サニー 32
2018/日本 上映時間110分
監督:白石和彌
脚本:高橋泉
スーパーバイザー:秋元康
製作:永山雅也、間宮登良松、三宅容介
エグゼクティブプロデューサー:千葉善紀
企画:石田雄治
プロデューサー:高橋信一、押田興将
撮影:灰原隆裕
美術:多田明日香
照明:谷本幸治
録音:浦田和治
装飾:佐々木健一
衣装:高橋さやか
ヘアメイク:有路涼子
音響効果:柴崎憲治
編集:加藤ひとみ
音楽:牛尾憲輔
主題歌:牛尾憲輔、田渕ひさ子
キャスティング:安生泰子
助監督:佐和田惠
制作担当:宮森隆介
出演:北原里英、ピエール瀧、門脇麦、リリー・フランキー、駿河太郎、音尾琢真、山崎銀之丞、カトウシンスケ、奥村佳恵、大津尋葵、加部亜門、松永拓野、蔵下穂波、蒼波純
パンフレット:★★★(700円/沖田修一監督のカメオ出演など、小ネタの説明がありがたい)
(あらすじ)
仕事も私生活も今ひとつの中学校教師・藤井赤理は、24歳の誕生日に2人組の男に誘拐されてしまう。誘拐犯の柏原と小田は、「犯罪史上、もっとも可愛い殺人犯」と呼ばれ世間を騒がせた少女サニーの狂信的な信者で、赤理を「サニー」と呼んで監禁するのだが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
40点
「凶悪」や「日本で一番悪い奴ら」
の白石和彌監督が「殺人鬼モノを撮った」と耳にして、興味が湧きまして。3月1日=ファーストデイサービスを利用して、TOHOシネマズ新宿にて「15時17分、パリ行き」を観てから、新宿バルト9に移動して、1番スクリーンで鑑賞いたしました(その後、「ザ・シークレットマン」を観てからまたTOHOに戻って、「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」と2回目の「15時17分、パリ行き」を観た)。珍品でしたな… (`Δ´;) ヌゥ なんて言うんですかね、本作は、良く言えば「ジェットコースタームービー」であり、悪く言えば散漫な作りの映画でして。好きな人もいるだろうし、その気持ちは決して間違っていないんですが、僕はかなり乗れなかったので、本作を楽しめた方は僕の感想を読まない方が良いと心から思うのです (´・ω・`) ウーン
バルト9のロビー外れにはこんな展示がありまして。
北原里英さんのマネキン、微妙にリアルなのです… (`Δ´;) ヌゥ
手狭な1番スクリーン、3分の2ぐらいは埋まってたんじゃないかしらん。
最初にあらすじを適当に書いておくと、ある日、中学校教師の藤井赤理が2人の男に拉致→監禁されまして。小学校のころに同級生を殺して話題となった未成年犯罪者「サニー」じゃないかということで、ネットで募集した信者が続々と集まって、崇め奉られつつも、その中に殺された小学生の兄がいたため、いろいろと面倒くさいことになるんですが、しかし。途中で吹っ切れた赤理が、ネット中継しながらサニー信者どもの“心の弱さ”を突いていくことで立場が逆転! 赤理はサニーとして新興宗教の教祖的な立場になって、左団扇の生活を送っていた…と思いきや、“2人目のサニー”が登場。「偽物だったのね!川`Д´)ノ」と信者がキレたり、警察が介入したりしながらも、サニーの影響でイジメっ子どもを殺そうとする教え子・向井を止めに向かいましてね。最後は、結局、何もできなかった向井を赤理が抱きしめて、映画は終わってたんじゃないかな、確か。
もうね、近年稀に見るほどにキツかった。話が進むと、「小学生のころに同級生を殺した」という「サニー」が佐世保小6女児同級生殺害事件の加害者をモデルにしていることはすぐわかるワケですが、正直なところ、ふざけすぎていて不快。登場人物の死に方がバカバカしい上に「享年」なんて出るあたり、わざと露悪的に撮っているのはわかりますけど、それでもイラッとするというか。「乗れない悪ふざけ」を延々と見せられた心境…って、伝わりますかね。
マジで劇場を出たくなったのが「キタコレ」シーン。赤理が信者たちを説教して籠絡すると、中継中のネットの画面では「キタコレ」なんて文字がニコ動ライクに流れるんですけど(劇中では、本音を吐露する行為を「キタコレ」と呼ぶようになる)、まず、北原里英さん演じる赤理の説教にそんな力があるように見えなくてかなりキツい。しかも、「キタコレしちゃえよ」なんてネットの描き方が安くて恥ずかしい。百歩譲って、「ニセモノのサニーにすがるようなアホ揃い=わざとそう撮っている」ということなのかもしれませんが、あんな小娘の説教に心動かされるのがありえなさすぎるし、北原里英さんの演技にその説得力が感じられない。ごめんなさい、スゲー気持ち悪かったです。
だから、当ブログ初の0点を付けても良いぐらい不快だったんですが、意外と真摯な作りでもあるのがタチ悪いなぁと。映画終盤に出てくる、門脇麦さん演じる“2人目のサニー”の存在が物凄い上に、赤理との対話、そしてラストの教え子を抱きしめるシーンは、非常によく出来てましてね。監督と脚本家は、元となった佐世保小6女児同級生殺害事件をかなりリサーチしたそうですが、思考停止して加害者を「悪」と断罪せず、「誰にでも起こり得ること」として描いたのは、「そうだよなぁ」と。最近は「実際にあった事件」を扱うのがデリケートになってきている事情もあるので、「あえてこんな弾けた映画にしたのかな」なんて思うと、不快感も減少していく…ってな調子。
あと、北原里英さんのアイドル映画としてはスゲー良いと思う。雪の中を歩くシーンは頑張ってたし、僕が大嫌いな「キタコレ」シーンも、彼女が無茶振りを必死にこなしていると思えば、グッとこなくもない。それと、本作の門脇麦さんは凄まじいのひと言で、彼女のシーンだけでも金を払う価値があった…って、偉そうですな (´∀`;) エヘヘ 何はともあれ、僕は現時点で今年のワーストに感じるほど不快なシーンが多かった反面、良いシーンも結構あったので、「珍品… (`Δ´;) ヌゥ」という着地でございます。とは言え、1ミリもオススメはしません。おしまい。
デジタル盤のサントラ。CD盤もあります。
なんとコミカライズされてました。
佐世保小6女児同級生殺害事件のノンフィクション。オススメです。
白石和彌監督作で一番好きなのはこれです。僕の感想はこんな感じ。
サニー 32(ネタバレ)
バケツと僕!(ネタバレ)

2017/日本 上映時間106分
監督・脚本:石田和彦
原作・脚本:北島行徳
エグゼクティブプロデューサー:柿崎ゆうじ
企画・プロデューサー・脚本:竹山昌利
プロデューサー:竹山昌利、古谷謙一
脚本:山田耕大
撮影:佐々木原保志
照明:安河内央之
録音:橋本泰夫
美術:黒田享大
編集:細野優理子
音響効果:伊藤進一
整音:野村みき
音楽:安川午朗
主題歌:紘毅
スクリプター:長坂由起子
助監督:宮村敏正
制作担当:松田憲一良
出演:紘毅、徳永ゆうき、岡本玲、竹島由夏、二木てるみ、渡辺梓、肥後克広、上島竜兵、寺門ジモン、海原はるか、海原かなた、杉田かおる、あべけん太
パンフレット:★★★(700円/笠井信輔さんのコラムが面白かった)
(あらすじ)
養護施設で働くことになった神島は軽度の知的障害を持ち、盗癖のある「バケツ」というあだ名の15歳の少年と出会う。母親から虐待を受け、捨てられて施設に入ったバケツは、唯一の兄弟からも見放され、施設からも追い出されてしまう。神島はそんなバケツを引き取り、面倒をみることになるのだが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
65点
アンチテーゼ北島選手こと北島行徳さんによる原作小説
ケイズシネマに来るのは「ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る」以来。

劇場には出演者のサイン入りポスターや…。

記事の切り抜きがありましてね。

主題歌が入ったCD

入場者プレゼントとしてうなぎいもサブレをもらいました。サックリして美味い!Σ(゚д゚) ソノマンマ

お話は連作短編集である原作小説
最後に流れる「虹色のファンタジー」を貼っておくのね↓
基本的には原作と同じ流れなんですが、映画化に際して、ところどころ変えられている部分があって。予算の都合だったり、盛り上げる展開を作るためだったりしたんでしょうけど、僕的にはそれがことごとく合わなかった印象。なんて言うんですかね、小説には小説の良さがあるということに今さら気付いたというか。虐待要素がクローズアップされたり、バケツの姉・美由紀(竹島由夏)が彼氏(藤原季節)とイチャつく様子が映ったりすること自体は良いんですが、映像化されてリアルに感じる分、普段の養護施設の様子とか、バケツを引き取る前に役所を頼れないのかとか(小説では説明がある)、気になるところも増えちゃったのよ。特に乗れなかったのがドラマチックにした部分。失踪したバケツを探しに行くくだりに「ビラ張り」や「山崎のアドバイス」を追加してましたが、ちょっと辟易したし、ラストの「真っ昼間の商店街でのひき逃げ」とか、“映画を盛り上げるための事故”にしか見えなくて、少しバカバカしかったです。エピローグで黒田が1人で芝居をする場面がハッピーエンド風に描かれていたのも微妙で、彼女が情熱を傾けていた「劇団 犬の後ろ足」の舞台が評価されるシーンを見せるべきじゃないの…って、不満ばかり書いちゃいましたな (´∀`;) スミマセン
まぁ、僕の不満なんて製作者サイド的には百も承知レベルなんでしょうけど…という烈海王。

ただ、低予算映画だし、あの地味な原作を映像化するには仕方ないのかなぁと。良いところに目を向ければ、役者さんたちの演技、特にバケツ役の徳永ゆうきさんは素晴らしかった(あと、今をときめく藤原季節さんのチャラ男演技がステレオタイプすぎて笑った)。お金がない中(勝手な決めつけ)、回想での交通事故シーンをしっかり見せたのは偉いし、最後の事故のシーンも「神島は交通事故で家族を失っている→事故で新たな家族を見つけた」と解釈すれば飲み込めなくもない(「再生した」的な意味合い)。何よりも衝撃を受けたのが、ラストに披露される神島役の紘毅さんによる主題歌で、「天国、地獄、どっちいく〜♪」というフレーズをポップな曲調に落とし込んだ力業に感心するだけでなく、「歌、超うめぇ!Σ(゚д゚;)」と。恥ずかしながら僕は紘毅さんのことを存じ上げなかったんですが(汗)、映画仲間のソーイングさんによると結構有名な歌手だそうで。劇中の役とのギャップもあって(一応、「バンドをやってた」的な設定はありましたがー)、ラストで披露した美声にはマジでビビったし、ついCDを買おうかと思ったものの、金欠気味なので諦めたほどだった…って、なんだそりゃ ( ゚д゚)、ペッ
バケツ役の徳永ゆうきさんとのユニット「ゆうきひろき」で「白い雲のように」を歌ってたりもするのね↓
あと、本作では“イヤな奴”ポジションですが、暴力を振るった職員・山崎や、バケツを見捨てた姉、さらには“DVの挙げ句に野垂れ死んだバケツの母親”についても「彼女たちも彼女たちなりに必死」というように描いているのは好感が持てました。僕は何よりも「血縁を持ち出して物事を強制させる人間」が大嫌いなので、例えば「家族なんだから面倒をみるべき」なんて“「正しい」とされる道徳”に疑問を呈すキッカケにもなるんじゃないかな…な〜んて文章を書いていたら、知恵熱が出てきたでガース!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! 何はともあれ、僕的には原作小説
北島行徳さんによる原作小説。非常に面白いです。
主題歌「虹色のファンタジー」が収録されたゆうきひろきのアルバム。デジタル盤
ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル(2D・字幕版)(ネタバレ)
<心底どうでも良い前書き>
アントニオ猪狩の画像を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。
1996年に「ジュマンジ」が日本公開された時、当時付き合っていた彼女と観に行っているんですが、内容についてはあまり憶えていなくて。「いちいちリアクションしないで、さっさとサイコロ投げろよ ( ゚д゚)、 ペッ」とイライラした記憶しかなかったので、続編(?)の本作にも興味はなかったんですけれども。ドゥエイン・ジョンソン(a.k.a.ロック様)が主演と言うことで、前売り券を購入しましてね。さらに、感想を書く時はタイトルと引っかけて、アントニオ猪狩の「卍固め」画像を貼ろうと。セリフ部分を「ジュ卍」なんて加工すれば、「やだ、面白い〜 川`∀´) ダイテ!」とか「コイツは愉快だぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ ダクゼ!」といった感じで読者からの人気もアップするだろうとほくそ笑んでいたんですが、しかし。劇場で予告編を観ていたら、「マジジュ卍!(`∀´)」なんてフレーズが出てきたからビックリですよ。
西武線の駅に貼られていた野球のポスターにも「マジ卍獅子」なんてキャッチが!?
なんとなくアントニオ猪狩の画像を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。
「マジ卍」という言葉が流行っていることを知らなかったーー。今さらながら「魁!!男塾 」の卍丸先輩がブレイクしたのかと思えば、そういうことでもなく。女子高生など若い子の間で2016年ごろから使われていた様子。となれば、僕がドヤ顔で「ジュ卍ィ〜!(`∀´) オモシロイ?」なんてアントニオ猪狩画像を貼ったところで目新しさはなく、つまらなく、だらしもなく。一気にテンションは下がったんですけれども。それでも今、この感想文にアントニオ猪狩画像を次々と貼っているのは、それが僕のサガだから。溺れるのがわかっていても、サソリはカエルを刺さざるを得ないのです…って、なんだそりゃ ( ゚д゚)、ペッ
ここまで読んだ方の気持ちを代弁するジェイソン・ステイサムを貼っておきますね(「ブリッツ」より)。
なんとなくアントニオ猪狩の画像を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。
ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル(2D・字幕版)
原題:Jumanji: Welcome to the Jungle
2017/アメリカ 上映時間119分
監督:ジェイク・カスダン
製作:マット・トルマック、ウィリアム・ティートラー
製作総指揮:デビッド・ハウスホルター、ジェイク・カスダン、ドウェイン・ジョンソン、ダニー・ガルシア、テッド・フィールド、マイク・ウェバー
原作:クリス・バン・オールズバーグ
原案・脚本:クリス・マッケーナ
脚本:エリック・ソマーズ、スコット・ローゼンバーグ、ジェフ・ピンクナー
撮影:ギュラ・パドス
美術:オーウェン・パターソン
衣装:ローラ・ジーン・シャノン
編集:マーク・ヘルフリッチ、スティーブ・エドワーズ
音楽:ヘンリー・ジャックマン
音楽監修:マニシュ・ラバル、トム・ウルフ
視覚効果監修:ジェローム・チェン
出演:ドウェイン・ジョンソン、ケビン・ハート、ジャック・ブラック、カレン・ギラン、リス・ダービー、ボビー・カナベイル、ニック・ジョナス、アレックス・ウルフ、サーダリウス・ブレイン、マディソン・アイスマン、モーガン・ターナー、マーク・エバン・ジャクソン、メアリーベス・モンロー、ミッシー・パイル、コリン・ハンクス
パンフレット:★★★★☆(820円/ジュマンジの箱っぽいデザインに地図っぽい作り、動物辞典は最高なのに、辛酸なめ子さんのコラムだけが残念)
(あらすじ)
高校の地下室で居残りをさせられていた4人の生徒たちは、「ジュマンジ」というソフトが入った古いテレビゲーム機を発見する。早速そのゲームで遊ぼうとする4人だったが、キャラクターを選択した途端にゲームの中に吸い込まれ、各キャラクターのアバターとなって危険なジャングルの中に放り込まれてしまう。マッチョな冒険家やぽっちゃりオヤジなど本来の姿とかけ離れた姿に変身した彼らは、ゲームをクリアして現実世界に戻るため、それぞれ与えられたスキルを使って難攻不落のステージに挑む。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
90点
愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題作になったということで。まずは復習としてamazonビデオで「ジュマンジ」と、その“精神的続編”である「ザスーラ」
(未見だった)を観ましてね。木曜日、シネマート新宿で「THE KING ザ・キング」を観てから、TOHOシネマズ新宿で鑑賞いたしました。超面白かったですYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!
前売り特典は「TVゲーム機型ボックスティッシュ」だったり。
11番スクリーン、ほぼ満席でした。
なんとなく範馬刃牙の画像を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。
お話を驚くほど雑に書いておくと、「ブレックファスト・クラブ」ライクに居残りさせられた4人(オタクのスペンサー、体育会系のフリッジ、SNS大好きな美少女ベサニー、ガリ勉女子マーサ)が、ボードゲームからコンピュータゲームに進化した「ジュマンジ」をやってみたら、ゲームの中に入った&本来の自分とは正反対の別人になってしまって。4人は衝突しながらも協力するようになって、20年前にゲームをやったまま行方不明になっていた青年アレックスとともに、見事クリア!川`Д´)人(`Д´)人(`Д´)人(`Д´)人(`Д´し ジュマンジ! 現実に戻って見れば、アレックスはすっかりオッサンになっていたものの、自分の娘に「ベサニー」なんて名前を付けていたりしてね。最後は、また「ジュマンジ」がドンドコと太鼓を鳴らしてきたので、ハンマーで破壊すると、エンドクレジットに突入。主題歌が流れてましたよ、たぶん。
予告編の通り、この4人がゲームに取り込まれまして。
クライマックスはジャガー像に宝石をはめこんで、「ジュマンジ」と唱えてましたよ。
エンドクレジット直後はこの曲が流れつつも、最後の最後は太鼓の音が聞こえてましたな↓
もうね、スゲー笑いましたよ。まず、ロック様を始めとする芸達者な役者さんたちの演技が素晴らしくて。そりゃあ、ロック様はピープルズ・アイブローを披露するだけで十分愉快だし、ジャック・ブラックなんて「実は女の子」にしか見えなくて、危うくストライクゾーンが広がるところだったというね… (`Δ´;) ナニコレ スクールカースト話に入れ替わりコメディ的な要素を加えた脚本も良く出来ていて、散々笑わせた後に感動させるんだから、大したもんだなぁと。特にベサニーとアレックスの切ない恋話は最高のひと言(彼女の成長譚でもある)。「なにこの100点の着地!Σ(°д°;)」と感心いたしました。
ロック様のコメディ演技は安定の面白さ。
このジャック・ブラックが乙女に見えてくるとはなぁ… (`Δ´;) ゴゴゴゴゴゴ
“ゲームから出られないプレイヤー”アレックス。こういうキャラは「ジュマンジ」や「ザスーラ」にもいましたな。
カバが凶暴で、しっかり人を噛み殺すあたりは大好物。
アクションシーンは普通って感じでしたが、こういう画作りは良かったです。
あと、僕的には「ジュマンジ」のゲーム性が高まっていたのがスゲー好きでしたね。今回、復習として「ジュマンジ」を見直したら、「主人公が父親との葛藤を乗り越えて大人になる」という実に良い映画でして。昔の僕ったら、本当に観る目がないというか(苦笑)、思わずスチールブック仕様がほしくなるほど気に入ったんですけれども。それでも唯一不満だったのが、クソゲーだったこと。まぁ、そういうものだから仕方ないんですが、サルやサイが出てきて大変云々以前の話で、バカが作ったゲームみたいじゃないですか。
ただ、本作の「ジュマンジ」は、各キャラのスキルを活かしてクリアできるようになっていたりと、プレイヤーが対抗できるようになっている分、前よりもはるかにゲーム性が高まっている=ゲームとして面白くなったんですよね。映画冒頭、ボードゲームからコンピュータゲームに進化するワケですけど、「ジュマンジ」の意志としては、単にみんなと遊びたいだけだったんじゃないかと。そう考えると、最後に破壊されちゃったのは少し可哀相な気もした次第(って、勝手な妄想ですがー)。
みんなに遊んでほしくて進化したと考えると、いじらしいじゃありませんか(迷惑だけど)。
ただ、「すごろくや」の店長さんが拾っていたら、ボードゲームのままだったかも…って、どうでもいいね。
その他、「ベサニーが吊り橋効果でアレックスを好きになるくだりは『ザスーラ』オマージュでは?」とか「蚊に刺されたら死ぬって、結構大変だよな」とか「ケーキを食べたら爆死という設定、あとで何かに活用するかと思ってた」とか「スペンサーはロック様の肉体を操っていた時の“筋肉の力みと解放のカタルシス”が忘れられなくて、筋トレを始めるのでは?」とか、思うところはあるんですが、眠いので割愛するとして。スゲー笑えたし、ついでに見直した「ジュマンジ」や初めて観た「ザスーラ」も愉快だったし、非常に良い映画体験でしたYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! 間違いなく「誰が観てもそれなりに楽しめるエンタメ作品」なので、興味がある方は劇場に行くと良いんじゃないかしらん。
デジタル盤のサントラ。ガンズの曲は入ってないです。
ジョー・ジョンストン監督による“前作”。あの少女はキルスティン・ダンストだったのね。
ジョン・ファブロー監督作。ジュマンジの精神的続編なのです。
なんとなく思い出したアメリカ製戦隊ムービー。僕の感想はこんな感じ。
結局、いろいろな映画の元ネタなので、観ておくと良いです。
パンフでオススメされていたジェイク・カスダン監督作。それなりに楽しそうですな。
ロック様とケヴィン・ハートが共演しているコメディ。僕の感想はこんな感じ。
本作の副題と原題が一緒のジャン=クロード・ヴァン・ダム出演作。僕の感想はこんな感じ。
霊的ボリシェヴィキ(ネタバレ)

2017/日本 上映時間72分
監督・脚本:高橋洋
撮影:山田達也
照明:玉川直人
録音:臼井勝
音楽:長蔦寛幸
出演:韓英恵、巴山祐樹、長宗我部陽子、高木公佑、近藤笑菜、南谷朝子、伊藤洋三郎、河野知美、本間菜穂
パンフレット:★★★★★(680円/凄まじい情報量! 映画を観た人は必読の面白さ)
(あらすじ)
集音マイクがそこかしこに仕掛けられた奇妙な施設に、かつて「あの世」に触れたことのあるという、7人のゲストと呼ばれる男女が集められる。その中のひとり、由紀子は過去に神隠しにあった経験があった。その施設は霊気が強すぎるためデジタル機器が機能しないため、録画のためにアナログテープが回され、そこにゲストたちによる恐怖の心霊実験の模様が記録されていく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
65点
※今回の感想は、グロい画像が貼ってあるので、苦手な人は気をつけて!
高橋洋監督作と言えば、僕は「恐怖」
「恐怖」の予告編を貼っておきますね↓
で、本作の話。ハッキリ言って、タイトルの意味はサッパリだったものの(鑑賞直後に参加した映画駄話会では、意味を聞かれてもあやふやな返答しかできなかった…)、スゲー気になってしまって。「ボリシェヴィキ」という単語自体は知っていたため、「霊の世界に革命を起こすような話なのかな…」なんてボンヤリとしたイメージを抱きつつ、前売り券を購入。都内で公開していた時はタイミングを逸してしまったので、3月上旬、横浜のシネマ・ジャック&ベティで「聖なる鹿殺し」を観てから、横浜シネマリンに移動して、ハシゴ鑑賞してきました。「世界観は好きなんだけど… (`Δ´;) ヌゥ」という感想でしたよ。
前売り券が1200円と安めなのはありがたい限り。

特典としてポストカードが付いてましたよ。

シネマリンに来たのは「スウィート17モンスター」以来。

記事の切り抜き、なかなか凝っております。

高橋洋監督の特集上映もやってたりして。

劇場で売られていた「燻製ダイニング MOKU」の燻製プレッツェルを食べながら観たというね。

お話を雑に書くと、いわゆる「百物語」モノというか。異世界を呼び出す“実験”として、“人の死に触れたことがある男女”が集められて、恐怖体験を語っていく…ってな調子。最終的には、参加者の1人・由紀子が「神隠しにあった際、異世界の存在と入れ替わっていた!?Σ(゚д゚;し」的な展開になったものの、「実験は失敗だわ… 川´・ω・`) ションボリ」みたいなことになって、主催者サイドの女性がトカレフで参加者を次々と射殺してから自殺→全員死亡。召喚された“何か”(さらわれた時の由紀子本人?)が扉を開けて外に出て行って、映画は終わってましたよ、たぶん。
ロケ地となった廃墟は、給食センターだったそうな。

劇中で描かれることの“謎”に関しては、超充実しているパンフ(「オカルトと革命の相性の良さ」みたいな話がタメになった)や黒沢清監督とのトークショー動画、そして高橋洋監督と超常現象研究家・武田崇元さんの対談などをチェックしていただくとして。最初に残念だった部分を書くと、映画美学校のカリキュラムの一環として、わずか6日間で作られた超低予算映画であって、「描く世界観に技術が追いついていなかった」ように思えたところ。それと、聞いたことのないタイトルにポスターのビジュアル、中盤までの展開などから、「新しさを感じさせる恐怖映像」に期待してしまったため、そういうのがなかったことは、失望いたしました。
ただ、前に観た「恐怖」
だから、本作は陰影を活かした撮影による雰囲気や、役者さんたちの演技が良かったのもあって、「恐怖話を語っていくうちに怪異が起きて、異世界が開く」という実験に妙な説得力を感じちゃって、結構怖かったです。あと、コティングリー妖精事件の捏造写真を評価する場面は「そういう視点があるか…」と思わされたし、終盤の映像の安さは少しガッカリしましたが、異世界から”何か”が落ちて来た瞬間は、つのだじろう先生の「呪凶介PSI霊査室」
「呪凶介PSI霊査室」の異世界から戻って来た弟のシーンを貼っておきますね…(´Д`;) イヤーン

その他、「人間が一番怖い…ってことですよね (`∀´)」みたいなことを言った奴が制裁されたり、「ボリシェヴィキ党歌」をみんなで歌ったりとか、微妙に笑えるシーンがあったのも良かったです。なんかね、世界観は本当に好きなので、誰か高橋洋監督にたくさんお金をあげてほしいと心から思いました。おしまい!ヘ(゚∀゚*)ノ ダー・スメルチ!
「映画の生体解剖」シリーズの特集号。電子書籍オンリーでございます。
高橋洋監督の前作。近所のレンタル屋にあるかなぁ。
2009年に観た高橋洋監督作。僕の感想はこんな感じ。
「恐怖」と本作のベースとなったというアーサー・マッケンの小説を貼っておきますね。
ザ・メイヤー 特別市民(ネタバレ)
ザ・メイヤー 特別市民
原題:특별시민 The Mayor
2017/韓国 上映時間130分
監督・脚本:パク・インジェ
製作・脚本:パク・シンギュ
撮影:キム・テソン
美術:キム・シヨン
編集:キム・チャンジュ
音楽:パク・イニョン
出演:チェ・ミンシク、クァク・ドウォン、シム・ウンギョン、ムン・ソリ、ラ・ミラン、リュ・ヘヨン、キム・スアン
パンフレット:なし
(あらすじ)
ソウル市長、それは大統領と並ぶ韓国社会の権力の中枢。現職市長ジョング(チェ・ミンシク)は次期大統領選挙を狙って史上初の三期当選がかかった市長選に立候補する。そんな彼を支えるのは百戦錬磨の選対本部長ヒョクス(クァク・ドウォン)と、市長直々にスカウトされた若手の広報担当キョン(シム・ウンギョン)。ジョングとヒョクスは耳障りのいい政策とクリーンなイメージ戦略の裏側で、対立候補のフェイクニュースやヤクザを使った妨害工作、賄賂による買収など汚い手段でモラルなき選挙戦を有利に進めていくが、キョンはそんな彼らに戸惑いを隠せない。しかしそんな中、取り返しがつかない事故を起こしてしまうジョング。隠蔽を図ろうとするが、その様子を盗撮していたのは腹心の部下であるヒョクスだった。果たしてヒョクスの目的とは?そしてジョングは見事市長に再選できるのか?(以上、公式サイトより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
最近は観たい映画が多すぎて、本作はスルー予定だったんですが、やっぱりチェ・ミンシクの悪徳政治家役はチェックしておきたいと思い直して、急遽観ることに決定。3月上旬の上映最終週、シネマート新宿にて、月曜メンズデイ割引を利用して鑑賞いたしました(その後、「殺人者の記憶法 新しい記憶」をハシゴ)。案の定、愉快でしたヨ (´∀`) ウフフ 現在、非常に忙しい状況に陥ってしまったので(汗)、アッサリ気味の感想を残しておきますね。
劇場は7Fの狭い方で、結構埋まっていた記憶。
ちなみに6Fロビーでは、韓国映画のDVDが1000円で売られてました。確かにamazonより安い!Σ(゚д゚ )
基本的には、ケビン・スペイシーのセクハラが発覚して大変だったドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」や、2012年製作の「スーパー・チューズデー 正義を売った日」
の韓国版といったテイストでして(“隠れ家的な焼き肉屋”があるのは「ハウス・オブ・カード」
っぽいと思った)。史上初の3選を目指すソウル市長ジョングにチェ・ミンシク、一癖も二癖もある参謀ヒョクスに「哭声 コクソン」
や「アシュラ」
のクァク・ドウォン、最初は市長を尊敬してスタッフになるも最終的には厭気がさす広報キョンに「怪しい彼女」
のシム・ウンギョン、ヘビのような記者にムン・ソリと、芸達者揃いなんだからつまらないワケがなくて。特にチェ・ミンシクは「悪いやつら」
のイクヒョンが政治家になったような男で、とても楽しかったです。パンチラインも多くて、僕的にはヒョクスが言った「男が注意するのは、手先・舌先・股の先」を心に留めておこうと思った…って、どうでも良いですかね。一応、オチを書いておくと、ひき逃げを実の娘のせいにして見事当選したジョングにキョンは「あなたたちが見下している有権者に戻ります!川 ゚д゚) ファック!」と言い放って広報を辞めまして。ジョングが汚れ仕事も辞さない部下ギルスに手でサンチュに包んだ焼肉をモリモリ食わせて終わってましたよ、たぶん。
ラストの焼肉を食わせる場面、園田盛男警視正の肉まんシーンを思い出しました(「バキ」より)。
あと、「新感染」の女の子が占いの先生役で出てたほか、マ・ドンソクのカメオ出演もあったり。
ちょっと面白かったのが、敵陣営の女性広報も納得がいかないとスパッと辞めているという点で、ほとんどの男キャラが権力に寄り添い続けることを選択するのと対照的だなぁと思ったり(女記者も「手から食べさせられる」のは拒否するし)。ただ、正直なところ、ジョングが飲酒運転&ひき逃げ→偽装したりとか、ヒョクスの死を偽装したりする展開は、リアルに感じられなくて乗れなかったというか(少なくとも当選は無理だと思う)。できればもっと政治的な駆け引きが観たかったんですが、しかし。ラップをしたり、モリモリ食ったり、怒ったり、困ったり、笑顔でも目が笑ってなかったりと、いろいろなチェ・ミンシクが観られたから、「まぁ、いっか (´∀`) ウフフ」という着地。チェ・ミンシクが好きな人は押さえておくと良いですぞ。
パク・インジェ監督×ファン・ジョンミン主演作。結構良さげなムードですな。
チェ・ミンシクとクァク・ドウォンが出てるユン・ジョンビン監督作。僕の感想はこんな感じ。
ザ・シークレットマン(ネタバレ)
ザ・シークレットマン
原題:Mark Felt: The Man Who Brought Down the White House
2017/アメリカ 上映時間103分
監督・脚本:ピーター・ランデズマン
製作:リドリー・スコット、ジャンニーナ・スコット、マーク・バタン、アンソニー・カタガス、ピーター・ランデズマン、スティーブ・リチャーズ、ジェイ・ローチ
製作総指揮:イェール・バディック、デス・ケアリー、コリン・ウィルソン、ピーター・グーバー、ジェフリー・ビニク、ニック・バウアー、ディーパック・ネイヤー、マイケル・シェイファー
原作:マーク・フェルト、ジョン・オコナー
撮影:アダム・キンメル
美術:デビッド・クランク
衣装:ロレイン・Z・カルバート
編集:タリク・アンウォー
音楽:ダニエル・ペンバートン
出演:リーアム・ニーソン、ダイアン・レイン、マートン・ソーカス、アイク・バリンホルツ、トニー・ゴールドウィン、ブルース・グリーンウッド、マイケル・C・ホール、ブライアン・ダーシー・ジョーンズ、ジョシュ・ルーカス、エディ・マーサン、ウェンディ・マクレンドン=コービ、マイカ・モンロー、トム・サイズモア、ジュリアン・モリス、ケイト・ウォルシュ、ノア・ワイリー
パンフレット:★★★★☆(780円/渋い作りな上に情報量が多くてタメになるぅ〜♪ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!)
(あらすじ)
アメリカ合衆国史上初めて任期半ばで辞任に追い込まれたリチャード・ニクソン大統領。その引き金となったウォーターゲート事件の捜査の指揮にあたったFBI副長官マーク・フェルトは、なかなか進展しない捜査の裏にホワイトハウスが捜査妨害をしていることを察知し、事件自体がホワイトハウスの陰謀によるものであることを悟る。大統領に忠実なL・パトリック・グレイFBI長官に捜査協力が期待できない中、フェルトは事件の真相を明るみにするため、大胆な決断をする。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の感想は、かなりどうでも良いことしか書いていないので、ちゃんとした批評が読みたい方は別のブログに行った方が良いザンス。
リーアム・ニーソン御大は大好きではあるものの、基本的には「96時間」のような「困り顔で暴走しながら悪党をぶちのめす出演作」を愛してるワケで、本作みたいな真面目ムードな映画は別にいいかなぁと思いまして。「観たい映画の覚え書き」でも「△」を付ける程度の興味だったんですけれども。尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」でスティーブン・スピルバーグ監督作の「ペンタゴン・ペーパーズ」と本作を一緒に紹介されてましてね。「2つ続けるとね、映画がちゃんとつながっている感じになる」なんてことを言われたら、スゲー気になっちゃうのが男心…ということで! 3月1日=ファーストデイサービスの日、TOHOシネマズ新宿にて「15時17分、パリ行き」を観てから、新宿バルト9に移動して「サニー 32」とハシゴ鑑賞してきました(その後、またTOHOに戻って、「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」と2回目の「15時17分、パリ行き」を観た)。「勉強になるぅ〜♪ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」と思ったり。
劇場ロビーには、こんな展示がありました。
2番スクリーン、20人ぐらいはいたんじゃないかなぁ。
お話をザッと書いておくと、FBI副長官マーク・フェルトが、「ウォーターゲート事件」の捜査を妨害するホワイトハウスにイラッとして、記者に内部情報をリークをしまくったおかげで、最終的にはニクソン大統領が辞任! 母と対立してヒッピーにかぶれていた自分の娘を保護したり、他の事件の罪に問われて部下をかばったり、「奥さんが自殺した」なんてテロップが出たりしつつも、自分が「ディープ・スロート」と呼ばれる密告者だということは周囲に否定したまま終わってた気がするんだけど、実は記憶があやふやなのです… (ノω・、) スミマセン なんて言うんですかね、1ヵ月以上前に観た映画の感想を今さら書くことの弊害というか。「鉄は熱いうちに打て」、ですな(知った風な口調で)。ただ、落ち着いた色彩設計の画面の中で名優たちが繰り広げるドラマは渋かったし、一応は「大統領の陰謀」や「フロスト×ニクソン」
を観ているくせに、あまり「ウォーターゲート事件」自体のことは理解できてなかった僕ですよ、本作のおかげでなんとなく勉強になった気分を味わえたことは憶えてる。それだけは憶えてる。
今の僕の気持ちを代弁する堤城平を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。
とは言え、僕的にはやっぱり大暴れするリーアム御大が好みであり、できれば「悪党を秘密裏に素手で始末する男=ザ・シークレットマン!」なんてジャンル映画が観たかった。つーか、約1ヵ月後に観た「トレイン・ミッション」の方が楽しかったなぁ…という非道い着地。まぁ、でも、「内部告発」について考えさせられる良い映画なのは確かなのでね、多くの人が本作を観て、身近な不正をバンバン告発するようになったら良いと思います。おしまい (´∀`) コナミ
国内盤のサントラが出てました。輸入盤もあります。
ウィル・スミス主演×ピーター・ランデズマン監督作。ちょっと面白そうですな。
先週の備忘録(2018/4/10~4/16)
火曜日、仕事→映画を2本鑑賞
水曜日、警察時代の同期と飲み→練馬の「か和もっち」へ
木曜日、仕事→映画を2本鑑賞
金曜日、仕事…そしてダイエットをスタート!
土曜日&日曜日、下準備と仕事
月曜日、仕事
物事というのは、不思議と重なるもので。先週は金曜から仕事が超忙しくなることになったものの、それまではそこそこヒマだったので、火曜日は映画を2本観たり、水曜日は仕事を休んで警察時代の同期と浴びるように酒を飲む→練馬に移動→「か和もっち」でこれまた暴飲暴食したりしてね。木曜日も時間があったので、仕事の後に映画を2本観たりして過ごしたんですが、しかし。TBSラジオのディレクター・蓑和田さんからの出演依頼があり、急遽4月23日(月)の「アフター6ジャンクション(略称:アトロク)」に出演することとなったのだから、人生とは先が読めないもの、ですな(知った風な口調で)。で、特集の性質上、少しでも健康体になろうと思ってダイエットを始めたことで、忙しさが余計に加速していて、ハッキリ言って、「もうどうにでもな〜れ♪ ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」的な心境に陥っているのでした。
先週は火曜日に「クソ野郎と美しき世界」を観たら、ちょうどムービーウォッチメンの課題映画になったというね。

続けて「ヴァレリアン」を鑑賞。良い2本立てでした (´∀`) ウフフ

水曜日は久しぶりに横浜駅に降り立ちまして。

同期と凄まじく飲んでベロベロになってしまって。つい練馬に直行。

モスとラーメンを食べてから「か和もっち」でまた飲んだ…って、ダメ人間ですな (`Δ´;) ウーン

木曜日は「THE KING ザ・キング」を観てから…。

「ジュマンジ」を観た…って、やだ、アントニオ猪狩を貼っちゃった!(わざとらしい文章)

金曜日から本格的にダイエットを始めようと体重を量ったら、104キロになっててビックリいたしました。

つーか、Twitterで相互フォローしているえむえむさんから勧められた「あすけん」というアプリがスゲー便利でして。ノートに記録する時代から、ずいぶん進化したもんだなぁと感心ですよ(このサービスが岡田斗司夫さんから著作権侵害で訴えられませんように!)。で、日々筋トレしながら食事制限をしているんですが、仕事が忙しくなった上に「アトロク」出演用のレジュメ作りが大変で、結局、全然寝られなかったりするんですよね。しかも、本当なら先週中に「予兆 散歩する侵略者 劇場版」
ということで、グラビトン・ボルトさんが定期的に公開している映画チャンネルを貼っておきますね↓
その他、娘のマナ子(仮名/6歳)が小学生になって、「オーマ」と名付けられた巨神兵並みに知恵レベルが加速してきた…というのはどうでも良いとして。一応、来週のことを書いておくと、いろいろと忙しいながらも、火曜日はスタ・エレさん、はちごろうさん、みやーんさんと、練馬の「か和もっち」で飲む予定。その他は、とにかくすべてのベクトルを「アトロク」出演に向けて頑張りますYO!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ!
最後に、今月の推薦曲、つばきファクトリーの「春恋歌」を貼っておきますね↓
以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。
クソ野郎と美しき世界(ネタバレ)
クソ野郎と美しき世界 THE BASTARD AND THE BEAUTIFUL WORLD
2018/日本 上映時間105分
監督・脚本:園子温、山内ケンジ、太田光、児玉裕一
企画:多田琢、山崎隆明、権八成裕
出演:浅野忠信、満島真之介、馬場ふみか、でんでん、神楽坂恵、野崎萌香、冨手麻妙、スプツニ子!、稲垣吾郎、中島セナ、古舘寛治、香取慎吾、尾野真千子、新井浩文、健太郎、草なぎ剛
パンフレット:★★☆(720円/しっかりした作りのパンフ。デザインも良いけど、コラムとかほしかったなぁ)
(解説)
元「SMAP」の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が出演するオムニバス映画。監督・脚本には、「愛のむきだし」「新宿スワン」の鬼才・園子温、舞台「トロワグロ」で岸田國士戯曲賞を受賞した山内ケンジ、お笑いのほか文筆業などマルチな才能を発揮する「爆笑問題」の太田光、CM界で活躍する気鋭の映像ディレクター・児玉裕一という4人を迎えた。監督:園子温×出演:稲垣吾郎のエピソード1「ピアニストを撃つな!」、監督:山内ケンジ×出演:香取慎吾のエピソード2「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」、監督:太田光×出演:草なぎ剛のエピソード3「光へ、航る」、そして「クソ野郎★ALL STARS」が出演し、すべてのエピソードの物語がつながる児玉裕一監督の「新しい詩(うた)」という4つのストーリーで構成される。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
最初は「2週間の限定上映」ということもあって、「無理して観る必要はないな」と思っていたんですが、愛聴していたラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の特集コーナーに稲垣吾郎さんが出演された回がとにかく最高でしてね…(しみじみ)。番組放送時に思わずこんなツイートをしてしまったので、数日後に前売り券を購入。2週間しか公開されないということで、今週のムービーウォッチメンの課題映画になる前、先週の火曜日にTOHOシネマズ新宿で鑑賞いたしました(観た後は、そのまま「ヴァレリアン」をハシゴ)。「佳き時間を過ごした… ( ;∀;) イイエイガダナー」と思ったり。とは言え、映画としてはかなり不満がある&文句が多めなので、本作が好きな人は、僕の感想なんて読まなくて良いんじゃないかしらん。
ポストカード付きのムビチケを買いましてね。
3番スクリーン、ほぼ満席でした。
劇場ロビーには、スタンプラリーが設置されてたので…。
パンフに押してみました。つーか、わずか2週間で86ヵ所回る猛者はいるんだろうか… (`Δ´;) ヌゥ
まず、映画の内容を雑かつ適当に書いておくと、稲垣吾郎さん演じる天才ピアニスト・ゴローがフジコという女性と恋に落ちるも、彼女を愛しているヤクザの大門たちが家に押しかけてくるという「ピアニストを撃つな!」、香取慎吾さん演じる香取慎吾が、歌を食べてしまう少女“歌喰い”に歌や絵を食べられてしまうという「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」、草なぎ剛さん演じるオサムが妻と“息子の右腕を移植した少女”を探しに沖縄へ行ったら、少女が誘拐されていたという「光へ、航る」の3本の短編が流れてから、「クラブ・クソユニバース」で3つの話の登場人物たちが一同に介して“各話の顛末”が語られる「新しい詩(うた)」で終わるという、全4話のオムニバス構成でしてね。
「ゴローは指を潰されてなくて、代わりに大門が義手になった!Σ(゚д゚;) ナンダッテー!」とか「歌喰いのうんこを食べたら、慎吾の歌や絵が戻った!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ!」とか「オサムは大門の嗅覚のおかげで誘拐犯から少女を取り戻していて、誘拐犯はバーテンとして更正した!m9`Д´) ビシッ」といった感じで各話が着地して、最後はミュージカルで終了。エンドクレジットでは、登場人物たちの顛末が描かれる中(歌喰いが歌の代わりに飴を舐めるようになったり、オサム夫婦が仲良くキャッチボールをしたり)、「地球最後の日」が流れて終わってましたよ、たぶん。
最後はこんな感じで画面が止まって終わってた気がします。
ごめんなさい、正直なところ、僕的に本作は「映画としてはちょっと… (・ω・;) ウーン」という見解でしてね。具体的に指摘するとキリがないんですけど、特に各エピソードとも「話の強度が弱い」のが残念でした。一応、最後の4話目で「あの話はこうなりました〜」的なことが描かれますが、もったいつけて語る割には「各エピソード内で描いて終われよ ( ゚д゚)、ペッ」的なオチばかり。僕もそんなにオムニバス映画を観ているワケじゃありませんけど、こんなに“面白味が感じられないストーリー”ばかりで構成された作品は初めてかもしれません。あと、パンフを読むと「100%の善人も100%の悪人もいないから人間って面白い」「誰もがクソ野郎だし、だからこそ面白い」なんて書かれていて、描きたかったことは非常にわかるんですが、露悪的に「クソ野郎」が連呼されるのは結構キツかったです(大体、香取慎吾さんが演じるキャラをクソ野郎扱いするのは、さすがに言葉の意味をこじつけすぎでは)。
歌喰いのうんちを食べるからクソ野郎…というのも乱暴ですわな。
どうせなら「シン・シティ」に出てくるイエローバスタード(黄色いクソ野郎)級のクソ野郎が観たかった…って、無理ですよね (ノ∀`) スミマセン
つーか、パンフを読んでビックリしたんですが、映画の企画立ち上げが昨年9月と考えると、監督のオファー→撮影→公開までスゲー短いのが良くなかったんじゃないかと(東映のライダー映画だってもう少し時間がある気がする)。全体的なお話の微妙さはもちろんのこと、園子温監督が撮った第1話は「いつもの感じで撮りました (°∀°)b」みたいに見えちゃったし、太田光監督が撮った第3話は「このやり取りでOK出しちゃうんだ (´・ω・`)」的な場面が多くてガッカリしたけど、脚本をブラッシュアップする時間や撮影期間が少なかったことを踏まえると、仕方なかったのかなぁ…なんて同情したりもしたというね。
沖縄での警官とのやり取りとか、もう少し何とかならなかったのか。
健太郎さん演じる幼女誘拐犯のくだりとか、「なんだそりゃ」としか思えなかったです。
って、不満を先に書きましたが、それでも80点になったのは「3人の映画」としてはかなり楽しめたから。つーか、彼らが所属していたSMAPは、それほど興味がない僕ですら好感を抱くほどに国民的人気アイドルグループだったワケですけど、そんな彼らが2016年1月に冠番組内で謝罪をさせられた姿は、ハッキリ言って、パワハラのようで不快感しか感じなくて。そこから紆余曲折あって、やっと昨年に「新しい地図」として再スタートした3人について、決して熱心に応援していたワケではありませんが、芸能界を干されずに活動している様子をネットなどで見かけると、そりゃあ「頑張ってほしい」とは思っていたワケですよ。
これは本当に非道かったですな。
上記の場面を観た僕の気持ちを代弁する愚地独歩を貼っておきますね。
で、そんな視点で本作を考えると、“今しか作れない映画”というか。「鉄は熱いうちに打て」的な公開が大事だったんだろうし、映画としてはどうであれ、彼らの魅力は存分に発揮されていたから、「まぁ、いっか (´∀`) シカタナシ」って気持ちになれたんですよね。園子温監督の世界に「いつものゴロー」で参加する稲垣悟郎さんは最高だったし、僕は役者としての草なぎ剛さんをあまり観たことがなかったので、荒んだヤクザ演技には感心したし…(もっとバイオレンス映画に出た方が良いのでは)。何よりもグッときたのが香取慎吾さんで、彼のキャラは名前が本人…というだけでなく、劇中で使われた絵もご自身が描かれたものだったりするし、「歌を奪われた」という設定とかも、モロに彼自身の話であって。だからこそラスト、ミュージカルシーンで解放されたように歌う姿は超感動的でしてね…(サイプレス上野さんもカッコ良かった!)。そんなに熱心に彼を追ったことはありませんが、ボンバー慎吾に笑ったこととか思い出したりして、スゲー泣いちゃったりもして。エンドクレジットで流れる「地球最後の日」の歌詞自体もメタ的に「3人の今」を表しているように思えるのも良かったし(ある意味では「第5話」と言えるかも)、なんだかんだ言って、鑑賞後は「佳き時間を過ごした… ( ;∀;) イイエイガダナー」と満足した次第。
稲垣悟郎さん、ベタな感じが愉快でしたよ。
草なぎ剛さん、バラエティでの姿しか観たことがなかったので、新鮮でした。
でも、一番良かったのは香取慎吾さん! 「新しい詩」を歌うシーンは100点の素晴らしさ。
思わずサントラを買ったものの、サイプレス上野さんのパートがなくて失望。ダメだぞ、飯島!(パワハラを想起させる文章)
トータル的にはこんな範馬勇次郎気分で劇場を後にしたのでした〜。
その他、「尾野真千子さんにダメっぽい役をやらせたのは新鮮だった」とか「どうせなら他の2人ももっとメタ的な話にすれば良かったのに」なんてことを思ったりしたんですけど、それはそれとして。何はともあれ、とても良いアイドル映画でしたよ (´∀`=) ホッコリ 熱心なファンじゃなくても、元SMAPの3人に多少なりとも思い入れがある人なら結構楽しめる気がする…ということで! 明日まで劇場公開されているので、興味がある方はぜひぜひ。なんかね、「『新しい地図』が地上波テレビから消えていく」なんて記事が流れてますが、3人には負けないでほしいと心から思っております。おしまい。
デジタル盤のサントラ。サイプレス上野さんのパートがないのはつくづく残念。
映画のオフィシャルブックでございます。
あなたの旅立ち、綴ります(ネタバレ)
あなたの旅立ち、綴ります
原題:The Last Word
2016/アメリカ 上映時間108分
監督・製作:マーク・ペリントン
製作:カーク・ダミコ、アン=マリー・マッキー
製作総指揮:アンドリュー・カーペン、ダニエル・スタインマン、テディ・シュワルツマン、ダミアーノ・トゥッチ、フィリップ・B・ゴールドファイン、ダニー・ロス、シャーリー・マクレーン、アマンダ・セイフライド、アーロン・マニャーニ、ケビン・フォースター
脚本:スチュアート・ロス・フィンク
撮影:エリック・コレツ
美術:リチャード・フーバー
衣装:アリックス・ヘスター
編集:ジュリア・ウォン
音楽:ネイサン・マシュー・デビッド
音楽監修:ライザ・リチャードソン
出演:シャーリー・マクレーン、アマンダ・セイフライド、アン・ヘッシュ、トーマス・サドスキー、フィリップ・ベイカー・ホール、トム・エベレット・スコット、アンジュエル・リー
パンフレット:★★★★(750円/コラムが3本ともスゲー良かった)
(あらすじ)
ビジネスで成功し、何不自由ない生活を送ってきた老婦人ハリエット・ローラー(シャーリー・マクレーン)は、80代になって孤独と死への不安を抱くようになり、自身の訃報記事を生前に用意しておこうと考える。地元の若い新聞記者アン・シャーマン(アマンダ・セイフライド)に記事執筆を依頼したハリエットだったが、わがままで自己中心的なハリエットを良く言う人は誰もおらず、出来上がった記事は理想とはほど遠い内容だった。そこでハリエットは「最高の訃報記事」ができるように自分を変えることを決意。愛され、尊敬される人物になるよう奮闘する。そんな何事にも強気なハリエットと正反対な性格のアンは、しばしば衝突するが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
65点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
ハッキリ言って、この手の「偏屈な老人と若者が反発しながらも交流することで両者とも自分の問題を解決してホッコリするタイプの映画」は観ない主義なんですが、前売り特典の「あなた色で綴れる12色ペーパーカラーペンシル」に惹かれてしまって、ちくしょう、つい前売り券を買っちゃったというダメなアタシ。「財布の紐を首に掛けるよりは心に掛けよ」と日々心掛けていたハズなのに…な〜んてことはどうでも良いとして。なかなか劇場に足を運べなかったんですけど、公開から1ヵ月経った3月下旬の日曜日、妻子がママ友と遊ぶ→時間が空いたので、新宿ピカデリーで観て来ました(その後、「リメンバー・ミー」をハシゴ)。まぁ、良い映画でしたヨ (・∀・) マァマァ
5番スクリーン、意外と混んでいたような。
前売り特典は「あなた色で綴れる12色ペーパーカラーペンシル」ですが、当然ながら劇中ではPCで書いてました (・∀・) ブスイ
話をザッと書くと、広告業界でバリバリ働いて財をなしたものの、ふと気が付いたら独りぼっちだった81歳のハリエットは、自分の訃報記事をライターのアンに書いてもらおうとしたんですが、しかし。今のままだと誰からも悔やんでもらえなかったため、新しいことにチャレンジしたり、養護施設の子を教育したり、娘と和解しようとしたりと、アンと衝突しながら頑張った挙げ句に死亡! で、ハリエットのおかげでやる気まんまんになったアンが感情的に「いい人だったわYO!ヽ川TДT)ノ ウワァァァン!」とお悔やみをスピーチして、新しい人生を歩き始めた…ってな感じでしたよね、確か。感想を書くと、ストレートに良い映画というか。マーク・ペリントン監督の作品は「隣人は静かに笑う」
と「プロフェシー」
を観ていて、どちらも特に感心した記憶はないんですが、本作は手堅く良作に仕上げた印象。ハリエット役のシャーリー・マクレーンが老婆ながらに一歩間違えたら抱かれたくなるほどキュートで素敵だったし、「81歳からでも人生はやり直せる」という前向きなストーリーも結構嫌いじゃなかったです。
本作のシャーリー・マクレーンは愛らしくて、危うくストライクゾーンが広がるところでしたよ (`Δ´;) アブナカッタ...
とは言え、終盤の「自分を追い出した会社の看板を車でもぎ取る」といったくだりは、なんて言うんですかね、「こういう“はっちゃけたシーン”も入れておこうぜ」感があって乗れなかったなぁと。あと、アマンダ・セイフライド演じるアンが「自分で書いてきた訃報記事を読むのではなく、感情をこめたスピーチをする」というクライマックスがあまりに予定調和すぎて萎えたというか。僕は今までに読んだことのない、“訃報記事ライター”のスキルを突き詰めた「訃報記事を越えた“真・訃報記事”」を期待していたので(「行こうぜ、訃報記事の向こう側!ヘ(゚∀゚*)ノ」的な?)、ちょっと失望した…という誰からの共感も得られなさそうな文章。まぁ、基本的には良い映画なので、興味がある人は観ると良いザンス。で、パンフによるとアメリカでは「自分で訃報記事を書く」というブームがあったみたいなのでね、僕も最後に「自分で書いてみた訃報記事」を載せて、この感想文を終えたいと思います。
決して良き父、
良き社会人ではありませんでしたが、
45年の生涯を駆け抜けました。
「アフター6ジャンクション」の出演直後に
即死したのは悲しい出来事でしたが、
その死に顔はとてもうれしそうで、
故人も本望だったのではないでしょうかーー。
って、なんだそりゃ ( ゚д゚) オシマイ
デジタル盤のサントラ。結構良い感じかもしれませぬ。
マーク・ペリントン監督作。絶対観ているんですけど、全然覚えてない… (`Δ´;) ヌゥ
劇場版 Infini-T Force ガッチャマン さらば友よ(ネタバレ)

2018/日本 上映時間90分
監督:松本淳
原作:タツノコプロ
脚本:熊谷純
製作:今村司、桑原勇蔵、植木英則、大角正、林隆一郎、於保浩之、谷和男、吉村隆、堀義貴、井上伸一郎、長畑克也
エグゼクティブプロデューサー:伊藤響、篠宮浩司、門屋大輔
プロデューサー:岩佐直樹、渡邉季之、春名和道、桐本篤
ラインプロデューサー:大松裕、吉田昇一
キャラクターデザイン原案:大暮維人
ヒーローデザイン原案:さとうけいいち
スーツ・メカニックデザイン:中北晃二
CGプロデューサー:豊嶋勇作、吉村剛久
CGディレクター:池田正憲
編集:関一彦
音響監督:明田川仁
音楽:やまだ豊
主題歌:flumpool
3DCG制作:デジタル・フロンティア
制作:タツノコプロ
声の出演:関智一、櫻井孝宏、鈴村健一、斉藤壮馬、茅野愛衣、遠藤綾、鈴木一真、船越英一郎
パンフレット:★★★★(1000円/良い出来だけど、高い…。あと、ゲーム
(あらすじ)
過酷な戦いの末に自分たちの世界を取り戻したガッチャマン、テッカマン、ポリマー、キャシャーンの4人は、ある目的のため、笑(エミ)とともに再び時空を超える。彼らが降り立ったのは、ガッチャマン率いる科学忍者隊が悪の秘密結社ギャラクターと戦い続けた世界だった。その世界の様子に違和感を抱く彼らの前に、科学忍者隊の創設者・南部博士や、科学忍者隊のナンバー2であるコンドルのジョーが姿を現わす。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
30点
もともとテレビシリーズを観ていたので、応援するつもりで前売り券を購入。3月上旬にTOHOシネマズ錦糸町で観て来ました(その後、2回目の「ブラックパンサー」を鑑賞)。「だと思ってた (´∀`) ヤッパリ」って感想でしたよ。
前売り特典は「特製クリアファイル」でございます。

入場者特典として「描き下ろしコースター」をもらっちゃいました。

8番スクリーン、20人ぐらいはいたんじゃないかな。

なお、新宿バルト9が入っているビルには、特設ショップがあったという記録。

こうやって見ると、ビジュアルはマジでカッコイイんだよなぁ、ビジュアルは (´・ω・`) ウーン

まず、テレビシリーズについての面倒くさい文章をダラッと書きますね。1972年生まれの僕は「タツノコプロ」制作のアニメがストライクな世代であり、「Blu-rayは全部買う!ヽ(`Д´)ノ」というほど強い思い入れはないものの、基本的には好きだし、日本発のヒーローコンテンツとして頑張ってほしい気持ちが常にあるワケですよ。だから、実写版の「CASSHERN」
正直、「なんだこれ (゚Д゚) ハァ?」感は否めなかった。いや、“ひと昔前”に感じるCGについては見て見ぬふりをする情けを発動するとして。「視聴者がヒーロー4人を知っている」という前提で話が進むんですけど、デザイン&声優が新しくなっている分、似た雰囲気の別キャラに見えちゃったんですよね(特にポリマー/鎧武士)。せめて各キャラの元いた世界での1エピソードぐらいは見せてくれないと、感情移入できないなぁと。しかも、話の中心になるのが「自分探し中の戦闘力の低い女子高生」ってのが、また超イラッといたしました。
テレビシリーズが「3分でわかる!」という公式動画があったので、貼っておきますね↓
あと、物語の後半で明らかとなった「娘がどんな世界でも必ず若くして死んでしまう→そのために他の世界を滅ぼして新たな世界を作った」というラスボスの動機自体は、僕も“娘がいる父親”なので、かなり考えさせられたんですよ。ところが、最終的には「アタシは自分の運命を信じる!ヘ(゚∀゚*し レッツビギン!」的な勢いで誤魔化した安易な着地になるから、結構ガッカリしてね…(遠い目)。とは言え、アクションは良かったし、エンディングテーマが好きだったし、「タツノコ版『アベンジャーズ』」という企画自体は常に応援したいということで、映画版も観るつもりではあった…というのが、テレビシリーズ終了直後あたりの心境でございます。
eddaさんが歌うエンディング曲「チクタク」はCDを買うほど好きだったというね。
そんなワケで、観に行ったら、予想通りの出来だったから残念な話 ┐(´ー`)┌ ザンネーン 例によってキャラデザインとアクション演出はカッコイイし、声優さんも素敵だからさ、それなりに観られなくはないんだけど、話が酷い。短い尺でそこそこ壮大な話をやろうとした結果、主要登場人物が少ないが故に世界観が狭く見える上に、全員バカに見えたというか。いちいち書く気も失せるんだけど、例えば足手まとい女が足手まとい女の宿命(さだめ)のようにさらわれる場面や、南部博士にアッサリとバードスーツを着られちゃうくだりでの“4人のヒーローの無能振り”には、口がアングリだったんですけれども。まぁ、もともと期待してなかったので、「だと思ってた (´∀`) ヤッパリ」ってな調子で、それほどダメージを負わなかったのでした(これはこれで非道い文章)。
僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「範馬刃牙」

一応、雑にオチを書くと、暴走した南部博士をジョーが殺害→ジョーは某国のエージェント佐々岡に射殺されまして。佐々岡が持ち去ろうとしたネクサスの技術をケンが奪って、なんとなく終わってましたよ、確か。もしテレビでシーズン2をやるなら、そりゃあ観るけどさ、できればもう少し脚本を練ってほしいし、次は「タツノコファイト」
「電光石火ヴォルター」のオープニングシーンを貼っておきますね↓
おしまい ( ゚д゚) ショーック!
テレビシリーズのBlu-ray。アクションは良いんだけどなぁ。
漫画版。アニメとは結構内容が違うみたい。
本作のメイキングやインタビューが詰まったムックだとか。少し読みたいような。
TV&映画のサントラでございます。
念のため貼っておきますが、ゲームとしてはかなり微妙だった記憶。
ダウンサイズ(ネタバレ)

原題:Downsizing
2017/アメリカ 上映時間135分
監督・製作・脚本:アレクサンダー・ペイン
製作:マーク・ジョンソン、ジム・テイラー
製作総指揮:ミーガン・エリソン、ジム・バーク、ダイアナ・ポコーニイ
脚本:ジム・テイラー
撮影:フェドン・パパマイケル
美術:ステファニア・セラ
衣装:ウェンディ・チャック
編集:ケビン・テント
音楽:ロルフ・ケント
視覚効果監修:ジェームズ・E・プライス
出演:マット・デイモン、クリステン・ウィグ、クリストフ・ワルツ、ホン・チャウ、ウド・キア、ジェイソン・サダイキス、ニール・パトリック・ハリス、ローラ・ダーン、ロルフ・ラスゴード、イングイェルド・エーゲベルグ、ソーレン・ピルマーク
パンフレット:★★★(720円/情報量は少なめながら、デザインや作りは良くて、キャストたちの写真が13センチなのは好き)
(あらすじ)
ノルウェーの科学者によって人間の身体を縮小する方法が発見され、身長180センチなら13センチにまで小さくなることが可能になった。人口増加による環境、食料問題を解決する「人類縮小200年計画」が立ち上がり、一度小さくなれば二度と戻ることはできないが、それでも各国で小さくなること(ダウンサイズ)を選ぶ人々が徐々に増えていく。アメリカのネブラスカ州オマハでストレスフルな生活を送る、どこにでもいる平凡な男ポール・サフラネックは、少しの蓄えでも裕福で幸せな生活が遅れるという縮小された世界に希望を抱き、ダウンサイズを決意。しかし、土壇場で妻のオードリーが逃げ出してしまう。ポールは縮小された人間たちの世界で、ひとり寂しい生活を送ることになり、自暴自棄になるのだが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
アレクサンダー・ペイン監督作は大体好きですけど、「小さくなれば裕福に暮らせるけど、元には戻れない」という設定に恐怖を感じてしまって。気にはなりつつもスルー予定だったんですが、TOHOシネマズ新宿での上映がすぐ終わりそうだったので(たぶん2週間ぐらい?)、ちょっと可哀相になって、3月中旬某日、いそいそと鑑賞してきました。「アンタらしいや (・∀・)」と思ったり。
最終上映週ということもあってか、結構混んでいたような。

最初にオチを書いておくと、妻に裏切られて自分だけ小さくなったポールは、「13センチの人たちが住む世界」でベトナム人の掃除婦ノク・ラン・トランと出会って、最初はいろいろなことを押し付けられて困惑するんですけれども。最終的には、世界に破滅が迫る中、彼女と一緒に無理矢理小さくされた貧民たちのために奉仕活動を始めて、終わってましたよ。なんて言うんですかね、実に「アレクサンダー・ペイン監督っぽい映画」だったというか。そりゃあ、「小さくなったらこうなるだろうな」描写の数々は気が利いてたし(クラッカーのシーンは笑った)、「権力者によって、強制的に小さくされた人々」の設定あたりも感心したけど、基本的には「人間を描きたい」んだなぁと。正直なところ、僕的に「小さくなれるけど、元には戻れない」という設定を脳内シミュレーションした際、一番恐ろしかったのは「小さくされた人間たちが、“大きいままの人間”の悪意や、小動物・昆虫の襲撃などから身を守れるのか?」という点だったので、そこら辺がスルーされたのは少し物足りなかったです。
こういったギャグとかは100点だったんですが、しかし。

例えば、居住区に侵入したカマキリを蟷螂拳で迎え撃つといった展開が観たかった(「範馬刃牙」

いや、むしろ「スターシップ・トゥルーパーズ」
とは言え、人間ドラマ自体は素晴らしくて。役者さんたちは芸達者揃いで本当に良かったんですけど、特にノク・ラン・トラン役のホン・チャウがとても可愛くて、自分の奥さんが重なってしまった…というNO-RO-KE!m9・∀・) ビシッ ラスト、「安全のためにシェルターに入るか、自分を必要としてくれる人の側にいるか」という2択でポールは後者を選んで、ノク・ラン・トランと奉仕活動を続けるワケですが、そりゃそうだよなぁと。人間は誰かに必要とされるからこそ、人間らしく生きられるのではないか。なんて知った風なことを思ってね、ちょっと泣けました。残念ながら「人vs昆虫 or 小動物」は描かれませんが、興味がある人はチェックすると良いザンス。
デジタル版のサントラ。輸入盤
一番好きなアレクサンダー・ペイン監督作はこれですかね。僕の感想はこんな感じ。
「4月23日(月)の『アフター6ジャンクション』に出演します!ヽ(`Д´)ノ」というお知らせ
本日=4月23日(月)、TBSラジオで18時から放送される「アフター6ジャンクション」に出演することになりました。※20時台の「ビヨンド・ザ・カルチャー」のコーナー
なんとなく僕の心境を代弁するドリアンを貼っておきますね(「バキ」より)。
月曜を担当する番組ディレクターの蓑和田裕介さんから電話があったのは、4月12日(木)の夕方のこと。「『アフター6ジャンクション』で『マッスル&フィットネス特集』をやりませんか? (▽∀▽)」というオファーだったので、非常にビックリいたしました。そりゃあ、企画自体は、橋本吉史プロデューサーと番組構成作家の古川耕さんに「何か企画はありませんか?」と聞かれた時、僕がノリノリで提案したものではありましたよ。ただ、社交辞令的に聞かれただけの可能性が高いと感じていたし、しかも番組スタートから1ヵ月以内に呼ばれるなんて、思ってもみなかった。だって、先日発売された「テレビブロス」では、古川さんが「すでに4週間分の企画はほとんど決まってるんです ( ̄ー ̄) ニヤッ」なんて語ってたじゃないのYO!ヽ(´Д`;)ノ
売り切れ続出というこの「テレビブロス」には…。
古川さんと橋本さんの対談が載っていましてね。
「企画はほとんど決まってる」と語っていたのです。
まぁ、冷静にこの発言を分析すれば「企画はほとんど決まってる=“すべて”とは言っていない」ワケでしてね。つーか、この「放送の11日前」という急なタイミングのオファーから考えるに「もともと企画自体は決まっていたものの、何らかの都合でダメになって、急遽、『あ、アイツにするか!(・∀・)』という流れ」なんじゃないかと。広瀬香美さんも「予定は未定、よくある話よね♪ 川`∀´)」と歌っているので、別に古川さんがウソをついたということではない…って、このくだり、どうでも良いですな。
ということで、なんとなく広瀬香美さんの「幸せをつかみたい」を貼っておきますね↓
一応、僕も2016年の夏から、タマフルの本放送に3回、ニコ生に2回、放課後クラウドに2回ほど出演してきたのでね(過去には番組コーナーにも2回出演したし)、それなりには「番組が必要としてくれているんじゃないか」と。「もしかしたら新番組にも“何らかの企画”で呼ばれることがあるかもしれない」と1ミリも思っていなかったと言えばウソになりますわな。とは言え、企画に必要な準備がまったく出来ていなかった上に、ちょうど仕事が忙しくなってきた時期でしてね…(遠い目)。もうね、我ながらこの11日間、自宅にあった「マッスル&フィットネス」を読みつつ食事制限をしながら筋トレをこなして日サロで体を焼いたりと、頑張って用意をしてきました。
これ、全部チェックするのは、結構ハードなのです… (`Δ´;) ヌゥ
ハッキリ言って、僕のような“痛い人類”が新番組の20時台に出演するのは凄まじく不安であって。ガッカリな放送にしてしまうのかもしれない。そしてそのまま死んじゃうのかもしれない。けれども、こういう人生を歩んだ以上、勝算があろうがなかろうが、この局面ではこの手を打つしかないという「盤面この一手」の精神で出演するつもりでございます。だから、このブログを読んでいる方は、できればradikoやTBSラジオクラウドなどで、僕の生命のほとばしりを聴いていただければ幸いです。
ちなみに「盤面この一手」は「グラップラー刃牙」で覚えた言葉だったり。
おしまい (o^-')b キイテネ!
先週の備忘録(2018/4/17~4/23)
火曜日、仕事→日サロ→練馬の「か和もっち」へ
水曜日、ずっと仕事→徹夜
木曜日、映画鑑賞→仕事→映画鑑賞→日サロ→火傷 (ノω・、) イタイ...
金曜日、仕事→午後は娘と過ごす
土曜日、映画を2本鑑賞→献血
日曜日、アトロク出演のための準備に没頭→徹夜
月曜日、仕事→アトロク出演!→元部下にバレた
まず、火曜日は、仕事が終わってから練馬の「か和もっち」にて、スタ・エレさん&はちごろうさん&みやーんさんと飲みましてね。あーだこーだと、タマフルやアトロクや映画の話をしたんですが、みやーんさんに振られて「マッスル&フィットネス特集」の“サワリ”を話せたのは、本放送に向けてのスパーリング的に調整できた感があって、充実した時間になりましたよ。さらに、京都から出張で東京に来ていたブログ読者の中村さん(ジェイソン・ステイサムのファン)が来店して、いろいろとお話できたのも良かったなぁと。ちなみに、この日はダイエット中ということで、酒は1合でとどめて、低カロリーだったり、ヘルシーだったりするものを中心に頼むことで、1日の合計カロリーを2400kcal程度には抑えた…なんて話はどうでも良いですかね。
写真を撮り忘れたんですが、豆腐の鍋も作ってもらったのです ( ̄ー ̄) ニヤッ

水曜日は、仕事から帰宅して「マッスル&フィットネス特集」の準備をしていたら、すっかり朝になってしまったりしてね…(遠い目)。木曜日は、前売り券が使えなくなってしまうので、仕事の合間に「時間回廊の殺人」と「リビング ザ ゲーム」を鑑賞し、夜は3回目の日焼けサロンに行ったんですが…。ちょっと時期が早かったのか、お尻が火傷のような状態になってしまったという愚かすぎる展開 (ノω・、) アタシッテホントバカ ちくしょう、「マッスル&フィットネス特集」に出るのだから、せめて見た目だけでも健康的にしなければと体を焼いてみたら、不健康になったという残念なオチですよ。13日(金)と17日(火)に焼いて、「下地ができた」と思ったんだけどなぁ。日焼けするだけで僕は高く飛べると思ってたのかなぁ…。
「時間回廊の殺人」、ツッコミどころは多いけど、好きなタイプだったり。

「リビング ザ ゲーム」は今年ベストの素晴らしさでした… (ノДT) ウゥ...

そして、日焼け…。人生をこの直前からやり直したい、強い気持ち。

金曜日は、同居しているお義母さんが本格的な引っ越しのために青森に戻ってしまったのと、奥さんがこの日は会社の飲み会があるということで、午後から娘のマナ子(仮名/6歳)と2人で過ごしましてね。夕飯は、娘のリクエストで、前に家族で行った「パンが食べ放題のお店」に行きまして。マナ子ったら、なぜかわからないけど、僕にパンをたくさん食べてほしいらしく、やたらと「パパ、もっと食べて!ヘ(゚∀゚*し」と要求するので、最終的には30個ほど食べたというね(プラス、パスタも食べた…)。小さめのパンなので1個60kcalだとしても、合計1800kclですよ。もうね、この日はチートデイということにして、目をつむった次第。そして夜、どうしても入りたいと主張するから、仕方なく娘と一緒に風呂に浸かったんですが、尻が地獄でしたーー (iДi) イタイヨゥ
このぐらいのパンを30個ほど美味しくいただきました。

なんとなく吉田戦車先生のこの漫画を思い出しましたよ(「伝染るんです。」

土日は、妻子がママ友と遊ぶというので、土曜日は、2回目の「ジュマンジ」と「パシフィック・リム アップライジング」を観てから久しぶりの献血をしたりしてね。日曜日は、1日中、「マッスル&フィットネス特集」の下準備。結局、この日は徹夜するハメになりまして。で、月曜の朝方、こんなアホなツイートをするためにドタバタしてたら、奥さんに見つかりそうになった…ということも書き残しておきましょう(偉そうに)。月曜の番組出演に関しては、radikoやTBSラジオクラウド、番組公式サイトや番組のインスタなどをチェックしていただければと。「僕から見た当日の様子」については後日アップする予定ですが、体重が4キロ減るほどに消耗いたしました… ('A`) ゲッソリ しかも、“最近、宇多丸師匠のファンになった元部下”が放送を聴いて、元上司の僕が「三角絞め」だということがわかったらしく、帰宅したら彼からのメールが届いてて、驚いたんですけれども。「『スパイダーマン:ホームカミング』
2回目の「ジュマンジ」は吹替版。良い出来でしたよ。

「パシフィック・リム アップライジング」は超久しぶりに4DXで鑑賞。僕は好きでしたヨ (´∀`) ウフフ

このビルに入る時がまた来たか… (`Δ´;)

火曜日の朝、体重を量ったら、4キロ減っていたというね。

最後に今週の予定を書いておくと、番組出演のために仕事を疎かにした分、頑張って働くような、やっぱり働かないような、ファジーな心境(社会人失格の文章)。ただ、木曜日は「タマフル・トップ5・生活は踊る・アフター6ジャンクションリスナーオフ会」に足を運ぶつもりだし(名前が長ぇ!)、金曜日は映画駄話会の仲間と練馬の「か和もっち」で飲む予定。さらに、日曜から妻子が青森に行くので、映画を観まくる&ブログを書きまくるぜッ!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォッ!
最後に、今月の推薦曲、つばきファクトリーの「春恋歌」を貼っておきますね↓
以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。
聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(ネタバレ)

原題:The Killing of a Sacred Deer
2017/イギリス、アイルランド 上映時間121分
監督・製作・脚本:ヨルゴス・ランティモス
製作:エド・ギニー
製作総指揮:アンドリュー・ロウ、ダニエル・バトセック、サム・ラベンダー、デビッド・コッシ、ニッキー・ハッティング、アミット・パンディヤ、アン・シーアン、ピーター・ワトソン、マリー=ガブリエル・スチュワート
脚本:エフティミス・フィリップ
撮影:ティミオス・バカタキス
美術:ジェイド・ヒーリー
衣装:ナンシー・スタイナー
編集:ヨルゴス・モブロプサリディス
出演:コリン・ファレル、ニコール・キッドマン、バリー・コーガン、ラフィー・キャシディ、サニー・スリッチ、アリシア・シルバーストーン、ビル・キャンプ
パンフレット:★★★(600円/高橋諭治さんのコラムがわかりやすかった)
(あらすじ)
郊外の豪邸で暮らす心臓外科医スティーブンは、美しい妻や可愛い子どもたちに囲まれ順風満帆な人生を歩んでいるように見えた。しかし謎の少年マーティンを自宅に招き入れたことをきっかけに、子どもたちが突然歩けなくなったり目から血を流したりと、奇妙な出来事が続発する。やがてスティーブンは、容赦ない選択を迫られ……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
ヨルゴス・ランティモス監督については、前作の「ロブスター」
前売り特典は「オリジナルクリアファイル」でした。

劇場にはこんな記事の切り抜きがありましてね。

スクリーン・ジャックの方で、劇場で売っていたカメヤのパンを食べながら観たのです。

ちなみに、シネマカリテには水槽の展示があったりして。

「鹿魚」の異名を持つ「タカノハダイ」を選んだ理由が書かれていましたが、なかなか強引… (`Δ´;) ヌゥ

タカノハダイ、スイスイと泳いでいましたよ。

まず、劇中の時系列を無視しながら適当かつ雑にあらすじを書くと、美しい妻&子ども2人と暮らす心臓外科医のスティーブンは、酒に酔った状態で手術をしたせいで、患者を殺してしまったものの、責任からは上手いこと逃れまして。ただ、負い目を感じていたので、やたらと面会を求めてくる“死んだ患者の息子”マーティンには場当たり的かつ弱腰な親切対応をしてみるも、精神的にジリジリと追い詰められた挙げ句、「自分以外の家族3人は数日後に絶命するけど、1人選んで殺せば他の家族は助かるッス (・∀・) ニヤニヤ」なんて超ハードな呪いをかけられちゃうから、さぁ大変!Σ(°д°;) タイヘーン! で、「あーだ!川`Д´)ノ キィィ!」「こーだ!m9`Д´し ビシッ」「そーだ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」と家族総出で揉めた結果、最終的にはスティーブンが“見えない状態”で銃を発砲→息子が死亡。ラストは、呪いが解けて生き残った家族3人がダイナーでマーティンを見かけるも、なんとなくアンニュイなムードで終わってましたよね、たぶん。
父親のツケを他の家族が支払うハメになるのです。

とりあえず感心したところを書くと、「厭な不条理劇」という形容がこれほどピッタリな作品はないんじゃないかと。“信用できる映画ライター”真魚八重子さんによる「映画秘宝2018年04月号」
奥さんが「旦那の好きなポーズ」をして媚びるシーンの痛々しさとか凄まじいのです。

つーか、ストーリーは真綿で首を絞めるようにじわじわと厭な展開に転がっていくし、映像は登場人物たちを観察しているような冷たい雰囲気にもかかわらず、どこか滑稽なムードが流れているのは、同監督の「籠の中の乙女」
「映画史上もっとも癪に障るスパゲティの喰い方」(by 映画秘宝)を披露するバリー・コーガン。最悪でした(誉め言葉)。

アリシア・シルバーストーンの「どこか切羽詰まってる」ムードも良かったです。

目から血が出る演出って、素敵ですよね (´∀`) ウフフ

ただ、乗れないところを書くと、あまりにも不条理だなぁと。そりゃあ、監督はあえて不条理劇に仕上げているんだから不条理で当然なんだけど、ちょっと不条理すぎて、さすがの僕も不条理に感じた…って、なにこのバカな文章!Σ(°д°;) ヒィ! いや、僕がこの世でトップクラスに嫌いな言葉が「親の因果が子に報う」でしてね。ハッキリ言って、子どもの立場からすれば「ふざけんな ( ゚д゚)、ペッ」って話でしかないじゃないですか(“子どもの人生”を無視した話というか)。つーか、呪いをかける方法があるなら、解く方法だってあるだろうに、主人公が呪術的な方面での探求をしないのもイラッとしたしさぁ(外科医としてのプライドを捨てられなかったということかもしれませんがー)。ちくしょう、本作の不条理っぷりが面白かったのは確かではあるものの、「自分だったらどうしよう?」なんて考えるのは監督の手のひらで踊らされているようで、なんとなく腹が立ってしまって。鑑賞後は「面白いけど、納得できーん!ヽ(`Д´;)ノ」という気持ちに陥った次第。
僕の心境を代弁する相原コージ先生を貼っておきますね(「サルまん」

とは言え、こんな映画もなかなかないと思うので、トータル的には観て良かったです (・∀・) ヨカッタ! 寓話っぽい話や厭な映画が大好きな人は、絶対チェックした方が良いですぞ。おしまい。
デジタル盤のサントラ。輸入盤
ヨルゴス・ランティモス監督の前作。観なくちゃなぁ。
ヨルゴス・ランティモス監督の日本初公開作。僕の感想はこんな感じ。
4月23日(月)、「アフター6ジャンクション」に出演した時のお話
4月23日(月)、TBSラジオで平日の18時から放送されている「アフター6ジャンクション」に出演してきました。
17時ごろに伺いました。
番組ディレクターの蓑和田裕介さんから出演のオファーをいただいたのは、4月12日(木)の夕方のこと。そこからの11日間、自宅にあった「マッスル&フィットネス」を読みつつ食事制限をしながら筋トレをこなして日サロで体を焼いたりと、頑張って用意をしてきた…というのは、前に書いた記事の通り。結局、準備にスゲー時間がかかってしまい、前日は一睡もできなかったものの、そりゃあアドレナリンが放出されまくっていて、眠いどころかビンビン状態ですよ[※要出典・どこが?]。
肌が弱いのに、急に体を焼いたせいでお尻が火傷状態になった…なんて悲しい出来事もありました。
17時にTBSに入ったら、なんとすでに宇多丸師匠がいらっしゃっていて。18時台に出演するジェナンクションさんとの“HIP-HOPへの情熱がほとばしる&インテリジェンスが溢れる打ち合わせ”を横で聞いていると、自分のトークスキルの拙さを思い知らされる上に、20時台から披露する「マッスル&フィットネス特集」が非常に愚かなものに思えてきて、胸が痛い!(´Д`;) アァン しかも、月曜日レギュラーのスーパー・ササダンゴ・マシン選手がいらっしゃっていて(以下、ササダンゴ選手)。僕は「マッスル1」からほぼすべての「マッスル」の興行を追いかけていた程度のファンではあったということで(たぶん観に行ってないのは「マッスル3」だけ)、果てしない憧れ、そして正直なところ、このブログを始めてからは全然プロレスを追えなくなってしまったことへの気まずさが入り交じって(汗)、呼吸をするのもキツいレベルの緊張ですよ。なんて言うんですかね、橋本吉史プロデューサーとササダンゴ選手がなんとなく“話に混ぜてくれるムード”を構築してくれたりしたんですけど、死にそうだったので自ら離脱したほど…って、我ながら何を書いているのかサッパリですな ┐(´ー`)┌ シネヨ
局内にはポスターが貼ってありましたよ。
つーか、今回でラジオの生放送に出演するのは4回目ということで、さぞ慣れたかと思われるでしょうけど、全然そんなことなくて。もうね、待機中にジェナンクションさん(いい人)やササダンゴ選手(いい人)が話しかけてくれたりするものの、僕は自分で用意した原稿をずーーーーーーーーーーーーーーーっと見ながら「どの段取りで資料を繰り出すか」のシャドー出演を脳内で延々と繰り返しているだけという塩対応ですよ。で、20時を迎えて、出演したワケですが…。その時の様子は、radikoやTBSラジオクラウド、番組公式サイトや番組のインスタなどをチェックしていただければと。
こちらの動画もTBSが収益化したみたいですが、できればradikoで聴いてみて!
正直な気持ちを書きます。放送終了直後は、正中線四連突きを決めた直後の愚地克巳のような顔で「勝ったッッ (;`∀´)」と思いましたよ(微笑)。この日はスタジオに入った途端、「今回も終わりませんね ( ´_ゝ`) ププッ」と、会う人、会う人、言いました。だがしかし、今回はバーミリオン星域会戦でラインハルトが駆使した戦術を用意していたのです ( ̄ー ̄) ニヤッ 要は、ラインハルトが幾層もの防衛線を配置したように、僕も防衛線(a.k.a.ネタ)をたくさん用意しつつも、状況によってはそれをぶつけずにそのまま敵艦隊(a.k.a.宇多丸師匠)を本陣(まとめ)まで導けるよう、「進行ごとに、雑誌に付けるふせんの色を変える」なんてK.U.F.U.をしつつ、11日間、練習してきたワケですよ(「それ、トークの基本じゃね?(゚Д゚)」なんて思った人は優しく見守って!)。
スタジオには雑誌28冊と、コピーしたインタビューや企画記事などを持ち込んだものの、使ったのは一部。
イメージはこんな感じ…って、伝わりますかね(「銀河英雄伝説」より)。
だから結局、持ち込んだ資料の1/4も使わなかったけれども、見事時間内に特集を終えられたということで、我ながら成長したなぁと自画自賛! (`∀´) オホホホホホ とは言え、とにかく精神力が消耗して、翌朝、体重を量ってみたら4キロも減っていたからビックリですよ。機動隊に入った時、新隊員訓練ではまったく痩せなかったのに、隊に配属された途端、10キロ痩せたことを思い出したりもしてね…(しみじみ)。そして、radikoのタイムフリー機能を使って、自分が出た放送を聴いてみれば、僕は無念の涙を流しました。
翌朝、体重が4キロ減るほど消耗したのです。
タイムフリーで放送を聴いている僕はこの岩本虎眼先生のようでしたよ…(「シグルイ」より)。
全然できてなかったーー ('A`) キモいオッサンがワケのわからぬことをしっかりした説明もなく興奮しながら話していて、宇多丸師匠と熊崎風斗アナの見事な受け身&フォローがあったからこそ、何とか成立したレベル。つーか、冒頭の脱線話がなければ、もっと「マッスル&フィットネス」の魅力について話せただろうに…。このブログを読んでくれていたりする人(=母のように優しい目線の人々)はまだ受け入れてくれるかもしれませんが、僕を知らない人は「なんだこりゃ ( ゚д゚)、ペッ」って感じだったのではないだろうか。僕ができたのは「時間内で終わらせたこと」だけで、あとは何もできてなかった。何もできてなかったのです…。
つーか、50セント特集号なども本当は紹介する予定だったんだよなぁ…。
だがしかし、「完璧より前進」(by ロバート・マッコール)が僕のモットーということでね、落ち込まずに日々生きて行こうと思います。また出演のチャンスをもらえるならば、次こそ頑張りますYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン! ちなみに、最後にササダンゴ選手の素敵な話を書いておくと、隣りでパワーポイントによるプレゼンが見られたのが最高だった…というのはもちろんのこと。インスタの写真では服を着ていますが、出番前は普通に“たくましい上腕が見える姿”だったのです。ただ、たぶん貧弱な僕と一緒に映ると、ササダンゴ選手のゴツさの方が目立ってしまうため、僕という存在を盛り上げるために、あえて上腕を隠したんじゃないかと。それに気付いた時、僕はマスクの下で涙を流したのでしたーー (ノДT) イイヒトダナー
三代目タマフル・ミステリーメンのユーフォニア・ノビリッシマさんからぬいぐるみ付き電報をいただきました (´∀`=) アリガトウゴザイマス
かぶった後は、ファブリーズをして陰干しをするのでした。
おしまい。
劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!(ネタバレ)

2018/日本 上映時間70分
監督:坂本浩一
脚本:根元歳三
脚本協力:安達寛高
監修:大岡新一
チーフプロデューサー:北浦嗣巳
プロデューサー:鶴田幸伸
撮影:新井毅
照明:武山弘道
録音:藤丸和徳
美術:木場太郎
編集:矢船陽介
アクションコーディネート:寺井大介
VFX:三輪智章
音楽:川井憲次
主題歌:May J.
キャスティング:空閑由美子、島田和正
出演:濱田龍臣、山本千尋、長谷川眞優、小澤雄太、本仮屋ユイカ、宍戸開、ジャッキーちゃん、青柳尊哉、石黒英雄
声の出演:小西克幸、三森すずこ、潘めぐみ、浅沼晋太郎、宮野真守、緑川光、神谷浩史、関智一、入野自由、田中秀幸、池田昌子、西岡徳馬
パンフレット:★★★☆(620円/薄めで子ども向けだけど、情報量は意外と多めという、いつもの仕様)
(あらすじ)
知的生命体の住む星を破壊していく巨大人工頭脳ギルバリスが地球に接近し、ギルバリスの秘密を握るジャグラス・ジャグラーを追って、ギャラクトロン軍団が地球にやってくる。ウルトラマンジード=朝倉リクは、ジャグラーからギルバリスが探している「赤い鋼」の手がかりが沖縄にあると聞き、沖縄へ向かう。そこで出会った女性アイルは、リクがウルトラマンであることを見抜き、重大な使命を託そうとするが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
昨年7月から12月まで放送された「ウルトラマンジード」
4番スクリーン、結構埋まっていたような。1Fロビーにはスゲー展示がありましたよ。

一応、前売り券&前売り特典のソフビ(有料)と、入場者特典を貼っておきますね。

お話を乱暴に書くと、何万年も前に惑星クシアに住むクシア人に作られて暴走した人口頭脳ギルバリスが地球に攻め込んできましてね(「知的生命体を不要と判断して抹殺する」という「人工知能あるある」な感じ)。ヒーローとしての自信がない朝倉リク(a.k.a.ウルトラマンジード)だったものの、クシア人比嘉愛琉やクレナイガイ(a.k.a.ウルトラマンオーブ)に励まされたりしつつ、そのライバルであるジャグラスジャグラーや、帰って来たウルトラマンゼロと一緒に共闘! 最強武器「ギガファイナライザー」
この4人の活躍が観たかったけど、まぁ、無理か。

とは言え、僕も大人ですよ(つーか、45歳のオッサン)。近年のウルトラ映画の傾向を考えればこうなることは予想済みであり、低予算だなんだといった点をしっかり踏まえた“優しい心”で観れば、十分面白かったなぁと。クレナイガイとジャグラスジャグラーに久しぶりに会えたのはうれしかったし(リクに対して「敬語を使うor使わない」ネタには笑った)、ギャラクトロンMK2と戦う際の長回しショットとかカッコ良かったし、ジードの最強形態「ウルティメイトファイナル」のデザインは超好みだったし、トータルすると「まぁまぁ良かった!(°∀°)b ワルクナイ」という着地でございます。ただ、東映が「仮面ライダーアマゾンズ」
これを映画にしてくれたら最高だよなぁ。
おしまい。
テレビシリーズのBlu-rayボックス。坂本監督のインタビューを読むと、スゲーほしくなる (`Δ´;) ヌゥ
昨年のウルトラ映画。僕の感想はこんな感じ。
去年の冬、きみと別れ(ネタバレ)
去年の冬、きみと別れ
2018/日本 上映時間118分
監督:瀧本智行
原作:中村文則
脚本:大石哲也
製作総指揮:高橋雅美
製作:池田宏之、森広貴、見城徹、井上肇、大村英治、山本浩、竹増貞信、吉川英作、荒波修、宮崎伸夫、久保田修
エグゼクティブプロデューサー:加藤良治
ラインプロデューサー:大西洋志
撮影監督:河津太郎
美術:磯田典宏
録音:高野泰雄
照明:小林仁
装飾:酒井拓麿
衣装:高橋さやか
ヘアメイク:細倉明日歌
VFXプロデューサー:道木伸隆
編集:高橋信之
音楽:上野耕路
主題歌:m-flo
スクリプター:北濱優佳
助監督:李相國
制作担当:曽根晋
出演:岩田剛典、山本美月、斎藤工、浅見れいな、土村芳、北村一輝
パンフレット:★★★★(820円/ネタバレ全開の作りは大好き!)
(あらすじ)
婚約者との結婚を間近に控えた新進気鋭のルポライター耶雲恭介は、盲目の美女が巻き込まれた不可解な焼死事件と、容疑者の天才写真家・木原坂雄大について調べはじめる。しかし真相を追ううちに、いつしか抜け出すことのできない深みに飲み込まれていく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※この映画は、ネタバレを知らない方が絶対面白いので、未見の方は読んじゃダメ絶対!m9`Д´) ビシッ
※今回の記事は、スゲー面白いと評判の原作小説のネタバレにも触れているので、未読の人は読まない方が良いんじゃないかしらん。
「ハイロー」のコブラ役は大好きではあるものの、戦わない岩田剛典さんには興味がないため、あまり観るつもりはなかったんですけれども。愛聴していたラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」のリスナーカプセルに選ばれちゃいまして。昨年までは課題作品だけ鑑賞していたんですが、今年からはリスナーカプセルに選ばれた映画も観ることにしたので、4月1日(日)、妻子がママ友と遊びに行った隙を突いて、TOHOシネマズ新宿にて、ファーストデーサービスを利用して鑑賞しました(その後、「レッド・スパロー」をハシゴ)。スゲー面白かったです!(*゚∀゚)=3 ムッハー もう本作の劇場公開はすっかり終わっているので(汗)、二番館での上映やソフトのリリースが始まったら即観てほしいほどなのです。
6番スクリーン、満席でしたよ。
あらすじを乱暴に書いておくと、新進気鋭のルポライター耶雲恭介(岩田剛典)が、盲目の女性・亜希子(土村芳)を焼死させた疑惑がある写真家・木原坂雄大(斎藤工)について調べるうちに、婚約者の百合子(山本美月)を雄大に焼き殺されてしまって超ショック…と見せかけて! 実は、耶雲の正体は中園という編集者で、百合子は婚約者ではなくて自殺サイトで勧誘した協力者でしてね。焼死した亜希子は彼の元恋人であり、彼女を拉致・監禁・殺害した雄大の姉・木原坂朱里(浅見れいな)、共犯の編集者・小林(北村一輝)、そして雄大の3人に、予算を贅沢に使った復讐プランを企てた…ってな調子(編集者なので、今回の復讐プランをわざわざ本にして、小林と雄大にもれなくプレゼントしたりする)。2度目に焼き殺されたのは朱里で、百合子は中園からお金をもらって高飛びしまして。最後は、亜希子との思い出の海辺で「去年の冬、君と別れ、僕は化け物になることを決めたーー (´・ω・`)」なんてモノローグが流れて終わってた気がしたーー(なんだこれ)。
心が壊れて、化け物になってしまった人のお話だったというね。
なんとなく僕の気持ちを代弁した加藤清澄の画像を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。
いや、正直なところ、先の展開は読めたというか、「どうせ焼き殺されたのは姉だろうな」ぐらいは思いましたよ(微笑)。だって、「観た人全員、ダマされるーー」なんて言われたらこっちも身構えて観るし、登場人物が少ない分、展開も限られるワケで。それと、ごめんなさい、リアリティ面では相当厳しい話だなぁと(主人公の思惑通りに事が運びすぎ…って、ミステリーは全体的にそういう傾向がありますがー)。ただ、役者さんたちの演技力や、「第二章」から始まるユニークな構成、やたらと手間をかけた復讐プランの全貌、そしてタイトルの意味などにやられちゃった感じ (ノ∀`) ワタシマケマシタワ 瀧本智行監督、見直しましたよ。映画仲間のオカジニアさんの話によると、原作小説は叙述トリックを上手く使っていて(僕は未読)、映画はそこら辺を上手に脚色しているんだとか。それを聞いて頭に浮かんだのは「ハサミ男」で、本作とは全然違ったというか、原作小説
は面白かったのに映画
は微妙だったなぁ…なんて書きながらも、どんな内容だったかサッパリ思い出せないというね。人は年とともに記憶が失われていくのですな…。まぁ、何はともあれ、もう1度観たいくらい面白かったです。それと、本作にはライムスターのMummy-Dさんが出演されているんですが、僕はライブで観ている印象があまりにも強いため、どうしても「知り合いが演技している」目線が拭えなかった…なんてことも書き残しておきましょう。
唐突ですが、ライムスターの「Future Is Born feat. mabanua」を貼っておきますね↓ 「ダンサブル」収録だよ!
おしまい。
中村文則先生による原作小説。かなり評判が良いですな。
岩田剛典さんのビジュアルブックが出てました。
2018年5月公開で観たいと思っている映画の覚え書き
※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。
5/4〜5
アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル ①
名もなき野良犬の輪舞 ②
ホース・ソルジャー △
劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season1 覚醒 △
サバービコン 仮面を被った街 △
ラプラスの魔女 △
5/11〜12
孤狼の血 ③
ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた ④
ミッドナイト・サン タイヨウのうた ⑤
モリーズ・ゲーム ⑥
MIFUNE: THE LAST SAMURAI ⑦
レザーフェイス 悪魔のいけにえ △
ラジオ・コバニ △
私はあなたのニグロではない △
フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 △
劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season2 輪廻 △
ラスト・ホールド! △
蝶の眠り △
枝葉のこと △
5/18〜19
ランペイジ 巨獣大乱闘 ⑧
イカリエ-XB1〈デジタル・リマスター版〉 ⑨
仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判 ⑩
GODZILLA 決戦機動増殖都市 ⑪
ダリダ~あまい囁き~ ⑫
ピーターラビット ⑬
モリのいる場所 ⑭
サムライと愚か者 オリンパス事件の全貌 ○
のみとり侍 ○
29歳問題 △
5/25〜26
犬ヶ島 ⑮
ゲティ家の身代金 ⑯
妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII ⑰
友罪 ⑱
海を駆ける ○
ファントム・スレッド △
軍中楽園 △
ガチ星 △
ゼニガタ △
いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち △
現時点で新作映画を75本観てしまっていて、「新作映画は年間120本まで」という掟を守るためには鑑賞ペースを一気に落とさなくてはならないんですけれども。先月ほどのビッグタイトルはないものの、今月は絶対観たい映画が18本もあるのだからまいっちんぐ(古の表現)。まず、企画を聞いた時はあまり食指が動かなかったんですが、先日、練馬の「か和もっち」で映画仲間の話を聴いていたら、一気に観たくなったのが「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」ですよ。ポスターのマーゴット・ロビーのふてぶてしさが素敵ということでね、公開後、少し落ち着いた時期に観ようかなぁと。
「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」の予告編↓ どうなんですかね。
あと、洋画では、現在は「何をやっても面白い」という確変状態に突入中のドウェイン“ロック様”ジョンソン主演作「ランペイジ 巨獣大乱闘」は見逃せませんな ( ̄ー ̄) ニヤッ ラストは「大怪獣モノ」
「名もなき野良犬の輪舞」の予告編↓ これは面白そうじゃありませんか!
邦画では、そりゃあ、ずっとamazonビデオで観てきた「仮面ライダーアマゾンズ」の完結編「仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判」は観るつもりですが、しかし。予告編を観る限り、ちょっと不安だったりします… (・ω・;) ウーン それと、白石和彌監督による警察vsヤクザの暴力ムービー「孤狼の血」には絶賛期待中。同監督の前作「サニー 32」はあまり合わなかったんですけど(汗)、「日本で一番悪い奴ら」
現在、買ってある5月公開作の前売り券はこんな感じ。

「仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判」の予告編↓ 大丈夫かしら…。
結局、観に行けない確率が高い名画座系では、キネカ大森で5/05(土)~5/11(金)の「殺人者の記憶法」
2018年3月に観たDVD等の覚え書き
※今回の記事は、「大アマゾンの半魚人」、「サファリ」
、「北の零年」
、「映画 それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星」
、「あなたとのキスまでの距離」
、「北のカナリアたち」
のネタバレに触れているので、気をつけて!
例によってまたまた月末になっちゃいましたが(汗)、毎月の恒例として「3月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓
<1本目>
大アマゾンの半魚人
(あらすじ)
有名な地理学者カール・マイアはアマゾン河沿岸のジャングル地帯で指に水かきのある化石化した手を発見、知らせをうけてデイヴィド・リード博士(リチャード・カールソン)、マーク・ウィリアムス博士、研究助手でリードの許婚ケイ(ジュリア・アダムス)などは探検隊をつくって現地に赴いた。一行が近くの“黒い入江”を調査中、古代の遺物を思わせる半人半魚のギル・マンが網にかかり、大暴れして爪を残して逃げ去った。怪しい生物の存在が明らかになったので、一行は更に調査をつづけ、水かげから突如現れたギル・マンをリードが写真に撮そうとしたが、ウィリアムがを功をあせってもりを射ったため失敗におわった。傷をうけたギル・マンは怒って乗組員の1人を殺したので、リードは甲板上に水槽をつくり、木の根からとった毒薬を湖中に流してギル・マンを捕えようとした。ギル・マンは船をおそってケイを抱き、水に入ろうとするところを毒が回って捕らえられ、水槽に入れられた。しかし、毒がさめると物凄い力で水槽を破壊して逃げてしまった。リードは、これ以上の危険をさけるため調査打切を提唱した。船がアマゾン河本流に合するせまい入口に来たとき、流れに横たわった樹木が邪魔になって通れなくなっていた。樹を除く作業はギル・マンの妨害にあい、更にケイが奪われた。水中に後を追ったリードは一行の助けをえて岩棚の上で気を失っているケイを助け出すことができた。傷ついたギル・マンは水中深く去って行った。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
70点
ギレルモ・デル・トロ監督の「シェイプ・オブ・ウォーター」を観る前に、元ネタをチェックしておきたくて、思い切ってBlu-rayを購入。ササッと鑑賞したんですが、それなりに楽しかったです (´∀`=) ホッコリ なんて言うんですかね、そりゃあ1954年製作という超古い映画ですけど、昔ながらの工夫した特撮が素敵だなぁと。その後、ソフトに収録されていたメイキングも観ましたが、「今も愛されている作品」って感じがして、実にホッコリいたしました。
半魚人が泳ぐ女性に憧れるシーンを観ると…。
デル・トロ監督がキスさせてあげたかったのが、なんとなくわかりましたよ ( ;∀;) イイキスダナー
<2本目>
サファリ
(あらすじ)
一人の少女が、アメリカ大使館に持ち込んだビデオカメラ。そこには、消息を絶った旅行者たちのサファリツアーの一部始終が記録されていた……。南アフリカ・クルーガー国立公園のサファリツアーに参加したアメリカ人観光客のひとり、ザック(ロッキー・マイヤーズ)は旅の思い出にビデオカメラを回し始める。広大なサバンナでは数多くの野生動物が生息し、それらを間近で目撃する一行だったが、ライオンだけが姿を現さなかった。苛立ちを隠せない彼らは、ツアーガイドの勧めで地図には載っていないライオンが絶対に姿を現すという猟場に向かうため、通常の経路を外れ奥地へと向かう。だが乗車していたトラックが故障のため立ち往生し、帰り道もわからず逃げる術もなくなってしまう。ライオン、ヒョウ、ハイエナ、毒ヘビ……。血と肉に餓えた野生動物を前にもはや人間たちは為す術なし。楽しいはずの観光は一転、地獄のサファリツアーへと変貌する……。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
40点
トロフィーハンティングの実態を撮影したドキュメンタリー「サファリ」を観る前に、同タイトルの本作を押さえておきたくなって、amazonプライムビデオでレンタル視聴しました。拍子抜けしましたヨ (・ε・) ウーン いわゆるPOVなモキュメンタリーであって、「アフリカのサファリツアーに参加したら、ガイドが死んで大変なことに… (´Д`;) イヤーン」というアイディアは超愉快なんですけど、野生動物が襲撃してくるシーンが少ない上に、暗かったりブレブレだったりして、ジャケット
ほど面白くなかった…という感想(つーか、ジャケットのビジュアルが一番面白い!)。最後は、唯一生き残った少女がカメラを大使館に届けて終わってましたが、ごめんなさい、「だから何?(゚Д゚)」感が拭えなかったです。
<3本目>
北の零年
(あらすじ)
明治3年。庚午事変により、明治政府から北海道移住を命ぜられた淡路の稲田家主従546名。半月に及ぶ船旅の末、静内へと上陸した先遣隊は、家老・堀部賀兵衛と家臣・小松原英明を中心に、未開の地に自分たちの国を作るべく理想と希望に燃えていた。だが、様々な困難が彼らの前に立ちはだかる。稲はなかなか育たず、第二次移住団を乗せた船は難破、更に廃藩置県によって彼らの土地が明治政府の管轄となってしまったのだ。絶望の中、英明たちは自ら髷を落とし、新政府には頼らない道を選択。そして、英明は妻・志乃と娘・多恵を残し、静内でも育つ稲を求めて札幌の農園へと旅立った。ところが、半年以上が経っても英明は帰らず、人々は深刻な食糧不足に見舞われる。志乃に対する風当たりも冷たい。しかし、夫を信じる彼女は、アイヌと共に暮らす謎の男・アシリカや牧畜指導者のダンらに助けられ、危機を乗り越えていくのだった。5年後、志乃と多恵はダンのアドヴァイスを受けて牧場を経営。かつての家臣たちは、詐欺紛いの手口で権力を手にした元商人の戸長・倉蔵の下、政府の役人となっていた。そんなある日、英明が開拓使の役人として戦の為の馬の徴用にやって来る。5年前、札幌に辿り着いたものの病に倒れた彼は、命を救ってくれた人と再婚し、今は三原と名乗って新しい生活を送っていたのだ。動揺を禁じえない志乃は、しかし英明の立場を思い、馬を差し出す決意をする。とその時、人々が英明の行く手を阻み、箱館戦争の残党であったアシリカこと高津政之が馬を放った。折しも、イナゴの大群の襲来で稲が全滅。この上、馬を召し上げられては生きる術を失ってしまう。農民たちの命懸けの抵抗だ。果たして、その気迫に押された英明は撤退を余儀なくされ、志乃たちは再び希望を胸に自分たちの国作りに挑むのだった。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
60点
吉永小百合さん最新主演作「北の桜守」が「“北の三部作”最終章」ということで、第一部にあたる本作も押さえておこうと思いましてね。amazonプライムビデオ
<4本目>
映画 それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星
(あらすじ)
流れ星を降らせることが大好きでおてんばなキララ(スザンヌ)と、心優しく星を見守るキラリ(マーガリン)は双子の星の妖精。ある日、2人はケンカしたはずみで地上に落下してしまう。湖のほとりに落ちたところを、アンパンマン(戸田恵子)に助けられるキララ。同じ頃、ヒヤリ城ではドクターヒヤリがロボット“だだんだん”に心を与えてより強化するための実験を行っていた。だがそこへ謎の光が落下。“ジャイアントだだんだん”を操る黒い星の子ギラリが現れる。一方、キララとキラリがいなくなった星空では、世界のすべてを滅ぼす力を持つデビルスターが強大化し、周りの星を攻撃し始める。アンパンマンは夜空の星を守るために、デビルスターに戦いを挑む。(以上、Movie Walkerより)
予告編がなかったので、プレビュー動画を貼っておきますね↓
70点
娘のマナ子(仮名/6歳)と2人で過ごした3月下旬某日、彼女のリクエストでレンタル屋で借りて、一緒に観ました。とても良い映画でしたヨ… ( ;∀;) イイエイガダナー 劇場版ゲストキャラのキララがお転婆でトラブルを起こすも改心したりとか、心を持ったジャイアントだだんだんが「アイアン・ジャイアント」
スターライトアンパンチを放つ姿、最高でした… (ノД`) アァン

<5本目>
あなたとのキスまでの距離
(あらすじ)
ニューヨーク郊外の緑豊かな街ウエスチェスター。高校の音楽教師キース(ガイ・ピアース)は、妻メーガン(エイミー・ライアン)や高校生の娘ローレン(マッケンジー・デイビス)と平穏な毎日を送っていたが、その一方でプロのチェロ奏者になる夢をいまだに諦めきれずにいた。そんなある日、一家はロンドンから交換留学生としてやって来た18歳の少女ソフィー(フェリシティ・ジョーンズ)を預かることに。ソフィーには類希なピアノの才能があったが、ある理由からピアノを弾かなくなっていた。キースはどこか陰のある彼女に次第にひかれていく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
昨年3月に発売された三宅隆太監督の著作「これ、なんで劇場公開しなかったんですか?:スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方」
なんて言うんですかね、女子高生に1ミリも興味がないかと言えばウソになる気がしないでもありませんが(汗)、自分が45歳のオッサンになってみれば、「子どもにしか見えない」というのが実情じゃありませんか。だから、いくら主人公の「妻に理解してもらえない… (´・ω・`)」的な状況を“理解してくれる人”だったとしても、あんな短期間で家庭を捨てるレベルまで10代の女性に惹かれるなんて話は絵空事に見えたというか、ハッキリ言って、「バカなの?(゚Д゚)」と。最後は「駆け落ちしようとする→娘が事故に遭う→家庭を選ぶ」というオチであり、「そりゃそうだろ」程度にしか思わなかったんですが、しかし!
本に書かれていた三宅隆太監督の解説が超タメになったというか、目からウロコがボロボロと落ちたので、カラッと揚げてみたら良い酒の肴になったほど(雑なウソ)。“「未精算の過去に囚われたままの人生と折り合いを付けるためには、新たな選択と行動を起こす必要がある。そうすれば抱えてきた夢との距離感が相対化され、仮に<当初思い描いていた夢>を、そのままの形では実現できなかったとしても、自らを認めることができたり、納得した人生を送ることが可能になるはずだ」という普遍的なメッセージを描いた作品”という「ロッキー」
ここまで読んだ方の気持ちを代弁するジェイソン・ステイサムを貼っておきますね(「ブリッツ」

<6本目>
北のカナリアたち
(あらすじ)
夫・川島行夫(柴田恭兵)と共に北海道の離島にやってきた小学校教師、はる(吉永小百合)が受け持つことになったのは6人の生徒たち、鈴木信人(小笠原弘晃)、戸田真奈美(渡辺真帆)、生島直樹(相良飛鷹)、安藤結花(飯田汐音)、藤本七重(佐藤純美音)、松田勇(菊池銀河)だった。彼らの歌の才能に気付いたはるは、合唱を通してその心を明るく照らしていく。「先生が来るまで学校がつまらなかった」とこぼしていた子供たちの顔にも笑顔が溢れるようになり、大自然に響き渡るその歌声は島の人々の心も優しく包み込んでいった。そんな時、担当した事件が原因で心に傷を抱えた警察官・阿部(仲村トオル)が島へやってくる。人知れず悩みを持っていたはるは、陰のある阿部と自分を重ねるかのように心動かされていく。ある夏の日、生徒たちと行ったバーベキューで、悲しい事故が一同を襲う。子供たちは心に深い傷を負い、はるは心配する父(里見浩太朗)を一人置いて、追われるように島を出ることになる。だが、島を離れた後も心に残るのは6人の生徒たちのことだった……。20年後、東京で図書館司書として暮らすはるに生徒の一人が起こした事件の知らせが届く。その真相を知るため、はるは6人の生徒たち(森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平)との再会を心に決め、北へ向かう。久しぶりに再会した彼らの口から語られるのは、20年間言えずにいた想いだった。それぞれが抱えていた後悔が大きな傷となり、今も心に残っていることを知ったはる。そして自身もまた、心に閉じ込めていた想いを6人に明かすのだった……。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
]
60点
吉永小百合さん最新主演作「北の桜守」が「“北の三部作”最終章」ということで、第二部にあたる本作も押さえておこうと思いましてね。amazonプライムビデオ
なんと子役たちの歌の動画がありました。上手いですな〜(小並感)。
そんなワケで、3月に観た映画は6本ですが、「コレを観て!(o^-')b」と熱心にオススメしたい作品はなかったような。ただ、「シェイプ・オブ・ウォーター」が好きな人は「大アマゾンの半魚人」
ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2D・字幕版)(ネタバレ)
ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2D・字幕版)
原題:Valerian and the City of a Thousand Planets
2017/フランス 上映時間137分
監督・脚本:リュック・ベッソン
製作:ビルジニー・ベッソン=シラ
製作総指揮:マーク・ガオ、グレゴリー・ウェノン、JC・チェン
原作:ピエール・クリスタン、ジャン=クロード・メジエール
撮影:ティエリー・アルボガスト
美術:ユーグ・ティサンディエ
衣装:オリビエ・ベリオ
音楽:アレクサンドル・デスプラ
視覚効果監修:スコット・ストクダイク
出演:デイン・デハーン、カーラ・デルビーニュ、クライブ・オーウェン、リアーナ、イーサン・ホーク、ハービー・ハンコック、クリス・ウー、ジョン・グッドマン、サム・スプリエル、ルトガー・ハウアー
パンフレット:★★★★(720円/コラム3本はタメになるし、キャラやメカ紹介ページがあって、イイ!)
(あらすじ)
西暦2740年。銀河をパトロールする連邦捜査官のバレリアンとローレリーヌは、あらゆる種族が共存する「千の惑星の都市」として銀河にその名を知られるアルファ宇宙ステーションを訪れる。しかしその深部には宇宙を揺るがす邪悪な陰謀や、歴史から抹殺されようとしていたある秘密が隠されていた。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※本作の感想については、そーす太郎さんの記事とか読むと良いんじゃないかしらん。
僕的にリュック・ベッソン監督は「作品は絶対観る!」というほど好きなワケではないけれど、決して嫌いにはなれないタイプでして。彼が16歳からずっと温めていた物語「フィフス・エレメント」を観て以来、彼の中学生マインドには好感を持っているのです。だから、同じ“ベッソン印のSF”繋がりで、本作のことが気になってしまったので、前売り券を購入。TOHOシネマズ新宿にて、「クソ野郎と美しき世界」を観てからハシゴ鑑賞いたしました。「ベッソンったら! (´∀`=) ンモウ!」と思ったり。
前売り特典はオリジナル・トートバッグでした。
12番スクリーン、半分ぐらいは入っていたような。
もうね、冒頭の“「スペイス・オディティ」が流れる中での握手シーン”が100点の素晴らしさで、ハートを掴まれちゃって。さまざまな異星人が出てくるド派手な世界観の中で繰り広げられるヴァレリアンとローレリーヌの冒険は、童心に帰って楽しめましたヨ (o^-')b イイネ! 僕的にはキャスティングも超良くて、ローレリーヌ役のカーラ・デルビーニュの勝ち気な雰囲気も素敵でしたが、なんと言っても“男らしいムード”のデイン・デハーンがたまらなくて。「内気で調子に乗ったらしっぺ返しを食って闇堕ちする」みたいな印象が強かったので、ホッとしたというか。小学生のころはいじめられていた甥っ子が、中学生になったら体育会系の部活に入ってたくましく成長していた気分…って、伝わりますかね。
デインくん、いつの間にかたくましくなってて、おじさん、安心したぞ(唐突な親族気取り)。
あと、「フィフス・エレメント」の歌姫シーンっぽいこの場面も楽しかったです。
一応、オチを書いておくと、惑星ミュールを滅ぼしたことを隠蔽していたフィリット司令官(クライヴ・オーウェン)の悪事がバレて、アルファ宇宙ステーションに潜んでいたパール人は無事脱出して、ヴァレリアンとローレリーヌが「大切なのは愛なんだ ( ´∀`)(´∀`し スキスキ!」とイチャイチャして終わってましたよ、確か。その他、「出番が終わったら次々と退場させられる大物たち(イーサン・ホークとか)」なんてことは置いとくとして。パンフによると、ベッソン監督は10歳のころから原作漫画を読んでいたそうで。好きだった作品を大金をかけて映像化する姿勢には感心するし、「フィフス・エレメント」と同じ「愛」というオチにも好感が持てるし、もうベッソン監督には脱帽というか。僕もつい揶揄しがちだけど、中学生マインド、大切にしたいですな。おしまい。
原作漫画。解説によると「スター・ウォーズ」にも影響を与えたそうな (゚⊿゚) ヘー
2枚組のサントラ。デジタル盤もあります。