ホビット 思いがけない冒険(IMAX3D・字幕版)
原題:THE HOBBIT:AN UNEXPECTED JOURNEY
2012/アメリカ、ニュージーランド 上映時間170分
監督・製作・脚本:ピーター・ジャクソン
原作:J・R・R・トールキン
製作総指揮:アラン・ホーン、トビー・エメリッヒ、ケン・カミンズ
製作・脚本:フラン・ウォルシュ
製作:キャロリン・カニンガム
脚本:フィリッパ・ボウエン、ギレルモ・デル・トロ
出演:アンディ・サーキス、イアン・ホルム、イアン・マッケラン、イライジャ・ウッド、クリストファー・リー、ケイト・ブランシェット、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミティッジ、マヌー・ベネット、ジェド・ブロフィー、アダム・ブラウン、ジョン・カーレン、マーク・ハドロウ、ピーター・ハンブルトン、バリー・ハンフリーズ、スティーヴン・ハンター、ウィリアム・キルシャー、シルベスター・マッコイ、ブレット・マッケンジー、グレアム・マクタビッシュ、ジェイムズ・ネスビット、ディーン・オゴーマン、コナン・スティーヴンス、ケン・ストット、エイダン・ターナー
(あらすじ)
ホビット族のビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)から思わぬ旅の誘いを受ける。それは、ドラゴンに乗っ取られたドワーフの王国を奪取するというものだった。ドワーフの戦士トーリン(リチャード・アーミティッジ)が率いる13人のドワーフたちと、最初の目的地“はなれ山”を目指してワーグ、オークといった怪物や魔術師がひしめく荒野を進んでいくビルボ。そんな中、ゴブリンが巣食うトンネルに入っていった彼は、そこでゴラム(アンディ・サーキス)という醜悪な化け物と出会う。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
92点
※今回の記事は、原作のネタバレ=先の展開にも少し触れているので、知りたくない人は読んじゃダメ絶対!ヽ(`Д´)ノ
新年1回目の更新は、この映画にしようと思ってたんですよね ( ̄ー ̄)ニヤッ まず、僕と「指輪物語」について簡単に書くと、「馳夫は許せる派」であり、「ゴクリはゴラムでもどっちでも良い派」だったりします(なんだこれ)。初めて読んだ中学2年生の時はそれほどグッと来なかったけど、大人になって「ロード・オブ・ザ・リング」三部作
を観て、あらためて原作小説
も見直した感じ…って、伝わるでしょうか。
で、今回の「ホビット 思いがけない冒険」ですが、原作自体は大好きなんですけど、正直なところ、全然期待はしてなくて。というのは、「ロード・オブ・ザ・リング」三部作
より話のスケールが超ダウンするんだから、どう考えても盛り上がるワケがないじゃないですか。しかも三部作にするなんて論外というか、「バカじゃないの? ( ゚д゚)、ペッ」って。とは言いつつも、公開日が迫ってくると徐々にテンションが上がってきて、つい「名作確定」なんて書いちゃったりもして。最終的には「ああん、やっぱり超期待してた!ヽ(´Д`;)ノ ミタイヨゥ」と、ユナイテッド・シネマとしまえんで「IMAX3D(HFR上映)・字幕版」を観て来ました。最高でしたヨ (´∀`) ウフフ ハッキリ言って、「映画秘宝 2013年 02月号」
の特集記事と思いっきり被る感想になっちゃったので、適当に読み流していただけると幸いです(つーか、むしろこっち
を読むべし!ヽ(`Д´)ノ)。
劇場にはこんな展示物があったりして。
IMAX3DはHFR上映なんだそうで、「映像がビデオみたいに安っぽい」という批判意見に頷けるところもなくはないんですが、僕は全体的に“現実味のあるファンタジー世界”って感じがして、かなり没入しちゃいましたね。このブログではよく書いてることなんですけど、中学~高校の間、ずっとテーブルトークRPGなる趣味にハマッてまして、この手のファンタジー世界はもともと大好物なんですよ。だから、中学生時代、D&Dの世界(元ネタは「指輪物語」)にドップリ浸かってたころをスゲー思い出しながら、グッときてました。VFXの発達がもたらした“リアルな中つ国”は本当に素晴らしくて、すべてに違和感がないというか、観てて非常に居心地が良かったです。特に感心したのが、イアン・ホルムが演じたビルボの“若いころ”で、「メイクがリアルすぎて、『トロン:レガシー』
のジェフ・ブリッジスよりスゲェ!Σ(゚д゚;)」って思ってたら、見終わった後、“若いビルボ”はマーティン・フリーマンが演じてたのを知って、人知れず赤面したりして (ノ∀`) バカデシタ
ビルボ役はイアン・ホルムが1人で演じてると思いこんでました (*ノ▽ノ) ハズカシッ
お話を簡単に書くと、「13人のドワーフ&ガンダルフと半ば無理矢理旅立たせられたビルボは、紆余曲折あった挙げ句、ゴラムから指輪を手に入れたりしつつ、最初はバカにされてたドワーフの王トーリンの信頼をゲットして終わる→そして第二部へ!」って感じ。とにかく原作の場面を上手く映像化してて(エピソードの省略&再構築も絶妙)、ところどころ感動しちゃいました。
このシーンの見せ方とか、完璧だと思うのです。
何がスゴイって、原作に「追補編」
などの要素をいろいろと盛り込んで話のスケールを大きくしつつ、ビルボがトーリンを助けて友情を育んだり(ビルボに郷愁の念があったからこそ、故郷のないドワーフたちを思いやれたという展開はお見事!)、トーリンとオークのボス・アゾク(マヌー・ベネット)が因縁を燃やしたり、茶色の賢者ラダガスト(シルベスター・マッコイ)が活躍したりと、気が利いたオリジナル要素をふんだんに入れることで、“厚みのある三部作”になりそうなんですよ。この感じなら、トーリンとビルボの決裂と和解は超感動的だろうし、五軍の戦いも盛り上がるだろうし、ネクロマンサー=サウロンとの戦いも派手に映像化されるだろうし、「三部作にするなんて論外というか、『バカじゃないの? ( ゚д゚)、ペッ』」なんてドヤ顔で知った風なことを書いてた自分自身をアッパーで撲殺したい心境。今では、ピーター・ジャクソン監督なら見事な三部作に出来ると確信しております。
ラダガスト(右)については、恥ずかしながら存在すら忘れてましたが、ウサギのソリが超キュートでしたよ。
強いて文句を書くなら、時間が短かったのと(個人的には4時間でも良し)、ドワーフに美形がいたこと。キャラ的に差別化を図るためだろうし、そういう個体もいるんでしょうけど、やっぱり“美形のドワーフ”はどうかと思うのです (´・ω・`) ウーン あと、序盤にイライジャ・ウッド演じるフロドが出て来たのは、いくら「ロード・オブ・ザ・リング」三部作との繋がりを見せるためとは言え、少しえげつなく感じちゃったかなぁ(そもそもこの映画の方が先の話なんだし…)。
なんとなく天内悠の攻撃に驚く刃牙の画像を貼っておきますね。
って、安い不満を書いちゃいましたが(苦笑)、何はともあれ、大好きでした (´∀`) ウフフ 役者さんたちも実に素晴らしくて、ガンダルフ役のイアン・マッケランのチャーミングさは相変わらずだし、トーリン役のリチャード・アーミティッジも素敵でしたな(ドワーフにしてはイケメンすぎるけど)。たぶん、もう1回は中つ国に浸りに行くんじゃないかしらん。すっかり「ロード・オブ・ザ・リング」っぽくなってしまってるだけに、原作
通りの「ホビットの冒険」を期待してた人はガッカリするかもしれませんが、僕的には非常に良く出来てる作品だと思うので、興味がある方は劇場へどうぞ~。
原作本。「指輪物語」より読みやすいので、結構オススメ。
ホビットの冒険 オリジナル版
なんとなく欲しいような気がするサントラ。
映画 ホビット 思いがけない冒険 オリジナル・サウンドトラック
文庫版は持ってるんですが、ハードカバーがほしかったり…。
新版 指輪物語 全7巻
スゲーほしかったけど、ブルーレイなのに入れ替える必要があるのはなぁ…。
ロード・オブ・ザ・リング エクステンデッド・エディション トリロジーBOX【Blu-ray】
ホビット 思いがけない冒険(IMAX3D・字幕版)(ネタバレ)
SUSHI GIRL(ネタバレ)
※今回の記事に関しては、どうしても女体盛りの画像を貼りたかったんですが、間違いなくAmebaのフィルタリング機能が発動してしまうので、最初からこちらのブログ(http://kamiyamaz.blog55.fc2.com/blog-entry-29.html)にアップしてみました。お手数ですが、エロ画像などが気にならない方は、チェックしてみてくださいな~。
先々週と先週の備忘録(2012/12/25~2013/1/10)
さて、毎週火曜日は備忘録ということですが、今回は昨年の12月25日以降の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓
12月25日、娘マナ子がクリスマスプレゼントの猫のぬいぐるみに怯えてガッカリ… (´・ω・`) ザンネン
26日、仕事関連で甥っ子と飲む (・∀・) タノシイ
27日、仕事の後、「妖怪人間ベム」を観ました (・ω・;) ウーム
28日、奧さんとマナ子が青森に。夜は会社の忘年会で部下と言い争い ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ
29日、川崎で友人たちと飲み会。1人、入籍しててビックリ!Σ(゚д゚;) ナンデスト!
30日、「SUSHI GIRL」と「ホビット 思いがけない冒険」をハシゴ。徹夜でブログ書き ヽ(`Д´)ノ ヨッシャー!
31日、朝一で奧さんの実家の青森に (´ω`) イッテキマス
1月1日、青森から家族と一緒に帰宅。夜、奧さんとつまらないことでケンカ… ('A`) アーア
2日、僕の実家の横浜に帰って、マナ子の人気が爆発! 夜はビジネスホテルに宿泊 (o^-')b ヨカッタ!
3日、帰宅。家族3人でダラダラ過ごす(´∀`) マッタリ
4日、友人たちとゴルフへ。寒すぎて風邪を引く (´д`lll) ゲホゲホ
5日、奧さんがお出掛け。マナ子と2人で過ごして体調が上向きに (`∀´) オホホホホホ
6日、「燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘」を観てからアシパンのオフ会へ ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!
7日、仕事始め。「ルビー・スパークス」を鑑賞 ( ̄ー ̄) ニヤッ
実質、これが新年に初めて書いた記事ということで、あらためてご挨拶をさせていただきます。みなさん、あけましておめでとうございます&今年もよろしくお願いいたします m(_ _ )m お正月は、このブログを快く思っていない奧さんの手前、ネット環境にあまり近づけなかったんですが、ブログを書かないとスゲー寝られることを思いっきり実感いたしました。今年は昨年からさらに更新ペースを落とす予定ですが、それでも適当にお付き合いいただければ幸いです。
唐突ですが、マナ子にプレゼントした猫のぬいぐるみを貼っておきますね。ニャーニャー鳴くのが怖いみたい…。
で、年末から正月にかけて、反省したいことが2点ほどありまして。1点目は、衝動買いをしてしまったこと。アシパンのオフ会に行くために覆面を買ったのは必要経費だし、つい映画のブルーレイを買ったりしたのも許容範囲だと思うんですが…。自分へのご褒美として、思わずこんなのを買っちゃったんですよ↓
電波怪獣ビーコンですな…。
年末、たまたまこの動画を観て、なんとなく「帰りマン」のDVDを見返したら、自分の中で盛り上がってしまって、8400円もするのにamazonで注文しちゃったんですよね…。いや、僕が持っているフィギュアの中でも超良く出来てる方だし、スゲー可愛いのは確かなんですけど、可動しないフィギュアはあまり好きじゃないし、他にもほしいフィギュアが一杯あったのに… (´・ω・`) 今月のお給料日から毎月、ゴーバスターズのブルーレイを購入しようと心に決めていただけに手痛い出費であり、心底反省しております。
クオリティはマジで高いし、良いフィギュアなんですけどね…。
2点目は、食べ過ぎたこと。大晦日、青森への新幹線内で駅弁→到着してすぐ回転寿司に行ったのを皮切りに、ホテルJALシティ関内のモーニングビュッフェを食べたりとか、この冬休みは非常にモリモリと食事したんですが、昨日体重を計ってみたら、5キロ増加して105キロになっていたというね… ('A`) 今、ヒザの調子が良くなくてジョギングができない状態なんですが、何らかの手段で痩せるつもりでございます。
大晦日の朝、はやてに乗って青森へ!ヘ(゚∀゚*)ノ レッツゴー 帰りは飛行機だったのが残念…。
新幹線が動き出して、1つ目に食べたのは、たいめいけんのチキンライス弁当。オーソドックスな味で良し。
2つ目は焼肉トラジの特上タン塩重。加熱できたりして、スゲー美味いけど、量が少ない&1600円なのがネック。
最後は大船軒の押し寿司食べくらべ。なかなか良かったけど、量が…。
食事後は即入眠し、気が付くと新青森駅に到着。僕は雪が死ぬほど苦手なので、テンションはガン下がり。
で、そのまま昼食はかっぱ寿司。駅弁の後遺症で、食べたのは17皿でした。
奧さんの実家に着くと、すぐに昼寝(ダメなムコ)。起きたら、夕飯はすき焼きだッ!ヽ(`Д´)ノ クウゼ!
夕食後、デザート代わりに嶽きみドーナッツ。上あごにくっつくけどかなり美味なので、青森に来た際はぜひ!
紅白を見ながら22時になった時、お義母さんお手製の年越しソバが! 鴨入りで最高だったけど、さすがにこの日は食べ過ぎな気がしました。
ちなみに3日に食べたホテルJALシティ関内のモーニングビュッフェも素敵だったので貼っておきますね。
1周目は洋食メイン。ホワイトカレーが予想外に良かったんですが…。
2周目、和食中心で組み立ててみたら、中央の変わり茶漬けが超旨かった!∑(゚Д゚)
思わずお替わりしちゃうほどでしたよ(画像は2杯目)。また行きたいですな~。
あと、書いておきたいのが6日のこと。シネマート六本木で「燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘」を観て(この手の映画が好きな人には超オススメ!(o^-')b )、所用を済ませてから、16時すぎにアシパンのオフ会へ行きましてね。スターリングエレファントさんを始めとして、とにかくいろいろな方とコミュニケーションがとれて非常に良かった!ヽ(`Д´)ノ you伊東くんと長く話せて楽しかったし、コメカミさんの邦画ランキングも面白かったし(アレはどこかに残しておくべき)、ポーゴファンの方と話せたのも良かったし、ツイッターで相互フォローしている方の名前と顔がやっと一致したのもうれしかったし、新しい覆面も呼吸がラクだったし…。きんたま画伯さんと話した後、あらためて「なぜ映画をこんなに観るようになったのか?」に気付いたりもして、充実した時間を過ごせましたよ。
いつまで上映してるかわかりませんが、予告編を観てグッときた方はぜひ劇場へ!ヽ(`Д´)ノ
アシパンに到着したのは16時すぎ。階段で覆面を被ろうとしたところを他のお客さんに見られたのは恥ずかしかった…。
で、この日は奧さん的に早く帰宅した方が良いムードだったので、本来ならここで帰るつもりだったんですが…。やっぱり“ぼんやりミューズ”しまおまほさんのトークの魅力には勝てず、その後の「アシッドたんぱ大放送」の収録も観覧させていただきまして。しまおさんが可愛らしい&話がスゲー面白くて、最高としか言いようがありませんでしたな…(しみじみ)。できれば、その後のDJ振りも見たかったけど、21時半近くに泣く泣く帰宅いたしました。
なんとなく、その夜に配信されて超話題になった「Funkot Anthem EP」の中の「Funkot Anthem」
を貼っておきますね↓
ということでね、例によって「アシパンに行って良かったなぁ… (ノД`)」と心から思った次第。次回のオフ会は1月30日(水)の19時から開催されるそうで、僕もなるべく参加するつもりなので、興味がある方はぜひ来てくださいな。以上、先々週と先週はこんな感じでした。ではでは~。
僕が2012年に観た映画の“前売り特典”ベスト10
えーっと、昨年、僕が観た映画の中で、前売り券を買った時に特典が付いて来た作品が61本でして。その中で個人的に良かった特典のベスト10を紹介したいと思います↓
第10位 TIME/タイム<LEDパスケース>
一見、普通のパスケースですが…。
映画はアレだったけど、「改札機にタッチすると光る」というギミックが結構好き。まぁ、実際には試してないんですがー。
第9位 フランケンウィニー<ちっちゃな“スパーキー”ぬいぐるみ携帯ストラップ&おっきな“スパーキー”ぬいぐるみ抽選応募ハガキ>
抽選応募ハガキは、送るのをすっかり忘れてました…。
金具を外すと、小さいぬいぐるみに!∑(゚Д゚) ナント!
特典として携帯ストラップ自体はありがちなんですけど、金具を外すと小さいぬいぐるみとして遊べるのが良し。早速、娘のマナ子に与えてみました。
第8位 メン・イン・ブラック3<“ニューラライザー”型キーホルダー>
あのニューラライザーが手に入るなんて!
とりあえず光らせてみたんですが、僕は一体何をしてたんだっけ…(ベタなボケ)。
劇中に出てくるアイテムをモチーフにした特典は大好き!ヽ(`Д´)ノ 非常に気が利いてると思いました。
第7位 エクスペンダブルズ2<オリジナルトレカ 6枚組セット>
ラミネート加工を施してみました (´∀`) ウフフ
各キャラクターの能力値が書いてあるトレカはマジで最高の特典であり、わざわざラミネート加工を施すほど好きでして。本来なら1位でも構わないんですが、コンプリートが無理だったので、この順位(狭い心)。
第6位 アベンジャーズ<ベアブリック 4体セット>
2000セット限定のキュートなベアブリックでございます。
「3D版のペアチケットにベアブリック4体が付いて5000円」という“余計にお金を払ってゲットした特典”。正直なところ、ベアブリック自体はそんなに好きでもないんですけど、勢いで買っちゃった (ノ∀`) テヘ
第5位 映画 妖怪人間ベム<“マトリョーシカ人間ベム”ストラップ>
ベラ様の人間体人形の中に妖怪の姿の人形が入る仕様になっております。
「人間体の中に妖怪の姿のフィギュアが入ってる」という、ナイスアイディアな特典。ベム、ベラ、ベロの中から選ぶということで、もちろん大好きなベラ様をチョイスしました。超可愛い!ヽ(`Д´)ノ
第4位 「仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!/特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!<仮面ライダーフォーゼ コズミックステイツ重塗装版>
仮面ライダーフォーゼの最強フォームです。
すみません、ここからは“余計にお金を払ってゲットした特撮映画の特典”が続きます。<レッドバスター メタリックレッドVer.>との2択だったんですが、こちらにしてみました。「胸のスイッチパネルの塗装が省かれてる問題」はありますけど、やっぱりソフビは良いですな! (・∀・) イイ!
第3位 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦<仮面ライダーフォーゼ エレキステイツ重塗装版>
うん、結構イイじゃない!
映画はワースト第2位にしちゃいましたけど、特典のエレキステイツ重塗装版は迫力があってイイ感じ!ヽ(´Д`;)ノ ハァハァ
第2位 仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム<仮面ライダーウィザード フレイムスタイル重塗装版>
落ち着いたムードが素敵なのです。
“昨年の重塗装版”の中で一番しっくりきたのが、仮面ライダーウィザードのフレイムスタイル重塗装版。このソフビを見て、「ウィザードって結構カッコイイかも… (°д°;) ゴクリ」と思い直したりしましたよ。
第1位 ウルトラマンサーガ<ウルトラマンサーガ クリア Ver.>
3体のウルトラマンが合体して、このウルトラマンサーガになるというね…。
サークル・K・サンクス限定の前売り券に付いてきたソフビ(店頭で予約して買う)。フィギュアのクオリティも素晴らしいんですが、映画への思い入れを込めて、今回、第1位に選ばせていただきました。大好きです (^ε^) チュッ 現在はこちらでも買えるので、ほしい方はどうぞ~。
…ううむ、「“前売り特典”ベスト10」なんて謳いながら、結局、「単なるソフビ好きのバカじゃねーか ( ゚д゚)、ペッ」と思われてしまうような頭の悪い文章を書いた気がしてきました…。何はともあれ、とりあえずその他の前売り特典もサラッと紹介しておきますね↓
前売り特典と言えばポストカードですよネ。ちなみに間違えて「SUSHI GIRL」も入れちゃってました (´・ω・`) マチガエタ...
複数のポストカードが入ったセットもありました。HGL映画祭のセットが好き(左下2つ)。
「ドラゴン・タトゥーの女」はポストカードに黒いノートが付いてるんですが…使いづれぇ!
「ロボット」はお香付き。ポストカードが本国バージョンなのも良いね。
クリアファイルもお馴染みですな。ジャン=クロード・ヴァン・ダムのヤツは前売り券を2枚買わないともらえないという切ない仕様。
シールの特典。こういうのって、もったいなくて使えないんだよなぁ。
ストラップとかキーホルダーは、ひと工夫あるとうれしいですよね。一番右下は「ペントハウス」の“ホテルの鍵”型のキーホルダー。
マグネットは「忍道 -SHINOBIDO-」と「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」。「ギャバン」は前売り券を2枚買ったので、マグネットも2つ。
缶バッジは超好き! 左上から「ニーチェの馬」と「アイアン・スカイ」、一番大きいのが「コーマン帝国」です。
「ファミリー・ツリー」と「砂漠でサーモン・フィッシング」にエコバッグっぽい特典が付くのは、合ってる気がする。
「ザ・トーナメント」のコースターと「キツツキと雨」の特製しおりは微妙に感じました…。
「アメイジング・スパイダーマン」は3Dメガネ・ケース。他の用途にも使えて、意外と良い特典。
「長ぐつをはいたネコ」の特典は<猫じゃらしクリーナー>。さぞ猫がじゃれるんでしょうな。
「ヘルタースケルター」は<スーパースター☆ミラー>。爪やすりも付いております。
「籠の中の乙女」は<乙女のハブラシ>。実用性の高さは嫌いじゃないです。
「プロメテウス」は<カラビナLEDライト>だって。
「バイオハザードV:リトリビューション」はアンブレラ社のIDカードが入ったネックホルダー。ファンならほしいのかしらん。
「青い塩」の特典がバスソルト…って、そのまんますぎ!
「ヒューゴの不思議な発明」には、アルミ・ブランケットという不思議な特典が付いてました(上手いことを書こうとした文章)。
「THE GREY 凍える太陽」の特典は瞬間冷却パック。観ながら使えば臨場感タップリだったカモ。
「バトルシップ」は除電リストバンドですが、どこまで効果があるんでしょうか。
「ボーン・レガシー」の特典が消しゴムって、ベタな感じがします。
「007 スカイフォール」の特典は<なりきりフォトフレーム>ですけど、使うことはないでしょうな…。
ちなみに「アウトレイジ ビヨンド」の特典はなぜか扇子なんですが…。
裏の文章のセンスはあまり良くないと思うのです…なーんてね (*ノ▽ノ)キャッ
おしまい (・ε・) プー
ディラン・ドッグ デッド・オブ・ナイト(ネタバレ)
ディラン・ドッグ デッド・オブ・ナイト
原題:Dylan Dog: Dead of Night
2010/アメリカ 上映時間108分
監督:ケヴィン・マンロー
製作:アショク・アムリトラジ、スコット・ミッチェル・ローゼンバーグ、ギルバート・アドラー
製作総指揮:クリストファー・マップ、マシュー・ストリート、デビッド・ウィーリー、ピーター・D・グレイブス、ランディ・グリーンバーグ、ケビン・マンロー、パトリック・アイエロ、ラース・シルベスト
原作:ティツィアーノ・スクラビ
脚本:トーマス・ディーン・ドネリー、ジョシュア・オッペンハイマー
撮影:ジェフリー・ホール
美術:レイモンド・パミリア
編集:ポール・ハーシュ
衣装:キャロライン・エスリン=シェイファー
音楽:クラウス・バデルト
出演:ブランドン・ラウス、サム・ハンティントン、アニタ・ブリエム、ピーター・ストーメア、テイ・ディグス、カート・アングル
パンフレット:なし
(あらすじ)
ある事件をきっかけに闇の世界から身を退いていた私立探偵ディラン・ドッグ(ブランドン・ラウス)のもとに、父親を惨殺された女性エリザベス(アニタ・ブリエム)から捜査の依頼が舞い込む。一度は話を断ったディランだったが、親友マーカス(サム・ハンティントン)が殺されゾンビになってしまったことから、捜査に乗り出す。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
56点
※今回の記事は、若干、「リベリオン-反逆者-」と「ブレイド」
のネタバレに触れるので、気をつけて!
この映画には、「史上最強のモンスター・キラー」という男子中学生が好みそうな頭の悪いキャッチコピーが付いているワケですが、残念なことに昨年40歳になった僕的にも好物でしてネ (ノ∀`) テヘ 「さぞモンスターとの派手なバトルが観られるのだろう (´∀`) ドレドレ」とシネマート新宿に足を運んで来ました。「嫌いじゃないけど… (・ε・) チェッ」って感じでしたよ。
劇場ではコアチョコのTシャツが売られてました。
映画を観るとすぐにわかるんですが、主人公ディランは「モンスター・キラーとしてモリモリ殺しまくるぜ!(`∀´) フハハハハハ」という感じではなく。基本的には、現代社会に溶け込んでいるモンスター=不死者たちと人間たちとのトラブルの仲裁役でして。「婚約者が吸血鬼に殺される→激怒して吸血鬼の幹部を皆殺しにしてしまった」ため、その役目から降りていたんですが、「エリザベスから父親を殺害した犯人の捜索を依頼されたのが原因で親友マーカスが惨殺される→ゾンビ化した」ことから、事件の真相を探り始める…ってストーリーなんですね。
ディラン役は、「スーパーマン リターンズ」で有名になったブランドン・ラウス。顔はカッコイイんだけどなー。
その親友であり、ゾンビ化してパニクるマーカス役はサム・ハンティントン。ブランドン・ラウスとは「スーパーマン リターンズ」で共演済み。
ヒロイン役のエリザベスはアニタ・ブリエム。少し苦手なタイプかも… (´・ω・`) カモ
事件を捜査することにしたディランは、こんな専用の道具を使って調べたりしてました。
原作はイタリアのコミックで、1986年に発刊されてから現在までなんと284巻まで続いている超人気シリーズなんだそうですが、人間とモンスターが共存している世界観がとてもユニークなんですよ。「吸血鬼がクラブ経営してドラッグを売ってる」なんてのは超ありがちですけど、狼男の一族が食肉工場を経営してたりとか、ゾンビが人体のリサイクルパーツショップを営業してたりとか、ゾンビになって戸惑っている人のためのグループ・カウンセリングがあったりとか、なかなか斬新というか。そんな世界でディランが聞き込みをしていくシーンは、かなり面白かったです。
クラブ経営をしている吸血鬼のボス・ヴァーガス。演じたテイ・ディグスは「リベリオン」で顔面をパックリ斬られてた人ですな。
食肉工場を経営する狼男のボス・ガブリエル(ピーター・ストーメア)。この人の出演映画、結構観てました。
その息子ウルフギャング役は…なんとあのカート・アングル!∑(゚Д゚) マジ!? スゲー驚きましたよ。
一応、動画を貼っておきます↓ 最高のレスラーの1人ですな…(しみじみ)。
マーカスがグループ・カウンセリングを受けるシーンは愉快でした。
一応、終盤の展開を書いておくと、黒幕は、実はモンスターハンターだったエリザベス。封印された堕天使ベリアルの血が入った十字架を使ってヴァーガスを依り代にすることでベリアルを復活させ、不死者たちを全滅させようとするものの、「ウルフギャングたちが登場して、エリザベスを殺害→魂が繋がっているベリアルも消滅してしまう」というね…。で、最後は仲介役の仕事に復帰を決意したディランが、マーカスを正式に相棒にして、終わってました。
復活したベリアル。劇中で明かされる「主人を殺せば消滅する」という設定は、さすがにご都合感が強いような (・ω・)
ということで、結構楽しんだ…ところはあるんですけど、ガッカリしたところも多かったりするんですよね…。まず、どう考えてもブランドン・ラウスがディラン役に全然合ってない。主人公の設定が「肉体的には強くないけど知恵やアイテムで窮地を乗り切るキャラクター」っぽいムードなのに、演じてる役者が変にマッチョだから、なんか違和感を感じるんですよ。これ、痩せた渋い雰囲気の俳優が演じたら、かなり良かったと思います。さらに、バトル演出が超イマイチ。ウルフギャングに銀のブラスナックルを使った時だけは「おおっ!(・∀・)」と喜びましたけど、その見せ方だって別に上手くないし…。全体的に凡庸というか、まったく評価できなかったです。
そもそも原作の主人公がこんな感じなのに…。
コイツの体格がこんなに良いのはダメだと思うのです。大体、肥大はしててもカットが甘いしさぁ…(どうかしてる目線)。
この銀のブラスナックルが出て来た時は、興奮したんだけどナー (・ε・) チェッ
最もガッカリしたのが、ラスボスのベリアルとのタイマンシーンの演出。ベリアルは世界を破滅させるほどの力を持ってる悪魔であり、逆にディランの方は肉体が特別強いなんて説明は一切ないし、大した対抗手段もないワケですよ。ところが、ハードに殴られたディランは単に吹き飛ぶだけで、しかも恐るべきタフネス振りを発揮しちゃったりするからさ、「工工エエエエエ(´Д`)エエエエエ工工」って感じ。特に最近は「アダム・チャップリン」を観ちゃってるから凄まじく物足りなかったというか、「殴られたディランの頭が吹き飛べば良いのにね (´・ ω・)(・ω・`) ネー」なんて思ったりしましたけど、そうなると映画になりませんな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ
世界を滅ぼす悪魔とこんな風に殴り合うなら、それ相応の理由がほしいじゃないですか…。
もうね、ベリアルにはこんな風にディランの頭を吹き飛ばしてほしかったです。
まぁ、何はともあれ、このクライマックスの演出は心底退屈だし、お話的にも「最後にウルフギャング御一行がエリザベスを殺してくれて助かる」ってだけで盛り上がりに欠けるので、テンションが非常に下がっちゃった次第。ケヴィン・マンロー監督には、終盤が似たような展開なのに超グッとくる「ブレイド」を2万回観て学んでほしいところです。
なんとなく「ブレイド」の木曜洋画劇場の予告編を貼っておきますね↓
その他、「ディランのナレーションがウザい」とか「ゾンビが『人の代わりに虫を食う』という設定は微妙」とかの文句もあるんですけど…。まぁ、キャラ設定や世界観は本当に気に入ってただけに、いろいろと惜しい映画だと思いました。都内の公開がもうすぐ終わるみたいなので、気になってる人は期待値を下げまくって寛大な心で観ると良いですぞ。
ケヴィン・マンロー監督作。恥ずかしながら、ミュータント・タートルズって、しっかり観たことないんだよなぁ。
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ブランドン・ラウスが主演に抜擢されて有名になった映画。結構好きだったりします。
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ミケーレ・ソアヴィ監督作。こちらの素敵な記事によると、ある意味、原作コミックの初映画化作品なんだとか。
デモンズ’95 [DVD]
マッチポイント(ネタバレ)
マッチポイント
マッチポイント [Blu-ray]
原題:MATCH POINT
2005/イギリス 上映時間124分
監督・脚本:ウディ・アレン
製作:レッティ・アロンソン、ルーシー・ダーウィン、ギャレス・ワイリー
撮影:レミ・アデファラシン
編集:アリサ・レプセルター
衣装:ジル・テイラー
美術:ジム・クレイ
出演:ジョナサン・リース・マイヤーズ、スカーレット・ヨハンソン、エミリー・モーティマー、マシュー・グード、ブライアン・コックス、ペネロープ・ウィルトン、ユエン・ブレンナー、ジェームズ・ネスビット
(あらすじ)
元プロテニス・プレイヤーのクリス(ジョナサン・リース・マイヤーズ)は、大金持ちのトム(マシュー・グード)と親しくなり、やがて彼の妹クロエ(エミリー・モーティマー)と結婚。しかし、トムの婚約者で、セクシーなアメリカ人女優のノラ(スカーレット・ヨハンソン)に心を奪われ、不倫の関係に陥ってしまう。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
90点
※今回の記事は、映画とは関係のない“四十路男の性的願望”についてのゲスな文章が書かれているので、そういうのが苦手な人は読んじゃダメ絶対!ヽ(`Д´)ノ キンシ!
※今回の記事は、ニコラス・ケイジ版「バッド・ルーテナント」のネタバレにも触れているので、知りたくない人は読まないで!
先月、シネマハスラーの課題映画になったので、「恋のロンドン狂騒曲」を観に行ったんですが、非常に“上から目線”な感じがして、腹が立ちまして。すっかり「もうウディ・アレンの監督作なんか観ねーよ ( ゚д゚)、ペッ」って思ってたんですが、宇多丸師匠の批評を聴いたら、嫌悪感が桃屋の穂先メンマのようにやわらぎましてね(どうでも良いリンク)。「じゃあ、もう一回、チャンスをやるか (`Δ´) サイゴダゾ」と唐突に偉そうな態度で、「マッチポイント」
を借りてみました。浮気をしちゃダメでしたヨ (ノ∀`;) アブナイアブナイ
最初と最後に流れるエンリコ・カルーソーの「Una furtiva lagrima」を貼っておきますね↓
お話を適当に書くと、プロ選手を辞めてテニスのコーチをやっていたクリス(ジョナサン・リース・マイヤーズ)が、大企業の御曹司トム(マシュー・グード)と仲良くなったことを機に、その妹クロエ(エミリー・モーティマー)と付き合うようになりまして。トントン拍子で結婚するものの、クリスの元婚約者で女優の卵ノラ(スカーレット・ヨハンソン)と積極的に浮気をしてしまうんですね。
クリスはテニスのプロを辞めて、テニスクラブのコーチに就職するんですがッ!
すぐに大企業の御曹司トムと知り合って仲良くなり…。
その妹クロエとも恋仲になって結婚し…。
トムの元婚約者ノラとも浮気してしまうという、羨ましいにも程がある状況に (`Δ´;) オノレ...
目隠しプレイとかしてましたよ。やだー、興味あるー (*゚∀゚)=3ムッハー
羨ましかったーー ('A`) もしかしたら“何らかのネタ”と思われている方もいるかもしれませんのでね(苦笑)、ハッキリと主張しておきますが、僕がこのブログに「浮気したいよぅヽ(´Д`;)ノ ハァハァ」なんて駄文を書いている時は、いつだって100パーセント本気。今までに浮気した経験はありませんが、最近は常に「家庭を捨てる気はないのだけれど、この胸のときめきにウソをつきたくないの… 川´・ω・`)」という心境であり(奧さんが読んだら確実に実家に帰る文章)、そんな僕にとってクリスのこの立場はまさに夢のよう…と思いきや! 映画的にそんな都合の良い状況が続くワケもなく、「ノラが妊娠→産むことを決意→『奧さんと別れないと暴露してやる!ヾ川。`Д´。)ノ』と責めまくってきた」ため、クリスは窮地に陥るワケです。
最初はクリスに対してこんな気持ちを抱いてた僕でしたが…(「グラップラー刃牙完全版」24巻より)。
こうなってみると、恐ろしくて仕方ないというね… ((((°Д°;)))) ガクブル
終盤の展開を書いておくと、クリスは麻薬中毒者による強盗の仕業に見せかけて、ノラとその隣人の老女を殺害しちゃいまして。一時は警察に疑われるものの、“偶然、処分できなかった老女の結婚指輪”を拾った麻薬中毒者が死んだことにより、そいつの犯行だったことに。で、クロエとの間に念願の第一子が生まれ、トムたちからの祝福の声を聞きつつ、何とも言えない表情を浮かべるクリスが映って、映画は終わってました。この「人生なんて運次第」ということを残酷に描いた皮肉まみれのハッピーエンドを見て、なんとなく「バッド・ルーテナント」を思い出したり。
一応、「バッド・ルーテナント」の予告編を貼っておきますね↓
とにかく面白かったです。クリスが冒頭で「罪と罰」を読んでたから、「殺人を犯すのかな?」「『太陽がいっぱい』
みたいな話なのかな?」程度のことは想像しましたけど、まさかこんな映画だったとは!Σ(゚д゚;) コメディ成分が抑えめなせいか、僕が敏感に反応しがちな“上から目線”的なニュアンスは全然感じられなくて、むしろ「人生って無常なもんだよなぁ… (´・ω・`)」的な心境になったというか、たぶん一番好きなウディ・アレン映画になる予感。そんなに観てるワケじゃないですけど、演出のテンポとか、会話とか、役者たちの演技とか、今まで観てきたウディ・アレン監督作と共通するところに気付けたのも楽しかったですね~。
感心したのが、捨てようとした老女の結婚指輪が、ネットに引っ掛かったテニスのボールのように跳ねるシーン。「指輪が手前に落ちた→テニスではダメな状況」なだけに、浅薄な僕は「おやおや、あの指輪が手掛かりになってタイーホですな (`∀´) ザマァ!」なんて勝手に思ってたら、そのイメージを逆手に取られた感じ。画的にもカッコ良かったし、非常に気に入った場面になりましたよ。
なんとなくGIFにしてみました。
あと、最も思い知らされたのが、「浮気、ダメ絶対! (`・ω・´)キリッ」ということ。ノラとの浮気を始めてからのクリスが羨ましかったのは確かなんですけど、同時にスゲー醜くも見えて。「セックスするためだけに相手と会う」って、客観的に観ると本当に酷いなぁと。妊娠が発覚してからのみっともなさも半端じゃなくて、「ああいう男にだけはなりたくないなぁ… (・ω・;) サイテ-」と心底思いました。さらに、僕もぜひお願いしたいほど魅力的だったノラが、「妊娠が発覚した途端、凄まじく面倒臭い女に感じてちゃう」のは、ウディ・アレン監督の意図通りなんでしょうけど、そう思う“身勝手な雄”としての自分自身も気まずかったりして…。ツイッターでフォローさせていただいている方がよく女性向けのコラムを貼ってて非常にタメになってるんですが、この記事の最初の相談(不倫野郎の真実)を読んだ時の“男として申し訳ない気分”がフラッシュバック、夏でした(なんだこれ)。
必死に言い繕う自業自得状態のクリス。かなりみっともなかったです。
“都合の良い女”から“面倒臭い女”にトランスフォームするノラですが、彼女の身になれば当然の行動なんですよね。
いや、もちろん人が人を好きになるというのは結婚してる男女だろうと止められないものだから、そういうことがあるのは仕方ありませんけど、自分が責任を取れないくせに美味しいところだけ堪能しようとするのって、本当にリスキーだしカッコ悪い。まぁ、当たり前のことなんですがー。ということで、奧さんが大事なのはもちろんのこと、娘のマナ子を想うと絶対に離婚だけはしたくないし、事態を収拾するために犯罪に手を染めるなんてもってのほかなので、浮気をするのは止めることにしました(そもそも相手がいませんけどネ (ノ∀`) ザンネン)。
ただ、そうなると、この2年間のセックスレス状態により、体から湧き上がる暴れ馬はどうすれば良いのか? 例えば、「ステイ・フレンズ」では問題提起をしながらも「そういうのってやっぱり良くないよね 川´・∀・)(・∀・`) ネー」と倫理的に正しい方向に着地しちゃいましたけど、「SEXしても友達。それが二人のハッピールール?」的な“割り切ったお付き合い”は存在しないのか? やはり風俗しかないのか? ビデオボックスなどでシャバドゥビタッチするしかないのか?(ウィザードファンが怒る文章) ううむ、一夫多妻制の導入も考えたけど、単に「僕の奧さんが他のイケてる男の“多妻の1人”になるだけ」な気がするし、いっそセックスをスポーツ感覚にする教育が必要なんじゃないのか? そうすれば、逆にゴムの装着とか徹底するようになるだろうし…。木多康昭先生が「喧嘩商売」の15巻
で島袋光年先生をモデルにした登場人物に「セックスを高校の必修科目にする」という主張をさせた時は、さすがに「おまえは何を言ってるんだ」と思いましたが、今、振り返ると“アリ”なのかもしれませんな…(遠い目をしながら)。
高校の必修科目に「セックス」が入る日は来るのだろうか…(「喧嘩商売」15巻より)。
ということで、無闇に女性読者を減らす残念な文章を書いてしまいましたが、実に面白い作品でした (o^-')b ヨカッタ! 映画として“ちゃんとまとまってる感”があるのも好きな感じ。自分に娘が生まれてからは、スン=イーとの関係を考えると「イビル!ヽ(`Д´)ノ」なんて思っちゃうところもありましたが、ウディ・アレン監督を見直しましたよ(偉そうに)。興味がある人はぜひ観てみてくださいな。次は「ウディ・アレンの重罪と軽罪」
を観ようかしらん (・∀・) オシマイ
次に観ようと思っているウディ・アレン監督作。
ウディ・アレンの重罪と軽罪 [DVD]
なんとなく思い出したヴェルナー・ヘルツォーク監督×ニコラス・ケイジ主演作も貼っておきますね。オリジナル版も好き。
バッド・ルーテナント [DVD]
ブラッド・ウェポン(ネタバレ)
ブラッド・ウェポン
原題:逆戦 The Viral Factor
2012/香港 上映時間123分
監督:ダンテ・ラム
出演:ニコラス・ツェー、ジェイ・チョウ、リン・ポン、バイ・ビン、アンディ・オン、リウ・カイチー、エレイン・チン、クリスタル・リー
パンフレット:なし
(あらすじ)
国際警察のジョン(ジェイ・チョウ)は、巨大犯罪組織が計画するウィルステロを阻むため組織を追うが、組織がテロ実行犯に選んだのは、ジョンの生き別れた兄ヨウ(ニコラス・ツェー)だった。2人は敵同士として再会し、銃口を向け合うが、国際警察の不正やテロ組織の裏切りが発覚。2人はそれぞれ真の敵が誰なのかを探りながら、激しい戦いを切り抜けていく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
85点
ダンテ・ラム監督といえば、ヘビーなストーリーにハードなアクションを盛りまくることで知られており、僕的には昨年に「ビースト・ストーカー/証人」を観て以来、すっかりファンになりましてね。彼の最新作が公開されたということで、遅ればせながら角川シネマ新宿で観てきました。濃厚でしたよ… (´Д`;) ハァハァ
つーか、超残念なことに角川シネマ新宿での公開は本日(1/11)で終了なんですよね…。この映画、好きな人にはマジでストライクな作品なだけに、もっと早く観て、紹介すれば良かったなぁと心底後悔しております。とりあえず、ダンテ・ラム監督作や“勢いがあってヘビーなアクション映画”が好きな方は、急いで観に行った方が良いですぞ!ヽ(`Д´)ノ イソゲ!
劇場にはパネルの展示がありまして。
記事の切り抜きも貼ってありましたが…。
グッときたのが、この展示!
劇中で使われた銃のモデルガンが飾られてるんですね~。銃には詳しくないけど、超アガる!ヘ(゚∀゚*)ノ
使われた場面の写真が一緒に紹介されているのも高ポイント、企画した人、偉い!ヽ(`Д´)ノ 100テン!
もうね、とにかくアクションがてんこ盛りなんです。ヨルダンでのハードな爆破&銃撃戦から始まって、裁判所から逃亡するヨウのゴリ押し逃亡劇、レイチェル博士(リン・ポン)を巡るジョンvsヨウの車内バトル、マレーシアの白昼の街中での銃撃&カーチェイス…。途中途中で挟まれる徒手格闘もまぁまぁ良かったし、市街地でのヘリコプターのチェイスも面白かったし、危険なスタントシーンも標準装備と、今作で初めて25億円という巨額の制作費を手にしたダンテ・ラム監督、その予算を正しく使ってくれてましたよ… (ノД`) アリガタイ
序盤のヨルダンでのハードな市街戦。景気の良い爆破シーンも多くて、すっかり心が温まる感じ。
ヨウが裁判所から逃げるシーンでは、人間、根性があれば催涙スプレーもスタンガンも乗り越えられることを教えてくれました。
マレーシアの市街地でのヘリコプターチェイスもなかなか見応えがありましたぞ。
そして、キャラクターのエピソードもてんこ盛り状態。主人公は国際警察で働くジョンなんですが、①任務中、上司ショーン(アンディ・オン)が裏切る、②そのせいで片想いだった同僚アイス(バイ・ビン)が死ぬ→彼女にプレゼントをするも、フラれて返却された指輪を後生大事に持ってる、③アイスを殺した弾丸が脳に留まっている→余命2週間、④母(エレイン・ジン)の頼みで、幼いころに別れた父と兄に会いに行く→兄は犯罪者になっていて、テロリストのショーンと手を組んでいたと、1つでもあればそれなりに話が成り立ちそうな設定が4つも盛り込まれてるんです(その他、「別れた父親が元警官だから、警官になった」的な設定まである!)。
ジョン役のジェイ・チョウ、素晴らしいアクションを披露してました。
目の前で片想いだったアイスが射殺され、その弾丸でジョンも重傷を負ってしまうんですね…。
もちろん兄のヨウ側も“濃さ”では負けてなくて。“博打狂いのクズな父親”テン(リウ・カイチー)を妙に大事にすると思ったら、若いころに地元ヤクザの金を使い込んでヨウが殺されかけた時、その命を助けてもらうため、一緒にビルの6階から飛び降りてたから「なにその設定!Σ(゚д゚;)」と超ビックリですよ。ちなみに、ヨウの一人娘セン(クリスタル・リー)が「ショーンにさらわれて、天然痘ウィルスを注射された上、海に投棄される(命は助かる)」と、子どもながら凄まじく悲惨な目に遭うのも、なんか不幸を過剰に盛られた印象でしたね…。
最近のニコラス・ツェーはハズレなしって印象。今回のヨウ役も非常にカッコ良かったです。
父親テンを演じたリウ・カイチーは、ダンテ・ラム監督作の常連で、いつも酷い目に遭う印象。
映画中盤、義足だったことが明らかになるんですが…。
その理由が「息子と一緒に6階から飛び降りたから」なのは予想外すぎ! 最終的には汚職刑事に射殺されてました (ノω・、) ヒドイ
ヨウの娘センも気の毒なキャラクター。父親が犯罪者な上に…。
巻き添えを食って、天然痘ウィルスに感染させられてしまう!
さらに海に投棄されちゃって…。助かったから良かったけど、扱いが酷すぎるYO!ヽ(`Д´)ノ
一応、最後の展開を書いておくと、タンカーの中でテロリストたちと戦った挙げ句、余命幾ばくもないジョンの自己犠牲のおかげで、ヨウがショーンを射殺。その後、ヨウは自分の罪を償うことにして、さらに自分を捨てた母とも和解しまして。ラストは、死の間際のジョンが“家族4人が団らんしている幻”を見て終わるんですけどね、その幸せそうな光景が実に美しくて悲しくて、涙が止まりませんでした (ノДT) カワイソウ
よくよく考えれば、ストーリー自体は結構乱暴でして。偶然が多すぎ&警察がお粗末すぎ&テロリストが万能すぎと三拍子揃っているんですけど、無理矢理濃いアクションと濃いエピソードを詰め込んで力業でゴリゴリと進行してくるから、「ま、まぁ、いいか… (´∀`;)」と気圧されて納得しちゃう感じ…って、伝わりますかね。近作で例えるなら、“仮面ライダーが出てこない「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム」”的な印象というか。僕は大好物でしたが、この“ダンテ節”が合わない人も結構いる気がしましたよ。
役者さんたちは全員素晴らしかったんですけど、意外と良かったのが、ジョンの元上司であり、ラスボスとなるショーンを演じたアンディ・オン。カッコイイわ、ちゃんと動けるわと、今まで出演作を結構観てたのに、普通にスルーしてた自分が恥ずかしくなりました。いろいろと問題があったドニー・イェン兄貴の主演作「特殊身分」に敵役として登場するそうなので、今からかなり期待しちゃっております! (*゚∀゚)=3ムッハー
容赦ないテロリストを演じたアンディ・オン。非常に良かったです。
まさか「酔拳 レジェンド・オブ・カンフー」のこの人だったとは! あと、「スター・ランナー」
に出てたのも気付かなかったり。
まぁ、そんなワケで、ダラダラと書いて来ましたが、スゲー密度が濃かったですよ。確実に合わない人もいると思うので、無闇にオススメはしませんが、少なくともダンテ・ラム監督作が好きな人は絶対観た方が良いですぞ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!
昨年観て超面白かったダンテ・ラム監督×ニコラス・ツェー主演作。僕の感想はこんな感じ。
ビースト・ストーカー/証人[Blu-ray]
ゾンビデオ(ネタバレ)
ゾンビデオ
2011/日本 上映時間77分
監督:村上賢司
脚本:河井克夫
監修:伊東美和
撮影監督:長野泰隆
照明:児玉淳
出演:矢島舞美、宮崎吐夢、鳥居みゆき、中島早貴、大堀こういち、菅野麻由、小明、杉作J太郎
パンフレット:★★★(500円/作ってくれただけ、ありがたい心境)
(あらすじ)
映画制作会社勤務のアイコ(矢島舞美)は、偶然会社の倉庫に山と積まれていたビデオの中から1本の作品を見つけ出す。「ゾンビ学入門」というタイトルの作品は1960年代あたりに製作されたらしく、リポーター(菅野麻由)がゾンビ遭遇の際の対処方法を解説するという内容だった。それを観たホラーマニアの同僚(宮崎吐夢)は大喜びし……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
70点
今日はすでに「ブラッド・ウェポン」の記事をアップ済みなんですが、「ゾンビデオ」のユーロスペースでの公開も本日(1/11)限りなので、急遽更新しますね。上映期間が12/29~1/11と短かったので、観に行くのを迷ってたんですけど、小明ちゃんが出演されているということで、「やはり観なければ!ヽ(`Д´)ノ」とユーロスペースに足を運んできました。微笑ましかったですな (´∀`) ヤレヤレ
なんと今夜は杉作J太郎先生と村上賢司監督によるゾンビコンテストがあって、小明ちゃんも来るとか!
僕的には「小明ちゃんの活躍がスクリーンで観られればいいや (・∀・)」とあまり期待してなかったんですが、意外と面白かったです(失礼な文章)。冒頭、食パンをくわえた制服姿の小明ちゃん(27歳)が「遅刻、遅刻~ ヽ川;´Д`)ノ」と走るという、遅刻する食パン少女を映像化したシーンが流れるんですが、ここを許せるかどうかで、この映画の「合うor合わない」が決まるような気がします。ちなみに僕は菩薩のような心で楽しめました (´ω`) ガンバッタワネ
ダッシュしてた小明ちゃんは、ゾンビにぶつかって噛まれてしまい、ゾンビ化。最後は首チョンパされてました。
主演は矢島舞美さんなんですが、「ブラック・エンジェルズ」の時よりも全然可愛くて(役柄的にこっちの方が合うと思う)、タンクトップ姿には少しドキドキしちゃったりして (*ノ▽ノ)キャッ ゾンビオタクの先輩社員を演じた宮崎吐夢さんや、社長役の大堀こういちさんの演技も非常に愉快で、この3人がビルの中で必死にサバイブしようとする姿は実に好感が持てました。その他、鳥居みゆきさんや中島早貴さんも頑張ってたし、後半、鍵となるホモビデオに杉作J太郎先生が“ふんどし中年”役で登場した時は、まったく予期してなかっただけに、かなりうれしい気持ちになりましたね…(しみじみ)。
主演の矢島舞美さん。この後、ゾンビとの戦闘で血糊を浴びまくることに。
この3人組があーでもないこーでもないと右往左往する姿は面白かったです。
中島早貴さんが鳥居みゆきさんに「お姉ちゃんはゾンビじゃない!」と連呼するシーンは少し萌えたりしてね。
備忘録ということで、話を雑に書いておくと、「ハウツービデオを観ながらゾンビたちに対処してたものの、実はそのビデオもゾンビウィルスに感染していた」みたいなことになりまして(ごめんなさい、理屈はまったくわからないです)。怪物化したビデオ=ゾンビデオを矢島舞美さんが何とか倒すと、生き残った中島早貴さんに別れを告げて、バイクで旅立ってました。
エンドロールで流れた、℃-uteが歌う主題歌「世界一HAPPYな女の子」を貼っておきますね↓
正直、「低予算ゾンビコメディ映画」ということで全体的にチープだし、アクションも頑張ってはいるけどアレな感じだし、話もかなり適当なんですけど(つーか、いろいろと理屈がわからないことだらけ)、出演者に好きな人が多かったので、なんとなく微笑ましく観られた次第 (^ε^) チュッ そりゃあ、万人にオススメはしないというか、どうせなら「ブラッド・ウェポン」を観た方が全然良い気がしちゃいますけど、この映画にもこの映画なりの良さがあるし、さっきも書いた通り、今夜は杉作J太郎先生と小明ちゃんと村上賢司監督による超スペシャルなゾンビコンテストが行われるのでね、時間とお金と心の優しさを持て余している人は、ぜひユーロスペースのレイトショーに行ってみてくださいな~ (´∀`) オシマイ
村上賢司監督作。評判はあまり良くなさそうですな…。
ALLDAYS 二丁目の朝日 [DVD]
杉作J太郎先生の名著。このコラムの元のタイトルは「ふんどしのはらわた」なんですが、“ふんどし中年”役はオマージュ?(考えすぎ)
杉作J太郎が考えたこと
ルビー・スパークス(ネタバレ)
ルビー・スパークス
原題:RUBY SPARKS
2012/アメリカ 上映時間104分
監督:ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
脚本・製作総指揮:ゾーイ・カザン
製作総指揮:ロバート・グラフ、ポール・ダノ
出演:ポール・ダノ、ゾーイ・カザン、アントニオ・バンデラス、アネット・ベニング、スティーヴ・クーガン、エリオット・グールド、クリス・メッシーナ、アリア・ショウカット、アーシフ・マンドヴィ、トニ・トラックス、デボラ・アン・ウォール
パンフレット:★★★★(400円/値段の割にはデザインが凝ってて好き)
(あらすじ)
若くして天才作家としてもてはやされたカルヴィン(ポール・ダノ)だったが、今ではひどいスランプに陥ってしまっている。そこで、理想の女の子“ルビー・スパークス”の物語を書くことに。執筆に没頭していたある日、何とカルヴィンの前に自分が空想して作り上げていたルビー(ゾーイ・カザン)が現われ……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
75点
※今回の記事は、かなり未練がましくて気持ち悪い文章が書かれているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。
なんとなく気にはなりつつも、他に観たい映画もたくさんあるし、僕が観るには少しオサレ感が強いかなぁと思って、スルーするつもりだったんですが…。先日、アシパンで行われたタマフル・トップ5オフ会で知り合った方が薦めてきましてね。「まぁ、そこまで言うなら… (´ー`) ドレドレ」とシネクイントに行ってきました。少しウジウジしちゃいましたよ… (´・ω・`)
エレベータを降りると、正面にはポスターと記事の切り抜きが飾られてまして。
サントラも絶賛販売中。
POP広告も作られてました。気が利いてやがる!
コラボタルトもあるそうです。ううむ、「モンガに散る」の鶏モモとは大違いですな…。
まず、残念なほど雑にお話を書いておくと、スランプ中のベストセラー作家カルヴィンが突然スタンド能力を発動し、夢で見た→小説に書いた女の子ルビーが実体化。「これ幸い!ヘ(゚∀゚*)ノ」と、2人でイチャイチャと過ごしていたんですが、日が経つにつれてルビーとの関係にズレが出て来まして。彼女を束縛したいカルヴィンは、性格を書き換えて対応しようとするものの、次々と裏目に出てしまって、最終的にはルビーが怒って出て行こうとするんですね。
2人はこんな感じで出会ってました。
で、カルヴィンもブチキレてしまい、目の前で原稿を書いて、服を脱がせたり(下着止まり )、犬の真似をさせたりして…。傷つけられたルビーはションボリと部屋に戻り、カルヴィンは己のしたことを海より深く後悔して、「ルビーは過去に囚われない」「ルビーはすっかり自由」的な原稿を書いて、彼女を解放。ルビーは去ってしまったけど、カルヴィン的には内面が少し成長したし、その原稿を出版してスランプからも脱出したので、結果オーライな感じだったところ、初めて出会った場所で記憶が消去されたルビーと再会して(似た顔の別人…じゃないですよね、たぶん)、何だか良いムードになって終わってました。
2人はこんな感じで再会してました。
まぁ、なんて言うんですかね、オサレな雰囲気の若者映画というかさ。主人公に今どきタイプライターを使わせて“性格の面倒臭さ”を伝えたりとか(で、成長するとmacに替わる)、そういうところも何かちゃんとしててさ。主演のポール・ダノの“イケてるのび太”感も良い感じだしさ、リアルでも恋人というルビー役のゾーイ・カザンとのやり取りも良かったしさ、コメディ演出も結構笑っちゃったしさ…。若いころは、“オサレな文系男子”に超アコガレてたのもあって、“妬み”を噛み締めながら楽しんだ次第(なんだそれ)。ちょっとオチでカルヴィンが救われすぎな気がしなくもないんですけどねー。
こういう場面写真とか、ちくしょう、超イイですよね(劇中では別々に飛び込んでましたがー)。
最初に予告編を見て連想したのは「マネキン」だったんですけど、実際に観てみると、ドラえもんの「悪魔のパスポート」やSF短編「恋人製造法」といった藤子・F・不二雄先生作品に近い感じ(で、花くまゆうさく先生の「日本よ、これが実写版のび太だ。」というコメントに納得)。「空中キャンプ」の伊藤聡さんがつぶやいてた&参加してた当人である音楽ライターの高橋芳朗さんがおっしゃってた通り、「ブラスト公論」
の「ホレ薬の話」とか、タマフルの「GAMBO 怒りの1時間」でのジェーン・スーさんの話とか、「(500)日のサマー」
とかに通ずるところもありましたな~ (`∀´) ウケウリ
なんとなく「マネキン」の主題歌を貼っておきますね↓ 今観ると呑気な映画だよなぁ。
要は「好きな人を強制的に従わせても楽しくない→心が大事」って話なんですよね。「それでもOK!(o^-')b キニシマセン!」という迷惑な性癖の人もいるかもしれないというか、ホラー映画だったら簡単に凄惨な話になっちゃうだろうし、JOJOだったら「カルヴィンがタイプライターで文章を打つ前に、クレイジー・ダイヤモンドでパンチを叩き込めれば… 川;`Δ´) マニアウカ?」ってことになるだろうけど、それは置いといて(不要な文章)。
「人が出会い、恋におちるだけで それはすでに、ミラクル。」というキャッチコピーがその通りでさ、そもそも「違う人間同士が相思相愛になる」ってこと自体が奇跡なのに、その上、「相手には常にこちらの願望に100パーセント応えてほしいでガース!(゚∀゚し」な~んて都合の良いことを思ったりしても、上手く行かないのが当たり前なワケでして。正直、僕も“それなりの恋愛経験”がある中年男性なのでね(苦笑)、申し訳ないんですけど、こんな話は妄想もしないというか、この問題は3000年以上前に通過済みであり、この点においては若干の“今さら感”を感じたりもしたんですよ。
なんとなく最強トーナメント参加時の烈海王さんの画像を貼っておきますね。
とは言いつつも、ごめんなさい、本当に気持ち悪い文章を書いちゃいますけど、最後の「記憶が消去されたルビーと再会」ってくだりは…過去に付き合ってた人を当てはめて妄想しちゃいました ('A`) ゲンナリ 「素敵な奧さん&可愛い娘がいるのに、何か書いてんだ ( ゚д゚) チンコキレ!」と思うんですが、初めて付き合った人との別れ際が本当に酷かったから、「あの時の記憶が消去されてる彼女と再会したらーー?」なんて想像しちゃったし、今も思ってたりするし、これからも思う気がして仕方ない。もうね、相変わらず残念過ぎる己自身にウンザリして死にたいけど、もう1人の自分が「幼い娘を残して死ねというの!ヽ(TДT)ノ ヒドイ!」と脳内で反論したりするという超面倒臭い心理状況に陥っちゃって…。
って、そんな時に「このままじゃダメだ!ヽ(`Д´)ノ」と自宅で観たのが、「エクスペンダブルズ エクステンデッド・ディレクターズ・カット」。テストステロンを過剰に放出する男たちの景気の良い暴れっぷりを観ていたら、「記憶が消去された元カノと会いたいよぅ~ ヽ(;´Д`)ノメソメソ」なんてクソの役にも立たない泣き言をほざいてた自分がすっかり吹き飛んでしまって、気が付けば腹筋運動をしながら観ていたという奇跡。あらためて良い買い物をしたというか、一家に一枚、ですな(悟ったような顔で)。
なんとなく、「エクスペンダブルズ エクステンデッド・ディレクターズ・カット」で流れるシャインダウンの「Diamond Eyes」を貼っておきますね↓
ということで、少しウジウジしたりもしましたが(照笑)、嫌いじゃない映画でしたよ ( ̄ー ̄) ニヤッ 若い人が観たら僕以上に感じるところがあるような気がするので、予告編を見て「悪くない」と思った若者は、劇場に足を運んでも損はしないんじゃないかしらん! ヘ(゚∀゚*)ノ ブンレイブンレイブーン!
サントラです。なにこの素敵なジャケット! Σ(゚д゚;) ヒィ!
Ruby Sparks
ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督のデビュー作。結構好き。
リトル・ミス・サンシャイン [Blu-ray]
マーク・ウェブ監督作。僕の感想はこんな感じ。
(500)日のサマー [Blu-ray]
なんとなく思い出した映画。テレビでしか観たことないけど、嫌いじゃないのよ。
マネキン [DVD]
ウジウジした時に観て助かった映画。僕の感想はこんな感じ。
エクスペンダブルズ エクステンデッド・ディレクターズ・カット [Blu-ray]
燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘(ネタバレ)
燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘
原題:打擂台 Gallants
2010/香港 上映時間96分
監督:デレク・クォック、クレメント・チェン
製作:ラム・カートン
製作総指揮:アンディ・ラウ
アクション監督:ユン・タク
出演:ブルース・リャン、チェン・カンタイ、テディ・ロビン、ロー・マン、チャーリー・チャン、ウォン・ヤウナム、シア・シャオチェン、ジン・アウヨン、MCジン
パンフレット:★★★★(600円/飯星景子さんのコラムが素敵→この記事もオススメ)
(あらすじ)
不動産会社の冴えない社員リョン・ゲンチョン(ウォン・ヤウナム)は、武術家のソン(ブルース・リャン)とセン(チェン・カンタイ)が経営するさびれた喫茶店に立ち退いてもらうため、店を訪れる。その店はかつて、2人の師匠ロー(テディ・ロビン)が指導する武術学校だったが、ローは30年前から店の2階で眠り続けていた。しかし、ふとしたきっかけで覚醒したローは、30年の時間が流れていることに気づかず、チョンを武術学校の生徒と勘違いする。チョンは成り行きで武術大会出場を目指すことになり、ローの特訓を受けるが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
90点
いつの号かは忘れましたが、映画秘宝で紹介されてた時からずっと観たかったんですよぉ~(馴れ馴れしく)。で、やっと今年の1月5日から限定公開されるということで(料金はサービスデーとか関係なく1500円均一)、シネマート六本木にて観てきました。素晴らしかったです… (ノДT) ヨカッタ... ちなみに、年が明けてから感想を何本かアップしてきましたが、これが新年1本目の映画鑑賞だったりします。
1月6日、新年1本目は香港映画だッ!
パンフレットが販売中。「どうせパンフレットもないんだろうけどさ」なんて偉そうに書いてごめんなさい!ヽ(;´Д`)ノ スミマセヌ
別の日に行ったら、記事の切り抜きがありました。僕が気付かなかっただけかしら。
ハッキリ言って、世界観とかストーリーは結構アバウトというか。「① 不動産会社で働くリョンが羅記茶館の地上げに加担しなくちゃいけない」、「② 少年時代にイジメていたマン(MCジン)が地主になってて、逆にイジメられる」、「③ 弟子のソン&センが昏睡状態の師匠ローを30年間ずっと世話してきた→やっと師匠が目覚めた!」という3つの要素が絡み合ってストーリーが展開されるんですけど…。最初の2つに関しては、「リョンはこれから仕事をどうするつもり?(“現実逃避したまま”とも見える)」とか「マンはリョンのイジメのせいで、いつも首にコルセットをしているほどの後遺症を抱えているのに、勝手にノーサイドヅラをするのは都合よすぎじゃね?」とか(このエピソードの演出は本当に雑)、よく考えると納得できないところが残ったまま映画が終わっちゃうんですよね。“ひよわな若者が特訓して強くなる話”は基本的に大好物なんですが、主人公のリョンには最後まで乗り切れなかったです。敵対する武術道場が主催する武術大会がテレビで宣伝されてたりする割には小規模っぽかったりとか、悪の描き方&許し方が中途半端だったりとか、その他にも気になるところが多かったですな。
左が主人公のリョン。こういう特訓シーンはスゲー良かったです。
ただ、幼いころ、リョンがイジメまくったマンが…。
現在も首にコルセットをつけないと生活できない状態になってたのは、もう少し反省&同情しても良かったのでは。
って、文句を書いちゃいましたけど、③の要素に関しては100点の面白さ。ブルース・リャンやチェン・カンタイ、テディ・ロビンという渋いオッサンたちが繰り広げるコメディ演技合戦は、観ているだけで顔がほころぶ愛らしさなのです (^ε^) スキヨ そして、最も重要な“功夫LOVE要素”もとにかく気が利いてて、「ドラゴン 怒りの鉄拳」のOPテーマを意識した曲が流れるオープニングで胸を掴まれると、その直後に繰り広げられるブルース・リャンのキレキレの功夫アクションで、すっかりやられちゃう感じ。この映画に出てくるオッサン連中は、端役の人ですらコクがあって最高なんですが、一番グッときたのはやっぱりブルース・リャンでしたねぇ…(しみじみ)。
セン役のチェン・カンタイは、「嵐を呼ぶドラゴン」が有名な往年の大スター。
敵の道場の社長チン役のチャーリー・チャンは「ドラゴンロード」などに出てたそうだけど、全然覚えてないです (ノ∀`) テヘ
地主側の腕が立つ男イー役のロー・マンは「五毒拳」が有名で、「イップマン 葉問」にも出てましたな。
師匠役のテディ・ロビンはアクションスターではないけど、最高の演技でした。
でも、一番グッときたのはソン役のブルース・リャン。カッコ良いとしか言いようがなかったです… (ノω・、) ステキ
この「ドラゴン怒りの鉄拳」のOPテーマ風の音楽が流れるオープニングは燃えすぎて死ぬ!ヽ(`Д´)ノサイコー!
僕がブルース・リャンのことをしっかり認識したのは、バリバリ活躍してた70年代ではなくて、ビデオを借りるようになった90年代からなんですけど、すっかりオッサン化してしまった現在、「しょぼくれたビジュアルのオヤジが実は強い」って設定がこんなにハマる人はいないんじゃないでしょうか(「カンフーハッスル」でもそんな役でしたな)。「映画秘宝 2013年 02月号」
のインタビューで、デレク・クォック&クレメント・チェン監督は「『大俠霍元甲』を観て以来、ブルース・リャンの大ファン」と語っていましたが、映画からその想いがビンビン伝わってくるほど、超カッコ良く撮られてましたよ。
ブルース・リャン版「ドラゴン怒りの鉄拳」である「大俠霍元甲」の動画を貼っておきますね↓
ズバ抜けて素晴らしかったのがラストバトル。イヤな地主&最新武術道場と、あーだこーだと揉めた挙げ句、30年の昏睡状態から復活した師匠は亡くなってしまって。ソンは自分の格闘人生のケジメとして、最新武術道場に挑戦状を送りつけて、“今どきの格闘家”ってムードのクワン(リー・ハイタオ/ガチの元散打チャンピオン)と道場でタイマンを張るんです。一時は敗北しそうになるものの、センのおかげで師匠のことを思い出して、古傷を保護していたニープレスを外し、戦闘を再開する場面の燃え具合はハンパではなくて。さらにその後、己の修行人生のすべての想いを込めた連打を叩き込むシーンは涙なくしては観られなくて… (ノДT) ちなみにラストは、師匠のアヒルの燻製を炊き込んだ料理をみんなで仲良く食べて終わるワケですが、「登場人物たちがそれぞれのしがらみから解き放たれて、新たなスタートを切る」って感じで、非常に良い終わり方だと思いましたね…。
戦闘開始! 最初こそソンは互角に戦うものの…。
次第にクワンに追い込まれてしまうんですね。
がしかし! センの励ましを受けて、ヒザを保護していたニープレス(ニプレスじゃないゾ (o^-')b マチガエナイデ!)をあえてキャストオフ!
ここから始まる怒涛の攻めは燃えまくりでした… ( ;∀;)イイコウゲキダナー
「大俠霍元甲」の主題歌「万里長城永不倒」にマン役のMCジンがラップを載せたエンディングテーマを貼っておきますね↓
ということで、おかしなところは山ほどあるんですけど、僕は大好きな映画でした (´∀`) シアワセ 大きな画面で観られて良かったというか、公開してくれたシネマート六本木には感謝ですな~。万人には薦めませんけど、功夫映画が好きな人なら要チェックじゃないでしょうか。
チャウ・シンチー監督&主演作。ブルース・リャンは凶悪なラスボスを演じております。
カンフーハッスル [Blu-ray]
ブルース・リャンと倉田保昭さんのバトルが楽しい映画。
帰ってきたドラゴン [DVD]
一応、貼っておきます。ううむ、また買うことになるとはなぁ…。
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先週の備忘録(2013/1/8~1/14)
さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓
久しぶりに「パンチョ 渋谷店」に行ってきたのです
せっかく仕事が決まったのに、ヤル気が出ない… ('A`)
良いカレー屋を見つけたッス! (`∀´) オホホホホ
先週のトップ5は水野真裕美さんと小林麻耶さんが良かったね
「96時間 リベンジ」は現時点で今年のベスト1
「スタンリーのお弁当箱」の前売り特典が結構豪華でビックリ!
コンバットRECさんの特集は最高でしたな!ヘ(゚∀゚*)ノ
日曜日は横浜の友人宅に行きました
雪は大嫌い!ヽ(`Д´)ノ キィィィッ!
先週、それなりの仕事を受注しましてね。それなりに全力を打ち込めば、それなりに結果が出て、それなりに会社&僕の株も上がるので、それなりに頑張れば良いだけのハズなんですが、ヤル気が全然出ない… ('A`) 「どうすればモチベーションが上がるんだろう… (´・ω・`)」と悩みながらも、ちょっと「もうどうにでもなーれ♪ヘ(゚∀゚*)ノ」と思ったりもする、非常に良くない心理状態。まぁ、家族のことを考えれば、頑張るしかないんですけどね…。
そう、最近は親子3人でお風呂に入ったりするようになって、これがまた実に幸せムードなのですよ。娘のマナ子が「湯船から出たくない!ヽ川TДT)ノ アウアー」と泣きわめくのすら楽しくて。この生活はお金を稼がないと維持できないワケで、どう考えても働かざるを得ないんだけど、心底働きたくないというね…。あーあ、宝クジでも当たらないかしらん (・ε・) カッテナイケド
って、愚かにも程がある文章を書いちゃいましたが、僕も四十路の男なのでね(苦笑)、それなりに折り合いを付けて頑張りますヨ (´∀`) ナンダソレ とりあえず今日、書いておきたいのは、「2013年1月公開で観たいと思っている映画の覚え書き」に漏れてた映画のこと。1月18日(金)からヒューマントラストシネマ渋谷他で公開されるジージャー主演作「チョコレート・ガール バッド・アス!!」も当然観に行きますけど、僕的にオススメしたいのは19日(土)から公開される「コックファイター」だったりします。
「チョコレート・ガール バッド・アス!!」の予告編はこんな感じ↓ それなりには楽しそう。
そして…「コックファイター」の予告編がコレだッ!
タイトルだけ聞くと、つい「『沈黙の戦艦』みたいな話? (゚д゚;) セガール?」とか思いがちですけど、簡単に書くと、闘鶏をテーマにした“男の映画”。あの宇多丸師匠が「kamipro No.149」
のインタビューで“闘う映画”について語った時に挙げてた作品だったりします。もうね、動物愛護的な視点で観ると残酷極まりないので、かなり人を選ぶ気はしますが、主人公のコク深さが尋常ではないので、ぜひ多くの人に観てほしいなぁと。僕もDVD
でしか観たことがないので、大きい画面で観るべく、シアター・イメージフォーラムに足を運ぼうと思っております~。
ちなみに宇多丸師匠の「kamipro」のインタビューはかなり面白いので、気になる人はぜひ!
以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。
「ナポリタンの借りをミートソースで返した」という、かなりどうでも良い話
※今回の記事は、本当にどうでも良い文章が書かれているので、気をつけて!
昨年の11月10日、「パンチョで“ナポリタン星人”に挑戦して失敗した記事」をアップした時、その中で僕が遊園地で加藤清澄と相対して敗北を認めるドリアンの画像を貼っていたのを覚えている方はいらっしゃるでしょうか(100パーセントいないと思いますがー)。あの画像の続きを簡単に書くと、その後、ドリアンは就寝中の加藤清澄のところに行きまして。「眠る枕元へわたしを立たせてしまっている→本当は負けを認めてなかったでガース!(゚∀゚し」と、ズルいにもほどがあることを言い出すんですが…。
こんな絶叫してたくせに…(「バキ―New grappler Baki」9巻より)。
ベッドの横に立ってこんなことを言い出すドリアン。そりゃそうだけどさぁ…(「バキ―New grappler Baki」10巻より)。
実は僕もそんな心境でした。「そういうことはもうしません(キッパリ)」なんて文章は強がってただけであり、実はあの瞬間から「どうやってパンチョにこの借りを返すか?」しか考えてなかったという大人げのなさ! 僕的には「1650円も払ってご飯を残したこと」がそれだけ屈辱的だったんですよ…。
僕がチャレンジして敗れたナポリタン星人を貼っておきますね↓
とはいえ、このままナポリタン星人に挑んでも返り討ちは確実でして。そこで始めたのが、土山しげる先生による大食い漫画の傑作「喰いしん坊!」の読破。この名著を読むことで、「普段から大量に食べて胃を大きくする」というセオリーを学習し、早速、実践することにしたのです。
「喰いしん坊!」全巻。終盤は世界を相手に戦ってました。
ただ、大量に食べると言っても、外食はお金が掛かるし、ご飯をたくさん炊くと奧さんにバレる&手間が面倒臭いし…。ということで、僕がチョイスしたのは、「ペヤング 超大盛やきそば」。これを毎朝2個同時に食べようと。さらに、機会があったら、なるべく以前よりも食べるようにしようと。だから、僕が回転寿司で31品食べたりとか、年末年始に食物を大量摂取してたのは、決して“食欲”に対してだらしないのではなく、実はあくまで特訓だったワケです…って、僕的には「ずっと伏線を張ってた→すっかりドヤ顔気分」だったハズなのに、こうやって文章にしてみるとバカにしか見えないのは何故なんでしょうか… (・ε・)
これは腹に溜まるコンボ。タイミングが合えば、自慢メシに応募したかったんだけどなぁ…。
何はともあれ、年が明けて体重が105キロになってたこともあって、「これは続けると危険かも… (・ω・;) カモ」と思いまして。仮想敵として試しに「東京スパゲッチ 高田馬場店」でミートソースの超人盛(900g)を食べたところ、体感時間1分で消失。「時は来た!ヽ(`Д´)ノ」と確信した僕は、先日、「ゾンビデオ」を観る前、渋谷のパンチョに足を運んで来ました。
「東京スパゲッチ」のミートソースは美味しかったけど、こんな“盛り”では満足できない!ヽ(`Д´)ノ
ということで、2ヵ月振りに渋谷のパンチョの前に立つ!
階段脇に「2.3キロ」の表示があるけど、もうグラムなんて気にしない。麺を食う、それだけだ(クールなつもり)。
料金は1650円…。これを押したら後戻りできないけど、すでに後退のネジはハズしてあるのさ。
店に入って、1650円の食券を購入し、注文したのはミートソース星人。昨年、僕が敗北したのはナポリタン星人ではあるものの、よく考えるとミートソースの方が好きだなぁと。そこら辺は同じ星人だから別に良いかなって思ったんですよネ (ノ∀`) テヘ 運ばれてきたミートソース星人は相変わらず巨大でしたよ~。
これがミートソース星人だッ! 形状は王蟲に似てますな。
コップと比べてみました。
なんて言うんでしょうか、勉強でもスポーツでも何でも訓練って大事なんですよね。僕もこの2ヵ月間、自分なりに大量に食べてきた自負があるから、星人を前にしても怯まないというか、むしろ2口食べた時点で「勝てる!」と思ったほど。最後の方は「ソースが足りない→代わりに大量の油まみれ」という状況に陥って、若干、苦戦したものの、意外とスムースに完食させていただきました。
終盤、この油に苦しめられましたが…。
結構アッサリと完食。やっとリベンジできました (`∀´) オホホホホホ
って、まぁ、「だから何だ ( ゚д゚)、ペッ」って話なんですけどね。自分が所詮“大食い”と名乗るほど食えるワケでもない“家計に響く量は食べる程度の男”だってことは、重々承知してるんです。昔、わんこそばを食べた時、僕は140杯が限界だったんですが、世の中にはそのダブルスコアやトリプルスコアがゴロゴロしてるワケで…。僕レベルの人間なんて大量に存在して、「完食しましたら~ん♪ ヘ(゚∀゚*)ノ」なんて偉そうに自慢することではないのは、十分わかっているんです。
昔、岩手で食べた時の手形を貼っておきますね。
今回、胃を大きくしてミートソース星人に挑みましたけど、それは「1650円も払ってご飯を残したこと」が心底悔しかっただけであり、“僕が僕である証し”のために食べただけなのでね。こういうことは本当にもうしません(キッパリ)。というか、翌日からは胃を小さくしようと思って、食べる量を減らしてみたんですけど、お腹が空きすぎて気持ち悪くなってしまって、ついまた食べすぎてしまったりして…。2ヵ月もかけて非常に愚かなことをしたような、そんな気がする四十路の冬なのでしたーー (´・ω・`) オシマイ
大魔術師“X”のダブル・トリック(ネタバレ)

原題:大魔術師
2011/香港 上映時間128分
監督・脚本:イー・トンシン
製作:アルバート・ヤン、ユ・ドン、ジェフリー・チャン
脚本:チュン・ティンナム、ラウ・ホーリョン
撮影:北信康
アクション監督:トン・ワイ、コン・トーホイ
美術:イー・チュンマン
出演:トニー・レオン、ラウ・チンワン、ジョウ・シュン、ラム・シュー、澤田拳也、ダニエル・ウー、チョン・プイ、ウー・ガン、アレックス・フォン、ツイ・ハーク、ヴィンセント・クォック
パンフレット:なし
(あらすじ)
1920年代の中国・北京では、天才マジシャン張賢(トニー・レオン)の手品が評判となっていた。一方、軍閥の雷大牛(ラウ・チンワン)は妻の柳蔭(ジョウ・シュン)に愛を受け入れてもらえずにいた。そんなある日、雷は張賢を屋敷に招待する。ところが張賢にはたくらみがあり、それは屋敷に閉じ込められたマジックの師匠(チョン・プイ)と元恋人の柳蔭を奪い返すことで……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
70点
基本的に派手な香港映画は好みなので、気になってまして。シネマート六本木で観て来ました。「変な映画だなぁ… (゚д゚;)」と思ったり。
現在、シネマート六本木では「冬の香港傑作映画まつり」が開催中なのです(予告編もあります)。

場内にはパネル展示などがありましたよ。

残念ながらパンフレットは作ってないとのこと。

最初はなんとなく香港テイストの「幻影師 アイゼンハイム」
基本的には、トニーのマジック&七変化とラウのコメディ演技が観られただけで満足ではあって。トニーに協力することになる劇場主ラム・シューのトボケた演技も可愛かったなぁ (´∀`) ウフフ 大好きなキャプテン・サワダさんがお馴染みの“悪い日本人”役で出て来たのもうれしかったです。冒頭、ダニエル・ウーが出て来たんですが、チョイ役だったのは結構驚きましたね(違う人かと思った)。
トニー・レオンのマジシャン振りはカッコ良かったし…。

ラウ・チンワンのコメディ演技も愉快でした。両手の肉が似合う!

「画皮 あやかしの恋」で妖魔を演じてたジョウ・シュン。相変わらず美人ですなぁ (´∀`) デレデレ

でも、この映画で一番可愛かったのはラム・シューだったりする不思議。ファンは要チェック!

裏切り者ウー・ガン。その横にあるのは「空とぶギロチン」

今をときめくダニエル・ウーとか…。

あのツイ・ハーク監督がカメオ出演してたのは結構驚いたり。

キャプテン・サワダさんは女忍者軍団を率いて、巨大手裏剣を投げたりしてました。イカしてるぅ!ヘ(゚∀゚*)ノ

少し残念だったのが、序盤の「ラウをいかに誘拐するか?」とか「元婚約者だとバレないように、ラウに接触する」とかのくだりは結構ハラハラできて面白かったのに、後半になるにつれて展開が雑になったところ。トニーとラウが馴れ合い初めてから、コメディ色が一気に濃くなるのは良いとしても、それと同時に映画がグダグダになった感が強くて…。敵が思った以上にバカだったりとか、その陰謀がまた適当だったりとか、爆発で死を偽装するくだりがありがちだったりとか、戦車がスクリーンから出てくるCGが微妙だったりとか(「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」
ラストは、結局、ジョウ・シュンはどちらも選ばずに馬で去って行く→それをトニーとラウが「待ってくれ~!ヽ(;´Д`)ノ」と追う→爆発で顔が煤まみれになったウー・ガンたちがひょっこり出て来て「復讐してやる!」なんて誓ったりと、ドタバタと終わりまして。エンドクレジット、素敵なデュエットが流れる中、「変な映画だったなぁ (・ω・;) ウーム」と、若干、唖然としちゃいましたね…。
エンドクレジットで流れるトニー・レオンとジョウ・シュンのデュエットを貼っておきますね↓
ということで、文句がなくはないし、邦題の「X」とか「ダブルトリック」とか不要だと思ったりはしたけど(ちなみにこちらのブログによると、「X」は主人公のイニシャルから来てるっぽい)、まぁ、愉快でしたヨ (・∀・) 雑なところが少なくないので、真面目な人が観たら怒りそうですが、香港映画が好きな人なら十分楽しめるんじゃないかしらん。シネマート系列はサービスデーが充実してるので、上手く利用すると良いですぞ (o^-')b オススメ!
イー・トンシン監督×ジャッキー・チェン主演作。ハードな展開で、残酷描写も多めだったり。

新宿インシデント [DVD]
4月にはブルーレイが発売されるそうな。早い!∑(゚Д゚)

大魔術師“X"のダブル・トリック スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
なんとなく思い出した映画。そんなに面白くはないです。

幻影師 アイゼンハイム [DVD]
LOOPER/ルーパー(ネタバレ)
LOOPER/ルーパー
原題:Looper
2012/アメリカ 上映時間118分
監督:ライアン・ジョンソン
製作:ラム・バーグマン、ジェームズ・D・スターン
製作総指揮:ダグラス・E・ハンセン、ジュリー・ゴールドスタイン、ピーター・シュレッセル、ジョセフ・ゴードン=レビット、ダン・ミンツ
脚本:ライアン・ジョンソン
撮影:スティーブ・イェドリン
美術:エド・バリュー
衣装:シャレン・デイビス
編集:ボブ・ダクセイ
音楽:ネイサン・ジョンソン
出演:ブルース・ウィリス、ジョセフ・ゴードン=レビット、エミリー・ブラント、ポール・ダノ、ノア・セガン、パイパー・ペラーボ、ピアース・ガノン、シュイ・チン、フランク・ブレナン、ジェフ・ダニエルズ
パンフレット:★★★★(800円/ちょっと高いけど、記事は充実)
(あらすじ)
タイムマシンの開発が実現するも、法律で使用が禁じられている近未来。法を恐れぬ犯罪組織が、消したい標的をタイムマシンで30年前に送り込み、そこにいる「ルーパー」と呼ばれる暗殺者に標的を殺させていた。凄腕ルーパーのジョー(ジョセフ・ゴードン=レビット)はある日、いつものようにターゲットの抹殺指令を受けるが、未来から送られてきた標的は30年後の自分自身(ブルース・ウィリス)だった。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
90点
※この映画は① あまり予備知識のない状態で、② 適当なSF映画を観るぐらいの気持ちで鑑賞すると非常に面白いと思うので、未見の方はこんな感想文を読まないで、劇場へどうぞ~。
※今回の記事は、「バタフライ・エフェクト」や「魔夏少女」のネタバレに触れているので、気をつけて!
※今回の記事は、ダラダラと長くて読みにくいので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いかもしれません。
この映画、尊敬する映画評論家の町山智浩さんが絶賛&昨年のベスト1に選んでいるということで、超期待してたんですけど、試写会を観て微妙な評価を下してる人も結構いたりして。「これは期待しすぎると火傷するかもしれぬ… (・ω・;) ゴクリ」と期待値を「TIME/タイム」レベルに下げて、新宿のミラノ座に行って来ました。僕はグッと来ましたね… (ノω・、) ヨカッタ
公開日に行ってきましたよ~。
ロビーにはこんな展示がありまして。
端っこには、来月公開の「ダイ・ハード/ラスト・デイ」のマクレーン刑事がいたりして。
タンクトップをめくると「スマホでアクセス!」って、持ってねぇYO!ヽ(`Д´)ノ キィィ!
「ビジネススーツ全身コーディネートプレゼント」なんてキャンペーンもやってるそうな。
超雑にあらすじを書いておくと、30年後のジョー=オールド・ジョーは、自分を更生させてくれた最愛の奧さん(シュイ・チン)を殺されてしまったため、未来の犯罪王レインメーカーを幼いうちに殺すために2044年の世界にやってきまして。で、現在のジョー=ヤング・ジョーは、オールド・ジョーを殺さないと所属組織に命を狙われてしまうので(30年後の自分を始末して「ループを閉じる」のが掟になってる)、なんとか未来から来た自分を殺そうとするんです。
この2人が同一人物という設定だけで、なんとなく愉快。
で、ヤング・ジョーが、レインメーカー候補の子どもの家に行ったら、そこにはシングルマザー・サラ(エミリー・ブラント)とその息子の超能力少年シド(ピアース・ガノン)が細々と暮らしてまして。幼いシドに在りし日の自分を重ね合わせたヤング・ジョーは、すっかり感情移入&改心。最終的には自殺することで、オールド・ジョーの存在を消して、映画は終わってました。ちょっと違うんですけど、「バタフライ・エフェクト」の“もう1つのエンディング”である「どうせオレが生まれなければいいんだよな…」と胎児の段階でヘソの緒を首に巻き付けて死ぬシーンを思い出しましたね。
あまり関係ありませんが、「バタフライ・エフェクト」の予告編を貼っておきますね↓
ちなみに、この手のタイムトラベルSFで楽しいのが、タイム・パラドックスについて考察することじゃないですかぁ~(突然、馴れ馴れしく)。僕なりにはこんな感じだと思ったんですが↓
<1周目の世界>
サラがシドの子育てに失敗→何らかの事情で母親がルーパー(ジョーとは関係ない人)に殺されてしまって、シドが超グレて、「犯罪王に、オレはなる!(`・ω・´) キリッ」と決意→超能力=TK(テレキネシスの略)を生かして、レインメーカーとして犯罪組織の頂点に君臨する→幹部のエイブ(ジェフ・ダニエルズ)がタイムマシーンで未来から過去(2周目の世界)に送り込まれる(ルーパー制度の始まり)
<2周目の世界>
エイブがヤング・ジョーに銃を与えて、ルーパーにする→ヤング・ジョーはオールド・ジョーを殺害して無事ループを閉じる→引退して上海に行ったジョーは奧さんと知り合って改心→奧さんとジョーがノホホンと暮らしてたら、レインメーカーの部下がオールド・ジョーの奧さんを殺害→オールド・ジョーは部下どもを返り討ちにして、レインメーカーを幼いうちに殺すべく、単身、タイムマシーンで過去(3周目の世界)にGO!
<3周目の世界>
ヤング・ジョーはオールド・ジョーを取り逃がしたことで、シドを守ることに→ヤング・ジョーから“似た境遇の人のちょっと頑張った話”を聞いたり、シドを守るためにヤング・ジョーが犠牲になった話を母親から聞いたりして(たぶん)、シドにプラスの教育効果→サラがジョーのお金を大量にゲットしたことで、生活環境も改善される→シドはグレないので犯罪王にならない→むしろ正義の超能力者として、似た能力を持つ仲間たちとチームを結成し、世界平和に貢献→ところが、世界征服を企む悪の超能力者(磁力を操る)が登場してーー!? Σ(゚д゚;) ナンデスト!
…って、勝手な妄想が混ざっちゃいましたな、すみません m(_ _ )m つーか、「ターミネーター」と同じく「1周目はどうなってんだ問題」はあるし、「並行世界的な考えなら、ヤング・ジョーに何があろうとオールド・ジョーには関係がないハズ」とか、「でも、ヤング・ジョーの身が傷つく→オールド・ジョーに異変が起こるなら、改心してシドを守り始めた時点でオールド・ジョーも心変わりするハズ(まぁ、記憶が変わりつつあるから、必死に懐中時計を握りしめたりしてたんでしょうけど)」とか、考えれば考えるほどわからなくなるというね… ('A`) ザンネン
ううむ、慣れない考察をして知恵熱が出て来たし、オールド・ジョーも劇中で「タイムトラベルは複雑だから聞くな!(;`Δ´)」という、「ザ・松田」の松田鏡二さんの「いんだよ、細けぇ事は(略称・いん細)」マインドの画期的な台詞を言ってたので、“アーノルド・シュワルツェネッガーの代わりにブルース・ウィリスが送られてきた「ターミネーター」
”くらいのライトな認識がベストなのかもしれませんナー (ノ∀`) エヘヘ
念のため、松田鏡二さんの画像を貼っておきますね。
なんとなく「ラスト・ボーイスカウト」のワンシーンに勝手な字幕を付けてみましたよ↓
タイムトラベルのことは聞かないで! 投稿者 kamiyamaz1972
閑話休題。僕的にグッと来た要素はいくつかありまして。まず、序盤にあった、現在のセス(ポール・ダノ)が拷問を受けると未来のセス(フランク・ブレナン)の肉体が容赦なく欠損していく残酷描写。やられてる方を直接的に見せないのがまた良くて、さりげなく鼻が削がれてたシーンとか、スゲー恐ろしかったです…。それ以降、こういう演出が全然出てこないのは本当に残念でしたがー。
必死に逃亡する“未来から来たセス”。この後、体の部位が欠損しまくるのです ((((°Д°; )))) ヒィィ
ジョセフ・ゴードン=レビットも素晴らしかったですね~。彼が30年かけてブルース・ウィリスに変わっていく場面は、明らかに途中で「ここから違う人になってる!Σ(゚д゚;) チガウ!」感がありましたけど、全体的には結構似てて面白かったです。お話的にも、金のためにセスを売るほどクズだったヤング・ジョーが改心して、シドのために自殺するオチは超泣けました… (ノДT) オールド・ジョーがサラに銃口を向けた時、僕はすっかり「ヤング・ジョーが己の指をスニッカーズ感覚でワイルドに食いちぎる→オールド・ジョーの指が消えて引き金が引けない!∑(゚Д゚) ヤラレタ!」的な展開を予想してたので(セスの部位欠損シーンが伏線になる感じ)、銃口を自分に向けて自殺した時はかなり意表を突かれたんですよ。
特殊メイクでウィリス化したジョセフ・ゴードン=レビット。話し方や表情も似てましたな。
クライマックス、僕的にはジャック・ハンマー風に指を食いちぎるのかと思ってました(「グラップラー刃牙完全版」19巻より)。
ラスト直前にジョーが見た“シドがグレる未来”は、別に予知能力が発動したのではなく、母を亡くして育った男が在りし日の自分を重ね合わせたんだと。自分と同じ想いをさせないために命を捨てたその姿勢にはつくづく頭が下がりました(フィクションですが)。最後、サラが死んだヤング・ジョーの髪を撫でるシーンがありますけど、あれは「無為な日々を送ってた男が、シドを救うことで自分自身を救った→安らぎを得たことの象徴」だと思ったのですが飛躍してますカネー (・ε・) ドウナンデショ
ヤング・ジョーの願望は、若干、「北斗の拳」の“お師さんの温もりに飢えていた男”サウザーと重なる印象。
ブルース・ウィリスも良かった! 劇場で本編が始まる前に「G.I.ジョー バック2リベンジ」と「ダイ・ハード/ラスト・デイ」の予告編が流れたこともあって、後半の犯罪組織のアジトで大暴れするシーンは、完全に「ダイ・ハード刑事 第24話『ガットマンを皆殺しの巻』」的な“いつもの彼”にしか見えませんでしたけど、「“TKの怪物”を倒すために、罪のない子どもを2人も殺して、自分も怪物化してしまう」という皮肉な展開がイイ感じ。あの“心が折れそうになると自分の魂を救ってくれた奧さんの写真を入れた懐中時計にすがる”姿にも、胸を掴まれました…(しみじみ)。
ゴツい銃を両手に撃ちまくる姿は、超お馴染みですな (・∀・) スキダケド
シドの圧倒的なTKを前にしても、妻の写真入り懐中時計を手放さないオールド・ジョー。こういうシーン、結構好き。
そして、最も心を揺さぶられたのが、エミリー・ブラントが演じた母親サラ。ただでさえ、シングルマザー描写が大好物なのに、「アタシったら、遊び歩いて、一番大事な息子をないがしろにしてた!ヽ川TДT)ノ クズデシタ」という猛省要素が僕の胸をハードに直撃地獄拳(なんだこれ)。彼女が庭にある切株を機械で掘り起こさずに斧で何度も切りつけるのは、己に対する戒めなんでしょうな…。それと、「ちょっと体が火照ってきちゃった♪ (^ε^し ウッフン」という“エロ要素”も魅力的でした。
シドのためなら命も投げ出すシングルマザー、サラ。もうね、最高でした… (´Д`;) ハァハァ
つーか、「子どもが超常的な能力を持ってたら… (゚д゚;) ゴクリ」的な話ってスゲー恐ろしいじゃないですか。僕が「超能力を持った子どもって怖い!(/TДT)/ タスケテー」と恐怖したのは、小学生のころ、六田登先生の「カイの旅立ち」という漫画の「少女が担任の先生を超能力で弄んで発狂させてしまう」というくだりを読んだのが最初でして(ウロ覚えですが)。あと、中学生の時、たまたま観たテレビドラマ「魔夏少女」も日本の住宅地が舞台というのもあって非常に怖かったし、「母親が超能力を持つ娘と火の中で心中する」というラストにも心底怯えたのを覚えております。で、この映画のシドったら、人間なんてアッサリ殺せるレベルのTKを備えてるくせに、結構制御が効かなくて、ちょっと怒っただけで簡単に発動したりするんですよ…。
超能力少年シドは感情が昂ぶると、即イヤボーン状態に。
この人がシドのTKで無惨に死ぬシーンはなかなか怖かったです。
シドが暴走すると、さすがのサラもゴツい金庫の中に逃げ込むほどであり、確かに危険すぎる存在だから、オールド・ジョーが殺すのもアリな気がしないでもないんですが…(という2択を観客も迫られるのがイイネ (o^-')b ナイス! )。やっぱりここで大事なのは愛情なんです。クライマックス、シドのTKが暴走して、凄まじい力の奔流にサラも巻き込まれるんですけど、その状況に怯えながらも毅然とした態度で、「大丈夫よ… 川;´∀`)」と優しくシドに語りかけて落ち着かせる姿には全僕が号泣!ヽ(TДT)ノ 世間では「マジ、母の鑑だよネー 川・∀・)(・∀・し ネー」とサラの評判がうなぎ登りであり、僕もね、寝かしつけを拒否して暴れる娘の指が鋭く眼球に突き刺さろうとも、これからもテトに噛まれたナウシカのような慈愛に満ちた気持ちで育児をしようと、あらためて強く決意した次第でございます(なにこの文章)。
シド役のピアース・ガノン、不気味だったり、純真に見えたりと、さまざまな表情を見せて良かったです。
と、好きなところをダラダラ書いて来ましたけど、微妙に思うところもありまして。とにかく設定について考えると、いろいろと違和感を感じてくるというかさ。例えば、誰もが「過去の人間にわざわざラッパ銃で殺させなくても、直接焼却炉に送っちゃえばいいじゃん (`∀´)」とか「30年後に襲われるのは知ってるんだから、もう少し用心すれば良いのに… (´・ω・`)」とか思うじゃないですか。ヤング・ジョーとオールド・ジョーが戦うシーンが予想以上に少ないのも拍子抜けしましたよ。キッド・ブルー(ノア・セガン)とエイブも“何らかの謎”に関わってくるのかと思いきや、単なる“無能な悪役”と“思わせぶりな幹部”だったのも残念でしたね~。
キッド・ブルーは「実は後の○○である」みたいな展開になるのかと思ってたんですが…。
エイブも大したことなかったなぁ。ちなみにジェフ・ダニエルズの名前を見た時は「この人、出てたっけ?」って間違えちゃった (*ノ▽ノ)キャッ
ただ、現在と地続き感のある未来描写は嫌いじゃなかったし、オッパイが出るシーンもちゃんとあるし、トータルでは好きなところだらけなので全然OKというか、僕は大好きな映画でした (´∀`) マンゾク 細部が気になって乗れない人もいるとは思いますが、そんなに期待値を上げずに観れば、それなりには楽しめるんじゃないかしらん。
ライアン・ジョンソン監督×ジョゼフ・ゴードン=レヴィット主演作。未見ですけど、評判良いですな。
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アーノルド・シュワルツェネッガーの出世作。大好きです。
ターミネーター [Blu-ray]
この映画を作るにあたって、ライアン・ジョンソン監督が影響を受けたという村上春樹先生の著作。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)
「子どもが超能力!」ということで、大友克洋先生の名作漫画も貼っておきますね。
童夢 (1984年) (アクション・コミックス)
なんとなく思い出したタイムトラベル映画。
バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]
レ・ミゼラブル(ネタバレ)
レ・ミゼラブル
原題:LES MISERABLES
2012/イギリス 上映時間158分
監督:トム・フーパー
原作:ヴィクトル・ユーゴー
原作・作曲・脚本:クロード=ミシェル・シェーンベルク
原作・脚本:アラン・ブーブリル
脚本・作詞:ハーバート・クレッツマー
脚本:ウィリアム・ニコルソン
製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、デブラ・ヘイワード、キャメロン・マッキントッシュ
製作総指揮:ライザ・チェイシン、アンジェラ・モリソン
出演:ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメイン、アーロン・トゥヴェイ、サマンサ・バークス、ヘレナ・ボナム=カーター、サシャ・バロン・コーエン
パンフレット:★★★★(700円/実に良い出来だけど、もっと豪華な装丁にしてほしかったような)
(あらすじ)
1815年、ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、19年も刑務所にいたが仮釈放されることに。老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、以前自分の工場で働いていて、娘を養うため極貧生活を送るファンテーヌ(アン・ハサウェイ)と知り合い、幼い娘の面倒を見ると約束。そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、法廷で自分の正体を明かし再び追われることになってしまい……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の記事は、グダグダに長くなってしまってかなり読みづらいので、そういう文章が苦手な人は読まない方が良いです。
正直なところ、気にはなってたんですけど、いかにも“ミュージカル大作”ってムードが面倒臭かったし、他に観たい映画(特に香港映画)が次から次へと公開されて時間が取れなくて…。すっかりスルーしようかと思ってたら、このブログの読者で定期的にメールをくれる方が観に行くみたいだったので、なんとなく影響を受けてユナイテッド・シネマとしまえんに足を運んで来ました。舞台版が観たくなりましたね~。
確か僕が小学4年生くらいの時、母親が“児童向け「レ・ミゼラブル」”って感じの「ああ無情」
を買ってくれまして。読んでみたら、スゲー感動したんですよね…(しみじみ)。まぁ、正直なところ、どういう話かはよく覚えてないんですけど、なんとなく「ジャン・バルジャンは大した男だぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ」的な印象だけはボンヤリと残ってる感じ…って、わかっていただけるでしょうか。
とは言いつつも、そんな僕でも唯一ハッキリ覚えてて、今でも大好きなのが、あの「それは彼にあげたものですヨ (´,_ゝ`)」エピソード。ジョジョの第一部と第二部で引用されてることでも有名ですが(つーか、いろいろなところで使われてるハズ)、「世間に冷たくされて、やさぐれているジャン・バルジャンが、教会に泊まった時に銀の食器を盗んで逃亡して、アッサリ警察に逮捕されるものの、神父が『それは彼にあげたものですヨ (´,_ゝ`)』と証言してくれたので無罪放免になり、『オレ、イイ人になるッス!ヽ(TДT)ノ』とすっかり改心する」という元祖スゲー良い話なんです。
ジョジョ第一部で使われてましたが、ジョースター卿の場合は恩を仇で返されるところが荒木飛呂彦先生テイスト。
で、僕はミュージカルがそこそこ好きなのもあって、映画序盤、ジャン・バルジャンがこのお馴染みのエピソードを歌いながら実践してくれるだけで、流れる涙は滝のよう ( ;∀;) イイハナシダナー 囚人時代、巨大なフランス国旗を「魁!!男塾」の秀麻呂のように一気に持ち上げるシーンもカッコ良かったし、世間の冷たい風にさらされるダイジェストも酷くて面白かったし、映画が始まってすぐに胸を掴まれちゃいましたね~。
ジャン・バルジャンはパン1個の窃盗&脱獄の合わせ技で19年投獄されたという設定だったり ( ;Д;) ヒドイハナシダナー
なんとなく大塾旗を秀麻呂があげるシーンを貼っておきますね。
善良な人間に更生したジャン・バルジャンは、「世間のほとんどの人が前科者には凄まじく冷たくあたる」というハードな世界に生きてるので、マドレーヌという別人になりましてね。8年後の世界では、工場経営に成功した挙げ句、市長になるという成功街道をばく進中だったんですが…。そこで登場するのが、シングルマザーのファンテーヌ! この時代のシングルマザーは「淫売め!川`∀´)」なんて罵られるのがデフォルトらしく、病気の娘のため、髪を売り、歯を売り、体を売って、とにかく虐められて堕ちていくんです…。特に、彼女が「I Dreamed A Dream」を歌う場面は、その歌詞の内容もあんまりすぎるワケですが、一部妄想を交えながら、超適当に意訳するとこんな感じ↓
川ノω・、)
昔はあたしも夢を見てたっけ…
人生に可能性があったころ、
素敵な人に愛されるって思ってた
神様に祝福されるって思ってたの
若かったあのころ、何も怖くなかった
夢は次々と浮かんでは消えてって、
支払う対価なんか考えたこともなくて、
毎日が喜びと楽しみにあふれてたっけ
でも、夜、獣がやってきて、
柔らかいその声で忍び寄って、
あたしの希望や夢を踏みにじっていったの
彼と過ごした夏は楽しかったなぁ
毎日が発見と不思議に満ちていて
神様から子どもを授かったのに、
秋になったら、彼はいなくなっちゃった
今もね、彼が迎えに来てくれる夢を見るの
そんなことあり得ないのにね
そんな夢、すぐ現実に打ち消されてしまう
あたしはあたしの人生を夢見てて
こんなはずじゃなかったの
こんな場所にいるあたしは、
もう夢には戻れない
もうね、今も泣きながらこの文章を書いているということで、「あの~、そこをそう訳すと変ですよ? (・ω・;) チガウノニ」的なツッコミは却下!ヽ(TДT)ノ フォンテーヌはすでに「① シングルマザー 5飜」「② 世間が超冷たい 2飜」「③ 病気の娘のために体を売る 6飜」「④ まだ完全にやさぐれていない(故に、現状が辛い)4飜」という、僕のハートを強打する要素が数え役満状態なのに、この「I Dreamed A Dream」を歌うシーンで裏ドラが20枚追加されて、数えトリプル役満に到達(なにこの例え)。彼女は、土壇場で何とかジャン・バルジャンに救われるものの、結局、病気で娘を想いながら死んじゃうんですが、ずっと涙が掛け流し状態でしたよ… (ノДT) シヌカトオモッタ
可哀相にもほどがあるファンテーヌ。工場で娘がいることが発覚してからの転落振りは地獄のようでした。
アン・ハサウェイが歌う「I Dreamed A Dream」を貼っておきますね↓
同時進行的に、ジャン・バルジャンの正体がバレて鬼警部ジャベール(ラッセル・クロウ)に追われたりとか、多少のタイマンを張ったりするシーンがあったりするものの、そこは結構どうでも良くて (・∀・) アッサリ 死の間際、ファンテーヌから娘コゼット(イザベラ・アレン)を預かることを約束したジャン・バルジャンは、彼女を迎えに行くんですけど…。このコゼットが超可愛いの!ヽ(´Д`;)ノ ハァハァ
ジャン・バルジャンを目の敵にする鬼警部ジャベール。コイツの改心問題には、あまり興味はなかったり。
こんなシーンもありましたけど、アダマンチウムの爪が出たりはしないので、退屈な印象。
ところが、このコゼットの登場でグッとくるんですYO!ヽ(`Д´)ノ
一昨年に娘のマナ子が生まれてからの僕は、不憫な子どもが出てくるだけで涙腺が緩んでしまう仕様になってましてね。今回もすっかりコゼットの保護者気分であり、彼女をスゲー粗末に扱ってた宿屋夫婦はマジで撲殺したかったです。ジャン・バルジャンがコゼットを保護した後、馬車の中で歌う「Suddenly」は映画オリジナル曲なんだそうですが、「突然、あなたという素敵な贈り物に出会えて、私は死にたいくらい幸せです (´∀`)」って感じの歌詞にはね(超意訳)、マナ子が生まれた時の心境とシンクロ率が120パーセントを越えてしまって、涙とともに体が溶けてしまいそうなほど。なんとなくシングルファーザー気分に浸りながら(注:僕の奧さんは生きてます)、「僕も娘を頑張って育てよう… (ノДT)」とスクリーンに誓った、冬の夜なのでしたーー(なんだこれ)。
コゼットを保護したジャン・バルジャンですが、実は僕でした(どうかしてる文章)
サシャ・バロン・コーエンとヘレナ・ボナム=カーターが演じる宿屋夫婦には超ムカつきましたよ。
ただ、舞台が9年後に移り、成長したコゼットがアマンダ・セイフライドになっちゃうと、上手く説明できないんですけど、「こう育ったか… (´・ω・`)」と複雑な心持ちに。しかも付き合う男マリウスが、「HICK ルリ13歳の旅」でクズ男を演じたエディ・レッドメインだと思うと、「こういう男を選んだか… (´・ω・`)」と、さらにテンションが下がったりもして。何か微妙に乗れなくなってきたんですよね…(面倒臭い観客)。
成長したコゼット。スゲー良い子なんですけど、自分の娘がアマンダ・セイフライドになると思うと、何かなぁ…。
マリウスも悪い奴じゃないんだけど、いつも口が半開きの印象があるし…。
そんな中、またもや僕の涙腺を決壊させたのが、宿屋夫婦の娘エポニーヌ(サマンサ・バークス)。「あの宿屋夫婦の娘だから、どうせビッチなのだろうよ (`Δ´) ケッ」と非道い決めつけをしていたら、これが超良い子なんですよ。マリウスに絶賛片想い中なんですけど、「アタシなんか、愛されなくても仕方ないわ… 川´・ω・`)」って感じでスゲーいじらしい!ヽ(`Д´)ノ 革命運動に熱を上げていたマリウスたちが武装蜂起すると、彼を守るために男装して戦いに参加し、最後は身代わりに銃弾を受けてしまうというね…。本当に可哀想というか、ごめんなさい、「代わりにマリウスが死ねば良かったのに ( ゚д゚)、ペッ」と心の狭いことを考えたりもしたんですが、そうなると話が終わっちゃいますな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ
いじらしさが爆発するエポニーヌ。死の間際にコゼットの手紙をマリウスに渡すシーンも泣ける!
ううむ、何だか長くなっちゃったので、適当に終盤の流れを書いておくと、革命軍に捕まったものの、ジャン・バルジャンのおかげで助かったジャベールは、「悪人も善人になるんだ→今までの私は間違ってた ('A`)」って感じで自殺。コゼットとマリウスは結婚することになり、「お尋ね者が側にいたらコゼットは幸せになれないだろう (´・ω・`)」と思ったジャン・バルジャンは姿を消すものの、宿屋夫婦のおかげで発見されまして。修道院でコゼットとマリウスに見守られながら幸せに息を引き取ると、最後は登場人物がバスティーユ広場に集結して、みんなで「Do You Hear The People Sing?」を歌って終わってました。
悪くない終わり方だとは思いますけど…。
まぁ、ストーリーや歌、出演者の演技とかは大好きだし、全編歌いまくり(ほぼ台詞ナシ)なのもOKだったんですが、明確な不満点がありまして。アップを多用しまくって“引きの画”が全然なくて、セット全体もあまり映さないから、圧迫感を感じて結構息苦しかったんですよね。たまに全体像が映ると、逆に違和感を感じちゃったりもして。周囲の位置関係とかわかりにくいことが多いし…。あと、変に舞台版をなぞってるから、映画的に上手く処理できてないところもあって。特に革命前夜、さまざまな登場人物が歌う「One Day More」なんて全然カッコ良くなかったし、登場人物がバスティーユ広場に集結するラストも何だかスゴいようなスゴくないような感じに見えちゃって、「これは舞台の方が良いのでは?(゚Д゚)」と思った次第。
大人数が“舞台上に集まる”からグッと来る気がするんですよね…。
ということで、現在、今年4月から始まる帝国劇場の「レ・ミゼラブル」が観たかったりします (・∀・) 映画自体は別に嫌いではないんですけど(特にコゼットが成長する前まではかなり好き)、とにかく圧迫感を感じたので、積極的にはオススメできないかなぁ。出演者のファンは観ても損しないと気がしますがー。
一応、昨年10月15日の製作発表記者会見で出演者が「民衆の歌」を披露した動画を貼っておきますね↓
おしまい 川´ω`) ウフフ
トム・フーパー監督作。僕の感想はこんな感じ。
英国王のスピーチ コレクターズ・エディション [Blu-ray]
小学生のころに読んで感動した本が簡単に見つかるなんて…。ネットって便利だなぁ。
ああ無情 (世界の名著)
ヴィクトル・ユゴーによる原作小説。こっちは読んだことないッス (ノ∀`) テヘ
レ・ミゼラブル (1) (新潮文庫)
amazonの解説を読む限り、かなりタメになりそうな一冊。
「レ・ミゼラブル」百六景〈新装版〉 (文春文庫)
読みやすそうな漫画版もあります。
レ・ミゼラブル (まんがで読破)
みなもと太郎先生による漫画版も読んでみたいけど、現在(2013/1/19)、高価になっております…。
レ・ミゼラブル―完全版 (fukkan.com)
映画のサントラ。収録されてない曲もあるみたいなので注意!
レ・ミゼラブル~サウンドトラック
ミュージカルの25周年記念コンサートを収録した一枚。良さげですな。
レ・ミゼラブル 25周年記念コンサート [Blu-ray]
ここから映画化作品を貼りますね。1935年版は、リチャード・ボレスラウスキー監督×フレドリック・マーチ主演作。
噫無情 レ・ミゼラブル(1935年版) [DVD]
1952年版はルイス・マイルストン監督×マイケル・レニー主演だそうで。
レ・ミゼラブル(1952年版) [DVD]
1957年に作られたジャン=ポール・ル・シャノワ監督×ジャン・ギャバン主演作。
レ・ミゼラブル ニューマスター版 [DVD]
ロベール・オッセン監督×リノ・ヴァンチュラ主演による1982年版。フランスのテレビシリーズのだとか。
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1998年版はビレ・アウグスト監督×リーアム・ニーソン主演作。「96時間」を観た後だと、ジャン・バルジャンがジャベールを瞬殺しそう。
レ・ミゼラブル [Blu-ray]
2000年版はフランスのテレビシリーズをまとめたもの。監督はジョゼ・ダイヤンで、主演はジェラール・ドパルデュー,
レ・ミゼラブル [DVD]
世界名作劇場版の総集編。第24作だそうですけど、知らなかった…。
世界名作劇場・完結版 レ・ミゼラブル 少女コゼット [DVD]
トリプルタップ(ネタバレ)

原題:鎗王之王 Triple Tap
2010/香港 上映時間118分
監督:イー・トンシン
撮影:アンソニー・プン
編集:エリック・コン
音楽:ピーター・カム
アクション監督:チン・ガーロウ
出演:ダニエル・ウー、ルイス・クー、シャーリーン・チョイ、チャップマン・トウ、アレックス・フォン、リー・ビンビン、ラム・シュー、マイケル・ウォン
パンフレット:なし
(あらすじ)
実践射撃競技の大会で優勝した投資会社マネージャーのクワン(ルイス・クー)は、会場からの帰り道、高速道路で4億ドルの債券を運ぶ輸送車が強盗団に襲われる現場に遭遇する。駆けつけた警官が撃たれてしまい、クワンは咄嗟の判断で競技用の銃を使い犯人を射殺。世間はクワンを英雄視し、裁判でも無罪となるが、事件を担当するチョン警部(ダニエル・ウー)はクワンに対してある疑問を抱き……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
「トリプルタップ」なんて単語を聞いた人の多くが頭に浮かべるのは、この電気器具
適当に見つけたダブルタップの動画を貼っておきますね↓
全然関係ありませんが、「いちにのさんすう」の動画も貼っておきます↓ タップくん、好きだったなぁ…(遠い目)。
で、何かの時にチラシを読んでみたら、「レスリー・チャンに捧げる、男たちの銃弾」なんて文章が書かれてて、僕がそこそこ好きだった香港映画「ダブルタップ」
映画は1/12(土)からの2週間限定公開で、料金はサービスデーとか関係なく1500円均一だとか。

「ダブルタップ」
まず、お話を凄まじく雑に書いておくと、IPSCの射撃大会でチョン警部が新記録を出したと思ったら、それをクワンがすぐに塗り替えて優勝するところからスタート。その帰り道、クワンは強盗たちが輸送車を襲っているのに出くわしてしまい、咄嗟に競技用の銃を使って、現場を制圧するものの、「市民が銃を使って強盗を射殺したことの是非」を問われてしまって、裁判になるんですね。
エリート証券マン役のルイス・クー。観たい香港映画にはいつも出演してる印象。

警部役のダニエル・ウー。この人の出演作も結構観てるんだよなぁ。

IPSCの紹介動画を貼っておきますね↓
裁判の結果、クワンは無罪になるんですが、実は外貨取引での巨額の損失を補填するために、輸送車強盗に一枚噛んでまして。で、せっかく債券を現金化したのに“連番の札”を掴まされて使えないわ、唯一生き残った強盗=昔ながらの友人(チャップマン・トー )と揉めてるうちに殺しちゃって関係性がバレるわ、ミウ刑事(アレックス・フォン)の“犯人になりきる推理”のおかげでチョン警部が疑ってくるわと、ドンドン状況が悪化して、結局、本命の看護婦の彼女(シャーリーン・チョイ)が警察に協力して仕掛けた罠に引っ掛かって、追い込まれまして。最後は、チョン警部と撃ち合って相打ちになり、落ちた銃を拾おうとしたクワンを“クワンが殺した警官の双子の兄”が射殺(クワンはあえて殺されようとした感じ)。クワンに殺された警官の葬儀が行われ、クワンが買って巨額の損失を出してた円が高騰し、チョン警部とミウ刑事がほのぼのと釣りをするシーンが流れて、映画は終わってました。
アレックス・フォン演じるミウ刑事は「ワンナイト イン モンコック」

「ダブルタップ」
犯人になりきりすぎて、大暴れするミウ刑事。なんとなく「MAD探偵 7人の容疑者」

まぁ、ルイス・クーとダニエル・ウーを観てるだけで、それなりには楽しめたのは確かなんですけど、微妙なところも結構あって。ごめんなさい、もう少し銃撃戦があると思ってましたよ… (´・ω・`) ションボリ 結局、派手なのは序盤の強盗シーンだけなんだもの。終盤、「警察との銃撃戦を2回シミュレートして突撃したら、ライトに照らされて周囲が見えない!∑(゚Д゚;)」というシーンも、「現実はそんなに上手くいかないんですヨ ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」的な展開なのはわかりますが、クライマックスにしてはあまりに地味すぎて、ちょっと拍子抜けしちゃいました。
この妄想の銃撃戦は、わざと現実感なく撮ったんでしょうけど、あまりカッコ良くないんだよなぁ。

ドラマ部分では、序盤の「クワンとチョン警部が射撃大会を経て、互いをライバルとして意識する」展開は良いんですけど…。クワンが看護婦(シャーリーン・チョイ)と暮らしながら女上司(リー・ビンビン)と交際してたりとか、女上司を見返そうと株で損失を出しまくったりとか、生き残った強盗=友人と揉めて焦燥したりとか、その他の要素を盛り込みすぎなんですよね。特に女上司とのやり取りは、「僕もあんな美女の庇護の元で暮らしたい… (´Д`;) ハァハァ」とアコガレを抱きながらも、必要なエピソードには感じなくて。ラスト、「クワンの死後、円が高騰してそれまでの損失を上回る利益を出す→彼の能力を女上司に認めさせた」ってオチも、「そんな要素を入れるなら戦闘シーンを増やせYO!ヽ(`Д´)ノ」としか思えなかったです。
看護婦の恋人役のシャーリーン・チョイ。可愛かったね (´∀`) ウフフ

女上司役のリー・ビンビンも素敵なんですが、映画的にはいらなかったような。

それと、一番どうかと思ったのは、序盤に見せる強盗シーンと後半で種明かしするシーンの演出&編集。「同じ場面の陰で実は… (`∀´)」的なことをやるのは全然良いんですけど、あそこまで細切れに場面を抜くのって、手法としてカッコ良くないし、フェアじゃないと思うんですが…って、面倒臭い観客でスミマセンネー (・ε・) チェッ
ちなみにラム・シューも“強盗に関与した挙げ句、殺される気弱な友人”役で出てました。少年時代の写真が愉快。

ということで、不満が多めではあるんですけど、ルイス・クーとダニエル・ウーが良かったし、冒頭の射撃大会や強盗たちとの銃撃戦のシーンは悪くなかったし、撃った段ボールの標的の穴をシールで塞ぐのとかスゲー懐かしかったので(警察にいたころ、よくやってた)、「まぁ、いいか ( ´_ゝ`)」って感想。出演者のファンや、「ダブルタップ」
ロー・チーリョン監督×レスリー・チャン主演作。結構面白い。イー・トンシンは製作&原案だそうです。

ダブルタップ [DVD]
イー・トンシン監督×ダニエル・ウー主演作。かなり鬱になる映画なので要注意。

ワンナイト イン モンコック [DVD]
先週の備忘録(2013/1/15~1/21)
さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓
「バキ」トランプほしさに「別冊 少年チャンピオン02月号」を購入
娘のことを占ってもらいましたよ
そこそこの仕事が決まったのに、全然ヤル気が出ない問題
この曲を聴き、この記事を読み、でんぱ組.incが大好きになりました (´∀`) ウフフ
久しぶりに会った取引先の人と接待でキャバクラへ…
「初代・しまおまほのぼんやり相談室」でのセックスレス問題にゲンナリ… ('A`)
「映画秘宝」のベスト&トホホ号を購入! ヘ(゚∀゚*)ノ マストバイ!
今日から娘が入院します
でんぱ組.incのこととか、久しぶりにキャバクラに行ったこととか、今が一番大事な時期なのに仕事へのヤル気がまったく出ないこととか、セックスレス問題とか、いろいろ書きたいことがあるんですが、とりあえず備忘録として、今日から娘のマナ子が入院することを書き残しておきますよ。
一応、でんぱ組.incの「W.W.D」を貼っておきますね↓ 泣けるなぁ… (ノДT)
ウチのマナ子は、何でも滲出性中耳炎という病気らしく、今のところ痛みとかは全然ないみたいなんですけど、「治しておかないと、あまり言葉が聞き取れない→言葉の覚えが遅い」ということで、手術することになったんですね。で、簡単な処置なので本来は部分麻酔でOKなんですが、赤子はどうしても動きまくるので、全身麻酔をかけることになり、2泊3日の入院をすることになった次第。
これでマナ子も4回目の入院なワケですけど、奧さんが少し「ウチの子は大丈夫なのかしら… 川´・ω・`)」「全身麻酔とか危なくないのかな… 川´・ω・`)」と不安モードになってたため、「お医者さんも赤子相手には間違いなく慎重になるから、100パーセント大丈夫だよ (`∀´) マチガイナシ!」「もしマナ子に何かあったら、病院とキル・ストラグル(殺しあい)だッ!ヽ(`Д´)ノ」と、優しく勇気づける僕ったら、超素敵な旦那様!ヽ(´Д`;)ノ ハァハァ
「プロレススーパースター列伝」のブロディを貼っておきますね…って、確実にモンスターペイシェントの言い草でした (ノ∀`) スミマセン
な~んて、つい乱暴な文章を書いてしまいましたが(苦笑)、そう言いつつも、僕も何度となく病院のお世話になるマナ子が不憫なのでね…。ちょっとオカルトにすがろうと、ある有名な先生に占ってもらったら(サラッと危険な文章)、なんと「家に緑が足りませんわ 川`∀´) オホホホホホ」「娘さんを自然と触れ合わせた方が良いですわ 川`∀´) オホホホホホ」と言われまして…。
まぁ、そのアドバイスがどれだけ信用できるモノなのかはわかりませんけど、確かに僕は「ナウシカ」で言えば完全にクシャナ側であり(そして巨神兵派)、アウトドア野郎に見えがちなルックスとは裏腹にゴリゴリのインドア派で、芝生に寝転ぶレベルの自然との触れ合いすらも敬遠したい男(だって、チクチクするし、服に虫とか入ってきそうだし…)。それ故に、娘を無意識に緑から遠ざけていたのだろうし、マンションの7階に住んでいるのも、シータからしてみれば 「人間は土から離れては生きられないのYO!ヽ川`Д´)ノ」と見えるかもしれませんな…。って、何が何やらな話になってきましたが、そんなワケで、人生で初めて観葉植物を買ってみたのです↓
多肉植物の盛り合わせ…って感じ。キレイな湧水で育てれば、瘴気は出さないみたい(なにこの文章)。
正直、僕は家に緑があるのが苦手というか、虫が湧きそうで少し不快ではありますが、娘のためなので仕方なし。まぁ、せっかく家に置くのだから、愛情を持って世話しますよ。で、今日の午前中と明日は会社をお休みして、奧さんと一緒に病院の手続き云々やマナ子の世話をする予定でございます。以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。
「『映画秘宝』のベスト&トホホ号は面白いね (´・∀・)(・∀・`) ネー」という今さらな話
まぁ、このブログを読むような方にとっては「今さら何言ってんの? ( ゚д゚) コロスゾ」レベルの話だと思いますが、一応、僕なりの駄文を書いておきますね。僕は映画専門誌「映画秘宝」が大好きで毎月購読しており、僕と映画の好みが合うような方にはぜひ薦めたい雑誌なんですが…。特に今月発売の映画秘宝は、“映画秘宝に関わる人&嗜好が合う著名人”がベスト&トホホのランキングを発表するスペシャル号ということで、マジで購入してほしかったりするのです。
たぶん1年間でこの号が一番売れるんでしょうな~。
映画秘宝 2013年 03月号 [雑誌]
“他の人の映画ランキング”を読むのって面白いじゃないですか(例えばくららがたったさんのブログとかYOU伊東くんのブログとか)。で、そういうのがまとめて読めるとなると、なお愉快(空中キャンプさんの企画もそんな感じで、1人1人にコメントしてるのがスゴい!∑(゚Д゚;) ヌゥ!)。映画好きの友人がいたら、この号を肴にあーでもないこーでもないと1日中話せる気がします。
まず、こういうのって、自分と同じ好みの人を見つけるのが楽しくて。100パーセント合致する人なんていないのが当たり前ですが、“映画秘宝に関わる人&嗜好が合う著名人”だから、絶対好みが被るところがあるワケでさ。このランキング記事を読むことで、今後、自分が参考にできそうな人を見つけられるのも良いんですよね~。
現在、参考にしてるライターさんを挙げるとキリがないので止めますが、今回のランキングでは“信頼できるブルボニスト”三宅隆太監督が「テイク・ディス・ワルツ」を1位にしてたのがグッときましたよ。僕よりも映画をしっかり分析されてそうなので、ぜひ詳しい話を聞いてみたいと思ったり(そんな機会、ないけど)。
「テイク・ディス・ワルツ」はこんな感じの映画↓で、僕の感想はこんな感じ。
それとね、著名人のベスト10には入らなかったけど(12位)、読者のベスト1が「エクスペンダブルズ2」だったのはスゲーうれしかった!ヽ(TДT)ノ もうね、最強トーナメント入場時
の徳川光成氏のように「ワシもじゃ、みんな!」と感激しましたね…(って、僕は泣く泣く3位にしちゃったんですけどネ (ノ∀`) テヘ)。ベスト・ガイ(not 織田裕二さん主演作
)にジャン=クロード・ヴァン・ダムが入ってなかったのは一抹の寂しさを覚えましたが…。ちなみに、ザッと読んだ感じ、「エクスペンダブルズ2」
をランキングに入れた人は「アベンジャーズ」
を外す傾向がある気がしましたけど(その逆もある感じ)、まったくのウソかもしれないので気をつけて!(なんだこれ)
「エクスペンダブルズ2」の素敵な予告編を貼っておきますね↓
自分と好みが違う人のランキングを読むのも「あら、こういう見方もあるのね!∑(゚Д゚) ビックリ」と結構参考になったりして良いですよね~。つーか、普段はかなり好みが合うライターさんでも、意外と真逆の評価をしてたりする作品もあったりするしさ。あと、自分が「ちょっといいな!」って思ってた作品を他の方がベストテンに入れてたりすると(例えば「キック・オーバー」とか)、「ああん、僕も面白いと思ってた!ヽ(´Д`;)ノ」なんて思い始めたりするのもスゲー楽しい!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! 正直、僕的には「死んでほしい奴」のページだけはもうなくしても良い気がするんですが、わずか1050円でこんなに愉快な時間が過ごせるなんて超オトクだと思うのですよ。
ちなみに「キック・オーバー」はこんな映画↓で、僕の感想はこんな感じ。
その他にも、町山智浩さんと柳下毅一郎さんによる超楽しいファビュラス・バーカー・ボーイズ対談とか(「三留まゆみはガチ!」に爆笑)、花くまゆうさく先生×松江哲明監督の甘酸っぱいベスト・ガイ&ベスト・ガール対談(「橋本さんにフラれた話」に涙…)など、読みどころが満載であり、僕のブログを読むような方には超オススメなので、まだ「映画秘宝 2013年 03月号」
を読んでない方がいましたら、ぜひ買ってみてくださいな~ (´∀`) オシマイ
ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝(ネタバレ)

原題:龍門飛甲
2011/中国 上映時間121分
監督・脚本・製作:ツイ・ハーク
製作総指揮:ユ・ドン
製作:ナンチェン・シー
アクション監督:ユエン・ブン、ラン・ハイハン、スン・ジエンクイ
美術:イー・チュンマン
撮影:チョイ・スンファイ
3D監修:チャック・コミスキー
出演:ジェット・リー、ジョウ・シュン、チェン・クン、リー・ユーチュン、グイ・ルンメイ、メイヴィス・ファン、ルイス・ファン、ドー・イーフン、ハン・フェイシン、チャン・シンユー、シェン・ジェン、リュー・チャーフィー
パンフレット:★★★★(700円/この値段なら満足な情報量)
(あらすじ)
明の時代の中国辺境に、60年に1度の砂嵐が訪れようとしていた。旅宿「龍門」には宝の都が300年ぶりに出現すると聞きつけたチャン(グイ・ルンメイ)率いる盗賊団が集結。そこへ皇帝の子を宿した官女スー(メイヴィス・ファン)と侠客(きょうかく)リン(ジョウ・シュン)、スーの命を狙う宦官(かんがん)ユー(チェン・クン)や、彼を倒そうとする義士ジャオ(ジェット・リー)らが集まって来て……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
70点
ジェット・リーの主演作はなるべく劇場で観るようにしているワケですが、今回は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地争覇」
「ドラゴン・イン」
で、バタバタしてたら、公開2週目にして上映回数が激減。最初はTOHOシネマズ 六本木ヒルズで観ようかと思ってたんですけど、午前中しか上映してなくてスケジュールが合わなかったので、初めてTOHOシネマズ 西新井まで行ってきました。それなりに好きでしたね~ (´∀`)
TOHOシネマズ 西新井の入口はこんな感じ。

印象的には、CG技術を駆使して「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」
ただ、その“パワーアップした90年代香港武侠映画”ってムードは、好みのタイプ (・∀・) 敵も味方もキャラは立ってるし、物理法則を無視した大雑把なバトルも嫌いじゃないし。特にジャオと敵のボス・ユーの戦闘シーンはなかなか面白くて、映画序盤のタイマンで苦戦したジャオが、剣をブーメランのように飛ばしてくるユーの技を攻略すべく鎖を使う場面なんて、ツイ・ハーク監督の「ブレード/刀」
ジェット・リー演じるジャオは孤高の義士。世直しのために悪を倒す!

その悪が“西廠”の宦官ユー(画像上)。演じたチェン・クンは道化者の情報屋フォン(画像下)との1人2役。

ジャオvsユーは、この鎖を使った戦闘が「ブレード/刀」

一番ビックリしたのが、この竜巻の中でのチェーンデスマッチ! もう何が何やらでした (´∀`) ドウデモイイヤ

その他にも見どころは多くて、女侠客リンの戦闘シーンは全体的に頑張ってたし、手裏剣&大刀を使う盗賊の首領グーもなかなか良かったし(リンとの手裏剣バトルが好き)、韃靼人の王女チャンも悪くなかったし…(元ボクサーのハン・フェイシンが演じる韃靼人の側近ハガンも超タイプ!)。敵側は、とにかくルイス・ファン演じるマーの戦闘シーンが素晴らしくて、その“中華版ベイン
クールビューティーな女侠客リンを演じるのは、ジョウ・シュン。チェン・クンとは「画皮 あやかしの恋」

グーを演じたリー・ユーチュンは、「孫文の義士団」

グイ・ルンメイ演じる韃靼人の王女チャンは超ワイルド。武器も変わってて素敵だったり。

その側近のハガンを演じたハン・フェイシンもカッコ良かった! こういうゴツめの人、大好きです(誤解を招く文章)。

ルイス・ファン演じるマーは憎らしいほど強くて、そのビジュアルも含めて最高でした。

そんなワケで、基本的には大好物ではあるんですが、話があまりにも適当すぎて… ('A`) 一番驚いたのが、「ユーに追われてた官女スー(メイヴィス・ファン)が、実は敵の密偵だった!」というクライマックスの展開。敵がなんでそんなことをしたのか、本当に意味不明すぎるし、そもそも船で香り袋を必死に隠してたのは何だったのか? 最初に官吏に疑われる場面でリンが助けなかったらどうしてたのか? 大体、もっと早く裏切った方が良かったんじゃないの? …って、考えれば考えるほど辻褄が合わなすぎて、さすがにゲンナリしちゃった次第。
官女スーは、皇帝の子を身ごもった疑いがあるということで、命を狙われるんですが…。

実は敵の密偵だったというね… (´・ω・`) ナンダソリャ 金蚕の糸を武器に使うのは好きでしたよ。

さらに不満点を追加すると、ユーとフォンが瓜二つという設定も全然上手く転がってなかったですな。ラストも「リンとジャオが力を合わせてユーを倒す→結局、財宝は手に入れられず、砂漠で散会」ってところは悪くなかったんですけど、その後、「フォンが死んだユーになりすまして、貴妃(チャン・シンユー)を毒殺する」というオチは蛇足に感じちゃいました。あと、冒頭のジェット・リーvsリュー・チャーフィーの戦闘シーン、無影脚っぽい技を出したりとサービス精神旺盛なのは悪くないというか、この2人が戦ってくれるだけで素晴らしいんですけど…。この映画の撮影後、リュー・チャーフィーが脳卒中で車椅子状態になってしまった→もう実現する可能性がかなり低いバトルなだけに、もう少しカッコ良く撮ってほしかったかなぁ。
最後、この人が毒殺されて終わるんですけど、ごめんなさい、不要に感じました。

このバトルはもう実現不可能なんでしょうな… (ノω・、) カワイソウ

って、まぁ、そもそも前作にあたる「ドラゴン・イン」
「ドラゴン・イン」
だから、僕は心が狭いからついつい文句を書いちゃったけど、トータル的には「んもう、ツイ・ハーク監督ったら! (´∀`) ヤリスギ」って感じで楽しく観られました。今どき、ここまでモノが飛び出してくることに力を入れた3D映画って、逆にあまりないような気がします。一応、続編と謳ってるけど、前作
ツイ・ハーク監督による前作。ぜひDVD化してほしいんですけど、無理なのかしらん。

ドラゴン・イン(字幕) [VHS]
ちなみに「ドラゴン・イン」

残酷ドラゴン 血闘竜門の宿 [DVD]