ビューティフル・デイ
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原題:You Were Never Really Here
2017/イギリス 上映時間90分
監督・製作・脚本:リン・ラムジー
製作:パスカル・コーシュトゥー、ローザ・アッタブ、ジェームズ・ウィルソン、レベッカ・オブライエン
製作総指揮:ジョナサン・エイムズ、ベン・ロバーツ、リジー・フランク、スー・ブルース=スミス、ローズ・ガーネット
原作:ジョナサン・エイムズ
撮影:トム・タウネンド
美術:ティム・グライムス
衣装:マウゴシャ・トゥルジャンスカ
編集:ジョー・ビニ
音楽:ジョニー・グリーンウッド
出演:ホアキン・フェニックス、ジュディス・ロバーツ、エカテリーナ・サムソノフ、ジョン・ドーマン、アレックス・マネット、ダンテ・ペレイラ=オルソン、アレッサンドロ・ニボラ
パンフレット:★★★☆(720円/タメになるコラムが3本。読んでおくと良いです)
(あらすじ)
トラウマを抱え、暴力を恐れない元軍人のジョー。年老いた母と暮らす彼は、行方不明の少女たちを捜し出す報酬で生計を立てていた。そんな彼のもとに、政治家の娘ニーナを捜してほしいとの依頼が舞い込む。しかし見つけ出したニーナは、怯える様子もなく人形のように感情を失っていた。やがてニーナはジョーの目の前で再びさらわれてしまい……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
そりゃあ「タクシードライバー」
は大好きな映画なのでね、「21世紀版『タクシードライバー』
」なんて惹句を目にしちゃったら、観たくなるのが人情じゃないですかぁ〜(いきなり馴れ馴れしく)。さらに監督が「少年は残酷な弓を射る」
のリン・ラムジーとなれば、観る気ゲージが満タン状態ということで! 6月下旬、TOHOシネマズ日比谷で「ピーターラビット」を観てから、ヒューマントラストシネマ有楽町で鑑賞いたしました(その後、移動して「ワンダー 君は太陽」を観た)。とても楽しかったザンス (・∀・) ヨカッタ!
記事の切り抜きを貼っておきますね。観客は結構入ってたような気がします。
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お話を雑かつ適当に書いておくと、「行方不明者の捜索&
救出を生業とするジョーが議員の娘ニーナの捜索を頼まれる→少女売春組織に殴り込んで助ける→知事が警察を動かしてニーナを再度誘拐する→議員や仲介人や母親が殺される→ジョーは自殺しようとするも『僕のニーナを救い出すまで!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ!』と中断して知事の屋敷へ→ニーナがすでに知事を殺していた→ジョーったらシクシク泣く→『今日は良いお天気よ (´∀`し』と、2人で旅立つことにーー」って感じ。鑑賞中、非常に「プチエンジェル事件」を連想した…というのは置いとくとして。心に傷を負いすぎたために自殺願望を抱える元軍人ジョーを演じるホアキン・フェニックスがとにかく見事。演技はもちろんのこと、そのでっぷりしたビジュアルが100点でして。普段の僕的には体脂肪率低めで筋骨隆々の方が好みではあるんですけど、なんて言うんですかね、「もし“こういう仕事”をする人がいるなら、こんな風なのでは?」という説得力を感じたというか。素晴らしかったのが、「知事が放った殺し屋に致命傷を与えた後、一緒に『愛はかげろうのように』を歌うシーン」で、「本当の自分が見つからない」という歌詞の内容が2人の世知辛い状況を表すようでね…(ちなみに本作の原題は「You Were Never Really Here(あなたは本当はここにいない)」)。変な状況に笑いつつも、ちょっと泣いちゃいましたよ。なんかね、前に“TBSラジオが誇る女傑”ジェーン・スーさんが「自分探しは無駄=探している人と探しているモノが一緒なんだから見つかるワケがない」なんて仰有っていたことをボンヤリと思い出したりもした次第。
ホアキン・フェニックスのでっぷり具合、素敵でしたねぇ…(しみじみ)。
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ニーナを演じたエカテリーナ・サムソノフも凜とした雰囲気が良かったですな。
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シャーリーンの「愛はかげろうのように」
を貼っておきますね↓ 本当の自分が見つからないの… (ノω・、) ドウシヨウ
その他、主武器がハンマーなのは最高だし、「監視カメラの映像」といったリアルなアクションの見せ方も良かったし、「警察官に反撃するシーン」もグッと来たし、ところどころに挟まれる妙なユーモア描写も愉快だったし、無惨なゴア描写もあるしと、評価が高いのも頷けるなぁと。まぁ、よく言うとスタイリッシュ、悪く言うとワケわからない「※イメージです」みたいな映像や演出が結構あるので、僕的にも若干の何が何やら感はあったんですが、「少女が自分自身を救う」という終盤の展開も含めて、新しい角度からの「殺人マシンモノ」としてとても楽しかったザンス (・∀・) ヨカッタ! アクション映画を期待すると肩透かしを食う作品ではありますが、興味がある方はチェックしてみてくださいな。
劇場でも売ってた原作本。ちょっと興味あります。
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ジョニー・グリーンウッドが担当したサントラのデジタル盤。国内盤
や輸入盤
、アナログ盤
もあります。
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リン・ラムジー監督作。僕の感想はここの5本目。
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原題:You Were Never Really Here
2017/イギリス 上映時間90分
監督・製作・脚本:リン・ラムジー
製作:パスカル・コーシュトゥー、ローザ・アッタブ、ジェームズ・ウィルソン、レベッカ・オブライエン
製作総指揮:ジョナサン・エイムズ、ベン・ロバーツ、リジー・フランク、スー・ブルース=スミス、ローズ・ガーネット
原作:ジョナサン・エイムズ
撮影:トム・タウネンド
美術:ティム・グライムス
衣装:マウゴシャ・トゥルジャンスカ
編集:ジョー・ビニ
音楽:ジョニー・グリーンウッド
出演:ホアキン・フェニックス、ジュディス・ロバーツ、エカテリーナ・サムソノフ、ジョン・ドーマン、アレックス・マネット、ダンテ・ペレイラ=オルソン、アレッサンドロ・ニボラ
パンフレット:★★★☆(720円/タメになるコラムが3本。読んでおくと良いです)
(あらすじ)
トラウマを抱え、暴力を恐れない元軍人のジョー。年老いた母と暮らす彼は、行方不明の少女たちを捜し出す報酬で生計を立てていた。そんな彼のもとに、政治家の娘ニーナを捜してほしいとの依頼が舞い込む。しかし見つけ出したニーナは、怯える様子もなく人形のように感情を失っていた。やがてニーナはジョーの目の前で再びさらわれてしまい……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
そりゃあ「タクシードライバー」
記事の切り抜きを貼っておきますね。観客は結構入ってたような気がします。

お話を雑かつ適当に書いておくと、「行方不明者の捜索&
救出を生業とするジョーが議員の娘ニーナの捜索を頼まれる→少女売春組織に殴り込んで助ける→知事が警察を動かしてニーナを再度誘拐する→議員や仲介人や母親が殺される→ジョーは自殺しようとするも『僕のニーナを救い出すまで!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ!』と中断して知事の屋敷へ→ニーナがすでに知事を殺していた→ジョーったらシクシク泣く→『今日は良いお天気よ (´∀`し』と、2人で旅立つことにーー」って感じ。鑑賞中、非常に「プチエンジェル事件」を連想した…というのは置いとくとして。心に傷を負いすぎたために自殺願望を抱える元軍人ジョーを演じるホアキン・フェニックスがとにかく見事。演技はもちろんのこと、そのでっぷりしたビジュアルが100点でして。普段の僕的には体脂肪率低めで筋骨隆々の方が好みではあるんですけど、なんて言うんですかね、「もし“こういう仕事”をする人がいるなら、こんな風なのでは?」という説得力を感じたというか。素晴らしかったのが、「知事が放った殺し屋に致命傷を与えた後、一緒に『愛はかげろうのように』を歌うシーン」で、「本当の自分が見つからない」という歌詞の内容が2人の世知辛い状況を表すようでね…(ちなみに本作の原題は「You Were Never Really Here(あなたは本当はここにいない)」)。変な状況に笑いつつも、ちょっと泣いちゃいましたよ。なんかね、前に“TBSラジオが誇る女傑”ジェーン・スーさんが「自分探しは無駄=探している人と探しているモノが一緒なんだから見つかるワケがない」なんて仰有っていたことをボンヤリと思い出したりもした次第。
ホアキン・フェニックスのでっぷり具合、素敵でしたねぇ…(しみじみ)。

ニーナを演じたエカテリーナ・サムソノフも凜とした雰囲気が良かったですな。

シャーリーンの「愛はかげろうのように」
その他、主武器がハンマーなのは最高だし、「監視カメラの映像」といったリアルなアクションの見せ方も良かったし、「警察官に反撃するシーン」もグッと来たし、ところどころに挟まれる妙なユーモア描写も愉快だったし、無惨なゴア描写もあるしと、評価が高いのも頷けるなぁと。まぁ、よく言うとスタイリッシュ、悪く言うとワケわからない「※イメージです」みたいな映像や演出が結構あるので、僕的にも若干の何が何やら感はあったんですが、「少女が自分自身を救う」という終盤の展開も含めて、新しい角度からの「殺人マシンモノ」としてとても楽しかったザンス (・∀・) ヨカッタ! アクション映画を期待すると肩透かしを食う作品ではありますが、興味がある方はチェックしてみてくださいな。
劇場でも売ってた原作本。ちょっと興味あります。
ジョニー・グリーンウッドが担当したサントラのデジタル盤。国内盤
リン・ラムジー監督作。僕の感想はここの5本目。