ザ・ギフト
原題:The Gift
2015/アメリカ 上映時間108分
監督・製作・脚本:ジョエル・エドガートン
製作:ジェイソン・ブラム、レベッカ・イェルダム
製作総指揮:ジャネット・ボルトゥルノ=ブリル、クーパー・サミュエルソン、リュック・エチエンヌ、ロバート・シモンズ、アダム・フォーゲルソン、オーレン・アビブ、ドナルド・タン、デニス・ワン、ジェームズ・ワン
撮影:エドゥアルド・グラウ
美術:リチャード・シャーマン
衣装:テリー・アンダーソン
編集:ルーク・ドゥーラン
音楽:ダニー・ベンジー、ソーンダー・ジュリアーンズ
出演:ジェイソン・ベイトマン、レベッカ・ホール、ジョエル・エドガートン
パンフレット:なし
(あらすじ)
新たな転居先で幸せな生活を送る夫婦の前に、夫の同級生と名乗る男・ゴード(ジョエル・エドガートン)が現れた。再会を喜んだゴードから、2人に1本のワインが「ギフト」として贈られる。しかし、徐々にゴードからのギフトはエスカレートしていき、度を越していく贈り物に2人が違和感を覚えはじめた頃、夫婦のまわりに異変が起き始める。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※この映画の感想に関しては、カゲヒナタさんのブログを読むと良いザンス。
※本作に関しては、ネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、未見の人は読まない方が良いです。
ジョエル・エドガートンと言えば、格闘技映画の傑作「ウォーリアー」で僕のハートを熱く連打しまくった男なワケですが(感想を1本の記事として書かなかったことを未だに後悔)、「そんな彼が監督・脚本・製作・主演したスリラー映画(しかも全米大ヒット)」なんて耳にしたら観たくなるのが人情だし、なんとなく観た予告編も面白そうだったということで! 11月上旬の金曜日、「かぶきち」で朝食を食べるのも兼ねて、「インフェルノ」と“勝手なレイトショー2本立て”として鑑賞いたしました。期待…しすぎちゃったかなぁ (´∀`;) エヘヘ
6番スクリーン、深夜にもかかわらず、1/3ぐらいは入ってた記憶。
普通に面白かったのは確かなんです。身もフタもなくあらすじを書くと、「妻のロビンと故郷の街に帰ってきたサイモンが、高校の同級生だったゴードと再会→ゴードがやたらとプレゼントを持って家にやってくる→昔、ゴードはサイモンのデマによって父親に殺されかけて一家離散した男だったことが判明→サイモンは負い目からかゴードに攻撃的になる→結局、サイモンは妻に愛想を尽かされて、『やっとできた子どもがゴードの子かもしれない』という疑惑を植え付けられて、ションボリする」って感じの話だったような、そうでもないような…。カゲヒナタさんのブログに書いてありましたが、本作は「いじめられっ子」「いじめっ子」「いじめっ子と結婚した女」の物語ということでね、「あ〜、こういう気まずさってあるかもなぁ」とか「僕も昔の悪行を思い出したら、自己防衛に走るんだろうか」とか「好きな人にクズな過去があったらキツいよなぁ」とか、いろいろと考えさせられましたよ。
最後のギフトは、ベビーカーと「アンタの奥さんとセックスしたカモ?(`∀´) ウキー!」的なDVDだった気がします。
ただ、僕が期待値コントロールに失敗したというか。観る前の期待値がかなり高かった分、「意外と普通ダナー (・ε・)」って思っちゃったんですよね…。なんかサイモンがイヤな奴すぎるからゴードの復讐が正当に見えてそんなに怖くないし、最後のオチも「レイプされてたら奥さんだってもっと違う態度→騙されないだろ」って思っちゃったし、もっと「餓狼伝」の「クライベイビー・サクラ編」のように「与えることの意味」に踏み込むのかと思ったりもしましたけど、本作の「ギフト」自体は単なる手段でしかなかったし…。映画代分の満足はありつつもそんなに衝撃は受けなかった次第。人はなぜこうも期待してしまうのかーーって、せっかく映画を観るのに期待しないってのもおかしな話ですが ( ゚д゚) アホカ 何はともあれ、映画の雰囲気や役者さんの演技は素晴らしいので、誰が観てもそれなりに楽しめると思いますよ。
なんとなく「餓狼伝」の「クライベイビーサクラ編」を貼っておきますね。
おしまい。
ジョエル・エドガートンとトム・ハーディがガツンガツンと殴り合う格闘映画の傑作。鑑賞はマストだッ!m9`Д´) ビシッ
同タイトルのサム・ライミ監督作。観たはずなのに、内容をサッパリ思い出せない… (`Δ´;) ヌゥ
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ザ・ギフト(ネタバレ)
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