※今回の記事は、映画とは全然関係のない文章がダラダラと書かれているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。
※ムービーウォッチメンへのリンク等を追記しました(2/29)
<映画鑑賞前の「心のゆらぎ」について>
ごめんなさい、映画とは全然関係のない上に恐ろしく面倒くさい文章を垂れ流しますね。ダニー・ボイル監督作であり、尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」で紹介されたりもしたので、「観たい映画の覚え書き」では「△」をつけたりしましたが、驚くほど興味が持てなくて。いや、それなりには面白いんだと思いますけど、今の僕は「ゾンビマックス! 怒りのデス・ゾンビ」のような“雑だけど勢いのあるアクション作品”を観たい気持ちでいっぱいであり、セコイヤチョコのCMに出てた奴の伝記なんて、さっさと「どうでもいいフォルダ」にドロップしちゃいたい心境だったりしてね。
フルタ製菓のCMに出てきたのは、もちろんそっくりさんでございます (´∀`) ナァンダ
ただ、当ブログでは実によくあるパターンですが、今週のムービーウォッチメンの課題作品に選ばれちゃいましてね…。久しぶりに「つまんねー映画を選びやがって!( ゚д゚)、ペッ」と宇多丸師匠への無闇な憎悪が湧くほどであり(身勝手なリスナー)、先日、参加した「タマフル&トップ5&相談は踊るオフ会」でも、周囲の方々に「あんな映画を観るくらいなら、2回目の『ゾンビマックス!』を観に行きますYO!ヽ(`Д´)ノ」と散々言いまくるほどだったんですけれども。あれはウソだ。
素敵すぎる動画を貼っておきますね↓(「コマンドー」より)
いや、今作に興味がなかったのは本当なんですが、やたらと「観ったくない!観ったくない!( ゚∀゚)o彡゚」(「まっくのうち!」コール風に)と連呼してたのは、KTCC(期待値コントロール)の一環。自分自身にあえてネガティブな感情を植え付けて期待値を下げることで、つまらない映画でも楽しめる確率を上げるメソッドであり、格闘漫画で例えると、「喧嘩商売」&「喧嘩稼業」の富田流の無極や、「グラップラー刃牙」におけるリアルシャドーの応用、といったところでしょうか。たぶんこれを突き詰めると、最終的にはその映画を観なくても観た気分に浸れる…って、何が何やらですな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ
無極とはこんな原理の技…って、わからない人は「喧嘩商売」を読んで!
そんなワケで、「観たくないよ~ (´Д`;) イヤーン」という気分にすっかり染まっていたんですけど、「スティーブ・ジョブズやアップル社の基本的な情報を知らないと楽しめない」なんて評判も耳にしていたので、木曜日の夜に予習として2013年公開の同名映画を観る→wikipediaを読んでみたら、「ジョブズってスゴいじゃん!(*゚∀゚)=3 ムッハー」とアコガレモードに突入してしまってね。せっかく丁寧に下げてきた期待値も「2013年版より面白いのカナー (・∀・) キョウミアルー」ってな調子で一気に上昇。結局、マフラーを巻いて街へ出て、恥ずかしながらもウキウキ通りを行ったり来たりしながらTOHOシネマズ日劇に足を運んだんですが、しかし! そこで事件が起きたのです!m9`Д´) ビシッ
TOHOシネマズ日劇の3番スクリーンで観たんですが、4分の1ぐらい入ってましたかね。
ちょっと早めに入ったので、劇場ロビーの椅子に座ってノートPCを開き、メールチェックなどをしていたところ…。ふと気付いたのです。今の己の姿が「坊主+眼鏡+黒のタートルネック+袖まくり+ジーンズ+MacBook」と、モロにジョブズのコスプレ感満載だということに!!!! Σ(°д°;) ヒィィ! なにこのジョブズ信者(笑)というか、よくよく振り返れば、前を通り過ぎた女性客の僕を見る目にどこか蔑みを感じたのは、「おやおや、この大男はさぞジョブズ好きなんでしょうね! 川`∀´) アラアラ」「でも似てるのは格好だけで、コイツの年収、ジョブズの2秒だわ!川`∀´) オホホホホホホ」なんて思われてたに違いない。もうね、とても恥ずかしくて恥ずかしくて居たたまれなくなった僕は、そそくさとPCをしまって、予告編が流れ始めた劇場に入ったものの、ジョブズへの感情は敵意200パーセント状態に変化。凄まじくムシャクシャしながら映画を観たのでしたーー。
あの女性客はリサリサのような目で僕を見ていた気がする…という被害妄想の強い文章(ジョジョ第二部より)。
そして、劇場に入った僕は「いつかティファニーで朝食を」第8巻の佐藤麻里子のようでしたよ… (ノω・、) マリチャン...
スティーブ・ジョブズ|
原題:Steve Jobs
2015/アメリカ 上映時間122分
監督・製作:ダニー・ボイル
製作:マーク・ゴードン、ガイモン・キャサディ、スコット・ルーディン、クリスチャン・コルソン
製作総指揮:バーナード・ベリュー、ブライアン・ズーリフ、イーライ・ブッシュ
原案:ウォルター・アイザックソン
脚本:アーロン・ソーキン
撮影:アルウィン・カックラー
美術:ガイ・ヘンドリックス・ディアス
衣装:スティラット・アン・ラーラーブ
編集:エリオット・グレアム
音楽:ダニエル・ペンバートン
出演:マイケル・ファスベンダー、ケイト・ウィンスレット、セス・ローゲン、ジェフ・ダニエルズ、マイケル・スタールバーグ、キャサリン・ウォーターストン、パーラ・ヘイニー=ジャーディン、リプリー・ソーボ、マッケンジー・モス、サラ・スヌーク
パンフレット:★★★★☆(720円/コラムは多いし、用語解説もあるし、歌詞も載ってて良いパンフ)
(あらすじ)
1984年、アップル社の新製品発表会本番を40分後に控え、スティーブ・ジョブズ(マイケル・ファスベンダー)は部下のアンディ(マイケル・スタールバーグ)ともめている。今回ジョブズはどうしてもMacintoshに「ハロー」とあいさつさせたかったが、当の主役は沈黙したままだ。マーケティング担当者のジョアンナ(ケイト・ウィンスレット)は諦めるよう説得するが……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
85点
大好きでした (´∀`) ウフフ
なんとなく岡村靖幸さんの名曲を貼っておきますね↓
いや、映画というのは本当に不思議なもので。長々と駄文を連ねたように、観る前はどうなることかと思ったんですが、予想以上に笑って泣けたからビックリというか。ダニー・ボイル監督作で一番好きな作品になったかもしれません。ちなみに「スティーブ・ジョブズ|」の「|」は、公式サイトや予告編を見るとわかるんですけど、「カーソル」だったりします…って、どうでも良いですかね。
お話は<1984年のMacintosh発表会直前><1988年のNeXTcube発表会直前><1998年のiMac発表会直前>の3幕構成で、町山さんが指摘されてたように、会話中心&人数と舞台が限られているあたりは、舞台劇っぽいなぁと。基本的にはどの幕でも、発表会前でバタコさん並みにバタバタしているジョブズに、開発技術者アンディ(マイケル・スタールバーグ)にアップル共同創業者で親友のウォズ(セス・ローゲン)、アップルCEOのスカリー(ジェフ・ダニエルズ)、元恋人のクリスアン(キャサリン・ウォーターソン)&娘リサが絡んできて、秘書的役割のジョアンナ(ケイト・ウィンスレット)がジョブズをフォローする…といった内容がリアルタイムに進行するのです(映画は“直前”までで、発表会自体はどれも描かれない)。雑に書くと、こんな感じでした↓
<1984年のMacintosh発表会直前>
【みなさんの主張】
アンディ→Macintoshがハローって言いません ('A`) イヤーン
ウォズ→Apple IIのスタッフに謝辞を言え!m9`Д´) ビシッ
スカリー→君と僕は気が合うようだな ( ̄ー ̄) ニヤリ
クリスアン→リサはアンタの子なんだし、金持ちなんだから、もっと養育費をちょうだい!川`Δ´) クソガ!
リサ(5歳)→「Lisa」って、アタシの名前から付けたの?(・ε・し パパー
ジョアンナ→「ハロー」なんて言わせなくたっていいし、リサにはもっと優しくしてあげて!(´Д`;し ンモウ!
【ジョブズの回答】
Macintoshに「ハロー」って言わせるのは超大事だから死んでもやるべきだし、未来を見ているからApple IIの話なんて絶対しないし、スカリーはとっても頼りにしてるし、リサはオレの子じゃないが金はもう少しやるし、「Lisa」の名前は偶然だYO!(`Δ´) カエレ!
その後の実際のスピーチを貼っておきますね↓
<1988年のNeXTcube発表会直前>
【みなさんの主張】
アンディ→「ジョブズはNeXTcubeで失敗するけど、OSをエサにアップルに買収させる」って記事があったよ (・∀・) キョウミアル?
ウォズ→お前は、自分ではコンピュータも作れなければプログラムも書けないクズだ!m9`Д´) ビシッ
スカリー→お前のせいで会社が経営難になったからクビにしただけなのに、英雄視されてるのはズルい (・ε・) ブー
クリスアン→生活保護を申請するほど困窮してるんだから、もっと養育費をちょうだい!川`Δ´) クソガ!
リサ(9歳)→一緒に住みたい… (´・ω・`し ションボリ
ジョアンナ→アンタ、いつ理想のコンピュータを作るのよ?(´Д`;し ンモウ!
【ジョブズの回答】
アンディが持ってきた記事はとりあえず取っておくとして、オレは音楽家を演奏させる指揮者のようなものなんだから自分では何も作れなくてもノー問題だし、スカリーはオレを追い出した上にウォズにバッシングさせるように圧力をかけるクズ野郎だから容赦しないし、クリスアンにはちゃんと金をやってるんだから文句を言うんじゃねーよ、でもまぁ家を買ってやるし、リサは…とりあえずノーコメント。ちなみに、オレの目論見はアンディが持ってきた記事の通りで、将来的にはアップルに復帰して理想のPCを作るのだ!(`∀´) フハハハハハハ
その後の実際のスピーチを貼っておきますね↓
<1998年のiMac発表会直前>
【みなさんの主張】
アンディ→実はリサの進学費は僕が立て替えたし、お前なんか大嫌いでした (`Δ´) シニヤガレ!
ウォズ→Apple IIのスタッフに謝辞を言え!m9`Д´) ビシッ
スカリー→いろいろあったけど、仲直りしようよ (´・ω・`) ドウ?
リサ(19歳)→アタシを認知せずに母親を侮辱してたお前は正真正銘のクズ野郎!川`Δ´) ジゴクニオチロ!
ジョアンナ→やっと成功するけど、父親として最低すぎるから、リサと仲直りして!(´Д`;し ンモウ!
【ジョブズの回答】
進学費を立て替えられたのは腹が立ったけど僕はアンディが好きだし、過去を振り返る気は1ミリもナッシング。スカリーとは僕も仲直りしたいし、ニュートンが失敗したのはタッチペンを使ってたからだよ(のちのiPhoneである)。ジョアンナの言う通り、リサとも関係を修復したいというか、本当はとても大事に思っていて、「Lisa」は彼女の名前から付けたし、5歳の時にMacintoshで君が描いた絵をずっと持ってたんだ、愛してる (´∀`) スキヨ
その後の実際のスピーチを貼っておきますね↓
正直、リサの認知問題だけで十分最低の人間であり、本来なら凄まじくイライラさせられる主人公のハズなんですが、「ソーシャル・ネットワーク」でもクズ野郎を扱ったアーロン・ソーキンの脚本が良く出来ている上に(単なる伝記ではない斬新な3幕構成に会話の妙)、役者さんたちが実に魅力的なので、なかなか面白く観られちゃうという不思議。キャスティングの際に似てる似てないは気にしなかったそうですが、主演のマイケル・ファスベンダーはとにかくチャーミングでカッコイイし、脇を固める人たちも本当に素晴らしいし…(しみじみ)。122分間、テンポの良い会話劇を堪能させていただきましたよ。
ジョブズを演じたファスベンダー、似てないけどカッコ良かったですね~。そしてこれとほぼ同じ格好をして観てました… (´Д`;) ハズカシイ...
ケイト・ウィンスレットも最高でした。ジョアンナは実在するものの、いろいろな女性の役割や性格を合わせたキャラだとか。
アンディ役のマイケル・スタールバーグもいい味出してました。「ハロー」問題で困る姿が可愛かったなぁ。
高校からの親友ウォズ役のセス・ローゲンもさすがでしたね。「コンピュータは芸術じゃない」→「FUCK!」のやり取りが好き。
スカリーを演じたジェフ・ダニエルズも渋かった…って、違う映画を貼っちゃった!(わざとらしい文章)
まぁ、不満もあって。途中で回想シーンが入ったりとか、イメージ的にジョブズの顔がアップになったりとか、そういう流れが止まる部分はあまり好きじゃなかったです。それと「ジョブズが素直になってリサに心情を吐露して、彼女が5歳の時に描いた絵を渡すラスト」に関しては、唐突な感じは否めないなぁと。ただ、僕も4歳の娘を持つ身なのでね、すっかり感情移入して観たところが大きくて。最後は「ずっと”過ち”扱いされてきた大金持ちの娘の心がやっと救われる場面」だと思って、スゲー泣いちゃいました。
これを最後に持ってくるのは卑怯だけど超泣いた!(ノДT) ウエーン
それと、社会人なら、良くも悪くも「自分と仕事」ということを考えさせられますよね。前も書いた気がしますけど、そこそこ成功している会社の社長と飲んだ時、「『家庭が一番』なんて言うような男はダメだ!(`Δ´) クソガ! 」といった説教をされたことがあって。嫌われても疎まれても、お金を稼いで、子どもにさまざまな可能性を作ってやることが父親の務めなんだと。僕ももっと仕事に打ち込むべきなんだろうなぁ…というか、それ以前のレベルであって、こんなブログを10時間も掛けて書いている場合じゃないんでしょうな… ('A`)
ちなみに、宇多丸師匠の評で知りましたが、このスピーチの原稿をアーロン・ソーキンが頼まれてた…というのは面白いですな。
何はともあれ、観る前はあーだこーだと文句を言ったり、宇多丸師匠を逆恨みしたりしましたけど(苦笑)、僕は大好きな映画でしたヨ (´∀`) アラアラ まぁ、2013年の映画ですら「Appleの歴史を知らないと、わけがわからない」なんて批評がありましたが、今作はジョブズやアップルについて何も知らない人が観たら、さらに何が何やらな状態になる可能性が高いと思います。ただ、wikipediaだけでもザッと目を通しておけば、それなりには楽しめるんじゃないかしらん。それにしても、昔と違って多くのことが記録として残っている分、どうしたってネガティブな情報も溢れてくるワケですが、それでもたくさんの人からすでに「偉人認定」されているジョブズはスゴい人だなぁとあらためて思ったり。
誰だって叩けばホコリは出ますものね(「逆境ナイン」より)。昔の偉人だって相当酷かったんでしょうな。
おしまい (´∀`) スキヨ
※宇多丸師匠の的確すぎる時評がアップされたので、チェックしてみてくださいな。あらためて考えると、ジョブズ版「そして父になる」ってことなんですかね~。
近年に観て良かったダニー・ボイル監督作。僕の感想はこんな感じ。
映画の元になった原作本。読みたいけど、2巻もあって長そうなんだよなぁ。
サントラでございます。ボブ・ディランの曲は一曲だけ収録されなかったそうです。
ジョシュア・マイケル・スターン監督×アシュトン・カッチャー主演作。まぁまぁな感じ。
誰もが連想するであろうデヴィッド・フィンチャー監督作。僕の感想はこんな感じ。
なんとなく貼っておきますね。過去を掘り返されて、偉人も大変ですな。
スティーブ・ジョブズ|(ネタバレ)
白鯨との闘い(2D版)(ネタバレ)
白鯨との闘い(2D版)
原題:In the Heart of the Sea
2015/アメリカ 上映時間122分
監督・製作:ロン・ハワード
製作:ジョー・ロス、ポーラ・ワインスタイン、ウィル・ワード、ブライアン・グレイザー
製作総指揮:ブルース・バーマン、サラ・ブラッドショー、パラク・パテル、エリカ・ハギンズ、デビッド・バーグスタイン
原作:ナサニエル・フィルブリック
原案:チャールズ・リービット、リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー
脚本:チャールズ・リービット
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
美術:マーク・ティルデスリー
編集:マイク・ヒル、ダン・ハンリー
音楽:ロケ・バニョス
出演:クリス・ヘムズワース、ベンジャミン・ウォーカー、キリアン・マーフィ、ベン・ウィショー、トム・ホランド、ブレンダン・グリーソン、ミシェル・フェアリー、ポール・アンダーソン、フランク・ディレイン、ジョゼフ・マウル、エドワード・アシュレイ、サム・キーリー、オシ・イカイル、ゲイリー・ビードル、シャーロット・ライリー、ドナルド・サムター、リチャード・ブレマー、ジョルディ・モリャ
パンフレット:★★★★(720円/映画の補完にピッタリ。コラムもタメになりました)
(あらすじ)
1819年、一等航海士オーウェン(クリス・ヘムズワース)と21人の仲間たちは、捕鯨船エセックス号で太平洋を目指す。やがて彼らは驚くほど巨大な白いマッコウクジラと遭遇し、激闘の末に船を沈められてしまう。3艘のボートで広大な海に脱出した彼らは、わずかな食料と飲料水だけを頼りに漂流生活を余儀なくされる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事は、「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」のネタバレに触れているんですが、未見の人は絶対に観てから読んで!
※今回は本当にくだらないことしか書いていないので、カゲヒナタさんのブログとか読むと良いんじゃないかな。
「深酒をしてしまった男が、満員電車の中で必死に嘔吐をこらえる→『吐く…('A`) ゲェェェェェ』との闘い」なんて小学生レベルの駄文をどうしても書きたかったことについては、あとで自分自身と話し合うとして。「銛1本で白鯨に立ち向かうぜ!」といった景気の良い話ではないみたいだったので、いろいろと忙しいしスルーしようかと思っていたら! いつかのタマフルで宇多丸師匠が「今、リドリー・スコット(78歳)やスティーヴン・スピルバーグ(69歳)、ロバート・ゼメキス(63歳)、ロン・ハワード(61歳)の新作が観られるだけでもありがたい」なんてことをおっしゃっていたので(ウロ覚え)、「前作の『ラッシュ/プライドと友情』も面白かったし、やっぱり観ておくか」と思い直して。新宿ピカデリーの公開最終週に滑り込んできました。いろいろな意味で観て良かったです。
4番スクリーン、5分の1ぐらいは埋まってましたよ、確か。
話はあらすじの通りでして。雑に書いておくと、映画中盤に捕鯨船エセックス号が白鯨に破壊されてしまい、後半は白鯨にストーキングされながらの漂流生活が描かれましてね。「食料がない→人肉をモリモリ食べる」という悲惨な状況に陥りながらも、最後は一等航海士のオーウェンと、船長(ベンジャミン・ウォーカー)他数名が生き残ることに成功。その生き残りから話を聞いたハーマン・メルヴィル(ベン・ウィショー)が「白鯨」を執筆して終わってました(というか、映画はメルビルが話を聞くパートから始まる)。「観て良かった」と思った理由は3つあって。1つ目は、白鯨描写がド迫力だったこと。大画面で観て大正解であり、特にエセックス号が破壊される場面は凄まじかったですね~。アレは銛1本程度では太刀打ちできなさそうですわ ┐(´ー`)┌ ムリデシタ 2つ目は、ストーリーが普通に面白かったこと。結局は「白鯨の怒りは大海の怒り、誰も止められんのじゃ…」「ばばさまー」的な話なんですけど、オーウェンと船長の対立からサバイブを経て仲間になる流れとか好きだったし、メルヴィル役のベン・ウィショーが素敵だったし、何よりも人肉食が絡んでくるとは思わなかったので、122分間、飽きずに観られましたよ。
こういう感じの映画ではないんですが、それはそれで良かったというね(「侍ジャイアンツ」より)。
3つ目は、自分の記憶違いに気付けたこと。本作を観て僕自身に起こったことをポルナレフ風にありのまま話すと、「オレは『白鯨』を読んだことがあると思っていたら、それは『老人と海』だった」。な…何を言っているのかわからねーと思うが、オレも自分が何が何やらというか、ああん、超恥ずかしい!ヽ(´Д`;)ノ イヤーン いや、ホラ、『白鯨』って多くのフィクションでパロディにされていたりするし、すっかり読んだつもりだったんですけど、今回、あらためてkindle版を買ってみたら、こんなに長い話を読んだことはないことに気付いたのです(岩波文庫版は全3巻)。いつの間にか知った風な気になってしまうなんて、人間とは愚かな生き物ですな…(多くの人を勝手に巻き込んだ文章)。その他、鯨の解体描写があったのも「グリーン・インフェルノ」っぽくて良かったし(あのスキルで人体を解体したのかと思うと…)、同じような漂流サバイブ&人肉食トラウマ話では、僕は「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」
よりこっちの方が好きかも。興味がある方はぜひぜひ~。
「魁!!男塾」のキャプテン鱏破布(エイハブ)のエピソードを読んだだけでは「白鯨」を読んだことにはならぬのか。
おしまい ('A`) ゲェェェェェ
原作のノンフィクション。この本を改題したものみたい。kindle版が出たら読もうかな。
サントラです。デジタル版もあります。
パディントン(字幕版)(ネタバレ)
※今回の記事は、この映画が好きな人はイヤな気持ちになる可能性があるので、気をつけて!
パディントン(字幕版)
原題:Paddington
2015/イギリス 上映時間95分
監督・脚本:ポール・キング
製作:デビッド・ハイマン
製作総指揮:ロージー・アリソン、ジェフリー・クリフォード、アレクサンドラ・ファーガソン、オリビエ・クールソン、ロン・ハルパーン、ボブ・ワインスタイン、ハーベイ・ワインスタイン
キャラクター創造:マイケル・ボンド
脚本:ハーミッシュ・マッコール
撮影:エリック・ウィルソン
美術:ゲイリー・ウィリアムソン
衣装:リンディ・ヘミング
編集:マーク・エバーソン
音楽:ニック・ウラタ
出演:ヒュー・ボネビル、サリー・ホーキンス、ジュリー・ウォルターズ、ジム・ブロードベント、ピーター・キャパルディ、ニコール・キッドマン、マデリーン・ハリス、サミュエル・ジョスリン、ティム・ダウニー、マット・ルーカス、ジュード・ライト
声の出演:ベン・ウィショー、イメルダ・スタウントン、マイケル・ガンボン
パンフレット:★★★★(720円/ロケ地マップが載っていたのが素敵。あと、松岡亨子さんのコラムに書かれてた田中琢治さんの手紙の話がイイ!)
(あらすじ)
真っ赤な帽子をかぶった小さな熊が、ペルーのジャングルの奥地からはるばるイギリスのロンドンへやってきた。家を探し求める彼は、親切なブラウンさん一家に出会い、「パディントン」と名付けられる。ブラウンさんの家の屋根裏に泊めてもらうことになったパディントンは、早速家を探し始めるが、初めての都会暮らしは毎日がドタバタの連続で……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の記事は、残酷な画像が貼ってあるので、そういうのが苦手な人は読まないで!
※この映画に関しては、映画瓦版さんの記事やそーす太郎さんのブログを読んだ方が良いザンス。
※今回の記事は、「華麗なるギャツビー」のネタバレに触れているので、気をつけて!
基本的にあまり観るつもりはなかったんですが、ツイッターで相互フォローさせていただいているお隣のシロさんから勧められましてね。そーす太郎さんも絶賛されていたし、なんとなく興味が湧いたので、2月中旬の日曜日、いそいそとTOHOシネマ新宿で観て来ました。家族で観たくなりましたヨ (´∀`) ウフフ
TOHOシネマ新宿ではグッズが売られているだけでなく…。
なんと等身大のパディントンもいたのです。
1番スクリーン、公開から結構経っているのに満席でした。
ちなみにUC豊洲で「ザ・ガンマン」を観た時も、ロビーにはまだこんな展示がありましたよ (゚⊿゚) ニンキアルナー
今作で一番感心したのは、CGで作られたパディントン。あまりにリアルすぎて、「人語を理解して会話できるクマが実在したとは… (`Δ´;) ヌゥ」とカン違いするほどのクオリティだったのです。例えば、CGキャラのアクションって、どこか作り物感があって乗れなかったりすることも少なくないんですけど、今作のパディントンの実在感はマジでスゴくて、途中のスリを追いかけるアクションとか、ジャッキー・チェンの映画のように手に汗握っちゃいましたよ。ハッキリ言って、現在のVFX技術を駆使して本気で作られた動物に関しては、もう本物とまったく見分けがつかない自信があります(偉そうに)。
こういうアクションシーンはなかなか見応えがありましたね。
ストーリーに関しても、基本的には楽しかったです。簡単に書くと、「昔、ペルーに来たイギリス人探検家が残した『イギリスに来たら歓迎する』という言葉を頼りにやってきたクマをブラウン一家が『パディントン』と名付けて、紆余曲折あった挙げ句に“家族”として迎え入れる」というストレートな感じでして。「クマが駅にいる&人語を話してもあまり驚かない」という「スチュアート・リトル」を思わせる“少しファンタジー”な世界観ではあるものの、近年の移民問題へのメッセージなどもキッチリ込められていた印象(って、高橋芳朗師匠が語っていた「カリプソ」にはまったく気付きませんでしたがー)。それと、僕は「探検家=植民地支配の手先」的なイメージが強いので、探検家協会を善玉として描いてなかったのも好感が持てましたよ。
ロード・キチナーが歌う「London Is the Place for Me」を貼っておきますね↓
備忘録としてオチを書いておくと、「人語を話すクマ」の剥製を持って帰らなかったために協会から追放された探検家クライド(ティム・ダウニー)の汚名をすすぐべく、その娘のリセント・クライド(ニコール・キッドマン)はパディントンを剥製にしようと企んでいたんですが、ブラウン一家に倒されて悪事が発覚→奉仕活動に従事することになり、パディントンはブラウン一家の家族となって、めでたしめでたし。とにかく紳士的なパディントンが可愛いし(ベン・ウィショーの吹き替えも良し)、自宅紹介の場面などところどころウェス・アンダーソン監督作っぽい絵作りもキュートだし、暴力的なシーンはあまりないし、人が死んだりもしないし、見事なファミリームービーというか。確かにこれなら家族で観ても大丈夫だなぁと。娘のマナ子(仮名/4歳)は暗いところがダメなので映画館には連れていけないものの、DVDがリリースされたら奥さん&娘と3人で一緒に観るつもりでございます。
パディントン駅に降り立った「人語を話すクマ」。人間は彼の名前を発音できないため、駅名を名付けられるのです。
優しいブラウンさん一家に引き取られるものの…。
悪女ミリセントに狙われたりしてね。元夫オマージュのアクションとかやってましたよ。
でも最後はハッピーエンド。みんなで雪合戦をして終わってました…よね、確か。
って、褒めまくりましたけれども、実は個人的に乗れなかった大きなポイントが2つありまして。1つ目は、「危険な存在に思えた」ということ。今回、パディントンの実在感が凄まじかったゆえに、逆に「人語を話すクマ」が信用できなかったというか…。そりゃあ同じ哺乳類ではありますが、いくら言葉が通じるからと言って、相手は人間を素手で殺す力を有している恐ろしい野生動物。昔、小熊との簡単なじゃれ合いでムツゴロウさんが重傷を負ったように、子どもに近づけるのは危険すぎるじゃありませんか。
正直なところ、僕は劇場ロビーのパディントンから獣臭を嗅ぎ取っていましてね(「餓狼伝」より)。
こんな丸っこい手をしているものの…。
人体を一撃で破壊できることも知っているのです(「シャトゥーン ヒグマの森」より)。見た目で騙されないぜ!
しかも、パディントンがやたらと「アナタが家をくれるんですか? (•ᴥ•) クマー」「家をくれるハズなんです (•ᴥ•) クマー」なんて台詞を連呼するのも、「不審者が勝手に侵入してきたり、家を乗っ取ろうとしたりする映画」→ホーム・インベージョン・ムービーっぽくて怖かった…というのは考えすぎでしょうか。まぁ、そこまでいかずとも、単純に風呂を壊されたりするだけで大迷惑だし、「オレがあの家の父親だったら、自宅には絶対招き入れないな… (`Δ´;)」と心から思ったのでした(以上、映画から何も学んでいない人の文章)。
この風呂のシーン、保険が適用できたかどうか非常に気になります。
なんか、こういうコラ画像を作る人がいるのもスゲーわかる。よく観ると目が怖いというか。
すでに多くの人が当ブログを去ったと思いますが’(苦笑)、もう1つの不満が「クライマックスに期待しすぎた」ということ。いくら紀里谷和明監督の元奥さんが「ぼくはくま、くま、くま、くま~♪ (•ᴥ•し クマー」なんて平仮名で歌おうとも、所詮、クマはクマ。「華麗なるギャツビー」の終盤で追い詰められて「本性」をさらけ出してしまったギャツビーのように、いくら“紳士”を気取ろうとも、最後の最後にクマとしての獣性を発露してしまうのではないかと。クライマックス、ブラウンさんを制してパディントンが前に進み出た時、とうとうクマ本来の攻撃力でミリセントを屠るのかと思いきや! 「帽子の中に隠しておいたマーマレードサンドをミリセントに投げる→鳩の群れが彼女を襲う(伏線アリ)→下からババアが出てくる(伏線アリ)→扉にぶつかって転落する」なんてスマートなオチだったからガッカリ…って、もうお前はファミリー映画観んな ( ゚д゚)、 ペッ
いくらパディントンが愛らしく振る舞おうとも、クマはクマ(「刃牙道」より)。
必死に彼をかばうブラウンさんを制して前に出た瞬間!
「シャトゥーン ヒグマの森」みたいなことになると思ってたんだけどナー (・ε・) チェッ
その他、「ブラウンさんの女装シーンがスゲーどうでも良かった」とか「前からイギリスの近衛兵の帽子の中には食べものが入ってるんじゃないかと思ってた!」とかは置いとくとして。雑な文句を書きましたが(苦笑)、家族とまた観たいくらいには好きな映画でしたヨ (´∀`) ウフフ もうね、あのリアルなクマのCGには心底感心したというか、あの技術を駆使して「デンデラ」を撮り直してほしい…なんて願いを書いて、この乱暴な感想文を終えたいと思います (•ᴥ•) クマー
サントラ。なかなか良さげだったり。
原作の児童文学。実は知りませんでした… (´∀`;) エヘヘ
ムービーストーリーブックなんてのも出てましたよ。
ぴあによる公式ファンブック。ううむ、ちょっとほしいかも。
人形アニメのDVD-BOX。可愛いですな。
実は関連商品で一番ほしいのはこれ。こういう本を片手にロンドンに行ってみたいものです。
連想したロブ・ミンコフ監督作。良く出来たファミリー映画でございます。
天願大介監督作。もう少し予算があったら名作になったのに…。僕の感想はこんな感じ。
先週の備忘録(2016/2/23~2/29)
さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓
火曜日、映画を観たり、仕事をしたり
水曜日、大事な打ち合わせ→「タマフル&トップ5&相談は踊るオフ会」に参加!
木曜日、仕事の後、野鳩の解散公演に行きました
金曜日は徹夜でブログ書き→土曜日は娘と過ごしました
日曜日、娘と2人で動物園に!
月曜日、シュワルツェネッガーのメッセージに涙… (ノω・、) グスン
先週水曜日は、久しぶりに「タマフル&トップ5&相談は踊るオフ会」に出席できて良かったですねぇ…(しみじみ)。亮介さんと「ザ・ガンマン」やその他の映画諸々について話せたし、ツイッターで相互フォローさせていただいている方も来てくれたりしてね。グラビトンボルトさんに関しては、お母さんと一緒に当ブログを読んでいるということで「この親子は大丈夫なのかな… (`Δ´;)」と思ったりしたし、離婚を考えているというシビアな状況の方とかもいて、楽しいながらもいろいろと考えさせられるオフ会でした。次回は3月23日(水)に開催するそうですが、また参加できるといいなぁ。僕なんぞよりも愉快なラジオリスナーが大量に参加しているのでね、興味がある方はぜひ!
なんとなく先週観た映画を貼っておくと、「ビッグマッチ」からスタート。
「白鯨との闘い」を観たりして。
念願の「ザ・ラスト・ウォーリアー」もやっと鑑賞。
そして金曜日は「スティーブ・ジョブズ|」を観たのでした。
つーか、金曜日は映画を観た後、仕事のこととか、家庭のこととか、どうしようかと悩んじゃって。ブログの更新をもう少し控えた方がいいというか、むしろ辞めた方が良いのかしら…なんて考えながら歩いていたら、目に止まったのが「本日は天赦日」ののぼり。そう、TOHOシネマズ日劇の近くには、あの有名な西銀座チャンスセンターがあったということで、つい衝動的にバラ10枚+連番10枚を購入してしまったのです。宝くじに6000円も使ってしまうのは久しぶりですが、もし当たればユニバーサル・ソルジャーのリュック・デュブロー&アンドリュー・スコット
のフィギュア(2体合計で約88,000円)が購入できるのは言うまでもありませんな (;`∀´) ケケッ って、悩んだ挙げ句、仕事に精を出すワケでもなく、当選確率が1000万分の1という効率の悪いギャンブルに手を出してしまうガッカリな精神性。僕は100万回生まれ変わってもジョブズの足元にすら到達できなさそうです…。
ちょうど天赦日だったということで…。
グリーンジャンボを買ってしまったのでした (´・ω・`) アタラナイカナー
ちなみに奥さんとは先週仲直り→今も良い関係性が維持できてましてね ( ̄ー ̄) ニヤッ ただ、土日は彼女が出掛ける用があったということで、娘のマナ子(仮名/4歳)と過ごした次第。土曜は一緒に近所の公園で遊んで、日曜は某動物園にお出掛けですよ。マナ子ったら奥さんがいないと際限なく調子に乗って高圧的になるんですけど、それはそれでスゲー可愛かったりしてね(まぁ、行きすぎた時はさすがに怒りますが)。わずか700円程度のハムスターのオモチャを買ってあげるだけで大喜びする姿が愛しくて仕方がないのです。帰宅すると僕の体の上でお昼寝したりして、こんな触れ合いが堪能できるのも今だけなんでしょうな。ああ、宝くじさえ当たればもっと妻子との時間が作れるのに…って、すっかりダメ人間の発想!Σ(°д°;) ヒィィ
なんとなく筋肉少女帯の「踊るダメ人間」を貼っておきますね↓
その他、先週は「R&B馬鹿リリック大行進 ~本当はウットリできない海外R&B歌詞の世界~」を買ったり、野鳩の解散公演に行ったりしたって感じですかね。今週は少しずつ仕事が忙しくなって、週末には接待ゴルフもあるんですが、映画は6本観る予定だし、ちくしょう、ブログも頑張って書きますよ。それにしても、せっかく6000円も払ったんだから、宝くじが当たってほしいなぁ…。ええい、宝くじが当たってほしいんですYO!ヽ(´Д`;)ノ ナニコレ 以上、先週の備忘録でした。ではでは~。
野鳩の解散公演「野鳩」を観てきたので、雑な感想を(ネタバレ)
基本的に芝居の感想文は「ネタバレを伏せ気味の内容」で公演期間中に更新するように心掛けているんですけれども(一応、自分なりに宣伝をしているつもり)。今回は野鳩の解散公演→お客さんも連日満員状態だったということで、すっかり公演も終わった今日、備忘録として適当にアップしておきますね。
とりあえずチラシはこんな感じ。
“野鳩としまおまほ”の「はたらくおやつ」を観て以来、すっかり劇団「野鳩」と看板女優の佐伯さち子さんのファンになりましてね (〃∇〃) エヘヘ 昨年9月の公演「ある計画」も観に行って、これからも公演には足を運ぼう…と思っていたら! なんと今回で解散しちゃうというのだから、心底ガッカリですよ。とは言え、先行販売されたチケットが即完売にならなかったあたり、そこまでの人気はなかったのかもしれませんな… (´・ω・`) ウーン
下北沢の駅前劇場。場内は満員でしたよ。
先行予約の特典として手ぬぐいをもらいました (´∀`) アリガタイ
僕が情報を遮断するまでもなく、どんなお芝居なのか内容がサッパリだったんですが、蓋を開けてみればゾンビモノ。恥ずかしながら超話題の「ウォーキング・デッド」は観てないものの、ゾンビ系の作品には一家言を持っている僕ですよ(面倒くさい文章)、初めて見る「演劇のゾンビ」には少し抵抗があったし、世界観にも乗れないところがあって。特に「日本社会で日常的になったゾンビモノ」では、最近は古泉智浩先生の素晴らしいゾンビ漫画を読んだのもあって、ちょっと厳しい目線で見ちゃう感じ。疾病なり社会的弱者なりのメタファーなんでしょうけど、ごめんなさい、そういうのはもうお腹いっぱいなのです(とりあえず今は)。あと、下ネタに関しては、ダイレクトすぎてあまり好きじゃなかったですよ。
ただ、野鳩の芝居の独特の会話やテンポは相変わらず好みだったし、佐伯さち子さんのヌボーッとした存在感も素敵だったし、お馴染みの方々の芝居も楽しかったし…。予想外にグッときたのがクライマックスで、主人公が職場の人の裏事情を一気に暴露する場面は、「でも、お前も不正してたじゃん (・ε・) ドウナノヨ?」的に思わなくもなかった上に「自らゾンビに噛まれる」という決断も好きじゃなかったものの(汗)、「主人公に彼氏(クズ野郎)が食われる」というゴア描写をラストに用意してたのは意表を突かれたし(「ゾンビモノの作法」ですな)、セットの段ボールを一気に崩して世界の崩壊を表現したのは100点だと思って。最後の最後にスゲー感動させられた次第。
世界が崩壊するラスト、「愚地独歩の前羽の構えを見た本部以蔵」並みに感心しましたよ(「グラップラー刃牙」より)。
芝居の後は、野鳩主宰の水谷圭一さんとしまおまほさん&その父・島尾伸三さんのトークショーがあって、お父さんの容赦のなさに爆笑させられたりしてね。帰り際、しまおさんが書いた野鳩新聞(200円)を購入して、家路につきました。なんかね、僕は演劇関連のアンテナ感度がゼロに近いので、もう佐伯さち子さんのお芝居を観ることはないのかもしれないと思うと、非常に寂しくなったりしましたよ。それと、水谷圭一さんは才能がある人なので、これからもどこかで頑張ってほしいですな…なんて他人事感溢れる文章を書いて、この駄文を終えたいと思います。
しまおさんによる新聞。まぁ、愉快でしたよ。
これからこの曲を聴くたび、野鳩を思い出すんだろうな…。抱きしめて、銀河の果てまで!m9`Д´) ビシッ
おしまい。
エージェント・ウルトラ(ネタバレ)
エージェント・ウルトラ※一部画像をgifに変えました(3/3)
原題:American Ultra
2015/アメリカ 上映時間96分
監督:ニマ・ヌリザデ
製作:アンソニー・ブレグマン、ケビン・フレイクス、デビッド・アルパート
製作総指揮:バディ・パトリック、ロバート・オグデン・バーナム、ジョナサン・ガードナー、レイ・アンジェリク、スチュアート・ブラウン、トム・ロック
脚本:マックス・ランディス
撮影:マイケル・ボンビレイン
美術:リチャード・ブリッジランド
衣装:デビッド・C・ロビンソン
編集:ビル・パンコウ、アンドリュー・マーカス
音楽:マーセロ・ザーボス、ポール・ハートノール
音楽監修:ランドール・ポスター
スタントコーディネーター:ロバート・アロンゾ
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、トファー・グレイス、コニー・ブリットン、ウォルトン・ゴギンズ、ジョン・レグイザモ、ビル・プルマン、トニー・ヘイル
パンフレット:★★★(720円/背表紙が劇中に出てきた「APOLLO APE」のコミック風なのがいいね)
(あらすじ)
日々をのらりくらりと過ごしてきたダメ男のマイク(ジェシー・アイゼンバーグ)は、恋人フィービー(クリステン・スチュワート)に最高のプロポーズをしようと決心するが、なかなかうまくいかない。そんなある日、アルバイト先のコンビニで店番をしていたところ、謎の暗号を聞かされたマイクは、眠っていた能力が覚醒。スプーン1本で2人の暴漢を倒してしまう。実はマイクは、CIAが極秘計画でトレーニングされたエージェントだった。マイクは、計画の封印を目論むCIAに命を狙われることになるが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
75点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事は、残酷なgifが貼ってあるので、そういうのが苦手な人は気をつけて!
昨年から今年にかけて、「ジョーカー・ゲーム」→「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」→「キングスマン」→「コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)」→「007 スペクター」→「ブリッジ・オブ・スパイ」と、“スパイ映画ブーム”が到来中だったワケですが、その最後を飾るのが本作ということで、前売り券を買って超楽しみにしてましてね。上映が終わりそうな他の作品を優先した結果、観るのが遅くなってしまったものの(汗)、2月中旬、新宿ピカデリーで観て来ました。非常に楽しかったです (´∀`) ヨカッタワー 予告編の通り、ボンクラ風味のジェイソン・ボーンorジーナ・デイビス
って感じでしたよ、確か(雑な例え)。
4番スクリーン、上映回数が少ないのもあるんでしょうけど、結構混んでましたね。
話を身も蓋もなく雑に書くと、「僕ったらマリファナ漬けのダメなコンビニ店員だけど、恋人のフィービーにプロポーズしようと思ってたら、実は『ウルトラ計画』の被験者で凄まじい戦闘力を有してて、突然、暗殺部隊に襲われる&アッサリ返り討ちできてビックリしたし、フィービーはそんな僕を監視するために身近にいたら本気で恋をしちゃったCIA職員だったからまたドッキリ。なんだかんだあって、政府の刺客をほぼ全滅させた挙げ句、みんなの前で彼女にプロポーズしたら拘束されちゃったけど、最終的にはその能力を買われてエージェントカップルとして活躍することになりますた (`∀´)人(´∀`しスキヨ」ってな調子。青春恋愛コメディにバイオレンスアクションを詰め込んだ作品であり、なんて言うんですかね、「プロジェクトX」の監督に「クロニクル」
の脚本家…と聞いて、クレアラシルの外人少年ライクに「ナルホドネェ ( ´_ゝ`)」と納得しちゃったというか。しかも「アドベンチャーランドへようこそ」
で共演したジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワートが主人公と聞けば、それなりの満足感は得られそう→実際にそれなりの満足感が得られた次第。
最後のプロポーズシーン、笑いながらも泣いちゃいましたね… ( ;∀;)イイプロポーズダナー
アクションは全体的に好みのタイプで(しっかり流血する)、特に終盤の「スーパーマーケットでの長回しバトル」は、ある意味、“派手に立ち回る「イコライザー」”といったムードがあって、なかなか美味でした。その他、「やりすぎな暗殺者集団“タフガイ”」とか「2人に厳しかった保安官が命がけで逃がそうとして死亡」とか「アホっぽく死ぬジョン・レグイザモ」とか「“タフガイ”のラファ(ウォルトン・ゴギンズ)に情けを掛けるマイク」とか、実に良かったですねぇ…(しみじみ)。CIAの人間関係描写がウザいというか、雑音に感じたりしましたが、基本的にはスゲー楽しかったです (´∀`) ヨカッタワー 続編とか作ってくれないかしらん。アクション映画が好きな人ならチェックしても決して無駄にならないというか、むしろ世の中には無駄なモノなんてないのかもしれませんな…。
ちりとりで首を切ったりとか、スーパーマーケットでの戦闘は見応えありましたぞ。※gifに変えました(3/3)
おしまい (o^-')b オススメ!
ニマ・ヌリザデ監督作。状況がどんどんエスカレートする様子が愉快。僕の感想はここの1本目。
サントラも貼っておきますね。少しほしい。
ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る(ネタバレ)
ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る
2015/日本 上映時間107分
監督・撮影・編集:八木景子
録音:中山勇毅
音楽コーディネーター:加藤斉昭
ナレーション:ラッセル・グドール
出演:ルイ・シホヨス、リック・オバリー、森下丈二、諸貫秀樹、デビット・ハンス、サイモン・ワーン、ラーズ・ワロー、米澤邦男、島一雄、小松正之、山村和夫、梅崎義人、中平敦、三軒一高、宇佐川彰男、堀端勝之
パンフレット:★★(700円/データ記事には出典を付けた方が良いと思います)
(解説)
日本のイルカ漁を批判的に描き、アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した「ザ・コーヴ」への反論として製作されたドキュメンタリー。これが初監督作品となる八木景子が、「ザ・コーヴ」の舞台にもなった和歌山県太地町に長期滞在し、元捕鯨師や町長など現地の人々へインタビューを敢行。その一方で、「ザ・コーヴ」の監督ルイ・シホヨスや主演リック・オバリー、イルカ漁の時期に太地町に現れる反捕鯨活動家たちにも話を聞き、さまざまな立場の意見を取り入れながら、捕鯨に関する問題を掘り下げていく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
50点
※この映画に関しては、カゲヒナタさんのブログがわかりやすい&リンクなども張ってあるので、そっちをぜひ読んで!
※今回の記事に関しては、この映画が好きな人は不快になると思うので、読まない方が良いです。
※今回の記事は、「X-ミッション」のネタバレに触れているので、気をつけて!
「『ザ・コーヴ』へのアンサーとして、日本人監督が映画を撮った」ということで、非常に興味を持ちまして。一応、「クジラコンプレックス:捕鯨裁判の勝者はだれか」のkindle版
を読んで勉強してから、3月1日=映画の日にケイズシネマで観て来ました。「決して悪い映画ではないんです!ヽ(´Д`;)ノアァン」と思ったり。
久しぶりのケイズシネマ。映画の日を利用して1000円で観ました ( ̄ー ̄) ニヤッ
ロビーには記事の切り抜きがあったりして。ちなみに、劇場はほぼ満員でしたよ。
kindle版があったので、鑑賞前はこんな本を読んでみました。勉強になりましたよ~。
「太陽と黒潮と鯨の町」なんてドキュメンタリーが撮られていたり(こちらのブログ経由で知りました)、「ハーブ&ドロシー」で知られる佐々木芽生監督が撮ろうとしていたりするみたいですが、まず、「『ザ・コーヴ』へのアンサーとしての劇場用長編映画を自主製作した」ということだけでも感心しましたよ。しかも、世界に向けて発信するということで、ちゃんと英語のナレーションや字幕を入れたりして、そういう手間を掛ける姿勢もスゲー偉い。八木景子監督は、今回が初めての映画製作だったようですけど、彼女の情熱は素晴らしいです。映画終了後、本人のトークショーがあったんですが、その“熱さ”がビンビン伝わってきたというか、決して悪い人じゃないんだろうなと。
とりあえず「太陽と黒潮と鯨の町」を貼っておきますね↓
ただ、映画としてはちょっと… (´・ω・`) ウーン 「ザ・コーヴ」でのシーシェパードの主張にツッコミを入れたり、作品内でインスマスのような扱いを受けた太地町と町に住む人々の普通の姿を映したり、彼らの意見を流したりするあたりはスゲー良かったんですよ。ところが、映画が進むにつれて焦点がぼやけてしまって、最終的には「反日」「人種差別されてる」といった陰謀論めいた内容が中心になるから辟易したというか…(そういう要素がゼロとは思いませんが、そう単純な話でもないのでは)。
なんとなく「未知との遭遇」の“「私は雪男を見た」発言で台無しになる場面”を連想いたしました。
僕だって、海外の人から「日本の国民はクジラの肉をほとんど食べず、しかも捕鯨を日本の文化として強く意識しているわけでもない」なんて言われると、「だからって、お前らが口出しすんな ( ゚д゚)、ペッ」って思うし、「オザキ8」の提唱者であるオノ・オザキが捕鯨船に突っ込んで死んだことを知った時はガッカリしたけどさ…(フィクションが混同した文章)。なんて言うんですかね、この映画って、一生懸命話しているから理解しようとこっちも頑張るものの、熱意が空回りしてて肝心の話がよくわからない感じ。そういう意味では、内容の是非は別として、「ザ・コーヴ」のように「映画として面白い」のは超大切なんでしょうな、やっぱり。まぁ、監督本人も「言いたいことをすべて詰め込んでしまった」みたいなことをおっしゃっていて、十分自覚している部分なんでしょうけど、もっと太地町の問題を掘り下げた方がより多くの人に届く作品になったんじゃないでしょうか。
まったく関係ありませんが、念のため、「オザキ8」を提唱したオノ・オザキを貼っておきますね(「X-ミッション」より)。
一応、備忘録として書いておくと、最後は「お互いの文化を尊重しましょうね」みたいなメッセージが流れて終わってましたよ、確か。そんなワケで、ダラッとイヤなことも書いちゃいましたけど、シーシェパードの人たちや「ザ・コーヴ」の監督、さらに日本のお偉いさんたちなどなど、さまざまな人に取材しているのはスゴいし(記録として貴重だと思う)、何よりも自主映画でここまで頑張ったのは超偉いということでね、気になる人はぜひ観てくださいな。おしまい。
アカデミー賞を獲得したルイ・シホヨス監督作。僕の感想はこんな感じ。
C.W. ニコルによる小説。捕鯨バッシング時に出て話題を呼んだ記憶があります。
なんとなく読んだら面白かったです。この手の分厚そうな本がkindle化されてると助かりますわ。
一応、貼っておきますね。肉を食うなら、これは観ておいた方が良いんじゃないかしらん。
キャロル(ネタバレ)
手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE(ネタバレ)
手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド
2016/日本 上映時間64分
監督:中澤祥次郎
原作:八手三郎
脚本:下山健人
音楽:山下康介
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田洋
出演:西川俊介、松本岳、中村嘉惟人、矢野優花、山谷花純、多和田秀弥、志尊淳、平牧仁、小島梨里杏、横浜流星、森高愛、長濱慎、山里亮太、矢柴俊博、笹野高史
声の出演:潘めぐみ、山口勝平、福山潤、久川綾、壤晴彦
パンフレット:★★★(720円/いつもの感じだけど、山里亮太さんのインタビューが愉快で良かった)
(あらすじ)
悪の組織シャドーライン残党の闇博士マーブロ(山里亮太)が、伝説の忍者の「闇クローン」を作り出すため、手裏剣戦隊ニンニンジャーをおびき寄せて罠にはめる。ニンニンジャーのピンチに、かつてシャドーラインと戦った烈車戦隊トッキュウジャーが駆け付けるが、闇のオーラに包まれた天晴=アカニンジャーから、ハイブリッド忍者「闇アカニンジャー」が誕生してしまう。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※今回の記事は、映画とは関係のない文章が多く書かれているので、ちゃんとした感想が読みたい方は別のブログへ行った方が良いと思います。
基本的に「冬の戦隊VS映画」は観に行く主義なんですが、なかなか時間が作れなくて。取引先の人との飲み会が盛り上がった結果、終電を逃して水戸に取り残されてしまった2月某日。ちょうど奥さんと喧嘩中だったので、“酔い”も手伝って、「オデッセイ」の影響を受けた謝罪メールを送ってみたら、彼女からの返信は激怒していた…なんてことがありましてね(苦笑)。その夜は非常にションボリしたものの、今まであえて観ていなかった「行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号」を鑑賞したら少し元気が出たということで! その流れを受けて、翌朝は
仕事をサボッてスケジュールを調整して、シネプレックス水戸にて本作を観て来ました。良い戦隊映画でしたな… ( ;∀;) イイセンタイダナ-
ある意味、元祖戦隊モノと言える水戸黄門の地で「戦隊映画」を観るなんて、オツじゃないですか。
シネプレックス水戸は水戸駅からすぐの場所にあります。
ロビーはこんな感じ。せっかく1000円で観られる日なのに、本作は特別料金=1200円を払わねばならぬという屈辱。
上のロビーはこんな風になってました。
「シネファン」なんてのがあったけど、「死ねファン!m9`Д´) ビシッ」みたい…って、どうでもいいね。
1番スクリーン、僕の他には中年男性が1人だけ=観客は合計2人でしたよ。
ちなみに入場者特典のカルタはこんな感じでした。
正直なところ、イラッとした部分もあるんですよ。話が雑…なのは戦隊モノだから許せることが多いんですが(微笑)、伊賀崎家での「伊賀崎天晴(西川俊介)を助けに行くor行かない」の話し合いシーンはちょっと別。「ニンニンジャーたちが助けに行こうとする→トッキュウジャーたちはそれを止めようとする→父親の旋風(矢柴俊博)がさらに止めようとする→ニンニンジャーたちは旋風を説得して助けに行くことにする→『それでいい』みたいな顔をするトッキュウジャーたち」って、トッキュウジャー側の主張がいつの間にか変化してたから、「えっ、どういうこと?Σ(゚д゚;)」と、少し混乱したのです。いや、僕が何か見落としたりしたのかもしれませんがー。
ここのくだりはよくわからなかったザンス。
あと、これはトッキュウジャーのテレビシリーズが大好きだったからというのもありますが、シュバルツなどの幹部キャラが再生雑魚怪人的に扱われてたのも寂しかったです… (´・ω・`) ちゃんとキャラ固有の台詞はあって、「春の東映ヒーロー大戦系映画」の汁怪人よりはマシな扱いではありましたけど、あんな風にギャグっぽく扱われるんだったら、出ない方が良かったなぁと。お金がないから仕方ないんでしょうけど、それこそ猿飛佐助や服部半蔵の闇クローンをベースにした怪人を新しく作ってほしかった…ってのは贅沢な要求でしょうか。
彼らはトッキュウジャーの物語の中でそれぞれ美しく散っているだけに、出てこないでほしかったです。
ただ、それ以外の要素は概ね満足いたしました (^ε^) ウッフン 映画を観る7時間前に「行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー」を鑑賞して号泣しただけに、トッキュウジャーの子どもたちが戦う姿を見るだけで涙腺とお股が緩みまくりだし(1つアウトな文章)、番組開始当初は「オレは認めないぜ!(`Δ´)」と偉そうに突き放していたニンニンジャーも1年間付き合ってみれば、すっかり「よくぞここまで頑張ったね… (ノω・、) グスン」と巣立つ雛を見守る親鳥気分。
なんかね、「幕が上がる」の感想文を書いた時、つい天晴の滑舌を揶揄したりもしたけれど、この1年間、彼の「イケイケどんどんだッ!ヘ(゚∀゚*)ノ」という底抜けのポジティブさにどれだけ救われたことか! 映画鑑賞後、僕が前向きになれて再度謝罪のメールを送って奥さんと仲直りに至ったのも、天晴のおかげでしてね…(しみじみ)。セコイヤチョコのCMをしてた野郎の言葉より数百倍も胸に響いた名言であり、これから何十年経とうとも、自信をなくしてくじけそうになった時、僕は心の中でそっとつぶやいて己を奮い立たせると思うのです、「…イケイケどんどんだぜ ( ̄ー ̄;) ニヤッ」ってね(以上、43歳の社会人の文章)。
景気の良い勢揃いシーンを貼っておきますね。
それと、闇アカニンジャーを出すことによって、レッドvsレッドが観られたのもうれしかったです。今回、アクションは全体的に楽しく観られました(変身前状態でも頑張ってたね!)。予想以上に良かったのが、闇博士マーブロ役の山里亮太さんで、愉快で卑劣なクズ役がピッタリというか。今までのお笑い芸人のゲストでは、一番面白かったですよ。今後も特撮に絡んでくれるといいなぁと思ったり。
よく考えると「闇ニンジャー」でも良い気がするけど、このネーミングのクドさが大事なのかもしれませぬ。
山里さんは良かった! パンフでも「上戸彩さんの闇クローンを作りたい」とかアホな発言をしててナイス。
その他、オープニングのループ展開も楽しかったし、トッキュウオーが覇王シュリケンジンと合体して覇王トッキュウダイオーになるのも笑ったし、エンドクレジットでは「なんじゃモンじゃ!ニンジャ祭り!~忍ばす出発進行! ver.~」をみんなで歌い踊るのも良かったし…。もうね、夢のような64分間でした (´∀`) ウフフ 雑にオチだけ書いておくと、消えそうになった天晴はイマジネーションの力で復活して、みんなで協力してマーブロを倒して、トッキュウジャーが実は子どもだったことを知ったりして、終わってましたよ、確か。
序盤のループ展開はドキドキしました。こういう試みは好き。
最後、ロボの中はこんな状態でしたよ。
そんなワケで、トッキュウジャーとまたお別れをするのは寂しかったし、ちょうどニンニンジャーのテレビシリーズが終わってしまったのも悲しくて…。そんな状況下で、途中に出てきて妖怪ワニュウドウを倒したのが、次のスーパー戦隊である動物戦隊ジュウオウジャーですよ(苦笑)。現在、僕のハートはトッキュウジャーとニンニンジャーでいっぱいであり、どこの馬の骨とも知れぬ奴らにそう簡単に気を許すワケもない…と思いきや、ごめんなさい、すっかりLOVEずっきゅん。鳥がレッドの戦隊って結構好きというか、もう毎週楽しみにしちゃってる尻軽なアタシを許して…。
動物戦隊ジュウオウジャーの予告を貼っておきますね↓
おしまい (ノω・、) ユルシテ...
ニンニンジャーの夏の映画。僕の感想はこんな感じ。
トッキュウジャーのVシネマ。僕の感想はここの3番目。
昨年のVS映画。僕の感想はこんな感じ。
例によって今月23日にはもうソフトが出るというね。
いつか「いつかティファニーで朝食を」の朝食を!ヽ(`Д´)ノ<江ノ島小屋>
※一応、このシリーズは、「いつかティファニーで朝食を」で紹介されたお店に行って、「① 朝食として食べに行く」「② 作品内&お店ガイドに出て来たメニューだけをすべて注文する」という自分ルールに従って行動しております。
※今回の本文中に出てくる()内のカロリー数値は、ブログ主が勝手かつ多めに算出したものです。
ドラマ版も好評な素敵朝食漫画「いつかティファニーで朝食を」ですが、なんと9日(水)に第9巻が発売されるということで! この不定期連載「いつか『いつかティファニーで朝食を』の朝食を!ヽ(`Д´)ノ」の25回目は、同巻に掲載されるであろう43話に出て来た神奈川県藤沢市の「江ノ島小屋」に行った時のことをアップしようと思います。
なんとなくSilent Sirenの「alarm」を貼っておきますね↓
2月半ばの話。奥さん&娘が実家に帰って、久しぶりに土日の予定が空いたということで、土曜日は仕事の飲み会の後、そのまま横浜の親友夫婦の家に泊まりに行きまして。お互いの近況報告をして、適当に雑談をしてから寝ると、翌朝は6時半に起床。2人とも僕と一緒に「いつかティファニーで朝食を」に掲載された店に行って朝食を食べる行為を楽しんでくれているようで(このブログを書いていることは内緒)、「よーし、食べに行くぜ!(`Д´)人(`Д´)人(`Д´し ウォォォォォ!」と士気は高めだったんですが、しかし。家を出たあたりからパラパラと雨が降って来て、片瀬江ノ島駅に着いた時には豪雨になってたからビックリですよ。
漫画ではこんなにいい天気だったのに…。
僕&親友夫婦が片瀬江ノ島駅に着いたら、改札の向こうは豪雨!
地面をえぐりそうなほどであり、海が近いので風も強めなのです。
仕方なくコンビニで傘を買って、駅の右手の道を歩いて、大きい道路を渡ると…。
徒歩約3分ほどでお店に到着。駅から近くて良かったわ~ (´Д`;) タスカッタ...
テラス側の席に座ることになりました。
僕らが着席した後、こんな悪天候にもかかわらず、お客さんがそこそこ入って来たので、それなりに人気のお店なんでしょうな。とりあえず僕は、劇中で麻里子が食べていた「つまんでご卵」の煮汁卵かけご飯(840円/600kcal)と、作品とは関係ない漁師ラーメン・全のせ(1890円/1100kcal)を注文。本当なら同じくお店ガイドに載っていた漁師汁定食を頼みたかったものの、残念ながらこの日はやってなかったので、その代わりに漁師ラーメンをオーダーしてみた次第。で、最初に来たのは煮汁卵かけご飯だったんですが…これが殺人的に美味!m9`Д´) ビシッ
これが「つまんでご卵」の煮汁卵かけご飯でございます。
福岡・糸島の卵であり、箸で黄身がつまめることから、このネーミングが付いたそうな (`Δ´;) ダジャレ...
黄身をといてからご飯にかけて、さらに魚の身が入った煮汁をかけます。
そこに鰹節を載せれば完成でございます。
この一口が不味いなんてこと、あり得ないよね(苦笑)。
半ナマっぽくて肉厚な鰹節がまた最高。こんなの初めて食べましたよ。
僕と親友夫婦はこんな感じだったというね(「まんが道」より)。
当然ながら、あっという間に完食いたしました。
昨年、羽田空港のお店で食べてから卵かけご飯(TKG)にハマッてしまい、いろいろな専用醤油をかけて食べるようになったりしましたが、この僕の43年間の人生で最も旨いTKGを食べたといっても過言ではないクオリティ。一緒に頼んだ親友夫婦も、「豪雨の中、早起きして来た甲斐があったね~ ( ´∀`)(´∀`し ホクホク」なんてホクホク顔だったりしてね(微笑)。もう脳内には「TKG→eat、恋したっていいじゃない♪ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」と安易な替え歌が流れるほどであり、満腹になるどころかむしろ腹が空いた状態に陥っていたんですけど、実はほぼ同時に届いた漁師ラーメン・全のせを食べることで空腹を紛らわしたのでした。
これが漁師ラーメン・全のせだッ!
半ナマの鰹節やら半熟卵やら魚のフリットやらジャコやら海苔やらが搭載されているのです。
見て、この濃厚な一口! 魚介系スープは超ドロドロ系で麺に絡みまくってイイ感じ。
魚のフリットがまたサクサクして美味だったりしてね。
ちなみに、親友夫婦が「みくるべたまご」の出汁巻き玉子をシェアしてくれました。普通に旨い。
漁師ラーメンも完食~。とにかく濃厚な一品でしたよ。
で、お腹も落ち着いたところで、お店ガイド掲載のまかない丼(1380円/750kcal)をオーダー。一斉に頼むのは恥ずかしいので後回しにしていたのです (〃∇〃) エヘヘ なんと、お店の人が気を利かせて取り皿を用意してくれたので、親友夫婦とシェアしようとしたら、「カミヤマくんは1人で全部食べたいでしょ?(´∀`)(´∀`し イインダヨ」と断ってくるから、「君たちは出汁巻き玉子をシェアしてくれたんだし、僕だってみんなと一緒に食べて、感想を共有したいですYO!(´Д`;)」と訴えたんですけれども! 結局、「…じゃあ、そこまで言うなら (`∀´) シカタナシ」とアッサリ引き下がって1人で平らげたという着地に、「僕に友人が少ない理由」が隠されているような気がします…。
まかない丼、思わず「海苔だけかよ!( ゚д゚) フザケンナ!」とクレームを入れそうなビジュアルですが…。
海苔をオープンすれば、魚をブツ切り→なめろうにしたものがドッサリとオン! クレーム入れなくて良かったぁ (ノ∀`) アブナイアブナイ
海苔を巻いて食べたりするのが素敵なだけでなく…。
セットの漁師汁をかければ茶漬けにもなるぜ? これが本当にまかないで出るなら同店で働きたいレベル。
はしたないくらい高速で食べちゃいましたよ。
まぁ、例によって好きな順に並べるのなら、①「つまんでご卵」の煮汁卵かけご飯 ② まかない丼 ③ 漁師ラーメン・全のせ って感じ。基本的には全部美味だったんですけど、煮汁卵かけご飯が頭1つ抜けている印象で、毎日食べたいと思うほど。劇中で麻里子の心を癒やすのも納得の味でしたね。ホロホロ丼とか他にも美味しそうなメニューがいっぱいであり、今度は家族を連れて来たいなぁと思いつつも、4歳の娘を朝早く連れて行くにはちょっと遠いんだよなぁ (・ε・) ウーン
帰る際、干し梅をサービスでもらったんですが、これもまた美味というね。
煮汁卵かけご飯を食べた僕の気持ちを代弁する宮本武蔵を貼っておきますね(「刃牙道」より)。
最後にScene43「送別会」の感想を書いておくと、人間関係で一番大事なのは「自分の気持ちを正直に伝えること」なんだよなぁとあらためて思ったり。最近、奥さんとケンカ→仲直りをしたり、「キャロル」や「ネコのお葬式」を観た時も思ったんですけど、すべての問題はそこに行き着くというか。簡単なことのハズなのに、意外とそうもいかないから、人生というのは難しいんでしょうな。最後、麻里子が菅谷をイイ感じで吹っ切れたのはスゲー泣けたものの、Scene45「NYでの日常」では菅谷の恋人さちが単身で渡米してたりするので、今後の展開も見逃せませんぞ!m9`Д´) ビシッ
こういうひと言をサラリと言える人間になりたいものです。
おしまい (・∀・) マタネ!
マギー(ネタバレ)
マギー
原題:Maggie
2014/アメリカ 上映時間95分
監督:ヘンリー・ホブソン
製作:コリン・ベイツ、マシュー・ベア、ビル・ジョンソン、アラ・ケシシアン、トレバー・カウフマン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ピエール=アンジェ・ル・ポガン
製作総指揮:エド・カテル3世、ジム・セイベル、フローリアン・ダーゲル、ジョン・スコット3世、ロニー・R・E・ヘバート、バリー・ブルッカー、スタン・ワートリーブ
脚本:ジョン・スコット3世
撮影:ルーカス・エトリン
美術:ガボール・ノーマン
衣装:クレア・ブリュー
編集:ジェーン・リッツォ
音楽:デビッド・ウィンゴ
音楽監修:ローラ・カッツ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、アビゲイル・ブレスリン、ジョエリー・リチャードソン、ダグラス・M・グリフィン、J・D・エバーモア、ブライス・ロメロ
パンフレット:★★★(600円/コラムやプロダクションノートなど、ちゃんとしてます)
(あらすじ)
感染するとゾンビ化するウイルスが蔓延する近未来のアメリカ。ウイルスに感染したウェイドの娘・マギー(アビゲイル・ブレスリン)は、当局によって特別病棟に収容されてしまった。ウェイド(アーノルド・シュワルツェネッガー)は娘のマギーを捜し出し、家族の元へと連れて帰るが、ウイルスがもたらすマギーの変化は徐々に進行していった。徐々にゾンビへと変化し、苦しむマギーを前にただ見守ることしかできないウェイドだったが、その決断の時は確実に迫っていた。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
「マギー」と聞いて脳裏に浮かぶのは、司郎や審司ではなく、日本の女性ファッションモデルやQでもなければV4でもなく、トム・マギーだったりする貴方は昭和のプロレスファン…というのはどうでも良いとして。
そういえばこんなのもいましたね(「ジョジョ第3部」より)。
「アーノルド・シュワルツェネッガー主演のゾンビモノ」となれば観たくなるのが人情ですけど、「娘がゾンビになる」「アクション要素はナシ」なんて事前情報を聞いちゃうと、その「景気が悪そうな内容」に萎えるというか。正直、なかなか観る気が起きなかったんですが、2月下旬、ヒューマントラストシネマ渋谷にて「ゾンビマックス! 怒りのデス・ゾンビ」と勝手な「ゾンビ2本立て」として観て来ました。「でも、シュワルツェネッガーのやろうとしてることはスゴイ。オレは心から応援してるよ (`・ω・´) キリッ」と思ったり。
ヒューマントラストシネマ渋谷は劇場スタッフの感想が掲示されてたりしてね。
シュワルツェネッガーファンがケチだと思われたらシャクなので、ついチョコミントを買っちゃいました。
1番スクリーン、1日1回上映の割には10分の1ぐらいの入りでしたよ。
あらすじを簡単にオチまで書いておくと、ゾンビになっちゃうウィルスが蔓延中のアメリカで、ブラリと家出をしたマギーが感染しちゃいまして。隔離施設が非人道的ということで、医者の友人に頼み込んで彼女を自宅に引き取った父ウェイドは、ゾンビ化した隣人親子を射殺したり、継母キャロライン(ジョエリー・リチャードソン)が家から出て行く時にイヤミを言ったり、施設に入れろと命令してくる保安官たちと話し合い&バトルしたりしながらも、頑張って保護するエヴリデイ。最後は、「もうアタシったら完全にゾンビ化するんだわ… (´・ω・`し」と自覚したマギーが、椅子に腰掛けて眠る父にキスをして、屋根から飛び降りて終わってましたよ、確か。
食べるのか…と思わせて、そっとキスをして立ち去るマギーなのでした (ノω・、) マギー...
良かったところを挙げると、役者さんの演技は素晴らしかった。今回、小競り合い程度のアクションしか見せなかったシュワルツェネッガーですが(序盤でゾンビを倒す&終盤に保安官と揉めるだけ)、非常に渋かったです。よく演技ができないバカ扱いされる彼ですけど、全然そんなことなかったですよ。それと、マギー役のアビゲイル・ブレスリンも徐々にゾンビ化していく少女を好演していて、さすがだなぁと。脇を固める役者さんたちも良かったし、さらに撮影も綺麗だったし、ちょっとしたグロ描写(ゾンビ化した人や腐った指など)もよくできていたんじゃないでしょうか。
珍しく「一般人」を演じたシュワルツェネッガー、激シブでしたな。
アクションシーンは少なめで戦闘力も低めなのです。一応、警官には勝ってましたが…。
アビゲイル・ブレスリン、安定の娘振りを発揮してました。
で、乗れなかったところを挙げると…。まず、世界観が乗れなかったです。ゾンビにまつわる設定に違和感を感じるところが多くて…(ゾンビ化する人への対応とか、隔離施設の設定とか)。その直前に思いっきりバカ設定に振り切った「ゾンビマックス!」を観てただけに、本作はシリアスな分、些末なところが気になっちゃったというか。だいたい、「愛する人がゾンビになってどうしよう!ヽ(´Д`;)ノ イヤーン」なんて展開は昔から腐るほど繰り広げられているのに、そこを「父娘」にしてクローズアップした割には、「シュワルツェネッガーが主役」以上のオリジナリティが感じられなかった印象(「ゾンビの恋愛」や「治療できるゾンビ」まで描かれてる時代に!)。
そりゃあ、アビゲイル・ブレスリンの演技は上手いから、基本的には泣きながら観ましたけど、率直な話、「これ、ゾンビモノにする必要なくね?」って。単に「ストレートな難病モノだと観客が入らないからゾンビにしてみました」以上の作品に見えなくて。つーか、シュワルツェネッガーもたまには「普通の父」を演じたかったんだろうけどさ、ごめんなさい、僕が観たいのは「ゾンビ化した娘を守るために、過去に培った戦闘スキルで警官隊を退ける元特殊部隊所属の父親」とかなんですよね… (´・ω・`) ゴメンネ 母親を継母設定にして父性を強調した脚本や、娘に自殺を選ばせるラストも好きじゃないしさ、ちょっとね、あざとい映画だと思ったり。
なんか「義理の母親設定→見放す展開」ってズルいなぁと。だったら父子家庭でいいじゃんよ。
だがしかし、僕も大人ですよ。売れたグラビアアイドルが服を着た仕事に移行したがるように、シルベスター・スタローンの「コップランド」やジェット・リーの「海洋天堂」
、ジャン=クロード・ヴァン・ダムの「レジョネア」
などなど、アクションスターのイメージが強い俳優が「普通の男」を演じたくなる心境も理解しているのです。だから、「ボクシングに散々ダメ出ししておいて、ユリーに『でも心から応援してる』とか言い放った刃牙」のように、僕も本作がシュワルツェネッガー映画としては不完全だと思いつつも、でも製作に携わってまで挑戦した姿勢はスゴイと思うし、そんな彼を心から応援してるーーって、例えがわかりにくいね (´∀`;) アハハ
ボクシングに対して偉そうな口を叩きながらも…。
「心から応援してる」とか言い出す刃牙(「グラップラー刃牙完全版」より)。ううむ、ちょっとイヤな奴に見えるような… (`Δ´;) ヌゥ
しかも数年後には、達観した顔でこんなことを言い出すのでした(「バキ」より)。
そんなワケで、実際のところ、ゾンビモノとしては新鮮味のない作品だけど、雰囲気は決して悪くないし、「シュワルツェネッガーが頑張って演技した映画」として観るなら超イイ感じ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! もう都内の上映はとっくに終わっていますが、ファンは機会があったら絶対に観ておくべし!m9`Д´) ビシッ
近年のシュワルツェネッガー主演作で一番良かった映画を貼っておきますね。僕の感想はこんな感じ。
少し連想したジェット・リー主演作。僕の感想はこんな感じ。
「『あぶない刑事』の劇場版&ドラマSPを全部観てみた!(▼Д▼;)(▼Д▼;)アブナーイ」特集
※今回の記事は、最新作を含む「あぶない刑事」の劇場版とSPドラマのネタバレに触れているので、知りたくない人は読まないで!
なんとなく「へなちょこ大作戦Z」の「あぶな~い刑事」を貼っておきますね。
2月中旬、ムービーウォッチメンの課題作品になったということで、全然観る気がなかった「さらば あぶない刑事」を鑑賞したら、これが思いのほかストライクでしてね…(しみじみ)。今まで劇場版は3作目までしか観てなかったのもあって、思い立って劇場版+ドラマSPを一気にレンタル鑑賞したので、各作品につき5~7行程度の雑感を書き残しておきますね。ちなみに今回は全作品にMovie Walkerのあらすじを転載していますが、オチまで書いてあるので、知りたくない人は気をつけて!
<1本目>
あぶない刑事(1987)
(あらすじ)
金曜日の夜、OLやサラリーマンが歓楽街へとくり出す頃。パトロール中の刑事、鷹山敏樹と大下勇次の覆面車へ緊急事態の連絡が入った。中光製薬の研究所が何者かに襲われ、中野博士が死亡。制ガン剤の研究データも破壊されていた。翌日、二人は情報屋から仕入れたネタで犯人の豹藤幸次郎をスーパーマーケットに追いつめたが、豹藤は人質を取って銃を乱射し店内はパニックとなった。鷹山と大下は犯人を取り逃がし、近藤課長から大目玉をくらう。二人は公園のトイレの痴漢取り締まりに回わされてしまった。株に詳しい田中刑事が中光製薬同様に制ガン剤を開発中だったコスモ薬品の株の急騰をつきとめ、30億を儲けた大株主の画商・鳴海総太郎をリストアップした。鷹山と大下は課長命令を無視し美人の鳴海画廊マネージャー・結城緑をマーク。命令違反に怒った課長は二人を警邏係の応援に回すが、それでも鷹山と大下は交代で緑を見張ることにした。そしてニューヨークへ旅立とうとする緑を拉致し港の廃船置場に監禁。動き始めた豹藤と銃撃戦となるが、再び逃がしてしまう。翌朝、緑の身柄は取り調べ室へと移されたが、事件については黙否を続けていた。そんなとき豹藤から電話があり、誘拐した少年課の女刑事・真山薫と緑を交換しろという。指定場所の繁華街に張り込む刑事たちの追跡をかわし豹藤と緑はマンホールを伝って逃げたが、薫は無事に帰された。事件解決を焦せる大下は薫が監禁されていたと見られる病院へ乗り込む。一方、鷹山は豹藤を追いつめ格闘になるが、予想以上に強い豹藤に頻死の重傷を負わされてしまう。病院のベッドに横たわる鷹山を見て、大下は単独行動をとったことを悔んだ。数日後、大下と鷹山は鳴海らが潜んでいる屋敷に乗り込む。が、逃げる豹藤を追い二人が外へ出たスキに、鳴海は手榴弾で自殺を計り、止めようとした緑と共に爆死してしまった。大下と鷹山は銃撃戦の末、ボートで逃げようとしていた豹藤をようやく仕止めた。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
75点
1987年の作品なので、出演者がとにかく若い! 豹藤役の菅田俊さんの悪人ヅラも好みのタイプ。話はスゲー雑で、人が結構死んでたんだなぁと。テレビ放送時は中条静夫さん演じる近藤課長が常識人だと思ってたけど、今の目線で見ると、この人もメチャクチャというか…。まぁ、「あぶ刑事」の世界の警察がおかしすぎるワケですがー。景気の良い爆破シーンがいくつかあったり、体を張ったアクションをやってたりして、あらためて感心しましたね。最後は「ヘリにぶら下がって大変!ヽ(▼Д▼;)人(▼Д▼;)ノ タスケテー」という、驚くほどどうでも良いオチでした。
舘ひろしさんのこのスタントとか、あらためて見るとスゴいですわ。
<2本目>
またまたあぶない刑事(1988)
(あらすじ)
鷹山と大下がターゲットとしている長峰由紀夫は表向き実業家だが、実は拳銃や麻薬の密売、売春など犯罪の元締めだった。二人は麻薬に絡んで緒方を逮捕するが、証拠不十分で釈放。だが緒方は何者かに殺されてしまった。ある日幼稚園のバスが園児を乗せたまま誘拐された。その中には国家機密法に反対する代議士の娘もおり、犯人は12億円の身代金を要求してきた。鷹山、大下は現金輸送車が狙らわれると判断して張り込んだが、間一髪で逃げられてしまった。そんな頃、二人は長峰を取材しているフリージャーナリストの萩原博美と手を組んだ。犯人の一人、佐久間を追いつめた鷹山と大下は、一人一億円で買収されてしまった。事件を追うにつれ、矢野弁護士、萩原博美、佐久間と長峰を取り巻く人間が次々と殺されていく。逆に二人は殺人の容疑を着せられたが、少年課の優子に助けられた。高山と大下は今回の事件が国家機密法成立を企む大がかりなものであることを知った。列車の爆破計画を阻止した二人は、長峰を追いつめたが、銃撃戦の末長峰はビルの窓をつき破り、落ちていった。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
73点
よく考えればバブルの真っ只中に作られたということで、アクションが贅沢な印象(邦画の規模では)。カーアクションとか「さらば~」よりも凝ってて迫力がありました。伊武雅刀さん演じる長峰を射殺→ビルから落としといて、「まぁ、いいか♪ (▼∀▼)(▼∀▼) シカタナシ」で済ませるライト感覚は、僕たちが忘れかけていた“大切な何か”を思い出させてくれたような気がします。最後は、廃車寸前の車に2人がぶら下がる&身代金をバラ撒いて終わってましたけど、本作の悪役が成立させようとしていた国家機密法案が、2013年に特定秘密保護法案として成立したことを考えると、ちょっと複雑な気持ちになりますな… (´・ω・`) ウーン ちなみに長峰のボディガード役で赤井英和さんが出ていてビックリしたり。
タカの「手放しショットガン」はやっぱり絵になりますな~。
<3本目>
もっともあぶない刑事(1989)
(あらすじ)
鷹山と大下は筆銃密造所の手入れを行ない、主犯の宮坂を追いつめたが、トオルが逃してしまった。繰っていたのは銀星会の前尾に違いなかった。二人は銀星会とのゴタゴタで近藤課長に叱られ、代わりに15年前の貿易商殺しの担当になった。犯人の一人は射殺され、もう一人は逃走中で時効まで4日しかなかった。当時、事件を担当していたのは県警のエリート・本多局長だった。宮坂は前尾の雇った殺し屋の結城に殺され、鷹山と大下は謎の女・榊真由美を張っていた。そこへ結城がやってきて大下とトオルが追跡。鷹山は真由美の恋人・北野に拉致致されたが、形勢はすぐに逆転。意外にも二人は15年前の事件で射殺された犯人の妹と共犯者という関係だった。しかも北野は前尾の命令で、貿易商を装っていた麻薬の密売人を殺したのだった。大下は本多に不信を抱き調べていくうちに、前尾との癒着をつきとめた。鷹山と大下は本多の圧力にめげず、拳銃と手帳を課長に返し、北野を時効まで守って真相を語らせることにした。二人は護送中の北野を奪取し、警察や結城の追跡をかわして逃走。倉庫に追いつめられたが、銃撃戦の末に結城を片づけ、そこで時効が成立。少年課の松村課長の助けもあって、北野は無事保護された。鷹山と大下は銀星会へ向い前尾を撃ち合いの末に射殺。しかし、そこへ死んだはずの結城が現れ、二人にプラスチック爆弾を投げつけた。ビルは一瞬にしてふっ飛び、駆けつけた港署の仲間たちは呆然と立ちつくしたが、瓦礫の中から二人は無事に姿を現わしたのだった。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
70点
オープニング、令状もナシに踏み込んでいきなり発砲しまくるタカとユージが素敵。雑魚の1人に寺島進さんがいて、ちょっとうれしかったです。タカとユージをいろいろなヒットマンが襲ってくる展開は面白かったし、カーアクションもなかなか派手だし、全体的に楽しかったなぁと。ラストに爆弾が爆発するくだりは全然覚えてなかったんですけど(汗)、足下で爆発したハズなのに、ガレキの中から出て来て「死ぬかと思った!(▼Д▼;)(▼Д▼;)」とか言いだしたのは、口がアングリ状態になりましたよ。良くも悪くも、ここから人外の存在に変わったんでしょうな…。
銀星会に殴り込む長回しシーン、カッコ良かったです。
<4本目>
あぶない刑事リターンズ(1996)
(あらすじ)
横浜・中華街で爆弾事件が発生し、港署の刑事・タカとユージは新任の課長・深町の指示を無視して、お得意の独断捜査を開始する。現場にいたコンパニオン・麻美から、使われた爆弾がユージが5年前に逮捕した爆弾魔・唐木の仕事であったことをつかんだふたりは、唐木の隠れ家で横浜の大手銀行の頭取会議を襲撃する計画の情報を得た。トオルと新米刑事・トラを伴って会場であるホテルへ赴いたタカとユージは、何とか頭取たちは救出したものの、10億円の現金とトラを奪われてしまう。犯人は“ブレーメン”と名乗るテロリスト集団で、中心人物の柊は唐木とトラの交換を要求してきた。タカとユージはまたも独断で人質交換を実行するが、解放された唐木はふたりの目の前で自殺を図る。その後の調べで、柊は元一流商社マンで麻美と愛人関係にあったことが分かった。ブレーメンのひとりに薫が襲われた隙に逃げた麻美の行方を追って、タカとユージはアジトを発見するが、時すでに遅く、彼らは10億円の資金を元手にロシアから短距離弾道ミサイルを購入し、原子力発電所を狙って発射秒読みを開始していた。発射現場に急行したふたりはブレーメンの一味を次々に倒し、柊も困難の末にしとめた。しかし、ミサイルはそのまま発射されてしまい、原子力発電所へ一直線に飛んでいく。コンピュータに強いユージにもどうすることもできなかったが、タカが適当に押したキーがミサイルの進路変更に成功した。ミサイルは港署を経由して発射地点に逆戻りすると、タカとユージの上に落ちてくる。しかし、“あぶない刑事”はミサイルなんかでは死なないのだった。(以上、Movie Walkerより)
プレビューはこんな感じ↓
78点
ここからの劇場版はまったく観てなかったんですが、中条静夫さんが亡くなったため近藤課長が出ないのが寂しかった…というのは置いといて。80年代に作られた劇場版よりエンタメとしてのテンションが上がった印象(今作から薫の異常性も増していったような…)。アクションに関しては、胸を掴まれる場面が一番多かったかもしれません。カルト風味のテロリストが相手となると、「もう所轄の刑事2人で戦う相手じゃないよね」感がスゲー強いけど、今までのノリをゴリ押ししてタカとユージだけで事件を解決しちゃうんだから、大したものですわ。敵役に倉田てつをさんと伊原剛志さんが出てきたのはうれしいサプライズでしたね。今観るとコンピュータ関連の描き方が恥ずかしい…を通り越して、これはこれで懐かしい気分になるという不思議。ミサイルが戻ってくるオチも凄まじくどうでも良かったハズなのに、観終わった僕は自然と笑顔になっていたのでした (´∀`) ンモゥ!
クライマックスの「ランニング・ショット」を流しながらの銃撃シーンは超グッときました(イントロが最高)。
<5本目>
あぶない刑事フォーエヴァー TVスペシャル'98
(あらすじ)
金塊強盗団相手に大立ち回りを展開したタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)のお騒がせ刑事コンビ。その時に作った多額の借金返済の為に、ユージは夜間警備のアルバイトに行くことになる。ところが、そこは銃器密輸の現場だったのだ。銃器は押収したものの、国際指名手配中のテロリスト組織NETのメンバー・城島を取り逃がしてしまったユージは、ふたりを一緒に行動させまいとする深町課長の目を盗んで、なんとか城島逮捕に成功する。しかし、逮捕劇で重傷を負った筈の城島は警察病院から逃亡し、横浜の街に姿を消してしまうのであった…。(以上、Movie Walkerより)
プレビューはこんな感じ↓
60点
1998年に公開された劇場版の前編にあたるテレビスペシャル。「リターンズ」から「フォーエヴァー」って、モロに当時のバットマン映画の影響を受けてたんですな。菅田俊さんが今度は刑事役で出ている…というのはどうでも良いとして(不要な文章)、ブレイク前の竹内結子さんがアイドル兼ハッカー役で登場してて、結構可愛くて…良かったです… (´Д`;) ハァハァ 永澤俊矢さん演じるテロリスト城島も凶暴なムードで好みのタイプであり、クライマックスの銃撃戦もテレビドラマにしては景気が良くて楽しかったです。ただ、思いっきり劇場版に繋げるラストは、ちょっとどうかと思ったり (・ε・) ウーン
こんな後味の悪い場面で終わらないでほしいですよね…。
<6本目>
あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE(1998)
(あらすじ)
城島を追って外国人がたむろするプールバーに赴いたタカとユージは、またしても城島を逃してしまう。そしていよいよ深町課長は、騒ぎばかり起こすふたりを辞職に追い込めと、県警本部長の緒方に言い渡されてしまう。そのことを知った松村課長は、しばらくおとなしくしているよう二人にアドバイスするが、彼らにそんなことができるはずがない。城島たちから押収した銃器を運搬していた警察車輌が何者かに狙われているという情報を聞きつけると、ふたりは現場に急行。激しい銃撃戦の末、銃器を守ることには成功するが、再び騒ぎを起こしたことで深町課長を激怒させ、NETの捜査から外されてしまう。その頃、成田空港にNETの作戦実行部隊のリーダー・伊達(加藤雅也)が到着していた。警察車輌襲撃事件で射殺した犯人たちの調査資料に伊達の名を発見したタカとユージは、伊達が立ち寄ったポールスターのマスター・津山から彼の情報を聞き出そうとする。そして、伊達は津山が育てた優秀な傭兵だったことが判明。そこへ伊達の部下が乱入、津山を殺害し、タカも怪我を負う。一方、深町課長によって解雇通告を喰らっていたユージは、タカからの連絡を受けて、内密に城島逮捕に乗り出す。だが、城島も伊達によって消され、ポールスターのウエイトレス・恵美が誘拐される。そして、伊達のプロジェクトが開始された。彼らは横浜港に停泊するタンカーをジャックすると、横浜市に100億円を要求。呑まなければタンカーを爆破し、横浜を一瞬にして壊滅状態にするという。要求を呑むことにした横浜市は、港署に現金受け渡しを一任する。ところが、そこへ覆面姿のタカとユージが現れ、現金を奪って逃走する。彼らは恵美を救うため、伊達と裏取引することにしたのだ。二人は伊達と接見するが、取引現場は銃撃戦と化する。伊達に怪我を負わせたタカとユージは、逃げる伊達を追ってタンカーに潜入すると、爆破計画を阻止し、恵美の救出も成功する。さらに山下公園に突っ込みそうになるタンカーの暴走も食い止め、横浜の危機を回避するのだった。だが、タカとユージは時限爆弾を解除する賭けをしていて失敗、大爆発とともに、ふたりはトレードマークのサングラスを遺して海に消えるのだった。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
65点
スペシャルドラマの続きなんですが、内容を振り返ってみると、続編感はあまりないなぁと(今作だけでも観られるようにしたんだと思いますが)。特別出演の中山秀征さんの“熱演”はウザいし、中村トオルさん演じる透がさすがにバカすぎてイラッとしたものの、敵がテロリスト集団ということで、警官が容赦なく射殺されまくる無惨な雰囲気は大好物でした。悪役が加藤雅也さんで、ヒロインが本上まなみさんというのも豪華でしたね~。最後の「爆弾処理を失敗→爆発→安否がわからないまま終わる」というオチは、今の目線では愉快なんですけど、公開当時に劇場で観てたら激怒したかもしれません。ちなみにエンドクレジットは今までの集大成っぽいというか、非常に「シリーズの最終作」っぽい作りなんですが(「さらば~」と被る)、当時の製作者たちは今作で終わってもいいぐらいに考えてたんでしょうかね。
「悪銭身につかず」を英語で言うと「Easy come, easy go」というのは勉強になりました (`Δ´;) シラナカッタ...
<7本目>
まだまだあぶない刑事(2005)
(あらすじ)
韓国・釜山で、アンダーカヴァーとして小型核爆弾密輸組織逮捕に一役買ったタカとユージが、7年振りに横浜に帰って来た。だが、町も港署もすっかり様変わり。透や薫はそれぞれ昇進し、捜査課にはIT機器に強い水嶋とガン・マニアの鹿沼と言うふたりのルーキーが配属されていた。そんな中、7年前にタカとユージが逮捕した東洋銀行襲撃事件の犯人・尾藤が脱獄、当時の仲間と目される西村、海童を射殺する事件が発生した。早速、尾藤の行方を追うタカとユージ――だったが、なんと彼らに日本への小型核爆弾密輸容疑がかけられ、内閣情報調査室の三橋参事官らによって身柄を拘束されてしまう。しかし、水嶋と鹿沼の協力でそれを逃れたふたりは、尾藤を追跡し、遂に“ファンタジア・パーク”での決戦を迎えるのだった。ところが、既に尾藤は何者かに殺害されており、タカとユージにも魔手が迫る。すんでのところで免れたふたりは、実はそれが海童の秘書・美咲涼子と水嶋・鹿沼の仕業であることを突き止める。ボランティア団体“ピースメイカー”に属する彼らは、捜査を撹乱すべく尾藤を利用、更にタカとユージを巻き込み、アメリカ国防長官と大物華僑との戦争兵器売買の極秘会談を阻止しようとしていたのだ。そして、小型核爆弾を日本に密輸したのも彼らだった。会談の行われるサッカー・スタジアムに仕掛けられた核爆弾。試合終了と同時に爆発する。しかし、タカとユージの活躍により犯人たちは射殺され、見事、爆発も回避されるのであった。 かくして、事件解決……と思われた矢先、釜山から港署に大捕り物の際に行方不明になっていた、タカとユージの遺品らしき物が見つかったとの連絡が入った。果たして、ふたりは幽霊だったのだろうか!?(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
67点
もうね、話が雑なのはデフォルトだと思って、なるべく気にしないようにしてきましたが、しかし。韓国の潜入捜査からスタートして、いきなり港署に戻って復職するというデタラメっぷりは劇場版の中でも群を抜くレベルだし、何よりも「若手刑事2人が犯人」というオチがあまりにも安易で酷いと思ったり。特に、ユージが佐藤隆太さん演じる水嶋に「お前は必ずイイ刑事になれる… (▼Д▼;)」とか言って良さげなムードを醸し出してたけどさ、プルトニウム爆弾を爆発させて大量殺戮をしようとしていたクズ相手に「正気か!? Σ(゚д゚;)」と。ただ、アクションはなかなかカッコ良かったし、何よりも「オープニングの爆破で2人は死んでいて、横浜で活躍したのは幽霊だった!?」という乱暴な終わり方に爆笑したので(破壊屋さんのブログで読んでたけど忘れてた)、結構好きという着地だった次第 (ノ∀`) エヘヘ
柴田恭兵さんの華麗なジャンピングショット! 当時54歳でこれは素晴らしいと思う。
以上、合計7本観たワケですが…。振り返ってみると、劇場版はすべて「話がスゲー雑」であり、特に4作目からは敵が巨大になる分、「なんでこの規模の犯罪を所轄の刑事2人だけで処理するのか?」という疑問が頭から常に離れないんですけど、「だって『あぶ刑事』だから (▼∀▼)(▼∀▼) キニスンナ」ってことなんでしょうな。作品を重ねるごとに2人が「不死」に近づいていくのもユニークで(「まだまだ」では、横浜を守る霊的な存在になったようにも見える)、そういう目線で考えると、「さらば」のクライマックスにおける“ヤクザ軍団の襲撃”は、実在のヤクザというよりは「死という概念」を表していたのではないかーー?
彼らは「不死になろうとする2人にまとわりつく“死の運命”の象徴」なのでは…って、知恵熱が出てきました ('A`)
まぁ、これほど雑な話の映画だと、いつもの僕なら恐ろしくイライラしそうですけど、「昔、お世話になった気持ち」で鑑賞してたら、「無理が通れば道理引っ込む」的な作風がクセになってきたりしてね(苦笑)。あらためて「さらば あぶない刑事」はシリーズの集大成だったんだなぁと感慨深くもなったりして、なんかね、もう一度観たくなりましたよ。何はともあれ、ここまで読んできて気になった人は、ビンタしてきた相手を笑顔でハグできる優しさで全部観てみて!
なんとなく「へなちょこ大作戦Z」の「あぶな~い刑事」を貼っておきますね。
おしまい (▼∀▼)(▼∀▼) サラバダゼ
ブラック・スキャンダル(ネタバレ)
ブラック・スキャンダル
原題:Black Mass
2015/アメリカ 上映時間123分
監督:スコット・クーパー
製作:ジョン・レッシャー、ブライアン・オリバー、スコット・クーパー、パトリック・マコーミック、タイラー・トンプソン
製作総指揮:ブレット・ラトナー、ジェームズ・パッカー、ピーター・マルーク、レイ・マルーク、クリストファー・ウッドロウ、ブレット・グランスタッフ、ゲイリー・グランスタッフ、フィル・ハント、コンプトン・ロス
原作:ディック・レイア、ジェラード・オニール
脚本:マーク・マルーク、ジェズ・バターワース
撮影:マサノブ・タカヤナギ
美術:ステファニア・セラ
編集:デビッド・ローゼンブルーム
音楽:トム・ホルケンボルフ
出演:ジョニー・デップ、ジョエル・エドガートン、ベネディクト・カンバーバッチ、ロリー・コクレイン、ジェシー・プレモンス、デビッド・ハーバー、ダコタ・ジョンソン、ジュリアンヌ・ニコルソン、ケビン・ベーコン、コリー・ストール、ピーター・サースガード、アダム・スコット、ジュノー・テンプル、ジェレミー・ストロング、ブラッド・カーター、W・アール・ブラウン
パンフレット:★★★★(720円/情報量多めのしっかりしたパンフ。映画の補完に超オススメ!)
(あらすじ)
1970年代、サウス・ボストン。FBI捜査官コナリーはアイルランド系マフィアのボスであるホワイティに、共通の敵であるイタリア系マフィアを協力して排除しようと持ちかける。しかし歯止めのきかなくなったホワイティは法の網をかいくぐって絶大な権力を握るようになり、ボストンで最も危険なギャングへとのし上がっていく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※今回の記事は、「サンクチュアリ」のネタバレに触れているんですが、勢いがあって熱い劇画なので読んでみて!
※この映画に関しては、こちらの特集記事がタメになったので、読んでみて!
尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」での紹介を聞いた時は、「へー、面白そー (・∀・)」程度の興味だったんですけど、予告編を観たらジョニー・デップの凶悪なムードと豪華な出演陣にすっかり魅了されちゃったので(イェラウルフの「Till It’s Gone」もカッコイイ!)、前売り券を購入。他の上映が終わりそうな映画を優先してしまったために、なかなか観に行けなかったんですが、先日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにてやっと鑑賞してきました。「あっ、こういう映画だったのね… (´・ω・`) ナァンダ」と思ったり。
3番スクリーン、1日1回上映だったんですが、4分の1ぐらいは入ってましたよ。
町山さんの紹介を聞いたのはずいぶん前→内容を忘れていたので(汗)、政治家とヤクザがグルになって日本を変革しようとする劇画「サンクチュアリ」のアメリカ版みたいな内容かと思ってて。幼なじみであるギャングのジミー“ホワイティ”バルジャー(ジョニー・デップ)とFBIのジョン・コノリー(ジョエル・エドガートン)、そしてビリー・バルジャー(ベネディクト・カンバーバッチ)の3人が手を組んで、「ここは引いてもらえませんか、バルジャーさん… (;`Δ´)」「コノリーよぉ、お前の描いた絵はオレの頭じゃ理解できねぇが、ビリーをこの国のてっぺんにしたいって“想い”はオレも変わらねぇんだよぉ… (▼Д▼)」「2人とも…オレの身体がもっと丈夫だったら… (;´Д`)・:; ゲハッ」的なドラマが繰り広げられるのかと思いきや! 基本的には「FBIの情報提供者になることでコノリーのお墨付きをもらったジミーが大暴れしすぎて2人とも破滅しますた」という話であり、政治家のビリーは物語にそれほど絡まないというね(ジミーの実の弟&仲が良かったので、コノリーが相談してきたり、母親が亡くなってジミーと一緒にションボリしたり、ジミーの逃亡中に連絡を取ったら職を失ったりした程度)。
“表の暴力装置”であるFBIと…。
“裏の暴力装置”のギャングが手を組んだ!
そして、同じ志を持つ幼なじみを政界に送り込むのです。この国を変えるのだ!ヽ(`Д´)人(▼Д▼)人(`Д´)ノ ウォォォォッ!
だが、その動きにケビン・ベーコンが気がついて…?
あーだこーだあって、最後はこんな感じに…って、「サンクチュアリ」を未読の人は何が何やらですな (´∀`;) スミマセン
以上、僕の勝手な妄想を読んだ方の心を代弁する曲を貼っておきますね↓
いや、映画自体はちゃんと出来てるんですよ。人が殺されるシーンの見せ方とか考えられてるし(結構無惨で好き)、撮影も良い感じだし、脚本に変な破綻もないし。ただ、弟が政治家&FBIと手を組むという要素以外はよくある“ギャングの栄枯盛衰ストーリー”であり、「そんなことしたら、そうなるよなぁ (´・ω・`)」的な展開しかない上に映画的に盛り上がる場面もないので、特別な作品を観た気持ちにはならなかったというか。ううむ、上手く書けないんですが、テレビで「本当にあった衝撃の事件!」みたいな番組を観た時のような心境になった…って、伝わるでしょうか。
それと、今作のジョニー・デップの演技に迫力があるのは確かでして。食卓でレシピにまつわる難癖を付けたりとか、その後にコノリーの奥さんに絡んだりとか、その凶悪さは楽しかったものの、「前にもギャングモノでこういうの観たなー」って既視感を覚えたりもしてね。ジョエル・エドガートンとかベネディクト・カンバーバッチとかだけでなく、ジェシー・プレモンスやロリー・コクレーンといったイイ顔の役者が結構揃っていたし、映画の雰囲気は好きなんですけど、微妙に盛り上がらなかったんだよなぁ (・ε・) ウーン 一応、オチを書いておくと、ジミーがやりすぎてしまったので、汚職を嫌う検事(コリー・ストール )が就任するとともに、関係者はほとんど捕まって(コノリーやその同僚も)、ジミーも16年間逃亡した末に逮捕されまして。エンドクレジットでは本人の画像などが流れて終わってました。
ジョニー・デップは怖くて良かったんですけどね。
あと、ピーター・サースガードがヤク中ギャングを演じてて愉快だったり。
そんなワケで、「面白かったけど普通 (´・ω・`)」という着地。最初に変な期待を抱かなかったら、もっと楽しめたような気はするんですが、ジョニー・デップ主演の実録犯罪者モノだったら、「ブロウ」の方が好きですかね。ちなみにパンフレットは情報量が多めで超タメになったので(特に越智道雄教授の解説記事が面白かった!)、本作を観た方は一読をオススメいたします。
原作のノンフィクション。ちょっと読んでみたい。
輸入盤のサントラでございます。
スコット・クーパー監督作。僕の感想はこんな感じ。
テッド・デミ監督×ジョニー・デップ主演作。僕の感想はここの8本目。
この映画のジャック・ニコルソンの役はジミー・バルジャーがモデルだそうです。
マネー・ショート 華麗なる大逆転(ネタバレ)

原題:The Big Short
2015/アメリカ 上映時間130分
監督・脚本:アダム・マッケイ
製作:ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー、アーノン・ミルチャン
製作総指揮:ルイーズ・ロズナー=マイヤー、ケビン・メシック
原作:マイケル・ルイス
脚本:チャールズ・ランドルフ
撮影:バリー・アクロイド
美術:クレイトン・ハートリー
衣装:スーザン・マシスン
編集:ハンク・コーウィン
音楽:ニコラス・ブリテル
出演:クリスチャン・ベール、スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット、マリサ・トメイ、カレン・ギラン、メリッサ・レオ、ジョン・マガロ、フィン・ウィットロック、ジェレミー・ストロング、レイフ・スポール、ハミッシュ・リンクレイター、トレイシー・レッツ、アデペロ・オデュイエ、バイロン・マン、マーゴット・ロビー、セレーナ・ゴメス
パンフレット:☆(720円/内容が薄くてビックリ。作ってた人に何かあったの?)
(あらすじ)
05年、ニューヨーク。金融トレーダーのマイケルは、住宅ローンを含む金融商品が債務不履行に陥る危険性を銀行家や政府に訴えるが、全く相手にされない。そこで「クレジット・デフォルト・スワップ」という金融取引でウォール街を出し抜く計画を立てる。そして08年、住宅ローンの破綻に端を発する市場崩壊の兆候が表れる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の記事は、「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」
尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」での紹介を聞いて、興味を持ちまして。さらにムービーウォッチメンの課題作品に選ばれたので、TOHOシネマズ新宿で観て来ました。「面白かったけどさぁ… (´・ω・`) ウーン」と思ったり。
遅めの回でしたが、3番スクリーン、半分以上は入っていた記憶。

予告編を観ると、メタル系鬼才トレーダーと怒れるトレーダーと反逆のトレーダーと伝説のトレーダーが手を組んで、不正を見破ったり、常識を疑ったりしつつ、「リーマン・ショックは起きたけど、オレたちは華麗に大逆転してやり返したぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ ザマァ!」って話に思えるんですが、そんなことはなく。基本的には、<いち早くMBSやCDOの危険性に気付いてCDSの大量購入に踏み切ったメタル系鬼才トレーダー・マイケル(クリスチャン・ベール)の話>と、<そのウワサを耳にした外資系銀行マンのベネット(ライアン・ゴズリング)からCDSの購入を持ちかけられたヘッジファンド会社経営者マーク(スティーブ・カレル)&そのチームの話>、さらに<その話を聞きつけた若き投資家タッグのジェイミー(フィン・ウィットロック)とチャーリー(ジョン・マガロ)がたまたま知り合った元銀行家のベン(ブラッド・ピット)に頼み込んでCDSを買う話>で構成されてましてね。
バブル崩壊の危機を察知して、CDSを提案→購入した投資家マイケル。

それを聞いた銀行家のベネットは、ヘッジファンドマネージャーのマークに声を掛けるんですが、マイケルとの絡みはナシ。

さらにその資料をたまたま目にした投資家コンビのジェイミーとチャーリーが…。

犬の散歩で知り合った元銀行家ベンに助けを求めるというね。

この3つの物語が同時進行で進んで、彼らは各々サブプライムローンの崩壊に賭けてたから儲かるものの、「それって多くの“普通の人たち”の生活が破綻して大量の失業者や自殺者が出るってことだし、結局、この金も“騙し取った金”と同じなんだよな… (´・ω・`)」といった苦ーい思いをする上に、「そんな状況を招いたクズどもは1人が逮捕されただけでほとんどが責任を取らず、国民の税金を使ってボーナスもたくさんもらったりしてウハウハですYO!(`∀´) ウハウハ」的に終わるから、後味が凄まじく悪いというね。最後は、登場人物たちのその後のテロップ(「ベンは農業に精を出してます」とか)が出て終わってましたよ、たぶん。「マネーボール」
こんな寂海王のように清々しく終わる映画かと思いきや(「バキ」

この徳川光成のような気分になる映画なのでした…という、伝わりにくい例え(「グラップラー刃牙」

恥ずかしながら経済云々に関する知識は皆無であって「シレーヌ、血まみれでもきみはうつくしい」が口癖の僕ですが(雑なウソ)、このサブプライムローンやらリーマン・ショックやらに関してだけはそれなりに勉強してましてね ( ̄ー ̄) ニヤッ それは、同監督の「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」
この場面、マーゴット・ロビーと泡の境界に集中しすぎて、話の内容が頭に入ってこなかったのは、僕だけではあるまいね。

だから、その手の知識がない人が本作を観て、スクリーンで繰り広げられる出来事を理解できるかどうかはちょっとわからないんですけれども。もしあまり理解できなくても、その“煙に巻かれる感じ”がサブプライムローンなどの問題と通ずる部分でもあると思うので、それはそれで良いような気もするんですが、どうでしょうか。何はともあれ、「アザー・ガイズ」
ちなみに「アザー・ガイズ」

金融犯罪や経済政策への批判がアニメで描かれるエンドクレジットも良い感じなのです。

その他にも、「格付け会社の女性がサングラスをしているのは見て見ぬ振りをしてるイメージ?」とか、いろいろと小ネタが入ってそうでして。英語弱者の僕的には「BGMでそのシーンを説明する手法」などを使われてもまったく気付かないことが多いんですけど、ベガスの日本料理店でマークとバイロン・マン(最近よく見かける印象)演じる投資会社のクソ野郎が会食する場面で、徳永英明さんの「最後の言い訳」が流れたのは面白かったです。つーか、よく日本の曲を探したなぁと。
この場面、曲のタイトルや歌詞の内容が2人の状況と合っていて笑ったり。

ただ、正直なところ、終盤は「そりゃそういうオチだよね (´・ω・`) ヤッパリ」以上の感想がなかったというか…。しかも、さっきも書きましたが、「華麗なる~」なんて邦題を付けるからさ、「僕が知らないリーマン・ショック関連の気分爽快なオチが待ってるのか!? (*゚∀゚)=3」と余計な期待をしちゃったワケですよ。ところが、やっぱりクズどもは野放しのまま終わるから、鑑賞後はストレスゲージが満タンに。せめて「クソな投資会社や大手銀行のお偉いさんが乗った飛行機が南米ペルーのジャングルに墜落して、現地の住民に捕まって…」という「グリーン・インフェルノ」のような展開を見せてほしかった…って、最近、この願望を書きすぎてますな (ノ∀`) スミマセン
この手の映画の感想で、つい貼ってしまうのは「マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ 12」

銀行に立て籠もった男の心の叫び! 「アアア~」が最高なのです。

それと、これは映画とは関係ないんですが、今作のパンフレットは「酷い」のひと言。年間100冊以上買ってますけど、720円でこれはないよ。金融用語の解説や登場人物の相関図、映画ライターや識者のコラムとかが一切ないのは百歩譲るとしても! チョイ役でも有名人が出まくっている作品なのに、キャスト紹介がクリスチャン・ベールとスティーブ・カレル、ライアン・ゴズリングの3人分しかないの(ブラッド・ピットですら名前と大きい写真があるだけで、略歴すら載ってない)。メリッサ・レオとかマリサ・トメイとかは仕方ないとしても、主役級のフィン・ウィットロックとジョン・マガロの紹介すらないって、パンフを買う客をバカにしてるのかと。たまにパンフを買う人がこんなクソなシロモノに720円も払わされたら、2度と買わないと思うんですけど。写真点数が多いにせよ、そういう映画でもないし、写真によっては解像度が低いし…。まぁ、近ごろの東宝ステラのパンフは普通に良いものが多かった印象なので、編集中に何かあったのかもしれませんが(というか、絶対トラブルがあったと思うほどの出来)、ただでさえパンフの料金なんて高めで敬遠されがちなんだから、マジでこのレベルのものを720円で売らないでほしいです。
この役者の名前、パンフではあらすじにしか出てこなくてビックリしましたよ。

ということで、ダラダラと駄文を書き連ねちゃいましたが、「面白かったけど後味が悪かったのが残念 (´・ω・`) ガッカリ」って感じですかね。こういう「やらかしたくせに責任を取らない」問題って、決して他人事ではないというか、日本に置きかえることだってできるワケで(年金問題や原発問題とか)。そういう意味でも、いろいろと考えさせられるので、観ても損はしないんじゃないかしらん。
やだ、また貼っちゃった!(*ノ▽ノ) キャッ そういえば税金が投入された東京電力って、ボーナス出てましたな…。

おしまい! (`Δ´) フザケルナァァァ~!
僕が唯一観ているアダム・マッケイ監督作。僕の感想はこんな感じ。
原作本。マイケル・ルイスは「マネー・ボール」の原作
世界金融危機の実態を描いたドキュメンタリー。僕の感想はこんな感じ。
DOGLEGS(ネタバレ)
DOGLEGS
原題:Doglegs
2015/アメリカ 上映時間89分
監督・撮影・編集:ヒース・カズンズ
エグゼクティブプロデューサー:スティーブン・ヒギンズ、ジョン・ウッドン
音楽:ショーン・クラウンオーバー
出演:サンボ慎太郎、アンチテーゼ北島、中嶋有木、愛人、ミセスラマン、むしけらゴロー
パンフレット:なし
(あらすじ)
清掃員として働きながら、設立当初から「ドッグレッグス」でのスター選手としてリングに上がるサンボ慎太郎は、年齢的にもプロレスからの引退を考えていた。慎太郎のライバルで、健常者レスラーとして「ドッグレッグス」のリングに上がるアンチテーゼ北島は、「最後にアンチテーゼ北島と対戦し引退したい」という慎太郎からの挑戦を「勝者だけが引退できる」という条件つきで承諾する。慎太郎、北島のほか、女装癖があり、重度のアルコール中毒のレスラー・愛人(ラマン)、その妻・ミセス愛人(ミセスラマン)など、「ドッグレッグス」を取り巻く仲間たちの、笑いあり涙ありの日常を追っていく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
100点
※今回の記事は、映画の内容とは関係のない面倒くさい文章や雑な下ネタが書かれているので、そういうのが苦手な人は読まないで!
※非プロレスファンの感想として、そーす太郎さんのブログが良かったので、読んでみて!
※こちらのヒース・カズンズ監督のインタビューが面白かったので、興味がある人はぜひ読んで!
※北島行徳さんによる「ドッグレッグス」の裏話のtogetterも貼っておきますね。
昨年12月のこと。「2016年1月公開で観たいと思っている映画の覚え書き」を書く時に検索していたら、この映画の存在を知りまして。「これは観ておかなくては」と思いながらも、いろいろとヘビーな心境になりそうなので躊躇していたんですが、2月中旬にやっとポレポレ東中野へ足を運びましてね。さらに先日、また上映が再開したということで、大盛軒でビッグ鉄板麺を食べてからもう1回観てきました。「人生は続くんだよな… (iДi)」と涙が出ましたよ。
ポレポレ東中野にやってきました。
記事の切り抜きが貼ってあったりしてね。
2回目に来た時は、途中の階段に貼られていました。
ポスターなどグッズもいろいろ売っているんですが、TシャツはXXLサイズがないので断念。
1回目の鑑賞後にはサントラを買いまして。
2回目は鑑賞前に南沢共働学舎のクッキーを食べてみました。サクサクして美味!
まず、この映画の題材となった障害者プロレス団体「ドッグレッグス」に関しては、名著「無敵のハンディキャップ―障害者が『プロレスラー』になった日」を読んでいただければと思うんですが…。雑に書くと「障害者のボランティア活動をしていた北島行徳さんたちが、女性を巡って障害者同士が喧嘩するのを見て、『プロレスとして見せたらどうだろう?』と思いついて、1991年に世田谷ボランティアセンターで旗揚げされた」というのが「FMWの5万円旗揚げ」並みによく知られたエピソード。ちなみに「doglegs」とはスラングで「障害者」を意味するそうな。
初期の「ドッグレッグス」はこんな感じ(「無敵のハンディキャップ 障害者」より)。ファイトスタイルはU系っぽい。
学生プロレスのように毒舌の実況が流れる中(「三村は小さいころから虐待を受けているので、殴られ慣れてます!」とか超ブラック)、障害者同士だけでなく健常者との試合が組まれたりもして、その時は健常者も容赦なく攻撃するというのだから、ビックリですよ(プロレスと言いながら、格闘技要素が非常に強い)。そして、そんな同団体に興味を持ったヒース・カズンズ監督が2010年から5年間かけて作り上げたドキュメンタリーが本作でして、最初は1993年に天願大介監督が撮った映画「無敵のハンディキャップ 障害者」の続編なのかと思ってたら、全然関係なかったというね (´∀`) ナァンダ
ヒース・カズンズ監督による同団体の紹介動画↓ 現在は総合格闘技に近いファイトスタイルに。
映画のメインとなるのは、脳性マヒの障害者であり同団体のエースレスラーでもあるサンボ慎太郎選手でして。引退を決意するも、ライバル的存在の健常者レスラー・アンチテーゼ北島選手と「勝った方が引退する」という条件で試合をすることになって…という内容。そこに重度の脳性マヒ&アル中&女装癖の愛人選手とその妻であるミセス愛人選手(健常者)の葛藤や、ガンで鬱の中嶋有木選手の闘いなども描かれましてね。アッサリ気味にオチだけ書いておくと、慎太郎選手は、フィールドワークに来ていた嶋守さやか先生に恋をするも「良いお友だちでいましょう (´∀`し ゴメンネ」とフラレたり、試合では北島選手に敗北して現役を続けることになったりしながらも!(代わりに北島選手が引退!) 勤務先ではサブリーダーに選ばれたりして、「人生は続く」って感じで終わってましたよ。
本作の主人公となるのはサンボ慎太郎選手。
引退試合の相手に「オレが福祉と言い切る男」アンチテーゼ北島選手を指名するも、勝たないと引退できないことに。
そんな中、意中の嶋守さやか先生とグループで熱海旅行に→告白したらやんわりといなされたりしてね…(遠い目)。
引退試合も結局、負けてしまうものの、オレたちの人生はこれからだッ!ヽ(`Д´)ノウォォォォッ!
ちょっと自分語りになりますが、僕が障害者プロレス団体「ドッグレッグス」を知ったのは今から20年前。まだ公務員だったころにレンタルビデオで「無敵のハンディキャップ 障害者」を観て、「スゴいことをする人たちがいるもんだなぁ (・ω・;) ウーム」と。その後は、日々の仕事や己のチンコを弄るのに忙しくて、その存在をすっかり忘れていたんですが、2002年に北島行徳さんの「弾むリング―四角い『舞台』がどうしても必要な人たち」
という本を読んだのをキッカケに、「無敵のハンディキャップ―障害者が『プロレスラー』になった日」や「ラブ&フリーク―ハンディキャップに心惹かれて」
も買ったら、これがまたスゲー面白くて。「こんなにハードな内情だったのか… (・ω・;) ウーム」と考えさせられたんですけど、当時は仕事とチンコ弄りに精を出していたので、またその存在が頭から消えていたところ! 2005年にみちのくプロレスでデビューしたフジタ"Jr"ハヤト選手が「ドッグレッグス」のゴッドファーザー選手の息子だったと知って感慨深くなったり、2008年に知人から「面白い小説を読んだよ」と勧められたのが北島行徳さんの「バケツ」
→モロに「ドッグレッグス」のマチズモ神山選手がモデルだっただけに、「まだ頑張ってるんだなぁ… (・ω・;) ウーム」と思い出したりしたものの、仕事とチンコ弄りが…って、しつこいですな。
「無敵のハンディキャップ 障害者」のタイトル画面。DVD化されてないんですよね。
つーか、他の人には「ドッグレッグス」のことを面白おかしく話せるんだけど、ちゃんと考えると息が詰まる。正直、「キワモノのプロレス」を楽しみながらも、障害者という存在自体には関わらないで、何もせずに生きている自分にとっては、後ろめたくなるプロレス団体というか。いや、例えば北島さんとかは著作で「テメエもボランティアやれよ!( ゚д゚) クソガ!」なんて言ってくることはなくて、「僕らの方も彼らの存在で心を埋めている」というようなことを書かれていて、“何か”を迫ってくるワケではないんだけど、やっぱり気まずい。映像を見て、ノンフィクションを読み、ニュースで観て、小説を読んで、そのたびに「まだやってんだ」なんて思いながら、気まずいから脳の脇に追いやっていく。「ドッグレッグス」に初めて触れてから、そんなことを繰り返してきて。さらにここ数年は、趣味を映画鑑賞とこのブログに絞った→プロレスや格闘技を観なくなったこともあって、そういう意味で2重の後ろめたさがあって、本作を観るのは気が重かったんですけれども。
この映画、本当に観て良かった。あの若かったサンボ慎太郎選手がすっかり中年になって、でも、しっかり生きてリングに上がっていたことに感動した。そりゃあ、頭はそれほど良くないんだろうし、嶋守先生への丸出しなアプローチには座席で身悶えましたが、その後、やんわりといなされた事実を噛み締める顔は渋かった。試合前に輪ゴムの束を神経質に弄ってたりして、大丈夫かと思いきや、試合も頑張ってたしさ。「障害者がリングで自己表現してどうなるのよ」的に思ったこともあったんですけど、試合後、日常に戻ったサンボ慎太郎選手はスゲーカッコ良くて、僕なんかよりよっぽど立派に生きてると思ったり。
旗揚げ時の慎太郎選手と…。
20年後の慎太郎選手。味わい深い顔になりましたな。
ただ、この「さりげなく手を近づける」とか、嶋守先生へのアプローチの数々は悶絶した!
その他、本でしか知らなかった愛人家族や他のレスラーが観られたのは良かったし(ノンフィクションの中で誕生の経緯を読んだ遙くんが母親のミス愛人と試合するほど大きくなってたのが泣けた)、ガンと鬱でいろいろと大変そうな中嶋有木選手の生き様もグッときた。試合前にフジタ "Jr" ハヤト選手がサンボ慎太郎選手にアドバイスをしてるのも良いシーンだったなぁ。つーか、今はスタッフにちゃんと格闘技関連の人が関わっている雰囲気で、そういう部分も感心いたしました。それと、5年掛けただけあって、撮影や編集、音楽も良かったと思います。ごめんなさい、僕ごときがこんなことを偉そうに書くのも申し訳ないんですけど(汗)、素晴らしいドキュメンタリーなんじゃないかしらん。
愛人夫婦が観られたのはうれしかったです。お酒、やっぱり止められないのね…。
あと、本でしか知らなかった鶴園誠選手(右の人)も異様な迫力がありましたよ。
ガンのせいで鬱になった中嶋有木選手。クスリを飲んだらアッパーになるも、試合で負けると自傷行為に走ったりと大変だったり。
映画と同じカードの別の試合がアップされていたので、貼っておきますね↓
ううむ、上手く書けないんですけど、鑑賞後、相変わらず後ろめたさを感じながらも、映像と音楽の良さも相まって、「僕も彼らもそれぞれの人生がこれからも続いてくんだな」って、不思議とポジティブな気持ちになれた…って、伝わるでしょうか。まぁ、基本的には障害者版「ロッキー」みたいな映画なので、「ドッグレッグス」を知らない人でも普通に楽しめると思うし、見終わったらぜひ北島さんの著書を読んでほしい強い気持ち、強い愛(つーか、kidle版とか出せばいいのに)。できれば4月23日におこなわれる大会も行きたいところですが、家族サービスデーだからなぁ…。というか、本当はそれ以上に、僕のような大人は社会貢献的なことをもっとやらないとダメなんですけど、仕事と家庭と映画鑑賞とブログで手一杯ーーなんて文章を書いてみたら、「ブログを止めた方がいいんじゃないの?」なんて心の声が聞こえてきたので、とりあえずチンコを弄って気を紛らわしてみる43歳なのでした… ('A`) シニタイ
講談社ノンフィクション賞を受賞した北島さんの著書。プロレスに興味がない人でも面白く読めるハズ。
「無敵のハンディキャップ」の続編。つめ隊の欲獣マグナム浪貝選手がいなくなった事情がわかります。
「ドッグレッグス」本の外伝的一冊。ポレポレ東中野で売ってましたよ。吉田豪さんの書評も要チェック!
マチズモ神山選手と菓子パンマンのエピソードなどを小説にした作品。これもオススメだッm9`Д´) ビシッ
天願大介監督によるドキュメンタリー。当時は天願監督を知りませんでした… (´∀`;) エヘヘ
天願大介監督による撮影ノート。「ドッグレッグス」を知ったキッカケが根本敬先生ってのがガロっぽい。
先々週と先週の備忘録(2016/3/1〜3/14)
さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓
先々週は映画を8本、先週は3本観ました
風邪を引いて、なかなか治りません… ('A`)
仕事のプレッシャーがキツめで辞めたい…
タマフル映画祭のチケットは押さえました ( ̄ー ̄) ニヤッ
ホワイトデーは高いイチゴを妻子に
先々週は、「X-ミッション」の「オザキ8」に影響を受けて、「シネマ8」なんて安易な思いつきのもとで映画を8本観たんですが、仕事が忙しくなってきた中で無理をしたこともあって、体調を崩して風邪を引きまして。病院で薬をもらって、一時は良くなったものの、まだ本調子ではない感じ。だから、先週はなるべく早く帰って…といきたいところだったのに、残念ながら働かざるを得なくて、土日も出勤状態でして。そんな中、体調が良くなった時を見計らって映画を観に行って、ブログも書いたりしたのだから、我ながら良く頑張ったと褒めてあげたい気持ちでございます。つーか、歳を取ったせいか、本当に治りが遅くなったなぁ (・ε・) ウーン
良くも悪くも心に残った「X-ミッション」のオノ・オザキさんの画像を貼っておきますね。
娘のマナ子(仮名/4歳)の話を書くと、すっかり仲良しなエブリデイ。僕の姿を見るとすぐに「よし、遊ぶぞ!ヘ(゚∀゚*し」とフランクに誘ってくるのが愛らしい。僕の具合が悪い→あまり体を使った遊びができないのは申し訳ないなぁと思いながら、ぬいぐるみやシルバニアファミリーを使っておままごとをしたりしてね。最近は何かとピンチに陥るのが好きで、すぐにキャラクターたちがオバケやオオカミに襲われそうになったり、高い場所から落ちそうになったりして、それを助ける…みたいな安易な展開がエンドレスに繰り返されるんですけど、まぁ、微笑ましい限りですよ。そうなると娘を生んでくれた奥さんへの愛情もより一層高まるというもので(苦笑)、愚地独歩にならって尻でも撫でてみれば、露骨にイヤな顔をされたのでした。6年目になるセックスレス解消への道のり、まだまだ遠いようです。
ちなみにマナ子は結婚もブームで、僕や奥さんと結婚した他、こいつとも結婚してました ( ゚д゚) ナニコレ
「妻の尻を撫でる愛情表現」は愚地独歩から学んだのに、まさか嫌がられるなんて…(「グラップラー刃牙」より)。
あと、実はちょっと大きい仕事がポシャってしまったりといろいろあって(汗)、今月から収入ダウンがすることになってましてね…。さらに、家族サービスを優先せねばならぬということで、趣味に使うお金と時間をもっと節約しようと思うのです。つーか、昨年の「マッドマックス」関連の散財は目を覆うばかりであり(特に焼きゴテ)、映画のパンフは仕方ないとしても、劇場での飲食物購入などは慎まねばと。日々の食事も基本的には「ペヤング 超大盛」が主食ですよ。そして、もう少し趣味の時間も減らさないとなぁ。
というか、よくよく考えれば、僕にとっては1年に観る映画の本数以上に、このブログを書く時間がネックなんですよね。例えば「完全なるチェックメイト」や「エージェント・ウルトラ」あたりはサラッと2~3時間で書けたものの、「DOGLEGS」なんて6時間以上かかってるし、「『あぶない刑事』の劇場版&ドラマSPを全部観てみた!(▼Д▼;)(▼Д▼;)アブナーイ」特集なんてトータルで8時間以上かかってるワケですよ。だから、本当はせめて週2~3回ぐらいの更新に押さえたいのに、つい書いてしまう。もうね、こんな自分が嫌なのです… (ノω・、)
僕の心境を代弁する阿久津典子の画像を貼っておきますね(「いつかティファニーで朝食を」より)。
今月は忙しすぎるのでそれほど記事をアップしないつもりですが、4月8日(金)に開催されるタマフル映画祭に行ったら(「復讐捜査線」も最高だけど、三宅隆太監督による「天使の処刑人 バイオレット&デイジー」の解説が超楽しみ!)、1年に観る映画の本数をさらに絞って、本格的に仕事&家庭に時間と労力を費やすようにする予定。まぁ、「予定は未定、よくある話よね♪ 川`∀´)」なんて歌もありますけど(汗)、ちょっと頑張ってみるザンス。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。
ネコのお葬式(ネタバレ)
ネコのお葬式
原題:고양이/Cat Funeral
2014/韓国 上映時間107分
監督・製作・脚本:イ・ジョンフン
撮影:キム・ムユ
音楽:イルマ
出演:カンイン、パク・セヨン、チョン・ギョウン
パンフレット:★★☆(600円/作ってくれたことはありがたい)
(あらすじ)
ミュージシャンを目指す青年ドンフン(カンイン)と漫画家志望の女性ジェヒ(パク・セヨン)は、友人の結婚式で出会って恋に落ち、一緒に暮らしはじめる。ある日、近所で寂しそうに鳴いていた子猫を拾った2人は、クルムと名付けて飼うことに。それぞれの夢を追いながら愛を育む2人だったが、些細なすれ違いから別れることになってしまう。それから1年後、ドンフンが引き取ったクルムがこの世を去り、2人はお葬式をするために再会を果たす。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※今回の記事は、知った風な文章が書かれていたり、自分語り的な要素が入ってたりするので、そういうのが苦手な人は読まないで!
基本的には半裸のマッチョが「オッス、オッス!ヽ(`Д´)人(`Д´)ノ」と殴り合うような作品を好む僕ですけど、何かの映画を観た時に予告編が流れて、「っぽいのかな」と興味を持ちまして。猫が出ているのも良い感じだし、つい前売り券を購入。先日、シネマート新宿に足を運んできました。「わかるわー (iДi) ウェーン」と思ったり。
記事の切り抜きを貼っておきますよ。
ポスターも販売中。公開から約3週間ということで、観客は10人程度でした。
韓国のWEBコミックが原作というこの映画、雑に話を書いておくと、別れたカップルが、男性が引き取った飼い猫が死んだので1年振りに再会しまして。故郷の島にその遺骨を埋めに行く途中で、喧嘩になったりトラブルが遭ったりしつつ、付き合ってた当時を思い出したりしてね。「お互い若かったねー (´・ω・)(・ω・`し ネー」なんて雰囲気になりながらも、女性は結婚が決まっていたため、若干の未練を残しつつ別れる…ってな調子。まぁ、日吉ミミさんが歌いそうなくらいによくあるハナシではあるのですよ。
愛猫クルム(「雲」という意味)を弔うために1年振りに再会した2人。
過去を振り返ってみれば、出会いのキッカケは友人の結婚式。ジェヒが出席したら…。
そこでプロ志望のミュージシャン・ドンフンが歌っていたのです。
「ユッケを好む女性は素敵」とか意味不明な口説き文句をカマした末に、付き合うことになりまして。
猫を飼うことになったりして、幸せな日々が永遠に続くと思っていたんですが、しかし!
メジャーデビューできずにイラ立っていたドンフンが、取引先の人と仲良くするジェヒを目撃→負の感情が爆発!
2人の気持ちはスレ違って仲違い。こういうことってあるよねー (・∀・) アルアルー
なんとなく偉そうな刃牙の画像を貼っておきますね。
ただ、その「よくあるハナシ」が良い感じに描かれてましてね…(しみじみ)。主役の2人は魅力的だし、撮影も良いし、劇中の音楽も素敵だし、さらには猫も可愛くて言うことナシ(毛柄は純血種っぽい)。すっかり自分の過去の「上手くいかなかった恋愛」を重ね合わせてしまってスゲー泣けたというか。そういう点では予想通りに「建築学概論」っぽくて、実に美味しゅうございました (´∀`) ウフフ 「過去のイチャイチャ」と「別れた現在」を交互に描くという点では、鬱にならない「ブルーバレンタイン」
…という例えは乱暴ですかね。
恐ろしく泣いた場面は2つあって。1つ目は、終盤に2人は不本意ながら島に泊まることになって。ドンフンったら「お酒でも飲めば、ヨリが戻るかも… (;`∀´) ククク」的に企むんですが、ジェヒの携帯を何気なく見たら、近々結婚することが判明(友人の発言による伏線アリ)。その日はションボリして寝て、翌日、海が見える丘にクルムの遺骨を埋めるんですが、「今まで至らなくてごめん」「また出会えたら次は大事にする」と言うんです。この言葉は、クルムだけじゃなく彼女への素直な気持ちでもあるワケで、この時点で超グッときているんですけど、ここから彼の奏でるギターの音色とともに2人+猫と楽しく過ごした同棲時代がフラッシュバック、夏!m9`Д´) ビシッ 映像と音楽の暖かさがまた“恋を失ったことの切なさ”を増幅させて、僕の両目からは大量の涙が噴出したのでした…。
この“お葬式”は、2人にとっては、クルムだけじゃなく恋ともお別れするということでして。
この回想シーンが犯罪的に泣ける! 誰か逮捕して!(酷い文章)
2つ目は、なんとなく2人とも未練を残しながらも、やっぱり別れることになって。エンドクレジットに突入すると、ドンフンのギターの音色とともにジェヒが描いていたイラスト(原作のWEBコミックっぽい)が映っていくんですが…。急に「結婚式の二次会帰りのジェヒが野良猫に構っているのをドンフンが見つける」という2人が付き合うキッカケとなった場面が映る→それが終わるとともに、ドンフン役のカンインが歌う「僕の名前を呼んで」が流れるのが(MVの2分56秒のところから)、超ムーディーすぎて号泣メーン!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン もうね、この詩とか切なくてたまらないのです↓
(´・ω・`)
僕の名前を呼んで
自分の中のすべてを捨てたんだ
何もかも消えてしまった
君のいない無意味な時間の中に羽ばたいて
僕の名前を呼んで
名前を忘れてしまったんだ
僕は君を失ってしまった
よかったよ
記憶は消えてしまうものだから
うつろな気持ちで
今夜も眠りにつけないだけ
一応、MVも貼っておきますね↓
今、思い出しても涙腺が緩みまくるんですが、本当に切なかったです… (ノω・、) グスン キャラたちの心情を考えると、たぶん未練タラタラなのはドンフンの方だと思うんですけど(連絡したのもそうだし、ジェヒは結婚を決めてるワケだし)、ジェヒの方もまだ少し惹かれてはいて。だがしかし、あんな短時間で喧嘩してるんだし、2人とも「もう1回、付き合っても上手くいかない」とも感じてたんじゃないかなぁなんて思ったり。
つーか、僕は男なので、やっぱりドンフンに感情移入して観ちゃったんですが、本当にコイツはダメ男じゃないですか。アルバム製作が上手くいかなくて、逆に彼女の仕事が順風満帆になってきたからって劣等感を抱いて、ふてくされちゃってさ。マジで頭に来るというか。素っ気ないドンフンにジェヒが「抱きしめて」と言いだす場面とか、もう彼女が可哀相で可哀相で、もしあの場に僕がいたら即叩きのめすところでしたが、カンインは兵役体験済みの上に戦闘力が高めということなので、止めておくとしましょう(偉そうに)。
このシーンはジェヒが超可哀相でしたな…。
とは言え、自分がクソなのはドンフンもわかってるんですよ。それでもどうしようもないから歯痒い…なんて、みんな経験することですよね。僕も若いころの恋愛を振り返れば、やっぱりつまらないことで意地を張って、相手を傷つけたりしていて。彼の自己嫌悪に陥りながらも何もできない姿を観ると、「バカだなぁ」とイライラしながらも、自分自身がそうだった過去を思い出して、「わかるわー (iДi) ウェーン」と泣きながら観たりもして。恋愛や結婚というものをあらためて考えさせられた次第。
自己嫌悪に陥りながらも素直になれないドンフン。
僕は彼を「愚直に攻撃しようとする花山薫を見た愚地克巳」のような気持ちで観てましたよ。
なんていうんですかね、この不安定な時代、僕も職を失う危険性は常にあって。所詮はマッチョな思想で育ってきた人間なので(苦笑)、奥さんよりも稼げなくなったりしたら、ちょっとプライドが保てないかもしれない…なんて思ったりもして(大体、彼女より優れてる部分なんて「重い物が持てる」「高いところの物が取れる」ぐらいしかないし)。もしかすると、僕がドンフンのようになる可能性がないとは言えないんですけれども。そもそも夫婦に「優劣」なんて要素は関係ないんだし、相手のことが本当に好きで失いたくなかったらプライドも邪魔であって、素直になって本音を話すことが大事なんですよね。そんなに難しいことじゃないハズなんですが、それがなかなかできないから、世の中にはいろいろな問題が山積みなんでしょうな (´・ω・`) ウーン
なんとなく偉そうな歯学博士・長谷川光臣(71)を貼っておきますね(「バキ」より)。
その他、「上映前の挨拶映像はどうでもよかった」とか「韓国では同棲=結婚前提というイメージが強い!?」とか「『海にかかる霧』のパク・ユチョンといい、韓国のアイドルはなぜボンクラ演技が上手いのか」とか「座ってする小便も良いものですよ (///∇//) ウフフ」とか「“濃い恋愛”をして別れた人が1年後に結婚してたってパターン、身近で結構聞くイメージ」とか思うところはあるんですが、長くなるので割愛! 良さげだと思って観たら本当に良い映画だったので、満足しました (´∀`) ヨカッタワー この手の恋愛映画が好きな人は普通に泣けると思うので、機会があったらぜひ観てみてくださいな。
韓国で“初恋ブーム”を巻き起こしたという作品(なにそのブーム)。僕の感想はこんな感じ。
カップルで観ると鬱になる地獄映画。僕の感想はこんな感じ。体調の良い時に観て!
最近買った写真多めの映画ガイド。猫好きはマストバイ!m9`Д´) ビシッ
2016年2月に観たDVDの覚え書き
※今回の記事は、「灰の記憶」、「マン・オン・ワイヤー」
、「行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号」
、「ハロー!? ゴースト」
、「やくざの憲法 赤字破門」
、「スティーブ・ジョブズ」
のネタバレに触れているので、知りたくない人は気をつけて!
※というか、「ハロー!? ゴースト」は超良い映画だけど、絶対にネタバレを知らないで観た方が良いので、未見の人はこの記事を読んじゃダメ!
例によって遅めになりましたが(汗)、毎月の恒例として「2月に観たDVDの感想」を雑にアップしておきますね↓
<1本目>
灰の記憶
(あらすじ)
1944年、アウシュビッツ強制収容所。ユダヤ人のホフマンは、同じユダヤ人をガス室に送るなどの特別任務を担う“ゾンダーコマンド”としてナチスのために働いていた。その見返りは食事と4ヵ月の延命。一方で彼は、密かに同じユダヤ人である焼却場のアブラモウィックスや軍需工場で働く女囚ダイナらと死体を焼き続ける焼却炉の破壊を計画していた。それは、彼らにできる最後の抵抗だった。そんなある日、ホフマンはガス室で死体処理中、奇蹟的に生き残った少女を発見する。ニスリ医師の手当で一命を取り留めたその少女を、彼は危険を承知で匿うのだった…。(以上、allcinemaより)
予告編はこんな感じ↓
55点
2月上旬、ムービーウォッチメンの課題映画となった「サウルの息子」を観た後、同じ「ゾンダーコマンド」を扱った本作が気になったので、借りて鑑賞しました。感想は「スゴかったけど… (´・ω・`) ウーン」って感じですかね。監督&脚本は俳優としても活躍するティム・ブレイク・ネルソン。
いや、全裸死体とかバンバン出るし、人も無惨に死にまくるし、レジスタンスは失敗&全滅するし、せっかく助けようとした少女も射殺されるしと、とにかく救いのない内容が凄まじいんですが…。正直なところ、「サウルの息子」の息苦しさを体感した後では物足りなかったです。出演する役者さんも知った顔が多くて興をそがれたりして。こっちを最初に観ていればまた違った感想になったと思うんですけどね。なんか、本作を観たら逆に「サウルの息子」の株がスゲー上がったという着地なのでした (´∀`;) ゴメンネ
<2本目>
マン・オン・ワイヤー
(あらすじ)
1974年、ニューヨーク。当時世界一の高さを誇ったワールド・トレード・センターのツインタワー。ある時、その高くそびえる双子のビルの間を、鋼鉄のワイヤー1本で渡り歩く男の姿が目撃された。彼の名はフランスの若き大道芸人、フィリップ・プティ。当然無許可ゆえに逮捕されてしまったプティだが、その美しく詩的なパフォーマンスに人々は驚き、喝采する。しかし、彼の無謀とも思える世紀のチャレンジは、実は周到な計画と多くの仲間たちの支えがあって初めて実現したものだった。(以上、allcinemaより)
予告編はこんな感じ↓
60点
「ザ・ウォーク」を観た後にはちごろうさんのブログを読んだら本作について触れていて、気になったのでレンタル。「大変でしたネ (o^-')b ガンバッタ!」と思ったり。ニューヨーク・ワールド・トレード・センターのツインタワーで綱渡りをしたことで知られる伝説の大道芸人フィリップ・プティが書いたノンフィクションを映画化した作品で、監督はジェームズ・マーシュ。「プロジェクト・ニム」とか「博士と彼女のセオリー」
とか撮った人ですな(どちらも未見)。
本作を先に観てから「ザ・ウォーク」を鑑賞したはちごろうさんは「ドキュメンタリーを先に観ない方がいい」という意見だったんですけど…。確かに面白い作品だとは思いつつも、内容は「ザ・ウォーク」と一緒なのに映像的な迫力がない分、なんか地味だったという印象でした (´・ω・`) ウーン ただ、実際に計画を実行した人たちが登場して証言するだけに、「ザ・ウォーク」よりも「あの犯罪はフィリップ・プティだけじゃなく関わった人たちにも大きな影響を与えた」ということが感じられたというか。僕的には、ラストに目頭を押さえるジャン=ルイにジーンとしましたね。まぁ、両作品の違いとか知りたい方は、カゲヒナタさんのブログとか読むと良いザンス。
<3本目>
行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号
(あらすじ)
ゼットとの決戦から10年後、シャドーラインがまさかの復活!大人に成長したライトたちが立ち向かおうとするが、イマジネーションがなくなって変身できない!!絶体絶命を迎えたその時!5人は、なぜかタイムスリップして、自分たちが小学校を卒業する前日に到着する。そこには、明とともにトッキュウジャーの卒業式をしようとする、子どもの頃のライトたちの姿があった…。大人と子ども、それぞれのライトたちが辿り着いた、本当の終着駅とは!? 究極のイマジネーションで戦え! 烈車戦隊トッキュウジャー!!(以上、メーカー公式サイトより)
予告編はこんな感じ↓
90点
仕事で水戸へ→取引先の人と飲む→終電を逃す→ビジネスホテルに泊まることとなった、2月下旬の夜のこと。「喧嘩していた奥さんに謝罪のメールを送ったら激怒した内容が返って来た」というのは「オデッセイ」の感想で書きましたが(苦笑)、奈落より深く落ち込んだ己を励ますべく、「未見だったトッキュウジャーのVシネマを観て元気を出そう!∑(゚Д゚)」と思い立ちまして。もともと当時公開中だった「手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド」に足を運ぶ前には観ておく予定でもあったので、amazonのインスタントビデオで鑑賞いたしました。涙が止まらなかったです… (ノω・、) グスン 監督の荒川史絵さんは、なんと戦隊史上初の女性監督なんだとか。
今までに観た「放送終了後の戦隊Vシネマ」の中では、後日談感が一番強かった印象。「タイムパラドックスを利用して、“未来の大人トッキュウジャー”と“過去の子どもトッキュウジャー”を共演させる」というのは良いアイディアだけど、タイトルの「夢の超トッキュウ7号」(関根勤さん!)がチョイ役だったのは不満ですかね。それと、僕はあのエンディングテーマが大好きだったので、流れなかったのは残念でした。ゼットが出なかったのも寂しかったし、幹部たちが雑魚として登場するのもガッカリでしたよ(仕方ないんだろうけど…)。
とは言え、久しぶりにトッキュウジャーに会えただけで満足ザンス (´∀`) ウフフ トッキュウ7号の「乗り換えて輪島」とかは笑ったし。何よりもグッときたのが、「実はずっと明が5人を見守っていた」という展開で、嗚咽を漏らすほど感動しちゃいましたね… (ノДT) ウェェェェ 一応、雑にオチを書いておくと、死んだと思われたタンクトップシャドーは生きていて(超うれしかった…)、“未来の大人トッキュウジャー”+7号と“過去の子どもトッキュウジャー”+6号が一斉に必殺技を出して、ヘイ大公を倒して終わってました。で、少し元気になった僕は、この7時間後に「手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE」を観たんですが、それはまた別のお話 (・∀・)
ライトが敵の攻撃を不自然に避けたと思ったら…。
実は明が助けてくれてたんだYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! 「ハロー!? ゴースト」とか、こういう展開スゲー好き。
<4本目>
やくざの憲法 赤字破門
(あらすじ)
天堂組若頭・津上剛次郎(白竜)は、四年前、松山組に舎弟を殺されながらも、組長・天堂広重(山本昌平)の命により松山組への報復を断念せざるを得なかった。
以来、津上は天堂に対する不信感を募らせ、津上が神戸・坂口組の本葬を欠席したことにより、二人の間の溝はさらに深いものとなってしまった。若頭解任、そして破門。次第に追い込まれていく津上。さらに、この機に乗じて神戸・坂口組が大阪進出に動き出す! 津上の大阪奪取の野望はここで終わってしまうのか!?(以上、メーカー公式サイトより)
※予告編は見つかりませんでした…。
70点
2月中旬に東海テレビ製作のドキュメンタリー「ヤクザと憲法」を観たら、これが実にスゴい作品でしてね…(しみじみ)。で、感想を書く際に関連作品を貼ろうと探していたら、この映画が検索に引っ掛かりまして。なんかスゲー気になったものの、近所のレンタル屋になかったので、ちくしょう、1000円程度でDVDを購入して鑑賞しました。予想外に楽しかったです (´∀`) ウフフ 監督は津島勝さんで、何気に全部観ている「くノ一忍法帖」シリーズを撮ったのがこの方だったことを今さら知った…って、どうでもいいですな。
「くノ一忍法帖」シリーズで一番好きなのは小沢仁志監督作
なんですが。ちなみに画像は南蛮妖術「母如礼縫亡(ボジョレー・ヌーヴォー)」。
基本的には「なんやワレ!(`Δ´)」的な会話劇が中心なんですけど、ちょうど「野望の王国」のkindle版を読んでた&こういうヤクザ系OVを久しぶりに観たのもあって、妙にツボに入ったというか。観終わった後、何が「憲法」なのかはサッパリだったし(「赤字破門」は出てきますが…)、「津上が罠にハマって、指を渋々詰める→重傷だった奥さんが病院で死ぬ→みんなの前で『大阪、必ず獲ったるで!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォ!』」という非常に中途半端な終わり方をするのもどうかと思ったんですが(続編はないみたい…)、なんかね、不思議と楽しかったのです (´∀`) フシギネ 今後も月イチぐらいはこの手の作品を観ようかしらん。
白竜さんを始め、コクのある顔面の方々が集結してて良かったです。
<5本目>
スティーブ・ジョブズ
(あらすじ)
2001年、アップル社のCEOスティーブ・ジョブズは『iPod』を発表した。そこに至る道は1974年の大学時代、すでに始まっていた。退学した後も無料で授業を受け続ける裸足の若者スティーブ。彼は東洋の思想を求めてインドを旅し、LSDを吸い、将来を模索していた。1976年、アタリ社でゲーム機を開発するスティーブ。優秀だが他人と協調できないスティーブは、自由を求め、友人のウォズとアップル社を立ち上げた。自宅のガレージで家庭用コンピュータの製造を開始するスティーブたち。仲間も少しずつ増えていったが、スティーブの協調性のなさは相変わらずで、恋人のクリス=アンが妊娠しても責任を取ろうとしなかった。パーソナル・コンピュータ『Apple II』で一世を風靡するアップル社。企業は急成長を遂げるが、スティーブの独断は加速する一方だった。 1984年、スティーブは華々しくマッキントッシュの発売を宣言した。しかし、開発の遅れや他社の類似品で業績は悪化し、最初の仲間ウォズまでがアップル社を去って行った。1985年にアップル社を追われ、結婚して妻子と暮らしていたスティーブは、11年後の1996年に 顧問としてアップル社に復帰した。翌年、暫定CEOに就任したスティーブは、古参の重役たちを解雇し、最悪の状態の社を率いて新しい一歩を踏み出すのだった。(以上、wikipediaより)
予告編はこんな感じ↓
60点
2月下旬、ムービーウォッチメンの課題映画となった「スティーブ・ジョブズ|」を観る前に、比較して観たら面白いだろうと思って、2年前に公開された本作をレンタルしました。無難に面白かったです (・∀・) マァマァ ちなみに撮ったのは、ウェズリー・スナイプス主演の「ザ・シューター」の脚本を担当したジョシュア・マイケル・スターン監督。
アシュトン・カッチャーのそっくりさん振りが愉快…と書きたいものの、そもそも本人をそんなに知らないので、「さぞ似てるんでしょうな」程度の認識で、“普通の伝記物”として楽しめました。ただ、ごめんなさい、「可もなく不可もなし」というか。ダニー・ボイル監督の「スティーブ・ジョブズ|」がスゴかったので、一気に印象が薄れてしまった…ってのは可哀想ですかね。最後はアップルのCEOに返り咲いたりして終わってましたよ、確か。
そんなワケで、「『あぶない刑事』の劇場版&ドラマSPを全部観てみた!(▼Д▼;)(▼Д▼;)アブナーイ」特集として初めて観た「あぶない刑事リターンズ」に「あぶない刑事フォーエヴァー TVスペシャル'98」
、「あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE」
と「まだまだあぶない刑事」
を合わせると、先月にDVDなどで観た作品は合計9本。なんか劇場で観た映画の関連作ばかり観ちゃいましたな (ノ∀`) エヘヘ 「観て損した!」と思う映画はなかったけど、あまり推したい作品もなかった感じでしたよ。まぁ、戦隊ファンなら「行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号」
はチェックしてほしいですけどね。以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。
ゾンビマックス! 怒りのデス・ゾンビ(ネタバレ)
ゾンビマックス! 怒りのデス・ゾンビ
原題:Wyrmwood: Road of The Dead
2014/オーストラリア 上映時間98分
監督・脚本・編集:キア・ローチ=ターナー
製作・脚本・美術:トリスタン・ローチ=ターナー
製作総指揮:ジェイミー・ヒルトン
撮影:ティム・ネーグル
衣装:サム・ヘニングス、ララ・クロス
音楽:マイケル・ライラ
出演:ジェイ・ギャラガー、ビアンカ・ブラッドリー、レオン・バーチル、キース・アギウス、ルーク・マッケンジー、バーイン・シュワート
パンフレット:★★★★(1000円/「未体験ゾーンの映画たち」のパンフ。関係者のインタビューや座談会が面白かった)
(あらすじ)
近未来、突如として謎の流星群が地球に降り注ぎ、人類のほとんどがゾンビと化した。妻子を亡くした整備工バリー(ジェイ・ギャラガー)は同じような境遇の人々に助けられ、彼らが所有するガレージに避難する。隕石の影響で燃料資源が使えなくなり困り果てていた人々は、やがてゾンビの血液がガソリンの代替になることを発見する。一方、バリーの妹ブルック(ビアンカ・ブラッドリー)はマッドサイエンティスト(バーイン・シュワート)に捕らえられ、ゾンビエキスを注入して強化人間をつくる実験の被験者にされてしまう。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事は、映画とはまったく関係のない文章が書かれているので、しっかりした感想が読みたい方は「ゆでたま時々のりたまの映画愛」さんのブログがオススメでございます。
ここは偏差値が非常に低いブログですけれども、バカっぽい映画を無条件に好むワケではなくて。「未体験ゾーンの映画たち 2016」の中で公開された本作に関しては、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」に便乗した上に「ゾンビ」というワードを2回入れる邦題にちょっと辟易(原題は「Wyrmwood: Road of The Dead」)。どうにも観る気が起きなかったものの、映画駄話会で超楽しみそうに語るtoriさんを見て、「一応、観ておくか」という気分になりまして。2月下旬、いそいそとヒューマントラストシネマ渋谷にて、「マギー」との勝手な「ゾンビ2本立て」として鑑賞してきました。大好物でしたヨ (〃∇〃) エヘヘ
「未体験ゾーンの映画たち 2016」の各作品に「今日のひとこと」が付けられてて、本作はこんな感じ。
「血液型がRH-以外の人間は呼吸するだけでゾンビ化する」「地球上のエネルギーをゾンビが吸収→ゾンビが燃料になる」「昼間は口からエネルギーを放出するので動きが遅いが、夜は放出しなくなって活発になる」というどうかしているオリジナル設定に加えて、「実験台にされた妹がゾンビを操る超能力を発動する」なんてメチャクチャな要素を加えながらも、意外と内容がまとまってたというか。主人公が家族や仲間を次々と失いながらも立ち直りが早くてメソメソしなかったりと、登場人物たちの精神性が結構潔くて話の展開が早いので、勢いで誤魔化されちゃった…って感じ。DIY要素が入ってたのは楽しかったし、アクションやゴア描写も頑張ってたし、予想以上に「マッドマックス」シリーズの要素が入っているのも良かったし(同監督が撮った短編を観ると「好きなんだな」って思う)、「まさかここまで面白いとは!Σ(゚д゚;)」と。最近はショーンKさんがいろいろありましたけど、何ごとも上辺だけで判断しちゃダメ…ってことでしょうな(知った風な口調にドヤ顔を添えてーー)。
主人公バリーのビジュアル&テンションは、ちょっと「死霊のはらわた」のアッシュを連想しました。
ちゃんとカーアクションもあってビックリ。
キア・ローチ=ターナー監督による短編。ジェイ・ギャラガーとキャプテン役のルーク・マッケンジーも出ております。
「ショーンKさんは確かに悪かったけど、高卒でも努力すれば一目置かれるようになれるんだ」と少し憧れてしまったーーという文章はまったく関係ないとして。少し不満を書くと、僕は「圧倒的に有利な立場にいる人間がわざわざタイマンをする」という展開があまり好きじゃないので(「ザ・レイド」のマッド・ドッグ先生を除く)、終盤のバリーvsキャプテンは乗れなかったですね。一応、オチを書いておくと、バリーと妹ブルックはゾンビを操る力を使って「政府っぽい奴ら」を全滅させて終わってましたよ、たぶん。なんか続編を作る気マンマンらしいけど、スゲー楽しみだったりします (´∀`) オシマイ
デジタル版のサントラがありました。買ってあげようかしらん。
なんとなく思い出したチャリンコ版「マッドマックス」。僕の感想はこんな感じ。
ビッグマッチ(ネタバレ)
ビッグマッチ
原題:빅매치/Big Match
2014/韓国 上映時間112分
監督:チェ・ホ
脚本:ロイ・キム
出演:イ・ジョンジェ、BoA、シン・ハギュン、イ・ソンミン、ラ・ミラン、チェ・ウシク、キム・ウィソン、キム・テヒョン
パンフレット:「ゾンビマックス! 怒りのデスゾンビ」の同項参照
(あらすじ)
「不屈のファイター」と呼ばれるボクサーのイクホ(イ・ジョンジェ)は、パートナーでもある兄ヨンホ(イ・ソンミン)を、天才的な悪党エース(シン・ハギュン)に拉致されてしまう。イクホはヨンホを救うため、エースが仕掛けた「死のゲーム」に参加することに。謎の女スギョン(BoA)に導かれて過酷なステージを次々とクリアしていくイクホだったが、いつしかソウル警察やギャング、天才ハッカー集団からも追われる身となってしまう。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
確か「映画秘宝 2016年 03 月号」の「未体験ゾーンの映画たち 2016」を紹介する記事の中で、“信頼できる映画ライター”の岡本敦史さんが褒めてたので興味を持ちましてね。「新しき世界」
のイ・ジョンジェ主演のアクションというのも気になったということで、2月下旬、ヒューマントラストシネマ渋谷に足を運んで来ました。「中盤まで楽しかったのに… (´・ω・`)」って感じでしたよ。
「未体験ゾーンの映画たち 2016」の各作品に「今日のひとこと」が付けられてて、本作はこんな感じ。何が何やらですな。
トイレにあったプレーンラッシーの宣伝が可愛かったので、貼っておきますね。
最初から中盤ぐらいまではスゲー面白かったんですよ。タフな総合格闘家イクホを演じるイ・ジョンジェが実にイイ感じであり、殺人の疑いをかけられた彼が無茶振りされて警察署から脱獄する一連のアクションは手に汗握ったし、ヤクザビルに乗りこむくだりもハラハラしたし。「トップクラスの格闘家vs警察」「vsヤクザ」あたりは非常に楽しかったんですが、しかし。悪の組織や“賭けのシステム”にリアリティがゼロな割には、囚われている兄の指が切断されたりと結構ハードな展開がある上に、イ・ジョンジェの悔しがる演技が見事&チートキャラ風味のラスボス・エースを演じるシン・ハギュンの演技もマジで憎たらしいので、後半はストレスの方が多くなっちゃって。なんか雑な設定の数々が飲み込めなくなったというね… (´・ω・`) ウーン
イ・ジョンジェは演技もアクションも最高だったんですがー。
「王座戦の相手とタイマンを張る」というクライマックスも「だから『ビッグマッチ』というタイトルなのか!∑(゚Д゚)」と感心はしたものの、「トップレベルの総合格闘家があんな場所&条件で試合するワケないだろ」的に冷めちゃうところもあって、不思議と乗れなくて(アクションを中断する構成も好きじゃなかった)。なんて言うんですかね、アクションシーンや役者さんたちは良かっただけに、ちょっと惜しい映画でしたよ。とは言え、岡本敦史さんは褒めてたので、体調の良い時に見直したら評価が上がったりするかもしれません。人間なんて、気まぐれな生き物なのだから…。一応、オチを書いておくと、イクホたちが見事勝利→悪党たちも逮捕されて、映画は終わってました…よね?
なんとなく本作で“元女子ボクサー”役として頑張ってたBoAさんの歌を貼っておきますね↓ 懐かしい!
おしまい (・ε・) ウーン
チェ・ホ監督×チョ・スンウ主演作。結構面白そうですな。
イ・ジョンジェが出てる映画で一番好きなのはこれですかね。僕の感想はこんな感じ。