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りさいくるずー(東映まんがまつり2019)(ネタバレ)

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りさいくるずー(東映まんがまつり2019)



2019/日本 上映時間11分
監督:べんぴねこ
原作:coyote
声の出演:べんぴねこ、松井恵理子、後藤ヒロキ
パンフレット:「東映まんがまつり(2019版)」の同項参照
(あらすじ)
体がダンボールの探検家コンビ、ネコのヤマオリとイヌのタニオリは、ダンボールの星にやって来る。足りないものをダンボールで作り出しながら、ダンボール神殿に眠る伝説のお宝を目指して大冒険を繰り広げるヤマオリとタニオリだったが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




65点


※今回の記事は「LEGO(R) ムービー」のネタバレに触れているので、知りたくない人は読んじゃダメ! つーか、「LEGO(R) ムービー」は良い映画なので、観てみて!m9`Д´) ビシッ

「東映まんがまつり」の3本目。「映画 爆釣バーハンター 謎のバーコードトライアングル! 爆釣れ!神海魚ポセイドン」の次に始まったんですけど、悪くはなかったですヨ ( ´_ゝ`) マァマァ


僕の気持ちを代弁する姫川勉を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。



最初にあらすじを乱暴に書いておくと「体がダンボールの探検家コンビがダンボールの星で冒険した末にお宝をゲットしてみれば中身はニンジンだった」というたわいのないお話なんですけれども(サラッと失礼な文章)。登場キャラクターが工作担当であるダンボールジョーさんの手によってすべてダンボールで作られているのが面白くて、さらにはそれらがストップモーションアニメで動きまくるから、なかなか可愛いのです (´∀`=) カワイー しかも、「主人公たちがピンチに陥ると、創造主(子ども)が新しい乗り物などを作って助ける」というメタ的な展開がユニークで、ちょっと「LEGO(R) ムービー」を連想いたしました。


ダンボールジョーさんの動画↓ 「リサイクル×ZOO=りさいくるずー」って、わざわざ書かなくてもわかってますよね… (´Д`;) ゴメンナサイ




そんなワケで、基本的に文句はないんですけど…。正直なところ、片方のキャラが酷い目に遭うみたいな展開が多かったのがあまり好きではなかったし、創造主である子どもが登場した時、「あのぐらいの子どもがここまで精巧なダンボール工作をできるものかしら? (`∀´) オホホホホホ」なんて意地悪なことを思ったりはしました、すみません。何はともあれ、娘は結構満足したみたいだし、僕も嫌いではなかったです。で、ようやく最後の作品「映画 おしりたんてい カレーなる じけん」が始まったんですが、それはまた別のお話。




ちょっと思い出した映画。僕の感想はこんな感じ



昨年公開されて気になっていたものの、観に行けなかった映画。ダンボール繋がりで。









映画 おしりたんてい カレーなる じけん(東映まんがまつり2019)(ネタバレ)

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映画 おしりたんてい カレーなる じけん(東映まんがまつり2019)



2019/日本 上映時間29分
監督:平山美穂
原作:トロル
声の出演:三瓶由布子、齋藤彩夏、渡辺いっけい、太田光
パンフレット:「東映まんがまつり(2019版)」の同項参照
(あらすじ)
町に新しくオープンする店で、カレーに使う大切なスパイスが無くなる事件が発生。見た目はおしりだが推理はエクセレントな名探偵“おしりたんてい”は、助手ブラウンとともに解決に挑む。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※今回の記事は、映画とはまったく関係のない文章がダラッと書かれているので、気をつけて!

「東映まんがまつり」の4本目であり、最後の作品。「りさいくるずー」が終わって、とうとう始まったんですけれども。「よもやあれ程とは…ッッ (゚д゚;)」と思ったり。


鑑賞中の僕の気持ちを代弁する本部以蔵を貼っておきますね(「刃牙道」より)。



子どもの多くはお尻が好き…ってのは、いわゆる「肛門期」ということなのかもしれませんが(違う)、僕の娘のマナ子(仮名/7歳)もそんな感じでしてね。唐突に2007年の話をしますけど、ジャン=クロード・ヴァン・ダムファンとして知られる芸能人・関根勤さんの子育てDVD「お父さん」に出てくる「フライングお尻」(自己を発狂寸前まで追い込む荒業により体得できる奥義)に感銘を受けた僕は「いつか子どもができたら…」と、そっと拳を握りしめたものでした。だが時は経ち、今じゃマナ子のパパ、 そこら中で朝、聴かすパンパパン(なんだこれ)。結局、「フライングお尻」の体得はなりませんでしたが、そこからヒントを得て、「プリプリプリプリ…」と奇声をあげつつお尻を振って娘に迫っていく技「プリプリお尻」を完成。彼女が生まれて7年経った今でも実戦で十分通用する技となっている…って、ごめんなさい、自分でも何を書いているのか、よくわからなくなってきました (´Д`;) スミマセン

要は、多くの子どもはお尻が好きで、うちの娘もまたお尻好きということです(2回目)。最近、「クレヨンしんちゃん」を観るようになった理由を聞いたところ、「お尻をプリプリさせて踊るから!m9`Д´し ビシッ」という己の嗜好を一切隠さない返答をしてきたほどのお尻好きーー。そんなマナ子が、「顔が尻」であり、名前もまた「尻」である男が主人公のテレビアニメ「おしりたんてい」を愛さないワケがなくて。原作となった絵本にはそれほど食いつかないものの、テレビアニメは録画して何度もリピート視聴しており、この「東映まんがまつり」を観ることになったのも「おしりたんてい」目当て。それはこの日、劇場に押しかけてきた他の子どもたちも同様のようで(もちろん他作品のファンもいたとは思いますが)、1本目の上映開始とともに各座席から「『おしりたんてい』、まだー? (゚⊿゚) マダー?」なんて“子どもならではのストレートな不満”が聞こえてきたし、ようやく「おしりたんてい」がスタートすると、子どもたちのテンションが他の作品の時とは明らかに違っていたから、「マジか!Σ(゚д゚;)」と。あれほど子どものハートを掴んでいるなんて、「おしりたんてい」が少し恐ろしくなりましたよ…。


それまではこんなイメージで、おとなしく鑑賞していた子どもたちでしたが…。


「おしりたんてい」が始まった途端、こんなテンションになっていたのです(「グラップラー刃牙」より)。


僕は「グレート巽のカリスマ性を目の当たりにした丹波文七」のような気持ちになりましたよ(「餓狼伝」より)。
片手一本で場内をまとめやがった


お話を適当に書いておくと「パオットさんがカレー店を開くためのスパイスをなくしたので、おしりたんていが捜査したところ、チンピラ感溢れるアルパチが財布と一緒に拾っていたことが判明する」という内容でして。そこに、かいとうUが絡んできたり、犯人のアルパチ役が爆笑問題の太田光さんだったり、テレビ版より多めに謎が隠されていたりと、映画版ならではの豪華さがプラスされていた印象。そりゃあ「小学校低学年でも楽しめる謎解きアニメ」ですから、謎解き云々のレベルはアレですけど(汗)、おしりたんていの気取った紳士キャラは面白いし、登場人物や世界観も可愛い上になかなか完成度が高いので、マナ子がスクリーンに釘付けだったのはもちろんのこと、僕もそれなりには楽しめたというね。


「おしりたんてい」の公式解説動画を貼っておきますね↓




とは言え、僕は46歳のオッサンですよ、「顔が尻のキャラクター」をスムースに受け入れられないところがあって。だってさ、「顔が尻」なんですよ? しかも、作者は100パーセント故意犯であり、「辛い食べ物が苦手」という設定などで「口の部分はやっぱり肛門なの?( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )」といちいち臭わせるだけでなく、モロに口っぽい部分から屁まで出すワケで(かいとうUは頭にウンコ乗せてるし!)、本当に申し訳ありませんが、やっぱり気持ち悪くないですかね? ちくしょう、どうしても見つからなかったんですが、有名なニコちゃん大王とかプリプリマンとかの前に、幼いころに読んだ確か赤塚不二夫先生あたりの漫画に「顔が尻」のキャラが登場していて。そいつったら口からウンコっぽいのを出すから、トラウマになったんですけど、そのキャラを思い出すというか。ううむ、子どもたちはなんであんなに好きなんだろうな… (`Δ´;) ウーン


とりあえず有名なプリプリマン登場シーンを貼っておきますね(「キン肉マン」より)。どこにいるか、わかるかな?(「おしりたんてい」風に)



な〜んて、今さらな文章を垂れ流してしまいましたが、さっきも書いたようにそれなりには楽しかったし、何よりもマナ子が超上機嫌だったので、本当に観て良かったなぁと。劇場から出る際も「おしりたんてい、ププッと〜♪ (´∀`し」なんて歌っているほどだったので、「今日、観た中で何が一番面白かった?」と聞いてみたら、『キュウレンジャー』の映画!m9`Д´し ビシッ」と即答してきたから、子どもとは無情なもの、ですな(知った風な口で)。以上、「東映まんがまつり」4本立ての感想を終わります。




トロル先生による原作絵本。ちょっと興味あります。



テレビアニメのDVDでございます。



テレビアニメのミニアルバムを貼っておきますね。








先週の備忘録(2019/5/14~5/20)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、仕事→映画を2本鑑賞→「か和もっち」
水曜日、仕事
木曜日、映画を3本鑑賞→仕事
金曜日、ボランティア→仕事→「ジゴワットレポート 東京エンドゲーム」
土曜日、ブログ書き→夕方から娘と過ごす
日曜日、ブログ書き→夕方から娘と過ごす
月曜日、仕事→映画を3本鑑賞
※先週観た映画は8本でした。



ブログを読んだ人に「体調は大丈夫なんですか?」と聞かれたら、往年の中畑清選手ライクに「絶好調!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ」と答える僕ですけど(古い)、ここ数週間はあまり良くない感じ (´・ω・`) ウーン また病院に行くつもりですが、ちゃんと検査した方が良いかもしれないし、別にしなくても良いかもしれないな…なんてことは置いとくとして。火曜日は帰宅後に仕事をするつもりだったのに、帰り道、練馬の「か和もっち」で飲むという予定外の行動ですよ。引っ越してから練馬駅が通勤ルートになってしまっため、立ち寄りやすくなっちゃったんですよね…。とは言え、「常連BIG3」のうちの2人とあーだこーだと楽しく飲めたし、お酒も料理も美味しかったので、ノー後悔。ただ、帰りにカレーを食べたのは良くなかったかなぁと思ったりしたものの、黒沢薫さんから「カレーは常に正しい選択です」というありがたいお言葉をいただいたので、ゆうきりんりんなのでした (´∀`=) ナンダソリャ で、先週はなんだかんだと映画を8本観ちゃったのに、アップできた感想は3本なので、記事がドンドン溜まっていくというこの悪循環、ああん、残念だけどダメ人間って感じがしちゃうカナー ┐(´ー`)┌ ザンネーン!


「か和もっち」以降の飲食。この日のパスタは最高でした!


先週観た映画。ううむ、観た本数と同じだけ感想をアップしないとなぁ…。



それと、書いておきたいのが金曜日。予想外にバタバタしたんですけど、夕方までに何とか仕事を終わらせて、「ジゴワットレポート 東京エンドゲーム」に参加するために中野へ。もうね、「ジゴワットレポート」結騎了さんったらブログで高い文章力&考察力をビシビシ発揮していますけど、ああん、トーク力もハイレベルでしてね…(しみじみ)。そして、今回のイベントの発起人兼相方である始条明さんまで話が恐ろしく達者であり(仕事でインタビューなどをしているそうな)、そんな2人の「オタク全開トーク」は特濃のひと言でした。イベントは始条さんによる「祝え!『ジゴワットレポート』の東京凱旋である!(`∀´)ノ」という宣言から始まって(参加者から「この人、虚言癖があるの?」と思われそうなウソ)、「アベンジャーズ エンドゲーム」「平成ライダー」「ジゴワットレポート」という3つのお題を1時間ずつ語っていく構成になっていたんですが(詳細は結騎さんのブログを参照のこと)、「もうこんなに時間が経ったの!?Σ(゚д゚;) ハヤイ!」と驚かされるほど楽しかったです(ある意味、タイム泥棒?)。会場の雰囲気がスゲー温かかったのも良かったなぁ。僕的には、イベント終了後、懇親会でお2人に少し挨拶させていただいて(照)、会場で偶然お会いしたえすたかさんと23時過ぎに帰ったんですが、この2人のイベントは今後プラチナチケット化するんじゃないかと思ったり。いや〜、マジで行って良かったです。


「平成ライダー」への思い入れとか「オタク」のポジティブ化とか(良いこと)、いろいろ考えさせられました。



その他、土日は昼間にブログを書いて、夕方は娘のマナ子(仮名/7歳)と遊びまして。両日ともぬいぐるみを使ったおままごとに興じたワケですが…。ううむ、ボンヤリした文章になりますけど(汗)、娘が扱うキャラは相当なメアリー・スーであり、それゆえに「学校ではこういう目に遭っているから、こういう行動に憧れているんだろうな」というのがスゲー伝わってくるから、ちょっと涙が出てくる。だから、あまりにもNPCへのあたりがキツめだったりする時は「お友だちにはそういうことを言っちゃダメだよ」的な注意をしたりもするんですが、とは言え、娘にとって「ストレス発散の場」にもなっているから可哀想でもあって。何はともあれ、彼女が求める限りは一緒におままごとをしようと思うし、すでに「大人になったマナ子がおままごとを卒業してぬいぐるみたちを処分しようとするシーン」などを幻視してフライング涙を流していたりする…って、電波!(°д°;) コワーイ!


マナ子が手に持っているやつ以外は全部僕の担当なので、なかなか疲れるのです。



さて、最後に今週の予定を書くと、火曜日の夜は元部下のMくんと飲みながら「エンドゲーム」の話をすることになっていて。水曜日はそのまま仕事をして、木曜日は渋谷の「MeWe」で20時から開催される「タマフル・トップ5・生活は踊る・アフター6ジャンクションリスナーオフ会」に参加するつもり。「人間交差点2019」に行った時「タマフル」準レギュラーのたわわちゃんからいただいた「アトロクZINE」が非常に面白かったのでね、関わった人たちを褒めに行かなきゃなぁと。僕なんてたわわちゃんに写真を撮ってもらっただけで何もしてないんですが(汗)、あんな素敵な「ZINE」に参加させていただいて、とても光栄ですよ… (ノω・、) アリガタイ たぶんこの日は19時ごろから入店して飲食物をモリモリ食べるつもりです。


これが「アトロクZINE」だッ! ちょっとほしくなりませんか?


僕はグラビアで参戦しているというね。ポエムはたわわちゃんです。



金曜日は仕事をサボッて映画を観に行って(社会人失格な計画)、土日は家族と適当に過ごして、月曜日は、漫画家のモティカ先生と練馬の「か和もっち」で飲むことになっております。というのは、実は取材協力をした漫画を献本していただくからです!m9`Д´) ビシッ まぁ、取材協力といっても警察にいたころの話をダラダラと話しただけなんですが、そんな経験は初めてでしてね…(遠い目)。思いっきりBL本みたいなので(未読だけどamazonの紹介文に「モティカ先生こだわりの〝雄っぱい〟にご注目!」とか書かれてるし…って、〝雄っぱい〟ってなに!? Σ(°д°;) ナニ!?)、ハッキリ言って、読む人をかなり選ぶとは思いますけど、当ブログ読者で「腐」の属性を持つ方は読んでいただけるとうれしいです。


最後に今月の推薦曲、NONA REEVES「今夜はローリング・ストーン feat. RHYMESTER」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。





喜望峰の風に乗せて(ネタバレ)

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喜望峰の風に乗せて



原題:The Mercy
2017/イギリス 上映時間101分
監督:ジェームズ・マーシュ
製作:グレアム・ブロードベント、ピート・チャーニン、スコット・Z・バーンズ、ニコラ・モベルネ、ジャック・ペラン
製作総指揮:オリビエ・クールソン、ロン・ハルパーン、ジェニー・ボーガーズ、ダン・マクレイ、クリスティーン・ランガン、ダーモット・マキヨン、ジョニー・パーシー
脚本:スコット・Z・バーンズ
撮影:エリック・ゴーティエ
美術:ジョン・ヘンソン
衣装:ルイーズ・スターンスワード
編集:ジンクス・ゴッドフリー、ジョーン・ソーベル
音楽:ヨハン・ヨハンソン
出演:コリン・ファース、レイチェル・ワイズ、デビッド・シューリス、ケン・ストット
パンフレット:★★★★(800円/コラム3本は読み応えあるし、観音開きの解説ページが素敵です)
(あらすじ)
1968年、イギリス。ヨットによる単独無寄港世界一周を競うゴールデン・グローブ・レースが開催されることに。華々しい経歴を持つセーラーたちが参加する中、航海計器の会社を経営するビジネスマン、ドナルド・クロウハーストが名乗りをあげる。アマチュアの果敢な挑戦にスポンサーも現われ、家族や周囲の期待に押されながら出航するドナルド。そんな彼を待ち受けていたのは、過酷な自然と耐え難い孤独、そして自分自身の思いがけない行動だった。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


ううむ、すっかり5月下旬なのに、今さらながら1月に観た映画の感想垂れ流しますね。正直、主演のコリン・ファースは好きだから「2019年1月に観たい映画の覚え書き」では「△」を付けましたけど、とは言え、こんな感動ムードがプンプン漂う作品にはあまり興味がなくて(苦笑)。足を運ぶ気なんてゼロに近かったんですが、しかし。ちょうど1ヵ月フリーパスをゲットしていたのもあって、なんとなく「観てもいいかな」気分になったのだから、人間とは不思議なもの、ですな(知った風な口で)。で、フリーパスの期限が切れる1月下旬某日、TOHOシネマズ シャンテに足を運んできました(その後、「映画刀剣乱舞」をハシゴ鑑賞)。「苦痛い!!! (`´;)」と思ったり。


地下のスクリーン3、ほぼ満席だったような。


僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。



最初にお話を超適当に書いておくと、舞台は1968年のイギリス。航海計器の会社を経営するドナルド・クロウハーストが人生の一発逆転を狙って、最新設備を備えたヨットを製作。5000ポンドの賞金がもらえるゴールデン・グローブ・レース(単独無寄港世界一周ヨットレース)に参加したものの、初めての航海は予想以上に大変でして。「これ以上進むと死んじゃうし、でもリタイアすると破産しちゃうし… (`Δ´;) ドウシヨウ」と悩んだ揚げ句「航海日誌を捏造して、世界一周したことにすれば良かろうなのだぁぁぁっ!(;`∀´)」無線でウソの現在地を報告しちゃうのです。ただ、結局、このままゴールしても捏造がバレちゃうということで、最終的にドナルドは姿を消しましてね(入水自殺したっぽい)。その後、ヨット&航海日誌が発見されて真相が発覚し、残された妻子は「無茶しやがって… (ノω・、し」と海を眺めつつ、夫の帰りを待って終わってたような、終わってなかったような…(うろ覚え)。


オチを知ってからこっちのポスターを見ると「無茶しやがって」感があるような。



最初に抱いた感想は「こういう話だったの!? Σ(゚д゚;)」と。事前情報をまったく入れてなかったし、ドナルド・クロウハースト失踪事件のことも知らなかったので(こちらの記事こちらの記事がタメになります)、「初めてヨットレースに参加した男が海の厳しさを味わいつつも、頑張って家族の元に帰る」的な話かと思いきや、「仕事が上手くいってない男が廃水の陣でレースに臨んだものの、ダメだったので自殺する」という、まったく救いのない後味の悪い作品だったから、かなり驚きましたよ。ヨットで大海に出る大変さがキッチリ描かれている上に、コリン・ファースの「精神的に追い詰められてます (°∀°)b シニタイ!」演技も素晴らしいから、観てて退屈することはなかったんですけど、まぁ、キツい映画でした。


公式の本編映像↓ 僕は毎日お風呂に入れない時点で絶対やりません。




準備不足が露呈しているにもかかわらず、周囲の期待に逆らえなくてレースに出て悲劇的な末路を迎えてしまうあたりは、「登山家の栗城史多さんがエベレストで死んだニュース」を連想しましたが、僕自身も主人公と重なるところがあって。いや、額が床につくぐらい頭を下げ毎日働いているお父さんだったら、誰しも共感する部分が確実にあるというか。「周囲の期待に応えなくちゃ」とか「やれる自分を見せなくちゃ」といっただけでなく、何よりも「妻子を失望させたくない」って思うから、帰れないドナルドが他人事には思えなくて。中盤から終盤にかけてはとにかく「痛い、激痛い、苦痛い、辛苦い、イタい!(`Δ´;)」と悶絶しながら鑑賞した次第。


あらためて僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。



一昨年のちょうど今ごろ、僕も仕事で追い詰められまして。よく「死ぬ気になれば何でもできる」とか言うけどさ、死にたいと思う時ってそういうことじゃないんですよ。もう「何かをやること」とか「自分が存在すること」が嫌になるんですよね。ただ、最近はそういう時に「もし5億円あったら…?」と考えるようにしていて。そうなると、僕ごときの「死にたい気持ち」なんて大抵は雲散霧消するから、「所詮は金で解決する悩みなんだな」と思うとなんとなく勇気が湧いてくるし、この文章を読んだどこかの富豪が「ほほう、面白いブログだな!(`∀´)」と5億円をポンとくれたりしないものか、どうなのか。


ここまで読んだ人の気持ちを代弁する素敵な曲を貼っておきますね↓




ううむ、関係ない駄文を書き散らかしちゃいましたな… (´∀`;) スミマセン そんなワケで非常に考えさせられる&身につまされる映画だったんですけど、ごめんなさい、僕は「ヨットに乗って海に出るのは男のロマンだぜ!」的な欲望がゼロなので(船酔いするし、肌がベタベタして不快だし)、ボンヤリと70点という着地。ただ、良い作品なのは間違いないので、気になる人はチェックすると良いザンス。




デジタル盤のサントラ。輸入CD盤もあります。



唯一観ているジェームズ・マーシュ監督作。僕の感想はここの2本目



7月2日にはソフトが発売されるのです。




平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER(ネタバレ)

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平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER



2018/日本 上映時間100分
監督:山口恭平
原作:石ノ森章太郎
脚本:下山健人
アクション監督:宮崎剛
特撮監督:佛田洋
音楽:川井憲次、佐橋俊彦
出演:奥野壮、犬飼貴丈、押田岳、大幡しえり、渡邊圭祐、赤楚衛二、高田夏帆、武田航平、水上剣星、福崎那由他、斎藤汰鷹、大東駿介、石丸謙二郎、生瀬勝久、佐藤健
声の出演:滝藤賢一、関俊彦、遊佐浩二、てらそままさき、鈴村健一、賀集利樹、須賀貴匡、井上正大、西銘駿
パンフレット:★★★(720円/いつもの感じのパンフ。DVD付きは売り切れてました)
(あらすじ)
仮面ライダージオウこと常磐ソウゴと仮面ライダービルドこと桐生戦兎の世界で、それぞれ仲間たちが次々と記憶を失っていく異変が発生していた。そんな2人の前に、すべての歴史を消し去さろうと企むスーパータイムジャッカーのティードが現れる。ティードはアナザー電王とアナザーWという強力な手先を差し向け、シンゴという少年を追っていた。シンゴを守る戦いの中で、ソウゴは仮面ライダー好きの青年アタルに出会うが、一方の戦兎は、ティードに洗脳されて操られてしまい……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※この映画については、結騎了さんによるこちらの記事こちらの記事を読むべし!m9`Д´) ビシッ

昨年の12月22日に公開されて、今年の1月8日に観ている映画なのに、5月25日に感想をアップするーー。もうね、スゲー今さら感が強いし、結騎了さんのレビューを読めば十分なんですけど、とりあえず更新しておきますよ。一応、「冬のライダー映画」は観る主義なので、昨年末に前売り券を購入。年明けに取引先の特撮オタクの人と新宿バルト9で鑑賞しまして。さらに、5月8日からソフトがリリース配信も始まったので、レンタル視聴いたしました。良い映画でしたなぁ (´∀`) エラソウ


前売り特典は「無敵の激走ライダーキック!」でしたよ。


広めの8番スクリーンは、半分ぐらい埋まっていた記憶。



まず、劇中の時系列を無視しながら超雑かつ恣意的なあらすじを書いておくと、2018年の世界にアナザーデンライナーがやって来て、車両から逃走した7歳の少年シンゴアナザーWが追いかけるところから映画はスタート。そこに、イマジンフータロスと契約して「仮面ライダーに会いたい」という願望を叶えてもらっている高校生アタルが絡んできましてね。「仮面ライダージオウ」「仮面ライダービルド」の登場人物たちが記憶を失ったり取り戻したりする中、「シンゴとアタルは“平成仮面ライダーがフィクションの世界”から来ていた!Σ(゚д゚;)」「実はスーパータイムジャッカーティードが“平成仮面ライダーの世界”をなかったことにしようとしていた!Σ(゚д゚;)」「シンゴはアタルのお兄さんで、アタルが生まれる前日に行方不明になっていた!Σ(゚д゚;)」なんてことが発覚。あーだこーだあって、佐藤健さん本人が演じる野上良太郎 with イマジン4人衆が助けてくれたりした揚げ句、ティードがアナザーアルティメットクウガになって大暴れするも、庶民の声に応えて登場した平成ライダー20人によるライダーキックを食らって爆死しましてね(微笑)。桐生戦兎常磐ソウゴが「またね♪ ( ´∀`)(´∀`)」って感じで別れて「仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER メドレー D.A. RE-BUILD MIX」が流れるエンドクレジットに突入する直前には、それはそれは見事な大きなお友だちブラザーズ」が誕生したのでしたーー。


バイクでの集団走行シーンは圧巻でしたな。


アタルとシンゴは立派な特オタ兄弟になったというね… ( ;∀;) イイキョウダイダナー



「仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER メドレー D.A. RE-BUILD MIX」の公式動画を貼っておきますね↓




ハッキリ言って、「平成仮面ライダー・ユニバース」的な世界観での“映画としての完成度”は、昨年の「平成ジェネレーションズFINAL」の方が高かったと思うんですよ(という結騎了さんの感想のBI-N-JO-U!m9`Д´) ビシッ。正直、初見時はタイムパラドックスやら特異点やら多元宇宙やらの理屈の部分、子どもでもわかるようにしなくてはいけないとしても親切すぎる「シンゴがアタルのお兄さんだった」説明描写、各ライダーがいちいち「九郎ヶ岳遺跡」にやってくる構成などは気になったし、やっぱり物語的に「結局、あれはどういうことなのよ?(・ε・)」と思うところは少なくなかったなぁと。とは言え、どの作品も各々の世界観がしっかりしている分、「平成ライダーを勢揃いさせてアクションを見せる」というお題を違和感なく成立させるためには、「20作記念」という節目も踏まえたメメタァメタ的な内容がちょうど良かったんだろうし、実際にベターな着地だったんじゃないでしょうか。


まぁ、この場所は出し過ぎな気がしましたがー。



つーか、鑑賞前の僕的には、昨年の「平成ジェネレーションズFINAL」で感じさせてくれた「(完成度が高いという意味での)平成ライダー版アベンジャーズ」的な作品を観たかったんですけど、それでも本作は素晴らしかった。シンゴとアタルという観客が自己投影できるようなキャラクターを使って、「今までありがとう」と、製作者サイドが感謝をしてきたような映画というかさ。さっき「大きなお友だちブラザーズ」なんて書きましたが、現実世界でもそんな人たちはたくさんいて。先日、「ジゴワットレポート 東京エンドゲーム」という特撮者イベントに足を運んだら、ほぼそんな感じだったワケですけど、だが、それがいい!! ( ̄ー ̄) ニヤッ 価値観や趣味の多様化が広く認められるようになった現在、若干の照れを交えながらも特撮オタクであることを誇る若人たちは、僕が若いころは考えられなかったから、本当に良い時代になったなぁ…って。「仮面ライダークウガ」が始まった時は20代後半だったのもあって、間違いなく“子どものころから観ている人”ほどの思い入れはなく、残念ながら僕はそれほど本作がストレートにグッときたワケではないんですが、しかし。そんな“子どものころから観てきた人たち”と製作者の相思相愛振りに涙が出た…って、伝わりにくかったらゴーメンナサイヨ!( ゚д゚) ゴーメンナサイヨ!


ということで、何の関係もない日清「強麺」のCM動画を貼っておきますね↓( ゚д゚) ゴーメンナサイヨ!




その他、思うところを書くと、佐藤健さんがウラタロスに憑依された“U良太郎”として登場したのは本人の思惑があったみたいだけど、『実は良太郎は事故か何かでもう意識がなくて…』なんて不穏な想像をしちゃった」とか「シンゴが『アタルには手を出すな!ヽ(`Д´)ノ』と守ろうとするシーンで泣いた!(つーか、ああいうのに弱い!)」とか「ティード自体は何がなにやらなキャラだったけど、大東駿介さんの演技が良かった!」とか「一般人が好きなライダーに助けを求めるシーン、『GACKTが演じたライダーマン!』とか言いだすオタクがいそう」とか「『戦兎たちが自分たちの世界では忘れられている』という設定を活かした脚本は好き」とかとかとか。そりゃあ映画としては微妙なところはあるんですが、昨年に続いて“ライダー映画の未来”を感じさせられた良い作品でしたヨ (´∀`) ヨカッター もちろん夏のライダー映画最初の令和ライダーも楽しみだし、これからも細々と「仮面ライダー」シリーズを見続けようと思います。おしまい。




ということで、すでにソフト発売&映像配信が始まっているのでした。



デジタル盤のサントラでございます。



前回の冬のライダー映画。僕の感想はこんな感じ



昨年の夏のライダー映画。僕の感想はこんな感じ







映画刀剣乱舞(ネタバレ)

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映画刀剣乱舞



2019/日本 上映時間101分
監督:耶雲哉治
原案:「刀剣乱舞 ONLINE」より(DMM GAMES/Nitroplus)
脚本:小林靖子
製作:大田圭二、小坂崇氣、中山晴喜、東條寛、二宮清隆
エグゼクティブプロデューサー:高橋亜希人
企画:古澤佳寛、東幸司
プロデュース:古澤佳寛
プロデューサー:伊達毅
ラインプロデューサー:小橋秀之
撮影:辻健司、向山英司
照明:古橋孝映
録音:池田雅樹
美術:畦原唱平、木岡菜津貴
装飾:岩間洋、西村徹
小道具:岩間洋、丸山瞳
特殊造形:百武朋
衣装デザイン:加藤友美
衣装:大森茂雄
ヘアメイク:清水美穂、唐澤知子
整音:湯脇房雄
効果:柴崎憲治
編集:武田晃
主題歌:西川貴教、布袋寅泰
音楽プロデューサー:杉田寿宏
VFXスーパーバイザー:荻島秀明
VFXプロデューサー:侭田日吉
アクション監督:雲雀大輔
操演:小林正巳
助監督:松浦健志
記録:村松愛香
制作担当:尾形龍一
出演:鈴木拡樹、荒牧慶彦、北村諒、和田雅成、岩永洋昭、定本楓馬、椎名鯛造、廣瀬智紀、八嶋智人、山本耕史、田中乃愛
パンフレット:★★★★(1000円/値段は高めながら、豪華仕様。ネタバレ前提のページがあるのがイイ!)
(あらすじ)
織田信長(山本耕史)を本能寺の変から逃し、歴史の流れを変えようと企む時間遡行軍の企みを阻止したはずの刀剣男士たちのもとに、「織田信長生存」の一報が届く。本来の歴史を取り戻すため、刀剣男士たちは再び過去へと出陣するが、信長生存の影には怪しい影がうごめき、時間遡行軍も立て続けに歴史に介入してくる。やがて三日月宗近(鈴木拡樹)は、敵の本当の狙いに気づくが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※本作については、結騎了さんの記事岡野勇さんのコラムを読むと良いです。
※本作はネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、未見で興味のある方は観てから読んで!


今年の1月18日の公開作を同月の28日に観たのに、5月26日に感想をアップするーー。映画の感想が溜まりすぎてこんなことになっている上に、本作については結騎了さんのブログが素晴らしすぎて、僕なんぞが感想を書いても仕方ない気がするんですが(汗)、ああん、超今さらながら更新しておきますよ。昨年、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」ミュージカル版が取り上げられていて少し気になっていたのと、公開直後にたまたま結騎了さんのツイートを見かけて、興味が湧きましてね。1月28日、「喜望峰の風に乗せて」を観てから、TOHOシネマズ日比谷でハシゴ鑑賞いたしました。「いい感じだ ( ´_ゝ`) エラソウ」と思ったり。


11番スクリーン、満席でした。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁する北辰館の倉沢守次を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。



本作をひと言で表現するなら、いわゆる「タイムコップ」モノでしてね(なんとなくフィルターが掛かっている気がする文章)。あらすじを適当かつ雑に書いておくと、審神者(さにわ)による「物の心を励起する技」によって人間体となった「刀の付喪神=刀剣男士」たちは、歴史修正主義者が歴史を改変しようと未来から送り込んでくる時間遡行軍を退治して回るという使命を帯びてましてね。審神者の代替わりが近づいて、本丸を守る結界が弱まりつつある中、時間遡行軍が「本能寺の変」に介入してきたので、三日月宗近らが戦闘の末に歴史を守った…と思いきや! なんと織田信長が生き延びちゃってたから、さぁ、大変!(゚д゚;) タイヘーン!


刀剣男士たちの頑張りも虚しく、信長ったら本能寺から脱出しちゃうのです。



とは言え、実は「織田信長は『本能寺の変』を生き延びて安土城に逃げ込んだものの、羽柴秀吉に反旗を翻されて自害していた」というのが“本当の歴史”だったので、ノー問題。ちょっとジタバタしたものの、三日月宗近に説得されて信長は自害 (´・ω・)ノ(ノω・、) シカタナイネー その後は、三日月宗近が「ここは俺がくいとめる!お前は先に行くニャー!ヽ(ΦДΦ)ノ ニャー!」と自己犠牲を試みるも仲間たちが助けてくれたり、時間遡行軍にいた敵・無銘が倶利伽羅江(映画オリジナルキャラ)だったことが明らかになったりしつつ、本丸に乗りこんで来た強い敵・大太刀をみんなで倒して、なんとなくめでたしめでたし。最後は新しい審神者(幼女)と刀剣男士たちがうふふあははってムードで終わってたような気がします(うろ覚え)。


「信長は安土城にて秀吉によって自害させられた」という新解釈。


終盤はこんな感じで敵と戦ってましたよ(適当すぎる文章)。



もうね、いろいろな方が褒めているように、小林靖子さんの脚本が良かった! ゲームや舞台、アニメなどで繰り広げられてきた「刀剣乱舞」の世界観をわかりやすく伝えるとともに、有名な「本能寺の変」を舞台にした歴史ミステリーとしての面白さも盛り込みつつ、各キャラクターを魅力的に描くという離れ業。いや〜、見事としか言いようがなかったです。ビジュアル的にも頑張っていて、本作の監督が「暗黒女子」の耶雲哉治さんだと知って、「なるほど!」と納得いたしました。で、さらに良かったのが役者さんですよ。ごめんなさい、刀剣男士役の方々はほとんど知らない人ばかりだったものの、とても魅力的でしてね…(しみじみ)。特に「見た目はイケメンながらも中身はジジイ」という三日月宗近を演じた鈴木拡樹さんが素晴らしくて、この人はもっと注目されていいと思った次第(って、僕が知らなかっただけなんですがー)。その他、「最後に出てきた新しい審神者が幼女→みんなで育てるようなムード」は大好物でした (´∀`=) カワイー


三日月宗近を演じた鈴木拡樹さん、カッコ良かったですな〜。


でも、一番好きなキャラは、岩永洋昭さん演じる日本号(右の人)だったりするというね (〃∇〃) ウフフ

 

一応、不満を少し書いておくと「時間遡行軍がよくわからなかった」とか「映画の端々から低予算感が感じられた」というのは置いとくとしても、アクションは少し残念だったかなぁ。各キャラともに戦闘スタイルが違うのは良かったんですが、アップが多めだからそれほど差異が感じられなかったし、もうちょっとケレン味がほしかった…というのは贅沢でしょうか。ただ、そんなのは些末な文句であり、基本的にはスゲー良い感じでしたヨ (・∀・) ヨカッタ! とにかくキャラと世界観が面白かったので、できれば30分の深夜ドラマとかで毎週放送してくれたら最高なんですが、無理ですかねー。とりあえず続編が公開されたら絶対観に行くと思います。おしまい。




6月9日にはソフトが発売されるのです。



デジタル盤のサントラ。CD盤もあります。



公式シナリオブック。その他、小説版ジュニア小説版コミック版などもあるそうな。



公式ガイドブック。公式フォトブックもある…って、スゴい人気だな… (`Δ´;) ヌゥ



耶雲哉治監督作。僕の感想はこんな感じ



開脚男士が活躍するタイムパトロール映画を貼っておきますね。








先週の備忘録(2019/5/21~5/27)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、病院へ→仕事→元部下のMくんと飲み
水曜日、仕事
木曜日、仕事→アトロクオフ会
金曜日、仕事→小山で「ファイナル・スコア」を鑑賞&筋トレ
土曜日、ブログ書き→夕方から娘と過ごす
日曜日、ブログ書き→夕方から娘と過ごす→徹夜で仕事
月曜日、仕事→「か和もっち」でモティカ先生と飲み
※先週観た映画は1本でした。



先週は、まず火曜日に元部下のMくんと「あーでもない!ヽ(`Д´)ノ」「こーでもない!ヘ(゚∀゚*)ノ」と「アベンジャーズ エンドゲーム」の話をしながらダラダラ飲みましてね。水曜日はずっと仕事をして、木曜日は仕事の後、渋谷の「MeWe」で開催された「タマフル・トップ5・生活は踊る・アフター6ジャンクションリスナーオフ会」に参加。また「エンドゲーム」の面倒くさい話をダラダラと垂れ流してから、帰宅後は徹夜で仕事をするハメになって。金曜日は、昼過ぎまで仕事をしてから小山に行って、美味しいパンケーキを食べてから念願の「ファイナル・スコア」を鑑賞。小山の「エニタイムフィットネス」で筋トレしてから「いきなり!ステーキ」で食事して、終電で帰宅いたしました。


木曜日のgif。この日はチートデイだったのです。


サンリオ好きのゆふぃすとである長崎さんからサンリオグッズをいただきました。娘、喜んでましたよ (´∀`=) アリガタイ


金曜日のgif。せっかく小山に行ったのに、都内でも食べられるものを食べちゃうってバカっぽいね。



土日はブログを書いたり、娘と遊んだり、働いたりして。徹夜で迎えた月曜日は、仕事の後、練馬の「か和もっち」モティカ先生と飲み。僕が取材協力をさせていただいた漫画「15年後に俺たちは」を献本していただいただけでなく、素敵なプレゼントもいただきましてね…(しみじみ)。正直なところ、そんなにお役に立てた感はないんですけど、「範馬刃牙が鎬昂昇戦の前に末堂厚と戦う必要があった」ように、モティカ先生的には「僕の適当な警察エピソード」が必要だったのかもしれませんな(わかりにくい例え)。「15年後に俺たちは」はBL本なので“腐の属性”がない方は合わないと思いますが、とは言え、好意を持つ人同士の心の動きが良く描かれているので、気になる方はぜひ!m9`Д´) ビシッ で、映画仲間のナカさんや白玉さんも来店したので、みんなでダラダラと映画話をしまして。つい飲むのが楽しくなって、みんなが帰った後もオーナーのかわもっちさんを相手にダラダラ飲んじゃって、1時間半ほど歩いて帰宅する途中でまたカレーを食べちゃったりもしたけれど、「カレーは常に正しい選択」(by 黒沢薫)だから大丈夫だったのでした(何が?)。


月曜日のgif。チートデイじゃなかったんですけど、つい食べちゃったアタシ。


カレーを食べた後にツイートしてみれば、黒沢さんからありがたいリプがきたというね… (ノω・、) アリガタイ


モティカ先生からの献本&プレゼント。「おしりたんてい」は娘が喜んでましたが…。


僕はこのイラストに狂喜乱舞ですよ。トップ画像を変更いたしました。


そして、「15年後に俺たちは」にはこんな謝辞が… (ノДT) グスン うれしくてkindle版も買っちゃった!



さて、今週の予定なんですけど…。最近、仕事が忙しくて、映画の感想が溜まりすぎて、ヤバイことになっていて。ちょっと数えてみたら、アップしていない感想が42本になっていたから、「どうしよう… (´Д`;)」と。メモとして、下に書いておきますね↓


ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー
おっさんのケーフェイ
アリータ バトル・エンジェル
メリー・ポピンズ リターンズ
七つの会議
チワワちゃん
コードギアス 復活のルルーシュ
ライズ ダルライザー NEW EDITION
ビール・ストリートの恋人たち
トラさん 僕が猫になったワケ
移動都市 モータル・エンジン
パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)
山〈モンテ〉
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。
天国でまた会おう
グリーンブック
ねことじいちゃん
半世界
デッドトリガー
洗骨
夢の音
天然★生活
バック・トレース
翔んで埼玉
バンブルビー
家族のレシピ
クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 失われたひろし
ウトヤ島、7月22日
レゴ® ムービー2
映画ドラえもん のび太の月面探査記
ザ・フォーリナー 復讐者
ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー
麻雀放浪記2020
多十郎殉愛記
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
バイス
バースデー・ワンダーランド
オーヴァーロード
ファイナル・スコア


ううむ、もうすっかり取り返しがつかない状態になっている気がしますが(汗)、今週は映画を観る本数を抑えて、仕事をこなしながら少しずつ記事をアップしていこうと思います。


最後に今月の推薦曲、NONA REEVES「今夜はローリング・ストーン feat. RHYMESTER」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。





2019年6月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

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毎月の恒例として、僕が2019年6月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓


※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

6/1
誰もがそれを知っている ○


6/7〜8
スノー・ロワイヤル ①
町田くんの世界 △
The Crossing -ザ・クロッシング- PartI △
クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅 △
パドマーワト 女神の誕生 △
海獣の子供 △
エリカ38 △
ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた △
悪い女はよく稼ぐ △
アラジン △


6/14〜15
旅のおわり世界のはじまり ②
ハウス・ジャック・ビルト ③
メン・イン・ブラック:インターナショナル ④
パージ:エクスペリメント △
The Crossing -ザ・クロッシング- PartII △
SANJU/サンジュ △
ガラスの城の約束 △
燃えよ!失敗女子 △
ウィーアーリトルゾンビーズ △
耳を腐らせるほどの愛 △
トゥレップ~「海獣の子供」を探して~ △
踊る!ホラーレストラン △


6/21〜22
一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い ⑤
X-MEN:ダーク・フェニックス ⑥
きみと、波にのれたら ⑦
ザ・ファブル ⑧
パピヨン ⑨
アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場 ○
カスリコ △
ジョナサン-ふたつの顔の男- △


6/28〜29
無双の鉄拳 ⑩
神と共に 第二章:因と縁 ⑪
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム ⑫
ハッピー・デス・デイ ⑬
今日も嫌がらせ弁当 ⑭
ピアッシング ○
新聞記者 ○
凪待ち ○
ペトラは静かに対峙する △
デリバリー △



アップしていない映画の感想が42本も溜まっている今、新作映画を観る余裕なんてない…と言いたいところですが、しかし。僕の心に住む西新宿の親父が「やるなら今しかねぇ!(`Δ´)」と叱咤してくるということで(電波な文章)、とりあえず6月に一番観たい映画を挙げると、「一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い」でございます。昨年の「PFF(ぴあフィルムフェスティバル)」で上映されていた時、観に行こうと思ったものの、スケジュールが合わなくて断念したワケですが、このたび劇場公開が決まったということで! もうね、前売り券を購入→公開週には観に行く予定なのです (`∀´) フハハハハハ


「一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い」の予告編↓ どうなんでしょうか。




「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」に関しては、5/31(金)公開なので、「2019年5月公開で観たい映画の覚え書き」を読んでいただくとして。そりゃあ「アベンジャーズ エンドゲーム」直後のMCU作品であり、フェーズ3の最終作でもある「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は前売り券を2枚購入済みだし、その煽りを食って、せっかくのマーベル映画なのに今ひとつ盛り上がっていない気がする「X-MEN:ダーク・フェニックス」も間違いなく観ることでしょう ( ´_ゝ`) エラソウ 「メン・イン・ブラック:インターナショナル」に関しては、予告編を観ても微妙にときめかない上に、吉本坂46とコラボした宣伝が1ミリも好きになれないんですが(日本語吹替版の主題歌を聴きたくないので、吹替版は100パーセント観ない)、前売り券を買っちゃったし、付き合いで足を運ぶと思います。


「X-MEN:ダーク・フェニックス」 の予告編↓ 大丈夫かなぁ…。




アクション系を挙げると、岡田准一さん主演の「ザ・ファブル」については「2019年に絶対観たい新作映画10本」の1本に選ぶほど期待しているのでね、できれば公開週に観たいところです。大好きなマ・ドンソク主演の韓国産バイオレンス映画「無双の鉄拳」や、「変な映画!(°д°;)」と前評判が高いリーアム・ニーソン主演作「スノー・ロワイヤル」に関しては前売り券を購入済み。その他、カンヌ国際映画祭で上映されたらあまりの過激さに賛否両論を巻き起こしたというラース・フォン・トリアー監督×マット・ディロン主演作「ハウス・ジャック・ビルト」もスゲー楽しみだったりします (・∀・) タノシミー


「無双の鉄拳」の予告編↓ 要は「96時間」っぽい映画の様子 (´∀`) ダイスキ




最後に、観に行けないことばかりの名画座系を挙げておくと、早稲田松竹で6/01(火)~6/07(金)の「ビール・ストリートの恋人たち」「私はあなたのニグロではない」、6/15(土)~6/21(金)の「来る」「ヘレディタリー 継承」新文芸坐で6/01(土)、6/03(月)、6/05(水)の「クリード チャンプを継ぐ男」「クリード 炎の宿敵」キネカ大森で6/07(金)~6/13(木)の「万引き家族」「寝ても覚めても」、6/14(金)~6/20(木)の「金子文子と朴烈」「菊とギロチン」目黒シネマで6/15(土)~6/21(金)の「運び屋」「スペース・カウボーイ」、6/22(土)~6/28(金)の「HOUSE ハウス」「異人たちとの夏」「ふたり」「時をかける少女」ユジク阿佐ヶ谷で6/15(土)〜6/28(金)の「芳華-Youth-」下高井戸シネマで6/16(日)、6/17(月)、6/19(水)、6/20(木)の「ペパーミント・キャンディー」(すっかり見逃したけど、今度こそ!)といったところでしょうか。以上、2019年6月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。







ライズ ダルライザー NEW EDITION(ネタバレ)

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ライズ ダルライザー NEW EDITION



2018/日本 上映時間119分
監督・脚本:佐藤克則
原作・プロデューサー:和知健明
ラインプロデューサー:深澤知
撮影:春木康輔、長澤拓也
DIT:米澤郁弥
照明:溝江利文、古谷まどか
録音:小此木美祐
美術監督:野田花子
装飾:内藤栞
B班監督:原野柊人
アクション振付:フスト・ディエゲス
アクション協力:和田三四郎
劇伴制作総指揮:紫季伊冬那
主題歌:White Re:birth
助監督:原野柊人、川畑友生
出演:和知健明、三浦佑介、桃奈、山口太郎、佐藤みゆき、山崎さやか、田村諭、宮尾隆司、赤城哲也、古川義孝、鈴木桂祐、鈴木裕哉、湯本淳人、緑川順子、フスト・ディエゲス、井田國彦
パンフレット:★★★(800円/製作事情がいろいろ書かれていて、映画の補完にピッタリ)
(あらすじ)
東京で俳優を志しながらも夢破れ、妻の妊娠をきっかけに故郷の福島県白河市に帰ってきたアキヒロは、生まれてくる子どものためにも安定した職に就こうとするが、どこかで俳優業をあきらめきれずにいた。ある日、町おこしのキャラクターコンテンスと開催をしったアキヒロは、白河市の名産である「ダルマ」と「起き上がる(rise=ライズ)」をかけたキャラクター「ダルライザー」を考案。ご当地ヒーローとして活動を開始するのだが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この映画については、結騎了さんによるこちらの記事を読んでみて!
※今回の記事は、「さらば大戦士トゥギャザーV」のネタバレに触れているので、気をつけて!


今年は「アクアマン」「スパイダーマン スパイダーバース」「キャプテン・マーベル」「シャザム!」「アベンジャーズ エンドゲーム」「X-MEN ダーク・フェニックス」「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」だと海外産ヒーロー映画が公開されまくるということで、なんとなく「国産ヒーローも応援しなくては!(`・ω・´) キリッ」という気分になりましてね。福島県白河市で活躍するローカルヒーロー「ダルライザー」の劇場版である本作がスゲー観たくなったので、前売り券を購入。3月半ば、池袋シネマ・ロサで鑑賞いたしました。「大好きなのに… (´Д`;) アァン」と思ったり。


前売り特典は「アメコミ風特製ポストカード2枚組」でしたよ。


2階の劇場①、観客は10人ぐらいだったような。



お話を雑に書いておくと、役者として活動していたものの、妻のミオ(桃奈)の妊娠をキッカケに夢を諦めて地元に戻ったアキヒロ(和知健明)が、街のキャラクターコンテストをキッカケにオリジナルヒーロー「ダルライザー」を考案。コンテストには選ばれなかったものの、イベントなどで活躍していたところ、秘密組織<ダイス>が「パーソナル・シート」という手首に貼る端末を使って人類補完計画っぽい「シャングリラ計画」”を始めたので、幼なじみの記者・田辺マナブ(三浦佑介)やダイスの秘密を知る科学者・野田トオル(山口太郎)らと共闘して、最終的には説得することで犠牲者を出すことなく彼らの野望を防ぎまして。ミオも無事に子どもを出産して、めでたしめでたし…ってな調子だったんじゃないかしらん。


終盤には、みんなが大好きな「マスク割れ」とかもあったりしましたよ。



ローカルヒーロー「ダルライザー」の映画化作品として2015年に企画がスタートして、2017年に完成し、2018年2月に「ライズ ダルライザー THE MOVIE」として劇場公開されましてね。本作は新たに編集したニューバージョンなんだそうで。そりゃあ低予算映画ですから、“優しい目”が必要な部分も少なくありませんが、全体的には非常に良くできたローカルヒーロー映画だと感心しましたよ。「東京で挫折した人が故郷でやり直す」なんて話は無数に作られていますけど、そこにローカルヒーローという要素を加えたのが面白いし、「人生の勝ち組、負け組とは何か?」というテーマを扱っているのが実に面白い。ダイスが立ち上げる組織「白河理想郷の会」がどことなくネット右翼っぽかったり、主人公がそんな彼らから“リア充扱い”されて妬まれたりとか、実際にある社会問題を反映させていたから、なかなか上手い脚本だと思いました ( ´_ゝ`) エラソウ それと「白河市の名産品である白河だるま<をモチーフにした、倒れても何度でも立ち上がるヒーロー」というコンセプトは素晴らしいし、格闘技を習って地道に強くなるという展開も好みのタイプでしたね〜。


「白河理想郷の会」、微妙に現実感があって良かったですな。


僕はこんな風に主人公が武術を習って強くなる展開が大好きでしてね。


すっかりジャック・ハンマー気分だった次第(「グラップラー刃牙」より)。
好ミノタイプダ


あと、佐藤克則監督が「相模原障害者施設殺傷事件」に影響を受けて書いたという「どんな命だって尊いんだから殺しちゃダメだ!(`Δ´) ダメゼッタイ!」といった内容の長台詞と(うろ覚え)、そうやって敵対する人たちを説得する展開がスゲー良かった。本作は別に「超リアルに描かれたヒーローモノ」ではありませんけど、ヒーローという存在を突き詰めて考えると、そもそも暴力で解決しちゃダメ→対話に行き着くよなぁと。後日鑑賞した「さらば大戦士トゥギャザーV」もそういう感じでしたが、非常に好きな着地でしたね。つーか、「WATCHMEN ウォッチメン」Dr. マンハッタンが「一つ一つの命が奇跡なんだ」的なことを言ってましたが、僕も心からそう思うのでね、みんな、人を殺しちゃダメだぞ!(o^-')b ナンダコレ


アキヒロの説得シーン、理想論で青臭いけど、とても良かったです。



なんとなく「ダルライザー」ショーの公式動画を貼っておきますね↓




って、褒めてるムードですが、非常に大きい不満がアクション演出ですよ。劇中でアキヒロが習う格闘術が「『アウトロー』でトム・クルーズがやってた動きに似てるなぁ」と思っていたら、同じキーシ・ファイティング・メソッドだそうで(現在の呼称は「KEYSI」)。ヒーローが学ぶ武術として採用した着眼点は100点だし、劇中で見せる主人公やアレハンドロ師範(演じているのは、なんと「KEYSI」の創始者フスト・ディエゲス!)の動きはとても面白かったものの、ごめんなさい、実際に戦うシーンの演出が良くなかったなあと。冗長でメリハリがなくて、パンフによるとアクションスタントも全部市民が演じたそうですが、原因はそういうところじゃなく、シーンの組み立てや撮影、編集あたりにあるような気がしました。クライマックス、アレハンドロ師範が助けに来るシーンとか超燃えたのに、肝心のアクションが微妙だったので、結構ガッカリしたというね… (・ω・;) ウーン なんて言うんですかね、昨年観たローカルヒーロー映画「横浜見聞伝スター☆ジャン Episode:Final」は作品自体はあまり好きじゃないけど、アクション面はしっかりしていたので逆に見直したというか、「ちゃんとしたアクションを見せるのって大変なんだな」とあらためて思ったり。


この場面、心の火がボーボー燃えたのに、実際のアクションがなぁ…。



ということで、ほとんどの要素が好きだったのにアクション演出に不満を覚えたので、70点という着地 (ノ∀`) ゴメンネ とは言え、ローカルヒーロー映画としては低予算ながらよくできていたし、まだこれから横浜長野で公開されるのでね、特撮モノが好きな“特撮者(とくさつもの)”ならぜひチェックしてほしいところでございます。おしまい。




White Re:birthによる本作の主題歌でございます。



本作の敵・ダイスに焦点を当てたkindle版コミック。短めだけど、映画が好きな方は補完にどうぞ。



ショーで使われているBGMのサントラっぽい。



KEYSIを駆使した戦闘が楽しめるトム・クルーズ主演作。僕の感想はこんな感じ







ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー(ネタバレ)

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ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー(ネタバレ)



2019/日本 上映時間55分
監督:加藤弘之
原作:八手三郎
脚本:荒川稔久
アクション監督:清家利一
特撮監督:佛田洋
音楽:高木洋、山下康介
出演:伊藤あさひ、結木滉星、濱正悟、横山涼、工藤遥、奥山かずさ、元木聖也、岐洲匠、岸洋佑、山崎大輝、大久保桜子、榊原徹士、田口翔大、南圭介、アイクぬわら、松本寛也、温水洋一
声の出演:中井和哉、小野友樹、大塚明夫、M・A・O、神谷浩史、三ツ矢雄二、釘宮理恵、櫻井孝宏、谷昌樹、中島ヨシキ、
パンフレット:★★☆(1000円/高いけど、キャストのインタビューは貴重だし、作ってくれただけありがたい)
(あらすじ)
ルパンレンジャーの魁利、透真、初美花が、並行宇宙からやってきたホシ☆ミナト一味に誘拐されてしまう。そこには国際警察が偶然居合わせていたが、空から落ちてきたラッキーに邪魔され救出に失敗。現場にはミナトの忘れたギターだけが取り残される。公務を妨害したとして逮捕されたラッキーは、自分は救世主=宇宙戦隊キュウレンジャーだと名乗り、地球に迫る危機を訴えるが、誰も取り合ってはくれない。やがて、一連の事件の裏には、宇宙幕府ジャークマターのドン・アルカゲの姿があることが判明。ドン・アルカゲはミナトのギターに隠された秘密を狙い、ギャンブラー怪人と手を組んでいた。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※本作は55分=60分未満なので、短編カテゴリに入れております。

僕の娘のマナ子(仮名/7歳)は、一昨年の「宇宙戦隊キュウレンジャー」からすっかり「スーパー戦隊」シリーズのファンになりましてね。最近も毎週楽しみに「騎士竜戦隊リュウソウジャー」を観ているワケですが、途中に挟まるCMで本作が劇場公開されることを知った瞬間、「パパ、これ観たい!m9`Д´し ビシッ」と猛アピールしてきたから、困ったものですよ(微笑)。そんなワケで、5月3日の公開から3日後の5月6日(月・祝)、妻子とともに新宿バルト9で観てきました(その後、「東映まんがまつり」をハシゴ鑑賞)。「ありがとね〜 (TДT)ノ」と思ったり。


奥さんのためにチョコチュロスを、娘のためにポップコーンを購入(2人とも飲み物は不要派)。


6番スクリーン、ほぼ満席でした。劇場で「アトロク」リスナーのナカムラさん(娘連れ)と会ってビックリ!



あらすじを驚くほど雑に書いておくと、平行宇宙からホシ☆ミナトとそのマネージャーのジェラタロウが“ルパンレンジャー&パトレンジャーたちがいる地球”にやってきて、貧困からルパンレンジャーを誘拐しましてね。ホシ☆ミナトを追ってやってきたラッキーが誤解からパトレンジャーに逮捕されたりする中、実はホシ☆ミナトが持つギターには「ジャークマターの埋蔵金」が隠されていて、ドン・アルマゲの影武者ドン・アルカゲや、ギャングラー怪人リルス・リピッグらが狙っていたということで、あーだこーだと揉めるものの、最終的にはキュウレンジャーとルパンレンジャーとパトレンジャーと突然参戦してきたジュウオウ・ザ・ワールドが協力して敵を倒して、めでたしめでたし。「ホシ☆ミナトがどうなったか?」はあやふやなまま、みんなで「キュータマダンシング ver.VS」を踊って終わってましたよ、たぶん。


完成披露試写会の動画を貼っておきますね↓ 娘と行きたかったな…。




「公開からまだ3日後なのに入場者プレゼントのシールがもらえなくて悔しい…」とか「劇場でパンフが売り切れていたけど、東映のオンラインショップで買えるんだぜ?」とか「とは言え、ネットの方もすぐ売り切れるし、到着まで2〜3週間かかることもあるし、送料は700円と高めだけど、あまり文句を書くと『ただで商品が届くと思うんじゃねぇよ (゚⊿゚) コロスゾ』と前澤友作さんに怒られそうといったことは置いとくとして。ハッキリ言って、いくら「お祭り映画」だとしても、話がスゲー雑というか。特に、門藤操(a.k.a.ジュウオウ・ザ・ワールド)の唐突かつ乱暴な参戦には驚いたし、本作の事件のキッカケとなったホシ☆ミナトが投げっぱなしで終わったのは、さすがにどうかと思いましたよ。


ホシ☆ミナトは「宇宙戦隊キュウレンジャー」に出てきたキャラなのです 川°∀°)b キタコレ!




な〜んて、書きつつも、ごめんなさい、実はそんな雑なところも好きヨ (´ε`) ウッフン いや、ホシ☆ミナトについては本当に残念だったけど、エンドクレジットの「キュータマダンシング」に混ざってたからホッとしたし、「キュウレンジャーVSジュウオウジャー」が作られなかったのが寂しかっただけに、門藤操が出てきたのも素直にうれしかった(國島直希さんの演技のテンションが変わってなくて最高!)。って、こんな「思い入れがあります」的なことを書きながらも、申し訳ないことに「帰ってきた動物戦隊ジュウオウジャー」は未見だったりするから観なくちゃなぁと思いつつも、「帰ってきた系Vシネマ」って“本当のお別れ”になっちゃうから観るのがスゲー辛いんだよなぁ…って、46歳の文章とは思えませんな (`∀´) フハハハハハ


門藤操が出てきた時、娘が「パパ、あれ誰?川 ゚д゚)」と聞いてきたけど、細かいことはどうでも良いのです。



このVシネマ、いつかは観なくては…。




あと、久しぶりにキュウレンジャーが観られて良かった。マナ子が初めて好きになった戦隊であり、家族で初めてシアターGロッソに舞台を観に行った戦隊ということでね、ラッキーが登場した時の娘の喜びようが尋常じゃなくて。彼女が特に好きなのはバランスナーガ怪盗BN団であり、彼らが怪盗戦隊と共闘するくだりとかは終始上機嫌でした (´∀`=) カワイー 正直なところ、僕は戦隊の「踊る系ED曲」はそれほど好きではなかったんですが(近年の戦隊ベストED曲は「ビュンビュン!トッキュウジャー」派)、ラストの全員集合の「キュータマダンシング」は多幸感に溢れていて、涙が止まらなくてね…。「ありがとね〜 (TДT)ノ」とすっかり吉永小百合さん気分だった次第。


ということで、「ふしぎな岬の物語」の吉永小百合さんを貼っておきますね↓




鑑賞後、マナ子ったら「もう一度観たい!川*゚∀゚)=3 ムッハー!」なんて言うほど満足顔だったし、そんな彼女を見つめる私もまた満足顔だったけれど、やっぱり話がスゲー雑だったので70点という意外と冷静な着地(なんだこれ)。でもね、「スーパー戦隊」シリーズを好きで良かったなぁと思える映画でしたよ。気になる人はぜひ観てみてくださいな。おしまい。




ソフトが発売されるのは8月21日ですが、ネットではすでに先行公開しているのです。



娘が初めて劇場で観た戦隊VS系ムービー。僕の感想はこんな感じ



娘が初めて劇場で観た夏の戦隊ムービー。僕の感想はこんな感じ



動物戦隊ジュウオウジャーのVシネマ。観なくちゃなぁ… (´・ω・`)








さらば大戦士トゥギャザーV(ネタバレ)

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さらば大戦士トゥギャザーV



2018/日本 上映時間71分
監督・脚本・編集:松本純弥
撮影:池本富美枝
録音:鷲岡豊司
ヘアメイク:理櫻
擬斗:三ノ宮健
小道具制作:ふくだみゆき
セット美術:芳澤仁
特殊造形:内田伊久
編集・カラーグレーディング:神林裕介
整音:鷲岡豊司
作曲:光田晋哉
監督助手:原田康平
製作補:上田慎一郎
キャラクターデザイン:田畑宏樹
タイトルロゴ:荒木由衣
出演:KENTA、職業怪人カメレオール、畠山智行、宮本浩平、原田達也、中田ゆき、神保明子、市原叶晤、渡邊津弓、三ノ宮健
(あらすじ)
大戦士トゥギャザーVこと中野正は、悪の組織デスブラック団との長い戦いを終えて平穏な日々を満喫していた。しかし、週刊誌にトゥギャザーVの批判記事が突如として掲載されたことにより、正は仲間を頼りながら記者から逃げる身となってしまう。憤りと不安に揺れる正の前に怪人カメレオールが現れ、正の世界を一変させる、ある事実を告げる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※本作はネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、興味のある方は読んじゃダメ!
※今回の記事は、「ライズ ダルライザー NEW EDITION」のネタバレに触れているので、気をつけて!


今年は「アクアマン」「スパイダーマン スパイダーバース」「キャプテン・マーベル」「シャザム!」「アベンジャーズ エンドゲーム」「X-MEN ダーク・フェニックス」「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」だと海外産ヒーロー映画が公開されまくるということで、なんとなく「国産ヒーローも応援しなくては!(`・ω・´) キリッ」という気分になりましてね(ここまでコピペ)。で、本作は「映画秘宝2019年4月号」で取り上げられていて面白そうだったので、前売り券を購入したんですが…。なんと池袋シネマ・ロサでの1週間限定レイトショー上映だったのをすっかり忘れて見逃してしまい、前売り券を無駄にしたという体たらくですよ。


無駄になった前売り券を貼っておきますね (ノω・、) クヤシイ


前売り特典は「電脳ひみつ大百科(限定ブログへのリンク)」でしたよ。



1ヵ月ほど枕を涙で濡らす日々を送った後、「こうなったら舌を噛み切って死ぬしかない… ('A`)」と思い詰めていたところ(ちょっとウソ)、なんとTwitterを相互フォローしているひだっちょさんが「さらば大戦士トゥギャザーV サウンドトラック同梱版」(劇場で販売されていたそうな)をプレゼントしてくれたのだから、捨てる神あれば拾う神あり、ですな(知った風な口調で)。そんなワケで、4月下旬某日、自宅のテレビで鑑賞いたしました。「頑張りましたな ( ´_ゝ`) エラソウ」と思ったり。


ということで、ひだっちょさんからいただいたDVDでございます。


サントラCDやら何やらが入ってました。



お話を超雑に書いておくと、中野正(KENTA)a.k.a.大戦士トゥギャザーVは、いわゆる“おやっさん”的存在の白石(畠山智行)と組んで、悪の組織デスブラック団と戦って、とうとうボスのクロイ(宮本浩平)を倒しまして。平和な日々が戻った…と思いきや! 週刊誌記者の住吉(原田達也)に「街を破壊した」等の批判記事を書かれた上に、付きまとわれて大変…と思いきや! 実はトゥギャザーVが殺した怪人たちは“医療実験で怪物化してしまった人間”であり、研究所から怪人を逃がしたクロイと白石がマスコミの気をひくために怪人vsヒーローの芝居をしようとしたところ、正が勝手に介入して大暴れしたため、とりあえず彼をヒーローとして活動させていたことが発覚!Σ(゚д゚;) ナンダッテー! 真実を知った正は心底落ち込むものの、あーだこーだあって、「ヒーローじゃなくていい… ( ´_ゝ`)」と悟ると、実験を隠蔽しようとする政府の刺客・ブルーがカメレオールを襲っているところに登場→戦わずに「君の話を聞かせてくれないか?」と対話を求めて、映画は終わってましたよ。


1975年あたりの特撮番組を意識して作られたヒーローが、己の価値観を揺さぶられまくるというね。



本作で一番褒めたいのはストーリーですね。まぁ、“ヒーローを相対化する試み”自体は昔からあって、たぶん僕が最初にそういうことを意識したのは藤子・F・不二雄先生の「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」で、最近の特撮番組やヒーロー映画でもそういった話自体はあったと思うんですけれども(例えば「スーパー!」は自警団系ヒーローの相対化だし)。本作がユニークだったのはその視点を“昭和特撮の世界”に持ち込んだところで、トゥギャザーVを単純化&オーバー気味に描くことで、「こいつ、単に正義に酔って暴力を振るっているだけなんじゃないか?(`Δ´;) ヌゥ」と、“ヒーローの暴力性”を浮かび上がらせていたのは面白かったです。つーか、昭和の特撮ヒーローを今の視点で観ちゃうとなかなか乱暴な時があるものね…。


「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」は読んでおくと良いです(「藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>」より)。



なんて言うんですかね、そういう「正義の暴走」って昨今の排他主義的な若者を想起する…なんて他人事ではなく。例えばネットでニュースの見出しを読んだだけで「おのれ、上級国民め!ヽ(`Д´)ノ」などと見当外れの怒りを安直にボーボー燃やしがちな僕(46歳)も当てはまったりする部分であり(汗)、非常に良いテーマを扱ったんじゃないかしらん。「敵に対話を試みる」というラストも大好きなんですが、最近観たインディーズ系ローカルヒーロー映画「ライズ ダルライザー NEW EDITION」が同じような展開をしていたから「シンクロニシティ ( ゚д゚)」と思ったし、とは言え、向こうと違って本作は「ヒーローを捨てている」というのも考えさせられましたね(そういう点で、本作は「ヒーロー映画」ではなく「ヒーローじゃなくていい映画」って感じ)。その他、正が“昭和特撮の世界”から“現実”に目覚めると、スタンダードサイズ(4:3)だった画面がシネスコサイズになるのも工夫が感じられて良かったですな。


職業怪人カメレオールもいい味だしてましたな。監督曰く、モグラ獣人の影響を受けているとか。



だがしかし、残念ながら、物語と世界観に予算が追いついていない印象もスゲー強くて。序盤の昭和特撮風の場面ではまだチープさがプラスに働いていたものの、後半の真剣なムードになると画面の安さが結構キツく感じた次第。ただ、松本純弥監督が自費で約10年かけて作ったインディーズ映画だから仕方ないということでね、僕的には「頑張りましたな ( ´_ゝ`) エラソウ」という感想でございます。とりあえず特撮モノが好きな“特撮者(とくさつもの)”なら、ぜひ優しい目でチェックしてみてくださいな。何はともあれ、DVDをプレゼントしてくれたひだっちょさん、ありがとうございました!ヽ(`Д´)ノ オシマイ




すでにサントラ付きDVDが発売されているのです。



なんとなく一番好きなヒーロー映画を貼っておきますね。僕の感想はこんな感じ







2019年4月に観たDVD等の覚え書き

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※今回の記事は、「凶銃ルガーP08」のネタバレに触れているので、気をつけて!

毎月の恒例として「4月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓



<1本目>
凶銃ルガーP08




(あらすじ)
ある裁判所で、書記官が突然被告や裁判官を次々と撃ち殺した後自殺するという事件が起こった。彼の手にあったのはルガーP08。かつてナチスが使用したその凶銃は、今まで幾人もの手を経てきた呪われた銃だった。平凡な毎日を送る商社マンの土井士郎は、ふとしたことから浮浪者からその銃を手に入れる。時を同じくして、街角では白タクを装ったレイプ犯罪が横行していた。妹・柚未の身を案じながらも次第に自分の中に得体の知れない力を感じ初めていた士郎は、暴行現場に偶然遭遇しチンピラを追い払った。ある日彼は弾を手に入れるため密売屋のルルと知り合い、互いに引かれ合う。そんな士郎に、以前の暴行犯・風間が仲間を連れて突然襲いかかってくるが、士郎は彼の部下2人を撃ち殺す。引き続いて彼は、レイプ犯も射殺した。そんな士郎を、銃を追い続ける刑事の村上や、風間が付け狙う。風間は柚未を誘拐し士郎をおびきよせた。殺人鬼と化した士郎は、風間たちのアジトに単身乗り込み次々と彼らを殺し、傷ついた妹を助ける。だが、最後に彼もルガーP08の手にかかり倒れた。 (以上、Movie Walkerより)

※予告編は見つかりませんでした…。


80点


今年の3月29日に放送された「バラいろダンディ」にて、宇多丸師匠が熱心に本作を紹介されていたからすぐに観ようと思い立ったものの、動画配信サービスや近所のレンタル屋になかったので、DVDを2,500円で購入して鑑賞しました。「確かに面白い!Σ(゚д゚;)」と思ったり。撮ったのは渡邊武監督で、1994年に公開されたそうで。とても便利なWikipediaによると、原作は大藪春彦先生の同名小説なんですけど、内容は結構違っているそうな (゚⊿゚) ヘ-

宇多丸師匠が熱を入れまくって紹介されていたので…。


思わず買っちゃったというね。


あらすじに関しては、上に貼ったMovie WalkerWikipediaをチェックしていただくとして(手抜き)。若いころの阿部寛さんが“呪われた銃を手に入れたことで狂気に囚われていく商社マン”を熱演されていて、本作で評価されたのも頷けるというか。僕的には開始直後の“裁判所での銃撃シーン”に驚かされたし、逆立ち状態での指立て伏せなどの訓練シーンにグッときたし、宇多丸師匠が仰有っていたように、連続レイプ魔を「オナニーしろ!( ゚д゚)、ペッ」と吐き捨てながら射殺するくだりは最高でしたよ。まぁ、正直なところ、物語的には仕方ないにせよ、妹がレイプされる展開はかなりキツかったし、最後に戦うチンピラどもがもっと無様に死んでほしかったりもしましたが、基本的にはスゲー面白かったし、 2,500円払って買って良かったです (°∀°)b ヨカッタ! 本作がオマージュしまくっていた松田優作さん主演のアクション映画とか、久しぶりに観たくなりましたよ。

この訓練シーン、大好物でした。




その他、“「UTAMARU-NEXT」の付き合いで加入したU-NEXT”にて、今さらながら「おそ松さん」を観ちゃったのもあって、単独で記事をアップした「さらば大戦士トゥギャザーV」と合わせると、今月のDVDなどで観た作品は合計2本。ハードボイルドなアクション映画が好きな人なら「凶銃ルガーP08」は超オススメだし、低予算の特撮ヒーロー映画が許せる人は「さらば大戦士トゥギャザーV」を観ると良いんじゃないかしらん。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。







名探偵ピカチュウ(2D・字幕版)(ネタバレ)

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※今回の記事は、本作や「ポケットモンスター」、「ピカチュウ」が好きな方は不快になる恐れがあるので、気をつけて!
※今回の記事は、映画とは関係のない文章が垂れ流されているので、気をつけて!


<僕とピカチュウについて>

このブログを書いているワタクシ、カミヤマa.k.a.三角絞めは、残念なほどにチャイルディッシュな文体&内容のブログゆえ、結構若いと思われることもあるんですが(汗)、1972年生まれで現在46歳のオッサンでしてね。1996年、ゲームボーイ用ソフト「ポケットモンスター」が発売された時はモロに社会人ということで、ゲーム自体はやりまくっていたものの(「ファイヤープロレスリングS シックスメン・スクランブル」とか)、ハッキリ言って興味ゼロであり、その後もまったく関わるつもりはなかったんですが、しかし。本作に関しては、そそられていた ( ̄ー ̄) ニヤッ

僕の気持ちを代弁する範馬勇次郎を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。


それは「前売り特典が可愛かった」とか「現代版『ロジャー・ラビット』って感じで面白そう」といったことではなく。ここ最近、ピカチュウに対して親近感を抱いているから。というのは、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」に出演する時のこと。それまでメインで被っていたパニッシャーのマスクは女性アナウンサーに対して恐怖を与える&威圧的な気がしたので、ネットで可愛いキャラクターの覆面を探していたところ、ピカチュウのマスクを発見→「これだ!Σ(°д° ) クワッ!」と即購入。今年に入って、「ドルフ・ラングレン徹底討論会」「映画の特訓シーン特集」、三宅隆太監督とのタッグで参戦した「『アメリカン・アニマルズ』の紹介」の3回ほど出演させていただいたんですが、2回目から自分で口の部分を開けることによって非常に話しやすくなったこともあって、結構気に入ってましてね(微笑)。ピカチュウ自体はよく知らないものの、なんとなく他人とは思えなくなったので、「観に行くか (´∀`)」と前売り券を購入していたのです。

番組に出演した時のgifを貼っておきますね(「アトロク」ホームページより)。


前売り特典は「名探偵ピカチュウ 捜査メモ帳」でしたよ。


で、本作は5月3日に封切られたワケですが…。仕事はそれなりに忙しいし、他の「公開が終わりそうな作品」の鑑賞などを優先していたら、なかなか観に行けなかった…というよくあるパターン。ただ、今週の「ムービーウォッチメン」の課題映画になったということで、昨日、ユナイテッド・シネマとしまえんで2D・字幕版を鑑賞してきた次第。

スーパー・ササダンゴ・マシン選手の影響で、劇場でタピオカミルクティーを購入しがちになったアタシ。


3番スクリーン、10人ぐらいだったような。


ちなみに初版限定パンフレットに付いていたカードは「名探偵ピカチュウ」でした。









名探偵ピカチュウ(2D・字幕版)



原題:Pokemon Detective Pikachu
2019/アメリカ 上映時間97分
監督・脚本:ロブ・レターマン
製作:メアリー・ペアレント、ケイル・ボイター、片上秀長、ドン・マッゴーワン
製作総指揮:ジョー・カラッシオ・Jr.、アリ・メンデス、石原恒和、大久保賢司、宮原俊雄、ヒロ・マツオカ、コウジ・ウエダ
原案:ダン・ヘルナンデス、ベンジー・サミット、ニコール・パールマン
脚本:ダン・ヘルナンデス、ベンジー・サミット、デレク・コノリー
撮影:ジョン・マシソン
美術:ナイジェル・フェルプス
衣装:スージー・ハーマン
編集:マーク・サンガー、ジェームズ・トーマス
音楽:ヘンリー・ジャックマン
出演:ジャスティス・スミス、キャスリン・ニュートン、渡辺謙、ビル・ナイ、リタ・オラ、スキ・ウォーターハウス、竹内涼真
声の出演:ライアン・レイノルズ
パンフレット:★★★(820円/初版限定版にカードが付いたのは良いけど、内容は薄め)
(あらすじ)
子どもの頃にポケモンが大好きだった青年ティムは、ポケモンにまつわる事件の捜査へ向かった父ハリーが家に戻らなかったことをきっかけに、ポケモンを遠ざけるように。ある日、ハリーの同僚だったヨシダ警部から、ハリーが事故で亡くなったとの知らせが入る。父の荷物を整理するため、人間とポケモンが共存する街ライムシティへ向かったティムは、自分にしか聞こえない人間の言葉を話す“名探偵ピカチュウ”と出会う。かつてハリーの相棒だったという名探偵ピカチュウは、ハリーがまだ生きていると確信しており……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




55点


「失望サセテクレル (゚⊿゚)」と思ったり。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁するシコルスキーを貼っておきますね(「バキ」より)。



実際に映画を観た人が「そんな話だったっけ?(゚Д゚)」と違和感を覚えるほどに、時系列を無視した雑なあらすじを垂れ流しておくと、「父親のハリーが事故で死んだ」という知らせを受けて、青年ティム(ジャスティス・スミス)が“人間とポケモンが共存する街”ライムシティに向かいましてね。いろいろあって、父親のパートナーのピカチュウ(ライアン・レイノルズ)の言葉が自分だけわかるようになって、新米記者ルーシー(キャスリン・ニュートン)とともに“父親の死の真相”を適当に調べてみれば、ライムシティ創設者の富豪ハワード(ビル・ナイ)が「ミュウツーの能力を使って人間とポケモンを一体化させる」という“人類×ポケモン補完計画”を企んでいたことが発覚! みんなで協力してその野望を挫くと、実は父ハリーはピカチュウと一体化していたことが判明(だからピカチュウの声がライアン・レイノルズだった)→元に戻ると、わだかまりがあった親子が仲良しになって、めでたしめでたし…ってな調子でしたよ、たぶん ( ´∀`)(´∀`=) ナカヨシ


エンドクレジット後、「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」の予告編が流れてましたよ↓




なんて言うんですかね、悪くはない映画だと思うんですよ。CGで描かれた存在感溢れるポケモンたちは確かに可愛かったし、魅力的だったし、何の知識も思い入れもない僕ですら、「あのポケモンはこういう習性なんだろうな〜」なんてちゃんとわかるように描写されていたし、それなりには良く出来ていたというか。そりゃあ、ポケモンが大好きな人だったら、「あの街に住んでみたい!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と思ったりするんじゃないかしらん。それと、ティムがポケモンの知識を捜査に活かしていくくだりは良かったし、ティムがハリーと仲直りするラストはね、なんか自分と父親(すでに死亡)との“上手くいかなかった関係”を重ねたりして、ちょっと泣いたりしたというね… (ノω・、) グスン


終盤の僕は「花山薫に褒められる柴千春を見た子分」のようでしたよ(「グラップラー刃牙」より)。



ただ、好きな人には申し訳ないけど、ところどころ雑だった印象。まぁ、「死体が見つかっていないのに死亡認定しちゃう警察」という時点で「なんだかなー ( ゚д゚)」感はあったんですが(リアリティ以前の問題というか、黒幕とグルなのかと思った)、研究所に潜入するくだりとかいろいろな場面で演出に丁寧さが感じられなかったし、もう少し「人間とポケモンが共存する世界」をそれなりに考えて描いているのかと思ったら意外とユルいし…(難題ではありますがー)。序盤、クスリによってエイパムが狂暴化するくだりは「あんな大きな口、人間の頭部なんて簡単に『ボリンッ!』って食べられちゃう!(°д°;) ヒィィィッ!」とヒヤヒヤドキッチョだったのに(46歳の文章)、そんなことはなかったのもガッカリしたし…って、おいおい、子どもが観る映画だゾ ( ´∀`)σ)Д`) コイツゥ それとクライマックス、あの計画がバカバカしいのは置いとくとしても、「ハワードの頭に付いている端子みたいなのを外すだけで勝つ」というオチのあまりの安易さには口がアングリしましたが、これもまた子どもがやるゲームが原作&子どもが観る映画だから仕方ないんですカネー (・ε・) プー


こんな惨事が起きるんじゃないかとドキドキしてたら、そんなことなかったぜ(「寄生獣」より)。
三角絞めでつかまえて-ボリン!


って、文句が多めになっちゃいましたが、とは言え、前評判の高さに期待しすぎた面も大きいというか。日本発のコンテンツがハリウッドで映画化されるなんてスゲーうれしいし、あの世界観&ポケモンたち自体は魅力的だったのでね、ちょっと失望はしたけれど、嫌いではない映画でしたヨ (・∀・) マァマァ 細かいことを気にしなければ、誰が観てもそれなりに楽しめると思うので、興味がある方は劇場へどうぞ〜。それと、せっかく気に入っていたピカチュウのマスクなんですけど、正直なところ、予想に反して「怖い」という評判が多かったので、もう被らないことにします… (´・ω・`) ナニコノオチ




デジタル盤のサントラでございます。



原作(?)のゲームソフト。やることはないかなぁ。



ロブ・レターマン監督作。結構面白かった記憶。



なんとなく連想した映画。もうすっかりうろ覚えでございます。



せめてこの映画ぐらいの“世界の現実感”がほしかったなぁ。僕の感想はこんな感じ








ザ・フォーリナー 復讐者(ネタバレ)

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ザ・フォーリナー 復讐者



原題:The Foreigner
2017/イギリス、中国、アメリカ 上映時間110分
監督:マーティン・キャンベル
製作:ジャッキー・チェン、ウェイン・マーク・ゴッドフリー、アーサー・サルキシアン、スコット・ランプキン、ジェイミー・マーシャル、キャシー・シュルマン
製作総指揮:デビッド・マルコーニ、フィリップ・バトン、ワン・チョンジュン、ドナルド・タン、ロバート・シモンズ、アダム・フォーゲルソン、オーレン・アビブ
原作:スティーブン・レザー
脚本:デビッド・マルコーニ
撮影:デビッド・タッターサル
美術:アレクサンダー・キャメロン
衣装:アレックス・ボーベアード
編集:アンジェラ・M・カタンザロ
音楽:クリフ・マルティネス
出演:ジャッキー・チェン、ピアース・ブロスナン、オーラ・ブラディ、レイ・フィアロン、チャーリー・マーフィ、スティーブン・ホーガン、ロリー・フレック・バーンズ、マイケル・マケルハットン、ケイティ・ルング
パンフレット:★★★(800円/コラム2本は読み応えあったけど、全体的に薄め。仕方ないとは思う)
(あらすじ)
元特殊部隊員のクァン・ノク・ミン(ジャッキー・チェン)は、現在はロンドンでレストランのオーナーとしてつつましく暮らしていた。ところがある日、高校生の愛娘が政治的な無差別テロに巻き込まれ、命を落としてしまう。静かな怒りに燃えるクァンは、犯人を探すうちに北アイルランドの副首相リーアム・ヘネシー(ピアース・ブロスナン)の存在にたどり着き、復讐を開始するが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※本作については、宇多丸師匠の時評を読めば十分じゃないかしらん。

当ブログ主は1972年生まれのオッサンということで、ジャッキー・チェンの直撃世代でしてね(微笑)。基本的には大好きな作品ばかりなんですけど…。ごめんなさい、僕には殺伐としたアグレッシ部なバイオレンス映画を好む面もあるので、ジャッキー特有の「温かくコミカルな雰囲気」に物足りなさを感じることも少なくなくて(もちろん「新宿インシデント」など“そうじゃない映画”も結構ありますがー)。例えば、ファンの評価が高い「奇蹟 ミラクル」はホッコリしたドラマ部分がスゲー苦手だし、戦闘シーンを観ていても「もうひとひねりで頸椎を破壊できたはず… (゚⊿゚)」などと不満を覚えることがあったのです。


僕の気持ちを代弁する範馬勇次郎を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。



そこでこの「ザ・フォーリナー 復讐者」ですよ。事前情報によれば「最愛の娘を爆破テロで奪われた元特殊工作員の男が過去に培った戦闘スキルでテロリストたちに復讐していく」なんて話だというから、「きたか」と。要は“信用できる映画ライター”ギンティ小林さんが命名したところの「舐めてたジャッキー、実は殺人マシン」ムービーということで、そりゃあ観る気ゲージは一気に満タンであり、2018年2019年「絶対観たい新作映画10本」に選出するほど期待しちゃったし、前売り券もちゃんと購入。封切り翌日の5月4日(土)、新宿ピカデリー「映画ドラえもん のび太の月面探査記」を観てから、同劇場でハシゴ鑑賞いたしました。「これを観たかったのだッ!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と思ったり。


前売り特典は「特製インターナショナル リバーシブルカード」でした。


ジャッキーファンがケチだと思われたら心外なので、飲食物を大量購入。


スクリーン8、満員でした。スゴイね!


僕の気持ちを代弁する内海旬三警視総監を貼っておきますね(「刃牙道」より)。
これを見たかったのだッッ


実際に映画を観てみれば、ちょっとだけ「思ってたのと違う」感はあって。あらすじを雑に書いておくと、「愛娘を爆破テロで失った中華レストランのオーナー・クァン(ジャッキー・チェン)が実は元特殊部隊の工作員であり、そのスキルを活かして復讐しようとする」というのはその通りだったんですが、「1人ずつ追い詰めては血祭りに上げていく」という「96時間」テイストではなく。爆破犯の名前を知っている臭いがする元UDI(IRAっぽい組織)のメンバーだった副首相リアム(ピアース・ブロスナン)に「名前を教えろ ( ゚д゚)」と、脅迫の一環として、彼がいる周辺施設を爆破しまくるんですね(でも不殺)。


爆破テロで娘が殺されちゃいまして。


クァンはIRAっぽい組織を束ねる副首相リアムに粘着して、爆弾を仕掛けまくるのです。



で、リアムがクァンに部下を差し向けると、ことごとく返り討ちに遭いまして(ベトナム仕込みのブービートラップが炸裂しまくるも不殺)。「爆破テロを仕掛けたのは、IRAっぽい組織の過激派だった!」「リアムが浮気している女は過激派のスパイだった!」「そもそも爆破計画の首謀者はリアムだった(でも死者が出たのは過激派の暴走のせい)」「リアムの妻メアリー(オーラ・ブラディ)と弟ショーン(ロリー・フレック・バーンズ)が浮気をしてた!」といったことが明らかになる中、元SASのショーンが森に潜むクァンに挑むも、やっぱり返り討ちに遭って(でも不殺)。やっとクァンはテロリストたちの名前をゲットするのです。


リアムは腕利きの部下を総動員して事態の収拾を図るんですけれども。


クァンは殺人マシンのスキルを駆使して無双状態という大好物な展開なのでした (´∀`) オイシー



イギリス警察が過激派のアジトを強襲しようとする寸前、クァンは「ガス漏れの点検にきました」的な擬態をして単身殴り込み→ほぼ皆殺しにしましてね(女テロリストだけ生き残るも、拷問を受けて空港での爆破テロ計画を告白すると、特殊部隊が射殺!m9・∀・) ザマァ!)。警察によって爆破テロが防がれると、リアムはすっかりイギリス政府に頭が上がらなくなった&クァンに過激派女性との浮気動画をネットにアップされてトホホ顔。クァンは警察に射殺されそうになるも「頑張ってくれたから (o^-')b ユルス!」と無罪放免となり、彼のことをずっと心配してくれていた女性従業員と抱き合うと、エンドクレジットに突入してましたよ、たぶん(うろ覚え)。


エンドクレジットではジャッキーが歌う主題歌が流れてましたな↓




感想を書くのがすっかり遅れてしまい、もう宇多丸師匠の見事な時評がアップされているので、ハッキリ言って、そちらを読んでいただければ十分だと思うんですけれども。一応、僕なりに感想を垂れ流すとすれば、本作はとにかくジャッキーの演技が素晴らしかった。リメイク版「ベストキッド」のような“痛みのある過去を抱えた人物”というだけでなく、白人が考えた“得体の知れないアジア人”(若干の蔑視も含む)を見事かつ不気味に体現してましてね…(しみじみ)。いつものアクションも殺人技術に早変わりであり、終盤に過激派のアジトで繰り広げる殺人マシン振りには、「これが観たかったのだ!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と興奮しまくりでしたよ。


最後は敵のアジトに乗り込んで大暴れなのです。



とは言え、正直なところ、僕的に本作はお話がちょっと難しかったし(汗)、上記のあらすじの中でいちいち「でも不殺」なんて書いてしまったように、もっとド直球なバイオレンス映画が観たかった部分があって。なんて言うんですかね、もっともっとジャッキーがテロリストどもを1人1人冷淡かつ丁寧に殺していって、その事件を捜査する捜査官(ピアース・ブロスナン)が何とか止めようとするんだけど、ああん、またドンドン殺していっちゃう的な?(的な?) そんな気持ちを込めて「話しかけたかった」の替え歌(サビ部分)を書いてみました↓


川´・ω・`)
爆破して 殺してほしかった
ドン引きしたかった
良識派の振りして…
キレまくって 殺してほしかった
だけど観れなかった はねた首…



現時点で多くの方がこのブログをそっ閉じしただろうことからは目を逸らすとして。まぁ、僕的にはどことなくジェット・リー主演作「キス・オブ・ザ・ドラゴン」を連想するほどに好きだったし、実にコクのあるバイオレンス映画だったというか。マーティン・キャンベル、さすがはあの名作「グリーン・ランタン」「復讐捜査戦」を撮った男だと感心いたしました。できればもう1回ぐらい観に行きたいし、宇多丸師匠が語っていた「インターナショナル版」(特訓シーンがなかったり、森の中のバトルが短縮されていたりするものの、「映画としての完成度は上」だとか)も観てみたいなぁと思っております。おしまい。




デジタル盤のサントラ。輸入CD盤もあります。



スティーヴン・レザーによる原作小説。amazonでは中古本が高騰しております。



マーティン・キャンベル監督作で一番好きなのはこれです。僕の感想はこんな感じ



ジャッキー・チェンの前作。僕の感想はこんな感じ






ファイナル・スコア(ネタバレ)

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※今回の記事は、映画とは関係のない文章がダラッと垂れ流されているので、ちゃんとした感想を読みたい方は気をつけて!

<僕が本作を栃木まで観に行った事情について>

僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「刃牙道」より)。


“元プロレスラーのアクションスター”としてデイヴ・バウティスタのことは常に応援したいし、昨年観た彼の主演作「ブッシュウィック 武装都市」はそこそこ面白かったし、B級アクション映画を愛好する身としては映画館に足を運んであげたい気持ちがあって。Twitterを相互フォローしているそちゃさんにもオススメされていたのもあって観る気マンマンだったのに、5月半ばにふと気付いてみれば、都内の上映がすっかり終わっていたというね… ('A`) イヤン そりゃそうだよな、パンフレットが作られない規模のアクション映画だもの、4月12日の公開から1ヵ月以上も上映されるワケがないよね。公式サイトの劇場情報をチェックしてみると、一番近い劇場は栃木県の小山シネマロブレ前に「おじいちゃんはデブゴン」「スキップトレース」を観に行ってますが、自宅からの電車賃が片道1300円&約2時間かかるとなれば、ソフトリリースや動画配信を待てばいいかな… (´∀`;)」と思わなくもなかったんですけれども。僕にはどうしても劇場で観なくてはならない理由があったのです。

気が付いた時は、栃木以外の上映館は兵庫しかなかったというね…。


それは4月下旬に参加した映画駄話会でのこと。4月公開作の話の中で本作が出てきたので、僕は「まだ観てないんですけど、スタジアム版『ダイ・ハード』って感じの映画みたいですよ」なんて失言をしてしまったんですね…。いや、配給会社自体がそんな風に宣伝しているし、何も間違っていないと思う方もいるかもしれませんが、違う違う、そうじゃ、そうじゃない。そもそも1995年にピーター・ハイアムズ監督×ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演で制作されたアクション映画「サドン・デス」こそがスタジアム版「ダイ・ハード」として知られる作品なのだから、僕はヴァン・ダムファンとして胸を張って「バウティスタ版『サドン・デス』って感じみたいですよ」といった説明をすべきだった。でもね、「伝わりにくいかも」と勝手に忖度して、そのひと言が僕には言えなかった…。僕には言えなかったんですYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!

ファンとしてはこの宣伝文句に抗議する級の“ハートの強さ”が必要なのではないか(a.k.a.クレーマー)。


だから、遅くはなってしまったものの、ちゃんと劇場で観て、なるべく早く感想をアップして、多くの人に伝えようと思って。「スタジアム版『ダイ・ハード』はヴァン・ダム主演の『サドン・デス』のことだから、『ファイナル・スコア』はバウティスタ版『サドン・デス』」ということをみんなに伝えようと思って。徹夜で仕事を処理して迎えた5月24日(金)、14時過ぎに会社を出発→16時過ぎに小山に到着すると、「フラッフィパンケーキ小山店」ラクレットチーズパンケーキを食べてから、小山シネマロブレに向かいましてね。2番スクリーンで7人の観客と一緒に、劇場で売られていた「リアルゴールド ウルトラチャージ」を飲みながら鑑賞したのでした。

念のため、「サドン・デス」の予告編を貼っておきますね↓










ファイナル・スコア



原題:Final Score
2018/イギリス 上映時間105分
監督:スコット・マン
製作:マーク・ゴールドバーグ、ウェイン・マーク・ゴッドフリー、ロバート・ジョーンズ、ジェームズ・ハリス、マーク・レーン、デイブ・バウティスタ、ジョナサン・マイスナー
製作総指揮:デビッド・サリバン、エリザベス・ウィリアムズ、ザカリー・アドラー、ウィリアム・V・ブロミリー、ネス・サバン、シャノン・ベッカー、ジェフリー・グリーンスタイン、ジョナサン・ヤンガー、スティーブン・シュウ・Jr.、マーク・キャントン、コートニー・ソロモン、アリアンヌ・フレイザー、デルフィーヌ・ペリエ、ヘンリー・ウィンタースターン
脚本:デビッド・T・リンチ、キース・リンチ、ジョナサン・フランク
撮影:エミール・トプゾフ
美術:マシュー・バトン
衣装:ライザ・ブレイシー
編集:ロブ・ホール
音楽:ジェームズ・エドワード・バーカー、ティム・デスピック
出演:デイブ・バウティスタ、ピアース・ブロスナン、レイ・スティーブンソン、アレクサンドラ・ディヌ、ララ・ピーク、アミット・シャー、ジュリアン・チョン、マーティン・フォード
パンフレット:なし
(あらすじ)
かつて米海軍特殊部隊の精鋭として活躍したマイケル・ノックス(デイブ・バウティスタ)は、亡き戦友の故郷であるロンドンを訪れた。ノックスのことを実の伯父のように慕う戦友の娘ダニー(ララ・ピーク)は、父を亡くして以来荒んだ生活を送っていたが、一緒に足を運んだサッカー観戦のスタジアムで久しぶりに笑顔を見せ、その様子にノックスは胸をなでおろす。しかし、そんなささやかな幸せな時間の裏で、スタジアムでは3万5000人の超満員の観客を巻き込む、大胆なテロ計画が進行していた。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


「意外とイイじゃん!(°∀°)b ナイス!」と思ったり。


鑑賞中の僕の気持ちを代弁する烈海王を貼っておきますね(「刃牙道」より)。



映画が始まる前に「木の花塗装」という地元企業のCMが流れていた…なんてことは置いとくとして。簡単にあらすじを書いておくと、主人公の軍人マイケル(デイヴ・バウティスタ)は、自分のせいで死んでしまった戦友の娘ダニー(ララ・ピーク)と一緒にサッカーを観に行ったところ、亡命したロシアの革命家ディミトリ(ピアース・ブロスナン)も観戦中であり、その弟アルカディ(レイ・スティーヴンソン)が兄を奪還するためにスタジアムを占拠&爆弾を仕掛けたから、さぁ、大変!Σ(゚д゚;) ナンダッテー はぐれたダニーを探していたら偶然陰謀を知ってしまい、事件に巻き込まれたマイケルは、スタジアムの職員ファイサル(アミット・シャー)と協力して、あーだこーだと戦った挙げ句、ダニーの殺害を迫られたディミトリは自殺しちゃうものの、テロリストを皆殺しにして、めでたしめでたしってな調子で終わってましたよ、たぶん。


アルカディ率いる武装集団がスタジアムを占拠したのは…。


亡命して整形していた兄ディミトリを捕まえるためでしてね。


軍人マイケルが巻き込まれてしまう…という超ありがちな話なのです(字幕では「姪」となっていますが、劇中では違う)。



ハッキリ言って、全然期待してなかったというか、僕的には「スタジアム版『ダイ・ハード』はヴァン・ダム主演の『サドン・デス』のことだから、『ファイナル・スコア』はバウティスタ版『サドン・デス』」ということを伝えるキッカケになればいい程度の思い入れだったんですが、予想以上に面白かった!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ! いや、そりゃあ本作の粗はそれなりにあって、特にイギリス政府に事件が発覚したにもかかわらず武装集団に一切の迷いがないのはどうかと思ったし(あまりにノーフューチャーすぎでは?)、ピアース・ブロスナンが思いのほか活躍しないのは残念だったし、人質交換の際にバウティスタが入れ替わっているくだりは「さすがに気付くんじゃないかな (゚⊿゚)」と思ったし、最後のアルカディの逃走方法の雑さにはビックリしましたが(死んだと思わせたくせに、人質を叫べる状態で連れて逃げるってさぁ…)、全体的には勢いのあるアクションのつるべ打ちに満足したというか。僕的にはスタジアム内のバイクチェイスシーンが好きでしたね〜。職員ファイサルが観客を避難させるために「アラーは偉大なり!」と叫ぶシーンは笑ったし、ラストでダニーが見せる「頭を使え」(=後ろへの頭突き)も悪くなかったですよ(まぁ、映画序盤で見せる護身術が終盤で生きる展開は「あるある」ですがー)。


ファイサルは「ダイ・ハード」モノの定番である「異人種の協力者」キャラなのです。



「スタジアム版『ダイ・ハード』はヴァン・ダム主演の『サドン・デス』のことだから、『ファイナル・スコア』はバウティスタ版『サドン・デス』」なんてことをアピールすることばかり考えていた僕ですけど(苦笑)、実際に厨房での戦闘シーンは「サドン・デス」オマージュだと思うんですが、どうでしょうか。近年、アクション映画の敵役として注目を集める203センチ140キロの巨人マーティン・フォードとバウティスタが厨房で繰り広げる超重量級バトルはド迫力のひと言で、最後の「油の中に落ちたナイフを拾って勝つ!」というオチも気が利いてて好きでしたね〜。それと、「ヒャッハー!」感溢れる女テロリストを演じたアレクサンドラ・ディヌも良かったです。ううむ、過去に観ていたアクション映画「ザ・トーナメント」と比較すると、スコット・マン監督はずいぶん腕を上げたのではないでしょうか。バウティスタを含めて有名な俳優が出ているにもかかわらず、微妙に面白くなさそうなジャケットの「タイム・トゥ・ラン」も少し観たくなった次第。


マーティン・フォード、これからもいろいろなアクション映画に起用されてほしいものです。


アレクサンドラ・ディヌのアグレッシ部振りは「サボタージュ」のミレイユ・イーノスを連想いたしました。



スコット・マン監督の公式インタビュー動画を貼っておきますね↓ これからも頑張って!




そんなワケで、鑑賞前は期待値低めというか、むしろ「スタジアム版『ダイ・ハード』はヴァン・ダム主演の『サドン・デス』のことだから、『ファイナル・スコア』はバウティスタ版『サドン・デス』ですYO!m9`Д´) ビシッ」といった文章をブログに書くことばかり考えていたものの、実際に観てみれば予想以上に面白かったので、なかなかオトクな気分になりましたヨ (°∀°)b ヨカッタ! 「午後ロー」で放送されたら間違いなく盛り上がるだろうし、この手のアクション映画が好きな人ならチェックしてみても良いんじゃないかしらん。鑑賞後、小山の「エニタイム・フィットネス」で筋トレをした後(都内と違って、マシンが充実しててビックリ!)、隣接されていた「いきなり!ステーキ」でヒレステーキを食べたことも含めて、とても良い映画体験でした。何かを見逃した時は、また小山シネマロブレに行きたいなぁと思っております。


ということで、小山に行った日のgifを貼っておきますね。良い思い出になりました。



おしまい。




デジタル盤のサントラがありましたよ。



昨年観たデイブ・バウティスタ主演作。僕の感想はこんな感じ



バウティスタも出ているスコット・マン監督作。出演者は豪華なのにジャケットの雰囲気が安っぽい… (`Δ´;) ウーン



劇場で観ていたスコット・マン監督作。僕の感想はこんな感じ



ピーター・ハイアムズ監督×ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作。みんな、観てみて!









デッドトリガー(ネタバレ)

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デッドトリガー



原題:Dead Trigger: Unkilled
2017/アメリカ 上映時間91分
監督・脚本:マイク・カフ、スコット・ウインハウザー
製作:マリナ・ベスパロフ、マイケル・タドロス・Jr.、セルゲイ・ベスパロフ
製作総指揮:クリス・コノバー
原案・脚本:ハインツ・トレッシュエッツアー
撮影:ジョナサン・ホール
美術:フェルナンド・バルデス
衣装:トビー・ブロンソン
音楽:スティーブン・エドワーズ
出演:ドルフ・ラングレン、オータム・リーサー、ロミオ・ミラー、イザイア・ワシントン、オレッグ・タクタロフ、ルシアナ・キャロ、ジャスティン・チョン、ジョエル・グレッチ、ジェフ・ラム、加賀美聖良、タマラ・ブラウン、ブランドン・ビーマー、ブルック・ジョンストン、ナタリー・ユラ、アリョーナ・チェーホバ
パンフレット:なし
(あらすじ)
ゾンビ感染症が発生。感染症を一掃するため、対ゾンビ特殊部隊(CSU)が結成された。CSUは高得点ゲーマー、格闘技選手などゾンビに立ち向える有望な若者を続々とスカウトし入隊させた。スカウトされた若者たちは歴戦の猛者ウォーカー大尉(ドルフ・ラングレン)から訓練を受ける。続々と感染者が増加の中、感染症の発生源であるターミナル島でゾンビ治療を研究しているチームからの連絡が途絶えた。そこで上層部はウォーカー大尉率いる部隊に捜索と研究員の救出任務を伝え現地へと向かわせた。到着した部隊を待ち構えていたのは、すでにゾンビ感染者に制圧された研究所だった。今、島を完全に制圧する勢いで増殖するゾンビ軍団とウォーカー大尉率いる部隊との壮絶なバトルが開始された!(以上、公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




20点


今年1月からヒューマントラストシネマ渋谷シネ・リーブル梅田青山シアターにて開催されていた「未体験ゾーンの映画たち 2019」ですが、ラインナップをチェックすると、僕好みっぽいB級アクション映画が目白押しでしてね。なるべく足を運びたいと思いながらも、公開期間が限られているため、ああん、なかなか観に行けなかった…というKO-PI-PE!m9・∀・) ビシッ ただ、今年の2月に愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」ドルオタとして出演した僕ですよ、そりゃあドルフ・ラングレン主演作を見逃すワケにはいかないので、4月9日(火)、ヒューマントラストシネマ渋谷で観てきました(その後、「バーチャル男」をハシゴ)。スゲーつまらなかったです ('A`) ゲッソリ


観客は20人近く入っていた記憶。



本作は「世界的人気のスマホゲームを実写映画化したゾンビアクション」だそうで。まぁ、ドルフ・ラングレンは安定の存在感で、彼が所属する「対ゾンビ特殊部隊CSU」の勧誘CM(「スターシップトゥルーパーズ」を意識させる感じ)や新兵訓練シーンでのバカっぽいゴア描写、拳を交わした盟友オレッグ・タクタロフが出演していたことなどは良かったんですけど、褒めるところはそれぐらいでして。脚本が驚くほど適当な上に、描きたい世界観に予算がまったく追いついていなくて画面が安っぽいだけでなく。アクションの見せ方や編集が致命的に下手(というか、すべてにこだわりが感じられない印象)だから、本当につまらなかった。ううむ、最近のラングレンは「クリード 炎の宿敵」とか「アクアマン」とか良い映画ばかりに出演していたし、ラングレン×ゾンビ×ロボの「バトルハザード」がなかなか愉快な作品だっただけに、ゾンビモノと聞いて少し期待しちゃったのが良くなかったのかなぁ… (´・ω・`) ウーン


「バトルハザード」だって別に褒められた映画じゃないけど、本作と比べたら傑作だと思う。




クライマックス、登場人物たちがゾンビがうろつく荒野を突破するという「試練」に挑むんですけど、残念ながら「動きの遅いゾンビがそれなりにいます」程度のビジュアルだから、「ちゃんと長袖を着て突っ走れば全然大丈夫じゃね? (゚⊿゚)」と、1ミリもハラハラしなくてね…(遠い目)。ラストにドヤ顔で披露される「実は全部ゲームでした」「でも、これから僕たちは招集されて、実際にゾンビと戦います」的なオチも心底どうでも良くて。なんて言うんですかね、鑑賞時の体調やタイミングによっては「グダグダすぎて逆に面白い!(・∀・)」といった風に評価が裏返っていた可能性もありますけど、この日は「こんなつまらない映画は久しぶりに観た」と腹が立ったし、基本的に僕は他人に対して凄まじく媚びへつらうタイプながらも、もし本作を撮ったマイク・カフ&スコット・ウインハウザー監督が目の前にいたら、「つまらんぞ ( ゚д゚)」とストレートな感想を伝えると思ったり。


僕の気持ちを代弁する堤城平を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。
つまらんぞ


ということで、ハッキリと時間を無駄にしたと思いましたよ ('A`) ゲッソリ ゲーム会社はこんな出来で怒ってないのかなぁ…。まぁ、僕のような「ラングレン主演作は観る主義」だったら観るのも仕方ないし、殺し屋役で加賀美セイラさんが出ているので彼女のファンならチェックするのもアリかもしれませんが、とは言え、人生で使える時間は限られているのでね、もしソフト化されても「あえて観ない勇気」も必要なんじゃないかと思います。おしまい。




ドルフ・ラングレンがロボと一緒にゾンビと戦う映画。僕の感想はこんな感じ



近年稀に見るベスト・ラングレンが堪能できる作品。僕の感想はこんな感じ








バックトレース(ネタバレ)

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バックトレース



原題:Backtrace
2018/アメリカ 上映時間96分
監督:ブライアン・A・ミラー
製作:ランドール・エメット、ジョージ・ファーラ、マーク・スチュワート、アンビル・チルダーズ、マット・ルーバー
製作総指揮:アレックス・エッカート、テッド・フォックス、バンス・オーウェン、アリアンヌ・フレイザー、デルフィーヌ・ペリエ、ヘンリー・ウィンタースターン、ウェイン・マーク・ゴッドフリー、ロバート・ジョーンズ、マーク・ゴールドバーグ、バリー・ブルッカー、スタン・ワートリーブ、サイモン・ウィリアムズ、クリステル・コナン、ブライアン・ブルックス、サム・スレイター、デビッド・バーノン、スコット・カーメル、マーティン・リチャード・ブレンコウ、ノエル・アシュマン、メドウ・ウィリアムズ
脚本:マイク・メイプルズ
撮影:ピーター・A・ホランド
美術:ラッセル・M・ジェイガー
編集:トーマス・カルデロン
音楽:ティム・ジョーンズ
音楽監修:マイク・バーンズ
出演:シルベスター・スタローン、メドウ・ウィリアムズ、クリストファー・マクドナルド、コリン・エッグレスフィールド、リディア・ハル、タイラー・ジョン・オルソン、マシュー・モディーン
パンフレット:なし
(あらすじ)
刑事サイクス(シルベスター・スタローン)は被害額2000万ドルの強盗事件を捜査するが、犯人は仲間割れして殺し合い、唯一の生存者マクドナルド(マシュー・モディーン)も記憶を失ったため未解決に終わる。7年後、マクドナルドが収容先の病棟から脱走したことを知ったサイクスは、FBIと共に再捜査に乗り出す。一方、過去の記憶を全て失っているマクドナルドに、ある3人の男女が協力を申し出るが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




40点


今年1月からヒューマントラストシネマ渋谷シネ・リーブル梅田青山シアターにて開催されていた「未体験ゾーンの映画たち 2019」ですが、ラインナップをチェックすると、僕好みっぽいB級アクション映画が目白押しでしてね。なるべく足を運びたいと思いながらも、公開期間が限られているため、ああん、なかなか観に行けなかった…というKO-PI-PE&KO-PI-PE!m9・∀・) ビシッ で、とりあえず「シルベスター・スタローンが出ている映画は劇場で観る主義」なので、4月18日(木)、ヒューマントラストシネマ渋谷で鑑賞しました。そんなに面白くはなかったです… (´・ω・`) ウーン


劇場は、1/3ぐらい埋まってたような。



本作を観に行く前、宇多丸師匠やら春日太一先生やらコンバットRECさんやらTwitterでフォローしている人やら、いろいろな人がすでに本作についての感想を語っていて。すでに「ダメ映画」的な評価が確定しているっぽかったんですが、僕的には「マッタク評判ノ悪イコトダゼ (`∀´)」と、カタカナで意に介していなくて。今回のスタローンは、この手のB級映画でありがちな「大物俳優の名義貸し」的な出演なんでしょうけど、僕が2014年のワーストに選んだ「沈黙のSHINGEKI/進撃」の“合計10分程度しか出ないスティーブン・セガール”よりはマシだろうし、数日前に鑑賞したドルフ・ラングレン主演作「デッドトリガー」が「ラングレンの出番が多かったけどスゲーつまらなかった」ので、出番が少なかろうと楽しい映画であればいいと割り切って鑑賞に臨んだんですが、しかし。期待値低めでも面白くなかったという、前評判通りの残念な着地 (・ε・) プー


観る前はこんなジャック・ハンマー気分だったものの、評判の悪さも納得でした(「グラップラー刃牙」より)。



あらすじをザッと書いておくと、マクドナルド(マシュー・モディーン)は仲間とともに2000万ドルを強奪するも、仲間割れによって彼以外は全員死亡。マクドナルドも記憶喪失になってしまったため、現金が見つからないまま7年が経過するんですけれども。謎の3人組がマクドナルドを脱獄させて、「死ぬ可能性もあるけど記憶が蘇るクスリ」を打ちまくって、金の隠し場所を探すのです。そんな中、事件の担当捜査官のサイクス(スタローン)は、FBIのフランクス捜査官(クリストファー・マクドナルド)と協力してホワイトボードの前でウロウロするんですが…。オチを書いておくと、マクドナルドを脱獄させたのは奥さん&息子たちであり、事件の黒幕はフランクスでして。あーだこーだと揉めるものの、安全運転で駆けつけたサイクスが悪党どもを射殺した挙げ句、盗んだのはクソ企業の金だったから、マクドナルドたちを見逃してくれることになって、めでたしめでたし…ってな調子でしたよ、たぶん。

なんて言うんですかね、最近観た「大脱出2」もスタローンの出番は決して多くなかったものの、あっちはよくわからない勢いや熱があったから、それなりに楽しめたんですけど…。本作の場合、物語自体はわかりやすいながらも、全体的に地味というか。それなりのサスペンス描写にそれなりの銃撃戦が用意されていても、それらを(ほとんど)担当するのが華のないマシュー・モディーン&彼の家族であり、アクション演出などで目新しい“何か”を提示してくれたりはしないから、微妙に盛り上がらないんですよね…。登場場面&シチュエーションの少なさから“撮影日数が短い”オーラがムンムン漂っていたスタローンが、せっかく参加した“クライマックスの銃撃戦”も、その直前に「FBIの少し後ぐらいに出発したハズなのに、なかなか現場に着かない」という奇妙な状況を見せられていたため、どこかしら脱力感が漂っていた…って、伝わるでしょうか。

その他、「マクドナルドの脱獄計画、ずさんじゃね?」とか「そもそも“死ぬ可能性があるクスリ”を打つ家族って酷くね?」とか思うところはいろいろあるんですが、面倒くさいので割愛! なんかね、近年、「ブルース・ウィリスやらロバート・デ・ニーロやらの大物俳優がB級映画に少しだけ出演する」的な傾向があったワケですが、今までは「スタローンinハリウッド・トラブル」ぐらいしかなかったイメージのスタローンが、とうとう“そっち方面”に本腰を入れてきた…ってことなんですかね。まぁ、「沈黙のSHINGEKI/進撃」「デッドトリガー」よりはマシだったけど、人間、使える時間は限られているので、わざわざ観る必要はないと思います。


「スタローンinハリウッド・トラブル」でのスタローン大暴れシーン↓ ここだけは結構面白いヨ (・∀・)




おしまい。




8月2日にはソフトがリリースされるそうな。



ブルース・ウィリス主演×ブライアン・A・ミラー監督作。ウィリスの出番は多いんでしょうか。



ブルース・ウィリス×フランク・グリロ主演のブライアン・A・ミラー監督作。気になっております。



ふと思い出した映画。観なくてもあなたの人生は大丈夫です。僕の感想はこんな感じ




先週の備忘録(2019/5/28~6/4)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、超大事かつスゲー重要な打ち合わせがありました… (`Δ´;) ゴゴゴゴゴゴ
水曜日、仕事
木曜日、仕事→「名探偵ピカチュウ」鑑賞→徹夜で仕事
金曜日、仕事→「アメリカン・アニマルズ」鑑賞
土曜日、「武蔵 むさし」「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を鑑賞→仕事
日曜日、仕事
月曜日、ボランティア→仕事→「レプリカズ」鑑賞
※先週観た映画は5本でした。



先週は火曜日に超大事かつスゲー重要な打ち合わせがあって、その結果が6月20日前後にわかるので、もしかすると転職するかもしれないし、しないかもしれないという微妙な状況だったりします。あと、土日も妻子に予定があったということで、仕事をしては映画を観てブログを書き、仕事をしては映画を観てブログを書き…といった感じの1週間でしたよ。残念ながら体調は良くなくて、ずっと下痢&ダルくて筋トレができなかったので、来週もこんな感じだったらまた病院に行かないとなぁ… (・ε・) プー


金曜日のチートデイの画像を貼っておきますね…って、この食生活がダメなのでは!? Σ(゚д゚ ) モシヤ!?



今週の予定は、火曜と水曜に大まかな仕事を一気に終わらせて、木曜日は仕事をサボって映画を観まくって(サラリとアウトな予定)、金曜日は練馬の「か和もっち」映画駄話会があるものの、大事な打ち合わせ&飲み会があるので行けない…ってな調子。で、現在、アップしていない映画の感想が40本あるので、時間をかけて少しずつ更新していって、もしストックが9本を切ったら、劇場と一体化して悟りの境地に達するという伝説の試練「バルト9」を実行する予定でございます。一応、メモ代わりに貼っておきますね↓


ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー
おっさんのケーフェイ
アリータ バトル・エンジェル
メリー・ポピンズ リターンズ
七つの会議
チワワちゃん
コードギアス 復活のルルーシュ
ビール・ストリートの恋人たち
トラさん 僕が猫になったワケ
移動都市 モータル・エンジン
パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)
山〈モンテ〉
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。
天国でまた会おう
グリーンブック
ねことじいちゃん
半世界
洗骨
夢の音
天然★生活
翔んで埼玉
バンブルビー
家族のレシピ
クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 失われたひろし
ウトヤ島、7月22日
レゴ® ムービー2
映画ドラえもん のび太の月面探査記
麻雀放浪記2020
多十郎殉愛記
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
バイス
バースデー・ワンダーランド
オーヴァーロード
アメリカン・アニマルズ
武蔵 むさし
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
レプリカズ


その他、今週の土曜日(6月8日)は、4月上旬に取材を受けた『POPEYE』7月号が発売されますYO!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ! 特集タイトルは「面白い映画、知らない?」ということで、取材してくれた方に思わず「よく…知らないです…(´Д`;) スミマセン」と返答しそうになった僕ごとき汁ブロガーだけでなく(汗)、宇多丸師匠やコンバットRECさん、古川耕さんたちの愉快な記事も載っているのでね(つーか、そっちがメイン)、ぜひぜひ買っていただけるとありがたいです。あと、先週の土日は娘がお出掛けしちゃったので無理だったけど、彼女が喜びそうな新ネタを考えたので、今週はセッション(a.k.a.おままごと)できればいいなぁと思っております。


最後に今月の推薦曲、NONA REEVES「今夜はローリング・ストーン feat. RHYMESTER」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。





ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(ネタバレ)

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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー



原題:Rebel in the Rye
2017/アメリカ 上映時間109分
監督・製作・脚本:ダニー・ストロング
製作:ブルース・コーエン、ジェイソン・シューマン、モリー・スミス、サッド・ラッキンビル、トレント・ラッキンビル
製作総指揮:エレン・H・シュワルツ、スコット・ファーガソン、マシュー・サロウェイ、クリスティーナ・パパジーカ
原作:ケネス・スラウェンスキー
撮影:クレイマー・モーゲンソー
美術:ディナ・ゴールドマン
衣装:デボラ・L・スコット
編集:ジョセフ・クリングズ
音楽:ベアー・マクレアリー
音楽監修:ジョナサン・ワトキンス
出演:ニコラス・ホルト、ケビン・スペイシー、ゾーイ・ドゥイッチ、サラ・ポールソン、ビクター・ガーバー、ホープ・デイビス、ルーシー・ボーイントン
パンフレット:★★★(700円/年表や解説コラムがあって、わかりやすい作り)
(あらすじ)
1939年、作家を志しコロンビア大学の創作学科に編入した20歳のサリンジャーは、大学教授ウィット・バーネットのアドバイスで短編小説を書き始める。出版社への売り込みを断られ続ける中、ようやく掲載が決定するが、太平洋戦争のぼっ発によって、その掲載は見送られてしまう。召集により戦地に赴いたサリンジャーは戦争の最前線で地獄を経験し、終戦後もそのトラウマに悩まされながら、初長編「ライ麦畑でつかまえて」を完成させる。この作品の成功により、突如として名声を手に入れたサリンジャーだったが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


よく誤解されるんですけど(苦笑)、当ブログのタイトルは、三浦理恵子さんのセカンドシングル「水平線でつかまえて」が由来…というのはどうでも良いとして。そりゃあ、高校生のころにジェローム・デイヴィッド・サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」を読んで影響を受けているし、昨年は「ライ麦畑で出会ったら」なんて映画も観ているのでね、なんとなくチェックしたい気分になって、2月14日(月)、TOHOシネマズシャンテ「バーニング 劇場版」(2回目)とハシゴ鑑賞してきました。「大変な人生でしたね (・∀・) ガンバッタ!」と思ったり。


前売り特典は「特製“ライ麦”メモパッド」でしたよ。


スクリーン3、1/4ぐらい埋まってたような。



驚くほど雑にあらすじを書いておくと、才気溢れる青年サリンジャーが、大学教授ウィット・バーネットのアドバイスで短編小説を書くようになって、作家人生をスタートさせるんですけれども。太平洋戦争に参戦してみれば、恋人のウーナ・オニールチャールズ・チャップリンと結婚しちゃった挙げ句、ハードな戦争体験のせいでPTSDに苦しむことになりまして。31歳の時に初の長編小説「ライ麦畑でつかまえて」がヒットすると、「ホールデンは僕なんです!(*゚∀゚)=3 ムッハー」といった“アレな人”が押しかけるようになったので、ニューハンプシャー州の田舎で隠遁生活を送るようになりましてね。サリンジャーは、仲違いしていたバーネットと仲直りしたりしつつも、瞑想のために小説を書く→もう出版しないことにして、2010年に91歳で死亡。「ライ麦畑でつかまえて」は今も読み継がれているのでしたーー。


大体こんな感じの映画だったような気がします(乱暴な文章)。



いや〜、なかなかタメになりました。戦争体験云々は知っていたものの、まさかここまで引きずっていたとは知らなかったし、恋人がロリコンクソ野郎のチャップリンと結婚してたとか、「そんなことがあったの!?Σ(゚д゚;)」とビックリしましたよ。それと、「ライ麦畑で出会ったら」を観た時も思ったことですが「世界中からファン(a.k.a.知らない人)が家を訪ねてくる」って、本人からするとスゲー恐ろしいだろうなぁと。最終的には「瞑想のために書く→出版しない」なんて境地に到達したのも仙人っぽくてスゴいし、「アンタ、大したモンだよ (`∀´)ノ(・ω・`) エラソウ」と感心しましたね(サリンジャーファンに殺意を抱かれそうな文章)。その他、ニコラス・ホルトはもちろんのこと、バーネット役のケヴィン・スペイシーの演技が素晴らしくて、「これってセクハラが発覚する前に撮影されたんだな… (´・ω・`)」なんてセンチな気持ちになったりもした次第。


本作のケヴィン・スペイシーの演技は最高でしたよ…。



そんな感じで、基本的には楽しめたし、あらためてサリンジャーに好感を抱いたりもしたんですが、しかし。とは言え、正直なところ、5000円近くする評伝を買うほどのファンではない自分」を自覚したというか、あまりドラマチックに盛り上がったりもしないので、ごめんなさい、ちょっと退屈だったりもしたアタシ (ノ∀`) テヘ 何はともあれ、真っ直ぐに良い映画ではあるので気になる人はチェックすると良いし、もし「このブログは僕だ!Σ(゚д゚)」なんて思ったりする“アレな人”がいましたら、月に2〜3回は通っている練馬の日本酒バー「か和もっち」でお会いしましょう ( ´_ゝ`) ナニコノオチ




本作の原作となったケネス・スラウェンスキーによるサリンジャーの評伝。ファンは必読でしょうな。



本作のデジタル盤のサントラでございます。



サリンジャーの超有名な青春小説。村上春樹先生が訳したバージョンは未読です。



ダニー・ストロング監督が脚本を担当した映画。未見ですが、評判良いですよね。



ニコラス・ホルトの出演作で一番好きな映画。僕の感想はこんな感じ







ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(IMAX3D・字幕版、2D・吹替版)(ネタバレ)

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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(IMAX3D・字幕版、2D・吹替版)



原題:Godzilla: King of the Monsters
2019/アメリカ 上映時間132分
監督・脚本:マイケル・ドハティ
製作:メアリー・ペアレント、アレックス・ガルシア、トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、ブライアン・ロジャース
製作総指揮:バリー・H・ウォルドマン、ザック・シールズ、松岡宏泰、大田圭二、ダン・リン、ロイ・リー、坂野義光、奥平謙二
脚本:ザック・シールズ
撮影:ローレンス・シャー
美術:スコット・チャンブリス
衣装:ルイーズ・ミンゲンバック
編集:ロジャー・バートン
音楽:ベアー・マクレアリー
視覚効果監修:ギョーム・ロシェロン
出演:カイル・チャンドラー、ベラ・ファーミガ、ミリー・ボビー・ブラウン、ブラッドリー・ウィットフォード、サリー・ホーキンス、チャールズ・ダンス、トーマス・ミドルディッチ、オシェア・ジャクソン・Jr.、渡辺謙、チャン・ツィイー
声の出演:田中圭、芦田愛菜、木村佳乃、渡辺謙、安原義人、高橋理恵子、土師孝也、小林親弘、斉藤貴美子、松尾諭、佐々木勝彦、甲斐田裕子、高岡瓶々
パンフレット:★★★★(1080円/スクロール・カバー付きの特別版を購入。豪華で良いです)
(あらすじ)
神話の時代に生息していた怪獣のモスラ、ラドン、キングギドラが復活する。彼らとゴジラとの戦いを食い止め世界の破滅を防ごうと、生物学者の芹沢(渡辺謙)やヴィヴィアン(サリー・ホーキンス)、考古人類学者のアイリーン(チャン・ツィイー)らが所属する、未確認生物特務機関モナークが動き出す。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




80点


まず、僕が「ゴジラ」シリーズについてどう思っているかは、下記の一連の記事を読んでいただければと思いますが(手抜き)、正直、それほど思い入れはないです。自主的に映画館で観るようになったのって「ゴジラ FINAL WARS」からだしね (ノ∀`) エヘヘ


「ゴジラ(1954年版)」から「ゴジラ FINAL WARS」までの雑な感想文(前編)
「ゴジラ(1954年版)」から「ゴジラ FINAL WARS」までの雑な感想文(後編)
GODZILLA ゴジラ(IMAX3D・字幕版)(ネタバレ)
シン・ゴジラ(MX4D版、IMAX版、極上爆音上映版)(ネタバレ)
GODZILLA 怪獣惑星(ネタバレ)
GODZILLA 決戦機動増殖都市(ネタバレ)
GODZILLA 星を喰う者(ネタバレ)



とは言え、2014年に全作観直して以降はすべて劇場でチェックする程度には興味を持つようになっていたし、信用できる映画会社レジェンダリー・ピクチャーズが2014年に公開した「GODZILLA ゴジラ」(いわゆる「ギャレゴジ」)のゴジラシーン&マッシブなゴジラの造形は大好きだったし、2017年にモンスターバースという同じ世界観で作られた映画「キングコング 髑髏島の巨神」も楽しかったし、何よりも「こんな風に人類が滅びるなら仕方ないや (´∀`) アキラメタ」と思わされるほど本作の予告編が終末感を漂わせながらも神々しくて100点だったので、当然ながら前売り券を購入。公開日の翌日=6月1日(土)にユナイテッド・シネマとしまえん「武蔵 むさし」を観てからIMAX3D・字幕版をハシゴ鑑賞したんですが、ちょうど愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったのもあって、6月5日(水)に同じ劇場で2D・吹替版を観てきました。「ありがたい… ( ;∀;) イイカイジュウダナー」と思ったり。


前売り特典は「特製クリアファイル」でした。


チケット売り場にはこんなポスターが貼ってあったし…。


ロビーにはこんなスタンディが設置されていましたよ。


8番スクリーン、公開直後の土曜の昼なのに1/3くらいの入りでした… (´・ω・`) ウーン


3番スクリーン、夜の回だったのに、あまり入っていなかったような。



最初に、主観とウソを交えながら勝手なあらすじを書いておくと、2014年のゴジラとムートーのバトルで破壊された直後のサンフランシスコにて、マーク(カイル・チャンドラー)とエマ(ベラ・ファーミガ)が必死に息子アンドリューを探すシーンから映画は始まりまして(子どもはそのまま死んだっぽい)。場面が変わって、エマ博士とその娘マディソン(ミリー・ボビー・ブラウン)が中国でモスラの孵化に立ち会っていたところ、アラン・ジョナ(チャールズ・ダンス)率いるエロテロリストエコテロリスト軍団が襲撃! 研究所の人々を殺しまくった挙げ句、怪獣と交信できる装置「オルカ」とともに母子をさらってしまったので、芹沢イシロウ博士(渡辺謙) with 秘密機関モナークが、元夫であり「オルカ」のもともとの開発者であるマークと協力して、彼女たちを取り戻そうとしたものの! 実は母子ともにテロリストとグルであり、南極で眠っていたモンスターゼロ=キングギドラや、メキシコの火山で冬眠中だったロダン=ラドンを起こしてしまったりするから、みんな大慌てなのでした (・∀・) ソイヤッ!


この母子はさらわれたワケではなく、世界中の怪獣を解放するつもりだったのです。


キングギドラが山の頂上から鳴くと、世界中で怪獣が目を覚ましてましたよ。


「この山も怪獣だった!」というシーン、最近観た「名探偵ピカチュウ」を思い出しました。



ギドラったら大声で鳴きまくって地球の全怪獣を叩き起こしてしまったので、「ちょっとずつ怪獣を起こして地球をキレイにするザンス!川`∀´)」という思惑が狂ったエマ博士は慌てふためいて、「こんなこと、アンドリューは喜ばない!(`Д´し」とマディソンに罵られて涙目ですよ(微笑)。「ギドラの怒りは宇宙の怒り、誰も止められんのじゃ… (゚⊿゚)川´_ゝ`)(゚⊿゚) ババサマー」的な状況下、地球の番長であるゴジラは、海底の地下空洞を使って移動して、南極やらメキシコやらに出向いては他の怪獣を制圧しようとするんですが、しかし。アメリカ空軍がオキシジェン・デストロイヤーを投下したせいで瀕死になってしまうのです。ただ、成虫になったモスラの計らいによってゴジラの居場所を知った芹沢博士が気付けの座薬核弾頭とともに聖帝十字陵を登って「さらば、友よ ( ´_ゝ`) スキヨ」と自爆すると、見事にゴジラが復活だッ!ヽ(`Д´)ノソイヤッ!


水没した文明の神殿にいるゴジラに核を届ける博士。今回の「ゴジラ」は神話なのです。



反省したマディソンが「オルカ」を使ってボストンのスタジアム(周辺の住民は避難済み)に怪獣たちを引きつけたので、ゴジラvsギドラとモスラvsラドンというファン垂涎のド派手バトルがスタート!ヘ(゚∀゚*)ノ ソイヤッ! で、モスラったら、毒針攻撃で何とかラドンを制するも、ゴジラをかばってキングギドラに殺されちゃいましてね…。ゴジラも「高いところから落としました攻撃」や「あちこち噛みついて放射能をチューチュー吸います攻撃」などを食らって大ダメージを受けるも、最終的にはバーニングゴジラにパワーアップすると、ギドラに正中線二連バーニングを叩き込んで勝利!m9`Д´) ソイヤッ! ゴジラの周囲に怪獣たちが集まったり、ラドンがゴジラに対して恐縮したり、エマ博士がバーニングに巻き込まれて無事死んだり(たぶん)、怪獣たちが通った後に緑が戻ったり、排泄物が資源になったりする中、髑髏島の地下空洞が注目されてキングコングとの番長決戦が迫る…といったムードで「そいやっ!ヘ(゚∀゚*)ノ」「そいやっ!ヽ(`Д´)ノ」なエンドクレジットに突入すると、アラン・ジョナがギドラの首を購入するシーンが映りまして。最後は坂野義光監督への追悼文&中島春雄さんへの追悼文&写真が映って、終わってましたよ。


バーニングゴジラ、爆誕!(児童誌っぽい表現) 触るものすべてを融解させてました。


「ギドラが生きているかと思いきや、ゴジラが首をくわえてました」シーン、これを連想した人は少なくないのでは(「キン肉マン」より)。


そしてラドンがゴジラに媚びるシーンは岩本虎眼先生を思い出したり(「シグルイ」より)。



もうね、とてもありがたい映画でした。ハッキリ言って、こんな約220億円もかかったゴジラのバトルが大きいスクリーンで観られるだけで十分じゃないですか。ゴジラを始めとする怪獣たちの“着ぐるみ感を保ちつつも今までにないド派手な暴れっぷり”を目の当たりにして、自然と「ありがたや…ありがたや… ( ;∀;) イイカイジュウダナー」と涙がこぼれてきたのは僕だけじゃないハズです。ラドンのローリングアタックやモスラの毒針アタックなど、今までの操演では観られなかったアクションの数々も良かったし、今までよりも大きくなった羽を広げたギドラの神々しさと言ったら! ギドラの首に性格が設定されているのも良いし(最後に残った首が「よくも兄弟たちを!(`Д´)」的な顔をするのが最高)、設定で左から「イチ」「ニ」「サン」と名前が付いているのも信用できるところで、「『勝手にふるえてろ』のヨシカが次に恋愛して悩むのはギドラだったらいいな」なんて、心底どうでも良い妄想をしたほどでしたよ。もちろんさらに番長感を増したゴジラもストライクであり、ガイア理論にはあまり興味ないんですけど、太古から巨大生物を神として崇めていた的な世界観は超好みなのでね(怪獣を「タイタン」と呼ぶ発想が好き)、「ワンダフルだわ!(*゚∀゚)=3 ムッハー」「素敵だわ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」怪獣関連のシーンは興奮しまくった次第。


ラドンが回転して戦闘機を叩き落としていくシーン、カッコ良かったですな〜 (´∀`) カッコイ-


モスラvsラドン、観られると思ってなかったので、うれしかったです。


終盤、モスラがゴジラを守る姿に涙…。ここから無駄な人間ドラマを挟まないでゴジラが復活してほしかったなぁ。


充電→放電! 本作のキングギドラは筆舌に尽くしがたい素晴らしさでしたよ… (ノω・、) グスン


シカモ、ゴジラvsギドラが3回も観られるのだから、マジで感謝です!(熊崎風斗アナ風に


本作の怪獣関連シーンを観ている時の僕はこんな感じだったり(「グラップラー刃牙」より)。



まぁ、インタビューを読む限り、マイケル・ドハティ監督はかなりゴジラ愛が強い方のようで。本作には「モナークの基地のナンバーはそこにいる怪獣の映画の公開年」といった小ネタがいろいろと投下されまくっているワケですが、僕的にはチャン・ツイィー演じる博士が双子の家系だったりとか、ちゃんと「モスラの歌」が流れたあたりに感動しましたねぇ…(しみじみ)。音楽もサントラを即購入するほど素晴らしくて、特にエンドクレジットで流れる「Godzilla (feat. Serj Tankian) 」「そいやっ!ヘ(゚∀゚*)ノ」「そいやっ!ヽ(`Д´)ノ」の祝祭感は最高のひと言(戦闘中のBGMに小さく「そいやっ」って入っているのも好き)。率直に書くと「ゴジラの放射能は良い放射能」的な展開はあまり好きではないというか、「サハラ砂漠に緑」などのあまりにご都合すぎるラストには微妙に乗れなかったりもしたものの、なんとなく祭りを思わせる勢いに呑まれて「まぁ、いっか!(・∀・) ソイヤッ!」と気にならなくなった不思議。ハッキリ言って、「AVN エイリアンVSニンジャ」以来の見事な「そいや」遣いであり、これからさまざまなメディアで流行るような気がしたり、しなかったり(どっちだよ)。その他、役者さんたちも良くて、渡辺謙さんの「この人はゴジラのペットになりたいんだな」感にはグッときたし(ゴジラとの対面シーン、間違いなく金田淳子先生ならセックス認定すると思う)、Gチームの隊員を演じたオシェア・ジャクソン・Jr.は父親のアイス・キューブから「この人が出ているならフィクションラインがおかしくても仕方ないな (´∀`) シカタナシ」と観客の心を少し寛大にするギフトを受け継いだなぁ…なんて、ちょっと感慨深かったというね。


若干の愛らしさすら漂っていたケン・ワタナベ。要は寺嶋由芙さん「猫になりたい」的なことですよね?(違う)


オシェア・ジャクソン・Jr.、見た目だけでなく、映画の中の役まで父親そっくりな印象。



「Godzilla (feat. Serj Tankian) 」の公式動画を貼っておきますね↓ 良い曲!ヘ(゚∀゚*)ノ ソイヤッ!




だがしかし! 僕的には「『ゴジラ』なのに核や放射能の扱いが雑」といった部分は大丈夫なんですが(いろいろな「ゴジラ」が作られれば良いと思うし)、ハッキリ言って、マークとエマとマディソンによる「ラッセル家の物語」には凄まじくイライラさせられました。なんて言うんですかね、「人間ドラマがクソなのも他のゴジラ作品からの引用?(゚⊿゚)」といったイヤミを書きたくなるほどにムカついたというか。サリー・ホーキンス演じる博士の退場が「パシフィック・リム アップライジング」の菊地凛子さんを思わせる雑さというのはスルーするとしても、人間の描き方がおかしくないですかね。エマ博士がテメエの家族を犠牲にする気概はゼロのくせに人類を間引こうとするクズキャラなのは仕方ないにせよ、「息子を1人亡くしたのよ? 娘は助ける」の台詞を“ちょっと説得力あるでしょ風”に言わせているのはバカじゃないですか(この女のせいでどれだけの息子と娘が死んだのかと)。

それに、娘のマディソンですよ。ラドン復活の時にキレて母親をなじってたけど、その前に研究所の職員たちが目の前で射殺されたのはどうでも良かったの?(拘束しておけば済むのでは?) まぁ、あの場面で彼女が母親にキレなかったのは観客をミスリードするためなんでしょうけど、「アンドリューはティム博士を殺す時点で喜んでないんじゃないの?」と。娘キャラには基本的に甘めな僕ですが、本作のマディソンはちょっと苦手でしたね…。クライマックス、この娘を探すために人間ごときが怪獣たちの近くをウロウロウロウロするのも目障りでさ、さっさと巻き込まれて死んでほしかったです、マジで。その他、吹き替え版について書くと、田中圭さんはちょっと声が若くて違和感を感じちゃったかなぁ。あと、本作のエンドクレジットの後に日本版のエンドクレジットを独自に入れるのは良い試みだと思ったけど(特に本作のエンドクレジットの曲はどれを置き換えるのもダメなムード)、曲の内容があまりにゴジラと関係なかったから「これって何の意味があるの?」と思ったり。


ごめんなさい、僕的にこの家族のドラマは不要でしたよ (´・ω・`) スミマセン



な〜んて雑な感想をダラダラと垂れ流しちゃいましたが、今回の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(略称:KOM)」を踏まえて、今までのゴジラ全作品で僕なりにトップ5のランキングをするならば! 結果はこんな感じでございます↓


第1位 モスラ対ゴジラ
第2位 シン・ゴジラ
第3位 ゴジラ FINAL WARS
第4位 ゴジラ
第5位 ゴジラ×メカゴジラ



ということで、「KOM」は惜しくもランキング外になったものの(マッチポンプ感溢れる文章)、“オタク的な愛情をたっぷり込めてふっくらと炊きあげたゴジラ”を見せてくれたマイケル・ドハティ監督には感謝しかなくて。エンドクレジットの最後にわざわざ坂野義光監督中島春雄さんへの追悼を持ってくるあたりにも大きな愛を感じたというか、それこそ監督的には「さらば、友よ」って気持ちなんだろうなと思って余計に涙が出ましたよ。2020年に公開予定のモンスターバース3作目「ゴジラVSキングコング」にも超期待しているのでね、レジェンダリー・ピクチャーズにはこの調子で頑張ってほしいですな (´∀`=) ウフフ 以上、僕の感想はこんな感じですが、本作のようなお祭り映画は大画面で観た方が絶対面白いし、思ったことを他の人と「あーだ!(`Д´)」「こーだ!ヘ(゚∀゚*)ノ」「そーだ!m9`Д´) ビシッ」と話し合うのも楽しいのでね、ぜひ映画館に足を運んで観てみてくださいな。おしまい。




ギャレス・エドワーズ監督による前作。僕の感想はこんな感じ



鑑賞直後に買ったデジタル盤サントラ。筋トレに最適だッ!



モンスターバースとしては2作目になるジョーダン・ボート=ロバーツ監督作。僕の感想はこんな感じ



信用できる雑誌「映画秘宝」。巻頭が「KOM」の特集記事になっております。



「pen+」のゴジラ特集号。興味あります。



超ほしいS.H.MonsterArts版ゴジラ。キングギドラとセットでほしいけど、買う金も飾る場所もない… (´Д`;) アアン



マイケル・ドハティ監督作。面白そうなので観る予定でございます。








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