Quantcast
Channel: 三角絞めでつかまえて2
Viewing all 2544 articles
Browse latest View live

コードギアス 復活のルルーシュ(ネタバレ)

$
0
0
コードギアス 復活のルルーシュ



2019/日本 上映時間112分
監督:谷口悟朗
脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン原案:CLAMP
キャラクターデザイン:木村貴宏
ナイトメアフレームデザイン原案:安田朗
ナイトメアフレームデザイン:中田栄治
メカニカルデザイン・コンセプトデザイン:寺岡賢司
メインアニメーター:木村貴宏、千羽由利子、中田栄治、中谷誠一
美術監督:菱沼由典
色彩設計:柴田亜紀子
撮影監督:千葉洋之
編集:森田清次
音響監督:井澤基、浦上靖之
音楽:中川幸太郎
オープニング主題歌:家入レオ
エンディング主題歌:UNIONE
挿入歌:ALI PROJECT
声の出演:福山潤、ゆかな、櫻井孝宏、名塚佳織、小清水亜美、白鳥哲、新井里美、千葉紗子、真殿光昭、檜山修之、皆川純子、幸野善之、成田剣、後藤邑子、保志総一朗、井上倫宏、倉田雅世、三戸耕三、黒沢ともよ、高田裕司、渡辺明乃、かないみか、折笠富美子、大原さやか、杉山紀彰、戸田恵子、村瀬歩、大塚明夫、島崎信長、高木渉、津田健次郎
パンフレット:★★★☆(2700円/劇場で売り切れていたので、ムービックで豪華版を購入。しっかりした作りでした)
(あらすじ)
再編成された超合集国を中心に世界がまとまり、平和な日々が訪れていた光和2年。難民キャンプの慰問に訪れていたナナリーと、仮面の男「ゼロ」として彼女に同行していたスザクが、何者かに連れ去れらる事件が発生。事件を解明するため、シュナイゼルの密命を受けて「戦士の国」と呼ばれるジルクスタン王国に潜入していたカレン、ロイド、咲世子が、謎のギアス使いに襲われる。そして、その場には何かを求めて世界をめぐっていたC.C.の姿があった。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


2018年7月24日(火)、ジャン=クロード・ヴァン・ダムの最新主演作「スティールサンダー」を紹介するために愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」に出演することになったワケですけれども。火曜日パートナーである宇垣美里アナ大の「コードギアス」ファンということで、「これはチェックしておかねば!Σ(°д° ) クワッ」と思い立ちましてね。睡眠不足で階段から落ちたりしつつも、Netflix「コードギアス 反逆のルルーシュ」を全話視聴してみれば、これがスゲー面白かったから、やっぱり大ヒットしたアニメってのはスゴいなぁと。で、番組出演が微妙な結果に終わったことは置いとくとして(涙目)、当然ながら「テレビシリーズの“先”」となる本作も観たくなっていたので前売り券を購入。年明け2月に映画版三部作を観てから、公開からちょっと経っちゃった3月8日(金)、TOHOシネマズ上野で観てきました(その後、豊島園で「運び屋」を鑑賞)。それなりに満足しましたヨ ( ´_ゝ`) エラソウ


前売り特典は「ミニストーリー冊子」でした。


キャストのサイン入りポスターが展示されてましたよ。


6番スクリーン、半分ぐらい埋まっていた記憶。



観た人が「そんな内容だっけ?(゚⊿゚)」と疑問が浮かぶレベルで乱暴にストーリーを書いておくと、舞台は「ゼロ・レクイエム」によって悪逆皇帝ルルーシュが無事死んで、世界が平和になってから2年後の世界。難民キャンプの慰問に訪れていたナナリースザクが何者かにさらわれるんですが、それは“戦士の国”ジルクスタン王国の仕業でしてね。そんな時、ジェレミアの計らいによって肉体が修復されたルルーシュ(でも魂はないので「あうあー (゚Д゚) アウアー」状態)を連れて旅をしていたC.C.たちと、シュナイゼルの密命を受けてジルクスタンに潜入していたカレンロイド咲世子たちが偶然出会ったので、ギアス饗団の遺跡に行ってみれば、あーだこーだあってルルーシュが復活!(`∀´) フハハハハハハ みんなでナナリーを奪還しに行くも、スザクに執着する国王シャリオと、その姉の聖神官シャムナが立ちはだかる…ってな調子。


家入レオさんによるオープニング主題歌「この世界で」を貼っておきますね↓




実はシャムナは「無限新生」というギアスを持っていて、それは「死ぬと自分だけ6時間前に戻る」という能力でしてね。戦況が不利になると自殺→リセットして対策を立ててしまうので、攻め込んだルルーシュたちはピンチに陥るんですが、しかし。C.C.に活を入れられたルルーシュは「こちらの作戦が筒抜け→何らかのギアスの可能性がある→ギアスの仮説の数の分、作戦を考える」という対応によって、見事勝利!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタネ! 変な儀式に使われそうになったナナリーを無事奪還してめでたしめでたしムードになると、C.C.は「ちょっと振り向いてみただけの異邦人」気分で立ち去ろうとするも、ルルーシュったら「一緒に…行く」「ルルーシュ・ランペルージからとって、L.L.(エルツー)というのはどうかな」なんて感じで、2人でギアスユーザーからギアスを奪う旅を始めて、映画は終わってた気がします、たぶん(うろ覚え)。


UNIONEによるエンディング主題歌「リバイブ」を貼っておきますね↓




本シリーズは大好きだけど考察をするほどの情熱はないので、「ルルーシュが復活したのはコードを引き継いでいたから?」といったことは別のブログなどを読んでいただくとして(手抜き)。正直なところ、「人気シリーズの劇場版」感は拭えないとは思いました。「テレビシリーズがこれ以上ないほどにキレイに完結している」「新作はテレビシリーズではなく、総集編的な劇場版の続き」といったことから、僕の乏しいアニメ鑑賞歴の中で非常に連想したのが「劇場版 魔法少女まどか マギカ[新編]叛逆の物語」だったんですが、本作の場合、さらに登場人物とそれぞれのドラマが多いため、いろいろなキャラが登場するものの少ししか出番がなくて、若干の消化不良感があった印象。割を一番食ったのが、新キャラのシャムナとシャリオの姉弟だと思っていて、なんて言うんですかね、せっかくユニークなキャラ設定なのに「人気シリーズの劇場版に出てくる敵キャラ」って感じの薄い描き方に見えちゃったのが結構残念でしたよ。初めに観たテレビシリーズの「物語の進め方」を気に入っていた分、「これ、テレビでじっくり描いてほしかったなぁ (´・ω・`)」なんて思っちゃった…って、伝わりますかね。


特にシャリオは「皇道」のロロっぽい駆け足感があったなぁと。もっとじっくり観たいキャラでした。


あと、どうせなら僕が大好きなキャラ“カレンのお母さん”も出してほしかった…という無理難題(「リ フ レ イ ン」より)。



とは言え、パンフやネットにある監督や脚本家のインタビューなどを読むと、そんなことは三千年前に通過済みなので、気にしないことにして(マッチポンプ感溢れる文章)。そりゃあ、「ゼロ・レクイエム」後の「コードギアス」の世界が観られるというだけで楽しいし、見知ったキャラたちの活躍もうれしかったし、ナイトメアフレームの戦闘描写も派手で良かった。で、何よりも好きだったのが、シャムナの超強力な「無限新生」に対して知力で勝つという展開で、ハッキリ言って、僕はどうやって勝つのか見当もつかなかったのでね、あまりにルルーシュが天才すぎ&無茶苦茶な理屈ではありましたけど(汗)、ちゃんとロジックがあったのでとても面白かったし、さまざまな方法を試す演出が「コードギアス」っぽくて、スゲー面白かったです (°∀°)b ヨカッタ! あと、「ナナリーから離れて、L.L.としてC.C.とともに旅をする」というオチも「ルルーシュの物語」とすれば非常に良い着地だったし、まぁ、トータルするとそれなりに満足した次第。


ルルーシュが妹離れをしたラストは、このレイが即座に浮かんだ…という北斗の脳(「北斗の拳」より)。



その他、「シャムナは『無限新生』を経済に活用した方が良かったのでは?」といったことは置いとくとして。まぁ、所詮、僕は「昨年初めて観たレベル」なので、長年愛してきた方々とはまた違う印象だとは思うんですが、とりあえず「コードギアス」の世界に触れられて良かったというか。観る機会を与えてくれた「アフター6ジャンクション」と宇垣美里アナには「感謝です!ヘ(゚∀゚*)ノ」(by熊崎風斗)だし、また時間を作って「コードギアス 亡国のアギト」もチェックしたいと思っております。おしまい。




本作のデジタル盤のサントラ。CD盤もあります。



テレビシリーズのBlu-ray。映画よりこっちの方が好きでした。



「ぴあ」による特集号。ちょっとほしいなぁ。



なんとなく連想した新房昭之&宮本幸裕監督作。僕の感想はこんな感じ



同じ世界観のお話。観なくては…。









クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 失われたひろし(ネタバレ)

$
0
0
クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 失われたひろし



2019/日本 上映時間100分
監督:橋本昌和
原作:臼井儀人
脚本:うえのきみこ、水野宗徳
主題歌:あいみょん
出演:小林由美子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみ、木南晴夏、小島よしお、ぺこぺこ、りゅうちぇる、大塚芳忠、銀河万丈、大塚明夫、渡辺久美子、島崎信長、悠木碧、あいみょん
パンフレット:★★★★(620円/安い割に、スゴロクや組み立てプリンセスコアラなどの付録があって好き)
(あらすじ)
結婚当時、新婚旅行に行っていなかったひろしとみさえ。ある日、みさえが見つけてきた家族参加OKの激安新婚旅行ツアーに参加することになった野原一家だったが、旅先のオーストラリアに到着早々、ひろしが謎の仮面族にさらわれてしまう。そして、ひろしが“お宝のカギ”となってしまい、野原一家と仮面族、そして世界中のトレジャーハンターたちとの三つどもえの争奪戦が勃発する。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


国民的人気テレビアニメ「クレヨンしんちゃん」については、基本的に「あまり興味がない」というスタンスでして。映画版も有名なのを2本とムービーウォッチメン絡みで1本、そして“劇場と一体化して悟りの境地に達する試練”バルト9絡みで1本観た程度であり、特に昨年観た「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱」が「カンフー」と「ラーメン」という僕が大好きな題材を扱っているにもかかわらず、「2018年に観た新作映画ワースト10」の第3位に選ぶほど合わなくて。「もうよっぽどのことがない限り、『クレしん』の劇場版は観に行きません (・д・) イカナイ!」なんて文章まで書いたほどだったんですが、しかし。

ここ最近、「お尻好き」としてメキメキと頭角を現してきた娘のマナ子(仮名/7歳)が「おしりたんてい」とともに「クレしん」のことをすっかり愛してしまい(「お尻をプリプリして踊るから好き」なんだとか)、「しんちゃんの映画、観たい!川`Д´)ノ」と訴えてきたのは「よっぽどのこと」だから、仕方なし。成田旅行中の4月30日(火)、成田のイオンモールで奥さんたちが買い物している間に、娘と成田HUMAXにて鑑賞いたしました。とってもイイ感じでしたヨ (´∀`=) ウフフ それなりにアッサリ気味の感想を投下しておきますね。


前売り特典は「もふもふ抱っコアラしんちゃん」でした。


成田の映画館に来るのは初めてでございます。


娘のリクエストにより、劇場で販売されていたチョコビとポップコーンを購入。


4番スクリーン、ほぼ埋まってたと思います。親子連ればかりでしたよ。



あらすじを雑に書いておくと、新婚旅行に行っていなかったひろしとみさえが、家族で激安新婚旅行ツアーに参加してみたところ! 旅行先のオーストラリア・グレートババァビリーフ島には「50年に一度、金環日食の日、お姫様に花婿を差し出すと、お宝“魅惑のエメラルド”が得られる」という伝説があって、ひろしはその“足の臭さ”が花婿としての資質にピッタリだったため、現地の仮面族にさらわれちゃうのです。で、ひろしを取り戻そうとする野原一家と仮面族、そしてお宝を狙うトレジャーハンターたちによる三つどもえバトルが始まると、花嫁の正体は巨大コアラであり、お宝の正体はその糞だということが発覚!(ちなみにコアラの糞は良い匂いがするのよ ( ´∀`)(´∀`) ソーナンダー) あーだこーだ揉めた結果、巨大コアラは夫婦愛&しんのすけの説教にほだされて、ひろしを断念→大海に旅立ちまして。ひろしがあらためてみさえにプロポーズして、めでたしめでたし…って感じで終わってましたよね、たぶん。


あいみょんさんによる主題歌「ハルノヒ」を貼っておきますね↓




たまに「クレしん映画は大人も楽しめる!」なんて言われることがあって、確かにそういう作品もあるワケですが、正直、本作は「そうではない!!!」と思っていて。例えば、みさえはトレジャーハンターの女に「(ひろしが)待ってなかったらどうするの?」と言われたり、ひろしにも「オレはここに残る…春日部にはお前たちだけで帰れ!( ゚д゚) カエレ!」なんて言われたりするワケですが(もちろん妻子を危惧して言った台詞)、ごめんなさい、ちょっとバカバカしくて。「これはギャグ映画ですよ?(゚⊿゚) ワカッテル?」と思われそうですが(汗)、あえて僕が感じたことを書くならば! 「① 結婚するのは会ったこともない相手」「② 勝手に人間を拉致するタチの悪い部族」「③ 居住区域は辺鄙で文化レベルも低め」「④ そもそも異文化すぎ」「⑤ 今までの人生で築いてきた社会性がリセットされてしまう」と、あらゆる角度からリスキーすぎて、「春日部に帰る」以外の選択肢がないシチュエーションじゃないですか。それなのに「もしかしたらひろしは島に残るのかも…?」的なミスリードをするのって観客を舐めてるのかと。まぁ、子ども向けだから仕方ないにせよ、全観客が「家族を選ぶ」ことが十分わかっている状況下なんだから、せめて姫自体は美女を用意するとか、少しだけでも「もしかして!? Σ(゚д゚;)」とドキドキさせる要素を強化してほしかったなぁ…なんて文章を書いてみたけれども。例外が存在する!!!(マッチポンプ的な展開)


なんとなく僕の気持ちを代弁するマウント斗羽を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。


そしてさらに僕の気持ちを代弁するジャック・ハンマーを貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。



昨年の「カンフーボーイズ」のように「劇中で成長が許されない幼稚園児が知った風な口を叩く」みたいな展開には即座に怒りが湧いてしまう、非常に非常に心の狭い僕ですけど、本作のテーマは「家族愛」であり、夫婦間のちょっとしたスレ違いとか、家族の大切さとか、そういったことを描いているのでね、確かにおかしなところはたくさんあるんですが、ああん、妻子を愛する僕的には結構ストライクな内容ではあって。ちょうど家族旅行の最中に観ていることも重なって、ひろしのみさえや子どもたちへの愛情を観ているだけで、泣けてしまったという単純なアタシ。あいみょんさんによる主題歌「ハルノヒ」もとってもイイ感じであり、なんかね、あらためて家族を大切にしようと思った次第。


エンドクレジットを眺めている時の僕の気持ちを代弁する愚地克巳を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。



その他、思ったところを書くと「『りゅうちぇるさんにタトゥーがない!』と思ったけど、子どもが生まれる前の設定だものね (´∀`=) ナァンダ」とか「モロに『マッドマックス 怒りのデス・ロード』風の戦闘シーンが愉快だった!」とか「僕も奥さんと新婚旅行に行ってないんだよなぁ…」とかとかとか。マナ子もかなり楽しんだみたいで、「どのシーンが良かった?」と聞いてみれば、「しんちゃんがお尻をプリプリして踊るところ!ヘ(゚∀゚*し」と即答したから、そこはブレないんだなと… (`Δ´;) ヌゥ まぁ、僕はやっぱり「積極的に新作を観よう」とまでは思わないものの、娘がリクエストする限りは「クレしん映画」に足を運ぼうと思います。


鑑賞後、スタンディのところで写真を撮るほどに上機嫌なマナ子なのでした (´∀`) グレー



おしまい。




本作のコミカライズ。ジュニア向けノベライズもあります。



昨年観たクレしん映画。僕の感想はこんな感じ



何気に劇場で観ていた橋本昌和監督作。僕の感想はこんな感じ








先週の備忘録(2019/6/4~6/10)

$
0
0
本来なら毎週火曜日に更新する予定なんですが、ああん、昨日は忙しくてとてもアップできなかった…ということで! 本日水曜日、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますよ↓

火曜日、仕事→「えいがのおそ松さん」鑑賞
水曜日、仕事→2回目の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」鑑賞
木曜日、仕事→徹夜(この日のアトロクで僕の名前が出たのはうれしかった!
金曜日、仕事→練馬の「か和もっち」
土曜日、仕事→娘とおままごと
日曜日、仕事→娘とおままごと
月曜日、ボランティア→仕事→「海獣の子供」鑑賞
※先週観た映画は3本でした。



先週はとても忙しかったんですが、まず、書きたいのは木曜日のこと。ずっと自宅で仕事をしていて、夕方から職場に行こうとしたんですけど、娘のマナ子(仮名/7歳)が近所の公園に遊びに行っているのを思い出しまして。「出勤前に会っていこうかな (´∀`=) ウフフ」と思って公園に向かったんですが…。公園には子どもたちがたくさんいて、みんな楽しそうに遊んでいるにもかかわらず、マナ子ったら独りぼっちでポツンとしていたから、愕然とした!Σ(゚д゚;)

「どうしようかな、声をかけようかな」と少し迷っていたら、マナ子ったらおずおずとブランコの方に行くんだけど…。遊んでいる子どもたちに自分からは話しかけられない感じ。“楽しい輪”の目の前で、見えないバリアにぶつかっているかのように、動かないマナ子…。もうね、僕の前ではいつも太陽のような笑顔がデフォルトである彼女のそんな姿を見て涙が噴出してしまったので、即座に近くのマンションの陰に緊急避難ですよ(不法侵入の恐れがある文章)。マナ子に友だちがあまりいないのは知っていたけどさ、まさかあんな光景を見るなんて… ( ;Д;) アンマリダー 切なくて切なくて涙が止まらなくて、他人の敷地内で20分ぐらいむせび泣いたと思います(目撃されたら確実に通報される状況)。


この時の僕の気持ちを代弁するエシディシを貼っておきますね(「JOJO第二部」より)。



で、何とか泣き止んでから(46歳の文章)、職場に「すみません、ちょっと具合が悪くなっちゃって、今日は休みます… (´Д`;)」なんて電話をしましてね。これから公園に行ってマナ子と遊ぼう。僕が全生命力を燃やして彼女と遊べば、他の子どもたちも注目→友だちが増えるハズ!m9`Д´) ビシッ そう思って、再度公園に向かってみれば、和気あいあいと“年下の子どもたち”と遊んでいたので、「これはこれで…いいかな… (`Δ´;) ヌゥ」というボンヤリした心境になった次第。まぁ、その日は結局、そのまま帰宅して、徹夜で仕事を処理したんですが、なんかね、せめて僕が遊べる時はしっかり満足させてあげようと思って。土日恒例の夕方からのセッション(a.k.a.おままごと)では、彼女が喜ぶであろう新設定をいくつか盛り込んでみたら、案の定、超上機嫌でしてね(微笑)。なんかね、残念ながら生きていれば辛いことが絶対あるから、せめて家にいる時ぐらいは100パーセントの愛情で癒やしてあげねば…なんてことを思ったり、思わなかったり (・ε・) ドッチダヨ


この場面を解説すると、公文に通っている場面だったりします…って、どうでもいいね。



ちなみに、徹夜で迎えた金曜日の話。何とか仕事を終えてから、練馬のマックで途中だったブログを急いで書いてアップして、そのまま行きつけの日本酒バー「か和もっち」に足を運んでみたら! いつもは22時半ぐらいに帰る店長さんが深夜営業をしていて、なんとオーナーのかわもっちさんが検査入院していたからビックリですよ。まぁ、こういう機会もなかなかないということで、チートデイなのを良いことに朝まで暴飲暴食をしてこの日の摂取カロリーが1万を越えたりしたワケですが、それはそれとして。現在、かわもっちさんが入院して営業が23時ごろまでになっている「か和もっち」を応援するため、「Save The か和もっち」キャンペーンとして、彼が退院するまで今週から毎週最低1回は足を運ぼうと思ったり、思わなかったり (・ε・) マタコノオチ


ということで、チートデイの記録を貼っておきますね。



ちなみに、最近恒例の「アップしていない映画の感想」報告ですが、現在は38本になりました。これまた少しずつ更新していって(今週は金曜日に更新予定の「海獣の子供」に合わせて、ずっとアニメ作品の感想をアップしようかと思ってます)、もしストックが9本を切ったら、劇場と一体化して悟りの境地に達するという伝説の試練「バルト9」を実行する予定でございます。一応、メモ代わりに貼っておきますね↓


おっさんのケーフェイ
アリータ バトル・エンジェル
メリー・ポピンズ リターンズ
七つの会議
チワワちゃん
ビール・ストリートの恋人たち
トラさん 僕が猫になったワケ
移動都市 モータル・エンジン
パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)
山〈モンテ〉
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。
天国でまた会おう
グリーンブック
ねことじいちゃん
半世界
洗骨
夢の音
天然★生活
翔んで埼玉
バンブルビー
家族のレシピ
ウトヤ島、7月22日
レゴ® ムービー2
映画ドラえもん のび太の月面探査記
麻雀放浪記2020
多十郎殉愛記
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
バイス
バースデー・ワンダーランド
オーヴァーロード
アメリカン・アニマルズ
武蔵 むさし
レプリカズ
えいがのおそ松さん
海獣の子供


その他、一応、「そういえば4月上旬に取材を受けた『POPEYE』7月号が発売されたのでぜひ買ってほしい」ということを書き残しておくとして(映画特集に参加した54人中、僕の書き出しが最も偏差値が低いので、チェックしてみて!m9`Д´) ビシッ)。今週の予定を書くと、火曜と水曜は必死に働く&取引先の人と飲み会があって、木曜日は仕事をサボって映画を観まくって、金曜日は適当に仕事をしてから映画を観て、土日は妻子と過ごして、月曜日も精一杯働く…って感じでございます。で、「か和もっち」には水曜か金曜に行こうかな…なんて思ったり、思わなかったり (・ε・) シツコイヨ


最後に今月の推薦曲、mirage²「じゃん☆けん☆ぽん」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。





海獣の子供(ネタバレ)

$
0
0
※今回の記事は、しっかりした感想が書かれているワケではなく、その上、かなり読みにくい構成になっているので、ちゃんとしたレビューが読みたい方は別のブログへ!
今回の記事は「十の証言」で構成されていますが、まったく関係のない文章も紛れているので、気をつけて!
※今回の記事は、パソコン(もしくは似た環境設定)で読むことを推奨いたします。









海獣の子供



2019/日本 上映時間111分
監督:渡辺歩
原作:五十嵐大介
プロデューサー:田中栄子
キャラクターデザイン・総作画監督・演出:小西賢一
美術監督:木村真二
CGI監督:秋本賢一郎
色彩設計:伊東美由樹
音響監督:笠松広司
音楽:久石譲
主題歌:米津玄師
アニメーション制作:STUDIO4℃
声の出演:芦田愛菜、石橋陽彩、浦上晟周、森崎ウィン、稲垣吾郎、蒼井優、渡辺徹、田中泯、富司純子、誠子、渚、大谷満理奈、門脇実優菜
パンフレット:★★★★(1080円/高めだけど大きくて写真が一杯&内容も充実!添野知生さんのレビューがお見事)
(あらすじ)
自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、長い夏休みの間、家にも学校にも居場所がなく、父親の働いている水族館へと足を運ぶ。そこで彼女は、ジュゴンに育てられたという不思議な少年・海と、その兄である空と出会う。やがて3人が出会ったことをきっかけに、地球上でさまざまな現象が起こりはじめる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


<本作に纏わる第一の証言>


私の残念なアカウントΔ@kamiyamaz1972氏の証言



<本作に纏わる第二の証言>

本作の原作となったコミック「海獣の子供」については、2007年に連載が始まった「サルまん2.0」を読むために「月刊IKKI」を買ったら、同じ雑誌に載っていてね。パラパラとめくってみれば、物語の途中からだったせいか、絵はキレイだけど話がよくわからなくて、全然読まなかったーー。そんな感じかな(苦笑)。だから、映画化されてもあまり興味が持てなかったんだけど、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったから、6月10日(月)に仕方なくTOHOシネマズ新宿で鑑賞してきたんだ。意外と面白かったよ ( ´_ゝ`) エラソウ

カミヤマΔ@kamiyamaz氏の証言


鑑賞した日の5番スクリーンは、ほぼ満席だったといわれている。




<本作に纏わる第三の証言>

「海獣の子供」ですか? 読んでないし、映画も観てないです。

※2019年6月14日、練馬・日本酒バー「か和もっち」店長の証言



<本作に纏わる第四の証言>

とりあえず雑にストーリーを紹介すると、ハンドボール中に悪意から足を引っかけてきたチームメイトの鼻にエルボーを叩き込む程度の気性の荒さを持つ少女・琉花が、ジュゴンに育てられたという不思議な少年・海と、その兄の空、そして彼らを研究する男たちと関わるようになって。あーだこーだあって、エビを食べたりしていたら、空が流花へ口移しにメルヘン隕石を渡すと、鞭打を放とうとする刃牙」みたいにフラフラしながら海に向かって光速スイム→消失ですよ(微笑)。どうやら空が消えて行った“先”の辺りで「誕生祭」が始まるということで、若き天才海洋学者アングラードと一緒にその海域を目指してみれば、流花と海は“ほとばしる生命の流れ”に飛び込むと、何が何やらな“映像の奔流”を経て、隕石を受け取った海が壮大な雰囲気で昇天! 日常に戻った流花が登校しようとしたら、鼻にエルボーをしたチームメイトのボールが転がってきて、なんとなく和解するっぽいムードになりましてね。エンドクレジットで米津玄師さんの良い感じの歌が良い感じに流れて良い感じになった後、琉花の母親・加奈子が子どもを出産すると、琉花がへその緒をハサミで切って、「命を断つ感触がした」なんて言って終わった気がするけど、違うかもしれないなーー。

※東京都在住・男性(46)の証言


※参考画像「鞭打を放とうとする刃牙」(「バキ」より)。



映画の主題歌は米津玄師氏による「海の幽霊」だったという↓





<本作に纏わる第五の証言>

頭使いましたね〜。野木亜紀子さんが褒めていたけど、観てみれば「ストーリー」は褒めてなかったなと(笑)。これ、ストーリーを追っちゃいけないんだな、「考えるな、感じろ」ってことなんだなって。「ドクター・ストレンジ」を思い出しました。

※2019年6月14日、練馬・日本酒バー「か和もっち」に来ていた白玉あずき氏の証言



<本作に纏わる第六の証言>

まぁ、原作はパラパラとしか読んでませんでしたけど(苦笑)、あの絵をそのままアニメ化したことは素直に「すげぇっ!Σ(゚д゚)」と驚嘆しましたね。パンフやら何やらを読めば、渡辺歩監督だけでなく、総作画監督の小西賢一さん、そしてSTUDIO4℃のCGスタッフなどなど、すべての人が尽力した結果として生まれた「奇跡的なクオリティの映像」というか。特に「誕生祭」のシーンは筆舌に尽くし難いスゴさで、あれを観るだけでもお金を払う価値はあるんじゃないかと。パンフに載っていた添野知生さんのレビューによれば、生命の起源についての考え方を大きく分けると、それぞれの惑星で発生した説と、宇宙から飛来したというパンスペルミア説があって、本作では後者を描いているそうでね。ああん、散々語り尽くされていることですが、「2001年宇宙の旅」のスターゲイトはもちろんのこと、僕はSTUDIO4℃が関わっていた「マインド・ゲーム」のクライマックス「ドクター・ストレンジ」のトリップ映像なども思い出して、よくこんなビジュアルを生み出したなぁと感心&感動いたしました。それと、海がイルカっぽくなるシーンでは「十四松とイルカ」を思い出して笑っちゃいましたねぇ…(しみじみ)。


パンフレットはLP盤のジャケット並の大きさで、充実した作りといわれている。


※参考画像「十四松とイルカ」「おそ松さん」シーズン2第8話より)。ぶらぶら、ぺちぺち、フルモンティー。



でも、映像美には度肝を抜かれながら鑑賞しつつも、ちょっと乗れないところがあって。本作は「少女が夏休みの間に不思議な体験をして成長するSFジュブナイル」って感じであり(昨年の「ペンギン・ハイウェイ」とか)、「宇宙から来た隕石(精子)を海獣の子ども(卵子)に渡すと宇宙に生命が還る」ということだけでなく、「宇宙=海=人間」的なことも描かれているから(要は人間こそ宇宙であり熱く小宇宙を燃やせば未来の空はブルー)、最後が「普通の日常」に着地するのもわかるんですよ(「誕生祭はスゴいけど、とは言え、それは日常に溢れている」「1つ1つの命が奇跡」的な?)。ただ、その「不思議な体験」のレベルがあまりに凄まじいから、あんな超絶な出来事に巻き込まれた少女が「人間のまま」ということに違和感を感じちゃったんですよね…。


※参考画像(「JOJO第二部」より)。人間=宇宙という時、連想するイメージ。



なんて言うんですかね、あんな超常体験をしたのだから、流花にはもっと人間を超越した存在になってほしかったというか。例えば「ギョギョギョ」としか話せなくなったり、眼球が少し飛び出してきて首のあたりの皮膚がタブついてきたり、肌が甲殻類のように硬質化してきたりする中(「あの日から琉花が変なのよね…」と訝しむ加奈子)、転がってきたハンドボールを手にすると、肥大した口でボールをバツンッ! 「オレサマ、オマエマルカジリ!」と襲いかかってきたので、チームメイトの少女が「ひぃ!(°д°;し」と短い悲鳴をあげて逃げていく様子を映しながらカメラがスーッと引いていく…。そんな終わり方が観たかったけど、もちろん無理ですよね、本当にすみませんでした。

※ラジオネーム・三角絞め氏の証言


※参考画像(「フィッシュマンの涙」より)。琉花が魚風に変容するラストもアリではなかったか(ないよ)。




<本作に纏わる第七の証言>

要はこれ、エロい話だろ?

「はちろごろうの徒然日記」管理人の証言



<本作に纏わる第八の証言>

五輪も終了り時差ボケもおさまった頃でした。陽炎のような妖気を放ちながらその漢はとつぜんわたしの前へ姿を現しました。呆気にとられるわたしを嘲笑うような張り手の洗礼…。しかしそういう局面でこそ本領を発揮してくれるのが柔道だったハズ。とんでもない思いあがりでした…。わたしの知っている闘いとはまるで次元の違う闘争い! 自分がなにをされているのかもわからない…。ただもう一方的に何度も起こされ…何度も倒され…。え…その男の背中? なんだ…知ってたんですか、お客さん。ええ、見ましたよたしかに。背中にこう…ベッタリと張りついた…鬼のような…!! こう見えても密かに格闘技世界一を自負してましたからね。あんなのがいたんじゃ逆立ちしたってかないっこない。ハハハ、次の日には講堂会に辞表出しましたよ、ええ。どーですか、ちくわぶも。

※元柔道五輪金メダリスト・飲食業・男性の証言


※参考画像「鬼の背中」(「グラップラー刃牙」より)。


※参考画像「牛すじ、はんぺん、がんも、ちくわぶ」(「お多幸 新宿店」にて)。




<本作に纏わる第九の証言>

映画を観てから、原作コミックを読んでみたら、これがスゲー面白くてビックリ!(*゚∀゚)=3 ムッハー ちょっと違うけど、諸星大二郎先生の「暗黒神話」を読んだ時の興奮に近かったというか。で、その上で映画を振り返ってみると、あの原作を流花のパートに特化することでSFジュブナイルとして111分に収めた渡辺歩監督の手腕にはあらためて感心しました。ただ、逆に「海獣の子供」「“漫画として”完成度の高い作品」なだけに、映像化はやっぱり厳しかったのかなぁと。「誕生祭」の映像だけは確実に原作を越えた感がありますが、とは言え、ごめんなさい、長くて若干飽きるところがあったし、ところどころにある説明台詞が蛇足に感じたというか。


※参考画像「蛇足」(「大熱言」より)。



なんて言うんですかね、特に「一番大切な約束は言葉では交わさない」とか「命を断つ感触がした」といった大事な台詞について、映画を観た時、説明過多に感じたんですよ。ただ、それって原作にもちゃんとあるんですが、漫画は脳に文章が瞬間的に入ってくるから全然気にならなくて、表現媒体が変わると同じ言葉でも受け取り方が変わるんだな…なんて思ったり。つーか、原作を読むと、映画版はジュブナイルにしたことがスゲー上手いんだけど、それ故に「誕生祭」が矮小化されちゃったような感じがしなくなくない? しなくなくなくなくなくなくない?(多くの人がイラッとする文章) あと、「流花の両親の意味ありげな会話がうぜぇ」とか「流花が隕石を海に渡さないようにするけど、結局、渡すくだり、いらなくね」とか「あんな広い海でよく流花を見つけたよな」とか「老婆の説明、長くね(そして富司純子さんは上手くないと思った)」などと鑑賞中にやだみを感じたところがすべて「映画にするためにそうなっちゃった部分」だったので、つくづく映像化って難しい、ですな(知った風な口で)。な〜んて文句を書いてみたけど、基本的には面白かったし、「誕生祭」の映像は凄まじかったし、原作漫画に出会えたのもありがたかったのでね、観に行って良かったです (・∀・) ヨカッタ!

※ブログ「三角絞めでもてなして」管理人の証言



<本作に纏わる第十の証言>

とにかく誰もがですね、「スゲーもん観たな!(*゚∀゚)=3」となることは間違いないし、「さすが『マインド・ゲーム』STUDIO4℃という風になることも必至。何であれ、この密度、テンションのアニメーション作品、しばらくは観れないんじゃないでしょうかねぇ…。アニメーションファンのみなさん、ぜひちょっとこれはですね、劇場でこそ、音響とか細かいところも含めて、劇場のセットでこそ! 後から観て「なんだよ、宇多丸が褒めてたけど、大したことねー (゚⊿゚)」とか言ってんじゃねぇぞ (▼Д▼) コノヤロウ はい、ぜひ劇場でリアルタイムでウォッチしてください!

2019年6月14日放送の「ムービーウォッチメン」におけるライムスター宇多丸氏の証言




五十嵐大介先生による原作漫画。kindle版を買いましたよ。



デジタル盤のサントラ。CD盤もあります。主題歌は収録されておりませぬ。



アートブック。本作が好きな人なら、買える時に買っといた方がよござんす。



過去に渡辺歩監督と小西賢一さんが組んだ作品。評判は良さげ。



SF×ジュブナイルで連想した昨年のアニメ。僕の感想はこんな感じ



本作とは真逆な“海のヒーロー”映画。僕の感想はこんな感じ









<当ブログに纏わる隠された証言>

今回、感想を無理矢理「十の証言」で構成したのは、「海獣の子供」の原作漫画でかなり好きな部分だったから。映画版では省かれてしまった“証言”を自分のブログで蘇らせたかったのです…って、「だからなんだよ ( ゚д゚)、ペッ」って話ですな。それと、僕の中でそれらのシーンが愛読書「グラップラー刃牙」「オーガの背中に纏わる証言」と重なったりもしたので、映画とは1ミリも関係ないのだけれども、どうしても「第八の証言」として入れざるを得なかったのです。なんて言うんですかね、そんなワケで、今回はスゲーわかりづらい感想文になっちゃいましたが、許していただけると幸いです… (ノω・、) ユルシテ... そして、勝手にご協力いただいた「か和もっち」の店長さん&白玉あずきさん(a.k.a.たまたまお店に来ていたお客さん)、勝手にブログを引用しちゃったはちごろうさん、同じく勝手に時評を引用した宇多丸師匠、本当にありがとうございました。

ブログ「三角絞めでつかまえて」管理人の証言








映画ドラえもん のび太の月面探査記(ネタバレ)

$
0
0
映画ドラえもん のび太の月面探査記



2019/日本 上映時間111分
監督:八鍬新之介
原作:藤子・F・不二雄
脚本:辻村深月
演出:岡野慎吾、山口晋
キャラクターデザイン:丸山宏一
音楽:服部隆之
主題歌:平井大
声の出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、皆川純子、広瀬アリス、中岡創一、高橋茂雄、柳楽優弥、吉田鋼太郎、酒井藍
パンフレット:★★★★(620円/シールや組み立て付録、スゴロクなどが付いていて、良い感じですな)
(あらすじ)
月面探査機がとらえた白い影がニュースとなり、それを「月のウサギだ」と主張したのび太は、周囲から笑われてしまう。そこで、ドラえもんのひみつ道具「異説クラブメンバーズバッジ」を使い、月の裏側にウサギ王国を作ることにしたのび太。そんなある日、不思議な転校生の少年ルカが現れ、のび太たちと一緒にウサギ王国に行くことになるのだが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




65点


いわゆる「ドラえもん映画」については、大人になってから「新・のび太と鉄人兵団」「STAND BY ME ドラえもん」「新・のび太の日本誕生」を劇場で観ているんですが、どれも合わなくて。もう娘のマナ子(仮名/7歳)の要求がない限りは劇場で観ることはないだろうと思ってたんですけど、3月8日のムービーウォッチメンのリスナーカプセルに選ばれましてね。今年もリスナーカプセルに選ばれた映画を観ることにした&投稿した方が「ビハインド・ザ・カーブ 地球平面説」を引き合いに出されていたので興味が湧いた…ということで! ゴールデンウィーク中の5月4日(土)、新宿ピカデリーに足を運んできました(その後、「ザ・フォーリナー 復讐者」をハシゴ)。面白かったんじゃないかな (・∀・) テキトー


入場者特典として「ぴょこぴょこ前進!うさ耳ドラ」をもらっちゃいましたよ。


4番スクリーン、公開から2ヵ月近く経った朝イチの回ながら、1/5ぐらいは入っていたような。



最初にあらすじを雑に書いておくと、月面探査機が「白い影」を映したことが世間で話題となって、のび太は「月のうさぎだYO!m9○Д○) ビシッ」と主張するも、例によってバカにされましてね(微笑)。ルカという不思議な少年が転校してきたりする中、ドラえもんに泣きついてみれば「異説クラブメンバーズバッジ」を出してくれたので、その力で「月の裏側には文明がある」という異説を現実化し、「ムービット」というウサギ型クリーチャーを作成。しずかちゃんやジャイアン、スネ夫を呼んで、好き勝手に遊び呆けていたんですが…。実は月の裏側には約千年前から、40光年先の「カグヤ星」で作られた「エスパル」という人口生命体たちが11人ほど住んでおり、転校生ルカはその1人だったというね。

で、「エスパルはカグヤ星を救うために作られたものの、その超能力を軍事利用されそうになったので、ゴダール博士が逃がした→千年間、追っ手から隠れていた」なんて事情が明らかになったり、カグヤ星のエスパル捜索隊に発見されてエスパルたちがカグヤ星に連れて行かれたりしたので、のび太たちは救出を決意。こっちに寝返ったゴダートと組んで、実は人工知能だった悪の支配者ディアボロを倒そうとしてみれば、アッサリ捕まって殺されそうになるんですけれども。次々と発明品を作るも何でもアベコベにしてしまうノビットのおかげで、カグヤ星に伝わる「千年後に友人と戻ってきたら、ウサギ・サウザンド・アタックが炸裂!m9`Д´) ウロオボエ」といった預言が成就して、千のムービットたちが襲来→勝利! ディアボロは破壊されて、カグヤ星の環境問題も解決すると、エスパルたちはカグヤ星に伝わっていた「エスパルなんて、ただの人間」という異説を「異説クラブメンバーズバッジ」で具現化して、人間となってひっそりと暮らすことになって、映画は終わってたような、終わってなかったような… (・ε・) ドッチダヨ


平井大さんによる主題歌「THE GIFT」を貼っておきますね↓




なんて言うんですかね、すっかり心が汚れてしまって、最近はドラえもん映画が合わなかった僕ですけど、本作は驚くほどノーストレスで楽しめました (・∀・) ヨカッタ! そりゃあ、「千年も生きてるのに、頭の中も子どものままなの?」とか「カグヤ星の人たちは人工知能に千年も支配されてたことに気付かなかったの?」とか「カグヤ星、環境が悪化した状態で千年も保っているなら、結構大丈夫なんじゃないの?」とか思うところがなくはないですよ。でも、「ドラえもん映画」として観るならば、「異説クラブメンバーズバッジ」という既存アイテムを使ったストーリーが上手かったし(オチに繋がったのもイイ!)、伏線の張り方と回収が普通に良くできているし…。ノビットについても、「アベコベに作る」という設定自体には無理を感じなくもないけど(汗)、“子ども向け”としては実に良いキャラだったんじゃないかなと。特にグッと来たのは、序盤で作って中盤で大暴れするウサギ怪獣が最終局面では仲間になっていたくだりで、ああいうキャラにも活躍の場をちゃんと与える姿勢には好感が持てましたね〜(のび太も中盤に襲われることで“愛情のない創造主”としての罰は受けてたし)。


良いオチだったけど、ルカたちは子どものままの方が良かったのでは…という厭なひとコマ(「諸星大二郎特選集 子供の情景」より)。



そんなワケで、普通に楽しめたんですが、とは言え、今の僕には「ドラえもん」自体がそれほどストライクではないので、65点という台無しな着地。まぁ、最近は娘がカラオケで主題歌を愛唱していたりとか、あらためて僕の中の好感度が上がり始めている部分もあるのでね、来年もまた「ドラえもん映画」を観に行くかもしれないし、観に行かないかもしれないな… (・ε・) ナニコノオチ




8月7日には映像ソフトが発売されるのです。



デジタル盤のサントラでございます。CD盤もあるそうな。



7月26日にはコミックス版が発売されるそうな。小説版ジュニア小説版はすでに出ている様子。



「異説クラブメンバーズバッジ」はこの巻に登場しております。



一昨年に観た八鍬新之介監督作。僕の感想はこんな感じ



<藤子・F・不二雄大全集>の別巻。読み直したいんだけど、荷物の奥にあって取り出せない…。







バースデー・ワンダーランド(ネタバレ)

$
0
0
バースデー・ワンダーランド



2019/日本 上映時間115分
監督:原恵一
原作:柏葉幸子
脚本:丸尾みほ
製作:山本真、藤田浩幸、岩上敦宏、池田宏之、森田圭、森下勝司
企画:松崎容子、石川光久
エグゼクティブプロデューサー:種田義彦
プロデューサー:竹枝義典、本多史典、長南佳志
キャラクター/ビジュアル:イリヤ・クブシノブ
作画監督:浦上貴之、小林直樹、霜山朋久、新井浩一、竹中真吾、伊藤秀樹、山本史
演出:長友孝和
色彩設計:楠本麻耶
美術監督:中村隆
CG監督:遠藤工
撮影監督:田中宏侍
編集:西山茂
音楽:富貴晴美
テーマソング・挿入歌・イメージソング:milet
アニメーション制作:SIGNAL.MD
声の出演:松岡茉優、杏、麻生久美子、東山奈央、藤原啓治、矢島晶子、市村正親
パンフレット:★★★(820円/キャラや世界を紹介するページが良い感じだけど、ネタバレ前提で良いのでは…)
(あらすじ)
誕生日の前日、自分に自信がない小学生の少女アカネの前に、謎めいた大錬金術師ヒポクラテスとその弟子ピポが現れる。自分たちの世界を救ってほしいと必死で訴える2人に無理やり連れて行かれたのは、骨董屋の地下室の扉から繋がるワンダーランドだった。不思議な動物や人が住むそのカラフルな世界は、色が消えてしまう危機に陥っていた。ワンダーランドを守る救世主にされてしまったアカネは大冒険を繰り広げ、やがて人生を変える決断を迫られる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




30点


※今回の記事は、本作が好きな人は確実に不快になると思うので、読まない方が良いです。
※今回の記事は、デビッド・フィンチャー監督作「ゲーム」のネタバレに触れていて、「ゲーム」は絶対ネタバレを知らないで観た方が面白い作品なので、気をつけて!


原恵一監督作は好きな作品が多いし、タイトルに興味を抱いたし(誕生日がワンダーって「ふろ水ワンダー」的なこと!? (・∀・) キニナルー)、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」にて、原恵一監督やら松岡茉優さんやらが出演して宣伝されていたのも微笑ましかったので、観る気マンマンでしてね。とは言え、なかなか劇場へ足を運べなくて、公開から1カ月近く経った5月20日(月)、日比谷で「バイス」を観てから錦糸町に移動→TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて鑑賞いたしました(その後、「オーヴァーロード」をハシゴ)。残念な気持ちになりましたよ… (´・ω・`) ウーン


8番スクリーン、半分ぐらい入ってたような。



ウソを交えながらストーリーをザッと書いておくと、誕生日の前日、自分に自信がない小学生の少女アカネが、クラスの人間関係で悩んでズル休みをしましてね。母親が預けたという誕生日プレゼントを叔母のチィが経営する骨董屋「ちゅうとはんぱ屋」へ取りに行ったら、店の地下室から大錬金術師ヒポクラテスと弟子のピポが登場。600年前に自分たちの世界を救った「緑の風の女神」にアカネを認定すると、半ば強制的に異世界に連れて行く(好奇心旺盛なチィ叔母さんは勝手に同行)…ってな調子。で、あーだこーだあって、自分に自信がなくてザン・グというゴロツキになっていた王子を「やるなら今しかねぇ!川`Д´)ノ」「やるなら今しかねぇ!川`Д´)ノ」と励ますことで、王子ったら元の姿に戻った挙げ句、“成功しないと水資源が不足して世界が破滅する&失敗したら『時なし雨の井戸』に身を投げる儀式”を大魔術師カマドウマの助力を得て成功させて、めでたしめでたし。現実世界に戻ってくると、アカネはちょっと成長したオーラをまとっていて、異世界と現実世界は時間の進み方が違う→600年前の「緑の風の女神」はアカネの母親だったのでは的なムードが漂ってエンドクレジットに突入しまして。Lenkaの日本語詞カバーとなる「THE SHOW」が流れる中、アカネがこじれた人間関係をスムースに解決するっぽい絵が映ったりして終わってたような気がします、たぶん(うろ覚え)。


miletさんが歌う挿入歌「Wonderland」を貼っておきますね↓




もっと「誕生日おめでとう!( ・∀・)」「おめでとう!ヘ(゚∀゚*)ノ」「祝え! アカネの誕生日である!(`∀´)ノ」といったバースデーワンダー感があると思ってた…というのは置いとくとして。ハッキリ言って、お話が飲み込みづらかったです。「子どもが異世界に行って成長する話」といえば「オズの魔法使」やら何やらたくさんあるワケですが、例えば主人公だけが体験するなら「この冒険は夢だったのかな? 現実だったのかな?( ̄ー ̄) フフフ」的な濁し方ができる→世界観がおかしくてもそれなりに飲み込めるものですが、本作の場合、チィ叔母さんという第三者も一緒だから、観客的にはアカネの体験を「夢」として処理できないじゃないですか。となると、本作は異世界の人々の暮らし振りとか魔法の扱い方とかが、いくらファンタジーだとしても“ルールがわからなくて現実味のない世界観”だったから(「ゴロツキが暴れ放題で罰せられないの?」とか)、いくらフィクションだとしても絵空事にしか見えなくて。危機的な状況に陥っても逐一ハラハラしなかった…って伝わりますかね。まぁ、原作となる「地下室からのふしぎな旅」は30年以上に書かれた児童文学ということで、文字情報だけだったら受け取り方が違う気はしますが…。

あと、かなり不快だったのが、王族がやらなくてはならない「しずく切りの儀式」でしてね。「失敗したら『時なし雨の井戸』に身を投げる」といった非人道的なルールがまかり通っていて、その時点で「この世界の偉大な魔術師やら錬金術師やらは、その問題に何百年も真っ向から取り組んでこなかったの?」とバカバカしくなるんですが(王子がザン・グとなって井戸を破壊しようとしたのもスゲーわかる)、それはそれとして。儀式に失敗した王子は、アカネの制止を振り切って井戸に身を投げる→そこには大魔術師カマドウマがいて、そいつが助けてくれる&儀式を再開させてくれるワケですよ(つーか、何でも知ってて何でもできちゃうご都合キャラ)。要は「儀式は王の覚悟を試すもの」っぽいオチなんですけど、「気持ち悪い ( ゚д゚)、ペッ」と。「僕が主人公だったら関係者を皆殺しにするだろうな」と思うほど嫌いなデビッド・フィンチャー監督作「ゲーム」の「全部お芝居でした」エンディングを連想したというか、ああいう「試し行為」は心底嫌悪しているので(自己啓発セミナーかよ)、水がビャーッと出まくって派手な場面が繰り広げられてましたけど、ごめんなさい、その前に感じた不快感が強すぎて、マジどうでも良かったです。


あの儀式を観た僕は、このグレート巽のような気持ちになりましたよ(「餓狼伝」より)。
悪趣味なものを見せられた


その他、「えっ!? わたしが救世主!?」のキャッチコピーを見て「なんで、私が東大に!?」を連想した…という不要な文章。いや、ビジュアル的には素晴らしかったりするし、声優さんたちも良かったし、miletさんが歌う「THE SHOW」も素敵だったし(「マネーボール」を観てから大好きな曲)、エンドクレジットで流れる「仲直りのキッカケを作ろうとするアカネ」には涙を流したし、好きなところもあるんですよ。原恵一監督作で主人公が小学生の娘となれば、確実にストライクだったハズなのになぁ… (´・ω・`) ウーン 何はともあれ、所詮は偏差値の低いブログの書くことなのでね(苦笑)、気になる人はチェックしてみてくださいな。




柏葉幸子先生による原作の児童文学。小説だと面白いのかな…。



miletさんのEP。本作のメインテーマ「THE SHOW」と挿入歌「Wonderland」を収録。



デジタル盤のサントラ。CD盤もあります。



公式設定資料集。お好きな人はどうぞ。



キャラクターデザインやら諸々を担当されたイリヤ・クブシノブの画集。か…かわいい… (`Δ´;) ヌゥ



原恵一監督作で一番好きなのはこれでございます。僕の感想はこんな感じ







先週の備忘録(2019/6/11~6/17)

$
0
0
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、仕事→取引先と飲み
水曜日、仕事→下請け業者と飲み→練馬の「か和もっち」
木曜日、「魂のゆくえ」「ザ・バニシング 消失」を鑑賞→仕事
金曜日、ボランティア→仕事→「映画 としまえん」を鑑賞→練馬の「か和もっち」
土曜日、仕事→娘とおままごと
日曜日、ブログ書き→娘とおままごと
月曜日、仕事→映画を3本鑑賞
※先週観た映画は6本でした。



先週は、火曜日の取引先の人との飲みはかなり楽しくて、水曜日の下請けの人(ミリタリー&ガンダムオタク)との飲みもなかなか良くて。その後、練馬の「か和もっち」に足を運んでみれば、お店の常連のまっちゃんやリッキーさんと愉快に飲めただけでなく、当ブログをキッカケにお店に来てくれるようになったっぽいヤコさんと久しぶりに会えたりしてね(マスクを持っていたので記念撮影した)。「か和もっち」には金曜日にも「映画 としまえん」を観てから行ったんですけど、その時にもまた常連のまっちゃんがいて、クマさんとその母スミコさん、そして白玉あずきさんと飲んで、愉快な時間を過ごした…ってな調子。まぁ、仕事面では、最近は気を遣うのが厭になったので、好きな取引先としか付き合わないようにしてみたら! なんとストレスは軽減されたものの、今度は売上が低くなった影響からのプレッシャーで体調が悪くなってきているから、なーにやってんだか ( ´∀`)σ)Д`) シニタイ 


水曜日のgif。この日の摂取カロリー、無事1万を越えました。


金曜日のgifも貼っておきますね。



あと、書いておきたいのが日曜日のこと。この日は娘のマナ子(仮名/7歳)が午後からずっと家にいたので、一緒に「つかめるふしぎ玉」を作って食べてから、ずーっとぬいぐるみを使ったセッション(a.k.a.おままごと)をして遊びました。土曜日は夏祭りをテーマにしたんですけど、日曜日はマナ子が以前から熱望していた「恋愛要素」を入れましてね ( ̄ー ̄) ニヤッ 彼女が操るプレイヤーキャラクター「ピンクのクマちゃん」を同じ2年2組のハムスターくんが好きになってしまい、遠回りなアプローチをしてくる…という内容であり、「実は黒ニャンコくんもクマちゃんが好き…?」という引きで終わってみれば、マナ子ったら「早く続きがしたい!川`Д´)ノ」なんて言うから、なんていい気持ち、まるでアルデンテ。何度も何度も書いていますが、たぶん僕が10代のころに「ダンジョンズ&ドラゴンズ」とか「ルーンクエスト」とかのマスターをやっていた日々は彼女とのおままごとのためにあったというか。今、この瞬間に死んでも良いような気がします。


「つかめるふしぎ玉」、意外と美味しかったです。


マナ子とのおままごと中の僕はこの猪狩完至気分でしたよ(「グラップラー刃牙」より)。


そして日曜は父の日ということで、夕飯は700gのハンバーグ! 調子に乗って「のどごし〈生〉」も飲んじゃった (*ノ▽ノ) キャッ



映画に関しては、感想を3本しか更新できなかったにもかかわらず、つい6本観ちゃったので、「アップしていない映画の感想」が先週から3本増えて、現在は41本になっちゃったから、なーにやってんだか ( ´∀`)σ)Д`) シニタイ もしストックが9本を切ったら、劇場と一体化して悟りの境地に達するという伝説の試練「バルト9」を実行する予定だったけど、これじゃ当分…どころか、一生無理な気がします…。


おっさんのケーフェイ
アリータ バトル・エンジェル
メリー・ポピンズ リターンズ
七つの会議
チワワちゃん
ビール・ストリートの恋人たち
トラさん 僕が猫になったワケ
移動都市 モータル・エンジン
パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)
山〈モンテ〉
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。
天国でまた会おう
グリーンブック
ねことじいちゃん
半世界
洗骨
夢の音
天然★生活
翔んで埼玉
バンブルビー
家族のレシピ
ウトヤ島、7月22日
レゴ® ムービー2
麻雀放浪記2020
多十郎殉愛記
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
バイス
オーヴァーロード
アメリカン・アニマルズ
武蔵 むさし
レプリカズ
えいがのおそ松さん
魂のゆくえ
ザ・バニシンング 消失
映画 としまえん
町田くんの世界
キングダム
プロメア


最後に今週の予定を書いておくと、火曜日は超大事な打ち合わせがあり、木曜日あたりには大きな仕事の受注が決まるかどうか…って感じ(決まったら家族と高めの回転寿司に行くし、決まらなかったら死にたい)。そんな僕の心にもしも余裕があるならば、渋谷の「MeWe」で定期開催されている「タマフル・トップ5・生活は踊る・アフター6ジャンクションリスナーオフ会」に足を運ぶつもりでございます。それと「かわもっちさんが退院するまで最低週1回は店に通う」という「Save The か和もっち」キャンペーンは、金曜日あたりに「X-MEN ダーク・フェニックス」を観てから伺えればと。で、日曜日は妻子とお出掛けすることになっております。


最後に今月の推薦曲、mirage²「じゃん☆けん☆ぽん」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。





2019年2月および3月の読み聞かせ(そして第一部完)「コボロンの小籠包」「E.T. 」

$
0
0

2018年の4月から3つのボランティア活動へ参加していて(とは言え、どれも「月1回程度の参加でOK!(o^-')b」という超ラクなものではあるんですがー)、そのうちの1つが「読み聞かせボランティア」でして。「毎月1〜2回の頻度で小学生相手に絵本を読み聞かせする」という活動であり、現場を踏むことで少しずつスキルが上がってきている感があって、毎月楽しみにしていた…というKO-PI-PE!m9・∀・) ビシッ 昨年12月に寝坊をしてしまって落ち込んだりもしたけれど、今年1月に現場を踏んで立ち直って、迎えた2月。担当するのは、愛する娘マナ子(仮名/7歳)がいる1年生のクラスということで、先月読んだ「この世でいちばんすばらしい馬」と新作絵本「コボロンの小籠包」を投入することにしました。

 

 

「コボロンの小籠包」はこんな感じの絵本でございます。

 

 

「コボロンの小籠包」は、僕が読み聞かせのボランティアをやっていることを知った友人の編集者からもらった絵本なんですが、「子どもが好きそうなドラゴン型ロボットや食べものが出てくる」「『シャン、シャン、小龍(シャオロン)、小籠包』という子どもが口ずさみやすそうなフレーズが入っている」など、モロに“狙った感”が伝わる作りであり、これはイケるのではないかと。さらに「小籠包」自体に馴染みのない子どもに対する教育効果もあるのではないか。前日、マナ子を相手に試してみれば「小籠包、食べてみたい!ヘ(゚∀゚*し」とストレートに大好評だったので、自信を持って読み聞かせに臨んだところ、非常に良い感じでした (°∀°)b ヨカッタ! 絵の迫力は最高ながらもシンミリした後味の「この世でいちばんすばらしい馬」を最初に持ってきて、ホッコリめの「コボロンの小籠包」を読むという順番が良かったんだろうなぁ。中国出身の女の子が「この世でいちばんすばらしい馬」を知ってたのも良かったし、子どもたちに小籠包の話ができたのも良かった(知ってたのは1/4ぐらい)。僕的には70点は付けていいぐらいの読み聞かせだったんじゃないかしらん (〃∇〃) ウフフ

 

 

「シャンシャン、小龍、小籠包!」なんて、子どもウケしそうなあざといフレーズが散りばめられているのです。

 

 

そして3月の話。僕が行くのは第2週で、読み聞かせる相手は5年生。2月のコンボは良かったものの、やはり一冊は季節を感じさせるものが良いのではないか? ひな祭りは過ぎてしまったし、花見とかそういうのがテーマの絵本が良いかしらん。新宿に行った際に紀伊國屋「フェアの棚」をチェックしてみたものの、これといった本は見つからなくて。もう季節云々は気にせずに、店内をブラブラと探していたら、目に留まったのが「E.T. 宇宙からきたともだち」だったというね。

 

 

フェアの棚を眺めても、「これだ!」という絵本がなかったんですが…。

 

店内をウロウロしたら、「E.T. 宇宙からきたともだち」を発見したのです。

 

僕はすっかりアイアン・マイケルのパンチを食らった柴千春気分になったのでした(「グラップラー刃牙」より)。

 

 

社会問題を扱う映画をいろいろと観るうちに「自分の仕事以外にも何らかの社会参加をした方が良いのでは」と考えるようになって、その一環として参加したのが「読み聞かせ」だったワケですけれども。さらに「映画関連の絵本を読むことで子どもたちが興味を持つ→映画ファンを増やせるのでは!Σ(°д° ) クワッ」なんてことを思いつきましてね。昨年7月の読み聞かせから、映画の原作となった絵本を読んだりしていたんですけど、その流れ的には最適な一冊ではないか(ハロウィンが舞台=季節は合ってませんがー)。パラパラと中身を確認してみると、ちょっと長め=たぶんこの本しか読めないものの、それも良し。「監獄式ボディビルディング」と一緒に購入して(これは読み聞かせ用ではないです…念のため)、早速、娘に試してみれば「面白かった!川*゚∀゚)=3 ムッハー」と大好評だったということで! 自信を持って読み聞かせに臨んだ次第。

 

 

「監獄式ボディビルディング」と一緒に購入したのでした (´∀`) イイカイモノダナー

 

 

結果を書くと、大正解でした。絵本化に際していろいろと端折っているので、映画を観た人は物足りなく感じるかもしれませんけど、子どもたちったら長めの絵本(所要時間は13分ぐらい)にもかかわらず結構食いついてくれましてね…(しみじみ)。実は、僕が父親と最後に劇場で一緒に観た映画が「E.T.」でして。なんて言うんですかね、大好きだけど切ない気持ちになるのであまり観たくない映画だったりもするんですが、しかし。読んでいるとドンドン劇中の場面が浮かんできてしまって、クライマックスの自転車が飛ぶシーンでは、僕の脳内には“あの音楽”が流れて少し涙ぐみそうになったし、子どもたちの頭の中でもあの音楽が流れていたらいいな…って、そんなことあるワケねーだろ!( ゚д゚) キモッ

 

 

なんとなく僕の気持ちを代弁する範馬勇次郎を貼っておきますね(「バキ」より)。

 

 

「すぴるばーぐトイウ映画監督ノ有名ナ作品ダカラ、興味ガアル人ハ観テミルトヨイデスヨ」とカタカナで伝えて、読み聞かせは終了。子どもたちの反応、持ち時間の使い方、そして僕の朗読の出来をトータルすると、この日は80点ぐらいは付けても良いですカネー (´∀`=) ウフフ なんか、この絵本は定期的に読んでいこうと思うほど気に入った次第。

 

で、娘が小学2年生になり、5月からまた読み聞かせに何度となく参戦したワケですが…。最近は「アップしていない映画の感想」が40本ぐらい溜まっているし、なんとなく一段落ついた感じがあったので、この不定期連載はとりあえず今回で終了となります。ただ、単に「ブログで記事を更新するのが最後」というだけで、読み聞かせ自体は娘が小学校を卒業するまでは続けるつもりですがー。つーか、まだまだ僕の読み聞かせレベルは低いのでね(汗)、これからもこのはてしなく遠い読み聞かせ坂をのぼっていこうと思います。今までお付き合いいただき、ありがとうございました!ヽ(`Д´)ノ

 

 

ということで、ベタなコラを貼っておきますね(「男坂」より)。

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 


先週の備忘録(2019/6/18~6/24)

$
0
0
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、仕事→超大事な打ち合わせ(飲みながら…
水曜日、仕事→「ビューティフル・ボーイ」「劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ」を鑑賞
木曜日、仕事→「旅のおわり世界のはじまり」鑑賞→仕事
金曜日、仕事→練馬の「か和もっち」
土曜日、「ザ・ファブル」「X-MEN ダーク・フェニックス」を鑑賞→仕事
日曜日、家族でおでかけ
月曜日、仕事
※先週観た映画は5本でした。



先週のことを適当に書いておくと、ずっと進めていた案件が頓挫しちゃったというね… ('A`) シニタイ ただ、別の“そこそこ大事な仕事”をもらえたので、それがラストチャンスなのかな…ってな調子。だから、当然ながら仕事に専念したいところだったにもかかわらず、もうすぐ終わりそうな未見の新作映画やら話題の新作映画やらをスムースに観てしまったという、だらしのないアタシ。そうなると、当然キャパオーバー状態なので、ブログはまったく更新できなくて、「アップしていない映画の感想」が46本になっちゃったから、もうどうすれば良いのやら… (ノω・、) ドウシヨウ 前に「もしストックが9本を切ったら、劇場と一体化して悟りの境地に達するという伝説の試練『バルト9』を実行する予定」なんて書きましたが確実に無理であり、10周年を目前にして破綻しそうな雰囲気というか…。ううむ、パトラッシュ、僕はもう疲れたよ…。


おっさんのケーフェイ
アリータ バトル・エンジェル
メリー・ポピンズ リターンズ
七つの会議
チワワちゃん
ビール・ストリートの恋人たち
トラさん 僕が猫になったワケ
移動都市 モータル・エンジン
パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)
山〈モンテ〉
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。
天国でまた会おう
グリーンブック
ねことじいちゃん
半世界
洗骨
夢の音
天然★生活
翔んで埼玉
バンブルビー
家族のレシピ
ウトヤ島、7月22日
レゴ® ムービー2
麻雀放浪記2020
多十郎殉愛記
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
バイス
オーヴァーロード
アメリカン・アニマルズ
武蔵 むさし
レプリカズ
えいがのおそ松さん
魂のゆくえ
ザ・バニシンング 消失
映画 としまえん
町田くんの世界
キングダム
プロメア
ビューティフル・ボーイ
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
旅のおわり世界のはじまり
ザ・ファブル
X-MEN ダーク・フェニックス


その他、書き残しておきたいのは、水曜日は仕事で渋谷に足を運んだんですが、そこでブラリと立ち寄ったおでん屋さんがなかなか良い感じであり、また行こうかと思った…ということ。あと、金曜日、仕事帰りに練馬の「か和もっち」へ行ったら、えすたかさんと白玉あずきさんがいて、楽しく飲みつつ1万kcalを摂取した…ということ。そして日曜日、家族で群馬の某所へお出掛けして、最高の1日になった…ということぐらいですかね。特に最近、奥さんとの仲が少しギクシャクしていたんですけど(汗)、いろいろと2人で話したことで、前よりもまた一歩“仲良しになった”感があって、とても良かったのでした 川´∀`)(´∀`) ナカヨシ


水曜日、渋谷の「なだー」というお店で食べました。


金曜日はチートデイだったのです。刺身が少ないのは、写真を撮る前に食べちゃったからです… (´・ω・`) ツイ...



最後に今週の予定を書いておくと、火曜日は「検査結果に異常がなかったら退院する」というウワサがあるので、「かわもっちさんが退院するまで最低週1回は店に通う」という「Save The か和もっち」キャンペーンの一環として練馬の「か和もっち」へ行こうかと思っているんですけど、残念ながら「予定は未定で。」というか(微笑)、行けるかどうかは仕事の進行次第カナー (´∀`;) エヘヘ それ以外では、木曜日にまたまた大事な打ち合わせがあるぐらい。何はともあれ、頑張って働きつつ、なるべく多くのブログ記事を書こうと思っております…というか、書く!ヽ(`Д´)ノ


最後に今月の推薦曲、mirage²「じゃん☆けん☆ぽん」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。





2019年7月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

$
0
0
毎月の恒例として、僕が2019年7月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓


※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

7/5〜6
ゴールデン・リバー ①
GOZEN 純恋の剣 ②
いちごの唄 ③
Diner ダイナー △
安市城 グレート・バトル △
ボーダーライン:ソマリア・ウォー △
破天荒ボクサー △
ワイルドライフ △
Girl ガール △
田園の守り人たち △


7/12〜13
アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲 ④
さらば愛しきアウトロー ⑤
トイ・ストーリー4 ⑥
カニバ パリ人肉事件38年目の真実 △
ハッピー・デス・デイ 2U △
ハッパGOGO 大統領極秘司令 △
東京干潟 △
蟹の惑星 △


7/19〜20
工作 黒金星と呼ばれた男 ⑦
チャイルド・プレイ ⑧
東京喰種 トーキョーグール【S】 △
存在のない子供たち △
ポラロイド △
マーウェン △
天気の子 △
練馬ゾンビナイト △


7/26〜27
騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!! ⑨
劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer ⑩
よこがお ⑪
出国 造られた工作員 ○
隣の影 △
パラダイス・ネクスト △
ヒョンジェ 釜山港の兄弟 △
モデル 雅子 を追う旅 △
アルキメデスの大戦 △




先日の話。6月28日から「それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫」が公開されるということで、娘のマナ子(仮名/7歳)に「また観に行く〜?( ・∀・)」とペヤングのCMの桂文楽さんライクに聞いてみれば、「パパが1人で観に行けば?(゚Д゚し」と恐ろしいほどの塩対応でしてね…(遠い目)。でも、アタシ、わかってた。昨年の夏、一緒に「それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星」を観た後に聞いた時の彼女は「うん!ヘ(゚∀゚*し」と即答したものの、あの瞬間、すでに悲しい予感を抱いてたのです…。そりゃあ、どう考えても「アンパンマン」は幼児向けコンテンツであり、マナ子が“卒業”するのは成長の証なのだから悲しむなんておかしいのだけれど、親的にはちょっと切なかったりもするというね。まぁ、まだ彼女はスーパー戦隊シリーズに夢中→「騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!」は観に行く気マンマンということでね(苦笑)、公開初日に家族で観に行ければと思っております。


「騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE」の予告編↓ ライダー映画と2本立てなのです。




で、他の新作映画なんですが…。正直、6月下旬までの大作ラッシュの余波で、そんなにテンションが上がる作品がないというか、なんとなくアンニュイな気持ち。もちろん評判が良いウェスタンサスペンス「ゴールデン・リバー」とか、ファン・ジョンミン主演のシリアス系スパイムービー「工作 黒金星と呼ばれた男」とかは絶対観るし、前売り券を買っている作品だって何本もあるけど、7月は映画鑑賞よりも溜まった感想を書く方に力を入れようかなぁ。まぁ、何はともあれ、予定は未定で ( ̄ー ̄) ニヤッ


「工作 黒金星と呼ばれた男」の予告編↓ 普通に面白そうですな。




最後に、結局、観られないことがほとんどの名画座系を挙げておくと、キネカ大森《キネカのはらわた ホラー・SFなんでもあり!是空創立10周年おめでとう祭り》として7/02(火)に上映される「ローリング・サンダー」《キネカ大森35周年記念生誕祭》として7/06(土)と7/09(火)、7/10(水)に上映される「ストリート・オブ・ファイヤー」、7/19(金)~7/25(木)の「THE GUILTY ギルティ」「search サーチ」目黒シネマで7/06(土)~7/12(金)の「天才作家の妻 40年目の真実」「ファースト・マン」新文芸坐で7/13(土)の《黒沢清と哀川翔 / 35mmフィルムで堪能する冷たい異空間》早稲田松竹で7/13(土)~7/19(金)の「スパイダーマン:スパイダーバース」「アリータ:バトル・エンジェル」、7/20(土)~7/26(金)の「ブラック・クランズマン」「ドゥ・ザ・ライト・シング」って感じですかね。以上、2019年7月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。







ザ・ファブル(ネタバレ)

$
0
0
ザ・ファブル



2019/日本 上映時間123分
監督:江口カン
原作:南勝久
脚本:渡辺雄介
製作:大角正、今村司、藤島ジュリーK.、谷和男、有馬一昭、角田真敏、田中祐介、坪内弘樹、和田俊哉、赤座弘一、大鹿紳、小櫻顕、毛利元夫
エグゼクティブプロデューサー:高橋敏弘、伊藤響
企画・プロデュース:吉田繁暁、藤村直人
プロデューサー:宇高武志、佐藤満
ラインプロデューサー:毛利達也
撮影:田中一成
照明:三重野聖一郎
録音:反町憲人
美術:小泉博康
装飾:高畠一朗
スタイリスト:伊賀大介
ヘアメイク:中山有紀
編集:和田剛
音楽:グランドファンク
主題歌:レディー・ガガ
ガンエフェクト:納富貴久男
サウンドエフェクト:北田雅也
ファイトコレオグラファー:アラン・フィグラルツ、岡田准一
スタントコーディネーター:富田稔
VFXスーパーバイザー:小坂一順
音楽プロデューサー:茂木英興
スクリプター:吉田純子
キャスティング:北田由利子
監督補:西山太郎
助監督:是安祐
制作担当:栗林直人
出演:岡田准一、木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理、木村了、井之脇海、藤森慎吾、宮川大輔、佐藤二朗、光石研、安田顕、佐藤浩市、南出凌嘉、六角精児、粟島瑞丸、モロ師岡、好井まさお、倉本美津留、藤原光博
パンフレット:★★★★★(850円/松竹事業部×ギンティ小林さん×市川力夫さんによる良い仕事。情報量がギッシリ&ネタバレ全開で好みのタイプ!)
(あらすじ)
超人的な戦闘能力を持つ伝説の殺し屋ファブルは、育ての親であるボスから、1年間殺し屋を休業して普通の人間として生活するよう命じられる。もし誰かを殺したらボスによって処分されてしまうという厳しい条件の中、「佐藤アキラ」という偽名と、相棒ヨウコと兄妹という設定を与えられ、大阪で暮らしはじめたファブルは、生まれて初めての日常生活に悪戦苦闘。そんな中、偶然知り合った女性ミサキがある事件に巻き込まれたことから、ファブルは再び裏社会に乗り込んでいく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


一応、「アクション映画が好き」なので、岡田准一さんの主演作はいつも気にはなっていて。とは言え、僕には合わないムードの作品が多かったから、今までスルーしてきたんですけれども、今回の「ザ・ファブル」は原作漫画を購入するほど好きなのもあって、「2019年に絶対観たい新作映画10本」のうちの1本に選ぶほど楽しみにしていましてね。ちょうど愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったので、妻子がお出掛けして予定がフリーになった6月22日(土)、ユナイテッド・シネマとしまえんにて、鑑賞いたしました(その後、「X-MEN ダーク・フェニックス」をハシゴ)。「ワルい予感が当たった… (`Δ´;) ウーン」と思ったり。


記念撮影用のスタンディが置いてありました。


7番スクリーン、ほぼ満席でしたよ。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。



脚本は、原作漫画1巻から7巻までの内容をまとめた感じでして。最初にストーリーを適当かつ身もフタもなく書いておくと、組織のボスから「1年間、普通の生活を送る(人は殺しちゃダメ)」という指令を受けた“最強の暗殺者”ファブルが、大阪で「佐藤アキラ」という偽名で暮らし始めたところ、ヤクザ組織のゴタゴタに巻き込まれるわ、バイト先で仲良くなった女性ミサキがAVデビューさせられそうになったりするわと面倒くさいことになったので、誰も殺さずに無事に事件を解決しましてね。騒動の発端となった“ヤクネタ”小島は兄貴分の海老原が殺してくれたので、めでたしめでたし…ってな調子。エンドクレジットでは、レディー・ガガの「Born This Way」が流れてましたよ。


一応、レディー・ガガとのコラボ動画を貼っておきますね↓




ううむ、初めて予告編を観た時、ワルい予感はしていたんですが…。正直なところ、僕は原作漫画の落ち着いた雰囲気が大好きだったので(その中でギャグやアクションが繰り広げられるから面白い)、本作が「役者さんたちがオーバー気味の演技で、派手めのアクションを繰り広げる」という“実にわかりやすい邦画アクション”になっちゃってたのは、ごめんなさい、率直にガッカリしました。特に失望したのは「ヤクザ役のキャスティング」で、僕が原作ファンだから不満に感じた部分も大きいとは思いますけど(汗)、例えば安田顕さんが演じた海老原は、昔気質&ゴツめのヤクザなワケですよ。で、安田顕さんはどちらかというと「インテリヤクザ」っぽいビジュアルの人だから、まるで説得力を感じなくて…。あと、砂川役の向井理さんは本当にヤクザが似合わなくて、彼のこんな使い方はスゲー勿体ないと思ったり。


ちなみに、左が海老原で右が砂川でございます(「ザ・ファブル」より)。


例えば、白竜さんとかキャスティングしてくれれば良かったのに…という「アウトレイジ」
李(白竜)


一番イラッとしたのは柳楽優弥さんが演じた“ヤクネタ”の小島で、ヒャッハー系チンピラ感が心底ウザかったです。つーか、ファブルを狙う殺し屋フードの相棒コードも「ヒャッハー系」でなかなかイラッとしたし…。なんて言うんですかね、製作者サイドの方々は、観客がああいう「わかりやすい悪役ですよ〜 ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー!」って演技をさせないと悪人だと認識できないバカ揃いだと思っているんですかね? 大体、「ザ・ファブル」を映像化するのに主題歌がレディー・ガガの「Born This Way」ってのが舐めてるというか。「歌詞の内容が我が道を行くファブルと重なる」とか理屈付けはできなくもないけどさ、原作への愛をまったく感じない選曲じゃないでしょうか(例えば「海獣の子供」「海の幽霊」とかと比べちゃうとさぁ…)。いや、映画なんて別に原作通りじゃなくても良いんだけど、とは言え、中途半端に原作をしっかり踏襲しているだけに、余計“違う部分”が目に付いちゃった…って、伝わりますかね。


鑑賞中の僕の気持ちを代弁する愚地独歩の画像を貼っておきますね。
違うんだよなァ......


あとさ、アクションは確かに頑張ってた。すべて岡田准一さんがノースタントで演じたそうですが、想像の中で組長と海老原を射殺するシーンの動きの速さや、壁をヒョイヒョイと上る身体能力の高さには感動しましたよ。それと小島が自転車に乗りながら人を刺すシーンだって好みだったし、クライマックス、小島を助けるためにダイブ→片腕でイスを摑んで下の階に飛び込むアクションは面白かったし、ファブルvsフードも(カットを割りすぎな感はあったけど)良かったし、好きなところもそれなりにあるんです。ただ、終盤に繰り広げられる“ヤクザの集団相手のアクション”は、さすがに説得力がゼロすぎて萎えたというか。どんな工夫で小島とミサキを救い出すのかを楽しみにしていたら、「なんとなく上手くいきました (ノ∀`) ラッキー」ってレベルだったから、「なんだそりゃ ( ゚д゚)、 ペッ」と。しかも、あんな切羽詰まった状況なのに、小島と砂川のタイマンが始まった時は、マジで勘弁してほしかったです(「この役者さんには不自然な状況でも見せ場を作らなくちゃいけない」といった契約とかあるんですかね?)。


小島と砂川のタイマンを観た時の僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。
マジかよ....


その他、序盤の「敵を狙うファブルの意識を白線や文字で表す演出」自体は嫌いじゃないけど、1回だけで終わったのも残念だったし、木村文乃さん演じる相棒ヨウコのハイキックの見せ方にも失望した……って、不満だらけではありますが、しかし。ヤクザ以外の岡田准一さんを始めとする役者さんたちは良い感じだったし(ミサキちゃん役の山本美月さんが好きさ!)、岡田准一さんが見せるワキ毛は実に自然にモサッとしていて「プロとして」っぽさが感じられたし、小道具などの細部にこだわった姿勢は素晴らしいと思ったし、何よりも岡田准一さんの体技が素敵だったので、アンニュイな気持ちで60点という着地 (´・ω・`) ウーン まぁ、以前、「鮎川ルミナ以上、キャプテン・ストライダム未満」ぐらいの仲になった気がしないでもない三宅隆太監督から聞いた“映画業界の面倒な事情”から推察するに、決して江口カン監督だけのせいではないんだろうな…なんてね。ナニハトモアレ、続編が作られたらまた観に行くし(次の話は素面のアクションが多そうだし)、岡田准一さんは「ジョン・ウィック」シリーズとか「ザ・レイド」シリーズとかにも出てくれないかなぁと心から思っております。おしまい。




南勝久先生による原作漫画。スゲー面白いです。



非常に評判が良い江口カン監督作。いつか観なくては…。








2019年5月に観たDVD等の覚え書き

$
0
0
※今回の記事は、「インパクト・クラッシュ」「告発のとき」「シークレット・アイズ」のネタバレに触れているので、気をつけて!

毎月の恒例として「5月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓



<1本目>
インパクト・クラッシュ




(あらすじ)
バングラデシュ独立戦争によって東パキスタンの難民がインドに流入し、パキスタン・インド間の緊張が高まる中、パキスタン海軍は潜水艦ガーズィーにベンガル湾への出撃を命じる。同じころ、ガズィー出撃の情報を入手したインド海軍東部司令部では潜水艦S21に索敵を命じるが、ランヴィジャイ・シン艦長の暴走を危惧したナンダ大将とラマン中将は監視役としてアルジュン少佐を同行させる。ガーズィー艦長ラザクは攻撃目標の空母ヴィクラントを発見できなかったことからヴィシャーカパトナム攻撃を決断し、インド海軍の注意をそらすため商船を撃沈する。商船の撃沈を察知したS21は沈没地点に向かい、アルジュンは生存者の東パキスタン難民アナンヤと少女を救助する。ランヴィジャイはガーズィーの追跡・撃沈を命じるが、司令部の待機命令を遵守するよう求めるアルジュンと口論になる。ガーズィーの行動を陽動だと見抜いたランヴィジャイはヴィシャーカパトナム方面にS21を向かわせ、ガーズィーを不意打ちする。ランヴィジャイは限界深度を超えてS21を潜航させ攻撃態勢を取ろうとするが、反発したアルジュンはS21を浮上させようとして一触即発となるものの、デーヴラージ副長の仲裁で事態は収束する。アルジュンはランヴィジャイの独断専行を容認するデーヴラージに詰め寄るが、彼からランヴィジャイの息子が第二次印パ戦争の際、司令部の待機命令を遵守したためパキスタン軍の奇襲を察知しながら攻撃できず戦死していたことを聞かされる。ランヴィジャイの独断専行の真意を知ったアルジュンは、彼の指揮に賛同するようになる。S21はガーズィーを追跡するが、ラザクが仕掛けた機雷の罠にかかり爆発してランヴィジャイが死亡する。重傷を負ったデーヴラージから指揮権を委ねられたアルジュンは乗組員たちを鼓舞してガーズィーの撃沈を命じる。機雷の爆発で浮上と潜航しかできなくなったS21はガーズィーからの魚雷攻撃を避けつつ魚雷の射程内に誘い込み、艦首側に回り込んできたガーズィーに魚雷を発射し、撃沈に成功する。ガーズィーを撃沈したS21は海面に浮上し、駆け付けたインド海軍の駆逐艦に救助される。 (以上、Wikipediaより)

予告編はこんな感じ↓




80点


愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の2月8日の放送にて、“ヌイ・グル”として知られる三宅隆太監督が紹介してましてね。5月上旬、近所のTSUTAYAに行ったら置いてあったので、レンタル視聴いたしました。「ストレートに面白い!Σ(゚д゚ )」と思ったり。密室空間での緊迫した会話劇に、「深く潜ると洗濯物を干すヒモが弛む」といったトリビア描写、「浸水して大変!(´Д`;)」的な展開、そして男気溢れる熱い(熱い)ドラマなどなど、楽しめる要素がスゲー多くて。もしテレ東の「午後のロードショー」で放送されたら、間違いなく洗濯物を畳む手が止まるレベルの面白さは保証されているんじゃないかしらん(わかりにくい例え)。

ハッキリ言って、僕はまんまと製作者に乗せられたというか(微笑)。序盤は潜水艦S21のシン艦長があまりに攻撃的だからマジでイライラしていたにもかかわらず、デーヴラージ副長による「命令に従ったために艦長の息子が死んだ」なんてエピソードを聞いた0.05秒後には「魚雷、発射すべし!m9`Д´) ビシッ」派にフォームチェンジしていたし、機雷により艦長が死亡→指揮権を引き継いだヴァルマー少佐の鼓舞により、全員で「我らがインドよ!」なんて歌い出したあたりは、すっかり「パキスタンをやっちまえ!ヽ(`Д´)ノ」気分になっていたというね(ちなみに主人公ヴァルマーを演じたのはあのラーナー・ダッグバーティ)。最後、「ヴァルマーが浸水したエリアに入って魚雷を直接発射する」というくだりが現実的に可能なのかはわかりませんが(汗)、まぁ、楽しかったです (・∀・) ヨカッタ!

副長の話を聞いて、艦長を見る目がガラリと変わった…という驚くほど単純なアタシ。




<2本目>
告発のとき




(あらすじ)
2004年の11月1日、ベトナム戦争にも従軍し軍警察を退役して隠居生活をしていたハンク・ディアフィールドの元に、軍に所属する彼の息子マイクがイラク戦争から帰還して間もなく無断離隊し、現在行方不明であるという連絡が入る。息子を信じながらも不審を抱くハンクは、配属されていた部隊のある基地へと向かう。だが、マイクの行方に関することは一切判明せず、その捜索について軍関係者や地元警察はまともに取り合ってくれなかった。途方に暮れる彼だったが、女性刑事のエミリー・サンダースが協力を申し出てくれたため、彼女にかすかな期待を寄せる。しかし、その期待は無残に裏切られてしまう。マイクが切り刻まれた焼死体で発見されたというものだ。息子の死に絶望するハンクではあったが、軍と警察との曖昧な管轄権の立ちはだかる中、エミリーの助力も得て死の真相を究明しようと行動を起こす。軍側はマイクが麻薬を常用していたことから、薬物取引のトラブルで売人らに殺害されたのではないかとの見方を示すが、ハンクは自らの軍警察での経験を活かし、マイクの殺害現場を特定しただけでなく、同じ部隊の兵士らの証言の嘘を見抜いた他、軍がハンクに隠していた無許可離隊している兵士の存在に気付くなど、独自の捜査を進める。しかし、いずれも事件の真相を暴くまでには至らなかった。捜査が行き詰まる中、マイクの同僚の1人ボナーが首つり自殺する。これにより、ボナー単独による犯行との見方が強まるが、エミリーがマイクのクレジットカードの最後の利用時のサインが別の同僚ペニングのものであることに気付いたことで、マイクの同僚兵士3人(ペニング、ボナー、ロング)による犯行が明らかになる。ところが、ペニングとロングの自供を得た軍は彼らを警察に引き渡さずに、軍の内部で処罰することを決める。納得が行かないエミリーは軍側の担当者であるカークランダー軍警察警部補を半ば脅迫する形で強引にペニングを引きずり出し、ハンクの前で真実を語らせる。ペニングはマイクを殺害し、切断の上、焼いた経緯を淡々と語る。些細な理由でマイクが殺された事実とともに、イラクでの異常な体験が彼らのまともな人間性を完全に失わせてしまっていたこと、それはペニングたちだけでなく、マイクも同じであったことを知らされたハンクは、戦場からのマイクの助けを求める電話にただ「しっかりしろ」と言うだけで気遣ってやれなかったことを悔やむ。帰宅したハンクは、マイクが生前にハンクに贈るはずだった古びた星条旗を見つけると、その星条旗を役場の旗竿に「救難信号」を意味する逆向きに掲げる。 (以上、Wikipediaより)

予告編はこんな感じ↓




80点


今、取引先に映画好きな方がいるんですが、その人と話していたら本作を薦められましてね。ちょうど“「UTAMARU-NEXT」の付き合いで加入したU-NEXT”にあったので、なんとなく観てみました。「これは…キツいわぁ… (´Д`;) イヤン」と思ったり。もうね、「自分の息子(軍人)が失踪した事件を追う」って話だから、「戦争で頭が変になっちゃった仲間たちに殺されちゃったのかな?」的な予想をしてたんですよ。で、案の定、そういう流れになるんですけど、「実は息子も人間性を失っていた」「あだ名が『ドク』だったのは、負傷した敵兵を手当する振りをして傷口に指を突っ込んで拷問するのが得意だったから」という非常に厭な要素がプラスされていたから、マジかと ('A`) ウヘェ

なんて言うんですかね、親の立場からすると、自分の子どもが殺されるのは超ヘビーだけど、心が壊れて邪悪な行動をしちゃうのも最悪じゃないですか(「葛城事件」とか)。それを合わせ技にしてくるとは、さすがは「ミリオンダラー・ベイビー」なんて鬱映画の脚本を書いたポール・ハギス監督だなぁと。あと、トミー・リー・ジョーンズが素晴らしかったのはもちろんのこと、事件を捜査することになるシャーリーズ・セロンがまた最高でしてね…(しみじみ)。アホで差別的な上司に対して皮肉で対抗する姿勢がカッコ良かっただけでなく、あの「妻(ゾーイ・カザン)からの深刻な相談にお役所仕事な対応をしたら、旦那(軍人)に殺されちゃった!Σ(゚д゚;し ナンデスト!」って時の演技は100点でしたよ。

殺された妻を演じたのは才女ゾーイ・カザン。見事な死体っぷりですな。


そして泣くシャーリーズ・セロン! 後ろにいるクソ上司すらも同情的なのも良いのです。




<3本目>
シークレット・アイズ




(あらすじ)
元FBI捜査官レイ・カステン(キウェテル・イジョフォー)は夜ごとパソコンに向かい、アメリカ中の受刑者の写真を調べていたが、どうしても見つけられない男がいた。13年前の2002年、9.11アメリカ同時多発テロ事件の衝撃からロサンゼルスの検察局に設置されたテロ対策合同捜査班に、現役FBI捜査官だったレイはニューヨークから派遣された。そこで検察局捜査官ジェス・コブ(ジュリア・ロバーツ)とコンビを組み、さらにエリート検事補のクレア・スローン(ニコール・キッドマン)も加わる。捜査チームがアル・アンカラ・モスクの監視を続けるなか、モスクの隣の駐車場から女性の死体が発見され、レイはチームのシーファート(マイケル・ケリー)、バンピー(ディーン・ノリス)と現場に向かう。そこで、シングルマザーのジェスの娘キャロリンの変わり果てた姿を見て、レイは言葉を失くす。ジェスとは親友でもあり、キャロリンを娘同然の存在に思っていたレイは、必死で手掛かりを探す。そして、捜査課のピクニックの時の写真で、キャロリンを見つめる不審な男に気づく。男はモスクに出入りしていると判明するが、まもなく逮捕されたのは別人だった。そして、FBI内部の事情により、容疑者は釈放されてしまう。あれから13年が経ち、遂にレイは受刑者の写真から容疑者を見つけたと確信し、検事になったクレアと捜査主任に昇格したジェスを訪ねる。罪悪感に苦しみ続けたレイの執念が実り、とうとう容疑者逮捕への手がかりを見つけるが、事件の解決に近づくうちに思いもよらない現実が立ちはだかる……。 (以上、MovieWalkerより)

予告編はこんな感じ↓




70点


「告発のとき」と同じく、仕事関係の映画好きの方に薦められたので、Amazonビデオにてレンタル視聴いたしました。「そうそう、こんな話だった!(・∀・)」と思いましたよ。本作はアカデミー賞外国語映画賞を受賞したアルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」のハリウッド版であり、一応、2010年の日本公開時に劇場で観ていたんですけれども。あまりの鳥頭振りに「天空の神ホルスの化身では?」と崇められそうな僕ですよ(苦笑)、案の定、内容をうろ覚えだったので、予想がつかない展開にハラハラさせられた上に、実際にそのシーンになってみると「そういえばこんな感じだった!」という記憶が蘇る楽しさもあって、一粒で二度美味しかった…って、伝わるでしょうか。

キウェテル・イジョフォーにジュリア・ロバーツ、ニコール・キッドマンという三大スターを起用した豪華さはオリジナルより好みでしたね。特にニコール・キッドマンがレイプ殺人犯マーティン(ジョー・コール)を挑発するシーンはお見事でした。「ブレイキング・バッド」のディーン・ノリスが出てたのもうれしかったですよ。オリジナルと違うところでは、犯人を逮捕できない理由が「対テロ戦争における情報屋だから」に変わっていたのは良いんですけど、とは言え、さすがにレイプ殺人犯を無罪放免にすることはないんじゃないかなぁ(しかも捜査官の娘が被害者なのに)。あと、「実は13年前に犯人を拉致して、ずっと監禁してた」というオチは一緒ですけど、最終的には殺すことで救いを与えちゃうあたりは、アメリカっぽいような気がしました。ちなみに本作もオリジナル版も「主人公が女性検事(人妻)に惹かれる」要素はどうでも良かったです (°∀°)b ドウデモヨカッタ!

この2人の恋愛要素は、あまり興味がなかったカナー (・ε・) ウーン




その他、“「UTAMARU-NEXT」の付き合いで加入したU-NEXT”にて、先月に続いて「おそ松さん」を観ちゃったのもあって、今月のDVDなどで観た作品は合計3本であり、3本とも“そのジャンル”に興味を持つ人にはオススメでございます。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。







先週の備忘録(2019/6/25~7/1)

$
0
0
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、ハードルの高い仕事を頑張ってこなす→練馬の「か和もっち」
水曜日、仕事
木曜日、大事な打ち合わせ→仕事→取引先の方々と飲み
金曜日、「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」鑑賞→仕事→夕方から娘と過ごす
土曜日、2回目の「X-MEN ダーク・フェニックス」を鑑賞
日曜日、映画を2本鑑賞
月曜日、仕事→映画を4本鑑賞(うち1本は短編)
※先週観た映画は8本でした(うち1本は短編)。



火曜日、なかなかハードルの高い仕事をクリアして浮かれ気分だったものの、木曜日に己の浅薄さを噛み締める出来事がありましてね…。それとなく濁して書きますが、決して浮かれていたワケではないけど、世の中には「良かれと思ってたら、まったく良くなかった!Σ(゚д゚)」なんてことがあるワケで…。よくよく考えれば、まずその「良かれ」の発想が安易だったということで、本当に自己嫌悪というか。46歳にして恐ろしいほどバカだよなぁ…と猛省しましたよ。ただ、非常に良い教訓になったのも確かなので、そのことにはそれほど落ち込んでいないんですけど、時同じくして仕事がまったくダメな状況に突入しちゃってましてね…。どうしようかなぁと日々悩んで、ついつい夜中にカレーなどを食べちゃったりするのでした(だがしかし、「カレーは常に正しい選択 by 黒沢薫」なのだッ!)。


ちなみに、木曜日のチートデイも無事1万kcalを摂取いたしました。



で、先週もまた映画の感想を1本しかアップしていないのに、新作映画を7本観ちゃったので、「アップしていない映画の感想」が52本になっちゃったというね… ('A`) もうね、「もしストックが9本を切ったら、劇場と一体化して悟りの境地に達するという伝説の試練『バルト9』を実行する予定」なんてのは不可能であり、そもそも現時点では51本すべての記事を年内に更新することすら無理なのではないか? なんかね、できれば当ブログの10周年を迎える11月16日までに「アップしていない感想」を9本以内にしたいので、それまではアトロク関連のオフ会や映画駄話会といった「プライベートで人と飲む機会」には参加しないことにいたします…って、そもそもこんなブログを更新しようとしまいと、宇宙的にはどうでも良い話なんだから、どうだっていいんだろうな…。


おっさんのケーフェイ
アリータ バトル・エンジェル
メリー・ポピンズ リターンズ
七つの会議
チワワちゃん
ビール・ストリートの恋人たち
トラさん 僕が猫になったワケ
移動都市 モータル・エンジン
パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)
山〈モンテ〉
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。
天国でまた会おう
グリーンブック
ねことじいちゃん
半世界
洗骨
夢の音
天然★生活
翔んで埼玉
バンブルビー
家族のレシピ
ウトヤ島、7月22日
レゴ® ムービー2
麻雀放浪記2020
多十郎殉愛記
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
バイス
オーヴァーロード
アメリカン・アニマルズ
武蔵 むさし
レプリカズ
えいがのおそ松さん
魂のゆくえ
ザ・バニシンング 消失
映画 としまえん
町田くんの世界
キングダム
プロメア
ビューティフル・ボーイ
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
旅のおわり世界のはじまり
X-MEN ダーク・フェニックス
スパイダーマン ファー・フロム・ホーム
神と共に 第一章 罪と罰
神と共に 第二章:因と縁
小さな恋のうた
凪待ち
一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い
帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団(短編)


最後に今週の予定を書いておくと、火曜日は仕事の後に元部下のMくんと飲んで、水曜日は夕方に大事な打ち合わせがあって、その後に飲むっぽいムード。木曜日は2本ぐらい映画を観て、金曜日はボランティア→仕事→夕方から娘と過ごして、土日は妻子と過ごして、月曜日はボランティア→仕事…ってな調子。あと現在、「かわもっちさんが退院するまで最低週1回は店に通う」という「Save The か和もっち」キャンペーンを実施中なので、1回は練馬の「か和もっち」へ行こうかと思いつつも、どの曜日に行くかという予定は未定で。(´∀`) ラララレイ 何はともあれ、今週こそ、なるべく多くブログ記事を書こうと思っております。


最後に今月の推薦曲、RHYMESTER「予定は未定で。」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。







X-MEN ダーク・フェニックス(2D・字幕版、2D・吹替盤)(ネタバレ)

$
0
0
X-MEN ダーク・フェニックス(2D・字幕版、2D・吹替版)



原題:X-MEN Dark Phoenix
2019/アメリカ 上映時間114分
監督・製作・脚本:サイモン・キンバーグ
製作:ハッチ・パーカー、ローレン・シュラー・ドナー、トッド・ハロウェル
製作総指揮:スタン・リー、ジョシュ・マクラグレン
撮影:マウロ・フィオーレ
美術:クロード・パレ
衣装:ダニエル・オーランディ
編集:リー・スミス
音楽:ハンス・ジマー
視覚効果監修:フィリップ・ブレナン
出演:ソフィー・ターナー、ジェームズ・マカボイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ニコラス・ホルト、タイ・シェリダン、アレクサンドラ・シップ、エバン・ピーターズ、コディ・スミット=マクフィー、コタ・エバーハード、アンドリュー・ステリン、ジェシカ・チャステイン
声の出演(吹替版):能登麻美子、木村良平、内田夕夜、三木眞一郎、牛田裕子、浅沼晋太郎、内山昂輝、志田有彩、浅野真澄
パンフレット:★★★★(820円/コラムは4本。杉山すぴ豊さんの文章に激しく同意しました)
(あらすじ)
X-MENのリーダーであるプロフェッサーXの右腕として、メンバーからの信頼も厚い優等生のジーン・グレイだったが、ある宇宙ミッションでの事故をきっかけに、抑え込まれていたもうひとつの人格「ダーク・フェニックス」が解放されてしまう。ジーン自身にも制御不能なダーク・フェニックスは暴走をはじめ、地上の生命体が全滅しかねない、かつてない危機が訪れる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




90ビーム


※本作の小ネタやトリビアなどについては、こちらのサイトを読むと良いザンス

本作のパンフレットに掲載されていた“アメコミ映画のパンフには欠かせないライター”杉山すぴ豊さんのコラムの冒頭を引用しますね↓(※青字部分は僕が加えたものです)


正直言います。『XーMEN:ダーク・フェニックス』製作のニュースを聞いた時、今ひとつピンときませんでした。というのも前作『X-MEN:アポカリプス』でジェームズ・マカヴォイらによるX-MEN映画は一旦終了すると聞いていたし、また本作のモチーフになっている“ダーク・フェニックス”は、旧シリーズによる2006年の『X-MEN:ファイナル ディシジョン』で一度映画化されていたからです。つまりジェームズ・マカヴォイらで“ダーク・フェニックス”の物語を描くということは、“今さら感”がいっぱいだったのです。


この文章を読んだ瞬間の僕の気持ちを代弁する「範馬刃牙」のひとコマを貼っておきますね。
痛いほど実感る...


もうね、杉山さんの文章にはブンブンと頷きすぎて脳震盪を起こすレベルに同意であり(やはり「『ダーク・フェニックス』の話は『ファイナル・デシジョン』で1回やったじゃん」感は非常に強い)、さらに最近の僕はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品の絶好調振りに影響されまくって、「MCUに非ずんばマーベル映画にあらず!(`∀´)」という気分でもありましてね(苦笑)。ハッキリ言って、本作公開の翌週から上映が始まる「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」の方が気になりまくっていて、この映画に関しては「一応、その前に観ておくかな」とテンション&期待値が低めだったんですが、私は間違っていた ( ゚д゚) これもまたパンフで杉山さんが書かれていたことですけど(汗)、僕にとっても本作は歴代X-MEN映画の中でも1、2位を争う面白さであり、2回観るほどグッときたというね…(しみじみ)。


1回目は、公開2日目となる6月22日(金)にユナイテッドシネマとしまえんにて2D・字幕版を「ザ・ファブル」とハシゴ鑑賞。


その後、あらためて原作コミックを購入→読破しまして。


6月29日(土)にT・ジョイ SEIBU 大泉で2D・吹替版を観たのです。


ちなみにT・JOY系列ではU-NEXTの余ったポイントを使えるので、実質タダで鑑賞いたしました (`∀´) フハハハハハ


念のため、間違いを認める割には偉そうなアレクサンダー・ガーレンを貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。
わたしは間違っていた


まず、若干のウソを交えながらストーリーを驚くほど雑に書いておくと、宇宙で事故に見舞われたスペースシャトルの乗員たちをX-MENが救助しに行ったら、ジーン・グレイ“事故の原因となった謎のエネルギー体”を吸収しちゃいましてね。パワーが増幅されたことで、プロフェッサーXが長年封印していた「幼いころの記憶」が徐々に復活! “実は生きていた自分の父親”に会ってみれば、「父親はジーンを恐れて捨てた→死んだことにしてもらっていた」「母親が事故で死んだのはジーンのせい」といったことが明らかになったので、情緒不安定になりまして。プロフェッサーXたちは現場に急行して、恋人のサイクロップスが「水島一緒に帰ろう」と説得しようとするも、ジーンったら暴走して、パトカーは破壊するわ、ナイトクローラークイックシルバーをアッサリ倒すわ(この戦闘でクイックシルバーは戦線離脱)、ミスティークは殺しちゃうわと、大暴れした挙げ句に飛び去るのです。


大統領に頼られて浮かれ気味のプロフェッサーXの命令で、X-MENたちは危険な任務に挑みまして。


なんとか無事帰還するも、謎のパワーを吸収したジーンが情緒不安定になるのです。


で、ミスティークを殺しちゃうというね… (ノω・、) カワイソウ



ジーンったら、田舎にコミューンを作ってひっそり暮らすマグニートーのところに行って相談してみれば、情緒不安定なせいで軍隊とバトルするハメになって、マグニートーから「出てけ!( ゚д゚) カエレ!」と塩対応をされちゃいましてね。バーでションボリしていたら、有閑マダムのマーガレットに化けたドゥバリ帝国のヴークが急接近。ジーンが吸収したエネルギーは、かつてドゥバリ帝国を滅ぼしたもので、リーダーっぽいヴークはそれを使って地球で一旗揚げる気マンマンなので、口八丁でジーンを味方に引き入れようとするんですけれども。そのころ、愛するミスティークの仇を討とうとするビーストは、「謝ったら死ぬ病」に罹ったプロフェッサーXに愛想を尽かしてマグニートーのところへ→ジーンがミスティークを殺害したことを知って復讐に燃えるマグニートーは全国に100万人いる神心会門下生を使ってジーンの居場所をキャッチ→襲撃に赴いたところ、プロフェッサーXたちも駆けつけて、「ジーンはブッ殺す派」「ジーンはウンコしないよ派」「ジーンは保護したい派」によるチームバトルがスタートだッ!ヽ(`Д´)ノヤッチマエ!


軍隊を攻撃するジーン。せっかく平和に暮らしていたのに、マグニートーもそりゃ怒るよね。


ミスティークが死んで怒り心頭のビーストは、プロフェッサーXに愛想を尽かして復讐ロードをまっしぐら。


すると、謎のパワーを追っていた宇宙人がジーンに接近→力を解放させようとする中…。


マグニート、ビースト、レッド・ロータス、セレーネがジーンを殺そうとするんですが、しかし。


そこにプロフェッサーX、サイクロップス、ストーム、ナイトクローラーが立ちはだかるのでした。



で、あーだこーだあって、ジーンと両陣営は政府に逮捕されまして。列車で移送される中、やっとプロフェッサーXの「謝ったら死ぬ病」が治ってビーストに謝っていたところ、ドゥバリ軍団が襲ってきたので、全員団結して迎撃ですよ(微笑)。結局、ヴークが登場するとX-MENたちは次々と倒されてしまうも、プロフェッサーXによる謝罪を受け入れたジーンが復活→仲間を守りつつも列車を破壊→敵をみ・な・ご・ろ・し!川o^-')b ヤッタネ! さらにジーンはヴークを宇宙空間に連れて行ってエネルギーを送り込むことで自分もろとも爆発→完全にフェニックス風の炎のエネルギー体と化しましてね。「恵まれし子らの学園」は「恵まれし子らのジーン・グレイ学園」となり、ビーストが校長に就任。引退したプロフェッサーXがパリでお茶をしていたところにマグニートーが訪れて一緒にチェスを始めると、空にはフェニックスが飛んでいて、カラパイア「火の鳥のような飛行物体が目撃される(フランス)」と記事にしたのでしたーー。


いろいろあって全員逮捕されて施設送りになるところ、ドゥバリ軍団が襲ってきたんですが…。


覚醒したジーンが仲間を守りつつ、皆殺しにしてくれるのです。


そして数日後、パリ上空に不思議な飛行体が発見された(唐突なタメ口)。


鳥のような形に見えるが、「フリー素材ではないか?」というコメントもあった(カラパイア風に)。



なんか、本作ったら「X-MEN映画の中でも最低のオープニング成績」だったそうで… (´・ω・`) ウーン 正直、僕みたいにあまり期待してなかった人が多かったんじゃないかなぁと。それに内容も実際、「完璧な出来!m9・∀・) ビシッ」というワケではなくて。ハッキリ言って、マグニートーは相変わらず短絡的だし(いくらミスティークの復讐だとは言え、ジーンを殺そうとするくだりは「またそれですか?(゚Д゚)」って思っちゃった。コミュニティのことも考えろよ)、クイックシルバーは即退場しちゃうし(マグニートーとの親子関係は掘り下げないの?)、プロフェッサーXの幼いジーンへの所業もどうかと思ったし…(ちゃんと言葉を選んで事情を話せばいいだろ)。何よりもドゥバリ帝国やらエネルギー体やらの唐突感&説明不足感が半端ないというか(マーベルユニバースで宇宙人は当たり前だけど、X-MENの映画シリーズでは初めてでは?)。このドゥバリ星人、人間を下等生物だと見下すほどスゴい人たちの割には、好戦的なせいでドンドン死んでいくから、ごめんなさい、バカにしか見えなかったです。


クイックシルバー、ここから大ケガ→リタイアだもんなぁ。アクション的に扱いづらいんでしょうけど。



ただ、それを補ってあまりあるほど戦闘シーンが好きでした (´∀`) スキヨ X-MEN vs マグニートーたちのチームバトルはもちろんのこと、クライマックスの列車バトルが最高でしてね…(しみじみ)。超能力を使った戦闘は個人vs個人よりもやっぱり集団戦の方が映えるし、ドゥバリ星人は“人間に擬態したビジュアル”→異星人系の敵戦闘員にありがちな画一的な見た目じゃないのも良くて(要は人間がぶちのめされているように見えて愉快)、マグニートーが能力をいろいろと工夫して倒していくシーンは実に気持ちが良かったです。覚醒したジーンがダイナミックに列車を破壊するシーンも迫力があって(「かろうじて生きていた人や、列車を運転していた人とかは助けたのかな?」とは思ったけど)、「クライマックスは宇宙が舞台だったのを撮り直しした」そうですが(「キャプテン・マーベル」と似ちゃったからっぽい)、大正解だったのではないでしょうか。


マイケル・ファスベンダーのマグニートー、相変わらずカッコ良かったです。


護送列車が銀河鉄道っぽくクラッシュするシーンも良かったし、撮り直して良かったとは思いつつも…。


正直、「ファンタスティック・フォー」みたいなクライマックスも観てみたかったというアンビバレントなアタシ。
次回作に御期待ください。


そして何よりもサイクロップスが活躍していたのが良かった!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ! このキャラクターはこれまで「X-MEN」「X-MEN2」「X-MEN ファイナルデシジョン」「ウルヴァリン X-MEN ZERO」「X-MEN フューチャー&パスト」「X-MEN アポカリプス」の6作品に登場していますが、今までの1作品における最大オプティックブラスト「7発」だったのです。


「X-MEN」より。4発目と5発目は同じカットを使い回してました。


「X-MEN2」、敵に拉致&洗脳されちゃうから、あまり役に立ってないんですよね…。


3作目の「ファイナル・デシジョン」では湖に向けた一発だけ(この後、すぐ死ぬ)。


「ウルヴァリン X-MEN ZERO」、出番が少ない割には2発も観られたのはラッキーかな。


「フューチャー&パスト」ではラストにカメオ出演するだけで不発。


前作「アポカリプス」では1作目と同じ数ながらも出している時間が長くて、大活躍でした。



さて、今回の「ダークフェニックス」でサイクロップスが放ったオプティックブラストが何発だったかというと、「32発」でございます (´∀`=) ウフフ 内訳は、宇宙空間で1発、ニューヨークのチーム戦で17発、列車での戦闘で14発となっていて(1〜2発の誤差はあるかもしれませんが)、「アポカリプス」の時のような出しっぱなしはなかったものの、少なくとも前作の4倍は出しているワケで。ビーム好きの僕としてはそれだけで満足した…って、伝わりますかね(伝わってなさそうな文章)。


タイ・シェリダン演じるサイクロップス、頑張ってましたな。



その他、ジーンとマグニートーによる「アポカリプス」の学園修復シーンと対比的なヘリを巡る超能力合戦は気が利いてたし、サイクロップスとジーンの触れ合いを描く姿勢は「ファイナル・デシジョン」より全然良かったし(ラストあたり、もう少しサイクロップスがジーンを想うシーンがほしい気持ちはあったけど)、ジーンが宇宙人どもを次々と塵に変えていく無双描写は好みだったし、「キャプテン・マーベル」に続く女性主人公のヒーロー映画というのも良いし、吹替版もまったく違和感がなくて良かったし…。そりゃあ映画としてはアレかもしれませんけど(汗)、エンタメアクション映画としてはスゲー楽しかったです (・∀・) ヨカッタ! 予想以上にオプティックブラストがたくさん観られたので、今回の点数は90ビーム。本当にうれしかったのでね、これから「X-MENのミュータント能力は、誰のが一番ほしい?」と聞かれたら、ゲームっぽい口調で「オプティックブラスト!m9Д) ビシッ」と回答しようと思います。おしまい。




内容は結構違う、本作の原作コミック。「マーヴルクロス」で連載されてましたな〜。



デジタル版のサントラでございます。



「X-MEN」映画シリーズの前作。僕の感想はこんな感じ



最初の「ダーク・フェニックス」映画化作品。言いたいことはかなりあります。



「週刊文春」による特集号。「ケトル VOL.49」でも特集しております。



今のところ、一番好きな「X-MEN映画」はこれですかね。僕の感想はこんな感じ








凪待ち(ネタバレ)

$
0
0
凪待ち



2019/日本 上映時間124分
監督:白石和彌
脚本:加藤正人
製作総指揮:木下直哉
プロデューサー:椎井友紀子、赤城聡
撮影:福本淳
照明:市川徳充
録音:浦田和治
美術:今村力
衣装:高橋さやか
装飾:京極友良
ヘアメイク:有路涼子
編集:加藤ひとみ
音楽:安川午朗
音楽プロデューサー:津島玄一
音響効果:柴崎憲治
VFXスーパーバイザー:小坂一順
助監督:小野寺昭洋
スクリプター:野村愛
スチール:田中宏幸
制作担当:松田憲一良
出演:香取慎吾、恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキー、三浦誠己、寺十吾、佐久本宝、田中隆三、黒田大輔、鹿野浩明、奥野瑛太、麿赤兒、不破万作、宮崎吐夢、沖原一生、江井エステファニー、ウダタカキ、野中隆光、岡本智礼、本木幸世
パンフレット:★★★(800円/インタビューが充実。ネタバレに触れているのも良い姿勢)
(あらすじ)
無為な毎日を送っていた木野本郁男(香取慎吾)は、ギャンブルから足を洗い、恋人・亜弓(西田尚美)と彼女の娘・美波(恒松祐里)とともに亜弓の故郷である石巻に移り住むことに。亜弓の父・勝美(吉澤健)は末期がんに冒されながらも漁師を続けており、近所に住む小野寺(リリー・フランキー)が世話を焼いていた。人懐っこい小野寺に誘われて飲みに出かけた郁男は、泥酔している中学教師・村上(音尾琢真)と出会う。彼は亜弓の元夫で、美波の父親だった。ある日、美波は亜弓と衝突して家を飛び出す。亜弓は夜になっても帰って来ない美波を心配してパニックに陥り、激しく罵られた郁男は彼女を車から降ろしてひとりで捜すよう突き放す。その夜遅く、亜弓は遺体となって発見され……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




90点


※今回の記事は「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のネタバレに触れているので、気をつけて!

事前情報はあまり入れてなかったものの、白石和彌監督作で「誰が殺したのか?」「なぜ殺したのか?」というキャッチコピーとなれば、「これは『凶悪』のような“僕が好きな白石和彌監督作”だな!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と期待が高まりましてね(微笑)。メインビジュアルの香取慎吾さんの今までにない鬱屈感も良い意味で不気味だし、これは観なければと前売り券を購入。ちょうど愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題作品になったのもあって、7月1日(月)、渋谷で「小さな恋のうた」を観てから、TOHOシネマズ新宿に足を運びまして。この日はファーストデイ=1200円で観られるにもかかわらず、ああん、1400円で買った前売り券を使って鑑賞いたしました(その後、池袋で「一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い」を鑑賞)。「ありがたい… (ノω・、) グスン」と思ったり。


スーパー・ササダンゴ・マシン選手の影響で、ついタピオカミルクティを買いがちなアタシ。


劇場は8割ぐらいの入りでした。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁する宮本武蔵を貼っておきますね(「刃牙道」より)。



最初にあらすじを適当かつ雑に書いておくと、競輪が大好きな木野本郁男(香取慎吾)は、恋人の亜弓(西田尚美)とその娘・美波(恒松祐里)とともに、彼女の故郷・石巻の実家で暮らすことになりまして。地元の印刷所で働いて、亜弓の父・勝美(吉澤健)の末期ガンが発覚しながらも、それなりに楽しく暮らしていたんですけれども。ある日、なかなか帰宅しない美波を探していたら口論になって、郁男は亜弓を車から降ろしてしまう→彼女が他殺体で発見されるというね… ('A`) イヤーン 亜弓の死に責任を感じまくって、「もうどうにでもなーれ!ヘ(゚∀゚*)ノ」とヤケになった郁男は、警察に犯人だと疑われるわ、卑劣な同僚・尾形(黒田大輔)にハメられた上に機械を壊して印刷所をクビになるわ、ノミ屋で借金を重ねちゃうわ、勝美が船を売った金で借金を返す→残金を競輪に突っ込んで見事レースを的中させる→ボコられて払ってもらえないわ、祭りで大暴れするわと、ライク・ア・ローリング・ストーンなのでした ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ


最愛の人・亜弓が変わり果てた姿で見つかって、郁男の人生は悪い方に転がっていくのです。



そんなドン底状態だったものの、勝美や亜弓に親切だった小野寺(リリー・フランキー)に「今、アンタ、ここで死んだ!」「もっぺん生まれ変わってやり直そう!」といった調子で助けられましてね ( ;∀;)イイハナシダナー 市場で働き始めて、やっと真っ当な道を歩き始めた…と思いきや! 亜弓を殺したのは小野寺だったことが発覚するというね… ('A`) ヤッパリ で、前の職場で仲が良かった同僚・渡辺(宮崎吐夢)が職場に殴り込んで逮捕されたニュースにインスパイアされた郁男は、「YAH YAH YAH」気分でノミ屋に殴り込むも、結局、リンチされるというありさまだったんですが、しかし。過去にヤクザの親分・軍司(麿赤兒)の命を助けていた勝美にまたもや救われまして。そんな郁男の姿に心が痛んだノミ屋の穀田(寺十吾)が配当金を払ってくれたので、そのお金で勝美の船を買い戻すと、勝美と美波と3人で船に乗って、ずっと亜弓が持っていた婚姻届を海に流しまして。石巻の海は青いのでしたーー。


最後はこの3人の生活が始まるムードで終わってましたよ。



ううむ、映画の見方なんて大してわかっていない上に、作品をすべてチェックしているワケでもない僕がこういうことを書くのも恐縮ですけど(汗)、白石和彌監督はまた1つレベルが上がったのではないかと。例えば、序盤の「引っ越し業者がいるのに美波とモンハンをやるシーン」だけで「子どもとは良い関係を築いているけど、社会的には相当ダメな人」というキャラをわからせたりと、いかにもな説明台詞が出てこないので、劇中の世界がリアルに感じられるんですよね。それに全編、何も事件が起きていなくても常に不穏なムードが漂っているから、「何か厭なことが起こるんじゃないか?」という緊張感で画面から目が離せなかったし、先の展開もまったく読めなくて最後までハラハラさせられたというか。ずっと作品内の世界に引き付けられてましたよ。


こんな食事シーンでも、何か厭なことが起きそうな感じがするのです(ここでは実際に元夫が来ますが)。



そして、本作が「立ち直りの物語」だったのも良かった。劇中で勝美が郁男に語る「津波のせいで全部ダメになったんじゃない。津波のおかげで新しい海になったんだ」という台詞は、監督が実際に被災者から聞いた言葉だそうですが(パンフのコラムで石津文子さんが書いていた「そう思わなければ、次の日を迎えられない切実さが、ここにはある」という指摘が見事)、要は「ダメになってもやり直せる&ダメな人だって支えよう」ということを描いていて。それは一方的な話ではなく、例えば、郁男を助けることになる勝美だって「自分のせいで亜弓が死んだ」と思っている郁男のおかげで“妻を亡くした自分”を客観視できるようになったワケだし、人間はお互い様なんですよね、たぶん。ちょっとした失敗でも、何かと「人生終了!m9・∀・) ビシッ」的な烙印を押されがち&自分自身でも押してしまいがちな昨今の風潮に抗う、とても優しい「喪失と再生の物語」だなぁと。

あと、主人公だけでなく他の登場人物たちも良い面と悪い面を見せているのが良くて。例えば、亜弓の元夫の村上(音尾琢真)とか「コイツと仲間たちが事件を起こすのでは… (`Δ´;)」と深読みするぐらいに「厭な奴」として登場させたくせに、再婚相手が出産→我が子を見て涙を流す姿を見せたりするから、RHYMESTERの名曲「POP LIFE」「こちらから見りゃサイテーな人、だがあんなんでも誰かの大切な人」なんてリリックを思い出したりしてね。ラスト、ノミ屋の穀田が配当金を渡しに来るシーンは「こんなこいるかな?(・ε・)」と思わなくもなかったけど、とは言え、そういうことだってあるんじゃないか。掟ポルシェさんが整理屋に救われたことがあったように、そういうことだってあるよ、あったの、あったのさ、同じ人間だもの。なんて言うんですかね、僕のような心に余裕のない人間はついつい「アイツはクズ100パーセント!m9`Д´) ビシッ」と白黒つけたくなりますが、真っ白な人間も真っ黒な人間もいなくて、みんなグレーなのではないか…なんて思わされたりした次第。


音尾琢真さんが演じる村上、終盤に郁男と戦うんだろうな…って、勝手に思ってました (ノ∀`) テヘ



役者さんについて書くと、そりゃあ主演の香取慎吾さんはスゴかったです。「クソ野郎と美しき世界」のラストで見せた華やかさがウソのように消えていて(「戦闘力をゼロにまでコントロールできるらしいな… (`Δ´;) ヌゥ」と冷や汗が流れるレベル)、そこにいるのは“ガタイだけは良いダメ人間”であり、でも、善良さもあって…的なバランスが見事としか言いようがなかったというか。香取さんの生まれ持つ愛嬌みたいなのもプラスになっていて、郁男はなかなか不快なキャラではあるから、彼じゃなかったら観てられなかった気がします。お祭りでの長回しアクションも良い意味でグダグダで迫力があったし、非の打ちどころがない印象。まぁ、彼の主演作は全然観てませんけど(汗)、本作は間違いなく代表作になるんじゃないでしょうか。その他、勝美役の吉澤健さんが素晴らしかったのはもちろんのこと、斬新なゲロ謝罪シーンで確実に伝説となった尾形役の黒田大輔さんとか(「恋人たち」”隻腕の元極左”とは真逆のキャラ!)、ダメな元同僚・渡辺を演じた宮崎吐夢さんとかも厭な魅力が爆発していて(「オレたち、ギャンブル依存症じゃないの〜」には爆笑)、役者さんたちがスゴいだけでなく、白石監督も俳優の新たな引き出しを開けるのが上手いんじゃないかしらん(今までの監督作を観る限り)。


香取慎吾さん、素晴らしかった。いろいろな賞の主演男優賞候補になりそうな予感。


端役の人たちも良くて、特に黒田大輔さんの小物演技&ゲロを吐きながらの謝罪シーンは100点でした。



でね、何よりもありがたかった。本作の郁男は「だらしなく、不甲斐なく、歯痒い男」であり、彼が「ギャンブル地獄に堕ちていくモード」に突入したり(画面が傾いていくやつ)、自己嫌悪からの自傷行為のようなアホな行動をとるたび、観客は実にハラハライライラさせられるんですが、残念ながら「ああいうのって理解るよ… (´・ω・`)」という僕もいて。ちょうど仕事が残念なことになった一昨年から昨年にかけての僕は、現実に向き合うのがなかなか辛くて、余計に「映画を観てブログを書く」という行為に没頭しちゃったけど、あのころの僕は仕事が疎かになって良くなかったし、あのころからずっと優しく支えてくれている奥さんには感謝しかないなぁ…なんて思ったりして。さすがに奥さんのヘソクリを漁ったことはありませんが、郁男が奥さんに対して負い目を感じたり、「失望させるのが怖い」という気持ちを抱くのも痛いほどわかったから他人事に思えなくて、心から郁男には幸せになってほしいと思ったし、僕にも船を売って作ったお金(5億円ぐらい)を誰かくれたりしないものか…なんて文章を書いてみたけど、君はどう思う?(唐突な問い掛け) それと、幼いころに「漂流教室」を読んで以来、ずっと気をつけている「ケンカ別れ」の危険性をあらためて確認できたのも良くて。なんかね、そんな“いろいろと大切なこと”を思い出させてくれたのがとてもありがたかった…って、どうでも良いですかね (´∀`;) スミマセン


鑑賞中の僕の気持ちを代弁する範馬勇次郎を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。


翔の母・恵美子のように激しく後悔しないよう、ケンカ別れ、気をつけたいものです(「漂流教室」より)。



さて。一応、微妙に感じたところも挙げておきますよ。「誰が殺したのか?」なんてキャッチコピーだから、鑑賞前はサスペンスミステリー的な話なんだろうと思っていて。しかもリリー・フランキーさんが演じる小野寺ったら、亜弓や美波に対して「これってわざとなのかな、どうなのかな?」という絶妙かつ微妙に厭なニュアンスの接し方をするからさ、最初は「コイツが犯人になるんだろうな…(`Δ´;)」と疑ってたんですよ。ところが、話が進むにつれて、ダメになっていく人間と支えようとする人たちのドラマをしっかり描いてくるから、「これは犯人捜しをする映画じゃないんだ!Σ(゚д゚)」「そうか、犯人が誰かが重要なのではなく、残された人がどう生きるかという話なんだな…(ノω・、)」と途中から思うようになって。もうね、お祭りで小野寺が郁男を励ますシーンではスゲー泣いたんですが…。ああん、ちくしょう、結局は、そりゃあキャスティングの時点で誰もが怪しく思うリリー・フランキーさんが犯人だったからさ、それはそれで面白かったものの(「人間には良い面と悪い面がある」ということではあるし)、最後まで観てみれば、作品的に「この要素、必要だった?」と感じたというか。船に乗るラストを観て、僕は「マンチェスター・バイ・ザ・シー」をスゲー連想したんですが(「凪待ち」と「バイザシー」の語感も似てるし…って、そういうことじゃないよね (´Д`;) ゴメンナサイ)、奥さんの死因をあの映画みたいに「主人公に過失のある事故」にした方が良かったんじゃないかなぁ (・ε・) ウーン


この場面、死ぬかと思うぐらい泣いたのに…。まぁ、小野寺の言葉にウソはないんだろうけどさぁ…。



その他、「ヤクザに借金したら除染に行かされそうになる展開がリアルだと思った」とか、「勝美がヤクザの組長に貸しがある設定は盛りすぎでは」といったことは置いとくとして。何はともあれ、僕が一番好きな白石和彌監督作は「日本で一番悪い奴ら」ですけど(サラリと台無しな文章)、本作は「今までで一番良いと思う白石監督作」でした (・∀・) オミゴト! 精神的に超ヘビーな映画だったから二度と観たくはありませんが、でも、あのお祭りでの長回しのケンカシーンや殴り込みシーン、そしてゲロ謝罪はもう一度観たいような気がします。おしまい。




脚本の加藤正人さんによるノベライズでございます。



「新しい地図」の3人が主演したオムニバス映画。僕の感想はこんな感じ



なんとなく思い出したケネス・ロナーガン監督作。僕の感想はこんな感じ



一番好きな白石和彌監督作。僕の感想はこんな感じ









旅のおわり世界のはじまり(ネタバレ)

$
0
0
旅のおわり世界のはじまり



2019/日本、ウズベキスタン、カタール 上映時間120分
監督・脚本:黒沢清
製作・坂本敏明、水野詠子、太田和宏、宮崎伸夫、吉田達也、山本浩、フルカット・ゾキロフ
プロデューサー:水野詠子、ジェイソン・グレイ、西ヶ谷寿一
アソシエイトプロデューサー:西宮由貴
協力プロデューサー:森山敦、山口幸彦、飯田雅裕
ラインプロデューサー:飯塚信弘
撮影:芦澤明子
照明:永田英則
録音:渡辺真司
美術:安宅紀史
スタイリスト:纐纈春樹
ヘアメイク:HAMA
VE&DIT:鏡原圭吾
編集:高橋幸一
音楽:林祐介
音楽プロデューサー:和田亨
音響効果:柴崎憲治
スクリプター:柳沼由加里
助監督:海野敦
制作担当:相良晶
タイトルデザイン:赤松陽構造
出演:前田敦子、染谷将太、柄本時生、アディズ・ラジャボフ、加瀬亮
パンフレット:★★★★☆(900円/怪魚をあしらった表紙が“二段階で楽しめる作り”で超素敵! ウズベキスタン情報のページが好き)
(あらすじ)
いつか舞台で歌を歌うことという夢を胸に秘めたテレビ番組レポーターの葉子は、巨大な湖に潜む幻の怪魚を探すという番組制作のため、かつてシルクロードの中心として栄えた地を訪れる。早速、番組収録を始めた葉子たちだったが、思うようにいかない異国の地でのロケに、番組クルーたちもいらだちを募らせていく。そんなある日、撮影が終わり、ひとり町に出た葉子は、かすかな歌声に導かれ、美しい装飾の施された劇場に迷い込むが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※本作については、宇多丸師匠の時評を読めば十分じゃないかしらん。

「黒沢清監督作は絶対観る!」的な気持ちはないものの(失礼かつ不要な文章)、前田敦子さんの主演映画ということで、観ようとは思っていましてね。ちょうど愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったので、昨日、仕事の合間を縫って、テアトル新宿で鑑賞しました。「道程は遠いなぁ… (`Δ´;) ヌゥ」と思ったり。


劇場関連のgif。「旅のおわりのモヒートジンジャー」はそれなりに美味でした (´∀`) ソレナリ



最初に「ウソ」「おおげさ」「まぎらわしさ」を交えながらストーリーを書いておくと、テレビ番組レポーターの葉子(前田敦子)は「巨大湖に潜む幻の怪魚ブラムルを見た!Σ(°д°し クワッ!」的な番組制作のために、ささくれだったムードのディレクター・吉岡(染谷将太)、ベテランカメラマンの岩尾(加瀬亮)、ADの佐々木(柄本時生)、現地コーディネーターのテムル(アディズ・ラジャボフ)と一緒に、ウズベキスタンでロケをしまくるんですけれども。目玉となるはずの怪魚は見つからないわ、それを現地の人に自分のせいにされるわ、グルメレポで生焼けのプロフをボリボリ食わされるわ、遊園地でハードな乗り物に何度も乗せられて吐くわ、「ヤギのオクーを自由にする or しない」で現地の人と揉めるわと、散々な目に遭うのです(とは言え、仕事はプロフェッショナルとしてキッチリこなす)。


レポーターの仕事を頑張ってこなす葉子でしたが、トラブル続きでしてね。


ディレクター&スタッフたちも振り回されて、少しイライラしちゃうのでした。



そんな撮影が終わって、町を一人でブラブラしていた時のこと。いつの間にか美しい装飾が施されたナボイ劇場に入ってみれば、そこで「愛の賛歌」を歌う自分を幻視しましてね。実は歌手を目指していて、ミュージカルのオーディションを控えていた葉子は「アタシ、なんでこんなことしてんだろ… (´・ω・`し」なんて気分になりつつも、岩尾に「女は度胸! 何でも試してみるのさ ( ´_ゝ`)」といった感じのアドバイスをもらったので、「アタシ、もう一度、頑張ってみる!ヘ(゚∀゚*し」と、手持ちカメラを持って、市場を適当に撮影してみたんですが、しかし。撮影に夢中になってクルーとはぐれた上に、撮影禁止区域を撮ったことを咎められて逃走→逮捕という最悪な状況に陥って、ガチしょんぼり沈殿丸なのでした… ('A`し イヤーン


幻想的なナボイ劇場で不思議体験をして、自分が本当にやりたいことを思い出す葉子。


ちょっと気を取り直してみるも、猫を追ったりしていたら、警察に追われるハメになるのでした (´∀`) アラアラ



でも、ウズベキスタンの警察官だって悪い人ではありませんよ(微笑)、「私たちは対話したいだけなのに、なぜ逃げるのですか?(゚⊿゚) ナゼ?」と至極真っ当な説教をかましてから無罪放免してくれた…と思ったところに、日本で大規模な火災のニュース→恋人が死んだかもしれない状況になってしまったから、うわぁぁぁぁん!川TДT)ノ ウワァァァン! でも、結局、自分の恋人は無事だったので、「アタシってば、運がいいカモ 川・∀・)ケロリ」と、なんていい気持ちまるでアルデンテ。元気良くロケを続ける中、ウズベキスタンの山に登ってみれば、自分が逃がしたオクーっぽいヤギが元気そうだったので、「愛の賛歌」を歌ってみるのでした (´∀`し ラララ


最後は新たなUMAを求めて山登り→歌って終わってましたよ、たぶん。



ああん、「ムービーウォッチメン」の課題映画の感想は、いつも放送前にはアップするつもりなんですが、仕事やら何やらが忙しくて、全然書けなくてね…(遠い目)。仕方ないので、「何者」の感想を書く時に作ってみた裏アカにこんなツイートをしたんですけれども↓





要は「良かったけど、乗れないところもあった」というか。良かったところを書くと、淡々としながらもプロとしてキッチリ仕事をこなす葉子の姿がとても面白かったし、他の芸達者な役者さんたちとのやり取りも非常に上手くて、前田敦子さんはまた演技スキルが上がったんじゃないかと。遊園地でグルングルン回る凶悪なブランコに何度も乗せられるシーンは可哀相ながらも笑っちゃったんですが、パンフによると彼女が実際に4回も乗っているそうで、その体を張る姿勢も好感が持てました。画面を支配する存在感も素晴らしくて、ラストの「愛の賛歌」は等身大の彼女が頑張って歌っている感があって、スゲー良かったです。あと、そりゃあ他の役者さんたちも見事だったし(テムル役のアディズ・ラジャボフ、日本語がまったく話せないのに超頑張ってた!)、ウズベキスタンの風景&雰囲気は素敵だったし、美術さんが作ったという「ヤギを囲っている柵」はリアルで感心したし、ナボイ劇場のトリビアはタメになったし…。あの「無遠慮にカメラで撮影するくせに、その対象からの反撃を予想していない無自覚さ」は、何でも気軽にスマホで撮影する現代人を批評しているのかな…なんてことを思ったりしましたよ。


本作に登場する回転ブランコは「ファースト・マン」に出てきた訓練マシン級にハードな乗り物でして。


自ら乗って演技する前田敦子さんを観た時の気持ちを代弁する花山薫を張っておきますね(「範馬刃牙」より)。



ただ、乗れなかったところを書くと、「日本人が金を使って現地の“可哀相なヤギ”を解き放つ」という“美談”が微妙に感じたとか、最後に歌うのは「愛の賛歌」ではなく「異邦人」はどうだろうか(a.k.a.台無しな提案)…ということだけでなく。終盤のウズベキスタン警察での説教シーン、言っていることは至極真っ当で頷きまくったんですが(「勝手に判断して、心を閉ざして、相手の言っていることに耳を傾けない」なんて良くないものね (・A・) イクナイ!)、かなり説明台詞感があって好きじゃなかったなぁと。それと、葉子が吹っ切れた理由が「自分の恋人が無事だったから」というのにモヤッとしまして。あれは東日本大震災の時の黒沢監督の体験を反映したそうですけど、ウズベキスタンを舞台にした映画なんだから、主人公にはウズベキスタンの人たちの影響で変わってほしかったし(その直前に説教されてたけどさ)、「大規模な火災で死者が出てる→自分の恋人じゃなかったから良かった」という心の流れで立ち直られても、人間はそういうものなので仕方ないとは思いつつも、若干、居心地が悪いというか。結果、「何だかなぁ (・ε・) ウーン」感が拭えなかったので70点という着地であり、僕的には「もらとりあむタマ子」の方が好きだな…なんて思ったりした次第。


このヤギのエピソード、微妙に引っ掛かったんですよね…。



だがしかし! 宇多丸師匠や蓮實重彦さんといった“映画の見方がわかっている賢人たち”が軒並み高評価しているのを見ると、自分が間違っているような気がしてきたという自己評価が低めのアタシ。いや、別に映画の好みなんて人それぞれなんだから、どこの誰が何をどう褒めようと嫌おうと自分の感じたことが一番大事…とは言いつつも、「ちゃんと映画を読み取れていること」も重要じゃないですか。僕にとって黒沢清監督作って、ワン・ビン監督作と同じく、作品に物足りなさを感じても「それは僕がしっかり理解できていないからではないか?」という疑念が浮かんでしまうことが少なくなくて、本作もまたそんな気持ちになった…って、伝わりますかね。本当にね、シネフィルへの道程は遠いというか、とりあえずあらためて黒沢清監督作に向き合うべく、今月7月13日(土)、練馬の「か和もっち」で軽く飲んでから、池袋の新文芸坐でオールナイト上映される「黒沢清と哀川翔 35mmフィルムで堪能する冷たい異空間」を観に行く予定でございます。まぁ、だからなんだと言われると、グウの音も出ませんがー (´・ω・`) グゥ


13日のチケット。アタシ、これで黒沢強者になれるかな…。



おしまい (゚⊿゚) ナニコノオチ




劇場で売られていた&パンフにも載っていたガイド本。少し興味あるけど、行く気はないです。



マキシシングルに同梱されていた前田敦子さん主演&黒沢清監督作。観なくちゃなぁ。



前田敦子さんが出演している黒沢清監督作。僕の感想はこんな感じ



前田敦子さん主演作ではこれが一番好きです。僕の感想はこんな感じ





先週の備忘録(2019/7/2~7/8)

$
0
0
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、仕事→元部下のMくんと飲み
水曜日、仕事→打ち合わせ→練馬の「か和もっち」
木曜日、仕事→「貞子」を鑑賞
金曜日、ボランティア→仕事→娘と過ごす
土曜日、娘と過ごす
日曜日、妻子と過ごす→仕事
月曜日、ボランティア→仕事→映画を2本鑑賞
※先週観た映画は3本でした。



なんだか最近は仕事の愚痴ばかり書いているような気がしますが、まぁ、うまくいってないのだから仕方なし ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ ボンヤリ書くと、一緒に働く人たちには恵まれているんですけど、なんか歯車が噛み合わないというか、死にたいというか。とは言え、家族のためにもキッチリ稼がなくちゃいけないのでね、まぁ、頑張りますよ。先週のプライベートでは「奥さんが職場の送別会&大学時代のゼミの友だちに会う」という予定があったので、金・土と2日連続で夜までずっと娘のマナ子(仮名/7歳)と過ごしましてね。正直なところ、溜まっているブログを書きたい気持ちもなくはないんですが(アウトな文章)、でも、やっぱり娘と過ごす時間はかけがえのないものだなぁ…なんてね。


水曜日の「か和もっち」のgif。この日はカロリー控えめでした。


翌木曜日はチートデイ。1万kcalには到達できなかったのです… (´・ω・`) ションボリ


金曜は娘と馴染みの寿司屋に行ってから、一緒に「なるなるグミの実」を作ったりしてね。


翌土曜日は、オモチャ屋で誕生日プレゼントを探したり、家でおままごとをしたりしましたよ。



ちなみに先週は映画を3本観たんですが、そのうちの1本は2回目の「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」であり、先週は映画の感想を3本ほど更新したので(「X-MEN ダーク・フェニックス」は12時間ぐらいかかっちゃった…)、「アップしていない映画の感想」が51本に減ったのでした (´∀`;) ヨカッター とは言え、まだまだ道程は長いということでね、今週こそ10本ぐらいは更新したいんだけど…ダメかなぁ…無理かなぁ…。


おっさんのケーフェイ
アリータ バトル・エンジェル
メリー・ポピンズ リターンズ
七つの会議
チワワちゃん
ビール・ストリートの恋人たち
トラさん 僕が猫になったワケ
移動都市 モータル・エンジン
パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)
山〈モンテ〉
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。
天国でまた会おう
グリーンブック
ねことじいちゃん
半世界
洗骨
夢の音
天然★生活
翔んで埼玉
バンブルビー
家族のレシピ
ウトヤ島、7月22日
レゴ® ムービー2
麻雀放浪記2020
多十郎殉愛記
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
バイス
オーヴァーロード
アメリカン・アニマルズ
武蔵 むさし
レプリカズ
えいがのおそ松さん
魂のゆくえ
ザ・バニシンング 消失
映画 としまえん
町田くんの世界
キングダム
プロメア
ビューティフル・ボーイ
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
スパイダーマン ファー・フロム・ホーム
神と共に 第一章 罪と罰
神と共に 第二章:因と縁
小さな恋のうた
一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い
帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団(短編)
貞子
メン・イン・ブラック インターナショナル


最後に今週の予定を書いておくと、木曜日の夕方、たわわちゃんが編集する「アトロクZINE」の企画として、某著名人と対談することになっていましてね…(遠い目)。ハッキリ言って、その方とお話できるのは非常にうれしいものの、凄まじく恐ろしくもあって、「恍惚と不安、二つ我にあり」って心境だったりします。あと、土曜日は、練馬の「か和もっち」で飲んでから、池袋の新文芸坐でオールナイト上映される「黒沢清と哀川翔 35mmフィルムで堪能する冷たい異空間」を観に行くつもりだったんですが、土曜の夜は娘とおままごとをしなくちゃならなかったので、「か和もっち」には別の日に行こうと思っております(「かわもっちさんが退院するまで最低週1回は店に通う」という「Save The か和もっち」キャンペーンを実施中なのでね)。あと、赤十字がやたらと「ハイオクが足りない!(´Д`;)」なんてメールを送ってくるので、「いつか家族に」気分で献血に行ってきます(って、あの映画自体は好きじゃありませんがー)。


最後に今月の推薦曲、RHYMESTER「予定は未定で。」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。







スパイダーマン ファー・フロム・ホーム(IMAX3D・字幕版、2D・吹替版)(ネタバレ)

$
0
0
スパイダーマン ファー・フロム・ホーム(IMAX3D・字幕版、2D・吹替版)



原題:Spider-Man: Far From Home
2019/アメリカ 上映時間135分
監督:ジョン・ワッツ
製作:ケビン・ファイギ、エイミー・パスカル
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、トーマス・M・ハメル、エリック・ハウサーマン・キャロル、レイチェル・オコナー、スタン・リー、アビ・アラド、マット・トルマック
原作:スタン・リー、スティーブ・ディッコ
脚本:クリス・マッケーナ、エリック・ソマーズ
撮影:マシュー・J・ロイド
美術:クロード・パレ
衣装:アンナ・B・シェパード
編集:ダン・レーベンタール、リー・フォルサム・ボイド
音楽:マイケル・ジアッキノ
音楽監修:デイブ・ジョーダン
視覚効果監修:ジャネク・サーズ
ビジュアル開発主任:ライアン・メイナーディング
出演:トム・ホランド、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンデイヤ、コビー・スマルダース、ジョン・ファブロー、J・B・スムーブ、ジェイコブ・バタロン、マーティン・スター、マリサ・トメイ、ジェイク・ギレンホール、アンガーリー・ライス、トニー・レボロリ、レミー・ハイ、ヌーマン・アチャル
パンフレット:★★★★(1080円/カバー付き&増ページの特別版を購入。ネタバレに触れているコラムは好きだけど、それ前提のジェイク・ギレンホールのインタビューが読めないのは残念…って、やっぱり難しいんでしょうな)
(あらすじ)
夏休みに学校の研修旅行でヨーロッパへ行くことになったピーター(トム・ホランド)は、旅行中に思いを寄せるMJ(ゼンデイヤ)に告白しようと計画していた。最初の目的地であるベネチアに着いたピーターたちは水の都を満喫するが、そこに水を操るモンスターが出現。街は大混乱に陥るが、突如現れた謎のヒーロー、ミステリオが人々の危機を救う。さらに、ピーターの前には元「S.H.I.E.L.D.」長官でアベンジャーズを影から支えてきたニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が現れ、ピーターをミステリオことベック(ジェイク・ギレンホール)に引き合わせる。ベックは、自分の世界を滅ぼした「エレメンタルズ」と呼ばれる自然の力を操る存在が、ピーターたちの世界にも現れたことを告げる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※今回の記事は、そりゃあ「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ エンドゲーム」のネタバレに触れているので、気をつけて!
※本作については、結城了さんの記事が面白いのでぜひ読んでほしいし、劇中で使われた音楽についてはこちらの記事を読むのがオススメでございます。


愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったので、本作の感想を更新しておきますね。基本的に「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の作品は劇場で観る主義だし、衝撃的だった「アベンジャーズ エンドゲーム」の続きが観られるということで、そりゃあ観る気マンマンであり、前売り券を2枚購入(特典は「US版ポスター」と「くるくるウェブ付きオリジナル・ミニフィギュア」をゲット)。6月28日(金)=公開日にTOHOシネマズ新宿ピザポテト味のポップコーンを食らいつつIMAX3D・字幕版を観てから(あの黒沢薫さんも同じ回を観てたっぽい!)、今週月曜日にユナイテッド・シネマとしまえんにて2D・吹替版を鑑賞いたしました(その後、「メン・イン・ブラック インターナショナル」をハシゴ)。「続行きを!!!ヽ( `Д´)ノ┌┛)`д) ;∴; ゲハッ」と思ったり。


諸々のgifを貼っておきますよ。ピザポテト味はまぁまぁカナー (・ε・)


僕の気持ちを代弁するジャック・ハンマーを貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。



最初にあらすじを適当かつ超雑に書いておくと、「インフィニティ・ウォー」のラストでは「サノスによる“指パッチン”」によって消えてしまったピーター・パーカー(a.k.a.スパイダーマン)でしたが、その5年後、「エンドゲーム」での「ハルクによる“指パッチン”」で無事復活しましてね。トニー・スターク(a.k.a.アイアンマン)が死んだ時はションボリしたものの、それなりに立ち直って学生生活を再開したピーターは、夏休みのヨーロッパ研修旅行で気になるクラスメイトのMJに告白する計画を立てていたんですが、しかし。ヴェネツィアに着いてみれば水のモンスターが出現するからビックリですよ。どうしようかと慌てていたら、颯爽と登場した謎の男クエンティン・ベック(a.k.a.ミステリオ)が倒してくれた上に、ニック・フューリーがホテルにやってきましてね。先ほどの怪物は、ベックが住んでいたアース833を滅ぼしたエレメンタルズの1体であり、最強の“炎のエレメンタル”がプラハに出現するということで、ピーターは怪物退治にほぼ強制参加させられるというね (´Д`;) イヤーン


上では省きましたが、映画は謎の男ベックがメキシコで土のエレメンタルと戦うシーンからスタート。


場面変わって、ピーターはヨーロッパへの研修旅行にウキウキ気分だったんですが…。


旅先で水のエレメンタルが大暴れ→ベックが登場したせいで予定が大幅に狂いまして。


ピーターは戸惑いながらも作戦に参加することになるのでした。



で、プラハに着いてみれば、苦戦しながらもベックが「家族の仇だ!(`・ω・´) キリッ」と身を挺して炎のエレメンタルを倒してくれまして。すっかり彼に心酔したピーターは、スタークが自分に託してくれた“防衛システムを起動できる万能メガネ型AI搭載端末”「E.D.I.T.H.(イーディス)」を渡してしまうんですけれども。ベックったら、実は「シビルウォー」に出てきたB.A.R.F.システムの開発者であり、スタークに恨みを持つ元社員でしてね。アース833なんてのは真っ赤なウソであり(苦笑)、「アイアンマン」オバディア・ステイン(a.k.a.アイアンモンガー)にこき使われていた科学者をはじめとする「スタークや彼の会社に恨みを持っているっぽい仲間たち」と手を組んで、ホログラムを投影できるハイテクドローンを使って、エレメンタルズとの戦いを自作自演していたのです。そんなことにはまったく気付かないピーターは、MJと一緒に夜の街を散歩しながら告白しようとしてみれば! MJに正体がバレていた→戦闘中にクモ糸でドローンからもぎ取っていたプロジェクターをMJが拾っていた→ベックに騙されたことが判明→そんな悪人にイーディスを渡しちゃってたから、僕はバカだッ!Σ(°д°;) ドウシヨウ!


プラハでは身バレを防ぐために別コスチュームで戦って、「ナイトモンキー」と呼ばれることに。


任務終了後、ベックにいろいろと相談したピーターは、イーディスを託しちゃうんですが…。


MJに告白しようとしてみれば、正体はバレてるわ、ベックに騙されたことがわかるわと踏んだり蹴ったり。


すっかりガイア気分だった…という不要な刃牙画像(「範馬刃牙」より)。



ピーターはとりあえず「フューリーに伝えなきゃ!(´Д`;)」と急いでベルリンに向かってみれば、ベックにアッサリ騙されて、MJとネッドが自作自演を知っていることを教えちゃった挙げ句、列車に轢かれて死にかけましてね…。オランダからハッピー・ホーガンを呼び出して事情を説明すると、MJたちがいるロンドンに向かって、ベック with ドローン軍団と対決→見事勝利→ベック死亡!m9`Д´) ザマァ! さらにMJから告白&キスをされて、ニューヨークでウェブスイングしたりして、めでたしめでたし…と思いきや! ベックの死ぬ間際の映像がニュースで流れる→ロンドンの騒動がスパイダーマンのせいにされた上に正体もバラされちゃったから、なんですと!?Σ(°д°;) マジカ! 最後は、劇中に出てきたフューリーとマリア・ヒル「キャプテン・マーベル」に出てきたスクラル人のタロスと妻ソレンだったことが判明して、宇宙基地っぽいところで休暇をしていたフューリーが映って、終わってましたよ、たぶん。


ピーターったらベックにだまされてこんな目に遭うも、なんとか生き延びると…(「範馬刃牙」より)。


ミステリオvs合体エレメンタルという自作自演を暴きまして。


最後はMJとウェブスイングをしてハッピーエンドと思いきや、衝撃展開が待っていたというね (´Д`;) タイヘーン!



ごめんなさい、非常にバカっぽい文章を書きますが、スゲー面白かったですYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ! ちょっとアメコミを読んでいる人なら「ミステリオが登場する→どうせ自作自演だろ (゚⊿゚)」と誰もが予想していたワケで、そりゃあ展開自体は予想通りだったものの、「個人ではなく集団でミステリオを作っていた=“映画の中のヒーロー”を重ね合わせられる設定」なのがユニークだったし(わざと自己犠牲っぽいことをしたりとか、良い意味でイヤらしい)、何よりもジェイク・ギレンホールのクズっぷりがたまらなかったというか。フューリーが助けにきた…と思わせて列車に轢かせるとか、君には負けたよムードを漂わせながら射殺しようとしたりとか、最後の最後にフェイク映像を作って正体を全世界にバラしちゃうとか、あまりの精神性の酷さに「なにこのクズ!(´∀`) デモエガオ」と舌つづみを打っちゃう感じ。「ナイトクローラー」でも“最悪な男”を見事に演じていた彼ですが、本作のクズ演技もまた最高で、あまり魅力的な悪役が出てこないと言われがちなMCU作品の中でもベスト3には入れたいくらい好みでしたね。つーか、前作「ホームカミング」ヴァルチャーだけでなく、長編映画2作目の「COP CAR/コップ・カー」に出てきた悪徳警官(ケヴィン・ベーコン)も良かったし、ジョン・ワッツ監督はヴィランの描き方が上手いのかもしれませんな。


ジェイク・ギレンホール、最高でした。僕も思わず奥さんとのセックスレスについて相談したくなりましたよ。


ピーターとのやり取りはクライベイビー・サクラとグレート巽の攻防を連想いたしました(「餓狼伝」より)。



上記の適当なあらすじではあまり触れませんでしたが、青春模様も微笑ましかった。映画開始早々に流れる「学生が作った安い追悼映像&校内ニュース」は好感が持てたし(「新しいフェーズが始まります」という台詞も好き)、「好きな子と過ごすプランを立ててきたんだ (´・ω・`)」というピーターがとにかくいじらしくて可愛いし(トム・ホランド、本当に23歳なの?)、「ムー」「カラパイア」を愛読してそうなMJもまた可愛いし、「ヨーロッパでアメリカの男はモテる」なんて「ホステル」の登場人物みたいな話をしていたくせに、ベティと付き合うことになった途端、「アレはガキの戯言だよ、彼は大人になった ( ´_ゝ`)」なんてしたり顔で語るネッドも可愛いし(つーか、バスローブ姿でベティの部屋へ→童貞を捨てた!? (°д°;) マサカ!?)、そもそもベティ役のアンガーリー・ライスは相変わらず可愛いしと(「ナイスガイズ!」の娘役が白眉)、ああん、本作の若者たちはとにかく可愛いのです (´Д`;) ハァハァ 特に最後、MJがピーターにキスするシーンとか、あまりに素敵すぎて胸が締めつけられるようで、「どれどれ、私も久しぶりに奥さんにキスでもしてみましょうかな(微笑)」と思い立って、先日、不意にキスしようとしたら、三寸だけ退いて避けられたのでしたーー。


不意のキスをかわした奥さんの動きは「烈海王の九節鞭をかわす宮本武蔵」のようであり…。


僕は本部以蔵のように驚いた…って、なんだこの話(「刃牙道」より)。



ラストの「ベックの映像が流れる衝撃展開」については、自分から正体をバラす「アイアンマン」「ホームカミング」でメイおばさんにバレるエンドの合わせ技感があるワケですが、「ずっとウソをついて正体を隠していたことがバレた」というのはミステリオと対になっていて面白いなぁと。ハッキリ言って、あんなに証拠が残りまくっている現場なんだからベックの映像が信じられる可能性は限りなく低いと思うし、そもそもベックの顔が流れた時点で「あいつ、スターク社で働いてた奴じゃね?(゚⊿゚)」的なことになると思うので、3作目では「一般的にはフェイクニュースだと思われているものの、一部の人は信じてる」といった現代の世相を反映した展開になる気がしているんですが、どうでしょうか。

で、正体をバラされたことで厭なクラスメイトだったユージーン・“フラッシュ”・トンプソンが仲間になってくれたらいいなぁと(本作のラストで母親が迎えに来なくてションボリしていたのは伏線なのでは)。それと、サム・ライミ版「スパイダーマン」三部作に出ていたJ・K・シモンズ演じるJ・ジョナ・ジェイムソンが登場したことで、実写版「スパイダーバース」が作られるのでは…というのは妄想が過ぎますかな (´∀`) エヘヘ まぁ、前作も本作もピーターはトニー・スタークのせいで迷惑を被っているので、3作目はピーターがスタークの負の面に向き合いつつ、ヒーローとしての自分を確立する話になるような気がしないでもないと思わないでもないです。


実写版「スパイダーバース」でこのヒーローが参戦したら、間違いなく射精するでしょうな(心が)。




その他、好きなところを書いておくと、アクションは全体的に面白かったし(アクションだけに関して言えば「スパイダーバース」より好き)、ホログラムにまどわされないために目を閉じて「ピーターむずむず(a.k.a.スパイダーセンス)」に頼って戦うクライマックスは「ブラッドスポーツ」オマージュでうれしかったし(勝手な決めつけ)、最後のベックの銃撃をかわすシーンの見せ方は鳥肌が立つほど超カッコ良かった。『バック・イン・ブラック』が流れる中、自分でスーツを作るシーン」がアイアンマンっぽかったりとか、「車のドアをシールド代わりにしてお手製の爆弾を振り回すシーン」が「エンドゲーム」のキャプテン・アメリカっぽかったりとか、イギリス兵がドローンを撃ち落とすシーンとかも好きだったし、エンドクレジットもポップで楽しかったですね〜。


アクション映画や漫画によくある「心眼で戦う場面」、大切にしたいものです(「ブラッドスポーツ」より)。



エンドクレジットで流れるThe Go-Go's「Vacation」も良かったですな。




って、ベタ褒めしてますけど、正直なところ、よくよく考えると「ん?」と思うところも少なくなかったりする面倒くさいアタシ。主要登場人物が軒並み「5年間消えた側」だった…ということは置いとくとして。まず、一番乗れなかったのは「高校生にイーディスなんて危険なシステムを渡すなよ」と。ピーターが恋仇のブラッドをドローンから守るシーン自体は愉快でしたが、「アイツがターゲット」ぐらいの軽い言葉で同級生を殺害できるシステムですよ? まぁ、「そもそも『エンドゲーム』の決戦であのドローン軍団も使えば良かったのに… (`Δ´;)」というのは別の映画だから気にしないとしても、いくらピーターが良い子で「アイアン・スパイダー」は使いこなせているとしてもさ、ペッパー・ポッツとかクリント・バートン(a.k.a.ホークアイ)とかブルース・バナー(a.k.a.ハルク)といった、しっかりした大人に託すレベルのシロモノじゃないですか…って、こんなことを書いたら話が始まらないワケですがー。


イーディス、高校生には荷が重すぎ&危険すぎだと思ったり。



それと「タロスが化けていたフューリーだからベックに騙されたのも仕方ない」的なことにしたかったんでしょうけど、地球人よりはるかに優れた科学力を持つスクラル人たちがベックのヨタ話を何の検証もせずに信じたってのも飲み込みづらくないですかね。いくらおかしなことがいろいろ起きている世界だからって、鵜呑みにするレベルの話ではないよなぁと(むしろ一番調べる部分じゃないの?)。つーか、終盤にドローンを撃ち落としたマリア・ヒルが素敵だっただけに「ソレンが化けていた」というオチも、少し微妙な気持ちにもなりました。大体、ミステリオの「ホログラムをドローンで投影してました」というトリックも相当無理があるし…。あと、吹替版に関してはノーストレスでスムースに楽しめたんですけど、エンドクレジットで日本版主題歌を流すのは勘弁してほしかった。いや、作品に合っていればまだ良いんですが、今回の「凛として時雨」の歌は余韻が台無しだったというか(「スパイダーバース」の時は許せたのに…)。僕は基本的に日本版主題歌の必要性はゼロだと思ってますけど、どうしても入れたいなら、せめて「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のように、吹替版キャストのクレジットの時だけにしてくれないですかね (・ε・) ウーン


この人たちは決して悪くないと思うのですが…。




何はともあれ、例によって文句も書きましたが、トータル的にはスゲー面白いエンタメ青春映画だったワケですけれども。あんな気になる引っ張り方をしておいて、MCUの次回作が公開されるのは2020年5月1日というのだから、ケヴィン・ファイギに「続行きを!!!ヽ( `Д´)ノ┌┛)`д) ;∴; ゲハッ」と蹴りを入れたい強い気持ち、強い愛(通報されそうな文章)。つーか、今の時代、CGで簡単に若返り処理ができますけど、さすがのトム・ホランドやネッド役のジェイコブ・バタロンもいつかは高校生役が厳しくなっちゃうワケで、その前になるべく早く続編を公開してほしいと思っております。


あらためて僕の気持ちを代弁するジャック・ハンマーを貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。



おしまい。




デジタル盤のサントラ。輸入CD盤もあります。



トム・ホランド×ジョン・ワッツ監督による前作。僕の感想はこんな感じ



MCUとしての前作。僕が書いた“雑なあらすじ”はこんな感じで、感想はこんな感じ



ジェイク・ギレンホールのクズっぷりが清々しい映画。僕の感想はこんな感じ







おっさんのケーフェイ(ネタバレ)

$
0
0
おっさんのケーフェイ



2017/日本 上映時間71分
監督:谷口恒平
脚本:橋本夏
アソシエイトプロデシューサー:岡田真樹
撮影:金碩柱
照明:市川高穂
録音:松野泉
美術:塩川節子
編集:塩谷友幸
音楽:堀本陸、馬瀬みさき
主題歌:チッツ
制作:和田裕也
出演:川瀬陽太、松田優佑、赤城、小林陽翔、埜田進、神保舜莉紋、松浦祐也、山下りな、冨宅飛駈、空牙、スペル・デルフィン
パンフレット:★★★★☆(700円/キャスト名鑑がプロレス名鑑風になっているのが大好き!)
(あらすじ)
将来の夢や夢中になれるものが何もない小学生のヒロト(松田優佑)は、放課後を冴えない仲間たちと河川敷で過ごしているが、その対岸には酔っ払いながらプロレスごっこをする坂田(川瀬陽太)という中年男がいた。そんなある日、たまたま観戦した覆面レスラー・ダイナマイトウルフの試合に感銘を受け、今までに感じたことのない興奮を覚えたヒロト。その帰り道、中学生に絡まれているところを、通りかかった坂田にプロレス技で助けられ、坂田の手にマスクが握られていたことから、ヒロトはダイナマイトウルフの正体は坂田ではないかと考えるようになり……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




85点


2月16日に公開されて、2月28日に観ている映画なのに、感想をアップするのは7月14日ーー。つい映画を観すぎてしまって、こんな状況になっているワケですが(汗)、頑張って前を向いて歩いて行こうと思います。まぁ、「プロレス映画なら何でも観る!ヽ(`Д´)ノ」という主義ではありませんが、タイトルに「ケーフェイ」というプロレス業界の隠語を使っている点に興味を持ったので、前売り券を購入(特典は「監督 谷口恒平の名刺」)。2週間限定公開=もうすぐ上映が終わりそうだったので、2月28日、ケイズシネマに足を運んできました。「良いプロレス映画ダナー ( ;∀;) イイハナシダナー」と思ったり。鑑賞後、谷口恒平監督&川瀬陽太さんにパンフへサインしてもらっちゃったし、本作のサントラ&チッツのアルバムを買っちゃったほど好きな作品だったのです。


本作関連のgifを張っておきますね。上映後のしじみさんとのトークショーも楽しかったですよ。



最初にあらすじを適当かつ雑に書いておくと、何の夢も目標も特技もない小学5年生のヒロトが、ひょんなことから道頓堀プロレスを生観戦することになりまして。この日で引退して政治家になる覆面レスラーのダイナマイトウルフの試合を観て、すっかりプロレスの虜になるんですよ。さらに中学生に絡まれていたところを“河川敷で毎日プロレスごっこをしている酔っ払いの男”坂田に助けてもらう&彼がダイナマイトウルフのマスクを持っていたことから、「この人がダイナマイトウルフなんだ!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と勝手に思って弟子入り志願。なんとなくやっていたダンススクールをサボッて、友人たちと3人で坂田からプロレスを習い始めるというね。


小学生のヒロトはプロレスに夢中になりまして。


河原で毎日プロレスっぽいことをしている坂田からプロレスを習うことになるのです。



だがしかし! 得体の知れないオッサンに小学生が河川敷でプロレスを習っていることがPTAで問題になった上に、ダイナマイトウルフが政界に出馬するということでマスクを脱いでみれば、その正体は森田という男だったから、「別人かよ!Σ(゚д゚;)」と。すっかり失望したヒロトでしたが、教室でクラスメイトに絡まれる→坂田に習ったプロレスを友人とやることで、プロレスの魅力に開眼!Σ(°д° ) クワッ! 実は坂田こそが初代ダイナマイトウルフであり、母が倒れたために試合を欠場→代打として森田がマスクをかぶってみたら大好評→坂田は居場所がなくなった…なんて事情も明らかになったということで。ヒロトに「一緒にダイナマイトウルフ、取り戻そうや!m9`Д´) ビシッ」と言われた坂田は一念発起! 「PTAの集い」に来た森田にケンカを売ってボコられるも、最後はプロレスをやらせることに成功すると、倒れたままヒロトとハイタッチをして終わってたような気がします。


ヒロトに励まされた坂田は彼らの力を借りて、「PTAの集い」で森田にプロレスをさせるのでした。



まぁ、いわゆるインディーズ映画=低予算なので、スゲー期待をして観ちゃうとキツいところがないとは言えませんよ。それと、“初代タイガーマスク”佐山聡さんの著書や、いわゆるミスター高橋本などを読んで育った“昭和のプロレスファン”なら、「ケーフェイ」という「プロレスの演出や演技を指す隠語」をタイトルに使っている時点で、「よっぽど覚悟して踏み込んでいるんだろうな」と勝手に思うワケですが、映画を観てみれば、「おっさんのフェイク」といった意味以上のことはないワケで。

そりゃあ、坂田は「母が倒れた」という真実をウソだと思われてやさぐれるし、森田は長年ウソを強いられてプロレスを嫌になった部分もあったワケだし、PTA会長も不倫をしていたりと、本作はフェイクにまつわる話ではありますけど、僕は「プロレスの内幕が描かれるんだろうな」と期待していただけに、その点で肩透かしを食った感は強かったです(って、道頓堀プロレスが協力している時点で無理でしょうけど)。あと、これも大事なところですが、川瀬陽太さんの存在感や演技は素晴らしかったものの、いくら“しょっぱい選手”役だったとしても、ごめんなさい、河原でダッチワイフ相手にやっているプロレスはそれっぽく見えなかったし(ヨシヒコオマージュなんでしょうけど)、子どもたちに教える技ももう少し練った方が良かったんじゃないか…なんてことを思ったり。


こういうシーンが観られると思ってたのに…(「レスラー」より)。



って、文句から書き始めちゃいましたが(汗)、僕はこの作品が大好きでしたよ (´∀`) ウフフ ハッキリ言って、多くのプロレス映画のように本作も「プロレスの試合(=人生)は勝ち負けがすべてじゃない」ということを描いているんですが、そこに「勘違いした第三者に尊敬されちゃう→取り繕ってごまかすも結局はバレる→いろいろあって互いに成長する」という“なりすましコメディ要素”をプラスして(「本当にダイナマイトウルフだった」という展開は面白いツイスト)、主人公を「試合と称して母親に金をもらっては風俗店に通うほどのダメ人間」にすることで、さらにグッとくる内容になっていたというか。


母親に金をもらって風俗に通うくだり、最悪でしたな(誉め言葉)。



そんなダメな人を主人公にしたからこそ、彼が一念発起してやったトレーニングが単に全力ダッシュするだけだったにもかかわらず、とても感動的だったワケで…(子どもが自転車で追いかけるのは「ロッキー」というより「クリード チャンプを継ぐ男」の特訓シーンを意識?)。ラスト、子どもたちの助けを借りながら、坂田と森田が“プロレス”に向き合うことで会場を盛り上げた状況こそが「フォール負け」という結果よりも大事なのではないか。負け犬だなんだってのを決めるのは“自分の心”でしかないのだから、どんな状況だって人間はやり直せるし、納得する人生を送ることができるのではないか…なんて思わされた上に、劇中でダイナマイトウルフの入場テーマとして使われているチッツの名曲「メタルディスコ」の素晴らしさにも胸を打たれて(トークショーでの谷口恒平監督の発言によると、内藤瑛亮監督作「お兄ちゃんに近づくな、ブスども!」で使われていたのを聴いて好きになったそうな)、スゲー泣いてしまったというね (iДi) イイウタダナー


このダッシュシーン、素晴らしかったです。



チッツ「メタルディスコ」↓ いつかライブに行こうと思っております。




その他、思ったことを適当に羅列すると、「子役は全員良かった!」とか「赤城選手をはじめとするレスラーたちの演技も良かった!」とか「子どもたちが教室でプロレスをすることでプロレスの魅力を理解する展開がスゲー好き」とか「PTA会長に『うるせー、不倫してるくせに!』と股間に蹴りをいれる息子に笑った」とかとかとか。あと、これだけは書いておきたいんですが、本作に出てくる風俗店JKプロレスにて、山下りな選手演じる風俗嬢に坂田がかけてもらう技が「首4の字固め」だったのはポイントが高かったです。いや、最近の流れだと、当ブログのタイトルにもなっている「三角絞め」になりそうなところなんですが…。実際にこの技をかけられたことがある人ならわかると思いますが、三角絞めは自分の腕が邪魔になって、その見た目とは裏腹に相手の太ももがあまり密着しないんですよ(腕が邪魔で、思った以上に股間にも遠い)。だから、僕もつい「ジーナ・カラーノに三角絞めをかけられたい… (´Д`;)」なんて文章を書きがちですけど、あれはウソだ(マッチポンプ的な文章)。本当は「首4の字固め」と書きたかったものの、それだとあまりに生々しい欲望が漂ってしまうから「三角絞め」とお茶を濁してきただけであり、アタシ、本当は首4の字固めをかけられたかった…って、なんだこの話 ( ゚д゚)、ペッ


この三角絞めシーンをよく見ると、太ももの密着度は意外と高くない(「エージェント・マロリー」より)。


でも、本作の坂田はスムースに首4の字固めをオーダー。男らしい奴だぜ!


このシーンを観ていた僕はすっかり泉宗一郎気分なのでした(「餓狼伝」より)。



なんかね、自分でも何を書いているのかサッパリになってきましたが(汗)、何はともあれ、良いプロレス映画でしたヨ ( ;∀;) イイハナシダナー もうすっかり公開から時間が経ったということで、現在、amazonプライムビデオやらU-NEXTやらでの動画配信も始まっているのでね、興味がある方は優しい気持ちでチェックしてみてくださいな。おしまい。




なんともうamazonで観られる&DVDが販売中なのでした (o^-')b ミテミテ!



昭和のプロレス者なら高確率で通過している本なのです。



8月7日に発売される谷口恒平監督作。気になっております (・∀・) キニナルー



昨年公開された藤村享平監督によるプロレス映画。僕の感想はこんな感じ



「メタルディスコ」が収録されたチッツのアルバム。良い感じです、とっても。








トイ・ストーリー4(2D・字幕版、2D・吹替版)(ネタバレ)

$
0
0
※今回の記事は、本作が好きな人は不快になる可能性があるので、気をつけて!




トイ・ストーリー4(2D・字幕版、2D・吹替版)



原題:Toy Story 4
2019/アメリカ 上映時間100分
監督:ジョシュ・クーリー
製作:ジョナス・リベラ、マーク・ニールセン
製作総指揮:アンドリュー・スタントン、リー・アンクリッチ、ピート・ドクター
脚本:ステファニー・フォルソム、アンドリュー・スタントン
編集:アクセル・ゲッデス
音楽:ランディ・ニューマン
日本版主題歌:ダイアモンド☆ユカイ
声の出演:トム・ハンクス、ティム・アレン、アニー・ポッツ、トニー・ヘイル、クリスティーナ・ヘンドリックス、キーガン=マイケル・キー、ジョーダン・ピール、キアヌ・リーブス、アリー・マキ、ジョーン・キューザック、ウォーレス・ショーン、ジョン・ラッツェンバーガー、ジム・バーニー、ドン・リックルズ、エステル・ハリス、
声の出演(吹替版):唐沢寿明、所ジョージ、戸田恵子、竜星涼、新木優子、松尾駿、長田庄平、森川智之、竹内順子、日下由美、三ツ矢雄二、咲野俊介、辻親八、辻萬長、松金よね子
パンフレット:★★☆(800円/大ヒット作品のパンフで値段も高めなんだから、もう少し記事がほしいかな)
(あらすじ)
ウッディたちの新しい持ち主となった女の子ボニーは、幼稚園の工作で作ったフォーキーを家に持ち帰る。ボニーの今一番のお気に入りであるフォーキーを仲間たちに快く紹介するウッディだったが、フォークやモールでできたフォーキーは自分を「ゴミ」だと認識し、ゴミ箱に捨てられようとボニーのもとを逃げ出してしまう。フォーキーを連れ戻しに行ったウッディは、その帰り道に通りがかったアンティークショップで、かつての仲間であるボー・ピープのランプを発見する。一方、なかなか戻ってこないウッディとフォーキーを心配したバズたちも2人の捜索に乗り出すが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※本作に関しては、「THE RIVER」のレビュー(「実に多層的で、実に大人向けの物語」派)や「Ciatr」の解説(「秘密のトリビア集もあるヨ」派)、シネマンドレイクさんの記事(「絶対に必要な物語だったな」派)、ナイトウミノワさんの記事(「『トイ・ストーリー』シリーズは『3』まででした」派)、結城了さんの記事(「アンディ世代のアラサー、怒りながらむせび泣く」派)などを読むと良いんじゃないかしらん。

そりゃあ「あんなに見事な終わり方をした作品の続きを作るの!? (°д°;) マジ?」とは思いながらも、同シリーズとは長い付き合いなので、一応、前売り券を購入してましてね。で、ちょうど愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったということで、公開翌々日の14日(日)、妻子と一緒に吉祥寺プラザで2D・吹替版を鑑賞。さらに翌15日、TOHOシネマズ新宿にて、「きみと、波にのれたら」を観てから2D・字幕版をハシゴしてきました。「二つ我にあり!Σ(°д° ) クワッ」と思ったり。


前売り特典は「限定ポストカードセット」なのです。


初めて行った吉祥寺プラザ、親子連れで満席でしたよ。


翌日、TOHOシネマズ新宿の7番スクリーンも満席だったというね (`Δ´;) スゴイナー



最初に、観た人が「えっ、そんな話だったっけ?(゚⊿゚)」と疑問を抱くほど雑なあらすじを書いておくと、9年前、別の人間に譲られることになったボー・ピープウッディの別れの場面から映画は始まりまして。場面が変わると、前作ラストで“人間の女の子”ボニーのオモチャとなったウッディが、相変わらず仲間たちを仕切りながらも、最近は彼女が遊ぶ時のレギュラーメンバーから外されてションボリ気味な姿が映されましてね。そんな中、幼稚園の体験入園でボニーがゴミを再利用してフォーキーという人形を作ってみれば、生命を得るも即ゴミ箱に入ろうとするので、ウッディは「ボニーの笑顔を守らねば!Σ(°д° ) クワッ!」と彼の徹底監視をスタート。ボニー一家がキャンピングカーを借りてのドライブ旅行中、逃走したフォーキーを追って車から飛び降りると、何とか捕まえる→一緒に歩きながら話すうちに、やっとフォーキーも自分がゴミではなく「ボニーの大切なオモチャ」だと自覚するのです。


ウッディがフォーキーを紹介する動画を貼っておきますね↓




ところが! ボニーたちと合流する途中、アンティークショップ「セカンドチャンス」でボーの電気スタンドを見かけたアンディが寄り道をした結果、アンディのボイスボックスを欲するオモチャのギャビー・ギャビー with 腹話術人形軍団にフォーキーが拉致されてしまうから、さぁ大変! すっかり自立してたくましくなったボー・ピープと再会すると、新しく知り合った仲間たちと一緒にフォーキー救出作戦を始めるも失敗して、仲間割れしちゃうんですが、最終的にウッディはギャビー・ギャビーにほだされてボイスボックスを渡しましてね。ギャビー・ギャビーが迷子の子にもらわれていくと、バズ・ライトイヤーの勧めもあって、ボニーのところには戻らず、ボー・ピープと一緒に生きていくことを選択。「無限の彼方へ、さぁ行くぞ (´∀`(´∀`)」ってな調子で、ウッディは移動遊園地で景品となっているオモチャたちを解放する活動に従事し、バズたちはボニーと相変わらずな日々を送っていたらボニーが作ったオモチャがまたやってきまして。エンドクレジット後は、本編で大活躍した新キャラのデューク・カブーンが登場してピクサーのランプの代わりに「I」の字を埋め込み、コンバット・カールとハイタッチして終わってましたよ、たぶん。


「君はともだち」の公式動画を貼っておきますね↓




「トイ・ストーリー」に関しては、ずっと字幕版を観てたんですけど、2011年に娘のマナ子(仮名/7歳)が生まれてからは、吹替版の「1」〜「3」といくつかの短編を彼女に付き合って観るようになって、まぁ、それなりの回数は観てきましたよ(微笑)。とは言え、基本的には「実写の格闘アクション映画」が好きなのでね、「毎日、ウッディたちのことを考えています… (´Д`;) ハァハァ」といったガチのファンほどの思い入れはなくて、あくまでライトなファンぐらいの立ち位置なんですけれども。そんな僕からすると、本作はスゲー良かったという気持ちと、スゲー微妙だったという気持ちの「二つ我にあり!Σ(°д° ) クワッ」ということで、そんな2つの気持ちを適当にサラッと書いておきますね。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。
二つ我にあり!



<スゲー良かったという気持ち>

なんとなく僕の気持ちを代弁するグレート巽を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。


まず、ピクサー作品ではもはや当たり前扱いされちゃう部分ではありますが(汗)、CGのクオリティがスゲー高い。1作目と比べると雲泥の差であり(1作目だって当時はスゴかったのに!)、棚にホコリがうっすら積もっていたりとか、細やかなところにもちゃんと目が行き届いてまして。アンディが成長していくダイジェスト的なオープニングは100点の素晴らしさだったし、映像技術に文句を言う人は少ないんじゃないかしらん。あと、再登場したボー・ピープはカッコ良かったし、新キャラのダッキー&バニーの妄想シーンやバズが鍵を手にいれるくだりは笑ったし、キアヌ・リーブスが演じたスタントマンのオモチャであるデューク・カブーンは最高だったし、コンバット・カールの声をカール・ウェザースがやっていたのは感動したし、ギャビー・ギャビーによる「エア・ティータイム」はいじらしくて泣けたし、ずっとハイタッチできなかった寒冷地仕様っぽいコンバット・カールがデューク・カブーンと念願を叶えるラストもちょっと涙が出ました。

それと、テーマもちゃんと考えられていて。「いくら思い入れのあるオモチャでも、あげた人が大切に扱ってくれるとは限らない」とか「CMと実際のオモチャが違ってガッカリした」とか「オモチャがなくなる理由」といった「オモチャあるある」的なことを「トイ・ストーリー」なりに描いているのは面白いなぁと。誰もが少なくとも1つや2つは「子どものころ、ないがしろにしたオモチャ」があるワケでさ、いつの間にかなくなったのは、ウッディのように広い世界に旅立ったのかもなぁ…なんて思ったりしてね。つーか、オモチャがあそこまで人間的思考をするのなら、上手くいかなくなった時にセカンドライフを模索するのも当然だし、「ウッディの物語」としては決して悪いエンディングじゃないんじゃないかと思ったり。あと、吹替版は観客の子ども率が非常に高いせいか、ところどころの反応が非常に良くて(例えば、ウッディが踏まれた顔を元に戻すシーンで爆笑が起きたりとか)、なかなか楽しく鑑賞できましたね。



<スゲー微妙だったという気持ち>

なんとなく僕の気持ちを代弁するグレート巽を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。


ただ、ハッキリ言って、ところどころ合わない部分も少なくなくて。今回、ゴミから生まれたフォーギーというオモチャが登場したことで、もっと「オモチャとは何か?」的な話になるかと思ったので、まったくそうならなくてガッカリした…というのは置いとくとして(ラスト、新入りによる「なんで生きてるの?」的な会話はありましたがー)。一番納得できなかったのは、ウッディがギャビー・ギャビーにボイスボックスを譲る展開。いくら同情しようと、あいつは暴力的に奪おうとした上にフォーキーを人質にしてたんですよ? そんなクズが同情的なことを言っただけで、その願望に応えてあげてハッピーエンドってさぁ。いくら「反省させると犯罪者になります」を読んで「道を誤った人には、北風より太陽だな ( ´_ゝ`)」派の僕でも、かなり納得がいかない展開でした。せめて「彼女が自分からフォーキーを返す→身の上話をする→ウッディが同情する」といった流れだったら許せたのになぁ。なんて言うんですかね、例えば、僕がどこかの金持ちのガキを誘拐しつつも、金持ちに「僕は小さいころから貧乏で、裕福な暮らしをしたことがなかったんです (ノω・、) ユルシテ」なんて告白したら何の罪にも問われずに5億円もらえるレベルの絵空事に見えちゃうじゃないですか(って、フィクションの話ですがー)。もし本作のギャビー・ギャビーの所業を「アリ」とするのなら、どこかの金持ちが僕に5億円くれたらいいのになそうだったらいいのにな(着地を見失った文章)。

なんとなく「そうだったらいいのにな」を貼っておきますね↓



それと本作のクライマックス、カーナビの代わりにルート案内をしたり、アクセルを踏んだりして、ボニー一家の車をメリーゴーランドの近くに向かわせる展開は、こういう文章を書くのは大人げないかもしれませんが(汗)、心底バカバカしかった。まず、ボニーの父親が日常的に車を運転してカーナビを利用している成人男性とは思えないほど愚かすぎて辟易したというか(カーナビに「右」「右」と言われて出発地点に戻るバカがどこにいるよ。ルート見るだろ)。つーか、父親への災難の数々は、製作者サイド的には「ウッディを踏むような奴だから酷い目に遭って良し」ということなんでしょうけど、かなり可哀相でしたね(「キャンピングカーを借りて旅行する」って、かなり頑張ってるんだからな!)。そして何よりも、このシーンでオモチャたちがやったことは、いくらウッディからの命令を守るためとは言え、一歩間違えば人が死んだり、父親が逮捕されるレベルの行為なワケで。そりゃあ「あらあら、子ども向けアニメですよ? ( ´_ゝ`) ヤレヤレ」ってことなのかもしれませんけど、それでもあまりに安易かつ浅薄な展開すぎて「これ、本当にピクサー映画なの?(°д°;)」と目を疑いましたよ。

確かに父親はウッディの顔をこんな風に踏んでましたが、あんな目に遭ったら、二度とレンタカーで旅行しないと思う(「グラップラー刃牙」より)。


つーか、そもそも本シリーズの「オモチャ観」が限界にきてませんかね。一応、「オモチャの寓話」ってことで、ちょっと変なところがあっても「寓話だから仕方なし (´∀`) グウワ」と飲み込んできましたけど、本作では今まで以上に、人間のように悩んで「広い世界を見て〜」とか言い出したり、人間に対して直接的な行動をしてきたりするから、もう「子どものオモチャ」というよりは謎の知的生命体の集団にしか見えなくて。「お前らはなぜ人間の子どもと遊ぶことに執着するんだっけ?」とか「お前らはなぜ人間に動いているのが見つかったらダメなんだっけ?」とか「あそこまで人間的ならチャッキーのようなオモチャの殺人鬼も存在するのでは?」といった大雑把な設定に対する細かい疑問が湧いてきた…って伝わりますかね。その他、「別に『アリ』だとは思うけど、でも、『アンディ、やっぱり手元にウッディを置いといた方が良かったね』と思っちゃう話だよな」とか「ボー・ピープは陶器なんだから、あんな激しいアクションしたら体が欠けまくるだろ(ちょっとした段差から着地するだけでも相当リスキーでは)」とか「ギャビー・ギャビー、拾われてハッピーエンド風だけど、まともな親だったら誰かの落とし物として判断→遺失物として係員に預けるだろ(アメリカでは違うの?)」とか「バズの出番が少なくて残念」とか「本作の脚本、“偶然”に頼りすぎてない?」なんてことを思ったり、思わなかったり (・ε・) ドッチダヨ

ただ、ボー・ピープは長年の修練によって着地能力が高い可能性も…?(「グラップラー刃牙」より)。


間違いなく「君はともだち」を意識した動画を貼っておきますね↓





ということで、ダラダラと駄文を書き散らかしちゃいましたが、要は「本作が描いていることには乗れるけど、描き方に乗れなかった」って感じですかね。まぁ、「二つ我にあり!Σ(°д° ) クワッ」なんて書きつつも、どちらかというと文句が多めになった感はありますけど、一緒に観た妻子的には「すごく面白かった!川*゚∀゚)=3」「パパ、もう一度観たい!ヘ(゚∀゚*し」と大満足だったみたいなので、60点という着地。また数年後に「5」とか実写版とか作られたら、普通に足を運ぶと思います。おしまい。




デジタル盤のサントラを貼っておきますね。



リー・アンクリッチ監督による前作。僕の感想はこんな感じ



ジョシュ・クーリー監督が脚本を担当したピクサー映画。僕の感想はこんな感じ



昔、ギグル・マクディンプルズが付き合っていたヒーマンの映画でございます。








Viewing all 2544 articles
Browse latest View live




Latest Images