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先週の備忘録(2015/5/19~5/25)

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さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


火曜日、仕事
水曜日、仕事→新宿武蔵野館で勝手な2本立て鑑賞
木曜日、茨城県に出張→「カイト/KITE」を観たぜ!m9`Д´) ビシッ
金曜日、仕事→久しぶりの恵比寿ガーデンシネマへ
土曜日、奥さんとマナ子が実家へ→仕事
日曜日、仕事→家の掃除
月曜日、仕事



いや~、なんとなく体調不良が続いていて、精神的にもやり切れないんですよ、なぜか。正直、働くのが超面倒くさいんだけど、そうじゃないと生きていけないので、仕方なし。まぁ、仕事がひと段落したので、水曜日は「リベンジ・オブ・ザ・グリーンドラゴン」「私の少女」、木曜日は「カイト/KITE」、金曜日は「ゼロの未来」を鑑賞して、どれもそこそこ楽しかったものの、どうしようもなく気分はブルーなのです。


シネプレックスつくば、良い映画館でしたよ。
シネプレックスつくば

「ゼロの未来」を観た後、恵比寿のカフェ・アクイーユで食べた焼きマシュマロパンケーキは最高でした。
カフェ・アクイーユ/焼きマシュマロパンケーキ


土曜日は、奥さんと娘のマナ子(仮名/3歳)を羽田まで送ってから、仕事。日曜日は少し働いた後、自宅の自分のエリアを片付けたり、雑誌を自炊したりしていたら、カッターで人差し指を深く切ってしまって… ( 'A`)σ・:*: ブシュー ちょうど指の腹の部分だっただけに、現在、ブログを書くのも一苦労ですよ。いや、「血塗れた指で痛みに耐えながらブログを書いてるアタシって素敵… (´Д`;) ハァハァ」と自分に酔えば、何だかやる気が湧いてくる…って、バカバカしい ( ゚д゚)、 ペッ 


指の腹を“スターフィンガーで切断されたダークブルームーン”みたいにサックリ切ってしまった…って、わかりにくいですかね。
切断されたダークブルームーン


日曜日に録音を聴いた宇多丸師匠の「ゼロの未来」評もいろいろと考えさせられるものがあって、脳内BGMが「CREEP」だったりする厨二ライクな感じ。今週は「寄生獣 完結編」「ラン・オールナイト」「モンキー・マジック 孫悟空誕生」「神の一手」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(2回目)などが観られたらいいなと思っていたりします。それと、タマフルの影響で「わが星」の6月公演のチケットを予約したんですが、仕事とかで行けなくなったらイヤだなぁ… (´・ω・`) 


ただ、僕は秋山奈々ちゃんの「同じ星」派ですけどね…という、心底どうでも良いアピール。


秋山奈々 同じ星 投稿者 akue


ううむ、なんか微妙に“構ってちゃん”的な文章が多めなんですけど、もし読んでいる方がいたら、あまり気にしないでくださいな。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。






2015年6月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

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毎月の恒例として、僕が2015年6月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓


※①などの番号付きは「絶対に観る」、◎も「絶対に観る(本数計算の対象外作品)」○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

6/1
ベアリー・リーサル ①


6/6
アイズ ②
戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん ③
トゥモローランド ④
ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス ○
予告犯 ○
エレファント・ソング ○
サムライ・ロック △
靴職人と魔法のミシン △


6/13
白魔女学園 オワリトハジマリ ⑤
ザ・レジェンド ○
アナーキー ○
海街diary ○
ハイネケン誘拐の代償 △
ある取り調べ △
鰻の男 △
しあわせはどこにある △
約束の地 △


6/20
マッドマックス 怒りのデス・ロード ⑥
虎影 ⑦
極道大戦争 ⑧
KIRI-『職業・殺し屋。』外伝- ○
コングレス未来学会議 ○
皇帝のために ○
グローリー/明日への行進 ○
沖縄 うりずんの雨 △


6/27
悪党に粛清を ⑨
ストレイヤーズ・クロニクル ⑩
バトルフィールド ○
オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 ○
きみはいい子 △
夫婦の危機 △
ラブ&ピース △
レフト・ビハインド △
ハッピーエンドが書けるまで △
アリスのままで △



今月、例え何があろうとも絶対観るのが「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でごわす!m9`Д´) ゴワス! すでに1~3を2周しておさらい済みであり、前売り券も購入済みだし、試写会にも申し込み済み(当選発表はまだ)。敵が怖くて、ちょっとドキドキしちゃうものの、超楽しみなのは間違いないのです。その他、すでに前売り券を買っている作品は絶対に観ますよ、もったいないから。


6月公開予定作品の前売り券で購入済みなのは、下記の通り。「悪党に粛清を」はタイトルがすでに100点。
前売り券を5枚購入済み

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の予告編↓ こんな世界になったら生き残れる気がしないよぅ… (´Д`;) コワイ...




あと、何気に見逃せないのが、「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015」の1本として公開される「ベアリー・リーサル」「トゥルー・グリット」を観て以来、非常に好感を持っているヘイリー・スタインフェルドが暗殺者を演じて、ジェシカ・アルバと死闘を繰り広げる…と聞いたら、“娘を持つ父”としては観に行かざるを得ないのです(理屈がわからない文章)。


一応、予告編を貼っておきますが、あえて情報を入れないため、僕は観ておりませぬ ( ̄ー ̄) ニヤッ




気が付けば、今月の観たい映画は邦画が多いですな。鬼才・白石晃士監督による新シリーズ「戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん」や、前売り券を購入済み&試写会にも申し込み済み(当選発表はまだ)な西村喜廣監督×斎藤工主演作「虎影」を観るのは義務として。坂本浩一監督作「白魔女学園 オワリトハジマリ」や三池崇史監督のバイオレンスアクション「極道大戦争」、日本版「X-MEN」ムードにそこはかとなく期待している「ストレイヤーズ・クロニクル」も当然ながら鑑賞予定。


「虎影」、予告編を観る限りはかなり頑張ってるんじゃないでしょうか。




その他、絶対観るというワケじゃないけど、「KIRI-『職業・殺し屋。』外伝-」「予告犯」、是枝裕和監督の「海街diary」「そこのみにて光輝く」が素晴らしかった呉美保監督の「きみはいい子」あたりも気になっております。で、Jホラーはそんなに得意じゃないんですが、「アイズ」 を観に行く予定なのは、僕が大好きな秋山依里ちゃんが久しぶりに映画出演するからーー。公開初日に劇場へ応援しに行くことは無理なのですけれども、彼女と大画面で会えるのは「マリア様がみてる」以来ということでね、非常に楽しみにしているのです (〃∇〃) ウフフ


「アイズ」 の予告編↓ なんか怖そうな映画だな…(バカの感想)。



なんとなく秋山依里ちゃんが歌う「夜明け前」を貼っておきますね↓




名画座系は、今月はそんなに気になるのはなくて。早稲田松竹で6/06(土)~6/12(金)の「ゴーン・ガール」「誰よりも狙われた男」、6/13(土)~6/19(金)の「幕が上がる」「花とアリス殺人事件」キネカ大森で6/20(土)~6/26(金)の「メビウス」「郊遊<ピクニック>」ぐらいでしょうか。以上、2015年6月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。






カイト/KITE(ネタバレ)

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※今回の記事は、映画の感想というよりは単なる備忘録的な要素が強いので、ちゃんとした文章が読みたい方は他のサイトをチェックしてみて!
※今回の記事は、原作のアダルトアニメのネタバレにも触れているので、気をつけて!


<どうでも良い前置き>

いつも「いやぁ~、仕事が忙しくて大変だなぁ!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と“忙しいアピール”に余念がない僕ですけれども(苦笑)、最近は「観たい映画の覚え書き」「絶対に観る」の印を付けた作品まで見逃す有り様だったりしてね。例えば今年3月、前売り券を買っていた「唐山大地震」を観に行けなかった時は、心底ションボリしたものですよ。

この前売り券、結局、使わずじまいだったのです… (´・ω・`) ガッカリ
唐山大地震


今年4月の「観たい映画の覚え書き」でチェックしていた「カイト/KITE」もそんな感じ。気が付くと5月8日で都内の公開は終了してまして。僕の中の槙原敬之さんが「映画を観られないことをどうか嘆かないで♪ (´∀`)」と慰めてくれたものの、ずっと「観たい映画も観られないこんな世の中じゃ… (´・ω・`) ポイズン」と反町隆史さんライクにわだかまりが消えなくて…。いっそ舌を噛み切って死のうかと思いながらも妻子のことを考えるとそれもできず(これはウソ)、つまらなく、だらしもなく、日々を生きてきたのです。

で、先週の木曜日の話。仕事で茨城の土浦に行ったんですが、夕方には用件が終わりまして。ふと「近くに映画館があったら、何か観てから帰ろうかな」なんて思って手元の機械で検索してみたら! なんとシネプレックスつくばでは5月16日から「カイト/KITE」の公開が始まっているじゃあ~りませんか!(唐突にチャーリー浜さんの口調で) しかも上映時間は「18時15分から」とちょうどいい ( ̄ー ̄) ニヤッ 天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ! 『カイト/KITE』を観ろ」と、俺を呼ぶ! 「突っ走れ!ヽ(`Д´)ノ」「空を飛べ!ヽ(`Д´)ノ」とワケの分からないことを喚き散らしながらバスに乗り込んで、シネプレックスつくばへ向かったのでした~。

電車で土浦に来たのは初めてでございます。
土浦駅

映画館まではバス。水海道駅行に乗って、「気象台」で降りるのです。
バスの時刻表

「気象台」に到着すると、真ん前に接待ゴルフでたまに行く霞ヶ浦国際ゴルフコースがあってビックリ。
霞ヶ浦国際ゴルフコース

ここはつくばYOUワールド。この中に映画館が入っているというね。
シネプレックスつくば

近くにあった「しゃぶ葉 つくば店」で2000円弱支払って、牛と豚を大量摂取しまして。
しゃぶ葉 つくば店

17時45分ごろ、シネプレックスつくばへ。
シネプレックスつくば

劇場ロビーは結構広めでしてね。
劇場ロビー

劇場は2番スクリーン。観客は僕を含めて4人でした。
2番スクリーン

花畑牧場の生キャラメルプレミアムポップコーンを買っちゃったのは、2月に「ザ・ノンフィクション」を見ていたから… (ノД`) ガンバッテ
花畑牧場のポップコーン












カイト/KITE

カイト/KITE

原題:Kite
2014/アメリカ 上映時間90分
監督:ラルフ・ジマン
製作:アナント・シン、ブライアン・コックス、モイゼス・コシオ
製作総指揮:スディール・プラグジー、サンジーブ・シン、バジル・フォード
原作:梅津泰臣
脚本:ブライアン・コックス
撮影:ランス・ギューワー
美術:ウィリー・ボータ
衣装:ルイ・フィリップ
編集:ミーガン・ギル
音楽:ポール・ヘプカー
出演:インディア・アイズリー、サミュエル・L・ジャクソン 、カラン・マッコーリフ、カール・ボークス、テレンス・ブリジット、デオン・ロッツ、ライオネル・ニュートン
パンフレット:★★☆(620円/梅津泰臣さんのインタビューが載ってます)
(あらすじ)
少女たちが人身売買組織に性の奴隷として売り買いされる近未来。幼い頃に組織によって両親を殺されたサワ(インディア・アイズリー)は、父の相棒だった刑事アカイ(サミュエル・L・ジャクソン)に暗殺者として育てられる。組織への復讐のため、娼婦になりすまして男たちを暗殺していくサワは、精神のバランスを保つ薬「アンプ」の副作用で記憶が薄れていくなか、組織のボスに接近していくが、やがて残酷な真実が明らかになる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


恥ずかしながら僕は“アニメ弱者”ということで(汗)、原作のアダルトアニメは存在すら認識してなくて。今回、この実写映画版が公開されることになって、初めて知ったレベルなのです。だから、どんな話なのかはサッパリだったものの、宣伝とかを見る限りは“ハードな少女暗殺者モノ”であることは間違いないようだったので、観ておこうかと思った次第。で、感想を書くと、楽しかったですヨ (・∀・) マァマァ


元ネタのアニメの予告編を貼っておきますね↓




ハッキリ言って、脚本は“良い出来”ではないです。予算の都合なんでしょうけど、”秩序が崩壊した近未来”=街は「ヒャッハー!ヘ(゚∀゚*)ノ」って感じに荒んでいる割に、警察組織がちゃんとあったりとか、舞台設定がイマイチ掴みづらい。謎解き要素にしたって、「主人公のサワが“記憶を消す副作用がある精神安定剤”を常用している」という時点で、「じゃあ、そんな薬を与え続けている保護者のアカイが両親を殺した真犯人なんだろうな」ってのが2秒で読めちゃうんですよね…。


南アフリカのヨハネスブルグでロケをしたという街のビジュアル自体は怖くて良いんですが。
荒んだ街

最初から怪しさ満点のサミュエル・L・ジャクソンなのでした。
刑事アカイ(サミュエル・L・ジャクソン)


それと、残念ながらサワ役のインディア・アイズリー(オリヴィア・ハッセーの娘!)の身体能力が低め。頑張って誤魔化してましたけど、さらわれた少女を救う時のタイマンは結構かったるかったですね。クライマックスに盛り上がるアクションシーンがないのも拍子抜けでしたよ。身も蓋もない文章になりますが、ジャンル映画として高めの期待値で観ると高確率でガッカリするんじゃないかしらん。

って、文句から書いちゃいましたけど、実はそこそこ満足したんですよネ (´∀`) エヘヘ まず、この手のキャラにはつい自分の娘・マナ子(仮名/3歳)を重ねる習性があるため、超感情移入してしまって。サワの動きがモッタリ気味な分、むしろ危なくて心配しちゃうというか。凄まじくハラハラさせられて、つい「復讐なんて、亡くなったお父さんとお母さんは喜ばないぞ!(`Δ´;)」と止めたい心境になったほどだったのです。


自分の娘に置きかえると、復讐なんて忘れて幸せに暮らしてほしいのが親心なんですよね… (´・ω・`) ナンダソリャ
サワ(インディア・アイズリー)


だから、「両親の仇だけど育ててもらった恩義もある→アカイを殺さずに薬を打って記憶を消す」という“殺人を避けた着地”には少しホッとしたし、“凧揚げをしていた子ども時代を思い出すラスト”は、「アカイの操り人形から脱却して“本当の自分”を取り戻すことの象徴が“凧=カイト”だったのか!∑(゚Д゚)」とタイトルの意味がスゲー腑に落ちるとともに、「これからは自分の人生を生きるのよ… (ノω・、)」と凄まじく泣けてしまったのでしたーー。


映画を観る前、「カイト」って主人公の名前だと思ってたのは僕だけじゃないハズ。
感動的な凧揚げシーン

なんとなく槙原敬之さんの「カイト」を貼っておきますね↓




その他、アクションシーンは特別にスゴいところはないんですが、ゴア描写は意外としっかりしてたので、そんなに悪くはない印象。特に宿敵エミールを殺害するくだり、敵に捕まった危機的状況からアッサリ逆転したのはビックリしましたけど、バーベキューの串で刺したりとか、なかなか愉快でしたね~。若干、パルクールを取り入れていたのも良かったです。まぁ、あとから原作アニメを観ると、アクションシーンが超縮小されているのがわかったので、原作ファンはほぼ失望すると思いますが。


脳漿をぶちまけたりする描写とかには好感が持てました。
飛び散れ脳漿!


というか、ごめんなさい、この直後に原作アニメを観たんですけど、正直、そっちの方が面白かったです。原作の方も不自然なところは多いし、アダルトシーンは好みじゃなかったものの(だから「INTERNATIONALバージョン」の方が好き)、アクションがとにかくド派手で楽しいし、最後の「アカイたちから逃れたと思ったら、“新たな殺し屋”に消されてしまう(砂羽の生死は不明)」というオチも無常感が良かったりしてね。


原作アニメのこの落下シーンは、オチも含めて爆笑しました。
落下アクション!


ただ、低予算ながらどうやって実写化するか苦心したのがビンビン伝わってきた分、やっぱり実写版も嫌いになれないという着地。僕が余計だと感じた“記憶を消す薬&崩壊した近未来”設定は実写版のオリジナル要素だったんですけど、予算が足りない中でどうドラマを転がすか、かなり苦労したんだろうなぁと。エレベータとトイレの戦闘は頑張って再現してましたし…。今作の実写化にノリノリだったデヴィッド・エリス監督は急死してしまって、その跡をラルフ・ジマン監督が継いだワケですが、もし才気溢れるエリス監督が生きていたのならもう少し良い出来になった気がするので、本当に残念だったり。


デヴィッド・エリス監督と言えば、「スネーク・フライト」が最高でしたな…(遠い目)。




ううむ、例によって、グダグダな駄文になっちゃいましたけど、一度は諦めた映画がたまたま観られたということもスゲーうれしくて。そういう状況も含めて、とても楽しい映画体験でした (´∀`) ウフフ そんなにオススメはしませんが、気になる人は自分の子どもを応援するような優しい気持ちで観ると良いんじゃないかな(なにこの文章)。


映画館を出ると、外はすっかり夜。
すっかり夜

土浦駅に行くバスは終わっていたので、20時20分発の「つくばセンター行き」に乗車しまして。
気象台バス亭

帰りはつくば駅からつくばエクスプレスを使って、23時ごろに帰宅したのでした。
帰りはつくば駅


おしまい (・∀・) ミラレテヨカッタ!




サントラがあったので、貼っておきますよ。



原作アニメの海外向けバージョン。エロ要素が少なくなっている分、僕はこっちの方が観やすかったですね。



続編だそうです。観ようかなぁ。



デヴィッド・エリス監督作。ジェイソン・ステイサムが悪役で出演しております。







ラン・オールナイト(ネタバレ)

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ラン・オールナイト

ラン・オールナイト

原題:Run All Night
2015/アメリカ 上映時間114分
監督・製作総指揮:ジャウム・コレット=セラ
製作:ロイ・リー、ブルックリン・ウィーバー、マイケル・タドロス
製作総指揮:ジョン・パワーズ・ミドルトン
脚本:ブラッド・インゲルスビー
撮影:マーティン・ルーエ
美術:シャロン・シーモア
衣装:キャサリン・マリー・トーマス
編集:ダーク・ウェスターベルト
音楽:ジャンキー・XL
出演:リーアム・ニーソン、ジョエル・キナマン、ビンセント・ドノフリオ、ニック・ノルティ、ブルース・マッギル、ジェネシス・ロドリゲス、ボイド・ホルブルック、コモン、エド・ハリス
パンフレット:★★★★(720円/薄いかと思いきや、インタビューやコラムが結構充実)
(あらすじ)
ニューヨーク、ブルックリンを縄張りとするマフィアの殺し屋ジミー・コンロン(リーアム・ニーソン)は、これまでに犯した罪にさいなまれ、酒をあおることが唯一の慰めだった。家族からも疎まれるジミーだったが、ある時、息子マイク(ジョエル・キナマン)の命が狙われ、息子を助けるために相手を殺害。しかし、殺した相手は、マフィアのボスであり長年の友人でもあるショーン(エド・ハリス)の息子だった。ジミーは復讐に燃えるショーンから追われる身となり、ニューヨークを舞台に逃走劇を繰り広げる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※今回の記事は、「ロード・トゥ・パーディション」「ファーナス/訣別の朝」「フライト・ゲーム」「ヒストリー・オブ・バイオレンス」などのネタバレに触れているので、気をつけて!
※今回の記事は、コモンのファンは不快になる怖れがあるので、読まないで!
※今回の記事は、どうしようもない下ネタが書かれているので、そういうのが苦手な人は読まないで!
※今回の映画に関しては、くららがたったさんとかナイトウミノワさんとかの感想が良い感じなので、読んでみて!


「96時間」で心を奪われて以来、リーアム・ニーソン御大主演のアクション映画は絶対観る主義だったものの、「仕事でバタバタしていた&他の公開が終わりそうな映画を優先していた」ため、なかなか足を運べなかったんですが…。今週のムービーウォッチメンの課題作品になったのもあって、やっと新宿ピカデリーで鑑賞してきましたよ。満足いたしました (・∀・) ヨカッタ! 


劇場はスクリーン9。観客が僕を含めて5人だったのは寂しい限りですな。
スクリーン9


フタを開けてみれば、“よくある話”ではあるのです。「マフィアのバカ息子の暴走のせいで、殺し屋が大切な人を守るため、長年尽くしてきた組織に刃向かう」なんて目新しくはないし、「殺し屋が自分の子どもには殺しをさせたくない」ってのも、よくある話じゃないかー(突然、日吉ミミさん風に)。最後の「逃亡先で油断していたところに敵の殺し屋がやってきて、主人公は致命傷を負うも、最後の力を振り絞って、大切な人を守って死ぬ」というオチも「この展開、どこかで観たなぁ」と思ったら、「ロード・トゥ・パーディション」がそんな感じでしたよね、確か。

ただ、「よくある」というのは、それだけ魅力的な物語ということだし、しっかりと“この映画ならではの味付け”がされているのでノー問題。まず素晴らしいのは、リーアム御大と敵対することになる親友兼マフィアのボス役がエド・ハリスということでして。もうね、このキャスティングの時点で100点というか、特に枯れ専の方々は公開日に向けて入念にコンディションを作り上げてきたかと思います(なんだそりゃ)。この2人が、思い出のベッドに腰掛けて昔話に花を咲かせたり、レストランで向かい合って“情”が入り混じりながらも容赦のない会話を繰り広げたり、死に瀕しながら相手の腕に抱かれたりするだけで、十分観た甲斐があったというもの。今回、割引を使って1200円で鑑賞したんですが、あと500円は払っても良い気持ちになるほどだったり (´∀`) ハライマセンガー


この2人が一緒に出れば、どんな映画でも面白い気がします(暴論)。
レストランでの話し合いシーン


脚本も悪くなかったです。大きな不満もあるんですが、年老いて酒浸りになっていた殺し屋が、修羅場に身を置くことで“かつての自分”を取り戻してイキイキとしていく展開はスゲー気持ちイイ。その上で、「死亡するも、自分が殺した相手の名前を書いたメモを遺す」という贖罪を描いたのも非常に良かったですな。ラストも、僕はてっきり「和解した息子は新しく生まれる男の子に『ジミー』と名付けるのだろうよ (`∀´) ケケケ」と安っぽく予想していたら、「鏡に”父親との思い出の写真”(毛嫌いしながらも捨てきれなかったところが泣ける!)が貼ってあるのを映して終わる」という実に感動的な着地でね、「いいハナシじゃないか ( ´_ゝ`)」と偉そうに思いましたよ…(しみじみ)。


なんとなく上から目線なグレート巽の画像を貼っておきますね(「餓狼伝」第8巻より)。
いいハナシじゃないか


その他、「マイクがボクシングを黒人の少年に教えていた」という設定、あとから「父親がいない子のための支援プログラムだった→マイクは超イイ奴!」なんてことを刑事が知るための伏線というだけでなく、暴力の世界から脱しようとするマイクのキャラに深みを与えていて良かったなぁと。マフィアの手下たちや、地味に活躍するお義兄さんとか、端役の描き方も気が利いていたんじゃないでしょうか。終盤、「家のあちこちに銃を隠していた」という伏線を別荘でサラッと回収したのもグッときましたね~。


マイク役のジョエル・キナマンの演技も素敵でした。2014年版「ロボコップ」の続編は無理なのか。
息子マイク(ジョエル・キナマン)


アクションもそれなりに好き。若干の見づらさはありましたけど、「パトカーを追うカーチェイス」は愉快だったし、トイレでの泥臭い格闘シーンで「今回のリーアム御大はこの程度の強さ」というのを見せたのも良かったですな。その後、炎上する団地の一室での火事場バトルはなかなか新しいというか、過去には「酔拳2」や最近は「トム・ヤム・クン!」の続編でも炎を使った戦闘シーンはありましたが、火が点いた棒きれでオッサン2人がアメリカンに殴り合うのは新鮮に感じちゃいました。まぁ、ちゃんと調べればそこも香港映画あたりが3000年以上前に通過してそうですがー。


この場面、よくわからないんですが、ツボに入りましたよ。
火事バトル!


映画全体に漂うちょっとした70年代風味は嫌いじゃなくて。「電話をかけた直後、殴り込む場面」は大好物だったし(死角に潜む奴をアッサリ射殺するシーンは最高!)、今どき「操車場で貨物列車に隠れての銃撃戦」を繰り広げたのはビックリですよ。逃げるエド・ハリスをリーアム御大が撃つ場面、非常に「ファーナス/訣別の朝」を連想したんですが、脚本担当が同じブラッド・インゲルスビーだったのは妙に納得しちゃったりしてね。でもそのくせ、場面転換する時はゲームのマップを移動するようなチャカチャカした演出を入れてくるし、「ウィンチェスターライフルで敵の殺し屋を射殺するラスト」は、「フライト・ゲーム」のクライマックスのようにキメまくりの演出だったりするから、そのアンバランス感にはスゲー笑っちゃいました。


操車場ならではの新しいアクションがなかったのは残念だったかな。
操車場へ

「フライト・ゲーム」のクライマックス。ジャウム・コレット=セラ監督、こういうのが好きっぽいね。
クライマックス!


そんなワケで、基本的にはヌガーとナッツがギッシリなスニッカーズをダース単位で食べたような満足感はあったんですが、しかし。実は大きな不満が2つあるのです。「原題自体が『Run All Night』だから、『弾丸ランナー』のようにさぞ走りまくるのだろうと思ってたら、そうでもなかったぜ」とか「暖房云々で金を借りる割には別荘を持ってるのかよ」という点はどうでも良いんですけれども(だったら書くなよ)、大々的に指名手配されている奴らが団地のドアをバンバン叩きまくって聞き込みする展開はどうかと思うの (´・ω・`)

いや、いくら黒人の少年が無実の鍵を握っているにしてもさ、テレビでずっと顔写真を流されている男たちがローラー作戦を実施するのって、ハンパじゃなくリスクが高いじゃないですか。いや、もうちょっと勢い重視のアクション映画だったら飲み込めますが、今作のフィクションラインは“もう少し現実寄り”だと思っていただけに、「えっ、マジ!? Σ(゚д゚;)」と目を疑いましたよ(ちょっと笑ったけど)。警察の手を逃れるくだりも全然納得できなかったし、火事場バトルや銃撃戦自体は楽しんだものの、僕はこの団地のシーンで全体的な評価が下がっちゃいましたね… (・ε・) ウーン


ちなみに団地バトルと言えば「泣く男」が白眉。団地マニアは必見ですぞ。
隣のビルから銃撃!


もう1つは、最後に倒す敵がコモンだったこと。いや、コモンは決して悪くないんですけど、微妙に迫力不足というか…。団地で襲ってきたあたりは良かったんですが、エド・ハリスが渋く死んだ後に出てくるコモンは何か物足りない。これはエド・ハリスが持つ迫力のせいであり、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」でもこんな心境になったっけ…(遠い目)。唐突に下ネタで例えるなら、充実したセックスの後にAVを観て自慰行為に励むようなもの…って、それはそれでアリな気がします(なにこの着地)。


殺し屋役のコモンは歌が得意な人(酷い紹介)。
コモン

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のエド・ハリス。僕的には、この人があまりに怖くて、終盤がそうでもなかったのです。
ヒストリー・オブ・バイオレンスのエド・ハリス


他にも「ニック・ノルティの無駄遣い」とか「『誘拐の掟』でリーアム御大とボイド・ホルブルックが、『崖っぷちの男』でエド・ハリスとジェネシス・ロドリゲスが共演しているという小ネタ」とか書きたいことはあるんですけど、面倒くさいので割愛。何はともあれ、楽しかったです (´∀`) ヨカッター ただ、ジャウム・コレット=セラ監督は「フライト・ゲーム」のようなバカっぽい作品の方が合うんじゃないかしらん。




ジャウム・コレット=セラ監督×リーアム御大主演作では、これが一番好きかな。僕の感想はこんな感じ



サントラでございます。



何度も貼ってますが、ジャウム・コレット=セラ監督作はこれがスゲー面白かったです。インスタントビデオもありますぞ。








ソロモンの偽証 後篇・裁判(ネタバレ)

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ソロモンの偽証 後篇・裁判

ソロモンの偽証 後篇・裁判

2015/日本 上映時間146分
監督:成島出
原作:宮部みゆき
脚本:真辺克彦
製作総指揮:大角正
エグゼクティブプロデューサー:関根真吾
プロデューサー:矢島孝、秋田周平
アソシエイトプロデューサー:池田史嗣
撮影:藤澤順一
照明:金沢正夫
美術:西村貴志
録音:藤本賢一
編集:三條知生
音楽:安川午朗
主題歌:U2
装飾:湯澤幸夫
スクリプター:森直子
衣装:宮本茉莉
ヘアメイク:田中マリ子
VFXスーパーバイザー:浅野秀二
音楽プロデューサー:津島玄一
音響効果:岡瀬晶彦
助監督:谷口正行、猪腰弘之
俳優担当:奥田由美
ラインプロデューサー:小松次郎
製作担当:大熊敏之
擬斗:二家本辰巳
出演:藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、西畑澪花、若林時英、西村成忠、加藤幹夫、石川新太、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、田畑智子、池谷のぶえ、塚地武雅、田中壮太郎、市川実和子、江口のりこ、森口瑤子、安藤玉恵、木下ほうか、井上肇、高川裕也、中西美帆、宮川一朗太、嶋田久作、津川雅彦、余貴美子、松重豊、小日向文世、尾野真千子
パンフレット:★★★☆(720円/キャストの座談会が好きでしたよ)
(あらすじ)
男子生徒・柏木卓也の死から始まった一連の事件に揺れる城東第三中学校で、前代未聞となる子どもによる子どもだけの校内裁判が行われることになった。告発状によって柏木卓也殺害の嫌疑をかけられた問題児の大出俊次を被告に、校内裁判の提案者である藤野涼子は、検事として大出の有罪を立証しようとする。対して、他校生でありながら裁判に参加する神原和彦は大出の弁護人となり、涼子と対峙する。さまざまな思惑が絡まり合う中、涼子らは必死で真相を究明しようとするが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※今回の記事は、この映画や「仮面ライダーフォーゼ」が好きな人は不快になる怖れがあるので、気をつけて!
※今回の記事は、ネガティブで醜い文章が書かれているので、読まない方が良いです。


あまり興味が持てなかったものの、「ツイッターで相互フォローさせていただいている方からオススメされた→アンニュイな気持ちで試写会に応募したら当たった」ということで、次姉と観に行ったら非常に良かった…というのは「前篇・事件」を観た時のお話。仕事が落ち着いた5月中旬、やっと新宿ピカデリーで「後篇・裁判」を鑑賞いたしました。「中学生日記」感が好きでしたヨ (・∀・) ヨカッタ!


劇場はスクリーン9でした。観客はそこそこいた記憶。
スクリーン9


「前篇」の時と同じく、中学生を演じた役者さんたちが軒並み素晴らしいし、脇を固める大人のキャストたちもスゲー良かったですよ。パンフによると、成島出監督は役に入り込ませるため、撮影前、登場人物にエチュードを演じさせたりとか、いろいろな試みをしたそうですが、役者さんたちの演技については文句なしなのではないでしょうか。

基本的にはお話も面白かったです。女刑事(田畑智子)は捜査の不備を指摘され、元担任のモリリン(黒木華)は手紙を破り捨てていないことが明らかに&隣のマンション住人も逮捕されて、元校長(小日向文世)は生徒たちに感謝されて、樹理(石井杏奈)はウソの告発状を死んだ松子(富田望生)のせいにしつつも後に改心して、不良少年の大出(清水尋也)はアリバイが証明されて無実となるも暴力行為を指摘されて反省する…といった風に、「前篇」で持ち上がった問題を1つ1つ解決していくのです。


樹理の酷い証言には口がアングリでしたよ。後で反省してたけど、学校での評判は最悪になったでしょうな。
酷い証言をする樹理


で、最後は検事である涼子(藤野涼子)が弁護人の神原(板垣瑞生)を尋問することで、「実は自殺現場に神原もいたんだけど、中二病をこじらせた柏木(望月歩)が酷いことばかり言うので、自殺を止めなかった→罪悪感を抱えてモヤモヤしていたら、いつの間にやら大出たちに濡れ衣が掛かるわ、松子は死ぬわと大問題に→裁判を開いて、事の真相を明らかにしようと思いついて、涼子たちに近づく→僕を裁いてほしかったんだぁぁっ!ヽ(TДT)ノ」なんて事実が明らかになりまして。涼子は自分が松子&樹理がいじめられていた時に見て見ぬ振りをしたことを告白すると、「アタシたちは罪は背負って生きるしかないのYO!m9`Д´し ズキューン」と神原に説いて、裁判は閉廷。裁判を一緒に開いて頑張った仲間たちと下校して、映画は終わってましたよ、確か。


本人も言ってましたが、コイツがさっさと証言していれば済んだ話だったというね。
神原和彦(板垣瑞生)


正直、見終わって感慨深かったし、ちょろちょろと感動もしましたけど、ごめんなさい、物足りなさも感じちゃいました。一番思ったのは、どうしてもダイジェストっぽいというか。全6巻の原作を映画2本にまとめるのはやっぱり難しかったような気がしちゃったんですよね…。それに女刑事の「屋上の扉の錠をこじ開けた道具を発見してない」って証言、他殺説を補強する重要な材料じゃないですか。「前編」では出てなかった情報だと思うんですが、「だったらすぐ自殺なんて断定しないで、他殺の方向でも捜査するんじゃないの?」って思っちゃいましたよ(とは言え、そこがむしろリアルな気もしましたがー)。

それと、オチにも乗れなかったです。結局、あの裁判は神原が「自分を裁いてほしい」という欲望を実現するために仕組んだワケで。いろいろな人を救ったのは確かだけど、あの場に僕が居合わせたとしたら「このガキ、面倒くさいな… (`Δ´;) ヌゥ」としか思えないというかさ。事件が報道された時、ちゃんと真相を告白して、大出のところに謝罪に行けば、とりあえずはバイオレントに裁かれたんじゃないの? あの世界観だったらウワサが広まって社会的に裁かれる雰囲気もあるし。大体、「裁判をするように仕向けた」なんて傲慢をかましておいて「罰してほしい」って、テメエのプレイに付き合わせんじゃねーよって話(松重豊さん演じる北尾先生も退職するハメになっちゃったワケだし)。まぁ、中学生だから仕方ないけどね ┐(´ー`)┌ シカタナシ


なんとなく「ぷりぷり県」に出てきたでっち義兄さんを思い出しましたよ。
誰かに殴ってほしかったんだ!


それと、ここから非常に残念な文章を書きますが、あのクライマックスを観て、「あっ、僕はここにはいないな!∑(゚Д゚)」って気付いちゃったんですよね…。なんて言うんですかね、「仮面ライダーフォーゼ」を観た時に感じた「『この学校の生徒全員と友達になる』って弦太朗くんは言うけど、僕が話しかけても生返事で相手してくれないよね…」という気持ちに近いというか(被害妄想)。文化祭で斜に構えて手伝わない…のではなく、手伝おうかとオロオロしていたら、「あっ、カミヤマくんは別にいいよ」と雑にあしらわれる感じ? 裁判を開いた子たちの宇宙があって、そこには入れないし、入れてももらえないという疎外感? ううむ、まったくわかってもらえないと思いますが、本当に「大人になって良かった」というか、中学&高校時代の“イヤな空気”を思い出して絶対戻りたくないと強く思った次第。


「仮面ライダーフォーゼ」自体は嫌いじゃないんですが…。




んもう、何だかワケのわからない感想を書いちゃってごめんなさいのKissing You♪ (o^-')b ナニコレ 判事をした子や合気道を習っている廷吏の子とかサブキャラまで素敵であり、回想に出てきた松子も超良い子で泣けたし、前も書きましたけど、“豪華な「中学生日記」感”自体は相変わらず大好きでしたよ。ただ、今作は「前篇」と比べると作りが雑な印象だったし、オチも乗れなかったので、若干トーンダウンしちゃいました。まぁ、僕みたいに心が狭い人じゃなければ、もっと感動するんじゃないかしらん。




なんとなく昨年観た成島出監督作を貼っておきますね。僕の感想はこんな感じ



kindle版が出た記念として、吉田戦車先生の名作漫画も貼っておきますね。








先週の備忘録(2015/5/26~6/1)

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さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


火曜日、奥さんと娘が帰ってきました
大事な営業、失敗したカモ… ('A`) シニタイ
土日は休日出勤→夕飯は家族と
ムービーウォッチメンで名前が出たのはうれしいザンス (^ε^) ウッフン



先々週に引き続き、何だかテンションが上がらない感じの週でしたよ。特に、かなり大事な営業に失敗した(たぶん)のは凄まじく痛い。今の仕事を辞めたくて仕方ない…けど、それも無理な話だし…。なんて言うんですかね、娘のマナ子(仮名/3歳)には非常に癒されるものの、逆に親としては彼女の存在がプレッシャーになるところもあって。できれば「娘のために頑張るぜ!ヽ(`Д´)ノ ウォォォッ!」というモードになりたいものの、もともとがネガティブなので「僕なんぞに育てられるよりは… ('A`)」的な心理状態に陥ったりしたというね…。


なんとなく「箱舟はいっぱい」のお父さん気分でした。
泣くお父さん


な~んてウジウジした文章を書いちゃいましたが、僕も42年の人生経験があるのでね(苦笑)、こういう「自信をなくしてくじけそう」な時は「いいことだけ思い出せ!(o^-')b」というAPMTメソッドを発動ですよ。そういえば、先週は何だかんだと時間を作って、「ラン・オールナイト」「バードマン」(2回目)「駆込み女と駆出し男」を観た→どれも面白かったし、プレミアムバンダイからライダーマンマシンが家に届いたのもうれしかった。休日出勤の夏日に食べたアツアツのホットクも美味だったし、奥さん&マナ子と過ごした土日の夜は楽しかった…って、良いことだらけじゃないの!Σ(゚д゚;)


なんとなく名曲「ぼくのライダーマン」を貼っておきますね↓




さらにはムービーウォッチメンで宇多丸師匠に名前を呼んでもらえたのがスゲーうれしかったりしてね (〃∇〃) ウフフ あんなアホみたいなメールを記憶してくれているなんて、本当にありがたい話じゃないですか…(しみじみ)。おかげさまで少し元気が出てきたというか、フェスに行けなかったのが悔しくてあまり聴いていなかった「人間交差点/Still Changing」をヘビーローテーションする程度には前向きになった次第。


「Still Changing」を貼っておきますね↓ 大丈夫、僕はやれば出来る子!ヽ(`Д´)ノ




今週はそれなりに余裕ができるので、「寄生獣 完結編」「モンキー・マジック 孫悟空誕生」はマストとして、シネマート六本木で現在公開中の“話は何が言いたいのかよくわからないけどアクションが凄まじい名作”「ドラゴン危機一発’97」も絶対観る予定。で、土日は家族とのんびり過ごすとして。スゲー楽しみなのが、6月8日(月)の「タマフル・トップ5 オフ会」で、この日は仕事を早めに切り上げて、近くでパンケーキなどを食べてから合流するつもりだったり ( ̄ー ̄) ニヤッ もし興味がある方は適当に参加してみてくださいな。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。





駆込み女と駆出し男(ネタバレ)

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駆込み女と駆出し男

駆込み女と駆出し男

2015/日本 上映時間143分
監督・脚本:原田眞人
原案:井上ひさし
製作総指揮:大角正
企画:井上麻矢、石井美保子、田辺昌一
プロデューサー:榎望、升本由喜子、住田節子
撮影:柴主高秀
照明:牛場賢二
美術:原田哲男
録音:鶴巻仁
整音:矢野正人
衣装:宮本まさ江
編集:原田遊人
音楽:富貴晴美
音楽プロデューサー:小野寺重之
助監督:井上昌典
ラインプロデューサー:相場貴和
アソシエイトプロデューサー:西川朝子、寺西史
出演:大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名、陽月華、神野三鈴、宮本裕子、松本若菜、円地晶子、玄里、武田真治、北村有起哉、中村育二、山崎一、麿赤兒、キムラ緑子、木場勝己、高畑淳子、橋本じゅん、井之上隆志、山路和弘、でんでん、中村嘉葎雄、樹木希林、堤真一、山崎努
パンフレット:★★★★☆(820円/ちょっと高いけど、インタビューやコラムが充実した良いパンフ)
(あらすじ)
舞台は江戸時代の鎌倉。幕府公認の駆込み寺・東慶寺には離縁を求める女たちがやってくるが、寺に駆け込む前に、御用宿・柏屋で聞き取り調査が行われる。柏屋の居候で戯作者に憧れる駆出しの医者でもある信次郎は、柏屋の主・源兵衛とともに、ワケあり女たちの人生の新たな出発を手助けすることに。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※この映画については、ネタバレを読まない方が絶対面白いので、未見の人は観てから読んで!
※今回の記事では、「ぐりとぐら」「テルマ&ルイーズ」「イナフ」などのネタバレに触れているので、気をつけて!
※今回の映画に関しては、はちごろうさんの感想とか読むといいんじゃないかな。


もともと“チャンバラがメインじゃない時代劇”には興味がない上に、今年から新作映画は年に120本しか観ない(特撮&ドキュメンタリーを除く)という自分ルールを徹底しようと思っているため、「江戸時代の離婚が云々」なんて作品を観る予定はなかったんですが、しかし。ムービーウォッチメンの課題映画になってしまったので、映画の日に時間を何とか作って新宿ピカデリーで鑑賞いたしました。非常に面白かったです (´∀`) タノシカッター


ロビーには大々的な展示がありましたよ。
大々的な展示

スクリーン5、映画の日というのもあったのか、結構混んでました。
スクリーン5


最初に、適当かつ雑にお話を書いておきますよ。時は1841年、水野忠邦(中村育二)が天保の改革を実行して、気に食わない奴を「ファッキン、テンポ!ヽ(`Д´)ノ」とビンタしまくっていた時代「セッション」が混同した文章)。戯作者に憧れる駆出しの医者の信次郎(大泉洋)は、叔母の三代目柏屋源兵衛(樹木希林)を頼って、幕府公認の駆込み寺・東慶寺の御用宿・柏屋に居候することになったんですが、夫からDVを受けまくっていた鉄練り職人のじょご(戸田恵梨香)&日本橋・唐物問屋の妾・お吟(満島ひかり)の駆け込みに鉢合わせましてね。


お吟役の満島ひかりさん、お歯黒していても美人に見えてビックリしました。スゴイね!
お歯黒でも美人


「吉原から妹を逃がすために、犠牲になる姉夫婦」「道場破りに夫が敗北→略奪婚させられた女・戸賀崎ゆう(内山理名)」「東慶寺を潰すために鳥居耀蔵(北村有起哉)に送り込まれた“両手のない密偵”玉虫(宮本裕子)」「心を病んで想像妊娠してしまったおゆき(神野三鈴)」なんてエピソードが絡む中、じょごの顔の火ぶくれを治療して前向きにしてあげたり、花魁を取り戻しに来たヤクザ(橋本じゅん)を口八丁で撃退したり、堀切屋三郎衛門(堤真一)のお吟に対する誤解を解いたり、おゆきの想像妊娠を治したりと、人間的にガンガンズンズングイグイ成長していくのです。


ヤクザの親分を騙すシーン。今作は大泉洋さんが持つ“おかしみ”も活きていたと思います。
口八丁で丸め込め!


で、実は「愛する堀切屋三郎衛門に労咳で死ぬ自分を見られたくないから… 川ノД`)」という理由で駆け込んでいたお吟が「南総里見八犬伝」を読んでもらいながら死亡しまして…(出家した堀切屋三郎衛門が宿の前で読経)。24ヵ月の勤めを果たして、無事にじょごと暴力夫の離婚成立が成立すると、信次郎は「医者の勉強をしに長崎に行くので、一緒に来てくれ!(;`Δ´)」とお願いするも、寺で知力と武力を磨くことで自信を得たじょごったら「もう医者としての能力は十分あるんだし、戯作を書くネタも集まったんだから、テメェは江戸で勝負しろYO!m9`Д´し ビシッ」と説教&激しいキス(誇張アリ)。東慶寺に戸賀崎の旦那が殴り込んできたのをじょごが薙刀で成敗すると、2人は彼女の祖父の友人である曲亭馬琴(山崎努)の家にお世話になるムードで、映画は終わってましたよ、確か。ちなみに時代背景を考えると、この20数年後に明治維新が起こり、その影響で大虐殺「江戸っ子狩り」が起こったと考えると切なくなりますな…(バカの文章)。


最終的には、この2人が結ばれて終わるのでした。
信次郎とじょご


ハッキリ言って、良いところまみれの映画なんですが、まずグッときたのが、登場人物たちの台詞回し。とにかく早口&情報量が多いあたりは大林宣彦監督の「この空の花 長岡花火物語」を少しだけ連想したんですが、パンフによると江戸時代の人は実際に早口だったそうで。しかも、端唄に限らず、会話中での五・七・五的なやりとりのフローが“意味が分からなくても耳心地良かった”というか、日本語の気持ち良さを体感させてもらった…って、伝わりますかね。もうね、この手のことには影響を受けやすい僕ですよ、早速、娘のマナ子(仮名/3歳)に絵本を読む際、「ぼくらのなまえはぐりとぐら このよでいちばんすきなのは おりょうりすることたべること ぐりぐら ぐりぐら」の部分を大泉洋さんライクな早口で読んでみたら、スゲー不評でした (ノ∀`) ザンネーン


「ぐりとぐら」のラストは「テルマ&ルイーズ」に似た感動を覚えるーーって、このくだりいらないね。
ぐりとぐらのラスト


あと、物語も良かった。特に「吉原にいた妹を駆け込ませた姉夫婦」のエピソード、まったく予想してなかったのでね、序盤から登場していたアジ売りが妹のために姿を消していたお姉さんだったってことがわかった時は号泣しましたYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! 他の話もなかなか味わい深くて、労咳になったお吟のいじらしさは「風立ちぬ」を思い出したりもしてね…(しみじみ)。メインのじょごの話も当然ながら素晴らしいというか、「自分で立つ力を持つ=自立する」って大事だなと。恥ずかしながら井上ひさし先生の原作は未読なんですが、読みたくなりました。


「アジ売りがお姉さんだった!Σ(゚д゚;)」ってわかった瞬間、涙が噴出いたしました。
アジ売りだった!

お吟とじょごの「べったべった、だだーんだんだん」のやりとりも最高でしたな… (ノω・、) グスン
べったべった、だんだん!


その他、法秀尼(陽月華)と信次郎のやりとりは愉快だったし、役者さんたちはみなさん最高だったし、撮影も光の撮り方とか素敵だったし(そう「素敵」なのです!)、武田真治さんはいいカラダだったしと、褒めるところしかないような映画なんですが…。ちょっと中途半端に感じるエピソードがあって。例えば「法秀尼が実は隠れキリシタンだった!」という展開、鳥居耀蔵や玉虫のキャラクターが強烈だった分、凄まじくドキドキしていたのに、あまりドラマを引っ張らずに終わったのは拍子抜けいたしました。

それと、戸賀崎ゆうの暴力夫・田の中勘助(松岡哲永)が東慶寺に殴り込んでくるクライマックスも微妙(松岡哲永さんのクソ野郎ムード自体は最高)。じょごが薙刀で下から斬る→戸賀崎ゆう本人が仇を討たないのは「恨みを引きずらない」と考えれば納得できなくもないけど、やっぱり本人にトラウマを乗り越えさせてほしいじゃないですか…。しかも斬り上げた直後に場面が切り替わってしまい、全然余韻を与えてくれないので、ハラハラさせられた割には「えっ、もう終わり?(゚Д゚)」と、あっけなさが残ったというか。先月、尊敬する映画評論家の町山智浩さんの著作の影響で観た映画「イナフ」では「ジェニファー・ロペス演じる母親がクラブ・マガを修得して暴力夫を叩きのめすラスト」が気分爽快だっただけに、ごめんなさい、この部分に関しては超物足りなかったです。


「イナフ」はこんな映画↓ 短期間で強くなりすぎではあるけど、面白かったですよ。




ただ、全体的には本当に面白かったし、良い映画だなぁと。僕は歴史とか時代考証に詳しくないんですが、「当時の人たちってこんな感じだったのかなぁ」なんて想像させられる楽しさがあったし、座敷寿司は心から食べてみたいと思いました。“チャンバラがメインじゃない時代劇”じゃないけど観に行って良かったです。機会を与えてくれたタマフルとリスナー枠に応募してくれた方には感謝、ですな(知った風な口調で)。とりあえず誰が観ても損はない1本じゃないかしらん。




原田眞人監督作で一番好きなのはこれですかね。あと、「ガンヘッド」もそんなに嫌いじゃないです。



原案となった井上ひさし先生の小説。kindle版を読もうかな。



サントラでございます。



こんな漫画も出ている様子。面白そうですな。



とりあえず今作と同様に“女性のタメになりそうな本”を貼っておきますね。



多くの人がわかっていると思いますが、「江戸しぐさ」は偽史なので気をつけて!



なんとなく思いだして貼ってみました。堪忍してください…。




バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(ネタバレ)

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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

バードマン あるいは

原題:Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)
2014/アメリカ 上映時間120分
監督・製作・脚本:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
製作:ジョン・レッシャー、アーノン・ミルチャン、ジェームズ・W・スコッチドープル
製作総指揮:クリストファー・ウッドロウ、モリー・コナーズ、サラ・E・ジョンソン
脚本:ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr.、アルマンド・ボー
撮影:エマニュエル・ルベツキ
美術:ケビン・トンプソン
衣装:アルバート・ウォルスキー
編集:ダグラス・クライズ、スティーブン・ミリオン
音楽:アントニオ・サンチェス
出演:マイケル・キートン、ザック・ガリフィアナキス、エドワード・ノートン、アンドレア・ライズボロー、エイミー・ライアン、エマ・ストーン、ナオミ・ワッツ、リンゼイ・ダンカン、メリット・ウェバー、ジェレミー・シェイモス、ビル・キャンプ、ダミアン・ヤング
パンフレット:★★★★☆(820円/FOXサーチライトのパンフは出来が良いですな~。本棚にも置きやすい)
(あらすじ)
かつてヒーロー映画『バードマン』で一世を風靡(ふうび)した俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、落ちぶれた今、自分が脚色を手掛けた舞台「愛について語るときに我々の語ること」に再起を懸けていた。しかし、降板した俳優の代役としてやって来たマイク・シャイナー(エドワード・ノートン)の才能がリーガンを追い込む。さらに娘サム(エマ・ストーン)との不仲に苦しみ、リーガンは舞台の役柄に自分自身を投影し始め……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




90点


※今回の感想は、かなりグダグダで面倒くさい文章が書かれているので、読まない方が良いです。
※この映画に関しては、映画評論家の町山智浩さんのブログとか「空中キャンプ」の伊藤聡さんによる「cakes」の記事(有料)、カゲヒナタさんや小覇王さん、ナイトウミノワさんのブログなどがオススメでございます(感想がそれぞれ違っていて面白い)。


尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」での紹介を聴いて、この映画の存在を知りまして。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督には1ミリも興味がなかったものの、主演のマイケル・キートンは大好きだし、「昔、ヒーロー役を演じてブレイクした俳優」というメタ的な役を演じるのも気になるということで、絶対観ようと思ってまして。4月下旬、TOHOシネマズ川崎にて、横浜の親友夫婦と一緒に「海にかかる霧」と勝手な2本立てにして鑑賞。さらに先日、角川シネマ新宿で2回目を観てきたんですが、面倒くさくなりました ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ もうね、町山智浩さんのブログの解説が素晴らしいので、それを読めば十分というか、僕のようなクズが何を書いても仕方ない気がするんですが、とりあえずつまらない感想文を残しておきますよ。


「海にかかる霧」の時と同じスクリーン3の同じ席で観ました。それなりに入ってた印象。
スクリーン3

TOHOシネマズ川崎には見当たらなかったんですが、TOHOシネマズ新宿には等身大のバードマンがッ!
TOHOシネマズ新宿のバードマン

顔はこんな感じ。鋭く尖ったクチバシで敵の目をえぐったりするのかしら… (´Д`;) ドキドキ
バードマンの顔

角川シネマ新宿にもありました。盗むのは難しそう(アウトな文章)。
角川シネマのバードマン

ちなみに渋谷のシネマライズでは、屋根の上から街を見張ってました。良い場所に飾ったなぁ。
シネマライズの上のバードマン


4月、スタ・エレさんと飲んだ時、「結構退屈だった」みたいなことをチラリと仰ってたので、若干、観る前の期待値が目減りしたんですが、実際に観てみたら僕には凄まじくストライクな映画でして。これまた鑑賞前に“信用できる漫画家”の古泉智浩先生のツイートを読んでしまっていたのもあると思いますけど、「ブラック・スワン」っぽい「その男 ヴァン・ダム」という印象だった…ってわかりにくいですかね。

本当にごめんなさい、僕のような“映画を観る目のない低脳野郎”が今さら何を書いても仕方がないと思うのですが、一応、すでに指摘されまくっている「この映画の素晴らしかったところ」を箇条書きで残しておきますね↓


① マイケル・キートンを始めとするメタ的な役者の配置&素晴らしい演技 (´∀`し サッスガァ
レイモンド・カーヴァーの短編をネタに使った見事な脚本 Σ(゚д゚;し シラナカッタ!
全編、ワンカットで撮っているように見えるエマニュエル・ルベツキの撮影&編集スタッフの努力 ヘ(゚∀゚*し スゴーイ
アントニオ・サンチェスによる即興のドラムソロ (・∀・し センスイイー
⑤ さまざまな解釈ができる、余韻の残るラスト (^ε^し ソウナンダー



に関しては、エドワード・ノートンは超カッコイイし(格闘シーンで即寝技に行くのは「インクレディブル・ハルク」の柔術繋がり!?)、ナオミ・ワッツは“不遇な女優役”が超似合うし、ザック・ガリフィアナキスは“いつもの迷惑デブ”じゃない役を見事に演じていて超スゴいし、エマ・ストーンは目が超デカかったんですけれども! やっぱり一番グッときたのはマイケル・キートン。僕的には今も映画でよく見掛けるから落ち目の印象はゼロ&本人もインタビューで「リーガンと自分は別」みたいなことを語っていただけに、当時のジャン=クロード・ヴァン・ダムと状況がモロに被っていたメタフィクション「その男 ヴァン・ダム」よりは泣けなかったものの、鑑賞前に「アカデミー賞逃したマイケル・キートン、スピーチの紙を隠す姿が悲しすぎると全米が涙」なんてニュースを知ってしまっていたのもあって、非常に感情移入して観ちゃいました。


この場面の構えを見て、アメリカにおけるベアナックル戦闘の長い歴史を感じた…ってどうでも良いですかね。
キートンvsノートン

エマ・ストーンは相変わらず可愛かったんですが、眼球が飛び出しそうでハラハラしました。
サム(エマ・ストーン)

マイケル・キートンは100点。「龍三と七人の子分たち」でも同様の場面があったように“ベテラン俳優の半裸ウォーク”ブームが到来したようですな(知った風な口調で)。
裸で歩くリーガン


については、舞台上で繰り広げられている芝居が主人公リーガンの心理状態と重なっているのが面白かったです。で、元になった「愛について語るときに我々の語ること」を読んだ人ならわかるように舞台化するには向いていない内容だし(って、監督も言ってたんですがー)、劇中での「“トナカイっぽい人たちがウロウロするシーン”とか余計→芝居としては微妙っぽい」ってのも表していて、それ故にリーガンの自信のなさもなんとなくわかるというか。まぁ、実は僕も1回目の時は未読だったんですけど(汗)、読んでから観ると「なるほどなぁ」と思うところがあって。例えば、その短編に「男が拳銃で自殺して失敗する→3日後に死亡」というくだりが出てくるのも興味深いような、興味深くないような(なんだそりゃ)。


つい、このろくでもない小説を読んでしまったのさ、やれやれ(付け焼き刃な村上春樹風文体)。
「愛について語るときに我々の語ること」



は、すでに白石晃士監督の低予算映画「ある優しき殺人者の記録」で“全編ワンカット風映像”を観ていたし、「ここで繋いだんだろうな」的な場面もわかりやすいので、そんなに衝撃は受けませんでしたが、面白かったですよ。は、音楽弱者の僕ですらスゴいと思いました(音楽弱者なので上手く文章にできませんがー (ノ∀`) テヘ)。で、に関しては、スゲー良い終わり方だったなぁと。

一応、僕なりに解釈したあらすじを雑に書いておくと、落ち目のハリウッド俳優であるリーガンが自分の“ホントウの実力”を認めてもらいたくてブロードウェイで舞台にチャレンジするも、話題になるのはゴシップばかり。で、そんな状況に絶望して舞台上で自殺を試みたらそれがまた大ウケで、敵対していた批評家も「全然良い芝居じゃないけど、観客はみんな喜んでいるし、これはこれで認めざるを得ないか… (`Δ´;し オノレ...」とバカ負けして、「無知がもたらす予期せぬ奇跡」なんて皮肉な批評を書く有り様。結局、鼻を吹き飛ばすだけで済んだリーガンは、病室の窓から飛び出す→それを娘が目撃して終わるんですが…。

監督がパンフやら何やらで語っているように、劇中でリーガンが発揮する超能力の数々は“自分の中の万能感”を表していたワケで。最後に「病室から飛ぶ→それを娘が目撃する(直接的に見せていませんが)」というのは、「大衆受け」という卑下していた部分を自分の長所として受け入れて、そのことが娘にも伝わったというイメージ的な映像なんじゃないかしらん(病室自体は“現実”だと思うんですが…)。自殺を失敗して鼻がバードマンっぽくなった→自分の中のバードマンと1つになったってことだと思うんですよ、たぶん、きっと。あと、「無知だからこそ起こせる奇跡だってあるんだぜ?」という話でもある気がしました、なんとなくそれとなく。


この場面がリーガンの脳内の出来事だったように、ラストも「※イメージです」ってことだと思うんですけど、どうなんでしょうか。
空を飛ぶリーガン


でね、この映画のせいで僕自身が面倒くさい状態に陥ったので、備忘録的に残しておきますよ。まず、今作を一緒に観た僕の親友は5つ年上なんですけど、非常に頭が良い方でして。映画を見終わった直後に出てきたのがレイモンド・カーヴァーとジャズのドラムの話ですよ。僕なんぞはありあけのハーバーWWEにいた女子レスラーぐらいしか知らないのでね、感心するとともに、無教養な自分に心底ガッカリしたというか。だからといって、今さらそっち方面の勉強をする気もないし、このブログを定期的に楽しんでくれている方だっているんだし、別に僕は僕であれば良いと思ってはいるんですが、ちょっと劇中のリーガンの心情に共感する部分もあったりして…。例えば、伊藤聡さんのようなタメになる文章を書けるワケでもなく、映画の感想に「モテる女のさしすせそ」を思いつきで絡めたりする自分がたまに嫌になるのです…。


僕の気持ちを代弁する典子さんの画像を貼っておきますね(「いつかティファニーで朝食を」第2巻より)。
三角絞めでつかまえて-こんな自分が嫌なの...


それと、「生きている限り、ずっと苦しいんだろうな」と。僕らからすればリーガンは非常に恵まれていて、死ぬ理由なんてまったくない気がしますけど、それってほとんどの人にも言えることであり、この僕自身にも当てはまると思うのです。一応はちゃんと仕事があって、人気ブログ(笑)を運営していて、素敵な奥さん&娘もいて、美味しいパンケーキだってモリモリ食べていて…。不満なんてないハズなのに、なぜこんなに不安なのか? ううむ、「しあわせに鈍感なんじゃない。さみしさに敏感なだけ」なんてキャッチコピーの「テイク・ディス・ワルツ」気分というか、いろいろとウンザリしてきた…って伝わりますかね。


この場面、その通りなんですが(「テイク・ディス・ワルツ」より)。
ジェラルディン、容赦せん!


僕も今年で43歳になるワケですが、「何になりたい」的な願望はさすがにないとしても、「どう生きていくのか」を迷うところはあって。仕事で自分の限界にぶつかっていることもあり、上手く書けないんですけど、この映画が非常にストライクだった次第。なんかね、ネガティブな心理状態になったせいで、今作の感想は書くのにスゲー時間がかかりました… ('A`) オシマイ




映画のサントラ。輸入盤もあります。



劇中劇の元ネタになった短編が収録されております。



アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作。いきなり女性から全裸で迫られてもうれしくないことを自覚した作品です。



ティム・バートン監督×マイケル・キートン主演作。大好きです。



マブルク・エル・メクリ監督作。非常に思うところのある映画だったりします。



“全編ワンカット風”な白石晃士監督作。僕の感想はこんな感じ









先週の備忘録(2015/6/2~6/8)

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さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


映画を8本観ました (´∀`) ウフフ
土日はずーっと家族と過ごしました (´∀`) ウフフ
月曜日は久しぶりの「タマフル・トップ5 オフ会」に行きました (´∀`) ウフフ



最近はやたらと「やる気が出なくてー ( ゚д゚)」「ダウナー状態でー ( ゚д゚)」なんてグダグダな文章を垂れ流していましたが(苦笑)、先週はイイ感じでした…とっても… (´∀`) ウフフ 一応、仕事もバタついていたものの、火曜日は「シグナル」、水曜日は「百日紅~Miss HOKUSAI~」「狂い咲きサンダーロード」、木曜日は「モンキー・マジック 孫悟空誕生」「ドラゴン危機一発'97」、金曜日は「ベアリー・リーサル」「ピッチ・パーフェクト」、月曜日は「チャッピー」と、合計8本も劇場鑑賞。さらにテアトル新宿では原恵一監督にサインをもらった上に握手していただいたり、シネマート六本木では“アクション映画バカ一代”の谷垣健治さんと下村勇二さんに握手をしていただいたりしてね…(しみじみ)。


「百日紅~Miss HOKUSAI~」、満席の場内に驚いていたら、監督&麻生久美子さんのトークショーがありました。
トークショー付き

「狂い咲きサンダーロード」北斎ミルクティーミックスベリーのミニパンケーキを摂取しながら鑑賞。
ミルクティーとパンケーキ

シネマート六本木、今週いっぱいで閉館しちゃうんですよね… (´・ω・`) サビシイ
シネマート六本木

新宿シネマカリテで映画を2本観たら、どちらにも「ブレックファスト・クラブ」が絡んできたのはビックリ。
シネマカリテ


というか、「狂い咲きサンダーロード」「ドラゴン危機一発'97」はどちらも“スクリーンで観たことがなかった旧作”だったんですけど、もう最高のひと言。映画というのは大きい画面で観るものだなとあらためて思ったり。「ドラゴン危機一発'97」の方はシネマート六本木6/12(金)まで上映中なのでね、ドニー・イェン兄貴のファンで未見の方はぜひ劇場に足を運んでいただきたいところでございます。つーか、もう1回、観に行っちゃおうかしらん (・ω・;) ウ-ム


「ドラゴン危機一発'97」の予告編を貼っておきますね↓ 話はどうかと思うけど、好きさ!




土日は休日出勤をしないで済んだので、奥さん&娘のマナ子(仮名/3歳)と公園に行ったり、買い物に行ったり、奥さんがお出かけ→マナ子と2人で過ごしたりと(「ベイブ:都会へ行く」を観た)、「ザ・幸せ家族! 川`Д´)人(`Д´)人(`Д´し ウォォォォッ!」という感じでした(なんだこれ)。月曜日は、久しぶりの「タマフル・トップ5 オフ会」に参戦しましてね。お馴染みの人たちから新しく参加された方たちまで、計20人ぐらいはいたと思うんですが(「相談は踊る」の常連投稿者おのじさんも来てた!)、例によって酒を飲みながらいろいろな人と雑に適当なことを話せて、スゲー楽しかったです。開催するために尽力してくれた方々には超感謝ですな m(_ _ )m アリガトウゴザイマシタ


場所は渋谷の「MeWe」。良いお店でしたよ~。
タマフル・トップ5オフ会


今週は、10日(水)はままごと「わが星」を観に行って、土日の休日出勤はなし→奥さん&マナ子と過ごすというパターン。ラジオはスペシャルウィークということで、土曜の夜は久しぶりにリアルタイムでタマフルを聴いて応援しようと思っております。それにしても「アップルウォッチ」ってなんなんだろ… (`Δ´;) ヌゥ 以上、先週の備忘録でした。ではでは~。




いつか「いつかティファニーで朝食を」の朝食を!ヽ(`Д´)ノ<近江屋洋菓子店 神田店>

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※一応、このシリーズは、「いつかティファニーで朝食を」で紹介されたお店に行って、「① 朝食として食べに行く」「② 作品内&お店ガイドに出て来たメニューだけをすべて注文する」という自分ルールに従って行動しております。
※今回の本文中に出てくる()内のカロリー数値は、ブログ主が勝手かつ多めに算出したものです。


不定期連載「いつか『いつかティファニーで朝食を』の朝食を!ヽ(`Д´)ノ」も22回目ということで、今回取り上げるのは第4巻の第18話に出てきた東京・神田の「近江屋洋菓子店 神田店」でございます。先週金曜日、娘を保育園に送ってから出勤前に足を運んでみました。


新宿方面から丸ノ内線で淡路町駅に向かったんですが、ちょっと回り道しなくちゃならないのが面倒くさい…。
新宿方面から行くとこんな感じ

A3出口を出たら、振り返って靖国通りを淡路町の交差点方向へ。
A3出口

淡路町の交差点の角にあるスタバを右に曲がるのです。
スタバを右に

外堀通りをまっすぐ歩くと、右手に「ふたりエッチ」で有名な白泉社が!(いやらしいチョイス)
白泉社の前を通れ!

さらに歩けば、右手に「近江屋洋菓子店 神田店」。徒歩5分くらいかしらん。
近江屋洋菓子店 神田店


店内は驚くほどレトロなムード。大量のケーキが飾られた陳列棚があるだけでなく、パンもいろいろとあって目移りしてしまうんですが、しかし。「② 作品内&お店ガイドに出て来たメニューだけをすべて注文する」という自分ルールに従わなくてはならないので、まず頼むのは麻里子が食べていたピロシキ(296円/300kcal)と、きみちゃんの苺サンドショート(702円/350kcal)&アップルパイカット(378円/330kcal)の3品にドリンクバー(525円)。

で、劇中できみちゃんが「4コ以上食べる」発言をしていたということで、チーズケーキ(324円/300kcal)にショコラ(324円/300kcal)、サバラン(378円/360kcal)もオーダーすると、気の良さそうなおばちゃんが「お持ち帰りじゃないの? (゚д゚;し ダイジョウブ?」と何度も訊いてきたので、「ファッキン、テンポ!(`Δ´)」とスナッピーなビンタをかまして黙らせまして(「セッション」に影響を受けたウソ)。喫茶スペースのカウンター席に腰を掛けて、モリモリと食べ始めたのでした。


きみちゃんが「今日は4コ以上食べる~」と言っていたので…(「4つ」の可能性もアリ)。
今日は4コ以上食べる~

ピロシキ1つと、ケーキを5つチョイス。飲み物は紅茶にしてみました。
ケーキ×5+ピロシキ

お手拭きは駅弁とかに付いているっぽいやつ。こういうところもレトロなのね。
お手拭き

写真では伝わりにくいかもしれませんが、ピロシキは肉が多め&ジューシー! 私ならあと4つは食える!ヽ(`Д´)ノ
お肉が多め!

苺サンドショートは「ベーシックかつ贅沢な美味しさ」って感じ。
苺サンドショート(702円)

アップルパイは、煮リンゴがジューシーで好きでしたヨ (〃∇〃) ウフフ
アップルパイカット(378円)

チーズケーキは、あまりチーズ感がしない珍しいタイプ。
チーズケーキ(324円)

ショコラは、素朴なチョコレートケーキって印象ですかね。
ショコラ(324円)

そして、最後にサバランを食べたんですが…。
サバラン(378円)

なんと干しぶどうが入っていたのです!Σ(°д°;) ヒィィィィ!
干しぶどうが!


このブログでは食通気取りの僕ですけれども(苦笑)、実はいくつかダメな食べ物があって。中でも干しぶどう(a.k.a.レーズン)は超苦手なのです… ('A`) しかも僕は「シュークリームの美味しいやつなのだろう」程度の認識で頼んじゃったんですが、サバランには洋酒がふんだんに使われていて(容れ物の底に溜まるほど!)、そういうタイプのお菓子もあまり得意じゃなくて。ちょっと吐きそうになってしまったものの、「頼んだからには食べなければ… (`Δ´;) ヌゥ」との一心で、何とか咀嚼した次第。

ただ、苦手な物を食べて一気にテンションが下がってしまったので、とりあえず「何か甘くない物を」とドリンクバーにあったビーフ&ベジタブルスープ120kcal)を飲んだら、気分がホッコリ (´∀`) タスカッタァ 「甘い物を食べすぎたきみちゃんは口直しにパンを食べたに違いない!m9`Д´) ビシッ」という見事な推理からカレーパン(大)(151円/200kcal)を追加したり、スープをおかわり(120kcal)したりして。最後はハネジューメロンジュース60kcal)で締めたというね。


何とか完食したものの、気分は超ブルー。
完食1

そこで目を付けたのが、ドリンクバーですよ。
お茶やらスープやら

これが“本日のスープ”であるビーフ&ベジタブルスープ! 心と体に沁みる味なのです… (ノДT) ヤサシイ...
ビーフ&ベジタブルスープ

さらにカレーパン(大)をゲットだぜ! 揚げてないからカロリー控えめだって信じてる、信じてる!
カレーパン大(151円)

カレーがギッシリ詰まってました。もう少し辛い方が好みではある。
カレーがギッシリ

スープをもう1杯。“鍋の底の方に肉がゴロゴロしてることを学んだ男の盛り付け”が、これだ(偉そうに)。
2杯目のスープ

ドリンクバーには生ジュースも用意されていたので…。
ジュースやら

ハネジューメロンジュースを飲んでみました。甘さ控えめで美味しかったヨ (o^-')b イイネ!
ハネジューメロンジュース

ということで、やっと食べ終わりました。
完食2


結局、3229円使って2440kcalも摂取してしまったワケですが…。恒例として順位を付けると、① ピロシキ ② ビーフ&ベジタブルスープ ③ カレーパン(大) ④ 苺サンドショート ⑤ アップルパイカット ⑥ ショコラ ⑦ チーズケーキ ⑧ サバラン…という「テメェ、もう洋菓子店に来んな!( ゚д゚)、ペッ」と思われそうな着地。

いや、なんて言うんですかね、ベーシックな美味しさのパン&ケーキだったというか、値段も高くないし、近所にあったら気軽に利用したくなるお店でしたよ。ちなみに帰り際、「お持ち帰りじゃないの?」と何度も訊いてきたおばちゃんがまた「お兄ちゃん、よく食べるのね~ (´∀`し オドロイタワ」なんて気さくに話しかけてきたので、「ファッキン、テンポ!(`Δ´)」とスナッピーなビンタをかまして立ち去ったのでしたーー(「セッション」に影響を受けたウソ)。


なんとなくGOINGE STEDY「佳代」を貼っておきますね↓




さて、最後に第4巻収録の第18話「郷里にだって」について書いておきますよ。実は僕、「いつかティファニーで朝食を」に関しては、月刊コミック@バンチでの連載を定期的に自炊してPDF化していましてね。それはこの話がキッカケだったりするのです。


iPhoneのKindleにも入れていたりします。
連載をPDFに


“炎の漫画家”として知られる島本和彦先生は僕の人格形成に重要な役割を果たした方でして。初期の代表作といえば「炎の転校生」が有名ですけれども、原作を雁屋哲先生が担当した「風の戦士ダン」もスゲー好き。もうね、あらゆる角度から影響を受けているんですが、例えばこのくだりですよ↓


破滅兵器を知らない牛丸に巡回処刑人の彪は…(第7巻より)。
破滅平気って何?

「連載をまとめたファイル」を渡して、教えるのです。
連載をまとめたファイル

さらに「コミックスは描きたしや描きなおしをすることがあるから、また別に買うべき」と発言!
コミックスも買うべきなんだ


「コミックスは描きたしや描きなおしをすることがあるから、また別に買うべき」。そもそもこの「風の戦士ダン」の第7巻自体に「単行本化したことを利用したギャグ」が入っていたし、島本先生本人が結構描き足し&描き直しをするタイプだったりもしてね。こんなことは漫画をある程度読んでいる方ならわかっていることでしょうけど(冨樫義博先生には普通のことだし)、中学生当時は「そうなのか!Σ(゚д゚;)」とビックリですよ。まぁ、僕程度ではよっぽど好きなコマじゃないと気付かないんですがー。


これは台詞だけですけど、「グラップラー刃牙」の単行本ではジャック・ハンマーはカタカナで話すのに…。
好ミノタイプダ

「完全版」では平仮名&横書きだったりするのです。
好みのタイプだ


ここで第18話の話に戻ると、この話で僕のツボに入ったのが、「久しぶりに会ったら誘惑してきた“中学校時代の元カレ”に婚約者がいたことを知ってガッカリする麻里子」のコマ。かなり笑ってしまって、何度も読み返すぐらい好きだったんですけど、なんと単行本になった時、描き直されていたのです!∑(゚Д゚) ナンデスト!


連載時はこうだったのが…。
元カレは巨乳のロリ顔趣味になっていました...

コミックスでは、こんな感じに!
元カレは巨乳のロリ顔趣味になっていました...!!

というか、このページは全体的に背景がいろいろと描き足されていたというね。
背景が描き足されてる!

ちなみに大好きな第21話「小説と友達と」でもこんな修正があったりしましたよ。
文字が違う!


別に修正されたコマも愉快だし、全然文句はないんですけど、前のコマも好きだったのでね、それ以来、自炊して連載分も保存しておくようになったという話。昨日、「いつかティファニーで朝食を」の第7巻が発売されたワケですが、描き直しがあるのか確かめるのも楽しみだったりする…って、イヤらしい読み方ですかね (・∀・) オシマイ


戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 最終章(ネタバレ)

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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 最終章



2015/日本 上映時間89分
監督・脚本・撮影:白石晃士
製作総指揮:原啓ニ郎
プロデューサー:三上真弘、田坂公章
出演:大迫茂生、久保山智夏、白石晃士、宇野祥平、舘野豪、はるうらら、小明
(あらすじ)
工藤(大迫茂生)と市川(久保山智夏)が異世界に飲み込まれたと同時に、新宿の上空に謎の巨人が出現。しかし、政府の調査で危険性はないと判断され、そのまま放置されていた。一方、現世にひとり残された田代(白石晃士)は、巨人の謎を解明して工藤と市川を救おうと調査を続けていたが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




85点


※今回の記事に関しては、「オカルト」のネタバレに触れているんですが、僕は非常に好きな映画なので、できれば「オカルト」を観てから読んで!
※この作品は、ネタバレを知っちゃうと微妙な部分もあるし、さらに「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」シリーズを未見の人は確実に何が何やらなので、できれば「FILE-01 口裂け女捕獲作戦」から「史上最恐の劇場版」までの6本を観る→今作も観てから読んで!


DVDで観た映画の感想についてはまとめて書くようにしているんですけど、白石晃士監督作ということで、単独で残しておきますね。本当は劇場で観たかったものの、上映期間が短かった&ちょうど仕事が忙しかったのもあって、見逃してしまって。まぁ、レンタルDVDから始まったシリーズ→その最終章はDVDで観るのが良い気がしないでもないということで、先月、借りて観たんですが、「お見事でした (´∀`) オツカレサマ」という気持ちになりましたよ。


映画を観た直後の僕の心境を代弁する徳川光成の画像を貼っておきますね。
見事じゃっ!


まず、雑にあらすじを書いておくと、物語の舞台は前作から1年半後、上空に巨人(鬼神兵)が浮かんでいるのが日常風景になってしまった新宿。異世界に飲み込まれてしまった工藤と市川を救えぬままだった田代が「TSTREAM」なる動画配信をしていたところ、謎の男・江野(宇野祥平)が登場しまして。「ええか、夜が明ける前に、オレの言う通りにやれば工藤と市川が戻ってくるんや ( ゚д゚)」と“4つのミッション”を命令してくるんですが…。


一応、冒頭で“今までの犠牲者”を振り返ったりしますが、シリーズ初見の人はまず付いて来られないと思います。
今までの犠牲者

そして突然、現れた江野。手始めに「FILE-01」の投稿者で行方不明だった矢野(舘野豪)を甦らせてました。
謎の男・江野


最初は「① ホームレスのオッサンが抱えている2体のゴミ人形(生き人形)を奪う」という程度だったのに、「② 見知らぬ女性のパンティを奪って食べて、それを吐いたものを人形に入れる」「③ 包丁を使って右手の親指と小指を切断→人形に入れる」「④ 『FILE-02』の投稿者で姿を消していた真野夕子(はるうらら)を射殺して、飛び散った脳を人形に入れる」とエスカレートしていくのです(田代が躊躇したせいで、条件がさらにハードになっちゃうのが愉快)。


「映画秘宝」の監督インタビューによると、ガムテープで右手にカメラを固定するくだりは「死霊のはらわた2」を意識したそうな。
右手にカメラを固定


で、なんとか工藤と市川が復活するも、”向こう側の世界”から“あいつら”が絶賛侵入中。今度は世界を元に戻すために、工藤が生まれる前にタイムスリップすると、工藤の両親に鬼神兵を作らないように説得しまして。現代に戻った後は、スカイタワー上空にできた異世界の入口=黄泉比良坂をふさぐため、工藤の右腕がバズーカに変形すると、江野を砲弾代わりにして発射! 世界がリセット→今までの「コワすぎ」シリーズが「なかったこと」になって動画配信が終了すると、シリーズのダイジェスト映像を経て、新シリーズのスタートが告知されてました。


復活した2人ですが、甦った直後は「転校生」ライクに中身が入れ替わっていたりして。
復活した2人

江野を発射するシーン、大好きだったので貼っておきますね。
江野を発射!


もうね、「よくぞここまで… (゚д゚;)」という感じ。映像から低予算感は常にビンビン伝わってくるものの、それを創意工夫でカバーしまくって、見事“ワンカット風映像”を作り上げたんだからたいしたもんですよ(偉そうに)。前作のラストから続編を作ることだけでも大変だったろうに、「コワすぎ」シリーズだけでなく、「オカルト」「殺人ワークショップ」(どちらも江野繋がり)、「ある優しき殺人者の記録」(ワンカット風映像&異世界のルール描写あたり)まで巻き込んだ一大サーガを構築しちゃったなんて、スゴいのひと言じゃないですか。「魔法少女まどか☆マギカ」劇団イヌカレーに影響を受けたという異世界描写も良くて、そりゃあ安さは感じるけどさ、スゲー頑張ってましたよ。異世界ではこれまでの登場人物が大量に登場するワケですが、僕は“河童のせいで引き裂かれた親子”が再会した場面で涙が出ましたね… (ノω・、) グスン


異世界シーンには「史上最恐の劇場版」で散々な目に遭う小明ちゃんも登場してました。
異世界の小明ちゃん


お話自体はいわゆる“セカイ系”っぽいものの、工藤ディレクターが粗野かつ粗暴に突っ走ってウジウジしない分、妙に爽快なのがスゲー好き(ホラーシリーズなのに!)。僕的には「世界の終わりと始まりの生中継だよ!」の台詞がツボに入りました。白石監督の“ビビリ演技”も相変わらず面白くて、田代が酷い目に遭う場面はかなり笑いましたね。それと「前作から1年半後の世界では、鬼神兵のことを誰も気にしなくなっている」という設定には3・11後の原発問題を連想させられて、少しブルーな気分になったりしましたよ(「映画秘宝」のインタビューによると、そのつもりだったそうな)。


なんかね、良い意味でイヤな気持ちになりました。
空に浮かぶ鬼神兵


ただ、今作は動画配信→ワンカット風映像が続くことの弊害として、説明っぽい台詞が多かったのがちょっと合わなかったなぁと。複雑な話なので、仕方ないとは思うんですがー。あと、僕は前に観てた&大好きな映画だったから、「オカルト」の江野が出て来て「田代は別の世界では白石」ということが確定したのは面白かったものの、「コワすぎ」シリーズの最終作としてはどうなのかと。やっぱり無関係な作品ではあったので、あそこまで江野が活躍しちゃうと「オカルト」を未見だった“シリーズのファン”が少し可哀相というか、ヤリすぎにも感じちゃったというか(「殺人ワークショップ」のような“同一人物だと匂わす程度”だったら良かったと思う)。それこそ、“白石版「バイオレンスジャック」みたいな別の作品でやるべきだったんじゃないかと思ったり思わなかったり… (・ω・;) ウーム


最終的には「カルト」に出てきた霊能者NEOを巻き込んでほしいんですけどね。

ネオ登場!


ううむ、ダラダラした文章になっちゃいましたが(汗)、基本的には楽しい作品でしたヨ (´∀`) ウフフ レンタル代なんて大したことないんですから、興味がある方はぜひこの白石サーガを味わってほしいですな。ちなみに、この感想がアップされるころにはすでに新シリーズが劇場公開されているんですけど、観に行く時間が作れるかなぁ…DVDまで待とうかなぁ…。


「戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!FILE-01恐怖降臨!コックリさん]の予告編を貼っておきますね↓




おしまい!m9`Д´) ビシッ




記念すべきシリーズ1作目。一応、5作目までまとめて感想を書いております



同シリーズで唯一劇場鑑賞した作品。僕の感想はこんな感じ



そして始まる新シリーズ。劇場に行くか、レンタル開始まで待つか…。



とにかく好きな白石晃士監督作。僕の感想はこんな感じ








ままごとの「わが星」を観て面倒くさくなったので、ちょっと覚え書き

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今週水曜日、劇団ままごとの舞台「わが星」を観に行って、面倒くさい心理状態に陥ったので、雑な感想をつまらなく、だらしもなく、書き残しておきますよ。


「わが星」のチラシを貼っておきますね。
わが星


僕が舞台を観に行くパターンは、大体3つ。1つ目は、奥さんと結婚記念日に劇団四季のミュージカルなどを観るパターン。2つ目は、演劇をやっているorやっていた友人に誘われて観るパターン。そして3つ目は、愛するラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」で紹介されたから観に行くパターンで、今回はモロにそのケースだったりします。

正直、僕は宇多丸師匠の「熱烈なファン」というほどではないんですけど(苦笑)、師匠が「面白い!m9▼Д▼) ビシッ」と思ったものが“性に合う”ことが非常に多いので、基本的に薦めてくるものは大体信頼してまして。だから「良いお芝居でしたよ~ (▼∀▼) ヘラヘラ」なんてトークを耳にしたら、それだけで事前情報をあまり入れずに観に行ってしまうんですよ。

で、今回の「わが星」5月23日放送のオープニングトークで紹介されたから興味を持って即チケットを予約したんですけど、6月10日の公演日を迎えてみれば、僕の脳に残っている情報は「普通の会話がラップっぽくなる」「時報みたいなのが流れている」「舞台は円形らしい」「家族の話のようだ」「スパイのような人がたくさんいる」程度(1つウソ)。お昼、つい吉祥寺のROSE BAKERYポレンタパンケーキのランチノーマルなパンケーキをダラダラと食べてしまった→会場に着いたのは14時の開演ギリギリで超焦りながらも、「あの宇多丸師匠が高評価したなんて、さぞ面白いんでしょうなぁ (`∀´) ケケッ」と、若干舐めた態度で鑑賞に臨んだのですが…。


僕の舐めた気持ちを代弁した加藤清澄の画像を貼っておきますね。
見せてもらおうじゃん


スゲー泣いた (iДi) ウェェェェェ 宇宙を“昭和ライクな家族”と当てはめた芝居…なんて書くと何が何やらかと思いますが、そんな感じなのだもの、仕方なし。初めて観る円形の舞台は宇宙空間であり惑星であり家庭であって、リズミカルな音楽とともに普通の家族と宇宙が時空を越えてクロスオーバーしていく…なんて書くと何が何やらかと思いますが、そんな感じなのだもの、仕方なし。とにかく情報量が多い上に、すべてが一緒くたになる圧倒的な雰囲気は、少し大林宣彦監督の「この空の花 長岡花火物語」を連想しましたよ(いや、別物ではあるんですが)。


こんな円形の舞台で芝居が繰り広げられるのです。
円形の舞台

ちなみに「この空の花 長岡花火物語」はこんな映画です(紹介に適してない動画)。




何が泣けたって、「芝居開始前に配られたアポロチョコの意味がわかって、グッときた」といった部分部分も素敵だったんですが、何よりも「自分がこの場に存在できることの奇跡を実感させられた」から。なんて言うんですかね、アメコミの名作「WATCHMEN ウォッチメン」を読んだ時の「1つ1つの命が奇跡なんだ」的な感動というか。僕的には、宇宙を家族に見立てたというよりは、むしろ「家族こそが小さな宇宙」と思えて、自分の奥さんや娘と出会えたことの喜びをあらためて噛み締めたんですよね…。


開演前に渡されたアポロチョコ。美味しくいただきました (o^-')b アマイ!
アポロのチョコレート

なんとなく僕の気持ちを代弁する鎬紅葉の画像を貼っておきますね。
今生きていることが奇蹟なんだ


あと、演劇ならではの魅力に感動したところもあって。円形の舞台の使い方が見事だったのはもちろんのこと、例えば普通の格好の女性が地球と少女を同時に演じて、それを観客に納得させるなんて、同じ空間でその演技に巻き込むからこそ成り立つんじゃないかと。見終わった後、戯曲は購入しつつもDVDを買わなかったのは、逆に今日体感した芝居を損なう気がしたから…って、伝わるでしょうか。


amazonでは高値ですが、会場では2000円で売ってましたよ。
戯曲、買っちゃった


もうね、観終わった後は影響を受けまくり。思わず時報のテンポで歩いてしまって、「それは私のテンポではない!ヽ(`Д´)ノ ファッキンテンポ!」と通りすがりのフレッチャー先生にビンタされて目に涙を浮かべるほど(「セッション」が混同した文章)。その後、所用を済ませてから、阿佐ヶ谷のとらや椿山小倉ホットケーキを食べながら戯曲を読み始めたあたりはホクホク顔だったのですが…。なんかね、徐々にダウナーな気分になってきたから面倒くさい話なのです ('A`) ウゼー

僕的にこの「わが星」は素晴らしいとしか言いようがなく、「合う」「合わない」があるとしても、愛する人には絶対観てほしいと思うぐらい良かったものの、こんなにスゴい舞台ですら世間ではそんなに知られていない現実に悲しくなってきて…。大体、それほどの芝居を観ながらも、感想で「刃牙に出てきた“ちいちゃん”」の画像を貼らずにはいられないだろう愚かな自分にもガッカリ。最近、「バードマン」を観たり宇多丸師匠の「ゼロの未来」評を聴いたりしたことで、あらゆる面で自己嫌悪することしきりだったワケですが、そういうネガティブな気持ちがぶり返してしまったというね。


ちくしょう、「アドレナリンを操作するガイア」を貼っておきますよ…。
ガイアのアドレナリン操作


だがしかし! 先週、シネマート六本木にて「ドラゴン危機一発'97」を観ていたおかげで、ギリギリで消えない闘志。仕事を終えて帰宅すると、「ドラゴン危機一発’97」で一番好きなチャプター10「鉄の爪との対決」をリピート鑑賞することにより、体内にテストステロンが大量分泌→マッチョな気分になることで事なきを得たのでした。一家に1枚、ですな(知った風な口調で)。


「ドラゴン危機一発’97」の「鉄の爪との対決」のgifを貼っておきますね。
鉄の爪との対決


ううむ、例によってよくわからない文章になってきましたが、シネマート六本木「ドラゴン危機一発'97」の上映は本日12日(金)までであり、三鷹市芸術文化センター「わが星」の公演は14日(日)までなので、興味がある人は急いでぇ!ヽ(´Д`;)ノ オシマイ



予告犯(ネタバレ)

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予告犯

予告犯

2015/日本 上映時間119分
監督:中村義洋
原作:筒井哲也
脚本:林民夫
企画:平野隆
プロデュース:平野隆、武田吉孝
プロデューサー:辻本珠子、久保田修
共同プロデューサー:福島聡司、八尾香澄
アソシエイトプロデューサー:小野原正大、渡辺信也、辻有一、樋口慎祐
ラインプロデューサー:宿崎恵造
撮影:相馬大輔
美術:清水剛
照明:佐藤浩太
録音:松本昇和
編集:松竹利郎
音楽:大間々昂
装飾:岩井健志
スタイリスト:小林身和子
ヘアメイク:酒井夢月
VFXスーパーバイザー:村上優悦
スクリプター:小林加苗
助監督:佐和田惠
制作担当:村松大輔
出演:生田斗真、戸田恵梨香、鈴木亮平、濱田岳、荒川良々、宅間孝行、坂口健太郎、窪田正孝、小松菜奈、福山康平、田中圭、滝藤賢一、本田博太郎、小日向文世
パンフレット:★★★☆(720円/情報量があって映画の補完に良い感じ。新聞っぽいページは素敵だけど、日付は劇中に合わせた方が良かったのでは…)
(あらすじ)
ある日、動画サイトに新聞紙製の頭巾で顔を隠した謎の男が現われ、集団食中毒を起こした挙句に開き直った食品加工会社に火を放つと予告する。警視庁サイバー犯罪対策課のキャリア捜査官・吉野絵里香は、その謎に包まれた予告犯「シンブンシ」の捜査を開始。シンブンシが単独犯ではなく複数犯であることを見抜く。やがて予告通り、食品加工会社の工場が放火される事件が発生。その後もシンブンシは、警察や法律で罰することのできない犯罪者たちへの制裁を次々と予告しては実行に移す。ついには政治家の殺人予告にまで至り、シンブンシの存在は社会現象を巻きおこしていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




40点


※今回の感想は、この映画が好きな人は確実に不快になるので、読まない方が良いです。
※この映画については、カゲヒナタさんとかくららがたったさんのブログを読むと良いザンス。


それなりには気になっていたものの、他に観たい映画が多かったため、たぶん観ないだろうと思っていたんですが…。今週のムービーウォッチメンの課題作品に選ばれたので、「これ幸い!ヘ(゚∀゚*)ノ」と新宿ピカデリーで観てきました。僕には合わなかったです (´・ω・`) ザンネン 


観たのはスクリーン2。そこそこ埋まってました。
スクリーン2


そう、合わなかったんですよ…。だからね、もしこの映画を好きな人がこの文章を読んでいるなら、続けて読む必要はないというか。所詮は実写版「マリア様がみてる」に90点をつけたり現時点での今年のベストがジェイソン・ステイサム主演作だったりする男のブログなのでね(苦笑)、「バカにはこの作品の良さがわからないのだろうよ ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」と呆れ顔でそっ閉じしていただければ幸いです、ごきげんよう。


豪華版Blu-rayオフィシャルブックを持っているのは、妻子には内緒なのです (;`∀´) フハハハハハハ




今作を撮った中村義洋監督に関しては、3本ほど作品を観ていまして。「みなさん、さようなら」がそこそこ好きだったから、別に悪い印象はなかったんですよ(「映画 怪物くん」は大嫌いだけど、あれは誰が撮っても惨事になった気がするし)。あと、主演の生田斗真さんには好感を抱いていて。主演作である「脳男」「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」に関しては、手放しで絶賛はできませんけど、彼の体を張る感じは良かったので、今作もダークヒーローモノとして期待するところはあったんですが…。一応、映画を観た後、原作漫画も読んだので、そこも踏まえた感想を書いておきますね。


kindle版を買いましたよ。
kindle版で原作を買いました


まず、最初に好きだったところを書くと、犯罪グループ「シンブンシ」の4人+死んでしまう1人のタコ部屋での友情描写にはグッときました。役者さんたちの演技が良かっただけでなく、中村義洋監督自体もああいう演出が得意なんじゃないかと思いましたよ。ラスト、浜辺で回らない寿司を食べる場面とかも、言いたいことはあるんですが、良い雰囲気だったなぁと。

「頑張れない人もいる」というメッセージも好き。原作漫画にもその要素がないワケじゃないんですけど、リーダー格のゲイツ(生田斗真)と女刑事・吉野(戸田恵梨香)にそんな問答をさせたりとか、ゲイツの幻を見せたりとか、映画ではかなり強調していて。なんて言うんですかね、そりゃあ「甘え」もあるとは思いますが、人には「向き不向き」とか「能力の限界」、「なまじ努力してきた分 我慢もリミット」なんてことだって普通にあるワケで。もちろん頑張らないと何も始まらないんだけど、監督&脚本家の社会的弱者への優しい目線は嫌いじゃないです。

ただ、真相にまったく乗れなかったんですよね…。結局、犯人たちの目的は「警察の力を利用して、死んだ仲間の遺骨を父親に届けさせること」だったんですが、このオチを納得できるかどうかで作品への評価がかなり変わるんじゃないでしょうか。で、ごめんなさい、僕は「なんだそりゃ ( ゚д゚)、ペッ」って思っちゃいました! (*ノ▽ノ) キャッ


真相を悟った時の僕の気持ちを代弁するステイサムを貼っておきますね(「ブリッツ」より)。
三角絞めでつかまえて-なんだそりゃ


もうね、「シンブンシたちが最初に拉致監禁動画を流した時点でサイバー犯罪対策課が駆り出されるのでは?」というツッコミは置いとくとして(それこそ即炎上→通報→大問題になる事件だと思う)。「日本人とフィリピン人のハーフの少年ヒョロ(福山康平)の本名『ネルソン・カトー・リカルテ』だけを頼りにその父親を探し出すのは、一般人には無理→警察を利用する」という理屈なら、「食品工場を放火する」なんて重大な犯罪をしたら警察はずーっと捜査してくれる→その進展を見守っていればいいんじゃないかなぁ(逐一報道されるだろうし)。百歩譲って、放火前の犯行はテストだとしても、別にその後の犯行なんて“警察が調べなくてはならない要素”を増やすだけなんだから、むしろ不要じゃないですか?

ラストの自殺も取って付けた感じ。いくら公安だってあの程度の情報で人間を見つけるのはかなりハードルが高いワケですよ。もしそれで見つからなかったら、「もう無理だから、仕方ないや ┐(´ー`)┌ シラネ」という程度の作戦だったってこと? つーか、警察が見つけたかどうかを確認しないで死んでたけど、それも「警察が見つけられなかったら、仕方ないや ┐(´ー`)┌ シラネ」ってこと? ずいぶん都合の良い“信念”というか。「死体を身内に引き取らせたい」という自己満足のために多くの人に迷惑をかけるなら、せめて最後まで見届けろよと。この映画、どうやら「人は損得を超えた行動を取ることがある」ってのもテーマみたいですけど、結局、僕には目立ちたくて犯罪をするバカと五十歩百歩に見えた…ってのは意地悪な見方ですかね。


なんとなく「天-天和通りの快男児」第10巻の好きなコマを貼っておきますね。
天10巻のアカギの言葉


あと、最後の自殺のくだりも全然乗れない。「雑な犯行からの自殺」を美談にするムードが不快なのは置いとくとして。「生き残ったら、メタボのせいにするw」みたいな台詞が伏線になって、ゲイツの策略により死ななかった残りの3人は、彼の遺志に従う気持ちで「ゲイツのせいにした」んだと思いますが、当人たちが事情を飲み込むのが早すぎ&警察もゲイツの策に乗せられすぎ。涙をツーッと流しながらも友人をホイホイ売る姿勢は気持ち悪かったし、警察の「君は脅されていたんだな!?」なんてバカ丸出しな尋問には頭がクラクラしました。

とは言え、原作漫画からの改変ポイントは非常に考えられている印象でして。例えば、ゲイツたちの計画から実行までの期間が3年から1年以内に変更されているのは、「現実的に考えると、それだけ長い時間、犯行へのモチベーションを保つのは難しい」ということを考慮したんじゃないかと(実際、濱田岳さん演じるノビタの心が揺らいでいたのは良かった)。それ故、漫画では「最初からゲイツ1人が自殺する」という設定だったものの、準備期間を短くすることに加えて、漫画にはなかった「タコ部屋で夢を語る場面」を入れて「ゲイツは友だちがほしかった→彼らを死なせたくなかった」ということを強調することで、ラストの自己犠牲&浜辺のシーンを際立たせたかったのではないでしょうか。

ネット描写に関しては、漫画では2ちゃんねる中心だったのに、映画ではツイッターみたいなSNSがメインになっているんですけど…。視覚的に見やすいという効果があるだけでなく、ツイッターでも迂闊&バカな発言を投下する人が増加傾向にある現在、これはこれでアリに感じました。最近も「朝ペヤングダイエット」なんてツイートをする低脳がいて、苦笑しちゃいましたよ…というJI-E-N!m9・∀・) ビシッ


「特定の清涼菓子を炭酸飲料に投入する行為」など、ネットで流行ったものを盛り込んでいたのは良かったですな。




それと、漫画では超有能かつクールだった女刑事が無能&はみ出し刑事情熱系に変わった件。無能になったことに関しては、現実の警察が「パソコン遠隔操作事件」で醜態を晒しているだけに、仕方ないのかなぁと思うところはあって。まぁ、六本木で犯人を追いかける場面では「さっさと応援呼べよ」と思ったし、漫画喫茶で身代わりに逃げられるくだりはあり得ないと思いましたが、漫画喫茶の衝立の上を移動して逃げる描写は初めて観たので、なんとなく許せる気持ちもあって(すぐ捕まったし)。言いたいことはあるものの、この映画の警察無能バランスは不快じゃなかったです。熱血刑事になったのも、「観客の代弁者的役割にした」と考えるなら、悪くないんじゃないかしらん。


なんとなく「はみだし刑事情熱系」の動画を…って、あぶない方を貼っちゃった!(わざとらしい文章) 行くぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ




その他、「『頑張れない人もいる』的なメッセージは好きだけど着地点がよく見えなかった」とか、「よく考えると、シンブンシのメッセージ&犯行って、それほど“社会的弱者の胸を打つ内容”でもない→漫画喫茶の店員が共感するのってどうよ?」とか(漫画では被災地云々の理由がある)、「イヤなIT企業社長が無残な拷問の末に死ななかったのも残念」とか、「ラーメン屋の可愛い女の子が『渇き。』悪魔だったことを後から知ってビックリ」とか、思うところはあったけれども、どうでも良いザンス (・∀・)

そんなワケで、僕には合わなかったです (ノ∀`) エヘヘ いろいろと文句まみれになっちゃいましたが、映画の雰囲気や役者さんの演技とかは決して悪くないと思うので、気になっている人はこんなブログの評価なんぞ気にせずに、劇場へ足を運んでくださいな。




筒井哲也先生による原作漫画でございます。



デジタル版のサントラを貼っておきますね。



中村義洋監督作で一番好きなのはこれですかね。僕の感想はこんな感じ。



生田斗真さんの主演作。いろいろな意味で惜しい作品だったと思うのです。僕の感想はこんな感じ

群盗(ネタバレ)

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群盗

群盗

原題:Kundo: Age of the Rampant
2015/韓国 上映時間137分
監督・原作・脚本:ユン・ジョンビン
武術指導:チョン・ドゥホン
出演:ハ・ジョンウ、カン・ドンウォン、イ・ギョンヨン、マ・ドンソク、イ・ソンミン、ユン・ジヘ、チョ・ジヌン、キム・ソンギョン、キム・ジェヨン、ハン・イェリ、キム・コッピ
パンフレット:★★★(700円/まぁまぁのボリュームだけど、もっと偏差値が低い内容でも良いと思う)
(あらすじ)
悪徳官僚や富豪貴族が世を支配し、民衆は搾取と弾圧に苦しむ朝鮮王朝末期。貧しさにあえぎながら生きてきたトルムチ(ハ・ジョンウ)は、剣術の使い手で冷酷な武官ユン(カン・ドンウォン)に頼まれた、ある特別な仕事を引き受けたことから、家族を失うという悲劇に見舞われる。貧しい人々を助ける義賊団チュソルに助けられたトルムチは、名前を変えて生き延び、ユンへの復讐を誓って戦いに身を投じる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




90点


※今作は、衝撃のエンディング的なものはないんですけど、ネタバレを知らない方がグッとくる場面があるので、アクション映画が好きな人は観てから読んで!
※今回の記事は、どうでも良い下ネタが書かれているので、そういう文章が苦手な人は読まないで!
※今回の記事は、「嘆きのピエタ」のネタバレに触れているので、知りたくない人は気をつけて!


「マカロニウェスタン時代劇の傑作!」なんて前評判を聞いていたので、公開前から気になってまして。5月の中旬、シネマート新宿月曜メンズデイを利用して観てきました。血がたぎりましたYO!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォ!


シネマート新宿はサービスデーが多いから好きさ!
シネマート新宿

記事の切り抜きがあるだけでなく…。
記事の切り抜き

カン・ドンウォンのスタンディが! おのれ、イケメンめッ!
カン・ドンウォンのスタンディ

韓流グッズも盛りだくさんでしたよ。
韓流グッズが盛りだくさん

ちなみに同劇場では全然上映されないディズニーのガチャが設置されてたりして。頑張れ、シネマート新宿!(大きなお世話)
ディズニーのガチャ

なんとなく観終わった直後の僕の気持ちを代弁する愚地独歩の画像を貼っておきますね。
血がたぎる...


ハッキリ言って、理想的な“燃焼系エンターテインメント映画”というか。もうね、男心に火を点けるような要素ばかりで、鑑賞中はシネマート新宿のスクリーン1に「オッス、オッス!ヽ(`Д´)ノ」のかけ声がこだまするほどでしたよ(眉唾な文章)。この手の“燃える映画”が好きな人なら、男女問わずに血がたぎること間違いなしなのです。ということで、どうして「血がたぎった」のか、箇条書きで残しておきますね。


ここからは「怒りの荒野」のOPテーマを聴きながら読んでいただけると幸いです↓





① 主人公の“二刀流”トチに血がたぎった!ヽ(`Д´)ノ

とにかく主人公が超素敵でしてね… (´Д`;) ハァハァ 演じているハ・ジョンウに関しては、どんな役をやってもグッとくる印象なんですが、今作の“屠殺人”トルムチも素晴らしいのひと言。冒頭、妹のコクチ(ハン・イェリ)と組んで「子どもにウソの薬を売りつける」という残念なくだりから好感が持てるんですけど、さらに18歳というギャグなんだかわからない年齢設定も良い感じ。序盤、大富豪チョ家の長男ユン(カン・ドンウォン)に弟の嫁ジョンシム(キム・コッピ)の暗殺を依頼されてトライ→気の良さが災いになって失敗するあたりまでは、実に微笑ましく観られるのです (´∀`) アラアラ

主人公トルムチが老け顔なだけで年齢は18歳だと知って…。
屠殺人トルムチ(ハ・ジョンウ)

この愚地独歩のような気持ちになりましたよ。
18歳の若さで..,.

妹役のハン・イェリは「ハナ 奇跡の46日間」「海にかかる霧」に出てた女優さん。粗野なムードが良かったです。
妹コクチ(ハン・イェリ)

暗殺に失敗→再チャレンジを断ったトルムチは、口封じとしてユンの手下の襲撃に遭い、自分だけは何とか助かるものの、母と妹は焼死してしまって… (ノω・、) ヒドイ 激怒してユンの屋敷に乗り込むも、超絶な武芸の腕前を持つユンには歯が立たず、囚われの身になり、処刑されそうになるんですが、しかし! 義賊集団「智異山チュソル」に救出されまして。義賊になるための三大要件「① 目に濁りがなく屈強であること」「② 勇敢で度胸があること」「③ 人より秀でた“何か”を持っていること」をクリアしたトルムチは(秀でた“何か”はチンコのデカさダヨ (o^-')b イイネ!)、竹林での修行を経て、”二刀流”のトチにトランスフォーム。戦闘用にカスタマイズした肉切り包丁を両手に携え、倒した敵のマゲを切る盗賊として活躍するのでした(当時の官吏にとって、マゲを切られるのは屈辱なんだって)。

家を焼かれて極悪同盟時代のブル中野さんみたいな髪型になったトルムチは「智異山チュソル」に入って…。
すべて失ったトルムチ

二刀流をマスターしてトチとして活動開始! ちなみに名前は「世の中をひっくり返す=倒置」という意味だとか (゚⊿゚) ヘー
竹林での修行を経て二刀流のトチに



② 群盗「智異山チュソル」のメンバーに血がたぎった!ヽ(`Д´)ノ

主人公が所属することになる義賊集団「智異山チュソル」がスゲー良いんですよぉ~(馴れ馴れしく)。映画冒頭から登場して、クズ役人を懲らしめるんですけれども、キャラ紹介を兼ねた胸のすく活躍振りがストライクであり、鑑賞中に思わずカタカナで「好ミノタイプダ」とつぶやいてしまったほど。布にくるんだ鉄球を武器に使う“怪力”チョンボ(マ・ドンソク)、すばしこさ担当の“瞬殺者”クムサン(キム・ジェヨン)、紅一点の“弓撃手”マヒャン(ユン・ジヘ)、武術はからっきしな“戦略士”テギ(チョ・ジヌン)、副官的存在の“坊主”テンチュ(イ・ギョンヨン)に、文武ともに優れたリーダー“頭領”デホ(イ・ソンミン)と、僕が中学生の時に考えたかのようなメンバーが勢揃いだったというね…(ここにトチが加わって、理想的な人数=7人になる!)。

チョンボを演じたのは「悪いやつら」では酷い目に遭っていたマ・ドンソク。なんと22歳という設定!
怪力チョンボ(マ・ドンソク)

軽業で相手を惑わして、短刀で敵を倒すクムサン。耳が不自由で話せないキャラなのです。
瞬殺者クムサン(キム・ジェヨン)

女性メンバーが少ないため、「オタサーの姫」的扱いを受ける弓使いマヒャン。性格は姉御肌。
弓撃手マヒャン(ユン・ジヘ)

テギは頭脳担当なんですが、切れ者感はあまりなし。チョ・ジヌンは「悪いやつら」では酷い目(ry
戦略士テギ(チョ・ジヌン)

坊主テンチュは、リーダーを補佐しつつ、密偵的な役割も果たし、武力もそれなりにあるという万能キャラ。
坊主テンチュ(イ・ギョンヨン)

そして頭領のデホ。武力も知力もカリスマ性もあって、最強の義賊だったんですけどね… (´・ω・`) ションボリ
頭領デホ(イ・ソンミン)

彼らの活躍を目の当たりにした僕は、思わずこんな風につぶやいていたのでした(「グラップラー刃牙」第30巻より)。
好ミノタイプダ



③ 悪役のユンに血がたぎった!ヽ(`Д´)ノ

この手の映画では、悪役が憎たらしければ憎たらしいほど、クライマックスでの主人公サイドの逆襲で溜飲が下がりまくるワケですけど、カン・ドンウォンが演じた富豪の息子ユンったら、他に類を見ないレベルでスーパー憎たらしい!ヽ(`Д´)ノスーパー! まず、凄まじく頭が良いんですが、その高い知能のベクトルをすべて“民からの搾取”に向けたため、「役人に年貢の取り立てをハードに実行させる→困った民に粗悪な米を利子付きで貸す→返す時は純粋な米を要求→返せない民から担保にしていた土地を取り上げる→土地をなくした民を奴隷に!(°д°;) ヒドイ!」という鬼のようなプランをテンポ良く実行して、あっという間に街は地獄と化すのです。

本作は、民が受ける仕打ちの数々をテンポの良い編集で見せていて、凄惨ながらも面白かったりもする不思議。
虐げられる民

シカモ!クレアラシルのCMの外人風に) 武力も凄まじいからタチが悪い。劇中のリアリティラインを壊しかねない“修羅のような強さ”であり、物語中盤、罠に掛かって20人超の盗賊たちに囲まれたにも関わらず、ほぼ皆殺しに追い込んだ時は「マジか!Σ(゚д゚;)」と口がアングリ状態になりましたよ。カン・ドンウォンの“ニヒルなイケメン振り”もまた憎々しくて、怒りで血がたぎるんですが…。

ユンは「十三人の刺客」の稲垣吾郎さんの戦闘力高いバージョンといった感じ。
武官チョ・ユン(カン・ドンウォン)

実はユンの事情もキッチリ描かれるから、さらなるコクと深みが堪能できるという贅沢仕様。彼は妾の子であり、富豪の父の残酷な仕打ちを受け続けたせいで(目の前で母親を殺されたりする!)、すっかり歪んでしまって。民から搾取をしたり、自分以外の跡継ぎ候補→弟の嫁(妊婦)を殺そうとしたりしたのは、すべては「父親に認められたいから」なんですね。終盤、弟の子どもを抱きながら自分を鬼扱いする父親を殺す場面とか、さすがに可哀想というか。「親がマトモだったら、良い子になったろうに… (ノω・、)」と切ない気持ちになったりもしましたよ。

クライマックス、冷酷なユンがこんな台詞を吐いた日には…。
父親に愛されたかった!

すっかり「嘆きのピエタ」のニセ母気分だったり (´・ω・`) カワイソス
あいつもかわいそう



④ 熱いドラマに血がたぎった!ヽ(`Д´)ノ

そんなワケで、登場キャラが最高なんですが、さらにTOKIOが「あーついー♪(熱い)」と歌い出す級に繰り広げられるドラマも激アツだからたまりませんよ(不要な例え)。義賊たちの「ユン討伐計画」が失敗して、頭領が死亡&坊主が拉致されまして。「目の前で民がスパスパ殺される」という残虐すぎる拷問を前に、坊主はアジトの場所を泣く泣く吐いてしまい(その後、即処刑)、官憲の襲撃を受けた「智異山チュソル」は壊滅状態に。もうね、怪力のチョンボが片想いしてたマヒャンを守ろうとして死んだりとか、悔し涙で画面が見えない状態でしてね… (ノДT) クヤシイ

治療のためにアジトを留守にしていたトチとテギは難を逃れたものの、捕まったマヒャンや子どもたちは街で公開処刑されることになって。どうするのかと思ったら、トチったら屠畜人時代のように“肉っぽいもの”を載せた台車を引いて現れるから呆れ顔。「アンタ、ここで焼き肉でも始める気かよ?┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」と舐めてたら、なんとガトリングガンを搭載→クソ役人に向けて乱射するから、すっかりダウナー気味だった劇場は「キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!」気分上々↑↑の飲もうライラライラライラライラライラライですよ(混同してわかりにくい文章)。ハッキリ言って、この場面だけでアクション映画の名作入りを果たしたと言っても良いのではないでしょうか。

広末涼子さんの「1、2、345♪ (´∀`し」なんてリズミカルな囁きが聞こえそうな、MajiでKoroされる5秒前。
処刑寸前

そこにトチがガトリングガンとともに殴り込み! この場面、100点!m9`Д´) ビシッ
クライマックスに登場!

で、見事なのはここから。ユン・ジョンビン監督の前作「悪いやつら」“宮史郎さんみたいな髪型のヤクザ”役でブレイクした俳優キム・ソンギュンが、今作では“虐げられる民”チャンを演じていまして。あの“イイ顔”でずーっと酷い仕打ちを受けまくるんですが、このクライマックスでとうとう怒りが大爆発! 仲間とともにクソ役人どもに立ち向かうのです。彼らが虐げられる描写が本当に長く悲惨だっただけに、この展開は気分爽快のひと言。あまりに気持ち良くて射精したかと思いました(残念な下ネタ)。

ガマンにガマンを重ねてミルクレープ状態だった民が、ついに蜂起!ヽ(`Д´)ノ
立ち上がる民!

その瞬間、財宝を確認したビオンデ氏のように射精したかと思った…って、なんだかすみません(「バキ」より)。
三角絞めでつかまえて-ビオンデ氏

その後は、自分の甥である赤子を抱いたユンとトチとの“3度目のバトル”。1度目は完膚なきまでに叩きのめされ、2度目は必死に逃げたワケですが、3度目は真正面からぶつかるのではなく、慣れ親しんだ竹林に誘い込むというプランを実行しまして。長剣と赤子が不利となり、最後はユンが赤子をかばってトチに敗北するのです。ただ、トチも成長して恩讐を越えた&赤子を抱えて戦うユンに思うところがあったため、あえてマゲを切らないという男気チョイス。最後は、虐げられていた民たちが新たに遺志を継ぐ盗賊となり、群盗たちが荒野を馬で駆って映画は終わってましたが、僕も血がたぎりすぎて、走りながら帰宅するところでしたよ(な~んて言いつつも、その後は「龍三と七人の子分たち」を観たんですがー)。



ということで、本当なら100点にしても良いぐらいだったんですが、いくつか合わないところもありまして (´∀`;) エヘヘ チョン・ドゥホンによるアクションは非常に面白くて、トチの「ブレード/刀」オマージュな戦闘は大好物だったんですけど、もう少し特訓シーンが観たかったし、贅沢を言うと全体的にゴア要素もほしかった(クソ役人どもが民衆に八つ裂きにされるとか…って、それをやると正当な暴力に見えないからダメですかね)。それと、最後のタイマンはハンデの付け方が不自然に見えちゃって。特に竹林に誘い込むくだりで「ユンが余裕をかましてついていく」って、そういう性格だとしてもあまり乗れないというか。できれば、何らかの策を使って竹林に連れ込んでほしかったなぁと。その他、これも好みの問題ですが、ユンの生育環境があまりにも可哀想で同情しちゃったので、僕はもう少し「死んでざまぁ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」感のある悪党の方が良かったですかね。


なんとなく「ブレード/刀」の特訓シーンを貼っておきますね↓




ただ、一番の不満点は、義賊になったトチが最初に官吏を襲う場面で、チンコが小さい人をバカにしたこと (ノω・、) グスン みんなの前で股間のことを笑われたあの若い役人、恐怖と寒さで縮こまっていただけ→実際は小さくない→本人はそれほど傷ついていないのかもしれませんけど、愚息の大きさに悩み、馬エキス入りの薬の購入を検討したことのある僕としては(唐突なカミングアウト)、どうにも捨て置けないシーンだったのです。以前、プロインタビュアーの吉田豪さんが「根拠のない自信を持っている人は巨根率が高い」みたいなことを言っていた記憶がありますが(うろ覚え)、確かにトチはそういうタイプであり、人の気持ちがわからないその無神経さにイラッとさせられました。

いや、僕だってね、標準ぐらいのサイズはあるんですよ、たぶん、きっと。でも、体が大きいが故に対比として小さく見えてしまうという苦悩。本来なら銭湯などに入る時は「空耳アワー」で紹介されたネタのように「小さいから前隠し」としたいものの、男らしく潔くと「タオルを持つ手はそえるだけ (o^-')b ソエルダケ!」派として日々頑張っている…って、この話、スゲーどうでもいいな ( ゚д゚) シネヨ


劇画でよくあるように、自然と股間がボカされたりしないものなのか(「北斗の拳」より)。
全裸のシン


ううむ、何が何やらな感想になってしまいましたが(汗)、非常に血がたぎる映画でしたYO!ヽ(`Д´)ノウォォォォッ! ハ・ジョンウは相変わらずカッコ良かったけど、カン・ドンウォンも素晴らしかったというか、ちょっと他の主演作を観たくなりました。まぁ、大画面で観た方が良い作品なのは間違いないので、興味がある方はぜひ劇場へどうぞ~。あと、馬のエキスが入っている薬を飲んだってチンコは決して大きくならないので、騙されないでぇ!ヽ(´Д`;)ノ ナニコノオチ




ユン・ジョンビン監督の前作。僕の感想はこんな感じ



聴けば程良く燃えそうなサントラ。



いろいろな作品に影響を与えたツイ・ハーク監督作。話の内容はアレですが、アクションは必見のクオリティ。







先週の備忘録(2015/6/9~6/15)

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さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


筋トレに精を出してます
今さらながら「ブレイキング・バッド」にハマってます
水曜日、ままごとの「わが星」を観ました
土曜日は娘と2人で過ごしました
日曜日は娘が体調を崩したので、ずっと家にいました



仕事が一段落してそこそこ暇になった→自由な時間が増えたということで、ブログに精を出したいものの! 現在、時間が空いている日は筋トレ&ランニングをしていることもあって、なかなか書けなかったりしましてね…。なぜ筋トレに励んでいるのかというと、来週、家族でディズニーランドに行くから。娘のマナ子(仮名/3歳)はまだ14キロしかないので、余裕で「コマンドー抱き」が出来るものの、抱っこした状態でランド内を長時間駆け巡るためにも、体力を養っておかねばならぬのです。だから、本当は食事にも気をつけなくちゃならないんだけど、ついペヤングを食べたりパンケーキを食べたりしてしまうダメなアタシ (´・ω・`) ダメネ


やはり愛娘はこうやって抱きたいものです(「コマンドー」より)。
コマンドー抱き

ただ、本音を書くと、もっと体を巨大にして、ゴーグみたいに頭の上に載せて歩きたいんだけどなぁ…(無茶な話)。


TVアニメ 巨神(ジャイアント)ゴーグ EP1 投稿者 uncleagent0022


先週観た映画は、ムービーウォッチメンの課題作品になった「予告犯」と、なかなか足を運べなかった「寄生獣 完結編」、つい観てしまった「脳内ポイズンベリー」、大好きな秋山依里ちゃんが出演しているホラー映画「アイズ」の4本…って、全部邦画で我ながらビックリ!Σ(゚д゚;) ナンデスト! さらに、宇多丸師匠がオススメしていた劇団ままごとの「わが星」を観て面倒くさくなったりもしましたよ。で、先月から「ブレイキング・バッド」にハマッてしまって、現在シーズン4に突入しているんですが…。「アイアンマン」に続いて、「科学ってスゲェな… (`Δ´;)」と思うところしきりでございます(バカの感想)。


なんとなく秋山依里ちゃんの「オレンジ色」を貼っておきますね↓




土曜日は奥さんに用事があったので、マナ子といろいろなDVDを観ながら、仲良く過ごしました。日曜日はマナ子の体調が崩れてしまって、テンパッた奥さんが罵ってきたので、ちょっとケンカ→即仲直り。夕方にはマナ子が回復したので、3人で公園で遊んだ後、ファミレスで食事をしたんですが…。この日はいろいろと「ヒントがあった」というか。なんて言うんですかね、奥さんとの5年に渡るセックスレスを解消する道筋が見えた…とだけ書いておきましょうかね(意味ありげに)。今週の予定は日曜日に接待ゴルフがある程度なので、頑張って筋トレしようと思います。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。








寄生獣 完結編(ネタバレ)

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寄生獣 完結編

寄生獣 完結編

2015/日本 上映時間117分
監督・脚本・VFX:山崎貴
原作:岩明均
脚本:古沢良太
製作:市川南、中山良夫
エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治、阿部秀司、山内章弘
プロデューサー:川村元気、佐藤貴博、守屋圭一郎
プロダクション統括:佐藤毅
撮影:阿藤正一
照明:高倉進
美術:林田裕至、佐久嶋依里
録音:白取貢
装飾:茂木豊
編集:穗垣順之助
音楽:佐藤直紀
主題歌:BUMP OF CHICKEN
キャラクタービジュアルディレクター:柘植伊佐夫
VFXディレクター:渋谷紀世子
助監督:安達耕平
制作担当:阿部豪
ラインプロデューサー:山下秀治
出演:染谷将太、深津絵里、阿部サダヲ、橋本愛、新井浩文、岩井秀人、山中崇、ピエール瀧、豊原功補、大森南朋、北村一輝、國村隼、浅野忠信
パンフレット:★★★☆(720円/この値段にしてはボリュームがあって良い作り)
(あらすじ)
新一(染谷将太)の暮らす東福山市で、市長・広川(北村一輝)が率いるパラサイトたちの強大なネットワークが形成されていく。彼らの動向を注視していた人類側は、パラサイトの全滅を図るべく特殊部隊を編成して広川と配下たちの根城となっている東福山市庁舎の急襲を画策していた。静かに対決の時が迫る中、パラサイトの田宮良子(深津絵里)は人間の子供を生んだのを機に人類と共存する道を探る。新一とミギーがその鍵になると考えるが、彼は母親を殺したパラサイトへの憎しみと怒りに支配されていた。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




55点


※今回の記事は、原作漫画と未読の人は何が何やらだと思うので、気を付けて!
※この映画に関しては、映画評論家の柳下毅一郎さんの文章(有料)カゲヒナタさんのブログがタメになるのでオススメでございます。


前作が結構頑張っていたので、そこそこ期待していたものの、なかなかタイミングが合わなくて。公開から1カ月以上経った6月上旬、やっと新宿ピカデリーで観てきました。少し良かったです (´∀`;) エヘヘ 最近、感想が長文化する傾向があるので(汗)、出来るだけ短く書き残しておきますよ。


スクリーン10で観たんですが、公開から1ヵ月半経つのに意外と混んでました。
スクリーン10


実は、そこそこ通っている某飲み屋で、この映画に関わっている人と何度かお話させていただいて。その方が非常に良い人だったので、今作を応援したい気持ちは強かったんですが…。正直、好きなところもあるけど、致命的に“合わない部分”も多かったりするという感じ、そんな感じ。

一応、お話を雑に書くと、変更点はいろいろあるものの、基本的な話の流れは原作と一緒でして(そりゃそうだ)。最後は新一が最強の寄生生物・後藤を倒した後、殺人鬼・浦上とあーだこーだ揉めたらミギーに助けられて、村野里美と空を見上げて終わってました。ちなみにエンドクレジットは下から上に流れる仕様で、深海を寄生生物たちが泳ぐ場面がバックに流れてましたよ。


BUMP OF CHICKENによる主題歌「コロニー」を貼っておきますね↓




まず、良いと思ったところを挙げると、原作の展開を上手くまとめたなぁと。例えば、動物園のくだりと市庁舎の戦闘を同時に進行させて、そのまま後藤vs新一の流れにしたのは感心しました(逃げる場面は少し疾走感があって好き)。原作では探偵だった倉森をフリーライターに変えて、彼の動物園での目的を「衆人環視の中で田宮良子に正体を明かさせる」に変更したのとか、田宮良子と寄生生物3人衆の戦いをアッサリめに片付けたりとか、「新一の右腕に微かに寄生生物の細胞が残っている→まだ後藤に感知される!Σ(゚д゚;)」という展開とかとかとか。

まぁ、田宮が恋愛感情を利用した云々のくだりは安易だと思ったし、田宮vs3人衆の戦いも「分離した部分も感じ取れるんじゃないの?」とは思いましたがー。あと、「寄生生物に『この種を食い殺せ』と命令しているのはちいちゃんじゃなくて人間自身」(「わが星」の影響を受けた文章)という改変も原作より一歩先に進んだ感じがして好きでした。最後に後藤を倒す“異物”を放射性物質にしたのも今どきで良かったんじゃないかしらん。

その他、倉森の娘が殺されてしまうくだりは、娘役の子のツンデレ具合がストライクだったので、泣きながら観たりして… (ノω・、) カワイソウ 冒頭のミギーが味噌汁を作る場面は面白かったし、アクション全般&クライマックスのゴミ処理場所の溶鉱炉のビジュアルも嫌いじゃなかったし、SAT隊員の胴体チョンパやSAT隊長・山岸の首チョンパなどのゴア描写も悪くなかった。北村一輝さん演じる市長・広川の演説シーンは好きだったし、村野里美役の橋本愛さんの濡れ場も頑張っていて非常に好感を持ちましたね。

ただ、僕がどうにも乗れなかったのは、説明台詞がスゲー多い。寄生生物の集会でダラダラダラダラ、動物園で新一と田宮と倉森が対面してダラダラダラダラダラダラダラダラ、後藤への攻撃を失敗した新一とミギーがダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラ、片腕の新一を追い詰めた後藤が攻撃せずにダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラ、屋上で村野を人質にとった浦上と新一がダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダイダガダイダガダイダガダイダガ…ギャバン!ヘ(゚∀゚*)ノ ナンダコレ 前編でもそういう傾向はありましたが、何かあると登場人物たちが延々と思ったことをやたらと口に出してくれるので、「そんな話をする暇があったら、さっさと行動しろよ ( ゚д゚)、ペッ」的な気分になることだらけだったんですよね…。


すみません、唐突ですが「蒸着せよ!ギャバン」を貼っておきますね↓




それと、後藤がイマイチだったこと。演じた浅野忠信さんの佇まいは別に悪くないんですけど、なんて言うんですかね、他の寄生生物とそれほど大差ないというか、「触手がちょっと増えました (o^-')b」程度にしか見えなくて。三木と交代した後もそれほど変化がないし、原作での絶望的な強さが感じられないんですよ。PG12という制約&予算&技術的に表現するのが難しかったんだと思いますが、もう少し強い後藤が観たかったです… (´・ω・`) ガッカリ


ちなみに原作での後藤の戦闘フォームは「圧倒的なスタイル!Σ(゚д゚;し(゚д゚;し(゚д゚;し ヒィ!」Negiccoが歌い出すほど(ウソ)。
原作の後藤

ひとたび動けば、血煙と肉塊が渦を巻くのです(「寄生獣・完全版」第7巻より)。 
後藤の殺戮描写


ラストも微妙。原作では「新一の右手が寄生生物になっていることは、村野には秘密」だったからこそ、屋上での浦上とのやりとりにハラハラしたし、村野の言葉が感動的だったワケですが、映画では「村野も右手がなかった状態を見ている→すでに知っている」ため、「なんだかなぁ… (・ω・;) ウーム」感が非常に強いんですよ。その後も、原作では「浦上が殴られて再起不能っぽくなる」のを見せているのに、映画だと「強く殴った程度→倒れている場面が映らない」ので、寝転んだ新一と村野がミギーだなんだと思ったことをいちいち口に出してイチャイチャしてても、「浦上はどこ行ったの?」って気になっちゃうというね…。


原作の浦上は、アゴを砕かれちゃって…。
再起不能っぽい浦上

ちゃんと倒れている足が見えるのです(「寄生獣・完全版」第8巻より)。
3人倒れてます


ううむ、結局、文章が長くなっちゃいましたけど、良かったところと乗れなかったところを相殺すると「少しプラス (・∀・)」という着地。僕は前後編ともに決して嫌いじゃありませんが、あまりオススメはしません。




岩明均先生による名作コミックの完全版。とりあえず読んでおいてくださいな。



山崎貴監督による前編。僕の感想はこんな感じ



映画のサントラでございます。主題歌は収録されていないので注意。



女性作家たちが描いたトリビュートコミック。これは面白そう!(*゚∀゚)=3 ムッハー!



一応、「ユリイカ」の岩明均先生特集号も貼っておきますね。



8月に発売される超像可動フィギュア。やべぇ、ほしい… (`Δ´;) ドウシヨウ








リベンジ・オブ・ザ・グリーンドラゴン(ネタバレ)

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リベンジ・オブ・ザ・グリーンドラゴン

リベンジ・オブ・ザ・グリーンドラゴン

原題:Revenge of the Green Dragons
2014/アメリカ、香港 上映時間93分
監督:アンドリュー・ラウ、アンドリュー・ロー
製作:スチュアート・フォード、アンドリュー・ラウ、アレン・ベイン、ジェシー・スコラーロ、アラ・カッツ
製作総指揮:マーティン・スコセッシ、スティーブン・スクイランテ、ディーパック・ネイヤー、アート・スピゲル
脚本:アンドリュー・ロー、マイケル・ディ・ジャコモ
撮影:マーティン・アルグレン
編集:ミシェル・テゾーロ
音楽:マーク・キリアン
音楽監修:ローラ・カッツ
出演:ジャスティン・チョン、ケビン・ ウー、ハリー・シャム・Jr.、レイ・リオッタ、シューヤ・チャン、ジェフ・ピアソン、レオナルド・ウー、ユージーナ・ユアン、リンダ・ワン
パンフレット:★★★(500円/薄いけど、値段が安いので許せる感じ)
(あらすじ)
1983年、アメリカ・ニューヨークのクイーンズに中国からの不法移民として流れ着いた少年サニーは、同い年のスティーブンと一緒に劣悪な環境の中で日々を過ごす。ある日、犯罪組織「グリーン・ドラゴン」に引き抜かれ、白人の国で成り上がるためにはギャングになるしかないと教えられた2人は、ギャングとしての生き方や流儀を学んでいく。月日は流れ、サニー(ジャスティン・チョン)とスティーブン(ケビン・ ウー)は青年へと成長。組織のボス、ポール(ハリー・シャム・Jr.)の知人で香港からやってきたテディとその娘ティナ(シューヤ・チャン)との出会いが、サニーの運命を大きく変えていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




58点


もうすっかり都内での公開は終わってしまったんですけど(汗)、今さらながら感想をアップしておきますよ。確か新宿武蔵野館で「激戦」を観た時この特報が流れて、「超カッコイイ!ヘ(゚∀゚*)ノ」とハートを掴まれまして。しかも、長い英語のタイトルなのに覚えやすく言いやすいのも好感度高めであり、「観たい映画の覚え書き」では一番最初に挙げたほど期待していたのです。

で、なんだかんだと仕事が落ち着いた5月下旬、同館で上映していた「私の少女」と勝手な2本立て状態にして観たんですが、嫌いではないかなぁ… (`Δ´;) ヌゥ 最近、感想が長文化する傾向があるので、出来るだけ短く書き残しておきますね。


劇場ロビーを見上げると…「緑に染まった龍王伝説」だと!?
緑に染まった龍王伝説!?

奥に行くと、大きめの展示が光ってたのでした。
奥に大きめの展示

コラボTシャツも売られてたりして。コアチョコは偉いね。
コラボTシャツ


正直、中学生のころに観たきりなのでウロ覚えなんですが(汗)、ニューヨークのチャイナタウンを舞台にはみだし刑事とチャイニーズマフィアが対決するバイオレンス映画「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」は結構良かった印象がありまして。この「リベンジ・オブ・ザ・グリーンドラゴン」もそんな内容かと思っていたら、“中国系アメリカ人を主役にした「グッドフェローズ」「ウォリアーズ」風味(暴力描写を添えて…)”といった感じでしたよ。


「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」はこんな映画でございます↓




雑に内容を書くと、舞台は1980年代、「蛇頭」が話題になったころのお話。少年サニーがアメリカに不法入国してニューヨークのチャイナタウンでサバイブしていたら、ひょんなことから中国系移民ギャング「青龍(グリーンドラゴン)」に所属することになりまして。「白人さえ殺さなければ何をやっても大丈夫!ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー」というマッドな状況下でヤクザな仕事をモリモリとこなして、組織内でのし上がっていくんですが、しかし。

いろいろあって、「青龍」に親友のスティーブンや恋人のティナが目の前で処刑されたりしたので、「復讐してやる!ヽ(`Д´)ノ」と超激怒。警察に組織を売って壊滅状態に追い込んだ後、ボスのポール(ハリー・シャム・ジュニア)を追って香港に行くと、実はポールとグルだった中国系刑事タン(ジン・アウヨン)に射殺されちゃって映画は終了。エンドクレジットでは、「『蛇頭』の女ボスは懲役35年になりました (o^-')b ヤッタネ!」なんて実際の人物たちの末路が流れてました。


主人公サニー。地獄のような目に遭った挙げ句、殺されてしまうというね… ('A`)
サニー(ジャスティン・チョン)

レイ・リオッタはチャイニーズマフィアに脅威を抱くFBI捜査官ブルーム役で登場。そこそこ活躍します。
レイ・リオッタはFBIの刑事


もうね、それほど有名ではない中国系俳優ばかりが出演する上に、敵対する人間を拷問→射殺したり、強盗に押し入って家人をレイプしたりと、ハードな暴力描写が展開されるので、実に生々しくてイヤなムードの作品でして(イイ意味で)。特にレイモンド・ウーが演じるチャン兄貴が良い感じに凶暴かつ卑劣で、「こんな人とは絶対お近づきになりたくないなー (´∀`;) アハハ」と思いながら観てましたよ。


上半身裸の人がチャン兄貴。どことなく鈴木亮平さんに似てなくもない。
チャン兄貴(レイモンド・ウー)


それと、特報以外の事前情報を入れていなかったので、映画の最後で実話ということを知った時は超ビックリ。劇中で描かれるレストランでの射殺事件は、1989年7月16日にチャイナタウンの「ティエン・チャウ」という店で発生していて、「白人を殺してしまったために、警察に追い込まれた」というのも本当なんだとか (゚⊿゚) ヘー パンフ&「映画秘宝」の記事によると、スティーブンの母親役だったリンダ・ワンは「青龍」のメンバーと、“「蛇頭」の女ボス”スネークヘッドを演じたユージーナ・ユアンはモデルとなったシスター・ピンと友人だったというから、スゴい話ですな…。


女ボス・スネークヘッドの衣裳は、当時、シスター・ピン本人からもらったものだそうです。
スネークヘッドとポール


まぁ、基本的には「よくある話」だし、主役のジャスティン・チョンに“華”がなさすぎて微妙に盛り上がらなかったものの、それなりには楽しんで観たんですけれども。かなりテンションが下がったのが、「刑事もグルでした」というオチ。どんでん返し要素を入れたかったのかもしれませんが、「なんでアメリカの刑事が香港まで来る必要があるの? (゚Д゚)」としか思えないし、実話ベースの作品でこういう「衝撃敵な展開」をやるとスゲー安っぽく感じちゃうというか。「蛇頭」が出てくる映画ですけど、この点に関しては蛇足に感じた…って、上手いですかね?(・∀・) ネェネェ


ラスト、この場面がドヤ顔でフラッシュバックされてましたが、心底どうでも良かったです。
実はグルだった2人


ということで、最後の展開で一気に萎えたんですけど、80年代のチャイニーズマフィア感が堪能できたのは良かったし、実話だったことで驚かされたし、「貧しい地域の人たちが手っ取り早くのし上がるには犯罪に走るしかないんだよなぁ… (・ε・)」なんて考えさせられたりもしたので、そんなに嫌いではないという感想。この手の暴力映画が好きな人なら、観ても損はしない気がします。




アンドリュー・ラウ&アンドリュー・ローの監督作といえば、これですな。



そしてそれをマーティン・スコセッシ監督がリメイクしたのが、これですな。



サントラを貼っておきますよ。



マイケル・チミノ監督×ミッキー・ローク主演作。久しぶりに観ようかしらん。







メキシコ 地獄の抗争(ネタバレ)

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メキシコ 地獄の抗争



原題:EL INFIERNO
2010/アメリカ 上映時間149分
監督・製作・原案・脚本:ルイス・エストラーダ
製作総指揮:サンドラ・ソラレス
原案・脚本:ハイメ・サンピエトロ
撮影:ダミアン・ガルシア
プロダクションデザイン:サルバドール・パッラ
衣装デザイン:マリエステラ・フェルナンデス
編集:マリアナ・ロドリゲス
音楽:マイケル・ブルック
出演:ダミアン・アルカサル、ホアキン・コシオ、エルネスト・ゴメス・クルス、マリア・ロホ、エリサベット・セルバンテス、ダニエル・ヒメネス・カチョ、ホルヘ・サラテ、クリスティアン・フェレール、イセラ・ベガ
(あらすじ)
旧友のコチロコ(ホアキン・コシオ)による手引きで、麻薬の密売を始めたベニー(ダミアン・アルカサル)。殺しも厭わなくなるにつれて心は疲弊し、危険は自身のみならず彼の愛する者にも及ぶようになる。そして遂にベニーはこの世界から足を洗う決意をするのだが…。(以上、allcinemaより)

予告編はこんな感じ↓




90点


※この映画に関しては、「カサンドラ獄中記」さんのレビューが非常にまとまっていてわかりやすいので、そっちを読んで!
※この映画には、1箇所だけ「えっ!? Σ(゚д゚;) マジ?」という展開があるので、興味がある人はネタバレを読んじゃダメ絶対!


DVDで観た映画の感想についてはまとめて書くようにしているんですが、今さらながらメキシコの麻薬カルテル関係にハマッている“自分の備忘録”として、単独で感想を残しておきますね。5月1日、渋谷のイメージフォーラム「皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇」を観たんですけど、その時に劇場の壁に貼ってあった記事の切り抜きの中で、映画評論家の誰か(失念しました…)がこの映画のことに触れていたので興味を持ちまして。先月、いそいそとレンタルしてきました。原題の通り、「確かに地獄!Σ(°д°;) ヒィィ!」と思いましたよ…。


他人事のように地獄認定する愚地独歩の画像を貼っておきますね。
ここから先は地獄だな


雑にあらすじを書くと、アメリカに密入国して働いていた気の良いメキシカンのオッサン・ベニーが強制送還→20年振りに故郷の町へ帰ってきましてね。最初は真っ当に働こうとするものの、亡くなった弟(ギャングだった)の奥さんルピタ(エリサベット・セルバンテス)とその子どもを養うために、旧友のコチロコを頼って“北の王”ドン・ホセ(エルネスト・ゴメス・クルス)の部下になりまして。麻薬を運んだり人を殺したりと、汚れ仕事を順調にこなしてバリバリ稼いでいくのです。


20年ぶりに我が家に帰って来たベニー。このサエない中年男性が主人公なのです。
20年振りの我が家

最初は「ギャングになんかならないよ ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」と言っていたんですが…。
やらないよって言ってたのに

お金が必要になって、仕方なく“悪の道”に入りまして。
すっかり悪の道

仕事をこなすうちに、人を殺したりもしましてね。
人も殺しました

気が付けば、すっかりギャングになっていたのでした。
ボスの金をくすねてる


最初は順調だったものの、敵対組織との抗争がハードになるにつれて、組織のメンバーに元軍人たちが入ってきたりして、暴力はエスカレート。さらには甥もギャング化→敵対組織に情報を流したことがわかったので、甥を守るために組織を裏切るものの! 情報を売った連邦警察はキッチリ組織と癒着していて、ベニーは処刑されてしまった…と思いきや、なんとリザレクション!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォ! 傷を癒したベニーは記念式典を襲撃→市長となったドン・ホセwithクソ野郎どもを皆殺しにしましてね。ラストは、今度こそ死んだベニーの墓にお参りした甥が、他の組織にマシンガンで殴り込んだところで映画は終わってました。


市長になったドン・ホセ他、劇中に出てきた嫌な奴が勢揃いした会場で…。
市長になったボス

ベニーが銃を乱射だッ! ただ、復活→襲撃のくだりは“死に際の夢”という可能性もあるような。
式典を襲撃!


お話自体は、日吉ミミさんが「よくある話じゃないかー 川 ゚д゚)」と歌うほどに王道のギャングモノなんですが、しかし。「登場人物たちのほとんどが決してイケメン認定されることのない“コクのある中年男性”」というのが好感を持ったし、「序盤はコメディのような雰囲気すら漂っていたのに、映画が進むにつれてドンドン凄惨になっていく構成」にも驚かされたし、「ヒロインのルピタすら首チョンパされてしまう容赦のない残虐描写」にもグッときたし、「最終的には甥もギャングになってしまう救いのない“暴力の連鎖”オチ」にも超ゲンナリさせられたというね ('A`) ゲンナリ


ゴアなシーンはそこそこあって、この人は舌と両手をサクッと切り落とされてました (ノ∀`) イヤーン
チクリ屋の運命


さらに、名著「メキシコ麻薬戦争」に描かれていたような“ハードなメキシコ事情”がふんだんに盛り込まれてたのも良くて。映画の冒頭から、メキシコに帰って来たベニーがバスの中で強盗に金を盗られるだけでなく、警官にも金を盗られることで、治安の悪さと警察の腐敗振りを表しただけでなく。劇中のBGMが「ナルコ・コリード」だったり、真面目に働こうとしても稼ぐためにはギャングにならざるを得なかったり、警察とギャングがしっかり癒着していたり、ギャングを否定する母親&修理工場のおじさんもベニーからの利益は甘受したり、弟のために建てた墓が豪華だったり、裏切り者の処刑方法が凄惨だったり、組織に軍人が入ってきてから暴力が一段と凄まじくなったり、頼りになりそうだった連邦警察もやっぱり腐っていたりと、「あ、これ知ってるぅ!ヘ(゚∀゚*)ノ」と思う要素が目白押しで楽しかったです。


傭兵が参入してから恐ろしいことになった…という事情が描かれてましたよ。
元軍人の参入


ということで、地獄のような映画でしたが、これまでの勉強の復習ができた感じもあって、非常に面白かったです (・∀・) ヨカッタ! 最近は今さらながら「ブレイキング・バッド」を観ていて、トルトゥーガのくだりのせいで「Holla!」という言葉を恐ろしく感じるようになったりしております(「悪の法則」にも出て来ましたな…)。


今までは「Holla!」といえばスコット・スタイナーだったのに…という前にも書いた文章。




おしまい。




とにかくタメになったルポルタージュ。オススメですぞ。



いろいろと調べてから観直したら株があがったリドリー・スコット監督作。僕の感想はこんな感じ



いろいろと調べてから観直したら株があがったアーノルド・シュワルツェネッガー主演作。僕の感想はこんな感じ



オリヴァー・ストーン監督作。これもメキシコの麻薬カルテルが出て来ます。



ゲイリー・ダニエルズなりに麻薬カルテルと戦っていた作品。オススメはしません。



そういえばメキシコの麻薬カルテルと戦っていた気がするジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作。








2015年5月に観たDVDの覚え書き

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※今回の記事は、「野蛮なやつら」「イナフ」「22ジャンプストリート」「A KITE インターナショナルヴァージョン」「A KITE/カイトvol.1」+「vol.2」「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」のネタバレに触れているので、気をつけて!

例によってアップするのが非常に遅くなりましたが(汗)、今さらながら「先月観たDVDの感想」をアップしますね↓


<1本目>
野蛮なやつら




(あらすじ)
平和主義者のベン(アーロン・テイラー=ジョンソン)と元傭兵(ようへい)のチョン(テイラー・キッチュ)は親友同士。彼らはカリフォルニア州ラグーナ・ビーチを拠点に大麻栽培のベンチャー起業で大成功を収め、二人の共通の恋人オフィーリア(ブレイク・ライヴリー)と3人で生活している。だが、ある日、彼女がメキシコの麻薬組織に拉致され……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




65点


非常に今さらながら、自分の中でメキシコ麻薬カルテルブームが来ているということで、前から気になっていたオリヴァー・ストーン監督作を借りてみたんですが、面白かったです (・∀・) 乱暴にオチだけ書いておくと、カルテルのボスのエレナ(サルマ・ハエック)はデニス(ジョン・トラボルタ)たちDEAに逮捕されて懲役30年。裏切ったラド(ベニチオ・デル・トロ)は新しい相棒と新たなカルテルを立ち上げまして。窮地を乗り切ったベンとチョンとオーフィリアの3人は、自然に囲まれた美しい場所で幸せに暮らしましたとさ ┐(´ー`)┌ メデタシメデタシ

そこそこの残虐描写と先が読めない展開のおかげで、131分と長めの上映時間も飽きずに楽しめましたよ。マッチョで攻撃的なテイラー・キッチュ、冷酷なサルマ・ハエックと、クズなベニチオ・デル・トロあたりが好みでした。正直、主人公3人のイケイケドンドン振りや、クライマックスに流れる妄想の銃撃戦はあまり乗れなかったけど、まぁ、どうでも良いザンス。



<2本目>
イナフ




(あらすじ)
ダイナーのウェイトレス、スリム(ジェニファー・ロペス)はある日、ミッチ(ビリー・キャンベル)という親切な男に出会い、結婚する。スリムはウェイトレスを辞め、建設会社を経営する裕福なミッチとの幸せな結婚生活が始まる。やがて娘グレイシー(テッサ・アレン)が生まれ、3人で何不自由なく優雅に暮らしていた。だがグレイシーが5歳になった頃、ミッチは突然変貌する。何でも欲しいものを手に入れてきた彼はスリムも物として扱い、暴力で家庭を支配しようとしていた。恐怖におののくスリムはグレイシーを連れて家を飛び出すが、ミッチはあらゆる手段で彼女の行く手を阻むのだった…。(以上、allcinemaより)

予告編はこんな感じ↓




70点


尊敬する映画評論家の町山智浩さんの著作「マリファナも銃もバカもOKの国 言霊USA2015」を買ったところ、澤井健先生が担当されている1コマイラストの中で、この映画について触れていて。ちょっと面白そうだと思ったので、レンタルしてみました。「暴力夫、ざまあっ!ヘ(゚∀゚*)ノ」と気分爽快でしたよ。ちなみに監督は「007 ワールド・イズ・ノット・イナフマイケル・アプテッド…って、「イナフ」ってタイトルが好きなんですかね(浅い分析)。

今作の暴力夫ったら予想以上にサイコなクズ野郎だったので、「こうなったら事故を装って殺すしかない!(`Δ´;し」と決意したジェニファー・ロペスがクラヴ・マガを修得して叩きのめすラストは最高のひと言(唐突な展開ではありましたがー)。途中、夫に見つかった時のために用意していた逃走手段の数々も楽しかったなぁ。あと、主人公の親友役でジュリエット・ルイスが出てたのが、ちょっとうれしかったです (^ε^) スキヨ

「1ヵ月程度の訓練でここまで強くなれるの?」という疑問が浮かばないでもないけど、好きなので許す(偉そうに)。
クラヴ・マガを習得したロペス!



<3本目>
22ジャンプストリート




(あらすじ)
頭は良いが運動音痴の太っちょ警官シュミット(ジョナ・ヒル)と、運動神経は抜群だがちょっとオバカなマッチョ警官ジェンコ(チャニング・テイタム)。前回、高校にはびこる麻薬ルートを撲滅した二人は、その実力を買われ、今度は大学への潜入を命じられる。女子大生が新型の麻薬を使用し死亡するという事件が起きたのだ。さっそく二人は、大学生を装いキャンパスに潜入するが、ジェンコはなぜかアメフトの花形選手に、一方のシュミットは、ちょっとワケあり?な女子大生と恋に落ち、捜査そっちのけでキャンパスライフを満喫し始める。果たして二人は、麻薬捜査を成功させることができるのか?(以上、メーカー公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




70点


前作が非常に面白かっただけに、続編の今作も3月にリリースされた時に借りようと思ったんですが、なかなかタイミングが合わなくて…。先月、やっと観られたんですけど、楽しかったですヨ (´∀`) ウフフ “「21ジャンプストリート」の続編”ということを利用したメタ的なギャグが結構入っていたのは、さすがフィル・ロード&クリストファー・ミラーだなぁと。

一応、身もフタもなくオチだけ書いておくと、無事に事件を解決すると、医科大学に潜入する「23ジャンプストリート」から、宇宙を舞台にした「2121ジャンプストリート」など、さまざまな続編の映像が流れて終わってました。作品の内容とは関係ありませんが、今作の撮影中にジャン=クロード・ヴァン・ダムのボルボのCMが話題になって、チャニング・テイタムによるパロディ動画が作られたことを思い出したりしましたよ。



<4、5、6本目>
A KITE インターナショナルヴァージョン
A KITE/カイトvol.1+vol.2



(あらすじ)
女子高生と殺人請負人、2つの顔を持つ美少女・砂羽。表と裏の世界を巧みに使い分ける大人達の淫靡な呪縛から逃れられず、泥沼の世界に生きる砂羽が唯一心を許せる存在は、同じ世界に生きる謎の少年・音不利のみだった。2人は互いに同じ性を感じながら惹かれ合うが、ある日を境に砂羽は組織との決別に走った音不利の始末を命じられ、彼へ銃口を向けることとなる。儚いと知りながらも愛情を育むか、それとも殺し屋の掟を優先するか…やがて、物語は冷酷なクライマックスを迎える。砂羽は全てを終わらせると、どこへともなく去っていった。(以上、wikipediaより)

「インターナショナルヴァージョン」の動画を貼っておきますね↓




72点


5月下旬につくばで観た「カイト/KITE」がそこそこ楽しかったので、元ネタのアニメが超気になりまして。レンタル屋でアダルトアニメ版の「vol.1」と「vol.2」、アダルト要素を削ってアクション要素を強めた「インターナショナルヴァージョン」の3本を借りて鑑賞いたしました。アダルト版の方は、なんて言うんですかね、エロシーンに入ると気まずいというか (・ω・;) ウーン 個人的には「インターナショナルヴァージョン」の方が好みだったり。

ストーリーはいろいろと面倒くさい部分が多いんですが、とにかくアクションシーンが面白くて、特にビルから落下する際の過剰な描写には笑っちゃいました。あれが実写で再現されなかったのは残念でしたなー。まぁ、実写版は低予算→無理だったんでしょうけど。「自分たちを利用していた大人たちに復讐するも、同じような立場の殺し屋に狙われる」という暗めのオチも嫌いじゃなかったです。

このシーン、予想外の事態を巻き起こしてました。
落下アクション!



<7本目>
アンダー・ザ・スキン 種の捕食




(あらすじ)
スコットランドの街から男たちが次々と行方不明になる事態が発生し、彼らは姿を消す直前、一人の女(スカーレット・ヨハンソン)と会話をしていた。自らの美貌と妖艶さを前面に押し出し獲物となる男たちを誘惑する女の正体は、人間ではなく地球外生命体だった。慈悲のかけらもない冷酷な女だったが、顔に障害のある男性と知り合ったことで、人間らしい感情を抱き始め……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




68点


尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「映画ムダ話」で取り上げていたりスカーレット・ヨハンソンのオールヌードが話題になったり、SF映画として面白いなんてウワサも耳にしたりしたので、ずーっと気になってまして。やっとレンタルしたんですが、「そうか… (´・ω・`)」と寂しい気持ちになりましたよ。ちなみに監督はジョナサン・グレイザーでございます。

適当に話を書くと、「地球人の皮を剥いで捕食していた宇宙人が、プロテウス症候群の青年と会ったことで心境に変化が訪れて、人間社会に溶け込もうとしたものの、粗暴な男に焼き殺されちゃいました 川ノ∀`) イヤーン」って感じなんですが、説明的な台詞が一切ないわ、「※イメージです (o^-')b」みたいな映像は多いわと、なかなか面倒くさい映画でしたよ。でも、人間が皮だけになる場面はビックリしたし、スカーレット・ヨハンソンのヌードは素敵だったし、ラストの物悲しい雰囲気にはシンミリしたので、観て良かったです。まぁ、よくわからなかった人は町山さんの「映画ムダ話」を聴くべし!m9`Д´) ビシッ



ということで、単独で感想をアップした「戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 最終章」「メキシコ 地獄の抗争」を加えると、先月観たDVD作品は合計9本。僕の好みにストライクだったのは「戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 最終章」「メキシコ 地獄の抗争」ですけど、基本的にはどれもそれなりに面白かったので、気になる作品があったら適当にチェックしてみてくださいな。以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。







トゥモローランド(ネタバレ)

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トゥモローランド

トゥモローランド

原題:Tomorrowland
2015/アメリカ 上映時間130分
監督・製作・原案・脚本:ブラッド・バード
製作・原案・脚本:デイモン・リンデロフ
製作:ジェフリー・チャーノフ
製作総指揮:ジョン・ウォーカー、バーナード・ベリュー、ジェフ・ジェンセン、ブリガム・テイラー
原案:ジェフ・ジェンセン
撮影:クラウディオ・ミランダ
美術:スコット・チャンブリス
衣装:ジェフリー・カーランド
編集:ウォルター・マーチ、クレイグ・ウッド
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演:ジョージ・クルーニー、ヒュー・ローリー、ブリット・ロバートソン、ラフィー・キャシディ、トーマス・ロビンソン、ティム・マッグロウ、キャスリン・ハーン、キーガン=マイケル・キー、ピアース・ガニォン、ジュディ・グリア
パンフレット:★★(720円/「6つのヒント」はあったけど、もっと詳細な施設や装置、小ネタの解説ページがほしかったなー)
(あらすじ)
宇宙飛行士を夢見る17歳の少女ケイシー(ブリット・ロバートソン)は、ある日、自分の荷物の中に見慣れないピンバッジが紛れ込んでいるのを見つける。ピンバッジに触れたケイシーは、テクノロジーの発達した未知の世界「トゥモローランド」に迷い込むが、ほどなくして元の世界に戻ってきてしまう。そんな彼女の前にアテナと名乗る謎の少女(ラフィー・キャシディ)が現れ、「再びトゥモローランドに行きたければ、フランクという男(ジョージ・クルーニー)を訪ねろ」と言う。このことをきっかけに、ケイシーは人類の未来をかけた冒険に出ることになる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※今回の記事は、この映画が好きな人は不快になる怖れがあるので、カゲヒナタさんくららがたったさんそーす太郎さんのブログを読むと良いザンス。

東京ディズニーランド(TDL)といえば、誕生の際にいろいろな感動秘話があったりとか、一昨年の食品偽装昨年の労働問題などで知られていますが(意地悪な文章)、好きな施設ではありまして。実は来週の平日に代休を取って、家族で行くことになっているのです。というのは、娘のマナ子(仮名/3歳)が7月で4歳になるんですが、「3歳までは入場が無料だから」という庶民的な理由だったりしてね(苦笑)。ちなみにTDLで僕が大好きなのは、スキッパーズ・ギャレーテリヤキチキンレッグ…って、食い物かよ ( ゚д゚)、ペッ


実は「キャプテンEO」が一番好きだったり。もうないんですよね…。




とは言え、ディズニーランドのアトラクションなどを映画化した作品にはあまり興味がなくて。「パイレーツ・オブ・カリビアン」は1作目だけ観たのかな(ウロ覚え)。「ホーンテッドマンション」なんてのもあったものの、食指は動かない感じ。だから、今回の「トゥモローランド」も迷ったんですけど、あのブラッド・バード監督作ということで前売り券をゲット。今週のムービーウォッチメンの課題作品になったのもあって、いそいそとTOHOシネマズ新宿で観てきたんですが…。感想を書くと、スゲー面白かったです!…トゥモローランドに行くまでは (´・ω・`) ザンネン


スクリーン6で観ました。ほぼ満席だったんじゃないかな。
スクリーン6


まず、あらすじを雑に書いておきたいんですけど、冒頭でジョージ・クルーニー演じるフランクが過去を語り出したり、そのすぐあとにブリット・ロバートソン演じるケイシーが自分の事情を話し始めたりと、なかなか面倒くさいということで! 劇中で起きたエピソードや語られた事実を“勝手な推察”や”この映画とは関係ない出来事”などを交えながら時系列順に並べてみますね↓


1880年代パリ万国博覧会の前あたり?)
トーマス・エジソンニコラ・テスラジュール・ヴェルヌギュスターヴ・エッフェルなどが中心となって、秘密科学組織<プルス・ウルトラ>を結成。ボンヤリと発見した別次元に「トゥモローランド」を作り上げる。

1964年~?
ニューヨーク万国博覧会にて、当時11歳の発明少年フランクが審査員のイヤミ科学者ニックスに拒絶されるも、AA(オーディオ・アニマトロニクス)のアテナによってトゥモローランドに導かれて、<プルス・ウルトラ>に参加。その後、アテナに心惹かれるも、成長とともにAAだと気付く→ハートブレイク!ヽ(`Д´)ノ ナッチマウ

1970年
日本万国博覧会が大阪で開催され、「太陽の塔」が始動する。

1980~89年ぐらい?
フランクがタキオン粒子を使って過去と未来を見られる装置”モニター”を作ってしまい、人類が破滅する未来を確認して、みんながガッカリ。なんとなくフランクが追放され、その後、悲観的になったトゥモローランドの方針に反発したアテナも追放→勝手にピンバッジ配布活動を開始。

1993年
恋をした、oh、君に夢中。

2001年
秘密結社<イエスタデイ・ワンスモア>による”古き良き昭和”を再現する計画が実行されるも、野原家によって防がれる。

2014年
夢をあきらめないことに定評がある科学少女ケイシーが、アテナの計らいによって、謎のピンバッジをゲットすると、それをキッカケにすっかりジョージ・クルーニー化したフランクと合流。敵のAA軍団に追われながらもパリに移動して、そこからエッフェル塔ロケットで別の次元に突入→トゥモローランドに到着する。そこで提督になっていたニックスと出会い、”モニター”を使って「実は地球があと58日で滅亡する」ことを知るも、ケイシーは「それは“モニター”が地球の人たちにネガティブな影響を与えているからYO!m9`Д´し ビシッ」と看破。トゥモローランドを仕切るニックス&AA軍団とのバトルの末、アテナの自己犠牲によって“モニター”を破壊すると、すっかりポジティブになったフランクと一緒にトゥモローランドを仕切ることに。地球の破滅を回避するため、彼女と同じように「夢をあきらめない人たち」をスカウトすることになったので、AAを全世界に派遣したーー。



なんとなく岡村孝子さんの有名な曲を貼っておきますね↓




まぁ、こんな感じ、こんな感じ(心のない文章)。「フランクの追放」に関しては、時系列的にどの辺りかよくわからなかったんですけど、適当に入れてみました。補足として書いておくと、エンドクレジットの後には劇中でカギとなるピンバッジが出てきて、それを誰かが触ったところで終わってましたよ。もしかすると「私たちが暮らすこの世界は、ある意味、現実のトゥモローランドなのです (´∀`) ウフフ」的なことなのかもしれませんが、よくわかんないや ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ

今作の序盤から中盤までは好みのタイプでして。ピンバッジに触れることで幻視するトゥモローランドのレトロフューチャー感溢れるビジュアルに関しては「まぁ、予想通りだな (`∀´) ケケッ」と舐め気味だったんですけれども。ラフィー・キャシディが演じたロボ少女革命アテナが100点の素晴らしさ。「キック・アス」ヒットガールを思わせる無双振りやT1000走行など、「こんなに素敵なロボ少女、初めて見た!Σ(゚д゚;)」と驚かされたというか、とにかく最高だったのです…(しみじみ)。


AA少女アテナ。「可愛い振りしてあの子、割とやるもんだね… 川 ´д)(´д`し ヒソヒソ」と陰口を叩かれそうなほどにスゴいのです(なんだこれ)。
アテナ


で、ケイシーとフランクの「家に入れろ」「入れない」のくだりはイラッとしたんですが、AA軍団が来襲→家に備え付けられていた科学トラップの数々がまた100点!m9`Д´) ビシッ 無惨かつテンポ良くAAを破壊するだけでなく(「バイオハザード」っぽい罠もありましたな~)、バスタブが脱出装置になっていたりとか、気が利いててマジ愉快なのです。というか、この映画、「ロボだから残酷に破壊しても大丈夫 (o^-')b ロボダモノ」「人間だって塵にしちゃえば残酷に殺しても大丈夫 (o^-')b チリダモノ」というメソッドを採用しているあたり、ちょっとスティーヴン・スピルバーグっぽいというか。ブラッド・バード監督、つくづく信用できる男だと感心しましたよ。「スター・ウォーズ」やら「アイアン・ジャイアント」やら、いろいろなSF関連の小ネタが散りばめられているのも良かったです。


フランク家の攻防は何度でも観たいほど楽しかったなぁ。
フランク家の攻防

手が千切れたって、「あら、ロボなのね (´∀`し ンモゥ!」とママも安心。家族連れで楽しめます。
ロボなら腕が千切れてもOK!

次々と人が塵にされるスティーヴン・スピルバーグ監督作「宇宙戦争」の動画を貼っておきますね↓




その後のエッフェル塔からロケットが出てくる場面も素敵でね… (´Д`;) ハァハァ 「あんな大掛かりなものを使って移動していた」というよりは、何かあった時の非常手段として用意されてたんでしょうか。もうね、エジソンやテスラといった偉人たちが絡んでいたという設定にもドキドキしたし、この時点では「トゥモローランドに行ったら、どうなるんだろ!(*゚∀゚)=3 ムッハー」とスゲー期待していたんですよ。


ちなみに僕の中のエジソンはテスラを「スカタン野郎!」と罵ってるイメージ(「変人偏屈列伝」より)。
テスラを罵るエジソン


ところが! トゥモローランドに着いた途端、「人生って、どうしてこんなに上手くいかないのカナ… (´・ω・`)」なんてションボリしてしまうほどにテンションがガン下がり。予告編で触れられていたウォルト・ディズニーが実際は全然絡まなかったのは別に良いとしても、自分が何か説明を見落としたのかと思うぐらいに話がよくわからなくなっちゃったんですよね…(実際、見落としたのかも)。


「実はディズニーランドがカモフラージュになっていて…」的な展開になるかと思ったら、そうでもなかったり。
あまり絡まなかったウォルト


まず、<プルス・ウルトラ>がよくわからない。少なくとも25年以上前に「2014年に地球が破滅する」ということを知った科学者たちが実行したのは「警告」だけ? 1964年の時点でアテナのようなスゴいAAを作り出す技術力があるんだからさ(トゥモローランドのマークがこれなので、動力は原子力?)、アイツらが技術提供すればエネルギー問題が瞬時に解決して、世界の紛争の多くが起きない&地球の環境も悪くならなかったんじゃないの? 「良い未来、良い未来!( ゚∀゚)o彡° トゥモロー!」なんて偉そうな口を叩く割には、現実的な対処をしてこなかったなんて、何がしたいのかサッパリな組織じゃないですか。

それに「たかが科学好きの天才少女がヤル気を出した程度で破滅する未来が変わる」ってのが、ごめんなさい、さすがにバカバカしかったです。ケイシーぐらいの人って世界的にはそれなりにいそうだし(実際、映画の最後ではAAが大量の“あきらめない人たち”をスカウトしに行く)、あれほどのテクノロジーを持った優秀な科学者たちがそういう可能性すら考えられないってさぁ…。「過去と未来が見渡せる装置を持ちながらアテナ程度を25年も捕まえられない」という時点で、「選民意識をこじらせたバカ集団」になってたのかもしれませんが。あと、なんで今のメンバーがヒュー・ローリー演じるニックスしかいないのか、その説明がないのもイラッとしましたよ。

まぁ、この映画はあくまで子ども向けの寓話的なものであって、「あきらめないで!(・∀・し」という真矢みきさん的なメッセージを重視したんでしょうけど、最後のオチも「なんだかなー」感が拭えない。いくらなんでも「路上でギター弾いてる奴をスカウト」って、科学関係なさすぎというか。「1人1人が明るい未来を考えることで、世界は良くなるんだよ ( ´_ゝ`)」的なことを表現したんだとしても、「そのレベルで良いなら、世界はとっくに良くなってるだろ ( ゚д゚)、ペッ」って思っちゃうネガティブなアタシ。


あの基準なら「ペイン&ゲイン」の“夢をあきらめない主人公”もスカウトされそうな気がします。
ダニエル(マーク・ウォールバーグ)


その他、「フランクの追放理由がよくわからない」とか「フランクとアテナの恋愛要素は悪くないけど、死に際が長すぎて萎えた」とか「都会にいる奴があのバッジを手にしたら、高確率で事故に遭って死にそう」とか、文句はいくらでも出てくるんですが、トゥモローランドに到着するまでは本当に楽しかったのでね、決して嫌いではない作品だったりします。それに…実は僕もあのピンバッジを所持しているのです ( ̄ー ̄) ニヤッ


これは劇中に出てきたバッジと同じ…?
謎のピンバッジ


映画館で前売り券を買った時、いつの間にかカバンの中に紛れ込んでいたんですけど、これは僕が”Doer”として毎週あきらめずにブログを書いてることがスカウトに評価されたんでしょうな…(一部、「ペイン&ゲイン」が混同した文章)。とりあえず来週、東京ディズニーランドに行く時に装着し、奥さん&娘&お義母さんと一緒にイッツ・ア・スモールワールドに乗り込む予定ですが、もしこのブログがずっと更新されなくなった時は「彼はトゥモローランドに行ってしまったのさ」と思っていただければ幸いです (・∀・) ナンダソリャ




ブラッド・バード監督の前作。僕の感想はこんな感じ



名作。ブラッド・バード監督はこれを作ったことで永遠に称えられる男なのです。



AA少女アテナのフィギュアを貼っておきますね。



思いっきり連想した原恵一監督作。子どもが出来てから観ると、感動が10倍界王拳。



次になんとなく思い出したJ・J・エイブラムス監督作。僕の感想はこんな感じ



邦題が似てるディストピア映画。かなり好きです (^ε^) ウッフン



なんとなくチェックしてみた無許可映画。そんなに面白くはなかったぜ。



決して夢をあきらめないマッチョたちの犯罪映画。僕の感想はこんな感じ




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