ダーク・プレイス
![ダーク・プレイス]()
原題:Dark Places
2015/イギリス、フランス、アメリカ 上映時間113分
監督・脚本:ジル・パケ=ブレネール
製作:ステファーヌ・マルシル、シャーリーズ・セロン、A・J・ディックス、マット・ジャクソン、マシュー・ローズ、キャシー・シュルマン
製作総指揮:ピーター・サフラン、ジンジャー・スレッジ、ジリアン・ロングネッカー、トビン・アームブラスト、ガイ・イースト、ナイジェル・シンクレア、アレックス・ブレナー、マティアス・エーレンバーク、ニコラス・バイバーグ、ジェフ・ライス
原作:ギリアン・フリン
撮影:バリー・アクロイド
美術:ローレンス・ベネット
衣装:エイプリル・ネイピア
編集:ビリー・フォックス
音楽:BT、グレゴリー・トリッピ
出演:シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、クロエ・グレース・モレッツ、クリスティーナ・ヘンドリックス、コリー・ストール、タイ・シェリダン
パンフレット:★★★(600円/それなりに読むところがあって、値段相応な感じ)
(あらすじ)
1985年、カンザスの田舎町で母親とその娘2人が惨殺される事件が発生。生き残った8歳の末娘リビーの証言により15歳の兄ベン(タイ・シェリダン)が逮捕され、ベンは終身刑を言い渡された。全米から注目を浴びた事件のせいで親戚の家を転々とすることになったリビーは、やがて自嘲的で無気力な人間になっていく。そして時は流れ、リビー(シャーリーズ・セロン)が31歳になったある日、有名事件の真相を語り合う「殺人クラブ」からの招待状が届く。生活費に困っていたリビーは謝礼金を目当てに、これまで決して振り返ろうとしなかった忌まわしい事件の真相を探りはじめる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
40点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事は、この映画が好きな人は不快になるので、気をつけて!
ああん、もう9月なのに6月公開の映画の感想を垂れ流しておきますよ。劇場で予告編を観て面白そうだと思ったのと、名作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
のシャーリーズ・セロンとニコラス・ホルト、さらに大好きなクロエ・グレース・モレッツちゃんが出ていることを知って、急遽観ることにしましてね。7月のTOHOシネマズデイ、TOHOシネマズ・スカラ座で鑑賞いたしました。「あ、そういうオチなんだ… (´・ω・`) ウーン」と思ったり。ちなみに原作は映画化
もされたベストセラー「ゴーン・ガール」
を書いたギリアン・フリンの小説で、監督は「サラの鍵」
のジル・パケ=ブレネールでございます。
スカラ座、半分くらいは入ってたような。
![スカラ座入り口]()
いや、面白いところは多かったんですよ、確か。「8歳のころに自分の証言で兄を刑務所送りにしている」とか「“一家惨殺事件の生存者”として寄付に頼って暮らしていたら、すっかり生活力のない大人に成り果てていた」といった主人公の設定がユニークだし、「殺人クラブ」という“事件を捜査する民間団体”が絡んでくるのも良いし、「本当は誰が一家を殺したのか?」という謎も興味深かったし。ただ、思ったより「殺人クラブ」が活躍しないし、事件の真相に全然乗れなかったというか。兄のベンに「少女への強制わいせつ容疑(実は冤罪)」がかけられる中、「① 人生に絶望した母親は生命保険目当てに“自殺を偽装してくれる男”に自分の殺害を依頼→殺害された」「② それを一番下の妹が目撃してしまい、男に射殺される」「③ 兄が妊娠中の恋人ディオンドラ(クロエ・グレース・モレッツ)と駆け落ちするために自宅に帰ったところ、惨劇に出くわした挙げ句、ディオンドラが一番上の妹を絞殺してしまった」って、あまりにタイミング良く不運が重なりすぎに見えちゃって…。それに、警察が無能なのは仕方ないとしても、いくら「ディオンドラを愛している」「生まれてくる子どもを守るため」などの理由があるとは言え、ベンが“自分の妹を絞め殺した女”をかばうのは理解できないなぁと。原作小説を読んだらもう少し納得できるのかもしれませんが、ごめんなさい、僕は結構バカバカしく感じちゃいました。
真相を知っても納得いかなかった僕の気持ちを代弁する範馬刃牙の画像を貼っておきますね。
![なんで?]()
シャーリーズ・セロンやらタイ・シェリダンやらの演技は素晴らしいし、歳を取ったディオンドラとその娘の妙な凶悪さや、主人公がやっと過去を吹っ切れるラストは嫌いじゃないんですが…。一応、観て良かったとは思うけど、なんか釈然としない作品でしたよ (´・ω・`) ウーン というか、フィクションにはよく「家族のために罪を隠蔽する」的な展開がありますが、「負い目のなさが勝ち目を呼ぶ」という言葉があるように、後ろめたさを抱えて生きるのは大変なのでね、僕もなるべくそういうことはしないようにしたいものです(7月に負い目を作ったばかりの男の文章)。
念のため、柴千春の名言を貼っておきますね。
![三角絞めでつかまえて-負い目のなさが勝ちを呼ぶ!]()
おしまい (´・ω・`) ウーン
ギリアン・フリンによる原作小説。評判は悪くないみたいなんですがー。
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サントラがあったので貼っておきますね。
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原題:Dark Places
2015/イギリス、フランス、アメリカ 上映時間113分
監督・脚本:ジル・パケ=ブレネール
製作:ステファーヌ・マルシル、シャーリーズ・セロン、A・J・ディックス、マット・ジャクソン、マシュー・ローズ、キャシー・シュルマン
製作総指揮:ピーター・サフラン、ジンジャー・スレッジ、ジリアン・ロングネッカー、トビン・アームブラスト、ガイ・イースト、ナイジェル・シンクレア、アレックス・ブレナー、マティアス・エーレンバーク、ニコラス・バイバーグ、ジェフ・ライス
原作:ギリアン・フリン
撮影:バリー・アクロイド
美術:ローレンス・ベネット
衣装:エイプリル・ネイピア
編集:ビリー・フォックス
音楽:BT、グレゴリー・トリッピ
出演:シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、クロエ・グレース・モレッツ、クリスティーナ・ヘンドリックス、コリー・ストール、タイ・シェリダン
パンフレット:★★★(600円/それなりに読むところがあって、値段相応な感じ)
(あらすじ)
1985年、カンザスの田舎町で母親とその娘2人が惨殺される事件が発生。生き残った8歳の末娘リビーの証言により15歳の兄ベン(タイ・シェリダン)が逮捕され、ベンは終身刑を言い渡された。全米から注目を浴びた事件のせいで親戚の家を転々とすることになったリビーは、やがて自嘲的で無気力な人間になっていく。そして時は流れ、リビー(シャーリーズ・セロン)が31歳になったある日、有名事件の真相を語り合う「殺人クラブ」からの招待状が届く。生活費に困っていたリビーは謝礼金を目当てに、これまで決して振り返ろうとしなかった忌まわしい事件の真相を探りはじめる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
40点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事は、この映画が好きな人は不快になるので、気をつけて!
ああん、もう9月なのに6月公開の映画の感想を垂れ流しておきますよ。劇場で予告編を観て面白そうだと思ったのと、名作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
スカラ座、半分くらいは入ってたような。

いや、面白いところは多かったんですよ、確か。「8歳のころに自分の証言で兄を刑務所送りにしている」とか「“一家惨殺事件の生存者”として寄付に頼って暮らしていたら、すっかり生活力のない大人に成り果てていた」といった主人公の設定がユニークだし、「殺人クラブ」という“事件を捜査する民間団体”が絡んでくるのも良いし、「本当は誰が一家を殺したのか?」という謎も興味深かったし。ただ、思ったより「殺人クラブ」が活躍しないし、事件の真相に全然乗れなかったというか。兄のベンに「少女への強制わいせつ容疑(実は冤罪)」がかけられる中、「① 人生に絶望した母親は生命保険目当てに“自殺を偽装してくれる男”に自分の殺害を依頼→殺害された」「② それを一番下の妹が目撃してしまい、男に射殺される」「③ 兄が妊娠中の恋人ディオンドラ(クロエ・グレース・モレッツ)と駆け落ちするために自宅に帰ったところ、惨劇に出くわした挙げ句、ディオンドラが一番上の妹を絞殺してしまった」って、あまりにタイミング良く不運が重なりすぎに見えちゃって…。それに、警察が無能なのは仕方ないとしても、いくら「ディオンドラを愛している」「生まれてくる子どもを守るため」などの理由があるとは言え、ベンが“自分の妹を絞め殺した女”をかばうのは理解できないなぁと。原作小説を読んだらもう少し納得できるのかもしれませんが、ごめんなさい、僕は結構バカバカしく感じちゃいました。
真相を知っても納得いかなかった僕の気持ちを代弁する範馬刃牙の画像を貼っておきますね。

シャーリーズ・セロンやらタイ・シェリダンやらの演技は素晴らしいし、歳を取ったディオンドラとその娘の妙な凶悪さや、主人公がやっと過去を吹っ切れるラストは嫌いじゃないんですが…。一応、観て良かったとは思うけど、なんか釈然としない作品でしたよ (´・ω・`) ウーン というか、フィクションにはよく「家族のために罪を隠蔽する」的な展開がありますが、「負い目のなさが勝ち目を呼ぶ」という言葉があるように、後ろめたさを抱えて生きるのは大変なのでね、僕もなるべくそういうことはしないようにしたいものです(7月に負い目を作ったばかりの男の文章)。
念のため、柴千春の名言を貼っておきますね。

おしまい (´・ω・`) ウーン
ギリアン・フリンによる原作小説。評判は悪くないみたいなんですがー。
サントラがあったので貼っておきますね。