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映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱(ネタバレ)

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※今回の記事は、本作や「クレヨンしんちゃん」が好きな人は確実に不快になると思うので、読まない方が良いです。




映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱



2018/日本 上映時間104分
監督:高橋渉
原作:臼井儀人
脚本:うえのきみこ
主題歌・劇中歌:ももいろクローバーZ
声の出演:矢島晶子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみ、潘めぐみ、水島裕、置鮎龍太郎、真殿光昭、勝杏里、廣田行生、関根勤、みやぞん、あらぽん、百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れに
パンフレット:★★★(620円/プニプニ拳の記事自体は好きだし、そうしたかった気持ちはわからないでもないけど、やはり袋とじにする必要はないのでは)
(あらすじ)
マサオの誘いで伝説のカンフー「ぷにぷに拳」を習うことになった、しんのすけたちカスカベ防衛隊は、カンフー娘の玉蘭(タマ・ラン)とともに修行に励む。その頃、春日部にある中華街「アイヤータウン」では、「ブラックパンダラーメン」なる謎のラーメンが大流行。それは、一度食べると病みつきになり、凶暴化してしまうという恐ろしいラーメンだった。突然のラーメンパニックに対し、街の平和を守るためカスカベ防衛隊が立ち上がる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




30点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。

ごめんなさい、「クレヨンしんちゃん」については基本的に「あまり興味がない」というスタンスでして。映画版も有名なのを2本とムービーウォッチメン絡みで1本観ただけで、「もう45歳の僕が観るような作品ではあるまいよ」と、積極的には足を運ばない姿勢だったんですけれども。今回の劇場版は大好きな「ラーメン」と「カンフー」が題材になっていた上に、ちょうど“劇場と一体化する試練”バルト9ともタイミングが合ったので、急遽鑑賞することに決定。5月1日=ファーストデー割引を使用して、バルト9の4本目として、ポップコーンBOX入りのキャラメルポップコーンを摂取しながら観たんですが、少なからず落胆いたしました (´・ω・`) ウーン ちなみに監督は「ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん」の高橋渉さんでございます。


シアター1、1/3くらいの客入りだったような。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁する烈海王を貼っておきますね(「バキ」より)。
少なからず落胆を


“太極拳の愉快バージョン”って感じの「ぷにぷに拳」とか、食べると中毒になる「ブラックパンダラーメン」ブラックカレーオマージュですかね)とか、そこら辺は普通に楽しめたんですよ。あと、ぷにぷに拳奥義「ぷにぷに真掌」を身につけたゲストキャラ玉蘭が「ブラックパンダラーメン」総帥ドン・パンパンを倒すと、“暴走した正義”と化す展開も、このご時勢を反映しているようで非常に面白いと思いました。ただ、正直なところ、大嫌いなところが多くてね…(遠い目)。終盤、敵と戦うことに怯えたマサオが「僕たちは子どもなんだよ?」みたいなことを言いだすのが、マジうぜぇ。お前、そこら辺の園児とは比べものにならないぐらいの経験を積んできたくせに「今さら!?Σ(゚д゚;)」と。スゲー取って付けた感があって、心が一気にクールダウンしましたよ。その後、「ブラックパンダラーメンの中毒性は、時間が経てば消滅する」てなことを達観ヅラのマサオが語るくだりもムカつくというか。そりゃあそうかも知れないけどさ、暴れる中毒者が大量発生しているのに、「なにいってんだバカ」としか思えなくないですか? なんて言うんですかね、それをいかにも「良いことを言いました演出」で見せるから、イライライライライライライライラいたしました。つーか、マサオったら「地道にコツコツが一番なのさ」なんて言ってましたけど、じゃあ、この劇場版が終わってもお前はぷにぷに拳を地道にコツコツと続けろよな…なんて僕の文章を読んでもらえばわかる通り、45歳の大人だからと言って心が広いワケではないのですーー。


マサオが知った風な口を叩いた時、僕はミルコ・クロコップのような気持ちになりましたよ。
三角絞めでつかまえて-ミルコ


一応、ラストの展開を書いておくと、みんなでジェンカを踊る「ジェンカ拳」を編み出したことで、玉蘭も元の雰囲気に戻りまして。彼女が旅立って終わってたと思うんですが、ジェンカは「拳」じゃねぇよ…って、大人げなくてごめんなさい!(*ノ▽ノ) キャッ その他、思ったことを書くと、「カンフーの奥義が自ら体得するものではなく、飲み物で得られる特殊能力だったのは好きじゃない」とか「他人の傘を盗む奴や、満員電車でわざと屁をする奴は“悪”なので、脳を破壊してもOK!」とか「ぷにぷにの“柔”で剛の攻撃を受け流すような、『マスター・オブ・リアル・カンフー 大地無限』のクライマックスみたいなバトルが観られるかと思ってた」とか「ラーメンかカンフーのどちらかにテーマを絞った方が良かったのでは…」とか「“カンフー=愛”みたいなのって本当に嫌い」とかとかとか。まぁ、つい期待しすぎたのもあったんでしょうけど、僕は後半の展開がスゲー合わなかったし、もう「クレしん」の劇場版は観に行かないと思います。おしまい。




コミック版。ノベライズもあります。



ももクロが歌う主題歌CDを貼っておきますね。









レディ・プレイヤー1(2D・字幕版、4DX・吹替版)(ネタバレ)

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レディ・プレイヤー1(2D・字幕版、4DX・吹替版)



原題:Ready Player One
2018/アメリカ 上映時間140分
監督・製作:スティーブン・スピルバーグ
製作:ドナルド・デ・ライン、クリスティ・マコスコ・クリーガー、ダン・ファラー
製作総指揮:アダム・ソムナー、ダニエル・ルピ、クリス・デファリア、ブルース・バーマン
原作:アーネスト・クライン
脚本:ザック・ペン、アーネスト・クライン
撮影:ヤヌス・カミンスキー
美術:アダム・ストックハウゼン
衣装:カシア・ワリッカ=メイモン
編集:マイケル・カーン、サラ・ブロシャー
音楽:アラン・シルベストリ
視覚効果監修:ロジャー・ガイエット、グレイディ・コファー
出演:タイ・シェリダン、オリビア・クック、ベン・メンデルソーン、リナ・ウェイス、サイモン・ペッグ、マーク・ライランス、フィリップ・チャオ、森崎ウィン、T・J・ミラー、ハナ・ジョン=カーメン、ラルフ・アイネソン、スーザン・リンチ、パーディタ・ウィークス
声の出演(吹替版):KENN、坂本真綾、楠大典、斉藤貴美子、佐藤せつじ、山寺宏一、後藤哲夫、小林由美子、松岡禎丞、茅野愛衣、玄田哲章、高島雅羅、よのひかり
パンフレット:★★★★(820円/トリビアが詰まっているのはうれしいけど、原作の小ネタ解説が多めなのは微妙なところ)
(あらすじ)
貧富の格差が激化し、多くの人々が荒廃した街に暮らす2045年。世界中の人々がアクセスするVRの世界「OASIS(オアシス)」に入り、理想の人生を楽しむことが若者たちの唯一の希望だった。そんなある日、オアシスの開発によって巨万の富を築いた大富豪のジェームズ・ハリデーが死去し、オアシスの隠された3つの謎を解明した者に、莫大な遺産とオアシスの運営権を明け渡すというメッセージが発信される。それ以降、世界中の人々が謎解きに躍起になり、17歳の孤独な青年ウェイドもそれに参加していた。そしてある時、謎めいた美女アルテミスと出会ったウェイドは、1つ目の謎を解き明かすことに成功。一躍オアシスの有名人となるが、ハリデーの遺産を狙う巨大企業IOI社の魔の手が迫り……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※本作については、町山智浩さんの「たまむすび」での紹介記事や、宇多丸師匠のムービーウォッチメンでの見事な時評高橋ヨシキさんのCrazy Culture Guide Vol.97とVol.98(有料)、小野寺系さんの記事などを読めば十分だし、本作のいわゆる「イースターエッグ」に関してはWikipediaをチェックすれば良さそうです。
※今回の記事は、スティーブン・スピルバーグ監督が好きな人は不快な気持ちになる怖れがあるので、気をつけて!
※今回の記事は、なかなか面倒くさい文章が書かれているので、そういうのが苦手な人は読まないで!
※今回の記事は、「マトリックス」トリロジーのネタバレに触れているので、できれば観てから読んで!


毎月愛読している映画雑誌「映画秘宝」でもかなり前から特集が組まれていたし、そりゃあ観る気マンマンでしてね。ちょうどムービーウォッチメンの課題映画になったのもあって(感想を放送前にアップするのは失敗しましたが…)、5月1日=ファーストデー割引を使用して、“劇場と一体化する試練”バルト9の5本目として、鶏の唐揚げプレスサンドを摂取しながら2D・字幕版を鑑賞。その2日後、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、4DX・吹替版を観てきました。「大好物だけど、乗れないような、でも大好物… (・ω・;) ウーン」という複雑な気持ちになりましたよ。


シアター2、結構混雑してたような。


祝日ということもあって、4DXは満席。吹替版、違和感なく楽しめました。



一応、お話を書いておくと、舞台は2045年のアメリカでして。現実があんまりすぎるので、多くの人がフィットネスクラブVRの世界「OASIS(オアシス)」に入り浸っていて、低所得者向け住居に住む17歳の少年ウェイドもパーシヴァルとして遊びまくるエブリデイ。「オアシスを開発して大富豪になったジェームズ・ハリデーが5年前に死亡→彼が死の間際に隠した3つの鍵を揃えてイースターエッグを見つけた人は56兆円の遺産とオアシスの運営権がもらえる!」ということで、「イースターエッグを探すもの=ガンター(発音はサウンドマーケット「ハンター」風に)」として探索していたら、パーシヴァルったらレースゲームを逆走することで5年間も見つけられていなかった「銅の鍵」の入手に成功! 一躍、有名人になるのです ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ!


オタクのコミュ症大富豪ハリデーがオアシスに莫大な遺産を遺したので…。


主人公ウェイドは、こんな感じでオアシスにドップリ浸かっているというね。



で、有名かつ美人のガンター・アルテミスとの距離が縮まったので、呑気に本名を告げたりしていたら! ハリデーの遺産を手に入れるためならなりふり構わない「勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」主義の巨大企業IOI社に家と叔母を爆破される→現実世界で殺されそうになったから、さぁ大変!Σ(゚д゚;) タイヘーン! IOI社へのレジスタンス活動をしていたアルテミス(本名:サマンサ)の仲間に救われたので、親友のエイチや、優等生的なトップガンターのダイトウ&ショウトウと手を組んで、イースターエッグの解明に力を入れて、「シャイニング」の世界を疑似体験する→「翡翠の鍵」をゲットだぜ!(o^-')b ヤッタネ!


現実世界で家を爆破されちゃうなんて、たまったもんじゃありませんな。



3つ目の「水晶の鍵」の入手方法が「惑星ドゥームのアノラック城でATARIのゲームをやること(何のゲームかは不明)」だと判明すると、IOI社に雇用されたプレイヤーたち=シクサーズが城を占拠するとともに、内部からじゃないと解除できない究極のバリア「オジュヴォックスの天球」を発動させまして。さらには、サマンサが現実世界で拉致されたので、みんなの力を合わせて救出してみれば、サマンサったらIOI社にいることを利用して「天球」を解除→IOI社に不満を持つガンター軍団vsシクサーズの戦争がスタートだッ!ヽ(`Д´)ノ ブッコロス! シクサーズの親玉ソレントがメカゴジラに乗って大暴れすれば、エイチはアイアン・ジャイアントで、ダイトウはガンダムで対抗しましてね。あーだこーだあって、ソレントが全員死亡するアイテム「カタクリスト」を発動して全員死亡するも、ウェイドだけがハリデー記念館で案内人から25セントコインをもらっていた→それがエクストラ・ライフだったので復活して、世界で初めてイースターエッグを仕込んだゲーム「アドベンチャー」でイースターエッグを発見することで「水晶の鍵」を手に入れるというね。


2045年版メカゴジラ(not 機龍)が登場→「ガンダムで行く」シーンを貼っておきますね↓




現実世界では、ゲームをやっているウェイドを仲間たちがIOI社&ソレントの襲撃から守ってくれる中、ゲーム内のパーシヴァルは「契約書を出されるも、サインしちゃダメ」という最後の罠を乗り越えて。光輝くイースターエッグを渡されると、莫大な遺産やらオアシスを終わらせる権利やらをゲットして、ついでにその様子を現実世界で目撃したソレントがちょっと感動しちゃったところを逮捕されたりして、めでたしめでたし。ハリデーとケンカ別れした親友兼ビジネスパートナーで、実はハリデー記念館の案内人としてプレイヤーを助けていたオタクが好きな映画にはアホみたいに出ている人たらし野郎サイモン・ペグ(ちくしょう、でも僕も好き)オグが弁護士などを用意してくれましてね。偉大な魔法使いアノラック=ハリデーに「おせちも」「ゲームも良いけど、現実もね」と伝えられたパーシヴァル=ウェイドは、手に入れた遺産を仲間たちと5等分するとともに、火・木はオアシスを休業することにして、サマンサとイチャついて終わるのでしたーー (`∀´)(´∀`し イチャイチャ


大体こんな感じで終わってましたよ、たぶん(思い入れのない文章)。



まぁ、いろいろな人が感じたことでしょうけど、「スピルバーグ印の“男の子”映画」だと思いました、良くも悪くも。良いところで言うと、映画やアニメ、特撮、ゲームなどのキャラが出てきたり、オマージュ的なシーンがあったり、80年代の音楽などが流れたりするのは、そりゃあ楽しかったです。で、本作は「そのキャラを知らないとわからない特殊能力」などを発動するシーンがあまりないので(そういう場面があっても、これ見よがしではなく処理されていたような)、オタク的な知識がなくても「まぁ、こういうキャラがいるんだろうな〜」といった感じで、「知らないこと」は気にならずに「派手さ」だけを堪能できる作りになっているあたり、「さすがはオタクマインドを持つメジャー監督よ… (`Δ´;) ヌゥ」と感心いたしました。

脚本もよくまとめているなぁと。鑑賞後に原作小説を読んだんですが、かなり脚色されていて(詳細はこちらの記事をどうぞ)。もちろん、僕だって「5年間も『レースゲームの逆走』に気付かないなんて… ( ´_ゝ`) プッ」と思うところはありますよ。でも、上下巻ある長さにオタク趣味がこれでもかと詰め込まれていて、映像化が大変そうなことこの上ないあの原作小説の映画化作品としては100点に近いクオリティなんじゃないかと。「スタックパーク」(トレーラーハウスを積み重ねた危険な住居)のビジュアルは新しいディストピア描写だったし、レースや戦闘シーンの数々は映画ならではの迫力だったし、原作にあった「ムービーシンク」(映画の登場人物になりきって、登場人物と同じように台詞を言うゲーム)を「シャイニング」の世界を探索するという改変で表現したのも最高だったし(あの世界をVRで遊びたい映画ファンは多いのでは)、ソレントをVR世界に置いたまま現実世界に戻ったと騙すオリジナル展開もありそうだと思ったし…。何よりも最後、クズ野郎のソレントがイースターエッグに胸を打たれてしまう場面は、まさに映画的なカタルシスであって。脚本には原作者も関わっているんですが、「お見事!m9`Д´) ビシッ」としか言いようがなかったですね。


このディストピア描写は原作にもあるんですが、ビジュアルで見ると酷さがより伝わりますな。


原作に出てくる「ブレードランナー」が権利関係でダメだったので「シャイニング」になったとか。



スゲー感動したのが、森崎ウィンさん演じるダイトウの「オレはガンダムで行く」発言。本作を観て思ったのが、いろんなキャラが出てくるのはうれしいけど(特に「モータルコンバット」のゴローの体からチェストバスターが出てくるシーンが100点!※リンク先、どちらもグロ注意!)、意外とどうでも良いというか。所詮は「誰かが操っているゲームキャラ」なので、それなりに愉快ではあるものの、例えばスポーンが出てきたから何よ? (・ε・) ナニヨ」感もあるワケですよ。でも、クライマックスでダイトウが使う「好きな巨大ロボに変身できるガントレット」に関しては「レアアイテムな上に3分間しか使えない」ため、ガンターたちを蹂躙するメカゴジラに対して、彼のスキルをフルに発揮できる巨大ロボを熟考した末にチョイスした感があって。ゲーマー人生のすべてを「わずか3分のガンダム」に載せたワケでね…(だからこそ「ガンダムで行く」なんだと思う)。あの日本語の台詞はハートに直撃! 地獄拳であり、原作ではウルトラマンが登場するのを権利関係の問題でああなったみたいですけど(原作ではエイチがガンダム、ショウトウがライディーンで戦って、パーシヴァルがウルトラマンでトドメを刺す)、それでも僕にとっては永遠に忘れない名場面&名台詞として胸に刻まれた次第。


このシーン、最高でしたよ… ( ;∀;) イイシーンダナー




ただ、「悪くも」的な部分を書くと、2ヵ所ほどイラッとしたところがあって。まず、これは原作小説もそういうところがあるんですが、現実世界でウェイドとサマンサが初めて会うシーンが好きになれなくて。もうね、ウェイドの「顔のアザを気にするとでも?」の台詞があまりに“自分は受け入れられている前提”でカチンと来たというか、僕的にはサマンサに「顔のアザをお前が気にしないからといって、私が『ありがとう、好き好き!ヘ(゚∀゚*し ダイテ!』なんて反応をするとでも?」と返してほしかったほど。「なんでテメェがジャッジしてんだよ」と、気持ち悪くて仕方なかったです。せめてあの台詞を言わなければなぁ…。つくづく残念であり、悪い意味で「“男の子”映画」だと思ったり。


サマンサのコンプレックスを利用した感じもあって、どうにも好きになれないシーンでした。



もう1つがラスト。「ネットでの冒険話」に恋愛要素を入れると、どうしても「ネットで知り合った人とリアルで会った時に失望するかどうか問題」という深く冷たい万里の河の渡り方が大変になるので、絶対入れない方が良かったと思うんですよ(ギレルモ・デル・トロ監督なら“寸止め”で終わらせたのでは)。でも、そうなると原作者&スピルバーグの共通認識だと思われる「ゲームも良いけど、現実もね」的なメッセージが入らないのでね、恋愛要素も残したんでしょうな。僕だって、初めて彼女が出来た時は(19歳)、中学からのテーブルトークRPG仲間(僕よりもはるかにオタク濃度濃い目、脂多め、麺硬め)にもその素晴らしさを経験してもらいたいと思って、何度か合コンを開いたこともありますから、その気持ちはスゲーわかる。そりゃあ、“いろいろなものに夢中だけど生産性のない人たち”を見たら、“成功したオタクの大人”の立場的には「戦わなきゃ、現実と」なんて言いたくなるでしょうよ。

ただ、それってほとばしるほどに「大きなお世話」なんじゃないかと。なんて言うんですかね、自分好みの居酒屋を見つけて上機嫌で飲んでいたのに、トイレに行ったら壁に「親父の小言」が貼ってあった感じ。いや、僕だって妻子がいることで人生が救われているけれども、文化の多様化が進む現在、恋愛だって1つの文化でしかなくて。そりゃあ、子を生み育てるのだって大事ですが、僕たち人間が文明を発達させた末に少子化に至るなら、それって別に間違ってないんじゃないですかね。僕的には“ゲームに人生を賭けた勇気ある人々”のノンフィクション「リビング ザ ゲーム」を観たばかりというのもあって、ごめんなさい、スゲー説教臭く感じたというか。「マトリックス レボリューションズ」の「革命」とはほど遠い「折衷案ラスト」を観た気分というか、「ゲームもほどほどに」なんて現実的かつ大人な着地じゃなくて、「そんな未来があるなんて!」的な、もっと新しい“何か”に期待してた。例えば「脳に直接装置を繋いで、羊水を溜めたようなポッドに入って、ずっと仮想空間の中で生活する(電力はその人間の生体電気で補う)」とか…って、モロに「マトリックス」じゃねーか!Σ(゚д゚;) パクリ


ラストの展開、原作者&監督に対して、ブチャラティのように思った人も少なくないのでは(「ジョジョ第5部」より)。


こんな未来も意外とアリかも…というダメ人間の文章(「マトリックス」より)。



ちなみに「『マトリックス』じゃねーか!」は、贅沢ホリデイズ「節子」風に読んでいただけると幸いです。




閑話休DiE!ヽ(`Д´)ノ その他、「ソレントがパスワードを貼っておいたシーン、僕も気をつけなくちゃ…」とか「IOI社があそこまで巨大だと警察権力も通用しなそう」とか「ラスト、ハリデーは自分を電脳化してしまったからこそ、もう戻れない現実の大切さをウェイドに伝えたかったのかな…という高橋ヨシキさんのPA-KU-RI!m9・∀・) ビシッ」といったことは置いとくとして。この感想文のほとんどは、前述した町山さんや宇多丸師匠などの批評からパクってインスパイアされて書いているワケですが(苦笑)、高橋ヨシキさんがメルマガで提唱されていたコバヤシマルテスト(チートしなければクリアできない課題)ではないか?」説が非常に面白くて。確かに原作小説でもオグが直接助けていたりするし、映画のエクストラ・ライフの渡し方はちょっと贔屓感があるもんなぁ(原作では自分で入手する)。とは言え、そうでもしないとIOI社には勝てそうにないし、そもそもオタクが遺産を遺すならオタクに継いでほしいのでノー問題。ううむ、僕はどのジャンルでもオタクを名乗れるほどの熱量はありませんけど(汗)、家で使っているポットは「とく子さん」だったりと、得をすることが何よりも大好きなのでね、練馬の「か和もっち」などで「マッスル&フィットネス」について語っていたら、たまたま店に来ていたアラブの富豪が感心して大金をくれたりしないものかーー。こんな冗長で残念な文章は、お好きですか?(お好きですか?)苦手ですか?(苦手ですか?)


こんな風に贔屓されたいものです(志の低い文章)。



な〜んて、例によって駄文をダラダラと垂れ流しちゃいましたが、上記の通りに嫌いなところはあるものの、基本的には大好物でございました (・∀・) オイシー オタク要素がない人でも普通に楽しめるエンタメ映画だと思うので、興味がある方は劇場へどうぞ。さて、最後に驚くほど面倒くさいことを書きますけど、実はこの感想文には、蛇、象、虎の“3つの鍵”が隠されていましてね。その3つが指し示す1つのキーワードを僕と会った時に告げた方には、まぁ、大抵は飲み屋になりそうなので(苦笑)、「そのキーワードのもの」か、飲み物を1杯奢りますよ…なんて、心底どうでも良い謎を残して、この感想を終えたいと思います ( ゚д゚) ナニコノオチ




アーネスト・クラインによる原作小説。下巻もあります。テーブルトークRPGが出てくるので、実はこっちの方が好き。



国内盤サントラ。デジタル盤もあります。



正直、ほしいのはソング盤の方なんですが、なんと「Jump」は入ってない様子。デジタル盤もあります。



映画のメイキング本。レビューを読むと、ガンダムの絵などは載ってないそうなので注意!



アーネスト・クラインが脚本を書いた映画。僕の感想はこんな感じ



アーネスト・クラインとザック・ペンによるドキュメンタリー。今度観る予定でございます。




いぬやしき(ネタバレ)

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いぬやしき



2018/日本 上映時間127分
監督:佐藤信介
原作:奥浩哉
脚本:橋本裕志
製作:石原隆、市川南、吉羽治
エグゼクティブプロデューサー:臼井裕詞
プロデューサー:梶本圭、甘木モリオ
撮影監督:河津太郎
美術監督:斎藤岩男
録音:横野一氏工
照明:小林仁
装飾:石上淳一
衣装:宮本まさ江
ヘアメイク:本田真理子
犬屋敷特殊メイクデザイン・特殊造型:藤原カクセイ
編集:今井剛
音楽:やまだ豊
主題歌:MAN WITH A MISSION
助監督:李相國
スクリプター:田口良子
ラインプロデューサー:宿崎恵造
アソシエイトプロデューサー:片山怜子
CGプロデューサー:豊嶋勇作、鈴木伸広
VFXスーパーバイザー:神谷誠、土井淳
ポスプロプロデューサー:大屋哲男
VFXプロデューサー:道木伸隆
DIプロデューサー:齋藤精二
コンセプトデザイン:田島光二
アクションコーディネーター:下村勇二
製作担当:菱川直樹
出演:木梨憲武、佐藤健、本郷奏多、二階堂ふみ、三吉彩花、福崎那由他、濱田マリ、斉藤由貴、伊勢谷友介
パンフレット:★★☆(720円/新宿MAPは良いけど、邦画のパンフにしては全体的に薄いような…)
(あらすじ)
会社や家族から疎外されている、定年を目前に控えた初老のサラリーマン・犬屋敷壱郎(木梨憲武)。医者から末期がんによる余命宣告を受け、虚無感に襲われた犬屋敷は謎の事故に巻き込まれ、機械の体に生まれ変わる。犬屋敷と同じ事故に遭った高校生の獅子神皓(佐藤健)も犬屋敷と同様に人間を超越した力を手に入れていた。自分に背く人々を傷つけるためにその力を行使する獅子神。獅子神によって傷つけられた人たちを救うためにその力を使う犬屋敷。強大な力を手に入れた2人の男たちのそれぞれの思いが激しく交錯していく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。

まだ連載中だったころ、奥浩哉先生の原作漫画をチラッと立ち読みしてみたら、ヤクザの事務所で大暴れする様子が最高だったので、実写版の本作も「2018年に絶対観たい新作映画10本」の1本に選ぶほど楽しみにしてまして。今年4月に入って、いそいそと原作漫画を全巻買って読破してみれば、案の定、驚くほどの面白さだったので、さらに期待値が上がりそうだったところ! 映画のポスターのデザインやキャッチコピーがイマイチだったことで平常心を取り戻した…という失礼な文章。で、5月1日=ファーストデー割引を使用して、“劇場と一体化する試練”バルト9の6本目として、新宿三丁目プレスサンドのハムとスクランブルエッグ「CAFÉ OASE」で摂取してから鑑賞いたしました。まぁ、楽しかったザンス (・∀・) ワルクナイ ちなみに監督は「アイアムアヒーロー」が素晴らしかった佐藤信介さんで、アクションコーディネーターは大好きな下村勇二さんだったり。


シアター1、公開してすぐの割には、あまり入ってなかったような…。



原作と比較しながら内容をザッと書くと、原作の「ホームレスを襲うガキどもへの制裁」とか「ヤクザとのバトル」といった僕が大好きだったエピソードはザッと削られて、ロボ化した犬屋敷壱郎ったらすぐ病人を助けることに能力を使い始める&チョッコーとの訓練に時間が割かれましてね。むしろロボ化した獅子神皓が暴走していく様子に重点を置いていて、クライマックスは犬屋敷vs獅子神をド派手に展開。地球に隕石が衝突するくだりは省いて、犬屋敷側は「娘だけが父親の正体を知っている状態で日常が続くムード」であり、獅子神の方は片腕を失った状態でチョッコーの部屋に訪れる→立ち去って終わってましたよ。正直、原作通りの犬屋敷壱郎の大活躍が観たかった僕的には不満を感じたものの、「全10巻の原作をどう映画化するか」を考えた場合、「あれしかなかった」感も強いという複雑な男心。それ以外でも「犬のはな子との出会い」とか「スポーツドリンクで獅子神を機能不全に追い込む」とか「チョッコーが獅子神を思いやるラスト」といった改編要素は悪くなかったし、キャスティングの時点ではどうかと思った木梨憲武さんの演技も良かったし、佐藤健さんもカッコ良かったし、VFXやアクションだって予想以上に頑張っててビックリしたし、匿名掲示板に書き込む人たちの露悪的な描き方&ざまぁすぎる殺され方は笑ったし、斉藤由貴さん演じる獅子神の母親がバッシングされるシーンはあの時の記者会見を観ているようで涙が出たし(偶然にしてはタイミングが良すぎるキャスティング)、決して満足はしてないんですが、微妙に文句がつけにくい出来でもあったというね。


製作サイド的には「奇策を用いて烈海王と対戦した後の寂海王」のような気分だったろうし…。
三角絞めでつかまえて-あれしかなかった...

鑑賞後の僕は「そんな寂海王を慰めるモハメド・アライJR.」的な心境だった…って、どうでもいいね(以上、「バキ」より)。
三角絞めでつかまえて-あれでよかった...


なんとなく斉藤由貴さんの「MAY」を貼っておきますね↓ 頑張って!




その他、思ったことを適当に書くと、「もっとグロ要素があると良かったのに」とか「新宿の街並みが映って楽しかった」とか「獅子神に娘を殺されそうになって『やめてくれ〜』と懇願するシーンが長くてイラッとした」とか「パンフを読んだら伊勢谷友介さんが『老人Z』を引き合いに出されていて、ボンヤリと『CYBORGじいちゃんG』を思い出してシンミリした」とかとかとか。物足りなさはあったけど、アクションもかなり頑張ってたし、トータル的には楽しかったです (・∀・) ワルクナイ ハッキリ言って、続きが非常に作りやすそうな終わり方であり、僕的にもぜひ「ヤクザとのバトル」が間違いなく描かれるであろう続編が観たかったんですが、どうやらコケたみたいでしてね…。物事とは思うようにいかないもの、ですな(知った風な口調で)。




奥浩哉先生による超面白かった100点の原作漫画。アニメ版も観ようかなぁ。



サントラを貼っておきますね。主題歌は別売りでございます。








となりの怪物くん(ネタバレ)

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となりの怪物くん



2018/日本 上映時間105分
監督:月川翔
原作:ろびこ
脚本:金子ありさ
製作:市川南
共同製作:村田嘉邦、吉羽治、弓矢政法、山本浩、渡辺章仁、水野道訓、荒波修、吉川英作
エグゼクティブプロデューサー:山内章弘
企画・プロデュース:臼井央、春名慶
プロデューサー:神戸明、馬場千晃
ラインプロデューサー:阿久根裕行
撮影:鍋島淳裕
照明:かげつよし
録音:久野貴司
美術:古積弘二
編集:瀧田隆一
音楽:林ゆうき
主題歌:西野カナ
音楽プロデューサー:北原京子
助監督:牧野将
プロダクション統括:佐藤毅
製作担当:濱崎林太郎
出演:菅田将暉、土屋太鳳、古川雄輝、山田裕貴、池田エライザ、浜辺美波、佐野岳、佐野史郎、速水もこみち
パンフレット:★★★★(720円/ノート型デザインが可愛くて、情報量も多めな良いパンフ)
(あらすじ)
イケメンで天才だが予測不能な行動で周囲から怖がられる超問題児の春(菅田将暉)と、冷静かつ淡白なガリ勉の雫(土屋太鳳)。お互い友達が1人もいない2人は高校入学直後に隣の席になり、不登校の春の自宅に雫がプリントを届けに行ったことで知り合う。それ以来、春は雫にすっかり懐いてしまい、はじめは無関心だった雫も、春の純粋さに触れるうちに少しずつ惹かれていく。やがて2人の周囲には夏目(池田エライザ)、大島(浜辺美波)、ササヤン(佐野岳)ら個性豊かな友達が増え、春のライバルであるヤマケン(山田裕貴)の登場によって三角関係まで勃発する。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。

まぁ、「ちはやふる」とかは最終作まで付き合って観ちゃいましたけど(汗)、基本的には「人気少女漫画原作の青春映画」なんて1ミリも興味はなくて。当然ながらスルー予定だったのに、“劇場と一体化する試練”バルト9を実行する際にタイミングが合ったので、急遽観ることにしましてね。5月1日=ファーストデー割引を使用して、バルト9の7本目として、フィッシュ&チップスと水を摂取しながら鑑賞いたしました。意外と愉快でしたヨ (´∀`=) ウフフ 撮ったのは、昨年は「君の膵臓をたべたい」が高評価されていた(僕は未見)月川翔監督だそうな。


シアター5、それなりに人が入っていたんじゃないかな。



どんな話なのかまったく知らなかったので、映画開始早々、菅田将暉さん演じる吉田春の「高所から飛び降りる→乗用車に背中から着地→細身なのに人智を超えた力で人間を次々と投げ飛ばす」という登場シーンで冷や汗が流れまして。シカモ、優れているのは身体能力&戦闘力だけでなく、たいして勉強もしてなさそうなのに成績はトップだわ、凄まじく素直で正義感も強い性格だわ、政治家の息子で実家は金持ちだわと、確かに「怪物」の名に恥じぬ男だからビックリですよ。で、「春のおかげで他人と関わるようになる→友だちが増えて勉強一辺倒だった雫が人間的に成長して行く」だけでなく、春を通じて「恵まれているように見える人間だって、悩みはある」ということも描かれる感じ。土屋太鳳さん演じる雫は、自分の娘の高校3年間を観ているようで涙が出たし(「お母さん、私、好きな人ができたよ」の台詞には号泣!)、そんな彼女に犬のように懐く菅田将暉さんもまた愛らしくてね…(しみじみ)。全体的には微笑ましく観られました。一応、ラストの展開を書いておくと、雫が春に厳しいことを言ったら失踪するも、高校の卒業式の日にバッティングセンター(a.k.a.自宅)に戻って来て、「おかえり、ハル」「ただいま、シズク」ってな調子でジャンピングキス!川`3´)(`ε´) チュー! その後、手作り結婚式を実施すると、エンドクレジットでは「登場人物のその後」が描かれたりしてましたよね、たぶん。


春は、多人数相手のケンカでも余裕で勝てる戦闘力の上に頭脳明晰な金持ちという超ハイスペックでして。


僕は思わず藤木源之助気分になった…という、どうでもいいシグルイ



比較するのは申し訳ないんですが、同じ日に観た「ママレード・ボーイ」と比べると撮影がスゲー良かったし、物語も面白かったし、キャラクターも魅力的だったんですけれども。主人公以外のキャラは描ききれていない印象で、どうしても“主人公以外の人たち”にしか見えなかったし、エピソードを詰め込んだ感がしちゃったなぁと。それと、そりゃあ「怪物」にだって悩みはあるんでしょうが、失踪していた場所だって「メキシコ湾」とカッコ良かったりしてさ、ううむ、なんて言うんですかね、「やっぱりお前、スゲー恵まれてるじゃん」って思っちゃった…という身もフタもなく心が狭いアタシ (ノω・、) ゴメンナサイ 何はともあれ、前に宇多丸師匠が「溺れるナイフ」評で「犬キャラ」と見事な分析をしていましたが、本作はまさに“犬っぽい菅田将暉さん”が堪能できる愉快な映画なので、ファンは必見じゃないかしらん。




ろびこ先生による原作漫画。アニメ化もされてるのね (゚⊿゚) ヘー



デジタル盤のサントラ。その他、フォトブックノベライズも出ております。








先週の備忘録(2018/5/22~5/28)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、仕事→映画鑑賞→接待
水曜日、仕事→映画鑑賞→元部下と飲み
木曜日、仕事→映画鑑賞→接待
金曜日、仕事
土曜日、娘の運動会
日曜日、娘と過ごす
月曜日、娘と過ごす



火曜日は、仕事をしてから夕方は映画を観て、そこから仕事関係の友人と飲み会。まぁ、楽しかったです。水曜日も仕事→夕方から映画を観て、その後は元部下の好青年Mくんと飲み会。アメコミ&アメコミ映画好きということで、「サノスにちなんだ店にします!(`・ω・´) キリッ」なんて言っていたので、どこで飲むのかと思ったら、歌舞伎町の「虎の子」。「19時までに入店すれば料理が半額になる」というあたりがサノスっぽいそうなんですが、その“無駄なこだわり”に感心いたしました。職場関係では、彼が「僕がこのブログを書いていることに初めて気付いた人」ということで、もし他の人に話したら家族皆殺しということは念を押しておきましたよ(確実に通報される文章)。仕事の話やアメコミの話など、終電ぐらいまで多岐にわたってダラダラと話せて、とても癒されたというね。


火曜日は、4回目の「パシフィック・リム アップライジング」を鑑賞。


水曜日は、「フロリダ・プロジェクト」を観ましたよ。



木曜日も仕事をして、夕方から映画を観て、軽く接待をして。22時ごろに帰宅したら、奥さんがまだ起きていたので、「奥さんは頭が良くて、真面目で頑張っていて、僕は本当に尊敬してるし、結婚して幸せだよ (´∀`) ホントヨ」などと褒めまくってみれば、彼女も「アタシもにいにいがいてくれて幸せ… (ノω・、し」なんて好反応が返ってきてね(僕は奥さんに「にいにい」と呼ばれております…というNO-RO-KE!m9・∀・) ビシッ。お互いにあーでもないこーでもないとベタベタに褒め合ったんですが…。奥さんから娘のマナ子(6歳/仮名)の話を聞いてビックリ! なんと学校のことで悩んでいるというのです!Σ(゚д゚;) ナンデスト!


木曜日に観たのは、5回目の「パシフィック・リム アップライジング」


こんな愚地独歩的な気分で、奥さんとベタベタに褒め合ってみたというね(「刃牙道」より)。



僕ら家族は2月に新しい土地に引っ越したので、マナ子は小学校に“昔からの友人”が一人もいない状態になっていたんですよ。でも、小学1年生なら友だちなんて2秒でできそうなもの…とまったく心配していなかったんですが、しかし。休み時間、マナ子が遊んでいる同級生たちに「仲間にいれて〜 (´∀`し」と言うと、拒否されてしまうんだとか。その瞬間、高橋優さんの歌声が脳内で流れるとともに、同級生たちに対して「殺すか…」と苛烈な殺意が湧き上がったワケですけど、よくよく考えればまだ子ども。責任は親にあるということで、Excelで奴らの処刑リストの作成を開始した…ってのは、もちろん冗談ダヨ (o^-')b シンジナイデ!

この日の夫婦会議では、とりあえずは「仕方のないこと」であり、来週もまだ悩んでいるようだったら先生に相談してみよう…という着地だったものの、マナ子の胸のうちを思うと、涙が止まらなくてなかなか眠れなかったし、同じクラスのガキどもへ沸々と湧き上がる殺意(しつこい文章)。いや、このぐらいのバーベルは自分で挙げられるようにならないと、生きていくための筋肉は育たないワケで。だから、早々に介入はできないけど、せめて他の部分で彼女の心を支えようと思って、金曜日は仕事を早く切り上げて娘とおままごとをして過ごしましてね。で、土曜日は運動会だったんですが、集団の中にいる彼女を見ている限り、ハブられたりしている様子はなくて、少し安心したりして。ただ、マナ子は白組=最終的には赤組が勝って残念そうだったので、ちくしょう、赤組のリレー選手たちを襲撃しておけば良かった…なんて発想をしてしまった僕は、ちょっと疲れているのかもしれませんな… (´・ω・`) 日曜日もできるだけ彼女の要望に応えて、運動会の振替休日となった月曜日も仕事を休んで、1日ずっとマナ子と遊んだ次第。


木曜日は、こんなモハメド・アライ・Jr.状態でしたよ… (ノω・、) カワイソウ



もしこのブログで書いたようなことで逮捕されたら、「映画の影響でやった。今は反省している」と供述する予定(迷惑な映画ファン)。




って、やたらと「娘想い」的な文章を書いていますが(苦笑)、今週は観たい映画や前売り券を購入した作品が次々と上映終了になりそうなのでね、気分を切り替えて、仕事もせずに映画を観まくる予定(いろいろと失格な文章)。特に6月1日は、ちくしょう、本当は映画駄話会に参加したり、「セレベスト贅祝祭(ラグジュアリー・カルナバル)」に行きたかったりしたんですが、どうしても横浜ニューテアトルのラスト上映「ヨコハマメリー」を観に行かねばならぬのでした。あと、恥ずかしながら(汗)、今さらルミネエスト新宿にて「刃牙カフェ」がやっていることを知ったので、ううむ、6月3日(日)の終了までに最低でも1度は足を運んでおこうと思っております。


最後に、今月の推薦曲、寺嶋由芙さんの「きみが散る」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。







2018年6月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

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毎月の恒例として、僕が2018年6月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓


※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

6/1〜2
OVER DRIVE ①
修羅の華 ②
デッドプール2 ③
バーフバリ 王の凱旋〈完全版〉 ④
ビューティフル・デイ ⑤
レディ・バード △


6/8〜9
家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 ⑥
ザ・ビッグハウス ⑦
リディバイダー ○
万引き家族 ○
トウキョウ・リビング・デッド・アイドル △
30年後の同窓会 △
オンネリとアンネリのおうち △
それから △
WAKITA PEAK △
Vision △


6/15〜16
ニンジャバットマン ⑧
リミット・オブ・アサシン ⑨
V.I.P. 修羅の獣たち ⑩
ワンダー 君は太陽 ⑪
第二警備隊 ○
スパイナル・タップ ○
ALONE アローン ○
ゲッベルスと私 ○
ダークサイド △
劇場版ドルメンX △
傀儡 △
メイズ・ランナー:最期の迷宮 △
母という名の女 △
夜の浜辺でひとり △


6/22〜23
マッド・ダディ ⑫
いつだってやめられる 7人の危ない教授たち ⑬
オンリー・ザ・ブレイブ ⑭
カメラを止めるな! ⑮
天命の城 ⑯
猫は抱くもの ⑰
焼肉ドラゴン ⑱
フューチャーワールド △
ブリグズビー・ベア △
死の谷間 △
告白小説、その結末 △
可愛い悪魔 △
ガザの美容室 △


6/29〜30
アメリカン・アサシン ⑲
ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷 ⑳
宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド ㉑
それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星 ㉒
ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー ㉓
ワンダーランド北朝鮮 △
黄泉がえる復讐 △
一級機密 △
パンク侍、斬られて候 △
正しい日 間違えた日 △
アイ・アム・タレント △



「新作映画は年間120本まで」なんて掟を掲げたくせに、現時点ですでに90本観ていましてね…。今年も守れそうもないという絶望的な気持ちになりつつも、今月も「絶対観たい映画」が23本もあるのだから、バカなんじゃないか。そんな僕が今月、もっとも観たいと思っているのが、ニコラス・ケイジ主演作「マッド・ダディ」でしてね。「好きなジェイソン・ステイサム主演作」の中で確実にトップ3には入る「アドレナリン」を撮ったブライアン・テイラー監督作というだけで見逃せないし、とにかく予告編からほとばしる勢いを愛してるのです (´∀`=) スキヨ


「ススムちゃん大ショック」を思わせる「マッド・ダディ」、予告編以上のことが起こらなそうなところも好き。




まぁ、6月の超話題作は3本あって、まず「デッドプール2」は当然観る予定。もうね、「X-Force」のメンバーの1人に大好きなテリー・クルーズが参加しているのが最高だし、予告編で笑った「特殊能力がない人」がどう活躍するのかがとても楽しみなのです (・∀・) タノシミー それと、日本公開された141分のインターナショナル版よりも26分長いという「バーフバリ 王の凱旋〈完全版〉」も観に行く気マンマンですがな。で、タイトルロゴが残念だし、そもそも「ハン・ソロの若いころ」自体にあまり興味がないんですけど、やっぱり「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」は観ざるを得ない…って、テンション低めでスミマセンネー (´∀`;) エヘヘ


「デッド・プール2」、テリー・クルーズの活躍が見逃せないし…。


この人のこともスゲー気になっております。



「ハン・ソロ」の予告編↓ どうなんでしょうか。




その他、「現代の『タクシードライバー』だ!」なんて評判が気になるホアキン・フェニックス主演作「ビューティフル・デイ」とか、イーサン・ホーク主演の殺し屋ムービー「リミット・オブ・アサシン」とか、予告編を観る限りは僕好みっぽい「アメリカン・アサシン」とかとか。韓国映画でも「V.I.P. 修羅の獣たち」「修羅の華」と、バイオレンス系アクション映画が豊作であり、うれしい悲鳴をあげちゃいますな (`∀´) キャー!


「アメリカン・アサシン」、マイケル・キートンが出てるのもうれしいのです。




邦画については、「テアトロコントvol.26」を観に行った時、主演の濱津隆之さんに「映画、観に行きます!(*゚∀゚)=3 ムッハー」なんて伝えちゃったので、「カメラを止めるな!」は前売り券を購入済み。意外と頑張ってそうな「OVER DRIVE」も気になってるし、出オチっぽい気がしないでもない「ニンジャバットマン」も観に行きたいなぁと。ただ、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞して超話題になっている「万引き家族」は、間違いなく良い映画なんだろうけど、貧困家庭の世知辛い話を観てダウナーな気持ちになりたくないので、スルーしちゃうかもしれませぬ… (´・ω・`) ウーン


購入済みの前売り券はこんな感じだったり。



最後に、いつも観に行けない名画座系を挙げると、目黒シネマで6/02(土)〜6/08(金)の「羊の木」「美しい星」、6/23(土)~7/06(金)の「シェイプ・オブ・ウォーター」「スリー・ビルボード」飯田橋ギンレイホールで6/16(土)〜6/29(金)の「彼女がその名を知らない鳥たち」「勝手にふるえてろ」あたりが観たい感じ。つーか、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」「名画座再入門特集」で紹介されていたような、もっと昔の映画とか観るのも良いんだろうけど、なかなか食指が動かないんだよなぁ… (´・ω・`) ウーン 以上、2018年6月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。





ミスミソウ(ネタバレ)

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ミスミソウ



2017/日本 上映時間114分
監督:内藤瑛亮
原作:押切蓮介
脚本:唯野未歩子
製作:安井邦好、新井重人、岡本東郎、鈴木仁行
プロデューサー:田坂公章、原田耕治
ラインプロデューサー:森満康巳
キャスティングプロデューサー:増田悟司
撮影:四宮秀俊
照明:秋山恵二郎
美術:山岸護
録音:根本飛鳥
特殊メイク・造型:百武朋
アクションコーディネート:富田稔
衣装:青木茂
ヘアメイク:望月志穂美、遠山直美
編集:大永昌弘
音楽:有田尚史
主題歌:タテタカコ
サウンドデザイン:浜田洋輔
VFXディレクター:呉岳
キャスティング:大口星子
助監督:桑原周平
制作担当:山本敏司
出演:山田杏奈、清水尋也、大谷凜香、大塚れな、中田青渚、紺野彩夏、櫻愛里紗、遠藤健慎、大友一生、遠藤真人、玉寄世奈、森田亜紀、戸田昌宏、片岡礼子、寺田農
パンフレット:★★★(700円/キャスト&関係者へのインタビューが濃い目でいいね)
(あらすじ)
東京から田舎の中学校に転校してきた野咲春花(山田杏奈)は、学校で「部外者」扱いされ、陰惨ないじめを受けることに。春花は唯一の味方であるクラスメイトの相場晄(清水尋也)を心の支えに、なんとか耐えていたが、いじめはエスカレートしていくばかり。やがて事態は春花の家が激しい炎に包まれ、春花の家族が焼死するまでに発展。春花の心はついに崩壊し、壮絶な復讐が開始される。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




93点


※今回の記事は、結構グロい画像や残酷な文章が書かれているので、そういうのが苦手な人は気をつけて!

押切蓮介先生の漫画「ミスミソウ」については、「独身アパートどくだみ荘」みたいな話かと思った…というのはさすがにウソでして(不要な文章)。「田舎で少女がいじめられて復讐する話」程度の認識はあって、精神的に弱り気味な今日このごろ、子ども同士のいじめの話なんて積極的に読みたくないし、しかも「先生を流産させる会」の内藤瑛亮監督作→凄惨なことになりそうだったので、実写映画化作品なんて当然ながらスルー予定ですよ(苦笑)。4月下旬、映画駄話会でオカジニアさんに本作のスゴさを熱弁された時だって、「まぁ、僕は観ませんから (`∀´) シルカ!」と相手にしなかったんですが、しかし。愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」のリスナーカプセルに選ばれましてね…(遠い目)。昨年までは課題作品だけ足を運んでいたんですけど、今年からはリスナーカプセルに選ばれた映画も観ることにしたということで! 5月1日=ファーストデー割引を使用して、“劇場と一体化する試練”バルト9の8本目として、 トルティーヤチップスを摂取しながら鑑賞いたしました。超良かったですYO!(°∀°)b イイネ!


シアター7、席は結構埋まってました。



身もフタもないムードでアッサリ気味にあらすじを書いておくと、東京から田舎の中学校に転校してきた野咲春花(山田杏奈)は、クラスメイトからハードにいじめられるエブリデイだったものの、親はちゃんといじめに気付いて登校させなかったり、同級生の相場晄(清水尋也)だけは味方になってくれたりして、そのまま学校に行かずに無事卒業できるかなムードだったんですが、しかし。暴走したクラスメイトが春花の家を焼く→両親は死亡して妹は大火傷で意識不明の重体になりまして。「自分たちがやったこと」を直視できないいじめっ子どもが、さらに彼女を追い込もうとすると、春花が覚醒!Σ(°д°し クワッ! いじめてきた奴らを返り討ちにするのです。


春花ったら、イキリ中学生どもに家をボーボー燃やされまして。


両親は焼死し、妹も意識不明の重体なのです。


ということで、当然ながら復讐だッ!ヽ川`Д´)ノ ブッコロス!



で、春花が次々といじめっ子どもをサーチ&デストロイしていると、主犯格(自分では手を直接下さないタイプ)の小黒妙子が謝ってきたので、「胸を張って生きて」なんて赦すものの、春花の前にいじめられていた佐山流美(大塚れな)が暴走して妙子を襲撃したり、実は晄が最悪なサイコパスで自分の祖母&春花の祖父(寺田農)をボコボコにしたり、いじめを見過ごしてきた教師(森田亜紀)が除雪車に突っ込んで死んだりと、いろいろありましてね。最終的には、流美vs晄vs春花の三つ巴バトルが勃発して全員死亡するも、生き残った妙子だけ卒業するのでしたーー。


春花に謝った妙子を“彼女を慕っていた流美”が襲撃! 話は予想外の方向へ。


最後は、晄が流美を撲殺→春花が晄をボウガンで射殺するというね。


妙子だけが何とかサバイブ。春花が転校してきたころ、2人は仲良しだったのにね… (´・ω・)(・ω・`) ネー



原作未読なので「ここが変更されていて〜」といったことはサッパリなんですが、予想外に面白かったです!(*゚∀゚)=3 ムッハー いや、そりゃあ序盤のいじめ描写はキツいし、いじめっ子たちのヘラヘラ演技は心底ムカつくものの、親の対応が結構ちゃんとしている上に(いわゆる「リアリティのない登場人物」にイライラさせられない)、開始25分で家が燃やされる→復讐がスタートするので、覚悟していたほどのストレスは溜まらなかったし、何よりも何よりも反撃してからの展開が100点でしてね…(しみじみ)。思っていた以上にしっかりしたバイオレンス映画であり、眼球串刺しから始まって、切断された指はポーンと飛ぶわ、骨折した足が変な方向に曲がったりするわと、眼福な人体損壊描写がテンコ盛りなだけでなく。ダメージを受けたいじめっ子たちの「これ、触んない方がいいのかなぁ」とか「タイムって言ってんだろうが!」といった「中学生っぽい台詞やリアクション」がまた最高で、もうね、楽しくて仕方なかった。中盤以降は「仮面ライダーアマゾンズ SEASON2」の主題歌「DIE SET DOWN」の一節、「さっきまで命だったものが、辺り一面に転がる…OH YEAH!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ!」気分であり、劇場の座席に「いいね」ボタンがあったら、間違いなく連打していたと思います(そして、「いいね」が付いたり消えたりを無駄に繰り返す)。それと、撮影的にも「白い雪の上に血が飛び散るビジュアル」は素敵としか言いようがなくて。雪上で血糊を使うと失敗した時のやり直しがスゲー大変なワケで、頑張ったなぁと感心いたしました。


この目を潰すシーンから、観客の心が温まるホッコリタイムが始まりまして。


雪上に指が転がったりとか、愉快なシーンが目白押しなのです (´∀`) アラアラ


クソ教師が除雪車で死ぬシーンとか、派手すぎて笑っちゃいましたよ。



ちゃんと加害者側の心理を描いていたのも良かった(いじめを見て見ぬ振りをする教師も含めて)。「閉鎖的なコミュニティ」や「親からの抑圧→弱い者たちが夕暮れ、さらに弱い者を叩く」といった原因を見せていて、「いじめなんて、やる奴がクズなんだよ!( ゚д゚)」といった安易な思考停止に陥っていないんですよね。集団心理によって暴力がエスカレートする展開も見事で、鑑賞前は「大人がいるのに、中学生に家を焼かれるとかねーだろ」とか思ってましたが、「イキリ合戦」が暴走していくくだりを見たら、「なるほどなぁ (`Δ´;) アルカモ...」と。しかも、それを踏まえた上で、いじめっ子たちの死が「ざまぁ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」と思えるなんて、絶妙なバランスじゃないでしょうか。


特に流美は心が壊れてしまった可哀相なキャラなんですが…。


僕的には“中学生以上は容赦しない雪藤洋士”気分だったという不思議(「ブラックエンジェルズ」より)。
三角絞めでつかまえて-雪藤が報復!


唯一の不満が「サイコパスだった晄」でして。「両親を殺していた」とか「春花の両親が焼死する様子を撮影していた」とか、彼のような“怪物”が登場することで、誰でも加担しうる「いじめ」というテーマがぼやけてしまった感があったんですけれども。とは言え、ジャンル映画としては超面白くなったのでノー問題、ですかな(知った風な口調で)。その他、「山田杏奈さんの存在感が素敵!」とか「清水尋也さんは役によって全然違うように見えるな…」とか「いじめっ子たちは全員良かった!」とか「あんな放火殺人事件が起きたら、さすがにちゃんと現場検証する→即逮捕されると思う」とか「“春花がマウントをとられる→逆転する展開”が多かったので、もっと違うパターンも観たかった」とか「最後は少し『ヒメアノ〜ル』を連想した」とか、思ったりした次第。


清水尋也さんのサイコパス化は結構ビックリしましたよ。



そんなワケで、超良かったですYO!(°∀°)b イイネ! 内藤瑛亮監督は「やっぱりイイ」というか、もっとアクション映画とか撮ってほしいと心から思ったし、なんとなく面倒くさそうでスルーした「ライチ☆光クラブ」も観ておこうかなぁと。何はともあれ、ジャンル映画として愉快なだけでなく、「いじめの構造」についても考えさせられる、とても良い作品でしたよ。つーか、広く考えれば、最近の日大の問題もいじめと大差ないワケでさ、大人があんなことをやっていたら子どもにとやかく言えないのではないか…なんて、唐突に“社会派を気取った文章”はお好きですか?(お好きですか?)苦手ですか?(苦手ですか?)


ああいうのって、日大だけに限らないと思うんですよね…という、唐突な園田盛男「バキ」より)。



おしまい (・ε・) ナニコノオチ




押切蓮介先生による原作コミック。ページをめくるのが大変そうなので、あまり読む気はしないです。



いろいろと話題になった内藤瑛亮監督作。僕の感想はこんな感じ



小説版があったので、貼っておきますね。



タテタカコさんによる主題歌です。



なんとなく思い出した映画。僕の感想はこんな感じ



非常にタメになる内藤朝雄先生の著書でございます。







2018年4月に観たDVD等の覚え書き

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※今回の記事は、「ザスーラ」「6年愛」「家族はつらいよ」「家族はつらいよ2」のネタバレに触れているので、気をつけて!

ううむ、またまた月末になっちゃいましたが(汗)、毎月の恒例として「4月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓


<1本目>
ザスーラ




(あらすじ)
土曜日の昼下がり。パパ(ティム・ロビンス)が仕事で家を空けてしまい、6歳のダニー(ジョナ・ボボ)は、あまり仲が良くない10歳の兄ウォルター(ジョシュ・ハッチャーソン)に遊び相手になってもらおうとして、逆に怒らせる。地下室に閉じ込められたダニーは、”ザスーラ“という古いボード・ゲームを発見。リビングに戻ったダニーは早速ゲームを始めてみるが、宇宙船のコマが動き出して1枚のカードが飛び出すと、彼らの住んでいる家は宇宙に漂い始めた。緊急事態に戸惑った兄弟は、姉のリサ(クリステン・スチュワート)に助けを求めるが、二人の言うことに耳に貸さない彼女は、ゲームの力によりバスルームで凍りついてしまう。もはやゴールに辿り着いてゲームを終わらせるしか術がないと気づいた兄弟。宇宙船の攻撃を受けたり散々な旅を続ける中、あるカードの指令により、玄関から宇宙飛行士(ダックス・シェパード)がやってくる。やがてリサが解凍されて目を覚まし、4人でゲームを続けていくうちに、彼らは絆を深めていく。そして流れ星に願い事ができるカードを引き当てたウォルターは、かつて宇宙飛行士が同じ願い事のカードで消してしまった彼の弟を戻すように願う。すると戻ってきたその弟は、なんとダニーだった。宇宙飛行士はウォルターの15年後の姿だったのだ。彼らの姿は消え、まもなくゲームは終了。子供たちは無事地球へと戻り、ウォルターとダニーは、兄弟の絆の大切さを深く認識するのだった。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




70点


「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」を観る前に、オリジナルの「ジュマンジ」を“おさらい鑑賞”してみたら、前に観た時よりかなり面白くて。で、その“精神的続編”である本作もチェックしたくなって(ジョン・ファブロー監督作なのも気になるし)、amazonプライムビデオで観てみました。なかなかよく出来てたんじゃないかしらん (o^-')b イイネ! なんて言うんですかね、「ジュマンジ」ってボードゲームとしてはトラブルしか起こらないクソゲーだし、「さっさとサイコロ振ればいいじゃん (・ε・)」なんて野暮なツッコミを入れそうになるんですけど、そこら辺がクリアになっていたのがうれしかったし、「兄弟の仲直り話」としてもグッときたし、まぁ、普通に楽しかったって感じ。クリステン・スチュワート演じる姉が宇宙飛行士を吊り橋効果で好きになる→実は弟だったので悲恋に終わるくだりとかは、「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」も参考にしたんじゃないかなぁ。



<2本目>
6年愛




(あらすじ)
6年つきあった大学生カップルに卒業が近づく。就職を控え将来に不安と希望が入り混じるなか、一方に思いがけないチャンスが。2人の恋の行方は?(以上、Netflixより)

予告編はこんな感じ↓




70点


三宅隆太監督の著作「これ、なんで劇場公開しなかったんですか?:スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方」が発売されてから、本で解説されている劇場未公開映画を毎月1本程度のペースで鑑賞してきたワケですが、本作が最後でしてね…(しみじみ)。正直なところ、まったく僕が観ないタイプの作品なので、乗り気ではなかったものの、Netflixで鑑賞いたしました。しんみりしましたよ… (´・ω・`) シンミリ 監督・脚本は「女教師」を撮ったハンナ・フィデルでして。ザッと書くと「6年間付き合ってきたカップルが、大学卒業を前にしてすれ違いが始まって、男が遠くの街で就職が決まった&浮気をしてしまったのもあって、別れることにしますた (´・ω・)(・ω・`し シカタナイネー」という「カップルあるある」的なお話を70分という短い時間で自然かつリアルに描いてましてね。「ブルーバレンタイン」ほど凶悪じゃないけど、過去の恋愛を思い出してなかなか胸が痛かったです。

とは言え、変な話なんですが、一番思い出したのは、僕の奥さんと前の彼氏が同棲していたころの話でして。奥さんは大学のアメフト部でマネージャーをしていたんですけど、1学年上の先輩と付き合っていて、将来は結婚するつもりで同棲していたそうなんですよ。でも、彼氏が就職するとともに、少しずつすれ違うようになって、最終的には別れたそうで。なんか、奥さんの恋愛話を聞くと、「彼女が主人公の映画」を観ているようで、結構好きでしてね。たまに奥さんと前の彼氏の青春時代を思い浮かべては、(僕のイメージの中の)ションボリする奥さんを抱きしめたくなるし、“前の彼氏との時間”がない状態で僕と会っても恋愛関係にならなかった気もして、人生の不思議さを噛み締めたりするというね。

まぁ、こんなことはどうでも良いですな。話は超地味なので、退屈に感じる人も少なくないかもしれませんが、あの「恋愛がうまくいかなくなる空気感」が絶妙なのでね、そういうのが好きな人は観ると良いザンス。僕もちょっとセンチな気持ちになった次第 (´・ω・`) シンミリ で、三宅監督の本作の分析が完璧すぎるので(つーか、2015年のベストに本作を選んでる)、気になる方は「これ、なんで劇場公開しなかったんですか?:スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方」を読んでみてくださいな。



<3本目>
家族はつらいよ




(あらすじ)
初秋。東京の郊外で暮らす三世代同居の平田一家の主・周造(橋爪功)は、モーレツサラリーマンだった時期を終えて今はすっかり隠居生活を送っている。今日も仲間とゴルフを楽しんだ後、美人女将・かよ(風吹ジュン)がいる小料理屋で散々女房の悪口を言って盛り上がり上機嫌で帰宅。長男・幸之助(西村雅彦)の嫁・史枝(夏川結衣)は酔っぱらっている周造に気を遣いながらも義父の苦言に笑顔で付き合う。妻の富子(吉行和子)もまたそんな夫を優しく迎え、寝室で脱ぎ捨てる服を拾い歩きながら着替えを手伝うのだった。周造はいつものように靴下を脱ぎ捨てながら、ふと寝室に飾られたバラの花瓶を見て「その花どうした」と尋ねる。なんでも誕生日に花をプレゼントする事は仲間の決まりで、今日は私の誕生日なのだと富子は言う。すっかり忘れていた周造だったが、たまには妻に誕生日プレゼントでもしてやろうかと欲しいものを聞いてみると、富子が机から持ち出してきたのはまさかの離婚届であった。突然の宣告を受け唖然と凍りつく周造。一方、富子はそんなことはお構いなしに冷静に部屋を出ていってしまう。こうして、平田家の“離婚騒動”は幕を開けた……。10月26日、秋晴れの日曜日。周造と富子、幸之助と史枝、長女・成子(中嶋朋子)と夫・泰蔵(林家正蔵)が集まっている。件の離婚問題について議論しようとしたとき、今日が家族会議だと聞かされていなかった次男の庄太(妻夫木聡)が恋人を紹介するため憲子(蒼井優)を連れてくる。なかなか本題に入れない一同だったが、ようやく憲子を交えた8人で家族会議が始まった。だが幸之助と成子が口論を始め、ついには史枝、庄太、泰蔵まで巻き込まれ、会議は思わぬ方向に進んでしまう。やがて長年抱え続けた富子の思いがけない本音が暴露されると、事態は更に思いも寄らぬ局面を迎えるのだった……。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




40点


詳細は省きますが、5月25日公開の「妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII」ペア前売り券を買ってしまいましてね。とは言え、1作目も2作目も未見だったので、とりあえず1作目をamazonプライムビデオで観てみました。まったく合わなかったです… (`Δ´;) ヌゥ 一応、あらすじを適当に書いておくと「定年退職したジジイが奥さんに離婚を提案される→家族が大騒ぎになった挙げ句、ジジイが倒れる→ジジイなりに反省して離婚を受け入れる→奥さんがやっぱりあなたと一緒にいるわ的なことを言い出してハッピーエンド」ってな調子でしたよ。

もちろん「わざと」なのはわかってるんですよ。本作の良心的存在である妻夫木聡さんとかにツッコミを入れさせてバランスをとったりしているし、妻に横柄な態度をとってしまう「頑固で不器用なオッサンたち」という役割を橋爪功さんや西村雅彦さんが演じてるのは十分承知なんですけど、それにしても不快。この2人の妻への一挙手一投足が信じられないほど偉そうで、コメディとしてあえてオーバーにやっているのは理解しつつも、まったく笑えなくて。「テメエの臭い靴下を奥さんに脱がしてもらうとか、何様なんだよカスが!( ゚д゚) コロスゾ」と、激怒しまくってたし、最後だって「あんな奴と別れちゃえばいいのに (・ε・)」とスゲー物足りなかったです。つーか、たぶん僕が「父親への憎悪が強いタイプ」ということが大きいと思うので、本作を好きな方は気にしないでくださいな。



<4本目>
家族はつらいよ2




(あらすじ)
周造(橋爪功)と富子(吉行和子)の熟年離婚の危機から数年後。気ままなドライブを楽しんでいる周造だったが、周造の車にへこみ傷が目立つようになり、家族は高齢者の危険運転を案じる。そして運転免許を返納させようとするが、頑固な父を誰が説得するか兄妹夫婦でなすりつけ合っているのを見透かした周造が激怒。平田家は再び不穏な空気に包まれる。周造の免許返納について家族会議を開くため兄妹夫婦たちが集められたところ、前日に周造が家に泊めていた高校時代の友人・丸田(小林稔侍)が息を引き取っており、てんやわんやの大騒ぎになる。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




10点


前述の理由で2作目も観たんですが、不快でした。いや、こういうホームコメディが好きな方もいるんでしょうけど、「海外旅行先から奥さんが電話してきているのに、携帯を放り出して聞かない」シーンとか、なぜ橋爪功さん演じるジジイはあんなに偉そうなのか。「だから別れれば良かったのに!ヽ(`Д´)ノ キィィィ!」と激怒ですよ。最後、「不遇な人生を送った友人を見送る」くだりだってさ、ちょっと“シェフの気まぐれ美談仕立て(涙と笑いを添えて…)”にして見せてましたが、成功者(と思っている奴)の見下すオーラがプンプン漂っていて、まったく乗れなかった。大体、「友人」だと思っているなら、妻夫木聡さん夫婦に手続きなどを押しつけないで、テメエが自分で友人を送る手配をしろよ、クズ。演じてる橋爪功さんはもちろん1ミリも悪くないんですけど、ジジイへの甘やかしが半端なくて、「クソが!( ゚д゚)、ペッ」と思いながらずっと観てたし、ちくしょう、「家族はつらいよIII」を2回観なくてはならないのが、心底イヤになってきたのでした。

僕の心境を表す動画を貼っておきますね↓





そんなワケで、4月に鑑賞した作品は合計4本。「ザスーラ」「6年愛」を観たのは良かったものの、「家族はつらいよ」「家族はつらいよ2」を観たのは失敗だったというか。よくよく考えてみると、「新作映画を観るための予習として好みじゃない作品を観て、大好きなアクションが観られなかった」なんて、別に評論家じゃないんだからさ、かなり時間の無駄に感じました。今後はもっと自分好みのジャンルの映画を掘ろうと思います。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。








犬ヶ島(吹替版、字幕版)(ネタバレ)

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犬ヶ島(吹替版、字幕版)



原題:Isle of Dogs
2018/アメリカ 上映時間101分
監督・製作・原案・脚本:ウェス・アンダーソン
製作:スコット・ルーディン、スティーブン・レイルズ、ジェレミー・ドーソン
製作総指揮:クリストフ・フィッサー、ヘニング・モルフェンター、チャーリー・ウォーケン
原案:ロマン・コッポラ、ジェイソン・シュワルツマン、野村訓市
撮影:トリスタン・オリバー
美術:アダム・ストックハウゼン、ポール・ハロッド
編集:ラルフ・フォスター、エドワード・バーシュ
音楽:アレクサンドル・デスプラ
音楽監修:ランドール・ポスター
声の出演:コーユー・ランキン、リーブ・シュレイバー、ブライアン・クランストン、エドワード・ノートン、ボブ・バラバン、ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、スカーレット・ヨハンソン、F・マーレイ・エイブラハム、ティルダ・スウィントン、野村訓市、高山明、伊藤晃、オノ・ヨーコ、グレタ・ガーウィグ、村上虹郎、フランシス・マクドーマンド、野田洋次郎、渡辺謙、夏木マリ、ハーベイ・カイテル、フィッシャー・スティーブンス、コートニー・B・バンス、フランク・ウッド
吹替版:野田哲平、森川智之、楠大典、川島得愛、川中子雅人、石住昭彦、横島亘、遠藤綾、屋良有作、町山広美、野村訓市、高山明、伊藤晃、石塚理恵、戸松遥、島崎信長、野田洋次郎、渡辺謙、夏木マリ、土師孝也、細野晴臣、石塚運昇
パンフレット:★★★★☆(820円/コラムが充実してて読み応えがある“FOXサーチライト”の定番パンフ)
(あらすじ)
近未来の日本。メガ崎市で犬インフルエンザが大流行し、犬たちはゴミ処理場の島「犬ヶ島」に隔離されることに。12歳の少年・小林アタリは愛犬スポッツを捜し出すため、たった1人で小型機を盗んで犬ヶ島へと向かう。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


僕は「ウェス・アンダーソン監督作を見始めたのは『ファンタスティック Mr.FOX』から」というニワカ野郎であり、基本的に好きではあるものの、未見の作品を追うほどのファンではないんですが、しかし。ウェス・アンダーソン監督が日本を舞台にしたストップモーション・アニメを撮ったとなれば、そりゃあ観る気ゲージが満タン状態ということで、前売り券を購入。愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の“今週の課題作品”になったのもあって、昨日、TOHOシネマズ錦糸町にて、吹替版と字幕版を連続鑑賞してきました。「ありがたい (´∀`=)」と思ったり。


前売り特典はこんな感じ。「単なる箱」なワケもなく、開けてみると…。


そこそこのお値段がするフィギュアセットなのです。大きさの比較として、箱の上にムビチケを置いてみました。


最初に吹替版を観ましてね。


続けて字幕版を鑑賞。どちらも1番スクリーンだったのは「ワン」だからーー(勝手な決めつけ)。


ちなみに、新宿バルト9にはフィギュアが展示されてました (・ε・) ダカラナニヨ


鑑賞後の気持ちを代弁する宮本武蔵を貼っておきますね(「刃牙道」より)。



最初にあらすじを適当かつウソを交えながら雑に書いておくと、舞台はウェス・アンダーソン史観の日本。1000年ほど昔、犬がまだ自由に生きていたころ、小林王朝との戦争が勃発しまして。ある少年侍が犬に同情して「人間に 我背を向ける 窓の霜」という俳句を詠みながら味方になってくれたので、全滅は免れたものの、犬は人間に飼われるようになった…なんて伝説が流れましてね。そんなオープニングを経て、“今から20年後”の日本では、ドッグ病が大流行。人間に感染する恐れがあったため、ウニ県メガ崎市の小林市長は犬たちをゴミだらけの島に追放&隔離することを決定してしまうのです。ただ、市長の養子である12歳の少年・小林アタリは、捨てられた“ボディガード犬”スポッツを取り戻すため、単身で犬だらけになったゴミの島=犬ヶ島に乗り込みまして。頭にパイプが刺さるケガを負いながらも、4匹の元飼い犬&1匹の野良犬たちの助力を得て、スポッツを捜索する…ってな調子。


少年と5匹の犬が旅をするのです。



なんとなく、映画の冒頭映像を貼っておきますね↓




で、ドッグ病を蔓延させたのは小林市長を始めとする小林一族の陰謀だということがわかったり、ワクチンを開発した渡辺教授が毒ワサビで暗殺されたり、旅の途中で野良犬=チーフとのアタリの友情が育まれたり、市長の陰謀を暴くために交換留学生&学生新聞記者のトレイシーが調査したり、やっと見つけたスポッツが野良犬たちのリーダーになっていたり、スポッツとチーフが兄弟犬だということが発覚したりと、いろいろとありましてね。最終的には、票の不正操作で再選を果たした小林市長が演説する会場に、アタリ with 犬軍団が乗り込んで、アタリが「なぜ故に 人類の共 春に散る花」と一句詠むと、全員が深く感動して、小林市長も「不名誉なことをした (´・ω・`)」と猛省するというね。ところが、納得がいかない悪党メイジャー・ドウモがロボット犬を起動させてひと悶着起きると、スポッツの秘奥義「絶・天狼抜刀牙」が炸裂! 殺人熊・赤カブトを見事倒したのでしたーーって、やだ、「銀牙―流れ星 銀―」が混ざっちゃった!(*ノ▽ノ) キャッ


悪いのはこいつらなんですが、真ん中の市長は改心してましたよ。


なんとなく赤カブトに「絶・天狼抜刀牙」を炸裂させる銀を貼っておきますね(「銀牙―流れ星 銀―」より)。



ごめんなさい、本当は「市長一派が逮捕されるとアタリが新市長に就任して、ボディガード犬となったチーフはショードッグのナツメグと良い雰囲気になり、負傷したスポッツも奥さん&子どもたちと幸せに暮らしましたとさ!m9`Д´) ビシッ」といった終わり方でしたよ。尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」の解説や、パンフに載っている監督インタビューやプロダクションノートにコラムなどを読むと、黒澤明監督作を始めとする日本文化へのオマージュがてんこ盛りだそうで。正直なところ、僕的に気付いたのは「七人の侍」のテーマぐらいだったんですが(汗)、そこら辺の知識がなくても問題なく面白い映画というか。ウェス・アンダーソン監督が作り出した「ポップで奇妙な日本」「妙に残酷だったりするビジュアルや物語展開」はとてもユニークで、画面を観ているだけでも飽きなかったです。


ビジュアルはとにかく素敵でしたな。


このケンカ描写も最高でした。


ちなみに「犬のケンカは鳴くと終了」というのは「白い戦士ヤマト」で学んだ…というどうでも良い文章。



つーか、ストップモーション・アニメで動く人形たちがとにかく可愛くてね…(しみじみ)。ウェス・アンダーソン監督作特有の台詞の言い回しが愉快だし(ビスケットを食べたチーフの「サクサクでしょっぱくて、歯をきれいにしてくれそうだ」とか)、砂ぼこりアクションには笑ったし、キュートとしか言いようがないのです。演出的にも、妙にグロ描写を大切にするあたりも好みだったし(ラストの腎臓移植手術が変にリアル&渡辺謙さんの「は〜い、つなぐよ〜」に笑った)、吹替版と字幕版の2つとも日本人キャラの日本語のイントネーションがどこかぎこちないのも「知っているけど知らない日本」というムードで好みだったし、テロップの出し方もおかしかったし、エンドクレジットにカタカナが併記されていたことで勉強になったし(「経理」なんて初めて知った)、ハッキリ言って、本作のすべてが愛らしかったですYO!ヽ(`Д´)ノ ウォォォッ! あと、“現実の日本”も反映している気がしたというか、例えば「犬を隔離する→殺処分問題」とか「交換留学生が活躍する→外圧でしか変われない日本」といったことを表している…ってのは深読みですかね (´∀`;) エヘヘ


交換留学生のトレイシー(左)も可愛かったですねぇ…(しみじみ)。



な〜んて褒めつつも不満もいくつかあるというお馴染みのパターン。「犬を排除しようとする小林一族が猫派」という設定は別に良いんですが、だったら犬だけでなく、「キャッツ&ドッグス」のように猫サイドにも意思を持たせてほしかったなぁと(まぁ、話の収拾がつかなくなりそうですがー)。それと、犬にあそこまで人間のような意識があると、アタリが棒のようなものを投げてチーフに「取ってこい」と命令する場面には若干の抵抗を感じたというか。「殿様と家臣」的なイメージなのかもしれませんが、アタリに対して「なんでお前は上からモノを言うの?」という気持ちになった…って、伝わるでしょうか。秋田犬や柴犬といった「日本の犬」がいなかったのも残念でしたよ(見落としたのかもしれませんが、メインキャラには不在)。


日本の犬が出ていれば「絶・天狼抜刀牙」が観られたかもしれないのに…って、しつこいですな (ノ∀`) テヘ



その他、思ったことを書いておくと、「『マリリンに逢いたい』世代としては、犬かきで本土に渡るのかと思った」とか「オノ・ヨーコさんの声が若い!」とか「『わさびポイズン』は『マスタードガス』のパロディ?」とか「ところどころ挿入されるアニメのクオリティも高くて感心」とかとかとか。何はともあれ、細かいところまで良く出来ていて本当に楽しかったし、「KUBO クボ 二本の弦の秘密」の時も同じようなことを思いましたが、海外の監督が日本を舞台にしてこんな素敵な映画を作ってくれたのが、とてもありがたかった次第 (´∀`=) アリガト 誰が観ても楽しめると思うので、興味がある方は劇場へどうぞ。僕的には吹替版がオススメかな〜。




国内盤サントラ。デジタル盤輸入盤もあります。



ユリイカの特集号。ちょっと読みたい。



ウェス・アンダーソン監督によるストップモーションアニメ。僕の感想はこんな感じ



昨年公開された“日本を舞台にしたストップモーションアニメ”。僕の感想はこんな感じ



一応、貼っておきますね。久しぶりに観ようかしらん。








魔窮!「刃牙カフェ」を探訪して追い込まれた男の記録(青竜編)

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※今回の記事は、ダラダラと画像が貼ってあって無駄に長いので気をつけて!

※()内のカロリーは「あすけん」を参考にしつつも適当かつ雑に算出したものです。

 

4月17日(火)から6月3日(日)まで、「Village Vanguard Cafeルミネエスト新宿店」にて、「刃牙」シリーズとコラボしたカフェ=「刃牙カフェ」が営業しているーー。古参ファン気取りの僕がこのことを知ったのが、5月28日(月)というのだから、とんだ情弱野郎というかね(苦笑)。できるならオープン直後に訪れて、このブログで広めたかった。気を惹きたかった、無邪気な振りして…(唐突な南野陽子)。いや、僕だって予定はあるしさ、お金もないしさ、4月から「あすけん」を使ってカロリーコントロールをしてるしさ、終了まで1週間しかないという状況を踏まえると、1度ぐらい足を運べればいいかなと思ってて。で、5月31日(木)のお昼、いそいそと「刃牙カフェ」に足を運んだのです。

 

 

 

<5月31日(木)>

 

前述の通り、「刃牙カフェ」が営業しているのは、新宿東口のルミネエストの5Fにある「Village Vanguard Cafeルミネエスト新宿店」。恥ずかしながら初めて知ったんですが(汗)、このお店は「漫画とかアニメとかとコラボしたフードを出す飲食店」みたいでしてね。平日の昼間というせいか、お客さんは僕の他に1人ぐらい。「青竜の方角」から入店してみれば、中は予想以上に「刃牙」まみれでして。店員さんに促されて適当な席に座った後、つい興奮して、パシャパシャと写真を撮りまくっちゃいましたよ。

 

 

とうとう「刃牙カフェ」に来たぜ!

 

入口には範馬親子のスタンディが飾られているのです。等身大にしては小さいような。

 

入場口が「青竜の方角」なのは、実際の方位(東)にも合ってる感じ。お客さんは旧ジャニーズ方式で消しました。

 

レジにある「TOKYO」の文字は…。

 

「バキ」のこのシーンの引用だったりと、いろいろなネタが仕込んであるのです (°∀°)b ナイス!

 

レジにはゲームのポストカードも無料で配布されていました。

 

「朱雀の方角」には、グッズなどの展示物以外にモニターが2つあって、CMがエンドレス状態。

 

「白虎の方角」には、感動の「エア夜食」シーンが壁に投影されてまして。

 

さらに、ちゃぶ台やら吹き出しやらが用意されていて、座ればシーンを再現できるような、できないような (・ε・) ドッチダヨ

 

「玄武の方角」もイベントで板垣恵介先生が描いた「刃牙」とともに、さまざまなグッズが展示されてまして。

 

その上、熱いファンたちのメッセージやイラストが飾られてましたよ。

 

 

撮影を終えると、席に着いて、メニューを開きましてね。濃いコラボメニューの数々にクラクラして、いっそ全品頼みたかったんですが、しかし。さすがにそこまでの健啖家(←「範馬刃牙」で覚えた言葉)ではないし、錦糸町で大事な予定があったし、そもそも1日の摂取カロリーを制限していたので、仕方なく「山盛りのキャベツ…ごきげんな朝飯ッッッッ!」(1706円/1703kcal)と「独歩ちゃん♡のおそば」(1490円/434 kcal)、そして「一向にかまわん!! 中華セット 烈海王のドリンク」(1058円/430kcal)の3品だけオーダーしてみました。

 

 

このメニューを見ているだけで楽しい気分になるのです (・∀・) タノシー!

 

食べ物を頼むと“花山がちぎったトランプ”を1枚引く→出たスートによって…。

 

ランチョンマットがもらえて、飲み物の場合は、ランダムでコースターがもらえるワケです。

 

「食べ物と飲み物を同時に頼むと、最初に飲み物が出てくる」ということで、「烈海王のドリンク」が到着。

 

ドリンクに付いてたりするキャラの顔等は、最中の皮っぽい感じなので食べられます ( ̄ー ̄) クウゼ!

 

ゴマ団子と〜お茶が〜、うーんッ、こんなに合うなんてー!(「アトロク」を聴いていない人には何が何やらな文章)

 

次に来たのは「ごきげんな朝飯」。

 

「範馬刃牙」25巻の再現メニューですな。

 

太りにくくなるので野菜から食べる…というのは、ダイエッターの基本中の基本。

 

サンマの塩焼き、普通に美味でしたよ。

 

ベーコンエッグはごはんにオン! 米の進み具合がマッハ拳だッ!(雑な刃牙の例え)

 

ごはんのお替わりも可能(10円!)だったけど、太るから諦めたというね… (´・ω・`) シカタナシ

 

そんなこんなで「独歩ちゃん♡のおそば」も来ました。なかなか美味い鴨南蛮でしたぞ。

 

「最強トーナメント編」の愚地独歩の敗退直後、奥さんの愚地夏恵さんが発した台詞からヒントを得たみたい。

 

 

なんて言うんですかね、予想外に美味いというか。「名物に旨い物、梨!? Σ(゚д゚;)」「名物に旨い物なし」なんて言葉があるように、ストレートに失礼な文章を書くと、コラボフードなんて大抵は優しさに包まれながら食べてあげるイメージが強いワケですが、「刃牙カフェ」の料理はそこら辺の「美味い店」並みに遜色がないような気がしないでもないような雰囲気が漂っているって誰かが言っていたーー。何はともあれ、「『刃牙』に出てきたっぽい料理が食べられる上に味もイイなんて最高じゃねぇか!ヘ(゚∀゚*)ノ」とその魅力に取り憑かれてしまった僕は、「『おやすみなさい』と言って一度は部屋を出たくせに、今度は下着姿で戻って来た『バキ』第10巻の松本梢江」のように、同じ日の夜、またもや「刃牙カフェ」を訪れてしまった次第。

 

 

最初に頼んだのは「侠客立ちのオムライス」(1490円/718kcal)。付属のスプーンが妙に小さいのは…。

 

「バキ外伝 創面」のこの場面の“花山薫のサイズ感”を体感して楽しむためなんでしょうな。

 

これまた“普通に美味い”ベーシックなオムライスって感じ。侠客立ち、堪能させてもらったぜ (`∀´) エラソウ

 

次に食べたのは「おかみさんの特製おにぎり」(1274円/750kcal)。

 

刃牙のために、梢江の母親が作ってくれたおにぎりなのです(「グラップラー刃牙」より)。

 

ただ、誤算だったのは、4種類のおにぎりの中に僕が大嫌いな梅干しがあったこと… (`Δ´;) ヌゥ

 

何とかガマンして食べて、残りの「鮭」「明太子」「タラコ」も体感時間2秒で平らげましたよ。

 

飲み物は「メイド喫茶のメロンフロート 花山 薫のドリンク」(842円/344kcal)をチョイス。

 

由来は「バキ外伝 疵面」のこの場面でしょうか。冷たくて甘かったです(ひねりのない感想)。

 

「ココアシガレット」付きなのがいいね。持って帰って、娘にあげました。

 

 

で、この時は「もうこれでいいかな」なんて思ったんですけれども。土日は妻子がママ友と遊ぶ→予定が空きましてね。そうなると、金曜と土曜を使えば、それなりに食事制限をしながらも「“アルコール以外”の全メニューを制覇できる」ということで! とりあえず金曜日も足を運んだのでした。

 

 

 

<6月1日(金)>

 

午前中、チャチャッと仕事を片付けてから、11時ごろに「刃牙カフェ」へ。やっぱり空いていて、時間帯のせいだとは思いつつも、「『刃牙カフェ』のブームは去っちゃったのかな… (´・ω・`)」と少しセンチな気持ちにもなった…なんてことはどうでも良いとして。一気に食べると太るので、昼に「刃牙お手製 大盛りナポリタン」(1706円/1212kcal)と「不味いコーヒー ~親父ィ、ごめんな・・・~」(734円/63kcal)を摂取して、所用を済ませたら夕方にまた来店。「少林寺に伝わる回復料理」(2138円/1115kcal)と「近代武道の最高峰 渋川剛気のドリンク」(842円/191kcal)を注文するという素敵プランを実行。「全メニュー制覇(アルコールはのぞく)」野望にまた一歩近づいたのだッ!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォッ

 

 

「ナポリタン」は2人前ぐらいの量ですかね。

 

「範馬刃牙」第13巻冒頭のシーンから着想したメニューでしょうな。

 

僕もこんなボンヤリ顔で平らげましたよ。

 

で、「範馬刃牙」第27巻のこの場面を元にしたメニューが…。

 

こちらのコーヒー。「ココアシガレット」が付いているのは、範馬勇次郎が喫煙者だからでしょうか。

 

夕方に来て、初めに食べたのは「渋川剛気のドリンク」。基本的に飲み物は「※イメージです」的なものが多め。

 

僕的なメインはやっぱり「少林寺に伝わる回復料理」ですよ (´∀`) ウフフ

 

「バキ死刑囚編」で烈海王がドイルのために作った料理をいろいろとアレンジした様子。

 

油淋鶏は衣がサクサクで、実に旨し!

 

焼売もまぁまぁ食べ応えがあって良かったです。

 

わざわざ固形燃料で温めた手羽先煮、生姜が利いたスープは健康に良さげだったり。

 

 

 

<6月2日(土)>

 

さて、メニューを制覇する予定の土曜日は、「週に6日、摂取カロリーを抑えているなら、1日ぐらいは好きに食べていい」という理論の元に設定された、1週間に1度の「カロリーを気にしないで食べて良い日」でしてね。現在の僕は「1日3000kcal制限」で生活してまして、正直なところ、木曜日はオーバーしちゃったんですが(汗)、それはそれ!m9`Д´) ビシッ 残りのメニューすべてを頼む気マンマン状態でこの日を迎えたのです。

 

さらに「刃牙」読者ならではの摂取法も考案済み。まず、登場人物たちが試合前に摂っていた物からインスパイアされた「試合前のエネルギー飯」(1706円/905kcal)と「俺は今、ステロイドを超えた!!! ジャック ハンマーのドリンク」(734円/106kcal)を体内に取り入れてから、新宿近辺のジムにて、僕なりの試合=筋トレに臨みまして。トレーニング後は、刃牙が体を超回復させた「14キロの砂糖水」(734円/40kcal)を飲むことで、僕も体を回復させる…という我ながら見事なプラン。まぁ、その後は適当にメニューを消化するとして(唐突に投げやりな文章)、「シナリオは完璧、天才じゃなーい!? ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」とすっかりジングルガール上位気分で店に着いたのは11時20分ごろでしたよ。

 

 

最初に来たのは「ジャック・ハンマーのドリンク」。中身はリアルゴールドっぽいジュースとラムネです。

 

こういったシーンから考案したんでしょうな(「グラップラー刃牙」より)。

 

伝票に「ステロ」って書かれるのは、よくわからないけど不穏な気持ちに… (`Δ´;) ヌゥ

 

そして、「グラップラー刃牙」第1話に登場した「エネルギー飯」が来たのですが…。



 

超誤算だったのが、梅干しが付いてきたこと。いや、一応、メニューの写真を見て、わかっているつもりではあったんですよ。ただ、わかっているつもりでわかっていなかった。わかっているつもりでわかっていなかったんですYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! つーかさ、これを見てくださいよ↓

 

 

劇中のおじやは特大タッパに、大量に入っていたけど…。

 

「刃牙カフェ」のは多く見ても5分の1程度の量。場面を再現するために付いているタッパもコンパクト。

 

バナナも漫画では3本でしたが…。

 

こっちは1本だけ。いや、別に良いというか、コラボメニューなんてそんなもんですよね (´∀`) シカタナシ

 

刃牙が食事の〆に飲んだ「炭酸抜きコーラ」だって、どう見ても1.5リットルはある感じ。

 

ところが、食事に付いてきたコーラは500mlぐらいなワケですよ。


で、梅干し。劇中に出てきたのは、6〜7個ぐらいですかね。



なのに、28個と4倍に増加って、おかしくない? おかしくなくなくなくなくない?(突然、「今夜はブギー・バック」風に)




僕は食べ物の好き嫌いが少ない方だと思っていますが、前述の通り、梅干しは大嫌いでしてね。百歩譲って、カリカリした梅ならそれなりに食べられますけど、グニャッとした奴は超苦手で、今回の梅干しはそのグニャッとした方。そもそも漫画では“梅干しの種”の絵がない→刃牙が食べなかった可能性すら考えられるのにさぁ。「あすけん」で調べてみたら、梅干し28個だけで塩分が24グラムもあって、1日5グラムが世界基準と言われている昨今、なぜ1回の食事で5倍の塩分を摂らなくてはならないのか。しかも、おにぎりの時は種がなかった→あまり味わわずに飲み込めたけど、今回は種付き→歯で梅肉をこそぎ落とさなくてはならないワケで。ちくしょう、試しに1個食べてみたら、「少し甘さを加えました (o^-')b タベヤスイ」なんて優しさは皆無で、ガチで酸っぱい梅干しであり、座席で悶絶。これをあと27個も食うなんて死んでしまうと怯えたんですが…というところで、画像を貼りすぎてアメブロの文字数制限に引っ掛かったので、白虎編に続く!m9`Д´) ビシッ

 

 

梅干しを口に入れた瞬間の僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。

 

 

続く!m9`Д´) ビシッ

 

 

 

 


 

 

 

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー(IMAX3D&2D・字幕版、2D・吹替版)(ネタバレ)

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※本作については、尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「映画ムダ話」の解説(216円)や、宇多丸師匠の「ムービーウォッチメン」での時評、そして荻上チキさん×堺三保さん×中島かずきさんのネタバレトークなどをチェックすると良いザンス。

<前書き:“MCU作品はどれを観ておけば良いか問題”について>

今回の記事は、本作だけでなく他の「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の他の作品や原作コミックについてのネタバレもしているので、読む人は気をつけてほしいんですけど、それはそれとして。現在、「MCU」の映画は本作を合わせて19本あって、一応、すべて「同じ世界観で、それとなく話が繋がっている」ため、いわゆる“一見さん”が入りにくい状況に陥っているのは否めませんわな。それゆえ、「『インフィニティ・ウォー』を観たいけど、予習した方がいいのかなぁ… (´・ω・`) ドウシヨウ」なんて悩む方も少なくないんじゃないか。

「アベンジャーズ」にサノスが登場してから8年経って、やっと対決することになるのね…(しみじみ)。


で、ファンからすれば、アメコミ通で知られるPUNPEEさんのように「全部見てください。フフフ(笑)」って感じが基本だと思うんですが、例えばアメコミライターで翻訳家の光岡三ッ子さんは「一作目の『アベンジャーズ』。そして『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。この2本はなにしろ面白い。(中略)この2本を見ていれば『インフィニティ・ウォー』の主要登場人物がだいたい押さえられるみたいなのもありますので」と仰有っていて、なるほどなぁと。僕的には「アベンジャーズ」「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」「マイティ・ソー バトルロイヤル」5本は押さえてほしい…って、ずいぶん多いけど、これでも頑張って絞ったのです… (´Д`;) ムズカシイ

時系列的には「マイティ・ソー バトルロイヤル」のラストの直後からスタートするのです。


ただ、実は先日、僕の次姉が「たまたまタイミングが合ったから」という理由で、何の予備知識もなくいきなり「インフィニティ・ウォー」を観たそうで。感想を聞くと、「ノースリーブを着た大きいおじいちゃんがみんなからいじめられてて可哀相だった (´・ω・`し」「最後、みんな消えてたけど、なにあれ?(´・ω・`し」とのこと。なんか、これはこれで面白い話だったので、何も観ないで劇場に行くのも意外とアリなのかもしれないし、やっぱりナシかもしれないな…(どっちつかずの着地)。

一応、公式の「これまでのお話」動画を貼っておきますね↓










アベンジャーズ インフィニティ・ウォー(IMAX3D&2D・字幕版、2D・吹替版)



原題:Avengers: Infinity War
2018/アメリカ 上映時間150分
監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
製作:ケビン・ファイギ
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、マイケル・グリロ、トリン・トラン、ジョン・ファブロー、ジェームズ・ガン、スタン・リー
共同製作:ミッチ・ベル
脚本:クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー
撮影:トレント・オパロック
美術:チャールズ・ウッド
衣装:ジュディアナ・マコフスキー
編集:ジェフリー・フォード、マシュー・シュミット
音楽:アラン・シルベストリ
音楽監修:デイブ・ジョーダン
視覚効果監修:ダン・デレウー
ビジュアル開発主任:ライアン・メイナーディング
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エバンス、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ、ドン・チードル、トム・ホランド、チャドウィック・ボーズマン、ポール・ベタニー、エリザベス・オルセン、アンソニー・マッキー、セバスチャン・スタン、トム・ヒドルストン、イドリス・エルバ、ピーター・ディンクレイジ、ベネディクト・ウォン、ポム・クレメンティエフ、カレン・ギラン、デイブ・バウティスタ、ゾーイ・サルダナ、ビン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、グウィネス・パルトロウ、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、クリス・プラット、ダナイ・グリラ、レティーシャ・ライト、ウィリアム・ハート、ウィンストン・デューク、フローレンス・カスンバ、ジェイコブ・バタロン、ケリー・コンドン、アリアナ・グリーンブラット、マイケル・ジェームズ・ショウ、キャリー・クーン、トム・ボーン=ローラー、テリー・ノタリー
吹替版:藤原啓治、三宅健太、宮内敦士、中村悠一、米倉涼子、目黒光祐、三上哲、榎木淳弥、田村真、朴璐美、森夏姫、平川大輔、加瀬康之、行成とあ、溝端淳平、白石充、斉藤次郎、斎賀みつき、北川勝博、田中美央、秋元才加、楠見尚己、遠藤憲一、加藤浩次、岡寛恵、石住昭彦、銀河万丈、山寺宏一、菅生隆之、百田夏菜子、いずみ尚、鷄冠井美智子、木村昴、織部ゆかり、吉田ウーロン太、高桑満、山路和弘、本田貴子、竹中直人
パンフレット:★★★★(1000円/特別版を購入。光岡三ッ子さんのMCUまとめ記事がありがたい)
(あらすじ)
6つ集めれば世界を滅ぼす無限の力を手にすると言われる「インフィニティ・ストーン」を狙い地球に襲来した宇宙最強の敵サノスに対し、アベンジャーズが全滅の危機に陥るほどの激しい戦いを強いられる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


「どうせこの映画じゃ話は終わらないんだよなぁ… (・ε・)」と思いながらも、そりゃあ「MCU」の19本目の作品であり、10年の集大成ということで、前売り券を2枚購入するほど観る気マンマンでしてね。公開週の5月1日、ファーストデー割引を使用して、“劇場と一体化する試練”バルト9のラスト9本目としてストロングチョコレートポップコーンを摂取しながら2D・字幕版を鑑賞し、その翌週、TOHOシネマズ錦糸町で2D・吹替版を観て、5月下旬にTOHOシネマズ新宿でIMAX3D・字幕版を観てきました。「よくこんな映画を作ったなぁ… (`Δ´;) ヌゥ」と感心しましたよ。


前売り特典は、ポストカードセットと…。


コレクタブルカードでございます。前売り券、もう1枚買っても良かったなー。


1回目は、バルト9のシアター2で。下手の縦好きさんに会ってビックリしました。


2回目は、TOHOシネマズ錦糸町の3番スクリーンで、吹替版を鑑賞。


3回目は、TOHOシネマズ新宿でIMAX3Dの字幕版を観たというね。


ちなみに、UC豊洲ではスタンプラリーをやっていたので、大人げなく参加してシールをもらいました (´∀`) ウフフ


あと、「いきなりステーキ」のキャンペーンにも参加した…って、どうでもいいね。



お話をザッと書くと、「宇宙で暮らす人間っぽい生命体の人口を半分に減らしたい!ヽ(`Д´)ノ」という願望に取り憑かれたサノスが、さまざまなヒーローの妨害にも負けずに、部下と協力して、なんとか6種類のインフィニティ・ストーンをゲットしましてね。指を「パチン」と鳴らすと、石の力でヒーローたちを含む“人間っぽい生命体”の半分が消失。サノスが満足げな顔をして映画は終了しまして。エンドクレジット後、ニック・フューリー「マザファ…」と言いかけたところで消えつつも、彼が操作したポケベルっぽい端末に「キャプテン・マーベル」のシンボルが映って、終わってた気がします… (´∀`) サ...ヨ...ナ...ラ...


宇多丸師匠も仰有ってましたが、映画版のサノスの“最後の顔”は原作コミックのラストと似てましたな。



って、サノス目線からあらすじを書いちゃいましたが、MCU作品の最後に必ず出てくる「○○は帰ってくる(○○ will return)」の文章まで「サノスは帰ってくる(Thanos will return)」だったように、ヴィラン(悪役)を主人公にした映画だった印象。少し長めの文章になりますが(汗)、映画冒頭、サノスがすでにパワー・ストーンを所持していたせいでソーハルクは敗北し、スペース・ストーンを奪われてサノスがラクに移動できるようになったせいでスター・ロードたちが出し抜かれてしまい、リアリティ・ストーンを奪われたせいでガモーラが囚われの身になってソウルストーンの場所に案内してしまい、ソウルストーンを奪われたせいでガモーラの死をスター・ロードが知って逆上→計画が失敗してドクター・ストレンジがタイム・ストーンを渡してしまい、タイムストーンが奪われたせいでスカーレット・ウィッチが泣く泣く破壊したマインド・ストーンを再生されてしまい、結果、6つのインティニティ・ストーンすべてがサノスの手に渡る…といった感じで、ヒーローたちが常に後手後手になった挙げ句にサノスの願望が成就して終わる様は、まさにヒーロー映画の逆というか。毛色は違いますが、従来のエンタメ作品の“逆のこと”ばかり起こる厭な作品「ファニーゲーム」を連想しましたよ。


公式のRPG風動画↓ 大体、こんな話でしたな。




もうね、とにかく「よくまとめたなぁ」と。大量の登場人物をその性格や特徴のツボを押さえながら整理して見せているし(例えば、ピーター・パーカーの“映画オタク”ネタをちゃんと入れてくるとか)、アクション映画としても各キャラの見せ場を用意するだけでなく「このキャラとこのキャラが絡んだら?」的なファンが好む小ネタもしっかり入れて来るし…。この脚本を書いた人たちには本当に感心するし、見事映像にしたルッソ兄弟も「天才なの? (゚д゚;)」と思うレベル。いちいち挟まれるギャグについては賛否両論あるみたいですが、僕はいくらでも重くなる話の中で何とかバランスをとっている感じがして、それなりに好きでしたよ。同じ材料を渡されて本作以上の映画を作れる人たちが他にいるとは思えない…ってのは暴論かもしれませんが(汗)、スゲーよく出来ている作品なのは間違いないんじゃないでしょうか。


燃えたアクションシーンは多いんですが、僕的には“サノスの魔法使い”エボニー・マウとの魔法合戦が好きでした。


エボニー・マウは死に方も最高でしたな。「例のあの人」といい、強力な魔力を得るには鼻が犠牲になるのかも…(雑な考察)。



とは言え、微妙に感じるところもあって。「ブラックパンサー」の時もなんとなく感じたんですが、“リアルな社会問題”をこの手の映画に入れると、その分、「だったらこうじゃね?」的なリアルなツッコミを入れざるを得なくなるというか。例えば、確か下手の縦好きさんや元部下のMくんと会った時にもこの話になったんですけど、そもそも「資源が足りないから人口を半分にする」という野望自体が飲み込みづらい。多くの人が「インフィニティ・ストーンの力を使って、資源問題を解決した方が良いのでは?」と考えるだろうし、そもそも宇宙の広大さは果てしないし、あれだけの超技術が溢れている世界なのにまだ資源問題が解決してないんですか…って思っちゃうのは、大人げないんでしょうか。僕的にはまだ「支払う金の割合を平等に半分にする」という野望を持つセンターマンの方を支持しちゃうなぁ。


センターマンと変態仮面放課後電磁波クラブアキラ100%でチームを組むのはどうか…という淡い夢。




まぁ、上記のような不満は置いとくとしても。こういうヒーロー大集合映画になると、個々のヒーローが弱体化したりバカになったりするのが残念で。まず、ロキのサノスへの攻撃があまりにも安易だったし、ヴィジョンが信じられないぐらい弱くなっていたのは驚いたし、ソーの新武器「ストームブレイカー」には燃えつつも、「マイティ・ソー バトルロイヤル」が大好きな身としては「斧の神になるの?」的に思うところもあったし…。そもそも作る時だってグルートの自己犠牲にグッとくるというよりは「柄ぐらい用意しておけよ」って思っちゃった! (*ノ▽ノ) キャッ 一番失望したのがワカンダでの集団戦闘で、あれだけの超技術を持っている国の戦術が「みんなで突進する」って、バカなんじゃないかと。ヒーロー映画だから仕方ないのは重々承知してるし、あんな過酷な戦場でエムバクがサラッと生き残っているのはホッコリしましたが、もっと新しい“何か”が観たかっただけに、ガッカリしましたよ。その他、スター・ロードの暴走にもイラッとしたし(彼の性格を考えると仕方ない気もしますが…)、ブルース・バナー博士「ハルクバスター マーク2」に乗るのではなくオリジナル兵器を作ってほしかったし、いっそのことアマレスの技術で立ち向かってほしかった…って、やだ、「フォックスキャッチャー」が混ざっちゃった (ノ∀`) ワザトラシイ


つーか、「ラグナロク」が大好きなだけに、この場面の直後に全滅したのはショックでした… (ノω・、) グスン



でも、まぁ、本当に良く出来てましたよ。「シビルウォー」の時、もうこれ以上は無理なんじゃないかと思ったのに、さらに超えて来たケヴィン・ファイギとルッソ兄弟はマジでスゴいですな。もうすっかり来年5月公開予定の「アベンジャーズ4」が待ち遠しいというか、「ドクター・ストレンジが見た未来の唯一の“勝利へのルート”がこの展開ということ?」とか「オリジナルのアベンジャーズが全員生き残ったのは、そもそもそういう運命だったからこそ、オリジナルのアベンジャーズになったのでは…という何が何やらな文章」とか「原作のようにアダム・ウォーロックネビュラが鍵となるのかしらん」とか「ラヴェンジャーズのメンバーもほとんどが消失してしまったので、スタカー・オゴルドがあらたな傭兵チーム『エクスペンダブルズ』を編成してサノスに立ち向かう…という可能性」とかとかとか妄想をしまくっちゃうし、今年公開予定のMCU作品「アントマン&ワスプ」「キャプテン・マーベル」がどう繋がるのかも超楽しみだし、期待値が高まりすぎて胸と股間は膨らむばかりなのです(1つアウトな文章)。何はともあれ、今からでも遅くないのでね、シリーズ未見の人はぜひ観てみてくださいな。


そういえば「GOG2」の最後でアダム・ウォーロックの登場が示唆されてたんですよね。


だがしかし、一番活躍を期待しているのはこの人! MCUにジェイソン・ステイサムが合流しないものか。



おしまい (´∀`) タノシミー




一応、原作コミックではありますが、最初から石が揃っているので、話はずいぶん違います。



このコミックの要素も入っているらしいんですが、長い&高くて読めない… (`Δ´;) ウーム



国内盤サントラ。デジタル盤もあります。



記念すべき大集合映画1作目。僕の感想はこんな感じ



大集合映画2作目。僕の感想はこんな感じ



素晴らしすぎるジェームズ・ガン監督作。僕の感想はこんな感じ



本作に繋がるハードなお話。僕の感想はこんな感じ



本作の直前のお話。僕の感想はこんな感じ








先週の備忘録(2018/5/29~6/4)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、下請けの人と打ち合わせ
水曜日、仕事→接待
木曜日、仕事→「刃牙カフェ」通いスタート!
金曜日、横浜に無駄足→「か和もっち」へ
土曜日、最後の「刃牙カフェ」→娘と自転車の練習
日曜日、体調不良で寝て過ごす
月曜日、仕事
この週は映画を9本、演劇を1本観ました



疲れました… ('A`) 正直、仕事がバタバタしているのに、イキウメのお芝居を観に行ったり、前売り券を使わなくてはならない映画を観に行ったり、「刃牙カフェ」に通ったり横浜ニューテアトルのラスト上映を観ようと思ったら座席が完売で泣く泣く諦めて練馬の「か和もっち」で開かれていた映画駄話会に急遽参加したりと、かなり忙しかった上に、ブログを書くのが大変でしてね…。いや、この1年ぐらいは、リンクの色を消すために文字数を余計に消費するようになったせいで、アメブロの字数制限に引っ掛かる割合が増えた→スゲー時間がかかるようになっちゃって…。例えば「レディ・プレイヤー1」「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」の感想はアップするのに結構苦労していて、その割に内容の頭の悪さには我ながらガッカリしている…ってな調子。体にもまた帯状疱疹が出ちゃって、現在、いろいろとペースを落とさねばと思っているのです。


イキウメの舞台、今回も素晴らしかったですよ。


横浜ニューテアトルのラスト上映、完売してたのは誤算でした… (´・ω・`)


で、急遽、「か和もっち」へ。映画の話ができた上に手品も見せてもらえて最高でした。


先週観た分の映画はこんな感じです。



とは言え、ちくしょう、今週も観たい作品の上映が終わりつつあるので、8本ぐらいは映画を観に行きたいし、もちろん仕事もしなくちゃいけないし、ブログも書きたいし、ボランティア活動もしなくちゃならないし、娘とも遊びたいし…。なんかね、とりあえず働かなくて済む身分になりたい…働かなくて済む身分になりたいです… (ノω・、) ダメニンゲン 


最後に、今月の推薦曲、miracle²「天マデトドケ☆」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。







魔窮!「刃牙カフェ」を探訪して追い込まれた男の記録(白虎編)

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※今回の記事は、無駄に長いので気をつけて!

※()内のカロリーは「あすけん」を参考にしつつも適当かつ雑に算出したものです。

 

ちくしょう、別に大した内容じゃないのにアメブロの文字数制限に引っ掛かって、前後編に分けることになっちゃったので、いそいそと「青竜編」の続きを書きますと。「試合前のエネルギー飯」(1706円/905kcal)に付いていた梅干しを1個食べただけで悶絶した僕ですけど、「逃げちゃダメだ」と思って。いや、目の前で大変な事態が発生したり、家庭や職場などで相当なストレスを感じていたりするなら、逃げるのもアリですが(最悪、死んじゃうし)、自分が喜び勇んで注文した料理なのに「苦手だから ┐(´ー`)┌ イラネーヨ」と残すなんて、そんなカッコ悪いことがあるかと。大体、「すッッ…ッぱいッ」と苦しみながらも、1個食べられたじゃないか。今まで45年の人生で食べた梅干しは多くても6〜7個ぐらいということで、その4倍の量を一気に食べることになるけれども、志誠館の人間凶器・片岡輝夫が「少しだけ耐えられるということーー。それは永遠に耐えられるということ」と語っていたように、“少しのガマン”をあと27回繰り返せばいいだけなのだ。ということで、おじやと同時に食べてごまかしたり、コーラで中和したりして、30分ぐらいかけて何とか食べた終わった結果、僕の顔は「注文の多い料理店」に入った後のようにクシャクシャの紙くずのようになっていたというか。20歳は老いた気がしましたーー。

 

 

片岡輝夫の名言を胸に頑張ることに(「餓狼伝」より)。

 

おじやと同時に食べてマイルドにしてみたり…。

 

自分で炭酸を抜いたコーラでごまかしたりと、試行錯誤した結果…。

 

30分かけて、なんとか梅干し28個を完食だッ!ヽ(TДT)ノ ヤッター!

 

「エネルギー飯」なのに完食して疲弊したという理不尽。


すっかり射精後のジャック・リー・ビオンデ氏のようだったというね(「バキ」より)。

 


その後、新宿御苑の「エニタイムフィットネス」に行って筋トレをしたものの、梅干しを食べる時にずっと体に力を入れていた→すでに疲れていたため、あまり身が入らなくてね…(遠い目)。それでも1時間はそれなりに肉体をいじめたので、ササッと着替えて、また「刃牙カフェ」に戻って、「14キロの砂糖水」(734円/40kcal)とともに「毒も喰らう、栄養も喰らう!刃牙と勇次郎の親子飯 〜親父ィ、今日洗い物やってくんね!!?〜(ステーキ付き)」(3844円/873kcal)と「地上最強の肉~ティラノサウルス(風)のステーキ~」(2700円/503kcal)を注文。最初に「砂糖水」が来て、美味しくいただいたんですが、よく考えると肝心の「果糖」が付いてなかった…というガッカリなオチですよ。いや、店がほぼ満席状態なのに従業員が少なくて、ずっとてんてこ舞いだったから、店員さんに文句を言うつもりはないんですけど、せっかく(僕基準では)大枚をはたいてこの「カフェ」を堪能していただけに、失望感がハンパなかった次第。

 

 

こちらのジムで1時間ほどササッと筋トレ。

 

そして再度来店して、最初に摂取したのは「バキ」第22巻のこの場面を再現した…。

 

「14キロの砂糖水」だッ!

 

作中では、烈海王が「果糖」をバケツ水に混入ぜてましてね。

 

この「はちみつレモンっぽい液体」が入った小さなポットがそうなのかと思いきや。

 

メニューには“山盛りの砂糖”が映っていて、他の客が頼んだ時はちゃんと付いてたから超ショック!

 

思わず「ズールに不意を打たれて敗北した刃牙」のような表情になったというね (´・ω・`) ションボリ

 

気を取り直して食べたのが「親子飯」。

 

「範馬刃牙」第30巻に載っている名シーンを疑似体験できるのです。

 

どれも美味でしたが、僕的に一番良かったのはステーキだったり。

 

劇中で超キレイに食べた勇次郎にならって…。

キレイに食べる勇次郎

 

僕も結構キレイに食べてみました (´∀`) ウフフ

 

最後に頼んだフードメニューが「範馬刃牙」10.5巻に登場した「地上最強の肉!」だッ!

 

そりゃあ牛肉でしたが(身もフタもない文章)、まぁ、旨かったです (o^-')b イイネ!

 

 

食事終了後、残りのドリンクを頼もうと思ったんですが、店員さんがとにかく忙しそうでして(1人で注文&レジ&片付けをしてた)。食べ終わった食器なども溜まりまくっていて、少し気の毒になったほど。いっそ「洗いましょうか?」と話しかけたかった。気を惹きたかった、無邪気な振りして…(唐突な南野陽子)。だから、小一時間ほど待って、店員さんが落ち着いてから、「『武神』愚地独歩のドリンク」(1058円/221kcal)と「ピクルの最終形態 ピクルのドリンク」(842円/246kcal)、「アンチェイン オリバのドリンク」(1058円/273kcal)に「二天一流 宮本 武蔵のドリンク」(842円/156kcal)を注文。そそくさと摂取して、立ち去ったのでした。

 

 

黒帯を締めた「愚地独歩のドリンク」の中身は甘酒でして。

 

グラスの底に黒豆が溜まってたんですが、スゲー食べづらかったです。

 

「ピクルのドリンク」はカシスジュースにチョコアイス。グラス側面の黒い模様はチョコです。

 

「オリバのドリンク」はチョコスムージー。スポイトに入った赤い液体はプロテインだとか (゚⊿゚) ヘー

 

「武蔵のドリンク」は抹茶に生クリームが添えてありましたよ。

 

 

なんて言うんですかね、“とても楽しかった気持ち”と“散財してしまった後悔”の「二つ我にあり!Σ(°д° ) クワッ」って心境。いい刃牙・夢気分に浸れたのは最高だったけどさ、3日間で26798円(税込)も使うなんてあまりにも予定外すぎて、これからどうすれば良いのでしょうか… (ノω・、) ドウシヨウ ううむ、何はともあれ、これからも「Village Vanguard Cafeルミネエスト新宿店」はいろいろなコラボをするんでしょうけど、混雑しそうな時間帯は店員を増やすべきだし、もしこれを読んでいるアナタが“何らかのコラボカフェ”に行く時は散財に気をつけてぇ!ヽ(´Д`;)ノ アァン

 

 

ちなみに、アルコールメニューの独歩ビールジャック・ハンマービールはネットで買えます。

 

ランチョンマット4種類は当然ながらゲットできましたが…。

 

コースターは2枚かぶっちゃって、6種類しか入手できなかったです。

 

最後に、僕が「刃牙カフェ」で摂取した飲食物のまとめGIFを貼っておきますね。

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書(ネタバレ)

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ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書



原題:The Post
2017/アメリカ 上映時間116分
監督・製作:スティーブン・スピルバーグ
製作:エイミー・パスカル、クリスティ・マコスコ・クリーガー
製作総指揮:ティム・ホワイト、トレバー・ホワイト、アダム・ソムナー、トム・カーノウスキー、ジョシュ・シンガー
共同製作:レイチェル・オコナー、リズ・ハンナ
脚本:リズ・ハンナ、ジョシュ・シンガー
撮影:ヤヌス・カミンスキー
美術:リック・カーター
衣装:アン・ロス
編集:マイケル・カーン、サラ・ブロシャー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:メリル・ストリープ、トム・ハンクス、サラ・ポールソン、ボブ・オデンカーク、トレイシー・レッツ、ブラッドリー・ウィットフォード、ブルース・グリーンウッド、マシュー・リス、アリソン・ブリー、ジョン・ルー、デビッド・クロス、フィリップ・カズノフ、リック・ホームズ、パット・ヒーリー、キャリー・クーン、ジェシー・プレモンス、ザック・ウッズ、ブレント・ラングドン、マイケル・スタールバーグ、ジャスティン・スウェイン
パンフレット:★★★☆(720円/落ち着いてカッコ良いデザインのパンフ。新聞っぽい作り。コラムとプロダクションノートが超タメになった)
(あらすじ)
リチャード・ニクソン大統領政権下の71年、ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をニューヨーク・タイムズがスクープし、政府の欺瞞が明らかにされる。ライバル紙でもあるワシントン・ポスト紙は、亡き夫に代わり発行人・社主に就任していた女性キャサリン・グラハムのもと、編集主幹のベン・ブラッドリーらが文書の入手に奔走。なんとか文書を手に入れることに成功するが、ニクソン政権は記事を書いたニューヨーク・タイムズの差し止めを要求。新たに記事を掲載すれば、ワシントン・ポストも同じ目にあうことが危惧された。記事の掲載を巡り会社の経営陣とブラッドリーら記者たちの意見は対立し、キャサリンは経営か報道の自由かの間で難しい判断を迫られる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※本作については、モルモット吉田さんのレビューを読むと良いし、エンドクレジットの「ノーラ・エフロンに捧ぐ」というテロップについては、松崎健夫さんの記事を読むと良いです。

今年2月某日、尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」にて、「ザ・シークレットマン」と本作を一緒に紹介されてまして。「2つ続けるとね、映画がちゃんとつながっている感じになる」なんてことを言われたら、スゲー気になっちゃうのが男心…ということで! 3月頭に「ザ・シークレットマン」を観ましてね。で、5月上旬某日、親友夫婦と朝食を食べてからユナイテッドシネマ豊洲に移動して、「レディ・プレイヤー1」と勝手な“スピルバーグ2本立て”として鑑賞いたしました。「スゲー良い映画… (`Δ´;) ヌゥ」と思ったり。


祝日ということで、6番スクリーンは結構混んでいた記憶。



映画の内容をザッと書くと、舞台はリチャード・ニクソン大統領政権下の1971年のアメリカ。「ベトナム戦争が泥沼化するのは承知でした (ノ∀`) ゴメンネ」といった“国民に知らせていたこと”とは違う事実が満載の最高機密文書(a.k.a.ペンタゴン・ペーパーズ)をニューヨーク・タイムズ紙がスクープしたものの、ニクソン大統領ったら「国家の安全保障を脅かす!m9`Д´) ビシッ」ということで差し止め命令を連邦裁判所に要求→記事は差し止められちゃうのです。で、そんな中、ライバル新聞のワシントン・ポスト紙も文書をゲット。編集主幹のベン・ブラッドリー with 記者軍団は「報道すべきだYO!ヽ(`Д´)ノ キィィィ!」と主張するも、株式公開を控えた経営陣は「国に訴えられたらおしまいだ!( ゚д゚) アホウガ!」と反対気味という状況になりまして。亡き夫に代わって発行人になったばかりのキャサリン・ブラッドリーは、国防長官のロバート・マクナマラが昔からの友人ということもあって、「どうすれば良いのかしら… (´・ω・`し ウーン」悩みまくる…ってな調子。でも、最終的には「国民にウソをつくのはいけないわ!(・д・し イクナイ!」と報道することを決意して、裁判所も「報道の自由は大切なのでOK!(o^-')b ユルス!」と、差し止め命令は無効となりまして。なんとなくめでたしめでたしなムードの中、民主党本部に怪しい男たちが忍び込んでいる様子(=「ウォーターゲート事件」)が映って終了。エンドクレジット後にはノーラ・エフロンに捧ぐ」というテロップが出てましたな、確か。


この2人と“志の高い人たち”が国に抗う話なのです。


「実話ベース」と言うことで、本人画像を貼っておきますね。



「過去を通して今のアメリカに押し寄せる脅威を描いた傑作」とは「映画秘宝 2018年05月号」に掲載されているモルモット吉田さんの素敵なレビューに書かれていた文章ですが、あらゆる角度から素晴らしい映画というか。名優とはなんたるかを体現するメリル・ストリープとトム・ハンクス、さらにベテラン記者ベン役のボブ・オデンカークなど、役者陣全員が見事な演技を披露しているのはもちろんのこと、最初にスクープしたニューヨーク・タイムズではなく次に報道したワシントン・ポストを取り上げて彼らの葛藤を描いた脚本、ケレン味のないオーソドックスかつ確かな演出、当時を再現した美術、巨匠ジョン・ウィリアムズによる音楽、そして“今の時代を重ねたテーマ性”に、当時の女性の社会進出の大変さまで見せていて、文句の付けようがなくて。ところどころユーモアも挟まってるしさ(レモネードを値上げするくだりが好き)、もうね、「背後に回ってもまるでスキがないッッ (°д°;) ヒィッ!」状態というのはこういうことなのかと思ったほど…という伝わりにくい例え。


「ブレイキング・バッド」のコール役で知られるボブ・オデンカークの“ベテラン記者振り”は最高でしたね〜。


念のため、渋川剛気との試合中に焦る鎬昂昇を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。



まぁ、本作を観た多くの人の頭に浮かんだと思いますが、現在のアメリカだけでなく、今の日本にも通じる話であって。そりゃあ誤報もあるし、報道姿勢にイラッとすることも少なくないけど、マスコミが監視しなかったら権力者たちがやりたい放題なのだから、それなりに良い給料をもらって頑張ってほしいなぁ…なんて小並感溢れることを思ったり。そんなワケで、スゲー良い映画なのは間違いないんですけど、あまりに真面目すぎるので80点というスピルバーグのファンから怒られそうな着地。ちなみに本作を観てから「大統領の陰謀」「ザ・シークレットマン」という順番で観ると、「ニクソン三部作」みたいで面白いかもしれないし、それほど面白くないかもしれないな… (・ε・) ナンダコレ




本作の主人公、キャサリン・グラハムの自伝。「20世紀最高の自伝」だとか (゚⊿゚) ヘー



国内盤のサントラ。デジタル盤アナログ盤もあります。



「ウォーターゲート事件」と言えば、この映画。もう全然覚えてないです (´∀`=) ダメネ



勉強になったピーター・ランデズマン監督×リーアム・ニーソン御大主演作。僕の感想はこんな感じ



これも合わせて観ると良いかも。結構面白かった記憶。










イキウメの「図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの」を観たので、雑な感想を(ネタバレ)

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ポスター画像を貼っておきますね。

 

 

今はなきラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の影響で「散歩する侵略者」という舞台を観て以来、すっかりイキウメのファンになりまして。今年5月から「図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの」というお芝居をやるということで、3月ぐらいに前売り券を購入。5月29日、池袋の東京芸術劇場に行って来ました。

 

 

たぶん東京芸術劇場でお芝居を観るのは初めて。

 

劇場は地下で、当然ながら満席状態でした。

 

 

今回の「図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの」は、1つのテーマをもとにいくつかの短編で構成されたオムニバス形式でして。今まで3回もやってきた人気シリーズだとか。今回の短編は3つということで、その感想を適当かつアッサリ気味に書いておきますね↓

 

 

出演された役者さんはこんな感じでございます(チラシより)。

 

 

 

<#1「箱詰め男」(2036年)>

(あらすじ)

脳科学者の山田不二夫(安井順平)は、皮肉にも脳に進行性の病を発症する。不二夫は病を契機に自分の体を使い、マインドアップロードの実験を試みる。それは人間の意識、精神活動をコンピューター上で機能させるというもの。不二夫は身体を捨て、自分の意識をPCに移すことに成功する。

 

なんて言うんですかね、少し気になるところはあったんですよ。要は、ジョニー・デップ主演作「トランセンデンス」的なお話なワケで。よくよく考えれば、もし人間がデジタル化したら、それこそ「アルファ碁」のように、もっと“人間の理解を超越した存在”になりそうじゃないですか。ただ、不二夫に嗅覚センサーを付けたことで「人間が無意識に忘れようとしたことまで思い出して苦しむ」とか「肉体の不自由さ」とかが浮かび上がってくるのはユニークな発想だと思ったし、何よりも「匂いとともに過去が忍び寄ってくる」という不二夫の状況を舞台上で上手く表現していて、その工夫に感心いたしました。あと、不二夫の良き理解者かと思った時枝(森下創)が、ドロッとしたものを内面に抱えていた展開は恐ろしかったですねぇ…(しみじみ)。「自分の願望を周囲が『良かれ』と押しつけることの恐怖」についても考えさせられて、非常に面白かったです。

 

 

<#2「ミッション」(2006年)>

(あらすじ)

山田輝夫(大窪人衛)は配達の仕事中、死亡交通事故を起こし実刑判決を受ける。原因は一時停止無視で、それは自らの衝動に従った結果だった。輝夫は、ふいに意志とは無関係に襲ってくる衝動に悩まされていた。誰が自分に命令しているのか。結果としての、この交通事故はどういう意味を持つのか。出所後、輝夫は衝動に従うことの意味を確かめるように、おかしな行動を取り始める。

 

人間、誰しも「取り返しがつかないこと」をやりたくなる衝動ってあると思うんですけど、それをわかりやすく、そして良い意味で面倒くさく描いていたなぁと。途中から「バタフライ効果」についての話になるのも良かったです。結局、主人公の輝夫は、誰もが抱えている“漠然とした不安”をまぎらわすために衝動やら何やらと理由をつけて逃避していた…というのが僕なりの解釈であり、「戦わなきゃ、現実と (´・ω・)ノ('A`)」ってことなんだと思ったんですけど、アナタはどう感じましたか?(唐突な問い掛け)

 

なんとなく吉田戦車先生のこの漫画を思い出しました(「伝染るんです。」より)。

 

 

<#3「あやつり人間」(2001年)>

(あらすじ)

由香里(清水葉月)は就職活動を始めたばかりの大学三年生。由香里は、母みゆき(千葉雅子)の病の再発をきっかけに、学業、就職活動、恋人の全てをリセットしたいと感じる。しかしみゆきも兄の清武(浜田信也)も、それに反対する。辛い思いをするのは由香里だからと。母も兄も恋人も優しい。しかしその優しさはどこから来ているのかと、由香里は言葉にならない違和感を感じている。そして、その違和感は視覚化されていくーー。

 

「お前のためを思って言ってるんだ!(`Δ´)」なんて、単なる自己満じゃねーかって内容。僕的には、RHYMESTERの名曲「余計なお世話だバカヤロウ」を連想いたしました。ここら辺の話って、結局は「一概には言えない」ところがあると思うんですけど、まぁ、「助言は良いけど押しつけちゃダメ!(o^-')b キヲツケテ!」ぐらいの心持ちでいれば良い気がいたします。つーか、主人公が感じる“違和感”が隕石に見える的な描写があるんですが、別にそんなものがなくても十分面白いというか。わざわざSF要素を入れなくてもいいんじゃないかと思ったりしましたよ。それと、この話の中で「#1」のエピソードが“母親が見た夢”として出てくるんですが、そういうリンクが他の話にもあったのかどうかがスゲー気になった…ってのはどうでも良いですかね。

 

 

 

以上、僕の感想はこんな感じでございます。ちょっとつまらない文句を書いちゃいましたが(汗)、役者さんたちは素晴らしいし、笑えるところも多かったし、何よりも「人の心」について考えさせられて、スゲー面白かったです (°∀°)b ヨカッタ! 思わず、帰りに売店で「図書館的人生 Vol.3 食べもの連鎖」のDVDを買っちゃったほどでしたよ。あと、不思議なんですが、なんとなくせのちんさんの舞台を思い出したりもして。ああいう「人情話的なお芝居」も久しぶりに観たいなぁ…なんてね。何はともあれ、イキウメの次の舞台も観に行こうと思います。

 

売店の方にオススメされて買った「図書館的人生 Vol.3」。まだ観てないのです (´∀`;) エヘヘ

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 


デッドプール2(字幕版)(ネタバレ)

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デッドプール2(字幕版)



原題:Deadpool 2
2018/アメリカ 上映時間120分
監督:デビッド・リーチ
製作:サイモン・キンバーグ、ライアン・レイノルズ、ローレン・シュラー・ドナー
製作総指揮:スタン・リー、ジョナサン・コマック・マーティン、ケリー・マコーミック、イーサン・スミス、アディッティア・スード、レット・リース、ポール・ワーニック
脚本:レット・リース、ポール・ワーニック、ライアン・レイノルズ
撮影:ジョナサン・セラ
美術:デビッド・ショイネマン
衣装:カート・スワンソン、バート・ミュラー
編集:ダーク・ウェスターベルト、クレイグ・アルパート、エリザベット・ロナルドティア
音楽:タイラー・ベイツ
音楽監修:ジョン・フーリアン
視覚効果監修:ダン・グラス
出演:ライアン・レイノルズ、ジョシュ・ブローリン、ザジー・ビーツ、モリーナ・バッカリン、ジュリアン・デニソン、レスリー・アガムズ、T・J・ミラー、ブリアナ・ヒルデブランド、カラン・ソーニ、ジャック・ケシー、忽那汐里、ステファン・カピチッチ、エディ・マーサン、ロブ・ディレイニー、テリー・クルーズ
パンフレット:★★★★(720円/コンパクトながら情報がギュッと詰まった良いパンフ)
(あらすじ)
最愛の恋人ヴァネッサを取り戻し、お気楽な日々を送るデッドプールの前に、未来からやってきたマシーン人間のケーブルが現れる。ヴァネッサの希望を受けて良い人間になることを決意したデッドプールは、ケーブルが命を狙う謎の力を秘めた少年を守るため、特殊能力をもったメンバーを集めたスペシャルチーム「Xフォース」を結成するが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※本作については、映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」での紹介をチェックしてみてくださいな。

前作が愉快だったし、悪党をキッチリ殺してくれるヒーロー映画はもともと大好物なので、当然ながら本作は観る予定でしてね。ちょうど愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題作品になったのもあって、TOHOシネマズ新宿にて、鑑賞いたしました。「面白いんだけどさぁ… (・ω・;) ウーン」って感じでしたよ。


劇場ロビーには、スタンディやら刀やらの展示がありまして。


売店では、グリーンランタンのフィギュアも売っていたというね (`Δ´;) ヌゥ


TCXでオトクな9番スクリーン、半分ぐらいの入りだったのは遅めの時間だったからかな。



あらすじを雑に書いておくと、悪党との抗争に巻き込まれて、子作りに励もうとしていた妻ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)が死亡→デッドプールは自暴自棄になって自殺を図るも死にきれず、コロッサスの薦めによってX-MENの見習いになりまして。ミュータント専門の児童擁護施設で暴走した“手から火を放つ少年”ラッセル/ファイヤーフィスト(ジュリアン・デニソン)を保護する過程で、彼を虐待した職員を射殺してしまったので、少年ともどもミュータント収容施設「アイスボックス」に収監されたところ! 未来の世界で悪党と化したラッセルに妻子を焼き殺されたケーブル(ジョシュ・ブローリン)が「ターミネーター」っぽく時間移動装置を使って過去を遡り、未来を改変するために襲撃してくるから、デッドプールが応戦=戦いは水入りとなるのです。


この少年を巡って、デッドプールとケーブルが対立。「子ども時代のヒトラーを殺すのか?」問題ですな。



で、デッドプールはケーブルに対抗すべく、「Xフォース」というチームを結成して、トレーラーで移送されるラッセルを助けようとするんですが…。ドミノ(ザジー・ビーツ)以外のチームメンバーはパラシュート降下時のトラブルで全員死亡。さらにデッドプールに見捨てられたと思って傷ついたラッセルは同じく収監されていたジャガーノートを解放してしまったため、手が付けられない状態になりまして。児童擁護施設のクズ理事長(エディ・マーサン)を殺そうとするラッセルを止めるべく、「説得する時間を30秒もらう」という条件でデッドプールはケーブルと共闘! コロッサスたちX-MENの助けを借りつつ、能力抑制装置を使って不死を捨てて自己犠牲を示すことでラッセルを改心させましてね。その姿に心を打たれたケーブルは「あと一度しか使えない時間移動装置」を作動してデッドプールの命を救うと、めでたしめでたし。エンドクレジットに入ると、ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(ブリアナ・ヒルデブランド)に時間移動装置を直してもらったデッドプールが、時間を遡ってヴァネッサとピーター(ロブ・ディレイニー)の命を救い、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」デッドプール及び「グリーン・ランタン」出演直前のライアン・レイノルズを殺害して、映画は終わってましたよ。


「Xフォース」の死んだメンバーは、ピーターだけ生き返らせてもらってました (´∀`) ヨカッタネー



恥ずかしながら鑑賞後にパンフを読んで気付いたんですが(汗)、監督はあの「ジョン・ウィック」「アトミック・ブロンド」デビッド・リーチということでね、アクション演出はスゲー良かったですよ。つーか、前述した通り、悪党を躊躇無くヒーローは大好物だし、テリー・クルーズの出番が予想以上に少なかったのはセンチな気持ちになったものの、「Xフォース」のメンバーが無惨にほぼ全滅するくだりも爆笑したし、デッドプールがジャガーノートに真っ二つにされるシーンも素敵だったし、「R指定のアクション映画って最高だなぁ (´∀`=) ステキ」と。その他、ケーブルの「片腕サイボーグ」振りはカッコ良かったし、ドミノの「とっても!ラッキーマン」振りも愉快だったし(古い例え)、小ネタの数々も楽しかったし、「やさぐれた少年の心を救うのは愛」という着地も「隣る人」感があって素晴らしいし、基本的には大好きな映画なんですけれども。


ベドラム役のテリー・クルーズ、あんなにアッサリ死ぬとは思わなんだ… (´・ω・`) ションボリ



本作のジャガーノートを観て、ゴローを連想(超グロ注意!)。パワーキャラはどんどん人を裂いてほしいものです。




正直、飲み込めないところもありまして。まず、終盤のアクションシーン、児童虐待しているような奴らを皆殺しにするのに異論はゼロだし、非常に気持ちが良い展開ではあるんですが…。デッドプールとケーブルが“あの程度の戦闘力の奴ら”を殺すシーンに工夫を凝らす必要もないんじゃないかと。もっと強敵と戦ってほしかった僕的にはあれがクライマックスというのはなかなか物足りなくて、少し“燃え”が損なわれた…って、伝わりますかね。ただ、それ以上に萎えたのが、タクシードライバーのドーピンダー(カラン・ソーニ)がクソ理事長を轢き殺す展開でして。そりゃあ「悪党をブチ殺してイエー!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」みたいな映画はスゲー好きだし、児童虐待するような奴は殺してスカッと終わってほしいけど、あのオチを良しとするなんて、別にデッドプールやケーブルやドミノが理事長を射殺しても良かったし(一応、彼らは「相手が武器を持って襲ってきたから殺している」という名分が立っているとは言えますが)、ラッセルへの教育的にも良くないんじゃないの? ハッキリ言って、「殺し屋を目指し始めた」という体ではあったけど、ドーピンダーが本当に人を殺しちゃうことにもドン引きしたし、「間違えて轢き殺した→じゃあ仕方なし ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」ぐらいの展開だったらまだ納得できたんだけどなぁ (・ω・;) ウーン


ううむ、ドーピンダーに殺させなくても良かったんじゃないでしょうか。



とは言え、まぁ、もう一度観に行きたいぐらいには好きというか、映画代分以上に満足しましたヨ (・∀・) ヨカッタ! この調子でバンバン続編を作ってほしいし、R指定のアクション映画がもっともっと作られるようになったらうれしいですな。おしまい。




国内盤サントラ。デジタル盤輸入盤もあります。



こちらはスコアのデジタル盤サントラ。輸入盤もあります。



ティム・ミラー監督による前作の記念豪華盤。僕の感想はこんな感じ



デビッド・リーチ監督×シャーリーズ・セロン主演作。僕の感想はこんな感じ





ダンガル きっと、つよくなる(ネタバレ)

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ダンガル きっと、つよくなる



原題:Dangal
2016/インド 上映時間140分
監督・脚本:ニテーシュ・ティワーリー
撮影:サタジット・パンデ
音楽:プリータム・チャクラボルティー
出演:アーミル・カーン、サークシー・タンワル、ファーティマー・サナー、サニヤー・マルホートラ、ザイラー・ワシーム、スハーニー・バトナーガル、アパルシャクティ・クラーナー
パンフレット:なし
(あらすじ)
レスリングを愛する男。生活のため選手の道を諦めた彼は、いつか自分の息子を金メダリストにすることを夢見ながら道場で若手の指導に励む日々を送っていた。しかし生まれたのは4人連続で女の子。意気消沈した男は道場からも遠ざかってしまうが、ある日ケンカで男の子を打ち負かした長女と次女の格闘センスに希望を見出し、コーチとして2人を鍛えはじめる。町中の笑いものになっても意に介さず突き進もうとする父と、そんな父にささやかな抵抗を続ける娘たちだったが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※本作に関しては、山田集佳さんのレビューを読むと良いです。


「女子レスリングを扱った映画」ということで気にはなりつつも、タイトルは「ガンダム」のバッタモンを連想して燃えないし、大ヒットしたインド映画「きっと、うまくいく」を意識したサブタイトルのあざとさにイラッとしたし、何だかんだと忙しいので観ない予定だったんですが…。練馬の「か和もっち」でよくお目にかかる映画仲間のナカさんが「絶対好きですよ〜」なんて薦めてきたので、半信半疑ながらも観ることに決定(サラリと失礼な文章)。5月下旬、TOHOシネマズ シャンテ復活上映を観てきました。「確かに好きだったYO!ヽ(`Д´)ノダンガル、ダンガル!って感じでしたよ。ううむ、映画は実際に観てみないとわからないもの、ですな(知った風な口調で)。


地下のスクリーン3、5分の1ぐらいは入ってたような。


ちなみに公式サイトのこのフレーズ、とにかく明るい安村さんの影響なのでは…という価値のない考察。



公式サイトによると、原題の「Dangal」とは「レスリング」や「ファイター」、「尊厳」といった意味とのこと。本作は実話ベースでして、家庭の事情で国際大会出場を断念した往年のアマレスラー・マハヴィル(アーミル・カーン)が自分の娘2人に“母国に金メダルをもたらす”という夢を託すことにしまして。あーだこーだと衝突をしつつ、2人とも立派なアマレス選手として成長するも、姉のギータはコーチと父親の指導方法の対立で悩んだりしましてね。最終的に父親を信じたら、国際大会で金メダルをゲットできました…って感じでしたよ。まず、素晴らしかったのがレスリングシーン。本当の試合を観ているような迫力がありながらも観やすい&わかりやすくて、アクションとしてスゲー面白かったです。体重を27キロ増減させたというアーミル・カーンを始め、役者さんたちのレスリングスキル修得の大変さを思うと、マジ頭が下がりますわ m(_ _ )m ペコリ で、いわゆる“父娘モノ”としても、前述のナカさんが言っていたように、ちくしょう、超ストライクであり、ほぼ全編、涙を流しながら観た…ということも書き残しておきましょう(偉そうに)。


レスリングシーンはド迫力なだけでなく、素人目にも面白いのがスゲーなぁと。



このテーマも最高! 聴きながら筋トレするか… ( ゚д゚) ダンガル、ダンガル...




ただ、ごめんなさい、マハヴィルのような“頑固一徹な父親”って生理的に苦手な上に「やっぱりお父さんが正しかった」的な流れも好きじゃないし、マハヴィルが言いだす「インドの少女たちに希望を与える」云々だって少し後付けに感じた…というのは、大嫌いな自分の父をマハヴィルに重ねて観ちゃった僕の言いがかりだとしても。終盤、コーチが父親を別室に閉じ込めて決勝戦を見せないくだり、ギータが父親に頼れない状況を作りたかったんでしょうけど、コーチを“わかりやすい悪役”にしたのに結構ガッカリしたので(史実という可能性もなくはないですがー)、75点という乱暴な着地。まぁ、何はともあれ、基本的にはとても熱く面白いスポーツアクション映画であり、まだ上映している劇場もあるほど評判が良いので、興味がある方はぜひ観てみると良いダンガル ( ゚д゚) ダンガル、ダンガル...




国内盤のサントラ。アナログ盤もあります。



ラジクマール・ヒラニ監督×アーミル・カーン主演作。僕の感想はこんな感じ








女は二度決断する(ネタバレ)

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女は二度決断する



原題:Aus dem Nichts
2017/ドイツ 上映時間106分
監督・脚本:ファティ・アキン
製作:ヌアハン・シェケルチ=ポルスト、ファティ・アキン、ヘルマン・バイゲル
脚本:ハーク・ボーム
撮影:ライナー・クラウスマン
美術:タモ・クンツ
衣装:カトリーン・アッシェンドルフ
編集:アンドリュー・バード
音楽:ジョシュア・ホーミ
出演:ダイアン・クルーガー、デニス・モシット、ヨハネス・クリシュ、サミア・シャンクラン、ヌーマン・アチャル、ヘニング・ペカー、ウルリッヒ・トゥクール、ラファエル・サンタナ、ハンナ・ヒルスドルフ、ウルリッヒ・ブラントホフ、ハルトムート・ロート、ヤニス・エコノミデス、カリン・ノイハウザー、ウーベ・ローデ、アシム・デミレル、アイセル・イシジャン
パンフレット:★★★☆(700円/監督と中村文則先生の対談がスゲー良かった!)
(あらすじ)
ドイツ、ハンブルグ。トルコ移民のヌーリと結婚したカティヤ(ダイアン・クルーガー)は幸せな家庭を築いていたが、ある日、白昼に起こった爆発事件に巻き込まれ、ヌーリ(ヌーマン・アチャル)と息子のロッコ(ラファエル・サンタナ)が犠牲になってしまう。警察は当初、トルコ人同士の抗争を疑っていたが、やがて人種差別主義者のドイツ人によるテロであることが判明。愛する家族を奪われたカティヤは、憎しみと絶望を抱えてさまようが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




85点


何かで予告編をチラッと観た時は「キツそうな話だな… (´Д`;)」と思って、それほど観る気が起きなかったんですけれども。「4月14日公開なのに、1ヵ月以上公開されている→良い映画なのかも!?」と思うとともに、「主人公はどんな決断をしたのか?」が気になってしまって、脳内BGMはすっかり「気になるアイツ」状態に。結局、6月上旬、ヒューマントラストシネマ有楽町で観てきました(その後、「ザ・スクエア 思いやりの聖域」を鑑賞)。「ナイス、決断!m9`Д´) ビシッ」と思ったり。いや、なかなかストレスが溜まる映画ではあるのですが、僕的には非常に面白かったので、未見の人はできればこんなネタバレ感想文は読まないで、ご自身の目で「彼女は何を二度決断するのか?」を確かめてほしいほどなのです(まだ上映している劇場もあるし)。


劇場で販売されていた「決断のアイスラテ」を購入。冷たくて甘いぜ!(ひねりゼロ)


2番シアター、5分の1ぐらいは入ってたような。



お話を最初にザッと書いておくと、舞台はドイツのハンブルク。主人公のカティヤは、トルコ系移民ヌーリと結婚→息子のロッコも生まれて、そこそこ幸せな生活を送っていたんですが、ある日、爆破テロでヌーリとロッコが死亡!Σ(°д°;し ナンデスト! カティヤは犯行現場でちょうど怪しい女を目撃していたので、「ネオナチの仕業よ!m9`Д´し ビシッ」と訴えるも、ヌーリが過去に大麻で逮捕されていた&家族を失った悲しみを紛らわすためにカティヤが違法薬物を使用したことから、警察からは「ご主人は裏社会の仕事をしてましたか?」と「被害者にも非があったのでは?」的な取り調べを受けましてね。「あー、やんなっちゃった ('A`し」とすっかり牧伸二さん気分になったカティヤは両手首を切って風呂に浸かり、自殺しようとするんですが…(1度目の「決断」)。弁護士で友人のダニーロから「犯人が捕まった」との報を受け、一旦中止。裁判に臨むのです。


映画は、出所したばかりのヌーリとカティヤが結婚するところからスタート。更正して幸せに暮らしていたのに…。


爆破テロによって、夫と息子が奪われてしまうのです (iДi) アンマリダー



ところが、裁判では「息子の死の詳細(眼球が溶けたとか)」を知らされて予想以上のダメージを受けるわ、容疑者のネオナチ夫婦の弁護士から容赦ない口撃をされるわ、モロにグルなムードを漂わせるギリシャの宿屋の親父が容疑者たちのアリバイを証言するわ、違法薬物を使ったせいでカティヤの証言の信憑性を疑われるわと、踏んだり蹴ったりな目にあった挙げ句、判決は無罪! 絶望と怒りに囚われたカティヤは、ネオナチ夫婦が滞在しているギリシャに行って、彼らのキャンピングカーを発見すると、家族が殺されたものと同じ爆弾を作る&仕掛けて爆殺しようとするも、ちょっと冷静になって中止しまして。翌朝、彼女はキャンピングカーに乗り込んで、自爆して復讐を達成するのでしたーー(2度目の「決断」)。


カティヤは超信憑性の高い目撃証言をしたんですが、しかし。


悲しみを紛らわすための薬物使用がバレたせいで、なんと無罪になるから、納得できーん!ヽ(`Д´)ノ キィィィッ!


ということで、クズどもを爆殺!(「科学戦隊ダイナマン」のサビ風に) ネオナチ夫婦は地獄に堕ちて、カティヤは天国に行った…と信じたい。



僕的には「こういうことってあるかもな」的な話として、非常に考えさせられるリベンジムービーだったというか。パンフの監督との対談で中村文則先生が指摘されていて、「我が意を得たり!Σ(°д° ) クワッ!」と思ったんですが、本作のユニークなところは、夫が元犯罪者&主人公も違法薬物を摂取していたりと、被害者サイドが品行方正なタイプではないんですよね。要は、何か事件があった時、「でも、被害者にも問題があったのでは? (`・ω・´) キリッ」なんて言われがちな人たちなんですよ。でも、映画を観ればわかるように、そんなの関係ないワケで。人間は誰だって1つや2つは「すねに傷を持つ」ものでさ、ワイドショーで事件の報道を観ると、つい「これって、被害者も悪人なんじゃねーの? (`∀´)」なんて半笑いになりがちな自分が恥ずかしくなりましたよ…。

つーか、監督が本作を撮る上で「復讐」についてリサーチしたところ、現実世界で実際に復讐をする人は「0.1%以下=何千人に1人」の割合だそうで。心理学の教授曰く、「心の病を患っている人」や境界性パーソナリティ障害の人」が多いそうで、母親がクソ親っぽかったりとか、カティヤのキャラクター造形にはそういった要素が反映されているとか。「トルコに埋葬したい」という夫の母親の申し出を断るシーンでの「ドラッグの力を借りる弱さ」とか、あくまで“普通の女性”というのも良くて。ダイアン・クルーガーの見事な熱演もあって、かなり感情移入して観ちゃいました。


本作のダイアン・クルーガーは見事でしたな。


後半の爆弾作りに説得力を持たせるための“メカに強い描写”、少し強引に感じつつも好きよ (´ε`) ウッフン



で、何よりもラストの自爆が最高でしてね…(しみじみ)。最初にキャンピングカーを爆破しようとするくだりは、僕も「止めた方が良いんじゃないかな (´・ω・`) ウーン」感があったんですよ。というのは、本作はネオナチが実際に起こした「NSU連続殺人事件」がモデルになっているそうですが、結構脚色されているっぽくて。ごめんなさい、いくら「疑わしきは罰せず」にしたって、あまりにも状況証拠が揃いすぎている→さすがに有罪になると思っていただけに、本作の“無罪”はフィクションのために作った展開に見えてリアリティを感じなかった…というのは置いとくとしても。こんな事件が無罪になったらさすがに世論も炎上するだろうし、上告できるのなら次こそは勝てるだろうから、自分まで犯罪者になる必要はないんじゃないかと。ただ、自殺も兼ねるとなれば、仕方ないのかなぁと。いや、もちろん決して良くはないんですけど、復讐として相手の命を奪うだけでなくちゃんと自分の命も捨てる“2度目の決断”には筋が通った清々しさを感じて、「ナイス、決断!m9`Д´) ビシッ」と褒め称えたくなったというね。


畑幸吉のように、誰かを爆殺するなら爆殺される覚悟があるべきじゃないですか(「餓狼伝」より)。


爆破シーン直後の僕は寂海王のような清々しい気分に…って、これはこれでアウトな気もします(「バキ」より)。
勝ち誇る寂海王


その他、「ユーリとロッコとの仲良し家族描写が素敵すぎるだけに… (ノω・、) グスン」とか「加害者の父親をヒステリックに責めない姿勢がヨーロッパっぽい」とか「ネオナチ女がキャンピングカーに入る直前の表情を見て、『この人は夫に引きずられて犯行に手を染めたのでは?→自立しているカティヤとは対照的な存在?』と思った…というパンフ掲載の中村文則先生の発言のPA-KU-RI!m9・∀・) ビシッ」とかとか、思うところはあるんですけど、割愛! 唯一の不満は「他のクズどもが野放し」という点で、僕的にはニセのアリバイを証言したギリシャの宿屋のネオナチ野郎や、仕事とは言えクソみたいな法廷戦術で被害者を愚弄したクソ弁護士も爆殺してほしかったなぁ。それと、葬儀の時にカティヤに向かって「あんたのせいでロッコは死んだ」みたいなことを言った姑については「死ね」とまでは思いませんけど(苦笑)、せめて「なに言ってんだ、ババア 川 ゚д゚)シ☆))Д´) グェッ」とスナッピーなビンタを炸裂させて、一方的になじって憂さを晴らそうとした愚かな老婆が予想外の反撃を食らってブルブルと震えながらへたり込む的な描写が観たかった…という寛容さがゼロな文章 (´・ω・`) ダメネ


このクズや弁護士も死んでほしかったというのは、乱暴でしょうか(間違いなく乱暴な意見)。



エンドクレジットで流れるリッキ・リーの「I Know Places」を貼っておきますね↓




そんなワケで、ダラッと駄文を垂れ流しちゃいましたが(汗)、今どきの社会派リベンジムービーって感じで、スゲー観て良かったです (・∀・) ヨカッタ! 最後に知った風なことを書くと、残念ながら僕も無自覚に何かを差別していたりするとは思うんですけど、人種や出自にまつわる差別発言ほど酷いものはないのでね、当ブログの読者にそういう人はいないと思いますが、気をつけましょうね (´・ω・)(・ω・`) ネー




ファティ・アキン監督の前作。評判が良いので、興味はあります。



なんとなく思い出した映画を貼っておきますね。



まぁ、僕的にはこういうリベンジムービーの方が好みではあります。





パシフィック・リム アップライジング(4DX・吹替版、2D・字幕版)(ネタバレ)

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パシフィック・リム アップライジング(4DX・吹替版、2D・字幕版)



原題:Pacific Rim: Uprising
2018/アメリカ 上映時間111分
監督・脚本:スティーブン・S・デナイト
製作:トーマス・タル、メアリー・ペアレント、ジョン・ジャシュニ、ケイル・ボイター、ギレルモ・デル・トロ、フェミ・オグンス、ジョン・ボイエガ
製作総指揮:エリック・マクレオド
キャラクター創造:トラビス・ビーチャム
脚本:エミリー・カーマイケル、T・S・ノーリン、キラ・スナイダー
撮影:ダン・ミンデル
美術:ステファン・デシャント
衣装:リズ・ウルフ
編集:ザック・ステーンバーグ、ディラン・ハイスミス、ジョシュ・シェファー
音楽:ローン・バルフェ
出演:ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、カイリー・スパイニー、菊地凛子、チャーリー・デイ、ジン・ティエン、バーン・ゴーマン、マックス・チャン、アドリア・アルホナ、新田真剣佑、イバンナ・サクノ、ウェスリー・ウォン、シャーリー・ロドリゲス、リーバイ・ミーデン、カラン・ブラル、リリー・ジー、ラハート・アダムス
吹替版:KENN、坂本真綾、楠大典、斉藤貴美子、佐藤せつじ、山寺宏一、後藤哲夫、小林由美子、松岡禎丞、茅野愛衣、玄田哲章、高島雅羅、よのひかり
パンフレット:★★★(720円/オーソドックスな作り。企画記事がほしいなぁ)
(あらすじ)
西暦2035年の地球。 太平洋の海底の裂け目から異世界より襲来した異種族「プリカーサー」の操る怪獣と人類の人型巨大兵器「イェーガー」との激戦が終結して10年が経過した。 世界は平穏を取り戻したが、怪獣の再来への不安を残すPPDC(環太平洋防衛軍)は新世代のイェーガーを開発し、若いパイロットたちを訓練していた。
10年前の怪獣との最後の戦いで戦死した、人類の英雄と称えられるスタッカー・ペントコスト司令官の息子ジェイク・ペントコストは優秀なパイロットだったがある理由で軍を除隊し、違法転売行為に手を染めていた。 そんなある日、戦地から集めたパーツで小型の一人乗りイェーガー、スクラッパーを自作していた孤児の少女アマーラ・ナマーニと出会ったことから、ジェイクの運命は変わる。 右余曲折を経て逮捕されたジェイクは、10年前の最後の戦いで英雄的な活躍をした元イェーガーパイロットで現在はPPDCの事務総長である義姉の森マコより無罪放免と引き換えにパイロット訓練生の教官として指導を命じられ、同じく逮捕されたアマーラもその非凡な才能を見定められ訓練生となる。 軍在籍時に同期だったネイト・ランバートとコンビを組んだジェイクは訓練生の教育を行いつつ、第六世代イェーガー、ジプシー・アベンジャーのパイロットの任務に就く。
時を同じくして中国企業、シャオ産業は社長であるリーウェン・シャオの主導の下、元PPDCの研究員であったニュートン・ガイズラー博士の協力で新型の無人巨大兵器、ドローン・イェーガーの開発を急ピッチで進めていた。PPDCはシャオ産業のドローンを採用するかどうかの会議をオーストラリア、シドニーで開こうとするが、その会議場に突如、所属不明の漆黒のイェーガー、オブシディアン・フューリーが会場を襲撃する。 警備に出動していたジェイク、ネイトの駆るジプシー・アベンジャーが迎撃し、フューリーは撤退するが戦闘に巻き込まれたマコが死亡してしまう。 死の間際にマコが残したデータをPPDC所属のハーマン・ゴットリーブ博士の解析により、シベリアにある既に廃棄されたイェーガーの燃料工場になにかの手掛かりがあるということがわかり、ジェイクとネイトはジプシーで向かうとそこで再度フューリーと交戦することになる。 戦いの末、フューリーのリアクターを破壊して勝利を収める二人だったが、フューリーのコクピットブロックは怪獣の細胞で埋め尽くされており、オブシディアン・フューリーは怪獣の細胞と機械が組み合わさった機体だったことが判明する。 正体不明の敵の出現にPPDCはシャオ産業のドローン・イェーガーを採用することを決め、リーウェン社長はドローンの数十機の48時間以内の配備をニュートンに指示する。
そんな中、PPDCの基地に運び込まれたフューリーの残骸に興味を持ったアマーラは訓練生の仲間と共に無断で残骸を調べるがその際に訓練生の一人が負傷したためにアマーラは独断行動をチュアン司令官に咎められ、追放処分が下る。 ジェイクと面会したアマーラはフューリーに使われていた機械部品がシャオ産業製であるということを伝え、それを聞いたジェイクらはハーマンにシャオ産業に出向き、ニュートンに会ってドローンについての情報入手を依頼する。 完成したシャオ産業のドローンは各拠点に輸送されるが暴走し各所で破壊活動を始める。 ジェイクたちの基地に輸送された2機のドローンも攻撃を開始し、チュアン司令が戦死。基地のイェーガーもまともに応戦する暇すら与えられず、次々に大破させられる。
一方、シャオ産業にてハーマンは10年前に怪獣の脳とリンクしたことが原因でニュートンがプリカーサーの手下になっていたという衝撃の事実を知る。ニュートンはシャオ産業の開発ラインが殆ど自動化しているのをいいことに怪獣の細胞を培養するなどして組み込み、リーウェンらの知らない間に独自にプリカーサーの地球侵略計画を続けていたのだった。 ドローン群はエネルギー波を放って地球各地に裂け目を作り、大量の怪獣を地球に運び込もうとするが、ニュートンの凶行を知ったリーウェンの協力によってドローンはすべて活動を停止。裂け目を閉じることに成功するも、3体の怪獣の地球への侵入を許してしまう。
シュライクソーン、ハクジャ、ライジンと名付けられた3体の怪獣は日本の富士山を目指していた。 ハーマンの調べで怪獣の血液には特定のレアメタルに対して爆発的な反応を示す特徴を持っており、プリカーサーは怪獣の血液を富士山の火山帯に流し込むことで環太平洋地域の火山帯を爆発させ、地球人類を壊滅に追いやろうとしていることがわかる。 先の襲撃で正規パイロットがジェイクとネイトを除き全滅してしまったPPDC基地では追放を取り消されたアマーラたちの尽力でジプシー・アベンジャー、ブレーサー・フェニックス、セイバー・アテナ、ガーディアン・ブラーボの4体のイェーガーが戦闘可能にまで復旧。ジェイク、ネイトの操縦するジプシーとアマーラを含む訓練生が操縦する3体のイェーガーはハーマンの開発したロケットブースターを装着し、日本に向けて飛び立つ。
メガ東京に来襲した3体の怪獣の前に4体のイェーガーは着陸を果たし、戦闘を始める。 当初は互角の戦いを展開する両陣営だったが、シャオ産業の日本工場よりニュートンがあらかじめ用意していた無数の小型怪獣が出現し、3体の怪獣にとりついて合体させる。 凄まじい戦闘力を持つ合体怪獣の前にまず一番槍を務めたガーディアン・ブラーボが撃破され、セイバー・アテナ、ブレイザー・フェニックスも破壊されてしまい、ジプシーも攻撃を受け、パイロットのネイトが重傷を負って戦闘不能に陥る。 機体より脱出を果たしていたアマーラはネイトの代わりにジプシーに乗り込み、リーウェン社長の遠隔操作によって作動させたスクラッパーの協力で残ったロケットブースターを用いて成層圏までジプシーを上昇させ、ジプシー自体を巨大な質量弾にする最後の攻撃をジェイクと共に敢行。 富士山火口に到達していた合体怪獣を見事に撃破し、人類を救うのだった。
(以上、wikipediaより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※今回の記事は、本作が好きな人は確実に不快になると思うので、読まない方が良いです。
※本作の感想に関しては、結騎了さんのブログが素晴らしいので、そっちを読んで!m9`Д´) ビシッ


僕的に前作の「パシフィック・リム」は100点の映画であり、そりゃあ続編も観に行くことは決定事項ということで、前売り券を購入したところ! なんとオムニ7で「映画『パシフィック・リム:アップライジング』ROBOT魂<SIDE JAEGER>ジプシー・アベンジャー ブループリントクリア VER.付きムビチケカード(セブンネット限定絵柄:ジプシー・アベンジャー+セイバー・アテナVER.)前売券2種セット」なんて商品があったので、「どうせ3回は観に行くだろうな (´∀`)」と思って衝動買いしちゃいましてね…(遠い目)。さらに3月、長野にて当ブログ初のオフ会を実施した時に岩谷さんからプレゼントされて、前売り券は合計4枚になったんですが、しかし。封切りされた4月中旬の週、「最初は4DXの吹替番で観たい→前売り券が使えない!Σ(゚д゚;) ナンデスト!」ということで、ユナイテッド・シネマとしまえんにて、普通に代金を払って1回目を鑑賞。その後、2D・字幕版を5月中旬にTOHOシネマズ新宿にて2回、5月下旬にユナイテッド・シネマ豊洲にて2回、観てきました。「惜しい… (´・ω・`) ウーン」と思ったり。


さて、ダラダラと画像を貼ると、最初に販売された前売り券と特典はこんな感じ。


お金がかかる特典付きで販売されたのが、こんな感じだったり。


UCとしまえんには監督&ジョン・ボイエガ&スコット・イーストウッドのサイン入りポスターがありまして。


こんな入場者特典をもらったりしましたよ。


4DX、満席でした。


2回目を観たのは、その半月後、TOHOシネマズ新宿の12番スクリーン。


3回目も同じく12番スクリーン。両日とも5分の1ぐらいは埋まってたような。


4回目は、5月下旬、UC豊洲の6番スクリーン。観客は8人ぐらい。


都内最終上映日は広めの1番スクリーン。観客も20人ぐらいはいた記憶。


最後に、僕の心境を代弁するビスケット・オリバの画像を貼っておきますね。
惜しい......


本作のあらすじに関してはネタバレ全開のwikipediaを読んでいただくとして(手抜き)。公開直後、少しだけTwitterをザッと眺めてみたら、僕がフォローしている方々の評価は概ね不評でしてね。どうなんだろうと自分の目で確かめてみれば、最初は「そんなに悪くないじゃん (・∀・)」って感想だったんですけれども。「そんなに悪くない」気分で2回目を観てみれば「いや、これはダメだろ ( ゚д゚)、ペッ」という気持ちになり、「これはダメ」という心づもりで3回目に足を運べば「意外と悪くない ( ´_ゝ`)」という着地…って、面倒くさいですな。で、5回観て思うのは、本当に「惜しい…」のひと言。これ、前作をガチガチに好きだった人ほど失望の度合いが大きいんじゃないでしょうか。


たぶん本作を叩く人はこの徳川光成のような心境だと思うのです。



最初にイラッとしたところを書くと、世界観が雑になっちゃったなぁと。いや、もともとロボvs怪獣を描くジャンル映画なワケですから、雑もクソもないんですが、フィクションラインがより上がったというか。例えば、前作のイェーガーは、いくら少女が天才かつイェーガーが小型とは言え、1人の人間が独学で作れるようなものじゃなかったと思うんですよ。そもそもイェーガー自体、対怪獣用兵器だったワケで、治安維持のためにウロウロしているのも違うんじゃないですかね。そりゃあ、「前作で活躍したニュート博士が“怪獣の第2の脳”とのドリフトによってプリカーサーに支配されていた」というアイディア自体は面白かったけどさ、アイツ1人でオプシディアン・フューリーを作ったりとか、大量のドローン・イェーガーに怪獣を仕込むとか、いくら「シャオ産業は38パーセントがオートマティック機能」云々なんて理屈をつけようと飲み込みづらかったし、ミスリードのためでしかない「リーウェンが意味ありげな表情をする」といった描写にもムカついた…ってな調子。

パイロットたちが幼くなったのも嫌いでした。一応、若い方が神経接続云々の理屈はあったけどさ、僕は前作のスタッカー・ペントコスト「私は心を無にして乗る」を愛していただけに、調子に乗って中指立てるようなガキではなく、もっとちゃんとした大人キャラの活躍が観たかった…ってのは己の好みでしかありませんな (´∀`;) スミマセン いや、カイリー・スパイニー演じるアマーラ・ナマーニなんて、「家族を怪獣に殺されて復讐を誓う少女」という、娘を持つ僕的に本来は超ストライクなキャラなんですよ。でも、能力があまりにもチートすぎるし(「私はこれを路上で学んだ 川`・ω・´) キリッ」とかマジ勘弁)、怪獣トラウマ描写も前作の森マコのまんまだし、単なる「与えられた設定」にしか見えなかったんですよね… ('A`) ゲッソリ あまり悪くは書きたくないんですが、終盤、「飛べる!」とか言ってジプシー・アベンジャーに向かってジャンプするシーンも心底どうでも良かったです(でも、スクラッパー自体は結構好き)。


前作のこういうところが好きだったのに…。



その他、イラッとした部分を書いておくと、「森マコの雑な退場」とか「訓練に使っていた脳『サラ』はなんなんだよ」とか「ハーマンとニュートのクソなエレベータ内戦闘」とか「マックス・チャンの無駄遣い」とか「『2つの基地から出動したイェーガーが倒された』にせよ、その時の戦闘データが転送されたりとかはないの?」とか「怪獣の血がレアアースに反応するなら、それで倒す兵器を作れよ」とか「リーウェンのベビーターンをアピールするハーマンがうぜぇ」とか「ハーマンのドヤ顔がうぜぇ」とかとかとか。もうね、主人公のジェイクが「セクシーな塩の振り方」の真似をするシーンがあって。優しい人は微笑ましく観たのでしょうけど、猫の額並みに心が狭い僕は「2035年でもそれが流行っているんですか ( ゚д゚) アーソウデスカ」と冷めたりしてね…(遠い目)。ごめんなさい、僕が観たかった「パシリム」の続編ではなかった…というのが正直な感想でございます。


僕の気持ちを代弁する範馬勇次郎を貼っておきますね。



な〜んて、不満ばかり書いちゃいましたが、ちくしょう、それでも“大金がかかったロボ戦闘”が大画面で観られたのはスゲー良かった!ヽ(`Д´)ノ ウォォォッ! 製作にも加わっている主演のジョン・ボイエガはインタビューで「僕は今回、ロボットにもっと早く動いてほしかった」と語っていて、パンフでは尾﨑一男さんが「ボイエガが大好きなアニメ版『進撃の巨人』の影響では?」といった風な考察をされていて。なんて言うんですかね、前作のあの“特撮の巨大ロボっぽいゆっくり感”を愛していたので、本作のイェーガーの挙動が“アニメっぽい速さ”になったことに一抹の寂しさを感じなかったと言えばウソになりますけど、劇中で繰り広げられる戦闘描写の数々は実にエキサイティングであって、どんな不満も戦闘シーンに入ると、「まぁ、いっか (´∀`=) タノシー」と許せた次第。特にオプシディアン・フューリーの動力源をジプシー・アベンジャーが貫手でえぐり出すシーンは100点だと思ったり。


まぁ、できればチェルノ・アルファのような無骨なロボが観たかった気もします。



つーか、最終決戦の舞台が日本でガンダムの像まで出てきたり、暴走する無人量産機がモロに「新世紀エヴァンゲリオン」に出てきそうな感じだったりとか、そういった“愛情”にグッとくるところもあって。スティーブン・S・デナイト監督は決して悪い人じゃなくて、要は「ファンの人が作った二次創作が僕の好みと合わないところが多かった」ものの、よくよく考えれば2035年の未来では「セクシーな塩の振り方」が当たり前という可能性もあるし、何よりもメインディッシュの「ロボ戦闘は最高だった」ということで、トータル的には75点という評価。ラスト、「今度はオレたちが行く!m9`Д´) ビシッ」とプリカーサーの本拠地に乗り込むみたいなことを言って終わってましたが、続編が作られたらもちろん観に行くことでしょう(偉そうに)。

いいやつ感が漂うスティーブン・S・デナイト監督の画像を貼っておきますね(「魂ウェブ」より)。



おしまい。




ギレルモ・デルトロ監督による1作目。僕の感想はこんな感じ



本作のメイキング・ブック。読んでみたい気はしますが…。



デジタル盤のサントラ。国内CD盤輸入盤もあります。



本作のノベライズ。読めば、もう少し好きになれるのかな…。



「パシリム」の前日譚コミック。ジェイクは出てこない…というシーザー・A・ツェペリ感。



アサイラムによるバッタモン感全開な「バトル・オブ・アトランティス」の続編。どうなんでしょうか。








先週の備忘録(2018/6/5~6/11)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火〜木曜日、仕事&映画鑑賞
金曜日、ボランティア→娘が自転車に乗れた!(`Д´)人(`Д´し
土曜日、妻子と公園へ
日曜日、家でブログ書き
月曜日、ボランティア→仕事→映画鑑賞
この週は映画を8本観ました



前に「娘のマナ子(仮名/6歳)が学校のことで悩んでいる」なんて文章を書きましたが、相互フォローしているあひる@怒りのデスマーチさんが「気にしなくて大丈夫ですよ」と仰有ってくれたように、現在は友だちもできて、順風満帆な小1ライフを送っている様子もうね、とりあえずはホッとしたし、そんな理由で同級生の親たちを処刑しなくて良かったなぁと (ノω・、) アブナカッタ... それと、金曜日は夕方から娘と自転車の練習をしたんですけど、見事乗れるようになったのもうれしかったです。今まで自転車で3度も交通事故に遭ってる身としては超心配ですが、また彼女に「できること」が増えたんだなぁとしみじみしたりしてね。で、土曜日は、妻子の予定が空いていたということで、近くの公園に行って、「くまさんハンバーグ」という飲食店ごっこをして遊んだ…ということも記録として残しておきますよ。

映画の話を書くと、先週は8本観ました。一番グッと来たのは「パティ・ケイク$」だったワケですが、どの作品も結構良くて。特に「ムービーウォッチメン」の課題作品になったので、月曜日に仕方なく観た「万引き家族」は、ちくしょう、予想以上にダメージがデカかったですねぇ… ('A`) イヤーン 反日とかそういう「バカな二元論」で片付けられるような映画ではないのはもちろんで、なるべく金曜日の早い時間に感想をアップするつもりですけど、今も思い出すだけで涙が出てくるというか。まぁ、「万引き家族」が良かった人は、呉美保監督の「きみはいい子」とか、現在、ポレポレ東中野でリバイバル上映されているドキュメンタリー「隣る人」などを観るのもオススメでございます。


「パティ・ケイク$」は今年のベスト候補になりました。これから上映されるところもあるので、また観に行く予定。



「隣る人」は15日までなので、興味がある人はぜひ!m9`Д´) ビシッ




あと、最近、ちょっと考えていることを書くと、動画配信を始めようかと思ってまして。先日、映画仲間のヘボヤーさんから薦められて、そう言えば前にきんたま画伯さんからも言われたなぁと思い出して、少し乗り気になりましてね。で、「その週に買った映画のパンフレット」について、毎週5〜10分程度、ザッと垂れ流すのはどうだろうと考えたのです。ただ、そうなると動画編集とかを学ばなくちゃならないのが面倒くさいし、準備もしなくちゃいけないし、睡眠不足で帯状疱疹が出まくっている今、そんな時間があるのかという問題もあって。まぁ、やっぱりやらないかもしれません(なんだこれ)。


ううむ、一昨年の24時間ラジオ出演時の動画を貼っておきますが、トークが乱暴すぎる… (`Δ´;) ヌゥ




最後に今週の予定を書くと、仕事については、今週か来週には踏ん切りをつけようと考えていて。与えられた業務をこなしつつ、ボランティアに参加して、水曜日は高校時代の親友との飲みがあって。土曜日は、超久しぶりに「アイドルの現場」に行くことになっております ( ̄ー ̄) ニヤッ で、本当は練馬の「か和もっち」で飲みたかったんですが、今週は時間を作れそうにないので、来週の火曜日あたりに行くつもりでございます。


最後に、今月の推薦曲、miracle²「天マデトドケ☆」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。







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