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ブラック・クランズマン(ネタバレ)

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ブラック・クランズマン



原題:BlacKkKlansman
2018/アメリカ 上映時間116分
監督・脚本:スパイク・リー
製作:ジョーダン・ピール
脚本:チャーリー・ワクテル、デビッド・ラビノウィッツ、ケビン・ウィルモット
撮影:チェイス・アービン
美術:カート・ビーチ
編集:バリー・アレクサンダー・ブラウン
音楽:テレンス・ブランチャード
出演:ジョン・デビッド・ワシントン、アダム・ドライバー、ローラ・ハリアー、トファー・グレイス、ヤスペル・ペーコネン、コーリー・ホーキンズ、ライアン・エッゴールド、マイケル・ジョセフ・ブシェーミ、ポール・ウォルター・ハウザー、アシュリー・アトキンソン
パンフレット:★★★(720円/町山智浩さんと大森さわこさんの解説がわかりやすくて良かった!)
(あらすじ)
1979年、コロラド州コロラドスプリングスの警察署で、初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワース(ジョン・デビッド・ワシントン)。署内の白人刑事たちから冷遇されながらも捜査に燃えるロンは、新聞広告に掲載されていたKKKのメンバー募集に勢いで電話をかけ、黒人差別発言を繰り返して入団の面接にまで漕ぎ着けてしまう。しかし黒人であるロンはKKKと対面できないため、同僚の白人刑事フリップ(アダム・ドライバー)に協力してもらうことに。電話はロン、対面はフリップが担当して2人で1人の人物を演じながら、KKKの潜入捜査を進めていくが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




90点


※本作については、映画評論家の町山智浩さんの映画ムダ話の解説(216円)が非常にわかりやすいので、聴いてみて!
※今回の記事は「チョコレートドーナツ」のネタバレに触れているので、気をつけて!


本作は「カミヤマ 春の“マン”祭り」対象作品…というのは心底どうでも良いとして。別に「スパイク・リー監督作は絶対観る!ヽ(`Д´)ノ」といった主義ではないんですが(観てない作品も多いし)、「黒人刑事が白人刑事と組んでKKKに潜入捜査した」という設定がユニークだし(しかも実話!)、アカデミー作品賞を逃したスパイク・リー監督の恨み節も気になったので、観ることに決定。ちょうど愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったということで、今週火曜日にTOHOシネマズシャンテで観てきました(その後、新宿で「イップ・マン外伝 マスターZ」を鑑賞)。「お見事!m9`Д´) ビシッ」と感心しましたよ。


スクリーン1は7割ぐらい埋まってたような。



劇場の入り口でTBSアナウンサーのクマスが誰かと待ち合わせをしていてビックリした…というのは置いとくとして(なんか悪い気がして、声を掛けられなかった)。ストーリーを雑かつ適当に書いておくと、1970年代半ば、コロラド州コロラドスプリングス警察署の初の黒人刑事となったロン・ストールワースが、ふと白人至上主義団体「KKK」への潜入捜査を思い立つ→ユダヤ人刑事フリップ・ジマーマンと実行することになりましてね。ロンが大学生の女性活動家パトリスと男女の仲になったり、KKKに入団しようとしたフリップがユダヤ人だとバレそうになったりしつつも、捜査はそこそこ順調に進んで、パトリスを爆殺しようとするKKKの企みを見事阻止するのです。

で、事件のファイルは破棄することになったものの、電話だけでロンを白人だと信じていたKKKの最高幹部デービッド・デュークをバカにしたり、警察署にいた差別警官をハメてクビにしたりして留飲を下げまして。ラスト、自宅でロンとパトリスが別れ話をしていたところ、誰かがドアをノックしたので開けてみれば、叩いたのは「現実」。窓の外に見える「十字架を燃やす白装束軍団」の中にフリップっぽい人がいた…というだけでなく。2017年に起きた「ヘイトデモに反対する人たちに車が突っ込んで女性が1人死亡した事件」の映像が流れましてね。現場に置かれた「憎しみからは何も生まれない」というメッセージが映ると、エンドクレジットに突入して、プリンスが歌う「Mary Don't You Weep」が流れて終わってたんじゃないかしらん。


公式動画があったので、貼っておきますね↓




正直なところ、「あの時代のブラックパンサー党クワメ・トゥーレはいなかった!」といった事実関係はよく知りませんが(汗)、「捜査の端緒」が微妙だし、捜査方法もあまりにリスキーだしと、鑑賞中に「本当に実話なの?」と疑問に感じたところは多くて。で、尊敬する映画評論家の町山智浩さんの映画ムダ話の解説(216円)によると、コロラドスプリングスではKKKによる爆破事件どころか逮捕者も出てなかったそうでしてね。まぁ、別に「実話をベースにしたフィクション」なんだし、「週刊実話」なんてタイトルなのにあまり実話が載ってない週刊誌もあるみたいだし(失礼な文章)、そのぐらいのことは気にしなくて良いんでしょうけれども。とは言え、宣伝では「まさかの実話」と“実話を売りにしている”だけに、やっぱり少しモヤモヤしちゃう男心。なんて言うんですかね、実話ベースと聞いていた「チョコレートドーナツ」を観て「こんな酷い話があるか!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!」と怒ったり泣いたりしつつ調べてみたら、「元になった話では少年が死んでいない」ことを知った時の気分…って、伝わりますかね (・ε・) ウーン


ちょっとモヤッとしたのです…。



ただ、その部分以外はスゲー好きでしたよ。いわゆる「ブラックスプロイテーション」的なエンタメ展開で観客を楽しませてから(劇中に出てきたクズどもが全員ちゃんと酷い目に遭うのが最高!)、最後の最後に「現実は今でも酷いんだYO!m9`Д´) ビシッ」と超ヘビーなメッセージをガツンと食らわせてくる構成見事のひと言。僕は常々「娯楽作の皮を被っている方がより多くの人に届く」と思っているので、ユニークな設定で客を惹きつけといて、最終的には骨太なテーマをお土産にする本作は、とても良い映画だと感心いたしました。一応、数日後に「グリーンブック」も観て、そちらもフライドチキンや折り畳んだピザを食らうほどに好きな映画でしたが、僕的には本作にアカデミー賞をあげたい気分だったり。


こんな愉快な設定で好奇心を刺激しといて、最後はヘビーなパンチを打ってくるのです。


本作を観た直後の僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。



その他、思ったことを書くと、「クワメ・トゥーレを演じたコーリー・ホーキンズの演説に燃えた!」とか「黒人同士の見解の相違を描いているのがクレバー」とか「KKKのボンクラ、『「アイ、トーニャ」に出てきた人に似てるなぁ』と思っていたら、演じているのが同じポール・ウォルター・ハウザーでビックリした!」とかとかとか。何はともあれ、今まで観たスパイク・リー監督作の中で一番好きな作品になりましたよ(って、観てない作品が多いけど)。もちろん当ブログの読者にはそんな方はいないと思いますが、人種差別とかマジで最悪なのでね、日本年金機構の世田谷年金事務所所長のように、差別的な発言とか垂れ流しちゃダメだよ!(o^-')b ダメゼッタイ




ロン・ストールワースによる原作の自叙伝。ちょっと興味あります。



デジタル盤のサントラ。輸入CD盤もあります。



非常に感動したスパイク・リー監督作を貼っておきますね。



なんとなく連想した「実話から生まれた」映画。僕の感想はこんな感じ








アイスマン 宇宙最速の戦士(ネタバレ)

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アイスマン 宇宙最速の戦士



原題:氷封侠 時空行者 Iceman: The Time Traveller
2018/中国、香港 上映時間87分
監督:イップ・ワイマン
製作・脚本:マンフレッド・ウォン
製作総指揮:ホアン・チェンシン
アクション監督:イム・ワー
出演:ドニー・イェン、ホアン・シェンイー、サイモン・ヤム、ワン・バオチャン、ユー・カン、ジャン・シューイン、倉田保昭
パンフレット:なし
(あらすじ)
1624年、明朝末期。秘密警察・錦衣衛の武将ホー・イン(ドニー・イェン)は無実の罪を着せられ、義兄弟であるユン将軍(サイモン・ヤム)たちから追われる身となり、雪崩に巻き込まれて消息不明となった。あれから400年の時を経て、冷凍状態から目覚めたホーは、同じく現代に復活した義兄弟たちとの戦いが激化させていく。時空移動の呪文をホーから聞き出し、過去へのタイムスリップを成功させたユンは北条将軍(倉田保昭)と手を組み、権力を強大化していく。自身の冤罪を晴らし、皆殺しとなった故郷の人々を守るため、ホーは過去に戻ることを決意する。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




50点


※本作については、飯星景子さんのブログがオススメだッ!m9`Д´) ビシッ

本作は「2019中華最強映画まつり」の1本であり、そして「カミヤマ 春の“マン”祭り」対象作品でもある…というのは心底どうでも良いとして。基本的に「ドニー・イェン兄貴主演作は劇場で観る主義」だし、前作となる「アイスマン 超空の戦士」はタイミングが合わなくてDVD視聴だったのを後悔していたので、本作は意地でも映画館で観るつもりでしてね。2月6日=水曜サービスデーを利用して、新宿武蔵野館で鑑賞してきました(その後、翌日の「ドルフ・ラングレン」特集に備えて、3回目の「クリード 炎の宿敵」をハシゴ)。「あまり…面白くないな… (`Δ´;) ウーン」と思ったり。


劇場ロビーでは「2019中華最強映画まつり」が壁一面に展開されてました。


スクリーン3、観客は3分の1ぐらいだったような。



“信用できる中国・香港映画マニア”飯星景子さんのブログによると、「ドニーさんが知らない(承服しない)間に、一切のプロモーションもせず製作側が無謀にも公開しちゃった」とか「大陸での公開後、突如彼等が不入りの責任を主演のドニーさんに擦りつける声明を出した」とか「一方的に誹謗してきた製作側に対して、ドニーさんは即座に反論し法的措置をとると発表」とかとか、微妙な事前情報まみれだった本作ですが、中身もまた微妙な感じでしてね…(しみじみ)。とにかく脚本がずさんのひと言。本作の悪役はサイモン・ヤム演じるユン将軍で、秘宝の力を使って明の時代にタイムトラベル→明朝の権力を握ろうとするんですけど、コイツの行動が行き当たりばったりな割には、主人公に「政治的な陰謀を打破する能力」が皆無なおかげで、ご都合的に陰謀がポンポンと上手くいって「村人皆殺し」とかハードな展開になったりするから、なかなかイラッとするんですよ。

しかも、最終的には「何度タイムトラベルしても結果は変えられない」ことを経験したっぽい主人公が「オレが“時の守り人”になる!ヽ(`Д´)ノ」みたいなことを言い出して終わるんですけど…。なんて言うんですかね、上手く書けないんですが、「えっ、そういう話だっけ?」的な気持ちになったというか、勢いで論点をすり替えられたような着地というか。「プロレスって段取りが決まっているんですか?」という質問に「この血は本物じゃー!」と返された感じ? まぁ、アクション的に良いシーンはあって、特にクライマックスの倉田保昭さんvsドニー兄貴は見応え十分だったし、振り返ってみると「なにこの映画 (゚Д゚)」的な面白さはありましたが、飯星景子さんのブログを読む限りでは、ごめんなさい、所詮は強引に完成させた作品という印象。ハッキリ言って、ドニー兄貴のファンじゃない限りは別に観なくて良いんじゃないかしらん。おしまい。




前作。僕の感想はここの1本目



ユン・ピョウ主演のオリジナル版(一応、本作の元ネタ)。僕の感想はここの5本目




先週の備忘録(2019/3/26~4/1)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、仕事→映画鑑賞→仕事→映画鑑賞
水曜日、仕事→映画を2本鑑賞→仕事
木曜日、仕事→映画鑑賞
金曜日、仕事
土曜日〜月曜日、家族旅行
※先週観た映画は5本でした。



先週は、本当は3月中旬には終わる予定だったのにズルズルと引きずっていた案件が、担当者に多大な迷惑をかけながらも、やっと終わりましてね…(しみじみ)。それと同時に、病院で処方してもらった薬のおかげで、長引いていた風邪が治りまして。痛めた腰も何とか回復したので、週末の家族旅行に備えて、水曜日から筋トレを再開いたしました。その他、公開が終わりそうな未見の映画を鑑賞したり、それなりに仕事をこなしたりしたものの、ブログはあまり更新出来なかったのが心残りだったかなぁ。つーか、最近はなかなかブログを書く時間を作れないんですよね… (・ε・) チェッ


木曜日、久しぶりに劇場で観る「ロボコップ」は楽しかったです。



土曜日は、朝イチから妻子&お義母さんと勝浦のホテル三日月に行きましてね。月曜日までの3日間、娘のマナ子(仮名/7歳)と屋内スパで遊びまくりですよ。具合が悪かった期間は回復を図るために食事制限をしなかったため、ああん、ここ最近は体重が100キロオーバーしちゃってたんですが(汗)、プールに入って数時間遊んだ後は疲労困憊して3〜5キロ減っていたのだから、遊びたい盛りの小学生の体力に付き合うのは恐ろしい行為だし、ちくしょう、この旅行で体を休めるどころか、すっかり疲れが上乗せされたというね ('A`) ウーン とは言え、家族はみんな満足げだったし、僕自身にとっても超楽しい旅行だったし、朝夕のバイキングのせいで体重もすっかり元に戻っていたのでノー問題なのでした。


「ゆったり×たっぷり×のんびり=破壊力」で知られるホテル三日月に2泊してきました。


朝のバイキングはこんな感じであり…。


夜のバイキングはこんな感じでした。


ちなみに館内には宣伝部長に就任した千原ジュニアさんのスタンディが点在してましたよ。



最後に今週の予定を書いておくと、新たな案件が本格的に始まるので仕事を頑張りつつも、ううむ、今週中に上映が終わりそうな映画もしっかり観ておきたいなぁと。金曜日は仕事を休んで奥さんと誕生日の食事をしてから、夜は「今は書けないこと」がある…という思わせぶりな文章。土曜日は、できれば阿佐ヶ谷ロフトで開催される「地獄風景お別れ会」に足を運んで、日曜日は朝からお義父さんの法事に行くことになっております。その他、やっと体が良くなったので、水曜か木曜には久しぶりに練馬の「か和もっち」に顔を出したいんですけど、仕事の進行次第といった感じでしょうか。何はともあれ、今週も頑張りますYO!ヽ(`Д´)ノ


最後に今月の推薦曲、寺嶋由芙さんの「いい女をよろしく」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。





アクアマン(2D・字幕版、4DX3D・吹替版)(ネタバレ)

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アクアマン(2D・字幕版、4DX3D・吹替版)



原題:Aquaman
2018/アメリカ 上映時間143分
監督・原案:ジェームズ・ワン
製作:ピーター・サフラン、ロブ・コーワン
製作総指揮:デボラ・スナイダー、ザック・スナイダー、ジョン・バーグ、ジェフ・ジョンズ、ウォルター・ハマダ
原案:ジェフ・ジョンズ、ウィル・ビール
脚本:デビッド・レスリー・ジョンソン、ウィル・ビール
撮影:ドン・バージェス
美術:ビル・ブルゼスキー
衣装:キム・バレット
編集:カーク・モッリ
音楽:ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、ウィレム・デフォー、パトリック・ウィルソン、ドルフ・ラングレン、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ニコール・キッドマン、ルディ・リン、テムエラ・モリソン、マイケル・ビーチ、ランドール・パーク、グレアム・マクタビッシュ、リー・ワネル
パンフレット:★★★★(820円/ギンティ小林さんによるジェイソン・モモアの勢いのあるエピソードが最高!)
(あらすじ)
海底に広がる巨大な帝国アトランティスを築いた海底人たちの王女を母に持ち、人間の血も引くアクアマンは、アーサー・カリーという名の人間として地上で育てられた。やがて、アトランティスが人類を征服しようと地上に攻め入り、アクアマンは、アトランティスとの戦いに身を投じていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※本作のイースターエッグに関しては、こちらのサイトを読むと良いザンス。
※今回の記事は、「アントマン&ワスプ」のネタバレに触れているので、気をつけて!
※本作は「カミヤマ 春の“マン”祭り」対象作品です。


主演のジェイソン・モモアに関しては「コナン・ザ・バーバリアン」「バレット」を観た時から好感を抱いてたものの、正直なところ、本作については「ジャスティス・リーグ」での新鮮味のないアトランティス描写を観て、それほど期待できないと思っていたんですが、しかし。ああん、予告編がカッコ良かったので、「2019年に絶対観たい新作映画10本」の1本に選ぶほどに期待値がガン上がりしちゃった…という調子の良いアタシ (ノ∀`) ダメネ ユナイテッド・シネマとしまえんにて、封切り日の2月8日に2D・字幕版を、2月15日には4DX3D・吹替版を鑑賞してきました。スゲー面白かったYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ!


5番スクリーン、公開初日ということで8割ぐらいは埋まってたような。


4DXの観客もまた8割ぐらいだった記憶。



お話を驚くほど雑に書いておくと、灯台守のトム・カリーと、アトランティスの女王アトランナの間に生まれた男アーサー(a.k.a.アクアマン)の元に、「ジャスティス・リーグ」で会っていたはずのゼベルの王女メラが初対面っぽいムードでやってきましてね(いやらしい文章)。アトランティスの王オーム(a.k.a.アーサーの異父弟)が大嫌いな地上に戦争を仕掛ける気マンマンということで、その野望を止めるべく、初代アトランティス王アトランが持っていた伝説のトライデントを探すことになるのです。で、アーサーがオームに決闘で負けるもメラに救われたり、因縁のある武装海賊ブラックマンタに狙われたり、死んだと思われていたアトランナが「アントマン&ワスプ」ジャネット・ヴァン・ダインっぽく生きてたりした中、エクスカリバー風味のトライデントをゲットすると、槍の力で伝説の怪物カラゼンやら凶暴な種族トレンチやらを従えて、オームの軍団を蹴散らした挙げ句、師匠のバルコに伝授された技を使ってオームをタイマンで倒しましてね。アーサーが「オレがアクアマンだッ!ヽ(`Д´)ノ」って雰囲気で海をスイスイ泳いだ後、「アトランティスは実在する」論を長年提唱してきたスティーブン・シン博士がアーサーに倒されたブラックマンタを助けたりするシーンが流れて、映画は終わってたと思います、たぶん(うろ覚え)。


アーサーはこんな感じで誕生しましてね。


映画の終盤には伝説のトライデントをゲットしてましたよ(適当な文章)。



もうね、ジェームズ・ワン監督、見事な仕事振りでした。工夫を凝らしたアクション演出の数々は「狼の死刑宣告」、勢い重視の展開&派手な見せ場は「ワイルド・スピード スカイミッション」、トレンチ軍団に襲われるあたりのホラー演出は「インシディアス」「死霊館」と、ところどころ監督のフィルモグラフィーを連想させられて、なかなか微笑ましかったというか (´∀`=) ウフフ ハッキリ言って、ストーリー自体は「アーサー王伝説」「インディ・ジョーンズ」を足して大味にしたムードでしたけど(汗)、主人公アーサーのガハハな性格が良い感じに作用して、変なところも「いんだよ、細けえ事は」的にノーストレスで観られたのです。


海から上がるシーンやパラシュートなしで砂漠にダイブするシーンとか、「ワイルド・スピード」っぽいなぁと。


トレンチの襲撃シーン、ちょっと「ピラニア」っぽくて良かったです。スピンオフも決定したそうな。



僕的に一番評価したいのはアクション演出で、ちゃんと頭を使った上にお金をかけてしっかり作ったという印象。序盤のニコール・キッドマン演じるアトランナの室内戦闘シーンの殺陣&カメラワークには一気に引き込まれたし、オームとの決闘シーンも予想以上に「ちゃんと水中でバトルしている感じ」があって楽しかったし、シチリアでのブラックマンタたちとの戦いは同時進行で見せたりとかK.U.F.U.だらけで本当に面白かったしと、褒めるところだらけ。クライマックスの海底大戦争からの巨大怪獣カラゼンの大暴れシーンとかも、あまりに乱暴すぎて爆笑しましたよ。それと、ところどころ神話っぽい雰囲気の絵作りをしているのも「メタヒューマン=神」を意識しているDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)感があって良かったし、神話の映像化という点では、同じ試みの「マイティ・ソー」より上手くいった気がいたしました。


シチリアでの戦闘、ちょっとジブリアニメっぽくて面白かったです。


ブラックマンタのビーム攻撃も迫力がありましたな。ビーム最高!


海底大戦争描写もよくわからないけど勢いがあって愉快だったり。


ただ、何よりも驚いたのは、伝説の怪物カラゼンの大暴れ。戦争を止めるためにせよ、やりすぎでは… (・ω・;) ウーン



役者さんたちも全員良かった! まず、主演のジェイソン・モモアについては何の文句もないというか、すっかり僕好みのマッチョであり、今後も半裸姿で大暴れ路線を貫いてほしいものだなぁと。あと、オーム役のパトリック・ウィルソンの「どこか神経質な演技」は相変わらず上手かったし、アンバー・ハード演じるメラが「足手まとい女性キャラ」ではなくしっかり強いのも好感が持てたし、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世演じるブラックマンタのキャラクターがちゃんと描かれていたのも良かったですね〜。それと、何よりもうれしかったのがネレウス王役のドルフ・ラングレンがカッコ良かったこと。性格的にはどことなく日和見な感もあるキャラでしたけど、監督と作品に恵まれて、「クリード 炎の宿敵」に続いて素材の良さがキッチリ引き出されたというか。本作を機に再ブレイクするんじゃないかしらん (´∀`=) ヨカッタネー


ジェイソン・モモア、あらゆる角度からカッコ良かった!ヘ(゚∀゚*)ノ ダイテ!


パトリック・ウィルソンも悪役がハマッてましたな。


アンバー・ハード、普通に強くて魅力的でしたよ。


ブラックマンタ、敵ながらちゃんと努力するところが良かったです。


そして本作のドルフ・ラングレン、素晴らしかったよぅ… (ノω・、) ヨカッタネー



なんとなく「アトロク」のドルフ・ラングレン特集の音源を貼っておきますね↓




ただ、僕的には非常にガッカリした部分があって。「超人やら宇宙人やらが普通にいる世界なんだから、アトランティスの存在も信じるだろ」とか「文明が超発達しているのに、オームの潜水艦を使った雑な自作自演を見破れないアトランティスの民ってどうなのよ」といったことは置いとくとしても。アクアマンの「魚と話せる」という特殊能力を活かした“人間と魚のドラマ”をとても楽しみにしていたのに、実際に観てみたら「魚と対等にコミュニケーションをとる」というよりは「上の立場から使役する」ってムードだったのが結構残念だなぁと(アトランナとか普通に魚を食ってるし…。もっと共生してるのかと思ってた)。なんて言うんですかね、魚類による「ここはオレに任せて先に行け!」描写などが普通に観られると思ってたというか。例えば「とうとう“あの技”を使う時が来たようね… (`Δ´;し」「何を言うんだサケ美、あれはお腹の子とお前自身の命を奪うんだぞ!? (°д°;)」「あなたと会えて良かったーー。必殺奥義・魚卵炸裂弾(イクラバースト)! 川;`Д´)・;'.、」「サケ美ぃぃぃぃッ!(TДT)」といった見せ場があったら良かったのにな…って、伝わりますかね、伝わりませんかね。


ここまで読んだ方の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「刃牙道」より)。



その他、思ったことを書いておくと、「オームによる『ブニョ』『ポニョ』っぽい津波攻撃、永遠に許されないレベルの大惨事だよね」とか「バルコはもっとオームにも愛情を注ぐべきだったのでは?(オームに「なぜアーサーを選んだ?」みたいなことを聞かれた時、「あなたは変わってしまった…」とかじゃなく「アーサーの方が良い王になれる」的な身もフタもない返答だったのは、オームが小さいころから側にいた年長者の割には非道いと思った)」とか「ブラックマンタによる『アイアンマン』的なスーツ作製のトライ&エラー振りには好感が持てた!」とか「ユニバースの繋がりを強調しない作りにしたのはプラスだったのでは」とか「吹替自体はスゲー良かったけど、4DXによる顔面ウオッシュの激しさには心が折れそうになった…」とかとかとか。まぁ、僕的にDCEU作品はもう少し暗い方が好みだったりもするんですけど、基本的にはスゲー面白かったYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ! DC映画、マーベルに負けないでこの調子で頑張ってほしいです。おしまい。




デジタル盤のサントラでございます。



メイキング本を貼っておきますが、洋書なので注意!( ゚д゚) チュウイ!



アクアマンがちょっと出てきたDCEU作品。僕の感想はこんな感じ



アクアマンがそれなりに活躍したDCEU作品。僕の感想はこんな感じ



ジェイソン・モモア主演作。僕の感想はこんな感じ



アメコミ版は映画と違って、ワイルドなビジュアルではないのです。








ロニー・コールマン 偉大なる王者 (ネタバレ)

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ロニー・コールマン 偉大なる王者



原題:Ronnie Coleman: The King
2018/アメリカ 上映時間93分
監督・脚本:ヴラッド・ユーディン
出演:ロニー・コールマン、ジェイ・カトラー、カイ・グリーン、リッチ・ギャスパリ、ビクター・マルティネス、クリス・カミアー、ショーン・レイ、ケビン・レブローニ、フレックス・ウィラー、ピーター・マクガフ、ドリアン・イエーツ
(あらすじ)
世界最高の肉体美を手に入れるには一体何が必要なのか。王者という栄光の大きな代償とは。伝説のボディビルダー、ロニー・コールマンが自らの過去を振り返る。(以上、Netflixより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※本作は「カミヤマ 春の“マン”祭り」対象作品です。

ここ数年、DVDやら配信動画やらの感想はまとめて書くようにしているんですが、現在、「カミヤマ 春の“マン”祭り」を実施中ということで、単独で記事をアップしておきますよ。今年の3月上旬から風邪を引いてしまって、15日の映画駄話会に出席したあたりは体調が最悪でして。翌日はすっかり寝込んでしまって、納期が迫っていた仕事がまったくできなかったものの、ベッドに入りながらノートPCを眺めていたら、なんとNetflixが本作をオススメしてきましてね。「おおっ、あのロニー・コールマンのドキュメンタリーなんてあったのか!Σ(゚д゚ )」と驚きつつ、即視聴いたしました。「無茶しやがって… (ノД`)」と思ったり。


僕の気持ちを代弁する花山薫を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。



一応、10代後半から趣味として筋トレをやっていて、アメリカの香りがするトレーニング雑誌「マッスル&フィットネス」を毎月愛読している僕ですよ、そりゃあボディビルの最高峰の大会である「ミスター・オリンピア」を8連覇したロニー・コールマンのことは尊敬してまして。youtubeで検索すればすぐに動画が出てきますけど(「Light weight baby!」のシャウトが有名)、コールマンの人智を越えた超高強度トレーニングは見るだけで吐き気がする凄まじさなのです。もちろんステロイドとかいろいろ使いまくっていると思いますが(汗)、それにしてもあそこまでの並み外れた肉体を作ったのはスゴいのひと言。残念ながら、同じくオリンピアを8連覇したリー・ヘイニーの記録を破ることはできませんでしたが、コールマンがボディビルダーとして揺るぎない伝説を築いた男だということに異論を挟む人はいないんじゃないかしらん。ちなみに、「グラップラー刃牙」シリーズに出てくるビスケット・オリバのモデルが、アーノルド・シュワルツェネッガーのライバルだったセルジオ・オリバなのは疑いようもありませんが、その圧倒的な筋量などはコールマンの影響が強いんじゃないかと思っております。


僕もこんなトレーニングDVDを持っている程度のファンではあるのです (〃∇〃) ウフフ


参考資料として、ビスケット・オリバの画像を貼っておきますね(「バキ道」より)。



まぁ、本作は「有名人の伝記的な要素が強いドキュメンタリー」としては普通に良い出来であって。コールマンがボディビルを始めたキッカケやキャリアを積んでいった過程を知れたのは良かったし、過去のトレーニング映像が観られたのも楽しかった。そして、ジェイ・カトラー、フレックス・ウィラー、ショーン・レイ、そして僕が大好きな“シャドウ”ドリアン・イエーツといったレジェンドなボディビルダーたちが証言するのも最高でしたよ。特にショーン・レイは話し上手で感心いたしました(ちなみに僕はショーン・レイの影響でウエイトベルトはしない主義だったり)。ただ、コールマンの近況についてはサッパリ知らなかったので、過酷な高強度トレーニングを長年続けたせいで腰と股関節と膝がボロボロで何度も手術した→現在は歩行困難になっているというのは、かなりショックでした。コールマン的には「そういうこともあるさ、ボディビルやってンだから… ( ´_ゝ`)」といった境地に達している様子ですけど(妻子と仲良し&サプリメント事業も成功しているみたいだし)、あの超人が松葉杖を使ってヨロヨロ歩く姿を観るのは結構キツかったですね…。一応、オチを書いておくと、腰の手術が無事成功して終わってましたよ。


なんとなく連想した範馬刃牙の台詞を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。



本作を観て自覚したのは、コールマンのことは尊敬してるけどああいう風になりたいワケではないんだよなと。「136キロになった時、かがめなかった」なんて笑いながら語ってましたが、僕はちょっとショックだった。いくら筋量があっても体が機能的じゃないなら意味がないじゃないですか。ボディビルという競技に特化した肉体を作りたい人はそれでも良いんだろうけど、僕のような素人トレーニーが目指すところではないですよね(まぁ、目指してもあんな肉体を作るのは絶対不可能ですがー)。つーか、昔は高重量を挙げたくて、無理をしてケガしたりしてましたが、一昨年に「プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ」を読んでから自重を使ったトレーニングを中心にしてみたら、体を痛めなくなった上に筋力が伸びましてね。ちょうど「僕レベルの素人はわざわざ高重量を使わない方が良いのかな (・ε・) プー」なんて考えていたところだったので、本作のコールマンを観て、あらためて高重量はあまり使わないようにしようと思った次第。


コールマンのこの台詞、冗談かもしれませんが、ショックでしたよ。


自重筋トレの名著。表紙はオリバですが、巨大な筋肉をつけるための本ではないのです。



そんなワケで、コールマンに対しては「無茶しやがって… (ノД`)」としんみりさせられたし、「自分と筋トレ」について考えさせられる1本でしたよ。ハッキリ言って、本作のためにわざわざNetflixに加入する必要はないと思うけど、すでに加入している&筋トレが好きな人はチェックしとくと良いざんす。おしまい。




1970年代のボディビル界を記録したドキュメンタリー。大好きな1本です。



ボディビルダーによる実録犯罪映画。僕の感想はこんな感じ



一時期、愛読していたドリアン・イエーツの筋トレ本。読み物として好き。



すっかりハマッている自重筋トレ本。超オススメだッ!m9`Д´) ビシッ







岬の兄妹(ネタバレ)

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岬の兄妹



2018/日本 上映時間89分
監督・脚本・製作・プロデューサー・編集:片山慎三
撮影:池田直矢、春木康輔
美術:松塚隆史
録音:日高成幸、西正義、大塚学、植田中、藤丸和徳、加藤大和
整音・効果:高島良太
メイク:外丸愛、金森麻里、前川泰之、渡邊紗悠里、辻咲織
衣装:百井豊
音楽:高位妃楊子
挿入歌:佐藤玖美
助監督:藤井琢也、斎藤和裕、岡部哲也、白石桃香、上別府僚、柴田祥
制作:和田大輔、村上寿弥、日方想
スチール:服部健太郎
医療指導:刈谷育子
撮影助手:各務真司、熊谷美央
照明応援:大久保礼司、石川欣男
制作応援:原田耕治
録音助手:猪立山仁子、高須賀健吾
整音助手:鈴木一貴
美術協力:和田光沙
衣装協力:宮部幸
編集協力:片岡葉寿紀
題字:堀向恵翠
出演:松浦祐也、和田光沙、北山雅康、中村祐太郎、岩谷健司、時任亜弓、ナガセケイ、松澤匠、芹澤興人、杉本安生、松本優夏、荒木次元、平田敬士、平岩輝海、日向峻彬、馬渕将太、保中良介、中園大雅、奥村アキラ、日方想、萱裕輔、中園さくら、春園幸宏、佐土原正紀、土田成明、谷口正浩、山本雅弘、ジャック、刈谷育子、内山知子、万徳寺あんり、市川宗二郎、橘秀樹、田口美貴、風祭ゆき
パンフレット:★★★(780円/デザイン的には良いんだけど、本文に使っている書体が読みづらくて、ちょっと残念)
(あらすじ)
ある港町で自閉症の妹・真理子とふたり暮らしをしている良夫。仕事を解雇されて生活に困った良夫は真理子に売春をさせて生計を立てようとする。良夫は金銭のために男に妹の身体を斡旋する行為に罪の意識を感じながらも、これまで知ることがなかった妹の本当の喜びや悲しみに触れることで、複雑な心境にいたる。そんな中、妹の心と体には少しずつ変化が起き始め……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


ハッキリ言って、本作についてはまったく興味がなかったんですが、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」のリスナー枠に何度も投稿された&とうとう今週の課題映画に選ばれたということで。4月4日(木)、仕事帰りにヒューマントラストシネマ有楽町で鑑賞いたしました。とてもキツかったです… ('A`) ゲンナリ


売店ではTシャツが売られてましたよ。


シアター1、半分ぐらいは埋まってたと思います。



あらすじを驚くほど適当に書いておくと、足が不自由な良夫は自閉症の妹・真理子と二人暮らしをしていたんですが、良夫が造船所をリストラされたことで、生活が困窮しましてね。仕方なく、妹に売春をさせてみれば、ヤクザにボコられたり、友人の警官にバレて怒られたり、中学生たちの襲撃を“朝の贈り物”で迎撃したりしながらも、意外と順調に稼げるようになったんですが、しかし。避妊を一切してなかったため、妹が妊娠してしまうのです (´Д`;) ソリャソーダ それを機に、良夫ったらいろいろ悩んだ挙げ句、一時は殺そうかと思うものの、断念して堕胎手術を受けさせましてね。その後、造船所でまた働けるようになったので、以前の日常が戻った…と見せかけて、岩場に立つ妹は以前の真理子とは違っていて。良夫の携帯電話が鳴ったところで、映画は終わってましたよ(うろ覚え)。


ちなみに“朝の贈り物”とはこれのことです(「最強伝説 黒沢」より)。



いや〜、いろいろな意味でキツかったです。まず、主演の松浦祐也さんと和田光沙さんの演技がリアルすぎる上に(2人とも100点!)、寂寥とした撮影やロケーションがまた「先のない地方都市」感を見事に漂わせていて(入江悠監督が得意なやつ)、「現実の貧困生活」を見ているような鑑賞体験だったというか。とにかく兄の良夫はマジでどうしようもないクズなんですが、とは言え、彼をそこまで追い込んだのは「社会」であることも間違いないワケで。鑑賞中は、さまざまな社会問題からアグレッシ部に目を背けている自分が責められているような気分になってとにかく気まずかった…って、伝わりますかね。片山慎三監督は「累犯障害者」というルポタージュの中にあった「売春をする障害者の少女」のエピソードを読んで、本作のストーリーを思いついたそうですが、鑑賞中は「最貧困女子」とか「キモくて金のないオッサン問題」などを連想しましたよ。

あと、「障害者の性」や「生きがい」についても考えさせられました。「妹が兄に売春をさせられる」なんて酷い話ですが、「人に頼られたり、必要とされたりすること」って、どんな人であろうと心を救われるワケで。真理子的には売春も充実した日々だったと考えると、ううむ、またキツいなぁと (`Δ´;) ヌゥ その他、片山監督はあのポン・ジュノ監督の下で仕事をしていたそうですけど、地獄のような展開と妙なユーモア描写が同居するムードは、ちょっと似ている気がしましたよ。僕的には、妹がヤクザに犯される様子を無理矢理見せられるシーンは心底ゲッソリしたし、襲ってきた中学生をうんこで撃退するシーンでは素直に笑いつつ「そ…ッ、そうきたかァ〜ッ (°д°;)」と感心いたしました。

それと、小人症の客に妊娠した真理子と結婚してもらおうとする場面とか(中村祐太郎さんの演技が素晴らしい!)、僕自身の差別意識も浮き彫りにされた感があって。「イヤな部分をしっかり突いてくる映画だな… (´Д`;) ウーン」と心から思ったり。ただ、唯一ネックに感じたのは「あの兄妹はいろいろな社会保障が受けられるんじゃないの?」というところでしてね。生活保護とか、障害年金とか、障害者支援施設とか(僕の奥さんが働いております)、現実にはいろいろなセーフティネットがあるじゃないですか。もちろんそういうことをまったく知らずに貧困に陥っている人が多いのも事実なんですが、本作の場合、良夫に警察官の友人がいるから、結構その部分がノイズになった次第。

って、少し文句を書いちゃいましたけど(汗)、低予算ながらいろいろな問題を考えさせられる良い映画でしたよ。本作は監督の手弁当で作ったそうですが、そんな作品が全国公開になったというのは、日本の映画界も捨てたもんじゃないなぁと。もうね、とにかくキツいシーンが目白押しなのでね、ぜひ映画館で体感してみてくださいな。おしまい。




監督が参考にした女性の障害者のエピソードが載っているとか。読もうかな。



ちょっと思い出した本。とてもオススメです。








劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル(ネタバレ)

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劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル



2019/日本 上映時間72分
監督:武居正能
脚本:中野貴雄
監修:塚越隆行
VFX監督:神谷誠
チーフプロデューサー:北浦嗣巳
プロデューサー:鶴田幸伸
撮影:新井毅
照明:武山弘道
録音:星一郎
美術:木場太郎
編集:矢船陽介
アクションコーディネート:寺井大介
キャスティング:島田和正
VFX:三輪智章
主題歌:つるの剛士、DAIGO
出演:平田雄也、小池亮介、其原有沙、眞鍋かをり、山崎銀之丞、西井幸人、木下彩音、原日出子、濱田龍臣
声の出演:内田雄馬、湯浅かえで、潘めぐみ
パンフレット:★★★★(820円/観音開き仕様のページが良いのと、「トレギアに狙われるのは、キミの心かもしれないぞ!」の文章がとても好き)
(あらすじ)
カツミ、イサミ、アサヒと両親のウシオ、ミオの湊家が暮らす綾香市に怪獣が出現しなくなって1年。湊家の面々は平和な日々を送っていたが、カツミの高校時代の友人だった戸井の身辺に、トレギアと名乗る謎の存在が現れる。カツミはトレギアによって地球から遠く離れた星に飛ばされてしまい、地球には怪獣が再び出現。残されたイサミが変身したウルトラマンブルと、別の世界から飛ばされてきた朝倉リク=ウルトラマンジードが迎え撃つが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※本作については、結騎了さんのレビューが素晴らしいので、ぜひ読んで!m9`Д´) ビシッ
※本作は「カミヤマ 春の“マン”祭り」対象作品です。


「最近のウルトラ映画」については「低予算な作り&テレビシリーズの延長版」的なイメージが強いということで、それほど期待はしなくなったんですけれども。とは言え、そりゃあ劇場で観る主義なのでね(苦笑)、4月上旬某日、新宿で「ねことじいちゃん」を観てから、新宿ピカデリーで鑑賞いたしました(その後、「大脱出2」をハシゴ)。「良いウルトラ映画を観た… ( ;∀;)イイエイガダナ-」と思ったり。


10番スクリーン、20人ぐらいはいたような。



まず、昨年放送されていた「ウルトラマンR/B」のテレビシリーズについて書いておくと、結構好きでした (´∀`=) ウフフ ごめんなさい、ウルトラマンギンガ以降のいわゆる「新世代ヒーローズ」(最近、知った呼称)に特徴的な「他のウルトラマンに頼る変身アイテム」については辟易する感がありますけど(「ウルトラマンギンガの力=水」とか、さっぱりじゃないですか…)、それ以外の要素は、やはり「ギンガ以降のウルトラシリーズ」として、限られた予算の中で頑張って「大人も楽しめる子ども向け番組」をしっかり作った印象。特にルーブは「コメディ風味のホームドラマ」に振り切ったことで、今まで以上に気楽に観られて楽しかった…って感じですかね。トリプルファイターがモチーフっぽいのも嫌いじゃなかったです。


あと、主題歌がスゲー好きです (o^-')b イイネ!




で、本作の話ですよ。正直、ストーリー展開やら撮影やらがテレビシリーズの延長的なクオリティなのは仕方ないとして、予想以上に「湊家の物語」と「朝倉リクの物語」の続きが丁寧に描かれていたのは好感が持てました。それと、何よりも驚いたのがクライマックスの戦闘シーンで、結騎了さんがレビューで絶賛されていたように、従来の特撮技術とCGで描かれたウルトラマンたちが見事に融合して、ド派手なバトルを繰り広げてましてね。特に三位一体融合で誕生したウルトラマングルーブはフルCGであり、そりゃあハリウッドの大金をかけたVFXと比較するとアレなところはありますけれども(汗)、「これからのウルトラ映画」に期待できる映像を見せてもらったような、別に見せてもらっていないような、そんな気持ちがしないでもなかったです (・ε・) ナンダコレ


いや〜、終盤のバトルは最高でしたな!(*゚∀゚)=3 ムッハー



ちょっとこのウルトラマンを思い出しましたよ。




あと、僕的には客演するウルトラマンがジードだけなのも良かったです。ライダー映画で例えると、昨年の「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!」から、前作と新作の仮面ライダーが中心の「MOVIE大戦」系に近くなった印象(って、最近の「MOVIE大戦」系は逆に客演が増える傾向ですがー)。いや、もちろん客演がすべて悪いワケではないんですが、なんかクライマックスだけ唐突に「今まで出てこなかったウルトラマン」たちが大量に出てきて戦闘されても、それまでのドラマとの繋がりが薄いから、むしろ醒めちゃってたというか(子どもは喜ぶんでしょうけど)。今回は最後までルーブ陣営とジードだけだったことで、ドラマで高められたテンションがクライマックスの戦闘が始まっても下がらなかった感じがしましたね。


これだけウルトラマンがいれば十分ですしね。



まぁ、闇堕ちした青年が「革ジャンとピアス」というあまりにもステレオタイプすぎるファッションだったり(吹いた)、「怪獣だって生命だろうが!」なんて問いかけがそのまま放置されたり、「悪のウルトラマン」であるウルトラマントレギアのバックボーンがまったく描かれずに謎のまま終わったりと、気になるところはいくつかありましたよ。ただ、さっきも書いたように、とにかくクライマックスの戦闘にグッときたので、「良いウルトラ映画を観た… ( ;∀;)イイエイガダナ-」と満足した次第。一応、オチを書いておくと、みんなの力でトレギアとスネークダークネスを倒すと、闇堕ちしていた青年は「母さーんッ!ヽ(TДT)ノ」って感じで改心して、リクは自分の次元に無事戻って、カツミはイタリアでデザイン修行をすることになって、エンドクレジットに突入→最後に倒されたはずのトレギアが宇宙の彼方に飛び去って終わってましたよ、たぶん。


このステレオタイプ感は仕方ないんでしょうな。


トレギア、さすがに説明不足な気がしないでもない。



その他、思ったことを書いておくと、「ヒナタがウルトラウーマングリージョに変身することは周知の事実だっただけに、『ほら、さっさと変身しろよ ( ゚д゚)、ペッ』なムードで待っていたら、ああん、死んだはずのツルちゃんが出てきたから、オレは泣いた!ヽ(TДT)ノ ツルチャーン!」とか「オレはウルトラウーマングリージョを愛してる」とか「愛染マコトが出なかったのは残念」とか「それにしても恐ろしいほどミニマムな範囲で物語が展開されてるよな…」とかとかとか。なんかね、本作のおかげで僕自身のウルトラ映画に対する「険」が取れたというか、今後のウルトラ映画が楽しみになったような、そんな作品でしたヨ (´∀`=) ウフフ 普通の映画ファンにはまったくオススメしませんが、ウルトラ映画が好きな人だったら、クライマックスの戦闘は一見の価値アリ、ですぞ。おしまい。




本作のノベライズを貼っておきますよ。



テレビシリーズのBlu-rayボックスでございます。



「てれびくん」の超全集。ちょっとほしいな… (´Д`;)



昨年のウルトラ映画。僕の感想はこんな感じ








マイリトルゴート(ネタバレ)

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マイリトルゴート



2018/日本 上映時間11分
監督・アニメーション:見里朝希
音楽:川島大輔
音響:永野響介、安達万純
声の出演:福原愛未、山下香織、見里瑞穂
パンフレット:なし
(あらすじ)
狼に食われかけたところを母ヤギに助けられたヤギの子供たちが暮らす家に、1匹だけ消化されて見つけられなかった子ヤギの代わりとして、母ヤギによって人間の少年が連れてこられる。家の中で少年は、狼の胃袋の中で消化され、体毛がはげ、皮膚も焼かれた子ヤギたちの姿を見る事になるが…(以上、公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




100点


※本作については、こちらの監督インタビューとか読むと良いんじゃないかな。

突然思いついて始めることになった「カミヤマ 春の“マン”祭り」(なんだこれ)のために、東京都写真美術館で上映中の「ホフマニアダ ホフマンの物語」をなんとなく観に行ってみたら、その前に本作が上映されましてね。ササッと感想を書いておきますと、超面白かったですYO!ヘ(゚∀゚*)ノ サイコー!


東京都写真美術館で映画が上映されているの知らなかったです… (´∀`;) エヘヘ



まず、「単なる“マン”目当て→上映情報ゼロ」で観に行ったため(なにその目当て)、映画の前に別の短編が上映されるなんて知らなくて。正直、その作品が「ライリー、ライリー!川`∀´)」といったマサと美和の歌とともに知らない素人の写真を流される映像だったら発狂寸前レベルで激怒するとは思いますが(しつこい憎悪)、パペットアニメとしてのクオリティが凄まじく高い上に、かなりホラーな話→予想しない角度からの僕好み攻撃を食らって、開始1分で超上機嫌ですよ(微笑)。つーか、どことなく「知ってるぞ、これ… ( ゚д゚)」という感覚があったんですが、後から調べてみれば、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」「究極のアナログ表現!? “ストップモーション・アニメ”の逆襲2019」でちょっと紹介されていたというね (ノ∀`) ワスレテタ


鑑賞中の僕の気持ちを代弁する阿部心三首相を貼っておきますね(「刃牙道」より)。



で、本作はグリム童話「狼と七匹の子山羊」をベースに、親からの虐待問題やら過保護問題やらを盛り込んでいるんですが、僕的には幼いころから思っていた「狼に食べられた子ヤギたちって、お腹の中から助けられたとしても無傷ではないのでは?(・ε・)」という素朴な疑問に、ハードな描写で答えてくれたから、超スッキりす。胃液でただれた肌、トラウマで病んだ心を持つ子ヤギたちの姿はまさにホラーであり、僕の脳内では久しぶりに「だよね〜 (´∀`=) ダヨネー」EAST END×YURIの歌声が流れた次第。それと、超感動的だったのが、狼=父親から性的虐待を受けている子ヤギ=子どもを、酷いケガを負っている他の子ヤギたちが果敢に助けようとするシーンで、勇気を振り絞って六神合体して挑む姿にはね、涙で画面が見えなくなりましたよ… (;Д;)イイガッタイダナー


母ヤギが狼を開腹して子ヤギたちを救ってみれば、大変なことになっていたのです…。


涙が噴出した超名場面。六つの誓いが今、一つの勇気になる!



最後は母ヤギがスタンガンで狼を昏倒させる→腹に石を詰めて川に沈めましてね。その後、子ヤギたちを家に隔離して“狩り”に出掛けるラストには「それもまたやりすぎなんじゃないか」的なムードが漂うものの、とは言え、現実は「自分の娘をレイプした父親が無罪」なんてニュースが流れるほど酷いのだから、フィクションの世界ぐらいはやりすぎでOK!(o^-')b モンダイナシ 不気味ながらもマジで面白い短編だったので、当ブログをよく読むような方はぜひ観てみてくださいな。


なんとなく見里朝希監督による短編「あたしだけをみて」を貼っておきますね↓




おしまい。




見里朝希監督が影響を受けたアニメ。僕の感想はこんな感じ



昨年観て感動したパペット・アニメーション。僕の感想はこんな感じ









ホフマニアダ ホフマンの物語(ネタバレ)

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ホフマニアダ ホフマンの物語



原題:Hoffmaniada
2018/ロシア 上映時間72分
監督・脚本:スタニフラフ・ソコロフ
脚本:ビクトル・スラフキン
キャラクターデザイン:ミハイル・シュミアキン
音楽:シャンドル・カロシュ
声の出演:ウラジミール・コショフ、アレクセイ・ペトレンコ、アレクサンダー・シルヴィント、スラバ・ポルニン、アンナ・アルタモノーヴァ
パンフレット:★★★(250円/白黒の紙をホチキスで留めただけの作りはガッカリですが、内容はとてもタメになります)
(あらすじ)
エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマンは今や大成した作家、作曲家であり芸術家です。自分の人生と作品を振り返り、過ぎ去った日々を思い起こします。そして若かりし頃の姿、すなわちドイツの小さな町で若き裁判官見習いとして働き、質素な家の屋根裏部屋を借りて音楽家を目指していた頃に自分を重ねていきます。日中は官庁で退屈な仕事をこなし、仕事の後は近所の居酒屋に足を向けます。そして夜には芸術的な創作活動に熱中するのです。
官庁の官僚たちは、彼の目には灰色で卑劣なネズミのように映ります。街に住み、食べ過ぎで退屈な、獣のような習性を持った心のない操り人形のように。
目の前に突然開ける空想の世界で、若きエルンストは学生アンゼルムスに変身します。彼は3人の若い女性に翻弄されます。上流階級のヴェロニカ、無口で神秘的なオリンピア、そして美しいヘビ娘のゼルペンティーナです。どの女性もそれぞれにアンゼルムスにとっての理想の姿です。光と闇の力が秘密裏に彼の運命に影響を及ぼそうとする中、若者はすべての障害を乗り越えなくてはなりません。たとえそれが現実世界では不可能でも、少なくとも魔法の国アトランティスでは愛が成就するように。
アンゼルムスはニワトコの木の下で金緑色のヘビ娘と出会い、ひと目で恋に落ちます。彼女は美しく若い女性、ゼルペンティーナに変身します。彼女は枢密文書官サラマンダー・リントホルストの娘なのです。
エルンストは市場で年老いた魔女の商品を過って踏み潰してしまい、呪いをかけられます。魔女は「お前はガラス瓶の中でくたばるのだ!」と叫び、彼は度々その奇妙な言葉を思い起こさずにはいられません。
他にも彼を不安にさせることがあります。少年期に乳母に聞いた砂男の話です。聞き分けのない子の目に砂を投げつけて目玉を取り、それを袋に入れて月の巣まで運ぶというのです。子供時代、エルンストは時折訪ねてきた父親の友人、弁護士コッペリウスが砂男だと考えます。
エルンストは上流社会の無関心、虚栄心の強い官僚たちの醜さ、偽物の美しさによる策略の罠と日々対峙します。アンゼルムスの純粋さと熱意によって、エルンストは現実社会を切り抜け、アトランティスを見つけ、永遠の物語と登場人物たちを人々に伝えることになります。しかし今はまだ、これらの作品は偉大なロマン主義作家の想像の世界の中にだけ存在するのです。
(以上、公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※本作は「カミヤマ 春の“マン”祭り」対象作品です。

本作は「人形を使ったストップモーション・アニメ」ということで、そりゃあ興味はあったものの、仕事やらブログやら筋トレやらで忙しいので、すっかりスルー予定だったんですが、しかし。先月末、「カミヤマ 春の“マン”祭り」を思い立つ→本作も「マン」が付く映画→急遽観ることに決定。4月6日(土)、東京都写真美術館に足を運んで、短編映画「マイリトルゴート」と続けて鑑賞いたしました(その後、3回目の「スパイダーマン スパイダーバース」をハシゴ)。「予習しておけば良かったかな… (・ω・;) ウーム」と思ったり。


観客は20人ぐらい。元ネタの1つである「ホフマン物語」も上映されてましたよ。



本作にのあらすじについては公式サイトを読んでもらえればと思うんですが(手抜き)、パンフに載っていた関西学院大学文学部教授・木野光司先生の解説によると、「黄金の味」「黄金の壺」のストーリーをベースに、ドイツの超有名な作家エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマンの伝記やその複数作品のモチーフを自在に織り込んで構成しているそうで。全編、幻想的な作りで、主人公のホフマンは若くなったり、年を取ったり、巨大化したりするし、不可思議なことが起こりまくるし、なんて言うんですかね、主人公の頭の中がそのまま映像化されている→いわゆるドイツ表現主義的な作りというか。いや、この「ドイツ表現主義」という言葉、前に尊敬する映画評論家の町山智浩さんによる「カリガリ博士」の解説(216円)や高橋ヨシキさんの著書か何かで学んで以来、いつか使ってみたいと温めていたんですが、もし僕が間違った使い方をしていたら、あなたはときどき遠くでしかってーー (ノД`) ナニコレ


この人が主人公。若くなったり年を取ったりするあたり、少し「Gorogoa」を連想したりもしましたよ。


観ている間の僕の気持ちを代弁する烈海王を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。



ちなみに「カリガリ博士」を観てから町山智浩さんの解説(216円)を聞くと、非常に勉強になるのでオススメだッ!m9`Д´) ビシッ




面白かったのは、新しい作品なのに映像が古びて見えたんですよね。これはメルヘン風味の昔話だから、あえてそういう見せ方を選んだのかなぁと。僕的にはJAROの「白雪姫篇」のCMを連想した…という古すぎるTA-TO-E!m9・∀・) ビシッ ただ、正直なところ、あまりに突拍子もない演出や展開が続くので、何が何やらなところが多くて。パンフを読む限りは、たぶんE.T.A.ホフマンについてある程度の知識があって、「黄金の壺」「くるみ割り人形」「砂男」あたりは読んでいた方が楽しめるんじゃないかと。恥ずかしながら僕は本作を観るまで、オペラの題材になるほどの超有名作家E.T.A.ホフマンのことを1ミリも知らなかったのでね(絵本を買ってたのに「くるみ割り人形」の原作者ということにすら気付いてなかった…)、ごめんなさい、意味不明すぎてキツいシーンもあったというか。基本的に僕は「映画鑑賞は事前知識がない方が楽しめる」派ですけど、本作に関しては「少しぐらい予習しといた方が良かったかな… (・ω・;) ウーム」と思ったり。


ところどころ、ホフマン作品のモチーフが登場するのです。


なんとなく昔のJAROのCMを貼っておきますね↓




ただ、作品全体の幻想的な雰囲気は嫌いじゃないし、2003年に制作開始→完成までに15年かかったという労力と情熱はマジで尊敬するし、「キャラクターが舞台上に全員登場しての大団円エンディング」も多幸感があって嫌いじゃなかったし、「エンドクレジットで流れたメイキング」にもグッときたし、トータルすると楽しかったです (°∀°)b ヨカッタ! ストップモーション・アニメが好きな人は、ちゃんとチェックしといた方が良いと思います。おしまい。




本作に多大な影響を与えたというE.T.A.ホフマンの伝記オペラ映画。観ようかなぁ。



本作のベースとなっているE.T.A.ホフマンの著書の1つ。ハードルが高そうです… (`Δ´;) ヌゥ



昨年公開されたファンタジー映画。これに乗じて、絵本を読み聞かせしようと思ったのに… (ノД`) アァン







メッセージマン(ネタバレ)

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メッセージマン



原題:Message Man
2018/インドネシア、オーストラリア 上映時間91分
監督・製作・脚本・編集:コーリー・パーゾン
製作総指揮:フィル・ハント、コンプトン・ロス、マイク・ルイス、ヘンリー・アンバリータ
撮影:ニール・サービン、ロニー・アーノルド 
編集:スコット・キーニー
音楽:タイ・ロテム
出演:ポール・オブライエン、ヴェルディ・ソライマン、アジ・サントサ、マイク・ルイス、エピ・クスナンダル
パンフレット:なし
(あらすじ)
孤独な凄腕ヒットマンのライアン(ポール・オブライエン)は今では足を洗い、安住の地を求めジャカルタの小島に現れた。そこで一人の少年とその母親と懇意になり、人生で初めての安らぎを感じ始める。ある日、島民の金品を奪い少女を売買する非道な海賊団のトラックに少年が轢かれ瀕死の重傷を負う。ライアンは怒りにかられ海賊を惨殺するが、手下を殺されたことを知ったライアンの宿敵でジャカルタを牛耳るマフィアのリー(ヴェルディ・ソライマン)は、腕利きの殺し屋を集め、ライアン抹殺を命じる。リーは幼いころ両親をライアンに殺され、生涯をかけてライアンへの復讐を誓っていた。一方、ライアンはかつて所属していた暗殺者ネットワークを駆使し援護を募り、リーとの最後の決戦に挑むのであった……。(以上、公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※本作は「カミヤマ 春の“マン”祭り」対象作品です。

今年1月からヒューマントラストシネマ渋谷シネ・リーブル梅田青山シアターにて開催中の「未体験ゾーンの映画たち 2019」ですが、ラインナップをチェックすると、僕好みっぽいB級アクション映画が目白押しでしてね。なるべく足を運びたいと思いながらも、公開期間が限られているため、ああん、なかなか観に行けなかったんですが、しかし。「カミヤマ 春の“マン”祭り」を思い立つ→本作も「マン」が付く映画→急遽観ることに決定。4月7日(日)、お義父さんの法事の後、妻子がママ友と遊ぶということで、ヒューマントラストシネマ渋谷で鑑賞してきました。「これは僕好み!(*゚∀゚)=3 ムッハー!」と興奮しましたよ。


2番スクリーン、5分の1ぐらいは埋まってた気がします。


17アイスを食べながら観ちゃった (〃∇〃) エヘヘ



本作は「引退して平穏に暮らしていた元殺し屋にクズどもが迷惑をかけてきたので、仕方なく戦闘スキルを全開にする」という、今までの人生で500回は観たようなストーリーなんですけど、だが、それがいい!! ( ̄ー ̄) ニヤッ そりゃあ、似たようなお話の「アジョシ」「ジョン・ウィック」とかと比べると、全体的な低予算感は否めない&戦闘シーンは見劣りするし、主人公ライアンを演じたポール・オブライエンの華のなさも気になるところではありますが(汗)、アクション演出がゴア上等なのがとても僕好みでしてね…(しみじみ)。映画序盤、車で子どもをはねた海賊どもに絡まれた時は「普通に倒すんだろうな」ぐらいに予想していたら、相手のマチェットを奪って血祭りに上げただけでなく、残った男の両腕を無惨に切断しちゃうのだから、なにこのイイ男!(*゚∀゚)=3 ムッハー! その後も尋常じゃない戦闘力を見せながらも、「あえて小脳を撃ち抜いて“体は麻痺するも感覚は残っている状態”にしてから刀で切り刻む」など、主人公に無用な残虐性を発揮させるあたり、インドネシアが絡んでいるだけはあるなと感心いたしました(そういう点では「アジョシ」よりもそのインド版リメイク「ロッキー・ハンサム」っぽいかも)。


殺し屋を引退したライアンはインドネシアの島で素朴な親子と交流するんですが…。


海賊たちが平和を荒らすという、ありがちな展開。キャストがクズ顔揃いで最高なのです (°∀°)b ナイス!


仲良くなった少年がこんな状態になったので、当然ながら報復だッ!


でも、まさかこんな状態から両腕を切り落とすとは思わなんだ… (`Δ´;) ヌゥ



ちなみに「ロッキー・ハンサム」はこんな映画でございます↓ 僕の感想はこんな感じ




殺し屋として復帰した主人公が国際的暗殺者組織「SENDA GROUP」に連絡して、スナイパーを雇ったり、GPSサービスを提供してもらったりするあたりは、「ジョン・ウィック」に出てきた組織「コンチネンタル・ホテル」を意識したようなケレン味があって、とても微笑ましかったです (´∀`) アラアラ その他、「路地のあちらこちらでマズルフラッシュと悲鳴が聞こえる」という主人公の強さをわかりやすく見せる省略演出もやりすぎ感があって笑ったし、マイク・ルイス演じるスナイパーはなかなかカッコ良かったし、ライアンを助けることになるタクシー運転手も良いキャラだったし、インドネシア映画でよく見かけるエピ・クスナンダルが修理屋さん役で出てたのもうれしかったなぁ。あと、クライマックスに出てくる爆殺紙幣には爆笑しました(予想外すぎたというか、なにあの紙幣)。


国際的暗殺者組織「SENDA GROUP」、好感が持てましたよ。


戦闘シーンは血のり(CG)多めでしたな。



まぁ、「やさぐれた白人男が現地の子どもとの交流をキッカケに東南アジア系のシングルマザーと仲良くなる」という展開には、若干の白人酋長感のやだみがなくはないし、贖罪云々の方向にドラマが転がったりしないので「主人公に両親を殺された男リーとの確執」は別にいらなかった気がするし、何よりも主人公の強さや用心深さが場面によって変わるのはどうかと思いましたけれども(子どもたちをアッサリさらわれたり、ドアの陰に隠れていたリーの襲撃に気付かなかったりしたのは驚いた)。「さらわれた子どもがライアンから教わった弓でリーを倒す」というオチや、最後にライアンから大金をもらったタクシー運転手の喜びっぷりには爽快感があったので、それなりに楽しかったというか。つい文句は書きつつも、帰路につくその表情は飽くまで満足気でーー (´∀`) ナンダコレ


リーとの因縁は不要に感じたし、何よりもそれを女性に説明するシーンの演出がイマイチすぎてビックリ。


とは言え、帰路についた僕の気持ちを代弁する観客たちを貼っておきますね(「バキ」より)。



そんなワケで、僕は結構好きでしたヨ (´∀`=) ウフフ なんて言うんでしょうか、「これ、絶対面白いぜ!」という気持ちで観たら高確率でガッカリすると思うんですが、アクション映画が好きな人があまり期待せずに観たら「おっ、意外と悪くないじゃん」的な感想を抱くような、そんな作品ではないでしょうか。渋谷では今週11日(木)まで上映&その後は青山シアターで観られるのでね、気になる人はチェックしてみてくださいな。



本作のスタッフが少し関わっているという、異星人をシラットでぶちのめす映画。僕の感想はこんな感じ



キアヌ・リーブスが伝説の殺し屋を演じたアクション映画。僕の感想はこんな感じ







先週の備忘録(2019/4/2~4/8)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、映画鑑賞を3本鑑賞→仕事
水曜日、娘と午前中を過ごす→仕事
木曜日、仕事→映画鑑賞
金曜日、家族で食事→仕事→TBS→練馬の「か和もっち」
土曜日、映画を2本鑑賞→「地獄風景お別れ会」
日曜日、お義父さんの法事→映画鑑賞
月曜日、仕事→映画を2本鑑賞
※先週観た映画は9本でした。
※今回の備忘録は「オアシス」のネタバレに触れているので、気をつけて!



今回の備忘録は書くことがいろいろあるんですが、まずは先週の金曜日の話。この日は奥さんの誕生日ということで、お義姉さんが横浜でステーキのランチをご馳走してくれることになってまして。10時に妻子&お義母さんと一緒に家を出て、桜木町の某高級店でそれなりに高いステーキを摂取。その後、コスモワールドに行って、娘のマナ子(仮名/7歳)をそれなりに楽しませてから、喫茶店でそれなりに高い誕生日のケーキを食べるという、見事な黄金コース!m9`Д´) ビシッ それなりに上機嫌になった妻子と別れて職場へ行って、それなりに働いて。20時半に向かったのは、TBS放送センターですよ。何らかの番組に出演するワケでもないのに、なぜTBSラジオに行ったのかといえば、実はこの日、雑誌の取材を受けたのです!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ!


それなりに高いヒレステーキは、それはそれは美味しゅうございました。


食後は、近くにあったコスモワールドへ。来たのは20年振りぐらいかしら。


娘と一緒にこんなマシンに乗ったりして、それなりに嘔吐してね… ('A`) オロロロロ


そして、夜は取材を受けるためにTBSへ行ったのです。



その雑誌とは6/8発売予定の『POPEYE』7月号。「映画についての特集記事」の中で、宇多丸師匠をはじめとする「アフター6ジャンクション」関係者が「自分の好きな映画」について語る企画をやるそうで。なんと、僕もその“みんな”の1人として、取材を受けることになったのです。もうね、こんなひと山いくらの汁ブロガーごときに声をかけてくれただけで光栄だし、そもそも雑誌の取材を受けるなんて初めてというのもあって(前に載った「BRUTUS」と「映画秘宝」はメールのやり取り&アンケートに答えただけ)、ドリアン戦の末堂厚ライクに死んでもいいぐらいの覚悟で臨んだところ、緊張してなかなか支離滅裂な話をしてしまった気がするのでね、雑誌が発売されたら生温かい気持ちで読んでいただけるとありがたいです (o^-')b カッテネ! あと、詳細は書けないので何が何やらですが、この日、番組に出演したコンバットRECさんと少し話せたんですけど、あらためて“信用できる男”だと感動した…ということは記録として残しておこうと思います(ついでに橋Pもだッ!)。


取材時の僕の気持ちを代弁する末堂厚を貼っておきますね(「バキ」より)。
今日は死んだっていい

取材後は、練馬の「か和もっち」で飲んだ挙げ句、ラーメンやカレーを食べちゃいました (ノ∀`) テヘ



次に書いておきたいのは、土曜日の話。この日は妻子に予定があった上に、僕もどうしても行きたいところがあったので、1日フリー状態になりまして。お昼に起きると、恵比寿で「ホフマニアダ ホフマンの物語」→新宿で3回目の「スパイダーマン スパイダーバース」をハシゴ鑑賞。「アトロク」で紹介された高円寺の「Cafe & Bar BIG FISH」で軽く飲んでから、阿佐ヶ谷ロフトで開催される「地獄風景お別れ会」に足を運んできました。会場には、サンスケさんやRAZOさんという僕的にお馴染みの人だけでなく、奥野さんとか「ACID PANDA CAFE」でよく会った常連さんたち、、DJ急行さんやディスク百合おんさんなど著名人の方々、そしてプリキュアおじさんやドゥーン平気さん、デビスコさんなどのアシパン超人の方々がいましてね(ドゥーンさんと初めて話して緊張した!)。たぶん100人ぐらいはいたと思いますが、お別れ会にこれだけの人が集まるなんて、地獄風景さんは最高のパーティ野郎だったんだなぁと。翌日に法事があったので、2時ぐらいに離脱しましたが、地獄風景さんによる「ノールックで『明日のナージャ』のOPを完コピする動画」などが観られて、とても楽しかったです。あらためて、ご冥福をお祈りいたします。


高円寺の「Cafe & Bar BIG FISH」、非常に良い雰囲気のお店でした。また行くぜ!


地獄風景さんのお別れ会。ちなみに、ロフトの方に一杯奢ってもらいました (´∀`=) アリガトウゴザイマス



「明日のナージャ」のOPを貼っておきますね↓




最後に書くのは、映画の話。先週は、そこそこヒマができたので、映画を9本ほど観ましてね。どの作品も良かったんですが、一番ハートを揺さぶられたのは、月曜日にアップリンク吉祥寺で観たイ・チャンドン監督の「オアシス」でしたよ。もうね、「イ・チャンドン監督、このころから天才かよ! (´∀`=) ンモウ!」って感じの1本であり、これはマジで劇場で観て良かった。主演2人の演技の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいし、「バーニング」と共通する光の演出とか(宇多丸師匠の「バーニング」評がより理解できた)、理不尽に対してどうしようもないヒロインの無力さと観客の無力さがイコールになる構成とか、「えっ、これはハッピーエンド…なの!? Σ(゚д゚;)」と戸惑ってしまったラストとか、素晴らしいところまみれ。僕的には少し「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」が重なったりもしましたよ。忙しい&旧作だから詳細な感想はアップしませんが(汗)、少なく見積もって100点の映画じゃないでしょうか。つーか、「アトロク」でお馴染みの“スムースオペレーター”山田さんは「オアシス」と「岬の兄妹」を連続で観たって言ってましたが、「よくぞそんな凄まじい2本立てを… (`Δ´;) ヌゥ」と感心いたしました。DVDや配信で観るとキツいと思うので、当ブログを読むような方はぜひ劇場で観てみてくださいな。で、鑑賞後は、映画館で偶然会ったナカさんと「漬け物BAR 4328」で軽く飲んで帰った次第。


まだいろいろなところで上映されているので、ぜひ!m9`Д´) ビシッ


ちなみに、気が付けば「さらば大戦士トゥギャザーV」の前売り券をムダにしてたというね… (ノω・、) グスン



さて、最後は今週の予定。本当は先週月曜日に終了予定だった「カミヤマ 春の“マン”祭り」ですが、すみません、予想外に「マイリトルゴート」が面白かったりしたせいで記事を書ききれなかったので、今週15日(月)までに対象作品をアップしますね…って、どうでも良いですかね。で、22日(月)は練馬の「か和もっち」で18時から飲むので、その日にお店で僕に合計点数を告げた方にはドリンクを1杯奢る&記念品を進呈いたします。何はともあれ、今週も映画を観まくってブログを書きまくりつつ、筋トレと仕事を頑張りますYO!ヽ(`Д´)ノ


最後に今月の推薦曲、寺嶋由芙さんの「いい女をよろしく」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。





バーチャル男(ネタバレ)

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バーチャル男



2019/日本 上映時間90分
監督・脚本・企画・編集・撮影・照明・録音・CGデザイン・タイトルロゴ・色彩設計・衣裳・編集・音楽・制作:ミソシタ
プロデューサー:中島純
出演:山田ケルベロス、ほげちゃん、蟹江トゥン角、ジェントルメン中村、河西進、仲條リチャード聖也、ミソシタ
パンフレット:なし
(解説)
バーチャルYouTuberのミソシタによる初の映画監督作品。ポエムと曲をあわせた「ポエムコア」を中心に活動して注目を集め、2018年8月にポニーキャニオンから1stアルバムを発売してメジャーデビューを果たしたミソシタが、19年4月17日に2ndアルバムをリリース。その特典として収録される映画で、ミソシタ自身が監督や脚本などほぼすべてを一手に担い、iPhone一台だけで撮影した。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




90点


本作については、上映されることすら知らなかったんですけれども。4月6日(土)深夜におこなわれた「地獄風景お別れ会」に参加した時、伝説のクラブ「ACID PANDA CAFE」でよく見掛けていたオクノさんとお話させていただきましてね。その彼が本作のTシャツを着ていたんですが、なんと主演が泥団子食べ太郎さんだというから、「マジか!Σ(゚д゚;)」と。これは何かの縁なのだろうと、4月9日(火)、ヒューマントラストシネマ渋谷にて、クソみたいなクオリティだったドルフ・ラングレン主演作「デッドトリガー」とハシゴ鑑賞してきました。「オレはいったい何を見たんだ!? (°д°;)」と思ったり。


劇場にはオクノさんが来ていたTシャツやら…。


さまざまなグッズが販売されてました。


スクリーン3、観客は20人ぐらいだったような。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁するジャック・ハンマーを貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。
オレはいったい何を見たんだ?


本作は、39歳の中年男性(無職)が人気バーチャルyoutuberのミソシタさんに相談しながら「“闇の騎士”山田ケルベロス」というバーチャルyoutuberとして活動しつつ恋人を作ろうとする“実写パート"と、山田ケルベロスとして東京23区のおっパブを統一すべく、各地のおっパブ武将と戦いを重ねていく"CGアニメパート"が交互に流れましてね。一応、終盤の展開を雑に書いておくと、「“闇の騎士”山田ケルベロス」はバーチャルyoutuberとしてブレイクして、ココちゃんという女の子のファンが現れるほどになったものの、彼女が「筋肉があって仕事をしている人がいい」というので、現実の山田さんはとりあえずポニーキャニオンに就職しようと面接するも失敗→かなり落ち込むんですが、しかし。今まで戦ったおっパブ武将たちに励まされて、「バーチャルこそがオレのリアル!Σ(°д° ) クワッ!」と開眼! ココちゃんは、実はミソシタさんが仕掛けたドッキリだったんですが、山田さんは一切気にせず、己のブリーフ一丁姿のCGキャラを作成→動画で彼女への愛を告白しまして。それを観たココちゃんが「気持ち悪い…。でも、ちょっとアリかも (´∀`=し」みたいなことを言って、映画は終わってたんじゃないかしらん。


実写パートはこんな感じ。39歳の中年男性がバーチャルyoutuberとして活動を始めるのです。


CGアニメパートはこんな感じ。左がミソシタさんで、右にいるのが山田ケルベロスさんです。


ココちゃんを演じたのは、ほげちゃん。とても可愛かったです (〃∇〃) ウフフ



ううむ、スゲー変な映画でしてね。前述のオクノさんに本作の内容についてたずねた時は、「なんて言うか…ドキュメンタリーのような…なんて言うか… (´Д`;) ウーン」と、なかなかボンヤリした回答が返ってきたんですけど、実際に観てみればその理由がスムースに理解できたというか。例えば、僕が書いた「東京23区のおっパブを統一すべく、各地のおっパブ武将と戦いを重ねていく」という説明に「なにそれ?(゚Д゚) ハァ?」と感じた方は少なくないと思うんですが、ごめんなさい、僕自身もよく理解できていないのです (´Д`;) スミマセン あらためて説明してみると、一応は劇中で各武将と“対戦”するものの、基本的には平面的な動きをしながらおっパブや洗体エステや個室ビデオやガールズバーなどをテーマにしたオフビートな会話を繰り広げるだけでして。正直なところ、「これは…映画なのかな… (`Δ´;) ヌゥ」と戸惑いを感じましたよ。つーか、そもそも本作自体がほとんど「オフビートな会話」で構成されているので、非常に好き嫌いが分かれる気がします(汗)。ただ、僕的には主演の山田ケルベロスさんが「泥団子食べ太郎」として「ACID PANDA CAFE」で活動していたころをスゲー思い出しまして。「この人、変わってないなぁ (´∀`)」と、しんみりしつつも笑いながら鑑賞できた次第。


鑑賞中の僕の気持ちを代弁する松本梢江を貼っておきますね(「バキ」より)。
あなたは何一つ変わってない


まぁ、「それだけ人気があるなら、バーチャルyoutuberとして稼いで暮らせるのでは?」といった疑問は置いとくとして。本作に出演した山田ケルベロスさん&蟹江トゥン角さん&ジェントルメン中村先生は「アシパン超人」ということでね、「『ACID PANDA CAFE』いろいろあってなくなってしまったけど、梁山泊のような場所だったんだな」と、そのスゴさをあらためて実感したし、なんとなく高野政所さんが再評価される&再ブレイクする日が近いような気がしましたよ(まずは「アフター6ジャンクション」「フューチャー&パスト」のレギュラー出演をお願いしたい気持ち)。ちなみに僕が観た回には、たまたま高野政所さんや藤田陽一監督、ディスク百合おんさんにデビルスコーピオンさんがいましてね。高野政所さんと久しぶりに話せた&デビスコさんに挨拶してもらったのがうれしかった…ということも書き残しておきましょう(偉そうに)。その他、ちょっと面倒くさい文章を書いておくと、劇中で山田ケルベロスさんが直面する「バーチャルの世界ではもてはやされるけど、リアルではイマイチ」という問題は、「ブロガーとしては『アメブロの映画ランキングで1位なんてスゴいじゃないですか〜 (´∀`)』なんて褒められたりするも、現実ではまったくの無能」という僕自身の悩みとも共通するところがあって、ストライクすぎて死にたかったです。


全体的にアレなムードの映画ですが(汗)、劇中でこの曲が流れるシーンはカッコ良かったですな↓




そんなワケで、今でも「オレはいったい何を見たんだ!? (°д°;)」と少し困惑気味なんですけど、スゲー観て良かったです。すっかりミソシタさんのファンになって、1stアルバム「ミソシタ」は買っちゃったし、特典として本作が付いてくる2ndアルバム「We are Virtual」も予約しちゃったほどですよ(微笑)。下ネタだらけだし、とにかく変な映画なので無闇にオススメはしませんが、気になる人は観てみてくださいな。




4月17日に発売されるミソシタの2ndアルバム。本作が特典映像として付いてくるので買います。



ミソシタのファーストアルバム。買いました。



なんとなく高野政所さんの名著を貼っておきますね。







2019年3月に観たDVD等の覚え書き

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※今回の記事は、「ビハインド・ザ・カーブ 地球平面説」のネタバレに触れているので、気をつけて!

毎月の恒例として「3月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓



<1本目>
ビハインド・ザ・カーブ 地球平面説




(あらすじ)
"地球は平らである"という説がある。科学者や周りからどれだけ否定されようとこの地球平面説を主張し、支持者を世界中に拡大し続けるコミュニティを追う。 (以上、Netflixより)

予告編はこんな感じ↓




80点


愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の特集で“信用できるサタニスト”高橋ヨシキさんが紹介されていて、非常に興味が湧きまして。具合が悪くてダウンした3月半ば、ベッドで横になりながらNetflixで鑑賞してみました。「なんか…無理かも… (´・ω・`)」と絶望的な気持ちになりましたよ。本作については「名馬であれば馬のうち」さんの記事が実にわかりやすくて面白かったので、そちらを読んでいただければと思うのですが、一応は雑な感想を垂れ流しておきますね。ちなみに監督はダニエル・J・クラークという方でございます。

本作を観て感じたことはいくつかあって。まず、放っておいちゃダメなんだろうなと。まぁ、パッと観た感じ、地球平面説を信じる人たちって温厚で害がなさそうに見えるんですけど…。最近、「ファースト・マン」を観て「アポロ計画」の大変さを知る→「陰謀論」をネタとして楽しむのも良くない気がしてたのと被ったというか。要は、こういうのってちゃんと研究して証明してきた先人たちに対して失礼だから、いくらバカバカしくてもしっかり否定すべきなんですよね(定説を突飛な説で覆そうとする人たちは「疑問を持つことは大事」とか言いがちだけど、ネットの与太記事を鵜呑みにするだけで自分で「過去の数々の検証」を全然チェックしていない印象)。そして、伝え方って難しいと思いました。僕自身、すぐに「バカにされた!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン」と過剰反応するタイプなので実によくわかるんですが(汗)、いくら正論だとしても“上から目線”で言われると、「お前が憎いから考え方を変えない!(`Д´)」と意固地になっちゃうのが人情じゃないですか。僕的に「南京もアウシュビッツも捏造だと思う」なんて言っちゃう人はマジで軽蔑するけど、マウントをとったり、叩いたりするだけでは何も変わらないんだろうな…なんてね。

それと、もし自分の信じていることがダメだと気付いても、そのコミュニティの居心地の良さから抜けられないなんてこともあるから難しいなぁと。例えば、ヘイトデモに参加している人の中には、己の行動の醜さや道理のなさに薄々気付いている人もいるんじゃないでしょうか。それでも、そこしか居場所がないから参加している…的な? まぁ、何はともあれ、本作の終盤で「科学的な実験をして地球が平面ではないことが証明されても認めない出演者たち」の姿を観ていると、笑いながらも「なんか…無理かも… (´・ω・`)」と絶望的な気持ちになった次第。



その他、「アトロク」出演のために「特訓シーンがある映画」を復習したり、Netflixで「パニッシャー」をシーズン2まで全話観ちゃったりもしたので、単独で記事をアップした「ロニー・コールマン 偉大なる王者」と合わせると、合計2本。やっぱりイチオシは「ビハインド・ザ・カーブ 地球平面説」ですが、トレーニングする人なら「ロニー・コールマン 偉大なる王者」は結構面白いかもしれないし、「パニッシャー」はシーズン1までならオススメしたいかなぁ。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。







大脱出2(ネタバレ)

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大脱出2



原題:Escape Plan 2: Hades
2018/中国、アメリカ 上映時間97分
監督:スティーブン・C・ミラー
製作:ランドール・エメット、ジョージ・ファーラ、シン・スー、チウ・ジエ、マーク・キャントン、ザック・シラー、ロビー・ブレナー
製作総指揮:ウェイン・マーク・ゴッドフリー、ロバート・ジョーンズ、トニー・パーカー、バリー・ブルッカー、スタン・ワートリーブ、ヘンリー・ウィンタースターン、アリアンヌ・フレイザー、デルフィーヌ・ペリエ、アレクサンダー・ボイズ、テッド・フォックス、マーク・スチュワート、バンス・オーウェン、モンゴメリー・ブレンコウ、ロン・リンチ
脚本:マイルズ・チャップマン
撮影:ブランドン・コックス
美術:ニコ・ビランボングス
衣装:ボニー・ストーチ
編集:バンサン・タベロン、カーステン・カーパネック
音楽:ザ・ニュートン・ブラザーズ
音楽監修:マイク・バーンズ
出演:シルベスター・スタローン、デイブ・バウティスタ、ホアン・シャオミン、ジェイミー・キング、ジェシー・メトカーフ、ウェス・チャサム、リディア・ハル、タイタス・ウェリバー、カーティス・“50セント”・ジャクソン
パンフレット:なし
(あらすじ)
世界で唯一無二のセキュリティ・コンサルタント=脱獄プロフェッショナルとして名をはせるブレスリン(シルベスター・スタローン)。現在は一流のスタッフを集めた警備会社を新設し、後進の育成にあたっていた。ある日、スタッフのシュー(ホアン・シャオミン)が突然姿を消した。足取りを追うブレスリンは、シューが監獄「ハデス」に勾留されている噂を耳にする。コンピューターで制御され、最強のセキュリティを誇り、その全容は謎に包まれる「ハデス」。その謎を追って、スタッフたちが次々と姿を消す。ブレスリンは友人デローサ(デイブ・バウティスタ)の協力のもと、監獄「ハデス」の攻略に挑む。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




65点


本作を観たのは、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったから…というワケではなく(不要な書き出し)。シルヴェスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーが初めて本格的に競演した前作「大脱出」がそれなりに好きだったし、何よりもスタローンと今回タッグを組むのが「今をときめくデイヴ・バウティスタ」というのも実に僕好みのお母さん味好みということで、「2019年に絶対観たい新作映画10本」に選ぶほど期待していたんですけれども。残念ながら世間の評判があまり良くない→「劇場公開がすぐ終わりかねない!(°д°;)」と危機感を抱いた4月上旬某日、「ねことじいちゃん」「劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル」を観てから、新宿バルト9夕方割を利用して鑑賞いたしました。それなりに楽しめましたヨ (´∀`) ウフフ


4番スクリーン、2/3ぐらいは埋まってたけど、公開2週目なのに1日2回上映だったというね。



ハッキリ言って、本作をクソ映画だと認定する人がいても、決してその感想は否定できないなぁとこちらのブログによると、スタローン自身も「大脱出2は酷すぎた、最悪だ」と語っているみたいだし)。さすがに「マーベル映画級のクオリティ」を求めて劇場に足を運んだ人はあまりいないと思いますけど(汗)、最低限、前作レベルのものは期待しちゃうのが人情じゃないですか。それなのに、まず、ポスターにスタローンとバウティスタが主役っぽく載っているにもかかわらず出番は少なめであり、一番活躍するのはホアン・シャオミンという俳優さんだったりするから、それで不満を感じるなというのは無理な話でしょうよ。シカモ物語のフィクションラインが大幅に絵空事へシフトしている上に、肝心のアクション演出もチャカチャカした編集で目新しい要素はナシ…となれば、本作を観て怒る人の気持ちは痛いほど実感るというか (´・ω・`) ウーン


僕の気持ちを代弁する「範馬刃牙」のひとコマを貼っておきますね。
痛いほど実感る...


例えば、僕だって本作のフィクションラインがあまりに乱暴すぎて「そもそも刑務所って何のためにあるんだっけ?(゚⊿゚)」刑務所の定義がよくわからなくなってきたし、「あいつから情報を得るのが目的なら、わざわざ刑務所に入れる必要、なくね?」と思ったし(スタローンをおびき出すにしてもさぁ…)、50セントが演じる部下を疑ったスタローンが「裏切ってないよな?」なんてストレートに言っちゃう脚本には唖然としたし、最新のスーパー刑務所「ハデス」の炊事担当が味方になるくだりの雑な処理には驚いたし(あんな未来的な建物なんだから、囚人と接触できないようにしろよ)、低予算映画にありがちな「ここのスタローンのシーンはまとめて撮っているんだろうな」感の多さは半端じゃないし…。そりゃあ、気になるところまみれだったのは確かなのです。

ただ、今回の僕がなぜそれなりに楽しめたかというと、期待値コントロールが上手くいったから。「人生の教科書」として日々愛読している名著「グラップラー刃牙」によると、「プロレスラーは相手がどんな殺人技を仕掛けてきても瞬時に“そのダメージに負けないだけの量の覚悟”をキメる→だから技を食らっても大丈夫」とのことですが、(本来の意味は置いといて)俗にいう“B級アクション映画”の鑑賞も同じこと。僕は普段から「有名アクションスターが主役と見せかけて脇役」という映画を何本も観ているため、本作鑑賞前に「スタローンとバウティスタはあまり出ないっぽい」というウワサを聞いた時点で、ポスターでは主役ヅラをしているスティーブン・セガールが約10分ほどしか出ない「沈黙のSHINGEKI」レベルの覚悟をキメていたので、鑑賞中は「思ったよりスタローンが出てくるじゃん!(*゚∀゚)=3」とむしろ出番が多く感じたという奇跡…って、日常的にDVを受けている奥さんが「今日は素手で殴られるだけだったから良かったわ (´∀`し イテテ」なんて無理矢理な「よかった探し」をしている感がなくもないですな。


「覚悟」について力説するアントニオ猪狩を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。



なんとなく「し・あ・わ・せカーニバル」を貼っておきますね↓




覚悟をキメて観てみれば、刑務所の「ハデス」というネーミング&監獄でバトルして勝った人はバーチャルな休憩所で休めるというチャイルディッシュな設定は好みだし、ハッカー集団の「我らはレギオン」的なキャラ設定も嫌いじゃなかった。そして、ホアン・シャオミンが活躍したのは中国市場対策なのかもしれませんが(本作は中国とアメリカの合作だし)、この人がなかなかカッコ良くて、繰り広げるカンフーアクションも悪くなかったし(でも、もっと“引き”で見せてほしかったし、編集はダメだと思う)、スタローンとバウティスタも終盤から見せ場がちゃんと用意されていたし、ラスト、刑務所所長(a.k.a.裏切り者の元部下)に対して「この刑務所の弱点はお前だ!m9`Д´) ビシッ」とスタローンが言い放つシーンのドヤ顔っぷりに爆笑したので(監督の「ここが見せ場だ!」感がビンビン伝わってきた)、トータル的にはなんとなく満足した次第。


実質的な主人公を演じたホアン・シャオミン、カッコ良い人でしたな。



一応、お話を雑に書いておくと、「クビを逆恨みした元部下がスタローンたち御一行を刑務所に収監して復讐しようとするも失敗→最後は黒幕に対してスタローンが宣戦布告する」という感じで終わってましたよ。この手のジャンル映画の好事家か、出演者の熱烈なファンじゃない限りは1ミリもオススメしませんが(もっと良い映画がたくさん上映されてるしね)、僕はそれなりに楽しめましたヨ (´∀`) ウフフ 本シリーズは、すでに3作目が製作されているそうですが、本作よりはマトモな映画にしてほしいと心から願っております。




デジタル盤のサントラがありましたよ。



スタローンとシュワルツェネッガーのW主演による前作。僕の感想はこんな感じ



バウティスタが出演しているスティーブン・C・ミラー監督作。面白いのかなぁ…。



ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演×リンゴ・ラム監督による刑務所映画。期待値低めで観て!m9`Д´) ビシッ



昔、激怒したスティーブン・セガール出演作。僕の感想はこんな感じ







イップ・マン外伝 マスターZ(ネタバレ)

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イップ・マン外伝 マスターZ



原題:葉問外傳 張天志 Master Z: Ip Man Legacy
2018/香港、中国 上映時間108分
監督:ユエン・ウーピン
製作:レイモンド・ウォン、ドニー・イェン
製作総指揮:エドモンド・ウォン、アニタ・ウォン
脚本:エドモンド・ウォン、チャン・タイリー
撮影:セッペ・バン・グリーケン、デビッド・フー
美術:レイモンド・チャン
衣装:ジョイス・チャン
編集:クォン・チーリョン、チョウ・カイポン
音楽:デイ・タイ
アクション監督:ユエン・シュンイー
出演:マックス・チャン、デイブ・バウティスタ、ミシェル・ヨー、トニー・ジャー、リウ・イエン、クリッシー・チャウ、ケビン・チェン、パトリック・タム、シン・ユー
パンフレット:★★★(800円/出してくれただけでありがたいし、江戸木純さんのコラムが良かった)
(あらすじ)
イップ・マン(ドニー・イェン)との詠春拳の正統争いに敗れ、武術の世界から身を引いたティンチ(マックス・チャン)は、小さな食料店を営みながら息子のフォンと穏やかな生活をスタートさせていた。そんな中、ティンチは町を仕切る長楽グループの反逆児キットたちから追われていたジュリアとナナの窮地を救ったことからキットの恨みを買い、店に放火されてしまう。そして、キットたちの策略により、命を落としてしまうナナたち。ティンチは封印していた武術を使い、キットたちのアジトへ単身乗り込んでいく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




85点


※本作は「カミヤマ 春の“マン”祭り」対象作品です。

僕の「2017年に観た新作映画ベスト10」の第9位の作品は「ドラゴン×マッハ!」であり、第2位は「イップ・マン 継承」だったワケですが、その両方でラスボス役を演じて圧倒的な存在感を示したのがマックス・チャンという男でしてね(既視感のある文章)。そんな彼が「継承」で最高だったチョン・ティンチ役を再び演じるスピンオフである本作については、そりゃあ「絶対観る!m9`Д´) ビシッ」一択であり、「2019年に絶対観たい新作映画10本」の1本にチョイス。日本公開が決まると即前売り券を買って超楽しみにしていたのに、体調を崩してしまってね…。3月9日に公開されたにもかかわらず、なかなか観に行けなかったというダメなアタシ (ノω・、) ダメネ ということで、3月26日、日比谷で「ブラック・クランズマン」を観た後、新宿武蔵野館にて、劇場で販売されていた油条風スティックパン(通常は550円のところタイムサービスで450円)を食べながら鑑賞いたしました。「良いマックス・チャンだなぁ… ( ;∀;) イイマックスダナー」と感動しましたよ。


前売り特典は「オリジナルポストカード」でした。


マックス・チャンのサイン入りポスターやら木人樁やらが展示されていて、油条風スティックパンも売ってましたよ。



油条風スティックパンの味はまぁまぁだった…なんてことは置いとくとして。まず、本作を作ったこと自体を評価したいですよね。「ヘレディタリー 継承」「イップマン」シリーズの3作目「継承」が素晴らしい作品となったのは、「ドニー・イェン兄貴ったらまたカッコ良くなってる… (´Д`;) ハァハァ」とか「マイク・タイソンが特別出演!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ」といった、さまざまな要因が絡んでいるワケですけど、何よりもクライマックスで詠春拳の看板を賭けて戦うティンチのキャラクター造形と、それを体現したマックス・チャンの演技&アクションが素晴らしかったことが大きいじゃないですか。

心優しきシングルファーザーであり詠春拳の達人ながらも不遇な人生を送っていて(ずっと真面目に掃除をしていたのに少し休んだ時を見られて「アイツ、サボってた… ( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )」とクラスで誤解されそうなタイプ)、それ故に暴走してしまう姿には観客の誰もが涙を禁じ得なかったワケで…。拳の道を捨てて暮らしていたものの、愛する息子を守るため、殺された友の仇を討つため、街にはびこる悪を倒すため、そして何よりも己の誇りを取り戻すために立ち上がって、「詠春拳、チョン・ティンチ!(`Д´)ノノ」と拳法家として蘇る。そんな素敵なスピンオフを作ってくれただけで感謝であり、ラスト、悪党ども全員がしっかり報いを受けた後、ヒロインと息子と3人で食卓を囲むシーンはね、「良かったねぇ… (iДi)」と泣きまくりでしたよ。


ティンチは息子想いなのも良い感じ。マックス・チャンのアタリ役だと誰もが思った(勝手な決めつけ)。



そして、ユエン・ウーピン監督の弟であるユエン・シュンイーが担当したアクション演出も良かった! 個人的にマックス・チャンは「地に足が着いたアクションが似合う」と思っているだけに、ワイヤーアクションを駆使して不安定な看板の上で戦うシーンなどはそれほど乗れなかったんですが(先日、一緒に飲んだ映画仲間のナカさんの「ティンチはケンカ屋=詠春拳だけに頼らない魅力がある」という意見もわかりますがー)、「詠春拳vsムエタイ」が堪能できるトニー・ジャー戦、華麗な武器バトルが楽しめるミシェル・ヨー戦、そしてクライマックス、体重差のあるレスラーとの苛烈な異種格闘戦が味わえるデイブ・バウティスタ戦と(途中まですっかり“いい人”だと騙されてた (ノ∀`) テヘ)、眼福なバトルが目白押しでしてね…(しみじみ)。まさに元住吉の洋食屋「1.2.さんきち」の「ハンバーグとチキンステーキとポークソテーが同時に食べられる」という欲張りメニュー「あれもこれも」を食べた級の満足度だった…って、伝わりにくいだろ ( ゚д゚)、 ペッ その他、名バイプレイヤーのシン・ユーが良い役だったのはうれしかったし、リウ・イエン演じるヒロインがそこそこ強かったのも好みだったし、「継承」に登場したパトリック・タムが同じ役で出てきたのも良かったですよ(殺されたのはビックリした)。


「継承」にはスタントダブルが出てましたが、今回は「ドラゴン×マッハ!」に続いてトニー・ジャー本人とバトル(引き分けで終了)。


「クレイジー・リッチ!」で見事なマダム感を体現したミシェル・ヨーですが、やはり戦闘シーンの彼女は絶品!


僕はつい松尾象山気分になった…って伝わるかしら(「餓狼伝」より)。


そして詠春拳vsプロレス! バウティスタ、アクションが良いだけでなく演技力も向上していると思ったり。


念のため、「1.2.さんきち」の「あれもこれも」を貼っておきますね。この肉一色感がたまりませぬ… (´Д`;) アァン
あれもこれも

それ以外では、素手で銃を制するシーンがカッコ良かったですな。


シン・ユー vs バウティスタも良かったです…シン・ユーは殺されちゃうけど (´・ω・`) カワイソウ



その他、「マックス・チャンはずっとユエン・ウーピンのスタントチームにいた」というバックボーンを踏まえれば「師匠が弟子のために撮った&武打星の先輩たちが後輩のために協力した作品」というのも美しい話だし、昨年観た主演作「狂獣 欲望の海域」に少なからずガッカリしていたのもあって(決して悪い映画ではないんですけれども!)、「良いマックス・チャンだなぁ… ( ;∀;) イイマックスダナー」と感動した次第。ううむ、上映終了までにもう1回(もう1回)ぐらいは観ておきたいんだけど、無理かなぁ…。




チョン・ティンチが登場する「イップマン」シリーズ3作目。僕の感想はこんな感じ



マックス・チャンが超カッコ良いラスボスを演じた作品。僕の感想はこんな感じ



マックス・チャンの待望の主演作だったんですが…。僕の感想はこんな感じ



木人樁、スゲーほしいけど、買っても洋服をかけるだけになりそうな予感… (´Д`;)





ハロウィン(2018年版)(ネタバレ)

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ハロウィン(2018年版)



原題:Halloween
2018/アメリカ 上映時間106分
監督・脚本:デビッド・ゴードン・グリーン
製作:マレク・アッカド、ジェイソン・ブラム、ビル・ブロック
製作総指揮:ジョン・カーペンター、ジェイミー・リー・カーティス、ダニー・マクブライド、デビッド・ゴードン・グリーン、ライアン・フレイマン
キャラクター創造:ジョン・カーペンター、デブラ・ヒル
脚本:ジェフ・フラッドリー、ダニー・マクブライド
音楽:ジョン・カーペンター、コディ・カーペンター
出演:ジェイミー・リー・カーティス、ジュディ・グリア、アンディ・マティチャック、ウィル・パットン、バージニア・ガードナー、ニック・キャッスル
パンフレット:★★★★(800円/表紙のデザインがカッコイイし、小島秀夫さんと鷲巣義明さんのコラムが素晴らしい!)
(あらすじ)
ジャーナリストのデイナとアーロンは、40年前のハロウィンに起きた凄惨な殺人事件の真相を調べていた。犯人の「ブギーマン」ことマイケル・マイヤーズ(ニック・キャッスル)は事件後ひと言も話さず、動機や感情は一切不明。事件の唯一の生き残りであるローリー・ストロード(ジェイミー・リー・カーティス)に話を聞いても収穫はなかった。しかしローリーは再びマイケルが自分の前に現れることを予感し、その時のためにひとり備えていた。そしてハロウィン前夜、精神病棟から患者を輸送する車が横転し、マイケルが再び街に解き放たれる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※今回の記事は「サプライズ」のネタバレに触れているんですが、「サプライズ」はネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、未見の人は読まないで!
※今回の記事は、1978年版「ハロウィン」やスラッシャー・ムービーが好きな人は不快になる可能性があるので、気をつけて!
※本作は「カミヤマ 春の“マン”祭り」対象作品です。


タイトルに「マン」が付かないのに、なぜ本作が「カミヤマ 春の“マン”祭り」対象作品になっているのかというと、メインキャラとしてブギーマンが出てくるからーーって、そんなことはどうでも良いとして(苦笑)。本作についてはそれほど観る気はなかったんですけど、4月12日(金)、錦糸町の某ファミレスに大切なニット帽を忘れちゃいましてね。2日後の14日(日)、取りに行くついでに、なんとなくTOHOシネマズ錦糸町 楽天地に立ち寄って、TOHOシネマズデイを利用して観てみました。予想外に満足しましたヨ (´∀`=) ホッコリ


この日はチートデイだったので、チョコチュロスとタピオカミルクティーを買っちゃった♪ (〃∇〃) ウフフ


12番スクリーン、満席でした。休日の映画鑑賞は混みますな〜。



タピオカミルクティーを飲みながら観ていたら、劇中に出てきた女の子も飲んでたので、何だかうれしくなった…なんてことは置いとくとして。ジョン・カーペンター監督によって1978年に公開された1作目は「ブギーマンことマイケル・マイヤーズが“ハロウィンの日”に若者を次々と惨殺していく」という、「殺人鬼映画(スラッシャー・ムービー)の元祖」的な作品だそうで(本作に影響を受けて「13日の金曜日」シリーズのジェイソン「コマンドー」ジョン・メイトリックスなどが生まれた←1つウソ)。その後、続編がいろいろと作られてきたワケですが、なんと本作は「2作目以降はなかったことにしてください」ということになった「1作目の続編」でしてね。2作目で発覚した「生き残ったローリーはマイケルの妹だった!Σ(゚д゚;)」的な設定はなくなって、1作目の惨劇から40年後が舞台となっているのです。


なんとなく「樹海少年ZOO1」の衝撃展開を貼っておきますね。



もうね、何が素晴らしいって、ローリー役のジェイミー・リー・カーティス! 事前情報を入れていなかったゆえに「2019年4月に観たい映画の覚え書き」では○マーク程度の期待値だった本作ですが、「ローリーはマイケルに襲われて以降、対ブギーマンを想定して戦闘スキルを磨いていた」という設定だけで、なんていうか…その…下品なんですが…フフ…勃起…しちゃいましてね…(心が)。贅沢をいえば、「ターミネーター2」のサラ・コナーのような懸垂シーンが観られなかったのは残念でしたけど、凛々しく渋く戦闘力の高い老婆として登場したジェイミー・リー・カーティスの存在感は100点であり(って、まだ60歳だから「老婆」ってほど老いてはいないんですけどね)、本気で抱かれても良かったし、むしろKISSに撃たれて眠りたかったです(なんだこれ)。


吹きすさぶ風がよく似合う老婆になっていたジェイミー・リー・カーティス。超カッコイイですな。


“老婆とショットガン”が“パンと牛乳”並に相性が良いのは、「マッドマックス」で証明済みなのです。



正直なところ、僕は映画に出てくる殺人鬼的なキャラに“ズルさ”を感じて乗れないことがあって。もちろん“そういうジャンルの映画”だから仕方ないんですけど、ワープしたかのように先回りできる機動力を備えていたり、不死に近い耐久度があったり、素手で簡単に人を殺せる戦闘力を持っていたりするくせに、やることが「戦闘力の低い若者を殺す」ってさぁ、今どきダサくないですかね。「“純粋な悪”なんていう割には勝てそうな相手しか狙わないんですね ( ´_ゝ`) プププ」的な? 「むしゃくしゃしてやった。誰でも良かった」なんて言うなら、軍隊に戦いを挑めとまでは言いませんが、完全武装したメキシコ麻薬カルテルとか襲ってみろよ…って、我ながら大人げないですな (´∀`;) スミマセン 何はともあれ、それ故に本作の劇中で移送中のバスから逃走したマイケルが殺人行脚を始めると、そのパワフルな殺人模様を堪能しながらも(人が殺されるシーンを観るのは好きなので)、心のどこかで「やっぱりズルいよな… (・ε・)」なんて思ったりもしていたんですよね。


こんな風に殺人鬼が登場するのは面白いけどさ、弱い者イジメ感も漂うじゃないですか。


例えばこんな範馬勇次郎のようなマイケルが観たかった…って、もうブギーマンじゃないだろ(「グラップラー刃牙」より)。



でも、本作は「その先」があったのです。映画序盤、授業を受ける孫娘アリソンを外から眺めるローリーの姿が1作目のマイケルオマージュだったことですでに示唆されていたワケですが、「本作のローリーは40年間備えていた→マイケルの能力や襲撃法を体得していた」からビックリ!Σ(゚д゚;) ナンデスト! クライマックスは「対マイケル用トラップを仕掛けたローリー宅」でバトルを繰り広げるんですが、「2階から転落するもスムースに姿を消す」とか「突然、背後の暗闇から襲撃する」とか、今までマイケルがやってきたようなチート能力をやり返すのだから、たまりませんよ(微笑)。ローリーからサバイバルスキルを叩き込まれてきた娘カレン(アリソンの母)も最高で、泣きべそをかきながら怯えているように見せかけて、マイケルが姿を現した途端、「Gotcha! 川 ゚д゚)」と撃つ場面は爆笑いたしました。要は、本作は暴力によって人生を脅かされた女性たちが「もうお前みたいなクズに搾取されねーよ 川 ゚д゚) ゚д゚) ゚д゚) ブッコロス!」とキッチリ反撃する物語であり、なんかね、この手の殺人鬼に微妙にイラッとしがちな僕的には超スッキりすだった次第 (o^-')b スッキリ! 一応、オチを書いておくと、ローリーは準備していた罠でマイケルを地下室に閉じ込めるとそのまま家を燃やして勝ったっぽいものの、アリソンが持っていた包丁が意味深ムードでアップになって、映画は終わってたんじゃないかしらん。


ジュディ・グリア演じる母カレンは「サプライズ」のヒロインのような育てられ方をしたので、意外な強さを発揮するのです (´∀`) ステキ



その他、思ったところを書いておくと、「ジャーナリストたちがあっけなく殺されて驚いた(なにあの偶然の再会)」とか「悪に魅せられた精神科医のキャラがベタすぎて乗れない」とか「あんな大量殺人事件が近所で発生したら、パーティ会場でもニュースになるのでは」とか「アリソンの彼氏が死ななかったのが残念」とか「本作の登場人物はなんで行動を起こす前に通報しないのかね」とか「日本でもハロウィンの時期に公開すれば良かったのに…」とかとかとか。今までも「ターミネーター2」とか「ヒロインが強くなって再登場する」的な作品はありましたが、敵の能力まで模倣して戦うのはなかなかフレッシュに感じられて、僕は予想外に満足しましたヨ (´∀`=) ホッコリ 1978年版を観てなくても、それなりに楽しめると思うので(つーか、本作は従来のファンが喜ぶような要素も多いけど、ブギーマンの神秘性が薄れているあたりは、あまり好きになれないのでは?)、気になる人はチェックしてみてくださいな。本作のジェイミー・リー・カーティスは一見の価値アリですぞ。




1978年のジョン・カーペンター監督作。amazonでは売り切れ状態でございます。



ジョン・カーペンター御大が息子さんと一緒に作ったサントラのデジタル盤。国内CD盤もあります。



なんと本作のノベライズが出てましたよ。竹書房、やるなぁ。



大好きすぎるロブ・ゾンビ版。アホみたいな値段になっております。



何気に観ていたデビッド・ゴードン・グリーン監督作。僕の感想はこんな感じ





先週の備忘録(2019/4/9~4/15)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、仕事→映画を2本鑑賞→練馬の「か和もっち」
水曜日、仕事
木曜日、仕事→映画を2本鑑賞
金曜日、仕事
土曜日、仕事
日曜日、映画鑑賞→家族と外食
月曜日、仕事
※先週観た映画は4本でした。



先週火曜日、ヒューマントラストシネマ渋谷「バーチャル男」を観に行ったら、高野政所さんやら藤田陽一監督やらディスク百合おんさんやらデビルスコーピオンさんやらがいらっしゃった…ってことについてはこちらの記事を読んでいただくとして。なんとその数日後、藤田監督にTwitterをフォローされたのです。正直、火曜日に会った時は「僕のような下賎な輩が話しかけても… (´Д`;)」と不審者感全開だったんですけど(汗)、せっかくフォローしていただいたということで即フォローを返してから、“「UTAMARU-NEXT」の付き合いで加入したU-NEXT”にあった「おそ松さん」を超今さらながら鑑賞してみれば、スゲー面白い!Σ(゚д゚;) 何に驚いたかって、往年の「アシッド・パンダ・カフェ」で繰り広げられていたバカ話をアニメ化したような内容であり、高野政所さんの名著「前科おじさん」の帯で藤田監督が「『おそ松さん』だって、この男の影響がなけりゃできてないですよ。何せ俺、20年来この男の生き様追っかけてますから!」なんてコメントされていたのがよくわかったというか。とりあえず「えいがのおそ松さん」も観に行くとして、なんかね、あらためて書きますけど、これから高野政所さんが再ブレイクするような気がした次第。


火曜日、「か和もっち」に行った夜に摂取した飲食物を貼っておきますね。



「えいがのおそ松さん」、今週中に観ておかないと終わっちゃうかな…。




その他、先週末は「娘の習いごとが再開→夕方まではフリー」ということで、土曜日は仕事をして、日曜日は錦糸町のファミレスに忘れ物を取りに行ってから「ハロウィン」を観たりしてね。とにかく映画の感想が溜まっているので、ブログをもっと書きたかったけど、なかなか忙しくて時間がとれなくて、予定していた「カミヤマ 春の“マン”祭り」の対象作品の感想をアップしきれなくてね…。そんなワケで、今週22日(月)までにすべての記事をアップしますので、同日の夜、練馬の「か和もっち」で僕に合計点数を告げた方にはドリンクを1杯奢る&粗品を進呈いたします。これを読んでお店まで来るのは最大5人ぐらいだと思うので、粗品は先着5名様までとさせていただきますね…って、どうでも良いですな。つーか、正直なところ、始める前は「ナイスアイディア!ヘ(゚∀゚*)ノ」だと気分上々↑↑だった、この「春の“マン”祭り」、時が経つにつれて、「なんで僕が思いつくことってこんなにつまらないのかな…」と自己嫌悪が加速状態なので、放っといてくれて大丈夫です(突然、投げやりな文章)。


ちなみに粗品はこの焼き印を押した「まんじゅう」にする予定だったものの…。


皮がくっついてしまって、焼き印が押せなかったというね… (ノω・、) ドウシヨウ



最後に今週の予定を書くと、「前売り券を買ったのにまだ観られていない映画」を何本か観つつ、18日(木)は渋谷のMeWeで開催予定の「タマフル・トップ5・生活は踊る・アフター6ジャンクションリスナーオフ会」に足を運べればなぁと。で、月曜日は練馬の「か和もっち」で飲むと。土日は、妻子に予定がなければ、一緒に過ごすつもりでございます。ううむ、ゴールデンウィーク前ということでまた仕事が忙しくなっているんですが(汗)、それとなく頑張りますYO!ヽ(`Д´)ノ


最後に今月の推薦曲、寺嶋由芙さんの「いい女をよろしく」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。





結婚記念日なので、劇団四季の「パリのアメリカ人」を観てきました(ネタバレ)

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※今回の記事は、ノロケ&リア充自慢要素が強いので、そういう文章に反吐が出る人は、間違いなく読まない方が良いです。
※今回の記事は、ミュージカルとはまったく関係のない文章が多いので、ちゃんとした感想が読みたい人は、別のブログに行った方が良いんじゃないかな。

 

本当は2月中に更新しておきたかったんですが、いろいろあってすっかり遅くなった4月半ばの本日、そこはかとないヤレヤレムードを漂わせながらアッサリめの記事をアップしておきますよ。

 

僕と奥さんが結婚したのは14年前の2月2日であり、それから結婚記念日にはお芝居やら何やらを観に行くのが恒例となっていましてね。一昨年前からは娘のマナ子(仮名/7歳)も連れて行こうということで、劇団四季の「ライオンキング」やら「アラジン」やらを観てきたんですが、しかし。今年の2月あたりに上演されているお芝居で、子どもが喜びそうなディズニー原作的な作品がなかったので、今年は仕方なく「パリのアメリカ人」をチョイス。マッスル両国大会を観た翌日、妻子と3人で渋谷の東急シアターオーブまで足を運んできました。

 

 

渋谷ヒカリエ内のお店で「値段は高めなのにそこそこの味」の蕎麦を食べましてね。

 

チケットを機械で発券したのは初めてでしたよ。

 

この日はこれを観に来たのです ( ̄ー ̄) ニヤッ

 

 

なんでこのお芝居を選んだのかというと、「素敵なパリを舞台に1人の女性に3人の男性が恋をするミュージカル」って、僕が好きな「オー・シャンゼリゼ」っぽい脳天気な世界観が感じられるというか、それなりの楽しさが約束されてそうじゃないですか(雑なイメージ)。で、実際に観てみれば、第二次世界大戦時にナチスドイツに占領された云々などの問題が絡んできて、なかなかヘビーな背景が描かれたりするからビックリですよ。ただ、小学1年生のマナ子的には戦争以上に「1人の女性に3人の男性が恋をする」というのがよく理解できないようで、奥さんにいちいち「ねぇ、あの人もあの人が好きなの?(゚Д゚しナンデ?などと聞いていて、ふふふ、とても可愛かったです  (´∀`=) ンモウ!

 

 

「パリのアメリカ人」の公式動画を貼っておきますね↓

 

 

 

一応、オチを乱暴に書いておくと、アメリカ人(画家)がヒロインをゲットして終わってたんじゃないかな、たぶん(うろ覚え)。まぁ、さすがは劇団四季、歌と踊りのクオリティは相変わらず高いので僕はそれなりに面白かったし、奥さんもそこそこ楽しめた様子。アカデミー賞作品賞などを受賞した映画版が“「UTAMARU-NEXT」の付き合いで加入したU-NEXT”にあったのでね、今度観てみようと思った程度には好きなお芝居でしたよ (・∀・) ヨカッタ! 鑑賞後は、お義母さん&お義姉さんも合流して、新宿の「六歌仙」で焼肉&カニの食べ放題を堪能して帰った次第。来年もまた幸せなムードで結婚記念日を迎えられますように。

 

 

食べ放題、最高でした!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

いつか家族に(ネタバレ)

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※今回の記事は、本作が好きな人は不快になると思うので、読まない方が良いです。
※本作は「カミヤマ 春の“マン”祭り」対象作品です。


<この映画を観た理由>

昨年12月に公開されて1月に観た映画の感想を4月半ばにアップするーー。どうしてこんなことになったのかについては、あとで自分の胸に手を当てて考えるとして。ハ・ジョンウという俳優は大好きですけど(最近だと「お嬢さん」「1987、ある闘いの真実」の演技が最高だった!)、彼の監督作と言われても別に興味はないし、それが「いつか家族に」なんてハートウォームな人情ドラマ感がムンムン漂うタイトルだったら、なおさらじゃないですか(苦笑)。そんなワケで、まったく観ることはないと思っていたんですが、12月下旬某日、シネマート新宿「恐怖の報酬 オリジナル完全版」を観に行った時のこと。エレベーターに乗ろうとしたら、こんな貼り紙が目に入ったのです↓

どうやら飲食店とのタイアップのようですが…。


えぇっ! タダで肉まんがもらえるの!? Σ(゚д゚) マジ!?


「神楽坂五十番」とのタイアップーー。鑑賞後に「神楽坂五十番」の総本店か新宿小田急エース店に半券を持っていくと、肉まんを1つプレゼントしてもらえるというのだから、「なにこの太っ腹なサービス!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と興味ゲージが一気に満タンですよ。とは言え、2019年こそは「新作映画の鑑賞は年間120本まで」という掟を守るつもりであり、たかが肉まんに釣られて、こんな「普段は観ないジャンルの作品」に足を運ぶのはどうなのか? そんなワケで、ダメ、ダメよ、こんな映画、観に行っちゃダメ…と心を凍らせていたんですけど、年が明けた1月16日(木)、シネマート新宿で「レッスル」を観た帰りに、また肉まんの貼り紙が目に入っちゃいましてね… (ノД`) イヤン つーか、よくよく考えれば、ハートウォームな人情ドラマだって好きな作品はあるし、映画を観たらタダで肉まんがもらえるなんて、やっぱりオトクとしか言いようがないのではないか。しかも、「映画の上映は1月17日(金)まで→チャンスはもう明日しかない!」となると、どうにもガマンできなくなって、ちくしょう、観に行っちゃったYO!ヽ(`Д´)ノ キィィィィッ!

小さめのスクリーン2、客席はかなり埋まってたような。ハ・ジョンウ人気?


記事の切り抜きがあったので、貼っておきますね。









いつか家族に



原題:Chronicle of a Blood Merchant
2015/韓国 上映時間124分
監督・脚本:ハ・ジョンウ
原作:ユイ・ホア
脚本:キム・ジュホ
出演:ハ・ジョンウ、ハ・ジウォン、ナム・ダルム、チョ・ジヌン、ユン・ウネ、チュ・ジンモ、ミン・ムジェ、イ・ギョンヨン、キム・ソンギュン、キム・ヨンエ
パンフレット:なし
(あらすじ)
朝鮮戦争終戦直後の1953年。現場仕事でなんとか食いつないでいるサムグァン(ハ・ジョンウ)は、ポップコーン売りの美しい女性オンナン(ハ・ジウォン)に一目ぼれする。オンナンには羽振りのよい恋人の存在があったが、そのことを知りながらもサムグァンはオンナンにプロポーズし、彼女の父親を説得し、2人は結婚する。3人の子どもを授かり、けっして裕福ではないものの一家は幸せな毎日を送っていた。しかし、11年間わが子として育てた息子が、実は他人の子ではないかという妙な噂が流れ出す。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




29点


「悪趣味なものを見せられた ( ゚д゚)」と思ったり。


鑑賞後の心境を代弁するグレート巽の画像を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。
悪趣味なものを見せられた


本作は中国の作家・余華のベストセラー小説「血を売る男」をベースに、朝鮮戦争休戦直後の韓国に舞台を変えて映画化した作品だそうで。お話を適当に書いておくと、前半は、ポップコーン売りのオンナン(ハ・ジウォン)に恋をしたサムグァン(ハ・ジョン)がプロポーズ→3人の子どもを授かりまして。たまに血を売りながらノホホンと暮らしていたら、長男のイルラク(ナム・ダルム)が他人の子だということが判明して(元彼にレイプされて妊娠してた)、驚くほどハードに当たるようになるも、最終的には「やっぱりオレの子だッ!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!」って感じに着地しましてね。後半は、そのイルラクが難病になってしまい、助けるためのお金を稼ぐために血を売りまくって瀕死になるも、結局、オンナンが腎臓を売ってめでたしめでたし。家族全員で肉まんを食べて終わってたんじゃないかしらん(うろ覚え)。


なんとなく劇中でエア肉まんを作るシーンを貼っておきますね↓




タイトルに「マン」が付かないのに、なぜ本作が「カミヤマ 春の“マン”祭り」対象作品になっているのかというと、劇中で肉まん「ささやかな幸福の象徴」として扱われていたから…なんて話はどうでも良いとして。ハッキリ言って、前半の「サムグァンのイルラクへの大人げない塩対応」が本当に酷くて、不快で仕方がなかったというか。製作者サイドも観客がそう感じることはわかってて、ちょっとユーモラスに見せよう的な演出があったりするものの、とは言え、いくら男としてのメンツを潰されて怒っているとしても(その悔しさ自体はスゲーわかる)、「1人だけ外食に連れて行かない」とか1ミリも許せないレベルじゃないですか。激怒しすぎて劇場を出たかったほどであり、そりゃあサムグァン役のハ・ジョンウやイルラクを演じたナム・ダルムの演技は素晴らしかったし、有名俳優たちによるカメオ出演の数々はオトクな気分になったし、後半の「子どものため、必死に血を売るハ・ジョンウ」の姿にはグッときたし、みんなで肉まんを食べるラストシーンはちょっと泣けたしと、好きなところもあるんですが、トータルすると「悪趣味なものを見せられた ( ゚д゚)」という気分。正直なところ、鑑賞直後の評価は10点だったのです。


前半を鑑賞中の僕の気持ちを代弁する竹熊健太郎先生を貼っておきますね(「サルまん」より)。
クキェー!!


ただ、鑑賞後、「神楽坂五十番」の新宿小田急エース店に半券を持っていったら、タダで肉まんがもらえましてね(微笑)。翌朝、家で温めて、3つに分けて奥さん&娘と一緒に食べてみれば、ささやかだけどとても幸せな時間を過ごせたのです 川´∀`)(´∀`(´∀`し ナカヨシ その肉まんはボリューミーかつジューシーで、こんな素晴らしい肉まんを食べられる私は、きっと特別な存在なのだと感じました(唐突なパクリ)。だから、こんな素敵なタイアップ企画を考えてくれた配給会社の人に感謝を込めて、本作の評価は29点。僕はまったく好きじゃないけど、ハ・ジョンウが好きな人は観ておくと良いかもしれませんな。


映画の半券を持って訪れたのは、「神楽坂五十番」の新宿小田急エース店


ただで肉まんをもらっちゃった! やった、やったYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ!


もらうだけじゃ悪いので、エビチリまんも購入。そりゃあ、美味かったよ(突然のタメ口)。


翌朝、この肉まんを3人で食べたのでした。



おしまい 川´∀`)(´∀`(´∀`し ナカヨシ




余華(ユイ・ホア)による原作小説。スゲー評判良いですな。



ハ・ジョンウが最高だったR18指定ムービー。僕の感想はこんな感じ



ちょっと連想した是枝裕和監督作。僕の感想はこんな感じ







それだけが、僕の世界(ネタバレ)

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それだけが、僕の世界



原題:Keys to the Heart
2018/韓国 上映時間120分
監督・脚本:チェ・ソンヒョン
製作:ユン・ジェギュン
撮影:キム・テソン
美術:イ・テフン
音楽:ファン・サンジュン
出演:イ・ビョンホン、パク・ジョンミン、ユン・ヨジョン、チェリ、ハン・ジミン、
パンフレット:★★★★(800円/イ・ビョンホンの笑顔だけの見開きはどうかと思ったけど、深沢潮先生のレビューに泣いた!)
(あらすじ)
ボクサーとしてかつてはアジアチャンピオンにまで上り詰めたが、40歳を過ぎたいまは落ちぶれ、その日暮らしをしているジョハ(イ・ビョンホン)。幼い頃から両親と離れ、孤独の中で拳を頼りに生きてきたジョハだったが、ある日、17年ぶりに別れた母(ユン・ヨジョン)と再会。サバン症候群の弟ジンテ(パク・ジョンミン)の存在を初めて知る。天才的なピアノの腕を持つジンテがコンテストに出られるよう、面倒を見てやってほしいと母から頼まれたジョハは、弟の面倒を見始めるのだが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


昨年12月に公開されて1月に観た映画の感想を4月半ばにアップするーー。どうしてこんなことになったのかについては、あとで自分の胸に手を当てて考えるとして。僕は基本的に「ハートウォームな人間ドラマ」を積極的に観ることはないんですが(苦笑)、主演がイ・ビョンホン&元プロボクサー役ということで、「何らかの格闘アクションが観られるのでは!Σ(°д° ) クワッ!」と期待して前売り券を購入。ただ、仕事やらブログやらが忙しくて、なかなか観に行けなくてね…。結局、公開されて1ヵ月後、都内上映終了日となる1月24日(木)にTOHOシネマズ シャンテで観て来ました。いろいろと良かったです (・∀・) ヨカッタ!


前売り特典は「兄弟マグネット」でした。


3番スクリーン、1/5ぐらいは埋まってたような。



まず、劇中の時系列や構成をすっかり無視しながらストーリーを雑に書いておくと、アジアチャンピオンになったことがある元ボクサーのジョハが、ある日偶然、中学生の時に自分を捨てた母親インスクと再会しまして。インスクに誘われた&住むところがなかったので、家に行ってみれば、サヴァン症候群の弟ジンテがいたからビックリですよ。ジンテばかり可愛がるインスクに複雑な想いを抱きながらも、それなりに仲良く暮らし始めた…かと思いきや。インスクったら、ジンテ絡みでトラブルが発生すると理由も聞かずに怒鳴りつけてくるから、ジョハもすっかり「愛などいらぬ!(TДT)」気分に逆戻り。でも、母親が自分を捨てたのは暴力を振るうクズな父親(刑務所で服役中)のせいで仕方ないし、ジンテのピアノの才能は素晴らしいし、尊敬するモハメド・アリ「不可能なんてないよ、単なる思い込みだよ ( ´_ゝ`)」なんて言葉を遺していた…ということで、ジョハはガンで余命幾ばくもないインスクを赦しましてね。ピアノコンクールでジンテは見事な演奏を披露して、今後はそれなりに生きていけそうなムードが漂って、インスクの葬式の日に信号を渡る時、ジョハはジンテと手を繋いだのでしたーー (´∀`(´∀`=) ナカヨシ


最後はこんな感じでしたよね、確か(うろ覚え)。



本作のタイトルは、ドゥルグッカ(野菊)というバンドの「それだけが僕の世界」という曲から引用されているそうですが、劇中のどこで使われたのか、全然覚えてない…なんてことは置いとくとして。本作には良いところがたくさんあるんですが、まず、イ・ビョンホンが最高でした。「ジョハの粗暴な振る舞いは寂しさの裏返し」ということが伝わってくるだけでなく、自然なコミカル演技で笑わせたりとか、安定の素晴らしさ。さらに、短いながらも生意気な総合格闘家を相手にした格闘シーンも観られて、とても美味しゅうございました (o^-')b ゴチソウサマ そして、ジンテを演じたパク・ジョンミンにも驚かされたというか。普通にピアノが弾けるから「そういう人をキャスティングしたのね」と思っていたら、パンフによると本作の出演が決まってから3ヵ月間猛特訓をした成果だというから、「マジかよ… (`Δ´;) ヌゥ」と。いや〜、世の中にはスゴい役者さんがいるものですな。


イ・ビョンホンは何をやっても見事な男ですよね〜。


ただ、ビックリさせられたのはパク・ジョンミン! まさかピアノを特訓して弾けるようになってたとは…。


そのことを知った僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。
マジかよ....


あと、終盤の展開も好きでした。僕が本作で最も心に沁みたのは「ジョハが親を赦すくだり」でして。結局、母親が一番大事なのはジンテであり、ジョハのことなんて二の次なんですが、そんな“人間のままならなさ”も含めて「仕方ない」と赦せる心。まぁ、所詮は綺麗事だし、別に親を赦せない子どもがいたって全然間違っていないと思うんですが(ジョハも父親は赦さないワケだし)、とは言え、そういう綺麗事って大事なのかも…なんて思ったりしてね。ちょっと自分と父親の関係を当てはめたりと、いろいろと考えさせられた次第。その他、本作に出てくる母親全員が自立したシングルマザーだったのも興味深いというか、なんて言うんですかね、最近の韓国映画では「暴力的な男性」と「強い(もしくは強くあろうとする)女性」がよく出てくるような気がします。その他、パンフに載っていた「チラシ配りのシーン、イ・ビョンホンが配っていることに通行人がまったく気付かなかった」というエピソードが面白かったですよ。


インスクを演じたユン・ヨジョン、「ザ・韓国の母親」って感じで良かったですな。



一応、少し乗れなかったところもあって。「ジョハを車ではねた女性が、たまたまジンテが憧れていた義足のピアニストだった」という展開はさすがに都合が良すぎるなぁと。それと、とても便利なWikipediaによれば「サヴァン症候群とは、知的障害や発達障害などのある者のうち、ごく特定の分野に限って優れた能力を発揮する者の症状を指す」そうですが、「ジンテが何の特技もない障害者だったらどうなったのかな」なんて意地悪なことを考えたりしたし、そもそもジンテの「一度聴いた曲はピアノで再現できる能力」はX-MENじゃないかと思うし、そんなスーパー能力を持っている人はもっと早く注目されているんじゃないか…って、大人げないですかね (´∀`;) スミマセン まぁ、何はともあれ、ちょっと文句を書いちゃいましたが、トータル的にはとても良い映画でした (・∀・) ヨカッタ! もうすぐソフトがリリースされるので、気になる人は観てみてくださいな。おしまい。




なんと今月24日にはソフトが発売される様子。早いなぁ… (`Δ´;) ヌゥ



チェ・ソンヒョン監督が脚本を担当した映画。あまり興味はないです。



昨年、同じ映画館で観たイ・ビョンホン主演作。僕の感想はこんな感じ



ちょっと思い出した映画、その1。若いころに観ましたが、大好きでしたよ。



ちょっと思い出した映画、その2。僕の感想はこんな感じ







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