スウィンダラーズ
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原題:꾼 The Swindlers
2017/韓国 上映時間116分
監督・脚本:チャン・チャンウォン
撮影:イ・テユン
音楽:パン・ジュンソク
出演:ヒョンビン、ユ・ジテ、ペ・ソンウ、パク・ソンウン、アン・セハ、ナナ
パンフレット:★★☆(700円/公開規模を考えると、出してくれただけありがたいのかも)
(あらすじ)
ある日、韓国中を驚がくさせた詐欺師チャン・ドゥチル死亡のニュースが発表となった。しかし、ドゥチルはまだ生きていると確信している、詐欺師だけをだます詐欺師のジソン(ヒョンビン)は、事件の担当検事パク・ヒス(ユ・ジテ)にドゥチルを捜し出し、逮捕することを提案する。パク検事はプロの詐欺師チームと合流し、姿を消したドゥチルの補佐役クァク・スンゴン(パク・ソンウン)に接近するため作戦を立て始める。しかし、ジソンと詐欺師たちは、パク検事が別の目的のため秘密裏に異なる作戦を計画していることに気づいてしまう。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※本作は、ネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、未見の人は読んじゃダメ!
※今回の記事は、「22年目の告白 私が殺人犯です」
&「殺人の告白」
のネタバレに触れていて、どちらもネタバレを知っちゃうと台無しな映画なので、未見の人は読んじゃダメ!
「コンフィデンシャル 共助」
でカッコ良かったヒョンビン主演作なので気にはなったものの、今年は映画を観すぎているので(汗)、少し自重しようとスルー予定だったんですけれども。何かの時に予告編を観たら結構面白そうだったので、前売り券を買っちゃった…というありがちなパターン。8月上旬の休日、厚木で2回目の「パティ・ケイク$」を観てから新宿に移動→シネマート新宿に足を運んできました。すっかり騙されましたヨ (ノ∀`) ワタシマケマシタワ
前売り特典は「オリジナルA4クリアファイル」でございます。
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スクリーン2、ほぼ満席だったような。
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この映画、昨年日本公開された「MASTER マスター」
を観た人 or 韓国事情に詳しい人なら、実際に発生した“韓国犯罪史上最大の金融投資詐欺事件”「チョ・ヒパル詐欺事件」が元ネタになっていることがすぐ分かるんじゃないでしょうか。で、“犯罪者チャン・ドゥチルに父親を殺された詐欺師”ジソン(ヒョンビン)と、“どんな手段を使ってでも海外逃亡したチャン・ドゥチルを逮捕したい検事”パク・ヒス(ユ・ジテ) with 手下の詐欺師3人衆による“ベタなチームモノ(「最初はお互いに反発するも、少しずつ友情が育まれてーー」的な?)”が繰り広げられる…と思いきや! 実は「チャン・ドゥチルを海外へ逃がしたのは警察組織のお偉いさん方(賄賂をもらってた!)」であり、「ジソンの父親を殺したのは検事パク・ヒスだった」ということで、すべてはジソン&被害者たちがクズな権力者どもをハメるための罠だったなんて着地になるからビックリですよ。元になった事件でも賄賂をもらった警察官たちが詐欺師を逃がしていたから、こういう話を考えついたんですかね。
父親の復讐を誓う“詐欺師を騙す詐欺師”ジソンと…。
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検事パク・ヒスの友情物語になるのかと思ったら、コイツがターゲットだったのでした ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ
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正直なところ、「パク・ヘスに復讐する」というジソンの思惑には途中から気付きましたが、まさか敵対ムードだった詐欺師コ・ソクトン(ペ・ソンウ)や、彼らが騙そうとしていた“チャン・ドゥチルの片腕”クァク・スンゴン(パク・ソンウン)までグルだったのは、恥ずかしながら全然予想してなくて。「最初からチャン・ドゥチルはまったく関与してなかった→すべてジソンと被害者遺族がパク・ヘスたちをハメるために仕組んだ」という展開は、真犯人を誘き寄せるために被害者遺族が犯人になりすました「22年目の告白 私が殺人犯です」
&「殺人の告白」
を連想して、素直に「ユニークな話を考えたなぁ… (`Δ´;)」と感心いたしました。一応、オチを書いておくと、パク・ヘスとお偉いさんたちが偉そうに悪事をベラベラ話す→発言がすべて放送されてて逮捕&社会的に抹殺されまして。残念ながらジソンも逮捕されちゃうんですが、出所したら仲間たちが出迎えてくれて、「今度はチャン・ドゥチルの首を獲るぜ!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ!」ってなムードで終わってたんじゃないかしらん。
ペ・ソンウ演じるコ・ソクトンが仲間だったのはまだしも…。
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この人までグルだったとは! パク・ソンウンの悪人役の印象を逆手に取ったキャスティングでは。
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なんとなく騙された割に偉そうな鎬昂昇を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」
より)。
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よくよく考えると、いろいろな部分に無理がある脚本なのは間違いなくて(計画に不確定要素が多すぎる)。でも、舞台が韓国だから「まぁ、よく知らないものね (´∀`) ウフフ」と適当な気持ちで許せたところが大きいんじゃないかと。ハッキリ言って、もしこれをそのまま邦画でリメイクしたら、いろいろな部分がノイズになりそうというか、「こんなリアリティ皆無な話があるか!( ゚д゚)、ペッ」なんて感想になるような気がしないでもなかった次第。何はともあれ、勢いで押し切られて楽しかったのは確かなのでね、気になる人はチェックしてみてくださいな。
同じ詐欺事件を題材にしたチョ・ウィソク監督作。僕の感想はこんな感じ。
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今年観たヒョンビン主演作。僕の感想はこんな感じ。
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韓国映画「殺人の告白」
を入江悠監督がリメイクした作品。僕の感想はこんな感じ。
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詐欺師を騙す詐欺師で思い出した漫画。そう言えば読んでたんだよなぁ。
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原題:꾼 The Swindlers
2017/韓国 上映時間116分
監督・脚本:チャン・チャンウォン
撮影:イ・テユン
音楽:パン・ジュンソク
出演:ヒョンビン、ユ・ジテ、ペ・ソンウ、パク・ソンウン、アン・セハ、ナナ
パンフレット:★★☆(700円/公開規模を考えると、出してくれただけありがたいのかも)
(あらすじ)
ある日、韓国中を驚がくさせた詐欺師チャン・ドゥチル死亡のニュースが発表となった。しかし、ドゥチルはまだ生きていると確信している、詐欺師だけをだます詐欺師のジソン(ヒョンビン)は、事件の担当検事パク・ヒス(ユ・ジテ)にドゥチルを捜し出し、逮捕することを提案する。パク検事はプロの詐欺師チームと合流し、姿を消したドゥチルの補佐役クァク・スンゴン(パク・ソンウン)に接近するため作戦を立て始める。しかし、ジソンと詐欺師たちは、パク検事が別の目的のため秘密裏に異なる作戦を計画していることに気づいてしまう。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※本作は、ネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、未見の人は読んじゃダメ!
※今回の記事は、「22年目の告白 私が殺人犯です」
「コンフィデンシャル 共助」
前売り特典は「オリジナルA4クリアファイル」でございます。

スクリーン2、ほぼ満席だったような。

この映画、昨年日本公開された「MASTER マスター」
父親の復讐を誓う“詐欺師を騙す詐欺師”ジソンと…。

検事パク・ヒスの友情物語になるのかと思ったら、コイツがターゲットだったのでした ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ

正直なところ、「パク・ヘスに復讐する」というジソンの思惑には途中から気付きましたが、まさか敵対ムードだった詐欺師コ・ソクトン(ペ・ソンウ)や、彼らが騙そうとしていた“チャン・ドゥチルの片腕”クァク・スンゴン(パク・ソンウン)までグルだったのは、恥ずかしながら全然予想してなくて。「最初からチャン・ドゥチルはまったく関与してなかった→すべてジソンと被害者遺族がパク・ヘスたちをハメるために仕組んだ」という展開は、真犯人を誘き寄せるために被害者遺族が犯人になりすました「22年目の告白 私が殺人犯です」
ペ・ソンウ演じるコ・ソクトンが仲間だったのはまだしも…。

この人までグルだったとは! パク・ソンウンの悪人役の印象を逆手に取ったキャスティングでは。

なんとなく騙された割に偉そうな鎬昂昇を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」

よくよく考えると、いろいろな部分に無理がある脚本なのは間違いなくて(計画に不確定要素が多すぎる)。でも、舞台が韓国だから「まぁ、よく知らないものね (´∀`) ウフフ」と適当な気持ちで許せたところが大きいんじゃないかと。ハッキリ言って、もしこれをそのまま邦画でリメイクしたら、いろいろな部分がノイズになりそうというか、「こんなリアリティ皆無な話があるか!( ゚д゚)、ペッ」なんて感想になるような気がしないでもなかった次第。何はともあれ、勢いで押し切られて楽しかったのは確かなのでね、気になる人はチェックしてみてくださいな。
同じ詐欺事件を題材にしたチョ・ウィソク監督作。僕の感想はこんな感じ。
今年観たヒョンビン主演作。僕の感想はこんな感じ。
韓国映画「殺人の告白」
詐欺師を騙す詐欺師で思い出した漫画。そう言えば読んでたんだよなぁ。