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Channel: 三角絞めでつかまえて2
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アントマン(2D・字幕版)(ネタバレ)

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※今回の記事は、映画とは関係のない文章が非常に多いため、このブログは読む必要ゼロというか、小覇王さんYU@Kさんのブログを読むとマジで超タメになるザンス。
※今回の記事では、実写版「進撃の巨人」「ホット・ファズ」のネタバレに触れているので、知りたくない人は読んじゃダメ!


<ザ・実にどうでも良い前置き>

マーベル関連の映画は、一応、観るつもりではあって(リブート版「F4」は除く)。今回の「アントマン」エドガー・ライトが監督を降板したのは残念だったものの、前売り券を買ってそこそこ楽しみにはしていたんですよ。ただ、正直なところ、中国でのタイトルは所詮「蟻人」まぁ、もう1つの「蟻俠」の場合は「義侠」みたいで少しカッコイイけど、「鋼鐵人」「美国队长」「雷神」「無敵浩克」「星際異攻隊」などと比べるとねぇ…(苦笑)。というか、小さいころ、「ミクロイドS」の再放送を観て小さな世界で活躍するヒーローを微妙に感じていたところもあって、なかなか足を運ぶ気になれなかったんですよね。

なんとなく「ミクロイドS」の主題歌を貼っておきますね↓



で、10月頭の話。奥さんにウソをついて、金曜の午後から長野に行きまして。「Mr.タスク」を鑑賞美味だれ焼き鳥をたらふく摂取しましてね…(しみじみ)。翌日は少し観光でもしようかと思ったら、上田駅の近くに映画館があったので、「これは長野で映画を観ろということだな ( ̄ー ̄) ニヤッ」と特殊な電波を勝手にキャッチ。朝8時に起床すると、TOHOシネマズ上田に向かったのでした。

TOHOシネマズ上田アリオ上田の中にあるのです。
TOHOシネマズ上田

入口を入ると、こんな感じでした。
場内はこんな感じ

新宿では売り切れだった「キングスマン」のパンフを購入だぜ!(※最近は新宿でも再販されてました)
「キングスマン」のパンフ!

朝食、ちょっと奮発しちゃった…って、全メニュー、東京でも食べられるのでした (ノ∀`) アラアラ
TOHOシネマズ上田で朝食を

観たのは3番スクリーン。観客は僕を含めて3人でしたよ。
3番スクリーン












アントマン(2D・字幕版)

アントマン

原題:Ant-Man
2015/アメリカ 上映時間117分
監督:ペイトン・リード
製作:ケビン・フェイグ
製作総指揮:ルイス・デスポジート、アラン・ファイン、ビクトリア・アロンソ、マイケル・グリロ、エドガー・ライト、スタン・リー
共同製作:ブラッド・ビンダーバウム、デビッド・J・グラント
原案:エドガー・ライト、ジョー・コーニッシュ
脚本:エドガー・ライト、ジョー・コーニッシュ、アダム・マッケイ、ポール・ラッド
撮影:ラッセル・カーペンター
美術:シェパード・フランケル
衣装:サミー・シェルドン
編集:ダン・レーベンタール、コルビー・パーカー・Jr.
音楽:クリストフ・ベック
音楽監修:デイブ・ジョーダン
視覚効果監修:ジェイク・モリソン
出演:ポール・ラッド、エバンジェリン・リリー、コリー・ストール、ボビー・カナベイル、マイケル・ペーニャ、ティップ・“T.I.”・ハリス、ウッド・ハリス、ジュディ・グリア、デビッド・ダストマルチャン、マイケル・ダグラス、アビー・ライダー・フォートソン、アンソニー・マッキー
パンフレット:★★★★(720円/アントマンというキャラの背景や今後のMCUについての解説がわかりやすい)
(あらすじ)
仕事や人間関係がうまくいかず、頑張ろうとすればするほど空回りしてしまうスコット・ラング(ポール・ラッド)。別れた妻が引き取った娘の養育費も用意することができず、人生の崖っぷちに立たされた彼のもとにある仕事が舞い込んでくる。それは肉体をわずか1.5センチに縮小できる特殊なスーツをまとい、正義の味方アントマンになるというものだった。スーツを着用した彼は、ヒーローとして活躍するために過酷なトレーニングを重ねていくが……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




85点


超ストライクでしたYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!


鑑賞中はずっとこんな感じでした(「範馬刃牙」第23巻より)。
号泣するアライJr.


もうね、「主人公のスコットは義憤による犯罪によって服役」「前科持ちなので就職できない」「離婚した元妻には婚約者がいる」「幼い娘が1人いる」「養育費を払えないので娘にはなかなか会えない」という設定の時点で、スタープラチナに心臓をギュウゥゥゥゥと掴まれましていや、僕は逮捕されたこともなければ離婚もしていないものの、全宇宙で最も可愛い娘(4歳)はいるだけに「もしこんな状況になったら… (ノω・、) グスン」と考えるだけで泣けてくるし、「養育費が払えずにイヤミを言われるシーン」では止めどなく溢れる悔し涙…。


パンフに情報が載っていた「スコットの獄中インタビュー」を貼っておきますね↓ キャスターはクリスティン・エヴァーハート




要は“父親ワンスアゲインモノ”であり、この序盤の展開は、まさにマーベル版「96時間」(このブログでよく出てくる表現)。主人公スコットを演じたポール・ラッドの良い意味でサエないムードに加えて、娘キャシー役のアビー・ライダー・フォートソンの天使のような愛らしさによって、感情移入率が400パーセントを超えてしまって、肉体が液化してしまうほどだった…って、なにこの文章。


ほとばしるほど微笑ましい親子! 彼らを観ているだけで…。
スコットと娘キャシー

体が液化してきた…って、何が何やらですな(「範馬刃牙」第32巻より)。
液化へ


そんな本筋だけで大好物なのに、縮んだ世界のビジュアルがリアルだったり、アントマンスーツの使い方や格闘技を特訓するシーンがあったり、ファルコンに追いかけられて三角絞めを極めたり、ハンク・ピム(マイケル・ダグラス)&その娘ホープ(エヴァンジェリン・リリー)with 気の良い犯罪者たちとのケイパームービー(犯罪者たちがチームを組んでお宝を狙う系映画)要素もあったりした上で、クライマックスにはいつものマーベル映画ライクに悪投との素敵かつ愉快なタイマンが待っているから、スゲー楽しく観られたというね (´∀`) ウフフ


お話的には、悪の科学者ダレン(コリー・ストール)が作った「イエロージャケット」を盗むことになるのです。
イエロージャケットを盗め!


雑にオチだけ書いておくと、イエロージャケットを着用したダレンはキャシーを人質に取ろうとするも、あーだこーだと戦闘の末に消滅。スコットはキャシーの尊敬を勝ち取るだけでなく、妻の婚約者パクストン(ボビー・カナヴィル)とも和解しましてね。その後、ファルコン経由でアベンジャーズにスカウトされそうになったり、ホープが2代目ワスプになりそうなムードだったり、ウィンター・ソルジャーを前にしてキャプテン・アメリカとファルコンが話し合ったりして(来年の「シビル・ウォー」への繋ぎ)、映画は終わってました。


最後はアントマンがイエロージャケットを着たダレンと戦って、勝ってたヨ(小並感溢れる説明)。
イエロージャケットを着用されました


なんかね、いろいろと見直しましたよ…。まず、「アントマン」というキャラクター。「体長1.5センチの男はヒーローになれるのか!?」というキャッチコピー、僕自身もそう思うどころか、むしろ舐めまくっていたワケですが、なれるのだ!m9`Д´) ビシッ ファルコン戦で見せた伸縮自在のアクションは単に愉快だっただけでなく、内部から破壊するという一寸法師ライクな攻撃が超恐ろしくて…。「アントマン:プレリュード」に収録された一編では、「人間の耳から入る→脳をパンチする→鼻から出てくる」というギリギリな攻撃を見せていて戦慄しましたけど、そもそも体内に入ってから元の大きさに戻るだけで爆殺できるのではないか? どんな場所にも忍び込むことができて、どんな相手も殺害できる暗殺者…。アントマンへの認識、すっかりあらたまった次第 (`Δ´;) コワイ...


相手の体内に入ってから元の大きさに戻ることで、体内から口を! 両手で!
新しい口こじ開け描写

そして相手を爆殺! って、実写版「進撃の巨人」の大好きなシーンを貼っちゃいました (ノ∀`) テヘ
エレン巨人体、爆誕!


次に、ペイトン・リード監督を見直しました。エドガー・ライト監督が降板したと聞いた時は、正直、スゲーガッカリしたし、ペイトン・リード監督の作品を1本も観たことがなかっただけに、「面白いヒーロー映画、作れるんですかねぇ (`∀´) ケケッ」なんて意地悪な気持ちもあったのですが、作れたのだ!m9`Д´) ビシッ 普通にエンタメとして良く出来ているし、アクションがちゃんと面白く作られているのもスゴいなぁと。フィルモグラフィーを観る限りは、まさかそんな引き出しを持っているとは思えなかったので、結構ビックリしましたね。


アントマンがファルコンに飛びつき三角絞めを極めるという、しっかり今どきな感じの攻防。
飛びつき三角絞め

ペイトン・リード監督への僕の気持ちを代弁する範馬勇次郎の画像を貼っておきますね。
貴様がこの引き出しを持っていたとはな

そういえば、このミニチュアの中を逃げまどったり…。
ミニチュアの中を逃げまどうシーン

機関車トーマスにぶつかりそうになる場面はエドガー・ライトっぽいというか。
迫るトーマス!

「ホット・ファズ」での“ミニチュアの中での巨人風戦闘シーン”を連想しましたよ。
ホット・ファズのクライマックス


ちなみに、何かの記事で読んだんですが(ウロ覚え)、元の脚本ではもっとスコットが軽薄なキャラだったみたいなので、今作の「真面目に更生しようとしているお父さん」というのは、良い改変だったんじゃないかなぁと。あと、これは小覇王さんも指摘されていて非常に頷いたんですが、スコットの元奥さんの婚約者であるパクストンを演じていたのが、僕が観ている映画では高確率でクソ野郎役のボビー・カナヴェイルだっただけに、「さっさと死ね!(`Δ´)」と憎悪をボーボー燃やしていたものの! なんと和解して仲良くなるという大人な着地で実に好感が持てました (´∀`) オトナゲナカッタワ その他、役者さんたちはまた全員素晴らしくて、特にマイケル・ペーニャのトボケた感じがキュートでしたな~。


養育費についてイヤミを言われた時はハードに憎んだけど、ちゃんと話せば良い人でした。
パクストン(ボビー・カナヴェイル)

最近のマイケル・ペーニャは、どんな映画で何を演じてても信用できる印象。
ルイス(マイケル・ペーニャ)


ということで、基本的には大好物なんですが…。少しだけ気になったのが、YU@Kさんも指摘されていたんですけど、ファルコンとの絡み。些末なことなんですが、今作が「MCUとは無関係の単品」だったとしても十分面白い映画だっただけに、ファルコンとの攻防やオチも好きではあるものの、ちょっと取って付けたようにも見えたというか、雑音に感じちゃったんですよね…。


なんとなくロック様にどうかと思う提案をするファルコンの画像を貼っておきますね(「ペイン&ゲイン」より)。
母乳友だちになろう!


とは言え、それでも心情的には100点の映画だったのですけれども! 85点に落ち着いたのは、虫が苦手だから…(残念なパターン)。いや、僕だって頑張って蟻を好きになろうとしたんです。インドのハエ映画「マッキー」のように虫どもが(それとなく自然に)可愛らしく見えるように工夫されているし、スコットが蟻とコミュニケーションを取ろうとする→失敗して巨大化するくだりも愉快だったし(群れに襲われる場面とか)、楽しもうと努力したんですが、無理。大量に出てくるのが苦手だし、最後に巨大化した蟻がキャシーのペットになるくだりとか、1ミリも笑えないどころか、「やはり蟲に取り憑かれていたか!(`Δ´;) ワタシナサイ」と退治したくなるほどだったのです。ちくしょう、蟻さえ出てこなければ、もう一度観に行くんだけどなぁ…(本末転倒な文章)。


なんとなく「マッキー」のハエのトレーニング動画を貼っておきますね↓




他にも「ダレンが縮小銃で人間を殺す場面はさりげなく無惨でいいね」とか「初代ワスプが量子の世界へ消えてしまうエピソード、バッキーっぽいね」とか「ピム粒子を利用したディスクの武器、いろいろと乱暴じゃね?」とか書きたいことはあるんですけど、割愛! 乱暴な文句を書きましたが、あの親娘を思い出すだけで涙腺が緩むというか、ラスト、「去り際のアントマンがライトに照らされて影が大きく壁に映る場面」とか最高すぎでしてね…(しみじみ)。娘の父としてはストライクでした ( ;∀;) イイハナシダナー 蟻以外の要素があまりにも好きだったので、邦訳された原作を3冊とも購入→6000円以上の出費を厭わないほどでしたよ。誰が観ても普通以上には楽しめると思うので、気になっている方は劇場へどうぞ~。で、この映画を観た後、上田映劇にて「過ぐる日のやまねこ」を観たんですが、それはまた別のお話




とりあえずサントラから貼りますね。



公式ビジュアルブックでございます。



映画を補完したい人&アントマンを手っ取り早く知りたい人にはこれがオススメ。



一番好きなのがこれ。主役はスコットなんですけど、泣きながら読みました。



初代アントマン=ハンク・ピムを描いた1冊。これはこれで面白かったです。



ファルコンが出てくる関連作。僕の感想はこんな感じ



ペイトン・リード監督作。「男と女のホンネが奏でる新感覚ラブ・コメディ」なんだって。



なんとなくオススメしたい映画。僕の感想はこんな感じ









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