劇場版 仮面ライダービルド Be The One
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2018/日本 上映時間65分
監督:上堀内佳寿也
原作:石ノ森章太郎
脚本:武藤将吾
アクション監督:宮崎剛
特撮監督:佛田洋
音楽:川井憲次
出演:犬飼貴丈、赤楚衛二、高田夏帆、武田航平、越智友己 内海成彰、木山廉彬、藤井隆、松井玲奈、金尾哲夫(声)、滝裕可里、水上剣星、前川泰之、勝村政信
パンフレット:★★★(620円/DVD付きは売り切れ…。出演者&監督インタビューが充実した、いつものパンフ)
(あらすじ)
分断された日本の3つの首都である東都、西都、北都が繰り広げた戦争が終わり、3つの首都にはそれぞれ、首相に代わり知事が置かれ、平和のための新体制が確立されたかに見えた。しかし、それは仮面ライダービルドを陥れるための計略だった。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※本作については、結騎了さんのブログを読めば十分じゃないかな。
いわゆる“夏の戦隊&ライダー映画”は取引先の特撮オタクの人と劇場で観るのが毎年恒例になっているだけでなく、今回はスーパー戦隊シリーズのファンである娘のマナ子(仮名/7歳)が同時上映の「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film」を観たいと訴えてきた…ということで。8月上旬の公開週に娘と、8月下旬に取引先の人と観て来ました(2回とも劇場はユナイテッド・シネマとしまえん)。それなりに面白かったです (・∀・) マァマァ
前売り券は2枚買ったので、「激熱ライバル!ささえるヒーローズ!」を2種類ゲットしましたよ。
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取引先の人と観た8月下旬某日の6番スクリーン。観客は15人ぐらいだったような。
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最初に、映画と関係のないことをダラッと垂れ流しますね。僕が結騎了さんのブログを愛読するようになったのは、実写版「進撃の巨人」の記事がキッカケだったんですけど、特撮への造詣が深くてタメになるだけでなく、その温かい眼差しにもグッとくる感じでしてね。最近の特撮番組はなかなか集中して観る時間を作れなくて、内容を真剣に考える余裕もない中、例えば「『仮面ライダーエグゼイド』はなぜあんなにも相当EXCITEだったのか」といった“僕が逆立ちしても書けないレベルの優れた考察”を読まされると、「僕はもう考えなくていいな (´∀`)」なんて思考停止して頼りっぱなしになってしまっているダメな45歳。何はともあれ、そんなワケで、今回の「劇場版 仮面ライダービルド」についても結騎了さんのブログを読めば十分…と普通に思っているし、今までこの人のブログをチェックしていなかった方は、すぐ「お気に入り」に入れた方が良いと思うよ、マジで。
ちなみに入場者特典は第1弾と第2弾をゲットいたしました。
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とは言え、ここは僕の備忘録なのでね(苦笑)、とりあえず自分なりに“良かったところ”や“微妙に感じたところ”を書き残しておきますよ。まず、良かったところを書くと、3000人のエキストラを使った「攻撃的になった一般大衆がビルドを追うシーン」などは、ドローンを使って空撮したりとか、そりゃあ頑張っていて。全面協力してくれた北九州市と北九州フィルムコミッションには感謝ですな。役者さんたちは全員良かったし(僕的には石動惣一役の前川泰之さんが好き)、テレビシリーズと話が繋がっているあたりも嫌いじゃない(第45話と第46話の間だそうな)。あと、氷室幻徳の土下座シーンは笑ったし、仮面ライダーグリスと仮面ライダーローグが敵幹部を倒したのはうれしかったし、クライマックスで桐生戦兎と万丈龍我の2人がクローズビルドフォームに変身するあたりはストレートに「仮面ライダーW」を思い出して、懐かしい気持ちになったりもした次第。
ゲスト出演の藤井隆さんと田中直樹さんの友情話にもホッコリしましたよ (´∀`=) ホッコリ
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で、微妙だったところを挙げると、「すべてブラッド族が仕組んでいた!Σ(゚д゚)」とか「万丈が敵の手に!Σ(゚д゚)」といった展開は、テレビシリーズとの既知感が強かったなぁと(つーか、「ブラッド族」というストレートなネーミングには驚いた)。それと、僕的には「超人同士の戦いを一般人の集団が囲む」という絵面が大嫌いでして。大人げない指摘かもしれませんが(汗)、例えば、アイアンマンがハルクと戦う時に一般人が周囲にいたら間違いなくその場では戦わないワケでさ。劇中の人々はボンヤリ状態だからそういう行動をするのも仕方ないものの、「戦兎が彼らを守りながら戦う」とか「一般人が攻撃に巻き込まれる」といったことは一切描かれないから、いくら盛り上げるための絵作りだとしても、ちょっと乗れなかったです (´・ω・`) ウーン
その他、冒頭でスマッシュが人を襲っている状況がなぜ起こっているのかがよくわからなかったし(野良スマッシュがウロウロしている世界観でしたっけ?)、グリスがゼブラロストスマッシュとエスカレータで戦う場面は、体を張っているのは良いんですけど、スケールが小さく感じられたし、ラストの戦兎の「物を持った状態でのハイタッチ(?)」はカッコ良く見えなかったし(万丈の手が痛いと思う)、何よりも「Be The One」というサブタイトルが付いているから“心のズボン”を下ろしてずっと待機していたのに、表題曲がちゃんと流れなくてガッカリした…というのは、多くのファンが感じたことではないでしょうか(燃えポイントで通常バージョンが絶対流れると思ってた!)。
PANDORA feat. Beverlyによる「Be The One」を貼っておきますね↓ 良い曲!
一応、オチを書いておくと、伊能賢剛(勝村政信)が変身した仮面ライダーブラッドに、クローズビルドフォームになった戦兎&万丈が「ラブ&ピースフィニッシュ」を決めて勝利→伊能たちの野望を食い止めると、エボルトも満足げでしてね。エンドクレジット後には「仮面ライダージオウ」が現れたり、冬のライダー映画「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」の特報が流れたりして、終わってたんじゃないかしらん。まぁ、文句が多めではあるし、一緒に観た娘の評価は「普通 (・ε・し」って感じでしたけど、僕的にはそれなりに面白かったですヨ (・∀・) マァマァ なんとなく全体的に惜しい印象で、もう少しで「劇場版 仮面ライダーW」
級の名作になったような気がする…というのは偉そうですかね。
映画の最後に流れた特報を貼っておきますね↓
で、一応、終わったばかりのテレビシリーズを振り返ると、記憶喪失の桐生戦兎と指名手配犯の万丈龍我が謎を探ったり、3つの政府で戦争が勃発したりする前半は良かったんですけど、エボルトが出てきてからはボトルやらパンドラボックスやらそのフタやらを奪っては取り戻してまた奪われるみたいな展開ばかりだった印象で、洗い物をしたり洗濯物を畳みながら観ていたりする僕的には「あれ、今は何を守ろうとしてたんだっけ? (゚⊿゚)」なんて目的がわからなくなることもしばしばだったというか。あと、実はサイボーグだった内海成彰が死ぬシーンはもっと大きく扱ってほしかったし、最後に誕生した“新世界”については「別の世界の人たちが可哀相派」でございます(「新世界についての考察」も結騎了さんのブログを要チェック!)。ただ、ブロマンス全開なストーリーやキャラクターたちは魅力的だったし、葛城巧という“もう1人の自分”と向き合う演出は好きだったし、武田航平さんがまたライダーとして登場したのもスゲーうれしかったので、「まぁ、いっか (´∀`)」と楽しめたのでした。キャストとスタッフのみなさん、1年間お疲れ様でした。おしまい。
テレビシリーズのBlu-ray。こういうのを気軽に買える身分になりたいものです。
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デジタル盤のサントラ。CD盤
もあります。
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新世界での続きのお話だとか。4月発売だッ!m9`Д´) ビシッ
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昨年の夏のライダー映画。僕の感想はこんな感じ。
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2018/日本 上映時間65分
監督:上堀内佳寿也
原作:石ノ森章太郎
脚本:武藤将吾
アクション監督:宮崎剛
特撮監督:佛田洋
音楽:川井憲次
出演:犬飼貴丈、赤楚衛二、高田夏帆、武田航平、越智友己 内海成彰、木山廉彬、藤井隆、松井玲奈、金尾哲夫(声)、滝裕可里、水上剣星、前川泰之、勝村政信
パンフレット:★★★(620円/DVD付きは売り切れ…。出演者&監督インタビューが充実した、いつものパンフ)
(あらすじ)
分断された日本の3つの首都である東都、西都、北都が繰り広げた戦争が終わり、3つの首都にはそれぞれ、首相に代わり知事が置かれ、平和のための新体制が確立されたかに見えた。しかし、それは仮面ライダービルドを陥れるための計略だった。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※本作については、結騎了さんのブログを読めば十分じゃないかな。
いわゆる“夏の戦隊&ライダー映画”は取引先の特撮オタクの人と劇場で観るのが毎年恒例になっているだけでなく、今回はスーパー戦隊シリーズのファンである娘のマナ子(仮名/7歳)が同時上映の「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film」を観たいと訴えてきた…ということで。8月上旬の公開週に娘と、8月下旬に取引先の人と観て来ました(2回とも劇場はユナイテッド・シネマとしまえん)。それなりに面白かったです (・∀・) マァマァ
前売り券は2枚買ったので、「激熱ライバル!ささえるヒーローズ!」を2種類ゲットしましたよ。

取引先の人と観た8月下旬某日の6番スクリーン。観客は15人ぐらいだったような。

最初に、映画と関係のないことをダラッと垂れ流しますね。僕が結騎了さんのブログを愛読するようになったのは、実写版「進撃の巨人」の記事がキッカケだったんですけど、特撮への造詣が深くてタメになるだけでなく、その温かい眼差しにもグッとくる感じでしてね。最近の特撮番組はなかなか集中して観る時間を作れなくて、内容を真剣に考える余裕もない中、例えば「『仮面ライダーエグゼイド』はなぜあんなにも相当EXCITEだったのか」といった“僕が逆立ちしても書けないレベルの優れた考察”を読まされると、「僕はもう考えなくていいな (´∀`)」なんて思考停止して頼りっぱなしになってしまっているダメな45歳。何はともあれ、そんなワケで、今回の「劇場版 仮面ライダービルド」についても結騎了さんのブログを読めば十分…と普通に思っているし、今までこの人のブログをチェックしていなかった方は、すぐ「お気に入り」に入れた方が良いと思うよ、マジで。
ちなみに入場者特典は第1弾と第2弾をゲットいたしました。

とは言え、ここは僕の備忘録なのでね(苦笑)、とりあえず自分なりに“良かったところ”や“微妙に感じたところ”を書き残しておきますよ。まず、良かったところを書くと、3000人のエキストラを使った「攻撃的になった一般大衆がビルドを追うシーン」などは、ドローンを使って空撮したりとか、そりゃあ頑張っていて。全面協力してくれた北九州市と北九州フィルムコミッションには感謝ですな。役者さんたちは全員良かったし(僕的には石動惣一役の前川泰之さんが好き)、テレビシリーズと話が繋がっているあたりも嫌いじゃない(第45話と第46話の間だそうな)。あと、氷室幻徳の土下座シーンは笑ったし、仮面ライダーグリスと仮面ライダーローグが敵幹部を倒したのはうれしかったし、クライマックスで桐生戦兎と万丈龍我の2人がクローズビルドフォームに変身するあたりはストレートに「仮面ライダーW」を思い出して、懐かしい気持ちになったりもした次第。
ゲスト出演の藤井隆さんと田中直樹さんの友情話にもホッコリしましたよ (´∀`=) ホッコリ

で、微妙だったところを挙げると、「すべてブラッド族が仕組んでいた!Σ(゚д゚)」とか「万丈が敵の手に!Σ(゚д゚)」といった展開は、テレビシリーズとの既知感が強かったなぁと(つーか、「ブラッド族」というストレートなネーミングには驚いた)。それと、僕的には「超人同士の戦いを一般人の集団が囲む」という絵面が大嫌いでして。大人げない指摘かもしれませんが(汗)、例えば、アイアンマンがハルクと戦う時に一般人が周囲にいたら間違いなくその場では戦わないワケでさ。劇中の人々はボンヤリ状態だからそういう行動をするのも仕方ないものの、「戦兎が彼らを守りながら戦う」とか「一般人が攻撃に巻き込まれる」といったことは一切描かれないから、いくら盛り上げるための絵作りだとしても、ちょっと乗れなかったです (´・ω・`) ウーン
その他、冒頭でスマッシュが人を襲っている状況がなぜ起こっているのかがよくわからなかったし(野良スマッシュがウロウロしている世界観でしたっけ?)、グリスがゼブラロストスマッシュとエスカレータで戦う場面は、体を張っているのは良いんですけど、スケールが小さく感じられたし、ラストの戦兎の「物を持った状態でのハイタッチ(?)」はカッコ良く見えなかったし(万丈の手が痛いと思う)、何よりも「Be The One」というサブタイトルが付いているから“心のズボン”を下ろしてずっと待機していたのに、表題曲がちゃんと流れなくてガッカリした…というのは、多くのファンが感じたことではないでしょうか(燃えポイントで通常バージョンが絶対流れると思ってた!)。
PANDORA feat. Beverlyによる「Be The One」を貼っておきますね↓ 良い曲!
一応、オチを書いておくと、伊能賢剛(勝村政信)が変身した仮面ライダーブラッドに、クローズビルドフォームになった戦兎&万丈が「ラブ&ピースフィニッシュ」を決めて勝利→伊能たちの野望を食い止めると、エボルトも満足げでしてね。エンドクレジット後には「仮面ライダージオウ」が現れたり、冬のライダー映画「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」の特報が流れたりして、終わってたんじゃないかしらん。まぁ、文句が多めではあるし、一緒に観た娘の評価は「普通 (・ε・し」って感じでしたけど、僕的にはそれなりに面白かったですヨ (・∀・) マァマァ なんとなく全体的に惜しい印象で、もう少しで「劇場版 仮面ライダーW」
映画の最後に流れた特報を貼っておきますね↓
で、一応、終わったばかりのテレビシリーズを振り返ると、記憶喪失の桐生戦兎と指名手配犯の万丈龍我が謎を探ったり、3つの政府で戦争が勃発したりする前半は良かったんですけど、エボルトが出てきてからはボトルやらパンドラボックスやらそのフタやらを奪っては取り戻してまた奪われるみたいな展開ばかりだった印象で、洗い物をしたり洗濯物を畳みながら観ていたりする僕的には「あれ、今は何を守ろうとしてたんだっけ? (゚⊿゚)」なんて目的がわからなくなることもしばしばだったというか。あと、実はサイボーグだった内海成彰が死ぬシーンはもっと大きく扱ってほしかったし、最後に誕生した“新世界”については「別の世界の人たちが可哀相派」でございます(「新世界についての考察」も結騎了さんのブログを要チェック!)。ただ、ブロマンス全開なストーリーやキャラクターたちは魅力的だったし、葛城巧という“もう1人の自分”と向き合う演出は好きだったし、武田航平さんがまたライダーとして登場したのもスゲーうれしかったので、「まぁ、いっか (´∀`)」と楽しめたのでした。キャストとスタッフのみなさん、1年間お疲れ様でした。おしまい。
テレビシリーズのBlu-ray。こういうのを気軽に買える身分になりたいものです。
デジタル盤のサントラ。CD盤
新世界での続きのお話だとか。4月発売だッ!m9`Д´) ビシッ
昨年の夏のライダー映画。僕の感想はこんな感じ。