※尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「非常に熱のこもった作品紹介」がアップされているので、聴いてみて!
※今回の記事は、映画とは関係のない文章が恐ろしく長くダラダラと書かれているので、ちゃんとした感想が読みたい人は、圧倒的成長侍さんとかカゲヒナタさんとかはちごろうさんとか読んでみなよ(なんとなくタメ口)。
※本作についての紹介記事は、こちらのサイトがタメになりますぞ。
<「鑑賞前に揺れ動いた気持ち」についてのムダに長い前置き>
当ブログは「僕の映画“体験”を備忘録的に残しておく場所」ということで、感想の前にダラダラと駄文を書き散らしておきますよ。まず、片渕須直監督に関しては、2010年に奥さんと「マイマイ新子と千年の魔法」を観に行ってて、それがスゲー良かっただけに、「そういえば『マイマイ新子』は素晴らしかったのに、あの監督さんは新作を撮らないのかね?(・ε・)」なんて思ってた。こうの史代先生に関しては、以前、「夕凪の街 桜の国」を読んで非常に感動したものの、日本の「戦争が絡む話」はどうにもダウナーな気持ちになるので、それ以降の作品は見て見ぬ振りをしていたという感じ。で、その両者が組んで「この世界の片隅に」
が映画化されるという話をどこかで小耳に挟んだ時は、「戦中」「広島」というキーワードから、「どうせほのぼのした人が戦禍に巻き込まれて酷い目にあった挙げ句、吉永小百合さんが『人間をかえせ!川゚д゚)』とか朗読するのだろうよ」なんて内容を勝手に想像して、すっかり脳内の「スルー予定フォルダ」に入れていたのです。
「マイマイ新子と千年の魔法」の予告編↓ イイ映画だから、みんな観ようね。
ところが! ツイートをチラチラ眺めていたら、本作の主演声優の「のん」さんは、あの「あまちゃん」でブレイクした能年玲奈さんであり、レコード大賞を受賞するためには1億円払わないといけないことで知られる系列の事務所に名前を奪われた&干されているんだとか(お互いに言い分はあるようですがー)。さらに「お金がなかったのでクラウドファンディングでファンが支援した」という美談も今さらながらに知って(この前、取引先の人と話した時、間違えて「クラウドファインディング」って言っちゃった♪ (*ノ▽ノ) キャッ)、「片淵監督×こうの史代先生×のん×美談=破壊力」という方程式により、観る気ゲージが満タンに。「これは封切りされたら応援も兼ねて即鑑賞せねば!ヽ(`Д´)ノ」と思っていたんですけれども。
なんかネットの評判が良いみたいで、映画もそこそこヒットしているみたいだから、「じゃあ、僕が観なくても良いかな (´∀`)」気分になってきたから、男心というのは複雑なもの。だって、どうせ「ほのぼのした人が戦禍に巻き込まれて酷い目にあった挙げ句、吉永小百合さんが『人間をかえせ!川゚д゚)』とか朗読するような映画」なのでしょう? どんなに良い内容だろうと、今はその手の「しっかりした作品」を観たくない気分でもあって。なんて言うんですかね、最近、8月に公開された「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>」を劇場で見逃したのが精神的に響いてて。僕は基本的にアクション映画を好む男であり、前作もそれなりに楽しかったのに、何見逃してんだと。「もうどうせロングランヒットするんだから、わざわざ行かなくてもいいや」と思い直した僕は、先日、「コウノトリ大作戦!」を観た時にお会いした宇多丸師匠から「『この世界の片隅に』はご覧になりました?(▼∀▼)」と聞かれた際も、「ああいう『良い作品』は僕が観なくても良いんじゃないかと ┐(´—`)┌ ヤレヤレ」「僕はむしろ、見逃していた「ラスト・ウィッチ・ハンター」を静岡まで観に行くことで頭がいっぱいなのです! (*゚∀゚)=3 ムッハー」なんて鼻息荒く答えたほどだったのです。
で、その夜、練馬の「か和もっち」に足を運んだら、僕のツイートを見たはちごろうさんが来てくれて。あーだこーだと映画話をしたんですが、先に本作を観ていたはちごろうさん的には「話を追うだけで、内容を理解するだけで精一杯だった」とのこと(詳しくはブログで!(o^-')b ヨンデミテ!)。それを聞いた僕は「そうでしょう、そうでしょう!(`∀´)」「どうせ「ほのぼのした人が戦禍に巻き込まれて酷い目にあった挙げ句、吉永小百合さんが『人間をかえせ!川゚д゚)』とか朗読するような映画なのでしょう!(`∀´)」と。ツイートを見た時の応援気分はどこへやら、結局、脳内の「テレビでやった時に見ればいいやフォルダ」に入れ直していたんですが、しかし。愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(略称:タマフル)の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になってしまったというね。
これは結構迷った。実は今、仕事がスゲー忙しい上に、ブログの更新できてない記事だって溜まっているし、前売り券を買ってある映画や絶対観たかった映画の公開が今週で軒並み終了してしまう→映画を観るにしてもそれらを優先したい状況。なんだよ、宇多丸師匠、どうせなら「ラスト・ウィッチ・ハンター」を当ててくれればいいのに…なんて思ってもガチャの目は変えられない。まぁ、でも、もう「コウノトリ大作戦!」の感想のように、番組放送後にアップすればいいかなとも考えたんですが…。「インサイド・ヘッド」ライクに脳内で会議して僕の行動を決めている東堂俊介(冷静さ・性衝動担当)、板垣重政(怒り・性衝動担当)、河山三郎(日和見・性衝動担当)が相談した結果、出た結論は「牙を突き立てろ」。今週火曜日、
仕事をサボッてスケジュールを調整して「ジェイソン・ボーン」(この日に上映終了)と「スター・トレック BEYOND」(この日に上映終了)との“雑な3本立て”として、ユナイテッド・シネマ豊洲で鑑賞したのでしたーー (ノД`) ナガカッタ...
「インサイド・ヘッド」の主人公の脳内はこんな感じですが…。
僕の脳内はこんな感じなのでした(「マーダーライセンス牙」より)。
そして下された指令は「牙を突きたてろ」。「だから何?川 ゚д゚) ハァ?」と思った方、本当にすみません。
ということで、雑な三本立てにしたんですが…。「間諜行為」や「戦争の犠牲者」という共通項はあるような…(深読みな文章)。
1番スクリーン、それなりに入ってました。
この世界の片隅に(日本語字幕版)
2016/日本 上映時間126分
監督・脚本:片渕須直
原作:こうの史代
企画:丸山正雄
プロデューサー:真木太郎
監督補・画面構成:浦谷千恵
キャラクターデザイン:松原秀典
作画監督:松原秀典
美術監督:林孝輔
音楽:コトリンゴ
アニメーション制作:MAPPA
声の出演:のん、細谷佳正、尾身美詞、稲葉菜月、牛山茂、新谷真弓、小野大輔、岩井七世、潘めぐみ、小山剛志、津田真澄、京田尚子、佐々木望、塩田朋子、瀬田ひろ美、たちばなことね、世弥きくよ、澁谷天外
パンフレット:★★★★☆(1000円/高いけど、記事は充実してるし、何よりも原作者直筆の「すずさんの手紙」が素敵すぎ!)
(あらすじ)
昭和19年、故郷の広島市江波から20キロ離れた呉に18歳で嫁いできた女性すずは、戦争によって様々なものが欠乏する中で、家族の毎日の食卓を作るために工夫を凝らしていた。しかし戦争が進むにつれ、日本海軍の拠点である呉は空襲の標的となり、すずの身近なものも次々と失われていく。それでもなお、前を向いて日々の暮らしを営み続けるすずだったが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
100点
泣きすぎて具合が悪くなりました… ('A`) 開始早々から泣き始めて、上映終了後もトイレにこもって泣いた挙げ句、終電を逃したほどだった…と書けば、その破壊力がどれほどかわかっていただけるのではないでしょうか。
映画開始直後からこんな感じでして(「餓狼伝」より)。
上映後もトイレにこもってこんな風に泣き続けた結果…。
自宅まで3時間近く歩いて帰るハメになったというね。でも、途中で食べた博多ラーメンは旨かったなぁ…(しみじみ)。
この映画に感動した要素は3つあって。まず、作品としてのクオリティの高さに感動しました。今年観たアニメ(って、そんなに観てませんが)では、「君の名は。」がとにかく人物がスルスル動いて気持ち良かったんですが、逆に本作はこうの史代先生の漫画が、行間や余白も含めて、そのままアニメになったような「ミニマムでゆったりした素晴らしさ」というか、「素朴にスゲェ!Σ(゚д゚;)」という印象(パンフの監督インタビューによると「執拗に中割りを増やして、3コマ撮りのフルアニメーションをやった」そうな)。それと、コトリンゴさんが担当した音楽も作品世界に非常に合っていて、サントラがほしくなるほどでしたよ。のんさんの声も自然でハマッてたし、これだけでも観る価値はあると思います。
こうの史代先生の漫画のアニメ化として、とても素晴らしかったのです。
そして、物語の強度に感動しました。僕が開始早々から泣いていたのは、この映画の登場人物たちの愛らしさがハンパではないからでして。本作は「戦時中でも市井の人はそれなりに日常生活を送ってた」的な映画であり(近作では「小さいおうち」とか「この国の空」
とか)、基本的には笑って観られるんですけれども。「未来人」である観客の僕は「戦争」「広島」というキーワードから連想される「どうしても避けられない悲劇」が待ち受けていることを知っているだけに、鑑賞中はずっと「もう止めて… (ノДT)」気分でもあって。どんどん物資がなくなるつらい状況下でも、笑って生きるすずたちに間違いなく大きな絶望が襲いかかるのが、本当につらかったんですよ。
物資のない状況をK.U.F.Uして生きる様子が面白く微笑ましいだけに…。
僕はすっかり愚地夏恵気分だったというね。
だから、晴美が米軍の「時限爆弾」のせいで死んだ時は、「ほれみたことか!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン!」と。娘のマナ子(仮名/5歳)が生まれてから、限りなく広大な宇宙が光の速さでさらに膨張を続けるように思い入れがグングン増している僕ですよ、最近はもう「子どもが死ぬ -30点(ただし女児の場合 -50点)」という評価基準で映画を観ているほどなので、右手を失ったすずと同じ絶望した気分で「EDAJIMAがあと10人いれば… (ノω・、) クヤシイ」と嘆いただけでなく、こんな展開を見せつけた片淵監督とこうの史代先生への憎悪も噴出! 脳内で「片淵監督が舞台挨拶した時が狙い目か」なんて犯罪プランを練りながら続きを観ていたら(通報されそうな文章)、なんとそんな絶望すら乗り越える物語だったから、非常に驚いたのです。
晴美ちゃん、スゲー良い子だったのにね… (iДi) アンマリダー
いや、乗り越えるというか、悲しみと共生するというかさ。すずは晴美とともに右手を失うわけですが、ラストの「片腕のないすずを見た戦災孤児が死んだ母親を重ねて近づいてくる」という展開はね、「片腕になったからこそ、新しい家族ができた→人生、どんな時も前を向いて生きる価値はあるんじゃないか」と言われたようで涙が噴出したし、「片腕という個性(オリジナル)」と即座に愚地克巳の姿が脳裏に浮かんだのは、我ながら台無しだと思ったり(なんだこれ)。
即座に浮かんだ愚地克巳の姿を貼っておきますね。
3つ目は、「呑気でもいいんだ」と思って。本作は「戦争とともに終わったすずさんの少女時代」を描いているとも言えますが、あのノホホンとした感じは自分の娘が重なってしまって。娘のマナ子はちょっと成長が遅めというか、5歳なのに今も「おかあさんといっしょ」に夢中であり、アンパンマンが大好きということからも、子どもを育てたことがある人ならわかっていただけるかと思います。だから、他の子にも舐められがちであり、先日、公園で一緒に遊んでいたところ、目が悪い=眼鏡を掛けているマナ子に対して同い年ぐらいの男児が「メガネザル〜 (`∀´)」なんて言ってきたのです。
そのクソガキの顔には“娘の心を傷つけようとする悪意”が表れており、その刹那、脳裏に「元警官、白昼の凶行!原因はママ友とのトラブル!?」なんて「週刊女性」の不吉な見開き記事が浮かんで、かぶりを振ったものの(だが、「このガキの親はスマホに夢中でこっちを見ていないな…」とはチェック)、肝心のマナ子ったら全然気付かなくて、「サルじゃないよぉ〜、マナ子だよ〜 (´∀`しンモウ!」と呑気な対応ですよ。僕としては、人を傷つけるような子にはなってほしくないけどさ、こんなことでこの厳しい世の中を生きていけるのかと不安になる部分もあって。せめて「しゃッ!川`Д´)」と一喝するような強さを持ってほしいと思ったりしたんですが、しかし。
周囲のギャラリーを一喝する範馬勇次郎を貼っておきますね。
本作の“優しい人たち”を観ていたら、これはこれで良いのかなぁと。隣組が出てくれば「相互監視社会か!(`Д´)」と、すずが憲兵に取り調べられたら「これで家での肩身が狭くなるのか!(`Д´)」と、晴美が死んだら「これでみんな険悪になるのか!(`Д´)」と、僕はすぐ悪い方へ悪い方へ考えがちだったんですが、本作は全然そんなことなくて。時代背景的に助け合わなくては生きて行けないだけなのかもしれないけど、世の中、意外とこういう“善の部分”もあるんじゃないかって、思わされてね、よくわかりませんが、なんとなく娘もそのまま育ってくれればいいのかな…なんて、今も涙が出たりする次第。
楠公飯を食べるシーン。「こんな飯を作りやがって!ヽ(`Д´)ノ」と夫がDVしたりはしないのです(そりゃそうだ)。
最後、不満というか、気になったところを書くと、僕は「すずが、後から自分の記憶をエピソードごとに辿っているのかな」と思ったので飲み込めましたが、あまりにもエピソードをテンポ良く紡いでいくから、若干の「ダイジェストを見せられた気分」もあったかなぁ…ってぐらいですかね。その他、冒頭と後半に出てくる「子どもをカゴに入れて運ぶ人さらい」に関しては、すずと修平が出会うきっかけとなった幻想的な存在なんですけど(原作漫画を読むと、「鬼ぃちゃんのその後」でもある)、「僕も娘をカゴに入れて運んでみたい… (´Д`;)」と憧れてハァハァしたりしましたよ。
漫画版の人さらい。彼を見た瞬間…。
ジャック・ハンマーのような気持ちになった…って、どうでもいいね。
ということで、例によって駄文をダラダラと書き散らかしてきましたが、僕が間違っていました。当ブログは「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>」や「ラスト・ウィッチ・ハンター」を優先して見るべきなのは確かですけど、本作にあっては別腹。合うにせよ合わないにせよ、クラシックとなることが確定の「全人類が一度は観ておくべき映画」じゃないでしょうか。「すみちゃんの手に出たアザ」とか、説明不足に感じる部分もあるかもしれませんが、それはむしろ各自でいろいろと調べるキッカケになるんじゃないかと。日本人が読んでも「ペルセポリスI イランの少女マルジ」はスゲー面白いように、この映画は他の文化の人たちにも届くと思うので、海外とかでもバンバン上映されると良いですな。何はともあれ、娘が小学生ぐらいになったら家族3人で観て、この世に生きる喜び、そして悲しみのことなどを話し合おうと思っております。おしまい。
唯一観ていた片渕須直監督作。良い映画でございます。
こうの史代先生による素晴らしい原作本。中巻までは楽しく読めるも、下巻
は35P以降、ページをめくれない… (ノω・、)
コトリンゴさんによるサントラ。スゲーほしい。デジタル盤もあります。
アニメの公式ガイドブックでございます。
絵コンテ集もありましたぞ。
この世界の片隅に(日本語字幕版)(ネタバレ)
青空エール(ネタバレ)
青空エール
2016/日本 上映時間126分
監督:三木孝浩
原作:河原和音
脚本:持地佑季子
製作:市川南
共同製作:村田嘉邦、市村友一、東末吉史、弓矢政法、木下暢起、吉川英作、高橋誠、林誠、堀義貴、青井浩、山本浩、荒波修
エグゼクティブプロデューサー:山内章弘
企画・プロデュース:臼井央、春名慶
プロデューサー:川田尚広、石黒裕亮
撮影:清久素延
照明:小笠原篤志
録音:豊田真一
美術:花谷秀文
編集:坂東直哉
音楽:林ゆうき
音楽プロデューサー:北原京子
主題歌:whiteeeen
助監督:清水勇気
製作担当:片平大輔
プロダクション統括:佐藤毅
出演:土屋太鳳、竹内涼真、葉山奨之、堀井新太、小島藤子、松井愛莉、平祐奈澤、山田裕貴、志田未来、上野樹里
パンフレット:★★☆(720円/インタビューは多めだけど、エールを送る云々の企画は不要な気が…)
(あらすじ)
北海道・札幌。野球と吹奏楽の名門・白翔高校に入学した小野つばさ(土屋太鳳)は、野球部のトロフィーを眺めていた野球部員の山田大介(竹内涼真)と出会う。吹奏楽部に憧れるつばさは、「甲子園で戦う大介をスタンドで応援する」と約束を交わし、その約束を実現させるため、2人は互いに惹かれあいながらも、それぞれの部活動に邁進していく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
残念なほどに今さらながら、8月公開作の感想をアップしておきますよ。かつて愛聴していたラジオ番組「高橋芳朗のHAPPY SAD」で芳朗師匠がこの漫画を紹介していた時は、「なにいってんだバカ ( ゚д゚)」と思いながらも(失礼な文章)、その後、吹奏楽関連の案件に携わることになったのもあって読んでみたら超ハマッてしまい、年甲斐もなくこんな記事をアップした過去は遠くなびくほうき星。一応、全巻読むほどにファンということで、今回の実写化に関しては、若干の違和感を感じながらも前売り券を購入しまして。上映が終わりそうな9月下旬、新宿ピカデリーで観てきました。まぁ、良かった気がします (・∀・) イインジャネ
9番スクリーン、そんなに入ってなかったような。
全体的には、全19巻の原作を126分によくまとめたなぁと。特に原作で1年の時に起きる大介のケガを終盤に持ってきたのは、ドラマとしてはアリじゃないでしょうか。あと、「ハイロー」の山田裕貴さんが先輩役で出てたのもうれしかったです。ただ、原作ファンなので、全体的にやっぱり足早に感じたし、身も蓋もないことを書くと、僕は漫画だから受け入れられた話に感じたというか。演じた竹内涼真さんは悪くないけど、実写の大介は「こんな奴いないだろ」感が強いなぁと。大体、つばさを演じた土屋太鳳さんも原作とイメージが違いすぎ。「るろうに剣心 京都大火編」で見事なガイバーキックを披露していた猛者が風船も膨らませられないとか(苦笑)、ごめんなさい、擬態にしか見えませんでした(いろいろと混同した見方)。その他、生徒の前でも顧問にイヤミを言う教頭先生の描き方はベタすぎてゲンナリしたし、わざわざ病院に行って演奏するシーンはいろいろと迷惑なんじゃないかと思ったりもした次第。
見て、この素敵な飛び蹴り! 僕の土屋太鳳さんのイメージはこんな感じなだけに…(「るろうに剣心 京都大火編」より)。
「バキ」のドリアンのように「実力を隠し通す」という擬態をしているのかと思ったり。
さらに書くと、クライマックスが「甲子園出場を決める試合」で(大介がホームランを打って勝つ)、吹奏楽部がゴールド金賞を獲る場面はエンドクレジットでダイジェスト扱いだったのも、演奏が聴けなくて残念だったんですけれども。whiteeeenが歌う「キセキ~未来へ~」にほだされて、結局、スゲー泣いちゃったし、本作は公開時に「秀岳館の吹奏楽部がコンテストを断念して野球部を応援 ネットで疑問の声」なんてニュースが流れたせいでネガティブなイメージを持たれたりして結構可哀想だったので、それとなく60点の評価でございます (・∀・) テキトウ 現実の世界でいくら似たような出来事があっても、それはそれ。現実とフィクションを混同しないよう、心掛けたいものです(恐ろしくブーメランな文章)。
whiteeeenの「キセキ~未来へ~」を貼っておきますね↓
おしまい (・∀・) イイウタネ
河原和音先生による原作漫画。大好きでございます。
サントラを貼っておきますね。「キセキ~未来へ~」は収録されてないので注意。
ジャングル・ブック(2D・字幕版)(ネタバレ)
ジャングル・ブック(2D・字幕版)
原題:The Jungle Book
2016/アメリカ 上映時間106分
監督・製作:ジョン・ファブロー
製作:ブリガム・テイラー
製作総指揮:ピーター・M・トビヤンセン、モリー・アレン、カレン・ギルティリスト
原作:ルドヤード・キプリング
脚本:ジャスティン・マークス
撮影:ビル・ポープ
美術:クリストファー・グラス
衣装:ローラ・ジーン・シャノン
編集:マーク・リボルシー
音楽:ジョン・デブニー
視覚効果監修:ロバート・レガート
出演:ニール・セディ
声の出演:ビル・マーレイ、ベン・キングズレー、イドリス・エルバ、ルピタ・ニョンゴ、スカーレット・ヨハンソン、ジャンカルロ・エスポジート、クリストファー・ウォーケン
パンフレット:★★★(720円/アニメ版の解説もあるし、コラムも読み応えあるし、普通に良い出来)
(あらすじ)
ジャングル奥地に取り残された人間の赤ん坊モーグリは、黒豹のバギーラに助けられる。母オオカミのラクシャのもとに預けられたモーグリは、ラクシャから惜しみない愛情を受け、幸せな毎日を過ごしていた。そんなある日、人間に対して激しい復讐心を抱くトラのシア・カーンがジャングルに戻ってくる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
もう11月下旬であり、12月16日にはソフトがリリースされる8月公開作の感想を垂れ流しておきますよ。「マッスル&フィットネス 2016年7月号」の紹介記事の影響で「ターザン:REBORN」を観る気マンマンだったんですが、「同時期に公開された同じような作品は押さえておきたい」という映画ファン特有の心理が働いた上に(例:「脳内ポイズンベリー」と「インサイド・ヘッド」)、“あのジョン・ファブロー監督作”ということで、本作もスゲー気になってまして。9月下旬、TOHOシネマズ六本木ヒルズで鑑賞してきました。まぁ、良かったヨ (・∀・) ワルクナイ
6番スクリーン、公開から1ヵ月以上経っていたのもあって、10人ぐらいだった記憶。
この日は何も食べてなかったので、チキンピタとホットドッグを購入したというね。飲み物はコカ・コーラゼロさ!
話を雑に書いておくと、オオカミ&黒豹に育てられた人間モーグリは、人間を憎むトラのシア・カーンから目をつけられたので(実はコイツがモーグリの父親を殺してた)、人間の世界に戻されることになるんですが…。熊のハチミツ採集を手伝ったりしているうちに、自分を探すシア・カーンが育ての親のオオカミを殺したことを知ったので、「赤い花」(火のこと)を手にしてジャングルに戻ってみたら、火があちこちに燃え移って山火事が発生! シア・カーンを火の中に落として倒すと、中盤に助けた象たちが川をせき止めて消火してくれましてね。結局、モーグリはジャングルに定住することになり、最後は「ジャングル・ブック」という本が閉じて終わってましたよ、確か。好きなところを書くと、とにかく動物たちのCGが超リアルだったし、オオカミがモーグリを可愛がるのが「もののけ姫」みたいで微笑ましかったし(って、こっちの方が先か)、色っぽい大蛇の声をスカーレット・ヨハンソンが演じてたのは笑ったし、ハチミツ採集のシーンも楽しかったし、飛び出す絵本的なエンドクレジットも面白かったし、何よりもトラvsクマのバトルが観られたのがスゲー良かったです。
トラvsクマ! なかなかの迫力でしたぞ。
なんとなくアニメ版を再現したというシーンを貼っておきますね↓
ただ、ごめんなさい、有名なアニメ版を観たことがないどころか話すら知らなかった→まったく思い入れがないし、最近はこの手の「人間のような考え方をする動物が出てくる映画」って乗り切れないところがあって。それと、モーグリが野生のくせに股間を布で隠しているのは「赤子のころに包まれていた布」だから目をつむるとしても、開始早々のモーグリのダッシュシーンで「実際は“木の上じゃない場所”を走っている」のがモロにわかっちゃって、少し萎えちゃったんですよね。まぁ、全体的には面白かったんですけど、僕は「ターザン:REBORN」の方が好きでした…って、比べるものでもないんですが。人間はどうしてこうも比べたがるのでしょうかーー(マッチポンプ感の強い文章)。何はともあれ、普通に良い出来のエンタメ映画だと思うので、興味がある人は観ると良いッス!m9`Д´) ビシッ
原作小説。ちょっと興味あります。
サントラ。そんなに悪くなかった気がします。
先週の備忘録(2016/11/22~11/28)
※今回の備忘録は果てしなく長いので、ダラダラした記事が苦手な人は読まないで!m9`Д´) ビシッ
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓
忙しいだなんだ言いながら、映画を6本も観たアタシ
祝日、初めて娘とベッドで一緒に寝ました… (ノω・、) シアワセ
金曜日、徹夜状態から三島へ!
土曜日、「さわやか」で食ったぜ!
日曜日、休日出勤の後、家族でお寿司を食べました
月曜日、案の定、しわ寄せが… ('A`)
永源遙さん、ご冥福をお祈りいたします
奥さんとセックスレスになって6年が過ぎ、現在7年目に突入しているワケですが、実際のところ、「その行為ができないこと」よりも「1人で寝ていること」の方が非常に辛い。僕は「女性と付き合うと即同棲する派」なんですけど、それは横に誰か寝ていると安心するタイプだからでして。だがしかし、娘のマナ子(仮名/5歳)が生まれてから、旅行以外で一緒に寝ることはなくてね(我が家は2LDKで、1つが僕の寝室で、もう1つが奥さん&娘の寝室)。まぁ、普段の生活は「僕の帰宅時間が不規則→2人を起こしたら可哀相だから仕方ない」ものの、休みの日ぐらいは3人同じ部屋で寝ようよと提案しても、答えは「HELL NO!ヽ川`Д´)ノ」のひと言。イビキがうるさかったりするから、奥さんったら実は前から僕と一緒に寝るのがイヤだったんだってさ… (´・ω・`) ソウデスカ で、娘の方も「ママと寝るのを邪魔しないで!ヽ川`Д´)ノ」って感じで、一緒に寝るのをイヤがっていて。赤裸々に本音を書くと、僕がなかなか帰宅しないのは、仕事や趣味のせいもありますが(汗)、何よりも1人で寝るのが寂しいからだったりもするのです(44歳の社会人の文章)。ということでね、今年の夏、つい抱き枕を買ってしまった次第。
銀座のニトリで発見したペンギン型の「クール抱き枕」。
もう4ヵ月近く、床を共にしております(性的な意味ではないです)。
最初にベッドに置いた時、「傘を持ってきてるかいの?」と聞いてみた…というのはウソだとして(「この世界の片隅に」を観るまで知らなかったしね)。正直なことを書けば、これを置くことにより、「抱き枕を買うほど精神的に追い詰められている→パパが可哀相→3人で一緒に寝よう♪川´∀`)(´∀`し(´∀`) ヤッタァ」なんて展開になるのではという目論見もありました。ところが、娘は嬉々とペンギンに「モモちゃん」という名前を付けて、「パパにはモモちゃんがいてもう寂しくないんだから、ママとマナ子の部屋には絶対来ないで!m9`Д´し ビシッ」なんて「ff(フォルテシモ)」ライクに強く強く言い放つありさまですよ(苦笑)。まぁ、でも、1人で寝るよりはずいぶん寂しくないなぁなんて思っていたら、槙原敬之さんが「冬がはじまるYO♪ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」なんて歌い出しそうな季節になった今、モモちゃんったら「クール抱き枕」なだけにスゲーひんやりしてる…スゲーひんやりしてるのでした… (ノω・、) ヒンヤリ
これと「北風 ~君にとどきますように~」と「雪に願いを」はセットで好き。
で、先週水曜日(祝日)の話。新宿テアトルで「この世界の片隅に」のパンフを買ってから出勤して、夜は池袋で「ジェーン」を観まして(25日上映終了)。21時ごろに帰宅したら、奥さんとマナ子はまだ起きてましてね。マナ子に絵本を読んであげると、2人は寝室に行ったので、朝まで仕事するか…と思いきや! なんとマナ子が部屋から出て来て、「今日はパパと寝る!川・∀・)」と言いだしたからビックリですよ。これはケンカしたのかな…と奥さんのところに行ってみれば、「なんか寝られないからパパと遊びたいんだってー 川 ゚д゚)」とのこと。ううむ、娘と一緒に寝られるのはうれしいものの、時刻は22時半。洗濯物を取り込む&畳む&干さなくてはならないし、仕事もしなくちゃいけないし…。ただ、マナ子が上機嫌で絡んでくるので、とりあえずhuluで大好きなアンパンマンを見せながら洗濯関連を終わらせて。「このままアンパンマンを見せていれば適当に眠くなるだろうから、あとは奥さんのところに連れて行けばいいだろ」なんて思っていた23時過ぎ、マナ子ったら、「アンパンマンはもういいよ!(´Д`;し」「マナ子はパパと遊びたいの!(´Д`;し」と訴えてきたから、号泣メーン!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァァァン!
川´∀`)
ねぇ、パパ、遊ぼうよ
いつものように
まぶしいひかりと青いそよ風
パパでなくちゃだめなの、だめなの…
思わず「元祖天才バカボン」のED曲「パパはやっぱりすばらしい」の一節を書いてしまいましたが、人生でこんなにうれしいことがあるかと。僕なんぞ娘にとっては代替が利く存在であって、アンパンマンよりはるか下の存在だと思っていたけど、今、彼女が、必要としているのは、この僕なのだ!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォッ! よーし、遊ぼうじゃないか。ぬいぐるみでのおままごとから初めて、絵本を読んで、ベッドに行って「クッキーを誰が食べたの?」という遊びをやり(マナ子は「お布団クッキージャー」と呼ぶ)、また絵本を読んで…。で、午前2時近くになって、やっとマナ子が眠りましてね。僕の腕に抱きつきながら寝るマナ子を見ていると、本当に幸せだなぁと。この夜のことは一生忘れないと思ったり。
マナ子が大好きな「ババールのこどもたち」の1ページ。僕も妻子がいない生活なんて、とても考えられないのです。
な〜んて、良き家庭人っぽい文章を書いてみましたが、先週はほとんど私欲のために行動していたんですよネ ( ̄ー ̄) ニヤッ 忙しいだなんだと書きながらも、火曜日は“間諜行為と戦争の悲劇”3本立てを鑑賞して、水曜日も池袋で「ジェーン」(10月公開作)を観てるし、我ながら酷いと思うのが金曜日。「ラスト・ウィッチ・ハンター」(9月公開作)を観るために三島まで行って来たのです。
夕方までに仕事を片付けて、16時54分品川発の「のぞみ」に乗車したのでした。
新幹線の中で仕事をするか迷ったのですが、ここは今晩ブログを書くためにも原作漫画を読んでおこうと、「この世界の片隅に」のkindle版をダウンロードしてみたら、これが本当に素晴らしくてね… (ノДT) ウェェェェェ 泣きながらページをめくっていると、車掌の野郎が「切符を拝見」なんて来たので、てめえ邪魔すんじゃねえよと涙を拭きながら切符を渡したら、「お客さん、のぞみは三島に止まりませんよ?」なんて言うから、口がアングリ。44歳にもなって電車を乗り間違えるなんて、アタシってほんとバカ… (ノω・、) グスン どうすればいいのか涙目で助けを求めたところ、親切な車掌さんったら、切符になんか書いて判子を押すと、「これで大丈夫ですよ」「名古屋で18時34分発の『ひかり』に乗ってくださいね」と菩薩対応。18時にはビジネスホテルに着く予定が、三島駅に20時着→直接映画館に向かうことになったけど、本当に助かりましたよ…(しみじみ)。JR東海の車掌さん、本当にありがとうございました!ヽ(`Д´)ノ
写真を撮っておきながら、停車駅の表示に気付いてないとは、つくづく愚かな男よ(他人事のように)。
というワケで、名古屋から折り返したのです。
三島駅に着いたのは20時ちょい前ぐらいでした。
三島駅からタクシーに乗って、映画館のあるショッピングセンター「サントムーン柿田川」に到着したのは20時15分ごろ(車で10分程度の距離)。お目当ての「ラスト・ウィッチ・ハンター」は21時からだったので、とりあえず「れすとらん四六時中」で夕飯を食べることにして。そうだ食事を撮影しようと思ったら、愛用しているデジカメがないことに気付きましてね…(遠い目)。タクシーの中かなぁ、新幹線の方かしら…。そんな不安を抱えながら念願の映画を観て、鑑賞後は徒歩でビジネスホテルに戻って(それを見越して歩きやすい靴を履いてた)、ブログを書き、仕事も少しして、朝6時ごろに就寝したのでした。
到着時、すでにショッピングモールは営業終了状態だった「サントムーン柿田川」(画像はスマホで撮影しました)。
でも、レストランは営業中というありがたい仕様なのです。
ベーシックに美味なチャーシュー麺と…。
それなりに良い感じのホエー豚の豚丼を食べました。
そして、併設された映画館「シネプラザサントムーン」へ!
映画館の入口はこんな感じでしたよ。
ポテトと唐揚げのセットを買っちゃった(本当は「みしまコロッケパンセット」が食べたかったけど、なかった)。
11番スクリーン、メンズデーということもあったのか、10人ぐらいは入ってた記憶。
帰りは徒歩だったけど、先日、革靴で3時間歩いたばかりなので、30分なんて屁でもないぜ!
途中、超能力に目覚めて東京にワープしたのかと思ったり。この地名、結構あるんですよね。
土曜日、朝9時20分のアラームで目を覚ますと、昨日乗ったタクシー会社に連絡してみたら、デジカメが見つかりましてね。「領収書をもらうクセがあって良かったぜ」と思いながらいそいそと着替えてホテルをチェックアウトすると、タクシーでその会社の営業所に行って、デジカメを受け取りまして。さらにタクシーに乗って三島駅に戻ってみれば、往復4千円の出費ですよ (´・ω・`) ウーン で、また新幹線に乗って帰宅…するのではなく、反対方向の静岡に向かったのは、目的が2つあったから。1つ目は「げんこつハンバーグの炭焼きレストランさわやか」で食事をすることだッ!m9`Д´) ビシッ
タクシーの営業所までデジカメを取りに行きました。
その対面には「ジョイランドシネマみしま」が! ここでも映画を観てみたかったなぁ。
三島駅内のパン屋さんで「三島コロッケパン」が売ってたので食べてみたけど、普通でしたよ。
その後、ようかんぱんを食べつつ、静岡駅に到着したのは12時過ぎだったような。
もともと今回の三島1泊旅行は、「ラスト・ウィッチ・ハンター」を観るぐらいの予定しかなかったんですが、先日、きんたま画伯さんと飲んだ時に「げんこつハンバーグの炭焼きレストランさわやか」をオススメされまして。いや、僕だって「幕が上がる」を観てからずっとそそられていたんですけど(劇中に出てくる)、「車で行くような場所にしかない」と思っていたんですよ。ところが、画伯さん曰く、「静岡駅の近くにある→三島からそんなに遠くない!」ということで、これは食べねばと。人気店なので40分ほど待つことになりましたが、1人で待つのはまったく苦じゃないのでノー問題。席に着くと、げんこつハンバーグランチと焼きカレーを注文したのでした。
静岡駅から徒歩8分程度の新静岡駅の駅ビル「新静岡セノバ」の中にあるのです。
念願のげんこつハンバーグを焼きカレーとともに食らう時が来た!
モロに生ってワケじゃないんですが、柔らかい独特の食感が最高すぎる!
セットのライスにかける用の焼きカレーもなかなか美味でした。
ハッキリ言って、スゲー美味かった!ヽ(`Д´)ノ その後、もう1つの目的として、静岡シネギャラリーで「DOPE/ドープ!!」(7月公開作)を観まして。本当はそのまま東京に帰るつもりだったにもかかわらず、気がつけばもう一度足を運んでいた…と書けば、どれほど僕がこの店のトリコになったかわかっていただけるのではないでしょうか。ちくしょう、東京にもできないかなぁ。いや、でも、静岡にあるからこそ良いのかもしれないな…何の根拠もないけど。
静岡シネギャラリーの外観。素敵な建物ですな。
いろいろと上映してましたぞ。近所にあったら通いたいタイプの映画館。
劇場内はこんな感じ。お芝居とかにも使われてそうなムード。
映画の後は、「さわやか」、ワンスアゲイン! 1回目はデミグラソースを食べたので、2回目はオニオンソースに。
ステーキも値段以上に美味しかったです。
食後の僕はすっかり宮本武蔵気分だったというね…(「刃牙道」より)。
って、「Mr.タスク」の時も、「ノック・ノック」の時もそうだったんですが、やっぱり後悔した。なんでしょうかね、行く前はこんな素晴らしいことは絶対行動に移すべき(例え奥さんに「出張だ」とウソをついても!)と強烈に思うんだけど、終わってみると賢者タイムが訪れてしまう、このパターン。日曜日の夜、妻子に寿司をご馳走したのも罪悪感からであり、こんなことをしたせいで仕事だって余計ハードな状況になっちゃったのも頭悪いなぁと。結局、映画6本も観ちゃったもんなぁ…。その分の時間とお金を仕事や家庭に費やして、ブログを書く時間を睡眠にあてれば良いのに、何やってるんだろうね。
ちなみに先週観た6本の中で…というか、今年観た映画の中でのベスト級がこの作品なのだッ!m9`Д´) ビシッ
今週からタマフルブックフェアが開催されるのは置いとくとして。11月30日に宇多丸師匠の著書「ライムスター宇多丸の映画カウンセリング」が発売されるんですが(あの町山智浩さんが素敵な書評を書いてくれております)、三省堂書店池袋本店で早めに購入すれば、「『ライムスター宇多丸の映画カウンセリング』刊行記念 公開映画カウンセリング&サイン会」に参加できるそうで。参加券は電話でも予約できるということで、僕は11月30日の午前10時ジャストに電話する予定なんですけど…。なんか抽選で宇多丸師匠に映画カウンセリングをお願いできるみたいなのでね、「忙しくて余裕がないのに、つい映画を観たりブログを書いちゃったりするんですが、どうすれば良いでしょうか… (´・ω・`)」なんて相談してみようかしらん。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。
2016年12月公開で観たいと思っている映画の覚え書き
※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。
12/3
マックス・スティール ○
いたくても いたくても △
沈黙のアフガン △
福田敬子~女子柔道のパイオニア △
LEGACY TIME △
浅草・筑波の喜久次郎~浅草六区を創った筑波人~ △
貌斬り KAOKIRI △
ブレア・ウィッチ △
ひかりをあててしぼる △
アズミ・ハルコは行方不明 △
12/10
仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴースト with レジェンドライダー ①
A.I.love you △
ヒッチコック/トリュフォー △
ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た △
変態だ △
ドキュメンタリー 生まれ変わりの村 △
12/17
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー ②
ドント・ブリーズ ③
エルストリー1976 - 新たなる希望が生まれた街- ④
ヒトラーの忘れもの ○
フィッシュマンの涙 △
皆さま、ごきげんよう △
スモーク〈デジタル・リマスター版〉 △
幸せなひとりぼっち △
12/24
バイオハザード:ザ・ファイナル ⑤
こころに剣士を ⑥
土竜の唄 香港狂騒曲 ○
アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 ○
ピートと秘密の友達 △
ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿 △
ストーンウォール △
ワイルド わたしの中の獣 △
14の夜 △
12/31
MERU/メルー △
10月公開作で未見の映画が何本もあって、8月公開作の感想もアップできていないのに、12月公開の観たい新作映画を挙げるとすれば…。筆頭はやっぱり「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」ですよねー (´∀`*) デスヨネ- 最初はてっきり「ザ・レイド」
「ローグ・ワン」の予告編を貼っておきますね↓
先日、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の特集「月刊わたしのスターウォーズ」の中でラジオネーム「ポテマキ」さんによる「ドニー史観による妄想メール」が読まれて、「君は僕だ!Σ(゚д゚;)」と勝手に共感したんですけれども。僕なりの「ローグ・ワン」妄想を垂れ流すなら、これはSW版「孫文の義士団」
実は元シスで、過去の行いを悔いて自ら目を潰したという設定(勝手なウソ)。

もちろん”最強の敵”であるダース・ベイダーを食い止める役目であり、「奴は稲妻のような強さだが、わずかならば食い止められよう ( ´_ゝ`)」とすでに死を覚悟している様子… (ノω・、) グスン 実際、ベイダーの戦闘力は桁違いで、瀕死状態に追い込まれるんですが、しかし。持っていた棍をあえて捨てて上半身裸になると、懐に飛び込んで奥義炸裂→スーツの胸の部分を破壊! とは言え、致命傷には至らず、激怒したベイダーはフォースチョークで仲間の行き先を聞きだそうとするんですが、ドニー兄貴の口から出た言葉は「ベ…ベイダーの…ク・ソ・バ・カ・ヤ・ロ・ウ…」。そのまま絶命すると、ベイダーも「敵ながら見事であった」と、その場を立ち去るのでしたーーって、すみません、「北斗の拳」のパクリですな (ノ∀`) テヘ
棍を捨てて、ベイダーの懐に入り込むと…。

奥義・撃壁背水掌が炸裂! こんな「ローグ・ワン」が観たいよぅ (´Д`;) ハァハァ

あと、「レイアのホログラム撮影シーンが出てくるのでは…」って、先日、きんたま画伯さんがおっしゃってましたよ。確かに!
その次に観たいのが、「ドント・ブリーズ」でございます。もうね、予告編を観た瞬間、胸を掴まれたというか。「目が見えない老人の家に忍び込んだら、殺人マシンだった!Σ(゚д゚;) ナンデスト!」という「舐めてた相手が実は殺人マシンだった」系映画(by ギンティ小林)の新しい風であり、そのストーリーだけでモリモリごはんがススムくん。正直、出オチ感も否めませんが、盲人役がスティーブン・ラングってのがまた素敵すぎるということで、ほとばしるほど楽しみにしております (・∀・) タノシミー
「ドント・ブリーズ」の予告編↓ 最高ですな〜。
その他、最近のライダー映画の中ではかなり面白そうな「仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴースト with レジェンドライダー」(タイトル長ぇ!)と、やっとシリーズが終わる「バイオハザード:ザ・ファイナル」に関しては、前売り券を買っているので、絶対観に行きますよ。他もちょろちょろと観たい作品はあるんだけど、仕事とブログ書きで時間がないだけでなく、恥ずかしながらお金もないので、今月はこの4本ぐらいに絞ろうかしらん (・ω・;) ウーン
「平成ジェネレーションズ」、坂本浩一監督作というのもうれしいね。
まったく観に行けそうにないんですが(汗)、一応、名画座系も書いておくと、目黒シネマで12/03(土)~12/09(金)の「ONCE ダブリンの街角で」
X-MEN:アポカリプス(2D・字幕版)(ネタバレ)
X-MEN:アポカリプス(2D・字幕版)
原題:X-Men: Apocalypse
2016/アメリカ 上映時間144分
監督・製作・原案:ブライアン・シンガー
製作:サイモン・キンバーグ、ハッチ・パーカー、ローレン・シュラー・ドナー
製作総指揮:スタン・リー、トッド・ハロウェル、ジョシュ・マクラグレン
原案:サイモン・キンバーグ、マイケル・ドハティ、ダン・ハリス
脚本:サイモン・キンバーグ
撮影:ニュートン・トーマス・サイジェル
美術:グラント・メイジャー
衣装:ルイーズ・ミンゲンバック
編集:ジョン・オットマン、マイケル・ルイス・ヒル
音楽:ジョン・オットマン
視覚効果デザイン:ジョン・ダイクストラ
出演:ジェームズ・マカボイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、オスカー・アイザック、ニコラス・ホルト、ローズ・バーン、エバン・ピーターズ、タイ・シェリダン、ソフィー・ターナー、オリビア・マン、コディ・スミット=マクフィー、アレクサンドラ・シップ、ルーカス・ティル、ジョシュ・ヘルマン、ベン・ハーディ、ラナ・コンドール、トーマス・レマルキス、ヒュー・ジャックマン
パンフレット:★★★☆(820円/デザインも写真も記事もしっかりした王道パンフ。記念に良いです)
(あらすじ)
人類の文明誕生以前からミュータントの力を使い、神として世界を支配していたアポカリプス(オスカー・アイザック)が、数千年の眠りから目を覚ました。人類の文明が間違った方向に発展したと考えるアポカリプスは、世界に新たな秩序をもたらすため、マグニートー(マイケル・ファスベンダー)らを従え、世界の破滅を計画。プロフェッサーX(ジェームズ・マカボイ)やミスティーク(ジェニファー・ローレンス)らが率いる若きX-MENたちは、アポカリプスの企みを阻止するため立ち上がるが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
89点
※今回の記事は、映画とはあまり関係のない文章が書かれているので、アガサさんのブログとか小覇王さんの記事がオススメだYO!ヽ(`Д´)ノ
ああん、本作は8月公開作で、一応、8月末に観ていたにも関わらず、すっかりamazonプライムビデオで視聴できるようになっている11月最後の日にやっとアップしてみますよ。僕は今までのシリーズを強引にまとめた前作「X-MEN フューチャー&パスト」が大好きということで、それなりに期待しておりまして。やっと仕事が落ち着いたので、TOHOシネマズ スカラ座にて鑑賞してきました。「いいビームだなぁ… ( ;∀;) ヨカッタナー」と思ったり。
スカラ座、公開日から結構経っていたせいか、ガラガラでしたよ。
まず、本作のお話を超雑に書いておくと、「他のミュータントに転移して能力を増強できるミュータント」で、現在は神のような力を持つアポカリプスが復活しちゃいましてね。ちょうど心の狭い人間どもによって妻子を奪われたマグニートーを筆頭とする3人のミュータントを「フォーフォースメン(黙示録の四騎士)」として従えて、世界を破滅させようとするのですが、しかし。アポカリプスに乗り移られそうになったプロフェッサーXがハゲたり、土壇場で改心したマグニートーがアポカリプスを裏切ったり、ジーン・グレイが覚醒して力を解き放ったり、ストームもなんとなくアポカリプスを裏切ったり、サイクロップスもオプティックブラストを照射したりと、みんなの力でアポカリプスを殺害。サイプロックスのお兄さんであるハボック(死亡)の勇みビームのせいで破壊された「恵まれし子らの学園」をマグニートーとジーン・グレイがフワフワと再建すると、レイヴンがセンチネルを使ってサイクロップスたち若手ミュータントを鍛えるあたりでエンドクレジットに突入。最後、映画中盤でウルヴァリンが脱走した施設の後片付けの様子が映る→ウルヴァリン最終作への余韻を漂わせて、終わってましたよ、たぶん。
プロフェッサーXの顔がアップになって終わってましたよね、確か。
日本では来年6月に公開予定の「ローガン(仮)」の予告編↓ スゲー渋いですな。
さて、感想を書きますが、僕にはマナ子(仮名/5歳)という娘がいまして。彼女とおままごとなどで遊ぶ際、僕が鬼やトロルやオオカミなどになって襲う展開になることがあるんですけど、その時、彼女が操るパンダやらヤギやらクマやらが繰り出す攻撃が「ビーム」なのです。単に手をかざしながら口で「ビーーーーーーー!川`Д´)ノ」って言うだけなんですが、僕は「うわぁぁぁ、やられたぁぁぁっ (`Д´;)」なんてクサイ芝居をしましてね…(しみじみ)。そんな嬉々としてビームを放つ彼女を見ていると、「昔は僕もビームを出してたなぁ」と。いや、幼少期は誰もがビームを放ったことがあると思うんですよ。ただ、いつしか「バカバカしい┐(´ー`)┌」とやらなくなってしまって…。今どきの大人が放つビームなんて、せいぜい「恋のダンスサイト」をカラオケで歌う時のセクシービームか、「明星 一平ちゃん」を食べる時のマヨビームぐらいではないでしょうか。
関係ありませんが、perfumeの「レーザービーム」を貼っておきますね↓
そこで、「X-MEN」で「オプティックブラスト」というビームを放つキャラ、サイクロップスの話ですよ。たぶん子どものころは「目からビームなんてイカすぜ!(*゚∀゚)=3」なんて思ったとしても、すっかり知恵が付いた現在、「『X-MEN』の中で一番ほしい能力は?」と聞かれたら、大多数の人が「決して選ばない能力」ではないでしょうか。周囲の奴らが、磁力を操ったり、超高速で動けたり、テレキネシス&テレパシーが使えたり、超回復能力にアダマンチウム製のツメを持ってたりする中、目を開けるとビームが出っぱなしの男。原作コミックだと、リーダーシップを発揮したりして非常に良い案配に見えるものの、実写だとなかなか扱いづらいようで(威力が「必殺」なので、タイマンシーンではウルヴァリン以上に「なかなか攻撃を当てられないマヌケ」に描かざるを得ない)、今までのシリーズでは全然パッとしなかった(3作目なんて冒頭で死ぬ)。それゆえ、不憫で仕方がなかったんですけれども。
本作はとても頑張ってた。トイレの中での発動シーンから(「精通のメタファー?」というストレートかつ浅い考察)、アポカリプスを倒すクライマックスまで、結構出してた(ビームを)。正直、本作は「クイック・シルバーが上手くやれば無敵なんじゃないかな」と思うところもあるワケですが、なんかね、サイクロップスが頑張ってオプティックブラストを放つ姿を見ているだけでね、「(妄想で)ビームを出していた“在りし日の自分”」や“おままごと中の娘”が重なってしまって、涙が止まらなかった…って、我ながらなんでも娘を重ねすぎ!Σ(゚д゚;) アホカ
最初はトイレでビーム→ドアとともにイジメっ子っぽい奴を撃破!
学園での「“思い出の木”へのビーム」を経て、ストームへビーム!
そしてアポカリプスにもビームだッ! 個人的にはサイクロップスの力だけで勝っても良かったと思ってる。
最後はお馴染みのバイザー姿に。次に出てくる時も、これぐらい活躍してくれたらいいなぁ。
その他、マグニートーの描き方も好みでした。人助けのために能力を使ったせいで妻子が殺された時はシンクロ率120パーセントで「人類滅ぶべしヽ(`Д´)ノ」と僕もハードに憎悪をたぎらせたものの(滅ぼされる人類側の文章)、土壇場でアポカリプスに反旗を翻したシーンはやっぱり胸熱であり、「裏切り者め!( ゚д゚)」と言われた時の「オレは友人を裏切ってた ( ´_ゝ`)」という返答は100点の素晴らしさでしたよ。あと、前作で最高だったクイックシルバーは本作でも最高で、ハボックのせいで学園が大爆発した時の救助シーンは超カッコ良かったです。で、ちゃんと考えて使えばほぼ無敵な能力を持つ彼のキャラ設定をボンクラにすることで、アポカリプスに負けても「この子はバカだから… (ノ∀`) ンモウ!」と観客がそれとなく許せるようにしたのは見事だと感心いたしました。
せっかく良いことをしたのに、妻子を殺されてしまうマグニートー。
こんな気持ちになるのも仕方ないのです。
クイックシルバーは何から何まで良かったね。
ちょっと不満点を書くと、「フォーフォースメン」はマグニートーとストームのパワーが強力すぎて、エンジェルとサイロックが微妙に見えた…というのは良いとして。ハボックの「ビーム発射→ワープで避けられる→学園大爆発!」って死に様が可哀相だったなぁと。あと、ウルヴァリンが捕まった状態で出てくる展開、「『フューチャー&パスト』のラストと矛盾してね?(゚Д゚)」って思ったんですけど、ウェポンXとしての殺戮マシーン振りが素敵だったので、まぁ、許す (・ε・) エラソウ
コミックではサイクロップスの弟のハボック。これで死んじゃうのは可哀相でしたよ(死体は見つかってませんが…)。
雑魚を殺しまくるウルヴァリンはいつだって愉快ですな。
そんなワケで、僕は「ファースト・ジェネレーション」と並ぶぐらいに大好きな作品でした ( ;∀;) イイビームダナー ブライアン・シンガー、前作に続いて良い仕事をしたというか、マジで見直しましたよ。次に公開されるのは「ローガン(仮)」だけど、早く本シリーズの続きが観たいなぁと心から思っております。おしまい。
感想のアップが遅すぎて、12月にはソフトが出るというね… (´・ω・`)
ブライアン・シンガー監督による「ローグが登場するバージョン」も収録された前作。僕の感想はこんな感じで、こんな感じ。
サントラです。
前作までのシリーズ5作品をまとめたBlu-rayBOXですが、本作を加えた6枚組がすぐ出そうな予感。
アポカリプスが出てくるコミックスの第1巻。話は全然違うけど、面白かったですぞ。
ザ・オススメ書籍(2016年師走)
僕が毎週愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」では、毎年、定期的に「推薦図書特集」なんて企画をやっていましてね。紀伊國屋書店・新宿本店他いろいろな店舗と連動したフェアを開催するのが恒例行事となっているんですね。←ここまでテンプレ
一応、貼っておきますよ。

こういうのって、番組に貢献する良いチャンスだと思うのでね、毎回、何らかの本を購入してまして。今回もほしい本は結構あったんですが、最近は本棚が満杯状態→なるべくkindle版を買うようにしている→むしろkindle版がない本を買おうと。ということで、番組内で伊藤総さんがオススメしていた「プリズン・ブック・クラブ--コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年」
買ったものの、読むヒマがまるでないので、すでに積みっぱなしになる予感… (`Δ´;) ヌゥ

なんとなく素敵すぎる曲「前科おじさん」のMVを貼っておきますね↓ スゲェや!
で、例によって僕なりにオススメの一冊を紹介しておきますよ。そりゃあ、尊敬する映画評論家の町山智浩さんが出した「さらば白人国家アメリカ」
ライムスター宇多丸の映画カウンセリング
僕が定期的に購読しているマンガ雑誌は、「刃牙道」
以上、2016年師走のオススメ書籍でした~ (・∀・) オシマイ
アメリカン・スリープオーバー(ネタバレ)

原題:The Myth of the American Sleepover
2010/アメリカ 上映時間97分
監督・脚本:デビッド・ロバート・ミッチェル
製作:アデル・ロマンスキー
製作総指揮:マイケル・フェリス・ギブソン
撮影:ジェームズ・ラクストン
編集:フリオ・ペレス4世
音楽:カイル・ニューマスター
出演:クレア・スロマ、マーロン・モートン、アマンダ・バウアー、ブレット・ジェイコブセン、ジェイド・ラムジー、ニキータ・ラムジー、エイミー・サイメッツ
パンフレット:★★★★★(無料/東京藝術大学映画映像研究科映画専攻が制作したパンフ。手作り感に溢れてて、スゲー良い出来)
(あらすじ)
デトロイト郊外。新学期を目前に控えた夏の終わり。マギー(クレア・スロマ)はプールサイドで自分の夏に物足りなさを感じて、もっと楽しい“何か”をするべきではないかと嘆いていた。翌日には街で開かれるパレードで、仲間たちとダンスを踊ることになっているマギーは、ダンス仲間からその日の夜に開かれるお泊り会=スリープオーバーに招待される。ところがそれを子供っぽいと感じたマギーは、友達の家へ顔を出す前に、知り合いから教えられた年上のパーティに乗り込むことに。そこで再会したのは、昼間プールで見かけた年上の男。その夜、街では他にもいくつかのスリープオーバーが同時に開かれていた。その中で、ある少年は一目惚れした女性を捜し、別の少女は友達の家で恋人の浮気を知り、青年は恋した双子の少女に会いに行こうとする。そして夜が更けるにつれ、それぞれのスリープオーバーが互いに交錯し、やがて彼らはそれぞれ探していたものに手が届きそうになるが……。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※この映画の感想に関しては、宇多丸師匠が参加したトークショーの記事を読めば十分じゃないかな。
いくら「今年が初めての劇場ロードショー」だとしても、2010年製作の作品が「新作映画(2016)」のカテゴリで良いのかどうかは置いとくとして。2013年に東京藝術大学映像研究科映画専攻のオープンシアターで上映されて評判を呼び、その翌年には宇多丸師匠が絶賛したとなれば、興味が湧くのが人情じゃないですか。で、昨年、「第五回新文芸座シネマテーク」で上映された時も観に行けず、今年公開された同監督による青春ホラー映画「イット・フォローズ」
下北沢トリウッドに来るのは約2年半振り。座席が狭いのが唯一の難点。

無料パンフは配布終了だったけど、置いてあるのを読んだら非常に良い出来でしたよ… (´・ω・`) ホシカッタナー

話を雑に書いておくと、夏の終わり、デトロイト郊外の住宅街では、あちこちで若者たちの「お泊まり会(スリープオーバー)」が実施されてまして。その夜、ある女子高生はパーティに潜り込むと“気になってた野郎”と良い感じになり、ある男子高校生(童貞)は”気になってた女性”を探し求めて異性愛者用のハッテン場っぽい場所にまで行きながらも、結局は「幼なじみの子(歯の矯正中)がオレを好きみたいだから、こっちでいいや」的な着地をし、ある青年は昔好きだった双子の美人姉妹に会いに行って、妹に好意を告白されるも彼が好きなのは姉の方だったりして(って、逆だったっけ?)、ある女子高生はお泊まり会に参加したら彼氏の浮気を知る→腹いせに他人の恋人を寝取ったら散々な目に遭ったりしたんですが、しかし! 朝を迎えてみれば、「どうでもいいでガース!ヘ(゚∀゚*)ノ」ってな調子で終わってた気がするんだけど、君はどう思う?(唐突かつ乱暴な問い掛け)
最後はマギー(左の金髪の子)がこんな感じで踊って終わってましたよね、確か。

確かに「ほとんど演技未経験の若者たちを起用した」とは思えないほど若者たちがリアルかつ瑞々しく描かれていて、非常に微笑ましく(マギーが湖で見せるダンスは100点!)、時には甘酸っぱい気持ちになりながら観ましたよ。ただ、先に同監督による「イット・フォローズ」
セックスすると霊に殺されちゃう映画。僕の感想はこんな感じ。
なんとなく似たタイトルのジョー・ヌスバウム監督作を貼っておきますね。
ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(ネタバレ)

原題:Jack Reacher: Never Go Back
2016/アメリカ 上映時間118分
監督・脚本:エドワード・ズウィック
製作:クリストファー・マッカリー、トム・クルーズ、ドン・グレンジャー
製作総指揮:ポーラ・ワグナー、ハーブ・ゲインズ、デビッド・エリソン、ダナ・ゴールドバーグ
原作:リー・チャイルド
脚本:マーシャル・ハースコビッツ
撮影:オリバー・ウッド
美術:クレイ・A・グリフィス
衣装:リサ・ノラ・ロバース
編集:ビリー・ウェバー
音楽:ヘンリー・ジャックマン
出演:トム・クルーズ、コビー・スマルダース、ダニカ・ヤロシュ、オルディス・ホッジ、ロバート・ネッパー、パトリック・ヒューシンガー、ホルト・マッキャラニー、マダリン・ホーチャー、ロバート・カトリーニ、ジェシカ・ストループ、ジェイソン・ダグラス、サブリナ・ジェンナリーノ
パンフレット:★★(620円/安い分、情報量少なめで、ちょっと物足りないかも)
(あらすじ)
元アメリカ軍のエリート秘密捜査官ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)は、現在はたったひとりで街から街へと放浪の旅を続けている。ある日、ケンカ騒ぎの末に保安官に連行されそうになったリーチャーは、この騒動が何者かによって仕組まれたものだと気づく。元同僚のターナー少佐(コビー・スマルダース)に会うため軍を訪れると、ターナーはスパイ容疑をかけられ逮捕されていた。ターナーを救い出したリーチャーは、軍内部に不審な動きがあることを知り、真相を探り出そうとするが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の記事は、「ライオンハート」
現在、「1日徹夜して翌日5時間寝る」という生活サイクルを繰り返しているせいか、正直、死にそうなんですけれども。今月はどんなに仕事が忙しくてもタケルどのライクに命を燃やしながら映画鑑賞とブログ更新を続けるつもりなので、当然ながら愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(略称:タマフル)の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になった本作も、もともと観るつもりだったのもあって、徹夜明けにTOHOシネマズ新宿で鑑賞してきました。ちょうど良かったです (´∀`) ウフフ
映画の日、1番スクリーンで観ました。8割ぐらいは入ってたんじゃないかな。

なんとなくRHYMESTERの名曲「ちょうどいい」を貼っておきますね↓
もうね、僕はこの作品の「娘部分」が超ストライクでした。軍の陰謀に巻き込まれただなんだ的な話は置いといて、「娘部分」だけ抜き出してあらすじを雑に書くと、「① 自分の娘だという“施設に預けられていた系少女”がいる→② 自分のせいで守ることになるも互いに反発する→③ ピンチを切り抜けるうちに距離が縮まっていく→④ 終盤、敵を前にして、自分の命よりも少女を優先する→⑤ 実は本当の娘ではなかったものの、絆は残った」という、超ありがちな疑似家族モノなんですが、しかし。最近、発売された名著「ライムスター宇多丸の映画カウンセリング」
「隣る人」は超良い映画なので、観られる機会があったら逃さないで!
いや、前作にあった独特の変なムードは監督がクリストファー・マッカリーからエドワード・ズウィックに交代したことで消え去っていて。ハッキリ言って、“凡百のアクション映画”に成り下がったのは間違いないと思います。まぁ、僕は別に“その要素”にハマッてはいなかったので、目はつむれるんですけど、何よりもアクション演出が凡庸だった印象。カット割りを挟みまくってチャカチャカするのも決して嫌いじゃありませんが、前作はアクションをキッチリ見せる姿勢が最高だったわけでさ。まぁ、冒頭の「車のガラスを割って車内の2人を制圧する場面」は悪くなかったし、後半のラスボスとのタイマンシーンでの「足を折る→腕を折る→首を折る」の展開は美味だったものの、結構失望しちゃった感は否めないなぁと。
全然関係ありませんが、「ゲーム・オブ・デス」
とは言え、僕は基本的に“凡百のアクション映画”を好むタイプでもあって。確かに僕も本作を観て前作の良さがあらためてわかったりしたし、アクション演出は普通でしたが、先月観た「マキシマム・コマンドー S.W.A.T vs デルタフォース」と比べたら驚異的な面白さ。トム・クルーズはそりゃあカッコ良かったけど、コビー・スマルダース演じるターナー少佐がまた良くて。ミートハンマーを勇ましく振り上げたり、部屋に突入する際には階段の手すり子を迷わず折って武器にしたり、マッチョな男を絞殺したりと、そのアグレッシ部な姿勢には感心いたしました。
もちろんトム・クルーズは安定のカッコ良さなんですが…。

意外と良かったのが、コビー・スマルダース。ミートハンマーで敵を一撃だッ!(って、負けるけど)

そして、何よりもラスト、ダニカ・ヤロシュ演じるサマンサとジャック・リーチャーが抱き合う場面が感動的でね… (ノДT) 僕の持論である「最後に大人と子どもが抱き合えば大体良い映画」がまた当てはまったというか(雑な文章)。僕だってね、陰謀自体が乱暴だと思ったし(あの事件の状況からなんでターナーに濡れ衣がかけられたのかサッパリ)、クライマックスにサマンサを巡って追いかけっこになるのも強引だと思ったし、ラストにサマンサが教わっていた護身術を活かす展開はミエミエではありましたが、こういう話は本当に大好物。本作の疑似家族要素をひな形にして、ジャン=クロード・ヴァン・ダムやスティーブ・オースチン、ドルフ・ラングレン、リーアム・ニーソン、ロック様などの主演映画を作ってくれないかなぁって、心から思った次第。
ダニカ・ヤロシュ、良かったなぁ。最初は不良だった子が疑似家族を経て更正する話に弱いのです。

なんとなく、最後に大人と子どもが抱き合うヴァン・ダム主演作「ライオンハート」

ということで、物足りないところもあるけど、僕的にこのぐらいのアクション映画が「ちょうどいい」というか。普通に楽しかったです (・∀・) ヨカッタ! 前作が大好きな人は絶対不満を感じると思いますが、「なんかアクション映画が観たいな〜」ぐらいの人だったら、観ても損はしないんじゃないかしらん。
クリストファー・マッカリー監督による前作。僕の感想はこんな感じ。
リー・チャイルドによる原作小説。下巻
デジタル盤のサントラでございます。
エドワード・ズウィック監督×トム・クルーズ主演作。奥さんと付き合ってるころにデートで観たという思い出。
ある意味、ジャン=クロード・ヴァン・ダム版「ジャック・リーチャー」と言える1本。異論は認めます。
真田十勇士(ネタバレ)
真田十勇士
2016/日本 上映時間135分
監督:堤幸彦
脚本:マキノノゾミ、鈴木哲也
製作指揮:中山良夫
製作:大角正、佐藤直樹、熊谷宜和、薮下維也、永井聖士、安部順一、弓矢政法、長坂信人
ゼネラルプロデューサー:奥田誠治
エグゼクティブプロデューサー:門屋大輔、今泉浩美
企画・プロデュース:村松英幹
プロデューサー:飯沼伸之、伊藤卓哉、福島聡司
撮影:唐沢悟
美術:清水剛
照明:木村匡博
録音:鴇田満男
編集:伊藤伸行
音楽:ガブリエル・ロベルト
主題歌:松任谷由美
音楽プロデューサー:茂木英興
アクション監督:諸鍛冶裕太
監督補:稲留武
助監督:宮村敏正
衣装デザイン:黒澤和子
装飾:高橋光
VFXスーパーバイザー:朝倉怜
VFX監修:野崎宏二
アニメーション監修:橋本満明
音響効果:北田雅也
記録:奥平綾子
現場編集:似内千晶
監修:北川央
キャスティング:高屋隆太
製作担当:浅井洋一
ラインプロデューサー:宿崎恵造
アソシエイトプロデューサー:櫛山慶、松永弘二
出演:中村勘九郎、松坂桃李、大島優子、永山絢斗、高橋光臣、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健、石垣佑磨、加藤和樹、伊武雅刀、佐藤二朗、野添義弘、松平健、大竹しのぶ、加藤雅也
パンフレット:★★★★(720円/情報量多めで、悪くないです)
(あらすじ)
関ヶ原の戦いから10年後。真田幸村(加藤雅也)は天下の名将としてその名を世に轟かせていたが、実際の幸村は奇跡的に運に恵まれ続けただけの腰抜け男で、自分の虚像と実像の差に悩んでいた。そんなある日、幸村は抜け忍の猿飛佐助(中村勘九郎)と出会う。自分の嘘とハッタリで幸村を本物の天下一の武将に仕立てあげることを決意した佐助は、同じく抜け忍の霧隠才蔵(松坂桃李)ら9人の仲間を集め、「真田十勇士」を結成。亡き秀吉の遺志を継いで豊臣家復権を狙う淀殿(大竹しのぶ)に呼び寄せられた幸村と十勇士は、瞬く間に徳川との戦いの最前線に立つことになってしまう。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
30点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
もう12月だというのに、9月公開作の感想を垂れ流しておきますよ。予告編の「さ〜て世の中、ずいぶん面白くしてやらぁ〜 (`∀´)」という台詞で、なんか「ZIPANG」の「さぁ、楽しもうぜ〜 (`∀´)」を思い出して、あまり観る気がしなかったんですけれども。僕の次姉が大のユーミンファンであり、映画の主題歌に起用されたら観に行く主義なんですが、なんとなく付き合わされることになりまして(昨年はそれで「リトルプリンス 星の王子さまと私」を観た)。公開翌週、新宿ピカデリーの3番スクリーンで鑑賞いたしました。ごめんなさい、つまらなかったです… (`Δ´;) ウーン
鑑賞後の僕の気持ちを代弁する堤城平を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。
いわゆる「真田十勇士」については、小さいころに杉浦茂先生の「猿飛佐助」を読んで学んだので、敵方に「ふうせんガムすけ」とか出なくてガッカリした…というのはウソだとして。なんて言うんですかね、全体的に合わなかった。「真田幸村が実はヘタレだった→猿飛佐助が『ウソを本物にしてやるぜ!』と盛り立てる」という「餓狼伝BOY」
的な物語自体は面白いと思うし、ゲームみたいな戦国時代観や登場人物が現代風の話し方だったりすること自体は許せるんですが、テレビドラマっぽい“安い画面”が多いせいで、なんかテレビのコスプレコントを観ているような気分になっちゃったんですよね…。冒頭の10分をアニメで描いたりとか、ところどころ入ってくるギャグとかもキツいしさぁ。あと、クライマックスの大坂夏の陣で「ここはオレに任せて先に行け」描写が連発されるのは超好みだったけれども。幸村親子が死ぬ場面がダラダラダラダラダラダラダラダラしてましてね…(遠い目)。その後の「仲間割れで殺し合ったと見せかけて、実はみんな生きてたでガース!ヘ(゚∀゚*)ノ」という「北斗の拳」の聖極輪っぽい展開もミエミエすぎてガッカリしたし(「こいつら、生きてるかもしれないから、ちゃんとトドメを刺して!」って思いながら観てた)、エンドクレジットの「実は十勇士たちは琉球に行って〜」みたいな展開は「これはウソかなマコトかな?(`∀´)」ってことなのかもしれませんが、心底どうでも良かったです。あと、個人的な好みですけど、幸村と淀殿の恋愛要素の薄っぺらさにはビックリいたしました。
徳川方にDIOがいたら、やつらがちゃんと死んだかどうか確かめたのになぁ。
ただ、1人だけ「X-MEN」ライクに空を飛んで首チョンパする霧隠才蔵は愉快だったし(「スターシップ・トゥルーパーズ」のこの場面を連想した←グロ注意!)、大坂夏の陣の戦闘シーンは嫌いじゃなかったし、船の上で怒った大島優子さんが「待て待て〜!川`Д´)ノ」と佐助たちを追い回すラストがなんか可愛かったので、30点という評価でございます。ちなみに、姉に感想を聞いてみたところ、「あまり面白くなかったけど、ユーミンの歌がすべてを浄化してくれたわ… (´∀`し」「ただ、コンサートであの高いキーが出るか心配… (´Д`;し」なんて、ユーミンの話だけしてました。
主題歌『残火』の公式動画を貼っておきますね↓
ファンは強し、ですな… (`Δ´;) オシマイ
舞台版のBlu-ray。こっちはまだ面白そうな気がしないでもない。
サントラ。ユーミンの歌は入ってない様子。その他、ノベライズ
や公式ガイド
もありましたよ。
メカニック ワールドミッション(ネタバレ)

原題:Mechanic: Resurrection
2016/アメリカ 上映時間99分
監督:デニス・ガンゼル
製作:ジョン・トンプソン、ロバート・アール、デビッド・ウィンクラー、ウィリアム・チャートフ
製作総指揮:アビ・ラーナー、ブライアン・プレスリー、トレバー・ショート、マーク・ギル、ボアズ・デビッドソン、フランク・デマルティーニ、スティーブ・チャスマン
キャラクター創造:ルイス・ジョン・カリーノ
原案・脚本:フィリップ・シェルビー
脚本:トニー・マーシャル
撮影:ダニエル・ゴットシャルク
美術:セバスチャン・クラウィンケル
編集:マイケル・J・ドゥーシー、トッド・E・ミラー、ウエリ・クリステン
音楽:マーク・アイシャム
出演:ジェイソン・ステイサム、トミー・リー・ジョーンズ、ジェシカ・アルバ、ミシェル・ヨー、サム・ヘイゼルダイン
パンフレット:★★☆(720円/このぐらいの規模の公開作だと、多少薄めでも仕方ないのかなぁ…)
(あらすじ)
殺し屋稼業から足を洗い、平穏に暮らしていたビショップ(ジェイソン・ステイサム)。しかし、そんな彼の前に、幼い頃に共に暗殺者として育て上げられ、ビショップを裏切っていった兄弟子クレイン(サム・ヘイゼルダイン)が現れ、世界を裏で操るフィクサーでもある武器商人の暗殺を依頼してくる。最初はその依頼を断ったビショップだがったが、クレインに人質を取られ、やむなく再び暗殺を遂行することになるが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の感想は、「ザ・ガンマン」
「前作が結構好きだった」という理由以上に、そもそも「ジェイソン・ステイサム主演作は劇場へ観に行く主義」ということで、結構楽しみにしてまして。仕事がやっと落ち着いた10月下旬、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、「何者」と勝手な2本立てにして観て来ました。「面白かったけど… (`Δ´;) ヌゥ」って感じですかねー。ちなみに監督はデニス・ガンゼルで、あの「THE WAVE ウェイヴ」を撮った人なんだとか。
8番スクリーン、10人ぐらいはいた気がします。

話を雑に書いておくと、前作
例えば、この場面とか結構キツいじゃないですか…。

上のシーンを観た時の僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね。

あと、本作を観る前に予習としてオリジナル版の「メカニック」
デジタル盤のサントラがあったので、貼っておきますね。
元ネタになったチャールズ・ブロンソン主演作。僕の感想はここの4本目。
先週の備忘録(2016/11/29~12/5)
映画は2本観ました
仕事がハードすぎて、もうキツい… ('A`)
娘が習いごとを辞めました
火曜日はニュー八王子シネマのメンズデーであり、「高慢と偏見とゾンビ」を1000円で観るにはこの日しかなかったということで。月曜からの徹夜明けの夕方、仕事を抜け出して新宿から八王子まで向かってみれば、人身事故が発生してね… ('A`) 1時間後、やっと運転を再開しても、電車は八王子駅の手前の豊田駅止まりであり、映画のスタートは19時35分なのに、豊田に着いたのは19時22分。「もうダメか…」なんて「ふさぎこんでちゃアタシらしくない!ヽ川`Д´)ノ」と、タクシーに乗って劇場へ向かってみれば、19時40分着→予告編が流れているタイミングだったのだから、我ながら頑張ったなぁと。結局、この映画を1000円観るために電車代往復1100円+タクシー代2080円余計にかかったなんてのは、詮無きこと(苦笑)。忙しい中、わざわざ300分もあるドラマ版を観た甲斐があった気がします、たぶん。
ニュー八王子シネマは結構好きな映画館でございます。

水曜日は、朝イチで宇多丸師匠のイベントに参加するために池袋まで著書を買いに行って、その後は次の日までずーーーーーっと働いて。夜、とりあえず仕事を抜けると、そのままムービーウォッチメンの課題映画だった「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」を観てから、帰宅して、ブログを書いて。そう、このブログをよく読んでいる方はお気づきだと思いますが、現在、ほぼ毎日アップしていて、今までにない睡眠不足に陥っているのですけれども! 気力が充実しているせいなのか、何とか頑張れている…何とか頑張れているのです!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォッ
「気力だー!ヽ(`Д´)ノ」ということで、「五星戦隊ダイレンジャー」のOPを貼っておきますね↓
ただ、奥さん&娘のマナ子(仮名/5歳)と過ごせないのは申し訳ないなぁと。まぁ、一応、僕も正体を隠してブログを書いているのでね(苦笑)、ここに書いていないことも多々あるワケですが、実は奥さんの希望でマナ子は習いごとを2つほどやってまして。で、そのうち1つが運動系なんですけど、先週それを辞めたそうなのです。ウチの奥さんは何の練習もせずに陸上競技で県大会に出場したほど「生まれつき運動神経が良い女」なんですけど、マナ子ったら僕に似て、体を動かすのは苦手な様子。前から周りの子たちほどはできていなかったんですが、とうとうそれが彼女の心に影を落としたようで。「ママ…マナ子…みんなみたいにできなくてツラいの…頑張ってもどうしてもできないの… (ノω・、し」なんて泣きながら言ってきたから可哀相になって辞めさせた…という話を聞いたのが日曜日からの徹夜明けの朝(もちろんその後、可哀相でスゲー泣いた)。
だからね、彼女との恒例の「朝のセッション(a.k.a.おままごと)」には力が入ったというか。マナ子にとっては人生で初の挫折であり、こんな時こそ、父として無条件に愛して肯定してやらねばならぬ。つーか、連日徹夜しているくせに気力を燃やせばブログを更新できるというなら、そのエネルギーを家族に向ければ良いのに、なんでそうしないんだろうね。今、この瞬間、ブログを書くヒマがあるならば。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。
エル・クラン(ネタバレ)

原題:El Clan
2015/アルゼンチン 上映時間110分
監督・脚本・製作・編集:パブロ・トラペロ
製作:ウーゴ・シグマン、マティアス・モステイリン、アグスティン・アルモドバル、ペドロ・アルモドバル、エステル・ガルシア
脚本:ジュリアン・ロヨラ
撮影:フリアン・アペステギア
編集:アレハンドロ・カリーリョ
音楽:セバスティアン・エスコフェット
出演:ギレルモ・フランチェラ、ピーター・ランサーニ、ジゼル・モッタ、フランコ・マシニ、リリー・ポポビッチ、ガストン・コッチャラーレ、アントニア・ベンゴエチェア、ステファニア・コエッセル
パンフレット:★★★★(700円/事件の概要やらコラムやら音楽リストやら、必要な情報がちゃんと入ってる)
(あらすじ)
1983年アルゼンチン。裕福なプッチオ家は父と母、5人の子どもたちと幸せに暮らしていた。ある日、二男が通う学校の友達が誘拐され、姿を消す。以降、金持ちだけを狙った身代金事件が多発し、近所の住民たちが不安な毎日を送っていた。そんな中、プッチオ家の主のアルキメデスは、妻の作った夕食をなぜか2階にある鍵のかけられた部屋に運ぶという不審な動きをしていた。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※この映画に関しては、「なぜ犬は尻尾を振るのか。」さんの感想を読むと良いよ。
もうすっかり師走の今、初秋に公開された映画の感想をアップしてみますよ。予告編を観て「誘拐をビジネスにしていた家族が実在した!」ということにビックリしたので、前売り券を購入。なかなか足を運べなかったものの、10月下旬、恵比寿ガーデンシネマで鑑賞いたしました。「コイツは酷いぜ… (`Δ´;) ヌゥ」とドン引きしましたよ。一応、話を超雑に書くと、元秘密警察のオヤジが誘拐殺人ビジネスで稼いでくれるおかげで、一家はそれなりに裕福な暮らしが送れていたものの、最終的にはバレて逮捕エンド。ところが、「オヤジは獄中で弁護士資格を取得→出所しました」的なテロップが流れて終わってた気がします、確か。
記事の切り抜き。他の場所にも別バージョンの切り抜きが貼ってありましたよ。

観終わった直後の僕の心境を代弁するサミュエル副所長を貼っておきますね(「範馬刃牙」

なんて言うんですかね、良い映画というのはいろいろと考えさせられたりするものですが、本作もそういう1本。2つの点で、非常に自分の状況を重ね会わせて、イヤな気持ちになったというか。まず1点目は「イヤな父親モノ」だったなぁと。父親アルキメデスは「“家族を愛しているオレ”が何よりも好きな男」なんですが、あの有無を言わさず家族を従わせようとする姿勢は、自分の父や長姉を思い出して、ダウナーな気持ちになりました ('A`) ゲッソリ いや、長男のアレハンドロなんてラグビーで国の代表選手になるほどの男なのだから、体力的に劣る要素はないだろうに、精神攻撃で心を折られてしまう、あの感じ。今年はいろいろな家族映画を観ていますが、本作の父親が一番気持ち悪かったし、恐ろしかったです。
この父親、最悪でした。

2点目は「見て見ぬ振りモノ」だったなぁと。なんか「サウルの息子」
パブロ・トラペロ監督作。観ることはなさそう。
実録犯罪家族モノ繋がりで連想したけど、こっちは家族みんなでヒャッハー系だからなぁ。僕の感想はこんな感じ。
2016年11月に観たDVDの覚え書き
毎月の恒例として、今さらながら「11月に観たDVDの感想」を雑にアップしておきますね↓
<1本目>
高慢と偏見
(あらすじ)
エリザベス(ジェニファー・イーリー)は当時の女性にしては珍しいほど自主性を持ち、自分の意見を率直に述べる。舞踏会で、地位も高く裕福な青年ダーシー(コリン・ファース)と出会うが、彼も歯に衣をつけずに言う性格であったため、誤解を招き、互いに嫌悪を覚え喧嘩別れしてしまう。しかし、何度となく会ううちに、お互いの正直さに触れ、エリザベスを愛していることに気づいたダーシーは結婚を申し込む。(以上、amazon
予告編はこんな感じ↓
70点
10月に公開された「高慢と偏見とゾンビ」が観たかったんですけど、その元ネタの「高慢と偏見」
話はあれですよ、「失礼な女だ!(`Δ´)」「失礼な男ね!(`Д´し」→「僕が高慢だっただけで、彼女は聡明で素敵な女性だった!(;´Д`)」「アタシが偏見を持っていただけで、本当は素敵な紳士だった!(´Д`;し」→「結婚しますた (´∀`)(´∀`し アイシテル」ってな調子。wikiによるとこのドラマってかなり評価が高くて、コリン・ファースの出世作なんだそうですが(「ブリジット・ジョーンズの日記」
<2本目>
バーニング・ブラッド
(あらすじ)
メキシコ国境にほど近いアメリカの田舎町。元軍人のコルトンは姪を誘拐したメキシコの麻薬組織のアジトに単身乗り込み、その場にいた敵を全員倒してしまう。怒り狂った組織のボスは凶悪な部下たちを引き連れて国境を越え、地元の汚職警官たちと結託してコルトンを倒そうとするが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
僕ももう44歳の社会人ですからね(苦笑)、レンタル屋のアクション棚に置いてあるDVDの宣伝文句を鵜呑みにするほど若くはないというか。話半分どころか、話2ミリぐらいの気持ちで受け止めるのが肝要だということは十分わかっているのです。ただ、スコット・アドキンス主演作は観る主義だし、「バーニングブラッド」という「B.B」
まぁ、「2分に1度、アクションしっ放し!」なんてことはなかったというか、そもそも「2分って基準はどこから出てきたのよ?」と思ったことは置いとくとして。「大事なUSBがー」といった話も結構どうでも良かったのも目をつむるとして。スコット・アドキンスのアクション自体は非常に良かったです。特に序盤、1人でギャングの家に乗りこんで殺戮の限りを尽くして姪っ子を助けるくだりはテンションがスゲー上がって、アドキンス×フロレンティーン作品を観ている喜びを奥歯でギュギュッと噛み締めましたよ。ちょっと意地悪な文章を書くと、マイケル・ジェイ・ホワイトあたりはアドキンス主演作を観て、自分のアクションに何が足らないかを考えた方が良いんじゃないかなぁ。僕的にアドキンスは「いつも心にひと工夫」感を持つドニー・イェン兄貴と通じるところがあると思うのです。
「登場人物が軒並みバカに見えて超イライラした」とか「姪っ子が警察に通報する時に保安官がグルだって話をしないから超イライラした」とか「ラスト、悪徳保安官に銃か手錠かを選ばせるくだりがアホみたいに長くて超イライラした」といったことはありましたが、アドキンスの格闘アクションがなかなか楽しかったので、トータルすれば全然プラスな印象。アドキンス、これからも頑張ってほしいものです。
ナイスソバット! 格闘アクション面だけなら「ジェイソン・ボーン」より好みでした。

その他、「ジェイソン・ボーン」を観るために3部作
アイ・ソー・ザ・ライト(ネタバレ)
アイ・ソー・ザ・ライト
原題:I Saw the Light
2015/アメリカ 上映時間123分
監督・脚本・製作:マーク・エイブラハム
製作:ブレット・ラトナー、アーロン・L・ギルバート、G・マーク・ロズウェル
製作総指揮:パティ・ロング、ジェイソン・クロス、ジョン・レイモンズ、ジェームズ・パッカー
原作:コリン・エスコット、ジョージ・メリット、ウィリアム・マキューアン
撮影:ダンテ・スピノッティ
美術:メリディス・ボズウェル
衣装:ラーリー・プーア=エリクソン
編集:アラン・ハイム
音楽:アーロン・ジグマン
音楽監修:カーター・リトル
音楽プロデューサー:ロドニー・クロウェル
出演:トム・ヒドルストン、エリザベス・オルセン、チェリー・ジョーンズ、ブラッドリー・ウィットフォード、マディー・ハッソン、レン・シュミット
パンフレット:★★★☆(720円/高橋和也さんのインタビュー記事が面白かった。ファンなのね)
(あらすじ)
44年、アラバマ州。カントリー歌手のハンクは愛する女性オードリーと結婚するが、オードリーは自身の歌手としての夢を諦めきれず複雑な思いを抱えていた。やがて2人の間に息子が生まれたことで、家族の未来は希望に満ち溢れたものとなる。しかしハンクの音楽活動が順調に進むにつれ、父親が必要な家族との溝は深まり、ハンクは他の女性やアルコールに逃避するようになってしまう。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
「【急募】トムハ、トムヒ、トムフ、トムホは確保しました。現在「トムヘ」を募集中です」というツイートを見た時は吹いた…なんて話はどうでも良いとして。新宿ピカデリーで予告編を観たら、何となく惹かれて前売り券を衝動買いしちゃいまして。新宿ピカデリーでの上映が終わってしまった10月下旬、シネマート新宿での上映が始まっていたので、いそいそと鑑賞いたしました。「こんな人がいたんだねぇ… ( ´_ゝ`) シミジミ」と思ったり。
入場者特典のポストカードを貼っておきますね。1日1回上映だからか、結構混んでました。
一応、雑に話を書くと、「オレってば、才能のあるカントリー歌手で、若くしてスターになったんだけど、ついつい浮気しちゃって“歌唱力が微妙なくせに歌手志望”の奥さんと揉めちゃうし、二分脊椎症のせいで背中は痛いし、薬物やアルコールに溺れちゃったりして、コンサートをすっぽかしたり、愛人に子どもを産ませたりした挙げ句、29歳で死んじゃいました ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」ってな感じだった気がします、確か。ハッキリ言って、英語の南部訛りとかサッパリわからないので、「イギリス人のくせに、完璧に南部の人になりきってる!Σ(゚д゚;) オソロシイコ!」なんてことは思わなかったものの(不要な文章)、トム・ヒドルストンったらとにかく歌が上手かった。そして、伝説のカントリー歌手であるハンク・ウィリアムスを非常にカッコ良く&人間臭く演じていて、映画に浮気野郎が出てくると即殺意を抱きがちな僕も「これならモテるのも仕方ないな… (`Δ´;) ヌゥ」と許したほどでしたよ(偉そうな文章)。あと、僕はハンク・ウィリアムスのことを全然知らなかったので、「こういう人がいたのね」と伝記モノを読む感じでも楽しめましたね。ただ、正直なところ、話自体は淡々と進んでアッサリ死ぬので、「これで終いかよ!!! Σ(°д°;)」と思ったりもした次第。
映画が終わった時の僕の気持ちを代弁した加藤清澄の画像を貼っておきますね。
トム・ヒドルストンが歌う場面を貼っておきますね↓ 上手いね〜。
本物のハンク・ウィリアムスを貼っておきますね↓
ということで、普通に良かったです (・∀・) ヨカッタ! ちょっとサントラがほしくなったりもしたけど、ネットでは見つからなかったし、近ごろは散財しすぎて余裕もないので、即あきらめたりしてね(苦笑)。人間、時にはあきらめも肝心、ですな。もうね、トム・ヒドルストンが全編ニヤケ顔で魅力的なので彼のファンは必見だし、音楽映画が好きな人もチェックするとよござんす。おしまい。
サントラが見当たらなかったので、ハンク・ウィリアムスのCDを貼っておきますね。
マーク・エイブラハムが製作に携わった映画で一番好きなのはこれですかね。
マダム・フローレンス! 夢見るふたり(ネタバレ)
マダム・フローレンス! 夢見るふたり
原題:Florence Foster Jenkins
2016/イギリス 上映時間111分
監督:スティーブン・フリアーズ
製作:マイケル・カーン、トレイシー・シーウォード
製作総指揮:キャメロン・マクラッケン、クリスティーン・ランガン、マルコム・リッチー
脚本:ニコラス・マーティン
撮影:ダニー・コーエン
美術:アラン・マクドナルド
衣装:コンソラータ・ボイル
編集:バレリオ・ボネッリ
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:メリル・ストリープ、ヒュー・グラント、サイモン・ヘルバーク、レベッカ・ファーガソン、ニナ・アリアンダ
パンフレット:★★★(720円/フローレンスについてのコラム&略歴がタメになりました)
(あらすじ)
ニューヨークの社交界で名の知られたマダム・フローレンス(メリル・ストリープ)は、ソプラノ歌手になる夢を追い続けていたが、自分の歌唱力に致命的な欠陥があることに気づいていない。夫のシンクレア(ヒュー・グラント)は、愛する妻に夢を見続けさせるため、マスコミを買収して信奉者だけを集め、小さなリサイタルを開催するなどしていたが、ある日、フローレンスがカーネギーホールで歌うと言い出して……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※今回の記事に関しては、NOROKE要素が書かれているので、そういう文章が苦手な方は読まない方が良いです。
※この映画に関しては、はちごろうさんの「スティーブン・フリアーズ監督の解釈」が面白かったので、読んでみて!
何かの時に予告編を観て、「音痴を自覚していない金持ちマダムがテメエの実力をカン違いしてコンサートを開こうとしたから、周囲の人たちが困っちゃうドタバタコメディ」といった内容なんだろうと。評判の高い「最強のふたり」を観た時に「本当に良かったね…金持ちで ( ゚д゚) ケッ 」なんて心の狭い感想を書いてしまうほど、金持ちには敵意を抱きがちな僕ですよ(苦笑)。そんな話は「金持ちババア、死ねよ ( ゚д゚)、ペッ」ぐらいにしか思えないので、1ミリも観る気が起きなかったんですけれども。
愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(略称:タマフル)の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になってしまってね…。まぁ、それなりには面白いかもしれぬと気を取り直して、ユナイテッド・シネマとしまえんにて会員サービスデーを利用して1000円で観てきました。正直、今週は1日の平均睡眠時間2時間程度で働いていて、この日は凄まじく眠かったので、途中で寝ちゃうかと思いきや! まったくそんなことはなく、「良い夫婦映画ダナー ( ;∀;) 1122ダナー」と感動しちゃったから、本当に映画って観てみないとわからないもの、ですな(知った風な口調で)。
1番スクリーン、3分の1ぐらいの入りでしたよ。
身も蓋もなく書くと、「音痴を自覚していない金持ちマダムがテメエの実力をカン違いしてコンサートを開こうとしたから、周囲の人たちが困っちゃうドタバタコメディ」というのはそれほど間違っていなかったんですが、「夫婦愛について考えさせられる映画」でもあって。作品は、いかにも「内輪で楽しんでます」といった温かい雰囲気ムンムンな公演からスタートし、観客に「やれやれ、このババアが調子に乗るんだな ┐(´ー`)┌ マイッタネ」なんて思わせといて、「夜、マダム・フローレンスが寝る時にウィッグを外す→つるっぱげ!? Σ(゚д゚;) ナンデスト!」なんて描写を見せたり、「夫のシンクレアがフローレンスの部屋から立ち去る→別の家に行くとキャサリン(レベッカ・ファーガソン)という若い愛人がいる!? Σ(゚д゚;) ドウイウコト!?」なんて展開になったりするから、結構ビックリするんですよね。スティーブン・フリアーズ監督、さすがだと思いました。
実在の人物(左)を演じたメリル・ストリープ。「ボナペティ、ボナペティ!」言いながら頑張ってました(何かが混同した文章)。
実はこのマダム・フローレンス、もともとはピアノの才能がある女性だったそうなんですが、17歳の時に結婚した男から梅毒を感染させられまして。1940年代の当時は完治できない病なので(むしろ彼女が76歳まで生きたのがスゴイ)、水銀を使った治療を受けたりしたせいで、左手が若干不自由になり、ピアニストへの道を諦めて…。とは言え、音楽への情熱は収まらぬということで、資産家の親から遺産を受け継ぐと、音楽家を支援しまくってた人なんだそうで。で、梅毒に罹っているがゆえに、事実婚の夫シンクレアとは「肉体的な関係を持つことができない」んですね。それゆえ、シンクレアも妻を愛していると言いながらも、外に愛人を作っていたワケです。
治療のせいで左手が…。17歳から梅毒って、超可哀想なのです (´・ω・`)
これは他人事とは思えなかった。「夫婦の形」というのは夫婦それぞれにあると思いますが、僕の事情を書いてみるならば、奥さんとはセックスレスになって7年目。それまでは奥さんに誘われて、「仕方ないなぁ (´∀`=) ホクホク」なんてムードで応じていたけれども、出産を経てまったく求められなくなってみれば、これほど寂しいものなのか。結局、奥さんは子どもがほしくて体を重ねていただけで、性的魅力のある男として必要とされていたワケじゃないんだなぁと。せめて添い寝だけでもと思っても許されないため、仕方なく抱き枕を買ってみれば、冬に突入した今、とてもヒンヤリしていてね… (ノω・、) ヒンヤリ
しかも、フローレンスの場合、「金持ち=周囲は金目当てで寄ってくる奴ばかり」じゃないですか。彼女自身、遺書を持ち歩いていて、「心から気に入った相手には即遺言を更新して遺産をあげる約束をする」なんて行為をしたりするのは、「金で関係性を保とうとする」ようにも見えるし…(あの遺書の分厚さは異常)。ちょっとね、「フォックスキャッチャー」のデュポンを連想しちゃった感じ。だからこそ、夫の愛だけは信じたいし、夫にだけは見放されたくないから、僕的には「音楽への愛+夫が褒めてくれる喜び」から、歌に傾倒したんだと思ってね、終盤は「頑張って、マダム!ヽ(TДT)ノ マケナイデ!」と泣きながら応援していたほどでしたよ。
ちなみに「賭博堕天録カイジ」の兵藤和也曰く、金持ちというのは「砂糖の砂漠でのたうつアリンコ」だそうで。
人はいくらでも寄ってくるが、砂糖目当てばかり…。まぁ、僕はそれでもいいです(キッパリ)。
そして、夫シンクレアの気持ちもスゲーわかる。「奥さんとセックスできないのならば、外で… (;`∀´)」と思ってしまうのが残念な男心。僕が浮気しないのは別に「奥さんを裏切りたくない!」なんて気持ちがしっかりあるワケではなく(苦笑)、単に相手がいないだけであって、いつだって滾ってる…ということは書いておきましょう(多くの読者がブログをそっ閉じした気がする文章)。経歴などを聞くと、シンクレアも「遺産目当てかな」的なムードはあるものの、やっぱり心からフローレンスを愛していたワケで。彼女の歌声をバカにする奴に食ってかかるシーンはグッときたし、何よりも感動させられたのがラスト。
カーネギーホールでのリサイタルを終えて、観客たちにはなんとなく好評だったものの、ニューヨークタイムズの記者による酷評を読んでしまったマダムが倒れてしまうんですが…。フローレンスは病床でシンクレアに「ウソをついてたの?」みたいなことを言うと、シンクレアは「僕にとっては“真実の歌”だった」みたいに答えるんですね。これはその通りだったんだろうなぁと。例えば、映画を観た日の午前中は、保育園で娘のお芝居を観たんですけど、それはそれは拙いものながら、鳥肌が立つほど感動的だったように。物事って上手い下手だけじゃなくて“何か”が胸を打つワケで(アイドルってそういうものだろうし)。単に彼女の夢を叶えてあげたいというだけでなく、シンクレアは本当に奥さんが幸せそうに歌うのを見るのが大好きで、だからこそ尽くせたんじゃないか。
夫の彼女への賞賛は、心からのものだったのではないでしょうか。
例え肉体的に愛を確かめられなくても、精神的な「音楽での繋がり」を支えにして愛し合った夫婦の物語なんだと思ってね、予想外に感動してしまった次第。一応、オチを書いておくと、病床のマダムが「歌った事実は消せないわ」なんて言って、「カーネギーホールのアーカイブでは一番聴かれている」なんてテロップが出るとエンドクレジットが始まって、本人の歌声とビジュアルが流れつつ、ピアニストのコズメがボディビルダーになったりして、映画は終わってました。
体を鍛えるシーンが不自然に入ってるなぁと思ったら、後にビルダーになるというね… (`Δ´;) ヌゥ
本物のマダム・フローレンスの動画を貼っておきますね↓ 実際の歌手活動はかなり長期にわたっていた様子。
本作のメリル・ストリープが素晴らしかったのはもちろんのこと、僕はあまり好きじゃないヒュー・グラントも軽薄な渋みが加わって悪くなかったりして。何よりも良かったのが、ピアニストのコズメを演じたサイモン・ヘルバークで、彼の愛嬌がこの作品をより魅力的にしたと思うし、「実際にピアノを弾ける」というスキルを生かした演技もスゴいと思いました。ギャグも結構面白くて、ウソをついてマダムを褒めたり、批評家を買収したりするシーンは普通に笑っちゃいましたね。
この人が「えっ、マジで!? Σ(゚д゚;)」みたいな顔をするのがスゲー愉快だったり。
この場面とか、バカバカしくて最高でしたよ。
で、ちゃんと「これって良くないよ」って見方をする人が出てくるのも良いなぁと。「真剣に歌っている人を笑う」って、どうにも微妙な部分はあるじゃないですか。実際、劇中でニューヨークタイムズの記者が激怒するのだって、スゲーわかるワケですよ。ただ、最初に歌声を聴いた時は爆笑したスターク夫人(ニナ・アリアンダ)が、カーネギーホールでは嘲笑する兵士たちを叱責してフローレンスを励ましたように、気持ちよさそうに歌う彼女を微笑ましく愛でる人たちも多かったのではないか。要は、彼女の人柄からのアイドル的人気があったのなら、その下手さを愛でるのも、それはそれで良いのではないかと。それに、今もCDが発売されているというのは、単に下手なんじゃなく、やっぱり何らかの魅力がある歌声なんだと思いますよ(とは言え、僕には良さがサッパリわかりませんがー)。
こういう意見もごもっともだと思います。
スターク夫人が味方になる場面、超グッときた!
その他、パンフでは「インタビューで『夫のレビュー記事を隠した』というフローレンスのエピソードを『賢者の贈り物』に例えたメリル・ストリープ」とか「インタビューで『彼は負け犬だと思いますか?』という質問に『ボディビルディングは別にバカにするようなことじゃない』と回答しながらインタビュアーの両目を親指で潰したサイモン・ヘルバーグ」とか良かったなぁ(少しウソ)。何はともあれ、結構面白かったので、同じマダム・フローレンスをモデルにした「偉大なるマルグリット」とかも観たくなったし、「へんげ」
を観た時と同じように、「どんな時でも奥さんの味方になってあげられるのか?」とか、非常に「夫婦愛」について考えさせられた映画でした。まぁ、7年セックスしてないとか1人で寝るのがつらいとか愚痴を書いても、結局は僕も奥さんが大好きなのでね(苦笑)、ウソをついて静岡まで映画を観に行ったりせず、もっと大事にしようと思います…というNOROKE!m9・∀・) ビシッ
昨年観たスティーヴン・フリアーズ監督作。僕の感想はこんな感じ。
サントラでございます。デジタル盤もありますぞ。
マダム・フローレンスの評伝。96ページって、かなり読みやすそう。
マダム・フローレンスをモデルにした映画。今年2月に公開されてたそうな (゚⊿゚) ヘー
「金持ちって大変だな」映画。僕の感想はこんな感じ。
大好きな「夫婦」映画。僕の感想はこんな感じ。
マダム・フローレンスのCD。興味がある方はどうぞ。
永い言い訳(ネタバレ)
永い言い訳
2016/日本 上映時間124分
監督・原作・脚本:西川美和
製作:川城和実
中江康人、太田哲夫、長澤修一、松井清人、岩村卓
プロデューサー:西川朝子、代情明彦
撮影:山崎裕
照明:山本浩資
録音:白取貢
美術:三ツ松けいこ
編集:宮島竜治
衣装:小林身和子
ヘアメイク:酒井夢月
サウンドエフェクト:北田雅也
挿入歌:手嶌葵
キャスティング:田端利江
助監督:久万真路、菊池清嗣
制作担当:白石治
出演:本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、堀内敬子、池松壮亮、黒木華、山田真歩、深津絵里、松岡依都美、岩井秀人、康すおん、戸次重幸、淵上泰史、ジジ・ぶぅ、小林勝也
声の出演:木村多江、マキタスポーツ、サンキュータツオ、プチ鹿島
パンフレット:★★★★★(1000円/記事が充実&デザインも素敵だし、小冊子仕立てのプロダクションノートもうれしいし、DVDの“津村啓”インタビューも面倒くさくてイイ!)
(あらすじ)
人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)は、突然のバス事故により、長年連れ添った妻(深津絵里)を失うが、妻の間にはすでに愛情と呼べるようなものは存在せず、妻を亡くして悲しみにくれる夫を演じることしかできなかった。そんなある時、幸夫は同じ事故で亡くなった妻の親友の遺族と出会う。幸夫と同じように妻を亡くしたトラック運転手の大宮(竹原ピストル)は、幼い2人の子どもを遺して旅立った妻の死に憔悴していた。その様子を目にした幸夫は、大宮家へ通い、兄妹の面倒を見ることを申し出る。なぜそのようなことを口にしたのか、その理由は幸夫自身にもよくわかっていなかったが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
90点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事は、ゲスな下ネタが書かれているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。
10月28日は、練馬の「か和もっち」にて、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」を通じて知り合った方たちとの映画オフ会=映画駄話会がありましてね。で、とにかく本作の評判が良かった→会で話題になるだろうと。それに西川美和監督作は「ゆれる」と「ディア・ドクター」
は結構好きだったのもあって、「まぁ、観ておくか」とTOHOシネマズ新宿に足を運んできました。「見事に良い映画!m9TДT) ビシッ」と思ったり。ちくしょう、実に素晴らしい作品だったので、本当なら長々と感想を垂れ流したいんですけど、どうにも時間に余裕がないので、驚きのアッサリ風味で書き残しておきますね。
1番スクリーン、そこそこ入ってたような。6ポイント使って観ましたよ、確か。
若干のウソを交えながら話を雑に書くと、心底甘ったれのクソ野郎で「バティスタに目潰しされればいいのに」と誰もが思わざるを得ない作家・津村啓こと衣笠幸夫が、愛人との浮気中に妻がバス事故で死亡→同じバスに乗っていて死んだ親友の夫・大宮の子ども2人の面倒を看ることになり(長男を塾に通わせるため)、自分を見つめ直す…という内容。なんか自分の存在が不要になりそう→大人げなくキレたりもしたけれど、大宮が事故に遭うと、長男が「母さんが死んだ時、父さんが死ねば良かったって思っちゃった…(ノω・、)」なんて話してきたので、「それはそれ!」「心に棚を作れ!m9`Д´) ビシッ」と励ましながら、自分も海より深く反省。髪を切り、久しぶりに私小説「永い言い訳」を書き上げると、いろいろ揉めた人たちも集まったパーティーが開催されて、「みんなが笑ってる&お日様もわらってる (´∀`) ウフフ」って感じのハッピーエンドでしたよね、たぶん(揉めた編集者がうれしそうだったりしたのが最高!)。過去に観た西川美和監督作3本は、自分の好みは別としても映画としてはどれもクオリティが高かったワケですが、本作は今までで一番「わかりやすく良い話」になっていて。その分、ファンは物足りなく感じるかもしれませんけど、単純な僕には今までで一番「超ストライクな映画」でしたよ(西川監督が、あえてホームランを打ちにいって、見事に打った印象)。本当にいろいろ書きたいことはあるんですが、とりあえず1つ。今までの僕は「負い目のなさが勝ち目を呼ぶ」派だったものの、とは言え、人間がまったく「負い目を作らない」で生きるのは難しいのだから、「自分の負い目を抱きしめながら歩いていく」のも人生には必要なんだろうなって思った…って、わけわからなくてすみません。
柴千春の名言を貼っておきますね。
役者さんたちは全員素晴らしくて、特に子どもたち絡みが最高でしたよ。で、奥さん絡みのエピソードがマジでキツくてね、なんか「ウソをついて映画を観ている時に奥さんに何か遭ったら… (ノω・、)」って考えると罪悪感で胸が苦しくなったし(と言いつつもその後、ウソをついて静岡に行ってるんですがー)、「もう愛してない。ひとかけらも」なんてメールを見たら発狂することは間違いないのでね(ただ、「もう愛してない。ひとかけらもーーそんなふうに考えていた時期が俺にもありました」という内容だった可能性も!?)、奥さんには優しくしようと心から思った次第(と言いつつも…略)。もうね、映画もパンフもスゲー良い出来なので、この手の邦画が好きな人はぜひ観に行くと良いザンス。その他、「『黒木華さんとセックスできるけど、その間、ずっと『バカな顔 川 ゚д゚)』と言われ続ける』という条件だったら…?」なんてゲスな妄想が頭から離れないことは置いとくとして。あえて不満を書くならば、花見のシーンで幸夫が編集者に蹴りを放つシーン、韓国映画なら低空ドロップキックだろうなって思いました。
この幸夫が蹴りを放つ場面…。
ドロップキックだったら、もっと評価が高かったのに…って、どうでもいいな!(「グエムル」より)
おしまい 川 ゚д゚) バカナカオ
「空中キャンプ」の伊藤聡さんもオススメの西川監督による小説版。こちらの短編と合わせて読むと良いかも。
サントラでございます。
キング・オブ・エジプト(2D・吹替番)(ネタバレ)
キング・オブ・エジプト(2D・吹替番)
原題:Gods of Egypt
2016/アメリカ 上映時間127分
監督・製作:アレックス・プロヤス
製作:ベイジル・イバニク
製作総指揮:スティーブン・ジョーンズ、トファー・ダウ、ケント・クベナ
脚本:マット・サザマ、バーク・シャープレス
撮影:ピーター・メンジース・Jr.
美術:オーウェン・パターソン
衣装:リズ・パルマー
編集:リチャード・リーロイド
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:ブレントン・スウェイツ、ニコライ・コスター=ワルドウ、コートニー・イートン、エロディ・ユン、チャドウィック・ボーズマン、ジェラルド・バトラー、ジェフリー・ラッシュ、ルーファス・シーウェル
声の出演:玉森裕太、永野芽郁
パンフレット:★★★☆(720円/エジプトが舞台=吉村作治先生にインタビューというベタな姿勢に好感が持てます)
(あらすじ)
神と人間が共存し、「生命の神」オシリス王の統治により繁栄を誇っていた古代エジプト。しかし、弟セト(ジェラルド・バトラー)のオシリス謀殺により王座は奪われ、人々は暴虐なセトに苦しめられていた。オシリスの子で、王座と視力を奪われたホルス(ニコライ・コスター=ワルドウ)は、コソ泥の青年ベック(ブレントン・スウェイツ)と手を組み、エジプトの王に君臨するための鍵を握る重要なアイテム「神の眼」を盗み出すべく、困難極まりない冒険の旅に出る。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事には、性的な文章が書かれているので、そういうのが苦手な人は読まないで!
今さらながら9月公開作の感想を垂れ流しておきますね。予告編を観た時はあまりに大味な感じがして、ちょっと観る気が起きなかったんですけれども。時が経ってみれば、むしろ「そんな大味な映画こそ観たい」なんて気持ちになってきたから、人間とは不思議なもの、ですな。で、「ロスト・バケーション」を観た時に「都内で上映が終わると、東京近郊で上映が始まることがある」ということを知ったので、「どこかでやってるかな」と検索してみれば! ちょうどニュー八王子シネマで上映されていたから、11月1日=映画の日に鑑賞いたしました。「良い70点!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ!」と思ったり。お話を雑に書いておくと、舞台は神と人間が一緒に暮らすエジプト。父オシリスからホルスが王座を譲り受けようとしたら、雄オーラがムンムンの叔父セトがやってきて、ホルスの両眼を奪って追放しまして。エジプトを手中に収めるんですが、そこに妻ザヤを生き返らせたい盗賊ベックがホルスと組んで、揉めながらも互いを認め合っていく…という2万回は観たようなバディモノでございます。
ニュー八王子シネマ、メンズデーがあったりして、近所にほしい映画館なのです。
その後、“人の心がわからない自己中な神”だったホルスはベックのおかげですっかり改心→力を取り戻してセトを倒すと、祖父ラーの力でザヤが生き返って、めでたしめでたしって感じでした。予告編だと「巨大モンスターにこそ泥が襲われたりする冒険譚」といった印象でしたが、実際に観てみると、「アイアンマン」がスーツをカチャカチャまとうように、“人間体の神々”がバトル時にはメタリックスーツ姿に変身するのが超カッコイイ!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォッ なんて言うんですかね、わかりやすくド派手にしたエジプト版「インモータルズ 神々の戦い」といったムードで、スゲー楽しかったです。あと、ベックの奥さんザヤを「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
の“5人の花嫁”の1人、コートニー・イートンが演じてるんですけど、かなり胸元が開いた服を着ていまして。それほど巨乳派ではなかったハズなのに、セックスレスが長いせいなのか、ずっと乳に視線が釘付けだったーーということは書き残しておきましょう。というか、「オシリス」という言葉にすら股間がムクッと反応しちゃったりしてね(苦笑)、僕は大丈夫なのかな…。
コンセプトアートを貼っておきますね。神々バトルはこんな感じでカッコイイのです。
ずっと胸を見てた、ずっと乳を見てた、ずっと、ずっと、乳だけを見てたーー(大江千里風に)。
その他、「ジェラルドー・バトラーがテストステロン過多で最高!」とか「ジェフリー・ラッシュが疲れた顔でアポピスと戦うのが素敵」とか「エロディ…ユン… (´Д`;) ハァハァ」とか「最後のベックと建築士のバトルはいらないだろ」とか思うところはあるんですが、長くなるので割愛! なかなか愉快な娯楽作でしたYOヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! 点数こそ70点だけど、十分満足したというか、僕にはこのぐらいの映画が「ちょうどいい」とあらためて実感しましたね。ちなみに吹き替え版を観たんですが、玉森裕太さんは予告編で想像したほど酷くはなかったけど(ただ、驚いた時の声とかはやっぱり微妙)、永野芽郁さんはかなりキツかったかなぁ…。話題作りとして仕方ないのかもしれませんが、なるべく本職の声優さんをキャスティングしてほしいと心から思いました。おしまい。
大好きなアレックス・プロヤス監督×ブランドン・リー主演作。すでにDVDは持ってるけど、Blu-ray版も買おうかなぁ。
ジャケットがカッコ良すぎるサントラ。輸入盤もあります。
先週の備忘録(2016/12/6~12/12)
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓
ずっと働いてました… ('A`)
金曜日は、マナ子のお遊戯会→久しぶりの映画鑑賞→「か和もっち」のコンボ
土日も出勤しました… ('A`)
月曜日は、映画を無理矢理2本観ましたYO!ヽ(`Д´)ノ
先週は地獄のようでした。「1日48時間と考えて、睡眠時間は2時間」という感じであり、食事を摂るヒマもなくて、1日の食事はカップ焼きそば1個程度のエブリデイ。さすがに死ぬかと思ったんですが、何とかしのいで寝不足のまま迎えた金曜日、娘・マナ子(仮名/5歳)が通うゴッサム保育園でお遊戯会がありまして。そこで彼女は芝居に出演することになっていて、当然ながら僕は撮影する役割を担っていたというね(ちなみに一昨年の様子はこんな感じ)。
というか、今回のお芝居、マナ子ったら「アタシ、主役なの〜 (´∀`=し ウフフ」なんて言ってましてね(微笑)。いや、彼女が所属するベイン組では、若干成長が遅いマナ子よりもはるかに演技が達者な児童たちが揃っているだけに、何かの間違いだろうと思ったものの、「アタシ、頑張るんだ〜 (´∀`=し」とホクホク顔の彼女を見ていると、そうかと。よくよく考えれば、保育園の芝居は1つの役を何人かで演じる「複数キャスト制」だったりするので、その1人に選ばれたのかもしれない。ハッキリ言って、この日の芝居は「ローグ・ワン」より楽しみにしており、寝不足だろうとまったく関係ナッシング。ビデオカメラを用意して、彼女の出番を粛々と待っていたワケですよ。
ジョーカー組の出し物が終わって、とうとうマナ子たちの出番になって。演目は「金のがちょう」。あらすじを雑に書いておくと、小人からもらった金のがちょうの羽にさわったら手がとれなくなって、次々と人がくっついていって。ずっと笑わなかった王女様がその姿を見て久しぶりに笑って、めでたしめでたし…という内容。で、マナ子の役は、なんと金のがちょう。みんなに触られるため、出番は多いものの、台詞は登場時の「私は金のがちょうです (´∀`=し ガァガァ」のみ。あんた、主役というよりマクガフィンじゃねぇかよと。まぁ、最後の最後に撮影をしている僕を見つけると、まだ芝居の最中なのに「パパだー! (´∀`=し」なんて言ってしまったので、今年のトニー賞ノミネートは無理かとガッカリしたものの(電波な文章)、空気を読まずに僕に手を振るマナ子の笑顔は100点の神々しさ。撮影しながら涙を流し、この日の彼女の姿を中島みゆきさんライクに「忘れーないー、忘れーないー!ヽ(TДT)ノ」と心から思ったのでした。
突然ですが、中島みゆきさんの「旅人のうた」を貼っておきますね↓
つーか、結局、ここ最近、精神的に追い詰められているせいか、逆に気が張っていろいろと頑張れているものの、実際の仕事の業績が悪くて、それはそれは大変なことになっていて。なんかね、生きるって大変だと思います。今週は、木曜日にタマフル・トップ5オフ会があって、それに行けるかどうかは微妙だけど、深夜は「ローグ・ワン」の最速上映を観る予定。金曜日は、「『ライムスター宇多丸の映画カウンセリング』刊行記念 公開映画カウンセリング&サイン会」に行くつもりですが、これも仕事次第だったりして…。で、土日は久しぶりに家族と過ごす予定でございます。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。
いつか「いつかティファニーで朝食を」の朝食を!ヽ(`Д´)ノ<かぶきち>
※一応、このシリーズは、「いつかティファニーで朝食を」で紹介されたお店に行って、「① 朝食として食べに行く」「② 作品内&お店ガイドに出て来たメニューだけをすべて注文する」という自分ルールに従って行動しております。
※今回の本文中に出てくる()内のカロリー数値は、ブログ主が勝手かつ多めに算出したものです。
前は月イチぐらいでアップ出来ていたのに、最近は忙しさにかまけて、すっかり更新ペースが落ちてしまった不定期連載「いつか『いつかティファニーで朝食を』の朝食を!ヽ(`Д´)ノ」。でもね、基本的に単行本が発売される時は応援として更新することを心掛けていて。しかも、できればその巻に載っている店が望ましいということで! 最新コミックス第10巻が発売される前日の10月7日(金)、新宿・歌舞伎町の「かぶきち」に足を運ぶことにしたんですが、しかし。単に店に足を運ぶだけではつまらない。できれば第49話「MIDNIGHT CINEMA」の麻里子の状況も楽しもうと、仕事の飲み→そのままTOHOシネマズ新宿で映画を観るところからスタートしてみました。
接待が終わった後、電車は混むからタクシーで帰る…なーんて、本当はそうじゃなくて。
少しセンチメンタルな気持ちの金曜日は、家に帰るのがさみしくて、どこか寄り道をしたくなるんだ。
今夜は映画でも観ちゃおうかな…って、こんな文章を書いているのは44歳のオッサンなのだ!(`∀´) フハハハハハハ
僕にとって、ラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画を観に行くのは恒例行事なんですが、この時期は仕事があまりに忙しすぎて、まだ観られてなくて。ちょうどTOHOシネマズ新宿でその週の課題になっていた「SCOOP!」が上映中だったので、チケットを購入。さらに、麻里子と同じくポップコーン&コーラMサイズ(670円/624kcal)を買いましてね。「レイトショーで観る映画は格別だな〜 (´∀`)」なんて思いながら、鑑賞したのでした。
ポップコーンを買うならホットドッグ派なんですが、劇中で麻里子が食べてたので仕方なし。
11番スクリーンで観ました。僕の感想はこんな感じ。
映画が終わったのは、朝…というにはまだ早い午前3時過ぎ。つーか、劇中の麻里子は映画を2本観て朝を迎えていたんですが、僕は土曜日も出勤予定だったし、ブログも書かなくちゃいけないから…ということで、劇場を出て、その対面にある「かぶきち」へ足を運びましてね。カウンターが塞がっていたので、テーブル席に通されると、麻里子が頼んでいた焼きそば(並)(830円/600kcal)を注文したのです。
映画館の目と鼻の先にありまして。
これが焼きそばの「並」。ちなみに漫画では「中」って書いてありました。
テーブルに置いてあった紅ショウガを搭載することで、食べる準備は万端でございます。
なんと生卵は無料で何個も使って良いという太っ腹振り。
最初は生卵がかかっていない部分を食べると、麺がもちもちしつつもパリッとしていて、直球の旨さ。
で、生卵を混ぜるとこんなビジュアルになりまして。
卵を絡めて食べると…クリティカルに美味!Σ(°д°;) ヒィ
気が付いたら目の前から消失していたというね…。
僕も44年の人生において、さまざまな「焼きそば」を食べてきましたけど、その中でも上位にランクインするレベルで美味い。恥ずかしながら「生卵をからめて食べる」というのは初体験だったんですが、これほどの破壊力だとは… (`Δ´;) ヌゥ ご飯にかけることはあっても、焼きそばというのは盲点でした。ひと口食べた瞬間、自分の中で新たな扉が開く音がしたーーというのは大げさな表現でしょうか(間違いなく大げさな表現)。
いや、こんなに旨いなら大盛が食べたかったな…と言っても、麻里子が「中」を頼んでいるのだから仕方なし。ただ、「② 作品内&お店ガイドに出て来たメニューだけをすべて注文する」なんてルールの企画ですよ(苦笑)、月刊誌「コミック@バンチ」で掲載された時のお店ガイドには「生卵は目玉焼きに変更もできる!」と書かれていた→目玉焼きバージョンも食べねばならぬということでね、今度は焼きそば(並/目玉焼きバージョン)(830円/600kcal)をオーダーだッ!m9`Д´) ビシッ
雑誌からページを切り取ってスキャン→スマホに入れてあるお店ガイドを見てみれば…。
目玉焼きバージョンも載っている! こいつは食べなくては!
同店のキャラクターかぶきちくんも「生卵が苦手なら目玉焼きがいいカブ!」なんて小粋なアドバイス。
そんなワケで、やってきた目玉焼きバージョン。
箸で白身をめくってみれば…ククク…もう黄身がこんなにトロトロじゃねぇか…(なんとなく卑猥な文章)。
黄身をからめて白身と一緒に食べてみれば、これまた鮮やかな美味さ!
さらに無料の生卵を追加投入! やだ、グチョグチョになっちゃう… (´Д`;) ハァハァ
結局、2皿目も瞬殺しちゃいました〜。
2種類食べ終わってみれば、生卵を追加投入できることを考えると、目玉焼きトッピングの方がオトクな気がしましたよ。まぁ、何にせよ、非常に良い焼きそば体験だったというか。正直なところ、このお店の前はよく通っていて(って、TOHOシネマズ新宿に通っているんだから、そりゃそうだ)、ずっと気になってたんだけど、「焼きそばに800円払うのはちょっと… (´・ω・`)」なんて思って足を運べなかったんですよね。ただ、実際に食べてみれば、間違いなく800円以上の価値はあったということで、ホクホク顔で帰路についた次第。
帰ったらたくさん寝る…なんてことはできずに、ブログを書いて休日出勤いたしました ('A`) イヤーン
で、その日の夜。3日後の火曜日のアップに向けて記事を書こうと思って、その前に購入した単行本をチェックしてみたところ…。なんとお店ガイドに別のメニューが載っていたのです!
単行本の巻末にまとめて載っているお店ガイドはこんな感じなのですが…。
ソーセージと野菜が載ってる!? Σ(゚д゚;) ナンデスト!
危なかった…。このままアップしていたら、「おやおや、『作品内&お店ガイドに出て来たメニューだけをすべて注文する』なんて書いているくせに見落とすなんて、お里が知れますね ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」「そんなズサンなブログを書くような男だから、奥さんと7年もセックスレスなんじゃないんですか? ( ´_ゝ`) ププッ」なんてバカにされるところだった…(被害妄想がすぎる文章)。早速、やり直したいと思ったものの、なかなか都合がつかなくて、約1カ月が経った11月5日(金)、「かぶきち」にワンスアゲイン!ヽ(`Д´)ノ リミックス!
ということで、この再現写真も2度目。
このビルの地下にロフトプラスワンがあるんですよ…というどうでも良い情報。
無料案内所の前でこの写真を撮っていたら、「お兄さん、遊ぶとこあるよ?(o^-')b ドウ?」なんて声を掛けられました。
どうせなら今度はちゃんと映画も2本観ようと思いまして。例によってポップコーン&コーラMサイズ(670円/624kcal)を買うと、1本目は前売り券を買っていた「インフェルノ」を観て、2本目はポイントを使って「ザ・ギフト」を鑑賞。観終わって劇場を出ると午前4時半だったので、前回よりは朝食に近いんじゃないかしらん。で、「かぶきち」に足を運ぶと、ソーセージ(2本)(250円/140kcal)と野菜3種(580円/80kcal)、焼きそば(並/目玉焼きバージョン)(830円/600kcal)、焼きそば(並/目玉焼きバージョン)(830円/600kcal)を食べたのでした。
基本的に飲食しながら映画を観るのって大好きなんですよぉ〜(突然、馴れ馴れしく)。
アッサリ感想を書くと、「インフェルノ」は残念な映画でしたね。
「ザ・ギフト」は期待しすぎたかなぁ。
そして、「かぶきち」にやってきました。
劇中で麻里子が座ったカウンター席に通されたりして。
ソーセージは、まぁ、普通。
野菜3種は、オクラとか結構大きくてビックリしましたよ。
通常の焼きそばも前回同様、恐ろしく美味であり…。
目玉焼きトッピングの方も最高でした (´∀`=) オイシー
結局、2回行って思ったんですけど、ごめんなさい、「朝食としてまた食べにきたいな〜」なんて思いは1ミリもなくて。スゲー美味だったのは確かなんですが、むしろ夕飯に来てビールとか飲みながら食べたいという強い気持ち強い愛。味が濃いめなので、とにかく酒が合いそうというか、今度、飲みに行こうと思っております。
この写真を撮ってる時、黒人の客引きにからまれて面倒くさかった…という思い出。
最後に第49話「MIDNIGHT CINEMA」の感想を簡単に書いておくと、お見合い中にLINEをする麻里子は本当にどうかと思ったのと、僕もお見合いしてみたかったなぁと。台紙に貼ったお見合い写真を見て、「あら、いい人そうね (´∀`=)」なんて思ったりしてから、ししおどしがカッコンカッコン鳴る料亭で、ドキドキしながら異性とお話ししてみたかったーー。そんなどうでも良い文章を書いて、この記事を終えたいと思います (・∀・) ナンダコリャ