私の少女
原題:도희야/A Girl at My Door
2014/韓国 上映時間119分
監督・脚本:チョン・ジュリ
製作:イ・チャンドン、イ・ジュンドン
製作総指揮:サイモン・リー、イ・ジュンドン
撮影:キム・ヒョンソク
美術:ユン・サンユン
衣装:キム・ハギョン
編集:イ・ヨンリム
音楽:チャン・ヨンギュ
出演:ペ・ドゥナ、キム・セロン、ソン・セビョク、キム・ミンジェ
パンフレット:★★★(650円/ミルクマン斉藤さんのコラムが良かったです)
(あらすじ)
とある港町の派出所へ左遷された、ソウルのエリート警察官ヨンナム(ペ・ドゥナ)は、母親が蒸発して父親と義理の祖母に虐待されている少女ドヒ(キム・セロン)と出会う。ドヒを救おうと奔走するヨンナムだったが、自身のある過去が明らかにされ、窮地に陥ってしまう。そんなヨンナムを救おうと、ドヒはある決断をする。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
すっかり都内での公開は終わってしまったんですけど(汗)、今さらながら感想をアップしておきますよ。① あのイ・チャンドンがプロデュースする作品で、② 大好きなペ・ドゥナと、③ 「冬の小鳥」で「恐ろしい子!Σ(゚д゚;)」と思わされたキム・セロンが共演するーー。この3つの条件が揃った時点で、非常に観たい気持ちになったものの、予告編を観る限り、題材が超ヘビーそうだったので、フレッド・アステアのように軽やかな二の足を踏んでいたんですが…(不要なリンク)。5月下旬、「 えいやっ!ヘ(゚∀゚*)ノ」という気持ちで、新宿武蔵野館にて「リベンジ・オブ・ザ・グリーンドラゴン」と勝手な2本立てとして観ちゃいました。「良い映画だけれども… (・ω・;) ウーン」と思ったり。
劇場入口にはペ・ドゥナのサイン入りポスターが! 「ダブル半券プレゼントキャンペーン」も実施されてたりして。
記事の切り抜きもありました。
ロビーを見上げると、「ペ・ドゥナの等身大パネル」だと!? Σ(゚д゚;) ナニィ!
奥に行けば、ペ・ドゥナが2人。やだ、可愛い~ (〃∇〃) ウフフ
ちなみに、売店にはこんな新商品が売られていたので…。
つい買っちゃいました。冷たくて甘い!(ストレートな表現)
乱暴にあらすじを書いておきますと、小さな海辺の村に所長としてソウルから赴任してきた女性警官ヨンナムが、14歳の少女ドヒと出会いまして。義父ヨンハ(ソン・セビョク)with 祖母から日常的に虐待を受けていることを知るのです。で、それとなく気に掛けていたら、祖母が事故死→ヨンハの暴力がエスカレートしたので、葛藤した挙げ句、夏休みの間だけドヒを引き取ることにするんですけれども。ソウルからヨンナムの元恋人(女性)が訪ねてきてしまい痴話ゲンカが勃発→ついキスをしてしまったことで、ヨンハに彼女が同性愛者だということがバレるんですね(田舎に左遷されたのもそれが原因っぽい)。
しっかりしているように見えながらも、心に傷を抱えて酒浸りなヨンナム。
そんな彼女が赴任先の小さな村で出会ったのが、14歳の少女ドヒ。
彼女は実の母親が蒸発→義父&クソババアから日常的に暴力を振るわれていたのでした。
そんな中、外国人労働者を劣悪な環境で違法に雇用していたヨンハを逮捕したところ、ヨンハは報復としてヨンナムを児童虐待で告発してきたからタチが悪い。同性愛者ということで差別的な事情聴取をされるだけでなく、女性警官たちに「どこか触られた?川`Δ´)」なんて聴かれたドヒが、浮かれ気分で人形の股間をゴシゴシ触ってしまったのも裏目に出て、「どう考えても有罪!(°∀°)b アウト-」という絶体絶命の状況に陥るんですが…。「やばい、失敗した!Σ(゚д゚;し」と気付いたドヒがハニートラップを仕掛けたことで、ヨンハが逮捕→ヨンナムはめでたく解放されるというね。
地元の稼ぎ頭ということで、横暴を許されてきたクズ野郎ヨンハ。最終的にはコイツが児童虐待で捕まってました (・∀・) ザマァ!
そして、ドヒが義父に仕掛けた罠を見抜いたヨンナムは、祖母の事故死も彼女の仕業だということを看破。いろいろあったこともあって、「こんな魔少女にはさすがに付き合えないわ… ('A`し」といったゲンナリムードで立ち去ろうとするんですが、しかし! よくよく考えれば、劣悪な環境や教育が彼女を追い込んだだけで、ドヒは悪くない…決してドヒは悪くないのです!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン そのことに気付いたヨンナムは彼女のところに戻って、一緒に旅立つのでしたーー 川´∀ `)(´∀`しウフフ
ヨンナムがドヒを見捨てないことを決断して、映画は終わるのです。
もうね、パンフや「キネマ旬報」に載っていたチョン・ジュリ監督のインタビューを読むと、非常に頭が下がるというか。韓国って、男尊女卑的な考えや同性愛への偏見が日本以上に強いらしく、ちょっとドラムが走っただけで「ファッキン、テンポ!ヽ(`Д´)ノ」とビンタされるほどなんですって(「セッション」が混同した文章)。だから、「女性監督が“同性愛者が主人公の映画”を撮る」というだけでも大変そうなワケで、チョン・ジュリ監督はスゲー頑張ったし、そんな彼女を支えたイ・チャンドンはスゲー偉いし、監督が大ファン&撮影を見学しに来たことでエンドクレジットに名前が載っている是枝裕和監督もついでに褒めてあげたい気持ちであり、僕ごときが書く感想なんて気にしないでほしい…って、誰に向けた文章なのやら ┐(´ー`)┌ ナンダコレ
いや、基本的には良いところだらけの映画なんですよ。まず、僕レベルでわかるほどに撮影が美しい。担当したのは「ポエトリー アグネスの詩」や「冬の小鳥」
のキム・ヒョンソクということで、韓国の田舎の港町が良い感じに撮られているのです。お話も“少女虐待モノ”かと思ったら、同性愛者の差別や地方都市の過疎化、外国人労働者などの問題も絡めていて、さらには“魔少女モノ”としての様相も呈してくるのだから、よく練られているなぁと感心いたしました。最後の「見捨てない」というオチも好みでしたよ。
外国人労働者が奴隷状態で働かされているって、日本でも問題になってますな。
あと、案の定、役者さんたちも素晴らしかった! 今回のペ・ドゥナは警官というだけでなく同性愛者ということもあったためか、ちょっと荒んだ男らしさが漂っていてカッコ良かったです… (´Д`;) ダイテ キム・セロンもハマッてて、手足がヒョロッと細長い体型がキレイなんだけど、どことなくいびつでもあって。その演技力も合わさって、魔少女感がムンムン漂っていて、「相変わらず恐ろしい子!Σ(゚д゚;)」と思ったり。その他、ヨンハ役のソン・セビョクのリアルな雰囲気には「こういう人、地方都市にいそう~ (´∀`;)」と思わされたし(序盤のカラオケのくだりからグッときた)、ペ・ドゥナの同期として「サスペクト 哀しき容疑者」に出てきたキム・ミンジェが出てきたのもなんとなくうれしかったです。
芸達者な2人。髪型を似せるくだりとか微笑ましいながらも、「ルームメイト」っぽくて不気味だったりもしてね。
ということで、ここまでべた褒めながらもなんで60点なのかと言えば、ヨンナムの対応が迂闊だったから… (´・ω・`) ウーン ごめんなさい、僕は元警官ということで、つい「自分だったら…」的に置きかえちゃうんですけど、ドヒの背中にあそこまで酷いアザを見つけたら、いくら何でも児童相談所とかに通報すると思うんですよ。いや、もちろん父親を即逮捕しないとしても、とりあえず証拠として第三者立ち会いの元にアザの写真を撮っておくとかさぁ。
それにドヒを引き取る過程だって、「なんでお前の自宅なの?(゚Д゚)」としか思えない。いくら大問題にしたくなかったとしても、自分が同性愛者ということで左遷させられた状況を鑑みれば、万が一のことは考えるべきじゃないですか。まぁ、「児童虐待に対する韓国国民の認識は低い」なんて事情もあるみたいだし、「心に傷を負って冷静な判断ができなかった」とか「ドヒに惹かれてた」とか理由はあるのかもしれませんが、正直なところ、ヨンナムがヨンハに訴えられた時は「それ見たことか!(`Δ´;) ンモウ!」と心底ガッカリ。破壊屋さんの記事を読んで以来、自分の娘と2人では入浴しないようにしている僕からすれば(娘も嫌がるしね (ノ∀`) エヘヘ)、ヨンナムの迂闊な対応の数々はバカバカしさすら感じた次第。
ドヒが勝手に入ってきた1回目は仕方ないにしても、一緒に入浴とか論外じゃないですかね。
ただね、僕という人間が面倒くさいだけで、非常に良い映画っぽい気がするのですよ…。だから、興味がある人はぜひ観てみて!m9`Д´) ビシッ
イ・チャンドン監督作。僕の感想はこんな感じ。
イ・チャンドン製作のウニー・ルコント監督作で、主演はキム・セロン。僕の感想はこんな感じ。
最近観たペ・ドゥナ主演作でスゲー良かった映画を貼っておきますね。僕の感想はこんな感じ!ヽ(`Д´)ノ ファイティン!
ちょっと連想した映画、その1。ウロ覚えでございます。
ちょっと連想した映画、その2。僕の感想はこんな感じ。地獄のような内容だったり…。
ちょっと連想した映画、その3。僕の感想はこんな感じ。激怒しすぎて脳がダメになりました。
私の少女(ネタバレ)
先週の備忘録(2015/6/16~6/22)
先週は早めに帰宅しました
土曜日、充実した1日を過ごしました~ (´∀`)
というか、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は100点の映画!m9`Д´) ビシッ
タマフルの「月刊スターウォーズ第一号」は最高でしたな!(*゚∀゚)=3
日曜日、接待ゴルフで良いスコア
先週と今週、来週ぐらいまでは仕事がそれなりに暇でしてね。7月半ばから9月上旬ぐらいまではハードな忙しさに見舞われることが確定しているので、今のうちに暇な時間を満喫したいところ。16日は名盤「Coffee Bar Cowboy」
「誘拐の掟」、渋くて良かった! もう1回観るつもり。

そんな感じで迎えた土曜日は、当初は家族と過ごそうかと思っていたんですが、奥さんと風梨幼がママ友と遊ぶというので、「朝6時に起床して筋トレ→豊島園でIMAXのMADMAX→浅草でホットケーキ×2→横浜見聞録スタージャンショーを観劇する」という素敵プランを立てて、スムースに実行。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が素晴らしかったのは言うまでもなく、珈琲天国とフルーツパーラーゴトーのホットケーキも美味しかったし、また久しぶりに生で観た秋山依里ちゃんが天使のようでね…(しみじみ)。Brick By Brickの新川昇平さんが「横濱ジャンプ」
土曜日、ほぼタイムスケジュール通りに行動いたしました。

IMAXで観る「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は100点の映画だったのです… (´Д`;) ハァハァ

「ローカルヒーローSUPERライブシアター」、少しだけヒーローショーに関わっていたころを思い出したりして。

一応、「横浜見聞伝スター☆ジャン」の動画を貼っておきますよ↓
で、翌日は早起きして、接待ゴルフ。ゴルフ場に行く前に群馬に立ち寄って焼きまんじゅうを食べたというのは、また別のお話。練習をする時間&お金がないということで、いつも雑にラウンドしている僕ですが(汗)、久しぶりにスコアが伸びたりして、なかなか楽しかったり。しかも、月曜日に出社したら、取引先の社長からお仕事をもらえることになったり、営業した案件がいくつかまとまったりと、仕事の状況が好転したのでビックリ!ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー まぁ、とりあえず良い1週間でした。
群馬のソウルフードと言われる焼きまんじゅうの画像を貼っておきますね。

ちなみに先週のタマフルはゴルフ場に向かう車中で聴いたんですけど、宇多丸師匠と高橋ヨシキさんの「月刊スターウォーズ第一号」は最高でしたな~。ああいう好きな人同士のトークって、内容がボンヤリしてても愉快なものです(むしろボンヤリ具合がイイ!)。毎月、楽しみな特集になりましたよ。それと、尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「映画ムダ話」の“まだ聴いてなかった回”をいくつか聴いたんですが(「カリガリ博士」とか「隠された記憶」とか)、もうね、ほとばしるほどタメになるというか。ただ、僕が“未見の映画”が結構取り上げられてる→それらを聴くためにもいろいろと観ないといけないんですけど、昔の名作ってちょっと面倒くさいんだよなぁ… (´・ω・`) ウーム
ちなみに「カリガリ博士」はパブリックドメイン→動画サイトで観られるので、未見の方はどうぞ~。
あと、「ブレイキング・バッド」のシーズン4
百日紅~Miss HOKUSAI~(ネタバレ)
マッドマックス 怒りのデス・ロード(IMAX3D・字幕版、他)(ネタバレ)
※今回の感想については、ありきたりかつ適当なことしか書かないので、タメになる文章が読みたい方は、小覇王さんのブログのこの記事やこの記事を読むと良いザンス。
※今回の感想は、「イナフ」
※この映画は、旧三部作
<どうでも良い前置き>
一応、「マッドマックス」の旧三部作
当時のチラシ。藤沢の映画館で友人の小林くん(仮名)と一緒に観たのです。

「サイボーグ」
で、今回の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のお話。「2015年に絶対観たい新作映画10本」のうちの1本にチョイスするほど楽しみにしてたものの、ポスト・アポカリプス的な描写ってやり尽くされた感があったというか。「どうせ『ザ・ロード』
こんなゴキゲンそうに乗車する人が出てくるだけでなく。

火炎放射器が付いたギターを弾く人とかも出てくるし…。

なぜか人が棒にしがみついてて、その背後では大爆発が起きたりって、状況が意味不明すぎ!

僕的にはこんな気分だったのです(「漂流教室」第6巻

だから、旧三部作
UCとしまえんでホットドッグ&ポテト&チキンナゲットを摂取しながらIMAX3D・字幕版を鑑賞。

3日後の火曜日は、UC豊洲で4DX3D・字幕版に乗りましてね。

その翌日、シネマサンシャイン池袋にて、3D・吹替版。

さらに金曜日、立川シネマシティにて、ホットドッグ&チュロスを食べながら、2D・字幕版(極上爆音上映)を観たのでした。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(IMAX3D・字幕版、他)

原題:Mad Max: Fury Road
2015/アメリカ 上映時間120分
監督・製作・脚本:ジョージ・ミラー
製作:ダグ・ミッチェル、P・J・ボーテン
製作総指揮:イアイン・スミス、クリス・デファリア、コートニー・バレンティ、グレアム・バーク、ブルース・バーマン、スティーブン・ムニューチン
脚本:ブレンダン・マッカーシー、ニコ・ラザウリス
撮影:ジョン・シール
美術:コリン・ギブソン
衣装:ジェニー・ビーバン
編集:マーガレット・シクセル
音楽:ジャンキー・XL
視覚効果監修:アンドリュー・ジャクソン
出演:トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、ヒュー・キース=バーン、ゾーイ・クラビッツ、ロージー・ハンティントン=ホワイトレイ、ライリー・キーオ、アビー・リー、コートニー・イートン、ジョシュ・ヘルマン、ネイサン・ジョーンズ、ジョン・ハワード、リチャード・カーター、アンガス・サンプソン、メリッサ・ジャファー、ジェニファー・ヘイガン、iOTA
声の出演:AKIRA、本田貴子、中村悠一、たかはし智秋、田村睦心、植竹香菜、大津愛理、潘めぐみ、竹内力、真壁刀義、千葉繁、後藤哲夫、奈良徹
パンフレット:★★★★★(900円/超充実している上に、旧作の解説やイラストの再録までるので、マストバイ!m9`Д´) ビシッ)
(あらすじ)
資源が底を突き荒廃した世界、愛する者も生きる望みも失い荒野をさまようマックス(トム・ハーディ)は、砂漠を牛耳る敵であるイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の一団に捕らわれ、深い傷を負ってしまう。そんな彼の前に、ジョーの配下の女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)、全身白塗りの謎の男、そしてジョーと敵対関係にあるグループが出現。マックスは彼らと手を組み、強大なジョーの勢力に戦いを挑む。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
100点
「すげェ… (°д°;)」と震えましたよ。
僕の気持ちを代弁した加藤清澄の画像を貼っておきますね。

度肝を抜かれたし、感動した。「現時点で今年のベスト」という以上に、もうオールタイムベストに入る1本というか。思わず、「飽きる程言わせてね、“愛してる”... (´∀`)」なんて「15の言葉」を送りたいほど素晴らしかったのです(なんだこれ)。僕のような低偏差値のオッサンなんぞ、この最高の映画を語るのに役不足(誤用)なんですけれども、とりあえず<良かったところ>を個条書きで残しておきますね↓
<“隻腕の大隊長”フュリオサが良かった!ヽ(`Д´)ノ>
本作は「内容がないよう (`∀´) ケケッ」なんて一部で揶揄されているようですが、そんなことないようーー。こんな文章を書いたせいで、多くの人がそっ閉じして去っていったのは気にしないとして、とにかく物語が素晴らしかった。いや、本筋はいわゆる“行きて帰りし物語”系…というか、本当に「イモータン・ジョーが支配する砦から逃げる→思い直して戻る」というだけではあるし、確かに悪役が驚くほどバカ揃いなので、内容がないように見えるのも仕方ないのかもしれないのですけれども! 「美味しんぼ」第5巻「もてなしの心」
基本的には、“隻腕の大隊長”フュリオサ、“余命わずかのウォーボーイ”ニュークス、そして“流浪の元警官”マックスの3人の物語なんですが、まずはフュリオサから。気高い精神性、ビジュアル、そのバックボーンなど、あらゆる面から魅力的なキャラクターであり、僕も当ブログでの娘の仮名をマナ子から風梨幼に変えるほどでして(どうでも良い文章)。「男に“モノ扱い”されていた女が脱出しつつ、助けを得て、戻ってリベンジする」という流れは、最近観たこともあって、「DV夫から逃げつつも、ラストは奥さんがクラヴ・マガを修得してブチのめす」という映画「イナフ」
カッコ良すぎる女戦士フュリオサ。鉄の左腕は状況に応じてロープアームなどに付け替え可能(ウソ)。

フュリオサは、左腕だけでなく丸坊主→女性らしさも失っているキャラで、劇中で語られる事情は、「20年以上前、“鉄馬の女たち”の1人として、緑の地に住んでいたものの、母親と一緒にさらわれる(母親は3日後に死亡)」「何度も逃げようとして失敗した」「そんな状況ながらも、支配者イモータン・ジョーの信頼を勝ち取り、大隊長の地位まで上り詰めた」「花嫁たちを逃がすのは、ジョーの手先として悪事に荷担してきたことへの贖罪」といった感じ。そんな彼女が同じように“モノ扱い”されてきた“5人の花嫁”たちと反逆する姿を観たら、人類ならば応援せざるを得ない!ヽ(TДT)ノ マケナイデ! 一部にある「フェミニズムのプロパガンダ映画だから観るなぁ~」なんて意見はバカのたわごとであって、これは「“モノ扱い”されてきた人が尊厳を取り戻す」という男女問わずに共感できる話なのです。
緑の地に戻ったら汚染されていたので落ち込んだりもしたけれど、私は元気です 川o^-')b ナニコレ

何よりも素晴らしいのが、クライマックスの“腹部を刺されてしまうシーン”で、一旦は心が折れそうになるものの、あらためて意志を固める顔が超カッコイイのです。フュリオサの一番の武器は、機械の左腕でもウォータンクでも銃器でもなく、「折れない心」だということがわかる名場面であり、何度観ても号泣してしまうというね… (iДi) ウェェェェ 演じたシャーリーズ・セロンはそのハードな人生&フィルモグラフィーからも信用できる女優だったワケですが、インタビューによると「丸坊主は彼女からの提案」というのがまたグッとくる。今作の彼女は100点としか言いようがないのではないでしょうか。
ここから闘志を振り絞る姿に感動させられるのです… (ノω・、) グスン

<“余命わずかのウォーボーイ”ニュークスが良かった!ヽ(`Д´)ノ>
ニコラス・ホルトが演じたニュークスは、“モノ扱い”されていることに気付かなかったキャラ。先頭集団ウォーボーイズに所属→車両を運転できる“ドライバー”という上位のポジションであり、汚染された世界のせいで余命幾ばくもないこともあり、“栄光なる死”を迎えるべく、逃走したフュリオサ&5人の花嫁を連れ戻すミッションに参加するんですが…。尊敬するイモータン・ジョーの前で失敗→もうすぐ臨月を迎える花嫁スプレンディドが死亡したことで、ドン底まで落ち込むというね。
やる気マンマンだったニュークス。ウォータンクの上で転倒するシーンは笑いました。

だがしかし、花嫁の1人ケイパブルに慰めてもらったことで“愛”を知り、アッサリ改心 ∑(゚Д゚) ハヤイ! その卓越した運転テク&整備スキルを活かしてフュリオサたちを助けつつ、最後は彼女たちのためにウォータンクを横転させて崖をふさぐのでした… (ノДT) 最初は洗脳されているがゆえに“死”に憧れていた男が、自分の意思で自己犠牲を選ぶ時の演出&表情が実に清々しくてね…(しみじみ)。あれこそが“栄光なる死”であり、当然ながら「よく死んだ!ヽ(TДT)ノ」と感動した次第。
ライリー・キーオ演じる花嫁ケイパブルにより、立ち直って改心するニュークス。恋って素敵なことね (´∀`) ウフフ

<“流浪の元警官”マックスが良かった!ヽ(`Д´)ノ>
インターセプターに乗っていたり(すぐ奪われるけど)、足にニーブレスを装着してたりと、旧三部作との繋がりを匂わせつつも、あまり関係なさそうな2代目マックス。詳しい説明はないけれども、時折入ってくるフラッシュバックにより「少女を含む何人かを守れなかった過去」があることはわかるワケでね。「大切な人たちを失ってやさぐれている」というのは2作目の焼き直し感があるものの、トム・ハーディ演じるマックスは「ブロンソン」
車両の前方に縛り付けられるのは2作目のオマージュなんですが、まさか主人公がこんな目に遭うとは… (・ω・;) ウーム

で、フュリオサwith5人の花嫁たちが自分らしく生きるために命を賭けて、ニュークスは自分らしく死ぬためにあがいていたワケですが…。マックスは世界に絶望してしまい、生きるためだけに生きているという両者の中間的な状態でして。映画冒頭のタイトルが出る直前に「顔がなくなる」のは、イモータン・ジョーの“モノ”になってしまう→人間性を奪われることの象徴だと思ったんですけど、それと同時にマックス自身が自分を見失っていることも表していたのではないでしょうか。
だから、最初は心底やさぐれているものの、フュリオサと共闘するうちに人間性を回復していくくだりがグッとくる。なんて言うんですかね、手痛い失恋をして「もう恋なんてしないんだから!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン」なんて言っていたくせに、職場に新しく入ってきた人と一緒に働いているうちに「あれ、この胸のときめきは? (゚д゚;) モシカシテ?」的な…って、2人の間に生まれた感情は“恋”ではなくて互いを尊敬し合う“友情”のようなものだと思うので、あまりイイ例えじゃないですかね ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ 何はともあれ、ラスト、イモータン・ジョーの車の中でフュリオサを必死に助けながら自分の名前を伝える展開は、やっと自分の顔を取り戻したんだなと思って、やっぱり望陀の涙でしたよ。
しかも、何がカッコイイって、すべてが終わった後、スッと立ち去ってしまうところ。ハッキリ言って、支配する側に回れる好機なんだから、普通なら開口一番、「ゴハンまだー? (゚Д゚)」じゃないですか(クズの発想)。それなのにマックスったら、何をねだるわけでもなく、フュリオサとアイコンタクトするだけで去って行くなんて… (ノД`) カッコイイ 並外れた戦闘力とサバイバルスキルを有し、ちょっとしたチューブも無駄にしないMOTTAINAI精神を持ち、弱きを助け強きをくじく姿勢を貫くまさに男の中の男。不満があるとするなら半裸にならないことぐらいであり、少しでもその精神性にあやかろうと久しぶりに献血に行ったのでした。
凄まじくカッコ良かった2代目マックス。こんな男になりたいということで…。

400ccほど献血して来ました。ちなみに僕もハイオク血液=O+だったりします (´∀`) ドーデモイイ

<ジョージ・ミラー監督が良かった!ヽ(`Д´)ノ>
すみません、いろいろな事情が重なって、長々とブログを書くことができない状況でして… (´・ω・`) もうね、書きたいことは山ほどあるのに凄まじく省略すると、やっぱりジョージ・ミラー監督は天才でしたな。なんて言うんですかね、「技術が進歩したことで、自分が考えていたビジュアルをやっと実写で映像化することができた」なんて話は腐るほど聞きますが、具体的な作品は挙げませんけど、大抵は大したことないじゃないですか。ただ、今作においては「本当だった!Σ(゚д゚;)」と超納得。雑に書くと、「『マッドマックス2』のラストのカーアクションって最高だよね→じゃあ、その部分だけを映画にしてみよう!ヘ(゚∀゚*)ノ レッツビギン!」みたいな内容なのに、世界観にしてもアクションに関しても確実に新しい扉を開けているのだから、マジで尊敬できるというか、非常に恐ろしい70歳だと思ったり (`Δ´;) ヌゥ
「クラッシュすると高確率で人も飛ぶ」って、意外と新しいのでは。

棒飛び隊という発想もまた新しい。元シルク・ド・ソレイユの人が協力しているそうな。

ウォートラックが土煙で消火したりとか、そういう細かいアイディアも良いよね。

ううむ、大まかな「良かったところ」は以上なんですが、その他、「とにかく世界観が素敵すぎ」とか「人間同士のバトルは一部コマ落としをしていて愉快」とか「花嫁のキャラが全員しっかりしていて良かった!」とか「“鉄馬の女たち”が激シブ!」とか「『デス・ロード』とか字幕で出すけどさ、『Fury Road』ぐらいわかるよ馬鹿野郎」とか「イモータン・ジョーの目の演技」とか「ネイサン・ジョーンズ、良い役をもらえて良かったね… (ノω・、)」とか「乳首をいじる人食い男爵」とか「武器将軍のカッコ良さ」とか「吹替の出来はそんなに悪くない」とか「日本版エンディングソング自体は嫌いじゃないけど、そういうタイアップはマジで不快」とか「『トゥモローランド』と関連した妄想」とかとかとか、もっと書きたかったものの、どうしても娘の相手をしなくてはならないので、ごめんなさい、感想はここで終わります(乱暴な展開)。決して万人にオススメできる作品ではありませんが(例えば僕の奥さんは絶対無理)、合う人にはマジで最高の映画なので、興味がある人は劇場でぜひ観て!m9`Д´) ビシッ
最後に、なんとなく「北斗の拳」のミスミじいさんっぽい婆さんが出てたので貼っておきますね。

棒飛び隊を見て、なんとなく野猿牙殺拳のハブも思い出したので、貼っておきますね。

おしまい!ヽ(`Д´)ノ
サントラ。輸入盤
公式のビジュアルブック。ううむ、ほしい… (`Δ´;) ヌゥ
ジョージ・ミラー監督×バイロン・ケネディ製作の記念すべき1作目。オチが好き。
全世界に肩パッターを増殖させた伝説の2作目。マックスの物語としてはこれで完結している印象。
亡きバイロン・ケネディに捧ぐ3作目。評判は悪いけど、好きさ!
ということで、新作の公開記念で発売された旧三部作のBlu-ray3本セットでございます。
今作の前日譚にあたるゲームだそうです。買ってもやる暇がないんだよなぁ。
ファンなら押さえておきたい映画秘宝の特集号。これとパンフがあれば大体OK。
勝手に作ったっぽい本も出てました。まぁ、許す。
アルバート・ピュン監督×ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作。たぶん一番「自宅で何度も観た映画」。
脳内ポイズンベリー(ネタバレ)
※今回の記事は、この映画や原作漫画が好きな人は不快になる怖れがあるので、読まない方が良いです。
※今回の記事は、「(500)日のサマー」や「アイデンティティー」
、「ザ・ウォード/監禁病棟」
のネタバレに触れているので、未見の人は絶対読まないで!
※今回の記事は、非常に面倒くさく気持ち悪い文章がダラダラダラダラと書かれているので、読まないで!
<「なぜこの映画を観ようと思ったのか?」という前書き>
僕は基本的に“マッチョな男たちが「オッス、オッス!ヽ(`Д´)人(`Д´)ノ」と半裸で殴り合う系”の映画を好んでいて、さらに今年から新作映画は年に120本しか観ない(特撮&ドキュメンタリー&アニメを除く)という自分ルールを徹底していることもあって、本当に申し訳ないんですが、ラブ・コメディなんて甘ったるいジャンルの作品はノーサンキュー。1ミリも観る気がなかったんですけれども(苦笑)、ある日、つい「インサイド・ヘッド」の前売り券を買ってしまって…。それに伴って、なんとなく「鎬昂昇と戦う時の範馬刃牙」のような心境になってしまったのです。
神心会の大会で見事優勝した刃牙。その夜、壁に貼った写真を眺めていると…(「グラップラー刃牙完全版」第1巻)。
決勝で倒した末堂厚の写真に×印。
なんと末堂と戦ったのは「短期間で空手を理解するため」だったのです!Σ(゚д゚) ナンデスト!
そしてその翌日、地下闘技場で鎬昂昇と対戦する刃牙なのでした~(「きょうのわんこ」風に)。
ハッキリ言って、「脳内会議」なんてアイディアは僕だって中学生時代に思いついたことがある…どころか、「自分以外は作り物なんじゃないか?」的な妄想と同じく、誰だって1度は考えたことがあるレベルの設定じゃないですか。だから、同時期に同じような設定の映画が公開されようとも、それは単なるシンクロニシティというか、「これはパクリじゃないか!(`Δ´) ケシカラン!」なんてことは全然思わないんですが…。後に「インサイド・ヘッド」を観る→感想を書くにあたって、同じテーマの今作を観ていないのは片手落ちな気がした上に、「短期間で『脳内会議』を理解するためには……どうしてもあなたが必要だった」という体で上記の刃牙画像が貼りたくなってしまったので、急遽、観ることにした次第(なにこの理由)。
とは言え、それほど興味のない映画に1800円を支払って観るのはイヤだったので(酷い文章)、6月中旬の金曜日、ユナイテッド・シネマとしまえんの会員サービスデーを利用して1000円で鑑賞することに。朝、こんなツイートをしたにも関わらず、近くの焼き鳥屋で生ビールと焼き鳥、モツ煮などを摂取してから映画館に足を運んだのでしたーー。
豊島園の「一輝」は狭いけど結構好きなお店。店名の由来は「フェニックス一輝」から(勝手なデマ)。
スクリーン7はそれなりに混んでいて、観客は女性&カップルだらけでした。
脳内ポイズンベリー
2015/日本 上映時間121分
監督:佐藤祐市
原作:水城せとな
脚本:相沢友子
製作:石原隆、渡辺直樹、市川南
プロデューサー:鈴木吉弘、坂上真倫、古郡真也
アソシエイトプロデューサー:大坪加奈
撮影:清久素延
照明:清水智
録音:金杉貴史
美術:相馬直樹
装飾:田口貴久
衣装:宮本まさ江
スタイリスト:三田真一
ヘアメイク:望月志穂美、AYA
編集:田口拓也
音楽:井筒昭雄
VFX:中村明博、山本雅之
選曲:藤村義孝
記録:目黒亜希子
助監督:三橋利行
制作担当:持田一政
出演:真木よう子、西島秀俊、古川雄輝、成河、吉田羊、桜田ひより、神木隆之介、浅野和之、野波麻帆、岡本玲、カンニング竹山、ともさかりえ
パンフレット:★★★★☆(720円/デザインや企画ページが凝ってて好き。最近の東宝ステラのパンフは良い印象)
(あらすじ)
携帯小説の作家として生計を立てている櫻井いちこは、飲み会で出会って以来気になっていた青年・早乙女と偶然にも再会を果たす。彼女の頭の中では、「理性」「ポジティブ」「ネガティブ」「衝動」「記憶」という5つの思考がせめぎあい、声を掛けるか否かで会議を繰り広げはじめる。その結果、早乙女を食事に誘ったいちこは彼の部屋にまで押しかけて肉体関係を結び、やがて2人は付きあうことになるが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
オレは、泣いたッ!ヽ(TДT)ノ
「激しく泣くクライベイビー・サクラ」の画像を貼っておきますね(「餓狼伝」第8巻より)。
鑑賞前に訪れた焼き鳥屋の店内で流れていた有線が懐メロ中心であり、久しぶりにPSY・Sの「Friends or Lovers」なんて曲を耳にして、少しセンチな気分になっていたことも影響したのか。正直、どうかと思うところがある映画なんですが、ううむ、なんて言うんですかね、ちくしょう、残念なことに、結構好きだったりしてね (〃∇〃) エヘヘ
「Friends or Lovers」を貼っておきますね↓ 懐かしいなぁ…。
映画を見終わった後、原作漫画を買って読んだんですけど、率直に書くと原作の方が話は飲み込みやすいです。というのは、漫画だから許せるリアリティや雰囲気ってあるじゃないですか。脚本は原作に結構忠実なんですけど、実写でやると不自然に見える部分がスゲー多いんですね。特に厳しいのが「脳内会議」と「その決断を受けて行動する現実の櫻井いちこ」とのタイムラグで、ごめんなさい、会議の決定を待ついちこがロボットみたいでキモイんですよ…。これ、もう少し上手く演出できなかったんでしょうか(まぁ、あのロボ感は「わざと」かもしれませんがー)。
劇中で描かれる恋愛描写も微妙。これは観る人の経験などにもよるのかもしれませんが(汗)、「昼間、飲み会で同席した男と駅で偶然会って、一緒にすき家でチーズ牛丼を食べて、そのままそいつの家に行って掃除して、本能のままに『好き』と伝えてセックスしたものの、翌朝になってテンパッて、連絡先も交換せずに去って行く」って、なにこの女 (゚Д゚) ハァ? いや、これが漫画だと愉快というか、「あらあら、大変ねー (´∀`) シカタナイワネ」とスムースにスルーできたんですけど、実写だと演じているのが真木よう子さんということもあって、どうにも実在する三十路女に見えないというか、すっかり「こんな子いるかな?」気分になったんですね(不要なリンク)。
それと、いろいろと展開を省略しているから、駅前で揉めて早乙女にカバンを投げるくだりは唐突に見えるし、終盤の早乙女との生活が上手く行かないのだって、「ちゃんと話し合えばいいのに… (´・ω・`)」としか思えなかったりして。これらの展開は、原作漫画だともう少し納得できるように描かれているだけに、実写化するってのは大変だなぁとあらためて思ったり。
ちなみに原作はkindle版で読みました。
ということで、文句から書いちゃいましたけど、ううむ、どうしても好きなところがあって。まず、いちこの「理性」「ポジティブ」「ネガティブ」「衝動」「記憶」を担当した“脳内の5人”がスゲー良かった。映画→原作という順番で見たのもあったのかもしれませんが、ピッタリの配役というか。一部の展開を省略した脚本の都合上、5人が話し合う議題自体に「えっ、そんなことで揉めるの!? Σ(゚д゚;)」と疑問を感じるところも多かったんですけど、とにかくこの5人の役者さんたちが魅力的で、彼らがあーでもないこーでもないと一喜一憂する姿を見ているだけでも愉快だったのです。
この5人は本当に良かった。僕はゲイではありませんが、神木くんになら抱かれてもいいです(なぜか受け身)。
クライマックス、原作から改変した「理性が多数決を止めて、本能(真木よう子さんの二役)にあらがう」という場面も、僕の理解力が低いせいか、理屈的にはサッパリだったんですけど、西島秀俊さんの演技に迫力があって、勢いで納得してしまう感じ。彼のことを意識したのは主演作の「CUT」ぐらいでしたが、あらためて「良い役者さんなんだな」と認識しました。この人、コメディと相性が良い気がしましたね~。その他のキャスティングに関しても、早乙女役の古川雄輝さんは母性本能をくすぐりそうで上手いと思ったし、越智役の成河さんに至っては原作よりも「ときめかない“いい人”」感が伝わってきました。
というか、越智関連の改変は良かったと思います。原作を読んでビックリしたのが、「いちこが越智の実家に挨拶に行く当日、早乙女に抱かれてしまう」というあまりにもビッチすぎる展開で、一応、原作ではそれなりに描写を重ねて「いちこ=悪」とは見えないようにしているんですが(いちこも凄まじく反省するし、それが負い目にもなる)、これを映画でそのままやったら上映時間内に観客が共感できるキャラには戻せなかったと思うので、「告白をすっぽかす」程度に変更したのは考えたなぁと。それと、原作の越智はさすがに人間が出来すぎなので、実写版でみっともなく本音をぶちまけるくだりは、人間らしくて好感が持てましたよ。
成河さんの越智は、原作より人間として微妙なところが好みでした。
そして、一番グッときたのは…いちこの境遇が“昔の僕”と似ていたこと。「青春時代、元住吉に住んで、『1、2、さんきち』で『あれもこれも』を食べて、付き合っていた人と鎌倉でデートをしていた」ので、いちこの行動範囲が被る…というだけでなく(一部、不要な文章)。「婚約者に浮気をされて別れた」ことが発覚した時点で、当ブログをよく訪れる読者の方は「え~、またこの話!? ('A`) ウヘェ」と食傷気味だと思いますが、警察官だったころに付き合っていた佐藤さん(仮名)との婚約破棄騒動を思い出して、「君は僕だ!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン」と前田敦子さんがフルコーラス(なんだこれ)。別れたこともキツかったし、職場の人たちに報告していただけに、そういう角度からもキツかったなぁって…(遠い目)。確かに現実味のない恋愛模様ではあるものの、すっかり感情移入してしまって、ここからはほぼ涙を浮かべながら観ていたというね…。
本作を観ている間の僕は「花山薫に褒められた柴千春を見ている仲間」のイメージ。
前田敦子さんの「君は僕だ」の公式動画を貼っておきますね↓
だから最後もね、凄まじく泣けたの。両想い、片想いを問わず、「激しい恋」をしたことがある人ならわかってもらえると思うのですけど、一度、あの多幸感を味わってしまったら、決して忘れられないじゃないですか。「恋」というものをわかりやすく「餓狼伝」で例えるなら、こんな感じ↓
“インドレスリングの使い手”マハー・シンと…。
グレート巽がジリジリと近づいて行って…。
指と指が触れあった、その刹那!
シュバッと一閃! これが「恋」だッ!m9`Д´) ビシッ
この指が触れあってから「シュバッ!」とハードに蹴り上げられる瞬間に分泌される脳内麻薬は半端ではなくて、また蹴り上げられたいと思うのだけれども、それはなかなか味わうことができない…って、全然わかりやすくないな、この例え!Σ(゚д゚;) ヒィ! …ううむ、やり直しますが、「好き」という感情は本当に美味で、つい溺れたくなっちゃうものだし、そこにすがりたくもなっちゃうじゃないですか。
奥さんに読まれたら高確率で離婚に発展する文章を書くと、あれほど心を燃やしたことはなくて、20年近く経った今だって思い出すたび、少し心に火が灯るのです。恥ずかしながら、彼女の浮気が発覚した後だって大好きだったし、すがったりもしたけど、最終的に僕から別れを切り出したのは、偉そうに「許す」と言った割には凄まじくグジグジ&ウダウダして彼女を傷つけまくっている己の醜さがイヤになったからだったりして…。というか、そうなっちゃったら、お互い幸せになれないんですよね、間違いなく。だからね、いちこは30歳にしてはどうかと思うところが多い女性ですが、「一緒にいる自分が好きになれない」ってのはスゲー正しい別れ方だと心底共感して、ラストは目がもげるほど泣いた次第。
映画主題歌のクリープハイプの「愛の点滅」を貼っておきますね↓
そりゃあ、思うところはいろいろあるんですよ。最後、吹っ切れたいちこが新しい恋の予感を感じて終わるのは、ちょっと「(500)日のサマー」を連想して好きではあるものの、映画・原作ともに「越智がその相手」っぽく匂わせているのはイヤだったりするし(さすがに越智が“都合の良い男”すぎる)。それと今の時代、もっと「恋愛がすべてじゃないよ?」的な着地でも良かった気がするけど、この話が一番言いたいのは「自分自身でいることの大切さ」だと思うので、それはそれで良いんでしょうな。何はともあれ、予想外に胸を撃ち抜かれた映画でした。そんなにオススメはしませんが、映画も漫画も僕はスゲー好きです。
水城せとな先生による原作漫画。面白かったです。
クリープハイプによる主題歌です。結構好き。
サントラでございます。
佐藤祐市監督作はこれしか観てないんですが、そんなに好きではなかったり…。
なんとなく察してほしい作品、その1。筒井康隆先生の短編集です。
なんとなく察してほしい作品、その2。ジェームズ・マンゴールド監督作。厳密には少し違うんですがー。
なんとなく察してほしい作品、その3。ジョン・カーペンター監督作。厳密には(ry
恋や仕事に悩む人は、男女問わずに読むべき名著。その後、これやこれ
を読むと良いザンス。
先週の備忘録(2015/6/23~6/29)
さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓
やっぱり「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は100点の映画!ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー
ディズニーランド、娘には早かったようです… (´・ω・`) ションボリ
日曜日、井の頭公園でフュリオサを見た!m9`Д´) ビシッ
ライムスターのツアーのチケット、2日分申し込みました (o^-')b アタレ!
先週のタマフルは最高でしたな!(*゚∀゚)=3 ムッハー 宇多丸師匠の「マッドマックス」評が素晴らしかっただけでなく、ジョージ・ミラー御大のインタビューがまた良かったし、高橋ヨシキさんを交えた久しぶりの放課後ポッドキャストも楽しくてね…(しみじみ)。HPにインタビューの全文が掲載されているのもうれしい限りであり、つくづくタマフルは素敵な番組だなと。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」に関しては、今週、あと2回ぐらいは観に行く予定でございます。
ジョージ・ミラー監督のインタビューを聴いた僕は、すっかり加納秀明気取りだったというね。
ただ、自分が書いた感想は結構不満が残るというか。amebaの文字制限に引っ掛かってしまった&娘の面倒を見ることになってしまったため、土曜日は予約投稿をセットしつつもブログを書く機会をうかがっていたんですが、どうしても時間が作れなくて…。本当はもっと書きたかったのに不本意な状態で更新してしまったのです。いや、「マッドマックス」に限らず、近ごろは自分のブログに疑問を持つことが多いというか。例えば、昨日アップした「脳内ポイズンベリー」も激痛な内容であり、基本的には「思いついたことをそのまま書く」という姿勢なので仕方ないんですが、書いた瞬間から黒歴史みたいな文章をアップして何になるのかと。脳内で秋山奈々ちゃんが「今瞬間を生きてる君は間違ってないから♪ (´∀`し」と歌ってくれているものの、なんかね、自信がないのでした。
ということで、「空を泳ぐさかな」を貼っておきますね↓ 「ティーンエイジ・ベスト」収録だよ!(o^-')b
まぁ、そんなことは置いといて、先週の木曜日は念願のディズニーランド!ヽ(`Д´)ノ 僕と奥さん&娘のマナ子(仮名/3歳)&お義母さんで行って来ましたよ。1日中、娘を抱っこしたままでも大丈夫なように、筋トレに励んで肉体のピークをこの日に持ってきたワケですが、非常に誤算だったのが、マナ子があまり楽しめなかったこと。「イッツ・ア・スモールワールド」や「キャッスルカルーセル」、「空飛ぶダンボ」に乗ったくらいまでは良かったんですけど、園内を徘徊する着ぐるみキャストに怯えてしまって…。特に7人の小人たちと遭遇した時は、「パパ、逃げてぇっ!(´Д`;し イヤーン」と必死に訴えてきたほどだったのです。
木曜日は特殊身分TシャツにレスラーCAP、トゥモローランドと消耗品軍団のピンバッジを装着して臨みました。
撮影時は上機嫌だったのに、この直後、7人の小人たちの襲撃を受けて、一気に怯えモードに突入したというね。
その後、パレードを観たら機嫌は少し直ったものの(離れていれば着ぐるみも大丈夫っぽい)、せっかくファストパスを取った「プーさんのハニーハント」は場内が暗くなるのが怖かったらしく、またもや怯えまくり。「グランドサーキット・レースウェイ」に乗せたり、風船を買ってあげたりしたものの、ちょっと神経質な感じになっちゃって。結局、17時ごろに園を後にしたんですが、マナ子にはまだ早かったかなぁと。ディズニー関連のDVDとか、結構見せてたんですけどね… (´・ω・`) ザンネン
ちなみに僕の方は、「トゥモローランド」の感想で書いたようにピンバッジを付けていたのにプルス・ウルトラに招かれることはなく…なんて話はどうでも良いとして(不要な文章)。トゥモローランド・エリアのトイレに入って便器にウォシュレットが付いていないのを確認した時は、「プルス・ウルトラ、便座の進化は怠ったようだな!(`∀´) フハハハハハ」となんとなく勝った気分になった…というのもどうでも良いとして(不要な文章)。
「スキッパーズ・ギャレー」のテリヤキチキンレッグや「センターストリート・コーヒーハウス」の牛サーロインステーキ&ハーブチキン・カレーライス、「チャック・ワゴン」のターキーレッグが食べられたし、リニューアル後の初搭乗となる「スター・ツアーズ」は待ち時間が5分→2回乗れたということで、非常に満足いたしました (´∀`) ヨッタケド ただ、やっぱり娘のリアクションが微妙だったため、奥さん的にはかなりガッカリしたようで、また来るのは当分先のことになりそうですな…。
「スター・ツアーズ」、いきなり「反乱軍のスパイ」認定された時は超ビックリしましたよ。
土曜日は奥さんの用事&同窓会があったため、ずっとお義母さんとマナ子の面倒を見まして。夜は初めて2人でお風呂に入ったんですが、非常に仲良く過ごせましたよ。翌日曜日は、ママ友の都合が悪くなって奥さんの予定が空いたので、急遽、親子3人で井の頭公園に。マナ子ったら、ディズニーランドに行った時よりもはるかに上機嫌であり、安上がりな子だなぁと。まぁ、小学校に入る前ぐらいになったら、変わるんでしょうけどねー。
満面の笑顔で鐘を鳴らしまくってました。
で、その井の頭公園での出来事。売店前の広場のテーブルでご飯を食べていたら、近くの席に小学校低学年ぐらいの女の子と、幼稚園ぐらいの女の子がやってきまして(親はいない様子)。どうやら姉妹みたいなんですが、売店で買ったフライドポテトとかき氷を食べようとしたところ、妹の方がかき氷をテーブルの下に落としちゃったんですね。で、姉がそれを拾ってあげていたら、木の上にいたカラスが飛来し、フライドポテトを強奪したのです!∑(゚Д゚)
このカラスではないんですが、イメージとして貼っておきますね。
確かに売店近くの壁に「カラスに気をつけてください」みたいな警告が書かれていたんですよね…。たぶん視線で殺せたのなら、僕は確実にカラスを惨殺したと思うんですけど、よくよく考えればカラスだって生きるのに精一杯。わさびちゃんを襲ったカラスだって決して悪ではないのです。ただ、少女がなけなしの小遣いで買ったであろうフライドポテトを奪われてしまうなんてあんまりすぎる状況であり、実際に姉の方は、一瞬だけ切なそうな顔を見せたんですが、しかし! すぐに気を取り直して、かき氷で服が汚れている妹を気遣ったのです…。この瞬間、オレはフュリオサを見た!m9`Д´) ビシッ
なんとなく「腹部を刺されたフュリオサ」を貼っておきますね(「マッドマックス 怒りのデス・ロード」より)。
ハッキリ言って、僕(42歳の中年男性)が遭遇したら、即座に悔し涙を流す級の事件ですよ。それをまだ10歳にも満たない少女がグッと堪えて乗り越えるなんて、なにその「折れない心」。ラース・フォン・トリアー監督がこの出来事を目撃していたら、「『黄金の心』は四部作だった!ヽ(`Д´)ノ マチガエタ」と映画化に走ること間違いなしなのです。
少女のあまりの気高さに感心した僕は、涙を必死に我慢しながら近付いて、「大丈夫? オジサンがポテト買ってあげようか?」と話しかけたんですが、なんか引かれてしまったようで。「あっ、大丈夫です!(°д°;し」と妹を連れてそそくさとその場を離れてしまい、その結果、僕は奥さんに「アンタって本当に空気が読めないよね! 川`Δ´) シネヨ」と罵られたりしたものの、あの瞬間、確かに井の頭公園にフュリオサが降臨したーー。そのことだけは書き残しておきますよ。そして、映画に影響されて、一時は娘の仮名を「風梨幼(フュリオサ)」に変えていましたが、我が子にあの名前はまだ早かったことに気付き、やっぱり「マナ子」に戻した次第。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。
2015年7月公開で観たいと思っている映画の覚え書き
毎月の恒例として、僕が2015年7月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓
※①などの番号付きは「絶対に観る」、◎も「絶対に観る(本数計算の対象外作品)」○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。
7/4
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン ①
チャイルド44 森に消えた子供たち ②
それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ ◎
フレンチアルプスで起きたこと ○
ルック・オブ・サイレンス ○
“記憶“と生きる △
7/11
ターミネーター:新起動/ジェニシス ③
リアル鬼ごっこ ④
バケモノの子 ◎
大阪外道 ○
ゾンビーバー △
サイの季節 △
踊るアイラブユー♪ △
アリのままでいたい △
7/18
大阪蛇道~Snake of Violence~ ⑤
インサイド・ヘッド ◎
Mr.タスク ○
パージ ○
独裁者、古賀。 ○
犬どろぼう完全計画 ○
奇跡の2000マイル ○
ルンタ ○
浄霊探偵 ○
チャップリンからの贈りもの ○
7/25
バトルヒート ⑥
奪還者 ⑦
共犯 ○
コントロール・オブ・バイオレンス ○
人生スイッチ △
東京無国籍少女 △
野火 Fires on the Plain △
THE HYBRID 鵺の仔 △
エクストラ テレストリアル △
今年から新作映画は年に120本しか観ない(特撮&ドキュメンタリーを除く)なんて自分ルールを徹底してきましたが、今後は除外対象にアニメも入れることにいたしました。というのは、我が娘のマナ子(仮名/3歳)が映画館に慣れてきたら、アニメ作品を観に行く機会も増えるでしょうし、そんな時、「“年間120本縛り”のせいで、パパはもう観に行けないんだよ… (´・ω・`) ゴメンネ」なんてことになったらーー? やっぱり家庭が第一ということでね、今後のことを考えて、アニメ作品は除外いたします(雑な理屈)。で、とりあえず「それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ」の前売り券を買っているんですけど、昨年の娘は「もう映画はイヤだ!川TДT)ノ」なんて嘆いていただけに、大丈夫かしらん。
今月購入済みの前売り券は5枚。アンパンマンの映画は親子ペア券だったりします。
そりゃあね、絶対面白いであろう「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」はもちろん観に行きますよ。あと、予告編を観た時はすっかりクロエ・グレース・モレッツちゃんが新しいサラ・コナー役かとカン違いした「ターミネーター:新起動/ジェニシス」も鑑賞予定でございます。たぶんジャン=クロード・ヴァン・ダムが降板した代わりにドルフ・ラングレンがトニー・ジャーと共演することになったっぽい「バトルヒート」も前売り券を購入済み。あの“7種の武術の黒帯を持つ男”マイケル・ジェイ・ホワイトが出ているのもポイントが高いのです ( ̄ー ̄) ニヤッ
「ターミネーター」の予告編のこの場面を観て、すっかりクロエちゃんが出るのかと思ってました…。似てるよね?
「バトルヒート」の予告編を貼っておきますね↓ 共闘系なのね。
スゲー迷っているのが、「ルック・オブ・サイレンス」で、あの後世に遺すべき名作「アクト・オブ・キリング」の続編ということで、観たい気持ちは強いんですけれども、とにかくヘビーそうでして… ('A`) 精神状態の安定を考えると、観ない方が良いかなぁと思っております。7月は他にも「“記憶“と生きる」とか「ルンタ」とかキツそうなドキュメンタリーが多いですな。
「ルック・オブ・サイレンス」の予告編はこんな感じ↓
それと、7月11日からテアトル新宿で「大阪バイオレンス、3番勝負」が開催されるそうで。僕的にはどの作品も気になるんですが、やっぱり坂口拓さん主演の「大阪蛇道~Snake of Violence~」だけは何があっても観るつもり。「リアル鬼ごっこ」に関しては原作が大嫌いなんですけど、設定がだいぶ変わっているようだし、園子温監督なら僕好みに仕上げてくれているんじゃないかと期待しております。
「大阪蛇道~Snake of Violence~」の予告編でございます↓
名画座系は、新文芸座で7/17(金)の「アメリカン・スリープオーバー」(以前、タマフルで宇多丸師匠がオススメしてたやつ)や、7/17(金)~7/18(土)の「激戦 ハート・オブ・ファイト」&「群盗」
という“超燃える2本立て”が気になる感じ。7/22(水)~7/25(土)の「ヘラクレス」
他1本というのもチェックしたいですな。あと、キネカ大森だと7/04(土)~7/10(金)の「みんなの学校」&「バベルの学校」と、7/25(土)~7/31(金)の「シャークネード」
&「メガ・シャークVSメカ・シャーク」
あたりに魅力を感じますが、7月中旬ぐらいから忙しくなるので、厳しいですかねー。以上、2015年7月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。
シグナル(ネタバレ)
シグナル
原題:The Signal
2014/アメリカ 上映時間97分
監督・脚本:ウィリアム・ユーバンク
製作:ブライアン・カバナー=ジョーンズ、タイラー・デビッドソン
製作総指揮:リチャード・ロスフェルド、ピーター・シュレッセル、リア・ブーマン、スチュアート・フォード、チャールズ・レイトン、ジョナサン・デクター、ネイショー・アリ
脚本:カーライル・ユーバンク、デビッド・フリガリオ
撮影:デビッド・ランゼンバーグ
美術:メイガン・ロジャース
衣装:ドロトゥカ・サピンスカ
編集:ブライアン・バーダン
音楽:ニマ・ファクララ
音楽監修:アミン・ラマー
出演:ブレントン・スウェイツ、ローレンス・フィッシュバーン、オリビア・クック、ボー・ナップ、サラ・クラーク
パンフレット:★★★(600円/高橋諭治さんのコラムと監督インタビューで内容が補完できます)
(あらすじ)
MIT(マサチューセッツ工科大学)に通うニック(ブレントン・スウェイツ)は、大学のパソコンにハッキングを仕掛けてきたハッカーの居場所を突き止めるため、友人のジョナス(ボー・ナップ)やガールフレンドのヘイリー(オリビア・クック)とともにネバダを訪れる。しかし、そこで何者かに拉致されてしまい、気が付くと政府の隔離施設に監禁されていた。職員の説明によれば「何か」に接触して感染したため隔離されているという。どうにかして施設を出ようと試みたニックは、ある思いがけない力が発動する。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
61点
※この映画は、ネタバレを知っちゃうと魅力が半減する気がするので、気になっている人は読んじゃダメ!
赤いシグナル、非常のサインーー。「シグナル」という単語を耳にすると、高確率でこの歌が脳内で流れてしまうのはどうでも良いとして。何かの時に予告編を観て、僕が大好きな「クロニクル」みたいな“青春超能力バトルモノ”だと思って、6月上旬の夜、TOHOシネマズ新宿に足を運んでみました。能力が覚醒するシーンは好きでしたヨ (´∀`) ウフフ 最近、感想が長文化する傾向にあって、我ながら心底ウンザリしているので、今回は超短めに書きます…って、こういう文章をいちいち書いているから長くなっちゃうんじゃないの? …って、だから、こういう文章を書いているから(ry
スクリーン11で観ました。観客は4分の1程度。
観た人が「えっ、そういう映画だったっけ?Σ(゚д゚;)」と首を捻るほど乱暴にあらすじを書くと、MITに通うぐらいに頭が良い大学生ニックとその恋人ヘイリー、友人ジョナスの3人が、“謎のハッカー”ノーマッドの居場所を突き止めたら、何者かに拉致されまして。意識を取り戻したニックは、政府の職員デイモン(ローレンス・フィッシュバーン)から「地球外生命体と接触して“感染”した」ことを告げられて、謎の隔離施設で検査されるエブリデイを過ごしていたものの、不自由だった脚がロボ化していることに気付いてビックリ→ヘイリーと逃走するのです。
研究所から逃げ出すヘイリーとニック。
逃げた先でジョナスと合流してみたら、なんと彼は腕がロボ化してまして。謎の男たちに捕まりそうになった時、ジョナスが「ここは俺がくいとめる!お前は先に行くニャー!ヽ(`Д´)ノ」と自己犠牲するも、最終的にニックとヘイリーはデイモン一味に囲まれて万事休す。「こうなったらヤケだ!」とニックがロボ化した脚でダッシュしてみたら、音速を超えて“見えない壁”をクラッシュ! 実はデイモンもアンドロイドっぽい感じであり、“地球外生命体っぽい存在”が作った“宇宙の実験施設っぽい場所”に隔離されていたことがわかったっぽい雰囲気で、映画は終わってましたよ。
腕がロボ化したジョナスの自己犠牲シーン、見え見えだったけど、グッときた!
最後は、ヘイリーを連れて行かれて、すべてを失ったニックが…。
超ダッシュして”見えない壁”をブチ破るのでした。この支配からの、卒業!m9`Д´) ビシッ
最初はPOVのホラー映画っぽいムードだったんですけど、ニックたちが施設に囚われてから連想したのは「月に囚われた男」。パンフによると、ウィリアム・ユーバンク監督は実際に同作が頭にあったそうな(あと「π」
も)。スタンリー・キューブリックやデヴィッド・リンチの影響もアリアリで、その手のムードが好きな人はそれなりに楽しめる印象。僕は「抑圧された思春期の少年が爆発してみたら、自分が思ってた以上に世界は広かった」的な寓話…って見方をしたんですが、違ってたらスミマセンネー (´∀`;) エヘヘ
見終わってから振り返ってみれば、あの“宇宙の実験施設っぽい場所”にいた他の人間たちは、闇雲にさらわれて実験材料にされたんでしょうな。で、それが失敗だったので、デイモン(DAMON)がノーマッド(NOMAD)というハッカーになりすまし、優秀な人材を罠に掛けて拉致したと。デイモンはたぶんDEMONでもあって、もしかするとDANONEの意味も含むのかも…って、最後のはウソです (o^-')b ドーデモイイ 何はともあれ、いろいろと深読みできる要素は嫌いじゃないけど、正直、もっと派手な超能力バトルモノを期待していただけに、そういう描写が終盤に2回だけだったのは、かなりガッカリしましたよ。
ローレンス・フィッシュバーンの役は、「マトリックス」のモーフィアスが敵だったみたいな感じ。
ただ、その能力発動描写自体はスゲー好きでして。ジョナスの地面叩きアタック(勝手な命名)もカッコ良かったんですが、僕的にハートをギュッと掴まれたのは、ラストにニックが見せるマッハダッシュ!(勝手な命名) それまでの展開でずっと溜まっていたフラストレーションが一気に解放される気持ち良さがあって、ハッキリ言ってその直前までは「観なくても良かったカナー (・ε・)」ぐらいに思っていたんですが、最後の最後でよくわからないけど感動させられたというね。
ジョナスのこのシーンも好きなんですが、しかし。
このニックの猛ダッシュが超愉快で爽快だったのです。
ちょっと「009 RE:CYBORG」の加速装置シーンを思い出したり。
そんなワケで、「何をされたんだか知らないけど、ずっとボーッとしているヒロインのヘイリー」とか、ところどころイラッとする要素はあったし、腕がロボ化したジョナスと脚がロボ化したニックが合体して「阿修羅 ミラクル・カンフー」みたいな展開にならなかったのは残念だったものの、最後がスゲー好きでしたヨ (・∀・) ヨカッタ! 熱心にオススメはしませんが、ラストのマッハダッシュ(勝手な命名)は一見の価値アリだと思うので、気になる人は観ても良いんじゃないですかね。
サントラがあったので、貼っておきますよ。
ウィリアム・ユーバンクの長編デビュー作。未見ですが、面倒くさそう… (`Δ´;) ヌゥ
大好きすぎる青春SF超能力映画の傑作。僕の感想はこんな感じ。
なんとなく連想した映画、その1。僕の感想はこんな感じ。
なんとなく連想した映画、その2。久しぶりに観ようかなぁ。
なんとなく連想した映画、その3。僕の感想はこんな感じ。
2015年6月に観たDVDの覚え書き
※今回の記事は、「アイスマン 超空の戦士」、「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」
、「エスケイプ・フロム・トゥモロー」
、「ブレイキング・バッド」の“ネタバレ全開の感想”を書いているので、気をつけて!
毎月の恒例として、「先月観たDVDの感想」を雑にアップしておきますね↓
<1本目>
アイスマン 超空の戦士
(あらすじ)
明朝末期、朝廷の命を受けて天竺(インド)から秘宝「時空金球」を持ちかった秘密警察の賀英(ドニー・イェン)は、陰謀に巻き込まれて追われる身となり、逃亡中に雪山で雪崩に巻き込まれてしまう。400年後の現代、冷凍状態から目を覚ました賀英は、見たこともない世界に困惑するが、偶然出会った女性・小美の助けもあり、次第に現代社会に適応していく。しかし、賀英を追っていた者たちも同様に現代に目覚めており、両者は現代を舞台に再び戦うことになる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
ここ数年はドニー・イェン兄貴の主演作が公開されたら劇場で観るのが掟であり、今作も当然ながら今は亡きシネマート六本木で鑑賞予定。リメイク元のユン・ピョウ主演作「タイム・ソルジャーズ/愛は時空を越えて」を観て予習するほど楽しみにしていたんですが、なんと仕事が忙しくて観に行けなくて…。気が付いたらレンタルが始まっていたので借りてみたら、普通に楽しかったです (o^-')b イイカンジ! 監督はジョニー・トーとよく絡んでいるロー・ウィンチョンで、近作では「やがて哀しき復讐者」を観てましたよ。
そりゃあハリウッドの大作と比べたら、ところどころCGは安いし、話もなんだかなーと思うところはありますが、やっぱりアクションシーンは面白くて。クライマックスの“橋の上の2vs1バトル”は創意工夫が感じられて感心いたしました(若干のCG臭は目をつむるとして)。コメディ色が強い割に人がしっかり殺されるあたりは「タイム・ソルジャーズ」っぽいけど、義兄弟愛要素が盛り込まれたことで恋愛色は薄まった印象。まぁ、二部作の前編なので(後編は香港と中国で今年公開予定)、後編でヒロインとの恋愛がクローズアップされるのかもしれませんがー。一応、オチを書いておくと、警察のお偉いさんかと思っていたサイモン・ヤムが実は義兄弟の1人だったことが発覚して、後編に続いてました。
勢いのある放尿シーンを貼っておきますね。その他、便器を爆破して敵をウンコまみれするシーンもあり。
<2本目>
土竜の唄 潜入捜査官REIJI
(あらすじ)
正義感は強いものの警察署きっての問題児の巡査・菊川玲二(生田斗真)は、上司からクビと言われてしまう。しかし、内実は関東一の広域暴力団・数寄矢会の轟周宝(岩城滉一)を逮捕するため、モグラこと潜入捜査官になれという命令だった。偶然にも傘下の阿湖義組若頭・日浦匡也(堤真一)と親交を深めた玲二は、数々の試練に見舞われながら轟に近づいていく。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
55点
原作漫画についてはサッパリだったんですが、三池崇史監督作なので気になっていたのと、同じ生田斗真さん主演の「予告犯」が公開されるということで、なんとなく気が向いてレンタル。嫌いではないカナー (・∀・) マァマァ 正直、繰り広げられるアクション自体は結構普通なんですけど(三池監督作にはよくあること)、全編に勢いがあって好感が持てたというか。特に主役を演じた生田斗真さんは体を張っていて、なかなか楽しかったです。最後はパピヨン(堤真一)&クロケン(上地雄輔)と組んで、関西制圧に乗り込んでましたよ。
<3本目>
エスケイプ・フロム・トゥモロー
(あらすじ)
会社に突然クビを言い渡された中年男のジム(ロイ・エイブラムソン)は、口うるさい妻とわがままな2人の子供と共に人気テーマパークにやって来た。夢と魔法の国で何度も現実から逃げたくなる衝動に駆られたジムに、妄想と現実が入り交じった奇妙な出来事が次々と襲い掛かってくる。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
30点
6月上旬に公開される「トゥモローランド」を観る予定&下旬には家族で初のディズニーランドに行くつもりだったので、その前になんとなく今作をチェックしてみたんですが、そんなに面白くはなかったです ┐(´ー`)┌ ザンネン 映画冒頭、ビッグサンダー・マウンテンに乗っている男の首が飛んだ時は胸がときめいたものの、その後は「家庭を持つ中年男性の不安な心理状態がディズニーランドに反映して悪夢のよう (´Д`;) コワーイ」的な展開が地味~に続くだけなんですよね…。この父親がなかなかムカつく男なのもあって、基本的にはイラつきながら観てました。
「遊園地って不気味ですよね」ってのはわかるけどさ、マジどうでもいい。ディズニーランドで無許可撮影→作品化したのもスゴいと思いますが、僕はこのジャケット(オリジナルは4本指なのを変えているのがカッコ悪い)から「ジュラシック・パーク」
的な惨事を期待していたというか。「ミッキーがアニメの世界で繰り広げる“暴力”が現実で炸裂すると人体はどうなるのか!?」とか「『オレサマオマエマルカジリ !』と人を襲うプルート」とか、そういうのが観たかったザンス (・ε・) チェッ 最後は「父親が死亡→同じ男が別の家族と来園して終わる」んですけど、その意味を考えるのも面倒くさい気持ち。詳細を知りたい方はアガサさんの感想が愉快なので、そちらを読んでみてくださいな。
なんとなくイッツ・ア・スモールワールドで撮影した画像を貼っておきますね。
そんなワケで、先月観たDVD作品は合計3本。仕事がそれほど忙しくなかったのに少なめなのは、今さらながら「ブレイキング・バッド」に時間を奪われていたからだったりします。4月下旬から借り始めて、6月中旬にやっと見終わったんですが、スゲー面白かったYO!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ! 科学的な知識などはゼロですけれども、一応、僕も家庭を守らなくてはならない父親ということで、主人公ウォルターにはかなり感情移入しちゃいましたね~(しみじみ)。
予告動画を貼っておきますね↓
なんて言うんですかね、前に取引先の社長(団塊世代)に説教されたことがあって。「本当に家族が大事なら、仕事に打ち込んでバリバリ稼ぐべき」「家族から省みられなくても、家族のために働くことこそが父親の役目」みたいなことをキツく言われたんですよ。一応、それはそれで納得しつつも、どこかで「でも、それだって『自分のため』なんじゃないの?」と思っていたので、最後にウォルターが「自分のためだった」と語る場面は「我が意を得たり!m9`Д´) ビシッ」という気分になったりして。
「もう一つのエンディング動画」があったので、貼っておきますね↓ こんな風に終わってたらブチギレでしたな。
とにかく先が読めないわ、突発的に暴力的な展開になるわ、登場人物は魅力的かつ凄まじいわと、褒めるところまみれでしたよ。このドラマを先に観ていたら、同じ俳優が出ていた「GODZILLA ゴジラ」や「ニード・フォー・スピード」といった映画がもっと楽しめたような気がします。気になる人はぜひ観てみてくださいな。普段はあまりアメドラをチェックしない僕ですが、弁護士ソウル・グッドマンを主役にしたスピンオフのレンタルが始まったら、絶対に観る予定でございます。以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。
きみはいい子(ネタバレ)

2015/日本 上映時間121分
監督:呉美保
原作:中脇初枝
脚本:高田亮
製作:川村英己
プロデューサー:星野秀樹
撮影:月永雄太
照明:藤井勇
録音:吉田憲義
美術:井上心平
編集:木村悦子
音楽:田中拓人
VFX:菅原悦史
衣装:兼子潤子
ヘアメイク:石邑麻由
アクションコーディネーター:カラサワイサオ
助監督:松尾崇
ラインプロデューサー:野村邦彦
キャスティング:石垣光代
アシスタントプロデューサー:原田浩行
出演:高良健吾、尾野真千子、池脇千鶴、高橋和也、喜多道枝、黒川芽以、内田慈、松嶋亮太、加部亜門、富田靖子、三宅希空、浅川蓮
パンフレット:★★★★☆(700円/関係者インタビューが良いし、シナリオが載っていてオトク!)
(あらすじ)
新米教師の岡野(高良健吾)は、ひたむきだが優柔不断で、問題があっても目を背け、子供たちから信用されていない。雅美(尾野真千子)は夫の単身赴任で3歳の娘と2人で生活し、娘に暴力を振るってしまうことがあった。一人暮らしの老人あきこ(喜多道枝)はスーパーで支払いを忘れ、認知症を心配するようになる。彼らは同じ町で暮らしており……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
90点
※今回の記事は、この映画が好きな人は不快になる怖れがあるので、気をつけて!
※今回の記事は、どうでも良い下ネタが書かれているので、そういう文章が苦手な人は気をつけて!
あまり観る気はなかったんですが、ムービーウォッチメンの課題映画に選ばれたので、会員割引を利用してテアトル新宿で観てきました。「超良い映画!m9`Д´) ビシッ」と思ったり。
テアトル新宿は入り口付近に記事の切り抜きがある…というどうでも良い情報。

劇場ロビーには感想を書いた付箋を貼れるボードがあって、鑑賞後、僕も貼ったのでした (〃∇〃) ウフフ

奥には小林憲明さんによる「ダキシメルオモイ」という展示がありましたよ。

つい「しあわせ」の珈琲フロートを買っちゃったりして。苦いけど甘い!(捻りなし)

原作小説は短編集であり、その中から3つの話を抜き出して映画化したということで。今作は「夫がタイに単身赴任中の虐待主婦・雅美」と「心は優しいが優柔不断の新米教師・岡野」、「痴呆気味の独居老人あきこ」の3人のエピソードが同時進行しましてね。雑にあらすじを書くと、雅美は自分でもいけないと思いながらも娘を虐待してしまい自己嫌悪するエブリデイであり、岡野は面倒くさい生徒&うるさい親に悩まされ、あきこはボンヤリとプチトマトを自分のバッグに入れたままスーパーを出てしまう→咎められてションボリしたりと、「人生って世知辛いねー 川´・ω・)(´・ω・`)(・ω・`し シニタイネー」ってムードだったんですが、しかし!
雅美は、娘に激しい怒りをぶつけた後、どうして良いのかわからずに泣いたりしてまして。

岡野は、優柔不断&経験のなさから、生徒の親に怒られたりしましてね。

あきこは、いつの間にやら万引き→店員(富田靖子)に咎められるのです… ('A`) イヤーン

雅美は、気の合うママ友・陽子(池脇千鶴)が“手首の根性焼き”を発見→子どもに上手く愛情を注げないことを看破して、ヒステリックになりそうな彼女をギュッと抱擁。雅美は「デラべっぴんさん、デラべっぴんさん… 川 ´∀`)ノ(・ω・、し グスン」と慰められたことで少し救われまして(一部、余計な文章)。あきこは、困っていた自閉症の子・弘也(加部亜門)を助けたら、その母親・和子がスーパーで万引きを咎めた店員だったりして、なんとなく和解→授業参観に来るほど仲良しになるというね 川 ´∀`)(°∀° )(´∀`し ヨカッタワー
陽子に抱きしめられて、雅美はちょっと助かりまして。

この2人も互いの孤独を埋め合う関係になったのでした。

そして岡野は、「横道世之介」
甥っ子に抱きしめられて癒やされた岡野は、「家族に抱きしめてもらう」という宿題を考案。

宿題の内容を聞いて反発しながらも、所詮は小学生。みんな実行してくるのです…神田さん以外は。

ちなみに範馬さんの家ではこんな感じだったそうです(「範馬刃牙」第37巻

で、さらに次の日。生徒たちは「なんか…意外と…良かったです… (〃∇〃) ウフフ」と宿題に満足げだったものの、一番の狙いだった神田さんったら登校しなくなっちゃって。「教師になれば好きなだけ食える!」と教職を目指す動機になった給食の揚げパン(真に受けた文章)をカバンに入れて廊下に出てみれば、特別支援学級がお楽しみ会の真っ最中で、非常に幸せそうでしてね。「歓喜の歌」をBGMに、いろいろと考えながら校庭に出た岡野は、やっと「あの子は別に鉄棒が好きなんじゃなくて、いつも17時になるまで校舎の時計を見てたんだ!Σ(゚д゚;)→アタシ、神田さんの気持ち、全然わかってなかったんだ!ヽ(´Д`;)ノ アァン」と「ももへの手紙」ライクに猛省してダッシュ!
神田さんの自宅(ボロアパート)の前に着いて、少し落ち着いてからドアを叩くとノー反応でして。仕方なく、もう一度強めにノックをすると、玄関でクソ義父がドアを開ける気配がしたので、そのまま扉越しに渾身の右ストレートを炸裂! なんと教師になる前は暴走族「機動爆弾巌駄無」の特攻隊長=ヤンキー先生だった岡野は、虐待のせいで神田さんが寝込んでいる間に、クズ義父をキッチリ処分。神田家に平和が訪れたのでしたーー ( ´∀`)(´∀`) メデタシメデタシ
いつも鉄棒をしていた神田さん。義父に「17時まで帰るな!(`Δ´)」と言われたから、ここで時計を見ていたのです。

そこにやっと気付いた岡野は猛ダッシュ! 息を整えてからドアをノックし、向こうに義父の気配を感じると…。

ガラス戸越しに鉄拳制裁だッ! グレート・ティーチャー・岡野、容赦せん!!!!ヽ(`Д´)ノ ポイズン!

って、もちろん途中からウソです、すみません (ノ∀`) ゴメンネ 実際は岡野がドア(not ガラス戸)をもう一度ノックしたところでエンドクレジットに突入するんですが、その“一歩踏み出したところ”で終わるのがスゲー良いのです。というのは、雅美やあきこのエピソードは、その後にすべて上手くいく保証はないものの、一応は「ささやかに救われている」んですが、岡野が直面した問題に関しては、呉美保監督がその続きを観客にも託したような気がしたんですよ。
というか、あの神田さんの義父は仕事もせずにパチンコに行ってばかりで、神田さんへの態度も酷いし、実の母親だって彼にまともな食事をさせていないし、給食費も払っていないし、どちらもダメな大人であることは間違いないんですけど…。そんな人を「クズめ!m9`Д´) ビシッ」と糾弾するだけでは何も始まらないんですよね。一応、神田さんが暴力を振るわれているかどうかは明らかになっていないワケだし、もしかしたらちょっと荒んでいたり、無知だったりするだけで、ちゃんと話せばわかる人なのかもしれない。
クズな義父を演じたのは松嶋亮太さん。超憎たらしかったですな(褒め言葉)。

映画を観ていると、学級崩壊の一番の原因となる大熊さんとかストレートに“生意気なクソガキ”であり、「たぶん幼いころの佐々木士郎はこんな感じだったのだろう… (`Δ´;) ヌゥ」と思ったりしたのですけれども(不要な文章)。宿題の後に対話してみれば、普通の良い子だったりして、そういうのって大人でもあることなんですよね。この「きみはいい子」というタイトルは、子どもだけじゃなくて、大人にも当てはまることなのだろうと。これは上手いなぁと感心しました。
まぁ、当然、神田さんの義父が“話してもわからない人”という可能性も高いんですが(汗)、とりあえずはこちらから機会を作って対話することが大事であり、そうやってささやかでも人と人が繋がっていくことで、世の中は少しずつ良くなっていく…。そんなメッセージを勝手に感じたんですけど、もし間違ってたらゴーメンナサイヨ、ゴーメンナサイヨ!(°д° ) ナニコレ
ということで、聴いてください。RHYMESTERで「Hands」↓(ラジオパーソナリティ風の口調にドヤ顔を添えてーー)
それと、なんとなく連想したのが、昨年観たジェイソン・ステイサム主演作「バトルフロント」
ううむ、結構長くなっちゃいましたが、他にも褒めるところが非常に多い映画でして。まず、虐待シーンの緊迫感がスゴい。すっかり自分の娘が重なっちゃって、冒頭から「尾野真千子、殺す!」と激怒しっぱなしであり、あまりの不快さに席を立とうとしたほど(お金がもったいないのでガマンしましたが)。ただ、パンフの尾野真千子さんのインタビューを読んだら、「ずっと心が痛かった」「冒頭、延々とあやねを叩くシーンでは、『私が痛みを感じなきゃ』と、自分の腕を思いっきり叩きました」「叩かれた腕より心のほうが痛かった」なんて書いてあったから、「アタシ、真千子さんの気持ち、全然わかってなかったんだ!ヽ(´Д`;)ノ アァン」と「ももへの手紙」ライクに猛省いたしました(既視感の強い文章)。
「トガニ」

あやね役の三宅希空さんも本当に頑張った。恐ろしい子!Σ(゚д゚;) ヒィ!

役者さんたちの演技も素晴らしくて、主要人物の3人は文句なしだったし、池脇千鶴さんはすでに完成されていたし、高橋和也さんはいつ「嗅ぐか?(`∀´)ノ」なんて言い出すかハラハラしたんですど(不要な文章)、とにかくスゴかったのは、子役たちの演技&演出。あの岡野が受け持つクラスの子どもたちのリアルさと言ったら! 特に「宿題をやってきた後の生徒たちのリアクション」の自然さにスゲー感心していたら、映画館に貼られていた記事の切り抜きによると、監督が高良健吾さんと生徒役の子たちに任せたアドリブなんだそうで。そういう演出をした監督も素晴らしければ、その期待に十二分に答えた高良健吾with生徒たちも素晴らしいということで、とにかく素晴らしい…って、素晴らしくバカっぽい文章ですな ('A`) ザンネン それ以外でも、前述の虐待されるあやね役の子はもちろんのこと、自閉症の少年を演じた加部亜門さんとか、本当にそういう子なのかと思うレベルであって。よく“名監督の条件”として「子どもの演出が上手いこと」が挙げられますけど、そう考えると呉美保監督はモロに名監督なんじゃないでしょうか。
この少年、本当に自閉症なのかと思いましたよ。恐ろしい子!Σ(゚д゚;) 2カイメ

この「そこのみにて光輝く」

ちなみに岡野のお姉さん役で内田慈さんが出てたのは、「強靭ボディSEXYボディ」を観ている僕的にはうれしかったりして。

一応、「強靭ボディSEXYボディ」について説明すると、宇多丸師匠が壁ドンされたりするドラマです(雑な紹介)。

もうね、「虐待シーンをどうやって撮ったのか、その技術を知りたい」とか「学級崩壊時の大熊さんの机を渡るスタント」とか、書きたいことはいろいろあるんですが、時間がないので割愛! 僕は「マッドマックス 怒りのデスロード」みたいな映画を好む男であり、本当にごめんなさい、正直なところ、「やっぱりあの義父をぶちのめしてほしい派」なんですけど(残念な着地)、その翌日に鑑賞した「海街diary」とともに「超真っ当な良い映画」を観た気持ちになったというか(人間社会を性善説で考えているような雰囲気が似てるような気がしないでもないような)。「日本もこういう路線なら世界レベルの作品が撮れるんだな ( ´_ゝ`) フーン」なんて、知った風なことを思った次第。今作は全人類にオススメなのでね、もし未見の人がいたらぜひ観て!m9`Д´) ビシッ
中脇初枝先生による原作の短編集。良さげだけど、重そうで読む気が… (´・ω・`)
サントラです。良い感じだと思います。
呉美保監督の前作。僕の感想はこんな感じ。
児童虐待系ではトップクラスに凶悪な映画を貼っておきますね。僕の感想はこんな感じ。
昨年観たジェイソン・ステイサム主演作。僕の感想はこんな感じ。
なんとなく読んでタメになったので、貼っておきますね。
モンキー・マジック 孫悟空誕生(ネタバレ)
モンキー・マジック 孫悟空誕生
原題:西遊記之大閙天宮 The Monkey King
2014/中国、香港 上映時間119分
監督:ソイ・チェン
脚本:エドモンド・ウォン、ローラ・フオ、セット・カムイェン
撮影:アーディ・ラム、ヤン・タオ
美術:ダニエル・ウー
衣装:グォ・ペイ、ウィリアム・チャン、イー・チュンマン、リー・ピククワン
編集:チャン・カーファイ
音楽:クリストファー・ヤング
アクション監督:ドニー・イェン
出演:ドニー・イェン、チョウ・ユンファ、アーロン・クォック、ピーター・ホー、ケリー・チャン、ジジ・リョン、シア・ジートン、ハイ・イーティエン、カールソン・チェン、ルイス・クー(ナレーション)
パンフレット:★★★(500円/パンフではなくプレスだけど、売ってくれただけありがたいし、飯星景子さんのコラムが素敵)
(あらすじ)
天界を率いる玉帝(チョウ・ユンファ)と魔界の王である牛魔王(アーロン・クォック)。玉帝が勝利するものの天界は破壊されてしまう。すべてを作る女神である女媧によって天界は補修されたが、そのかけらの一つが下界である人間界に落ち、それにより生まれたのが孫悟空(ドニー・イェン)だった。天界の須菩提祖師に弟子入りし、東海竜宮で如意棒を無理矢理譲ってもらう孫悟空。一方、戦いに敗れた牛魔王は孫悟空の幼なじみである九尾の狐の如雪(シア・ジートン)と仲間の猿たちを殺し、孫悟空の怒りを利用した天界の転覆を図るのだった。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
格闘アクション映画を愛する僕的には「ドニー・イェン兄貴の主演作は劇場で観るのが義務」なワケですが、今年3月に公開された「アイスマン 超空の戦士」に関しては、リメイク元であるユン・ピョウ主演作
を観て予習しておいたにも関わらず、仕事が忙しくて見逃してしまって… (ノω・、) グスン 血涙を流すほどに悔しかったということで、今作は何があっても観ようと心に誓っていたのです。で、6月上旬、閉館間近のシネマート六本木にて、同劇場でサプライズ上映されていた「ドラゴン危機一発´97 <HDリマスター版>」
と勝手な2本立てにして観てきました。予想以上に猿っぽかったです (´∀`) サルサルー
シネマート六本木にやって来ました。この劇場にはお世話になりましたな…。
閉館するということで、いろいろな展示がありましたよ。
入場者プレゼントとして、コースターと「ドラゴン危機一発´97」のポスターをゲット。
プレスが500円で販売されてました。このamazonの「パンフレット」ってなんなんですかねー?
率直な感想を書くと、ずっと「グリーンバックで撮りました」的な空間でのドラマやらバトルやらが続くんですけど、ビジュアルは“安め”の印象。もともと3D映画→3Dで観たらそんなに気にならなかったのかもしれませんが、ちょっとキツかったです。「衣装とメイクだけで6時間、落とすのに4時間掛かった」という特殊メイクも頑張ってはいたけどさ、どうにも作り物感が拭えないというか(孫悟空というキャラクターの性質上、仕方ないとは思うんですが…)。その他、小猿や麒麟のCGとか、映像を厳しい目でチェックする人にはあまりオススメできないクオリティだと思います。
ストーリーに関しては、チャウ・シンチー監督の「西遊記~はじまりのはじまり~」が三蔵法師を主人公にした「西遊記」の前日譚だったように、こちらは孫悟空が花果山に閉じ込められるまでの物語なんですが…。良く言うと「わかりやすい」、悪く言うと「子ども向け」。孫悟空の猿らしい短絡的なバカっぽさや、玉帝&須菩提祖師(ハイ・イーティエン)の孫悟空に対するひたすら甘い対応、そして彼らの牛魔王&二郎神(ピーター・ホー)の策謀を見抜けない呑気さなどには、何とも言えない気分になる人も多いんじゃないかしらん。
だがしかし! この映画について好きか嫌いかを訊ねられたら、「好きよ (^ε^) ウッフン」と即答してしまうのは、ドニー兄貴が愛らしかったから。堺正章さんから始まって、今まで多くの俳優が孫悟空を実写で演じるのを目撃してきましたが、今作の場合は群を抜いて猿であり、最初はそのあまりの猿っぽさに間寛平さんを連想したほど。ただ、猿化した兄貴がチョウ・ユンファなどとキャッキャとじゃれ合っているのを観ているうちに、心がホッコリしてしまってね…(しみじみ)。
プレスに載っていた飯星景子さんのコラムによると、ドニー兄貴ったら「初めて我が子に自分の出演作を見せられる!ヘ(゚∀゚*)ノ」なんて喜んでいたそうで(今までは暴力的な作品ばかりだったため、見せてなかった)。昔、「ドラゴン・キングダム」の撮影時にジェット・リーが孫悟空を演じるのをジャッキー・チェンが羨ましがったなんて話がありましたが、中国の人にとって「孫悟空」という役は特別だったりもするようだし、ファンとしてはそういう視点でもジーンとした次第。
ドニー兄貴のこの笑顔にキュンとくるかどうかで評価が分かれるような気がします。ちなみにベタなギャグも多め。
あと、アクションもさすがでしたよ。CG&ワイヤーを駆使しながら工夫して構築していて、僕は基本的にリアル志向ではありますが、これもまた美味でした (o^-')b ナイス! 天界から捕まえに来た哪吒(カールソン・チェン)との戦闘とか見応えがあったし、天界で大暴れするシーンはなかなかの迫力。クライマックスで巨大猿化して牛魔王とタイマンを張る展開は、「マン・オブ・スティール」とはまた違った「ドラゴンボール」の実写版バトルって感じで(「西遊記」の映画が「西遊記」をモチーフにした漫画っぽくなるという現象)、面白かったです。一応、オチを書いておくと、牛魔王に騙されたことに気付いた孫悟空は牛魔王を倒すものの、すっかり天界が荒れ果ててしまったので猛省。花果山に封印されて、映画は終わってました。
例えば、伸びた如意棒の上を炎の車輪で走ってくるとか、場面場面が良い感じ。兄貴の棒術スキルも当然最高。
最もイケメンな牛魔王が巨大化→孫悟空も巨大化して戦う場面は、かなりグッときましたよ。
最後は観世音菩薩が出てくるお馴染みの展開でしたが、「ションボリしながら指に文字を書く」という新しい解釈も。
正直なところ、鑑賞直後に下村勇二さん&谷垣健治さんに偶然お会いして握手してもらったり、続けて観た「ドラゴン危機一発´97 <HDリマスター版>」のインパクトが強すぎたりして、すっかり印象が薄くなってしまったんですけど(汗)、まぁ、微笑ましく面白かったです (´∀`) サルサルー もうすっかり都内での公開は終わってますが、もうすぐBlu-ray
などが発売されるので、気になる人は観てみてくださいな。
劇場で観たソイ・チェン監督作。僕の感想はこんな感じ。
勝手な2本立てで観た格闘アクション映画の傑作(話の内容はよくわかりませんが…)。DVDは持ってるけど、買うさ!
チャウ・シンチーが監督した「西遊記」の前日譚。僕の感想はこんな感じ。
先週の備忘録(2015/6/30~7/6)
いつだって「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は100点の映画ダナー (^ε^)
先週は映画を7本観ましたヨ (´∀`)
奥さんと念願のLINEを始めたYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン!
日曜日は食べ過ぎました… ('A`)
最近はノートPCを購入&いろいろとソフトを使うことで自宅でもスムースに仕事が出来るようになったこともあり、早く帰宅する日が増加傾向でして。娘のマナ子(仮名・3歳)が寝る前に帰宅して、絵本を読んであげるのが超楽しいのです… (´Д`;) ハァハァ 現在、2人の間でブームなのは、アグラをかいた上に娘を座らせて絵本を読み、ストーリーの進行とともに座席が動く人間4DX状態であり(人間MX4Dでも可)、フュリオサがニュークスにツバを吐きかけるシーンでは実際にツバをかけようかと思うほど(いろいろと間違っている文章)。今、とにかく娘と仲良しなのでした 川´∀`)(´∀`) アイシテル
最近、ベビーカーを押す時はこんなイメージが浮かんでしまって心が痛い…というどうでも良い文章。

しかも、夫のそんな家庭LOVEな姿勢を目の当たりにしたせいなのか、奥さんったら「マナ子ちゃんの動画を送りやすいから」とLINEに誘ってきたから感慨深い。何年か前に僕から誘ってみたら、「アンタとは面倒くさいからイヤだ!川`Δ´) オコトワリ!」とキッパリ断られて、泣きながらアプリを削除したものでしたが(苦笑)、とうとうこの日が来たかと。また1歩、5年振りのセックスに近づいた…と言っても過言ではないでしょうな…(先走り気味な文章)。
早速、「プロレスメンスタンプ」を買ったのに、奥さんに送ったら引かれちゃったぜ!

な~んて書きつつも、仕事が忙しくなるのは13日以降なので、映画も結構鑑賞しましてね ( ̄ー ̄) ニヤッ 「きみはいい子」に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(5回目)、「海街diary」、「KIRI 『職業・殺し屋。』外伝」、「誘拐の掟」(2回目)、「ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス」、「新宿スワン」と、計7本も観られましたよ。来週の月曜以降はハードになるものの、とりあえず今週は「マッドマックス」を2回観に行くつもりでございます。
なんとなく「誘拐の掟」と掟ポルシェさんがコラボした映像を貼っておきますね↓
で、日曜日の話。土曜日は奥さんが出掛けたので、マナ子と2人で「おさるのジョージ2/ゆかいな大冒険!」
「ジョージ」と聞くと、これを思い出して不穏な気持ちに…(「テラフォーマーズ」第12巻

その後は…。僕は基本的に食べることでストレスを発散するタイプでしてね。良い機会だから半日使って「パンケーキ・ノート おいしいパンケーキ案内100」
ちなみに6軒回った中で一番ストライクだったのは、最初に食べたパンケーキ with ベーコン&エッグ エニースタイルでございます。

食べ過ぎたーー ('A`) いや、意外とスイスイ胃袋に入るから大丈夫だと思っていたんですけど、理屈は不明ながら時間差でダメージが来たというか。吐く感じではないものの、とにかく気持ち悪いわ、お腹は痛いわ…。胃薬を飲んで体調不良と戦いながら何とか眠りについたんですが、翌日はすっかり食欲がなかったりして。よくよく考えれば、Eggs'n Thingsのパンケーキだけでも1755kcalということで、少なくとも1日で7000kcal以上は摂取してしまったことになる→そりゃあ、体に良くないわな… (´・ω・`) ううむ、パンケーキ自体はどれも非常に美味しかったんですけど、今後は1日2品までにしようと心から思った次第。
なんとなくロイヤルホストの公式パンケーキの歌を貼っておきますね↓
今週は、水曜日は高校の親友と飲むことになってて、金曜日ははちごろうさんに幹事をやっていただいている映画駄話の会に参加予定(リンク先のかわもっちさんのブログで過去の様子が聴けます…)。あと、13日の月曜日は阿佐ヶ谷「よるのひるね」で「三平映画館」があるものの、よくよく考えると仕事で無理かもしれないんだよなぁ… (・ω・;) ウーン というか、14日の火曜日に下北沢「B&B」でおこなわれる「三宅隆太×福田里香×古川耕『映画とお菓子とラジオが大好き』」はチケット買っちゃったんだけど、もし行けなくなったら誰かにあげます。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。
チャッピー(2D版)(ネタバレ)
※今回の記事に関しては、どうしてもグロいGIFを貼らざるを得なかった→Amebaのフィルタリング機能が発動する可能性が高かったので、最初からこちらのブログ(http://kamiyamaz.blog55.fc2.com/blog-entry-48.html)に感想をアップいたしました。かなりダラダラして読みにくいので、読もうと思っている人は気をつけて!
海街diary(ネタバレ)
※今回の記事はかなりグダグダしているので、ちゃんとした感想文を読みたい人はカゲヒナタさんやはちごろうさんのブログに行けばいいんだよ (´∀`) イインダヨ
<「驚きのどうでも良さ!∑(゚Д゚)」な前置き>
何かの映画を観た際、今作の予告編を観て、「さぞ良い映画なんだろうなぁ」と。是枝裕和監督についてはいくつかの作品を観て“スゴい人”なのは十分承知しているので、この「海街diary」についても観ればそりゃあ感動するだろうと思ったんですけれども。今年から新作映画は年に120本しか観ない(特撮&ドキュメンタリー&アニメを除く)というルールを自分に課しているため、こういう「ストレートに良い映画」みたいなのは観ないようにしようと。
当ブログは「アクション映画」を推すのが基本姿勢であり、そんな名作っぽいものをチェックするヒマはナッシング(「人は生きているだけで“アクションしている”と言えるんじゃないかな ( ´_ゝ`)」みたいな意見は置いとくとして)。まったくヒットしていないなら応援しなきゃとも思うけど、今作は宇多丸師匠や大勢の人たちがすでに絶賛しているワケだし…。このブログ的には、同じ邦画でも「白魔女学園 オワリトハジマリ」とか「ストレイヤーズ・クロニクル」とか「KIRI 『職業・殺し屋。』外伝」といったジャンル映画に足を運ぶべきじゃないですか。
大体、お話にもそんなに興味が持てないというかさ。是枝監督の前作「そして、父になる」の場合は、「2つの家族はどうなるの? (´Д`;) キニナルー」的な興味があったものの、今作に関しては予告編で十分ですよね(苦笑)。どうせ「あーだこーだあって、腹違いの妹・すずとの共同生活が始まる→あーだこーだあって、『奥さんがいる人を好きになるなんて、お母さん良くないよね… (´・ω・`し ションボリ』とすずが負い目を持っていることが発覚→あーだこーだあって、『すずはここにいていいんだよ 川`∀´)ノ(ノω・、し キニスンナ』」って感じなんでしょ? もうすっかり「観た気分」ですよ。
この子がウジウジするのを周囲の人たちが温かくしてあげて…。
最後は「ここにいていいんだよ」って感じなんでしょ? そうなんでしょ?
それと、最近は「予告犯」や「脳内ポイズンベリー」のように「漫画原作の映画を観る→Kindleで単行本を買ってしまう」だけでなく。「シグナル」でラストのダッシュを見て、なぜか「スプリンター」を全巻揃えてしまったり(実家にあるのに!)、「チャッピー」のニンジャから河井星矢を連想して「エリートヤンキー三郎」
を全巻揃えてしまったりと(実家にあるのに!)、何かと漫画を購入してしまって、7月末のカードの支払いに怯えているのです… ('A`) ドウシヨウ ハッキリ言って、漫画が原作である今作を見たら単行本を揃えるのは確実であり、現時点で6巻まで→約2500円の出費というのは財政的にも厳しいワケでして。「オレは『瞳ダイアリー』
派だぜ!(;`∀´) フン!」と自分に言い聞かせて(アウトな文章)、絶対観ないつもりだったんですが、しかし。
Kindleって1クリックで買いやすいのが罠なんだよな…(40代とは思えない文章)。
6月30日、ムービーウォッチメンの課題映画となった「きみはいい子」がとにかく素晴らしくてね…(しみじみ)。「邦画もスゲェな」とあらためて思って、その流れで急に「海街diary」にも興味が湧いてしまったという不思議。結局、翌日の映画の日、TOHOシネマズ新宿で5回目の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(IMAX3D・字幕版)を鑑賞した後、そのまま同劇場で観たのでした。
スクリーン11、満席に近かったです。映画の日効果もあるのかな。
海街diary
2015/日本 上映時間126分
監督・脚本・編集:是枝裕和
原作:吉田秋生
製作:石原隆、都築伸一郎、市川南、依田巽
エグゼクティブプロデューサー:小川泰、大村信、上田太地、小竹里美
プロデューサー:松崎薫、田口聖
アソシエイトプロデューサー:西原恵
撮影:瀧本幹也
照明:藤井稔恭
録音:弦巻裕
美術:三ツ松けいこ
装飾:松尾文子
衣装デザイン:伊藤佐智子
ヘアメイクデザイン:勇見勝彦
音楽:菅野よう子
音響効果:岡瀬晶彦
キャスティング:田端利江
助監督:兼重淳、遠藤薫
スクリプター:矢野千鳥
制作担当:熊谷悠
ラインプロデューサー:熊谷喜一
出演:綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、加瀬亮、鈴木亮平、池田貴史、坂口健太郎、前田旺志郎、キムラ緑子、樹木希林、リリー・フランキー、風吹ジュン、堤真一、大竹しのぶ、中村優子
パンフレット:★★★(720円/デザインとかはスゲー良いんですが、保存に適さない紙質は好みじゃないかなぁ…)
(あらすじ)
鎌倉に暮らす長女・幸(綾瀬はるか)、次女・佳乃(長澤まさみ)、三女・千佳(夏帆)の香田家3姉妹のもとに、15年前に家を出ていった父の訃報が届く。葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女すず(広瀬すず)と対面。父が亡くなり身寄りのいなくなってしまったすずだが、葬儀の場でも毅然と立ち振る舞い、そんな彼女の姿を見た幸は、すずに鎌倉で一緒に暮らそうと提案する。その申し出を受けたすずは、香田家の四女として、鎌倉で新たな生活を始める。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
90点
超良い映画でしたよ… (ノДT) イイエイガダナー
ということで、原作漫画を6巻分買ってしまったというね。
僕が間違っていました(このブログではよくある展開)。すっかり心が洗われたというか。お話的には確かに「あーだこーだあって、腹違いの妹・すずとの共同生活が始まる→あーだこーだあって、『奥さんがいる人を好きになるなんて、お母さん良くないよね… (´・ω・`し ションボリ』とすずが負い目を持っていることが発覚→あーだこーだあって、『すずはここにいていいんだよ 川´∀`)ノ(ノω・、し キニスンナ』」って感じでしたけれども、ストーリーが知りたいだけなら小説でも読んでろって話なワケでさ(マッチポンプ的な文章)。撮影や演出、役者さんの演技、原作からの改変などなどあらゆる要素が素晴らしい上に、四女のすずを演じた広瀬すずさんの“十代の輝き”が焼結されていて、まさに傑作だったのです!m9`Д´) ビシッ
実は、予告編のこの場面は編集トラップ。ここで「ここにいていいんだよ」発言はしていないのです。
真「ここにいていいんだよ」はこっち…って、どうでも良いですかね (´∀`;) スミマセン
例えば、綾瀬はるかさんが「映画 ホタルノヒカリ」で「その通りでガース!(゚∀゚し」なんて言ってた時は「死ねよ ( ゚д゚)、ペッ」としか思えなかったんですが、今作では見事にしっかり者の長女を演じていてね…(失礼な文章)。というか、その他の役者さんたちも“いつもより見事”という印象があって、「宇宙刑事ギャバン」の劇中で魔空空間に入った敵たちのように、是枝演出を受けた俳優たちは通常の3倍のパワーが発揮できる設定でもあるんじゃないかと思ったり(雑な例え)。
まぁ、この時の綾瀬はるかさんだって頑張ってはいたのですが(「映画 ホタルノヒカリ」より)。
それと後から原作漫画を読んで感心したんですけど、結構別物というか(すずの青春要素があそこまで強いとは思わなかった)。是枝監督は、基本設定やエピソード、原作の雰囲気はそのままに、しっかりと自分流の「家族の映画」に作り上げたイメージ。だから、逆に原作ファンが観たらどう思うのかはわかりませんが、そういう意味でも上手いなあと。人気漫画が原作なのに、自分の作家性を隠すことなく、そこに人気女優たちを起用しつつ、広瀬すずさんのアイドル要素も最大限に発揮させるーー。これって、本当にスゲェというか、是枝監督に対して「完成じゃ ( ´_ゝ`)」と知った風なことを思った次第。
僕の心境を代弁する郭海皇の画像を貼っておきますね。
ちなみに原作の長女は「シャチ」と呼ばれていて、すずを守るために自分の片目を差し出してました(「北斗の拳」が混同した文章)。
というかね、僕はこの映画に感謝したいことが2つあって。1つ目は「良く生きよう」と思わされたこと。「皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇」の感想の時に触れましたが、最近はすっかり「この世界はなんて恐ろしいのだろう… (・ω・;)」なんて気持ちになっていて。さらに全シーズンを制覇した「ブレイキング・バッド」とかの影響もあって、微妙にネガティブな人生観になっていたんですが…。「きみはいい子」と今作を連続で観ることで、「良く生きるって大切だなぁ… (ノω・、)」とあらためて気付かされたのです。
ハッキリ言って、家族なんて良いことばかりじゃない…ってのは、みなさんご承知の通りじゃないですか(むしろ殺人事件は血縁関係がある人同士で一番多く発生しているワケだし)。是枝監督だって「誰も知らない」なんて映画を撮ってるんだから、十分わかっているんですよ、そんなレベルのことは。でも、ネガティブなことも結構描いている原作からその要素をあえて削るほどに「良いこと」を美しく楽しく強調した作品にしたのは、「この世界は捨てたもんじゃない」ってことを訴えたかったんだと思うんですよ、たぶん。
実際のところ、鎌倉の一軒家なんて虫が入りそうな時点でノーサンキューであり(カマドウマが出てくるなんて絶対無理!)、ああいう地元密着的な生活って1ミリも憧れないんですけど、あの登場人物たちの「真っ直ぐな心」には胸を打たれたというか。人間、生きていればいろいろな問題が出てきますが、それでも「良く生きよう」とすることで、自分も周囲の人もポジティブに生きられるんじゃないか。今作を観て僕はそんな風に思わされて、スゲー感動したんですが…。あなたのハートには何が残りましたか?(唐突な木村奈保子さんオマージュ)
木村奈保子さんの動画があったので、貼っておきますね↓
2つ目は、生しらす丼のこと。今まで“海鮮系の丼”を食べる際、あのチマチマしたビジュアルから選択肢に入れたことは皆無だったんですが、劇中に出てくる生しらす丼は超美味そうでして。鑑賞中、感動の涙を流しながらも口内に噴出する大量のヨダレ。映画を見終わった後、「タカマル鮮魚店」で生しらすとアジの親子丼を食べたり、「哉吉」で生しらす沖漬丼を食べたりしたんですが、確かに美味い!m9`Д´) ビシッ いつか奥さん&娘と鎌倉で食べたいと思った…という、恐ろしくどうでも良い話。
ランチで生しらすとアジの親子丼。生しらす一色じゃないけど、これはこれで激旨!
同じくランチで生しらす沖漬丼。不漁のせいで沖漬でしたが、実に美味しゅうございました (`∀´) オホホホホホ
その他、「飲酒で乱れる展開は『赤毛のアン』以降のヒロインの嗜み」とか「すずの全裸バスタオルシーン、『向こうから映せ!(*゚∀゚)=3 ウホッ』ではなく、『ダメだよ~ ┐(´ー`)┌ マッタク』という視点になった時点で加齢を実感」とか「ベタだけど自転車2人乗りシーンが超素敵」とか、書きたいことはあるんですけど、割愛!ヽ(`Д´)ノ なんかね、僕なんぞが感想を書くのが申し訳なくなるほどに真っ直ぐで美しい映画でした ( ;∀;)イイエイガダナー
一応、書き残しておくと、ムービーウォッチメンの課題映画の感想は、いつも放送前にはアップしていたのに、今回はそれが無理だったのは、「きみはいい子」とこの映画の影響で家族サービス時間を増やしてしまったことが原因でして。たぶん今後はこのブログをもっと更新できなくなると思います…。ただ、至極当たり前のことなんですが(苦笑)、やっぱり家族が一番大事だから仕方なし。むしろ、そういう時間を増やすことで、奥さんとの5年に渡るセックスレスを解消する極秘プロジェクト「KI-ZU-NA」(「やっぱり兄弟がいるといいよね」という会話をサブリミナル的に蓄積→子作りをする気にさせる計画)が成功する確率も上がるのでは…って、映画とは全然関係ない文章に着地したところで、この感想を終えたいと思います (・∀・) オシマイ
吉田秋生先生による素敵すぎる原作漫画。個人的には「BANANA FISH」より好きです。
何気に良さげなサントラでございます。
写真家の瀧本幹也さんが撮影風景を記録した一冊なんだって (゚⊿゚) ヘー
映画のノベライズです。これはこれで良さげ。
「月刊flowers」の映画化記念増刊号。漫画の再録本ですな。
是枝裕和監督作で一番好きなのはこれ。僕の感想はこんな感じ。
「SWITCH」の是枝裕和監督特集号も貼っておきますね。
原作の舞台となった鎌倉のガイドブック。結構ほしい。
なんと原作に登場するメニューをレシピ付きで再現した一冊。実はこれが一番ほしい。
ごめんなさい、一応、貼っておきますよ。今、読んだらどう感じるのだろう… (`Δ´;) ヌゥ
新宿スワン(ネタバレ)
新宿スワン
2015/日本 上映時間139分
監督:園子温
原作:和久井健
脚本:水島力也、鈴木おさむ
プロデューサー:山本又一朗
企画:古川公平、瀧藤雅朝
共同プロデューサー:富田敏家、鈴木剛
撮影:山本英夫
美術:磯見俊裕
編集:掛須秀一
音楽:大坪直樹
主題歌:MAN WITH A MISSION
挿入歌:UVERworld
出演:綾野剛、山田孝之、沢尻エリカ、伊勢谷友介、金子ノブアキ、深水元基、村上淳、久保田悠来、真野恵里菜、丸高愛美、安田顕、山田優、豊原功補、吉田鋼太郎、今野杏南
パンフレット:★★(720円/吉田鋼太郎さんのインタビューの「飲みたくなりますヨ!」のカタカナが好き)
(あらすじ)
一文無しであてもなく歌舞伎町を彷徨っていた白鳥龍彦(綾野剛)は、スカウト会社「バースト」幹部で謎に満ちた一流スカウトマンの真虎(伊勢谷友介)に助けられ、スカウトマンとしての道を歩み始める。裏社会に足を踏み入れた龍彦は、危険な思惑が交錯する世界を縦横無尽に駆け抜けていく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
20点
※この映画に関しては、カゲヒナタさんのブログが原作との比較などを書いていて参考になるので、そっちを読んで!
※今回の記事は、この映画が好きな人は確実に不快になると思うので、読まないで!
連載されていたころに原作漫画を読んでいた(途中まで)&園子温監督作ということで、興味を持って前売り券を購入したんですが、他の映画を優先していたらなかなか足を運べなくて。7月上旬、やっとTOHOシネマズ新宿で観てきました。全然合わなかったです… ('A`) ごめんなさい、ここからは否定的な文章ばかり→この映画や原作漫画が好きな人は高確率で不快になると思うので、読まない方が良いですよ。
スクリーン3は5分の1ぐらいの入りでしたが、公開から1ヵ月以上経っていることを考えるとスゴいね。
まず、備忘録的に話を書いておくと、歌舞伎町で凹られていた白鳥龍彦(綾野剛)は、真虎(伊勢谷友介)に助けられたのをキッカケにスカウト会社「バースト」に入りまして。社長(豊原功補)に売られそうになったり、スカウトした栄子(真野恵里菜)が自殺したり、「今度こそ守ろう!」と思った風俗嬢アゲハ(沢尻エリカ)が実は覚醒剤中毒で風俗店店長を刺して逮捕されたりしましてね。
で、シャブを売っていたスカウトマン秀吉(山田孝之)が中学のころの同級生だったことが発覚して、ビルの屋上でタイマン→ダチになると、逃がしてあげるんですが、秀吉はヒットマン集団に殺されまして。「実は黒幕は真虎なんですよ~」的なムードを漂わせながら、龍彦が「落ち込んだりもしたけど、私は元気です (o^-')b」って感じで終わってましたよ、確か(ウロ覚え)。
そういえばラスト、龍彦が秀吉にこんなことを言ってましたな(「Let’sダチ公」第18巻より)。
なんて言うんですかね、ヤンマガに連載されていた原作漫画を少年ジャンプっぽい味付けにした印象。一応は最初に“風俗の講習”シーンを見せたりはしてるし、アゲハが働く風俗店が酷かったりして、決してすべてを美化しているワケではないんですけれども。ああいう業界を実写で派手&ヒロイックに描かれると、スゲー違和感を感じてしまって(ちなみに漫画は龍彦にもどうしようもないハードな現実に触れているし、それほどヒロイックな描き方じゃない)。
要はファンタジー作品なんですよね。いや、難しい問題で、「セックスワークの負の面を強調する→そこで働く女性たちのSOSが届きにくくなっている」みたいな社会の現状は実際にあるし、女性が風俗で働きたいならそれも良いんだろうし、「最貧困女子」とか読むとスカウトマンが困っている女性を実際に助ける側面もあるようだし…。でも、不良をファンタジー化した「クローズZERO」
とか、ホストをファンタジー化した「夜王 ~yaoh~」
とかはまだしも、「女性を水商売や風俗に紹介して女の子の月給から10パーセント取る商売」のファンタジーは、ちょっと受け入れられないかなぁと。
それと、このニュアンスが伝わるか微妙ですが、今作を不良映画で例えると「クローズZERO」じゃなくて、「ドロップ」
っぽくて受け付けないというか。ううむ、職業差別的な文章に感じられたら申し訳ありませんけど(汗)、水商売も風俗もスカウトマンもそれ相応のリスクがある仕事ではあるじゃないですか、絶対に。だからこそ、カゲヒナタさんも指摘してましたが、「水商売や風俗で働けば、ほしいもんが買える」みたいな台詞は最悪で。パンフで脚本を担当した2人が「PG12で中学生でも観られる」ことを誇ってましたが、こんなの中学生には1秒も観てほしくないですよ、悪影響しかないから。
むしろこの映画が15歳じゃないと観られないのがおかしいと思う…って、関係ありませんがー。
というか、原作漫画と比べると、脚色が安易な上に気持ち悪い。栄子が飛び降り自殺した直後に龍彦が街を歩いたら大勢の人にイチイチ感謝される描写とか、「星の王子さま」をパクッた絵本「まぼろしの王子さま」の安っぽさとか、アゲハがシャブのパケを落とす展開のバカっぽさとか、「正気!? Σ(゚д゚;)」と目を疑うシーンがメガ盛りなんですよ。山田優さん演じるクラブママも万能すぎて萎えまくりで、特に終盤、ミラノ座のコインロッカーで龍彦を待ち伏せしてたご都合すぎるくだりは観客をバカにしてるのかと思うほど。
一番ダメだと思ったのが、「秀吉が同級生を刺していた」という設定。原作みたいに「イジメから助けた地味な奴」程度なら存在を忘れても納得できるけどさ、自分をかばった同級生を刺した奴の顔をすっかり忘れるってどうなのよ?(中学生的に大事件だと思うんですが) その他、「関を病院送りにする程度って、口封じになってなくね?」とか「今どきあんな探偵の描き方はねーだろ」とか「秀吉を銃殺するヒットマン…」とか、枚挙にいとまがないほどイライラするところが多すぎて、「この脚本を書いた奴は死ねばいいのに」って思っちゃいました♪ (*ノ▽ノ) キャッ
でも、大人が「死ねばいい」なんて書いちゃダメなので、謝罪の意を込めた動画を貼っておきますね (o^-')b ゴメンナサイ!
フォローすると、役者さんたちは全員ハマッていて、綾野剛さんは予想以上に役に合ってましたよ。山田孝之さんも良かったし、伊勢谷友介さんも「ジョーカー・ゲーム」と同じような役で笑ったし、深水元基さんはゴツくて好みのタイプでした。彼らが並んで歩いたりするのは確かにカッコ良かったですな。あと、歌舞伎町でロケをした部分はちょっとわかってうれしかったし、劇中に出てくるグレーゾーンが本当は歌舞伎町じゃない場所で撮られていたのは「ある意味、グレー」って感じがして面白かったですね。
何はともあれ、園子温監督、「冒頭で『A SONO SION'S FILM』が出ない→職業監督に徹した」ってことにしても、こんな映画撮っちゃうんだって失望感はあって。アクション演出が全体的に普通だったのも残念だったし、なんか「リアル鬼ごっこ」を観に行く気力も凄まじく減少した感じ。それこそR-18にして暗黒面全開で作っていたら、スゲー乗れた気がするんですが…。とりあえず役者さんのファン以外にはオススメしませんけど、所詮は「マリア様がみてる」に90点を付けるようなブログの言うことなのでね(苦笑)、興味がある人はあまり気にしないでくださいな。
和久井健先生による原作漫画。とりあえず映画の元となった4巻まで読み返しちゃいました。
映画のサントラでございます。ボリューム多め。
オフィシャルブック。役者さんのファンはどうぞ。
ドラマ版も貼っておきますよ。
ピッチ・パーフェクト(ネタバレ)
ピッチ・パーフェクト
原題:Pitch Perfect
2012/アメリカ 上映時間112分
監督:ジェイソン・ムーア
製作:ポール・ブルックス、マックス・ハンデルマン、エリザベス・バンクス
製作総指揮:スコット・ニーマイヤー
原作:ミッキー・ラプキン
脚本:ケイ・キャノン
撮影:ジュリオ・マカット
美術:バリー・ロビンソン
編集:リサ・ゼノ・チャージン
衣装:サルバドール・ペレス
振付:アーコモン・“AJ”・ジョーンズ
音楽:クリストフ・ベック、マーク・キリアン
出演:アナ・ケンドリック、スカイラー・アスティン、レベル・ウィルソン、アダム・ディバイン、アンナ・キャンプ、ブリタニー・スノウ、アレクシス・ナップ、エスター・ディーン、ハナ・マエ・リー、ジョン・マイケル・ヒギンズ、エリザベス・バンクス
パンフレット:★★★☆(720円/コラムの人選は良いし、サントラの楽曲リストも載っているし、買って損はナシ)
(あらすじ)
DJになろうと奮闘中のベッカ(アナ・ケンドリック)だったが、親に大学へ進むことを強く勧められる。渋々大学に入学した彼女は、全く興味のないガールズアカペラ部に入部し大会に出場する羽目になってしまう。しかし、メンバーは個性の強過ぎる者ばかりで、部としてしっかりと活動できる状態ではない。それでもぶつかり合いながら練習を重ねていくうちに、彼女たちの間に絆と友情が芽生え、歌声もリズムもハーモニーもピッタリと合うようになるが……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この映画の感想については、そんなに書くことがないので、興味がある人は小覇王さんやはちごろうさんのブログを読んでくださいな。
ツイッターで相互フォローさせていただいている方が激押し&尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」で紹介されていたので、モリモリと興味が湧きまして。6月上旬、新宿シネマカリテで「ベアリー・リーサル」と勝手な2本立てにして観てきました。「歌っていいなぁ… ( ;∀;) イイウタダナー」と思ったり。ちょっと短めに感想を残しておきますね。
新宿シネマカリテの階段を下りたところにはこんな展示があって。
さらには水槽も占拠していたのです。
コンセプトは「サカナたち、眩しすぎ!」。何を言っているのかサッパリですな… (・ω・;) ウーン
ただ、水槽の中はキレイでしたよ~。
記事の切り抜きもありました。
雑にあらすじを書くと、「ボンヤリと問題を抱えている主人公→部活に入って友人が出来たり、恋人が出来たりするものの、問題が起きてどちらとも対立→本音でぶつかることでチームが一丸となる→大会で優勝する→恋人とも和解」という、王道の青春部活モノでして。しかも、劇中に出てくる音楽の使い方が素敵だわ、アカペラのレベルも高いわ、ギャグも下品ながらも愉快だわと、褒めるところだらけであり、音楽&コメディ映画が好きな人ならストライクなんじゃないかしらん。
アナ・ケンドリック演じるベッカがカップソングを披露するシーンを貼っておきますね↓
正直、アカペラってあまり聞いたことがなかったんですけど、スゲェなと。彼女たちのステージや「リフ=オフ」というバトルを観ているだけでも、そのクオリティの高さに感動するし、何よりも「歌う喜び」が伝わってくるのが超素敵。「高校時代、不良の人たちとカラオケに行ったら、歌っている途中で消された (ノ∀`) カンベンシテヨー」とか「警察時代、先輩たちとカラオケに行ったら、歌っている途中で消された (ノ∀`) ヤメテクダサイヨー」とか、自分が歌うことにはあまり良いイメージがない僕でしたが(苦笑)、「歌うって楽しいんだなぁ」と久しぶりにカラオケに行きたくなったほどでしたよ。
「リフ=オフ」は、相手が歌う曲の歌詞を抜き出して、他の歌に繋げていくバトルなのです。
その他、「ブレックファスト・クラブ」の使い方が見事すぎて感心したし(勝手な2本立てで観た「ベアリー・リーサル」でも引用されたのは笑った)、「妹の恋人」
で好きになったプロクレイマーズの「I'm Gonna Be (500 Miles)」が流れたのはうれしかったです。その反面、迷惑だったのがエイス・オブ・ベイスの「The Sign」の使い方で、映画としてはまったく間違っていないんですが、何度もイヤな感じで聞かされたせいで映画鑑賞後は少しダサく聞こえるようになってしまったのが切なかったですな… (´・ω・`) ウーン
ということで、「The Sign」を貼っておきますね↓ それでも好きさ!
「オーブリー(アンナ・キャンプ)が嘔吐癖をちゃんと克服する描写がほしかった(ちょっとなし崩しな印象)」とか「韓国人のルームメイトがイヤな奴すぎるような…」とか、僕なりに気になるところもあるんですけど、まぁ、どうでも良いザンス。とにかく愉快で素敵な青春音楽映画でしたヨ (´∀`) ヨカッタワー 続編は10月16日に公開されるようですが、今作もまだ都内で上映中なのでね、興味がある人は劇場に足を運んでくださいな。
Blu-rayが発売されるのは10月ですが、その前に観るべし!m9`Д´) ビシッ
間違いなく良いだろうサントラ。輸入盤もあります。
ジョン・ヒューズ監督作。青春映画が好きな方は観ておくと良いです。
引き合いに出されがちなドラマ。非常に面白いそうな。
先週の備忘録(2015/7/7~7/13)
さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓
驚くほどに「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は100点の映画ですよネ ┐(´ー`)┌
水曜日は、高校の親友と高い寿司屋で飲み→そしてスナックへ…
金曜日は、所用を済ませた後、映画駄話の会に参加
土曜日は、奥さん&娘と映画鑑賞
日曜日は、ずっと仕事でした
月曜日は、超忙しい… ('A`)
タマフルの「月刊『わたしのスターウォーズ』」は最高すぎ!m9`Д´) ビシッ
まずは耳寄りなオススメ情報から書きますよ ( ̄ー ̄) ニヤッ 僕は「宇多丸師匠が連載をしている」という縁から「コミック@バンチ」を毎月購読するようになり、「いつかティファニーで朝食を」に掲載されたお店に行くようになり、ついでに増刊の「GoGoバンチ」まで買うようになったのですが…。なんと今月、50セントのトレーニングが掲載された「『マッスル・アンド・フィットネス日本版』2015年8月号」とともに我が家に届いた号
から、“諦めきれない女子のカリスマ”(これ、僕が考えたんじゃないです、そう表記されてたのです)ジェーン・スーさんの原作漫画『未中年』の連載が始まったのです!m9`Д´) ビシッ 作画はナナトエリ先生なんですが、実に味わい深い上に「GoGoバンチ」は季刊→単行本化はかなり先のことなのでね、興味のある方はぜひ手にとっていただきたいところでございます。それと、今号から始まった真魚八重子さんの映画コラムも超タメになるので(「映画系女子がゆく!」
は名著!)、映画好きな方はそちらも必読ですぞ。
この漫画、どうなることやら…。ちなみに巻頭カラーの「四畳半の祓魔師(エクソシスト)」も好きよ。
ということで、備忘録ですよ。先週は、仕事が忙しくなる前の最後の週。火曜日はTCX・DOLBY-ATMOS版、木曜日はMX4D版の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を観るために、TOHOシネマズ富士見まで足を延ばせたのは幸運でした…(しみじみ)。それ以外で観た映画は「白魔女学園 オワリトハジマリ」と「それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ」で、後者は奥さん&娘のマナ子(仮名/3歳)と一緒に行きまして。いろいろあって、ムービーウォッチメンの前に「海街diary」の感想をアップできなかったのが超悔しかったんですが、家族を優先する限り、そういうことも増えていくんだろうなぁ (´・ω・`) シカタナシ
まさかららぽーと富士見に1週間で2回行くことになるとは…。
娘との映画鑑賞はいろいろと大変だったんですけど、それはまた別のお話。
水曜日は、高校のころからの親友との飲み。楽しかったものの、高い寿司&スナックのコンボはお財布的に厳しいものがあり、経堂から2時間かけて歩いて帰るハメになったりしてね…。金曜日は、久しぶりの映画駄話の会。いつもの面子にtoriさんと亮介さんが加わりまして。例によって、雑な映画談義が繰り広げられたワケですが、他の人の話を聞いて結構気付くことがあったりして、非常に有意義な時間が過ごせました。で、その後は1人で深夜のバルト9に行って、「白魔女学園 オワリトハジマリ」を観た次第。
ちなみに僕が発表した上半期のベスト(というか今年のベスト…というか生涯ベスト)はこの映画でした…って、どうでも良いですかね。
さて、僕の人生において非常に重要なことが起こったのは日曜日。奥さん&娘のマナ子が朝イチでママ友たちとのバーベキューに出掛けたので、自宅でずっと仕事をしまして。19時ごろに帰って来たんですが、2人とも疲れ果てていて、シャワーを浴びたらマナ子は即入眠。で、奥さんは髪を乾かしたり、パックをしたりしていたんですけど、なんと「マッサージしてくれない…? ('A`し」と言ってきたのです。
以前はよくやってあげたものでしたが、マナ子が大きくなってからは、奥さんをマッサージしようとすると嫉妬して邪魔してくるので(最悪、泣く)、ずっとやらなかったんですよ。「よし、久しぶりに揉んでやるか!(`∀´)」と、足から腰・背中・肩・首と20分ほどマッサージ。終わったら、奥さんはほとばしるほど上機嫌であり、なんと「ありがとう♪ (^ε^し チュッ」なんて向こうからキスをしてきたから超ビックリ!Σ(゚д゚;) ナンデスト!
そのまま彼女は寝室に行って眠ってしまったんですが…。これはもしかすると、約5年振りのセックスをするチャンスだったのではないか? マナ子はこれ以上ないくらいに爆睡→起きて両親の性行為を目撃してトラウマを抱える心配はなかっただろう。つい本気になって肘まで駆使したマッサージに徹してしまったものの、よくよく考えれば、久しぶりに奥さんの体に触れていたのだから、もっと“エロ風味が漂う少年漫画”の主人公のようにドキドキしながら性的なアプローチをするべきだったのではなかろうか? あの日、恐怖新聞を読んでいれば、「いまがセックスの時期」なんて書いてあったのではないだろうか? オレは千葉の時のようにまた“英雄の館”に入りそびれてしまったのかーー? 月曜日は仕事が凄まじく忙しかったんですが、そんなことばかり考えていたので、全然はかどらなかったというね (ノ∀`) ザンネーン
なんとなく連想した「恐怖新聞」の1コマを貼っておきますね。
今週決まっているのは、火曜日に下北沢「B&B」でおこなわれる「三宅隆太×福田里香×古川耕『映画とお菓子とラジオが大好き』」ぐらい。時間が空けば、金曜日は新文芸座で「アメリカン・スリープオーバー」が観たいなぁ。ちなみに22日(水)は「タマフル&トップ5&相談は踊るオフ会~マッドマックスの話がしたいSP~」に超行きたいんですけど、これも仕事の進行具合によりけり…。いや、土日のイベントは家族サービスで無理だとしても、これは平日開催なんだから何とか頑張るッス!ヽ(`Д´)ノ つーか、このオフ会、初めての人にも優しい人ばかりなのでね、興味がある方は気軽に参加してくださいな。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。
ベアリー・リーサル(ネタバレ)
ベアリー・リーサル
原題:Barely Lethal
2015/アメリカ 上映時間98分
監督:カイル・ニューマン
製作:バネッサ・コイフマン、テッド・ハートリー、ブレット・ラトナー、ジョン・チェン
撮影:ピーター・ライオンズ・コリスター
美術:アンドリュー・ネスコロムニー
編集:リサ・ゼノ・チャージン
音楽:マテオ・メッシーナ
出演:ヘイリー・スタインフェルド、ジェシカ・アルバ、サミュエル・L・ジャクソン、ソフィー・ターナー、ダブ・キャメロン、トビー・セバスチャン、ガブリエル・バッソ、トーマス・マン、レイチェル・ハリス、ダン・フォグラー、スティーボー、ロブ・ヒューベル、フィネッセ・ミッチェル、ジェイミー・キング
パンフレット:なし
(あらすじ)
メーガン(ヘイリー・スタインフェルド)は、幼い頃から暗殺者養成学校で鬼教官ハードマン(サミュエル・L・ジャクソン)の訓練を受けてきた少女。だが本当は、普通の生活を送ることに憧れていた。学校でトップの成績を誇る彼女はある日、スゴ腕美人暗殺者ヴィクトリア(ジェシカ・アルバ)の捕獲指令を受ける。生け捕りは無事に成功。ところが、その途中で仲間とはぐれてしまう。これを機にメーガンは自分の死を偽装。カナダの交換留学生としてまんまとアメリカの一般家庭に潜り込み、高校生活を満喫しようとする。そんなメーガンに、脱走したヴィクトリアの魔の手が迫る……。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
60点
すっかり恒例となった「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015(略称:カリコレ)」の1本として公開されましてね。「トゥルー・グリット」を観て以来、自分の娘のように思っているヘイリー・スタインフェルド主演の暗殺者モノとなれば、何を置いても観に行かねばならないワケで(気持ちの悪い文章)。6月上旬、新宿シネマカリテに足を運んできました。微笑ましかったですよ…確か (´∀`;) エヘヘ
「カリコレ」も人気イベントになりましたな~。
なんと有名人のサインがありましたよ。
劇場は狭めのシネマカリテ2の方でした。
いや、なぜ「確か」なんてボンヤリした言葉を書いたのかというと! 実はですね、同日、勝手な2本立てとして観た「ピッチ・パーフェクト」の印象が非常に強かったため、ごめんなさい…この映画の内容…あまり覚えてないんですよね… (´Д`;) スミマセン だから、今作が好きな人には申し訳ないんですが、非常にウロ覚えな感想を雑に残しておきますね。
オープニング、ヘイリー・スタインフェルド演じるメーガンの成長模様がアニメで描かれるあたりは、僕の生涯ベスト級の作品「スーパー!」のOPを思い出して、超グッときたというか。その後、サミュエル・L・ジャクソン演じるハードマン教官の下で訓練を重ねる描写もそれとなく愉快で、結構楽しく観られたんです、たぶん。
「スーパー!」は100点の映画でしたな…(しみじみ)。
で、ジェシカ・アルバ演じる先輩暗殺者ビクトリアを捕らえる任務を利用して、「暗殺組織から抜ける→普通の青春を送る」という<ハイスクール計画>を発動するくだりは、かなり驚いて。そもそもヘイリー・スタインフェルドが暗殺者を演じる程度の事前情報しか入れてなかった→コメディということすら知らなかっただけに(もっと「ハンナ」みたいな感じかと思ってた)、メーガンとホームステイ先の家庭&学校でのカルチャーギャップコメディ描写は面白かったですよ、そういえば。
イメージ的にはポスターよりもコッチの方が合ってます。「Barely Lethal」って「かろうじて最終兵器」みたいな意味なのか。
何が可愛いって、メーガンったら「恋のからさわぎ」「ブレックファスト・クラブ」
「ミーン・ガールズ」
といった青春映画を観まくって学習&準備していたので、優しくしてきたチアガールたちに「アンタたちの魂胆はわかってるのYO!m9`Д´し ビシッ」とか言っちゃったりするんですよぉ~ (´∀`) ンモゥ! もうね、言わば「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」
のヒットガールのエピソードだけを抜き出す→ふくらませた上で、主役をヘイリー・スタインフェルドにしたような内容なワケで、開始から30分くらいまでは「これほど僕得な映画はないな!(*゚∀゚)=3 ムッハー」ぐらいのテンションだった…という記憶がおぼろげながら存在しているというね。
オーディションの場面は「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」っぽかったし…。
終盤、ホームカミングの準備シーンに「Bad Reputation」を流したのも「キック・アス」を意識したのでは…って思った気がします。
ただね、作品のトーンが温いんですよ、残念ながら。暗殺者コメディだとしても“青春コメディ要素”の方が非常に強い上に、辞めることを許さない所属組織&命を狙ってくるライバル&ラスボスのビクトリアの行動がユルユルだし、メーガンの彼らへの対処もアマアマだし…。さらにはアクションも今どきの編集チャッチャ系の吹替感あふれるタイプであり、風呂に例えるなら34度ぐらいの印象。なんかディズニー・チャンネルで流れそうなレベルというか…。特にメーガンが自分のことを打ち明ける場面で「実は誰も殺したことがないの (´・ω・`し」なんて不殺設定が発覚した時はね、ごめんなさい、これはあくまで好みの問題なんですけど(汗)、舌打ちをしそうなくらいにガッカリしたのをハッキリと記憶しております(キッパリ)。
まぁ、こういう格闘シーンは嫌いじゃないんですがー。
とは言いつつも、ヘイリー・スタインフェルドがキュートだったから、それなりに満足しましたよ、きっと (^ε^) スキヨ 備忘録的に最後の展開を書いておくと、ホームステイ先のニンジャ憧れ少年&ハードマンの助けのおかげで、ビクトリアを見事制圧。“イケメンミュージシャン”じゃなくて“気の合うオタク青年”を恋人に選んで、ライバルがまだメーガンをつけ狙うムードを漂わせながら、映画は終わってましたよ、おそらくは。積極的にオススメはしませんが、ヘイリー・スタインフェルドのファンならチェックしても良いんじゃないかしらん。
カイル・ニューマン監督作。僕の感想はこんな感じ。
ヘイリー・スタインフェルドの娘役が素敵すぎる音楽映画。僕の感想はこんな感じ。
なんとなく連想した映画。1作目の方が好きではあります。僕の感想はこんな感じ。
「ピッチ・パーフェクト」でも引き合いに出されてた青春映画。とりあえず観ておくと良いよ。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の感想で書きそびれた10のこと。
※今回の記事は、僕が前に書いた「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の感想を読んでないと何が何やらなので気をつけて!
※今回の記事は、過去の三部作や「トゥモローランド」のネタバレに触れているので、知りたくない人は読まないで!
※今回の記事は、心底どうでも良い画像や文章が多く貼られているので、読まなくても大丈夫です。
※今回の記事は、ゲスな下ネタが多く書かれているので、そういうのが苦手な人は読まないで!
※今回の記事は、日本版エンディングソングが好きな人は確実に不快になるので、読まないで!
※そして今回の記事は恐ろしく長いので気をつけて!
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は100点の映画!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォ! 公開日に観て以来、つい今作のことばかり考えがちであり、それに加えて、宇多丸師匠の時評を聴いたり、ジョージ・ミラー監督インタビューを聴いたり、それの文字起こしを読んだり、放課後ポッドキャストを聴いたりしたら、さらに盛り上がっちゃったりしてね。愛する一人娘・マナ子(一時、仮名を「風梨幼」に変えるも、ある出来事から「まだその域に達していない」と判断して戻した…という超どうでも良い情報)と一緒に遊んでいても、ついマッドな妄想を入れてしまうのです。
例えば、荒野の一軒家で平穏に暮らすシルバニアファミリーですよ。
父「おっ、朝からステーキとは豪勢だな」母「ほら、あなたの大好物だから」平和な時間が流れる…。
と思いきや! 背後から忍び寄るモヒカンの影。
なんと無法者たちが襲撃してきたッ! ヒューマンガス「食料の独占は良くない!」
アニマル「このウサギから食っちまうか~」父「か…家族にだけは手を出さないでくれ…」
「その人を離して!」とショットガンを構えるウサギの母だが、無力なムードは否めない。
その様子を見ていた愚地夏恵も惨劇の予感に涙…(「グラップラー刃牙」完全版18巻より)。この世に神はいないのか!?
と、そこに「待てぇ~いッ!」と男の声が(演:AKIRA)。
なんとベイン口枷が取れていない状態のマックス・ロカタンスキーが登場だッ!
怒りでマッドに染まったマックスのパンチは簡単に人体を粉砕する。悪党どもは粛正すべし!
婆「マックスの怒りは大地の怒り。誰も止められんのじゃ…」って、前もやりましたな (ノ∀`) ワンパターン
な~んて、非常にどうでも良い画像&文を垂れ流したせいで、多くの人がこのブログから去って行ったという事実からは必死に目を逸らすとして。とりあえず前にアップした「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の感想はアメブロの字数制限に引っかかってしまい、僕的に消化不良だったのでね。今回は、書き切れなかった妄想&雑感の類いを10個ほどダラダラと書くので、ほとばしるほど暇な人だけ読んでみてくださいな。
① “5人の花嫁”の中で一番好きなのはだぁれ? (〃∇〃) ウフフ
左から、ザ・ダグ、トースト、フラジール、スプレンディド、ケイパブルでございます。
時は2015年=ジェッター・マルスが誕生した年なのに、「なるほど!ザ・ワールド」の「恋人選び」を思わせる文章を書いちゃいましたが、フィクションに“5人の花嫁”(Immortan Joe's Wives)なんて集団が登場したら、「僕はあの子が好みのタイプ!(*゚∀゚)=3 ムッハー」なんて思ってしまうのが人間のサガ。しかも、各々象徴的な名前が付けられているように(というwikipedia情報)、この5人の女性たちはキャラと乳首がちゃんと立っているということで(一部ゲスな文章)、1人ずつ勝手な雑感を書いてみますね↓
スプレンディド(ロージー・ハンティントン=ホワイトリー)
リーダー格であり、臨月間近。“ジョーのお気に入り”と言われる割に、顔を傷つけられたりしているのは、所詮は“子産み女”としてのお気に入りなんだろうなと思ったりして(結局、女性たちをモノとしてしか見てない)。強い意志と行動力が魅力的で、自らを盾にしてフュリオサへの銃撃を防ぐシーンは涙が出るほど素敵だし、マックスが撃った脚の傷から流れた血のせいで滑って死亡しちゃうのも悲劇的でグッとくる。妊婦も良いかもしれませんな… (`Δ´;) ヌゥ
妊婦なのに体を張るスプレンディドを貼っておきますね。
このサムズアップ、「車内に上がれよ」という仕草とダブルミーニングなのが素敵だったのに、この直後に死ぬというね… (iДi) アンマリダー
トースト(ゾーイ・クラヴィッツ)
“5人の花嫁”の中では一番小柄ながらも、武器や戦闘に興味があって、弾を数えたり(ただ、何度見ても軍用ライフルの弾が1発足らない…)、銃を構えたり、“鉄馬の女たち”の装備に触ろうとして手を叩かれたり、オルゴールをもらったりしてました。状況判断はまだ甘めなものの、イモータン・ジョーの車に乗せられた後も反抗しようとする心の強い人。4DXで観ると、彼女が死んだジョーにツバをはきかけるシーンで顔に水が掛けられるんですが(苦笑)、「こういうプレイも…アリかな… (´Д`;) ハァハァ」って思ったり(なにこれ)。
よく見ると乳首が確認できるのは、この世界にはブラがないから。ディストピアも悪いことばかりじゃないんだな…(クズの文章)。
「マッドマックス2」でオルゴールを所持したフェラル・キッドが後のリーダーとなったことを考えると、彼女も…というのは深読みでしょうか。
ケイパブル(ライリー・キーオ)
メンバーの中では最も慈悲深いムードであり、“余命わずかのウォーボーイ”ニュークスと恋仲になる→改心させて、チームのサバイバル力をグッと上昇させた偉い人。ラスト、ウォー・タンクを横転させるニュークスに対して、“鉄馬の女たち”から学んだハンドサインで応えるくだりは実に感動的でしたな…(しみじみ)。「奥さんとのセックスレスを解消できそうだったのに、2度も失敗した…」なんてションボリしていたら、慰めたりしてくれないものか!ヽ(`Д´)ノ モノカ!
でも、虫を食う彼氏ってどう思います? まぁ、この世界では仕方ないんですがー。
ザ・ダグ(アビー・リー・カーショウ)
「ホモ野郎」とか「コイツ、頭がおかしいのよ」とか、口が悪くて攻撃的な印象の方ですが、それはジョーの子を宿してイライラしているせい…じゃないかしらん。種もみ婆さんとの交流が非常に良い感じであり、致命傷を負った婆さんにバッグを渡す&死んだ婆さんからバッグを受け継ぐくだりは涙を禁じ得ない展開ですよね(つーか、「行き」は銃弾などが入ったバッグが置いてあった場所に、「帰り」は種もみバッグが置かれるのも象徴的)。なんか、ツンデレ感があって好きです (´∀`) ウフフ
老婆の表情も合わさって、超泣けるシーンでした。
そういえば、この場面もカッコ良いと思ってたので、実際の映画で流れなかったのは残念。
フラジール(コートニー・イートン)
メンバー最年少であり、たぶんジョーまだも手を付けていないだろう印象の人(だから他の花嫁よりもジョーに悪印象がないのでは)。スプレンディドが死んだ時の取り乱し方は白眉で、口紅を乱暴に塗ってジョーの元に戻ろうとする幼さがキュート!(o^-')b イイネ! 温室育ちなだけに“親しい人の死”は初めてだったんでしょうな…。クライマックス、リクタスを利用してフュリオサを助けるくだりは、ある意味、彼女自身の成長を描いていて、かなり好き。そして、素直に騙されるリクタスが大好き。
ここで「Take me!」って言うんですが、腰の引き具合とか、超良い感じなのです。
ちなみに小覇王さんが「清水富美加ちゃんを彷彿とさせる」と書かれていましたが、僕もそう思いました (〃∇〃) エヘヘ
ということで、どの花嫁も素敵すぎてちょっと選べない感じだし、そもそも僕が誰かを選ぶことで5人の仲に亀裂が入ってもイヤだし、だからといって5人を同時に愛する甲斐性はないし、よくよく考えればフュリオサが好きだし…(あらゆる角度から怒られそうな文章)。「 みんなちがってみんないい」。そんな金子みすずさんの言葉を残して、このマッチポンプすぎて何が何やらな章を終えたいと思います。
② “鉄馬の女たち”の区別がつかない問題
今作で老婆ファンを一気に増やしたバイカー集団“鉄馬の女たち”。彼女たちは7人で、マックスたちも7人であり、さらにすべてが終わった後、マックスが立ち去ると生き残りは7人になる…というのはどうでも良いとして。いや、僕だって唯一の40代女性バルキリー(ミーガン・ゲイル)と種もみ婆さんメリッサ(メリッサ・ジャファー)ぐらいは分かりますが、“ゴーグル&帽子のビジュアルで射撃が上手い老婆”が2人いて、それが何度観ても区別がつかないんですよね…。何はともあれ、攻撃力が高くてクライマックスの戦闘に超貢献する“鉄馬の女たち”は本当にカッコ良くて、「ジョージ・ミラー監督が『デンデラ』を撮っていれば… (´・ω・`)」と強く思ったり。
その名の通り、戦闘力が高めなバルキリー。裸のシーンは、何度見ても絶妙に乳首が確認できませんでした。
③ イモータン・ジョーと愉快な仲間たちの魅力
ううむ、文字数が怖くなってきたので、駆け足気味に。ヒュー・キース・バーン演じるイモータン・ジョーが良かったのは、自分の子ども関連の時はちゃんと優しい目になっていたこと。ああいうのって大事だよなぁと。ただ、一番グッときたのはリクタスでして。演じたネイサン・ジョーンズは、プロレスラー時代はそんなに上手くない人だったんですが、今作の「大男、総身に知恵が回りかね」キャラは超ジャストフィット。デカいマッチョを好む僕的には、彼を見ているだけでもオトク感があったというか。あの「弟が死んだ!」って大声で言う時はどこかバカっぽくて微笑ましかったし、ニュークスの感動的な自己犠牲の時に、とりあえずエンジンを持ち上げながら「リクタス!ヽ(`Д´)ノ」と叫ぶ自己主張も実に美味しゅうございました。
イモータン・ジョー、自ら現場に出る&運転テクもスゴいというのは、さすが世紀末の指導者ですな。
ネイサン・ジョーンズと、弟コーパスを演じたクエンティン・ケニハンとの2ショットを貼っておきますね。
参考までに、上記の兄弟のモデルとなった「サンダードーム」のマスター・ブラスターも貼っておきますよ。
その他、弾薬畑の武器将軍(リチャード・カーター)とガスタウンの人食い男爵(ジョン・ハワード)のキャラも最高でしたな。武器将軍は「フュリオーサー!」って名前の言い方が好きなんですが、「探るだけだ」とか言ってるくせに撃ちたがりなムードがビンビン伝わってきて愉快なのです(そもそもタイヤ痕を辿ればいいわけだし)。失明してからのヤケクソな攻撃っぷりも爆笑いたしました。人食い男爵の方は、あらゆる角度から異常で怖いというか。「フュリオサの左腕はこの男に食われたのでは…?(°д°;)」なんて勝手な妄想をして、非常に恐ろしかったりして。そして、彼の影響により、気がつくと映画鑑賞時に乳首を弄るようになったというね…(残念なカミングアウト)。
武器将軍、「レクイエム」を流しながら乱射するシーン、本当に迷惑でしたな。
人食い男爵、実際はそれほど乳首は弄ってないんですが、こんな服を着ている時点でどうかと。
④ “ウォーボーイズ”へのボンヤリとしたアコガレ
伝わりにくい文章を書きますね。最近、「チャッピー」を観たのがキッカケとなって「エリートヤンキー三郎」を再読したんですが、三郎軍団と男塾と“ウォーボーイズ”はスゲー似ているなぁと。僕が大好きなこの3つの集団は「男気がよくわからない方向に暴走している」という共通項があって、端から観たらバカバカしいんだけど、同じ男として憧れてしまうところもあって。僕なんて機動隊に厭気が差して警官を辞めた程度の男なワケですが(汗)、ああいう「筋肉の力みと解放で成り立つ世界」って、染まると心地良い面は確実にあるんですよね…。
“ウォーボーイズ”なんて、所詮は「ジョーに変な思想を叩き込まれた犠牲者」じゃないですか。でも、スリット(ジョシュ・ヘルマン)とか観ていると、ちょっとカッコイイというか。最初は“槍手(ランサー)”として登場し、ドライバーであるニュークスに嫉妬しまくっていたものの、マックスとの“ガソリンをエンジンにピューピュー吹き込む合戦”を経て、運転手がバルキリーに射殺されたことで、念願のドライバーとしてインターセプターを運転するワケですよ。最後はウォー・タンクと人食い男爵の専用車ピープル・イーターの間に挟まれて爆死してましたが、あれはあれで本望だったんだろうなと思うと、なんか憧れてしまうのでした。
ジョーカーっぽい顔のスリット。勢いがあって良いキャラでしたな。
最期に死ぬシーン、顔がアップになって「2」のウェズっぽかったような記憶。
ちなみに「サンダードーム」でもマックスは「オレの車だ!」って言ってました…って、どうでもいいね。
宇多丸師匠が時評で触れていた動画を貼っておきますね↓ ミルコを思い出すなぁ。
⑤ 豊潤な作品世界から生まれる妄想
例えば、汚染された“緑の地”で長い棒を使って暮らす「武器人間」みたいな人たちとか、別にいなくても良いじゃないですか。でも、ああいうキャラをさりげなく配置することで世界観がグッと豊かになっている印象。その最たるものが“炎のギタリスト”ドゥーフ・ウォーリアー(イオタ)と“ドラムを叩く人たち”で、いくら昔の戦争には「軍楽隊」がいたとしても、それを世紀末風にアレンジして導入する発想が素晴らしい。詳しい説明台詞とかはないんですけど、砦のエレベーターの横で子どもたちがドラムを叩いていたりすると、「あそこからセンスの良い子がドゥーフ・ワゴンの“叩き手”に抜擢されるのだろう」なんて思わされるワケです。
この“叩き手”に昇格するには、オーディションとかあるのかもしれませんな。
そして、もちろんドゥーフ・ウォリアーにも妄想は膨らむというか、僕的には「トゥモローランド」のラストでスカウトされたギタリストなんじゃないかと。意気揚々とトゥモローランドに行ってみれば、科学者じゃないので、実際にやれることはあまりなくて。ギターを弾けば「静かにしてくれませんか?」と怒られ、こちらから「何か手伝いましょうか?」と訊いてみても「君は何もしないのが一番だから」。さらには「ったく、アイツ連れてきたの誰だよ… ( ´д)(´д`) ヒソヒソ」なんて陰口が叩かれたりするエブリデイですよ。で、結局、プルスウルトラの尽力もむなしく世界は崩壊→失望したギタリストは荒野に旅立ち、野垂れ死にしそうだったところをイモータン・ジョーに拾われたというね…。まぁ、ジョージ・ミラー監督のインタビューによるとまったく違うんですけど(苦笑)、今作はそういう勝手な妄想をしたくなる要素やキャラが満載なんですよネ (´∀`) ウフフ
一応、貼っておきますよ。カメラがドゥーフ・ワゴンに近づくと音楽も大きくなる演出も素敵でした。
⑥ マックスと“少女”について
最初の感想で書き切れなくて最もガッカリしたのはこの項目でしてね。マックスはとにかく優しくて、例えば、砦に戻ることをフュリオサに提案する場面。種もみ老婆が「ドカーン!川`∀´)」なんて言って笑いを取っていましたが、心の狭い僕だったら「話の邪魔すんな!ヽ(`Д´)ノ ファッキンテンポ!」と即ビンタですよ(何が何やらな文章)。でも、マックスったら指を差して拾ってあげてね…。「この人、荒んでたけど、やっぱり良い人なんだ」「お婆ちゃん子だったのかな?」なんて妄想も膨らむワケですけど、彼が人間性を完全に取り戻すキッカケが、その直前の“少女”による「パパ」発言だと思うんですよね。
この“少女”の役名は「グローリー・ザ・チャイルド」と妙にゴージャス。演じたのはココ・ジャック・ギリース。
僕的にあの“少女”はマックスの“良心”の象徴だと思ってまして。何かあって、守ることに失敗したため、本当はその事実から目を逸らしたいんだけれども。マックスは完全に壊れていなくて、自分自身、立ち直ろうとしているからこそ、何度も目の前に現れるのではないかと。あの”少女”は本当の家族ではないと思うんですが、マックスは彼女に「パパ」と呼ばれた時、本当に幸せだったんですよ、たぶん。でも、それらをすべて失って辛かったから、ずっとそのことから目を背けて来たのだけれども! あの瞬間、その“失われた幸せ”とキッチリ向き合うことで、「今度こそ!ヽ(`Д´)ノ」とまた人を守る決意を新たにしたのではないでしょうか。まぁ、まったく違うかもしれませんが(危険を察知してくれたりもするし、マックスのスタンドという可能性も?)、僕はあの場面を観るたびにスゲー泣いてしまうのです… (ノДT) マックス...
⑦ 過去作と関連した場面を7つほど
その他、「アクションの素晴らしさ」とか書きたいことはいろいろあるんですが、ちょっとキリがないので、割愛! あとは、とりあえず過去の三部作の中で今作と関係ありそうなところを7つほど貼っておくので、「あっ、こんなシーンあったかも!ヘ(゚∀゚*)ノ カモ!」なんて感じで、適当に眺めてくださいな。
「1」からは、ナイトライダーとトーカッターが死ぬ場面に出てきたこの目玉。
ショットガンを構える老婆。
マックスの妻子が必死に逃げるけど轢かれてしまうシーン… (ノω・、) ヒドイ
「ハーッ」と威嚇するトーカッター。のちのイモータン・ジョーである(偉そうな口調で)。
「2」からは、車にスイッチの仕掛け。これ、「サンダードーム」でもあります。
車の前面にくくりつけられた人。
「サンダードーム」からは白塗り少年スクルールースを。
⑧ 劇場鑑賞にまつわるアレコレ
前に感想を書いた時はまだ4回しか観ていなかったんですが、あれから3回観ましてね。現時点でV7といったところなのです。
5回目はTOHOシネマズ新宿でIMAX3D・字幕版。
6回目はTOHOシネマズ ららぽーと富士見でTCX×DolbyAtomos3D・字幕版。
7回目は同じTOHOシネマズ ららぽーと富士見でMX4D・吹替版でした。
日本語吹替版については、声優がAKIRAさんに決まった時はいろいろと騒動になってましたが、そんなに悪くない印象。ただ、真壁刀義さんのリクタスにバカっぽさがあまり感じられないのが難点…といった感じですかね。オススメはやっぱり大画面のIMAXかTCXですけど、3D効果はシネマサンシャイン池袋で観た時のmasterimageが一番あった気がします。ライド感を楽しみたいなら4DXかMX4Dで、どちらも大差なかったと思いますよ、確か。2Dで落ち着いて細部をチェックするなら、立川シネマシティの爆音上映なんてオススメじゃないかしらん。
恥ずかしながら、7回も観たのに、未だに“鉄馬の女たち”の区別はつかないし、キルスイッチの手順も覚えられなかったりしましてね…(マックスは一度で覚えたのに!)。というか、ファンならやはり8回鑑賞→V8するのが義務であり、できるなら今作が「行きて帰りし物語」ということで、最初に観たユナイテッド・シネマとしまえんでもう一度観たいところなんですが…。どうしても二の足を踏んでしまうのは、もうIMAX上映をやっていないから。ハッキリ言って、通常の3D上映&2D版で流れる日本版エンディングソングを劇場で聴くのはマジで不快なのです。
⑨ 日本版エンディングソングという悪習について
DVD付きのCD、買いました。
認める人もいるみたいですけど、僕は大嫌いです。「1」が公開された時は串田アキラさんが歌う「Rollin' into the Night」が劇場で流れたそうですが、そういうのって昔だから許されたんじゃないの? というか、「1」のエンドクレジットで流れる曲って「マックスが幸せだったころを象徴するBGM」なワケで、そもそも監督の意図を台無しにしてたと思うんですけどね。曲調が合っているとか、合っていないとか、そういうことじゃなくて。その便乗して商売しようとする精神性が気持ち悪い。僕たちが楽しみにしていた映画にお前らが売りたい奴らの曲を勝手に付け加えるんじゃねーよと。
正直、こういう敵意をムキ出しにした文章を書くのが申し訳ない気持ちもあって。CDを買って聴いてみたら曲自体は結構好きだし、「out of control」というタイトルも「僕たちにはコントロール不能なんですよ… ('A`)」というメッセージなのかもしれないし(勝手な深読み)、ミュージシャンの人たちは悪くないと思うんですけどね…。どうせBlu-rayとかDVDには入れるほどの本気度はないんでしょ? だったら「ドラキュラ ZERO」の時のようにイメージソング程度にしてほしいと強く思う次第。なぜならスゲー不快だから。
一応、貼っておきますね↓
⑩ 続編はどうなるのか?
なんかすでに続編の話があるみたいで。超うれしい反面、今作があまりにも素晴らしいために「これを超えられるのか…? (`Δ´;) ヌゥ」と不安になる部分もあるんですけど、それは置いとくとして。僕なりにどうなるのかを予想するならば、「トゥモローランド」と対決するんじゃないかと。
ネットに転がっていた画像を貼っておきますね。
先日、映画駄話の会で飲んだ時、前述のギタリストの妄想を話したら、ヘボヤーさんが「じゃあ、あの世界にはトゥモローランドが残っているってこと?」みたいなことをおっしゃいまして。それを耳にして、「そうか!∑(゚Д゚)」と一気に膨らむ僕の妄想。例えば、実際に運営に回ってみれば資源が足りなくて苦労していたフュリオサたちの元にトゥモローランドからの逃亡者がやって来て。その人を匿ったことで、プルスウルトラとの全面戦争が始まるのです!m9`Д´) ビシッ って、「そんなことあるかよ」と思われたかもしれませんが(苦笑)、実は「サンダードーム」でその伏線が張られているというね… ( ̄ー ̄) ニヤッ
「サンダードーム」の重要なシーン…って、どうでも良いですね、すみません。
以上、ダラダラダラダラと<「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の感想で書きそびれた10のこと。>を書いてみましたが、いかがだったでしょうか。結局、まだ書きそびれていることがある気がするんですけど(汗)、それはまたの機会にいたします。何はともあれ、こんな長くて読みにくい駄文にお付き合いいただき、本当にありがとうございました m(_ _ )m オシマイ
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2D・字幕版)(ネタバレ)
※アメコミ映画といえば、小覇王さんのブログを読んでおけば間違いないので、ぜひそちらをチェックして!
<例によって恐ろしくどうでも良い前置き!m9`Д´) ビシッ>
観るのが怖かったーー ('A`) いや、前売り券は購入済みだし、もちろん観るつもりではあったんですよ(公開された翌日に観ようとしたら満席→代わりに「新宿スワン」を観たりもしたし)。ただ、前の「アベンジャーズ」が最高だっただけに、面白いかどうか不安だったし、何よりも最悪、スゲー面白かった上にカッコ良すぎたら、これが欲しくなってしまうのではないかと危惧していたのです↓
超合金×S.H.Figuartsのハルクバスターアイアンマンだッ!
発売が決まったと同時に、ネットでは実質無料とまで言われるようになったこの重量感溢れる素敵フィギュア。本音を書けば、もちろんホットトイズのヤツが一番欲しいけど、あっち
は130,000円もする上に1/6サイズ→置く場所もナッシングでまいっちんぐ(なんだそりゃ)。富豪で知られる宇多丸師匠ならともかく庶民には手が出ないワケですが(イヤらしい文章)、こっちのハルクバスターならまだ買える範囲じゃないですかぁ~。現在、ノドから手が出るほど欲しい…どころか、すでにノドから手が出てしまって、新手のクリーチャーかと誤解されて民衆に迫害されているほどなのです(雑なウソ)。
やべぇ、超カッコイイよぅ… (´Д`;) ハァハァ
ただし、いくら実質無料とは言えど、34,560円はする上に、「『ハルクバスター』なのだから、やっぱりハルクとタイマンを張らせたい… (`Δ´;) ミタイヨゥ」と思ったら、さらに9,720円掛かる上に、「2人の戦いで市民に被害が出たら!? Σ(゚д゚;) キケン!」と思うと、救助活動のためにもキャプテンアメリカ(6,264円)とマイティ・ソー(6,264円)も欠かせない。となると、総額5万以上が吹き飛ぶワケですよ。
パンには牛乳、HHHにはスレッジハンマー、ハルクバスターにはハルク、ですな(知った風な口調で)。
正直、最近はお金を使いすぎ。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の連続鑑賞や「エリートヤンキー三郎」の全巻買い、そしてパンケーキの大量消費などにより、最期の手段だったカード&貯金パワーを使用しており、これ以上の浪費は避けたい…避けたいがゆえに映画を観ることを恐れていたのですが、しかし。やっぱり観たいのでね(苦笑)、今週のムービーウォッチメンの課題映画になったということもあって、水曜の夜、TOHOシネマズ新宿にて、前売り券を使用すればそれ以上のお金を支払わなくて済む2D・字幕版を鑑賞してきました。
スクリーン8、3分の2ぐらいは埋まってましたよ。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2D・字幕版)
原題:Avengers: Age of Ultron
2015/アメリカ 上映時間141分
監督・脚本:ジョス・ウェドン
製作:ケビン・フェイグ
製作総指揮:ルイス・デスポジート、アラン・ファイン、ビクトリア・アロンソ、ジェレミー・レイチャム、パトリシア・ウィッチャー、ジョン・ファブロー、スタン・リー
共同製作:ミッチ・ベル
撮影:ベン・デイビス
美術:チャールズ・ウッド
衣装:アレクサンドラ・バーン
編集:ジェフリー・フォード、リサ・ラセック
音楽:ブライアン・タイラー、ダニー・エルフマン
音楽監修:デイブ・ジョーダン
視覚効果監修:クリストファー・タウンゼント
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エバンス、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、ドン・チードル、アーロン・テイラー=ジョンソン、エリザベス・オルセン、ポール・ベタニー、コビー・スマルダース、アンソニー・マッキー、ヘイリー・アトウェル、イドリス・エルバ、ステラン・スカルスガルド、ジェームズ・スペイダー、サミュエル・L・ジャクソン、リンダ・カーデリニ、クラウディア・キム、トーマス・クレッチマン、アンディ・サーキス、ジュリー・デルピー
パンフレット:★★★★☆(820円/作品世界がわかりやすい上にコラムも面白くて写真の使い方も王道な素敵パンフ)
(あらすじ)
人類の危機的状況を何度も打破してきたアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、平和維持システムとしての人工知能“ウルトロン”を誕生させる。人類を脅威から守るために完成させたウルトロンであったが、平和を脅かす唯一の存在は人類だと結論付け、抹消しようとする。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
90点
やだ…超カッコイイ… (´Д`;) ハァハァ
レゾフが歌う「IN MEMORIES」の動画を貼っておきますね↓
「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の最新作…という事情は各自で検索して読んでもらうとして(酷い対応)。とりあえず雑にあらすじを書いておくと、映画冒頭、アベンジャーズはヒドラ党を襲撃して、ロキの槍を奪還したものの、強化人間スカーレットウィッチのテレパシー攻撃によってトニー・スタークが悪夢を見せられまして。「このままじゃ地球が危ない!(°д°;) アブナーイ!」と焦ったトニーはブルース・バナー博士と協力して、ヒドラが開発中だった人工知能を使って、究極の人工知能「ウルトロン」を完成させようとするも即暴走→人類を滅ぼそうとするという、日吉ミミさんが歌い出しそうなほどによくある話じゃないかー 川 ゚д゚) ナニコレ まぁ、尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」での紹介を聴いて予想していたほどトニーは悪くなかったというか、ヒドラ党のせいっぽいんですけどね。
ウルトロン、このビジュアルは不気味で怖くて好きでした。
で、スカーレットウィッチのせいで暴走したハルクをトニーがハルクバスターで制圧したり、ホークアイが妻帯者なのが発覚したり、スカーレットウィッチとクイックシルバーがウルトロンの計画(人類が滅亡するレベルの災害を引き起こす)にドン引きしたりと、すったもんだがありまして (ノ∀`) タイヘンデシタ 小国が滅びそうな被害を出しながらも、みんなで協力してウルトロンを滅ぼすと(クイックシルバーだけ死亡)、キャプテンアメリカとブラックウィドウが新しいシールド本部で、ヴィジョンにスカーレットウィッチ、ウォーマシーン、ファルコンなどと新生アベンジャーズを結成するムードで終了。エンドクレジット中には、サノスが出てきてましたよ。
サノスがガントレットと一緒に登場したことで、前後編の超大作「アベンジャーズ : インフィニティ・ウォー」に繋がるんでしょうな。
ハッキリ言って、文句はあります。物語が「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」から続いているのは良いとしても、「『アイアンマン3』
の後、トニーはどうしていたのか?」にまったく触れないのはちょっと不満でした。というか、そもそも「スーパーヒーローたちが結集して、仲違いしながらも異星人の侵略から世界を救う」という前作
と比べると、今作って「人工知能が暴走する騒動に対処してみたら、世界に“何か”が起きているのが少しだけわかって、新メンバーが加入しました」程度の話なので、微妙に盛り上がらないというか。次の「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」や「アベンジャーズ : インフィニティ・ウォー」の繋ぎっぽい感じは否めなかったです、ごめんなさい。
ただ、一番失望したのはウルトロン。なんて言うんですかね、最近の映画で言えば、「トランセンデンス」で「チャッピー」
で「LUCY/ルーシー」
で「her/世界でひとつの彼女」
ってことなのに(雑な列挙)、“少し頭が良くて微妙に強いロボット”程度だったのは超ガッカリす。トニーとの関係性(要は「フランケンシュタイン」的な感じ?)の描き方も中途半端で消化不良だったし…。
「肉体を欲しがる」という弱点は良いんですが、斬新な強さがないのはどうかと。
キャップレベルでも十分渡り合えちゃうってどうなのよ(一応、苦戦はしてたけど)。
だいたい、ロボット軍団ウルトロン・セントリーも、アイアンマンと同程度のスペック&戦闘力を備えているのかと思いきや、ブラックウィドウごときにアッサリ破壊される有り様だから口がアングリですよ。史上最凶のA.I.が作ったのに、出来たのがひと山いくらの汁ロボット(勝手な造語です (o^-')b キニシナイデ!)だなんてさぁ。もう少し何とかならなかったのかと強く思いましたね。
ウルトロン・セントリー、ちょっと強い武器を持てば一般人でも倒せそうでしたな。
とは言いつつも、残念な出来になることが多い“春の東映特撮ヒーロー集合系映画”を毎年観ている身としては、ジョス・ウェドン監督を「よく頑張った!ヽ(`Д´)ノ」と褒めてあげたい強い気持ち、強い愛。あれだけのキャラを出して、それなりに見せ場を作って、カッコ良く見せるって、なかなか出来ないことですよ、マジで。さっきウルトロン・セントリーについて「ひと山いくらの汁ロボット」だなんて酷い表現をしちゃいましたけど(苦笑)、その分、彼らを倒すヒーローたちが輝いているからノー問題。今回は「300<スリー ハンドレッド>」で注目された「スローモーションから通常動作、そしてスローになったりする、撮影速度が切り替わる映像表現=クレイジーホース・ショット」をワンカット長回しだけでなく俯瞰でも使ったりすることで、“動くアメコミ”を見せることに成功していて、ビジュアル面は超感動いたしました。
こういうアメコミの見開きページにありそうなビジュアルをスムースに入れてくるのです。素敵!
基本的には大画面で観るべきなんだけど、細部もチェックしたいのでBlu-rayでも観なきゃ… (`Δ´;) ヌゥ
アクション自体に関しては、もう少し各キャラクターの役割分担をキッチリやった方が良かったとは思うんですが(前作はキャップがそれを指示するところにグッときただけに)、キャップの盾を使った攻撃&コンビネーションがいろいろと観られたのは楽しかったです。それと、クイックシルバーのマッハで動く描写も超好みでしたね~。彼がホークアイと子どもを助けて死んだ時は、スゲー泣けたというか、「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」を観て以来、ずっと抱いていた“アーロン・テイラー=ジョンソンに対する反感”がスッと溶けたのでした… (ノДT) オシイヒトヲナクシマシタ...
「X-MEN」のクイックシルバーも好きだけど、今作も良かった! 能力的に扱いが面倒くさいから殺したのかしらん。
あと、ホークアイのドラマも最高でした。規模がデカすぎる戦闘に怯えるスカーレットウィッチに「オレなんて弓だぜ?」と自嘲しながら励ますシーンは、「あっ、本人も自覚してたんだ!Σ(゚д゚;)」とビックリしまして。そうか、あのメンバーに弓を持った常人が混ざっているのは微妙に見えるって、本人はちゃんと分かってたんだ。それなのに、前作の感想では「『アベンジャーズ2』に出る時は、もう少し弓攻撃をレベルアップさせてほしいものですな!(`∀´) ケケッ」なんて小学生でも思いつくレベルの偉そうな文章を垂れ流したりしちゃって、「ホークアイの心、観客知らず」というか、「アタシ、ホークアイの気持ち、全然わかってなかったんだ!ヽ(TДT)ノ」と「ももへの手紙」ライクに猛省ですよ(当ブログでよくあるパターン)。
その直後、励ましを受けたスカーレットウィッチが意を決して扉を出て戦う場面はね、予告編で腐るほど見ていたので、チョコクリスピーのCMに出てくる少年のように「もう、飽き飽き」気分だったのですけれども! 劇中で実際に観たら、ホークアイ効果もあって凄まじく感動的でしてね…(しみじみ)。やっぱり映画は観に行かないとわからないもんだなとあらためて思ったり。
怯えるスカーレットウィッチ。
そんな彼女を励ますベテラン戦士ホークアイ。
スカーレットウィッチは決意を新たにして、戦いに身を投じるのでした ヽ(TДT)ノ マケナイデ!
そして、最後になりますが…。暴走したハルクにハルクバスターアイアンマンが立ち向かうシーンはね、やっぱり超素敵!ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー 壊れたら次々とパーツが送られてくるのも素晴らしくて、2時間でも観たいほど。パンフによると「ブルース博士と共同開発した」そうで、そういう設定もグッとくるじゃありませんか。「これはもうハルクバスターを買わざるを得ないな… (`Δ´;) シカタナシ」と散財を覚悟したところ! そこに救世主が現れたのです。
一応、ハルクバスターアイアンマンvsハルクの動画を貼っておきますね↓ これだけで1本の映画にすればいいのに (・ε・) プー
それは新たなヒーロー・ヴィジョン。ウルトロンが入ろうとした「インフィニティ・ストーンが埋め込まれた人造ボディ」に、人工知能J.A.R.V.I.S.がインすることで、赤ら顔のポール・ベタニーが誕生したのです。小覇王さんも触れていましたが、ムジョルニアをサラッと持ち上げることで「高潔な心」を持っていることを表すのがカッコイイし(序盤にあった「ムジョルニアを持ち上げようとするシーン」が伏線になっていて偉い!)、そのあえて今どきのヒーローっぽくないビジュアルもストライクだし、額の石からビームを出すのがまた超好み!(*゚∀゚)=3 ムッハー おかげさまで「正直、ハルクバスターは欲しいけど、一番好きなヴィジョンのフィギュアがないなら、別に買わなくていいかな (・∀・)」と、論理の飛躍はありながらも何とか自分の心を誤魔化すのに成功したというね。
トニーが作ったJ.A.R.V.I.S.役でずっと声の出演だけだったポール・ベタニーがヒーローになるとはなぁ… (ノД`) ヨカッタネ
他にも「恋のアドバイスをするキャップにドキッ!」とか書きたいことはあるんですけど、長くなるので割愛! とにかくカッコ良くて楽しい映画でしたYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! ちゃんとキャラが立っているので、初見の人でもまったくついていけないとは思いませんが、基本的には前作ぐらいは観てから劇場に行くと良いザンス。僕もあともう一回は観に行きたいものの、お金と時間がないんだよなぁ (・ε・) オシマイ
超良く出来たジョス・ウェドン監督作。僕の感想はこんな感じ。
今作の前日譚を描いたアメコミ。発売は今月下旬の様子。
話は別物ながら、今作のベースになったっぽいアメコミ。こっちのウルトロンは超強いそうな。
サントラでございます。
コンセプト・アートを収録した公式アートブック。欲しいような… (´・ω・`) ドウシヨウ
最近、録画したのをやっと観始めました(現在、5話目)。
こんなアニメを発見して心が躍ったのですが、評価を見ると微妙な様子。
これでガマンしようかな…。
いや、こっちの方が良いかもしれぬ…。