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陽だまりの彼女(ネタバレ)

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※この映画は、ネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、興味がある方は観てから読んで!




陽だまりの彼女



2013/日本 上映時間129分
監督:三木孝浩
原作:越谷オサム
脚本:菅野友恵、向井康介
撮影:板倉陽子
照明:木村匡博
美術:花谷秀文
装飾:井上静香
録音:矢野正人
音響効果:伊藤瑞樹
編集:伊藤潤一
ヘアメイク:横瀬由美
スタイリスト:望月恵
衣装:井手珠美
音楽:mio-sotido
主題歌:山下達郎
テーマソング:ザ・ビーチ・ボーイズ
スクリプター:古保美友紀
助監督:猪腰弘之
VFXスーパーバイザー:鎌田康介
スチール:太田好治、岩崎真子
制作担当:齋藤悠二
出演:松本潤、上野樹里、玉山鉄二、大倉孝二、谷村美月、菅田将暉、夏木マリ、北村匠海、葵わかな、小藪千豊、西田尚美、とよた真帆、木内みどり、塩見三省
(あらすじ)
広告会社に勤めて2年目の奥田浩介(松本潤)は、先輩の田中(大倉孝二)と訪れた営業先で、中学時代同じクラスだった渡来真緒(上野樹里)との再会を果たす。真緒が気になる浩介だったが、上司の新藤春樹(玉山鉄二)との雰囲気に積極的に近づくことができない。しかし真緒の会社へ提案していたセットボードのデザインが上司の杉原部長(小籔千豊)に「淫靡だ」と却下されそうになり、浩介があちこちの企業看板を例に説得しようと写真を撮って回っていた時、偶然真緒と出会い、一緒に看板を探したことで2人の仲は急接近。無事に審査が通った報告をしに来た浩介に対して真緒がキスし、2人は付き合い始める。しかしそれがおもしろくない新藤は、2人が江の島デートをすると聞いて尾行する。浩介は水族館へ行った後、猫がたくさん寄りつく猫屋敷に真緒を連れて行く。浩介は小学生の時にここの猫を助けたことがあり、手の甲にはその時の傷が今も残っていた。隠れて2人を見ていた新藤は、浩介が飲み物を買いに行った間に、真緒が猫屋敷から出てきた老女・大下(夏木マリ)と何か言葉を交わしているのを目撃する。デートの後、真緒の提案で彼女の実家に突然行くことになった浩介は、真緒の父親から、彼女が13歳までの記憶がまったく無い全生活史健忘であることを聞かされる。最初はショックを受けたものの、浩介は今の真緒が大切だと再認識し、2人は結婚。新居で新生活を始める。
幸せな日々を送っていた2人だったが、髪の毛が大量に抜けたり、指輪のサイズがぶかぶかになるほど痩せ始めたりと、真緒に体調の変化が現れる。心配する浩介は病院に連れていくが、異常は見つからない。しかし新藤は、仕事場で倒れた真緒を、実家だと言っていた藤沢ではなく江の島に送ったことや、大下と再び会い、「もうじきその存在もその記憶もなくなる」「12年だからな…もう限界だ」などと言われているのを目撃したことから問い詰めるが、真緒は黙っていてほしいの一点張りで何も話さない。彼女の身体を心配した新藤は浩介にコンタクトをとり、真緒が新藤の車の中に落としていった“奥田浩介”と書かれた手作りのお守りを返す。驚いた浩介が家に帰り、真緒に真相を聞こうとしたその時、隣の平岩家から悲鳴が聞こえる。見るとベランダから息子のしゅうくんが落ちそうになっており、浩介も必死に手を伸ばすが届かない。そんな中、しゅうくんを助けたのは下の階から空中に飛び出して受け止めた真緒だった。しかし無傷で地上に着地したことで、真緒は浩介から信じられないという目つきで見られてしまい、ショックを受ける。
翌朝、浩介は真緒の鼻歌で目を覚ますが、朝食を用意し、朝刊を取りに行った真緒はそのまま姿を消す。浩介は真緒の両親に電話をかけたり会社へ行ったりして新藤にも会うが、誰も真緒のことを覚えていない。そこであのお守りが昔助けた猫にあげたものだったことを思い出した浩介は、猫屋敷へ行き、大下に会い、浩介に助けられた猫が人間になりたがった話を聞く。助けたその場所へと浩介が向かうと、そこには真緒がいた。自転車の2人乗りをしたり思い出の中学校へ行ったりと残された時間を過ごした2人は最後に、中学時代と同じくジャングルジムの前でキスをする。
朝、目を覚ました浩介は弟の翔太(菅田将暉)と暮らしており、真緒と出会う以前の生活&記憶に戻っていた。職場の飲み会に参加し、店で流れている「素敵じゃないか」を聞いて自然に涙が溢れてくるが、浩介はその理由がわからない。ある日、公園を歩いていた浩介の元に、猫が寄ってくる。撫でてやると、「猫…お好きなんですか?」と飼い主の真緒が声をかけてくる。
(以上、Wikipediaより)

予告編はこんな感じ↓




75点


DVDで観た映画についてはまとめて感想を書くようにしているんですが、書きたいことが増えてしまったので、単独の記事を残しておきますね。新しい取引先の担当の方(僕好みの年上の女性)が超猫好き&猫映画好きなんですが、「カミヤマさん、観てみてくださいよ 川 ´_ゝ`) フフフ」なんて薦めてきたので、借りてみました。超泣いた!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン!


山下達郎さんが歌う主題歌「光と君へのレクイエム」のPVを貼っておきますね↓




お話はWikipediaのあらすじ通りであり、要はつじあやのさんが歌わない「猫の恩返し」といったところ(雑な表現)。「真緒には13歳までの記憶がない」ということが明らかになった時は、「はいはい、難病モノね ┐(´ー`)┌ ケシゴム、ケシゴム」とヤレヤレ顔になったものの、途中、抜けた毛を隠そうと枕を引っ掻く場面で「この女…猫では?(`Δ´;) モシヤ?」と気付きまして。だから取引先の方は薦めてきたんだなぁと。


この人、実は猫だったのです。
真緒


正直、ちょっと乗れない部分はあって。「ババアが魔法で猫を人間に変える→その猫が寿命で死ぬと記憶&痕跡がすべてなくなる」って相当な魔法じゃないですか(記憶はともかく、名刺などの物体の痕跡すら消せる→世界を改変できるのはスゴすぎ)。そのくせ真緒の寿命は延ばせないって、なんだそりゃ ( ゚д゚)、ペッ もう「悲恋のためのご都合魔法」としか思えないし、最後、記憶がない浩介の前にまた真緒が現れて映画は終わってたけどさ、どうせ寿命が来たら同じようにリセットされちゃうんでしょ? 浩介にとっては結構残酷な話じゃないですかね、これ。


なんとなく失笑するステイサムを貼っておきますよ(「ブリッツ」より)。
三角絞めでつかまえて-なんだそりゃ


あと、再会して即結婚とか中学の時のいじめっ子が大人になってもクズだったりしたのは、ちょっとやりすぎに感じました。大体、結婚したら有給くらいもらえると思うんですがー。その他、「松潤に非モテ役は超無理があると思う」とか「人間として10年以上生活してきたのに、金魚とか食っちゃうのかよ」とか「隣の部屋のガキが落ちる展開はありえなさすぎて笑った(伏線は張ってたけどさぁ…)」とか「いくら元猫でも体は人間の構造なんだから高所から落ちたらケガするだろ」とか、思うところはあるんですが、しかし!

この台詞は笑いました(「ブライアン」は金魚の名前)。
ブライアン食ったろ

5階から落下する場面、百歩譲って猫の身体能力がそのままだとしても、二本足で着地するのは微妙じゃないですかね。
5階から落下→着地

せめて五点着地をしていたら…って、それはそれで変でした (´∀`;) エヘヘ
三角絞めでつかまえて-五点着地


ちょっと「半分の月がのぼる空」を観た時の心境に近かったというか、真緒に自分の奥さんを重ねて、すっかり感情移入して泣きながら観てしまったのでトータル的にはかなり好きな映画という不思議。登場した猫たちは超可愛かったし、江ノ電が出てきたのは好みだし、中学生のころの真緒を演じた葵わかなさんがちゃんと上野樹里さんっぽいのも良かったしね。前述の通り、ラストに関してはそんなに良い展開とは思えないんだけど、「あのババアは、今度はもっと真緒が長生き&記憶が消えない魔法を開発したに違いない!(;`∀´) タブン」と、勝手な脳内設定を自分に言い聞かせております。


登場した猫は軒並み可愛かったですな~。
可愛い猫

葵わかなさん、成長したら上野樹里さんっぽくなりそうなムードで良かったです。
中学生時代の2人


そんなワケで、ツッコミを入れながらも泣きながら観ましたよ (ノω・、) ヨカッタ あらためて奥さんの大切さを噛み締めたというか、そういう面でも非常に感謝しております(って、その後、ウソをついて上田に行くんですがー)。ちなみに、取引先の方にはこう伝えましたよ。「スゲー泣きましたYO!m9`Д´) ビシッ」ってね(ドヤ顔で)。




越谷オサム先生による原作小説でございます。



サントラも貼っておきますね。



三木孝浩監督作ではこれを観ております。結構好きよ。



内容はまったく違うんですが、なんとなく連想した映画。









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