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誘拐の掟(ネタバレ)

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誘拐の掟

誘拐の掟

原題:A Walk Among the Tombstones
2014/アメリカ 上映時間114分
監督・脚本:スコット・フランク
製作:ダニー・デビート、マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェア、トビン・アームブラスト、ブライアン・オリバー
製作総指揮:ナイジェル・シンクレア、ガイ・イースト、ケリー・オレント、ローレン・セリグ、リチャード・トゥーサント、アディ・シャンカール、スペンサー・シルナ、トレイシー・クローン、ケイト・ベーコン、ジョン・ハイド
原作:ローレンス・ブロック
脚本:スコット・フランク
撮影:ミハイ・マライメア・Jr.
美術:デビッド・ブリスビン
衣装:ベッツィ・ハイマン
編集:ジル・セイビット
音楽:カルロス・ラファエル・リベラ
出演:リーアム・ニーソン、ダン・スティーブンス、デビッド・ハーバー、ボイド・ホルブルック、ブライアン・“アストロ”・ブラッドリー、ダニエル・ローズ・ラッセル、アダム・デビッド・トンプソン、オラフル・ダッリ・オラフソン
パンフレット:★★★★☆(700円/地味だけど、コラムは良質だし、見開きの写真の使い方も素敵だし、キルMAPも付いてて、大好き!)
(あらすじ)
ニューヨーク中が連続誘拐殺人事件におびえていた1999年、元刑事のマット(リーアム・ニーソン)のところにある依頼が舞い込む。それは妻を誘拐された夫からの、犯人を見つけ出してほしいというものだった。マットはこれまでの刑事人生で身に付けた全てのスキルを総動員して誘拐犯の捜索に挑むが、相手もなかなか尻尾を出さず……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




93点


※今回の感想は、残酷な文章が書かれているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。
※この映画に関しては、ナイトウミノワさんのブログが良かったので、読んでみて!


ごめんなさい、すっかり都内での上映は終了してしまったんですけど、今さらながら感想を残しておきますよ。今年頭ぐらいですかね、スタ・エレさんと飲んだ時に今作の話になって。「ローレンス・ブロックの渋い原作『96時間』みたいなクソ映画にしたら許さない!(`Δ´) コロス!」みたいなことを熱く語ってて、「面倒くさい人だな… (`Δ´;) ウーム」と思ったんですが(失礼な文章)、リーアム・ニーソン御大のアクション系主演作は基本的に観に行くことにしているので、前売り券を購入。ユナイテッド・シネマ豊洲にて、公開からちょっと経った6月中旬&都内での上映終了間際の7月上旬の2回、観てきました。激シブでしたぜ ( ̄ー ̄) ニヤリ


最初に観た時はスクリーン11。築地市場でパンケーキを食べてから劇場に行ったのです。
6月中旬にスクリーン11

次に観た時は公開終了日。有楽町でパンケーキを食べて…って、僕の行動は全然渋くないな!Σ(゚д゚;)
7月上旬はスクリーン4


予告編すら観ていなかったので、どんな内容かはサッパリだったんですが、ポスターに書いてあった「誘拐犯に告ぐ。殺したら殺す。」という素敵かつ無茶なキャッチコピーから、「どうせ『96時間』×『身代金』みたいな内容なのだろう」と。また常軌を逸したお父さんが暴走しちゃうんでしょ? ちょうど同時期に公開された御大主演作「ラン・オールナイト」がなかなか愉快だったので、こっちは期待ハズレの可能性もあるかなぐらいに思っていたんですが、しかし。今年のベスト10に軽くランクインする作品だったからビックリいたしました。


このキャッチコピーから、もっと偏差値が低めの映画かと思ってました。
殺したら殺す。


乱暴に話を書いておくと、主人公のマット・スカダーは無免許の私立探偵(アメリカはライセンス制度があるのです)。断酒会で知り合ったピーター(ボイド・ホルブルック)に頼まれて、その弟ケニー(ダン・スティーブンス)に会ったら、「妻が誘拐されて、身代金を払ったのにバラバラにされちゃって悔しいので、犯人を見つけて!ヽ(`Д´)ノ キィィィ!」なんて依頼をされまして。「そんなの警察に届けろよ ┐(´ー`)┌ アホカ」と思いきや、「ケニーは麻薬ディーラー→後ろめたくて警察に通報できない」という事情があったりしてね。まぁ、それでもスカダーは最初は依頼を断るのですけれども。


ケニー役のダン・スティーブンス、「ザ・ゲスト」を観ているだけに戦闘力が低めなのが残念。
ケニー(ダン・スティーブンス)


ケニーからリアルな状況&遺体とともに残されていた録音テープを聴くことで、スカダーは捜査することにしましてね。図書館で調べ物をしていたら“身寄りのない黒人少年”TJ(ブライアン・ブラッドリー)と仲良くなって他にも誘拐バラバラ殺人事件が起きていることが分かったり、その死体の発見現場である墓場の管理人ジョナス(オラフル・ダッリ・オラフソン)から誘拐犯の情報を得るも目の前で投身自殺されたり、誤解から粗暴な人たちにボコられたり、尾行してきたDEAの捜査官に扉越しにパンチをかましたりするんですね。


相棒となるTJはこの映画の清涼剤的存在。携帯電話をゲットしたら架空の探偵ネームを名乗ったりするのがキュート。
相棒TJ

鳩好きの墓守ジョナス、なかなか不気味で良かったですな。
墓場の管理人

ここまで派手じゃないけど、スカダーが決めた“扉越しパンチ”は今後流行る気がします(「範馬刃牙」第28巻より)。
ガラス戸越しのパンチ


で、結局、「2人組の誘拐犯は麻薬絡みの関係者の身内をさらいまくってる(ケニーと同じく警察に通報できないから)」「ピーターは弟の奥さんを愛してて、嫉妬もあって弟の情報を女性麻薬捜査官に漏らした→その捜査官が誘拐の被害に遭い、ケニーの情報が記録されているファイルが犯人たちの手に渡ってしまった→要はピーターのせいで奥さんが殺された」などの事実が判明。スカダーは「もうオレの手には負えんよ」的なムードで手を引こうとしたところ、ケニーの同業者である麻薬ディーラーの愛娘ルシア(ダニエル・ローズ・ラッセル)がさらわれてしまったから、さぁ大変!


笑っちゃうほど過剰に演出されていたこの場面、BGMはドノヴァン「アトランティス」でございます。
目を付けられるシーン


とは言え、独自の捜査で2人組の手口を十分に知っているスカダーですよ。すでに奴らが“下手に出たら調子に乗るタイプ”なのは把握していたので、電話での交渉時に「女の子が無事なことが絶対条件!m9`Д´) ビシッ」「お前らのことはすでに知っているから、もし少女を殺したら殺す!m9`Д´) ビシッ」とあえて上から目線で言い放つからマジ最高!(*゚∀゚)=3 ムッハー あーだこーだあって、少女は解放されるも指を2本切断されてたり、ピーターが射殺されたり、ケニーも死んだりするんですけど、誘拐犯の“よく喋ってムカつく方”のレイ(デヴィッド・ハーバー)は仲間割れで殺されて、その相棒のアルバート(アダム・デヴィッド・トンプソン)は死闘の末にスカダーが射殺。自宅に帰るとTJがスヤスヤと眠っていて、なんとなくめでたしめでたしなのでしたーー (´∀`) オシマイ


左がアルバートで、受話器を持っているのがレイ。実在の殺人犯ローレンス・ビッテイカー&ロイ・ノリスがモデルとのこと。
クズな犯人たち

最後は、アルバートの弁明を遮ってヘッドショット。超ザマァでしたヨ (o^-')b ナイス!
ナイス、射殺!


いや~、しみじみと面白いというか。基本的には今どきのチャカチャカしたケレン味溢れるショットみたいのは一切なくて、落ち着いたハードボイルドって感じでしてね。演出は見事で、「男性が女性を優しく愛撫しているかと思ったら、ガムテープが貼られている顔が映る→レイプかよ!Σ(°д°;) ヒィィイ!」というオープニングから、グッと惹きつけられて。その後の聞き込みシーンの編集とかも余計な説明台詞がなくても状況がわかるようにショットが考えられていて、上手いなぁと。


陵辱シーンは、直接的な残酷描写はないものの、ワイヤーで女性の乳房を切断したりするし、精神的にハードな要素が多いので要注意。
陵辱シーン


そして、主演のリーアム・ニーソンが素晴らしい。最近はすっかりセガール扱いしてましたけど、そもそもこの人ってちゃんと演技が出来るんですよね(失礼な文章)。彼が演じるスカダーは、8年前、アル中刑事だったころに犯人との銃撃戦で誤って少女を射殺してしまったことで刑事を退職したというバックボーンがありまして。ある意味、永遠に幸せになれない業を背負っているワケで、今作は彼の“贖罪の物語”でもあるんですが(クライマックスで「断酒会の12の掟」が流れるのが象徴的)、その“重さ”を体現しながらもちゃんと“温かみ”もユーモアすらもあるキャラクターであり、とにかく魅力的なのです。


アル中刑事時代のスカダー。ジェフ・ブリッジスにも似合いそうな役だと思ったら、すでに演じてたというね。
刑事時代のスカダー


もちろん、“地味な作品”だからといって、カタルシスがないワケではなくて。序盤から中盤にかけて誘拐犯どもをしっかりとクソ野郎として描いているだけに、後半、奴らからスカダーが電話でイニシアティブを奪う場面はスゲー気持ちいい!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! 最初にキャッチコピーを見た時は、「そんなこと言ったらダメだろ (`∀´) アホカ」と思っていましたが、予想以上に「殺したら殺す」が発言が理に適っていたのは、非常に感心いたしました。あと、アクション要素は少なめながらも銃撃戦は緊迫感があって良かったし、誘拐犯どもの死にざまがどちらもそれなりに溜飲が下がる感じだったのも好感を持ちましたね。


調子に乗った犯人にスカダーのキツ~い叱責。
わかったか、クソ野郎!

それを聞いた僕は、すっかり「治った手でドリアンを殴った愚地独歩館長」気分だったり。
気持ちイイ~


しかも何が信用できるって原作の脚色ですよ。パンフの超タメになる池上冬樹さんのレビューによると、「墓守ジョナスの精神的葛藤」や「ケニーとピーターの結末(ピーターの今際の言葉の意味の取り違えのこと…かな?)」、「断酒会の12の掟」、「スカダーが最後に選ぶ行為(これは原作を読んでいないので不明)」などが加えられている&変更されているそうなんですが…。何よりも驚いたのは、原作小説はシリーズキャラクターであるヒロインとのラブストーリーの比重が大きかったそうなんですけど、映画ではヒロインそのものをバッサリとカットしたそうなんです。この手の作品での色恋沙汰に僕が辟易しているということは置いといて、そんな重大な改変をしておきながら、こんなに上手く話をまとめているなんてマジで見事な脚色というか。スコット・フランク監督、「ウルヴァリン:SAMURAI」の脚本を書いた男とは思えませんでしたよ…(不要な文章)。

もうね、本当に褒めるところまみれというか。出てくる役者さんたちは全員魅力的で、特にTJ関連の描写は全部100点。貧乏なくせに健康に超気を遣っててファーストフードが嫌いだったりしてね(鎌状赤血球症だからなんでしょうけど)。銃を持ってたら怒られる場面とか、誘拐犯の後部座席にちゃっかり忍び込むくだりも良かったなぁ…。スカダーと互いに自分のことを話して「同情するなよ」って言うのも最高でしたな。ちなみに、最後にTJが描いてたヒーローのマークって、鎌状赤血球→マイナス要素をプラスに(もしくは母のくれた体を誇りに)…ってことなのかしらん (・ε・) ドウナノヨ


2人が絡む場面は楽しかったです。そして、このシーンで食べていたパンケーキにも興味津々丸。
スカダーとTJ


まぁ、不満というか、気になるところは結構あって。原作小説を読めば補完できるのかもしれませんが、「結局、DEAは誘拐犯を把握してたの?」とか「墓地でバラバラ死体が発見されたら、もっとマスコミが騒ぐんじゃね?」とか「誘拐犯アルバートは手錠で繋がれた状態からどうやって逆転したの?」とか「誘拐犯の家にスカダーの痕跡がベッタリだけど、大丈夫なの?」とかとかとか。それと、なんとなく公式サイトの著名人のコメントを読んでたら、映画を観ないで適当なことを言っているのか、そうじゃないなら読解力がゼロな人がいて、「こんな奴には仕事をお願いしたくないな (`Δ´;) ヌゥ」って思った…ってのはどうでも良いですな。

ただ、とりあえず一番の不満は、まだ続編が作られていないことであり、今年5月に公開された「ピッチ・パーフェクト」続編が10月に公開予定で、7月から上映されている「パージ」の場合は8月に「パージ・アナーキー」が封切られるというのに、まだ製作すらスタートしていないなんて! もしスコット・フランク監督が近所に住んでいたら、すぐ自宅に乗り込んで蹴りを入れるところでしたね(アウトな文章)。


僕の気持ちを代弁するジャック・ハンマーの画像を貼っておきますね。
つづきを!


ううむ、例によって無駄な文章をダラダラと書いちゃいましたが(汗)、渋くて素敵な映画でしたヨ (〃∇〃) ウフフ 直接描写は少ないものの、かなり残酷なシーンや状況が目白押しな作品ではあるので、万人にはオススメできませんけど、ハードボイルドが好きな人ならチェックした方が良いですぞ。ちなみに前述のスタ・エレさんですが、先日の映画駄話の会でtoriさんが今作を上半期ベスト3の1本に挙げていた時に喜ばれていたので、ちょっとホッとしました。で、一応、書いておくと、ごめんなさい、僕は「96時間」の方が好きです (´∀`;) ダメ?




ローレンス・ブロックによる原作小説。これはこれで非常に面白いそうな。



サントラ。収録時間が31分と短くてビックリ。



スコット・フランク監督のデビュー作。ジョセフ・ゴードン・レヴィット主演な上に評判も良くて気になる1本。



「結局、こっちの方が好き」なのです、ごめんなさい (o^-')b Kissing You!



同時期に公開されたジャウム・コレット=セラ監督作。僕の感想はこんな感じ









先週の備忘録(2015/7/13~7/20)

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さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


「三宅隆太×福田里香×古川耕『映画とお菓子とラジオが大好き』」は超勉強になった!
土日はずっと仕事…
月曜日(祝日)は映画とパンケーキ!
娘との“お風呂での遊び”の種類が増えた…という覚え書き



先週は休日出勤をするほど仕事ばかりしていた…と言いつつも、火曜日の「三宅隆太×福田里香×古川耕『映画とお菓子とラジオが大好き』」には足を運べたし(神イベントでしたぞ ( ̄ー ̄) ニヤッ)、「アベンジャーズ/AOU」「虎影」「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」「フレンチアルプスで起きたこと」と、映画も4本観られましてね。どの作品も非常に面白かったんですが、後の2本に関しては、“家庭を持つ男”には結構な地獄映画でして。イヤになるくらい、いろいろと考えさせられましたね…(遠い目)。


「スクリプトドクターの脚本教室・初級篇」、あまりに面白くて養成講座に通おうかと思っちゃいましたよ… (`Δ´;) アブナカッタ
下北沢のイベント


で、今週はムービーウォッチメンの課題映画「ターミネーター:新起動 ジェニシス」と、急に観たくなった「コングレス未来学会議」前売り券を買っているのに観に行けなくていつの間にかヒューマントラストシネマ渋谷で1日1回しか上映していない上に今週金曜で公開終了の「極道大戦争」が観たいのですけれども! 一番楽しみにしているのは、試写会が当たった「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」ですYO!m9`Д´) ビシッ 21日に東京国際フォーラムということで、たぶんこのブログが更新されるころには絶賛鑑賞中なワケですが、もし面白かったら今晩中に雑感だけでもアップする予定でございます。


ピントがボケてしまった試写状。果たして面白いのか…。
進撃の試写状


それ以外の予定では、22日(水)は「タマフル&トップ5&相談は踊るオフ会~マッドマックスの話がしたいSP~」に行きますよ。僕的には「マッドマックス」を始めとする最近の映画の話をいろいろな方と語り合いたいのですが、しかし。とりあえずTBSラジオも関係しているということで、「オレたちはフレンチアルプスでどうすれば良かったのか?」問題をメインに話したい…って、すみません、思いつきでスゲー適当なことを書いてます (ノ∀`) エヘヘ まぁ、興味がある人は気軽に来てみてくださいな。というか、今週は何よりも何よりも大切なイベント「娘・マナ子(仮名)の4歳の誕生日」があるのでね、体調管理に気をつけつつ、全力で頑張りたいと思います。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。







「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」を試写で観たので、とりあえずの感想(少しネタバレ)

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※今回の記事は、残酷だったり不気味だったりする画像が貼ってあるので、そういうのが苦手な人は読まないで!


僕の今の気持ちを代弁する愚地独歩の画像を貼っておきますね(「バキ」第3巻より)。
夢がかなったぜ


昨日、試写を観てきたということで! 急遽、徹夜して書いた「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の駆け足気味な感想をアップしておきますね。2013年に「ジャックと天空の巨人」を観た時「来年公開予定の実写版『進撃の巨人』がこの映画の巨人描写をラクラクと越えてくれることを心から祈っておりますぅ~ (`∀´) ヘラヘラ」なんて文章を書いたものでしたが(結局、2015年公開でしたな)、正直、そんなには期待していなかったんですよ。というのは、あのビジュアル&世界観を再現するには予算的に厳しいだろうし、何よりも原作漫画の魅力の1つである残酷描写がヌルくなりそうな気がしてたからです。


「ジャックと天空の巨人」にもこういう場面はあったんですけど、残酷な展開にはならないのでした。
$三角絞めでつかまえて-ここからもう一捻り


もちろんそれなりには楽しみにしていて、試写会にも応募→運良く当選→スタ・エレさんと一緒に観ることになったものの、「まぁ、巨人同士のバトルが派手だったらいいや (´∀`)」程度の期待値だったんですが、しかし! これが実際に観てみたら、「巨人たちがスナック感覚で人間をモリモリ食らう」という夢のような映画だったからビックリいたしました(巨人たちは「彼岸島」の邪鬼っぽいムードもありましたな)。昔ながらの特撮技術中心で作ったことを考えると、話が面倒くさくない「巨神兵東京に現わる」と言っても良いような気がしないでもないかしらん。アクションも頑張ってたし、僕的には樋口真嗣監督の最高傑作であり、世界に誇れる代表作になると思ったり。


場所は東京国際フォーラム超派手な舞台挨拶でしたよ。
東京国際フォーラム ホールA

上映が終わってロビーに出ると、超大型巨人がジャニタレのような人気を集めていました。
大人気の巨人


とにかく特撮&ゴア描写がストライクというだけでなく、原作とは別物ながらも(脚本に関わった町山智浩さんが「たまむすび」でその辺の事情を語っております諌山創先生がアンサーを!)、主人公を容赦なく追い込むストーリーもまた面白くて。雑に書くと、「炎628」ライクな「フレンチアルプスで起きたこと」風味の「ウルトラマン」「アダム・チャップリン」仕立て)といった感じ。前半はなかなかストレスが溜まるんですけど、後半はそれまでずーーーーーっとガマンしてきただけに、凄まじいまでのカタルシスが訪れるというね…(しみじみ)。

本来ならもっと詳しい内容を書きまくりたいところですが、まだ劇場公開前なので完全にネタバレするのは止めておきますよ。ただ、多くの人に今作の魅力を伝えたい気持ちも強いので、これから僕が映画を観ながらイメージした画像を説明ナシで貼っておきますね。これを観て参考にしていただけると幸いですけど、一部ウソも混ざっているので気をつけて!(不可解な文章)


スニッカーズCM・1996年「スニッカーズ」CM

三角絞めでつかまえて-マウント斗羽にやられた花田「グラップラー刃牙完全版」第2巻

炎628で教会に閉じ込められた人々「炎628」

逃げるお父さん「フレンチアルプスで起きたこと」

死霊のえじき「死霊のえじき」

三角絞めでつかまえて-かなわない...「グラップラー刃牙完全版」第17巻

スニッカーズCM エリカ様「スニッカーズ」CM

三角絞めでつかまえて-マウント斗羽にやられた金田「グラップラー刃牙完全版」第3巻

三角絞めでつかまえて-巨人は末端を狙え!「グラップラー刃牙完全版」第3巻

彼は先に逃げたのよ「フレンチアルプスで起きたこと」

生還した勇者だった「範馬刃牙」第22巻

すべて失った「グラップラー刃牙完全版」第19巻

スニッカーズCM タトゥー「スニッカーズ」CM

タトゥーだよ!「つっぱり桃太郎」第4巻

神の左手悪魔の右手「神の左手悪魔の右手」第1巻「ポゼッション」でも可)

ウルトラマンレオ「ウルトラマンレオ」

ナイスアッパー!「アダム・チャップリン」

ピクルvsジャック「範馬刃牙」第18巻

チェストバスター「エイリアン」

続行を!!!「範馬刃牙」第19巻


ううむ、自分で貼っておきながら申し訳ないのですが、よく分からなくなってきましたーー (´・ω・`) スミマセン いや、でもね、とにかく面白くて血がたぎったのは確かということで! 今は早く後篇が観たくて仕方ないし、棒飛び隊が巨人を攻略する妄想も止まらないのです…(なんだそりゃ)。こういう文章はなるべく書かないようにしているんですけれども、このブログを定期的に読んでいて僕と好みが合うような方は騙されたと思って、ぜひ8/1の公開初日に足を運んでほしい強い気持ち、強い愛。もしそれで実際に「騙された!ヾ(。`Д´。)ノ プンプン」と思った方は、樋口真嗣監督はツイッターをやられている→直接文句を伝えていただければ幸いです(あんまりな着地)。以上、とりあえずの感想でした。おしまい。






ターミネーター:新起動 ジェニシス(2D・字幕版)(ネタバレ)

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<警告!>

一応、確認しておきたいのですが、このブログを訪れたアナタがもしまだこの映画を観ていなくて、さらに予告編も観ていないのならば! 正直、僕はそれほど本作をプッシュする気はないのですけれども(汗)、基本的に過去作(「1」「2」だけでOK)を観てる&事前情報を知らない方が絶対面白い映画なのでね、未見の方はこのページを閉じて、いつか「1」「2」&本作を観た後にチェックしていただければ幸いです。で、すでに観ている方は、適当に読んでくださいな~ ヘ(゚∀゚*)ノ デデンデンデデン!












ターミネーター:新起動 ジェニシス

ターミネーター:新起動 ジェニシス

原題:Terminator Genisys
2015/アメリカ 上映時間126分
監督:アラン・テイラー
製作:デビッド・エリソン、ダナ・ゴールドバーグ
製作総指揮:ビル・カラッロ、レータ・カログリディス、パトリック・ルシエ、ミーガン・エリソン、ロバート・コート
脚本:レータ・カログリディス、パトリック・ルシエ
撮影:クレイマー・モーゲンソー
美術:ニール・スピサック
衣装:スーザン・マシスン
編集:ロジャー・バートン
音楽:ローン・バルフェ
音楽総指揮:ハンス・ジマー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、エミリア・クラーク、ジェイ・コートニー、ジェイソン・クラーク、イ・ビョンホン、J・K・シモンズ、ダイオ・オケニイ、マット・スミス、コートニー・B・バンス、オットー・サンチェス、ブライアント・プリンス
パンフレット:★(720円/表紙のネタバレはダメだと思う。それと、時系列の図表とか入れてほしかったなー)
(あらすじ)
未来の人類反乱軍のリーダーであるジョン・コナーの母サラ・コナーを歴史から抹消するため、未来から殺戮マシーンのターミネーター「T-800」が送り込まれる。しかし、そこには老いた姿の同型ターミネーターが待ち受けていた。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※今回の記事は、「最後の忠臣蔵」のネタバレに触れているので、気をつけて!

正直、そんなに思い入れはないというか、ドラマシリーズを追うほどのファンではないんですけど、「ターミネーター」の映画シリーズ「1」以外は劇場で観ている上に、本格的に復帰してからのアーノルド・シュワルツェネッガー主演作は劇場で観る主義でしてね。で、誰もが予想した通り、とにかく明るい安村さんがPRに協力したのは、理想的な“芸能人を起用した宣伝”として実に微笑ましいとして(不要な文章)。今週のムービーウォッチメンの課題映画になったので、いそいそと新宿ピカデリーで観てきました。「これも悪くない ( ´_ゝ`)」と偉そうに思ったり。


スクリーン6、3分の2ぐらいは入ってましたよ。
スクリーン6

僕の気持ちを代弁するグレート巽の画像を貼っておきますね(「餓狼伝」第6巻より)。
これも悪くない


最初に“上から目線”でこのシリーズに対する僕の見解を書いておきますと、「1」>>「2」>>>>>>>>>「3」>>>>>「4」って感じ。「1」はシュワルツェネッガーの出世作&マイケル・ビーンが素敵&話のまとまりも良くて、やっぱり僕の中では別格なのです。とは言え、「2」もシュワルツェネッガーが素敵だし、リンダ・ハミルトンの女戦士振りは100点だし(懸垂の登場シーンが素晴らしすぎる!)、エドワード・ファーロングの美少年振りも良い上に! 何よりも液体金属の無敵すぎなターミネーターT-1000が超斬新であり、観た当時は「ワンダフルだわ!(*゚∀゚)=3 ムッハー」「素敵だわ!ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー」と友人と興奮したものでしたよ…(遠い目)。


ジェームズ・キャメロンの趣味が全開なサラ・コナーの懸垂シーンを貼っておきますね。
懸垂をするサラ・コナー


で、ジェームズ・キャメロンからジョナサン・モストウにバトンタッチした3作目ですが…。いや、T-850とT-Xによる“頑丈な人同士のバトル”は愉快だったし、「ジョン・コナーがボンクラになってた」というストーリーも面白かったし(なんとなく「2」の後のエドワード・ファーロングの状況と重なって興味深い)、「結局、審判の日は止められない」という“「2」の努力を無にするブラックなオチ”もビックリしたんですけど、かなり食い足りなかった印象。というのは、シュワルツェネッガーの全裸シーンが少ない…ということだけじゃなくて、僕的にはどうしても「2」に出てきたT-1000が素晴らしすぎたので、「アイツの方が強い&便利だったじゃん」感が拭えなかったんですよね。


T-850vsT-Xの動画を貼っておきますね↓ 頑丈っていいね。




「4」に関しては、タイムトラベル要素がなくなったことや、いよいよスカイネットが何をしたいのかよくわからなくなってきたこと、やっぱりT-1000を越えるインパクトがある敵が出てこない&前3作と比べるとアクション面でそんなに目新しいシーンがなかったこともガッカリしたし、さらに多くの人に不評だった「3」がなかったことになっているっぽかったので、シリーズの中では一番微妙に感じてたんですが、しかし! ローランド・キッキンガーの肉体を使って、若かりしころのシュワルツェネッガーを再現したシーンは最高であり(当時の予告編では見せていたみたいですが、僕は登場するのを知らなかった)、「この技術を使って、さっさと『キング・オブ・デストロイヤー』の続編を作れ!m9`Д´) ビシッ」と思うほど興奮したというね。


「4」でテンションが上がりすぎて死ぬかと思った場面。新三部作の1作目だったのにね…。
ああん、アーノルド!


さて、やっと今作の話ですよ。実際のところ、観る前のテンションはそんなに高くなかったんですが、序盤は予想以上に面白かったです。「1」と「2」を踏まえた演出の数々はテンションがガンガンズンズングイグイ上昇いたしました(特に登場シーンの再現が素敵!)。それと、並行世界設定を持ち出すことで(歴史を変えていったことで違う未来が生まれて、また違う過去が生まれている)、ある意味、「3」も「4」もなかったことになっていないのは良いなぁと。そりゃあ、もう時間軸はグダグダというか、何がどう辻褄が合うのかはサッパリなんですけど、とりあえずは楽しかったですよ、T-3000&スカイネットが出てくるまでは。


このシーン、予告編で観ていなかったら、もっとテンション上がったんじゃないかしらん。
待ってたぜ


まず、T-3000はT-1000を越えられなかったなぁと。ジョン・コナーと同化するというナノマシンのテクノロジー自体は超スゴいけど、ビジュアルはインパクト低めというか。T-800への攻撃も手ぬるいし、所詮はちょっと強い砂鉄人間という印象であり、予告編で観ちゃっていたのもあって、1ミリも驚きはなくて。そもそも「年老いたターミネーターT-800ガーディアンが独力で細々と完成できたぐらいなんだから(むしろチップは作れないのが不思議)、何年も前からあの時代にT-3000がいるなら、タイムマシンなんてあっという間にできるんじゃないの?」とか思っちゃうし…。ジョンの人格が残っている割にはサラへの思慕が全然感じられない→ドラマ的にも盛り上がらなかったし、かなり拍子抜けいたしました。


この場面は好きですが、そんなに革新的なターミネーターじゃなかったなぁ。
T-3000


宿敵のスカイネットも信じられないくらいの小物でしてね。施設の警備がザルなのはスルーするとしても、ホログラムでいちいち脅してくるくだりとか「今どきこれをやるの?Σ(゚д゚;)」という安っぽさ。ラスト、エンドクレジット中に廃墟と化したサイバーダイン社の地下に隠されたスカイネットのコアが意味ありげに映って終わってましたけど、スゲーどうでも良いというか。このスカイネットが陳腐な感じ、マジでどうにかしてほしいですな。


ということで、この曲を貼っておきますね↓




アクション演出はそれほど悪くはないんだけど、ごめんなさい、別に優れたところもなくて。しかもT-3000が登場してからは、今までのシリーズで散々「1人の強敵に追われる」というパターンをやっているにも関わらず、どこかで観たようなビジュアルばかり。僕には「こういうアクションを見せてやる!」といった製作者の情熱が感じられなかった…ってのは意地悪でしょうか。その他、新三部作の1作目続編ありきなので仕方ないのかもしれませんが、「サラを守るT-800ガーディアンを誰が送ったのか?」という謎がほったらかしなのはイラッとしたし、せっかくJ・K・シモンズが出たのにターミネーター役じゃなかったのは残念でしたね…(勝手な失望)。


J・K・シモンズは鬼教授フレッチャーのような“罵声を浴びせながらビンタするターミネーター”を演じてほしかったな…(いろいろなファンが怒る提案)。
鬼教授フレッチャー


あと、これだけは書いておきたいのが全裸問題。タイムトラベルの際、全裸にならねばならないワケですが、カイルはまだ軍人だから堂々と前を隠さないのもわかりますよ。ただ、サラはいくらこの日に向けてT-800ガーディアンと訓練を積んできたとは言え、まだ18歳の女の子。カイルと2人でタイムトラベルをする場面では堂々としすぎていて驚いたというか、もっと恥じらうべきではなかったか?(多少はありましたけど) いや、西洋にはヌーディストビーチがあったりすることを考えると、別に平気なのかもしれませんが、個人的にはもう少し抵抗感を持ってほしかった…って、そうなるとコメディになりそうですけどね ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ


基本的にはこういうポーズになると思うのですが…(「あなたは私のムコになる」より)。
あなたは私のムコになる


って、グダグダグダグダと駄文を垂れ流してきましたけど、ハッキリ言って、今作はシュワルツェネッガーのアイドル映画なのでノー問題。老いたシュワルツェネッガーがターミネーターを演じた時に持ち上がる問題として、「サザエさん」花沢花子のような女が「ねぇねぇ、ロボットなのに老けてるっておかしくなーい?川`∀´) ケケッ」なんて得意満面の笑みを浮かべながら指摘してくることが危惧されたワケですが、それを「表面は生体組織だから年を取ってOK!(o^-')b」という見事なパワー理屈でねじ伏せたことで、「生ある限り、シュワルツェネッガーがT-800を演じられる」というはぴねす方程式が確立されたのです!m9`Д´) ビシッ


この「笑顔ギャグ」、賛否あるけど、僕は好きさ!
シュワルツェネッガーの笑顔


というか、ただでさえ不憫なロボットモノが好きなのに、それをシュワルツェネッガーが演じた上に「古いがポンコツではない」なんて言ったりすると、それだけで少しほだされちゃって…。それに製作者どもの思惑通り、「9歳のころからサラの面倒を見てきた」という父娘要素もまんまとストライクであり、T-800ガーディアンの体にガタがきている描写が入った中盤以降は、悲劇を予感して涙を滲ませながら観ていたほど(まぁ、取って付けた感も強いんですがー)。あーだこーだあって、クライマックス、サイバーダイン社にて「オレのサラを守ってくれ」とカイルに伝えながらT-3000と一緒に爆死しようとする場面は号泣したし、「僕も娘が結婚する時は、相手に『オレのマナ子(仮名)を守ってくれ』と伝えて死ぬか… (ノ∀T) イイシニカタダナー」と無用な死を選びそうなくらい感動いたしました。


エミリア・クラーク、自分の娘気分で見守ってましたよ。全然強そうじゃないのも意外と良かった。
エミリア・クラーク


シカモ!(クレアラシルのCMの外人少年風に) その後、破壊された体が液体金属に浸かることで(一応、伏線アリ)、T-1000の特性を備えて復活するのが小憎らしい (´∀`) ンモゥ! いや、自己犠牲で死ぬのも悪くはないけどさ、“真の父親”ならまだ10代の娘にそんな喪失の悲しみを与えずに、もう少し生き延びて見守るべきではないか。「育ててきた女性が結婚した日の晩に切腹する」という最低の死にざまを見せた「最後の忠臣蔵」と比べると、なんて素敵なお父さんなのか。現実のシュワルツェネッガーの家庭状況がアレなのもあって、サラとカイルとT-800が仲良く旅立つラストにはメタ的にもグッときてしまった次第。


この場面でこの字幕が出た時は、「I'll be backぐらいわかるよ、馬鹿野郎!( ゚д゚)」と「BROTHER」ライクに思ったけど、許す(偉そうに)。
アイルビーバック


ううむ、なんかよくわからなくなってきましたが(汗)、そういうことでね、変なところは多いし、アクションも凡庸な印象なんだけど、父娘要素が超グッときたので結構好きカナー (〃∇〃) ウフフ 順位的には「2」の次でございます。今度こそ三部作の残り2作が作られるといいね! ヘ(゚∀゚*)ノ デデンデンデデン!




アラン・テイラー監督の前作。僕の感想はこんな感じ



ダウンロード版のサントラです。



公式ビジュアルガイド。欲しい気もするけど…。



ジェームス・キャメロン監督による伝説の1作目。マイケル・ビーン、カッコ良かったなぁ。



ジェームス・キャメロン監督による見事な2作目。リンダ・ハミルトンがとにかく素敵。



ジョナサン・モストウ監督による3作目。もっと評価されても良いとは思う。



マックGによる4作目であり新三部作の1作目(意地悪な文章)。改変前のシナリオってどうだったんだろ。



「4」の2年前の出来事を描いたアニメ。存在すら知らなかったです… (´∀`;) スミマセン



未見のドラマ版。シーズン2で打ち切りになったみたいですな。







先週の備忘録(2015/7/21~7/27)

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さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


21日、実写版「進撃の巨人」の試写会に行きました! (*゚∀゚)=3 ムッハー
22日、「タマフル&トップ5&相談は踊るオフ会」に行きました (`∀´) ケケッ
23日、サンリオピューロランドに初めて行きました ( ̄ー ̄) ニヤッ
24日、ジャン=クロード・ヴァン・ダムの新作がやることを知りましたッ!m9`Д´) ビシッ
25~27日、死にそうなほど働きました… ('A`) ゲンナリ
小明ちゃん、めでたいですな (´∀`) ウマレテタノカヨ



もうね、何よりも「寝てないアピール」が大好物な当ブログですが(苦笑)、先週は仕事が超忙しいにもかかわらず! 実写版「進撃の巨人」の試写会「タマフル&トップ5&相談は踊るオフ会」家族でサンリオピューロランド、金曜日には前売り券を購入済みの「極道大戦争」が上映終了と、いろいろと外せない予定があったため、その分、夜は寝ないで仕事をするハメに陥りましてね…。火曜の夜はブログを書いたのもあって2時間、水曜は3時間、木曜日も3時間、金曜日は「ターミネーター」のせいで徹夜、土曜日は6時間、日曜日は徹夜…と、なかなかのショートスリーパー振りであり、ハッキリ言って今(月曜日の深夜2時)だってブログなんて書いてないでさっさと寝たいんだYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!


ベタですけど、この曲を貼っておきますね↓




まぁ、火曜日の試写会については、こちらの記事を読んでもらうとして。水曜日は「ターミネーター」の5作目を観てから「タマフル&トップ5&相談は踊るオフ会」に行ったんですけど、いろいろな人と楽しく話せて、頑張って行って良かったなぁと。久しぶりに浮き輪さんや地獄風景さんと会えたのも良かったし、ブログを読んで来てくれた人がいたのもうれしかったです~ (〃∇〃) ウフフ 木曜日は娘マナ子(仮名)の4歳の誕生日記念ということで、家族でサンリオピューロランドに行きましてね。帰ってきてから家で誕生日プレゼントをあげたものの、そんなには喜んでなかったというね ┐(´ー`)┌ ザンネーン


「進撃の巨人」の試写会、列に並んで試写状をチケットに換えてから、近くの喫茶店で仕事してました。
試写会で並ぶ人たち

オフ会の開催場所の「MeWe(ミーウィ)」はなかなか美味しい居酒屋さんなのです(ここの2階)。
オフ会会場

娘には、本当はこのオルゴールをあげたかったんだけど、まだ早いと判断(偉そうに)。
オルゴール

「おさるのジョージ」の ぬいぐるみ付DVDゴセイマイクをプレゼント。奥さんは「お散歩風船ベビーペンギン」をあげてました。
誕生日プレゼント

ちなみに土曜日は仕事を抜けて、「シズラー」で誕生日の食事会→また仕事へ。チーズトーストが美味!
シズラーでの食事


金曜日は、前売り券を買ってしまっていた「極道大戦争」の公開が終わってしまうので、パンケーキを食べてからヒューマントラストシネマ渋谷に足を運んだのですが…。そこで何気なく映画のポスターを眺めていたら、なんと「WEC(ワールド・エクストリーム・シネマ)2015」のラインナップの中にジャン=クロード・ヴァン・ダムの主演作「マキシマム・ブラッド」を見つけたのです!m9`Д´) ビシッ 1週間程度しか公開されないのは残念ですけど、超楽しみでございます (´∀`) ウフフ


ポスターの上の方にヴァン・ダムを発見!
JCVDを発見!

早速、チラシで確認しまして。翌日、当ブログのトップ画像を変更した次第。
マキシマム・ブラッドだと!?


今週も仕事は忙しいんですけど、先週ほどではないので、とりあえず前売り券を買っているのにまだ観ていない「悪党に粛正を」を鑑賞予定。ヘビーそうだから迷っていた「ルック・オブ・サイレンス」も万全の態勢で観るし、ドルフ・ラングレン×トニー・ジャーの「バトルヒート」も公開がすぐ終わりそうな予感がするので早めに行きますよ。「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」は試写で観て超ストライクだったのでね、今度はIMAX版を観ちゃおうかなぁと。それと、amazonから届いた「メイキング・オブ・マッドマックス 怒りのデス・ロ-ド」が100点の素晴らしさだったので、8回目の鑑賞→V8をキメて英雄の館に入ろうかとも思っております。そして、もちろん…29日に発売されるRHYMESTERのニューアルバムも買うぜッ!ヽ(`Д´)ノ マスト・バイ!


これ、道徳の教科書に採用すればいいんじゃないかな(無責任な文章)。
マッドマックスの本

RHYMESTERのニューアルバムに収録されている「ガラパゴス」のPVを貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは~。






「流れよ我が涙、と元警官は言った」という、初めてのサンリオピューロランド体験記

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※今回の記事は、「ジャージー・ボーイズ」のネタバレに触れているんですが、「ジャージー・ボーイズ」はそれほど衝撃的な展開はないものの、ネタバレを知らない方がグッとくる映画なのは間違いないので、未見の人は読んじゃダメ!
※今回の記事は、サンリオが好きな方は不快になる恐れがあるので、読まない方が良いです。
※というか、今回の記事は、非常にどうでも良いことしか書いていないので、読まなくて大丈夫です。
※一応、書いておきますと、今回のタイトルはこの小説からとっていますが、深い意味は全然ないです。



7月23日ーー。獅子座のふみの日は、僕の娘マナ子(仮名)の誕生日。この日に4歳になるということでね、仕事が忙しい状況の中、部下にイヤな顔をされながらも代休を取得し、奥さんの提案でサンリオピューロランドに行くことになっていたのです。


とても大切な日なので、「赤のクリムゾンボルトTシャツ」を着用いたしました。
赤のスーパー!Tシャツ


僕も奥さんも行ったことはなくて。先月、「3歳まではタダだから… (;`∀´) エヘヘ」という庶民的な動機から家族で訪れた東京ディズニーランドマナ子には非常に不評だったため、正直、かなり危惧していたんですが、奥さんは「サンリオだから大丈夫!m9`Д´し ビシッ」と、行ったことがない割には自信マンマン。僕も「ことばの意味はわからんが、とにかくすごい自信だ!(°д°;)」と納得し、僕&奥さん&マナ子&お義母さん&お義姉さんの5人で新宿から京王線で多摩センター駅へ(30分くらい)。ダラッと5分ほど歩いて、ピューロランドに到着ですよ。


この日は小雨が降ったり止んだりって天候でしたが、屋内施設なので安心なのです ( ̄ー ̄) ニヤッ
サンリオピューロランド


でね、入ってみたら、マナ子ったら超怯えモードですよ ('A`) ガッカリ ディズニーランドに行った時、「暗い場所→怖い」みたいなイメージが付いてしまった上に、「アンパンマン」の映画を観に行った時、それがさらに悪化したようでして。ピューロランドって園内自体がちょっと暗めだから、足を踏み入れることすら嫌がる感じ。着ぐるみキャラクターにも怯えるし、アトラクションなんか論外で、1ミリも怖い要素がなさそうなマイメロードドライブですら必死に搭乗を拒否するありさまでして。一応、サンリオキャラクターヒルズなどには入ったものの、あまり盛り上がらなかったんですよね…。僕自身もファストパスが有料だったりするのが何か気に食わなくて、ちょっとテンションが下がり気味だったりして。


ファストパスが有料って…。まぁ、仕方ないんでしょうけど。
ファストパスを販売


そうこうしているうちにお昼を食べようという話になって。僕は移動中にチラリと見掛けた「キャラクターフードコート」でそそられていた醤油キティラーメンクロミの黒カレープリンハンバーグカレーマイメロディのいちごいっぱいパンケーキなどを食べたかったんですが、奥さんが「そんな予算はない!川`Δ´)」と即却下。協議の結果、1980円で好きなだけ食べられるバイキング形式の「館のレストラン」に行くことになったのです。ちなみにレストランに向かう際、羊っぽいキャラクターに出会ったんですけど、珍しくマナ子が寄っていったら、怯えさせないように実に優しく接してくれて。マナ子もちょっと機嫌が良くなって。もうね、心から感謝いたしました。


マナ子が怯えなかった珍しいキャラ。マイスウィートピアノ…なのかな?
マイスウィートピアノ?

「館のレストラン」の入り口でございます。
館のレストラン


「館のレストラン」に入ると、マナ子を抱っこしながら、一緒に用意されている食べ物を”見(ケン)”。すると、デザートコーナーにはチョコフォンデュが用意されていたから、マナ子の機嫌がガンガンズンズングイグイ上昇!川`∀´)人(゚∀゚*) ヤッタネ! そうこうしてるうちに奥さんが自分とマナ子の料理を取り終わったので、僕も脳内で組み立てた通りに料理を皿に盛っていたところ、キティちゃんのライブが始まる云々のアナウンスが流れまして。あ、そういえば前方にステージがあるし、そういうレストランなんだ。ただ、それにしてはあまり混んでいないというか。ディズニーランドで言えば“絶対王者“ミッキーマウス的な存在のハズなのに、なんとなく場末感が漂うなぁ。しかも、音楽が鳴っているのに全然出てこない…と思ったら、背後から殺気→客席からやってきた!∑(゚Д゚) ナンデスト!


突然、背後から日本刀のような殺気!(「グラップラー刃牙完全版」第13巻より)
殺気を感じた花山

振り返ると、そこにはキティ・ホワイトがッ! って、絵がへたくそですみません… (´・ω・`)
振り返るとキティがいた!


「ロコ・モーション」を歌いつつ(しかも英語!)、芸能人のディナーショーのようにテーブルの間を軽やかに移動しながらの登場ですよ。なんて言うんですかね、華やかながらも親しみを感じさせるオーラを漂わせていて、直前まで半笑いだった僕が「わずか2千円弱の料金で、料理を食べながらキティちゃんに会えるなんて超オトクじゃん!∑(゚Д゚)」と2秒で認識を改めて、姿勢を正すほどだったのです。


実際の風景はこんな感じでしたよ。
キティ登場!


超グッときたのが3曲目。「これが最後の曲です…」と彼女が歌い始めたのは、「君の瞳に恋してる」片腕を突き上げてコール&レスポンスを要求し、観客の心を1つにまとめあげるキティ・ホワイトの鮮やかな手腕に唸らせられただけでなく。「ジャージーボーイズ」で主人公が亡き娘に捧げていたあの名曲を愛する娘と一緒に聴いているというシチュエーションにも心を揺さぶられてしまい、両の目から止めどなく流れ落ちる涙…(舞台設定も似てるし)。マナ子の4歳の誕生日にマジでイイものを観たというか、なんてラブリーな日だ!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!


このキティちゃんを見た瞬間…。
拳を突き上げるキティ

僕は「グレート巽のカリスマ性を目の当たりにした丹波文七」のような心境だったり(「餓狼伝」第5巻より)。
片手一本で場内をまとめやがった

ネットにあったので、動画を貼っておきますね↓ ナマで観た時は超感動したんだけどな… (・ω・;) アレ?




映画や芝居を観て泣くと、ただでさえ「キモい!川`Δ´) シネヨ!」と罵られがちなのに、今日はお義母さん&お義姉さんも同席しているということで、奥さんからハードに叱責されることは間違いないワケですが、かまうもんか。家族とこうやって一緒にいられることの幸福よ! 「流れよ我が涙… (ノДT)」と心のままにさめざめと泣いたんですけど、気がつくと奥さんたちはすっかり話に夢中で、僕なんて眼中になかったみたい (ノ∀`) ナァンダ ライブが終わると、バレないようにそそくさと涙を拭いて、料理を大量摂取したのでした。


僕の心境を代弁する丹波文七の画像を貼っておきますね(「餓狼伝」第1巻より)。
三角絞めでつかまえて-眼中にねェでやんの

レストランではこんな感じで食べました。ラーメンはあまりオススメしないかな。
館のレストランのバイキング


レストランを出ると、パレード『OMOIYARI TO YOU』がやっていて。クロミちゃんに怯えたりはしたものの、先ほどのキティちゃんのライブで“温まった”のもあってか、マナ子も結構楽しめた様子。ご飯を食べて機嫌が良くなっても、アトラクション的なものは一切アウトだったんですが、エンターテインメントホールに設置されたふわふわコーナーで遊んだら超満足げでしてね。その後は知恵の木ステージ「ジュエルペットのどきどき!マジカル☆マーチ」を観たりして、15時半ごろ、帰路についた次第。


ふわふわコーナーに夢中で、ダッシュで移動するマナ子を貼っておきますね。
ここに夢中なマナ子


決してピューロランドを余すところなく堪能できたワケではないので、奥さん的には不満だったようですが、僕的にはマナ子がそれなりには楽しめたようで良かったなぁと。ごめんなさい、ディズニーランドと比べると微妙なイメージがありましたけど、こぢんまりしてて移動しやすいし、屋内は涼しくて過ごしやすかったし(小学生も評価してた!)、トイレにウォシュレットが付いているのは大したもんだし、ピューロランドにはピューロランドなりの良さがあったというか。ランドに貴賤なし、ですな(知った風な口調で)。


トイレにウォシュレットが付いている分、トゥモローランドより科学力が進んでいると言えなくもない。
ウォシュレット!


少し気になったのが、ディズニーランドでのミッキーマウスが1つの個体しか存在しない…ように努力しているのと比べると、ピューロランドのキティ・ホワイトは、エンターテインメントホールでグリーティングしていると思ったら、知恵の木ステージでの芝居にも堂々と参加していたりして。「全然気にしないのか… (`Δ´;) ヌゥ」と思ったんですが、しかし。これはむしろ「そういう能力がある」という設定なのではないか。

ちょっと思い出したのが「WATCHMEN」Dr.マンハッタンで、キティも彼のように同時多発的に存在できる能力を有しているのではないか。例えば、あるマッドな科学者が思考実験である「シュレーディンガーの猫」を実際に装置を作って試したところ、箱の中で大量のラジウムを浴びた猫が変異して、キティ・ホワイト化した…という妄想はどうだろう? 大半の読者が「そんなこと聞かれても… (´・ω・`)」と思うような文章を残して、この体験記を終えたいと思います。


一応、“勝手に3Pを実行してドン引きされるDr.マンハッタン”を貼っておきますね(「WATCHMEN」より)。
三角絞めでつかまえて-ウォッチメンの3Pシーン


おしまい 川`∀´)人(゚∀゚*)人(´∀`し ピューロー







ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス(字幕版)(ネタバレ)

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ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス(字幕版)

ハンガー・ゲーム レジスタンス

原題:The Hunger Games: Mockingjay - Part 1
2014/アメリカ 上映時間122分
監督:フランシス・ローレンス
製作:ニーナ・ジェイコブソン、ジョン・キリク
製作総指揮:スーザン・コリンズ、ジャン・フォスター、ジョー・ドレイク、アリソン・シェアマー
原作:スーザン・コリンズ
脚本:ダニー・ストロング、ピーター・クレイグ
撮影:ジョー・ウィレムズ
美術:フィリップ・メッシーナ
衣装:カート&バート
編集:アラン・エドワード・ベル、マーク・ヨシカワ
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
視覚効果監修:チャールズ・ギブソン
出演:ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、ウッディ・ハレルソン、エリザベス・バンクス、ジュリアン・ムーア、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジェフリー・ライト、スタンリー・トゥッチ、ドナルド・サザーランド、ウィロウ・シールズ、サム・クラフリン、ジェナ・マローン、マハーシャラ・アリ、エルデン・ヘンソン、ナタリー・ドーマー、エバン・ロス、ウェス・チャサム
パンフレット:★★★(720円/相関図とかいろいろ盛り込んでいて、悪くないです)
(あらすじ)
歴代勝者を戦わせる記念大会の闘技場からすんでのところで助けられたカットニス(ジェニファー・ローレンス)は、第13地区の地下にあるコイン首相(ジュリアン・ムーア)率いる反乱軍の秘密基地に収容される。そこでは独裁国家パネムを打ち負かし、自由で平等な国家を作り上げるための戦いの準備が着々と進行しており、彼女も反乱軍と一緒に戦うことを決める。しかしスノー大統領(ドナルド・サザーランド)は、人質にしたピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)をプロパガンダに使い……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




40点


※今回の感想は、この映画が好きな人は確実に不快になるので、読まない方が良いです。

予告編に惹かれて1作目を観たら「続くのかよ!Σ(゚д゚;) マジ!?」とかなり驚いて(3部作なのを知らなかった)。その後、とりあえず付き合いとして2作目を観に行ったら意外と良くて、「『3』も結構観たくなっちゃった (´∀`) エヘヘ」なんて気分になったりしたものの、それから1年と半年が過ぎてーー。

娘の成長による家族サービス時間の拡大、会社の業績悪化によるハードワークの常態化、セックスレスの長期化などの理由により(1つ、あまり関係ない要素)、僕が使える自由時間が限られてしまっていて。新作映画は年に120本しか観ない(特撮&ドキュメンタリー&アニメを除く)というルールを自分に課すようになった今、いくらこれまで観ているとは言え、それほど興味のないシリーズを観る余裕はないということで、スルーしようかと思っていたんですが、しかし。

今月上旬の金曜日、2回目の「誘拐の掟」ユナイテッド・シネマ豊洲に観に行ったら、この映画も上映されていて。この日が最終日ということで、何か心に引っ掛かってしまって。急遽、観てしまったんですが、「つなぎか… (´・ω・`)」と思ったり。


観たのはスクリーン6。4分の1ぐらいの入りでした。
スクリーン6


最初にあらすじを雑に書いておくと、2作目の闘技場から救われたカットニスは、消滅したハズの第13地区の地下にある反乱軍の秘密基地に連れられて行きまして。反乱軍のリーダー・コイン首相はイメージ戦略として、カットニスに革命のシンボル“マネシカケス”になることを要請。で、カットニスは渋々了承→良い感じのPVを作ったりしてたら、敵がミサイルで一斉攻撃をしたりしてきましてね。最後は、電撃作戦で囚われの身だったピータを救出してみたら、拷問で洗脳されていて凶暴化→襲いかかってきたので、カットニスが超ゲンナリして、映画は終わってましたよ。


「ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション」の予告編があったので、貼っておきますね↓




二八そばでいう小麦粉、中華麺でいうかん水、サックリ&ふわっとしたお好み焼きには山芋…。って、非常にどうでも良い文章を書いちゃいましたが(汗)、この映画も最終作のための「つなぎ」感が非常に強いというか。反乱軍内部での人間ドラマや「革命の炎が徐々に広がっていきます」的な描写がメインであり、前作までのサバイバルバトル要素はゼロ。「敵かな、味方かな?(`∀´) フフフ」的な権謀術数が繰り広げられていく…と書けば聞こえはいいけど、代わり映えしない会話画面ばかり続くので、スゲー飽きちゃいました。

製作者たちも盛り上がりに欠けると思ったのか知りませんが、終盤に敵が13地区に攻撃をしてきて、みんなでシェルターに入る際、「妹が猫を探しに行った!Σ(°д°;し タイヘーン」なんてサスペンス描写を入れて来たのも凄まじくどうでも良いというか。今どき、よくあんな展開を入れるなぁと。カットニスが爆撃機を弓で撃ち落としたり、民衆が独裁国家に蜂起するシーンはあったりはするものの、アクションも少なめな印象で、ごめんなさい、結構退屈でしたよ。

このシリーズが遺作となるフィリップ・シーモア・ホフマンを始め、キャストが豪華なのは楽しかったし(演技も上手いしね)、世界観が残酷なのは結構好きだし(人が無惨に死ぬ&死体も映る)、1作目&2作目に通じるメディア戦略描写は面白かったんですけど…。やっぱりスノー大統領とか“ガキにムキになるバカ”に見えちゃって乗れなくて。なんて言うんですかね、今さらですけど、僕はこのシリーズ、合わないんでしょうな。一応、物語の着地は観たいので、11月公開予定の「レボリューション」も足を運ぶつもりだけど、あまり期待してないです (・ε・) オシマイ




今作の原作でございます。下巻で完結。



今作のサントラもありましたよ。



ゲイリー・ロス監督による1作目。僕の感想はこんな感じ



フランシス・ローレンス監督にバトンタッチした2作目。僕の感想はこんな感じ



タイトル繋がりで貼ってみたスティーヴ・マックイーン監督×マイケル・ファスベンダー主演作。観なくては… (`Δ´;)








2015年8月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

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毎月の恒例として、僕が2015年8月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓


※①などの番号付きは「絶対に観る」、◎も「絶対に観る(本数計算の対象外作品)」○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

8/1
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN ①
ベルファスト71 ○
パージ:アナーキー  ○
Bad Moon Rising ○
コンフェッション 友の告白 △
ミニオンズ △
筑波海軍航空隊 △
ソ満国境 15歳の夏 △
ラブ&マーシー 終わらないメロディー △
闇金ドッグス △


8/8
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション ②
ジュラシック・ワールド ③
さよなら、人類 ④
劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー ◎
手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE 恐竜殿さまアッパレ忍法帖! ◎
最後の1本~ペニス博物館の珍コレクション~ △
日本のいちばん長い日 △
この国の空 △
天皇と軍隊 △


8/15
インターセプション 盗聴戦 ⑤
ブレイド・マスター ⑥
レッドカーペット △
ブラック・シー △
ふたつの名前を持つ少年 △
ビッグゲーム 大統領と少年ハンター △


8/22
ナイトクローラー ⑦
ムカデ人間3 ⑧
ディアボリカル △
死霊高校 △
くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ △
クーキー △


8/29
テッド2 ⑨
懲罰大陸★USA ○
わたしに会うまでの1600キロ △
ロマンス △
バレエボーイズ △


9/26
マキシマム・ブラッド ◎



もうね、8月から9月いっぱいにかけて、仕事が凄まじく忙しくなるんですが、例によって観たい作品がつるべ打ち状態でしてね… (´Д`;) ドウシヨウ すでに試写で観ているにも関わらず、もう一度観ようと思っているのが、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」ですよ。正直、原作漫画とは別物というか、世界観の設定とキャラの名前を拝借した外伝のような内容なので、そういうのが許せない熱心な原作LOVEの方にはオススメしませんけど、いわゆる特撮&バイオレンスアクションが好きな人ならナッツギッシリのスニッカーズを食べたような確かな満足感を得られるんじゃないかしらん。1日に公開=映画の日→安く観られるということでね、ぜひ劇場に足を運んでみてくださいな。僕的には、今度はIMAXで観る予定でございます (`∀´) オホホホホホ 


8月公開作で購入した前売り券を貼っておきますね。
8月の前売り券

「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」、終盤はこんな感じでしたよ(「アダム・チャップリン」より)。
ナイスアッパー!


洋画では、「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」「ジュラシック・ワールド」は絶対に観るとして。「ジェイク・ギレンホールが最高におぞましい!Σ(゚д゚;) ヒィ!」と評判の「ナイトクローラー」も観たいところ。その他、邦画は、8月と言うことで戦争絡みの作品が結構上映されるから、どれか足を運ぼうかなぁと。あとね、唐突に9月公開の作品も貼っちゃいましたが(苦笑)、ジャン=クロード・ヴァン・ダムの最新主演作「マキシマム・ブラッド」も超期待しております。


確かに「ナイトクローラー」のギレンホールはヤバそうですな… (`Δ´;) ヌゥ




「マキシマム・ブラッド」、予告編を観たら超面白そうで涙が出ました… (ノ∀T) タノシミダナー




というか、8月は素敵な特集上映企画が多い印象。まず、テアトル新宿でおこなわれる「観ずに死ねるか!傑作絶望シネマ88」出版記念上映会(8/1~8/7)はスゲー面白そう(書籍自体もガイドブックとしてオススメ)。宇多丸師匠や高橋ヨシキさんといった著名人のトークショーもあって、見逃せないのです。キネカ大森「夏のホラー秘宝まつり2015」(8/22~9/4)も超行きたいというか、ビデオでしか観たことがないので、時間があったら「ヘルレイザー」シリーズの一気鑑賞とかチャレンジしたいんだけどなぁ…(この<「夏のホラー秘宝まつり2015」前夜祭オールナイト>が魅力的!)。それとシネマート新宿「2015夏の香港・中国エンターテイメント映画まつり」(8/15~)も当然気になりつつも、ヒューマントラストシネマ渋谷「スーパークレイジー極悪列伝」(8/1~8/28)も外せない。あの鬼畜すぎる名作「八仙飯店之人肉饅頭」をスクリーンで観る機会は逃せないので、これは絶対行く予定なのです(できれば3本とも観たい)。


「スーパークレイジー極悪列伝」、未見の「タクシーハンター」も超楽しみ!(*゚∀゚)=3 ムッハー




ただ、一番注目しているのは、開催時期は9月ですケド(汗)、同じくHTC渋谷「WEC(ワールド・エクストリーム・シネマ)2015」(9/26~10/30)であり、特にヴァン・ダム主演作「マキシマム・ブラッド」は要チェックなのです!m9`Д´) ビシッ 監督が「ハード・ソルジャー 炎の奪還」のアーニー・バーバラッシュなのは良いことなのかどうなのか、まだ判断はできませんが、あのダーレン・シャラヴィの遺作というだけでもグッとくる。予告編を観る限り、僕は非常に面白そうって思うんだけど、キミはどうだい?(唐突に馴れ馴れしい口調で)


「マキシマム・ブラッド」、予告編を観たら超面白そうで涙が出ました… (ノ∀T) 2カイメ




名画座系は、早稲田松竹で8/01(土)~8/07(金)の「時計じかけのオレンジ」「博士の異常な愛情」とか、目黒シネマで8/08(土)~8/21(金)の「ONCE ダブリンの街角で」「はじまりのうた」がイイ感じ。キネカ大森で8/15(土)~8/21(金)の「日本のいちばん長い日」「ゆきゆきて、神軍」あたりも面白い2本立てですな。それと、8月の新文芸座はやたらと戦争関連の名作を上映するみたいなので、そういうのに足を運んでも良いかもね (o^-')b カーモネ! とは言え、一番気になるのは、名画座は全然関係ない&9月の話ですケド、HTC渋谷で9/26(土)~10/2(金)の「マキシマム・ブラッド」…って、しつこいですかね (´∀`;) スミマセン


「マキシマム・ブラッド」、スローになる場面が素敵なのです… (ノ∀T) イイカイキャクダナー




以上、2015年8月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。








バケモノの子(ネタバレ)

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バケモノの子

バケモノの子

2015/日本 上映時間119分
監督・原作・脚本:細田守
製作:中山良夫、齋藤佑佳、井上伸一郎、市川南、柏木登、中村理一郎、薮下維也、熊谷宜和
ゼネラルプロデューサー:奥田誠治
エグゼクティブプロデューサー:門屋大輔、高橋望
プロデューサー:齋藤優一郎、伊藤卓哉、千葉淳、川村元気
ラインプロデューサー:和気澄賢
アソシエイトプロデューサー:佐藤譲、伊藤整、鈴木智子
作画監督:山下高明。西田達三
美術監督:大森崇、高松洋平、西川洋一
色彩設計:三笠修
CGディレクター:堀部亮
美術設定:上條安里
衣装:伊賀大介
編集:西山茂
録音:小原吉男
音響監督:赤澤勇二
音楽:高木正勝
音楽プロデューサー:北原京子
主題歌:Mr.Children
キャスティングディレクター:増田悟司
制作:スタジオ地図
声の出演:役所広司、宮崎あおい、染谷将太、広瀬すず、山路和弘、宮野真守、山口勝平、長塚圭史、麻生久美子、黒木華、諸星すみれ、大野百花、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋
パンフレット:★★★☆(720円/コラムが良いし、渋谷ロケーションMAPが付いてるのが好き)
(あらすじ)
人間界「渋谷」とバケモノ界「渋天街」は、交わることのない二つの世界。ある日、渋谷にいた少年が渋天街のバケモノ・熊徹に出会う。少年は強くなるために渋天街で熊徹の弟子となり、熊徹は少年を九太と命名。ある日、成長して渋谷へ戻った九太は、高校生の楓から新しい世界や価値観を吸収し、生きるべき世界を模索するように。そんな中、両世界を巻き込む事件が起こり……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




50点


※この映画についての感想は、カゲヒナタさんはちごろうさんのブログがタメになるので、そっちを読んで!
※今回の記事は、この映画が好きな人は高確率で不快になると思うので、読まないで!


「細田守監督の劇場用長編作は結構観ている&僕が好きな“格闘師弟モノ”っぽい」ということで、前売り券を買って楽しみにしてたものの、なかなか足を運べなくて…。で、今週のムービーウォッチメンの課題映画になったので、「ルック・オブ・サイレンス」とハシゴしてTOHOシネマズ渋谷で観てきました。「途中までは面白かったけど… (・ω・;) ウーン」って感想でしたよ。


渋谷が舞台ということで、こんなスタンプラリーが実施されてましたよ。
スタンプラリー実施中

観たのは3番スクリーンで、結構広めだったけど、そこそこ埋まってた印象。
3番スクリーン

暑かったので、ついマンゴージュレカルピスを買っちゃいました (ノ∀`) テヘ
マンゴージュレカルピス


凄まじく雑にあらすじを書いておくと、両親が離婚→母親と死別した9歳の少年・蓮は、親戚に引き取られるのがイヤで渋谷の街に逃亡。そこでバケモノ・熊徹に会うことで、異世界「渋天街」に行くことになりまして。あーだこーだあって、「九太」として熊徹とぶつかり合いながらもたくましく成長→17歳になって「十七太」になると(これはウソ)、人間界に戻って偶然助けた少女・楓に勉強を教えてもらったり、実の父親と再会してみたり、アイデンティティに悩んでみたりしたものの! 熊徹のライバルの息子・一郎彦も実は人間であり、尊敬する父親が「疑惑の9カウント」で熊徹に敗北するのを目の当たりにすることで闇に飲まれてラスボス化しちゃったので、剣の付喪神となった熊徹とカンフュージョンして撃退しましてね。とりあえず人間界で実の父親と暮らしながら進学することになって、終わってましたよ、確か。


エンドクレジットに流れてた主題歌「Starting Over」を貼っておきますね↓




最初は超楽しかったんです。僕的に熊徹と九太の師弟関係描写は、予想通りストライクでしてね(苦笑)。熊徹の教え方の酷さには若干失望しましたが、九太が熊徹の真似をして学び始めるとなかなか気持ち良くて。スイカを正拳で割ったりと、順調に強くなるあたりはもう“何か”が痛いぐらいに固くなってギンギン状態というか(下ネタっぽい文章)。「師匠も弟子から学ぶ」という「カンフー・パンダ」っぽい要素も良かったですな。


カゲヒナタさんのブログでも触れてましたが、「蛇拳」オマージュっぽい場面もありましたよ。




ただ、九太が人間界とバケモノ界を自由に行き来するあたりから、微妙に乗れなくなってきて。それは「楓に意地悪をした女子高生どもが粛正されていない」ということではなく(不要な文章)。大きな理由が3つあるのです↓


① 「一郎太のラスボス化」に乗れない!m9`Д´) ビシッ

「一郎太が実は人間だった」という展開、家族のようなイノシシ面にならないことにコンプレックスを抱いて包茎手術の広告ライクに顔を隠す描写があったから、多少は予想していながらも。「それはないな」と判断していたのは、「渋天街」のことは宗師が把握していると思ってたから。だから、終盤の暴走シーンで宗師まで驚いてた時はこっちもビックリしたというか、「お前は熊徹贔屓だっただけなの!? Σ(゚д゚;)」と。それと、「渋天街」の影響で人間の闇の力が増大するという設定ですが…。「渋天街」に住むバケモノたちも“顔が動物なだけで人間と同じような感情を持つ生き物”にしか見えないから、なんか「心の闇が~」って人間だけ特別扱いするのは「終盤に一郎太が暴走するための設定」にしか感じられなくて、ちょっと萎えちゃった…ってのは意地悪な見方でしょうか。

あと、確かに一郎太はアイデンティティが揺らぐ育てられ方をされていて可哀想でしたよ。次の宗師を決める試合の中では、父親の攻撃で熊徹がダウンして9カウントまで数えられたにもかかわらず、九太が話しかけることでカウントが中断→そのまま何ごともなかったかのように試合続行になったのは、「そりゃあキレるよな… (`Δ´;)」と同情しましたよ(って、実際の劇中では誰も気にしてないみたいですがー)。ただ、最後に流れる「渋谷の爆発では軽傷者しか出なかった」というニュースにはガッカリしたというか、あれほどの規模のことをしでかしたんだから、さすがに甘やかしすぎだと思ったり。


② 「ヒロイン・楓」に乗れない!m9`Д´) ビシッ

ごめんなさい、ウザかったです。いや、偶然助けた女の子が善意100パーセントだったりするのは全然良いし、九太が壁ドンした時にビンタするあたりは「壁ドン」をもてはやす風潮への皮肉だと思って笑ったんですが、僕がこの世でトップクラスに嫌いなのが、クライマックスの戦闘に弱い奴がしゃしゃり出てくること。いや、例えば「マッドマックス」で老婆が覚悟を決めてショットガンを構えたりするのは100点なんですけど、この女は想像力が欠如した単なる足手まといだからマジで不快。

何がムカついたって、この楓が雪解けを泳ぐクジラみたいになった一郎太に説教するシーン(不要なリンク)。「みんな闇を抱えてるけど、精一杯生きてる」的な、それはそれは見事な正論をかましてくれるんですが、しかし。ずっと自分が人間だって薄々感じてたゆえに九太にイライラしていて、さらにそいつの師匠に“心の支えだった父親”が「疑惑の9カウント」で敗北しているという状況下で、その男の可愛い恋人に「甘ったれのチンカス野郎!川`∀´) シネヨ!」と説教をかまされた一郎太の気持ち(誇張アリ)、誰が知る!!!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! あの瞬間、マジで美輪明宏さんの声で「だまれ、小娘!」と一喝したかったし、スムースに「もうあの2人が死んで終わりでいいや」って思っちゃいました。

僕の心境を代弁するモロの君の画像を貼っておきますね(「もののけ姫」より)。
だまれ小僧!


③ 「最後の展開」に乗れない!m9`Д´) ビシッ

これは僕自身の問題なんですけど、ラストの「親代わりの存在が自分の中に入る」ってのが気持ち悪くて… ('A`) いや、イメージ的な展開だったらまだ飲み込めなくもないんですが、「物理的に“剣化”した熊徹が体内に入って融合する」って、上手く書けないんですけど、生理的にダメだったんですよね。あと、楓がドヤ顔で「渋天街」に来るのも気に食わなかったです(実の父親の方がグッときたと思う…息子がお世話になったんだし)。



以上が「乗れなかった理由」でございます。その他、細かいことを書くと、戦闘シーン。獣化したりとそれなりに楽しめたのは確かなんですが、贅沢を言うともっとバケモノならではの戦いが見たかったです。昔、「グラップラー刃牙」の中で愚地独歩が「戦いの際に拳を使用する動物が人間だけなのはなぜか?」という問いをした時、その答えは「ツメや牙などの強力な武器がないから」でしてね。要は、動物はツメや牙を使って戦闘をするのが普通なのに、なんで熊徹たちは剣はもちろんのこと、ジャブとかハイキックといった技術を使うようになったのか。まぁ、そんなことを描くのが主題の映画ではないのはわかっているんですが、少し気になった次第。


なんとなく思い出した愚地独歩の言葉を貼っておきますね(「グラップラー刃牙完全版」第2巻より)。
人が拳を使う理由

例えばこういう戦いだったなら…って、親子連れが見られませんな(「範馬刃牙」第18巻より)。
ピクルvsジャック


「渋天街」があまり魅力的じゃないのも残念でしたね…。結局、“動物顔の人たちが住んでる地方都市”程度というか。トップクラスの戦闘力を身につけた割には将来性が見えない世界だから、最後に九太が人間社会を選ぶのもまったく意外じゃなかったです。それと序盤の卵かけご飯のくだり、醤油などの調味料をかけるという発想はないのかと。人間社会と大差ない食生活を送っているのにさぁ。最近、卵かけご飯に凝っているだけに不満を感じた…ってどうでも良いですかね (´∀`;) スミマセン


卵かけご飯専用醤油まである時代、乱暴な描写だったのでは…って、面倒くさい!Σ(゚д゚;) ヒィ
卵かけご飯専用醤油


って、文句ばかり書いちゃいましたけど、熊徹と九太のやり取りは好きだったし、修行&格闘シーンでキャラがスルスル動く感じとか楽しかったし、物語の好き嫌いは別としても“起こること”にはちゃんと伏線を張っていたと思うし(例えば熊徹の付喪神化とか)。「子育ては周囲の大人も手伝えばいい」とか「自分から学ぼうとすることの大切さ」とか、はちごろうさんも指摘されていましたが、「細田守監督の宮崎駿監督への想い」とか、いろいろな意味が込められているのも良いと思うのです。

ううむ、少なくとも九太が人間界に戻るまではスゲー満足してたんですけどね…。あのポスターのビジュアルから、師弟アクション要素を期待しすぎたのが良くなかったというか。その分、失望が大きかったのかもしれません。まぁ、所詮は、「現在、一番観たい映画は『マキシマム・ブラッド』!m9`Д´) ビシッ」という人間のブログなのでね(苦笑)、気になっている人はぜひ観に行ってくださいな。




細田守監督のトリロジーボックスが出てました。縮刷パンフ付きって豪華!Σ(゚д゚;)



オフィシャルガイド。作品世界がもっと理解できるようになっているのかしらん。



サントラも貼っておきますね。



細田監督直筆の絵コンテ集。映画でカットされたシーンがわかったりするとか。



パンフにも寄稿していた氷川竜介さんによる細田監督の評論本。タメになりそうです。



劇中で唐突に鍵となる小説。昔、読んだ気がするけど、読んでないかもしれないな…(偉そうに)。



母親役が麻生久美子さん繋がりで連想した映画。僕の感想はこんな感じ



ごめんなさい、こういう方が好き…って、比べるもんでもないんですが ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ








アイズ(ネタバレ)

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アイズ

アイズ

2015/日本 上映時間95分
監督・脚本・撮影・美術・編集:福田陽平
原作:鈴木光司
脚本:田中佑和、久保幸湖
製作:大橋孝史、石井紹良
プロデューサー:齋藤浩司、山野裕史、山口誠
アソシエイトプロデューサー:金子誠二郎
撮影:三村和弘
照明:杉本周士、中村晋平
録音:田辺正晴、坂上賢治
衣装:百井豊
編集:鳥居康剛
音楽:34423
助監督:村上秀晃
監督補:田中佑和
スタイリスト:チバヤスヒロ
ヘアメイク:KUMI、花井麻衣
出演:伊藤万理華、おぞねせいこ、山田太一、中川慶二、遠藤耕介、山田朱莉、西洋亮、高橋健一、今野浩喜、小林愛奈、優恵、上川雄介、秋山依里
パンフレット:☆(1000円/ファンアイテムにしても、高い上に薄すぎ)
(あらすじ)
平凡な女子高生・山本由佳里(伊藤万理華)は、ある日、マンションの表札に「F」という謎のマーキングを見つける。それ以来、友人の事故死や母親の自殺未遂、父親の失踪など、周囲で不幸や不可解な出来事が続発する。やがて見えるはずのない少女の幻覚が見えるようになり、由佳里は驚くべき真実に直面する。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




77点


※今回の記事は、「クロユリ団地」のネタバレに触れているので、知りたくない人は読んじゃダメ!

ホラー映画自体は嫌いじゃないジャンルながらも、基本的にはスプラッター系を好むということで、この手のJホラーはそんなに足を運ばないのですが…。僕が大好きな秋山依里ちゃんが出演するということでね(照笑)、公開翌週の月曜日、イオンシネマ板橋で観てきました。「意外と面白い!Σ(°д°;) ビックリ」と思ったり。ちなみにこの映画、ネタバレを知らない方が楽しめることは間違いないので、興味がある方は鑑賞してからこの感想文を読むことをオススメいたします。


イオンシネマ板橋、ワーナー・マイカル・シネマズ板橋時代に来た気がするんだけど、思い出せない…。
イオン板橋

ちなみにこの映画館、月曜日は1100円で観られるのです ( ̄ー ̄) ニヤッ
イオンシネマ板橋

パンフが売ってたのはうれしいけど、値段の割に薄くて、情報量も少なくてガッカリ。
パンフが高い上に薄い!

観たのは5番スクリーン。半分ぐらいは入っていた印象。
スクリーン5


最初にあらすじを雑に書いておくと、主人公の由佳里は“不気味な少女の幻覚”や“怪しげな表札のマーキング”、ヒステリックな母親(おぞねせいこ)に悩まされていたところ! 実は「弟の翔太(中川慶二)は9年前に行方不明になっていた→その事実を信じたくない由佳里は自分で弟の幻覚を作り出していた!Σ(゚д゚;) ナンデスト!」ということが発覚して、めでたしめでたし…と思いきや!


この少年が幻覚というのは予想できたんですが…。
案の定、幻覚だった翔太


実は「事故で流産したせいで気がおかしくなった父親(山田太一)の愛人が家に乗り込んで来て、揉めた挙げ句に翔太が死亡→由佳里が愛人に『お前のせいだ!m9`Д´し ビシッ』と責められて発狂寸前に→父親が『翔太はそこにいるじゃないか (`∀´)』と諭しつつ死体を隠匿(そして翔太は行方不明ということに…)→由佳里はその日以来、翔太の幻覚を見るようになりました (゚∀゚し アヒャヒャヒャ」という事実が二段構えで判明。最後は、すべてを思い出した由佳里が、帰宅した父親をゲンナリ顔で見つめて、映画は終わってました、確か。


結局、この父親が諸悪の根源だったというね。
最悪な父親


要は、あの“少女の幻覚”は封印された記憶を呼び覚まそうとする由佳里自身であって、「FATHER」のマーキングをしたのも彼女だった…ってことなんでしょうな、たぶん。母親がヒステリックだったのは、夫に浮気されるわ、息子は行方不明になるわ、娘は「弟はそこにいるじゃない!川`Δ´) ンモウ!」と気がおかしいわと、あんまりすぎる状況だったからでしてね。振り返ってみれば、「そりゃあ飛び降りたくもなるわな… (`Δ´;) ヌゥ」と。


このワンカットの飛び降りシーン、結構頑張ってましたな。
ワンカットの飛び降りシーン


正直、低予算感は否めないし、よくよく考えると話がおかしい気もするんですが(父親による翔太の死体隠匿は相当ハードルが高いし、弟の幻覚を見る娘を9年も放置するのはどうかと思うし、「同級生の弟が行方不明なのを知らないことはねーだろ」って思うし、父親の再就職のくだりとかよくわからない)、劇中の不穏な雰囲気と主演の伊藤万理華さんの頑張りに押し切られた感じ。「弟が幻覚だった」というのは「クロユリ団地」を即連想したんですが(というか、「クロユリ団地」を観ている人なら高確率で予想がつく展開)、派手な方向に行かずに「すべて由佳里の脳内」という地味な着地だったのは、逆に好みでした。三宅隆太監督が言うところの“心霊映画”だなって思いましたよ。


伊藤万理華さん、悩んだり泣きわめいたりと大変でしたが、非常に良かったですね。
頑張った伊藤万理華さん

この愛人とかスゲー嫌なムードでした(誉め言葉)。
事故に遭った愛人


それと、秋山依里ちゃんも素敵だった!ヽ(`Д´)ノ ハッキリ言って、今まで彼女の出演作の数々を観てきた僕的には、ごめんなさい、そんなに演技が上手い人ではないと思うんですよ… (´∀`;) エヘヘ ただ、今作の精神科医・鈴木寧々役は、童顔の彼女が演じることで、良い意味で“非現実的で信用できない雰囲気”が漂っていて、どことなく不気味なのです。これは福田陽平監督、非常に良いキャスティングだなぁと。で、失礼な文章を書くと、秋山依里ちゃんは本気で演技をやっていくなら、どこかでイチから勉強した方が良いと思う…って、余計なお世話ですな (ノ∀`) シッケイシッケイ


この精神科医役は良い起用だと思うのです。
精神科医・鈴木寧々役の秋山依里ちゃん

なんとなく1年に1度は聴いて悶絶したくなる「学校の階段」のラップシーンを貼っておきますね↓




いや~、「劇場の大画面で秋山依里ちゃんが観られればいい」程度の気持ちだったんですが、良い意味で裏切られたというか。「優しい目線で観た」のもあるかもしれませんけど、かなり面白かったです。“娘を持つ父親”目線で観たのもあって、由佳里と翔太が号泣するシーンでは涙腺が決壊状態であり、あのクソすぎる父親(夫としても超最悪!)を撲殺したいくらい憎悪しつつ、「浮気したらダメだな… (`Δ´;) ヤッパリ」とあらためて思い知らされた次第(なんだこれ)。ここまでネタバレを読んだ人が観て楽しめるかどうかは不明ですが、伊藤万理華さんと秋山依里ちゃんのファンなら要チェックじゃないかしらん。




実はインスタントビデオならすぐ観られるというね。



鈴木光司先生による原作小説。怖そうですな(そのまんまな文章)。



唯一観ていた福田陽平監督作。「2」とセットで観る“和製「セブン」”といった作品だけどオススメはしないぜ!



連想した中田秀夫監督×前田敦子さん主演作。僕の感想はこんな感じ



最後に桂正和先生のドキドキする漫画を貼っておきますね… (〃∇〃) ドキドキ








KIRI 「職業・殺し屋。」外伝(ネタバレ)

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KIRI 「職業・殺し屋。」外伝

KIRI 「職業・殺し屋。」外伝

2015/日本 上映時間77分
監督・アクション監督:坂本浩一
原案:西川秀明
脚本:伊藤秀裕
脚本協力:江良至
企画:加藤和夫
プロデューサー:中野剛、糸井美喜
ラインプロデューサー:高瀬博行
撮影:百瀬修司
照明:太田博
録音:山口満大
美術:畠山和久
編集:目見田健
装飾:田仲正彦
ヘアメイク:内城千栄子
衣装:岡本佳子
コスチュームデザイン:YOU-KO
音楽:MOKU、岡出莉菜
主題歌:lecca
助監督:伊藤良一
スクリプター:内田智美
出演:釈由美子、久保田悠来、文音、水崎綾女、小宮有紗、荒井敦史、月岡鈴、大西結花、倉田保昭、村野武範
パンフレット:★★★(700円/ページは少ないけど、原作者のイラストがあったのは良い感じ)
(あらすじ)
キリ(釈由美子)はプロの暗殺者として育てられた。ボス(倉田保昭)からの依頼を受け任務を遂行する日々。そのキリには守る存在があった。妹のように可愛がっているルイ(文音)だ。ルイもキリと共に暗殺者として育てられたが、厳しい訓練にルイは徐々に心のバランスを崩していく。そして凄惨な事件に巻き込まれ母親(大西結花)を喪い、ルイも声と右腕を失う。ルイを守りきれなかったキリは、復讐を誓い犯人を捜していた。キリは、闇の殺人請負サイト「殺し屋。」に目をつける。ケイ(荒井敦史)とアヤコ(月岡鈴)が管理するこのサイトでは、提示された依頼料より最も安い金額で競り落とした人物が殺人を遂行できる逆オークションが行われていた。殺し屋として暗躍するのは、ワイヤー使いのリョウ(久保田悠来)、締め技を得意とするシオリ(水崎綾女)、刃物仕込みのシューズを使うメグミ(小宮有紗)たちだ。倒すべき犯人はこの中にいるのか?キリの監視は続く。ある日、殺人請負サイト「殺し屋。」に新たな依頼が入る。しかし、落札者はルールを無視しターゲット以外の人間も惨殺。遺体の両目は潰されていた。その手口こそ、キリが長年捜しつづけた敵(かたき)の手口であった――。犯人は一体誰なのか? キリの復讐が始まる!(以上、公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




65点


もうすっかり劇場公開は終わってしまったんですが(汗)、感想をアップしておきますね。最初は観ようかどうか迷ったものの、「坂本浩一監督作は劇場で観る主義&釈由美子さんのアクション主演作「修羅雪姫」がそんなに嫌いじゃない」ということで、やっぱり鑑賞することにしまして。映画の日に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「海街diary」を観た後、池袋HUMAXシネマズに足を運んできました。それなりに楽しかったザンス (・∀・)


池袋HUMAXシネマズは割引サービスが少ないのが難点(意地悪な指摘)。
池袋HUMAXシネマズ

劇場は3分の1ぐらいの入りでしたよ。
21時からの回


予想通りの東映Vシネマ感溢れる作品でして。もともと「職業・殺し屋。」という漫画があって、それを原案にした外伝ということなんですが、こういう動画を観た感じ、かなり別物というか。例によって、低予算ながらも安定した“格闘アクションに特化した坂本浩一監督作”に仕上がっておりました。


原作漫画の「絶叫劇CD」動画を貼っておきますね↓ 映画と全然違うな… (・ω・;) ウーム




一応、あらすじを書いておくと、基本的には「プロの暗殺者キリが“殺し”の任務を果たしながら、妹のように思っているルイの右腕とその母親の命を奪った殺人鬼を探す」というストーリーがあって。そこに、たぶん原作に出てくるっぽい殺し屋キャラのリョウ&メグミ&シオリの話が絡む感じ(未読なので詳細は不明ですがー)。ハッキリ言って、登場人物が少ないので犯人はバレバレというか、結局、殺人鬼の正体はルイの“もう一つの人格”でして。最後はキリが泣く泣くルイを倒すと、そこに殺し屋のリョウが現れてバトル→水入りで引き分け! (`∀´)人(´∀`し シカタナイネー 最後は「オレたちの戦いはこれからだ!」的な雰囲気で終わってたような気がします(キリが主人公にせよ、リョウたちが主人公にせよ、続編が作りやすそうな終わり方)。


犯人はこの人…って、みんなすぐ分かったよね。
文音さん


格闘アクションは、いつもの坂本風味に「アジョシ」やら「ザ・レイド GOKUDO」やらのナイフ戦闘要素を加えていて、Vシネマの限界はヒシヒシと感じつつも、全体的には悪くなかったんじゃないかしらん。特にクライマックスのキリvsリョウは「どうせ引き分けなんだろうな」感はありながらも楽しめました。釈由美子さんが披露する十二騎神道流の型も面白かったですね~。志穂美悦子さんのご息女である文音さんも結構良くて、これからもアクション系で頑張ってほしいと思うんですが…どうなんでしょうか。


ファーストコンタクトではまったく敵わなかったリョウがキリに再度挑むという流れは好みでしたよ。
リョウvsキリ

釈由美子さんが学んでいるという十二騎神道流の動画も貼っておきますね↓




ただ、僕的にはリョウを始めとする殺し屋集団の方が、キャスト&物語的に乗れたというか。「より安い金で殺人を請け負う殺し屋たちの『必殺仕事人』振り」がスゲー楽しかっただけに(クズなホストや金持ちのボンボンやヤクザが惨殺される!)、ごめんなさい、「こっちの3人の話だけでいいのに… (´・ω・`)」と思いながら観てましたよ。キリが所属する暗殺集団って、微妙に正義ぶったムードが漂っていて胡散臭いというか…。大西結花さんが演じるルイの母親なんて「娘を暗殺者集団に入れる」という超最悪なことをしている割に“ちょっと良い母親”風な雰囲気だから、かなりイラッといたしました。キリのボスが倉田保昭さんだったのは素敵でしたけどねー。


倉田保昭さんはこういう作品にバンバン起用してほしいですな。
倉田保昭さんがボス役


なんて言うんですかね、例えば、逆オークション(落札金額が安い奴が殺しの仕事を請け負える)に入札する殺し屋の数の少なさとか残念だし、「ゴーバスターズ」のヨーコ役だった小宮有紗さんがエロい殺し屋メグミ役を演じるのは複雑な心境だったりしたんですが、基本的には嫌いじゃなかったです。でも、もし続編を作るなら、久保田悠来さんたちを主演にした「必殺仕事人」的な内容に特化してほしいかなぁ。坂本監督作や出演者のファンの人なら観ても損はないだろうし、アクションファンなら志穂美悦子さんのDNAを受け継ぐ文音さんのバトルはチェックしといた方が良いかもね (o^-')b カーモネ!




西川秀明先生の原案となった漫画。一度読みたいとは思っているんですが…。



佐藤信介監督×釈由美子さん主演作。アクション監督はドニー・イェン兄貴! 戦闘力が低い伊藤英明さんにイラッとしました。



久保田悠来さん主演の「仮面ライダー鎧武」外伝。早く観なくちゃ…。



「キリ」と聞くと思い出すのはこれだったり。昔は「笑う牛」が怖かったんだよなぁ。










先週の備忘録(2015/7/28~8/3)

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さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


火曜日、「悪党に粛正を」鑑賞「スンガリー」で1人コース料理
水曜日、仕事… ('A`)
木曜日、「ルック・オブ・サイレンス」「バケモノの子」を鑑賞
金曜日、仕事… ('A`)
土曜日、娘と過ごしました 川`∀´)(´∀`) ウフフ
日曜日、仕事… ('A`)
月曜日、「バトルヒート」を観たぜ!m9`Д´) ビシッ



先週は、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のV8は達成できなかったし、「ストレイヤーズ・クロニクル」も観に行けなかったけど、念願の「悪党に粛正を」が観られたのはスゲー良かった!ヽ(`Д´)ノ あと、いろいろな人に勧められたので渋々観に行った「ルック・オブ・サイレンス」でしたが、案の定、素晴らしかったもののヘビーな内容でしてね…(遠い目)。ただ、鑑賞前に「ウエスト青山ガーデン」でホットケーキ2枚摂取→映画鑑賞後に「NUMBER A」でメルトチェダー&スピナッチ摂取→作品の舞台となった渋谷で「バケモノの子」鑑賞渋谷TSUTAYAでRHYMESTERと土岐麻子さんのニューアルバムを購入新宿2丁目のスナックで飲みという、対「LOS」プランを発動することで衝撃を和らげて、過度のダウナー状態には陥らずに済んだのでした。月曜は上映が終了しそうな「バトルヒート」を観たんですが、無闇にオススメはしませんけど、観た人と感想を話し合いたい映画ではありましたよ。


劇場の記事の切り抜き部分にあったマッツ・ミケルセンが可愛かったので、貼っておきますね。
可愛いマッツ・ミケルセン

「ルック・オブ・サイレンス」を観た直後はこの姫川勉のようでしたよ…(「餓狼伝」第23巻より)。
終わった......

「バトルヒート」、人が全然入ってなかった… (´・ω・`)
池袋シネマロサ


土曜日は、奥さんが外出→娘のマナ子(仮名/4歳)の面倒を見まして。最近の僕はすっかり絵本を読む係なので、この日のために新しい絵本「はじめてのおつかい」を購入済み。部下の話によると、「子どもの名前に変えて読むと、喜びますヨ (o^-')b オススメ!」とのことだったので、早速、「みいちゃん」の部分を代えて、「ある日、ママが言いました。『マナ子ちゃん、ひとりでおつかいに…』」と読んだところ! 即座に「この子、マナ子じゃない!川`Δ´)チガウ!」と猛抗議ですよ。「いや、そうした方が面白いよ」と説得して、また読もうとすると、「この子、マナ子じゃないもん!川`Δ´)チガウ!」。結局、違う絵本を読むことになったというね…(しみじみ)。


せっかく買ったのに… (´・ω・`)
はじめてのおつかい


まぁ、その後は軽く30冊は読まされたんですが(苦笑)、「ビロードのうさぎ」だけは何度読んでも後半に泣き崩れてしまって、マナ子に「ねー、なんで泣いてるのー?川`∀´) ネェネェ」と尋ねられる始末。というか、彼女は僕がどうしても泣いてしまうことをわかってこの本を読ませているフシがあり、このままではダメだと思うのですが…。そもそも「がんばれ元気」のお父さんが亡くなるくだりを読んで泣かない人類がいないように(勝手な決めつけ)、「ビロードのうさぎ」を泣かずに読むなんて可能なのか? ううむ、今度、ジェーン・スーさんに相談してみようかしら…。


「ビロードのうさぎ」の読み聞かせ動画を貼っておきますね↓ 捨てられるくだりから無理!




日曜日は休日出勤前に月イチで契約しているスポーツジムに行って軽く運動→身体測定をしてみたら、体脂肪が16.3パーセント。それほど体を動かせていない割にはまぁまぁのコンディションですが、せめて10パーセントぐらいにはしたいなぁと。というか、普段はやたらとパンケーキを食べたりしているイメージがあるかもしれませんけど、こう見えてそれなりに抑えるべき時は抑えているのです ( ̄ー ̄) ニヤッ この長い「パンケーキ・ロード」の旅が終わりを迎えた時、僕がこの数ヵ月間で培った究極のメソッド「パンケーキだけダイエット」を発表することになるかもしれませんな…(眉唾な文章)。


体重が98キロで体脂肪が16キロだと、体脂肪率は16.3パーセントぐらいなのです。
測定


最後に書いておきたいのは、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の件。前に書いた通り、僕にはかなりストライクな作品であり、公開と同時にみんなが笑顔でその素晴らしさを語り合うような状況が訪れるのかと思いきや! ネットでは…かなり…不評みたいでして… ('A`) 今週のタマフルムービーウォッチメンの課題映画になったこともあり、最初は「俺が守護らねばならぬ」と本部以蔵ライクに気負ったりもしたんですが、よくよく考えれば「そりゃそうだよなぁ (・ε・)」と思うところもあって。ネタバレ全開の感想は今週末にアップする予定ですけど、それまでは溜まりに溜まったその他の邦画の感想を頑張って更新しようと思います、徹夜で!m9`Д´) ビシッ


自信満々だけど、どことなく不吉な本部以蔵の画像を貼っておきますね(「刃牙道」第4巻より)。
俺が守護らねばならぬ


以上、先週の備忘録でした。ではでは~。






白魔女学園 オワリトハジマリ(ネタバレ)

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白魔女学園 オワリトハジマリ

白魔女学園オワリトハジマリ

2015/日本 上映時間94分
監督・アクション監督:坂本浩一
脚本:吉田玲子
撮影:百瀬修司
照明:太田博
美術:和田洋
音楽:三澤康広
主題歌:でんぱ組.inc
挿入歌:斉藤秀翼
出演:最上もが、夢眠ねむ、古川未鈴、成瀬瑛美、藤咲彩音、相沢梨紗、小池里奈、市道真央、鳥居みゆき、西平風香、遠藤新菜、富田翔、辻伊吹、ほのかりん、桜野羽咲、山谷花純、戸松遥、斉藤秀翼
パンフレット:なし
(あらすじ)
白魔女学園――それは傷つき、痛みを抱えた少女たちを迎え入れる秘密の園。訓練(エチュード)によって、その心に最も深い傷を負った少女・もが(最上もが)は、白魔女となり、「世界」を救うために旅立った。しかし、そんな彼女の前に、もうひとりの白魔女・りな(小池里奈)が出現する。さらに、白魔女を敵視し、魔力で新たな世界を創造せんとする黒魔女たちも現れた。黒魔女によって捕らわれたりなを救うため、もがは黒魔女学園へ潜入。だが、そんなもがの前に立ちはだかったのは、かつて白魔女学園で共に過ごした、あの少女たちだった!? 究極の魔女の座を巡る白魔女VS黒魔女の戦い!! そして、それを見守る赤い三人の男たち。謎のカギを握る始まりの魔女伝説とは?(以上、公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※今回の記事は、この映画が好きな人は不快になるかもしれないので、読まない方が良いです。
※今回の記事は、「魔法少女まどか☆マギカ」のネタバレに触れているので、気をつけて!


すみません、劇場公開はかなり前に終わっているんですけど(汗)、今さらながら感想をアップしておきますね。「基本的に坂本浩一監督作は劇場で観る主義&前作が非常に僕好みだった」ので、「観たい映画の覚え書き」では「絶対観る」という印を付けたものの、どうにもタイミングが合わなくて。前売り券も買っていなかったし、諦めようかと思ったりもしたんですが、しかし。上映最終日、7月の映画駄話の会の後にちょうどいい感じの上映回(確か深夜0時30分ごろ)があったので、「深夜も稼働のバルトなんかどう?ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」と、新宿バルト9に向かったのです。


RHYMESTER「ちょうどいい Piano session with SWING-O」を貼っておきますね↓ 「The R」収録ダヨ (o^-')b オススメ!




で、バルト9のエレベータに乗りこもうとしたら、中から出てこようとする中年男性と目が合いまして。すると、向こうが「あの~、もし『白魔女学園』を観られるんだったら、前売り券買いませんか? (´Д`;)」と聞いてきたからビックリですよ。何か事情があって観られなくなった方なんでしょうけど、「彼がたまたま声を掛けた僕がその作品を観る予定だった」なんて、なにこの素敵なタイミング ( ´∀`)(´∀`) ウフフ ちょっと値切ろうかと思いつつも(ガッカリな精神性)、スムースに1500円支払って前売り券をゲット→窓口で座席指定券と交換→映画を観たんですが…。まぁ、良かったですヨ (・∀・)


見知らぬ中年男性から買った前売り券の半券を貼っておきますね。
買った前売り券


一応、話を雑に書いておくと、白魔女となったもがの前に別の白魔女やらその親友やら黒魔女学園の魔女たちやらが登場して、あーだこーだと揉めまして。で、実は“最初の魔法使い”であるテラ(斉藤秀翼)が「人間は醜いから地球をリセットする!ヽ(`Д´)ノ」的な野望の元に黒魔女たちを操っていましてね。最終的には、もがが黒魔女化を経て“最初の魔女”になるも、テラの思想とは相容れずに対立→打倒。今まで死んだ白魔女学園の仲間たちを復活させるとともに、超存在的な立場で世界を見守るムードで終わってました、たぶん(超ウロ覚え)。


悪いのはコイツでした。演じた斉藤秀翼さんが歌う「新世界創造計画」が挿入歌になってましたよ。
テラ(斉藤秀翼)


この手の映画を見慣れている人はわかっていると思いますが(苦笑)、相当安い作りになっております。なんて言うんですかね、僕は「アニメと実写を並べるなら、実写の方が好きな人」ではあるんですけど、「予算がないなら無理してやらなくても… (´・ω・`)」と思うところが結構あったというか。例えば、前作はまだ「学園内」だけだったから誤魔化せた部分も、今作のように世界観が広がった割に登場人物の人数が大差ないと、結構キツいんですよね。もがが黒魔女学園に蘭(市道真央)と潜入して授業を受けるくだりとか、微笑ましく観ようと努力したものの、ごめんなさい、「なにこの少人数クラス」感は否めないじゃないですか…。

それと、これはでんぱ組.incのための映画”だから仕方ないんですけど、復活するメンバーの中敵側だった梨紗がいるのは不自然に感じるし(製作者サイドも十分承知していると思いますがー)、彼女がいるなら逆に高良光莉さん演じるニゲラとか、ヨーコちゃん演じる杏とかも出してあげてほしかった(山谷花純さんも再出演してたのに…)。最後、モロに「魔法少女まどか☆マギカ」っぽい「自分が犠牲になって平和な世界を築く&全員が生き返るも、誰も自分のことは覚えていない」エンドを迎えるのは別に良いんですけど、生き返った人たちの中に彼女たちはやっぱりいなかったから、前作が好きだった僕的にはかなり寂しい気持ちになりましたよ。


とは言え、この場面の時に梨紗だけいなかったら、でんぱ組.incのための映画”としてはアウトだもんなぁ… (・ω・;) ドウスレバ
勢揃いシーン

前作で胸を掴まれた“蹴撃のマスク少女”ニゲラを貼っておきます…って、卍丸先輩を貼っちゃった!(わざとらしい文章)
三角絞めでつかまえて-卍丸先輩


ううむ、つい文句から始めちゃいましたが、基本的に嫌いではないのです。最初からこんな感じだろうと覚悟はしていたし(若干、失礼な文章)、でんぱ組.incのファンムービーとして考えるなら全然アリじゃないですかね。特撮とアクションもそれなりに頑張ってた気がします。個人的には、市道真央さんがスゲー好きでした (〃∇〃) エヘヘ それと、「特命戦隊ゴーバスターズ」の時は観られなかった西平風香さんのアクションがチェックできたのは良かったです。鳥居みゆきさんはこの手の悪役が似合う気がする…と思ったら、その後に観た「虎影」にも似たような役で出て来た時は笑っちゃいましたよ。あと、キャンデリラ様でお馴染みの戸松遥さんが出てたのもうれしかったり(歌ったりしてました)。


市道真央さん、「ヌイグルマーZ」の時と同じような性格のキャラでしたな。
市道真央


以上、そんなワケで、予想した程度には楽しめた作品でしたよ。ただ、坂本浩一監督作が凄まじく好きな人や、出演者のファンじゃない人は観なくてOKというか、「まどマギ」を観ればいいんじゃないかな。おしまい。




坂本浩一監督による前作。僕の感想はこんな感じ



公式ヴィジュアルブックも出ております。



連想したテレビアニメを貼っておきますね。





虎影(ネタバレ)

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虎影

虎影

2015/日本 上映時間94分
監督・原作・脚本・キャラクターデザイン・特殊造型監督・編集:西村喜廣
脚本:継田淳
製作総指揮:高橋正
プロデューサー:鈴木宏美、服巻泰三
撮影:Shu G. 百瀬
照明:太田博
音楽:中川孝
特殊造型:下畑和秀
VFXスーパーバイザー:鹿角剛
アクション監督:匠馬敏郎
録音:中川究矢
衣装:中村絢、村島恵子
ヘアメイク:清水ちえこ
出演:斎藤工、芳賀優里亜、しいなえいひ、津田寛治、石川樹、鳥居みゆき、島津健太郎、三元雅芸、清野菜名、水井真希、屋敷紘子、三田真央、松浦りょう、仁科貴、村杉蝉之介、板尾創路
パンフレット:★★★(720円/キャラ紹介や絵地図が良かった! あと、上映後にもらった監督のプリクラを貼りました)
(あらすじ)
かつて最強と呼ばれた忍者の虎影(斎藤工)。今は抜け忍となり、里で妻子と穏やかに暮らしていた。そんな彼の前に、ある日、隠された財宝を手に入れようとする忍者の首領が現れ、家族を人質に財宝を奪ってくるよう命じる。家族を守るため再び刀を手に取った虎影は、財宝をめぐって繰り広げられる壮絶な戦いに身を投じる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この映画に関しては、カゲヒナタさんのブログを読んでおけば良いんじゃないかな。
※今回の記事は、「ダイ・ハード」のネタバレをしているんですが、もし未見の人がいたら観てから読んで!


都内の公開は終わってしまったものの、他の地域では上映中&これから公開されるということで、感想をアップしておきますね。「日本が世界に誇る特殊メイクアップアーティストの西村喜廣監督が忍者映画を撮った」と聞いて興味が湧いたし、予告編を観たら「財宝争奪バトルロイヤル」→「バトル・ロワイアル」に便乗していない姿勢に好感が持てたので、前売り券を購入。いろいろあってなかなか足を運べなかったものの、7月中旬、やっと新宿武蔵野館で観てきました。「誰かお金をあげて!ヽ(´Д`;)ノ」と思ったり。


今回は画像が多かったので、GIFにしてみましたよ(トークショーは最後に撮影許可が出たので撮りました)。
虎影GIF


まず、ストーリーが良かった! 監督は「走れメロス」「ダイ・ハード」を意識したそうですが、まぁ、そんな感じ。あらすじをサラッと書くと、忍者集団「焔衆」首領・幻斎(しいなえいひ)に1人息子の孤月(石川樹)を人質に取られた“抜け忍の夫婦”である虎影と月影(芳賀優里亜)が、耶厳藩藩主の板東リクリ(津田寛治)から「銀の巻物」を奪取することになるものの、用心棒として雇われていた忍者・鬼卍(三元雅芸)と鬼十字(清野菜名)に阻まれて、囚われの身になりまして。今度は月影を人質にされてしまい、虎影は焔衆から「金の巻物」を盗まなくてはならなくなるーーって、スゲー面白そうでしょ?(・∀・) ネェネェ


子どもが人質になるだけかと思いきや、今度は奥さんの月影も捕まって、ダブル「走れメロス」状態になるのです!m9`Д´) ビシッ
囚われた虎影と月影


で、予告編を見るとハードでシリアスなムードと思われるかもしれませんが(僕はそう思ってた)、実はコメディ色も非常に強かったりしましてね。苦肉の策として、板東リクリに月影を人質として差し出した後、虎影が「お父さん、どうしよー!ヽ(´Д`;)ノ」と叫びながら走る場面は大爆笑。この場面でグッと虎影が好きになったし、僕も同じ子を持つ父親として「確かにどうしよう… (´Д`;) イヤーン」と考えさせられたというね。

しかも、変な人造人間が出て来たり、竹製パワードスーツが登場したり、敵が必殺・人間手裏剣で攻撃してきたり、「西太后」のアレを思わせる“つぼ女”たちがシュールな歌を歌ったりと、次々と西村監督ならではの独創的なビジュアルやシーンが炸裂しましてね…(しみじみ)。一応、四肢切断や首チョンパシーンもあるものの、いつもの作風からすれば抑えめなせいか、なんと映倫の区分は「G」まぁ、だからといって、僕は奥さん&娘と一緒に観る気がしない内容ではありますが(酷い文章)、アクションもなかなか頑張ってて、今まで観てきた西村監督作の中ではズバ抜けて観やすかったし、これは万人にオススメできるような気がしないでもないと思ったり思わなかったり…。


この竹製パワードスーツという発想、素敵ですよね。
竹製パワードスーツ

人間手裏剣のシーン、「炎のニンジャマン」のカラダ手裏剣を連想いたしました。
カラダ手裏剣

戦闘シーンも悪くなかった…悪くなかったです!
戦闘シーン


と言いつつも、クライマックスの展開に乗れなくて… (´・ω・`) 虎影と孤月が耶厳教の人柱にされそうな月影を救出しようとする中、幻斎軍団が襲撃してきたり、鬼卍と鬼十字が味方になったりするんですが…。僕の頭が悪いという可能性も高いんですけど(汗)、まず鬼卍たちの動機や行動が都合良すぎてどうにも飲み込みづらいし、登場人物たちの位置関係が不明すぎて、どこをどうすればどうなるのかがサッパリだから、なんか燃えなかったんですよね…。それと、“カラクリ忍者”目なし(水井真希)の戦闘シーンをダイナメーションで見せた試み自体は嫌いじゃないものの、緊迫感が削がれて微妙に感じました…って、面倒くさいですかね (´∀`;) スミマセン


三元雅芸さんと清野菜名さん自体は超カッコ良かったんですがー。
鬼卍と鬼十字

しいなえいひさんが演じる幻斎はスゲー恐ろしくて良かったんですがー。
怖すぎる東雲幻斎

目なしの不気味なビジュアルとかは大好きだったんですがー。
目なし(水井真希)


それと最後、あの有名な「ダイ・ハード」の「笑いながら両手を挙げるものの、実は武器が隠されている」という場面を再現するんですけど、アレは拳銃をテープで貼っていたから予想外なのであって。忍者が隠し持っていた手裏剣を放ったって意外性ゼロじゃないですか…(しかも相手は忍者軍団の首領なのに!)。ごめんなさい、ここも結構萎えちゃいましたよ。一応、最後のオチを書いておくと、悪党どもは全員死亡。虎影たちは親子3人で正義の忍者として活動することとなり(モロに「仮面の忍者 赤影」っぽいムード)、謎の男が意味深に登場したりして終わってましたよ、確か。


最後に出てきた“謎の男”を演じたのは板尾創路さん。西村監督的には続編を作りたいんだとか。
謎の男(板尾創路)

「仮面の忍者 赤影」の動画を貼っておきますね↓




観終わってみれば、『仮面の忍者 赤影』がやりたかったんだ (´∀`) ナァンダ」と(青影の「大丈夫」オマージュもあったし)。もうね、この映画の“やりたいことが詰まっている感”はマジで素晴らしいし、主演の斎藤工さん&芳賀優里亜さんを始め、役者さんも良かったし、センスオブワンダー的な場面も多かったし、基本的には絶賛したいのですけれども。あまりにも合成丸出しすぎるシーンでは、申し訳ないけど、切なくなったりもしてね…。本音を書けば、スケボー風に下りながらのアクションは、その勢いには好感が持てるものの、さすがに直視できなかった…というか、ちくしょう、そういうシーンが結構あった。だからね、「西村監督に誰かもう少しお金をあげてほしい」って、心から思いました。おしまい。




西村監督作で一番好きなのはこれですかね。残酷なので注意!m9`Д´) ビシッ



西村監督作で一番センス・オブ・ワンダーなのはこれですかね。僕の感想はこんな感じ



西村監督作で一番どうかしているのはこれに収録された短編ですかね。僕の感想はこんな感じ



なぜかレコードを持ってました。全話観たことはないです。








極道大戦争(ネタバレ)

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極道大戦争

極道大戦争

英題:YAKUZA APOCALYPSE
2015/日本 上映時間125分
監督:三池崇史
脚本:山口義高
製作総指揮:佐藤直樹
製作:由里敬三、藤岡修、久保忠佳、奥野敏聡
エグゼクティブプロデューサー:田中正、永田芳弘
企画:千葉善紀
プロデューサー:増田真一郎、西村信次郎、坂美佐子
ラインプロデューサー:今井朝幸
アソシエイトプロデューサー:深津智男
キャスティングディレクター:杉野剛
撮影:神田創
照明:渡部嘉
美術:坂本朗
録音:中村淳
装飾:谷田サチヲ
音響効果:柴崎憲治
編集:山下健治音楽:遠藤浩二
主題歌:KNOCK OUT MONKEY
VFXスーパーバイザー:太田垣香織
スタイリスト:薮内勢也
メイク:石川奈緒記
スタントコーディネーター:辻井啓伺、出口正義
助監督:原田健太郎
制作担当:相良晶
プロデューサー補:山城梓、小松重之、貞木優子
出演:市原隼人、成海璃子、リリー・フランキー、高島礼子、青柳翔、渋川清彦、三浦誠己、テイ龍進、ヤヤン・ルヒアン、三元雅芸、有薗芳記、中村靖日、坂口茉琴、優希美青、三津谷葉子、渡辺哲、ピエール瀧、でんでん、内田慈
パンフレット:★★★☆(720円/インタビュー多めだし、相関図が入ってて好き。コラムも良し)
(あらすじ)
亜喜良(市原隼人)は、これまで何度も命の危険にさらされながらも生き抜き、不死身だとうわさされるヤクザ神浦玄洋の舎弟となっていた。敏感肌でまともに入れ墨さえ入れられない下っ端の彼は仲間からも見下され、すっかりやる気も失せてしまう。そんな折、神浦を狙う殺し屋が放たれ、血みどろの争いの末ついに伝説の男は命を落とすが……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




50点


※この映画に関しては、カゲヒナタさんのブログがオススメでございます。
※今回の記事には、「DEAD OR ALIVE~犯罪者~」のネタバレ動画が貼ってあるんですが、未見の人は「DOA」を観てから読んで!


「噛まれるとヤクザになる!Σ(゚д゚;)」という吸血鬼設定に惹かれた…ワケではなく。ギャレス・エヴァンス監督作(近作では「ザ・レイド GOKUDO」が最高すぎ!)の常連俳優であり“シラット使い”のヤヤン・ルヒアンが出演するということで、前売り券を購入。「シネコンでの上映だから、後回しにしても大丈夫だろう (´∀`)」とノホホンと鼻をほじっていたら、都内の劇場では公開3週ぐらいでほとんど上映終了してしまって…。行ける範囲で唯一上映しているのは、ヒューマントラストシネマ渋谷だけであり、僕はそこの会員カードを持っている→常に1300円で観られるにも関わらず、1400円で購入した前売り券を使わなくてはならないという屈辱! こんな…こんな惨めなことになるのなら、前売り券なんて買わなければ良かったYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン!


得をしようと思って買って、損しちゃうなんて… (ノω・、) シニタイ
屈辱の前売り券


とは言え、使わなければもっと損をするので仕方なし。会員カードを持っていれば1000円で観られる金曜日、パンケーキを食した後、血涙を流しながら前売り券を使用して観てきました。合わなかったです (´・ω・`) ガッカリ


劇場はシアター3。5分の1ぐらいは客が入ってた気がしないでもない。
シアター3


パンフにも書いてありましたが、「ロボコップ」×ヤクザの「フルメタル極道」や、ホラー×ヤクザの「極道恐怖大劇場 牛頭GOZU」」と同じ系統と考えるなら、三池監督のフィルモグラフィー的には全然間違ってないんですけど、ごめんなさい、今まで三池作品を劇場で観た中で、僕の目が一番死んでいた作品でしたよ。なんて言うんですかね、メチャクチャ振りは確かにスゴかったものの、ギャグもアクションもあまり合わなかった感じ。男装の高島礼子さん絡みのシーンとか(溶けた脳が耳から出たり、カタギを栽培しようとする)、クスリとも笑えなかったです。

特にキツかったのが、クライマックス。主人公の亜喜良&ヤクザ軍団が最強の殺し屋KAERUくん(ゴーストグラスフロッグがモチーフの着ぐるみ)と戦ったり、ヤヤン・ルヒアン演じるオタク系ビジュアルの殺し屋と死闘を繰り広げたりするということで、本来なら超燃えるハズなのに、大したドラマ性がない上にメリハリもない中でダラダラダラダラ続くだけだから、結構退屈だったんですよね…。


市原隼人さんとヤヤン・ルヒアンによる「男比べ」の殴り合いも迫力不足だった印象(画像は柴千春vsアイアン・マイケル)。
柴千春vsアイアン・マイケル


ラスト、倒されたKAERUくんが巨大化して地響きを立てながら迫ってきて、翼を生やしてコウモリ感溢れるヴァンパイアに変化した亜喜良が飛び立ち、成海璃子ちゃんが勢いよくドラを鳴らして終わってましたが…。意外ではあるけど想定内というか、「だから何? (゚⊿゚)」って思っちゃった次第。嫌な文章を書くと、「DEAD OR ALIVE~犯罪者~」のインパクトには及ばなかったなぁと。こっちは「何でもあり」すぎて、逆にどうでも良くなったというか。


動画があったので、貼っておきますね↓




ただ、「カタギの血をすすって生きるヤクザ→住民全員がヤクザになったらどうする?」という展開自体はユニークだったし、市原隼人さんは頑張ってたし、成海璃子ちゃんはいつだって大好きだし、KAERUくんが着ぐるみを脱いだ後の三元雅芸さんのボディ&龍化した動きは超好みだったし、少年役の坂口茉琴さんは可愛かったし(2人とも「虎影」に参加してますな…坂口さんはスタントだけど)、最近の邦画でよく見る内田慈さんがまた出てたのはうれしかったし、“すべてのアクション映画に出演してほしい男”ヤヤン・ルヒアンはカッコ良かったし、この映画を観に行った時にジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作「マキシマム・ブラッド」が9月下旬に公開されることがわかったりしたということで、なんとなく50点という着地。積極的にはオススメしませんが、カルト的な魅力はあるので、気になる人は観ても良いんじゃないかしらん。


最後にヤヤン・ルヒアンが演じたマッドドッグ先生の素敵な動画を貼っておきますね↓(「ザ・レイド」より)




おしまい。




三元雅芸さんが素敵だったニンジャ映画。僕の感想はこんな感じ



ヤヤン・ルヒアンがカッコ良すぎる格闘バイオレンス映画。僕の感想はこんな感じ









リズムでうたおう! アンパンマン夏まつり(ネタバレ)

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リズムでうたおう! アンパンマン夏まつり

リズムでうたおう! アンパンマン夏まつり

2015/日本 上映時間21分
監督:日巻裕二
原作:やなせたかし
脚本:米村正二
音楽:いずみたく、近藤浩章
声の出演:戸田恵子、中尾隆聖
パンフレット:「それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ」の感想を参照。
(あらすじ)
アンパンマンやばいきんまんたちは夏祭りにおおはしゃぎ。屋台の食べ物を味わったり、盆踊りに参加したり、お祭りを楽しんでいた。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※今回の記事は、映画の内容とはまったく関係ない文章が信じられないほどダラダラと書かれているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。

僕にはマナ子(仮名/4歳)という娘がいるワケですが、ほとばしるほど可愛い!ヽ(`Д´)ノ ハッキリ言って溺愛状態であり、「そろそろ“目に入れても痛くない領域(ゾーン)”に達したんじゃないか?Σ(゚д゚;) モシカシテ?」と思って目に入れてみようとしたら激痛が走って断念したほどなのです(なんだこれ)。で、僕の趣味は映画鑑賞であり、基本的には独りで観ることを愛しているワケですけれども、彼女と一緒に映画館へ行けたなら!

特に「映画スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪」を観て以来、“映画を観ながら拙く踊るマナ子”を夢見ており、昨年、満を持してアンパンマン主演作で映画館デビューをしたワケですが…ダメ! 映画開始前の「るろうに剣心」やら「猿の惑星」やらの予告編に怯えて心がクールダウンしてしまったことに加えて、クライマックスに出てきた敵が怖かったらしく、「もう映画はイヤだ!川TДT)ノ」と抗議してくる有り様ですよ。「こりゃ当分ダメだな… (´Д`;)」と思ってから、丸1年。やっとリベンジする時が来た!m9`Д´) ビシッ


なんとなく名曲「爆勝宣言」を貼っておきますね↓




ということで、キッチリ前売り券は買っていたんですけど、肝心のマナ子が乗り気じゃなかったら意味がないワケで。しかも、彼女は6月にディズニーランドに行った時、アトラクションの暗さに怯えてしまい、それ以来、暗い場所は苦手になっていたため、映画館は無理なんじゃないかと思ってもいたんですが、しかし。なんと保育園で映画の割引券を配っていたようで、7月上旬のある日、マナ子がそれを片手に「パパ…アンパンマン…観たい… (´・ω・`し」なんてモジモジしながら言ってきたから、即座にハグ! もうね、マナ子のためならV8と言わずにダース単位で見せてあげるッ!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!


イメージ的にはこんな感じ…って、マナ子が死んじゃう!(「範馬刃牙」第37巻より)。
範馬勇次郎の抱擁


ということで。前日にちゃんとムビチケを利用して席を予約すると、7月上旬の土曜日(「白魔女学園 オワリトハジマリ」を鑑賞→徹夜状態で)、奥さん&マナ子とユナイテッドシネマとしまえんに行きましてね。2人のためにポップコーンとドリンクを購入して、2階の7番スクリーンに向かうと入場者プレゼントがもらえたりして、マナ子もホクホク顔かと思いきや! なんと「暗くて怖いからイヤだ!川TДT)ノ」とグズり始めたというね…。


メモリアルカードとマラカスをもらったんですが、マナ子ったら全然楽しそうではないのです。
入場者プレゼント


もちろん僕も大人ですから、「アンタの命令でやったことじゃないか… (`Δ´;)」なんて思ったりはしませんよ(苦笑)。というか、この問題は想定済みであり解決済み。実は、アンパンマン主演作は「映画館デビュー!プログラム」に対応していて、基本的に劇場内は明るい仕様になっているのです(昨年もそれで観た)。UCとしまえんの2階はちょっと暗いから怖いかもしれないけど、劇場に入っちゃえば大丈夫。奥さんにそう言って、スクリーン7に先に入って確かめてみると…普通に暗い!(°д°;) ナゼ!?


スクリーン7、入ってみたら、通常通りの暗さでビックリいたしました。
スクリーン7


劇場が対応していなかったーー ('A`) 僕はすっかりすべての映画館が導入しているものかと思っていたら、そんなことはなくて。実施劇場は限られていたのです(昨年はUCとしまえんでもやってたのに!)。ちくしょう、だったら、新宿武蔵野館にすれば良かった…。すっかり意気消沈する僕に奥さんが追い打ちのように罵声を浴びせる中、ニュースキャスターが、うれしそうに、「映画館デビュー!プログラム」はやってませんでした!(`∀´) やってませんでした!(`∀´) やってませんでした!(`∀´) ナニコレ


「映画館デビュー!プログラム」の都内の実施劇場はこんな感じ。みんな、気をつけて!
都内の実施劇場

なんとなくイエモン「JAM」を貼っておきますね↓




最初は舌を噛んで死のうかと思ったんですが、それは迷惑だから止めるとして。「今日はもう帰ろう」と。親子ペアのムビチケ代2200円6ポイントがムダになるのは死ぬほど悔しいけれど、怖がるマナ子に強制的に見せても意味がないものね…と思っていたら、奥さんから提案が。とりあえず劇場に入った通路のところで抱っこをして見せるので、僕は先に座っててくれと。映画が始まって、アンパンマンたちが出てくればマナ子も大丈夫になるだろうと、言ってきたのです。その瞬間、僕の脳裏に浮かんだのは「かかりやがったな… ( ̄ー ̄) ニヤッ」のひと言ですよ。


一応、“金竜山を罠にかけたアントニオ猪狩”を貼っておきますね。
かかりやがったな......


もちろんUCとしまえんが「映画館デビュー!プログラム」に対応していなくてガッカリしたのは事実ですが、その後の意気消沈はブラフ。僕も奥さんのプランは瞬時に思いついていたものの、それをこっちから言い出したら、彼女の性格上、反発してくるのは確実なワケで。最悪、帰宅もあり得たのです。この世で何よりも損をするのが大嫌いな僕のベクトルは「いかに映画代をムダにしないか」に向けられており、そのためなら「うっすらと目に涙を浮かべる程度のションボリ演技」など造作もないこと。彼女の罵倒を身に受けながらも、僕は「後の三巡」を買っていた……って、この映画鑑賞前のくだり、いいかげん飽きましたよね (´∀`;) スミマセン


よく意味がわからないと思いますが、僕の好きな言葉を貼っておきますね(「アカギ」第5巻より)。
後の三巡を買う


お話を適当に書いておくと、アンパンマンに擬態したばいきんまんが祭りの露天の食べ物を勝手に食いまくった挙げ句、大暴れして祭りを台無しにしようとしたので、アンパンマンたちが成敗しようとするものの、ジャムおじさんの「せっかくの夏祭り、みんなで楽しんだ方がいいじゃないか」という寛容な発言で丸く収まって。アンパンマンが歌う中、みんなで盆踊りを踊って終わってましたよ、確か。


まぁ、こんな感じでした(雑な文章)。
アンパンマンとばいきんまん


正直、奥さんとマナ子が気になってしまって、最初は僕も映画鑑賞どころではなかったものの、中盤ぐらいからやっと2人も着席(この事態を想定して、劇場入口近く&通路側の席を取っていた…というどうでも良いJI-MA-N!m9`Д´) ビシッ)。残念ながら踊ったりはしなかったものの、マナ子も次第にリラックスしてきて、最終的には楽しそうだったので、スゲー良かったなぁと。個人的には「しょくぱんまんLOVEなドキンちゃん」が大好物なので、カレーパンマンがジャマをした時は死ねと思いました(42歳の社会人とは思えない文章)。


ドキンちゃんの片想いについては、いつかちゃんとした記事を書きたいところ。
食パンマンとドキンちゃん

「アンパンマン音頭」を貼っておきますね↓




何はともあれ、まぁ、楽しかったザンス (´∀`) ウフフ で、続けて「それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ」を観たワケですけど、それはまた別のお話




1999年にVHSで出たものをDVDで再リリースした音頭DVD。



音頭繋がりで貼っておきたい素敵すぎる音頭MIXCD。クックロビンを殺したのは誰だッ!m9`Д´) ビシッ





それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ(ネタバレ)

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それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ

それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ

2015/日本 上映時間46分
監督:矢野博之
原作:やなせたかし
脚本:金春智子
音楽:いずみたく、近藤浩章
声の出演:戸田恵子、中尾隆聖、大島優子、塙宣之、土屋伸之
パンフレット::★★★(600円/去年より値段は上がったものの、子どものためにあらすじが最後まで書いてある親切設計)
(あらすじ)
クリームパンダとコキンが拾った不思議なランプの中から、魔法のランプの精霊ミージャが登場。彼らは、ミージャの魔法を使ってランプの中に入る。ところが、元の世界に戻るために必要な魔法の腕輪が壊れてしまう。腕輪を修理するために魔法の泉を目指すミージャとクリームパンダ、コキン。そしてアンパンマンも、彼らを救出すべく魔法の世界へ向かう。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※今回の記事は、残念な下ネタが書かれているので、そういう文章が苦手な人は読まない方が良いです。

「リズムでうたおう! アンパンマン夏まつり」が終わって、ちょっとした告知を挟んでから始まった今作。「いいハナシじゃないか ( ´_ゝ`)」と思ったり。


なんとなく上から目線なグレート巽の画像を貼っておきますね(「餓狼伝」第8巻より)。
いいハナシじゃないか


あらすじを乱暴に書いておくと、クリームパンダとコキンちゃんが小さなランプを拾う→こすってみると、中から精霊ミージャが登場。ランプの中にある“ランプの国”に招待されるも、魔法の腕輪が壊れて出られなくなったので、3人は遠いランプ山にある魔法の泉まで行くことになりまして。あーだこーだと揉めたり、危機を乗り越えながら目指していると、事情を察知したアンパンマンが助けに来てくれて、めでたしめでたし…と思いきや! 魔法の泉のことを知ったばいきんまんが先回りをしており、魔法の力で魔神バイキンマンに変身して大暴れ。最終的には、何とか腕輪の力を取り戻したミージャの魔法のおかげでアンパンマンは新しい顔をゲット→アンパンチで撲殺(ちょっとウソ)。なんとなく良い子になったミージャが魔法で楽隊などを出して、終わってましたよ。


たまにはこんなアンパンチも観てみたいですな(「範馬刃牙」第7巻より)。
オリバvsゲバル


奥さん&娘のマナ子(仮名/4歳/当時は3歳)と観ていたので、どうしても「マナ子ちゃんは楽しんでるかな? (・∀・)」とチラチラ横目で窺ってしまって、そんなに集中していたワケではないんですが、予想以上に面白かったですよ。アンパンマン主演作をそれほど観ているワケではありませんけど、実に良く出来ているというか。3人の「子どもが感情移入できるキャラ」のサスペンスフルな冒険を経て、「仲間」や「正しいこと」の大切さがスムースに伝わってくるのです。

特に良かったのがクリームパンダ。名前を知らなかったころは、手の形をしている→「手マン」かと思ったこともありましたが(なんとなくアウトな文章)、この子が本当に素晴らしくて。コキンちゃんとミージャが好き勝手なことばかりやって対立する中で、雑に扱われながらも黙々と正しいことをしてまして。彼はアンパンマンに憧れていて、それ故にヒーローとして行動をするんですが、そのいじらしい心が胸を打つ!m9TДT) ビシッ


左端にいるのがクリームパンダでございます。
冒険をする3人


同じ「正しいことをしようね」的なメッセージでも、アンパンマンが言うと若干の説教臭さが漂うワケですが(仕方ないけど)、クリームパンダが言うと「この子ったら… (ノДT)」とビンビン響いてくるのです(42歳の社会人の文章)。次第に他の2人も感化されて団結していくシーンは感動的だったし、クライマックス、アンパンマンを助けるために3人が力を合わせてガレキをどかすシーンとか、涙で画面が見えなくて…。児童向けのアニメ作品ながら、実に真っ当なヒーロー映画だと感心いたしました。


「ぼくはクリームパンダ」の動画があったので貼っておきますね↓




ただ、少しだけ引っ掛かったのは、ばいきんまんのこと。「リズムでうたおう! アンパンマン夏まつり」から続けて観ているだけに、「夏祭りでのジャムおじさんの対応は正しかったのか?」と思ってしまって。もちろん、あの場で戦闘になれば被害が出て、夏祭りは台無し。そういうことを踏まえての大人の判断だったんでしょうけど、そのせいでランプの国でまた暴れたと考えるなら、やはり判断ミスと言わざるを得ない。ハッキリ言って、ああいう風にナァナァに処理して罪を償わせない姿勢が彼を増長させてきたのではないか。勝手に商品を食べられたたいやきまんやたこやきまんだって悔しかっただろうし…って、ごめんなさい、ちょっとこういう文章を書いてみたかっただけです (ノ∀`) テヘ


なんとなく上記の文章を読んだ人の心を代弁するような曲を貼っておきますね↓




その他、「大島優子さんの声優振りはさすが!Σ(゚д゚;)」とか「お笑い芸人の人たちは爪痕を残すためにわざと下手にやっているの…? (`Δ´;)」とか「アリンコキッドを登場させたのは『アントマン』への牽制…? (・ω・;)」とか「ランプの形状になりつつも、パンをこねるジャムおじさんたちの折れない心に涙… (ノω・、)」とか思うところはあるんですが、割愛! 予想外に良い映画でしたよ。この夏、親子で観るにはピッタリじゃないですかね。ちなみにマナ子ったら、鑑賞中は結構上機嫌だったくせに、見終わった後は「もう映画、観ない!川`Δ´) イヤダ!」と怒ってました。残念すぎ!




矢野博之監督はかなりアンパンマンの長編映画を撮られているんですね。これは2013年の劇場公開作。



映画のサントラです。



ジャムおじさん的にはこういう考えなのかな…って、しつこいね (´∀`;) エヘヘ









進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(通常版、IMAX版)(ネタバレ)

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※今回の感想は、かなりどうでも良いことがダラダラと書かれているので、肯定的な文章を読みたい方は破壊屋さんYU@Kさんの記事を、否定的な文章を読みたい方は小覇王さんカナザワ映画祭主宰者さんのブログを、どっちでもいいと思っている人はくららがたったさんのブログを読むのが良いですぞ。
※今回の記事は、原作ファンやこの映画が嫌いな人は不快になる恐れがあるので、読まない方が良いです。
※今回の感想は、「へんげ」「GODZILLA」のネタバレに触れているので、知りたくない人は読まないで!



<どうでも良い前置き>

セコセコと応募したら「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の試写が当たったので、7月下旬、スタ・エレさんを誘って観に行ったんですけど、とにかく夢のような映画でしてね…(しみじみ)。まだ一般公開前→完全にネタバレをするのはどうかと思ったので、僕がイメージした画像を貼りまくった雑な感想を徹夜でアップしまして。「好みが似た人がたくさん劇場に足を運んでくれればいいなぁ」なんて呑気に考えていたんですが…。公開がスタートしてからツイッターを薄目で眺めてみれば、相互フォローしていただいている中には、高評価の人もいるものの、乗れない&酷評気味の方が多めだったので、複雑な心境になったのです (´・ω・`) ウーン

いや、なんて言うんですかね、「薦めちゃって悪かったのかなぁ…」と。まぁ、「『騙された!ヾ(。`Д´。)ノ プンプン』と思った方は、樋口真嗣監督はツイッターをやられている→直接文句を伝えていただければ幸いです」と書いておいたおかげで、僕に文句はこなかったものの(酷い精神性)、僕自身は心から面白いと思ってただけに、ちょっと自信をなくして凹んだりもしたんですが、しかし! 先日、TOHOシネマズ新宿でIMAX版を観たところ、やっぱり大好きだったのでノー問題!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ!

IMAXで観る巨人、かなり迫力ありましたよ。
IMAXで観ました

そもそも当ブログの基本理念は、大好きな秋山奈々ちゃん(現・秋山依里ちゃん)がデビューシングル「わかってくれるともだちはひとりだっていい」 をリリースした時のキャッチフレーズ「瞬間の思いを、伝えたいんだ。」僕のツイッターアカウントに「私も7回見てもキルスイッチの手順が覚えられません」とか「『バケモノの子』ですが、あれは『10拍まで失神していたら負け』なのでは?」といった励ましのお便りが届く中(雑なボケ)、周囲の顔色を窺っても仕方ないのでね、ここから今作を観て僕が感じた想いをストレートに書こうと思います。ちなみに僕は“原作漫画は全部持っている程度のファン”ですが、映画を撮った樋口真嗣監督、脚本を担当した町山智浩さん、特殊造形の西村喜廣監督が大好きであり、当然、“思い入れ補正”も入っているので(もう1人の脚本家の渡辺雄介さんにはゼロですが…)、そういう文章が苦手な人は読まない方が良いんじゃないかしらん。

ということで動画を貼っておきますね↓ 歌手活動、再開できないものか…。


わかってくれるともだちはひとりだっていい 投稿者 wyrdonar










進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(通常版、IMAX2D版)

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN

2015/日本 上映時間98分
監督:樋口真嗣
特撮監督:尾上克郎
原作:諫山創
脚本:渡辺雄介、町山智浩
製作:市川南、鈴木伸育
共同製作:中村理一郎、原田知明、堀義貴、岩田天植、弓矢政法、高橋誠、松田陽三、宮田謙一、吉川英作、宮本直人、千代勝美
エグゼクティブプロデューサー:山内章弘
プロデューサー:佐藤善宏
ラインプロデューサー:森賢正
プロダクション統括:佐藤毅、城戸史朗
撮影:江原祥二
照明:杉本崇
美術:清水剛
録音:中村淳、田中博信
扮装統括:柘植伊佐夫
装飾:高橋光
特殊造型プロデューサー:西村喜廣
スタントコーディネーター:田渕景也
編集:石田雄介
テクニカルプロデューサー:大屋哲男
VFXスーパーバイザー:佐藤敦紀、ツジノミナミ
音響効果:柴崎憲治
音楽:鷺巣詩郎
主題歌:SEKAI NO OWARI
スクリプター:河島順子
助監督:足立公良
制作担当:斉藤大和
音楽プロデューサー:北原京子
撮影(特撮セカンドユニット):鈴木啓造、桜井景一
照明(特撮セカンドユニット):小笠原篤志
美術(特撮セカンドユニット):三池敏夫
操演(特撮セカンドユニット):関山和昭
スクリプター(特撮セカンドユニット):黒河内美佳
助監督(特撮セカンドユニット):中山権正
出演:三浦春馬、長谷川博己、水原希子、本郷奏多、三浦貴大、桜庭ななみ、松尾諭、渡部秀、水崎綾女、武田梨奈、石原さとみ、ピエール瀧、國村隼、高橋みなみ、KREVA
パンフレット:★★★(720円/インタビュー中心。劇中の写真が多めで良かった)
(あらすじ)
100年以上前、人間を捕食する巨人が現れ、人類のほとんどが食べられてしまった。生き残った者たちは巨人の侵攻を阻止すべく巨大な壁を3重に作り上げ、壁の内側で暮らしていた。エレン(三浦春馬)やミカサ(水原希子)もそんな中の一人だった。そんなある日、100年壊されなかった壁が巨人によって破壊されてしまう。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




95点


超面白かったですYO!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォ!


なんとなく見終わった時の僕の気持ちを代弁する愚地独歩の画像を貼っておきますね。
堪能したぜ


もうね、何度も書いちゃいますが、夢のような時間だったというか(悪夢も含む)。一緒に観たスタ・エレさんが若干引くほど楽しませていただいたのです。本当はMX4D版も観てからブログを書きたかったんですが、時間がなかったので断念。とりあえず試写とIMAX版の2回観たレベルでの感想ということで、何が良かったのかを個条書きにして残しておきますね↓



① 巨人の残酷描写が素晴らしかった!ヽ(`Д´)ノ

観る前は非常に不安が大きかった巨人描写ですが、最高のひと言でした。超大型巨人に関してはすぐにいなくなっちゃうので特に感想はないんですけど、一般の巨人たちが素敵すぎ。大量の巨人たちが呆けたニヤニヤ顔で人をスニッカーズのようにモリモリと食べていく…。これまでも「巨人が人間を食べました」的なシーンや「ゾンビ的なキャラが大勢の人を食べる」シーン自体はありましたが、これほどの巨人による殺戮描写は前代未聞じゃないですか。今から「人喰い映画祭」に追記してほしいほどであり(無茶振り)、この点だけでも映画史に残るレベルだと感動しましたよ。

内臓がこぼれたりしないのが残念ではありましたが、これでPG12はスゴい。
人を食らう巨人

巨人の造形もナイスというか。不気味な顔の人たちが巨大化してニヤニヤしながら迫ってくるだけ超怖いし、目が離れていたり、口が裂けたり、乳首や性器がなかったりと(これは設定上ですが)、顔や体が少し加工されているのもまたキモい。あの不快な実在感は今のCG技術でもなかなか再現できない気がするので、そういう顔の人を集めて特殊メイクを駆使して巨人に仕立て上げたというのは、素晴らしいアイディアじゃないでしょうか。原作漫画では、巨人に人間が陵辱されるシーンが大好きだっただけに大満足。今作で巨人たちが暴れるシーンは3回あるんですけど、Blu-rayを買ったらそこだけ何度もリピートすると思います。

汁男優っぽい」という意見も面白いというか、汁男優自体、ちょっと怖いですよね…。
侵入してきた巨人

ただ、デモ田中さんとか、知っている顔があったのは、うれしい反面、現実に引き戻された感もありましたよ。
デモ田中さん


エレン巨人体が100点だった!ヽ(`Д´)ノ

映画を見終わった瞬間、つい「100点!m9`Д´) ビシッ」と思ってしまったのは、この映画の最後の最後に出て来て大暴れするエレン巨人体が凄まじくカッコ良かったから… (ノД`) もともと僕は原作漫画でも巨人バトル描写が一番好きだったんですが、ここまでやってくれるなんて! なんて言うんですかね、それまでのドラマで、ずーーーーーーーーーっと溜められていたストレスが一気に解放されるカタルシス。巨人の体内からエレン巨人体が登場した時は、射精したかと思ったほどの気持ち良さであり(アウトな表現)、内容は全然違うんですけど、大畑創監督の「へんげ」のラストも連想いたしました。

今年最もテンションが上がったエレン巨人体の登場シーン。
エレン巨人体

この瞬間、財宝を確認したビオンデ氏のように射精したかと思った…って、すみません(「バキ」より)。
三角絞めでつかまえて-ビオンデ氏

というか、この登場シーンが画期的すぎ。非常に個人的な話になりますが(苦笑)、僕は戦闘時における“手で口をこじ開ける描写”が大好物でしてね… (〃∇〃) ウフフ 「力が足りなくて噛まれたら痛い」というリスクを恐れずに、ガッと相手の上あごと下あごを掴んで攻撃を制するという、実に男らしい行動であり、漫画や映画に出てくると無条件で勃起するワケですが、しかし! 今作はなんと“体内からの両手こじ開け”だったから超ビックリ!Σ(°д°;) マジカ! そしてそこから敵を破壊→エレン巨人体が登場するワケで、こんな凄惨でカッコイイ“ヒーローの誕生シーン”を実写で見せてくれただけでも、樋口真嗣監督は天才だと思いましたね…(しみじみ)。

例えば「ブラック・エンジェルズ」では松田鏡二さんが大蛇にやってました。
ヘビと戦う松田さん

「キング・コング」でもこんな名場面があり…。
コングvsTレックス

「GODZILLA」でも、アメゴジがMUTOの口をこじ開けて放射能をお見舞いだッ!
ゴジラvsムートー

ちょっと違うけど、「オンリー・ゴッド」では上あごに手を引っ掛けて、人間を引きずってましたな。
上あごに手を引っ掛けて引きずる!

だがしかし、今作は中から! 口を! 両手で!
新しい口こじ開け描写

そこからヒーローが爆誕!(←一度使ってみたかったフレーズ) やだ、超カッコイイ… (´Д`;) ハァハァ
エレン巨人体、爆誕!

というか、「実写」「ヒーロー」というのがポイントでしてね(こういう漫画の場面もあるし)。なんて言うんですかね、昔の特撮はもっと暴力に溢れていて、それが良かったのかと言えば微妙な感じもするワケですけれども。小さいころから「ウルトラマンレオ」の人体真っ二つとかを観て育っている僕的に、最近の特撮モノには物足りなさを感じる時があって(まぁ、基本、子ども向けなので仕方ないんですがー)。ウルトラセブンvsギエロン星獣とか、怪獣の倒し方が凄惨だった時代の方が好みではあるのです。

ギエロン星獣は、片腕をもがれて、それを投げつけられた挙げ句、首を切られて死んでました。
セブンvsギエロン星獣

そこで今作のエレン巨人体ですよ。僕は気付かなかったんですが、言われてみれば「エヴァンゲリオン」ではあるものの(実際、「エレンゲリオン」なんて言われているし)、僕的にはさらにその元ネタである「ウルトラマン」を連想しちゃう感じ。人が無惨に死ぬシーンや、怪獣の四肢切断描写が自重される現在、ずっと夢見ていた「もし『ウルトラマン』に出てくるヒーローや怪獣が容赦なく暴力的だったらーー?」という妄想が、原作漫画の“エレン巨人体の大暴れシーン”と見事に融合して実写化されていましてね… (ノД`) アリガタイ Blu-rayを買った時、一番リピートするのはこのチャプターなのは間違いないでしょうな(偉そうな口調で)。

「アダム・チャップリン」を想起させるゴアなパンチ! ドロップキックも荒々しくて良かったです。
エレン巨人体のパンチ!


③ ストーリーが面白かった!ヽ(`Д´)ノ

ストーリーも非常に面白かったです。原作とはまったくの別物なのは知っていた&そういうことには慣れていながらも、最初はイラッとしたんですよ。菜種油とかを使っているシーンを見せる→この世界のエネルギーを見せたりするのは良かったし、三浦春馬さん演じるエレンが不発弾から滑り落ちる場面をワンカットで見せたのは偉いなと思ったんですけど、とにかくエレンがウザいじゃないですか。

基本、僕は昔から「家畜でOK!(o^-')b フマンナシ!」派というか、「WATCHMEN ウォッチメン」で例えると「オジマンディアスに統治してもらえば良くね?」的な男なのもあって(残念なカミングアウト)、ああいう「世界に不満があるぜ!」みたいな口だけのガキは面倒くさくて好きじゃない。壁に近づいたアイツらが悪いのに急に殴りかかってくるし、しかも処分は知人のおかげでナァナァで済むし、元公務員の僕的には「迷惑な人だなぁ… (´・ω・`)」と思っていたんです。

面倒くさいムードが漂う実写版エレンでございます。
生意気なエレン

ただ、巨人が登場すると、エレンったらドンドン酷い目に遭っていくんですよね。アルミン(本郷奏多)の父親→身近な人の死を目の当たりにした直後に(「うちが心配だから」と家に向かったアルミンに目撃してほしかったけど)、若干の恋心を抱いていた幼なじみのミカサが巨人に襲われる場面を見て怯えてしまい、一気に男を下げるワケですよ(どうしようもなかったにせよ、見捨てた感は強い)。

まぁ、それでも強がって生きてきたら、シングルマザー・ヒアナのせいで巨人に襲われたのに自分だけが悪いように思われるわ(エレンのせいでもあるんだけど)、ミカサが生きていてうれしいもののビビッた姿を見られているだけに超気まずいわ(そして彼女は「単独で巨人の口から生還していた」というカッコ良さ!)、しかもミカサはシキシマ(長谷川博己)という“自分が敵いそうにない年上の男”と性的な関係にありそうだわと、次々とゲンナリする出来事が起きまして。エレンが1人で「うわぁー!ヽ(TДT)ノ」と叫ぶシーンは、笑いながらもさすがに同情いたしました。

あんまりすぎる現実にぶつかったエレンが叫ぶ場面、さすがにほだされましたよ (´・ω・`) カワイソウ
絶望的なエレン

さらにその直後、ヒアナが誘惑してきて「あれ、どうしよう? (´∀`;) ナニコノテンカイ」的に戸惑っていたら、彼女が巨人に食われちゃうから、「ヒデェな!(°д°;)」と。そこから、勇気を出して飛んでみれば巨人に片足を食いちぎられるわ、アルミンを助けたら片腕を失って巨人に食われるわと、さらに散々な状況に陥りまして。巨人の胃袋で顔が溶けたヒアナの死体と出会うに至って、とうとう怒り爆発→巨人化するというのは、エレンは彼女の子どもも知っているだけに納得がいったというか。

巨人になれた理由は後篇で明かされるんでしょうけど(ここも原作とは違うっぽい)、すでに「真面目にやってきたら巨大化した赤井英和さん」を見たことがあるので、「あんな酷い目に遭ったら巨人にもなるわな ┐(´ー`)┌」とスムースに思ったり(よくわからない理屈)。最後、巨人体から出てくる場面が「エイリアン」のチェストバスターのようにグロく描かれていたのも容赦なくて、笑っちゃいました。

あんまりすぎる運命のヒアナ。水崎綾女さん、非常に頑張ってましたよ。
ヒアナ(水崎綾女)

というかこの作品、エレンに絡むジャンとか、フクシとリルのカップルとか、他の登場人物も結構ストレスが溜まる感じなんですよね。まともな訓練も受けていない寄せ集めの新兵ということで、「巨人たちは人間の声に敏感に反応する」って言ってるのに、普通に会話するのもイライラしたし…。でも、この映画のベクトルのすべてが「エレンが巨人化して他の巨人どもをブチ殺す場面」のために向けられていると考えるならノー問題。むしろ昔の任侠映画のように“ストレスを溜めてからの爆発”による気持ち良さがあったので、僕はよく考えられてたなぁと感心した次第。



その他、基本的にはホラー&モンスターパニック映画的な構成や演出を意識しているようでして。赤子の巨人をわざわざ出したり(超キモかった…)、みんなに話しかけていた隊長が巨人に食われたり、酷いとは思ったけどヒアナが巨人に食べられたりする場面は、ツボに入りました。僕はあまり気付かなかったけど、「炎628」「死霊のえじき」とか、町山智浩さん好みの映画のオマージュもいろいろ入っているんじゃないでしょうか。一応、オチを書いておくと、超大型巨人が開けた壁の穴をふさぐ計画は失敗したものの、巨人化したエレンのおかげで主要登場人物は生き残りまして。巨人の体から助けられたエレンの目が赤く光ってエンドクレジットが始まると、後篇「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」の予告編が流れたりしてましたよ。


SEKAI NO OWARIによるエンディングテーマ「ANTI-HERO」を貼っておきますね↓




一応、乗れないところもあって。序盤の巨人の襲撃から2年後、食事配給中の会話シーンはダラッとしていたし、人類最強の男シキシマの“過剰なカッコツケ”はわざとにしてもやりすぎ感が強いなぁと。それと、立体起動描写自体は思ったより楽しかったんですけど(確か清野菜名さんが巨人に潰されてた)、逆にミカサが「半年で10体しか倒していない」のが信じられないというか、「お前ら2人だけで巨人を殲滅できるんじゃないの?」って思っちゃいましたよ(この点は諫山創先生も危惧されてた→だから後半に出したみたいですが)。それと、映画中盤でエレンにケンカを売ったジャンにソウダが「お前、なんでアイツを嫌う?」って言ってましたが、「エレンとヒアナのせいで巨人に襲撃された直後」なんだから仕方ないというか、みんな嫌ってそうって思いました。

一番どうかと思ったのが、桜庭ななみさんのマッシュポテトの食べ方が大変そう…ということではなく(不要な文章)、恋人のフクシが死んで残されたリルが暴走する場面。僕は演じているのが武田梨奈さんだっただけに、「復讐を誓った彼女がその素手の戦闘力をやっと解放するのか!?」なんて期待していたら、爆薬に火を点けて巨人どもに特攻するだけだったのはガッカリしました。「フッくん… (´∀`し」なんて、最後までバカっぽく死んじゃうしさぁ…。


武田梨奈さん、ちょっと勿体なかったのではないでしょうか。
リル(武田梨奈)


それと書いておきたいのは、原作ファンなら怒っても仕方ないということ。いや、僕自身、そういうことも多く、実写化ではありませんが、昔は「うる星やつら」や「キン肉マン」などのアニメ化作品はあまり好きになれなかったなぁと。原作にない要素を入れられるとイラッとすることが多く、特に「うる星やつら」のメガネは他のキャラの役割を奪うことがあって、「死ね!」と思いながら観てたほど(結局、観てたワケですが)。漫画の実写映画化においても怒ったこと多数であり、アニメの劇場版「北斗の拳」は大好きでしたが、東京までわざわざ足を運んで劇場で観た実写版には超激怒したものでしたよ…(遠い目)。僕は今作の数々の改変点に原作愛がないとは思いませんが、これだけの人気漫画を題材にしたんだから、怒る人がいるのはどうしようもないと思うのです。


実写版の百烈拳を貼っておきますね。今は好き (´∀`) ウフフ
実写版北斗百烈拳


で、そんなハードな怒りにさらされた製作者サイドが、何か反論したい気持ちになるのはスゲーわかるけど、実際にあーだこーだと関係者がツイートしちゃったりしたのが心底残念。余計な反発を買うだけなのにさぁ…。特に「ハリウッド映画だけ観ればいいよ!」発言はマジでガッカリしたというか。それって僕みたいに今作を肯定的に捉えている人ですら不快にさせるし、「じゃあ、ハリウッド映画だけ見ますね (´∀`) サヨナラ」って思うだけじゃないですか…。僕はスゲー面白かったし、世界に誇れるモンスターパニック映画だと思うし、樋口真嗣監督の最高傑作だと思って感動しただけに、本当にね、モノを作る人はSNSでの発言を気をつけてほしいと思ったり。

ということで、ダラダラと駄文を書き散らかしてきましたが…。正直なところ、前後編に分けて前篇の最後に“エレン巨人体の大暴れ”を持ってきたことで今作は最高だったものの、「果たして後篇はこれを上回れるのか!? (`Δ´;) ヌゥ」と不安に感じるところもあるんですよね…。とりあえず前篇で明らかになっていない要素はたくさんあって、ちょっと思い出したのが実写版「GANTZ」(世界観に謎が多かったり、残酷描写があったりするのが似てる)。あれと同じく、後篇ではさらに原作とは別物になるんじゃないかと思うんですよ。気になる部分を書くと、こんな感じでして↓


序盤、アルミンがボロを着ていた謎の男とすれ違う→それが超大型巨人に!?
特定ナントカ法や自由に結婚もできない法律→敵は政府?
食べ物を無駄にするクバル(國村隼)は悪?
反乱のウワサ→爆薬を盗もうとした謎の人物→シキシマが関係してる?
特定知識と火薬が隠されていた倉庫→政府だけは昔のテクノロジーを利用している?
兵士をムダに殺す作戦展開→壁の封鎖作戦自体、わざと失敗するつもりだったのでは?
ソウダはエレンの親父と関係があり、巨人化の謎についても知っている?



ううむ、何はともあれ、後篇の公開が楽しみでございます (・∀・) オシマイ




諫山創先生による原作漫画。巨人の戦闘描写が大好きです。



なんと映画版のノベライズが出てました。



アニメは未見なんですが、劇場版の前篇を貼っておきますね。



ブライアン・シンガー監督による巨人映画。観た時は主人公がニュークスだって全然気付かなかった…。



カナザワ映画祭の主宰者がオススメしていた巨人映画。それなりに面白かったです。



よく引き合いに出される名作。諫山創先生も影響を受けたとか。







コングレス未来学会議(ネタバレ)

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コングレス未来学会議

コングレス未来学会議

原題:The Congress
2013/イスラエル、ドイツ、ポーランド、ルクセンブルク、フランス、ベルギー 上映時間120分
監督・製作・脚本:アリ・フォルマン
製作:ラインハルト・ブルンディヒ、ロビン・ライト
原作:スタニスワフ・レム
アニメーション監督:ヨニ・グッドマン
撮影:ミハウ・エングレルト
編集:ニリ・フェレー
音楽:マックス・リヒター
出演:ロビン・ライト、ハーベイ・カイテル、ポール・ジアマッティ、ダニー・ヒューストン、ジョン・ハム(声)、コディ・スミット=マクフィー、サミ・ゲイル、マイケル・スタール=デビッド、マイケル・ランデス、サラ・シャヒ
パンフレット:★★★☆(600円/コラムやインタビューが載っていて、映画の補完に良し)
(あらすじ)
俳優が自らの一番輝いている姿をスキャンし、デジタルデータとして保存することが可能になった未来世界。40歳を超えて女優としての旬を過ぎたロビン・ライトは、難病を抱えた息子のためにも、巨額の報酬と引き換えに、それまで出演を拒んできた売れ筋の映画を含むあらゆるジャンルの作品に彼女のデータを提供するという契約を結ぶ。映画会社のミラマウント社にデータを提供したロビンは演技をすることもなくなり、表舞台から退く。そして20年後、ミラマウント社が開く未来学会議に招かれたロビンは、人々が化学薬品を使った新たな娯楽に没頭している世の中を目の当たりにする。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


都内での公開は終了しちゃったんですが(汗)、一応、感想をアップしておきますね。「映画秘宝」のいつの号で何の記事だったか忘れたんですけど(かなり前)、大好きな映画評論家の柳下毅一郎さんが「将来は実物と変わらないCGのブルース・リーの主演作を見られるかもしれないが、それはブルース・リー映画と言えるのか?」みたいな話を書かれていたのが印象深かったので、今作の「俳優がデータ化される」という内容に興味を持ちまして。さらに、尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」で紹介されていたのを聴いたら面白そうだったのもあって、7月の公開終了日、新宿シネマカリテ300円の割引クーポンを利用して観てきました。「よくわからないけど、母さーん!ヽ(TДT)ノ」と思ったり。


劇場の階段を降りてすぐのところに記事の切り抜きがありまして。
階段に記事の切り抜き

自動ドアの側にはこんな展示が!
こんな展示

「3Dフィギュアプレゼント」なんてキャンペーンをやってたのね。
3Dフィギュアキャンペーン

そしてこれが完成したフィギュアか!? ううむ、僕もこの格好をしてフィギュア化されたかった…。
これが3Dフィギュアだッ!

観たのは2番スクリーン。半分ぐらいは埋まってましたよ、確か。
2番スクリーン


最近、当ブログのお馴染みのパターンとして、あらすじを雑に書いておくと、すっかり売れなくなった女優ロビン・ライト(40歳・本人)は、映画会社のミラマウント・ナガサキ社に「30代のロビン・ライトを3DCGキャラクターとして所有させてくれないか?(`∀´) ドウヨ!」というオファーを受けまして。公の場での演技を一切禁じられることもあり、最初は迷うものの、徐々に視覚と聴覚を失う難病”アッシャー症候群”に罹った息子のアーロン(コディ・スミット=マクフィー)のために承諾するんですね(ここまで45分ぐらい)。

で、その契約が終わる20年後、ミラマウント・ナガサキ社で行われる未来学会議に参加するため、ロビンがアブラハマシティに向かうと、詰め所でもらった薬品によってロビン・アニメ体になりまして(「エレン巨人体」っぽい表現)。ミラマウント・ナガサキ社に到着してみれば、今度は「薬品化することで、観客はいつでもロビン・ライトを楽しめる!(`∀´) ドウヨ!」という契約を結ばされそうになり、あーだこーだしているうちに、謎の武装集団による革命が勃発! ロビンは強力な幻覚ガスを吸ったせいで凍結されてしまうのです。

彼女が目覚めたのはまた20年後。革命時に出会ったディラン(ジョン・ハム)がずっと待ってくれたので事情を聞くと、世界は華やかにアニメ化していて、住人は薬を飲むことで自分の好きな姿になって生きているそうでして。ディラン的には一緒に過ごしてほしそうだったものの、ロビンは息子のアーロンが超心配。ディラン曰く、このアニメの世界は幻想であって、それを拒否した人たちが「向こう側の世界」にいるということで、現実に戻れる薬を飲んでみれば! なんと実際の世界はすっかり荒廃してまして。薬を飲んでアニメ化したハズの人たちは「ボーッとして突っ立っているだけ」というね… (`Δ´;) ウーム

そんな現実世界でアーロンの主治医(ポール・ジアマッティ)を見つけて、彼の居場所を訊ねたところ、半年前にアニメの世界に旅立ってしまったそうで。ガッカリしたロビンは、薬をもう一度摂取→息子の姿にトランスフォーム→その思考を辿ることでアーロンと再会して、映画は終わってましたよ、たぶん。


公式動画…だと思うんですが、ロビン・ライトが歌う「Forever Young」を貼っておきますね↓




アリ・フォルマン監督の前作「戦場でワルツを」は実に衝撃的な映画だったワケですが、その最新作もまた刺激的というか。基本的に“大筋の物語”自体は思ったよりわかりやすかったし、実写部分のドラマは超グッときたし(今さらながらロビン・ライトがあの「プリンセス・ブライド・ストーリー」の子だと知って泣けたし、ハーベイ・カイテルが演じるマネージャーは100点だった!)、ハリウッドを揶揄するブラックジョークの数々は楽しめたんですが…(トム・クルーズのアニメ体が出てきたのは笑った)。アニメ世界に入ってからの抽象的な表現&展開は少し苦手だったんですよ。

まず、僕にフライシャー兄弟風のアニメ絵が予想以上に合わなくて、全体的にまどろっこしかったんですよね…。その上で、「どこまでが現実か?」とか「過酷な現実よりも幻想に浸っていた方が良いのでは?」的な問い掛けとか「自由に肉体を変容すること」(僕は生理的にアウト…)とか、いろいろなことを超考えさせられる作品でして。例えば、ラストだって、あれがロビンの脳内のことなのか、それとも息子の視点なのかとか、憶測の入る余地がたくさんありすぎて知恵熱になりそうだったというか。この手のSFが好きな人はストライクだと思うんですが、ごめんなさい、「僕は『マトリックス』でいいかな (´∀`;) エヘヘ」って思ったり。


なんとなく鑑賞中の僕の心境を代弁する松本梢江さんの画像を貼っておきますね。
見てらんないよ、まどろっこしくて


あと、僕はもっと「“演じることの喜び”を金のために手放すということ」とか「それでも人間がCGキャラに勝てる“何か”」的な話になるかと思ってたので、そうならなかったことで勝手に拍子抜けした部分はありました。ただ、思考実験的に面白いテーマの作品だし、映像にハマる人は素敵な体験ができるだろうし(なかなかドラッギー)、誰かと内容を話し合いたい気持ちになるので、一応、話の種として時間とお金に余裕がある人は観てほしい感じ。それと、ロビンが息子化して本人を探すラストには、若干の気持ち悪さを感じたものの、最終的には「母さーん!ヽ(TДT)ノ」と泣けてしまった…ということも書き残しておきましょう(偉そうに)。


ということで、「不良少女とよばれて」第18話「グッバイ・ラブ」の一幕を貼っておきますね↓




最後に関係のない話を書くと、僕は映画を観ながら「ロビンが迫られた選択」自分とブログに当てはめて考えてみたんですが…。これはカッコつけるワケじゃないんですけど(苦笑)、例え5億円もらえることになったとしても僕は文章を書く方を選ぶと自然に思ったんです。いや、自分でも意外だったんですが、なんて言うんですかね、もう文章を書いて不特定多数の人に読んでもらうことの喜びを知ってしまったから、数年とかは耐えられても、たぶんいつかガマンできなくなるんじゃないかと。そう考えると、備忘録的に始めたこのブログが、いつの間にか本当に大きくて大切な場所になったんだなって気付いて、涙が出てきてしまって…。という文章を読んだ邪悪な金持ちが僕を試すべく「それは本当カナー?(`∀´) ドウヨ!」と、気まぐれにポンッと5億円くれないものか。そんなことを考えている42歳の残暑なのでしたーー。




スタニスワフ・レムによる原作小説。内容は結構違う様子。



アリ・フォルマン監督作。僕の感想はこんな感じ



輸入盤のサントラがあったので貼っておきますね。



ロビン・ライトの映画デビュー作。アンドレが出ててスゲー好きでした (´・ω・`) アンドレ...







先週の備忘録(2015/8/4~8/10)

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さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


火曜日~木曜日、仕事… ('A`)
金曜日、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のV8達成!ヽ(`Д´)ノ
土曜日、仕事… ('A`)
日曜日、接待ゴルフ… ('A`)
月曜日、家で仕事… ('A`)



先週は、とにかく仕事が忙しい上に、何か勢いがついてしまって超更新したせいか、睡眠時間が一気に短くなりまして…。一応、映画は上映終了間際だった「バトルヒート」「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」(2回目)「バケモノの子」(2回目)「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(8回目)と4本観に行けたものの、睡眠不足の上に日曜日の炎天下での接待ゴルフがハードに響いて、すっかり具合が悪い状態でしてね… ('A`) 今、「新宿スワン」の山田孝之さんが「これ、疲れがとれるんだけど、どう?(`∀´) ドウヨ!」なんて白い粉が入ったパケを出して来たら、「へぇ~、そうなんですか~ (・∀・) キニナルー」と炙っちゃいそう…って、ダメ、ゼッタイ!m9`Д´) ビシッ


もし友人が勧めてきたら、即関係を断ち切るぐらいの対応がオススメ…って、なにこの展開 (´∀`;) ナツダワー




だから、月曜日は家で仕事をしたんですけど、夕方、娘のマナ子(仮名/4歳)が保育園から帰宅すると、“構って地獄”のスタートですよ。いや、向こうは僕の体調が悪いことなんて知ったこっちゃないし、僕も遊んであげたい気持ちはあるものの、とにかく辛い。現在、彼女は先日買った「はじめてのおつかい」にすっかりハマッており、読んで読んでの連呼であり、読んでも「また読んで!ヘ(゚∀゚*し」がエンドレス…。とは言え、娘からこれほど構ってくれと言われるのも、たぶんこの数年の話。ありがたやありがたやと思って、頑張って対応いたしました。


なんとなくB.B.クィーンズの「ドレミファだいじょーぶ」を貼っておきますよ↓




まぁ、そんな中、ちょっと書いておきたいのは先週のタマフルのこと。「月刊スターウォーズ」が本当にハズレなしの名特集なのは置いといて、宇多丸師匠が実写版「進撃の巨人」を批評したワケですが、これが実に素晴らしかった!ヽ(`Д´)ノ なんて言うんですかね、師匠自身も尊敬する映画評論家の町山智浩さんが絡んだ案件であそこまで語ったのは正直スゴいし(逆に複雑な愛情が伝わってきたというか)、誉めるにせよ貶すにせよ、テンションが高まった時の師匠は超面白いなぁと。8/22(土)には「24時間ラジオ」に挑戦するみたいだし、ますます聞き逃せない番組、ですな(知った風な口調で)。ただ、僕自身は実写版を心から愛しているのでね(逆に不憫になってきた…)、もしこのブログの読者の方で“まだ観ていないのに実写版「進撃の巨人」をダメ映画だと思ってしまった人”は、ぜひ騙されたと思って劇場に足を運んでもらって、もし「騙された!ヾ(。`Д´。)ノ ヒドイ!」と感じた時は樋口真嗣監督がツイッターをやられている→直接文句を(ry


有名な「エスパー魔美」の1ページを貼っておきますね。こちらの記事もオススメです。
批評について


一応、予定を書いておくと、今週も仕事はハードで、土日の休日出勤は決定済み。火曜日から奥さんと娘が青森に行くので、ご飯代節約のためにも夜は家で仕事をする時間を増やそうかなと。水曜日は接待ゴルフなんですが、初めて一緒に回る社長が「100を切れないくせにコースに出てくる奴は大嫌い!(`Δ´) コロスゾ」という超厳しい姿勢の方らしいので、恥ずかしながら頑張っても105程度のスコアしか出せない僕的には(汗)、大枚をはたいて購入した新ドライバー「閃光」(勝手な命名)を携えて挑もうと思っております(でも、練習はしない)。ムービーウォッチメンの課題映画「インサイド・ヘッド」は、木曜の夜あたりに行けたらいいなぁ。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。







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