む必要はないというか、カゲヒナタさんのブログがオススメですぞ。


UC豊洲のスクリーン5で鑑賞。場内は混んでました。
UC豊洲のスクリーン5

劇場近くのカフェ・バーでは、なんと実際に使われた衣裳が展示中。
衣裳展示中

二階堂ふみさんが着用したシャツとホットパンツが! ハンマー、持って来れば良かったな…(犯罪の臭いがする文章)。
二階堂ふみが来た衣裳

渋谷すばるさんが吹いたハーモニカも展示。まだ盗まれていないなんて、ファンのモラルが高いね(失礼な文章)。
渋谷すばるが吹いたハーモニカ


いや、途中まではスゲー面白かったんですよね…。予告編を見てない&事前情報も入れてなかったため、オープニング、刑務所から出てくる若者の不穏なオーラに惹きつけられまして(ちょっと松本人志さんに似てると思ったり)。過去に犯した罪のせいなのか、怪しい男たちに拉致られて、金属バットを思い切り振り下ろされて。大ダメージは受けなかったものの、記憶喪失となってしまい、「これからどうなるのか!? Σ(゚д゚;)」と興味しんしん丸状態だったところ! 突然、マイクを持って「古い日記」を歌い出したら超上手いからまたビックリですよ。


このシーン、非常に驚きました。
「古い日記」を歌う


「こんなチンピラ風演技ができる&歌がスゲー上手い逸材をよく見つけたな~」と感心しつつ、映画鑑賞後にパンフを読んだら、関ジャニ∞の人だったのね… (´∀`;) エヘヘ ごめんなさい、僕は恥ずかしながら特撮以外のテレビ番組をあまり観ない…な~んて書くと、ジェーン・スーさんあたりに「おやおや、“テレビ見ないアピール”ですか!川`∀´) ハズカシー」なんて罵られて、なんだか…股間を…固くしてしまいそうですけれども(どうでも良い下ネタ)。関ジャニ∞の存在や歌自体は知っていたものの、メンバーには疎かっただけに、かなり驚きました。「ばしゃ馬さんとビッグマウス」の安田章大さんといい、普通に“良い役者”が在籍しているというか、ジャニーズ事務所恐るべし、ですな… (`Δ´;) ヌゥ


宇多丸師匠が出ていたころの「アカデミーナイト」絡みで、この歌のPVは何度も観たんですけどね…。




それと「古い日記」繋がりで思い出したのは、吉村明宏さん。1980年代半ば、彼が和田アキ子さんのモノマネで歌ったことで「古い日記」が注目を集めたなぁと。気がつけば干されて大変だったみたいですな…。ちなみに、ばいきんまんの口グセとして知られる「は~ひふ~へほ~♪」に関して、アニメ「それいけ!アンパンマン」の放送が1988年だったため、僕は吉村さんが元祖だと思っていたんですが、wikipediaによると「ばいきんまんの方が先」とのこと(ミュージカルで使っていたそうな)。まぁ、映画とは全然関係ない話ですけど(苦笑)、そんなことを思い出したりして、なんとなく懐かしい気持ちになったりした次第。


一応、和田アキ子さんが歌う「古い日記」を貼っておきますね↓




閑話休題。二階堂ふみさん演じる“ぶっきらぼうだけど心優しいヒロイン”と、音楽グループ「赤犬」たちと出会ってからの展開も好きでした。ほのぼの日常描写が上手い山下監督ですよ、主人公が記憶をなくしている間の“人々と触れ合う場面”は本当に良い感じでね…(しみじみ)。しっかり“かけがえのない日々”に見えれば見えるほど、刑務所に入ってた&イヤな仲間がいることを知っているだけに、「ああん、記憶が戻ったらどうなっちゃうの!? (´Д`;) ハラハラ」とドキドキしたりして。案の定、過去を思い出してみれば、タイミング悪く昔の仲間がやってきたりして、バイオレントな自分に逆戻りするから、良い意味で超ゲンナリ ('A`) ヤメテー

しかも、自分を襲撃したのが前の仲間だったことを承知しつつも、また一緒に悪事に手を染めることを決断するんだから、「これは救いがない話だな… (・ω・;)」と。「赤犬」のボーカルとして出演するハズだったライブ当日、同時刻に“仕事の現場”に行ってみれば、それは罠。周囲には金属バットを持った奴らが湧いてきて…。もうね、この瞬間はファングメモリのCMのフィリップ並みにゾクゾクしたというか、ここまではマジで面白かったんですが、しかし。「急にヒロインが登場→主人公をバットで殴る→気が付けばライブ会場の楽屋」なんてことになるから、ミニヴァ先生級に口がアングリ状態に (゚Д゚) ハァ?


突然、ヒロインが現場にやってきて、超ビックリしました。
バットで一撃!


一応、オチを書いておくと、「赤犬」のボーカルがわざと客席にダイブして負傷→代わりに主人公がライブで歌って、満足げな表情を浮かべて、めでたしめでたし…って、なんだそりゃ ( ゚д゚)、 ペッ 「ヒロインがなんで“仕事の現場”に来られたのか?」とか「あの“殺人も辞さない犯罪集団”とどうやって話をつけたのか?」といった部分は、「ヴァイオレンス・ファンタジー」ということでスルーしたとしても(不要なリンク)、この終わり方には全然納得がいかない。だって、主人公の“やってきたこと”&”やろうとしたこと”を考えると、相当なクズ野郎じゃないですか。

いや、彼が“素直になれないシャイボーイ”なのはわかりますけど、「迷惑をかけるからヒロインたちの元を離れる」だけでなく、ヤケになって再び犯罪に手を染めようとするのが最悪すぎ。コイツ、過去の犯罪で意識不明の重体になった人とか、心底どうでも良かったんですな。ただ、それでも“罠”に掛かって因果な目に遭うなら全然納得できたものの、周囲の人がとろけそうなほどに甘やかしてくれてハッピーエンドって、ごめんなさい、不快としか言いようがなかったです。


映画を見終わった直後の僕の気持ちを代弁する柳龍光の画像を貼っておきますね。
とろけそうなほど甘い


100歩譲るなら、「反省させると犯罪者になります」なんてタメになる新書が提唱するように、「真の更生は本人に人間的な幸せを味わわせることから始まる」と言えるワケで。パンフで山下監督が「空っぽのダメ男と見守っている母性の話」と語っていたように、「ここからクズの更生が始まる」と考えれば、まだ許せなくもない。とは言え、その見守ってくれる理由も「※ただし、歌が上手いイケメンに限る」って感じがしちゃうんですが…ってのは、意地悪な見方ですかね。

その他、「息子に銀玉鉄砲のプレゼントって、いつのセンスだよ」とか「豆腐屋の借金云々の恨み節は『姉も継がなきゃいいだろ』としか思えない」とか「悪い役の人たちは全員怖くて良かったね」とか「『赤犬』って初めて見たけど、いいね」とか「映画秘宝でナイスな原稿を書くロビン前田さんって音楽活動してたのね!」とか、書きたいことはあるんですが、面倒くさいので割愛! オチがまったく好きになれなかったので、イヤな文章をダラッと書いちゃいましたけど、そこまでのドラマや歌の数々は素敵だっただけに、なんか残念でした (´・ω・`) ガッカリ まぁ、僕がうるさいだけで、世間の評判は良いみたいなので、気になる人は観に行っても良いんじゃないかしらん。




山下監督作で一番好きなのはこれ。僕の感想はこんな感じ



渋谷すばるさんが歌う主題歌CD。結構好きではあるのです。



なんとなく思い出したキムタク主演ドラマ。



なんとなく思い出した地獄のようなドキュメンタリー。僕の感想はこんな感じ








SARAH サラ(ネタバレ)

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SARAH サラ

SARAH サラ

原題:Guardian
2014/アメリカ 上映時間94分
監督・製作・脚本:ヘルフィ・カルディット
製作総指揮・原案:サルジョノ・ストリスノ
出演:ドミニク・ディヨセ、サラ・サンガン・カーター、ティオ・パクサデウォ、ベリンダ・カメシ、ニノ・フェルナンデス、ナオミ・ザスキア、ガニンドラ・ビモ、クラウディア・ソラヤ、キミー・ジャヤンティ
パンフレット:なし
(あらすじ)
夫を亡くし、娘のマルシャ(ベリンダ・カメシ)と2人で暮す武術インストラクターのサラ(ドミニク・ディヨセ)。実はマルシャはサラの実子ではなく、犯罪組織のボスから政治家となったオスカー(ティオ・パクサデウォ)と、犯罪組織のリーダー・パキタ(サラ・サンガン・カーター)の娘だった。自分の過去を消すため、パキタとマルシャの命を狙うオスカー。サラから力ずくでマルシャを取り戻そうとするパキタ。彼らが放つ刺客から娘マルシャを守るため、サラが戦いに巻き込まれていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




15点


いつの間にか都内での上映は終わってしまったんですけど、とりあえず感想をアップしておきますね。主人公が① シングルマザーであり、さらに② シラット使いという時点で超ストライクというか、絶対に観る予定でして。本当なら封切り初日の武田梨奈さん&吉田豪さんのトークショー付きに行きたかったものの、現在、土日は基本的に家族サービスに使うことにしているので断念。公開1週間後の月曜日、シネマート六本木で観てきたんですけど…。驚くほどつまらなかったです ('A`) ガッカリ


月曜メンズデイを利用して1100円で鑑賞いたしました。
シネマート六本木

パンフは作ってなかったんですが、買わなくて済んで良かったよぅ… (ノω・、) グスン
パンフレットは作ってません

こういう展示もなんか微妙だったり。作るだけ偉いとは思うのですが。
微妙な展示


基本のストーリー自体は「育ての親に産みの親が絡みつつ、娘を殺そうとする巨悪を倒す」って感じで、決して嫌いではないんですけど、とにかく雑。リアリティラインはおかしいし、ダメ映画にありがちな「お前ら、ちゃんと話し合えよ」と思う場面も非常に多くて、イライライライラしましたよ…。一応、オチだけ残しておくと、「ザ・レイド GOKUDO」でヤクザのボス役をやったティオ・パクサデウォ演じる悪党オスカーを倒しつつも、“産みの親&犯罪者”パキタが死亡。全然面識もなかった娘マルシャが「お母さーん!ヽ川TДT)ノ ウワァァァン」と泣くのを見て、“育ての親”サラは少しショックを受けるものの、車に乗ったら、娘が「お母さん、ありがと (^ε^し ウッフン」ってムードになったので、「アタシ、頑張って良かった!川o^-')b ヤッタワ!」って感じで終わってました。

ただ、それ以上に酷かったのはアクション。もうね、信じられないくらいカメラがブレブレで超見にくいんですよ…。これ、誰もダメ出ししなかったのが不思議なレベルというか、僕の方がおかしいのかなぁ… (・ω・;) ウーム 演出や編集も残念なクオリティで、クライマックス、三箇所で同時にアクションが展開するんですけど、ここの見せ方が致命的に下手で(中途半端なところで場面が移って行く)、さっさと終わってほしくて仕方がなかったです。

あと、僕はアクションにCGを使うのは全然OKというか、それで素敵になるなら積極的に取り入れてほしいんですが、しかし。今作のようにモロにバレバレのCGを使ったカーアクションなんて見せられても、さすがに萎えるだけじゃないですか…。銃撃戦での爆破が派手だったりとか、場面場面では良い部分がなくはないと思いますけど、今年ワーストのアクションだと思った「96時間 レクイエム」よりキツかったです。

なんかね、公開されたのが謎というか、そういう繋がりでなんとなく連想したのは昨年の同時期に公開された「MIA ミア」(タイトルも似てる)。ところどころ体を張っている分、評価はしたいんですが、ごめんなさい、マジでつまらない映画でしたよ… ('A`) ゲンナリ もしかしたらレンタルなどで観ればそこそこ楽しめるかもしれませんけど、僕は1ミリもオススメしません。




インドネシア繋がりで引き合いに出された映画。続編の方が好きです (´∀`) ウフフ



なんとなく連想したダメなアクション映画。僕の感想はこんな感じ



「サラ」繋がりで。こっちは良い映画でしたな~。僕の感想はこんな感じ







WILD CARD ワイルドカード(ネタバレ)

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<この映画を観る前の心境について>

「映画秘宝 2015年03 月号」「タフガイ通信」(誌面の1/6程度のスペース)で、“信用できる映画ライター”ギンティ小林さんが今作を紹介していたんですが…。「ステイサムがラスベガスの裏社会をド派手に大掃除する映画だな! と期待しちゃいますが違います」「まったく着地点の読めない物語が展開」「ステイサム演じる主人公も安定の無敵路線ではなく、ガイ・リッチー作品に出ていた頃を思わせる、どこかガードのユルい男」なんて書かれていましてね。雑誌としてそんなに“押す”ムードではなかったんですよ(プッシュする時は半ページ使って、“信用できる漫画家”古泉智浩さんあたりが熱っぽい文章を書くイメージ)。

だから、正直、全然期待してなかった。「エクスペンダブルズ2」を撮ったサイモン・ウェスト監督自体は嫌いじゃないけど、基本的には雑な映画を作る男だし…。とは言え、ジェイソン・ステイサムと組んだ「メカニック」はそこそこ好きだし、そもそもステイサム主演作は劇場で観る主義なのでね、2月中旬になって、やっと新宿バルト9に足を運んだのでしたーー。

夕方、シネマチネを利用して鑑賞。劇場はシアター1でしたよ。
新宿バルト9

パンフがないのはスゲー残念でしたな…。
パンフはなしよ














WILD CARD ワイルドカード

ワイルドカード

原題:Wild Card
2014/アメリカ 上映時間92分
監督:サイモン・ウェスト
製作:スティーブ・チャスマン
製作総指揮:ニック・メイヤー、マーク・シャバーグ、カシアン・エルウィズ、ロバート・アール、ブライアン・ピット
原作・脚本:ウィリアム・ゴールドマン
撮影:シェリー・ジョンソン
美術:グレッグ・ベリー
衣装:リズ・ウルフ
編集:パドレイク・マッキンリー、トーマス・J・ノードバーグ
音楽:ダリオ・マリアネッリ
アクション監督:コリー・ユン
出演:ジェイソン・ステイサム、マイケル・アンガラノ、マイロ・ビンティミリア、ドミニク・ガルシア=ロリド、ソフィア・ベルガラ、マックス・カセラ、ジェイソン・アレクサンダー、ホープ・デイビス、スタンリー・トゥッチ、アン・ヘッシュ
パンフレット:なし
(あらすじ)
元エリート兵士で、ラスベガスの裏社会で用心棒として生きるニック(ジェイソン・ステイサム)は、ある日、何者かに暴行を受けて重傷を負った元恋人から、犯人の正体を突き止め、復讐してほしいと依頼される。ニックはすぐさま犯人を見つけ出して依頼を完遂するが、犯人の背後には強大な権力でラスベガスを牛耳るマフィアの存在があった。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




95点


超僕好みでしたYO!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォ! 先日、ユナイテッド・シネマ豊洲で2回目を観て、さらに好きになったというか。「激戦」を抜いて、現時点で今年のベストだったりするのです。


スクリーン2で観ました。
UC豊洲

つい、プレミアムポップコーンを食べちゃったりしてね… (ノω・、) フトッチャウ
プレミアムポップコーンはホワイトチョコ


いや、「空腹は最高のスパイス」なんて言葉があるように、もともとの期待値が低かったという要因もなくはないんです。特に「安定の無敵路線ではなく、ガイ・リッチー作品に出ていた頃を思わせる、どこかガードのユルい男」という一文を読んで、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「バンク・ジョブ」の時のような“普通の腕っ節のキャラ”を勝手に連想していたため、序盤、イタリアンマフィアのドラ息子ども相手に高い戦闘力を発揮する場面を観ただけで、「えぇっ、今回も普通に強いじゃん!Σ(゚д゚;)」と驚きながらもテンションが急上昇したのは確かですし…。


結局、今作も凄まじく高い戦闘力を発揮しまくるステイサムなのでした (´∀`) ナァンダ
普通にスゲー強いステイサム


ただ、それ以上に、オーダーメイドであつらえたスーツのように、あらゆる要素が僕の好みにジャストフィット。なんて言うんですかね、例えるなら美味いステーキを食べられる店なんて腐るほどあるけれども、一番しっくりくるのが「ステーキハウスB.M」だったりするように(自分ルールとして「年に1度、誕生日の時期だけ食べに行く」ようにしてる)、決して万人にオススメできる名作ではないものの、僕にとってはスペシャルな1本だったという感じ。正直、ニュアンスの部分が大きいので、上手く伝わるかどうか自信がないんですが、何にしっくり半蔵だったのか((C)杉作J太郎先生)、箇条書きで残しておきますね↓


<① こぢんまりとしたドラマがしっくりきた!(o^-')b シックリ>

「狂言の片棒を担いで、ヅラオヤジにボコられる→タイトルとともに『BLUE CHRISTMAS』が流れる」なんてオープニングから、サイモン・ウェスト監督作にしてはなかなか渋いなぁと。同じ事務所を使う弁護士やダイナーのウェイトレスなど、ちゃんと演技ができる脇役を散りばめて主人公ニックと絡ませることで、「こいつは昔からラスベガスで事務所を構えていて、そこそこの名声とそれなりの信頼を得ているんだな」って情報をちゃんと観客に伝えるのも結構好き。

ストーリーも「用心棒を依頼してきた若造サイラス(実は金持ちでニックのファン)との交流」「仲の良い娼婦ホリーをレイプしたクズを制裁」「でも、そのクズはイタリアンマフィアのボスの息子ダニー・デマルコだったから命を狙われることに」「ラスベガスを出ようとするものの、ギャンブル中毒が祟って、ブラックジャックで50万ドルまで勝ったのに、最終的にはすべてスッてしまう」「『2万5千ドルを持ってきて、それをスッただけのこと』と強がりながらも、『勝ってたのにぃ!ヽ(TДT)ノ』と荒れた挙げ句、逃げるタイミングを逃してしまう」「ラスベガスの顔役ベイビーの元で『裁判』が行われる」ってな調子で、ステイサム主演作としては地味なんですけど…。なんかね、良質なハードボイルド小説を読んでいるような気持ちになって、スゲーしっくりきたのでした。

“実は億万長者”のサイラスを演じたのは、「ドラゴン・キングダム」のマイケル・アンガラノでございます。
サイラス・キニック(マイケル・アンガラノ)

“股間に全人類のあこがれを持つ男”ダニー・デマルコ役はマイロ・ヴィンティミリア。何気に出演作をかなり観てた。
ダニー・デマルコ(マイロ・ビンティミリア)

ベイビー役はスタンリー・トゥッチ。結構豪華だと思ったり。
ベイビー(スタンリー・トゥッチ)



<② アクションがしっくりきた!(o^-')b シックリ>

全然期待してなかった…ってのもなくはないんですが、アクション演出もちょうどいい感じ。アクション監督はコリー・ユエンなんですけど、彼が担当した映画の中でもトップクラスに好きというか。この映画、「マフィアの息子と用心棒2人をボコる」「カジノで乱闘」「ダイナーの裏で殺戮三昧」の3つしかアクションを見せる場面がないものの、どれも見せ方を変えるなど工夫していて、非常に見応えがあるのです。

戦闘シーンは3つ。1つ目は、手に武器を持たない状況からのケレン味溢れる瞬殺アクション。
雑魚を瞬殺

2つ目は、カジノでダニーの手下を相手に愉快な大乱闘。
カジノで乱闘

3つ目は、ダイナーの裏で銃を持ったイタリアンマフィアとの死闘が繰り広げられるというね… (´Д`;) ハァハァ
ダイナーの裏での死闘

特にカジノで「WHITE CHRISTMAS」をBGMにして次々とギャングを倒していくシーンは最高のひと言。“今どきの軍隊格闘技感”に“アメリカンな殴り合い感”を上手く融合させていて、編集のテンポとか引きの画面の見せ方とか超ストライクでしたよ(敵が微妙にドジだったり、ニックも殴られたりするのがイイ!)。クライマックスのバトルに関しては次に詳しく書きますけど、残酷さの中に微妙なユーモアも交えていてカッコ良かったし、『96時間レクイエム』もこんな感じだったら良かったのに… (´・ω・`)」と思うほどしっくりきたのでした。



<③ クライマックスの展開がしっくりきた!(o^-')b シックリ>

でね、一番しっくりきたのがクライマックス。“ラスベガスのボス”ベイビーの立ち会いで行われた「裁判」では何とか難を逃れたものの、ニックにはイタリアンマフィアの魔の手が迫ってまして。そんな朝、行きつけのダイナーで金持ちの若造サイラスと会話しながら、ニックは自分がギャンブル中毒だということを認めるんですね。それを受けたサイラスは、ニックが憧れていたコルシカ島への航空チケットと50万ドルの小切手をプレゼントしようとしたところ、ダニーたちがやってきて、絶体絶命の状況に陥るんです。

だがしかし! 突然、サイラスが勇気を振り絞って歌い出し、みんなの注意がそちらに向けられている間にニックは裏口から逃走した…と見せかけて、ダイナーの屋根に登って隠れるんですよ。一応、この世界のリアリティラインは「いかに素手で簡単に人を殺せるニックでも、イタリアンマフィアを敵に回したら命がない」というムードであり、向こうは銃で武装しているのに、ニックの手にはバターナイフとスプーンしかない状況なので、そのままやり過ごそうとしまして。目を閉じれば、ずっと行きたかったコルシカ島が浮かんでくる。早く立ち去ってくれ…と思っていたら、ダニーの口から「店内のガキもぶっ殺せ!」なんて指示が発せられて、その瞬間、ニックったら屋根から飛び降りるんですYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!

一見、間抜けだけど、最高に燃えて泣ける名場面。
飛び出せ!

「神シーンだな… ( ;∀;)イイハナシダナー」と感動しました。知り合った若者を巻き込むまいと、バターナイフとスプーンを手に、銃を持った奴らの間に飛び込むんですよ?(“逃げる隙を作ってもらった恩”があるにせよ) そのビジュアル自体はちょっとバカっぽいものの、その“心”が凄まじくカッコイイ。映画鑑賞後、ポスターのメインビジュアルになっている“仁王立ちステイサム”の手を確認してみれば、バターナイフとスプーンがあって…。なんかね、そのネタバレに気付かなかった自分が恥ずかしくなりましたよ。

例えばバルト9の10Fに飾ってあったタペストリー風のポスター。
バルト9に飾ってあったポスター

左手をアップにすると、スプーンが握られているのです。
左手にスプーン!

しかも、アクション自体も小気味良い。それまで若干漂っていた「トランスポーター」感が増幅するというか、屋根の上で躊躇する必要ゼロというか、「1人でイタリアンマフィア、壊滅できそうじゃねーかよ ( ゚д゚)」と思わなくもない超人レベルの強さを発揮するんですけど、まぁ、いいじゃないですかぁ~(急に馴れ馴れしく)。使っている武器がバターナイフ&スプーンなだけに、そこそこ残酷な殺し方をするのが超楽しいのです。僕は基本的に「最後はタイマンで〆てほしい派」なんですが、悪役ダニーの憎らしさや戦闘までのタメなどが効果的に働いて、驚くほどしっくりきた次第。

サクサクと敵を刺していくだけでなく…。
普通にサクサク!

引き金にバターナイフを入れて、撃たせなかったりするのがナイスでした。
引き金に!

備忘録としてオチを書いておくと、イタリアンマフィアを皆殺しにした後、ニックはサイラスからあらためて50万ドルと航空チケットをもらいまして。バカをやって逃がしてくれたサイラスを認めたニックは「じゃあな、デューク ( ̄ー ̄) ニヤッ」と、彼がずっと呼ばれたかった名前で呼んであげて、ラスベガスを去ったところで映画は終わってました。



僕がしっくりきた要素は以上です。いや、ちょっと変だし、とろけそうなほど甘いだとは思いますよ(「金持ちに50万ドルもらえる」ってオチだもんね…好きだけど)。ただ、サイモン・ウェスト監督の演出やウィリアム・ゴールドマンの脚本が良かったのか、役者さんが良い人材揃いだったせいなのか、居心地の良い世界観だった…って、伝わりにくいですかね (´・ω・`) ウーン とにかく褒めたいのがダニー役のマイロ・ヴィンティミリアで、そのクズ野郎振りが最高でして。娼婦ホリーに股間をハサミでちょん切られそうになる場面とか、100点でしたよ…(しみじみ)。それと、「なんちゃって家族」に出ていたマシュー・ウィリグが用心棒のキンロー役で登場したのもうれしかったり。


男からすると恐ろしすぎる場面…。ホリー役のドミニク・ガルシア=ロリドも良かったです。
ちょん切られちゃう!


そんなワケで、スゲー面白かったです (´∀`) ウフフ 「ザ・レイド GOKUDO」みたいな“アクション・メガ盛り状態”な映画も大好物ですけど、こういう“ドラマ性と上手く絡んだ作品”もいいなぁと。今まではオリビエ・メガトンと大差ないイメージでしたが(失礼な文章)、今作で見直したというか、サイモン・ウェスト監督の“最良の1本”じゃないでしょうか。リメイク元のバート・レイノルズ主演作「ビッグ・ヒート」も観たくなりましたよ。たぶん「僕にとって」という要素が大きいというか、他の人からすれば過大評価な気がするので、ステイサム主演作でいえば「ハミングバード」あたりが好きな人が観ると「しっくりくる」かもしれませんな。




サイモン・ウェスト監督×ジェイソン・ステイサム主演作。僕の感想はこんな感じ



僕的には100点の映画。サイモン・ウェスト監督はこれを撮って一皮剥けたのでは…という勝手な妄想。



同じタイトルの韓国映画があったので、貼っておきますね。ちょっと観たい。








先週の備忘録(2015/2/24~3/2)

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さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


ネコカフェ、最高… (´Д`;) ハァハァ
「ヤバ歌謡2」はマジでオススメ!(o^-')b イイヨ!
土曜日は仕事で、日曜日はマナ子とずっといました
月曜日、「沈黙の制裁」「クリミナル・アフェア 魔警」を鑑賞



最近、相互フォローさせていただいている方から「あの映画が良かったので観てみて! (´∀`) オススメ」的なツイートやらDMやらをいただくことが多くて、非常にありがたいのです…が、しかし! 今年こそ新作映画年間120本の掟(特撮&ノンフィクションは除く)を守るつもりだし、基本的にはアクション映画を優先したい気持ちが強いので、タイミングが合わないとどうしても観に行けなかったりもするんですよね…。ただ、そんな状況で観に行った「沈黙の制裁」が微妙な出来だったりすると、ちょっとツライというか。だったら3回目の「ワイルドカード」を観たかった…なんてのはどうでも良い話ですな。

先週は奥さんとの折り合いが悪かったのもキツかった。結婚11周年&セックスレス5年目を迎えて、順風満帆に見える我が家ですけれども(1つアウトな文章)、長い間一緒に暮らしていると、そりゃあ、良くない時もありますよ。原因は「僕がラッスンゴレライを知らなかったこと」というのが、本当にバカバカしいんですが…。なんて言うんですかね、ウチの奥さんって、たまにダメージを与えようとする言葉を発することがあって、それが地味にキツいんですよね。「なんでこのギャグが流行っていることを知らないだけで、罵られなくてはならないのか!ヽ(TДT)ノ」と。8.6秒バズーカー、大嫌いになりました(八つ当たりな文章)。


って、勝手に怒りをぶつけるのも酷い話ですな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ




そんな僕のやさぐれた心を癒してくれるのが、先週発売された「ヤバ歌謡2」ですよ。ちょっとした異世界に連れて行ってくれるというか、知っている曲でも連続で聴くことで違うように聞こえてくるという不思議。基本、ランニング中に聴いているんですが、心が折れそうになる30分を越えたあたりにシャザーンの笑い声が励ましてくれるのがイイ感じであり(電波な文章)、現在、聴きまくっているのです。興味を持った方はぜひ!m9`Д´) ビシッ


個人的にはシャザーンマッハバロンナディアの流れが好き。




今週は打ち合わせ&接待&接待ゴルフと仕事漬けなんですけど、まぁ、頑張りますよ。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。









ジョーカー・ゲーム(ネタバレ) 

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※今回の記事は、この映画が好きな人も嫌いな人もイラッとする気がするので、読まない方が良いです。








ジョーカー・ゲーム

ジョーカー・ゲーム

2015/日本 上映時間108分
監督:入江悠
原作:柳広司
脚本:渡辺雄介
製作:中山良夫、市川南、藤島ジュリーK.、薮下維也、柏木登、桜井徹哉、井上伸一郎、吉川英作
ゼネラルプロデューサー:奥田誠治
エグゼクティブプロデューサー:門屋大輔
プロデューサー:藤村直人、甘木モリオ
撮影:柳島克己
美術:小島伸介
照明:鈴木康介
編集:松竹利郎
録音:橋本泰夫
編集:辻田恵美
音楽:岩崎太整
主題歌:KAT-TUN
キャスティング:杉野剛
ポストプロダクションスーパーバイザー:大屋哲男
VFXスーパーバイザー:道木伸隆
スクリプトスーパーバイザー:新玉和子
装飾:酒井拓磨
スタイリスト:荒木里江
音響効果:伊藤進一
アクションコーディネーター:川澄朋章
プロダクションマネージャー:大西洋志
出演:亀梨和也、深田恭子、伊勢谷友介、小澤征悦、小出恵介、山本浩司、渋川清彦、リチャード・シェルトン、ジャスパー・バッグ、リチャード・モス、田口浩正、光石研、嶋田久作、千葉哲也
パンフレット:★★★(720円/インタビューにコラム、相関図に原作者のコメントもあって良い感じ)
(あらすじ)
第2次世界大戦前夜の陸軍士官学校。上官の命令に背き、極刑となるはずだった嘉藤は、陸軍内に極秘裏に設立された諜報組織「D機関」の結城中佐に助けられる。数々の訓練を経て諜報員となった嘉藤は、初めての任務として、米国大使グラハムが持つ「ブラックノート」と呼ばれる機密文書を奪取するよう命じられる。しかし、そんな嘉藤の前にグラハムの愛人でもある謎の女リンが立ちふさがる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※今回の記事は、ゲスな下ネタやくだらない文章が多く書かれているので、本当に読まなくて良いというか、この映画に好感を持つ人はそーす太郎さんのブログを、嫌いな人は映画評論家・柳下毅一郎さんの批評を読むと良いザンス。

新宿ピカデリーユナイテッド・シネマ豊洲で計2回観てきました。僕は好きでしたヨ… (´∀`;) エヘヘ


新宿ピカデリーのロビーにはこんな立て看板がありまして。
こんな立て看板

スクリーン6はそこそこ混んでたような。
新宿ピカデリーのシアター6

UC豊洲ではスクリーン5。こっちも半分くらいは入ってました。
豊洲ではスクリーン5


ううむ、なんで思わず小声で書いてしまったのかというと、周囲の評判が悪いからーー (ノД`) 僕は結構楽しかったので、最初はカタカナで悪評を笑い飛ばそうと思ったのですけれども、タマフルトップ5オフ会ではかなり叩かれていたみたいだし(その時は未見だった)、スターリング・エレファントさんは激怒してたし、ツイッターで相互フォローさせていただいている方たちの意見を斜め読みしたらキツめのことが書いてあったし…。何だか自分に自信がなくなって、あらためて観に行ってみたら、やっぱり「そこそこ面白いじゃない! (´∀`) スキヨ」という着地だったものの、正直なところ、今も確信が持てないというアンニュイなアタシ(42歳の中年男性による文章)。


なんとなくカタカナで悪評を笑い飛ばすジャック・ハンマーを貼っておきますね。
評判ノ悪イコトダゼ


だから、今回はとりあえず、故やなせたかし先生が提唱されたAPMTメソッドに則って、「いいことだけ思い出せ!(o^-')b」という感じで文章を書きながら自分の気持ちを整理しようと思います。



<① 主人公がドジッ子なのが良かった!(o^-')b>

いや、オープニング、“トラックの窓ガラスに頭を打っただけで死亡する上官”に関しては、結構ガッカリしましたよ。その後、死刑が決まって、亀梨和也さん演じる主人公が「目隠しを取ってくれ」なんて言ったくせにギュッと目をつぶるのもどうかと思いました。で、目を開ければ、上官の結城(伊勢谷友介)が「(スパイを)やらないか ( ̄ー ̄) ニヤッ」とスカウトしてきてまして(余計なリンク)。

ここの結城登場シーンは、ケレン味があって好き。
死刑を直前でストップ!

要は“「死刑されるかと思いきや、目を開けたら目の前に結城がいた」という展開を派手に見せたかっただけの雑な脚本”とも言えるんですが、しかし。それとともに「自分で言い出してみたけど、やっぱり怖くて目をつむっちゃうよぅ… (´Д`;) イヤ-ン」という主人公の迂闊さを表現したのではないか? この映画全体を振り返ってみると、主人公は基本的な能力は非常に高いものの、スパイとしては隙が多くてドジなんですよ。

というか、この映画は「ドジッ子が初任務で頑張る」という「はじめてのすぱい」なのではないか。深キョン演じる“女スパイ”リンのハニートラップにまんまと引っ掛かるだけでなく。例えば、MI5に追跡されるシーンでの“早着替え連発”はまったく意味がないように見えますが、あそこは「覚えた技術を使ってみたけど、焦ってタイミングが掴めなくて、追っ手を全然振り払えないよぅ… (´Д`;) ドウシヨウ」という「はじめてのとうそう」。むしろ「おやおや、嘉藤くんったら、そこで着替えて本当に大丈夫なのぉ?」なんて近石真介さんのナレーションをかぶせるような場面なんですね。

必死に逃げる嘉藤。BGMは「ドレミファだいじょーぶ」だッ!(ウソ)
はじめてのとうそう

あの“深キョンとシーツにくるまってムダにイチャイチャする割には「核心」に踏み込まない濡れ場”には、ごめんなさい、なかなかイライラしたものの、実は童貞ゆえの「はじめてのぺってぃんぐだと思えば、微笑ましく見えるじゃありませんか (´∀`) キニシナイデ! 乱雑なテーブルの上を一瞬で記憶できるほどの能力があるくせに、MI5のアジトの地図を持って行ったくだりも、「はじめてのてきち」で緊張して本領発揮できなかったのだろうし…。これは決してネタで書いているのではなく、一見すると“澄まし顔のキザ野郎”に見えがちな亀梨さんに“ほつれ”を作ることで、観客に好感を抱かせようとしたのではないか…という勝手な推察。まぁ、それが万人に届いたかどうかは別としても、僕は非常に楽しかったです。

深キョンとの微妙に長いラブシーン。亀梨さんと立場が代われるのなら5万まで出す!(ゲスな文章)
はじめてのぺってぃんぐ



<② ケレン味重視で良かった!(o^-')b>

スパイモノには「裏切りのサーカス」みたいな「渋めのリアル志向」もあれば、007シリーズが代表する「派手なエンタメ重視」もあって。で、今作はどうかと言えば、「エンタメ云々」以上に「いんだよ、細けぇ事は! m9`Д´) ビシ」って感じ。秘密機関のハズなのに、思いっきりドアに「D」って書いてあったり、軍服で普通に出入りしてたりとやりたい放題であり、なんとなく「ミッション:インポッシブル」シリーズの中で一番ケレン味の強いジョン・ウー監督作の雑さを思い出しました。

扉にちゃんと「D」って書いてあるから、部屋を間違える心配はないのさ。
扉に「D」

だが、それがいい ( ̄ー ̄) ニヤッ なんて言うんですかね、こんな気楽に味わえるB級テイストのスパイアクションなんて、最近の邦画では観られないじゃないですか、たぶん。D機関での“ワンカット風に見せる訓練シーン”はスゲー良かったし(乱取りの最中でもリンゴを食ってる人が気になった)、「プロジェクトA」有名なチェイスシーンや(麻雀をやっている人の邪魔をして「ごめん、いい手なのに」とか言うのが好き)、「リベリオン」序盤のマズルフラッシュシーン取り入れつつアレンジして見せていたのも好みでしたよ。

本音を書くと、アクションシーンはもう少し頑張ってほしかった。例えば、2回ある諜報員キャンベル(ジャスパー・バッグ)とのバトルは「シリアスにとらえると迫力不足だけど、それほどコミカルなワケでもない」という感じで、中途半端な出来に見えちゃいました… (´・ω・`) ただ、洋なしで防御した場面は好きだし、深キョンが次々と刃物を出した上にキスをして毒薬を飲ませようとするところは意表を突かれたし、亀梨さんが顔のツボが書かれている布の上から雑魚に正拳突きを叩き込む場面とかも良かったし、プラスマイナスするとプラスの印象ではあるんですがー。

洋なしで防御するところは好きだけど、もう少し練ってほしい感も。画面が暗くて観づらかったのも残念。
洋なしで防御

深キョンが刃物を奪われては新しい刃物を繰り出すのはユニークでしたな。
vs深キョン!

その他、「ジョーカー・ゲーム」なんてタイトルの割には思ってた以上に頭脳戦要素がないんですけど、例えば「通常のモールス信号はわざとミスをする→ミスがない時は敵に捕まっているSOS→スリーパー(隠れ諜報員)が動き出す!」なんて設定は結構感心いたしました。クライマックス、「敵のアジトを爆破しながら時計台の上から脱出する」なんてスパイにあるまじきド派手な脱出をするところも含めて、僕にはストライクでしたね。



<③ 深キョンが素敵だった… (´Д`;)>

普段はそんなに意識しているワケじゃないんですけど、深キョンって可愛いね (〃∇〃) デヘヘ この際、作品の出来不出来ヒデキは置いといて(1つ無駄なボケ)、メイド服、チャイナドレス、ボーイッシュなシータ服など、彼女のコスプレ三昧にやられてしまって…。彼女自体はこの映画の異物ではあるものの、例えば拷問部屋になぜか深キョンにピッタリの服が用意されていたりするのも、スムースに許せちゃったどころか、むしろ「よくぞ用意しておいた!ヽ(`Д´)ノ」という心境に。もう少しキャラ設定に「ヤッターマン」の時のドロンジョ要素があったら、最新写真集「Down to earth」を買っていたところでしたよ (;`∀´) アブナカッタゼ

今作は終わり方がモロに「ルパン3世」っぽいだけに、「もし実写版の峰不二子役を深キョンがやっていたらーー?」と妄想したのは僕だけじゃないハズ。正直、「なんで服着たままムチ打たれてんだよ!」と思ったりはしたけれど、あらためてファンになっちゃいました…って、なにこの文章 ( ゚д゚)、 ペッ

まったく関係ありませんが、名曲「最後の果実」を貼っておきますね↓





そんなワケで、個人的に良かったところをダラッと書いてみましたけど、納得がいかない人の気持ちもわかるんですよ(突然、すり寄った文章)。例えば、時計台で迎えるラスト。「『死ぬな、殺すな』がモットーなのに、大爆発させるなんてダメだろ!」という意見には「だって、自分の命が危なかったのだもの (ノ∀`) ゴメンネ」ってことで良いと思うんですが…。その爆破に至る過程で、「投げたライターが火薬に着火する」「火薬が途切れているところにリンの写真が飛んでくる」という2つの偶然に助けられるのは、確かに微妙ですよね。あの場面、僕は落ちていくライターを観て、思わず唸りましたよ。「あれこそが世にきく点火操弾!! Σ(゚д゚;) ヌゥゥッ」と。


階下に落ちていくライターを目の当たりにして…。
落ちていくライター

僕は思わず、こんなことを口走ってしまったのです。
あれは点火操弾!!

民明書房の解説を貼っておきますね。
点火操弾とは


って、この程度のコラを作るのに4時間もかかったという苦労話は置いとくとして。確かに上記の2つは「偶然にも程がある」とは思います。でも、大爆発に巻き込まれた敵のボスがプールに落ちて生きていたり、車が爆破されて死んだと思っていた仲間たちが耐火シートのおかげで助かっていたりする世界観は、どことなく「男塾」を連想させてくれてね…(しみじみ)。なんかね、多少おかしいところがあっても、むしろ「なんという悪運の強い奴……!! (`Δ´;)」なんて優しい気持ちになれた42歳の春なのでしたーー。


“谷底に落下したにも関わらず昇龍風のおかげで助かった富樫源次”を見た時の伊達臣人のコメントを貼っておきますね。
悪運の強い奴


何はともあれ、「伊勢谷友介さん、超カッコ良かった!ヽ(`Д´)ノ」とか「いくらD機関がすごくても、2人で陸軍の部隊を密かに片付けるのは無理だろうし、彼らは翌朝目覚めた後、どうなったのよ?」とか「モロに「M:I」シリーズっぽいイントロが流れたのは笑った」とか「杉作J太郎先生も軍隊のお偉いさん役で起用すればいいのに…」とか「僕も深キョンの指の血を吸いたかった…」とか「外人俳優たちが“安い雰囲気”なのもジャッキー映画オマージュ?」とか「最後に小出恵介さんが出てくるのはミエミエだったけどうれしかった」とか、書きたいことはいろいろあるんですけど、面倒くさいので割愛!ヽ(`Д´)ノ 一応、オチを書いておくと、結城の罠によって陸軍幹部は顔真っ赤状態になり、嘉藤たちは「待てー、ルパーン!」って感じでMI5に追われて、エンドクレジットに突入。KAT-TUNの主題歌、イントロが映画の雰囲気と合っていて、非常に心地よく聴けました。


伊勢谷友介さん、四乃森蒼紫役といい、最近はマジでストライクすぎる男だったり。
結城


なんて言うんですかね、僕的には変にウェットになって感情を吐露したり、説教臭くなったり、長々と説明台詞をしゃべったりする場面がなかっただけでも結構うれしかったりして(邦画には多いので)。十分楽しめたというか、続編が作られたら観に行きたい程度には好きな映画でしたヨ (´∀`) ウフフ ちなみに原作小説を読んでみたら、これもまた実に良かったんですが、映画とは別物と思った方が良いかもしれませぬ。




入江悠監督作。大好きです。



柳広司先生による原作小説。読みやすくて面白かったです。



岩崎太整さんによるサントラでございます。



なんと映画版のコミカライズなんだって。



一応、渡邊貴文監督による同名の映画を貼っておきますね。









野鳩としまおまほの「はたらくおやつ」を観てきたので、ちょっとだけ感想を

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※具体的なことにはあまり触れないようにしていますが、備忘録としていくつかネタバレも書いているので、内容を知りたくない人は気を付けて!

確か2月上旬の話。毎週愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」にて、「しまおまほさんが初めて舞台に出る!」なんて告知がありまして。以前、しまおさんのコーナーにラジオネーム「三角絞め」として電話出演して醜態を晒したこともある僕ですよ、「これは観に行かねばなるまい」と「はたらくおやつ」の3月5日(木)公演の前売り券を購入。「マイ・リトル・世田谷」を読みながら、そこそこ楽しみにしていたのです(微妙に失礼な文章)。


「はたらくおやつ」のチラシ画像を貼っておきますね。
はたらくおやつ


で、昨日の話。夕方ぐらいにチケットを買ったイープラスからメールが届いて、なんとしまおさんが体調不良で降板したとのこと。妊娠されていて予定日が4月下旬ということで、今、何かあったら大変ですから、当然仕方ないんですけど…。「僕は野鳩を知らない→しまおさん目当て」でチケットを買ったワケだから、そりゃあ残念じゃなかったと言えばウソになりますわな(苦笑)。

だがしかし! 火曜日に「幕が上がる」を観て感動→ちょうど“演劇を観たい欲”がモリモリ湧いていたし、むしろ野鳩の人たちも気になってしまうというか、「こんな時、吉岡先生だったらどうするんだろう… (´・ω・`)」なんて心境だったりしましてね(なにこの文章)。まぁ、しまおさん以外は誰1人として知らないんですけど、「この苦境をどう乗り越えるのか、見せてもらおうじゃん」と、下北沢のOFF・OFFシアターに足を運んだのでした。


なんとなく画像を貼っておきますね。
観て来ました

僕の挑戦的な気持ちを代弁した加藤清澄の画像を貼っておきますね。
見せてもらおうじゃん


感想を書くと、スゲー良かったYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ! なんて言うんですかね、開始10分ぐらいは“まったりした独特な雰囲気”にイラッとしたりもしたんですが、話が進むにつれて場面場面の意味が多層的になってきて、面白さがどんどん重なっていくのです。僕が「人のカラオケを聴くのが好き」というのもありますが、すべてが集約する最後のカラオケボックスの場面は最高で、ちょっと涙が出ましたよ。あと、予想以上にハードな下ネタが盛り込まれていたのは驚きました(スカルファ…とか)。

で、舞台全体が予想以上に“しまおまほ感”に溢れていて。美術にしまおさんのイラストが使われているとか(これも良かった!)、繰り広げられるエピソードのバランスがしまおさんっぽいというだけでなく、代役を務めた水谷圭一さんのしまおさん演技が超素晴らしかった!ヽ(`Д´)ノ そのメタ的かつ不思議な面白さは、例えるなら五木ひろしさんの公演でコロッケさんが代役を務めた感じであり、失礼を承知で書きますが、「ある意味、しまおさん本人が出演するより愉快なのでは…? (`Δ´;) ヌゥ」と思ってしまうほど(※個人の感想です)。僕が愛読している漫画「範馬刃牙」の中で「刃牙がトリケラトプス拳を見せた場面」を連想した…というのはどうでも良いですかね (ノ∀`) スミマセン


一応、貼っておきますね。
トリプラトプス拳


あと、もう1点だけ書いておきたいのが、地味なOL・高無を演じた佐伯さち子さんが…超好みのタイプでして… (´Д`;) ハァハァ あの“役柄の不憫さ”も含めて恐ろしくストライクであり、僕のハートを直撃!地獄拳。彼女の胸をつつく加瀬澤拓未さんがどれほど羨ましかったことか…。ごめんなさい、ここはネタバレになりますけど、「星間飛行」を歌う場面は100点であり(そんなに上手ではないのがイイ!)、彼女が「どうしても」と懇願するのなら、家庭を投げ捨てる準備はすでに出来ているのです(奥さんに読まれたら焼き土下座して釈明する文章)。


というワケで、「星間飛行」を貼っておきますね↓ 名曲!




もうね、これ以上詳しくは書きませんが、終わり方も“しまお節”全開であり、スゲー良いお芝居でしたよ~。観る前に「なんだよ、しまおさんが出ないのかよ ( ゚д゚)、ペッ」なんて不満を漏らしていたあたしってほんとバカ (ノω・、) ゴメンナサイ 水谷圭一さんと宮崎吐夢さんのアフタートークも面白かったし(平田オリザさんの話が出て「幕が上がる」を連想)、電話出演したしまおさんも元気そうで何よりだったし…。終演後、「初日に二代目しまおまほさんが買った」というTシャツ(1500円)はXXLサイズがないので断念しましたが、新聞とトートバッグのセット(1000円)を購入し、ホクホク顔で帰宅いたしました (´∀`) ホクホク


トートバッグは奥さんにあげて喜ばれる予定…という唐突な愛妻家アピール。
トートバッグと新聞を購入


正直なところ、もう1回観に行きたいぐらい好きなんですけど、金曜の夜は接待→土曜日は接待ゴルフ→日曜日は休日出勤なので断念…。僕の佐伯さち子さんへの愛が本物なら、今年9月に予定されている野鳩の本公演もきっと観に行くことでしょう。で、この「はたらくおやつ」3月8日(日)まで上演しているので、興味がある人はぜひ!m9`Д´) ビシッ





幕が上がる(ネタバレ)

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※今回の記事は、映画とは関係のない文章が書かれていたりするので全然読まなくてOKというか、くららがたったさんのブログ(元・ももクロファン)やそーす太郎さんのブログ原作ファン)がオススメだから読むべし!m9`Д´) ビシッ

<ザ・どうでもいい備忘録的な前置き>

僕は「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」というラジオ番組をこよなく愛しており、その中のムービーウォッチメンという映画j時評コーナーがまた大好きでして。「課題映画を観た方がより楽しめる」ということで、課題になった作品はすべて観に行ってるんですね。←ここまでテンプレ

で、今回の「幕が上がる」ですよ。正直なところ、本広克行監督作を観て面白いと思ったことが1度もないため(評判が良い「サマータイムマシン・ブルース」は未見)、観る予定はなかったんですが、しかし。ちょっと調べてみたら、原作があの平田オリザさん&脚本担当が「桐島、部活やめるってよ」の喜安浩平さんと、ちょっと信頼できるムードじゃありませんか。しかも、ごめんなさい、主演のももいろクローバーZ自体にはあまり興味がないものの(歌はちょっと聴いてる)、演劇がテーマとなれば、昨年、娘のマナ子(仮名/3歳)の芝居「三びきのヤギとトロル」を観た時の気持ちが重なって、かなり楽しめそうな予感がしてきたのです。

そんな感じで迎えた3月3日。仕事の関係で埼玉県の大宮に行きましてね。あーだこーだと用事を済ませた後、ちょろっと調べてみたら、イオンシネマ大宮で上映しているじゃありませんか。大宮(というか、隣の日進駅が近いんですが)の映画館に行く機会なんてあまりないだけに、いそいそとイオン大宮店に足を運んでみましてね。中に入ってた中華料理屋で遅めの昼食を摂ってから4Fの劇場に向かうと、平日なのでロビーにはあまり人がいない様子。ももクロのファン(モノノフ…っていうんですよね?)らしき青年たちが熱く語り合っているのを尻目に、プレミアムミックス(ストロベリーとキャラメルプレッツェルポップコーンが混ざったもの)とチョコレートドリンクを購入。一番広い1スクリーンに入って席に着くと、モリモリ食べながら映画を鑑賞したのでした。

JR日進駅の周辺はちょっと閑散とした雰囲気。
日進駅

駅前には「カガミの鹿」なんて巨大オブジェが雑に置かれてました。
カガミの鹿

徒歩12分ほどでイオン大宮店に到着。
イオン大宮店

「幕が上がる」が上映中なのだ!ヽ(`Д´)ノ ミルゼ!
上映中

1Fにあった中華料理屋「江南春」では「薄氷の殺人」に出てきたミニ肉まんを発見した…ってのは置いとくとして。
江南春の肉まん

イオンシネマ大宮は4階にありましてね。
イオンシネマ大宮

「壁ドンで写真を撮ろう」なんてコーナーがあったりして。
壁ドンで写真を撮ろう

ロビーはこんな感じ。まぁ、そこそこ広め。
中はこんな感じ

モノノフたちを見てこんな気持ちになった…ってのはどうでも良いですな(「グラップラー刃牙完全版」第13巻より)。
もののふだ

プレミアムミックスとチョコレートドリンク、合計1150円と散財しちゃった (ノ∀`) テヘ
プレミアムミックスとチョコレートドリンク












幕が上がる

幕が上がる

2015/日本 上映時間119分
監督:本広克行
原作:平田オリザ
脚本:喜安浩平
音楽:菅野祐悟
出演:百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏、黒木華、ムロツヨシ、清水ミチコ、志賀廣太郎
パンフレット:★★★★☆(1080円/高いけどボリュームぎっしり。演出ノート&台本ノートの再現ページ、メンバーに宛てた手紙などもあって、今作が好きな人はマストバイ!m9`Д´) ビシッ)
(あらすじ)
北関東にある県立富士ケ丘高等学校。演劇部所属の高橋さおりは、まもなく演劇部最後の一年を迎えようとしていた。個性的な部員たちとともに、年に一度の大会で地区予選突破を目標に掲げたさおりだったが、東京の大学で演劇をやっていたという美人の新任教師・吉岡先生に後押しされ、全国大会を目指すことになる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


素晴らしい青春アイドル映画でしたYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!


映画主題歌「青春賦」のトレーラーを貼っておきますね↓




ちょっと舐めてました。いや、以前、「少女たちの羅針盤」を見て、「女子高生演劇モノ」の破壊力は知っていたハズだったのに、まさかこれほどだったとは… (`Δ´;) ヌゥ まぁ、最初に予想した通り、娘のマナ子が思いっきり重なってしまって、全編ほぼ泣きながら観たというか。観る前はメンバーが何人なのかもウロ覚えだったんですけど、鑑賞後は全員の笑顔が網膜に焼き付いて離れなかった…ということで! 雑にキャラクター紹介をしておきますよ↓


本編の主人公、さおり。苛立ちながら青春を送っていたら、型破り女教師と出会って演出家に開花するのでした。
百田夏菜子 高橋さおり(さおり)

“お姫様”ユッコ。演劇部でナンバー1の実力と“華”を持つ少女なのです。
玉井詩織 橋爪裕子(ユッコ)

ガルルはムードメーカーで…って、やだ、間違えちゃった!(わざとらしい文章)
ガルル人間体

こちらが本物のガルル。母子家庭だけど、明るくて苦労を感じさせない良い子なんですね~。
高城れに 西条美紀(がるる)

演劇強豪校からの転校生・中西さん。実は滑舌に自信がないんですが、アカニンジャーと比べたらノー問題。むしろアカニンジャーが頑張れ!
有安杏果 中西悦子(中西さん)

最後は2年の有望株・明美ちゃん。スランプになって落ち込んだりもしたけれど、私は元気です (o^-')b
佐々木彩夏 加藤明美(明美ちゃん)


もうね、この5人が織りなす青春模様は素晴らしいのひと言。基本的には主人公を演じた百田夏菜子さんの出番が一番多いんですけど、他の子たちにもちゃんと見せ場&エピソードが用意されていて、全員、“等身大の女子高生”にしっかりなりきっていて。彼女たちが一喜一憂しながら演劇にのめり込んでいく姿を見ているだけで、自分の娘の青春を先取りして観ている気分になってましたよ… (ノω・、) リッパニナッテ...

そんな彼女たちに変化のキッカケを与える“学生演劇の女王”吉岡美佐子先生を演じた黒木華さんもスゲー良かった! ヽ(`Д´)ノしっかりと“タダ者じゃない説得力”があって、「小さいおうち」の健気な家政婦と同じ人が演じているとは思えないほど見事でした。非常に魅力的なキャラクターであり、映画を観て以来、トラブルに直面すると、「こんな時、吉岡先生だったらどうするんだろう… (´・ω・`)」なんて思うようになったのは僕だけじゃないハズです(勝手な決めつけ)。


この2人の師弟関係を観ているだけでもホッコリしたというね…(しみじみ)。
黒木華 吉岡美佐子(吉岡先生)


ストーリーも良かった! 簡単に書くと「やる気のない生徒の前に型破り教師が登場→影響を受けて生徒にやる気が出る→教師が去ってしまう→でも、その志はキッチリ引き継がれている→オレたちの戦いはこれからだッ!」って感じなので、既視感バリバリではあるんですけれども!(今、思いつく限りでは「逆境ナイン」とか) 「ロッキー」のような“負け犬たちのワンスアゲイン映画”や「ドラゴン怒りの鉄拳」のリメイクは何本作られてもOKなように、王道テイストの青春ストーリーは似たような話でもノー問題(※個人の意見です)。むしろ「学生演劇」というあまり知られていない題材を取り上げたことで実に興味深い内容になっていたと思います(全国大会があるなんて知らなかったし、しかも3年生は出られないなんて超ビックリ!)。


劇中劇「銀河鉄道の夜」の動画があったので、貼っておきますね↓




正直、映画の冒頭でさおりのモノローグが連発された時は、かなりウザかったんですけど、「彼女が自分の意見をしっかり伝えられるようになるとモノローグがなくなる」という演出は、なかなか考えられているなぁと。メンバー同士の“百合”を連想させる場面を入れるサービス精神も好感が持てました。それ以外の場面も、女子同士の友情を超イイ感じで見せていて。個人的には、さおりを巡って微妙な距離があったユッコと中西さんが「空をかける、アイツ! 川`∀´)」「海を守る、アイツ!(´∀`し」「大地を走る、アイツ~♪ 川`∀´)人(´∀`し ワカサハプラズマ!」と意気投合するシーンで嗚咽を漏らした次第(何かが混同した文章)。


女子同士って、1つのベッドで寝ても変じゃないのが…なんか…イイですよね…。
さおりとユッコの百合!

こういうジャレ合い、僕も女子になって体験してみたいです… (´Д`;) ハァハァ
さおりと明美ちゃんの百合!


ハッキリ言って、不満点というか、イライラした部分もあるんですよ。序盤に出てくる脚本が「ウィンタータイムマシン・ブルース」だったのは気にしないとしても、“雑音”がスゲー多い。天龍源一郎選手がユッコの父親役というのは、まだ何度も出てきてドラマにも少し絡む上に僕がプロレスファンだから許すとしても(信用をなくす文章)、職員室に三宅正治アナがいたり、がるるの祖父が笑福亭鶴瓶さんだったり…。

特にゲンナリしたのが明美ちゃんの父親役の松崎しげるさんで、感動的なラスト直前、思わせぶりに登場するのが意味不明でして。で、あとから考えるに「明美ちゃんが芝居『肖像画』の中で自分の父親の手が黒いと言っていた」ことの伏線回収なのかもしれませんが、「だからなんだよ( ゚д゚)、ペッ」って心境。せっかく映画に没頭していたのに、一気に現実に引き戻されて超萎えちゃうじゃないですか…。

それと、ラスト、地区大会を勝ち抜いた主人公たちが次の大会に挑む→幕が上がってエンドロールに突入して、「走れ! -Zver.-」が流れた時はマジで感動したんですよ。あの瞬間は100点だと思ったし、映画が終わった後、本当は帰社しなくちゃならなかったのに、「娘の元へ、走れ!走れ!走れ!ヘ(゚∀゚*)ノ」と帰宅してしまったほどだったんですけど…(社会人失格な文章)。なんて言うんですかね、劇中の妄想シーンや準備シーンでももクロの歌をすでに流していた→「あっ、そういえばこの子たちはアイドルなんだっけ!∑(゚Д゚)」と何度か現実に立ち戻っていたため、エンドロールの破壊力が目減りしていた印象。劇中では「インストでももクロの歌を流す」だけにして、実際の歌は最後の最後まで取っておいた方が良かったのではないか…ってのは面倒くさい指摘ですかね (´∀`;) スミマセン


ちなみにこの妄想シーンでうどん脳が出てきたのもイラッとしました。
妄想シーン


な~んて文句を書いてしまいましたが、基本的にはずっと泣きながら観ていたし、凄まじく感動したのです ( ;∀;) イイエイガダナー 本広克行監督のこと、非常に見直しました(どことなく偉そうな文章)。ももクロに興味がない人でも、青春映画やアイドル映画が好きな人だったら、普通に楽しめると思いますよ。おしまい。




本広克行監督作の中でも評判が良い映画。ううむ、観ておこうかなぁ。



平田オリザさんによる原作小説。スゲー面白そう。



こっちは小・中学生向けのノベライズだそうです。



映画主題歌が収録されたCDでございます。



映画のサントラ。「走れ! -Zver.-」とかは入ってないので注意!



オフィシャルフォトブック。お父さん、買っちゃおうかな…。



今作を特集したクイック・ジャパン。今はkindleでも読めるのね (゚⊿゚) ヘー



想田和弘監督による平田オリザさんの観察映画。演劇が好きな人は必見。僕の感想はこんな感じ



ちょっと思い出した女子高生演劇サスペンス。僕の感想はこんな感じ

エクソダス:神と王(IMAX3D・字幕版)(ネタバレ)

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エクソダス:神と王(IMAX3D・字幕版)

エクソダス 神と王

原題:EXODUS: GODS AND KINGS
2014/イギリス、アメリカ、スペイン 上映時間150分
監督・製作:リドリー・スコット
脚本:ジェフリー・ケイン、スティーヴン・ザイリアン
プロデューサー:ピーター・チャーニン
製作:ジェンノ・トッピング
製作総指揮:マイケル・シェイファー
撮影監督:ダリウス・ウォルスキー
プロダクションデザイナー:アーサー・マックス
編集:ビリー・リッチ
音楽:アルベルト・イグレシアス
衣装デザイナー:ジャンティ・イェーツ
出演:クリスチャン・ベイル、ジョエル・エドガートン、ジョン・タートゥーロ、アーロン・ポール、ベン・メンデルソーン、シガーニー・ウィーヴァー、ベン・キングズレー、マリア・バルベルデ
パンフレット:★★★☆(720円/コラムが4本も入って贅沢。写真もキレイで良かったです)
(あらすじ)
紀元前1300年。最強の王国として名をはせるエジプトの王家に養子として迎えられて育ったモーゼ(クリスチャン・ベイル)は、兄弟同然のような固い絆で結ばれていたはずのエジプト王ラムセス(ジョエル・エドガートン)とたもとを分かつ。その裏には、苦境に立たされている40万にも及ぶヘブライの人々を救わねばならないというモーゼの信念があった。そして、彼らのための新天地「約束の地」を探し求めることに。過酷な旅を続ける一方で、彼はエジプトを相手にした戦いを余儀なくされていく。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※今回の記事は非常に雑なので、ちゃんとした感想が読みたい方は小覇王さんのブログを要チェック!m9`Д´) ビシッ

「十戒」といえば、中森明菜さんが同名の歌をリリースしたころ、僕の小学校では「葉っぱ食べたげる、さぁバターつけてよ!川`∀´)」という替え歌が流行ったーーというのはどうでも良いとして。「リドリー・スコットが『十戒』をリメイクする」(実際は「出エジプト記」の映像化みたいですが)なんて聞いても、そんなに興味が持てなくて。で、映画館で予告編が流れ初めても、「今さら『十戒』を観てもなぁ…」って気がしちゃってて、一応は「観たい映画の覚え書き」で「○」を付けていたものの、そんなに食指が動かなかったんですよ。


なんとなく中森明菜さんの「十戒」を貼っておきますね↓




ところが、取引先の社長さんにリドリー・スコット監督ファンがいるんですが、2月中旬にその人と接待で飲むことになりまして。「話を合わせるためにも観ておくか (´・ω・`)」と。ユナイテッド・シネマ豊島園にて、IMAX3D・字幕版を鑑賞してきました。それなりに面白かったです (・∀・) マァマァカナー


値段は高いけど、どうせならベストの環境で観ようと思ってIMAX3Dをチョイス。
UC豊島園のIMAXシアター


基本的なストーリーラインは1956年版の「十戒」と同じなんですが、今回のモーゼはリアル路線でして。「聖なる山に登った時に崖崩れに巻き込まれて頭を負傷→子どもの姿の“神”が見えるようになった」ものの、他の人から見ると独りでブツブツと話している電波おじさんであり、そういう役にクリスチャン・ベールはジャストフィット。カリスマ性はそんなになくても“活動家”ムードはムンムン漂っていて(劇中でゲリラ戦を実行する!)、「この人に逆らうと危ないかも… (・ω・;)」と思わされて非常に良かったですな。


クリスチャン・ベールのモーゼ、僕は結構好きでした。
モーゼ(クリスチャン・ベイル)


それと、有名な”十の災い”に科学的考証を取り入れたのも好きでしたね~。「ワニが人を襲う→川の水が血に染まる→そのせいで酸素を奪われた魚が死んで川面を覆う→居場所をなくした大量のカエルが陸に上がってくる→カエルが死ぬ→死体が腐って、ブヨが湧く→それに乗じてアブも大量に湧く→アブのせいで疫病が流行る→そのせいで腫れ物ができる」ってな感じで、「風が吹けば桶屋が儲かる」的に連鎖していくのはなかなか愉快でしたよ。映像も結構ハードで、特にワニが人間を襲う場面はモロに「ジョーズ」で超興奮いたしました。


こんなことされたら、イタイワニー! ヽ(´Д`;)ノ って、出エジプト記にワニって出てきたっけ?
ワニワニパニック!


クライマックス、あの有名にも程がある「海が割れる」場面を“奇跡”として描かないで、「津波の前兆の引き潮を利用して海を渡る」という風にしたのも、「なるほど~」と。一応、オチを雑に書いておくと、追っ手を振り切ったものの、奴隷状態から解放された民たちが「ヒャッハー!ヘ(゚∀゚*)ノ」状態になりそうだったので、モーゼはせっせと石版に十戒を掘りまして。民たちと旅をする途中で“神”と別れて、映画は終わってましたよ、確か。


この津波のシーン、IMAXで観たのもあって、非常に迫力がありましたね~。
津波が!


まぁ、不満を書くと、「150分もある割にはドラマが全体的に駆け足」とか「科学的考証を取り入れたとかいう割には、イナゴの大量発生長子皆殺しの説明はないよね」とかあるワケですが…(ちなみに「検証記事」がありますが、後半はさすがに無理があると思う)。特に長子皆殺し展開は超不快というか。これ、原作がそうだから仕方ないんですけど、ずっと「止めて……ッ (ノω・、)」と思いながら観てたら、やっぱり実行されちゃうからスゲー腹が立つ。


なんとなく僕の気持ちを代弁する愚地夏恵の画像を貼っておきますね。
止めて…ッ


「ノア 約束の舟」の時にも書きましたが、聖書に出てくる神様の非道っぷりにはつくづく驚かされるというか。いや、ヘブライ人たちを解放しないラムセスたちが悪いのはその通りではあるし、「親の因果が子に報う」なんて言葉もありますけど、やっぱり子どもを殺すのはクズの所業じゃないですか。モーゼにも「神ったら酷い!ヽ(TДT)ノ」なんて怒らせてバランスをとろうとしてましたが、「キリスト教の神様ってサディストだなー ( ゚д゚) ヤダヤダ」とあらためて思った次第。


この子どもが死ぬ場面、可哀想すぎて涙が出ましたよ…。
子どもが死亡!

なんとなく僕の気持ちを代弁する愚地独歩の画像を貼っておきますね。
サディストめ!


そんなワケで感想をまとめると、不快な展開はありましたけど、スペクタクルを感じるシーンは多かったし(ワニとか)、後のパレスチナ問題を匂わせる台詞があったのは嫌いじゃないし、クリスチャン・ベールの電波&革命家振りも好きだったので、なんとなく面白かったという評価。でも接待の日、取引先の社長が絶賛してたので、「まさに100点の迫力でしたネ!ヘ(゚∀゚*)ノ シャチョー!」な~んて答えたりと、状況に流されて(意見が)変わっていく私をあなたはときどき遠くで叱って…(なにこのオチ)。




サントラ。サーフィン映画と勘違いしそうなジャケットですな。



セシル・B・デミル監督が1923年に撮った最初の「十戒」映画。ちょっと面白そう。



セシル・B・デミル監督が1956年にセルフリメイクした映画。超説教臭かった印象。



ロジャー・ヤング監督×ベン・キングスレー主演バージョン。1996年のテレビムービーだとか。



ドリームワークスのアニメ版。未見ですが、結構評判は良いのね。



ジュリアン・デュヴィヴィエ監督が“「十戒」をフランス的なユーモアとアイロニーで味付けした作品”なんだって (゚⊿゚) ヘー



一応、貼っておきますね。頑張って!




先週の備忘録(2015/3/3~3/9)

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さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


ももクロ主演映画が超良かった!
野鳩としまおまほのお芝居も超良かった!
悲しい出来事がありました
土曜日は徹夜のまま接待ゴルフへ
日曜日は仕事
月曜日は大宮で仕事→浦和で映画鑑賞



先々週に発売された「ヤバ歌謡2」が本当に良いアルバムでしてね…(しみじみ)。例えば、「河童の三平」「オレンジ」「怪獣のバラード」を連続でMIXされると、「河童の三平が街にやって来たら、オレンジを盗んだ嫌疑をかけられてショックを受けるも、東京砂漠を捨てて愛と海のあるところへ向かうーー」なんて情景が勝手に浮かんできてスゲー泣けてくるのです…。って、僕が疲れているだけかしらん (´∀`;) エヘヘ


「怪獣のバラード」だけ貼っておきますね↓




さて、このブログは僕の備忘録ということで書いておくと、高野政所さんが大麻所持で逮捕されまして。高野政所さんとは“友人”というほど距離が近くはないけど、“親しい知人”ではあると勝手に思ってて。今まで、好きなミュージシャンや俳優、“そんなに好きではない知人”などが逮捕されることはあっても、実際に会って話したりして超好感を持っている人が捕まるなんてことは初体験だっただけに、自分でも思ってた以上にショックだったというか。ニュースを知った金曜日は、なぜかずっと「星間飛行」の動画を観ながら「デ、デカルチャー… (°д°;)」なんてつぶやいたりして、現実逃避。そのせいで、結局、徹夜で仕事をするハメになり、翌日の接待ゴルフは地獄でしたよ。


動画を貼っておきますね↓




とにかく悲しいですよ。特にあの人が背負っていたさまざまなモノを考えると…。約月1回のペースで開催されていたタマフル・トップ5オフ会は中止だろうし、この前、直接お会いした時にお願いした「ニチアサナイト外伝 WAKE UP! THE HERO!」の2回目が行われることもない…なんて僕の都合はどうでも良いとしても。家庭がある&映画優先のため、あまり足を運ばなかった僕なんぞよりもはるかにアシパンを愛していた方々の“場”が止まってしまうことを考えると、スゲー切ない。イヤなことを書くと、兄貴分や親方としてみんなから慕われていたのに、そこまでの責任を自覚してなかったんだなって…。

ただ、ちゃんとケジメをつけたら、戻ってきてほしいなぁと。僕は「負け犬たちのワンスアゲイン映画」が大好きなだけに、これからこそが応援のしがいがあるとも言えるじゃないですか。とりあえずは名盤「Enak Dealer」を聴きながら、再起の日を待ちますよ。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。






マッハ! 無限大(ネタバレ)

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マッハ! 無限大

マッハ! 無限大

原題:Tom yum goong 2
2013/タイ 上映時間104分
監督・製作:プラッチャヤー・ピンゲーオ
製作・アクション監督:パンナー・リットグライ
出演:トニー・ジャー、ジージャー・ヤーニン、RZA、ペットターイ・ウォンカムラオ、マレセ・クランプ、ラター・ポーガーム
パンフレット:なし
(あらすじ)
タイの村で、象と共に生活を送る古式ムエタイ兵士の末裔カーム(トニー・ジャー)。ある日、動物密輸組織のボスにより象のコーンがさらわれてしまう。カームはボスを追うが、ボスはすでに何者かによって殺されていた。警察とボスの姪ピンピン(ジージャー・ヤーニン)は、現場に居合わせたカームを犯人と断定し追跡を開始。追っ手が迫る中、カームはコーンの居場所を見つけ出すが、そこは国際的な犯罪王LC(RZA)が運営する世界中の一流格闘家を集めた地下格闘リングだった。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




51点


残念じゃ ( ゚д゚)


僕の気持ちを代弁する徳川光成の画像を貼っておきますね。
残念じゃ


「マッハ! 無限大」なんて邦題が付いているこの映画、原題を見ればわかるように「トム・ヤム・クン!」の続編であって、「マッハ!」三部作は関係なかったりするんですけれども。「映画秘宝」にて「トニー・ジャーがジージャーと共演する!」なんてニュースを聞いてから、ずっと楽しみにしてたんですよ。で、今年、やっと公開が決まったので、「2015年に絶対観たい新作映画」の1本にチョイス。1月に発売された「映画秘宝2015年03月号」では評判が悪かったため、公開翌週の水曜日(a.k.a.映画ファンサービスデー)、若干の不安を抱きながら新宿武蔵野館に足を運んだのです。


パンフは作られていなかったものの…。
パンフはナシよ

コアチョコのTシャツは販売中。ほしいけどお財布に余裕がないのです (´・ω・`)
Tシャツは販売中

ロビーを見上げると、「等身大パネル展示中!」だと!?(わざとらしい文章)
等身大パネル展示中!

これが等身大のトニー・ジャーとジージャーだッ! 小柄ながら力強さが伝わってきますな。
等身大パネルだッ!

この「イヤァオ!」は中邑真輔選手オマージュか。人気者になったね… (ノω・、) グスン
イヤァオ!

関係ありませんが、記事の切り抜きを作っているのが見られて、ちょっとうれしかったり。
記事の切り抜き作成中


まず、僕は前作の「トム・ヤム・クン!」が大好きでして。トニー・ジャーが鮮烈なデビューを果たした「マッハ!!!!!!!!」と比べると確かにインパクトは落ちるかもしれませんが、チャレンジングなアクションシーンはあるし(ワンカット長回しとか)、異種格闘要素もあるし、小兵が大男軍団を倒すロジックもちゃんとあって、作品としての完成度は上な印象。特に悪党に盗まれたのが仏像から象に代わったことで、ドラマがよりエモーショナルになって、気がつけばすっかり主人公と同化→握り拳で「象を返せー!ヽ(`Д´)ノ」とスクリーンに向かって叫ぶ有り様ですよ(迷惑な観客)。もうね、骸となった象に救われるラストは涙が止まらなくて… (ノДT) だからこそ、続編となる今作には期待してた。1月18日からトップ画像をジャン=クロード・ヴァン・ダムとトニー・ジャーの愉快な2ショットに変えたのは、僕なりの応援だった…って、わかりにくいですな ┐(´ー`)┌ シニタイ


これ、ヴァン・ダムがタイに行った時に撮ったそうです。本当は共演するハズだったのに降板→代わりにドルフ・ラングレンが!? ∑(゚Д゚)
タイトル(150118)


で、今作ですけど、ごめんなさい、微妙な出来というか…。いや、アクション自体はスゴいんですが、盛り込みすぎてつまらなくなっているんです。例えば、マレセ・クランプ演じるNo.2はカッコ良かったし(あの“死の三連打”はイカス!)、トニー・ジャーとの終盤のタイマンは心躍るクオリティだったものの! やられた後も再登場して、今度はジージャー&オッサンとバトルって、じゃあ、その前のタイマンの意味がないじゃないですか。終盤に繰り広げられるバトルはこんな感じでして↓


ジージャー vs マレセ・クランプ
トニー・ジャー vs マレセ・クランプ
ジージャー&オッサン vs マレセ・クランプ
トニー・ジャー vs RZA



「トニー・ジャーとマレセ・クランプのタイマンも見せたいけど、ジージャーに仇を討たせたい!」的なことなんでしょうけど(劇中ではジージャーの妹が殺されてる)、どう見てもマレセ・クランプが出すぎであり、戦闘シーンが長い割にはメリハリがないから、スゲー飽きてくる。クライマックスは2つのバトルが同じ場所で進行するものの、見せ方が上手くなくて結構かったるくてね…(遠い目)。一応、オチを書いておくと、悪のボスのRZAは爆死して、トニー・ジャーと象は海に落ちるも無事助かってエンドクレジットに突入。ジャッキー映画ライクなNGシーンが流れて終わってました。

それと、凄まじく萎えたのがCG。僕は基本的に“アクションが面白くなるならバンバン使ってほしい派”なんですが、使ってるのがバレバレだと、ちょっと…。ビルの屋上でのバイクチェイスとか、モロに「クロマキー合成ですよ~ (`∀´)」ってビジュアルなので、全然乗れないんですよ。せっかく体を張ったアクションをやっているのに安っぽくなっちゃって、超もったいないと思ったり。


僕の気持ちを代弁する範馬勇次郎の画像を貼っておきますね。「意外とハチミツが料理に合う!? ∑(゚Д゚)」なんてこともあるかもしれませんが…。
三角絞めでつかまえて-上等な料理にハチミツたっぷり


その他、「地元の友人が裏切り者になる展開って必要?」とか「結局、RZAが何をしたかったのか、よくわからない」とか「ナンバーを刺青で入れてましたが、下克上した時はどうするの?」とか「ラータ・ポーガム演じるNo.20はセクシー風な衣裳なのに、よく見るとストッキングを履いててガッカリ」とか「そもそもインターポール役のオッサンが嫌い」とか、不満はいろいろあって。ジージャーと妹のコンビネーションや(「TOKYO TRIBE」の“あの2人”を連想)、マレセ・クランプの存在感、RZAの頑張りなど、好きなところもある分、逆にイライラしちゃったという着地。「アクション映画でもドラマって重要なんだな」とあらためて思いましたよ。新宿武蔵野館での公開は明日までみたいですが、基本的にはオススメしません。




同じ監督&主演による前作。大好きです。



同監督によるジージャー主演作。愛してる。



アクション盛りすぎながらも、超面白かった映画。僕の感想はこんな感じ







2015年2月に観たDVDの覚え書き

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※今回の記事は、「リベンジ・ファイト」「アニー2」「野獣の瞳」「史上最強スパイMr.タチマワリ!~爆笑世界珍道中~ 」「タイム・ソルジャーズ/愛は時空を越えて」「プライマー」の“ネタバレ全開の感想”を書いているので、気をつけて!

なんだかサッパリ元気が出ない今日このごろですが、なんとなく「先月観たDVDの感想」をアップしてみますよ↓


<1本目>
リベンジ・ファイト




(あらすじ)
悲惨な過去を背負い打ちひしがれているが、負け知らずのボクサーであったセイラー・オコナー(ドミニク・パーセル)は、希望を失っていた。偶然にも再びリングに立てるチャンスがめぐってきて、挑戦することになる。対戦相手(アイザック・スミス)は若く敏捷だったが、昔なじみのファイトチーム(マイケル・アイアンサイドとジェームズ・カーン)の協力を得て、セイラーは最後の試合に挑む。いつタオルを投げ入れるべきかわからない状態の中、セイラーは自分の中の悪魔と向き合い、リングで激しい攻撃を受け、血まみれになりながら、必死に立ち続ける。(以上、amazonより)

予告編はこんな感じ↓




70点


ジャケットを見て気になってしまって、借りてみました。「まぁ、好き (・∀・)」って感じですかね。主人公は“1度もダウンしたことがない老ボクサー”オコナーで、末期ガンの母親を故郷に連れて行く旅費を稼ぐため、リングに上がるんですけど…。対戦相手のキングにも「荒んだ家庭から抜け出したい&恋人が妊娠」などの負けられない事情があるあたりは、名作「クライング・フィスト 泣拳」を連想しました(ただ、基本的にはオコナー寄り)。トレーナーの1人としてマイケル・アイアンサイドが出てくるんですが、スゲー太ってる&老けててビックリ。

「幼いころ、クズな父親に殴られて気絶→その間に母親が殴られた→二度とダウンしないと誓った」というオコナーのキャラ設定にはグッときつつも、「あんなに打たれたらスタンディングダウンをとられるのでは?」と思うところもしばしば。「飲酒運転で家族をファムケ・ヤンセンに殺されている→試合後に赦す」というラストも安易すぎる感があるんですが、その直前の“ダウンしそうなオコナーをキングが支えてあげる場面”は、「茶番じゃねーか!( ;∀;) バカヤロウ!」と怒りながらも号泣。「敗者にもちゃんと大金が入る」という設定とか甘いと思いつつも、嫌いじゃない映画でしたよ。ちなみに監督・脚本のダミアン・リーは、ドルフ・ラングレン主演の「ジル・リップス 殺戮者」のプロデューサーだった…って、どうでも良いですな。



<2本目>
アニー2




(あらすじ)
大富豪のオリヴァー・”ダディ”・ウォーバックスに養子として迎えられたアニーは、性悪なハニガン先生と共に孤児院で暮らしているまだ引き取り先が決まっていないモリーを、養子として引き取られる可能性が低くなる9歳になるまでに友人のハーナと一緒に引き取り先を探してあげようとする。そんなアニーを追跡していたルパート・ホグボトムとその仲間のミーン・マーフィ・ナックルズは、ルパートの母親であるエドウィナの命を受けてウォーバックス邸に篭っている発明家のイーライ・イオン教授が発明した「イオナイト」を狙い、教授を捕らえてイオナイトの秘密を暴こうとする。アニーとハーナは占い師に手相を調べてもらうと、なにか悪いことが起こると予言される。そのことをウォーバックスに伝え、彼が予定しているロンドンへナイトの称号を受けに行くことを中止するように言うアニーだったが聞き入れられず、アニーとハーナも船旅に同行することになる。2人はモリーも連れて行こうとするがハニガン先生から拒まれ、内緒で旅行かばんに彼女を入れて密航させることにする。
乗船したアニーとハーナは、ばれないようにモリーの夕食を用意しようとするが上手くいかない。船にはエドウィナも乗っており、頻繁にウォーバックスへ接触を図ってくる。そんななか船で隠密行動を取っていたルパートとマーフィは、教授の部屋に押し入り彼をさらおうとする。だが不審に思ったアニーたちによって妨害され、ルパートは自分たちが海に飛び込んで死亡したと見せかける。その際にモリーが密航していることをウォーバックスに知られてしまい、ロンドンに着いたらアメリカに送り帰すと言われるが、ロンドンに到着するとウォーバックスから今回だけは許すと話される。ホテルでエドウィナから指示されたルパートとマーフィは牛乳に睡眠薬を仕込みアニーたちを眠らせようとするが、感づいたウォーバックスやボディーガードのパンジャブ、遊びに行こうと急いでいたアニーとハーナは牛乳を飲まず眠らなかった。部屋に忍び込んだルパートとマーフィを捕まえたパンジャブは、ウォーバックスに2人を突き出すが隙を突かれて逃げられてしまう。公園に来たアニーたちは牛乳を飲んで眠ってしまったモリーを気遣っていると、そこにクリケットをしに来たマイケル・ウェブに会い心配してくれた彼の家に連れて行ってもらう。
(以上、wikipediaより)

予告編はこんな感じ↓




10点


2014年版の「ANNIE/アニー」を観るにあたって、1982年版を見直したついでにインスタントビデオで観てみたんですけど、スゲーどうでも良かったですよ。「アニーがイギリス王室を攻撃しようとする悪の一味と戦う」って、出来の悪い二次創作を観ているよう。ミュージカル的な場面はほぼないんですが、クライマックス、悪党の陰謀を防いだ後、唐突に「トゥモロー」を歌い出した時は失笑いたしました。「アニーという名前の赤毛の女の子が登場するなら、どんなクソ映画でも構わない」という方以外は絶対観ない方が良いです。



<3本目>
野獣の瞳




(あらすじ)
キックボクサーを夢見て、ジムで付き人をつとめる青年ケン(アーロン・クォック)は、香港チャンピオンのチャン(マイケル・トン)の試合に現れた美女グロリア(カルメン・リー)に恋をする。グロリアはチャンの妹で、チャンはケンに妹に近づくなと宣告。チャンを倒すことを夢見るケンは、名トレーナーのハン(サモ・ハン・キンポー)に師事。見る間に頭角を現したケンはデビュー戦以来連戦連勝。かくしてタイトルマッチで、チャンに挑戦。激闘が続くが、ケンは誤ってチャンを死なせてしまう。実は妊娠していたグロリアは悲しみのあまりケンの元を去り、中絶手術を受ける。空虚な日々を非合法の賞金マッチでまぎらすケン。彼の脳は傷を負い始めた。が、グロリアとの再会が彼を再起させた。チャンの夢だったアジア王者、山田(澤田謙也)に挑戦したのだ。激闘の末、山田を破ったケンだが、やがて彼の身体がマットに沈む。ケンは病院でグロリアに見守られて死んだ。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




60点


2月上旬、スターリング・エレファントさんの知人に教えてもらいまして。レンタル屋になかったので、仕方なく購入して視聴しました。そこそこは良かったカナー (´∀`) 話を雑に書くと、アーロン・クォックがサモ・ハン・キンポーの元でキックボクシングの修行をして、強い選手になるも、恋人の兄をリング上の事故で殺してしまって(恋人は主人公の子を堕胎)。人生投げやりになって“闇の賭け試合”に出場するようになるも、恋人と和解したことで再び表舞台に立つことになり、アジア王者の日本人・澤田謙也と対戦→勝利するも、頭部のケガのせいで死亡して終わってましたよ。

要は、「あしたのジョー」の香港&キックボクシング版というか。アクション監督はユエン・タクで、1997年の作品として優しい気持ちで見れば、格闘シーンは頑張ってるんじゃないかしらん。残念なのはドラマ部分で、主人公が勝手すぎる上に、師匠もそんなに優秀に見えなくて、イマイチ燃えないんですよね…。僕的に澤田謙也さんが観られたのはうれしかったけど、日本人が王者という設定は、製作当時、K-1が流行ってたからなんでしょうか(中量級が始まるのはもっと後ですが)。



<4本目>
史上最強スパイMr.タチマワリ!~爆笑世界珍道中~




(あらすじ)
1940年、巨大な闇の組織がますますその勢力を拡張していく中… 最精鋭特殊要員たちの名簿がはいった国家一級機密文書と女性秘密要員クム・ヨンジャ(コン・ヒョジン)が作戦遂行中、風のように消えてしまう。臨時政府の首長たちは、事態がこのようになってしまい、今まで隠しておいた最後の兵器を持ち出すことに。そこへ表われたのは正義のために熱い胸で銃口をねらう男、タチマワLee(イム・ウォニ)!!彼は、最高の武器開発者ナム博士を通じ、新型武器の支援を貰い、諜報界の黒い花と呼ばれる官能的スパイのマリ(パク・シヨン)を新しいパートナーに迎えることに。しかし、敵の動きは影のように静かで速かった。最精鋭秘密要員タチマワLeeが、消えた一級文書を探すために上海、アメリカ、満州、スイスなど世界中を行き来しながら繰り広げるスパイ大作戦!(以上、amazonより)

予告編はこんな感じ↓




65点


リュ・スンワン監督の映画は一応チェックしたい」という気持ちがあったのと、「ジョーカー・ゲーム」を観てスパイ熱が盛り上がっていたので、今さらながらレンタルしました。そこそこ楽しかったです (・∀・) タチマワLeeを演じたイム・ウォニが、“あんな顔”ながら2枚目役をこなしていて、それなりには愉快なコメディというか。監督の実弟リュ・スンボムが登場したのはうれしかったり。

アクションもなかなか見応えがあり、特に大好きな香港映画「ブレード/刀」のオマージュシーンには感心(必然性は感じられないけど、監督が大好きなんでしょうね)。全体的に冗長な感じがして、少し飽きるところもありましたが、レンタル代の元は十分取れましたよ。一応、オチを書いておくと、日本軍の野望を阻止して、恋人から求愛される→崖を転がり落ちて、NGシーンに突入してました。

「ブレード/刀」のオマージュ、頑張ってましたな。
「ブレード」オマージュ



<5本目>
タイム・ソルジャーズ/愛は時空を越えて




(あらすじ)
17世紀の明王朝からふたりの戦士が、300年後の現代にタイムスリップする。残虐な衛兵隊長のフォン(ユン・ワー)と、彼の野望を阻止するべく戦う副隊長のチェン(ユン・ピョウ)。時空を超えたふたりの戦いは現代のひとりの女性ポーラ(マギー・チャン)を巻き込み、熾烈なものとなっていく……。(以上、allcinemaより)

予告編はこんな感じ↓




72点


3月7日から公開されるドニー・イェン兄貴の主演作「アイスマン」の元ネタということで、観ておこうと思いまして。近所のレンタル屋で見当たらなかったので、インスタントビデオで鑑賞しました。ユン・ピョウかわいいよユン・ピョウ… (´Д`;) ハァハァ ちなみに監督はクラレンス・フォクで、現在公開中の「スペシャルID 特殊身分」を撮った人…ってのも因果な感じがしなくもない。

まさかユン・ピョウがこれほど愛らしかったとは! 正直、今までは「ジャッキーと比べると…ねぇ?(`∀´) ケケッ」なんて“上から目線”であり、5本ぐらいしか主演作をチェックしてなかったんですが、しかし! さすがは“香港ビッグ3”と呼ばれた男。いや、決して嫌いではなかったけど、ユン・ピョウにはユン・ピョウの良さがあるというか、あらためてその魅力に気付かされましたよ… (`Δ´;) ヌゥ

今作の「現代に甦った真面目な衛兵隊副隊長」役は、オーダーした背広のようにジャストフィット。自分の置かれた状況に戸惑う姿がキュートであり、ギャップコメディとしてなかなか愉快なのです。ヒロイン役のマギー・チャンがあまりにクソ女だったり、ユン・ワー演じる宿敵があまりに外道だったりと(女性をレイプ→殺害しまくる…)、ドン引きするところもあるんですけど、昔の作品にしてはアクションも見応えあるし、非常に楽しかったです。オチだけ書いておくと、ユン・ワーを倒すとユン・ピョウは過去の時代に帰ってしまうんですが、ピンチに陥ったマギー・チャンの前にそっくりな男が現れてアラアラ…って感じの実に香港映画らしい終わり方でしたヨ (^ε^) ウッフン



<6本目>
プライマー




(あらすじ)
アメリカ、郊外の平凡な街。エンジニアのアーロン(シェーン・カルース)は、自宅のガレージで友人のエイブ(デヴィッド・サリバン)たちとオリジナル製品の開発を行っていた。しかし、彼等の主力商品は大量注文の望めない代物でビジネスと呼ぶには程遠く、研究も次第に行き詰まっていった。そんなとき、エイブは起死回生のアイデアを思いつく。超伝導を利用して重力を軽減させる装置。もし成功すればノーベル賞も夢ではないうえに、大きな投資が見込める可能性もある。そんな“夢物語”の開発に仲間は反対するが、アーロンとエイブはこの研究をふたりだけで推し進める。開発費の調達もままならない中、ダクトテープに覆われた“箱”型の装置を作り出す。この実験の過程で、ふたりは思いもよらない発見をする。“箱”は一度起動するとバッテリーを外しても、自然に稼動し続けること。たまたま“箱”に混入したカビが、通常の数十倍の早さで培養されること。そしてアーロンとエイブは、ある驚くべき結論に至る。“箱”の中は、時間の概念が変わる“ワームホール”なのだと。つまり、タイムトラベルが可能になるのだ。アーロンは、人が入ることができる大きさの“箱”の開発をエイブに提案する。ふたりは“箱”の保管場所として、住宅地から離れた貸倉庫へ下見に向かう。しかし、エイブは車を、なぜか貸倉庫が望める空き地に止めた。そして、エイブに渡された双眼鏡でアーロンが見たものは、酸素ボンベを手に倉庫に入ろうとしているもうひとりのエイブの姿だったのだ! そう、既にエイブはタイムトラベルを経験し、未来から戻ってきたのである。ふたりが目にしているのは、タイムトラベル直前のエイブだった。貸倉庫に設置された、タイムトラベルのためのふたつの“箱”。エイブに促され、自らもタイムトラベルを体験するアーロン。ふたりは酸素ボンベを抱え6時間、“箱”の中で過ごす。6時間後、ふたりは“箱”に入った時点からさらに6時間前の世界へとタイムトラベルする。未来を知るふたりは株価の情報を事前に仕入れ、過去に戻り、大金を手に入れる。アーロンとエイブは、すべての欲望を満たす力を手にしたかのようだった。しかし、タイムトラベルには、絶対的に避けられない問題があったのだ。それは、分身(ダブル)の存在。タイムトラベルのタブーとされる“分身との遭遇”を避けるため、外界との接触を断ち、ホテルに身を潜める。だが、自らの欲望を実現するため、そして過去と現在との整合を得るために、倉庫とホテルの往復を繰り返す必要があった。その繰り返しの中で徐々にさまざまな矛盾が露呈し、アーロンとエイブの未来が歪み始める。公園で話しをするアーロンとエイブ。アーロンの耳から流れる、夥しい血。両腕が麻痺し、字が書けなくなるエイブ。ロバート(ケイシー・グッデン)のホームパーティに出かけ、レイチェル(サマンサ・トムソン)の元恋人と格闘するアーロン。自宅で食器を洗うアーロンとエイブ。どれが本来のアーロンとエイブで、どれが分身なのか?(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




70点


「週刊プレイボーイ」の映画評で、”信用できるサタニスト”の高橋ヨシキさんが触れてまして。「プリデスティネーション」の前に観ておこうかと思って、いそいそとレンタルしたんですが、何が何やら!Σ(゚д゚;) ヒィィ! 偶然、タイムマシンを発明した男たちが過去に戻りまくるんですけど、「箱の中で過ごした時間だけ戻る」という仕組みがわかりにくいし、「今、画面に映っているのは“どの時系列の彼ら”なのか?」といった説明がない上に「彼ら自身も増殖していく」ので、非常にややこしいのです。ハッキリ言って、「大変なものを借りちゃったなぁ… (・ω・;) ウーム」って心境に陥りましたよ。

詳細&ネタバレに関してはこちらこちらを読んでいただければと思うんですが、とにかくわかりにくいィィィィ!ヽ(`Д´)ノURYYYY! 決してつまらなくはないものの、僕程度の知能では追いつかないというか、そのうち考えるのをやめた一応、オチを僕なりの解釈で書いておくと、1人は「これ以上大変なことになるのを防ぐ!」と“もう1人”の自分を監視することになり、もう1人はどこかの国でタイムマシンを量産するようなムードを漂わせて、終わってました。



そんなワケで、先月観たDVD作品は合計6本。率直に書くと、万人にオススメの作品はないんですけど…。難しいSFタイムパラドックス映画に興味がある人は「プライマー」、香港映画が好きな人は「タイム・ソルジャーズ/愛は時空を越えて」をチェックすると良いかもしれませんな。以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。





シェフ 三ツ星フードトラック始めました(ネタバレ)

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※ごめんなさい、今回の記事はかなり面倒くさいことになっているので、そーす太郎さんとかナイトウミノワさんとかはちごろうさんとかのブログがマジでオススメ!m9`Д´) ビシッ
※今回の感想は、「そして父になる」「レスラー」「マチェーテ・キルズ」のネタバレに触れているので、気を付けて!


このブログを書いている人間は面倒くさいーー。定期的に当ブログを訪れているような方は十分承知だと思いますが、とにかくウザい。なんて言うんですかね、しっかりとした映画評を書くことはなく、個人的な体験とか状況を当てはめてはグダグダグダグダと自分語り…。もうね、僕自身、そういうのにウンザリというか、いつ死んだっていいぐらいに思いながらも、3歳の娘を抱える今となっては、それすらも叶わない…って、ほら、面倒くさいでしょ?(・∀・) ニヤニヤ もうね、こんな自分がイヤで仕方がないのです…。

僕の心を代弁する阿久津典子さんの画像を貼っておきますね(「いつかティファニーで朝食を」より)。
三角絞めでつかまえて-こんな自分が嫌なの...

というか、この映画、尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」で紹介されていた「映画秘宝 2015年03月号」ベスト10の第3位に挙げていたからさ、一応は「観たい映画の覚え書き」で「○」を付けていたけれども、正直、観る気はナッシング。今週のムービーウォッチメンの課題映画が今作に決まった瞬間、亀梨和也さんライクに手振りを入れながら舌打ちをしたほどだったんですよ(少しウソ)。それは、絶対面倒くさい文章を書くことになるから…。

だがしかし! 課題映画は何があっても観に行く主義なので、仕方なし。今週の月曜日、仕事で大宮に行ったんですが、その帰り道にユナイテッド・シネマ浦和に立ち寄って、観てまいりました。今回は“昨年の僕のベストなんだけど破壊屋さんが集計した「ツイッターの2014年映画ベスト100」にも入らなかった作品”「ぼくを探しに」の感想文の時のように(どことなく恨みがましい文章)、「僕と父親」についての駄文がダラダラと垂れ流されているのでね(苦笑)、どうしても読むという方は、抱きしめて、銀河の果てまで!ヽ川`Д´)ノ ナンダコリャ

浦和駅東口にそびえ立つ浦和パルコ
浦和パルコ

UC浦和は6階にあって、なんとIMAXもある様子。
ユナイテッド・シネマ浦和

残念ながらパンフは売り切れ。後日、TOHOシネマズ シャンテで購入しましたよ。
パンフは売り切れ

映写室ミュージアムなんてのもあったけど、時間がなくて行けなかったり。
映写室ミュージアム

スクリーン3、そこそこ入ってました。人気なのね~。
スクリーン3










シェフ 三ツ星フードトラック始めました

シェフ 三ツ星フードトラック始めました

原題:Chef
2014/アメリカ 上映時間115分
監督・製作・脚本:ジョン・ファブロー
製作:セルゲイ・ベスパロフ
撮影:クレイマー・モーゲンソー
美術:デニス・ピッツィーニ
衣装:ローラ・ジーン・シャノン
編集:ロバート・レイトン
音楽監修:マシュー・スクレイヤー
出演:ジョン・ファブロー、ソフィア・ベルガラ、ジョン・レグイザモ、スカーレット・ヨハンソン、ダスティン・ホフマン、オリバー・プラット、ボビー・カナベイル、ロバート・ダウニー・Jr.、エイミー・セダリス、エムジェイ・アンソニー
パンフレット:★★★☆(720円/劇中に出てきた料理についての記事が充実していて、好きさ!)
(あらすじ)
ロサンゼルスの有名レストランで総料理長を務めるカール(ジョン・ファブロー)は、口うるさいオーナー(ダスティン・ホフマン)や自分の料理を酷評する評論家(オリバー・プラット)とケンカして店を辞めてしまう。心配する元妻イネス(ソフィア・ベルガラ)の提案で、息子パーシー(エムジェイ・アンソニー)を連れて故郷のマイアミを訪れたカールは、そこで食べたキューバサンドイッチの美味しさに驚き、フードトラックでサンドイッチの移動販売をすることを思いつく。カールはイネスやパーシー、仲間たちの協力を得て、マイアミからニューオリンズ、ロサンゼルスへと旅を続けていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


良い映画体験でしたヨ ( ´_ゝ`) この作品、流れる音楽も非常に気が利いているんですけれども、僕が一番愛している料理アニメ「ミスター味っ子」のOPテーマ「ルネッサンス情熱」を聴きながら読んでいただけると幸いです。


まぁ、貼っておきますよ↓ そういえば「祝宴!シェフ」の時も貼ったっけ…。




お話は予告編の通り。雑にあらすじを書くと、腕に自信のある雇われシェフが、ブロガーに叩かれた&オーナーと対立→店をクビになった挙げ句、ネットに“自分がブロガーに激怒しまくっている動画”が流されちゃいまして。再就職もままならず、どうしようかとションボリしていたら、元奥さんからヒントをもらったので、トニー・スターク(パイプカット済み)からボロボロのフードトラックを譲り受けて、せっせと修理していくのです。


ボロボロのトラックがキレイになっていくシーンは、テンションが上がりましたよ。
ボロボロのフードトラック


で、キューバサンドイッチを売り出してみたら、息子のネット戦略もハマッて、大当たり!ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー! 旅の最中に息子との関係は良くなるわ、元奥さんとの距離も回復するわ、ブロガーも謝りにくるわとウハウハであり、最後はブロガーが出資してくれた店(たぶん)で元奥さんとの再婚パーティの様子が映って終了。エンドクレジットでは、料理指導のロイ・チョイが「ここをしくじったら、世界が終わる… (`Δ´;)」なんて言いながらクロックムッシュを伝授する場面が流れてましたよ。


なんか絵に描いたようなハッピーエンドでしたな…(しみじみ)。
絵に描いたようなハッピーエンド


いや、実によく出来ている映画じゃないですか。まず、「1人の仕事中毒な男が『父になる』物語」としてストレートに素晴らしいし、出てくる料理は凄まじく美味しそうだし、それを作る過程も面白く見せているしと、褒めるところまみれ。ラスト、息子が作った「毎日1秒を繋げた映像」を観る場面なんてモロに「そして父になる」っぽくてさ、スゲー泣いちゃいました。あの動画、もし自分の娘に作ってもらったら、うれしすぎて発狂するかもしれませんな…(不要な心配)。


料理が超旨そうなのはもちろんのこと、手でパンを焼いたりとか、調理描写もユニークかつ心地よく見せているのが素晴らしい。
料理シーン


町山さんが紹介されていたように、「ジョン・ファヴローが自分の状況をメタ的に映画化した」ってのも面白いし、実際に料理の腕を磨いた姿勢も素晴らしいし、映画のテンポはいいし、流れる音楽だってよく考えられているし…。ツイートがスクリーンに現れては消えていく演出は「フライト・ゲーム」を思い出しました。役者さんたちだって、かなりの有名どころが出演しながらも上手く使っていて(スカーレット・ヨハンソンだけは投げっぱなしな気がするけど)、「センスいいなぁ」と。僕的に大好きだったのがジョン・レグイザモで、安定の“子分”感をビシビシ発揮。あの「就職したら2番手になる」という約束を守る男気にはグッときたし、旨いモノを食べた時のリアクションも実に愉快でしたな…(しみじみ)。


ジョン・レグイザモ、100点! スゲー見直しました。
ジョン・レグイザモが最高!

特に料理を食べた時のリアクションが…って、こんな具体的じゃなかったよ!? Σ(゚д゚;) チガウ!
絶賛するレグイザモ


上の「美味しんぼ」第31巻の栗田さんを使ったコラを作るのに2時間かかったのは置いとくとして。基本的には素晴らしい映画だと思ったのですが、非常に考えさせられたことが2つあったのです。とりあえず個条書きで書いておくと、こんな感じ↓



① ブロガーとして

今作は、料理ブログの批評家が「クソ野郎」と罵られる場面はあるものの、最終的には「同じ“良いモノ”を求める仲間」という着地をしてまして。ごめんなさい、どうしても「映画なんか1秒も撮ったことがないくせに~」なんて台詞を劇中の登場人物に言わせた作品を連想してしまって、逆に「ジョン・ファヴロー監督は大人だなぁ」なんて思ったんですが、しかし。僕もブロガーとして映画の感想を書くことでこんな風に人を傷つけているのかなぁと思うと、非常に悪い気がしたりしてね。

昨年は「アシッドたんぱ大放送」に出演したり「BRUTUS」で取り上げられたりしましたけど、所詮は声が大きくて目立っているだけで、映画ブロガー界全体ではまだまだの存在。影響力なんてゼロに等しいというか、必死に「サバイバル・ソルジャー」を宣伝しても、観に行ってくれたのははちごろうさんと数名の読者の方だけだし、僕が映画を観に行くからって、「よし、今日の『レスラー』はハッピーエンドで行くぞ!(`Δ´)」なんて劇場の人たちがバタバタすることもないんですけど…。例えば現在、「レンタネコ」でググると、恐ろしいことに僕のブログが2番目にヒットするんですよ。

公式サイトの次に表示されるというね。
レンタネコでググった結果

これはスゲー気まずい ('A`) 僕としては心底嫌いな映画だし、荻上直子監督自身が読むんだったら仕方ないと思うけど、「レンタネコ」が好きな人が読んで傷ついたらと思うと…。というか、なんでこんなことに気付いたかというと、先日、BSプレミアムで放送されたそうで、「3月11日に読まれた記事」のベスト5位に入っていたからなんですね。

一応、貼っておきますね。amebaのアクセス解析によると、1022人が読んだことになります。
レンタネコが5位に!

でね、そのアクセス数の割に「誰も『いいね!』を押していない」というのは(現在確認できる3つの「いいね!」はずいぶん前に押されたもの)、「相当な数の人がイヤな気持ちになったんだろう」と。そりゃあ、テレビで最後まで映画を観て感想を読もうと思うぐらいの人→作品には間違いなく好感を持っているだけに、そんな人がもしあんな攻撃的な文章を読んだら…。なんかね、非常に申し訳ない気持ちになってきたというか。今さら記事を消す気はありませんが、今後は映画を観ていくら腹が立ったとしても、もう少し言葉を選んで書こうと思った次第。



② 息子として

さて、ここから非常に面倒くさい文章を書きます。前に「僕の父親が勝手に借金をしてラーメン屋を始めた」ということは書いたと思うんですが、実はフードトラックだったんですよ、スタートは。いかにもなラーメン屋台ではなく、劇中に出て来たようなトラック。これ、当時は結構斬新だったんじゃないかしらん。ただ、「いろいろな町に移動して~」というのではなく、土地を借りて常駐していて。最終的には、その場所(法律的には建物を建てちゃいけない土地)に店を建てて…という着地。まぁ、そんな事情があったため、フードトラックが出てくる親子の映画なんて忘れていたことをいろいろと思い出しそうで、観たくなかったんです。

で、案の定、スゲー思い出した。朝早く市場に連れて行かれたし、学校が終わった後、手伝いに行ったりしてた。でも、全然良い思い出じゃなくて、罵倒されたり殴られたりと散々で。それでも当時はまだ父親を好きだったし、好きになろうとしていた健気な自分を思い出したりして、そっと自分を抱きしめたりする有り様(「サニー 永遠の仲間たち」のこの場面をイメージ)。

僕も父親とこんな風に市場によく行ったものです。
市場の親子

なんて言うんですか、ちょっと父親が自慢だった瞬間もあったんですよ。小学生のころ、友だちにクレープを作ってくれた時は鼻が高かった。あまり客は入らなかったけど、ラーメンは本当に美味しかった。だから、“善良な僕”は「自分と父親がこんな関係だったら…」と、憧れながら観ました。小学校低学年のころ、ミキサーでイチゴミルクやバナナミルクを作るのが大好きで。ある日、家族に振る舞うことになったんですが、なぜかその時に限って、塩と砂糖を間違えるというベタなミス。恐ろしく不機嫌になった父親に罵られて、僕はスゲー泣いたんですけど、そんな時でもジョン・ファブローなら優しく叱ってくれたろう…なんてね薬師丸ひろ子さん風に)。

そして、当然ながら“心の狭い僕”もいまして。僕の父親はいろいろと才能がなかったようで、商売は上手くいかず、借金は増えて、家庭は荒んで、離婚して。やっと死んでくれたのは約13年前ですが、最後まで借金まみれでして。そういう“そこそこハードな状況”を体感してきた身からすると、この映画に対して「なにこの絵空事 ( ゚д゚)、ペッ」なんて敵意を覚えてしまう部分もあった…って、ほら、面倒くさいでしょ?(・∀・) ニヤニヤ

大体、あの元嫁はちょっと人間が出来すぎだし、愛人がスカーレット・ヨハンソンってなんだよって話だし、最後も「フードトラックは通過点かよ!」って思っちゃうしさぁ…。一応、「負け犬の再起モノ」ではあるものの、「※ただし、才能があって、金持ちの元嫁がいて、ボロだけどフードトラックを用意してもらえる人間に限る (o^-')b」って思っちゃう…なんて駄文を垂れ流してしまう僕はクズ野郎。「最強のふたり」なんて超良い映画ですら、「本当に良かったね…金持ちで ( ゚д゚) ケッ 」なんて最悪な感想文をアップするダメ人間ですよ。今作が好きな人はあまり気にしないでいただけると幸いです。

元嫁役のソフィア・ベルガラのマシンガンブラ&チンコ銃には驚きましたな…って、別の映画でした (ノ∀`) イヤン
ソフィア・ベルガラ



ううむ、我ながら超読みにくい感想になっちゃった気がするけど、ブログなんてどうせタダだからいいですよね?(志の低い文章) 何はともあれ、なんか泣きながら面倒くさいことを考えさせられて、精神的にスゲー疲れました… ('A`) ただ、基本的には面白かったし、観終わった後、劇場の隣りにあった「wired kitchen 浦和パルコ店」でキューバサンドイッチを食べたのをキッカケに、いろんなお店に行ったり、料理をしたりと、トータルすると実に良い映画体験が出来たので、結局のところは観て良かったですよ。よく出来ている作品なのは間違いないということで、気になる人は劇場へどうぞ~。




良さげなサントラ。デジタル版もあります。買おうかなぁ、どうしようかなぁ… (´・ω・`)



ジョン・ファヴロー監督作で一番好きなのって、評判があまり良くないコレかも。



ジョン・ファヴロー監督が参考にしたというデビッド・ゲルブ監督の寿司ドキュメンタリー。僕の感想はこんな感じ



ここからは「シェフ」という邦題が付いた映画を貼りますね。昨年観た台湾映画。僕の感想はこんな感じ



ダニエル・コーエン監督×ジャン・レノ主演作。「三つ星」も被ってますな。



ダニエル・トンプソン監督×ジャン・レノ主演作。上と比べるとジャン・レノが細いなぁ。



テッド・コッチェフ監督作。「料理長」と書いて「シェフ」と読め!m9`Д´) ビシッ



“世界最高のシェフ”の称号を目指して戦う料理人たちのドキュメンタリーだとか。ちょっと観たい。



ナナ・ジョルジャーゼ監督作。シェフだって恋に落ちるのです(知った風な口調で)。



グレッグ・サイモン監督作。偏差値の低さがビンビン伝わってくるジャケットです。



ゾーイ・クラーク・ウィリアムズ監督×ショーン・ヤング主演作。相当エロいシェフっぽいですな。DVD版もあります。






「魔食!『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』の罠!!」という雑な備忘録

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※今回の本文中に出てくる()内のカロリー数値は、ブログ主が勝手かつ多めに算出したものです。

今回の記事は凄まじく長い割に読み終わっても何のメリットもないので注意…って、「じゃあ、普段の記事は相当役に立つんだろうな?( ゚д゚) クソガ!」なんて言われると困ってしまうんですが(汗)、それは置いとくとして。今週の月曜日、ユナイテッド・シネマ浦和「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」を観たワケですよ。


一応、予告編を貼っておきますね↓




映画としてよく出来ていた上に、僕の父親がフードトラックをやっていたこともあって(借金死亡エンド)、非常に感情移入しながら観てしまったんですけど…。見終わった後、最も気を付けねばと思ったのは、劇中に出てきた料理のこと。当ブログでは「映画に出てきた食事が美味しそう!→食べてしまう」というケースが多発しており(例「風立ちぬ」「もらとりあむタマ子」など)、それ自体は決して“悪”ではないと思いながらも、やっぱり日々ダイエットを心掛けている身としては良くないじゃないですか。

そして、何よりも金がかかる。こう見えて、1日の昼食&夕食代は合計1000円であり、それを上手く切り詰めて映画鑑賞代を捻出している僕ですよ。いくら劇中の料理が超旨そうだったとしても、もうすっかり42歳→大人なんだからさぁ ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ 「あの料理が美味しそうだったぁ!ヘ(゚∀゚*)ノ タベターイ!」なんてバカみたいに浮かれながら、いちいち店を探して食べに行くなんて、「いい加減、もう止めましょうよ(苦笑)」って話。「『無駄な出費を抑える』という“大人の階段”を登るオレって、まるでシンデレラだな…」なんてH2Oの歌の意味を履き違えながら帰宅しようと思ったところ! なんとUC浦和のすぐ隣の店「ワイアードキッチン 浦和パルコ店」にて、劇中に出てきたキューバサンドイッチが販売中だったのです!


劇場入り口を出て2秒の場所にある「ワイアードキッチン 浦和パルコ店」
wired kitchen 浦和パルコ店

なんと映画とコラボしたスペシャルメニューが用意されていたのでした。
映画とのコラボ!


なにこの罠!Σ(゚д゚;) 即座に脳内に掛かるBGMは、「ヤバ歌謡」に収録されていたザ・ハプニングス・フォー「何故?」。やめろよ、マジで。なんでこういう非道いことするの? こんな劇場のすぐ側の店でキューバサンドイッチなんて売られたら、あの映画を観た人は100パーセント食べたくなるに決まってるじゃないのよ。ここで食べたら、こいつらの思うツボ。何とかガマンしようと思ったのですが、しかし。JOJO第5部で例えるのなら、キング・クリムゾンが発動したのか、いつの間にか時を飛び越えて、店内に座ってクパーノ400kcal)とモヒート120kcal)のセット(セット料金1500円)を頼んでいたのでしたーー。


やだ、つい頼んじゃった…。
キューバサンドイッチとモヒート

キューバサンドはクパーノとも言うそうな。ちょっと下ネタが脳裏に浮かんだけど、それは書かないぜ!
アップだとこんな感じ

ハムにローストポーク、チーズにピクルスとマスタード。そりゃあ、旨いに決まっているのです。
マイルドに美味!

僕を見る店員さんたちが“金竜山を罠にかけたアントニオ猪狩”のような表情をしていた…というのは、気のせいでしょうか(気のせい)。
かかりやがったな......


その後は、ライク・ア・ローリング・ストーンというか。一度、決壊したダムはもう元には戻らない。ネットで検索するとこんなまとめが見つかったので、仕事の合間を縫って、いそいそとキューバサンドイッチを食べに行ってしまって…。さらにはニューオリンズのドーナッツ「ベニエ」まで貪る有り様だったというね。


2軒目は赤坂見附にある「アイナマトウキョウ」に。ランチは火~金の12~14時30分まで。
アイナマトウキョウ (Ahi Nama Tokyo)

ランチのキューバンサンドイッチ550kcal/900円)は、ドリンク&アイス付きと何気にオトク仕様。
キューバサンドイッチ2つ目

マスタード&ピクルスが効いていて、超イイ感じでした。
アップはこんな感じ

3軒目は浜松町の「CAFE LA VIDA 」。店内はちょっと狭め。
CAFE LA VIDA (カフェ ラ ヴィーダ)

ここのキューバンサンドイッチ500kcal/800円)はスープ付きでしたよ。
キューバサンドイッチ3つ目

ハムは挟まっていなかったものの、ローストポークが厚切りで、なかなか好み。
ワイルドな食べ応え

で、池袋の「カフェデュモンド 池袋スパイス2」に来たのは…。
カフェデュモンド 池袋スパイス2

劇中に出てきたニューオリンズのドーナッツ、ベニエ294kcal/259円)を食べるため! コーヒー(10kcal/+291円)と一緒に注文しましてね。
ベニエをコーヒーと一緒に

食べてみたら、さっくり&もっちり! 揚げたてを提供してもらえるのがいいね。
さっくりでもっちり


映画の中で美味しそうだったキューバサンドイッチを食べて、ベニエも食べた。クロックムッシュとかペペロンチーノあたりは普段から食べてる→味をよく知っているし、レストランの小洒落た料理などには興味がないし…。もうこれで十分かなと思ったんですけど、よくよく思い出せば、スゲー食べたかった料理が1品残っていて。それは、ビーフブリスケットだッ!m9`Д´) ビシッ


テキサス風バーベキューとしてビーフブリスケットを味わうこの場面、忘れまじ!
バーベキューを食べるシーン!


1日かけてじっくりとスモークした牛肉をモリモリいただく…。あの場面を見て、口内からヨダレが一気に噴出→着ていた服が台無しになったのは僕だけじゃないハズです。自分の人生を振り返ってみると、ステーキなどは大量に摂取してきたものの、ああいう本格的なバーベキューを食べたことはないんじゃなかろうか? これは食べねばならぬと思い立ってググってみたところ、都内でも何軒か提供する店がヒット。早速、3店舗ほど足を運んでみたのですが、どこも閉店していたから恐ろしくガッカリいたしましたよ (´・ω・`) ザンネン


最初に行ったのは、麻布十番の「ホワイトスモーク」。すっかり別の店でした。
ホワイト スモーク跡地

次は、赤坂見附の「ブルドッグ テックスメックス バーベキュー」。シャッターが閉まっているだけとは考えにくい状況。
ブルドッグ テックスメックス バーベキュー 跡地

神泉の「BBQダイニング B&LOIN」も2月に閉店…。明かりが点いているのはミーティング中だから。
BBQダイニング B&LOIN


僕は一生、ビーフブリスケットを食べられないのかもしれない。そして、そのまま死んじゃうのかもしれない…。「もういいや、もういいや、疲れ果てちまった… ('A`)」なんてションボリしていたら、僕の中の桜井和寿さんが「そういって、そういって、ここまで来たじゃないか (´∀`)」と励ましてくれたので(電波な文章)、再度ググってみたところ、明治神宮前に「SMOKEHOUSE」という店を発見しまして。あの街のオサレオーラは苦手ですが「背に腹は代えられぬ」と足を運ぶと、超ありがたいことに絶賛営業中!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ! エスプレッソを使ったビーフブリスケット750kcal/2000円)にプルドBBQポーク200g512kcal/920円)を追加トッピングして注文しましてね。「これは店に出せるぜ!」なんてよくわからないことをブツブツとつぶやきながらモリモリ食べた次第。


ううむ、なんかオサレ感溢れる建物ですな。
SMOKEHOUSE

お店は2階にありまして。
2階にあります

ビーフブリスケットにプルドBBQポークをトッピング。コーンブレッドとコールスローも付いております。
ビーフブリスケットにプルドBBQポーク200g

ビーフブリスケットのアップ。やっと食べられるのか…(しみじみ)。
アップにしてみました

ハッキリ書くぜ、超旨ぇ! 舌鼓がYOSHIKIのドラム並みに打ち鳴らされるレベル。
恐ろしく美味!

ソースは4種類用意。僕は左から2番目のホットソースが好みでした。
4種のソース


以上、こんな感じで、映画に出てきた料理を満喫。これで十分と日常生活に戻り、仕事や家庭生活や自慰行為などに勤しんでいたのですけど…(余計な下ネタ)。なんだろう、どことなく物足りない日々の暮らし。もう満足したハズなのに何が原因なのかと心の奥を探ってみれば、引っかかったのはキューバサンドイッチですよ。確かに「どの店のサンドも美味しいね (´∀`)」と楽しみましたが、本音を書けば、肉がもっとほしかった。

とは言え、そんな指摘をしても詮無きこと。僕の方が少数派であり、普通は“あのぐらい”がちょうどいいのでしょうな。…でも…だったら…自分で作れば良いのではないか? 「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」が素晴らしいのは料理する場面も面白く描いているところで、基本的には料理をするのが好きじゃない僕ですらワクワクさせられたワケで。「よし、作ってみるか!ヘ(゚∀゚*)ノ」と思い立った僕は、会社からの帰り道に近所の「ライフ」と「肉のハナマサ」に立ち寄って材料を購入。「我流キューバサンドイッチ」作りに着手したのだッ!m9`Д´) ビシッ


なんとなく僕の心境を表す画像を貼っておきますね(「範馬刃牙」第31巻より)。
自身への強敵作りに着手!

「ハナマサ」での買い物中、コーンスターチを股間に振りかけたい誘惑に駆られたんですけど…。また今度にしますかな(偉そうに)。
コーンスターチの誘惑

合計3008円もかかっちゃいました。
キューバサンドイッチの材料


こういうのって、いかに簡単に作るかがキモな気がするので、レシピはクックパッドの「簡単レンジでローストポーク」映画公式サイトのコウケンテツ監修レシピを参考にしつつ雑に作ることに決定。材料として買ったのは、食パン一斤(四つ切り)、豚ロースブロック514グラム、ロースハム、ピクルス、チューブの生わさび、切れてるバター、チェダーチーズスライス、クレイジーソルト、さがほのかマスタードの代わりにワサビを使うのは、ワサビと肉&チーズは意外と相性が良いし、映画が「訪れた土地の食材を活かしていた」ことから、日本流のアレンジを加えたかったのです。…ということで、いざ作るッス!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォ!


朝6時に起床して、まずはビニール袋に入れた豚肉にクレイジーソルトと醤油、みりんをつけて揉み込む→そのまま筋トレに出掛けて放置。
豚肉に味を染みこませろ!

帰宅すると、起きた奥さんが肉を見て文句を言いそうだったので、さがほのかを投入→上機嫌→トラブルを回避しまして。
さがほのか

娘を保育園に送った後、ラップして電子レンジで8分。裏返して4分加熱すると…。
ラップしてレンジへ

ロースト(してないけど)ポークが完成! スゲー良い匂いがします。
ローストポーク完成!

映画のように味見をしてみたら、100点! 正直、このまま食べてもいいような気がするなぁ (・ω・;) ウーム
味見したら美味!

で、四つ切りの食パンにワサビを塗りまして。
パンにワサビを塗布

半分に切ったローストポーク(257グラム)やらハムやらチーズやらピクルスやらを大量にオン!
ハムやらいろいろとオン!

大量のバターをフライパンに投下して、適当に焼いてみました。
重ねて焼いてみた

ということで、第一弾が完成! 牛乳と一緒にいただくぜ!
第一弾、完成!

断面図はこんな感じ。サクッと食べてみると、驚くほど美味!Σ(゚д゚;) ナント!
断面図はこんな感じ

まるで「テラさんの朝食を食べた満賀道雄」のようでしたよ(「まんが道」より)。
ンマーイ!


非常に美味しかった! 特に自分で作ったロースト(してないけど)ポークがワサビ&パンと良い感じに合っていて、ごめんなさい、お店で食べたキューバサンドイッチより好みのタイプ。ただ、「ワサビをつけすぎ」「パンが厚くてチーズがとろけない」「中に火を通そうとして上からギュウギュウに押しすぎたせいで、潰れてしまった」などの問題点もあったので、今度はパンを最初にフライパンで焼いてから挟むことに決定。残りの材料を使って2個目の「キューバサンドイッチ・バトルジャパン(いつの間にか命名)の作成に挑んだのでした。


映画のシーンを真似て手で焼いてみたら、ちょっと火傷しちゃった (´・ω・`) バカネ
真似して、手で焼いてみた

で、なんだかんだと二個目が完成ですよ。これこそが理想のキューバサンドイッチなのだ!
第二弾、完成!

どうです、このボリューム! いそいそと食べたのですが…。
恐ろしくボリューミー


食べ過ぎたーー ('A`) 2個目も確かに美味しかったんですけど、ボリュームがありすぎて、後半はかなり手こずったりして。ちょっと考えてみると、食パン一斤(990kcal)+豚肉500グラム(1080kcal)+ロースハム12枚(240kcal)+チェダーチーズスライス7枚(378kcal)、バター70グラム(525kcal)と、雑に計算するだけでも3213kcal。食べ終わった後は胸焼け&胃もたれに襲われてしまい、胃薬を摂取する体たらくであり、その日はそれ以降、何も食べませんでした。


こういう時、胃薬があると助かりますよね。
胃薬の出番だッ!

食後の僕の気持ちを代弁するアントニオ猪狩の画像を貼っておきますね。
もう、なにもいらん!


というかね、振り返ってみれば、やっぱりお店のキューバサンドイッチの方がバランスが良かった気がする(今さらな文章)。そりゃあ肉は美味しかったけど、サンドとしての評価は別というか。肉が大きすぎて、チーズとか他の要素とのコンビネーションが微妙で、例えば“ハムとチーズとピクルスを挟んで焼いたパン”と“ワサビを少しつけたローストポーク”を別々で食べた方が美味しかったのではないか。そんな疑念が頭から離れないというね…。

まぁ、だけど、久しぶりにこういう料理をするのは楽しかったし、1万円近く使っちゃいましたが、実に良い経験が出来ましたよ。こんなこと、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」を観なかったらやらなかったワケだから、映画って本当に面白いなぁと思います。何はともあれ、興味がある人は、自分だけのキューバサンドイッチを作ってみるといいさ!ヘ(゚∀゚*)ノ オシマイ!






チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(字幕版)(ネタバレ)

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チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(字幕版)

チャーリー・モルデカイ

原題:Mortdecai
2015/アメリカ 上映時間107分
監督:デビッド・コープ
製作:アンドリュー・ラザー、ジョニー・デップ、クリスティ・デンブロウスキー、パトリック・マコーミック
製作総指揮:ジジ・プリッツカー
原作:キリル・ボンフィリオリ
脚本:エリック・アロンソン
撮影:フロリアン・ホーフマイスター
美術:ジェームズ・メリフィールド
衣装:ルース・マイヤーズ
編集:ジル・セイビット、デレク・アンブロシ
音楽:ジェフ・ザネリ、マーク・ロンソン
出演:ジョニー・デップ、グウィネス・パルトロウ、ユアン・マクレガー、オリビア・マン、ポール・ベタニー、ジェフ・ゴールドブラム、ジョニー・パスボルスキー、マイケル・カルキン、マイケル・バーン、ウルリク・トムセン
パンフレット:★★★(720円/良い感じのコラムが3本収録。表紙のデザインも好き)
(あらすじ)
イギリスの貴族であるチャーリー・モルデカイ(ジョニー・デップ)は、裏社会でインチキ美術商を営んでいるが、実はイギリス政府に対し800万ポンドの借金を抱え破産寸前という危機的状況に瀕していた。彼の愛する妻ジョアンナ(グウィネス・パルトロウ)と、モルデカイ家に仕える忠実な従者であるジョック(ポール・ベタニー)は、邸宅の美術品を売るなどして何とか破産を免れようとするが、一方のチャーリーは家の状況には無関心で、最近生やし始めた口髭ばかりを気にしていた。
そんなある日、絵画修復士のブロンウェン・フェルワージーが何者かに殺害され、ゴヤの名画が盗まれるという事件が発生する。絵画を盗んだ男が国際テロリストのエミル・ストラーゴ(ジョニー・パスボルスキー)だと判明したため、MI5のアラステア・マートランド警部補(ユアン・マクレガー)は美術品の知識があり裏社会にも顔が利くチャーリーに絵画の捜索を依頼する。一方、マートランドから絵画の話を聞き出したジョアンナは、借金を返済するため独自に絵画の捜索を始める。
チャーリーはゴヤ専門の美術商グレアム(マイケル・カルキン)から情報を聞き出し、自動車修復士のスピノザ(ポール・ホワイトハウス)のところに向かうが、エミルに襲われ命を狙われるが、ジョックやマートランドに助けられる。ブロンウェンの家に向かったチャーリーは、彼女が撮影した写真に写っていた絵画を見て、ゴヤの幻の名画『ウェリントン公爵夫人』だと判断した。『ウェリントン公爵夫人』は第二次世界大戦中にゲーリングの手に渡った後、彼の莫大な財産と共に姿を消しており、絵画の裏地にはスイス銀行の秘密口座の番号が書かれていた。絵画の正体に気付いた直後、チャーリーはロシアン・マフィアに拉致されてしまう。同じ頃、ジョアンナはブロンウェンと恋仲だったアッシャーボロードン公爵(マイケル・バーン)と面会し、「バーニー」という人物が『ウェリントン公爵夫人』を所持していることを突き止める。
モスクワに連れ去られたチャーリーは、絵画を狙うロマノフ(ウルリク・トムセン)に拷問されそうになるが、危ういところをジョックに救われ、そのままイギリス大使館に逃げ込んだ。無事にイギリスに戻ったチャーリーだったが、待っていたマートランドからロサンゼルス行きのチケットを渡され、絵画を手に入れたクランプ(ジェフ・ゴールドブラム)のもとに向かうように指示される。チャーリーはクランプに譲る予定だったロールス・ロイスとともに彼の豪邸を訪れた。クランプはロールス・ロイスの車体から絵画を取り出し、美術コレクターを集めてパーティーを開くと言い出す。チャーリーはパーティーの間に絵画を盗み出そうと考える。
パーティーに参加したチャーリーは、そこでクランプの娘ジョージナ(オリヴィア・マン)に言い寄られ、そこに自分の浮気を警戒して追って来たジョアンナと出くわして逃げ出してしまう。何とかクランプの部屋に侵入したチャーリーだったが、既に絵画はエミルに盗まれ、クランプも殺されていた。エミルは相棒のジョージナと共に逃走し、チャーリーはジョアンナや彼女を追って来たマートランドと共に追跡する。エミルとジョージナは、アジトで秘密口座の番号を確認しようとするが、追って来たチャーリーたちと揉み合いになった際にガスバーナーが酒瓶に引火して爆発してしまい、絵画は燃えてしまう。
依頼に失敗したチャーリーは借金返済のために屋敷を手放そうとするが、絵画の所有者「バーニー」の正体が公爵自身だと知り、ジョアンナと共に公爵の屋敷に向かい絵画を手に入れる。2人は金を手に入れるため、元々オークションに出品していた絵画と『ウェリントン公爵夫人』を摩り替え、ロマノフに競り落とさせようとするが、それを聞きつけたエミルやマートランドがオークション会場に現れる。エミルたちとの格闘の末、絵画は無事にロマノフが競り落とし、エミルはマートランドに逮捕された。チャーリーとジョアンナは3,000万ポンドを手に入れるが、その金は手数料や借金返済に取り上げられてしまい、手元には1ポンドも残らなかった。しかし、ロマノフに渡した絵画は偽物だったため、チャーリーとジョアンナは『ウェリントン公爵夫人』を手に屋敷に帰った。
(以上、wikipediaより)

予告編はこんな感じ↓




50点


「”ちょびヒゲ”ってのはサザンの桑田さんが年越しライブで付けたようなやつのことで、こういうのは口ヒゲって言うんじゃないの?」な~んてツッコミは置いとくとして。何はともあれ、ジョニー・デップの変人キャラ路線に辟易している人って結構多いと思うんですよ。それなのに「新キャラ誕生!ヘ(゚∀゚*)ノ」なんて予告編を流されたら余計に厭気が差すというか。ハッキリ言って、「誰が観るか!( ゚д゚)、 ペッ」ぐらいの心境だったんですが、しかし! 1月下旬にスタ・エレさんとお会いした時、「イギリスのブラックユーモアに満ちた有名な探偵小説がベースになってて、実は気になっているんですよ ( ´_ゝ`)」なんて聞いたら、俄然興味が湧いてきましてね。

というか、よくよく考えれば「変人キャラが~ (`∀´) ヘラヘラ」なんて文句をつけてみたものの、どれ1つとして同じ設定はないワケでさ(似てるけど)。もしかしたらジョニー・デップ的には「今度のモルデカイこそ僕が探し求めていた役なんだ!ヽ(`Д´)ノ」ってことなのかもしれないのに、勝手に色眼鏡で見て、レッテルを貼って、アタシってほんとバカ (ノω・、) グスン 予告編を見直してみれば、やっぱり「新キャラ誕生」のナレーションはイラッとしますが、「Big Spender」をBGMに“70年代の気が利いた活劇モノ”的なムードが漂っているし…。オラ、なんだかワクワクしてきたぞ!(唐突にベタな悟空の真似)

そんなワケで、前売り券を購入。そこそこの期待値で新宿ピカデリーで字幕版を観てきたんですが、残念なことにあまり面白くなかったりするから、「人生って上手くいかないもんだ」とつくづく思ったり (´・ω・`) ザンネン


スクリーン10で観たんですが、休日だったせいかほぼ満席でしたよ。
スクリーン10


あらすじに関してはwikipediaにほぼすべて書いてあるので、それを読んでもらうとして(手抜き)。乱暴に書くと、戦闘力が高くて丈夫なクワマンを連れたバカ殿を見ているような感じ。下ネタ中心のギャグを散りばめつつ、スラップスティックコメディの要素もあって、基本的には嫌いじゃないというか。「ヒゲアレルギーの奥さんがそれを乗り越えてキスしようとする→やっぱりダメで吐く→モルデカイも“もらいゲロ”をする」というオチも決して悪くないと思うのです。


途中でこういうシーンがあるんですが、オチもこうなるというね。
最後もこんな展開


僕が一番好きだったのは、ポール・ベタニー演じる用心棒ジョックとのコンビ感。モルデカイ自身が弱くて使い物にならない分、この人が体を張るワケですが、非常に良い設定だなぁと。特にクライマックス、ジョックを見捨てずに勇気を振り絞って助ける場面はかなりグッときちゃいました。その他、グウィネス・パルトロウやユアン・マクレガー、ジェフ・ゴールドブラムといった豪華出演者たちもなかなか良い雰囲気を醸し出していた気がしないでもないかな、たぶん、きっと。


この2人、そう言えば「ツーリスト」「トランセンデンス」でも共演してましたな…。
ポール・ベタニーとジョニー・デップ


ただ、正直なところ、内容は凡庸というか。致命的だったのは、スラップスティックなアクションを見せるのが上手くない。モルデカイが弱くて逃げ回るのは良いんですけど、スピード感がない&テンポが悪くて、アクションに心地良さを感じられなかったんですよ…。終盤のオークション会場でのタイマンとか、ごめんなさい、あまりにも工夫がなくてスゲー退屈でした。車にはねられたり、暗黒流れ星を放ったりする場面は好きでしたが、それらも斬新ではないしね。


最近、映画で暗黒流れ星を見る機会が増えている気がします。
暗黒流れ星!


話自体もかなり適当。モルデカイのロールスロイスに絵が隠してあったり、富豪の娘がテロリストに関わっていたりと、舞台が広い割には人間関係が狭いのはスルーするとしても、「未亡人から勝手に絵を盗んでハッピーエンド」ってのは微妙に飲み込みづらいなぁと。会話シーンもそんなに気が利いてないしさぁ…。ううむ、結構どうでも良かったですな。


ということで、素敵な曲「どうでもいい! (feat. 初音ミク)」を貼っておきますね↓




だから、最初は30点ぐらいに思ったのですけれども。さっきも書いた通り、ジョックとのコンビは好みだったし、実はあの奥さんにキスを拒否されるモルデカイの姿が5年目のセックスレスに突入している自分と重なってしまって… (ノД`) あの愛妻家振りも含めてモルデカイには親近感を覚えたので50点という評価。あまりオススメしませんが、ユル~く観る分には楽しいカモネ (o^-')b カーモネ!




キリル・ボンフィリオリによる原作小説。面白そうですな。



サントラです。ちなみに「Big Spender」は予告編にだけ使われていたっぽい。



デヴィッド・コープ監督×ジョニー・デップ主演作。観てないんですが、どうなんでしょうか。



ジョニー・デップの変人キャラは、これが一番好きかも。初カノと観た思い出の映画なのです (*ノ▽ノ) キャッ



可愛いので、なんとなくヒゲ型のクッションを貼っておきますね。








先週の備忘録(2015/3/10~3/16)

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さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


平日は「シェフ」関連でいろいろやりました
金曜日は、映画駄話の会
土曜日は、奥さん&娘を羽田まで送る→仕事
日曜日は、仕事→夜は「イエローポップ!!!」へ!
「タマフル映画祭2015」のチケット、買いましたよ ( ̄ー ̄) ニヤッ



先週は仕事の合間に映画「シェフ」関連でいろいろやりつつも、久しぶりに映画を1本も観に行けないほど余裕がなくて、睡眠時間も少なめだったりして。とは言え、金曜日にははちごろうさん幹事の「映画駄話の会」に参加することもあって、必死に仕事をこなしましてね。会はかなり盛り上がったというか、相変わらずトークが熱すぎて付いていけないところがありつつも(苦笑)、非常に楽しかったですよ (´∀`) ウフフ へぼやーさんからお土産をいただいたのもありがたかったですな~。

土曜日は、奥さん&娘が青森の実家に帰るので、早起きして羽田空港まで送りましてね。本当ならちば映画祭に行ってみたかったものの、家族を優先するのは仕方なし。ただ、そんな僕の切ない心境を察したのか、奥さんが「これでTKGでも食べなヨ (´∀`し」と2千円のお小遣いをくれましてね…(しみじみ)。いや、以前から空港内にある「赤坂うまや うちのたまご直売所」でTKGを食べてみたいとは言っていたものの、ハッキリ言って、玉子掛けご飯なんぞ家でも食えるワケで。自腹を切るのはどうにも抵抗があったのです。


「赤坂うまや うちのたまご直売所」はこんなお店でございます。
赤坂うまや うちのたまご直売所


だがしかし! 奥さんがお小遣いをくれた…しかも2千円。これは僕たち夫婦だけにわかるス・キ・ナ・ダ・ケ・ク・エのサインであって、2人を送った後はお店に直行。たまごかけごはん360kcal/550円)を食らい(ご飯大盛りを1回お替わり→410kcal)、たまご丼600kcal/550円)を食らい、親子丼(660kcal/750円)を食らって…。建前的には「どれもみんなキレイだね」「世界に一つだけの花」的な文章を書いて濁したいところですが、本音を書けばたまごかけごはんが一番美味かった!ヽ(`Д´)ノ いや、他のTDやODも美味だったものの、格闘技で例えるなら左ジャブのようなシンプルイズベストというか。今まで舐めてたけど、TKG専用醤油の破壊力も抜群で、ちくしょう、あらためてその旨さを見直したし、オカワリの魅力にも気付かされたのでした。


舐めていた1杯目ですが、凄まじく美味! 薬味がいろいろあるのも良い感じであり、飲むように3口で消失。
たまごかけごはん1杯目

2杯目も美味しかったものの、ご飯を大盛にするとバランスが崩れる印象。大盛にするぐらいなら3杯食うべし!m9`Д´) ビシッ
たまごかけごはん2杯目

たまご丼も旨し。生卵の搭載が可能であり、汁が染みこんだご飯とかき混ぜることで…。
たまご丼

味が新たなステージに到達してSPARK! 新しい何かが“丼”の中で生まれる!
生卵と汁の融合

親子丼も同じようにして食べました。玉子オン卵の時代、来たようですな…(知った風な口調で)。
親子丼


というワケで、「TKGのうた」の動画を貼っておきますね↓




土曜日はそのまま出勤して働き、日曜日も休日出勤。21時少し前に終わったので、高円寺に行きまして。氷の買い出しに出ていたこちさんと偶然会って「マッハ!無限大」などの話をした後、「ケネディ 高円寺店」で50%オフ券を使ってステーキ&ハンバーグを摂取。店が混んでいて時間が掛かってしまい、22時少し前に「薬酒bar 高円寺」で開催中のJ-POP DJパーティ「イエローポップ!!!」に初参加いたしました。


この券、たまに配布されていて、実に助かるのです (・∀・) アリガタヤ
50%オフ券


まず、サンスケさんを始めとするアシパンの常連の人たちと久しぶりに会えたのがスゲーうれしかった。なんかホッとしましたよ。で、DJフクタケさんに「ヤバ歌謡2」の素晴らしさを直接お伝えできたのも良かったし、浮き輪さんと「ジョーカー・ゲーム」の話ができたのも面白かったし、そして音楽が流れる空間も心地よかった。僕的には「ディスコの神様 feat.藤井隆」で盛り上がった瞬間が最高でした。「こうやってパーティが続いているっていいな」というかね、平日開催しか行けないけど、また足を運びたいなぁとつくづく思ったり。


というワケで、「ディスコの神様 feat.藤井隆」を貼っておきますね↓ イイ曲!




最後に書いておきたいのは、先週のタマフルのこと。「シェフ」評富山特集も良かったんですが、一番グッときたのはオープニングの高野政所さんについての話で、その愛に感動したというか、なんとなく僕まで前向きになれましたよ。宇多丸師匠、つくづく信用できる男ですな~ (´∀`) ステキ 何はともあれ、今週も仕事がかなり忙しいんですけど、週末にはグラップラー刃牙検定があるのでね、時間を見つけて勉強する予定でございます…。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。







アメリカン・スナイパー(ネタバレ)

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アメリカン・スナイパー

アメリカン・スナイパー

原題:American Sniper
2014/アメリカ 上映時間132分
監督・製作:クリント・イーストウッド
製作:ロバート・ローレンツ、アンドリュー・ラザー、ブラッドリー・クーパー、ピーター・モーガン
製作総指揮:ティム・ムーア、ジェイソン・ホール、シェロウム・キム、ブルース・バーマン
原作:クリス・カイル、スコット・マクイーウェン、ジム・デフェリス
脚本:ジェイソン・ホール
撮影:トム・スターン
美術:ジェームズ・J・ムラカミ、シャリーズ・カーデナス
衣装:デボラ・ホッパー
編集:ジョエル・コックス、ゲイリー・D・ローチ
視覚効果:マイケル・オーエン
海軍技術顧問:ケビン・ラーチ
出演:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ルーク・グライムス、ジェイク・マクドーマン、ケビン・ラーチ、コリー・ハードリクト、ナビド・ネガーバン、キーア・オドネル、サミー・シーク
パンフレット:★★★★☆(820円/ちょっと高いけどコラム6本収録! 最後のページの写真にもグッとくる)
(あらすじ)
イラク戦争に出征した、アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊員クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)。スナイパーである彼は、「誰一人残さない」というネイビーシールズのモットーに従うようにして仲間たちを徹底的に援護する。人並み外れた狙撃の精度からレジェンドと称されるが、その一方で反乱軍に賞金を懸けられてしまう。故郷に残した家族を思いながら、スコープをのぞき、引き金を引き、敵の命を奪っていくクリス。4回にわたってイラクに送られた彼は、心に深い傷を負ってしまう。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




85点


「アメリカン」というフレーズを聞くと、「小林克也のおしゃべりアメリ缶」や「アメリ缶」を思い出したり、B級世紀末アクション映画の良作「アメリカン・サイボーグ」が頭に浮かんだりするんですが、実は一番連想するのは「アメリカンチップス」。当時の“若かった僕”は「アメリカ~ン♪」とおどけるいしだ壱成さんを見ると2秒で怒りゲージを満タンにしてしまい、「死の翼触れるべし!ヽ(`Д´)ノ」と理不尽に激怒したものでしたよ…(しみじみ)。


アメリカンな壱成さん。ただ、あらためて吉田豪さんのトークを聞いたりすると、頑張ってほしいと思う40代の僕なのでした。
アメリカ~ン


な~んて関係ない話は置いとくとして。予告編を初めて見た時は「えぇっ、女性と子どもを撃っちゃうの!? (°д°;) ウタナイノ!?」と凄まじくドキドキさせられましてね。クリント・イーストウッド監督作ということもあって、それなりには期待していたということで! 公開日、新宿武蔵野館で「スペシャルID 特殊身分」を2回観てから新宿ピカデリーに足を運びました。スゴい映画でしたな… (`Δ´;) ヌゥ


公開初日ということで、かなり混んでました。
新宿ピカデリー


気になっている人のために予告編の続きを書いておくと、主人公のクリス・カイルったら2人とも殺してました ('A`) イヤーン パンフに載ってた監督インタビューによれば、クリスが映画の元となった自伝を書いた時、理解されないだろうと思って“母親だけ狙撃した”ことにしたようですが、実際には母子ともに射殺したんだそうです。いや、確かに手榴弾を投げようとしていたので仕方ないんですけど、つくづくヘビーな話ですな…。


この母子が殺されちゃうなんて、ドン引きですよね。
射殺されちゃう母子


一応、雑かつ適当にあらすじを書いておくと、弟をいじめる奴をボコボコにした少年クリスは、父親から「世の中には羊と狼と番犬がいて、お前は番犬だ!m9`Д´) ビシッ」と番犬認定されまして。成長して“いかにもなテキサスマッチョ”になって、弟とのんべんだらりと暮らしていたら、アメリカ同時多発テロ事件のニュース映像を観てハートがバーニング。「オレもやるッス!ヽ(`Д´)ノ」とアメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズにハードな訓練の末に入隊すると、狙撃の才能があったため、バリバリと“イラクの野蛮人ども”(本人談)を射殺しまくって、仲間からは「伝説の男~♪ (`∀´)」と歌われ、敵からは「ラマディの悪魔!(°д°;) ヒィィ」と恐れられるようになるのです(1つウソ)。


有名な映像を貼っておきますね↓ 結局、イラクとは関係なかったというね…。




とは言え、家庭の方は微妙な感じ。せっかく素敵な奥さんとの間に可愛い人形が生まれたのに、イラクへ何度も”ツアー”に行ってしまうため、奥さんは常に気が気じゃないし、クリスの方も帰宅しても心ここにあらずな状態だったり、犬を殺そうとしたり、看護婦さんに怒鳴ったりと、このままじゃ離婚してしまいそうなムードがムンムンでして(なんとシールズの離婚率は90パーセント以上なんだって (゚⊿゚) ヘー)。

このままじゃいけないと思いながらも、“番犬”の彼は仲間を守るために4回目のツアーに行ったところ! やっと宿敵である狙撃手ムスタファを「山猫は眠らない」ライクに倒して、死闘の末、無事生還(愛銃をなくしてしまう象徴的な場面あり)。奥さん&子どもたちと仲良く暮らしながら、自分自身の心の治療も兼ねてPTSDに苦しむ帰還兵の面倒を看ていたら、殺されてしまって… (ノД`) 葬儀の様子が流れてエンドクレジットに突入すると、無音状態になって映画は終わってました。


クリスの葬式で奥さんがスピーチする映像を貼っておきますね↓ 死んだことを知らなかったので、結構ビックリしました。




尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」での紹介を聴いたり、「映画秘宝 2015年 04 月号」の特集記事やパンフを読んだりすればわかることですが、決して戦争賛美映画ではなくて。基本的には「戦争によって英雄に祭り上げられながらも、PTSDになって、因果のように人生が終わってしまった男の物語」であり、そこにもグッときたんですが、しかし! ごめんなさい、不謹慎ですけど、僕は何よりも戦争アクションとしてスゲー面白かったです (´∀`;) エヘヘ 狙撃シーンや突入シーンはマジで緊迫感に溢れていて、ヒリヒリするというか、胃が痛くなるというか。ムスタファとの直接対決も好みであり(フィクションだけど、そういう人がいたのは事実だそうな)、手に汗握りながら鑑賞いたしましたよ。


サミー・シーク演じるムスタファ、渋かったです。
狙撃手ムスタファ!


ただ、それ故に、これを戦争賛美映画と思う人の気持ち、スゲーわかる。だって、戦闘シーンがカッコイイ時点でテンションが上がるじゃないですか。一応、ムスタファの奥さんを見せたりして「イラク側も同じ人間」ということを表していたけどさ、やっぱりアメリカ寄りには見えちゃったし…(って、遺族が絡んでるから仕方ないと思いますが)。だったら、「アルマジロ」みたいな“リアルかつイヤな雰囲気”に仕上げてほしかったなぁ…って、この前、一緒に飲んだ桑江さんが言ってました!(o^-')b ウケウリ!

あと、僕が大好きな「パニッシャー」のスカルマークが出まくっていたのは、その偏差値の低さに共感を覚えつつも、ガチで人を殺す人たちが好むのは引くというか(実際に好きだったみたいですが)。ちょうど僕もパニッシャーのパーカーを着用して映画を観に行っていたりして、それも…なんか…恥ずかしかったです… (´Д`;) ナニコレ


胸には「パニッシャー」のスカルマークがあったりして。装甲車にも書いてありましたな。
胸にパニッシャーのマーク

ビグルス(ジェイク・マクドーマン)も読んでました。海兵隊員繋がりで好きなのかしらん。
パニッシャーを読んでる!


で、恐ろしく興を削がれたポイントが2点ありまして。すでにイヤミっぽく書いてましたけど(苦笑)、クリスの赤子が人形丸出しだったのは何なのかと。すみません、あれは本当に安っぽくてガッカリしたというか、必死に抱くブラッドリー・クーパーが哀れに見えたほどでしたよ。それと、ムスタファを倒す時に弾丸が飛んでいくシーンも心底失望。いきなり「山猫は眠らない」っぽくなっちゃってさぁ…(あの映画は大好きですが)。リアルなムードが台無しだと思っちゃったり。


問題の赤子。監督が「当たり前ですけどニセ赤子です。初笑いできたかな?」ってツイートしてましたが…(勝手なウソ)。
ニセ赤子

ニセ赤子を観た時の僕の気持ちを代弁する愚地独歩の画像を貼っておきますね。
見るにたえねぇ


ちなみにアメリカの観客は“クリスが殺されたことを知っている前提”で観ているワケで、「日本人と受け取り方が違うのかなぁ」なんて思ったりしたのはどうでも良いザンス(シエナ・ミラーが同じく”旦那が死ぬ奥さん”を演じた「フォックスキャッチャー」を観た時も思った)。何だかネガティブな文章を垂れ流しちゃいましたけど、ちょっと気になる部分があっただけで、本当にスゴい映画だとは思うんですよ。増量してクリスを演じたブラッドリー・クーパーは素晴らしかったし(デッドリフトをするシーンが好み)、見終わった直後は無音の中で凄まじくしんみりさせられたし、何よりも狙撃シーンでは超ハラハラさせられたし…。「ハート・ロッカー」と同じような話ですが、僕はこっちの方が好きです (´∀`) オシマイ




クリス・カイルによる自伝。興味はあるんですが、時間とお金がなくて…。



クリント・イーストウッド監督作。これのイラク版を作ってほしいと思ったり。



なんとなく思い出した映画シリーズ。「1」を観れば十分だと思う。僕の感想はこんな感じ



本物の戦闘シーンまで映しているドキュメンタリー。僕の感想はこんな感じ



なんとなく思い出したキャスリン・ビグロー監督作。僕の感想はこんな感じ



イラク少女暴行殺害事件を描いたブライアン・デ・パルマ監督作も貼っておきますね。








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