レイルロード・タイガー(字幕版)
原題:鉄道飛虎 Railroad Tigers
2016/中国 上映時間124分
監督・脚本・編集:ディン・シェン
製作総指揮:ジャッキー・チェン
脚本:フー・カーカー
撮影:ディン・ユー
音楽:ラオ・ツァイ
出演:ジャッキー・チェン、ホアン・ズータオ、ワン・カイ、ワン・ダールー、ジェイシー・チェン、サン・ピン、ン・ウィンラン、シュイ・ファン、池内博之、ジャン・ランシン、チャン・イーシャン、アンディ・ラウ
パンフレット:★★★(820円/江戸木純さんのコラムがわかりやすくて良かった)
(あらすじ)
第2次世界大戦下の中国。鉄道による日本軍への物資支援を阻止するべく、一般市民によるゲリラ隊「レイルロード・タイガース」が結成された。リーダーのマー・ユェン(ジャッキー・チェン)は、仲間たちと共に列車の爆破計画に乗り出すが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
「ジャッキー・チェン主演作は劇場で観る主義」なので、前売り券を購入。それなりに楽しみにしていたんですが、なかなか観に行けなくて。そんな中、6月下旬の「タマフル&トップ5&生活は踊るオフ会」で下手の縦好きさんが微妙な評価をされていて、「ジャッキー映画は大体70点ぐらいの満足度があるのに…」なんて思ったりしてね。で、関東上映終了寸前の7月上旬、TOHOシネマズ ららぽーと横浜にて字幕版を鑑賞いたしました。「マジかよ… (`Δ´;) ヌゥ」って感じでしたよ。ちなみに原作は1950年代に中国でベストセラーになった小説「鉄道遊撃隊」で、何度もドラマや映画化されてきたお話なんだとか。
劇場は結構ゆったりめのプレミアスクリーンで、観客は10人ぐらいでした。
僕の鑑賞後の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね。
日本が中国を占領していた1940年代、ジャッキー率いる一般市民たちが「レイルロード・タイガース(飛虎隊)」として日本軍を相手にゲリラ戦を行う、いわゆる“抗日映画”でしてね。まぁ、「抗日映画というよりはアクションコメディ」という雰囲気が強めではあるものの、僕もそりゃあ日本人ですから、観ててツライところはあって(もちろん日本が悪役になるのは仕方ないんですがー)。なんて言うんですかね、個人的な好みですけど、池内博之さんが演じる憲兵隊長の「卑劣でバカなクズ」みたいな演技はちょっとキツかったです(池内さんは「イップ・マン 序章」での三浦将軍役の方が全然良かった)。あと、コメディ要素が強いのはまだしも、子ども向けというよりは子ども騙しって感じの演出が多くて、そういう部分でも「マジかよ… (`Δ´;) ヌゥ」と辟易しながら観てましたよ。一応、オチを書いておくと、メンバーがほぼ全滅する中、ジャッキーが命懸けで橋を爆破しましてね(爆破シーンのCG合成感もどうにかしてほしかった)。時代は現代に戻って(オープニングと対になる感じ)、アンディ・ラウと子どもが映ったりして、「名もない英雄がこの国を作ったんだね」的なムードで終わってた気がします、たぶん。
比較しても意味はないけど、「イップ・マン 序章」の池内さんの方が好きでしたよ。
って、文句から書いちゃいましたけど(汗)、ジャッキーが“大麻で逮捕されて復帰したばかりの息子”ジェイシー・チェンと火薬を盗もうとする中盤のアクションは愉快だったし、実際に鉄道を走らせて撮ったクライマックスは確かに見応えがあったし、戦車バトルも予想外で良かったし、意外と無惨に人が死ぬし、全体的にはそんなに悪くないんじゃないかと。今のジャッキーは年相応に「オレがオレが」って部分を押さえて若手にちゃんと見せ場をあげてたりするので、“純正ジャッキー映画”を期待すると肩透かしを食うかもしれませんが、水と安全とジャッキーはタダじゃないのです(by 中野貴雄監督)。あと何本作られるかわからない彼の主演作は貴重なのでね、余裕があったら観といてくださいな。
ディン・シェン監督×ジャッキー・チェン主演作で一番好きなのはこれですかね。僕の感想はこんな感じ。
ドニー・イェン主演の名作。僕の感想はこんな感じ。
レイルロード・タイガー(字幕版)(ネタバレ)
それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!(ネタバレ)
それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!
2017/日本 上映時間62分
監督:矢野博之
原作:やなせたかし
脚本:米村正二
音楽:いずみたく、近藤浩章
声の出演:戸田恵子、中尾隆聖、多部未華子、天野ひろゆき、ウド鈴木
パンフレット:★★★(600円/あらすじが最後まで書いてあって絵本的に読める親切設計)
(あらすじ)
宝探し一族のライオンの男の子ブルブルは、一人前になるため、お父さんから渡された宝の地図を手に旅に出る。強がっているが本当は怖がりなブルブルを助けることになったアンパンマンたちだったが、そこへ宝を横取りしようと企むばいきんまんたちも現れる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の感想は、映画とは関係のない文章がダラッと垂れ流されているので、気をつけて!
僕の娘のマナ子(仮名/当時5歳)は、アンパンマンが大好きでして。2014年の「りんごぼうやと みんなの願い」から劇場版を毎年観ているということで、本作も絶対観たいだろうと、親子前売り券を購入してましてね。で、「今度、アンパンマンの映画がやるけど、観たい? ( ´_ゝ`)」なんて聞いてみたら、「観たい!ヽ(`Д´し」と即答されたということで、公開直後の7月2日(日)、ユナイテッド・シネマとしまえんにて僕+妻子+お義母さんの4人で鑑賞いたしました。「これが最後かもしれぬ… (ノω・、) グスン」と思ったり。
6番スクリーン、そこそこ混んでた印象。ポップコーンと来場特典の写真は撮り忘れちゃった…。
今回は、やなせたかし先生による「やさしいライオン」の主人公をモデルとしたライオンの男の子ブルブルがゲストキャラでしてね。話を乱暴に書いておくと、宝探し一族のくせに怖がりで「僕にはできないよぉ〜 (´Д`;)」となかなか一歩を踏み出そうとしないブルブルが、カレーパンマンに「男は度胸! 何でも試してみるのさ ( ´_ゝ`)」と諭されたり、あーだこーだあったりして、開眼!(°д° ) クワッ! 古代遺跡でばいきんまんが大暴れする中、大活躍してアンパンマンたちをサポートして、ばいきんまんをぶちのめしまして。お目当ての宝箱を開けると、中には少し大きめの帽子と新しい宝の地図が入っていたということで(宝探し一族の試練だったっぽい)、少したくましくなったブルブルの瞳にはいつしかまぶしい男の光があったのでしたーー。
来場特典と連動した踊りからスタートしましてね。
恒例のゲストキャラはライオンの子どもブルブル。声は多部未華子さんなのです。
みんなで「オニツノじま」へ宝探しに行くことになりまして。
カレーパンマンが世話を焼いてくれる…って、劇場版では珍しいパターンでは。
最後はアンパンチでばいきんまんを制裁! 何度懲らしめてもキリがないので、ファントムゾーンに追放してました(唐突なウソ)。
「親の職業を子が継ぐ」云々って基本的に好きじゃないので、ブルブルの話自体はどうでも良かったんですけれども。劇場版でカレーパンマンが重要な役をやるのって初めて観たので、ちょっと新鮮で楽しかったなぁと。それと、劇場版では「敵の攻撃を受けたアンパンマンたちが”何か”に変容させられながらも心を折らずに戦う」という展開がお約束なんですが、”体を勝手に変えられる”描写が苦手な僕的はいつも感動するポイントでして。今回は「石の塔」に変えられてましたけど、それでも戦う彼らの姿にはグッときましたね…(しみじみ)。で、一番大事なのが、とにかくマナ子が上機嫌で喜んでいて、劇中に出てくる「いいかげんにしろー」といった台詞を真似たりしてて、超可愛くて。本当に観に来て良かったです (´∀`) ホッコリ
僕はそういう立場じゃなかったからわからないけど、親の職業を継がなくちゃならない人って大変ですな。
ウド鈴木さん演じるクリーチャー・いいかげんに城の「いいかげんにしろー」という台詞が、娘のツボに入ってましたよ。
鑑賞後は、近くにある「トイザらス」に寄ってみたら、マナ子が隣接する「としまえん」に行きたいと珍しくグズリだして。何とか説得してから、「がってん寿司」で回転寿司を食べて帰宅した次第。なんかね、「さすがに小学生になる来年あたりは『アンパンマン』から卒業しちゃうのかな→これが最後になるかもしれぬ」なんて思うと、ちょっとクラシックなBlueになって涙が溢れちゃったりするけれども。いつまでも子ども向けアニメを観ているのも不健全なので仕方なし(いまだに子ども向けの特撮番組を毎週観ている44歳の文章)。何はともあれ、またひと夏の思い出を作ってくれた「アンパンマン」に感謝して、この駄文を終えたいと思います。
とは言え、「トイザらス」でも「アンパンマン」のオモチャに夢中な姿を見ると、あと1年は大丈夫…かなぁ。
ちなみにこの2週間後、マナ子と2人で「としまえん」に行って、31アイスを食べたりしたというね。
おしまい。
サントラ。デジタル盤もあります。
家族で観た矢野博之監督作。僕の感想はこんな感じ。
1982年に出版されたやなせたかし先生による絵本。短編アニメにもなったそうな。
エル ELLE(ネタバレ)
エル ELLE
原題:Elle
2016/フランス 上映時間131分
監督:ポール・バーホーベン
製作:サイード・ベン・サイード、ミヒェル・メルクト
原作:フィリップ・ディジャン
脚本:デビッド・バーク
撮影:ステファーヌ・フォンテーヌ
編集:ヨープ・テル・ブルフ
音楽:アン・ダッドリー
出演:イザベル・ユペール、ローラン・ラフィット、アンヌ・コンシニ、シャルル・ベルリング、ビルジニー・エフィラ、ジョナ・ブロケ ヴァンサン、ジュディット・マーレ、クリスチャン・ベルケル、アリス・イザーズ、ビマーラ・ポンス、アルチュール・マゼ、ラファエル・ラングレ、リュカ・プリゾ
パンフレット:★★★(720円/コラムが3本入って、デザインが良い感じ)
(あらすじ)
ゲーム会社のCEOを務める女性ミシェル(イザベル・ユペール)は、ある日突然、自宅に侵入してきた覆面男に襲われてしまう。何事もなかったかのように今まで通りの生活を送ろうとするミシェルだったが、襲われた時の記憶がフラッシュバックするようになっていく。犯人が身近にいることに気づいたミシェルはその正体を突き止めようとするが、自分自身に潜んでいた欲望や衝動に突き動かされて思わぬ行動に出る。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※本作については、「ムービーウォッチメン」での宇多丸師匠による時評や、高橋ヨシキさんの「シネマストリップ」での紹介、町山智浩さんの「たまむすび」での紹介&映画ムダ話の解説(216円)をチェックすれば十分じゃないかな。
そりゃあポール・バーホーベン監督作となれば観ておきたいし、周囲の映画仲間がメーリングリストで「『エル ELLE』、もう観た?(゚⊿゚)」「あれさぁ (゚д゚ )」なんて会話をしていて、僕も「エルはLOVEのL…? (´Д`;)」なんて感じで話題に入りたかった…ということで! 9月1日=映画の日、新宿・歌舞伎町の「神座」でラーメンを食べてから、TOHOシネマズ新宿で鑑賞したんですよ。で、その後、9月9日放送の「ムービーウォッチメン」の課題映画になったので、その週に感想をアップしようと思ったんですが、しかし。その日の特集コーナー「サタデーナイト・ラボ」に出演することになっていたため、そのことで頭がいっぱいになっちゃって、とてもブログを書ける状況になくて(仕事も詰まってたし)。本日、やっと感想を更新しますけど、「強いのォ〜ッ!Σ(゚д゚;) マジカ」と感心しましたよ。
6番スクリーン、結構混んでいた気がします。
僕の心境を代弁する徳川光成を書いておきますね(「グラップラー刃牙完全版」より)。
本作の主人公はゲーム会社の社長ミシェルで、映画の開始早々、暴漢にレイプされちゃいまして。警察を呼ぶのかと思いきや、「やれやれ参ったわ 川 ゚д゚)」ぐらいのテンションで風呂に入って、寿司を頼んだり、息子に会っても何も言わなかったりと、通常運転を続けるから、「レイプはフランスではよくあることで、警察にも届けないのが普通なのかな… (・ω・;) ウーム」と思っていたら! 元夫&友人夫婦とのディナー中にミシェルが「レイプされたの 川 ゚д゚)」と唐突に告白すると、みんなが「警察には行ったのか?(゚д゚;)」とか「大丈夫!? (°д°;し」といったリアクションをするので、「あっ、このミシェルの対応はやっぱり普通ではないんだな」と。
ある日突然、暴漢にレイプされちゃうミシェル。
ところが、彼女ったら通報しないので、元夫や友人たちもビックリするのです。
実はミシェルなりにもレイプ犯には腹が立っている&怯えていて、防犯グッズを購入したり、レイプされる場面を何度も回想したりしてまして。ただ、父親が大量殺人鬼で、そのとばっちりで報道被害に遭ったり、イジメられたりしてきた故に、自分のことは自分で解決する主義になっている様子。で、息子が果てしないバカだったり、親友アンナの夫ロベール(クズ)との浮気をズルズル続けたり、職場で変な動画を流されたり、元夫リシャルトの新しい彼女に嫌がらせをしたりしていたら、ホームパーティの時に「ちょっといいな ( ̄ー ̄し ニヤッ」と思って股間を足でグリグリしてみたりした隣人のパトリキがレイプ犯だったから、ビックリですよ。
彼女なりに対レイプ野郎対策として、武器などを物色していたりしたんですが…。
なんと、双眼鏡で覗いて自慰行為のオカズにしていた隣人が犯人だったから、さぁ大変!Σ(゚д゚;し タイヘーン
しかも、ミシェルったら「それはそれ」として、とりあえず「プレイとしてのレイプ」を楽しんでみようとするから、なおビックリ!Σ(゚д゚;) マジカ! とは言え、ミシェルは「やっぱり他に犠牲者もいるだろうし、良くなかったわ 川 ゚д゚)」と思い直して警告するんですが、レイプ野郎パトリキはそれもプレイの一環だと思って彼女の家に侵入→家にいた息子に頭をかち割られて、「なぜ…? (´Д`;)」と言い残して死亡。パトリキの妻が夫の犯罪を見て見ぬ振りをしていたっぽいことがボンヤリと判明する中、完成した新作のエロゲは良い出来であり、アンナにロベールとの浮気を告白したら、「それはそれ」として2人の友情は壊れないムードが漂って、映画は終わってたと思いますよ、たぶん。
ちなみにこのエロゲの嫌がらせは社員の仕業で、レイプとは関係ありませんでした (´∀`) ナァンダ
ハッキリ言って、観る前は、「かぼちゃワイン」のように主人公の名前が「エル」で、「誰がレイプ犯なのか!?」を巡るミステリーサスペンスであり、最後は「お前のチンコを切断するわ!川`∀´) オホホホホホ」といった凄惨なリベンジが待っているのかと思っていたんですよ。ところが、フタを開けてみれば、もちろん「レイプ犯は誰か?」というのがメインではあるんですが、息子がとんでもなくバカだったり、父母との関係に複雑な感情を抱いていたり、元夫の新しい恋人に嫉妬してしまったり、親友の夫との浮気をズルズルと続けてしまったり、隣人の夫にちょっかいを出してみたりと、基本的には「ミシェルという女性自身を描くお話」だった印象(「ELLE」はフランス語で「彼女」という意味なんだって (゚⊿゚) ヘー)。
そんな彼女を取り巻く人々も恐ろしくバカだったり、身勝手だったりするものの。例えば、ミシェルと浮気している時のロベールはクズだけど、妻には優しい夫だったり、息子はとんでもなくバカだけど、他者に対して優しい人間だったり、パトリキの奥さんは敬虔なカトリックだけど夫の犯罪には目をつむっていたりと(この展開はゾッとした)、どんなキャラでも多面的に見せていて。全体的に「人間なんてそんなものだし、仕方ねーよ ┐(´ー`)┌ キニスンナ」という“良い意味での諦めムード”が漂っている感じで、非常にポール・バーホーベン監督っぽい作品だなぁと思ったり。
クリスチャン・ベルケル演じるロベールを始め、男の登場人物はほぼバカかクズでしたな。
というか、本作のミシェルは「鉄の女」的な強さではないけど、僕のような軟弱な人間からすれば、やっぱり「強い女」というか、「強い人間」だと思いましたよ。人間、「自分自身に忠実に生きること」が一番大変じゃないですか。ハッキリ言って、彼女は決して褒められない行動を取ったりもするんですが、「自分が自分の王様」ということをちゃんと自覚した上でのことだから、観ていて清々しいし、ちょっと憧れちゃう。そりゃあ倫理的な問題ってのもありますけれども。例えば、著名人の不倫報道って過熱する傾向があって、僕も妻帯者ということを隠していたゲス野郎は大嫌いだけど、ケン・ワタナベぐらいになると“かつては「狂犬」と呼ばれた男”も気を遣ったりするアンフェアな感じもあるし、よくよく考えれば個人同士の話なんだから他人が叩くことでもないんですよね。もちろん社会的な責任云々はあれど、結局は心のままに生きるのが一番大事なんじゃないか。ということで、セックスレスが8年目に突入しようとしている今、安西先生に「不倫がしたいです… (´Д`;) ハァハァ」なんて訴えても許されたらいいのにな、そうだったらいいのにな(ブログの読者が一気に減った気がする文章)。
いや、彼女は「強い」のではなく、「強くあろうとする人間」なんでしょうな。
ううむ、我ながら何を書いているのかサッパリになってきましたが(汗)、予想がつかない展開は面白かったし、「みんな勝手で、みんないい(だがレイプ野郎、てめーはダメだ)」って内容も好きだし、ミシェルの精神性には憧れたし、とても楽しい作品でしたヨ (´∀`) ヨカッタワー とは言え、僕は「『テーブルの下、足でエロく接触してくる場面』ってよくあるけど、実際にやられたらどんなに魅力的な女性だろうとドン引きするだろうな」派だし、そもそもバーホーベン監督は「ゴア描写全開のアクション」を撮ってほしい派なので、なんとなく70点。気になる人は観ても損はしないんじゃないかな。
ポール・バーホーベン監督作で一番好きなのは、やっぱりこれかなぁ。
フランスではベストセラーになったフィリップ・ディジャンによる原作小説。「ベティ・ブルー」を書いた人だそうな。
なんとなくレイプシーンで驚いたコメディ映画を貼っておきますね。
エイリアン:コヴェナント(字幕版)(ネタバレ)

原題:Alien: Covenant
2017/アメリカ 上映時間122分
監督・製作:リドリー・スコット
製作:マーク・ハッファム、マイケル・シェイファー、デビッド・ガイラー、ウォルター・ヒル
キャラクター創造:ダン・オバノン、ロナルド・シャセット
原案:ジャック・パグレン、マイケル・グリーン
脚本:ジョン・ローガン、ダンテ・ハーパー
撮影:ダリウス・ウォルスキー
美術:クリス・シーガーズ
衣装:ジャンティ・イェーツ
編集:ピエトロ・スカリア
音楽:ジェド・カーゼル
特殊効果監修:ニール・コーボールド
視覚効果監修:チャーリー・ヘンリー
出演:マイケル・ファスベンダー、キャサリン・ウォーターストン、ビリー・クラダップ、ダニー・マクブライド、デミアン・ビチル、カルメン・イジョゴ、ジャシー・スモレット、キャリー・ヘルナンデス、エイミー・サイメッツ、ナサニエル・ディーン、アレクサンダー・イングランド、ベンジャミン・リグビー、ウリ・ラトゥケフ、テス・ハウブリック、ジェームズ・フランコ
パンフレット:★★★☆(720円/エイリアン年表やキーワード解説は好きだけど、ネオモーフの写真があったらうれしかったなー)
(あらすじ)
滅びゆく地球から脱出し、人類移住計画を託された宇宙船コヴェナント号には、カップルで構成された乗組員が搭乗していた。やがて人類の新たな楽園となるであろう未知の惑星にたどり着いたコヴェナント号だったが、そこには想像を絶する脅威が存在していた。その恐怖を目の当たりにした乗組員たちは、命からがら星からの脱出を試みるのだが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※本作については、尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」での紹介とか読むと勉強になると思うよ。
予告編でエイリアンエッグに人間が近づくシーンを観た時、スゲー既視感を感じて、「またそこからですか ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」って思っちゃってね。それほど食指が動かなかったんですけど、やっぱりリドリー・スコット監督作だし、前作の「プロメテウス」
9番スクリーン、8割ぐらいは埋まってたような。

前作「プロメテウス」
惨事の後、生き残ったデヴィットとショウ博士が…。

エンジニアたちの星を目指して宇宙船で飛び立って、「プロメテウス」

その直後から本作までの間を描いた短編が公開されてましたよ↓
本作のあらすじを簡単に書くと、プロメテウス号が旅立つ前、まだ少し若いころのウェイランド(ガイ・ピアース)が“できたてホヤホヤ”のデヴィットと「創造主に会いたいな ( ´∀`)(´∀`) ソウカナ-」なんて会話をするところからスタート。場面が2104年になると(プロメテウス号が消息を絶った11年後)、入植予定の惑星「オリガエ6」に向かうコヴェナント号が事故に遭い、仲良しクルーの1人、船長のブランソン(ジェームズ・フランコ)が無惨に焼死しまして。奥さんのダニエルズ(キャサリン・ウォーターストン)他、多くの船員がションボリしながらもコヴェナント号の修理をしていたら、「カントリーロード」の歌声を受信&近くに入植可能な惑星を発見しましてね。で、その星<第四惑星>に行ってみれば、山頂にエンジニアの宇宙船があって、操縦席でショウ博士のホログラム映像が歌を口ずさんでいたというね。
映画はウェイランドとデヴィットの”創造主”を巡る不穏な会話から始まりまして。

場面変わって、入植予定の惑星「オリガエ6」に向かう宇宙船コヴェナント号が登場。

事故に遭って四苦八苦するも、特殊な電波をキャッチ。発信源の第四惑星の環境が「オリガエ6」より地球に酷似してたので…。

調査するため、着陸船で降り立ちましてね。ちなみにこっちのファスベンダーはウォルターというアンドロイド。

山を登ると、エンジニアの宇宙船を発見!

電波の発信源はショウ博士のホログラム映像だったのでした。

そんな中、黒い卵みたいなのから出た胞子が耳から入った兵士が苦しんだ挙げ句、背中から白いエイリアン(ネオモーフ)が誕生→パニックに陥った乗務員が銃を乱射→宇宙船が大爆発→コヴェナント号に戻れなくなるという悪夢のような展開に。さらに別の兵士から生まれたネオモーフも加わってクルーが全滅するかと思われた時、デヴィットが現れて、照明弾で追い払ってくれまして。「ショウ博士は宇宙船の着陸時の衝撃で死んじゃって、落ち込んだりもしたけれど、私は元気です ( ´_ゝ`)」的な説明をするんですが、しかし。実はこの星に住んでいたエンジニアたちを宇宙船に積まれていた生物兵器を使って皆殺しにしたのはデヴィットであり、さらにショウ博士や生き残ったエンジニアなどの肉体を使って新たなエイリアンを生み出す実験をしていたから、さぁ大変!Σ(゚д゚;) タイヘーン!
護衛の兵士が地面に転がっていた黒い卵みたいなのを踏んだら、プシューッと胞子が出てきまして。

それが耳から入っただけで、一気に具合が悪くなっちゃってね。

なんと背中からネオモーフが生まれちゃうから、なにこのハードすぎる空気感染。

ネオモーフを退治しようと銃を乱射したら、着陸船が大爆発だぁ〜 ヘ(゚∀゚*)ノ ドウニデモナーレ

そんな状況下、突然現れたデヴィットが助けてくれて、ホッとするんですけれども。

実はコイツこそがこの星を地獄に変えた悪魔だったのだッ!m9`Д´) ビシッ

デヴィットが開発したエイリアン・エッグから生まれたフェイスハガーのせいで、2代目船長オラム(ビリー・クラダップ)が卵を産み付けられて、お馴染みのエイリアン(ゼノモーフ)が誕生しましてね。“正義の片腕サイボーグ”ウォルター(マイケル・ファスベンダー2役)がデヴィットをぶちのめすと、救援の船もやってきて、グングンとたくましさを増すダニエルズがエイリアンをクレーンで粉砕したりして、なんとかコヴェナント号に戻るんですが…。卵を産み付けられたロープ軍曹(デミアン・ビチル)からエイリアンが誕生→セックス中の2人が死んだりしつつも、タンクトップを身につけたダニエルズがエイリアンを船外に放出して退治するというO-YA-KU-SO-KU!m9`Д´) ビシッ めでたしめでたしかと思いきや、なんとデヴィットがウォルターに化けていたことが発覚して、コヴェナント号に眠る2000人の入植者たちが実験材料になりそうなムード満点で、映画は終わるのでした… ('A`) イヤーン
シリーズお馴染みのエイリアン・エッグは、デヴィットが開発したものと判明。

ゼノモーフが誕生→なんとかやっつけるものの…。

もう1匹生まれて、コヴェナント号で暴れ始めたから、“宇宙で戦う乙女の正装”タンクトップ姿で迎撃だ!

宇宙に放逐してハッピーエンドかと思ったら、デヴィットがウォルターに化けていて、バッドエンドなのでした。残念!

正直なところ、まったく期待してなかったのもあって、予想外に楽しかったです (´∀`=) ヨカッター もうね、かなりやりたい放題感があったというか。「空気感染でネオモーフに寄生されちゃう」というのがムチャクチャだし(でも好き)、ネオモーフが誕生するくだりの隔離サスペンスにはハラハラしたし、CGの発達によって生まれたてのネオモーフやゼノモーフがチェストバスターっぽくなかったりするのも面白かったし、デヴィットが空から生物兵器を撒いてエンジニアたちを大量殺戮する場面も最高だったし(苦言を呈すなら、もっともっと観やすくしてほしかった!)、前作から引き続いて登場したアンドロイド・デヴィットが悪魔のような本性を顕すのも素晴らしかったしと(あの電波はコイツの罠だったってことですよね)、もう好きなところだらけ。つーか、今回はとにかく生まれたてのエイリアンが超グロかつキュートでして、ずっと観ていたいほどでしたよ…(しみじみ)。
ネオモーフが生まれる際のドタバタシーン、超ハラハラいたしました。

生まれたてのネオモーフを貼っておきますね。

そりゃあね、乗組員たちはバカみたいでしたよ。あの黒い胞子で空気感染させるのは反則だとしても、未知の惑星で何らかのウィルスに感染しちゃうとか、一番気をつけるところじゃないですか。それなのに、最初っからヘルメットなんて被らないし…。そもそもいくらコールドスリープのポッドが開かなくて死者が出てた&近くに地球っぽい惑星を見つけたとしても、「『オリガエ6』に行くための準備をしてきた船なんだから、予想外のことが起きたら対応できないじゃん」とか「コールドスリープ状態で乗っている2000人の入植者は納得するの?」とか思ったし。ただ、前作「プロメテウス」のクルーもバカだったから、「同じ世界観だし、仕方ないのカナー (・ε・)」って忖度しながら観てたのです。というか、リドリー・スコット監督は「オデッセイ」
いくら地球と環境が一緒だとしても、ヘルメットとか被らないから、ちょっとビックリしました。

主人公のダニエルズが第四惑星への立ち寄りを反対する描写をちゃんと入れたあたりは、良かったですな。

ただ、不満を感じた部分もあって。終盤になると「いつもの『エイリアン』シリーズっぽい展開」になるのが、うれしいような、見飽きたような…。エンジニア大量殺戮シーンとか、デヴィットのグロな実験室のとか、ゼノモーフ誕生シーンとかワンダフルだっただけに、クライマックスは「またエイリアンが宇宙船にいて、また宇宙に放逐するのか」と萎えちゃって(キャサリン・ウォーターストンのタンクトップ姿は好きですが)、そんなに盛り上がらなかったというね。あと、デヴィットがウォルターに化けていて、その化けの皮を剥がすカギが「湖畔の家」だってことを予想した人はプチャヘンザッ!ヽ(`Д´)ノ 第四惑星から逃げるあたりで絶対デヴィットがウォルターになりすましていると思ったから、「ダニエルズったら早く『湖畔の家』の話をして! (´Д`;) アァン」ってかなりイライラしたし、結局、「コールドスリープ直前にダニエルズが『湖畔の家』の話をしたことで、デヴィットがその本性をあらわすも誰にも止められない」というラストは、「それ見たことか!ヽ(TДT)ノ バカバカ」と相当悔しかったです。
宇宙船に侵入したエイリアンを宇宙に排出しようとする場面を観た僕の気持ちを代弁するドリアンを貼っておきますね。

まぁ、どうでもいい感じで失望したのが、着陸船が爆発した後のネオモーフ2体とのバトルシーン。ネオモーフに襲われそうになったダニエルズをかばったウォルターが、敵の口にあえて拳を突っ込んだから、「ぬぅ、あれこそは古武道拳心流に伝わる秘技『根止め』!(`Δ´;) ヌゥ」と冷や汗が流れましてね…(遠い目)。1602年(慶長七年)に古武道拳心流八代目師範・三戸部弥吉が熊との対決の際に偶然発見したとされる伝説の技術であり、口に侵入してくるモノを噛めないという、動物の本能を逆手に取った一見単純にして生物学的に裏打ちされている殺人術を披露したのかと思ったら、アッサリ腕を食いちぎられていたからガッカリした…って、どうでもいいですかね (´∀`;) スミマセン
ウォルターが左拳をネオモーフの口に叩き込んだ瞬間!

僕の脳裏に浮かんだのは古武道拳心流の秘技「根止め」でして。

握拳を以って気管を塞ぐ殺人術であり…。

決まるとこんな感じになるというね(「餓狼伝」

その他、「キャサリン・ウォーターストンは好みのタイプ」とか「乗組員が全員カップルという設定はユニークだけど、別れたら大変では」とか「デヴィットがウォルターに笛を教える場面で、腐女子の方々がアップする姿が見えた」とか「デヴィットがウォルターにキスをする時の『俺がいちばんセクシー』感」とか「結局、『プロメテウス』のラストで生まれたエイリアンは謎のままなの?」とか思うところはあるんですが、長くなるので割愛! 文句も書いちゃったけど、とても楽しい映画だったし、何よりもこんなパワフルな作品を79歳のおじいちゃんが撮ったのがスゲーなぁと。過去シリーズとの整合性が合わなかったりするのとか、もう全然気にしないで爆走してほしいというか、リドリー・スコット監督には「好きにして!(´∀`) ンモウ!」と心から思っております。おしまい。
リドリー・スコット監督による前作。町山智浩さんの<予習>&<復習>を観ると超わかりやすいです。僕の感想はこんな感じ。
シリーズをまとめた安めのBlu-rayを貼っておきますね(当たり前ですが「AVP」
サントラです。輸入盤
アート&メイキングブック。写真や絵を眺めているだけで癒されそう。
こっちのメイキング本はインタビューなどが中心の様子。
ノベライズ。こういうのってあまり読まないけど(汗)、出す姿勢自体は応援したい。
なんとサバイバルマニュアルが登場。対エイリアン用格闘術とか載っているのかしら。
2017年10月公開で観たいと思っている映画の覚え書き
※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。
10/7
アウトレイジ 最終章 ①
バッド・ウェイヴ ○
あゝ、荒野 前篇 △
エルネスト △
スマーフ スマーフェットと秘密の大冒険 △
10/14
猿の惑星:聖戦記 ②
リングサイド・ストーリー ○
アナベル 死霊人形の誕生 △
あなた、そこにいてくれますか △
10/21
アトミックブロンド ③
バリー・シール/アメリカをはめた男 ④
我は神なり ⑤
DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団 ○
ロキシー ○
セブン・シスターズ ○
ソニータ ○
女神の見えざる手 ○
あゝ、荒野 後篇 △
鉱 ARAGANE △
くぴぽ SOS! △
劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち △
10/28
ブレードランナー 2049 ⑥
ゲット・アウト ⑦
被ばく牛と生きる △
まだ「ワンダーウーマン」の前売り券2枚を使っていないにもかかわらず、10月公開で観たい映画を挙げるとするなら、やっぱり「ブレードランナー 2049」が筆頭でしょうな。いや、僕はそれほど「ブレードランナー」
購入した10月前売り券はこんな感じでございます。

「ブレードランナー 2049」の予告編を貼っておきますね↓
その次に期待しているのが、シャーリーズ・セロン御大主演の「アトミックブロンド」ですよ。今、彼女を主役にした殺人スパイ映画がつまらないワケがないということで、もちろん前売り券を購入済み。あと、洋画枠では、「猿の惑星:聖戦記」も必見だと思っているし、“胡散臭い男”を演じさせたらトム・クルーズは最高だと思うので(「マグノリア」
「アトミックブロンド」の予告編↓ 70点以上の満足度は約束されているムードですな。
邦画では、何と言っても「アウトレイジ 最終章」ですよね (´∀`) ウフフ まぁ、いつも何だかんだと文句をつけちゃいますが、とりあえず愉快な作品なのは間違いないので、早めに劇場へ行ければと。あと、「リングサイド・ストーリー」は、「百円の恋」
「DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団」の予告編↓ 面白そうなんですけどね。
最後に、滅多に行けない名画座系では、目黒シネマで9/30(土)~10/06(金)の「22年目の告白 私が殺人犯です」
映画 山田孝之 3D(ネタバレ)

2017/日本 上映時間77分
監督:松江哲明、山下敦弘
出演:山田孝之、芦田愛菜
パンフレット:なし
(解説)
俳優・山田孝之がカンヌ国際映画祭での受賞を目指す姿を描いた異色のドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」から生まれた3D映画。幼少期から初恋、芝居や家族、死生観に至るまで、山田孝之の過去と現在、そして未来を、イリュージョンのような言葉と映像で表現。摩訶不思議な「山田孝之ワールド」を3Dで体感できる。「山田孝之のカンヌ映画祭」の松江哲明監督と山下敦弘監督が引き続きメガホンを取り、カンヌ国際映画祭での受賞という目標を継続。ドラマの最終話では、本作が実際にカンヌ国際映画祭に正式応募される様子が放送された。ドラマにも出演した芦田愛菜が友情出演。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の記事は、映画の感想はそれほどちゃんと書いていないので、気をつけて!
※今回の記事は、松江哲明監督が好きな人は不快になる怖れがあるので、気をつけて!
※今回の記事は、不快になる怖れのある動画が貼ってあるので、気をつけて!
松江哲明監督と山下敦弘監督の作品は好きだから、なんとなく気になってたんですよ。でも、たぶん関係するであろう「山田孝之のカンヌ映画祭」
「おじいちゃんはデブゴン」の後、宇都宮線で熱海方面へ向かって、平塚の老郷本店にてタンメンを3杯食べましてね。

そこから国府津へ行って、雨の中、徒歩で約20分。

21時半ごろ、小田原コロナシネマワールドに到着ですよ。

一応、チーズドッグやポップコーン(チョコ)などを買ったりして。

3番スクリーン、23時40分の回というのもあって、観客は僕の他にカップルだけでした。

ソーイングさんからは「『山田孝之のカンヌ映画祭』
こんな感じで山田孝之さんのインタビューをずっと聞くのです。

「フラッシュバックメモリーズ 3D」
鑑賞後に読んだ「ユリイカ」の特集号
一番好きなシーンは「左翼ボクサーのぼる」の実写化でしたよ。

「超能力研究部の3人」はむしろ「カンヌ映画祭」
正直なところ、僕は「カンヌ映画祭」での山田さんと芦田愛菜ちゃんと山下敦弘監督の3人の絡みがスゲー好きだったので(あとエンディングテーマ!)、「番組の延長で作られた映画」がこういう内容だったのは少し残念ではあったんですが、それはそれとして。決して万人にはオススメできませんけど、山田孝之さんの魅力が伝わる面白い作品でしたヨ (・∀・) ヨカッタ! 鑑賞後は終電が終わっていたので、鴨宮駅方面の「デニーズ」に行って、始発まで「パターソン」の感想を書いて過ごしましてね。朝4時半ごろ、東海道線に乗って帰宅して、2時間ほど寝てから休日出勤した次第。
このカレー画像をツイートしたら、相互フォローしているすどさんに「デニーズ」と見抜かれて驚きましたよ。

おしまい (・ε・) ウソナノ?
Blu-rayボックス。録画したから、これはいいかなぁ。
モロに連想した松江哲明監督作。3Dじゃないと観る意味はないような。僕の感想はこんな感じ。
「ユリイカ」の特集号。一応、パンフ代わりになると言えなくもない。
「カンヌ映画祭」のEDテーマ「ランプトン」が収録されたスカート初のメジャーアルバム。どこで買おうかしらん。
12月に出るBlu-ray。ちゃんと3D本編が付いてるみたい。
※とある事件についての備忘録
一応、ちょうど本作を観た時期に起きたということで、超今さらながら松江監督の性強要問題について、僕が思ったことを野次馬的に書き残しておきますよ。松江監督作は「ライブテープ」
暴力的な上に下半身が露出したりする動画なので、気をつけて!
事件の詳細については「映画は人助けをしない」さんの「松江哲明『童貞。をプロデュース』舞台挨拶事件の背景にある2つの事件と関連性について」を読んでいただくとして。実は、かなり前に「童貞。をプロデュース」を検索した時、僕は加賀賢三さんが10年前に書いたブログを読んでいて。同情はしたものの、その後、定期的に上映されているっぽかったから、問題は解決したんだと勝手に思ってたんですよ。ただ、10年間ずっと恨んだ挙げ句にこんな事件を起こすとなると、そりゃあ加賀さんに同情するのが人情じゃないですか。
とは言え、木村文洋監督の「『童貞。をプロデュース』2017上映中止、舞台挨拶動画アップロードに強い違和感を覚える。」の記事の言わんとするところもわかるというか。人間、誰しも恨みを買うことはあって、例えば僕は仕事で部下をクビにしたことがあるので、いつか恨まれて復讐される…なんてことがあるかもしれない。で、その時、部下の言い分を聞けば、「なんて酷い上司だ!ヽ(`Д´)ノ ブッコロセ」なんてことになるだろうけど、僕には僕の言い分もあるわけですよ。それに、確かに舞台上での松江監督は及び腰でしたが、急にガチを仕掛けられて対応できないなんてのは故・橋本真也選手だってそうだったワケで。そもそも僕は問題となった映画を観てないし、なんかね、お互いに腹を割って話し合ったりすることで、丸く収まればいいなぁなんて思っていたんですが…。
どなたかがTwitterで触れていた「ザ・ギフト」の松江監督のコメント。でも、誰だって可能性はあると思うのです。

「映画 山田孝之 3D」を観て始発で帰る最中、スマホでネットをチェックしてみたら、8月31日に松江監督&配給会社側が「8.25(金)「童貞。をプロデュース」 10周年記念上映中止の経緯・ご報告につきまして」という文章を公開していて、9月1日に加賀さんが「『童貞。をプロデュース』について」という記事をアップしてましてね。松江監督サイドの文章があまりにも酷いというか、最悪なアンサーすぎて心底ゲッソリですよ。その後に加賀さんの文章を読むと、もう圧勝としか言いようがない。松江監督もあんな文章を挙げたら100パーセント反感を買うんだから、せめてもうちょっとバランスをとればいいのにさぁ…。
つーか、加賀さんには「男が性的な強要をされても文句言いにくいよね」って共感するところもあって。某公務員だったころ、僕も先輩の命令でイヤイヤながら飲み会で愛想を浮かべつつチンコを出したりしましたけど、そういうのって断れないもの。僕の職場では「新人が断る=死」だったし、もっと酷いことをやらされてた人は陰で泣いてたっけ…(遠い目)。まぁ、もちろん事の真偽はわからないから糾弾するつもりはないし、「これを作品に!ヽ(`Д´)ノ」なんてこともどーでもよくて、僕的には吉田豪さんの記事に心底同意というか、結局は主演俳優との“信頼関係”を築けなかった松江監督の失敗なんじゃないかなぁと。もしかすると、松江監督的には峰なゆかさんの炎上のように沈黙することで自然消滅を狙っているのかもしれませんが、謝罪でも否定でも良いから、もっと納得が行くコメントをしてスッキリさせてほしいなと心から思っております。おしまい。
2017年8月に観たDVDの覚え書き
※今回の記事は、残酷でグロい画像が貼られているので、苦手な人は気をつけて!
もうすっかり9月末ですが(汗)、毎月の恒例として「8月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓
<1本目>
ザ・サンド
(あらすじ)
前夜のビーチパーティの翌日、二日酔いの若者グループは太陽の鋭い日差しで起きた。しかし、予期せぬ恐怖が彼らを襲う。グループの一人が砂浜に降りた瞬間、地中から現れる無数の触手に体を吸いつかれ、無残に切り刻まれ、血の塊となって地面に沈んでしまう。ビーチそのものが肉食性の怪物と化していたのだった。ありえない事態にとまどいながらも生き残った6名の男女は、砂浜に体を触れないように、故障した車、監視塔、サーフボードを駆使して、砂浜からの脱出を図るが……。(以上、amazon
予告編はこんな感じ↓
70点
ここ最近は、三宅隆太監督の著作「これ、なんで劇場公開しなかったんですか?:スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方」
低予算映画だしヌルめかと思いきや、登場人物たちの死にざまはちゃんと残酷だったから安心でした (o^-')b イイネ!

お気に入りはこの人が食われるシーン。気になる人はチェックしてみて!

まぁ、「謎が投げっぱなし」とか「ドラム缶に入ったデブが最後まで役立たずでビックリした」とか「車の上で気絶して夜になる展開はどうなのか」とか思うところはあるんですけど、なかなかハラハラして観られたし、美女のオッパイポロリもあったし、鑑賞後に読んだ三宅監督の解説も面白かったので(本作の脚本を担当したベン・パウエル関連作であり、一部で「暴力的なホーム・アローン」と評されている「キッズ・リベンジ」
惨劇の原因となるモンスターの卵。謎のままでしたが、この手の映画ではよくあることですな (・ε・) シカタナシ

対立していた2人が友情を築きつつ生き残ってました。

<2本目>
絶対王者ボイカ

(あらすじ)
無敵のチャンピオンが帰って来た! 試合中に意図せず殺してしまった相手の妻を守るため、マフィアと闘うボイカ(スコット・アドキンス)。バイオレンス格闘アクションシリーズ4作目。(以上、Netflixより)
予告編はこんな感じ↓
85点
8月10日に開催された映画駄話会にて、相互フォローしているヴァン・ダムさんから「デッドロック」シリーズの4作目である「Boyka: Undisputed IV」(本作のこと)がNetflixにあることを教えていただきましてね。「なぜ先に『3』を配信しないのか(日本ではDVDも出てない)」と思いながらも、時間に余裕ができた8月下旬に観てみたんですが、スゲー良かったですYO!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ! ちなみにこのシリーズは、1作目
「デッドロック3(Undisputed III: Redemption)」、評判は良いんですが、日本では未ソフト化なのです (´・ω・`) ションボリ
なんて言うんですかね、“なんでもアリな地下バトルムービー”でありながらも「クルクル回る蹴り技が最強」という世界観って、さすがにファンタジーっぽく感じちゃうので(こういうケースもありますがー)、僕的には少し萎えるところがあるんですけれども(例えばマイケル・ジェイ・ホワイト主演作とか)。本作はちゃんとリアルに見せようと努力している分、好感が持てるというか、やはりスコット・アドキンスは“信用できる男”だなぁと。「贖罪のための戦い」というのも好みだし、「自分が殺したファイターの奥さんのため“表の世界で王者になる夢”を諦める&刑務所に戻って王者として君臨する」というラストも泣けたし、マフィアのボス(相当なクズ)が死ぬのもスッキリしたし、非常に良いB級格闘アクションでしたねぇ…(しみじみ)。ちなみに、”悪夢の男”コシュマル役で圧倒的な存在感を示したマーティン・フォードは、なんと「キングスマン:ゴールデン・サークル」に出演するみたいなので、今から超楽しみでございます! ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタネ!
恐ろしくゴツいマーティン・フォードですが、昔はガリガリだったそうな。

8月は仕事が忙しかったり、7月に続いて「山田孝之のカンヌ映画祭」
コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団(ネタバレ)

原題:Yoga Hosers
2016/アメリカ 上映時間88分
監督・脚本・編集:ケビン・スミス
製作:リズ・デストロ、ジョーダン・モンサント、ジェニファー・シュウォールバック
製作総指揮:チャールズ・ボナン、キム・リードフォード、シャノン・マッキントッシュ、ティム・ナイ
撮影:ジェームズ・R・ラクストン
美術:カボット・マクムレン
衣装:キャロル・ビードル
音楽:クリストファー・ドレイク
出演:リリー=ローズ・デップ、ハーレイ・クイン・スミス、バネッサ・パラディ、オースティン・バトラー、タイラー・ポージー、ジョニー・デップ、ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジャスティン・ロング、スタン・リー
パンフレット:★★★(500円/このぐらいの値段にしては良い感じなんじゃないかな)
(あらすじ)
女子高生のコリーン・コレット(リリー=ローズ・デップ)とコリーン・マッケンジー(ハーレイ・クイン・スミス)は親友同士で、コンビニで一緒にバイトしている。授業もバイトもやる気のない2人だったがヨガには夢中で、怪しい先生のもとでトレーニングに励んでいた。ある日のバイト中、2人は店長不在のコンビニで男の子とパーティを開こうとするが、地下に眠っていた邪悪なミニナチ軍団を呼び起こしてしまう。巨大な怪物を解き放ち世界征服に乗り出したミニナチ軍団から人類を守るべく、壮絶なバトルに身を投じる2人だったが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓ 「ジョニー・デップの息子登場!」とはどういうことなのか…。
65点
※本作については、シネマンドレイクさんのブログがタメになるのでオススメでございます。
今さらながら7月公開作の感想をアップしておきますよ。チラシを見た時、「これって、『Mr.タスク』
新宿シネマカリテでは、こんな展示がありまして。

記事の切り抜きも良い感じ。ただ、この日は「デ・パルマ」を優先したのです。

で、9月半ばの木曜日、シネマ・ジャック&ベティに来ましてね。

やっとこの前売り券が使える時が来た!

ただ、木曜日はメンズデー。1100円で観られる日なので、実は300円の損なのでした… (ノω・、) グスン

まぁ、スタンプがすべて埋まって、1回無料で観られるので、良しとしましょうかね。

スクリーン・ベティ、半分ぐらいは埋まってたんじゃないかな。

ハッキリ言って、日本版ポスターから伝わってくる「ウォーズ」っぽさはあまりなくて(海外版はこんな感じ)。「Yoga Hosers(ヨガバカ)」という原題のように、ジャスティン・ロング演じるヨギ・ベヤーから“俺ジナルなヨガ”を習っている2人の女子高生が、コンビニの地下に巣くうミニナチ軍団と戦う…ってな話でしてね。一応、人間が無惨に死んだりはするものの、基本的にはコメディであり、ソーセージとザワークラウトから出来たミニナチ軍団(演じているのはケヴィン・スミス監督!)を主人公たちがヨガ殺法で攻撃すると、漫画のような擬音が合成されたりと、まぁ、ポップかつキッチュでユルユルな作り。
主人公は、同じ「コリーン」の名前を持つ女子高生2人組。このビジュアル、スゲー良いですよね。

怪しい先生からヨガを習っていて、そのスキルと精神性で戦うことに。

で、ミニナチを踏んだりすると、こんな感じになるというね。

コリーンC役のリリー=ローズ・デップがジョニー・デップの娘なのは知ってましたが、なんとコリーン・M役のハーレイ・クイン・スミスはケヴィン・スミス監督の娘だそうで(名前はあのキャラから)。「Mr.タスク」
「Mr.タスク」

ジョニー・デップが演じたのは探偵ギー・ラポワンテ。本作の出演オファーは即答でOKしたそうな。

なんて言うんですかね、僕も6歳の娘を持つ父親ですよ、自分の子どもを映画に出したい気持ちは痛いほど実感る。それに、リリー=ローズ・デップとハーレイ・クイン・スミスが演じる女子高生2人組のユルさ&バカっぽさがとてもキュートだったので(「娘にもこんな親友ができたらいいな」と思って、少し涙が出たほど)、映画としては決して好みの作りではないんですが、全体的には楽しく観られた…って、伝わるでしょうか。僕的には、恋人と一緒に車でナイアガラの滝に向かおうとする父親を止めようと、リリー=ローズ・デップが「Babe」
なんかね、この2人の仲良し振りが微笑ましかったのです ( ;∀;) イイナカヨシダナー

2人が「Babe」
その他、「気になった先輩がサタニストだった設定、必要?」とか「スタン・リー御大が登場→本作もMCUの1本!? Σ(゚д゚;) マサカ!」とか「敵にもう少しナチっぽさがほしかった」とか「エンドクレジットで流れる『ポッドキャストの音声』(本作が制作されることになった経緯)はどーでもいいな」とか思うところはあるんですが、割愛! それなりに楽しかったです (・∀・) ヨカッタ! パンフによると、本作は「Mr.タスク」
デジタル盤のサントラ。結構ほしい。最近の流行として、アナログ盤
山形まで観に行ったケヴィン・スミス監督作。僕の感想はこんな感じ。
ケヴィン・スミス監督作で一番好きなのはこれでございます。こういうのを撮ってほしい。
11月にはソフトが発売予定なのでした。
アフターマス(ネタバレ)
アフターマス
原題:Aftermath
2016/アメリカ 上映時間94分
監督:エリオット・レスター
製作:スコット・フランクリン、ランドール・エメット、エリック・ワトソン、ジョージ・ファーラ、ピーター・ディールバート、アーノルド・シュワルツェネッガー、ダーレン・アロノフスキー
製作総指揮:マーティン・リチャード・ブレンコウ、マーク・スチュワート、ハビエル・グヨン、ウェイン・マーク・ゴッドフリー、ロバート・ジョーンズ、バリー・ブルッカー、スタン・ワートリーブ、テッド・フォックス、スティーブン・サクストン、バンス・オーウェン、アンソニー・ジャブレ
脚本:ハビエル・グヨン
撮影:ピーテル・フェルメール
美術:アキン・マッケンジー
衣装:ビク・オーウェン
編集:ニコラス・ウェイマン・ハリス
音楽:マーク・トッド
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、スクート・マクネイリー、マギー・グレイス、グレン・モーシャワー、マーティン・ドノバン、ハンナ・ウェア
パンフレット:なし
(あらすじ)
建設現場の現場監督ローマン・メルニック(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、数カ月ぶりに帰ってくる妻と身重の娘を迎えに空港へ向かう。しかし、妻と娘が乗った飛行機が空中で衝突事故を起こしたという衝撃の事実を聞かされる。事故による生存者はゼロ。家族を奪われたローマンは航空会社に謝罪を求めるが、表面的な補償のみという航空会社の心ない対応に憤りを感じていた。事故の真相を追いつづける中で、ローマンは事故に大きく関わる1人の航空管制官の存在を知る。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※今回の記事は、「ストレイト・アウタ・コンプトン」のネタバレに触れているので、知りたくない人は気をつけて!
そりゃあ、アーノルド・シュワルツェネッガー主演作なんだから、劇場へ観に行くつもりではあって。ただ、仕事やら家庭やらで忙しいエヴリデイなので、「観に行くのは当分先ダナー (・ε・) ウーン」なんて思っていたんですけれども。愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になったので、これ幸いとシネマート新宿で鑑賞してきました。「こういう映画だったか… (`Δ´;) ヌゥ」と思ったり。
スクリーン2、3分の1ぐらいは入ってましたよ。
記事の切り抜きも貼っておきますね。
「アフターマス」と聞くと「ストレイト・アウタ・コンプトン」のドヤ顔ラストを思い出すんですが、「余波」とかそんな意味だそうな。
最初にあらすじを雑に書いておくと、建設現場の現場監督ローマン・メルニック(アーノルド・シュワルツェネッガー)が妻オレーナと娘ナディヤ(妊娠中)が久しぶりに帰ってくるということで、家中を飾り付けて心待ちにしていたら、搭乗した飛行機が空中で衝突事故→妻子死亡!Σ(゚д゚;) ナンデスト! ただ、原因となった航空管制官ジェイク(スクート・マクネイリー)も決して悪人ではなく、1人で管制官の仕事を対応していたら、不運が重なって衝突事故が起きてしまっていて。世間から「人殺し!」なんて責められるだけでなく、超仲良しだった奥さんのクリスティーナ(マギー・グレイス)からも「距離を置きましょう (´・ω・`し」なんて言われて、心底ションボリするエブリデイだったのです。で、その1年後、記者テッサ(ハンナ・ウェア)から住所を教えてもらったローマンが名前を変えて暮らしていたジェイクを刺殺しちゃうからあんまりな話。さらにその11年後、今度は“ジェイクの息子”サミュエルが出所したローマンを射殺しようとするも、「すまない… (ノω・、)」と謝るローマンをサミュエルは撃てず、映画はどんよりしたムードで終わるのでした… ('A`) ドンヨリ
事故で妻子を亡くしてしまったローマンが…。
本当はわかり合える可能性があった航空管制官ジェイクを殺してしまって。
出所後、その息子に射殺されそうになるも、赦されて終わってましたよ。
僕は基本的に“事前情報をあまり入れないで映画を観るタイプ”でして。本作も「飛行機事故が起こる」ぐらいのことしか知らなかったのでね、妻子の事故死には“何らかの陰謀”が隠されていて(「奥さんの調査が進むと、市長の汚職がバレる」みたいな)、終盤は怒りのシュワルツェネッガーが大暴れすると思ってたんですよ。だから、室内が映るたび、主人公の経歴がわかるアイテム(ドッグタグとか軍服を着た写真とか)がさりげなく置かれていないか目を凝らしていたし、ローマンが「やらなければならないことがある」みたいなことを言い出した時は、「カタギになる時に隠した武器の封印を解くのだろう… (;`∀´) マッテマシタ」と思ったりしたんですが、そんなことはなく。シュワルツェネッガーだったら2秒で首を折れそうな優男をナイフで刺殺する程度だったから、なんて景気の悪い映画なのかと。
後半はこういう展開になると思ってました(「ジョン・ウィック」より)。
娘のエコー写真を見る場面も…。
こんな感じを期待してたから、結構ガッカリしましたよ (´・ω・`) ガッカリ
要は、シュワルツェネッガーの俳優復帰後の「マギー」に続く”普通のお父さん”路線ムービーだったワケで。いや、僕もジェイクのパートが始まった時点で「これは何か違うな… (`Δ´;) ヌゥ」とは感じていたものの、むしろ劇中で「ジェイク側も悪人じゃない」と描くだけでなく、「システムが悪い」っぽい描写が多かったから(事故を伝える役目は派遣会社任せ、危険な勤務体系を放置していた上に謝罪しない会社、ヘラヘラ顔の弁護士など)、最後は「システムが敵になる」と思ってたんですよ。ところが、後半から話が1年後に飛んで、いきなり憎悪の矛先が航空管制官だけに向いちゃって、復讐の連鎖云々な着地になるから、「なにこの話 ( ゚д゚)」感が否めなかった…って、伝わりますかね。
だいたい、被害者に加害者の住所を教える記者がマジでクソというか、せめてお前が立ち会えよとか非常にストレスを感じる展開もあって。変な話だなぁと思ったら、2002年7月にドイツ上空で実際に起きた「ユーバーリンゲン空中衝突事故」という実話ベースだったりするから、微妙に文句もつけづらいというね…(刺殺事件も実際に起きた)。なんて言うんですかね、この事件を元に”罪を犯した人と許せない人”的な映画を作るなら、もうちょっと構成や演出を変えた方が良かったんじゃないでしょうか、どうなんでしょうか(特に弁護士たちをあんなに憎々しげに描く必要はなかったのでは)。
住所を教えちゃうこの記者、バカじゃないかと思いました。
って、文句からスタートしちゃいましたが、もうシュワルツェネッガーも70歳手前ということで、”普通の男”を演じたっていいじゃないか(なんとなくマッチポンプ的な文章)。そして観客の僕らも、今までお世話になった分、彼の挑戦を優しい目で観てあげたっていいんじゃないかと。実際、演技は相当頑張ってたし、シュワルツェネッガーが冒頭で体当たりヌードを披露したのは、年相応の等身大の自分を見せたかったのではないかと思うと、逆にグッとくるし…。つーか、シュワルツェネッガーのフィルモグラフィーの中でも、冒頭のシャワーシーンのキュートさはただごとではないのでね、そういう意味ではファンが観るのは義務レベルの作品だと思っております。
冒頭のシャワーシーンは、シュワルツェネッガーの尻からスタート!
このゴキゲンに歯を磨く姿を観て! ここに来てファンが増えそうな破壊力。
ベビーベッドを見る顔の愛らしさよ…。これだけで映画代の元は取れました (o^-')b ヨカッタ!
ということで、そりゃあ終盤は「フォーリング・ダウン」ぐらいの大暴れが観たかったものの、演技や演出自体は良いところが多かったし(例えば「ジェイクが1人だったらローマンをあんなに罵らなかったろうに…」といったボタンの掛け違い展開は上手いのでは)、これはこれで良かったというか、「マギー」の時と同じく、「でも、シュワルツェネッガーのやろうとしてることはスゴイ。オレは心から応援してるよ (`・ω・´) キリッ」という気持ち。これから何本観られるかわからないけど、今後も主演作には期待しております。
とは言え、こんな感じで航空会社に乗り込むシュワルツェネッガーが観たかったなぁ…(「コマンドー」より)。
おしまい (´・ω・`) ミタカッタ...
シュワルツェネッガーの“普通のお父さん”系ゾンビ映画。僕の感想はこんな感じ。
航空事故の実写化つながりで。僕の感想はこんな感じ。
復帰後のシュワルツェネッガー主演作で一番好きなのはこれです。僕の感想はこんな感じ。
エリオット・レスター監督×ジェイソン・ステイサム主演作。僕の感想はこんな感じ。
ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(ネタバレ)
ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣
原題:Dancer
2016/イギリス、アメリカ 上映時間85分
監督:スティーブン・カンター
製作:ガブリエル・ターナ
製作総指揮:キャロリン・マークス・ブラックウッド、クリスティーン・ランガン、ニコラ・マーティン、キム・トーマス、スティーブ・クーガン、ヘンリー・ノーマル
撮影:マーク・ウルフ、トム・ハーウィッツ、ブラディミール・クルーグ
編集:フェデリコ・ローゼンツビット
音楽:イラン・エシュケリ
出演:セルゲイ・ポルーニン、ガリーナ・ポルーニナ、ウラジミール・ポールニン、ジェイド・ヘイル=クリストフィ、ヴァレンティノ・ズケッティ、サルヴァトーレ・スカルツォ、トニー・ホール、イーゴリ・ゼレンスキー、モニカ・メイソン
パンフレット:★★★★(800円/コラムが充実してるし、劇中の演目解説も面白かった!)
(解説)
バレエ界きっての異端児といわれるダンサー、セルゲイ・ポルーニンを追ったドキュメンタリー。19歳の時、史上最年少で英国ロイヤル・バレエ団のプリンシバルとなったポルーニンは、その圧倒的な存在感と類まれな才能で「ヌレエフの再来」と称されながら、わずか2年後に突如として英国ロイヤル・バレエ団からの退団を発表。そのニュースは世界中を駆けめぐり、彼にまつわる様々な噂が飛び交った。その後、歌手ホージアのグラミー賞ノミネート曲「Take Me To Church」のMV出演で、ポルーニンは再び大きく注目されることに。写真家のデビッド・ラシャベルが監督をつとめてポルーニンが踊ったこのMVはYou Tubeで1700万回以上の再生数を記録し、それまでバレエに関心がなかった人々にもその存在を知らしめた。本人や家族、関係者のインタビューなどを通し、ポルーニンの本当の姿に迫る。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
90点
バレエにはそれほど興味がなく、”ヌレエフの再来”と称賛されたセルゲイ・ポールニンのことも全然知らなかったんですが(汗)、身体能力の高いダンサー自体は好き&特典の特製チケットホルダーが気になったのもあって、前売り券を購入。7月下旬、横浜のシネマ・ジャック&ベティにて、「海辺のリア」と勝手な2本立てにして鑑賞いたしました。見事なドキュメンタリーでしたヨ… (iДi) ヨヨヨ...
最近は仕事で横浜に行く機会が増えていて、そこそこ通うようになったジャック&ベティ。
ふと売店を見たら、「まめやの厚焼きたまごサンド」だと…?
ということで、映画が始まる前に近くの「まめや」に行きまして。昔ながらの珈琲専門店って雰囲気。
店内には「しあわせの記憶」のポスターと渡辺謙さんの直筆メッセージがありましたよ。
まめやの厚焼きたまごサンド(ピリ辛トマトソース付き)、テイクアウトしちゃいました。
紙袋のデザインも可愛いじゃあ〜りませんか(突然、チャーリー浜さん風に)。
劇場はシネマ・ジャックの方。僕を含めて観客は10人程度だった記憶。
で、モリモリと食べながら映画を観たというね (´∀`) オイシー
ちなみに「ウィッチ」を観に行った時、新宿武蔵野館にはバレエバーの展示があってビックリ。力が入ってますな〜。
ただ、「木人樁」と同じく、本気の練習はダメだぞ!(o^-')b ダメ、ゼッタイ!
一応、記事の切り抜きもあったので、貼っておきますね。
ザッと本作のあらすじを書いておくと、1989年にウクライナで生まれたセルゲイったら、どの角度から見ても才能に溢れていたので、4歳から体操教室に通い始めて、9歳からキエフ国立バレエ学校に入学し、13歳で英国ロイヤル・バレエスクールに入るというエリートコースまっしぐら状態だったんですが、しかし。19歳でロイヤル・バレエの史上最年少プリンシバルになったにもかかわらず、3年後には電撃退団。ロシアに行ったりと“自分探し”をするも、やっぱり嫌になったので引退を決めて、これが最後とMV「Take Me to Church」を撮影したら、大ブレイクしましてね(再生回数2000万回突破)。家族とも和解して、「落ち込んだりもしたけれど、私は元気です ( ´_ゝ`)」って感じで終わってたんじゃないかな、確か。
映画のクライマックスでこのMVを撮影するのです。ギャラは断ったそうな。
いや〜、とにかく素晴らしい映画でした…(しみじみ)。残念ながら偏差値が低い僕的には、「ここが映画的に優れている!m9`Д´) ビシッ」なんて見事な批評が書けるワケではなく、「面白かったら〜ん♪ ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ」程度の小並感溢れる駄文を垂れ流すしかないのですけれども。スゲー雑に書くと「超イケメンで美しい肉体を持つ天才ダンサーの成長と苦悩、そして再生するまで」を“幼いころからの映像”をふんだんに使って見せてまして。なんて言うんですかね、ちょっと連想したのがリチャード・リンクレイター監督の「6才のボクが、大人になるまで。」で、成長する姿を時系列に沿って見せられている分、観客の感情移入もハンパないのです(「こんなに大きくなって… (ノД`)」気分)。今どきの若者って小さいころからビデオカメラや携帯などで動画を撮影されているから、センスのある人がそれらをまとめるだけで“そこそこ良い作品”になりそうな気がするんですが、本作はその被写体が「バレエの天才児」ということで、もう面白くないワケがないんですよね。
こんなに小さくて細かったセルゲイ少年が…。
ここまで成長するなんて…と、すっかり親目線でしたよ (ノД`) リッパニナッテ
僕のように心の狭い人間は「天才」という言葉を聞くだけで「ケッ!( ゚д゚)、ペッ」と憎悪をたぎらせがちですけど、人にはそれぞれ事情があって。「ケガをしたらいけないから」と子ども時代に遊べなかったことを悲しんでいたりとか、「自分をバレエ学校に入れるために父親が海外へ出稼ぎ→母親が浮気→一家離散」という状況が心の傷になっていたりとか、度重なる公演で肉体にダメージが蓄積していたりとか(ダンサーはアーティストでありアスリートでもあるんですよね)、何のために踊っているかわからなくなったりとか、涙なくしては観られなくて… (ノω・、) グスン だからこそ、すべてから解放されたかのように踊る「Take Me to Church」のシーンは感動的だったし、その後の公演に初めて両親を呼ぶラストは涙が止まらなかったし、「ハラショー、セルゲイッ!(`Δ´)」と心からエールを送りたくなった次第。
映画鑑賞後の僕の気持ちを代弁する“セルゲイ・タクタロフの師匠”を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。
その他、「音楽の使い方が良かった!」とか「天才って小さいころからモノが違うんだな…」とか「僕は娘のために海外へ出稼ぎに行けるだろうか…」とか「地元のバレエ教室で先生と再会するシーンが素敵」とか思ったんですが、長くなるので割愛! あらためて書きますけど、「イケメンの鍛え上げられた美麗な肉体が躍動する映像」が観られるだけでも最高な上に「1人の少年の成長譚」としても面白いということで、見事なドキュメンタリーでしたヨ… (iДi) ヨヨヨ... まったく触れませんでしたが、スティーブン・カンター監督は過去に撮った2本のドキュメンタリーのどちらも高評価されているので、この人も十分スゴいんでしょうな(被写体と信頼関係を結ぶのが上手いのでは)。まだ都内でも劇場公開されているので、興味がある方はマジで観に行くと良いザンス。
スティーブン・カンター監督による音楽ドキュメンタリー。評判は良い様子。
ちょっと連想したリチャード・リンクレイター監督作。僕の感想はこんな感じ。
ハービー・山口さんによるセルゲイ・ポルーニンの写真集。古本がそこそこ高騰しております。
「不思議の国のアリス」のバレエ版。セルゲイ・ポルーニンが出演しているそうな。
先々週と先週の備忘録(2017/9/19~10/2)
9月19日、とても大事な仕事の話し合い→「エイリアン:コヴェナント」鑑賞
9月20日、仕事
9月21日、仕事→「タマフル・トップ5・生活は踊るオフ会」に参加
9月22日、仕事で徹夜
9月23日〜25日、家族旅行へ!川`Д´)人(`Д´)人(`Д´し ウォォォォッ!
9月26日〜28日、仕事
29日、仕事→「アフターマス」鑑賞
30日、家族で「ハイジ アルプスの物語」鑑賞
10月1日、「僕のワンダフル・ライフ」&「ベイビー・ドライバー」鑑賞
10月2日、仕事
9月19日(火)は、とても大事な仕事の話し合いがありまして。この職を辞めるカウントダウンが始まった感じでございます。その夜に観た「エイリアン:コヴェナント」は、なかなか面白うございました。9月20日(水)は、ずっと仕事。翌木曜日も仕事に専念したかったんですが、どうしても「タマフル・トップ5・生活は踊るオフ会」に行きたくて、つい足を運んじゃって。お馴染みの人たち&名古屋から来ためかさるさんと映画話に花を咲かせたり、縄文ZINEさんと初めてお会いして「縄文ZINE」最新号をいただいたりしましたよ。あと、“昭和者”プロ空頭さんからヴァン・ダム特集の感想を伝えられたのが印象的だったり。まぁ、例によって非常に楽しい時間を過ごせたものの、そのせいで22日(金)は徹夜をせざるを得なくなったんですが、それはそれで仕方なし ┐(´ー`)┌ シカタナシ
「タマフル・トップ5・生活は踊るオフ会」、とても楽しかったです。

「縄文ZINE」は超面白いフリーペーパーなので、興味ある方はぜひ!

9月23日〜25日は、遅ればせながら夏休みの家族旅行へ!川`Д´)人(`Д´)人(`Д´し ウォォォォッ! 最近、やっとわかったことがあって。僕の中には「妻子と一緒に過ごしたくない」という気持ちが微妙にあって、それは単に「自分の趣味の時間を持ちたい」というクズな理由も大きいんですけど…。なんて言うんですかね、「漠然と何かを怖れてた」というか。で、先日、なぜかタマフルのヴァン・ダム特集で何を話すかをまとめている時にふと気付いたんですが、これって自分の父親が母や姉、そして僕から見捨てられたことが影響しているんじゃないかと。僕的に父と母が離婚したことは最高の出来事であって、父親なんて心底不要だと思った分、「父となった自分も不要なんじゃないか」という不安が常にあるんじゃないか。だから、どこかで「自分の代わりはいくらでもいる」とか「どうせ捨てられるのなら、最初から少し距離を置いた方がいい」とか思ってしまう…って、伝わりますかね。
正直なところ、“父親という自分”より、“このブログを書く自分”や“タマフルに出演する自分”の方が「必要とされている実感」が強くて。娘と一緒に遊んでいても、別に僕以外でも良いのだろう、なんてつまらないことを思ったりする。いや、このブログだって替えが利くし、そんなことを言いだしたら何だってそうなんだけど、なんかね、自分の中で想像以上に「父親は不要」的なイメージが強いことに気づいて、脳内が面倒くさくなる感じ。まぁ、こんなことを考えても仕方ないし、「なんだそりゃ ( ゚д゚)、ペッ」って話なんですが(苦笑)、こうやって言語化&文章化することで自覚できたのがスゲー大きくて。今後は、このネガティブな意識をもっとポジティブにして、家族と一緒にいる時間を増やそうと強く思うのです。
なんとなく昨日買ったばかりの「サイコ工場」

そんなワケで、詳細は伏せるとして、某プール付き遊園地に2泊3日で宿泊したんですが、最高のひとときでした… (ノω・、) 「この日のために僕の肉体はあったのだ」と思うほどに、全力で遊ぶ娘のマナ子(仮名/6歳)に付いていける感じ。ただ、唯一の誤算は、マナ子が絶叫マシンに目覚めたこと。僕自身、その手のマシンへの恐怖はほぼゼロなんですが、奥さんがまったく乗れない→すべて僕が一緒に乗る羽目になっため、スゲー酔った。回転系の乗り物に4回連続で付き合わされて嘔吐してから、バイキング的な乗り物に4回連続で付き合わされて嘔吐して…(娘は全然平気&フリーフォールまで乗らされた!)。3日間で5回ほど吐いたせいか、朝食&夕食がビュッフェ形式→かなり食べたにもかかわらず、旅行後は2キロ痩せていたというね… ('A`) ゲッソリ
先日届いたタマフルTシャツ(2種類)を着用して旅行に挑んだのですけれども。

この乗り物に乗っては…。

嘔吐してしまって。

この乗り物に乗っても…。

また嘔吐するという体たらくでしたよ(以上、「グラップラー刃牙」

そして、この前、オカジニアさんからもらったアリナミン錠に助けられたのでした (ノД`) アリガタイ

9月26〜29日は、旅行のツケが回ってきて、1日置きに徹夜で働くというハードな状況。その分、30日(土)は休日出勤せず、家族3人で恵比寿で「ハイジ アルプスの物語」を観ましてね。翌日曜日は、奥さん&マナ子に予定があったので、映画の日を活用して、1100円で「僕のワンダフル・ライフ」と「ベイビー・ドライバー」を鑑賞してから、家で仕事の資料を整理して、夜はまた家族3人で過ごしました。10月2日(月)は、ずっと仕事して、深夜3時ごろに帰宅して、洗濯を済ませてからこのブログを書いている…ってな調子。もうね、こんな仕事、やってられないよ、本当に。つーか、このブログとか映画鑑賞も止めた方がいいのかもしれないけど、そうなるとそれはそれでダメになるような気がしないでもないし、どうすればいいんですかね。
水曜日、銀座の「カーンケバブビリヤニ」で食べたチキンビリヤニは美味しゅうございました。

金曜日、仕事を抜けて「アフターマス」を観てから、また仕事に戻ったりしてね。

土曜日は家族で「ハイジ アルプスの物語」。奥さんがスゲー泣いてました (´∀`) アラアラ

その後、附属自然教育園に行ったりしましたよ。

日曜日はムービーウォッチメンの課題映画を観てから…。

やっと「ベイビー・ドライバー」を観た次第。

今週から来週にかけて、もう仕事以外のことをする余裕はないんですが、今週は「スパイダーマン:ホームカミング」(2回目)や「ワンダーウーマン」を観ておかないと前売り券が無駄になってしまうし、木曜日はライムスターの「KING OF STAGE VOL. 13 ダンサブル Release Tour 2017」があるし、三連休のうちの2日は家族と過ごしたいし…(「タマフル・トップ5・生活は踊るオフ会/ピクニック編」と「80's !!!!!!!!」は日曜開催なので最初から断念)。ということで、もう寝る時間をゴッソリ削らないと無理な状況なんだけど、それもイヤなんだよなぁ… (´・ω・`)
最後に今月の推薦曲、RHYMESTERの「梯子酒」を貼っておきますね↓ 「ダンサブル」
以上、先々週と先週の備忘録でした。ではでは〜。
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(ネタバレ)

原題:The Founder
2016/アメリカ 上映時間115分
監督:ジョン・リー・ハンコック
製作:ドン・ハンドフィールド、ジェレミー・レナー、アーロン・ライダー
製作総指揮:グレン・バスナー、アリソン・コーエン、カレン・ランダー、ボブ・ワインスタイン、ハーベイ・ワインスタイン、デビッド・グラッサー、クリストス・V・コンスタンタコプーロス
脚本:ロバート・シーゲル
撮影:ジョン・シュワルツマン
美術:マイケル・コレンブリス
衣装:ダニエル・オーランディ
編集:ロバート・フレイゼン
音楽:カーター・バーウェル
出演:マイケル・キートン、ニック・オファーマン、ジョン・キャロル・リンチ、リンダ・カーデリニ、パトリック・ウィルソン、B・J・ノバク、ローラ・ダーン、ジャスティン・ランデル・ブルック、ケイト・ニーランド
パンフレット:★★★★★(800円/豆知識やコラム、中のデザインが素晴らしいし、ポテト型なのも最高!!!!!)
(あらすじ)
1954年、シェイクミキサーのセールスマン、レイ・クロックに8台もの注文が飛び込む。注文先はマックとディックのマクドナルド兄弟が経営するカリフォルニア州南部にあるバーガーショップ「マクドナルド」だった。合理的なサービス、コスト削減、高品質という、店のコンセプトに勝機を見出したクロックは兄弟を説得し、「マクドナルド」のフランチャイズ化を展開する。しかし、利益を追求するクロックと兄弟の関係は次第に悪化し、クロックと兄弟は全面対決へと発展してしまう。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※本作については、結騎了さんのブログがマック愛に溢れていて素晴らしいので、ぜひ読んでみて!
主演のマイケル・キートンが好きだし、映画自体もそれとなく面白そうだったので、前売り券を買いまして。8月下旬の金曜日、新宿で「HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY」を観てから、横浜のシネマ・ジャック&ベティにて鑑賞いたしました。「えッ…えげつねェ~ (°д°;)」と思ったり。
最近、すっかり行きつけとなったシネマ・ジャック&ベティ。

劇場はシネマ・ベティの方。そこそこ混んでいたような。

僕の気持ちを代弁する範馬刃牙の画像を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」

お話を雑に書いておくと、舞台は1954年のアメリカ。シェイクミキサーのセールスマンだったレイ・クロック(マイケル・キートン)が、ディック(ニック・オファーマン)とマック(ジョン・キャロル・リンチ)のマクドナルド兄弟が経営しているハンバーガーショップ「マクドナルド」の合理的かつ画期的な商品提供システムに心底感心。フランチャイズ化を持ちかけてビジネスパートナーになるんですが、しかし。利益を追求するレイと、品質にこだわるマクドナルド兄弟の間に溝ができてしまい、最終的には悪知恵を駆使したレイが、兄弟から「マクドナルド」を奪ってしまう…ってな感じ。最後は、実話ベース映画にお馴染みの本人映像が出て来てましたよ、確か。
さえない営業マンのレイでしたが…。

大繁盛する「マクドナルド」を見てビックリ。

なんと革新的なハンバーガー作りをしていたのです。

そこでレイはマクドナルド兄弟にフランチャイズを提案。

さらに不動産ビジネスにも着手して、まんまと「マクドナルド」を乗っ取りまして。

最終的には“創業者”ヅラ。そう、レイは「羊の皮を被った狼」だったのでしたーー。

それほど事前情報を入れてなかったし、尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」での紹介もあえて聴いてなかったので、正直なところ、鑑賞後は「コイツはスゲェ男だぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」的なテンションになる映画かと思ってた(同じマイケル・キートン主演の「ガン・ホー」
まさかバルチャーより共感できない主人公だったとは思わなんだ(「スパイダーマン:ホームカミング」より)。

いや、映画としてはスゲー面白かったです。特に「マクドナルド兄弟がどうやって合理化を進めたか?」を見せるくだりや、レイがフランチャイズを推し進めるべく頑張る展開とか、その物語自体が興味深いだけでなく、見せ方が上手くて、グイグイ惹きつけられました。「庇を貸して母屋を取られる」を体現したようなマクドナルド兄弟はとにかく可哀相だったし、レイにはムカついたけど、「なぜ自分で店を立ち上げず、フランチャイズにこだわったのか?→『マクドナルド』という名前がほしかったのだ!(`∀´) フハハハハハハ」というオチとかも「なるほど」と思ったし(パンフによると「ゆかいな牧場」の原題は「Old MacDonald Had a Farm(マクドナルドじいさんの農場)」であり、それほど“アメリカ的な名前”なんだとか)、教訓譚としてもよくできていたというか。腹は立ちつつも、その苦い後味はなかなか美味だった次第。
テニスコートで作業動線を試行錯誤するあたりとか、最高でしたな。

つーか、仕事というものについても考えさせられました。なんて言うんですかね、終盤の主人公はマジでクズに見えたというか、こういうのを「これもビジネスだから ( ´_ゝ`)」なんてしたり顔で語るのは大嫌いなんですけれども。仕事で成功するためにはこの手の非情さも大事…だったりするんでしょうか。そりゃあお金は稼ぎたいし、レイが成功を摑んだのが52歳と考えると、僕だってもっと仕事に情熱を注ぎ込めば、まだ多少は何とかなるのかもしれないよなぁ、なんて。とは言え、いくら巨大帝国を築こうと、騙し討ちみたいなことをした人間はやっぱり軽蔑しちゃう…ものの、お金はほしいし…って、もう面倒くさいからどうでもいいでガース!ヘ(゚∀゚*)ノ(お金が稼げそうにない人の着地)
大事なのは根気。ノーマン・ヴィンセント・ピールの本とか読んでみようかしら。

でも、僕的にレイは“英雄”ではなく“怪物”だと思うんですよね、やっぱり(「シグルイ」

その他、「パトリック・ウィルソンは“奥さんを寝取られる夫”役がマジで似合うな」とか「マクドナルド兄弟を演じた2人が良かった」とか「日本でもこういう映画が撮れるといいね」とか思うところはあるんですが、割愛。イヤな気分にはなったけど、スゲー面白かったし、勉強になりましたヨ… (´・ω・`) ウーン ハッキリ言って、もう「マクドナルド」では二度と食わない…ぐらいに思いたかったんですが、逆にスゲー食べたくなっちゃって。もう22時を過ぎているのに、関内の「マクドナルド」で適当にバーガー類とシェイクを買ってモリモリ摂取してしまったダメなアタシ。
鑑賞後、ダッシュで関内のマックに行きまして。

セットにシェイクにバーガーの単品などなど、結構食べちゃったのでした。

おしまい (´・ω・`) ダメネ
サントラです。輸入盤
レイ・クロックの自伝。パワフルな内容っぽい。
唯一観ているジョン・リー・ハンコック監督作。2009年に書いた感想を読み返したら、あまりの心の狭さにゲンナリ… ('A`) ウヘェ
ノーマン・ヴィンセント・ピールの著作。読もうかなぁ。
僕のワンダフル・ライフ(ネタバレ)
僕のワンダフル・ライフ
原題:A Dog's Purpose
2017/アメリカ 上映時間100分
監督:ラッセ・ハルストレム
製作:ギャビン・ポローン
製作総指揮:アラン・C・ブロンクィスト、マーク・スーリアン、ローラ・ファイファー
原作:W・ブルース・キャメロン
脚本:W・ブルース・キャメロン、キャサリン・ミション、オードリー・ウェルズ、マヤ・フォーブス、ウォーリー・ウォロダースキー
撮影:テリー・ステイシー
美術:マイケル・カーリン
衣装:シェイ・カンリフ
編集:ロバート・レイトン
音楽:レイチェル・ポートマン
音楽監修:ライザ・リチャードソン
出演:デニス・クエイド、ペギー・リプトン、ブライス・ゲイザー、K・J・アパ、ブリット・ロバートソン、ジュリエット・ライランス、ルーク・カービー、ガブリエル・ローズ、マイケル・ボフシェバー、カービー・ハウエル=バプティスト、ジョン・オーティス、プーチ・ホール、ジョシュ・ギャッド
パンフレット:★★★(720円/コラムは2本だけど、写真メインで良い出来のパンフ)
(あらすじ)
ゴールデン・レトリバーの子犬ベイリーは、自分の命を救ってくれた少年イーサンと固い絆で結ばれていく。やがて寿命を終えたベイリーは、愛するイーサンにまた会いたい一心で生まれ変わりを繰り返すようになるが、なかなかイーサンに遭遇できない。3度目でようやくイーサンに出会えたベイリーは、自身に与えられたある使命に気づく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※今回の記事は、この映画が好きな人は不快になると思うので、気をつけて!
ハッキリ言って、劇場で予告編を観て泣いていたりはするんですよ。ただ、「転生した飼い犬が喜んで飼い主のところに戻ってくる」って話はあまりにも傲慢な人間目線というか、さすがに「犬ポルノ」感が強すぎると思って、1ミリも観る気は起きなかったんですけれども。愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になっちゃいましてね…。日曜日、奥さん&娘に予定がある→ちょうど時間が空いたので、TOHOシネマズ新宿に渋々足を運んできました(その後、「ベイビー・ドライバー」をハシゴしたのは別のお話)。「これはこれでアリ…かな (´∀`;) ウーン」と思ったり。
6番スクリーン、ほぼ満席でしたよ。
映画の内容を雑に書くと、少年イーサンに飼われたベイリー(ゴールデンレトリバー)→警察犬エリー(ジャーマン・シェパード)→大学生マヤの愛犬ティノ(コーギー)→パンクっぽい女性にネグレクトされたワッフル(セントバーナードとオーストラリアン・シェパードのミックス)と、1匹の犬が転生を繰り返す様子を犬目線&犬ナレーションで見せていく感じ。終盤は、飼い主に捨てられたワッフルが、すっかりオッサン化したイーサンの元にやってきまして。初恋の元カノとの仲を取り持ったり、ベイリーの時に見せた芸を披露したりして、自分がベイリーの生まれ変わりだということをイーサンにわかってもらって、「犬の目的は愛する人と今を生きること♪ (U^ェ')b ワン!」ってなナレーションが流れると、犬と飼い主による熱いディープキスが映って終わってたんじゃないかな、確か。
こんなキスを交わして終わってた…って、すみません、このジャケットを貼りたかっただけでした。
正直なところ、予想以上に卑怯な映画でしたよ。ひと騒動起こして主人公家族を困らせたり、燃えさかる家から飼い主を助けたり、別れのシーンで追いかけたり…といった“定番犬描写”をキッチリ押さえていただけでなく。「ペットロス」というのは、僕の経験で例えるなら、14歳の時に死んだ文鳥のトシのことを思い出すだけでいまだに涙が滲むほどダメージがデカいワケでして。本来ならそれだけで1本の作品が作れるほどの破壊力なのに、本作はそれを観客に3度も疑似体験させるのだから、人類なら高確率で泣く仕様なのです。
というか、ナレーションを担当しているのは、「アナと雪の女王」のオラフの声で知られるジョシュ・ギャッドであって、犬が話すなんてことはあり得ないし(苦笑)、その内容だって「お前の考え方はもう人間だろ ( ゚д゚)、ペッ」って感じがムンムンなんですが、しかし。ちくしょう、映画を観ていると「あの犬が話してるんダナー (´∀`) スゴイナー」といつしか脳が騙されていて、全編いじらしくて仕方ない。開始5分ぐらいからずっと泣きっぱなしで観てたし、「空気が抜けたボールをキャッチする芸を見せるクライマックス」(予告編で見せてるやつ)はね、「良かったねぇ… (iДi) ウェェェェ」と涙が噴出いたしました。
クライベイビー・サクラのように、ずっと泣きながら観てたというね(「餓狼伝」より)。
あと、犬の生まれ変わりとともに“その時代”を追体験できる作りは嫌いじゃなかったし(イーサンのお父さんは「セールスマンの死」を連想しました)、警察犬とか転生する犬のバリエーションに工夫があったのは良かったです(見せ方も変えてたしね)。犬に人間の食べ物を与えるシーンがあっても獣医にそれがダメな行為であることを言わせたり、犬をちゃんと飼わないダメな飼い主を登場させたりするバランスも意外と考えているなぁと。そりゃあ犬はみんなキュートだったし、役者さんも全員悪くなくて。特に壮年のイーサン役のデニス・クエイドの演技は、若いころを演じたK・J・アパっぽさがあって、グッときましたね。
まぁ、文句を書くと、犬を虐待&捨てるのがパンクっぽいカップルというのはあまりにステレオタイプだし、捨てられた犬がそのままイーサンの元に辿り着くのは「捨てても大丈夫なんだ」的な描写にも見えてイラッとしました。その他、僕的にはマヤが風呂に入りながらティノとアイスを食べているシーン、「もしかしてこの女性は、ここからアイスを体に塗って、愛犬に舐めさせたりするのでは…!? (´Д`;) ハァハァ」なんてエロ展開を勝手に妄想してドキドキしたーー。こんな唐突な下ネタは、お好きですか?(お好きですか?)苦手ですか?(苦手ですか?)
「Diamonds feat.KIRINJI」の動画がなかったので、「The Great Journey feat. RHYMESTER」を貼っておきますね↓
なんて言うんですかね、「こういうのがお好きでしょ?」って要素を詰め込んだ、ご都合主義満載の「犬ポルノ」なんだけど、基本的には「犬を大事にしようね ( ´∀`)ノ(・ェ・U) ワン!」って内容だし、僕だってアクション映画を嫌いな人が観たら確実に眉をひそめそうな「ジェラルド・バトラー・ポルノ」とか大好物だったりもするし(誤解を招きそうな表現)。別にオススメはしませんが、“ジャンル映画”と考えればよく出来ているし、ペットショップで可愛いチワワを見つけたからって消費者金融でお金を借りて衝動的に飼うようなことにならないのなら、これはこれでアリなのではないか。そんな偉そうな文章を書いて、この感想を終えたいと思います。おしまい。
ベストセラーになった原作小説。読む気はないです。
デジタル盤のサントラでございます。
ラッセ・ハルストレム監督による犬映画。未見だけど、評判は良いですな。
ラッセ・ハルストレム監督による犬映画第2弾。宇多丸師匠のリチャード・ギアの物真似が好き。
近年、劇場で観たラッセ・ハルストレム監督作。僕の感想はこんな感じ。
ラッセ・ハルストレム監督作。内容は覚えてないけど、好きだった記憶。
スパイダーマン:ホームカミング(2D・字幕版)(ネタバレ)
スパイダーマン:ホームカミング(2D・字幕版)
原題:Spider-Man: Homecoming
2017/アメリカ 上映時間133分
監督・脚本:ジョン・ワッツ
製作:ケビン・ファイギ、エイミー・パスカル
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、パトリシア・ウィッチャー、ジェレミー・レイチャム、アビ・アラド、マット・トルマック、スタン・リー
共同製作:レイチェル・オコナー、エリック・ハウサーマン・キャロル、ミッチ・ベル
原作:スタン・リー、スティーブ・ディッコ
原案:ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー
脚本:ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー、クリストファー・フォード、クリス・マッケーナ、エリック・ソマーズ
撮影:サルバトーレ・トチノ
美術:オリバー・スコール
衣装:ルイーズ・フログリー
編集:ダン・レーベンタール、デビー・バーマン
音楽:マイケル・ジアッキノ
音楽監修:デイブ・ジョーダン
視覚効果監修:ジャネク・サーズ
出演:トム・ホランド、マイケル・キートン、ジョン・ファブロー、ゼンデイヤ、マリサ・トメイ、ロバート・ダウニー・Jr.、ドナルド・グローバー、タイン・デイリー、トニー・レボロリ、ローラ・ハリアー、ジェイコブ・バタロン、アンガーリー・ライス
パンフレット:★★★★☆(950円/カバー付き&16P増の特別版を購入。なかなか豪華です)
(あらすじ)
ベルリンでのアベンジャーズ同士の戦いに参加し、キャプテン・アメリカのシールドを奪ったことに興奮するスパイダーマンこと15歳の高校生ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、ニューヨークに戻ったあとも、トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)からもらった特製スーツを駆使し、放課後の部活のノリで街を救う活動にいそしんでいた。そんなニューヨークの街に、トニー・スタークに恨みを抱く謎の敵バルチャー(マイケル・キートン)が出現。ヒーローとして認めてもらい、アベンジャーズの仲間入りをしたいピーターは、トニーの忠告を無視してひとりで戦いに挑むのだが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※この映画は、ネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、未見の人は読んじゃダメ!m9`Д´) ビシッ
※この映画に関しては、宇多丸師匠の見事な時評を読んだり、町山智浩さんの映画ムダ話(216円)を聴いたりすると良いザンス。
※この映画の小ネタの数々に関しては、始条アキラさんの記事が超タメになるので、要チェック!
※今回の記事は、ダラダラして読みにくいので、読まなくて良いザンス。
実写版「スパイダーマン」で一番印象が強いのは「東映版」…というのはどうでも良いとして。「あの『コップ・カー』を撮ったジョン・ワッツ監督作」ということで、前売り券を2枚買うほどに期待してましてね。で、8月11日の公開直後のタイミングで、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になったので、まずはTOHOシネマズ渋谷で鑑賞したんですけれども(8月14日=TOHOシネマズデイ=1100円で観られる日に前売り券を使うという屈辱!)。ちょうどその週末、「タマフル24時間ラジオ2017」に出演することになっていたため、ブログを書く時間的&精神的余裕がなくて、いつものように番組の放送前にアップすることができなかったのです… (´・ω・`) ザンネン
3番スクリーン、かなり混んでたような。
番組当日は、黒のスパイダーマンのラッシュガードを着用して出演いたしました。
その後も仕事がバタバタして記事を更新する機会を逸してしまったので、「どうせならマイケル・キートンが経営者役をしている『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を観て、さらにもう1枚ある前売り券を使ってから感想を書こう」と思い立ったんですが、しかし。気付けばいつの間にか10月になってましてね…(遠い目)。先週水曜日、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて、「ワンダーウーマン」と勝手な“アメコミ映画2本立て”にして、やっと2回目を鑑賞してきました。とても面白かったです!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! もうね、宇多丸師匠の時評を読めばいいじゃない気分がムンムンなんですが、一応、僕なりの駄文を残しておきますよ。
2回目の「LOGAN/ローガン」以来のUCアクアシティお台場。
スクリーン9、20人ぐらいいた記憶。上映中にスマホを頻繁に見るバカがいて迷惑でした。
直前に観た映画がワンダーだったので、ついポップコーンとポテトを食べちゃったけど、飲み物はペプシネックスさ!
乱暴にあらすじを書いておくと、廃品回収会社を経営するトゥームス社長がニューヨーク市から仕事を受注し、「チタウリとの戦い」の後始末のために新しい機械を入れたりして、張り切っていたところ! いけ好かない金持ち野郎トニー・スタークの息がかかったダメージコントロール局(偉そうなクズ揃い)に仕事を奪われましてね… ('A`) ドウシヨウ 困ったトゥームスは、自分の家族や従業員の生活のために、チタウリの武器の残骸などを使って作ったハイテク武器の密売をスタート。その8年後、「社長が高性能ウイングスーツを使ってお宝を盗む→開発担当のアーロン・デイヴィスが武器を作る→チンピラっぽい部下が売りさばく」ってな感じで新事業は軌道に乗っていたんですが、全身タイツのクモ男が邪魔するようになってきたから困ったなぁと。このクモ男、愛娘のリズがワシントン記念塔で事故に遭った時、救ってくれたことはありがたかったけれど、取引を妨害した挙げ句、トゥームスが持っていた武器を暴走させてフェリーを真っ二つに破壊するような危険人物なのです。
せっかく残骸を処理する仕事をゲットしたのに、スタークの野郎に横取りされまして。
トゥームス社長は新事業=武器の密売を始めることに。
ウィングスーツを装着して、バードマンヴァルチャーになるのだッ!ヽ(`Д´)ノ トブゼ!
ところが、せっかくの商売を変なクモ男が妨害してきたから面倒くせー。
フェリーを真っ二つにしたりと、クモ男はとんでもない奴なのでした。
しかも、ホームカミングの際に判明したんですが、リズを迎えに来たピーターがそのクモ男だったからビックリですよ(ピーターの不自然な態度や声、娘との会話の内容でピンときた)。娘を助けてもらったこともあり、とりあえず殺さずに見逃してやったものの、もしかしたら青臭い正義を振りかざして邪魔をするかもしれないと思って、学校の駐車場に部下(ショッカー)を待機させていたら! 案の定、娘とのデートをすっぽかして妨害する気マンマンだったから、ブッ殺す!ヽ(`Д´)ノクソガキ! で、説教後にガレキに埋めたので、憎きスタークの引っ越し用飛行機からお宝を盗もうと思いきや、またもや邪魔してきてね… ('A`) シツコイ 結果、飛行機は墜落して、ウイングスーツも壊れちゃって死にかけたんだけど、ちくしょう、ピーターが命を救ってくれたので、悪い子ではないんだなと。だから、刑務所でマック・ガーガンからクモ男の正体を聞かれた時は、ちょっとヒミツにしてみますた (・∀・) オシマイ
なんとクモ男の正体は、娘に気がある若僧ピーターだったから、世間って狭いのね。
娘を思うと殺すのも忍びないので警告してやったのに、やっぱり邪魔してきたのでガレキの中に埋めまして。
あとはスタークの引っ越し用飛行機のお宝を盗むだけだったのに…。
またまたコイツに邪魔されて、刑務所に収監されちゃうというね ┐(´ー`)┌ ザンネーン
な〜んて、つい本作の悪役トゥームス社長(a.k.a.ヴァルチャー)目線であらすじを書いちゃいましたが(苦笑)、もちろんお話の中心はピーター・パーカー(a.k.a.スパイダーマン)ですよ。ピーターったら「“疑似的な父親”のトニー・スタークに認めてもらって、アベンジャーズの一員になるッス!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ」と、学生生活よりも自警活動を優先するエヴリデイを送っていたら、危ない武器を密売してたトゥームス一味を発見! 自己流捜査で追い詰めるも、後先を考えない行動で多くの人を危険にさらしちゃったので、せっかくもらったハイテクスパイダーマンスーツを没収されたりしましてね。普通の高校生に戻ろうと、好意を抱いていたリズをホームカミングのパートナーに誘ってみれば、父親がヴァルチャーだったからドン引きしつつ、あーだこーだあって捕まえて。ラストは、仲直りしたトニーにアベンジャーズへ誘われるも、「僕はご近所を助けます (´∀`)」と地に足が着いたムードでめでたしめでたし…と思ったら! トニーとペッパー・ポッツが婚約したっぽい流れから、スーツを着ているところをメイおばさんに見つかってエンドクレジットへ。最後は、キャプテン・アメリカが教育用映像を収録するシーンが映って終わってました。
フェリーを真っ二つにしちゃって、こんな風に怒られるも…。
最後は仲直りするのでした ( ´∀`)(´∀`) ナカヨシ
ラスト、ピーターに対して、僕もこの範馬勇次郎のように思った次第。
あと、このミシェルがMJだということも判明したりしてましたな。
非常に楽しかったです。今回のピーター・パーカーは、これまでの実写版と比べると“子ども”なんですけど、それが新鮮で良かったというか。サンドイッチ屋が破壊された時点でもっと反省しろよ的に思うところはありましたが(あと、フェリーの事故は死者が出るレベルだと思う)、トム・ホランドの魅力的な幼顔のおかげで、基本的には「子どもなのに頑張ってるなぁ (´∀`) アラアラ」と微笑ましくて。A.I.搭載のハイテクスーツはちょっとズルい気がしたけど、「即死モード」とかツボに入ったので、まぁ、許す (・∀・) エラソウ トニーとの疑似的な親子関係なども含めて、“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の世界観でスタートする「スパイダーマン」”としては、最高の出来ではないでしょうか。
トム・ホランド、このシーンで見せるフフン顔とか100点ですよ。もう21歳だとは信じられませんわ。
あらゆる機能が付いたスーツ。クライマックスに使わせないのは、良い展開だと思ったり。
つーか、今回の「スパイダーマン」は学生生活描写が良くて。他のヒーロー映画が広い世界を舞台にしている分、予想外に新鮮でした。先生&生徒が白人オンリーじゃなく多人種で構成されているあたりも良かったし(今のアメリカの学校は実際にそうみたいだし)、ピーターがまだ子どもなだけに、あの「認められたい」という必死な気持ちはスゲー納得できるし、「自警行為はご近所だけにして、学生生活を大事にします(o^-')b」という地に足が着いた教育的な着地もグッときたりして。なんて言うんですかね、僕的に最近のマーベル映画は「敵が宇宙から!(`Δ´;) ヌゥ」とか「異次元から!(°д°;) ヒィ!」とか「神に等しい存在が銀河を滅ぼそうとしてる!ヘ(゚∀゚*)ノ ドウニデモナーレ」といった壮大なスケールに疲れるところもあったから、本作はちょうどいい感じだった…って、伝わりますかね。
親友ネッドのこの台詞とか、他のMCU作品では出ないよなぁ。
だがしかし、僕の胸をもっとも掴んだのは、マイケル・キートン演じるトゥームスですよ。「リズの父親だった!Σ(゚д゚;)」という展開を1ミリも予想してなくて超驚いた…というだけでなく。ハッキリ言って、今まで出てきたMCUの悪役の中で最も感情移入したというか。僕も下請け業者として、取引先に振り回されることが非常に多いだけに、ダメージ・コントロール局の奴をぶっ飛ばした時は気分爽快だったし、大好きなトニー・スタークを「この金持ち野郎が!( ゚д゚)、 ペッ」と敵意全開で鑑賞してましたよ(微笑)。「家族のためだと自分を正当化すれば、僕も違法行為に手を染めちゃいそうだな…」なんてアウトなことを思ったりもしてね(ちょっと「THE ICEMAN 氷の処刑人」を連想した)。それと、近ごろは「仮面ライダービルド」の記者・滝川紗羽の「秘密を知る→黙ってるから○○させて!川`∀´) オホホホホホ」みたいな脅迫キャラの有利展開にイラ立つところがあったので、本作で脅迫してきた初代ショッカーをトゥームスが殺すシーンは超スッキりすでした (´∀`) ザマァ
非常に感情移入したトゥームス社長。「金持ちの2世」とか、よく考えたら僕も大嫌いだった!
この意見にも心底同意。青臭いガキが主張する“正義”なんて、聞く耳ナッシングなのだッ!m9`Д´) ビシッ
コイツを抹殺するシーン、故意じゃないにしても留飲が下がりましたよ。
って、ベタ褒めしてますが、不満な点はいくつかあって。せっかくトゥームスのキャラが立っているのに、彼の動機が掘り下げられなかったのが残念だったなぁと。もう1人の“疑似的な父親”として、もう少しピーターに葛藤させても良かったのではないでしょうか。それと、本作はそういう前提だから仕方ないんですが、ここまで出来が良いと、トム・ホランド主演×ジョン・ワッツ監督による“MCUとは関係のないバージョン”が観たかったなぁ…なんて思ったりもしてね。「トゥームスの狙いを見抜けなかったトニー・スタークやハッピー・ホーガンが少し無能に見えた」ってのは、この手の映画では仕方ないのかもしれませんな(そうじゃないと話が転がらないしね)。
そう言えば、予告編でバンバン流れていたこのシーンがなかったのは寂しかったかも。
ただ、一番イラッとしたのは、クライマックスのアクションシーンが暗かったこと。飛行機の上でスパイダーマンとヴァルチャーが何をやっているのか全然見えなくて。1回目を観終わった時は「最後で台無しだな!(`Δ´) クソガ!」って頭に来たほどだったんですよ。ところが、2回目はスゲー観やすかったから超ビックリ!Σ(゚д゚;) ナンデスト! これって、TOHOシネマズ新宿よりUCアクアシティお台場のスクリーンが明るいってことなのか、抗議があって明るくしたのか、それとも1回目は単に僕の目がどうかしてたのか? いや〜、2回観て本当に良かったというか、不思議なこともあるもんですな〜 (・ε・) ウーン
1回目は、この場面とか何が何やらだったのに、2回目はよく見えたという不思議。
その他、「『ナイスガイズ!』のアンガーリー・ライスが端役だったのはガッカリ」とか「マリサ・トメイのメイおばさん役が素晴らしすぎる」とか「ショッカーは微妙だったなぁ」とか「トニー・スタークの『(キャップは)手加減してくれたんだ』発言に萌え」とか、思うところはあるんですけど、割愛! とても面白かったです (´∀`) ウフフ ジョン・ワッツ監督、良い仕事をしましたね〜。続投するかどうかは不明ですが、2019年7月に公開予定と言われている続編も楽しみでございます。おしまい。
サントラ。デジタル盤やアナログ盤
もあります。
ジョン・ワッツ監督作。僕の感想はこんな感じ。
MCU映画に付きもののプレリュード系コミック。興味はあるけど金が…。
MCUに初めてスパイダーマンが参戦した映画。僕の感想はこんな感じ。
なんとなく連想した映画。僕の感想はこんな感じ。
お約束として貼っておく東映版DVDボックス、スゲーほしいです。
先週の備忘録(2017/10/3~10/9)
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓
火曜日、仕事でキツいダメ出しを食らって凹む
水曜日、仕事→「スパイダーマン:ホームカミング」と「ワンダーウーマン」をハシゴ
木曜日、仕事→ライムスターのライブに遅刻… ('A`)
金曜日、仕事→「ダンケルク」→仕事
土曜日、徹夜明けで家族でお出掛け→仮眠→仕事
日曜日、徹夜明けで家族でお出掛け→仮眠→仕事
月曜日、衝動的に宇都宮へ→戻って仕事
今回の記事は、相当気持ち悪いので、読まない方が良いッス。先週の火曜日は地獄。現在、今年6月ぐらいから準備していた大きめの案件に携わっているんだけど、僕は明らかに力量不足だったりしましてね…。今まで挙げたことのない重量のバーベルにチャレンジして筋肉を育てようとしたら、まったく挙がらずに潰れつつある感じ。なんて言うんですかね、人間の能力に限界というものがあることはわかってましたが、僕にもこのぐらいは出来ると思ってたのになぁ。正直、今はまだマシでも、こんな能力しかない男が、どうやって妻子を養っていくのかと。今週はスゲー忙しいにもかかわらず、現実逃避&半ばヤケになって映画をいろいろ観ちゃった心の弱いアタシ。
水曜日は、「ムンバイ」でビリヤニを食べた後、UCお台場で映画を2本観まして。
金曜日もつい「ダンケルク」を観ちゃったんだよなぁ。
ちなみに、少し前の「The NIGHT」でサイプレス上野さんが可哀相だったので買ったCDを貼っておきますね。
木曜なんて、急遽打ち合わせが入ってしまい、超楽しみにしていたライムスターの「KING OF STAGE VOL. 13 ダンサブル Release Tour 2017」に遅刻するありさまですよ。「ダンサブル」は名曲が詰まったアルバムですけど(「Diamonds feat. KIRINJI」とか涙が出る)、僕的には“最初の3曲”を連続で聴くのがスゲー好きであり、オープニングこそが一番聴きたかったのにさぁ…。いや、20時ごろから観て、それはそれで素晴らしかったものの(「ONCE AGAIN」の時は「またですか ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」と思いながらもスゲー泣いた)、最も重要なオープニングを見逃すなんて、舌を噛んで死ぬしかないのかと。まぁ、ライブ後にオカジニアさんと長崎出身さんと偶然会って一緒に寿司を食べたりして、機嫌はだいぶ回復したんですが、どうしても悔しいのでね、仕事だということにして、10月22日(日)のZepp Tokyoにも行くことにしました。な〜んて、家族にウソをついてまで自分の欲求ばかり満たす僕は、死んだ方が良いのではないか。
川崎のクラブチッタに到着したのが20時ということで、すっかり諦めて撮影した画像を貼っておきますよ。
ライブ後、タマフル仲間と飲めたのは良かったです。
今週の土日は家族サービスに徹して、いろいろなところに行きまして。娘のマナ子(仮名/6歳)を肩車しまくったりと、本当に幸せだったものの、娘に「パパなんか死んだっていいもんね〜 (´∀`し」なんて言われて、非常にショックを受けたりしてね…(遠い目)。いや、娘に悪意がないことはわかっているし、別にどうだっていいんですが、とは言え、僕なんぞはやっぱり不要な存在なのではないか。土日は夜に会社へ行っていそいそと働いたんですけど、自分の能力の低さに絶望しちゃっているから、深夜、誰もいない職場で涙を流しながらキーボードを叩いてたりする…ってのは、さすがにアウトじゃないですか。徹夜明けの月曜早朝(祝日)、「このままじゃいけない!ヽ(`Д´)ノ」と思い立ち、衝動的に宇都宮ヒカリ座まで「ビニー 信じる男」(2回目)を観に行ったりして、鑑賞後に「僕はなぜ宇都宮まで映画を観に来ているのか!? (°д°;) バカナノ?」と我に返って愕然としたあたりも、さすがにアウトじゃないですか。
土日は妻子とこんなところに行ったりして、夜は仕事をしたのです。
月曜日に行った宇都宮ヒカリ座、レトロなムードの映画館でしたよ。
「ギタンゾリ・マハール」でドライライスとチキンミックスを食べ終わったあたりから、己の愚かさに気付いたというね…。
自分が人として価値がないとは思わないけど(苦笑)、そんなに価値があるとは思えない。でも、他の人がそんなことを嘆いていたら、「1つ1つの命が奇跡なんだよ ( ´∀`)ノ(ノω・、)」なんて話をするだろう…なんて詮無きことを思う。そして、これらの鬱な気分は、たぶん5億円もらったら瞬時に吹き飛ぶと思うので(BGMは「付和Ride On」)、すべて大したことないんだなって話ですよ。とは言え、「もらう」という行為に負い目があるから、お金はやっぱり自分で稼がなくちゃいけないのに、もう働きたくない。寝不足なので、もう眠りたいです。今週は、金曜日に「か和もっち」で映画駄話会があるので、22時すぎに合流する予定。あとは土日も含めて全部仕事ですわ。「ムービーウォッチメン」の課題映画は観ておきたいけど、なんかね、今はどんなに「ドリーム」が良い映画だろうと、1ミリもポジティブにはなれない自信があります。
最後に今月の推薦曲、RHYMESTERの「梯子酒」を貼っておきますね↓ 「ダンサブル」収録だよ!
以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。
ビニー 信じる男(ネタバレ)
ビニー 信じる男
原題:Bleed for This
2016/アメリカ 上映時間117分
監督・製作・原案・脚本:ベン・ヤンガー
製作:ブルース・コーエン、エマ・ティリンガー・コスコフ、チャド・A・ベルディ、ノア・クラフト、パメラ・サー
製作総指揮:マーティン・スコセッシ、ジョシュア・サソン、ミシェル・ベルディ、マイルズ・ネステル、リサ・ウィルソン
原案:ピッパ・ビアンコ、アンジェロ・ピッツォ
撮影:ラーキン・サイプル
美術:カイ・リー
衣装:メリッサ・バーガス
編集:ザカリー・スチュアート=ポインター
音楽:ジュリア・ホルター
音楽監修:スーザン・ジェイコブス
出演:マイルズ・テラー、アーロン・エッカート、ケイティ・セーガル、キアラン・ハインズ、テッド・レビン
パンフレット:★★★(750円/2本のコラムは読み応えがあって、インタビューも充実)
(あらすじ)
うぬぼれ屋のボクサー、ビニーは世界タイトルを獲得するが、自動車事故で首を骨折する大怪我を負ってしまう。医師から選手生命の終わりを告げられ、周囲の人々はビニーのそばを離れていく。しかし自らの復活を信じるビニーはトレーナーのケビンのもとで命懸けのトレーニングに励み、王座奪還を目指す。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
「ボクシング映画は絶対観る」というワケではないんですが、「『マッスル・アンド・フィットネス日本版』2017年5月号」に載っていたビニー・パズの特集記事を読んだらなんとなく気になったので、前売り券を購入しまして。それなりに楽しみにしていたものの、仕事だタマフル出演だとバタバタしちゃって、全然足を運べなくて。8月下旬、TOHOシネマズシャンテの公開終了日にやっと鑑賞しましてね。で、先週月曜日の朝、いきなり思い立って宇都宮ヒカリ座まで足を運んで、2回目を観ました。「ムリだ… (´・ω・`)」と思ったり。
TOHOシネマズシャンテのスクリーン3、10人ぐらいはいた記憶。
記事の切り抜きは外にあるんですよね。鑑賞後、仕事でトラブルが勃発したんだっけ…。
2回目は、一昨日、宇都宮ヒカリ座で観ました。観客は僕を含めて2人。
記録として、その時の写真をGIFでまとめておきますよ。
僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね。
若干のウソを交えながら超雑にお話を書いておくと、”パズマニア・デビル”ことビニー・パジェンサは計量をギリギリでパスするも、ロジャー・メイウェザーとのタイトル戦でKO負けして、プロモーターのルー・デュバから引退を勧められましてね。まだボクシングをやる気マンマンなビニーは、“マイク・タイソンのトレーナーだった男”ケビン・ルーニーに師事することとなり、思い切って階級を2つ上げてみたところ! ジルベール・デュレを見事倒して、ジュニアミドル級のチャンピオンになっちゃうからウハウハですよ (`∀´) ウハウハ で、友だちとギャンブルをしに車で出掛けたら、交通事故→首を骨折してしまうというね… ('A`) イヤーン
サランラップを巻きながらエアロバイクを漕いで減量するというオープニングから良い感じ。
その後、ポスターっぽい場面になるも、横の2人はすぐ出てこなくなります。
で、いろいろあって王座を獲得するも、事故に遭うのでした。
「こりゃ、もうボクシングはムリですな ┐(´ー`)┌ シカタナシ」と誰もが諦めムードの中、ビニーったら選手生命を絶たれる脊椎固定手術は拒否して、代わりに「ハロー」という首を固定する器具(4.5キロもある)を装着。ちょっと慣れてきたらトレーニングも始めちゃって、父親に怒られたりするも、半年後にハローを麻酔なしで外すと、本格的なトレーニングを開始しまして。復帰戦として、スーパーミドル級チャンピオンである”パナマの鉄拳”ロベルト・デュランとのタイトルマッチが組まれると、判定で勝利! 記者のインタビューに「物事は単純であり、勝てばよかろうなのだァァァァッ!! (`∀´) フハハハハハハ」なんて答えて、本人映像が流れて終わってたんじゃないかしらん。
こんな大ケガをしたら、もうボクシングなんてムリだよね…と思いきや!
ビニーったら首が折れたままトレーニングを始めちゃって、ケビンも手伝うのです。
そして、復帰! あのロベルト・デュランを判定で下してましたよ。
1回目に観た時はかなり感動しました。僕は頸椎のヘルニアになって左腕が麻痺したことがあるんですが、首が負傷するって本当に辛くて。「体のすべての動きは首から始まる」って思うぐらい、自分が首を使っていたことがわかる。さすがに「ハロー」を装着したことはないけど、相当不便だろうし、痛かったろうなぁと。しかも、その状態でトレーニングを開始するわ、「ドラッグはやらない」とネジで留められた「ハロー」を麻酔ナシで外したりするわ、最終的には首を折ったのにリングに復帰しちゃうんだから、「スゴい男がいたもんだ! (°д°;)」と感心いたしました。関係ないけど、首骨折繋がりでカート・アングルを少し思い出したりもしてね。
本物のビニーはこんな人でございます(まだ全然元気で、映画を観て感動したそうな)。
脚本も結構良かった。アーロン・エッカート演じるケビンの台詞はいちいち気が利いてたし(ボクシングの階級を初体験に例えたりとか)、ビニーにベンチプレスを止めさせるのは「わかってるなぁ」と。本作が“引退に追い込まれつつあったビニー”と“酒浸りの負け犬だったケビン”の「再生の物語」というだけでなく、“若干の毒親感”が漂う父アンジェロの「反省ストーリー」でもあるあたりも、なかなか考えられていたのではないでしょうか。ちなみに、戦績をチェックすると映画が結構端折っているのがわかりますが、実際の入院は6日間だったりと控えめに描いた部分もあったというのは面白いですな。
キーラン・ハインズ演じる父親アンジェロ。第二次世界大戦中のイタリアでドイツ兵をつい殺しちゃったので、アメリカまで逃亡してきた人だとか。
その他、マイルズ・テラーの肉体は素晴らしかったし、アーロン・エッカートの演技と“エレベーター”は100点だったし、ボクシングシーンも迫力があったし、「どんな命だ? 寝ているだけの命か?」とか「諦めることが簡単なのが怖い」とか「お前の意地を見せてみろ、お前の生き様を、お前の戦う様を、お前の真価を!」といった“燃え台詞”にもグッときたし、「テクニックを身につけて戦っていた主人公が“かつてのケンカ殺法”を思い出して勝つ」というクライマックスの展開も楽しかったし、美女のオッパイも結構観られるし、なんとなくやる気が出る感じ。パンフによると、本作の予算は600万ドルだったそうですが、3000万ドル強で作られた「サウスポー」にも見劣りしないというか(好きですけどね)、非常に良いボクシング映画だと思った次第。
マイルズ・テラー、頑張った! 体脂肪6パーセントまで絞ったとか。
逆に20キロ増量したアーロン・エッカートも偉いし、この場面がスゲー好き。アメリカは「エスカレーター」じゃないのね (゚⊿゚) ヘー
ただ、一昨日に2回目を観た後は、感想が少し変わったという不思議。まず、徹夜明けなのに、休日出勤しなくてはならない月曜日の早朝、僕はなぜ宇都宮まで行くことにしたのか。それは、1回目を観た時、パンフが売り切れていて、その後、上映していた横浜シネマリンでも完売状態になっていて。ずっと「どこかの劇場で通販してないかなぁ… (´Д`;)」と探す過程で、この時期に本作が宇都宮ヒカリ座で上映されることを知ったのです。で、この数週間、心がダウナー気味だったのもあって、「『ビニー』を観ることで士気をあげよう」といきなり思い立って(ついでにパンフも買えるし!)、2回目を観たんですが、しかし。
なんかね、「これってビニーだから出来たことだよなぁ… (´・ω・`)」なんてネガティブにとらえちゃって。凡人の僕は彼のガッツと努力に敬服するけどさ、真似はムリ。たぶん僕の人生なんて「寝ているだけの命」なんだろうな…なんてね。つーか、パンフを買えたのはうれしいものの、そもそも往復7千円も使って宇都宮で映画を観るなんて、バカなんじゃないの? しかも、これからまた戻って仕事をしなくちゃいけないのに…。新宿〜宇都宮間の往復&上映時間の分、睡眠をとった方が良かったんじゃないの? なんて言うんですかね、思いついた時はこんなに素晴らしいアイディアはないと思ったのに、鑑賞後は自慰行為の後のようにテンションが下がっちゃったというね… (ノω・、) アタシッテホントバカ
2回目鑑賞後の僕の気持ちを代弁するウォーケンを貼っておきますね(「餓狼伝」より)。
そんなワケで、良い出来だし面白かったのは確かなんですが、「ビニーみたいにはなれないよ… (´・ω・`)」とションボリしちゃったので、70点という着地。ただ、僕の精神状態が良くないだけで、素晴らしいボクシング映画なのは間違いないのでね、興味がある方は機会があったらぜひ観てくださいな。
デジタル盤のサントラ。輸入盤もあります。
ベン・ヤンガー監督による長編デビュー作。評判は結構良いみたい。
来年1月にはソフトがリリースされるのでした。
ビニーの特集記事が載ってましたよ。
ドリーム(ネタバレ)

原題:Hidden Figures
2016/アメリカ 上映時間127分
監督・脚本:セオドア・メルフィ
製作:ドナ・ジグリオッティ、ピーター・チャーニン、ジェンノ・トッピング、ファレル・ウィリアムス、セオドア・メルフィ
製作総指揮:ジャマル・ダニエル、ルネー・ウィット、イバナ・ロンバルディ、ミミ・バルデス、ケビン・ハローラン
共同製作:キンバリー・クイン
原作:マーゴット・リー・シェッタリー
脚本:アリソン・シュローダー
撮影:マンディ・ウォーカー
美術:ウィン・トーマス
衣装:レネー・アーリック・カルファス
編集:ピーター・テッシュナー
音楽:ハンス・ジマー、ファレル・ウィリアムス、ベンジャミン・ウォルフィッシュ
出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタビア・スペンサー、ジャネール・モネイ、ケビン・コスナー、キルステン・ダンスト、ジム・パーソンズ、マハーシャラ・アリ、キンバリー・クイン、グレン・パウエル、オルディス・ホッジ
パンフレット:★★☆(720円/デザインは素敵だけど、「実際とキャサリンたちとの違い」とかそういう記事も読みたかった)
(あらすじ)
ソ連とアメリカの宇宙開発競争が繰り広げられていた61年、米バージニア州ハンプトンにあるNASAのラングレー研究所に、ロケットの打ち上げに必要不可欠な計算を行う黒人女性グループがいた。なかでも天才的な数学の才能をもつキャサリン(タラジ・P・ヘンソン)は、宇宙特別研究本部の計算係に抜てきされるが、白人男性ばかりのオフィス環境は、キャサリンにとって決して心地よいものではなかった。一方、ドロシー(オクタビア・スペンサー)とメアリー(ジャネール・モネイ)もそれぞれ、黒人であるというだけで理不尽な境遇に立たされるが、それでも3人はひたむきに夢を追い続け、やがてNASAの歴史的な偉業に携わることとなる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
基本的には“三つ揃えのスーツを着た男がカンフーの達人とムエタイ使いを相手に「サッポーロン!(`Д´)ノヽ(`Д´)(`Д´ )」と命を削り合うようなアクション映画”
4番スクリーン、8割は埋まってました。

映画鑑賞後の僕の気持ちを代弁する泉新一を貼っておきますね(「寄生獣」

お話を雑に書くと、舞台は1961年のアメリカ、まだ有色人種の隔離政策がおこなわれていた時代ですよ。バージニア州ハンプトンにあるNASAのラングレー研究所で働く3人の天才黒人女性が、白人どもの差別や偏見にさらされながらも、「計算でのし上がるわ!川▽Д▽)ノキャサリン」「黒人女性初の管理職になるの! (´∀`し ドロシー」「黒人女性初のエンジニアになるわ (^ε^し メアリー」と三者三様に頑張って、「マーキュリー計画」は無事成功。3人とも見事に“夢”を達成すると、モデルとなった3人の女性の“当時&その後の写真”が流れまして。のちの「コンピューターおばあちゃん」であったーー(なんだこれ)。
本作の主人公たちを貼っておきますよ。左から、ドロシー、キャサリン、メアリー。

最後に出てくる本人たちはこんな感じでございます。

アカデミー賞授賞式にはキャサリンが登壇。今ではすっかりおばあさん、孫にあげるのはもちろんヴェルタースオリジナル。

昨日お会いした映画仲間のサイモンさんが「舐めてた黒人女性、実は計算マシン」なんて上手いことを言っていたんですが、確かにそんな映画でして。「黒人は白人のトイレを使うな!m9`Д´) ビシッ」といったバカげた差別が横行する中、主人公たちが実力と勇気を示して各々の立場を向上させていく姿は、なかなか気持ちが良かったです。特にグッときたのが、タラジ・P・ヘンソン演じるキャサリンで、責任者(ケビン・コスナー)から「仕事中なのに40分間もいなくなること」を責められた時、「毎日差別されているんだから、800メートル以上離れた黒人専用トイレに行くために40分間いないことぐらい許してくださいな… (ノω・、し グスン」といったことを切々と訴える場面は、非常に感動いたしました。
スピーチシーン、感情が爆発しちゃった後、穏やかに着地するあたりが素晴らしいのです (iДi) イイスピーチダナー

つーか、3人の娘を持つシングルマザーのキャサリンは、僕的にかなり好みのタイプでしてね。

あらためてヒュー・グラント気分になったりもした…という、どうでも良い「アバウト・ア・ボーイ」

ジャネール・モネイ演じるメアリーが「白人の学校」に通うべく判事にスピーチをかますシーンも素晴らしくて。なんて言うんですかね、「てめぇ、差別だから通わせろよ!川 ゚д゚) コロスゾ」という直球を投げるのではなく、「相手にもメリットがあることを伝える」という頭の良さに感心したというか。日本でも在日外国人を差別する残念な人が普通にいるワケですけど、ストレートに怒ったり呆れたりするのではなく、こういう感じで接するのが良いんだろうなぁと思いながらも、具体的にどうすればいいのかはサッパリなのでね、あとは頭の良い人たちに任せるとしますかな…(思考停止した割には偉そうな文章)。
なんか日本だと「前例を作ると怒られるからイヤです (・ε・) スマンネ」的な着地になりそうだとも思ったり。

「とは言え、天才たちの話だしな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」という、自分には関係ないように感じるところもなくはないんですけれども。冒頭で幼いキャサリンを進学させるべく周囲の教師がカンパしてたりとか、メアリーの旦那が己の無理解振りを反省してシャーペンをプレゼントしたりとか、天才じゃない人でも出来ることを描いているあたりがスゲー良くて。それと、こういう話では「ステレオタイプな差別クズ野郎が意地悪の限りを尽くす」的な展開がありがちですが(実際にそういうことも多かったんだろうし)、本作は“自分が差別しているとは気付かない人たち”が障壁になるあたり、これはこれでリアルというか。自分にも当てはまる部分があるような気がしましてね。いろいろ考えさせられましたよ… (´・ω・`) ウーン
冒頭の幼いキャサリンのシーン、先生たちの行動には涙が出ました… (ノДT) センセイ...

このプレゼントシーンも良かった! 文具者の古川耕さんあたりは股間を硬くしたんじゃないかな(唐突に失礼な文章)。

キルステン・ダンスト演じるビビアンが、自分の差別を自覚させられる展開は非常に良かったです。

その他、「音楽が良かった!」とか「ケビン・コスナーが良かった!」とか「グレン・パウエルは『エクスペンダブルズ3』
コンピュータ絡みのシーン、ドラマチックにしすぎな気がしましたよ。

てなワケで、非常に良い映画なんですが、観た時の気持ち&好みが合わなかったということでね、「君は悪くなんかない...でも...ごめんよ… (ノω・、) グスン」という気分になった次第。まぁ、気になる人は観ても損することはないと思いますぞ。僕的には、仕事が落ち着いたら久しぶりに「ライトスタッフ」
映画の原作本。アメリカではベストセラーになった様子。
サントラです。デジタル盤
同じくマーキュリー計画を描いたフィリップ・カウフマン監督作。オススメだった気がします。
セオドア・メルフィ監督作。良さげだけど、たぶん観ないんだろうな…。
オクタビア・スペンサー繋がりで思い出したテイト・テイラー監督作。僕の感想はこんな感じ。
先週の備忘録(2017/10/10~10/16)
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓
火曜日、仕事
水曜日、仕事→「ドリーム」鑑賞
木曜日、仕事→韓国製ゾンビ映画を勝手な2本立て鑑賞
金曜日、仕事→映画駄話会に参加→始発まで飲む… ('A`)
土〜月、ずっと仕事
先週は結構良いことが多かった。「ドリーム」に「新感染 ファイナル・エクスプレス」、「ソウル・ステーション パンデミック」と、観た3本の映画はどれも良かったし、金曜日はテーブルに置かれていた娘の手紙に涙したし、夜に参加した映画駄話会は愉快だったし、久しぶりに飲み食いした「か和もっち」の日本酒&料理は最高だった。そのままダラッと同店で飲んでいたら、このブログの読者のグラップラーさんとそのジム仲間のストライカーさんが来てくれて、午前3時ぐらいまで飲めたのも楽しかった…けど、土曜日は8時起きだったのに、その後もかわもっちさん相手にクダをまいて始発まで飲んでしまったのは悪かった気がしないでもない
(´∀`;) ゴメンネ
先週観た映画の中で一番グッときたのはこれです。
久しぶりの「か和もっち」。いろいろな人と話せて、とても楽しかったです。
お酒と料理も美味しくて、この塩辛の冷製パスタも最高だったんですが…。
このコンパクトなアジフライ定食も素晴らしかった!ヽ(`Д´)ノ toriさんに便乗して良かったぜ。
で、徹夜明けだったのに、こんな時間まで飲んだというね… ('A`) バカダナー
休日出勤で働いていた土曜日の夜、急遽思い立って「猿の惑星:聖戦記」のIMAX版を観ようとネットでチケットを購入→仕事を少ししてから劇場に向かう→時間を間違えてチケット(2000円)をムダにした時は、舌を噛んで死のうと思ったものの。相互フォローしているNishimulaさんから教えてもらって、10月13日放送の松任谷由実さんの番組「YUMING CHORD」をラジコのタイムフリーを利用して聴いたら、宇多丸師匠が「思わずゲットしてしまった最近のお宝」というお題に対して、僕がプレゼントした「ミニチュア留之助ブラスター」の話をしていたのもテンションが上がった。つーか、そういえば少し前に僕の姉(ユーミンファン)からもライムスターの出演を教えてもらってたのを思い出したんですが、彼女は「半分知り合いのファンみたいな人」が“自分の弟”だとは思うまいよ(苦笑)。それにしても、宇多丸師匠が話のネタにするほど喜んでくれてたなんて、あげた甲斐があったなぁ…なんてね (ノω・、) ヨカッタヨゥ
そういえば姉からも教えてもらってたのに…。Nishimulaさん、教えてくれて助かりました!
そんなワケで、先週は実に良い一週間と思えなくもないのに、気分がスゲー沈んでいるのは、仕事が忙しい上に上手くいっていないから(最近の定番展開)。この忙しさのピークは今週金曜までで、来週には手掛けている案件が一段落する予定なんですが、しかし。その後、僕だけこの案件から外されそうなムードがムンムン漂っていて、心が痛くて仕方がない。もうね、せっかく駄話会でいろんな人と話して楽しい気分になったりしても、仕事に戻ると即リセットされるというか、むしろ楽しい時間との落差でダメージがデカいというか。つーか、先週は火曜と木曜と土曜の3日も徹夜してるのもキツイしさぁ…って、「だったらブログなんか書くなよ ( ゚д゚)、ペッ」って話ですな。ううむ、この時間を睡眠にあてるべきだったかしらん。
今週のスケジュールは、そりゃあ仕事一色なんだけど、「ムービーウォッチメン」の課題映画になった「猿の惑星:聖戦記」だけは何とか観に行きたいし、日曜日は仕事と称して、ごめんなさい、「RHYMESTER KING OF STAGE VOL. 13 ダンサブル Release Tour 2017」のためにZepp 東京に行く予定だったり… (´∀`;) スミマセン これが本当に心苦しいというか、仕事がない土日は何があっても家族に尽くすことを決めていたんですが、この前行ったゲネプロでは冒頭30分を見逃しちゃったし、そりゃあゲネプロ自体も良かったけど、ちゃんと完成したライブも観たいしさぁ…。仕事を辞めたらもうライムスターとか観に行けなくなるかもしれないし、この日だけは、この日だけは、許していただけると幸いです(誰に訴えているのか不明な文章)。
この曲を含めた「ダンサブル」の冒頭3曲を聞き逃したのがスゲー悔しかったのです… (ノω・、) クヤシイ...
あとね、今から書いておきますが、10月26日(木)は「タマフル・トップ5・生活は踊るオフ会」に行く予定だし、10月27日(金)は「給料日直後のお店は暇なんですよ… (´・ω・`)」というかわもっちさんの話が本当なのかを確かめるべく、18時から「か和もっち」で飲む予定でございます。9月の時みたいに7人来るなんてことはないでしょうけど(苦笑)、まぁ、暇な人は来てみてくださいな。
最後に今月の推薦曲、RHYMESTERの「梯子酒」を貼っておきますね↓ 「ダンサブル」収録だよ!
以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(ネタバレ)
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章
2017/日本 上映時間118分
監督:三池崇史
原作:荒木飛呂彦
脚本:江良至
企画プロデュース:平野隆
出演:山崎賢人、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、新田真剣佑、観月ありさ、國村隼、山田孝之、伊勢谷友介
パンフレット:★★★(720円/製作者サイドの情報が詰まってるし、ネタバレ要素があるのは好き)
(あらすじ)
美しい海に臨む杜王町で暮らす東方仗助(山崎賢人)は、心優しい高校生だった。彼はスタンドという特殊能力の保持者で、触れただけで壊れたものを修復し、他人のけがを治すことができた。杜王町では変死事件をはじめとする奇怪な出来事が続発するようになる。やがてそれらが連続殺人犯アンジェロこと片桐安十郎(山田孝之)ら、ほかのスタンド保持者による犯行だと判明。町を守るため、スタンドを駆使して彼らとの戦いに挑む仗助だが……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※本作については、結騎了さんのレビューやこちらの記事を読むと良いですぞ。
スゲー今さらながら、僕と「ジョジョの奇妙な冒険」についてサラッと書いておくと、第1部「ファントムブラッド」のファンなんですが、もちろん第4部「ダイヤモンドは砕けない」
も大好きでしてね。とは言え、実写化はかなり難しいと思っていたので、今回の映画に関しては、失礼ながら「そんなに面白くはないだろう… (`Δ´;) ヌゥ」と1ミリも期待していなかったんですけれども。キャスティングを見たら結構良さげで、特に伊勢谷友介さん演じる空条承太郎が観たくなったし、なんだかんだ言って三池崇史監督作なので、前売り券を購入しましてね。仕事やらタマフル出演やらでなかなか観に行けなかったんですが、9月上旬の某日、TOHOシネマズ渋谷にて鑑賞いたしました。「ドラマでやれば良かったのに… (´・ω・`)」と思ったり。
2番スクリーン、公開から時間が経っている割には、そこそこ入っていた記憶。
まず、原作漫画を読んでいる人にしかわからない不親切設計なあらすじを書いておくと、物語は第4部冒頭の東方仗助vsアンジェロから虹村兄弟を倒すところまででしてね(要は原作2巻分の内容)。で、最初から広瀬康一に山岸由花子が接触してきたり、アンジェロと虹村形兆が一緒に食事をしたり、國村隼さんがビースト化したり、最後に虹村形兆を殺すのが音石明のレッド・ホット・チリ・ペッパー…ではなく、吉良吉影のシアーハートアタックだったりする改変があったって感じ(1つウソ)。最後は「オレがこの街を守るッス!(o^-')b グレイト!」ってなムードで終わってた気がしますよ。
最後にこの場面を持ってきた感じでしたよね、確か(「ジョジョ第4部」より)。
本作は、僕の身近な映画仲間の中でも評価が割れていて。三池崇史信者であるNOBUさんは確か褒めていて、第4部信者の桑江さんはダメだったそうで。で、僕的には結構頑張ってた印象。特にスタンド描写に関しては、もっとアウトな出来を想像していた分、なかなか感心したというか。そりゃあ、予算が全然違うハリウッド大作と比べたらアレではあるけど、「意外と変に見えないもんだな〜 (゚⊿゚) ヘー」と思ったし、虹村形兆のスタンド・バッド・カンパニーは「トイ・ストーリー」のグリーンアーミーメンの凶悪バージョンみたいで面白かったです。
クレイジー・ダイヤモンドとか、実写だとこういう感じになるのかと。
一番良かったのは、バッド・カンパニー。観てて楽しかったですよ。
で、僕はスペインロケも悪くないと思ったし(埼玉をアメリカで撮った『漂流街』を思い出した)、若干のホラー&サスペンスな雰囲気は三池監督の資質に合ってるように見えたし、学芸会と揶揄されがちなコスプレ感も全然許容範囲だったし、基本的には観て良かったんですが、しかし。その反面、惜しいなぁと思うところもあって。原作漫画の情報量が多いだけに、わずか2巻分の内容ながらも、やっぱりダイジェスト感が拭えないというか、全体的に駆け足に感じました。それに、明らかに説明不足なところも多くて不親切に感じたし(スタンドとかジョセフが念写したポラロイドとか「弓と矢」とか)、原作を読んでない人は結構キツイんじゃないですかね。ラストの「虹村形兆を殺すのが吉良吉影」という改変も、第4部を映画でやるには仕方ないとは思うけど(そうやって圧縮しないと話が終わらなさそう)、“静かに暮らしたい男”があんな攻撃を仕掛けるのは違うんじゃないかと(つーか、「ザ・ハンドの能力で削ればいいのに (´・ω・`)」って思った人は多いはず)。
シアーハートアタックの攻撃シーンが長いのもイラッといたしました(対応できない仗助たちがバカに見える)。
ただ、僕が一番微妙に感じたのは、広瀬康一がエコーズを出すくだり。さすがの神木隆之介さんも実写で高校生役をやるのはキツくなってきた…というのはどうでも良いとしても。エコーズのくだりって、ダラダラしている上に本作では能力を発動しないワケでして。原作通りだから仕方ないのはわかるんですが、“これ1本で終わる映画”にああいう場面を入れられてもなぁ…って、伝わりますかね。とは言え、どうしても入れざるを得ないシーンだし、全体的には結構好きだったからスゲー惜しく感じたというか。同じ実写化でも映画ではなく、「Netflixとかで連続ドラマにしたらスゲー良かったんじゃないかなぁ… (´・ω・`)」って心から思ったり(ドラマだと、あのダラダラも許せると思う)。
この場面に萎えたのです。つーか、「『ジョジョ』って会話シーンが多いんだな」ってあらためて思いましたよ。
本作は大コケだったそうで、可哀相なような、仕方ないような。とは言え、映画仲間の白玉さんは原作未読ながらも楽しめたみたいだし、カーテンを開いて静かな木洩れ陽のやさしさに包まれながら観れば、なかなか愉快な作品じゃないかしらん。残念ながら続編の制作は絶望的だそうですが、未公開映像を含めてTVシリーズとして再編集した「愛のむきだし」のように、今回の映画をベースにドラマ化する…というアイデアはどうだろう?(唐突に偉そうな提案) ダメかなぁ…良いと思うんだけどなぁ… (´・ω・`) ダメ?
現在の実写版「ジョジョ」の状況を表す「範馬刃牙」の一コマを貼っておきますね。
おしまい (´・ω・`) ダメ?
原作コミックのkindle版&カラー版。全巻、買い直しましたよ。
サントラでございます。
ビジュアルブックなんかも出てたのね。意外と悪くなさそう。
映画のノベライズ。これはこれで興味あります。
非常に評判の良いアニメ版も貼っておきますね。
今年観た漫画原作の三池崇史監督作。僕の感想はこんな感じ。
きらめく拍手の音(ネタバレ)

原題:Glittering Hands
2014/韓国 上映時間80分
監督・製作・撮影・編集:イギル・ボラ
撮影:ソン・ジュンユン、チョン・ギヒュン
音楽:イ・ミンジェ
出演:イ・サングク、キル・ギュンヒ、イ・グァンヒ、イギル・ボラ
パンフレット:★★★★☆(800円/コラムがタメになるし、シナリオが載っているのも好み)
(あらすじ)
韓国芸術総合学校でドキュメンタリー制作を学んだ27歳の新鋭イギル・ボラ監督が自身の家族を題材に撮りあげ、近親者ならではの親密な距離感で「音のない世界」を切り取った。両親の青春時代や教会での出会い、子育て中のハプニング、夫婦で経営していた屋台の苦労などが手話を通して語られるほか、音のない世界と音であふれる世界のはざまで成長してきた監督と弟の経験など、家族4人の静かだけど賑やかな暮らしを見つめてゆく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
今年の6月24日のお話。愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の特集コーナー「サタデーナイトLabo」にて、ジャーナリストの斉藤道雄さんによる「あなたの知らない手話の世界」という特集が放送されまして。もうね、「目からウロコが落ちた…正確に言うと耳から落ちた!?Σ(゚д゚;) ハッ!?」って感じであり、そのウロコを集めて素敵なスケイルアーマーを1着仕立てたほど(不要なウソ)。だってさ、「日本語対応手話と日本手話の違い」なんて知ってました? 「言語と思考」繋がりで、この少し前に観ていた映画「メッセージ」を連想したりもして、僕の中にわずかながら存在する知的好奇心を刺激されたというか、つい番組で取り上げていた「手話を生きる――少数言語が多数派日本語と出会うところで」も購入したほどだったのです。
で、特集の中で「自然な手話の世界を聴者がわかりやすく触れられる作品」として紹介されたのが、この動画と本作ですよ。近所のポレポレ東中野でやっていたし、「きらめく柏手の安」という「将太の寿司」
木曜日、男なら安く観られるのです。

通路には記事の切り抜きがありましたよ。

劇場はシネマジャックの方。関内・勝烈庵の特製カツレツサンドを食べながら観たぜ!ヽ(`Д´)ノ

本作の感想をアップするのが遅くなったのは、「手話を生きる」
ろう者

聴者の弟と監督を描いたドキュメンタリーでございます。

昨年、佐村河内守さんに密着したドキュメンタリー「FAKE フェイク」を観た流れで、関連書籍をいろいろ読んだりして。その中では、吉本浩二先生による「淋しいのはアンタだけじゃない」
「赤ちゃんの泣き声が聞こえない」といった苦労話も多いんですが、とにかく明るいんですよね。

我が家は父親が殺伐としていたのでね、とても羨ましくて、憧れちゃって。少し前、それなりの地位を築いたお金持ちで人生に不満なんてなさげな高須院長が承認欲求をこじらせてナチス賛美した件については、そんなに嫌いな人じゃなかっただけに心底ガッカリしたんですが、本作のご両親のような人たちを観ると、「幸せ」は気の持ちようなんだよなぁって、あらためて思わされて、グッとくる。せめて、僕も奥さんと娘と築いている今の家庭だけは、ずっと仲良くありたいと強く願う。まぁ、何はともあれ、そんなに良いカメラを使っていないだろうに、撮影もキレイだったし、良いドキュメンタリーだと感心いたしました。
僕も奥さん&娘と、ずっとこんな仲良しでいたいものです。

こういう画や表現も素敵でしたな…(しみじみ)。

だがしかし、それでも70点なのは、ごめんなさい、バンバン人が死ぬアクション映画とかの方が好きだから (´∀`;) スミマセン 特にこの時期、2日後に出演予定だったタマフルの特集で頭がいっぱいだったというか、すっかりヴァン・ダム脳になっていたので、なかなかどうでも良く感じたりもしたのです(酷い文章)。以上、多くの読者に「テメエはもうドキュメンタリーを観んな!( ゚д゚)、 ペッ」なんて思われつつ、この駄文を終えたいと思います。おしまい。
やっと読み終わった斉藤道雄さんによる著作。マジで無知でしたよ… (`Δ´;) ヌゥ 詳細はこちらを読んで!
コメントで斉藤道雄さんが挙げていたドキュメンタリー。少し興味あります。
パンフで萩野亮さんが取り上げていた全編手話映画。面白いんでしょうか。
佐村河内守さんに密着した作品。僕の感想はこんな感じですが、後日談としてこの漫画