インフェルノ
原題:Inferno
2016/アメリカ 上映時間121分
監督・製作:ロン・ハワード
製作:ブライアン・グレイザー
製作総指揮:デビッド・ハウスホルター、ダン・ブラウン、ウィリアム・M・コナー、ベン・ワイスブレン
原作:ダン・ブラウン
脚本:デビッド・コープ
撮影:サルバトーレ・トチノ
美術:ピーター・ウェンハム
衣装:ジュリアン・デイ
編集:ダン・ハンリー、トム・エルキンス
音楽:ハンス・ジマー
出演:トム・ハンクス、フェリシティ・ジョーンズ、イルファン・カーン、オマール・シー、ベン・フォスター、シセ・バベット・クヌッセン
パンフレット:★★★★(720円/コラム&情報が詰まってて、作りもしっかりした良いパンフ!)
(あらすじ)
ハーバード大学の宗教象徴学者ラングドン教授は、数日分の記憶を失った状態で、フィレンツェの病院で目を覚ます。謎の襲撃者に狙われたラングドンは、美しい女医シエナ・ブルックスに助けられて病院を脱出。何者かから追われる身となったラングドンとシエナは、生物学者ゾブリストが人類増加問題の解決策として恐ろしい伝染病を世界に広めようとしていることを知る。そしてゾブリストが詩人ダンテの叙事詩「神曲」の「地獄篇」になぞらえて計画を実行していることに気づき、阻止するべく奔走するが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
40点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事は非常に適当なので、原作との違いなどを知りたい方は「あいむあらいぶ」さんのブログとか読むと良いよ。
宗教象徴学者ロバート・ラングドンを主人公にしたこのシリーズ、2作目の「天使と悪魔」が、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の人気コーナーシネマハスラーの課題作品に選ばれたので、1作目の「ダ・ヴィンチ・コード」
をDVDで鑑賞してから観に行って、「ラングドン=雷電説」という雑なメールを番組に送った…というのが2009年の出来事。で、前作がそれなりに勢いがあって楽しめた印象があったので、つい3作目である本作の前売り券を買っちゃいまして。11月上旬の金曜日、「かぶきち」で朝食を食べるのを兼ねて、「ザ・ギフト」と“勝手なレイトショー2本立て”として鑑賞いたしました。「残念だなぁ… (´・ω・`)」と思ったり。
4番スクリーン、深夜0時を過ぎながらも1/5ぐらいは入ってたような。
好きなところはそれなりにあって。例えば、ラングドンが見る地獄の幻覚は素晴らしかった。結構キモい&グロくて、「そういえばこのシリーズって殺害シーンとかエグめだったっけ…」なんて思い出したりしましたよ。あと、「あれはダンテの… (`Δ´;) ヌゥ」「知ってるの、ラングドン!? Σ(゚д゚;し」という「知っているのか雷電」を思わせるやり取りも相変わらず愉快ではあって。決して嫌いな作品ではないものの、全体的にはよくわからなかったというか。ラングドンを助けたシエナが「ラングドンに謎を解かせたら裏切る」というのは予想していましたが、殺人ウィルスを撒きたかったゾブリストが同じ考えを持つ恋人シエナのために面倒くさい謎の数々を用意する必要ってなくないですかね?(「シエナは反対→止めるチャンスをやる」とかなら、まだわかる) 劇中で「宝探しプレゼント」的な描写があった→彼氏から彼女への最後のゲームってことなんでしょうけど、ちょっとバカバカしくて、なんか前の作品よりも「ラングドンに謎解きをさせるためだけの不自然なお話」に見えちゃったなぁと。
本作のラングドンはこんな感じであり…。
こんな感じで驚かれてましたよね、確か(「魁!!男塾」より)。
一応、オチを書いておくと、ラングドンはウィルスの封印に成功して旧知の仲の女キャラと良いムードになりながらも別れて、ヴェッキオ宮殿に盗んだダンテのデスマスクを返して終わってたような気がします。そこそこは楽しめましたが、終わってみると「なんだかなー」感が強い映画でしたヨ (・ε・) ナンダカナー ちなみに「インフェルノ」が付いたタイトルの映画なんて「タワーリング」とか「グリーン」
とかいろいろありますけど、当ブログ的には「ヴァン・ダム IN コヨーテ」
の原題も「Inferno」だということを書いておきたいところ。無駄な知識と呆れるかもしれませんが、もしかすると無駄に思える知識こそがいざという時に役立つのかもしれません(何の根拠もない文章)。
上中下合本のkindle版を貼っておきますね。原作は評判良さげ。
サントラを貼っておきますね。
インフェルノ(ネタバレ)
ザ・ギフト(ネタバレ)
ザ・ギフト
原題:The Gift
2015/アメリカ 上映時間108分
監督・製作・脚本:ジョエル・エドガートン
製作:ジェイソン・ブラム、レベッカ・イェルダム
製作総指揮:ジャネット・ボルトゥルノ=ブリル、クーパー・サミュエルソン、リュック・エチエンヌ、ロバート・シモンズ、アダム・フォーゲルソン、オーレン・アビブ、ドナルド・タン、デニス・ワン、ジェームズ・ワン
撮影:エドゥアルド・グラウ
美術:リチャード・シャーマン
衣装:テリー・アンダーソン
編集:ルーク・ドゥーラン
音楽:ダニー・ベンジー、ソーンダー・ジュリアーンズ
出演:ジェイソン・ベイトマン、レベッカ・ホール、ジョエル・エドガートン
パンフレット:なし
(あらすじ)
新たな転居先で幸せな生活を送る夫婦の前に、夫の同級生と名乗る男・ゴード(ジョエル・エドガートン)が現れた。再会を喜んだゴードから、2人に1本のワインが「ギフト」として贈られる。しかし、徐々にゴードからのギフトはエスカレートしていき、度を越していく贈り物に2人が違和感を覚えはじめた頃、夫婦のまわりに異変が起き始める。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※この映画の感想に関しては、カゲヒナタさんのブログを読むと良いザンス。
※本作に関しては、ネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、未見の人は読まない方が良いです。
ジョエル・エドガートンと言えば、格闘技映画の傑作「ウォーリアー」で僕のハートを熱く連打しまくった男なワケですが(感想を1本の記事として書かなかったことを未だに後悔)、「そんな彼が監督・脚本・製作・主演したスリラー映画(しかも全米大ヒット)」なんて耳にしたら観たくなるのが人情だし、なんとなく観た予告編も面白そうだったということで! 11月上旬の金曜日、「かぶきち」で朝食を食べるのも兼ねて、「インフェルノ」と“勝手なレイトショー2本立て”として鑑賞いたしました。期待…しすぎちゃったかなぁ (´∀`;) エヘヘ
6番スクリーン、深夜にもかかわらず、1/3ぐらいは入ってた記憶。
普通に面白かったのは確かなんです。身もフタもなくあらすじを書くと、「妻のロビンと故郷の街に帰ってきたサイモンが、高校の同級生だったゴードと再会→ゴードがやたらとプレゼントを持って家にやってくる→昔、ゴードはサイモンのデマによって父親に殺されかけて一家離散した男だったことが判明→サイモンは負い目からかゴードに攻撃的になる→結局、サイモンは妻に愛想を尽かされて、『やっとできた子どもがゴードの子かもしれない』という疑惑を植え付けられて、ションボリする」って感じの話だったような、そうでもないような…。カゲヒナタさんのブログに書いてありましたが、本作は「いじめられっ子」「いじめっ子」「いじめっ子と結婚した女」の物語ということでね、「あ〜、こういう気まずさってあるかもなぁ」とか「僕も昔の悪行を思い出したら、自己防衛に走るんだろうか」とか「好きな人にクズな過去があったらキツいよなぁ」とか、いろいろと考えさせられましたよ。
最後のギフトは、ベビーカーと「アンタの奥さんとセックスしたカモ?(`∀´) ウキー!」的なDVDだった気がします。
ただ、僕が期待値コントロールに失敗したというか。観る前の期待値がかなり高かった分、「意外と普通ダナー (・ε・)」って思っちゃったんですよね…。なんかサイモンがイヤな奴すぎるからゴードの復讐が正当に見えてそんなに怖くないし、最後のオチも「レイプされてたら奥さんだってもっと違う態度→騙されないだろ」って思っちゃったし、もっと「餓狼伝」の「クライベイビー・サクラ編」のように「与えることの意味」に踏み込むのかと思ったりもしましたけど、本作の「ギフト」自体は単なる手段でしかなかったし…。映画代分の満足はありつつもそんなに衝撃は受けなかった次第。人はなぜこうも期待してしまうのかーーって、せっかく映画を観るのに期待しないってのもおかしな話ですが ( ゚д゚) アホカ 何はともあれ、映画の雰囲気や役者さんの演技は素晴らしいので、誰が観てもそれなりに楽しめると思いますよ。
なんとなく「餓狼伝」の「クライベイビーサクラ編」を貼っておきますね。
おしまい。
ジョエル・エドガートンとトム・ハーディがガツンガツンと殴り合う格闘映画の傑作。鑑賞はマストだッ!m9`Д´) ビシッ
同タイトルのサム・ライミ監督作。観たはずなのに、内容をサッパリ思い出せない… (`Δ´;) ヌゥ
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2D・字幕版)(ネタバレ)
※今回の記事は、無駄な文章がダラダラと書かれているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。
※今回の記事は、かなり偏った思想に基づいて書かれていて、通常のスター・ウォーズファンが読むと不快になる恐れがあるので、読まない方が良いです。
<この映画を観るまでの状況について>
このブログは僕にとって「映画の感想を書く」というよりは「映画の感想とその時の体験を記録しておく」という備忘録的な要素が強い場所なのでね、僕以外の人が読んでも「何だかサッパリ (゚Д゚) ハァ?」な文章をダラッと残しておきますよ。いつも「いっそがっしい!いっそがっしい!( ゚∀゚)o彡゚」(「まっくのうち!」コール風に)と「地獄のミサワ」ライクな「寝てない&忙しいアピール」に余念のない僕ですが(苦笑)、師走はいつも繁忙期ということで、そりゃあ地獄のようでして。とは言え、気が張っているせいか、睡眠を削りながらも何とか家のことや「映画を観てブログを書く」という行為はやれていて。「水曜には仕事がやっと落ち着きそうだな…」なんて思っていたんですが、しかし。ちょっとトラブルがあってバタバタしちゃって、木曜日深夜にTOHOシネマズ新宿で観る予定だった最速上映のチケットをムダにしたというね… ('A`)
6ポイント使用+600円をムダにしてしまったのです。
本当にガッカリした。先月、RHYMESTERの対バンライブ「ベストバウト Vol. 3」に行けなかったのはスゲー悔しかったけど、「かなり前にチケットを買う→仕事で行けないのは仕方ない」とは思ってて。ただ、映画鑑賞という趣味に関しては「スケジュールがわかった時点でチケットを買う→仕事で観られなくなる確率は限りなく低い」ことですっかりあんしんパパであり、今度1人カラオケで「はじめてのチュウ」でも歌おうかと思うぐらいだったのに、今年はすでに「ヤング・アダルト・ニューヨーク」と「何者」の2本でチケットをムダにしていて、本作で3本目。しかも、「チケットを発券するヒマもない→ポイントとマイレージも貯まらない=金をドブに捨てた!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」ということでね、仕事中にこんな“かまってちゃんツイート”を投下したりと、ひねくれて星をにらんだ僕なのさ。
なんとなく「みなしごのバラード」を貼っておきますね↓
で、朝方の時点では「徹夜のまま作業を続けて、夜ぐらいに終了」という感じだったんですけれども。いろいろあって午前10時になると、「今日の仕事はおしまい♪ (o^-')b カエッテOK!」ということになったから、人生はわからないもの。となれば、即座にこの日のスケジュールを組んで、「ローグ・ワン」のチケットを買おうと思ったんですが、もうポイントはゼロ=最低でも1800円を支払わなければならない状況。いや、御祝儀と考えるなら、それでも良いんですが、一度ムダにしている分、なんか悔しかったので、どうにか安く観る手段はないかと考えていたところ…。やっと気付いたのです、シネマイレージが6000ポイント以上貯まっていることに。
ポイントばかりに目がいってたけど、よくよく考えればマイルが溜まっていたので…。
初めて「1ヵ月フリーパス」をゲットしたのだッ!
入手した時の僕のテンションはこんな感じでした(「グラップラー刃牙」より)。
映画ファンなら誰もが一度は手にしたい夢のアイテム「1ヵ月フリーパス」。この券をこのタイミングでゲットするなんて(って、忘れてただけですが)、「運命なのね (´∀`)」と超上機嫌ですよ。職場から帰宅→2時間寝る→シネマカリテで「弁護人」を観る→「『ライムスター宇多丸の映画カウンセリング』刊行記念 公開映画カウンセリング&サイン会」に参加→TOHOシネマズ新宿にて「ドント・ブリーズ」を無料鑑賞という流れを経て、深夜25時から本作を観たのでした。
調子に乗ったツイートを投下してから、TOHOシネマズ新宿へ。ロビーには素敵な展示が。
7番スクリーン、深夜ながら6割ぐらいは入ってた印象。
パンフは限定版を買っちゃったけど、通常版との違いは表紙だけっぽい。
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2D・字幕版)
原題:Rogue One: A Star Wars Story
2016/アメリカ 上映時間134分
監督:ギャレス・エドワーズ
製作:キャスリーン・ケネディ、アリソン・シェアマー、サイモン・エマニュエル
製作総指揮:ジョン・ノール、ジェイソン・マクガトリン
原案:ジョン・ノール、ゲイリー・ウィッタ
脚本:クリス・ワイツ、トニー・ギルロイ
撮影:グレッグ・フレイザー
美術:ダグ・チャーン、ニール・ラモント
衣装:グリン・ディロン、デイブ・クロスマン
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:フェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナ、ドニー・イェン、ベン・メンデルソーン、マッツ・ミケルセン、アラン・テュディック、フォレスト・ウィテカー、チアン・ウェン、リズ・アーメッド、ジュネビーブ・オライリー
パンフレット:★★☆(1000円/ビジュアル多め。記念にどうぞ)
(あらすじ)
帝国軍の誇る究極兵器デス・スターによって、銀河は混乱と恐怖にさらされていた。窃盗、暴行、書類偽造などの悪事を重ねてきたジン(フェリシティ・ジョーンズ)は反乱軍に加わり、あるミッションを下される。それはデス・スターの設計図を奪うという、困難かつ無謀なものであった。彼女を筆頭に、キャシアン(ディエゴ・ルナ)、チアルート(ドニー・イェン)、ベイズ(チアン・ウェン)、ボーティー(リズ・アーメッド)といったメンバーで極秘部隊ローグ・ワンが結成され、ミッションが始動するが……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
70点
「私のスターダスト… (ノω・、)」と思ったり。
なんとなく小泉今日子さんの「スターダスト・メモリー」を貼っておきますね↓
あらすじを雑に書いておくと、帝国に強要されて大量破壊兵器デス・スターを作らされた科学者ゲイレン・アーソが「もうずっと会っていない娘のジンが好きで好きでたまらないッス… (´Д`;) ハァハァ」「デス・スターには一発で破壊できる弱点を作っておいたので、設計図をゲットするのだッ!m9`Д´) ビシッ」といったメッセージを帝国軍パイロットのボーティーに託したら、それを巡ってすったもんだがありまして。で、娘のジン・アーソ with 設計図をゲットするために命をかけてくれた人たち=ローグ・ワンは全滅するも、デス・スターの設計図は無事レイア姫の手に渡って「新たなる希望」に続く…という感じでございます。ハッキリ言って、鑑賞後も1時間は涙目だったほどストライクだったものの、微妙に感じるところもあったので、まずは<良かったところ>を箇条書きで書いておきますね↓
<良かったところ① 父娘要素が良かった!>
僕の娘を紹介しますね(どうかしてる文章)。
娘のマナ子(仮名/5歳)が生まれてから日々思い入れが強くなっている僕的には、今作の主人公であるジンとその父ゲイレンの描写はストライクであり、特にゲイレンがジンに言う「私のスターダスト」というフレーズは、僕が娘によく言う「マナ子ちゃんはパパの宝物」とかぶる…というか、「そっちの方がカッコいいな」と思って、早速今朝、娘に言ってみたものの、彼女的にはあまりピンときてなかったほど(なんだこれ)。だから、最後、父から託された任務を見事達成して、「デス・スターが惑星スカリフを破壊→キャプテン・キャシアンと一緒に海辺で死を待つ」くだりは「銀河のためによくやった」と感動しながらも、若い娘が命を散らす切なさで涙が止まらなかった次第。ジンを演じたフェリシティ・ジョーンズ、「インフェルノ」を観た時はどうでも良かったけど、本作ではアクションも頑張ってたし、素晴らしかったです。
幼いころのジン。母親が殺されるのを見ちゃうのです… (ノДT) カワイソウニ
デンマークの至宝が演じる父ゲイレン。子煩悩であり、これは「にんげんっていいな」を歌ってあげている場面(雑なウソ)。
ちなみに、子どもを助けるシーンを入れて、ジンがいい奴というのをわからせるのって、ベタだけど好きよ。
<良かったところ② ドニー・イェン兄貴が良かった!>
チアルートという盲目の武術家を演じてました。
「『スター・ウォーズ』のスピンオフにドニー兄貴が出る」と聞いた時、最初は「ザ・レイド」のギャレス・エヴァンスが監督だと思ったから、「アクションバカ2人の化学反応、期待できますな ( ̄ー ̄) ニヤッ」なんて楽しみにしていたのに、同じギャレスでもエドワーズの方だと知ってからは、ちょっとテンションダウン気味だったワケですけれども(失礼な文章)。“フォースを信じる盲目の武術家”チアルートは、ジェダイの騎士が出てこない本作においてとても重要なキャラであり、至近距離からの銃撃も難なくかわすほどの強さを発揮するので、結構満足できたというか。最後、何かのスイッチを入れるために死んじゃうのは凄まじく残念ではありましたが、ドニー兄貴はとても良い仕事をしたのではないでしょうか。
フォースLOVEなチアルート。カラコンはドニー兄貴のアイディアなんだって (´∀`=) サッスガァ
ストーム・トルーパーの全滅シーンはこの映画の白眉。この調子で帝国軍を全員倒せば良かったのに。
予告編でも見ていた銃を撃つシーン。「こういう武器は使ってほしくないなぁ」と思ってたけど…。
実は撃つ前にフォースを込めていたし、その動作が素敵だったので不問に付すことにしました(偉そうに)。
<良かったところ③ 他のメンバーも良かった!>
鑑賞前、ドニー兄貴にしか興味がなかった僕ですが、予想以上にローグ・ワンのメンバーが素晴らしかった! 「反乱軍の汚れ仕事をやらされていた男」キャシアン、「帝国軍を裏切ったパイロット」ボーティー、「チアルートと超仲良しな戦上手」ベイズ、「おとぼけロボ枠担当」K-2SOと、チアルート以外も魅力的であり、彼らのやり取りは観ていてスゲー楽しかったりしてね…(しみじみ)。それ故、クライマックスの惑星スカリフでの「全滅覚悟の戦闘」はね、燃えつつも悲しかったです。正直、もっとこのメンバーのいろんなエピソードが観たかったなぁ… (´・ω・`)
9歳のころに家族を亡くして反乱軍に入ったキャシアン。ディエゴ・ルナ、カッコ良かったですね〜。
パイロットのボーティーも何気に良い味を出してましたな。「ナイトクローラー」の助手役の人ね。
チアン・ウェン演じるベイズは激シブであり、チアルートの友情には涙! ただ、最初はチェ・ミンシクかと思ってました (ノ∀`) エヘヘ
アイアンジャイアントっぽいムードもあるK-2SO。失礼なことをカジュアルに言うのが愉快なのです。
その他、「大規模戦闘シーンは、中盤も後半も良かった!」とか「ダースベイダーが設計図のデータを持った奴を追って大量殺戮をする場面が最高だった」とか「CGで再現したというターキン提督」といったところが良かったですかね。では、今度は<微妙に感じたところ>を書いておきますよ↓
<微妙に感じたところ① 最後の展開に乗れなかった>
本作の終盤の展開を書いておくと、デス・スターの設計図を転送して役目を果たしたジンとキャシアンは、2人で惑星スカリフの浜辺にたたずみましてね。デス・スターの攻撃による爆発に巻き込まれて死んじゃうんですね… (iДi) ウェェェェ もうね、非常に悲しいけど美しいラストであり、僕はスゲー感動していたんですが、その後、転送された設計図のデータを巡って、10分ぐらいドタバタするんですよ。まぁ、「ダースベイダーの大暴れ」は最高だったものの、ラストはレイア姫がドヤ顔でゲット→いつもの明るいテーマが流れて終わるから、余韻が台無しというか。全然好きじゃなかったです。
最後にこの人が出てくるんですが、活き活きした表情なのも微妙に苦手だったなぁ。
<微妙に感じたところ② 「あのスイッチを入れろ」シーンの多さ>
ドニー兄貴も大活躍する僕のフェイバリットムービー「孫文の義士団」では、「ここはオレに任せて先に行け!」的な展開が連発されて、そのたびに味方が死んでいくのがグッとくるワケですが、本作も次々と味方が犠牲になるタイプの映画でして。ただ、問題はやたらと「電波が届かないからあのスイッチを入れて!」とか「あのレバーを引かなくては!」みたいな展開が多くて、「またスイッチ入れるのかよ」とイライラするというか。つーか、ドニー兄貴が死ぬ場面とか、そりゃあ涙を流しながら観ましたけど、「そもそも、なんでそんなところに装置を置くのよ?」的に思っちゃうところもなくはなかった。ジンがタワーの頂上に上がった時、また別の場所のスイッチを入れなくちゃならない展開とか、いわゆる“天丼”で笑わせようとしているのかと思ったり。
スイッチを入れるために移動するジンを貼っておきますね。
<微妙に感じたところ③ ダースベイダーvsドニー兄貴がなかった>
ちょっと電波な文章になっちゃいますが(苦笑)、確かに本作のドニー兄貴はカッコ良かったけど、最後は肉弾戦で活躍してほしかった。そして、僕やポテキチさんが繰り広げた妄想のように、できればダース・ベイダーとの一騎打ちが観たかった…。ラスト、ダースベイダーが殺戮を繰り広げるところに、「戦意をなくした者を斬ってもつまらんだろう」「ミスターベイダー、私がお相手しよう ( ´_ゝ`)」と出てきてほしかった。手にしていた棍をスッと振ると、実はカイバー・クリスタルが内蔵されていたそれはライト三節棍となってーー?(ライトヌンチャクでも可) まぁ、こんなシーンが実際に繰り広げられたら、喜びのあまり座席で即死していたかもしれないので、なくて良かったのかもしれませんな…(遠い目)。
ダースベイダーとドニー兄貴のバトルが観られる唯一のチャンスだったのになぁ。
せめてこんなシーンが観たかった…。
それ以外では、「冒頭の母親ライラの後先考えない行動」とか「意外と活躍しないフォレスト・ウィテカー(ジンの「育ての親」で、中盤、足が悪いせいでデス・スターの攻撃に巻き込まれて死ぬ)」といったところが微妙だったような。ただ、文句は書きましたが、基本的には大好きな映画であり、こういったスピンオフだったらバンバン作ってほしいなぁと。そして、本作で「チアルートってカッコ良かったな!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と思った人たちが、次々とドニー兄貴のファンになってくれるという「新たな希望」を抱いて、この駄文を終えたいと思います。
コンプリートサーガBlu-rayBOX。観ておくと良いです。
サントラでございます。
公式アートブック。ちょっとほしいけど、金も置く場所もない。
大好きな映画。「デス・スターの設計図を持つ孫文を守って…」と考えて観ると、意外と良いかも(何が?)。
GANTZ:O ガンツ:オー(4DX版)(ネタバレ)
GANTZ:O ガンツ:オー(4DX版)
2016/日本 上映時間96分
総監督:さとうけいいち
監督:川村泰
原作:奥浩哉
脚本:黒岩勉
音楽:池頼広
主題歌:ドレスコーズ
制作:デジタル・フロンティア
声の出演:小野大輔、M・A・O、郭智博、早見沙織、池田秀一、ケンドーコバヤシ、レイザーラモンHG、レイザーラモンRG、津嘉山正種、小野坂昌也、津田健次郎、小川輝晃、吉田尚記、梶裕貴
パンフレット:★★★☆(820円/しっかりした作りとデザイン。誤植を謝る姿勢も好感が持てる)
(あらすじ)
地下鉄で事件に巻き込まれて命を落とした高校生の加藤勝は、次の瞬間、見知らぬマンションの一室にいた。そこでガンツの東京チームと出会った加藤は、彼らとともに大阪の街へ転送される。曲者ぞろいの大阪チームとの遭遇や妖怪型星人軍団との戦闘など様々な事態に翻弄されながらも、生き延びるべく奔走する加藤だったが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
基本的に「GANTZ」は大好きな漫画であり、特に「大阪編」は当時夢中になって読んでいましてね。で、そこだけ映画化するというのは「考えたなぁ」と感心して、前売り券を購入。なかなか観に行けなかったものの、11月上旬、ユナイテッド・シネマとしまえんにて、4DX版を鑑賞いたしました。非常に面白かったです!(*゚∀゚)=3 ムッハー
久しぶりの4DXもスゲー良い感じでしたよ。
アニメに関しては相当な弱者の僕ですが(苦笑)、スゲー良い出来だったというか。僕は「原作を読んでいる→自動的に脳内補完できてしまう」ので、実際のところはわかりませんけど、あの「大阪編」のストーリーを上手に改変していて、ちゃんと1本の独立した作品として楽しめるようになっていると思いました。確かにかなりのキャラが削減されているので、そういう部分では不満に感じる原作ファンもいるかもしれないし、「原作5巻分の話を96分にまとめた→若干の足早感はある」ので原作未読の人が楽しめるのかも不明ですが、たぶん「大阪編を単独の映画として作る」というお題に対してはベストの脚本なんじゃないかと。3DCGのクオリティも予想外に高い上に「GANTZ」の世界観に合ってる感もあって、実に見応えがありました。アクションも結構見やすくて面白かったし、PG-12とは思えないゴア描写が連発されるのも非常に好み…と、褒めるところまみれでしたよ (o^-')b イイネ! あと、芸人の吹き替えもレイザーラモン組はスゲー合ってましたな。ケンコバさんの岡八郎役はちょっとイメージと違ったんですが、それは好みということで。
ドレスコーズによる主題歌「人間ビデオ」を貼っておきますね↓
一応、オチだけ書いておくと、原作通りに「意識外の攻撃」でぬらりひょんを倒しまして。100点をゲットした加藤はシングルマザーの山咲を生き返らせて、弟の元に返りまして。「実は加藤は前に100点をゲット→記憶を消されて解放されていたものの、また死んで戻ってきていた」ことがわかったりして終わってましたよ、確か。いや〜、もう一回劇場で観たいくらい面白かったです。とは言え、本音を書けば、ごめんなさい、やっぱり筋肉ライダーや坂田師匠の活躍を観たかった気持ちもあって。でも、2人が出ると確実に原作未読の人は無理な作品になるだけに、漫画の映画化とは難しいものですな…。
筋肉ライダーの鉄山靠、3DCGで観たかったなぁ (´・ω・`) ザンネン
おしまい。
大阪編だけのKindle版。5巻まであります。
評判の悪い実写版。今になって思えば、いろいろと惜しかったような。僕の感想はこんな感じ。
ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄(ネタバレ)
ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄
原題:Pay the Ghost
2015/アメリカ 上映時間94分
監督:ウーリ・エーデル
製作:ニコラス・シャルティエ、クレイグ・J・フローレス、パトリック・ニューウェル、イアン・レビ
製作総指揮:デニス・ベラルディ、シビル・ルイ、フランク・バックス
原作:ティム・レボン
脚本:ダン・ケイ
撮影:シャロン・メール
美術:ルパート・ラザラス
衣装:クリストファー・ハーガドン
編集:ジェフ・マカボイ
音楽:ジョセフ・ロドゥカ
出演:ニコラス・ケイジ、サラ・ウェイン・キャリーズ、ベロニカ・フェレ、ジャック・フルトン
パンフレット:★★★(500円/薄い分、値段は安い。江戸木純さんのコラムが素敵)
(あらすじ)
ハロウィン・カーニバルで大学教授マイク(ニコラス・ケイジ)の息子チャーリー(ジャック・フルトン)が忽然と姿を消した。それから1年後、マイクは言葉では説明不能な不可解なイメージや恐ろしいメッセージに悩まされ続ける。疎遠状態の妻とともに失踪した息子の謎を追うマイクは、ハロウィンに子どもが行方不明になる事件が頻発している事実に気づき、事件の核心に近づいていく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
55点
今さらながら10月下旬=ハロウィン付近で公開された映画の感想をアップしておきますね。ニコラス・ケイジのことは好きな方だけど、特にファンというワケでもないので、この映画を観るかどうか迷っていたところ、「どこを切ってもニコラス・ケイジ!『組飴』の技術がすごい」なんて記事を読んじゃいまして(こちらの動画もオススメ)。ポストカードやクリアファイルといったありがちな特典がはびこる中、わざわざ飴を作る姿勢に感銘を受けたので、前売り券を購入。とは言え、仕事やら家庭やらでバタバタしちゃって、ハロウィンから1カ月近く経った11月下旬の上映終了週、渋谷シネパレスで鑑賞いたしました。「GAGAよ、なぜ… (`Δ´;) ヌゥ」と思ったり。
これが前売り特典の特製組飴だッ! 「ニコラスだけに2個入り」という配慮を愛してる。
渋谷シネパレスはメンズデーがある素敵な映画館なのさ。
エレベータを出ると、ニコラス・ケイジのスタンディがお出迎え。
ロビーにはこんな展示があったりしてね。
しかもニコラス・ケイジのお面がもらえる上にキャンディのつかみ取りまであって、サービス過剰なのです。
で、ついシルクアイス(250円)も食べちゃったのでした (ノ∀`) フトッチャウー
あらすじを雑に書くと、「ハロウィンの夜に息子がいなくなって、妻との関係はすっかり冷え切ったけど、『ウン百年前に魔女狩りで3人の子どもを殺された魔女の呪いのせいで、毎年ニューヨークでは3人の子どもが霊的な存在にさらわれている』ことがわかったので、魔女の家に行って子どもを奪い返したぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ!」ってな調子。一応、家族3人で抱き合ってめでたしめでたし風に終わるかと思ったら、とばっちりを受けて死んだ女教授の目が見開いて終わってましたよ、たぶん。
魔女に襲われながらも、子どもの幽霊たちに助けられて、ニコラス・ケイジと息子は無事現世に帰ってました。
ニコラス・ケイジを観ているだけでもなんとなく愉快だし、「祭りの最中に子どもを見失う→『あなたのせいYO!m9`Д´し ビシッ』と妻に責められる」というくだりは胃が痛かったし、「どうして子どもがいなくなったんだろ… (´Д`;) ドキドキ」なんて謎解き要素もそれなりには楽しめたので、決してつまらなくはなかったんですが、手放しでオススメできる感じもなくて。印象的には「他人以上、友達未満」だったんですよね(なにこの例え)。
まぁ、「霊能者の無駄死にっぷり」とか「事件の真相を探る刑事が意外と何もしないまま終わる」とか「とばっちり的に死ぬ女教授」といったところも気になるんですけど、かなり微妙に感じたのは「魔女が復讐として無差別に3人の子どもをさらっていた」というオチ。なんかニコラス・ケイジやその奥さんの過去に何らかの因果があるのかと思いきや、息子は単にランダムで選ばれただけっぽいから、僕的には「せめて魔女狩りに荷担した奴らの子孫を狙えよ」とか思っちゃう。なんて言うんですかね、確かに目の前で子どもを殺された魔女は超可哀想ですが、せっかく復讐するならもうちょっと相手を選んでほしいというかさぁ。僕はこういう「本来の相手に届いていない復讐」って、イライラしちゃうんですよ… (´・ω・`) ウーン
そして、一番考えさせられたのが、配給を担当したGAGAの押しっぷり。僕的には「凡作ホラー」としか思えなかったものの、わざわざ飴を作るわ、チラシは2種類あるわ、スタンディも用意するわ、展示も意外としっかりしてるわ、入場者プレゼントとしてお面を作っているわ、飴のつかみ取りまで企画するわと、「こんな映画になぜそこまで!? (°д°;) ドウシテ?」と脳内に流れるのは「なぜ?の嵐」。もしかしたらGAGAにはニコラス・ケイジの大ファンがいるのかもしれないな…なんて考えながら帰路についた晩秋の夜なのでした。おしまい。
何気に観ていたウーリ・エーデル監督作。でも、1ミリも内容を思い出せないのです… (´・ω・`)
ニコラス・ケイジ×ゴーストなら、こっちの方が好き。「2」の感想はこんな感じ。
ハロウィン絡みで一番好きなのはロブ・ゾンビ版のこれでございます。
先週の備忘録(2016/12/13~12/19)
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓
いろいろあったけど、「ローグ・ワン」が観られて良かった
タマフルの放課後クラウドに出演します
日曜日は、マナ子と2人で公園で遊びました
先週が今年最後の「死ぬほど忙しい1週間」だったワケですが、それでも映画を6本鑑賞&ブログを毎日更新したのは、自分で自分を褒めたいポイント。だからといって、家族をないがしろにすることもなくて。先々週、ツイッターでKKOさんに神戸に行くことを煽られても、ちゃんと諦めることを学んだ僕ですよ(苦笑)。もう「映画を観るために静岡に行く」といった家庭人失格なイベントにお金を使うことはなく、娘のマナ子(仮名/5歳)の保育園までの送りは毎日やってるし、家事の役割分担はちゃんと果たしているし、それなりに上手く立ち回っていたつもりだったんですが…。今振り返ってみると、油断していたのでしょうな。
火曜日は、取引先の人と忘年会を兼ねて「冬のライダー映画」を鑑賞。
水曜日は、この週で公開終了となる「HiGH&LOW THE RED RAIN」を観ましてね。
金曜日は、公開最終週の「弁護人」を観てから…。
TOHOシネマズ新宿で「1ヵ月フリーパス」をゲット!ヽ(`Д´)ノ
”強い盲人2本立て”として、「ドント・ブリーズ」と…。
「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を連続無料鑑賞したというね 川`∀´) オホホホホホ
で、月曜日は、今さらながら「PK」を観たのでした。
詳細は金曜日にアップする予定の記事に書いたんですが、土曜の夜に致命的なミスを犯してしまった…とだけ書いておきましょう(偉そうに)。現在、奥さんとの仲は緊張状態にあって予断を許さないのですけど、こぼれたミルクを嘆いても仕方なし。月曜日、保育園に持って行くカバンの中に写真を買うためのお金が入っていなかった→家まで取りに帰った時も「僕も確認すれば良かったし、全然気にしないで!(o^-')b」とニコニコ対応することで機嫌をとりまして。今、僕の行動のベクトルはすべて奥さんに向けられているのだッ!m9`Д´) ビシッ
な〜んて書きましたが、それはウソだ(このブログでよくあるパターン)。今週土曜日、ラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」放送後にアップされる「放課後クラウド」に出演するのでね、もうそのことばかり考えてしまって、何もかも手に付かないのですよ… (´Д`;) ハァハァ ニコ生に出演した時のようにパンフのビジュアルなどで誤魔化すのは無理なので、それはそれは緊張しているのですが、精一杯頑張りますので、土曜深夜、ぜひこちらから聴いていただければありがたいです。
リスナーからこんな風に思われないよう、頑張ります…(「刃牙道」より)。
「放課後クラウド」への出演以外では、会社の飲み会やら取引先との忘年会やらがあったり、マナ子と2人で夕飯を食べに行く予定があったりする感じ。で、水曜日の夜は、今年最後の「か和もっち」を堪能しようかと思っているので、お暇な人はぜひ! 以上、先週の備忘録でした。ではでは~。
「誕生日にはステーキを食べる!」という駄話2016
※今回の記事は本当にただの備忘録というか、別に面白いワケではないので気をつけて!
※今回の本文中に出てくる()内のカロリー数値は、ブログ主が勝手かつ多めに算出したものです。
「一番好きな食べ物は?」と聞かれたら、「ステーキ!m9`Д´) ビシッ」と即答するほど、僕はステーキが大好きでして(その次がハンバーグ)。その理由については、2010年に書いた記事を読んでいただければと思うのですが、02年から毎年、誕生日の時期にだけ目黒の「ステーキハウスB.M」に行って、肉を大量摂取するのが恒例行事…って、ここまでがほぼテンプレート。
「明日死ぬなら何食べたい?」などの質問の答えも当然ながら「ステーキ!m9`Д´) ビシッ」です(「エクスペンダブルズ2」より)。
で、今年の11月19日の話。「誕生日記念のステーキを食べる日」はいつも朝に筋トレをしていたものの、今年は休日出勤が重なったということで、とりあえずせっせと働きまして。夕方、奥さん&娘のマナ子(仮名/5歳)と合流すると、3人で目黒に向かったんですが、予定より少し遅れて17時50分に到着。18時のオープンに合わせて、すでにお客さんが何組かいたので、すぐには入れなさそう…かと思いきや、ギリギリ入店できたのでホッとしました。
大切な日なので“赤の「スーパー!」Tシャツ”を着用。「淵に立つ」的な意味はないです(不穏な文章)。
1年振りの「ステーキハウスB.M」。そこそこの人気店なのです。
入店を待っている時にマナ子がデジカメで撮った僕の妻の写真を貼っておきますね。
席に着くと、「まとめて頼ん…」なんて指図しようとする奥さんを目力のみで制す僕。この日、この場所で何を頼むかなんてことはすでに何十回もシミュレーション済みであり(苦笑)、この瞬間だけは1年で最も“妻に対して強気”だったりするのです(そして「面倒くせぇ… (`Δ´;し」という顔の彼女)。妻と娘の注文が終わると、ガーリックバターをトッピングしたジャンボステーキ(400g/2000kcal)だけクールにオーダー。トイレで入念にストレッチをしてから席に戻ると、5分ほどでステーキが到着したのだッ!m9`Д´) ビシッ
店内に入ってからはすでにこんな藤巻十三顔でしてね。
念願のファーストステーキが到着した瞬間、
今度はジャック・ハンマー顔にトランスフォーム。
この肉塊を味わうために、オレはこの1年、生きてきたのだッ!ヽ(`Д´)ノ
1年振りの「B.M」のステーキはやはり美味であり、まるで創造主が「コイツの動力源は『B.M』のステーキにするか」と僕を設計したかのように、五臓六腑にしっくりくる感じ。こんなものは秒殺確実なので、テーブルに来た直後に特製ポン酢を添えたジャンボステーキ(400g/1800kcal)を頼んでみたら、なんと前もって焼いていたのかと思うほど早く到着したから超ビックリ!Σ(゚д゚) ナンデスト! 不思議なこともあるもんだと、ジャンボステーキをオカズにジャンボステーキを喰らうという至福タイムを堪能したのでした。
1枚目をまだ食べている途中で2枚目が来るとはな。
おろしポン酢に肉をダンクインするのもまたサッパリと美味なのです。
やだ、こんな分厚いの入るかしら… (´Д`;) ハァハァ
そんなワケで1皿目の完食とともに…。
2皿目も平らげていたというね。
そして、とても大事な3皿目(よく書くフレーズ)。本当ならサーロインステーキあたりにする予定だったんですけれども。お店から「ありがとうステーキ」として、フィレミニヨンなる期間限定メニューが登場してましてね。「これは頼まねばなるまいな ( ̄ー ̄) ニヤッ」と、フィレミニヨンのダブル(240g/550kcal)をオーダーした次第。
期間限定メニューって、つい頼んじゃうんですよね。
ということで、フィレミニヨンのダブルの到着ですよ。
脂っこくなく肉々しい赤身肉、最高でした (´∀`) ウフフ
2皿目に付いてきたポン酢を再利用。使える物なら何でも使う男なのさ。
まぁ、食べちゃいましたよ。ただ、最初から切ってあるステーキはやっぱり微妙かな…。
奥さん&娘はすでに食事終了ムードだし、僕の胃袋もさすがに膨れてきた→これが最後ということで。4皿目は「ステーキをオカズにしてハンバーグを食べられる」という定番メニューのハンバーグ&キャプテンステーキのコンボ(合計350g/1600kcal)をチョイスいたしました。
ステーキとハンバーグの最強タッグなのです。
ステーキの方が冷めやすいので、先に食べるのがオススメ。
ハンバーグも相変わらずの美味。肉がギュッと詰まってる感じが好き。
ごちそうさまでした (´・ω・`) オワッチャッタ...
結局、今年は1390gの5950kcalの肉を摂取したワケですが、素晴らしかった。1年振りの「B.M」のステーキが美味しかった上に、こんなことに付き合ってくれる妻子もありがたくて…(しみじみ)。この日の僕は世界中の誰よりきっと“肉充”という形容がふさわしい男であり、なんか体内で摂取した肉を燃焼させつつ、マナ子を抱っこしながら奥さんと手を繋いで歩いた“幸せすぎる帰り道”とか、将来的に「あの時が僕の幸せのピークだったなぁ(ノω・、) アタシッテホントバカ」なんてションボリ顔で振り返る気がして、フライング涙を流したりしてね。本当に幸せだった…。幸せだった!ヽ(TДT)ノ ナニコレ
お店から娘にチョコのプレゼント。マナ子ったら小躍りして喜んでました。
アトレ目黒のケーキ屋で、マナ子が「パパはアップルパイ!m9`Д´し ビシッ」と決めてくれたので購入。普通に旨かった。
おしまい (ノω・、) アタシッテホントバカ
「タマフルの『放課後クラウド』に出演しますYO!ヽ(`Д´)ノ」というご報告
※今回の記事は、「ブレイキング・バッド」のネタバレに触れているんですが、非常に面白いドラマなので、全シーズン観てから読んで…という告知のための記事の割にはハードルの高い文章。
※今回の記事は、なかなか面倒くさいので、そういう文章が苦手な人は気をつけて!
「なんでもないようなことが幸せだったと思う… (´・ω・`) ションボリ」というのは、THE虎舞竜の「ロード」の有名なサビですな。この歌が好きかどうかは別にして、奥さんと大変なことになった高橋ジョージさんを始め(余計な文章)、誰もが病気になった時とか日常生活にネガティブなことが起こると、こんな風に思うものじゃないでしょうか。
一応、貼っておきますね↓
さてさて。僕はTBSラジオの「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(略称:タマフル)という番組を愛聴しているんですが、今週土曜日…というか明日、「放課後クラウド」に出演することになりましてね。いや、今までも何度かタマフルに出たことはありましたが、
① 2011年の「ミューズの週刊ぼんやりニュース」→番組側から「出ませんか?」と連絡が来た
② 2013年の「GAMBO Comes True」→番組側から「あなたのGAMBOが実現することになりました」と連絡が来た
③ 今年の「タマフル24時間ラジオ2016」→番組で名前を呼ばれた
ということで、「私は興味なかったんですけど、友達が勝手に応募したんですよぉ〜 (´∀`;し」といった「アイドルの芸能界に入った理由」ライクに、「僕ってば、番組に頼まれたから出たんですよぉ〜 (´∀`;)」的な言い訳ができなくもない状況だったんですが、しかし。正直なところ、「出たい」「出たくない」の2択で言えばスゲー出たかった。番組のためとうそぶきながらも、基本的には自分のためだったのは間違いなくて。そして、今回は僕から番組に「出してほしい」とのメールを番組に送ったのです(って、「24時間ラジオ」の時だって送ってるんですけどね)。
なんとなく僕の気持ちを代弁するウォルターを貼っておきますね(「ブレイキング・バッド」より)。
というか、ずっと温めている企画が1つだけあって、その時だけは土下座をしてでも番組に出してもらおうと思っていたんですけど、やっぱり僕のような人間が「生放送&喋りだけ」というのはハードルが高いじゃないですか。現に上記の①の時は大失敗をしているワケで…(②は収録、③はパンフレットの絵面などで誤魔化せた)。ただ、「年末の『シネマランキング企画』の時は番外編の『放課後クラウド』がある→生放送じゃない」ということでね、「実戦経験を積むならそこしかない… (`Δ´;)」と思いまして。とは言え、頼まれてもいないのに自分から連絡するなんて恥ずかしいし、やっぱり上手く話せる自信はないし…ってな感じで、ずっと迷っていたんですよね。
ただ、先々週の金曜日、「『ライムスター宇多丸の映画カウンセリング』刊行記念 公開映画カウンセリング&サイン会」で宇多丸師匠の映画トークを楽しんで、タマフルリスナーであるAREA47さんやMasterFさん、こちさんたちとお話をしたことで、なんとなく迷いが吹っ切れまして。翌日の土曜日、番組宛に「自分なりに考えたランキング企画」を書いたメールを送ったところ、19時すぎぐらいに蓑和田Dから電話があって、「放課後クラウド」への出演が決まりましてね…(しみじみ)。すでに緊張しつつも、「放送も観覧できる」ということで、テンションはガン上がり。で、本当の理由を話したら間違いなく却下されるので、隣の部屋にいた奥さんには「ごめぇ〜ん、来週の土曜日、ちょっと取引先との接待が入っちゃってぇ〜 (´∀`=) コマッタコマッタ」なんてスムースにウソをついてみたんですけれども。少し無言の時間を挟んでから、「あんた、来週の土曜日がクリスマスイブだってわかってる?川 ゚д゚)」と言われて一気に凍りつきました。
“その瞬間の僕”はこのアライJr.のようでしたよ(「バキ」より)。
違うの、プレゼントだって買ってあるし、決して忘れてたわけじゃないの。ただ、仕事やら何やらで時間の感覚が麻痺してて、クリスマスイブはもっと先だと思ってたの(44歳の社会人の文章)。「そ、そんなのわかってるよぉ〜 (´∀`;)」と即座にリカバリーを計ったし、奥さんもクリスマスイブを前にして事を荒立てたくはないのか、それほどの修羅場にはならなかったけど、その日以来、微妙な緊張状態が続いていて、脳内では興津三十郎が「心という器はひとたび…ひびが入れば…二度とは… (ノДT)」と泣きながら訴えてくるエブリデイ。覆水は盆に返らないし、こぼれたミルクだって嘆いても返らない。我ながら思う、なぜシネマランキングの日がクリスマスイブだって気付かなかったのか? 現在、「なんでもないようなことが幸せだった」と、心から噛み締めているのでした。
この1週間、毎日のように語りかけてくる興津三十郎を貼っておきますね(「シグルイ」より)。
なんて書きつつも、僕の脳内のサカキバラゴウの方は「それはそれ!m9▼Д▼) ビシッ」と鼓舞してくれるし、蓑和田Dに「すみません、何時までに行けばいいですか… (´Д`;)」と聞いたら、放送終了までに行けば大丈夫ということで! 妻子とのクリスマスイブを無事成功させた後、タマフルの「放課後クラウド」に出演しますので、当ブログをよく読んでくれる方は、ぜひ聴いていただけるとありがたいです。
宇多丸師匠たちにこんなことを言われないよう、頑張ります…(「範馬刃牙」より)。
おしまい (ノω・、) アタシッテホントバカ
ドント・ブリーズ(ネタバレ)
ドント・ブリーズ
原題:Don't Breathe
2016/アメリカ 上映時間88分
監督・脚本:フェデ・アルバレス
製作:サム・ライミ、ロブ・タパート、フェデ・アルバレス
製作総指揮:ネイサン・カヘイン、ジョー・ドレイク、エリン・ウェスターマン、J・R・ヤング、マシュー・ハート
脚本:ロド・サヤゲス
撮影:ペドロ・ルケ
美術:ナーマン・マーシャル
衣装:カルロス・ロサリオ
編集:エリック・L・ビーソン、ルイス・フォード
音楽:ロケ・バニョス
出演:ジェーン・レビ、ディラン・ミネット、ダニエル・ゾバット、スティーブン・ラング
パンフレット:★★★(720円/町山智浩さんや鷲巣義明さんのコラムがタメになりました)
(あらすじ)
親元を離れ、街から逃げ出すための資金が必要なロッキー(ジェーン・レビ)は、恋人のマニー(ダニエル・ゾバット)と友人のアレックス(ディラン・ミネット)とともに、地下に大金を隠し持っていると噂される盲目の老人(スティーブン・ラング)の家に強盗に入る。しかし、その老人は目が見えないかわりに、どんな音も聴き逃さない超人的な聴覚をもち、さらには想像を絶する異常な本性を隠し持つ人物だった。暗闇に包まれた家の中で追い詰められたロッキーたちは、地下室にたどり着くが、そこで恐るべき光景を目の当たりにする。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の記事は、「暗くなるまで待って」のネタバレに触れているので、気をつけて!
えーっと、最近の映画の予告編で超ドキドキしたのは「アメリカン・スナイパー」とかですかね。「サウスポー」に関しては、劇場で観るたびに涙を流してましたよ。でも、そんな中、「目が見えない老人の家に忍び込んだら、殺人マシンだった!Σ(゚д゚;) ナンデスト!」という本作の予告編はズバ抜けて素晴らしいぐらいに思ってまして(※個人の感想です)。水曜日の「バラいろダンディ」で室井佑月さんがスゲー興味を示していましたが、ここ数年のホラー映画の宣伝の中でも、いわゆる“映画マニアじゃない人”までもここまで惹きつけた予告編ってそうそうないんじゃないか…って、何の根拠もない文章です (´∀`;) スミマセン
ここ数年で最もホッコリした予告編を貼っておきますね↓
要は「観る気マンマンだった」ということで! 先週の金曜日、シネマカリテで「弁護人」を観る→「『ライムスター宇多丸の映画カウンセリング』刊行記念 公開映画カウンセリング&サイン会」に参加した後、「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」と”強い盲人2本立て”として、TOHOシネマズ新宿にて、「1ヵ月フリーパス」を使って無料鑑賞いたしました。十分面白かったです (・∀・) ヨカッタ!
11番スクリーン、公開日とは言え、22時台のスタートで満席。スゲー人気ですな。
まぁ、話は大体予告編の通りなんですけど、主人公のロッキーの母親がクズだったり、単なるワルかと思っていたマネー(a.k.a.最初の犠牲者)が死に際でも仲間を売らない高潔さを持っていたり、“盲目の老人”は自分の娘を轢き殺しながらも無罪放免となった富豪の娘を拉致した…だけでなく精子をスポイトで注入して妊娠させてたりと、登場人物を一面的に描く感じではなくて。あと、視覚障害者=盲導犬を飼っているということで、「クージョ」ライクな“犬の恐怖”まで加えてきたのは「ナイス!(o^-')b イイネ!」と思ったり。
右から、マネー、ロッキー、アレックス。生き残るのはロッキーだけでございます。
予想外に大活躍する犬。パンフによると、優しい犬と怖い犬を使い分けたとのこと。
そして、スティーブン・ラングのマッチョ振りは最高でしたねぇ…(しみじみ)。「アバター」のマイルズ・クオリッチ大佐役や、「ブライド・ウエポン」
でのジーナ・カラーノのマッドな父親役とか、もうスティーブン・ラングには「こういう役をビシビシ演じてほしい気持ち」で心がいっぱい。一応、雑にオチだけ書いておくと、アレックスも殺されて追い詰められたロッキーは警報を鳴らして形勢逆転して地下室に叩き落とす→大金をゲットして幼い妹と新天地へ→テレビのニュースで「老人が生きていて“強盗の被害者”として救助された」のを知る(老人は“富豪の娘”を監禁&殺害したのがバレるとまずいので、ロッキーのことは黙ってるっぽい)みたいな感じで終わってましたよ、たぶん。
スティーブン・ラングのトレーニングメニュー、「マッスル・アンド・フィットネス」に載らないかしらん。
その他、「侵入者を狩るために明かりを消す」という「暗くなるまで待って」のクライマックスを逆手に取った展開とか、その時の瞳孔が拡大したビジュアルとか、トランクに閉じ込められていた過去が生きる展開とか、全編いろいろなアイディアが散りばめられていて、非常に好感が持てる作りだったんですが、しかし。監督が「観客に誰を応援したいか選んでもらいたい」と、登場人物を一面的に描かなかったことに関しては、非常に分かれるところだと思いますけど、僕は乗れない方でした(どっちにも理があるというよりは、どっちもクソに見えちゃった)。特に“盲目の老人”の「監禁→精子注入」に関してはドン引きで、ちょっと冷めちゃったほどでしたよ(そもそもあの女性をどうやってさらったのか…という大人げない文章)。
この場面は非常にスリリングだし、画面的にも面白かったです。
つーか、一番切なかったのが、思ったより“盲目の老人”が弱かったこと。「1・4事変」の時の故三沢光晴選手のコメント風に書くと、「あれじゃいくら何でも視覚障害者が弱くみられる。もっと視覚障害者は強いんだぞってところを見せてもらわないと困る」という気持ちになったというか。僕には目が見えない叔父がいて、確かに普通の人よりは気配を察知したりする能力が優れている部分はあったものの、ほとばしるほど当たり前の話ですけど、基本的にはスゲー大変じゃないですか。だからこそ、こういうフィクションで出てくる時はできるだけ強い方がテンションが上がるし、予告編ではもっと強そうに見えたのにさぁ、実際に観てみたら常人でも倒せるレベルなんだもの。ラスト、ヒロインが逆襲するシーンは、弱い者イジメっぽくもあって、どちらにも感情移入できなくて、ちょっと微妙な気持ちになった次第。
続けて観た「ローグ・ワン」の“至近距離の銃撃も難なく躱せる盲人”の方が好みのタイプでした (´Д`;) ハァハァ
ハッキリ言って、僕の理想としては「何の落ち度もない盲目のスティーブン・ラングをヒャッハー系の強盗10人ぐらいが襲撃して、次々と無惨に死んでいく」ような映画が観たかったんですが、とは言え、本作も十分楽しめましたヨ (・∀・) ヨカッタ! 話のネタにもなるし、興味がある人は劇場に足を運ぶと良いザンス。
フェデ・アルバレス監督作。僕の感想はこんな感じ。
サントラでございます。
目が見えないのに強いといえば、この人ですよね。
ルトガー・ハウアー主演作も嫌いじゃないです。
このドラマも良い感じ。まぁ、キャラ的にはスティックの方が好きですがー。
パンフで町山さんが引き合いに出されていた映画。名作でございます。
「タマフルの『放課後クラウド』に出演しましたYO!ヽ(´Д`;)ノ」というご報告
https://radiocloud.jp/archive/utamaru/
では、寝ます。おやすみなさい。
セルフレス 覚醒した記憶(ネタバレ)
<心底どうでも良い前置き>
ううむ、今さらながら9月公開の映画の感想を垂れ流しておきますよ。少し前まではライアン・レイノルズなんて、脳内の「どうでも良い人フォルダ」に入れていたんですが(酷い文章)、昨年、「ハッピーボイス・キラー」を観てから評価をあらためまして。で、今年は「デッドプール」も非常に面白かったということで、ライアン・レイノルズへのご褒美として本作の前売り券を購入。観るのを楽しみにしていたものの、忙しくてね…。結局、なかなか観に行けないまま、都内での上映は終了してしまったんですが、しかし!
ツイッターを相互フォローしている山寧さんに教えていただいたおかげで、横浜でやっていた「ロストバケーション」を観られた→前売り券をムダにしなかった経験から、「都内で公開が終わると、東京近郊で上映が始まることがある」ということを学んだ僕ですよ。ちょろっと検索してみれば、10月下旬から11月上旬にかけて、キネマ旬報センターで上映されることが判明。ただ、「ソング・オブ・ラホール」の時みたいに「この前売り券は当劇場では使えません ( ゚д゚) カエレ!」なんて展開になったらイヤだから、念のため劇場に電話して「前売り券は使えますか? (´Д`;)」と聞いたところ、電話の向こうの女性は「使えますよ 川´_ゝ`)」とひと言。すっかり勝者の気分であり、ちょうど柏に仕事絡みの人が住んでいたりしたのでね、11月上旬の某日、打ち合わせを兼ねて柏まで行き、その後、映画館に足を運んだ次第。
柏駅の西口には映画館への入り口がありまして。
そこを通っていくと、キネマ旬報センターが!
でね、可愛い感じの受付の女性に意気揚々と前売り券を提示したら、「ムビチケは当館では使えませんよ? 川 ゚д゚) ハァ?」とあきれ顔で言い放たれたから(一部被害妄想)、驚愕!Σ(゚д゚;) マジ!? その瞬間、「前売り券が使えるかどうか、ちゃんと電話で聞いたのにぃぃぃぃっ!ヽ(TДT)ノ」と劇場の人間を皆殺しにして逮捕され、「元警官、映画館での凶行」なんて見出しとともに「カッとなってやった。今は反省している」なんて僕のコメントが載った新聞を幻視したりもしましたが、「確かに前売り券がムビチケとは伝えなかったもんなぁ… (´・ω・`)」と反省する自分もいて(対応できない劇場があるのは知ってた)。仕事は兼ねたものの、せっかく柏まで来たのにこのまま帰るのはシャクだったので、1800円支払って鑑賞いたしました。
劇場ロビーはそこそこ広くて、カフェなどもありましたよ。
スクリーン1で観たんですが、観客は僕を含めて3人ぐらいだったり。
そして、ムダになったムビチケを貼っておきますね… (ノω・、) グスン
セルフレス 覚醒した記憶
原題:Self/Less
2015/アメリカ 上映時間117分
監督:ターセム・シン
製作:ラム・バーグマン、ジェームズ・D・スターン、ピーター・シュレッセル、リア・ブーマン
製作総指揮:ジュリー・ゴールドスタイン、デイブ・ポーミア
脚本:アレックス・パストール、デビッド・パストール
撮影:ブレンダン・ガルビン
美術:トム・フォーデン
衣装:シェイ・カンリフ
編集:ロバート・ダフィ
音楽:アントニオ・ピント
出演:ライアン・レイノルズ、ベン・キングズレー、マシュー・グード、ナタリー・マルティネス、ミシェル・ドッカリー、ビクター・ガーバー、デレク・ルーク
パンフレット:★★★(720円/神経科学者チャールズ・ヒキンズ博士のインタビューが好き)
(あらすじ)
余命半年と宣告された大富豪の建築家ダミアン・ヘイルは、父を嫌う一人娘のクレアとの仲を修復することなく死を迎えることに絶望していた。失意の中にあったダミアンに天才科学者のオルブライトがもちかけたのは、遺伝子操作で作った肉体へダミアンの頭脳を転送することだった。莫大な料金と引き換えに新しい肉体を手に入れたダミアンだったが、その肉体は遺伝子操作で作られたものではなく、妻子ある特殊部隊の軍人マークの肉体だった。真実を知ったダミアンとマークの妻は、オルブライト率いる秘密組織に命を狙われることとなる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
いいもの見せてもらいました m(_ _ )m
僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。
お話は予告編の通りですよ。余命幾ばくもない金持ちジジイ・ダミアンの元に天才科学者オルブライトから「人工培養したボディに記憶を転送すれば、新しい人生を謳歌できますよ? (▽ー▽) ニヤッ」といった提案をされたので、そのプランに乗ることを決意。新しい肉体を手に入れて、バスケだセックスだと青春を謳歌していたところ、拒絶反応を抑える薬を飲み忘れる→リアルな幻覚を見ちゃいまして。いろいろ調べてみたら、実は「貧乏な元軍人が病気になった娘のために金が必要になった→大金と引き替えに肉体を提供していた」ことを知っちゃったので、「他人を犠牲にしてまで… (`Δ´;)」と反発するダミアンvs“貧者の人権を踏みにじった記憶転送サービスを続けたい組織”の戦いが始まる…といった感じでございます。
新車かと思ったら、中古車だったというね。
そして肉体の持ち主だったマークの軍人スキルをバリバリ活用して戦うのでした。
ただ、僕的に本作がストライクだったのは、娘要素。ダミアンにはクレアという1人娘がいるんですけど、仕事を優先した結果、どうにも折り合いが悪いんですね。で、そんな関係のまま、ダミアンは金の力を使って“新しい人生”に踏み出しちゃうんですが、その肉体の持ち主だったマークの幼い娘と触れあうことで、「仕事ばかりだったけど、娘との時間も大事だった!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン」と気付くワケです。これはね、なんか仕事や趣味にかまけて、妻子と過ごす時間が少ない自分が非常に当てはまって、涙を流しながら猛省したというか。映画のラスト、「ダミアンの友人」と偽って娘に謝罪の手紙を渡すくだりは、本当に切なかったですよ…。
父親と折り合いの悪い娘クレアを演じたのはミシェル・ドッカリー。「フライト・ゲーム」で活躍してましたな。
あと、金持ち映画としても良かった。僕は基本的に金持ちが好きじゃないんですが、本作のダミアンが「新しい肉体がマークという人間だったことを知る→他人を犠牲にしてまで生き延びたくない」と、あえて拒絶反応を抑える薬を飲まない選択をすることで、自分を取り戻したマークが家族の元に返るラストはね、「いい金持ちダナー (iДi)」と涙が止まらなくて…。「金持ちだからって無闇に敵視するのは良くなかったネ (ノ∀`) ハンセイハンセイ」なんて思ったりしたのでした(44歳の社会人の文章)。
その他、ターセム・シン監督といえば、「インモータルズ 神々の戦い」での神々バトルシーンが結構好きだったんですが、スタント・コーディネーターのスティーブ・リッチが手がけた民家での戦闘は“今どきの軍人アクション”的なムードで良かったし、終盤のカーチェイスもなかなか面白かったし、本作も十分及第点じゃないでしょうか(偉そうな文章)。役者さんたちも良い感じで、特に“どうかしてる天才科学者役”をマシュー・グードが演じていたのは「またお前はこういう役か」感があって好きでしたよ (´∀`) ンモウ!
マシュー・グードが出てきた瞬間…。
「蛇めっ…!」と思ったのは僕だけじゃないハズ(「賭博黙示録 カイジ」より)。
その他、「『Self/Less』というスラッシュが入った原題は『FACE/0FF』を意識したのかな?」とか「記憶が移った後のライアン・レイノルズにベン・キングスレー感があまりないような…」とか「1日飲まなかっただけで元のボディの記憶が蘇っちゃうようじゃ危険だろ」とか「火炎放射器でオルブライトを倒すシーンはわかりやすすぎでは?」とか「結局、マーティン(ヴィクター・ガーバー)の“他人の体に記憶を移された息子”はどうなったんだろ…」とか思ったりして。一応、不満というか、泣きながら鑑賞しつつも冷静に考えたことを書いておくと、「でも、実際にこんなシステムがあったら、何の抵抗もなく利用する金持ちだらけだろうな」なんてね。例えば代理出産だって、ちょっとそれに近いと思うんですよ…というのは酷い文章ですかね、すみません (´Д`;)
この場面、尊敬する映画評論家の町山智浩さんのトラウマ映画である「追想」
オマージュですよね、たぶん。
何はともあれ、なんとなく富裕層への闇雲な憎悪が桃屋の穂先メンマのように和らいだ気分だし(不要な例え)、あらためて「妻子を大切にしなくちゃ」と思わされた上に、それなりに愉快なアクションも楽しめたということで、前売り券がムダになった&さらに1800円支払ったことなんて、ノー問題。鑑賞後はすっかり「いいもの見せてもらいました m(_ _ )m」気分でしたよ。ライアン・レイノルズが好きな人は観ておくと良いザマス。
ターセム・シン監督×ヘンリー・カヴィル主演作。僕の感想はこんな感じ。
輸入盤のサントラを貼っておきますね。
今年観たライアン・レイノルズ主演作。僕の感想はこんな感じ。
なんとなく連想したニール・ブロムカンプ監督作。僕の感想はこんな感じ。
ジョン・トラボルタとニコラス・ケイジが入れ替わる愉快な映画。大好きです (´∀`=)
ジェイソン・ボーン(ネタバレ)
ジェイソン・ボーン
原題:Jason Bourne
2016/アメリカ 上映時間123分
監督・製作・脚本:ポール・グリーングラス
製作:フランク・マーシャル、ジェフリー・M・ワイナー、ベン・スミス、マット・デイモン、グレゴリー・グッドマン
製作総指揮:ヘンリー・モリソン、クリストファー・ラウズ、ジェニファー・トッド、ダグ・リーマン
キャラクター原案:ロバート・ラドラム
脚本:クリストファー・ラウズ
撮影:バリー・アクロイド
美術:ポール・カービイ
衣装:マーク・ブリッジス
編集:クリストファー・ラウズ
音楽:ジョン・パウエル、デビッド・バックリー
出演:マット・デイモン、トミー・リー・ジョーンズ、アリシア・ビカンダー、バンサン・カッセル、ジュリア・スタイルズ、リズ・アーメッド、アトー・エッサンドー、スコット・シェパード、ビル・キャンプ、ビツェンツ・キーファー、スティーブン・クンケン
パンフレット:★★★(720円/コラムや時系列表が良かったです)
(あらすじ)
世間から姿を消して静かに生活していたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)のもとに、CIAの元同僚のニッキー(ジュリア・スタイルズ)が現れる。ニッキーは、CIAが世界を監視・操作するために極秘プログラムを始動させたこと、そしてボーンにまつわる、ある驚きの真実を告げる。これをきっかけにボーンは再び動き始めることとなり、追跡を任されたCIAエージェントのリー(アリシア・ビカンダー)は、ボーンを組織に取り込むことを画策するが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事は、あまり映画の内容に触れていないので、アガサさんの素敵なまとめや感想を読んだ方が良いです。
ブログを書く時間がどうしても作れないので、ごめんなさい、恐ろしく雑な記事をアップしておきますよ。ハッキリ言って、「三部作」でスッキリ終わったと思っていたので、本作に関してはかなり蛇足感が否めないと否定的だったんですけれども。それなりには好きなシリーズなので、観る気マンマンでもありましてね。ただ、今年の10月20日に発売された「週刊少年チャンピオン No.47」にて、「毎度!浦安鉄筋家族」でお馴染みの浜岡賢次先生が「『ジェイソン・ボーン』、シリーズ最下位かな。ラストのカーチェイス、カット割りが激し過ぎて何が何だかわかんなかった」なんて巻末コメントを残されていたのです。
あのアクション映画好きの浜岡先生が… (`Δ´;) ヌゥ
となれば、「これは動体視力を鍛えてから観るべきだな」と。「96時間 レクイエム」の時、「動体C力」というアプリで鍛錬した結果、前よりも確実にアクションが“見える”ようになっていたので(※個人の感想であり、効果を意味するものではありません)、1年10ヵ月振りに同ソフトを1日5分やることにしまして。さらに、話にもついていけるようにと、「三部作」&「ボーン・レガシー」
をレンタルして復習。己にまったく隙のない状態を作り出して、都内での最終上映日である11月22日、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、「この世界の片隅に」と「スター・トレック BEYOND」との“勝手かつ雑な3本立て”として鑑賞いたしました。普通に楽しかったです (・∀・) タノシー 特に「動体C力」の訓練の甲斐もあって、アクションはしっかり堪能できましたよ(※個人の感想であり、効果を意味するものではありません)。肉弾戦に目新しさはなかったけど、クライマックスの「装甲車を追うカーチェイス」は、場面と場面の繋ぎにおかしいところがあった気はしつつも、なかなか愉快だった印象でございます。
「動体C力」の成績は、これぐらいが限界でした。
2番スクリーン、そこそこ混んでましたよ。
カーチェイスに関する公式動画を貼っておきますね↓
驚くほど乱暴にあらすじを書いておくと、草バトルで生計を立てていたボーンを「三部作」でお馴染みのニッキーが頼ってくる→殺されちゃったので彼女の遺志を継いで、スティーブ・ジョブズっぽい人と組んで監視社会を作ろうとするCIAの陰謀を止める→ついでに逆恨みしてきた暗殺者(ヴァンサン・カッセル)も返り討ち→女エージェントのヘザーがCIAの復帰を打診するも、ボーンは彼女が上司に「いざとなれば処分します」みたいなことを言ってた録音をプレゼント→ヘザーが「んもぅ!(´Д`;し」みたいな顔をして終わってましたよ、確か。正直、シリーズの中では一番乗れないというか、「また過去にこんなことがあった!」的な後出し展開はもう食傷気味なんですが、とは言え、このぐらいのアクションが観られれば満足という感じですかね。あと、「映画秘宝 2016年11 月号」
の「シリーズ再検証」企画が面白かったので、ファンにはオススメ…というか、僕も本当は「三部作」
も含めていろいろと書くつもりで復習とかしたのに、時間に追われてこんなにアッサリめの感想になってしまうなんて、人生とは先が見えないものですな。おしまい。
なんと「ボーン・レガシー」も加えたBlu-rayBOXを貼っておきますね。
本作のサントラでございます。
スター・トレック BEYOND(2D版)(ネタバレ)
スター・トレック BEYOND(2D版)
原題:Star Trek Beyond
2016/アメリカ 上映時間123分
監督・製作:ジャスティン・リン
製作:J・J・エイブラムス、ロベルト・オーチー、リンジー・ウェバー
製作総指揮:ジェフリー・チャーノフ、デビッド・エリソン、ダナ・ゴールドバーグ、トミー・ハーパー
原作:ジーン・ロッデンベリー
脚本:サイモン・ペッグ、ダグ・ユング、ロベルト・オーチー、ジョン・D・ペイン、パトリック・マッケイ
撮影:スティーブン・F・ウィンドン
美術:トーマス・サンダース
衣装:サーニャ・ヘイズ
編集:ケリー・マツモト、ディラン・ハイスミス、グレッグ・ダウリア、スティーブン・スプラング
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、サイモン・ペッグ、カール・アーバン、アントン・イェルチン、ジョン・チョウ、イドリス・エルバ 、ソフィア・ブテラ、ジョー・タスリム、リディア・ウィルソン、ディープ・ロイ、ショーレ・アグダシュルー、メリッサ・ロクスバーグ、グレッグ・グランバーグ
パンフレット:★★★☆(720円/岸川靖さんと高島正人さんによる徹底解説がスゴイ!)
(あらすじ)
カーク船長(クリス・パイン)率いるエンタープライズ号は、未踏の星に不時着した探査船を捜索していた。すると突然、謎の異星人・クラール(イドリス・エルバ)がエンタープライズ号を襲撃。カークたちは脱出するも、艦は墜落し、クルーは散り散りになってしまう。不時着した見知らぬ惑星で、カークは約100年前に消息を絶ったエディソンが乗艦していたフランクリン号を発見。そこには、あるものが残されていた。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※この映画に関しては、尊敬する映画評論家の町山智浩さんの作品紹介がタメになるので、ぜひ読んで!
「スタートレック」に対する僕のスタンスに関してはこちらの記事を読んでいただくとして。前作&前々作は結構好きだったものの、仕事やら家庭やらが忙しいのでスルーしようかと思いきや。「コウノトリ大作戦」を観に行った時、偶然会った宇多丸師匠に「『スター・トレック』はまだ観てないんですか?(▼Д▼)」と聞かれて、「やっぱり観ておくべきなのかな…」と思い直しまして。最終上映日である11月22日、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、「この世界の片隅に」と「ジェイソン・ボーン」との“勝手かつ雑な3本立て”として観てきました。盛りだくさんでしたな (・∀・) オナカイッパイ
6番スクリーン、最終上映日だからか、結構混んでました。
一応、雑に話を書いておくと、カーク船長ったら仕事がマンネリ気味でやる気をなくしていたら、異星人クラールに襲われてエンタープライズ号が惑星アルタミッドに墜落したりもしたけれど、そこでフランクリン号を発見したり、武術の達人ジェイラが味方になったりして、仲間を助ける&クラールの野望をくじいてみたら、やる気を取り戻してめでたしめでたし…って感じだったんじゃないカナー。分身バイクアクションは愉快だったし、目の前で親を殺されたジェイラがそのトラウマを吹っ切って戦う場面はグッときたし(娘要素もあるし)、検索すると結構引っかかるように「音楽を流すことで敵を倒す」という「マクロス」っぽい展開も嫌いじゃないし、「異星人クラールは地球の元軍人だった!Σ(゚д゚;) ナンデスト!」という苦めのオチも好みでしたよ。それと、亡くなってしまったレナード・ニモイとアントン・イェルチンへの献辞はジーンとしちゃいましたね…。
ソフィア・ブテラ演じるジェイラ。こんなキャラにも自分の娘を重ねるようになりました。
83歳のレナード・ニモイは大往生だとしても、27歳の若さで事故死したアントン・イェルチンは本当に可哀想です。
ということで、大好きな「星間飛行」を貼っておきますね↓ 抱きしめて、銀河の果てまで!ヽ(`Д´)ノ
ただ、正直、クライマックスが盛りだくさんすぎて、「さすがはジャスティン・リン監督」と思いながらも疲れたところもあって。敵艦隊を倒すあたりは胸アツだったんですが、その後がスゲー長く感じて少し胸焼けした感じ。あと、鑑賞後に「映画秘宝 2016年12月号」のノーマン・イングランドさんによる「辛辣ながらも愛のある批評」を読んだら「もっと面白くなる可能性があったんだな」と思わされたので、若干マイナスして60点という着地でございます。人間とは周囲の影響を受けてしまう生き物なんですよね…(他の人たちも勝手に巻き込んだ文章)。何はともあれ、登場人物たちの掛け合いやアクションを観ているだけでも愉快なので、気になる人は観てみると良いですぞ。
初めて劇場で観た「スタートレック」。僕の感想はこんな感じ。
なんとなくサントラは貼っておきたい主義。
ジェーン(ネタバレ)

原題:Jane Got a Gun
2015/アメリカ 上映時間98分
監督:ギャビン・オコナー
製作:スコット・スタインドーフ、スコット・ラステティ、テリー・ダガス、ザック・シラー、メアリー・リージェンシー・ボーイズ、ナタリー・ポートマン、エイリーン・ケシシアン
製作総指揮:ディラン・ラッセル、クリス・コーエン、パリス・ラトシス、ジェイソン・ローズ
原案:ブライアン・ダフィールド
脚本:ブライアン・ダフィールド、アンソニー・タンバキス、ジョエル・エドガートン
撮影:マンディ・ウォーカー
美術:ティム・グライムス、ジェームズ・F・オバーランダー
衣装:キャサリン・ジョージ
編集:アラン・コディ
音楽:リサ・ジェラード、マルチェロ・デ・フランチシ
出演:ナタリー・ポートマン、ユアン・マクレガー、ジョエル・エドガートン、ノア・エメリッヒ、ロドリゴ・サントロ、ボイド・ホルブルック
パンフレット:★★★★(720円/値段の割にページ数は少ないけど、識者によるコラムが7本も入ってる!)
(あらすじ)
南北戦争直後のニューメキシコ周辺。ジェーン(ナタリー・ポートマン)は夫のハム(ノア・エメリッヒ)と娘と平穏な毎日を送っていたが、ある日、夫が銃弾を受けて瀕死の状態で家に戻ってきた。夫に傷を負わせた悪名高きビショップ一家の首領ジョン・ビショップ(ユアン・マクレガー)の手から夫と娘を守るため、ジェーンは南北戦争の英雄でかつての恋人ダン(ジョエル・エドガートン)に、わらにもすがる思いで助けを求める。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
65点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
「『ジェーン』というタイトルで、ナタリー・ポートマン主演の女ガンマンっぽい映画」という情報だけでスゲー観たくなって前売り券を購入。仕事やら家庭やらが忙しくてなかなか観に行けず、新宿ピカデリーの公開は終わってしまったものの、池袋シネマ・ロサでの上映がスタートしたので、11月下旬、鑑賞してきました。「あっ、こういう映画でしたか (ノ∀`) シッケイシッケイ」と思ったり。ちなみに監督はあの総合格闘技映画の傑作「ウォーリアー」
池袋シネマ・ロサはムビチケも使えるから好きさ!

サラッと書いておくと、生きていくために元ならず者のハムと結婚して子どもも作ったジェーンが、敵対する“ビショップ一味”(悪者)に夫が撃たれて半死半生になったので、元婚約者の軍人ダンを頼って、荒野の一軒家で一味とバトルするという物語。暴力がまかり通る“当時の西部”では女性や子どもがライト感覚で人身売買の対象にされていたそうでして。ナタリー・ポートマン演じるジェーンが娼婦にされたりするくだりは、あまりに、あまりに酷くて、怒りで脳が沸騰してまた少しバカになったほどでございます。で、ハムとジェーンとダンの三角関係は、まぁ、「ザ・大人のドラマ」って味わいだったんですけれども。率直に書くと、僕の「ジェーン」とはイメージが違ったというか。もっと「ほとばしるほど強い女ガンマンが悪党をバンバン射殺する話」かと思っていたので、ナタリー・ポートマンの戦闘力が結構低かったり、暴力を受けて涙目になったりするくだりはね、ごめんなさい、かなり失望しちゃいました (´・ω・`) ウーン
僕的には「グラップラー刃牙」

「G.I.ジェーン」

それと、ジェーンとハムがビショップ一味を抜け出すキッカケとなった「ダンとの間にできた娘が殺された」というのがウソだったのは、ホッとしつつも「なぁんだ (・ε・)」感が拭えなかったりもしたし、「ハムは死んだものの、一味を皆殺しにした挙げ句にダンと娘2人と新生活スタート」というラストも、ちょっとハッピーエンドが過ぎる気がした…というアンビバレンツなアタシ。な〜んて、文句が多めに見えるかもしれませんが、役者さんたちの演技は素晴らしいし、人間ドラマも丁寧に描かれているし、クライマックスの一軒家での戦いはなかなかスリリングだったので(ダンが元軍人のスキルを活かして爆破トラップを仕掛けたりする!)、決して嫌いじゃない作品ではあって。ううむ、パンフによると過去の西部劇のオマージュ要素などもいろいろあるみたいだし、前情報を入れなさすぎるのも考えものというか、僕のような変な期待を抱かなければ、もっと楽しめるんじゃないかしらん。
ギャビン・オコナー監督作。熱い格闘技映画が好きな人は必見の名作。僕の感想はここの1番目。
ジャケットが素敵なデジタル盤のサントラを貼っておきますね。
高慢と偏見とゾンビ(ネタバレ)
高慢と偏見とゾンビ
原題:Pride and Prejudice and Zombies
2016/アメリカ 上映時間108分
監督・脚本:バー・スティアーズ
製作:マーク・バタン、ブライアン・オリバー、タイラー・トンプソン、ショーン・マッキトリック、アリソン・シェアマー、ナタリー・ポートマン、アネット・サビッチ
製作総指揮:スー・ベイドン=パウエル、エドワード・H・ハム・Jr.、エイリーン・ケシシアン、ニック・メイヤー、キンバリー・フォックス
キャラクター創造:ジェーン・オースティン
原作:セス・グラハム=スミス
撮影:レミ・アデファラシン
美術:デイブ・ウォーレン
衣装:ジュリアン・デイ
編集:パドレイク・マッキンリー
音楽:フェルナンド・ベラスケス
出演:リリー・ジェームズ、サム・ライリー、ジャック・ヒューストン、ベラ・ヒースコート、ダグラス・ブース、マット・スミス、チャールズ・ダンス、レナ・ヘディ、スキ・ウォーターハウス
パンフレット:★★★(720円/コラムが3本入った読みやすいパンフ)
(あらすじ)
感染するとゾンビとなる謎のウィルスが蔓延する18世紀のイギリス。片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は、裕福な男性との結婚を夢見ながら得意のカンフーでゾンビと戦う毎日を送っていた。ある日、屋敷の隣に資産家のビングリー(ダグラス・ブース)が引っ越してきて、ビングリーの友人で大富豪の騎士ダーシー(サム・ライリー)も出入りするようになる。舞踏会でダーシーと知り合い、色めきだつ姉妹だったが、次女のエリザベス(リリー・ジェームズ)だけは、ダーシーの高慢な態度に嫌悪感を抱いていた。そんな中、人類とゾンビによる最終戦争が勃発。ともに戦うことになったエリザベスとダーシーは、互いに自らの中で抱いていた偏見に気づきはじめる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
僕が「『高慢と偏見とゾンビ』という小説がベストセラーになった」のを知ったのは、かなり前に尊敬する映画評論家の町山智浩さんが紹介したかなんだかだと思うんですが、その時に元ネタである超有名な小説「高慢と偏見」
のことも知ったのだから、本当にね、自分の教養のなさにはガッカリしますわ(苦笑)。で、今回の映画化にあたって、「これを機会に元の小説を読んでみよう!」と意気込んだものの、どうにも読む気になれなくて、結局、323分もあるドラマ版を観てお茶を濁したというのも、また僕らしい話。自分らしさ、大切にしたい、ですな(ダメ人間の文章)。何はともあれ、そんな感じでやっと「僕なりの鑑賞の準備」ができた時は、新宿近辺での上映はすっかり終わっていたんですけど、検索したらニュー八王子シネマで公開がスタートしていたので、驚異的に忙しかった11月下旬のメンズデー、仕事を切り上げて19時35分の回にダッシュで向かったところ、三鷹で人身事故が発生。運転再開した中央線は豊田駅止まりだったので、19時24分に急いでタクシーに乗りこみ、劇場に到着したのは19時40分。予告編が10分間流れていたということで、無事19時45分から映画を鑑賞いたしました。「確かにゾンビを加えただけ!Σ(゚д゚;)」と思ったり。ちなみにニュー八王子シネマ、せっかく良い映画館を見つけたと思ったら、来年1月で閉館しちゃうというね…。
即座にタクシーに乗った自分を褒めつつも、この映画のための交通費が3000円オーバーというのはどうなのか。
観客は僕を含めて2人でしたよ。
確か前の10月開催の駄話会で、サイモンさんが「『高慢と偏見』にゾンビを足しただけでしたよ」とおっしゃってたんですが、確かに違うのは「世界にゾンビが蔓延っていて、登場人物たちは武術をマスターしている」という点だけで、あとは僕が観たドラマ版とほぼ同じでしたよ。で、役者さんたちは決してふざけたりせず、そんなアホな世界観が真面目に描かれていくので、良い意味でバカバカしくて面白かったなぁと。僕は5人姉妹がペンタグラムフォーメーションで戦う冒頭と、プロポーズを断ったエリザベスが罵りながらダーシーと戦う場面が好きでしたね。一応、オチを書いておくと、豚の脳を食べることで人間の意志を保っていたウィカムと戦うダーシーをエリザベスが助けると、お互いに本音を語って結婚することになりまして。結婚式当日、ウィカム率いるゾンビ軍団が襲来して、「オレたちの戦いはこれからだ!( `Д´)人(`Д´し」って感じで終わってた気がしないでもないです。
エリザベスvsダーシー! シチュエーション的にもアクション的にも面白かったです。
ベネット家の姉妹たちが繰り広げる戦闘シーンを貼っておきますね↓
323分もあるドラマ版は、なんとなくその“長さ”も含めて良かったので、本作は展開が駆け足に感じられた部分もありましたが、基本的には愉快な映画でしたヨ (o^-')b ヨカッタ! 僕は予習してから観ちゃったけど、元ネタを知らなくても世界観のアホっぽさはそれなりに楽しめると思うので、興味がある人はどうぞ〜。
デジタル盤のサントラでございます。
コリン・ファースの出世作となったドラマ版。323分もあります。僕の感想はここの1本目。
先週の備忘録(2016/12/20~12/26)
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓
20日は、会社の忘年会でした
21日は、今年最後の「か和もっち」
22日は、奥さんが忘年会→娘と過ごしました
23日は、映画三昧!ヘ(゚∀゚*)ノ
24〜25日は、家族サービスからの「放課後クラウド」出演だッ!ヽ(`Д´)ノ
26日は、取引先との忘年会
先週は、仕事自体は落ち着いたものの、飲み会やらでバタバタしていて。さらに、クリスマスイブの「放課後クラウド」出演のことで、奥さんと微妙なムードになってしまったので、何かと媚びるエヴリデイ。ただ、奥さんとしても「…まぁ、仕事なら仕方ないわね (・ε・し」感もあって(本当は仕事じゃないけど)、僕が娘のマナ子(仮名/5歳)の面倒を看る22日になると、すっかり仲直りですよ ( ̄ー ̄) ニヤッ で、23日は家族サービスのために1日空けておいたんですが、奥さんがママ友と遊ぶということで、映画を3本鑑賞したというね。
水曜日は、今年最後の「か和もっち」を堪能。季節限定の香箱蟹が超美味でした。
23日は映画を3本観ましたが、一番良かったのは「フィッシュマンの涙」だったり… (ノω・、) グスン
そんな感じで迎えたクリスマスイブ、奥さん&マナ子とお昼を食べたり、買い物に行ったり、一緒にケーキを作ったりしてね…(しみじみ)。なんかね、人生、これで十分なんじゃないかと思ったりもする。僕は自分のさまざまな欲望を優先しがちなクズだけれども、こうやって一緒に過ごしてくれる家族がいるだけでいいじゃない。今回は、サンタからは「お菓子と服」、奥さんは「オモチャ」で、僕からは「デジカメ」をマナ子にプレゼントしましてね。ステーキを食べに行った時、興味を示していたので買ったんですが、何か彼女のプラスになればいいなぁと。奥さんにも「温かそうなパーカー」をあげたら喜んでくれて、たぶん、相当幸せな時間を過ごしました。
娘とケーキを作ったりしたのです。
だがしかし、22時半に妻子が寝室に入れば、これからはオレの独壇場、It's party time!→悪魔と踊り明かす All this holy night!m9`Д´) ビシッ 念のために用意していたムービーウォッチメンの課題映画のパンフ50冊を入れたリュックを背負うと、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の番組終了後にアップされる「放課後クラウド」に出演するため、赤坂のTBSラジオに向かったのだッ!
受付で「三角絞めと申します」なんて伝えるのは、ちょっと恥ずかしいんだぜ。
でね、23時すぎから放送を見学して(素晴らしい体験!)、番組終了後、深夜1時ごろから収録が始まったんですが…。あの番組に出てる人はみんなスゴい。今まで何気なくリスナーとして聞いてましたけど、多人数で話す時のタイミングとか、その発言内容とか、あの場にいると「それだけでもスキルがいる」ことがわかるというか。もうね、宇多丸師匠はもちろんのこと、放送作家の高橋洋二さん、しまおまほさん、三宅隆太監督というビッグネームに囲まれて、正直、飲まないと「立っていられないからぁ… (ノДT)」って感じだったアタシ。つーか、出演者のみなさんやスタッフの方々はとにかくとにかく優しくて、良い思い出はできたものの、「放課後クラウド」を聞き返すと地獄のようでね…(遠い目)。
スタジオにはコメカミさん作成のパネルがあり、さらにシャンパンなどの差し入れもあったという… (`Δ´;) スゲェ
fuku_menさんの達筆すぎる「書」もありましたよ。
ウチの奥さんが聞いたら、間違いなく「こういうアナタが嫌いなの!川`Д´) キモイ!」となじってくる感じ。素人丸出しで本当にダメでしたな。その後、スタッフの人たちの「放課後クラウド」収録にも立ち会わせていただいたんですが、せのちんさんとか古川耕さんは当然として、あの蓑和田Dやサックス山添さんまでもが(失礼な文章)、間近で見ていると、そりゃあ上手いのですよ。宇多丸師匠ったら、気を使って話を振ってくれたりして、その気持ちはとてもとてもうれしかったものの、「今後、埋めようのない能力の差」を感じたというか。例えばさ、ヒラメの鍋料理を食べたとして、タマフルクルーなら「ヒラメがシャッキリポンと舌の上で踊るわ!(*゚∀゚)=3」なんてユニークかつ適切なコメントを残すだろうに、僕は「なんとなく美味い!ヘ(゚∀゚*)ノ」ぐらいのボンヤリした感想しか残せない感じ? この日はね、「この番組にとって、僕は“ちょっと振り向いてみただけの異邦人”なのだな…」なんてことを痛感した次第。
ということで、久保田早紀さんの「異邦人」を貼っておきますね↓
とは言え、だからって、落ち込んだりしているワケでもなくて。上記のようなことはやる前から十分覚悟していたし(苦笑)、僕の脳内のザファル先生は「何も失っていない、経験を得たのだ!m9`Д´) ビシッ」と励ましてくれていて(誰?)。今回の出演を糧に生きていくし、今後も機会があったら「出してくださいメール」を送るつもりで、胸の奥で火種をまた静かに燃やしてる。ということで、ツイッターで励ましてくれた人、優しい感想をくれた人、そして「放課後クラウド」を聴いてくれたみなさん、本当にありがとうございます。僕はもっと強くなりますYO!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ!
僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。
以上、先週の備忘録でした。ではでは~。
2017年1月公開で観たいと思っている映画の覚え書き
毎月の恒例として、僕が2017年1月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓
※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。
1/7
ドラゴン×マッハ! ①
ホワイト・バレット ②
人魚姫 ③
I AM YOUR FATHER/アイ・アム・ユア・ファーザー ○
疾風スプリンター ○
The NET 網に囚われた男 ○
ザ・スクワッド ○
ロスト・レジェンド 失われた棺の謎 △
ブラック・ファイル 野心の代償 △
パシフィック・ウォー △
アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男 △
Bros.マックスマン △
アンダーワールド ブラッド・ウォーズ △
人生フルーツ △
NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム △
ダーティ・グランパ △
1/14
トッド・ソロンズの子犬物語 ④
動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊 ⑤
静かなる叫び ○
ネオン・デーモン △
1/21
沈黙-サイレンス- ⑥
ザ・コンサルタント ⑦
太陽の下で 真実の北朝鮮 ○
キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち ○
0円キッチン △
新宿スワンII △
1/28
ドクター・ストレンジ ⑧
マグニフィセント・セブン ⑨
スノーデン ⑩
侠女〈デジタル修復版〉 ⑪
残酷ドラゴン 血斗竜門の宿〈デジタル修復版〉 ⑫
未来を花束にして ○
ホームレス ニューヨークと寝た男 △
2017年は年明け早々パワフルな香港映画が続々公開される予定でして。まずは僕が大好きな「SPL 狼よ静かに死ね」の続編「ドラゴン×マッハ!」(とは言え、話は繋がっていない様子)、久しぶりのジョニー・トー監督作「ホワイト・バレット」、さらに待望のチャウ・シンチー監督作「人魚姫」の3本は確実に抑えたいところ。ダンテ・ラム監督作「疾風スプリンター」やキム・ギドク監督の「The NET 網に囚われた男」(これは韓国映画)も気になるんだけど、2017年こそ「新作映画を観るのは年間120本まで」という掟を厳守しようと思っているので、スルーしようかなぁ…どうしようかなぁ… (・ω・;) ウーン
「ドラゴン×マッハ!」、絶対面白いと確信しております。
前売り券を買っているのは、マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作先生の同名小説を映画化した「沈黙-サイレンス-」と、アントン・フークア監督が「荒野の七人」をリブートした「マグニフィセント・セブン」の2本。前者はなんとなく券を買っちゃっただけですが(サラリと失礼な文章)、後者に関しては「映画秘宝 2017年01 月号」
で”信用できる映画ライター”のギンティ小林さんが「荒野のイコライザー
7」と書かれていたので、ほとばしるほど期待しているのでした (´Д`;) ハァハァ
まぁ、どちらも長めに上映されるだろうから、券をムダにすることはあるまいよ。
「マグニフィセント・セブン」、イ・ビョンホンが半裸になるかどうかも要注目なのです。
あとは、間違いなく面白いであろう「ドクター・ストレンジ」を観に行くのは義務として。僕的には「トッド・ソロンズの子犬物語」あたりも足を運んでおきたかったりしてね。トッド・ソロンズ監督作って、いつも苦い後味なんだけど、不思議と観たくなってしまうというか。これを機会に、3年前に観た「ダークホース ~リア獣エイブの恋~」とか観直してみようかなぁ…なんて思ったりもして。その他、ヒューマントラストシネマ渋谷では毎年恒例の<未体験ゾーンの映画たち2017>が始まるので、そこら辺の作品もチェックしておきたいところですな〜 (´∀`) タノシミー
「トッド・ソロンズの子犬物語」はこんな映画↓ どうなのかしら…。
旧作関連ではユーロスペースで上映される「侠女〈デジタル修復版〉」と「残酷ドラゴン 血斗竜門の宿〈デジタル修復版〉」は絶対観るし、1月いっぱいで閉館するニュー八王子シネマで1/21(土)~1/27(金)に「お客様ありがとう!!上映」予定の「SHARING」も行っておきたい気持ち。名画座系では、飯田橋ギンレイホールで1/07(土)~1/20(金)の「疑惑のチャンピオン」&「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」、新文芸坐で1/18(水)~1/20(金)の「ニュースの真相」
&「われらが背きし者」、1/21(土)の<「HiGH & LOW」3作一挙上映>、1/28(土)の<世界が、いや、宇宙が認めた強いヤツ! ドニー・イェン アクションという名の芸術>あたりが気になりつつも、まず観に行けないだろうなぁ…。以上、2017年1月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。
ラスト・ウィッチ・ハンター(ネタバレ)

原題:The Last Witch Hunter
2015/アメリカ 上映時間106分
監督:ブレック・アイズナー
製作:マーク・キャントン、ヴィン・ディーゼル、バーニー・ゴールドマン
製作総指揮:アダム・ゴールドワーム、サマンサ・ビンセント、リック・キドニー
脚本:コリー・グッドマン、マット・サザマ、バーク・シャープレス
撮影:ディーン・セムラー
美術:ジュリー・バーゴフ
衣装:ルカ・モスカ
編集:ディーン・ジマーマン、クリス・レベンゾン
音楽:スティーブ・ジャブロンスキー
出演:ビン・ディーゼル、イライジャ・ウッド、ローズ・レスリー、マイケル・ケイン、オーラブル・ダッリ・オラフソン、ジュリー・エンゲルブレヒト
パンフレット:★★★(720円/月刊「ムー」の編集長というコラムの人選が好き)
(あらすじ)
倒した魔女の呪いで不死になったコールダー(ヴィン・ディーゼル)は、中世の時代から800年、ある組織のために魔女ハンターとして戦い続けていた。そんなコールダーを、ドーランと呼ばれる神父が見守り続けていたが、36代目ドーランが何者かに殺害される。37代目を継いだ新ドーラン(イライジャ・ウッド)とともに犯人を探すコールダーは、先代ドーラン(マイケル・ケイン)の死が魔女の女王によるものと知り、復讐を誓うが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
11月1日、まったく期待してなかった「キング・オブ・エジプト」を観たら、スゲーちょうどいい感じでして。で、「僕はこういったアクション映画こそちゃんとチェックしなくちゃ」なんて思うと、本作がどうしても観たくなってしまってね…(遠い目)。とは言え、都内の上映はすでに終了→東京から一番近い公開館は静岡の三島にある「シネプラザサントムーン」ということで、非常に迷ったんですけれども。11月某日、奥さんには「仕事の出張」とスムースにウソをついて、三島まで行きまして。ポテトと唐揚げのセットを食べながら鑑賞しました。それなりに愉快でしたヨ (・∀・) ヨカッタ!
11番スクリーン、金曜のメンズデーということもあってか、5分の1ぐらいは入っていた記憶。

パンフのインタビューでヴィン・ディーゼルが「ダンジョンズ&ドラゴンズ」を引き合いに出しているのを読んで、スゲー親近感を覚えましてね…(しみじみ)。確かにアクションは暗くて観づらいところはあるし、イライジャ・ウッドが裏切ったのはガッカリしたし、思ったより”魔法ガジェット”や”ウィッチハンター独自の技術”みたいなのが描かれなかったのは残念だったし、魔女が結構アッサリ気味に封印されちゃうあたりも拍子抜けしたんですが、しかし。基本的にハゲのマッチョが炎の剣を振るうだけで楽しかったというか(「フレームオンコマンド」を連想するD&Dファンは多いはず)。魔女描写もなかなか残酷&キモかったし、オラフル・ダッリ・オラフソンも不気味だったし、マイケル・ケインのアルフレッド感も良かったし、主人公コールダーの「妻子を亡くした」設定にもグッときちゃったりもして、結構好みのタイプだった次第。
「炎の剣」って、なぜこうも男心をときめかせるのでしょうか…(※個人の感想であり、効果を意味するものではありません)。

ただ、イライジャ・ウッドとの“しっかりしたバディモノ”が観たかったので、裏切り展開は好きじゃなかったです。

一応、オチを書いておくと、「コールダーは魔女の心臓によって生かされていたことが発覚→魔女を封印後に心臓を破壊しようとするも、女性の相棒に『それはそれ!m9`Д´し ビシッ』と諭されてアッサリ中止→オレたちの戦いはこれからだ!」って感じで終わってましたよ、確か。パンフでも引き合いに出されていましたけど、なんか「ハイランダー」
輸入盤のサントラです。
ブレック・アイズナー監督作って全然観てないんですが、これには興味アリ。
DOPE/ドープ!!(ネタバレ)
DOPE/ドープ!!
原題:Dope
2015/アメリカ 上映時間103分
監督・脚本・製作総指揮:リック・ファムイーワ
製作:フォレスト・ウィテカー、ニナ・ヤン・ボンジョビ
製作総指揮:ファレル・ウィリアムス、マイケル・Y・チョウ、デビッド・ロンナー
撮影:レイチェル・モリソン
美術:スコット・ファルコナー
衣装:パトリック・ミラーニ
編集:リー・ハウゲン
音楽:ジャーメイン・フランコ
ナレーション:フォレスト・ウィテカー
出演:シャメイク・ムーア、トニー・レボロリ、カーシー・クレモンズ、ゾーイ・クラビッツ、エイサップ・ロッキー、ブレイク・アンダーソン、シャネル・イマン、タイガ、カップG、キンバリー・エリス、リック・フォックス、キース・スタンフィールド、ビンス・ステイプルス、ケイシー・ベジーズ、クインシー・ブラウン、ロジャー・グーンバー・スミス
パンフレット:★★★(800円/カセットテープ型という面白い試み。丸屋九兵衛さんのコラムがタメになった)
(あらすじ)
自身のバンドと90年代ヒップホップをこよなく愛するオタク高校生のマルコム(シャメイク・ムーア)は、恋するナキア(ゾーイ・クラビッツ)を追いかけ、友人のディギー(カーシー・クレモンズ)、ジブ(トニー・レボロリ)ともにドラッグディーラー・ドム(エイサップ・ロッキー)の誕生日パーティに参加するが、パーティの裏で行われていた取引に警察が突入し、ドムはドラックをマルコムのリュックに隠してしまう。そして、名門大学への進学を夢見ているマルコムと仲間たちを取り巻く状況は一変する。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※この映画に関しては、侍功夫さんの記事が非常にタメになったので、読んでみて!
僕が「DOPE」という言葉を知ったのは、RHYMESTERの「グレイゾーン」の「アンタたちも超ドープよ」というフレーズから…と見せかけて、実は男性向けポルノ誌のタイトルで認識したのだった…なんて話は置いとくとして。なんと超今さらながら7月公開作の感想をアップしておきますよ。11月下旬、「ラスト・ウィッチ・ハンター」を静岡の三島で観た翌日の話。きんたま画伯さんからの情報により、「幕が上がる」を観てからずっとそそられていた「げんこつハンバーグの炭焼きレストランさわやか」のハンバーグを食べるため、三島から東京とは反対方向の静岡駅に向かったんですけれども。その駅近くにある静岡シネギャラリーで、なんとなく気になっていた本作がちょうど上映されるということで。ほとばしるほど美味なハンバーグをガッツリ食べてから、いそいそと鑑賞したんですが、実に良い映画でした (´∀`) ホッコリ
静岡シネギャラリー、雰囲気が良い映画館でしたな。客席は4割ぐらい埋まってた記憶。
カセットテープ型パンフ、そのチャレンジ精神は買いたいけど、読みにくいんだよなぁ… (´・ω・`) ウーン
お話を雑に書いておくと、成績優秀なオタクのマルコムが、ドラッグ・ディーラーのドムの恋人のナキアに恋心を抱いたばっかりに、トラブルに巻き込まれて大量のドラッグを売りさばくハメに陥る…という感じ。僕も荒れた学校に通っていたのでね(苦笑)、「不良といかに上手く距離をとるか」には苦心しましたけど、舞台となるカリフォルニア州イングルウッドは危険度がまったく違いすぎて、生きていける気がしないレベルでした (ノ∀`) ムリムリ でも、中盤ぐらいまでは実に明るいムードで進んで、普通に笑いながら楽しめる内容になってましたよ。後半になるとマルコムがいじめっ子に銃を向けたりとか、マルコムの独白が入ったりとか、結構重めのトーンになったりするのは、「ここで生きるのはシャレじゃねぇんだよ」ってことなんですかね。最後は、ナキアと仲直りして、ハーバード大学に受かったかどうか…ってムードで終わってたような気がします。
ナキア役のゾーイ・クラビッツはレニー・クラヴィッツの娘で、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の“5人の花嫁”の1人でしたな。
音楽も良くて、iTunesでサントラを買おうか迷った挙げ句、お金がないので購入を断念したほどだったし(なんだこれ)、童貞のマルコムに“セックスの誘惑”が迫る場面は、僕は童貞ではないもののセックスレス7年目に突入しているということで、なんだか…ドキドキしちゃいましたよ… (´Д`;) ドキドキ ちょっと文句を書くと、主人公のマルコムがさすがに切れ者すぎるし、マルコムのためにヤバイ橋を渡っている友達2人(ディギー役のカーシー・クレモンズが超キュート!)にはあまり良いことが起きてないのが微妙に感じましたが、しかし。僕はこういう「努力して今いる場所から抜け出ようとする若者」に弱いというか、「僕が白人だったら『なぜハーバードに進学する』なんて聞きますか?」なんて台詞にもグッときたのでね、かなり好きな映画でした。もうすぐソフトがリリースされるけど、シネマート新宿では12月31日(土)から1月6日(金)まで1週間限定で上映されるそうなので、気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。映画は大画面で観るのが一番ですからな、たぶん。
リック・ファムイーワ監督作。結構面白そう。
なんとなく思い出したので貼っておきますね。
デスノート Light up the NEW world(ネタバレ)
デスノート Light up the NEW world
2016/日本 上映時間135分
監督:佐藤信介
原作:大場つぐみ、小畑健
脚本:真野勝成
企画・プロデュース:佐藤貴博
製作:中山良夫、木下暢起、堀義貴、福田太一、大角正、薮下維也、沢桂一、永山雅也、永井聖士、長澤一史、熊谷宜和
ゼネラルプロデューサー:奥田誠治
エグゼクティブプロデューサー:門屋大輔
プロデューサー:田中正、飯塚信弘、佐藤譲
撮影監督:河津太郎
GAFFER:小林仁
録音:横野一氏工
美術:斎藤岩男
装飾:西尾共未
衣装:宮本まさ江
ヘアメイク:本田真理子
編集:今井剛
音楽:やまだ豊
主題歌・劇中歌:安室奈美恵
スクリプター:田口良子
特撮監督:神谷誠
CGプロデューサー:豊嶋勇作、鈴木伸広
CGディレクター:土井淳
音楽プロデューサー:志田博英
テクニカルプロデューサー:大屋哲男
助監督:李相國
製作担当:中山泰彰、竹上俊一、大谷弘
出演:東出昌大、池松壮亮、菅田将暉、藤井美菜、川栄李奈、青山草太、竹井亮介、大迫一平、金田明夫、戸田恵梨香、船越英一郎、松山ケンイチ、藤原竜也
声の出演:中村獅童、沢城みゆき、松坂桃李
パンフレット:★★★★(820円/情報量多めだし、1ページ目にルールが書いてあるのが好き)
(あらすじ)
名前を書かれた人間は必ず死亡する「デスノート」によって凶悪犯たちを次々と死に追いやった「キラ」こと夜神月(藤原竜也)と、世界的名探偵「L」(松山ケンイチ)の壮絶な頭脳戦から10年。死神が人間界に再びデスノートをばらまき、世界中が大混乱に陥った。かつて夜神総一郎が立ち上げたデスノート対策本部では、キラ事件に精通した三島(東出昌大)をはじめとする特別チームの捜査官たちが、真相を解明するべく奔走していた。やがて「Lの正統な後継者」である私立探偵・竜崎(松壮亮)が捜査に参加し、人間界に6冊のデスノートが存在していることを突きとめる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
30点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事は、本作が好きな人は確実に不快になるので、読まない方が良いです。
※今回の記事は、「七瀬ふたたび」のネタバレに触れているんですけど、スゲー面白い小説なので、「家族八景」
と一緒に読んでおいて!
まず、僕と本作の距離感を書いておくと、原作漫画はツッコミを入れながらも連載を楽しく読んでいて、実写映画版の前編
と後編
も「あ、こういう風に変えたんだ!」とそれなりに感心してましてね(ただ、「L change the WorLd」
は評判が悪かったので、未見だった)。で、その10年振りの続編となる本作は「主人公が3人」というのが「仮面ライダーアギト」っぽくて気になるし、そのビジュアルも結構カッコ良かったので、思わず前売り券を購入。ちょうどhuluに加入していた→ドラマ版を観たら、少し話に無理を感じつつも、なかなか面白かったりして。一応、「L change the WorLd」も観てガッカリしてから、それなりの期待を抱いて、12月中旬、TOHOシネマズ錦糸町で観てきました。「茶番に期待してバカを見た… (´・ω・`)」と思ったり。
7番スクリーン、20人ぐらいはいましたよ。公開から結構経ってることを考えると多め…かな。
僕の気持ちを代弁する藤巻十三を貼っておきますね。
なんて言うんですかね、好きなところも結構あるんです。今をときめく若手俳優の東出昌大さん、池松壮亮さん、菅田将暉さんたちの共演はそれだけでも華があるし、新たな死神の造形やCGも頑張ってたし、冒頭のノートを使った大量殺戮描写はバカバカしいながらも派手で面白かった。ラスト、国家権力が3人を襲撃するくだりは、「七瀬ふたたび」を連想して、ちょっとテンションが上がったりもしましたよ(菅田将暉さんがノートで戦う場面が好き)。ただ、お話全体に無理があったというか。僕はそんなに思い入れはないけどさ、「夜神月に隠し子がいた」って設定は、作品世界やらキャラクターの性格やらを総合的に考えれば、あまりに後付けがすぎるんじゃないですかね。スーパーハカーだらけの世界観は置いとくとしても、「東出昌大さん演じる刑事が2代目キラだった」というオチも想定内という以上に「なんだかなー」と思わされたし、「池松壮亮さんLOVEの死神アーマが自己犠牲で死ぬシーン」の尋常じゃないありきたり感には、心底ガッカリいたしました。ラスト、池松壮亮さんから東出昌大さんが「L」の名を引き継いで終わってましたけど、続編は作らなくて良いんじゃないかしらん。
アーマが死んだ時の僕の気持ちを代弁する片岡輝夫を貼っておきますね。
その他、「そもそも“死神の存在が確認されてから10年経った世界”にしては、価値観があまり変わってない」とか思うところはあるんですが、そこら辺のリアルを突き詰めると収拾がつかなくなりそうなだけに、よくよく考えれば本作が茶番になる確率は高かったんだろうなぁと。後悔先に立たず、ですな。とは言え、ビジュアル面のハッタリ感とかは本当に好みだっただけに、つくづく残念な映画でしたよ (´・ω・`) ガッカリ まぁ、「アイアムアヒーロー」を観る限り、佐藤信介監督は決してダメな人ではないので、これからもボンヤリと期待しております。
本作のノベライズ。映画の補完に良いみたい。
サントラです。このビジュアルは好きなんだけどなー。