Quantcast
Channel: 三角絞めでつかまえて2
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2570

アバウト・レイ 16歳の決断(ネタバレ)

$
0
0
アバウト・レイ 16歳の決断



原題:3 Generations
2015/アメリカ 上映時間92分
監督・製作・脚本:ゲイビー・デラル
製作:ドロシー・バーウィン、マーク・タートルトーブ、ピーター・サラフ
製作総指揮:ナオミ・ワッツ、ピーター・パストレッリ、リア・ホルツァー、ダニエレ・メリア
脚本:ニコール・ベックウィズ
撮影:デビッド・ジョンソン
美術:ステファニー・キャロル
衣装:アージュン・バーシン
編集:ジョセフ・ランダウアー
音楽:マイケル・ブルック
音楽監修:ジョー・ラッジ
出演:エル・ファニング、ナオミ・ワッツ、スーザン・サランドン、テイト・ドノバン、リンダ・エモンド、サム・トラメル
パンフレット:★★★(700円/文月悠光さんのポエムが素敵ネ (´∀`=) ウフフ)
(あらすじ)
ある日、身も心も男性として生きたいと告白し、そのためにホルモン治療を受けたいという16歳のレイ。突然のことに動揺を隠しきれない母マギーは、不安を打ち消すかのように近所に住む青年と一夜を共にする。一方、すでにレズビアンであることをカミングアウトし、パートナーと暮らしている祖母ドリーは、レイの決断を密かに応援していた。努力を重ね、少しずつ自分らしく生きていくレイを見て意を決したマギーは、ホルモン治療の同意書にサインをもらうため、レイの父親である元夫に会いに行く。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。

僕は「サンシャイン・クリーニング」という作品が大好きであり、その製作チーム云々という宣伝文句が気になってしまったので、思わず前売り券を買っちゃいましてね。ただ、引っ越しなどで忙しかったのと、他の映画を優先してしまったため、なかなか観に行けなくて…。3月4日の日曜日、やっと新宿ピカデリーに足を運んできたんですが、ちょっと覚悟ができましたよ。


客席は8割ぐらい埋まってた気がします。


前売り特典はオリジナルトートバッグでした。



お話をザッと書くと、レズビアンの祖母ドリー(スーザン・サランドン)&その恋人フラニー(リンダ・エモンド)と同居するシングルマザー・マギー(ナオミ・ワッツ)にはトランスジェンダーの娘レイ(エル・ファニング)がいましてね。「ホルモン治療を受けて、男になりたい、男でありたい、男で死にたい」という願いに応えようとするんですが、しかし(やや誇張)。祖母が口出ししてきたり、治療には別れた夫のサインが必要→離婚の原因はマギーが夫の弟と浮気したことだと発覚したり、やっぱりマギーも娘が男になることを悩んでいたりと、ドタバタしたものの、最終的にはみんな大人なので丸く収まりました…ってな感じ。僕的には「自分の娘がレズビアンだったり、トランスジェンダーだったら…」と思いながら観ましてね。そりゃあ、娘の人生なんだから好きにすれば良いんですが、レイが髪を切ってショックを受けちゃうマギーの気持ちもわかるなぁと(そして「切らないで」なんて約束をしていた“未練がましさ”も)。なんかね、“そういう可能性”の覚悟ができただけでも、観て良かったですよ。


あと、エル・ファニングの筋トレシーンが観られたのも良い感じでした (°∀°)b イイネ!



ただ、なんて言うんですかね、本作の“入り組んだ家族模様”は「レズビアンだったり、トランスジェンダーだったり、自立していないシングルマザーだったり、兄弟2人と性的関係があったりしても、FU-TSU-U!m9`Д´) ビシッ」ということなんでしょうけれども。ここまで“事情”が重なると、さすがにフィクション感が強くて乗れなかった…ってのは、僕の頭が固いんでしょうな。まぁ、何はともあれ、みんなちがって、みんないい。そんなCreepy Nutsの曲のタイトルを残して、この感想を終えたいと思います。




デジタル盤のサントラを貼っておきますね。



クリスティン・ジェフズ監督作。久しぶりに観たくなりました。








Viewing all articles
Browse latest Browse all 2570

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>