Quantcast
Channel: 三角絞めでつかまえて2
Viewing all 2570 articles
Browse latest View live

「10月29日(月)の『アフター6ジャンクション』に出演します ( ´_ゝ`)」というお知らせ

$
0
0

昨日の放送で告知された通り、10月29日(月)、TBSラジオで18時から放送される「アフター6ジャンクション」に出演することになりました。

 

 

なんとなくバランスのいい山本稔選手の画像を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。

 

 

特集のタイトルは「宇多丸よ!お前はまだ本当のキャットファイトを知らニャイ特集by三角絞め」とのこと。ここ数年、それなりに温めていた企画ではあって。当日は思いの丈をぶつけようと思っているのです。つーか、先週金曜日、“ブルボニスト”として知られる三宅隆太監督とサシで飲むという奇跡のような出来事があったんですが、そこでいろいろとアドバイスをいただきましてね。さらに「スクリプトドクターのプレゼンテーション術」を読破したことで、己の愚かさにやっと気付いたというか。今までの私に欠けていたもの、それは「対話」。自分の技を出すことだけにかまけて、相手の気持ちを全然考えていなかった…。辛くて怖くて聴き返せなかった7月出演時の放送をやっとチェックしてみれば、宇垣美里アナがキャッチボールをしようと歩み寄ってくれているのをすっかり無視して、用意したことをベラベラ話すだけという醜態。そもそも「初めて挨拶する時から覆面着用」というのも失礼な話だったし(「そこは実行前に気付こうよ (゚⊿゚)」と指摘されそうな文章)、「アタシ、美里の気持ち、全然わかってなかったんだ… (ノω・、) グスン」と、あらためて「ももへの手紙」ライクに猛省ですよ。

 

 

ということで、当ブログで貼りがちな「ももへの手紙」の予告編を貼っておきますね↓

 

 

 

だがしかし! 現在の僕は、やっとラジオ出演に必要なのは「対話」の姿勢であることを理解したのです。初めて「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」に出演した時、時間を大幅にオーバーしてしまってから、時間内に収めることばかり考えて必死になっていましたが、違う違う、そうじゃ、そうじゃない。宇多丸師匠やパートナーのアナウンサーとしっかり「対話」してこそ、放送を聴いているリスナーの方々にもちゃんと“想い”が伝わるのだ。そのことを理解してから、なんて言うんですかね、これまでの「出演前」史上、最も心の余裕が生まれましてね。もし今、周りの人が「ッシァアッッ!ヽ(`Д´)ノ」なんて気合いを入れていたとしても、「そう気負うな ( ´_ゝ`)」なんて穏やかに声を掛けられそうなほど落ち着いているという不思議。ふふふ、いつもは大言壮語などを決して書かない僕ですけど、これだけはお伝えしておきますよ。当日は間違いなく前回の放送より一回り大きくなった状態で出演することでしょう(あのころより体重が5キロ増えたので)。

 

 

もし放送前に番組構成作家の古川耕さんあたりがこんな感じで気合いを入れていたとしても…(「グラップラー刃牙」より)。

 

僕はバランスのいい山本稔選手風に気安い口を叩くことでしょう。

 

そして放送を聴いているリスナーの方々はこの範馬刃牙のように驚くのではないか(「範馬刃牙」より)。

 

 

そんなワケで、10月29日(月)は“僕なりのベスト”をお見せしますので、このブログを読んでいる方は、できればradikoTBSラジオクラウドなどで、放送をチェックしていただけると幸いです。おしまい ( ´_ゝ`)

 

 

 

 

 

 

 


マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(ネタバレ)

$
0
0
マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー



原題:Mamma Mia! Here We Go Again
2018/アメリカ 上映時間114分
監督:オル・パーカー
製作:ジュディ・クレイマー、ゲイリー・ゴーツマン
製作総指揮:ベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルバース、トム・ハンクス、リタ・ウィルソン、フィリダ・ロイド、リチャード・カーティス、ニッキー・ケンティッシュ・バーンズ
ストーリー原案:リチャード・カーティス、オル・パーカー、キャサリン・ジョンソン
オリジナルミュージカル台本:キャサリン・ジョンソン
原案:ジュディ・クレイマー
原曲:ABBA
脚本:オル・パーカー
撮影:ロバート・イェーマン
美術:アラン・マクドナルド、ジョン・フランキッシュ
衣装:ミシェル・クラプトン
編集:ピーター・ランバート
作詞:ベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルバース
作曲:ベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルバース、アン・ダッドリー
振付:アンソニー・バン・ラースト
音楽監督:マーティン・コッシュ
音楽監修:ベッキー・ベンサム
出演:アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、クリスティーン・バランスキー、ジュリー・ウォルターズ、ドミニク・クーパー、リリー・ジェームズ、アレクサ・デイビーズ、ジョシュ・ディラン、ジェレミー・アーバイン、ヒュー・スキナー、ジェシカ・キーナン・ウィン、アンディ・ガルシア、シェール、メリル・ストリープ
パンフレット:★★★☆(720円/音楽解説やコラムがちゃんと載って、写真も多めの素敵なパンフ)
(あらすじ)
ギリシャのカロカイリ島で念願のホテルを完成させたソフィは、オープニングパーティの準備に追われていたが、母ドナの親友ロージーとターニャもやってきて、久々の再会を喜ぶ。しかし、ニューヨークにホテルビジネスを学びにいっている夫のスカイから、一緒にニューヨークで暮らさないかと誘われ、心揺れるソフィ。そんな彼女に、ロージーやターニャ、そして3人のパパのひとりであるサムらは、若き日の物語を話し始める。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※今回の感想は、シェールが好きな人は確実に不快になるので読まない方が良いです。

2014年の結婚記念日に奥さんと劇団四季のミュージカル版を観たら、スゲー良くて。で、その後に映画をレンタル視聴→Blu-rayを奥さんにプレゼントするほど気に行ったということで、今回の続編もそれなりに興味がありましてね。10月中旬、TOHOシネマズ日比谷で鑑賞してきました(その後、「コーヒーが冷めないうちに」「判決、ふたつの希望」「響 HIBIKI」をハシゴ)。「蛇足… (`Δ´;) ヌゥ」と思ったり。


5番スクリーンは5割ぐらいの入りでした。


なんとなく島本和彦先生が描いた「蛇足」を貼っておきますね(「大熱言」より)。



内容をザッと書いておくと、母ドナが亡くなったので、その遺志を継ごうと娘のソフィがギリシャのカロカイリ島で素敵なホテルをオープンさせようとするんですが、しかし。夫のスカイとは将来を巡ってすれ違っているし、建築家のサム以外の2人の父親は用事があってオープニングパーティに来られないし、しかも妊娠しちゃったみたい…なんて状況下で、「ドナが若いころに3人の男性と関係をもってソフィを出産するまでのドラマ」が適当に差し込まれていくという構成。で、オープン数日前に島を嵐が襲って、ソフィが絶望的な気持ちになるも、スカイ&2人の父親が陽気な人々を連れてやってきてくれたから、ダンシング・クイーン!ヽ川`Д´)ノ ウォォォォォッ! ソフィの祖母ルビーも調子に乗って登場すると、ホテルのオープニングパーティは大成功に終わり、ソフィの子どもも無事生まれましてね。エンドクレジットでは、過去と現在の登場人物たちが一同に会して「スーパー・トゥルーパー」を歌い踊ってましたよ、たぶん。


ラストの大団円のメイキングがあったので、貼っておきますね↓




もうね、スゲー泣きました。大画面&良い音響で浴びるABBAの楽曲は最高のひと言で、ほとばしるほどベタな展開ではありますけど(汗)、パーティの準備が台無しになってソフィがションボリしているところにスカイたちが船で駆け付けて「ダンシング・クイーン」が流れるくだりの破壊力は、小型の熊なら一撃で屠るレベルではないでしょうか。あと、前作の役者さんたちがちゃんと出ているのもうれしくてね。メリル・ストリープだけは死んだ設定だったから、「あらあら、今回はギャラの折り合いが付かなかったのかしら? (`∀´)」なんて意地悪目線で観ていたら、最後の最後に幻想として現れてソフィと子どもを優しく祝福するから、母さーんッ!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! そしてラスト、過去と現在のキャストが全員で繰り広げる「スーパー・トゥルーパー」の多幸感も100点でしたな。


「ダンシング・クイーン」の場面の公式動画を貼っておきますね↓




他のミュージカルシーンも良かったし、ドナやサムといった主要登場人物の若いころを演じたキャストたちが“寄せた演技”をしているのも微笑ましかったし、エンドクレジット後に登場するゲイの船着き場の役人も可愛かったし、基本的には観て良かったんですけれども。ごめんなさい、やっぱり取って付けた続編に見えちゃったというのが本音。例えば、前述の「ダンシング・クイーン」の場面、そりゃあ感動はしたものの、スカイ&2人の父親の「ソフィのために用事をすっぽかすことにした心の動き」がしっかり描かれていないため、スゲー軽い決断に見えちゃって。「だったら最初からソフィを優先してやれよ ( ゚д゚)」って思っちゃったんですよね…。この手の「こういう場面を見せたいために作った状況」ってのはどんなフィクションにもあるものですけど、本作はそこに説得力が感じられなくて。正直なところ、本作の「ドナが死んだ」という設定にも微妙に納得がいかなかったです。

あと、普通にイラッとしたのが、終盤に登場する祖母ルビー。ドナがシングルマザーとして必死に生きている時に何も助けなかったババアをスムースに赦す大らかな精神性は、ある意味、「マンマ・ミーア!」っぽいとも言えますが…。すみません、僕は非常に非常に非常に心が狭いので、「このババア、そこそこ金持ちっぽいのに生前はドナをまったく助けなかったんだよな?( ゚д゚)」って感じでムカついてました。それに、失礼な文章を書きますが、ルビーを演じたシェールの“老いに抗っているビジュアル”が生理的に受け付けなくて…。別に美容整形自体は全然良いと思うけど、本作には魅力的に年を重ねた女性たちがたくさん出演しているのに、1人だけ不気味の谷に足を踏み入れた人間がいたというか。ある意味ではガチで魔女っぽいから面白くもありましたが、「シワをなくせば魅力的になるってもんじゃないんだな」なんて思ったりした次第。


この公式動画ではそれほどでもないんですけど、大画面で観たらキツかったんですよね… (´・ω・`) ウーン




その他、「生前のドナの写真、リリー・ジェームズとメリル・ストリープの中間がないのは仕方ないものの、なんか笑った」ということは置いとくとして。魅力的なキャストたちがしっかりした演技で素敵な楽曲を歌い踊るんだから、そりゃあ面白かったし感動したけど、よくよく考えると「マンマ・ミーア!」の物語的には蛇足に感じたので60点という評価。とは言え、やっぱりミュージカルシーンは素晴らしかったし、終盤に出てくるメリル・ストリープの母力は凄まじかったのでね、気になる人は観るといいさ。




フィリダ・ロイド監督による前作。僕の感想はここの3本目



高確率でほしくなるデジタル盤のサントラ。CD盤もあります。



続編も作られたオル・パーカー監督作。この人の作品、1本も観たことないんですよね… (´・ω・`)








輝ける人生(ネタバレ)

$
0
0
輝ける人生



原題:Finding Your Feet
2017/イギリス 上映時間114分
監督:リチャード・ロンクレイン
製作:アンドリュー・バーグ、ジョン・サックス、メグ・レオナルド、ニック・モアクロフト、ジェームズ・スプリング、シャーロット・ウォールズ
製作総指揮:ギデオン・ライオンズ、グレアム・ベッグ、レスリー・ワライアン・バーグ、リン・バーグ、アンドリュー・ボスウェル、サニー・ボラ、ポール・デウィンター、ボブ・ベントン、ジェイ・ファイアストーン、チャールズ・ロー、ジョン・スティーブンス、アダム・トラッセル、リチャード・ウィーラン
脚本:メグ・レオナルド、ニック・モアクロフト
撮影:ジョン・パルデュー
美術:ジョン・バンカー
衣装:ジル・テイラー
編集:ジョニー・ドークス
音楽:マイケル・J・マケボイ
音楽監修:マーティン・バーグ
出演:イメルダ・スタウントン、ティモシー・スポール、セリア・イムリー、デビッド・ヘイマン、ジョン・セッションズ、ジョアンナ・ラムレー
パンフレット:★★★☆(720円/石川三千花先生のイラストコラムほか、音楽解説など、読み物は全体的に良い感じ)
(あらすじ)
35年間寄り添った夫がナイトの称号を授与され、自身もレディとなったサンドラ。順風満帆に見えた人生だったが、夫と親友の浮気現場を目撃してしまい、傷心で姉ビフの家に転がり込む。金や名誉とは無縁のビフは、親友やダンス教室の仲間に囲まれ、人生を謳歌していた。妹を心配するビフは、サンドラをダンス教室へ連れていき、かつてダンサーを目指したこともあったサンドラは、音楽とダンスに心を癒され、忘れかけていた情熱を思い出していく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。

僕は愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題となった作品は基本的に足を運んでいるんですが、今年から「リスナーカプセル」に選ばれた映画も観るようにしてましてね(ここまでほぼコピペ)。本作は8月31日の放送で「リスナーカプセル」に入ったということで、10月上旬、川崎市アートセンター アルテリオ映像館にて、メンズデーを利用して鑑賞してきました(その後、「大人のためのグリム童話 手をなくした少女」をハシゴ)。オーソドックスに良い映画でしたヨ (´∀`) ウフフ


劇場は8割ぐらい埋まってたような。



物語は、予告編で「たぶんこういう映画だろうな ( ´_ゝ`)」と思った通りに進んでくれる安心設計。長年、夫に尽くしてきた妻が裏切られたので、変わり者の姉の家に転がり込んでみれば、ダンスやいろいろな体験をするうちに“本当の自分”を思い出して…ってな内容ですよ。イメルダ・スタウントンを始めとする名優たちが織りなす演技合戦が素晴らしいし、コメディとしても笑いどころをしっかり押さえていて、スムースに楽しめた印象。特に主人公のサンドラを演じたイメルダ・スタウントンには、60歳からダンスを始めて、77歳の今でも日々上達している自分の母親を重ねちゃって、驚くほどベタなストーリーにもかかわらず(姉が病気で死ぬことも含めて!)、一喜一憂しながら観ちゃいましたよ。80歳オーバーの人が増えつつある今、「何歳だって人生をやり直せる」というテーマの映画が作られるのっていいよな…なんて思ったり。

姉役のセリア・イムリーとイメルダ・スタウントンの掛け合いは実に良い感じでしたな。


「否定と肯定」で超イヤな奴だったティモシー・スポール、本作では「アウェイ・フロム・ハー」的な立場の男チャーリーを好演してました。



映画序盤、パーティ中の自宅で浮気をするほどバカな夫はさすがにいないと思ったけど、「サンドラとヨリを戻した後に高圧的な態度をとる展開」を含めて「結局、妻を舐めてた」と考えれば、あるかもなぁと。あと、正直、中盤に見せる「街中でのダンス」が話題になるレベルには見えなかったし、クライマックスに繰り広げられるダンスもそれほどテンションが上がらなかったものの(設定上、素人レベルじゃなくちゃいけないだけに、見せ方が難しいんだとは思いますがー)、「サンドラがチャーリーの船に向かってジャンプして終わるラストカット」はとてもキュートでね…(しみじみ)。鑑賞後はホッコリした気持ちになった次第 (´∀`) ウフフ まぁ、僕は「街のダニどもを殺してくれるアメリカ版『夜回り先生』」みたいな映画を好むので70点という身もフタもない評価ではありますが、幅広い層が楽しめるコメディだと思うので、気になる人はチェックしてみてくださいな。




リチャード・ロンクレイン監督の前作。この人の映画、1本も観たことなかったんだなぁ。



デジタル盤のサントラ。輸入盤もあります。








若おかみは小学生!(ネタバレ)

$
0
0
若おかみは小学生!



2018/日本 上映時間94分
監督:高坂希太郎
原作:令丈ヒロ子
原作(絵):亜沙美
脚本:吉田玲子
美術設定:矢内京子
作画監督:廣田俊輔
美術監督:渡邊洋一
色彩設計:中内照美
CG監督:設楽友久
撮影監督:加藤道哉
編集:瀬山武司
音楽:鈴木慶一
主題歌:藤原さくら
音響監督:三間雅文
音響効果:倉橋静男、西佐和子
アニメーション制作:DLE、マッドハウス
出演:小林星蘭、水樹奈々、松田颯水、薬丸裕英、鈴木杏樹、ホラン千秋、設楽統、山寺宏一、遠藤璃菜、小桜エツコ、一龍斎春水、一龍斎貞友、てらそままさき、小松未可子、花澤香菜、田中誠人、折笠富美子
パンフレット:★★★★☆(780円/コンパクトながら情報量多めのパンフ。「露天風呂プリンの作り方」が載ってるのがイイ!)
(あらすじ)
小学6年生の女の子おっこは交通事故で両親を亡くし、祖母の経営する旅館「春の屋」に引き取られる。旅館に古くから住み着いているユーレイ少年のウリ坊や、転校先の同級生でライバル旅館の跡取り娘・真月らと知り合ったおっこは、ひょんなことから春の屋の若おかみの修行を始めることに。失敗の連続に落ち込むおっこだったが、不思議な仲間たちに支えられながら、次々とやって来る個性的なお客様をもてなそうと奮闘するうちに、少しずつ成長していく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


本作を観たのは愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の“今週の課題作品”になったから…ではなく(余計な前書き)。最近、娘のマナ子(仮名/7歳)がアンパンマン以外の映画も観に行けるようになってきましてね。まったく内容は知らなかったものの、本作はマナ子がスムースに楽しめるんじゃないかと思って、前売り券を購入(僕の分だけですがー)。9月下旬の休日、TOHOシネマズ新宿で妻子と観てきました。オレは、泣いたッ!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン!


前売り特典は「春の屋特製『露天風呂プリン』スクイーズ」でした。


5番スクリーン、満席でしたよ。


妻子と映画を観る時はポップコーン必須なのです。


鑑賞中の僕はこのクライベイビー・サクラのようでしたよ(「餓狼伝」より)。



あらすじを雑かつ適当に書いておくと、両親を交通事故で亡くした小学6年生の少女・関織子(a.k.a.おっこ)は、祖母が経営する老舗旅館「春の屋」に引き取られまして。旅館に住み着いている幽霊・ウリ坊のせいで「若おかみ」を目指すことになると、封印されていた鬼・鈴鬼などの不思議な仲間に助けられつつ、「親を亡くした少年」や「占い師の女性」、「大ケガから回復した男性 with 妻子」などを真心で接客して少しずつ成長していったんですけれども。なんと「大ケガから回復した男性」が交通事故の加害者だということが発覚し、あらためて“両親の死”と向き合うことになってパニック状態に陥るも、「花の湯温泉のお湯は誰も拒まない。すべてを受け入れて癒してくれる」というメッセージを胸に「アタシは『春の屋』の若おかみだッ!ヽ川`Д´)ノ ウォォォォォッ!」と接客を続行! 最後は、母親が舞いたがっていた御神楽をライバル旅館の真月(a.k.a.ピンふり)と舞って、ウリ坊たちが成仏して、終わってた気がします、たぶん。


両親を亡くしたおっこは、花の湯温泉の「春の屋」で暮らすことになりましてね。


面倒くさいいろいろなお客様と接するうちに成長していく…という物語なのです。


最後はこんな感じでしたよね、確か。



観る前から評判の良さを耳にしていましたが、まさかこれほどとは!Σ(゚д゚;) キャラクターたちはとにかく魅力的だし、アニメとしてのクオリティも高いし、声優さんたちの演技も素晴らしかったし(特におっこ役の小林星蘭さんがイイ!)、コメディ的な楽しさと同時に「自分探しの先にある滅私」なんてテーマもしっかり描かれているしと、褒めるところまみれでしてね。ライバル役の真月を悪役として描いていない→単純な悪者がいない世界観も良かったし、高評価も頷けるというか。映画仲間の下手の縦好きさんが三宅隆太監督の“心霊映画”を連想した」なんてことを言ってて、なるほどなぁと思ったんですが、ところどころ不穏な作りだったりするのも面白くて(ある種、ホラー映画っぽくもある)。「両親の死の認識があやふや」というのは実に子どもらしい現実逃避だし、それゆえに終盤、両親の死と向かい合うことになってパニックに陥るくだりは、なんとなく「『フロリダ・プロジェクト』のクライマックスでタフに見えた少女がとうとう泣き出すシーン」が重なって、死ぬかと思うぐらい泣いたというね… (ノДT) ウェェェェェ


僕はまったく気付きませんでしたが(汗)、玉子焼きの映り込みなど、細部もまたスゴいのです… (`Δ´;) ヌゥ


幽霊や鬼が「傷ついたおっこが生み出したイマジナリーフレンド」っぽくも見えるのがいいですよね。


ライバルの真月は真っ直ぐな心を持つゆえに、おっこに突っかかってくるというあたり、好感が持てます。


亡くなった両親の描写については、若干のホラーっぽさがあった印象。



まぁ、引っ掛かる部分がある人もいるとは思うのです。僕は家業を継がざるを得なかったはちごろうさんのブログの記事を面白く読んだんですけど、「親もしくは親族の仕事を継がなくちゃいけない問題」が引っ掛かる人もいるよなぁと。それと、そりゃあ「児童労働問題」が頭をよぎったりする人もいるだろうし(家の手伝いだから…という名目で子ども時代を奪われた人は結構いる)。リアリティという点では、「親を失ったばかりの小学生が1人で祖母の旅館まで行くオープニング」なんて「大人は何をしてるの?」って感じだし、おっこが占い師に大量の服を買ってもらうくだりなんて祖母的には「すみません…」としか言いようがないだろうし、クライマックスの加害者家族のくだりは、「『おっこ』なんて愛称だけで載せる雑誌なんてあるのかな?」とか「加害者サイドも泊まる前に調べればすぐ気付くだろ」とは思ったし、「そもそも2人も殺した事故の加害者がわずか1年で旅行するぐらいの状況になれるのか?」といった疑問が湧かないでもない。ただ、本作の原作は、終盤は魔界に行くようなシリーズであって。「こんなことになったらどうしよう!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」とか「素敵なお姉さんに服をたくさん買ってもらっちゃった!(´∀`し キャー!」と子どもたちが夢想して楽しむための児童文学ということでね、僕的にそこら辺は「いいじゃありませんか (´∀`) マァマァ」と飲み込めた次第。


「ああん、若おかみになったらどうしよう!」的なお話ということでね、僕も…若女将に…なりたいです…(少し疲れている文章)。



とは言え、強いて不満を書いておくと、「キャラクターが魅力的なだけに、話や要素が詰め込みすぎに感じた」とか「小林星蘭さんが歌う超キュートな劇中歌『ジンカンバンジー ジャンプ!』が配信されていないのはどういうことだ!(`Δ´) コロスゾ!」といったことは置いとくとして。正直なところ、終盤の「加害者を客として受け入れる展開」だけは、小学生にわずか1日で乗り越えさせるにはあまりに大変な問題ではないか…とは思いました。物語の着地としては見事だし、「子どもに試練を乗り越えさせる」という児童文学だから仕方ないんですけど、この点に関してだけは、おっこがあまりに「良い子」すぎる→物語の都合でキャラクターが老成化を迫られたように見えちゃって、僕がおっこちゃんに流した涙の内訳は「あまりに不憫」という点も大きかったというか。鑑賞賞後に話したら奥さんも同じことを思ってたので、こういう感想を抱く大人は結構いるんじゃないかしらん(娘は「アタシもお買い物したい!ヘ(゚∀゚*し ホエホエ!」と言ってました)。


みよちゃんと真月の姉妹エピソードとかは、もっと観たかったけど、まぁ、無理ですな。



その他、「モデルになった京都の美山荘(1泊45,000円)に泊まるハードルは高いけど、有馬温泉には行きたいな…」なんて思ったことはどうでも良いとして。少し気になるところはありつつも、スゲー良い映画でしたヨ ( ;∀;) イイエイガダナー ロングラン公開も頷ける全年代にオススメのアニメであり、テレビシリーズもチェックしようかなぁ…なんて思ったり(むしろテレビの方がいろいろなエピソードを描けるから、原作小説に合ってそう)。何はともあれ、高坂希太郎監督の次回作に期待しつつ、この適当な駄文を終えたいと思います。




原作の児童文学。20巻まで出ているそうな。



劇場版のノベライズも出てましたよ。



テレビアニメ版のDVDでございます。Vol.4まであります。



高坂希太郎監督作。続編もあります。








先週の備忘録(2018/10/23~10/29)

$
0
0
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、仕事→映画鑑賞
水曜日、仕事→次姉&甥と銀座で飲む
木曜日、仕事→オカジニアさんのイベント
金曜日、仕事→映画鑑賞
土曜日、家族で八景島へ
日曜日、映画を2本鑑賞→スーパーササダンゴマシンさんのイベント
月曜日、ボランティア→仕事→「アフター6ジャンクション」に出演しました
※先週観た映画は3本でした(劇場には4回行ったけど、「旅猫リポート」を2回観たので)



先週の出来事をザッと書くと、火曜日は、仕事を終えてダッシュで劇場に行ったおかげで、たぶんこの週で都内の上映が終わるっぽかった「スカイスクレイパー」に間に合ったのがスゲーうれしかったです。水曜日は、次姉と甥っ子と飲む予定があって(すっかり忘れてた)、仕方なく仕事をおろそかにして参加(仕事関係の人に読まれたらアウトな文章)。なかなか楽しい時間を過ごしました。木曜日は、仕事の後に池袋へ行って、オカジニアさんのイベント「返り咲く 2nd」に足を運んだら、オフ会などでよく会う人たちがいたりして、アットホームな空間で良かったなぁと。金曜日は、仕事を早めに切り上げて「旅猫リポート」を鑑賞。土曜日はレンタカーを借りて妻子&お義母さんと八景島へ行きまして。娘のマナ子(仮名/7歳)と一緒にジェットコースターに何度も乗ったら、嘔吐してしまってね… ('A`) オロロロロ さらに立体迷路だクライミングだと付き合いまくって、体力を削られまくったというね。まぁ、マナ子も奥さんもお義母さんも、みんなとても楽しそうだったからノー問題なのですがー。


オカジニアさんのイベント、人が結構入ってて、人徳を感じましたよ。


途中から聞いたWOZNIAKがスゲー良くて、思わずCDを買っちゃいました。


土曜日は八景島へ。「アジ釣り→その場で食べる」という食育ゾーン、家族に好評でした ( ̄ー ̄) ニヤッ


マナ子と一緒にサーフコースター。2回目で食べた物をすべて戻したというね…。


クライミングに付き合わされた時、最初は「勘弁してよ ('A`) ウヘェ」と思ったんですが、しかし。


「相撲」を意識したらスイスイ登れたという不思議。「バキ道」を読んでて良かったぜ… (;`∀´) フゥ...



日曜日は、妻子に予定があったので、「旅猫リポート」(2回目)と「デス・ウィッシュ」を観てから、スーパーササダンゴマシンさんのイベント「先輩、お酌させてもらっていいですか?ササダンゴのカルチャートーク酒場」by TOKYO KOBIKI LABへ。月曜日にスーパーササダンゴマシンさんとお会いした時は言えなかったのですが(汗)、なんと関係者の方が僕のブログの読者ということで、招待していただいたのです (´∀`;) エヘヘ こういうのって申し訳ないのでチケットを買おうとしたものの、即完売するほどの人気イベントということでね、ご厚意に甘えて足を運んでみれば、さすがササダンゴさんは天才だなぁと感心することばかりで、本当にタメになったというか。今後、自分がトークをする上での参考になったような気がしないでもなかったです (・ε・) ドッチダヨ 次回はちゃんと自分でお金を払って観たいなぁと。で、月曜日に起きた惨事の見解については、こちらの記事を読んでいただければ幸いです。


藤井健太郎さんの話もいろいろとヤバくて、最高のトークイベントでした!


月曜日は、ここに行ったのですが…(遠い目)。



一応、今週の予定を書くと、とにかく働かないとダメなので、すべてのベクトルを仕事に向けるつもり…ではあるものの! ああん、2回目の「デス・ウィッシュ」は観に行きたいし、「1987、ある闘いの真実」もいいかげん観ないとなぁ。あとは、金曜日にボランティアがあって、土日は妻子と過ごす…って程度なんですけど、金曜の夜あたりは練馬の「か和もっち」へヤケ酒を飲みに行く可能性がなくもないです。ちなみに、僕が“ヤケ酒を飲みたい気分”に陥っている理由が知りたい人は、ぜひradikoのタイムフリー機能を使って「宇多丸よ!お前はまだ本当のキャットファイトを知らニャイ特集」を聴いてみて!m9`Д´) ビシッ


最後に、今月の推薦曲、寺嶋由芙さんによる「君にトロピタイナ」を貼っておきますね↓




以上、ションボリ気味で書いた先週の備忘録でした。ではでは〜。







2018年9月に観たDVD等の覚え書き

$
0
0
※今回の記事は、「猫なんかよんでもこない。」「アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件」「宇宙人の解剖」「劇場版『猫忍』」「陸軍中野学校」のネタバレに触れているので、気をつけて!

ああん、またもや月末になっちゃいましたが(汗)、毎月の恒例として「9月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓


<1本目>
猫なんかよんでもこない。




(あらすじ)
ボクシングに人生を捧げる三十路寸前の男・ミツオ(風間俊介)のもとに、漫画家であるミツオの兄(つるの剛士)が拾ってきた2匹の子猫の兄弟“チン”と“クロ”がやってくる。超やんちゃと超気ままな2匹は、用意したエサは気に入らないと完全無視したり、命より大事なボクシンググローブは必殺技“猫キック”の練習道具に使われたりと、猫嫌いのミツオは振り回される。しかし、アパートの大家さんや猫好きの女性・ウメさん(松岡茉優)の応援もあり、光男と猫たちはちょっとずつ距離を縮めながら、極貧生活を支え合う運命共同体になっていく。そんななか、ミツオは試合でのケガがもとで、プロボクサーとしての道が閉ざされてしまう。生きがいを失ったミツオは、新たな一歩を踏み出せずにもがく。一方、チンとクロは新しい世界へ飛び出そうと爪を研いでいた……。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




60点


「ねこシネマ。」の巻頭に載っていてずっと気になってたし、いつか愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」で特集をする時に役立つかもしれぬとレンタルしましてね。いそいそと鑑賞したんですが、まぁ、良かったですヨ (°∀°)b ヨカッタ! まず、猫たちが非常にイキイキしていて可愛くて。それと「ボクサーを挫折した主人公が漫画家を目指す」といったストーリーの中に「猫に興味がなかった主人公が飼い方を学んでいく」という教育的要素があるのも良かったなぁと。終盤、ウメさんの忠告を聞かなかったため、クロが猫エイズに罹患して死ぬくだりは、主人公を演じた風間俊介さんの演技も良くて、実に切なかったですね…。ただ、オチがちょっと納得いかなくて。“愛猫たちとの暮らし”を描いた漫画(a.k.a.「猫なんかよんでもこない。」)が出版社に採用になったっぽいハッピーエンド自体は良いんですが、その直前の“チンが散歩に出ていくシーン”は「えっ、猫の外飼いをやめるんじゃなかったの?Σ(゚д゚;)」と思って、少し乗れなかった次第。



<2本目>
アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件




(あらすじ)
グレッグ(フィリップ・ラショー)が経営する会社“アリバイ・ドット・コム”の事業内容は、秘密裏に依頼人の完璧なアリバイを作り、トラブルを回避すること。依頼は後を絶たず、業績は順調にアップしていた。そんな中、グレッグは恋人のフロー(エロディ・フォンタン)の両親に挨拶するため、彼女の実家を訪れる。ところが、フローの父ジェラール(ディディエ・ブルドン)は、グレッグの顧客だった。しかも依頼内容は、浮気相手との旅行中のアリバイ作り。ジェラールに脅され、グレッグは渋々その依頼を受けることに。そして決行の日。グレッグは綿密な計画を立て、ジェラールの逢瀬の地カンヌに乗り込む。だが、そこにフローが姿を現す。母親を連れて、同じホテルにバカンスに来ていたのだ。果たしてグレッグは、無事に依頼を実行することができるのか……?(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




70点


Twitterで相互フォローしているカンバラノリオさんや柴多知彦さん、くつしたさんから「ジャン=クロード・ヴァン・ダム映画です」とか「三角絞めさんなら好きだと思います」といった感じでオススメされまして。どんな感じかしらとレンタルしてみれば、予想以上のヴァン・ダム映画でビックリしましたよ… (`Δ´;) ヌゥ やたらと邦題が長いのは、監督・主演のフィリップ・ラショーのヒット作「世界の果てまでヒャッハー!」(未見)から来ているっぽいワケですが、本作もドタバタコメディとして普通に楽しい作品でしてね。強引に感じる展開もありましたが、概ね笑いながら観られました。で、驚いたのが、主人公がヴァン・ダムの主演デビュー作「ブラッドスポーツ」の大ファンという設定で、暴漢を倒す展開で「ブラッドスポーツ」のシーンが次々と引用された時は「ここまでやるのか!Σ(゚д゚;)」と。まぁ、正直なところ、できれば他のヴァン・ダム作品もいろいろと取り上げてほしかったものの、それは気にしないことにしますかな(偉そうに)。一応、オチを書いておくと、暴漢に立ち向かったことでケンカ別れした恋人フローの心を取り戻したグレッグでしたが、彼女に暴漢がサクラだということがバレて終わってた気がします、たぶん。

「ブラッドスポーツ」のDVDを見たフローが、即ビンタされても仕方ない級の生意気な口を叩くものの…。


グレッグはスムースに返答。この時点で好感度が120パーセントですよ (´∀`) イイヒト


そしてクライマックスはこの「目潰しをされたヴァン・ダム」のシーンを大胆にオマージュ。


握り拳を固めてから飛び後ろ回し蹴りを放つも、フローを蹴っちゃってました。




<3本目>
宇宙人の解剖




(あらすじ)
1995年、ロンドン。海賊版ビデオで生計を立てるレイは、プレスリーのお宝グッズで一儲けしようと堅気のゲイリーを誘い、アメリカへ買い付けに向かう。そこで彼らは、元従軍カメラマンの老人ハーヴェイから、47年のロズウェル事件時に撮ったという宇宙人が映った驚愕フィルムを買い取ることに。高額のため、宇宙マニアのマフィアから資金援助を得てフィルムを手に入れたレイとゲイリー。しかし、フィルムは劣化が激しく、映像が消えてしまっていた。このままではマフィアに殺されると焦った2人は身内も巻き込み、宇宙人解剖フィルムを制作。すると、完成したフィルムは世界中のテレビで放送され、彼らは大金を手にするのだが…。(以上、allcinemaより)

予告編はこんな感じ↓




70点


Twitterで相互フォローしている若(シネ・ウインド/上映企画部)さんから、劇中に「タイムコップ」に言及するシーンがあることを教えていただいたものの、近所のレンタル屋になかったので、仕方なく購入してみたら、あとからamazonプライムビデオにあることに気付いた…というのは置いとくとして。思った以上に面白かったです (・∀・) ヨカッタ! 詳しくは「すきなものだけでいいです」さんの記事が愉快なのでそちらをチェックしていただければ十分なんですが(手抜き)、20年以上前に話題になった「宇宙人解剖フィルム」の製作にまつわる“何が本当なのかサッパリな実話”をベースにしたフェイクドキュメンタリーでしてね。「元従軍カメラマンの老人から買った」とか「マフィアに殺されかけた」といったあたりも作り話だと思いますが、そんな虚実が入り交じる作りが良かったなぁと。最後は、主人公2人がドキュメンタリーを撮っている監督に「本物の宇宙人解剖フィルム」を売りつけようとして終わって、“実際の人たち”が映ったりしてたんじゃないかしらん。

みんなもこういうシーンがあったら、教えてくれるとうれしいです (o^-')b ヨロシクネ




<4本目>
劇場版「猫忍」




(あらすじ)
霧生家の若手忍者・久世陽炎太(大野拓朗)は、鼻の赤い剣山という伝説の忍者を父に持つが、10歳の時に生き別れとなり、以来愛を知らずに生きてきた。ある屋敷に忍び込んだところ、父とよく似たふっくらとした猫に遭遇し、父が秘伝・変化の術で化けていると思い込んでしまう陽炎太。父をもとの姿に戻すため抜忍となって秘伝の巻物を探す旅に出た彼に、霧生忍者の追手が迫る。(以上、公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




35点


愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」にて、10月29日(月)に「キャットファイト特集」をやることになったので、できるだけ猫映画を観ておこうと思いましてね。Netflixをチェックしたら本作があったので、いそいそと視聴いたしました。どうでも良い…かなぁ… (´∀`;) アハハ あの「猫侍」シリーズのスタッフが作ったということで、似た雰囲気のコメディ時代劇なんですが、僕にはちょっと合わなかったというか。“猫の父上”は可愛いし、アクションシーンがあったのは嫌いじゃないものの、忍者たちの設定や行動原理がいくらコメディだとしてもバカバカしくて乗れないし、「変化の術」の巻物に「人は変われる」なんて前向きなメッセージが書いてあったオチも話を誤魔化しただけに見えて「そういうことじゃねーだろ ( ゚д゚)、ペッ」とイラッとしたし…。最後は、自分の連れていた“猫の父上”が本当の父親じゃないことを知った主人公が前向きに生きるムードで終わってましたが、ごめんなさい、時間を無駄にした気持ちになったというのが本音でございます。



<5本目>
陸軍中野学校




(あらすじ)
昭和十三年十月、三好次郎以下十八名の陸軍少尉が九段の靖国神社に集合した。草薙中佐の極秘命令だった。次郎は母と許婚の雪子に行先不明の出張だといって家を出てきたのだ。草薙中佐の目的は次郎らを優秀なスパイに教育することだった。中佐は任務の重要さを力説した。幹部候補生たちはとまどう暇もなく、外部との連絡を一切絶って訓練を受けることになった。彼らは軍服を背広に着換え、変名を使い、軍隊用語は話さないようにしなければならなかった。訓練は柔道から飛行機の操縦までわたり、政治、経済、外交問題については大学教授の講義を受けた。やがて、中野電信隊跡に移住した次郎らはさらに実地の訓練を受けた。変装、ダンス、更に女の肉体を喜ばせる方法まで。だが、スパイになり切れず、落伍する者もいた。気の弱い中西は自殺し、手塚は女に貢ぐ金を得るため窃盗を働らき、強引に自殺させられた。一方、雪子は音信不通の次郎の手掛りを得ようとベントリー商会を退社して参謀本部のタイピストになっていた。一年間のスパイ教育を終えようとしていた次郎は、杉本と久保田と共に、卒業試験として英国外交電報の暗号コードブックを英国領事館から盗んだ。勿論、盗まれたことがわからないように写真撮影したのだが、英国の暗号は変えられ、次郎らの働らきは無駄になった。次郎は参謀本部から秘密が洩れたのではないかと考えて行ってみると、雪子の姿を目にした。次郎が訝って尾行してみると、雪子はかっての上司ラルフと連絡をとっていた。二人とも英国側のスパイだったのだ。次郎は雪子を憲兵隊に任せず、自分の手で殺した。そして身も心もスパイになりきった次郎たち十六名は、陸軍中野学校第一期生として世界各地にちらばっていった。ちょうど欧州では第二次大戦か始まっていた。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




80点


9月下旬に「沖縄スパイ戦史」を観たら、大日本帝国陸軍のスパイ養成機関「陸軍中野学校」の出身者が暗躍しまくってまして。鑑賞後、「そういえば、そんな映画があった!Σ(゚д゚ )」と本作のことを思い出したので、amazonプライムビデオにてレンタル視聴いたしました。渋かったですな〜 (´∀`) ウフフ まぁ、あらすじは上記の通りだし、本作についての解説はこちらの記事とか読んでいただければ間違いないんですが(手抜き)、訓練シーンが愉快なだけでなく、「日本を救うという切羽詰まった思いがモンスター集団を作ってしまう」という皮肉なテーマにグッときた…なんて文章はこちらの記事のPA-KU-RI!m9・∀・) ビシッ あと、主人公を探すうちにスパイになってしまい、結局、最愛の人に殺されてしまう雪子がスゲー可哀相でしたよ…。ただ、結構地味な映画でもあるので、正直なところ、本作を元に作られたっぽい「ジョーカー・ゲーム」の方が好みだったり (〃∇〃) エヘヘ



ということで、9月に観たDVDやら動画作品は合計5本。「劇場版『猫忍』」以外はどれもそれなりに良かったんですが、イチオシはやっぱり「陸軍中野学校」ですかね。続編からはスパイアクションになっていくようですが、そちらもチェックしたいと思っております。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。






2018年11月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

$
0
0
毎月の恒例として、僕が2018年11月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓


※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

11/2〜3
キックボクサー ザ・リベンジ ①
ヴェノム ②
凶獣 欲望の海域 ③
シャークネード ラスト・チェーンソー 4DX ④
恋する小説家 ○
華氏119 ○
十年 Ten Years Japan ○
復讐のトリック △
バグダッド・スキャンダル △
スマホを落としただけなのに △


11/9〜10
マンディ 地獄のロード・ウォリアー ⑤
GODZILLA 星を喰う者 ⑥
アンクル・ドリュー ○
ボヘミアン・ラプソディ △
ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲 △
アジア三面鏡2018:Journey △
愛・革命 △


11/16〜17
ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ ⑦
アウト&アウト ⑧
A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー ⑨
代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン △
 △
いつだってやめられる 闘う名誉教授たち △


11/23〜24
ポリス・ストーリー/REBORN ⑩
イット・カムズ・アット・ナイト ⑪
ギャングース ⑫
斬、 ⑬
ハード・コア ⑭
恐怖の報酬〈オリジナル完全版〉 ○
山中傅奇〈4Kデジタル修復・完全全長版〉 ○
ムトゥ 踊るマハラジャ〈4K&5.1chデジタルリマスター版〉 △
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 △
家族のはなし △



人間はなんで働かなくてはいけないんですかね…。いや、よくよく考えれば、別に働かなくても良いんだけど、そうなると間違いなく「映画を観てブログを書いて〜 (`∀´) ヘラヘラ」なんて生活はできなくなるし、きっと妻子にも愛想を尽かされることでしょう。もうね、繁忙期ということでスゲー忙しいから、10月公開作だって全然観られていない中、11月はもっと観に行けなくなるんですけれども。例によって「観たい映画」が目白押しだから、本当に困りますな…(溜め息)。で、今月の「観たい映画」の筆頭に挙がるのは、やっぱりジャン=クロード・ヴァン・ダムの最新出演「キックボクサー ザ・リベンジ」でしょうな (´∀`=) ウフフ 11月3日からシネマート新宿シネマート心斎橋で開催される「のむコレ2018」の1本として2回ほど上映されるということで、ちくしょう、すでにWOWOWで放送された時に鑑賞済みではあるものの(汗)、どうしても大画面でヴァン・ダムの勇姿を観たいのでね(マイク・タイソンやクリストファー・ランバートとのタイマンシーンがある!…甘噛みで終わるけど)、11月5日(月)に足を運んで、待望のマックス・チャン主演作「凶獣 欲望の海域」と勝手な2本立てにして観る予定でございます。


ブログ読者のために書いておくと、「キックボクサー ザ・リベンジ」はそれほど面白くないので要注意だッ!




で、そりゃあ11月2日(金)から始まるトム・ハーディ主演作「ヴェノム」は、なんとなく前売り券を2枚買ってあるし、翌週にアメコミ好きの元部下のMくんと飲む予定があるので、とりあえずは公開日の朝イチに観ておこうかなぁと。まだ読んではいないんですが、一応、ヴェノムのアメコミも購入済みなのです ( ̄ー ̄) ニヤッ 前売り券繋がりでは、大好きすぎる“仁義なきメキシコ麻薬戦争ムービー”「ボーダーライン」の続編「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」や、「お父さんが娘を助ける」というストーリーがストライクすぎるジャッキー・チェン最新主演作「ポリス・ストーリー/REBORN」なども買っているので、余裕がある時に足を運べればと。


前売り券を買ってある11月公開作はこんな感じでございます。



「ヴェノム」の予告編↓ 面白いのかなぁ… (´・ω・`) シンパイ




邦画では、きうちかずひろ監督によるハードボイルド映画「アウト&アウト」はスゲー僕好みっぽいので気になってるし、ヤンキー&ヤクザの描き方に定評がある入江悠監督の「ギャングース」や、塚本晋也監督による時代劇「斬、」予告編を観たら結構面白そうだった山下敦弘監督作「ハード・コア」などは絶対観たいと思っております。


「アウト&アウト」の予告編↓ どうなんでしょうか。




最後は、いつも足を運べない名画座系。11月3日(土)から新文芸坐にて、「2018年の森田芳光 森田芳光全作品上映&史上初!ライムスター宇多丸語り下ろし」が開催されるので、宇多丸師匠のおかげで森田芳光監督作の楽しみ方を知った僕的には、どこかの回には足を運びたいなぁと。あとは、キネカ大森で11/17(土)~11/23(金)の「パンク侍、斬られて候」「爆裂都市 BURST CITY」飯田橋ギンレイホールで11/17(土)~11/30(金)の「さよなら、僕のマンハッタン」「30年後の同窓会」早稲田松竹で11/23(金)にオールナイト上映される“9時間16分の映画”「鉄西区」あたりが気になるところでしょうか。以上、2018年11月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。







10月29日(月)に出演した「アフター6ジャンクション」について

$
0
0

10月29日(月)、TBSラジオの「アフター6ジャンクション(略称:アトロク)」に出演して、「~映画『旅猫リポート』公開タイミング合わせ記念~ 宇多丸よ! お前はまだ本当のキャットファイトを知らニャイ! 特集」をやってきたんですけれども。わたし敗北けましたわーー (ノД`)

 

 

なんとなく柳龍光の台詞を貼っておきますね(「バキ」より)。

 

 

今回の出演前、三宅隆太監督による名著「スクリプトドクターのプレゼンテーション術」を読破したことにより、相当な自信を獲得していましてね(微笑)。「話す項目は用意しても、臨機応変に対応するために、構成にはこだわらない」「対話を大事にする」という姿勢は、よくよく思い出せば僕が中学・高校の6年間にマスターとして情熱を注いでいたテーブルトークRPGと同じであり、「それだ!Σ(°д° ) クワッ!」と開眼。話す項目自体は頭に入れながらも、以前のようにストップウォッチで時間を計りながらのシミュレーションを繰り返すことはなく。練習したのは「黒猫のマスクがキツめ→慣れるために夜間は被って過ごした」ということぐらい。出演当日も結構リラックスしていて、いつものように「台本をずっと読んで暗記する」なんてこともなくて、三代目タマフルミステリーメンのユーフォニア・ノビリッシマさんからいただいたぬいぐるみ付き電報を愛でる余裕があったほど。18時台に出演された笹木香利さんが優しく話しかけてくれた時、多少は挙動不審にならずに対応できたと思うし(僕のビジュアル自体は不審者っぽかったけど)、tofubeatsさんのDJミックスもリアルタイムで楽しめたし、尊敬するスーパーササダンゴマシン選手とも談笑できたし(著書にサインをもらっちゃった♪ (*ノ▽ノ) キャッ)、さらにはケイン・コスギさんを見習って出番前に腕立て伏せをしてみたりと、まったく気負わず放送に挑んだのです。

 

 

魑魅魍魎が蠢く魔局TBSにやってきたものの、心は驚くほどリラックス。

 

それはこの名著「スクリプトドクターのプレゼンテーション術」を読破したからなのです。

 

なんとユーフォニア・ノビリッシマさんからぬいぐるみ付き電報が届いてましてね (ノω・、) アリガタイ

 

肉体の半分が優しさでできているスーパーササダンゴマシン選手から「八百長★野郎」にサインをいただいたりもしましたよ。

 

僕はすっかり「完成された放送を見せるだけのことだ」と、山本稔選手気分だった次第(「グラップラー刃牙」より)。

 

 

が、しかし。残念ながら上手くいったとは言い難い放送だったのではないか。落ち込みすぎると“心の弱さ”が10代のころに戻りがちであり、そんな時はつい大江千里さんの曲を聴いてしまいがちなんですけど、大江千里さんが「アトロク」に出演された時紹介していたアルバムをションボリしながら聴いている今は、まさにそんな状態。絶望に至った精神的な経緯はいろいろな要素が絡んでいるんですが、一番は、肝心の「対話」ができていなかった。僕は「アトロク」に金田淳子先生や竹中夏海先生などが出られた時の「戸惑う宇多丸師匠」がとても好きなので(そしてツッコミ時の言葉のチョイスが好き)、今回の放送中に自分の話で「戸惑う宇多丸師匠」が見られたのは微笑ましかったものの、よくよく振り返ってみれば、ガチで「おまえは何を言っているんだ (;▼д▼)」状態でもあったのではないか(あと、僕が着用した黒猫のマスクが黒すぎて、ビジュアル的に少し引いてたそうです)。放送を聴き直してみれば、勢いの割にはボンヤリした内容を話していて、「対話」ができているつもりでも“上っ面”でしかなく、宇多丸師匠だけでなくラジオの前のリスナーにも何も伝わらなかったのではないか。ううむ、出演前の記事山本稔選手の画像を貼ったのは、今回こそは完璧な出演にするつもりだった→「あえて」だったんですが、結局は同じように敗北けてしまったのだなと…。まぁ、興味がある方はradikoなりTBSラジオクラウドなりでチェックしてみてくださいな。

 

 

山本稔選手同様、こんな感じで終わってしまった印象(「グラップラー刃牙」より)。

 

 

とは言え、Twitterをチェックしてみれば、温かい言葉をかけてくれる方々がいたりして、スムースに気を取り直しているアタシ。つーか、何が悪かったのかはちゃんとわかっているし、次こそは「もっとしっかりしたトークができる」とも思っていて。もし「次」があるのなら、今度こそ「(僕なりに)完成された放送」をお見せできると確信していたりもするのです。とりあえずは11月20日(火)から始まる“映画パンフレットの展示イベント”「映画パンフは宇宙だ!」にて、21日(水)と25日(日)のトークイベントに出演するのでね、そこで頑張りますよ。間違いなく、今回の「アトロク」出演よりはまともなトークができるような気がしないでもないと思ったり、思わなかったりーー (・ε・) ドッチダヨ

 

 

放送終了後、「スナック玉ちゃん」に行って、きんたま画伯さんに慰めてもらいました。

 

かなり苦しかったので、たぶんこのマスクは二度とかぶらないと思います。

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 


デス・ウィッシュ(ネタバレ)

$
0
0
デス・ウィッシュ



原題:Death Wish
2018/アメリカ 上映時間107分
監督:イーライ・ロス
製作:ロジャー・バーンバウム
製作総指揮:イロナ・ハーツバーグ
原作:ブライアン・ガーフィールド
オリジナル脚本:ウェンデル・メイズ
脚本:ジョー・カーナハン
撮影:ロジェ・ストファーズ
美術:ポール・カービイ
衣装:メアリー・ジェーン・フォート
編集:マーク・ゴールドブラット
音楽:ルドウィグ・ゴランソン
出演:ブルース・ウィリス、ビンセント・ドノフリオ、エリザベス・シュー、ディーン・ノリス、キンバリー・エリス、カミラ・モローネ、ボー・ナップ、カービー・ブリス・ブラントン
パンフレット:☆(720円/薄くて超ショック…。銃器解説、過去作との比較、ギンティ小林さんのコラム起用など、やれることはあるのでは)
(あらすじ)
警察すら手に負えない無法地帯となったシカゴで救急患者を診る外科医ポール・カージー(ブルース・ウィリス)。ある日、ポールの家族が何者かに襲われ、妻は死に、娘はこん睡状態になってしまう。警察の捜査は一向に進まず、怒りが頂点に達し、復讐の鬼となったポールは自ら銃を取り、犯人抹殺のために街へと繰り出す。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




95点


あのイーライ・ロス監督が「狼よさらば」をリメイクすると聞いたら、「街のダニども全員死刑に処す」系ムービーを愛する僕的には、そりゃあ観たくなるのが人情ということで、前売り券を購入。ただ、主演がブルース・ウィリスなると、「彼にチャールズ・ブロンソンのキュートさは出せまいよ ┐(´ー`)┌ シカタナシ」と思うところもあって、後回しにしようとしていたところ。愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題作品になったので、先週の日曜日にTOHOシネマズ日本橋にて「旅猫リポート」と続けて鑑賞。さらに今週水曜日にTOHOシネマズ新宿2回目を観てきました。テストステロンがッ、噴出したッ!Σ(°д° ) クワッ


前売り特典は「汚れには問答無用『デス・ウィッシュ』特製てぬぐい」だったり。


1回目は日本橋の11番スクリーン。日曜日ということもあって、ほぼ満席でしたよ。


2回目は新宿で6番スクリーン。22時からの回だったせいか、観客は10人ぐらい。



お話を雑に書いておくと、妻を殺されて娘を昏睡状態にされた外科医のポール・カージーが、たまたま銃を手に入れた&犯罪行為に直面したことで自警団活動に開眼!Σ(°д° ) クワッ さらに、妻を殺した男たちの手掛かりを摑んでオレ流捜査を始めると、街のダニどもをひとりひとり殺していくという大好物すぎる展開が繰り広げられるのデス (´∀`=) ウフフ オチを書いておくと、娘が意識を取り戻したので帰宅する→主犯格の男が仲間を引き連れて家を襲撃してくる→見事返り討ち→刑事も「自警活動を辞めるなら許す!(・∀・) シカタナシ」と罪に問われずに済んで、娘も大学に無事通えるようになりましてね…(しみじみ)。最後は、街中で見かけた泥棒に向かって銃を撃つ仕草を見せて、終わってましたよ。


このシーン、「狼よさらば」のラストのオマージュなのです。



スゲー面白かったです。イーライ・ロス監督作では「ホステル」「グリーン・インフェルノ」も大好きですが、ハッキリ言って、現在、本作をぶっちぎりで愛しております。「狼よさらば」の今風アレンジとなると、近作(とは言っても10年以上前)では「ブレイブ ワン」あたりが脳裏に浮かぶワケですが、あっちはかなり重めだったじゃないですか。そりゃあ、傑作「狼の死刑宣告」もしかり、「愛する人を殺されて自警活動を始める」なんて話は重くて当然なので、もちろんそれはそれで嫌いじゃないんですけれども。


久しぶりに観直した「狼よさらば」には、ギンティ小林さんが仰っていた通り、デンゼル・ワシントンが出てました(右)。



もうね、本作の見事なところは、「マッスル&フィットネス 2006年7月号」誌上で発表された「パワーとモチベーションがUPする25曲」の第3位に選ばれたAC/DCの名曲「バック・イン・ブラック」を訓練シーンやエンディングで使うという、いわゆる「ジャンル映画らしい、わかりやすい“軽さ&燃え&面白さ”」を見せながらも、構成や演出は何気に細部まで考えられていて、しっかり「楽しいけど考えさせられる作り」になっている気がしなくもないように感じてるし、そう思いたい(なんだこれ)。僕なりの意見を書くと、オリジナル版の良さというのは「妻を殺して娘を陵辱した犯人たちが野放しのまま終わる」部分にあって。ストレスは溜まるものの、それゆえに主人公の自警行為が「どうしようもない足掻き」に見えて、指鉄砲を撃つラストカットがキュートながらも不穏なワケですよ。で、本作は加害者どもを全員殺してしまう部分はオリジナルの良さを損なったとも言えるんですが、ブルース・ウィリス演じるポール・カージーがちゃんと「若干、サイコ」に見えるので(この「若干」が重要!)、ラストは「お目当てのクズを全員殺しても罪に問われず、人生を再スタートできる」という爽快な状況にもかかわらず、観客には「これで良いのかな… (`Δ´;) ヌゥ」といった妙な後味が残るのがイイ…って、伝わりますかね。


ちなみに、久しぶりに観直した「ロサンゼルス」にはローレンス・フィッシュバーンが出てましたよ。



キャスティング&演技のアンサンブルも良かった。主演のブルース・ウィリスが予想以上にポール役に合っていただけでなく、奥さん役のエリザベス・シューと娘役のカミラ・モローネとの“仲良し家族ムード”が素晴らしかったからこそ、観客的には「ポールの怒りと挫折感」に感情移入しまくれるワケで。弟フランクにビンセント・ドノフリオという「こいつも何かしでかすのでは?」的なキャスティングも良いスパイスだし、ディーン・ノリスとキンバリー・エリスによる刑事コンビはスピンオフを作ってほしいほどに最高でした。強盗犯を演じた人たちも文句ナシで、特に「観客からすると最も苦しんでほしいクズ」の筆頭である強盗ジョーを演じたロニー・ジーン・ブレヴィンスに関しては、彼の「卑劣なクズ演技からの『やめてくれ! (´Д`;)』演技」はシャッキリポンと舌の上で踊る級の美味であり、最後は車に潰されて脳が出てましたけど(苦笑)、「この人、スゲー良い仕事をしたなぁ (´∀`=) ホッコリ」とホッコリいたしました。そして、何よりもカービー・ブリス・ブラントンが演じた「初めての銃?川`∀´)」と声をかけてくる銃砲店のベサニーにすっかり恋をしたことも書き残しておきましょう(偉そうに)。


この仲良し家族描写がスゲー良かったし…。


刑事コンビも無能に見えなくて良い感じ。


そして素敵すぎる銃砲店のベサニー! 僕も…銃が買いたいです… (´Д`;) ハァハァ



現代風にアップデートした数々の要素がまた良すぎて、挙げるとキリがないんですが、僕的に歓喜したのが、外科医という設定(オリジナルでは建築士)。外科医といえば「人体を毎日こねくり回している→人間の急所を熟知している人種」なワケですけれども。もうね、ジョーを拘束してから座骨神経にブレーキ液をかけるという外科医の知識を活かした拷問をやってくれた時は「待ってましたぁ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」と声が出そうになったし、「坐骨神経痛には痛散湯だよ!(・∀・) ヒューヒューダヨ!と生島ヒロシさんからの情報を教えたくなったほど。あとは、諸々をネットで学習する様子や射殺動画がSNSで拡散されたりするのが今どきだったりとか(それを見てうれしそうなポールが怖い!)、警察の捜査が進展しない事情の描き方がスマートだったりとか(ポールが警察署を訪れると避けないし、単なる無能として描かない)、銃撃アクションが素人っぽい&捨て鉢っぽくて意外と新しかったりとか、事件発生直後からの現場検証シーンへの転換演出が良かったりとか、ハードディスクをドリルで開けるくだりで「ドリル優子」を思い出したりとか、伏線を張っていた“収納キットの中の銃”でラスボスのノックスを射殺するくだり(100点!)が「スーパー・マグナム」のオマージュっぽかったりとか、ノックスを射殺した時のBGMの2度使いが愉快だったりとか、マジで褒めても褒めても褒めたりないほど良かったのです (´∀`=) スキヨ


ジョー役のロニー・ジーン・ブレヴィンスが良い感じで苦しんでくれるので…。


主人公の外科医設定が光輝くというね。


ここの突発的な銃撃シーン、ショッキングなだけでなく、主人公の「人生を投げた感」もあってグッときました。



その他、「強盗犯たちがなぜ医者を警戒していたのか?」とか「ノックスはポールを一方的に襲撃すれば良かったんじゃないの?」とか「アメリカの銃社会問題って解決しようがないよな…」とか思うところはなくはないんですが、長くなるので割愛! ちくしょう、夢のように面白かったし、なんかね、本作を観たことで体内のテストステロンが過剰に分泌されて、「バック・イン・ブラック」を聴きながら帰っているだけで、どことなく全身が強靱になってきた印象(※個人の感想です)。とは言え、その副作用として非常に短気になっていて、この感想がアップされるころ、ちょうど仕事の打ち合わせがあるのでね(苦笑)、こっちが下請けだと思って舐めた口を叩いてきたら、一生残る痛みを与えてやるーー。ふふふ、そんな社会人失格な文章を書いてみたけれど、私は元気です (´∀`) ナンダコレ


結局、最近はAC/DCばかり聴いてます。



おしまい (´∀`) ナンダコレ




デジタル盤のサントラ。輸入盤もありますが、どちらも「Back In Black」は入っておりませぬ。



イーライ・ロス監督作で一番好きなのは、今まではこれでした。僕の感想はこんな感じ



マイケル・ウィナー監督×チャールズ・ブロンソン主演作。2作目からは毛色が変わるけど、決して嫌いにはなれないぜ。



ニール・ジョーダン監督による、ジョディ・フォスター版「狼よさらば」と言える作品。



ジェームズ・ワン監督×ケヴィン・ベーコン主演作。最高の1本でございます。







判決、ふたつの希望(ネタバレ)

$
0
0
判決、ふたつの希望



原題:L'insulte
2017/レバノン、フランス 上映時間113分
監督・脚本:ジアド・ドゥエイリ
脚本:ジョエル・トゥーマ
撮影:トマソ・フィオリッリ
編集:ドミニク・マルコンブ
音楽:エリック・ヌブー
出演:アデル・カラム、カメル・エル・バシャ、リタ・ハーエク、クリスティーン・シュウェイリー、カミール・サラーメ、ディアマンド・アブ・アブード
パンフレット:★★★★(720円/コラム4本に対談記事、キーワード解説、年表など、超タメになります)
(あらすじ)
レバノンの首都ベイルート。自動車修理工場を営む、キリスト教徒のレバノン人トニー(アデル・カラム)と、住宅補修の現場で働くパレスチナ難民のヤーセル(カメル・エル=バシャ)。そんな二人の間に起きた些細な口論が、ある侮辱的な言動をきっかけに法廷へと持ち込まれる。両者の弁護士が論戦を繰り広げるなか、メディアはこの衝突を大々的に報道。事態は国全土を巻き込む騒乱へと発展していく……。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※この映画については、尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」の紹介こちらの監督インタビューを読んでみて!
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。


僕は愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題となった作品は基本的に足を運んでいるんですが、今年から「リスナーカプセル」に選ばれた映画も観るようにしてましてね(ここまでほぼコピペ)。本作は9月7日の放送で「リスナーカプセル」に入ったということで、10月上旬、TOHOシネマズ日比谷にて、「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」「コーヒーが冷めないうちに」を観てから、TOHOシネマズシャンテで鑑賞いたしました(その後、「響 HIBIKI」をハシゴ)。「あるある!Σ(゚д゚;)」と思ったり。ちなみに本作は「日本で商業公開された3本目のレバノン映画」であり(1本目は「無防備都市 ベイルートからの証言」で、2本目は「キャラメル」)、レバノン史上で初めてアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた作品なんだとか。


日曜日ということで、スクリーン3は8割ぐらい埋まってた記憶。



スゲー良い映画でしたよ。あらすじを驚くほど雑に書いておくと、「キリスト教徒のレバノン人トニーがバルコニーからの水漏れを利用して、工事現場で働くパレスチナ難民のヤーセルたちに嫌がらせ→ヤーセルが悪口を言う→トニーがヤーセルの上司にクレームを入れる→謝罪に来たヤーセルをトニーがハードに侮辱→ヤーセルがトニーの腹部を強打→トニーがケガをしたまま働いて気絶した結果、奥さんが流産の危機に→訴訟で決着だッ!( `Д´)(`Д´ ) ブッコロス」ってな調子。裁判が進むと、本人たち以上に世間が大騒ぎし始めちゃって、両陣営の憎悪があまりにボーボー燃えるので、大統領が仲裁に入ろうとするほどでしてね。だがしかし、「ダムールの虐殺の生き残りだった→だからパレスチナ難民を嫌っていた」というトニーの悲しい過去が発覚したり、ヤーセルの車の故障をさりげなくトニーが直したりすると、2人のハートは急接近。ある晩、ヤーセルはトニーの元を訪れてハードに侮辱→起こったトニーに腹部を殴られると、「すまなかった」と謝罪して立ち去りましてね。結局、裁判はトニーが敗れるも、2人の顔は晴れやかなのでしたーーというムードで終わってた気がするんだけど、君はどう思う?(自信なさげに)


トニー(左)とヤーセル(右)の距離が縮まるシーン、スゲー良かったですな。



ハッキリ言って、「レバノン」なんて国の名前を聞いても「ババンババンバンバン、はぁ、レバノンノン♪」ぐらいの寒いギャグしか浮かばない僕ですよ(当ブログでは8年振り2度目!)。本作を観ることで、レバノンのさまざまな事情を知ってスゲー勉強になったし、何よりも“些細なキッカケ”から大事になってしまう展開に「こういうことって、あるある!Σ(゚д゚;)」と身につまされるところがあって(仕事でも友人関係でも夫婦でも“ネットで見かける争い”などでも!)。「レバノン人」や「パレスチナ難民」といった肩書きではなく、お互いを「1人の人間」として認識することで和解するという着地はね、そりゃあ理想“論”的なハッピーエンドと揶揄されるかもしれませんけど、でも、やっぱり真理であって、ほとんどの争いごとに適用できることなんだろうなぁと。なんかね、己の中の憎悪が燃えている時は1歩引くのが大事だと思ったり。まぁ、2人は納得したとしても周囲が憎悪で燃えているまま終わるのが少し気がかりではありますが、さすがは今年のアカデミー賞にノミネートされただけのことはあるというか。劇場用長編映画は本作で4本目だそうですけど、「クエンティン・タランティーノ監督の撮影助手をしていた」というジアド・ドゥエイリ監督は今後注目じゃないでしょうか。社会派ドラマとしても法廷モノとしても面白い良い映画だと思うのでね、興味がある方はチェックしてみてくださいな。


ああん、つい貼っておきますね↓




おしまい (・∀・) レバノンノン



レバノン内戦をイスラエル側から描いたアニメーション。僕の感想はこんな感じ



日本で商業公開された2本目のレバノン映画。トニーを演じたアデル・カラムが出演しているそうな。



ちなみに第90回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したのはこの作品。観ようかなぁ。








先週の備忘録(2018/10/30~11/5)

$
0
0
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、仕事
水曜日、仕事→2回目の「デス・ウィッシュ」
木曜日、仕事
金曜日、ボランティア→大事な打ち合わせ→練馬の「か和もっち」
土曜日、仕事
日曜日、映画鑑賞→仕事
月曜日、仕事→映画を2本鑑賞
※先週観た映画は4本でした



先週で良かった日は、金曜日。ボランティアは上手くいったし、仕事の打ち合わせも良かったし、練馬の「か和もっち」に行ったら久しぶりに白玉あずきさんにお会い出来た&かわもっちさんに月曜日の出演を慰めてもらったし…。その後、帰り道で聴いた「アトロク・フューチャー&パスト」でも三宅隆太監督から温かい言葉をかけてもらって、とても癒されたし、報われたなぁと。さらに、今でもまだ温かいDMをくれる人がいたりするし、「快適生活」の巨凶・村井忠大さんが「スクリプトドクターのプレゼンテーション術」を買ってくれたし、カネジュン先生にも褒めていただいた(?)し…ということでね、落ち込んだりもしたけれど、私は元気です(当ブログで頻出するフレーズ)。


「か和もっち」に「映画パンフは宇宙だ!」のチラシを置いてもらいました (〃∇〃) エヘヘ


帰り道、三宅監督のコメントを聴いた時の僕の気持ちを代弁する範馬勇次郎を貼っておきますね(「刃牙道」より)。
報われた


映画は2回目の「デス・ウィッシュ」「ヴェノム」、マックス・チャン主演の「狂獣 欲望の海域」にジャン=クロード・ヴァン・ダムの最新出演作である「キックボクサー ザ・リベンジ」と、合計4本観たワケですが、まぁ、どれも悪くなかったですヨ (´∀`=) ウフフ 特に月曜日は、劇場でTwitterを相互フォローしている凪さんやヴァンダムさんとお話できたのも楽しかった。ただ、彼らは僕よりいろいろと観ていて、話を聞いていると、ううむ、またしても観たい映画が増えてしまったものの、足を運ぶ余裕がないんだよなぁ (´・ω・`) ウーン それと、ちょっと悩みごとを書いておくと、高校時代に在籍した部活で部長だった人からメールが来ましてね。12月にOB会があるそうで、出席しないかと。なんて言うんですかね、僕は彼のことが大好きだったんですけど、娘が生まれる前、非常に安く扱われてショックを受けたことがあって。やんわりと絶縁していたんですが…。もうね、今、どこに住んでいて何をしているかも知られたくない気持ちと、ビンス・マクマホンイズム or 新日本プロレスイズムとして「過去のことは気にせず、肩を抱き合い笑い合う」的な方向に進めたい気持ちがバッティングしている感じ。

具体的なことは伏せとくとして、彼に傷つけられた時、そのことを良い方に捉えようとしたりもしたんですが、やっぱりどう考えても「僕という人間を舐めていた」ことは間違いないし、なぜ今さら「自分を尊重してくれない人間と再会する」なんてストレス要因を抱えなくてはならないのか。部活をやっていた当時、彼は本当に優しくてカッコ良かったし、尊敬してたし、憧れの目で見ていたし、いやらしい話を書くと、彼と友人ということで「一目置かれる」というメリットが享受できるのもうれしかった。でも、彼からすると僕は友人というよりは「不良漫画に登場しがちな“少し頭の回転が遅めの大男キャラ”を置いてみますた (・∀・)」程度のことだったんじゃなかろうか。しかも、実際に会ってしまったら、僕こそが「9年前にあったこと」を「なかったこと」にして、“高校時代の自分”に戻って仲良くしようとしそうなのもほとばしるほどイヤ。

「セントラル・インテリジェンス」には、マッチョなロック様がイジメっ子に再会すると未だに萎縮してしまう展開があって。ハッキリ言って「CIAのエージェントになるほどの男だったら、そんなトラウマは乗り越えてるだろ ( ゚д゚)」とは思うんですけど、とは言え、その気持ち自体はスゲーわかるというかさ。不思議なんですが、取引先のムカつく人は殺そうと思えばいつでも殺せそうなのに、彼に関しては、攻撃的になれないというか、ただとても悲しいだけというか。結局、まだ過去に囚われているんだよなぁ…って、グダグダとワケのわからぬことを書いちゃいましたが(汗)、非常にタメになる名著「スクリプトドクターのプレゼンテーション術」曰く、「新しく尽くしたい人を見つけることのほうが大切」ということでね、たぶんOB会には行かないし、落ち込んだりもしたけれど、私は元気です(当ブログで頻出するフレーズ)。


「スクリプトドクターのプレゼンテーション術」、役に立つ名言だらけだぜ… (`∀´) ククク...



一応、今週のスケジュールをザッと書くと、ああん、仕事がシャレにならないくらい忙しいので、ヴァンダムさんや凪さんにオススメされた「沈黙の達人」「The Witch 魔女」はさすがに観に行けないんですが、今週で都内の上映が終わる「1987、ある闘いの真実」と、今週の「ムービーウォッチメン」の課題映画である「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」は絶対に足を運ぶつもり。水曜日は、とても大事な打ち合わせの後、元部下のMくんと飲んで、金曜日はボランティアがあって。あとは頑張って働きながら、今月の20日〜25日に開催される「映画パンフは宇宙だ!」に参戦する準備をする予定でございます。


最後に、今月の推薦曲、寺嶋由芙さんによる「君にトロピタイナ」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。







バッド・ジーニアス 危険な天才たち(ネタバレ)

$
0
0
バッド・ジーニアス 危険な天才たち



原題:Bad Genius
2017/タイ 上映時間130分
監督・脚本:ナタウット・プーンピリヤ
製作:ジラ・マリクン、ワンリディー・ポンシティサック
脚本:タニーダ・ハンタウィーワッタナー、ワスドーン・ピヤロンナ
撮影:パクラオ・ジランクーンクム
音楽:フアランポン・リディム、ウィチャヤー・ワタナサップ
出演:チュティモン・ジョンジャルーンスックジン、チャーノン・サンティナトーンクン、ティーラドン・スパパンピンヨー、イッサヤー・ホースワン、タネート・ワラークンヌクロ
パンフレット:★★★★☆(700円/ノートを模したデザインが可愛い。コンパクトながら情報が詰まっててオトク!)
(あらすじ)
小学校、中学校と優秀な成績を収め、その頭脳を見込まれて進学校に特待奨学生として転入を果たした女子高生リン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)。テストの最中に友人のグレース(イッサヤー・ホースワン)をある方法で手助けしたリンの噂を耳にしたグレースの彼氏パット(ティーラドン・スパパンピンヨー)は、試験中にリンが答えを教え、代金をもらうというビジネスを持ちかける。さまざまな高度な手段を駆使し、学生たちは試験を攻略。リンの売り上げも増加していった。そして多くの受験生の期待を背に受けたリンたちは、アメリカの大学に留学するため世界各国で行われる大学統一入試「STIC」攻略という巨大な舞台に挑むが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※今回の記事は、「ザ・カンニング[IQ=0] 」「カンニング・モンキー/天中拳」のネタバレにサラリと触れているので、気をつけて!

今年8月の話。愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」にて、元SKE48で映画通の加藤るみさんが「東南アジア映画」の魅力について語ってましてね。その中で、本作を取り上げていて、興味が湧いたので、前売り券を購入。で、9月22日に公開されたものの、なかなか足を運べなかったんですが、週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題作品になったということで。今週の火曜日、朝イチで「1987、ある闘いの真実」を鑑賞→仕事→夜に新宿武蔵野館で観て来ました。「納得できーん!ヽ(`Д´)ノ キィィィッ!」と思ったり。ちなみに鑑賞したのは3番スクリーンで、公開から1ヵ月以上経っている&映画ファンサービスデーではないにもかかわらず、ほぼ満席でしたよ。


前売り特典は「オリジナルデザイン“No Cheating!”付箋」でした。


当日のGIF。監督のサインがあったり、壁一面に力の入った展示をしたりと、バラエティ豊かなのです。


ちなみに、9月26日に「ダウンレンジ」を観た時の展示がこの規模だったことを考えると、スゴイですな〜 (・∀・) スゴーイ



ハッキリ言って、抜群に面白かったです。前売り券を買ったキッカケではあったものの、加藤るみさんの解説の内容をすっかり忘れていた僕ですよ(苦笑)、「どうせ赤子のオムツ交換を利用してカンニングしたりするのだろうよ (`∀´) ククク...」とか「おやおや、クライマックスはアンチョコを見ながらのカンフーバトルですか?┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」とか「この映画って意外と評判が良い気がしたんだけど観てないんだよな… (・ε・) キニナルー」といった感じで舐めていたんですけれども。実際に観てみれば、主人公がカンニングする側ではなく「させる側」なのが新しいし、そこにタイの学歴社会&格差社会の問題を絡めていたのも新鮮だったし(とは言え、できればタイは“ムエタイの強さ”で人生が決まってほしい…という偏見に満ちた身勝手な要求)、中国で実際にあったという「時差を利用したカンニングの手口」はまったく想像がつかなかったし(ちなみに今、中国ではカンニングが社会問題になってるそうな)、作品自体はコメディっぽいのにカンニングシーンの演出はクライムサスペンスのようにハラハラさせられるしと、全編褒めるところまみれでしてね。一応、些末な不満があるので80点にしましたが、今年観た新作映画の中でも“面白さ”という点ではトップクラスだと思うほどなのです。


本作はこんな感じではなかったです(「ザ・カンニング[IQ=0] 」より)。



僕は基本的に「負い目のなさが勝ち目を呼ぶ」派なので、現実世界でのカンニングや裏口入学なんて、心底軽蔑しちゃうんですが…。なんて言うんですかね、監督はスパイ映画やアクション映画を意識して作ったそうですが、「映画で描かれるカンニング」のミッション感は嫌いになれないという不思議。しかも本作は、主人公の天才少女リンの家が裕福ではない→底辺から這い上がるための手段だから、賄賂を受け取るクソ教師どもや金持ちのボンボンが何よりも嫌いな僕的には余計に応援しちゃったりもしてね ヘ(゚∀゚*)ノ ガンバッテ! 本作で描かれるカンニングの3つの手口(消しゴムをクツに入れてパス、ピアノの指の動き、時差を利用)はどれも感心したし、何よりも「リンのせいで“同じ境遇で真っ直ぐな性格だった天才少年”バンクが闇落ちしてしまう」というあまりにも苦いオチにも考えさせられたし、本当によく出来てましたよ。それと、なんと主要キャストの4人は演技未経験だそうですが、まったくそんなことを感じさせない素晴らしさであり、むしろリン役のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンについては、そのぎこちなさも含めて“クールな天才少女役”がハマッていたのではないでしょうか。


リンを演じたチュティモン・ジョンジャルーンスックジン、非常に良かったです。


真面目だったバンク(左)が闇落ちするラスト、苦かったですな… ('A`)



公式の「初めてのカンニング」動画を貼っておきますね↓ なかなかハラハラするのです。




ただ、前述の通り、些末な不満はありまして。「『STIC』の試験官とリンのチェイスシーンが長い」といったことはスルーするとしても、暴漢に襲撃させてバンクの留学試験を台無しにした“金持ちクソ野郎”パットの着地が生ぬる〜いのがマジで納得できーん!! ヽ(`Д´)ノ キィィィ! いくら「僕だって父親からのプレッシャーがあるんですよぉ〜 (;`∀´) エヘヘ」といった“彼らにも同情してくださいね描写”が挟まれようとも、さすがにクズとしか言いようがない所業じゃないですか。とは言え、これは「デス・ウィッシュ」における「強盗が家に押し入って、妻が殺されました」的な「後で溜飲が下がるための布石」だと思ってずっとガマンして観ていたら、結局、「僕たちも少し空しいです (´・ω・`)」的なボンヤリムードで終了って、なんだそりゃ ( ゚д゚)、ペッ 本作は「リンが『STIC』の関係者に不正を告白しようとする」ところで終わるので、そりゃあパットたちもそれなりには困るんだろうけどさ、違う違う、そうじゃ、そうじゃない。「数年後、頭脳を活かして闇社会でのし上がったバンクが部下を使ってパットを襲撃→両手足を粉砕骨折させる」とか「頭脳だけでなく戦闘力の必要性を感じたバンクがムエタイを習得→数年後、さらにクソ度を増したパットが地上げしようと貧民街で暴虐の限りを尽くしていたので、部下を片っ端から素手で倒した挙げ句、パットの頭蓋骨をヒジで叩き割る」といったオチが観たかったよぅ…なんて書いても詮無きこと、ですな(唐突に知った風な口で)。


結局、大した被害を受けずに終わる金持ち2人組(男の方がパット)。


鑑賞後の僕の心境を代弁する相原コージ先生を貼っておきますね(「サルまん」より)。
納得できーん!

できれば、パットをこんな形で始末してほしかったなぁ(「ブラックエンジェルズ」より)。
三角絞めでつかまえて-雪藤が報復!


って、例によってアホな文章を書いてしまいましたな… (´・ω・`) スミマセン 何はともあれ、「人生で最も真剣に受けた試験が刃牙検定」という偏差値低めの人生を送ってきた僕にはSFチックな内容ではあるんですけど(汗)、スゲー面白い映画でしたヨ (°∀°)b イイネ! 僕が本作の一番好きな部分は「リンが天才少女ながらも葛藤する」ところでして。その「葛藤」は「彼女の父親(仕事は教師)がずっと誠実に支えてきたから生まれたもの」と観客が思えるように描いてましてね。なんかね、僕も娘が胸を張れるようにちゃんと真面目に働こうと思ったりしたんですが、しかし。残念ながら、それは無理かもしれませんな…。だって今、繁忙期でスゲー忙しいのに、この映画を観たり、ブログを書いたりするために、仕事をサボっているのだものーー (ノД`) ナニコノオチ




たぶん僕と同年代の映画ファンなら高確率で思い出すカンニング映画。それなりに愉快だった記憶。



たぶん僕と同年代の映画ファンなら高確率で思い出すジャッキー映画。それなりに好きヨ (´∀`=) ウフフ



一番好きなタイ映画を貼っておきますね。








響 HIBIKI(ネタバレ)

$
0
0
響 HIBIKI



2018/日本 上映時間104分
監督:月川翔
原作:柳本光晴
脚本:西田征史
製作:市川南、竹中幸平
スーパーバイザー:秋元康
エグゼクティブプロデューサー:山内章弘
プロデュース:佐藤善宏
プロデューサー:神戸明
企画:小野田壮吉
プロダクション統括:佐藤毅
ラインプロデューサー:阿久根裕行
撮影:鍋島淳裕
照明:かげつよし
録音:柳屋文彦
美術:五辻圭
装飾:田中博
衣装:新崎みのり
ヘアメイク:百瀬広美
編集:稲垣順之助
音楽:伊藤ゴロー
劇中曲:小島裕規
音楽プロデューサー:北原京子
VFXスーパーバイザー:山口聡
スクリプター:菅谷雪乃
キャスティング:杉野剛
アクションコーディネーター:吉田浩之
助監督:後藤孝太郎
製作担当:清水貴紀
出演:平手友梨奈、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、柳楽優弥、北村有起哉、野間口徹、小松和重、黒田大輔、板垣瑞生、吉田栄作、小栗旬、笠松将
パンフレット:★★★☆(720円/コンパクトで良い感じ。漫画に実画像を当てはめたページが好き)
(あらすじ)
出版不況が叫ばれる文芸界。文芸雑誌「木蓮」編集部に一編の新人賞応募作が届く。応募要項を一切無視した作品のため、破棄されるはずだったその作品に編集者の花井ふみが目を留めたことから、状況は大きくは変わり始める。「お伽の庭」と題されたその小説は、15歳の女子高生・鮎喰響によって書かれたものだった。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※本作に関しては、宇多丸師匠の感想を読むと良いザンス。
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。


僕は愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題となった作品は基本的に足を運んでいるんですが、今年から「リスナーカプセル」に選ばれた映画も観るようにしてましてね(ここまでほぼコピペ)。本作は9月14日9月18日の放送で、「監督自薦枠」として「リスナーカプセル」に入ったということで! 10月上旬、TOHOシネマズ日比谷にて、「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」「コーヒーが冷めないうちに」を観てから、TOHOシネマズシャンテ「判決、ふたつの希望」を鑑賞。その後、またTOHOシネマズ日比谷に戻って観て来ました。「面白い ( ̄ー ̄) ニヤッ」と思ったり。


劇場はほぼ埋まっていたと思います。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁する北辰館の水野治を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。
おもしろい


なんて言うんですかね、舐めていたつもりはなかったんですけど、予想外に面白かったというか。お話をザッと書いておくと、絶対的な才能を感じさせる小説を書く15歳の天才女子高生・鮎喰響は、カチンときたら暴力も辞さない性格でしてね。文芸部の先輩の指を折ったり、友人に暴言を吐きまくった作家を蹴り飛ばしたり、読まずに作品をけなした奴をパイプイスで殴打したり、自分の担当編集者をバカにした記者に前蹴りを炸裂させたりと、さまざまなトラブルを起こしながらも、その真っ直ぐな心と圧倒的な才能によって、暴力を振るわれた相手すらも「スゴい奴だぜ (`Δ´;) ヌゥ」と認めてしまう…ってな調子。最後は、ずっと狙っていた芥川賞に落選して海より深く落ち込んだ作家・山本春平(小栗旬さんが熱演!)が電車に飛び込もうとするのを踏切の中に入って説教しましてね。芥川賞&直木賞をW受賞したデビュー作「お伽の庭」の印税がすべて「電車を止めた賠償金」で消えるっぽいものの、響は意に介さないムードで終わってましたよね、たぶん。


響ったら電車をつい止めちゃうワケですけど、真似しちゃダメ、ですぞ(偉そうに)。



なんか僕の周囲には平手友梨奈さんのファンが多くて、その方々からいろいろとお話をうかがったんですが、“現実の彼女”と“劇中の響”がかなり重なるそうでしてね。恥ずかしながら、主演の平手友梨奈さんのことは知らなかったし、スゲー評判の良い原作コミックも未読なので、ごめんなさい、そこら辺の部分はサッパリなんですが、平手友梨奈さんは実に存在感があってスーパーヒロイン映画としてしっかり面白かったというか。登場人物それぞれの人間ドラマを描きながらも(アヤカ・ウィルソンさんの演技が良かった!)、ちゃんとエンタメとしてスカッと楽しい作品になっているのが良いバランスだなぁと非常に感心しましたよ。正直、“響の両親”や“一緒に文芸部に入った幼馴染みの男の子”とかの描写がいろいろと省略されたっぽいあたりは、一部を駆け足で処理せざるを得ないという「漫画実写化作品あるある」って感じがしましたけど、とは言え、ムカつくクズに暴力を振るう人は大好物なのでね(苦笑)、続編が作られたら足を運びたいと思っております。おしまい。




柳本光晴先生による原作コミック。映画のノベライズもあります。



映画のサントラでございます。



唯一観ていた月川翔監督作。僕の感想はこんな感じ







累 かさね(ネタバレ)

$
0
0
累 かさね



2018/日本 上映時間112分
監督:佐藤祐市
原作:松浦だるま
脚本:黒岩勉
製作:石原隆、市川南、吉羽治
プロデューサー:上原寿一、橋本芙美、片山怜子
ラインプロデューサー:武石宏登
撮影:谷川創平
照明:李家俊理
録音:田中靖志
美術:相馬直樹
装飾:田口貴久
人物デザイン監修・衣裳デザイン:柘植伊佐夫
編集:田口拓也
音楽:菅野祐悟
選曲:藤村義孝
音響効果:岡瀬晶彦
主題歌:Aimer
スクリプター:松澤一美
キャスティング:川村恵
助監督:加藤文明
制作担当:持田一政
出演:土屋太鳳、芳根京子、横山裕、筒井真理子、生田智子、村井國夫、檀れい、浅野忠信
パンフレット:★★☆(720円/オーソドックスなパンフ。萩尾瞳さんのコラムが良かった)
(あらすじ)
伝説の女優を母に持つ淵累(芳根京子)は、天才的な演技力を持ちながら、顔に大きな傷がある自身の容姿に強いコンプレックスを抱きながら生きてきた。一方、舞台女優の丹沢ニナ(土屋太鳳)は美貌に恵まれながらも花開かず、女優として大成することに異常な執念を募らせていた。累の手元には、その口紅を塗ってキスをすると顔が入れ替わるという、母が遺した1本の不思議な口紅があり、ある日、導かれるように出会った累とニナは、互いの足りない部分を埋めたいという目的のため、口紅の力を使って入れ替わることを決断する。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※今回の記事は、「ブラック・スワン」のネタバレに触れているので、気をつけて!
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。


映画を観に行こうと思うキッカケって、いろいろあるじゃないですかぁ〜(突然、馴れ馴れしく)。ハッキリ言って、僕は戦闘力に自信のある女性同士が「オレとお前のどっちが上!?」命懸けで殺し合ったりするフィクションは好きなものの、ドロッとした情念をぶつけ合う的なドラマはあまり得意じゃないので、そんなドロドロが大量に詰まってそうな本作はスルー予定だったんですけれども。いろいろな事情により「響 HIBIKI」を観たら、不思議なことに「タイトルが1文字繋がり」の本作もどうしてもチェックしたくなってしまって、10月中旬、仕事帰りにユナイテッド・シネマ入間で鑑賞いたしました。ちちんぶいぶい!ヘ(゚∀゚*)ノ レッツゴー!


公開から1ヵ月以上経っていたのもあってか、劇場は10人程度でしたよ。



あらすじは予告編の通りというか。演技は素晴らしいけど醜い容姿の累と、美人ながらも役者としては微妙なニナが、不思議な口紅を使って顔を入れ替えることで女優として大成しつつも、いがみ合いがエスカレートしていく…という感じ。ラストは、揉み合いの末にニナが高所から転落(その後の生死は不明…でしたよね?)。ニナの顔を借りた累が見事に「サロメ」を演じきって、多幸感に包まれて終わってたんじゃないかしらん。なんて言うんですかね、オチも含めて「ブラック・スワン」の女性2人バージョン”という印象。正直なところ、これを書くと身もフタもないんですが(汗)、あの“顔が入れ替わる不思議な口紅”と“ニナが「クライン・レビン症候群」”という設定は、最近観た「コーヒーが冷めないうちに」の“物語のための都合の良いタイムトラベル能力”っぽい強引さを感じたし、そもそも累がそれほど醜く見えなかったんですけど(お金貯めて整形すれば良いのに)、それはそれとして。まぁ、こういうジャンル映画だと思えば気にならないし、何よりも主演の土屋太鳳さんと芳根京子さんの熱演が「スバラシイッッ!ヽ(`Д´)ノ」のひと言でして。入れ替わるたびに演技がコロコロ変わるので、それだけでも見どころがあったし、特に最後の「サロメ」の舞台で見せるダンスシーンが本当に見事でしてね…(しみじみ)。つーか、これは単純な好みの話ですが、映画のクライマックスにある「舞台のシーン」って、なんか「刹那的な到達点」という感じがして、僕はそれだけで生理的にグッときちゃってる気がします(「北の桜守」とか「喰女 クイメ」とか)。


芳根京子さんと土屋太鳳さん、本当に良かったですな〜。



「サロメ」でのダンスシーン&メイキングがあったので、貼っておきますね↓




なんと原作コミックは14巻もあるそうですけど、その割には上手くまとめていたなぁと。映画全体のダークな雰囲気も良かったし、佐藤祐市監督の映画は今まで2本ぐらいしか観てませんが、こういう作品の方が向いているのではないでしょうか。横山裕さんとか浅野忠信さんとか、脇を固める人たちも好演していたし、女性同士がドロドロといがみ合う作品は苦手なので二度と観ないとは思いますけど、結構好きな作品でしたよ。で、帰り道、ふと入間市駅に貼ってあるポスターを眺めてみれば、土屋太鳳さんが「ちちんぶいぶい!ヘ(゚∀゚*し」なんて僕に笑いかけてきましてね(微笑)。売れっ子だなぁと感心しつつ、なんとなく家族と秩父に行きたくなった45歳の秋なのでしたーー。


駅のポスター。写真を見て「自分に笑いかけてる」なんて思ったら疲れているので要注意、ですぞ。



なんとなくCMを貼っておきますね↓




おしまい!ヘ(゚∀゚*)ノ ブイブイ!




松浦だるま先生による原作コミック。なんと14巻まであるのです。



デジタル盤のサントラ。CD盤もあります。



いろいろあって観に行った佐藤祐市監督作。僕の感想はこんな感じ








アントマン&ワスプ(IMAX3D・字幕版)(ネタバレ)

$
0
0
アントマン&ワスプ(IMAX3D・字幕版)



原題:Ant-Man and the Wasp
2018/アメリカ 上映時間118分
監督:ペイトン・リード
製作:ケビン・ファイギ
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、チャールズ・ニューワース、スタン・リー
共同製作:ミッチ・ベル
脚本:クリス・マッケーナ、エリック・ソマーズ、ポール・ラッド、アンドリュー・バレル、ガブリエル・フェラーリ
撮影:ダンテ・スピノッティ
美術:シェパード・フランケル
衣装:ルイーズ・フログリー
編集:ダン・レーベンタール、クレイグ・ウッド
音楽:クリストフ・ベック
音楽監修:デイブ・ジョーダン
視覚効果監修:ステファン・セレッティ
ビジュアル開発監修:アンディ・パーク
出演:ポール・ラッド、エバンジェリン・リリー、マイケル・ペーニャ、ウォルトン・ゴギンズ、ボビー・カナベイル、ジュディ・グリア、ティップ・“T.I.”・ハリス、デビッド・ダストマルチャン、ハナ・ジョン=カーメン、アビー・ライダー・フォートソン、ランドール・パーク、ミシェル・ファイファー、ローレンス・フィッシュバーン、マイケル・ダグラス
パンフレット:★★★(880円/写真の見せ方、コラムの人選など、普通に良いパンフ。ポストカードも付いてるヨ!)
(あらすじ)
元泥棒でバツイチのヒーロー、アントマンことスコット・ラングは、2年前にアベンジャーズの戦いに参加したことがきっかけで、いまはFBIの監視下に置かれ、自宅軟禁の日々を送っていた。あと3日でFBIの監視から解放されるという日、スコットの前に、アントマンのスーツの開発者であるハンク・ピム博士と、博士の娘のホープ・ヴァン・ダインが現れ、2人が極秘に進めていたある計画に協力するよう要請される。そんな彼らの前に、ピム博士の研究技術を狙い、壁をすり抜ける謎の敵ゴーストが現れ……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※本作については、結騎了さんのレビューがあまりに的確すぎて「我が意を得たり!m9`Д´) ビシッ」って感じなので、そちらを読んで!
※今回の記事は、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「パラダイム」のネタバレに触れているので、気をつけて!
※今回の記事は、怖い画像やグロいgifが貼ってあるので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。


そりゃあマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)関連作はすべて劇場で観ているし、前作の「アントマン」が素晴らしかったということで、前売り券を2枚買う程度には楽しみにしていましてね。8月末の公開日当日、TOHOシネマズ新宿にて、IMAX3D・字幕版を鑑賞してきました(そして、2枚目の前売り券はムダに…)。「面白かったけど… (´∀`;) ウーン」って感想ですかね。


前売り特典は「コレクタブルカードセット」まさかチケットが1枚、ムダになるとはなぁ (´・ω・`) ションボリ


公開日でしたが、7割ぐらいの入りだった記憶。



一応、あらすじを雑に書いておくと、前作で元泥棒(a.k.a.前科おじさん)のスコット・ラングアントマンになることで自分自身や家庭の問題を解決できたとともに世界も救えてめでたしめでたしとなったんですけれども。ファルコンに誘われて「シビル・ウォー」に参戦してしまったせいで、FBIの監視下で軟禁生活を送るハメになりましてね。自宅から一歩でも出たら刑務所に逆戻りしなければならない中、やっとあと3日で刑期終了というところで、ピム博士と娘のホープ(a.k.a.ワスプ)妻ジャネットを救うために量子トンネルを起動→スコットがジャネットと精神リンクしちゃったため、「ジャネット救出作戦」を手伝うことになる…ってな調子。


本作からホープも2代目ワスプとしてアントマンと共闘するのです。


敵は暗殺者ゴースト。「急がないと消えてしまう」という彼女なりに切羽詰まった事情があるというね。



で、ピム博士の技術を狙って、武器の闇ディーラーのソニー・バーチ with 愉快な仲間たちや、量子実験の失敗で存在が不安定になってしまい、そのスキルを活かして諜報活動をしていたエイヴァ(a.k.a.ゴースト)feat.ビル・フォスター博士が襲ってくる中、FBIのジミー・ウー捜査官の目もごまかさなくちゃならなくて、「吸った!川`З´) チュー」「揉んだ!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ!」がありましてね。最終的には、ソニー・バーチたちは捕まるわ、量子世界から戻って来たジェネットの“新たな力”によってエイヴァの容態も安定するわ、ルイスが立ち上げた警備会社も上手くいくわ、スコットの刑期も無事終わるわと、ハッピーエンド…かと思いきや! エンドクレジットが始まると、エイヴァのための量子エネルギーを集めるべく、スコットが単身で量子世界に入ったところで、ちょうどサノスの指パッチンが発動し、量子トンネル装置を操っていたピム博士とジャネットとホープが消えてしまって、量子世界にスコットが取り残された状況で映画は終了。エンドクレジット後は、スコットの身代わりをしていた巨大アリが軽快にドラムを叩いて、終わってた気がします。


縮んだり巨大化したりと頑張って、万事丸く収まったと思ったんですが、しかし。


なんと同時期にサノスが指パッチン! 宇宙の生命体が半分になったのでした(「インフィニティ・ウォー」より)。



まぁ、「良くできた続編」というか。前作MCU全体の流れを踏まえつつもわかりやすいストーリー、その中で躍動する魅力的なキャラクターたち、ちょいちょい挟まれる愉快な演出&展開(コメディ色が強い→MCUの箸休め的なポジションという印象)、そして何よりも「縮小&巨大化できる」に加えて「物体をすり抜けられる」という能力までフル活用したアクションの数々が素晴らしいのひと言でしてね…(しみじみ)。「インフィニティ・ウォー」と連動したラストについては、ちょっと不親切に感じなくもなかったけど、その衝撃は凄まじかったし、ドクター・ストレンジはアントマンが量子世界に入るまでの時間を稼ぐため、頑張ってサノスと戦ったのか!?Σ(゚д゚;)」なんて妄想できるのも楽しいということでね、いろいろな角度から見ても見事としか言いようがないんじゃないかしらん。


このシーンはもちろんのこと、アクションはスゲー面白かったですな。


あと、前作に引き続いて娘要素にはホッコリ。元妻の再婚相手が相変わらずいいやつなのも好みだったり。



ただ、正直なところ、どことなく物足りなくもあったという贅沢なアタシ (´・ω・`) ゴメンネ まず、本作は「量子トンネルを使ってジャネットを救う」というゴールがわかっている状態で様々な邪魔が入ってくる構成のせいか、いちいち回り道をしている感じがして少しイラッとしたんですよね。それと「何十年も人智が及ばない量子世界でサバイブしていたジャネットは“別のモノ”に変わるハズ→ラスボスなのでは?(`Δ´;) ゴゴゴゴゴ」とフライング気味に勘ぐっていたので、普通に良い人だったのは勝手にガッカリいたしました。それと、MCU的に前作となる「インフィニティ・ウォー」では「殺るか殺られるか!」といったバトルが繰り広げられていたため、本作のアントマンとワスプが何度も邪魔してくるバーチたちを殺さない&この程度の雑魚に手こずっちゃうのは、そういう作品じゃないのは重々承知しながらも、ううむ、温く感じちゃった次第。というか、このシリーズでは「相手の体内に入る→巨大化して爆殺!」といったファイトスタイルは観られないのかなぁ…(間違いなく観られないファイトスタイル)。


ジャネット、量子世界から「パラダイム」のラストみたいな感じで帰還するのかと思ってました (ノ∀`) フカヨミ


例えば、エイヴァの耳からこんな風にスコットが出てきたらーー?(「神の左手悪魔の右手」より)


いつも陽気なルイスもさすがに楳図かずお先生の漫画っぽい顔で絶叫ですよ。


ああん、こんな感じで敵の体内から登場するアントマンが観たいよぅ(「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」より)。



な〜んて、誰にも共感されなさげな不満を書いてみましたが(苦笑)、クオリティの高い作品であることは間違いなくて、基本的には楽しかったです (・∀・) ヨカッタ! MCUの次の作品「キャプテン・マーベル」「アベンジャーズ4」がどうなるのか、ますます期待が高まりましたよ。もしこの文章を読んでいる人で「MCU映画を未見の方」がいましたら、とりあえず「アントマン」本作から入るのもアリかもしれませんな。おしまい。




12月にはソフト発売&配信がスタートするのです。



ペイトン・リード監督による前作。僕の感想はこんな感じ



デジタル盤のサントラを貼っておきますね。



MCU的に本作の前作であり、時系列的には同時期っぽい作品。僕の感想はこんな感じ







先週の備忘録(2018/11/6~11/13)

$
0
0
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日だったのに、今回は1日ズレて水曜日になっちゃいましたが(汗)、一応、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、映画鑑賞→仕事→映画鑑賞
水曜日、仕事→元部下のMくんと飲み
木曜日、仕事
金曜日、ボランティア→仕事→飲み
土曜日、仕事
日曜日、仕事
月曜日、仕事(ちょっと親孝行をした…というメモ)
※先週観た映画は2本でした



今週は火曜日に映画を2本観て、水曜日は元部下のMくんと「あーでもない!ヽ(`Д´)ノ」「こーでもない!ヘ(゚∀゚*)ノ」と「ヴェノム」の話をしたりしたものの、ちくしょう、あとはず〜っと汽車犬馬車馬のように働いてました。9月や10月にちゃんと準備をしなかったせいで、現在、そのしわ寄せが凝縮して押し寄せちゃってる感じ。特に土〜月にかけては、あまりに忙しすぎて、現実逃避したくなったほど。一応、先週はそれでも頑張ってブログを何本か書いてみたりしたワケですが、日曜と月曜はそのツケをキッチリ払うハメとなり、ほぼ2日徹夜状態だったりしてね。最近はちゃんと睡眠をとるようにしていただけに、体が前よりキツくてキツくて…。ああん、こんなことなら、睡眠の楽しさなんて知らなければ良かった!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン!


今さら観た「1987、ある闘いの真実」は素晴らしかったし、劇場で売ってた「沸点」は名著なのでぜひ!


ムービーウォッチメンの課題映画だった「バッド・ジーニアス」も面白かったですね〜。


で、「アントマン&ワスプ」の感想のためにこんなコラを作ったりしたせいで、睡眠時間が大幅に削られたのでした… ('A`) アタシッテホントバカ



しかも、非常に残念なことに、前売り券を2枚も買っておいた「スカイライン 奪還」の都内上映がすっかり終わってましてね…(遠い目)。なんと関東圏で観るチャンスは、11月16日(金)から公開が始まる群馬のMOVIX伊勢崎だけなのだから、もうね、どうすれば良いのかと。ただでさえ忙しいのに、わざわざ群馬まで長時間かけて、高い交通費を払ってまで、試写会で一度鑑賞した映画を観に行くなんて、本当にバカバカしいのでさすがに諦める気マンマンだったんですけれども。とは言え、ここまで書いていたら、そういうのって男らしくない気がしてきたので(ジェンダーの呪い)、ちくしょう、26日(月)からの週にまだMOVIX伊勢崎「スカイライン 奪還」が公開されていたら、スゲー忙しいながらも1日潰して、観に行きますよ、たぶん。そして、伊勢崎駅の近くで当ブログ初の9周年記念イベントを開催いたします…って、ごめんなさい、やっぱり無理な気がしてきました。まぁ、予定は未定、よくある話よね (ノω・、) シアワセヲツカミタイ...


ううむ、もう群馬でしか観るチャンスがないとは… (`Δ´;) ヌゥ



とは言え、こぼれたミルクは嘆いても戻らないということで、仕方なし。今週の予定を書いておくと、仕事の案件を3つ同時に進行しながら、15日(木)で都内の上映が終わってしまう「観なくてはならない映画」3本に足を運んで、余裕があれば木曜日に渋谷の「MeWe」で開催される「タマフル・トップ5・生活は踊る・アフター6ジャンクションリスナーオフ会」に顔を出しつつ、今月の20日〜25日に開催される展示イベント「映画パンフは宇宙だ!」への参戦準備をする予定でございます。つーか、16日でブログが9周年→10年目に突入するし、17日は46歳になるということでね、まぁ、今週も頑張りますよ。


最後に、今月の推薦曲の「英雄故事」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。





「そういえばブログが9周年なのです」という、どうでも良い話

$
0
0
何はともあれ、当ブログは本日で9周年を迎えました。なんかね、今、非常に疲れていて。あまりポジティブな脳内ではないんですが、とは言え、こんなブログが9年も続いたのはとてもうれしくて喜ばしいことだし、それは何よりも、この瞬間にこのブログを読んでくれているアナタがいたから、できたこと。本当にありがとうございました。


僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。



最近は特に時間の使い方が上手くいってない気がします。僕の人生において「家族との時間」と「仕事」が優先事項だとすると、残った時間で「趣味」をするワケですけど、「ブログ書き」「映画鑑賞」「筋トレ」の3つをこなすためには「睡眠」を削らなくてはならなくて。ただ、それは健康に良くないので、9〜10月あたりは思い切って「仕事」を削ってみたら、現在、そのしわ寄せが津波のように押し寄せてきて、死ぬ思いをする日々を送っているのだから、アタシってほんとバカ (ノω・、) グスン でも、「筋トレ」をやめるのは無理だから、そうなると「ブログ書き」と「映画鑑賞」を減らさないとダメ…なんてことは、前から分かりきっているのに、なかなか実践できないんだよなぁ… (´・ω・`) ウーン

ということでね、毎年毎年書いていて恐縮ですけど(汗)、来年こそは新作映画の鑑賞を「年間100本」に押さえようと思います。そうしないと過労で死ぬ、たぶん。ブログの更新ペースも下げて、健やかな状態で10周年を迎えようと思います。で、近々、9周年記念イベントを群馬県の伊勢崎で実施しようと思うのでね、気になる人は今後の更新を適当にチェックしてみてくださいな。まぁ、そんなワケで、もうちょっと、もうちょっと、頑張ってみますので、読者のみなさまももう1年お付き合いいただけると幸いです m(_ _ )m オシマイ








ヴェノム(2D・字幕版、2D・吹替版)(ネタバレ)

$
0
0
ヴェノム(2D・字幕版、2D・吹替版)



原題:Venom
2018/アメリカ 上映時間112分
監督:ルーベン・フライシャー
製作:アビ・アラド、マット・トルマック、エイミー・パスカル
製作総指揮:デビッド・ハウスホルター、スタン・リー、トム・ハーディ、エドワード・チェン、ハワード・チェン
原案:ジェフ・ピンクナー、スコット・ローゼンバーグ
脚本:ジェフ・ピンクナー、スコット・ローゼンバーグ、ケリー・マーセル
撮影:マシュー・リバティーク
美術:オリバー・スコール
衣装:ケリ・ジョーンズ
編集:メリアン・ブランドン、アラン・ボームガーテン
音楽:ルドウィグ・ゴランソン
音楽監修:ゲイブ・ヒルファー
出演:トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、リズ・アーメッド、スコット・ヘイズ、リード・スコット、ジェニー・スレイト、メローラ・ウォルターズ、エミリオ・リベラ
パンフレット:★★★(820円/企画記事がほしいけど、杉山すぴ豊さんと光岡三ツ子さんのコラムがあったから良し)
(あらすじ)
「誰もが望む、歴史的偉業」を発見したというライフ財団が、ひそかに人体実験を行い、死者を出しているという噂をかぎつけたジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)。正義感に突き動かされ取材を進めるエディだったが、その過程で人体実験の被験者と接触し、そこで意思をもった地球外生命体「シンビオート」に寄生されてしまう。エディはシンビオートが語りかける声が聞こえるようになり、次第に体にも恐るべき変化が現れはじめる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※今回の記事は、グロかったり残酷だったりする画像が貼ってあるので、そういうのが苦手な人は気をつけて!
※本作の小ネタについては、こちらのサイトをどうぞ。


マーベル・コミックのキャラクターの中で「ヴェノム」が人気なのは知っているものの、アメコミの邦訳が出てなかった→魅力が今ひとつわからなかったし、サム・ライミ監督の「スパイダーマン3」に出てきた時はパッとしなかったので、最初はあまり期待していなかったんですけれども。主演がトム・ハーディと聞いて、ちょっとテンションが上がってしまったので、前売り券を2枚購入。最近出版された「ヴェノム:リーサル・プロテクター」を読んでから、公開直後の日曜日にTOHOシネマズ新宿で2D・字幕版を観まして。その後、渋谷の「ヴェノム インスパイアド カフェ」に行ったりしていたら、今週の「ムービーウォッチメン」の課題作品になったので、13日、スタン・リー御大が亡くなった追悼も兼ねて、池袋の「ヴェノムコラボカフェ」に足を運んでから、T・ジョイSEIBU大泉で2D・吹替版を観てきました(で、そのまま「ザ・アウトロー」をハシゴ)。「僕は大好きだけど…KAMIYAMAがなんて言うかな?(゚⊿゚)」と思ったり。


前売り特典は「オリジナル・ミニフィギュア(巻き付くベロ付き)」でしたよ。


公開直後のTOHOシネマズ新宿の7番スクリーン、そりゃあ満席ですわな。


2回目は、T・ジョイSEIBU大泉へ。なんと「黒い闇つきドッグ」が売ってたので即購入。


先着特典の「オリジナルマスク」をもらっちゃいました。


「黒い闇つきドッグ」の味は、まぁ、普通 (・ε・) フツー


3番スクリーン、なんと観客は僕を含めて3人だったというね…。


一応、渋谷と池袋の「ヴェノムカフェ」のGIFを貼っておきますね。池袋の方が好きです。



あらすじを適当に書くと、主人公は“はみ出しジャーナリスト”のエディ・ブロック。過去にはニューヨークの「デイリー・グローブ」でトラブルを起こしたりと、なかなか問題がある人でしてね。ある日、20代で「ライフ財団」を築き上げた“若き天才”カールトン・ドレイク(リズ・アーメッド)の提灯インタビューを頼まれたものの、「ライフ財団」の担当弁護士である婚約者アン(ミシェル・ウィリアムズ)のメールを勝手に読んで、その内容(=実験で死者が出た)をぶつけてしまったから、さぁ、大変! 仕事は干されるわ、アンにはフラれるわと、どん底に落ちてしまって、ゲンナリな毎日を過ごしていたんですけれども。「ライフ財団」が宇宙から持ち帰った生物「シンビオート」の人体実験にドン引きした科学者ドーラがエディにリークしてきたので、研究所に潜入してみれば、仲が良かったホームレスのマリアからシンビオートを寄生させられちゃいましてね。生きたロブスターをそのままボリボリと食べたりと、無闇に食欲が湧いたりする中、シンビオートを取り戻そうとするドレイクの手下どもに襲撃されたら、体内の「ヴェノム」が完全に覚醒!Σ(°д° ) クワッ! 黒い触手を伸ばしまくって雑魚どもを蹴散らしたり、頭からボリンと食べたりするのです (´∀`) ヤダモー


なんとなく「寄生獣」の一コマを貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-ボリン!


実はヴェノムはシンビオート界の落ちこぼれであり、負け犬人生を送るエディとこの美しい地球を気に入ってくれたということで、ドレイクと合体したライオット(地球を滅ぼそうとするシンビオートのリーダー)とバトル→勝利!ヽ(`Д´)人(`Д´)ノ ウィアーヴェノム! アンとの関係も少し良いムードに戻って、ジャーナリストとしての仕事ももらえるようになりまして。「良い人は食べちゃダメだけど、悪人はなんとなくわかるから食べて良いよ (・∀・) ユルス!」というファジーな方針をヴェノムに伝えると、手始めに“いつの間にか夜になっていた近所の食料雑貨店”からみかじめ料を徴収していたクズ野郎をバツンと食べて本編は終了。エンドクレジットでは、ウディ・ハレルソン演じるクレタス・キャサディが出てきて、吹替版では「大殺戮…カーネイジになる!(`∀´)」なんて説明的な台詞を言ったりしましてね(字幕版では「大殺戮(カーネイジ)になる」というテロップ)。さらにエンドクレジットが終わった後は、「スパイダーマン:スパイダーバース」の宣伝っぽい短編アニメが流れてましたよ、たぶん。


なんとなく「寄生獣」の一コマを貼っておきますね。



「スパイダーマン:スパイダーバース」の予告編を貼っておきますね↓




もうね、大好きでした。宇宙から異星物を持ち帰るオープニングでは、財団名からSFホラー映画「ライフ」を連想した…なんてことはどうでも良いとして。何が気に入ったかって、「あんな牙が生えているけど、R指定じゃないから、人を食べたりはしない温い映画なんでしょうよ ( ゚д゚)、ペッ」と舐めていたら、なんと3人も頭から食べてくれたという、うれしい誤算。そりゃあ、あまり写さなかったものの、「ちゃんと食べて殺す」というダークヒーロー振りにグッと来ました。その他、シンビオートの特性を駆使した近接格闘やバイクチェイスは楽しかったし、ライオットとのグチャグチャなタイマンも愉快だったし、アクション的には文句ナシでしたよ。


グチャグチャ状態でよくわからなかったけど、楽しかったです。



さらに、本作を観た多くの人が「ど根性ガエル」「寄生獣」を連想→思わず「ど根性ガエルの娘」も読んでしまってダウナーな気分になっているようですが(一部デマ)、エディとヴェノムのバディ感がたまらない。あんな怖いビジュアル&声で「2度と謝る機会はないかも」なんてアドバイスしてくれたりするからギャップ萌えが著しいし、人間を食べていいかどうかのやり取りは「もののけ姫」の「食べていい?」「食べちゃダメ!」っぽくてホッコリしたし、そりゃあ「シンビオート界の落ちこぼれってなんだよ」と思わなくもないですけど、あんなビジュアルなのにトイレで弁当を食べたりする姿を想像すると泣けてくるというかさ。さらに本作はトム・ハーディ演じるエディの描き方がスゲー良いので(路上でホームレスの女性マリアが5ドルで売るフリーペーパーを20ドルで買うやり取りで涙!)、なんかね、キャラに萌えてすべて許せちゃった次第。


要は、こんな感じの映画なのです(「寄生獣」より)。



とは言え、だ。いろいろな作品を観てきた映画ファンのKAMIYAMAとしては(なんだこれ)、手放しで褒められない部分が多いのも事実。正直、脚本はかなり乱暴じゃないですか。特にヴェノムがエディにほだされるくだりとかさ、ごめんなさい、やっぱり「シンビオートの落ちこぼれってなんだよ」って。いくらエディがいいやつだったとしても、味方になるくだりはあまりに唐突だし、だったらヴェノムが落ちこぼれ扱いされていたシンビオート界をちゃんと描くべきだし、描いていたら100点でしたよ(なんとなく着地を誤った文章)。あと、アンがあまりにも状況の飲み込みが早いというか、エディを助けるための行動の数々はアグレッシ部すぎであり、特にヴェノムを自分に寄生させて助けに行くくだりとか、さすがにどうかと思ったけれども、そんなアンを愛してる(なんとなく着地を誤った文章)。


ちなみに僕的にはヴェノムが味方になった理由は「夜景がキレイだったから」ではないかと。ガイド本が出るくらい、夜景って素敵だものね (´∀`=) ウフフ


ミシェル・ウィリアムズ演じるアン、最高のヒロインでしたな。


まぁ、最後にコイツを食べちゃう倫理観は、良くも悪くもルーベン・フライシャー監督作って印象。



その他、「リード・スコット演じる外科医ダン(a.k.a.元カノの今カレ)の“嫉妬せずにエディの体を心配する良い奴感”に『アントマン』のパクストンを思い出した」とか「ドレイクが子どもに優しいのって、天才過ぎて子ども時代がなかったんだろうな…」とか「吹替版のラストの『大殺戮…カーネイジになる!』は説明台詞すぎてダサいと思ったけど、そんなの翻訳した人が一番わかっているだろうし、どうすればベストだったのか、僕もわからないよ」といったことは置いとくとして。ラストのエディを観ていると、意外とハッピーエンドっぽくもないというか。やっぱり「人を食ってしまうような寄生生物」と共生することで倫理観が人間ではなくなったエディは狂気の淵にあって、なんとなく「デス・ウィッシュ」として最近リメイクされた「狼よさらば」を思い出したりもしたというね。そんなワケで、面倒くさくない実写版「寄生獣」って感じなので、気になる人はぜひ観てみて!ヘ(゚∀゚*)ノ




デジタル盤のサントラを貼っておきますね。



映画の原案となったコミックのひとつ。面白かったです。



ヴェノムが登場するサム・ライミ版「スパイダーマン」シリーズ3作目。描こうとしたテーマ自体は好きよ。



ルーベン・フライシャー監督作。僕の感想はこんな感じ



なんとなく思い出した映画。僕の感想はこんな感じ








キックボクサー ザ・リベンジ(ネタバレ)

$
0
0
キックボクサー ザ・リベンジ



原題:Kickboxer: Retaliation
2018/アメリカ 上映時間110分
監督・製作・脚本:ディミトリ・ロゴセティス
製作:ロバート・ヒックマン
製作総指揮:ラリー・ニーリー、スティーブン・マイケル・ソードリング、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ブライアン・オシェイ、ベイ・ローガン、ナット・マコーミック、ジェフ・ボウラー、ニコラス・セロッツィ、リー・ウィリアムズ
キャラクター創造:ジャン=クロード・ヴァン・ダム、マーク・ディサール
脚本:ジェームズ・マクグラス
撮影:ヘラルド・マドラソ
編集:クリストファー・R・ベル、ダニエル・マクドナルド
音楽:アダム・ドーン
出演:アラン・ムウシー、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、マイク・タイソン、クリストファー・ランバート、ハフソー・ユリウス・ビョルンソン、サラ・マラクル・レイン、ロナウジーニョ、ヴァンダレイ・シウバ、リコ・ベホーベン、ジェシカ・ジャン、スティーブン・ソードリング、サム・メディーナ、マイルズ・ストロメン、フランク・エドガー、ヘンゾ・グレイシー、マウリシオ・ショーグン、ブライアン・ショウ、ロイ・ネルソン、ファブリシオ・ヴェウドゥム
パンフレット:なし
(あらすじ)
“マーシャルアーツの絶対王者”vs“人類最凶の殺戮マシーン”! 闇試合で命を落とした兄の遺志を継いで全米総合格闘技界の覇者となったカート・スローン(アラン・ムウシー)は、極悪プロモーターのムーア(クリストファー・ランバート)の卑劣な策略にはまり、遥かタイの刑務所に投獄されてしまう。賭け試合への出場を強要されたカートは断固拒否するが、最愛の妻が人質にとられたことを知る。孤立無縁の監獄で囚人ブリッグス(マイク・タイソン)のサポートを得て、愛と自由を取り戻すため出場を決意するカート。だがその対戦相手は、驚異の遺伝子操作テクノロジーによって造り出された残虐非道な殺人マシーンだった。かつての師匠デュランド(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)のもとで過酷なトレーニングを重ねたカートは、ムエタイ寺院を死闘の場にしたファイナルバトルへ身を投じていく──!!(以上、公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※今回の記事は、映画とはあまり関係のない文章がダラッと書かれているので、気をつけて!

ジャン=クロード・ヴァン・ダムの出世作である「キックボクサー」をスタントマン出身のアラン・ムウシー主演でリブートした「キックボクサー リジェネレーション」が期間限定で劇場公開されたのは、昨年のこと。ヴァン・ダムだけでなくデビッド・バウティスタやジーナ・カラーノ、その他、本物の格闘家たちが出てきたりと、出演者がなかなか豪華であり、B級格闘アクション映画として優しい気持ちで観れば、それほど悪い出来ではなかったものの、とは言え、それほど面白いワケでもなかったというのが率直な感想。でも、なんとなく好評だったのか、続編の制作はすぐ決まって、僕的には日本で劇場公開される日を楽しみにしていたら…。なんと日本での初公開はWOWOWになったから、「マジか… (`Δ´;) ヌゥ」と。


前作はヴァン・ダムのはしゃぎ具合がキュートでしたな(「キックボクサー リジェネレーション」より)。
見送るヴァン・ダム


実はこのパターン、以前もありまして。ヴァン・ダムが悪役として登場する「マキシマム・ソルジャー」は、最初はWOWOWで放送されたんですけど、その時は放送の1ヵ月後にDVDが発売されることを知っていたし、さらには僕のために、WOWOWに加入している映画仲間のはちごろうさんが録画してくれましてね… (ノД`) アリガタイ おかげさまでスムースに鑑賞できたんですが、今回はちょっと違う状況。というのは、その後のソフト販売が決まっていない→この放送を見逃したら一生観られない可能性があったのです。で、9月上旬、練馬の「か和もっち」ではちごろうさんと飲んだ時にこの話をしたら、はちごろうさんたら即座に「じゃあ、録画しますよ (´∀`)」と仰有ってくれたんですが…。その時の僕は、決してそんなつもりではなかったんですけど、でもしかし、実は心のどこかではちごろうさんがそう提案してくれるのを待ってたのではないか。アタシ、彼の優しさにつけこもうとしてた。 

他の人が加入しているWOWOWの録画をあてにするような浅ましい精神性の人間に出演作を観られたって、きっとヴァン・ダムは喜ばないハズ。まだ「ソフトを買える前提」なら「先にタダで録画を観たっていいじゃない (;`∀´) ヘヘヘ」と“心の負い目”は少なめで済みますが、現時点での発売予定がない→ソフトを買うあてがないのに他の人が録画したのをタダで観る気マンマンなんて、ファン失格ではないのか。そんな愚かな自分に気付いた僕は、翌日、WOWOWに即加入ですよ(微笑)。そして、無事録画してみれば、ちくしょう、その次の日に名作映画発掘フェスティバル「のむコレ」の1本として劇場公開されることが発表されたから(その後、Blu-ray&DVDの販売も決定)、「はかった喃…はかってくれた喃… (`Δ´;)」と関係者を恨んだりもしましたが、“ヴァン・ダムを大きいスクリーンで観られることの喜び”に意識を向けることで暴力の連鎖を防いだ…という大人の対応(恩着せがましく)。9月下旬に録画を観てから、11月上旬、シネマート新宿にて、「狂獣 欲望の海域」とハシゴ鑑賞いたしました。まぁ、良かったです (・∀・) マァマァ


仕事が忙しくて、録画を観られたのは9月下旬だったり。


劇場公開されることを知った時の僕の気持ちを代弁する岩本虎眼先生を貼っておきますね(「シグルイ」より)。


シネマート新宿の大きい方の劇場で鑑賞。お客さんは30人ぐらいはいたんじゃないかな。


入場者プレゼントとして、本国版のビジュアルのチラシをもらいました。



お話をザッと書いておくと、闇プロモーターのムーア(クリストファー・ランバート)のせいで、格闘家カート・スローン(アラン・ムウシー)はタイの刑務所に投獄されまして。闇試合のチャンピオンのモンクット(ハフソー・ユリウス・ビョルンソン)との対戦を迫られたので、拒否してみれば、奥さん(サラ・マラクル・レイン)が拉致されちゃいましてね。ムーアに歯向かったため両目を潰された師匠デュランド(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)や、仲良くなった囚人ブリッグス(マイク・タイソン)with 愉快な囚人たちと特訓を重ねつつ、敵の隙をついて奥さんを救い出そうとするものの、モンクットに奥さんが殺されかけたので、復讐を決意!ヽ(`Д´)ノ ブッコロス 試合中に2度も死にかけながらも、最終的にはチェーンを使って絞殺して、めでたしめでたし…って感じだったんじゃないかしらん。


主人公カート・スローンは、闇プロモーターのムーアに絡まれまして。


最後は巨漢のドーピング戦士モンクットをぶちのめしてましたよ。



まず、好きだったところを書くと、アクションは良かったです。アラン・ムウシーはとにかく身体能力が高くて、彼の体技は素晴らしいのひと言だったし、総合格闘技の試合シーンとか、刑務所でのワンカット長回し(風?)の攻防とか、あのタイソンとの対決シーンとか(タイソンの動きがとにかく素晴らしい!)、クライマックスの身長2メートル×体重180キロの巨漢とのタイマンとかとか、なかなか見応えがあった印象。それに甘噛みで終わるものの、vsタイソンとか、vsクリストファー・ランバート(「ハイランダー 悪魔の戦士」を意識したのかソードバトル!)といったヴァン・ダム絡みの豪華なバトルが観られたのもファン的にはうれしかったなぁと。あと、今回はちゃんと「ラスボスの弱点を攻略する」とか「特訓が活きる」といった描写があったりしたのも良かったです(当たり前のことではあるんですがー)。つーか、上記の出演者欄を見てもらえれば分かるとおり、前作に続いて本作も出演者が妙に豪華だったりして(ロナウジーニョまでいる)、どういう人脈で集めているのか、ちょっと不思議だったり (・ε・) ナゼ?


今回は「失明したものの“前よりも見える”」的な師匠をノリノリで演じるヴァン・ダム。


タイソンとのバトルは水入りが入るものの、達人っぽくてカッコイイのです (〃∇〃) ステキ


で、弟子もそんな特訓を積んだことで、クライマックスはこんな風に戦うというね。


あと、褒めたいのはタイソン! アクションスキルが向上してましたな。


モンクット役のハフソー・ユリウス・ビョルンソンも良かった! 今後も肉体派として活躍してほしいものです。


ちなみに闇試合のMC役の人が「ヴェノム」にギャング役で出てた…という小ネタ (・∀・) ダカラナニ



次に、ダメだなぁと思ったところを書くと、全体的に適当というか。「タイの警察は何してんだよ」とか「もうキックボクサーじゃなくて総合格闘家じゃん」といったことは気にしないとしても。冒頭の「007 スカイフォール」を意識した予知夢(?)シーンは意味があるんだかないんだかって感じだし、刑務所でタイソンたちが親身になってくれる理由も今ひとつわからなかったし、前作同様、ラストの試合のルールは飲み込みづらいし…。なんか、全体的にちょっと思いついたことを工夫しないでそのまま投入している感があってイラッとした…って、伝わるでしょうか。例えば、闇試合の2ラウンド目、もったいぶったムードでヒジとヒザにナイフを付けるからさ、「これをメインにした攻防が繰り広げられるんだな」と期待していたら、「さらに両手に剣を持つ→基本的には剣で戦ってナイフは投げたりするだけ」だから、「なんだそりゃ ( ゚д゚)、ペッ」と。例えば、「カートがモンクットのドーピング薬を使って復活するシーン」は「喧嘩商売」の十兵衛vs金田みたいに「その薬を使って対等になった」的な描写を入れるとかさぁ。なんて言うんですかね、揃っている材料は良いのに調理方法がイマイチというか。その他、2度もある「死にかけるシーン」はどっちも冗長だったし(さすがに試合終了じゃないですかね)、そもそもモンクットが「相手が倒れるたびにいちいち勝利アピールする」のもワンパターンすぎて飽きたりして…。で、何よりも共演する人たちが豪華な分、やはり前作と同じく、アラン・ムウシーの華のなさが際だっていたのも残念だった次第。


前作にもあった「剣で戦う展開」。どうも好きになれないんだよなぁ。


アラン・ムウシー、身体能力は高いんですが、主演を張るにはスター性がない…ってのは可哀相ですかね。



でも、まぁ、前述の通り、アクション演出自体は頑張ってるし、前作同様、ヴァン・ダムはイキイキしてて微笑ましかったし、トータルするとそれなりに楽しめたという着地。なんとシネマート新宿では22日(木)に上映されるのでね、お手軽なB級格闘アクションが好きな人は足を運んでみるのも良いかもしれないし、良くないかもしれないな…(自信なさげな文章)。ちなみにWOWOWはすぐ解約するつもりだったんですけど、一緒に暮らしているお義母さんが気に入ってWOWOWで映画をよく観るようになっちゃったため、ああん、解約のタイミングを逸しているのでしたーー ('A`) イヤーン




1月9日に発売されるブルーレイ&DVDセット。すでに予約済みでございます ( ̄ー ̄) ニヤッ



タマフルのJCVD特集に出るキッカケとなったジョン・ストックウェル監督による前作。僕の感想はこんな感じ



ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演のオリジナル版。結局、これが一番好き。








「11月19日(月)の『アフター6ジャンクション』に出演します!(`・ω・´)」というお知らせ

$
0
0

実は11月19日(月)=本日、TBSラジオで18時から放送される「アフター6ジャンクション」に出演することになりました。

 

 

なんとなくRHYMESTERが歌う番組テーマ曲「After 6」を貼っておきますね↓

 

 

 

同番組に出演するのは、今年の4月23日(月)7月24日(火)10月29日(月)に続いて4度目でして(公開イベントでの飛び入りを入れると5度目)。僕のような人間に出演の機会を与えてくれるなんて、よほど人材が不足しているとてもありがたいとしか言いようがなくて、番組関係者の方々には感謝する一方ですよ(微笑)。で、今回はどうして出演することになったのかというと、18時20分からのコーナー「カルチャー最新レポート」にて、当ブログでも以前に告知した企画展「映画パンフは宇宙だ!」を宣伝するためなのだッ!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ!

 


チュル(⚡️)さんが書いた素敵なチラシを貼っておきますね。

 

 

日時は、今年の11月20日(火)から25日(日)までの期間で(※22日(木)は休館日)、会場は「銭湯×ギャラリー×茶室」というホッコリするコンセプトの「自由が丘 yururi」こちらのサイトによると、「編む人(=編集者)」「組む人(=デザイナー)」「書く人(=映画ライター/映画評論家)」「刷る人(=印刷会社)」「覆す人(=プロデューサー)」「売る人(=映画館/専門古書店)」「読む人(=監督/俳優/読者)」の7つの視点から、各方面のプロフェッショナルが厳選したパンフレットを紹介するとともに、それら識者の方々のトークショーが連日繰り広げられるというイベントでしてね。なんと、僕は「読む人」の1人としてオファーされたのです…って、ここまですべて前に書いた記事のKO-PI-PE!m9`Д´) ビシッ

 

 

なんだか非常に「間違い探し」感が強い出演者画像を貼っておきますね。

 

 

実は10月に「キャットファイト特集」で出演した時も、一応、最後にこのイベントの告知をさせていただいたんですが…。なんて言うんですかね、「自分が関わっているイベントを告知する」なんて初めてだったので、残念ながらあまり要領を得てなくて、しどろもどろだった印象。でも、今回は10分間も時間を割いていただけるということで、今度こそ!Σ(°д° ) クワッ! 同コーナーは電話出演が基本なんですけど、話す時は相手の顔がちゃんと見えないと不安→赤坂のTBSラジオまで足を運んで宇多丸師匠熊崎風斗さんと直接「対話」をしてきますので、当ブログを読んでいる方はぜひ本日18時から放送される「アフター6ジャンクション」をチェックしてみてくださいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

Viewing all 2570 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>