※今回の記事は、最新作を含む「あぶない刑事」の劇場版とSPドラマのネタバレに触れているので、知りたくない人は読まないで!
なんとなく「へなちょこ大作戦Z」の「あぶな~い刑事」を貼っておきますね。
2月中旬、ムービーウォッチメンの課題作品になったということで、全然観る気がなかった「さらば あぶない刑事」を鑑賞したら、これが思いのほかストライクでしてね…(しみじみ)。今まで劇場版は3作目までしか観てなかったのもあって、思い立って劇場版+ドラマSPを一気にレンタル鑑賞したので、各作品につき5~7行程度の雑感を書き残しておきますね。ちなみに今回は全作品にMovie Walkerのあらすじを転載していますが、オチまで書いてあるので、知りたくない人は気をつけて!
<1本目>
あぶない刑事(1987)
(あらすじ)
金曜日の夜、OLやサラリーマンが歓楽街へとくり出す頃。パトロール中の刑事、鷹山敏樹と大下勇次の覆面車へ緊急事態の連絡が入った。中光製薬の研究所が何者かに襲われ、中野博士が死亡。制ガン剤の研究データも破壊されていた。翌日、二人は情報屋から仕入れたネタで犯人の豹藤幸次郎をスーパーマーケットに追いつめたが、豹藤は人質を取って銃を乱射し店内はパニックとなった。鷹山と大下は犯人を取り逃がし、近藤課長から大目玉をくらう。二人は公園のトイレの痴漢取り締まりに回わされてしまった。株に詳しい田中刑事が中光製薬同様に制ガン剤を開発中だったコスモ薬品の株の急騰をつきとめ、30億を儲けた大株主の画商・鳴海総太郎をリストアップした。鷹山と大下は課長命令を無視し美人の鳴海画廊マネージャー・結城緑をマーク。命令違反に怒った課長は二人を警邏係の応援に回すが、それでも鷹山と大下は交代で緑を見張ることにした。そしてニューヨークへ旅立とうとする緑を拉致し港の廃船置場に監禁。動き始めた豹藤と銃撃戦となるが、再び逃がしてしまう。翌朝、緑の身柄は取り調べ室へと移されたが、事件については黙否を続けていた。そんなとき豹藤から電話があり、誘拐した少年課の女刑事・真山薫と緑を交換しろという。指定場所の繁華街に張り込む刑事たちの追跡をかわし豹藤と緑はマンホールを伝って逃げたが、薫は無事に帰された。事件解決を焦せる大下は薫が監禁されていたと見られる病院へ乗り込む。一方、鷹山は豹藤を追いつめ格闘になるが、予想以上に強い豹藤に頻死の重傷を負わされてしまう。病院のベッドに横たわる鷹山を見て、大下は単独行動をとったことを悔んだ。数日後、大下と鷹山は鳴海らが潜んでいる屋敷に乗り込む。が、逃げる豹藤を追い二人が外へ出たスキに、鳴海は手榴弾で自殺を計り、止めようとした緑と共に爆死してしまった。大下と鷹山は銃撃戦の末、ボートで逃げようとしていた豹藤をようやく仕止めた。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
75点
1987年の作品なので、出演者がとにかく若い! 豹藤役の菅田俊さんの悪人ヅラも好みのタイプ。話はスゲー雑で、人が結構死んでたんだなぁと。テレビ放送時は中条静夫さん演じる近藤課長が常識人だと思ってたけど、今の目線で見ると、この人もメチャクチャというか…。まぁ、「あぶ刑事」の世界の警察がおかしすぎるワケですがー。景気の良い爆破シーンがいくつかあったり、体を張ったアクションをやってたりして、あらためて感心しましたね。最後は「ヘリにぶら下がって大変!ヽ(▼Д▼;)人(▼Д▼;)ノ タスケテー」という、驚くほどどうでも良いオチでした。
舘ひろしさんのこのスタントとか、あらためて見るとスゴいですわ。
<2本目>
またまたあぶない刑事(1988)
(あらすじ)
鷹山と大下がターゲットとしている長峰由紀夫は表向き実業家だが、実は拳銃や麻薬の密売、売春など犯罪の元締めだった。二人は麻薬に絡んで緒方を逮捕するが、証拠不十分で釈放。だが緒方は何者かに殺されてしまった。ある日幼稚園のバスが園児を乗せたまま誘拐された。その中には国家機密法に反対する代議士の娘もおり、犯人は12億円の身代金を要求してきた。鷹山、大下は現金輸送車が狙らわれると判断して張り込んだが、間一髪で逃げられてしまった。そんな頃、二人は長峰を取材しているフリージャーナリストの萩原博美と手を組んだ。犯人の一人、佐久間を追いつめた鷹山と大下は、一人一億円で買収されてしまった。事件を追うにつれ、矢野弁護士、萩原博美、佐久間と長峰を取り巻く人間が次々と殺されていく。逆に二人は殺人の容疑を着せられたが、少年課の優子に助けられた。高山と大下は今回の事件が国家機密法成立を企む大がかりなものであることを知った。列車の爆破計画を阻止した二人は、長峰を追いつめたが、銃撃戦の末長峰はビルの窓をつき破り、落ちていった。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
73点
よく考えればバブルの真っ只中に作られたということで、アクションが贅沢な印象(邦画の規模では)。カーアクションとか「さらば~」よりも凝ってて迫力がありました。伊武雅刀さん演じる長峰を射殺→ビルから落としといて、「まぁ、いいか♪ (▼∀▼)(▼∀▼) シカタナシ」で済ませるライト感覚は、僕たちが忘れかけていた“大切な何か”を思い出させてくれたような気がします。最後は、廃車寸前の車に2人がぶら下がる&身代金をバラ撒いて終わってましたけど、本作の悪役が成立させようとしていた国家機密法案が、2013年に特定秘密保護法案として成立したことを考えると、ちょっと複雑な気持ちになりますな… (´・ω・`) ウーン ちなみに長峰のボディガード役で赤井英和さんが出ていてビックリしたり。
タカの「手放しショットガン」はやっぱり絵になりますな~。
<3本目>
もっともあぶない刑事(1989)
(あらすじ)
鷹山と大下は筆銃密造所の手入れを行ない、主犯の宮坂を追いつめたが、トオルが逃してしまった。繰っていたのは銀星会の前尾に違いなかった。二人は銀星会とのゴタゴタで近藤課長に叱られ、代わりに15年前の貿易商殺しの担当になった。犯人の一人は射殺され、もう一人は逃走中で時効まで4日しかなかった。当時、事件を担当していたのは県警のエリート・本多局長だった。宮坂は前尾の雇った殺し屋の結城に殺され、鷹山と大下は謎の女・榊真由美を張っていた。そこへ結城がやってきて大下とトオルが追跡。鷹山は真由美の恋人・北野に拉致致されたが、形勢はすぐに逆転。意外にも二人は15年前の事件で射殺された犯人の妹と共犯者という関係だった。しかも北野は前尾の命令で、貿易商を装っていた麻薬の密売人を殺したのだった。大下は本多に不信を抱き調べていくうちに、前尾との癒着をつきとめた。鷹山と大下は本多の圧力にめげず、拳銃と手帳を課長に返し、北野を時効まで守って真相を語らせることにした。二人は護送中の北野を奪取し、警察や結城の追跡をかわして逃走。倉庫に追いつめられたが、銃撃戦の末に結城を片づけ、そこで時効が成立。少年課の松村課長の助けもあって、北野は無事保護された。鷹山と大下は銀星会へ向い前尾を撃ち合いの末に射殺。しかし、そこへ死んだはずの結城が現れ、二人にプラスチック爆弾を投げつけた。ビルは一瞬にしてふっ飛び、駆けつけた港署の仲間たちは呆然と立ちつくしたが、瓦礫の中から二人は無事に姿を現わしたのだった。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
70点
オープニング、令状もナシに踏み込んでいきなり発砲しまくるタカとユージが素敵。雑魚の1人に寺島進さんがいて、ちょっとうれしかったです。タカとユージをいろいろなヒットマンが襲ってくる展開は面白かったし、カーアクションもなかなか派手だし、全体的に楽しかったなぁと。ラストに爆弾が爆発するくだりは全然覚えてなかったんですけど(汗)、足下で爆発したハズなのに、ガレキの中から出て来て「死ぬかと思った!(▼Д▼;)(▼Д▼;)」とか言いだしたのは、口がアングリ状態になりましたよ。良くも悪くも、ここから人外の存在に変わったんでしょうな…。
銀星会に殴り込む長回しシーン、カッコ良かったです。
<4本目>
あぶない刑事リターンズ(1996)
(あらすじ)
横浜・中華街で爆弾事件が発生し、港署の刑事・タカとユージは新任の課長・深町の指示を無視して、お得意の独断捜査を開始する。現場にいたコンパニオン・麻美から、使われた爆弾がユージが5年前に逮捕した爆弾魔・唐木の仕事であったことをつかんだふたりは、唐木の隠れ家で横浜の大手銀行の頭取会議を襲撃する計画の情報を得た。トオルと新米刑事・トラを伴って会場であるホテルへ赴いたタカとユージは、何とか頭取たちは救出したものの、10億円の現金とトラを奪われてしまう。犯人は“ブレーメン”と名乗るテロリスト集団で、中心人物の柊は唐木とトラの交換を要求してきた。タカとユージはまたも独断で人質交換を実行するが、解放された唐木はふたりの目の前で自殺を図る。その後の調べで、柊は元一流商社マンで麻美と愛人関係にあったことが分かった。ブレーメンのひとりに薫が襲われた隙に逃げた麻美の行方を追って、タカとユージはアジトを発見するが、時すでに遅く、彼らは10億円の資金を元手にロシアから短距離弾道ミサイルを購入し、原子力発電所を狙って発射秒読みを開始していた。発射現場に急行したふたりはブレーメンの一味を次々に倒し、柊も困難の末にしとめた。しかし、ミサイルはそのまま発射されてしまい、原子力発電所へ一直線に飛んでいく。コンピュータに強いユージにもどうすることもできなかったが、タカが適当に押したキーがミサイルの進路変更に成功した。ミサイルは港署を経由して発射地点に逆戻りすると、タカとユージの上に落ちてくる。しかし、“あぶない刑事”はミサイルなんかでは死なないのだった。(以上、Movie Walkerより)
プレビューはこんな感じ↓
78点
ここからの劇場版はまったく観てなかったんですが、中条静夫さんが亡くなったため近藤課長が出ないのが寂しかった…というのは置いといて。80年代に作られた劇場版よりエンタメとしてのテンションが上がった印象(今作から薫の異常性も増していったような…)。アクションに関しては、胸を掴まれる場面が一番多かったかもしれません。カルト風味のテロリストが相手となると、「もう所轄の刑事2人で戦う相手じゃないよね」感がスゲー強いけど、今までのノリをゴリ押ししてタカとユージだけで事件を解決しちゃうんだから、大したものですわ。敵役に倉田てつをさんと伊原剛志さんが出てきたのはうれしいサプライズでしたね。今観るとコンピュータ関連の描き方が恥ずかしい…を通り越して、これはこれで懐かしい気分になるという不思議。ミサイルが戻ってくるオチも凄まじくどうでも良かったハズなのに、観終わった僕は自然と笑顔になっていたのでした (´∀`) ンモゥ!
クライマックスの「ランニング・ショット」を流しながらの銃撃シーンは超グッときました(イントロが最高)。
<5本目>
あぶない刑事フォーエヴァー TVスペシャル'98
(あらすじ)
金塊強盗団相手に大立ち回りを展開したタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)のお騒がせ刑事コンビ。その時に作った多額の借金返済の為に、ユージは夜間警備のアルバイトに行くことになる。ところが、そこは銃器密輸の現場だったのだ。銃器は押収したものの、国際指名手配中のテロリスト組織NETのメンバー・城島を取り逃がしてしまったユージは、ふたりを一緒に行動させまいとする深町課長の目を盗んで、なんとか城島逮捕に成功する。しかし、逮捕劇で重傷を負った筈の城島は警察病院から逃亡し、横浜の街に姿を消してしまうのであった…。(以上、Movie Walkerより)
プレビューはこんな感じ↓
60点
1998年に公開された劇場版の前編にあたるテレビスペシャル。「リターンズ」から「フォーエヴァー」って、モロに当時のバットマン映画の影響を受けてたんですな。菅田俊さんが今度は刑事役で出ている…というのはどうでも良いとして(不要な文章)、ブレイク前の竹内結子さんがアイドル兼ハッカー役で登場してて、結構可愛くて…良かったです… (´Д`;) ハァハァ 永澤俊矢さん演じるテロリスト城島も凶暴なムードで好みのタイプであり、クライマックスの銃撃戦もテレビドラマにしては景気が良くて楽しかったです。ただ、思いっきり劇場版に繋げるラストは、ちょっとどうかと思ったり (・ε・) ウーン
こんな後味の悪い場面で終わらないでほしいですよね…。
<6本目>
あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE(1998)
(あらすじ)
城島を追って外国人がたむろするプールバーに赴いたタカとユージは、またしても城島を逃してしまう。そしていよいよ深町課長は、騒ぎばかり起こすふたりを辞職に追い込めと、県警本部長の緒方に言い渡されてしまう。そのことを知った松村課長は、しばらくおとなしくしているよう二人にアドバイスするが、彼らにそんなことができるはずがない。城島たちから押収した銃器を運搬していた警察車輌が何者かに狙われているという情報を聞きつけると、ふたりは現場に急行。激しい銃撃戦の末、銃器を守ることには成功するが、再び騒ぎを起こしたことで深町課長を激怒させ、NETの捜査から外されてしまう。その頃、成田空港にNETの作戦実行部隊のリーダー・伊達(加藤雅也)が到着していた。警察車輌襲撃事件で射殺した犯人たちの調査資料に伊達の名を発見したタカとユージは、伊達が立ち寄ったポールスターのマスター・津山から彼の情報を聞き出そうとする。そして、伊達は津山が育てた優秀な傭兵だったことが判明。そこへ伊達の部下が乱入、津山を殺害し、タカも怪我を負う。一方、深町課長によって解雇通告を喰らっていたユージは、タカからの連絡を受けて、内密に城島逮捕に乗り出す。だが、城島も伊達によって消され、ポールスターのウエイトレス・恵美が誘拐される。そして、伊達のプロジェクトが開始された。彼らは横浜港に停泊するタンカーをジャックすると、横浜市に100億円を要求。呑まなければタンカーを爆破し、横浜を一瞬にして壊滅状態にするという。要求を呑むことにした横浜市は、港署に現金受け渡しを一任する。ところが、そこへ覆面姿のタカとユージが現れ、現金を奪って逃走する。彼らは恵美を救うため、伊達と裏取引することにしたのだ。二人は伊達と接見するが、取引現場は銃撃戦と化する。伊達に怪我を負わせたタカとユージは、逃げる伊達を追ってタンカーに潜入すると、爆破計画を阻止し、恵美の救出も成功する。さらに山下公園に突っ込みそうになるタンカーの暴走も食い止め、横浜の危機を回避するのだった。だが、タカとユージは時限爆弾を解除する賭けをしていて失敗、大爆発とともに、ふたりはトレードマークのサングラスを遺して海に消えるのだった。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
65点
スペシャルドラマの続きなんですが、内容を振り返ってみると、続編感はあまりないなぁと(今作だけでも観られるようにしたんだと思いますが)。特別出演の中山秀征さんの“熱演”はウザいし、中村トオルさん演じる透がさすがにバカすぎてイラッとしたものの、敵がテロリスト集団ということで、警官が容赦なく射殺されまくる無惨な雰囲気は大好物でした。悪役が加藤雅也さんで、ヒロインが本上まなみさんというのも豪華でしたね~。最後の「爆弾処理を失敗→爆発→安否がわからないまま終わる」というオチは、今の目線では愉快なんですけど、公開当時に劇場で観てたら激怒したかもしれません。ちなみにエンドクレジットは今までの集大成っぽいというか、非常に「シリーズの最終作」っぽい作りなんですが(「さらば~」と被る)、当時の製作者たちは今作で終わってもいいぐらいに考えてたんでしょうかね。
「悪銭身につかず」を英語で言うと「Easy come, easy go」というのは勉強になりました (`Δ´;) シラナカッタ...
<7本目>
まだまだあぶない刑事(2005)
(あらすじ)
韓国・釜山で、アンダーカヴァーとして小型核爆弾密輸組織逮捕に一役買ったタカとユージが、7年振りに横浜に帰って来た。だが、町も港署もすっかり様変わり。透や薫はそれぞれ昇進し、捜査課にはIT機器に強い水嶋とガン・マニアの鹿沼と言うふたりのルーキーが配属されていた。そんな中、7年前にタカとユージが逮捕した東洋銀行襲撃事件の犯人・尾藤が脱獄、当時の仲間と目される西村、海童を射殺する事件が発生した。早速、尾藤の行方を追うタカとユージ――だったが、なんと彼らに日本への小型核爆弾密輸容疑がかけられ、内閣情報調査室の三橋参事官らによって身柄を拘束されてしまう。しかし、水嶋と鹿沼の協力でそれを逃れたふたりは、尾藤を追跡し、遂に“ファンタジア・パーク”での決戦を迎えるのだった。ところが、既に尾藤は何者かに殺害されており、タカとユージにも魔手が迫る。すんでのところで免れたふたりは、実はそれが海童の秘書・美咲涼子と水嶋・鹿沼の仕業であることを突き止める。ボランティア団体“ピースメイカー”に属する彼らは、捜査を撹乱すべく尾藤を利用、更にタカとユージを巻き込み、アメリカ国防長官と大物華僑との戦争兵器売買の極秘会談を阻止しようとしていたのだ。そして、小型核爆弾を日本に密輸したのも彼らだった。会談の行われるサッカー・スタジアムに仕掛けられた核爆弾。試合終了と同時に爆発する。しかし、タカとユージの活躍により犯人たちは射殺され、見事、爆発も回避されるのであった。 かくして、事件解決……と思われた矢先、釜山から港署に大捕り物の際に行方不明になっていた、タカとユージの遺品らしき物が見つかったとの連絡が入った。果たして、ふたりは幽霊だったのだろうか!?(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
67点
もうね、話が雑なのはデフォルトだと思って、なるべく気にしないようにしてきましたが、しかし。韓国の潜入捜査からスタートして、いきなり港署に戻って復職するというデタラメっぷりは劇場版の中でも群を抜くレベルだし、何よりも「若手刑事2人が犯人」というオチがあまりにも安易で酷いと思ったり。特に、ユージが佐藤隆太さん演じる水嶋に「お前は必ずイイ刑事になれる… (▼Д▼;)」とか言って良さげなムードを醸し出してたけどさ、プルトニウム爆弾を爆発させて大量殺戮をしようとしていたクズ相手に「正気か!? Σ(゚д゚;)」と。ただ、アクションはなかなかカッコ良かったし、何よりも「オープニングの爆破で2人は死んでいて、横浜で活躍したのは幽霊だった!?」という乱暴な終わり方に爆笑したので(破壊屋さんのブログで読んでたけど忘れてた)、結構好きという着地だった次第 (ノ∀`) エヘヘ
柴田恭兵さんの華麗なジャンピングショット! 当時54歳でこれは素晴らしいと思う。
以上、合計7本観たワケですが…。振り返ってみると、劇場版はすべて「話がスゲー雑」であり、特に4作目からは敵が巨大になる分、「なんでこの規模の犯罪を所轄の刑事2人だけで処理するのか?」という疑問が頭から常に離れないんですけど、「だって『あぶ刑事』だから (▼∀▼)(▼∀▼) キニスンナ」ってことなんでしょうな。作品を重ねるごとに2人が「不死」に近づいていくのもユニークで(「まだまだ」では、横浜を守る霊的な存在になったようにも見える)、そういう目線で考えると、「さらば」のクライマックスにおける“ヤクザ軍団の襲撃”は、実在のヤクザというよりは「死という概念」を表していたのではないかーー?
彼らは「不死になろうとする2人にまとわりつく“死の運命”の象徴」なのでは…って、知恵熱が出てきました ('A`)
まぁ、これほど雑な話の映画だと、いつもの僕なら恐ろしくイライラしそうですけど、「昔、お世話になった気持ち」で鑑賞してたら、「無理が通れば道理引っ込む」的な作風がクセになってきたりしてね(苦笑)。あらためて「さらば あぶない刑事」はシリーズの集大成だったんだなぁと感慨深くもなったりして、なんかね、もう一度観たくなりましたよ。何はともあれ、ここまで読んできて気になった人は、ビンタしてきた相手を笑顔でハグできる優しさで全部観てみて!
なんとなく「へなちょこ大作戦Z」の「あぶな~い刑事」を貼っておきますね。
おしまい (▼∀▼)(▼∀▼) サラバダゼ
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「『あぶない刑事』の劇場版&ドラマSPを全部観てみた!(▼Д▼;)(▼Д▼;)アブナーイ」特集
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