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先週の備忘録(2019/7/9~7/15)

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さて、備忘録は毎週火曜日に更新しているんですが、今回は本日水曜日に、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、仕事→映画を2本鑑賞
水曜日、仕事→練馬の「か和もっち」
木曜日、仕事→カネジュン先生と対談!Σ(゚д゚;)
金曜日、仕事→練馬の「か和もっち」
土曜日、娘と過ごす→「黒沢清と哀川翔 35mmフィルムで堪能する冷たい異空間」
日曜日、妻子と「トイ・ストーリー4」鑑賞→献血!
月曜日、映画を2本鑑賞→娘と過ごす
※先週観た映画は4本でした(「トイ・ストーリー4」を2回観た)。



先週はなかなか濃い日が多かった印象。まず、水曜日、仕事帰りに練馬の「か和もっち」へ立ち寄ったら、常連の橋口さん(ダンディな人)と、店長さんのお知り合いの女性が飲んでいて。その女性がまた非常に愉快な方だったんですけど(周囲を巻き込んで楽しく飲むタイプ)、なぜか自分を卑下しまくっていたから、「そういうのって、逆にあなたのことを好きな人に対して失礼になるんじゃないですかね?(゚⊿゚)」みたいなことを偉そうに言ったりしたんですが、それってよくよく考えれば、やたらと卑下しがちな僕自身へのブーメランにもなっていて、ちょっと反省したというか。いくら自分に自信が持てなくても、例えばこのブログを好きだと言ってくれたりする人が少なからずいるのだから、もうちょっと前向きにならないとなぁ…なんて思ったり、思わなかったり (・ε・) ドッチダヨ


水曜日はチートデイだったものの、1万kcalは突破できませんでした… (´・ω・`) ウーン



木曜日は、仕事を終えてから、「刃牙」の感想記事を絶賛連載中“巨凶”金田淳子先生(a.k.a.カネジュン先生)と対談いたしました。実は2ヵ月ほど前のこと、たわわちゃんが仕切っている「アトロクZINE」の2号目の企画の1つとして、彼から頼まれたのです。文字起こし&構成担当は“文字起こし職人”みやーんさんであり、新宿の某喫茶店の個室にて、カネジュン先生と2時間ほど「グラップラー刃牙」やら「餓狼伝」やら「テーブルトークRPG」やらの話をしたのでした。詳細は11月発行予定の「アトロクZINE」を読んでいただければと思うのですが(宣伝)、一応、少しだけ書いておくと、ほとんど「刃牙」と「餓狼伝」と「テーブルトークRPG」の話しかしてないんじゃないかな…。ただ、あそこまで誰かと熱く「刃牙」の話をしたことはなかったし、何よりもカネジュン先生のトークが本当に面白くて、とてもステキな体験でした (´∀`) ウフフ 時間を割いてくれたカネジュン先生、そして企画してくれた、たわわちゃんとみやーんさんには感謝しかないのです。


敬愛するカネジュン先生にお会いするということで、モティカ先生のBL本筋トレ本を献上いたしました。


みやーんさんは顔出しNGなので(僕もだけど)、3ショットを貼っておきますね。


対談後の僕の気持ちを代弁する片岡輝夫を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。

 

しかも、その後、カネジュン先生に誘っていただいて、4人で飲みに行ったというね… (ノω・、) ユメノヨウ 例によって、カネジュン先生は僕の「脱線しまくって着地が見えなくなる話」をとても優しく聞いてくださるから、すっかり刃牙に攻撃を真正面から受け止めてもらったアンドレアス・リーガン気分だったというか。ここには書けないようなことを話していただいただけでなく(ダイナミック自慰とか)、LINE交換までしていただいて(家族&ママ友以外とは初めて!)、一生の思い出になりましたよ。そして、昨年の“信用できるブルボニスト”三宅隆太監督とのトークイベントに続いて、カネジュン先生のような大物と対談できたりした僕は、たぶん、もっと自信を持って良いんじゃないかと思ったり、思わなかったり (・ε・) マタカヨ


先生には、この刃牙のような底知れなさを感じたし…(「グラップラー刃牙」より)。


話した後の僕はすっかりこんな状態でしたよ(「グラップラー刃牙」より)。



金曜日は、仕事帰りにまた練馬の「か和もっち」に行っちゃいまして。常連のまっちゃんや、映画仲間の白玉あずきさん、そして“「か和もっち」キッカケで僕のブログを読むようになった方”と楽しく飲みました。例によって、みんなで日本酒やら映画やらの話をしたんですが、とりあえずこの日の話題になった「プロメア」「キングダム」については、なるべく早く感想をアップしなくちゃなぁと。つーか、先週は結局、感想を3本しか更新できなかったのに、新作映画を4本観ちゃったから、「アップしていない映画の感想」が52本に増えましてね…。今週こそ8本ぐらいは更新したいと強く思っているし、参議院選挙が迫っているということでね、それまでなるべく政治的なメッセージがある風の作品の感想を中心に更新することで、読者から「あら、ずいぶん意識が高いブログね (´∀`=し ダイテ!」とか「おやおや、意識が高いブログだぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ ダクゼ!」と褒め称えられるほどの「意識の高さ」を見せつける予定でございます (`∀´) オホホホホホ


とりあえず金曜日の「か和もっち」のgifを貼っておきますね。



<アップしていない映画の感想一覧>
アリータ バトル・エンジェル
メリー・ポピンズ リターンズ
七つの会議
チワワちゃん
ビール・ストリートの恋人たち
トラさん 僕が猫になったワケ
移動都市 モータル・エンジン
パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)
山〈モンテ〉
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。
天国でまた会おう
グリーンブック
ねことじいちゃん
半世界
洗骨
夢の音
天然★生活
翔んで埼玉
バンブルビー
家族のレシピ
ウトヤ島、7月22日
レゴ® ムービー2
麻雀放浪記2020
多十郎殉愛記
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
バイス
オーヴァーロード
アメリカン・アニマルズ
武蔵 むさし
レプリカズ
えいがのおそ松さん
魂のゆくえ
ザ・バニシンング 消失
映画 としまえん
町田くんの世界
キングダム
プロメア
ビューティフル・ボーイ
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
神と共に 第一章 罪と罰
神と共に 第二章:因と縁
小さな恋のうた
一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い
帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団(短編)
貞子
メン・イン・ブラック インターナショナル
WE ARE LITTLE ZOMBIES ウィーアーリトルゾンビーズ
スノー・ロワイヤル
きみと、波にのれたら


土曜日は、筋トレしたり、仕事したり、ブログを書いたりした後、夕方に娘のマナ子(仮名/7歳)と「お人形さん遊び」(彼女はおままごとをこう呼ぶ)をやってから、池袋の新文芸坐に「黒沢清と哀川翔 35mmフィルムで堪能する冷たい異空間」を観に行きましてね。ハッキリ言って、雨は降っているし、オールナイトで映画を観るのは体力的にキツい気がしてたし、そもそも黒沢清監督作ってそれほど好きじゃないし…と、少し観る気が失せていたんですが、しかし。たぶんこの手の映画が好きなので絶対劇場にいるだろうと思った映画仲間のヒダッチョさんにも話したんですけど、僕的に「復讐 運命の訪問者」「復讐 消えない傷痕」「蛇の道」「蜘蛛の瞳」の4本は今まで観たどんな黒沢作品より面白かっただけでなく、今まで観てきた黒沢作品まで2割増しで評価が上がりそうなほどにストライクだったから(特に「クリーピー 偽りの隣人」とか)、映画とはいろいろ観てみるものだなぁと。つーか、黒沢監督、また高橋洋監督に脚本を書いてもらって、哀川翔さん主演の復讐ノワールを撮っていただけないかと心から思ったり。何はともあれ、このオールナイトはマジで行って良かったです (・∀・) ヨカッタ!


新文芸坐の4本立て、一番好きなのは「蛇の道」でした。


1本目を観た後、劇場で売っていた炒飯とサモサをモサモサ食べました…というDA-JA-RE!m9・∀・) ビシッ



そして日曜日の話。オールナイト終了後、ダッシュで朝5時の始発に乗り、6時に帰宅して7時に寝て、10時半に起きて、妻子と吉祥寺へ行って、「トイ・ストーリー4」を観たんですけれども。この日のメイン行事は、映画の後に娘を連れて献血に行くことでしてね(その間、奥さんはショッピングへ)。1週間ほど前のこと、娘と「お人形さん遊び」をしていて、ちょっと血液型の話をしたら、娘が血液型というものを知らなかったからビックリしまして。ちょうど赤十字から「血が足りねぇんだよぉ〜 (´Д`;)」という催促メールが来ていたのもあって(人聞きの悪い文章)、社会見学の一環として献血に連れて行って、どういうものか見せることにした…というのは妻子やお義母さんへ説明した表向きの理由。


赤十字からこういったメールが来るのです。



本当の理由は「いつか家族に」プレイをするため。中国の作家・余華のベストセラー「血を売る男」を映画化したハ・ジョンウ監督主演作「いつか家族に」については、ブログで29点をつけるほど乗れなかったんですが、正直なところ、「子どものために血を売って稼ぐ」という行為には、不謹慎ながらも憧れちゃう僕がいましてね…(遠い目)。献血すると「お一人様一個限り」でもらえるアイスをマナ子に食べさせることで、勝手に「可愛い娘にアイスを食べさせるためには血を売らないと… (´Д`;)」という不憫な父親気分を堪能するつもりであり、この日、その目的は見事果たされた次第。ふふふ、次の献血が待ち遠しいぜ…って、なんだそりゃ ( ゚д゚)、ペッ


吉祥寺の献血ルームに行ってきました。


400mlほど献血しましたよ。


そしてチョコアイスを食べるマナ子。パパは君のためなら、いくらでも血を抜くよ…(プレイ中)。



最後に今週の予定を書いておくと、木曜日は渋谷のMeWe「タマフル・トップ5・生活は踊る・アフター6ジャンクションリスナーオフ会」があるので行きたいけど、仕事でたぶん無理です (´・ω・`) ザンネン つーか、現在、「オーナーのかわもっちさんが退院するまで最低週1回は店に通う」という「Save The か和もっち」キャンペーンを実施中なんですが、今週は忙しいから「か和もっち」にも行けないかなぁ…。まぁ、妻子との暮らしをより豊かにするためにも、頑張って働くつもりでございます。


最後に今月の推薦曲、RHYMESTER「予定は未定で。」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。








バイス(ネタバレ)

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バイス



原題:Vice
2018/アメリカ 上映時間132分
監督・脚本・製作:アダム・マッケイ
製作:ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、ジェレミー・クレイマー、ウィル・フェレル、ケビン・メシック
製作総指揮:ミーガン・エリソン、チェルシー・バーナード、ジリアン・ロングネッカー、ロビン・ホーリー、ジェフ・ワックスマン
撮影:グレイグ・フレイザー
美術:パトリス・バーメット
衣装:スーザン・マシスン
編集:ハンク・コーウィン
音楽:ニコラス・ブリテル
特殊メイク:グレッグ・キャノン
出演:クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、スティーブ・カレル、サム・ロックウェル、タイラー・ペリー、アリソン・ピル、リリー・レーブ、リサ・ゲイ・ハミルトン、ジェシー・プレモンス、ジャスティン・カーク、エディ・マーサン、シェー・ウィガム、ビル・キャンプ、ドン・マクマナス、ナオミ・ワッツ、アルフレッド・モリーナ
パンフレット:★★★★★(800円/雑誌を模したデザインで気が利いてる情報量多めのパンフ。東宝ステラ、超良い仕事!)
(あらすじ)
1960年代半ば、酒癖の悪い青年だったチェイニーは、後に妻となる恋人リンに叱責されたことをきっかけに政界の道へと進み、型破りな下院議員ドナルド・ラムズフェルドの下で政治の裏表を学んでいく。やがて権力の虜になり、頭角を現すチェイニーは、大統領首席補佐官、国務長官を歴任し、ジョージ・W・ブッシュ政権で副大統領の座に就くが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




90点


※本作については、映画評論家の町山智浩さんによる「たまむすび」での紹介をチェックしたり、映画ムダ話(216円)を聴いたりすると良いザンス。

7月21日(日)の参議院選挙が迫っているということで、政治絡みの映画の感想をアップしておきますよ。アカデミー賞にノミネートされまくっていた上に、とにかく評判が良かったので、そりゃあ気になりましてね。5月20日(月)、auマンデイを利用して、TOHOシネマズ シャンテで観てきました(その後、錦糸町に移動して、「バースデー・ワンダーランド」「オーヴァーロード」をハシゴ鑑賞)。今度の『ワイルドスピード』、楽しみ!(・∀・し」と思ったり。


スクリーン3、公開から1ヵ月以上経過&昼間の回ながら、6割ぐらい埋まってた記憶。



本作については、尊敬する映画評論家の町山智浩さんによる「たまむすび」での紹介をチェックしたり、映画ムダ話(216円)を聴いたりすれば十分なんですけど、ああん、一応は僕の拙い感想も投下しておきますよ。もうね、スゲー面白かったです。アダム・マッケイ監督作の中ではダントツでベストだし(って、他に2本しか観てませんがー)、「政治」を扱った映画の中でもトップクラスで好きな作品になったというか。基本的にはディック・チェイニーとその妻リンがアメリカの政界でのし上がっていく」といったストーリーなんですが、当時の映像を挿入したり(ニュース映像だけでなく当時の世相を表す「エアロビクス」とか!)、アニメを入れたり、バラエティ番組的な演出をしたり、途中でエンドクレジットを流したり、いきなりシェイクスピア劇っぽく演じさせたりと、さまざまな工夫を凝らした演出をしつつ、これでもかと言わんばかりに大量の情報と政治的メッセージを詰め込んでくる…という感じ。ハッキリ言って、良くも悪くもせわしない映画なので、人によって結構評価が分かれそうな気がします。


本作では揶揄的に使われてましたが、80年代のエアロビクスの映像って牧歌的で好き。つい見ちゃう。




なんとなくジャン=クロード・ヴァン・ダムのいやらしいインストラクター振りを貼っておきますね(「ダブル・インパクト」より)。




一応、あらすじを超雑に書いておくと、飲んだくれクズ野郎のディック・チェイニーが最愛の妻に叱咤されて副大統領までのし上がると何の大義もないイラク戦争を始めてしまうも、「そんな政治家を選んだのはお前たちだ!m9・∀・) ビシッ」と観客に問題提起してくる…ってな内容。なんて言うんですかね、一番連想したのはマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー作品で、それらと同じようにアダム・マッケイ監督の政治的メッセージが特濃&特盛状態なので、ややもすると説教臭くなりそうなんですが、しかし。さまざまな演出を駆使してバカっぽいコメディ仕立てにしているため、僕的には鼻につくところがなくて(ここ重要!)、ずっと笑いながら観られたんですよね〜。とにかく感心したのはラスト、本作を見せられた“保守っぽい人”と“リベラルっぽい人”が罵り合う中で、そんなことにはまったく興味がない女性が隣の人に囁く今度の『ワイルドスピード』、楽しみ!(・∀・し」という台詞でしてね。Twitterなどで散見される“政治的な言い争いをする人”たちをメタ的に見せるだけでなく、「一番ダメなのは、面倒くさいからと楽しい方向に流れる政治に無関心な人たち」と突きつけてくるのがマジで見事だなぁと。しかもスゲー笑えたということで、僕の今年のベスト台詞になった次第。つーか、こういう“今の政治”を題材にした面白い映画が日本でもドンドン作られるようになるといいんだけどなぁ…。


こちらでも町山智浩さんが本作を解説しているので、観てみて!




それと、予想外に立身出世モノとして楽しかった。タイトルの「Vice」は「副大統領」というだけでなく「悪徳」なども意味する単語だそうで。確かに本作の主人公ディック・チェイニーが始めたイラク戦争は最低最悪だったワケですけど(そして“美しい日本”もノリノリで支持しちゃってましたよね…)、アル中の作業員としてふがいない日々を送っていたディックが妻のリンから「男なんだろ? グズグズするなYO!川 ゚д゚) コロスゾ」と超厳しく叱咤される→胸のエンジンに火が点いてから出世街道をばく進する展開は、役者さんたちの熱演のおかげで実に魅力的にも描かれていて(クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、スティーブ・カレル、サム・ロックウェルの4人は文句ナシだし、端役の人たちもスゲー良かった!)、ある種のピカレスクロマンとして面白かったというか。法の抜け道を利用しまくるクズ野郎ながらも、常に出世したいと願っている僕的にはとても羨ましく見えたりもしたというね… (´・ω・`) ナニコノオチ


なんとなく僕の気持ちを代弁する宮本武蔵を貼っておきますね(「刃牙道」より)。



その他、思ったところを書いておくと、「政界からディックが離れてエンドクレジットが流れる展開、『本当にこのまま終われば良かったのに… (´・ω・`)』と思った」とか「レストランでウェイターが悪事をメニューで提供する演出が大好き」とか「非常事態宣言で大統領が法を無視できるくだり、自民党の憲法改革案にも似たようなのが盛り込まれてたような…」とか「ナレーションをしている人がディックへの心臓提供者だったというくだり、結構どうでも良かった(フィクションみたいだし)」とかとかとか。面白い上に政治について考えさせられる見事なブラックコメディということで、本当なら100点にしても良かったんですけれども。今年8月に公開される「ワイルド・スピード」シリーズの最新作は確かに楽しみではあるものの、デッカードがハンを殺した問題はまだ片付いていない→100%スムースに受け入れられない気持ちもあるので90点という本作の出来とは無関係すぎて怒られそうな着地。何はともあれ、大切な権利なのでね、どんな主義主張だろうと選挙には足を運ぼうね!ヘ(゚∀゚*)ノ オシマイ




デジタル盤のサントラ。アナログ盤もあります。



アダム・マッケイ監督の前作。僕の感想はこんな感じ



ディック・チェイニーの評伝。ちょっと興味あります。



アダム・マッケイ監督が参考にした映画、その1。主人公を2つの角度から描いているそうな。



アダム・マッケイ監督が参考にした映画、その2。ディックとリンはシドと夏色のナンシーなのです。



アダム・マッケイ監督が参考にした映画、その3。ディックのキャラ作りに活かしたっぽい。



アダム・マッケイ監督が参考にした映画、その4。ごめんなさい、これはウソ (ノ∀`) テヘ








記者たち 衝撃と畏怖の真実(ネタバレ)

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記者たち 衝撃と畏怖の真実



原題:Shock and Awe
2017/アメリカ 上映時間91分
監督・製作:ロブ・ライナー
製作:マシュー・ジョージ、ミシェル・ライナー、エリザベス・A・ベル
製作総指揮:マーティン・シェイファー、ウェイン・マーク・ゴッドフリー、ロバート・ジョーンズ、アラステア・バーリンガム、トニー・パーカー、クリストファー・H・ワーナー
脚本:ジョーイ・ハートストーン
撮影:バリー・マーコウィッツ
美術:クリストファー・R・デムーリ
衣装:ダン・ムーア
編集:ボブ・ジョイス
音楽:ジェフ・ビール
字幕監修:池上彰
出演:ウッディ・ハレルソン、ジェームズ・マースデン、ロブ・ライナー、ジェシカ・ビール、ミラ・ジョボビッチ、トミー・リー・ジョーンズ、ルーク・テニー、リチャード・シフ
パンフレット:★★★★☆(700円/落ち着いたデザインに読み応えのあるコラム、用語解説と、隙のない良いパンフ)
(あらすじ)
2002年、ジョージ・W・ブッシュ大統領は、サダム・フセイン政権を倒壊させるため「大量破壊兵器の保持」を理由にイラク侵攻に踏み切ることを宣言。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストといった大手新聞をはじめ、アメリカ中の記者たちが大統領の発言を信じて報道を続ける中、地方新聞社を傘下にもつナイト・リッダー社ワシントン支局の記者ジョナサン・ランデーとウォーレン・ストロベルは、大統領の発言に疑念を抱き、真実を報道するべく情報源をたどっていくが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


7月21日(日)=本日は参議院選挙の投票日ということで、ボンヤリと政治絡みの映画の感想をアップしておきますよ(微笑)。今年の3月29日に公開された実話ベースの本作、翌週の4月5日から始まった同じ実話ベースの映画「バイス」とセットで語られることが多くてね。さらにロブ・ライナー監督作でウッディ・ハレルソンとサイクロップスが主演となれば、「ううむ、やっぱり観ておかなければ (`Δ´;) ヌゥ」という気になったものの、ああん、仕事やら何やらが忙しくて、観るタイミングを逸してしまったのでした…。で、先日、いわゆる“二番館”っぽい下高井戸シネマで上映が始まったので、いそいそと足を運んできました(その後、新宿に移動して「新聞記者」をハシゴ)。スゲー良い映画でしたヨ (°∀°)b ナイス!


初めて来た下高井戸シネマ。6割ぐらい埋まってました。


「バイス」をもう一回観てから、連続鑑賞したかったなぁ (・ε・) ザンネン



お話を適当かつ雑に書いておくと、舞台は2001年、いわゆる9.11テロが発生して大慌てのアメリカでして。地方新聞社を傘下に持つナイト・リッダー社ワシントン支局の記者ジョナサン・ランデー(ウディ・ハレルソン)とウォーレン・ストロベル(ジェームズ・マースデン)は、ジョージ・W・ブッシュ大統領 with アメリカ政府が流してきた「イラクがビン・ラディンと組んで9.11テロを起こした!m9`Д´) ビシッ」という発表が信じられなくて、関係者に独自調査を進めたところ、どう調べてもウソだったので、バンバン記事を書いてみるも、傘下の新聞社は全然載せてくれなかったりするというね (´・ω・`) ウーン


政府の発表を怪しんだ腕利き記者2人が取材を始めると…。


内部告発者が続々登場→その証言を元に告発記事を作るも、市民は信用してくれないのです (´・ω・`) ザンネン



さらに政府は「イラクは大量破壊兵器を隠し持っている!(`・ω・´) キリッ」なんてことまで言い出したので、上司のジョン・ウォルコット(ロブ・ライナー)と伝説のベテラン記者ジョー・ギャロウェイ(トミー・リー・ジョーンズ)と頑張って、いろいろと否定する記事を書いてみたものの、ストロベルったら「大手新聞は政府を支持してるのに!(`Δ´) ウソツキ!」「人が死んでんねんで!(`Δ´) ヒコクミン!」と恋人の父親から売国奴扱いされちゃうから、やってられないわ ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ 結局、戦争は始まってしまい、4人の記者たちは慰霊碑の前で“戦争開始1週間後にイラクの即席爆発装置で下半身不随になった兵士”アダム・グリーン(ルーク・テニー)と出会って、シンミリして終了。実際の記者本人たちの姿が流れてから、テロップでイラク戦争での犠牲者数などの数字とともに、「イラクで見つかった大量破壊兵器=ゼロ」なんて文章が出て、エンドクレジットに突入してたような気がします、たぶん (´∀`;) ウロオボエ


残念ながらナイト・リッダー社の報道は無力であり、戦争が始まってしまうのでした。



最後に登場する本物の記者と役者さんのインタビュー動画を貼っておきますね↓




さすがは名匠ロブ・ライナー監督ですよ、「プロフェッショナルたちが頑張る話」として普通によくできていて面白かった。ウッディ・ハレルソンとジェームズ・マースデンが演じる腕利き記者たちが軽口を叩きながら取材をしていく姿は超カッコイイし、そんな2人を叱咤激励する上司役のロブ・ライナー監督もまた渋い(当初はアレック・ボールドウィンが演じる予定だったけど、降板したそうな)。しかも途中からやってくる伝説のベテラン記者ギャロウェイを演じたトミー・リー・ジョーンズが100点の素晴らしさで(「政府の失敗は兵士が贖う」とか「名誉は若者にやれ」とかの台詞で勃起!(筆者注:心が))、ハッキリ言って、この4人の演技&やり取りを観るだけで十分楽しかったです (・∀・) タノシー その他、内部告発者の「私とジェニファー・ロペスが寝るくらい不可能だ」の台詞は笑ったし、「勉強してきた」という体でストロベルの恋人リサ(ジェシカ・ビール)に当時のイスラム情勢を観客に説明させる演出は良かったし、奥さん役のミラ・ジョボビッチが「明るいと眠れないわ 川`∀´)」とウッディ・ハレルソンの手を自分の乳の上に置くシーンは、ふふふ、ちょっとエロくて好きでしたね。


本作のトミー・リー・ジョーンズ、激渋でしたぞ。



とは言え、正直なところ、同じく政府の陰謀を新聞社が告発する「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」と比べちゃうと、パンチが弱い感も否めない。映画冒頭、車イスの兵士アダムが公聴会にて「自分の言葉で話していいですか?」と用意していた原稿をしまって語り出したスピーチが「それも用意してたんじゃないの? (・ω・;)」と冷や汗が流れるほどの完成度だった…というのは置いとくとして。「イラク戦争直前、真実を報道していた新聞社があったのに、誰も耳を貸さなかった」という本作と、「アメリカ政府はなぜイラク戦争を起こしたのか?」ということを描いた「バイス」をセットで観ると味わい深いのは確かだけど、できれば「なぜ大手の新聞社は政府の発表を垂れ流すだけだったのか?」にも突っ込んでほしかったなぁと(劇中で少し触れますが)。あと、「結局、負けて終わる」ので、作品としては仕方ないものの(事実だしね)、後味の悪さはあまり好きじゃなかったです。


このウソを他のメディアが暴かなかった理由をもっと観たかったなぁ。



池田香代子さんと北丸雄二さんが本作と「バイス」について語る動画を貼っておきますね↓




その他、ちょっと思い出したのは当時のWWEで、確かブラッドショーあたりが「血を流している兵士がいるのに、戦争に反対する奴がいる!(`Δ´)」みたいな“モロに論点をすり替えたスピーチ”をして拍手喝采を受けたり、ラ・レジスタンスなんてフランス系ヒールユニットが出てきたりしてたなぁ…なんてね。どこの国でも治世者に敵対心を煽られると民衆は景気の良い報復感情に染まっちゃうんだよなぁ…。ウソをついてイラク戦争を始めた奴らは全員、戦争犯罪人として縛り首になってほしいくらいだけど(景気の良い報復感情に染まった文章)、「結局は大して裁かれない」ってのもまたどこの国でも一緒というか、権力者はウソをついたもん勝ちなんでしょうね、たぶん。


なんとなくウソをついてノーベル平和賞をもらった日本の首相を思い出したり(「天才バカボン」より)。



まぁ、何はともあれ、面白い上にいろいろと考えさせられる良い映画でしたヨ (°∀°)b ナイス! まだいくつかの映画館で上映されているので、興味が湧いた方はぜひ観てみてくださいな。そして驚くほど唐突ですが、選挙権がある人は投票に足を運ぼうね!ヘ(゚∀゚*)ノ オシマイ




デジタル盤のサントラ。輸入CD盤もあります。



10月にはソフトが発売されるのです。



ウディ・ハレルソン主演×ロブ・ライナー監督作。ちょっと興味あります。



非常に連想したスティーブン・スピルバーグ監督作。僕の感想はこんな感じ



こんな記者映画もありましたな。僕の感想はこんな感じ



やっぱり見直しておこうかなぁ… (`Δ´;) ウーム








新聞記者(ネタバレ)

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※今回の記事は、本作が好きな人は不快になる可能性があるので、気をつけて!




新聞記者



2019/日本 上映時間113分
監督・脚本:藤井道人
原案:望月衣塑子、河村光庸
脚本:詩森ろば、高石明彦
企画・製作:河村光庸
エグゼクティブプロデューサー:河村光庸、岡本東郎
プロデューサー:高石明彦
共同プロデューサー:行実良、飯田雅裕、石山成人
撮影:今村圭佑
照明:平山達弥
録音:鈴木健太郎
美術:津留啓亮
衣装:宮本まさ江
ヘアメイク:橋本申二
編集:古川達馬
音楽:岩代太郎
主題歌:OAU
演出補:酒見顕守
ラインプロデューサー:平山高志
出演:シム・ウンギョン、松坂桃李、本田翼、岡山天音、郭智博、長田成哉、宮野陽名、高橋努、西田尚美、高橋和也、北村有起哉、田中哲司、望月衣塑子、前川喜平、マーティン・ファクラー
パンフレット:★★(720円/仕方ないのかもしれませんが、内容が薄い…)
(あらすじ)
東都新聞の記者・吉岡エリカ(シム・ウンギョン)のもとに、医療系大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届く。日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、強い思いを秘めて日本の新聞社で働く彼女は、真相を突き止めるべく調査に乗り出す。一方、内閣情報調査室の官僚・杉原(松坂桃李)は、現政権に不都合なニュースをコントロールする任務に葛藤していた。そんなある日、杉原は尊敬するかつての上司・神崎(高橋和也)と久々に再会するが、神崎はその数日後に投身自殺をしてしまう。真実に迫ろうともがく吉岡と、政権の暗部に気づき選択を迫られる杉原。そんな2人の人生が交差し、ある事実が明らかになる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




50点


まぁ、深夜にアメリカの記者映画の感想を更新したのと、本日=7月21日(日)は参議院選挙の投票日ということで、なんとなく本作の感想をアップしておきますよ(微笑)。それなりに話題になっているし、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」のリスナー枠に選ばれたということで、観ることにしましてね。6月28日の公開から20日経った7月18日(木)、下高井戸シネマ「記者たち 衝撃と畏怖の真実」を鑑賞後、新宿ピカデリーで観てきました。「マイッたな、こりゃ… (°д°;)」と思ったり。


劇場ロビーの展示。力、入ってますな。


8番スクリーン、満席でしたよ。


鑑賞中の僕の気持ちを代弁する範馬勇次郎を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。



最初に僕の政治信条を書いておくと、基本的に「権力者が嫌い」なのでね(a.k.a.中二気質)、どの政権だろうと嫌いだけれども、日本という国自体は大好きな「普通の日本人」もしくは「普通の愛国者」って感じでしょうか。で、当然ながら今の安倍政権も大嫌いなので、そこら辺の批判をしているというウワサの本作は松屋のカレギュウ並に美味しくいただけるかと思って、パンツを脱いで待っていたところ、意外とそうでもなかったから映画というのは難しいなぁと。本作で非常に不満を覚えたのは脚本と演出でして。「山口敬之記者が伊藤詩織さんを昏睡レイプしたにも関わらずベッタリだった安倍政権のおかげで不起訴になった疑惑」っぽい事件を出したりするのは好感が持てたんですが…。まず、「内閣情報調査室」の描き方にビックリしました。薄暗い部屋でパソコンをカタカタカタカタ…ってさぁ。まさか今どきこんなベタな「悪の組織ですゾ (o^-')b」描写を見せられるとは思わなかったです。

ただ、一番驚かされたのは終盤、本作で主人公たちが追う「森友学園問題」っぽい事件の“真相”。「大学で生物兵器を作るつもりだった」ってのは、フィクション・ラインが一気に上がりすぎて、「はぁ?(゚Д゚) ナニイッテンノ?」と。政治や軍事に詳しい人からすると「いや、ありうる!(`・ω・´)」と納得できるのかもしれませんが(製作者的には「戦争する国づくり」的な要素を入れたかったんですかね?)、ごめんなさい、僕の常識的にはいきなりハイレベルの絵空事をかまされて唖然としたというか。むしろベースとなった「森友学園問題」の本質を単純化してしまう「安易かつ浅い展開」にしか見えなかったです。実在の事件を扱って警察組織を批判しつつも映画としてちゃんと面白かった「日本で一番悪い奴ら」とか「ポチの告白」みたいな感じだったら良かったのになぁ。


主人公たちが生物兵器云々を言い出した時の僕は、この範馬刃牙気分でしたよ(「刃牙道」より)。



一応、クライマックスの展開を書いておくと、内閣情報調査室の官僚・杉原は東都新聞の記者・吉岡に協力して「大学設立は生物兵器を作るためだった!」的な記事が出て、めでたしめでたし…かと思いきや。ラスト、上司の多田から「吉岡記者を裏切ることと引き換えに外務省に戻ること」を提案されると、杉原は実に追い詰められた表情をしましてね。横断歩道の向かい側にいる吉岡が、そんな心の折れそうな彼に声をかけようとするところで、映画は終わるんですが…。もうね、この場面の役者さんたちの演技自体は素晴らしかったものの、多田からの提案が“あまりに普通”だったので、「杉原はそんなことも予期してなかったの?(゚⊿゚) マジ?」と呆れちゃって、まったく感情移入出来なかった次第。要は、役者さんたちの演技や劇中の演出はリアルかつ重めムードなのに、扱われていることが絵空事だったり、意外と大したことなかったりするから、そのギャップで微妙な気持ちになった…って、伝わりますかね。それと、僕はシム・ウンギョンが大好きなんですが、いくら帰国子女という設定だからって、片言の日本語はやっぱりノイズに感じちゃいましたね… (´・ω・`) ウーン


多田からの提案を受けてワナワナする杉原を観た時は、こんな愚地独歩気分になったり(「グラップラー刃牙」より)。



あと、心底ダメだと思ったのが、公式サイトに松江哲明監督のコメントが載っていること。2017年8月25日、池袋シネマ・ロサで起きた「童貞。をプロデュース」舞台挨拶事件については「映画は人助けをしない」さんの記事を読んでいただくとして。そりゃあ、松江監督に商業活動をするなとはまったく思いませんよ。ただ、「伊藤詩織さんが性的暴行を受けた事件」を扱っている映画のコメントに「性的強要をした」と告発されている人物を起用するのって、さすがにデリカシーがなさすぎじゃないでしょうか。まぁ、本作の関係者からすると「松江監督には問題がない」という判断なんでしょうけど、僕のような“業界の事情を知らない映画ファン”からすると、現時点では松江監督が不誠実にしか見えないから、本作のコメント起用にはかなりイラッといたしました。


松江監督のコメントを見つけた僕は愚地克巳気分だったというね(「グラップラー刃牙」より)。



何はともあれ、最近、「バイス」「記者たち 衝撃と畏怖の真実」といった“非常に優れた社会派ドラマ”を2本も観ていた分、本作を厳しい目で観ちゃった感もあるというか(汗)。松坂桃李さんや高橋和也さん、田中哲司さんの演技は見事だったし、こういった現政権を批判する作品を撮った心意気は買いたいので、ボンヤリと50点という着地。日本にもフェアユースが導入されて、この手の映画がもっと作りやすくなったら良いなぁ…なんて思ったり。で、驚くほど唐突ですが、本日20時まで投票できるのでね、選挙権がある人は投票に足を運ぼうね!ヘ(゚∀゚*)ノ オシマイ




原案となった、東京新聞の望月衣塑子記者によるノンフィクション。読む気は…起きないかなぁ…。



評判の良い藤井道人監督作を貼っておきますね。



なんとなく連想した白石和彌監督作。僕の感想はこんな感じ



「映画秘宝」で町山智浩さんが引き合いに出されていた映画。興味あります。



シム・ウンギョン主演作で一番好きなのはこれです。僕の感想はこんな感じ







先週の備忘録(2019/7/16~7/22)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、仕事→キツめの打ち合わせ
水曜日、仕事→取引先の人と飲み
木曜日、仕事→映画を2本鑑賞→風邪を引く…
金曜日、仕事→娘と過ごす
土曜日、ブログを書く→娘と遊ぶ
日曜日、ブログを書く→娘と遊ぶ→仕事
月曜日、映画を2本鑑賞→仕事
※先週観た映画は4本でした。
※先週の「アトロク」「ウルトラマンタロウのススメ」と「ガンダムは剣劇アクションだ」が最高でした。



先週のことを書いておくと、火曜日、初めて打ち合わせした担当者がスゲー怖い感じで胃が痛かったです… ('A`) 水曜日は、取引先の人たちと楽しく飲んで、木曜日は、仕事の合間に「記者たち 衝撃と畏怖の真実」「新聞記者」を鑑賞したものの、夕方ぐらいから具合が悪化→風邪を引いたみたいでしてね…。金曜日は、奥さんに予定があったので、仕事を夕方で切り上げて帰宅→娘のマナ子(仮名/7歳)と夕飯を食べてから近所のTSUTAYAで「クレヨンしんちゃん」の映画を2本借りまして。夜、娘がDVDを観ている間、僕は居間にノートPCを持ち込んで仕事をしていたんですけれども。「クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者」のエンドクレジットを娘が飛ばそうとしていたので、「今、しんちゃんたちが踊っている絵はアニメーターの人たちが頑張って書いたものなんだよ? ちゃんと観てあげないと (・ε・)」なんて言っていたら、「京都アニメーション」のスタッフの人たちの名前が流れてきたから、ちょっと涙が出ました。心からご冥福をお祈りいたします。

土曜日は、久しぶりにグッスリ寝たお陰で風邪が回復。妻子がお出掛けしている間にブログを書いて、夕方から娘と遊んで、日曜日も選挙に行ってからは同じ感じ(投票した候補者が当選してうれしい!)。月曜日は、今週の「ムービーウォッチメン」の課題作品となった「天気の子」と、今週で上映が終わってしまう「ハッピー・デス・デイ」を観てから仕事をしました。ちくしょう、せっかく先週は頑張って3本も記事をアップしたのに、映画を4本観ちゃったから、また「アップしていない映画の感想」が53本に増えちゃった次第。しかも、仕事がスゲー忙しいのに、今週一杯で都内の上映が終わってしまう映画が3本もあって、マジでどうすればいいのか…って、所詮は趣味なんだから別に無理して観なくてもいいんですよね ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ とりあえず今週こそは睡眠時間を削ってでも「天気の子」「アリータ バトル・エンジェル」「メリー・ポピンズ リターンズ」「キングダム」「プロメア」って感じで記事を更新できたらいいなぁ…と思っているけど、予定は未定で。


<アップしていない映画の感想一覧>
アリータ バトル・エンジェル
メリー・ポピンズ リターンズ
七つの会議
チワワちゃん
ビール・ストリートの恋人たち
トラさん 僕が猫になったワケ
移動都市 モータル・エンジン
パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)
山〈モンテ〉
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。
天国でまた会おう
グリーンブック
ねことじいちゃん
半世界
洗骨
夢の音
天然★生活
翔んで埼玉
バンブルビー
家族のレシピ
ウトヤ島、7月22日
レゴ® ムービー2
麻雀放浪記2020
多十郎殉愛記
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
オーヴァーロード
アメリカン・アニマルズ
武蔵 むさし
レプリカズ
えいがのおそ松さん
魂のゆくえ
ザ・バニシンング 消失
映画 としまえん
町田くんの世界
キングダム
プロメア
ビューティフル・ボーイ
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
神と共に 第一章 罪と罰
神と共に 第二章:因と縁
小さな恋のうた
一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い
帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団(短編)
貞子
メン・イン・ブラック インターナショナル
WE ARE LITTLE ZOMBIES ウィーアーリトルゾンビーズ
スノー・ロワイヤル
きみと、波にのれたら
天気の子
ハッピー・デス・デイ


一応、今週の予定を書いておくと、火曜日は愛する娘マナ子(仮名/7歳)の誕生日なので仕事を休んで一日付き合うことになっていて。水曜日は仕事、木曜日は娘の面倒をみる日で、金曜日も仕事(練馬の「か和もっち」映画駄話会があるのに参加できず!)。土日もたぶん仕事で、月曜日も仕事…ってな調子ですかね。で、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ」の影響で、つい「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」を買っちゃったんですけど、プレイする暇を作れるかなぁ… (`Δ´;) ヌゥ あと、現在、「オーナーのかわもっちさんが退院するまで最低週1回は店に通う」という「Save The か和もっち」キャンペーンを実施中なんですけど、ああん、今週も「か和もっち」に行けるかどうかわからないので(汗)、当ブログを読んで興味がある方は、僕の代わりに足を運んでみてくださいな (´Д`;) オネガイシマス...


最後に今月の推薦曲、RHYMESTER「予定は未定で。」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。







天気の子(ネタバレ)

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天気の子



2019/日本 上映時間114分
監督・原作・脚本:新海誠
製作:市川南、川口典孝
企画・プロデュース:川村元気
エグゼクティブプロデューサー:古澤佳寛
プロデューサー:岡村和佳菜、伊藤絹恵
音楽プロデューサー:成川沙世子
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:田村篤
美術監督:滝口比呂志
演出:徳野悠我、居村健治
CGチーフ:竹内良貴
撮影監督:津田涼介
助監督:三木陽子
音響監督:山田陽
音響効果:森川永子
音楽・主題歌:RADWIMPS
主題歌:三浦透子
制作プロデュース:STORY inc.
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
声の出演:醍醐虎汰朗、森七菜、本田翼、吉柳咲良、平泉成、梶裕貴、倍賞千恵子、小栗旬
パンフレット:★★★(800円/新海誠監督のインタビューが面白い)
(あらすじ)
離島から家出し、東京にやって来た高校生の帆高。生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく手に入れたのは、怪しげなオカルト雑誌のライターの仕事だった。そんな彼の今後を示唆するかのように、連日雨が振り続ける。ある日、帆高は都会の片隅で陽菜という少女に出会う。ある事情から小学生の弟と2人きりで暮らす彼女には、「祈る」ことで空を晴れにできる不思議な能力があり……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


もともとアニメ作品を積極的に観に行くタイプではないし、新海誠監督の前作「君の名は。」については「面白かったけど、若い人向けですな (´∀`)」って印象だったので、本作も観るつもりは特になかったんですが、しかし。愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったということで、月曜日にTOHOシネマズ新宿で観てきました(その後、日比谷に移動して「ハッピー・デス・デイ」をハシゴ)。「これが若さか… ( `Д´)つ)Д`)・:; ゲハッ」と思ったり。


auマンデイを利用して、1600円で観たのです (`∀´) オホホホホホ


IMAXの10番スクリーン、ほぼ満席だったと思います。



念のため、「機動戦士Zガンダム」の有名なシーンを貼っておきますね↓




最初に「えっ、そんな内容だったっけ?(・ε・) アレ?」と観た人の脳裏に疑問がよぎりそうなほどに雑なあらすじを書いておくと、離島から家出した高校生の帆高は、新宿で何とかサバイブしようとするも困窮したので、フェリーで助けられた編集プロダクション経営者の須賀を頼って、「ムー」のライターとして活動を開始(月給3千円で衣食住付き!(0扇0) BLACK!)。「“100パーセントの晴れ女”が存在する!?」という都市伝説を調査していたところ、困窮していたころにビッグマックをご馳走になった少女・陽菜と再会→彼女こそが「祈るだけで天気を晴れにできる“100パーセントの晴れ女”」だったので、一緒に1件5000円の「晴れ女ビジネス」をスタート。仕事は順調だわ、陽菜&その弟ともイイ感じだわと、順風満帆な生活を送っていたんですけれども。帆高ったら新宿に来た時に拳銃を拾った→陽菜を助けるために揉めたチンピラに向かって発砲(ここまで序盤の出来事)→それを警察が捜査していたから、さぁ、大変!


ひょんなことから帆高は“晴れ女”陽菜と出会いまして。


一緒に「晴れ女ビジネス」を始めるも幸せな時間は長くは続かないのでした…。



さらに陽菜も「シングルマザー家庭で母親が死去→児童相談所が2人を引き取ろうとしている」なんて状態だったから、帆高は「一緒に逃げよう!Σ(°д° ) クワッ!」と異常気象の中を姉弟とレッツ逃亡してラブホに宿泊ですよ(微笑)。で、ラブホには広めのジャグジー風呂があるわ、大人のオモチャやジャンクフードがたくさん売っているわ、カラオケも楽しめるわと、とっても幸せであり、「神様、シングルモルトウイスキー山崎のようにこのまま何も足さない、何も引かないでお願いします (´Д`;)」なんて祈ってみたんですが…。実は「陽菜のような能力を持つ人は古来より人身御供として異常気象を鎮めてきた」なんて事情があったため、いきなり陽菜は天に召されてしまって。帆高も警察に捕まるも、振り切って逃亡。須賀たちの助力を得て、線路をマラソンして「陽菜が力を得た廃ビルの屋上の鳥居」に行くと、帆高も天に昇って彼女を取り戻すんですが、問題なのはここからじゃ(突然、創作物にありがちな老人口調で)。


なんとなく徳川光成を貼っておきますね(「バキ」より)。



「陽菜が人身御供にならない場合、異常気象が続いてしまう」ということで、雨が3年間降り続けた結果、東京の中心部は水没。3年間の保護観察処分が終わってまた東京にやってきた帆高は、編集プロダクションを順調に経営する須賀に「お前のせいじゃないよ ( ´_ゝ`)」と慰められたりしてね。思い切って、3年振りに陽菜のところに行ってみれば、空に向かって祈る彼女がいて、「僕たちは間違ってなかったんだ!( ;∀;)人(´∀`し ヤッタァ!」ってな調子で終わってたような気がします、確か、たぶん、きっと。


一応、 RADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」を貼っておきますね↓




ハッキリ言って、監督が描きたかったことや伝えたかったことがしっかりわかったわけじゃありませんけど、僕は結構好きな映画でした。最初に褒めたいところを書いておくと、まず、背景美術が素晴らしかった。2000年から東京で暮らすようになって以来、新宿・歌舞伎町はよく行く街なんですが、「ここ知ってる!ヘ(゚∀゚*)ノ」という面白さがあるだけでなく、2019年の街の記録的な役割を果たしている部分もあって。みなさんはとっくに気付いていたんでしょうけど(汗)、僕はそういうのって実写映画だけのものだと勝手に思い込んでいた分、あらためて感心いたしました。この部分だけでも本作はかなり価値があるんじゃないかしらん。


本作の美術は素晴らしかったですな。



それと「周囲の大人に頼れずに貧困に陥る少年少女」を描いていたのも好みでしたね。帆高の家出の理由は具体的に明かされませんが、回想での傷や頑なに帰宅を拒むあたりからDVが原因なのかなと。で、「最貧困女子」などによると、実際に歌舞伎町の風俗業界が少年少女を「保護する」ことも少なくないそうでしてね…。まぁ、帆高は運良く編集見習いみたいな職にありつけましたけど(ちょっと絵空事感の強い展開)、陽菜の方は“そういうお店”で働く寸前だったワケでさ(高収入バイトのバスが走っているのは新宿の日常風景ですが、わざわざ描いたのはそういう意味を込めたのでは)。そりゃあ、中学生の陽菜が弟と2人暮らしをしている状況はさすがにもっと早く大人が介入すると思いますけど、そういった現代の若者事情の記録としても良かったです。つーか、その他、漫画喫茶で寝泊まりしたり、ビッグマックやカップヌードル程度で幸せを感じたりと、サラリと描いているから流しちゃいそうだけど、彼らの不遇な状況をしっかり見せているからこそ、「最後の選択」の説得力が増してるんじゃないかと思ったり、思わなかったり (・ε・) ドッチダヨ


序盤に出てきた「高収入求人バニラ」のテーマのファンコットバージョンを貼っておきますね↓




そして、何よりも好きだったのは最後の展開ですよ(微笑)。エロゲのトゥルーエンドに例えている人がいて笑ったんですが、正直なところ、「少年が少女を救い出してすべて丸く収まる」という展開のエンタメ作品自体は腐るほどあるじゃないですか。ただ、中には「それって解決したことになってなくね?(・ε・)」みたいな話もあるワケで、本作はそこら辺が実に真っ当だった印象。ハッキリ言って、帆高自身は世界のことなんて一切考えてなくて、単に「陽菜への気持ち」からの行動だけど、10代の少年ならそれで当たり前だし、大人目線でも「1人の人間を犠牲にする」なんて選択はナシじゃないですか。むしろ、あの異常気象は「とりあえず人身御供をやればいいや ┐(´ー`)┌ シカタナシ」と逃げてきた“前の世代からのツケ”なんだから、それを正す当たり前の選択なんじゃないかと(原発など、いろいろな問題のメタファーになり得る)。パンフの監督インタビューによると、「世界が狂ってたっていいじゃないか!」という考えから作り始めたそうで。今の日本で暮らす若者的には「こんな狂った世界にしやがって!」という思いもあるだろうし、「そんな世界の犠牲になってたまるかよ」的なオチは非常に納得できるものでしたよ。それと最後、須賀(=大人)が帆高にちゃんと「お前に責任はない」みたいなことを言ってあげるのはスゲー良かったです。


須賀を演じた小栗旬さん、良い感じでしたな。



そりゃあ、ストレスが溜まる部分はありましたよ。もう46歳のオッサンなので、さすがにセカイ系にはドップリ乗れないし、いわゆる“ガキの戯言”がキツイ部分もあるし(スゲー苦手な「ぼくらの七日間戦争」を少し思い出した)、拳銃関連のくだりは「100パーセントの晴れ女の存在」以上にフィクション感を感じました(つーか、警察に帆高を捜索させるための要素程度にしか見えなかった)。あと、クライマックスの「線路マラソン」はすぐ捕まるんじゃないかしらん。ただ、監督は“少年なりのスジ”を通した理屈で行動させているし、大人を無理解なバカとしては描いてないのがフェアだし(刑事たちは事情を知らないだけなので仕方なし)、僕も46歳のオッサンなので(2回目)、全体的には「これが若さか…」と若干の寂しさを感じつつ微笑ましく観られたというか。で、「君の名は。」の大ヒットで「ワガママを通す力」を得た→こんな大規模公開の作品でこんな内容にした新海監督は「本物だな(いろいろな意味で)」と思った次第。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁する愚地親子を貼っておきますね(「刃牙道」より)。



その他、思ったことを書いておくと、「陽菜の能力がストームっぽい→サイクロップスを強く思いながら鳥居をくぐっていたら、目からビームが出るようになった可能性も⁉︎Σ(゚д゚)」とか「序盤、陽菜が能力を使った後に“謎の水の塊”が出てきたので『能力を使うとそのしっぺ返しがくる』的な話かと思ったら、そうでもなかったぜ(つーか、あれって『異常気象です』ってだけ?)」とか「平泉成さん演じる刑事の声がモロに平泉成さんすぎてノイズになったので、いっそキャラデザインも平泉成さんに似せれば良かったのに」とか「拾った猫が3年後にデブになってたのは可愛かった」とかとかとか。何はともあれ、僕は結構好きな映画だったし、新海監督を見直しましたヨ ( ´_ゝ`) エラソウ 普通に面白いし、話題作→話のネタにもなるのでね、まだ観てない方は劇場に足を運んでみてくださいな。おしまい。




デジタル盤のサントラ。CD盤もあります。



映画の補完に良さげなノベライズ。公式ビジュアルガイドもあります。



新海誠監督の前作。僕の感想はこんな感じ










アリータ バトル・エンジェル(IMAX3D・字幕版)(ネタバレ)

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アリータ バトル・エンジェル(IMAX3D・字幕版)



原題:Alita: Battle Angel
2019/アメリカ 上映時間122分
監督・脚本:ロバート・ロドリゲス
製作:ジェームズ・キャメロン、ジョン・ランドー
製作総指揮:デビッド・バルデス
原作:木城ゆきと
脚本:ジェームズ・キャメロン、レータ・カログリディス
撮影:ビル・ポープ
編集:スティーブン・リフキン、アイアン・シルバースタイン
音楽:トム・ホルケンボルフ
主題歌:デュア・リパ
出演:ローサ・サラザール、クリストフ・ワルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリ、キーアン・ジョンソン、エド・スクレイン、ジャッキー・アール・ヘイリー、ホルヘ・レンデボルグ・Jr.、ラナ・コンドール、アイダラ・ビクター、エイザ・ゴンザレス、ジェフ・フェイヒー、デレク・ミアーズ、エドワード・ノートン、ジェイ・コートニー、ミシェル・ロドリゲス
パンフレット:★★★(820円/普通に良い出来。渡辺麻紀さんの文章が好きです)
(あらすじ)
数百年後の未来。スクラップの山の中から奇跡的に脳だけが無傷の状態で発見されたサイボーグの少女アリータは、サイバー医師のイド博士によって新たな体を与えられ、目を覚ます。しかし彼女は、自分の過去や今いる世界についてなど、一切の記憶が失われていた。やがてアリータは、自分が300年前に失われたはずの最終兵器として作られたことを知り、そんな兵器としての彼女を破壊するため、次々と凶悪な殺人サイボーグが送り込まれてくる。アリータは、あどけない少女の外見とは裏腹の驚異的な格闘スキルをもって、迫り来る敵たちを圧倒していくが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


2月22日に公開されて、3月に観た映画の感想を7月下旬にアップする…。どうしてこんなことになってしまったかについては、自分自身と向き合うとして。昔から噂されていた「銃夢」の映画化作品ということで、そりゃあ観るつもりでしてね。3月1日(金)=映画サービスデー、ユナイテッド・シネマとしまえんでIMAX3D・字幕版を観てきました(その後、「THE GUILTY ギルティ」をハシゴ)。「良いアクション映画!ヘ(゚∀゚*)ノ タノシー!」と思ったり。もうね、映画の感想が53本も溜まっているということで、アッサリめの感想を垂れ流しておきますね。


当日のgif。入場者プレゼントとして「コラボビジュアル 特製ステッカー」をもらいました。



最初に、超雑に主人公アリータ目線のあらすじを書いておくと、「ゴミの山に捨てられていたところを優しいサイバー医師のイドに拾われて、新しい機械の体をもらったアタシ。記憶をすっかり失った状態でクズ鉄町“アイアンシティ”で暮らしてみれば、イドが賞金稼ぎ“ハンター戦士”だったり、自分が300年前の戦闘用サイボーグで格闘術"パンツァークンスト"を体得していることがわかったり、凶暴なサイボーグのグリュシカに体を壊される→バーサーカーボディに換装されたり、仲良くなったヒューゴが殺されてサイボーグ化したりと、大変なエブリデイ。で、グリシュカを倒してモーターボール大会を主催するベクターを殺したり、空中都市ザレムを目指したヒューゴが死んじゃったりしたけれど、モーターボール大会で優勝したらザレムに行ける→すべての黒幕ノヴァを倒せるということで、アタシの戦いはこれからだッ!ヽ川`Д´)ノ ブッコロス!」ってな調子でしたよ、たぶん。


スクラップ状態だったアリータはイドに拾われる→亡き娘に使うハズだった体に移植されまして。


街で知り合った青年ヒューゴと仲良くなるも、トラブルに巻き込まれましてね。


最後はこんな感じで終わってたんじゃないかな、きっと(雑なまとめ)。



「あのジェームズ・キャメロン監督が木城ゆきと先生の『銃夢』を映画化しようとしている」という話は、2000年代に入ったあたりから「映画秘宝」とかに載っていて(それで作られたドラマが「ダーク・エンジェル」なんて噂もあった)。だから、やっと念願を果たしたんだな…なんて思いきや、監督はロバート・ロドリゲスだったからちょっとビックリしましたよ(もちろんキャメロンもプロデューサーとしてガッツリ絡んでいるワケですが、現場では口を出さなかったそうな)。ただ、観てみればそれで大正解だったのではと。つーか、最近のロバート・ロドリゲス監督作は勢いとバカッぽさがあまりに強くて(「マチェーテ・キルズ」とか)、そっちの印象が強かったものの、もともとアクション演出に優れた人なんだよなぁと。原作を良い感じの成長ストーリーとしてコンパクトにまとめた脚本と(特にイドを“なかなか気持ち悪い男”から“娘を亡くした父”に変えたのは、エンタメ的には良い改変だと思う)、「あまりふざけられない」という制約によって、彼の監督作の中でも実に観やすく面白い1本に仕上がっていたのではないでしょうか。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁する範馬勇次郎を貼っておきますね(「バキ」より)。



僕が一番感心したのはアクションですね。近年、CG技術の発達によって「何が生身でどれがCGなのか」がサッパリ判別できなくなっているワケですが、本作については、いくらパフォーマンス・キャプチャーを使っているとはいえ、結局はフルCGなワケですよ。それが、キッチリと生身の重量感を活かした戦闘を繰り広げるのだから(空間や位置関係の見せ方、緩急の付け方が見事!)、「スゲェな!Σ(゚д゚;)」と。本作でアリータが見せるアクションはとにかくカッコ良くて、特に中盤のグリシュカ戦は最高でしたねぇ…(しみじみ)。「サイボーグだからゴア描写をやっても大丈夫!(°∀°)b」と言わんばかりに、サラリと人体破損描写が連発されるのも好みでした。


本作のアクションは見応えがあって良かったです。



本作のメイキング動画を貼っておきますね↓




正直、バーサーカーボディに換装されたアリータが強すぎてラスボス戦が盛り上がらないという点はなかなかガッカリしたし(「最後に燃えバトルが観たい」派なので…)、原作リスペクトでアリータの目がデカイのは最後まで慣れなかったし(目頭切開をやりすぎた人みたいで…)、黒幕のノヴァ役がエドワード・ノートンだったので「続編でマーク・ラファロに変わってたら厭だなぁ」なんて少し不安になったりもしたけれど(余計な文章)、全体的には「良いアクション映画を観たなぁ (´∀`=) タノシイ」と満足いたしました。ああん、劇場での上映はすっかり終わっていますが、7月31日から先行配信が始まるのでね、興味がある方はぜひ観てくださいな。おしまい。




木城ゆきと先生による原作漫画。久しぶりに読み直そうかしらん。



7月31日から配信がスタートされるのです(ソフトが販売されるのは9月11日)。



デジタル盤のサントラ。国内CD盤もあります。



豪華なアートメイキング本。ちょっとほしい。



竹書房からノベライズも出ております。



ロバート・ロドリゲス監督の作品で一番好きなのは、やっぱりこれかなぁ。








メリー・ポピンズ リターンズ(吹替版)(ネタバレ)

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メリー・ポピンズ リターンズ(吹替版)



原題:Mary Poppins Return
2018/アメリカ 上映時間131分
監督・製作・原案:ロブ・マーシャル
製作ジョン・デルーカ、マーク・プラット
製作総指揮:カラム・マクドゥガル
原作:P・L・トラバース
原案:デビッド・マギー、ジョン・デルーカ
脚本:デビッド・マギー
撮影:ディオン・ビーブ
美術:ジョン・マイヤー
衣装:サンディ・パウエル
編集:ワイアット・スミス
音楽:マーク・シェイマン
歌曲:マーク・シェイマン、スコット・ウィットマン
出演:エミリー・ブラント、リン=マニュエル・ミランダ、ベン・ウィショー、エミリー・モーティマー、ジュリー・ウォルターズ、コリン・ファース、メリル・ストリープ、アンジェラ・ランズベリー、ディック・バン・ダイク
声の出演(吹替版):平原綾香、谷原章介、岸祐二、堀内敬子、加藤憲史郎、島田歌穂
パンフレット:★★☆(720円/まぁ、普通。萩尾瞳さんのコラムが良かった)
(あらすじ)
大恐慌時代のロンドン。バンクス家の長男マイケルは今では家庭を持つ父親となり、かつて父や祖父が働いていたロンドンのフィデリティ銀行で臨時の仕事に就いていた。しかし現在のバンクス家に金銭的な余裕はなく、さらにマイケルは妻を亡くしたばかりで家の中も荒れ放題。そこへ追い打ちをかけるように、融資の返済期限切れで家まで失う大ピンチに陥ってしまう。そんな彼らの前に、あの「ほぼ完璧な魔法使い」メリー・ポピンズが風に乗って舞い降りてくる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


ううむ、超今さらながら、2月1日に公開されて3月上旬に観たにもかかわらず、すでに映像配信やら映像ソフト販売やらが始まっている作品の感想を7月下旬の本日にアップしておきますよ。積極的に観に行く気はなかったんですけど、「劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説」を観ることで、娘のマナ子(仮名/当時7歳)の「映画嫌いの呪い」が解けて、「『メリー・ポピンズ』が観たい!川`Д´)ノ ツレテケ!」とのリクエストを受けたので、即座に前売り券を購入。とは言え、娘の習いごとだなんだと予定が詰まっていてなかなか観に行けなくてね…。すっかり公開が終わりそうな3月3日(土)、妻子とともにユナイテッド・シネマとしまえんで吹替版を鑑賞いたしました。「失望サセテクレル ( ゚д゚)」と思ったり。もうね、映画の感想が53本も溜まっているということで、アッサリめの感想を垂れ流しておきますね。


前売り特典は「スペシャル付箋」でした。


妻子と映画を観る時はポップコーンが必須なのです。


スクリーン9、かなり混んでいた記憶。



すでに観た人が「そんな話じゃなくね?(゚⊿゚)」と疑問を抱くほどに雑なあらすじを書いておくと、舞台は大恐慌時代のロンドンで、バンクス家の長男マイケルは妻を亡くして家中荒れ放題だわ、家の融資の返済の期限が迫って大変だわと、大ピンチだったところに、幼いころにナニーをしてくれた魔法使いメリー・ポピンズがやってきまして。あーだこーだと歌ったり踊ったりした挙げ句、株の所有証明書が見つかった→家のローンを無事完済して、問題は無事解決。マイケルたちが「大切なもの=人生の歓び」を取り戻したっぽいので、メリー・ポピンズは天に帰っていったんじゃないかしらん。


平原綾香さんが歌うエンドソング「幸せのありか」を貼っておきますね↓




いや、それなりには面白いと思うんですよ。エミリー・ブラント演じるメリー・ポピンズは魅力的だったし、他の役者さんたちもベン・ウィショーなどの芸達者揃いだから、演技面は文句ナシじゃないですかね。とは言え、率直に感想を書くと、僕は「これって作る意味があったのかな?」と思っちゃいました。別に1964年のオリジナル版に強い思い入れがあるワケじゃありませんけど、「実写とアニメの融合」って「当時の技術で作ったからスゴい!」ってことなのに、現代の技術で同じようなことをやられても単なる焼き直しじゃないですか。無理を承知で書きますが、僕は1964年当時のスタッフが新しいものを作ろうと頑張ったように、本作のスタッフも現在の映像技術でしか作れない“新しい驚き”を見せてほしかったです。

それと、こういうことを書くのは申し訳ありませんが、劇中の楽曲で印象に残るものがなかったのが残念でしたよ…。僕ですら「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」とか「チム・チム・チェリー」は知っていますけど、それらとタメを張れる楽曲が本作にあったようには思えなかったです。その他、「株の所有証明書を凧に使っていた」という展開はバカじゃないかと思ったし、ラストにメリー・ポピンズが飛んで助けるくだりは「じゃあ、最初からやれよ ( ゚д゚)、ペッ」としか思わなかったし…。ハッキリ言って、オリジナル版が偉大なことは誰でもわかっているだけに、わざわざ続編を作る→より良いモノを作り出す算段があるのかと思いきや、単に「続編で商売したかっただけ」って感じがしちゃったので、かなり失望した次第。


ということで、僕の気持ちを代弁するシコルスキーを貼っておきますね(「バキ」より)。



って、文句ばかりになっちゃってますが(汗)、それはオリジナル版が偉大すぎただけで、前述したように「それなりには面白い」し、何よりも妻子がかなり楽しんで観ていて、特にマナ子ったら「今まで観た中で一番面白かった!川*゚∀゚)=3」と興奮していたほどだったので、なんとなく60点という評価。まぁ、普通に観れば、普通に楽しめるんじゃないですかね。おしまい。




すでに映像配信が始まっていて、映像ソフトも売られているというね。



デジタル盤のサントラ。国内CD盤もあります。



1964年に作られたオリジナル版。ジュリー・アンドリュースの長編デビュー作だったのね (゚⊿゚) ヘー



ロブ・マーシャル監督作で一番好きなのはこれですかね。








キングダム(ネタバレ)

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※今回の感想は、本作が好きな人は不快になる可能性が高いので、気をつけて!




キングダム



2019/日本 上映時間134分
監督・脚本:佐藤信介
原作・脚本:原泰久
脚本:黒岩勉
製作:北畠輝幸、今村司、市川南、谷和男、森田圭、田中祐介、小泉貴裕、弓矢政法、林誠、山本浩、本間道幸
エグゼクティブプロデューサー:木下暢起、伊藤響
企画:稗田晋、村田千恵子
プロデューサー:松橋真三、北島直明、森亮介、平野宏治
アソシエイトプロデューサー:高秀蘭
ラインプロデューサー小沢禎二
中国ユニットラインプロデューサー:角田道明
撮影監督:河津太郎
撮影:島秀樹
照明:小林仁
録音:横野一氏工
美術監督:斎藤岩男
美術:瀬下幸治
装飾:秋田谷宣博
衣装デザイン:宮本まさ江
ヘアメイク:本田真理子
編集:今井剛
音楽:やまだ豊
音楽プロデューサー:千田耕平
主題歌:ONE OK ROCK
アクション監督:下村勇二
キャラクター特殊メイクデザイン:藤原カクセイ
特殊造形統括:藤原カクセイ
VFXスーパーバイザー:神谷誠、小坂一順
かつら:濱中尋吉
コンセプチュアルデザイン(山の民):田島光二
DIプロデューサー・カラーグレーダー:齋藤精二
スクリプター:田口良子
助監督:李相國
制作担当:吉田信一郎
中国ユニット制作担当:濱崎林太郎
テクニカルプロデューサー:大屋哲男
中国史監修:鶴間和幸
出演:山崎賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、高嶋政宏、阿部進之介、一ノ瀬ワタル、六平直政、深水元基、橋本じゅん、坂口拓、阿見201、宇梶剛士、加藤雅也、石橋蓮司、要潤、大沢たかお
パンフレット:★★★(820円/関係者インタビューが充実。歴史の解説ページも良い感じ)
(あらすじ)
紀元前245年、春秋戦国時代の中華西方の秦の国。戦災孤児の少年・信と漂は天下の大将軍になることを目標に掲げ、日々の剣術の鍛錬に励んでいた。王都の大臣・昌文に召し上げられた漂が王宮へ入り、信と漂はそれぞれ別の道を歩むこととなる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


ああん、もうすぐ8月だというのに、今さらながら4月19日公開作の感想をアッサリめに垂れ流しておきますよ。恥ずかしながら大人気の原作漫画は未読なんですけど、「アイアムアヒーロー」を観てから勝手に株が急上昇中の佐藤信介監督作&大好きな下村勇二さんアクション監督ということで、一応、観るつもりでしてね(同じタッグの「BLEACH」はスルーしちゃいましたが…)。6月17日(月)、TOHOシネマズ錦糸町 オリナスにて、1100円で観られる「auマンデイ」を利用しつつ、「町田くんの世界」とハシゴ鑑賞いたしました(その後、TOHOシネマズ錦糸町 楽天地に移動して「プロメア」を観た)。「坂口拓さんが最高!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ!」と思ったり。


鑑賞履歴を貼っておきますね。6番スクリーン、20人ぐらいは入っていた記憶。



まず、読んだ人がJAROに電話しそうなほどに「ウソ」「おおげさ」「まぎらわしさ」を交えながらストーリーを書いておくと、舞台は春秋戦国時代秦の国大将軍・王騎に憧れる奴隷の少年・は「奴隷が成り上がるには戦場で手柄を立てるしかない→大将軍に、オレはなる!m9`Д´) ドンッ!」と決意して、同じ境遇の少年・漂と切磋琢磨して剣の腕を磨いていたところ、通りすがりの大臣・昌文君が漂だけスカウトしていきましてね。とは言え、腐らずに日々労働&特訓をして過ごしていたところ、ある晩、漂が重傷を負った姿で帰ってきまして。「この場所に行け… (;`Д´)・:; ゲハッ」と地図を残して死んだので、そこに行ってみれば、漂にそっくりな男がいたからビックリ。なんと漂は秦国の若き王・嬴政の影武者だったのです!Σ(゚д゚;) ナンダッテー!

「お前のせいで漂は死んだのか!ヽ(`Д´)ノ キィィィッ!」と怒ってみたものの、刺客・朱凶が嬴政を殺そうとしたので、気合いで倒しましてね。嬴政は弟の成蟜に命を狙われている&漂は自分の意思で影武者になったことを知り、信はとりあえず王の護衛をすることに。竹林で刺客・ムタに襲われたりしながら、昌文君の軍と合流するも、これだけでは心許ないので、かつて友好関係だった“山の民”の力を借りまして。みんなで咸陽の都に乗り込むと、「吸った!(`ε´) チュー!」「揉んだ!(´∀`=) アラアラ」の挙げ句に勝利! 昌文君が「我々は王騎将軍の盤上のコマだったみたいですな (´∀`) ンモウ!」なんてことを語ったり、信と嬴政と“大して役に立たなかった女”が玉座を前に「オレたちの天下統一はこれからだ!(`Д´)人(`Д´)人(`Д´し」なんて決意したりして終わってた気がします、たぶん。


ということで、ONE OK ROCKによる主題歌「Wasted Nights」を貼っておきますね↓




最初に良かったところを挙げると、アクション演出。正直、終盤の城での戦いはもっと“引き”で観せてほしかったし、主人公2人と主要な敵キャラ以外の人物がちゃんと描かれていないので「バジオウー!(;`Д´)ノ」とか叫ばれても「誰?(゚Д゚)」って感じで感情移入できなかったし、主人公がタイマンで敵を倒すロジックがそれほどしっかりしていないので(「感情が昂ぶると勝てる」みたいな印象)、微妙に感じるところもなくはないんですけれども。刺客2人との死闘は好みだったし、何よりも僕が大好きな坂口拓さん演じる左慈の戦闘っぷりが凶悪で最高だったんですよ… (´Д`;) ハァハァ 本作のラスボス・成蟜はとにかくムカつくクズ野郎であり(本郷奏多さん、良い仕事!)、左慈はその側近なんですけど、出演者の中で一人だけ動きがズバ抜けている上に、味方も平気で斬り殺しちゃうメンタルの持ち主だから愛してる。


ちなみに坂口拓さんはこんな人でございます↓




クライマックス、本来は味方の文官ども(日本にいたら「○○でおじゃる」とか話しながら蹴鞠とかしそうな奴ら)を面倒くさそうに斬り殺す→死体を利用して戦うシーンは、そのアクション演出が斬新なだけでなく、ムカつく奴らが「ひぃぃ〜」なんて逃げ惑いながら死ぬ姿も驚くほど気分爽快ということで、100点としか言いようがなかったというね…(しみじみ)。ハッキリ言って、僕的に本作の左慈は「ファントム・メナス」ダース・モールに好きであり、彼の出番を観るためにBlu-rayを買ってもいいと思うぐらいなのでした (´∀`=) スキヨ あと、序盤の大軍のシーンとか、予想以上にキッチリとスケールのあるビジュアルを作り出していたのは、さすが佐藤信介監督だなぁと感心いたしました(他にも「たぶん漫画でもこうなんだろうな」と思わされるキレイなビジュアルのシーンが多かった)。


左慈が文官どもを斬り殺す場面を観た時の僕はこの猪狩完至のようでした…(「グラップラー刃牙」より)。



ただ、乗れなかったところを挙げると、橋本環奈さん演じる河了貂がウザかったです。原作未読なので実際はどういうキャラなのかはわかりませんが、終盤の役立たず振りには超イライラしました。クライマックス、城に乗り込めるのが「50人」と限られている状況で「アタシも行く!」みたいなことを言いだすからさ、「ははーん、あの被り物が何らかの武器になるんだな ( ̄ー ̄) ニヤッ」と期待していたら、普通に戦闘力が低いから、マジかと(吹き矢ももっと使うのかと思ってた)。あんな使えない奴を大事な任務に連れて来るなら山の民を1人増員しろよって。最後もドヤ顔で主人公2人と一緒に玉座の前に並んでましたけど、「コイツが『50人』に加わらなかったら、救えた命もあったかもしれないのに…」としか思えなくて、激しく憎んだ次第(大人げない文章)。それと仕方ないんでしょうけど、山崎賢人さんが演じた信というキャラが、何かと「漂がー、漂がー」「夢がー、夢がー」って感じだったのが、これまたウザくてキツかったですね…。


信があまりに「ひょうーひょうー」と叫ぶので、この擬音を連想したというね(「セレベスト織田信長」より)。



その他、思ったところを書いておくと、「吉沢亮さんの二役の演技は良かった!」とか「全体的にドラマ部分の会話が長い(夢とか天下とか…)」とか「長年の遺恨を10分程度の話で解消→命まで賭けてくれる山の民…」とか「切り株描写があれば良かったのに」とか「ラスト、信が左慈に“ずっと練習していた技”で勝つ展開は好き」とか「本郷奏多さんは本当にクズっぽくて最高だった」とか「王騎が矛を振るうシーン、ワキ毛が処理されていた?」とかとかとか。まぁ、文句もありますが、トータル的には楽しかったし、何よりも“悪の坂口拓さん”が堪能できて良かったです (´∀`) ヨカッタワー 続編が作られるかどうかは知りませんけど、公開されたら観に行くと思います。おしまい。




原泰久先生による原作漫画。いつか一気に読もうとは思っているのです… (`Δ´;) ヌゥ



デジタル盤のサントラ。CD盤もあります。



メイキング写真集も出ております。



一番大好きな佐藤信介監督作。僕の感想はこんな感じ



坂口拓さん主演×下村勇二監督作。僕の感想はこんな感じ



ジェット・リー主演×チャン・イーモウ監督作。この映画も始皇帝の話でしたな。








先週の備忘録(2019/7/23~7/29)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、娘の誕生日!
水曜日、映画鑑賞→仕事→映画を2本鑑賞
木曜日、娘とオペレッタ「虎の恩返し」を観劇
金曜日、仕事→取引先の人と映画鑑賞
土曜日、仕事→ブログを書く→妻子と夏祭りへ
日曜日、「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」→ブログ書き→仕事
月曜日、仕事→映画を2本鑑賞
※先週観た映画は7本でした。
※先週の「アトロク」「西寺郷太の洋楽スーパースター列伝」「THEしまおアワー 7月号」が最高でした。



先週の火曜日は、愛する娘マナ子(仮名)の8歳の誕生日でしてね ( ̄ー ̄) ニヤッ 僕が彼女とサンリオピューロランドに行っている間、奥さん&お義母さんが部屋を飾り付けたり、ケーキを買ったりと誕生日パーティの準備をしておくという流れ。この日、仕事を休むために2時間しか寝られなかったけど、娘を楽しませるためにリポビタンDを3本投与して臨みましてね。まぁ、あーだこーだと一緒に遊びましたよ ( ´∀`)(´∀`し ナカヨシ で、17時ごろに帰宅すると、奥さん&お義母さんがクラッカーを鳴らしてお出迎えしたから、マナ子ったら大喜び。家族からのプレゼント&僕の友人からのプレゼントを受け取って(僕は「ひみつ×戦士 ファントミラージュ! ファントミディアル 初回ストラップ付き」「おしりたんてい」「バムとケロのにちようび」「日本のふしぎ なぜ?どうして?」をあげた)、ご馳走を食べて、アイスケーキを食べて、花火をして…ってな調子で過ごして、彼女的にはなかなか良い誕生日になったんじゃないかしらん。


誕生日当日のgif。サンリオピューロランド、とても良かったです。



水曜日は「せっかく前売り券を買ったのに全然観られなくて、この週の木曜日で上映が終わってしまう映画」を3本鑑賞。そのせいで帰宅後も作業しなくちゃならなくて、2時間程度しか寝られなくて。木曜日は、午前中は家で作業→午後は仕事を休んでマナ子とオペレッタ「虎の恩返し」を観劇。その後、娘のリクエストに応えて、近くにあった「果実園リーベル 新宿店」で「桃のパフェ」を頼んでみれば、2800円(税別)もしたのでしたーー ('A`) 金曜日は仕事の後、久しぶりに取引先の特撮オタクの人と戦隊映画ライダー映画を観てから飲みまして。土曜日は、睡眠不足が祟って、先週に続いてまた風邪を引きながらも仕事&ブログを書いてから、夜は妻子と近所の夏祭りへ。日曜日は、風邪が悪化して寝込みながらも、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ」の影響で買ってしまった「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」を始めたらまったく寝られなくて、そのまま仕事をして、ブログを書いて。月曜日は、大量の風邪薬を飲んでマスクをして仕事→映画を2本鑑賞してみたところ、全然寝てないのに風邪が治ってきたから、「負傷した部分に更なる負担を与え肉体に対応させてしまう」という古流武術にはいくつもある実証例を体感できた気がした…って、どうでもいいですかね (ノ∀`) スミマセン


この3枚の前売り券が無事使えて良かったよぅ… (ノω・、) ヨカッタ...


オペレッタ「虎の恩返し」は朝鮮の昔話だそうで。面白かったですよ。


このパフェ、確かに美味かったけど、2800円(税別)なのです…。


なんとなく「バキ」の一コマを貼っておきますよ。こういうことってあるんですね〜 (゚⊿゚) マユツバ



で、せっかく先週は頑張って映画の感想を4本も更新したのに、ああん、新作映画を7本も観ちゃったから、「アップしていない映画の感想」が56本に増えちゃった次第。まぁ、最近は心が切羽詰まっているせいか、不思議と平均2〜3時間の睡眠でも問題なく活動できているので、今週は「七つの会議」「チワワちゃん」「ビール・ストリートの恋人たち」「グリーンブック」「騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!」「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」あたりをアップできたら良いなぁと思っております。


<アップしていない映画の感想一覧>
七つの会議
チワワちゃん
ビール・ストリートの恋人たち
トラさん 僕が猫になったワケ
移動都市 モータル・エンジン
パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)
山〈モンテ〉
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。
天国でまた会おう
グリーンブック
ねことじいちゃん
半世界
洗骨
夢の音
天然★生活
翔んで埼玉
バンブルビー
家族のレシピ
ウトヤ島、7月22日
レゴ® ムービー2
麻雀放浪記2020
多十郎殉愛記
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
オーヴァーロード
アメリカン・アニマルズ
武蔵 むさし
レプリカズ
えいがのおそ松さん
魂のゆくえ
ザ・バニシンング 消失
映画 としまえん
町田くんの世界
プロメア
ビューティフル・ボーイ
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
神と共に 第一章 罪と罰
神と共に 第二章:因と縁
小さな恋のうた
一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い
帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団(短編)
貞子
メン・イン・ブラック インターナショナル
WE ARE LITTLE ZOMBIES ウィーアーリトルゾンビーズ
スノー・ロワイヤル
きみと、波にのれたら
ハッピー・デス・デイ
今日も嫌がらせ弁当
パピヨン
ハウス・ジャック・ビルト
騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!
劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer
ハッピー・デス・デイ 2U
ゴールデン・リバー


最後に今週の予定を書いておくと、現在、「オーナーのかわもっちさんが退院するまで最低週1回は店に通う」という「Save The か和もっち」キャンペーンを実施中ということで、火曜日は仕事をしつつも「もうすぐ終わりそうな未見の映画」を観てから、体調が良ければ練馬の「か和もっち」で飲もうかなと。水曜日は仕事で、木曜日と金曜日は自宅で仕事をしながらマナ子の面倒をみる予定。土日は仕事で、月曜日は大切な打ち合わせがあって、合間合間にブログを書きながら「ドラクエ5」をやれれば…って、そんな時間、作れるのかな… (・ω・;) ウーン


最後に今月の推薦曲、RHYMESTER「予定は未定で。」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。







2019年8月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

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毎月の恒例として、僕が2019年8月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓


※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

8/2〜3
守護教師 ①
ワイルド・スピード/スーパーコンボ ②
あなたの名前を呼べたなら ③
サマー・オブ・84 ○
メランコリック ○
飄々~拝啓、大塚康生様~ △
トム・オブ・フィンランド △
世界の涯ての鼓動 △
風をつかまえた少年 △
ドラゴンクエスト ユア・ストーリー △


8/9〜10
カーマイン・ストリート・ギター ④
ゴーストランドの惨劇 △
ピータールー マンチェスターの悲劇 △
シークレット・スーパースター △
カーライル ニューヨークが恋したホテル △
ライオン・キング △


8/16〜17
感染家族 ○
KESARI/ケサリ 21人の勇者たち △
永遠に僕のもの △
イソップの思うツボ △
アートのお値段 △
ダンスウィズミー △
HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ △


8/23〜24
ロケットマン ⑤
ドッグマン ○
ディリリとパリの時間旅行 △
VAMP △
聖なる泉の少女 △
米軍が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯 △


8/30〜31
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ⑥
トールキン 旅のはじまり ○
ザ・ネゴシエーション ○
おしえて!ドクター・ルース ○
やっぱり契約破棄していいですか!? △
ブルー・ダイヤモンド △
恋するアンチヒーロー THE MOVIE △
ガーンジー島の読書会の秘密 △
ブラインドスポッティング △
引っ越し大名! △




ううむ、「アップしていない映画の感想」が56本になってしまった現在、仕事も忙しいし、さすがに新作映画を観に行くのは控えようと思っていたところ、今月は「絶対観る!ヽ(`Д´)ノ」と思う作品が6本ぐらいだったので、僕的には「ちょうどいい」かなと。で、やっぱり今月の目玉は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」ですわな。もうね、クエンティン・タランティーノ監督については、こういうのとかこういうのがあったせいで、モヤッとするところがなくはないんですけど(汗)、予告編にちょっと出てくるブルース・リーに勃起したし(心が)、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットもカッコイイし、何よりも彼が“あの事件”をどう扱うのか、スゲー気になっております… (`Δ´;) ヌゥ


「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の予告編↓ 絶対面白いと思う。




そして、「ワイルド・スピード」シリーズのスピンオフ「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」も期待大ですよ。ドゥエイン・ジョンソン(a.k.a.ロック様)とジェイソン・ステイサムの“世界2大ハゲマッチョ”がタッグを組むアクション映画というだけで観る前から100点を付けそうになるほどであり、予告編を観るたびにその勢いとバカっぽさに頬が緩むワケですが、しかし。こちらもまた「ハンが殺された問題」が喉に刺さった魚の小骨のように頭から離れなくてモヤッとしているから、どうすればいいのか… (ノω・、) グスン あと、マ・ドンソク主演の“型破りバイオレンス教師ムービー”「守護教師」も当然ながら観ますが、まだ6月末に公開された彼の主演作「無双の鉄拳」を観てなかったりするのでした (´∀`;) エヘヘ その他、すっかり忘れてたけど、現在、新宿シネマカリテで開催中の「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019」でも気になる映画が何本かあったので、時間に余裕があったら、足を運びたいなぁ…なんてね。


実はハンが生きていて、火傷の痕を隠すために覆面を被って登場したらなぁ…って、前も書いてますな(「魁!!男塾」より)。
謎の男・翔霍


「守護教師」の予告編↓ 間違いなく面白そうですな。




最後に、名画座系の観たい映画を挙げておくと、キネカ大森で8/02(金)~8/08(木)の「E.T.」「ジョーズ」、8/30(金)~9/05(木)の「イップ・マン 継承」「イップ・マン外伝 マスターZ」下高井戸シネマで8/03(土)~8/09(金)の「ドント・ウォーリー」新文芸坐で8/24(土)~8/26(月)の「E.T.」「ジョーズ」、8/30(金)の「サルート・オブ・ザ・ジャガー」飯田橋ギンレイホールで8/24(土)~9/06(金)の「記者たち 衝撃と畏怖の真実」「バイス」って感じですかね。それと、8月3日(土)から公開される「東京裁判〈4Kデジタルリマスター版〉」は観てみたいなぁと思っております。以上、2019年8月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。







2019年6月に観たDVD等の覚え書き

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※今回の記事は、「The Witch 魔女」のネタバレに触れていますが、「The Witch 魔女」はネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、観てから読んで!

本当は7月上旬に更新するつもりだったのに、ズルズルと延びてしまって、結局、8月に入ってしまったワケですが(汗)、今さらながら、恒例として「6月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓



<1本目>
The Witch 魔女




(あらすじ)
ある特殊な施設で育てられ、8歳の時に逃げ出したジャユン(キム・ダミ)。記憶を失った彼女は、助けてくれた酪農家の娘として暮らすことに。それから10数年後。頭に異変を感じるようになったジャユンは、その手術費用と経済状況の厳しい養父母のため、賞金目当てでオーディションを受けることを決意。しかしテレビ番組であるマジックを披露したことから、謎の男たちに追われる身となってしまう。 (以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




85点


昨年、シネマート新宿で開催された名作映画発掘フェスティバル「のむコレ2018」にて、「狂獣 欲望の海域」「キックボクサー ザ・リベンジ」をハシゴ鑑賞した時のこと。映画仲間のヴァン・ダムさんと凪さんも観に来てたんですけど、その時にヴァン・ダムさんが、「のむコレ」の1本として上映されていた本作のことを褒めていたのです。で、その時は観に行けなかったんですが、今年に入って映画仲間のひだっちょさんに薦められたのもあって、さらに気になっちゃいましてね…(確か「映画秘宝」でも高評価だったと思う)。6月に入って、やっとレンタル視聴いたしました。「そういう話!? (°д°;) マジカ!」と思ったり。もうね、映画開始早々、人体実験モンタージュみたいなのをサクサク見せられた時点で、僕の中のジャック・ハンマー「好ミノタイプダ (`∀´)」と囁いたんですけど、その後もずっと「僕好みの展開」が続く…といった感じではあったんですよ。

ということで、ジャック・ハンマーの画像を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。
好ミノタイプダ

最初は「血まみれの少女ジャユン(超能力を持つムード)が研究所から脱出→優しそうな夫婦に保護される→ジャユンは記憶を失っていて、娘として育てられる」という、これまた大好きなパターンでして。そこから「成長して19歳になったジャユンが親友の薦めでオーディション番組に出る→そこでつい“能力”を使ってしまう→組織にバレる!」なんてまたまたベタな流れになるから、「今年は追い詰められた少女の良質な“イヤボーン”が収穫できそうですな (´∀`) ホクホク」と農家がホクホク顔ですよ(なんだこれ)。さらに登場人物たちがジャユンを指して言う「魔女」というキーワードから「あの女は魔女だ!m9`Д´) ヤッチマエ!」といった「デビルマン」の後半のような魔女狩り展開もあるのではないか。そんな期待に胸と股間をパンパンにふくらませていたら(1つアウトな文章)、映画中盤、襲撃者に対して少女が発動した“イヤボーン”の中身が「テレキネシスで敵を吹っ飛ばす」といったぬるいものではなく。「信じられない速度と技量と腕力で敵を皆殺し」と実に凄惨だったから、「マジか!Σ(゚д゚;)」と。

こんなことになるかも…とドキドキしていたけど、そんなことはなかったです(「デビルマン」より)。


テレキネシスも使えるんですが、それ以上に戦闘力が高くて容赦ないというね… (((( ;°Д°)))) コワイ...


しかも、殺し屋に脅されて研究所に連れて行かれた…かと思いきや! 「ちょうど脳が暴走して死にそうだった→もともと記憶は消えてなくて、パク博士が作った治療薬を得るために仕掛けた罠だった」上に、まさに魔女のような凶悪な笑みを浮かべながら施設の人々を無惨に殺していくから(まぁ、子どもを人体実験に使うようなクズどもなので全然OKなんですがー)、この日2度目の「マジか!Σ(゚д゚;)」ですよ(微笑)。一応、オチを書いておくと、ジャユンは脳の治療薬を“育ての親”に渡すと(母親が認知症なので、ジャユンはそのために…的なムードもある)、研究所を運営していた“本社”を探す→パク博士の双子の妹の前にジャユンが“自分の姉っぽい人”を連れてきて、「『第一部 転覆』、完!m9`Д´) ビシッ」といった風だった気がします、たぶん。

ジャユンったら、殺し屋に絡まれた時、すっかり涙目だった…と思っていたら!


実は、その直後にこんなシメシメ顔をしてたのです (°д°;) ダマサレテタ!


で、結局、研究所は“魔女”に壊滅させられるのでした。


観客にベタな“イヤボーン”モノと思わせて、その裏をかくーー。恥ずかしながら、製作者サイドのミスリードにすっかり騙されてしまいました (ノ∀`) ワタシマケマシタワ 監督は傑作バイオレンスムービー「新しき世界」パク・フンジュンということで、さすがだなぁと。ジャユンを演じたキム・ダミの“本性を表した時の不気味顔”が良い感じだったし、アクションに若干のゴアみがあるのが素敵だし、僕が大好物な「偉そうな悪人の膝を撃って悲鳴を上げさせる」といった小粋な描写があるのも良かったしと、もう褒めるところだらけでして。正直、ジャユンやその他の能力者たちがズバ抜けて強い割には戦闘が長引いたりするあたりは微妙に感じたし(あそこまで能力差があるなら、もっと瞬殺して良いと思う)、「この話、続くのかよ!」とは思いましたが、ハッキリ言って、早く続編が観たくてたまらないのでした ( ゚д゚) ハヤクツクレ!

ということで、すっかり騙された割には偉そうな鎬昂昇を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。




その他、「『リング』から『ザ・リング リバース』までの雑な11本分の感想文」(来週ぐらいにアップ予定)のために“「UTAMARU-NEXT」の付き合いで加入したU-NEXT”で観た「ザ・リング」「ザ・リング2」を合わせると、今月のDVDなどで観た作品は合計3本。僕的には、アクション映画が好きな人なら「The Witch 魔女」が超オススメでございます。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。







騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!(ネタバレ)

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騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!



2019/日本 上映時間32分
監督:上堀内佳寿也
原作:八手三郎
脚本:山岡潤平
音楽:吉川清之
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田洋
出演:一ノ瀬颯、綱啓永、尾碕真花、小原唯和、岸田タツヤ、兵頭功海、金城茉奈、森田涼花、北原里英、佐野史郎、吹越満、森田涼花
声の出演:中田譲治、稲田徹
パンフレット:「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」の同項参照
(あらすじ)
コウ/リュウソウレッドたちリュウソウジャーは、6500万年前の恐竜時代にタイムスリップし、リュウソウ族の祖先ヴァルマとその娘ユノと出会い、そこで太古の恐竜時代に隠されたリュウソウジャー誕生の秘密が明らかになる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


いわゆる“夏の戦隊&ライダー映画”は取引先の特撮オタクの人と劇場で観るのが毎年恒例になっているだけでなく、一昨年に「宇宙戦隊キュウレンジャー」を観てからすっかりスーパー戦隊のファンになっている娘のマナ子(仮名/8歳)のリクエストもあったということで! 7月下旬の公開日に取引先の人と、その翌週の金曜日に娘と観てきました(2回とも劇場はユナイテッド・シネマとしまえん)。「まぁ、いいか (・∀・) シカタナシ」と思ったり。


今回は前売り券を3枚購入。特典は2種類ゲットしました(1個は娘にあげた)。


初日の2番スクリーン、観客は7割ぐらい。映画仲間のえすたかさんもこの回を観ていたっぽい。



最初にお話をザッと書いておくと、リュウソウジャーたちが福井県立恐竜博物館で展示を観ていたら、6500年前のリュウソウ族の女性ユノがやってきまして。父親のヴァルマがあまりにわからずや→ストレスが溜まった→始祖マイナソーを生み出してタイムスリップしてきたようで。今度はリュウソウジャーたちも一緒に6500年前にタイムスリップすると、ヴァルマと揉めたり、現代に戻ってきて始祖マイナソーを倒したり、その影響でまた過去に戻ったりと、てんやわんや。「隕石があまりに強大なため衝突すると間違いなく地球が消滅する」という状況下、コウはメラメラソウルを使ってヴァルマを倒す&他メンバーはヴァルマが開発したキシリュウジンで隕石を破壊して、めでたしめでたし。他メンバーは隕石の破壊で生じた“次元の歪み”で現代に戻るも、コウだけ取り残されるんですが、破壊された隕石の破片が衝突する際に生じる“次元の歪み”を利用して(この衝突が原因で恐竜が滅びたことになる)、現代に帰ってきましてね。「コウがヴァルマを改心させたことが、マスターたちに伝わって、自分たちにバトンが引き継がれてきた」ということで、「巡ってる (´∀`) ウフフ」なんて感じで、みんなで「ケボーン!リュウソウジャー」を踊って終わってましたよ、たぶん。


ということで、なんとなく「ケボーン!リュウソウジャー」を貼っておきますね↓




ハッキリ言って、毎年恒例の“夏の戦隊&ライダー映画”では、戦隊の持ち時間が30分程度しかないので、壮大な話を作ると微妙な味わいになる印象があって。本作は“リュウソウ族のルーツ”を見せたかったみたいですけど、「① ヴァルマがリュウソウジャーの装備や騎士竜の原形を作った」「② ヴァルマが野望を抱いて地球の支配者になろうとする」「③ ヴァルマはリュウソウ族同士を戦わせて、地下シェルターに入る者を決めていた」「④ ユノが始祖マイナソーを生み出した」「⑤ 始祖マイナソーの能力で現代と過去を行ったり来たりする」「⑥ このまま巨大隕石が衝突すると恐竜が滅びるどころではなく、地球が消滅する」と描かれる要素が多めだったため、一つ一つが駆け足になってしまった印象。

特に⑥に関しては、ヴァルマも地球支配とか強者が生き残る云々を言っている余裕はないワケで。これを書くと身もフタもないんですが(汗)、「まずは話し合えばいいのに… (´・ω・`)」としか思えなかったんですよね。特に終盤はお芝居のテンションがシリアス寄りだった分、ごめんなさい、登場人物がバカっぽく見えた感はあります。その他、気になったことを書いておくと、非常に頑張ったと思われる「CGの恐竜たち」はなかなか安っぽくて切なくなったし(もっと人間と恐竜が共生している様子を観たかったけど、まぁ、無理ですよね)、「博物館には地球が消滅したって書いてなかった!」の台詞は笑ったし、さすがに“次元の歪み”の万能さはどうかと思ったし(なんでタイムスリップが6500年限定なんだよ)、コウがどうやって隕石の破片が降り注ぐ中で“次元の歪み”に飛び込んだのかも観たかったし(予算的に厳しいでしょうな)、森田涼花さんを起用するならもっと良い役を与えてほしかった…ってあたりですかね。


コウ、6500年後の現代で、こんな風に発見されるのかと思ってました(「範馬刃牙」より)。



ただ、前述しましたが、「30分程度しかないから仕方ない (・∀・)」という気持ちもあって。良かったところを書くと、ワンカット長回しの集団戦は頑張ってて好感が持てたし、撮影スケジュールの都合により夏映画では扱いが微妙な追加戦士を「博物館でナンパするだけ」という割り切った扱いにしたのは笑ったし、ユノ役の北原里英さんの「お父さんを…止めて」の芝居が無駄に上手くてグッときたし、何よりも娘が「面白かった!川*゚∀゚)=3」と満足していたので、甘めの70点という着地でございます。で、その後、続けて同時上映の「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」を観たんですけど、それはまた別のお話。




テレビシリーズのBlu-rayボックス(11月発売予定)。DVDは8月7日にリリースされます。



8月7日に発売されるキャラクターブック。ファンの人はどうぞ。



昨年の夏の戦隊映画。僕の感想はこんな感じ



人間と恐竜が共存する世界を描いたアニメ。僕の感想はこんな感じ









劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(ネタバレ)

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劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer



2019/日本 上映時間66分
監督:田崎竜太
原作:石ノ森章太郎
脚本:下山健人
音楽:佐橋俊彦
主題歌:DA PUMP
アクション監督:宮崎剛
特撮監督:佛田洋
出演:奥野壮、押田岳、大幡しえり、渡邊圭祐、稲葉友、クリス・ペプラー、ISSA、YORI、TOMO、KIMI、U-YEAH、KENZO、DAICHI、前野朋哉、若林時英、斉藤秀翼、パパイヤ鈴木、生瀬勝久、木梨憲武
声の出演:小山力也
パンフレット:★★★(1550円/久しぶりにDVD付きを買って、DVDの映像がこの程度だということを思い出しました)
(あらすじ)
消滅の危機にある仮面ライダードライブを救うため、1575年の戦国時代へやってきた常磐ソウゴ/仮面ライダージオウたちは、後世で「魔王」と言われる、かの有名な織田信長と出会う。さらに、そんなソウゴたちの前に「歴史の管理者(クォーツァー)」が立ちはだかり、その傍らには不敵な笑みを浮かべるウォズの姿があった。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※本作に関しては、結騎了さんのレビューが素晴らしいので、ぜひ読んで!

いわゆる“夏の戦隊&ライダー映画”は取引先の特撮オタクの人と劇場で観るのが毎年恒例になっているだけでなく、スーパー戦隊を愛する娘のマナ子(仮名/8歳)が同時上映の「騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!」を観たいと訴えてきたということで! 7月下旬の公開日に取引先の人と、その翌週の金曜日に娘と観てきました(2回とも劇場はユナイテッド・シネマとしまえん)。「えれぇものを見ちまった (`Δ´;)」と思ったり。


2回目、娘と観た時のgif。1番スクリーン、10人ぐらいでしたよ。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁する愚地独歩を貼っておきますね(「刃牙道」より)。



最初にあらすじをかなり省略しながら雑に書いておくと、仮面ライダーゼロワンの夢を見た常磐ソウゴ/仮面ライダージオウが「ジオウが終わって、新しいライダーが始まるんだ!(°д°;)」なんてことを言いだすところから始まりまして。で、いきなりテレビ画面にクリム・スタインベルトが登場。頼まれたので、明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツと一緒にスタインベルト家の屋敷へ行ってみれば、詩島剛/仮面ライダーマッハがいたり、ジョウゲン/仮面ライダーザモナスに襲われて「スタインベルト家に伝わる十字架」を盗まれたりしましてね。ザモナスが過去に行くと、屋敷跡が消失&詩島剛が変身できなくなったりしたので、ソウゴとゲイツとウォズ/仮面ライダーウォズツクヨミ1575年の戦国時代へ。

ザモナスとその仲間のカゲン/仮面ライダーゾンジスが、クリムの先祖のクララ・スタインベルトを暗殺しようとする中、クララに恋した織田信長やその配下の忍者・牛三が登場して、ゲイツが信長の代わりに長篠の戦いに参加したりと、すったもんだがありました ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ みんなで協力して敵を退けると、現代に戻ると、クリムと詩島剛からライドウォッチをもらって、めでたしめでたし…と思いきや! なんと常磐SOUGO/仮面ライダーバールクスと謎の男たちが登場するというね。

彼らは“時の管理者”クォーツァーで、SOUGOやウォズ曰く、ソウゴはSOUGOの代わりにライドウォッチを集める替え玉であり、「平成ライダーは設定も世界観もバラバラで統一感がないという声が多い」のもあって、クォーツァーたちで平成をやり直すつもりだったのです。逆重力装置によって「平成生まれの人や物(東京スカイツリーなども含む)」を空に吸い上げ始めるから、さぁ大変! で、ソウゴは落ち込んだりもしたものの、仮面ノリダーや詩島剛に励まされ、さらには未来の自分=オーマジオウにも活を入れられて、「他の人や平成ライダーなんか関係ない、オレが王様になりたかったのは世界を良くするためだ!」と開眼!Σ(°д° ) クワッ

オーマフォームに変身すると、寝返ったウォズが祝ってくれて、歴代平成ライダー最強フォーム軍団とともに、巨大化したバールクスに「番組のロゴを背負った平成ライダーキック」を食らわして、平成おじさん風に倒しましてね。ウォズが死に、ゲイツやツクヨミも消えていく中、クォーツァーたちに「平成をやり直したくはないか?」と言われたソウゴは「人生が美しくないのは当たり前じゃん、本に書いてあるワケじゃないんだから」なんて答えまして。帰宅してみたら、順一郎おじさんと一緒にゲイツやツクヨミ、死んだはずのウォズまでいて、ハッピーエンド。「P.A.R.T.Y. 〜ユニバース・フェスティバル〜」とともに景気よくエンドクレジットが流れてから、ゼロワンが登場してゾンジスを倒すと、「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」の予告が流れて、終わってたんじゃないかしらん。


バールクス、本当にこんな感じで死ぬんですよ… (´Д`;) ホントダヨ!



最後に流れた「P.A.R.T.Y. 〜ユニバース・フェスティバル〜」の特別動画を貼っておきますね↓




ハッキリ言って、「スゲー面白かった!」という気持ちと「スゲー微妙だった…」という気持ちの「二つ我にあり!Σ(°д° ) クワッ」という感じでしてね。良く書けば、『春の大戦映画』をしっかり考えて作った」って印象。雑なドラマ展開とか、客演ライダーが大量に出現したりとか、最後に「番組のロゴを背負った平成ライダーキック」を食らったバールクスが平成おじさん風に死ぬくだりとか(本当だよ!)、「春の大戦映画」っぽい“やりたい放題”なテイストが随所に盛り込まれているんですよ(実際に監督は「オールライダー レッツゴー仮面ライダー」オールライダーブレイクを越えようと思ったそうな)。ただ、「急いで作ったから、こうなっちゃった… (´Д`;) ゴメンネ」というのではなく、「あえてこうしました ( ̄ー ̄) ニヤッ」という作り手の自信がストレートに伝わってきたというか。

それは、最近はテレビシリーズの“真の最終回”的な意味合いが強い「夏のライダー映画」である「仮面ライダージオウ」の物語として、そして「平成ライダー」というカテゴリの総括として、スジがしっかり通っているからじゃないかと。テレビシリーズが“王としてのジオウ”の話なら、本作は“平成ライダー20作目のジオウ”の話でしてね。ウォズが第四の壁を越えてこちらにバンバン話しかけてくるだけでなく、クォーツァーたちが「平成ライダーをなかったことにする」のが目的だったりと、非常にメメタァメタ的な作りになっていて。平成ライダー以外の仮面ノリダーやらファンクラブ限定コンテンツやら舞台やらネット配信やら漫画やら稲垣悟郎さんやらのライダーも大量に登場させて(敵も仮面ライダーブラックRX仮面ライダーシンなどをモチーフにしているし)、平成という時代に繰り広げられた仮面ライダーの世界の芳醇さを見せながら、「作品それぞれに魅力がある=自分は自分」という個を重視する着地になったのは、スゲー好きでしたねぇ…(しみじみ)。


仮面ノリダーが登場した時、劇場の“大きいお友だち”が一斉に爆笑しておりました。




「仮面ライダーG」の動画↓ テレビシリーズに出てきた釈由美子さんは「G」からの客演だったのか?(違う)




その他、好きだったところを列挙していくと、「ウォズの『私までコスプレしたら、見ている人が混乱するからね』と『君を「我が魔王」と呼ぶのは嫌いじゃなかった』の台詞」とか「カゲンが仮面ライダーゾンジスに変身する際、指が『J』になるところ」とか「クララの『お礼に鉄砲送ります、三千挺ほど』の台詞」とか「ウォズの『我が魔王』から信長が『魔王』と呼ばれるようになるくだり」とか「平成生まれだけを吸い込む逆重力装置(スカイツリーが吸い込まれた時は笑った)」とか「SOUGOの『お前たちの平成って、醜くないか?』の台詞(つーか、ISSAさんの起用は『仮面ライダー THE FIRST』から?)」とか「仮面ノリダーの『オレは認められなかった。だからずっとここにいる』の台詞」とか「詩島剛の『みんながウォッチを渡したのは、王様だからじゃない、お前だからだ』の台詞」とか「平成ライダーの連続パワーアップシーン!」とか「バールクスがRXモチーフ→最後はバイオライダーになる展開RX最強説から?)」とか「おじさんの『とうとう王様になったんだってね』の台詞(あの世界の『王』って何なの?)」とかとかとか。あと、ISSAさんだけでなく、DA PUMP全員を起用したのは面白いと思ったし(彼らが演じたクォーツァーが作り直す『平成ライダー』をちょっと観てみたいと思った人は少なくないハズ!)、最後に流れる主題歌「P.A.R.T.Y. 〜ユニバース・フェスティバル〜」はいろいろなことをウヤムヤにする勢いと多幸感があって良かったですね。


ということで、今度は「P.A.R.T.Y. 〜ユニバース・フェスティバル〜」のPVを貼っておきますね↓




だがしかし! スゲー微妙に感じたところを書いておくと、それにしても話が雑ですよね。つーか、前半の織田信長のパート自体は「戦国自衛隊」みたいで嫌いじゃなかったし(前野朋哉さん演じる信長も可愛かったし)、「歴史は後世に語り継がれていることが正しいとは限らない」というテーマはユニークだし、後半パートでもそれが重要になるワケですけど…。そもそも敵が仮面ライダードライブの歴史を消そうとする意味がないじゃないですか。「それもクォーツァーのシナリオ通り」と言われれば「あー、そーですか (・ε・)」としか返せませんが、とは言え、ウォッチを集めたい側の工作としてはやっぱりおかしいだろと。信長パートに関しては、2回観ても全然納得できなかったです。

それと、本作の「メタ的に平成ライダーを総括する」という試み自体は面白いけど、でも、それってマッチポンプ感も強いじゃないですか。そりゃあクォーツァーはメタ的な存在だから「なんで元号や仮面ライダーに執着するの?」という部分はスルーするとしても、別に東映サイドが視聴率やらオモチャ販売やら興行収入やらのために「各作品の世界観がゴッチャになって大変!」みたいな話のテレビシリーズや映画を作ったり、一度は終わらせた話のスピンオフで商売をしたりしてるワケでさ。そういう状況下で露悪的にこういう作品を撮られても、楽しみながらもどこか釈然としない…って、伝わりますかね。本当に「平成ライダー」をメタ的に総括するのなら、クォーツァーが「平成ってライダーの変身アイテムが多くないか?」と玩具展開を指摘したりとか、オーマジオウライドウォッチを手にしたジオウがCMを始めるといったシーンを観たかった…って、無理ですよね (ノ∀`) スミマセン

その他、乗れなかったところを書いておくと、「八幡塚古墳1200人ものエキストラを集めて撮影したのはスゴいけど、ビジュアルは安っぽいよね…(つーか、周囲に集まっている人たちは何?)」とか「トラの毛皮の玉座がちゃちい…」とか「牛三、現代に来てたけど、あまり意味なくない?(ゲイツの伝記を書くって言ってたのは今後のスピンオフ展開?)」とか「一般市民まで戦うくだり」とか「ウォズが生き返って、ゲイツとツクヨミが戻っていたラスト、うれしかったものの、やりたい放題すぎて飲み込みづらい」とか「ゼロワンのノリが合わない…」とか「ロボライダーの解釈が間違ってない?(ミサイル発射してたっけ?)」とかとかとか。それと、「劇場版 仮面ライダービルド Be The One」の時も思いましたが、「Over Quartzer」というタイトルが付いているのに表題曲が流れなかったのはガッカリしましたよ (´・ω・`) ウーン


一応、「Over Quartzer」のPVを貼っておきますね↓




ということで、いろいろと複雑な男心ではありますが、何はともあれ、「えれぇものを見ちまった (`Δ´;)」と思わせるパワーのある作品なのは間違いないです。冷静に考えれば、あれだけ要素が多い「仮面ライダージオウ」の映画を作ること自体がなかなか大変なワケで、そういう意味では超頑張ってるんじゃないかと。ずっと「平成ライダー」を観てきた人なら、チェックした方が良いと思います。まぁ、“平成ライダー20作目のジオウ”の話はこれで良いとして、あと数回で終わるテレビシリーズの“王としてのジオウ”の話がどういう着地をするのか、とても楽しみでございます (・∀・) オシマイ




テレビシリーズのBlu-rayボックス第一弾。富豪ではないので買えませぬ。



デジタル盤のサントラ。9月にはCD盤も発売予定。ちゃんと「P.A.R.T.Y. 」が入ってるのがいいね。



9月に発売されるスピンオフ。「仮面ライダーシノビ」は10月に発売予定。



昨年の夏のライダー映画。僕の感想はこんな感じ



昨年の冬のライダー映画。僕の感想はこんな感じ








七つの会議(ネタバレ)

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七つの会議



2019/日本 上映時間119分
監督:福澤克雄
原作:池井戸潤
脚本:丑尾健太郎、李正美
プロデューサー:伊與田英徳
音楽:服部隆之
主題歌:ボブ・ディラン
出演:野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助、音尾琢真、藤森慎吾、朝倉あき、岡田浩暉、木下ほうか、吉田羊、土屋太鳳、小泉孝太郎、溝端淳平、春風亭昇太、立川談春、勝村政信、世良公則、鹿賀丈史、橋爪功、北大路欣也
パンフレット:★★★★(800円/しっかりした作り。関係者インタビューにコラム3本と、読み応えもアリ)
(あらすじ)
中堅メーカー・東京建電の営業一課で万年係長の八角民夫(野村萬斎)は、いわゆる「ぐうたら社員」。トップセールスマンで、八角の年下である課長の坂戸(片岡愛之助)からは、そのなまけぶりを叱責され、営業部長・北川誠(香川照之)が進める結果主義の方針の下、部員たちが必死で働く中、八角はひょうひょうとした毎日を送っていた。そんなある日、社内でパワハラ騒動が問題となり、坂戸に異動処分が下される。坂戸に代わって万年二番手に甘んじてきた原島(及川光博)が新しい課長として一課に着任するが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


もう8月ですが、2月1日に公開されて3月に観た映画の感想を今さらながら垂れ流しておきますよ。正直、この手のジャンルの邦画はまったく興味がないんですけど(苦笑)、ラジオ番組「アフター6ジャンクション」を聴いていたら、CMがバンバン流れましてね。なんとなく観ておこうかな気分になったので、3月4日(月)、auマンデイを利用してTOHOシネマズ新宿にて鑑賞いたしました(その後、「女王陛下のお気に入り」「チワワちゃん」をハシゴ)。「意外と面白い!Σ(゚д゚;)」と思ったり。


3番スクリーン、そこそこ入っていた記憶。



お話をかなり省略しつつ雑に書いておくと、ぐうたら社員の八角が敏腕課長の坂戸になじられたので、「イッヒヒヒヒ (`∀´)」なんて笑いながらパワハラで訴えて失脚させたかと思いきや。八角と対立する人間が次々と変なことになるので、不審に思った原島課長と女性社員・浜本が調べてみれば、実は自社製品に使っていたネジが欠陥品であり(経費削減のため、強度をごまかしていた)、会社が潰れかねない大規模なリコールをしなくてはならない可能性があったので、裏で八角が調査をしていた…ってな調子。オチを書いておくと、会社の偉そうな人が揃う「御前会議」を開いていろいろな真相が明らかになったものの、結局、親会社的には隠蔽することにしたので、八角はマスコミにリークしまして。上司が失脚する中、課長の原島と八角が残務処理に精を出すムードで終わってたんじゃないかしらん。ちなみに「七つの会議」というから会議が7回あるのかと思っていたら、そういうワケではないそうな(パンフの原作者インタビューによると「『七つ』というのは複数の会議の総称で、登場する会議の数が七つというわけではありません」とのこと)。


八角が課長の坂戸をパワハラで訴えた事件後、おかしなことが次々と起こりまして。


原島と浜本が調査を始めると、会社が潰れかねない事実を突き止める…ってなお話なのです。



基本的には本作、役者さんたちはみんな“わかりやすい芝居”をしていて、スクリーンは顔芸&顔相撲(by 宇多丸師匠)のオンパレードであり、実際に映画を観る前はそこが苦手だった…ハズだったんですが、しかし。実際に観てみたら、そのおかげで“なかなか難しい話”が“わかりやすいエンターテインメント”になっていたし、構成もしっかりしていてミステリーとしても面白かったから、すっかり見誤っていたなぁと (`Δ´;) ヌゥ 原作小説は短編集で、及川光博さん演じる原島と朝倉あきさん演じる浜本が探偵役を勤める構成は映画オリジナルだそうですが、観客の代弁者として上手く機能していて、スゲー良かったです(倉庫で隠れるハラハラシーンは心底どうでも良かったけど)。その他、浜本の不倫&ドーナツエピソードは、あまりに不憫でちょっと泣いちゃったし、藤森慎吾さんがチャラく演じた不倫クズ社員は心から死ねばいいと思いましたね(藤森さん、良い仕事!)。


この顔相撲シーン、予告編では苦手でしたが、実際に観てみれば結構考えさせられる良い場面でしたよ。


単なる転倒シーンと思わせて、実はネジの欠陥が発覚していた…というミスリード演出も良い感じ。


映画鑑賞後の僕は烈海王気分だったというね(「範馬刃牙」より)。



僕は池井戸潤先生×福澤克雄監督によるドラマ「半沢直樹」も、勝手に苦手意識を持って未見でしたが、観ればたぶんスムースにハマるんだろうなと思いましたよ。日本企業…というか、日本社会の問題点をわかりやすく見せてくれる見事な娯楽作じゃないでしょうか(特に下請けを値切って商品やら何やらが粗製乱造になる状況はスゲーある)。もう9月11日にはソフトがリリースされるのでね、興味がある方はぜひ観てみてくださいな (・∀・) オシマイ




池井戸潤先生による原作小説。読みたい気持ちはあるのです (・ε・) ホントダヨ!



デジタル盤のサントラ。CD盤もあります。



NHKで放送されたドラマ版。こちらも面白そうですな。




先週の備忘録(2019/7/30~8/5)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、映画を3本鑑賞→練馬の「か和もっち」
水曜日、仕事→派遣のバイト→「牙を突きたてろ」の連絡が!Σ(゚д゚;)
木曜日、家で仕事→映画鑑賞→仕事
金曜日、娘と映画を2本鑑賞→仕事
土曜日、家事→仕事→娘の面倒をみる
日曜日、家事→映画鑑賞→家族と初めて打ち上げ花火を見る
月曜日、仕事→映画を2本鑑賞
※先週観た映画は9本でした。
※先週の「アトロク」「香港横断ウルトラクイズ」「伊賀大介さん推薦映画」が最高でした。
「ドラクエ5」が停滞中。



先週のことをザッと書いておくと、火曜日は「観ておかないと公開が終わりそうな新作映画」を3本観てから(結局、うち2本は終わらなかったけど…)、練馬の「か和もっち」に行ったら、映画仲間のえすたかさんが来てくれて、楽しく飲んだ…ってな調子。水曜日は仕事の後、派遣のバイト(肉体労働)をしてみまして。環境が劣悪とか、休憩時間が全然ないとか、社員の態度が偉そうなのはまだ良いとしても、賃金の安さがヒデェなと。これをメインでやっている人は、生活キツいだろうな…なんて思ったり。木曜日は「夏休み中の娘の面倒をみる日」だったので、家で仕事をしながら娘のマナ子(仮名/8歳)の相手をしつつ、夕方は新宿で「無双の鉄拳」(この日が上映最終日だった)を観て。帰宅してからは朝まで働きましたよ。


「か和もっち」のgif。ラムカツが最強に美味かったです。



金曜日も「夏休み中の娘の面倒をみる日」だったので、一緒に夏の戦隊ライダー映画を観たり、適当に遊んで過ごしたりしましてね。土曜日は、洗濯して、仕事をして、夜は奥さんと娘がケンカしてしまったので、娘の面倒をみて(翌朝に仲直りしてました)。日曜日は、洗濯してから新宿で「ワイルド・スピード スーパーコンボ」を鑑賞。夕方は妻子と夏祭りで打ち上げ花火を見て、ちょっと涙が出ました。で、月曜日は仕事をしてから、山崎貴監督作を勝手に二本立て鑑賞したというね。


打ち上げ花火を見た話については、いつか書こうと思います。



で、結局、先週は新作映画を9本も観ちゃいまして。うち2本は2回目の夏の戦隊ライダー映画だったので、実質7本ではあったものの、更新できた感想が3本だったため、また「アップしていない映画の感想」が60本に増えたというね…(遠い目)。正直なところ、「もういいや、もういいや、疲れ果てちまった… ('A`)」って心境なんですが、僕の中の桜井和寿さんが「そういって、そういって、ここまで来たじゃないか ( ´_ゝ`)」と励ましてくれるので、イメージはいつでも雨のち晴れ(なんだこれ)。ちくしょう、今週こそは「チワワちゃん」「ビール・ストリートの恋人たち」「グリーンブック」「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」「アルキメデスの大戦」あたりを連続更新するつもりだけど、予定は未定で。


<アップしていない映画の感想一覧>
チワワちゃん
ビール・ストリートの恋人たち
トラさん 僕が猫になったワケ
移動都市 モータル・エンジン
パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)
山〈モンテ〉
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。
天国でまた会おう
グリーンブック
ねことじいちゃん
半世界
洗骨
夢の音
天然★生活
翔んで埼玉
バンブルビー
家族のレシピ
ウトヤ島、7月22日
レゴ® ムービー2
麻雀放浪記2020
多十郎殉愛記
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
オーヴァーロード
アメリカン・アニマルズ
武蔵 むさし
レプリカズ
えいがのおそ松さん
魂のゆくえ
ザ・バニシンング 消失
映画 としまえん
町田くんの世界
プロメア
ビューティフル・ボーイ
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
神と共に 第一章 罪と罰
神と共に 第二章:因と縁
小さな恋のうた
一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い
帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団(短編)
貞子
メン・イン・ブラック インターナショナル
WE ARE LITTLE ZOMBIES ウィーアーリトルゾンビーズ
スノー・ロワイヤル
きみと、波にのれたら
ハッピー・デス・デイ
今日も嫌がらせ弁当
パピヨン
ハウス・ジャック・ビルト
ハッピー・デス・デイ 2U
ゴールデン・リバー
主戦場
愛がなんだ
僕たちは希望という名の列車に乗った
無双の鉄拳
ワイルド・スピード スーパーコンボ
ドラゴンクエスト ユア・ストーリー
アルキメデスの大戦


最後に今週の予定を書いておくと、現在、「オーナーのかわもっちさんが退院するまで最低週1回は店に通う」という「Save The か和もっち」キャンペーンを実施中ということで、火曜日か木曜日あたりに「か和もっち」へ行ければなぁと。あと、木曜日からマナ子が「1人で旅行に行く」ため、土曜まで奥さんと水入らずなのでね(苦笑)、約9年にわたるセックスレスの解消に動く予定。そして、土日は妻子と過ごして、月曜日は実家に資料を取りに行く…といった感じですかね。


最後に今月の推薦曲、平井堅さん「いてもたっても」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。







今さら!?Σ(゚д゚;) 「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」の結婚相手に悩んでいたという駄話

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※今回の記事は、心底どうでも良いことしか書いてないので、気をつけて!

※今回の記事は、「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」のネタバレに触れているので、気をつけて!

 

 

今年の7月下旬、「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」を買いました。

 

 

DS版でございます。

 

 

僕と「ドラゴンクエスト」シリーズについてサラッと書いておくと、そりゃあ最初の「ドラゴンクエスト」が出た時はやりましたよ。長姉の旦那さんが、学校でいじめられていた僕を哀れんで買ってくれましてね。嫌な文章を書くと、「週刊少年ジャンプ」とのタイアップ振りは好きになれなかったし、当時、すでに友人宅のPCで「ウィザードリィ」を通過していたため、「こんなガキ向けの国産RPGなんてやってられっかよ!(`∀´)」と舐めていましたが、実際にやってみれば、ああん、スゲー面白かったーー (ノД`) ワタシマケマシタワ

 

もうね、この手のゲームにはすっかりハマッてしまって。僕と同じ1972年生まれ&中学時代を神奈川県で過ごした人ならわかると思いますが、1987年の年明けに発売された「リンクの冒険」「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」をやりこんだせいで「ア・テスト」を棒に振り、1987年12月発売の「ファイナル・ファンタジー」と1988年2月発売の「ドラゴンクエストIII そして伝説へ」をやりこんだせいで受験に失敗した…というのは、ゲームのせいにしたウソさ。そもそも中学時代はテーブルトークRPGにどっぷり浸かっていたせいで、勉強なんて最初からやってなかったのさ…やってなかったのさ…やってなかったのさ… (ノω・、) アタシッテホントバカ

 

 

上記の文章は「魔少年ビーティー」っぽく読んでいただければ幸いです。

 

 

で、低偏差値の高校に入ると、「お前、背がデカいから入れよ ( ゚д゚) コロスゾ」と強制的にバレーボール部に入れられてしまったため、やらなくてはいけないことが増えましてね。さらに高校1年生の冬、やっと我が家にビデオデッキが導入された→映画を借りて観られるようになったのも大きかったし、高校2年生の秋からちゃんと勉強するようになったし、筋トレもするようになったし、何よりもテーブルトークRPGのシナリオを書くのが忙しくて。結局、「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」を最後に、ついのめり込んでしまって生活に負担がかかる「ドラクエ」はスルーするようになった次第(「FF」については「2〜4」と「8」と「10」はやりましたがー)。

 

それから20年以上経った現在。こんなブログを書いていて、家庭があって、筋トレもしていて、もちろん仕事もしている僕的には、趣味を制限する必要があって。今は映画鑑賞1本に絞って、ゲームやプロレス&格闘技観戦については、あきらめモードだったんですけれども。2017年4月から始まったラジオ番組「ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ」を毎週聴いていたら、ゲームがスゲーやりたくなってきたという地獄。そりゃあやりたいソフトはいろいろありますが、特に気になるのが「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」ですよ。ゲストが話題に挙げることが多い上に、最近は劇場に行くたびに「5」を題材にした映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の予告編が流れるのもあって、ちくしょう、どうしてもプレイしたくなりまして。「毎日、寝る前に1時間だけやろう!(;`∀´)」と自分自身と約束して、買ってしまったのです。

 

 

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の予告編を貼っておきますね↓

 

 

 

6年ぐらい電源を入れてなかったニンテンドーDSの時計がちょっとしか狂ってなくて驚いた…ということは置いとくとして。久しぶりに「ドラクエ」に触れてみれば、そりゃあ面白いですわな (・∀・) タノシー 「何度ことわっても結局はクエストを強制的にやらされる堀井雄二節」が懐かしいし、レベル上げの作業も別に苦にならないし。発売当時、父親との関係が良くなかった僕は「幼い主人公が父親と旅をする」という要素が嫌だったものの、娘がいる今の立場でやってみると、まだ6歳の子どもを平気で魔物と戦わせるパパスはDV親っぽく感じなくもないですが(面倒くさいプレイヤー)、戦闘が終わるたびに息子にホイミをかける気持ちはスゲーわかるし、僕もホイミをかけてほしかった…。ホイミをかけてほしかったYO!ヽ(TДT)ノ ナンダコレ

 

 

そして予想通り、1日1時間では終わらなかったというね…(「バキ」より)。

 

 

それと、僕が大人になって昔と感覚が変わったのは、他人の家に勝手に入って引き出しを開けたりするのに少し抵抗を覚えたことと(すぐ馴れたけど)、宿屋はなるべく安いところに泊まる主義だったのが、「この街にちゃんとお金を落とさなくちゃ」と宿代が高くても気にしないようになったこと…って、どうでも良いですな。僕を守ってパパスが死んで、奴隷にされて、10年後に脱出して、モンスターを仲間にできるようになったりしてね。いろいろあって成長して、8月1日(木)の夜、サラボナの街に到着して直面したのが、結婚問題ですよ。

 

 

金持ちの娘フローラか幼なじみのビアンカか、結婚する相手を選ぶことになるのです。

 

 

やったことがない僕ですらフローラビアンカ、どっちにする?」という話は昔から聞いていましたけど、「これか!Σ(゚д゚;)」と。「そもそも娘を自分の物のように扱う父親ってどうなのよ?」というイラ立ちは、ゲームなので目をつむるとして(面倒くさいプレイヤー)。大沢在昌先生の「人としてビアンカ」というキラーフレーズがあったので、「まぁ、ビアンカにする流れなんだろうな」と安易に考えていたんですが、予想以上に選べない。いや、「フローラを選んだ方が今後のゲーム展開が有利」的なことがあるのかもしれませんけど、そういうことではなくて。なんて言うんですかね、どちらも素敵な女性だから悩ましいというか…。しかも、ちょっと進めてみれば、フローラの姉のデボラまで参戦してきたから( DS版からの新規参加だとか)、だったら「全員喰っちまうってのもいいな… ( ´_ゝ`)」なんて思ったりもしたものの、もちろんそれは無理だったり (´∀`) ソリャソーダ

 

 

なんとなくシコルスキーの画像を貼っておきますね(「バキ」より)。

 

いっそルドマンにしようかと思ったら、無理だったぜ。

 

 

なんて言うんですかね、そりゃあビアンカのいじらしさにはグッとくる。水のリングを探しに行く際に「結婚しちゃったらもう一緒に旅はできないでしょ? 奥さんに悪いし… (´・ω・`し」とか言ってきたり、結論を出す前夜に「フローラさんと結婚した方がいいに決まってるじゃない (´∀`し バカネ」なんて言ってきたりする精神性は嫌いじゃない。寒村で病気になった父親を支える暮らしも大変だし、支えてあげたい気持ちは十分あるのです。大体、本当ならそのまま結婚できたのに、わざわざビアンカにもチャンスを与えたフローラは、そもそも僕のことをそれほど好きではないのではないか? いやいや、フローラは洞察力に長けている上に「負い目のなさが勝ち目を呼ぶ」派であり、他の女に気があるような男はいらないから白黒つけたかった…と考えるなら、そういう強い女性も嫌いじゃない。つーか、ビジュアル的にはこっちの方が好きだし…。ということで全然選べない僕は、カジノに入り浸ったり、海でレベル上げをしたりと、数日間、無駄な時間を過ごしてみたのでした。

 

 

モンスター闘技場では「凪待ち」の郁男状態でしたが、スロットに変えたら勝てるようになりました (`∀´) オホホホホホ

 

 

結局、どうして良いかわからなくなったのでね、ちょうど山崎貴監督作「アルキメデスの大戦」が今週のムービーウォッチメンの課題映画になったということで、同じ監督の「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を観て決めようかと思って。昨日、山崎貴監督作二本立てとして連続鑑賞してみれば、なかなか良い助言をもらえた気がします。正直、今はブログやら何やらでプレイできていませんが(汗)、やっと決心が固まったので、近日、フローラと結婚するつもりです(詳細に関してはこちらの記事に書く予定)。映画としては言いたいことがいろいろありますけど、僕の悩みを解消してくれた山崎貴監督には感謝いたします。以上、「ドラクエ5」のどうでも良い話でした。おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(ネタバレ)

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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー



2019/日本 上映時間103分
総監督・脚本:山崎貴
監督:八木竜一、花房真
原作・監修:堀井雄二
共同製作:畠中達郎、松田洋祐、谷和男、島村達雄、石川豊、加太孝明、阿部秀司、森田圭、中西一雄、安部順一、舛田淳、田中祐介、坪内弘樹、昆野俊行、赤座弘一、大鹿紳、小櫻顕、毛利元夫
エグゼクティブプロデューサー:阿部秀司、臼井央、伊藤響
プロデューサー:藤村直人、依田謙一、守屋圭一郎、渋谷紀世子、川島啓太
全体監修:市村龍太郎
画コンテ:八木竜一
アートディレクター:花房真
CGスーパーバイザー:鈴木健之
音響監督・サウンドデザイン:百瀬慶一
リレコーディングミキサー:佐藤忠治
編集:八木竜一
音楽:すぎやまこういち
声の出演:佐藤健、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之、ケンドーコバヤシ、安田顕、古田新太、松尾スズキ、山寺宏一、井浦新、賀来千香子、吉田鋼太郎
パンフレット:★★★(800円/世界観を大事にした感じのパンフ)
(あらすじ)
少年リュカはゲマ率いる魔物たちに連れ去られた母マーサを取り戻すため、父パパスと旅を続けていた。しかし、道中での魔物たちとの激闘により、パパスはリュカの目の前で非業の死を遂げてしまう。それから10年後、故郷に戻ったリュカは「天空のつるぎと勇者を探し出せば、母を救うことができる」と書かれた父の日記を発見。パパスの遺志を受け継ぎ、冒険へと旅立つ。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




50点


※今回の記事は、「LEGO(R) ムービー」「レディ・プレイヤー1」のネタバレに触れているので、できれば両作品とも観てから読んで!
※今回の記事は、映画とは関係ないどうでも良い駄文が垂れ流されているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。


毎月アップしている「観たい映画の覚え書き」で本作に「△」を付けたのは、それなりの「話題作」だったからであり、本当のところはあまり観る気はなかったんですけれども。愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ」を聴いたり、劇場で本作の予告編を観たりしていたら、元ネタのゲーム「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」がスゲーやりたくなって、つい買っちゃってね…(遠い目)。で、睡眠時間を削りながら日々プレイしていたんですが、あの有名な「フローラとビアンカのどちらと結婚する?」という選択に直面してみれば、まったく選べなくて。現実逃避として、カジノに入り浸ったり、海でレベル上げをしたりと、数日間、無駄な時間を過ごしてみた…という経緯はこちらの記事に書いてみますた (・∀・) ミマスタ


ちくしょう、これほどまでに僕を悩ませるとはな… (`Δ´;) ヌゥ



そんな時、ちょうど愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題作品に山崎貴監督作「アルキメデスの大戦」が選ばれましてね。この「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」もまた「総監督」という立場で山崎貴監督がかかわっている作品だし、「天空の花嫁」を原作とした本作を観ることで「結婚を決断するヒント」を得られるのではないかと思って、急遽観ることに決定。8月5日(月)、仕事帰りにTOHOシネマズ日比谷にて、auマンデイを利用して観てきました(その後、「アルキメデスの大戦」をハシゴ)。「僕はフローラが好きだ!Σ(°д° ) クワッ」と気付かされましたよ。


11番スクリーン、7割ぐらい入ってたような。



結婚前までしかゲームをやっていない立場で、本作のあらすじを雑に書いておくと、主人公リュカの誕生から幼少期の冒険あたりをゲーム画面風にササッと流してスタート。父親のパパスがゲマに殺されて、ヘンリー王子と奴隷として10年過ごしてから脱出して、サンタローズの実家に帰ってきまして。魔物にさらわれた母親マーサを探す&勇者にしか使えない「天空の剣」を入手するため冒険の旅に出ると、スライムのスラりんやらキラーパンサーのゲレゲレやらが仲間になったり、いろいろと経験を積んだりしましてね。サラボナの町に着いてみれば「街を荒らす怪物ブオーンを倒した者は天空の剣をもらえる&フローラと結婚できる」なんて状況だったので、ルイーダの酒場にいた幼なじみビアンカと協力して見事にブオーンを退治して、天空の剣をゲットだぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタゼ!

で、フローラが身を引いたのもあって、ビアンカと結婚すると、息子アルスが生まれまして。親子3人で暮らしていたら、大魔王ミルドラースを召喚しようとするゲマ一派に襲われて、リュカとビアンカは石化させられたんですが…。8年後、アルスが魔法の杖をゲットしてリュカの石化を解除し、さらには息子こそが「伝説の勇者」だったことが判明。ゲマに囚われたビアンカと母親マーサを救うため、マスタードラゴンの力を借りて、あーだこーだって敵の本拠地エビルマウンテンに乗り込むと、ビアンカの石化を解除しまして。さらにヘンリー王子 with 軍隊やブオーンも協力してくれて、憎きゲマを倒した…と思いきや! 死んだマーサの能力を取り込んだゲマが自らの命と引き替えに魔界の門を開いてしまって、大魔王ミルドラースがやってきたんですが、問題なのはここからじゃ(突然、創作物にありがちな老人口調で)。


なんとなく徳川光成を貼っておきますね(「バキ」より)。



リュカの目の前に現れた大魔王ミルドラースはコンピュータ・ウイルスでしてね。実は今まで観客が見せられていたのは最新のVRゲームであり、スーパーファミコン時代に「天空の花嫁」にハマった主人公(今はすっかり大人)がプレイしていたんですが(プレイ中は普段の記憶がなくなって、ゲーム内に没頭できる仕様)、このウイルスを作った人はゲームが大嫌いらしく、ミルドラースったら「大人になれ (`∀´)」とか興醒めな台詞を吐いてくるというね。だがしかし、実はスラりんはアンチウイルスであり、ロトの剣に化けてくれたので、それを使って倒すと、世界に平和が戻りまして。「ゲームで得た経験や思い出だって本物なのさ (´∀`=) ウフフ」ってな調子で主人公も納得して、映画は終了。エンドクレジットが流れきると「Continue your adventure」なんてテロップが出て終わってた気がします、たぶん。


なんとなく徳永英明さん「夢を信じて」を貼っておきますね↓




ううむ、僕的には“決して嫌いではない作品”なんですが(汗)、単純に映画としての出来が良くなかった印象。まず、「ドラクエ」の映像化として微妙だったなぁと。そりゃあ「天空の花嫁」は長い話なんだろうから、内容を改変したり、ダイジェストっぽくなったりするのは仕方ないんでしょうけど、それにしてもいろいろと省略&足早すぎて、感情移入がしづらい作りだったというか。僕はまだゲームをやっていたからついていける部分が多めでしたが、例えばキラーパンサーのゲレゲレが仲間になるくだりはあまりに忙しなくて笑ったし、ビアンカは映画序盤のゲーム画面に少し出てきただけだから「記号的な幼馴染み」感が強いし、「一度は結婚を申し込んだ女性を振った直後に同じ町で別の女にプロポーズかよ!Σ(゚д゚;)」と思ったし(ゲームもそういうところはあるけど、まだゲームだから飲み込めるワケだし、ゲーム以上に無神経な主人公だと思う)、ずっと主人公たちに仕えているサンチョなんて「で、結局、コイツは誰?(゚Д゚)」って感じだったし…。ゲームをやっていない観客でも「まぁ、こういう話なんだろうな」と理解はできる作りだと思いますが、僕は「あらすじ」を見せられている気分だった…って、伝わりますかね。

そして、メタ的な展開も微妙でした。いや、メッセージ自体は好きというか、本作で山崎貴監督&堀井雄二さんが言いたかったのは「ゲームをやっていた時間だって大切なんだから、『大人になれ』なんて言葉は気にすんな」ってことなワケで、「レディ・プレイヤー1」の「オレはゲームのおかげで恋人ができたし世界有数の富豪にもなれたけど、ゲームばかりやりすぎるのは良くないよな ( ´_ゝ`)」なんてオチよりも全然マシというか、ゲームをやる人に対する「愛がある」とは思うんですよ。それに「VRゲームだった!」というオチになることで、それまでの描写の変なところ(話が妙に駆け足だったりとか、フローラが「冒険」を「クエスト」と言ったりとか)も「昔のゲームのVR化だったら、そうなるかもな」と思えなくもないし、その発想自体は悪くないんじゃないかと。

ただ、そうなると逆に「VRゲーム」としての設定の作り込みの甘さにイラッとしてくる。もうね、「プレイが数時間かかるの?(料金はいくらよ?)」といったところはスルーするとしても、そもそも「ゲーム中は現実の記憶がなくなる」のって、相当ヤバいですよね。例えば「6歳の子どもが目の前で最愛の父親を殺されて奴隷にされる」なんてハードすぎる状況を現実だと思い込まされたら、その時点で精神を病んでゲーム終了になる人が続出すると思うんですが…。要は本作って「今回のオチを思いついたからそうしてみただけ」に見えるんですよ。例えば、「実は子どもが遊んでいた!Σ(゚д゚;)」というメタ展開で有名な「LEGO(R) ムービー」「レゴ世界の出来事によって現実の主人公たちも成長する」ところが素晴らしかったワケですが、本作の場合は単に「店員さん、今回のプレイはゲームキャラに変な説教されて面白くなかったよ (・ε・) ブー」とプレイヤーが店に文句を言って終了な話でしかないじゃないですか(もちろん「そういうVRゲームだった」という可能性もありますが、それも別に面白いとは思えない)。パンフのインタビューによると、脚本には堀井雄二さんも絡んでいたようですけど、本作のメタ展開はあまりに安易すぎてガッカリ。特にあの「スライムがロトの剣になる」という取って付けた展開には思わず失笑しちゃった次第。


パパスが殺されるシーン、ゲームでもムカつくのに、現実だと思い込んでたら憤死しますよね。



こういった映画を作る際、「元ネタに愛がある」云々はどうでも良いとしても「世界観を学んで細部に気を配る(もしくはわかった上で無視する)」ということは、とても大事だと思うんですね。例えば、本作の主人公の名前を「リュカ」にしたせいで、「昔、『天空の花嫁』の小説を書いた人に訴えられている」という状況があって。別に法的にはまったく問題ないだろうけど、どう考えたってその小説から拝借しているんだから、あのメタ展開になった時とか主人公に「小説版の主人公の名前が好きなんで、『リュカ』にしてください (´∀`)」とか言わせれば、「おっ、そういう小ネタだったのか!」と観客は感心するワケじゃないですか(まぁ、そうした場合、逆に「あの主人公は小説を読む前にゲームをプレイしているハズだから、その名前に愛着があるのはおかしい!」という指摘もできますが、それはそれとして)。例えば、妖精のところに行く試練をスライムを使った力業で乗り越える描写とか「ドラクエ」っぽくなかったし…(あくまでゲームなんだから理屈でクリアできるようにしないと)。僕は決して「ドラクエ」強者ではありませんが、なんか全体的にそういう部分が足らない印象。脚本を書く際、もっと“プレイヤー目線の人”の意見を聞くとかすれば良かったんじゃないかしらん。


なんとなくDS版「天空の花嫁」のCMを貼っておきますね↓




って、散々文句ばかり書いちゃいましたが、本作のおかげで結婚相手が決められたので、感謝はしているのです。終盤のメタ展開の中、主人公が「いつもビアンカにしちゃうんだよなぁ」なんて言っていて、「やはり『人としてビアンカ』なのか (`Δ´;)」とは思ったんですが、とは言え、映画にまで「普通はビアンカ」みたいな流れを見せられることにイラッとする。いや、僕はDS版で船にフローラが乗りこんで来た時は「あっ、可愛いな」と幼心に思ったし(ゲーム内の話ですがー)、そんな彼女とサラボナの街で再会できた時、僕に気があるってムードだったから素直にうれしかったんだよ(ゲーム内の話ですがー)。…僕はフローラが好きだ。僕はフローラが好きだ!Σ(°д° ) クワッ そんな風にやっと自分の本当の気持ちに気付いた僕は、劇場をダッシュで飛び出して、RADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」を脳内BGMにしながら山手線の線路上をマラソンしてから帰宅すると、フローラと結婚したのでした(途中、乱暴なウソ)。


この瞬間、僕はフローラに恋をしていたのです。


ということで、結婚いたしました…って、このくだり、どうでも良いですかね (´∀`;) スミマセン



いや、正直、「日本でもこのレベルのCGアニメが作れるんだな」と、CGの技術には感心したし、アクション演出にも良いところはたくさんあったし。僕的に本作は「作品の改変振り&監督からのメッセージにイラッとする人が多いものの、評価する人もそこそこいる」という点で、実写版「デビルマン」というよりは実写版「キャシャーン」を連想したというか。なんて言うんですかね、上映時間をあと30分ぐらい足す&メタ展開ナシで「天空の花嫁」をキッチリ映像化するか、メタ展開にするにしても「スパイダーバース」みたいに各作品の勇者とプレイヤーが共闘するような内容にするとか、なんにせよ、どちらかに振り切っていたら普通に面白い映画になった気がするので、スゲーもったいないなぁと。ハシゴ鑑賞した「アルキメデスの大戦」が非常に良い作品だっただけに、山崎貴監督は間違いなく才能がある方なので、脚本を別の人に任せたらもっと良くなるような気がします。おしまい。




映画の元ネタになったゲーム。まだ途中までしかやってないけど、面白いヨ (°∀°)b イマサラ!



本作のノベライズ。これを出すから、過去の小説版は無視したのかなぁ。



問題が本作と同じところにあるような気がする山崎貴監督作。僕の感想はこんな感じ



なんとなく連想したスティーブン・スピルバーグ監督作。僕の感想はこんな感じ



なんとなく連想した作品。僕の感想はこんな感じ








山〈モンテ〉(ネタバレ)

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山〈モンテ〉



原題:Monte
2016/イタリア、アメリカ、フランス 上映時間107分
監督・脚本・編集:アミール・ナデリ
製作:カルロ・ヒンターマン、ジェラルド・パニチ、リノ・シアレッタ、エリック・ニアリ
撮影:ロベルト・チマッティ
美術:ダニエレ・フラベッティ
衣装:モニカ・トラッポリーニ
出演:アンドレア・サルトレッティ、クラウディア・ポテンツァ、ザッカーリア・ザンゲッリーニ、セバスティアン・エイサス、アンナ・ボナイウート
パンフレット:★★★☆(600円/コンパクトな作りで、監督インタビューが映画の補完に良し。ネタバレ全開のあらすじ紹介&解説コラムも好き)
(あらすじ)
中世後期のイタリア。南アルプス山麓にある小さな村の外れで暮らすアゴスティーノと妻ニーナ、息子ジョバンニ。壁のようにそびえる山に日光を遮られて作物が思うように育たないため村人のほとんどが去って行ったが、アゴスティーノたちは先祖の墓や亡き娘の墓があるこの地を離れられずにいた。アゴスティーノは飢えた家族のためあらゆる手を尽くすが、周辺の村の人々からは異端者として差別され、ついにはそこで暮らすことさえ禁止されて家族は離れ離れになってしまう。神や自然、そして人間からも見棄てられたアゴスティーノは、たったひとりで忌まわしき山と対峙することになり……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※今回の記事には、サラリと下ネタが書かれているので、そういうのが苦手な人は気をつけて!

「今年の2月9日に公開→3月に観た映画」ということで、超今さら感がありますが(汗)、本日8月11日は「山の日」なので、本作の感想をアッサリ気味に垂れ流しておきますよ。僕は「イランの名匠アミール・ナデリの監督作は絶対観る!(`・ω・´) キリッ」なんて主義ではなくて(不要な書き出し)。正直、あまり興味はなかったものの、ああん、前売り特典に惹かれて、なんとなく前売り券を買っちゃいましてね…。とは言え、2017年に観た山映画「MERU メルー 」がそこそこ面白かったので、それなりに楽しみなムードで、3月20日、渋谷で「パペット大騒査線 追憶の紫影」を観てから、アップリンク吉祥寺で鑑賞いたしました。「なにこの話!Σ(゚д゚;)」と思ったり。


前売り特典は「“mont-bell"カラビナ」でしたよ。


スクリーン2、観客は5人ぐらいだったような。


パンフ、間違えて2冊買っちゃったというね… ('A`) イヤーン



「娘さん、よく聞~けヨ、山男にゃ惚~れ~るなヨ~♪」で始まる「山男の歌」の7番には「山男の心はヨ、山で鍛えたメスイキ男意気だヨ」なんて歌詞がありますが、そんな感じの映画(伝わりにくい文章)。あらすじを超省略して書いておくと、舞台は中世後期のイタリアの南アルプスでしてね。主人公アゴスティーノとその妻子が住む山麓の小さな村は岩山に遮られて年中日陰という最悪な日照条件にもかかわらず、「先祖伝来の土地だから (´・ω・`) シカタナシ」と住み続けていたんですけれども。映画冒頭に娘が死亡&狼に墓を荒らされたり、近所の人たちが別の土地に引っ越しちゃったり、作物が育たないので貧困にあえいで妻の髪飾りを売ろうとしたら泥棒に間違えられて一家離散しちゃったりと、あんまりすぎる理不尽なシチュエーションの数々にアゴスティーノの怒りが爆発!ヽ(`Д´)ノ ウォォォッ! 神を信じるのをやめて岩山をハンマーで叩き始めたら、妻が戻ってくるわ、息子も成長して帰ってくるわと良いこと尽くめであり、最終的には岩山をハンマーで見事に破壊して、家に日光が降り注いだのでしたーー (´∀`(´∀`(´∀`し ヤッタネ


まぁ、まったくこんな感じではありませんが、なんとなく「山男の歌」を貼っておきますね↓




褒めたいところを書いておくと、本作はもちろんフィクションなんですけど、ビジュアルの現実感が半端ではなくて。イタリアの山麓に6ヵ月かけて作り上げたという村はとにかくリアルだし、「撮影中は携帯電話&家族との会話&遊びに行くことを禁止された」という役者さんたちの演技もスゴいし、劇中に出てくる人や物の汚れ具合も徹底しているし、「この映画、中世でロケしたんだって (゚⊿゚) シッテタ?」と言われても、スムースに納得しちゃいそうになるほどでしたよ。で、映画終盤、主人公が狂ったようにハンマーを岩山に打ちつけ始めて、さらには息子まで参加してガツンガツン叩くから、一体どうなるのかと思っていたら、岩山が一気に崩れた時はスゲー驚いたし、あの陽の光が差したラストはとても美しかったです(そこまで、わざと色調を抑えていた感じ)。つーか、あの「神に祈っても何にもならないから、自分の力で切り開くぜ!ヽ(`Д´)ノ」的な精神性は大好きでしたね。


岩山にハンマーを打ちつけ始めた時は、この寂海王のような気分になりましたよ(「バキ」より)。



ただ、クライマックスの「ハンマー殴打からの岩山破壊」は、唐突かつ乱暴な展開でもあって、笑いつつも「なにこの話!Σ(゚д゚;)」感が拭えなかったし(展開の強引さは同監督の「CUT」のクライマックスを連想した)、何よりも「リアルに描いた“地味にツラい展開”(しかも結構長い)」を終盤まで見せられるのがなかなかハード(a.k.a.退屈)だったので、60点という着地。何はともあれ、名匠と名高いアミール・ナデリ監督作なのでね、気になる人は機会があったら観てみてくださいな。僕はそれほど好きな作品ではないけど、あの美しいラストは一見の価値アリだと思います。




唯一観ているアミール・ナデリ監督作。僕の感想はこんな感じ



2017年に観て面白かった山ドキュメンタリー。僕の感想はこんな感じ










先週の備忘録(2019/8/6~8/12)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、大事な打ち合わせ→仕事→練馬の「か和もっち」
水曜日、仕事→映画鑑賞
木曜日、娘が旅行へ→仕事
金曜日、仕事→練馬の「か和もっち」
土曜日、奥さんとデート→娘が帰ってきました
日曜日、映画鑑賞→実家に帰って母と飲む
月曜日、映画鑑賞→仕事
※先週観た映画は3本でした。
※先週の「アトロク」「ほんとにあった!呪いのビデオ」「オススメ劇場未公開映画」が良かったです。
※そして「F&P」でRECさんに名前を出してもらえたのはうれしかった… (ノω・、) ウレシイ



先週は火曜日にスゲー大事な打ち合わせがあって。ありがたいことに大きな案件が決まったので、10〜12月は仕事が地獄のような忙しさになることが決定しました。だから、今のうちにいろいろと準備をしなくてはならないんだけど、溜まっているブログの記事はどうすれば良いのかと。先週は「いちごの唄」が満席で観られなかったのもあって、新作映画は3本しか観ていないんですが、しかし。感想を2本しかアップできなかったので、結局、「アップしていない映画の感想」が61本になっちゃったというね… (´・ω・`) ウーン とは言え、このブログを始めてもうすぐ10年になりますけど、いまだに感想を書くこと自体は楽しいのでね、まぁ、頑張りますよ。今週は「移動都市 モータル・エンジン」「ビール・ストリートの恋人たち」「グリーンブック」「アルキメデスの大戦」あたりを連続更新するつもりですが、予定は未定で(最近、お気に入りのオチ)。


<アップしていない映画の感想一覧>
チワワちゃん
ビール・ストリートの恋人たち
トラさん 僕が猫になったワケ
移動都市 モータル・エンジン
パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。
天国でまた会おう
グリーンブック
ねことじいちゃん
半世界
洗骨
夢の音
天然★生活
翔んで埼玉
バンブルビー
家族のレシピ
ウトヤ島、7月22日
レゴ® ムービー2
麻雀放浪記2020
多十郎殉愛記
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
オーヴァーロード
アメリカン・アニマルズ
武蔵 むさし
レプリカズ
えいがのおそ松さん
魂のゆくえ
ザ・バニシンング 消失
映画 としまえん
町田くんの世界
プロメア
ビューティフル・ボーイ
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
神と共に 第一章 罪と罰
神と共に 第二章:因と縁
小さな恋のうた
一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い
帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団(短編)
貞子
メン・イン・ブラック インターナショナル
WE ARE LITTLE ZOMBIES ウィーアーリトルゾンビーズ
スノー・ロワイヤル
きみと、波にのれたら
ハッピー・デス・デイ
今日も嫌がらせ弁当
パピヨン
ハウス・ジャック・ビルト
ハッピー・デス・デイ 2U
ゴールデン・リバー
主戦場
愛がなんだ
僕たちは希望という名の列車に乗った
無双の鉄拳
ワイルド・スピード スーパーコンボ
アルキメデスの大戦
アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲
北の果ての小さな村で
あなたの名前を呼べたなら


あと、最近実感しているのが、お酒が弱くなったなぁと。先週は、火曜日と金曜日に練馬の「か和もっち」で飲んだんですが、せっかくナカさんや白玉あずきさん、えすたかさんといった映画仲間の人たちと会えたのに、22時ぐらいになると電源が落ちるような感じで一気にダメになってしまうようになってね…。まぁ、間違いなく睡眠不足のせいなんですけど(汗)、とは言え、現在、睡眠時間を削らないとパンクしてしまう生活スケジュールになっているので、仕方なし。つーか、2ヵ月入院していたオーナーのかわもっちさんが退院→金曜日に復帰されまして。かわもっちさんが退院するまで最低週1回は店に通う」という「Save The か和もっち」キャンペーンも無事終了ということで、当分、お酒を飲むのは控えようと思ったり、思わなかったり (・ε・) ドッチナノヨ


火曜日のgif。この日は初めて会うブログ読者がいたのに、眠くて名前を聞き忘れた… (`Δ´;) ウーム


金曜日のgif。満席で大盛況でしたよ。



それと、妻子のことを書いておくと、娘のマナ子(仮名/8歳)が木曜から土曜まで「子どもだけのキャンプ旅行」(有料)に参加しまして。となると、即座に「奥さんとのセックスレス解消のチャンス到来!Σ(°д° ) クワッ」と脳内でバービーボーイズが流れるワケですが(微笑)、正直なところ、もうとっくに諦めている自分がいて。土曜日、娘を迎えに行く前に、吉祥寺や新宿で一緒に食事をしたり、買い物をしたりと、久しぶりのデート気分が味わえただけで満足した…ということにしておきましょう。で、3日振りに会った娘は「数日間、母親に頼らずに行動できた自分」が誇らしいようで、またちょっと成長したのかな…なんてホッコリした次第。


土曜日、カレーが美味かったのでツイートしたら、黒沢薫さんからリプがきて冷や汗が流れました… (`Δ´;) ヌゥ



この歌、とても好きです。




日曜日は、「牙を突きたてるため」の資料を探しに、横浜の実家に帰りまして(途中、シネマ・ジャック&ベティに寄って、「北の果ての小さな村で」を観た)。うだるような暑さの中、汗だくになりながら徒歩25分の道程を歩いて、「海よりもまだ深く」で樹木希林さんが住んでいたような実家に到着してみれば、母親が飲む気マンマンでビールやらツマミやらを用意していたというね。ハッキリ言って、15年前の僕だったら「飲みに来たんじゃねーよ!( ゚д゚) コロスゾ」と塩対応したと思うんですけど(汗)、最近はなるべく親孝行を心がけているのでね、母親の“何度も繰り返される過去の話”を聞きながらビールの500ml缶を6本ほど空けた…ってな調子。で、彼女が昼寝をしている間に自宅の押し入れを掘ってみれば、残念ながら目当ての資料は散逸していたものの、「マッスル&フィットネス」の日本版第1号(たぶん)や、書いた記憶のない文書、25年前に撮った“元カノとの2ショット写真”など(即処分)、いろいろ見つかったのでした…。その後は、起きた母親とまたビールの500ml缶を6本ほど空けながら“何度も繰り返される過去の話”を聞いて、0時半ごろに就寝。翌月曜日、シネマ・ジャック&ベティに寄って、「あなたの名前を呼べたなら」を観てから帰宅いたしました。


母親のカレーが妙に本格的になっていたのでツイートしたら、黒沢薫さんからリプが! この人、素人のカレーまでチェックしてるの!? (°д°;) ヒィッ



その他、現在プレイ中の「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」についても触れておきますね。いろいろ悩んだ挙げ句、フローラと結婚したワケですが、カジノ船で挙式という義父ルドマンのセンスはあまり好きじゃないし、そもそも「どんな挙式にするか」は僕とフローラに決めさせてほしかった…というのはゲームだから目をつむるとして(不要な文章)。まぁ、例によって普通に楽しんでいるんですが、進めれば進めるほど、先日観た映画「どの部分を省略して、どこをアレンジしたのか」がわかるようになる面白さもあるなぁと(双子が生まれたのはビックリした)。なんか、勝手に石化されたりする展開は好きじゃないし、自分の娘と同い年の子どもたちを戦闘に参加させる気にはなれないものの、とりあえず今は「8年経過した世界」をチェックするべく、子どもたちと一緒にいろいろな街を訪れております。


この展開、スゲー頭にきましたよ。



最後に今週の予定を書いておくと、「お盆休み」なんてないのでね(苦笑)、頑張って働きながら、時間を作って映画を観て、ブログを書いて…というお馴染みのスケジュールですよ。木曜から土曜日まで、妻子がママ友の家に泊まりに行くので、その間、1日ぐらいは「か和もっち」で飲もうかなぁ…という「舌の根も乾かぬうちに… (`Δ´;) ヌゥ」的な文章。つーか、とにかくブログを更新したいなぁ。


最後に今月の推薦曲、平井堅さん「いてもたっても」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。







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