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ローガン・ラッキー(ネタバレ)

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ローガン・ラッキー

ローガン・ラッキー

原題:Logan Lucky
2017/アメリカ 上映時間119分
監督:スティーブン・ソダーバーグ
製作:グレゴリー・ジェイコブズ、マーク・ジョンソン、チャニング・テイタム、リード・キャロリン
製作総指揮:マイケル・ポレイル、ダン・フェルマン、ゼン・ストッダード
脚本:レベッカ・ブラント
撮影:ピーター・アンドリュース
美術:ハワード・カミングス
衣装:エレン・マイロニック
編集:メアリー・アン・バーナード
音楽:デビッド・ホームズ
出演:チャニング・テイタム、アダム・ドライバー、ライリー・キーオ、ダニエル・クレイグ、セス・マクファーレン、ケイティ・ホームズ、キャサリン・ウォーターストン、ドワイト・ヨーカム、セバスチャン・スタン、ブライアン・グリーソン、ジャック・クエイド、ヒラリー・スワンク、メイコン・ブレア、ジム・オヘア、デビッド・デンマン、ファラ・マッケンジー
パンフレット:★★★☆(720円/3本のコラムはどれもタメになったし、裏表紙に「10のルール」が書かれているデザインも好き)
(あらすじ)
足が不自由で仕事を失い、家族にも逃げられて失意の人生を送るジミー・ローガン(チャニング・テイタム)は、まもなく開催されるNASCARレースのさなかに大金を盗み出すという大胆な計画を練る。戦争で片腕を失った元軍人で冴えないバーテンダーの弟クライド(アダム・ドライバー)と、美容師でカーマニアの妹メリー(ライリー・キーオ)を仲間に加えたものの、不運続きな自分たちだけでは心もとないジミーは、服役中の爆破のプロ、ジョー・バング(ダニエル・クレイグ)に協力を求めるが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の感想は、本作が好きな人は不快になる恐れがあるので、気をつけて!
※本作は、ネタバレを知らないで観た方が面白いので、未見の人は読んじゃダメ!


スティーブン・ソダーバーグ監督の犯罪チームモノとなれば「オーシャンズ」シリーズ的な“それなりの面白さ”が確定しているし、予告編も愉快だったし、何よりも「バカっぽいホワイトトラッシュたちが現金強奪を企む」という要素にグッときたので、前売り券を買ったものの、なかなか観に行けなかった…というお馴染みのパターン。で、12月半ばになってやっとTOHOシネマズ新宿で鑑賞いたしました。「スゲー面白かったけど… (ノω・、) グスン」と思ったり。いや、ハッキリ言って、全方位的に面白い“コメディ要素を含んだ犯罪映画”なのでね、「一寸の光陰軽んずべからず」なんてことわざがあるように、こんな“程度の低いブログ”を読むことに時間を使わないで、即観に行ってほしいほどオススメだったりするのです。


1番スクリーン、10人ぐらいはいたような気がします。
1番スクリーン


なんて言うんですかね、こんなにストライクな「ケイパー・ムービー」は久しぶりというか(「ペントハウス」以来かも)。主人公ジミー役のチャニング・テイタムを始めとする役者さんたちは超魅力的だったし(ダニエル・クレイグのはっちゃけ振りが愉快)、語り口のテンポも良いし、良い感じにハラハラさせたりホロリとさせたりするドラマもあるし、マジで文句ナシの面白さでしたよ。僕的にハートをギュッと握りつぶされて死にそうになったのは、ジミーの娘セイディ(ファラ・マッケンジー)がコンテスト会場で歌うシーン。強奪計画が成功した後、ジミーが急いで会場に駆けつけると、会場に父親の姿を見つけたセイディは歌う予定だった曲を急遽変えましてね。父親が好きな「Take Me Home, Country Roads」を歌うと、会場が一体となって、その様子を見たジミーは強奪した金を返してしまう…という展開はね、「そうだよな、あんな純粋な姿を見たら、悪事は良くないって思うよな」と薄い金属なら切断できそうな勢いで涙が噴出したんですけれども。結局、それはFBIなどの目をくらますための手口であり、まんまと大金をゲットして終わった時は、「んもう、ジミーったら!(ノ∀T) ンモウ!」と泣き笑い状態になった…って、伝わりますかね。


娘を持つ父の立場としては、ジミーとセイディのやり取りを見るだけで涙が出て仕方なかったです。
ジミーと娘


最後は「ヒラリー・スワンク演じるFBI捜査官が彼らのたまり場のバーに来て終わる」という続編を匂わせる終わり方をしてましたが、スゲー観たいなぁと。パンフのコラム3本もどれも読み応えがあったし(特に大場正明さんのサントラ解説が好き)、本当なら100点にしても良かったんですけれども。なぜ70点にしたかと言えば、主人公の頭が良かったから。「人生の負け組が現金強奪を企む!」ということで、日々負け犬気分の僕的にはすっかり感情移入しながら観ていたものの、よくよく考えたら彼らは僕なんかより全然頭が良くてさ。なんかね、「そりゃあ、彼らなら現金強奪できるよなぁ」って、少し寂しい気持ちになったというか。アタシ、もっと九九すらままならぬようなバカっぽい男たちの現金強奪映画が観たかった…。観たかった!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!


もっと田沢慎一郎レベルの人たちが活躍するのかと期待していたのです(「魁!!男塾」より)。
三角絞めでつかまえて-九九八十八!


おしまい ヽ(TДT)ノ ミタカッタ!




デジタル盤のサントラ。輸入盤もあります。スゲーほしい。



結局、スティーブン・ソダーバーグ監督作で一番好きなのはこれですかね。僕の感想はこんな感じだし、抱いて!ヽ(`Д´)ノ







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